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会話集/章別会話/異伝 見えざる史実 前編
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*異伝 見えざる史実 前編 [#f189ea47]
#contents
*オープニング [#b9069ff0]
**オープニング1 [#r545045d]
:[ハイドラ]|
…準備はいいか?~
ウード、アズール、セレナ。▼~
:[ウード]|
ああ。▼~
:[アズール]|
うん。▼~
:[セレナ]|
ええ。▼~
:[ハイドラ]|
そうか。では、いくぞ…▼~
…はっ!!▼~
(画面が光る)~
:[セレナ]|
ええっ! な、なにこれ…!~
あたしの髪の色、変わっちゃった…▼~
:[ウード]|
うおお!?~
俺の聖痕も見えなくなってるぞ…!▼~
:[アズール]|
ハイドラさん、すごいね…!~
こんな魔法が使えるんだ。▼~
:[ハイドラ]|
…ああ。「今から行く場所」では、~
姿を変えておいたほうがいいからな。▼~
血筋を示す特徴なんかも、~
できれば見えないほうがいい…▼~
仕事をお願いする者として、~
お前たちに迷惑がかからないようにしないと。▼~
:[セレナ]|
んもう…~
前の色、気に入ってたのに…▼~
:[アズール]|
まあまあセレナ。~
新しい髪色も可愛いよ。▼~
:[ウード]|
ふっ…戦が終わっても、~
貴様のナンパ癖は直らんようだな。▼~
:[ハイドラ]|
よし、見た目はこれでいいだろう。~
あとは、新しい服と力…▼~
それから、名前を付け変えれば完璧だな。▼~
:[ウード]|
なに!? 新たなる名だと…!?▼~
:[ハイドラ]|
ああ…見た目と同じように、~
名前もそのままだと都合が悪い。▼~
:[ウード]|
へえ…なるほどな…!~
もしもの刻のために真名は隠すということか…!▼~
偽りの名と姿をまとい、暗躍する闇の戦士…~
血が騒ぐぜ…!!▼~
:[アズール]|
あの…ハイドラさん。~
変装した上に名前も変えちゃうなんて…▼~
今からすることって、~
そんなに過酷な任務なの?▼~
:[ハイドラ]|
…そうだな。お前たちにはこれから、~
異なる世界に行って闘ってもらう。▼~
そこは多くの可能性に満ちた場所…~
もしもの道が交錯する世界。▼~
その中から良い道を選べればいいが、~
そうでなければ…▼~
…待っているのは死だ。▼~
:[アズール]|
ええっ!?▼~
:[セレナ]|
せ、せっかく平和になったのに、~
満喫できずに死んじゃうなんて困るわ!▼~
:[ウード]|
確かに闇の任務はかっこいいが、~
命あっての物種だからなあ…▼~
:[ハイドラ]|
…やはり、そうだよな。▼~
私も、無理強いをするつもりはない。~
今から依頼をやめにすることだって…▼~
:[アズール]|
ま、待って!~
それでも行くよ、僕たち。▼~
:[セレナ]|
別に行ってあげないとは~
言ってないじゃない。▼~
:[ウード]|
ああ。大した報酬はなさそうだが…~
俺も力を貸してやろう。▼~
:[ハイドラ]|
引き受けてくれるのか?~
どうして…▼~
:[ウード]|
…わかったからだよ。~
本当に困ってる、ってことが。▼~
:[ハイドラ]|
え…?▼~
:[セレナ]|
あ…あのね、あたしたち、~
こう見えて人生経験豊富なのよ。▼~
だから…めんどくさいことに、~
ホントに困ってる人はわかっちゃうのよね。▼~
:[アズール]|
うん…そういう人がいたら、~
力になりたいって思うんだ。▼~
僕たちで何かできるなら、~
手を貸したい。▼~
…たとえ騙されてもね。~
信じてみようって思うんだよ。▼~
:[ハイドラ]|
…………▼~
ありがとう…▼~
:[セレナ]|
けど最初に会ったときは怖かったわ。~
顔を隠した怪しい人が、▼~
城壁の前でいきなり、~
あたしたち3人に声かけてくるんだもの。▼~
:[ウード]|
それで開口一番、『私の国を助けてください』~
って言うんだもんな。▼~
しかも、何を聞いても~
『今は詳しいことが言えない』とか言うし…▼~
:[アズール]|
そうそう。~
それで極めつけは、▼~
『もし私を信じてくれるのなら…~
次の満月の日に、この場所まで来て欲しい』▼~
…なんて言うんだもんね。▼~
:[ハイドラ]|
ああ…そうだったな。▼~
:[セレナ]|
意味わかんないわ…ほんと。▼~
その上、地図で示した場所が、~
まさかの隣の大陸よ!?▼~
普通の人なら、絶対絶対、~
ぜーーーーったいに来ないわよ。▼~
:[ハイドラ]|
はは…すまなかった。▼~
だがそれでも、~
お前たちは来てくれたんだな。▼~
:[ウード]|
これも血の定め…ということだな。~
困ってる人を見たら放っておけないんだよ。▼~
だが、もし俺たちのこの気持ちを~
利用する気なら…▼~
その時は、容赦しないぞ。▼~
:[ハイドラ]|
わかった。▼~
…私は決して、お前たちを騙そうだとか~
悪事に利用しようなどとは思っていない。▼~
邪竜ギムレーを打ち倒した英雄たちに、~
そんなことをするはずがない…▼~
:[アズール]|
え?~
僕たち、そのこと言ったっけ?▼~
:[ハイドラ]|
すまん…お前たちは、~
凄惨な絶望の未来を体験しているのに、▼~
また戦に巻き込むような真似を…▼~
:[アズール]|
!! なんで未来のことまで…!?~
ハイドラさん、どういうこと…?▼~
:[ハイドラ]|
…………▼~
:[セレナ]|
ちょっと、何とか言いなさいよ…▼~
:[ハイドラ]|
しゃがむんだ、セレナ!!▼~
:[セレナ]|
え!!?▼~
(剣をはじく音)~
:[???]|
…………▼~
:[セレナ]|
な、なによ、こいつ!?▼~
:[ハイドラ]|
しまった…~
ここに来ていることに、気付かれたか…▼~
**オープニング2 [#v0d80405]
:[ウード]|
こいつらはいったい…!?~
まさか、屍兵か!?▼~
:[アズール]|
…違うみたいだよ。~
気配はするのに…姿が見えない。▼~
すごい殺気…~
僕たちを狙ってるの?▼~
:[ハイドラ]|
…………▼~
すまない。~
こうなったのはおそらく…私のせいだ。▼~
:[アズール]|
…どういうこと?▼~
:[ハイドラ]|
いいか? こいつらは…~
私のことを追ってきた、別の世界の兵士だ。▼~
こちらの世界にまで~
迷惑をかけるつもりはなかったが…▼~
:[セレナ]|
こんな変な奴らに追われてるなんて…~
あんた、どこから来たのよ!?▼~
:[ハイドラ]|
それは…今は言えない。▼~
:[ウード]|
どちらにせよ、いま話してる暇はない!~
…とにかく戦うぞ!▼~
別の世界の兵士だろうが何だろうが、~
この地を荒らさせはしない!▼~
:[アズール]|
そうだね!~
話はそのあとでも遅くないよ。▼~
それに…言ったからね。~
僕たちはあなたのことを信じる、って。▼~
:[ハイドラ]|
…!!▼~
:[セレナ]|
仕方ないわねー。~
一度引き受けた以上、あたしも戦ってあげるわ。▼~
その代わり、~
こんな奴らを連れてきたからには…▼~
依頼のことも含めて何もかも、~
終わったらちゃんと説明しなさいよね!▼~
:[ハイドラ]|
…ああ。必ず。▼~
* 戦闘 [#i3fa2dd6]
** 会話 [#v3a9422c]
*** ウード⇔アズール [#c116a27b]
:[ウード]|
…………▼~
:[アズール]|
ウード、ぼーっとしてたら危ないよ。▼~
腕なんて気にして…~
怪我でもしちゃった?▼~
:[ウード]|
いや…~
思ったより妙な感じなんだと思ってな。▼~
今まで当たり前にあったものが、~
こうしてなくなるのって。▼~
:[アズール]|
聖痕のこと?▼~
:[ウード]|
…ああ。▼~
:[アズール]|
本当に見えなくなっちゃったもんね。~
確かに、不思議な感じ。▼~
:[ウード]|
俺は今さら…聖痕のなかった母さんの~
気持ちがわかった気がする。▼~
血の繋がりの証が断たれるのって、~
不安になるものなんだな。▼~
なんかこう…自分が自分じゃ~
なくなったような気分だぜ。▼~
:[アズール]|
ふふっ。▼~
:[ウード]|
おい、何で笑うんだよ。▼~
:[アズール]|
だって、ウードが珍しくしおらしいからさ。▼~
:[ウード]|
お前なあ、俺は真面目に…▼~
:[アズール]|
…そんな顔しないで。▼~
大丈夫…聖痕があってもなくても、~
ウードはウードだよ。▼~
聖痕は見えなくなってるだけで、~
ここにちゃんとあるんだから。▼~
そんなことで絆まで消えたりしない…~
この身体に流れる血は変わらないんだからさ。▼~
:[ウード]|
…アズール。▼~
:[アズール]|
って、これ…~
自分にも言い聞かせてるんだけどね。▼~
これから新しい場所に行って、~
新しい姿と名前になって…▼~
不安に思わないほうがおかしいよ。▼~
:[ウード]|
そうだな。~
不安なのは、俺だけじゃないよな。▼~
悪かった、アズール。~
俺はもう弱音なんか吐かない…▼~
闇の加護を受けし謎の戦士として、~
新天地での使命を全うしてやるぜ…!▼~
:[アズール]|
あはは。その調子、その調子。~
頼りにしてるよ、ウード!▼~
*** ウード⇔セレナ [#y93139e4]
:[ウード]|
おいセレナ。~
新しい力って、どんなのだと思う?▼~
:[セレナ]|
何よ、いきなり。▼~
:[ウード]|
さっきハイドラさんが言ってただろ。~
あとは新しい力と名だ、って。▼~
:[セレナ]|
ええ、そういえば言ってたわね。▼~
:[ウード]|
新しい名もそりゃあ気になるが…~
新しい力はもっと気になるぜ。▼~
もしやいきなり魔力に溢れ、~
大賢者とかになったりするのか?▼~
:[セレナ]|
はあ? 何で大賢者…▼~
:[ウード]|
今まで剣ばっかりだったが、~
実は魔法も極めてみたいと思っていてな。▼~
:[セレナ]|
ふーん…魔法ねえ。▼~
:[ウード]|
知っていたか、鋭き戦士セレナよ…~
俺はこう見えて魔法は得意なほうなんだぜ。▼~
:[セレナ]|
はいはい、知ってるわよ。~
あんたはあのリズさんの子だもんね。▼~
いいんじゃない? 魔法。~
あんたがやりたいなら。▼~
:[ウード]|
セレナはやっぱり天馬騎士か?~
ティアモさんの後を継いでさ。▼~
:[セレナ]|
うっさいわねー!~
あたしは天馬騎士なんてごめんよ!▼~
今までどおり、傭兵がいいわ。~
これがあたしの選んだ道だもの。▼~
母さんを継ぐとか継がないとか…~
そんなの、関係ないわ。▼~
あの人と同じことしたって、~
本人が喜ぶわけじゃないし…▼~
:[ウード]|
セレナ…▼~
すまん、俺…▼~
:[セレナ]|
ふん…別に謝ることじゃないわよ。▼~
ていうか、そんなこと考えてる暇あったら~
さっさと戦いなさいよ!▼~
ほら、向こうにまだ敵がいるわよ!~
あっちの木の陰にチラッと見えてるでしょ!▼~
:[ウード]|
なにっ…!?~
セレナ、貴様…相当目がいいな。▼~
待っていろ透明の兵士よ…~
このウードが今すぐ成敗してくれる!▼~
:[セレナ]|
…………▼~
はあ。新しい力と名前ねえ。▼~
…あたしはそれよりも、~
新しい服がいちばん気になるわ。▼~
あたしの好みに合うような、~
可愛いのだといいんだけど!▼~
*** アズール⇔セレナ [#lc7081fd]
:[アズール]|
大丈夫、セレナ?▼~
:[セレナ]|
ええ、大丈夫に決まってるでしょ。▼~
こんな敵にやられたりしないから、~
安心しなさい。▼~
:[アズール]|
そう、なら良かった。~
ここに来るまでよく、疲れたーって~
言ってたから心配してたんだよ。▼~
:[セレナ]|
えっと…それはこの場所が遠かったからよ。~
荷物も重かったし。▼~
:[アズール]|
いやー…~
すっごく重かったよね、セレナの鞄。▼~
途中からずっと持ってたけど…~
何回か死ぬかと思ったよ。▼~
:[セレナ]|
なによ、仕方ないじゃない。~
みんなのとこ置いていくわけにいかないし。▼~
町に行ったときに買った髪飾りとか、~
お洋服とか靴とか装飾品とか…▼~
とにかく女の子は~
持っていくものが多いのよ!▼~
:[アズール]|
中身、そんな物だったんだ…▼~
:[セレナ]|
何か文句ある?▼~
そういうあんただって、~
男のくせに荷物多いじゃない!▼~
いったい何持って来たのよ?▼~
:[アズール]|
わーーーーーっ!~
恥ずかしい! 荷物の中身見ないで!▼~
ここで広げないでーーーーっ!!▼~
:[セレナ]|
…なあに、これ。~
踊りの紙とか楽譜はいいとして…▼~
お菓子と雑貨と…香水?▼~
:[アズール]|
えへへ…こっちは女の子にあげる用で、~
こっちが女の子にあげる用。▼~
あれ? おかしいな!~
全部女の子にあげる用だ!▼~
:[セレナ]|
…………▼~
…果てしないほどの馬鹿ね、あんた。▼~
鞄持ってくれた時、~
ちょっと頼りになるって思って損したわ。▼~
:[アズール]|
え!?~
た、頼りになる? …僕が?▼~
:[セレナ]|
あ…! い、今のは別に…!~
ちょっと口が滑っただけよ!▼~
あ、あんなところに敵が!~
あたし戦ってくるから!!▼~
:[アズール]|
あ、待ってよ、セレナー!~
さっきのもう一回言ってよー!▼~
ねえってばー!▼~
…あれっ、セレナ!?~
何か荷物落ちたよ!?▼~
洋傘を手に入れた▼~
** 戦闘時 [#u54b25bd]
*** ウード初戦闘 [#nbc4516e]
:[ウード]|
血が騒ぐぜ…こいつが新たなる敵にして~
異世界からの刺客というわけだな。▼~
でも、姿が見えないってのは、~
反則じゃねーか!?▼~
とにかく、気配のするほう殴ってみるか!~
さあ貴様…覚悟するがいい…▼~
*** アズール初戦闘 [#b1e6ec45]
:[アズール]|
違う世界にはこんな敵がいるんだ。~
相手の姿が見えないってことは、▼~
つまりどこから見られてるか~
わからないってことだよね…▼~
は、恥ずかしい…そんなの耐えられないよ…~
早く倒してしまわないと…!▼~
*** セレナ初戦闘 [#w87edf45]
:[セレナ]|
んもう…何なのよ、この敵。~
見た目がゆらゆらしてて気味悪いわ。▼~
水の中から出て来るだなんて、~
奇襲もいいところじゃない。▼~
さっきはよくもあたしを狙ってくれたわね…~
今からたっぷりお返ししてあげるわ!▼~
** 敗走時(フェニックスモード以外) [#ge4deace]
*** ウード敗走 [#l2f0ac1c]
:[ウード]|
何なんだこいつら…強すぎる…~
すまん、俺は下がらせてもらうぜ…▼~
*** アズール敗走 [#n36caa79]
:[アズール]|
ごめん…これ以上は、戦えないや…~
悪いけど、後ろに下がってるね…▼~
*** セレナ敗走 [#k9e61588]
:[セレナ]|
こんな訳わかんない奴に負けるなんて…~
悔しいけど、下がらせてもらうわよ…▼~
** VS 透魔兵(敵将) [#g7b6b9d5]
:[???]|
…………▼~
*** 透魔兵(敵将)撃破時 [#k62b1ea1]
:[???]|
ここは…退くべきか…▼~
* クリア後 [#x008d427]
** クリア後1 [#y91b77a0]
:[ハイドラ]|
勝てたか…~
流石は異界の戦士たちだ…▼~
:[ウード]|
よし、全員倒したようだな。▼~
:[アズール]|
ふう…良かった。~
近くに被害も出てないみたい。▼~
:[セレナ]|
さあ、聞かせてもらうわよ。~
あいつらは何なの?▼~
あんたはいったい、何者なの!?▼~
:[ハイドラ]|
…それを言うためには、~
私の国に来てもらう必要がある。▼~
:[セレナ]|
なんでよ?▼~
:[ハイドラ]|
今この場所で全てを話すと、~
私は泡となり消えてしまう。▼~
そういう呪いを…かけられているんだ。▼~
:[アズール]|
呪い…!?▼~
:[ハイドラ]|
ああ。▼~
:[ウード]|
…わかった。~
なら、すぐにハイドラさんの国に向かおう。▼~
話を聞かないことには、何も始まらない。▼~
:[ハイドラ]|
…すまない。▼~
せめてもの詫びとして、~
報酬を先払いしよう。▼~
人の望むことといえば、そうだな…~
不老長寿か、子孫繁栄か…▼~
それとも巨万の富か?▼~
:[ウード]|
ええっ!!?~
ふ、ふろうちょうじゅ!?▼~
:[アズール]|
子孫繁栄…!?~
は、恥ずかしいよ…!!▼~
:[ウード]|
おい、貴様は何を考えているんだ!!▼~
:[アズール]|
だ、だって…▼~
:[セレナ]|
ちょ、ちょっと待ちなさいよ。~
この報酬、おかしくない?▼~
不老長寿だの巨万の富だの…~
そんなことができるだなんて…▼~
ハイドラさんって、~
神様か何かなわけ?▼~
:[ハイドラ]|
そうだな。~
そう思ってもらって、構わない。▼~
:[アズール]|
えっ…!?~
じゃあ何で僕たちなんかに助けを?▼~
:[ハイドラ]|
…それは…▼~
:[セレナ]|
ふーん、なるほど。~
それは呪いに引っかかるってわけ。▼~
じゃ、早いとこ報酬もらって、~
さっさとその国に行きましょ。▼~
:[アズール]|
でも、全部すごすぎて…~
なんか正直ピンとこないよね。▼~
不老長寿なんかは魅力的だけど、~
実感するまでに時間かかりそうだし…▼~
:[ハイドラ]|
そうか…では他に望みがあるのなら、~
言ってみてくれ。▼~
:[ウード]|
…………▼~
あの…例えば、~
死んだ人間を生き返らせる…なんて、▼~
そんな報酬は無理…だよな?▼~
:[セレナ]|
え…!?~
あんた、それって…!▼~
:[アズール]|
ごめんね、セレナ。~
僕もそれ、ちょっとだけ…思っちゃった。▼~
:[セレナ]|
べ、別に、謝ることじゃないわよ。▼~
それに…あたしだって、~
何度思ったかわからないわ。▼~
ほんとの父さんや母さんが~
生き返ってくれたら、って…▼~
:[ウード]|
どうだ? ハイドラさん…▼~
:[ハイドラ]|
…すまん。~
死者の蘇生は無理だ…▼~
いくら私でも、~
それだけは不可能なんだ。▼~
:[ウード]|
そう…だよな…▼~
:[アズール]|
…………▼~
あの…それなら、~
滅んだ地の再生はどうかな?▼~
:[ハイドラ]|
滅んだ地の再生…?▼~
:[アズール]|
うん…守れなかったあの場所を、~
せめて花や緑があふれるような…▼~
平和だった頃と同じ綺麗な場所に~
してくれないかな…!▼~
:[セレナ]|
そうね…それ、いいかも。~
…ついでにお墓も欲しいわ。▼~
あの世界で死んじゃった人たちのお墓を…~
ちゃんと作ってあげてほしいの。▼~
:[ウード]|
俺も賛成だ。あの場所が綺麗になって、~
皆にちゃんとしたお墓があれば…▼~
もう帰れなくても…~
その光景を見ることがなくても、▼~
少しは気分がましになるかもしれない。▼~
:[ハイドラ]|
そんな…~
報酬はそれでいいのか?▼~
お前たちの命を賭けた代償を…~
自分が見られもしない、▼~
叶ったのかすらわからない、~
そんな光景のために使っても。▼~
:[アズール]|
…うん。▼~
:[セレナ]|
…もちろんよ。▼~
:[ウード]|
それが俺たちにできる、~
あの場所への精一杯のことだ。▼~
:[ハイドラ]|
…………▼~
…わかった。~
では絶望の未来の地を再生させ、▼~
死んだ者たちに墓を与えよう。▼~
――我は神祖の知恵を司る者、~
原始の世界を統べし者…▼~
清澄なるこの力に於いて、~
彼の地に…再生と祝福を――▼~
(画面が光る)~
:[ハイドラ]|
…………▼~
よし。▼~
これであの地は再生された。~
お前たちの願いは、確かに叶えたぞ。▼~
:[セレナ]|
あ…ありがと。~
なんか、心が軽くなったわ。▼~
:[アズール]|
ありがとう…ハイドラさん。▼~
:[ウード]|
さっきは大した報酬もなさそうだとか~
言って悪かったな。▼~
:[ハイドラ]|
はは、そんなこと…▼~
…っ!?▼~
:[ウード]|
どうした?▼~
:[ハイドラ]|
声が…聞こえた。▼~
:[セレナ]|
声?▼~
:[ハイドラ]|
さっき力を送ったあの地に…~
ひとりの軍師の思念が残っていてな。▼~
身体はとうに滅んでいたが…~
仲間たちと同じように、墓を作ったんだ。▼~
そうしたら…いま、~
その軍師と仲間から…▼~
…私に、声が届いたんだ…▼~
:[セレナ]|
それって…!▼~
:[ハイドラ]|
そうだな。たぶん…~
お前たちのよく知る存在だろう。▼~
:[アズール]|
みんな…何て言ってたの?▼~
:[ハイドラ]|
「ありがとう」と…何度も言っていた。~
幸せそうに…笑いながら。▼~
それから、お前たちに…~
「気をつけていってらっしゃい」と。▼~
「どこへ行っても、見守っている」と…▼~
:[アズール]|
!! 父さん、母さん…▼~
:[セレナ]|
……っ。▼~
:[ハイドラ]|
…私の国に行く前に、~
これを渡しておこう。▼~
:[ウード]|
これは…~
小さい…水晶玉か?▼~
:[ハイドラ]|
いいか? 全てが終わったあと、~
もしお前たちが…▼~
「本当の故郷」に帰ることを望むなら、~
それを使ってくれ。▼~
:[アズール]|
え…!?~
どういうこと…!?▼~
:[ハイドラ]|
それは時空を超えることができる、~
転移の力を込めた水晶玉だ。▼~
お前たちが役目を果たしたあと、~
ここに帰るために使うものだが…▼~
お前たちが真に望むのなら、~
本当の故郷に帰ることもできる。▼~
但し、転移は一度限りだ。▼~
:[セレナ]|
えっと…未来に帰る代わりに、~
ここにはもう来られなくなるってこと?▼~
:[ハイドラ]|
ああ。生きた人間が時空を超え、~
その地に留まることは禁忌…▼~
私だって、そう何度もお前たちを~
飛ばすほどの力は持たない。▼~
十数人を一度に飛ばした~
この世界の神は…▼~
相当強い力を持っていたんだな。▼~
:[ウード]|
まさか帰れるとはな…あの場所に。~
でも…▼~
:[アズール]|
でも、みんなを残していくことになるよ。~
僕たちだけ、帰れない。▼~
:[セレナ]|
でも…ホントは父さんと母さんのお墓に…~
この手で花を手向けられるなら…▼~
:[ハイドラ]|
いや…答えは今出さなくてもいい。~
よく考えて使え。▼~
全ては、あの地での闘いが終わった後に~
決めることだ。▼~
:[ウード]|
…………▼~
…よーーーーし!!~
じゃ、がんばるか!!▼~
:[アズール]|
わ、ウード…~
いきなりどうしたの。▼~
:[セレナ]|
何やってんのよ!~
大声出して、びっくりするじゃない!▼~
:[ウード]|
全て終わらせる…~
今考えるべきことはそれだけだ。▼~
そのためには、~
ここで悩んでても仕方ないだろ?▼~
今は使命を果たすことを考えて…~
帰る場所のことは、後に回そうぜ。▼~
今度は三人一緒に行くんだ。~
考える時間も、話し合う時間も…▼~
きっとたくさんある。▼~
:[アズール]|
ウード…▼~
…そうだね。今はあの場所を~
懐かしんでる場合じゃない。▼~
すっごい報酬をくれた、~
ハイドラさんのためにも…▼~
これからのこと考えて、~
強い気持ちでいないといけないね!▼~
:[セレナ]|
…まあ、確かにそうね。~
父さんや母さんが見送ってくれたんだもの、▼~
ここでうじうじしてられないわ。~
ちゃんと信じて、ついて行くから…▼~
よろしく頼むわよ、ハイドラさん!▼~
:[ハイドラ]|
頼もしいな。~
こちらこそ…よろしく頼む。▼~
…では私の国に転移する準備を始める。~
少しだけ、待っていてくれ。▼~
:[ウード]|
はーい!▼~
:[アズール]|
じゃあ向こうで待ってようか!▼~
:[セレナ]|
準備できたらすぐ言いなさいよ!▼~
:[ハイドラ]|
わかった。▼~
…………▼~
…? この紋章は…~
あの軍師が私に持たせたのか?▼~
それなら、有難くいただいておこう。~
あの者たちの想いは、必ず役に立つ日が来る。▼~
…必ず。▼~
邪痕の紋章を手に入れた▼~
** クリア後2 [#k8a2cf42]
:[ハイドラ]|
…………▼~
ほう…~
追手は役目を果たさなかったか…▼~
奴め…まだ生きておったとはな…▼~
我の元から分離し、~
とうの昔に消えたものとばかり思っておったが…▼~
忌々しい…~
今度は何を企んでいるのだ…▼~
:[???]|
…ハイドラ様。▼~
:[ハイドラ]|
…お前か。▼~
我に何用だ。▼~
:[???]|
もうすぐ奴が戻ります。~
異界の者を引き連れて。▼~
:[ハイドラ]|
…知っている。▼~
…………▼~
…始末はお前に任せよう。~
兵は好きに使え。▼~
:[???]|
…はい。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#wb08246f]
- 邪痕の紋章って2周目以降ももらえるけど使い道がなぁ... --...
#comment
終了行:
*異伝 見えざる史実 前編 [#f189ea47]
#contents
*オープニング [#b9069ff0]
**オープニング1 [#r545045d]
:[ハイドラ]|
…準備はいいか?~
ウード、アズール、セレナ。▼~
:[ウード]|
ああ。▼~
:[アズール]|
うん。▼~
:[セレナ]|
ええ。▼~
:[ハイドラ]|
そうか。では、いくぞ…▼~
…はっ!!▼~
(画面が光る)~
:[セレナ]|
ええっ! な、なにこれ…!~
あたしの髪の色、変わっちゃった…▼~
:[ウード]|
うおお!?~
俺の聖痕も見えなくなってるぞ…!▼~
:[アズール]|
ハイドラさん、すごいね…!~
こんな魔法が使えるんだ。▼~
:[ハイドラ]|
…ああ。「今から行く場所」では、~
姿を変えておいたほうがいいからな。▼~
血筋を示す特徴なんかも、~
できれば見えないほうがいい…▼~
仕事をお願いする者として、~
お前たちに迷惑がかからないようにしないと。▼~
:[セレナ]|
んもう…~
前の色、気に入ってたのに…▼~
:[アズール]|
まあまあセレナ。~
新しい髪色も可愛いよ。▼~
:[ウード]|
ふっ…戦が終わっても、~
貴様のナンパ癖は直らんようだな。▼~
:[ハイドラ]|
よし、見た目はこれでいいだろう。~
あとは、新しい服と力…▼~
それから、名前を付け変えれば完璧だな。▼~
:[ウード]|
なに!? 新たなる名だと…!?▼~
:[ハイドラ]|
ああ…見た目と同じように、~
名前もそのままだと都合が悪い。▼~
:[ウード]|
へえ…なるほどな…!~
もしもの刻のために真名は隠すということか…!▼~
偽りの名と姿をまとい、暗躍する闇の戦士…~
血が騒ぐぜ…!!▼~
:[アズール]|
あの…ハイドラさん。~
変装した上に名前も変えちゃうなんて…▼~
今からすることって、~
そんなに過酷な任務なの?▼~
:[ハイドラ]|
…そうだな。お前たちにはこれから、~
異なる世界に行って闘ってもらう。▼~
そこは多くの可能性に満ちた場所…~
もしもの道が交錯する世界。▼~
その中から良い道を選べればいいが、~
そうでなければ…▼~
…待っているのは死だ。▼~
:[アズール]|
ええっ!?▼~
:[セレナ]|
せ、せっかく平和になったのに、~
満喫できずに死んじゃうなんて困るわ!▼~
:[ウード]|
確かに闇の任務はかっこいいが、~
命あっての物種だからなあ…▼~
:[ハイドラ]|
…やはり、そうだよな。▼~
私も、無理強いをするつもりはない。~
今から依頼をやめにすることだって…▼~
:[アズール]|
ま、待って!~
それでも行くよ、僕たち。▼~
:[セレナ]|
別に行ってあげないとは~
言ってないじゃない。▼~
:[ウード]|
ああ。大した報酬はなさそうだが…~
俺も力を貸してやろう。▼~
:[ハイドラ]|
引き受けてくれるのか?~
どうして…▼~
:[ウード]|
…わかったからだよ。~
本当に困ってる、ってことが。▼~
:[ハイドラ]|
え…?▼~
:[セレナ]|
あ…あのね、あたしたち、~
こう見えて人生経験豊富なのよ。▼~
だから…めんどくさいことに、~
ホントに困ってる人はわかっちゃうのよね。▼~
:[アズール]|
うん…そういう人がいたら、~
力になりたいって思うんだ。▼~
僕たちで何かできるなら、~
手を貸したい。▼~
…たとえ騙されてもね。~
信じてみようって思うんだよ。▼~
:[ハイドラ]|
…………▼~
ありがとう…▼~
:[セレナ]|
けど最初に会ったときは怖かったわ。~
顔を隠した怪しい人が、▼~
城壁の前でいきなり、~
あたしたち3人に声かけてくるんだもの。▼~
:[ウード]|
それで開口一番、『私の国を助けてください』~
って言うんだもんな。▼~
しかも、何を聞いても~
『今は詳しいことが言えない』とか言うし…▼~
:[アズール]|
そうそう。~
それで極めつけは、▼~
『もし私を信じてくれるのなら…~
次の満月の日に、この場所まで来て欲しい』▼~
…なんて言うんだもんね。▼~
:[ハイドラ]|
ああ…そうだったな。▼~
:[セレナ]|
意味わかんないわ…ほんと。▼~
その上、地図で示した場所が、~
まさかの隣の大陸よ!?▼~
普通の人なら、絶対絶対、~
ぜーーーーったいに来ないわよ。▼~
:[ハイドラ]|
はは…すまなかった。▼~
だがそれでも、~
お前たちは来てくれたんだな。▼~
:[ウード]|
これも血の定め…ということだな。~
困ってる人を見たら放っておけないんだよ。▼~
だが、もし俺たちのこの気持ちを~
利用する気なら…▼~
その時は、容赦しないぞ。▼~
:[ハイドラ]|
わかった。▼~
…私は決して、お前たちを騙そうだとか~
悪事に利用しようなどとは思っていない。▼~
邪竜ギムレーを打ち倒した英雄たちに、~
そんなことをするはずがない…▼~
:[アズール]|
え?~
僕たち、そのこと言ったっけ?▼~
:[ハイドラ]|
すまん…お前たちは、~
凄惨な絶望の未来を体験しているのに、▼~
また戦に巻き込むような真似を…▼~
:[アズール]|
!! なんで未来のことまで…!?~
ハイドラさん、どういうこと…?▼~
:[ハイドラ]|
…………▼~
:[セレナ]|
ちょっと、何とか言いなさいよ…▼~
:[ハイドラ]|
しゃがむんだ、セレナ!!▼~
:[セレナ]|
え!!?▼~
(剣をはじく音)~
:[???]|
…………▼~
:[セレナ]|
な、なによ、こいつ!?▼~
:[ハイドラ]|
しまった…~
ここに来ていることに、気付かれたか…▼~
**オープニング2 [#v0d80405]
:[ウード]|
こいつらはいったい…!?~
まさか、屍兵か!?▼~
:[アズール]|
…違うみたいだよ。~
気配はするのに…姿が見えない。▼~
すごい殺気…~
僕たちを狙ってるの?▼~
:[ハイドラ]|
…………▼~
すまない。~
こうなったのはおそらく…私のせいだ。▼~
:[アズール]|
…どういうこと?▼~
:[ハイドラ]|
いいか? こいつらは…~
私のことを追ってきた、別の世界の兵士だ。▼~
こちらの世界にまで~
迷惑をかけるつもりはなかったが…▼~
:[セレナ]|
こんな変な奴らに追われてるなんて…~
あんた、どこから来たのよ!?▼~
:[ハイドラ]|
それは…今は言えない。▼~
:[ウード]|
どちらにせよ、いま話してる暇はない!~
…とにかく戦うぞ!▼~
別の世界の兵士だろうが何だろうが、~
この地を荒らさせはしない!▼~
:[アズール]|
そうだね!~
話はそのあとでも遅くないよ。▼~
それに…言ったからね。~
僕たちはあなたのことを信じる、って。▼~
:[ハイドラ]|
…!!▼~
:[セレナ]|
仕方ないわねー。~
一度引き受けた以上、あたしも戦ってあげるわ。▼~
その代わり、~
こんな奴らを連れてきたからには…▼~
依頼のことも含めて何もかも、~
終わったらちゃんと説明しなさいよね!▼~
:[ハイドラ]|
…ああ。必ず。▼~
* 戦闘 [#i3fa2dd6]
** 会話 [#v3a9422c]
*** ウード⇔アズール [#c116a27b]
:[ウード]|
…………▼~
:[アズール]|
ウード、ぼーっとしてたら危ないよ。▼~
腕なんて気にして…~
怪我でもしちゃった?▼~
:[ウード]|
いや…~
思ったより妙な感じなんだと思ってな。▼~
今まで当たり前にあったものが、~
こうしてなくなるのって。▼~
:[アズール]|
聖痕のこと?▼~
:[ウード]|
…ああ。▼~
:[アズール]|
本当に見えなくなっちゃったもんね。~
確かに、不思議な感じ。▼~
:[ウード]|
俺は今さら…聖痕のなかった母さんの~
気持ちがわかった気がする。▼~
血の繋がりの証が断たれるのって、~
不安になるものなんだな。▼~
なんかこう…自分が自分じゃ~
なくなったような気分だぜ。▼~
:[アズール]|
ふふっ。▼~
:[ウード]|
おい、何で笑うんだよ。▼~
:[アズール]|
だって、ウードが珍しくしおらしいからさ。▼~
:[ウード]|
お前なあ、俺は真面目に…▼~
:[アズール]|
…そんな顔しないで。▼~
大丈夫…聖痕があってもなくても、~
ウードはウードだよ。▼~
聖痕は見えなくなってるだけで、~
ここにちゃんとあるんだから。▼~
そんなことで絆まで消えたりしない…~
この身体に流れる血は変わらないんだからさ。▼~
:[ウード]|
…アズール。▼~
:[アズール]|
って、これ…~
自分にも言い聞かせてるんだけどね。▼~
これから新しい場所に行って、~
新しい姿と名前になって…▼~
不安に思わないほうがおかしいよ。▼~
:[ウード]|
そうだな。~
不安なのは、俺だけじゃないよな。▼~
悪かった、アズール。~
俺はもう弱音なんか吐かない…▼~
闇の加護を受けし謎の戦士として、~
新天地での使命を全うしてやるぜ…!▼~
:[アズール]|
あはは。その調子、その調子。~
頼りにしてるよ、ウード!▼~
*** ウード⇔セレナ [#y93139e4]
:[ウード]|
おいセレナ。~
新しい力って、どんなのだと思う?▼~
:[セレナ]|
何よ、いきなり。▼~
:[ウード]|
さっきハイドラさんが言ってただろ。~
あとは新しい力と名だ、って。▼~
:[セレナ]|
ええ、そういえば言ってたわね。▼~
:[ウード]|
新しい名もそりゃあ気になるが…~
新しい力はもっと気になるぜ。▼~
もしやいきなり魔力に溢れ、~
大賢者とかになったりするのか?▼~
:[セレナ]|
はあ? 何で大賢者…▼~
:[ウード]|
今まで剣ばっかりだったが、~
実は魔法も極めてみたいと思っていてな。▼~
:[セレナ]|
ふーん…魔法ねえ。▼~
:[ウード]|
知っていたか、鋭き戦士セレナよ…~
俺はこう見えて魔法は得意なほうなんだぜ。▼~
:[セレナ]|
はいはい、知ってるわよ。~
あんたはあのリズさんの子だもんね。▼~
いいんじゃない? 魔法。~
あんたがやりたいなら。▼~
:[ウード]|
セレナはやっぱり天馬騎士か?~
ティアモさんの後を継いでさ。▼~
:[セレナ]|
うっさいわねー!~
あたしは天馬騎士なんてごめんよ!▼~
今までどおり、傭兵がいいわ。~
これがあたしの選んだ道だもの。▼~
母さんを継ぐとか継がないとか…~
そんなの、関係ないわ。▼~
あの人と同じことしたって、~
本人が喜ぶわけじゃないし…▼~
:[ウード]|
セレナ…▼~
すまん、俺…▼~
:[セレナ]|
ふん…別に謝ることじゃないわよ。▼~
ていうか、そんなこと考えてる暇あったら~
さっさと戦いなさいよ!▼~
ほら、向こうにまだ敵がいるわよ!~
あっちの木の陰にチラッと見えてるでしょ!▼~
:[ウード]|
なにっ…!?~
セレナ、貴様…相当目がいいな。▼~
待っていろ透明の兵士よ…~
このウードが今すぐ成敗してくれる!▼~
:[セレナ]|
…………▼~
はあ。新しい力と名前ねえ。▼~
…あたしはそれよりも、~
新しい服がいちばん気になるわ。▼~
あたしの好みに合うような、~
可愛いのだといいんだけど!▼~
*** アズール⇔セレナ [#lc7081fd]
:[アズール]|
大丈夫、セレナ?▼~
:[セレナ]|
ええ、大丈夫に決まってるでしょ。▼~
こんな敵にやられたりしないから、~
安心しなさい。▼~
:[アズール]|
そう、なら良かった。~
ここに来るまでよく、疲れたーって~
言ってたから心配してたんだよ。▼~
:[セレナ]|
えっと…それはこの場所が遠かったからよ。~
荷物も重かったし。▼~
:[アズール]|
いやー…~
すっごく重かったよね、セレナの鞄。▼~
途中からずっと持ってたけど…~
何回か死ぬかと思ったよ。▼~
:[セレナ]|
なによ、仕方ないじゃない。~
みんなのとこ置いていくわけにいかないし。▼~
町に行ったときに買った髪飾りとか、~
お洋服とか靴とか装飾品とか…▼~
とにかく女の子は~
持っていくものが多いのよ!▼~
:[アズール]|
中身、そんな物だったんだ…▼~
:[セレナ]|
何か文句ある?▼~
そういうあんただって、~
男のくせに荷物多いじゃない!▼~
いったい何持って来たのよ?▼~
:[アズール]|
わーーーーーっ!~
恥ずかしい! 荷物の中身見ないで!▼~
ここで広げないでーーーーっ!!▼~
:[セレナ]|
…なあに、これ。~
踊りの紙とか楽譜はいいとして…▼~
お菓子と雑貨と…香水?▼~
:[アズール]|
えへへ…こっちは女の子にあげる用で、~
こっちが女の子にあげる用。▼~
あれ? おかしいな!~
全部女の子にあげる用だ!▼~
:[セレナ]|
…………▼~
…果てしないほどの馬鹿ね、あんた。▼~
鞄持ってくれた時、~
ちょっと頼りになるって思って損したわ。▼~
:[アズール]|
え!?~
た、頼りになる? …僕が?▼~
:[セレナ]|
あ…! い、今のは別に…!~
ちょっと口が滑っただけよ!▼~
あ、あんなところに敵が!~
あたし戦ってくるから!!▼~
:[アズール]|
あ、待ってよ、セレナー!~
さっきのもう一回言ってよー!▼~
ねえってばー!▼~
…あれっ、セレナ!?~
何か荷物落ちたよ!?▼~
洋傘を手に入れた▼~
** 戦闘時 [#u54b25bd]
*** ウード初戦闘 [#nbc4516e]
:[ウード]|
血が騒ぐぜ…こいつが新たなる敵にして~
異世界からの刺客というわけだな。▼~
でも、姿が見えないってのは、~
反則じゃねーか!?▼~
とにかく、気配のするほう殴ってみるか!~
さあ貴様…覚悟するがいい…▼~
*** アズール初戦闘 [#b1e6ec45]
:[アズール]|
違う世界にはこんな敵がいるんだ。~
相手の姿が見えないってことは、▼~
つまりどこから見られてるか~
わからないってことだよね…▼~
は、恥ずかしい…そんなの耐えられないよ…~
早く倒してしまわないと…!▼~
*** セレナ初戦闘 [#w87edf45]
:[セレナ]|
んもう…何なのよ、この敵。~
見た目がゆらゆらしてて気味悪いわ。▼~
水の中から出て来るだなんて、~
奇襲もいいところじゃない。▼~
さっきはよくもあたしを狙ってくれたわね…~
今からたっぷりお返ししてあげるわ!▼~
** 敗走時(フェニックスモード以外) [#ge4deace]
*** ウード敗走 [#l2f0ac1c]
:[ウード]|
何なんだこいつら…強すぎる…~
すまん、俺は下がらせてもらうぜ…▼~
*** アズール敗走 [#n36caa79]
:[アズール]|
ごめん…これ以上は、戦えないや…~
悪いけど、後ろに下がってるね…▼~
*** セレナ敗走 [#k9e61588]
:[セレナ]|
こんな訳わかんない奴に負けるなんて…~
悔しいけど、下がらせてもらうわよ…▼~
** VS 透魔兵(敵将) [#g7b6b9d5]
:[???]|
…………▼~
*** 透魔兵(敵将)撃破時 [#k62b1ea1]
:[???]|
ここは…退くべきか…▼~
* クリア後 [#x008d427]
** クリア後1 [#y91b77a0]
:[ハイドラ]|
勝てたか…~
流石は異界の戦士たちだ…▼~
:[ウード]|
よし、全員倒したようだな。▼~
:[アズール]|
ふう…良かった。~
近くに被害も出てないみたい。▼~
:[セレナ]|
さあ、聞かせてもらうわよ。~
あいつらは何なの?▼~
あんたはいったい、何者なの!?▼~
:[ハイドラ]|
…それを言うためには、~
私の国に来てもらう必要がある。▼~
:[セレナ]|
なんでよ?▼~
:[ハイドラ]|
今この場所で全てを話すと、~
私は泡となり消えてしまう。▼~
そういう呪いを…かけられているんだ。▼~
:[アズール]|
呪い…!?▼~
:[ハイドラ]|
ああ。▼~
:[ウード]|
…わかった。~
なら、すぐにハイドラさんの国に向かおう。▼~
話を聞かないことには、何も始まらない。▼~
:[ハイドラ]|
…すまない。▼~
せめてもの詫びとして、~
報酬を先払いしよう。▼~
人の望むことといえば、そうだな…~
不老長寿か、子孫繁栄か…▼~
それとも巨万の富か?▼~
:[ウード]|
ええっ!!?~
ふ、ふろうちょうじゅ!?▼~
:[アズール]|
子孫繁栄…!?~
は、恥ずかしいよ…!!▼~
:[ウード]|
おい、貴様は何を考えているんだ!!▼~
:[アズール]|
だ、だって…▼~
:[セレナ]|
ちょ、ちょっと待ちなさいよ。~
この報酬、おかしくない?▼~
不老長寿だの巨万の富だの…~
そんなことができるだなんて…▼~
ハイドラさんって、~
神様か何かなわけ?▼~
:[ハイドラ]|
そうだな。~
そう思ってもらって、構わない。▼~
:[アズール]|
えっ…!?~
じゃあ何で僕たちなんかに助けを?▼~
:[ハイドラ]|
…それは…▼~
:[セレナ]|
ふーん、なるほど。~
それは呪いに引っかかるってわけ。▼~
じゃ、早いとこ報酬もらって、~
さっさとその国に行きましょ。▼~
:[アズール]|
でも、全部すごすぎて…~
なんか正直ピンとこないよね。▼~
不老長寿なんかは魅力的だけど、~
実感するまでに時間かかりそうだし…▼~
:[ハイドラ]|
そうか…では他に望みがあるのなら、~
言ってみてくれ。▼~
:[ウード]|
…………▼~
あの…例えば、~
死んだ人間を生き返らせる…なんて、▼~
そんな報酬は無理…だよな?▼~
:[セレナ]|
え…!?~
あんた、それって…!▼~
:[アズール]|
ごめんね、セレナ。~
僕もそれ、ちょっとだけ…思っちゃった。▼~
:[セレナ]|
べ、別に、謝ることじゃないわよ。▼~
それに…あたしだって、~
何度思ったかわからないわ。▼~
ほんとの父さんや母さんが~
生き返ってくれたら、って…▼~
:[ウード]|
どうだ? ハイドラさん…▼~
:[ハイドラ]|
…すまん。~
死者の蘇生は無理だ…▼~
いくら私でも、~
それだけは不可能なんだ。▼~
:[ウード]|
そう…だよな…▼~
:[アズール]|
…………▼~
あの…それなら、~
滅んだ地の再生はどうかな?▼~
:[ハイドラ]|
滅んだ地の再生…?▼~
:[アズール]|
うん…守れなかったあの場所を、~
せめて花や緑があふれるような…▼~
平和だった頃と同じ綺麗な場所に~
してくれないかな…!▼~
:[セレナ]|
そうね…それ、いいかも。~
…ついでにお墓も欲しいわ。▼~
あの世界で死んじゃった人たちのお墓を…~
ちゃんと作ってあげてほしいの。▼~
:[ウード]|
俺も賛成だ。あの場所が綺麗になって、~
皆にちゃんとしたお墓があれば…▼~
もう帰れなくても…~
その光景を見ることがなくても、▼~
少しは気分がましになるかもしれない。▼~
:[ハイドラ]|
そんな…~
報酬はそれでいいのか?▼~
お前たちの命を賭けた代償を…~
自分が見られもしない、▼~
叶ったのかすらわからない、~
そんな光景のために使っても。▼~
:[アズール]|
…うん。▼~
:[セレナ]|
…もちろんよ。▼~
:[ウード]|
それが俺たちにできる、~
あの場所への精一杯のことだ。▼~
:[ハイドラ]|
…………▼~
…わかった。~
では絶望の未来の地を再生させ、▼~
死んだ者たちに墓を与えよう。▼~
――我は神祖の知恵を司る者、~
原始の世界を統べし者…▼~
清澄なるこの力に於いて、~
彼の地に…再生と祝福を――▼~
(画面が光る)~
:[ハイドラ]|
…………▼~
よし。▼~
これであの地は再生された。~
お前たちの願いは、確かに叶えたぞ。▼~
:[セレナ]|
あ…ありがと。~
なんか、心が軽くなったわ。▼~
:[アズール]|
ありがとう…ハイドラさん。▼~
:[ウード]|
さっきは大した報酬もなさそうだとか~
言って悪かったな。▼~
:[ハイドラ]|
はは、そんなこと…▼~
…っ!?▼~
:[ウード]|
どうした?▼~
:[ハイドラ]|
声が…聞こえた。▼~
:[セレナ]|
声?▼~
:[ハイドラ]|
さっき力を送ったあの地に…~
ひとりの軍師の思念が残っていてな。▼~
身体はとうに滅んでいたが…~
仲間たちと同じように、墓を作ったんだ。▼~
そうしたら…いま、~
その軍師と仲間から…▼~
…私に、声が届いたんだ…▼~
:[セレナ]|
それって…!▼~
:[ハイドラ]|
そうだな。たぶん…~
お前たちのよく知る存在だろう。▼~
:[アズール]|
みんな…何て言ってたの?▼~
:[ハイドラ]|
「ありがとう」と…何度も言っていた。~
幸せそうに…笑いながら。▼~
それから、お前たちに…~
「気をつけていってらっしゃい」と。▼~
「どこへ行っても、見守っている」と…▼~
:[アズール]|
!! 父さん、母さん…▼~
:[セレナ]|
……っ。▼~
:[ハイドラ]|
…私の国に行く前に、~
これを渡しておこう。▼~
:[ウード]|
これは…~
小さい…水晶玉か?▼~
:[ハイドラ]|
いいか? 全てが終わったあと、~
もしお前たちが…▼~
「本当の故郷」に帰ることを望むなら、~
それを使ってくれ。▼~
:[アズール]|
え…!?~
どういうこと…!?▼~
:[ハイドラ]|
それは時空を超えることができる、~
転移の力を込めた水晶玉だ。▼~
お前たちが役目を果たしたあと、~
ここに帰るために使うものだが…▼~
お前たちが真に望むのなら、~
本当の故郷に帰ることもできる。▼~
但し、転移は一度限りだ。▼~
:[セレナ]|
えっと…未来に帰る代わりに、~
ここにはもう来られなくなるってこと?▼~
:[ハイドラ]|
ああ。生きた人間が時空を超え、~
その地に留まることは禁忌…▼~
私だって、そう何度もお前たちを~
飛ばすほどの力は持たない。▼~
十数人を一度に飛ばした~
この世界の神は…▼~
相当強い力を持っていたんだな。▼~
:[ウード]|
まさか帰れるとはな…あの場所に。~
でも…▼~
:[アズール]|
でも、みんなを残していくことになるよ。~
僕たちだけ、帰れない。▼~
:[セレナ]|
でも…ホントは父さんと母さんのお墓に…~
この手で花を手向けられるなら…▼~
:[ハイドラ]|
いや…答えは今出さなくてもいい。~
よく考えて使え。▼~
全ては、あの地での闘いが終わった後に~
決めることだ。▼~
:[ウード]|
…………▼~
…よーーーーし!!~
じゃ、がんばるか!!▼~
:[アズール]|
わ、ウード…~
いきなりどうしたの。▼~
:[セレナ]|
何やってんのよ!~
大声出して、びっくりするじゃない!▼~
:[ウード]|
全て終わらせる…~
今考えるべきことはそれだけだ。▼~
そのためには、~
ここで悩んでても仕方ないだろ?▼~
今は使命を果たすことを考えて…~
帰る場所のことは、後に回そうぜ。▼~
今度は三人一緒に行くんだ。~
考える時間も、話し合う時間も…▼~
きっとたくさんある。▼~
:[アズール]|
ウード…▼~
…そうだね。今はあの場所を~
懐かしんでる場合じゃない。▼~
すっごい報酬をくれた、~
ハイドラさんのためにも…▼~
これからのこと考えて、~
強い気持ちでいないといけないね!▼~
:[セレナ]|
…まあ、確かにそうね。~
父さんや母さんが見送ってくれたんだもの、▼~
ここでうじうじしてられないわ。~
ちゃんと信じて、ついて行くから…▼~
よろしく頼むわよ、ハイドラさん!▼~
:[ハイドラ]|
頼もしいな。~
こちらこそ…よろしく頼む。▼~
…では私の国に転移する準備を始める。~
少しだけ、待っていてくれ。▼~
:[ウード]|
はーい!▼~
:[アズール]|
じゃあ向こうで待ってようか!▼~
:[セレナ]|
準備できたらすぐ言いなさいよ!▼~
:[ハイドラ]|
わかった。▼~
…………▼~
…? この紋章は…~
あの軍師が私に持たせたのか?▼~
それなら、有難くいただいておこう。~
あの者たちの想いは、必ず役に立つ日が来る。▼~
…必ず。▼~
邪痕の紋章を手に入れた▼~
** クリア後2 [#k8a2cf42]
:[ハイドラ]|
…………▼~
ほう…~
追手は役目を果たさなかったか…▼~
奴め…まだ生きておったとはな…▼~
我の元から分離し、~
とうの昔に消えたものとばかり思っておったが…▼~
忌々しい…~
今度は何を企んでいるのだ…▼~
:[???]|
…ハイドラ様。▼~
:[ハイドラ]|
…お前か。▼~
我に何用だ。▼~
:[???]|
もうすぐ奴が戻ります。~
異界の者を引き連れて。▼~
:[ハイドラ]|
…知っている。▼~
…………▼~
…始末はお前に任せよう。~
兵は好きに使え。▼~
:[???]|
…はい。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#wb08246f]
- 邪痕の紋章って2周目以降ももらえるけど使い道がなぁ... --...
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