会話集/章別会話
EP.9 星辰の節 涙のわけ†
オープニング†
ナレーション†
透き通った冬の空に、星辰が瞬く。
青海の星はその姿を隠し、
女神は遠く天上から、
地上の平穏を祈るという。
ガルグ=マク大修道院では、
落成を記念する周年祭が今年も行われ、
5年後の千年祭に向け、
人々の祈りは大きくなってゆく。
廃墟となった礼拝堂†
(謁見の間 昼)
- [レア]
- 今節は舞踏会が予定されています。
生徒たちも楽しみにしていることでしょう。▼
- [セテス]
- しかし浮ついてばかりいられては困る。
課題にはいつもどおり取り組んでもらう。▼
その課題だが……使われていない礼拝堂に
何者かが侵入した痕跡がある。▼
《選択》
- [レア]
- かつて大修道院を改修した際に、
仮の聖堂として使われていた建物です。▼
- [レア]
- いえ、貴重な品など何もない建物です。
侵入した目的はわかっていません。▼
《共通》
- [セテス]
- そこで、君の学級の今節の課題は、
礼拝堂の警戒及び侵入者の調査とする。▼
聖教会を取り巻く情勢が不穏な昨今、
些細な異常も見逃すわけにはいかないのだ。▼
- [レア]
- 万一の場合に生徒の安全を確保できるよう、
騎士団の実力者にも支援を命じてあります。▼
《選択》
- [ジェラルト]
- 騎士団の実力者ジェラルト=アイスナー、
ただ今、参上しました。▼
- [レア]
- 折角の機会、たまにはゆっくりと親子で
語らってはどうですか、ジェラルト。▼
- [ジェラルト]
- はは……お気遣いいただき、どうも。▼
- [セテス]
- ただし、ジェラルトさんには、
別の任務もある。▼
それが片づいてから、君の支援に
回ってもらう予定だ。▼
- [ジェラルト]
- そういうわけで、しばらく修道院から
離れるが、戻ってきたら……▼
ベレト、お前の仕事ぶり、
じっくり見させてもらうからな。▼
白鷺杯†
(大広間 夜)
- [アロイス]
- ……はいッ! お集まりの紳士淑女の皆様、
大変長らくお待たせしました!!▼
これより!
来る舞踏会に先立ちまして……▼
舞踊の学級対抗戦、
“白鷺杯”を開催いたしますぞ!!▼
判定人はこのわたくし!
不肖アロイス=ランゲルトと!▼
ミッテルフランク歌劇団の元歌姫、
マヌエラ=カザグランダ!▼
- [マヌエラ]
- よろしく。当然だけれど、あたくしは
自分の学級を贔屓したりしないからね?▼
- [アロイス]
- そして、漆黒の闇に舞う華麗なる刺客、
シャミア=ネーヴラント!!▼
- [シャミア]
- ………………。▼
- [アロイス]
- 以上3名により、
厳正公平に判定いたします!▼
それでは!
各学級の代表者は、壇上へどうぞっ!!▼
(学級の代表者が現れる)
- [アロイス]
- さあ、お三方! 楽団の方々も!
準備はよろしいですかな?▼
それでは! ……お願いします!!▼
(代表者たちが踊りを披露する)
- [アロイス]
- 終~了~!!▼
お三方とも、素晴らしい踊りでした!!
それでは早速、判定に入りましょう。▼
- [マヌエラ]
- あたくしは……▼
○○の学級かしら。▼
とっても官能的でドキドキしたわ。 /
とても芸術的で美しかったわ。 /
独創的で驚かされたわ。/
磨けば光りそうね。▼
- [シャミア]
- 私は……▼
○○の学級だ。▼
あの身のこなし、非凡なものを感じた。/
誰よりも個性的だった。/
動きのキレは、たいしたものだ。/
何となく、だが。▼
- [アロイス]
- なるほど! 更に私アロイスの判定も
加味しまして……はい、決まりました!▼
それでは発表しますぞ!
今年の"白鷺杯"の優勝学級は……▼
○○の学級に決定!!▼
- [優勝学級の代表]
- 優勝時のセリフ▼
- [アロイス]
- それでは最後に、参加してくれた
生徒たちに、いま一度、盛大な拍手をー!▼
誓いの夜・青獅子の学級†
(青獅子の学級 夜)
- [ディミトリ]
- 年に一度の舞踏会とあって、どの学級の者も
皆、凄まじい気合の入りようだな……。▼
- [ドゥドゥー]
- ……殿下。他人事のように仰いますが、
明日の舞踏会は……全員参加とのことです。▼
- [ディミトリ]
- ……そう、だったな。
……気が重い。▼
- [フェリクス]
- フン……こんなところで
お前と意見が合うとはな。▼
舞踏会で女と踊るよりも、
訓練場で剣を振っていたほうがずっと良い。▼
- [シルヴァン]
- え、殿下もフェリクスも冗談でしょう……?
学校じゅうの女の子と踊り放題なんですよ?▼
そんな最高の日に野郎同士で剣の稽古……?
正気の沙汰とは思えませんね!▼
- [アッシュ]
- 僕は舞踏会、結構楽しみですよ。
こんな機会、滅多にないですから。▼
- [シルヴァン]
- よし、よく言ったアッシュ! 明日までに
女の子の口説き方をみっちり仕込んでやる。▼
- [アッシュ]
- いやあの、僕はどちらかといえば
踊りのほうを教わりたいんですけど……。▼
- [アネット]
- 踊りなら心配ご無用!
あたしが教えてあげるよ、アッシュ!▼
- [メルセデス]
- 折角の舞踏会だもの~。お化粧くらいは
しなきゃ、よね。イングリット?▼
- [イングリット]
- そ、そうですね……。
努力だけは……しましょう。▼
- [アネット]
- よしっ、それじゃあ明日の朝は、
イングリットの部屋で集合ね、メーチェ!▼
- [ディミトリ]
- ………………。▼
いつかまた、全員で、
こうして集まれたらいいんだがな……。▼
- [ドゥドゥー]
- ……良い案ですね、殿下。
でしたら、5年後はいかがです。▼
- [ディミトリ]
- 5年後?
ああ、ガルグ=マクの千年祭の年か。▼
《イングリットをロストしていない場合》
- [イングリット]
- その頃にはもう、殿下のことは陛下と
お呼びしなくてはならないのでしょうね。▼
- [シルヴァン]
- ああ、そっか。わかってはいたが、
なーんか遠い人になっちまうんですね。▼
- [ディミトリ]
- ……勘弁してくれ。
立場が変わろうと、俺は俺のままだ。▼
俺だけじゃない。きっとその頃には皆、
それぞれ窮屈な身の上になっていると思う。▼
《イングリットをロストしている場合》
- [ディミトリ]
- きっとその頃には皆、それぞれ
窮屈な身の上になっているとは思う。▼
《共通》
- [ディミトリ]
- だが千年祭は、これまでにない規模の
祝祭だと聞いているし……▼
ここを訪れるのには、ちょうど良い
口実になるのかもしれないな。▼
- [アネット]
- それって、同窓会ってやつですよね?
楽しそう! あたし大賛成です!▼
- [ディミトリ]
- もちろんその時には、先生にも来てほしい。
先生あっての青獅子の学級、だからな。▼
《選択》
- 「もちろん」を選択(ディミトリの好感度アップ)/
「たぶん」を選択
- [ディミトリ]
- 良かった。
それじゃあ、決まりだな。▼
《共通》
- [ディミトリ]
- だが……万一、俺がここに来られない時には
まとめ役は先生に任せたい。▼
《選択》
- [メルセデス]
- そうよ~。王様の仕事が大変なのはわかる
けれど、諦めるのが早すぎるんじゃない?▼
- [ディミトリ]
- ……そう、だな。▼
すまない。……約束する。
俺も、必ずここに戻ってこよう。▼
ムービー「舞踏会」†
(大広間での舞踏会の様子が映される)
(エーデルガルトとディミトリがそれぞれ学生と踊る様子)
(主人公が大広間の端から踊る学生たちを眺めていると
クロードに声をかけられ、誘われる)
幼き思い出・青獅子の学級†
(中庭 夜)
- [ソティス]
- 何じゃ、逃げ出してきたのか。▼
まあ、随分と揉みくちゃに
されておったからな。▼
人気者の先生はつらいのう。
ほっほっほ。▼
《選択》
- [ソティス]
- 次から次へと踊りたいという生徒が
現れたではないか、まったく。▼
- [ソティス]
- 人気者ということは否定せんのじゃな。
流石はおぬしよ。▼
(ベレトがディミトリに気づく)
- [ディミトリ]
- ……ああ、先生。
どうしたんだ、こんなところで。▼
《選択》
- エーデルガルトと踊らないのか?
- クロードと踊らないのか?
- [ディミトリ]
- ……やめておく。▼
- [ディミトリ]
- はは、先生は冗談が上手いな。
エーデルガルトならともかく、クロードか。▼
……まあ、どちらにしても
踊るつもりはないんだがな。▼
《共通》
- [ディミトリ]
- 俺は、子供の頃にエーデルガルトから
踊り方を教わった。……気まずいだろ。▼
《選択》
- 「エーデルガルトから?」/
「子供の頃……?」を選択(共通)
- [ディミトリ]
- ……先生。以前、彼女と俺が
義理の姉弟だという話をしたな。▼
彼女の実母と俺の継母は同じ女性だが、
子供の頃の俺は、それを知らなかった。▼
継母上は、俺をまるで本当の息子のように
大切にしてくださったが……▼
……いや。だからこそ、彼女の存在を
俺に仄めかすようなことはしなかった。▼
俺たちは違う国で生まれ、違う国で、
互いの存在を知らずに育ったんだ。▼
……だが、幼い頃の1年と少し、
俺と彼女は友人だったことがある。▼
《選択》
- [ディミトリ]
- ああ。俺たちは、互いの身分も素性も
知らないまま出会い、親しくなった。▼
彼女とアランデル公が、
まだ王国で暮らしていた頃の話だ。▼
《選択》
- [ディミトリ]
- ……亡命してきたんだよ。帝国内でも
揉め事が続いていた時期だったからな。▼
父についてアランデル公の屋敷を訪れた時、
俺は、退屈そうにしている彼女と出会った。▼
最初は気難しくてわがままな奴だと
思ったが、すぐに打ち解けたよ。▼
踊り方を教わったのもその頃だ。
彼女の指導は……何と言うか、厳しかった。▼
(回想)
- [エーデルガルト]
- ほら、足が違うわ!
そこで出すのは右足でしょう?▼
- [ディミトリ]
- ……エル、もう日が暮れるよ。おれ、
そろそろ帰らなきゃいけないんだけど……。▼
(回想終わり)
- [ディミトリ]
- ……彼女が国に帰るまでの1年は、
本当に……楽しかった。▼
なあ先生。今考えても情けない話なんだが、
俺は彼女への餞別に、何を渡したと思う?▼
《選択》
- [ディミトリ]
- ……そちらのほうが、ずっとまともだ。
短剣だぞ、短剣。彼女も困っていた。▼
- [ディミトリ]
- ……よくわかったな。
一応、意味もあったんだぞ。▼
《共通》
- [ディミトリ]
- 昔からファーガスでは、
剣を、未来を切り拓くもの、と考える。▼
彼女は不自由な生活を強いられていたから。
望む未来を切り拓けるように、と。▼
……まあ、それもこれも昔の話だ。あの時の
少年のことなど、彼女はもう忘れただろう。▼
《選択》
- [ディミトリ]
- もう遅いさ。何もかも、あの頃とは違う。
……彼女も、俺もな。▼
……それにしても肩が凝るな。
こういう催しは、やっぱり性に合わない。▼
- [ディミトリ]
- だが、そろそろ会場に戻らないとな。
じゃあ、先生。また後で。▼
- [ソティス]
- ……して、どこへ逃げ出すつもりじゃ?
修道院の中はどこも浮かれた生徒で……▼
なるほど、女神の塔というわけじゃな。▼
- [ディミトリ]
- 少し付き合ってくれ、先生。
そろそろ、舞踏会にも飽きただろう?▼
《共通》
イベント「女神の塔にて」のページへ
[黒鷲]
[青獅子]
[金鹿] [その他]
レアとソティス†
(大広間 夜)
- [ソティス]
- 皆、楽しそうじゃのう。
おぬしはもう踊らぬのか?▼
《選択》
- [ソティス]
- そうか……つまらぬ奴じゃ。わしに体が
あれば限界まで歌って踊るというのにな。▼
おや、おぬしと同じく見守るだけで
良い者があそこにもおるのう。▼
- [レア]
- ………………。▼
- [ソティス]
- ふむ、わしは退屈じゃ。
後を追わぬか。▼
《選択》
- 「なぜ?」/「用はない」(ソティスの好感度ダウン)を選択(共通)
- [ソティス]
- ええい、さっさと行け!▼
おぬしもあの者の真意が気になると
言うておったではないか!▼
む、かすかに歌が聞こえるような……。
あちらからじゃな。▼
- [レア]
- 時のよすがに……灯る炎……
河面にたゆたう……記憶の欠片……▼
- [ソティス]
- この歌……聞き覚えがあるのう……。▼
いや聞いたのではないな……。
わしが誰かに歌って聞かせていた……?▼
これは……わしが、作った歌……
いや、そのようなことあるはずが……▼
仮にそうだとして、なぜあの者が
知っておる……まさか……▼
……いかん、急に眠気が……。
何じゃ、おぬしもか? 疾く寝床へ……▼
予定内容†
《古い礼拝堂の調査》
ガルグ=マクの廃区画にある古い礼拝堂で侵
入者の痕跡が確認された。ジェラルトと共に
調査に当たろう。
《旧礼拝堂救出戦》
ジェラルトと共に調査にあたるはずだったガ
ルグ=マクの廃区画。そこに魔獣が出現した
との急報が入った。予期せぬ事態に、一行は
急ぎ駆けつける。
危急の報†
(玄関ホール 昼)
- [アロイス]
- 団長、どこです!?
ベレト、団長を見なかったか?▼
(ベレトが首を横に振る)
- [アロイス]
- 仕方ない、貴殿だけでも……▼
(ジェラルトが現れる)
- [ジェラルト]
- 戻ったぞ、ベレト。
悪い、前の任務が長引いてな。▼
- [アロイス]
- おお、団長! 大変です! 礼拝堂の辺りに
魔獣の群れが現れたと知らせが……!▼
- [ジェラルト]
- そんな馬鹿な話があるか。
城郭が破られたって報告は聞いてねえぞ。▼
- [アロイス]
- だから、急ぎ確認に向かおうと!
団長も行きますよね!?▼
- [ジェラルト]
- 当たり前だ。礼拝堂は、俺とこいつが
警戒と調査を命じられてた場所なんだよ。▼
《選択》
- 「どこから来た?」/「魔獣の群れ?」を選択(共通)
- [アロイス]
- 妙な話だが……その前に複数の生徒が
礼拝堂のほうに行くのを見た者がいるのだ。▼
どうも様子がおかしかったらしいから、
正気ではなかったのかもしれん。▼
で、それより数刻のち、
魔獣がぞろぞろ現れたという話なのだ。▼
《選択》
- 「生徒は食べられた?」/
「生徒は殺された?」を選択(共通)
- [ジェラルト]
- ……魔獣が侵入したはずはねえ。
もしかすると……▼
ま、今は考えるよりも行動だ。
お前はすぐに学校のガキどもを招集しろ。▼
(ベレトが頷く)
- [ジェラルト]
- ……ったく、お前に話があったんだが、
落ち着く暇もねえな。▼
ま、別に急ぐ話でもねえ。
俺は先に行ってるぞ!▼
戦闘マップ†
戦闘開始時†
- [ジェラルト]
- 確かに魔獣どもがいやがる……。
出どころは礼拝堂と見て間違いねえだろう。▼
俺は礼拝堂に向かう! お前らは、
逃げ遅れた生徒たちを保護してやれ!▼
- [生徒(左下)]
- た、助けてくれえ!
魔獣が、魔獣が……!▼
- [生徒(左上)]
- きゃあああ!
誰かきてえええ!▼
- [生徒(右上)]
- 魔獣め……!
こ、こっちに来るなああ!▼
魔獣初撃破時†
- [生徒]
- ………………。▼
- [ジェラルト]
- やっぱり、魔獣の正体は生徒だったか。
しかし、何だってこんなことが……?▼
1ターン目友軍フェイズ†
- [ジェラルト]
- あの魔獣……
額に石みてえなもんが……▼
- [モニカ]
- ………………。▼
生徒を保護した時†
左下の生徒†
- [生徒]
- ありがとうございました!
逃げ遅れた友達も、無事でしょうか……?▼
左上の生徒†
- [生徒]
- 怖かったよお……。
絶対、お礼しますから……!▼
右上の生徒†
- [生徒]
- すみません。
危ないところでした……。▼
主人公⇔ジェラルト†
- [ジェラルト]
- まだ行けるか?
無理はすんなよ。▼
ルミール村の時も思ったが、
随分と指揮が上手くなってるじゃねえか。▼
俺も指示してもらえば良かったかもな。
はっはっは!▼
ジェラルト†
ジェラルトのHPが半分以下になった時†
- [ジェラルト]
- これだけの魔獣を相手にするとは……。
礼拝堂に行くのも簡単じゃねえな。▼
ジェラルトのHPが1/4以下になった時†
- [ジェラルト]
- こいつは厳しいな……。
誰か、援護してくれ!▼
ジェラルトが倒された時†
- [ジェラルト]
- こんなところで、魔獣ども……相手に……
せめて、お前だけでも逃げろ……!▼
戦闘勝利後†
《生徒が一人でも生存している場合》
- [生徒]
- はあ……助かったあ……。
あ、ありがとうございました!▼
《生徒を全員保護した場合》
力のしずくを獲得しました!
ダークメタルを1個、獲得しました
《共通》
- [ジェラルト]
- チッ……。
礼拝堂には何の痕跡もねえか……。▼
だが、ルミール村の件と無関係とは
思えねえ。恐らく、奴らが……。▼
- [モニカ]
- 待ってくださあい!▼
- [ジェラルト]
- あん……?
まだ逃げ遅れた生徒が残ってたか。▼
ムービー「死の運命」†
- [ジェラルト]
- ……さっさと戻んな
- [モニカ]
- はーい
(ジェラルトが後ろからモニカに刺される)
- [モニカ]
- ウザいんだよね、おっさん
あたしのステキな計画を邪魔してくれちゃってさー
(ジェラルトがモニカに刺される)
(主人公が天刻の拍動を発動し、
ジェラルトが刺される前に時間が巻き戻る)
- [ジェラルト]
- ……さっさと戻んな
- [モニカ]
- はーい
(天帝の剣でモニカに攻撃を繰り出すも、
突如、敵が現れ主人公の攻撃を妨害する)
(再び、ジェラルトがモニカに刺される)
(モニカが自分の味方の存在に気付く)
- [モニカ]
- 何でここに!?
- [???]
- ……お前には、
果たしてもらわねばならぬ役目があるのでな
(モニカと???が消える)
(主人公が天帝の剣を投げ出し、倒れたジェラルトに駆け寄る)
- [ジェラルト]
- すまんな……
これ以上、一緒にいてやれそうにない
(ジェラルトの頬に一滴の雫が垂れる)
(ジェラルトが見上げると、主人公が涙している)
- [ジェラルト]
- 初めて見るお前の涙が、
俺への手向けとは、
嬉しいやら、悲しいやら……
……ありがと……な……
(雨に降られながら、ジェラルトを抱えた主人公が啜り泣く)
クリア後†
父の日記・青獅子の学級†
(騎士団長の部屋 昼)
- [ソティス]
- ……ここは、ジェラルトの部屋か。▼
おぬし、まだ泣いておるのか……?▼
時を戻す力をもってしても、救えなかったと
あらば、もはや運命と諦めるほかない。▼
《選択》
- [ソティス]
- さもあらん……あの邪悪なる者たちの手で
ジェラルトの運命は曲げられたのじゃ。▼
- [ソティス]
- うむ……あの邪悪なる者たちを、
このまま野放しにしておくわけにはいかぬ。▼
《共通》
- [ソティス]
- ……そうじゃ! ジェラルトが探せと
言うておったのは、その棚の裏ではないか?▼
これは……ジェラルトの日記のようじゃ。
顔に似合わずチマチマとした字を書きおる。▼
見よ、これはおぬしが生まれる前じゃろう。
随分と前から書いておったのじゃな。▼
……ふむ? そこを読んでみよ。
1159年、角弓の節──▼
- [ジェラルト]
- 角弓の節、20の日、曇り。
あいつの死がまだ現実のこととは思えない。▼
子を産む際にあいつは命を落としたと
レア様は言っていたが、本当にそうなのか?▼
そして、あいつが自分の命と引き換えに
生んだ赤子は、産声さえ上げようとしない。▼
角弓の節、25の日、雨。
相変わらず、赤子は泣きも笑いもしない。▼
レア様は心配ないと言っているが、
泣かない赤子なんて普通じゃないだろう?▼
こっそり医者に診せると、脈は正常だが
心音が聞こえないなどとぬかしやがった!▼
飛竜の節、2の日、晴れ。
赤子を連れてここを出ようと思う。▼
だが、赤子には教団の監視がついている。
レア様が何を考えているのかわからない。▼
あれだけ素晴らしい方だと思ったレア様が、
今では恐ろしい。▼
飛竜の節、8の日、雨。昨日の火災を
利用して、赤子が死んだことにした。▼
レア様は異様なまでに焦っている。だが、
後戻りはできない。俺がこいつを連れ……。▼
- [ソティス]
- 赤子とは、おぬしのことか。
とすると……む? 誰か来たようじゃ。▼
(ディミトリが現れる)
- [ディミトリ]
- ……ここにいたのか。
レア様が先生を探しておられたぞ。▼
そうだ、謁見の後、食堂に行かないか?
あれからろくに食べてないだろう、先生。▼
- [ベレト]
- ………………。▼
- [ディミトリ]
- ……なんて、
まだ、そんな気分になれるわけがないか。▼
……ジェラルト殿のこと、
力になれなくてすまなかった。▼
落ち着くまで、ここにいればいい。
皆やレア様には、適当に言っておく。▼
《選択》
- [ディミトリ]
- ああ。
俺たちはずっと、先生を待っているから。▼
- [ディミトリ]
- 無理して気丈に振る舞うことはない。
誰も、先生を責めはしないさ。▼
《共通》
- [ディミトリ]
- ……俺はな、先生。立ち止まらずにいられる
者だけが、強い人間だとは思わない。▼
立ち止まって、死者を悼むことができるのも
人間の強さの一つだと……俺はそう思う。▼
……だがな、先生。どんなに悲しくても、
涙はいつか枯れてしまうし、腹は減る。▼
自分は何をするために生きているのか……
その目的に縋って、歩き出すしかないんだ。▼
《選択》
- [ディミトリ]
- 4年前、あの忌まわしいダスカーの地で、
俺もお前と同じ思いを味わった。▼
誰よりも強かった父は、
俺の眼前で首を落とされて死んだ。▼
誰よりも優しかった継母は、
俺を残して炎の中に消えた。▼
大事な仲間も、かけがえのない友も、
俺は、誰一人として救えなかった。▼
……死者の無念を張らす。それが、あの日
ただ独り生き残った俺の、なすべきことだ。▼
その意思が、再び立ち上がり
歩き出す力を、俺に与えてくれた。▼
ジェラルト殿が亡くなった今、
先生がなすべきことは何だ?▼
先生の中では
もう心は決まっているんじゃないのか?▼
……一つだけ、先生に伝えておく。
先程セテス殿が、騎士団を招集し、
大規模な捜索を始めると仰っていた。▼
すぐに、とはいかないだろうが、
近いうち敵の足取りも掴めるだろう。▼
誰が何と言おうと、俺は先生に
付き合うつもりだ。……最後まで、な。▼
(ディミトリが立ち去る)
- [ソティス]
- さあて、あやつの言うように心が決まって
おるのか? のう、ベレト。▼
ここに来れば、日記はいつでも読める。
残りは後で読むがよかろう。▼
じゃが……そうか。
わしには1つわかったことがある。▼
わしが、おぬしと共にあるのは……
恐らくは……▼
ゆるりと読むがよかろう。▼
じゃが……そうか。
わしには一つわかったことがある。▼
わしが、おぬしと共にあるのは……
恐らくは……▼
報告・星辰の節†
- [レア]
- ベレト……待っていましたよ。▼
誇り高き騎士を失ったこと、
私も哀惜の念に堪えません。▼
私にとって、ジェラルトは……
長年の同志であり、友でもありました。▼
《選択》
- [レア]
- とても昔……とだけ、言っておきましょう。
その頃、ジェラルトは王国の兵士でした。▼
戦場で傷つき、命の灯が消えかけていた彼を
私が助けたのが、最初の出会いです。▼
以来、セイロス騎士団の一員として、
聖教会のために尽くしてくれました。▼
《選択》
《選択》
- 「しかし、随分と会っていなかった」を選択(共通へ)
《共通》
- [レア]
- ……彼は、ガルグ=マクで一人の修道女に
出会い、やがて2人は愛を育みました。▼
しかし彼らの子が生まれるのと引き換えに、
修道女は命を落としてしまったのです。▼
彼女は、我が子と自分の命を天秤にかけ、
子供の命を救うように私に託しました……。▼
彼はその事実を受け入れられず、赤子を……
あなたを連れて、突然出ていったのです。▼
《選択》
- 「母は何者?」/
「自分の紋章はもしや母から受け継いだ?」を選択(共通)
- [レア]
- それは……。
あなたの母親は……私の……。▼
(アロイスが現れる)
- [アロイス]
- お話し中のところ失礼いたします。
レア様、急ぎお耳に入れたきことが。▼
周辺を張っていた騎士団からの
報告になります……。▼
- [レア]
- ……ベレト、
今日はもう下がりなさい。▼
今は体を休め、心を鎮めることのみに
専念するのです。いいですね?▼
コメント†
- 青獅子だけ「仇は必ず討つ」でソティスの好感度が上がらない、という言説を見かけました。 --
- このルートのみ「仇は必ず討つ」で好感度上昇なしです。 --