[広告]
会話集/章別会話/異伝 絆の白夜祭親子会話/ピエリ
をテンプレートにして作成
[
トップ
] [
新規
|
一覧
|
検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
開始行:
*ピエリの親子会話 [#v24eeaa9]
#contents
**カンナ(女) [#gtrsgeh785]
:[カンナ]|うっ…~
ふぐっ…ふぐっ…▼~
ふえぇーーーん!▼~
:[ピエリ]|カンナ!?~
どうしたの!?▼~
:[カンナ]|お、お母さん…~
ふえぇーーーん!▼~
:[ピエリ]|どこか怪我したの!?▼~
:[カンナ]|ううん…~
怪我はしてないよ…▼~
:[ピエリ]|じゃあ、敵にいじわるされたのね?~
だったらそいつは許さないの!▼~
カンナを泣かせるやつは~
ピエリが全員、殺しちゃうのよ!▼~
:[カンナ]|大丈夫だよ、お母さん。~
誰にもいじわるされてないよ。▼~
あのね、あたし…~
出店でおいしそうなお料理を買ったの…▼~
お店の人はいなかったけど…~
ちゃんとお金は置いておいたのよ?▼~
でも、さっき石につまづいて…~
そのお料理を落としちゃって…▼~
:[ピエリ]|本当だ。~
お料理がぶちまけられてるの。▼~
:[カンナ]|うん…~
それで悲しくなっちゃって…▼~
:[ピエリ]|そうだったの…~
それは悲しいの。▼~
でも、それなら安心するの!~
後で同じものをピエリが買ってあげるのよ!▼~
:[カンナ]|そ、それじゃあダメなの!▼~
:[ピエリ]|どうしてなの?~
おんなじものが食べられるのよ?▼~
:[カンナ]|だって、このお料理…~
お母さんにあげるつもりだったんだもん…▼~
だから、お母さんに買ってもらったら~
意味ないでしょ?▼~
:[ピエリ]|カンナ…▼~
:[カンナ]|ごめんね、お母さん…▼~
本当は新しいの買いたいけど~
もうおこづかいなくなっちゃったし…▼~
ふ、ふ、ふええ…▼~
:[ピエリ]|な、泣かないでなの!~
ピエリ、その気持ちが嬉しいの!▼~
カンナがピエリのためを思って~
このお料理を買ってくれた事実だけで…▼~
その気持ちだけで…~
お腹と胸の中がいっぱいなのよ!▼~
:[カンナ]|お母さん…▼~
:[ピエリ]|ありがとうなの、カンナ…▼~
優しい子に育ってくれて~
ピエリはとっても嬉しいのよ。▼~
だからもう泣かないの。~
可愛いお顔が台無しなの。▼~
:[カンナ]|うん…わかった。~
あたしもう泣かないよ。▼~
今日は失敗しちゃってごめんなさい。~
でもあたし、いいこと考えたの。▼~
お祭りが終わったら…~
お母さん、お料理教えてくれる?▼~
:[ピエリ]|あ、もしかして…▼~
:[カンナ]|そうなの!~
さっきのお料理、あたしが作っちゃう!▼~
:[ピエリ]|それはいい考えなの!~
ピエリ、頑張って教えちゃうのよ!▼~
:[カンナ]|ありがとう!~
これでお祭りに楽しかった思い出が増えるよ!▼~
:[ピエリ]|うふふ、楽しかったって思い出って、~
ピエリたちまだお料理できてないのよ?▼~
それにまだ、おいしいかわからないの。▼~
:[カンナ]|おいしいに決まってるもん!~
お母さんと一緒に作るんだから!▼~
:[ピエリ]|…そっか。~
カンナの言うとおりなの!▼~
じゃあ、早くお祭りで遊ぶために~
賊を片っ端から倒してやるのよ!▼~
:[カンナ]|うん! お母さん!~
賊なんてバラバラにしちゃうよーっ!▼~
**ディーア [#gguauhss5]
:[ディーア]|せっかくのお祭りをぶち壊しやがって…~
賊は全員、ぶっ殺してやるぜ…▼~
:[ピエリ]|はい! ぴっぴー!~
そういうことは言っちゃダメなのー!▼~
:[ディーア]|そういうことって…~
どの部分がダメだったんだよ?▼~
:[ピエリ]|えっと、ぶち殺すとか?~
ディーアがそんなこと言っちゃダメなの!▼~
:[ディーア]|でも、母さんはいつも言ってるじゃないか…~
それなのに俺はダメなのか?▼~
:[ピエリ]|母さんは大人だから言ってもいいの!~
ディーアは子どもだからダメなの!▼~
:[ディーア]|…逆じゃね?~
普通、大人は大人の発言をするものだろ…▼~
:[ピエリ]|普通とかはよくわからないの!~
でも、とにかくピエリはいいの!▼~
:[ディーア]|ずるいぜ、母さん…▼~
:[ピエリ]|でも、自分でも不思議なの。▼~
なんでピエリ、ディーアにぶち殺すとか~
言って欲しくないんだろ?▼~
なんかピエリもディーアが言ってるの聞いて~
わかんないけど注意しちゃったの。▼~
これってどういうことなの?▼~
:[ディーア]|それは…母親だからなのかな?▼~
息子には危ない言葉を…~
使って欲しくないとか…▼~
:[ピエリ]|母親ってそういうものなの?~
ピエリ、ちょっとわかんないの。▼~
:[ディーア]|いや、俺もわかんねえし…▼~
:[ピエリ]|母親って難しいものなのね。~
毎日、ビックリの連続なの。▼~
:[ディーア]|ははは…~
ま、そのうちに慣れてくるさ…▼~
んじゃそろそろ、賊をぶち殺…~
ぶっ倒しに行こうぜ…▼~
:[ピエリ]|うんなの!~
全員、ぶち殺してやるなの!▼~
**ゾフィー [#loijuhoa85]
:[ピエリ]|今日もいっぱい戦えるの!~
ピエリ、とっても嬉しいの!▼~
:[ゾフィー]|ええ。あたしも嬉しいわ。~
たくさん飛び散るものが見られるしね。▼~
:[ピエリ]|飛び散るもの?~
あ、それって血のことなのね!▼~
さすがはピエリの子なの。~
ゾフィーはどんな血が好きなの?▼~
:[ゾフィー]|ご、ごめんなさい、母さん…~
あたしは、血はそんなに…▼~
:[ピエリ]|そうなの?~
じゃあ何が飛び散るのを見るのがいいの?▼~
:[ゾフィー]|…服よ。▼~
:[ピエリ]|服!?▼~
:[ゾフィー]|うん。あたしが戦うと、~
なぜか相手の服が弾け飛ぶの…▼~
最初は思っていたわ。~
あたしったら、なんてことを…って。▼~
でも最近じゃ、服が弾けるのを見るのが~
楽しくって仕方がないの。▼~
えいってやると、ばーんってなるのよ!~
なんだかクセになっちゃって。▼~
:[ピエリ]|うーん、うーん。~
服を血に置き換えたら、わからなくもないの。▼~
やっぱりゾフィーは、~
ピエリそっくりなのね!▼~
:[ゾフィー]|ホントに?~
勇敢な母さんに似てるだなんて嬉しい!▼~
あたし、もっともっと頑張って~
母さんみたいな騎士になるね。▼~
:[ピエリ]|ゾフィーは、ピエリみたいになりたいの?▼~
:[ゾフィー]|うんっ!~
母さんも父さんも、あたしの憧れだもん。▼~
二人みたいな強い騎士になることが、~
あたしの夢なのよ。▼~
:[ピエリ]|…………▼~
:[ゾフィー]|か、母さん?▼~
:[ピエリ]|うわあーーーーーーん!▼~
:[ゾフィー]|ど、どうして泣いちゃったの?~
あたし、母さんに何かしちゃった?▼~
:[ピエリ]|ピエリたちみたいな~
立派な騎士になりたいって…▼~
ゾフィーがそう言ったのーーーー!▼~
:[ゾフィー]|そ、それがダメだったの?~
でも、あたしの正直な気持ちなんだけど…▼~
:[ピエリ]|ピエリ、とってもとっても嬉しいの!▼~
嬉しくって涙が止まらないの!~
うええーーーーーーん!!!!▼~
:[ゾフィー]|母さん…~
それなら良かった。▼~
嬉しい涙は無理に止めなくていいの。~
思う存分泣くといいわ。▼~
…あたしもここに来てから毎日嬉しいよ。~
毎日二人と一緒にいられるから。▼~
:[ピエリ]|ゾフィー…~
ピエリもおんなじ気持ちなの。▼~
今まで寂しい思いをさせた分、~
いっぱいいっぱい一緒にいるの。▼~
:[ゾフィー]|ありがと、母さん。▼~
戦いが終わったらお祭り一緒に回ろうよ。~
あたし、的当てがしたいな。▼~
:[ピエリ]|わかったの。▼~
血と服が飛び散るのを見た後は、~
的が飛び散るのを見るのよ。▼~
ピエリたちならきっと、百発百中なの!▼~
:[ゾフィー]|もちろんよ!~
楽しみにしてるわ、母さん!▼~
**ミドリコ [#fakoplkw5]
:[ピエリ]|お祭りを邪魔する賊は嫌いなの!~
全員、ぶっ殺してあげるのよ!▼~
:[ミドリコ]|お母さん!~
そんならんぼうな言葉づかいはダメよ!▼~
お母さんはおとななんだから!~
ちゃんとした言葉をつかわなきゃ!▼~
:[ピエリ]|そ、そうなの?~
ピエリはちゃんとしてるのよ?▼~
:[ミドリコ]|ううん。~
ぜんぜん、ちゃんとしてないわ。▼~
たとえば、さっきの場合なら…~
ぶっ殺して差し上げますわ、だもの!▼~
:[ピエリ]|…………▼~
でもでも、どんな言い方でも~
ぶっ殺すことに変わりはないの!▼~
だから、~
言葉使いなんて関係ないのよ!▼~
:[ミドリコ]|やだやだやだ!▼~
お母さんはミドリコのお母さんでしょ?~
だから、きちんとしてほしいの!▼~
かっこいい言葉づかいの~
お母さんがいいのーっ!▼~
:[ピエリ]|…うう。~
ミドリコのわがままには敵わないの。▼~
…そこまで言うなら、~
ちゃんとしなきゃなのね。▼~
わかったの。~
言葉使い、少し気をつけるの。▼~
:[ミドリコ]|ありがとう、お母さん!▼~
:[ピエリ]|じゃあ早速練習なの。▼~
賊を…~
ぶっ殺して差し上げます…なの。▼~
:[ミドリコ]|すごいすごい!~
そのちょうしだわ、お母さん!▼~
:[ピエリ]|切り刻んで差し上げて…~
刺して刺しまくって差し上げます…なの。▼~
:[ミドリコ]|…ん?▼~
:[ピエリ]|刻んで差して引きちぎって~
バラバラにして刺し上げますなのーっ!▼~
:[ミドリコ]|ままままってお母さん!~
物騒! こんどは物騒よ!▼~
:[ピエリ]|えええ~?~
言葉使いって難しいのね…▼~
でも、できるだけ頑張るの。▼~
だって、ピエリは…~
ミドリコのお母さんだから!▼~
:[ミドリコ]|ミドリコのために努力してくれるのね…~
ありがとう!▼~
そうだ。ミドリコもお母さんのために~
努力したことがあるのよ。▼~
:[ピエリ]|え? なんなの?▼~
:[ミドリコ]|お菓子づくり!▼~
お母さんみたいなお菓子を作りたくて~
ひそかにとっくんしてたの。▼~
いまはお薬も、お菓子づくりも、~
えいってやったらあっというまよ。▼~
:[ピエリ]|すごいすごーいの!~
さすがピエリの子なの!▼~
今度ミドリコの作ったお菓子食べたいの!~
スズカゼもきっと喜ぶのよ。▼~
お父さんとお母さんの二人で、~
いっぱいいっぱいほめて差し上げますなの!▼~
:[ミドリコ]|わーい! ミドリコがんばるよ。~
楽しみにしててね、お母さん!▼~
**キヌ [#gtfer3e82w]
:[ピエリ]|ふえーーーーーーーーーん!~
なのーーーーーーーーーーーーーっ!!▼~
:[キヌ]|どうしたの、母さん!?~
賊にやられたの!?▼~
:[ピエリ]|違うの…~
虫なの…イモムシなの…▼~
:[キヌ]|イモムシ?▼~
:[ピエリ]|そうなの…イモムシが頭についたの…~
だから、取ってほしいのよ…▼~
:[キヌ]|なんだ…そんなことか…~
はい、取ったよ!▼~
:[ピエリ]|ありがとうなの!▼~
:[キヌ]|母さん…~
こんなイモムシが怖いの?▼~
:[ピエリ]|怖いんじゃなくて、虫が気持ち悪いの…~
だから昔はよく、えいって殺していたのよ…▼~
でも、もう虫は殺さないでって…~
ニシキに言われたの。▼~
そのひと言でピエリは成長して、~
それからは殺さずに見逃してあげてるのよ。▼~
:[キヌ]|へえー、そんなことがあったんだねっ!▼~
じゃあ母さん、今度は父さんじゃなくて、~
アタシのひと言で成長してみない?▼~
:[ピエリ]|えっ?~
どういうことなの?▼~
:[キヌ]|このイモムシくんを手に乗せて、母さん自らの~
手で安全なところに逃がしてあげるの。▼~
:[ピエリ]|そ、そんな成長…~
する必要ないと思うの…▼~
:[キヌ]|アタシね、妖狐になって母さんを背中に乗せて、~
親子三人で山の中を駆け回るのが夢なんだ。▼~
:[ピエリ]|…その夢、楽しそうなの。▼~
:[キヌ]|でも母さんが虫嫌いのままじゃ無理だよ。▼~
:[ピエリ]|うう。▼~
:[キヌ]|がんばってみようよ。母さん!▼~
:[ピエリ]|…わ、わかったの…▼~
…………▼~
はい、なの!!!!~
手に、乗せたの!!!!!▼~
:[キヌ]|すごいよ! いいよ、いいよーっ!~
その調子だよっ、母さんっ!▼~
:[ピエリ]|意外と気持ち悪くないの…~
柔らかくて、かわいらしいのよ…▼~
:[キヌ]|そうだよ。みんなアタシたちと同じ命なんだ。~
姿形が違うだけでね!▼~
:[ピエリ]|はい、なの!~
ここなら安全だと思うのよ!▼~
さよならなのっ!~
きれいなチョウチョになるのよ!▼~
:[キヌ]|母さん、よくできたねっ!~
アタシは母さんの成長を今はっきり見たよ!▼~
:[ピエリ]|ありがとうなの…~
でも、変な話なの。▼~
ピエリは親なのに、子どものあなたに~
成長を見守ってもらっちゃったのよ。▼~
なんか恥ずかしいから、今日のお祭りのお金は~
みんなピエリが払うの。▼~
好きなもの、たくさん食べていいのよ!▼~
:[キヌ]|やったーーーーーーーーーーーーっ!~
焼き鳥いっぱい食べていい!?▼~
:[ピエリ]|もちろんなのっ!▼~
いっぱい大きくなって、~
たくさん体力つけて欲しいの!!▼~
そして、親子三人で山の中を駆け回るのっ!▼~
:[キヌ]|わーい!! 楽しみーーーっ!!~
あたしモリモリ食べちゃうよー!▼~
**ヒサメ [#v0874989]
:[ピエリ]|ヒサメ、こんなことろにいたのね。▼~
:[ヒサメ]|母さん、どうしたんですか?▼~
:[ピエリ]|ヒサメはこれからピエリと一緒に、~
屋台を見てまわるの!▼~
:[ヒサメ]|屋台を見てまわる?~
どういうことですか?▼~
ああ、なるほど。~
屋台に潜む賊を探し出すのですね…▼~
:[ピエリ]|違うのよ。▼~
ピエリ、誰もいない隙に、~
屋台でたくさん買い物したいの。▼~
リンゴ飴も、たこ焼きも、焼きそばも~
おもちゃも、金魚すくいも、みんなやるの!▼~
もちろんお金はちゃんと払うの。~
店先にお手紙と一緒に置いておくのよ。▼~
:[ヒサメ]|ちょ、ちょっと待ってください…▼~
私は母さんの自由奔放な姿は好きです。▼~
ですが今の話には、~
見過ごせない問題点があります。▼~
:[ピエリ]|なんなの?~
親子で楽しんじゃいけないの?▼~
:[ヒサメ]|そうではありませんが、今は戦闘中です。~
買い物をしている場合ではありません。▼~
まずは賊を倒しましょう。~
そのあとで、一緒に屋台をまわりますよ。▼~
荷物持ちでもなんでもしますから。▼~
:[ピエリ]|そんなのいやなの!~
ピエリは今すぐお祭りを楽しみたいの!▼~
ふ…~
ふ…ふ…▼~
ふえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん~
なのーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!▼~
:[ヒサメ]|わーっ!母さん! 母さん!~
わかりました!▼~
じゃあ、こうしましょう!~
賊を倒すまで我慢してくれたら…▼~
今日こそリボンをつけます!~
それでどうですか!?▼~
:[ピエリ]|…え?▼~
:[ヒサメ]|母さんがくれた、~
ヒラヒラのついた真っ赤なリボンです!▼~
それを頭に巻いて、屋台をまわります!▼~
:[ピエリ]|…ほんとなの?▼~
:[ヒサメ]|うん、本当なの!~
約束なの!▼~
…いや、違う違う!~
感情が高ぶって、つい母さんの口調に…▼~
:[ピエリ]|…………▼~
わかったの。~
ヒサメ…ありがとうなの。▼~
お母さん想いの子に育ってくれて~
ピエリとっても嬉しいのよ。▼~
…そうよね、ピエリはお母さんだもの。~
お買い物は戦闘が終わるまで我慢するの。▼~
:[ヒサメ]|よかった…▼~
:[ピエリ]|そうと決まれば賊を倒すの。~
一瞬で皆殺しにしてやるのよっ!▼~
ヒサメのことも、~
絶対にピエリが守るのよ!▼~
:[ヒサメ]|…父さん。父さんは恥ずかしがって~
母さんに返したリボンは…▼~
結局、私がつけることになりそうです。▼~
…ああ…~
想像するだけで恥ずかしい…▼~
**ジークベルト [#agauopjis]
:[ジークベルト]|母上、申し訳ないが~
ここは私に任せてくれないか?▼~
:[ピエリ]|え?~
どうしてなの?▼~
:[ジークベルト]|新しい戦術を試してみたくてね。~
だから、母上は下がっていて欲しい。▼~
:[ピエリ]|そんなのずるいの!~
ピエリだって戦いたいのよ!▼~
:[ジークベルト]|し、しかし…▼~
:[ピエリ]|ピエリ、わかってるの。~
本当は新しい戦術なんてないの…▼~
:[ジークベルト]|え…▼~
:[ピエリ]|ピエリが戦いで怪我しないようにするために、~
ジークベルトはウソついてるの。▼~
:[ジークベルト]|ぎくっ。▼~
:[ピエリ]|ピエリはジークベルトのお母さんなの。~
そんなのお見通しなのよ。▼~
:[ジークベルト]|ははは…~
さすが母上だね。敵わないよ。▼~
:[ピエリ]|えっへん!~
もっと褒めてくれてもいいのよ?▼~
でも、ジークベルト。~
ピエリだってあなたを守りたいのよ。▼~
その気持ちは尊重して欲しいの。~
一人で戦わないで欲しいのよ…▼~
:[ジークベルト]|母上…~
…わかったよ。▼~
:[ピエリ]|ありがとうなの!~
ジークベルトは本当に優しいの。▼~
こんなにお皿が大きい子に育ってくれて、~
感激してるのよ。▼~
:[ジークベルト]|お皿が…大きい?▼~
:[ピエリ]|あれ? 違ったの?~
食器が大きいだったかもしれないの。▼~
マークス様が昔、~
ピエリに言ってくれたの。▼~
ピエリはお皿が底知れぬ深さだから~
臣下にしたって!▼~
:[ジークベルト]|それはもしかして…器じゃないかい?▼~
:[ピエリ]|そうなの!~
器なの!▼~
器が大きい子に育ってくれて、~
ピエリはとっても嬉しいの…!▼~
:[ジークベルト]|ははは。~
ありがとう、母上。▼~
でも、まだまだ~
父上や母上には遠く及ばないよ。▼~
だから、これからも~
二人の姿を見て勉強させてくれるかい?▼~
:[ピエリ]|うん!~
もちろんなの!▼~
ピエリもお母さんとして、~
一緒に頑張るのよ。▼~
:[ジークベルト]|うん。~
よろしく頼むよ、母上。▼~
**フォレオ [#p9e398f7]
:[フォレオ]|まさか賊が襲撃してくるなんて。~
残念です。▼~
今日はお母様と一緒に~
お祭りで遊ぶ予定だったのに…▼~
:[ピエリ]|フォレオ、大丈夫なのよ。~
賊を全員、殺しちゃえばいいだけなの。▼~
予定とはちょっと違うけど、~
血祭りでフォレオと遊ぶのよ。▼~
:[フォレオ]|お母様…~
お祭りと血祭りは全然、違う気がします。▼~
:[ピエリ]|そうなの?~
どっちも楽しいのは一緒なの。▼~
:[フォレオ]|うふふ。お母様はなんでも前向きに~
楽しむことができていいですね。▼~
でも僕はその…~
血がとても苦手なので…▼~
飛び散るのとかはちょっと…~
やめてくださいね…▼~
:[ピエリ]|あ…そうだったの。~
ごめんなさいなの、フォレオ。▼~
じゃあピエリ、なるべくフォレオの~
見えないところで血祭りするの!▼~
:[フォレオ]|ありがとうございます。▼~
自分でも情けない弱点だと思うんですが… ~
どうしてもなれないんですよね…▼~
お洋服につくととれにくいですし…▼~
:[ピエリ]|!! もしフォレオが作ってくれた~
お洋服に血がついたら大変なの!▼~
そうなったら血をつけた奴を~
バラバラににして…▼~
:[フォレオ]|…もっと血まみれになってしまいますね。▼~
:[ピエリ]|…………▼~
ぶえーーーーーーーーーん!!~
それは嫌なのーーーーーっ!!▼~
:[フォレオ]|お、お母様!泣き止んでください!~
折角のお化粧が崩れています!!▼~
大丈夫ですよ。そうなったらまた~
新しいお洋服を作りますから。▼~
血祭りをしても目立たないような、~
真っ赤なワンピースなんて如何でしょう?▼~
:[ピエリ]|真っ赤なワンピース?~
素敵!素敵なの!▼~
:[フォレオ]|じゃあ真っ赤な布地をえいってして、~
バラバラに切り裂いて作っちゃいますね。▼~
ひらひら飛び散って、~
きっとすごく綺麗だと思います。▼~
:[ピエリ]|ん? フォレオ…~
赤いのが飛び散るのは苦手じゃないの?▼~
:[フォレオ]|布地は別ですよ。~
切り裂いたり針で突き刺したり…▼~
刃を入れたときの感触も大好きです。~
えいってやるとズシャって感じで。▼~
:[ピエリ]|あはは、~
その気持ちはわかるの。▼~
そういうところはピエリに似たの。~
なんだかとってもうれしいの!▼~
ピエリ、フォレオの作るお洋服が~
世界で一番大好きなの。▼~
だから…楽しみにしてるのよ。~
いつもありがとうなの、フォレオ。▼~
:[フォレオ]|こちらこそ。僕の服を世界一だと…~
そう言ってくださる言葉がどれだけ嬉しいか。▼~
これからもずっと、~
お母様のお洋服を作らせてくださいね。▼~
**イグニス [#gjuafuioahewi]
:[イグニス]|母さん、下がってろ…~
賊は俺が何とかするから…▼~
:[ピエリ]|…………▼~
:[イグニス]|…どうした?~
なぜ、俺の顔をじっと見ている?▼~
:[ピエリ]|なんでイグニスってそんなに優しいの?▼~
:[イグニス]|…さあな。▼~
:[ピエリ]|絶対おかしいの!~
だって、ピエリはそんなに優しくないの!▼~
イグニスが本当にピエリの子なら~
もっとわがままな子に決まってるの!▼~
:[イグニス]|ふっ…~
なら、俺は父さんに似たのかもな…▼~
:[ピエリ]|いやなの!~
それはずるいの!▼~
イグニスはピエリの子なの!~
だから、ピエリに似て欲しいの!▼~
:[イグニス]|確かにわがままだな…▼~
:[ピエリ]|イグニス、今すぐピエリに似てなの!~
じゃないと泣いちゃうの!▼~
:[イグニス]|落ち着け…~
母さん…▼~
母さんに似ているところも…~
ちゃんとある…▼~
:[ピエリ]|本当なの!?~
じゃあ、今すぐ教えてなの!▼~
:[イグニス]|…母さんの手料理が食べたい。▼~
:[ピエリ]|…え?▼~
:[イグニス]|今すぐ用意してくれたら教えてやる…~
交換条件だ…▼~
:[ピエリ]|い、今すぐなんて無理なの!~
材料だって揃ってないの!▼~
:[イグニス]|じゃあ、教えない…~
俺は今すぐ食べたいんだ…▼~
:[ピエリ]|もう!わがまま言わないでなの!~
料理なら後で作ってあげるの!▼~
…あれ?▼~
でも、今のわがままな感じって…~
ピエリに似てたかもしれないの!▼~
やっぱりイグニスはピエリの子どもなの!~
ピエリとそっくりなの!▼~
:[イグニス]|ふっ…~
納得してくれたようだな…▼~
:[ピエリ]|イグニスとピエリは似たもの親子なの!~
ピエリ、とっても嬉しいの!▼~
:[イグニス]|まったく…~
困った母さんだ…▼~
**ベロア [#mkvudshuoa]
:[ピエリ]|もう!~
ピエリはベロアと遊びたかったの!▼~
それを邪魔した賊は~
絶対、皆殺しにするの!▼~
:[ベロア]|はい、ママ。▼~
ゴミクズみたいな人たちは~
一緒にお掃除しちゃいましょう…▼~
!!~
……くんくん。▼~
:[ピエリ]|……ん? どうしたの?▼~
:[ベロア]|ママ。~
あれすごくいい匂いです…▼~
:[ピエリ]|あれはお好み焼きなの。~
とってもおいしいのよ。▼~
:[ベロア]|ママ…~
あれ、作れますか?▼~
:[ピエリ]|もちろんなの!~
簡単に作れるの!▼~
でも、食べたいのなら~
後で買ってあげるのよ?▼~
:[ベロア]|ありがとうございます。~
ママ。▼~
でも、できれば~
ママの手作りがいいです…▼~
ママの料理は世界で一番、~
おいしいですから…▼~
:[ピエリ]|ふふふ。ベロアったら、~
嬉しいこと言ってくれるの。▼~
じゃあ、腕によりをかけて作っちゃうのよ。▼~
そうだ、ベロアも一緒に作るの。~
ピエリが作り方を教えてあげるのよ。▼~
:[ベロア]|一緒にですか?▼~
:[ピエリ]|今までは一緒に料理する機会は~
あんまりなかったけど、▼~
これからは、もっとベロアと~
一緒にいる時間を作りたいの。▼~
ピエリが教えてあげられることは~
全部、ベロアに教えてあげたいのよ。▼~
:[ベロア]|ママ……▼~
はい。~
わたしに料理、教えてください。▼~
:[ピエリ]|もちろんなの。~
きっとすぐに上達するの。▼~
だって、ベロアはピエリの娘だもの!▼~
:[ベロア]|はい、ママ。▼~
わたしは大好きなママの娘ですから…~
あ、そうだ。▼~
:[ピエリ]|どうしたの?▼~
:[ベロア]|どうせならお料理のほかに、~
狩りの技術も教えてください…▼~
ママの戦い方、とってもステキです…▼~
ママが戦うと、真っ赤なものが飛び散って、~
キラキラしてとっても綺麗…▼~
わたしもあんな風に綺麗になりたいです…▼~
:[ピエリ]|わかったの。~
ピエリ、狩りの技術も教えちゃうのよ。▼~
いっぱい褒めてくれて、~
ママはとっても嬉しいの。▼~
狩りも料理も、~
どっちも楽しく一緒にやっちゃうの!▼~
:[ベロア]|ありがとうございます、ママ。~
わたし、すごく楽しみです。▼~
**ルッツ [#mnoidsjau]
:[ピエリ]|あ、ルッツ!▼~
:[ルッツ]|お母さん!▼~
:[ピエリ]|よしよし、ルッツ。~
元気に戦ってて偉い子なの。▼~
その調子でお祭りを台無しにした賊を~
みーんな殺しちゃうの!▼~
全員、血祭りにしてやるのよ!▼~
:[ルッツ]|うん、僕も基本的には賛成だよ!▼~
:[ピエリ]|なんなの、ルッツ?~
基本的には、ってどういうことなの?▼~
:[ルッツ]|賊を倒すのには賛成だよ。▼~
でも、お母さんの言い方はなんとなく…~
正義の味方っぽくない!▼~
:[ピエリ]|ひどいの、ルッツ!~
そんなこと言われたら悲しいのなの!▼~
:[ルッツ]|ご、ごめんなさい!~
でも、なんか物騒な言い方だから…▼~
:[ピエリ]|じゃあ、なんて言えばいいの?▼~
どういう言い方なら~
正義の味方っぽく聞こえるの?▼~
:[ルッツ]|賊を全員…成敗してやる!~
とかかな?▼~
:[ピエリ]|でも、やることは一緒なの!~
結局、刺したり斬ったりしちゃうのよ?▼~
:[ルッツ]|う、うーん…▼~
:[ピエリ]|…でも、わかったの。~
今回はちょっと言い方を変えてみるの。▼~
ピエリはルッツに…~
正義の味方だと思われたいもの。▼~
:[ルッツ]|お母さん…!▼~
:[ピエリ]|よーし…~
賊の人たち、よく聞くの!▼~
今からこの正義のヒーロー~
ピエリが…あなたたちを成敗してやるのよ!▼~
:[ルッツ]|うんうん!~
正義の味方っぽいよ、お母さん!▼~
:[ピエリ]|刺してひねって叩いてきざんで…~
成敗してやるのなの!▼~
成敗!成敗!~
全員、血祭りにしてやるのよ!▼~
祭りの会場を赤く染めてやるの!~
赤は正義の赤なのよ!!▼~
:[ルッツ]|…………▼~
:[ピエリ]|どうどう?~
ピエリ、上手くできたと思うの!▼~
:[ルッツ]|…う、うん!▼~
ありがとう、お母さん!~
その気持ちだけでも十分だよ!▼~
:[ピエリ]|??▼~
**オフェリア [#vjfjjfais5]
:[オフェリア]|ブルブル…ブルブルブル…▼~
忌まわしき心よ、鎮まって…~
お願い! 鎮まって!!▼~
くっ…~
こうなったらあれを唱えるしかないわね。▼~
自らを抑制する新呪文…~
コンソール・バガンデッド!▼~
…………▼~
…ふぅ。~
ちょっとは楽になったかも。▼~
:[ピエリ]|オフェリア、どうしたの?~
すごく苦しそうな顔なのよ。▼~
:[オフェリア]|母さん…▼~
…最近、自分がよくわからなくて…▼~
思い通りに行かないことがあると、~
この世の人を皆殺しにしたくなるの…▼~
:[ピエリ]|えっ?▼~
:[オフェリア]|恐ろしいでしょ?▼~
今ちょうどそんな気分になっちゃったから、~
自分を抑制する呪文を唱えていたところよ。▼~
:[ピエリ]|へえ、それは素敵な呪文なの。~
でもその気持ちってもしかして…▼~
:[オフェリア]|あーイライラしちゃうよう。~
今日はせっかくのお祭りなのに…▼~
屋台のお団子を買って、~
母さんと食べたかったのに…▼~
それを賊の奴らが台なしにして…▼~
ブルブル…ブルブルブル…▼~
ああっ!~
また賊を皆殺しにしたくなってきた!▼~
:[ピエリ]|だ、だめなのオフェリア!~
ちょっと落ち着くのよ!▼~
そ…それきっと、ピエリなの。~
ピエリの血のせいなのよ!!▼~
:[オフェリア]|えっ? そ、そうなの?▼~
:[ピエリ]|ピエリはね、イライラすると、~
無性に誰かをえいってしたくなるの。▼~
綺麗な赤い血が飛び散るのを見ると~
気分が落ち着くのよ。▼~
だからピエリ、あなたの気持ちが~
とてもよくわかるの。▼~
:[オフェリア]|た、確かに私がこうなった時、~
赤いものをみると落ち着くわ…▼~
だから私、この赤い聖石▼~
<ブラッディ・ファイアオパール>を~
常に持ち歩いているのよ。▼~
なるほど、これは母さんの血だったなんて…~
母さんから引き継がれし力だったなんて…▼~
:[ピエリ]|オフェリア、~
また苦しそうな顔してるの。▼~
ごめんなさいなの…~
そんなもの受け継いだら迷惑なの…▼~
:[オフェリア]|そんな! そんなことないよ!~
謝る必要なんかぜんぜんない!▼~
私はいまこの体を巡る血の神秘に~
打ち震えていたところだよ!!▼~
:[ピエリ]|そ、そうなの?▼~
:[オフェリア]|うん。▼~
そりゃあちょっと物騒な血だけど、~
呪文で抑えれば実害もないだろうし…▼~
それよりも、母さんに似て、私はうれしいわ。▼~
:[ピエリ]|オフェリア…!▼~
ありがとうなの。~
ピエリもうれしいの。▼~
だってあなたはいろんなところが~
オーディンそっくりだったから…▼~
ピエリに似ているところが見つかって、~
うれしいのよ。▼~
:[オフェリア]|でも、どうせだったら、~
母さんの目の色も受け継ぎたかったな。▼~
:[ピエリ]|目の色なの?▼~
:[オフェリア]|うん! だって母さんの目、~
左右で色が違うんだもの!▼~
とってもとってもかっこいいわ!!▼~
そんな人はそうそういない…~
選ばれし者って感じがするもの!▼~
:[ピエリ]|だったらこれからは、~
ピエリとたくさん一緒に過ごすの。▼~
そうしたら、あなたの目の色も~
少しずつ変わっていくかもしれないの。▼~
:[オフェリア]|わあ、それほんとなの!?~
想像しただけで、乙女心が躍動するの!▼~
:[ピエリ]|あはは、~
さっそくしゃべり方が同じになってきたの。▼~
これなら目の色が変わる日も~
近いかもしれないのよ。▼~
さ、まずは賊を倒すの。~
一緒に過ごすのはそのあとなの!▼~
:[オフェリア]|うん! 宵闇のオフェリア、~
オッドアイを夢見てきらめくのよ!▼~
**ソレイユ [#gfq3qfiwaj]
:[ソレイユ]|はー…▼~
:[ピエリ]|あれー? ソレイユ。~
ため息なんかついて、どうしたの?▼~
:[ソレイユ]|ああ、母さん。▼~
実はさっきそこの屋台で、~
かわいい女の子たちを口説いてたんだ。▼~
でも、せっかくうまくいきそうだったのに、~
賊が来たせいで台無しになっちゃって。▼~
あーあ、くやしいな…▼~
:[ピエリ]|そうなの…~
ソレイユ、かわいそうなの…▼~
:[ソレイユ]|うう…それもこれも全部賊のせいだよ、~
あーイライラする!▼~
今すぐ賊をえいってやっちゃいたい!▼~
そうじゃなかったら~
他の誰でもいいから…!▼~
:[ピエリ]|だ、だめなのよ、ソレイユ!▼~
:[ソレイユ]|え…?▼~
:[ピエリ]|ダメなの…悪い人以外には、~
えいってやっちゃダメなのよ。▼~
殺された人にも家族がいるの…▼~
その人が死んじゃったらきっと、~
誰かが悲しい思いをするの。▼~
:[ソレイユ]|か、母さん?~
うん、わかってる。▼~
今のはちょっと勢いで言ってみただけというか~
なんというか…▼~
:[ピエリ]|いやなの。~
冗談でもダメなの…▼~
ソレイユには、~
ピエリみたいになってほしくないの。▼~
:[ソレイユ]|母さん…?▼~
:[ピエリ]|うう…ごめんなさいなの。▼~
ソレイユはちょっとだけ、~
ピエリの性格に似ちゃったの。▼~
でもピエリと違ってソレイユには、~
怒ってくれる大人がいるの。▼~
ダメだよって言ってくれる人がいるの。▼~
だから今ちゃんと、~
殺したい気持ちを抑えられるようにしてほしいのよ。▼~
:[ソレイユ]|うん…わかった。▼~
じゃあ、どうしたら効果的かな。~
イライラしてどうしようもない時って…▼~
:[ピエリ]|深呼吸するの。~
お花畑のことを考えるの。▼~
そうしたらちょっとはおさまるのよ。▼~
:[ソレイユ]|ええと…深呼吸ね。~
すーはー、すーはー。▼~
…………▼~
:[ピエリ]|…………▼~
:[ソレイユ]|ありがとう! もう大丈夫だよ!▼~
:[ピエリ]|良かったの。▼~
ピエリもまだ全部上手くはできないけど…~
むやみに殺すのはガマンしてるの。▼~
ラズワルドにそう教えてもらってから~
気をつけるようにしてるのよ。▼~
:[ソレイユ]|いやー、ごめんね母さん。~
あたしちょっと気が立ってたみたい。▼~
でももう平気だから。~
母さんが悲しむことは、もう絶対にしない。▼~
:[ピエリ]|うん!~
ソレイユ、いい子いい子なの。▼~
そうだ。ご褒美に、おうちに帰ったら~
美味しい手料理を作ってあげるのよ!▼~
美味しいものを食べたら~
もっとイライラがおさまるの!▼~
:[ソレイユ]|わーい!~
あたし、母さんの料理大好き!▼~
でも母さんにばっかり働かせたくないから、~
あたしもお手伝いするね。▼~
母さんの白魚のような手に~
傷がついたら大変だもん。▼~
:[ピエリ]|んもう、ソレイユったら。~
お母さんをバカにしちゃいけませんよ。▼~
:[ソレイユ]|え? あはは、母さんのしゃべり方、~
たまに大人っぽくなるよね。▼~
:[ピエリ]|変だった?▼~
:[ソレイユ]|ううん、すっごく可愛い!▼~
:[ピエリ]|そう…でもちょっと恥ずかしいの。~
いつものピエリじゃないみたい。▼~
:[ソレイユ]|ほらほら、、恥ずかしがることなんてないよ。(...
あたしはどんな母さんも大好きだから!▼~
いつもの話し方も、~
今の話し方も…▼~
ちょっと子どもっぽいけど可愛いとこも、~
強くて優しくて料理上手なとこも、▼~
あたしはぜーんぶ大好き!▼~
:[ピエリ]|ソレイユ…▼~
:[ソレイユ]|絶対に遠くに行かないでね。~
大好きな母さん…▼~
ずっとずっと、あたしと一緒にいてね。▼~
:[ピエリ]|もちろんよ。▼~
私はとっても強いから…~
潰れたトマトにはならないわ。▼~
ずっとずーっと、~
ソレイユのそばにいる。▼~
約束ね。▼~
:[ソレイユ]|うん、母さん!▼~
**エポニーヌ [#a286e4f6]
:[ピエリ]|エポニーヌ、さっきの空想の続きをするの。~
ピエリ楽しくなってきちゃったのよ。▼~
:[エポニーヌ]|え、ほんと?~
仲間ができたみたいでうれしいわ。▼~
…えっと、さっきの話ってアレよね。~
屋台の男たちの話よね。▼~
…二人は本当は両想い。でも互いの気持ちを~
確認できずにいるという状態ね。▼~
で、筋肉質な男が思い切って~
高嶺の花の美男をこのお祭りに呼び出した、と…▼~
:[ピエリ]|うん。二人は神社の境内に座って、~
焼き鳥を食べるのよ。▼~
そしたら突然、~
片方の動きが止まるの。▼~
:[エポニーヌ]|あら、母さんも参戦するのね。~
で、どうなるの?▼~
:[ピエリ]|筋肉男は美男を見つめて…▼~
「えい」ってやるの!▼~
:[エポニーヌ]|「えい」って?▼~
詳細が知りたいわね。~
内容次第ではかなりの興奮剤になるわ。▼~
:[ピエリ]|ううん、細かい話はないの。~
「えい」は「えい」なの。▼~
:[エポニーヌ]|ふーん…隠語ってワケ?~
母さん、意外と上級者じゃない。▼~
:[ピエリ]|でね、細マッチョに「えい」ってされて、~
インテリは「うっ」ってなるの。▼~
:[エポニーヌ]|イイじゃない…イイじゃない…▼~
そして美男は起き上がり、静かに言うのよね。~
「ずっと、こうなりたかった」って…▼~
:[ピエリ]|え? 違うのよ? 美男はさっき~
「うっ」だったから、もう生きてないのよ。▼~
:[エポニーヌ]|…え?~
どういうこと?▼~
:[ピエリ]|筋肉男は「えい」って言って、~
美男の心臓に焼き鳥の串を刺したの。▼~
だから「うっ」ってなって~
死んじゃったのよ。▼~
きっと美男は恨まれるようなことを~
やっちゃったのね!▼~
:[エポニーヌ]|ちょっと待って!~
ちょっと待って!▼~
かわいそうすぎるわ!~
そんなのってないわよ!▼~
…で、でも…▼~
それはそれでイイような気もするのは、~
母さんの血なの?▼~
あーダメ、~
頭がこんがらがってきた!▼~
ダメよ、エポニーヌ!~
そっちは母さんのダークワールド!▼~
踏み込んだらいけない世界なのよっ!!▼~
:[ピエリ]|何を言ってるの?▼~
エポニーヌの世界こそ、普通の人は~
踏み込んじゃダメな世界だと思うのよ。▼~
:[エポニーヌ]|…ぐ…ぐうの音も出ないわ…~
母さん、なかなか鋭いじゃない…▼~
ああ、そんなのんきなこと~
言ってる場合じゃないわ…▼~
母さんのダークワールドを~
頭から追い払わないとっ!▼~
あたし、戦闘に戻るわね。▼~
賊を「えい」ってして、「うっ」てさせて、~
頭をスッキリさせてくる!▼~
:[ピエリ]|うふふ、それがいいのよ。~
行ってらっしゃいなの、エポニーヌ!▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#oefb3eb1]
#comment
終了行:
*ピエリの親子会話 [#v24eeaa9]
#contents
**カンナ(女) [#gtrsgeh785]
:[カンナ]|うっ…~
ふぐっ…ふぐっ…▼~
ふえぇーーーん!▼~
:[ピエリ]|カンナ!?~
どうしたの!?▼~
:[カンナ]|お、お母さん…~
ふえぇーーーん!▼~
:[ピエリ]|どこか怪我したの!?▼~
:[カンナ]|ううん…~
怪我はしてないよ…▼~
:[ピエリ]|じゃあ、敵にいじわるされたのね?~
だったらそいつは許さないの!▼~
カンナを泣かせるやつは~
ピエリが全員、殺しちゃうのよ!▼~
:[カンナ]|大丈夫だよ、お母さん。~
誰にもいじわるされてないよ。▼~
あのね、あたし…~
出店でおいしそうなお料理を買ったの…▼~
お店の人はいなかったけど…~
ちゃんとお金は置いておいたのよ?▼~
でも、さっき石につまづいて…~
そのお料理を落としちゃって…▼~
:[ピエリ]|本当だ。~
お料理がぶちまけられてるの。▼~
:[カンナ]|うん…~
それで悲しくなっちゃって…▼~
:[ピエリ]|そうだったの…~
それは悲しいの。▼~
でも、それなら安心するの!~
後で同じものをピエリが買ってあげるのよ!▼~
:[カンナ]|そ、それじゃあダメなの!▼~
:[ピエリ]|どうしてなの?~
おんなじものが食べられるのよ?▼~
:[カンナ]|だって、このお料理…~
お母さんにあげるつもりだったんだもん…▼~
だから、お母さんに買ってもらったら~
意味ないでしょ?▼~
:[ピエリ]|カンナ…▼~
:[カンナ]|ごめんね、お母さん…▼~
本当は新しいの買いたいけど~
もうおこづかいなくなっちゃったし…▼~
ふ、ふ、ふええ…▼~
:[ピエリ]|な、泣かないでなの!~
ピエリ、その気持ちが嬉しいの!▼~
カンナがピエリのためを思って~
このお料理を買ってくれた事実だけで…▼~
その気持ちだけで…~
お腹と胸の中がいっぱいなのよ!▼~
:[カンナ]|お母さん…▼~
:[ピエリ]|ありがとうなの、カンナ…▼~
優しい子に育ってくれて~
ピエリはとっても嬉しいのよ。▼~
だからもう泣かないの。~
可愛いお顔が台無しなの。▼~
:[カンナ]|うん…わかった。~
あたしもう泣かないよ。▼~
今日は失敗しちゃってごめんなさい。~
でもあたし、いいこと考えたの。▼~
お祭りが終わったら…~
お母さん、お料理教えてくれる?▼~
:[ピエリ]|あ、もしかして…▼~
:[カンナ]|そうなの!~
さっきのお料理、あたしが作っちゃう!▼~
:[ピエリ]|それはいい考えなの!~
ピエリ、頑張って教えちゃうのよ!▼~
:[カンナ]|ありがとう!~
これでお祭りに楽しかった思い出が増えるよ!▼~
:[ピエリ]|うふふ、楽しかったって思い出って、~
ピエリたちまだお料理できてないのよ?▼~
それにまだ、おいしいかわからないの。▼~
:[カンナ]|おいしいに決まってるもん!~
お母さんと一緒に作るんだから!▼~
:[ピエリ]|…そっか。~
カンナの言うとおりなの!▼~
じゃあ、早くお祭りで遊ぶために~
賊を片っ端から倒してやるのよ!▼~
:[カンナ]|うん! お母さん!~
賊なんてバラバラにしちゃうよーっ!▼~
**ディーア [#gguauhss5]
:[ディーア]|せっかくのお祭りをぶち壊しやがって…~
賊は全員、ぶっ殺してやるぜ…▼~
:[ピエリ]|はい! ぴっぴー!~
そういうことは言っちゃダメなのー!▼~
:[ディーア]|そういうことって…~
どの部分がダメだったんだよ?▼~
:[ピエリ]|えっと、ぶち殺すとか?~
ディーアがそんなこと言っちゃダメなの!▼~
:[ディーア]|でも、母さんはいつも言ってるじゃないか…~
それなのに俺はダメなのか?▼~
:[ピエリ]|母さんは大人だから言ってもいいの!~
ディーアは子どもだからダメなの!▼~
:[ディーア]|…逆じゃね?~
普通、大人は大人の発言をするものだろ…▼~
:[ピエリ]|普通とかはよくわからないの!~
でも、とにかくピエリはいいの!▼~
:[ディーア]|ずるいぜ、母さん…▼~
:[ピエリ]|でも、自分でも不思議なの。▼~
なんでピエリ、ディーアにぶち殺すとか~
言って欲しくないんだろ?▼~
なんかピエリもディーアが言ってるの聞いて~
わかんないけど注意しちゃったの。▼~
これってどういうことなの?▼~
:[ディーア]|それは…母親だからなのかな?▼~
息子には危ない言葉を…~
使って欲しくないとか…▼~
:[ピエリ]|母親ってそういうものなの?~
ピエリ、ちょっとわかんないの。▼~
:[ディーア]|いや、俺もわかんねえし…▼~
:[ピエリ]|母親って難しいものなのね。~
毎日、ビックリの連続なの。▼~
:[ディーア]|ははは…~
ま、そのうちに慣れてくるさ…▼~
んじゃそろそろ、賊をぶち殺…~
ぶっ倒しに行こうぜ…▼~
:[ピエリ]|うんなの!~
全員、ぶち殺してやるなの!▼~
**ゾフィー [#loijuhoa85]
:[ピエリ]|今日もいっぱい戦えるの!~
ピエリ、とっても嬉しいの!▼~
:[ゾフィー]|ええ。あたしも嬉しいわ。~
たくさん飛び散るものが見られるしね。▼~
:[ピエリ]|飛び散るもの?~
あ、それって血のことなのね!▼~
さすがはピエリの子なの。~
ゾフィーはどんな血が好きなの?▼~
:[ゾフィー]|ご、ごめんなさい、母さん…~
あたしは、血はそんなに…▼~
:[ピエリ]|そうなの?~
じゃあ何が飛び散るのを見るのがいいの?▼~
:[ゾフィー]|…服よ。▼~
:[ピエリ]|服!?▼~
:[ゾフィー]|うん。あたしが戦うと、~
なぜか相手の服が弾け飛ぶの…▼~
最初は思っていたわ。~
あたしったら、なんてことを…って。▼~
でも最近じゃ、服が弾けるのを見るのが~
楽しくって仕方がないの。▼~
えいってやると、ばーんってなるのよ!~
なんだかクセになっちゃって。▼~
:[ピエリ]|うーん、うーん。~
服を血に置き換えたら、わからなくもないの。▼~
やっぱりゾフィーは、~
ピエリそっくりなのね!▼~
:[ゾフィー]|ホントに?~
勇敢な母さんに似てるだなんて嬉しい!▼~
あたし、もっともっと頑張って~
母さんみたいな騎士になるね。▼~
:[ピエリ]|ゾフィーは、ピエリみたいになりたいの?▼~
:[ゾフィー]|うんっ!~
母さんも父さんも、あたしの憧れだもん。▼~
二人みたいな強い騎士になることが、~
あたしの夢なのよ。▼~
:[ピエリ]|…………▼~
:[ゾフィー]|か、母さん?▼~
:[ピエリ]|うわあーーーーーーん!▼~
:[ゾフィー]|ど、どうして泣いちゃったの?~
あたし、母さんに何かしちゃった?▼~
:[ピエリ]|ピエリたちみたいな~
立派な騎士になりたいって…▼~
ゾフィーがそう言ったのーーーー!▼~
:[ゾフィー]|そ、それがダメだったの?~
でも、あたしの正直な気持ちなんだけど…▼~
:[ピエリ]|ピエリ、とってもとっても嬉しいの!▼~
嬉しくって涙が止まらないの!~
うええーーーーーーん!!!!▼~
:[ゾフィー]|母さん…~
それなら良かった。▼~
嬉しい涙は無理に止めなくていいの。~
思う存分泣くといいわ。▼~
…あたしもここに来てから毎日嬉しいよ。~
毎日二人と一緒にいられるから。▼~
:[ピエリ]|ゾフィー…~
ピエリもおんなじ気持ちなの。▼~
今まで寂しい思いをさせた分、~
いっぱいいっぱい一緒にいるの。▼~
:[ゾフィー]|ありがと、母さん。▼~
戦いが終わったらお祭り一緒に回ろうよ。~
あたし、的当てがしたいな。▼~
:[ピエリ]|わかったの。▼~
血と服が飛び散るのを見た後は、~
的が飛び散るのを見るのよ。▼~
ピエリたちならきっと、百発百中なの!▼~
:[ゾフィー]|もちろんよ!~
楽しみにしてるわ、母さん!▼~
**ミドリコ [#fakoplkw5]
:[ピエリ]|お祭りを邪魔する賊は嫌いなの!~
全員、ぶっ殺してあげるのよ!▼~
:[ミドリコ]|お母さん!~
そんならんぼうな言葉づかいはダメよ!▼~
お母さんはおとななんだから!~
ちゃんとした言葉をつかわなきゃ!▼~
:[ピエリ]|そ、そうなの?~
ピエリはちゃんとしてるのよ?▼~
:[ミドリコ]|ううん。~
ぜんぜん、ちゃんとしてないわ。▼~
たとえば、さっきの場合なら…~
ぶっ殺して差し上げますわ、だもの!▼~
:[ピエリ]|…………▼~
でもでも、どんな言い方でも~
ぶっ殺すことに変わりはないの!▼~
だから、~
言葉使いなんて関係ないのよ!▼~
:[ミドリコ]|やだやだやだ!▼~
お母さんはミドリコのお母さんでしょ?~
だから、きちんとしてほしいの!▼~
かっこいい言葉づかいの~
お母さんがいいのーっ!▼~
:[ピエリ]|…うう。~
ミドリコのわがままには敵わないの。▼~
…そこまで言うなら、~
ちゃんとしなきゃなのね。▼~
わかったの。~
言葉使い、少し気をつけるの。▼~
:[ミドリコ]|ありがとう、お母さん!▼~
:[ピエリ]|じゃあ早速練習なの。▼~
賊を…~
ぶっ殺して差し上げます…なの。▼~
:[ミドリコ]|すごいすごい!~
そのちょうしだわ、お母さん!▼~
:[ピエリ]|切り刻んで差し上げて…~
刺して刺しまくって差し上げます…なの。▼~
:[ミドリコ]|…ん?▼~
:[ピエリ]|刻んで差して引きちぎって~
バラバラにして刺し上げますなのーっ!▼~
:[ミドリコ]|ままままってお母さん!~
物騒! こんどは物騒よ!▼~
:[ピエリ]|えええ~?~
言葉使いって難しいのね…▼~
でも、できるだけ頑張るの。▼~
だって、ピエリは…~
ミドリコのお母さんだから!▼~
:[ミドリコ]|ミドリコのために努力してくれるのね…~
ありがとう!▼~
そうだ。ミドリコもお母さんのために~
努力したことがあるのよ。▼~
:[ピエリ]|え? なんなの?▼~
:[ミドリコ]|お菓子づくり!▼~
お母さんみたいなお菓子を作りたくて~
ひそかにとっくんしてたの。▼~
いまはお薬も、お菓子づくりも、~
えいってやったらあっというまよ。▼~
:[ピエリ]|すごいすごーいの!~
さすがピエリの子なの!▼~
今度ミドリコの作ったお菓子食べたいの!~
スズカゼもきっと喜ぶのよ。▼~
お父さんとお母さんの二人で、~
いっぱいいっぱいほめて差し上げますなの!▼~
:[ミドリコ]|わーい! ミドリコがんばるよ。~
楽しみにしててね、お母さん!▼~
**キヌ [#gtfer3e82w]
:[ピエリ]|ふえーーーーーーーーーん!~
なのーーーーーーーーーーーーーっ!!▼~
:[キヌ]|どうしたの、母さん!?~
賊にやられたの!?▼~
:[ピエリ]|違うの…~
虫なの…イモムシなの…▼~
:[キヌ]|イモムシ?▼~
:[ピエリ]|そうなの…イモムシが頭についたの…~
だから、取ってほしいのよ…▼~
:[キヌ]|なんだ…そんなことか…~
はい、取ったよ!▼~
:[ピエリ]|ありがとうなの!▼~
:[キヌ]|母さん…~
こんなイモムシが怖いの?▼~
:[ピエリ]|怖いんじゃなくて、虫が気持ち悪いの…~
だから昔はよく、えいって殺していたのよ…▼~
でも、もう虫は殺さないでって…~
ニシキに言われたの。▼~
そのひと言でピエリは成長して、~
それからは殺さずに見逃してあげてるのよ。▼~
:[キヌ]|へえー、そんなことがあったんだねっ!▼~
じゃあ母さん、今度は父さんじゃなくて、~
アタシのひと言で成長してみない?▼~
:[ピエリ]|えっ?~
どういうことなの?▼~
:[キヌ]|このイモムシくんを手に乗せて、母さん自らの~
手で安全なところに逃がしてあげるの。▼~
:[ピエリ]|そ、そんな成長…~
する必要ないと思うの…▼~
:[キヌ]|アタシね、妖狐になって母さんを背中に乗せて、~
親子三人で山の中を駆け回るのが夢なんだ。▼~
:[ピエリ]|…その夢、楽しそうなの。▼~
:[キヌ]|でも母さんが虫嫌いのままじゃ無理だよ。▼~
:[ピエリ]|うう。▼~
:[キヌ]|がんばってみようよ。母さん!▼~
:[ピエリ]|…わ、わかったの…▼~
…………▼~
はい、なの!!!!~
手に、乗せたの!!!!!▼~
:[キヌ]|すごいよ! いいよ、いいよーっ!~
その調子だよっ、母さんっ!▼~
:[ピエリ]|意外と気持ち悪くないの…~
柔らかくて、かわいらしいのよ…▼~
:[キヌ]|そうだよ。みんなアタシたちと同じ命なんだ。~
姿形が違うだけでね!▼~
:[ピエリ]|はい、なの!~
ここなら安全だと思うのよ!▼~
さよならなのっ!~
きれいなチョウチョになるのよ!▼~
:[キヌ]|母さん、よくできたねっ!~
アタシは母さんの成長を今はっきり見たよ!▼~
:[ピエリ]|ありがとうなの…~
でも、変な話なの。▼~
ピエリは親なのに、子どものあなたに~
成長を見守ってもらっちゃったのよ。▼~
なんか恥ずかしいから、今日のお祭りのお金は~
みんなピエリが払うの。▼~
好きなもの、たくさん食べていいのよ!▼~
:[キヌ]|やったーーーーーーーーーーーーっ!~
焼き鳥いっぱい食べていい!?▼~
:[ピエリ]|もちろんなのっ!▼~
いっぱい大きくなって、~
たくさん体力つけて欲しいの!!▼~
そして、親子三人で山の中を駆け回るのっ!▼~
:[キヌ]|わーい!! 楽しみーーーっ!!~
あたしモリモリ食べちゃうよー!▼~
**ヒサメ [#v0874989]
:[ピエリ]|ヒサメ、こんなことろにいたのね。▼~
:[ヒサメ]|母さん、どうしたんですか?▼~
:[ピエリ]|ヒサメはこれからピエリと一緒に、~
屋台を見てまわるの!▼~
:[ヒサメ]|屋台を見てまわる?~
どういうことですか?▼~
ああ、なるほど。~
屋台に潜む賊を探し出すのですね…▼~
:[ピエリ]|違うのよ。▼~
ピエリ、誰もいない隙に、~
屋台でたくさん買い物したいの。▼~
リンゴ飴も、たこ焼きも、焼きそばも~
おもちゃも、金魚すくいも、みんなやるの!▼~
もちろんお金はちゃんと払うの。~
店先にお手紙と一緒に置いておくのよ。▼~
:[ヒサメ]|ちょ、ちょっと待ってください…▼~
私は母さんの自由奔放な姿は好きです。▼~
ですが今の話には、~
見過ごせない問題点があります。▼~
:[ピエリ]|なんなの?~
親子で楽しんじゃいけないの?▼~
:[ヒサメ]|そうではありませんが、今は戦闘中です。~
買い物をしている場合ではありません。▼~
まずは賊を倒しましょう。~
そのあとで、一緒に屋台をまわりますよ。▼~
荷物持ちでもなんでもしますから。▼~
:[ピエリ]|そんなのいやなの!~
ピエリは今すぐお祭りを楽しみたいの!▼~
ふ…~
ふ…ふ…▼~
ふえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん~
なのーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!▼~
:[ヒサメ]|わーっ!母さん! 母さん!~
わかりました!▼~
じゃあ、こうしましょう!~
賊を倒すまで我慢してくれたら…▼~
今日こそリボンをつけます!~
それでどうですか!?▼~
:[ピエリ]|…え?▼~
:[ヒサメ]|母さんがくれた、~
ヒラヒラのついた真っ赤なリボンです!▼~
それを頭に巻いて、屋台をまわります!▼~
:[ピエリ]|…ほんとなの?▼~
:[ヒサメ]|うん、本当なの!~
約束なの!▼~
…いや、違う違う!~
感情が高ぶって、つい母さんの口調に…▼~
:[ピエリ]|…………▼~
わかったの。~
ヒサメ…ありがとうなの。▼~
お母さん想いの子に育ってくれて~
ピエリとっても嬉しいのよ。▼~
…そうよね、ピエリはお母さんだもの。~
お買い物は戦闘が終わるまで我慢するの。▼~
:[ヒサメ]|よかった…▼~
:[ピエリ]|そうと決まれば賊を倒すの。~
一瞬で皆殺しにしてやるのよっ!▼~
ヒサメのことも、~
絶対にピエリが守るのよ!▼~
:[ヒサメ]|…父さん。父さんは恥ずかしがって~
母さんに返したリボンは…▼~
結局、私がつけることになりそうです。▼~
…ああ…~
想像するだけで恥ずかしい…▼~
**ジークベルト [#agauopjis]
:[ジークベルト]|母上、申し訳ないが~
ここは私に任せてくれないか?▼~
:[ピエリ]|え?~
どうしてなの?▼~
:[ジークベルト]|新しい戦術を試してみたくてね。~
だから、母上は下がっていて欲しい。▼~
:[ピエリ]|そんなのずるいの!~
ピエリだって戦いたいのよ!▼~
:[ジークベルト]|し、しかし…▼~
:[ピエリ]|ピエリ、わかってるの。~
本当は新しい戦術なんてないの…▼~
:[ジークベルト]|え…▼~
:[ピエリ]|ピエリが戦いで怪我しないようにするために、~
ジークベルトはウソついてるの。▼~
:[ジークベルト]|ぎくっ。▼~
:[ピエリ]|ピエリはジークベルトのお母さんなの。~
そんなのお見通しなのよ。▼~
:[ジークベルト]|ははは…~
さすが母上だね。敵わないよ。▼~
:[ピエリ]|えっへん!~
もっと褒めてくれてもいいのよ?▼~
でも、ジークベルト。~
ピエリだってあなたを守りたいのよ。▼~
その気持ちは尊重して欲しいの。~
一人で戦わないで欲しいのよ…▼~
:[ジークベルト]|母上…~
…わかったよ。▼~
:[ピエリ]|ありがとうなの!~
ジークベルトは本当に優しいの。▼~
こんなにお皿が大きい子に育ってくれて、~
感激してるのよ。▼~
:[ジークベルト]|お皿が…大きい?▼~
:[ピエリ]|あれ? 違ったの?~
食器が大きいだったかもしれないの。▼~
マークス様が昔、~
ピエリに言ってくれたの。▼~
ピエリはお皿が底知れぬ深さだから~
臣下にしたって!▼~
:[ジークベルト]|それはもしかして…器じゃないかい?▼~
:[ピエリ]|そうなの!~
器なの!▼~
器が大きい子に育ってくれて、~
ピエリはとっても嬉しいの…!▼~
:[ジークベルト]|ははは。~
ありがとう、母上。▼~
でも、まだまだ~
父上や母上には遠く及ばないよ。▼~
だから、これからも~
二人の姿を見て勉強させてくれるかい?▼~
:[ピエリ]|うん!~
もちろんなの!▼~
ピエリもお母さんとして、~
一緒に頑張るのよ。▼~
:[ジークベルト]|うん。~
よろしく頼むよ、母上。▼~
**フォレオ [#p9e398f7]
:[フォレオ]|まさか賊が襲撃してくるなんて。~
残念です。▼~
今日はお母様と一緒に~
お祭りで遊ぶ予定だったのに…▼~
:[ピエリ]|フォレオ、大丈夫なのよ。~
賊を全員、殺しちゃえばいいだけなの。▼~
予定とはちょっと違うけど、~
血祭りでフォレオと遊ぶのよ。▼~
:[フォレオ]|お母様…~
お祭りと血祭りは全然、違う気がします。▼~
:[ピエリ]|そうなの?~
どっちも楽しいのは一緒なの。▼~
:[フォレオ]|うふふ。お母様はなんでも前向きに~
楽しむことができていいですね。▼~
でも僕はその…~
血がとても苦手なので…▼~
飛び散るのとかはちょっと…~
やめてくださいね…▼~
:[ピエリ]|あ…そうだったの。~
ごめんなさいなの、フォレオ。▼~
じゃあピエリ、なるべくフォレオの~
見えないところで血祭りするの!▼~
:[フォレオ]|ありがとうございます。▼~
自分でも情けない弱点だと思うんですが… ~
どうしてもなれないんですよね…▼~
お洋服につくととれにくいですし…▼~
:[ピエリ]|!! もしフォレオが作ってくれた~
お洋服に血がついたら大変なの!▼~
そうなったら血をつけた奴を~
バラバラににして…▼~
:[フォレオ]|…もっと血まみれになってしまいますね。▼~
:[ピエリ]|…………▼~
ぶえーーーーーーーーーん!!~
それは嫌なのーーーーーっ!!▼~
:[フォレオ]|お、お母様!泣き止んでください!~
折角のお化粧が崩れています!!▼~
大丈夫ですよ。そうなったらまた~
新しいお洋服を作りますから。▼~
血祭りをしても目立たないような、~
真っ赤なワンピースなんて如何でしょう?▼~
:[ピエリ]|真っ赤なワンピース?~
素敵!素敵なの!▼~
:[フォレオ]|じゃあ真っ赤な布地をえいってして、~
バラバラに切り裂いて作っちゃいますね。▼~
ひらひら飛び散って、~
きっとすごく綺麗だと思います。▼~
:[ピエリ]|ん? フォレオ…~
赤いのが飛び散るのは苦手じゃないの?▼~
:[フォレオ]|布地は別ですよ。~
切り裂いたり針で突き刺したり…▼~
刃を入れたときの感触も大好きです。~
えいってやるとズシャって感じで。▼~
:[ピエリ]|あはは、~
その気持ちはわかるの。▼~
そういうところはピエリに似たの。~
なんだかとってもうれしいの!▼~
ピエリ、フォレオの作るお洋服が~
世界で一番大好きなの。▼~
だから…楽しみにしてるのよ。~
いつもありがとうなの、フォレオ。▼~
:[フォレオ]|こちらこそ。僕の服を世界一だと…~
そう言ってくださる言葉がどれだけ嬉しいか。▼~
これからもずっと、~
お母様のお洋服を作らせてくださいね。▼~
**イグニス [#gjuafuioahewi]
:[イグニス]|母さん、下がってろ…~
賊は俺が何とかするから…▼~
:[ピエリ]|…………▼~
:[イグニス]|…どうした?~
なぜ、俺の顔をじっと見ている?▼~
:[ピエリ]|なんでイグニスってそんなに優しいの?▼~
:[イグニス]|…さあな。▼~
:[ピエリ]|絶対おかしいの!~
だって、ピエリはそんなに優しくないの!▼~
イグニスが本当にピエリの子なら~
もっとわがままな子に決まってるの!▼~
:[イグニス]|ふっ…~
なら、俺は父さんに似たのかもな…▼~
:[ピエリ]|いやなの!~
それはずるいの!▼~
イグニスはピエリの子なの!~
だから、ピエリに似て欲しいの!▼~
:[イグニス]|確かにわがままだな…▼~
:[ピエリ]|イグニス、今すぐピエリに似てなの!~
じゃないと泣いちゃうの!▼~
:[イグニス]|落ち着け…~
母さん…▼~
母さんに似ているところも…~
ちゃんとある…▼~
:[ピエリ]|本当なの!?~
じゃあ、今すぐ教えてなの!▼~
:[イグニス]|…母さんの手料理が食べたい。▼~
:[ピエリ]|…え?▼~
:[イグニス]|今すぐ用意してくれたら教えてやる…~
交換条件だ…▼~
:[ピエリ]|い、今すぐなんて無理なの!~
材料だって揃ってないの!▼~
:[イグニス]|じゃあ、教えない…~
俺は今すぐ食べたいんだ…▼~
:[ピエリ]|もう!わがまま言わないでなの!~
料理なら後で作ってあげるの!▼~
…あれ?▼~
でも、今のわがままな感じって…~
ピエリに似てたかもしれないの!▼~
やっぱりイグニスはピエリの子どもなの!~
ピエリとそっくりなの!▼~
:[イグニス]|ふっ…~
納得してくれたようだな…▼~
:[ピエリ]|イグニスとピエリは似たもの親子なの!~
ピエリ、とっても嬉しいの!▼~
:[イグニス]|まったく…~
困った母さんだ…▼~
**ベロア [#mkvudshuoa]
:[ピエリ]|もう!~
ピエリはベロアと遊びたかったの!▼~
それを邪魔した賊は~
絶対、皆殺しにするの!▼~
:[ベロア]|はい、ママ。▼~
ゴミクズみたいな人たちは~
一緒にお掃除しちゃいましょう…▼~
!!~
……くんくん。▼~
:[ピエリ]|……ん? どうしたの?▼~
:[ベロア]|ママ。~
あれすごくいい匂いです…▼~
:[ピエリ]|あれはお好み焼きなの。~
とってもおいしいのよ。▼~
:[ベロア]|ママ…~
あれ、作れますか?▼~
:[ピエリ]|もちろんなの!~
簡単に作れるの!▼~
でも、食べたいのなら~
後で買ってあげるのよ?▼~
:[ベロア]|ありがとうございます。~
ママ。▼~
でも、できれば~
ママの手作りがいいです…▼~
ママの料理は世界で一番、~
おいしいですから…▼~
:[ピエリ]|ふふふ。ベロアったら、~
嬉しいこと言ってくれるの。▼~
じゃあ、腕によりをかけて作っちゃうのよ。▼~
そうだ、ベロアも一緒に作るの。~
ピエリが作り方を教えてあげるのよ。▼~
:[ベロア]|一緒にですか?▼~
:[ピエリ]|今までは一緒に料理する機会は~
あんまりなかったけど、▼~
これからは、もっとベロアと~
一緒にいる時間を作りたいの。▼~
ピエリが教えてあげられることは~
全部、ベロアに教えてあげたいのよ。▼~
:[ベロア]|ママ……▼~
はい。~
わたしに料理、教えてください。▼~
:[ピエリ]|もちろんなの。~
きっとすぐに上達するの。▼~
だって、ベロアはピエリの娘だもの!▼~
:[ベロア]|はい、ママ。▼~
わたしは大好きなママの娘ですから…~
あ、そうだ。▼~
:[ピエリ]|どうしたの?▼~
:[ベロア]|どうせならお料理のほかに、~
狩りの技術も教えてください…▼~
ママの戦い方、とってもステキです…▼~
ママが戦うと、真っ赤なものが飛び散って、~
キラキラしてとっても綺麗…▼~
わたしもあんな風に綺麗になりたいです…▼~
:[ピエリ]|わかったの。~
ピエリ、狩りの技術も教えちゃうのよ。▼~
いっぱい褒めてくれて、~
ママはとっても嬉しいの。▼~
狩りも料理も、~
どっちも楽しく一緒にやっちゃうの!▼~
:[ベロア]|ありがとうございます、ママ。~
わたし、すごく楽しみです。▼~
**ルッツ [#mnoidsjau]
:[ピエリ]|あ、ルッツ!▼~
:[ルッツ]|お母さん!▼~
:[ピエリ]|よしよし、ルッツ。~
元気に戦ってて偉い子なの。▼~
その調子でお祭りを台無しにした賊を~
みーんな殺しちゃうの!▼~
全員、血祭りにしてやるのよ!▼~
:[ルッツ]|うん、僕も基本的には賛成だよ!▼~
:[ピエリ]|なんなの、ルッツ?~
基本的には、ってどういうことなの?▼~
:[ルッツ]|賊を倒すのには賛成だよ。▼~
でも、お母さんの言い方はなんとなく…~
正義の味方っぽくない!▼~
:[ピエリ]|ひどいの、ルッツ!~
そんなこと言われたら悲しいのなの!▼~
:[ルッツ]|ご、ごめんなさい!~
でも、なんか物騒な言い方だから…▼~
:[ピエリ]|じゃあ、なんて言えばいいの?▼~
どういう言い方なら~
正義の味方っぽく聞こえるの?▼~
:[ルッツ]|賊を全員…成敗してやる!~
とかかな?▼~
:[ピエリ]|でも、やることは一緒なの!~
結局、刺したり斬ったりしちゃうのよ?▼~
:[ルッツ]|う、うーん…▼~
:[ピエリ]|…でも、わかったの。~
今回はちょっと言い方を変えてみるの。▼~
ピエリはルッツに…~
正義の味方だと思われたいもの。▼~
:[ルッツ]|お母さん…!▼~
:[ピエリ]|よーし…~
賊の人たち、よく聞くの!▼~
今からこの正義のヒーロー~
ピエリが…あなたたちを成敗してやるのよ!▼~
:[ルッツ]|うんうん!~
正義の味方っぽいよ、お母さん!▼~
:[ピエリ]|刺してひねって叩いてきざんで…~
成敗してやるのなの!▼~
成敗!成敗!~
全員、血祭りにしてやるのよ!▼~
祭りの会場を赤く染めてやるの!~
赤は正義の赤なのよ!!▼~
:[ルッツ]|…………▼~
:[ピエリ]|どうどう?~
ピエリ、上手くできたと思うの!▼~
:[ルッツ]|…う、うん!▼~
ありがとう、お母さん!~
その気持ちだけでも十分だよ!▼~
:[ピエリ]|??▼~
**オフェリア [#vjfjjfais5]
:[オフェリア]|ブルブル…ブルブルブル…▼~
忌まわしき心よ、鎮まって…~
お願い! 鎮まって!!▼~
くっ…~
こうなったらあれを唱えるしかないわね。▼~
自らを抑制する新呪文…~
コンソール・バガンデッド!▼~
…………▼~
…ふぅ。~
ちょっとは楽になったかも。▼~
:[ピエリ]|オフェリア、どうしたの?~
すごく苦しそうな顔なのよ。▼~
:[オフェリア]|母さん…▼~
…最近、自分がよくわからなくて…▼~
思い通りに行かないことがあると、~
この世の人を皆殺しにしたくなるの…▼~
:[ピエリ]|えっ?▼~
:[オフェリア]|恐ろしいでしょ?▼~
今ちょうどそんな気分になっちゃったから、~
自分を抑制する呪文を唱えていたところよ。▼~
:[ピエリ]|へえ、それは素敵な呪文なの。~
でもその気持ちってもしかして…▼~
:[オフェリア]|あーイライラしちゃうよう。~
今日はせっかくのお祭りなのに…▼~
屋台のお団子を買って、~
母さんと食べたかったのに…▼~
それを賊の奴らが台なしにして…▼~
ブルブル…ブルブルブル…▼~
ああっ!~
また賊を皆殺しにしたくなってきた!▼~
:[ピエリ]|だ、だめなのオフェリア!~
ちょっと落ち着くのよ!▼~
そ…それきっと、ピエリなの。~
ピエリの血のせいなのよ!!▼~
:[オフェリア]|えっ? そ、そうなの?▼~
:[ピエリ]|ピエリはね、イライラすると、~
無性に誰かをえいってしたくなるの。▼~
綺麗な赤い血が飛び散るのを見ると~
気分が落ち着くのよ。▼~
だからピエリ、あなたの気持ちが~
とてもよくわかるの。▼~
:[オフェリア]|た、確かに私がこうなった時、~
赤いものをみると落ち着くわ…▼~
だから私、この赤い聖石▼~
<ブラッディ・ファイアオパール>を~
常に持ち歩いているのよ。▼~
なるほど、これは母さんの血だったなんて…~
母さんから引き継がれし力だったなんて…▼~
:[ピエリ]|オフェリア、~
また苦しそうな顔してるの。▼~
ごめんなさいなの…~
そんなもの受け継いだら迷惑なの…▼~
:[オフェリア]|そんな! そんなことないよ!~
謝る必要なんかぜんぜんない!▼~
私はいまこの体を巡る血の神秘に~
打ち震えていたところだよ!!▼~
:[ピエリ]|そ、そうなの?▼~
:[オフェリア]|うん。▼~
そりゃあちょっと物騒な血だけど、~
呪文で抑えれば実害もないだろうし…▼~
それよりも、母さんに似て、私はうれしいわ。▼~
:[ピエリ]|オフェリア…!▼~
ありがとうなの。~
ピエリもうれしいの。▼~
だってあなたはいろんなところが~
オーディンそっくりだったから…▼~
ピエリに似ているところが見つかって、~
うれしいのよ。▼~
:[オフェリア]|でも、どうせだったら、~
母さんの目の色も受け継ぎたかったな。▼~
:[ピエリ]|目の色なの?▼~
:[オフェリア]|うん! だって母さんの目、~
左右で色が違うんだもの!▼~
とってもとってもかっこいいわ!!▼~
そんな人はそうそういない…~
選ばれし者って感じがするもの!▼~
:[ピエリ]|だったらこれからは、~
ピエリとたくさん一緒に過ごすの。▼~
そうしたら、あなたの目の色も~
少しずつ変わっていくかもしれないの。▼~
:[オフェリア]|わあ、それほんとなの!?~
想像しただけで、乙女心が躍動するの!▼~
:[ピエリ]|あはは、~
さっそくしゃべり方が同じになってきたの。▼~
これなら目の色が変わる日も~
近いかもしれないのよ。▼~
さ、まずは賊を倒すの。~
一緒に過ごすのはそのあとなの!▼~
:[オフェリア]|うん! 宵闇のオフェリア、~
オッドアイを夢見てきらめくのよ!▼~
**ソレイユ [#gfq3qfiwaj]
:[ソレイユ]|はー…▼~
:[ピエリ]|あれー? ソレイユ。~
ため息なんかついて、どうしたの?▼~
:[ソレイユ]|ああ、母さん。▼~
実はさっきそこの屋台で、~
かわいい女の子たちを口説いてたんだ。▼~
でも、せっかくうまくいきそうだったのに、~
賊が来たせいで台無しになっちゃって。▼~
あーあ、くやしいな…▼~
:[ピエリ]|そうなの…~
ソレイユ、かわいそうなの…▼~
:[ソレイユ]|うう…それもこれも全部賊のせいだよ、~
あーイライラする!▼~
今すぐ賊をえいってやっちゃいたい!▼~
そうじゃなかったら~
他の誰でもいいから…!▼~
:[ピエリ]|だ、だめなのよ、ソレイユ!▼~
:[ソレイユ]|え…?▼~
:[ピエリ]|ダメなの…悪い人以外には、~
えいってやっちゃダメなのよ。▼~
殺された人にも家族がいるの…▼~
その人が死んじゃったらきっと、~
誰かが悲しい思いをするの。▼~
:[ソレイユ]|か、母さん?~
うん、わかってる。▼~
今のはちょっと勢いで言ってみただけというか~
なんというか…▼~
:[ピエリ]|いやなの。~
冗談でもダメなの…▼~
ソレイユには、~
ピエリみたいになってほしくないの。▼~
:[ソレイユ]|母さん…?▼~
:[ピエリ]|うう…ごめんなさいなの。▼~
ソレイユはちょっとだけ、~
ピエリの性格に似ちゃったの。▼~
でもピエリと違ってソレイユには、~
怒ってくれる大人がいるの。▼~
ダメだよって言ってくれる人がいるの。▼~
だから今ちゃんと、~
殺したい気持ちを抑えられるようにしてほしいのよ。▼~
:[ソレイユ]|うん…わかった。▼~
じゃあ、どうしたら効果的かな。~
イライラしてどうしようもない時って…▼~
:[ピエリ]|深呼吸するの。~
お花畑のことを考えるの。▼~
そうしたらちょっとはおさまるのよ。▼~
:[ソレイユ]|ええと…深呼吸ね。~
すーはー、すーはー。▼~
…………▼~
:[ピエリ]|…………▼~
:[ソレイユ]|ありがとう! もう大丈夫だよ!▼~
:[ピエリ]|良かったの。▼~
ピエリもまだ全部上手くはできないけど…~
むやみに殺すのはガマンしてるの。▼~
ラズワルドにそう教えてもらってから~
気をつけるようにしてるのよ。▼~
:[ソレイユ]|いやー、ごめんね母さん。~
あたしちょっと気が立ってたみたい。▼~
でももう平気だから。~
母さんが悲しむことは、もう絶対にしない。▼~
:[ピエリ]|うん!~
ソレイユ、いい子いい子なの。▼~
そうだ。ご褒美に、おうちに帰ったら~
美味しい手料理を作ってあげるのよ!▼~
美味しいものを食べたら~
もっとイライラがおさまるの!▼~
:[ソレイユ]|わーい!~
あたし、母さんの料理大好き!▼~
でも母さんにばっかり働かせたくないから、~
あたしもお手伝いするね。▼~
母さんの白魚のような手に~
傷がついたら大変だもん。▼~
:[ピエリ]|んもう、ソレイユったら。~
お母さんをバカにしちゃいけませんよ。▼~
:[ソレイユ]|え? あはは、母さんのしゃべり方、~
たまに大人っぽくなるよね。▼~
:[ピエリ]|変だった?▼~
:[ソレイユ]|ううん、すっごく可愛い!▼~
:[ピエリ]|そう…でもちょっと恥ずかしいの。~
いつものピエリじゃないみたい。▼~
:[ソレイユ]|ほらほら、、恥ずかしがることなんてないよ。(...
あたしはどんな母さんも大好きだから!▼~
いつもの話し方も、~
今の話し方も…▼~
ちょっと子どもっぽいけど可愛いとこも、~
強くて優しくて料理上手なとこも、▼~
あたしはぜーんぶ大好き!▼~
:[ピエリ]|ソレイユ…▼~
:[ソレイユ]|絶対に遠くに行かないでね。~
大好きな母さん…▼~
ずっとずっと、あたしと一緒にいてね。▼~
:[ピエリ]|もちろんよ。▼~
私はとっても強いから…~
潰れたトマトにはならないわ。▼~
ずっとずーっと、~
ソレイユのそばにいる。▼~
約束ね。▼~
:[ソレイユ]|うん、母さん!▼~
**エポニーヌ [#a286e4f6]
:[ピエリ]|エポニーヌ、さっきの空想の続きをするの。~
ピエリ楽しくなってきちゃったのよ。▼~
:[エポニーヌ]|え、ほんと?~
仲間ができたみたいでうれしいわ。▼~
…えっと、さっきの話ってアレよね。~
屋台の男たちの話よね。▼~
…二人は本当は両想い。でも互いの気持ちを~
確認できずにいるという状態ね。▼~
で、筋肉質な男が思い切って~
高嶺の花の美男をこのお祭りに呼び出した、と…▼~
:[ピエリ]|うん。二人は神社の境内に座って、~
焼き鳥を食べるのよ。▼~
そしたら突然、~
片方の動きが止まるの。▼~
:[エポニーヌ]|あら、母さんも参戦するのね。~
で、どうなるの?▼~
:[ピエリ]|筋肉男は美男を見つめて…▼~
「えい」ってやるの!▼~
:[エポニーヌ]|「えい」って?▼~
詳細が知りたいわね。~
内容次第ではかなりの興奮剤になるわ。▼~
:[ピエリ]|ううん、細かい話はないの。~
「えい」は「えい」なの。▼~
:[エポニーヌ]|ふーん…隠語ってワケ?~
母さん、意外と上級者じゃない。▼~
:[ピエリ]|でね、細マッチョに「えい」ってされて、~
インテリは「うっ」ってなるの。▼~
:[エポニーヌ]|イイじゃない…イイじゃない…▼~
そして美男は起き上がり、静かに言うのよね。~
「ずっと、こうなりたかった」って…▼~
:[ピエリ]|え? 違うのよ? 美男はさっき~
「うっ」だったから、もう生きてないのよ。▼~
:[エポニーヌ]|…え?~
どういうこと?▼~
:[ピエリ]|筋肉男は「えい」って言って、~
美男の心臓に焼き鳥の串を刺したの。▼~
だから「うっ」ってなって~
死んじゃったのよ。▼~
きっと美男は恨まれるようなことを~
やっちゃったのね!▼~
:[エポニーヌ]|ちょっと待って!~
ちょっと待って!▼~
かわいそうすぎるわ!~
そんなのってないわよ!▼~
…で、でも…▼~
それはそれでイイような気もするのは、~
母さんの血なの?▼~
あーダメ、~
頭がこんがらがってきた!▼~
ダメよ、エポニーヌ!~
そっちは母さんのダークワールド!▼~
踏み込んだらいけない世界なのよっ!!▼~
:[ピエリ]|何を言ってるの?▼~
エポニーヌの世界こそ、普通の人は~
踏み込んじゃダメな世界だと思うのよ。▼~
:[エポニーヌ]|…ぐ…ぐうの音も出ないわ…~
母さん、なかなか鋭いじゃない…▼~
ああ、そんなのんきなこと~
言ってる場合じゃないわ…▼~
母さんのダークワールドを~
頭から追い払わないとっ!▼~
あたし、戦闘に戻るわね。▼~
賊を「えい」ってして、「うっ」てさせて、~
頭をスッキリさせてくる!▼~
:[ピエリ]|うふふ、それがいいのよ。~
行ってらっしゃいなの、エポニーヌ!▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#oefb3eb1]
#comment
ページ名:
[広告]
Amazon.co.jp