会話集/支援会話

セテスの支援会話

フレン

支援C

[セテス]
フレン、ここにいたのか。
姿が見えないから捜したぞ。▼
[フレン]
大げさですわ、お兄様。▼
[セテス]
大げさなものか。以前お前がさらわれた時は
心配のあまり私が倒れるところだったのだ。▼
[フレン]
でも、おかげで先生の学級に入れましたわ。
悪いことばかりではありませんでしょう?▼
[セテス]
そんな、のん気なことを……。
もっと危機感を持ってくれ、我が妹よ。▼
私がお前の編入を容認したのは、ひとえに
お前の身……お前の命を守るためなのだぞ!▼
[フレン]
わ、わかっていますわ。
それで、何かご用ですの?▼
[セテス]
ああ、そうだ。お前は純真無垢で、汚れを
知らず、そして優し過ぎる……!▼
そんなお前だからこそ、皆との付き合い方で
何か悩みを抱えていることだろう。▼

《第一部》

[セテス]
しかも今年の生徒は曲者揃い……
悩める妹の相談に乗るのも兄の務めだ。▼

《第二部》

[セテス]
しかも我が軍の若者たちは曲者揃い……
悩める妹の相談に乗るのも兄の務めだ。▼

《共通》

[フレン]
いえ、その……先生にも学友の皆さんにも、
とても良くしていただいていますわ。▼
[セテス]
だとしても悩みの一つや二つあるはずだ。
兄の前では正直に話して構わないのだぞ?▼
[フレン]
まあ……お兄様ったら、心配し過ぎですわ。
つらいことなんて、何一つありませんもの。▼
[セテス]
本当か? 本当だろうな? 私は妹が苦難に
耐えているのではと、心配で心配で……▼
[フレン]
めっ、ですわ、お兄様。
大丈夫だと申し上げてますでしょ?▼
……ですが、
悩みを1つ、思い出しましたわ。▼
[セテス]
おお!? 何だ?
早速、兄に相談してみなさい。▼
[フレン]
わたくしが学友の皆さんと仲良くするのを
邪魔する方がいらっしゃるようですの。▼
[セテス]
なにっ? そんな不埒な者がいるのか。
私に任せておけ! どこの誰だ?▼
[フレン]
お兄様ですわ。
……わたくし、もう行きますから。▼
[セテス]
………………。▼
……はっ!? 何やらフレンと話していた
気がするが……確か、悩みを聞いたのだな。▼
何も案ずることはないぞ、フレン。
この兄に、すべて任せておくのだ……!▼

支援B

[フレン]
お兄様!▼
[セテス]
ああ、フレンか。
どうした?▼
[フレン]
わたくしが皆さんと仲良くする邪魔を
しないでとお願いしましたわよね?▼
[セテス]
お願い……? 何のことやらわからぬが、
お前の邪魔をするはずがなかろう。▼
[フレン]
……わたくしのことをどのように思うか、
聞いて回ったそうですわね。それも全員に!▼
[セテス]
ああ、大変だったが気にすることはない。
妹のため手間を惜しまないのが、この兄だ。▼
おかげで、お前が仲間と良好な関係を
築いていることが確認できた。安心したよ。▼
[フレン]
わたくし、それを知って恥ずかしくて……
皆さんにもご迷惑をかけてしまいましたわ。▼
食堂でお兄様に捕まり、命を落としかけたと
仰る方までいらっしゃいましたのよ?▼
[セテス]
食堂……? ああ、彼のことか。
お前を見る目が普通ではなかったのでな。▼
私は一目で、フレンに気があると察したよ。
故に兄として、彼の覚悟を問うたのだ。▼
我が最愛の妹フレンのために、
君はその命を懸けられるのか、と……。▼
[フレン]
か、彼はただの学友ですわ! これ以上、
わたくしのお友達に関わらないでくださる?▼
[セテス]
お前に友人ができるのは喜ばしいことだが、
誰を友人にするかは慎重に検討すべきだ。▼
[フレン]
どなたとお友達になるかを、お兄様に
決められる筋合いなんてありませんわ!▼
お兄様のような方を何と言うか、
お分かりになる? 過干渉、過保護ですわ!▼
わたくしはもう子供ではありませんのに、
なぜもっと信頼してくださらないんですの?▼
[セテス]
お前を信頼していないはずがないだろう。
だが、兄として果たすべき務めが……。▼
[フレン]
兄として……ですの?▼
[セテス]
フレン……?▼
[フレン]
……何でもありません。わたくし、
用事を思い出したので失礼いたしますわ。▼
[セテス]
………………。▼

支援A

[セテス]
フレン……。▼
[フレン]
お兄様……。また、わたくしに
文句を仰りにいらっしゃったんですの?▼
[セテス]
いや。お前こそ、私に文句が
あるのではないのか?▼
[フレン]
いいえ。だって、わたくしが何をしても
お兄様はわたくしを心配なさるでしょう?▼
[セテス]
……そうだな。確かに私は、お前がどこで
何をしていても、お前を心配するだろう。▼
だが、私はあくまで兄として、
妹のお前を大切に思っているだけなんだ。▼
お前を苦しめたい訳ではない。
それだけはわかってほしい。▼
[フレン]
もちろん、わかっていますわ。▼
大切に思ってくださるのは嬉しいですし、
感謝もしていますわ。▼
それに、お兄様が過保護になったのは、
幼かったわたくしのせいなのですから……▼
わたくしがお兄様を責められるはずが
ございませんもの。▼
[セテス]
フレン。お前は悪くない。
悪いのは私だ。▼
かの会戦で、幼いお前に負担をかけすぎた。
戦力の不足など、何の言い訳にもならん。▼
その上、お前の不調に気づかず、我が妻……
お前の母までも危機に晒し、そして失った。▼
戦後、たびたび休眠を取らなければ
生きていけない体になったお前を見て……▼
私は誓ったんだ。残りの生のすべてを
懸けて、お前を守り抜くと。▼
[フレン]
確かに、この体になってから、
眠るのがとても恐ろしくなりましたわ。▼
けれど……それでもわたくしは、
寂しく暮らすほうが嫌なんですの。▼
今だけでも、他の皆さんと同じ、
普通の女の子として暮らしたいんですのよ。▼
皆さんと一緒に生きて、一緒に戦った……
お父様とお母様がいた、あの頃のように。▼
[セテス]
……そうか。そう、だな。
いつかお前は、私の元を離れていくのだ。▼
どれほどの時代を越えて生きようとも、
これだけは変わらない……。▼
[フレン]
お父様……。▼
[セテス]
フレン、その呼び方は……▼
[フレン]
誰も聞いてはいません。
今だけは、お父様と……。▼
……わたくしは、お父様と二人で静かに
生きた日々が嫌いなわけではありません。▼
けれども、きっと……わたくしはもう
子供ではないのです。▼
お父様がお母様と出会って、わたくしが
生まれたように……わたくしもまた……▼
[セテス]
ああ……わかっている。
だが、それ以上は言わないでくれ、フレン。▼
お前の成長は、父としてとても嬉しいよ。
何が起ころうと私とお前を繋ぐ絆はある。▼
だが……せめてこの戦いが終わるまでは、
お前を心配することを許してくれ。▼
父として、お前を失いたくない。
かけがえのないお前を……。▼
[フレン]
ふふ、わかりましたわ。
仕方がありませんね。▼
お父様には、お父様とお母様の二人分、
心配することを許してあげますわ。▼
2倍までですからね、キッホルお父様。▼
[セテス]
……ああ。
ありがとう、セスリーン。▼

ハンネマン

支援C

[セテス]
……そこにいるのはわかっていますよ、
ハンネマンさん。▼
[ハンネマン]
上手く気配を消せたと思っていたのだがね。
おや、その書物は紋章の……▼
セテス君! さては、遂に我輩の研究に
付き合ってくれる気になったのだな!▼

《第一部》

[セテス]
……違いますよ。16年も断り続けて
いるのに、なぜ勘違いできるのですか。▼

《第二部》

[セテス]
……違いますよ。21年も断り続けて
いるのに、なぜ勘違いできるのですか。▼

《共通》

[セテス]
これは私に付き纏わないという条件で
貴方に貸そうと見つけてきた書物です。▼
[ハンネマン]
ううむ、それも捨てがたいが、我輩には君が
協力してくれるほうが遥かに価値がある。▼
君の持つキッホルの大紋章……▼
我輩の知る限り、君以外にその紋章を
持っている者は現在、確認されていない。▼
故に我輩は知る必要があるのだ。
君の紋章がどこから来たのか、その由来を!▼
[セテス]
その問いは幾度となく聞きましたし、
答えましたよ。私にもわからない、と。▼
私は紋章とは無縁の、ごく普通の平民の出。
家系の記録さえ残っていません。▼
[ハンネマン]
ふふ、そのような言い訳で我輩が諦めると?
我輩が納得するまで永遠に追及すると……▼
[セテス]
……時間の無駄です。
貴方の求めるものに、私は応えられない。▼
仮に私がキッホルの大紋章を持つ理由が
わかっても、貴方は納得しないでしょう。▼
[ハンネマン]
それは我輩が判断することだ。
そして、君の言うとおりだったとしても……▼
「君の言うとおりだった」ことがわかる。
研究とはそういうものだ。違うかね?▼
[セテス]
私は研究者ではないので、
わかりかねますな……。▼
それでは、この書物は不要ということで
処分してしまって構いませんか。▼
[ハンネマン]
そ、そうは言っておらん。
いささか性急に過ぎるぞ、セテス君。▼
今回のところは、素直に退散しておこう。
代わりに、その書物は借り受けるぞ。▼
その書物の研究が片づいたら、
今度こそ君の番だからな、セテス君。▼
[セテス]
今度も何もありません。
私の番はそれこそ永遠に来ないでしょう。▼
[ハンネマン]
はあ……君のその頑なさも、キッホルの
大紋章を持つがゆえかもしれん。▼
いずれ研究を本格化する前に、君の人格に
ついても分析する必要がありそうだな。▼

支援B

[ハンネマン]
ごきげんよう、セテス君。▼
[セテス]
懲りないですね、貴方も。
紋章の件であれば……▼
[ハンネマン]
いや、そのことで来たのではない。
たまには君と雑談でもしたいと思ってね。▼
[セテス]
……まさか。▼
[ハンネマン]
意外かね、セテス君。
こう見えて我輩は話好きなのだよ。▼
だからそう警戒せずに、
我が小さな悩みを聞いてくれたまえ。▼
[セテス]
はあ……。▼
[ハンネマン]
我輩も年を取ったのか、
近頃、腰の痛みに悩まされていてな。▼
何か腰痛を治す、良い方法はないかと
考えているところなのだよ。▼

《マヌエラ在籍時》

[セテス]
そういったことなら、私ではなく
マヌエラのほうが適任かと。▼

《ハンネマン×マヌエラB以下?》

[ハンネマン]
マヌエラ君を頼るのは不安ではないかね。
まあ痛みについてはそれでもいいが……▼

《ハンネマン×マヌエラA以上?》

[ハンネマン]
おお、マヌエラ君がいたな。確かに
痛みについては彼女に頼ればいいが……▼

《共通》

[セテス]
……何を言いたいのですか?▼
[ハンネマン]
いやはや、我輩も年々老いてきたものだと
嘆いているのだ。▼
しかし、君はほとんど変わらないな。
我輩と同じだけ時を過ごしたはずなのに。▼
[セテス]
見た目に出にくいだけですよ。
私も年を取ったと感じることはあります。▼
[ハンネマン]
ふむ……そうだろうか?
妹君のこともある。▼
[セテス]
!▼
[ハンネマン]
君の妹だというフレン君は、我輩が帝国から
大修道院に来た頃に生まれたらしいな。▼
しかし我輩は、君が妹に会ったり、文を
したためたりするのを見たことがないぞ。▼
だというのに、君と彼女はとても仲が良い。
長年一緒だった家族のように、な。▼
それは、こういうことなのではないか?
彼女も、君と同じように……▼
[セテス]
フレンについての詮索は、
やめていただきたい!▼
あの子が今までどこにいて何をしてきたか、
もしあの子を問い詰めることがあれば……▼
私は絶対に貴方を許さないでしょう。
絶対に、です。▼
私のことはいくらでも調べてください。
必要なら協力も辞しません。ですが……▼
[ハンネマン]
落ち着きたまえ。フレン君に近づこう
などとは欠片も思っていない。▼
[セテス]
誓えますか?▼
[ハンネマン]
もちろんだとも。妹君の名を利用したことに
ついては謝罪させてもらおう。▼
[セテス]
利用とはいったい……あっ!?▼
[ハンネマン]
君は「必要なら協力も辞さない」と
確かに言ったな?▼
その一言さえ聞ければ、我輩は満足だ。
誓って妹君には近づかんよ。▼
[セテス]
まったくいい年をした大人が……
仕方ありませんね。▼
[ハンネマン]
せめて年寄りの知恵と
言ってはくれないかね。▼
[セテス]
まあ、私が協力したところで、貴方が
真実に辿り着けるとは限りませんが。▼
[ハンネマン]
我輩は必ず真実に辿り着く。
そのためにここにいるのだから。▼
[セテス]
では、いつかその日が来ることを……
楽しみに待っていますよ。▼

マヌエラ

支援C

[セテス]
マヌエラ……少しいいか?▼
[マヌエラ]
あっ……
あらあら、セテスさん。▼
あたくし、今はちょっと忙しくって。
お話なら、またの機会に……。▼
[セテス]
はあ……貴女に急ぎの用はないことは
確認済みだ。話を聞かせてもらうぞ。▼
[マヌエラ]
話って……何のことかしら。
さっぱり心当たりがないわ、あたくし。▼
(暗転)
[セテス]
では、聞こうか。
昨夜はどこで何をしていた?▼
[マヌエラ]
あら、大変! 眉間に皺が。
折角の凛々しいお顔がだ・い・な・し。▼
[セテス]
こちらは真面目な話をしているんだ。
さあ、答えてもらおうか。▼
[マヌエラ]
もう……無意味な質問だわ。
セテスさんは知っているんでしょう?▼
ちょっと楽しくお酒を飲んだだけじゃない。
そんなに怒るなんて、大げさだわ。▼
[セテス]
……ああ。酒を飲むのは結構だ。
私にそれを止める権利はない。▼
だが、貴女は若者を導く立場にある大人だ。
逆に迷惑をかけるなど、あってはなるまい。▼
若者の前で醜態を晒し、あまつさえ後始末の
重労働まで課すなど、いくらなんでも……▼
[マヌエラ]
重労働って、そんな言い方酷いわ。
部屋まで送ってもらっただけじゃない。▼
[セテス]
送ってもらった? 自分では歩けなくなり、
部屋まで運ばせたと聞いているが。▼
[マヌエラ]
そうだったかしら……。だとしても、
そんなに重くなくってよ? あたくし。▼
だいたい、セテスさんは堅物すぎるわ。
そんなことくらいで目くじら立てて。▼
あたくしの素行が心配なら、たまには
お酒に付き合ってくれたらいいじゃない。▼
誰もいないから、あたくしは独りで
寂しい酒を飲むことになるのよ……。▼
[セテス]
ふむ……それで貴女の素行が改まるのなら、
これから飲みに行っても構わない。▼
[マヌエラ]
あら、本当?
嬉しいわ、それなら……▼
[セテス]
このまま夜まで私の説教を聞き、
その間は杯に口をつけてはならない。▼
その条件で構わないなら、だが。
もちろん私は飲む。酔わないからな。▼
[マヌエラ]
……そういうの、何て言うか知っている?
拷問っていうのよ。▼
あなたとお酒が飲めるのかと思って、
少し期待したのに……はーあ。▼
[セテス]
やれやれ……。
溜め息をつきたいのはこちらだ……。▼

支援B

[マヌエラ]
………………。▼
[セテス]
先客か。
……マヌエラ?▼
[マヌエラ]
あら、セテスさん。
……こんにちは。▼
[セテス]
驚いたな。貴女が、
礼拝の時間でもないのにここにいるなんて。▼
[マヌエラ]
休んでいただけよ。医務室にいると、
仕事をしないわけにはいかないから。▼
[セテス]
隠す必要はない。先程の貴女の姿を見れば、
真摯に祈りを捧げていたことくらいわかる。▼
[マヌエラ]
ふふ、祈っていたわけじゃないわ。
ただ思い出に浸っていただけ。▼
子供の頃……両親に連れられて、初めて
ここを訪れた時のことを思い出していたの。▼
この小聖堂に迷い込んだあたくしの耳に……
あの時、どこからか歌声が聞こえてきたわ。▼
それを聞いて、あたくしは無意識のうちに
歌い出していた。ふふ、歌姫誕生の瞬間ね。▼
[セテス]
それは初耳だな。君が子供の頃というと、
私はまだガルグ=マクにはいなかったか。▼
何にせよ、その歌声が君の人生の一助と
なったのであれば素晴らしい出来事だ。▼
[マヌエラ]
ええ、だからあたくしの歌声は、
主から授かったものだと思っているの。▼
歌劇団を辞めた後、ここへ来られたのも、
きっと主の思し召しなんだと思うわ。▼
[セテス]
ふむ……そうして主について語る貴女は、
いつもとは別人のようだな。▼
普段からそういう態度でいてくれれば、
また印象も違うだろうに……。▼
[マヌエラ]
あら、そんなことを言ってくれるなんて
嬉しいわね、セテスさん。▼
あなたは、そんなふうに敬虔で信心深い
女性がお好みなのかしら?▼
[セテス]
……少し褒めると、すぐこれだ。
マヌエラ、貴女という人は……▼
[マヌエラ]
冗談よ、冗談。
堅苦しい話は苦手なのよ。▼
でも、あなたの好みは本当に知りたいわ。
どんな女性に惹かれるのかしら?▼
[セテス]
……貴女の話を聞かせてもらった返礼に、
特別にその質問に答えよう。▼
私の好みの女性は、物静かで優しく、
裏表のない清楚な人だ。▼
[マヌエラ]
もう……あたくしと真逆じゃない。
セテスさんのい・じ・わ・る!▼

支援A

[セテス]
………………。▼
[マヌエラ]
セテスさん……?▼
[セテス]
マヌエラか。
そんな驚いた顔をしてどうした?▼
[マヌエラ]
いえ、この前のあなたじゃないけれど、
あたくしも意外だったのよ。▼
あなたがそんなふうに真剣に
祈りを捧げているのがね。▼
[セテス]
意外だろうか。まあ、私は人がいない頃を
見計らって、ここに来ているからな。▼
信徒には、私に気を遣う者も多い。
皆の祈りを、邪魔したくはないのでね。▼
それに……今、私がここにいたのは、
主に祈っていたわけではないのだ。▼
[マヌエラ]
あら、そうなの。
じゃあ何を……?▼
[セテス]
……私は、誓っていたのだ。
この聖セスリーン像に。▼
私にとって聖セスリーンは特別な存在だ。
この像に誓いを立てるのが私の日課でね。▼
彼女は誰よりも平和な世界を望む。
それに応えるのが私の役目だと考えている。▼
[マヌエラ]
そう……あなたにも、そんな秘めた想いが
あったのね、セテスさん。▼
確かに、伝説に語られる聖セスリーンは、
優しくて裏表のない、清楚な女性……。▼
おまけに彼女、とっても物静かだし……。
あなたがご執心なのも仕方ないわ。▼
[セテス]
待て、マヌエラ。
貴女は途方もない勘違いをしていないか?▼
[マヌエラ]
それでも、やっぱり想う相手が、
遠い過去の人だなんて……寂しすぎるわ。▼
[セテス]
違うんだ、マヌエラ。特別な存在とは
言ったが、そういう意味では……▼
[マヌエラ]
隠さなくてもいいのよ、セテスさん。
あたくし、こう見えて口は堅いから。▼
でも、言わせて。過去の人は今はいないの。
どんなに想っても、応えてはくれないわ。▼
あたくしなら、あなたの想いに、
この生身の体で応えてあげられるけれど……▼
[セテス]
違う、違うんだ……。▼

支援A+

[セテス]
マヌエラ、先日話した……その……
聖セスリーンの件だが……。▼
もしまだ誤解しているようなら、
きちんと訂正しておきたくてね。▼
[マヌエラ]
あら、心配しなくても、あなたの想いを、
白日の下に晒したりなんてしないわ。▼
[セテス]
はあ……。そうではないのだ。
どうしたらわかって……▼
……仕方がない。
少し昔話をしよう。▼
[マヌエラ]
あら、どんな話?
セテスさんの過去、興味があるわ。▼
[セテス]
もうずっと昔のことだが、私には妻がいた。
もう亡くなって久しいのだが……。▼
[マヌエラ]
……!▼
[セテス]
聡明で心優しく、いつも賑やかで、
それは素晴らしい女性だったよ。▼
そして彼女と結ばれて間もなく、
私と彼女との間には、娘が一人生まれた。▼
[マヌエラ]
セテスさんに、奥さんと娘さんが……?
そんな話、誰もしてなかったわよ?▼
[セテス]
知る者は少ない。娘を守るため、
あまり他人には話してこなかったのだ。▼
妻を亡くして以来、私は娘を守ることを
第一に考えて生きてきた。▼
聖セスリーン像に似た雰囲気のある娘でね。
だからこの像に誓いを……▼
[マヌエラ]
……あら? ちょっとおかしいわね。
あたくし、引っかかるわ。あたくし。▼
[セテス]
ん? 何がだ?▼
[マヌエラ]
前に聞いたセテスさんの好みの女性像は、
聖セスリーンそのものだったはず。▼
先ほど聞いた奥様よりも、娘さんのほうが
セテスさんの好みに合致しているのかしら?▼
[セテス]
娘も、聖セスリーン像に雰囲気が似ている
だけで、清楚で物静かというわけではない。▼
それに、好みの女性と、結ばれる女性が
同じとは限らない。これは世の真理だ。▼
[マヌエラ]
うふ……うふふふ、そんな真面目な顔で、
『世の真理だ』なんて言わないで。▼
あなたって、いつも堅苦しいのに
たまに本気で笑わせてくるんだから。▼
[セテス]
そこまで笑うことか?
はあ……君はまるで妻と同じことを言うな。▼
[マヌエラ]
あなたの、亡くなった奥様と?
もしかして似ているのかしら、あたくし。▼
[セテス]
似ていない。
いや……? いやいや、似ていない。▼
[マヌエラ]
うふふ、その言い方、少しは似てるのね。
あらあら、光栄だわ。▼
……ねえ、セテスさん。
あなたは誰かと再婚する気はないの?▼
[セテス]
再婚? 考えたこともなかったな。
娘のことで、それどころでは……。▼
[マヌエラ]
奥様が亡くなられて随分経つんでしょ?
少しは考えてもいいんじゃないかしら。▼
案外、身近にいるんじゃないかしら?
お似合いの人が。例えば、目の前にも……▼
[セテス]
ん? どうしたマヌエラ、
何をもごもごと……。▼
しかし、再婚か……。貴女に言われるまで、
そんな選択肢があることに気づかなかった。▼
娘も私から離れたいようだし、そろそろ
考えてみてもいいのかもしれないな……。▼
[マヌエラ]
あたくしで良ければ、相談に乗るわ。
今夜あたりどう? お酒でも飲みながら……▼
[セテス]
また、貴女という人は……。▼
……ほどほどにしてもらうぞ。
酔った貴女を運ぶのは遠慮したいのでな。▼

カトリーヌ

支援C

[セテス]
カトリーヌ、調子はどうだ?
見たところ問題なさそうではあるが。▼
[カトリーヌ]
ん? ああ、問題ないね。
見てのとおり、ピンピンしてるよ。▼
[セテス]
そのようだな。貴女は慎重さに欠けるから、
つい気になってしまうのだ。▼
肝が据わっているのは君の長所でもあるが、
それが蛮勇にならぬよう気をつけてくれ。▼
どれだけ腕が立つ者であれ、戦場では
少しの油断が大怪我に繋がるのだからな。▼
[カトリーヌ]
心配性だな。アタシの戦いっぷりを見たら、
怪我のほうから逃げていくさ。▼
[セテス]
その豪胆な戦い方が不安だと言うのだ。
実際、大怪我をしたことがあっただろう?▼
[カトリーヌ]
アタシが大怪我?
そんなこと、あったか?▼
[セテス]
忘れたのか? あれは貴女がまだ
士官学校の生徒だった頃だ。▼
その節の課題は、魔物討伐だった。
貴女は他の生徒を置き去りにして突出し……▼
魔物に包囲されて死にかけたではないか。
……本当に覚えていないのか?▼
[カトリーヌ]
そうだったか? 斬りに斬りまくって
包囲を突破した記憶しかないぞ。▼
[セテス]
命からがら突破したはいいが、
瀕死の重傷を負っていたのだよ。▼
あの時は大司教もひどく心配して、
自ら手当てを……▼
[カトリーヌ]
ああ! あれは、その時か!
そうか、ようやく記憶が繋がったぞ!▼
レア様に手当してもらったことは、
そりゃ、よく覚えてるよ!▼
あれは、アタシが初めてレア様に
声をかけていただいた日でもあるんだ。▼
泥まみれでぶっ倒れてたアタシを、
優しく抱き起して、頭まで撫でてくれて……▼
アタシ、感激しちゃってさ……感激しすぎて
その前の記憶が全部ぶっ飛んでたんだ。▼
そうか、あれは魔物討伐の時だったのか。
1つ謎が解けたよ。ありがとう、セテス。▼
[セテス]
いや、私が伝えたかったのはだな……▼
[カトリーヌ]
……そういや、あれ以来、レア様に
手当したもらったことはないんだよな。▼

《第一部》

[カトリーヌ]
また大怪我でもすれば、案外……なんてな。
あっはっはっは。▼
[セテス]
まったく……
どれだけ大司教が好きなのだ。▼

《第二部》

[カトリーヌ]
必ずレア様を見つけ出し、また……。▼

支援B

[カトリーヌ]
前から聞いてみたかったんだが、
セテスはレア様とどういう関係なんだ?▼
[セテス]
……唐突な質問だな。▼
[カトリーヌ]
いや、さ。アンタは教団の中で
誰よりもレア様に近い位置にいるだろ。▼
アンタが真っ当な男ってのはわかってるが、
どうも、それだけじゃないように思えてな。▼
[セテス]
大司教を補佐するのが私の仕事だが、
個人的には同志のような気持ちでいる。▼
[カトリーヌ]
同志?▼
[セテス]
ああ。志を同じくして共に歩む関係だ。
私と大司教の関係を表すには一番合う。▼
[カトリーヌ]
ふーん、同志ねえ。同志。
なるほど、言われてみればしっくりくる。▼
にしても、レア様を同志と言えるなんて、
まったく羨ましい限りだよ。▼
[セテス]
大司教が私をどう思っているかは
わからないがな。▼
[カトリーヌ]
おいおい、そこは同じ思いを抱いてると
信じるとこだろ。▼
[セテス]
その必要はない。どう思われていようと、
私がやるべきことは変わらないのだから。▼
……同志と言えば、
私は貴女もその一人だと思っているが。▼
[カトリーヌ]
そいつは、レア様のために戦う同志、
ってことか?▼
[セテス]
ああ、その点において、
私たちの志は同じはずだ。違うか?▼
[カトリーヌ]
いいや、違わないね。そういう意味じゃ、
確かにアタシとアンタは同志だろうな。▼
[セテス]
はは。片思いじゃなくて安心したよ。▼
何しろ、私は貴女を
誰よりも頼りにしているのだからな。▼
[カトリーヌ]
おいおい、急になんだよ。
おだてたって何も出ないからな。▼
[セテス]
いいや、本心さ。だから、貴女には
無茶な戦いを控えてほしいとも思っている。▼
同志としての、たっての願いだ。▼
[カトリーヌ]
ん? 結局、いつもの小言か。
まあ、うん、心掛けるよ。▼
同志として善処させてもらうさ。
あんまり期待するなよ。あっはっは。▼

支援A

[カトリーヌ]
おらああああッ!
どきやがれ、てめえらああッ!▼
[セテス]
あれは……カトリーヌ!
あいつ、また無茶な戦い方をして……!▼
突出しすぎだ。
このままではあの時の……ええい!▼
(暗転)
[セテス]
くっ……。
カトリーヌ、無事か……?▼
[カトリーヌ]
それはこっちの台詞だよ!
あんな無茶な戦い方しやがって!▼
いつもアタシに説教垂れてたくせに、
自分が怪我してりゃ世話ないぞ!▼
こんな戦局に関係ないような小競り合いで、
命を落としたらどうするんだよ?▼
[セテス]
返す言葉もないが……私も何とか無事だ。
心配をかけてすまない。▼
[カトリーヌ]
……で、いったい今日はどうしたんだよ。▼
[セテス]
どう、とは?▼
[カトリーヌ]
あそこは、アタシの持ち場だったろ。
何でアンタがいたんだ?▼
[セテス]
たまたま、通りかかったのだ。▼
[カトリーヌ]
ハッ、街で偶然ばったりってな話じゃない。
戦場で、たまたま通りかかるはずないだろ。▼
[セテス]
……貴女を守るためだ。▼
[カトリーヌ]
はあ!?
アタシを守る!?▼
[セテス]
今日の戦い、貴女はかなり突出していた。
あのままでは命の危険すらあった。▼
そう思ったら、居ても立っても居られず、
気づけば、貴女の盾になっていた。▼
[カトリーヌ]
それで怪我したのかよ。
まったく、いや、何と言うべきか……▼
セテス。アンタが、そこまでアタシを
心配してるとは思わなかったよ。▼
悪かったな、それとありがとう。
はは。流石は同志というわけか。▼
[セテス]
いや、それは違う。▼
同志だからではない。貴女だからだ。
私は、貴女を失いたくなかったのだと思う。▼
[カトリーヌ]
な……!▼
[セテス]
カトリーヌ。私は貴女を守るためなら
小言も言うし、無茶もしてしまう。▼
だから頼む、カトリーヌ。
どうか、もう少し自分の身を顧みてほしい。▼
[カトリーヌ]
ああ……アンタの気持ちはよくわかった。
そう言われたら、顧みるしかないじゃんか。▼
その、心配ばかりかけてすまなかったな。
今後は気をつけるよ……アンタのために。▼
[セテス]
そうしてくれ。
貴女自身のためにもな。▼

ツィリル

支援C

[ツィリル]
セテスさん、お届け物です。▼
[セテス]
ありがとう、ツィリル。
確認するから、少し待ってもらえるか。▼
[ツィリル]
はい。▼
[セテス]
……よし、すべて揃っているな。
ありがとう、ツィリル。▼
君に頼んでいるような細かい仕事は
なかなか手が回らなくてね。▼
君がいてくれて、本当に助かっている。
もし待遇について不満があれば善処するが?▼
[ツィリル]
いえ、不満なんて。
レアさまのために働けるだけで、幸せです。▼
ここに来る前と比べたら、贅沢なくらいの
暮らしをさせてもらってますし。▼
[セテス]
贅沢、か。君ほど質素な生活をしている者も
そういないと思うが。▼
大修道院に来るまでに君が苦労したことは
おおよそ把握しているが、もう過去の事だ。▼
君はまだ若い。過去に引きずられて、
今を犠牲にする必要などないんだぞ?▼
何か欲しい物や、やりたい事はないのか?▼
我々にできることであれば支援しよう。▼
[ツィリル]
本当に、何も。
ただ……▼
[セテス]
ただ?▼
[ツィリル]
ずっとここにいさせてほしいんです。
ボクには帰るべき場所がありません。▼
レアさまが与えてくれた、この場所しか、
ボクの居場所はないんです。▼
[セテス]
……そうか。心に留めておこう。▼
[ツィリル]
それでは……
仕事が残っているので、失礼します。▼
[セテス]
ああ、引き留めてすまなかったな。▼

支援B

[セテス]
ツィリル、休憩中か?▼
[ツィリル]
はい、何か急ぎのご用があるなら……▼
[セテス]
いや、そうじゃないんだ。
少し話をしようと思って来たのだ。▼
[ツィリル]
話、ですか?▼
[セテス]
ああ。君は大司教のために働けるのなら
それだけで幸せだと言ったな。▼
本当にそうだろうか。君にとっての幸せが
他にあると考えたことはないのか?▼
[ツィリル]
いえ。レアさまへの恩返ししか、
ボクがやりたいことはないから。▼

《第二部限定》

[ツィリル]
レアさまは今、ここにいませんけど……
ボクの仕事は全部、レアさまのためです。▼

《共通》

[セテス]
なるほど。
だが、恩返しが終わったらどうするんだ?▼
[ツィリル]
……終わらないです。ずっと。▼
[セテス]
ふむ……徹底しているな。君のその生き方は
今の世に欠けている美徳とも言えるだろう。▼
私も大司教には大恩があり、その恩に
報いることが、ここにいる理由の一つだ。▼
[ツィリル]
一つ……?▼
[セテス]
そう。あくまで一つ、だ。
私にとって、それがすべてではない。▼
私には私の目的がある。こことは別の場所で
その目的が叶うなら、私はここにいない。▼
[ツィリル]
目的のため……▼
[セテス]
私は大司教と目的を共有することができた。
だからこそ、私はここに留まっているのだ。▼
……恩返し自体は素晴らしいことだが、
それに終始すべきではないと、私は思う。▼
恩返しとは過去の清算に過ぎない。
君は未来への貯えをもっと考えるべきだ。▼
君が望む未来はどんな世界だ?
そのために今、君にやれることはないのか?▼
君の未来を豊かにするために、
いま一度、考えてみてほしい。▼
[ツィリル]
……セテスさんの話は、難しくて
ボクにはよくわかりません。▼
ボクは、レアさまが見つけてくれたことで、
初めて自分の生きる意味を持ったんです。▼
他にって言われても……▼
………………。▼
[セテス]
はは、悩ませてすまない。
ただ、君を見ているともどかしいのだ。▼
あらゆる可能性から
目を背けているようにすら見えてな。▼
心に留めてくれれば、それでいい。
焦る必要は何もないのだから。▼
[ツィリル]
……はい、セテスさん。▼

支援A

[セテス]
ツィリル。▼
[ツィリル]
セテスさん……。▼
[セテス]
その様子だと、この前に私が言ったことを
少しは考えてくれているようだね。▼
[ツィリル]
はい。
……でも、だんだん怖くなってきて。▼
[セテス]
怖い?▼
[ツィリル]
だって、ボクが恩返し以外の目標を見つけて
そっちに一生懸命になったら……▼
やっぱりそれは、レアさまへの
裏切りになってしまわないでしょうか。▼
[セテス]
裏切り? 意外なことを考えるものだな。▼
[ツィリル]
レアさまのおかげで、今のボクがいるのに、
レアさまのことをほったらかしにしたら……▼
それって「恩知らず」って言うんでしょう?▼
[セテス]
レアがそれを裏切りだと感じるならば、
君は恩知らずということになるな。▼
だが、ツィリルが自分の目標を見つけて、
自分のために生きる選択をしたとして……▼
それをレアは裏切りと思うだろうか?
きっと、君の成長を喜んでくれるはずだ。▼
[ツィリル]
そう、でしょうか……。▼

《レア救出前》

[セテス]
当然だろう。いずれレアが戻ってきたら、
本人に聞いてみるといい。すぐにわかる。▼

《レア救出後》

[セテス]
逆に、君がいつまでも恩返しに固執すれば、
それはむしろレアを心配させることになる。▼

《共通》

[セテス]
君は、レアを心配させるよりも、
喜ばせたいのだろう?▼
[ツィリル]
それは、もちろん。▼
[セテス]
ならば迷うことはない。
自由な発想で、自らの目標を見つけたまえ。▼
[ツィリル]
はい! ……ところで、セテスさん。
一つ気になることが……。▼
[セテス]
何だ?▼
[ツィリル]
セテスさん、レアさまのことを
前は「大司教」って呼んでましたよね。▼
今は……レアって……▼
[セテス]
ああ、レアを呼び捨てにしていたのが
気に障ったか?▼
[ツィリル]
いえ、ただ……何でかなって。▼
[セテス]
かつての私は、レアに仕える者として
立場を弁えた言動を取る必要があった。▼
だが本来、レアと私は同志……
いや、家族のような間柄なのだよ。▼
だから……いつか君がレアの元を離れる日が
来ても、レアのことは心配なくていい。▼
私は私の志に従い、これからもずっと、
レアを支えていくつもりだからな。▼
[ツィリル]
はい。
……ありがとうございます、セテスさん。▼

《レア救出前》

[セテス]
とはいえ、まずはレアを救い出すのが先だ。
引き続き力を貸してもらうぞ、ツィリル。▼
[ツィリル]
もちろんです!▼

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Last-modified: 2022-08-05 (金) 22:28:55