会話集/章別会話
オープニング†
2章 セリカの旅立ち
バレンシア暦401年 鳥の節
ムービー:『憎しみの剣』†
- [アルム]
- 皇帝! 覚悟!!
- [セリカ]
- アルム!!
- [アルム]
- 貴様のせいで
僕はすべてを失った!
ソフィア王国も
仲間たちも
そしてセリカも!
- [セリカ]
- やめて!
二人とも、私が見えないの? だめよ!
お願い、やめて!
あっ!
- [セリカ]
- いやーーーー!!
アルム……
修道院†
- [ボーイ]
- なあ、この鐘
なんで鳴らしてるんだ?▼
- [メイ]
- 王さまが死んじゃったんだって。
ノーマさまが言ってた。▼
- [ボーイ]
- 王さま?
王さまって、セリカさまの……▼
- [ジェニー]
- セリカさま、だいじょうぶかな。
悲しんでないかな……▼
- [ノーマ]
- セリカよ、
どうしてもゆくのか。▼
- [セリカ]
- はい。▼
ノーマさま。
このソフィアの大地に実りがなくなってから
もう数年がたちました。
やはりこれは、大地母神ミラさまに
なにかあったとしか思えません。
大地の渇きだけではなく、
魔物の出現、リゲルの侵略……
私には、これらが無関係だとは
とても思えないのです。▼
- [ノーマ]
- ふむ……
たしかに、このソフィア王国は
混迷をきわめておる。
飢えた人々が、この修道院にまで
助けを求めてくるほどじゃからのう。▼
- [セリカ]
- すべての鍵はミラさまです。
私は、ミラの神殿へむかい
なにがあったのかをたしかめます。▼
- [ノーマ]
- しかし、セリカよ。
マイセンどのがお前を
わしにあずけた理由はわかっておろう。
リマ四世亡きいま、
お前はソフィア王家最後のひとり。
お前の命をねらうもの、
利用しようとするもの……
それらの脅威が消えたわけではない。
それでもいくと申すか。▼
- [セリカ]
- ……はい。
これが、いままで
私を守ってくださった
ノーマさまやマイセンおじいさまの
お心にそむくことだとわかっています。
でも、私にはどうしても
いかねばならない理由があるのです。
ノーマさま、
どうかお許しください。▼
- [ノーマ]
- そうか……
そこまでいうのであれば
もうとめるまい。
セリカよ、
おのれの信じた道をゆくがよい。▼
- [セリカ]
- ノーマさま……
ありがとうございます。▼
- [ノーマ]
- うむ。▼
だが、くれぐれも気をつけるのじゃぞ。
ソフィア王国の荒廃は想像以上じゃ。▼
お前は腕のたつ神官戦士じゃが
けっして油断はするなよ。▼
おお、そうじゃ。
『ミラの歯車』も忘れるでないぞ。▼
- [セリカ]
- はい。
もちろん身につけております。▼
- [ノーマ]
- うむ。
きっとお前の旅の助けになるじゃろう。▼
- [セリカ]
- それではノーマさま、
いってまいります。▼
- [ノーマ]
- おお、もうゆくのか。▼
せめて、この鐘が終わるまで
待ったらどうじゃ?▼
この鐘は、お前の父の弔いの……▼
- [セリカ]
- ……あの人を
父だと思ったことなどありません。▼
では……▼
- [ノーマ]
- セリカ……▼
(上記イベントの後再び話しかける)
- [ノーマ]
- そなたに、
ミラのご加護のあらんことを……▼
- [メイ]
- セリカさま!
聞きましたよ▼
ミラの神殿へゆかれるんですよね。
私もいきます、おともさせてください!▼
- [セリカ]
- メイ……
ありがとう、心強いわ。▼
- [ボーイ]
- セリカさま、俺もいきますよ。
女の子ふたりだとなにかと物騒でしょう。▼
- [メイ]
- あら、
なあに?▼
自分が頼りになる
みたいなこといっちゃって。▼
- [ボーイ]
- みたいな、じゃなくてなるんだよ。
少なくともお前よりはな。▼
- [メイ]
- ちょっと、失礼ね!
私は雷の魔法を使えるのよ?▼
ボーイなんて、
炎の魔法しか使えないじゃない。▼
- [セリカ]
- ふたりとも、落ち着いて。
私は、どちらも頼りにしてるわ。▼
大変な旅に
なるかもしれないけど……▼
よろしくね。
メイ、ボーイ。▼
〈メイ・ボーイが仲間になりました。〉
ジェニーと会話†
- [ジェニー]
- セリカさま。
あの、わたしもついていっていいですか?▼
〈ジェニーを仲間にしますか?〉
・はい
・いいえ
(はいを選択)
〈ジェニーが仲間になりました。〉
(いいえを選択)
- [ジェニー]
- えっ、だめ?
そんなあ……▼
あーあ、
いっしょにいきたかったです……▼
(再度話しかける)
- [ジェニー]
- なんですか?▼
わたし、いっしょにいっても
いいんですか?▼
ワールドマップ†
- [セリカ]
- ソフィア本土に渡るために、
まずは港をめざしましょう。▼
でも、そのためには
墓地を通らなければいけないわ。▼
あそこには最近、
魔物がでるという話だから▼
気をつけていきましょう。▼
ノーヴァの墓地†
戦闘前†
- [ボーイ]
- セリカさま……
こ、この墓地を通るんですか?▼
- [セリカ]
- そうよ。
港へ行くには、この道しかないもの。▼
- [ボーイ]
- でもここ、
魔物が出るって……▼
- [セリカ]
- そう言われているわね。
気をつけて行きましょう。▼
- [ボーイ]
- お、俺……▼
盗賊とかなら平気なんですけど
魔物はちょっと……▼
- [メイ]
- ぷぷっ、ボーイったら!
お化けが怖いなんて子供みたい。▼
- [ボーイ]
- うるせえ!
怖いもんは仕方ねえだろ!!▼
- [セリカ]
- うふふ……▼
- [ボーイ]
- セリカさままで……
傷つくなあ。▼
- [セリカ]
- 違うの、ごめんなさい。
ちょっと兄を思い出してしまって。▼
- [ボーイ]
- 兄?
セリカさま、お兄さんがいたんですか。▼
- [セリカ]
- ええ。
お母さまは違うのだけれど。▼
とても優しいけれど気が弱くて、
お化けが大嫌いだったの。▼
子供のころに死んでしまったけれど……▼
もし大きくなっていたら、
ボーイみたいになったのかしらね。▼
- [ボーイ]
- セリカさま……▼
- [メイ]
- ほ、ほら!▼
ボーイが大騒ぎするから、セリカさまが
辛いこと思い出しちゃったじゃない。▼
- [ボーイ]
- えっ、俺のせいかよ?▼
- [メイ]
- さあ!▼
悪いと思うんだったら、魔物でもなんでも
サクサク倒して進むわよ!!▼
戦闘開始時†
- [セリカ]
- 魔力は地形に左右されない……
マイセンおじいさまはそう言っていたわね。▼
みんな!▼
敵が森の中にいても
魔法なら確実に攻撃できるわ!▼
ノーヴァの港†
老人と会話†
- [老人]
- これはこれは神官さま。
なにか、ご用ですかな。▼
- [セリカ]
- 船を出してもらえませんか?
ソフィアの港へ行きたいのです。▼
- [老人]
- むう……▼
それは神官さまのお願いでも
むずかしいですなあ。▼
このあたりの海は海賊だらけで
とても船を出せたものではないんですわ。▼
- [セリカ]
- そうですか……
困ったわ。▼
- [老人]
- そうだ、神官さま!▼
神官さまのお力で
海賊どもをなんとかしてくれませんかのう。▼
- [セリカ]
- えっ……
わ、私がですか?▼
- [老人]
- これだけやつらが
大きな顔をしてるというのに▼
王さまの軍隊は
なにもしてくれんのです。▼
このままじゃあ、わしらも
干からびるしかありません。▼
ほんとうに、このソフィアは
どうなってしまったのか……▼
- [セリカ]
- …………▼
- [老人]
- どのみち、海賊がいるかぎり
海を渡ることはできません。▼
どうか、
お願いできませんかのう……▼
(暗転)
- [ボーイ]
- あーあ、
どうすりゃいいんだかなあ……▼
- [メイ]
- 海賊をどうにかしろ、なんて
あのおじいさんったら!▼
このか弱い私たちが
目に入らないのかしら?▼
- [ボーイ]
- ああん?▼
- [セリカ]
- でも、
おじいさんのいうとおりだわ。▼
海賊と戦わなくては
どこへもいけないということね。▼
- [ボーイ]
- どうします?
セリカさま。▼
- [セリカ]
- 協力してくれる人をさがしましょう。▼
たとえ海を渡れても、ソフィア本土も
内乱と魔物の出没で荒れはてているのよ。▼
私たちだけで旅ができるとは思えない。
誰かの助けが必要なのよ。▼
- [ボーイ]
- 海賊だらけの海に
いっしょに出てくれる人か……▼
そんな物好き、いますかねえ?▼
(セーバーを仲間にする前に再び話しかけた場合)
- [老人]
- 海賊をどうにかしないと
船は出せません。▼
神官さまたちだけでは無理なら、
誰かをつれてきてはどうでしょう?▼
セーバーと会話†
- [セーバー]
- なんだ?お嬢ちゃん。
ここは子供のくるような場所じゃないぜ。▼
(桟橋で老人と会話した後)
(一枚絵:セーバーと交渉するセリカ)
- [セリカ]
- あなたが
セーバーですね?▼
- [セーバー]
- そうだが……
あんたは?▼
- [セリカ]
- 私はセリカともうします。▼
あなたはとても腕のたつ傭兵だと
ききました。▼
ぜひ、私の護衛を
お願いしたいのですが。▼
- [セーバー]
- 護衛?
お嬢ちゃん、どこかいくのかい?▼
- [セリカ]
- はい。
ミラの神殿まで。▼
- [セーバー]
- ミラの神殿?
そいつは遠いな……▼
まず、この海賊だらけの海を
こえなきゃならねえぜ。▼
- [セリカ]
- ですから、
あなたにお願いしたいのです。▼
それとも、あなたでも
あの海賊たちは手にあまるのですか?▼
- [セーバー]
- お嬢ちゃん、そんなにあおらなくても
俺は海賊なんかにおじけづいたりしねえよ。▼
問題は金だ。
俺は安くないぜ?▼
そんな危険な旅ならなおさらだ。▼
- [セリカ]
- ……お金はありませんが、
これを。▼
- [セーバー]
- なんだ、短剣か?▼
おい、
こいつは……▼
- [セリカ]
- どうでしょう。
それでは足りませんか?▼
- [セーバー]
- …………
そうだな。▼
ま、じゅうぶんとはいえないが
まけてやろう。▼
いいぜ、契約成立だ。
ミラの神殿まで送ってやるよ。▼
- [セリカ]
- 本当ですか?
ありがとうございます……!▼
メイ、ボーイ!▼
セーバーが護衛を
引受けてくれるんですって……!▼
- [セーバー]
- へへっ、
こいつはうまい話の匂いがするぜ。▼
しかし、これだけのお宝を
あっさり手放すとは……▼
あのお嬢ちゃん、何者だ?▼
〈セーバーが仲間になりました。〉
桟橋(セーバーを仲間にした後)†
老人と会話†
- [老人]
- おお、神官さま。
きてくれましたか。▼
- [セリカ]
- ええ。▼
このセーバーが
協力してくれるそうです。▼
これで、船を出してもらえますよね?▼
- [老人]
- ええ、もちろん。
それは心強い。▼
さあ、どうぞ。
船にお乗りください。▼
- [セリカ]
- …………▼
- [メイ]
- どうしたんですか?
セリカさま。▼
- [セリカ]
- いいえ、なんでもないの。▼
船に乗るのは
島に来たときいらいだから……▼
- [メイ]
- あっ、そうですね。▼
私やボーイは
たまに遊びにいったりしましたけど。▼
セリカさまが島から出ることは
ありませんでしたね。▼
- [ボーイ]
- メイ……
お前、ばかか?▼
なんのためにセリカさまが
島にかくれてると思ってるんだよ。▼
ほいほい遊びに行けるわけないだろ。▼
- [メイ]
- わ、わかってるわよ!
それくらい。▼
でも、だからこうして
島からでられてうれしいなって……▼
そういうことですよね、
セリカさま!▼
- [ボーイ]
- お前、もうしゃべるな。▼
- [セリカ]
- うふふ……
いいのよ、ボーイ。▼
そうね、
うれしいのは本当だわ。▼
でも、同じくらい不安なの。
ミラさまはどうなさったのか……▼
いえ、その前に私たちは
神殿にたどりつけるのかしら。▼
そして……▼
- [メイ]
- そして?▼
- [セリカ]
- ううん、
これはないしょ。▼
- [メイ]
- えー?!▼
(一枚絵:海を見つめるセリカ)
- [セリカ]
- アルム……▼
いま、あなたは
なにをしているの?▼
あの村で、まだおじいさまと
暮らしているのかしら。▼
……いいえ、
私にはわかる。▼
あなたはもう
あの村にはいないのね。▼
私、アルムに会いたい。▼
たしかめたいことが
たくさんあるの。▼
この旅のどこかで
いつかあなたに会えるのかしら―――▼
(マップ切り替え:ドーマの塔)
- [ジュダ]
- ああ、ドーマさま。
苦しいのでございますか?▼
なんと
おいたわしい……!▼
しかし、もうしばらくの
辛抱でございます。▼
あの小娘が
島をでたとの報がはいりました。▼
ドーマさまのために
かならずや手に入れてまいりましょう。▼
聖痕をもつ
運命の子のかたわれを……▼
ソフィア航路1†
戦闘前†
- [海賊]
- 待ちな、お前ら!▼
- [老人]
- ひいっ!
で、でた!!▼
- [海賊]
- ここが海賊ダッハさまの海だと
わかってんのか?▼
通行料だ。
積荷と女どもはおいていきな。▼
- [セリカ]
- そのような取引に
応じることはできません。▼
この海は誰のものでもありません。
ソフィア国民すべてのものです。▼
- [海賊]
- ああ?
なんだ、この女。▼
- [セーバー]
- おいおい……
海賊相手に正論いってどうすんだ。▼
いいから、さっさとはじめようぜ。
そのために俺をやとったんだろ?▼
- [セリカ]
- は、はい。
いきましょう、みんな!▼
ソフィア航路2†
戦闘後†
- [老人]
- ああ、あの東の小島を
ごらんください。▼
あれがここらの海賊のボス、
ダッハの砦です。▼
潮の流れのせいで
近くを通らなきゃなりませんが▼
見つかるとやっかいだ。
さっさと通りすぎましょう。▼
- [セリカ]
- 待ってください。▼
そのダッハを倒すことができれば
このあたりの海は平和になるのですか?▼
- [老人]
- そ、そりゃあ
そうですが……▼
- [セーバー]
- おい、お嬢ちゃん。▼
俺は護衛を引き受けたんであって
海賊退治まで請け負った覚えはないぜ。▼
- [セリカ]
- …………
そうですか。▼
では、私が砦に斬りこみますから
あなたはただ私を守ってください。▼
- [セーバー]
- おい……▼
- [セリカ]
- 海賊には、島の人たちも
みんな困っています。▼
このままでは食料が届かず
ますます飢えてしまう……▼
- [セーバー]
- はあ……▼
余計なお世話かもしれねえが、
お嬢ちゃんには目的があるんだろう?▼
無駄なやっかいごとまで引き受けて、
ここで死んじまったら元も子もないぜ。▼
- [セリカ]
- もちろん、私も無関係な人助けのために
時間を費やすつもりはありません。▼
でも、もう戻れるかどうか
わからない旅なんです。▼
せめてその前に、お世話になった
島の人たちを安心させてあげたい……▼
そう願うのは
出すぎたことでしょうか?▼
- [セーバー]
- …………▼
わかったよ。
どうなっても知らねえぞ。▼
- [セリカ]
- セーバー……!
ありがとう。▼
海賊の砦†
戦闘開始時†
- [ダッハ]
- なんだ?
そうぞうしい。▼
またうるさい子ネズミどもが
砦にはいりこんだか。▼
- [セリカ]
- あなたがダッハですね?▼
いますぐ、この海での
海賊行為をやめなさい!▼
- [ダッハ]
- ああん?
なんだ、このえらそうな小娘は。▼
なんの権利があって
俺に指図してやがる。▼
- [セーバー]
- お嬢ちゃん……
だから、正論いっても無駄だって。▼
- [ダッハ]
- やめてほしけりゃ、
腕ずくでとめてみるんだな。▼
おい、お前ら!▼
女は生けどりにしろ。
男は始末してかまわん。▼
高く売れそうな女だ、傷をつけるなよ。
くっくっく……▼
- [セーバー]
- ほらな。▼
- [セリカ]
- あなたという人は……!▼
もう許しません、
覚悟しなさい!!▼
(視点移動)
- [バルボ]
- なんだ?
やつら、動きが変だな。▼
- [レオ]
- なんだか
新手がきたみたいよ。▼
- [バルボ]
- おお、そいつはありがたい。▼
敵があちらに分かれてくれれば
ダッハを倒しやすくなるってもんだ。▼
- [カムイ]
- そううまくいきますかねえ。▼
いま、俺たちけっこう
絶体絶命じゃないですか?▼
- [レオ]
- そうよねえ、
多勢に無勢もいいとこだわ。▼
- [バルボ]
- うるさい、お前たち!
いいから死ぬ気で戦うんだよ。▼
ダッハさえ倒せば
手下どもは逃げだすはずだ。▼
いいか、ダッハを狙え!▼
(視点移動)
- [セリカ]
- あの人たちは、港で聞いた
仇討ちの……?▼
助けることができるかもしれないわ。
慎重にいきましょう。▼
ダッハと戦闘†
- [ダッハ]
- うるさい子ネズミどもめ、
海の藻屑にしてくれるわ……!▼
ダッハを撃破†
- [ダッハ]
- ば……ばかな……!▼
俺は……海賊の王……
……だぞ…………▼
戦闘終了後†
+
| | バルボ達が全員生存時
|
- [セリカ]
- よかった……
あの人たち、助かったみたいね。▼
|
+
| | バルボ達が一人でも死亡時
|
- [セリカ]
- あの人たち、
助けることができなかったわ。▼
ごめんなさい……▼
|
海賊の砦内部†
バルボと会話†
- [バルボ]
- おお、あんたたち!
俺の名はバルボだ。▼
さっきは、危ないところを
助かったよ。▼
ダッハの野郎がくたばって、
これで俺の家族もきっと……▼
おっと、
湿っぽくなっちまうな。▼
そうだ、神官さま。
助けてくれた礼をさせてくれよ。▼
といっても、俺には
腕っぷしくらいしかないがな。▼
護衛でもなんでもするぜ。
つれていってくれないか?▼
〈バルボを仲間にしますか?〉
・はい
・いいえ
(はいを選択)
〈バルボが仲間になりました。〉
(いいえを選択)
- [バルボ]
- そうかい、
残念だな……▼
まあ、またいつでも
声をかけてくれ。▼
(再度話しかける)
- [バルボ]
- おお、なんだ。▼
俺もつれていってくれるのか?▼
カムイと会話†
(バルボを仲間にする前)
- [カムイ]
- 俺はバルボさんに
金でやとわれているもんでね。▼
俺と交渉したいんなら
まずバルボさんと話をつけてくれないか?▼
(バルボを仲間にした後)
- [カムイ]
- バルボさん、
そいつらといっしょにいくのかい?▼
ふーん……俺はどっちでもいいぜ。
あんたが決めてくれよ▼
ああでも、あんたエンジェルの魔法は
覚えているのか?▼
覚えてないんなら
海のほこらには寄らないでくれよ。▼
俺はドラゴンゾンビだけは苦手なんでね。▼
(バルボが死亡している場合)
- [カムイ]
- あーあ、バルボさん
死んじまったかあ。▼
どうしよっかなあ……▼
俺、あの人に
金でやとわれてたんだよ。▼
あんた、かわりに
やとってくれないか?▼
〈カムイを仲間にしますか?〉
・はい
・いいえ
(はいを選択)
〈カムイが仲間になりました。〉
(いいえを選択)
- [カムイ]
- ああ、そうかい。▼
じゃあ、ここでさよならだ。
元気でな。▼
(再度話しかける)
- [カムイ]
- ん?
なんだよ。▼
俺についてきてほしいのか?▼
レオと会話†
(バルボを仲間にする前)
- [レオ]
- えっ、なに?▼
アタシは兄貴がいなけりゃ、
どこにもいかないわよ。▼
先に兄貴をさそってみたら?▼
(バルボを仲間にした後)
- [レオ]
- なによお、兄貴。
そいつらといっしょにいくの?▼
じゃあアタシもいく!
ねえねえ、いいでしょ?▼
おねがーい、つれてってよお。▼
(バルボが死亡している場合)
- [レオ]
- うっ、ううっ……
兄貴い……▼
なんでアタシをおいて
死んじゃったのよお!▼
アタシ、これから
どうやって生きていけばいいの?▼
あんたたち、
責任とりなさい!▼
兄貴を助けられなかったんだから、
当然でしょ?▼
〈レオを仲間にしますか?〉
・はい
・いいえ
(はいを選択)
〈レオが仲間になりました。〉
(いいえを選択)
- [レオ]
- なんでよお、ケチ!▼
ちょっとかわいいからって
調子のっちゃってさ。▼
ふーんだ、もう知らない!▼
(再度話しかける)
- [レオ]
- あら、なあに?▼
やっぱりアタシの力が
必要ってわけ?▼
バルボ、カムイ、レオ全員を仲間にした後†
(一枚絵:バルボたちとセリカ)
- [バルボ]
- なんだ、お前らも
ついてくるのか?▼
- [レオ]
- 当然でしょ?▼
アタシは兄貴がいくなら
どこへでもついてくわよお。▼
- [カムイ]
- 俺はまあ、やとってくれるんなら
誰でもいいしな。▼
- [バルボ]
- まったく……▼
そんな調子で、神官さまに
面目ないと思わないのか?▼
神官さまはなあ、まあよくわからんが
崇高な使命をもって旅をしてるんだぞ。▼
- [セリカ]
- いえ、あの……
私、うれしいです!▼
みなさんに
ついてきてもらえて。▼
とても心強いし、
にぎやかで楽しいし……▼
だから、どうか
よろしくおねがいしますね。▼
- [バルボ]
- 神官さま……▼
こちらこそ、
よろしく頼むぜ。▼
- [レオ]
- ふーん……▼
そこまでいうなら、少しは
がんばってあげちゃおっかしら。▼
- [カムイ]
- 俺は
もらえる金次第だね。▼
- [バルボ]
- まったく、またお前は……!▼
- [セリカ]
- うふふ……▼
ソフィア航路3†
戦闘開始時†
- [セリカ]
- 敵がひとりだけ……
どういうことなの?▼
- [祈祷師]
- くくく……
お前が例の小娘か。▼
お前をあのお方の元につれてゆけば、
わしの教団での地位もあがるというもの。▼
邪魔な海賊どもは片づけてやったぞ。
さあ、わしと来るがいい。▼
- [ボーイ]
- おいおい、
なにわかんないこと言ってんだよ?▼
俺たちは急いでるんだ。
邪魔だからどいてくれよ。▼
- [祈祷師]
- 生意気な小僧じゃのう……
少々、痛い目を見てもらうことになるぞ。▼
- [ボーイ]
- へっ、
たったひとりでなにができるってんだよ。▼
- [セリカ]
- あれは……▼
みんな、気をつけて!
あの人は祈祷師だわ。▼
魔物を召喚する気よ!▼
- [ボーイ]
- え…………
ええーーーっ?!▼
戦闘終了後†
- [ボーイ]
- お、終わった……▼
セリカさま。
あいつ、なんなんです?▼
セリカさまを連れていくとか
なんとか……▼
- [セリカ]
- ……わからないわ。▼
いままで、私の命を狙ってきた人たちとは
明らかに違う……▼
嫌な胸騒ぎがするわ。
この先も、慎重に行きましょう。▼
海のほこら†
戦闘前†
+
| | カムイが加入かつ生存している場合
|
- [カムイ]
- おおおおい!!
神官さま!!!▼
海のほこらには
寄らないって言ったじゃねえか!!!▼
なんでちゃっかり寄ってんだよ?!▼
- [セリカ]
- なんでって……▼
なにか役に立つものが
あるかもしれないと思って。▼
ああ、カムイはドラゴンゾンビが
苦手だったわね。▼
ごめんなさい、
すっかり忘れていたわ。▼
- [カムイ]
- わ、忘れてたって……▼
勘弁してくれ。
俺は船にもどるぜ。▼
- [セリカ]
- あ、でも……▼
(SE:ドラゴンゾンビの咆哮)
- [カムイ]
- ひいぃいいい!!
でたぁああああ!!!▼
|
+
| | カムイが未加入または死亡している場合
|
- [ボーイ]
- こ、ここによっていくんですか?
セリカさま……▼
なんか、すごい化けものが
出るってききましたけど……▼
- [セリカ]
- なにか役に立つものが
あるかもしれないわ。▼
それに、港の人たちが怯えているから
退治したほうがいいかと思って。▼
- [セーバー]
- はあ……
お嬢ちゃん。▼
だから、
勝手によけいな仕事ふやすなって……▼
……ん?▼
(SE:ドラゴンゾンビの咆哮)
- [ボーイ]
- う、うわあぁあああ!!
でたぁあああああーーーっ!!!▼
|
戦闘開始時(セリカがエンジェルを習得している場合)†
- [セリカ]
- なんて恐ろしい化けものなの……▼
でも、いまの私には
エンジェルの魔法があるわ。▼
この魔法で、あなたの迷える魂を
導いてあげる……!▼
海のほこら内部†
ダンジョン内†
(移動中ボイス)
- [セリカ]
- 潮の香りに満ちた、冷たく湿っぽい洞窟……
ドラゴンゾンビに守られていたせいで、
人が立ち入ることはないみたいね。
ソフィアの港†
- [セリカ]
- ふう……
やっとついたわ。▼
ここがソフィアの港ね。▼
- [おじさん]
- あっ、
おいでなさったぞ!▼
- [セリカ]
- えっ?▼
- [おじさん]
- ようこそ、神官さま!▼
きけば、あのダッハを倒し
海賊を退治してくれたそうで……▼
いやあ、助かりました。
ありがとうございます。▼
- [セリカ]
- ああ……▼
そんな、お礼をいわれるような
ことではありません。▼
私が、
自分のためにやったことですから。▼
- [おじさん]
- ははあ……▼
さすが神官さまは
つつましくていらっしゃる。▼
でも、私たちも海賊どもには
ほとほと困っていたんです。▼
助けられたことにはかわりありません。
どうぞ、お礼をさせてください。▼
- [セリカ]
- いいえ、そんな……▼
- [セーバー]
- へへっ、俺は遠慮なくいただくぜ。
おやじ、酒場はどこだ?▼
- [おじさん]
- はい、こちらでございます。
どうぞどうぞ……▼
- [セリカ]
- ちょ、ちょっと……
待ってください、セーバー!▼
- [女性]
- あの……
神官さま、ありがとうございました。▼
これで、うちの人も
安心して海にでることができます。▼
- [セリカ]
- あ……▼
そうですか、それは……
よかったですね。▼
- [女性]
- はい!▼
- [セリカ]
- …………▼
- [メイ]
- えへへっ、セリカさま!▼
私もいっぱいお礼お礼言われちゃいました。
がんばったかいがありましたね!▼
- [ボーイ]
- へっ。
単純だな、お前。▼
船の上じゃあ酔うとか髪が傷むとか、
文句ばっかり言ってたじゃないか。▼
- [メイ]
- な、なによ!
ボーイこそ。▼
さっき、女の人にお礼言われて
でれでれしてたくせに!▼
- [ボーイ]
- はあ?
してねえよ!▼
- [セリカ]
- うふふ……▼
- [メイ]
- ほら!
またセリカさまに笑われちゃったじゃない。▼
- [セリカ]
- いいのよ、ふたりとも。
とてもがんばってくれたもの。▼
それに……
私、はじめて知ったわ。▼
だれかを助けられるって、
うれしいものなのね。▼
出入り口†
- [男性]
- ああ、めでたいなあ。▼
海賊はいなくなるし、
ソフィア城は解放されるし……▼
- [セリカ]
- ソフィア城が解放された?
それは、どういう意味ですか。▼
- [男性]
- ソフィア解放軍が
ドゼーを城から追い出したんですよ。▼
なんでも解放軍のリーダーが
かわったそうで。▼
クレーベさまから、マイセン将軍の
孫だという少年になったんです。▼
彼が、劣勢だった解放軍を
立て直したそうです。▼
- [セリカ]
- マイセン将軍……
おじいさまの?!▼
それは、本当なのですか?▼
- [男性]
- ええ。▼
あの英雄の孫だって、
国中で評判になっているんですから。▼
- [セリカ]
- そんな……▼
じゃあ、
解放軍のリーダーというのは……▼
- [男性]
- いやあ、頼もしいなあ。
いまや彼こそが英雄ですよ。▼
解放軍は、いまは
ソフィア城にとどまっていますが▼
近いうちに
また進軍するそうです。▼
きっと、このソフィアから
リゲル軍を追い出してくれますよ。▼
- [セリカ]
- 解放軍がリゲル軍と……▼
アルム……▼
本当にあなただとしたら、
なんて危険なことを……!▼
- [メイ]
- セリカさま、
大丈夫ですか?▼
顔がまっさおですよ。▼
- [セリカ]
- ……ええ、平気よ。▼
それより、ミラさまの神殿へむかう前に
ソフィア城へ行ってもいいかしら。▼
どうしても、
たしかめたいことがあるの。▼
- [ボーイ]
- えっ、お城に?▼
でも、セリカさま……
いいんですか?▼
- [セリカ]
- ええ。
もう何年もたっているもの。▼
いまの私を見ても
わかる人はいないわ。▼
- [セーバー]
- ん?
なんの話だ。▼
- [ボーイ]
- ああ、いやいや……
えーと、そうだ!▼
セーバー、あっちの酒場で
お姉さんが呼んでたぜ。▼
海賊退治の英雄さまに
もっとお礼がしたいんじゃない?▼
- [セーバー]
- おっ、そうか?▼
そいつはありがたく
こたえてやらねえとな……▼
- [セリカ]
- アルム……▼
ずっと会いたいと
願っていたけれど▼
まさか、こんなかたちで
会うことになるなんて。▼
解放軍のリーダーだなんて
うそであってほしいけど、でも……▼
とにかく、早く会って
たしかめなきゃ。▼
解放軍のアジト†
入り口†
パイソンと会話†
(1章でアルム軍が仲間にしていない場合、入り口で会話できる)
- [パイソン]
- ああ?
なに、お前ら。▼
ここは解放軍のアジトだ。
でも、いまは誰もいないぜ。▼
俺は気楽な留守番さ。▼
(2回目以降)
- [パイソン]
- なんだよ……▼
用がないならあっちいって。
昼寝のじゃまだよ。▼
ミラ神像†
フォルスと会話†
(1章でアルム軍が仲間にしていない場合、ミラ神像で会話できる)
- [フォルス]
- やあ、こんなところにまで
よく来たね。▼
ここは
解放軍のアジトなんだが……▼
みんなはいま
出はらっているんだ。▼
僕? 僕は……
留守をあずかっているのさ。▼
(2回目以降)
- [フォルス]
- リーダーに用があるのなら、
ソフィア城にいくといいよ。▼
盗賊のほこら†
ミラ神像†
シルクと会話†
(1章でアルム軍が仲間にしていない場合、ミラ神像で会話できる)
- [セリカ]
- あなたは……▼
シルク?
シルクなの?▼
- [シルク]
- まあ、セリカさま……!▼
こんなところで
お会いするなんて。▼
- [セリカ]
- ノーヴァの修道院を出てから
なんの音沙汰もないんですもの。▼
ずっと、心配していたのよ。▼
- [シルク]
- 申しわけありません、セリカさま。▼
でも、私はここで
自分の役目を果たそうと思います。▼
セリカさまも、
とうとう島を出られたのですね。▼
どうぞ、ご自分の道を
迷わずに進んでください。▼
セリカさまの旅に
ミラさまのご加護がありますように……▼
(2回目以降)
- [シルク]
- ミラさまのご加護が
ありますように……▼
ラムの村†
出入り口†
- [セリカ]
- ラムの村だわ。
なつかしい……▼
みんなは
どうしているかしら。▼
エフィと会話†
(1章でアルム軍が仲間にしていない場合、出入り口で会話できる)
- [エフィ]
- えっ……▼
セリカ?
セリカなの?!▼
うわあ、久しぶり……!
会いたかったわ。▼
アルムはね、
いまこの村にはいないの。▼
私、さびしくって……▼
追いかけていこうって
何度も思ったわ。▼
でも、ひとりじゃ
とても無理よね……▼
セリカ、あなた
旅をしているんでしょう?▼
お願い、私もつれていって!
〈エフィを仲間にしますか?〉
・はい
・いいえ
(はいを選択)
〈エフィが仲間になりました。〉
(いいえを選択)
- [エフィ]
- そう……▼
ごめんね、
無茶なことをいって。▼
……もし、もしもだけど
アルムに会ったら▼
私、ずっと待ってるって伝えてね。▼
(再度話しかける)
- [エフィ]
- なあに?▼
いっしょに
つれていってくれるの?▼
クリフと会話†
(1章でアルム軍が仲間にしていない場合、出入り口で会話できる)
- [クリフ]
- ……おどろいた。
セリカだろ?▼
久しぶりだね。
もどってこられたんだ。▼
アルムたちは……
いろいろあってさ、村にはいないよ。▼
マイセンさんも
どこかにいっちゃった。▼
はあ……▼
もともとなんにもない村だけど
ますます退屈だよ。▼
セリカは
どこかにいく途中なの?▼
よかったら、
僕もつれていってよ。▼
〈クリフを仲間にしますか?〉
・はい
・いいえ
(はいを選択)
〈クリフが仲間になりました。〉
(いいえを選択)
- [クリフ]
- ……あっそ。▼
別にいいよ。
どうしてもいきたいわけじゃないし。▼
(再度話しかける)
- [クリフ]
- ……なに?
いっしょに来いっていうの?▼
マイセンの家†
- [セリカ]
- おじいさま、
マイセンおじいさま!▼
……いないわ。
どうしたのかしら。▼
ソフィア城†
戦闘前†
- [メイ]
- わあ、お城だ―!▼
すごーい!
大きーい!、きれーい!!▼
- [ボーイ]
- メイ……
はしゃぐなって。▼
遊びにきたんじゃないんだぞ。▼
- [メイ]
- だって、こんなに立派な建物
はじめて見たんだもん。▼
- [セーバー]
- ま、たしかに。▼
島の漁師の子の俺たちには
一生縁のない場所だしな。▼
- [メイ]
- すごいなー……▼
こんなお城で暮らすなんて
どんな気分がするんだろ?▼
- [ボーイ]
- おい……▼
- [セリカ]
- …………▼
- [メイ]
- あ……▼
す、すみません。
セリカさま。▼
私たち、先にいってますね!▼
- [セリカ]
- あ……▼
- [セーバー]
- どうしたんだい?
お嬢ちゃん。▼
- [セリカ]
- セーバー……
いえ、なんでもありません。▼
- [セーバー]
- あんたは、あいつらみたいに
はしゃいだりしないんだな。▼
- [セリカ]
- えっ?
そ、そんなことはありません。▼
おどろいて、
言葉が出ないだけです。▼
- [セーバー]
- へえ……▼
まあ、いっか。
俺たちもさっさと入ろうぜ。▼
- [セリカ]
- …………▼
またこの城に
足を踏みいれる日がくるなんて……▼
でも、
アルムに会えるかもしれないんだもの。▼
早くいかなきゃ……▼
(戦闘マップに移行)
- [セリカ]
- きゃあっ!!▼
- [セーバー]
- どうした、お嬢ちゃん?!▼
- [祈祷師]
- 運命の子よ、
さあドーマさまのもとへ……▼
- [セーバー]
- ぐあっ!▼
なんだこいつら、
ドゼーとやらの残党か?!▼
おいおい、
俺たちは解放軍じゃねえぞ!▼
- [セリカ]
- いいえ、違います。
この人たちの狙いは……▼
……私……?▼
- [セーバー]
- とにかく、このままじゃ
やられちまうぞ。▼
くそっあのガキどもめ!▼
浮かれてさっさと
先にいきやがって……▼
- [セリカ]
- きゃああっ!▼
- [セーバー]
- お嬢ちゃん!!▼
(一枚絵:駆けつける仮面の騎士)
- [セリカ]
- えっ……?▼
- [仮面の騎士]
- 下衆どもめ……▼
汚い手で
この娘にさわるな。▼
- [祈祷師]
- な、なんだ
きさまは?!▼
- [仮面の騎士]
- お前ごときの問いに
こたえる口を私はもたぬ。▼
命が惜しければ
早々に立ち去るがいい。▼
- [祈祷師]
- なにを……!▼
構わん、
力づくで娘を奪いとれ!▼
- [セリカ]
- あの、あなたは……?▼
- [仮面の騎士]
- …………▼
私の正体など
いま知るべきことではない。▼
黙って戦え。
あいつらに連れ去られたいのか?▼
- [セリカ]
- は、はい……▼
戦闘終了後†
- [祈祷師]
- くそっ……、退け!
退却だ!▼
おのれ小娘め。
われわれはあきらめんぞ……!▼
- [セリカ]
- 敵が去っていくわ……
助かったみたいね。▼
ありがとうございます。
あの、あなたは……▼
……あら?▼
- [セーバー]
- あのキザな仮面男なら
とっくにどこかへ行ったぜ。▼
なんだあいつ?
お嬢ちゃんの知り合いか。▼
- [セリカ]
- いいえ。
誰なのかしら……?▼
- [セーバー]
- やれやれ。▼
あの襲ってきたやつらといい、
わからないことだらけだな。▼
- [セリカ]
- そうですね……▼
あの人たちは
多分ドゼーの手下ではありません。▼
そうだわ、海の上で私を連れ去ろうとした
あの人ときっと同じ……!▼
いったい誰が、なんのために私を……?▼
(場面切り替え:森の中)
- [祈祷師]
- くそっ。
なんだ、あの仮面の男は?!▼
いや、それよりも娘を奪えなかったこと、
ジュダさまになんと報告すればよいのか……▼
- [スレイダー]
- ――おい。
お前ら、リゲル軍の者か?▼
- [祈祷師]
- むっ……
なんだ、貴様?▼
- [スレイダー]
- ま、待て。
私は敵じゃない。▼
ドゼーの手下だったのだが
反乱軍に城を追われてな。▼
リゲルに亡命したいのだ。
もちろん、ただでとは言わん。▼
- [祈祷師]
- なにをしらじらしい……
信用できるものか。▼
- [スレイダー]
- ふーん……
いいのか?▼
さきほど、
小娘をさらおうとして失敗しただろう。▼
誰に命じられたのかは知らんが
かわりになる手柄がほしくないか?▼
- [祈祷師]
- …………▼
- [スレイダー]
- いいか。
ソフィア城の北西に森がある。▼
その中に村があってな――……▼
階段前†
- [セリカ]
- お……
おじいさま?!▼
マイセンおじいさまが
どうしてここに……?▼
- [マイセン]
- やはり来たか……
久しいな、セリカ。▼
- [セリカ]
- おじいさま……!▼
もう二度とお会いできないかもと
思っていました。▼
- [マイセン]
- ああ。
お前もずいぶんと美しくなった。▼
しかし、ゆっくりと再会をよろこぶ時間も
なさそうだな。▼
お前が島を出たのは、
なにか目的があってのことだろう?▼
- [セリカ]
- はい……▼
おじいさま、私は
ミラさまの神殿へむかいます。▼
私には、いまソフィアでおこっている
すべてのことの鍵が▼
ミラさまにあるように思えて
ならなないのです。▼
敵と戦うばかりが
やるべきことではありません。▼
私は
ミラさまのお考えが知りたい。▼
そして、できることならば
みんなをお救いくださるよう……▼
そうお願いするつもりです。▼
- [マイセン]
- そうか……▼
アルムがおのれの道を進んだように
お前もまた、選んだのだな。▼
- [セリカ]
- アルム……!
そうだわ、おじいさま。▼
おじいさまが
ここにいるということは▼
やはり、解放軍のリーダーは……▼
- [マイセン]
- それは自分でたしかめるといい。
この階段をのぼってみろ。▼
お前が一番会いたい者が
待っているはずだ。▼
ムービー:『運命の子供たち』†
- [アルム]
- ん?
- [セリカ]
- アルム!
- [アルム]
- え?!
うわっ
とっ……と……
あっ! あああ……!
いたたたた……
き、君は……セリカ?
もしかして、セリカなの?
- [セリカ]
- アルム! よかった、本当にまた会えた……!
私がラムの村を出てから7年間も……
ずっと会えなかったもの……!
- [アルム]
- セリカ……僕もずっと会いたかったんだ……!
バルコニー†
- [アルム]
- そうだったんだ……
すごいな。▼
セリカが海賊退治なんて、
想像できないよ。▼
- [セリカ]
- 退治なんて……
ただのなりゆきよ。▼
それより、ねえアルム。▼
リゲル帝国と戦争なんて
しないわよね……?▼
- [アルム]
- それは……▼
しかたないよ。
攻めてきたのはあいつらのほうだ。▼
- [セリカ]
- でも、戦う以外の方法で
解決できるかもしれないじゃない。▼
- [アルム]
- かんたんに言わないでくれよ。▼
そんなものがあるなら、
みんな命をかけて戦場に出たりしないさ。▼
- [セリカ]
- そうかしら。▼
ソフィアもリゲルも、もとは同じ
バレンシアの人間でしょう?▼
わかりあうことができるはずだわ。▼
それに……▼
私には、ルドルフ皇帝が
そんなに悪い人だとは思えないの。▼
- [アルム]
- 皇帝がどんな人間かなんて関係ない。▼
リゲル帝国がソフィアを侵略しようと
していることは事実なんだよ。▼
僕らは、それを止めるだけだ。▼
- [セリカ]
- だからって、どうしてアルムが
先頭に立つの?▼
おじいさまの孫だからって、
貴族でも騎士でもないのに。▼
どうしてそんな危険なことを
アルムが……!▼
- [アルム]
- ……っ!▼
……セリカまで、まるで
貴族みたいなことをいうんだな。▼
身分なんて関係ない。
僕は、選ばれてここにいる。▼
だから、やるべきことをやるだけだよ。▼
- [セリカ]
- アルム……▼
- [アルム]
- それに、僕だって好きで
戦っているわけじゃない。▼
もとはと言えば
リマ四世がリゲル帝国を怒らせたからだ。▼
この国を統べるべき人たちが
義務を果たさないのが悪いんだよ。▼
だから、こんなことに
なっているんじゃないか。▼
- [セリカ]
- そ、それは…………▼
……なによ。▼
じゃあ、アルムが
王さまになればいいじゃない。▼
- [アルム]
- えっ?
- [セリカ]
- 王族がどんなものかも知らないくせに。
勝手なことばかり言わないで!▼
アルムは英雄になったから、
次は王さまになりたいの?▼
- [アルム]
- ちがう!
僕はただ、ソフィアを守りたいんだ。▼
それに、王家にはひとりだけ
生きている王女さまがいるらしいんだ。▼
その王女さまが見つかれば、
僕はよろこんで村に帰るよ。▼
そうだ、
そのときはセリカもいっしょに……▼
- [セリカ]
- 王女なんていないわ、
ソフィア王家は滅んだのよ!!▼
- [アルム]
- セリカ……?▼
- [セリカ]
- ……もういい。▼
アルム、あなたはそうやって
戦いつづければいい。▼
私はミラさまの神殿にいくわ。▼
さようなら、アルム……▼
(一枚絵)
- [セリカ]
- ……アルムのばか…………!
- [アルム]
- セリカ……▼
なんだよ、
あんな言いかたしなくたって……▼
………………
……あ……▼
そういえば聞けなかったな。▼
なんであのとき
村を出ていったのか……▼
…………
セリカ……▼
話したいことがたくさんあったのに、
こんな別れになるなんて……▼
エンディング†
- [ナレーション]
- 念願の再会を果たしたアルムとセリカ。
しかしそれは
悲しい物別れに終わってしまう。
一方は戦うことで、
また一方は神の力によって……
違うかたちで
共に平和を求めるふたり。
彼らが再び手を取りあう日は
来るのであろうか――
コメント†
- アルムとセリカの再会の会話はリゲル城ではなくソフィア城では? --