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会話集/章別会話/異伝 絆の白夜祭親子会話/イグニス
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*イグニスの親子会話 [#r4116815]
#contents
**ブノワ [#c37208de]
:[イグニス]|父さん、~
1つ相談したいことがあるんだが……▼~
:[ブノワ]|イグニス、どうした…▼~
俺でいいのなら~
なんでも話してみろ…▼~
:[イグニス]|俺たちもそろそろ~
成長をしなくてはいけないと思うんだ…▼~
:[ブノワ]|そうだな…~
確かに、大事なことだ…▼~
:[イグニス]|そうだろ?~
だから、一緒にがんばらないか?▼~
俺はどんな困難なことでも~
父さんとなら乗り越えられると思っている。▼~
:[ブノワ]|イグニス…~
そこまで俺を頼ってくれているのか…▼~
嬉しいぞ。~
父としてこれ以上の喜びはない。▼~
:[イグニス]|じゃあ、やってくれるんだな。▼~
:[ブノワ]|ああ、もちろんだ。~
俺にできることならなんでもやろう。▼~
それで、何をすればいいのだ?~
俺とお前が成長するために…▼~
:[イグニス]|さっき、祭りの隅っこの方で~
お化け屋敷の看板を見かけたんだ。▼~
:[ブノワ]|…………▼~
:[イグニス]|父さん…~
一緒に入ってくれるよな?▼~
:[ブノワ]|…………▼~
大丈夫だ、イグニス…▼~
俺はしっかりと出口で~
お前の帰りを待っているから…▼~
:[イグニス]|違うだろ、父さん。~
俺は一緒に克服しようと言っているんだ。▼~
:[ブノワ]|…そうだったな。~
俺だけ逃げるわけにはいかないか…▼~
:[イグニス]|わかってくれたんだな…~
父さん…▼~
:[ブノワ]|…ああ。~
お前の背後は俺がしっかり守ってやる。▼~
:[イグニス]|な、何を言ってるんだ。~
父さんが先を歩いてくれ。▼~
:[ブノワ]|いや、イグニスの背中は俺が守る。▼~
:[イグニス]|…………▼~
:[ブノワ]|…………▼~
:[イグニス]|…よし。▼~
やはり、成長するのは…~
また今度にしよう…▼~
:[ブノワ]|ああ…~
俺もそれに賛成だ…▼~
**マイユニット [#n770693f]
#region(マイユニット女性・私)
:[カムイ]|イグニス、ごめんなさい…▼~
せっかくのお祭りなのに~
こんなことになってしまって…▼~
:[イグニス]|いや、母さんが謝る必要はない。~
悪いのは賊だ。▼~
:[カムイ]|それはそうかもしれませんけど…▼~
イグニスもこのお祭りを~
楽しみにしていたんでしょう?▼~
:[イグニス]|どうしてそう思うんだ?▼~
:[カムイ]|だって、ここにくるまでの間、~
ずっとニコニコしてましたから。▼~
:[イグニス]|そ、そうだったのか。~
自分では気づかなかった。▼~
すまない…~
気持ち悪かっただろうな…▼~
:[カムイ]|そんなことありませんよ。~
イグニスの笑顔はとても素敵ですから。▼~
:[イグニス]|ふっ…▼~
なら、母さんに似たんだろうな。~
俺の笑ったときの顔は…▼~
:[カムイ]|あら、お父さんの笑顔も素敵ですよ?▼~
:[イグニス]|父さんの笑顔は~
あまり見たことがないからな…▼~
:[カムイ]|そうですか…~
でも、とても可愛いんですよ。▼~
まるで熊さんが笑ってるみたいで。▼~
:[イグニス]|ええと…すまないが、~
熊が笑う顔も見たことがないな。▼~
というか…~
笑うのか、熊って?▼~
:[カムイ]|さぁ、どうでしょう?~
私も見たことありませんから…▼~
:[イグニス]|ふっ…~
だが、なんとなく想像はできた。▼~
今度、ちゃんと父さんの笑顔を~
見てみようと思う。▼~
:[カムイ]|はい、そうしてみてください。▼~
:[イグニス]|なあ、母さん。~
いい機会だから言っておきたいことがある。▼~
:[カムイ]|どうしたんですか?~
急に改まって。▼~
:[イグニス]|ありがとう、母さん。~
俺を生んでくれて…▼~
俺は父さんと母さんの子どもで…~
本当に幸せだ…▼~
:[カムイ]|イグニス…▼~
:[イグニス]|俺は…こんなこと言うのは、~
らしくないとわかっている。▼~
だが、大事なことは…~
ちゃんと言わないとダメだぞ、と…▼~
そう父さんに言われたんだ。▼~
:[カムイ]|ふふふ。▼~
ブノワさん、~
あのときに私が言ったことを…▼~
:[イグニス]|ん?~
どういうことだ?▼~
:[カムイ]|内緒です。~
私とブノワさんだけの秘密ですから。▼~
:[イグニス]|そうか…~
なら、野暮な詮索はしないでおこう…▼~
:[カムイ]|ありがとうございます、イグニス。~
あなたの気持ち、ちゃんと伝わりました。▼~
私もあなたのような優しい息子が持てて、~
本当に幸せですよ。▼~
:[イグニス]|よかった…~
そう言ってもらえて幸せだ。▼~
これからはずっと、傍にいさせてくれ。▼~
俺も父さんや母さんのように、~
強い心で戦って…▼~
どこかで怯えている誰かを…~
そして、大切な人たちを守りたいと思っている。▼~
:[カムイ]|守ってみせます。~
私たちも、あなたのことを。▼~
ずっとずっと傍にいて、~
あなたの成長を見守らせてください。▼~
:[イグニス]|ああ…~
母さん…▼~
#endregion
**フェリシア [#v0f7eac7]
:[イグニス]|母さん、かき氷の屋台があったぞ…~
食べるか?▼~
:[フェリシア]|はい!~
食べたいです!▼~
でも、お店の人は逃げちゃって~
いませんよね…▼~
:[イグニス]|ちゃんとお金を置いておけば大丈夫だ…~
ほら、できたぞ…▼~
…あっ。▼~
:[フェリシア]|きゃ!?~
つ、冷たいです!▼~
:[イグニス]|す、すまない…~
つまづいて母さんにぶちまけてしまった…▼~
じっとしててくれ…~
今、濡れてしまったところを拭くから…▼~
:[フェリシア]|…ふふふふ。▼~
:[イグニス]|…どうした?~
なんで笑ってるんだ?▼~
:[フェリシア]|イグニスのおっちょこちょいなとこ、~
私に似ちゃったんでしょうね。▼~
:[イグニス]|ふっ…~
それが嬉しいのか?▼~
:[フェリシア]|ご、ごめんなさい!~
イグニスにとっては迷惑ですよね…▼~
でも、やっぱりちょっと嬉しいかもです。▼~
子どもに自分と似たところを見つけると、~
それだけでなんか、親子なんだな、って…▼~
:[イグニス]|ふっ…~
そういうものか…▼~
:[フェリシア]|はい!~
そういうものです!▼~
:[イグニス]|…ああ~
かき氷をまた作らねばな…▼~
:[フェリシア]|あっ、でも大丈夫ですよ!▼~
よく考えたら~
私、自分で氷を生み出せるんでした!▼~
がんばれば~
かき氷もきっと作れると思います!▼~
:[イグニス]|おお…!~
母さんは氷の部族だもんな。▼~
ということは、その血を引く俺も~
もしかしたら…!▼~
…………▼~
…ちょっと力んでみたが、~
無理みたいだな。▼~
:[フェリシア]|イグニスは無理しないでください。~
その分母さんががんばりますからね。▼~
:[イグニス]|でもそれって手から出すやつだろ?~
…食べれるのか?▼~
:[フェリシア]|どうでしょう…~
食べたことはありませんけど…▼~
:[イグニス]|それから、何かかけるものはあるのか?~
かき氷用の蜜も手から出せるのか?▼~
そうじゃなかったら、プレーンな氷のみを~
そのまま食べることになるが…▼~
:[フェリシア]|はうう…それはちょっと…▼~
:[イグニス]|…やめておくか。~
腹を壊したら大変だしな…▼~
:[フェリシア]|そ、そうですね…~
すみません…▼~
**リンカ [#ba277166]
:[リンカ]|イグニス、~
祭りが再開したら少しあたしに付き合え。▼~
:[イグニス]|…拒否する。▼~
:[リンカ]|な、なぜだ!?~
まだ何をするかも言ってないのに!▼~
:[イグニス]|母さんの考えなどお見通しだ…▼~
俺を連れて行く気なんだろ?~
お化け屋敷に…▼~
:[リンカ]|ほう、お前も気づいていたか。~
この祭りにお化け屋敷が出ていたことを。▼~
だが、それなら話が早い。▼~
今日でお前のお化け嫌いを克服してもらうぞ。▼~
お前は炎の部族の子なんだ。~
いつまでも怖がりでは困るからな。▼~
:[イグニス]|…母さんは怖くないのか?~
…お化け。▼~
:[リンカ]|こ、怖いはずがない!~
お化けなど叩き斬ってやる!▼~
:[イグニス]|斬れないぞ…~
お化けの体は透けてるから…▼~
:[リンカ]|そ、それならどう戦えばいいのだ!?▼~
:[イグニス]|さぁな…~
それがわかれば苦労しない…▼~
:[リンカ]|お化けとはそんなに手強い相手なのか…▼~
:[イグニス]|これでわかっただろ?~
お化けの恐ろしさが…▼~
だからお化け屋敷などには…~
一生近づかない方が…▼~
:[リンカ]|ふ、ふふふふふ…~
あっはっはっはっはっ!▼~
:[イグニス]|か、母さん?▼~
:[リンカ]|相手が手強ければ手強いほど、~
炎の部族の血が騒ぐというものだ!▼~
これはもう何がなんでも~
お化け屋敷に乗り込むしかないな!▼~
いくぞ、イグニス!~
さっさと賊を退治してしまおう!~
:[イグニス]|くっ…~
こんなはずではなかったのに…▼~
**アクア [#t7d4cdc4]
:[イグニス]|母さん、下がってろ…~
賊は俺が何とかする…▼~
:[アクア]|そんなわけにはいかないわ。~
私にもできることがあるんだもの。▼~
:[イグニス]|…わかった。~
だが、充分、気をつけてくれ…▼~
:[アクア]|ふふふ。~
わかったわ、イグニス。▼~
あ、そうだった。~
イグニスにこれを渡そうと思っていたの。▼~
:[イグニス]|これは…お守りか?▼~
:[アクア]|そう。~
私の手作りのお守り。▼~
:[イグニス]|母さんが作ってくれたのか…~
でも、どうしてこれを俺に?▼~
:[アクア]|もちろん、あなたの安全を願ってよ。▼~
:[イグニス]|そうか…~
ありがとう、母さん…▼~
:[アクア]|あとは…~
ブノワが羨ましかったからかしら。▼~
:[イグニス]|どういうことだ?▼~
:[アクア]|だって、イグニス…~
ずっと大事に持っているでしょう?▼~
子どもの頃、~
お父さんに作ってもらったお守りを…▼~
:[イグニス]|ああ…~
確かにずっと持っているな…▼~
:[アクア]|なんだかそのことが妬けてしまって。~
ブノワだけずるいなって。▼~
:[イグニス]|ふっ…~
そんなことを思っていたのか…▼~
:[アクア]|ふふふ。~
だから、私もお守りを作ってみたの。▼~
見て、こうして首から下げたら、~
母さんとおそろいよ。~
:[イグニス]|ああ。大事にするよ…~
ずっとな…▼~
:[アクア]|ありがとう、イグニス…▼~
**オボロ [#ide72b2f]
:[イグニス]|賊め…~
お前らの好きにはさせんぞ…▼~
:[オボロ]|…………▼~
:[イグニス]|どうした、母さん?~
俺の顔に何かついているか?▼~
:[オボロ]|いいえ、感慨にふけってたのよ。~
立派に成長してくれたのね、って。▼~
:[イグニス]|い、いきなりなんだ…▼~
:[オボロ]|だって、お化けが怖いって泣いてた子が~
今じゃ勇ましく戦場で戦ってるんだもの。▼~
あなた小さい頃、私が買ってきた白い布を~
お化けだお化けだってそれはもう怖がって、▼~
私の作ったお守りを握り締めて、~
丸まったまま動かなくなるっていう…▼~
:[イグニス]|む、昔の話だろうそれは!▼~
:[オボロ]|そうね。でも、お化けが怖いのは~
今も変わっていないわね。▼~
私が怖い顔をするとすぐ~
涙目になるところも。▼~
:[イグニス]|そ、それはどうでもいいだろ…▼~
:[オボロ]|ふふ、ごめんなさい。~
でもイグニスは立派になったわ。▼~
こうやって勇ましく戦場に立つところ、~
皆を守ろうとがんばるところ…▼~
…ブノワにそっくり。▼~
やっぱり嬉しいものね。~
子どもの成長した姿を見れるっていうのは。▼~
:[イグニス]|母さん…▼~
:[オボロ]|まぁ、私が特別、あなたに~
何かをしてあげられたわけじゃないと思うけど。▼~
ずっと寂しい思いをさせてきたし、~
母親として、私は何も…▼~
:[イグニス]|そんなことはない。▼~
俺が成長できているとしたら…~
母さんや父さんの姿を見てきたからだ…▼~
二人が世界のために、俺のために…~
戦ってくれていたから…▼~
俺はこうして、ここにいる。▼~
それに…寂しくなんかなかった。▼~
秘境に来るたびに増えていく~
父さんと母さんの手製のお守りが、▼~
いつも俺を励ましてくれていたから…~
母さんたちは、俺の自慢の両親だ。▼~
:[オボロ]|イグニス…▼~
そうやって嬉しいこと~
言ってくれちゃって…▼~
油断してたら泣くところだったわ、きっと。▼~
:[イグニス]|ふっ…~
俺は思っていることを言っただけだ…▼~
:[オボロ]|私、すごく幸せ。~
ありがとう…イグニス。▼~
この幸せをずっと味わうためにも~
私、がんばるわ。▼~
そして絶対に、あなたを守り抜いてみせる。▼~
:[イグニス]|俺も同じ思いだ…~
母さんやみんなは…俺が守る。▼~
**エリーゼ [#g9f9170e]
:[エリーゼ]|イグニス!~
おいしそうな屋台がいっぱいあるよ!▼~
あっ!ほらほら!~
金魚すくいとかもある!▼~
:[イグニス]|母さん、あまり走るな…~
転んじまうぞ…▼~
:[エリーゼ]|大丈夫だって!~
ほら、こっちこっち!▼~
…あっ!~
いったーい…▼~
:[イグニス]|だから言っただろう…~
大丈夫か?▼~
:[エリーゼ]|…うん。~
ちょっとすりむいただけ!▼~
:[イグニス]|ちょっと待ってろ…~
今、傷薬を塗ってやる…▼~
:[エリーゼ]|えへへ…~
イグニス、優しい…▼~
そういうとこ、ブノワそっくりだよね。▼~
:[イグニス]|ほら、これで大丈夫だ…~
もう走り回るんじゃないぞ…▼~
:[エリーゼ]|でも、美味しいのや楽しいのばっかで~
どこに行けばいいか迷っちゃうんだもん。▼~
:[イグニス]|ふっ…~
俺よりも母さんの方がはしゃいでるな…▼~
:[エリーゼ]|そ、そんなことないもん!▼~
というか、~
イグニスだって本当ははしゃぎたいくせに!▼~
:[イグニス]|…俺がか?~
どうしてそう思う?▼~
:[エリーゼ]|だってイグニスはブノワそっくりだけど…~
あたしの子どもでもあるんだもん!▼~
あたしの子なら絶対絶対、~
こういうのが好きに決まってるよ!▼~
:[イグニス]|…ふっ~
やはり見透かされていたか…▼~
確かに俺もここにきてから…~
胸の内がずっと熱くたぎっていた…▼~
:[エリーゼ]|ほら!~
やっぱりそうだった!▼~
:[イグニス]|屋台に並ぶお面やぬいぐるみ…~
欲しくて欲しくてたまらない…▼~
:[エリーゼ]|あはは!~
あたしも同じだよ!▼~
:[イグニス]|なら、早く賊を倒そう…▼~
食べて食べて食べ尽くして…~
倒れるまで遊びまくるぞ…▼~
:[エリーゼ]|うん!~
大賛成だよ!▼~
**エルフィ [#eaaf7ba7]
:[エルフィ]|イグニス…~
このりんご、握りつぶせる?▼~
:[イグニス]|…突然、どうした?▼~
:[エルフィ]|いいからちょっと試してみて。▼~
:[イグニス]|…ふんっ。▼~
:[エルフィ]|りんごがぐしゃぐしゃね…~
ふふふ…▼~
:[イグニス]|な、なぜ笑うんだ?~
少し怖いんだが…▼~
:[エルフィ]|ごめんなさい。~
でも、なんか嬉しくて。▼~
:[イグニス]|理解できない…~
これを見て何が嬉しいんだ?▼~
:[エルフィ]|だって、その怪力は間違いなく~
わたしの血だもの…▼~
やっぱりイグニスは~
わたしの息子なのね。▼~
:[イグニス]|ふっ…~
何を当たり前のことを…▼~
:[エルフィ]|ふふふ。~
確かにちょっとおかしかったわね。▼~
でも、確認したかったの。▼~
あなたがあまりにも立派に…~
ブノワそっくりに成長してくれたから…▼~
わたしに似ているところはないのかって、~
少し不安になってしまって…▼~
:[イグニス]|ふっ…~
くだらんな…▼~
俺の日頃の訓練量や…~
その後の食事の量を見ているはずだ…▼~
:[エルフィ]|ふふふ。~
確かにわたしと同じくらい食べるものね。▼~
:[イグニス]|そうだ…~
俺は間違いなく母さんの子だ…▼~
強くて優しく…大食らいの…~
母さんの子だ…▼~
:[エルフィ]|ありがとう。~
イグニス。▼~
**ニュクス [#ybf24e0b]
:[イグニス]|母さん…~
わたあめが売っているぞ…▼~
:[ニュクス]|そうね。▼~
:[イグニス]|欲しければ…~
祭りが再開したら買ってやろう…▼~
:[ニュクス]|…………▼~
イグニス。~
貴方、私を子ども扱いしてるわね。▼~
:[イグニス]|そ、そんなことはない…~
ただ、欲しいかなと思って…▼~
:[ニュクス]|正直に言えば許してあげるわ。▼~
:[イグニス]|…………▼~
母さんが~
わたあめを持っているところを想像したら…▼~
予想以上に似合っていたから…▼~
:[ニュクス]|なるほどね。~
それで私に買い与えようとしたのね。▼~
:[イグニス]|すまない…~
不快な思いをさせてしまった…▼~
:[ニュクス]|…買ってね。▼~
:[イグニス]|…え?▼~
:[ニュクス]|好きなの。~
わたあめ。▼~
:[イグニス]|そ、そうなのか…~
わかった…▼~
:[ニュクス]|1つじゃダメよ。~
両手で抱えきれないくらい買ってね。▼~
:[イグニス]|か、母さん…~
やっぱり怒ってるんだな…▼~
:[ニュクス]|ふふふ…~
母親を子ども扱いした罰よ。▼~
持ちきれなかった分はもちろん~
貴方にも持ってもらうから…▼~
:[イグニス]|うう…~
俺が持っていたら似合わないんだろうな…▼~
:[ニュクス]|そうね。でも…~
私はそれが嬉しいわ。▼~
貴方までいつまでも子どもでいたら、~
そんなの悲しいもの。▼~
:[イグニス]|! 母さん…▼~
:[ニュクス]|今日は子どもの成長を願うお祭りだけど、▼~
そんなお祭りなんてなくても、~
私はいつも貴方の成長を願ってる。▼~
イグニス…~
こんなに大きくなってくれてありがとう。▼~
これからもどんどん大人になってね。▼~
わたあめなんか似合わない大人に…~
私の代わりに成長してちょうだい。▼~
:[イグニス]|…ああ。~
約束する。▼~
**カミラ [#lb018ac4]
:[カミラ]|あら、イグニス。~
的当ての景品にぬいぐるみがあるわよ。▼~
お祭りが再開したら私が取ってきてあげるわ。~
楽しみにしていてね。▼~
:[イグニス]|お、俺は別に…~
ぬいぐるみなど欲しくない…▼~
:[カミラ]|うふふ。~
この間まで抱いて寝ていたのに?▼~
:[イグニス]|そ、それはその…~
単に抱き枕の代わりにしていただけで…▼~
というか…~
母さん、なんでそれを知っているんだ?▼~
:[カミラ]|イグニスの寝顔が可愛いから、~
たまーに覗いていたのよね。▼~
:[イグニス]|こ、今後はそんなことはやめてくれ…~
恥ずかしいからな…▼~
:[カミラ]|恥ずかしがることないわよ。~
私はあなたの母親なんだから。▼~
だから、ね。~
ぬいぐるみのことも隠さなくていいのよ。▼~
:[イグニス]|別に隠しているわけではない。~
…もう、たまにしか抱いて寝ていないしな。▼~
そう。たまにだ。▼~
:[カミラ]|それは残念ね。▼~
ぬいぐるみを抱いて寝るイグニス、~
とても可愛かったのに。▼~
:[イグニス]|俺はもう子どもじゃないからな…▼~
:[カミラ]|いいえ、あなたは子どもよ。~
私にとってはいつまでも可愛い子ども。▼~
でも、子どもは成長するもの…▼~
私の手を離れていくようで、~
なんだか少し寂しい気もするわ…▼~
:[イグニス]|寂しくなる必要はない…~
俺はいつまでも母さんの子どもだ…▼~
:[カミラ]|ふふふ。~
ありがとう、イグニス。▼~
それで、本当にぬいぐるみはいらないの?▼~
:[イグニス]|…取れてしまったら、もらう。~
捨てるのはもったいないからな…▼~
:[カミラ]|うふふ。~
わかったわ。▼~
**ルーナ [#b416e50f]
:[ルーナ]|ちょっとイグニス!~
あそこの屋台を見なさい!▼~
貴重な鉱石を使った腕輪ですって!~
これは買うしかないわよね!▼~
:[イグニス]|…………▼~
:[ルーナ]|これは数年に一度しか咲かない花を使った香水…~
うん! これもあとで買うわ!▼~
待って待って!~
あっちにも何かある!▼~
:[イグニス]|母さん…~
少しは落ち着け…▼~
買い物なら…~
祭りが再開してからゆっくりとすればいい…▼~
:[ルーナ]|そ、そんなのわかってるわよ!~
でも、つい目に入っちゃうから…▼~
:[イグニス]|目に入ったものを…~
全部、買おうとしているしな…▼~
:[ルーナ]|そ、それがどうしたの!?~
別にあたしの勝手でしょ!?▼~
:[イグニス]|…買い過ぎだと思う。▼~
:[ルーナ]|だ、だって…~
どれもこれも必要なものだし…▼~
:[イグニス]|いや、そんなはずはない…~
もっとちゃんと選んで買った方がいい…▼~
その方が買ったものに対しても…~
愛着が沸き、大切なものになるだろう…▼~
:[ルーナ]|うーん…~
それは一理あるかも。▼~
:[イグニス]|買ってはダメだ、~
と言っているのではない…▼~
よく選んで買え、と言っている…~
わかるな?▼~
:[ルーナ]|わかったわよ。~
でも、まさか息子に注意されちゃうなんて…▼~
:[イグニス]|3つまでだ…~
3つだけ好きなものを買え…▼~
:[ルーナ]|なんかさ…~
あんたの方が親みたいになってない?▼~
:[イグニス]|ふっ…~
気のせいだ…▼~
:[ルーナ]|じゃ、じゃああんたは5つまでよ。~
5つまで好きなものを買っていいわ。▼~
:[イグニス]|多くないか…?▼~
:[ルーナ]|いいのよ!▼~
子どもは大人よりもたくさん~
欲しいものがあっても許されるの!▼~
それに、あたしは小さい頃…~
そんなに沢山モノがないところにいたから、▼~
もし子どもができたらいっぱい、~
欲しいものを買ってあげたいって思ってたのよ。▼~
:[イグニス]|母さん…▼~
:[ルーナ]|遠慮なんかするんじゃないわよ。~
あたしはあんたのお母さんなんだからね。▼~
:[イグニス]|…わかった。▼~
それならやっぱり、5つも要らない。~
俺の欲しいものは1つだけだ。▼~
:[ルーナ]|な、なによ。▼~
:[イグニス]|母さんと一緒に過ごす時間。▼~
:[ルーナ]|…!▼~
イグニス…~
し、仕方ないわね。▼~
じゃあこの戦いが終わったら、~
一緒にお祭りを回りましょ。▼~
あたしが3つ欲しいもの決めるまで、~
嫌って言っても逃がさないんだから。▼~
:[イグニス]|ああ。覚悟しておこう…▼~
**ベルカ [#aaebbde1]
:[イグニス]|賊め…~
祭りを妨害するとは許せんな…▼~
:[ベルカ]|イグニス…▼~
:[イグニス]|なんだ、母さん?▼~
:[ベルカ]|このお祭りは~
子の成長を願うお祭りらしいわ。▼~
:[イグニス]|ああ…~
それがどうかしたか?▼~
:[ベルカ]|…そんな資格、私にあるのかしら。▼~
:[イグニス]|…どういうことだ?▼~
:[ベルカ]|私には母親がいなかったから…▼~
母親がどんな存在なのか~
よくわからない部分がある…▼~
ただでさえ、~
あなたを秘境に預けていたし…▼~
ねえ、イグニス。~
私は母親としてちゃんとやれている?▼~
:[イグニス]|そんな心配をする必要はない…~
母さんは俺が誇れる母さんだ…▼~
:[ベルカ]|イグニス…▼~
:[イグニス]|母さんと父さんがいなければ…~
俺は生まれていなかった…▼~
母さんが秘境に俺を預けていなければ…~
俺だってどうなっていたかわからない…▼~
戦乱に巻き込まれ、~
命を落としていたかもしれない…▼~
:[ベルカ]|…そんなことはさせない。▼~
例えどこにいても、~
あなたは私が守る。▼~
どんな凄腕の殺し屋でも…~
あなたを殺すことはきっとできないわ…▼~
:[イグニス]|そう思ってくれる母さんがいて…~
俺は幸せだと思っている…▼~
離れていても…ずっと、~
その想いは伝わっていたからな…▼~
:[ベルカ]|…………~
…ありがとう。▼~
:[イグニス]|では、さっさと賊を倒して…~
この祭りを再開させるぞ…▼~
母さんに俺の成長を…~
願ってもらわなくてはいけないからな…▼~
:[ベルカ]|ふふふ。~
わかったわ、イグニス。▼~
**ピエリ [#k1b69c74]
:[イグニス]|母さん、下がってろ…~
賊は俺が何とかするから…▼~
:[ピエリ]|…………▼~
:[イグニス]|…どうした?~
なぜ、俺の顔をじっと見ている?▼~
:[ピエリ]|なんでイグニスってそんなに優しいの?▼~
:[イグニス]|…さあな。▼~
:[ピエリ]|絶対おかしいの!~
だって、ピエリはそんなに優しくないの!▼~
イグニスが本当にピエリの子なら~
もっとわがままな子に決まってるの!▼~
:[イグニス]|ふっ…~
なら、俺は父さんに似たのかもな…▼~
:[ピエリ]|いやなの!~
それはずるいの!▼~
イグニスはピエリの子なの!~
だから、ピエリに似て欲しいの!▼~
:[イグニス]|確かにわがままだな…▼~
:[ピエリ]|イグニス、今すぐピエリに似てなの!~
じゃないと泣いちゃうの!▼~
:[イグニス]|落ち着け…~
母さん…▼~
母さんに似ているところも…~
ちゃんとある…▼~
:[ピエリ]|本当なの!?~
じゃあ、今すぐ教えてなの!▼~
:[イグニス]|…母さんの手料理が食べたい。▼~
:[ピエリ]|…え?▼~
:[イグニス]|今すぐ用意してくれたら教えてやる…~
交換条件だ…▼~
:[ピエリ]|い、今すぐなんて無理なの!~
材料だって揃ってないの!▼~
:[イグニス]|じゃあ、教えない…~
俺は今すぐ食べたいんだ…▼~
:[ピエリ]|もう!わがまま言わないでなの!~
料理なら後で作ってあげるの!▼~
…あれ?▼~
でも、今のわがままな感じって…~
ピエリに似てたかもしれないの!▼~
やっぱりイグニスはピエリの子どもなの!~
ピエリとそっくりなの!▼~
:[イグニス]|ふっ…~
納得してくれたようだな…▼~
:[ピエリ]|イグニスとピエリは似たもの親子なの!~
ピエリ、とっても嬉しいの!▼~
:[イグニス]|まったく…~
困った母さんだ…▼~
**シャーロッテ [#a7a8884f]
:[シャーロッテ]|イグニス、~
あなた最近…モテてる?▼~
:[イグニス]|…わからん。▼~
:[シャーロッテ]|わからん、じゃダメよ。~
あんたブノワに似てホントに無愛想ね。▼~
愛想がなければ異性は寄ってこないわよ?~
ちゃんと努力してるの?▼~
:[イグニス]|いや…~
別に…▼~
:[シャーロッテ]|まったく。~
しょうがないわね。▼~
恋人がいようが結婚していようが~
そんなのは関係ないわ。▼~
私の息子なら~
常に異性からの目を考えなきゃダメよ。▼~
:[イグニス]|そんなことを常に考えていられるほど…~
俺は暇じゃない…▼~
:[シャーロッテ]|私だって暇じゃないわよ。~
それでも感がえてるの。▼~
:[イグニス]|仮に俺がモテたとして…~
母さんには何の得があるんだ?▼~
:[シャーロッテ]|そー、それはその…▼~
モテる息子の母親って、~
それだけでなんだかモテそうでしょ?▼~
:[イグニス]|ふっ…~
結局、自分がモテるためにってことか…▼~
:[シャーロッテ]|そ、そんなことないわよ!▼~
あなたもモテれば~
いっぱいおいしい思いできるだろうし。▼~
ブノワはただただ岩みたいだったけど、~
あんたにはあたしの血が入っているんだもの。▼~
モテる癒しの岩の可能性を秘めているのよ。~
それを発揮しないだなんてもったいないわ。▼~
:[イグニス]|何だよ、それ…▼~
:[シャーロッテ]|息子が人気者だったら、~
それだけで母親は嬉しいものよ。▼~
というか、あんたがみんなに囲まれて~
笑ってるのを見るのは嬉しいっていうか…▼~
:[イグニス]|! 母さん…▼~
…わかった。~
考えてみることにしよう…▼~
:[シャーロッテ]|あら、素直に受け入れてくれるのね。~
少し意外だったわ。▼~
:[イグニス]|母親の思いと生き様を…~
否定したくはないからな…▼~
一度くらい…~
試してみてから判断するさ…▼~
:[シャーロッテ]|ふーん…~
ちょっと今の言葉は嬉しかったかも…▼~
こんな息子がいるのなら…~
母親ってのも案外、悪くないものね。▼~
:[イグニス]|何か言ったか?▼~
:[シャーロッテ]|ふふふ。なんにも。~
さっきの、かっこよかったって言ったのよ。▼~
じゃ、試しにその勢いで~
「俺とお祭りを回らないか」って言ってみなさい。▼~
クールさを残した微笑みで、~
かっこよくよ。~
:[イグニス]|…………▼~
「俺とお祭りを回らないか」▼~
:[シャーロッテ]|ふふっ! なかなかサマになるじゃない。▼~
お祭りを回る時はそれを試してみなさい。~
ほら、さっさと賊をやっつけちゃうわよ。▼~
:[イグニス]|ああ…▼~
**モズメ [#b639368f]
:[イグニス]|…グー。▼~
:[モズメ]|あはは。~
イグニス、お腹が減ったんやね。▼~
:[イグニス]|い、いや…~
俺は別に…▼~
:[モズメ]|無理もないわ。~
おいしそうな匂いがいっぱいしてるもんな。▼~
お祭りが再開したら~
何でも好きなもの食べてええから。▼~
:[イグニス]|気にするな…~
俺は別に食べたいものなどない…▼~
:[モズメ]|あはは。~
遠慮なんかしたらあかんよ。▼~
:[イグニス]|だが、祭りの屋台は…~
街で買うよりも値段が割高だ…▼~
見てみろ…~
焼き鳥もこんなにするんだぞ…▼~
:[モズメ]|あら、ほんまや!~
なんでこないにするん!?▼~
考えられへんわ…~
どう考えてもぼったくりやん!▼~
:[イグニス]|…な?~
だから、飲み食いは別にしなくても…▼~
:[モズメ]|そ、そんなこと言うたらあかんよ!~
イグニスは好きなもの食べてええの!▼~
せっかくのお祭りなんやから~
値段がどうこうとか関係ない!▼~
楽しい思い出を作るのが1番、大事やもん。~
野暮なことは今日は言わんとこうな。▼~
:[イグニス]|…そうか。~
…そうだな。▼~
:[モズメ]|まったく、値段に敏感なとこまで~
あたいに似んでもええのにな。▼~
:[イグニス]|親子だからな…~
似るのは仕方ないさ…▼~
:[モズメ]|さて、お祭りを再開させるためにも~
あたいたちががんばらなあかんな。▼~
:[イグニス]|ああ…~
まかせておけ…▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#n1485f6a]
#comment
終了行:
*イグニスの親子会話 [#r4116815]
#contents
**ブノワ [#c37208de]
:[イグニス]|父さん、~
1つ相談したいことがあるんだが……▼~
:[ブノワ]|イグニス、どうした…▼~
俺でいいのなら~
なんでも話してみろ…▼~
:[イグニス]|俺たちもそろそろ~
成長をしなくてはいけないと思うんだ…▼~
:[ブノワ]|そうだな…~
確かに、大事なことだ…▼~
:[イグニス]|そうだろ?~
だから、一緒にがんばらないか?▼~
俺はどんな困難なことでも~
父さんとなら乗り越えられると思っている。▼~
:[ブノワ]|イグニス…~
そこまで俺を頼ってくれているのか…▼~
嬉しいぞ。~
父としてこれ以上の喜びはない。▼~
:[イグニス]|じゃあ、やってくれるんだな。▼~
:[ブノワ]|ああ、もちろんだ。~
俺にできることならなんでもやろう。▼~
それで、何をすればいいのだ?~
俺とお前が成長するために…▼~
:[イグニス]|さっき、祭りの隅っこの方で~
お化け屋敷の看板を見かけたんだ。▼~
:[ブノワ]|…………▼~
:[イグニス]|父さん…~
一緒に入ってくれるよな?▼~
:[ブノワ]|…………▼~
大丈夫だ、イグニス…▼~
俺はしっかりと出口で~
お前の帰りを待っているから…▼~
:[イグニス]|違うだろ、父さん。~
俺は一緒に克服しようと言っているんだ。▼~
:[ブノワ]|…そうだったな。~
俺だけ逃げるわけにはいかないか…▼~
:[イグニス]|わかってくれたんだな…~
父さん…▼~
:[ブノワ]|…ああ。~
お前の背後は俺がしっかり守ってやる。▼~
:[イグニス]|な、何を言ってるんだ。~
父さんが先を歩いてくれ。▼~
:[ブノワ]|いや、イグニスの背中は俺が守る。▼~
:[イグニス]|…………▼~
:[ブノワ]|…………▼~
:[イグニス]|…よし。▼~
やはり、成長するのは…~
また今度にしよう…▼~
:[ブノワ]|ああ…~
俺もそれに賛成だ…▼~
**マイユニット [#n770693f]
#region(マイユニット女性・私)
:[カムイ]|イグニス、ごめんなさい…▼~
せっかくのお祭りなのに~
こんなことになってしまって…▼~
:[イグニス]|いや、母さんが謝る必要はない。~
悪いのは賊だ。▼~
:[カムイ]|それはそうかもしれませんけど…▼~
イグニスもこのお祭りを~
楽しみにしていたんでしょう?▼~
:[イグニス]|どうしてそう思うんだ?▼~
:[カムイ]|だって、ここにくるまでの間、~
ずっとニコニコしてましたから。▼~
:[イグニス]|そ、そうだったのか。~
自分では気づかなかった。▼~
すまない…~
気持ち悪かっただろうな…▼~
:[カムイ]|そんなことありませんよ。~
イグニスの笑顔はとても素敵ですから。▼~
:[イグニス]|ふっ…▼~
なら、母さんに似たんだろうな。~
俺の笑ったときの顔は…▼~
:[カムイ]|あら、お父さんの笑顔も素敵ですよ?▼~
:[イグニス]|父さんの笑顔は~
あまり見たことがないからな…▼~
:[カムイ]|そうですか…~
でも、とても可愛いんですよ。▼~
まるで熊さんが笑ってるみたいで。▼~
:[イグニス]|ええと…すまないが、~
熊が笑う顔も見たことがないな。▼~
というか…~
笑うのか、熊って?▼~
:[カムイ]|さぁ、どうでしょう?~
私も見たことありませんから…▼~
:[イグニス]|ふっ…~
だが、なんとなく想像はできた。▼~
今度、ちゃんと父さんの笑顔を~
見てみようと思う。▼~
:[カムイ]|はい、そうしてみてください。▼~
:[イグニス]|なあ、母さん。~
いい機会だから言っておきたいことがある。▼~
:[カムイ]|どうしたんですか?~
急に改まって。▼~
:[イグニス]|ありがとう、母さん。~
俺を生んでくれて…▼~
俺は父さんと母さんの子どもで…~
本当に幸せだ…▼~
:[カムイ]|イグニス…▼~
:[イグニス]|俺は…こんなこと言うのは、~
らしくないとわかっている。▼~
だが、大事なことは…~
ちゃんと言わないとダメだぞ、と…▼~
そう父さんに言われたんだ。▼~
:[カムイ]|ふふふ。▼~
ブノワさん、~
あのときに私が言ったことを…▼~
:[イグニス]|ん?~
どういうことだ?▼~
:[カムイ]|内緒です。~
私とブノワさんだけの秘密ですから。▼~
:[イグニス]|そうか…~
なら、野暮な詮索はしないでおこう…▼~
:[カムイ]|ありがとうございます、イグニス。~
あなたの気持ち、ちゃんと伝わりました。▼~
私もあなたのような優しい息子が持てて、~
本当に幸せですよ。▼~
:[イグニス]|よかった…~
そう言ってもらえて幸せだ。▼~
これからはずっと、傍にいさせてくれ。▼~
俺も父さんや母さんのように、~
強い心で戦って…▼~
どこかで怯えている誰かを…~
そして、大切な人たちを守りたいと思っている。▼~
:[カムイ]|守ってみせます。~
私たちも、あなたのことを。▼~
ずっとずっと傍にいて、~
あなたの成長を見守らせてください。▼~
:[イグニス]|ああ…~
母さん…▼~
#endregion
**フェリシア [#v0f7eac7]
:[イグニス]|母さん、かき氷の屋台があったぞ…~
食べるか?▼~
:[フェリシア]|はい!~
食べたいです!▼~
でも、お店の人は逃げちゃって~
いませんよね…▼~
:[イグニス]|ちゃんとお金を置いておけば大丈夫だ…~
ほら、できたぞ…▼~
…あっ。▼~
:[フェリシア]|きゃ!?~
つ、冷たいです!▼~
:[イグニス]|す、すまない…~
つまづいて母さんにぶちまけてしまった…▼~
じっとしててくれ…~
今、濡れてしまったところを拭くから…▼~
:[フェリシア]|…ふふふふ。▼~
:[イグニス]|…どうした?~
なんで笑ってるんだ?▼~
:[フェリシア]|イグニスのおっちょこちょいなとこ、~
私に似ちゃったんでしょうね。▼~
:[イグニス]|ふっ…~
それが嬉しいのか?▼~
:[フェリシア]|ご、ごめんなさい!~
イグニスにとっては迷惑ですよね…▼~
でも、やっぱりちょっと嬉しいかもです。▼~
子どもに自分と似たところを見つけると、~
それだけでなんか、親子なんだな、って…▼~
:[イグニス]|ふっ…~
そういうものか…▼~
:[フェリシア]|はい!~
そういうものです!▼~
:[イグニス]|…ああ~
かき氷をまた作らねばな…▼~
:[フェリシア]|あっ、でも大丈夫ですよ!▼~
よく考えたら~
私、自分で氷を生み出せるんでした!▼~
がんばれば~
かき氷もきっと作れると思います!▼~
:[イグニス]|おお…!~
母さんは氷の部族だもんな。▼~
ということは、その血を引く俺も~
もしかしたら…!▼~
…………▼~
…ちょっと力んでみたが、~
無理みたいだな。▼~
:[フェリシア]|イグニスは無理しないでください。~
その分母さんががんばりますからね。▼~
:[イグニス]|でもそれって手から出すやつだろ?~
…食べれるのか?▼~
:[フェリシア]|どうでしょう…~
食べたことはありませんけど…▼~
:[イグニス]|それから、何かかけるものはあるのか?~
かき氷用の蜜も手から出せるのか?▼~
そうじゃなかったら、プレーンな氷のみを~
そのまま食べることになるが…▼~
:[フェリシア]|はうう…それはちょっと…▼~
:[イグニス]|…やめておくか。~
腹を壊したら大変だしな…▼~
:[フェリシア]|そ、そうですね…~
すみません…▼~
**リンカ [#ba277166]
:[リンカ]|イグニス、~
祭りが再開したら少しあたしに付き合え。▼~
:[イグニス]|…拒否する。▼~
:[リンカ]|な、なぜだ!?~
まだ何をするかも言ってないのに!▼~
:[イグニス]|母さんの考えなどお見通しだ…▼~
俺を連れて行く気なんだろ?~
お化け屋敷に…▼~
:[リンカ]|ほう、お前も気づいていたか。~
この祭りにお化け屋敷が出ていたことを。▼~
だが、それなら話が早い。▼~
今日でお前のお化け嫌いを克服してもらうぞ。▼~
お前は炎の部族の子なんだ。~
いつまでも怖がりでは困るからな。▼~
:[イグニス]|…母さんは怖くないのか?~
…お化け。▼~
:[リンカ]|こ、怖いはずがない!~
お化けなど叩き斬ってやる!▼~
:[イグニス]|斬れないぞ…~
お化けの体は透けてるから…▼~
:[リンカ]|そ、それならどう戦えばいいのだ!?▼~
:[イグニス]|さぁな…~
それがわかれば苦労しない…▼~
:[リンカ]|お化けとはそんなに手強い相手なのか…▼~
:[イグニス]|これでわかっただろ?~
お化けの恐ろしさが…▼~
だからお化け屋敷などには…~
一生近づかない方が…▼~
:[リンカ]|ふ、ふふふふふ…~
あっはっはっはっはっ!▼~
:[イグニス]|か、母さん?▼~
:[リンカ]|相手が手強ければ手強いほど、~
炎の部族の血が騒ぐというものだ!▼~
これはもう何がなんでも~
お化け屋敷に乗り込むしかないな!▼~
いくぞ、イグニス!~
さっさと賊を退治してしまおう!~
:[イグニス]|くっ…~
こんなはずではなかったのに…▼~
**アクア [#t7d4cdc4]
:[イグニス]|母さん、下がってろ…~
賊は俺が何とかする…▼~
:[アクア]|そんなわけにはいかないわ。~
私にもできることがあるんだもの。▼~
:[イグニス]|…わかった。~
だが、充分、気をつけてくれ…▼~
:[アクア]|ふふふ。~
わかったわ、イグニス。▼~
あ、そうだった。~
イグニスにこれを渡そうと思っていたの。▼~
:[イグニス]|これは…お守りか?▼~
:[アクア]|そう。~
私の手作りのお守り。▼~
:[イグニス]|母さんが作ってくれたのか…~
でも、どうしてこれを俺に?▼~
:[アクア]|もちろん、あなたの安全を願ってよ。▼~
:[イグニス]|そうか…~
ありがとう、母さん…▼~
:[アクア]|あとは…~
ブノワが羨ましかったからかしら。▼~
:[イグニス]|どういうことだ?▼~
:[アクア]|だって、イグニス…~
ずっと大事に持っているでしょう?▼~
子どもの頃、~
お父さんに作ってもらったお守りを…▼~
:[イグニス]|ああ…~
確かにずっと持っているな…▼~
:[アクア]|なんだかそのことが妬けてしまって。~
ブノワだけずるいなって。▼~
:[イグニス]|ふっ…~
そんなことを思っていたのか…▼~
:[アクア]|ふふふ。~
だから、私もお守りを作ってみたの。▼~
見て、こうして首から下げたら、~
母さんとおそろいよ。~
:[イグニス]|ああ。大事にするよ…~
ずっとな…▼~
:[アクア]|ありがとう、イグニス…▼~
**オボロ [#ide72b2f]
:[イグニス]|賊め…~
お前らの好きにはさせんぞ…▼~
:[オボロ]|…………▼~
:[イグニス]|どうした、母さん?~
俺の顔に何かついているか?▼~
:[オボロ]|いいえ、感慨にふけってたのよ。~
立派に成長してくれたのね、って。▼~
:[イグニス]|い、いきなりなんだ…▼~
:[オボロ]|だって、お化けが怖いって泣いてた子が~
今じゃ勇ましく戦場で戦ってるんだもの。▼~
あなた小さい頃、私が買ってきた白い布を~
お化けだお化けだってそれはもう怖がって、▼~
私の作ったお守りを握り締めて、~
丸まったまま動かなくなるっていう…▼~
:[イグニス]|む、昔の話だろうそれは!▼~
:[オボロ]|そうね。でも、お化けが怖いのは~
今も変わっていないわね。▼~
私が怖い顔をするとすぐ~
涙目になるところも。▼~
:[イグニス]|そ、それはどうでもいいだろ…▼~
:[オボロ]|ふふ、ごめんなさい。~
でもイグニスは立派になったわ。▼~
こうやって勇ましく戦場に立つところ、~
皆を守ろうとがんばるところ…▼~
…ブノワにそっくり。▼~
やっぱり嬉しいものね。~
子どもの成長した姿を見れるっていうのは。▼~
:[イグニス]|母さん…▼~
:[オボロ]|まぁ、私が特別、あなたに~
何かをしてあげられたわけじゃないと思うけど。▼~
ずっと寂しい思いをさせてきたし、~
母親として、私は何も…▼~
:[イグニス]|そんなことはない。▼~
俺が成長できているとしたら…~
母さんや父さんの姿を見てきたからだ…▼~
二人が世界のために、俺のために…~
戦ってくれていたから…▼~
俺はこうして、ここにいる。▼~
それに…寂しくなんかなかった。▼~
秘境に来るたびに増えていく~
父さんと母さんの手製のお守りが、▼~
いつも俺を励ましてくれていたから…~
母さんたちは、俺の自慢の両親だ。▼~
:[オボロ]|イグニス…▼~
そうやって嬉しいこと~
言ってくれちゃって…▼~
油断してたら泣くところだったわ、きっと。▼~
:[イグニス]|ふっ…~
俺は思っていることを言っただけだ…▼~
:[オボロ]|私、すごく幸せ。~
ありがとう…イグニス。▼~
この幸せをずっと味わうためにも~
私、がんばるわ。▼~
そして絶対に、あなたを守り抜いてみせる。▼~
:[イグニス]|俺も同じ思いだ…~
母さんやみんなは…俺が守る。▼~
**エリーゼ [#g9f9170e]
:[エリーゼ]|イグニス!~
おいしそうな屋台がいっぱいあるよ!▼~
あっ!ほらほら!~
金魚すくいとかもある!▼~
:[イグニス]|母さん、あまり走るな…~
転んじまうぞ…▼~
:[エリーゼ]|大丈夫だって!~
ほら、こっちこっち!▼~
…あっ!~
いったーい…▼~
:[イグニス]|だから言っただろう…~
大丈夫か?▼~
:[エリーゼ]|…うん。~
ちょっとすりむいただけ!▼~
:[イグニス]|ちょっと待ってろ…~
今、傷薬を塗ってやる…▼~
:[エリーゼ]|えへへ…~
イグニス、優しい…▼~
そういうとこ、ブノワそっくりだよね。▼~
:[イグニス]|ほら、これで大丈夫だ…~
もう走り回るんじゃないぞ…▼~
:[エリーゼ]|でも、美味しいのや楽しいのばっかで~
どこに行けばいいか迷っちゃうんだもん。▼~
:[イグニス]|ふっ…~
俺よりも母さんの方がはしゃいでるな…▼~
:[エリーゼ]|そ、そんなことないもん!▼~
というか、~
イグニスだって本当ははしゃぎたいくせに!▼~
:[イグニス]|…俺がか?~
どうしてそう思う?▼~
:[エリーゼ]|だってイグニスはブノワそっくりだけど…~
あたしの子どもでもあるんだもん!▼~
あたしの子なら絶対絶対、~
こういうのが好きに決まってるよ!▼~
:[イグニス]|…ふっ~
やはり見透かされていたか…▼~
確かに俺もここにきてから…~
胸の内がずっと熱くたぎっていた…▼~
:[エリーゼ]|ほら!~
やっぱりそうだった!▼~
:[イグニス]|屋台に並ぶお面やぬいぐるみ…~
欲しくて欲しくてたまらない…▼~
:[エリーゼ]|あはは!~
あたしも同じだよ!▼~
:[イグニス]|なら、早く賊を倒そう…▼~
食べて食べて食べ尽くして…~
倒れるまで遊びまくるぞ…▼~
:[エリーゼ]|うん!~
大賛成だよ!▼~
**エルフィ [#eaaf7ba7]
:[エルフィ]|イグニス…~
このりんご、握りつぶせる?▼~
:[イグニス]|…突然、どうした?▼~
:[エルフィ]|いいからちょっと試してみて。▼~
:[イグニス]|…ふんっ。▼~
:[エルフィ]|りんごがぐしゃぐしゃね…~
ふふふ…▼~
:[イグニス]|な、なぜ笑うんだ?~
少し怖いんだが…▼~
:[エルフィ]|ごめんなさい。~
でも、なんか嬉しくて。▼~
:[イグニス]|理解できない…~
これを見て何が嬉しいんだ?▼~
:[エルフィ]|だって、その怪力は間違いなく~
わたしの血だもの…▼~
やっぱりイグニスは~
わたしの息子なのね。▼~
:[イグニス]|ふっ…~
何を当たり前のことを…▼~
:[エルフィ]|ふふふ。~
確かにちょっとおかしかったわね。▼~
でも、確認したかったの。▼~
あなたがあまりにも立派に…~
ブノワそっくりに成長してくれたから…▼~
わたしに似ているところはないのかって、~
少し不安になってしまって…▼~
:[イグニス]|ふっ…~
くだらんな…▼~
俺の日頃の訓練量や…~
その後の食事の量を見ているはずだ…▼~
:[エルフィ]|ふふふ。~
確かにわたしと同じくらい食べるものね。▼~
:[イグニス]|そうだ…~
俺は間違いなく母さんの子だ…▼~
強くて優しく…大食らいの…~
母さんの子だ…▼~
:[エルフィ]|ありがとう。~
イグニス。▼~
**ニュクス [#ybf24e0b]
:[イグニス]|母さん…~
わたあめが売っているぞ…▼~
:[ニュクス]|そうね。▼~
:[イグニス]|欲しければ…~
祭りが再開したら買ってやろう…▼~
:[ニュクス]|…………▼~
イグニス。~
貴方、私を子ども扱いしてるわね。▼~
:[イグニス]|そ、そんなことはない…~
ただ、欲しいかなと思って…▼~
:[ニュクス]|正直に言えば許してあげるわ。▼~
:[イグニス]|…………▼~
母さんが~
わたあめを持っているところを想像したら…▼~
予想以上に似合っていたから…▼~
:[ニュクス]|なるほどね。~
それで私に買い与えようとしたのね。▼~
:[イグニス]|すまない…~
不快な思いをさせてしまった…▼~
:[ニュクス]|…買ってね。▼~
:[イグニス]|…え?▼~
:[ニュクス]|好きなの。~
わたあめ。▼~
:[イグニス]|そ、そうなのか…~
わかった…▼~
:[ニュクス]|1つじゃダメよ。~
両手で抱えきれないくらい買ってね。▼~
:[イグニス]|か、母さん…~
やっぱり怒ってるんだな…▼~
:[ニュクス]|ふふふ…~
母親を子ども扱いした罰よ。▼~
持ちきれなかった分はもちろん~
貴方にも持ってもらうから…▼~
:[イグニス]|うう…~
俺が持っていたら似合わないんだろうな…▼~
:[ニュクス]|そうね。でも…~
私はそれが嬉しいわ。▼~
貴方までいつまでも子どもでいたら、~
そんなの悲しいもの。▼~
:[イグニス]|! 母さん…▼~
:[ニュクス]|今日は子どもの成長を願うお祭りだけど、▼~
そんなお祭りなんてなくても、~
私はいつも貴方の成長を願ってる。▼~
イグニス…~
こんなに大きくなってくれてありがとう。▼~
これからもどんどん大人になってね。▼~
わたあめなんか似合わない大人に…~
私の代わりに成長してちょうだい。▼~
:[イグニス]|…ああ。~
約束する。▼~
**カミラ [#lb018ac4]
:[カミラ]|あら、イグニス。~
的当ての景品にぬいぐるみがあるわよ。▼~
お祭りが再開したら私が取ってきてあげるわ。~
楽しみにしていてね。▼~
:[イグニス]|お、俺は別に…~
ぬいぐるみなど欲しくない…▼~
:[カミラ]|うふふ。~
この間まで抱いて寝ていたのに?▼~
:[イグニス]|そ、それはその…~
単に抱き枕の代わりにしていただけで…▼~
というか…~
母さん、なんでそれを知っているんだ?▼~
:[カミラ]|イグニスの寝顔が可愛いから、~
たまーに覗いていたのよね。▼~
:[イグニス]|こ、今後はそんなことはやめてくれ…~
恥ずかしいからな…▼~
:[カミラ]|恥ずかしがることないわよ。~
私はあなたの母親なんだから。▼~
だから、ね。~
ぬいぐるみのことも隠さなくていいのよ。▼~
:[イグニス]|別に隠しているわけではない。~
…もう、たまにしか抱いて寝ていないしな。▼~
そう。たまにだ。▼~
:[カミラ]|それは残念ね。▼~
ぬいぐるみを抱いて寝るイグニス、~
とても可愛かったのに。▼~
:[イグニス]|俺はもう子どもじゃないからな…▼~
:[カミラ]|いいえ、あなたは子どもよ。~
私にとってはいつまでも可愛い子ども。▼~
でも、子どもは成長するもの…▼~
私の手を離れていくようで、~
なんだか少し寂しい気もするわ…▼~
:[イグニス]|寂しくなる必要はない…~
俺はいつまでも母さんの子どもだ…▼~
:[カミラ]|ふふふ。~
ありがとう、イグニス。▼~
それで、本当にぬいぐるみはいらないの?▼~
:[イグニス]|…取れてしまったら、もらう。~
捨てるのはもったいないからな…▼~
:[カミラ]|うふふ。~
わかったわ。▼~
**ルーナ [#b416e50f]
:[ルーナ]|ちょっとイグニス!~
あそこの屋台を見なさい!▼~
貴重な鉱石を使った腕輪ですって!~
これは買うしかないわよね!▼~
:[イグニス]|…………▼~
:[ルーナ]|これは数年に一度しか咲かない花を使った香水…~
うん! これもあとで買うわ!▼~
待って待って!~
あっちにも何かある!▼~
:[イグニス]|母さん…~
少しは落ち着け…▼~
買い物なら…~
祭りが再開してからゆっくりとすればいい…▼~
:[ルーナ]|そ、そんなのわかってるわよ!~
でも、つい目に入っちゃうから…▼~
:[イグニス]|目に入ったものを…~
全部、買おうとしているしな…▼~
:[ルーナ]|そ、それがどうしたの!?~
別にあたしの勝手でしょ!?▼~
:[イグニス]|…買い過ぎだと思う。▼~
:[ルーナ]|だ、だって…~
どれもこれも必要なものだし…▼~
:[イグニス]|いや、そんなはずはない…~
もっとちゃんと選んで買った方がいい…▼~
その方が買ったものに対しても…~
愛着が沸き、大切なものになるだろう…▼~
:[ルーナ]|うーん…~
それは一理あるかも。▼~
:[イグニス]|買ってはダメだ、~
と言っているのではない…▼~
よく選んで買え、と言っている…~
わかるな?▼~
:[ルーナ]|わかったわよ。~
でも、まさか息子に注意されちゃうなんて…▼~
:[イグニス]|3つまでだ…~
3つだけ好きなものを買え…▼~
:[ルーナ]|なんかさ…~
あんたの方が親みたいになってない?▼~
:[イグニス]|ふっ…~
気のせいだ…▼~
:[ルーナ]|じゃ、じゃああんたは5つまでよ。~
5つまで好きなものを買っていいわ。▼~
:[イグニス]|多くないか…?▼~
:[ルーナ]|いいのよ!▼~
子どもは大人よりもたくさん~
欲しいものがあっても許されるの!▼~
それに、あたしは小さい頃…~
そんなに沢山モノがないところにいたから、▼~
もし子どもができたらいっぱい、~
欲しいものを買ってあげたいって思ってたのよ。▼~
:[イグニス]|母さん…▼~
:[ルーナ]|遠慮なんかするんじゃないわよ。~
あたしはあんたのお母さんなんだからね。▼~
:[イグニス]|…わかった。▼~
それならやっぱり、5つも要らない。~
俺の欲しいものは1つだけだ。▼~
:[ルーナ]|な、なによ。▼~
:[イグニス]|母さんと一緒に過ごす時間。▼~
:[ルーナ]|…!▼~
イグニス…~
し、仕方ないわね。▼~
じゃあこの戦いが終わったら、~
一緒にお祭りを回りましょ。▼~
あたしが3つ欲しいもの決めるまで、~
嫌って言っても逃がさないんだから。▼~
:[イグニス]|ああ。覚悟しておこう…▼~
**ベルカ [#aaebbde1]
:[イグニス]|賊め…~
祭りを妨害するとは許せんな…▼~
:[ベルカ]|イグニス…▼~
:[イグニス]|なんだ、母さん?▼~
:[ベルカ]|このお祭りは~
子の成長を願うお祭りらしいわ。▼~
:[イグニス]|ああ…~
それがどうかしたか?▼~
:[ベルカ]|…そんな資格、私にあるのかしら。▼~
:[イグニス]|…どういうことだ?▼~
:[ベルカ]|私には母親がいなかったから…▼~
母親がどんな存在なのか~
よくわからない部分がある…▼~
ただでさえ、~
あなたを秘境に預けていたし…▼~
ねえ、イグニス。~
私は母親としてちゃんとやれている?▼~
:[イグニス]|そんな心配をする必要はない…~
母さんは俺が誇れる母さんだ…▼~
:[ベルカ]|イグニス…▼~
:[イグニス]|母さんと父さんがいなければ…~
俺は生まれていなかった…▼~
母さんが秘境に俺を預けていなければ…~
俺だってどうなっていたかわからない…▼~
戦乱に巻き込まれ、~
命を落としていたかもしれない…▼~
:[ベルカ]|…そんなことはさせない。▼~
例えどこにいても、~
あなたは私が守る。▼~
どんな凄腕の殺し屋でも…~
あなたを殺すことはきっとできないわ…▼~
:[イグニス]|そう思ってくれる母さんがいて…~
俺は幸せだと思っている…▼~
離れていても…ずっと、~
その想いは伝わっていたからな…▼~
:[ベルカ]|…………~
…ありがとう。▼~
:[イグニス]|では、さっさと賊を倒して…~
この祭りを再開させるぞ…▼~
母さんに俺の成長を…~
願ってもらわなくてはいけないからな…▼~
:[ベルカ]|ふふふ。~
わかったわ、イグニス。▼~
**ピエリ [#k1b69c74]
:[イグニス]|母さん、下がってろ…~
賊は俺が何とかするから…▼~
:[ピエリ]|…………▼~
:[イグニス]|…どうした?~
なぜ、俺の顔をじっと見ている?▼~
:[ピエリ]|なんでイグニスってそんなに優しいの?▼~
:[イグニス]|…さあな。▼~
:[ピエリ]|絶対おかしいの!~
だって、ピエリはそんなに優しくないの!▼~
イグニスが本当にピエリの子なら~
もっとわがままな子に決まってるの!▼~
:[イグニス]|ふっ…~
なら、俺は父さんに似たのかもな…▼~
:[ピエリ]|いやなの!~
それはずるいの!▼~
イグニスはピエリの子なの!~
だから、ピエリに似て欲しいの!▼~
:[イグニス]|確かにわがままだな…▼~
:[ピエリ]|イグニス、今すぐピエリに似てなの!~
じゃないと泣いちゃうの!▼~
:[イグニス]|落ち着け…~
母さん…▼~
母さんに似ているところも…~
ちゃんとある…▼~
:[ピエリ]|本当なの!?~
じゃあ、今すぐ教えてなの!▼~
:[イグニス]|…母さんの手料理が食べたい。▼~
:[ピエリ]|…え?▼~
:[イグニス]|今すぐ用意してくれたら教えてやる…~
交換条件だ…▼~
:[ピエリ]|い、今すぐなんて無理なの!~
材料だって揃ってないの!▼~
:[イグニス]|じゃあ、教えない…~
俺は今すぐ食べたいんだ…▼~
:[ピエリ]|もう!わがまま言わないでなの!~
料理なら後で作ってあげるの!▼~
…あれ?▼~
でも、今のわがままな感じって…~
ピエリに似てたかもしれないの!▼~
やっぱりイグニスはピエリの子どもなの!~
ピエリとそっくりなの!▼~
:[イグニス]|ふっ…~
納得してくれたようだな…▼~
:[ピエリ]|イグニスとピエリは似たもの親子なの!~
ピエリ、とっても嬉しいの!▼~
:[イグニス]|まったく…~
困った母さんだ…▼~
**シャーロッテ [#a7a8884f]
:[シャーロッテ]|イグニス、~
あなた最近…モテてる?▼~
:[イグニス]|…わからん。▼~
:[シャーロッテ]|わからん、じゃダメよ。~
あんたブノワに似てホントに無愛想ね。▼~
愛想がなければ異性は寄ってこないわよ?~
ちゃんと努力してるの?▼~
:[イグニス]|いや…~
別に…▼~
:[シャーロッテ]|まったく。~
しょうがないわね。▼~
恋人がいようが結婚していようが~
そんなのは関係ないわ。▼~
私の息子なら~
常に異性からの目を考えなきゃダメよ。▼~
:[イグニス]|そんなことを常に考えていられるほど…~
俺は暇じゃない…▼~
:[シャーロッテ]|私だって暇じゃないわよ。~
それでも感がえてるの。▼~
:[イグニス]|仮に俺がモテたとして…~
母さんには何の得があるんだ?▼~
:[シャーロッテ]|そー、それはその…▼~
モテる息子の母親って、~
それだけでなんだかモテそうでしょ?▼~
:[イグニス]|ふっ…~
結局、自分がモテるためにってことか…▼~
:[シャーロッテ]|そ、そんなことないわよ!▼~
あなたもモテれば~
いっぱいおいしい思いできるだろうし。▼~
ブノワはただただ岩みたいだったけど、~
あんたにはあたしの血が入っているんだもの。▼~
モテる癒しの岩の可能性を秘めているのよ。~
それを発揮しないだなんてもったいないわ。▼~
:[イグニス]|何だよ、それ…▼~
:[シャーロッテ]|息子が人気者だったら、~
それだけで母親は嬉しいものよ。▼~
というか、あんたがみんなに囲まれて~
笑ってるのを見るのは嬉しいっていうか…▼~
:[イグニス]|! 母さん…▼~
…わかった。~
考えてみることにしよう…▼~
:[シャーロッテ]|あら、素直に受け入れてくれるのね。~
少し意外だったわ。▼~
:[イグニス]|母親の思いと生き様を…~
否定したくはないからな…▼~
一度くらい…~
試してみてから判断するさ…▼~
:[シャーロッテ]|ふーん…~
ちょっと今の言葉は嬉しかったかも…▼~
こんな息子がいるのなら…~
母親ってのも案外、悪くないものね。▼~
:[イグニス]|何か言ったか?▼~
:[シャーロッテ]|ふふふ。なんにも。~
さっきの、かっこよかったって言ったのよ。▼~
じゃ、試しにその勢いで~
「俺とお祭りを回らないか」って言ってみなさい。▼~
クールさを残した微笑みで、~
かっこよくよ。~
:[イグニス]|…………▼~
「俺とお祭りを回らないか」▼~
:[シャーロッテ]|ふふっ! なかなかサマになるじゃない。▼~
お祭りを回る時はそれを試してみなさい。~
ほら、さっさと賊をやっつけちゃうわよ。▼~
:[イグニス]|ああ…▼~
**モズメ [#b639368f]
:[イグニス]|…グー。▼~
:[モズメ]|あはは。~
イグニス、お腹が減ったんやね。▼~
:[イグニス]|い、いや…~
俺は別に…▼~
:[モズメ]|無理もないわ。~
おいしそうな匂いがいっぱいしてるもんな。▼~
お祭りが再開したら~
何でも好きなもの食べてええから。▼~
:[イグニス]|気にするな…~
俺は別に食べたいものなどない…▼~
:[モズメ]|あはは。~
遠慮なんかしたらあかんよ。▼~
:[イグニス]|だが、祭りの屋台は…~
街で買うよりも値段が割高だ…▼~
見てみろ…~
焼き鳥もこんなにするんだぞ…▼~
:[モズメ]|あら、ほんまや!~
なんでこないにするん!?▼~
考えられへんわ…~
どう考えてもぼったくりやん!▼~
:[イグニス]|…な?~
だから、飲み食いは別にしなくても…▼~
:[モズメ]|そ、そんなこと言うたらあかんよ!~
イグニスは好きなもの食べてええの!▼~
せっかくのお祭りなんやから~
値段がどうこうとか関係ない!▼~
楽しい思い出を作るのが1番、大事やもん。~
野暮なことは今日は言わんとこうな。▼~
:[イグニス]|…そうか。~
…そうだな。▼~
:[モズメ]|まったく、値段に敏感なとこまで~
あたいに似んでもええのにな。▼~
:[イグニス]|親子だからな…~
似るのは仕方ないさ…▼~
:[モズメ]|さて、お祭りを再開させるためにも~
あたいたちががんばらなあかんな。▼~
:[イグニス]|ああ…~
まかせておけ…▼~
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