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会話集/章別会話/異伝 絆の白夜祭親子会話/カンナ(女)
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*カンナ(女)の親子会話 [#ld451fdd]
#contents
**マイユニット[#tf70a217]
#region(マイユニット男性・僕)
:[カンナ]|
うーん…~
えいっ! えいえいっ!▼~
よーし、うまくなってきたっ!▼~
:[カムイ]|
カンナ、どうしたんだい?~
おもちゃの弓なんか持って…▼~
:[カンナ]|
お、お父さん!?▼~
あ、あのね、これはその…!!~
別に遊んでるわけじゃなくって…!▼~
:[カムイ]|
的当ての練習をしているんだね?▼~
:[カンナ]|
な、なんでわかったの!?▼~
:[カムイ]|
さっき屋台をじっと眺めていたからね。~
もしかしてと思ったんだよ。▼~
でも今は戦闘中だ。~
引くなら本物の弓のほうがいいんじゃないかな。▼~
:[カンナ]|
ごめんなさい…~
でもあたし…▼~
…やっぱりいいや。▼~
:[カムイ]|
どうしたんだ?▼~
言いたいことがあるのなら我慢せず言いなさい。▼~
:[カンナ]|
…………▼~
実はね、的当ての景品に~
すごくいいものがあったの。▼~
:[カムイ]|
すごくいいもの?▼~
:[カンナ]|
うん、なんだと思う?▼~
:[カムイ]|
うーん…カンナの欲しがりそうなもの…~
ぬいぐるみじゃないかな?▼~
:[カンナ]|
ううん、違うよ。▼~
:[カムイ]|
わかった。~
着せ替え人形だ!▼~
:[カンナ]|
えへへ、それも違うんだ。▼~
あたしが狙ってるのは、~
あたしだけのためのものじゃないの。▼~
あたしたち、家族のためのものなんだよ。▼~
:[カムイ]|
…えっ?~
家族のためのもの…▼~
:[カンナ]|
あのね、あたしが欲しいのは~
おっきなお弁当箱なの!▼~
:[カムイ]|
弁当箱?~
カンナ、そんなにお腹が空くのかい?▼~
:[カンナ]|
ちがうよーっ!~
そこまで食いしん坊じゃないもん!▼~
…あたしたちって、家族で過ごす時間が~
あんまりなかったでしょ?▼~
でも、おっきなお弁当箱があれば…~
家族みんなでそれを持って、▼~
いろんなところに、~
お出かけできるかなって…▼~
:[カムイ]|
!! カンナ…▼~
…今まで本当にごめん。~
寂しい思いをさせてしまったね。▼~
:[カンナ]|
お父さん、謝らないで。~
戦いが大変だから仕方ないよ。▼~
それはわかってるから…~
大丈夫だよ。▼~
:[カムイ]|
すまない…カンナ。~
本当は大丈夫じゃないだろう。▼~
カンナはいつも、~
僕の前で我慢をするからね。▼~
…よし、決めた。~
父さんも的当てをやるよ。▼~
:[カンナ]|
お父さんも?▼~
:[カムイ]|
二人で大きなお弁当箱を狙おう。~
手に入れるまで何度でも。▼~
そして手に入ったら、~
すぐに家族でお出かけしよう!▼~
:[カンナ]|
ほ、ほんとに!?▼~
:[カムイ]|
もちろんさ。~
さ、そうと決まれば賊を倒しちゃおう。▼~
お祭りをすぐに再開させて、~
的当ての時間に充てるんだ。▼~
:[カンナ]|
うん!~
がんばろうね!!▼~
:[カムイ]|
ああ、終わったらすぐに的当てだ!~
いちばん大きいのを当ててあげるからね!▼~
:[カンナ]|
お父さん、ありがとう!~
すっごく楽しみにしてる!▼~
あたし…お父さんのこと~
ずっとずっと、だーーい好きだよ!▼~
#endregion
#region(マイユニット男性・俺)
:[カンナ]|
うーん…~
えいっ! えいえいっ!▼~
よーし、うまくなってきたっ!▼~
:[カムイ]|
カンナ、どうしたんだ?~
おもちゃの弓なんか持って…▼~
:[カンナ]|
お、お父さん!?▼~
あ、あのね、これはその…!!~
別に遊んでるわけじゃなくって…!▼~
:[カムイ]|
的当ての練習をしているんだな?▼~
:[カンナ]|
な、なんでわかったの!?▼~
:[カムイ]|
さっき屋台をじっと眺めてたからな。~
もしかしてと思ったんだ。▼~
でも今は戦闘中だ。~
引くなら本物の弓のほうがいいんじゃないか。▼~
:[カンナ]|
ごめんなさい…~
でもあたし…▼~
…やっぱりいいや。▼~
:[カムイ]|
どうしたんだ?▼~
言いたいことがあるのなら我慢せず言え。▼~
:[カンナ]|
…………▼~
実はね、的当ての景品に~
すごくいいものがあったの。▼~
:[カムイ]|
すごくいいもの?▼~
:[カンナ]|
うん、なんだと思う?▼~
:[カムイ]|
うーん…カンナの欲しがりそうなもの…~
ぬいぐるみじゃないか?▼~
:[カンナ]|
ううん、違うよ。▼~
:[カムイ]|
わかった。~
着せ替え人形だ!▼~
:[カンナ]|
えへへ、それも違うんだ。▼~
あたしが狙ってるのは、~
あたしだけのためのものじゃないの。▼~
あたしたち、家族のためのものなんだよ。▼~
:[カムイ]|
…えっ?~
家族のためのもの…▼~
:[カンナ]|
あのね、あたしが欲しいのは~
おっきなお弁当箱なの!▼~
:[カムイ]|
弁当箱?~
カンナ、そんなにお腹が空くのか?▼~
:[カンナ]|
ちがうよーっ!~
そこまで食いしん坊じゃないもん!▼~
…あたしたちって、家族で過ごす時間が~
あんまりなかったでしょ?▼~
でも、おっきなお弁当箱があれば…~
家族みんなでそれを持って、▼~
いろんなところに、~
お出かけできるかなって…▼~
:[カムイ]|
!! カンナ…▼~
…今まで本当にすまん。~
寂しい思いをさせてしまったな。▼~
:[カンナ]|
お父さん、謝らないで。~
戦いが大変だから仕方ないよ。▼~
それはわかってるから…~
大丈夫だよ。▼~
:[カムイ]|
すまない…カンナ。~
本当は大丈夫じゃないだろう。▼~
カンナはいつも、~
俺の前で我慢をするからな。▼~
…よし、決めた。~
父さんも的当てをやるぞ。▼~
:[カンナ]|
お父さんも?▼~
:[カムイ]|
二人で大きなお弁当箱を狙おう。~
手に入れるまで何度でも。▼~
そして手に入ったら、~
すぐに家族でお出かけしよう。▼~
:[カンナ]|
ほ、ほんとに!?▼~
:[カムイ]|
もちろんさ。~
さ、そうと決まれば賊を倒すぞ。▼~
お祭りをすぐに再開させて、~
的当ての時間に充てるんだ。▼~
:[カンナ]|
うん!~
がんばろうね!!▼~
:[カムイ]|
ああ、終わったらすぐに的当てだ。~
いちばん大きいのを当ててやるぞ!▼~
:[カンナ]|
お父さん、ありがとう!~
すっごく楽しみにしてる!▼~
あたし…お父さんのこと~
ずっとずっと、だーーい好きだよ!▼~
#endregion
#region(マイユニット男性・私)
:[カンナ]|
うーん…~
えいっ! えいえいっ!▼~
よーし、うまくなってきたっ!▼~
:[カムイ]|
カンナ、どうしたんですか?~
おもちゃの弓なんか持って…▼~
:[カンナ]|
お、お父さん!?▼~
あ、あのね、これはその…!!~
別に遊んでるわけじゃなくって…!▼~
:[カムイ]|
的当ての練習をしているんですね?▼~
:[カンナ]|
な、なんでわかったの!?▼~
:[カムイ]|
さっき屋台をじっと眺めていたので、~
もしかしてと思ったんです。▼~
でも今は戦闘中ですよ。~
引くなら本物の弓のほうがいいのでは?▼~
:[カンナ]|
ごめんなさい…~
でもあたし…▼~
…やっぱりいいや。▼~
:[カムイ]|
どうしたんですか?▼~
言いたいことがあるのなら、~
我慢せず言ってください。▼~
:[カンナ]|
…………▼~
実はね、的当ての景品に~
すごくいいものがあったの。▼~
:[カムイ]|
すごくいいもの?▼~
:[カンナ]|
うん、なんだと思う?▼~
:[カムイ]|
うーん…カンナの欲しがりそうなもの…~
ぬいぐるみじゃないですか?▼~
:[カンナ]|
ううん、違うよ。▼~
:[カムイ]|
わかりました。~
着せ替え人形ですね!▼~
:[カンナ]|
えへへ、それも違うんだ。▼~
あたしが狙ってるのは、~
あたしだけのためのものじゃないの。▼~
あたしたち、家族のためのものなんだよ。▼~
:[カムイ]|
…えっ?~
家族のためのもの…▼~
:[カンナ]|
あのね、あたしが欲しいのは~
おっきなお弁当箱なの!▼~
:[カムイ]|
弁当箱?~
カンナ、そんなにお腹が空くんですか?▼~
:[カンナ]|
ちがうよーっ!~
そこまで食いしん坊じゃないもん!▼~
…あたしたちって、家族で過ごす時間が~
あんまりなかったでしょ?▼~
でも、おっきなお弁当箱があれば…~
家族みんなでそれを持って、▼~
いろんなところに、~
お出かけできるかなって…▼~
:[カムイ]|
!! カンナ…▼~
…今まで本当にすみません。~
寂しい思いをさせてしまいましたね。▼~
:[カンナ]|
お父さん、謝らないで。~
戦いが大変だから仕方ないよ。▼~
それはわかってるから…~
大丈夫だよ。▼~
:[カムイ]|
すみません…カンナ。~
本当は大丈夫じゃないでしょう。▼~
カンナはいつも、~
私の前で我慢をしますからね。▼~
…よし、決めました。~
父さんも的当てをやります。▼~
:[カンナ]|
お父さんも?▼~
:[カムイ]|
二人で大きなお弁当箱を狙いましょう。~
手に入れるまで何度でも。▼~
そして手に入ったら、~
すぐに家族でお出かけしましょう。▼~
:[カンナ]|
ほ、ほんとに!?▼~
:[カムイ]|
もちろんです。~
さ、そうと決まれば賊を倒しますよ。▼~
お祭りをすぐに再開させて、~
的当ての時間に充てるんです。▼~
:[カンナ]|
うん!~
がんばろうね!!▼~
:[カムイ]|
はい、終わったらすぐに的当てです。~
いちばん大きいものを当てますよ!▼~
:[カンナ]|
お父さん、ありがとう!~
すっごく楽しみにしてる!▼~
あたし…お父さんのこと~
ずっとずっと、だーーい好きだよ!▼~
#endregion
**フェリシア [#zc07b6e1]
:[カンナ]|
お母さん、大丈夫?~
ケガとかしてない?▼~
:[フェリシア]|
はい、大丈夫ですよ。~
気遣ってくれてありがとうございます。▼~
:[カンナ]|
お礼なんていいって!▼~
でも、無理はやめてね。~
何かあったら、すぐにあたしを呼んで!▼~
あたし、お母さんのためなら~
なんでもしちゃうから。▼~
:[フェリシア]|
…………▼~
:[カンナ]|
どうしたの、お母さん。▼~
:[フェリシア]|
優しい子に育ってくれたなぁって…~
すごく誇らしい気持ちになったんです。▼~
:[カンナ]|
ほんと!?~
そう言ってもらえてすごくうれしい。▼~
あたしね、人の役に立てることが~
とっても幸せなんだ。▼~
そのためなら自分はどうなってもいいって~
思うときもあるぐらいで…▼~
:[フェリシア]|
…………▼~
それ…私と一緒です。▼~
:[カンナ]|
えっ。そうなの?~
お母さんも?▼~
:[フェリシア]|
実は結婚前、カムイさんとも~
話したんですが…▼~
私はどうしようもないぐらい~
ドジでおっちょこちょいです。▼~
でも、みなさんをお世話したいという~
気持ちは誰にも負けません。▼~
みなさんのために生きることが、~
私の幸せなんです。▼~
:[カンナ]|
お母さん…!~
あたし、それすっごくわかる!▼~
あたしの性格は~
お母さん譲りだったんだね。▼~
:[フェリシア]|
カンナ…!!~
わ、私嬉しいです…!▼~
私のドジなところじゃなくて~
なけなしの真っ当な部分が受け継がれて…!▼~
:[カンナ]|
な、なけなしのって…~
そんなことないよ…▼~
:[フェリシア]|
では、幸せいっぱいの気分になったところで、~
そろそろ戦闘に戻りましょうか。▼~
:[カンナ]|
うん! わかった!~
でも…▼~
お母さんが手に持ってるの…~
武器じゃなくて、焼き鳥の串だよ。▼~
:[フェリシア]|
はわわわわーーーーーーーっ!▼~
もう…私ったら…▼~
:[カンナ]|
あはは、しっかりしてね。~
じゃ、あたしは行くから!▼~
:[フェリシア]|
あ!~
カンナ、ちょっと待ってください!▼~
カンナも…~
それ…武器じゃなくて、木の枝です…▼~
:[カンナ]|
はわわわわーーーーーーーっ!▼~
:[フェリシア]|
ああ、ごめんなさい…~
真っ当じゃないところも受け継がせてしまって…▼~
でも、自分に似た我が子を見るのは~
とっても可愛いですし…▼~
これはこれでアリですね!▼~
:[カンナ]|
うん! お互い気をつければいいよ!~
手に持ってるものは…大丈夫そうだね。▼~
:[フェリシア]|
…では、いざ!~
みなさんのために! 戦いましょうーっ!▼~
**リンカ [#u9e3f99c]
:[カンナ]|
炎の部族の心得、そのいちー!~
炎の部族はここうをおもんじる!▼~
:[リンカ]|
ふっ、~
カンナ、どうしたんだ急に。▼~
:[カンナ]|
あたしはお母さんの娘でしょ?▼~
だから、あたしも~
立派な炎の部族になりたいの!▼~
:[リンカ]|
なるほど、~
それで心得を復習しているのか。▼~
:[カンナ]|
じゃあ、もう一度言うから~
お母さんはちゃんと聞いていてね?▼~
:[リンカ]|
ああ。~
わかった。▼~
:[カンナ]|
炎の部族の心得、そのいちー!~
炎の部族はここうをおもんじる!▼~
:[リンカ]|
そのとおりだ。~
だが、意味はちゃんとわかってるのか?▼~
:[カンナ]|
も、もちろんだよ!▼~
こ、ここうは重くて大変だな…~
っていうことでしょ?▼~
:[リンカ]|
ふっ。~
少し違うな。▼~
孤高を重んじるとは~
一人であることを大切にするということだ。▼~
あえて集団に属さないことで~
見えてくる道もあるからな…▼~
:[カンナ]|
…………▼~
:[リンカ]|
…ん?~
カンナには少し難しかったか?▼~
:[カンナ]|
あたしやっぱり…~
炎の部族にはなりたくない…▼~
:[リンカ]|
…どうしてだ?▼~
:[カンナ]|
だって、せっかく…~
お母さんと一緒に暮らせるようになったのに…▼~
ここうをおもんじて…~
ひとりぼっちになるのは嫌だもん…▼~
:[リンカ]|
…なるほどな。▼~
カンナ、孤高を重んじろというのは~
ひとりぼっちになれと言っているわけではない。▼~
:[カンナ]|
…本当に?▼~
:[リンカ]|
ああ、本当だ。▼~
現に炎の部族も~
一族みんなで一緒に暮らしているだろう?▼~
あたしだって今は~
この部隊と共に共同で生活をしている。▼~
:[カンナ]|
そっか。~
確かにそうだね!▼~
:[リンカ]|
みんなで一緒に暮らしていても、~
孤高を重んじることはできる。▼~
ときに集団を離れ、~
一人で考える時間をもうける…▼~
カンナはそういうことから始めてみればいい。▼~
:[カンナ]|
うん! わかったよ!▼~
ずっとひとりぼっちは嫌だけど、~
たまに一人になるならできると思う!▼~
:[リンカ]|
…無理はするなよ?▼~
ただでさえカンナには…~
寂しい思いをさせてしまったからな…▼~
長いこと離れ離れで暮らしていたのだ…▼~
普通の子供よりも…~
孤独を感じさせていたに違いない…▼~
:[カンナ]|
そんなのもう気にしないで!~
だって、これからはずっと一緒なんだから!▼~
:[リンカ]|
ありがとう…~
カンナ…▼~
:[カンナ]|
じゃあ、炎の部族の心得を続けるね?~
ちゃんと聞いててよ、お母さん!▼~
:[リンカ]|
ああ。~
わかった。▼~
:[カンナ]|
炎の部族の心得そのにー!~
苦い野菜もちゃんと残さず食べるー!▼~
:[リンカ]|
ふふふっ。~
大切なことだが…炎の部族の心得ではないな。▼~
**サクラ [#l7468e41]
:[カンナ]|
ねえねえ、お母さん!~
あたし、聞きたいことがあるの!▼~
:[サクラ]|
ふふふ、なんでしょうか?~
私に答えられることだといいのですけど。▼~
:[カンナ]|
あのね…~
おにいちゃんと結婚するってどんな感じ?▼~
:[サクラ]|
…えっ!?~
ええええええええっ!?▼~
ど、どうしてそんなことが聞きたいのですか?▼~
:[カンナ]|
だって、お父さんとお母さんって~
血の繋がらないきょうだいだったんでしょ?▼~
それがどうして夫婦になったのかな、って!~
あたし、ずーっと気になってたの!▼~
:[サクラ]|
そ、そ、そ、そうですか…▼~
:[カンナ]|
もしかして、~
聞いちゃいけないことだった?▼~
:[サクラ]|
い、いえ、そんなことはありません。▼~
私たちの結婚に関して…~
後ろめたいことなど一切ないですから!▼~
上手く説明できるかはわかりませんが…~
一生懸命、話してみますね。▼~
:[カンナ]|
わーい!~
ありがとう、お母さん!▼~
:[サクラ]|
ええと…私にとってカムイ兄様は…~
初めてお会いした時から大切な人でした。▼~
強くて、優しくて…~
温かい心を持った憧れの人…▼~
それは兄に対する憧憬だと~
思っていたのですが…▼~
あるとき、気づいてしまったんです。~
これは恋なんだって。▼~
:[カンナ]|
でも、おにいちゃんだから~
その気持ちは言えないよね…?▼~
:[サクラ]|
はい。でも、母様…~
あなたのおばあ様が遺したお手紙を読んで、▼~
その時初めて、私と兄様に~
血の繋がりがないことがわかったんです…▼~
それで、私は…~
すごく泣いてしまいました。▼~
:[カンナ]|
これで恋人になれるって、嬉しくて?▼~
:[サクラ]|
いいえ。私とカムイ兄様が~
家族ではないことが悲しくて。▼~
:[カンナ]|
…!▼~
:[サクラ]|
私はあの人と家族でいたかった。~
一生傍にいられる絆が欲しかった。▼~
だって、ずっと傍にいたいぐらい…~
大切な人だったんですもの。▼~
:[カンナ]|
そっか…~
大切な人は大切な人だもんね。▼~
だからお母さんは、~
お父さんと結婚したんだね。▼~
:[サクラ]|
はい…▼~
:[カンナ]|
大切な人と結婚できたんだから…~
お母さんは幸せなんだよね?▼~
:[サクラ]|
もちろん。~
とってもとっても幸せですよ。▼~
カンナというとっても可愛い子供も~
授かることができましたし。▼~
:[カンナ]|
えへへー。▼~
:[サクラ]|
こんな答えで大丈夫でしょうか?▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さんが幸せだってわかったから!▼~
:[サクラ]|
ふふふ。~
それならよかったです。▼~
:[カンナ]|
お母さんはこれからも~
ずっとずっと幸せでいてね!▼~
じゃないとあたし…~
悲しくなっちゃうから!▼~
:[サクラ]|
ありがとうございます、カンナ…~
カンナは優しいですね。▼~
人の幸せを願えるその心…~
カムイさんそっくりです。▼~
:[カンナ]|
えへへ…~
でも、優しいのはお母さんもおんなじだよ。▼~
だからあたしは、~
お母さんにもそっくりだね!▼~
:[サクラ]|
カンナ…▼~
はい、あなたは私たち二人にそっくりです。~
あなたは私たち家族の証…▼~
私たちを家族にしてくれて、~
ありがとう…▼~
:[カンナ]|
うん。~
これからはずっと、一生傍にいる。▼~
あたしが大好きなお父さんとお母さんの…~
…二人の絆なんだから。▼~
**アクア [#ycee7156]
:[アクア]|
カンナ。~
今日は子どもの成長を願うお祭りよね。▼~
カンナは私に何を願ってもらいたい?▼~
:[カンナ]|
うーん…~
急にそう言われても…▼~
:[アクア]|
どういう大人になりたいとか、ないの?▼~
:[カンナ]|
あ、それならあるよ!▼~
うんとね、あたしは、~
お母さんみたいな大人になりたいな!▼~
:[アクア]|
えっ?~
私みたいな大人?▼~
:[カンナ]|
うん!▼~
:[アクア]|
…いや、私みたいな大人には~
ならないでほしいわ。▼~
:[カンナ]|
えーっ? どうしてー?▼~
:[アクア]|
どうしてって…▼~
私は無口だし、人に拒まれることを恐れるあまり、~
感情を表に出すことも苦手でしょう。▼~
一方、あなたは明るくて素直で、健気で…~
私にはないものをたくさん持ってる。▼~
あなたには私に似ることなく、~
今のまま大人になってほしいと思うわ。▼~
:[カンナ]|
そうかなぁ…~
あたしはお母さんをそんな風には思わないけど…▼~
:[アクア]|
…えっ?~
あなたは私をどう見てるの?▼~
:[カンナ]|
お母さんは凛としていて、自分を持っていて、~
すごくかっこいい女の人だと思ってるよ!▼~
:[アクア]|
…もう、そんなに褒めても~
何も出ないわよ。▼~
:[カンナ]|
ほんとのことだよ?~
お父さんもそう言ってたし!▼~
:[アクア]|
カムイが?▼~
:[カンナ]|
うん!~
もし人として、女性として道に迷うことが~
あったら、お母さんを見習いなさいって。▼~
お母さんほど強くてたくましい女性を~
見たことがないって!▼~
お父さん、そう言ってた!▼~
:[アクア]|
…………▼~
まったく…~
あなたたちには困ったものだわ。▼~
私のことを買いかぶりすぎよ。▼~
:[カンナ]|
でもほんとなんだもーん!▼~
:[アクア]|
うふふ。~
もう、わかったわ。▼~
何を言っても聞いてもらえそうにないし、~
今日は素直にその気持ちを受け取っておく。▼~
:[カンナ]|
じゃあ、あたしがお母さんみたいに~
なれるようにお願いしてくれる?▼~
:[アクア]|
ええ、あなたのよさを失わない程度に~
私に似ますようにってね。▼~
:[カンナ]|
わーい!▼~
あ。そうだ、お母さん。~
最近、お歌の練習を全然できていないね。▼~
また一緒に練習したいな。▼~
:[アクア]|
そうなのよね。~
新しい歌を作るのに手間取ってたの。▼~
:[カンナ]|
新しいお歌?▼~
:[アクア]|
ええ。▼~
…私ね、カムイが~
初めて竜になったときのことが忘れられなくて…▼~
それを歌にしていたの。▼~
:[カンナ]|
お父さんが初めて竜になったとき?▼~
:[アクア]|
そう。昔、ミコト様…~
つまり、あなたのおばあちゃんが亡くなって…▼~
その怒りでカムイが竜になったの。▼~
私は、暴れるカムイを~
歌の力で鎮めようとしたわ。▼~
最終的に、このペンダントの力で~
なんとかできたけど…▼~
優しいカムイの中に、~
こんなに荒々しい神祖竜の血が入っている…▼~
その衝撃は、ものすごいものがあった。▼~
そのときのことを…~
歌にしてみようと思ったのよ。▼~
:[カンナ]|
わぁー、すっごく興味ある!~
歌ってみたーい!▼~
:[アクア]|
カムイと同じように~
竜になれるカンナなら…▼~
何か、感じてもらえるかもしれないわね。▼~
:[カンナ]|
そうだね。~
楽しみにしてる!▼~
:[アクア]|
さてと。~
そろそろ戦闘に戻りましょう。▼~
さっさと賊を片付けて、~
お祭りを楽しまないと。▼~
:[カンナ]|
うん。~
あたしの成長を願うこと、忘れないでよね?▼~
:[アクア]|
もちろんよ。~
心を込めて願っておくわ。▼~
**カザハナ [#z415be48]
:[カンナ]|
はっ!~
せいっ! やぁっ!!▼~
:[カザハナ]|
カンナ、こんなときにも訓練?▼~
:[カンナ]|
あ、お母さん!~
そうだよ、訓練中なんだ!▼~
最近、時間がもったいない気がして。~
ちょっとでも時間があれば訓練してるの!▼~
:[カザハナ]|
へえー、あたし譲りの精神が~
しっかり根付いてきてる感じだね。▼~
でも、あまり無理はしないで、~
過ぎたるは及ばざるがごとしって言ってね。▼~
やり過ぎはよくないから。▼~
:[カンナ]|
えーっ、そ…そうなの?~
でも…▼~
:[カザハナ]|
でも、何よ?▼~
:[カンナ]|
お母さんはそれでもいいと思うよ。~
すごく強いから。▼~
でもあたしみたいな未熟者は…▼~
やり過ぎくらいじゃないと…~
お母さんを守れる人にはなれないと思うの。▼~
:[カザハナ]|
あたしを…守る?▼~
:[カンナ]|
そう、内緒にしてたけど…~
あたし、お母さんを守りたくて訓練してるの。▼~
お母さんは何度も何度も~
あたしを守ってくれたよね。▼~
あたし、そんなお母さんに~
すこしでも親孝行したいんだ!▼~
大好きなお母さんを守るためなら~
死んでもいいっていうくらいの気持ちだよ。▼~
:[カザハナ]|
…………▼~
カンナ、気持ちはうれしいけど、~
死んでもいいっていうのは間違いだよ。▼~
:[カンナ]|
えっ?▼~
:[カザハナ]|
気持ちはよくわかる。▼~
昔、あたしもカムイに~
似たようなことで怒られたっていうか…▼~
指摘されたことがあるから…▼~
:[カンナ]|
お母さんが…お父さんに怒られたの?▼~
:[カザハナ]|
ええ。~
はっきり言われた。▼~
大事な人を守っても、~
自分が死んだら意味がない…▼~
その残された大事な人を~
深く悲しませることになるから、って。▼~
:[カンナ]|
…………▼~
:[カザハナ]|
カンナはあたしを悲しませたい?▼~
:[カンナ]|
お母さんが悲しむのは嫌…~
絶対に嫌…▼~
:[カザハナ]|
そっか。だったら…~
死んでもいいなんて二度と言わないでね。▼~
:[カンナ]|
わかった…~
もう二度と言わない…▼~
:[カザハナ]|
わかってくれてありがとう。▼~
ねえ、カンナ。~
お祭りが再開しても訓練するつもり?▼~
:[カンナ]|
もちろんだよ!▼~
:[カザハナ]|
じゃ、あたしも付き合う。▼~
あなたがどんな人でも守れるように~
ビシバシ鍛えてあげるわよ!▼~
:[カンナ]|
うん!~
楽しみにしてるねっ!▼~
**オロチ [#c79ebed3]
:[カンナ]|
ねえ、お母さん。~
あたし…聞きたいことがあるの!▼~
:[オロチ]|
なんじゃ?~
そんなに改まって。▼~
:[カンナ]|
あたし…~
ずっと聞きたかったの。▼~
お父さんとお母さんはどうやって知り合って、~
どうやって仲よくなったのか!▼~
:[オロチ]|
な、ななななっ!?▼~
何故それが気になるんじゃ…~
そんなことを聞いてどうするんじゃ。▼~
:[カンナ]|
あたし、二人とも大好きだから!~
どんな風に仲良しになったのか知りたいの。▼~
:[オロチ]|
ううむ…そんな純粋な瞳で見られたら~
断るに断れんのう。▼~
では今、ちょっとだけ~
特別に話してやろう。▼~
:[カンナ]|
やった!~
ありがとう!▼~
:[オロチ]|
…カムイと最初に二人きりで~
話すようになったのは…▼~
カムイが、わらわに~
声をかけてくれたからじゃ。▼~
:[カンナ]|
いきなり「好きです」とか?▼~
:[オロチ]|
ち、違うわい。~
彼はそんな男ではないぞ。▼~
…カムイはわらわにこう言ったんじゃ。~
「母上について知りたい」と。▼~
:[カンナ]|
お父さんの母上ってことは…~
あたしのおばあちゃん?▼~
:[オロチ]|
ああ。~
ミコト様という方じゃ。▼~
で、わらわはミコト様のことを~
カムイ様に教えてあげた。▼~
わらわはまずミコト様の楽しい話をし…~
次にミコト様の心優しいところを…▼~
最後にミコト様がカムイを~
いかに愛していたかという話をしたのじゃ。▼~
するとカムイは言った。~
これからは、母上が愛した人たちを守る、と…▼~
その中に、わらわも入っておると…▼~
:[カンナ]|
キャーッ!!▼~
:[オロチ]|
そんなこんなで少しずつ距離が縮まり…~
めでたく結婚となったわけじゃ。▼~
:[カンナ]|
そ、そうだったんだ…~
すてきーーー!!▼~
でも、なんか…~
母さんに焼きもち焼いちゃうな。▼~
お母さんはあたしの知らないお父さんのこと~
たっくさん知ってるから。▼~
:[オロチ]|
それはまあ、仕方のないことじゃ。~
付き合いの長さというやつじゃな。▼~
しかし、世界が平和になれば、~
そなたと過ごす時間も格段に増えるはず。▼~
その時はカムイを独占すればいい。~
そこでたくさん知っていくのじゃ。▼~
:[カンナ]|
うん、そうだね。~
わかった!▼~
:[オロチ]|
…ああ、でもまだ話し足りないのう。▼~
婚姻の申し込みのあたりの話を~
端折ったのは間違いだったわい。▼~
:[カンナ]|
あたし、それも聞きたーい!▼~
:[オロチ]|
…では、どうじゃ。祭りが再開したら、~
わらわと共に過ごさぬか。▼~
カムイのことだけではなく、~
まじないも教えてやろうぞ。▼~
前から興味があると言っておったろう。▼~
:[カンナ]|
でも…いいの?~
あたし、まじない道具持ってきてないし…▼~
:[オロチ]|
屋台で調達すればなんとかなろう。~
珍しい薬草も売っておったし。▼~
:[カンナ]|
探すのも楽しそうだね!~
じゃあ、やる!▼~
:[オロチ]|
そうしよう、そうしよう。~
ふふっ、楽しい祭りになりそうじゃ!▼~
**ヒノカ [#o50d9cb5]
:[カンナ]|
こらっ!~
お祭りを台無しにした不届き者たち!▼~
どこからでもかかってきなさい!~
あたしが相手になってあげるわ!▼~
:[ヒノカ]|
ふっ。~
勇ましいな、カンナ。▼~
:[カンナ]|
うん!~
だって、あたしはお母さんの娘だもん!▼~
敵のことなんてちっとも怖くないよ!▼~
:[ヒノカ]|
そうか。~
さすが私の娘だな。▼~
:[カンナ]|
えへへ~。▼~
:[ヒノカ]|
だが、あまり無茶なことはしないでくれ。▼~
戦場で背伸びをしても、~
いい結果に結びつきはしないからな。▼~
相手の力量を見極め、~
自分にできることを堅実に遂行していく。▼~
それが生き延びるコツだと私は思うぞ。▼~
:[カンナ]|
でも、あたし…~
お母さんみたいに強い人になりたいから…▼~
:[ヒノカ]|
ふっ。~
ありがとう、カンナ。▼~
だが、私も最初から~
強かったわけではない。▼~
カンナと同じくらいの年のときは~
まだまだ泣き虫だった。▼~
:[カンナ]|
えっ!? 本当に!?~
お母さんが泣き虫だったの!?▼~
:[ヒノカ]|
あ、あまり大声で言わないでくれ…~
少し恥ずかしいからな…▼~
だが、泣き虫だったのは真実だ。▼~
カムイが暗夜王国に~
さらわれてから…▼~
私は自分の手で大切な人を~
守れるようになりたいと思った。▼~
それから天馬兵としての訓練を始めたのだが…~
初めのころは訓練の辛さに泣いてばかりだった。▼~
それまでの姫としての生活とは~
全く違った日々になってしまったからな。▼~
馬に乗るときは毎回、足が震えたし、~
初めて空を飛んだときは…▼~
…その…いろいろとやらかしたものだ。~
頭から落ちたりな。▼~
:[カンナ]|
あはは!~
今のお母さんからは想像できないね!▼~
:[ヒノカ]|
だから、カンナも無理をする必要はない。~
少しずつ成長していけばいいんだ。▼~
:[カンナ]|
うん! わかった!~
あたし、もう無茶なことはしないよ!▼~
:[ヒノカ]|
ああ。~
そうしてくれると私も安心だ。▼~
:[カンナ]|
でも、お母さん…~
本当にお父さんのことが好きだったんだね!▼~
:[ヒノカ]|
な、なっ!?~
と、突然、何を言い出す?▼~
:[カンナ]|
だって、そんなに辛い訓練を続けられたのも~
お父さんを助けたかったらでしょ?▼~
:[ヒノカ]|
…そうだな。~
それを心の支えにしていたのは事実だ。▼~
:[カンナ]|
お父さんは幸せ者だね。~
お母さんにこんなに愛されて。▼~
:[ヒノカ]|
わ、私だって幸せ者だ…▼~
カムイとカンナにすごく愛されていると…~
日々、実感しているのだからな。▼~
:[カンナ]|
ふふふー。~
それ、お父さんに伝えておくね!▼~
:[ヒノカ]|
い、言わなくていい!~
言わなくても…わかっているだろうしな!▼~
:[カンナ]|
お母さん、照れちゃってる!~
可愛いー!▼~
:[ヒノカ]|
は、母親をからかうんじゃない!▼~
ほら、話はこの辺で終わりにしないと。~
お祭りで遊ぶ時間がなくなってもいいのか?▼~
:[カンナ]|
そ、それはやだ!~
わかった、じゃあお話はここまでね!▼~
でも、天幕に帰ったらもっともっと…~
お母さんの子どものころのお話を聞きたいな!▼~
:[ヒノカ]|
ああ、わかった。~
たっぷりと聞かせてあげよう。▼~
カンナと一緒に過ごせる時間は…~
たくさんあるのだからな。▼~
**セツナ [#z5d37518]
:[カンナ]|
お母さーん…▼~
:[セツナ]|
あ、カンナ…~
宙ぶらりんで、何してるの…▼~
:[カンナ]|
見ての通りだよー!~
また罠にかかっちゃった…▼~
:[セツナ]|
それなら仕方ない…~
いま助けてあげる…▼~
これをこうして…~
はいできた…▼~
:[カンナ]|
ありがとう、お母さん!▼~
:[セツナ]|
カンナは最近…~
よく罠にかかるわね…▼~
:[カンナ]|
ほんとだよ…!~
お母さんに似てきたのかも。▼~
:[セツナ]|
要らないものを受け継いだのね…~
かわいそうに…▼~
:[カンナ]|
えへへー~
そんなに喜んでくれて嬉しい!▼~
:[セツナ]|
別に喜んでない…▼~
でもあなたもそろそろ…~
助けてくれる人を見つけたほうがいいかも…▼~
:[カンナ]|
助けてくれる人?▼~
:[セツナ]|
そう…~
例えば、私の場合はヒノカ様ね…▼~
:[カンナ]|
確かに、お母さんが罠にかかると~
いつもヒノカ様が助けてくれるよね。▼~
じゃああたしもヒノカ様がいいっ!▼~
:[セツナ]|
それはダメよ…~
ヒノカ様は私専用なの…▼~
あとアサマもダメ…~
彼は笑って見てるだけだから…▼~
:[カンナ]|
ええっ…~
じゃあ誰にすればいいの…▼~
:[セツナ]|
あなたの場合…~
助けてくれる人はここにいるわ…▼~
:[カンナ]|
ここにって…~
お母さんのこと?▼~
:[セツナ]|
そう…~
私が助けてあげる…▼~
:[カンナ]|
ええーっ!?~
そ、それはちょっと…▼~
あたしが罠にかかって、~
お母さんも罠にかかったらどうなるの?▼~
二人とも身動きがとれなくなっちゃうよ?▼~
:[セツナ]|
そういうときはヒノカ様よ…~
ヒノカ様が助けにきてくれるわ…▼~
:[カンナ]|
な、なるほど!~
結局、ヒノカ様なんだね!▼~
:[セツナ]|
そうよ…~
ヒノカ様は偉大なお方だから…▼~
:[カンナ]|
でも、助けにきたヒノカ様も~
罠にかかったらどうするの?▼~
:[セツナ]|
そうね…▼~
…ああ、そのときは~
カムイよ…▼~
:[カンナ]|
そっか!~
お父さんがいるね!▼~
:[セツナ]|
彼もなかなか頼もしいわ…~
それなりに私を救出した実績もあるし…▼~
私が抱きついた拍子に、~
二人まとめて罠にかかったこともあるし…▼~
:[カンナ]|
えっ…それ…~
ちょっと不安…▼~
:[セツナ]|
まぁ…~
細かいことは言いっこなしよ…▼~
大事なのは、~
あなたが幾重にも守られているということ…▼~
いろんな人があなたを助けてくれる…~
だから、安心して…▼~
:[カンナ]|
うん、わかった!▼~
:[セツナ]|
あなたは本当に、幸せ者…~
でも…慢心は禁物よ…▼~
幸せ者であることを噛みしめて…~
謙虚な気持ちで罠にかかるの…▼~
:[カンナ]|
うん!~
その言葉、胸に刻んでおくね!▼~
**オボロ [#xb61cf44]
:[オボロ]|
カンナ、悪いんだけど…▼~
…今日のお祭りはカムイたちと~
楽しんでくれる?▼~
私は一人で過ごしたいから…▼~
:[カンナ]|
えーっ?~
どうしてそんなこと言うのーっ?▼~
:[オボロ]|
ごめんね…~
なんか、悲しくなっちゃって…▼~
:[カンナ]|
何が悲しいの?~
話して?▼~
:[オボロ]|
…………▼~
その…今日は子どもの成長を~
願うお祭りでしょう。▼~
私はあなたに…私に似た子に~
育ってほしいって願おうと思っていたの。▼~
そしたら気の合う似たもの親子二人、~
和気あいあいとおしゃべりしたりして、▼~
楽しそうだなって。▼~
でもね…さっき、~
それじゃダメだって気付いたのよ。▼~
だって私は平凡で、小うるさくて…~
魔王みたいな顔をしちゃう女よ…▼~
本当にあなたのためを思うなら、~
私に似たらダメ…▼~
:[カンナ]|
…で、悲しくなったってこと?▼~
:[オボロ]|
ええ。▼~
:[カンナ]|
もうー!~
何言ってるのよ。▼~
お母さんは気が利いて、~
世話好きで、仲間想いな、素敵な人。▼~
私、そういうお母さんが大好きだし、~
そういう大人になりたいって思ってる!▼~
:[オボロ]|
カンナ…▼~
:[カンナ]|
魔王みたいな顔だって、どこが悪いの?~
私はかっこいいって思ってるんだからね?▼~
:[オボロ]|
えっ? かっこいい?▼~
:[カンナ]|
だって、お母さんがその顔をすると、~
敵はびっくりして腰を抜かすでしょ?▼~
私、うわーすごーいって思ってるんだから!~
とってもかっこいいよ!▼~
だから、そんな風に考えないで?▼~
:[オボロ]|
カンナ…~
ありがとう…▼~
ごめんね。~
こんな弱音を吐いて…▼~
:[カンナ]|
気にしないで、~
私たち、家族なんだから。▼~
たくさん弱音を吐いていいんだよ。~
私でよかったら、いつでも聞いてあげる。▼~
:[オボロ]|
…………▼~
あぁ…なんか…~
懐かしい感覚…▼~
:[カンナ]|
何が?▼~
:[オボロ]|
あなたの優しい言葉を聞いていたら~
結婚前のカムイを思い出しちゃって…▼~
:[カンナ]|
結婚前のお父さん?~
なにそれ、聞きたいな!▼~
:[オボロ]|
私…夜になると悲しくなって、~
夜の森を眺める癖があって…▼~
カムイがそんな私に気付いて、~
元気づけてくれたことがあったの。▼~
私が自分の弱さを打ち明けると、~
カムイはこう言った。▼~
「弱くてもいい」って。~
「弱くたって、支えるから」って…▼~
「一人じゃないんだから」って…▼~
その姿が…~
今のあなたと重なったのよ…▼~
ほんと、あなたはカムイに~
似たものを持っているわね。▼~
:[カンナ]|
…そうなんだ。~
なんかすごく嬉しいな。▼~
でもね、お母さん。~
私、お母さんにも似たいんだからね。▼~
だから、今日の願いごとはこういう風にして?~
「カンナが、私にも似てきますように」って。▼~
さっきお母さん、言ったよね。▼~
気の合う似たもの親子二人で、~
和気あいあいとおしゃべりしたいって。▼~
私もそれ、すっごくしたいから!▼~
:[オボロ]|
ほんと?▼~
:[カンナ]|
うん、私、そういうの憧れる!▼~
:[オボロ]|
…だったら…~
そうさせてもらおうかしら。▼~
:[カンナ]|
うん、胸を張って願ってね!~
私の大好きなお母さん!▼~
:[オボロ]|
…ありがとう…~
さっきまでの重い気分が嘘みたいよ…▼~
娘と本音で語り合えた今日の日に~
感謝するわ。▼~
**カゲロウ [#d196c310]
:[カゲロウ]|
…………▼~
:[カンナ]|
…………▼~
お母さん…~
いるんでしょ…?▼~
:[カゲロウ]|
…くっ、気付かれてしまったか…▼~
:[カンナ]|
もー!~
今日は警護しないって約束でしょ?▼~
:[カゲロウ]|
そうは言っても、見よ。~
この賊を。▼~
祭りだからといって~
気を抜いてはならなかったのだ。▼~
:[カンナ]|
…確かに賊の襲撃はあったけど、~
あたしはもう大人だもん!▼~
そろそろ警護なんてしなくていいよー!▼~
:[カゲロウ]|
…ふっ。カムイにも~
似たようなことを言われたものだ。▼~
だが、私が警護の重要性を説くと~
カムイは納得してくれたのだ。▼~
あの人は立派で聡明だ…▼~
:[カンナ]|
…………▼~
そ、そうだ!~
いいこと思いついた!!▼~
お母さん、お父さんの警護に戻ってよ!▼~
お父さんはとっても重要人物なんだから。~
警護しなきゃ! ね! そうだよ!▼~
:[カゲロウ]|
いいや。~
今はカムイよりカンナだ。▼~
:[カンナ]|
ええええっ…▼~
…あ、そうだ!▼~
私、お母さんの創作したもの、~
また見たいなぁ!▼~
母さんの創作物って、味があって~
私、大好きなんだよね!▼~
:[カゲロウ]|
みえみえだな。▼~
私を創作に没頭させて、~
警護をやめさせようという魂胆だな。▼~
しかし、無駄だ。~
今は創作よりお前の警護が大事なのだ。▼~
:[カンナ]|
うぅ…~
うぅーーーっ!▼~
じゃあ、いつになったら警護されなくなるの!?~
それだけでも教えて!▼~
:[カゲロウ]|
この子は一人前と思えるようになったらだな。▼~
:[カンナ]|
わかった!▼~
じゃあ、今から賊と戦ってくるから、~
私が一人前なところを見てて!▼~
:[カゲロウ]|
いいだろう。▼~
:[カンナ]|
よーし!~
じゃあ、本気を出しちゃうぞ!▼~
カゲロウの娘カンナ推参いたした!~
いざ、参らんっ!!▼~
:[カゲロウ]|
ほう…あの勇ましさ。~
この分ではすぐに、一人前になるかもな…▼~
**ユウギリ [#w5df5519]
:[ユウギリ]|
カンナ。▼~
:[カンナ]|
あ、お母さん!▼~
:[ユウギリ]|
あとでお時間よろしいかしら?~
お渡ししたいものがありますの。▼~
:[カンナ]|
えーっ!▼~
:[ユウギリ]|
なんですか、そのお返事は…~
嫌なのですか?▼~
:[カンナ]|
嫌っていうか…~
だって…その…▼~
…せっかく敵がたくさん現れたのに、~
時間がもったいないよ…▼~
敵がたくさん現れたから、~
あたし、たくさんたくさんやっつけたいの!▼~
:[ユウギリ]|
もちろん、それでいいですわ。~
私は賊を殲滅したあとのお話をしているのです。▼~
:[カンナ]|
あ、そうなんだ!~
それならいいよ!▼~
じゃあ、あたしは戦闘に戻って、と…▼~
:[ユウギリ]|
ちょ、ちょっとお待ちになって!~
カンナは今もしかして…▼~
戦いたくて戦いたくてしょうがないという~
気持ちなのかしら?▼~
:[カンナ]|
よくわかるね!~
実はそうなの!▼~
最近、敵を見るとこう…▼~
体の中がボーって燃えるような感じになって、~
たまらなくなるの!▼~
:[ユウギリ]|
…………▼~
薄々感づいてはいましたが…~
ついに発現したのですね。▼~
:[カンナ]|
えっ?▼~
:[ユウギリ]|
カンナ、それは私の気質ですわ。~
私も敵前でそういう気持ちになるのです。▼~
:[カンナ]|
えっ、お母さんも?▼~
:[ユウギリ]|
教育に悪いと思い、あなたの前では極力~
見せずにおりましたが…▼~
私は人呼んで、白夜の戦闘狂…▼~
敵と戦うことが最大の喜びで、~
断末魔の声を聞くとうっとりしてしまいますの。▼~
:[カンナ]|
わかるよ…~
その気持ち、すっごくわかる!▼~
:[ユウギリ]|
そうでしたか…▼~
…うっ…▼~
:[カンナ]|
あ、あれ? どうしたの?~
いけないことなの?▼~
似ないほうがよかったの?▼~
:[ユウギリ]|
いいえ、その逆ですわ…▼~
私に似てくれて、ありがとうございます。~
愛しい我が子…▼~
…今の私は、そういった気持ちでおります。▼~
:[カンナ]|
そっかー!~
それならよかった!▼~
…あ、こんなことしている間に~
せっかくの敵が倒されちゃう…▼~
:[ユウギリ]|
確かに、そうですわね!~
では、いざ…~
:[カンナ]|
…あ、でも待って、お母さん。▼~
お母さんさっき、言ってたよね。~
あとで渡したいものがあるって。▼~
あれは何?~
なんか気になってきたから今、言って?▼~
もしかして…~
すんごく強い武器とかっ!?▼~
:[ユウギリ]|
違いますわ。~
前掛けです。▼~
:[カンナ]|
…前掛け?▼~
:[ユウギリ]|
私が昔、親からもらった前掛けと~
同じものを、あなたのために作ったのです。▼~
:[カンナ]|
あ、ありがとう…~
でも、どうして前掛け?▼~
:[ユウギリ]|
親が作ってくれた前掛けが、~
子どもに幸運をもたらす…▼~
私がそう信じているからです。▼~
…昔、私は親からもらった前掛けを~
落としてしまいました。▼~
しかしそれを…カムイさんが~
拾ってくれたのです。▼~
そこからカムイさんとの友情が始まり…~
そして、結婚に至りました。▼~
全ては親からもらった前掛けのおかげ、~
私はそう思っています。だから…▼~
:[カンナ]|
へえー、そんなことがあったんだ…▼~
…ってことは、あたしも前掛けを~
どこかで落とせばいいの?▼~
:[ユウギリ]|
い、いえ…落とさないでください。~
あとで渡しますから、大事にしてくださいね。▼~
:[カンナ]|
わかった。大事にするっ。~
どんな前掛けなのかなー! 楽しみ!▼~
:[ユウギリ]|
…あら、長話をしてしまいましたね。~
戦闘狂にあるまじき行為です。▼~
:[カンナ]|
うふふ、本当だね!▼~
:[ユウギリ]|
では、思い切り暴れましょう。~
お互い、本能をむき出しにしてっ!▼~
**クリムゾン [#ma942e0d]
:[カンナ]|
うんしょ、うんしょ!▼~
よし、取れたーっ!▼~
:[クリムゾン]|
…カンナ?~
地面を掘り起こして、何をしているんだい?▼~
:[カンナ]|
ああ、お母さん!▼~
実はね、ここに埋まってた石を~
取り出したところなんだー!▼~
ほら、この石を見て?~
ここだけキラキラ光ってるでしょ?▼~
:[クリムゾン]|
おや、本当だね。▼~
:[カンナ]|
これを見つけて、どうしても~
ほしくなっちゃったんだ!▼~
:[クリムゾン]|
へえ…驚いたね。~
私とおんなじだ。▼~
実は私も、そういうのが大好きでね。▼~
:[カンナ]|
えっ、そうだったの?▼~
:[クリムゾン]|
そうさ。~
カムイと仲よくなって…▼~
結婚に至ったのも、こういうキラキラ石の~
話題が始まりだったんだ。▼~
:[カンナ]|
へえー! 知らなかったー!▼~
:[クリムゾン]|
ふふっ…~
カムイったら、おかしくってね。▼~
「愛という名のデコレーションで~
飾り付けてほしい」だなんて言ってさ。▼~
それが、あいつなりのプロポーズだった。▼~
まったく、あのときは~
笑いをこらえるのに必死だったよ。▼~
:[カンナ]|
愛という名の…デコレーション?▼~
:[クリムゾン]|
あはは…なんだか照れくさくなってきた。~
まあ、この話はいつかするよ。▼~
とにかくカンナは、~
このキラキラした部分だけほしいんだろ?▼~
:[カンナ]|
うんうん!~
でも、石を壊すのが難しそうで…▼~
:[クリムゾン]|
そこは私に任せな。~
そらっ!▼~
ほら、キラキラした部分だけ取れたよ。▼~
:[カンナ]|
うわぁ! すごい!~
ありがとう、お母さん!▼~
:[クリムゾン]|
で、これをどうするつもりだい?▼~
:[カンナ]|
うーん…~
それはわかんないや…▼~
:[クリムゾン]|
だったら、私が教えてあげるよ。▼~
武器に貼り付けたり、~
いろんな楽しみかたがあるんだ。▼~
ただ、この話は賊を倒してからにしよう。~
奥が深くて、長話になるからね。▼~
:[カンナ]|
うん、わかった!~
楽しみにしてるね!▼~
:[クリムゾン]|
私もさ。▼~
カムイに似てるとばっかり~
思ってたお前が、私にも似てきた…▼~
私は、すごくうれしいよ…▼~
**エリーゼ [#tff89ddf]
:[カンナ]|
ぷるぷるぷるぷる…▼~
:[エリーゼ]|
か、カンナ?~
どうしてぷるぷるしてるの?▼~
どこか具合が悪いのなら、~
無理に戦わなくてもいいんだよ?▼~
:[カンナ]|
…ぷっはー!~
長い時間、つま先立ちできたー!▼~
:[エリーゼ]|
つま先立ち?~
あっ、だからぷるぷるしてたのね。▼~
でも、どうしてそんなことしてたの?▼~
:[カンナ]|
特訓だよ!~
あたし、もっと強くなりたいから!▼~
:[エリーゼ]|
そうだったんだ。~
カンナは偉いね。▼~
:[カンナ]|
ねえ、お母さん、あたし…~
みんなの足手まといになってないよね?▼~
:[エリーゼ]|
カンナが足手まとい?~
そんなはずないよ。▼~
:[カンナ]|
でも、不安なんだ…~
みんなはすごく強いしさ…▼~
あたし、今のままじゃ…~
居場所がなくなっちゃいそうで…▼~
:[エリーゼ]|
カンナの気持ち…~
あたしもすごくよくわかるよ。▼~
あたしも昔…カムイにね、~
特訓に付き合ってもらってたの。▼~
カンナとおんなじ、~
みんなの足手まといになりたくない、って。▼~
:[カンナ]|
お母さんもそうだったんだ…▼~
じゃあ、あたしも…~
今のお母さんみたいに強くなれるかな?▼~
:[エリーゼ]|
カンナはなんで強くなりたいの?▼~
:[カンナ]|
強くなって悪い人たちに勝つためだよ!▼~
みんなが笑顔で平和に暮らせる世界、~
そういう世界にあたしはしたいから!▼~
:[エリーゼ]|
その気持ちがあれば絶対に強くなれるよ。~
強い思いこそが、何よりの力なんだから。▼~
:[カンナ]|
お母さん、ありがとう!▼~
あたし、強くなれる気がしてきた!▼~
:[エリーゼ]|
ふふふ。あたしが言ったことは~
お父さんの受け売りなんだけどね。▼~
:[カンナ]|
そうだ、お母さん!▼~
あたしが特訓してるところを~
お母さんに近くで見てて欲しいな。▼~
そうしてくれたら~
あたし、もっとがんばれる気がする!▼~
:[エリーゼ]|
もちろんいいよ、カンナ。~
もう離れ離れの生活はないし。▼~
これからはできるだけ~
カンナと一緒にいたいと思ってるよ。▼~
:[カンナ]|
やったー! お母さん、だーい好き!~
とーっても好き好き好きーっ!!▼~
:[エリーゼ]|
ありがとー! あたしもカンナのこと~
だーい好きだよーっ!!▼~
:[カンナ]|
じゃあ、早速見ててね!~
あたし、腕立て伏せするから!▼~
:[エリーゼ]|
えっ!?~
今からやるの? ここで?▼~
:[カンナ]|
いーち! にー!~
さーん! しー!▼~
:[エリーゼ]|
あはは。~
じゃあ、あたしも一緒にやろうかな。▼~
あたしもまだまだ強くならないと!~
守りたい人が増えたしね!▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さん!▼~
:[エリーゼ]|
いーち! にー!~
さーん! しー!▼~
:[カンナ]|
ごー! ろく!~
しーち! はーち!▼~
**エルフィ [#n8564059]
:[エルフィ]|
カンナ…~
準備はちゃんとしてきたかしら?▼~
:[カンナ]|
うん。~
もちろんだよ、お母さん…!▼~
持ち物だって確認したし、~
装備だって最高のものを揃えたよ。▼~
:[エルフィ]|
さすがカンナね…~
でも、まだ安心はできないわ…▼~
:[カンナ]|
そうだね、お母さん…▼~
あたし、お母さんが言ってたこと~
この場所にきてようやく理解できたよ…▼~
:[エルフィ]|
お祭りは…▼~
:[カンナ]|
おいしそうなものがいっぱい!▼~
大丈夫かな、お母さん?~
あたしたち、ちゃんと全部、食べれるかな?▼~
:[エルフィ]|
お腹を圧迫しないように~
大きめの装備にしてきたんでしょう?▼~
:[カンナ]|
うん。もしものときの~
お持ち帰り用の箱も用意したよ!▼~
でも、料理はできたてがおいしいからなぁ…▼~
:[エルフィ]|
そうね…~
できるだけこの場でいただきたいわ…▼~
:[カンナ]|
じゃあ、食べる順番も重要だよね?▼~
:[エルフィ]|
さすがカンナね…▼~
それを考えることこそ…~
わたしたちが目的を達するための鍵よ…▼~
まずはお腹にたまらないもの…~
そこから攻めましょう…▼~
:[カンナ]|
じゃあ、わたあめ!~
それから、焼き鳥!▼~
:[エルフィ]|
いい線よ、カンナ…~
でも、甘いものから始めて大丈夫?▼~
甘味は最後に食べた方が~
おいしく食べれるんじゃない?▼~
:[カンナ]|
そっかぁ、そうだよね…▼~
じゃあ、やっぱり最後にする!~
甘いものは別腹だって言うし!▼~
:[エルフィ]|
そうなると初めは…~
たこ焼きや焼きそばになるわね…▼~
:[カンナ]|
ぐー…▼~
:[エルフィ]|
ぐー…▼~
:[カンナ]|
お母さん…~
あたし、もう我慢できないよ…▼~
食べ物の名前を聞いただけで~
お腹がぐーぐー鳴っちゃってるもん…▼~
:[エルフィ]|
わたしも同じよ、カンナ…▼~
でも、まだ我慢しないと…~
敵が残ってるからね…▼~
:[カンナ]|
じゃあ、早く悪い人たちを倒さなきゃ!~
お祭りの時間がなくなっちゃうよ!▼~
:[エルフィ]|
そうね、カンナ…▼~
:[カンナ]|
そうだ、お母さん!~
大暴れしちゃおうよ!~
その方がお腹も減って~
後でおいしいものいっぱい食べれるし!▼~
:[エルフィ]|
わかったわ…▼~
でも、お腹を減らし過ぎて…~
動けなくなっちゃわないようにね…▼~
:[カンナ]|
いっくよー! お母さん!~
てりゃあーっ! 叩きつぶしちゃうぞーっ!▼~
:[エルフィ]|
ふふふ…▼~
元気な子に育ってくれて…~
わたしあとっても嬉しいわ、カンナ…▼~
**ニュクス [#efaf1c64]
:[ニュクス]|
残念ね。~
せっかくのお祭りだというのに。▼~
:[カンナ]|
そうだね、お母さん。~
楽しそうな出店もいっぱいあるのに。▼~
:[ニュクス]|
でも、賊を全て倒したら~
お祭りもきっと再開されるわ。▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さん!▼~
…あれ? お母さん、見て見て!~
あそこの出店で売ってるやつ!▼~
「真実を映す伝説の鏡」だって!~
すごーい!▼~
:[ニュクス]|
…本当ね。~
まさかこんなところで見つかるなんて、▼~
しかも、ずいぶんと安いわね。~
在庫もたくさんあるようだし。▼~
:[カンナ]|
でも、ちゃんと「伝説の鏡」って~
書いてあるもん!▼~
書いてあるなら本物だよ!▼~
:[ニュクス]|
ふふふ。~
そうかもしれないわね。▼~
:[カンナ]|
この鏡を見れば、~
お母さんが大人になった姿が見れるのかな?▼~
:[ニュクス]|
そうね、~
本物なら、ね。▼~
:[カンナ]|
じゃあ、あたしのおこづかいで買ってあげる!▼~
:[ニュクス]|
こんなものにおこづかいを使わなくてもいいわ。~
もっと有意義なものに使いなさい。▼~
:[カンナ]|
でも、伝説の鏡だもん!~
これ以上の使い道なんてないよ!▼~
:[ニュクス]|
…わかったわ。~
嘘だったら返品すればいいし。▼~
:[カンナ]|
うん!~
じゃあ、買うね!▼~
えっと…お金を払って…~
はい! 伝説の鏡だよ、お母さん!▼~
:[ニュクス]|
ありがとう、カンナ。▼~
:[カンナ]|
早速、覗いてみる?~
鏡はあたしが持っててあげるし!▼~
:[ニュクス]|
そうね。~
試してみましょう。▼~
…………▼~
:[カンナ]|
…どう?~
大人の姿は見れた?▼~
:[ニュクス]|
…いいえ、変わらない私の姿が見えるわ。▼~
:[カンナ]|
そっか。やっぱり偽物だったんだね…~
ごめんね、お母さん…▼~
:[ニュクス]|
いいえ、カンナ。~
この伝説の鏡は偽物ではないようよ。▼~
:[カンナ]|
えっ!?~
でも、大人の姿は映らなかったんでしょう?▼~
:[ニュクス]|
ええ、今の私、ありのままの姿が映ってるわ。~
でもね、カンナ…~
貴方の瞳にも、同じ私の姿が映っているの。▼~
:[カンナ]|
鏡と同じ姿が私の瞳に?▼~
:[ニュクス]|
そう。~
だからこの伝説の鏡は本物だわ。▼~
貴方の瞳を見て気づいたの。▼~
貴方の母親としての私は…~
今も昔も変わらずにこの姿…▼~
それならこの姿こそが私の真実だとしても…~
私は充分、幸せよ。▼~
:[カンナ]|
お母さん…▼~
:[ニュクス]|
ふふふ。ありがとう、カンナ。~
この伝説の鏡、大事に使うわね。▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さん!▼~
**カミラ [#r25aec15]
:[カミラ]|
…………▼~
:[カンナ]|
お母さん?~
…怒ってるの?▼~
:[カミラ]|
あら、どうして?▼~
:[カンナ]|
お母さんの顔…~
怒ってるときの顔になってるから…▼~
:[カミラ]|
ふふふ。安心して。~
カンナに怒ってるわけではないわ。▼~
せっかくのお祭りを~
台無しにした人たちに怒っているのよ。▼~
とても楽しみにしていたのに…~
賊め…▼~
殺してあげるわ…~
一人残らず、みぃんな…▼~
:[カンナ]|
お、お母さん…~
怖いよ…▼~
:[カミラ]|
ふふふ。ごめんなさい。~
もう顔には出さないようにするわ。▼~
:[カンナ]|
でも、あたしもお祭り~
すっごく楽しみにしてたよ!▼~
だから悪い人たちをやっつけて~
早くお祭りを再開させなくちゃね。▼~
よーし、あたしもお母さんに負けないよ。~
悪い子にはお仕置きしてあげる!▼~
:[カミラ]|
まあ、頼もしい。▼~
カンナはお祭りが再開したら~
何をして遊びたい?▼~
:[カンナ]|
えっとね…~
なんでもいいからいっぱい遊びたい!▼~
:[カミラ]|
わかったわ。~
今日はいっぱい遊びましょう。▼~
:[カンナ]|
それでね、お祭りから帰ったら…~
お母さんと一緒にお風呂に入るの!▼~
:[カミラ]|
ふふふ。▼~
ずいぶんと成長したと思っていたけれど、~
そういうところはまだ子供なのね。▼~
:[カンナ]|
ダメ?~
もうそういうの卒業した方がいい?▼~
:[カミラ]|
そんなことないわ。~
いくつになっても一緒に入りましょう。▼~
:[カンナ]|
よかったぁ!▼~
だって、お父さんも言ってたんだよ!▼~
好きな人とは~
一緒にお風呂に入るものだって!▼~
:[カミラ]|
そ、そうね…~
お父さんの言っていることは正しいわ…▼~
:[カンナ]|
お父さんとお母さんも~
ずっと一緒にお風呂に入ってるんでしょ?▼~
:[カミラ]|
…内緒。▼~
:[カンナ]|
えへへ。~
内緒でもあたしは知ってるもん!▼~
:[カミラ]|
ふふふ。~
カンナは物知りなのね。▼~
:[カンナ]|
そうだ、お母さん!~
あたし今度、ひとうに行ってみたい!▼~
:[カミラ]|
ひとう?~
…もしかして、秘湯のことかしら?▼~
:[カンナ]|
そう! それ! 秘湯!~
すごく綺麗なところなんでしょう?▼~
:[カミラ]|
それもお父さんから聞いたのかしら?▼~
:[カンナ]|
うん!▼~
:[カミラ]|
ふふふ。じゃあ、落ち着いたら~
家族揃って秘湯に行きましょう。▼~
:[カンナ]|
やったー!~
家族旅行だ! わーい!▼~
:[カミラ]|
…カンナとはずっと離れて暮らしていたから、~
家族旅行なんて今までできなかったものね。▼~
この戦いが落ち着いたら…~
家族で色々なところへ行きましょうね。▼~
青や金の花が地平線まで咲いている、~
一面の花畑や…▼~
水晶の洞窟、~
虹のかかる滝。▼~
あなたやカムイと見たい景色は~
たくさんあるの。▼~
いつか全部、一緒に行きましょう。~
カンナと、私と、カムイと、三人で。▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さん!▼~
**ルーナ [#i9885c26]
:[ルーナ]|
カンナ! 急いで敵を倒すわよ!~
手加減なんて一切しなくていいからね!▼~
:[カンナ]|
お母さん、~
なんか今日はすごく気合が入ってるね!▼~
:[ルーナ]|
だって、モタモタしてたら~
お祭りの時間がどんどんなくなるのよ!▼~
そんなの絶対にダメよ!~
あたし、すごく楽しみだったんだから!▼~
:[カンナ]|
あはは!~
お母さんはお祭りが好きなんだね。▼~
:[ルーナ]|
別にそういうわけじゃないけど…~
今日だけは特別っていうか…▼~
:[カンナ]|
特別?▼~
:[ルーナ]|
お、親子でお祭りにこれるなんて…~
あたしたちの暮らしから見れば特別でしょ?▼~
だから、すっごく楽しみにしてたのよ!▼~
:[カンナ]|
うん、お母さん。あたしも同じ。~
お祭りすっごく楽しみだったよ。▼~
じゃあ、早く悪い人たちを倒さないと…!▼~
:[ルーナ]|
…あれ?~
ちょっと待って!▼~
:[カンナ]|
なあに、お母さん?▼~
:[ルーナ]|
カンナもしかして…少し背が伸びた?▼~
:[カンナ]|
うーん…どうだろう?~
伸びた気もするし、変わってない気もする。▼~
:[ルーナ]|
伸びてたらまずいわね…~
背丈が合わなくなっちゃうわ…▼~
:[カンナ]|
背丈?▼~
:[ルーナ]|
な、なんでもないの!~
後でのお楽しみなんだから!▼~
:[カンナ]|
後でのお楽しみ!?~
なにかあたしにくれるの!?▼~
そんなこと言われたら気になっちゃうよ!~
戦うのに集中できなくなっちゃう!▼~
:[ルーナ]|
それは困ったわね…▼~
…じゃあ、いいわ。~
教えてあげる。▼~
実は後であなたに…~
浴衣をあげようと思ってたの。▼~
:[カンナ]|
浴衣!?▼~
:[ルーナ]|
いつかこんな日がくるかと思って~
あたしが作っておいたものがあるの。▼~
赤紫地で桜柄の生地なのよ。~
とてもステキなんだから。▼~
…今まではあまり~
そういうことしてあげられなかったからね。▼~
寂しい思いもいっぱいさせただろうし…~
だから作ったっていうわけじゃないけど…▼~
:[カンナ]|
ありがとう、お母さん!~
あたし、大事に着るね!▼~
:[ルーナ]|
…そ、そう?~
そんなに喜んでくれると作った甲斐があるわね。▼~
…あと、背が伸びたら言ってね。▼~
これからは…~
新しい浴衣なんていくらでも作ってあげるから。▼~
:[カンナ]|
うん…~
あたし、すごく嬉しい…▼~
よーし!~
それじゃあ急いで敵を倒しちゃお!▼~
早く早く!▼~
:[ルーナ]|
あら、いきなり急かしてきたわね。~
浴衣の話でやる気になったかしら?▼~
:[カンナ]|
え!? だ、だってほら…~
お祭りの時間が減ったらお母さん嫌でしょ?▼~
べ、別に…早くお母さんの浴衣を~
着てみたいわけじゃないんだからね!▼~
:[ルーナ]|
ふふふ。~
わかってるわよ、カンナ。▼~
**ベルカ [#k80d6a97]
:[カンナ]|
ふんふんふ~ん♪~
今日は楽しいお祭りだぁ♪▼~
しかもお母さんと一緒~♪~
とっても楽しみ~♪▼~
:[ベルカ]|
…………▼~
:[カンナ]|
あれ?~
どうしたの、お母さん?▼~
:[ベルカ]|
ふふっ、別になんでもないわ…~
ただ幸せそうなあなたを眺めていただけ…▼~
:[カンナ]|
あたしのことを?~
じゃあ、もっと眺めていいよ!▼~
ほらほら、お母さん! カンナだよ~!~
お母さんの娘のカンナだよ~!♪~
:[ベルカ]|
ふふふっ。~
確かに私の可愛いカンナね。▼~
でも、あまり油断しないように…~
まだ敵を殲滅していないからね。▼~
:[カンナ]|
はい!~
気をつけます、お母さん!▼~
:[ベルカ]|
素直でいい返事ね…~
本当にいい子…▼~
…そう。~
カンナは本当にいい子に育ってくれたわ…▼~
私と離れて暮らしていたのは…~
正解だったかもしれないわね…▼~
:[カンナ]|
…どういうこと?▼~
:[ベルカ]|
ごめんなさい、カンナ。~
あなたは悪くないの。▼~
でも、あなたも知ってると思うけど…~
私は暖かな家庭とは無縁の世界で育った…▼~
そんな私が子供のころのあなたに…~
いい影響を与えられたとは思えないわ…▼~
:[カンナ]|
…………▼~
:[ベルカ]|
私の影響を受けなかったおかげで…~
あなたは素直な子に育ってくれた…▼~
今のあなたを見ていたら…~
つい、そんな風に思ってしまったわ…▼~
:[カンナ]|
ぶっぶー!~
お母さん! それは大間違いだよ!▼~
子供のころ、お母さんがずっと一緒だったら~
あたしはもっといい子になってたもん!▼~
お部屋のお片づけだってできるし、~
食べ物の好き嫌いだってない子になってたよ!▼~
あたしにはわかるもん!~
一緒に暮らしてた方が絶対によかったもん!▼~
:[ベルカ]|
カンナ…▼~
:[カンナ]|
あたしにはわかるもん…~
絶対に絶対にだもん…▼~
:[ベルカ]|
…………▼~
…ごめんなさい。~
あなたが正しいわ。▼~
もう二度と…~
離れて暮らしていてよかったなんて言わない。▼~
そしてこれからは~
二度とあなたのそばを離れないと誓うわ。▼~
:[カンナ]|
…本当に?~
やったー! わーい!▼~
じゃあ、お祭りでも~
いっぱい一緒に遊んでくれる?▼~
:[ベルカ]|
もちろんよ。~
たくさん一緒に遊びましょう。▼~
でも、その前に敵を倒さないとね。▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さん!▼~
:[ベルカ]|
…カンナ、ありがとう。▼~
**ピエリ [#n50df784]
:[カンナ]|
うっ…~
ふぐっ…ふぐっ…▼~
ふえぇーーーん!▼~
:[ピエリ]|
カンナ!?~
どうしたの!?▼~
:[カンナ]|
お、お母さん…~
ふえぇーーーん!▼~
:[ピエリ]|
どこか怪我したの!?▼~
:[カンナ]|
ううん…~
怪我はしてないよ…▼~
:[ピエリ]|
じゃあ、敵にいじわるされたのね?~
だったらそいつは許さないの!▼~
カンナを泣かせるやつは~
ピエリが全員、殺しちゃうのよ!▼~
:[カンナ]|
大丈夫だよ、お母さん。~
誰にもいじわるされてないよ。▼~
あのね、あたし…~
出店でおいしそうなお料理を買ったの…▼~
お店の人はいなかったけど…~
ちゃんとお金は置いておいたのよ?▼~
でも、さっき石につまづいて…~
そのお料理を落としちゃって…▼~
:[ピエリ]|
本当だ。~
お料理がぶちまけられてるの。▼~
:[カンナ]|
うん…~
それで悲しくなっちゃって…▼~
:[ピエリ]|
そうだったの…~
それは悲しいの。▼~
でも、それなら安心するの!~
後で同じものをピエリが買ってあげるのよ!▼~
:[カンナ]|
そ、それじゃあダメなの!▼~
:[ピエリ]|
どうしてなの?~
おんなじものが食べられるのよ?▼~
:[カンナ]|
だって、このお料理…~
お母さんにあげるつもりだったんだもん…▼~
だから、お母さんに買ってもらったら~
意味ないでしょ?▼~
:[ピエリ]|
カンナ…▼~
:[カンナ]|
ごめんね、お母さん…▼~
本当は新しいの買いたいけど~
もうおこづかいなくなっちゃったし…▼~
ふ、ふ、ふええ…▼~
:[ピエリ]|
な、泣かないでなの!~
ピエリ、その気持ちが嬉しいの!▼~
カンナがピエリのためを思って~
このお料理を買ってくれた事実だけで…▼~
その気持ちだけで…~
お腹と胸の中がいっぱいなのよ!▼~
:[カンナ]|
お母さん…▼~
:[ピエリ]|
ありがとうなの、カンナ…▼~
優しい子に育ってくれて~
ピエリはとっても嬉しいのよ。▼~
だからもう泣かないの。~
可愛いお顔が台無しなの。▼~
:[カンナ]|
うん…わかった。~
あたしもう泣かないよ。▼~
今日は失敗しちゃってごめんなさい。~
でもあたし、いいこと考えたの。▼~
お祭りが終わったら…~
お母さん、お料理教えてくれる?▼~
:[ピエリ]|
あ、もしかして…▼~
:[カンナ]|
そうなの!~
さっきのお料理、あたしが作っちゃう!▼~
:[ピエリ]|
それはいい考えなの!~
ピエリ、頑張って教えちゃうのよ!▼~
:[カンナ]|
ありがとう!~
これでお祭りに楽しかった思い出が増えるよ!▼~
:[ピエリ]|
うふふ、楽しかったって思い出って、~
ピエリたちまだお料理できてないのよ?▼~
それにまだ、おいしいかわからないの。▼~
:[カンナ]|
おいしいに決まってるもん!~
お母さんと一緒に作るんだから!▼~
:[ピエリ]|
…そっか。~
カンナの言うとおりなの!▼~
じゃあ、早くお祭りで遊ぶために~
賊を片っ端から倒してやるのよ!▼~
:[カンナ]|
うん! お母さん!~
賊なんてバラバラにしちゃうよーっ!▼~
**シャーロッテ [#dea796e6]
:[シャーロッテ]|
カンナ。~
今日はなんのお祭りかしら?▼~
:[カンナ]|
子どものためのお祭りだよ、お母さん!▼~
:[シャーロッテ]|
そうよね、よく言えたわ。~
というわけで、あなたにこれを贈るわ。▼~
じゃーん!▼~
:[カンナ]|
うわーっ! お弁当だーーーーーーーっ!~
すっごくおいしそうーーーーーーーーーっ!▼~
これ、あたしのために作ってくれたの!?▼~
:[シャーロッテ]|
当たり前じゃない。▼~
あなたのことを考えながら、~
心を込めて作ったわ。▼~
心を込めすぎて、~
気付いたら朝になっていたくらいよ。▼~
:[カンナ]|
えーっ! うれしい!~
ありがとう、お母さん!▼~
:[シャーロッテ]|
お礼なんていいの。~
母として当然のことをしただけだから。▼~
:[カンナ]|
さっそく食べてみていい?▼~
:[シャーロッテ]|
いえ、まだダメ。▼~
:[カンナ]|
ダメって…どうして?~
あっ、戦闘中だからか!▼~
:[シャーロッテ]|
それもあるけど…~
あなたには使命があるの。▼~
まずはお弁当の香りをよくかいで。~
そして、じーっとお弁当を眺めて。▼~
:[カンナ]|
香りをかいで、じーっと眺めるの?▼~
:[シャーロッテ]|
そう。~
でも、ただ眺めるんじゃダメよ。▼~
どの色合いの、どういう食材が~
どこにどう配置されているか…▼~
そこまで完璧に、~
全てを目に焼き付けておいて。▼~
:[カンナ]|
…ど、どうして?▼~
:[シャーロッテ]|
…このお弁当は、~
あなたに食べてほしくて作ったわ。▼~
でも、もう一つ目的があるの。▼~
「一世一代の勝負をかけたいとき、~
こういうお弁当を作ってほしい」~
そういうメッセージをあなたに伝えたくて、~
母として、女性として手本を提示したの。▼~
:[カンナ]|
よ、よくわからないけど…▼~
お母さんは、~
このお弁当で勝負したことがあるの?▼~
:[シャーロッテ]|
ふふ、いい質問だわ。▼~
ええ、そうよ。~
その通り。▼~
私は以前、そのお弁当で~
世紀の大勝負に出たわ。▼~
その結果、カムイという~
最高の男性を手にしたの。▼~
彼と結婚できたのは、このお弁当の~
おかげと言っても過言ではないわ。▼~
:[カンナ]|
へえーっ、そうなんだ…▼~
…はっ! じゃああたしがここにいるのは、~
このお弁当のおかげなのか!▼~
:[シャーロッテ]|
まあ、言うなればそうね。~
あなたの存在を決定付けたものよ!▼~
だから今は食べることなく、~
お弁当を目に焼き付けておいて。▼~
:[カンナ]|
うん、わかった!▼~
:[シャーロッテ]|
…あと、このことは絶対に人に言っちゃダメよ。~
そのお弁当は、私の研究の粋の結晶だから。▼~
どんなに多忙で疲労していても、~
暇を見て図書館に通い…▼~
あらゆる学問を勉強して…~
努力に創意工夫を重ね、▼~
食べた者の味覚、視覚、嗅覚以外にも~
無意識までをも虜にする仕様になっているの。▼~
食べた者を総合的に骨抜きにする…~
これは謂わば、女の兵器なのよ…▼~
:[カンナ]|
す、すごい…~
女の世界って厳しいんだね…▼~
あたし、絶対に誰にも言わないよ…▼~
:[シャーロッテ]|
よろしい。では、お祭りが再開したら~
また会いましょう。▼~
食べながら、丁寧に解説してあげるから。▼~
私が持つ、全ての技術を~
今日、あなたに伝授するからっ!▼~
:[カンナ]|
…う、うん!~
わかった!▼~
あたし…このお弁当できっと~
母さんみたいにモテてみせる!!▼~
**フローラ [#gdc45430]
:[カンナ]|
お母さん。~
私たち、今日も朝からがんばったね。▼~
:[フローラ]|
ええ。隊のみんなのお世話を、~
二人できちんとできたわね。▼~
:[カンナ]|
お母さん、いい動きしていたよ。▼~
:[フローラ]|
あなたもよ。~
その小さい体で、縁の下の力持ちみたいだった。▼~
:[カンナ]|
えへへ、そうかなぁ?~
ありがとう!▼~
でも…お母さんにだから言うけど…▼~
気疲れがすごいよぅ…▼~
:[フローラ]|
ええ、顔を見ればわかるわ。~
ほんと、ごめんね。▼~
あなたが気配りに余念のない~
完璧主義に育ってしまったのは…▼~
私の気質があなたに~
受け継がれてしまったのかも。▼~
:[カンナ]|
でも、この性格は全然嫌じゃないよ。▼~
みんなのお世話してると~
すごく楽しいし!▼~
ときどきこんな自分に疲れちゃうけど、~
こればっかりは仕方ないよ。▼~
:[フローラ]|
よかった…~
そう言ってもらえると救われるわ…▼~
:[カンナ]|
あ、そうだ。昨日お父さんが、~
すごくうれしい言葉をかけてくれたよ。▼~
:[フローラ]|
何?▼~
:[カンナ]|
「カンナ、毎日よくかんばってるね」って。~
「みんな、すごく感謝してるよ」って。▼~
お父さんは、私たちの細かいお世話まで~
しっかり見てくれてる…▼~
そう思ったら、すっごくうれしかったの!▼~
:[フローラ]|
うふふ。~
さすがカムイさん。▼~
私が彼と結婚したのも~
そういうところに惹かれたからなのよ。▼~
:[カンナ]|
えっ?~
そうなんだ!▼~
:[フローラ]|
…昔ね、私が今みたいに疲れて~
一人でしゃがみこんでいたことがあったの。▼~
そしたらカムイさんが~
声をかけてくれて、相談に乗ってくれた。▼~
完璧にやろうとする自分に~
疲れてしまうって話したら…▼~
カムイさんは、~
こう言ってくれたわ。▼~
「優秀なメイドにも悩みがあるなんて~
人間らしくていい」▼~
「親近感を覚える」って…▼~
「疲れているなら~
何も考えずにぐっすり眠って」って。▼~
そう言うカムイさんの目は~
とても優しくて…愛情に満ちていたわ…▼~
:[カンナ]|
わー、素敵!!▼~
:[フローラ]|
私はカムイさんの言う通り、~
何も考えずにぐっすり眠ったの。▼~
そしたら、すっかり元気になっちゃって。▼~
:[カンナ]|
何も考えずにぐっすり眠る…か…~
私、そんなことしたことないかも…▼~
:[フローラ]|
そうよね。~
私たちの性格だとなかなか…▼~
ねえ、カンナ。賊を倒したら~
何も考えずにぐっすり眠らない?▼~
神社の境内かどこかで~
二人でお昼寝するの。▼~
:[カンナ]|
興味ある…~
お母さんにぴったりくっついて寝てもいい?▼~
:[フローラ]|
もちろんよ!▼~
:[カンナ]|
…ああ、でも…~
それだと…お世話が…▼~
:[フローラ]|
えっ?▼~
:[カンナ]|
…お昼寝している間、~
みんなのお世話は誰がするの?▼~
:[フローラ]|
そこは大丈夫。~
さっきカムイさんに言われたの。▼~
お祭り中は、お世話のことは気にしないで~
自由に過ごしてって。▼~
カムイさんが私たちの代わりに~
みんなのお世話をしてくれるんだって。▼~
:[カンナ]|
うわーっ!~
お父さん、優しい!▼~
:[フローラ]|
というわけで、賊を倒したらお昼寝!~
もう一踏ん張りよ!▼~
:[カンナ]|
そうだね!▼~
お父さんがどういうお世話をするのか~
すっごく気になるけど…▼~
でも、そこは頭から追い払って、~
お昼寝のことだけ考える!▼~
**モズメ [#xbeb0146]
:[モズメ]|
わぁ!~
すごいなあ、カンナ!▼~
屋台がこんなにたくさん並んでるし、~
飾りつけもすごく凝ってる。▼~
やっぱり都会のお祭りは違うな。~
村のお祭りとは比べ物にはらんわ。▼~
:[カンナ]|
あはは!~
お母さん、きょろきょろし過ぎだよ!▼~
:[モズメ]|
し、仕方ないやろ?~
めずらしいものがたくさんなんやから。▼~
でも、せっかくのお祭りやのに~
こないなってしまってえらい残念やわ。▼~
:[カンナ]|
でも、悪い人がいなくなれば~
きっとお祭りも再開されるよ。▼~
だから、早くお祭りで遊ぶために~
がんばらなくっちゃ。▼~
:[モズメ]|
カンナはお祭りが再開したら~
なにで遊びたい?▼~
:[カンナ]|
あたし、的当てをやりたい!▼~
それでもし、~
あたしが上手に的に当てられたら…▼~
あたしもお母さんと一緒に~
山へ狩りに行きたいの。▼~
:[モズメ]|
狩りに?▼~
:[カンナ]|
うんうん!▼~
的当てが上手だったら、~
一緒に行っても迷惑じゃないよね?▼~
:[モズメ]|
せやけど…~
的当てと狩りはかなり違うで…?▼~
:[カンナ]|
えっ!?~
そうなの?▼~
:[モズメ]|
せやなあ。的当ては的が動かんけど~
狩りは的が動き回るし…▼~
それに、動物に自分の気配を~
さとられないようにもせなあかんしな。▼~
ちょっと心配かもしれんな…▼~
:[カンナ]|
じゃあ…あたしは狩りに行っちゃダメ?▼~
あたし、お母さんと…~
もっと一緒にいたいな。▼~
:[モズメ]|
カンナ…▼~
そっか…~
せやから狩りに行きたい言ったんやね…▼~
あんたには今まで~
いっぱい寂しい思いをさせたもんな…▼~
:[カンナ]|
…………▼~
:[モズメ]|
カンナ、今度あたいが狩りに行くとき~
あんたもついてきてくれるか?▼~
:[カンナ]|
えっ!?~
いいの、お母さん!?▼~
:[モズメ]|
もちろんや!~
あたいがカンナに一から狩りを教える!▼~
最初は色々と難しいかもしれんけど、~
あんたならきっとすぐに一人前になれるわ。▼~
:[カンナ]|
うん!~
あたし、がんばる!▼~
:[モズメ]|
これからはできるだけ~
カンナに寂しい思いはさせへんからね。▼~
:[カンナ]|
ありがとう、お母さん!▼~
**ゾフィー [#s91a54d8]
:[カンナ]|
…………▼~
:[ゾフィー]|
あら、カンナ。~
なんだか元気がないわね。▼~
:[カンナ]|
だって、お祭りやってないんだもん…▼~
あたし、お母さんと一緒に遊ぶの~
すごく楽しみにしてたのにな…▼~
:[ゾフィー]|
大丈夫! 敵を全部倒したら~
お祭りだってきっと再開されるわ!▼~
:[カンナ]|
そうかなぁ?▼~
:[ゾフィー]|
ええ!~
みんなが楽しみにしてたお祭りだもの!▼~
:[カンナ]|
それならあたしがんばる!~
お母さん、早く敵をやっつけちゃおうよ!▼~
:[ゾフィー]|
よーし! じゃあ、カンナ!~
あたしについてきなさい!▼~
てりゃあーー!~
突撃ーーーー!▼~
:[カンナ]|
お、お母さん危ないよ!~
そっちには屋台が…▼~
:[ゾフィー]|
きゃあああああ!▼~
:[カンナ]|
だ、大丈夫!? お母さん!?~
どこも怪我してない!?▼~
:[ゾフィー]|
あ、安心して、カンナ…へっちゃらよ…~
これくらいのはいつものことだから…▼~
:[カンナ]|
ほっ…~
それならよかったけど…▼~
:[ゾフィー]|
でも、娘の前でドジしちゃうなんて…~
なんだか落ち込んできちゃったわ…▼~
あぁ…~
天幕に帰って砂粒を数えたい…▼~
:[カンナ]|
そ、そんなことしたら~
余計に落ち込んじゃうよ!▼~
:[ゾフィー]|
そうだ、カンナ、~
あたし、前から聞きたかったことがあるの。▼~
:[カンナ]|
なぁに?~
お母さん?▼~
:[ゾフィー]|
あなたにあたしのドジ…~
うつってないよね?▼~
:[カンナ]|
あはは。~
ドジってうつるのかな?▼~
:[ゾフィー]|
だって親子だもの!~
うつってても不思議じゃないわ!▼~
どう?~
心当たりはない?▼~
馬にやたら嫌われるとか、~
なんにもないところで転ぶとか、▼~
戦場で戦ってたら突然、~
相手の装備がはじけ飛ぶとか!▼~
:[カンナ]|
うーん…~
多分、大丈夫だと思う!▼~
:[ゾフィー]|
よかった…~
それを聞けてとっても安心したわ。▼~
万が一、ドジがうつってたりしたら、~
母親として申し訳なさ過ぎるもの…▼~
:[カンナ]|
そんなことないよ!▼~
あたし…お母さんのドジなら~
うつってもいい!▼~
だってあたし、~
お母さんの全部が好きだから!▼~
大好きなお母さんのドジなら~
喜んで受け止めるよ!▼~
:[ゾフィー]|
カンナ…~
今の言葉、すごく嬉しかったわ。▼~
ありのままのあたしを受け入れてくれて…~
本当にありがとう…▼~
:[カンナ]|
うん!▼~
じゃあ、今度はお母さんがドジしないように、~
あたしが先陣をきってあげるね!▼~
とりゃああああ!~
突撃ーーーーー!▼~
:[ゾフィー]|
か、カンナ!?~
そっちには木があるわ…▼~
:[カンナ]|
きゃあああああああ!▼~
:[ゾフィー]|
大丈夫!?~
怪我はしてない!?▼~
:[カンナ]|
だ、大丈夫!~
こんなのへっちゃらだもん!▼~
:[ゾフィー]|
やっぱり、あたしのドジな血は…~
カンナにしっかり流れちゃってるみたいね…▼~
**ミドリコ [#e66eb081]
:[カンナ]|
ふぅ…▼~
:[ミドリコ]|
カンナ、元気がないわね?~
どこか具合でもわるいの?▼~
:[カンナ]|
うん…~
実はちょっとだけ…▼~
:[ミドリコ]|
それはたいへんだわ!~
すぐにおくすりを処方してあげるからね!▼~
えっと、この天然の薬草と…~
あとはこの粉末をまぜて…▼~
…はい!~
できたわ!▼~
これは「しょうやく」だから、~
のめばすぐに元気になるはずよ!▼~
:[カンナ]|
…………▼~
:[ミドリコ]|
どうしたの?~
なんでのまないの?▼~
:[カンナ]|
だって、にがそうなんだもん…▼~
:[ミドリコ]|
りょうやくは口ににがし!~
にがくても、のまなきゃダメよ!▼~
:[カンナ]|
じゃあ、まずはお母さんが飲んでみて。~
お母さんが飲めたらあたしも飲む。▼~
:[ミドリコ]|
み、ミドリコは元気だもの!~
おくすりをのむ必要はないわ!▼~
:[カンナ]|
じーっ…▼~
:[ミドリコ]|
も、もう! しかたない子ね!~
ミドリコがのめたら、ちゃんとのむのよ?▼~
:[カンナ]|
うん!~
約束する!▼~
:[ミドリコ]|
じ、じゃあ…のむからね?~
ちゃんと見ているのよ?▼~
:[カンナ]|
うん!▼~
:[ミドリコ]|
…本当ににがそうね。~
…とんでもなくにがそうだわ。▼~
:[カンナ]|
じーっ…▼~
:[ミドリコ]|
…………▼~
そ、そうだ!~
おもいだしたわ!▼~
おくすりをこの溶ける紙につつめば~
にがさを感じずにのめるはずよ!▼~
はい、どうぞ!~
これならカンナも大丈夫よ!▼~
:[カンナ]|
…お母さんもにがいの苦手?▼~
:[ミドリコ]|
ち、ちがうわ! 今日はたまたまよ!~
ほら、そんなことはいいから!▼~
:[カンナ]|
…わかった。~
ごくごくごく…▼~
本当だ!~
全然、にがくなかったよ!▼~
:[ミドリコ]|
それでどう?~
からだの調子はよくなった?▼~
:[カンナ]|
うーん…~
あんまり変わってないかも…▼~
:[ミドリコ]|
それはおかしいわね。~
このおくすりなら間違いないはずなのに…▼~
…はっ!?~
もしかしてカンナ…寝不足なのかな?▼~
:[カンナ]|
あっ!~
確かに最近はそんなに寝れなかったかも!▼~
:[ミドリコ]|
やっぱりね。~
カムイさんのときと同じだわ。▼~
でも、どうしてカンナは眠れないの?~
なにか悩みごとでもあるのかな?▼~
:[カンナ]|
実は最近、おくすりの勉強をしてるの…~
お母さんのお手伝いがしたいなって思って…▼~
:[ミドリコ]|
そ、そうだったの…!?▼~
そのきもちはうれしいわ、カンナ。~
やさしい子に育ってくれてありがとう。▼~
でも、みんなの健康を気づかうひとは、~
じぶんの健康に気をつかわなきゃダメなの。▼~
だからね、~
夜はちゃんとねむるようにしなさい。▼~
おべんきょうならミドリコが、~
昼間におしえてあげるから。▼~
:[カンナ]|
本当に!?~
それならあたし、夜はちゃんと寝る!▼~
:[ミドリコ]|
ふふふ。~
約束だからね?▼~
:[カンナ]|
うん!~
約束する!▼~
**キヌ [#r9906174]
:[カンナ]|
お母さん!~
今日はとってもいい日だね!▼~
:[キヌ]|
んー?~
どうしてカンナはそう思うの?▼~
:[カンナ]|
だって、お祭りだけでも楽しいのに、~
悪い人たちと戦うこともできるんだよ?▼~
こんなに楽しいことだらけの日なんて~
そうめったにあるものじゃないでしょ?▼~
:[キヌ]|
あははー!~
カンナも戦うのが好きなんだね。▼~
きっとアタシに似たのかなー。~
ふふふ。嬉しいなー。▼~
でも、戦うときは気をつけなきゃダメだよ?~
カンナが怪我でもしたら大変だもん。▼~
:[カンナ]|
あたし、怪我するのなんて怖くないもん!▼~
:[キヌ]|
うーん…~
その気持ちはわからなくもないんだけど…▼~
でも、やっぱり気をつけて欲しいな。~
カンナが怪我したら、アタシが悲しいし。▼~
:[カンナ]|
じゃあ、~
お母さんも気をつけて戦ってくれる?▼~
:[キヌ]|
アタシ?~
アタシはいつもどおり楽しく戦うよ!▼~
:[カンナ]|
それじゃあダメなの!~
お母さんが怪我したらあたしが悲しいの!▼~
:[キヌ]|
そっかー。~
カンナもアタシと同じ気持ちってことか。▼~
それじゃあ気をつけて戦わなきゃね。~
カンナを悲しませたくないもん。▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さん!~
:[キヌ]|
というか、アタシ気づいちゃった。▼~
今まではアタシ、~
怖いと思うことってそんなになかったけど…▼~
カンナが怪我したら、って想像したら…~
ものすごく怖くなっちゃった…▼~
自分が怪我をすることなら~
今でも全然、怖くないのにな…▼~
:[カンナ]|
お母さん…▼~
:[キヌ]|
まずい! これはまずいよ!~
早く世界を平和にしなきゃ!▼~
カンナが怪我をしないような世界!~
それをがんばって作らなきゃ!▼~
じゃないとアタシ、~
ずっとずっと怖がってなきゃいけないもん!▼~
:[カンナ]|
じゃあ、あたしもがんばる!▼~
お母さんが怪我しなくていいような~
そんな平和な世界を作るために!▼~
:[キヌ]|
カンナ、ありがと…~
一緒にがんばろうね!▼~
…あれ?~
でも、おかしいな?▼~
平和な世界を作るためには~
戦わなきゃダメなんだよね?▼~
でも、戦ってたら~
カンナが怪我をしちゃうかもしれないじゃん!▼~
えっ、どうしよう?~
逃げる? 走って一緒に逃げる?▼~
:[カンナ]|
ダメ! 逃げない!~
みんなを置いてはいけないでしょ?▼~
:[キヌ]|
…うん!~
仲間は大事だもんね!▼~
じゃあ、やっぱり戦うしかないよね!~
それならアタシ、カンナを守りながら戦う!▼~
:[カンナ]|
じゃあ、あたしは~
お母さんを守りながら戦う!▼~
:[キヌ]|
よーし、それなら…~
一緒に守りあいっこしながらがんばろう!▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さん!~
**ミタマ [#mb5cfe3f]
:[カンナ]|
…………▼~
:[ミタマ]|
カンナ。~
あなた、具合でも悪いのですか?▼~
最近は外にも出ず、訓練もせず、~
引きこもってばかりと聞きましたが…▼~
:[カンナ]|
うん…なんか最近…~
眠くて仕方ないんだよ…▼~
だから、暇さえあれば寝てるの…▼~
:[ミタマ]|
えっ?▼~
:[カンナ]|
お母さん、賊のことなんてほっといて~
帰ろう?▼~
寝ていたい ああ寝ていたい 寝ていたい…▼~
:[ミタマ]|
…………▼~
俳句といい、発言内容といい…~
わたくしに似てきたみたいですね…▼~
それはそれでうれしいのですが…~
ぐうたらなところが似てしまっては…▼~
…ああ、そうですわ。~
いいことをひらめきました。▼~
カンナは俳句に興味が~
ありますわよね?▼~
:[カンナ]|
うん、実はお母さんの真似をして、~
ときどき詠んでるんだ。▼~
…なんか、気持ちを表現したいときとか、~
ああいう風に詠むと気分がよくなるの。▼~
:[ミタマ]|
そうですか。ではいつか、すごくいい句を~
詠みたいと思いますわよね?▼~
:[カンナ]|
もちろん、思うよ。▼~
:[ミタマ]|
ならば引きこもってばかりいてはダメです。~
外に出ると、いい句が詠めますわよ。▼~
:[カンナ]|
えっ、本当?▼~
:[ミタマ]|
ええ。経験者のわたくしが言うのですから~
間違いありません。▼~
…というのも昔、カムイさんに~
教えていただいたのです。▼~
彼は、引きこもってばかりのわたくしを、~
俳句を口実に外に連れ出してくださいました。▼~
そしたらどうでしょう。~
本当に素敵な句が次々と浮かんできましたの。▼~
:[カンナ]|
へえー、すごい。~
そんなことってあるんだね…▼~
:[ミタマ]|
というわけで、いかがですか?▼~
今度、わたくしと一緒に~
俳句を詠むための小旅行に行くというのは。▼~
鮮やかな自然を句にしていく…▼~
その素晴らしさを味わってしまうと~
寝ているどころではなくなりますわよ。▼~
:[カンナ]|
わかった。~
楽しそうだし、試してみたいな。▼~
:[ミタマ]|
ふぅ、よかったですわ…~
なんとかいい方向に向かえそうです…▼~
:[カンナ]|
でも、それまでは寝ててもいい?▼~
:[ミタマ]|
ダ、ダメですわ…~
賊が襲ってきているのですよ…▼~
:[カンナ]|
…わかった…~
じゃあ賊を倒すのはがんばる…▼~
でも、そのあとは寝ていてもいいよね?▼~
:[ミタマ]|
…まあ、倒したあとならいいでしょう。~
わたくしの膝枕でゆっくりお眠りなさい。▼~
わたくしも、たまには母親らしいことも~
してあげたいですし。▼~
:[カンナ]|
えっ、膝枕?~
してみたいしてみたい!▼~
:[ミタマ]|
わかりました。~
ではそういたしましょう。▼~
寝ていたい 寝ていたい、でも 寝る間なし…▼~
…親というのも大変ですわね…▼~
両親の苦労が~
初めて理解できるようになりましたわ…▼~
でも、張り合いがあって楽しいです。▼~
**マトイ [#h6a5a325]
:[マトイ]|
カンナ、ごめんなさいね。~
お祭り、すごく楽しみにしてたでしょう?▼~
:[カンナ]|
もちろん楽しみにしてたよ!▼~
でも、お母さんが謝る必要はないよ。~
悪いのはお祭りを襲った人たちだもん。▼~
だから、早く悪い人たちをやっつけようよ。~
そうしたらお祭りも再開すると思うし。▼~
あたし、今日はお母さんと~
いっぱいいっぱい遊びたいの!▼~
:[マトイ]|
ええ、わかったわ。▼~
お祭りが再開したら、~
一緒にいっぱい遊びましょう。▼~
:[カンナ]|
やったー!~
わーい!▼~
:[マトイ]|
今日のお祭りは~
子供の成長を祝う特別なお祭り…▼~
だから、カンナのお願いごとは~
できるだけ聞いてあげたいと思っているわ。▼~
一緒に遊ぶこと以外にも~
何かあたしにして欲しいことはある?▼~
:[カンナ]|
えっとね…~
お母さんにひとつだけお願いがあるの…▼~
:[マトイ]|
何かしら?~
そのお願いごと、聞かせてくれる?▼~
:[カンナ]|
あのね、あたしを…~
お母さんの弟子にして欲しいの!▼~
:[マトイ]|
弟子?▼~
:[カンナ]|
あたし、お母さんみたいに~
なんでもできるすごい人になりたいの!▼~
だから、あたしを弟子にしてください!~
お願いします!▼~
:[マトイ]|
うふふ。~
なんだか思い出すわ。▼~
あたしもカムイに~
弟子にしてください、ってお願いしたっけ…▼~
:[カンナ]|
お母さんはお父さんの弟子だったの?▼~
:[マトイ]|
ええ。そうよ。▼~
お父さんはあたしに~
大切なことをたくさん教えてくれたわ。▼~
それにそのことが…~
お父さんと結婚するきっかけにもなったの。▼~
:[カンナ]|
そうだったんだ!▼~
じゃあ、よかった!~
お母さんがお父さんに弟子入りしてくれて!▼~
:[マトイ]|
うふふ。本当ね。~
カンナっていう素晴らしい子供も授かったしね。▼~
:[カンナ]|
それで、あたしの弟子入りの件は…▼~
:[マトイ]|
もちろん喜んで迎え入れるわ。▼~
あたしの知っていることは全部、~
惜しみなくカンナに教えてあげる。▼~
:[カンナ]|
本当に!? やったー!~
あたし頑張るね、できるだけ完璧に!▼~
:[マトイ]|
もう、カンナったら。~
そんなに完璧じゃなくてもいいわ。▼~
離れて暮らしていたときは~
そういうこともできなかったものね…▼~
でも、これからはずっと一緒だもの。~
あたしにできることはなんでもするつもりよ。▼~
:[カンナ]|
うん!~
あたしがんばるね! お師匠さん!▼~
:[マトイ]|
うふふ。~
呼び方は今までどおりのお母さんがいいな。▼~
**シャラ [#c09f2f6b]
:[シャラ]|
憎い…賊が憎いわ…~
お祭りを台無しにするなんて…▼~
カンナの笑顔が…~
たくさん見れるいい機会だったのに…▼~
絶対に許さない…~
末代まで呪ってやるわ…▼~
:[カンナ]|
大丈夫だよ、お母さん。▼~
悪い人がいなくなれば、~
お祭りだって再開されると思うし…▼~
:[シャラ]|
カンナは優しいのね…~
本当にいい子に育ってくれた…▼~
そんないい子を悲しませた賊め…~
永遠に解けない呪いをかけてやるわ…▼~
:[カンナ]|
お、お母さんったら…~
やり過ぎちゃダメだからね?▼~
:[シャラ]|
カンナがそう言うなら…~
できるだけ我慢するわ…▼~
:[カンナ]|
そ、そうだ!~
お母さんはお祭りで何がしたい?▼~
食べたいものとか、~
遊びたいものとかないの?▼~
:[シャラ]|
私は特にないわ…~
というか、お祭り自体に興味はないの…▼~
私はただ…~
カンナの幸せそうな顔が見れればいい…▼~
:[カンナ]|
本当に?~
それなら…はい!▼~
:[シャラ]|
えっ…カンナ、顔を突き出してるけど…~
どういうことなの?▼~
:[カンナ]|
あたし…~
今、幸せそうな顔をしてるでしょ?▼~
:[シャラ]|
ふふふ…そうね…~
とても幸せそうな顔をしているわ…▼~
:[カンナ]|
なんであたしが~
幸せそうな顔をしているかわかる?▼~
:[シャラ]|
…この後のお祭りのことを考えてるの?▼~
:[カンナ]|
違うよ!~
お母さんと一緒にいるから幸せなの!▼~
:[シャラ]|
カンナ…▼~
:[カンナ]|
あたしはいつだって~
お母さんがそばにいてくれれば幸せだよ!▼~
:[シャラ]|
…………▼~
:[カンナ]|
…お母さん?▼~
:[シャラ]|
…泣いてないわよ。~
少し日の光がまぶしいだけ…▼~
:[カンナ]|
あはは!~
今日はいい天気だもんね!▼~
:[シャラ]|
夢としか思えないわ…▼~
こんなに素直でいい子が…~
私の子供として生まれてきてくれたなんて…▼~
しかも愛して止まない~
カムイとの間に…!▼~
…もしかして、本当に夢なのかしら?▼~
カンナ、お願いがあるの…~
私のことをつねってみてくれる…?▼~
:[カンナ]|
うん! わかったよ、お母さん!~
えいっ!▼~
:[シャラ]|
…痛いわ。▼~
:[カンナ]|
あはは!~
当たり前だよ、お母さん!▼~
:[シャラ]|
…………▼~
:[カンナ]|
…お母さん?~
まだお日様がまぶしいの?▼~
:[シャラ]|
…いいえ、違うわ。~
…今は嬉しくて泣いているのよ。▼~
:[カンナ]|
涙が止まるおまじないしてあげようか?▼~
:[シャラ]|
要らないわ…~
それ、目がカラカラになるやつだもの…▼~
今は気が済むまで、~
幸せを噛み締めさせて…▼~
**ベロア [#raac4127]
:[カンナ]|
あっ!?~
あそこにあるのはもしかして…▼~
:[ベロア]|
どうしたんですか、カンナ…?▼~
:[カンナ]|
えへへ!~
いいもの拾っちゃったー!▼~
:[ベロア]|
それは…割れたお面ですか?▼~
もうかぶれないし、飾れもしない…~
だからこそはかなさを感じることができる…▼~
とてもいい物を拾いましたね。~
最高のセンスだと思います…▼~
:[カンナ]|
じゃあ、お母さんにあげるよ!▼~
:[ベロア]|
えっ、いいんですか…?~
せっかくカンナが拾ったのに…▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さんの宝物の仲間に入れてくれる?▼~
:[ベロア]|
もちろんです…~
一番の宝物にしますよ。▼~
:[カンナ]|
えへへー。~
それならよかったー!▼~
今日はお祭りの日だから~
きっとまだまだ素敵な物が落ちてると思うの!▼~
だから、悪い人を全部やっつけたら~
お母さんと一緒に宝物探しをしたいな!▼~
:[ベロア]|
それはいい考えですね…~
ぜひ、一緒にやりたいです。▼~
:[カンナ]|
やったー!~
わーい!▼~
:[ベロア]|
…でも、少し心配なこともあります。▼~
:[カンナ]|
何が心配なの?▼~
:[ベロア]|
カンナは…変わり者だって言われませんか?▼~
わたしに似てしまって…~
人とは違う感性を持っているようですから…▼~
:[カンナ]|
あたし、別に変わり者でもいいもん!▼~
:[ベロア]|
ですが、周囲に理解者がいないと~
寂しい思いをすることもあると思います…▼~
わたしはカンナに…~
寂しい思いをして欲しくありません…▼~
:[カンナ]|
それなら安心して!▼~
あたしを理解してくれる人は~
すぐそばにいるから!▼~
:[ベロア]|
そうなのですか?▼~
:[カンナ]|
お母さん!~
あたしの一番の理解者はお母さんだよ!▼~
:[ベロア]|
カンナ…▼~
:[カンナ]|
だから、お母さんがそばにいてくれたら~
あたしは絶対に寂しくなんてならないの!~
:[ベロア]|
…わかりました。▼~
わたしはもう絶対に…~
カンナのそばを離れません。▼~
カンナの一番の理解者として…~
常にあなたを見守ります。▼~
:[カンナ]|
えへへ!~
ありがとう、お母さん!▼~
あ、見て見て!~
あっちに割れたお皿が落ちてるよ!~
:[ベロア]|
ふふふ…本当ですね…~
カムイにも見せてあげたい…▼~
ここが安全な場所になったら、~
家族みんなで宝物を探しましょうか…▼~
:[カンナ]|
うん!▼~
**オフェリア [#e62ee0a8]
:[カンナ]|
お母さん…~
あたし…病気かも…▼~
:[オフェリア]|
えっ?▼~
:[カンナ]|
だって…~
見て、このアザ…▼~
最近、できたアザなんだけど…~
何もしてないのに、いきなり出てきて…▼~
:[オフェリア]|
!?▼~
…………▼~
ガクガクガクガクガク…~
ブルブルブルブルブル…▼~
:[カンナ]|
ど、どうしたの?~
そんなに震えて…▼~
お母さんも病気なの?▼~
:[オフェリア]|
ち、違うよ!~
私は感動してるの!▼~
というのもね、カンナ…~
それは病気じゃないの。▼~
選ばれし者の紋章なんだよ!▼~
:[カンナ]|
えっ?~
選ばれし者?▼~
選ばれし者って、お母さんとおじいちゃんが~
いつも楽しそうに言い合ってる、あれ?▼~
:[オフェリア]|
そうそう! あれだよ!▼~
まあ、このアザのことは~
ホントは私もよく知らないんだけど…▼~
とにかく! じゃじゃーん!~
その選ばれし者の紋章は、私にもあるわ!▼~
つまり、あなたも私と同じ~
選ばれし者の仲間入りってこと!▼~
:[カンナ]|
そ、そうなんだーっ!~
やったー!!▼~
:[オフェリア]|
ああ、うれしい…~
うれしすぎる…▼~
…そうだ、あれを渡さないと。~
満を持して、あなたにこれを贈るわ。▼~
:[カンナ]|
わぁー、なにこれ!?~
きれいな石!!▼~
:[オフェリア]|
それは選ばれし者だけが所持を許される~
選ばれし石よ。▼~
子どもの成長を祝うこのお祭りで、~
あなたに渡そうと思っていたの!▼~
キラキラして、かわいいでしょう?▼~
:[カンナ]|
うん、すっごくかわいい!▼~
:[オフェリア]|
でもね、まだ名前がないの。~
さっそく名前をつけましょう。▼~
:[カンナ]|
名前?▼~
:[オフェリア]|
ええ、この選ばれし石は~
選ばれし者による命名を欲しているわ。▼~
これは選ばれし者としての初仕事…~
そう思って、気合いを入れて取り組んで…▼~
:[カンナ]|
わ、わかった。~
でも、どんな名前がいいのかなぁ…▼~
うーん…難しい…▼~
:[オフェリア]|
うふふ。~
今は難しく感じるかもね。▼~
カムイさんも昔、~
選ばれし者の真似ごとをしたことがあってね…▼~
あのときは、すごく苦労してたよ。▼~
:[カンナ]|
お父さんも?~
:[オフェリア]|
そう。あの人が初めて考え出した名前は~
ビューティフルストーンという凡庸なものだった。▼~
正直、私はガッカリしたんだけど、~
彼は初心者なりにがんばって…▼~
結果、「ガムシャラ・ガムガム」っていう~
衝撃的な名前を生み出したのよ!▼~
あの刹那…私の乙女心が躍動して、~
慈愛の恋心へと変幻したの…▼~
:[カンナ]|
ガムシャラ・ガムガム…▼~
すごい…~
あたしもそんな素敵な名前、つけられるかなぁ…▼~
:[オフェリア]|
難しく考えることはないわ。~
気を楽にして、己の魂に問うのよ。▼~
あなたは選ばれし者なんだから、~
自然とぽんぽん出てくるはず。▼~
いわゆる、血の定めってやつね。▼~
:[カンナ]|
わかった…とりあえず賊を倒しながら~
いくつか考えてみるから…▼~
お祭りが始まったら~
聞いてもらってもいい?▼~
:[オフェリア]|
もちろんよ。▼~
あぁ…このこと、みんなに話したいなー!~
父さんなんて、腰抜かしてよろこぶと思うわ…▼~
:[カンナ]|
おじいちゃんとかみんなには…~
あたしから話そうと思う。▼~
:[オフェリア]|
えっ?▼~
:[カンナ]|
これはあたしの大事な成長だからね。~
自分の言葉で発表したいの。▼~
:[オフェリア]|
カンナ…~
あなた、大人になったわね…▼~
母さん、うれしいわ。▼~
:[カンナ]|
えへへ。~
そう言ってもらえて、あたしもうれしい。▼~
:[オフェリア]|
ああ、浮かれてる場合じゃないわね。~
石の名前を決めないと。▼~
何がいいかな…~
ぶつぶつ…ぶつぶつぶつ…▼~
**ソレイユ [#d07919d3]
:[カンナ]|
ねえ、お母さん! さっき屋台に~
すっごくかわいい女の子たちがいたね!▼~
:[ソレイユ]|
うん! いたいた!~
カンナ、よく見てたねー。▼~
…って、やけにうれしそうだね?▼~
:[カンナ]|
…なんか…あたし…~
あの子たちを見てたら、ドキドキしちゃったの…▼~
:[ソレイユ]|
…………▼~
えっ?~
なになになに? どういうこと?▼~
そ、それって…~
どういう感じの気持ちなの?▼~
もしかして、無性に彼女たちと~
おしゃべりしたくなったりする?▼~
:[カンナ]|
するするっ!▼~
:[ソレイユ]|
も、もしかして…すっごく~
情熱的な口説き文句を言いたくなる感じ?▼~
:[カンナ]|
そうそう! それそれ!~
お母さん、すごいね!▼~
お母さんったら~
あたしの心を見透かしているみたい!▼~
な、なんかちょっと恥ずかしいよ…▼~
:[ソレイユ]|
おお…~
神様…▼~
:[カンナ]|
どうしたの、お母さん?▼~
:[ソレイユ]|
ご、ごめん…~
ちょっと気が遠くなりかけて…▼~
:[カンナ]|
気が遠くなるって、~
具合でも悪いの!?▼~
:[ソレイユ]|
ううん! 違うの!~
ついに同士が舞い降りたと思うとつい…!▼~
こりゃあ神に感謝だね…▼~
:[カンナ]|
お母さん?▼~
:[ソレイユ]|
カンナ、よく聞いて。~
その感じ…あたしもなるんだ。▼~
あたしもかわいい女の子たちを見ていると~
ドキドキして話しかけたくなるんだよ!▼~
:[カンナ]|
えーっ? そうだったの?~
じゃああたしとお母さんは仲間だねっ!▼~
:[ソレイユ]|
うん。~
女の子好きな仲間ができて嬉しい!▼~
しかも同士が、~
こーーんなに可愛いあたしの娘だし!▼~
んーーーホントかわいいなあ!~
カンナは世界一可愛い女の子だよ!▼~
:[カンナ]|
あはは! お母さんも素敵だよ!~
食べちゃいたいぐらいー!▼~
:[ソレイユ]|
ありがとうー!▼~
今日はせっかくの子どものお祭りだし、~
可愛いカンナをもっと喜ばせたいなー。▼~
なにか無いかな…~
…あっ。▼~
もしかしたら~
魔法の粉が使えるかも…▼~
:[カンナ]|
…魔法の粉?▼~
:[ソレイユ]|
そう。~
昔、カムイがくれたんだ。▼~
その粉を飲むと、~
性別が逆に見えてくるっていう代物でさ!▼~
:[カンナ]|
なにそれっ?~
おもしろそう!▼~
:[ソレイユ]|
でしょーっ!?~
それを使うとね、▼~
華の無い野郎どもがみーんな~
可愛い女の子に見えちゃうんだよ!▼~
カムイはもちろん…~
父さんもめちゃくちゃ可愛かった…▼~
:[カンナ]|
それやりたいやりたーい!▼~
:[ソレイユ]|
わかった!~
じゃあお祭りが終わったら持ってくるね。▼~
あっちにいるふんどしの人も~
うちの軍の男たちもみーんな、▼~
可愛い女の子に見えるから~
楽しみにしてて…▼~
:[カンナ]|
ふんどしの人も!?~
恥ずかしい! でも楽しみーっ!▼~
賊を倒したら待ってるからね、~
あたしの可愛い母さん!▼~
**エポニーヌ [#x2148829]
:[カンナ]|
…ねえ、お母さん…~
…相談があるの…▼~
:[エポニーヌ]|
ど、どうしたの…~
そんなにモジモジして…▼~
:[カンナ]|
その、ちょっと恥ずかしい相談なの…~
ココじゃ大きな声で言えないけど…▼~
:[エポニーヌ]|
わかったわ、ゆっくりでイイから…~
聞かせてちょうだい?▼~
:[カンナ]|
あのね…今…あたしたちは~
賊と戦ってるでしょ…なのにね…▼~
なんか、あたし…考えちゃうの…▼~
あの賊と、この賊が…~
好きどうしだったら、どうしよう…とか…▼~
:[エポニーヌ]|
!?!?▼~
な、なんですってーっ!?!?▼~
:[カンナ]|
それがすごく恥ずかしくて、~
でもすごく楽しくて…▼~
でも、そんなこと考えててイイのかなって…~
不安で…▼~
:[エポニーヌ]|
えええええっと…~
カムイには言った?▼~
:[カンナ]|
言ってない…~
言えないよこんなコト…▼~
でもなんとなく、お母さんなら…~
わかってくれそうな気がしたから…▼~
:[エポニーヌ]|
ま、まあね…わかるけど…~
いろんな意味で、わかるけど…▼~
でも、めちゃくちゃ複雑な心境よ…~
子どもにはまともな道を進んでほしいし…▼~
:[カンナ]|
やっぱりこれ…~
良くないコトなんだよね…?▼~
:[エポニーヌ]|
…………▼~
ちょっと待って、その答えは考えさせて!~
今から一人で会議する!▼~
:[カンナ]|
…わ、わかった…▼~
:[エポニーヌ]|
…エポニーヌ。~
よーく考えるのよ、エポニーヌ…▼~
この子にとってとても大事な瞬間がきたわ。~
人生の分岐点と言っても過言ではない…▼~
それがよくないことと言えば、~
この子は健全な道に進む。▼~
でもそうなると、母子がこの話題で盛り上がる~
奇跡の楽しみはなくなってしまう…▼~
だからといって、推奨してしまったら、~
この子の未来は…▼~
そもそも、そんなことをしたら…▼~
カムイに~
めちゃくちゃ叱られるような気が…▼~
…ん?▼~
ああ、でもカムイも~
指輪とあたしの薬指で妄想していたし…▼~
いやいや、あれとこれではモノが違うわ…~
問題の規模が大違いよ…▼~
:[カンナ]|
お母さん…たくさん汗かいて、~
怖いカオして、大丈夫?▼~
なんか、さっきと比べて~
すごくやつれたような気もするけど…▼~
:[エポニーヌ]|
…………▼~
…と、とりあえず、カンナ…~
この問題は、いったんあたしが預かるわ…▼~
賊を倒したら、改めて考えましょう。~
いいわね?▼~
:[カンナ]|
わかった。それまで敵を昇天させてくるね。~
あたしのすごいモノで…▼~
:[エポニーヌ]|
くっ…!~
言葉遣いまで浸透している…!▼~
あたしに似てくれたといううれしさと…~
似てしまっていいのかという苦悩…▼~
どうしたらイイのかしら…▼~
**アンナ [#pee00f5b]
:[カンナ]|
お母さん、こんなことになっちゃったけど…~
今日、商売はするんだよね?▼~
:[アンナ]|
もちろんよ。~
さっさと賊を倒して、ガンガン稼ぐわ。▼~
あと、そうだ。~
今日のお祭りの願いごと、やっと決まったわよ。▼~
:[カンナ]|
えっ、何にしたの?▼~
:[アンナ]|
「この子が私みたいな、優秀な商人に~
なりますように」ってお願いするつもりよ。▼~
:[カンナ]|
…優秀な商人かぁ…~
私、なれるかなぁ…▼~
:[アンナ]|
大丈夫、あなたは私の子。~
優秀な商人の血が引き継がれているはずよ。▼~
:[カンナ]|
わかった。~
その言葉を信じてがんばる!▼~
:[アンナ]|
うふふ、その意気よ。~
で、今日売るのは、この花よ!▼~
この花には「私を集めて」っていう~
特殊な花言葉があって…▼~
集めれば集めるほど、~
いいことが起きるという不思議な花なの。▼~
:[カンナ]|
へぇー、おもしろいね!▼~
:[アンナ]|
そうでしょう。▼~
で、花を売る際に一つ、~
商人としての新たなテクニックを伝授するわ。▼~
:[カンナ]|
わかった。~
で、どういうテクニックなの?▼~
:[アンナ]|
…心して聞きなさい。~
あなたはこの花を持ってお祭りを練り歩き…▼~
あなたのことを知らないお客さんに~
花を売ってまわるの。▼~
:[カンナ]|
私のことを知らないお客さんに?▼~
:[アンナ]|
そう、そこが肝心よ。▼~
…まずは見知らぬお客さんを見つけるわよね。~
で、その人に花を買ってもらう。▼~
そしたらしばらくして、~
またその人のところに行って、▼~
「花を買って」って言うの。▼~
その人は、きっとこう言うわ。~
「さっき買ったよ」って。▼~
:[カンナ]|
うん、そうだよね。▼~
:[アンナ]|
そこであなたは、すかさずこう返すの。▼~
「ああ、多分それ、私の双子の姉妹だよ」~
「私の花も買って」って。▼~
こんな感じで、いろんな見知らぬ人に~
売って歩くの。▼~
:[カンナ]|
え、えーっ!?~
それって、嘘をつくってことじゃない?▼~
そんなのやだよー! やりたくないーっ!~
私、そんな商人にはなりたくなーい!▼~
私にそんなことやらせようとするなんて~
お母さん、見損なったよ!▼~
:[アンナ]|
…………▼~
…こ、心にグサリときたわ…▼~
今のは教えちゃいけないテクニック~
だったのかも…▼~
:[カンナ]|
ほんとだよー。▼~
:[アンナ]|
あぁ…私ってダメね…▼~
お金が絡むとつい…~
よからぬことを考えちゃう癖があって…▼~
この手はもう使わないって、~
あのとき反省したのに…▼~
:[カンナ]|
あのときって?~
もしかして、実際にやったことあるの?▼~
:[アンナ]|
…え、ええ…~
実は…カムイに…▼~
:[カンナ]|
えーっ!?~
お父さんにーっ!?▼~
:[アンナ]|
彼…いい人だから、~
真実を打ち明けても怒らなかったわ。▼~
それどころか、二度も買ったのは~
花を気に入ったからだとか言ってくれて…▼~
うぅ…~
思い出すだけで…恥ずかしい…▼~
:[カンナ]|
もう、お母さんったら…~
ほんと、気をつけたほうがいいよ?▼~
娘にそんな手を教えようとしたってバレたら、~
さすがのお父さんも怒るんじゃない?▼~
:[アンナ]|
そ、そうよね…▼~
:[カンナ]|
…でも、この花…ほんときれいだね。▼~
そんなズルい手を使わなくても~
たくさん売れると思うな。▼~
だからちゃんと普通に、~
正々堂々と売ろう?▼~
:[アンナ]|
ええ、そうよね。~
わかった、そうしましょう。▼~
反省の印に、~
今日のお祭りの願いごとは変更しておくわ。▼~
「この子が私みたいな商人になりますように」~
じゃなくて…▼~
「私みたいに、がめつくない商人に~
なりますように」にしておく。▼~
だから、さっきのテクニックは~
聞かなかったことにして?▼~
:[カンナ]|
うふふ、わかった。~
さ、賊を倒して商売を始めよう?▼~
:[アンナ]|
そうね。~
さっさと倒して、じゃんじゃん稼ぐわよっ!▼~
:[カンナ]|
わーい!~
サービスしちゃうよーっ!▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#od8d4349]
- ヒノカとの会話、「実感」が「時間」になってしまっていま...
#comment
終了行:
*カンナ(女)の親子会話 [#ld451fdd]
#contents
**マイユニット[#tf70a217]
#region(マイユニット男性・僕)
:[カンナ]|
うーん…~
えいっ! えいえいっ!▼~
よーし、うまくなってきたっ!▼~
:[カムイ]|
カンナ、どうしたんだい?~
おもちゃの弓なんか持って…▼~
:[カンナ]|
お、お父さん!?▼~
あ、あのね、これはその…!!~
別に遊んでるわけじゃなくって…!▼~
:[カムイ]|
的当ての練習をしているんだね?▼~
:[カンナ]|
な、なんでわかったの!?▼~
:[カムイ]|
さっき屋台をじっと眺めていたからね。~
もしかしてと思ったんだよ。▼~
でも今は戦闘中だ。~
引くなら本物の弓のほうがいいんじゃないかな。▼~
:[カンナ]|
ごめんなさい…~
でもあたし…▼~
…やっぱりいいや。▼~
:[カムイ]|
どうしたんだ?▼~
言いたいことがあるのなら我慢せず言いなさい。▼~
:[カンナ]|
…………▼~
実はね、的当ての景品に~
すごくいいものがあったの。▼~
:[カムイ]|
すごくいいもの?▼~
:[カンナ]|
うん、なんだと思う?▼~
:[カムイ]|
うーん…カンナの欲しがりそうなもの…~
ぬいぐるみじゃないかな?▼~
:[カンナ]|
ううん、違うよ。▼~
:[カムイ]|
わかった。~
着せ替え人形だ!▼~
:[カンナ]|
えへへ、それも違うんだ。▼~
あたしが狙ってるのは、~
あたしだけのためのものじゃないの。▼~
あたしたち、家族のためのものなんだよ。▼~
:[カムイ]|
…えっ?~
家族のためのもの…▼~
:[カンナ]|
あのね、あたしが欲しいのは~
おっきなお弁当箱なの!▼~
:[カムイ]|
弁当箱?~
カンナ、そんなにお腹が空くのかい?▼~
:[カンナ]|
ちがうよーっ!~
そこまで食いしん坊じゃないもん!▼~
…あたしたちって、家族で過ごす時間が~
あんまりなかったでしょ?▼~
でも、おっきなお弁当箱があれば…~
家族みんなでそれを持って、▼~
いろんなところに、~
お出かけできるかなって…▼~
:[カムイ]|
!! カンナ…▼~
…今まで本当にごめん。~
寂しい思いをさせてしまったね。▼~
:[カンナ]|
お父さん、謝らないで。~
戦いが大変だから仕方ないよ。▼~
それはわかってるから…~
大丈夫だよ。▼~
:[カムイ]|
すまない…カンナ。~
本当は大丈夫じゃないだろう。▼~
カンナはいつも、~
僕の前で我慢をするからね。▼~
…よし、決めた。~
父さんも的当てをやるよ。▼~
:[カンナ]|
お父さんも?▼~
:[カムイ]|
二人で大きなお弁当箱を狙おう。~
手に入れるまで何度でも。▼~
そして手に入ったら、~
すぐに家族でお出かけしよう!▼~
:[カンナ]|
ほ、ほんとに!?▼~
:[カムイ]|
もちろんさ。~
さ、そうと決まれば賊を倒しちゃおう。▼~
お祭りをすぐに再開させて、~
的当ての時間に充てるんだ。▼~
:[カンナ]|
うん!~
がんばろうね!!▼~
:[カムイ]|
ああ、終わったらすぐに的当てだ!~
いちばん大きいのを当ててあげるからね!▼~
:[カンナ]|
お父さん、ありがとう!~
すっごく楽しみにしてる!▼~
あたし…お父さんのこと~
ずっとずっと、だーーい好きだよ!▼~
#endregion
#region(マイユニット男性・俺)
:[カンナ]|
うーん…~
えいっ! えいえいっ!▼~
よーし、うまくなってきたっ!▼~
:[カムイ]|
カンナ、どうしたんだ?~
おもちゃの弓なんか持って…▼~
:[カンナ]|
お、お父さん!?▼~
あ、あのね、これはその…!!~
別に遊んでるわけじゃなくって…!▼~
:[カムイ]|
的当ての練習をしているんだな?▼~
:[カンナ]|
な、なんでわかったの!?▼~
:[カムイ]|
さっき屋台をじっと眺めてたからな。~
もしかしてと思ったんだ。▼~
でも今は戦闘中だ。~
引くなら本物の弓のほうがいいんじゃないか。▼~
:[カンナ]|
ごめんなさい…~
でもあたし…▼~
…やっぱりいいや。▼~
:[カムイ]|
どうしたんだ?▼~
言いたいことがあるのなら我慢せず言え。▼~
:[カンナ]|
…………▼~
実はね、的当ての景品に~
すごくいいものがあったの。▼~
:[カムイ]|
すごくいいもの?▼~
:[カンナ]|
うん、なんだと思う?▼~
:[カムイ]|
うーん…カンナの欲しがりそうなもの…~
ぬいぐるみじゃないか?▼~
:[カンナ]|
ううん、違うよ。▼~
:[カムイ]|
わかった。~
着せ替え人形だ!▼~
:[カンナ]|
えへへ、それも違うんだ。▼~
あたしが狙ってるのは、~
あたしだけのためのものじゃないの。▼~
あたしたち、家族のためのものなんだよ。▼~
:[カムイ]|
…えっ?~
家族のためのもの…▼~
:[カンナ]|
あのね、あたしが欲しいのは~
おっきなお弁当箱なの!▼~
:[カムイ]|
弁当箱?~
カンナ、そんなにお腹が空くのか?▼~
:[カンナ]|
ちがうよーっ!~
そこまで食いしん坊じゃないもん!▼~
…あたしたちって、家族で過ごす時間が~
あんまりなかったでしょ?▼~
でも、おっきなお弁当箱があれば…~
家族みんなでそれを持って、▼~
いろんなところに、~
お出かけできるかなって…▼~
:[カムイ]|
!! カンナ…▼~
…今まで本当にすまん。~
寂しい思いをさせてしまったな。▼~
:[カンナ]|
お父さん、謝らないで。~
戦いが大変だから仕方ないよ。▼~
それはわかってるから…~
大丈夫だよ。▼~
:[カムイ]|
すまない…カンナ。~
本当は大丈夫じゃないだろう。▼~
カンナはいつも、~
俺の前で我慢をするからな。▼~
…よし、決めた。~
父さんも的当てをやるぞ。▼~
:[カンナ]|
お父さんも?▼~
:[カムイ]|
二人で大きなお弁当箱を狙おう。~
手に入れるまで何度でも。▼~
そして手に入ったら、~
すぐに家族でお出かけしよう。▼~
:[カンナ]|
ほ、ほんとに!?▼~
:[カムイ]|
もちろんさ。~
さ、そうと決まれば賊を倒すぞ。▼~
お祭りをすぐに再開させて、~
的当ての時間に充てるんだ。▼~
:[カンナ]|
うん!~
がんばろうね!!▼~
:[カムイ]|
ああ、終わったらすぐに的当てだ。~
いちばん大きいのを当ててやるぞ!▼~
:[カンナ]|
お父さん、ありがとう!~
すっごく楽しみにしてる!▼~
あたし…お父さんのこと~
ずっとずっと、だーーい好きだよ!▼~
#endregion
#region(マイユニット男性・私)
:[カンナ]|
うーん…~
えいっ! えいえいっ!▼~
よーし、うまくなってきたっ!▼~
:[カムイ]|
カンナ、どうしたんですか?~
おもちゃの弓なんか持って…▼~
:[カンナ]|
お、お父さん!?▼~
あ、あのね、これはその…!!~
別に遊んでるわけじゃなくって…!▼~
:[カムイ]|
的当ての練習をしているんですね?▼~
:[カンナ]|
な、なんでわかったの!?▼~
:[カムイ]|
さっき屋台をじっと眺めていたので、~
もしかしてと思ったんです。▼~
でも今は戦闘中ですよ。~
引くなら本物の弓のほうがいいのでは?▼~
:[カンナ]|
ごめんなさい…~
でもあたし…▼~
…やっぱりいいや。▼~
:[カムイ]|
どうしたんですか?▼~
言いたいことがあるのなら、~
我慢せず言ってください。▼~
:[カンナ]|
…………▼~
実はね、的当ての景品に~
すごくいいものがあったの。▼~
:[カムイ]|
すごくいいもの?▼~
:[カンナ]|
うん、なんだと思う?▼~
:[カムイ]|
うーん…カンナの欲しがりそうなもの…~
ぬいぐるみじゃないですか?▼~
:[カンナ]|
ううん、違うよ。▼~
:[カムイ]|
わかりました。~
着せ替え人形ですね!▼~
:[カンナ]|
えへへ、それも違うんだ。▼~
あたしが狙ってるのは、~
あたしだけのためのものじゃないの。▼~
あたしたち、家族のためのものなんだよ。▼~
:[カムイ]|
…えっ?~
家族のためのもの…▼~
:[カンナ]|
あのね、あたしが欲しいのは~
おっきなお弁当箱なの!▼~
:[カムイ]|
弁当箱?~
カンナ、そんなにお腹が空くんですか?▼~
:[カンナ]|
ちがうよーっ!~
そこまで食いしん坊じゃないもん!▼~
…あたしたちって、家族で過ごす時間が~
あんまりなかったでしょ?▼~
でも、おっきなお弁当箱があれば…~
家族みんなでそれを持って、▼~
いろんなところに、~
お出かけできるかなって…▼~
:[カムイ]|
!! カンナ…▼~
…今まで本当にすみません。~
寂しい思いをさせてしまいましたね。▼~
:[カンナ]|
お父さん、謝らないで。~
戦いが大変だから仕方ないよ。▼~
それはわかってるから…~
大丈夫だよ。▼~
:[カムイ]|
すみません…カンナ。~
本当は大丈夫じゃないでしょう。▼~
カンナはいつも、~
私の前で我慢をしますからね。▼~
…よし、決めました。~
父さんも的当てをやります。▼~
:[カンナ]|
お父さんも?▼~
:[カムイ]|
二人で大きなお弁当箱を狙いましょう。~
手に入れるまで何度でも。▼~
そして手に入ったら、~
すぐに家族でお出かけしましょう。▼~
:[カンナ]|
ほ、ほんとに!?▼~
:[カムイ]|
もちろんです。~
さ、そうと決まれば賊を倒しますよ。▼~
お祭りをすぐに再開させて、~
的当ての時間に充てるんです。▼~
:[カンナ]|
うん!~
がんばろうね!!▼~
:[カムイ]|
はい、終わったらすぐに的当てです。~
いちばん大きいものを当てますよ!▼~
:[カンナ]|
お父さん、ありがとう!~
すっごく楽しみにしてる!▼~
あたし…お父さんのこと~
ずっとずっと、だーーい好きだよ!▼~
#endregion
**フェリシア [#zc07b6e1]
:[カンナ]|
お母さん、大丈夫?~
ケガとかしてない?▼~
:[フェリシア]|
はい、大丈夫ですよ。~
気遣ってくれてありがとうございます。▼~
:[カンナ]|
お礼なんていいって!▼~
でも、無理はやめてね。~
何かあったら、すぐにあたしを呼んで!▼~
あたし、お母さんのためなら~
なんでもしちゃうから。▼~
:[フェリシア]|
…………▼~
:[カンナ]|
どうしたの、お母さん。▼~
:[フェリシア]|
優しい子に育ってくれたなぁって…~
すごく誇らしい気持ちになったんです。▼~
:[カンナ]|
ほんと!?~
そう言ってもらえてすごくうれしい。▼~
あたしね、人の役に立てることが~
とっても幸せなんだ。▼~
そのためなら自分はどうなってもいいって~
思うときもあるぐらいで…▼~
:[フェリシア]|
…………▼~
それ…私と一緒です。▼~
:[カンナ]|
えっ。そうなの?~
お母さんも?▼~
:[フェリシア]|
実は結婚前、カムイさんとも~
話したんですが…▼~
私はどうしようもないぐらい~
ドジでおっちょこちょいです。▼~
でも、みなさんをお世話したいという~
気持ちは誰にも負けません。▼~
みなさんのために生きることが、~
私の幸せなんです。▼~
:[カンナ]|
お母さん…!~
あたし、それすっごくわかる!▼~
あたしの性格は~
お母さん譲りだったんだね。▼~
:[フェリシア]|
カンナ…!!~
わ、私嬉しいです…!▼~
私のドジなところじゃなくて~
なけなしの真っ当な部分が受け継がれて…!▼~
:[カンナ]|
な、なけなしのって…~
そんなことないよ…▼~
:[フェリシア]|
では、幸せいっぱいの気分になったところで、~
そろそろ戦闘に戻りましょうか。▼~
:[カンナ]|
うん! わかった!~
でも…▼~
お母さんが手に持ってるの…~
武器じゃなくて、焼き鳥の串だよ。▼~
:[フェリシア]|
はわわわわーーーーーーーっ!▼~
もう…私ったら…▼~
:[カンナ]|
あはは、しっかりしてね。~
じゃ、あたしは行くから!▼~
:[フェリシア]|
あ!~
カンナ、ちょっと待ってください!▼~
カンナも…~
それ…武器じゃなくて、木の枝です…▼~
:[カンナ]|
はわわわわーーーーーーーっ!▼~
:[フェリシア]|
ああ、ごめんなさい…~
真っ当じゃないところも受け継がせてしまって…▼~
でも、自分に似た我が子を見るのは~
とっても可愛いですし…▼~
これはこれでアリですね!▼~
:[カンナ]|
うん! お互い気をつければいいよ!~
手に持ってるものは…大丈夫そうだね。▼~
:[フェリシア]|
…では、いざ!~
みなさんのために! 戦いましょうーっ!▼~
**リンカ [#u9e3f99c]
:[カンナ]|
炎の部族の心得、そのいちー!~
炎の部族はここうをおもんじる!▼~
:[リンカ]|
ふっ、~
カンナ、どうしたんだ急に。▼~
:[カンナ]|
あたしはお母さんの娘でしょ?▼~
だから、あたしも~
立派な炎の部族になりたいの!▼~
:[リンカ]|
なるほど、~
それで心得を復習しているのか。▼~
:[カンナ]|
じゃあ、もう一度言うから~
お母さんはちゃんと聞いていてね?▼~
:[リンカ]|
ああ。~
わかった。▼~
:[カンナ]|
炎の部族の心得、そのいちー!~
炎の部族はここうをおもんじる!▼~
:[リンカ]|
そのとおりだ。~
だが、意味はちゃんとわかってるのか?▼~
:[カンナ]|
も、もちろんだよ!▼~
こ、ここうは重くて大変だな…~
っていうことでしょ?▼~
:[リンカ]|
ふっ。~
少し違うな。▼~
孤高を重んじるとは~
一人であることを大切にするということだ。▼~
あえて集団に属さないことで~
見えてくる道もあるからな…▼~
:[カンナ]|
…………▼~
:[リンカ]|
…ん?~
カンナには少し難しかったか?▼~
:[カンナ]|
あたしやっぱり…~
炎の部族にはなりたくない…▼~
:[リンカ]|
…どうしてだ?▼~
:[カンナ]|
だって、せっかく…~
お母さんと一緒に暮らせるようになったのに…▼~
ここうをおもんじて…~
ひとりぼっちになるのは嫌だもん…▼~
:[リンカ]|
…なるほどな。▼~
カンナ、孤高を重んじろというのは~
ひとりぼっちになれと言っているわけではない。▼~
:[カンナ]|
…本当に?▼~
:[リンカ]|
ああ、本当だ。▼~
現に炎の部族も~
一族みんなで一緒に暮らしているだろう?▼~
あたしだって今は~
この部隊と共に共同で生活をしている。▼~
:[カンナ]|
そっか。~
確かにそうだね!▼~
:[リンカ]|
みんなで一緒に暮らしていても、~
孤高を重んじることはできる。▼~
ときに集団を離れ、~
一人で考える時間をもうける…▼~
カンナはそういうことから始めてみればいい。▼~
:[カンナ]|
うん! わかったよ!▼~
ずっとひとりぼっちは嫌だけど、~
たまに一人になるならできると思う!▼~
:[リンカ]|
…無理はするなよ?▼~
ただでさえカンナには…~
寂しい思いをさせてしまったからな…▼~
長いこと離れ離れで暮らしていたのだ…▼~
普通の子供よりも…~
孤独を感じさせていたに違いない…▼~
:[カンナ]|
そんなのもう気にしないで!~
だって、これからはずっと一緒なんだから!▼~
:[リンカ]|
ありがとう…~
カンナ…▼~
:[カンナ]|
じゃあ、炎の部族の心得を続けるね?~
ちゃんと聞いててよ、お母さん!▼~
:[リンカ]|
ああ。~
わかった。▼~
:[カンナ]|
炎の部族の心得そのにー!~
苦い野菜もちゃんと残さず食べるー!▼~
:[リンカ]|
ふふふっ。~
大切なことだが…炎の部族の心得ではないな。▼~
**サクラ [#l7468e41]
:[カンナ]|
ねえねえ、お母さん!~
あたし、聞きたいことがあるの!▼~
:[サクラ]|
ふふふ、なんでしょうか?~
私に答えられることだといいのですけど。▼~
:[カンナ]|
あのね…~
おにいちゃんと結婚するってどんな感じ?▼~
:[サクラ]|
…えっ!?~
ええええええええっ!?▼~
ど、どうしてそんなことが聞きたいのですか?▼~
:[カンナ]|
だって、お父さんとお母さんって~
血の繋がらないきょうだいだったんでしょ?▼~
それがどうして夫婦になったのかな、って!~
あたし、ずーっと気になってたの!▼~
:[サクラ]|
そ、そ、そ、そうですか…▼~
:[カンナ]|
もしかして、~
聞いちゃいけないことだった?▼~
:[サクラ]|
い、いえ、そんなことはありません。▼~
私たちの結婚に関して…~
後ろめたいことなど一切ないですから!▼~
上手く説明できるかはわかりませんが…~
一生懸命、話してみますね。▼~
:[カンナ]|
わーい!~
ありがとう、お母さん!▼~
:[サクラ]|
ええと…私にとってカムイ兄様は…~
初めてお会いした時から大切な人でした。▼~
強くて、優しくて…~
温かい心を持った憧れの人…▼~
それは兄に対する憧憬だと~
思っていたのですが…▼~
あるとき、気づいてしまったんです。~
これは恋なんだって。▼~
:[カンナ]|
でも、おにいちゃんだから~
その気持ちは言えないよね…?▼~
:[サクラ]|
はい。でも、母様…~
あなたのおばあ様が遺したお手紙を読んで、▼~
その時初めて、私と兄様に~
血の繋がりがないことがわかったんです…▼~
それで、私は…~
すごく泣いてしまいました。▼~
:[カンナ]|
これで恋人になれるって、嬉しくて?▼~
:[サクラ]|
いいえ。私とカムイ兄様が~
家族ではないことが悲しくて。▼~
:[カンナ]|
…!▼~
:[サクラ]|
私はあの人と家族でいたかった。~
一生傍にいられる絆が欲しかった。▼~
だって、ずっと傍にいたいぐらい…~
大切な人だったんですもの。▼~
:[カンナ]|
そっか…~
大切な人は大切な人だもんね。▼~
だからお母さんは、~
お父さんと結婚したんだね。▼~
:[サクラ]|
はい…▼~
:[カンナ]|
大切な人と結婚できたんだから…~
お母さんは幸せなんだよね?▼~
:[サクラ]|
もちろん。~
とってもとっても幸せですよ。▼~
カンナというとっても可愛い子供も~
授かることができましたし。▼~
:[カンナ]|
えへへー。▼~
:[サクラ]|
こんな答えで大丈夫でしょうか?▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さんが幸せだってわかったから!▼~
:[サクラ]|
ふふふ。~
それならよかったです。▼~
:[カンナ]|
お母さんはこれからも~
ずっとずっと幸せでいてね!▼~
じゃないとあたし…~
悲しくなっちゃうから!▼~
:[サクラ]|
ありがとうございます、カンナ…~
カンナは優しいですね。▼~
人の幸せを願えるその心…~
カムイさんそっくりです。▼~
:[カンナ]|
えへへ…~
でも、優しいのはお母さんもおんなじだよ。▼~
だからあたしは、~
お母さんにもそっくりだね!▼~
:[サクラ]|
カンナ…▼~
はい、あなたは私たち二人にそっくりです。~
あなたは私たち家族の証…▼~
私たちを家族にしてくれて、~
ありがとう…▼~
:[カンナ]|
うん。~
これからはずっと、一生傍にいる。▼~
あたしが大好きなお父さんとお母さんの…~
…二人の絆なんだから。▼~
**アクア [#ycee7156]
:[アクア]|
カンナ。~
今日は子どもの成長を願うお祭りよね。▼~
カンナは私に何を願ってもらいたい?▼~
:[カンナ]|
うーん…~
急にそう言われても…▼~
:[アクア]|
どういう大人になりたいとか、ないの?▼~
:[カンナ]|
あ、それならあるよ!▼~
うんとね、あたしは、~
お母さんみたいな大人になりたいな!▼~
:[アクア]|
えっ?~
私みたいな大人?▼~
:[カンナ]|
うん!▼~
:[アクア]|
…いや、私みたいな大人には~
ならないでほしいわ。▼~
:[カンナ]|
えーっ? どうしてー?▼~
:[アクア]|
どうしてって…▼~
私は無口だし、人に拒まれることを恐れるあまり、~
感情を表に出すことも苦手でしょう。▼~
一方、あなたは明るくて素直で、健気で…~
私にはないものをたくさん持ってる。▼~
あなたには私に似ることなく、~
今のまま大人になってほしいと思うわ。▼~
:[カンナ]|
そうかなぁ…~
あたしはお母さんをそんな風には思わないけど…▼~
:[アクア]|
…えっ?~
あなたは私をどう見てるの?▼~
:[カンナ]|
お母さんは凛としていて、自分を持っていて、~
すごくかっこいい女の人だと思ってるよ!▼~
:[アクア]|
…もう、そんなに褒めても~
何も出ないわよ。▼~
:[カンナ]|
ほんとのことだよ?~
お父さんもそう言ってたし!▼~
:[アクア]|
カムイが?▼~
:[カンナ]|
うん!~
もし人として、女性として道に迷うことが~
あったら、お母さんを見習いなさいって。▼~
お母さんほど強くてたくましい女性を~
見たことがないって!▼~
お父さん、そう言ってた!▼~
:[アクア]|
…………▼~
まったく…~
あなたたちには困ったものだわ。▼~
私のことを買いかぶりすぎよ。▼~
:[カンナ]|
でもほんとなんだもーん!▼~
:[アクア]|
うふふ。~
もう、わかったわ。▼~
何を言っても聞いてもらえそうにないし、~
今日は素直にその気持ちを受け取っておく。▼~
:[カンナ]|
じゃあ、あたしがお母さんみたいに~
なれるようにお願いしてくれる?▼~
:[アクア]|
ええ、あなたのよさを失わない程度に~
私に似ますようにってね。▼~
:[カンナ]|
わーい!▼~
あ。そうだ、お母さん。~
最近、お歌の練習を全然できていないね。▼~
また一緒に練習したいな。▼~
:[アクア]|
そうなのよね。~
新しい歌を作るのに手間取ってたの。▼~
:[カンナ]|
新しいお歌?▼~
:[アクア]|
ええ。▼~
…私ね、カムイが~
初めて竜になったときのことが忘れられなくて…▼~
それを歌にしていたの。▼~
:[カンナ]|
お父さんが初めて竜になったとき?▼~
:[アクア]|
そう。昔、ミコト様…~
つまり、あなたのおばあちゃんが亡くなって…▼~
その怒りでカムイが竜になったの。▼~
私は、暴れるカムイを~
歌の力で鎮めようとしたわ。▼~
最終的に、このペンダントの力で~
なんとかできたけど…▼~
優しいカムイの中に、~
こんなに荒々しい神祖竜の血が入っている…▼~
その衝撃は、ものすごいものがあった。▼~
そのときのことを…~
歌にしてみようと思ったのよ。▼~
:[カンナ]|
わぁー、すっごく興味ある!~
歌ってみたーい!▼~
:[アクア]|
カムイと同じように~
竜になれるカンナなら…▼~
何か、感じてもらえるかもしれないわね。▼~
:[カンナ]|
そうだね。~
楽しみにしてる!▼~
:[アクア]|
さてと。~
そろそろ戦闘に戻りましょう。▼~
さっさと賊を片付けて、~
お祭りを楽しまないと。▼~
:[カンナ]|
うん。~
あたしの成長を願うこと、忘れないでよね?▼~
:[アクア]|
もちろんよ。~
心を込めて願っておくわ。▼~
**カザハナ [#z415be48]
:[カンナ]|
はっ!~
せいっ! やぁっ!!▼~
:[カザハナ]|
カンナ、こんなときにも訓練?▼~
:[カンナ]|
あ、お母さん!~
そうだよ、訓練中なんだ!▼~
最近、時間がもったいない気がして。~
ちょっとでも時間があれば訓練してるの!▼~
:[カザハナ]|
へえー、あたし譲りの精神が~
しっかり根付いてきてる感じだね。▼~
でも、あまり無理はしないで、~
過ぎたるは及ばざるがごとしって言ってね。▼~
やり過ぎはよくないから。▼~
:[カンナ]|
えーっ、そ…そうなの?~
でも…▼~
:[カザハナ]|
でも、何よ?▼~
:[カンナ]|
お母さんはそれでもいいと思うよ。~
すごく強いから。▼~
でもあたしみたいな未熟者は…▼~
やり過ぎくらいじゃないと…~
お母さんを守れる人にはなれないと思うの。▼~
:[カザハナ]|
あたしを…守る?▼~
:[カンナ]|
そう、内緒にしてたけど…~
あたし、お母さんを守りたくて訓練してるの。▼~
お母さんは何度も何度も~
あたしを守ってくれたよね。▼~
あたし、そんなお母さんに~
すこしでも親孝行したいんだ!▼~
大好きなお母さんを守るためなら~
死んでもいいっていうくらいの気持ちだよ。▼~
:[カザハナ]|
…………▼~
カンナ、気持ちはうれしいけど、~
死んでもいいっていうのは間違いだよ。▼~
:[カンナ]|
えっ?▼~
:[カザハナ]|
気持ちはよくわかる。▼~
昔、あたしもカムイに~
似たようなことで怒られたっていうか…▼~
指摘されたことがあるから…▼~
:[カンナ]|
お母さんが…お父さんに怒られたの?▼~
:[カザハナ]|
ええ。~
はっきり言われた。▼~
大事な人を守っても、~
自分が死んだら意味がない…▼~
その残された大事な人を~
深く悲しませることになるから、って。▼~
:[カンナ]|
…………▼~
:[カザハナ]|
カンナはあたしを悲しませたい?▼~
:[カンナ]|
お母さんが悲しむのは嫌…~
絶対に嫌…▼~
:[カザハナ]|
そっか。だったら…~
死んでもいいなんて二度と言わないでね。▼~
:[カンナ]|
わかった…~
もう二度と言わない…▼~
:[カザハナ]|
わかってくれてありがとう。▼~
ねえ、カンナ。~
お祭りが再開しても訓練するつもり?▼~
:[カンナ]|
もちろんだよ!▼~
:[カザハナ]|
じゃ、あたしも付き合う。▼~
あなたがどんな人でも守れるように~
ビシバシ鍛えてあげるわよ!▼~
:[カンナ]|
うん!~
楽しみにしてるねっ!▼~
**オロチ [#c79ebed3]
:[カンナ]|
ねえ、お母さん。~
あたし…聞きたいことがあるの!▼~
:[オロチ]|
なんじゃ?~
そんなに改まって。▼~
:[カンナ]|
あたし…~
ずっと聞きたかったの。▼~
お父さんとお母さんはどうやって知り合って、~
どうやって仲よくなったのか!▼~
:[オロチ]|
な、ななななっ!?▼~
何故それが気になるんじゃ…~
そんなことを聞いてどうするんじゃ。▼~
:[カンナ]|
あたし、二人とも大好きだから!~
どんな風に仲良しになったのか知りたいの。▼~
:[オロチ]|
ううむ…そんな純粋な瞳で見られたら~
断るに断れんのう。▼~
では今、ちょっとだけ~
特別に話してやろう。▼~
:[カンナ]|
やった!~
ありがとう!▼~
:[オロチ]|
…カムイと最初に二人きりで~
話すようになったのは…▼~
カムイが、わらわに~
声をかけてくれたからじゃ。▼~
:[カンナ]|
いきなり「好きです」とか?▼~
:[オロチ]|
ち、違うわい。~
彼はそんな男ではないぞ。▼~
…カムイはわらわにこう言ったんじゃ。~
「母上について知りたい」と。▼~
:[カンナ]|
お父さんの母上ってことは…~
あたしのおばあちゃん?▼~
:[オロチ]|
ああ。~
ミコト様という方じゃ。▼~
で、わらわはミコト様のことを~
カムイ様に教えてあげた。▼~
わらわはまずミコト様の楽しい話をし…~
次にミコト様の心優しいところを…▼~
最後にミコト様がカムイを~
いかに愛していたかという話をしたのじゃ。▼~
するとカムイは言った。~
これからは、母上が愛した人たちを守る、と…▼~
その中に、わらわも入っておると…▼~
:[カンナ]|
キャーッ!!▼~
:[オロチ]|
そんなこんなで少しずつ距離が縮まり…~
めでたく結婚となったわけじゃ。▼~
:[カンナ]|
そ、そうだったんだ…~
すてきーーー!!▼~
でも、なんか…~
母さんに焼きもち焼いちゃうな。▼~
お母さんはあたしの知らないお父さんのこと~
たっくさん知ってるから。▼~
:[オロチ]|
それはまあ、仕方のないことじゃ。~
付き合いの長さというやつじゃな。▼~
しかし、世界が平和になれば、~
そなたと過ごす時間も格段に増えるはず。▼~
その時はカムイを独占すればいい。~
そこでたくさん知っていくのじゃ。▼~
:[カンナ]|
うん、そうだね。~
わかった!▼~
:[オロチ]|
…ああ、でもまだ話し足りないのう。▼~
婚姻の申し込みのあたりの話を~
端折ったのは間違いだったわい。▼~
:[カンナ]|
あたし、それも聞きたーい!▼~
:[オロチ]|
…では、どうじゃ。祭りが再開したら、~
わらわと共に過ごさぬか。▼~
カムイのことだけではなく、~
まじないも教えてやろうぞ。▼~
前から興味があると言っておったろう。▼~
:[カンナ]|
でも…いいの?~
あたし、まじない道具持ってきてないし…▼~
:[オロチ]|
屋台で調達すればなんとかなろう。~
珍しい薬草も売っておったし。▼~
:[カンナ]|
探すのも楽しそうだね!~
じゃあ、やる!▼~
:[オロチ]|
そうしよう、そうしよう。~
ふふっ、楽しい祭りになりそうじゃ!▼~
**ヒノカ [#o50d9cb5]
:[カンナ]|
こらっ!~
お祭りを台無しにした不届き者たち!▼~
どこからでもかかってきなさい!~
あたしが相手になってあげるわ!▼~
:[ヒノカ]|
ふっ。~
勇ましいな、カンナ。▼~
:[カンナ]|
うん!~
だって、あたしはお母さんの娘だもん!▼~
敵のことなんてちっとも怖くないよ!▼~
:[ヒノカ]|
そうか。~
さすが私の娘だな。▼~
:[カンナ]|
えへへ~。▼~
:[ヒノカ]|
だが、あまり無茶なことはしないでくれ。▼~
戦場で背伸びをしても、~
いい結果に結びつきはしないからな。▼~
相手の力量を見極め、~
自分にできることを堅実に遂行していく。▼~
それが生き延びるコツだと私は思うぞ。▼~
:[カンナ]|
でも、あたし…~
お母さんみたいに強い人になりたいから…▼~
:[ヒノカ]|
ふっ。~
ありがとう、カンナ。▼~
だが、私も最初から~
強かったわけではない。▼~
カンナと同じくらいの年のときは~
まだまだ泣き虫だった。▼~
:[カンナ]|
えっ!? 本当に!?~
お母さんが泣き虫だったの!?▼~
:[ヒノカ]|
あ、あまり大声で言わないでくれ…~
少し恥ずかしいからな…▼~
だが、泣き虫だったのは真実だ。▼~
カムイが暗夜王国に~
さらわれてから…▼~
私は自分の手で大切な人を~
守れるようになりたいと思った。▼~
それから天馬兵としての訓練を始めたのだが…~
初めのころは訓練の辛さに泣いてばかりだった。▼~
それまでの姫としての生活とは~
全く違った日々になってしまったからな。▼~
馬に乗るときは毎回、足が震えたし、~
初めて空を飛んだときは…▼~
…その…いろいろとやらかしたものだ。~
頭から落ちたりな。▼~
:[カンナ]|
あはは!~
今のお母さんからは想像できないね!▼~
:[ヒノカ]|
だから、カンナも無理をする必要はない。~
少しずつ成長していけばいいんだ。▼~
:[カンナ]|
うん! わかった!~
あたし、もう無茶なことはしないよ!▼~
:[ヒノカ]|
ああ。~
そうしてくれると私も安心だ。▼~
:[カンナ]|
でも、お母さん…~
本当にお父さんのことが好きだったんだね!▼~
:[ヒノカ]|
な、なっ!?~
と、突然、何を言い出す?▼~
:[カンナ]|
だって、そんなに辛い訓練を続けられたのも~
お父さんを助けたかったらでしょ?▼~
:[ヒノカ]|
…そうだな。~
それを心の支えにしていたのは事実だ。▼~
:[カンナ]|
お父さんは幸せ者だね。~
お母さんにこんなに愛されて。▼~
:[ヒノカ]|
わ、私だって幸せ者だ…▼~
カムイとカンナにすごく愛されていると…~
日々、実感しているのだからな。▼~
:[カンナ]|
ふふふー。~
それ、お父さんに伝えておくね!▼~
:[ヒノカ]|
い、言わなくていい!~
言わなくても…わかっているだろうしな!▼~
:[カンナ]|
お母さん、照れちゃってる!~
可愛いー!▼~
:[ヒノカ]|
は、母親をからかうんじゃない!▼~
ほら、話はこの辺で終わりにしないと。~
お祭りで遊ぶ時間がなくなってもいいのか?▼~
:[カンナ]|
そ、それはやだ!~
わかった、じゃあお話はここまでね!▼~
でも、天幕に帰ったらもっともっと…~
お母さんの子どものころのお話を聞きたいな!▼~
:[ヒノカ]|
ああ、わかった。~
たっぷりと聞かせてあげよう。▼~
カンナと一緒に過ごせる時間は…~
たくさんあるのだからな。▼~
**セツナ [#z5d37518]
:[カンナ]|
お母さーん…▼~
:[セツナ]|
あ、カンナ…~
宙ぶらりんで、何してるの…▼~
:[カンナ]|
見ての通りだよー!~
また罠にかかっちゃった…▼~
:[セツナ]|
それなら仕方ない…~
いま助けてあげる…▼~
これをこうして…~
はいできた…▼~
:[カンナ]|
ありがとう、お母さん!▼~
:[セツナ]|
カンナは最近…~
よく罠にかかるわね…▼~
:[カンナ]|
ほんとだよ…!~
お母さんに似てきたのかも。▼~
:[セツナ]|
要らないものを受け継いだのね…~
かわいそうに…▼~
:[カンナ]|
えへへー~
そんなに喜んでくれて嬉しい!▼~
:[セツナ]|
別に喜んでない…▼~
でもあなたもそろそろ…~
助けてくれる人を見つけたほうがいいかも…▼~
:[カンナ]|
助けてくれる人?▼~
:[セツナ]|
そう…~
例えば、私の場合はヒノカ様ね…▼~
:[カンナ]|
確かに、お母さんが罠にかかると~
いつもヒノカ様が助けてくれるよね。▼~
じゃああたしもヒノカ様がいいっ!▼~
:[セツナ]|
それはダメよ…~
ヒノカ様は私専用なの…▼~
あとアサマもダメ…~
彼は笑って見てるだけだから…▼~
:[カンナ]|
ええっ…~
じゃあ誰にすればいいの…▼~
:[セツナ]|
あなたの場合…~
助けてくれる人はここにいるわ…▼~
:[カンナ]|
ここにって…~
お母さんのこと?▼~
:[セツナ]|
そう…~
私が助けてあげる…▼~
:[カンナ]|
ええーっ!?~
そ、それはちょっと…▼~
あたしが罠にかかって、~
お母さんも罠にかかったらどうなるの?▼~
二人とも身動きがとれなくなっちゃうよ?▼~
:[セツナ]|
そういうときはヒノカ様よ…~
ヒノカ様が助けにきてくれるわ…▼~
:[カンナ]|
な、なるほど!~
結局、ヒノカ様なんだね!▼~
:[セツナ]|
そうよ…~
ヒノカ様は偉大なお方だから…▼~
:[カンナ]|
でも、助けにきたヒノカ様も~
罠にかかったらどうするの?▼~
:[セツナ]|
そうね…▼~
…ああ、そのときは~
カムイよ…▼~
:[カンナ]|
そっか!~
お父さんがいるね!▼~
:[セツナ]|
彼もなかなか頼もしいわ…~
それなりに私を救出した実績もあるし…▼~
私が抱きついた拍子に、~
二人まとめて罠にかかったこともあるし…▼~
:[カンナ]|
えっ…それ…~
ちょっと不安…▼~
:[セツナ]|
まぁ…~
細かいことは言いっこなしよ…▼~
大事なのは、~
あなたが幾重にも守られているということ…▼~
いろんな人があなたを助けてくれる…~
だから、安心して…▼~
:[カンナ]|
うん、わかった!▼~
:[セツナ]|
あなたは本当に、幸せ者…~
でも…慢心は禁物よ…▼~
幸せ者であることを噛みしめて…~
謙虚な気持ちで罠にかかるの…▼~
:[カンナ]|
うん!~
その言葉、胸に刻んでおくね!▼~
**オボロ [#xb61cf44]
:[オボロ]|
カンナ、悪いんだけど…▼~
…今日のお祭りはカムイたちと~
楽しんでくれる?▼~
私は一人で過ごしたいから…▼~
:[カンナ]|
えーっ?~
どうしてそんなこと言うのーっ?▼~
:[オボロ]|
ごめんね…~
なんか、悲しくなっちゃって…▼~
:[カンナ]|
何が悲しいの?~
話して?▼~
:[オボロ]|
…………▼~
その…今日は子どもの成長を~
願うお祭りでしょう。▼~
私はあなたに…私に似た子に~
育ってほしいって願おうと思っていたの。▼~
そしたら気の合う似たもの親子二人、~
和気あいあいとおしゃべりしたりして、▼~
楽しそうだなって。▼~
でもね…さっき、~
それじゃダメだって気付いたのよ。▼~
だって私は平凡で、小うるさくて…~
魔王みたいな顔をしちゃう女よ…▼~
本当にあなたのためを思うなら、~
私に似たらダメ…▼~
:[カンナ]|
…で、悲しくなったってこと?▼~
:[オボロ]|
ええ。▼~
:[カンナ]|
もうー!~
何言ってるのよ。▼~
お母さんは気が利いて、~
世話好きで、仲間想いな、素敵な人。▼~
私、そういうお母さんが大好きだし、~
そういう大人になりたいって思ってる!▼~
:[オボロ]|
カンナ…▼~
:[カンナ]|
魔王みたいな顔だって、どこが悪いの?~
私はかっこいいって思ってるんだからね?▼~
:[オボロ]|
えっ? かっこいい?▼~
:[カンナ]|
だって、お母さんがその顔をすると、~
敵はびっくりして腰を抜かすでしょ?▼~
私、うわーすごーいって思ってるんだから!~
とってもかっこいいよ!▼~
だから、そんな風に考えないで?▼~
:[オボロ]|
カンナ…~
ありがとう…▼~
ごめんね。~
こんな弱音を吐いて…▼~
:[カンナ]|
気にしないで、~
私たち、家族なんだから。▼~
たくさん弱音を吐いていいんだよ。~
私でよかったら、いつでも聞いてあげる。▼~
:[オボロ]|
…………▼~
あぁ…なんか…~
懐かしい感覚…▼~
:[カンナ]|
何が?▼~
:[オボロ]|
あなたの優しい言葉を聞いていたら~
結婚前のカムイを思い出しちゃって…▼~
:[カンナ]|
結婚前のお父さん?~
なにそれ、聞きたいな!▼~
:[オボロ]|
私…夜になると悲しくなって、~
夜の森を眺める癖があって…▼~
カムイがそんな私に気付いて、~
元気づけてくれたことがあったの。▼~
私が自分の弱さを打ち明けると、~
カムイはこう言った。▼~
「弱くてもいい」って。~
「弱くたって、支えるから」って…▼~
「一人じゃないんだから」って…▼~
その姿が…~
今のあなたと重なったのよ…▼~
ほんと、あなたはカムイに~
似たものを持っているわね。▼~
:[カンナ]|
…そうなんだ。~
なんかすごく嬉しいな。▼~
でもね、お母さん。~
私、お母さんにも似たいんだからね。▼~
だから、今日の願いごとはこういう風にして?~
「カンナが、私にも似てきますように」って。▼~
さっきお母さん、言ったよね。▼~
気の合う似たもの親子二人で、~
和気あいあいとおしゃべりしたいって。▼~
私もそれ、すっごくしたいから!▼~
:[オボロ]|
ほんと?▼~
:[カンナ]|
うん、私、そういうの憧れる!▼~
:[オボロ]|
…だったら…~
そうさせてもらおうかしら。▼~
:[カンナ]|
うん、胸を張って願ってね!~
私の大好きなお母さん!▼~
:[オボロ]|
…ありがとう…~
さっきまでの重い気分が嘘みたいよ…▼~
娘と本音で語り合えた今日の日に~
感謝するわ。▼~
**カゲロウ [#d196c310]
:[カゲロウ]|
…………▼~
:[カンナ]|
…………▼~
お母さん…~
いるんでしょ…?▼~
:[カゲロウ]|
…くっ、気付かれてしまったか…▼~
:[カンナ]|
もー!~
今日は警護しないって約束でしょ?▼~
:[カゲロウ]|
そうは言っても、見よ。~
この賊を。▼~
祭りだからといって~
気を抜いてはならなかったのだ。▼~
:[カンナ]|
…確かに賊の襲撃はあったけど、~
あたしはもう大人だもん!▼~
そろそろ警護なんてしなくていいよー!▼~
:[カゲロウ]|
…ふっ。カムイにも~
似たようなことを言われたものだ。▼~
だが、私が警護の重要性を説くと~
カムイは納得してくれたのだ。▼~
あの人は立派で聡明だ…▼~
:[カンナ]|
…………▼~
そ、そうだ!~
いいこと思いついた!!▼~
お母さん、お父さんの警護に戻ってよ!▼~
お父さんはとっても重要人物なんだから。~
警護しなきゃ! ね! そうだよ!▼~
:[カゲロウ]|
いいや。~
今はカムイよりカンナだ。▼~
:[カンナ]|
ええええっ…▼~
…あ、そうだ!▼~
私、お母さんの創作したもの、~
また見たいなぁ!▼~
母さんの創作物って、味があって~
私、大好きなんだよね!▼~
:[カゲロウ]|
みえみえだな。▼~
私を創作に没頭させて、~
警護をやめさせようという魂胆だな。▼~
しかし、無駄だ。~
今は創作よりお前の警護が大事なのだ。▼~
:[カンナ]|
うぅ…~
うぅーーーっ!▼~
じゃあ、いつになったら警護されなくなるの!?~
それだけでも教えて!▼~
:[カゲロウ]|
この子は一人前と思えるようになったらだな。▼~
:[カンナ]|
わかった!▼~
じゃあ、今から賊と戦ってくるから、~
私が一人前なところを見てて!▼~
:[カゲロウ]|
いいだろう。▼~
:[カンナ]|
よーし!~
じゃあ、本気を出しちゃうぞ!▼~
カゲロウの娘カンナ推参いたした!~
いざ、参らんっ!!▼~
:[カゲロウ]|
ほう…あの勇ましさ。~
この分ではすぐに、一人前になるかもな…▼~
**ユウギリ [#w5df5519]
:[ユウギリ]|
カンナ。▼~
:[カンナ]|
あ、お母さん!▼~
:[ユウギリ]|
あとでお時間よろしいかしら?~
お渡ししたいものがありますの。▼~
:[カンナ]|
えーっ!▼~
:[ユウギリ]|
なんですか、そのお返事は…~
嫌なのですか?▼~
:[カンナ]|
嫌っていうか…~
だって…その…▼~
…せっかく敵がたくさん現れたのに、~
時間がもったいないよ…▼~
敵がたくさん現れたから、~
あたし、たくさんたくさんやっつけたいの!▼~
:[ユウギリ]|
もちろん、それでいいですわ。~
私は賊を殲滅したあとのお話をしているのです。▼~
:[カンナ]|
あ、そうなんだ!~
それならいいよ!▼~
じゃあ、あたしは戦闘に戻って、と…▼~
:[ユウギリ]|
ちょ、ちょっとお待ちになって!~
カンナは今もしかして…▼~
戦いたくて戦いたくてしょうがないという~
気持ちなのかしら?▼~
:[カンナ]|
よくわかるね!~
実はそうなの!▼~
最近、敵を見るとこう…▼~
体の中がボーって燃えるような感じになって、~
たまらなくなるの!▼~
:[ユウギリ]|
…………▼~
薄々感づいてはいましたが…~
ついに発現したのですね。▼~
:[カンナ]|
えっ?▼~
:[ユウギリ]|
カンナ、それは私の気質ですわ。~
私も敵前でそういう気持ちになるのです。▼~
:[カンナ]|
えっ、お母さんも?▼~
:[ユウギリ]|
教育に悪いと思い、あなたの前では極力~
見せずにおりましたが…▼~
私は人呼んで、白夜の戦闘狂…▼~
敵と戦うことが最大の喜びで、~
断末魔の声を聞くとうっとりしてしまいますの。▼~
:[カンナ]|
わかるよ…~
その気持ち、すっごくわかる!▼~
:[ユウギリ]|
そうでしたか…▼~
…うっ…▼~
:[カンナ]|
あ、あれ? どうしたの?~
いけないことなの?▼~
似ないほうがよかったの?▼~
:[ユウギリ]|
いいえ、その逆ですわ…▼~
私に似てくれて、ありがとうございます。~
愛しい我が子…▼~
…今の私は、そういった気持ちでおります。▼~
:[カンナ]|
そっかー!~
それならよかった!▼~
…あ、こんなことしている間に~
せっかくの敵が倒されちゃう…▼~
:[ユウギリ]|
確かに、そうですわね!~
では、いざ…~
:[カンナ]|
…あ、でも待って、お母さん。▼~
お母さんさっき、言ってたよね。~
あとで渡したいものがあるって。▼~
あれは何?~
なんか気になってきたから今、言って?▼~
もしかして…~
すんごく強い武器とかっ!?▼~
:[ユウギリ]|
違いますわ。~
前掛けです。▼~
:[カンナ]|
…前掛け?▼~
:[ユウギリ]|
私が昔、親からもらった前掛けと~
同じものを、あなたのために作ったのです。▼~
:[カンナ]|
あ、ありがとう…~
でも、どうして前掛け?▼~
:[ユウギリ]|
親が作ってくれた前掛けが、~
子どもに幸運をもたらす…▼~
私がそう信じているからです。▼~
…昔、私は親からもらった前掛けを~
落としてしまいました。▼~
しかしそれを…カムイさんが~
拾ってくれたのです。▼~
そこからカムイさんとの友情が始まり…~
そして、結婚に至りました。▼~
全ては親からもらった前掛けのおかげ、~
私はそう思っています。だから…▼~
:[カンナ]|
へえー、そんなことがあったんだ…▼~
…ってことは、あたしも前掛けを~
どこかで落とせばいいの?▼~
:[ユウギリ]|
い、いえ…落とさないでください。~
あとで渡しますから、大事にしてくださいね。▼~
:[カンナ]|
わかった。大事にするっ。~
どんな前掛けなのかなー! 楽しみ!▼~
:[ユウギリ]|
…あら、長話をしてしまいましたね。~
戦闘狂にあるまじき行為です。▼~
:[カンナ]|
うふふ、本当だね!▼~
:[ユウギリ]|
では、思い切り暴れましょう。~
お互い、本能をむき出しにしてっ!▼~
**クリムゾン [#ma942e0d]
:[カンナ]|
うんしょ、うんしょ!▼~
よし、取れたーっ!▼~
:[クリムゾン]|
…カンナ?~
地面を掘り起こして、何をしているんだい?▼~
:[カンナ]|
ああ、お母さん!▼~
実はね、ここに埋まってた石を~
取り出したところなんだー!▼~
ほら、この石を見て?~
ここだけキラキラ光ってるでしょ?▼~
:[クリムゾン]|
おや、本当だね。▼~
:[カンナ]|
これを見つけて、どうしても~
ほしくなっちゃったんだ!▼~
:[クリムゾン]|
へえ…驚いたね。~
私とおんなじだ。▼~
実は私も、そういうのが大好きでね。▼~
:[カンナ]|
えっ、そうだったの?▼~
:[クリムゾン]|
そうさ。~
カムイと仲よくなって…▼~
結婚に至ったのも、こういうキラキラ石の~
話題が始まりだったんだ。▼~
:[カンナ]|
へえー! 知らなかったー!▼~
:[クリムゾン]|
ふふっ…~
カムイったら、おかしくってね。▼~
「愛という名のデコレーションで~
飾り付けてほしい」だなんて言ってさ。▼~
それが、あいつなりのプロポーズだった。▼~
まったく、あのときは~
笑いをこらえるのに必死だったよ。▼~
:[カンナ]|
愛という名の…デコレーション?▼~
:[クリムゾン]|
あはは…なんだか照れくさくなってきた。~
まあ、この話はいつかするよ。▼~
とにかくカンナは、~
このキラキラした部分だけほしいんだろ?▼~
:[カンナ]|
うんうん!~
でも、石を壊すのが難しそうで…▼~
:[クリムゾン]|
そこは私に任せな。~
そらっ!▼~
ほら、キラキラした部分だけ取れたよ。▼~
:[カンナ]|
うわぁ! すごい!~
ありがとう、お母さん!▼~
:[クリムゾン]|
で、これをどうするつもりだい?▼~
:[カンナ]|
うーん…~
それはわかんないや…▼~
:[クリムゾン]|
だったら、私が教えてあげるよ。▼~
武器に貼り付けたり、~
いろんな楽しみかたがあるんだ。▼~
ただ、この話は賊を倒してからにしよう。~
奥が深くて、長話になるからね。▼~
:[カンナ]|
うん、わかった!~
楽しみにしてるね!▼~
:[クリムゾン]|
私もさ。▼~
カムイに似てるとばっかり~
思ってたお前が、私にも似てきた…▼~
私は、すごくうれしいよ…▼~
**エリーゼ [#tff89ddf]
:[カンナ]|
ぷるぷるぷるぷる…▼~
:[エリーゼ]|
か、カンナ?~
どうしてぷるぷるしてるの?▼~
どこか具合が悪いのなら、~
無理に戦わなくてもいいんだよ?▼~
:[カンナ]|
…ぷっはー!~
長い時間、つま先立ちできたー!▼~
:[エリーゼ]|
つま先立ち?~
あっ、だからぷるぷるしてたのね。▼~
でも、どうしてそんなことしてたの?▼~
:[カンナ]|
特訓だよ!~
あたし、もっと強くなりたいから!▼~
:[エリーゼ]|
そうだったんだ。~
カンナは偉いね。▼~
:[カンナ]|
ねえ、お母さん、あたし…~
みんなの足手まといになってないよね?▼~
:[エリーゼ]|
カンナが足手まとい?~
そんなはずないよ。▼~
:[カンナ]|
でも、不安なんだ…~
みんなはすごく強いしさ…▼~
あたし、今のままじゃ…~
居場所がなくなっちゃいそうで…▼~
:[エリーゼ]|
カンナの気持ち…~
あたしもすごくよくわかるよ。▼~
あたしも昔…カムイにね、~
特訓に付き合ってもらってたの。▼~
カンナとおんなじ、~
みんなの足手まといになりたくない、って。▼~
:[カンナ]|
お母さんもそうだったんだ…▼~
じゃあ、あたしも…~
今のお母さんみたいに強くなれるかな?▼~
:[エリーゼ]|
カンナはなんで強くなりたいの?▼~
:[カンナ]|
強くなって悪い人たちに勝つためだよ!▼~
みんなが笑顔で平和に暮らせる世界、~
そういう世界にあたしはしたいから!▼~
:[エリーゼ]|
その気持ちがあれば絶対に強くなれるよ。~
強い思いこそが、何よりの力なんだから。▼~
:[カンナ]|
お母さん、ありがとう!▼~
あたし、強くなれる気がしてきた!▼~
:[エリーゼ]|
ふふふ。あたしが言ったことは~
お父さんの受け売りなんだけどね。▼~
:[カンナ]|
そうだ、お母さん!▼~
あたしが特訓してるところを~
お母さんに近くで見てて欲しいな。▼~
そうしてくれたら~
あたし、もっとがんばれる気がする!▼~
:[エリーゼ]|
もちろんいいよ、カンナ。~
もう離れ離れの生活はないし。▼~
これからはできるだけ~
カンナと一緒にいたいと思ってるよ。▼~
:[カンナ]|
やったー! お母さん、だーい好き!~
とーっても好き好き好きーっ!!▼~
:[エリーゼ]|
ありがとー! あたしもカンナのこと~
だーい好きだよーっ!!▼~
:[カンナ]|
じゃあ、早速見ててね!~
あたし、腕立て伏せするから!▼~
:[エリーゼ]|
えっ!?~
今からやるの? ここで?▼~
:[カンナ]|
いーち! にー!~
さーん! しー!▼~
:[エリーゼ]|
あはは。~
じゃあ、あたしも一緒にやろうかな。▼~
あたしもまだまだ強くならないと!~
守りたい人が増えたしね!▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さん!▼~
:[エリーゼ]|
いーち! にー!~
さーん! しー!▼~
:[カンナ]|
ごー! ろく!~
しーち! はーち!▼~
**エルフィ [#n8564059]
:[エルフィ]|
カンナ…~
準備はちゃんとしてきたかしら?▼~
:[カンナ]|
うん。~
もちろんだよ、お母さん…!▼~
持ち物だって確認したし、~
装備だって最高のものを揃えたよ。▼~
:[エルフィ]|
さすがカンナね…~
でも、まだ安心はできないわ…▼~
:[カンナ]|
そうだね、お母さん…▼~
あたし、お母さんが言ってたこと~
この場所にきてようやく理解できたよ…▼~
:[エルフィ]|
お祭りは…▼~
:[カンナ]|
おいしそうなものがいっぱい!▼~
大丈夫かな、お母さん?~
あたしたち、ちゃんと全部、食べれるかな?▼~
:[エルフィ]|
お腹を圧迫しないように~
大きめの装備にしてきたんでしょう?▼~
:[カンナ]|
うん。もしものときの~
お持ち帰り用の箱も用意したよ!▼~
でも、料理はできたてがおいしいからなぁ…▼~
:[エルフィ]|
そうね…~
できるだけこの場でいただきたいわ…▼~
:[カンナ]|
じゃあ、食べる順番も重要だよね?▼~
:[エルフィ]|
さすがカンナね…▼~
それを考えることこそ…~
わたしたちが目的を達するための鍵よ…▼~
まずはお腹にたまらないもの…~
そこから攻めましょう…▼~
:[カンナ]|
じゃあ、わたあめ!~
それから、焼き鳥!▼~
:[エルフィ]|
いい線よ、カンナ…~
でも、甘いものから始めて大丈夫?▼~
甘味は最後に食べた方が~
おいしく食べれるんじゃない?▼~
:[カンナ]|
そっかぁ、そうだよね…▼~
じゃあ、やっぱり最後にする!~
甘いものは別腹だって言うし!▼~
:[エルフィ]|
そうなると初めは…~
たこ焼きや焼きそばになるわね…▼~
:[カンナ]|
ぐー…▼~
:[エルフィ]|
ぐー…▼~
:[カンナ]|
お母さん…~
あたし、もう我慢できないよ…▼~
食べ物の名前を聞いただけで~
お腹がぐーぐー鳴っちゃってるもん…▼~
:[エルフィ]|
わたしも同じよ、カンナ…▼~
でも、まだ我慢しないと…~
敵が残ってるからね…▼~
:[カンナ]|
じゃあ、早く悪い人たちを倒さなきゃ!~
お祭りの時間がなくなっちゃうよ!▼~
:[エルフィ]|
そうね、カンナ…▼~
:[カンナ]|
そうだ、お母さん!~
大暴れしちゃおうよ!~
その方がお腹も減って~
後でおいしいものいっぱい食べれるし!▼~
:[エルフィ]|
わかったわ…▼~
でも、お腹を減らし過ぎて…~
動けなくなっちゃわないようにね…▼~
:[カンナ]|
いっくよー! お母さん!~
てりゃあーっ! 叩きつぶしちゃうぞーっ!▼~
:[エルフィ]|
ふふふ…▼~
元気な子に育ってくれて…~
わたしあとっても嬉しいわ、カンナ…▼~
**ニュクス [#efaf1c64]
:[ニュクス]|
残念ね。~
せっかくのお祭りだというのに。▼~
:[カンナ]|
そうだね、お母さん。~
楽しそうな出店もいっぱいあるのに。▼~
:[ニュクス]|
でも、賊を全て倒したら~
お祭りもきっと再開されるわ。▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さん!▼~
…あれ? お母さん、見て見て!~
あそこの出店で売ってるやつ!▼~
「真実を映す伝説の鏡」だって!~
すごーい!▼~
:[ニュクス]|
…本当ね。~
まさかこんなところで見つかるなんて、▼~
しかも、ずいぶんと安いわね。~
在庫もたくさんあるようだし。▼~
:[カンナ]|
でも、ちゃんと「伝説の鏡」って~
書いてあるもん!▼~
書いてあるなら本物だよ!▼~
:[ニュクス]|
ふふふ。~
そうかもしれないわね。▼~
:[カンナ]|
この鏡を見れば、~
お母さんが大人になった姿が見れるのかな?▼~
:[ニュクス]|
そうね、~
本物なら、ね。▼~
:[カンナ]|
じゃあ、あたしのおこづかいで買ってあげる!▼~
:[ニュクス]|
こんなものにおこづかいを使わなくてもいいわ。~
もっと有意義なものに使いなさい。▼~
:[カンナ]|
でも、伝説の鏡だもん!~
これ以上の使い道なんてないよ!▼~
:[ニュクス]|
…わかったわ。~
嘘だったら返品すればいいし。▼~
:[カンナ]|
うん!~
じゃあ、買うね!▼~
えっと…お金を払って…~
はい! 伝説の鏡だよ、お母さん!▼~
:[ニュクス]|
ありがとう、カンナ。▼~
:[カンナ]|
早速、覗いてみる?~
鏡はあたしが持っててあげるし!▼~
:[ニュクス]|
そうね。~
試してみましょう。▼~
…………▼~
:[カンナ]|
…どう?~
大人の姿は見れた?▼~
:[ニュクス]|
…いいえ、変わらない私の姿が見えるわ。▼~
:[カンナ]|
そっか。やっぱり偽物だったんだね…~
ごめんね、お母さん…▼~
:[ニュクス]|
いいえ、カンナ。~
この伝説の鏡は偽物ではないようよ。▼~
:[カンナ]|
えっ!?~
でも、大人の姿は映らなかったんでしょう?▼~
:[ニュクス]|
ええ、今の私、ありのままの姿が映ってるわ。~
でもね、カンナ…~
貴方の瞳にも、同じ私の姿が映っているの。▼~
:[カンナ]|
鏡と同じ姿が私の瞳に?▼~
:[ニュクス]|
そう。~
だからこの伝説の鏡は本物だわ。▼~
貴方の瞳を見て気づいたの。▼~
貴方の母親としての私は…~
今も昔も変わらずにこの姿…▼~
それならこの姿こそが私の真実だとしても…~
私は充分、幸せよ。▼~
:[カンナ]|
お母さん…▼~
:[ニュクス]|
ふふふ。ありがとう、カンナ。~
この伝説の鏡、大事に使うわね。▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さん!▼~
**カミラ [#r25aec15]
:[カミラ]|
…………▼~
:[カンナ]|
お母さん?~
…怒ってるの?▼~
:[カミラ]|
あら、どうして?▼~
:[カンナ]|
お母さんの顔…~
怒ってるときの顔になってるから…▼~
:[カミラ]|
ふふふ。安心して。~
カンナに怒ってるわけではないわ。▼~
せっかくのお祭りを~
台無しにした人たちに怒っているのよ。▼~
とても楽しみにしていたのに…~
賊め…▼~
殺してあげるわ…~
一人残らず、みぃんな…▼~
:[カンナ]|
お、お母さん…~
怖いよ…▼~
:[カミラ]|
ふふふ。ごめんなさい。~
もう顔には出さないようにするわ。▼~
:[カンナ]|
でも、あたしもお祭り~
すっごく楽しみにしてたよ!▼~
だから悪い人たちをやっつけて~
早くお祭りを再開させなくちゃね。▼~
よーし、あたしもお母さんに負けないよ。~
悪い子にはお仕置きしてあげる!▼~
:[カミラ]|
まあ、頼もしい。▼~
カンナはお祭りが再開したら~
何をして遊びたい?▼~
:[カンナ]|
えっとね…~
なんでもいいからいっぱい遊びたい!▼~
:[カミラ]|
わかったわ。~
今日はいっぱい遊びましょう。▼~
:[カンナ]|
それでね、お祭りから帰ったら…~
お母さんと一緒にお風呂に入るの!▼~
:[カミラ]|
ふふふ。▼~
ずいぶんと成長したと思っていたけれど、~
そういうところはまだ子供なのね。▼~
:[カンナ]|
ダメ?~
もうそういうの卒業した方がいい?▼~
:[カミラ]|
そんなことないわ。~
いくつになっても一緒に入りましょう。▼~
:[カンナ]|
よかったぁ!▼~
だって、お父さんも言ってたんだよ!▼~
好きな人とは~
一緒にお風呂に入るものだって!▼~
:[カミラ]|
そ、そうね…~
お父さんの言っていることは正しいわ…▼~
:[カンナ]|
お父さんとお母さんも~
ずっと一緒にお風呂に入ってるんでしょ?▼~
:[カミラ]|
…内緒。▼~
:[カンナ]|
えへへ。~
内緒でもあたしは知ってるもん!▼~
:[カミラ]|
ふふふ。~
カンナは物知りなのね。▼~
:[カンナ]|
そうだ、お母さん!~
あたし今度、ひとうに行ってみたい!▼~
:[カミラ]|
ひとう?~
…もしかして、秘湯のことかしら?▼~
:[カンナ]|
そう! それ! 秘湯!~
すごく綺麗なところなんでしょう?▼~
:[カミラ]|
それもお父さんから聞いたのかしら?▼~
:[カンナ]|
うん!▼~
:[カミラ]|
ふふふ。じゃあ、落ち着いたら~
家族揃って秘湯に行きましょう。▼~
:[カンナ]|
やったー!~
家族旅行だ! わーい!▼~
:[カミラ]|
…カンナとはずっと離れて暮らしていたから、~
家族旅行なんて今までできなかったものね。▼~
この戦いが落ち着いたら…~
家族で色々なところへ行きましょうね。▼~
青や金の花が地平線まで咲いている、~
一面の花畑や…▼~
水晶の洞窟、~
虹のかかる滝。▼~
あなたやカムイと見たい景色は~
たくさんあるの。▼~
いつか全部、一緒に行きましょう。~
カンナと、私と、カムイと、三人で。▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さん!▼~
**ルーナ [#i9885c26]
:[ルーナ]|
カンナ! 急いで敵を倒すわよ!~
手加減なんて一切しなくていいからね!▼~
:[カンナ]|
お母さん、~
なんか今日はすごく気合が入ってるね!▼~
:[ルーナ]|
だって、モタモタしてたら~
お祭りの時間がどんどんなくなるのよ!▼~
そんなの絶対にダメよ!~
あたし、すごく楽しみだったんだから!▼~
:[カンナ]|
あはは!~
お母さんはお祭りが好きなんだね。▼~
:[ルーナ]|
別にそういうわけじゃないけど…~
今日だけは特別っていうか…▼~
:[カンナ]|
特別?▼~
:[ルーナ]|
お、親子でお祭りにこれるなんて…~
あたしたちの暮らしから見れば特別でしょ?▼~
だから、すっごく楽しみにしてたのよ!▼~
:[カンナ]|
うん、お母さん。あたしも同じ。~
お祭りすっごく楽しみだったよ。▼~
じゃあ、早く悪い人たちを倒さないと…!▼~
:[ルーナ]|
…あれ?~
ちょっと待って!▼~
:[カンナ]|
なあに、お母さん?▼~
:[ルーナ]|
カンナもしかして…少し背が伸びた?▼~
:[カンナ]|
うーん…どうだろう?~
伸びた気もするし、変わってない気もする。▼~
:[ルーナ]|
伸びてたらまずいわね…~
背丈が合わなくなっちゃうわ…▼~
:[カンナ]|
背丈?▼~
:[ルーナ]|
な、なんでもないの!~
後でのお楽しみなんだから!▼~
:[カンナ]|
後でのお楽しみ!?~
なにかあたしにくれるの!?▼~
そんなこと言われたら気になっちゃうよ!~
戦うのに集中できなくなっちゃう!▼~
:[ルーナ]|
それは困ったわね…▼~
…じゃあ、いいわ。~
教えてあげる。▼~
実は後であなたに…~
浴衣をあげようと思ってたの。▼~
:[カンナ]|
浴衣!?▼~
:[ルーナ]|
いつかこんな日がくるかと思って~
あたしが作っておいたものがあるの。▼~
赤紫地で桜柄の生地なのよ。~
とてもステキなんだから。▼~
…今まではあまり~
そういうことしてあげられなかったからね。▼~
寂しい思いもいっぱいさせただろうし…~
だから作ったっていうわけじゃないけど…▼~
:[カンナ]|
ありがとう、お母さん!~
あたし、大事に着るね!▼~
:[ルーナ]|
…そ、そう?~
そんなに喜んでくれると作った甲斐があるわね。▼~
…あと、背が伸びたら言ってね。▼~
これからは…~
新しい浴衣なんていくらでも作ってあげるから。▼~
:[カンナ]|
うん…~
あたし、すごく嬉しい…▼~
よーし!~
それじゃあ急いで敵を倒しちゃお!▼~
早く早く!▼~
:[ルーナ]|
あら、いきなり急かしてきたわね。~
浴衣の話でやる気になったかしら?▼~
:[カンナ]|
え!? だ、だってほら…~
お祭りの時間が減ったらお母さん嫌でしょ?▼~
べ、別に…早くお母さんの浴衣を~
着てみたいわけじゃないんだからね!▼~
:[ルーナ]|
ふふふ。~
わかってるわよ、カンナ。▼~
**ベルカ [#k80d6a97]
:[カンナ]|
ふんふんふ~ん♪~
今日は楽しいお祭りだぁ♪▼~
しかもお母さんと一緒~♪~
とっても楽しみ~♪▼~
:[ベルカ]|
…………▼~
:[カンナ]|
あれ?~
どうしたの、お母さん?▼~
:[ベルカ]|
ふふっ、別になんでもないわ…~
ただ幸せそうなあなたを眺めていただけ…▼~
:[カンナ]|
あたしのことを?~
じゃあ、もっと眺めていいよ!▼~
ほらほら、お母さん! カンナだよ~!~
お母さんの娘のカンナだよ~!♪~
:[ベルカ]|
ふふふっ。~
確かに私の可愛いカンナね。▼~
でも、あまり油断しないように…~
まだ敵を殲滅していないからね。▼~
:[カンナ]|
はい!~
気をつけます、お母さん!▼~
:[ベルカ]|
素直でいい返事ね…~
本当にいい子…▼~
…そう。~
カンナは本当にいい子に育ってくれたわ…▼~
私と離れて暮らしていたのは…~
正解だったかもしれないわね…▼~
:[カンナ]|
…どういうこと?▼~
:[ベルカ]|
ごめんなさい、カンナ。~
あなたは悪くないの。▼~
でも、あなたも知ってると思うけど…~
私は暖かな家庭とは無縁の世界で育った…▼~
そんな私が子供のころのあなたに…~
いい影響を与えられたとは思えないわ…▼~
:[カンナ]|
…………▼~
:[ベルカ]|
私の影響を受けなかったおかげで…~
あなたは素直な子に育ってくれた…▼~
今のあなたを見ていたら…~
つい、そんな風に思ってしまったわ…▼~
:[カンナ]|
ぶっぶー!~
お母さん! それは大間違いだよ!▼~
子供のころ、お母さんがずっと一緒だったら~
あたしはもっといい子になってたもん!▼~
お部屋のお片づけだってできるし、~
食べ物の好き嫌いだってない子になってたよ!▼~
あたしにはわかるもん!~
一緒に暮らしてた方が絶対によかったもん!▼~
:[ベルカ]|
カンナ…▼~
:[カンナ]|
あたしにはわかるもん…~
絶対に絶対にだもん…▼~
:[ベルカ]|
…………▼~
…ごめんなさい。~
あなたが正しいわ。▼~
もう二度と…~
離れて暮らしていてよかったなんて言わない。▼~
そしてこれからは~
二度とあなたのそばを離れないと誓うわ。▼~
:[カンナ]|
…本当に?~
やったー! わーい!▼~
じゃあ、お祭りでも~
いっぱい一緒に遊んでくれる?▼~
:[ベルカ]|
もちろんよ。~
たくさん一緒に遊びましょう。▼~
でも、その前に敵を倒さないとね。▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さん!▼~
:[ベルカ]|
…カンナ、ありがとう。▼~
**ピエリ [#n50df784]
:[カンナ]|
うっ…~
ふぐっ…ふぐっ…▼~
ふえぇーーーん!▼~
:[ピエリ]|
カンナ!?~
どうしたの!?▼~
:[カンナ]|
お、お母さん…~
ふえぇーーーん!▼~
:[ピエリ]|
どこか怪我したの!?▼~
:[カンナ]|
ううん…~
怪我はしてないよ…▼~
:[ピエリ]|
じゃあ、敵にいじわるされたのね?~
だったらそいつは許さないの!▼~
カンナを泣かせるやつは~
ピエリが全員、殺しちゃうのよ!▼~
:[カンナ]|
大丈夫だよ、お母さん。~
誰にもいじわるされてないよ。▼~
あのね、あたし…~
出店でおいしそうなお料理を買ったの…▼~
お店の人はいなかったけど…~
ちゃんとお金は置いておいたのよ?▼~
でも、さっき石につまづいて…~
そのお料理を落としちゃって…▼~
:[ピエリ]|
本当だ。~
お料理がぶちまけられてるの。▼~
:[カンナ]|
うん…~
それで悲しくなっちゃって…▼~
:[ピエリ]|
そうだったの…~
それは悲しいの。▼~
でも、それなら安心するの!~
後で同じものをピエリが買ってあげるのよ!▼~
:[カンナ]|
そ、それじゃあダメなの!▼~
:[ピエリ]|
どうしてなの?~
おんなじものが食べられるのよ?▼~
:[カンナ]|
だって、このお料理…~
お母さんにあげるつもりだったんだもん…▼~
だから、お母さんに買ってもらったら~
意味ないでしょ?▼~
:[ピエリ]|
カンナ…▼~
:[カンナ]|
ごめんね、お母さん…▼~
本当は新しいの買いたいけど~
もうおこづかいなくなっちゃったし…▼~
ふ、ふ、ふええ…▼~
:[ピエリ]|
な、泣かないでなの!~
ピエリ、その気持ちが嬉しいの!▼~
カンナがピエリのためを思って~
このお料理を買ってくれた事実だけで…▼~
その気持ちだけで…~
お腹と胸の中がいっぱいなのよ!▼~
:[カンナ]|
お母さん…▼~
:[ピエリ]|
ありがとうなの、カンナ…▼~
優しい子に育ってくれて~
ピエリはとっても嬉しいのよ。▼~
だからもう泣かないの。~
可愛いお顔が台無しなの。▼~
:[カンナ]|
うん…わかった。~
あたしもう泣かないよ。▼~
今日は失敗しちゃってごめんなさい。~
でもあたし、いいこと考えたの。▼~
お祭りが終わったら…~
お母さん、お料理教えてくれる?▼~
:[ピエリ]|
あ、もしかして…▼~
:[カンナ]|
そうなの!~
さっきのお料理、あたしが作っちゃう!▼~
:[ピエリ]|
それはいい考えなの!~
ピエリ、頑張って教えちゃうのよ!▼~
:[カンナ]|
ありがとう!~
これでお祭りに楽しかった思い出が増えるよ!▼~
:[ピエリ]|
うふふ、楽しかったって思い出って、~
ピエリたちまだお料理できてないのよ?▼~
それにまだ、おいしいかわからないの。▼~
:[カンナ]|
おいしいに決まってるもん!~
お母さんと一緒に作るんだから!▼~
:[ピエリ]|
…そっか。~
カンナの言うとおりなの!▼~
じゃあ、早くお祭りで遊ぶために~
賊を片っ端から倒してやるのよ!▼~
:[カンナ]|
うん! お母さん!~
賊なんてバラバラにしちゃうよーっ!▼~
**シャーロッテ [#dea796e6]
:[シャーロッテ]|
カンナ。~
今日はなんのお祭りかしら?▼~
:[カンナ]|
子どものためのお祭りだよ、お母さん!▼~
:[シャーロッテ]|
そうよね、よく言えたわ。~
というわけで、あなたにこれを贈るわ。▼~
じゃーん!▼~
:[カンナ]|
うわーっ! お弁当だーーーーーーーっ!~
すっごくおいしそうーーーーーーーーーっ!▼~
これ、あたしのために作ってくれたの!?▼~
:[シャーロッテ]|
当たり前じゃない。▼~
あなたのことを考えながら、~
心を込めて作ったわ。▼~
心を込めすぎて、~
気付いたら朝になっていたくらいよ。▼~
:[カンナ]|
えーっ! うれしい!~
ありがとう、お母さん!▼~
:[シャーロッテ]|
お礼なんていいの。~
母として当然のことをしただけだから。▼~
:[カンナ]|
さっそく食べてみていい?▼~
:[シャーロッテ]|
いえ、まだダメ。▼~
:[カンナ]|
ダメって…どうして?~
あっ、戦闘中だからか!▼~
:[シャーロッテ]|
それもあるけど…~
あなたには使命があるの。▼~
まずはお弁当の香りをよくかいで。~
そして、じーっとお弁当を眺めて。▼~
:[カンナ]|
香りをかいで、じーっと眺めるの?▼~
:[シャーロッテ]|
そう。~
でも、ただ眺めるんじゃダメよ。▼~
どの色合いの、どういう食材が~
どこにどう配置されているか…▼~
そこまで完璧に、~
全てを目に焼き付けておいて。▼~
:[カンナ]|
…ど、どうして?▼~
:[シャーロッテ]|
…このお弁当は、~
あなたに食べてほしくて作ったわ。▼~
でも、もう一つ目的があるの。▼~
「一世一代の勝負をかけたいとき、~
こういうお弁当を作ってほしい」~
そういうメッセージをあなたに伝えたくて、~
母として、女性として手本を提示したの。▼~
:[カンナ]|
よ、よくわからないけど…▼~
お母さんは、~
このお弁当で勝負したことがあるの?▼~
:[シャーロッテ]|
ふふ、いい質問だわ。▼~
ええ、そうよ。~
その通り。▼~
私は以前、そのお弁当で~
世紀の大勝負に出たわ。▼~
その結果、カムイという~
最高の男性を手にしたの。▼~
彼と結婚できたのは、このお弁当の~
おかげと言っても過言ではないわ。▼~
:[カンナ]|
へえーっ、そうなんだ…▼~
…はっ! じゃああたしがここにいるのは、~
このお弁当のおかげなのか!▼~
:[シャーロッテ]|
まあ、言うなればそうね。~
あなたの存在を決定付けたものよ!▼~
だから今は食べることなく、~
お弁当を目に焼き付けておいて。▼~
:[カンナ]|
うん、わかった!▼~
:[シャーロッテ]|
…あと、このことは絶対に人に言っちゃダメよ。~
そのお弁当は、私の研究の粋の結晶だから。▼~
どんなに多忙で疲労していても、~
暇を見て図書館に通い…▼~
あらゆる学問を勉強して…~
努力に創意工夫を重ね、▼~
食べた者の味覚、視覚、嗅覚以外にも~
無意識までをも虜にする仕様になっているの。▼~
食べた者を総合的に骨抜きにする…~
これは謂わば、女の兵器なのよ…▼~
:[カンナ]|
す、すごい…~
女の世界って厳しいんだね…▼~
あたし、絶対に誰にも言わないよ…▼~
:[シャーロッテ]|
よろしい。では、お祭りが再開したら~
また会いましょう。▼~
食べながら、丁寧に解説してあげるから。▼~
私が持つ、全ての技術を~
今日、あなたに伝授するからっ!▼~
:[カンナ]|
…う、うん!~
わかった!▼~
あたし…このお弁当できっと~
母さんみたいにモテてみせる!!▼~
**フローラ [#gdc45430]
:[カンナ]|
お母さん。~
私たち、今日も朝からがんばったね。▼~
:[フローラ]|
ええ。隊のみんなのお世話を、~
二人できちんとできたわね。▼~
:[カンナ]|
お母さん、いい動きしていたよ。▼~
:[フローラ]|
あなたもよ。~
その小さい体で、縁の下の力持ちみたいだった。▼~
:[カンナ]|
えへへ、そうかなぁ?~
ありがとう!▼~
でも…お母さんにだから言うけど…▼~
気疲れがすごいよぅ…▼~
:[フローラ]|
ええ、顔を見ればわかるわ。~
ほんと、ごめんね。▼~
あなたが気配りに余念のない~
完璧主義に育ってしまったのは…▼~
私の気質があなたに~
受け継がれてしまったのかも。▼~
:[カンナ]|
でも、この性格は全然嫌じゃないよ。▼~
みんなのお世話してると~
すごく楽しいし!▼~
ときどきこんな自分に疲れちゃうけど、~
こればっかりは仕方ないよ。▼~
:[フローラ]|
よかった…~
そう言ってもらえると救われるわ…▼~
:[カンナ]|
あ、そうだ。昨日お父さんが、~
すごくうれしい言葉をかけてくれたよ。▼~
:[フローラ]|
何?▼~
:[カンナ]|
「カンナ、毎日よくかんばってるね」って。~
「みんな、すごく感謝してるよ」って。▼~
お父さんは、私たちの細かいお世話まで~
しっかり見てくれてる…▼~
そう思ったら、すっごくうれしかったの!▼~
:[フローラ]|
うふふ。~
さすがカムイさん。▼~
私が彼と結婚したのも~
そういうところに惹かれたからなのよ。▼~
:[カンナ]|
えっ?~
そうなんだ!▼~
:[フローラ]|
…昔ね、私が今みたいに疲れて~
一人でしゃがみこんでいたことがあったの。▼~
そしたらカムイさんが~
声をかけてくれて、相談に乗ってくれた。▼~
完璧にやろうとする自分に~
疲れてしまうって話したら…▼~
カムイさんは、~
こう言ってくれたわ。▼~
「優秀なメイドにも悩みがあるなんて~
人間らしくていい」▼~
「親近感を覚える」って…▼~
「疲れているなら~
何も考えずにぐっすり眠って」って。▼~
そう言うカムイさんの目は~
とても優しくて…愛情に満ちていたわ…▼~
:[カンナ]|
わー、素敵!!▼~
:[フローラ]|
私はカムイさんの言う通り、~
何も考えずにぐっすり眠ったの。▼~
そしたら、すっかり元気になっちゃって。▼~
:[カンナ]|
何も考えずにぐっすり眠る…か…~
私、そんなことしたことないかも…▼~
:[フローラ]|
そうよね。~
私たちの性格だとなかなか…▼~
ねえ、カンナ。賊を倒したら~
何も考えずにぐっすり眠らない?▼~
神社の境内かどこかで~
二人でお昼寝するの。▼~
:[カンナ]|
興味ある…~
お母さんにぴったりくっついて寝てもいい?▼~
:[フローラ]|
もちろんよ!▼~
:[カンナ]|
…ああ、でも…~
それだと…お世話が…▼~
:[フローラ]|
えっ?▼~
:[カンナ]|
…お昼寝している間、~
みんなのお世話は誰がするの?▼~
:[フローラ]|
そこは大丈夫。~
さっきカムイさんに言われたの。▼~
お祭り中は、お世話のことは気にしないで~
自由に過ごしてって。▼~
カムイさんが私たちの代わりに~
みんなのお世話をしてくれるんだって。▼~
:[カンナ]|
うわーっ!~
お父さん、優しい!▼~
:[フローラ]|
というわけで、賊を倒したらお昼寝!~
もう一踏ん張りよ!▼~
:[カンナ]|
そうだね!▼~
お父さんがどういうお世話をするのか~
すっごく気になるけど…▼~
でも、そこは頭から追い払って、~
お昼寝のことだけ考える!▼~
**モズメ [#xbeb0146]
:[モズメ]|
わぁ!~
すごいなあ、カンナ!▼~
屋台がこんなにたくさん並んでるし、~
飾りつけもすごく凝ってる。▼~
やっぱり都会のお祭りは違うな。~
村のお祭りとは比べ物にはらんわ。▼~
:[カンナ]|
あはは!~
お母さん、きょろきょろし過ぎだよ!▼~
:[モズメ]|
し、仕方ないやろ?~
めずらしいものがたくさんなんやから。▼~
でも、せっかくのお祭りやのに~
こないなってしまってえらい残念やわ。▼~
:[カンナ]|
でも、悪い人がいなくなれば~
きっとお祭りも再開されるよ。▼~
だから、早くお祭りで遊ぶために~
がんばらなくっちゃ。▼~
:[モズメ]|
カンナはお祭りが再開したら~
なにで遊びたい?▼~
:[カンナ]|
あたし、的当てをやりたい!▼~
それでもし、~
あたしが上手に的に当てられたら…▼~
あたしもお母さんと一緒に~
山へ狩りに行きたいの。▼~
:[モズメ]|
狩りに?▼~
:[カンナ]|
うんうん!▼~
的当てが上手だったら、~
一緒に行っても迷惑じゃないよね?▼~
:[モズメ]|
せやけど…~
的当てと狩りはかなり違うで…?▼~
:[カンナ]|
えっ!?~
そうなの?▼~
:[モズメ]|
せやなあ。的当ては的が動かんけど~
狩りは的が動き回るし…▼~
それに、動物に自分の気配を~
さとられないようにもせなあかんしな。▼~
ちょっと心配かもしれんな…▼~
:[カンナ]|
じゃあ…あたしは狩りに行っちゃダメ?▼~
あたし、お母さんと…~
もっと一緒にいたいな。▼~
:[モズメ]|
カンナ…▼~
そっか…~
せやから狩りに行きたい言ったんやね…▼~
あんたには今まで~
いっぱい寂しい思いをさせたもんな…▼~
:[カンナ]|
…………▼~
:[モズメ]|
カンナ、今度あたいが狩りに行くとき~
あんたもついてきてくれるか?▼~
:[カンナ]|
えっ!?~
いいの、お母さん!?▼~
:[モズメ]|
もちろんや!~
あたいがカンナに一から狩りを教える!▼~
最初は色々と難しいかもしれんけど、~
あんたならきっとすぐに一人前になれるわ。▼~
:[カンナ]|
うん!~
あたし、がんばる!▼~
:[モズメ]|
これからはできるだけ~
カンナに寂しい思いはさせへんからね。▼~
:[カンナ]|
ありがとう、お母さん!▼~
**ゾフィー [#s91a54d8]
:[カンナ]|
…………▼~
:[ゾフィー]|
あら、カンナ。~
なんだか元気がないわね。▼~
:[カンナ]|
だって、お祭りやってないんだもん…▼~
あたし、お母さんと一緒に遊ぶの~
すごく楽しみにしてたのにな…▼~
:[ゾフィー]|
大丈夫! 敵を全部倒したら~
お祭りだってきっと再開されるわ!▼~
:[カンナ]|
そうかなぁ?▼~
:[ゾフィー]|
ええ!~
みんなが楽しみにしてたお祭りだもの!▼~
:[カンナ]|
それならあたしがんばる!~
お母さん、早く敵をやっつけちゃおうよ!▼~
:[ゾフィー]|
よーし! じゃあ、カンナ!~
あたしについてきなさい!▼~
てりゃあーー!~
突撃ーーーー!▼~
:[カンナ]|
お、お母さん危ないよ!~
そっちには屋台が…▼~
:[ゾフィー]|
きゃあああああ!▼~
:[カンナ]|
だ、大丈夫!? お母さん!?~
どこも怪我してない!?▼~
:[ゾフィー]|
あ、安心して、カンナ…へっちゃらよ…~
これくらいのはいつものことだから…▼~
:[カンナ]|
ほっ…~
それならよかったけど…▼~
:[ゾフィー]|
でも、娘の前でドジしちゃうなんて…~
なんだか落ち込んできちゃったわ…▼~
あぁ…~
天幕に帰って砂粒を数えたい…▼~
:[カンナ]|
そ、そんなことしたら~
余計に落ち込んじゃうよ!▼~
:[ゾフィー]|
そうだ、カンナ、~
あたし、前から聞きたかったことがあるの。▼~
:[カンナ]|
なぁに?~
お母さん?▼~
:[ゾフィー]|
あなたにあたしのドジ…~
うつってないよね?▼~
:[カンナ]|
あはは。~
ドジってうつるのかな?▼~
:[ゾフィー]|
だって親子だもの!~
うつってても不思議じゃないわ!▼~
どう?~
心当たりはない?▼~
馬にやたら嫌われるとか、~
なんにもないところで転ぶとか、▼~
戦場で戦ってたら突然、~
相手の装備がはじけ飛ぶとか!▼~
:[カンナ]|
うーん…~
多分、大丈夫だと思う!▼~
:[ゾフィー]|
よかった…~
それを聞けてとっても安心したわ。▼~
万が一、ドジがうつってたりしたら、~
母親として申し訳なさ過ぎるもの…▼~
:[カンナ]|
そんなことないよ!▼~
あたし…お母さんのドジなら~
うつってもいい!▼~
だってあたし、~
お母さんの全部が好きだから!▼~
大好きなお母さんのドジなら~
喜んで受け止めるよ!▼~
:[ゾフィー]|
カンナ…~
今の言葉、すごく嬉しかったわ。▼~
ありのままのあたしを受け入れてくれて…~
本当にありがとう…▼~
:[カンナ]|
うん!▼~
じゃあ、今度はお母さんがドジしないように、~
あたしが先陣をきってあげるね!▼~
とりゃああああ!~
突撃ーーーーー!▼~
:[ゾフィー]|
か、カンナ!?~
そっちには木があるわ…▼~
:[カンナ]|
きゃあああああああ!▼~
:[ゾフィー]|
大丈夫!?~
怪我はしてない!?▼~
:[カンナ]|
だ、大丈夫!~
こんなのへっちゃらだもん!▼~
:[ゾフィー]|
やっぱり、あたしのドジな血は…~
カンナにしっかり流れちゃってるみたいね…▼~
**ミドリコ [#e66eb081]
:[カンナ]|
ふぅ…▼~
:[ミドリコ]|
カンナ、元気がないわね?~
どこか具合でもわるいの?▼~
:[カンナ]|
うん…~
実はちょっとだけ…▼~
:[ミドリコ]|
それはたいへんだわ!~
すぐにおくすりを処方してあげるからね!▼~
えっと、この天然の薬草と…~
あとはこの粉末をまぜて…▼~
…はい!~
できたわ!▼~
これは「しょうやく」だから、~
のめばすぐに元気になるはずよ!▼~
:[カンナ]|
…………▼~
:[ミドリコ]|
どうしたの?~
なんでのまないの?▼~
:[カンナ]|
だって、にがそうなんだもん…▼~
:[ミドリコ]|
りょうやくは口ににがし!~
にがくても、のまなきゃダメよ!▼~
:[カンナ]|
じゃあ、まずはお母さんが飲んでみて。~
お母さんが飲めたらあたしも飲む。▼~
:[ミドリコ]|
み、ミドリコは元気だもの!~
おくすりをのむ必要はないわ!▼~
:[カンナ]|
じーっ…▼~
:[ミドリコ]|
も、もう! しかたない子ね!~
ミドリコがのめたら、ちゃんとのむのよ?▼~
:[カンナ]|
うん!~
約束する!▼~
:[ミドリコ]|
じ、じゃあ…のむからね?~
ちゃんと見ているのよ?▼~
:[カンナ]|
うん!▼~
:[ミドリコ]|
…本当ににがそうね。~
…とんでもなくにがそうだわ。▼~
:[カンナ]|
じーっ…▼~
:[ミドリコ]|
…………▼~
そ、そうだ!~
おもいだしたわ!▼~
おくすりをこの溶ける紙につつめば~
にがさを感じずにのめるはずよ!▼~
はい、どうぞ!~
これならカンナも大丈夫よ!▼~
:[カンナ]|
…お母さんもにがいの苦手?▼~
:[ミドリコ]|
ち、ちがうわ! 今日はたまたまよ!~
ほら、そんなことはいいから!▼~
:[カンナ]|
…わかった。~
ごくごくごく…▼~
本当だ!~
全然、にがくなかったよ!▼~
:[ミドリコ]|
それでどう?~
からだの調子はよくなった?▼~
:[カンナ]|
うーん…~
あんまり変わってないかも…▼~
:[ミドリコ]|
それはおかしいわね。~
このおくすりなら間違いないはずなのに…▼~
…はっ!?~
もしかしてカンナ…寝不足なのかな?▼~
:[カンナ]|
あっ!~
確かに最近はそんなに寝れなかったかも!▼~
:[ミドリコ]|
やっぱりね。~
カムイさんのときと同じだわ。▼~
でも、どうしてカンナは眠れないの?~
なにか悩みごとでもあるのかな?▼~
:[カンナ]|
実は最近、おくすりの勉強をしてるの…~
お母さんのお手伝いがしたいなって思って…▼~
:[ミドリコ]|
そ、そうだったの…!?▼~
そのきもちはうれしいわ、カンナ。~
やさしい子に育ってくれてありがとう。▼~
でも、みんなの健康を気づかうひとは、~
じぶんの健康に気をつかわなきゃダメなの。▼~
だからね、~
夜はちゃんとねむるようにしなさい。▼~
おべんきょうならミドリコが、~
昼間におしえてあげるから。▼~
:[カンナ]|
本当に!?~
それならあたし、夜はちゃんと寝る!▼~
:[ミドリコ]|
ふふふ。~
約束だからね?▼~
:[カンナ]|
うん!~
約束する!▼~
**キヌ [#r9906174]
:[カンナ]|
お母さん!~
今日はとってもいい日だね!▼~
:[キヌ]|
んー?~
どうしてカンナはそう思うの?▼~
:[カンナ]|
だって、お祭りだけでも楽しいのに、~
悪い人たちと戦うこともできるんだよ?▼~
こんなに楽しいことだらけの日なんて~
そうめったにあるものじゃないでしょ?▼~
:[キヌ]|
あははー!~
カンナも戦うのが好きなんだね。▼~
きっとアタシに似たのかなー。~
ふふふ。嬉しいなー。▼~
でも、戦うときは気をつけなきゃダメだよ?~
カンナが怪我でもしたら大変だもん。▼~
:[カンナ]|
あたし、怪我するのなんて怖くないもん!▼~
:[キヌ]|
うーん…~
その気持ちはわからなくもないんだけど…▼~
でも、やっぱり気をつけて欲しいな。~
カンナが怪我したら、アタシが悲しいし。▼~
:[カンナ]|
じゃあ、~
お母さんも気をつけて戦ってくれる?▼~
:[キヌ]|
アタシ?~
アタシはいつもどおり楽しく戦うよ!▼~
:[カンナ]|
それじゃあダメなの!~
お母さんが怪我したらあたしが悲しいの!▼~
:[キヌ]|
そっかー。~
カンナもアタシと同じ気持ちってことか。▼~
それじゃあ気をつけて戦わなきゃね。~
カンナを悲しませたくないもん。▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さん!~
:[キヌ]|
というか、アタシ気づいちゃった。▼~
今まではアタシ、~
怖いと思うことってそんなになかったけど…▼~
カンナが怪我したら、って想像したら…~
ものすごく怖くなっちゃった…▼~
自分が怪我をすることなら~
今でも全然、怖くないのにな…▼~
:[カンナ]|
お母さん…▼~
:[キヌ]|
まずい! これはまずいよ!~
早く世界を平和にしなきゃ!▼~
カンナが怪我をしないような世界!~
それをがんばって作らなきゃ!▼~
じゃないとアタシ、~
ずっとずっと怖がってなきゃいけないもん!▼~
:[カンナ]|
じゃあ、あたしもがんばる!▼~
お母さんが怪我しなくていいような~
そんな平和な世界を作るために!▼~
:[キヌ]|
カンナ、ありがと…~
一緒にがんばろうね!▼~
…あれ?~
でも、おかしいな?▼~
平和な世界を作るためには~
戦わなきゃダメなんだよね?▼~
でも、戦ってたら~
カンナが怪我をしちゃうかもしれないじゃん!▼~
えっ、どうしよう?~
逃げる? 走って一緒に逃げる?▼~
:[カンナ]|
ダメ! 逃げない!~
みんなを置いてはいけないでしょ?▼~
:[キヌ]|
…うん!~
仲間は大事だもんね!▼~
じゃあ、やっぱり戦うしかないよね!~
それならアタシ、カンナを守りながら戦う!▼~
:[カンナ]|
じゃあ、あたしは~
お母さんを守りながら戦う!▼~
:[キヌ]|
よーし、それなら…~
一緒に守りあいっこしながらがんばろう!▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さん!~
**ミタマ [#mb5cfe3f]
:[カンナ]|
…………▼~
:[ミタマ]|
カンナ。~
あなた、具合でも悪いのですか?▼~
最近は外にも出ず、訓練もせず、~
引きこもってばかりと聞きましたが…▼~
:[カンナ]|
うん…なんか最近…~
眠くて仕方ないんだよ…▼~
だから、暇さえあれば寝てるの…▼~
:[ミタマ]|
えっ?▼~
:[カンナ]|
お母さん、賊のことなんてほっといて~
帰ろう?▼~
寝ていたい ああ寝ていたい 寝ていたい…▼~
:[ミタマ]|
…………▼~
俳句といい、発言内容といい…~
わたくしに似てきたみたいですね…▼~
それはそれでうれしいのですが…~
ぐうたらなところが似てしまっては…▼~
…ああ、そうですわ。~
いいことをひらめきました。▼~
カンナは俳句に興味が~
ありますわよね?▼~
:[カンナ]|
うん、実はお母さんの真似をして、~
ときどき詠んでるんだ。▼~
…なんか、気持ちを表現したいときとか、~
ああいう風に詠むと気分がよくなるの。▼~
:[ミタマ]|
そうですか。ではいつか、すごくいい句を~
詠みたいと思いますわよね?▼~
:[カンナ]|
もちろん、思うよ。▼~
:[ミタマ]|
ならば引きこもってばかりいてはダメです。~
外に出ると、いい句が詠めますわよ。▼~
:[カンナ]|
えっ、本当?▼~
:[ミタマ]|
ええ。経験者のわたくしが言うのですから~
間違いありません。▼~
…というのも昔、カムイさんに~
教えていただいたのです。▼~
彼は、引きこもってばかりのわたくしを、~
俳句を口実に外に連れ出してくださいました。▼~
そしたらどうでしょう。~
本当に素敵な句が次々と浮かんできましたの。▼~
:[カンナ]|
へえー、すごい。~
そんなことってあるんだね…▼~
:[ミタマ]|
というわけで、いかがですか?▼~
今度、わたくしと一緒に~
俳句を詠むための小旅行に行くというのは。▼~
鮮やかな自然を句にしていく…▼~
その素晴らしさを味わってしまうと~
寝ているどころではなくなりますわよ。▼~
:[カンナ]|
わかった。~
楽しそうだし、試してみたいな。▼~
:[ミタマ]|
ふぅ、よかったですわ…~
なんとかいい方向に向かえそうです…▼~
:[カンナ]|
でも、それまでは寝ててもいい?▼~
:[ミタマ]|
ダ、ダメですわ…~
賊が襲ってきているのですよ…▼~
:[カンナ]|
…わかった…~
じゃあ賊を倒すのはがんばる…▼~
でも、そのあとは寝ていてもいいよね?▼~
:[ミタマ]|
…まあ、倒したあとならいいでしょう。~
わたくしの膝枕でゆっくりお眠りなさい。▼~
わたくしも、たまには母親らしいことも~
してあげたいですし。▼~
:[カンナ]|
えっ、膝枕?~
してみたいしてみたい!▼~
:[ミタマ]|
わかりました。~
ではそういたしましょう。▼~
寝ていたい 寝ていたい、でも 寝る間なし…▼~
…親というのも大変ですわね…▼~
両親の苦労が~
初めて理解できるようになりましたわ…▼~
でも、張り合いがあって楽しいです。▼~
**マトイ [#h6a5a325]
:[マトイ]|
カンナ、ごめんなさいね。~
お祭り、すごく楽しみにしてたでしょう?▼~
:[カンナ]|
もちろん楽しみにしてたよ!▼~
でも、お母さんが謝る必要はないよ。~
悪いのはお祭りを襲った人たちだもん。▼~
だから、早く悪い人たちをやっつけようよ。~
そうしたらお祭りも再開すると思うし。▼~
あたし、今日はお母さんと~
いっぱいいっぱい遊びたいの!▼~
:[マトイ]|
ええ、わかったわ。▼~
お祭りが再開したら、~
一緒にいっぱい遊びましょう。▼~
:[カンナ]|
やったー!~
わーい!▼~
:[マトイ]|
今日のお祭りは~
子供の成長を祝う特別なお祭り…▼~
だから、カンナのお願いごとは~
できるだけ聞いてあげたいと思っているわ。▼~
一緒に遊ぶこと以外にも~
何かあたしにして欲しいことはある?▼~
:[カンナ]|
えっとね…~
お母さんにひとつだけお願いがあるの…▼~
:[マトイ]|
何かしら?~
そのお願いごと、聞かせてくれる?▼~
:[カンナ]|
あのね、あたしを…~
お母さんの弟子にして欲しいの!▼~
:[マトイ]|
弟子?▼~
:[カンナ]|
あたし、お母さんみたいに~
なんでもできるすごい人になりたいの!▼~
だから、あたしを弟子にしてください!~
お願いします!▼~
:[マトイ]|
うふふ。~
なんだか思い出すわ。▼~
あたしもカムイに~
弟子にしてください、ってお願いしたっけ…▼~
:[カンナ]|
お母さんはお父さんの弟子だったの?▼~
:[マトイ]|
ええ。そうよ。▼~
お父さんはあたしに~
大切なことをたくさん教えてくれたわ。▼~
それにそのことが…~
お父さんと結婚するきっかけにもなったの。▼~
:[カンナ]|
そうだったんだ!▼~
じゃあ、よかった!~
お母さんがお父さんに弟子入りしてくれて!▼~
:[マトイ]|
うふふ。本当ね。~
カンナっていう素晴らしい子供も授かったしね。▼~
:[カンナ]|
それで、あたしの弟子入りの件は…▼~
:[マトイ]|
もちろん喜んで迎え入れるわ。▼~
あたしの知っていることは全部、~
惜しみなくカンナに教えてあげる。▼~
:[カンナ]|
本当に!? やったー!~
あたし頑張るね、できるだけ完璧に!▼~
:[マトイ]|
もう、カンナったら。~
そんなに完璧じゃなくてもいいわ。▼~
離れて暮らしていたときは~
そういうこともできなかったものね…▼~
でも、これからはずっと一緒だもの。~
あたしにできることはなんでもするつもりよ。▼~
:[カンナ]|
うん!~
あたしがんばるね! お師匠さん!▼~
:[マトイ]|
うふふ。~
呼び方は今までどおりのお母さんがいいな。▼~
**シャラ [#c09f2f6b]
:[シャラ]|
憎い…賊が憎いわ…~
お祭りを台無しにするなんて…▼~
カンナの笑顔が…~
たくさん見れるいい機会だったのに…▼~
絶対に許さない…~
末代まで呪ってやるわ…▼~
:[カンナ]|
大丈夫だよ、お母さん。▼~
悪い人がいなくなれば、~
お祭りだって再開されると思うし…▼~
:[シャラ]|
カンナは優しいのね…~
本当にいい子に育ってくれた…▼~
そんないい子を悲しませた賊め…~
永遠に解けない呪いをかけてやるわ…▼~
:[カンナ]|
お、お母さんったら…~
やり過ぎちゃダメだからね?▼~
:[シャラ]|
カンナがそう言うなら…~
できるだけ我慢するわ…▼~
:[カンナ]|
そ、そうだ!~
お母さんはお祭りで何がしたい?▼~
食べたいものとか、~
遊びたいものとかないの?▼~
:[シャラ]|
私は特にないわ…~
というか、お祭り自体に興味はないの…▼~
私はただ…~
カンナの幸せそうな顔が見れればいい…▼~
:[カンナ]|
本当に?~
それなら…はい!▼~
:[シャラ]|
えっ…カンナ、顔を突き出してるけど…~
どういうことなの?▼~
:[カンナ]|
あたし…~
今、幸せそうな顔をしてるでしょ?▼~
:[シャラ]|
ふふふ…そうね…~
とても幸せそうな顔をしているわ…▼~
:[カンナ]|
なんであたしが~
幸せそうな顔をしているかわかる?▼~
:[シャラ]|
…この後のお祭りのことを考えてるの?▼~
:[カンナ]|
違うよ!~
お母さんと一緒にいるから幸せなの!▼~
:[シャラ]|
カンナ…▼~
:[カンナ]|
あたしはいつだって~
お母さんがそばにいてくれれば幸せだよ!▼~
:[シャラ]|
…………▼~
:[カンナ]|
…お母さん?▼~
:[シャラ]|
…泣いてないわよ。~
少し日の光がまぶしいだけ…▼~
:[カンナ]|
あはは!~
今日はいい天気だもんね!▼~
:[シャラ]|
夢としか思えないわ…▼~
こんなに素直でいい子が…~
私の子供として生まれてきてくれたなんて…▼~
しかも愛して止まない~
カムイとの間に…!▼~
…もしかして、本当に夢なのかしら?▼~
カンナ、お願いがあるの…~
私のことをつねってみてくれる…?▼~
:[カンナ]|
うん! わかったよ、お母さん!~
えいっ!▼~
:[シャラ]|
…痛いわ。▼~
:[カンナ]|
あはは!~
当たり前だよ、お母さん!▼~
:[シャラ]|
…………▼~
:[カンナ]|
…お母さん?~
まだお日様がまぶしいの?▼~
:[シャラ]|
…いいえ、違うわ。~
…今は嬉しくて泣いているのよ。▼~
:[カンナ]|
涙が止まるおまじないしてあげようか?▼~
:[シャラ]|
要らないわ…~
それ、目がカラカラになるやつだもの…▼~
今は気が済むまで、~
幸せを噛み締めさせて…▼~
**ベロア [#raac4127]
:[カンナ]|
あっ!?~
あそこにあるのはもしかして…▼~
:[ベロア]|
どうしたんですか、カンナ…?▼~
:[カンナ]|
えへへ!~
いいもの拾っちゃったー!▼~
:[ベロア]|
それは…割れたお面ですか?▼~
もうかぶれないし、飾れもしない…~
だからこそはかなさを感じることができる…▼~
とてもいい物を拾いましたね。~
最高のセンスだと思います…▼~
:[カンナ]|
じゃあ、お母さんにあげるよ!▼~
:[ベロア]|
えっ、いいんですか…?~
せっかくカンナが拾ったのに…▼~
:[カンナ]|
うん!~
お母さんの宝物の仲間に入れてくれる?▼~
:[ベロア]|
もちろんです…~
一番の宝物にしますよ。▼~
:[カンナ]|
えへへー。~
それならよかったー!▼~
今日はお祭りの日だから~
きっとまだまだ素敵な物が落ちてると思うの!▼~
だから、悪い人を全部やっつけたら~
お母さんと一緒に宝物探しをしたいな!▼~
:[ベロア]|
それはいい考えですね…~
ぜひ、一緒にやりたいです。▼~
:[カンナ]|
やったー!~
わーい!▼~
:[ベロア]|
…でも、少し心配なこともあります。▼~
:[カンナ]|
何が心配なの?▼~
:[ベロア]|
カンナは…変わり者だって言われませんか?▼~
わたしに似てしまって…~
人とは違う感性を持っているようですから…▼~
:[カンナ]|
あたし、別に変わり者でもいいもん!▼~
:[ベロア]|
ですが、周囲に理解者がいないと~
寂しい思いをすることもあると思います…▼~
わたしはカンナに…~
寂しい思いをして欲しくありません…▼~
:[カンナ]|
それなら安心して!▼~
あたしを理解してくれる人は~
すぐそばにいるから!▼~
:[ベロア]|
そうなのですか?▼~
:[カンナ]|
お母さん!~
あたしの一番の理解者はお母さんだよ!▼~
:[ベロア]|
カンナ…▼~
:[カンナ]|
だから、お母さんがそばにいてくれたら~
あたしは絶対に寂しくなんてならないの!~
:[ベロア]|
…わかりました。▼~
わたしはもう絶対に…~
カンナのそばを離れません。▼~
カンナの一番の理解者として…~
常にあなたを見守ります。▼~
:[カンナ]|
えへへ!~
ありがとう、お母さん!▼~
あ、見て見て!~
あっちに割れたお皿が落ちてるよ!~
:[ベロア]|
ふふふ…本当ですね…~
カムイにも見せてあげたい…▼~
ここが安全な場所になったら、~
家族みんなで宝物を探しましょうか…▼~
:[カンナ]|
うん!▼~
**オフェリア [#e62ee0a8]
:[カンナ]|
お母さん…~
あたし…病気かも…▼~
:[オフェリア]|
えっ?▼~
:[カンナ]|
だって…~
見て、このアザ…▼~
最近、できたアザなんだけど…~
何もしてないのに、いきなり出てきて…▼~
:[オフェリア]|
!?▼~
…………▼~
ガクガクガクガクガク…~
ブルブルブルブルブル…▼~
:[カンナ]|
ど、どうしたの?~
そんなに震えて…▼~
お母さんも病気なの?▼~
:[オフェリア]|
ち、違うよ!~
私は感動してるの!▼~
というのもね、カンナ…~
それは病気じゃないの。▼~
選ばれし者の紋章なんだよ!▼~
:[カンナ]|
えっ?~
選ばれし者?▼~
選ばれし者って、お母さんとおじいちゃんが~
いつも楽しそうに言い合ってる、あれ?▼~
:[オフェリア]|
そうそう! あれだよ!▼~
まあ、このアザのことは~
ホントは私もよく知らないんだけど…▼~
とにかく! じゃじゃーん!~
その選ばれし者の紋章は、私にもあるわ!▼~
つまり、あなたも私と同じ~
選ばれし者の仲間入りってこと!▼~
:[カンナ]|
そ、そうなんだーっ!~
やったー!!▼~
:[オフェリア]|
ああ、うれしい…~
うれしすぎる…▼~
…そうだ、あれを渡さないと。~
満を持して、あなたにこれを贈るわ。▼~
:[カンナ]|
わぁー、なにこれ!?~
きれいな石!!▼~
:[オフェリア]|
それは選ばれし者だけが所持を許される~
選ばれし石よ。▼~
子どもの成長を祝うこのお祭りで、~
あなたに渡そうと思っていたの!▼~
キラキラして、かわいいでしょう?▼~
:[カンナ]|
うん、すっごくかわいい!▼~
:[オフェリア]|
でもね、まだ名前がないの。~
さっそく名前をつけましょう。▼~
:[カンナ]|
名前?▼~
:[オフェリア]|
ええ、この選ばれし石は~
選ばれし者による命名を欲しているわ。▼~
これは選ばれし者としての初仕事…~
そう思って、気合いを入れて取り組んで…▼~
:[カンナ]|
わ、わかった。~
でも、どんな名前がいいのかなぁ…▼~
うーん…難しい…▼~
:[オフェリア]|
うふふ。~
今は難しく感じるかもね。▼~
カムイさんも昔、~
選ばれし者の真似ごとをしたことがあってね…▼~
あのときは、すごく苦労してたよ。▼~
:[カンナ]|
お父さんも?~
:[オフェリア]|
そう。あの人が初めて考え出した名前は~
ビューティフルストーンという凡庸なものだった。▼~
正直、私はガッカリしたんだけど、~
彼は初心者なりにがんばって…▼~
結果、「ガムシャラ・ガムガム」っていう~
衝撃的な名前を生み出したのよ!▼~
あの刹那…私の乙女心が躍動して、~
慈愛の恋心へと変幻したの…▼~
:[カンナ]|
ガムシャラ・ガムガム…▼~
すごい…~
あたしもそんな素敵な名前、つけられるかなぁ…▼~
:[オフェリア]|
難しく考えることはないわ。~
気を楽にして、己の魂に問うのよ。▼~
あなたは選ばれし者なんだから、~
自然とぽんぽん出てくるはず。▼~
いわゆる、血の定めってやつね。▼~
:[カンナ]|
わかった…とりあえず賊を倒しながら~
いくつか考えてみるから…▼~
お祭りが始まったら~
聞いてもらってもいい?▼~
:[オフェリア]|
もちろんよ。▼~
あぁ…このこと、みんなに話したいなー!~
父さんなんて、腰抜かしてよろこぶと思うわ…▼~
:[カンナ]|
おじいちゃんとかみんなには…~
あたしから話そうと思う。▼~
:[オフェリア]|
えっ?▼~
:[カンナ]|
これはあたしの大事な成長だからね。~
自分の言葉で発表したいの。▼~
:[オフェリア]|
カンナ…~
あなた、大人になったわね…▼~
母さん、うれしいわ。▼~
:[カンナ]|
えへへ。~
そう言ってもらえて、あたしもうれしい。▼~
:[オフェリア]|
ああ、浮かれてる場合じゃないわね。~
石の名前を決めないと。▼~
何がいいかな…~
ぶつぶつ…ぶつぶつぶつ…▼~
**ソレイユ [#d07919d3]
:[カンナ]|
ねえ、お母さん! さっき屋台に~
すっごくかわいい女の子たちがいたね!▼~
:[ソレイユ]|
うん! いたいた!~
カンナ、よく見てたねー。▼~
…って、やけにうれしそうだね?▼~
:[カンナ]|
…なんか…あたし…~
あの子たちを見てたら、ドキドキしちゃったの…▼~
:[ソレイユ]|
…………▼~
えっ?~
なになになに? どういうこと?▼~
そ、それって…~
どういう感じの気持ちなの?▼~
もしかして、無性に彼女たちと~
おしゃべりしたくなったりする?▼~
:[カンナ]|
するするっ!▼~
:[ソレイユ]|
も、もしかして…すっごく~
情熱的な口説き文句を言いたくなる感じ?▼~
:[カンナ]|
そうそう! それそれ!~
お母さん、すごいね!▼~
お母さんったら~
あたしの心を見透かしているみたい!▼~
な、なんかちょっと恥ずかしいよ…▼~
:[ソレイユ]|
おお…~
神様…▼~
:[カンナ]|
どうしたの、お母さん?▼~
:[ソレイユ]|
ご、ごめん…~
ちょっと気が遠くなりかけて…▼~
:[カンナ]|
気が遠くなるって、~
具合でも悪いの!?▼~
:[ソレイユ]|
ううん! 違うの!~
ついに同士が舞い降りたと思うとつい…!▼~
こりゃあ神に感謝だね…▼~
:[カンナ]|
お母さん?▼~
:[ソレイユ]|
カンナ、よく聞いて。~
その感じ…あたしもなるんだ。▼~
あたしもかわいい女の子たちを見ていると~
ドキドキして話しかけたくなるんだよ!▼~
:[カンナ]|
えーっ? そうだったの?~
じゃああたしとお母さんは仲間だねっ!▼~
:[ソレイユ]|
うん。~
女の子好きな仲間ができて嬉しい!▼~
しかも同士が、~
こーーんなに可愛いあたしの娘だし!▼~
んーーーホントかわいいなあ!~
カンナは世界一可愛い女の子だよ!▼~
:[カンナ]|
あはは! お母さんも素敵だよ!~
食べちゃいたいぐらいー!▼~
:[ソレイユ]|
ありがとうー!▼~
今日はせっかくの子どものお祭りだし、~
可愛いカンナをもっと喜ばせたいなー。▼~
なにか無いかな…~
…あっ。▼~
もしかしたら~
魔法の粉が使えるかも…▼~
:[カンナ]|
…魔法の粉?▼~
:[ソレイユ]|
そう。~
昔、カムイがくれたんだ。▼~
その粉を飲むと、~
性別が逆に見えてくるっていう代物でさ!▼~
:[カンナ]|
なにそれっ?~
おもしろそう!▼~
:[ソレイユ]|
でしょーっ!?~
それを使うとね、▼~
華の無い野郎どもがみーんな~
可愛い女の子に見えちゃうんだよ!▼~
カムイはもちろん…~
父さんもめちゃくちゃ可愛かった…▼~
:[カンナ]|
それやりたいやりたーい!▼~
:[ソレイユ]|
わかった!~
じゃあお祭りが終わったら持ってくるね。▼~
あっちにいるふんどしの人も~
うちの軍の男たちもみーんな、▼~
可愛い女の子に見えるから~
楽しみにしてて…▼~
:[カンナ]|
ふんどしの人も!?~
恥ずかしい! でも楽しみーっ!▼~
賊を倒したら待ってるからね、~
あたしの可愛い母さん!▼~
**エポニーヌ [#x2148829]
:[カンナ]|
…ねえ、お母さん…~
…相談があるの…▼~
:[エポニーヌ]|
ど、どうしたの…~
そんなにモジモジして…▼~
:[カンナ]|
その、ちょっと恥ずかしい相談なの…~
ココじゃ大きな声で言えないけど…▼~
:[エポニーヌ]|
わかったわ、ゆっくりでイイから…~
聞かせてちょうだい?▼~
:[カンナ]|
あのね…今…あたしたちは~
賊と戦ってるでしょ…なのにね…▼~
なんか、あたし…考えちゃうの…▼~
あの賊と、この賊が…~
好きどうしだったら、どうしよう…とか…▼~
:[エポニーヌ]|
!?!?▼~
な、なんですってーっ!?!?▼~
:[カンナ]|
それがすごく恥ずかしくて、~
でもすごく楽しくて…▼~
でも、そんなこと考えててイイのかなって…~
不安で…▼~
:[エポニーヌ]|
えええええっと…~
カムイには言った?▼~
:[カンナ]|
言ってない…~
言えないよこんなコト…▼~
でもなんとなく、お母さんなら…~
わかってくれそうな気がしたから…▼~
:[エポニーヌ]|
ま、まあね…わかるけど…~
いろんな意味で、わかるけど…▼~
でも、めちゃくちゃ複雑な心境よ…~
子どもにはまともな道を進んでほしいし…▼~
:[カンナ]|
やっぱりこれ…~
良くないコトなんだよね…?▼~
:[エポニーヌ]|
…………▼~
ちょっと待って、その答えは考えさせて!~
今から一人で会議する!▼~
:[カンナ]|
…わ、わかった…▼~
:[エポニーヌ]|
…エポニーヌ。~
よーく考えるのよ、エポニーヌ…▼~
この子にとってとても大事な瞬間がきたわ。~
人生の分岐点と言っても過言ではない…▼~
それがよくないことと言えば、~
この子は健全な道に進む。▼~
でもそうなると、母子がこの話題で盛り上がる~
奇跡の楽しみはなくなってしまう…▼~
だからといって、推奨してしまったら、~
この子の未来は…▼~
そもそも、そんなことをしたら…▼~
カムイに~
めちゃくちゃ叱られるような気が…▼~
…ん?▼~
ああ、でもカムイも~
指輪とあたしの薬指で妄想していたし…▼~
いやいや、あれとこれではモノが違うわ…~
問題の規模が大違いよ…▼~
:[カンナ]|
お母さん…たくさん汗かいて、~
怖いカオして、大丈夫?▼~
なんか、さっきと比べて~
すごくやつれたような気もするけど…▼~
:[エポニーヌ]|
…………▼~
…と、とりあえず、カンナ…~
この問題は、いったんあたしが預かるわ…▼~
賊を倒したら、改めて考えましょう。~
いいわね?▼~
:[カンナ]|
わかった。それまで敵を昇天させてくるね。~
あたしのすごいモノで…▼~
:[エポニーヌ]|
くっ…!~
言葉遣いまで浸透している…!▼~
あたしに似てくれたといううれしさと…~
似てしまっていいのかという苦悩…▼~
どうしたらイイのかしら…▼~
**アンナ [#pee00f5b]
:[カンナ]|
お母さん、こんなことになっちゃったけど…~
今日、商売はするんだよね?▼~
:[アンナ]|
もちろんよ。~
さっさと賊を倒して、ガンガン稼ぐわ。▼~
あと、そうだ。~
今日のお祭りの願いごと、やっと決まったわよ。▼~
:[カンナ]|
えっ、何にしたの?▼~
:[アンナ]|
「この子が私みたいな、優秀な商人に~
なりますように」ってお願いするつもりよ。▼~
:[カンナ]|
…優秀な商人かぁ…~
私、なれるかなぁ…▼~
:[アンナ]|
大丈夫、あなたは私の子。~
優秀な商人の血が引き継がれているはずよ。▼~
:[カンナ]|
わかった。~
その言葉を信じてがんばる!▼~
:[アンナ]|
うふふ、その意気よ。~
で、今日売るのは、この花よ!▼~
この花には「私を集めて」っていう~
特殊な花言葉があって…▼~
集めれば集めるほど、~
いいことが起きるという不思議な花なの。▼~
:[カンナ]|
へぇー、おもしろいね!▼~
:[アンナ]|
そうでしょう。▼~
で、花を売る際に一つ、~
商人としての新たなテクニックを伝授するわ。▼~
:[カンナ]|
わかった。~
で、どういうテクニックなの?▼~
:[アンナ]|
…心して聞きなさい。~
あなたはこの花を持ってお祭りを練り歩き…▼~
あなたのことを知らないお客さんに~
花を売ってまわるの。▼~
:[カンナ]|
私のことを知らないお客さんに?▼~
:[アンナ]|
そう、そこが肝心よ。▼~
…まずは見知らぬお客さんを見つけるわよね。~
で、その人に花を買ってもらう。▼~
そしたらしばらくして、~
またその人のところに行って、▼~
「花を買って」って言うの。▼~
その人は、きっとこう言うわ。~
「さっき買ったよ」って。▼~
:[カンナ]|
うん、そうだよね。▼~
:[アンナ]|
そこであなたは、すかさずこう返すの。▼~
「ああ、多分それ、私の双子の姉妹だよ」~
「私の花も買って」って。▼~
こんな感じで、いろんな見知らぬ人に~
売って歩くの。▼~
:[カンナ]|
え、えーっ!?~
それって、嘘をつくってことじゃない?▼~
そんなのやだよー! やりたくないーっ!~
私、そんな商人にはなりたくなーい!▼~
私にそんなことやらせようとするなんて~
お母さん、見損なったよ!▼~
:[アンナ]|
…………▼~
…こ、心にグサリときたわ…▼~
今のは教えちゃいけないテクニック~
だったのかも…▼~
:[カンナ]|
ほんとだよー。▼~
:[アンナ]|
あぁ…私ってダメね…▼~
お金が絡むとつい…~
よからぬことを考えちゃう癖があって…▼~
この手はもう使わないって、~
あのとき反省したのに…▼~
:[カンナ]|
あのときって?~
もしかして、実際にやったことあるの?▼~
:[アンナ]|
…え、ええ…~
実は…カムイに…▼~
:[カンナ]|
えーっ!?~
お父さんにーっ!?▼~
:[アンナ]|
彼…いい人だから、~
真実を打ち明けても怒らなかったわ。▼~
それどころか、二度も買ったのは~
花を気に入ったからだとか言ってくれて…▼~
うぅ…~
思い出すだけで…恥ずかしい…▼~
:[カンナ]|
もう、お母さんったら…~
ほんと、気をつけたほうがいいよ?▼~
娘にそんな手を教えようとしたってバレたら、~
さすがのお父さんも怒るんじゃない?▼~
:[アンナ]|
そ、そうよね…▼~
:[カンナ]|
…でも、この花…ほんときれいだね。▼~
そんなズルい手を使わなくても~
たくさん売れると思うな。▼~
だからちゃんと普通に、~
正々堂々と売ろう?▼~
:[アンナ]|
ええ、そうよね。~
わかった、そうしましょう。▼~
反省の印に、~
今日のお祭りの願いごとは変更しておくわ。▼~
「この子が私みたいな商人になりますように」~
じゃなくて…▼~
「私みたいに、がめつくない商人に~
なりますように」にしておく。▼~
だから、さっきのテクニックは~
聞かなかったことにして?▼~
:[カンナ]|
うふふ、わかった。~
さ、賊を倒して商売を始めよう?▼~
:[アンナ]|
そうね。~
さっさと倒して、じゃんじゃん稼ぐわよっ!▼~
:[カンナ]|
わーい!~
サービスしちゃうよーっ!▼~
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