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会話集/章別会話/19章 妖狐の山
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[[会話集/章別会話]]
*暗夜王国 19章 妖狐の山 [#w1e911d1]
#contents
*ナレーション [#f5f1cc18]
束の間の休息の後、再び白夜王都へ~
向かうカムイ。~
だが、街道は多数の敵で進めない。~
一行は、やむをえず敵の手が届かない~
妖狐の山を越えることにした。~
*オープニング [#b32e1086]
#region(マイユニット男性・僕)
:[レオン]|カムイ兄さん、大変だよ。~
この先に、白夜の軍勢が…!▼~
:[マークス]|ああ。~
数千もの兵が街道を塞いでいる。▼~
このまま進めば…~
全滅は必至だろう。▼~
:[カムイ]|! まさか…▼~
:[アクア]|そうね。おそらく、先に戻ったリョウマ達が~
兵を配備したのだと思うわ。▼~
まあ、私たちの居場所がばれた以上、~
当然の措置だと思うけど。▼~
:[カムイ]|これじゃ王都までは辿り着けないね…▼~
仕方ない。~
一旦戻って、別の道を考えるしか…▼~
:[アクア]|…いいえ。ここからでも、~
行ける道が無いわけではないわ。▼~
:[カムイ]|え…?▼~
:[アクア]|いい?~
この街道の西側に…▼~
白夜王国の者でも足を踏み入れない~
山が存在するの。▼~
そこなら白夜兵の手は届かないはずよ。▼~
…けれど、その山には狐に姿を変える種族、~
『妖狐』が住む里があると言われているわ。▼~
もし彼らに見つかれば、~
生きて戻れるかはわからない。▼~
:[カムイ]|妖狐…▼~
:[アクア]|ねえ、どうする?▼~
わざわざ危険を冒したくないのなら~
無理強いはしないけれど…▼~
時間が経てば経つほど、~
白夜の守りは強固になっていくわよ。▼~
:[カムイ]|…………▼~
わかった、その山を通ろう。▼~
戦が長引くのは、何としても避けたい。▼~
それに僕たちは一刻も早く…▼~
ガロン王の真実をみんなに伝えないと。▼~
:[アクア]|ええ…あなたの言う通りね。▼~
じゃあ、道案内は私に任せて。▼~
(マップ移動)~
:[カムイ]|…ふうっ。~
かなり上まで登ってきたね。▼~
さっき言ってた里って、~
どのあたりにあるんだろう…?▼~
:[アクア]|わからないわ。▼~
その里に行って戻ってきた者は、~
殆どいないと伝えられているから。▼~
既に通り過ぎたのか、これからなのか、~
予測をつけることもできない。▼~
とにかく、用心をして~
進み続けるほかないわ。▼~
:[カムイ]|…うん、分かった。▼~
:[エリーゼ]|カムイおにいちゃん…▼~
:[カムイ]|大丈夫だよ、エリーゼ。~
怖かったら、僕の後ろにいればいい。▼~
:[エリーゼ]|えっと、違うの…▼~
あれ…見て。▼~
:[カムイ]|え?~
(画面上からニシキ登場)~
:[ニシキ]|…………▼~
:[カムイ]|っ!? あれって…!?▼~
:[アクア]|妖狐!?~
しまった…!▼~
:[ニシキ]|…………▼~
はじめまして!~
旅人さん、こんにちはー。▼~
:[カムイ]|あ…~
こ、こんにちは…▼~
:[ニシキ]|うーん。~
ここに来るヒトは久しぶりに見るなぁ。▼~
今回は、暗夜王国のヒトかー。▼~
:[アクア]|あなた、なぜそれを…▼~
:[ニシキ]|ボクはニシキ。~
あなたじゃなくて、ニシキだよ。▼~
この里の長をやっているんだ。▼~
:[アクア]|そう…~
じゃあ、ニシキ。▼~
私たちが暗夜王国側だと~
なぜわかったの?▼~
:[ニシキ]|着ているモノと匂いで、何となく。▼~
ボク、暗夜王国のヒトには~
何度もお世話になっているからね。▼~
里から出て迷子になった時も、~
みんな優しくしてくれたし…▼~
暗夜王国のヒトは大好きだなー。▼~
:[アクア]|…………▼~
:[カムイ]|なんだか、~
思ってたより友好的だね。▼~
出会ったら命はないみたいな言い方を~
されてるみたいだけど、▼~
もしかしたら、ただの偏見を受けているだけで、~
話せばわかってくれるんじゃないかな。▼~
:[アクア]|…いいえ。~
どうやらそれは、期待できそうにないわ。▼~
:[カムイ]|ど、どうして?▼~
:[アクア]|…周りをよく見て。▼~
(周囲に敵)~
:[妖狐]|…グルルルルルルル…▼~
:[カムイ]|よ、妖狐…!?~
囲まれてるのか…?▼~
:[ニシキ]|えへへ。~
会えてとっても嬉しいんだけど…▼~
残念だなあ。▼~
この場所に来てしまったからには~
みんな…▼~
…死んでもらうしかないよ。▼~
:[カムイ]|なんだって…!?~
で、でもさっき、人間は好きだって…▼~
:[ニシキ]|うん。▼~
ボク、外の世界で出会うヒトは~
みーんな優しくて、だいすきだよ。▼~
でもね、向こうから里に来るヒトは~
良くないヒトが多い、って…▼~
信用したら毛皮を獲られて殺される、って~
そう言い伝えられてきてるんだ。▼~
そういうヒトたちが来たら、~
ちゃんと始末しておかないと。▼~
:[カムイ]|ち、違う!~
僕たちはそんなことしない!▼~
ただここを、~
通らせてほしいだけなんだ!▼~
:[ニシキ]|うーん…~
信じてあげたいけど…▼~
ボクは里の長だから、~
みんなのことを守らないといけないんだ。▼~
大切なみんなを死なせないためには、~
よそ者を簡単に信じるわけにはいかない。▼~
だから、悪いけど…▼~
:[カムイ]|そんな…!▼~
:[ニシキ]|もしあの世で会うことがあったら、~
その時は、仲良くしようね。▼~
それじゃあ…ばいばい。▼~
#endregion
#region(マイユニット男性・俺)
:[レオン]|カムイ兄さん、大変だよ。~
この先に、白夜の軍勢が…!▼~
:[マークス]|ああ。~
数千もの兵が街道を塞いでいる。▼~
このまま進めば…~
全滅は必至だろう。▼~
:[カムイ]|! まさか…▼~
:[アクア]|そうね。おそらく、先に戻ったリョウマ達が~
兵を配備したのだと思うわ。▼~
まあ、私たちの居場所がばれた以上、~
当然の措置だと思うけど。▼~
:[カムイ]|これでは王都までは辿り着けないな…▼~
仕方ない。~
一旦戻って、別の道を考えるしか…▼~
:[アクア]|…いいえ。ここからでも、~
行ける道が無いわけではないわ。▼~
:[カムイ]|え…?▼~
:[アクア]|いい?~
この街道の西側に…▼~
白夜王国の者でも足を踏み入れない~
山が存在するの。▼~
そこなら白夜兵の手は届かないはずよ。▼~
…けれど、その山には狐に姿を変える種族、~
『妖狐』が住む里があると言われているわ。▼~
もし彼らに見つかれば、~
生きて戻れるかはわからない。▼~
:[カムイ]|妖狐…▼~
:[アクア]|ねえ、どうする?▼~
わざわざ危険を冒したくないのなら~
無理強いはしないけれど…▼~
時間が経てば経つほど、~
白夜の守りは強固になっていくわよ。▼~
:[カムイ]|…………▼~
わかった、その山を通ろう。▼~
戦が長引くことだけは、~
何としても避けたい。▼~
それに俺たちは一刻も早く…▼~
ガロン王の真実を~
みんなに伝えなければならないんだ。▼~
:[アクア]|ええ…あなたの言う通りね。▼~
じゃあ、道案内は私に任せて。▼~
(マップ移動)~
:[カムイ]|…ふうっ。~
かなり上まで登ってきたな。▼~
先ほど言っていた里は、~
どのあたりにあるんだ…?▼~
:[アクア]|わからないわ。▼~
その里に行って戻ってきた者は、~
殆どいないと伝えられているから。▼~
既に通り過ぎたのか、これからなのか、~
予測をつけることもできない。▼~
とにかく、用心をして~
進み続けるほかないわ。▼~
:[カムイ]|…ああ、分かった。▼~
:[エリーゼ]|カムイおにいちゃん…▼~
:[カムイ]|大丈夫だ、エリーゼ。~
怖いのなら、俺の後ろにいればいい。▼~
:[エリーゼ]|えっと、違うの…▼~
あれ…見て。▼~
:[カムイ]|え?~
(画面上からニシキ登場)~
:[ニシキ]|…………▼~
:[カムイ]|っ!? あれは…!?▼~
:[アクア]|妖狐!?~
しまった…!▼~
:[ニシキ]|…………▼~
はじめまして!~
旅人さん、こんにちはー。▼~
:[カムイ]|あ…~
こ、こんにちは…▼~
:[ニシキ]|うーん。~
ここに来るヒトは久しぶりに見るなぁ。▼~
今回は、暗夜王国のヒトかー。▼~
:[アクア]|あなた、なぜそれを…▼~
:[ニシキ]|ボクはニシキ。~
あなたじゃなくて、ニシキだよ。▼~
この里の長をやっているんだ。▼~
:[アクア]|そう…~
じゃあ、ニシキ。▼~
私たちが暗夜王国側だと~
なぜわかったの?▼~
:[ニシキ]|着ているモノと匂いで、何となく。▼~
ボク、暗夜王国のヒトには~
何度もお世話になっているからね。▼~
里から出て迷子になった時も、~
みんな優しくしてくれたし…▼~
暗夜王国のヒトは大好きだなー。▼~
:[アクア]|…………▼~
:[カムイ]|なんだ、~
思っていたより友好的じゃないか。▼~
出会ったら命はないような~
言い方をされているみたいだが、▼~
もしかしたら、それはただの偏見で、~
話せばわかってくれるんじゃないか。▼~
:[アクア]|…いいえ。~
どうやらそれは、期待できそうにないわ。▼~
:[カムイ]|な、なぜそう思うんだ?▼~
:[アクア]|…周りをよく見て。▼~
(周囲に敵)~
:[妖狐]|…グルルルルルルル…▼~
:[カムイ]|よ、妖狐…!?~
囲まれているのか…?▼~
:[ニシキ]|えへへ。~
会えてとっても嬉しいんだけど…▼~
残念だなあ。▼~
この場所に来てしまったからには~
みんな…▼~
…死んでもらうしかないよ。▼~
:[カムイ]|なんだって…!?~
だ、だがさっき、人間は好きだと…▼~
:[ニシキ]|うん。▼~
ボク、外の世界で出会うヒトは~
みーんな優しくて、だいすきだよ。▼~
でもね、向こうから里に来るヒトは~
良くないヒトが多い、って…▼~
信用したら毛皮を獲られて殺される、って~
そう言い伝えられてきてるんだ。▼~
そういうヒトたちが来たら、~
ちゃんと始末しておかないと。▼~
:[カムイ]|ち、違う!~
俺たちはそんなことしない!▼~
ただここを、~
通らせてほしいだけなんだ!▼~
:[ニシキ]|うーん…~
信じてあげたいけど…▼~
ボクは里の長だから、~
みんなのことを守らないといけないんだ。▼~
大切なみんなを死なせないためには、~
よそ者を簡単に信じるわけにはいかない。▼~
だから、悪いけど…▼~
:[カムイ]|そんな…!▼~
:[ニシキ]|もしあの世で会うことがあったら、~
その時は、仲良くしようね。▼~
それじゃあ…ばいばい。▼~
#endregion
#region(マイユニット女性・私)
:[レオン]|カムイ姉さん、大変だよ。~
この先に、白夜の軍勢が…!▼~
:[マークス]|ああ。~
数千もの兵が街道を塞いでいる。▼~
このまま進めば…~
全滅は必至だろう。▼~
:[カムイ]|! まさか…▼~
:[アクア]|そうね。おそらく、先に戻ったリョウマ達が~
兵を配備したのだと思うわ。▼~
まあ、私たちの居場所がばれた以上、~
当然の措置だと思うけど。▼~
:[カムイ]|これでは王都までは辿り着けませんね…▼~
仕方ありません。~
一旦戻って、別の道を考えるしか…▼~
:[アクア]|…いいえ。ここからでも、~
行ける道が無いわけではないわ。▼~
:[カムイ]|え…?▼~
:[アクア]|いい?~
この街道の西側に…▼~
白夜王国の者でも足を踏み入れない~
山が存在するの。▼~
そこなら白夜兵の手は届かないはずよ。▼~
…けれど、その山には狐に姿を変える種族、~
『妖狐』が住む里があると言われているわ。▼~
もし彼らに見つかれば、~
生きて戻れるかはわからない。▼~
:[カムイ]|妖狐…▼~
:[アクア]|ねえ、どうする?▼~
わざわざ危険を冒したくないのなら~
無理強いはしないけれど…▼~
時間が経てば経つほど、~
白夜の守りは強固になっていくわよ。▼~
:[カムイ]|…………▼~
わかりました。~
その山を通りましょう。▼~
戦が長引くのだけは、~
何としても避けなければ。▼~
それに私たちは一刻も早く…▼~
ガロン王の真実を~
みんなに伝えなければなりません。▼~
:[アクア]|ええ…あなたの言う通りね。▼~
じゃあ、道案内は私に任せて。▼~
(マップ移動)~
:[カムイ]|…ふうっ。~
かなり上まで登ってきましたね。▼~
先ほど言っていた里って、~
どのあたりにあるのでしょう…?▼~
:[アクア]|わからないわ。▼~
その里に行って戻ってきた者は、~
殆どいないと伝えられているから。▼~
既に通り過ぎたのか、これからなのか、~
予測をつけることもできない。▼~
とにかく、用心をして~
進み続けるほかないわ。▼~
:[カムイ]|…はい、分かりました。▼~
:[エリーゼ]|カムイおねえちゃん…▼~
:[カムイ]|大丈夫ですよ、エリーゼ。~
怖かったら、私の後ろにいてください。▼~
:[エリーゼ]|えっと、違うの…▼~
あれ…見て。▼~
:[カムイ]|え?~
(画面上からニシキ登場)~
:[ニシキ]|…………▼~
:[カムイ]|っ!? あれって…!?▼~
:[アクア]|妖狐!?~
しまった…!▼~
:[ニシキ]|…………▼~
はじめまして!~
旅人さん、こんにちはー。▼~
:[カムイ]|あ…~
こ、こんにちは…▼~
:[ニシキ]|うーん。~
ここに来るヒトは久しぶりに見るなぁ。▼~
今回は、暗夜王国のヒトかー。▼~
:[アクア]|あなた、なぜそれを…▼~
:[ニシキ]|ボクはニシキ。~
あなたじゃなくて、ニシキだよ。▼~
この里の長をやっているんだ。▼~
:[アクア]|そう…~
じゃあ、ニシキ。▼~
私たちが暗夜王国側だと~
なぜわかったの?▼~
:[ニシキ]|着ているモノと匂いで、何となく。▼~
ボク、暗夜王国のヒトには~
何度もお世話になっているからね。▼~
里から出て迷子になった時も、~
みんな優しくしてくれたし…▼~
暗夜王国のヒトは大好きだなー。▼~
:[アクア]|…………▼~
:[カムイ]|なんだか、~
思っていたより友好的ですね。▼~
出会ったら命はないようなな言い方を~
されているみたいですけど、▼~
もしかしたら、それはただの偏見で、~
話せばわかってもらえるんじゃありませんか?▼~
:[アクア]|…いいえ。~
どうやらそれは、期待できそうにないわ。▼~
:[カムイ]|ど、どうしてです?▼~
:[アクア]|…周りをよく見て。▼~
(周囲に敵)~
:[妖狐]|…グルルルルルルル…▼~
:[カムイ]|よ、妖狐…!?~
囲まれているのですか…?▼~
:[ニシキ]|えへへ。~
会えてとっても嬉しいんだけど…▼~
残念だなあ。▼~
この場所に来てしまったからには~
みんな…▼~
…死んでもらうしかないよ。▼~
:[カムイ]|なんですって…!?~
で、でもさっき、人間は好きだって…▼~
:[ニシキ]|うん。▼~
ボク、外の世界で出会うヒトは~
みーんな優しくて、だいすきだよ。▼~
でもね、向こうから里に来るヒトは~
良くないヒトが多い、って…▼~
信用したら毛皮を獲られて殺される、って~
そう言い伝えられてきてるんだ。▼~
そういうヒトたちが来たら、~
ちゃんと始末しておかないと。▼~
:[カムイ]|ち、違います!~
私たちはそんなことはしません!▼~
ただここを、~
通らせてほしいだけなんです!▼~
:[ニシキ]|うーん…~
信じてあげたいけど…▼~
ボクは里の長だから、~
みんなのことを守らないといけないんだ。▼~
大切なみんなを死なせないためには、~
よそ者を簡単に信じるわけにはいかない。▼~
だから、悪いけど…▼~
:[カムイ]|そんな…!▼~
:[ニシキ]|もしあの世で会うことがあったら、~
その時は、仲良くしようね。▼~
それじゃあ…ばいばい。▼~
#endregion
*戦闘開始 [#x86b9fe9]
**ニシキ初戦時 [#x8hjtpdta]
:[ニシキ]|~
ボクは長として、~
里の平和と、みんなを守る…!▼~
**ニシキ撃破時 [#gjtwdcgj]
:[ニシキ]|~
里のみんな…ごめんよ…▼~
*クリア後 [#p76dcba8]
#region(マイユニット男性・僕)
:[アクア]|終わったわね。~
先を急ぎましょう、カムイ。▼~
:[カムイ]|…………▼~
:[アクア]|…カムイ?▼~
:[カムイ]|…倒すしか、なかった…▼~
僕は殺戮を避けるために、~
こちら側についたはずだ…▼~
それなのに…▼~
:[アクア]|…仕方ないわ。▼~
彼らは本気だった。~
手加減して適う相手ではなかったわ。▼~
そんなことをすれば…~
死んでいたのは私たちよ。▼~
:[カムイ]|うん…わかってる。~
だが…▼~
:[アクア]|そうね。確かに、ここを通らなければ、~
妖狐たちは死なずに済んだかもしれない…▼~
でも、そうすれば戦争が長引いて、~
また違う誰かの血が流れていた。▼~
そうでしょう?▼~
:[カムイ]|そんな…~
彼らは戦争とは無関係だった。▼~
僕たちの戦いに巻き込まれて、~
死んでしまったようなものだ。▼~
何とか助ける道は、~
なかったのかな…▼~
:[アクア]|じゃあ、あなたはその代りに~
何を犠牲にするの?▼~
:[カムイ]|え…▼~
:[アクア]|いい?~
この世界には…▼~
みんなが助かるような、~
都合のいい道なんて存在しないわ。▼~
どれを選んでも、何を守ろうとしても、~
どこかで犠牲は出てしまう。▼~
もし違いがあるとしたら…▼~
その犠牲が私たちの目の前の人か、~
そうじゃないかの違いだけ。▼~
…だから、割り切るほかないの。~
とても、とても悲しいことだけれど。▼~
:[カムイ]|…………▼~
:[アクア]|ねえ。~
あなたのその刀…▼~
白夜王国では何て呼ばれていたか、~
覚えている?▼~
:[カムイ]|えっと…▼~
:[アクア]|伝説の、救いをもたらす刀よ。▼~
その刀に選ばれたあなたが~
選んだ道なんだもの…▼~
どんなに辛くても…悲しくても、~
きっと間違ってなんかいないわ。▼~
…私はそう思ってる。▼~
:[カムイ]|アクア…▼~
…ありがとう。▼~
:[アクア]|やっと笑ったわね。~
それでこそ、いつものカムイよ。▼~
:[カムイ]|励ましてくれたの?▼~
:[アクア]|さあ、どうかしらね。▼~
それより、早く山を下りましょう。▼~
そろそろ白夜兵が、~
私たちの動きに勘付く頃よ。▼~
(アクア、画面上に消える)~
:[カムイ]|…あ、アクア…▼~
…………▼~
救いをもたらす刀…か。▼~
でも、暗夜王国を選んだ僕に、~
夜刀神を持つ資格なんて…▼~
本当にあるんだろうか…▼~
#endregion
#region(マイユニット男性・俺)
:[アクア]|終わったわね。~
先を急ぎましょう、カムイ。▼~
:[カムイ]|…………▼~
:[アクア]|…カムイ?▼~
:[カムイ]|…倒すしか、なかった…▼~
俺は殺戮を避けるために、~
こちら側についたはずだ…▼~
それなのに…▼~
:[アクア]|…仕方ないわ。▼~
彼らは本気だった。~
手加減して適う相手ではなかったわ。▼~
そんなことをすれば…~
死んでいたのは私たちよ。▼~
:[カムイ]|ああ…わかってる。~
だが…▼~
:[アクア]|そうね。確かに、ここを通らなければ、~
妖狐たちは死なずに済んだかもしれない…▼~
でも、そうすれば戦争が長引いて、~
また違う誰かの血が流れていた。▼~
そうでしょう?▼~
:[カムイ]|そんな…~
だが彼らは戦争とは無関係だった。▼~
俺たちの戦いに巻き込まれて、~
死んでしまったようなものだ。▼~
何とか助ける道は、~
なかったのか…▼~
:[アクア]|じゃあ、あなたはその代りに~
何を犠牲にするの?▼~
:[カムイ]|え…▼~
:[アクア]|いい?~
この世界には…▼~
みんなが助かるような、~
都合のいい道なんて存在しないわ。▼~
どれを選んでも、何を守ろうとしても、~
どこかで犠牲は出てしまう。▼~
もし違いがあるとしたら…▼~
その犠牲が私たちの目の前の人か、~
そうじゃないかの違いだけ。▼~
…だから、割り切るほかないの。~
とても、とても悲しいことだけれど。▼~
:[カムイ]|…………▼~
:[アクア]|ねえ。~
あなたのその刀…▼~
白夜王国では何て呼ばれていたか、~
覚えている?▼~
:[カムイ]|えっと…▼~
:[アクア]|伝説の、救いをもたらす刀よ。▼~
その刀に選ばれたあなたが~
選んだ道なんだもの…▼~
どんなに辛くても…悲しくても、~
きっと間違ってなんかいないわ。▼~
…私はそう思ってる。▼~
:[カムイ]|アクア…▼~
…ありがとう。▼~
:[アクア]|やっと笑ったわね。~
それでこそ、いつものカムイよ。▼~
:[カムイ]|励ましてくれたのか?▼~
:[アクア]|さあ、どうかしらね。▼~
それより、早く山を下りましょう。▼~
そろそろ白夜兵が、~
私たちの動きに勘付く頃よ。▼~
(アクア、画面上に消える)~
:[カムイ]|…あ、アクア…▼~
…………▼~
救いをもたらす刀…か。▼~
でも、暗夜王国を選んだ俺に、~
夜刀神を持つ資格なんて…▼~
本当にあるのだろうか…▼~
#endregion
#region(マイユニット女性・私)
:[アクア]|終わったわね。~
先を急ぎましょう、カムイ。▼~
:[カムイ]|…………▼~
:[アクア]|…カムイ?▼~
:[カムイ]|…倒すしか、ありませんでした…▼~
私は殺戮を避けるために、~
こちら側についたはずです…▼~
それなのに…▼~
:[アクア]|…仕方ないわ。▼~
彼らは本気だった。~
手加減して適う相手ではなかったわ。▼~
そんなことをすれば…~
死んでいたのは私たちよ。▼~
:[カムイ]|はい…わかっています。~
でも…▼~
:[アクア]|そうね。確かに、ここを通らなければ、~
妖狐たちは死なずに済んだかもしれない…▼~
でも、そうすれば戦争が長引いて、~
また違う誰かの血が流れていた。▼~
そうでしょう?▼~
:[カムイ]|そんな…~
彼らは戦争とは無関係でした。▼~
私たちの戦いに巻き込まれて、~
死んでしまったようなものです。▼~
何とか助ける道は、~
なかったのでしょうか…▼~
:[アクア]|じゃあ、あなたはその代りに~
何を犠牲にするの?▼~
:[カムイ]|え…▼~
:[アクア]|いい?~
この世界には…▼~
みんなが助かるような、~
都合のいい道なんて存在しないわ。▼~
どれを選んでも、何を守ろうとしても、~
どこかで犠牲は出てしまう。▼~
もし違いがあるとしたら…▼~
その犠牲が私たちの目の前の人か、~
そうじゃないかの違いだけ。▼~
…だから、割り切るほかないの。~
とても、とても悲しいことだけれど。▼~
:[カムイ]|…………▼~
:[アクア]|ねえ。~
あなたのその刀…▼~
白夜王国では何て呼ばれていたか、~
覚えている?▼~
:[カムイ]|えっと…▼~
:[アクア]|伝説の、救いをもたらす刀よ。▼~
その刀に選ばれたあなたが~
選んだ道なんだもの…▼~
どんなに辛くても…悲しくても、~
きっと間違ってなんかいないわ。▼~
…私はそう思ってる。▼~
:[カムイ]|アクアさん…▼~
…ありがとうございます。▼~
:[アクア]|やっと笑ったわね。~
それでこそ、いつものカムイよ。▼~
:[カムイ]|励ましてくれたのですか?▼~
:[アクア]|さあ、どうかしらね。▼~
それより、早く山を下りましょう。▼~
そろそろ白夜兵が、~
私たちの動きに勘付く頃よ。▼~
(アクア、画面上に消える)~
:[カムイ]|…あ、アクアさん…▼~
…………▼~
救いをもたらす刀…ですか。▼~
でも、暗夜王国を選んだ私に、~
夜刀神を持つ資格なんて…▼~
本当にあるのでしょうか…▼~
#endregion
*コメント [#sa6efe5a]
#comment
終了行:
[[会話集/章別会話]]
*暗夜王国 19章 妖狐の山 [#w1e911d1]
#contents
*ナレーション [#f5f1cc18]
束の間の休息の後、再び白夜王都へ~
向かうカムイ。~
だが、街道は多数の敵で進めない。~
一行は、やむをえず敵の手が届かない~
妖狐の山を越えることにした。~
*オープニング [#b32e1086]
#region(マイユニット男性・僕)
:[レオン]|カムイ兄さん、大変だよ。~
この先に、白夜の軍勢が…!▼~
:[マークス]|ああ。~
数千もの兵が街道を塞いでいる。▼~
このまま進めば…~
全滅は必至だろう。▼~
:[カムイ]|! まさか…▼~
:[アクア]|そうね。おそらく、先に戻ったリョウマ達が~
兵を配備したのだと思うわ。▼~
まあ、私たちの居場所がばれた以上、~
当然の措置だと思うけど。▼~
:[カムイ]|これじゃ王都までは辿り着けないね…▼~
仕方ない。~
一旦戻って、別の道を考えるしか…▼~
:[アクア]|…いいえ。ここからでも、~
行ける道が無いわけではないわ。▼~
:[カムイ]|え…?▼~
:[アクア]|いい?~
この街道の西側に…▼~
白夜王国の者でも足を踏み入れない~
山が存在するの。▼~
そこなら白夜兵の手は届かないはずよ。▼~
…けれど、その山には狐に姿を変える種族、~
『妖狐』が住む里があると言われているわ。▼~
もし彼らに見つかれば、~
生きて戻れるかはわからない。▼~
:[カムイ]|妖狐…▼~
:[アクア]|ねえ、どうする?▼~
わざわざ危険を冒したくないのなら~
無理強いはしないけれど…▼~
時間が経てば経つほど、~
白夜の守りは強固になっていくわよ。▼~
:[カムイ]|…………▼~
わかった、その山を通ろう。▼~
戦が長引くのは、何としても避けたい。▼~
それに僕たちは一刻も早く…▼~
ガロン王の真実をみんなに伝えないと。▼~
:[アクア]|ええ…あなたの言う通りね。▼~
じゃあ、道案内は私に任せて。▼~
(マップ移動)~
:[カムイ]|…ふうっ。~
かなり上まで登ってきたね。▼~
さっき言ってた里って、~
どのあたりにあるんだろう…?▼~
:[アクア]|わからないわ。▼~
その里に行って戻ってきた者は、~
殆どいないと伝えられているから。▼~
既に通り過ぎたのか、これからなのか、~
予測をつけることもできない。▼~
とにかく、用心をして~
進み続けるほかないわ。▼~
:[カムイ]|…うん、分かった。▼~
:[エリーゼ]|カムイおにいちゃん…▼~
:[カムイ]|大丈夫だよ、エリーゼ。~
怖かったら、僕の後ろにいればいい。▼~
:[エリーゼ]|えっと、違うの…▼~
あれ…見て。▼~
:[カムイ]|え?~
(画面上からニシキ登場)~
:[ニシキ]|…………▼~
:[カムイ]|っ!? あれって…!?▼~
:[アクア]|妖狐!?~
しまった…!▼~
:[ニシキ]|…………▼~
はじめまして!~
旅人さん、こんにちはー。▼~
:[カムイ]|あ…~
こ、こんにちは…▼~
:[ニシキ]|うーん。~
ここに来るヒトは久しぶりに見るなぁ。▼~
今回は、暗夜王国のヒトかー。▼~
:[アクア]|あなた、なぜそれを…▼~
:[ニシキ]|ボクはニシキ。~
あなたじゃなくて、ニシキだよ。▼~
この里の長をやっているんだ。▼~
:[アクア]|そう…~
じゃあ、ニシキ。▼~
私たちが暗夜王国側だと~
なぜわかったの?▼~
:[ニシキ]|着ているモノと匂いで、何となく。▼~
ボク、暗夜王国のヒトには~
何度もお世話になっているからね。▼~
里から出て迷子になった時も、~
みんな優しくしてくれたし…▼~
暗夜王国のヒトは大好きだなー。▼~
:[アクア]|…………▼~
:[カムイ]|なんだか、~
思ってたより友好的だね。▼~
出会ったら命はないみたいな言い方を~
されてるみたいだけど、▼~
もしかしたら、ただの偏見を受けているだけで、~
話せばわかってくれるんじゃないかな。▼~
:[アクア]|…いいえ。~
どうやらそれは、期待できそうにないわ。▼~
:[カムイ]|ど、どうして?▼~
:[アクア]|…周りをよく見て。▼~
(周囲に敵)~
:[妖狐]|…グルルルルルルル…▼~
:[カムイ]|よ、妖狐…!?~
囲まれてるのか…?▼~
:[ニシキ]|えへへ。~
会えてとっても嬉しいんだけど…▼~
残念だなあ。▼~
この場所に来てしまったからには~
みんな…▼~
…死んでもらうしかないよ。▼~
:[カムイ]|なんだって…!?~
で、でもさっき、人間は好きだって…▼~
:[ニシキ]|うん。▼~
ボク、外の世界で出会うヒトは~
みーんな優しくて、だいすきだよ。▼~
でもね、向こうから里に来るヒトは~
良くないヒトが多い、って…▼~
信用したら毛皮を獲られて殺される、って~
そう言い伝えられてきてるんだ。▼~
そういうヒトたちが来たら、~
ちゃんと始末しておかないと。▼~
:[カムイ]|ち、違う!~
僕たちはそんなことしない!▼~
ただここを、~
通らせてほしいだけなんだ!▼~
:[ニシキ]|うーん…~
信じてあげたいけど…▼~
ボクは里の長だから、~
みんなのことを守らないといけないんだ。▼~
大切なみんなを死なせないためには、~
よそ者を簡単に信じるわけにはいかない。▼~
だから、悪いけど…▼~
:[カムイ]|そんな…!▼~
:[ニシキ]|もしあの世で会うことがあったら、~
その時は、仲良くしようね。▼~
それじゃあ…ばいばい。▼~
#endregion
#region(マイユニット男性・俺)
:[レオン]|カムイ兄さん、大変だよ。~
この先に、白夜の軍勢が…!▼~
:[マークス]|ああ。~
数千もの兵が街道を塞いでいる。▼~
このまま進めば…~
全滅は必至だろう。▼~
:[カムイ]|! まさか…▼~
:[アクア]|そうね。おそらく、先に戻ったリョウマ達が~
兵を配備したのだと思うわ。▼~
まあ、私たちの居場所がばれた以上、~
当然の措置だと思うけど。▼~
:[カムイ]|これでは王都までは辿り着けないな…▼~
仕方ない。~
一旦戻って、別の道を考えるしか…▼~
:[アクア]|…いいえ。ここからでも、~
行ける道が無いわけではないわ。▼~
:[カムイ]|え…?▼~
:[アクア]|いい?~
この街道の西側に…▼~
白夜王国の者でも足を踏み入れない~
山が存在するの。▼~
そこなら白夜兵の手は届かないはずよ。▼~
…けれど、その山には狐に姿を変える種族、~
『妖狐』が住む里があると言われているわ。▼~
もし彼らに見つかれば、~
生きて戻れるかはわからない。▼~
:[カムイ]|妖狐…▼~
:[アクア]|ねえ、どうする?▼~
わざわざ危険を冒したくないのなら~
無理強いはしないけれど…▼~
時間が経てば経つほど、~
白夜の守りは強固になっていくわよ。▼~
:[カムイ]|…………▼~
わかった、その山を通ろう。▼~
戦が長引くことだけは、~
何としても避けたい。▼~
それに俺たちは一刻も早く…▼~
ガロン王の真実を~
みんなに伝えなければならないんだ。▼~
:[アクア]|ええ…あなたの言う通りね。▼~
じゃあ、道案内は私に任せて。▼~
(マップ移動)~
:[カムイ]|…ふうっ。~
かなり上まで登ってきたな。▼~
先ほど言っていた里は、~
どのあたりにあるんだ…?▼~
:[アクア]|わからないわ。▼~
その里に行って戻ってきた者は、~
殆どいないと伝えられているから。▼~
既に通り過ぎたのか、これからなのか、~
予測をつけることもできない。▼~
とにかく、用心をして~
進み続けるほかないわ。▼~
:[カムイ]|…ああ、分かった。▼~
:[エリーゼ]|カムイおにいちゃん…▼~
:[カムイ]|大丈夫だ、エリーゼ。~
怖いのなら、俺の後ろにいればいい。▼~
:[エリーゼ]|えっと、違うの…▼~
あれ…見て。▼~
:[カムイ]|え?~
(画面上からニシキ登場)~
:[ニシキ]|…………▼~
:[カムイ]|っ!? あれは…!?▼~
:[アクア]|妖狐!?~
しまった…!▼~
:[ニシキ]|…………▼~
はじめまして!~
旅人さん、こんにちはー。▼~
:[カムイ]|あ…~
こ、こんにちは…▼~
:[ニシキ]|うーん。~
ここに来るヒトは久しぶりに見るなぁ。▼~
今回は、暗夜王国のヒトかー。▼~
:[アクア]|あなた、なぜそれを…▼~
:[ニシキ]|ボクはニシキ。~
あなたじゃなくて、ニシキだよ。▼~
この里の長をやっているんだ。▼~
:[アクア]|そう…~
じゃあ、ニシキ。▼~
私たちが暗夜王国側だと~
なぜわかったの?▼~
:[ニシキ]|着ているモノと匂いで、何となく。▼~
ボク、暗夜王国のヒトには~
何度もお世話になっているからね。▼~
里から出て迷子になった時も、~
みんな優しくしてくれたし…▼~
暗夜王国のヒトは大好きだなー。▼~
:[アクア]|…………▼~
:[カムイ]|なんだ、~
思っていたより友好的じゃないか。▼~
出会ったら命はないような~
言い方をされているみたいだが、▼~
もしかしたら、それはただの偏見で、~
話せばわかってくれるんじゃないか。▼~
:[アクア]|…いいえ。~
どうやらそれは、期待できそうにないわ。▼~
:[カムイ]|な、なぜそう思うんだ?▼~
:[アクア]|…周りをよく見て。▼~
(周囲に敵)~
:[妖狐]|…グルルルルルルル…▼~
:[カムイ]|よ、妖狐…!?~
囲まれているのか…?▼~
:[ニシキ]|えへへ。~
会えてとっても嬉しいんだけど…▼~
残念だなあ。▼~
この場所に来てしまったからには~
みんな…▼~
…死んでもらうしかないよ。▼~
:[カムイ]|なんだって…!?~
だ、だがさっき、人間は好きだと…▼~
:[ニシキ]|うん。▼~
ボク、外の世界で出会うヒトは~
みーんな優しくて、だいすきだよ。▼~
でもね、向こうから里に来るヒトは~
良くないヒトが多い、って…▼~
信用したら毛皮を獲られて殺される、って~
そう言い伝えられてきてるんだ。▼~
そういうヒトたちが来たら、~
ちゃんと始末しておかないと。▼~
:[カムイ]|ち、違う!~
俺たちはそんなことしない!▼~
ただここを、~
通らせてほしいだけなんだ!▼~
:[ニシキ]|うーん…~
信じてあげたいけど…▼~
ボクは里の長だから、~
みんなのことを守らないといけないんだ。▼~
大切なみんなを死なせないためには、~
よそ者を簡単に信じるわけにはいかない。▼~
だから、悪いけど…▼~
:[カムイ]|そんな…!▼~
:[ニシキ]|もしあの世で会うことがあったら、~
その時は、仲良くしようね。▼~
それじゃあ…ばいばい。▼~
#endregion
#region(マイユニット女性・私)
:[レオン]|カムイ姉さん、大変だよ。~
この先に、白夜の軍勢が…!▼~
:[マークス]|ああ。~
数千もの兵が街道を塞いでいる。▼~
このまま進めば…~
全滅は必至だろう。▼~
:[カムイ]|! まさか…▼~
:[アクア]|そうね。おそらく、先に戻ったリョウマ達が~
兵を配備したのだと思うわ。▼~
まあ、私たちの居場所がばれた以上、~
当然の措置だと思うけど。▼~
:[カムイ]|これでは王都までは辿り着けませんね…▼~
仕方ありません。~
一旦戻って、別の道を考えるしか…▼~
:[アクア]|…いいえ。ここからでも、~
行ける道が無いわけではないわ。▼~
:[カムイ]|え…?▼~
:[アクア]|いい?~
この街道の西側に…▼~
白夜王国の者でも足を踏み入れない~
山が存在するの。▼~
そこなら白夜兵の手は届かないはずよ。▼~
…けれど、その山には狐に姿を変える種族、~
『妖狐』が住む里があると言われているわ。▼~
もし彼らに見つかれば、~
生きて戻れるかはわからない。▼~
:[カムイ]|妖狐…▼~
:[アクア]|ねえ、どうする?▼~
わざわざ危険を冒したくないのなら~
無理強いはしないけれど…▼~
時間が経てば経つほど、~
白夜の守りは強固になっていくわよ。▼~
:[カムイ]|…………▼~
わかりました。~
その山を通りましょう。▼~
戦が長引くのだけは、~
何としても避けなければ。▼~
それに私たちは一刻も早く…▼~
ガロン王の真実を~
みんなに伝えなければなりません。▼~
:[アクア]|ええ…あなたの言う通りね。▼~
じゃあ、道案内は私に任せて。▼~
(マップ移動)~
:[カムイ]|…ふうっ。~
かなり上まで登ってきましたね。▼~
先ほど言っていた里って、~
どのあたりにあるのでしょう…?▼~
:[アクア]|わからないわ。▼~
その里に行って戻ってきた者は、~
殆どいないと伝えられているから。▼~
既に通り過ぎたのか、これからなのか、~
予測をつけることもできない。▼~
とにかく、用心をして~
進み続けるほかないわ。▼~
:[カムイ]|…はい、分かりました。▼~
:[エリーゼ]|カムイおねえちゃん…▼~
:[カムイ]|大丈夫ですよ、エリーゼ。~
怖かったら、私の後ろにいてください。▼~
:[エリーゼ]|えっと、違うの…▼~
あれ…見て。▼~
:[カムイ]|え?~
(画面上からニシキ登場)~
:[ニシキ]|…………▼~
:[カムイ]|っ!? あれって…!?▼~
:[アクア]|妖狐!?~
しまった…!▼~
:[ニシキ]|…………▼~
はじめまして!~
旅人さん、こんにちはー。▼~
:[カムイ]|あ…~
こ、こんにちは…▼~
:[ニシキ]|うーん。~
ここに来るヒトは久しぶりに見るなぁ。▼~
今回は、暗夜王国のヒトかー。▼~
:[アクア]|あなた、なぜそれを…▼~
:[ニシキ]|ボクはニシキ。~
あなたじゃなくて、ニシキだよ。▼~
この里の長をやっているんだ。▼~
:[アクア]|そう…~
じゃあ、ニシキ。▼~
私たちが暗夜王国側だと~
なぜわかったの?▼~
:[ニシキ]|着ているモノと匂いで、何となく。▼~
ボク、暗夜王国のヒトには~
何度もお世話になっているからね。▼~
里から出て迷子になった時も、~
みんな優しくしてくれたし…▼~
暗夜王国のヒトは大好きだなー。▼~
:[アクア]|…………▼~
:[カムイ]|なんだか、~
思っていたより友好的ですね。▼~
出会ったら命はないようなな言い方を~
されているみたいですけど、▼~
もしかしたら、それはただの偏見で、~
話せばわかってもらえるんじゃありませんか?▼~
:[アクア]|…いいえ。~
どうやらそれは、期待できそうにないわ。▼~
:[カムイ]|ど、どうしてです?▼~
:[アクア]|…周りをよく見て。▼~
(周囲に敵)~
:[妖狐]|…グルルルルルルル…▼~
:[カムイ]|よ、妖狐…!?~
囲まれているのですか…?▼~
:[ニシキ]|えへへ。~
会えてとっても嬉しいんだけど…▼~
残念だなあ。▼~
この場所に来てしまったからには~
みんな…▼~
…死んでもらうしかないよ。▼~
:[カムイ]|なんですって…!?~
で、でもさっき、人間は好きだって…▼~
:[ニシキ]|うん。▼~
ボク、外の世界で出会うヒトは~
みーんな優しくて、だいすきだよ。▼~
でもね、向こうから里に来るヒトは~
良くないヒトが多い、って…▼~
信用したら毛皮を獲られて殺される、って~
そう言い伝えられてきてるんだ。▼~
そういうヒトたちが来たら、~
ちゃんと始末しておかないと。▼~
:[カムイ]|ち、違います!~
私たちはそんなことはしません!▼~
ただここを、~
通らせてほしいだけなんです!▼~
:[ニシキ]|うーん…~
信じてあげたいけど…▼~
ボクは里の長だから、~
みんなのことを守らないといけないんだ。▼~
大切なみんなを死なせないためには、~
よそ者を簡単に信じるわけにはいかない。▼~
だから、悪いけど…▼~
:[カムイ]|そんな…!▼~
:[ニシキ]|もしあの世で会うことがあったら、~
その時は、仲良くしようね。▼~
それじゃあ…ばいばい。▼~
#endregion
*戦闘開始 [#x86b9fe9]
**ニシキ初戦時 [#x8hjtpdta]
:[ニシキ]|~
ボクは長として、~
里の平和と、みんなを守る…!▼~
**ニシキ撃破時 [#gjtwdcgj]
:[ニシキ]|~
里のみんな…ごめんよ…▼~
*クリア後 [#p76dcba8]
#region(マイユニット男性・僕)
:[アクア]|終わったわね。~
先を急ぎましょう、カムイ。▼~
:[カムイ]|…………▼~
:[アクア]|…カムイ?▼~
:[カムイ]|…倒すしか、なかった…▼~
僕は殺戮を避けるために、~
こちら側についたはずだ…▼~
それなのに…▼~
:[アクア]|…仕方ないわ。▼~
彼らは本気だった。~
手加減して適う相手ではなかったわ。▼~
そんなことをすれば…~
死んでいたのは私たちよ。▼~
:[カムイ]|うん…わかってる。~
だが…▼~
:[アクア]|そうね。確かに、ここを通らなければ、~
妖狐たちは死なずに済んだかもしれない…▼~
でも、そうすれば戦争が長引いて、~
また違う誰かの血が流れていた。▼~
そうでしょう?▼~
:[カムイ]|そんな…~
彼らは戦争とは無関係だった。▼~
僕たちの戦いに巻き込まれて、~
死んでしまったようなものだ。▼~
何とか助ける道は、~
なかったのかな…▼~
:[アクア]|じゃあ、あなたはその代りに~
何を犠牲にするの?▼~
:[カムイ]|え…▼~
:[アクア]|いい?~
この世界には…▼~
みんなが助かるような、~
都合のいい道なんて存在しないわ。▼~
どれを選んでも、何を守ろうとしても、~
どこかで犠牲は出てしまう。▼~
もし違いがあるとしたら…▼~
その犠牲が私たちの目の前の人か、~
そうじゃないかの違いだけ。▼~
…だから、割り切るほかないの。~
とても、とても悲しいことだけれど。▼~
:[カムイ]|…………▼~
:[アクア]|ねえ。~
あなたのその刀…▼~
白夜王国では何て呼ばれていたか、~
覚えている?▼~
:[カムイ]|えっと…▼~
:[アクア]|伝説の、救いをもたらす刀よ。▼~
その刀に選ばれたあなたが~
選んだ道なんだもの…▼~
どんなに辛くても…悲しくても、~
きっと間違ってなんかいないわ。▼~
…私はそう思ってる。▼~
:[カムイ]|アクア…▼~
…ありがとう。▼~
:[アクア]|やっと笑ったわね。~
それでこそ、いつものカムイよ。▼~
:[カムイ]|励ましてくれたの?▼~
:[アクア]|さあ、どうかしらね。▼~
それより、早く山を下りましょう。▼~
そろそろ白夜兵が、~
私たちの動きに勘付く頃よ。▼~
(アクア、画面上に消える)~
:[カムイ]|…あ、アクア…▼~
…………▼~
救いをもたらす刀…か。▼~
でも、暗夜王国を選んだ僕に、~
夜刀神を持つ資格なんて…▼~
本当にあるんだろうか…▼~
#endregion
#region(マイユニット男性・俺)
:[アクア]|終わったわね。~
先を急ぎましょう、カムイ。▼~
:[カムイ]|…………▼~
:[アクア]|…カムイ?▼~
:[カムイ]|…倒すしか、なかった…▼~
俺は殺戮を避けるために、~
こちら側についたはずだ…▼~
それなのに…▼~
:[アクア]|…仕方ないわ。▼~
彼らは本気だった。~
手加減して適う相手ではなかったわ。▼~
そんなことをすれば…~
死んでいたのは私たちよ。▼~
:[カムイ]|ああ…わかってる。~
だが…▼~
:[アクア]|そうね。確かに、ここを通らなければ、~
妖狐たちは死なずに済んだかもしれない…▼~
でも、そうすれば戦争が長引いて、~
また違う誰かの血が流れていた。▼~
そうでしょう?▼~
:[カムイ]|そんな…~
だが彼らは戦争とは無関係だった。▼~
俺たちの戦いに巻き込まれて、~
死んでしまったようなものだ。▼~
何とか助ける道は、~
なかったのか…▼~
:[アクア]|じゃあ、あなたはその代りに~
何を犠牲にするの?▼~
:[カムイ]|え…▼~
:[アクア]|いい?~
この世界には…▼~
みんなが助かるような、~
都合のいい道なんて存在しないわ。▼~
どれを選んでも、何を守ろうとしても、~
どこかで犠牲は出てしまう。▼~
もし違いがあるとしたら…▼~
その犠牲が私たちの目の前の人か、~
そうじゃないかの違いだけ。▼~
…だから、割り切るほかないの。~
とても、とても悲しいことだけれど。▼~
:[カムイ]|…………▼~
:[アクア]|ねえ。~
あなたのその刀…▼~
白夜王国では何て呼ばれていたか、~
覚えている?▼~
:[カムイ]|えっと…▼~
:[アクア]|伝説の、救いをもたらす刀よ。▼~
その刀に選ばれたあなたが~
選んだ道なんだもの…▼~
どんなに辛くても…悲しくても、~
きっと間違ってなんかいないわ。▼~
…私はそう思ってる。▼~
:[カムイ]|アクア…▼~
…ありがとう。▼~
:[アクア]|やっと笑ったわね。~
それでこそ、いつものカムイよ。▼~
:[カムイ]|励ましてくれたのか?▼~
:[アクア]|さあ、どうかしらね。▼~
それより、早く山を下りましょう。▼~
そろそろ白夜兵が、~
私たちの動きに勘付く頃よ。▼~
(アクア、画面上に消える)~
:[カムイ]|…あ、アクア…▼~
…………▼~
救いをもたらす刀…か。▼~
でも、暗夜王国を選んだ俺に、~
夜刀神を持つ資格なんて…▼~
本当にあるのだろうか…▼~
#endregion
#region(マイユニット女性・私)
:[アクア]|終わったわね。~
先を急ぎましょう、カムイ。▼~
:[カムイ]|…………▼~
:[アクア]|…カムイ?▼~
:[カムイ]|…倒すしか、ありませんでした…▼~
私は殺戮を避けるために、~
こちら側についたはずです…▼~
それなのに…▼~
:[アクア]|…仕方ないわ。▼~
彼らは本気だった。~
手加減して適う相手ではなかったわ。▼~
そんなことをすれば…~
死んでいたのは私たちよ。▼~
:[カムイ]|はい…わかっています。~
でも…▼~
:[アクア]|そうね。確かに、ここを通らなければ、~
妖狐たちは死なずに済んだかもしれない…▼~
でも、そうすれば戦争が長引いて、~
また違う誰かの血が流れていた。▼~
そうでしょう?▼~
:[カムイ]|そんな…~
彼らは戦争とは無関係でした。▼~
私たちの戦いに巻き込まれて、~
死んでしまったようなものです。▼~
何とか助ける道は、~
なかったのでしょうか…▼~
:[アクア]|じゃあ、あなたはその代りに~
何を犠牲にするの?▼~
:[カムイ]|え…▼~
:[アクア]|いい?~
この世界には…▼~
みんなが助かるような、~
都合のいい道なんて存在しないわ。▼~
どれを選んでも、何を守ろうとしても、~
どこかで犠牲は出てしまう。▼~
もし違いがあるとしたら…▼~
その犠牲が私たちの目の前の人か、~
そうじゃないかの違いだけ。▼~
…だから、割り切るほかないの。~
とても、とても悲しいことだけれど。▼~
:[カムイ]|…………▼~
:[アクア]|ねえ。~
あなたのその刀…▼~
白夜王国では何て呼ばれていたか、~
覚えている?▼~
:[カムイ]|えっと…▼~
:[アクア]|伝説の、救いをもたらす刀よ。▼~
その刀に選ばれたあなたが~
選んだ道なんだもの…▼~
どんなに辛くても…悲しくても、~
きっと間違ってなんかいないわ。▼~
…私はそう思ってる。▼~
:[カムイ]|アクアさん…▼~
…ありがとうございます。▼~
:[アクア]|やっと笑ったわね。~
それでこそ、いつものカムイよ。▼~
:[カムイ]|励ましてくれたのですか?▼~
:[アクア]|さあ、どうかしらね。▼~
それより、早く山を下りましょう。▼~
そろそろ白夜兵が、~
私たちの動きに勘付く頃よ。▼~
(アクア、画面上に消える)~
:[カムイ]|…あ、アクアさん…▼~
…………▼~
救いをもたらす刀…ですか。▼~
でも、暗夜王国を選んだ私に、~
夜刀神を持つ資格なんて…▼~
本当にあるのでしょうか…▼~
#endregion
*コメント [#sa6efe5a]
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