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会話集/章別会話/15章 人狼の峰
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[[会話集/章別会話]]
*白夜王国 15章 人狼の峰 [#odd2fade]
#contents
*ナレーション [#m8e149b9]
なんとか国境を突破した一行。~
だが主要な街道は暗夜兵に固められ~
とても王城にたどりつけそうにない。~
そこで、カムイたちは~
新たな道を捜索することにした。~
*オープニング [#u4eb7da1]
**オープニング1 [#w3455f42]
#region(マイユニット男性・私)
:[スズカゼ]|
失礼します。~
ただいま、偵察より戻りました。▼~
:[カムイ]|
どうでしたか…?▼~
:[スズカゼ]|
だめです。やはりどの道にも既に、~
多くの暗夜兵が配備されていました。▼~
主要な街道はもちろん、~
人の通らぬような獣道にまで。▼~
その数は…~
数千にものぼると思われます。▼~
:[カムイ]|
数千…そんなに…▼~
それだけの暗夜兵がいたのなら、~
さぞ危険な偵察だったでしょう。▼~
…ありがとうございます、スズカゼさん。~
立派にやり遂げてくれて、助かりました。▼~
:[スズカゼ]|
いえ。これしきのこと、当然です。▼~
それより、困りましたね…~
このような状況では、▼~
せっかく暗夜王国内に潜入できたというのに、~
王城になど、とてもたどり着けません。▼~
:[カムイ]|
くっ…! どこかに無いのですか!?~
暗夜兵の手の届かないような道が!▼~
:[リョウマ]|
…………▼~
そうだな…一つだけ、心当たりがある。▼~
:[カムイ]|
えっ…?~
リョウマ兄さん、それはどこです?▼~
:[リョウマ]|
難攻不落の高峰…カイエンを通る道だ。▼~
:[スズカゼ]|
なんですって…!?~
いけません、リョウマ様!▼~
そこは暗夜王国の民たちでさえ恐れる、~
魔物が棲む山。▼~
無事に越えた者は、数えるほどしか~
いないと言われているのですよ!?▼~
:[リョウマ]|
そうだ。だがそれゆえ、暗夜兵も~
迂闊に足を踏み入れたりはしないはずだ。▼~
:[スズカゼ]|
それは、そうですが…▼~
:[リョウマ]|
どうする、カムイ。~
今から進める道は、恐らくそれしかない。▼~
:[カムイ]|
…ずっとここでこうしていても仕方ありません。▼~
どちらを選んでも危険なことに~
変わりのない状況なら、▼~
少しでも可能性のあるほうに~
賭けるべきです。▼~
…行きましょう、カイエンへ。▼~
:[リョウマ]|
いいだろう。~
では行こう、カイエン峠へ。▼~
スズカゼ、なるべく兵の少ない道を~
教えてくれるか?▼~
:[スズカゼ]|
お任せください。▼~
#endregion
**オープニング2 [#j987h7ui]
#region(マイユニット男性・私)
:[カムイ]|
はぁ、はぁ…難攻不落の高峰というのは、~
伊達ではありません…ね…▼~
:[リョウマ]|
大丈夫か、カムイ?▼~
:[カムイ]|
な、何とか…~
でも、後方にはかなり参っている人もいます。▼~
この辺りで一旦足を止めた方が、~
いいかもしれませんね…▼~
:[リョウマ]|
そうだな。~
では俺は後方にそれを伝えて…▼~
…?~
何か近づいて来るぞ!▼~
:[カムイ]|
え…▼~
:[ガルー]|
…グルル…▼~
:[リョウマ]|
危ないぞ、カムイ!▼~
(フランネルとガルーが2人登場)~
:[ガルー]|
グルルルルル…▼~
:[カムイ]|
リ、リョウマ兄さん…~
あいつは何です…魔物なんですか!?▼~
:[リョウマ]|
いや、あれは…ガルーだ。▼~
人と狼の両方の姿をとれる、~
獣族の末裔…▼~
まさか、実在したとはな。~
俺も本物を見るのは初めてだ。▼~
カイエンに棲む魔物というのは、~
このガルーたちのことだったのか。▼~
:[フランネル]|
おい、お前たち、~
ここに何しに来たんだよ。▼~
:[カムイ]|
! あなたは…?▼~
:[フランネル]|
俺は、フランネル。~
この辺りのガルーのリーダーだ。▼~
俺たちの毛皮が目当てなら、~
諦めて帰った方が賢明だぜ。▼~
これまでそういう奴を…~
何人殺したか、わからない。▼~
(物が落ちる音)~
:[リョウマ]|
なに!?~
これは…人骨!?▼~
:[カムイ]|
ま、待ってください。私たちは~
ただこの場所を通りたいだけなんです!▼~
あなたたちに危害を加えるつもりなんて、~
一切ありません!▼~
:[フランネル]|
通るため? ここを?~
…本当か?▼~
:[カムイ]|
はい、本当です。信じてください。~
私たちは闘うつもりなんてありません。▼~
…みなさん、武器を置いてください。▼~
:[リョウマ]|
…ああ。▼~
:[タクミ]|
…仕方ないね。▼~
:[カムイ]|
すみません…驚かせてしまったことは謝ります。~
でもこの通り、私たちに闘う意思はありません。▼~
どうかここを通してもらえませんか。▼~
:[フランネル]|
…………▼~
:[ガルー]|
グルルルルル…!▼~
:[フランネル]|
…おい、もういい。▼~
こいつらに敵意は無い。~
このままここを、通してやろう。▼~
:[カムイ]|
フランネルさん…!▼~
(突然魔法による攻撃。ガルーの一人に当たる)~
:[ガルー]|
ギャアアッ!!▼~
(ガルーがロスト)~
:[フランネル]|
…っ!?▼~
:[カムイ]|
何です、今の爆発は!?▼~
:[リョウマ]|
カムイ、あの頂を見ろ!~
さっき爆発したものが、あそこにも…!▼~
:[カムイ]|
そんな…あの魔法具から感じる力…~
ガロン王に持たされた魔剣に似ています。▼~
まさか、~
ガロン王やマクベスの罠なのですか…!?▼~
:[フランネル]|
おい、おい…大丈夫か!?~
なぁ…しっかりしろ!▼~
目を開けてくれよ…!~
………っ、▼~
…う、うぅ…っ!▼~
:[カムイ]|
あ…▼~
:[フランネル]|
…お前たちが、やったんだな?▼~
油断させておいて、~
みんな殺すつもりだったのか…!▼~
:[カムイ]|
違います! 違うんです!~
これは、私たちがやったのではありません!▼~
:[フランネル]|
…死んじまえよ。~
よくも俺たちを騙したな…▼~
許さない…仲間の仇め!▼~
(フランネル、カムイに攻撃。スズカゼが防ぐ)~
:[スズカゼ]|
ご無事ですか、カムイ様!▼~
:[フランネル]|
くそっ! どけよ、お前!~
俺はそいつに用があるんだよ!▼~
(フランネル、スズカゼを攻撃)~
:[スズカゼ]|
うわああっ!!▼~
:[カムイ]|
スズカゼさんっ!▼~
:[スズカゼ]|
っ、残念ですが…この状況で、~
誤解を解くことは無謀です!▼~
攻撃をしないと、~
みんなやられてしまいます!▼~
:[フランネル]|
逃がさないぜ…▼~
俺たちの仲間を殺したこと、~
絶対に許さないからな!▼~
お前たちは、全員殺してやる!~
ここから生きて帰れると思うなよ!!▼~
:[スズカゼ]|
参りましょう、カムイ様!~
…ご決断を!!▼~
:[カムイ]|
くっ…! やむを得ません!~
みんな、戦闘の準備を!▼~
本当は…~
あなたたちに刀を抜きたくはありません。▼~
無関係な人たちを、~
闘いに巻き込みたくはありませんでした。▼~
なのに、なのに…▼~
…すみません…っ!▼~
#endregion
*戦闘 [#d13cab0a]
**vsフランネル [#x5ea85c7]
:[フランネル]|
仲間の仇め…!!~
お前たちだけは、許さない!▼~
***撃破 [#a6aca748]
:[フランネル]|
なんで…だよ…~
お前たちさえ…来なかったら…▼~
*クリア後 [#y1805057]
※本章戦闘開始時点でのカムイとスズカゼの支援レベルによって...
** カムイとスズカゼの支援がB以下 [#v4c84e6c]
#region(マイユニット男性・俺)
:[カムイ]|
すまん、ガルーの皆…▼~
俺は、いくら謝っても~
許されないことをした…▼~
:[スズカゼ]|
いえ…今日のことは、~
あなたの罪ではありません。▼~
罪があるのは、~
あの罠を仕掛けた者です。▼~
どうか、思いつめられませんよう…▼~
:[カムイ]|
だが、ガルーたちを倒したのは、~
紛れもなく俺のこの手だ。▼~
それだけは、~
これからも背負っていかないとな…▼~
:[スズカゼ]|
優しいですね、カムイ様。▼~
私は…あなたにのしかかる重圧を~
取り除いて差し上げたい。▼~
私はあなたのような人にこそ、お仕えしたい。▼~
:[カムイ]|
仕える…?▼~
:[スズカゼ]|
よろしいですか? 白夜の王城兵士のうち、~
高い実力や家柄を持つ者は…▼~
時期が来れば特定の主君を決め、~
忠誠を誓います。▼~
ツバキさんとカザハナさんは、サクラ様に。▼~
ヒナタさんとオボロさんは、タクミ様に。~
アサマさんとセツナさんは、ヒノカ様に。▼~
そして、カゲロウさんと~
私の兄…サイゾウは、リョウマ様に。▼~
:[カムイ]|
…そうだな。▼~
ん…? そういえば、スズカゼは…?▼~
:[スズカゼ]|
…はい。~
私に決まった主君はおりません。▼~
長い間…王城に仕えていても、~
人に仕えたことはありませんでした。▼~
私はずっと主君を決められぬことに~
悩んでいましたが…▼~
それはきっと、~
あなたに仕えるためだったのです。▼~
カムイ様…~
私は、あなたに仕えると決めました。▼~
私が忠誠を誓う主君は…あなたです。▼~
:[カムイ]|
スズカゼ…▼~
:[スズカゼ]|
それに、あなたに罪があるというのなら、~
私にも罪があります。▼~
私はあなたに…~
いくら謝っても許されないことをしました…▼~
:[カムイ]|
え…?▼~
:[スズカゼ]|
カムイ様、私は…▼~
'(暗転、のち爆発音)'''~
:[カムイ]|
…っ!?~
さっきの魔法具が、まだ…!?▼~
しまった、崖が崩れる…!~
うわあああああっ!!▼~
'(スズカゼがカムイの手を掴む)'''~
:[カムイ]|
やめろ、スズカゼ!~
お前まで落ちることになるぞ!▼~
:[スズカゼ]|
この手は離せません、カムイ様。~
私は、今こそ罪を償わなくては。▼~
私のせいで、あなたは暗夜王国に~
つれさられたのです…!▼~
:[カムイ]|
お前のせいで…?▼~
:[スズカゼ]|
はい。あの日、シュヴァリエ公国に~
お供していた私は…▼~
暗夜王国の軍勢がこっそりと~
公国内に入るのを見ていたのです。▼~
それなのに、まだ幼かった私は、~
その意味に気づかずに…▼~
:[カムイ]|
そんな…! 幼かったのなら当たり前だ。~
お前のせいじゃない…!▼~
:[スズカゼ]|
いいえ…代々、白夜王家に仕える~
忍びの家柄である私にとって、▼~
それは万死に値する愚かさでした。▼~
にもかかわらず、女王となられたミコト様は、~
私をお許しくださり、傍に置いてくださった。▼~
それは、きっとこのときのため…▼~
:[カムイ]|
まさか、スズカゼ…!?▼~
:[ヒノカ]|
大丈夫か、カムイ! スズカゼ!!▼~
:[カムイ]|
ヒノカ姉さん!~
ここだっ! 早く助けを!▼~
:[ヒノカ]|
待っていろ! 今行く!▼~
:[カムイ]|
! 崖が、崩れる…!▼~
:[スズカゼ]|
この命は、あなたのために…▼~
…ヒノカ様、~
受け止めてください!!▼~
はああああああっ!!!▼~
:[カムイ]|
う、うわっ!?▼~
:[ヒノカ]|
…カムイ!▼~
:[スズカゼ]|
お許しください…~
私はずっと、あなたの幸せを願っております…▼~
どうか生き延びてください…~
私のたった一人の主君…▼~
…カムイ様…▼~
:[カムイ]|
スズカゼーーーーーーーーーーーーーッ!▼~
:[ヒノカ]|
そんな…スズカゼ…!▼~
:[カムイ]|
あ…、ああ…!~
スズカゼ、スズカゼ…っ!▼~
うわああああああああああーーーーっ!!!!▼~
'(暗転)'''~
:[リョウマ]|
…山頂に着いたぞ。~
カムイ…平気か…?▼~
:[カムイ]|
…………▼~
スズカゼ…▼~
:[リョウマ]|
…………▼~
…見ろ、カムイ。~
向こうに、太陽が見える。▼~
:[カムイ]|
え…?▼~
:[リョウマ]|
いいか? 光の届かぬ暗夜王国でも、~
唯一、太陽を望める場所がある。▼~
どれだけ暗い闇の中でも、~
光の見える場所は必ずある。▼~
それが今…~
お前の立っているところだ。▼~
:[カムイ]|
暖かい…▼~
白夜王国にいた頃に見た…~
懐かしくて、暖かい光だ。▼~
まるで、スズカゼが…~
見守ってくれているみたいだな。▼~
:[リョウマ]|
ああ…▼~
:[カムイ]|
…………▼~
ありがとう、スズカゼ…▼~
お前の思いは無駄にはしない。~
きっと、この闘いに勝利してみせる。▼~
だから、太陽の見えるこの場所から…~
見守っていてくれ。▼~
…スズカゼ…!▼~
#endregion
** カムイとスズカゼの支援がA以上 [#ab816bf4]
#region(マイユニット男性・俺)
:[カムイ]|
すまん、ガルーの皆…▼~
俺は、いくら謝っても~
許されないことをした…▼~
:[スズカゼ]|
いえ…今日のことは、~
あなたの罪ではありません。▼~
罪があるのは、~
あの罠を仕掛けた者です。▼~
どうか、思いつめられませんよう…▼~
:[カムイ]|
だが、ガルーたちを倒したのは、~
紛れもなく俺のこの手だ。▼~
それだけは、~
これからも背負っていかないとな…▼~
:[スズカゼ]|
優しいですね、~
カムイ様。▼~
そんなあなただからこそ~
私は忠誠を誓っているのです。▼~
辛い時は、いつでも言ってください。~
私はいつでも、あなたのお傍におります。▼~
:[カムイ]|
ああ…~
ありがとう、スズカゼ…▼~
'(暗転、のち爆発音)'''~
:[カムイ]|
…っ!?~
さっきの魔法具が、まだ…!?▼~
しまった、崖が崩れる…!~
うわあああああっ!!▼~
'(スズカゼがカムイの手を掴む)'''~
:[カムイ]|
やめろ、スズカゼ!~
お前まで落ちることになるぞ!▼~
:[スズカゼ]|
カムイ様…!~
この手は決して離しません!▼~
あなたは絶対に、~
死なせはしない!▼~
:[スズカゼ]|
これは…!~
崖の下にも、魔法具が!?▼~
一か八か、やってみましょう…▼~
カムイ様!~
決して手を離さないでくださいね!▼~
:[カムイ]|
え…!?~
:[スズカゼ]|
せいっ!▼~
:[カムイ]|
うああああっ!?▼~
:[スズカゼ]|
…う…~
平気ですか、カムイ様?▼~
:[カムイ]|
ああ、おかげで助かった。▼~
まさか下からの爆風を使って~
俺を引っ張り上げるとはな。▼~
…少々、熱かったが。▼~
:[スズカゼ]|
お許しください。~
あの状況なら…ああするしかなかったのです。▼~
:[カムイ]|
全く…無茶なことをしてくれるな。▼~
俺が手を離したら、どうするつもりだったんだ?~
崖の下にまっさかさまだぞ?▼~
:[スズカゼ]|
そうですね…~
その時のことは、考えていませんでした。▼~
だって、信じていましたから。~
カムイ様が私の手を、~
最後まで掴んでいてくれると。▼~
:[カムイ]|
ありがとう。▼~
:[アクア]|
大丈夫? 二人とも…!~
また爆発音が聞こえたけど…▼~
:[カムイ]|
大丈夫だ、アクア。~
二人とも無事だ。▼~
:[アクア]|
そう、それなら良かったわ。▼~
さっきので最後だと思いたいけれど…~
これからは用心して歩きましょう。▼~
'(暗転)'''~
:[リョウマ]|
よし…山頂に着いたぞ、カムイ。▼~
:[カムイ]|
…!~
向こうから、光が…?▼~
:[リョウマ]|
ああ、あれは、太陽だ。▼~
:[カムイ]|
え…?~
だが、暗夜王国では太陽など…▼~
:[リョウマ]|
いや…見えるんだ。▼~
光の届かぬ暗夜王国でも、~
唯一、太陽を望める場所がある。▼~
どれだけ暗い闇の中でも、~
光の見える場所は必ずある。▼~
それが今…~
お前の立っているところだ。▼~
:[カムイ]|
暖かい… ▼~
白夜王国にいた頃に見た、~
懐かしくて、暖かい光だ。▼~
いつか暗夜と白夜の両国に、▼~
この太陽の恵みを~
分かち合える時がくるといいな。▼~
:[リョウマ]|
そうだな…▼~
:[カムイ]|
そのためにも、~
俺たちは立ち止まってはいけないんだ。▼~
この手で倒してしまった敵や、~
巻き込んでしまった民たちのためにも…▼~
この戦争に勝利して、~
真の平和を取り戻してみせよう。▼~
#endregion
*コメント [#yf0867c8]
#comment
終了行:
[[会話集/章別会話]]
*白夜王国 15章 人狼の峰 [#odd2fade]
#contents
*ナレーション [#m8e149b9]
なんとか国境を突破した一行。~
だが主要な街道は暗夜兵に固められ~
とても王城にたどりつけそうにない。~
そこで、カムイたちは~
新たな道を捜索することにした。~
*オープニング [#u4eb7da1]
**オープニング1 [#w3455f42]
#region(マイユニット男性・私)
:[スズカゼ]|
失礼します。~
ただいま、偵察より戻りました。▼~
:[カムイ]|
どうでしたか…?▼~
:[スズカゼ]|
だめです。やはりどの道にも既に、~
多くの暗夜兵が配備されていました。▼~
主要な街道はもちろん、~
人の通らぬような獣道にまで。▼~
その数は…~
数千にものぼると思われます。▼~
:[カムイ]|
数千…そんなに…▼~
それだけの暗夜兵がいたのなら、~
さぞ危険な偵察だったでしょう。▼~
…ありがとうございます、スズカゼさん。~
立派にやり遂げてくれて、助かりました。▼~
:[スズカゼ]|
いえ。これしきのこと、当然です。▼~
それより、困りましたね…~
このような状況では、▼~
せっかく暗夜王国内に潜入できたというのに、~
王城になど、とてもたどり着けません。▼~
:[カムイ]|
くっ…! どこかに無いのですか!?~
暗夜兵の手の届かないような道が!▼~
:[リョウマ]|
…………▼~
そうだな…一つだけ、心当たりがある。▼~
:[カムイ]|
えっ…?~
リョウマ兄さん、それはどこです?▼~
:[リョウマ]|
難攻不落の高峰…カイエンを通る道だ。▼~
:[スズカゼ]|
なんですって…!?~
いけません、リョウマ様!▼~
そこは暗夜王国の民たちでさえ恐れる、~
魔物が棲む山。▼~
無事に越えた者は、数えるほどしか~
いないと言われているのですよ!?▼~
:[リョウマ]|
そうだ。だがそれゆえ、暗夜兵も~
迂闊に足を踏み入れたりはしないはずだ。▼~
:[スズカゼ]|
それは、そうですが…▼~
:[リョウマ]|
どうする、カムイ。~
今から進める道は、恐らくそれしかない。▼~
:[カムイ]|
…ずっとここでこうしていても仕方ありません。▼~
どちらを選んでも危険なことに~
変わりのない状況なら、▼~
少しでも可能性のあるほうに~
賭けるべきです。▼~
…行きましょう、カイエンへ。▼~
:[リョウマ]|
いいだろう。~
では行こう、カイエン峠へ。▼~
スズカゼ、なるべく兵の少ない道を~
教えてくれるか?▼~
:[スズカゼ]|
お任せください。▼~
#endregion
**オープニング2 [#j987h7ui]
#region(マイユニット男性・私)
:[カムイ]|
はぁ、はぁ…難攻不落の高峰というのは、~
伊達ではありません…ね…▼~
:[リョウマ]|
大丈夫か、カムイ?▼~
:[カムイ]|
な、何とか…~
でも、後方にはかなり参っている人もいます。▼~
この辺りで一旦足を止めた方が、~
いいかもしれませんね…▼~
:[リョウマ]|
そうだな。~
では俺は後方にそれを伝えて…▼~
…?~
何か近づいて来るぞ!▼~
:[カムイ]|
え…▼~
:[ガルー]|
…グルル…▼~
:[リョウマ]|
危ないぞ、カムイ!▼~
(フランネルとガルーが2人登場)~
:[ガルー]|
グルルルルル…▼~
:[カムイ]|
リ、リョウマ兄さん…~
あいつは何です…魔物なんですか!?▼~
:[リョウマ]|
いや、あれは…ガルーだ。▼~
人と狼の両方の姿をとれる、~
獣族の末裔…▼~
まさか、実在したとはな。~
俺も本物を見るのは初めてだ。▼~
カイエンに棲む魔物というのは、~
このガルーたちのことだったのか。▼~
:[フランネル]|
おい、お前たち、~
ここに何しに来たんだよ。▼~
:[カムイ]|
! あなたは…?▼~
:[フランネル]|
俺は、フランネル。~
この辺りのガルーのリーダーだ。▼~
俺たちの毛皮が目当てなら、~
諦めて帰った方が賢明だぜ。▼~
これまでそういう奴を…~
何人殺したか、わからない。▼~
(物が落ちる音)~
:[リョウマ]|
なに!?~
これは…人骨!?▼~
:[カムイ]|
ま、待ってください。私たちは~
ただこの場所を通りたいだけなんです!▼~
あなたたちに危害を加えるつもりなんて、~
一切ありません!▼~
:[フランネル]|
通るため? ここを?~
…本当か?▼~
:[カムイ]|
はい、本当です。信じてください。~
私たちは闘うつもりなんてありません。▼~
…みなさん、武器を置いてください。▼~
:[リョウマ]|
…ああ。▼~
:[タクミ]|
…仕方ないね。▼~
:[カムイ]|
すみません…驚かせてしまったことは謝ります。~
でもこの通り、私たちに闘う意思はありません。▼~
どうかここを通してもらえませんか。▼~
:[フランネル]|
…………▼~
:[ガルー]|
グルルルルル…!▼~
:[フランネル]|
…おい、もういい。▼~
こいつらに敵意は無い。~
このままここを、通してやろう。▼~
:[カムイ]|
フランネルさん…!▼~
(突然魔法による攻撃。ガルーの一人に当たる)~
:[ガルー]|
ギャアアッ!!▼~
(ガルーがロスト)~
:[フランネル]|
…っ!?▼~
:[カムイ]|
何です、今の爆発は!?▼~
:[リョウマ]|
カムイ、あの頂を見ろ!~
さっき爆発したものが、あそこにも…!▼~
:[カムイ]|
そんな…あの魔法具から感じる力…~
ガロン王に持たされた魔剣に似ています。▼~
まさか、~
ガロン王やマクベスの罠なのですか…!?▼~
:[フランネル]|
おい、おい…大丈夫か!?~
なぁ…しっかりしろ!▼~
目を開けてくれよ…!~
………っ、▼~
…う、うぅ…っ!▼~
:[カムイ]|
あ…▼~
:[フランネル]|
…お前たちが、やったんだな?▼~
油断させておいて、~
みんな殺すつもりだったのか…!▼~
:[カムイ]|
違います! 違うんです!~
これは、私たちがやったのではありません!▼~
:[フランネル]|
…死んじまえよ。~
よくも俺たちを騙したな…▼~
許さない…仲間の仇め!▼~
(フランネル、カムイに攻撃。スズカゼが防ぐ)~
:[スズカゼ]|
ご無事ですか、カムイ様!▼~
:[フランネル]|
くそっ! どけよ、お前!~
俺はそいつに用があるんだよ!▼~
(フランネル、スズカゼを攻撃)~
:[スズカゼ]|
うわああっ!!▼~
:[カムイ]|
スズカゼさんっ!▼~
:[スズカゼ]|
っ、残念ですが…この状況で、~
誤解を解くことは無謀です!▼~
攻撃をしないと、~
みんなやられてしまいます!▼~
:[フランネル]|
逃がさないぜ…▼~
俺たちの仲間を殺したこと、~
絶対に許さないからな!▼~
お前たちは、全員殺してやる!~
ここから生きて帰れると思うなよ!!▼~
:[スズカゼ]|
参りましょう、カムイ様!~
…ご決断を!!▼~
:[カムイ]|
くっ…! やむを得ません!~
みんな、戦闘の準備を!▼~
本当は…~
あなたたちに刀を抜きたくはありません。▼~
無関係な人たちを、~
闘いに巻き込みたくはありませんでした。▼~
なのに、なのに…▼~
…すみません…っ!▼~
#endregion
*戦闘 [#d13cab0a]
**vsフランネル [#x5ea85c7]
:[フランネル]|
仲間の仇め…!!~
お前たちだけは、許さない!▼~
***撃破 [#a6aca748]
:[フランネル]|
なんで…だよ…~
お前たちさえ…来なかったら…▼~
*クリア後 [#y1805057]
※本章戦闘開始時点でのカムイとスズカゼの支援レベルによって...
** カムイとスズカゼの支援がB以下 [#v4c84e6c]
#region(マイユニット男性・俺)
:[カムイ]|
すまん、ガルーの皆…▼~
俺は、いくら謝っても~
許されないことをした…▼~
:[スズカゼ]|
いえ…今日のことは、~
あなたの罪ではありません。▼~
罪があるのは、~
あの罠を仕掛けた者です。▼~
どうか、思いつめられませんよう…▼~
:[カムイ]|
だが、ガルーたちを倒したのは、~
紛れもなく俺のこの手だ。▼~
それだけは、~
これからも背負っていかないとな…▼~
:[スズカゼ]|
優しいですね、カムイ様。▼~
私は…あなたにのしかかる重圧を~
取り除いて差し上げたい。▼~
私はあなたのような人にこそ、お仕えしたい。▼~
:[カムイ]|
仕える…?▼~
:[スズカゼ]|
よろしいですか? 白夜の王城兵士のうち、~
高い実力や家柄を持つ者は…▼~
時期が来れば特定の主君を決め、~
忠誠を誓います。▼~
ツバキさんとカザハナさんは、サクラ様に。▼~
ヒナタさんとオボロさんは、タクミ様に。~
アサマさんとセツナさんは、ヒノカ様に。▼~
そして、カゲロウさんと~
私の兄…サイゾウは、リョウマ様に。▼~
:[カムイ]|
…そうだな。▼~
ん…? そういえば、スズカゼは…?▼~
:[スズカゼ]|
…はい。~
私に決まった主君はおりません。▼~
長い間…王城に仕えていても、~
人に仕えたことはありませんでした。▼~
私はずっと主君を決められぬことに~
悩んでいましたが…▼~
それはきっと、~
あなたに仕えるためだったのです。▼~
カムイ様…~
私は、あなたに仕えると決めました。▼~
私が忠誠を誓う主君は…あなたです。▼~
:[カムイ]|
スズカゼ…▼~
:[スズカゼ]|
それに、あなたに罪があるというのなら、~
私にも罪があります。▼~
私はあなたに…~
いくら謝っても許されないことをしました…▼~
:[カムイ]|
え…?▼~
:[スズカゼ]|
カムイ様、私は…▼~
'(暗転、のち爆発音)'''~
:[カムイ]|
…っ!?~
さっきの魔法具が、まだ…!?▼~
しまった、崖が崩れる…!~
うわあああああっ!!▼~
'(スズカゼがカムイの手を掴む)'''~
:[カムイ]|
やめろ、スズカゼ!~
お前まで落ちることになるぞ!▼~
:[スズカゼ]|
この手は離せません、カムイ様。~
私は、今こそ罪を償わなくては。▼~
私のせいで、あなたは暗夜王国に~
つれさられたのです…!▼~
:[カムイ]|
お前のせいで…?▼~
:[スズカゼ]|
はい。あの日、シュヴァリエ公国に~
お供していた私は…▼~
暗夜王国の軍勢がこっそりと~
公国内に入るのを見ていたのです。▼~
それなのに、まだ幼かった私は、~
その意味に気づかずに…▼~
:[カムイ]|
そんな…! 幼かったのなら当たり前だ。~
お前のせいじゃない…!▼~
:[スズカゼ]|
いいえ…代々、白夜王家に仕える~
忍びの家柄である私にとって、▼~
それは万死に値する愚かさでした。▼~
にもかかわらず、女王となられたミコト様は、~
私をお許しくださり、傍に置いてくださった。▼~
それは、きっとこのときのため…▼~
:[カムイ]|
まさか、スズカゼ…!?▼~
:[ヒノカ]|
大丈夫か、カムイ! スズカゼ!!▼~
:[カムイ]|
ヒノカ姉さん!~
ここだっ! 早く助けを!▼~
:[ヒノカ]|
待っていろ! 今行く!▼~
:[カムイ]|
! 崖が、崩れる…!▼~
:[スズカゼ]|
この命は、あなたのために…▼~
…ヒノカ様、~
受け止めてください!!▼~
はああああああっ!!!▼~
:[カムイ]|
う、うわっ!?▼~
:[ヒノカ]|
…カムイ!▼~
:[スズカゼ]|
お許しください…~
私はずっと、あなたの幸せを願っております…▼~
どうか生き延びてください…~
私のたった一人の主君…▼~
…カムイ様…▼~
:[カムイ]|
スズカゼーーーーーーーーーーーーーッ!▼~
:[ヒノカ]|
そんな…スズカゼ…!▼~
:[カムイ]|
あ…、ああ…!~
スズカゼ、スズカゼ…っ!▼~
うわああああああああああーーーーっ!!!!▼~
'(暗転)'''~
:[リョウマ]|
…山頂に着いたぞ。~
カムイ…平気か…?▼~
:[カムイ]|
…………▼~
スズカゼ…▼~
:[リョウマ]|
…………▼~
…見ろ、カムイ。~
向こうに、太陽が見える。▼~
:[カムイ]|
え…?▼~
:[リョウマ]|
いいか? 光の届かぬ暗夜王国でも、~
唯一、太陽を望める場所がある。▼~
どれだけ暗い闇の中でも、~
光の見える場所は必ずある。▼~
それが今…~
お前の立っているところだ。▼~
:[カムイ]|
暖かい…▼~
白夜王国にいた頃に見た…~
懐かしくて、暖かい光だ。▼~
まるで、スズカゼが…~
見守ってくれているみたいだな。▼~
:[リョウマ]|
ああ…▼~
:[カムイ]|
…………▼~
ありがとう、スズカゼ…▼~
お前の思いは無駄にはしない。~
きっと、この闘いに勝利してみせる。▼~
だから、太陽の見えるこの場所から…~
見守っていてくれ。▼~
…スズカゼ…!▼~
#endregion
** カムイとスズカゼの支援がA以上 [#ab816bf4]
#region(マイユニット男性・俺)
:[カムイ]|
すまん、ガルーの皆…▼~
俺は、いくら謝っても~
許されないことをした…▼~
:[スズカゼ]|
いえ…今日のことは、~
あなたの罪ではありません。▼~
罪があるのは、~
あの罠を仕掛けた者です。▼~
どうか、思いつめられませんよう…▼~
:[カムイ]|
だが、ガルーたちを倒したのは、~
紛れもなく俺のこの手だ。▼~
それだけは、~
これからも背負っていかないとな…▼~
:[スズカゼ]|
優しいですね、~
カムイ様。▼~
そんなあなただからこそ~
私は忠誠を誓っているのです。▼~
辛い時は、いつでも言ってください。~
私はいつでも、あなたのお傍におります。▼~
:[カムイ]|
ああ…~
ありがとう、スズカゼ…▼~
'(暗転、のち爆発音)'''~
:[カムイ]|
…っ!?~
さっきの魔法具が、まだ…!?▼~
しまった、崖が崩れる…!~
うわあああああっ!!▼~
'(スズカゼがカムイの手を掴む)'''~
:[カムイ]|
やめろ、スズカゼ!~
お前まで落ちることになるぞ!▼~
:[スズカゼ]|
カムイ様…!~
この手は決して離しません!▼~
あなたは絶対に、~
死なせはしない!▼~
:[スズカゼ]|
これは…!~
崖の下にも、魔法具が!?▼~
一か八か、やってみましょう…▼~
カムイ様!~
決して手を離さないでくださいね!▼~
:[カムイ]|
え…!?~
:[スズカゼ]|
せいっ!▼~
:[カムイ]|
うああああっ!?▼~
:[スズカゼ]|
…う…~
平気ですか、カムイ様?▼~
:[カムイ]|
ああ、おかげで助かった。▼~
まさか下からの爆風を使って~
俺を引っ張り上げるとはな。▼~
…少々、熱かったが。▼~
:[スズカゼ]|
お許しください。~
あの状況なら…ああするしかなかったのです。▼~
:[カムイ]|
全く…無茶なことをしてくれるな。▼~
俺が手を離したら、どうするつもりだったんだ?~
崖の下にまっさかさまだぞ?▼~
:[スズカゼ]|
そうですね…~
その時のことは、考えていませんでした。▼~
だって、信じていましたから。~
カムイ様が私の手を、~
最後まで掴んでいてくれると。▼~
:[カムイ]|
ありがとう。▼~
:[アクア]|
大丈夫? 二人とも…!~
また爆発音が聞こえたけど…▼~
:[カムイ]|
大丈夫だ、アクア。~
二人とも無事だ。▼~
:[アクア]|
そう、それなら良かったわ。▼~
さっきので最後だと思いたいけれど…~
これからは用心して歩きましょう。▼~
'(暗転)'''~
:[リョウマ]|
よし…山頂に着いたぞ、カムイ。▼~
:[カムイ]|
…!~
向こうから、光が…?▼~
:[リョウマ]|
ああ、あれは、太陽だ。▼~
:[カムイ]|
え…?~
だが、暗夜王国では太陽など…▼~
:[リョウマ]|
いや…見えるんだ。▼~
光の届かぬ暗夜王国でも、~
唯一、太陽を望める場所がある。▼~
どれだけ暗い闇の中でも、~
光の見える場所は必ずある。▼~
それが今…~
お前の立っているところだ。▼~
:[カムイ]|
暖かい… ▼~
白夜王国にいた頃に見た、~
懐かしくて、暖かい光だ。▼~
いつか暗夜と白夜の両国に、▼~
この太陽の恵みを~
分かち合える時がくるといいな。▼~
:[リョウマ]|
そうだな…▼~
:[カムイ]|
そのためにも、~
俺たちは立ち止まってはいけないんだ。▼~
この手で倒してしまった敵や、~
巻き込んでしまった民たちのためにも…▼~
この戦争に勝利して、~
真の平和を取り戻してみせよう。▼~
#endregion
*コメント [#yf0867c8]
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