特殊職†
資格を取得できるキャラクターが限定されているクラス。専用職とあって、マスタースキルも非常に優秀なものが揃う。
踊り子†
- 白鷺杯(第一部12月(EP.09)に開催)の優勝者のみクラスチェンジ可能。申し訳程度に魅力14*1が要求されるが、練習で魅力+5できるため順当にレベルが上がっていれば期待値で下回るのはリンハルトぐらい。
- 白鷺杯に出場できるのは各学級の生徒(黒鷲・青獅子・金鹿・灰狼(要DLC))とフレン。
- 成長補正は初級並みだが兵種補正は上級並み。踊るだけでまとまった経験値になるため自軍の中でレベルが先行して上がりやすく、意外とまともなステータスになる。
- 主人公・級長専用クラス以外では唯一指揮にボーナスがかかる。指揮が苦手な生徒に踊り子の資格を取らせた際には助けになるだろう。
- 魔法を使える上に、おまけで覚える剣の舞も剣回避も強力。全く踊らなくても戦力になってくれる。
移動力6なので、魔法系が移動を目的に資格を取っても良い。ただし、魔法の使用回数の増加が無いことには注意すること。
- 兵種スキルに武器依存のものはないため、無理に剣や魔法を使わせる必要はない。槍使いや斧使いでも十二分に活躍できる。
- また、エピタフ・ニルヴァーナと同様に魔法が使用可能でありながら籠手を装備できる。
- 白鷺杯の副産物として得られる剣回避+20は剣士なら全員に有用、剣の舞はお茶会で魅力を上げる方法がある、魅力+5が計略方面に有用など、それらを目的とする場合は尚更踊り子でいられない。
- マスタースキルは「特別な踊り」。特に速さの強化が嬉しい。
- 総じて、「踊る」が使えることを除けば平民/貴族を上級職相当に調整したような平均的な性能となる。
- 合計成長率は壊滅的だが魅力の成長率補正があるため、剣の舞や計略を利用すれば案外攻撃役は務まる。他ユニットを再行動させた方が強いことが多いものの、回数制限のある計略に関しては他のユニットでは簡単に換えが利かないので、結構出番は回ってきやすい。
- 本格的に踊り子運用させると普通の攻撃の火力には期待できなくなるので、各種スキルや持ち物を駆使して計略の火力を突き詰めるのもよいかもしれない。ただ、実戦レベルでの踊り子運用の適性持ち(≒優秀な魔法使い)に配備されやすい魔法系騎士団の計略は1発限定なのがネック。
- 「ドローミの鎖環」との相性が抜群に良い職業で、踊って味方を再行動させつつ自らは攻撃範囲外に逃げるという立ち回りが可能になり、使い勝手が大幅に増す。
移動力もドローミの効果で7になり物理歩兵以上になるため、遠くの味方でもサポートしやすくなる上、なにより踊ることで前線から置いてけぼりにならなくなるのは大きな強み。
紋章一致するのはユーリスだが、彼は純粋な剣歩兵として運用されることも多いユニットなので、魔法職で踊り子に向くユニットに譲ってあげてもよい。一番適性があるのは紋章持ちでサポート性能も高いマリアンヌか。
- 誰が踊り子に向くか頻繁に議論になるが、趣味で選んでしまって問題ない。ルナティックでも「誰を踊り子にするかを誤ったら詰む」などといった事態にはならない。
- 単に踊り子衣装が見たいキャラに当てても良いし、最終的な兵種を決めあぐねているキャラ、成長がヘタれてしまったキャラに当てても良い。
- ただし「踊る」を多用する場合は必然的に他の行動をする機会が減るため、自軍で重要な役割を持たせているキャラに当てる場合は注意すること。特に歩兵ではない職から踊り子に変える場合は影響が大きい。
- 単純に得意技能で選ぶならドロテア、フェリクス、マリアンヌ、ユーリス等が好相性。
- 魔法剣士として使うならエピタフやトリックスターの方が実用的。踊り子の役割はアタッカーよりは寧ろサポートになる。
- 男性でも成れる移動力5以上の魔法兵として選ぶならヒューベルト、リンハルト、ローレンツ辺りが候補と成るか。ヒューベルトは踊り練習時の魅力ボーナスと個人スキルとのシナジーがあり、ローレンツは馬術得意なので移動+1が習得し易い。リンハルトに関してはリブローやワープの回数が減るので一長一短。
- 剣回避+20が目的なら魔法適性は無視して剣士系ユニットに資格を取らせてもいい。フェリクスの他は、フェルディナントやペトラあたり。英雄の遺産を活かせなくなるがディミトリやイングリットも適性がある。
- 特にフェルディナントに資格を取らせた場合、彼の個人スキルと相まって回避性能が大幅に向上する。ドラゴンマスターにして回避+10を載せ、警戒姿勢+を積み、剣を装備させれば、HP満タンである限り本作屈指の回避盾と化す。踊る役がいなくなってしまうというデメリットはあるが、特に高難易度で光る。
- 本格的に踊り子として使いたい場合は自らが攻撃・回復・応援などを行えず前線からも離れやすい点からあえて挙げれば、射程の長い武器で広範囲に連携を発動できるキャラ、リブローやリザーブで遠くから回復できるキャラが好相性。
特にドロテアはメティオとリブローを習得できるためこの双方を満たす。他にはサイレスとリブローを覚えるマリアンヌあたり。
他にはサンダーストームを覚えるコンスタンツェやヒルダがいるが、先に挙がった人よりは適性は低い。
- ヒルダ
剣術は凡庸、離れて使える後方支援の白魔法を習得しない。
魅力は伸びやすいので「剣の舞」を活かしやすいが、それは前線に追いついて接敵してから。
- コンスタンツェ
味方に隣接せず使える白魔法はレスキューだけである。剣攻撃では魅力が伸びないため「剣の舞」を活かせない一方、魔法攻撃型の戦技2個を習得するのでそれらを使うほうが威力が高くなる。
- ユーリス
剣得意な上に優秀な習得魔法、さらに高い速さと魅力を持ち合わせ、紋章一致のドローミの鎖環で踊る+再移動ができるため、スキル、実戦向けの踊り子どちらの目的にも適う。
+
| | 踊り子選択の注意点:紅花
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- 上述した通り、基本的に誰を選んでも詰むという事態にはなりにくいが、紅花ルートではサポートに長け、魅力も伸びやすく、しかし最前線には出しにくいフレンが一部で永久離脱する。
白鷺杯では彼女本人が乗り気なこともあり、他ルートでは踊り子にしても問題ないが、紅花を選ぶ場合には間違っても彼女を指名しないように。
- ちなみに初期魅力値が15あるのでクラシックモードでフレンを指名した後にロストさせない限り必ず優勝してくれる。
初回プレイ時に黒鷲の学級を選んだ場合は罠のような感じになってしまっているが、他の学級の場合はむしろ安牌な選択肢に誘導してくれている形になる。
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ニルヴァーナ†
- 主人公専用。得意技能が某大司教と似ている。
- 無条件で資格を得られるため、スカウトのために技能が多少歪でも安心。欲張りな先生はLv.1のまま資格を取ってみよう。
- 主人公のLvが加入条件になっている教会メンバーの加入が遅れてしまうのでそこは注意。
- 使い勝手はエピタフに近いがあちらと違い成長率にマイナス補正がなく、兵種補正も一回り高い。「黒魔法の達人」の有無で魔法火力が少し落ちる以外はエピタフの上位互換と言って差し支えない強力な魔法使用可能クラス。
- ただし、極端な育成をしない限り主人公は魔力の補正がない状態で育っているはずなので、魔法の火力にはあまり期待できない。あくまで剣をメインにしよう。
- 物理アタッカーとしての育成を考えると、速さの成長率補正が無い点はやや気になるところ。低難易度ではあまり問題はないが、ルナティックだと速さが落ちる影響が出やすい。どうしても魔法や移動力6が必要という場合以外は、ソードマスターを始めとした別のクラスでレベルを上げた方がいい。
- 技能経験値ボーナスが4種類につく唯一のクラス。開花の信仰を含む主人公の得意技能全てがより伸びやすくなる。
- 格闘にもボーナスが入るので、魔法と格闘の両立が可能な特性と主人公の格闘得意を活かしやすい。
- マスタースキルは「聖なる力」。個人スキルとシナジーがある。ますます誰かに似ている。
- どうせなら空いている兵種スキル枠に「素手格闘」を入れて初周プレイ時の女性主人公でもOPの再現ができるようにしても良かったのに、と思わないでもない。
アーマーロード†
- エーデルガルト専用。当人には理学の才能開花があるが、魔法は使えない。
- 見た目に反して成長補正は全て0以上。魔力はプラスである。
- 成長率配分がばらけており、HPと魅力以外はそれぞれ僅か+5%の補正しかない。特に力の補正の低さは攻撃力の低下の原因となり得る無視できないデメリットである。アーマー系故に速さの補正も皆無(兵種補正に至ってはマイナス)で、成長率補正はお世辞にも良いとは言えない。
- 槍メインの他の兵種が速さを落とすパラディンしかないディミトリと異なり、エーデルガルトの場合は斧メインで成長率が優秀なドラゴンマスターという選択肢があるため、少なくとも成長率の観点ではあえてアーマーロードを選ぶ意義は薄いかもしれない。
- ドラゴンナイトとこのクラスを成長率を基準に比較した場合、こちらが勝るのは魔力と魔防の補正。特に魔法方面で弱いドラゴンは魔力と魔防の伸びが長所であるカイゼリンの前職としては微妙なので、最終目標がカイゼリンならこちらを選ぶことになるだろう。また、育成難易度もこちらの方が圧倒的に低い。
- ただ、本人がアーマー系の割に守備がそれほど伸びないことも多いので、守備の伸び具合によってはフォートレスも選択肢になる。
- 守備も意外と高くなく、グレートナイトに劣る。その代わりに移動力は上級歩兵と同等。
- マスタースキルは「威風堂々」。ドーピング3回分と考えれば悪くない。幸運の伸びも平均程度なので保険としても役立つか。
カイゼリン†
- アーマーロードの上位兵種。速さが下がり守備は更に上昇。壁役としての信頼が上がる。移動力は残念ながら据え置き。やっぱり魔法は使えない。
- 成長率の合計値は高いが使用可能な期間が僅か2節しかなく、レベルアップの機会が少ないので他の級長の最終職よりはその恩恵を受けづらい。
- マスターすると「閃花」を覚える。相手を移動不能にさせるので魔獣に対して使うと便利。
級長の上位固有兵種の専用戦技に共通する事だが、性能が高く消費が少ないのも特長。
- 強力ではあるのだが、ただでさえ使用できる機会が少ないカイゼリンで最低50回戦闘をこなす必要がある上、移動不可付与より戦術に大きな影響を与える再行動の「狂嵐」は第二部開始時点で使用可能な事から影が薄い。
また、移動不可も唯一の性能ではなく同学級のベルナデッタや他級長のクロードが第一部の時点で「囲いの矢」を使えるという事からも埋もれてしまいがち。
- 一応、アーマー系は耐久の高さ故に戦闘回数を稼ぎやすいという強みがある。副官やボスチクで経験値を荒稼ぎするスタイルを取らなくても、クリア前までの習得は十分可能だろう。
ハイロード†
- ディミトリ専用。折角馬術を鍛えても騎乗はしない。
- 「槍の達人」を持つ歩兵という、ソードマスターの槍バージョンといったような兵種。ただ速さではなく技のほうに補正がかかる。ソードマスターと比べると力への補正も控えめ。
- 第2部開始時点で槍の達人がある他の兵種は速さを落とすパラディンしかないため、マスターロードになる前に槍を使う場合の選択肢は自ずとこれになるだろう。第1部の時点でソードマスターの資格を取れているなら、そちらの方が力だけでなく速さもより伸ばせるので検討しておくとよい(ただし指揮レベルが伸びづらくなる)。
- 前のめりな本人の性能に噛み合い、前線でガンガン蹴散らしていける。槍の達人込みの槍の火力は圧巻である。
- 移動力5が若干不便だが、手槍でも存分に火力を出せるので、それほど攻撃範囲には困らない。
- マスタースキルは「威風堂々」。ディミトリは級長の中でも特に幸運が低いので案外役に立つ。
マスターロード†
- ハイロードの上位兵種。移動力が上がったのは嬉しい。
- 力と技の成長率補正が10にまで上がり、成長率の観点でも優秀な兵種となった。元々の高い火力に磨きがかかり、必殺もバンバン出せるようになる。
- このクラスの資格を取るタイミングでアラドヴァルが使用可能になる。ソードマスターで使っていた場合、移動力が増えることも含めて槍メインに切り替えるにはいいタイミングかもしれない。その時点での彼の速さの伸び具合と相談しよう。
- マスターすると「幻月」を覚える。命中と回避を犠牲に威力を大幅に上げた「一撃離脱」でカリスマとの相性が良い。低消費高威力な事から「ブレーダッドの小紋章」との相性も抜群。
ドラゴンロード†
- クロードの専用兵種。まさかまさかのボウドラゴン。飛行+弓という風花雪月の強要素を悪魔合体させた文句なしの強兵種。流石に弓射程は2のままなので、3以上の射程で攻撃するなら戦技やロングボウ、紋章一致の遺産「フェイルノート」を駆使する必要がある。
- 他の級長と違いこの時点で力の成長率補正が10もある。クロードの力成長率が他2名と比べて低いが故の設定であろう。このことと飛行+弓という個性の強さもあって、無理な転職はしなくても問題はない。
- 再移動があるためカリスマを最も上手く使える。
- 他の飛行系と違って回避+10を持っておらず、耐久力も高くないので、他の級長のように単騎で無双というのは期待しないように。
- マスタースキルは「威風堂々」。
- 余談だが、海外ではワイバーンロードという名前が既に過去作でドラゴンマスターに対して使われていたせいで、こちらの名前がワイバーンマスターとなりロードの名を冠さないクラスとなってしまっている。
- 日本での英名はドラゴンマスター→Wyvern Master(ワイバーンマスター)・ドラゴンロード→Wyvern Lord(ワイバーンロード)と順当な物になっている。
バルバロッサ†
- ドラゴンロードの上位兵種。兵種としては級長最強か。
- やはり順当に強化されている。移動力が上がり遠距離攻撃の専用戦技を得たことで攻撃範囲が大幅に広がった。
- ドラゴン系の成長率の良さを反映してか、成長率合計の高さに加えて、力に15、速さに10と極めて優秀。アタッカーとして特に重要なステータスを伸ばせるため、成長率の観点でも級長の中で最強クラス。
- マスターすると「風神」を覚える。威力が1だけ落ちた代わりに他の要素が大きく強化された「狙撃」といったところ。長距離を攻撃できるようになり射程が平凡という穴すら無くなった。
低難易度では遠くから敵を急襲する一撃として、高難易度でも索敵型の敵に放ち突撃型に変化させ、安全圏に退避させる攻撃として、まさに縦横無尽の立ち回りができる。
- クロード本人とバルバロッサの成長率の高さ、飛行移動8と個人スキルに含まれる「すり抜け」による機動力の高さで、他の弓兵とは一線を画す。
- 「狙撃」「囲いの矢」「すり抜け」の全てを習得できるベルナデッタをファルコンナイトにする事でバルバロッサのような運用は一応可能ではあるが、やはり成長率と弓の達人の差は大きい。
- 欠点を挙げるなら弓射程そのものはドラゴンロードから据置なので汎用弓職のように敵の射程外から「囲いの矢」で安全に足止めができない事だろうか(再移動で逃げることはできるが)。
死神騎士†
- Ver.1.1.0で味方として使えるようになったイエリッツァ専用兵種。魔法も使える騎兵。
- 成長率はパラディンとダークナイトの良い所を選んで取ったような形で、HPも力も魔力も伸びる。
ただし技・幸運・魅力と本人の成長率の低い部分に一切補正がかからず、弱点も際立たせている。命中率は個人スキル「殺意」を始めとして補いやすい手段が色々揃っているが…。
- 魔法が使えるとは言うものの本格的にやるなら理学を鍛えなければならない上に、力の方がかなり成長率が高いため、後述のマスタースキルの性質もありやや活かしにくい。
- 下馬時の移動力はパラディンやダークナイト等より低いが、下馬時は魔法を扱える職でありながら籠手を装備可能。
- 死神騎士で運用しても本人が得意な格闘術を活かせるようになっている。
- マスターすると、敵であった頃に猛威を振るってきたスキル「応撃」が待望の解禁。射程差がどれだけあろうがその高い攻撃性能で返り討ちにできる。ただ、幸運が低いため考えなしに釣り出そうとすると必殺を出されてあえなく撃沈といった事態もあり得る。
コメント
- カイゼリンがドラマスと互角かそれより強ければなぁ。ニルとマスロにも言えることだけど、せっかくの主人公と級長の専用職なんだからバルバロッサみたいに頭2つ3つ飛び抜けた性能にして欲しかった。 --
- エルは遺産、ディミトリはユニット性能が飛び抜けてるからある意味バランスが良い。苦し紛れだが先生には輸送隊という特権がある --
- カイゼリンは過去作の悪の皇帝みたいに魔法使えてもよかったと思う 面白い魔法覚えるし兵種補正も持参の騎士団も魔力プラスだし、それくらいしてもドラマスと一長一短程度で壊れにはならなそうだし --
- ヒルダの踊り子適性はドローミの鎖環でかなり上がった おねだりとドローミ踊り子の相性が抜群+速さ封じと剣の舞も相性良好 --
- 別に紋章持ちじゃなくても踊り子にドローミの鎖環を持たせても全然大丈夫。そもそも再移動あるのにわざわざ敵の攻撃範囲に入れる事があるのかが微妙なので重視すべきは張り付くメインで使うキャラと支援があるかどうかと移動+1のための馬術が得意かどうかそれくらい低難易度ならともかくルナティックでは剣回避を活かそうとしても多い剣殺し+持ちのせいで結局回避は難しい。 --