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会話集/章別会話/異伝 絆の白夜祭親子会話/ジークベルト
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*ジークベルトの親子会話 [#d173a598]
#contents
**マークス [#sdhb677774a]
:[マークス]|民が楽しみにしていた祭りを潰すとは…~
賊め、絶対に許さぬぞ。▼~
:[ジークベルト]|そうですね、父上。~
早く賊を成敗し、お祭りを再開させましょう。▼~
:[マークス]|…むっ。~
ジークベルト、輪投げの出店があるぞ。▼~
祭りが再開されたら、~
あれで勝負でもしてみるか。▼~
:[ジークベルト]|…………▼~
:[マークス]|どうした?~
輪投げは嫌いか?▼~
:[ジークベルト]|いいえ、父上が輪投げに興味を持たれるのが~
意外だなと思いまして。▼~
ですが例え勝負をしても…~
私が父上に勝てるはずがありません…▼~
父上は華麗に輪投げをされるでしょう。~
そして私は民たちからその腕前と比較され…▼~
:[マークス]|…ただの輪投げだぞ。~
そう深刻に考えるな。▼~
:[ジークベルト]|ははは…確かにそうでしたね。~
申し訳ありません。▼~
父上がせっかく~
私を遊びに誘ってくださったのに。▼~
:[マークス]|そう硬くなるな。~
今日はせっかくの祭りなのだぞ?▼~
もっと…~
なんというか…その…▼~
今日くらいは普通の父子のように~
過ごそうではないか。▼~
:[ジークベルト]|普通の父子ですか?~
それはどのような…▼~
:[マークス]|そうだな…~
た、たとえばだが…▼~
今日だけは私のことを…~
パパと呼ぶとか…▼~
:[ジークベルト]|父上を!?~
パパ…ですか…!?▼~
:[マークス]|た、たとえばの話だ。~
たとえばの。▼~
お前はいつも~
私に対して少し委縮しているからな。▼~
今日のような、~
親子水入らずで過ごせる時間くらいは…▼~
そういう距離感で過ごしても~
良いのではないか、と思ってな。▼~
:[ジークベルト]|…………▼~
:[マークス]|どうだ、ジークベルト?▼~
:[ジークベルト]|…パパ上。▼~
:[マークス]|パパ上!?▼~
:[ジークベルト]|はい。パパ上のお気持ち、~
しっかりと受け止めました。▼~
だから、今日だけは…~
父上のことはパパ上とお呼びします!▼~
:[マークス]|ふっ。~
まぁ、その呼び方でもかまわん。▼~
大事なのは一緒に~
どのような時間を過ごすか、だからな。▼~
祭りが再開したら、~
今日はとことん楽しむとしよう。▼~
:[ジークベルト]|ありがとうございます!~
パパ上!▼~
**マイユニット [#ed7376da]
#region(マイユニット女性・私)
:[カムイ]|今日はせっかくのお祭りなのに…~
こんなことになってしまって残念です。▼~
:[ジークベルト]|そうだね、母上。~
私も同感だよ。▼~
楽しみにしていたのは私たちだけではない。~
多くの民もこの祭りを心待ちにしていたはずだ。▼~
だからこそ、私たちが頑張らないと。~
早く祭りを再開できるようにね。▼~
:[カムイ]|はい。~
その通りですね、ジークベルト。▼~
…ふふふ。▼~
:[ジークベルト]|なんだい、母上?~
どうして笑うんだ?▼~
:[カムイ]|少し嬉しくなってしまって。▼~
ジークベルトの民を案ずる姿が、~
マークスさんと重なって。▼~
:[ジークベルト]|父上と私の姿が…?~
いや、私なんか父上に比べればまだまだ…▼~
:[カムイ]|いえ、そんなことありませんよ。~
あなたは立派に成長してくれています。▼~
:[ジークベルト]|そ、そうかな…~
自分ではよくわからないが…▼~
:[カムイ]|大丈夫です。~
母親の私が保証します。▼~
:[ジークベルト]|ありがとう、母上。▼~
…そうだ、父上の話で思い出した。~
私は母上に聞きたかったことがあるんだ。▼~
:[カムイ]|なんでしょうか?▼~
:[ジークベルト]|その…母上は父上のどこに~
魅力を感じたんだい?▼~
:[カムイ]|ええっ!?~
ど、どうしてそんなことを聞くのですか?▼~
:[ジークベルト]|父上は私の理想とする人物だからね。~
いいところは全て吸収したい。▼~
母上なら私の知らない父上の魅力を~
知っているかと思ってね。▼~
:[カムイ]|そういうことでしたか…▼~
:[ジークベルト]|うん。だからどうか、~
私のために教えてはくれないか?▼~
:[カムイ]|…わかりました。~
ジークベルトのためになるのなら教えます。▼~
私がマークスさんに惹かれたのは…▼~
迷いを感じることができる…~
そんな人だったからだと思います。▼~
:[ジークベルト]|迷い?~
それが父上の魅力だと言うのかい?▼~
:[カムイ]|はい。王の命を疑わず、迷いなく行動する…~
それもひとつの強さでしょう。▼~
ですが、~
マークスさんは違いました。▼~
納得のいかない命令を受けたときには~
常に迷っていたと思います。▼~
そして、悩みぬいて選んだ道は~
迷いなく貫き通す。▼~
私はマークスさんのそんな姿から~
優しさと強さを感じたのです。▼~
:[ジークベルト]|それは確かに、大切なことだね。~
…なるほど。▼~
様々な要因を想像できるからこそ迷う…~
人を思いやるからこそ迷う。▼~
さすがは父上だね。~
それでこそ王の器だ。▼~
:[カムイ]|そうですね…いつか王になった時、~
暗夜は素晴らしい国になると思います。▼~
:[ジークベルト]|私も見習わないとな…~
だが、父上の立派な姿を見ていると、▼~
まだまだ私は届きそうにないと思えてしまう。~
やはりあの背中は遠いよ…▼~
:[カムイ]|そんなことありませんよ。▼~
ジークベルトにも、~
他者を思いやる心が備わっています。▼~
母親である私が言うんですから、~
間違いありません。▼~
あなたもマークスさんのように優しくて…~
そして、強い男性ですよ。▼~
:[ジークベルト]|…ありがとう、母上。▼~
母上にそう言ってもらえると、~
私は誇らしいよ。▼~
私は父上と母上の子で、~
本当に良かった…▼~
では、その評価に恥じぬよう、~
そろそろ賊の討伐に戻らないと。▼~
民をこれ以上、~
待たせるわけにはいかないからね。▼~
:[カムイ]|さあ、行きましょうジークベルト。~
私もあなたの力になります。▼~
そして、戦いが終わったら~
一緒にお祭りを楽しみましょうね。▼~
:[ジークベルト]|ああ、母上。~
そのためにも、今は共に戦おう。▼~
賊たちよ…覚悟しろ。~
私の心は、決して折れたりしないぞ!▼~
#endregion
**フェリシア [#wba5aaf5]
:[ジークベルト]|…………▼~
:[フェリシア]|ジークベルト?▼~
どこか具合でも悪いのでしょうか?~
なんだか元気がないように見えますけど…▼~
:[ジークベルト]|母上に聞きたいことがあるんだ。▼~
:[フェリシア]|そんな真剣な表情をして…~
何か悩みごとでもあるんですか?▼~
:[ジークベルト]|この間、母上の天幕で…~
たまたま見つけてしまったんだ…▼~
父上の名前が刺繍された…~
め、め、め…メイド服を…▼~
:[フェリシア]|あっ!?~
そ、それはっ!?▼~
:[ジークベルト]|勘違いはしないでくれ。~
私は別に全然、いいと思っている。▼~
他人に迷惑をかけているわけでもないし。~
個人の趣味は尊重されるねきだと思う。▼~
メイド服愛用者だからといって、~
父上のしてきた偉業がなくなるわけでもない。▼~
:[フェリシア]|はわわっ!~
そ、それはそうなんですけど…▼~
:[ジークベルト]|たとえ真実を知ったとしても、~
私は父上をずっと尊敬するよ。▼~
:[フェリシア]|じ、ジークベルトの気持ちはわかりました!▼~
偏見を持たない子に育ってくれて~
私は本当に嬉しいです。▼~
でも、違うんです!~
あれは私が勝手に作ったものなんです!▼~
:[ジークベルト]|母上が?▼~
:[フェリシア]|マークスさんとはメイドの練習を~
一緒にやる機会が何度かあったので…▼~
そのときに、~
着てくれたら可愛いかなって思って…▼~
でもそれだけです。~
普段から着ているわけではないんですよ。▼~
ごめんなさい、驚かせてしまいましたね。▼~
:[ジークベルト]|ははは。~
そういうことだったのか。▼~
あまりに父上のイメージと合わなくて~
混乱してしまってね。▼~
今日は朝食の時に手元がやたらと~
震えてしまったよ。▼~
:[フェリシア]|それでお皿を割りまくっていたのですね。~
私に似てしまったのかと思いました…▼~
:[ジークベルト]|軍の備品を壊してしまったことは~
反省しているが…▼~
それが母上似というのなら、~
喜ばしいことだと思うよ。▼~
:[フェリシア]|ドジな暗夜王子と言われてもいいのですか?▼~
:[ジークベルト]|母上の血なら、誇るべきことだ。▼~
:[フェリシア]|もう…ジークベルトったら。▼~
こんな優しい子に育ってくれて、~
本当に嬉しいです。▼~
でも、辛いことがあったら~
私に言うんですよ。▼~
あまり一人で抱え込まないで。▼~
:[ジークベルト]|わかっているよ、母上。~
ありがとう…▼~
**サクラ [#lfad07b5]
:[ジークベルト]|母上、あまり前線には出ないように。~
戦いは私にまかせてほしい。▼~
:[サクラ]|あ、ありがとうございます。~
ジークベルト。▼~
ですが、~
私もみなさんのお役に立ちたいので…▼~
:[ジークベルト]|…わかった。~
でも、あまり無理はしないように。▼~
母上の身に何かあったら~
私は戦いどころではなくなってしまうからね。▼~
:[サクラ]|ふふふ。~
気をつけますね。▼~
:[ジークベルト]|さあ、賊ども!~
狙うならこの私を狙え!▼~
暗夜王国が王子、~
ジークベルトが相手となろう!▼~
:[サクラ]|ジークベルト…~
とても勇敢な子に育ってくれましたね。▼~
:[ジークベルト]|母上と比べたら~
私の勇敢さなどまだまだ未熟だよ。▼~
:[サクラ]|私と比べたら…ですか?~
でも、私には勇敢さなんて…▼~
:[ジークベルト]|私は母上ほど勇敢な女性は知らないよ。▼~
:[サクラ]|え…▼~
:[ジークベルト]|母上は白夜王国の王女でありながら、~
暗夜王国の王子に嫁いできた。▼~
周囲の反対もあっただろうに…~
母上は自らの意思を貫いた。▼~
そんなこと、~
誰にでもできることではないよ。▼~
母上はとても勇敢な人だ。▼~
:[サクラ]|ジークベルト…▼~
:[ジークベルト]|だから、そんな母上に恥じぬよう、~
私も常に勇敢でありたいと思っている。▼~
:[サクラ]|ありがとうございます、ジークベルト。▼~
私もあなたの母親として恥じぬよう、~
精一杯、がんばっていきますね。▼~
**アクア [#s64b2061]
:[ジークベルト]|母上、的当ての景品に~
可愛らしい人形たちが並んでいるよ。▼~
:[アクア]|あら、本当ね。~
どれも可愛らしいわ。▼~
:[ジークベルト]|ちょうど弓の練習をしたかったんだ。~
お祭りが再開したら、やってみようかな。▼~
母さんの喜びそうなものを狙うから…~
取れたらもらってくれるかい?▼~
:[アクア]|ふふふ。~
もちろんよ、ありがとう。▼~
:[ジークベルト]|礼を言うのは私の方だよ。~
私には、愛らしい人形たちは似合わない。▼~
母さんがもらってくれるのなら~
とても嬉しいよ。▼~
:[アクア]|あなたのその優しさ…~
お父さんにそっくりね。▼~
:[ジークベルト]|…父上に?▼~
:[アクア]|あの人は何度も私を軍議に誘ってくれたの。~
少しでも周囲の人たちと馴染めるように、ね。▼~
:[ジークベルト]|そうだったのか。▼~
:[アクア]|でもね、~
決して私のために、とは言わなかったわ。▼~
あくまで自分のため、軍議のために、~
私の意見が欲しいんだ、って…▼~
ふふふ。~
私は意見なんてほとんど言えなかったのに。▼~
:[ジークベルト]|父上らしいね…▼~
:[アクア]|そんな優しさを~
あなたもしっかりと引き継いでいるわ。▼~
:[ジークベルト]|そ、そんな…~
私なんかまだまだ父上には遠く及ばないよ…▼~
:[アクア]|いいえ。~
そんなことはないわ。▼~
ジークベルト、~
あなたはとても立派に成長してくれた。▼~
私はそのことが本当に嬉しいわ。~
これからもずっと見守っていくからね。▼~
:[ジークベルト]|…ありがとう、母上。▼~
**ヒノカ [#we4556hn4a]
:[ヒノカ]|賊め…~
祭りの日を狙って襲撃してくるとは…▼~
決して許すことはできぬ!~
白夜王国第一王女、ヒノカが相手になるぞ!▼~
:[ジークベルト]|私も共に戦うよ。~
母上の武を間近で学ぶ良い機会だし。▼~
:[ヒノカ]|そうか。~
頼りにしているぞ、ジークベルト。▼~
:[ジークベルト]|…………▼~
:[ヒノカ]|どうした、ジークベルト?▼~
:[ジークベルト]|…迷惑ではないかな?~
私が母上の側にいるのは…▼~
:[ヒノカ]|どういうことだ?▼~
:[ジークベルト]|いや、私が側にいることで…~
余計な気を使わせてしまうのでは…▼~
:[ヒノカ]|ジークベルト…▼~
…お前とは長いこと~
離れ離れで暮らしていた。▼~
だから、私たちが共に過ごせた時間も~
普通の母子よりは短いものだ…▼~
:[ジークベルト]|…………▼~
:[ヒノカ]|それでも私は…~
常にお前のことを思っていた。▼~
:[ジークベルト]|母上…▼~
:[ヒノカ]|だから、さっきのような悲しいことは…~
もう二度と言って欲しくない…▼~
:[ジークベルト]|ごめん…~
母上の気持ちは理解していたのに…▼~
もう二度と迷惑だなんて~
言わないと誓うよ。▼~
:[ヒノカ]|ありがとう、ジークベルト。▼~
私はこれからはできるだけ~
お前と過ごす時間を作りたいと思っている。▼~
:[ジークベルト]|嬉しいよ、母上。▼~
私は母上から学びたいと思っていることが~
まだまだたくさんあるからね。▼~
:[ヒノカ]|ほう。たとえばなんだ?~
私にできることならなんでも教えるつもりだ。▼~
:[ジークベルト]|一番、学びたいと思っているのは…~
人心掌握のすべかな。▼~
:[ヒノカ]|人心掌握?~
それなら私よりも適任な者がいると思うが…▼~
:[ジークベルト]|何を言っているんだ。~
母上以上の適任者などいないよ。▼~
だって、母上は…~
敵国の王子の心を射止めたのだからね。▼~
:[ヒノカ]|!!??▼~
:[ジークベルト]|並大抵の人にできることではない。~
天才的な人心掌握の能力だと思うよ。▼~
:[ヒノカ]|か、からかうんじゃない!▼~
:[ジークベルト]|ははは。からかってなんかいないよ。~
私はいたって真面目だ。▼~
だから、ご指導をよろしくお願いします、母上。▼~
:[ヒノカ]|む、むぅ…▼~
**エルフィ [#vd8f2f13]
:[エルフィ]|もぐもぐもぐもぐ…▼~
:[ジークベルト]|…母上、つまみ食いしたのかい?▼~
:[エルフィ]|お腹が減っては戦はできぬ…~
昔の偉い人がそう言ってたらしいわ…▼~
:[ジークベルト]|はぁ…仕方ないね。~
ちゃんと屋台にお金は置いてきたかい?▼~
:[エルフィ]|もちろんよ…▼~
ジークベルトの分も買っておいたの…~
…食べる?▼~
:[ジークベルト]|…うん。~
いただくよ。▼~
もぐもぐもぐ…~
おいしい。▼~
:[エルフィ]|ふふふ…▼~
食べるのが大好きなところは…~
わたしに似たのね…▼~
:[ジークベルト]|ああ、そうだと思うよ。~
おかげで食費がかさんでしかたない。▼~
:[エルフィ]|わたし、知らなかったわ…▼~
子どもに~
自分と似ているところを見つけると…▼~
こんなに幸せを感じるなんて…▼~
:[ジークベルト]|母上…▼~
私が母上と似ているところは~
他にもあるよ。▼~
毎日の訓練だって欠かさないし、~
腕力だって人より強い。▼~
仲間を守りたいと願う気持ちだって~
誰にも負けないんだ。▼~
全部…母上からの影響だと思う。▼~
:[エルフィ]|嬉しい…~
とても嬉しいわ…▼~
ありがとう、ジークベルト…~
強く、優しい子に育ってくれて…▼~
:[ジークベルト]|父上と母上の子どもだから…~
きっとこういう風になれたんだと思う。▼~
:[エルフィ]|ふふふ…▼~
さ、賊を全て倒して…~
早く一緒に屋台巡りをしましょうね…▼~
:[ジークベルト]|うん。▼~
でも、みんなが食べる分も~
ちゃんと残しておこうね。▼~
**ニュクス [#i5845492]
:[ニュクス]|お祭り楽しみにしていたのに。~
残念ね、ジークベルト。▼~
:[ジークベルト]|私はそこまで残念ではないよ。~
お祭りで喜ぶほど子どもでもないからね。▼~
そうだな…母上と過ごすなら、~
お祭りよりも静かな湖畔などがいい。▼~
だから賊を成敗したら、~
そっちに移動するのもいいかもね。▼~
:[ニュクス]|…ジークベルト、~
母親に対して気を使う必要はないわ。▼~
:[ジークベルト]|…どういうことかな?▼~
:[ニュクス]|貴方は私が嫌な思いをしないように、~
人のいない場所へと誘導してくれているのね。▼~
:[ジークベルト]|そ、それは…▼~
:[ニュクス]|貴方のその優しさ…~
私はとても嬉しいわ。▼~
でも、今日はせっかくのお祭りなんだから…~
私に気を使ったりしなくていいの。▼~
貴方の望むようにして欲しい。~
それが私の望みでもあるのだから。▼~
:[ジークベルト]|…実はすごく楽しみだったんだ。~
母上とお祭りで遊べるのは。▼~
出店の食べ物を買って食べたり、~
的当てなんかもしたりしてね…▼~
:[ニュクス]|ふふふ…~
やっぱりね。▼~
:[ジークベルト]|こ、子どもっぽいとは~
自分でも思うんだけれど…▼~
こういう機会は、~
今まであまりなかったものだからね。▼~
自分でも信じられないくらい~
はしゃいでしまっているんだ。▼~
:[ニュクス]|とても可愛いと思うわ。~
じゃあ、今日は目一杯、楽しみましょう。▼~
:[ジークベルト]|…お化け屋敷も、~
母上と一緒に入っていいかい?▼~
:[ニュクス]|ええ。一緒に入りましょう。~
でも、お化けから私を守ってちょうだいね。▼~
:[ジークベルト]|ああ、もちろんだ!~
まかせてくれ、母上!▼~
**ルーナ [#zd997a1e]
:[ルーナ]|あーん。~
どうしようかしらー。▼~
こんなに屋台があったら、~
欲しい物ばかりで目移りしちゃうわ!▼~
この髪飾りもすごく可愛いし。~
欲しいなー。▼~
でも、少しは買い物を我慢しないと~
またジークベルトに怒られちゃうし…▼~
というか、この間、買い物し過ぎちゃって~
お小遣いも残ってないのよね…▼~
:[ジークベルト]|母上、どうかしたのかい?▼~
:[ルーナ]|ジークベルト!?~
べ、別に何でもないわよ!▼~
:[ジークベルト]|そうか。~
それならいいんだけど。▼~
ところで母上、~
この屋台には綺麗な髪飾りが並んでいるね。▼~
:[ルーナ]|そ、そうね。~
別にあたしは欲しいと思わないけど…▼~
:[ジークベルト]|ちょうど大切な人への~
贈り物を探していたんだ。▼~
母上、申し訳ないけど~
選ぶのを手伝ってくれないかな。▼~
:[ルーナ]|そんなの自分で選べばいいのに。~
まぁ、手伝ってはあげるけど…▼~
:[ジークベルト]|ありがとう、母上。~
すごく助かるよ。▼~
:[ルーナ]|そうね…~
これとこれとこれでしょ。▼~
あとあこれとこれとこれと~
これとこれとこれがいいんじゃない?▼~
:[ジークベルト]|は、母上…~
一つに絞ってくれると助かるんだけど…▼~
:[ルーナ]|そ、そうよね!~
じゃあ…これなんか可愛いと思うけど。▼~
:[ジークベルト]|じゃあ、それを買おうかな。~
お金はここに置いておけばいいよね。▼~
…はい、母上。~
この髪飾りをもらってくれるかい?▼~
:[ルーナ]|えっ?~
あたしに?▼~
:[ジークベルト]|日頃の感謝を込めて、~
ささやかだけど、形で示したかったんだ。▼~
:[ルーナ]|ジークベルト、~
さっきのあたしの独り言、聞いてたでしょ?▼~
:[ジークベルト]|さぁ?~
私にはなんのことだかわからないな。▼~
:[ルーナ]|あなたのそういうところってさ…~
マークスにすごくそっくりよね。▼~
:[ジークベルト]|そうかな?~
自分ではよく分からないな。▼~
:[ルーナ]|そっくりよ。~
あたしにはわかるの。▼~
あたし、マークスのそういうとこ…~
だ、大好きだから…▼~
:[ジークベルト]|ははは。~
母上がのろけるなんてめずらしいね。▼~
:[ルーナ]|う、うるっさいわねー!~
親をからかうんじゃないわよ!▼~
でも、髪飾りありがとう…~
ずっと大事にするわね。▼~
:[ジークベルト]|ああ、そうしてくれると嬉しいよ。▼~
**ベルカ [#i0343094]
:[ジークベルト]|せっかく母上とお祭りにこれたのに…~
賊の襲来とは残念だね。▼~
:[ベルカ]|ええ、そうね…~
私も楽しみにしていたわ…▼~
:[ジークベルト]|でも、賊を倒してしまえば~
お祭りもすぐに再開されるはずだよ。▼~
:[ベルカ]|そうね。~
早急に賊を排除しましょう。▼~
:[ジークベルト]|…………▼~
:[ベルカ]|どうしたの、ジークベルト?▼~
:[ジークベルト]|母上、その前に…~
1つだけ聞きたいことがある。▼~
前から聞きたかったんだけど…~
なかなか機会がなくてね。▼~
:[ベルカ]|何かしら?▼~
:[ジークベルト]|母上は昔…~
父上を殺そうとしていたのかい?▼~
:[ベルカ]|…………▼~
:[ジークベルト]|…愚問だった。許して欲しい。~
母上がそんなことをするわけがないのに…▼~
:[ベルカ]|…事実よ。▼~
:[ジークベルト]|…えっ?▼~
:[ベルカ]|確かに私はマークス様を殺せと依頼されたわ。~
結局は…実行できなかったけれど。▼~
:[ジークベルト]|そうだったのか…▼~
:[ベルカ]|ごめんなさい…~
私を見損なってもいいわ…▼~
:[ジークベルト]|私が母上を見損なうわけがないよ。▼~
母上がどう生きてこざるをえなかったのか、~
それを知っているからね。▼~
だから今、こうして真実を知ったとしても、~
母上は変わらず、私が尊敬する母上だよ。▼~
:[ベルカ]|ジークベルト…▼~
:[ジークベルト]|母上、約束するよ。~
私がいつの日か、王になったら…▼~
子どもたちに選択肢がないなどという、~
そんな異様な世界は絶対に作らない。▼~
母上がずっと感じてきた悲しみを~
他の子どもたちには味わわせたくないからね。▼~
:[ベルカ]|…ありがとう、ジークベルト。▼~
**ピエリ [#s6cdb84d]
:[ジークベルト]|母上、申し訳ないが~
ここは私に任せてくれないか?▼~
:[ピエリ]|え?~
どうしてなの?▼~
:[ジークベルト]|新しい戦術を試してみたくてね。~
だから、母上は下がっていて欲しい。▼~
:[ピエリ]|そんなのずるいの!~
ピエリだって戦いたいのよ!▼~
:[ジークベルト]|し、しかし…▼~
:[ピエリ]|ピエリ、わかってるの。~
本当は新しい戦術なんてないの…▼~
:[ジークベルト]|え…▼~
:[ピエリ]|ピエリが戦いで怪我しないようにするために、~
ジークベルトはウソついてるの。▼~
:[ジークベルト]|ぎくっ。▼~
:[ピエリ]|ピエリはジークベルトのお母さんなの。~
そんなのお見通しなのよ。▼~
:[ジークベルト]|ははは…~
さすが母上だね。敵わないよ。▼~
:[ピエリ]|えっへん!~
もっと褒めてくれてもいいのよ?▼~
でも、ジークベルト。~
ピエリだってあなたを守りたいのよ。▼~
その気持ちは尊重して欲しいの。~
一人で戦わないで欲しいのよ…▼~
:[ジークベルト]|母上…~
…わかったよ。▼~
:[ピエリ]|ありがとうなの!~
ジークベルトは本当に優しいの。▼~
こんなにお皿が大きい子に育ってくれて、~
感激してるのよ。▼~
:[ジークベルト]|お皿が…大きい?▼~
:[ピエリ]|あれ? 違ったの?~
食器が大きいだったかもしれないの。▼~
マークス様が昔、~
ピエリに言ってくれたの。▼~
ピエリはお皿が底知れぬ深さだから~
臣下にしたって!▼~
:[ジークベルト]|それはもしかして…器じゃないかい?▼~
:[ピエリ]|そうなの!~
器なの!▼~
器が大きい子に育ってくれて、~
ピエリはとっても嬉しいの…!▼~
:[ジークベルト]|ははは。~
ありがとう、母上。▼~
でも、まだまだ~
父上や母上には遠く及ばないよ。▼~
だから、これからも~
二人の姿を見て勉強させてくれるかい?▼~
:[ピエリ]|うん!~
もちろんなの!▼~
ピエリもお母さんとして、~
一緒に頑張るのよ。▼~
:[ジークベルト]|うん。~
よろしく頼むよ、母上。▼~
**シャーロッテ [#bd246214]
:[ジークベルト]|…………▼~
:[シャーロッテ]|何よ、ジークベルト。~
シケた顔してるわね。▼~
:[ジークベルト]|…なんでもないよ。~
戦闘中だから集中しているだけさ。▼~
:[シャーロッテ]|ウソおっしゃい。~
私にはわかるっての。▼~
何か悩みでもあるんでしょ?~
話す気があるなら言いなさい。▼~
ほら、今日は子どもが主役のお祭りだし。~
主役のあんたがそんな顔してちゃダメでしょ。▼~
:[ジークベルト]|では、母上に聞きたいことがある。▼~
母上は王妃という立場に…~
重圧を感じることはないかい?▼~
:[シャーロッテ]|…………▼~
ないわね。▼~
:[ジークベルト]|な、ないのかい!?▼~
:[シャーロッテ]|これっぽっちもないわね。~
私は私にできることをやるだけだし。▼~
:[ジークベルト]|し、しかし…~
周囲からの期待というものもあるはずだ。▼~
:[シャーロッテ]|まぁ、期待に応えようとはするけど、~
無理なものは無理って割り切ってるわ。▼~
私だってなんでもできるわけじゃないし。~
そんなの気にしてたらもたないもの。▼~
:[ジークベルト]|私も母上のように~
肩の力を抜ければな…▼~
:[シャーロッテ]|確かにあなたは~
考え過ぎなところがあるからね。▼~
よし、じゃあ暗夜王妃とっておきの~
息抜きの方法を教えてあげるわ。▼~
:[ジークベルト]|!!~
ぜひお願いするよ。▼~
:[シャーロッテ]|イライラしたときや重圧を感じた時はね、~
感情を発散させることが大切なの。▼~
だから、その辺で叫びなさい!▼~
:[ジークベルト]|さ、叫ぶ!?▼~
:[シャーロッテ]|もしくは適当な木の枝をへし折る!▼~
:[ジークベルト]|へし折る!!?~
し、しかし…▼~
:[シャーロッテ]|はしたないとか思ってるんでしょ。▼~
でも私は、あなたのお父さんの~
プロポーズを受けた後叫んだわよ。▼~
お城の窓から、思いっきりね。▼~
:[ジークベルト]|えええ!?▼~
:[シャーロッテ]|まあ、こういうのは実践が一番ね。~
私の後に続きなさい。▼~
よっしゃああああああああ!!!▼~
:[ジークベルト]|よ…~
よっしゃああああああああ!!!▼~
:[シャーロッテ]|次は木の枝をこうよ!~
祭りを台無しにされた怒りを込めて…▼~
ふんっっっ!!!!▼~
:[ジークベルト]|ふんっっっ!!!!▼~
:[シャーロッテ]|いい調子よ、ジークベルト。~
さすが私の子!▼~
:[ジークベルト]|だ、大丈夫なのだろうか…これは…▼~
:[シャーロッテ]|大丈夫に決まってるじゃない。~
それに、すっきりしたでしょ?▼~
:[ジークベルト]|確かに。~
なんだか気が晴れたよ。▼~
毎回は難しいかもしれないが…~
たまには試してみることにしよう。▼~
:[シャーロッテ]|そうしなさい。~
あんたみたいな堅物にはこれがいちばんよ。▼~
辛くなったら私のところに来なさい。~
そして今みたいに叫べばいいわ。▼~
:[ジークベルト]|ははは、そうするよ母上。~
本当にありがとう。▼~
では…▼~
よっしゃああああああ!~
待っていろ賊ども!私は戦うぞ!!!!▼~
:[シャーロッテ]|根絶やしにしておやりなさい!▼~
**モズメ [#y3f19291]
:[モズメ]|見てみい、ジークベルト。▼~
おいしそうなもの売ってる屋台が~
たくさん並んどるよ。▼~
お祭りが再開されたら、~
好きなものなんでも買うてあげるからな。▼~
:[ジークベルト]|ありがとう、母上。▼~
でも、私は今。~
そんなにお腹が減っていないんだ。▼~
…グー。▼~
:[モズメ]|あはは。~
じゃあ、今のお腹の音はなんなん?▼~
:[ジークベルト]|こ、これはその…~
食べ物を消化している音で…▼~
:[モズメ]|せっかくのお祭りなんやから、~
遠慮なんかせんでもええんやで。▼~
:[ジークベルト]|…違うよ。~
遠慮していたわけではないんだ。▼~
私はただ、できることなら…~
今日は母上の手料理を食べたいと思ってね。▼~
確かに、屋台の食べ物は魅力的だ。~
けれど…今日は子どもの成長を願う祭り。▼~
それなら、母上の手料理で~
成長を願ってもらいたいと思ったんだ。▼~
こうして一緒に旅をするまでは…~
なかなか食べることができなかったからね。▼~
:[モズメ]|ジークベルト…▼~
:[ジークベルト]|すまない。~
私のわがままだね。▼~
:[モズメ]|そんなことない。~
謝るんはあたいのほうや…▼~
あんたにはいっぱい~
寂しい思いをさせてしまったなあ。▼~
ほんまに申し訳ないと思ってる。▼~
:[ジークベルト]|母上こそ、謝らないでくれ。~
私は感謝しているんだ。▼~
幼少時から私のことを守ってくれて…~
本当にありがとう。▼~
:[モズメ]|ふふふ。あんたはほんまに~
ええ子に育ってくれたなあ。▼~
ほな、今日はいっぱいお腹を減らしとき!~
たくさん手料理作ってあげるからな!▼~
:[ジークベルト]|ああ。~
楽しみにしているよ。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#b78b1d94]
#comment
終了行:
*ジークベルトの親子会話 [#d173a598]
#contents
**マークス [#sdhb677774a]
:[マークス]|民が楽しみにしていた祭りを潰すとは…~
賊め、絶対に許さぬぞ。▼~
:[ジークベルト]|そうですね、父上。~
早く賊を成敗し、お祭りを再開させましょう。▼~
:[マークス]|…むっ。~
ジークベルト、輪投げの出店があるぞ。▼~
祭りが再開されたら、~
あれで勝負でもしてみるか。▼~
:[ジークベルト]|…………▼~
:[マークス]|どうした?~
輪投げは嫌いか?▼~
:[ジークベルト]|いいえ、父上が輪投げに興味を持たれるのが~
意外だなと思いまして。▼~
ですが例え勝負をしても…~
私が父上に勝てるはずがありません…▼~
父上は華麗に輪投げをされるでしょう。~
そして私は民たちからその腕前と比較され…▼~
:[マークス]|…ただの輪投げだぞ。~
そう深刻に考えるな。▼~
:[ジークベルト]|ははは…確かにそうでしたね。~
申し訳ありません。▼~
父上がせっかく~
私を遊びに誘ってくださったのに。▼~
:[マークス]|そう硬くなるな。~
今日はせっかくの祭りなのだぞ?▼~
もっと…~
なんというか…その…▼~
今日くらいは普通の父子のように~
過ごそうではないか。▼~
:[ジークベルト]|普通の父子ですか?~
それはどのような…▼~
:[マークス]|そうだな…~
た、たとえばだが…▼~
今日だけは私のことを…~
パパと呼ぶとか…▼~
:[ジークベルト]|父上を!?~
パパ…ですか…!?▼~
:[マークス]|た、たとえばの話だ。~
たとえばの。▼~
お前はいつも~
私に対して少し委縮しているからな。▼~
今日のような、~
親子水入らずで過ごせる時間くらいは…▼~
そういう距離感で過ごしても~
良いのではないか、と思ってな。▼~
:[ジークベルト]|…………▼~
:[マークス]|どうだ、ジークベルト?▼~
:[ジークベルト]|…パパ上。▼~
:[マークス]|パパ上!?▼~
:[ジークベルト]|はい。パパ上のお気持ち、~
しっかりと受け止めました。▼~
だから、今日だけは…~
父上のことはパパ上とお呼びします!▼~
:[マークス]|ふっ。~
まぁ、その呼び方でもかまわん。▼~
大事なのは一緒に~
どのような時間を過ごすか、だからな。▼~
祭りが再開したら、~
今日はとことん楽しむとしよう。▼~
:[ジークベルト]|ありがとうございます!~
パパ上!▼~
**マイユニット [#ed7376da]
#region(マイユニット女性・私)
:[カムイ]|今日はせっかくのお祭りなのに…~
こんなことになってしまって残念です。▼~
:[ジークベルト]|そうだね、母上。~
私も同感だよ。▼~
楽しみにしていたのは私たちだけではない。~
多くの民もこの祭りを心待ちにしていたはずだ。▼~
だからこそ、私たちが頑張らないと。~
早く祭りを再開できるようにね。▼~
:[カムイ]|はい。~
その通りですね、ジークベルト。▼~
…ふふふ。▼~
:[ジークベルト]|なんだい、母上?~
どうして笑うんだ?▼~
:[カムイ]|少し嬉しくなってしまって。▼~
ジークベルトの民を案ずる姿が、~
マークスさんと重なって。▼~
:[ジークベルト]|父上と私の姿が…?~
いや、私なんか父上に比べればまだまだ…▼~
:[カムイ]|いえ、そんなことありませんよ。~
あなたは立派に成長してくれています。▼~
:[ジークベルト]|そ、そうかな…~
自分ではよくわからないが…▼~
:[カムイ]|大丈夫です。~
母親の私が保証します。▼~
:[ジークベルト]|ありがとう、母上。▼~
…そうだ、父上の話で思い出した。~
私は母上に聞きたかったことがあるんだ。▼~
:[カムイ]|なんでしょうか?▼~
:[ジークベルト]|その…母上は父上のどこに~
魅力を感じたんだい?▼~
:[カムイ]|ええっ!?~
ど、どうしてそんなことを聞くのですか?▼~
:[ジークベルト]|父上は私の理想とする人物だからね。~
いいところは全て吸収したい。▼~
母上なら私の知らない父上の魅力を~
知っているかと思ってね。▼~
:[カムイ]|そういうことでしたか…▼~
:[ジークベルト]|うん。だからどうか、~
私のために教えてはくれないか?▼~
:[カムイ]|…わかりました。~
ジークベルトのためになるのなら教えます。▼~
私がマークスさんに惹かれたのは…▼~
迷いを感じることができる…~
そんな人だったからだと思います。▼~
:[ジークベルト]|迷い?~
それが父上の魅力だと言うのかい?▼~
:[カムイ]|はい。王の命を疑わず、迷いなく行動する…~
それもひとつの強さでしょう。▼~
ですが、~
マークスさんは違いました。▼~
納得のいかない命令を受けたときには~
常に迷っていたと思います。▼~
そして、悩みぬいて選んだ道は~
迷いなく貫き通す。▼~
私はマークスさんのそんな姿から~
優しさと強さを感じたのです。▼~
:[ジークベルト]|それは確かに、大切なことだね。~
…なるほど。▼~
様々な要因を想像できるからこそ迷う…~
人を思いやるからこそ迷う。▼~
さすがは父上だね。~
それでこそ王の器だ。▼~
:[カムイ]|そうですね…いつか王になった時、~
暗夜は素晴らしい国になると思います。▼~
:[ジークベルト]|私も見習わないとな…~
だが、父上の立派な姿を見ていると、▼~
まだまだ私は届きそうにないと思えてしまう。~
やはりあの背中は遠いよ…▼~
:[カムイ]|そんなことありませんよ。▼~
ジークベルトにも、~
他者を思いやる心が備わっています。▼~
母親である私が言うんですから、~
間違いありません。▼~
あなたもマークスさんのように優しくて…~
そして、強い男性ですよ。▼~
:[ジークベルト]|…ありがとう、母上。▼~
母上にそう言ってもらえると、~
私は誇らしいよ。▼~
私は父上と母上の子で、~
本当に良かった…▼~
では、その評価に恥じぬよう、~
そろそろ賊の討伐に戻らないと。▼~
民をこれ以上、~
待たせるわけにはいかないからね。▼~
:[カムイ]|さあ、行きましょうジークベルト。~
私もあなたの力になります。▼~
そして、戦いが終わったら~
一緒にお祭りを楽しみましょうね。▼~
:[ジークベルト]|ああ、母上。~
そのためにも、今は共に戦おう。▼~
賊たちよ…覚悟しろ。~
私の心は、決して折れたりしないぞ!▼~
#endregion
**フェリシア [#wba5aaf5]
:[ジークベルト]|…………▼~
:[フェリシア]|ジークベルト?▼~
どこか具合でも悪いのでしょうか?~
なんだか元気がないように見えますけど…▼~
:[ジークベルト]|母上に聞きたいことがあるんだ。▼~
:[フェリシア]|そんな真剣な表情をして…~
何か悩みごとでもあるんですか?▼~
:[ジークベルト]|この間、母上の天幕で…~
たまたま見つけてしまったんだ…▼~
父上の名前が刺繍された…~
め、め、め…メイド服を…▼~
:[フェリシア]|あっ!?~
そ、それはっ!?▼~
:[ジークベルト]|勘違いはしないでくれ。~
私は別に全然、いいと思っている。▼~
他人に迷惑をかけているわけでもないし。~
個人の趣味は尊重されるねきだと思う。▼~
メイド服愛用者だからといって、~
父上のしてきた偉業がなくなるわけでもない。▼~
:[フェリシア]|はわわっ!~
そ、それはそうなんですけど…▼~
:[ジークベルト]|たとえ真実を知ったとしても、~
私は父上をずっと尊敬するよ。▼~
:[フェリシア]|じ、ジークベルトの気持ちはわかりました!▼~
偏見を持たない子に育ってくれて~
私は本当に嬉しいです。▼~
でも、違うんです!~
あれは私が勝手に作ったものなんです!▼~
:[ジークベルト]|母上が?▼~
:[フェリシア]|マークスさんとはメイドの練習を~
一緒にやる機会が何度かあったので…▼~
そのときに、~
着てくれたら可愛いかなって思って…▼~
でもそれだけです。~
普段から着ているわけではないんですよ。▼~
ごめんなさい、驚かせてしまいましたね。▼~
:[ジークベルト]|ははは。~
そういうことだったのか。▼~
あまりに父上のイメージと合わなくて~
混乱してしまってね。▼~
今日は朝食の時に手元がやたらと~
震えてしまったよ。▼~
:[フェリシア]|それでお皿を割りまくっていたのですね。~
私に似てしまったのかと思いました…▼~
:[ジークベルト]|軍の備品を壊してしまったことは~
反省しているが…▼~
それが母上似というのなら、~
喜ばしいことだと思うよ。▼~
:[フェリシア]|ドジな暗夜王子と言われてもいいのですか?▼~
:[ジークベルト]|母上の血なら、誇るべきことだ。▼~
:[フェリシア]|もう…ジークベルトったら。▼~
こんな優しい子に育ってくれて、~
本当に嬉しいです。▼~
でも、辛いことがあったら~
私に言うんですよ。▼~
あまり一人で抱え込まないで。▼~
:[ジークベルト]|わかっているよ、母上。~
ありがとう…▼~
**サクラ [#lfad07b5]
:[ジークベルト]|母上、あまり前線には出ないように。~
戦いは私にまかせてほしい。▼~
:[サクラ]|あ、ありがとうございます。~
ジークベルト。▼~
ですが、~
私もみなさんのお役に立ちたいので…▼~
:[ジークベルト]|…わかった。~
でも、あまり無理はしないように。▼~
母上の身に何かあったら~
私は戦いどころではなくなってしまうからね。▼~
:[サクラ]|ふふふ。~
気をつけますね。▼~
:[ジークベルト]|さあ、賊ども!~
狙うならこの私を狙え!▼~
暗夜王国が王子、~
ジークベルトが相手となろう!▼~
:[サクラ]|ジークベルト…~
とても勇敢な子に育ってくれましたね。▼~
:[ジークベルト]|母上と比べたら~
私の勇敢さなどまだまだ未熟だよ。▼~
:[サクラ]|私と比べたら…ですか?~
でも、私には勇敢さなんて…▼~
:[ジークベルト]|私は母上ほど勇敢な女性は知らないよ。▼~
:[サクラ]|え…▼~
:[ジークベルト]|母上は白夜王国の王女でありながら、~
暗夜王国の王子に嫁いできた。▼~
周囲の反対もあっただろうに…~
母上は自らの意思を貫いた。▼~
そんなこと、~
誰にでもできることではないよ。▼~
母上はとても勇敢な人だ。▼~
:[サクラ]|ジークベルト…▼~
:[ジークベルト]|だから、そんな母上に恥じぬよう、~
私も常に勇敢でありたいと思っている。▼~
:[サクラ]|ありがとうございます、ジークベルト。▼~
私もあなたの母親として恥じぬよう、~
精一杯、がんばっていきますね。▼~
**アクア [#s64b2061]
:[ジークベルト]|母上、的当ての景品に~
可愛らしい人形たちが並んでいるよ。▼~
:[アクア]|あら、本当ね。~
どれも可愛らしいわ。▼~
:[ジークベルト]|ちょうど弓の練習をしたかったんだ。~
お祭りが再開したら、やってみようかな。▼~
母さんの喜びそうなものを狙うから…~
取れたらもらってくれるかい?▼~
:[アクア]|ふふふ。~
もちろんよ、ありがとう。▼~
:[ジークベルト]|礼を言うのは私の方だよ。~
私には、愛らしい人形たちは似合わない。▼~
母さんがもらってくれるのなら~
とても嬉しいよ。▼~
:[アクア]|あなたのその優しさ…~
お父さんにそっくりね。▼~
:[ジークベルト]|…父上に?▼~
:[アクア]|あの人は何度も私を軍議に誘ってくれたの。~
少しでも周囲の人たちと馴染めるように、ね。▼~
:[ジークベルト]|そうだったのか。▼~
:[アクア]|でもね、~
決して私のために、とは言わなかったわ。▼~
あくまで自分のため、軍議のために、~
私の意見が欲しいんだ、って…▼~
ふふふ。~
私は意見なんてほとんど言えなかったのに。▼~
:[ジークベルト]|父上らしいね…▼~
:[アクア]|そんな優しさを~
あなたもしっかりと引き継いでいるわ。▼~
:[ジークベルト]|そ、そんな…~
私なんかまだまだ父上には遠く及ばないよ…▼~
:[アクア]|いいえ。~
そんなことはないわ。▼~
ジークベルト、~
あなたはとても立派に成長してくれた。▼~
私はそのことが本当に嬉しいわ。~
これからもずっと見守っていくからね。▼~
:[ジークベルト]|…ありがとう、母上。▼~
**ヒノカ [#we4556hn4a]
:[ヒノカ]|賊め…~
祭りの日を狙って襲撃してくるとは…▼~
決して許すことはできぬ!~
白夜王国第一王女、ヒノカが相手になるぞ!▼~
:[ジークベルト]|私も共に戦うよ。~
母上の武を間近で学ぶ良い機会だし。▼~
:[ヒノカ]|そうか。~
頼りにしているぞ、ジークベルト。▼~
:[ジークベルト]|…………▼~
:[ヒノカ]|どうした、ジークベルト?▼~
:[ジークベルト]|…迷惑ではないかな?~
私が母上の側にいるのは…▼~
:[ヒノカ]|どういうことだ?▼~
:[ジークベルト]|いや、私が側にいることで…~
余計な気を使わせてしまうのでは…▼~
:[ヒノカ]|ジークベルト…▼~
…お前とは長いこと~
離れ離れで暮らしていた。▼~
だから、私たちが共に過ごせた時間も~
普通の母子よりは短いものだ…▼~
:[ジークベルト]|…………▼~
:[ヒノカ]|それでも私は…~
常にお前のことを思っていた。▼~
:[ジークベルト]|母上…▼~
:[ヒノカ]|だから、さっきのような悲しいことは…~
もう二度と言って欲しくない…▼~
:[ジークベルト]|ごめん…~
母上の気持ちは理解していたのに…▼~
もう二度と迷惑だなんて~
言わないと誓うよ。▼~
:[ヒノカ]|ありがとう、ジークベルト。▼~
私はこれからはできるだけ~
お前と過ごす時間を作りたいと思っている。▼~
:[ジークベルト]|嬉しいよ、母上。▼~
私は母上から学びたいと思っていることが~
まだまだたくさんあるからね。▼~
:[ヒノカ]|ほう。たとえばなんだ?~
私にできることならなんでも教えるつもりだ。▼~
:[ジークベルト]|一番、学びたいと思っているのは…~
人心掌握のすべかな。▼~
:[ヒノカ]|人心掌握?~
それなら私よりも適任な者がいると思うが…▼~
:[ジークベルト]|何を言っているんだ。~
母上以上の適任者などいないよ。▼~
だって、母上は…~
敵国の王子の心を射止めたのだからね。▼~
:[ヒノカ]|!!??▼~
:[ジークベルト]|並大抵の人にできることではない。~
天才的な人心掌握の能力だと思うよ。▼~
:[ヒノカ]|か、からかうんじゃない!▼~
:[ジークベルト]|ははは。からかってなんかいないよ。~
私はいたって真面目だ。▼~
だから、ご指導をよろしくお願いします、母上。▼~
:[ヒノカ]|む、むぅ…▼~
**エルフィ [#vd8f2f13]
:[エルフィ]|もぐもぐもぐもぐ…▼~
:[ジークベルト]|…母上、つまみ食いしたのかい?▼~
:[エルフィ]|お腹が減っては戦はできぬ…~
昔の偉い人がそう言ってたらしいわ…▼~
:[ジークベルト]|はぁ…仕方ないね。~
ちゃんと屋台にお金は置いてきたかい?▼~
:[エルフィ]|もちろんよ…▼~
ジークベルトの分も買っておいたの…~
…食べる?▼~
:[ジークベルト]|…うん。~
いただくよ。▼~
もぐもぐもぐ…~
おいしい。▼~
:[エルフィ]|ふふふ…▼~
食べるのが大好きなところは…~
わたしに似たのね…▼~
:[ジークベルト]|ああ、そうだと思うよ。~
おかげで食費がかさんでしかたない。▼~
:[エルフィ]|わたし、知らなかったわ…▼~
子どもに~
自分と似ているところを見つけると…▼~
こんなに幸せを感じるなんて…▼~
:[ジークベルト]|母上…▼~
私が母上と似ているところは~
他にもあるよ。▼~
毎日の訓練だって欠かさないし、~
腕力だって人より強い。▼~
仲間を守りたいと願う気持ちだって~
誰にも負けないんだ。▼~
全部…母上からの影響だと思う。▼~
:[エルフィ]|嬉しい…~
とても嬉しいわ…▼~
ありがとう、ジークベルト…~
強く、優しい子に育ってくれて…▼~
:[ジークベルト]|父上と母上の子どもだから…~
きっとこういう風になれたんだと思う。▼~
:[エルフィ]|ふふふ…▼~
さ、賊を全て倒して…~
早く一緒に屋台巡りをしましょうね…▼~
:[ジークベルト]|うん。▼~
でも、みんなが食べる分も~
ちゃんと残しておこうね。▼~
**ニュクス [#i5845492]
:[ニュクス]|お祭り楽しみにしていたのに。~
残念ね、ジークベルト。▼~
:[ジークベルト]|私はそこまで残念ではないよ。~
お祭りで喜ぶほど子どもでもないからね。▼~
そうだな…母上と過ごすなら、~
お祭りよりも静かな湖畔などがいい。▼~
だから賊を成敗したら、~
そっちに移動するのもいいかもね。▼~
:[ニュクス]|…ジークベルト、~
母親に対して気を使う必要はないわ。▼~
:[ジークベルト]|…どういうことかな?▼~
:[ニュクス]|貴方は私が嫌な思いをしないように、~
人のいない場所へと誘導してくれているのね。▼~
:[ジークベルト]|そ、それは…▼~
:[ニュクス]|貴方のその優しさ…~
私はとても嬉しいわ。▼~
でも、今日はせっかくのお祭りなんだから…~
私に気を使ったりしなくていいの。▼~
貴方の望むようにして欲しい。~
それが私の望みでもあるのだから。▼~
:[ジークベルト]|…実はすごく楽しみだったんだ。~
母上とお祭りで遊べるのは。▼~
出店の食べ物を買って食べたり、~
的当てなんかもしたりしてね…▼~
:[ニュクス]|ふふふ…~
やっぱりね。▼~
:[ジークベルト]|こ、子どもっぽいとは~
自分でも思うんだけれど…▼~
こういう機会は、~
今まであまりなかったものだからね。▼~
自分でも信じられないくらい~
はしゃいでしまっているんだ。▼~
:[ニュクス]|とても可愛いと思うわ。~
じゃあ、今日は目一杯、楽しみましょう。▼~
:[ジークベルト]|…お化け屋敷も、~
母上と一緒に入っていいかい?▼~
:[ニュクス]|ええ。一緒に入りましょう。~
でも、お化けから私を守ってちょうだいね。▼~
:[ジークベルト]|ああ、もちろんだ!~
まかせてくれ、母上!▼~
**ルーナ [#zd997a1e]
:[ルーナ]|あーん。~
どうしようかしらー。▼~
こんなに屋台があったら、~
欲しい物ばかりで目移りしちゃうわ!▼~
この髪飾りもすごく可愛いし。~
欲しいなー。▼~
でも、少しは買い物を我慢しないと~
またジークベルトに怒られちゃうし…▼~
というか、この間、買い物し過ぎちゃって~
お小遣いも残ってないのよね…▼~
:[ジークベルト]|母上、どうかしたのかい?▼~
:[ルーナ]|ジークベルト!?~
べ、別に何でもないわよ!▼~
:[ジークベルト]|そうか。~
それならいいんだけど。▼~
ところで母上、~
この屋台には綺麗な髪飾りが並んでいるね。▼~
:[ルーナ]|そ、そうね。~
別にあたしは欲しいと思わないけど…▼~
:[ジークベルト]|ちょうど大切な人への~
贈り物を探していたんだ。▼~
母上、申し訳ないけど~
選ぶのを手伝ってくれないかな。▼~
:[ルーナ]|そんなの自分で選べばいいのに。~
まぁ、手伝ってはあげるけど…▼~
:[ジークベルト]|ありがとう、母上。~
すごく助かるよ。▼~
:[ルーナ]|そうね…~
これとこれとこれでしょ。▼~
あとあこれとこれとこれと~
これとこれとこれがいいんじゃない?▼~
:[ジークベルト]|は、母上…~
一つに絞ってくれると助かるんだけど…▼~
:[ルーナ]|そ、そうよね!~
じゃあ…これなんか可愛いと思うけど。▼~
:[ジークベルト]|じゃあ、それを買おうかな。~
お金はここに置いておけばいいよね。▼~
…はい、母上。~
この髪飾りをもらってくれるかい?▼~
:[ルーナ]|えっ?~
あたしに?▼~
:[ジークベルト]|日頃の感謝を込めて、~
ささやかだけど、形で示したかったんだ。▼~
:[ルーナ]|ジークベルト、~
さっきのあたしの独り言、聞いてたでしょ?▼~
:[ジークベルト]|さぁ?~
私にはなんのことだかわからないな。▼~
:[ルーナ]|あなたのそういうところってさ…~
マークスにすごくそっくりよね。▼~
:[ジークベルト]|そうかな?~
自分ではよく分からないな。▼~
:[ルーナ]|そっくりよ。~
あたしにはわかるの。▼~
あたし、マークスのそういうとこ…~
だ、大好きだから…▼~
:[ジークベルト]|ははは。~
母上がのろけるなんてめずらしいね。▼~
:[ルーナ]|う、うるっさいわねー!~
親をからかうんじゃないわよ!▼~
でも、髪飾りありがとう…~
ずっと大事にするわね。▼~
:[ジークベルト]|ああ、そうしてくれると嬉しいよ。▼~
**ベルカ [#i0343094]
:[ジークベルト]|せっかく母上とお祭りにこれたのに…~
賊の襲来とは残念だね。▼~
:[ベルカ]|ええ、そうね…~
私も楽しみにしていたわ…▼~
:[ジークベルト]|でも、賊を倒してしまえば~
お祭りもすぐに再開されるはずだよ。▼~
:[ベルカ]|そうね。~
早急に賊を排除しましょう。▼~
:[ジークベルト]|…………▼~
:[ベルカ]|どうしたの、ジークベルト?▼~
:[ジークベルト]|母上、その前に…~
1つだけ聞きたいことがある。▼~
前から聞きたかったんだけど…~
なかなか機会がなくてね。▼~
:[ベルカ]|何かしら?▼~
:[ジークベルト]|母上は昔…~
父上を殺そうとしていたのかい?▼~
:[ベルカ]|…………▼~
:[ジークベルト]|…愚問だった。許して欲しい。~
母上がそんなことをするわけがないのに…▼~
:[ベルカ]|…事実よ。▼~
:[ジークベルト]|…えっ?▼~
:[ベルカ]|確かに私はマークス様を殺せと依頼されたわ。~
結局は…実行できなかったけれど。▼~
:[ジークベルト]|そうだったのか…▼~
:[ベルカ]|ごめんなさい…~
私を見損なってもいいわ…▼~
:[ジークベルト]|私が母上を見損なうわけがないよ。▼~
母上がどう生きてこざるをえなかったのか、~
それを知っているからね。▼~
だから今、こうして真実を知ったとしても、~
母上は変わらず、私が尊敬する母上だよ。▼~
:[ベルカ]|ジークベルト…▼~
:[ジークベルト]|母上、約束するよ。~
私がいつの日か、王になったら…▼~
子どもたちに選択肢がないなどという、~
そんな異様な世界は絶対に作らない。▼~
母上がずっと感じてきた悲しみを~
他の子どもたちには味わわせたくないからね。▼~
:[ベルカ]|…ありがとう、ジークベルト。▼~
**ピエリ [#s6cdb84d]
:[ジークベルト]|母上、申し訳ないが~
ここは私に任せてくれないか?▼~
:[ピエリ]|え?~
どうしてなの?▼~
:[ジークベルト]|新しい戦術を試してみたくてね。~
だから、母上は下がっていて欲しい。▼~
:[ピエリ]|そんなのずるいの!~
ピエリだって戦いたいのよ!▼~
:[ジークベルト]|し、しかし…▼~
:[ピエリ]|ピエリ、わかってるの。~
本当は新しい戦術なんてないの…▼~
:[ジークベルト]|え…▼~
:[ピエリ]|ピエリが戦いで怪我しないようにするために、~
ジークベルトはウソついてるの。▼~
:[ジークベルト]|ぎくっ。▼~
:[ピエリ]|ピエリはジークベルトのお母さんなの。~
そんなのお見通しなのよ。▼~
:[ジークベルト]|ははは…~
さすが母上だね。敵わないよ。▼~
:[ピエリ]|えっへん!~
もっと褒めてくれてもいいのよ?▼~
でも、ジークベルト。~
ピエリだってあなたを守りたいのよ。▼~
その気持ちは尊重して欲しいの。~
一人で戦わないで欲しいのよ…▼~
:[ジークベルト]|母上…~
…わかったよ。▼~
:[ピエリ]|ありがとうなの!~
ジークベルトは本当に優しいの。▼~
こんなにお皿が大きい子に育ってくれて、~
感激してるのよ。▼~
:[ジークベルト]|お皿が…大きい?▼~
:[ピエリ]|あれ? 違ったの?~
食器が大きいだったかもしれないの。▼~
マークス様が昔、~
ピエリに言ってくれたの。▼~
ピエリはお皿が底知れぬ深さだから~
臣下にしたって!▼~
:[ジークベルト]|それはもしかして…器じゃないかい?▼~
:[ピエリ]|そうなの!~
器なの!▼~
器が大きい子に育ってくれて、~
ピエリはとっても嬉しいの…!▼~
:[ジークベルト]|ははは。~
ありがとう、母上。▼~
でも、まだまだ~
父上や母上には遠く及ばないよ。▼~
だから、これからも~
二人の姿を見て勉強させてくれるかい?▼~
:[ピエリ]|うん!~
もちろんなの!▼~
ピエリもお母さんとして、~
一緒に頑張るのよ。▼~
:[ジークベルト]|うん。~
よろしく頼むよ、母上。▼~
**シャーロッテ [#bd246214]
:[ジークベルト]|…………▼~
:[シャーロッテ]|何よ、ジークベルト。~
シケた顔してるわね。▼~
:[ジークベルト]|…なんでもないよ。~
戦闘中だから集中しているだけさ。▼~
:[シャーロッテ]|ウソおっしゃい。~
私にはわかるっての。▼~
何か悩みでもあるんでしょ?~
話す気があるなら言いなさい。▼~
ほら、今日は子どもが主役のお祭りだし。~
主役のあんたがそんな顔してちゃダメでしょ。▼~
:[ジークベルト]|では、母上に聞きたいことがある。▼~
母上は王妃という立場に…~
重圧を感じることはないかい?▼~
:[シャーロッテ]|…………▼~
ないわね。▼~
:[ジークベルト]|な、ないのかい!?▼~
:[シャーロッテ]|これっぽっちもないわね。~
私は私にできることをやるだけだし。▼~
:[ジークベルト]|し、しかし…~
周囲からの期待というものもあるはずだ。▼~
:[シャーロッテ]|まぁ、期待に応えようとはするけど、~
無理なものは無理って割り切ってるわ。▼~
私だってなんでもできるわけじゃないし。~
そんなの気にしてたらもたないもの。▼~
:[ジークベルト]|私も母上のように~
肩の力を抜ければな…▼~
:[シャーロッテ]|確かにあなたは~
考え過ぎなところがあるからね。▼~
よし、じゃあ暗夜王妃とっておきの~
息抜きの方法を教えてあげるわ。▼~
:[ジークベルト]|!!~
ぜひお願いするよ。▼~
:[シャーロッテ]|イライラしたときや重圧を感じた時はね、~
感情を発散させることが大切なの。▼~
だから、その辺で叫びなさい!▼~
:[ジークベルト]|さ、叫ぶ!?▼~
:[シャーロッテ]|もしくは適当な木の枝をへし折る!▼~
:[ジークベルト]|へし折る!!?~
し、しかし…▼~
:[シャーロッテ]|はしたないとか思ってるんでしょ。▼~
でも私は、あなたのお父さんの~
プロポーズを受けた後叫んだわよ。▼~
お城の窓から、思いっきりね。▼~
:[ジークベルト]|えええ!?▼~
:[シャーロッテ]|まあ、こういうのは実践が一番ね。~
私の後に続きなさい。▼~
よっしゃああああああああ!!!▼~
:[ジークベルト]|よ…~
よっしゃああああああああ!!!▼~
:[シャーロッテ]|次は木の枝をこうよ!~
祭りを台無しにされた怒りを込めて…▼~
ふんっっっ!!!!▼~
:[ジークベルト]|ふんっっっ!!!!▼~
:[シャーロッテ]|いい調子よ、ジークベルト。~
さすが私の子!▼~
:[ジークベルト]|だ、大丈夫なのだろうか…これは…▼~
:[シャーロッテ]|大丈夫に決まってるじゃない。~
それに、すっきりしたでしょ?▼~
:[ジークベルト]|確かに。~
なんだか気が晴れたよ。▼~
毎回は難しいかもしれないが…~
たまには試してみることにしよう。▼~
:[シャーロッテ]|そうしなさい。~
あんたみたいな堅物にはこれがいちばんよ。▼~
辛くなったら私のところに来なさい。~
そして今みたいに叫べばいいわ。▼~
:[ジークベルト]|ははは、そうするよ母上。~
本当にありがとう。▼~
では…▼~
よっしゃああああああ!~
待っていろ賊ども!私は戦うぞ!!!!▼~
:[シャーロッテ]|根絶やしにしておやりなさい!▼~
**モズメ [#y3f19291]
:[モズメ]|見てみい、ジークベルト。▼~
おいしそうなもの売ってる屋台が~
たくさん並んどるよ。▼~
お祭りが再開されたら、~
好きなものなんでも買うてあげるからな。▼~
:[ジークベルト]|ありがとう、母上。▼~
でも、私は今。~
そんなにお腹が減っていないんだ。▼~
…グー。▼~
:[モズメ]|あはは。~
じゃあ、今のお腹の音はなんなん?▼~
:[ジークベルト]|こ、これはその…~
食べ物を消化している音で…▼~
:[モズメ]|せっかくのお祭りなんやから、~
遠慮なんかせんでもええんやで。▼~
:[ジークベルト]|…違うよ。~
遠慮していたわけではないんだ。▼~
私はただ、できることなら…~
今日は母上の手料理を食べたいと思ってね。▼~
確かに、屋台の食べ物は魅力的だ。~
けれど…今日は子どもの成長を願う祭り。▼~
それなら、母上の手料理で~
成長を願ってもらいたいと思ったんだ。▼~
こうして一緒に旅をするまでは…~
なかなか食べることができなかったからね。▼~
:[モズメ]|ジークベルト…▼~
:[ジークベルト]|すまない。~
私のわがままだね。▼~
:[モズメ]|そんなことない。~
謝るんはあたいのほうや…▼~
あんたにはいっぱい~
寂しい思いをさせてしまったなあ。▼~
ほんまに申し訳ないと思ってる。▼~
:[ジークベルト]|母上こそ、謝らないでくれ。~
私は感謝しているんだ。▼~
幼少時から私のことを守ってくれて…~
本当にありがとう。▼~
:[モズメ]|ふふふ。あんたはほんまに~
ええ子に育ってくれたなあ。▼~
ほな、今日はいっぱいお腹を減らしとき!~
たくさん手料理作ってあげるからな!▼~
:[ジークベルト]|ああ。~
楽しみにしているよ。▼~
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