元ネタ†
英雄の遺産†
- 打ち砕くもの
- [Crusher]北欧神話に登場する神トールのハンマー「ミョルニル」のこと。古ノルド語で「打ち砕くもの」という意味である。過去作では斧ではなく「トールハンマー」「ミョルニル」といった雷魔法として登場している。
- アイギスの盾
- [Aegis Shield]ギリシア神話に登場する盾。「イージス」ともいう。ヘパイストスが製造し、ゼウスがアテナに授けたとされる。現代においても「イージス艦」「イージスシステム」にその名が使用されている。
- ルーン
- [Lúin]ケルト神話に登場する槍。
- アラドヴァル
- [Areadbhar]ケルト神話に登場する槍。
- テュルソスの杖
- [Thyrsus]
ギリシア神話に登場する杖で、ディオーニュソスとその信者たちが持っていた。宗教的儀礼や祭儀における神聖な道具である。
- フライクーゲル
- [Freikugel]ドイツの伝承に登場する弾丸で、発射すれば必ず標的に当たるといわれている「魔法の弾丸」。これを題材にした「魔弾の射手」(Der Freischotz)という歌劇が有名。
- ドローミの鎖環
- [Fetters of Dromi]北欧神話に登場する鎖で、魔狼フェンリルを捕縛するのに使用されるもたやすく引きちぎられてしまった。
- 破裂の槍
- [Lance of Ruin]ケルト神話に登場する槍ゲイボルグの別名「破裂する槍」。『聖戦の系譜』に登場する神器「地槍ゲイボルグ」との名前被りを避けるためにこの名称になったと思われる。
- ブルトガング
- [Blutgang]中世ドイツのディートリヒ伝説に登場する英雄ハイメの剣。
- 雷霆
- [Thunderbrand]西洋神話の全知全能の神ゼウスの武器ケラウノスのこと。
- フェイルノート
- [Failnaught]アーサー王物語の人物であるトリスタンが持つ弓。狙った場所に必ず当たるとされている。
- ヴァジュラ
- [Vajra-Mushti]インド神話の神インドラの武器。
- ラファイルの宝珠
- [Rafail Gem]ラファイルは、大天使ラファエルの表記ゆれ。
- 天帝の剣
- [Sword of the Creator]天帝は儒教や道教における最高神。そこから派生して、キリスト教やユダヤ教の唯一神も中国語では天帝と訳される場合がある。
英語の the Creator(Cが大文字)は神(創造主)を意味する。
神聖武器†
- モラルタの剣・ベガルタの剣
- [Sword of Moralta/Sword of Begalta]ケルト神話の人物ディルムッド・オディナが使用したとされる2つの剣。
- カドゥケウスの杖
- [Cadeceus Staff]
ギリシア神話の神ヘルメースの持つ杖。別名ケリュケイオン。2匹の蛇が巻き付いた翼のついた杖で、アスクレピオスの杖としばしば混同される。こちらは商業や交通のシンボルで、商業高校の校章などによくついている。また「の杖」をつけずカドゥケウスだけで杖の方を指す。
- ウコンバサラの斧
- [Axe of Ukonvasara]
フィンランド神話の雷神ウッコの持つハンマー。ミョルニルと類似している。
- 尽きざるもの
- [Inexhaustble]
ケルト神話の神ダグザが持つ「魔法の大釜」のこと。
- タスラムの弓
- [Tathlum Bow]
ケルト神話の太陽神ルーが投石機で放った石弾。
- アッサルの槍
- [Spear of Assal]
ケルト神話の太陽神ルーの持つ槍。
- オハンの盾
- [Ochain Shield]
ケルト神話に登場する盾。
アガルタ武器・その他†
- アイムール
- [Aymr]
(現在のシリア周辺にあたる)ウガリット神話に登場する神バールが用いた棍棒。名前は「撃退」を意味する。
もう一対の棍棒ヤグルシュ(「追放」を意味する)と携えて龍の姿の海神ヤムに立ち向かい、その頭を潰したとされる。
紅花の章の最後のムービーは「2つの武器」で「龍」の「頭を潰す」という、バールをイメージしたような展開。
- アサメイの剣
- [Athame]
儀式用に使われていた刃。
- サリエルの大鎌
- [Scythe of Sariel]
サリエルとは7大天使の一人である死を司る大天使であり、「ザラキエル」などともいう。サリエルが死を司るため、絵画などでは鎌を持っていることが多い。まさに「死神の鎌(デスサイズ)」といえよう(実際必殺補正が高く設定されている)。
- アスクレピオス
- [Asclepius]
ギリシア神話に登場する名医。死者すら蘇らせる手腕で秩序を乱したというハデスの訴えを受けたゼウスに雷霆で殺されたが、その功績から死後へびつかい座となり神の一員となった。1匹の蛇が巻き付いたアスクレピオスの杖は今日でも医療のシンボルとして用いられる。これを装備しているコルネリアも元医師であった事が劇中で語られている。カドゥケウスとは逆に「の杖」をつけないと杖の持ち主の方を指してしまう。
- キルケの杖
- [Circe Staff]
ギリシア神話に登場する魔女。変身の魔法を使うことで知られる。
- 巨刃ジャマダハル
- 北インドで使われていた短剣の一種。刺突に特化した形状をしている。カタールという名でも知られ、英語版では[Giant Katar]表記。
- メリクル
- ローマ神話に登場する神メルクリウスより。商人や旅人の守護神であり英語では「マーキュリー」。ギリシア神話においては神々の伝令使ヘルメスと同一視される。FEシリーズでは『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』『新・暗黒竜と光の剣』に登場。
- グラディウス
- ローマ神話の軍神マルスの異名である「グラディウス(Gradivus=進軍する者)」より。または古代ローマ時代の兵士や剣闘士によって用いられた刀剣(ラテン語で綴りはGladius)(剣闘士を意味する「グラディエーター」の語源でもある)。FEシリーズでは『暗黒竜と光の剣』『外伝』『紋章の謎』に登場。
- オートクレール
- 11世紀の古フランス語武勲譚「ローランの歌」に登場する騎士オリヴィエが持つ剣の名前。「アーサー王伝説」に登場する円卓の騎士ランスロットが持つ剣「アロンダイト」と同一視されることもある。FEシリーズでは『新・暗黒竜と光の剣』『新・紋章の謎』『覚醒』にいずれも斧として登場。
- パルティア
- 古代イランの王朝「パルティア」より。王朝の名前からアルサケス朝、アルシャク朝、アルサケス朝パルティアという名前でも呼ばれる。FEシリーズでは『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』に登場。
- 倭刀
- 日本刀のこと。または中国や朝鮮で製作された日本刀を模した刀のこと。
- カドモスの盾
- [Kadmos Shield]ギリシア神話の登場人物。テーバイの創建者であり、青銅の発見者。
- ランポスの盾
- [Lampos Shield]ギリシア神話には複数のランポスが登場するため断定は不可能だが、騎馬特効を無効化することからエオスまたはヘクトルの馬が由来と考えるべきか。
- アウロラの盾
- [Aurora Shield]ギリシア神話に登場する曙の女神。オーロラ(極光)の由来となった。
- アグネアの矢
- [Agnea's Arrow]
インドの経典マハーバーラタに登場する武器。
- エクスカリバー
- [Excalibur]アーサー王伝説に登場する、アーサー王が持つとされる剣。魔法の力が宿るとされ、ブリテン島の正当な統治者(=イングランド王)の象徴とされることもある。
- バンシー
- [Banshee]
アイルランド及びスコットランドに伝わる女妖精。人の死を叫び声で予告すると言われている。
- ハデス
- [Hades]西洋神話の冥界の神。
- アプラクサス
- [Abraxas]グノーシス主義の文献に登場するアイオーンの一人。選ばれし者を天国へ連れて行くとされる。
主要人物†
- ベレト/ベレス
- [Byleth]レメゲトンの第一書『ゴエティア』における13番目の悪魔。男女関係を操るとされる。傭兵時代の主人公の異名が「灰色の悪魔」と呼ばれているのもこれが元ネタか?
因みに12番目の悪魔はシトリー。
- ソティス
- [Sothis]
エジプト神話の女神。シリウス星が神格化されたもの。
- ドミニク
- [Dominic]ヨーロッパ系の個人名、姓。ドミニックと表記することもある。グスマンの聖ドミニコに由来。意味はラテン語で「我らの主のものla:Dominicus」、愛称はドム(Dom)など。
- フラルダリウス
- [Fraldarius]
- ダフネル
- [Daphnel]
- ブレーダッド
- [Blaiddyd]「ブリタニア列王伝」に登場する伝説のブリテン王の一人。ウェールズ語で「狼の王」の意であると推測される。死霊術に傾倒したとされる。息子はリア王の元ネタとなったレイア。
- グロスタール
- [Gloucester]シェイクスピア四大悲劇のひとつ「リア王」に登場する貴族、グロスター伯爵が由来。伯爵の地位も劇に倣ったもの。
- ゴネリル
- [Goneril]「リア王」に登場するブリテン王リアの長女。
- ゴーティエ
- [Gautier]ゴーティエはフランス語圏の姓。ドイツ語圏のヴァルター(Walter)に相当し、英語圏ではウォルター(Walter)(短縮形としてウォルト(Walt))と表記される。
- カロン
- [Charon]
ギリシア神話に登場する冥界の渡し守。
- リーガン
- [Regan]「リア王」に登場するリア王の次女。
- ラミーヌ
- [Lamine]
四聖人†
- マクイル
- [Macuil]ケルト神話における神。彼とその兄弟が神代最後の王とされている。
- セスリーン
- [Cethleann]ケルト神話に登場するフォモール族。バロールの妻でありルーの祖母にあたる。「ケフレンダ」とも呼ばれる。
- キッホル
- [Cichol]ケルト神話に登場するフォモール族最初の指導者。
- インデッハ
- [Indech]ケルト神話に登場するフォモール族の王。
四使徒†
- ノア
- [Noa]旧約聖書に登場するゼロフェハドの5人の娘の一人。
- オーバン
- [Aubin]「白・明るい」を意味するラテン語albusから派生した姓アルビヌスを源流を持つフランス語の男性名・姓。アルバンも同根。
- ティモテ
- [Timotheos]「神を敬う者」の意味をもつギリシャ由来の男性名。
- シュヴァリエ
- [Chevalier]フランス語で騎士の意。
その他の英雄†
- セイロス
- [Seiros]ギリシャ語におけるシリウスの別名が[Seirios]である。
- ネメシス
- [Nemesis]周期的な大量絶滅を説明するために存在を提唱されている、仮説上の恒星。その名前の由来となったと思われるのはギリシア神話の女神。人間が犯した過ちに対する神の憤りや神罰の神格化であり、「義憤」を意味する。
- モーリス
- [Maurice]
帝国貴族†
- フレスベルグ
- [Hresvelg]北欧神話の鷲の姿をした巨人。
- ベストラ
- [Bestla]北欧神話の霜の巨人。
- エーギル
- [Aegir]
北欧神話に登場する神。
- ヴァーリ
- [Vali]北欧神話の司法神のひとり。
- ベルグリーズ
- [Bergliez]
- ヘヴリング
- [Hefring]北欧神話に登場する「波の乙女」と呼ばれる女巨人の一人。
- エッサー
- [Essar]
- マルトリッツ
- [Martritz]
- バルテルス
- [Bartels]
- フリュム
- [Hrym]北欧神話の巨人。
- ヌーヴェル
- [Nuvelle]
- ゲルズ
- [Gerth]北欧神話に登場する巨人の女性。
- オックス
- [Ochs]
- アランデル
- [Arundel]イングランド南部のウェスト・サセックス州にある街。
王国貴族†
- ガラテア
- [Galatea]作中のイングリットに最も近いのは、海神ネーレウスの娘であるニンフか。オウィディウスの『変身物語』において、ガラテアは恋人アーキスを、彼女に恋していた巨人ポリュペーモスに殺害されている。
- クレイマン
- [Kleiman]
- ローベ
- [Rowe]
- ガスパール
- [Gaspard]
同盟貴族†
- コーデリア
- [Cordelia]舞台劇「リア王」に登場する女性。ブリテン王リアの末娘。
- エドマンド
- [Edmund]舞台劇「リア王」に登場するグロスター伯爵の私生児。グロスター伯爵の地位を乗っ取ろうとした。
- アダルブレヒト
- [Adalbrecht]ドイツ語圏の男性名。アルブレヒト、アダルベルトなどに派生し、英語圏の「アルバート」の由来になった。
本編の登場人物†
- 帝国貴族を中心に、家名の前に「フォン(von)」がついている。これはドイツ語圏における貴族の家名の前につく前置詞。
- 王国貴族を中心にミドルネームを持つ。
- 初代皇帝の名前が「ヴィルヘルム=パウル=フレスベルグ」、初代国王の名前が「ルーグ=フォン=ブレーダッド」であることから、帝国で「フォン(von)」を使うようになったのは王国独立以前、王国で再びミドルネームを持つようになったのは独立以後という変遷があると推測される。
黒鷲の学級/帝国†
- エーデルガルト
- [Edelgard von Hresvelg]
- ヒューベルト
- [Hubert von Vestra]
- フェルディナント
- [Ferdinand von Aegir]
- リンハルト
- [Linhardt von Hevring]
- カスパル
- [Caspar von Bergliez]
- ベルナデッタ
- [Bernadetta von Varley]
- ドロテア
- [Dorothea Arnault]
- ペトラ
- [Petra Macneary]ペトラはヨルダン西部の地名。ナバテア人の遺跡がある。名字のマクネアリーはアイルランド・スコットランド系の名字につく「マク」が含まれている。
- イエリッツァ
- [Jeritza von Hrym]本名のエミール=フォン=バルテルス(Emile von Bartels)はオーストリア・ハンガリー帝国の領事にしてドイツの自動車メーカー「ダイムラー」のディーラーであったドイツの企業家エミール・イェリネックが由来。
- モニカ
- [Monica von Ochs]
- フォルクハルト
- [Volkhard von Arundel]
- ランドルフ
- [Randolph von Bergliez]
- フレーチェ
- [Fleche von Bergliez]
- イオニアス9世
- [Ionius IX]
- メトジェイ
- [Metodey]弟のキュリロス(ツィリル)と共にスラブ地方でキリスト教の布教に従事した東ローマ帝国の聖職者メトディオスから。スラブ圏で兄弟は篤く崇敬され、チェコには兄弟の名を冠した教会があり、7月5日が聖名祝日とされている。
- ラディスラヴァ
- [Ladislava]
青獅子の学級/王国†
- ディミトリ
- [Dimitri Alexandre Blaiddyd]ディミトリはフランス語の男性名。アレクサンドルは古代ギリシャのアレクサンドロス大王に由来するヨーロッパの男性名で、本作の綴りはフランス語のもの。
- ドゥドゥー
- [Dedue Molinaro]
- フェリクス
- [Felix Hugo Fraldarius]
- アッシュ
- [Ashe Dulan]名字のデュランは英語圏で使用され、ファーストネームとしてもよく使われる。英語版ではAshe Ubertとなっている。
- シルヴァン
- [Sylvain Jose Gautier]
- メルセデス
- [Mercedes von Martritz]メルセデスはダイムラーの自動車ブランド「メルセデス・ベンツ」の由来ともなったエミール・イェリネックの娘メルセデス・イェリネックが由来。
実家が帝国貴族のため、王国系のキャラでは唯一フォンがついている。
愛称の「メーチェ」は現実でもメルセデスの愛称として使用されている。
- アネット
- [Annette Fantine Dominic]
- イングリット
- [Ingrid Brandl Galatea]
- ギュスタヴ
- [Gustav Eddie Dominic]ギュスタヴはフランス語の男性名で、ドイツ名はグスタフ。グスタフは『トラキア776』『ヒーローズ』で名前が使用されている。
- コルネリア
- [Cornelia]
- ロナート
- [Lonato Gildas Gaspard]
- マイクラン
- [Miklan]
- ロドリグ
- [Rodrigue Achille Fraldarius] ミドルネームのアシルはフランス語の男性名で、ギリシャ神話の登場人物アキレウスが由来。
- グェンダル
- [Gwendal]
- ランベール
- [Lambert]
金鹿の学級/同盟†
- クロード
- [Claude von Regan]
- ローレンツ
- [Lorenz Hermann Gloucester]
- ラファエル
- [Raphael Kirsten]
- イグナーツ
- [Ignatz Victor]
- リシテア
- [Lysithea von Cordelia]リシテアはギリシア神話の海神オーケアノスの娘の一人。
海外名では家名が[Ordelia]となっている。FE覚醒の登場人物、ティアモの海外名が[Cordelia]であるのと被るのを避けたか。
- マリアンヌ
- [Marianne von Edmund]マリアンヌはフランス共和国の自由を象徴する女性像、または共和国の擬人化イメージの名前。
自由の女神とも言われ、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」やニューヨークの自由の女神像の題材になっている。
- ヒルダ
- [Hilda Valentine Goneril]ヒルダは北欧神話のヴァルキュリヤの一人Hildまたは古ノルド語で戦いを意味するHildrを由来とする女性名。
- レオニー
- [Leonie Pinelli]レオニーはギリシャ語の「ライオン」を由来とする女性名。男性名はレオン。
- ジュディット
- [Judith]創世記にエサウの妻の一人として登場。または第二聖典のユディト記(book of Judith)。
- アケロン
- [Acheron]ギリシャ北西部を流れる川。ギリシャ神話において三途の川的な位置づけとなる大河ステュクスの支流で、渡し守カロンが死者の魂を冥界へ運んでいくと考えられていた。
灰狼の学級†
- 地下の住人であるからか、本人の性質と真逆の命名をされていると推測できる。
- あるいは、今置かれている苦境の中で、名前に意味される存在/性質を得るという暗喩かもしれない。
- ユーリス
- [Uris Leclerc]海外名はYuri Leclerc。Urisはギリシア語の「農夫」に由来するGeorge、Yuriはヘブライ語の「光」に由来するUriahからの変形。
- バルタザール
- [Balthasar von Adalbrecht]Balthasarはヘブライ語の「守る」に由来する。バルタザールはヨーロッパ系の男性名で、イエスの誕生時に訪れた東方の三博士の一人辺りが有名所。
海外名はBalthus von Albrechtで愛称はBaltie。Balthus自体もBalthasarを短縮した愛称で、フランスの画家バルテュス(Balthus)の本名がバルタザールであることが有名。
- コンスタンツェ
- [Constance von Nuvelle]Constanceはラテン語の「不変」に由来する。愛称のコニーは現実でもコンスタンツェの愛称である。
海外では愛称がCocoとなっている。
- ハピ
- [Hapi]Happy「幸せ」からの変形。
士官学校・セイロス聖教会†
- セテス
- [Seteth]
- フレン
- [Flayn]
- ハンネマン
- [Hanneman von Essar]
- マヌエラ
- [Manuela Casagranda]
- ギルベルト
- [Gilbert Pronislav]
- アロイス
- [Alois Rangeld]
- カトリーヌ
- [Catherine]フランスの女性名で、英語では「キャサリン」という。
本名のカサンドラは、ギリシャ神話のイリオス王女に由来する女性名。
- シャミア
- [Shamir Nevland]
- ツィリル
- [Cyril]ギリシャ系の男性名キュリロスのチェコ語表記。スラブ語圏で使われるキリル文字の元となるグラゴル文字を考案した東ローマ帝国の聖職者で、兄のメトディオス(メトジェイ)と共にスラブ地方でキリスト教を布教した。
- レア
- [Rhea]ギリシャ神話の女神。ガイアとウラヌスの娘で、クロノスの姉にして妻。子はヘスティア、デメテル、ヘラ、ハデス、ポセイドン、ゼウスと錚々たる面々で、オリンポスの神々の母とされている。
- ジェラルト
- [Jeralt Eisner]
- トマシュ
- [Tomas]
- アルファルド
- [Alphard]英語名はAelfric。
アラビア語で「孤独な者」を意味する。アルファルドとはうみへび座の恒星であり、周囲が暗い星ばかりであることからその名前がついたとされる。ちなみにアルファルド自体は恒星全体の中で見れば暗いほう。
- シトリー
- [Sitri Eisner]レメゲトンの第一書『ゴエティア』における12番目の悪魔。
アガルタ†
- ギリシャ七賢人から名前がとられているキャラクターがアガルタの幹部と推測される。
- クロニエ
- [Kronya]
- ソロン
- [Solon]アテナイの立法者で、紀元前六~七世紀の古代ギリシアで優れた人物とされたギリシャ七賢人の一人。
- タレス
- [Thales]ミレトスの哲学者で、ギリシャ七賢人の一人。
- ミュソン
- [Myson]ケナイの農夫で、ギリシャ七賢人の一人。ミュソンを賢人に含んだのはプラトンのみで、他の説では代わりにぺリアンドロスが挙げられている。
- キロン
- [Chilon]スパルタの民選長官で、ギリシャ七賢人の一人。
- ビアス
- [Bias]プリエネの僭主で、ギリシャ七賢人の一人。
- ピッタコス
- [Pittacus]ミュティレネの僭主で、ギリシャ七賢人の一人。
- オデッセ
- [Odesse]
その他†
- コスタス
- [Kostas]
- ナデル
- [Nader]
- バジャルド
- [Pallardò]
- アドラステア
- [Adrastea]ギリシャ神話の女神。
- ファーガス
- [Faerghus]ケルト神話の神。(ただし本来の綴りは[Fergus]又は[Ferghus])
- レスター
- [Leicester]イングランド中央部の都市。シェイクスピアの「リア王」の元ネタとなった伝説上のブリテン王レイアが建設し、埋葬された地とされる。
- パルミラ
- [Almyra]かつてシリアに存在した都市国家。(ただし本来の綴りは[Palmyra])
- アルビネ
- [Albinea]
- モルフィス
- [Morfis]
- ダグザ
- [Dagda]ケルト神話の神であり、ダーナ神族の最高神。
- ブリギット
- [Brigid]ケルト神話の女神。
- スレン
- [Sreng]ケルト神話に登場するフィル・ボルグ最強の戦士。
- ダスカー
- [Duscur]
- クパーラ
- [Kupala]スラヴ神話の神格の一つ。
- 帝都アンヴァル
- [Enbarr]ケルト神話の神ルーがマナナン・マクリルから借りていたとされる魔法の馬。
- グロンダーズ平原
- [Gronder]
- メリセウス要塞
- [Merceus]
- ルミール村
- [Remire]
- ブリナック台地
- [Brionic]ケルトの神ルーの持つ、穂先から光を放つ槍…なのだが、ケルト神話ではこの槍に名前はない。ブリューナクという名前は日本における創作である。
- オグマ山脈
- [Oghma]ケルト神話の戦いの神。
- アミッド大河
- [Airmid]ケルト神話の医療の女神。
- 王都フェルディア
- [Firdiad]ケルト神話に登場する戦士。コノート王のひとりダワーンの息子で、クーフーリンとは里子兄弟であった。
- タルティーン平原
- [Tailtean]
- トータテス湖
- [Teutates]ケルト神話の神。
- ロディ海岸
- [Rhodos]
- 城塞都市アリアンロッド
- [Arianrhod]ケルト神話に登場する女性。美女として名高かったとされる。
- マグドレド街道
- [Magdred]
- コナン塔
- [Conand]ケルト神話に登場するフォモール族の暴君。アイルランド北部のトーリー島に彼が拠点としていた塔があったとされる。
- 水上都市デアドラ
- [Derdriu]ケルト神話に登場する悲劇の女性。「災いと悲しみを招く者」を意味する。別表記としてディアドラがあり、こちらは『聖戦の系譜』の女性キャラ名として使用されている。
- サウィン村
- [Sauin]
- ミルディン大橋
- [Myrddin]中世ウェールズの伝説に登場する、6世紀ごろのイギリスにいたとされる人物。後の時代のアーサー王伝説関係のフィクションに登場する魔術師マーリンのモチーフとされる。
- カレドニス台地
- [Caledonian]上記のミルディンの別名メルリヌス・カレドニスから。
- 煉獄の谷アリル
- [Ailell]ケルト神話に登場するコノートの王。
その他†
- シャンバラ
- [Shambhara]ヒンズー教の書物に伝わる伝説上の仏教王国。理想郷とされる場所のひとつ。シャングリラ(Shangri-La)ともいう。
- 赤き谷ザナド
- [Zanado]元のクビライに建設された夏の都・上都の別名ザナドゥ[Zanadu]。ヨーロッパでは理想郷のように記述された
木星の衛星・タイタンの地形の名前としても使用され、同様にタイタンにはシャングリラと呼ばれる地形が存在する。
組織・集団†
- アガルタ
- [Agartha]スリランカに伝わる伝説において、アジアのどこかにあるとされた地下都市。シャンバラと同一視される。
- ナバテア
- [Nabatea]現在のヨルダン西部にあるペトラ周辺で暮らしていた遊牧民族ナバテア人がペトラで築いた国。ペトラで使われたナバテア文字はアラビア文字の原型になった。
本作初登場の兵種のみ解説する。
これらのうち一部は、コーエーテクモゲームスのRPG「ジルオール」で同名のソウル(クラス)としても名前が登場していた。
- ブリガンド
- [Brigand]山賊や辻強盗等を指す英語。
- グラップラー
- [Grappler]投げ技、寝技、関節技など組み技(グラップリング)を得意とする総合格闘家を指す。(ゲーム中のように打撃技を得意とする格闘家はストライカーと呼ばれる。)
- ウォーロック
- [Warlock]ウィッチクラフトを行う男性を指す英語。意外かもしれないが、Witchは男女どちらでも使える単語である。
最上級†
- エピタフ
- [Epitaph]墓碑銘のこと。英語では[Mortal Savant](「死の賢者」くらいの意味か)と訳されている。
- ホーリーナイト
- [Holy Knight]「神聖な騎士」の意味。
- グレモリィ
- [Gremory]レメゲトンの第一書『ゴエティア』における56番目の悪魔。女性の姿で出現する珍しい悪魔。
特殊職(専用職など)†
- ニルヴァーナ
- [Nirvana]仏教などのインド発祥の宗教において、輪廻から解放された状態のこと。「涅槃」。英語では[The Enlightened One](悟りを開いたもの)となっている。
- カイゼリン
- [Kaiserin]ドイツ語で「女帝」。
- バルバロッサ
- [Barbarossa]
イタリア語で「赤ひげ」の意。神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世の呼び名。
- アガスティア
- [Agastya]紀元前3000年頃にインドにいたとされる聖者。
- フェアラート
- [Verrat]ドイツ語で「裏切り」。
騎士団†
- 不死隊
- [Immortal Corps]
アケメネス朝ペルシア帝国の精鋭部隊。アタナトイ、一万騎兵とも。
- エインヘリャル
- [Einherjar]
北欧神話の戦死した勇者の魂。「死せる戦士たち」とも呼ばれる。
- 風を呼ぶもの
- [The Wind Caller]
- 動かさざる重きもの
- [The Immovable]
- 白きもの
- [The Immaculate One]英語名を直訳すると「穢れなき者」の意。しかし、この場合はカトリックにおける「無原罪懐胎(Immaculate Conception)」、つまり聖母マリアが母の胎内に宿った時から原罪を免れたという考え方を元に翻訳されたと思われる。
- タイタニス
- [Titanus]ギリシア神話に登場する巨神族「ティターン」に由来する。
- 覇骸皇帝
- [Hegemon Husk]
紋章は、現実の占いで使用されるタロットカードの大アルカナのイラストを図象化したような形になっている。作中でも大アルカナとの関連を示唆する要素がいくつかある(紋章関係のイベントの時に流れる曲が「アルカナコード」、はぐれ魔獣など一部の魔物の持つ紋章石に紋章とアルカナコードが書かれているなど)。
紋章アイテムの並び順は対応するアルカナコードの順番である。
ブリーフィングで画面、中央にある炎の紋章以外の紋章がメニューの周囲を回転しているが、それもこの順番になっている。
アルカナ番号 | 紋章 | アルカナ |
0 | エルネスト | 愚者 |
1 | マクイル | 魔術師 |
2 | セイロス | 女教皇 |
3 | ドミニク | 女帝 |
4 | フラルダリウス | 皇帝 |
5 | ノア | 法王 |
6 | セスリーン | 恋人 |
7 | ダフネル | 戦車 |
8 | ブレーダッド | 力 |
9 | グロスタール | 隠者 |
10 | ゴネリル | 運命の輪 |
11 | キッホル | 正義 |
12 | オーバン | 吊るされた男 |
13 | ゴーティエ | 死神 |
14 | インデッハ | 節制 |
15 | 獣(モーリス) | 悪魔 |
16 | カロン | 塔 |
17 | ティモテ | 星 |
18 | リーガン | 月 |
19 | シュヴァリエ | 太陽 |
20 | ラミーヌ | 審判 |
21 | 炎の紋章 | 世界 |
コメント†
- 編集・更新お待ちしております --
- いくつか追加してみましたが、こんな感じでよいでしょうか? --
- アイムールをひとまずアガルタ武器・その他のところに突っ込んでおきました --
- いくつかインタビューで『ジルオール』 (Zill O'll)から取ってきたとインタビューで明言してましたが被ってる職業名明記しますか? --
- ここは現状史実・神話ネタが書かれていて、旧作オマージュの名前一覧は小ネタページにあるので、ジルオールもそっちの方が近いのではないでしょうか? --
- 思い当たる節があるならひとまず書いていただいてよいのでは。職名はもちろん、例えば十傑の家名などでも神話・史実だけではわからないネタがありそうなので。 --
- ↑3の人じゃないけど、小ネタの方に書いてみました --
- 帝国貴族の中に「アランデル家」がないような。 それと、多分ヒーローズの「思いを集めて」で初出だと思うのですが、フェルディナントの父であるエーギル公のフルネームが「ルートヴィヒ=フォン=エーギル」というのはこのページでいいですかね?小ネタの方? --
- ハピはエジプト神話ではなく? --
- アガルタのネームドキャラは --
- ↑続きです、ギリシャ七賢人が由来でしょうか? https://ja.wikipedia.org/wiki/ギリシャ七賢人 --
- test -- test
- エクスカリバーを風魔法に、フライクーゲルを斧にしてしまうFEでネメシスやハピは女神だから男性キャラの由来ではないはずだってのは厳しくないでしょうか? --
- 失礼、ネメシスは女神でハピは男神だから~ですね --
- 「ベルグリーズ」の由来は北欧神話における「ヴィーグリーズ」が由来でしょうか?鷲獅子戦の舞台となるグロンダーズ平原はベルグリーズ領ですし --
- ヴィーグリーズはラテン文字綴りでVigrith、WigridなどとなるのでBergliezの由来というにはかなり苦しいですかね、確かに帝国貴族は北欧神話由来が多いんですが --
- ↑ベルグリーズのコメントをした者ですが、綴りについては同じく思いました。ほかに「ベルゲルミル」はBergelmirで綴りが近しい気がしますがいかがでしょうか? --
- 多くの例はドンピシャなのでこれが由来だと言い切ってますが、語感が近い程度だと断言調で書くべきではないかなとは思います。憶測のレベルで関係あるかも知れない程度の記述ならアリでは? --
- 確かにそうですね。無論断定するつもりで提示したわけではないのですが、少々浅薄でした…。失礼致しました。 --
- アミッドもケルト神話で医療を司る女神だそうです。が、編集のしかたがわかりませんでしたすみません… --
- リーガン、もリア王の三姉妹の名前だったはず --
- ちょっと早いけど、無双風花雪月の「シェズ」や「ラルヴァ」も何か元ネタがあるのだろうか? --
- 「ハピ」というサラブレッドがいて、名前の由来が「エジプトの神」だそうだ --
- ↑途中送信ごめん。エムブレムの名づけ傾向的に、この神の方が由来ではなかろうか。 --
- 今更ですが、レムレースの複数形がラルヴァ、ソティスに地虫と言われているので芋虫状の虫用法のほうも合いますね。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%A0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B9 --
- ↑続き。シェズはshadeという英単語の意味が霊などの意味でラルヴァ(レムレス)に似ているので、複数形にしてもじったのかもしれませんね(推測です)。 --
- 無双風花雪月のほうにも書き込みましたが、一応こちらにも。シェズの元ネタはおそらく"schizo"(スキゾ、シゾ)ではないでしょうか。「引き裂くこと、裂け目」などを表す古代のギリシャ語に由来し、「分裂」などを意味する接頭語として生物学や医学関係の用語に使われているみたいです。 --
- 空白になってるワードも --
- ダフネルはギリシャ神話のダフネ(月桂樹)でしょうかね?分家のガラテアもギリシャ神話由来ですし --