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会話集/章別会話/16章 歓楽の宮殿
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*白夜王国 16章 歓楽の宮殿 [#ff6921cc]
#contents
*ナレーション [#ua28d6ac]
カイエン峰越えに成功した一行は、~
暗夜軍から身を隠しながら進み、~
賭博の町マラカスに立ち寄る。~
だが、そこで仲間が~
病によって倒れてしまう…~
*オープニング1 [#cc41e6dc]
―暗夜王国・王城『クラーケンシュタイン』―~
:[マクベス]|
ガロン王様。カムイ一行が、~
カイエン峠を通り抜けたようです。▼~
:[ガロン]|
ああ、知っている。▼~
あの魔剣と同じ魔法具を仕掛けていたようだが…~
どうやら意味を為さなかったようだな?▼~
:[マクベス]|
…申し訳ありません。▼~
ここまでの侵入を許してしまったのは、~
この私の責任であります。▼~
この失態は、~
必ずや取り戻してご覧にいれましょう。▼~
:[ガロン]|
して、その方法とは?▼~
:[マクベス]|
はい。奴らが次に立寄る町にて…~
カムイ一行を殲滅いたします。▼~
:[ガロン]|
…好きにしろ。▼~
:[マクベス]|
ありがとうございます。▼~
この軍師マクベス、~
必ずやガロン王様のご期待に応えてみせます。▼~
(マクベス退場)~
:[ガロン]|
…………▼~
…ふん、哀れな駒よ…▼~
(暗転)~
*オープニング2 [#kofa6dc]
#region(マイユニット男性・俺)
―暗夜王国・マカラス―~
:[カムイ]|
カイエン峠を越えてから、~
随分歩いたな…▼~
リョウマ兄さん、この町は…?▼~
:[リョウマ]|
ここは、マカラスだ。~
暗夜王国有数の、賭博の町と聞く。▼~
この町もミューズ公国のように~
歌や踊りのショーが盛んなはずだが…▼~
見たところ、~
今は廃れてしまっているようだな。▼~
:[カムイ]|
今は長居をするわけにはいかない。▼~
また森にでも身を隠しながら進もう。▼~
:[リョウマ]|
そうだな。▼~
:[タクミ]|
はぁ…はぁ…▼~
:[カムイ]|
タクミ…?~
どうしたんだ?▼~
:[タクミ]|
べ、別に…なんでもないよ…▼~
:[カムイ]|
いえ…そうは言っても、~
足がふらついているじゃないか。▼~
山越えの疲れが出たのかもしれない。~
少し休んだ方が…▼~
:[タクミ]|
大丈夫だって、言ってるだろ…~
はぁ、はぁ…▼~
(タクミが倒れる音)~
(一枚絵)~
:[カムイ]|
タクミ!?▼~
:[サクラ]|
!! これは…!?▼~
:[カムイ]|
サクラ…? どうしたんだ?▼~
:[サクラ]|
そんな…!~
この症状は、特殊な風土病です…!▼~
このまま放っておけば…~
死んでしまうかもしれません!▼~
:[カムイ]|
なんだって!?▼~
:[サクラ]|
古い医学書でしか見たことがない、~
珍しい病気なのに…▼~
どうしてタクミ兄様が~
かかってしまったんでしょう…!?▼~
ごめんなさい、~
私がもっと早く気づいていれば…!▼~
:[タクミ]|
だ…大丈夫だ、サクラ。~
きっとこんな病気、すぐにどうにかできる。▼~
そうだ、アクア姉さんの歌で~
なんとかできないか?▼~
僕がフウマ公国で正気を失った時も、~
姉さんの歌で元に戻ったと言っていたよね?▼~
:[アクア]|
…ごめんなさい。~
私の歌で病気を治すことは不可能なの。▼~
治せるのなら、~
すぐにでもそうしたいところだけれど…▼~
:[タクミ]|
…そう、か。▼~
:[サクラ]|
どうしましょう…! この病気は、~
特別な薬草がないと治せないんです!▼~
でも、でも…こんな場所で~
薬草が手に入るかどうか…▼~
このままじゃタクミ兄様は…!▼~
:[リョウマ]|
なあ、薬草が必要なら、~
マカラス宮殿に行くのはどうだ?▼~
:[カムイ]|
マカラス宮殿?▼~
:[リョウマ]|
マカラスの町にある、~
ガロン王の別邸のことだ。▼~
そこには王国いちの医師が常駐し、~
世界中の薬剤が貯蔵されていると聞く。▼~
そこにならきっと、~
病気に効く薬草もあるはずだ。▼~
…ただ、宮殿や町には当然ながら~
暗夜王国の兵も常駐している。▼~
戦闘になることは避けられんが…▼~
:[カムイ]|
ああ。それは覚悟の上だ。~
タクミさんの命には代えられない。▼~
:[リョウマ]|
では、決まりだな。~
皆、俺に付いて来い。▼~
:[カムイ]|
大丈夫か? タクミ…▼~
:[タクミ]|
…うん。何とか動けるよ。▼~
もし敵が襲ってきたって平気さ。~
足手まといにはならないよ。▼~
(暗転)~
:[カムイ]|
ここが、マカラス宮殿か…▼~
:[リョウマ]|
気をつけろ。ここまでは戦闘せずに侵入できたが、~
宮殿内には暗夜兵がいるはずだ。▼~
:[カムイ]|
わかった。~
準備はできている、リョウマ兄さん。▼~
:[リョウマ]|
いいか…この場所から宮殿内に入る。▼~
三つ数えたら中に入るぞ。~
一、二…▼~
三!!▼~
:[カムイ]|
今だ、みんな!▼~
(暗転)~
:[???]|
! 侵入者…!?▼~
:[カムイ]|
早速、暗夜兵か! すぐに戦闘を…▼~
…待て、お前は…▼~
…フローラ!?▼~
:[フローラ]|
…カムイ様…?▼~
:[ジョーカー]|
お前、なんでここに!?▼~
:[フェリシア]|
姉さん…!▼~
:[フローラ]|
どうして、皆さんがここに…!?▼~
と、とにかく、~
ここで話していては危険です。▼~
あちらに使っていない離れがあるので、~
ひとまずそちらに!▼~
(暗転)~
:[フローラ]|
ふぅ…ここなら安全です。~
カムイ様、よくぞご無事で…▼~
またお会いできて、うれしいです。▼~
:[カムイ]|
ああ。~
俺も会えて嬉しいぞ、フローラ。▼~
でもお前は、どうしてここにいるんだ?▼~
:[フローラ]|
あの後しばらくして…私はこの~
マカラスで働くよう命じられたのです。▼~
北の城塞にいた使用人たちは、~
皆散り散りになりました。▼~
:[カムイ]|
すまん…~
俺が白夜側についたばかりに…!▼~
:[フローラ]|
いいえ。主を失った使用人が~
そうなるのは当然のこと。▼~
カムイ様が~
お気に病むことではございません。▼~
それに私は…~
ここで働くようになってから、▼~
いかに暗夜王国が民たちに~
苦しい思いをさせているかわかりました。▼~
今はガロン王の近くで働かずにすむことを、~
幸せだと思っているぐらいです。▼~
…だから、これで良かったんですよ。▼~
ほら、久しぶりにお会いできたのに、~
そんな顔なさらないでください。▼~
:[カムイ]|
…ありがとう、フローラ。▼~
:[フローラ]|
あの、皆さんはどうしてここに…?▼~
:[リョウマ]|
俺の弟…~
タクミが病気にかかってしまってな。▼~
ここになら、治せる薬草が~
あるのではと思って来たんだ。▼~
:[フローラ]|
! あなたは…~
白夜王国のリョウマ様ですね。▼~
タクミ様がご病気とは御労しいことです…▼~
けれど、ご安心ください。~
薬なら私がこっそり取って参ります。▼~
:[リョウマ]|
本当か!▼~
:[フローラ]|
はい。私なら暗夜の者にも怪しまれませんし…~
薬草の名前さえわかれば簡単なことです。▼~
薬を手に入れた後は、~
宮殿の裏手からお逃げください。▼~
私が外まで手引きいたします。▼~
:[リョウマ]|
礼を言う、フローラ。~
これでタクミも一安心だな。▼~
(突然魔法が発動する)~
:[カムイ]|
…っ、何だ!?▼~
:[マクベス]|
なりません、カムイ王子…▼~
:[カムイ]|
マクベス…!?▼~
:[マクベス]|
ごきげんよう。お目にかかるのは確か、~
黄泉の階段以来でしたかな?▼~
もっとも…あの時の私は、~
ただの幻影でありましたが。▼~
:[カムイ]|
そんな…どうして俺たちが~
ここにいることがわかったんだ?▼~
まさか、シュヴァリエで~
反乱軍のアジトを襲ったのも、お前が?▼~
:[マクベス]|
はあ? 何でも人のせいにするのは~
やめていただきたい。▼~
その質問はむしろ、あなたの大切な~
お仲間にすべきではないのですかな?▼~
:[カムイ]|
なに…!?▼~
:[フローラ]|
…………▼~
:[マクベス]|
おや…~
今日はフローラもいるではありませんか。▼~
王城を追放されて、~
こんなところで下働きですかな?▼~
:[フローラ]|
そんなこと、~
答える筋合いはありません。▼~
:[マクベス]|
おお、生意気な口を利く。▼~
だが、ここは同じ王城で働いた者として、~
寛容に見て差し上げるべきか。▼~
:[フローラ]|
…お引き取り下さい。▼~
ここはガロン王の別邸ですよ?~
いくら王の軍師といえど、ここを破壊するなど…▼~
:[マクベス]|
許されるのですよ。▼~
今の私は、目の前の獲物を殲滅するためなら、~
手段は選ばなくて良いのです。▼~
例えば…このようにね!▼~
(マクベス、フローラを魔法攻撃)~
:[フローラ]|
きゃああっ!!▼~
:[マクベス]|
生意気な物言いをした罰ですよ。▼~
さ、次はあなたたちの番です。~
大人しく私に倒されなさい。▼~
:[フローラ]|
お、お逃げください…カムイ様…▼~
(再びフローラが攻撃される)~
:[フローラ]|
うあっ!?▼~
:[フェリシア]|
姉さんっ!!▼~
:[マクベス]|
この方には眠っておいていただきましょう。▼~
:[カムイ]|
許さない…マクベス…!▼~
:[マクベス]|
いいですか?~
私は前に申し上げたはずですよ。▼~
白夜側についたからには、~
容赦はしないと。▼~
私は、あなたを倒すためであれば~
どんなことだってしましょう。▼~
私はもう、これ以上ガロン王様を~
落胆させるわけにはいかないのですよ。▼~
あなたはこの場で死ぬのです…!~
裏切り者の…カムイ王子よ!▼~
:[カムイ]|
そうはさせない!▼~
みんな、行くぞ!!~
マクベスを倒し、必ず薬草を手に入れる!▼~
#endregion
#region(マイユニット女性・私)
―暗夜王国・マカラス―~
:[カムイ]|
カイエン峠を越えてから、~
随分歩きましたね…▼~
リョウマ兄さん、この町は…?▼~
:[リョウマ]|
ここは、マカラスだ。~
暗夜王国有数の、賭博の町と聞く。▼~
この町もミューズ公国のように~
歌や踊りのショーが盛んなはずだが…▼~
見たところ、~
今は廃れてしまっているようだな。▼~
:[カムイ]|
今は長居をするわけにはいきませんね。▼~
また森にでも身を隠しながら~
進みましょう。▼~
:[リョウマ]|
そうだな。▼~
:[タクミ]|
はぁ…はぁ…▼~
:[カムイ]|
タクミさん…?~
どうしたんですか?▼~
:[タクミ]|
べ、別に…なんでもないよ…▼~
:[カムイ]|
いえ…そうは言っても、~
足がふらついているじゃないですか。▼~
山越えの疲れが出たのかもしれません。~
少し休んだ方が…▼~
:[タクミ]|
大丈夫だって、言ってるだろ…~
はぁ、はぁ…▼~
(タクミが倒れる音)~
(一枚絵)~
:[カムイ]|
タクミさん!?▼~
:[サクラ]|
!! これは…!?▼~
:[カムイ]|
サクラさん…? どうしたんですか?▼~
:[サクラ]|
そんな…!~
この症状は、特殊な風土病です…!▼~
このまま放っておけば…~
死んでしまうかもしれません!▼~
:[カムイ]|
なんですって!?▼~
:[サクラ]|
古い医学書でしか見たことがない、~
珍しい病気なのに…▼~
どうしてタクミ兄様が~
かかってしまったんでしょう…!?▼~
ごめんなさい、~
私がもっと早く気づいていれば…!▼~
:[タクミ]|
だ…大丈夫だ、サクラ。~
きっとこんな病気、すぐにどうにかできる。▼~
そうだ、アクア姉さんの歌で~
なんとかできないか?▼~
僕がフウマ公国で正気を失った時も、~
姉さんの歌で元に戻ったと言っていたよね?▼~
:[アクア]|
…ごめんなさい。~
私の歌で病気を治すことは不可能なの。▼~
治せるのなら、~
すぐにでもそうしたいところだけれど…▼~
:[タクミ]|
…そう、か。▼~
:[サクラ]|
どうしましょう…! この病気は、~
特別な薬草がないと治せないんです!▼~
でも、でも…こんな場所で~
薬草が手に入るかどうか…▼~
このままじゃタクミ兄様は…!▼~
:[リョウマ]|
なあ、薬草が必要なら、~
マカラス宮殿に行くのはどうだ?▼~
:[カムイ]|
マカラス宮殿?▼~
:[リョウマ]|
マカラスの町にある、~
ガロン王の別邸のことだ。▼~
そこには王国いちの医師が常駐し、~
世界中の薬剤が貯蔵されていると聞く。▼~
そこにならきっと、~
病気に効く薬草もあるはずだ。▼~
…ただ、宮殿や町には当然ながら~
暗夜王国の兵も常駐している。▼~
戦闘になることは避けられんが…▼~
:[カムイ]|
はい。それは覚悟の上です。~
タクミさんの命には代えられません。▼~
:[リョウマ]|
では、決まりだな。~
皆、俺に付いて来い。▼~
:[カムイ]|
大丈夫ですか? タクミさん…▼~
:[タクミ]|
…うん。何とか動けるよ。▼~
もし敵が襲ってきたって平気さ。~
足手まといにはならないよ。▼~
(暗転)~
:[カムイ]|
ここが、マカラス宮殿…▼~
:[リョウマ]|
気をつけろ。ここまでは戦闘せずに侵入できたが、~
宮殿内には暗夜兵がいるはずだ。▼~
:[カムイ]|
わかりました。~
準備はできています、リョウマ兄さん。▼~
:[リョウマ]|
いいか…この場所から宮殿内に入る。▼~
三つ数えたら中に入るぞ。~
一、二…▼~
三!!▼~
:[カムイ]|
今です、みんな!▼~
(暗転)~
:[???]|
! 侵入者…!?▼~
:[カムイ]|
早速、暗夜兵ですか! すぐに戦闘を…▼~
…待ってください、あなたは…▼~
…フローラさん!?▼~
:[フローラ]|
…カムイ様…?▼~
:[ジョーカー]|
お前、なんでここに!?▼~
:[フェリシア]|
姉さん…!▼~
:[フローラ]|
どうして、皆さんがここに…!?▼~
と、とにかく、~
ここで話していては危険です。▼~
あちらに使っていない離れがあるので、~
ひとまずそちらに!▼~
(暗転)~
:[フローラ]|
ふぅ…ここなら安全です。~
カムイ様、よくぞご無事で…▼~
またお会いできて、うれしいです。▼~
:[カムイ]|
はい。~
私も会えて嬉しいです、フローラさん。▼~
でもあなたは、どうしてここに?▼~
:[フローラ]|
あの後しばらくして…私はこの~
マカラスで働くよう命じられたのです。▼~
北の城塞にいた使用人たちは、~
皆散り散りになりました。▼~
:[カムイ]|
すみません…~
私が白夜側についたばかりに…!▼~
:[フローラ]|
いいえ。主を失った使用人が~
そうなるのは当然のこと。▼~
カムイ様が~
お気に病むことではございません。▼~
それに私は…~
ここで働くようになってから、▼~
いかに暗夜王国が民たちに~
苦しい思いをさせているかわかりました。▼~
今はガロン王の近くで働かずにすむことを、~
幸せだと思っているぐらいです。▼~
…だから、これで良かったんですよ。▼~
ほら、久しぶりにお会いできたのに、~
そんな顔なさらないでください。▼~
:[カムイ]|
…ありがとうございます、フローラさん。▼~
:[フローラ]|
あの、皆さんはどうしてここに…?▼~
:[リョウマ]|
俺の弟…~
タクミが病気にかかってしまってな。▼~
ここになら、治せる薬草が~
あるのではと思って来たんだ。▼~
:[フローラ]|
! あなたは…~
白夜王国のリョウマ様ですね。▼~
タクミ様がご病気とは御労しいことです…▼~
けれど、ご安心ください。~
薬なら私がこっそり取って参ります。▼~
:[リョウマ]|
本当か!▼~
:[フローラ]|
はい。私なら暗夜の者にも怪しまれませんし…~
薬草の名前さえわかれば簡単なことです。▼~
薬を手に入れた後は、~
宮殿の裏手からお逃げください。▼~
私が外まで手引きいたします。▼~
:[リョウマ]|
礼を言う、フローラ。~
これでタクミも一安心だな。▼~
(突然魔法が発動する)~
:[カムイ]|
…っ、何です!?▼~
:[マクベス]|
なりません、カムイ王子…▼~
:[カムイ]|
マクベス…!?▼~
:[マクベス]|
ごきげんよう。お目にかかるのは確か、~
黄泉の階段以来でしたかな?▼~
もっとも…あの時の私は、~
ただの幻影でありましたが。▼~
:[カムイ]|
そんな…どうして私たちが~
ここにいることがわかったのです?▼~
まさか、シュヴァリエで~
反乱軍のアジトを襲ったのも、あなたが?▼~
:[マクベス]|
はあ? 何でも人のせいにするのは~
やめていただきたい。▼~
その質問はむしろ、あなたの大切な~
お仲間にすべきではないのですかな?▼~
:[カムイ]|
なんですって…!?▼~
:[フローラ]|
…………▼~
:[マクベス]|
おや…~
今日はフローラもいるではありませんか。▼~
王城を追放されて、~
こんなところで下働きですかな?▼~
:[フローラ]|
そんなこと、~
答える筋合いはありません。▼~
:[マクベス]|
おお、生意気な口を利く。▼~
だが、ここは同じ王城で働いた者として、~
寛容に見て差し上げるべきか。▼~
:[フローラ]|
…お引き取り下さい。▼~
ここはガロン王の別邸ですよ?~
いくら王の軍師といえど、ここを破壊するなど…▼~
:[マクベス]|
許されるのですよ。▼~
今の私は、目の前の獲物を殲滅するためなら、~
手段は選ばなくて良いのです。▼~
例えば…このようにね!▼~
(マクベス、フローラを魔法攻撃)~
:[フローラ]|
きゃああっ!!▼~
:[マクベス]|
生意気な物言いをした罰ですよ。▼~
さ、次はあなたたちの番です。~
大人しく私に倒されなさい。▼~
:[フローラ]|
お、お逃げください…カムイ様…▼~
(再びフローラが攻撃される)~
:[フローラ]|
うあっ!?▼~
:[フェリシア]|
姉さんっ!!▼~
:[マクベス]|
この方には眠っておいていただきましょう。▼~
:[カムイ]|
許しません…マクベス…!▼~
:[マクベス]|
いいですか?~
私は前に申し上げたはずですよ。▼~
白夜側についたからには、~
容赦はしないと。▼~
私は、あなたを倒すためであれば~
どんなことだってしましょう。▼~
私はもう、これ以上ガロン王様を~
落胆させるわけにはいかないのですよ。▼~
あなたはこの場で死ぬのです…!~
裏切り者の…カムイ王子よ!▼~
:[カムイ]|
そうはさせません!▼~
みんな、行きますよ!!~
マクベスを倒し、必ず薬草を手に入れるのです!▼~
#endregion
*戦闘 [#y0163b12]
**vs マクベス [#h499ffdf]
:[マクベス]|
ガロン王様…見ていてください。~
必ずや私が、こいつらを一匹残らず…!▼~
***カムイ vs マクベス [#gf082a80]
#region(マイユニット男性・俺)
:[マクベス]|
来ましたか、カムイ王子。~
待っていましたよ…▼~
:[カムイ]|
行くぞ、マクベス…!~
覚悟はいいか!?▼~
:[マクベス]|
そのお言葉、そっくりそのまま~
あなたにお返ししましょう。▼~
ガロン王様は、あなたの死を~
心から願っていらっしゃる…▼~
私は王の軍師として、その望みを~
何としてでも叶えなければならないのです!▼~
…覚悟!!▼~
#endregion
***マクベス撃破 [#dc45e88c]
:[マクベス]|
ぐ、うっ…っ! またしても、~
このような失態を…っ!!▼~
ガロン王様に、~
何とお詫びすればよいか…!▼~
*クリア後 [#z696869d]
**クリア後1 [#c9ddfb82]
#region(マイユニット男性・俺)
:[カムイ]|
勝負あったな、マクベス…!▼~
お前を倒す前に、~
ひとつ聞きたいことがある。▼~
俺たちがここにいることを、~
お前に教えたのは誰だ!?▼~
:[マクベス]|
…………▼~
:[カムイ]|
言え! さもないと…!▼~
:[マクベス]|
さもないと、仲間が疑わしくてしょうがない…~
ですかな?▼~
:[カムイ]|
なっ…!▼~
:[マクベス]|
自分は暗夜を裏切っておいて、~
誰かが自分を裏切るのは許せないとお思いか。▼~
おお、なんと浅ましい。~
こういう者からは…▼~
…さっさと逃げてしまうに限る。▼~
:[カムイ]|
!? 消えた…!?▼~
:[マクベス]|
そちらは幻影です。▼~
やはり、詰めが甘いですな…~
カムイ王子。▼~
可哀想なあなたに、~
ひとつ教えて差し上げましょう。▼~
…コウモリはすでに、あなた方の中にいる。▼~
:[カムイ]|
なんだって…!?▼~
:[マクベス]|
せいぜい疑いなさい、~
カムイ王子よ…!▼~
あなた方の馬鹿げた信頼が崩れる瞬間を、~
この目で見る時が楽しみですよ…!▼~
:[カムイ]|
くっ、逃げられたか…~
マクベス…!▼~
(暗転)~
:[フローラ]|
う…ん…▼~
:[カムイ]|
フローラ…!~
良かった、気がついたのか!▼~
:[フローラ]|
! マクベスは…!?▼~
:[カムイ]|
大丈夫だ、フローラ。~
マクベスは追い返したぞ。▼~
:[フローラ]|
そうですか…良かった…▼~
:[カムイ]|
それにしても、マクベスの言うことは~
本当なんだろうか…▼~
俺たちの中に、コウモリが…▼~
:[タクミ]|
なんだよ、カムイ兄さん。~
あんな奴の言うことを信じるの?▼~
:[カムイ]|
いや、そういうわけじゃないが、~
なんだか気になってな…▼~
:[タクミ]|
…らしくないな、兄さん。▼~
いつも人の言うことは~
馬鹿みたいに信じるくせに…▼~
:[カムイ]|
だが…~
:[タクミ]|
はぁ、はぁ、はぁ…▼~
:[カムイ]|
…タクミ?▼~
:[タクミ]|
…なんだ…これ…~
体が…重……▼~
:[カムイ]|
タクミ!?▼~
:[サクラ]|
た、大変です!~
タクミ兄様、すごい熱が…!!▼~
こ、このままでは危険です…!▼~
:[フローラ]|
私、すぐに薬を取って参りますね▼~
:[サクラ]|
わ、私も行きますっ!▼~
薬草の名前、~
まだお伝えしてませんでしたから…!▼~
#endregion
**クリア後2 [#f71707b8]
#region(マイユニット男性・俺)
:[タクミ]|
すぅ…すぅ…▼~
:[カムイ]|
呼吸が穏やかになってきたな、~
タクミ。▼~
:[サクラ]|
はい。もう安心だと思います。~
後はゆっくり休養すれば大丈夫です。▼~
:[カムイ]|
ありがとう、サクラ。▼~
:[フローラ]|
私も、一安心です。▼~
:[カムイ]|
ああ。フローラも、助かったぞ。▼~
お前がいてくれなかったら、~
薬草を手に入れることはできなかった。▼~
:[フローラ]|
いえ、そんな。▼~
サクラ様が薬草の名前を~
教えて下さったおかげですよ。▼~
ところで、カムイ様…~
これからどうなさるのですか?▼~
マクベスに見つかってしまった以上、~
王都への道は閉ざされたも同然ですが…▼~
:[カムイ]|
…そうだな。▼~
だが、そうだとしても、~
俺たちはもう、進むしかない…▼~
:[フローラ]|
…………▼~
あの、宜しければ…~
私たち氷の部族の村に来ませんか?▼~
:[カムイ]|
え?▼~
:[フローラ]|
いかがです? まだ暗夜王国の支配を~
強く受けていない部族の村なら…▼~
一時的にあなた方を匿うことができますよ。▼~
:[カムイ]|
だ、だが…迷惑じゃないか?~
いくら部族の村といえども、▼~
白夜王国の一行を匿うなんて、~
ガロン王が知ったら何をされるか…▼~
:[フェリシア]|
大丈夫ですよ、~
氷の部族はこう見えて強いんですから。▼~
暗夜兵が来たって、~
みんなの凍気でやっつけてやります!▼~
:[カムイ]|
はは、頼もしいな。▼~
:[フェリシア]|
ね、行きましょう?~
カムイ様。▼~
私いつか、カムイ様を~
故郷にお連れするのが夢だったんです。▼~
ねっ。姉さんもそう言ってましたよね。~
私たち二人の夢だったんですよね!▼~
:[フローラ]|
フェリシア…▼~
ええ、そうだったわね。▼~
:[カムイ]|
…わかった。▼~
では、迷惑をかけることになるが、~
頼むことにしよう。▼~
:[フローラ]|
はい、もちろんですよ。▼~
:[カムイ]|
よし、タクミが動けるようになったら…~
氷の部族の村に向かうぞ。▼~
:[タクミ]|
すぅ…すぅ…▼~
う…ん……~
カムイ…兄さ……▼~
気を…つけて……▼~
:[カムイ]|
え…?▼~
:[タクミ]|
見えるものだけが…~
全てじゃないんだ…兄さん……▼~
あれを倒さなければ、闘いは……~
終わらない……▼~
本当の平和は……~
決して……▼~
:[カムイ]|
な、何を言ってるんだ、タクミ?▼~
:[タクミ]|
すぅ…すぅ…▼~
:[カムイ]|
今のは、いったい…▼~
:[サクラ]|
な、なんだか、~
不思議な寝言でしたね。▼~
:[カムイ]|
寝言…~
ああ…そうだな…▼~
…………▼~
見えるものだけが全てじゃない…か。▼~
…………▼~
#endregion
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#c6121f73]
#comment
終了行:
[[会話集/章別会話]]
*白夜王国 16章 歓楽の宮殿 [#ff6921cc]
#contents
*ナレーション [#ua28d6ac]
カイエン峰越えに成功した一行は、~
暗夜軍から身を隠しながら進み、~
賭博の町マラカスに立ち寄る。~
だが、そこで仲間が~
病によって倒れてしまう…~
*オープニング1 [#cc41e6dc]
―暗夜王国・王城『クラーケンシュタイン』―~
:[マクベス]|
ガロン王様。カムイ一行が、~
カイエン峠を通り抜けたようです。▼~
:[ガロン]|
ああ、知っている。▼~
あの魔剣と同じ魔法具を仕掛けていたようだが…~
どうやら意味を為さなかったようだな?▼~
:[マクベス]|
…申し訳ありません。▼~
ここまでの侵入を許してしまったのは、~
この私の責任であります。▼~
この失態は、~
必ずや取り戻してご覧にいれましょう。▼~
:[ガロン]|
して、その方法とは?▼~
:[マクベス]|
はい。奴らが次に立寄る町にて…~
カムイ一行を殲滅いたします。▼~
:[ガロン]|
…好きにしろ。▼~
:[マクベス]|
ありがとうございます。▼~
この軍師マクベス、~
必ずやガロン王様のご期待に応えてみせます。▼~
(マクベス退場)~
:[ガロン]|
…………▼~
…ふん、哀れな駒よ…▼~
(暗転)~
*オープニング2 [#kofa6dc]
#region(マイユニット男性・俺)
―暗夜王国・マカラス―~
:[カムイ]|
カイエン峠を越えてから、~
随分歩いたな…▼~
リョウマ兄さん、この町は…?▼~
:[リョウマ]|
ここは、マカラスだ。~
暗夜王国有数の、賭博の町と聞く。▼~
この町もミューズ公国のように~
歌や踊りのショーが盛んなはずだが…▼~
見たところ、~
今は廃れてしまっているようだな。▼~
:[カムイ]|
今は長居をするわけにはいかない。▼~
また森にでも身を隠しながら進もう。▼~
:[リョウマ]|
そうだな。▼~
:[タクミ]|
はぁ…はぁ…▼~
:[カムイ]|
タクミ…?~
どうしたんだ?▼~
:[タクミ]|
べ、別に…なんでもないよ…▼~
:[カムイ]|
いえ…そうは言っても、~
足がふらついているじゃないか。▼~
山越えの疲れが出たのかもしれない。~
少し休んだ方が…▼~
:[タクミ]|
大丈夫だって、言ってるだろ…~
はぁ、はぁ…▼~
(タクミが倒れる音)~
(一枚絵)~
:[カムイ]|
タクミ!?▼~
:[サクラ]|
!! これは…!?▼~
:[カムイ]|
サクラ…? どうしたんだ?▼~
:[サクラ]|
そんな…!~
この症状は、特殊な風土病です…!▼~
このまま放っておけば…~
死んでしまうかもしれません!▼~
:[カムイ]|
なんだって!?▼~
:[サクラ]|
古い医学書でしか見たことがない、~
珍しい病気なのに…▼~
どうしてタクミ兄様が~
かかってしまったんでしょう…!?▼~
ごめんなさい、~
私がもっと早く気づいていれば…!▼~
:[タクミ]|
だ…大丈夫だ、サクラ。~
きっとこんな病気、すぐにどうにかできる。▼~
そうだ、アクア姉さんの歌で~
なんとかできないか?▼~
僕がフウマ公国で正気を失った時も、~
姉さんの歌で元に戻ったと言っていたよね?▼~
:[アクア]|
…ごめんなさい。~
私の歌で病気を治すことは不可能なの。▼~
治せるのなら、~
すぐにでもそうしたいところだけれど…▼~
:[タクミ]|
…そう、か。▼~
:[サクラ]|
どうしましょう…! この病気は、~
特別な薬草がないと治せないんです!▼~
でも、でも…こんな場所で~
薬草が手に入るかどうか…▼~
このままじゃタクミ兄様は…!▼~
:[リョウマ]|
なあ、薬草が必要なら、~
マカラス宮殿に行くのはどうだ?▼~
:[カムイ]|
マカラス宮殿?▼~
:[リョウマ]|
マカラスの町にある、~
ガロン王の別邸のことだ。▼~
そこには王国いちの医師が常駐し、~
世界中の薬剤が貯蔵されていると聞く。▼~
そこにならきっと、~
病気に効く薬草もあるはずだ。▼~
…ただ、宮殿や町には当然ながら~
暗夜王国の兵も常駐している。▼~
戦闘になることは避けられんが…▼~
:[カムイ]|
ああ。それは覚悟の上だ。~
タクミさんの命には代えられない。▼~
:[リョウマ]|
では、決まりだな。~
皆、俺に付いて来い。▼~
:[カムイ]|
大丈夫か? タクミ…▼~
:[タクミ]|
…うん。何とか動けるよ。▼~
もし敵が襲ってきたって平気さ。~
足手まといにはならないよ。▼~
(暗転)~
:[カムイ]|
ここが、マカラス宮殿か…▼~
:[リョウマ]|
気をつけろ。ここまでは戦闘せずに侵入できたが、~
宮殿内には暗夜兵がいるはずだ。▼~
:[カムイ]|
わかった。~
準備はできている、リョウマ兄さん。▼~
:[リョウマ]|
いいか…この場所から宮殿内に入る。▼~
三つ数えたら中に入るぞ。~
一、二…▼~
三!!▼~
:[カムイ]|
今だ、みんな!▼~
(暗転)~
:[???]|
! 侵入者…!?▼~
:[カムイ]|
早速、暗夜兵か! すぐに戦闘を…▼~
…待て、お前は…▼~
…フローラ!?▼~
:[フローラ]|
…カムイ様…?▼~
:[ジョーカー]|
お前、なんでここに!?▼~
:[フェリシア]|
姉さん…!▼~
:[フローラ]|
どうして、皆さんがここに…!?▼~
と、とにかく、~
ここで話していては危険です。▼~
あちらに使っていない離れがあるので、~
ひとまずそちらに!▼~
(暗転)~
:[フローラ]|
ふぅ…ここなら安全です。~
カムイ様、よくぞご無事で…▼~
またお会いできて、うれしいです。▼~
:[カムイ]|
ああ。~
俺も会えて嬉しいぞ、フローラ。▼~
でもお前は、どうしてここにいるんだ?▼~
:[フローラ]|
あの後しばらくして…私はこの~
マカラスで働くよう命じられたのです。▼~
北の城塞にいた使用人たちは、~
皆散り散りになりました。▼~
:[カムイ]|
すまん…~
俺が白夜側についたばかりに…!▼~
:[フローラ]|
いいえ。主を失った使用人が~
そうなるのは当然のこと。▼~
カムイ様が~
お気に病むことではございません。▼~
それに私は…~
ここで働くようになってから、▼~
いかに暗夜王国が民たちに~
苦しい思いをさせているかわかりました。▼~
今はガロン王の近くで働かずにすむことを、~
幸せだと思っているぐらいです。▼~
…だから、これで良かったんですよ。▼~
ほら、久しぶりにお会いできたのに、~
そんな顔なさらないでください。▼~
:[カムイ]|
…ありがとう、フローラ。▼~
:[フローラ]|
あの、皆さんはどうしてここに…?▼~
:[リョウマ]|
俺の弟…~
タクミが病気にかかってしまってな。▼~
ここになら、治せる薬草が~
あるのではと思って来たんだ。▼~
:[フローラ]|
! あなたは…~
白夜王国のリョウマ様ですね。▼~
タクミ様がご病気とは御労しいことです…▼~
けれど、ご安心ください。~
薬なら私がこっそり取って参ります。▼~
:[リョウマ]|
本当か!▼~
:[フローラ]|
はい。私なら暗夜の者にも怪しまれませんし…~
薬草の名前さえわかれば簡単なことです。▼~
薬を手に入れた後は、~
宮殿の裏手からお逃げください。▼~
私が外まで手引きいたします。▼~
:[リョウマ]|
礼を言う、フローラ。~
これでタクミも一安心だな。▼~
(突然魔法が発動する)~
:[カムイ]|
…っ、何だ!?▼~
:[マクベス]|
なりません、カムイ王子…▼~
:[カムイ]|
マクベス…!?▼~
:[マクベス]|
ごきげんよう。お目にかかるのは確か、~
黄泉の階段以来でしたかな?▼~
もっとも…あの時の私は、~
ただの幻影でありましたが。▼~
:[カムイ]|
そんな…どうして俺たちが~
ここにいることがわかったんだ?▼~
まさか、シュヴァリエで~
反乱軍のアジトを襲ったのも、お前が?▼~
:[マクベス]|
はあ? 何でも人のせいにするのは~
やめていただきたい。▼~
その質問はむしろ、あなたの大切な~
お仲間にすべきではないのですかな?▼~
:[カムイ]|
なに…!?▼~
:[フローラ]|
…………▼~
:[マクベス]|
おや…~
今日はフローラもいるではありませんか。▼~
王城を追放されて、~
こんなところで下働きですかな?▼~
:[フローラ]|
そんなこと、~
答える筋合いはありません。▼~
:[マクベス]|
おお、生意気な口を利く。▼~
だが、ここは同じ王城で働いた者として、~
寛容に見て差し上げるべきか。▼~
:[フローラ]|
…お引き取り下さい。▼~
ここはガロン王の別邸ですよ?~
いくら王の軍師といえど、ここを破壊するなど…▼~
:[マクベス]|
許されるのですよ。▼~
今の私は、目の前の獲物を殲滅するためなら、~
手段は選ばなくて良いのです。▼~
例えば…このようにね!▼~
(マクベス、フローラを魔法攻撃)~
:[フローラ]|
きゃああっ!!▼~
:[マクベス]|
生意気な物言いをした罰ですよ。▼~
さ、次はあなたたちの番です。~
大人しく私に倒されなさい。▼~
:[フローラ]|
お、お逃げください…カムイ様…▼~
(再びフローラが攻撃される)~
:[フローラ]|
うあっ!?▼~
:[フェリシア]|
姉さんっ!!▼~
:[マクベス]|
この方には眠っておいていただきましょう。▼~
:[カムイ]|
許さない…マクベス…!▼~
:[マクベス]|
いいですか?~
私は前に申し上げたはずですよ。▼~
白夜側についたからには、~
容赦はしないと。▼~
私は、あなたを倒すためであれば~
どんなことだってしましょう。▼~
私はもう、これ以上ガロン王様を~
落胆させるわけにはいかないのですよ。▼~
あなたはこの場で死ぬのです…!~
裏切り者の…カムイ王子よ!▼~
:[カムイ]|
そうはさせない!▼~
みんな、行くぞ!!~
マクベスを倒し、必ず薬草を手に入れる!▼~
#endregion
#region(マイユニット女性・私)
―暗夜王国・マカラス―~
:[カムイ]|
カイエン峠を越えてから、~
随分歩きましたね…▼~
リョウマ兄さん、この町は…?▼~
:[リョウマ]|
ここは、マカラスだ。~
暗夜王国有数の、賭博の町と聞く。▼~
この町もミューズ公国のように~
歌や踊りのショーが盛んなはずだが…▼~
見たところ、~
今は廃れてしまっているようだな。▼~
:[カムイ]|
今は長居をするわけにはいきませんね。▼~
また森にでも身を隠しながら~
進みましょう。▼~
:[リョウマ]|
そうだな。▼~
:[タクミ]|
はぁ…はぁ…▼~
:[カムイ]|
タクミさん…?~
どうしたんですか?▼~
:[タクミ]|
べ、別に…なんでもないよ…▼~
:[カムイ]|
いえ…そうは言っても、~
足がふらついているじゃないですか。▼~
山越えの疲れが出たのかもしれません。~
少し休んだ方が…▼~
:[タクミ]|
大丈夫だって、言ってるだろ…~
はぁ、はぁ…▼~
(タクミが倒れる音)~
(一枚絵)~
:[カムイ]|
タクミさん!?▼~
:[サクラ]|
!! これは…!?▼~
:[カムイ]|
サクラさん…? どうしたんですか?▼~
:[サクラ]|
そんな…!~
この症状は、特殊な風土病です…!▼~
このまま放っておけば…~
死んでしまうかもしれません!▼~
:[カムイ]|
なんですって!?▼~
:[サクラ]|
古い医学書でしか見たことがない、~
珍しい病気なのに…▼~
どうしてタクミ兄様が~
かかってしまったんでしょう…!?▼~
ごめんなさい、~
私がもっと早く気づいていれば…!▼~
:[タクミ]|
だ…大丈夫だ、サクラ。~
きっとこんな病気、すぐにどうにかできる。▼~
そうだ、アクア姉さんの歌で~
なんとかできないか?▼~
僕がフウマ公国で正気を失った時も、~
姉さんの歌で元に戻ったと言っていたよね?▼~
:[アクア]|
…ごめんなさい。~
私の歌で病気を治すことは不可能なの。▼~
治せるのなら、~
すぐにでもそうしたいところだけれど…▼~
:[タクミ]|
…そう、か。▼~
:[サクラ]|
どうしましょう…! この病気は、~
特別な薬草がないと治せないんです!▼~
でも、でも…こんな場所で~
薬草が手に入るかどうか…▼~
このままじゃタクミ兄様は…!▼~
:[リョウマ]|
なあ、薬草が必要なら、~
マカラス宮殿に行くのはどうだ?▼~
:[カムイ]|
マカラス宮殿?▼~
:[リョウマ]|
マカラスの町にある、~
ガロン王の別邸のことだ。▼~
そこには王国いちの医師が常駐し、~
世界中の薬剤が貯蔵されていると聞く。▼~
そこにならきっと、~
病気に効く薬草もあるはずだ。▼~
…ただ、宮殿や町には当然ながら~
暗夜王国の兵も常駐している。▼~
戦闘になることは避けられんが…▼~
:[カムイ]|
はい。それは覚悟の上です。~
タクミさんの命には代えられません。▼~
:[リョウマ]|
では、決まりだな。~
皆、俺に付いて来い。▼~
:[カムイ]|
大丈夫ですか? タクミさん…▼~
:[タクミ]|
…うん。何とか動けるよ。▼~
もし敵が襲ってきたって平気さ。~
足手まといにはならないよ。▼~
(暗転)~
:[カムイ]|
ここが、マカラス宮殿…▼~
:[リョウマ]|
気をつけろ。ここまでは戦闘せずに侵入できたが、~
宮殿内には暗夜兵がいるはずだ。▼~
:[カムイ]|
わかりました。~
準備はできています、リョウマ兄さん。▼~
:[リョウマ]|
いいか…この場所から宮殿内に入る。▼~
三つ数えたら中に入るぞ。~
一、二…▼~
三!!▼~
:[カムイ]|
今です、みんな!▼~
(暗転)~
:[???]|
! 侵入者…!?▼~
:[カムイ]|
早速、暗夜兵ですか! すぐに戦闘を…▼~
…待ってください、あなたは…▼~
…フローラさん!?▼~
:[フローラ]|
…カムイ様…?▼~
:[ジョーカー]|
お前、なんでここに!?▼~
:[フェリシア]|
姉さん…!▼~
:[フローラ]|
どうして、皆さんがここに…!?▼~
と、とにかく、~
ここで話していては危険です。▼~
あちらに使っていない離れがあるので、~
ひとまずそちらに!▼~
(暗転)~
:[フローラ]|
ふぅ…ここなら安全です。~
カムイ様、よくぞご無事で…▼~
またお会いできて、うれしいです。▼~
:[カムイ]|
はい。~
私も会えて嬉しいです、フローラさん。▼~
でもあなたは、どうしてここに?▼~
:[フローラ]|
あの後しばらくして…私はこの~
マカラスで働くよう命じられたのです。▼~
北の城塞にいた使用人たちは、~
皆散り散りになりました。▼~
:[カムイ]|
すみません…~
私が白夜側についたばかりに…!▼~
:[フローラ]|
いいえ。主を失った使用人が~
そうなるのは当然のこと。▼~
カムイ様が~
お気に病むことではございません。▼~
それに私は…~
ここで働くようになってから、▼~
いかに暗夜王国が民たちに~
苦しい思いをさせているかわかりました。▼~
今はガロン王の近くで働かずにすむことを、~
幸せだと思っているぐらいです。▼~
…だから、これで良かったんですよ。▼~
ほら、久しぶりにお会いできたのに、~
そんな顔なさらないでください。▼~
:[カムイ]|
…ありがとうございます、フローラさん。▼~
:[フローラ]|
あの、皆さんはどうしてここに…?▼~
:[リョウマ]|
俺の弟…~
タクミが病気にかかってしまってな。▼~
ここになら、治せる薬草が~
あるのではと思って来たんだ。▼~
:[フローラ]|
! あなたは…~
白夜王国のリョウマ様ですね。▼~
タクミ様がご病気とは御労しいことです…▼~
けれど、ご安心ください。~
薬なら私がこっそり取って参ります。▼~
:[リョウマ]|
本当か!▼~
:[フローラ]|
はい。私なら暗夜の者にも怪しまれませんし…~
薬草の名前さえわかれば簡単なことです。▼~
薬を手に入れた後は、~
宮殿の裏手からお逃げください。▼~
私が外まで手引きいたします。▼~
:[リョウマ]|
礼を言う、フローラ。~
これでタクミも一安心だな。▼~
(突然魔法が発動する)~
:[カムイ]|
…っ、何です!?▼~
:[マクベス]|
なりません、カムイ王子…▼~
:[カムイ]|
マクベス…!?▼~
:[マクベス]|
ごきげんよう。お目にかかるのは確か、~
黄泉の階段以来でしたかな?▼~
もっとも…あの時の私は、~
ただの幻影でありましたが。▼~
:[カムイ]|
そんな…どうして私たちが~
ここにいることがわかったのです?▼~
まさか、シュヴァリエで~
反乱軍のアジトを襲ったのも、あなたが?▼~
:[マクベス]|
はあ? 何でも人のせいにするのは~
やめていただきたい。▼~
その質問はむしろ、あなたの大切な~
お仲間にすべきではないのですかな?▼~
:[カムイ]|
なんですって…!?▼~
:[フローラ]|
…………▼~
:[マクベス]|
おや…~
今日はフローラもいるではありませんか。▼~
王城を追放されて、~
こんなところで下働きですかな?▼~
:[フローラ]|
そんなこと、~
答える筋合いはありません。▼~
:[マクベス]|
おお、生意気な口を利く。▼~
だが、ここは同じ王城で働いた者として、~
寛容に見て差し上げるべきか。▼~
:[フローラ]|
…お引き取り下さい。▼~
ここはガロン王の別邸ですよ?~
いくら王の軍師といえど、ここを破壊するなど…▼~
:[マクベス]|
許されるのですよ。▼~
今の私は、目の前の獲物を殲滅するためなら、~
手段は選ばなくて良いのです。▼~
例えば…このようにね!▼~
(マクベス、フローラを魔法攻撃)~
:[フローラ]|
きゃああっ!!▼~
:[マクベス]|
生意気な物言いをした罰ですよ。▼~
さ、次はあなたたちの番です。~
大人しく私に倒されなさい。▼~
:[フローラ]|
お、お逃げください…カムイ様…▼~
(再びフローラが攻撃される)~
:[フローラ]|
うあっ!?▼~
:[フェリシア]|
姉さんっ!!▼~
:[マクベス]|
この方には眠っておいていただきましょう。▼~
:[カムイ]|
許しません…マクベス…!▼~
:[マクベス]|
いいですか?~
私は前に申し上げたはずですよ。▼~
白夜側についたからには、~
容赦はしないと。▼~
私は、あなたを倒すためであれば~
どんなことだってしましょう。▼~
私はもう、これ以上ガロン王様を~
落胆させるわけにはいかないのですよ。▼~
あなたはこの場で死ぬのです…!~
裏切り者の…カムイ王子よ!▼~
:[カムイ]|
そうはさせません!▼~
みんな、行きますよ!!~
マクベスを倒し、必ず薬草を手に入れるのです!▼~
#endregion
*戦闘 [#y0163b12]
**vs マクベス [#h499ffdf]
:[マクベス]|
ガロン王様…見ていてください。~
必ずや私が、こいつらを一匹残らず…!▼~
***カムイ vs マクベス [#gf082a80]
#region(マイユニット男性・俺)
:[マクベス]|
来ましたか、カムイ王子。~
待っていましたよ…▼~
:[カムイ]|
行くぞ、マクベス…!~
覚悟はいいか!?▼~
:[マクベス]|
そのお言葉、そっくりそのまま~
あなたにお返ししましょう。▼~
ガロン王様は、あなたの死を~
心から願っていらっしゃる…▼~
私は王の軍師として、その望みを~
何としてでも叶えなければならないのです!▼~
…覚悟!!▼~
#endregion
***マクベス撃破 [#dc45e88c]
:[マクベス]|
ぐ、うっ…っ! またしても、~
このような失態を…っ!!▼~
ガロン王様に、~
何とお詫びすればよいか…!▼~
*クリア後 [#z696869d]
**クリア後1 [#c9ddfb82]
#region(マイユニット男性・俺)
:[カムイ]|
勝負あったな、マクベス…!▼~
お前を倒す前に、~
ひとつ聞きたいことがある。▼~
俺たちがここにいることを、~
お前に教えたのは誰だ!?▼~
:[マクベス]|
…………▼~
:[カムイ]|
言え! さもないと…!▼~
:[マクベス]|
さもないと、仲間が疑わしくてしょうがない…~
ですかな?▼~
:[カムイ]|
なっ…!▼~
:[マクベス]|
自分は暗夜を裏切っておいて、~
誰かが自分を裏切るのは許せないとお思いか。▼~
おお、なんと浅ましい。~
こういう者からは…▼~
…さっさと逃げてしまうに限る。▼~
:[カムイ]|
!? 消えた…!?▼~
:[マクベス]|
そちらは幻影です。▼~
やはり、詰めが甘いですな…~
カムイ王子。▼~
可哀想なあなたに、~
ひとつ教えて差し上げましょう。▼~
…コウモリはすでに、あなた方の中にいる。▼~
:[カムイ]|
なんだって…!?▼~
:[マクベス]|
せいぜい疑いなさい、~
カムイ王子よ…!▼~
あなた方の馬鹿げた信頼が崩れる瞬間を、~
この目で見る時が楽しみですよ…!▼~
:[カムイ]|
くっ、逃げられたか…~
マクベス…!▼~
(暗転)~
:[フローラ]|
う…ん…▼~
:[カムイ]|
フローラ…!~
良かった、気がついたのか!▼~
:[フローラ]|
! マクベスは…!?▼~
:[カムイ]|
大丈夫だ、フローラ。~
マクベスは追い返したぞ。▼~
:[フローラ]|
そうですか…良かった…▼~
:[カムイ]|
それにしても、マクベスの言うことは~
本当なんだろうか…▼~
俺たちの中に、コウモリが…▼~
:[タクミ]|
なんだよ、カムイ兄さん。~
あんな奴の言うことを信じるの?▼~
:[カムイ]|
いや、そういうわけじゃないが、~
なんだか気になってな…▼~
:[タクミ]|
…らしくないな、兄さん。▼~
いつも人の言うことは~
馬鹿みたいに信じるくせに…▼~
:[カムイ]|
だが…~
:[タクミ]|
はぁ、はぁ、はぁ…▼~
:[カムイ]|
…タクミ?▼~
:[タクミ]|
…なんだ…これ…~
体が…重……▼~
:[カムイ]|
タクミ!?▼~
:[サクラ]|
た、大変です!~
タクミ兄様、すごい熱が…!!▼~
こ、このままでは危険です…!▼~
:[フローラ]|
私、すぐに薬を取って参りますね▼~
:[サクラ]|
わ、私も行きますっ!▼~
薬草の名前、~
まだお伝えしてませんでしたから…!▼~
#endregion
**クリア後2 [#f71707b8]
#region(マイユニット男性・俺)
:[タクミ]|
すぅ…すぅ…▼~
:[カムイ]|
呼吸が穏やかになってきたな、~
タクミ。▼~
:[サクラ]|
はい。もう安心だと思います。~
後はゆっくり休養すれば大丈夫です。▼~
:[カムイ]|
ありがとう、サクラ。▼~
:[フローラ]|
私も、一安心です。▼~
:[カムイ]|
ああ。フローラも、助かったぞ。▼~
お前がいてくれなかったら、~
薬草を手に入れることはできなかった。▼~
:[フローラ]|
いえ、そんな。▼~
サクラ様が薬草の名前を~
教えて下さったおかげですよ。▼~
ところで、カムイ様…~
これからどうなさるのですか?▼~
マクベスに見つかってしまった以上、~
王都への道は閉ざされたも同然ですが…▼~
:[カムイ]|
…そうだな。▼~
だが、そうだとしても、~
俺たちはもう、進むしかない…▼~
:[フローラ]|
…………▼~
あの、宜しければ…~
私たち氷の部族の村に来ませんか?▼~
:[カムイ]|
え?▼~
:[フローラ]|
いかがです? まだ暗夜王国の支配を~
強く受けていない部族の村なら…▼~
一時的にあなた方を匿うことができますよ。▼~
:[カムイ]|
だ、だが…迷惑じゃないか?~
いくら部族の村といえども、▼~
白夜王国の一行を匿うなんて、~
ガロン王が知ったら何をされるか…▼~
:[フェリシア]|
大丈夫ですよ、~
氷の部族はこう見えて強いんですから。▼~
暗夜兵が来たって、~
みんなの凍気でやっつけてやります!▼~
:[カムイ]|
はは、頼もしいな。▼~
:[フェリシア]|
ね、行きましょう?~
カムイ様。▼~
私いつか、カムイ様を~
故郷にお連れするのが夢だったんです。▼~
ねっ。姉さんもそう言ってましたよね。~
私たち二人の夢だったんですよね!▼~
:[フローラ]|
フェリシア…▼~
ええ、そうだったわね。▼~
:[カムイ]|
…わかった。▼~
では、迷惑をかけることになるが、~
頼むことにしよう。▼~
:[フローラ]|
はい、もちろんですよ。▼~
:[カムイ]|
よし、タクミが動けるようになったら…~
氷の部族の村に向かうぞ。▼~
:[タクミ]|
すぅ…すぅ…▼~
う…ん……~
カムイ…兄さ……▼~
気を…つけて……▼~
:[カムイ]|
え…?▼~
:[タクミ]|
見えるものだけが…~
全てじゃないんだ…兄さん……▼~
あれを倒さなければ、闘いは……~
終わらない……▼~
本当の平和は……~
決して……▼~
:[カムイ]|
な、何を言ってるんだ、タクミ?▼~
:[タクミ]|
すぅ…すぅ…▼~
:[カムイ]|
今のは、いったい…▼~
:[サクラ]|
な、なんだか、~
不思議な寝言でしたね。▼~
:[カムイ]|
寝言…~
ああ…そうだな…▼~
…………▼~
見えるものだけが全てじゃない…か。▼~
…………▼~
#endregion
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#c6121f73]
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