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会話集/章別会話/異伝 絆の白夜祭親子会話/アクア
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*アクアの親子会話 [#v24eeaa9]
#contents
**カンナ(女) [#gtrsgeh785]
:[アクア]|カンナ。~
今日は子どもの成長を願うお祭りよね。▼~
カンナは私に何を願ってもらいたい?▼~
:[カンナ]|うーん…~
急にそう言われても…▼~
:[アクア]|どういう大人になりたいとか、ないの?▼~
:[カンナ]|あ、それならあるよ!▼~
うんとね、あたしは、~
お母さんみたいな大人になりたいな!▼~
:[アクア]|えっ?~
私みたいな大人?▼~
:[カンナ]|うん!▼~
:[アクア]|…いや、私みたいな大人には~
ならないでほしいわ。▼~
:[カンナ]|えーっ? どうしてー?▼~
:[アクア]|どうしてって…▼~
私は無口だし、人に拒まれることを恐れるあまり、~
感情を表に出すことも苦手でしょう。▼~
一方、あなたは明るくて素直で、健気で…~
私にはないものをたくさん持ってる。▼~
あなたには私に似ることなく、~
今のまま大人になってほしいと思うわ。▼~
:[カンナ]|そうかなぁ…~
あたしはお母さんをそんな風には思わないけど…▼~
:[アクア]|…えっ?~
あなたは私をどう見てるの?▼~
:[カンナ]|お母さんは凛としていて、自分を持っていて、~
すごくかっこいい女の人だと思ってるよ!▼~
:[アクア]|…もう、そんなに褒めても~
何も出ないわよ。▼~
:[カンナ]|ほんとのことだよ?~
お父さんもそう言ってたし!▼~
:[アクア]|カムイが?▼~
:[カンナ]|うん!~
もし人として、女性として道に迷うことが~
あったら、お母さんを見習いなさいって。▼~
お母さんほど強くてたくましい女性を~
見たことがないって!▼~
お父さん、そう言ってた!▼~
:[アクア]|…………▼~
まったく…~
あなたたちには困ったものだわ。▼~
私のことを買いかぶりすぎよ。▼~
:[カンナ]|でもほんとなんだもーん!▼~
:[アクア]|うふふ。~
もう、わかったわ。▼~
何を言っても聞いてもらえそうにないし、~
今日は素直にその気持ちを受け取っておく。▼~
:[カンナ]|じゃあ、あたしがお母さんみたいに~
なれるようにお願いしてくれる?▼~
:[アクア]|ええ、あなたのよさを失わない程度に~
私に似ますようにってね。▼~
:[カンナ]|わーい!▼~
あ。そうだ、お母さん。~
最近、お歌の練習を全然できていないね。▼~
また一緒に練習したいな。▼~
:[アクア]|そうなのよね。~
新しい歌を作るのに手間取ってたの。▼~
:[カンナ]|新しいお歌?▼~
:[アクア]|ええ。▼~
…私ね、カムイが~
初めて竜になったときのことが忘れられなくて…▼~
それを歌にしていたの。▼~
:[カンナ]|お父さんが初めて竜になったとき?▼~
:[アクア]|そう。昔、ミコト様…~
つまり、あなたのおばあちゃんが亡くなって…▼~
その怒りでカムイが竜になったの。▼~
私は、暴れるカムイを~
歌の力で鎮めようとしたわ。▼~
最終的に、このペンダントの力で~
なんとかできたけど…▼~
優しいカムイの中に、~
こんなに荒々しい神祖竜の血が入っている…▼~
その衝撃は、ものすごいものがあった。▼~
そのときのことを…~
歌にしてみようと思ったのよ。▼~
:[カンナ]|わぁー、すっごく興味ある!~
歌ってみたーい!▼~
:[アクア]|カムイと同じように~
竜になれるカンナなら…▼~
何か、感じてもらえるかもしれないわね。▼~
:[カンナ]|そうだね。~
楽しみにしてる!▼~
:[アクア]|さてと。~
そろそろ戦闘に戻りましょう。▼~
さっさと賊を片付けて、~
お祭りを楽しまないと。▼~
:[カンナ]|うん。~
あたしの成長を願うこと、忘れないでよね?▼~
:[アクア]|もちろんよ。~
心を込めて願っておくわ。▼~
**シグレ [#fauhuhoiu85]
:[アクア]|…シグレ。~
この間、あなたが書いた歌詞だけど…▼~
:[シグレ]|ああ、読んでもらえましたか?▼~
:[アクア]|ええ、でも…~
少し…ピンとこなかったかも。▼~
:[シグレ]|えっ!?▼~
うぅ…ショックです…~
自信があっただけに…▼~
ちなみに、参考までに…~
どの辺りがだめでしたか?▼~
:[アクア]|そうね…~
歌詞の主役の女性の描写かしら。▼~
だって、あんな英雄的な女性、この世にいる?~
非現実的すぎるわよ。▼~
:[シグレ]|ああ、そういうことですか。▼~
でしたら母さん…俺は間違っていません。~
だって、彼女は存在しますから。▼~
俺は、その彼女の~
ありのままの姿を書いたのです。▼~
:[アクア]|そうなの? そんな人がいるなら…~
私、見てみたいわ。▼~
:[シグレ]|はい、いいですよ。~
じゃあ今度、鏡を持ってきますね。▼~
:[アクア]|鏡?▼~
:[シグレ]|あの英雄的な女性は、母さんです。~
俺は母さんのことを書いたんです。▼~
:[アクア]|わ、私の話だったの!?~
全然心当たりがないけど…▼~
:[シグレ]|以前、俺のいた秘境が~
敵に襲われたときのことですよ。▼~
母さんは俺を助けにきて、~
こう言ってくれましたよね。▼~
「この子に手を出すことは許さない」~
「狙うなら私を狙いなさい」って。▼~
俺はあの母さんが大好きで、~
そのかっこいい姿を歌詞にしたんです。▼~
:[アクア]|どういうこと?~
私、そんなこと言っていた!?▼~
:[シグレ]|はい、言いましたよ。~
俺はしっかり記憶しています。▼~
:[アクア]|そんな…~
私、あのときは必死で…▼~
それでつい、そんなことを~
口走ってしまったのかしら。▼~
:[シグレ]|というわけで、あの人物は~
ちゃんと実在するんです。▼~
:[アクア]|…………▼~
…ごめんなさい…▼~
そうとは知らず、ピンとこないとか~
偉そうなことを言ってしまって…▼~
恥ずかしくて…~
穴があったら入りたい気分よ…▼~
:[シグレ]|いいえ、いいんですよ。~
俺の歌詞の未熟さがいけないんです。▼~
俺、もう一度、書いてみます。~
そしたらまた見てください。▼~
:[アクア]|ええ、もちろんよ。~
…でもシグレ。▼~
この歌って、完成したら~
みんなの前で発表するつもりなの?▼~
:[シグレ]|それは…~
当然、そのつもりですけど。▼~
:[アクア]|だったら…私のことだってバレないように…~
ボカした感じにしてもらえない?▼~
なんか…恥ずかしくって…▼~
:[シグレ]|あはは、わかりましたよ。▼~
でもまあ、わかる人には~
わかってしまうと思いますけどね。▼~
俺はその方がいいですけど。▼~
だって…~
母さんは、俺の自慢ですから。▼~
:[アクア]|まったく…この子ったら…▼~
:[シグレ]|…………▼~
…母さん。ずっと俺の傍にいてくださいね。~
もうどこにも行かないでください…▼~
:[アクア]|なあに?~
声が小さくて、聞こえなかったわ。▼~
:[シグレ]|なんでもありません!▼~
さあ、では早く賊を倒しましょう。▼~
あの歌のようにかっこいい母さんの勇姿、~
余すところなく見せつけてください!▼~
:[アクア]|わ、わかったわ…!▼~
**ディーア [#gguauhss5]
:[ディーア]|…………♪▼~
:[アクア]|あら?~
ディーア、その歌は…▼~
:[ディーア]|ん?▼~
ああ…母さんがよく歌ってるから、~
いつの間にか覚えたんだよ…▼~
:[アクア]|ふふ。~
やっぱり親子ね。▼~
:[ディーア]|何がおかしいんだ?▼~
:[アクア]|私もお母様が歌っているのを聞いて~
いつの間にか自然と覚えたの。▼~
:[ディーア]|そうだったのか…▼~
これ、なんていう題名の歌なんだ?▼~
:[アクア]|お日様ポカポカの歌よ。▼~
:[ディーア]|…ははは。~
なんかのんきな題名だな。▼~
:[アクア]|そうでしょ?~
私が名づけたの。▼~
:[ディーア]|えー、なんだよそれ。▼~
:[アクア]|だって、本当の題名は~
お母様から教わらなかったから。▼~
でも、お母様が歌っていたのはいつも、~
今日みたいな晴れた日だったの。▼~
聞いてるとこっちの心もポカポカしてきて…~
私、大好きだったわ。この歌…▼~
:[ディーア]|母さん、この歌を口ずさんでるとき~
すげえ幸せそうな顔してるもんな…▼~
:[アクア]|ええ。~
そうだと思うわ。▼~
:[ディーア]|お日様ポカポカの歌か…~
いい題名だと思うよ…▼~
:[アクア]|ありがとう。▼~
私が好きだった歌を~
ディーアも好きになってくれて嬉しいわ。▼~
:[ディーア]|母さん…~
もっと俺に歌を教えてくれよ…▼~
母さんが…~
母さんの母さんから教わったように…▼~
俺も母さんから~
いっぱい歌を教わりたいぜ…▼~
:[アクア]|わかったわ、ディーア。~
これから、たくさんたくさん教えてあげる。▼~
:[ディーア]|ありがとう…~
母さん…▼~
**ゾフィー [#loijuhoa85]
:[ゾフィー]|わわっ!?~
わわわわわわっ!▼~
ちょっとアヴェル!~
こんなところで暴れ出さないでよ!▼~
:[アクア]|ラララ~♪▼~
:[ゾフィー]|母さんの歌を聞いたら~
アヴェルが落ち着いた…▼~
すごい!~
さすが母さんね!▼~
:[アクア]|ふふふ。~
アヴェルは相変わらずやんちゃさんね。▼~
:[ゾフィー]|はぁ…▼~
あたしにも~
母さんみたいな歌唱力があったらなぁ…▼~
アヴェルを落ち着かせるのも~
もっともっと簡単なのに…▼~
:[アクア]|ゾフィーにもできるんじゃない?▼~
:[ゾフィー]|え?~
本当に!?▼~
:[アクア]|歌で一番大事なのは心なの。~
心を込めて歌えば、必ず思いは通じるわ。▼~
:[ゾフィー]|…そっか!~
そうだよね!▼~
じゃあ、あたし早速やってみる!~
実はアヴェルと通じ合ってみせるわ!▼~
ららららら~!▼~
:[アクア]|…………▼~
:[ゾフィー]|おわああああああ!!!!?▼~
母さん!!!~
アヴェルがまた暴れだしちゃったんだけど!!!▼~
:[アクア]|ふふふ。~
アヴェルはやんちゃさんね。▼~
:[ゾフィー]|そ、そうじゃなくて!▼~
心を込めて歌えば~
気持ちが通じ合えるんじゃなかったの!?▼~
:[アクア]|大丈夫。~
いつか必ず通じ合える日がくるわ。▼~
今日はたまたま…~
その日じゃなかったというだけよ。▼~
:[ゾフィー]|はぁ…~
本当にそんな日がきてくれるのかなあ…▼~
**ミドリコ [#fakoplkw5]
:[ミドリコ]|…………▼~
:[アクア]|ミドリコ。~
ぼーっとしていたら危ないわよ。▼~
:[ミドリコ]|あ、お母さん。~
ごめんなさい…つい、屋台にきをとられちゃって。▼~
:[アクア]|珍しいものがたくさん売っているものね。~
戦いが終わったらいくらでも見て回れるわ。▼~
そうだ、後でみんなを誘って、~
大勢でお祭りを回るのはどう?▼~
きっと楽しいわよ。▼~
:[ミドリコ]|…うーん、それはいいかな。▼~
:[アクア]|あら、どうして?▼~
:[ミドリコ]|ミドリコ、さわがしいのはにがてなの。▼~
自分からわいわいさわぐよりも、▼~
みんなが楽しくしているのを~
見ているほうがすきなのよ。▼~
:[アクア]|ミドリコ…▼~
:[ミドリコ]|だからお祭りをまわるのなら、~
家族だけでまわりたい。▼~
…だめかな?▼~
:[アクア]|うふふ、もちろんいいに決まっているわ。~
あなたは、やっぱり私達の子ね。▼~
騒ぐよりも見ているほうがいいだなんて、~
私とスズカゼと同じ事を言うんだもの。▼~
:[ミドリコ]|そうなの?~
ミドリコ、お父さんとお母さんそっくり?▼~
:[アクア]|ええ、そっくりよ。▼~
:[ミドリコ]|そっか…じゃあお母さん、~
ミドリコ、おねがいがあるの。▼~
:[アクア]|まあ、なにかしら?▼~
:[ミドリコ]|こんどね、ミドリコにも~
お母さんのおうたをおしえてほしい。▼~
:[アクア]|歌を?▼~
:[ミドリコ]|うん。▼~
ミドリコもお母さんみたいに~
じょうずにおうたをうたいたいから…▼~
もしミドリコがほんとうに~
お母さんそっくりなら、▼~
きっとお母さんみたいに歌えるはずだもん!▼~
:[アクア]|ふふふ。~
わかったわ。教えてあげる。▼~
:[ミドリコ]|ほんとうに!?~
わーい!▼~
あのね、お母さんのおうたってふしぎなの。▼~
だって、きいてるだけで~
からだがぽかぽかしてくるんだよ。▼~
それでね、それでね!~
げんきなきもちにもなれちゃうんだ。▼~
まるでお薬みたいだよね!▼~
:[アクア]|ふふふ。~
ありがとう、ミドリコ。▼~
:[ミドリコ]|ミドリコもおうたで~
だれかをげんきにできるようになるかな?▼~
:[アクア]|もちろんよ。▼~
あなたのその優しい気持ちが歌に宿り、~
誰かを癒す調べとなるのだから…▼~
:[ミドリコ]|えへへ。~
うれしいなー。▼~
:[アクア]|私も嬉しいわ。▼~
ありがとう、ミドリコ。~
元気で優しい子に育ってくれて。▼~
**シノノメ [#fakjogawwd]
:[シノノメ]|この辺でいいかな…~
いや、境内に張ったほうがいいかな。▼~
:[アクア]|シノノメ、何をやっているの?▼~
:[シノノメ]|か、母さん!?▼~
:[アクア]|何かしら、その張り紙は。~
ちょっと見せてちょうだい…▼~
…のど自慢大会!?▼~
:[シノノメ]|…見られたなら仕方ない。▼~
そうだ!~
俺はのど自慢大会を開こうと思ってる!▼~
:[アクア]|そんなのダメよ。▼~
:[シノノメ]|いいだろ、今日はお祭りなんだ。~
こういうのがあったほうが盛り上がる。▼~
:[アクア]|ダメ。歌は趣味の範囲内で~
こっそりやるって約束したでしょう。▼~
:[シノノメ]|その通りだ。~
今だって趣味の範囲のままだ!▼~
:[アクア]|ええ、確かに。でも思い切りおおっぴらに~
しようとしているじゃない。▼~
やめたほうがいいわ。~
あなたのためを思って言っているの。▼~
:[シノノメ]|…なんでだよ?~
俺は歌が好きなんだ…▼~
最近はうまくなってきたし、~
みんなに俺の歌を聞いてもらいたいんだ!▼~
今日は熱唱してやるぞ。~
俺の十八番、「白夜、勝負一直線」をな!▼~
この曲で、師匠である母さんに勝って、~
歌の世界の頂に立つんだ!▼~
:[アクア]|絶対にやめておいたほうがいいわ。~
その曲は特に。▼~
:[シノノメ]|な、なんでだよ!?▼~
:[アクア]|未来の白夜の第一王子がその歌をうたったと~
広まれば、王室の支持率低下は必至よ。▼~
:[シノノメ]|そ、そんなことない!~
あれは俺が命を削って作詞作曲した曲だ!▼~
勝負は貪欲、負けず嫌いー♪~
努力をやめるな、勝負バカー♪▼~
「俺は白夜王子シノノメ!~
この歌で、国を平和に導いてみせる!」▼~
るーるるるー♪~
ふんふんふーん♪▼~
:[アクア]|改めて聞いて、改めて思うわ。~
やめておいたほうがいい、と。▼~
:[シノノメ]|ど、どうしてだ!?▼~
:[アクア]|…確かにあなたは歌の腕を上げつつある。~
でも、自作の持ち歌がみんな絶望的なの。▼~
間に台詞が入るのはまだいいわ。~
でも間奏の口笛の不安定さったらもう…▼~
傷つけたくないから黙っていたけど、~
実はそれが客観的な真実なのよ。▼~
:[シノノメ]|くっ…▼~
そ…そうだったのか…~
歌の道は…険しいな…▼~
じゃ、じゃあわかった、大会は取りやめる!~
でも勝負はしようぜ!二人きりで!▼~
審査員は…そうだな。~
口が硬そうな人を何人か呼んでくる!▼~
これなら問題ないだろ?▼~
これは大会の取りやめの交換条件であると同時に、~
母さんへの挑戦状だ!いいな?▼~
:[アクア]|…いいわよ、それなら。~
力の差を思い知らせてあげる。▼~
:[シノノメ]|くっ…望むところだ。~
あーーーーー!燃えてきた燃えてきたーっ!▼~
勝負のためにも、さっさと賊を倒さないとな!▼~
勝負は貪欲、負けず嫌いー♪~
努力をやめるな、勝負バカー♪▼~
「俺は白夜王子シノノメ!~
この歌で、国を平和に導いて…」▼~
:[アクア]|真面目に戦いなさい。▼~
:[シノノメ]|はい。▼~
**キサラギ [#okjojska]
:[キサラギ]|ねえねえ、母上。~
ちょっと質問があるんだ。▼~
母上は、どうして歌が好きなの?▼~
:[アクア]|おもしろいことを聞くわね。~
どうしたの?▼~
:[キサラギ]|どうもこうもないの。~
答えて。▼~
:[アクア]|うーん…~
いろいろと理由はあるけど…▼~
でも、一番の理由は~
歌っていると楽しいからね。▼~
:[キサラギ]|やっぱり!~
僕も歌ってるとすごく楽しい!▼~
:[アクア]|えっ?~
あなたも歌が好きなの?▼~
:[キサラギ]|そうだよ。~
ときどき森に行って歌ってるんだ。▼~
:[アクア]|それは初耳ね。~
びっくりだわ。▼~
:[キサラギ]|僕が歌ってるとね、~
動物たちが集まったりするよ。▼~
:[アクア]|…歌っていると動物が集まる?▼~
:[キサラギ]|うん! だから狩りの時は便利なんだよ。~
歌っておびき寄せて弓でバシーッとね!▼~
:[アクア]|まさか、そんな使い方をしてるなんて…~
豪快というかなんというか。▼~
でもその力は少し、うらやましいわ。▼~
:[キサラギ]|え、なんで?▼~
:[アクア]|だって、私が歌っても~
動物が集まるなんてことはないもの。▼~
:[キサラギ]|あれれ、そうなの?▼~
おかしいなぁ。~
母上が歌っても集まると思うんだけどなー。▼~
:[アクア]|…………▼~
本当にそう思う?▼~
:[キサラギ]|うん。~
だって僕の母上なんだもん。▼~
:[アクア]|ねぇ、キサラギ。~
賊を倒したら一緒に森に行きましょう。▼~
私も試してみるわ。~
歌で動物が集まるかどうか。▼~
:[キサラギ]|母上なら絶対できるよ!▼~
:[アクア]|ええ。~
私はキサラギの母親ですものね。▼~
でも、私がおびき寄せた動物たちを~
片っ端からバシーッと狩るのはだめよ?▼~
:[キサラギ]|はーい。▼~
**グレイ [#fawfisojuw]
:[アクア]|グレイ。~
賊を倒したら歌の練習をしない?▼~
:[グレイ]|いや、いい。~
また今度にしようぜ。▼~
:[アクア]|また今度って…~
あなた最近、そのセリフばっかりじゃない。▼~
:[グレイ]|………▼~
ずっと言い出しにくかったが、~
はっきり言うと、もういいかなと思ってる。▼~
:[アクア]|もういい?▼~
歌に興味があるから~
教えてほしいって言ったのはあなたよ?▼~
:[グレイ]|ああ。まあ、そうだけど…▼~
:[アクア]|あなたが「愛の歌」を唄いたいっていうから、~
楽譜も用意したのに…▼~
:[グレイ]|いや、母さん。▼~
それは違うぜ?▼~
俺は「甘い歌」を唄いたいって言っただけだ。▼~
:[アクア]|ええ。だから「愛の歌」でしょう?▼~
:[グレイ]|「甘い歌」だよ。▼~
:[アクア]|えっ?▼~
:[グレイ]|あーもう、違うんだよ!▼~
俺は、飴とかまんじゅうとか、甘いものが~
たくさん出てくる歌をうたいたかったんだ。▼~
でも母さんが出してくる課題曲は、~
みんな愛がどうのこうの言うものばかりで…▼~
俺、ちっとも楽しくなかったんだ。▼~
:[アクア]|…あ、ああ!~
甘い歌って、そういう意味だったの!?▼~
:[グレイ]|そうだよ。俺が言う「甘い」に、~
それ以外の意味があると思うか?▼~
まあ、言い出せなかった俺も悪いけどさ。▼~
:[アクア]|まさかそういうことだったなんて…~
ずっと、恋人同士の甘い雰囲気の歌だとばかり…▼~
じゃあどうかしら? 賊を倒したら、~
お祭りにある甘いものをモチーフにして、~
二人で作詞作曲するの。▼~
:[グレイ]|お、いいね。▼~
:[アクア]|じゃ、祭りが再開するまでに詞を考えておいて。~
私は曲のイメージを作っておくから。▼~
:[グレイ]|わかった。~
なんか、久々にやる気が出てきたぜ、母さん!▼~
:[アクア]|ふふ、よかったわ。▼~
:[グレイ]|さて、どんな詞にしようかな…▼~
綿あめはーふわふわふわふわ雲のようー♪▼~
**キヌ [#gtfer3e82w]
:[キヌ]|ねえ母さん、こんな状態になっちゃったけど、~
のど自慢大会は開かれるの!?▼~
:[アクア]|ええ。早く賊を追い払ってしまえば~
開催の中止はないと思うわ。▼~
:[キヌ]|よかったーーーーーーーーーー!~
安心したっ!!▼~
:[アクア]|あなたは本当に歌が好きなのね。~
母さん、うれしいわ。▼~
:[キヌ]|あ!そうだ、母さん!~
アタシ、新しい歌ひらめいたの!▼~
のど自慢大会では、こっちを歌いたいんだけど~
聞いてもらってもいいかな?▼~
:[アクア]|…き、聞くのは構わないけど…~
また変なのじゃないでしょうね…▼~
:[キヌ]|変じゃないって!とにかく聞いて!~
曲名は「お祭り!焼き鳥!!」だよ!▼~
:[アクア]|ああ…~
曲名だけで、なんとなく中身がわかる…▼~
:[キヌ]|じゃあ歌うよ!▼~
屋台で焼き鳥、食べたいなー♪~
十本、百本、食べたいなー♪▼~
タレもよしー♪~
塩もよしー♪▼~
:[アクア]|はい、そこまで。~
予想通りね、却下よ。▼~
:[キヌ]|却下!?ぶぅーーーーーっ!~
なんでなんでーっ!どうしてどうしてーっ!?▼~
:[アクア]|どうしてって…▼~
:[キヌ]|素直な気持ちそのまま歌にするのがコツって、~
母さん、言ったよね!?▼~
だったらアタシ、何も間違ったことしてないよ?~
今の気持ちを素直に歌っただけだもん!▼~
:[アクア]|それはそうなんだけど、あなたの場合は…~
その…なんて言えばいいのかしら…▼~
…歌っていうのは、~
もう少し、知的な感覚がほしいのよ…▼~
:[キヌ]|…知的な…感覚?▼~
:[アクア]|ま、この話は今度にしましょう。~
とりあえず今日は、私が作ったほうを歌って。▼~
:[キヌ]|やだっ!▼~
:[アクア]|やだって…~
キヌ…あなたにはまだ創作は早いのよ。▼~
:[キヌ]|…母さんが作ってくれた歌は~
確かに素敵だと思うよ。▼~
でもね、いろいろ小難しい言葉が多くて…~
あまり気持ちが込められないんだよ…▼~
アタシはアタシであって、母さんじゃないのっ。▼~
:[アクア]|…………▼~
ふっ、負けたわ。~
確かにその通りかも。▼~
今日は子どもの成長を願うお祭り。▼~
あなたのさらなる成長を願いながら~
その…焼き鳥の歌を聞かせてもらうわ。▼~
:[キヌ]|ってことは…▼~
:[アクア]|ええ。~
思い切り、自分らしさを出してみなさい。▼~
:[キヌ]|やったーーーーーーーーーーーーっ!!~
やったやったーーーーーーーーーーーーっ!!!▼~
よーし、そうなったら徹底的に練習しないと!~
あまり時間がないからねーーーーーっ!▼~
屋台で焼き鳥、食べたいなー♪~
十本、百本、食べたいなー♪▼~
**ヒサメ [#v0874989]
:[アクア]|ヒサメ、賊を倒したら予定通り、~
のど自慢大会が開かれるそうよ。▼~
よかったわね。~
あなたの美声の初披露よ。▼~
:[ヒサメ]|そ、それが…▼~
:[アクア]|どうしたの?~
緊張しているの?▼~
:[ヒサメ]|はい…私なんかが…~
皆さんの前で歌ってもいいのか心配に…▼~
:[アクア]|もう…~
そんなこと気にしてるの?▼~
あなたはいい声を持っているし、~
歌に対する思いは本物だわ。▼~
正々堂々と歌えばいいの。~
みんな、あなたの歌に酔いしれるはずよ。▼~
:[ヒサメ]|で、でも、歌なら母さんのほうが~
絶対にうまいですし…▼~
自信がなくなってきました…~
もし、音を外したら…▼~
:[アクア]|大丈夫よ。~
そんなときは父さんの歌を思い出して。▼~
何があっても、音を外したとしても、~
あれよりはマシよ。絶対に。▼~
:[ヒサメ]|ああ…確かに、~
父さんの歌は個性的ですものね…▼~
ありがとう、母さん。~
ちょっと落ち着いてきました。▼~
あっ、でも…▼~
:[アクア]|今度は何よ?▼~
:[ヒサメ]|あの歌でいいのかな…と心配に…▼~
:[アクア]|ええっ?~
今さら選曲の心配?▼~
:[ヒサメ]|だって、あの歌は恋愛の歌…▼~
ただでさえ緊張しているのに、~
恋愛の歌なんかうたったら、私は…▼~
:[アクア]|もう、仕方ない子ね…~
じゃあ変えるとして、どの曲にする?▼~
…あ、あれなんてどう?~
「光の王城 私の愛情」とか。▼~
:[ヒサメ]|…あ、あれも結局は~
恋愛の歌ではありませんか…▼~
:[アクア]|まあ…でも、二番にちょっとだけ~
濃いのが入ってるだけじゃない。▼~
:[ヒサメ]|十分に問題ですよ…▼~
「白夜のすきま風」なんてどうでしょうか?~
こぶしを回すのは得意なので。▼~
:[アクア]|ダメ、渋すぎるわ。▼~
:[ヒサメ]|では「白夜の焼きいも三姉妹」とか…▼~
:[アクア]|あんな子ども向けの歌をうたうっていうの?▼~
:[ヒサメ]|はい、あれなら…▼~
:[アクア]|はぁ…~
でもまあいいわ。▼~
曲が何にせよ、みんなの前で~
美声を披露することに変わりはないものね。▼~
わかったわ。~
じゃ、焼いも三姉妹で。▼~
賊を倒したら、焼いもの屋台の前で~
待ち合わせしましょう。▼~
大会前に焼いもを食べて、げんかつぎよ。▼~
:[ヒサメ]|いい考えですね。~
たくさん食べて、この緊張を吹き飛ばします。▼~
**ミタマ [#ka60aadb]
:[ミタマ]|お母様 今日も御顔が 暗いです…▼~
:[アクア]|人の顔を見るなり、何なの…▼~
:[ミタマ]|お母様。今日はお祭りですわよ。~
もう少し楽しそうにしては如何です?▼~
わたくし、お母様には~
いつも笑顔でいていただきたいのです。▼~
:[アクア]|でも…▼~
:[ミタマ]|お母様はいつも悩ましげ。~
暗い雰囲気がプンプン出てらっしゃいますわ。▼~
:[アクア]|そ、そうかしら…▼~
:[ミタマ]|はい。今日は子どもが主役の日ですから、~
はっきり言わせていただきますけれど…▼~
わたくしは明るい家庭を望んでいますの。▼~
だから今日ぐらいは辛気臭い顔は~
しないでくださいまし。▼~
:[アクア]|…………▼~
…なるほどね。~
そういうことだったの。▼~
それで私にしつこく~
顔が暗いという句を詠み続けていたのね…▼~
あなたの本音を聞けてよかったわ。~
直せるよう、善処しましょう。▼~
:[ミタマ]|ありがとうございます。▼~
:[アクア]|その代わり…~
私もはっきり言わせてもらう。▼~
:[ミタマ]|え?▼~
:[アクア]|…あなた、寝すぎよ。▼~
:[ミタマ]|うっ…▼~
:[アクア]|目を放したらいつも寝ているじゃない…~
出撃前でもお構いなく。▼~
起こしに行く私の身にもなって頂戴。~
その上寝癖もひどいし。▼~
:[ミタマ]|…そ、それは仕方ありませんわ。~
よく寝る性質は生まれ持ったものですから…▼~
:[アクア]|だったら私だって同じ。~
この表情は生まれ持ったものなの。▼~
:[ミタマ]|…………▼~
わかりましたわ。~
わたくしも善処いたしましょう。▼~
ではお母様、~
わたくしに子守唄を教えてくださいまし。▼~
:[アクア]|子守唄? どうして?▼~
:[ミタマ]|蛇は己の毒で死にません…▼~
つまり、子守唄を歌っていれば~
自分は眠くなりませんもの。▼~
それに…わたくし、好きですの。~
子守唄を歌ってくださる時の、▼~
優しいお母様の顔が。▼~
:[アクア]|ミタマ…▼~
もう…仕方ないわね。▼~
それじゃああなたが子どもの時に~
歌っていたものを教えるわ。▼~
天よ泉よ草原よ…♪~
今宵眠る子を守りたまえ…♪▼~
:[ミタマ]|…………▼~
ぐー…▼~
:[アクア]|…ミタマ。~
起きなさい。▼~
**マトイ [#wkqaokijfua]
:[マトイ]|母さん聞いて。~
あたし、のど自慢大会に申し込んできたの。▼~
:[アクア]|な、なによそれ。~
そんなものがあるの?▼~
:[マトイ]|ええ。さっき賊が来る前に見つけたの。~
何だか楽しそうだと思って。▼~
あたしは歌姫である母さんの娘よ。~
その血を完璧に生かすためと思って…▼~
夜な夜な、母さんの歌を練習していたの。~
ユーラリユールレリー、って。▼~
今日はその成果を見せたいのよ。▼~
:[アクア]|そうだったの…~
マトイったらいつの間に…▼~
:[マトイ]|うふふ。~
あたしきっと復帰してみせるわ。▼~
それでね、喉自慢大会に出るとき…~
そのペンダントを貸して欲しいの!▼~
//“のど”の表記揺れは原文通り~
:[アクア]|えっ!?▼~
:[マトイ]|歌は観客の目を引くことも大切じゃない?~
だから、それがあれば演出も完璧かなって…▼~
:[アクア]|…だ、だめよ!!~
絶対にだめ!!▼~
:[マトイ]|!!~
母さん…▼~
ご、ごめんなさい。~
無理なお願いをしたわね…▼~
そうよね、あたしの歌なんてまだまだで…~
ペンダントを借りる資格なんてないわ。▼~
:[アクア]|あ…違うの、マトイ。~
私はあなたが心配で。▼~
:[マトイ]|心配?▼~
:[アクア]|ええ、私の歌に不思議な力があるのは~
あなたも知っているわよね?▼~
それは、このペンダントを媒介にしているの。~
だから…これを着けて歌うことは危険だわ。▼~
もしマトイが私の歌を完璧に歌えるなら、~
力を使えてしまうかもしれないから。▼~
そんな危険なこと、させられないわ。▼~
:[マトイ]|そ、そうだったの…~
ごめんなさい、母さん。▼~
でも今…危険って言ったわね。~
母さんは力を使うとき危険じゃないの?▼~
もしいつも負担がかかっているのなら、~
戦いのとき、あたしが代わりに…!▼~
:[アクア]|いいえ、マトイ。~
私は大丈夫。▼~
危険って確かに言ったけど、~
私が心配してるのは観客たちの方よ。▼~
:[マトイ]|へっ?▼~
:[アクア]|初心者のあなたが力を使ってごらんなさい。~
のど自慢大会の会場が大変なことになるわ。▼~
どんな効果が発動するかわからないのに…~
あなた、責任取れる? それで完璧といえる?▼~
:[マトイ]|うっ…!▼~
な、なるほど…!~
わかったわ。やっぱりあきらめる。▼~
:[アクア]|…賢明な判断ね。▼~
でも、必ず見に行くわ。~
あなたの歌、楽しみにしているから。▼~
:[マトイ]|ええ、母さん。ありがとう!~
それじゃ、また後でね!▼~
:[アクア]|ごめんなさい、マトイ…~
私は嘘をついたわ。▼~
私の子であるあなたならきっと、~
歌の本当の力を引き出せてしまう…▼~
あなたにそんなことはさせられない。~
あなたに呪いは受けさせない。▼~
これは、私の役目だから…▼~
…マトイ、あなたは私が守ってみせるわ。~
最後まで。▼~
**シャラ [#kokaouhuai]
:[アクア]|シャラ。~
あなた、どこか行きたいところとかない?▼~
:[シャラ]|行きたいところ…▼~
…ああ、あるわ…~
カムイの元に行きたい…▼~
:[アクア]|えっ?▼~
:[シャラ]|カムイの胸に~
飛び込みたいわ…▼~
:[アクア]|…そ、そういうことじゃなくて…~
私が言っているのは、旅の話なのよ。▼~
:[シャラ]|…旅?▼~
:[アクア]|そう。機会がなくて言い出せなかったけど、~
実は、ツクヨミと旅の計画をしているの。▼~
世の中が平和になったら~
世界中を旅したいねって。▼~
:[シャラ]|へえ、それは知らなかったわ…▼~
:[アクア]|その話をし始めたのは~
まだあなたが生まれる前だった。▼~
だからそのころは二人で行くっていう~
話だったんだけど…▼~
でもあなたが生まれてからは、子どもを置いて~
行くのもね…っていう話になって。▼~
まあ、要は新婚旅行の計画が、~
家族旅行の計画になったってことね。▼~
だから、あなたも行きたい場所があれば~
要望を聞きたいと思ったのよ。▼~
:[シャラ]|そうね…~
行きたいところ…▼~
…………▼~
冥界とか?▼~
:[アクア]|死ぬ気なの?▼~
:[シャラ]|いいえ…~
ただ、そこなら静かそうだと思って…▼~
:[アクア]|そ、そう…▼~
わかったわ。~
じゃあ静かな場所に行きましょう。▼~
あなたは私に似て…~
騒がしいのは苦手だものね。▼~
:[シャラ]|ええ…それに静かな場所なら…~
母さんの歌がよく聞こえるじゃない…▼~
私も…母さんほど上手くはないけれど…~
一緒に歌ってみたい…▼~
:[アクア]|シャラ…▼~
ええ。いつか家族で旅ができたら、~
静かな場所で一緒に歌いましょう。▼~
静かな場所で雄大な景色を見ながら…~
きっと最高の思い出になるわ。▼~
楽しみね、シャラ。▼~
:[シャラ]|ええ…~
楽しみだわ…▼~
私、それまでに歌の練習をしておく…▼~
コーラスは呪術で呼び出した~
ノスフェラトゥたちにまかせて頂戴…▼~
:[アクア]|…ツクヨミに頼みましょう。▼~
**ジークベルト [#agauopjis]
:[ジークベルト]|母上、的当ての景品に~
可愛らしい人形たちが並んでいるよ。▼~
:[アクア]|あら、本当ね。~
どれも可愛らしいわ。▼~
:[ジークベルト]|ちょうど弓の練習をしたかったんだ。~
お祭りが再開したら、やってみようかな。▼~
母さんの喜びそうなものを狙うから…~
取れたらもらってくれるかい?▼~
:[アクア]|ふふふ。~
もちろんよ、ありがとう。▼~
:[ジークベルト]|礼を言うのは私の方だよ。~
私には、愛らしい人形たちは似合わない。▼~
母さんがもらってくれるのなら~
とても嬉しいよ。▼~
:[アクア]|あなたのその優しさ…~
お父さんにそっくりね。▼~
:[ジークベルト]|…父上に?▼~
:[アクア]|あの人は何度も私を軍議に誘ってくれたの。~
少しでも周囲の人たちと馴染めるように、ね。▼~
:[ジークベルト]|そうだったのか。▼~
:[アクア]|でもね、~
決して私のために、とは言わなかったわ。▼~
あくまで自分のため、軍議のために、~
私の意見が欲しいんだ、って…▼~
ふふふ。~
私は意見なんてほとんど言えなかったのに。▼~
:[ジークベルト]|父上らしいね…▼~
:[アクア]|そんな優しさを~
あなたもしっかりと引き継いでいるわ。▼~
:[ジークベルト]|そ、そんな…~
私なんかまだまだ父上には遠く及ばないよ…▼~
:[アクア]|いいえ。~
そんなことはないわ。▼~
ジークベルト、~
あなたはとても立派に成長してくれた。▼~
私はそのことが本当に嬉しいわ。~
これからもずっと見守っていくからね。▼~
:[ジークベルト]|…ありがとう、母上。▼~
**フォレオ [#p9e398f7]
:[フォレオ]|お母様。~
お願いがあるんです。▼~
このお祭りが終わったあと…~
僕にも歌を教えてくれないでしょうか?▼~
:[アクア]|もちろんよ。~
私でよければいくらでも教えてあげるわ。▼~
ふふふ。~
でも、急にどうして?▼~
:[フォレオ]|辛かったときや、寂しかったとき、~
お母様の歌を聞くととても癒されました。▼~
だから…~
僕もそんな風になりたいな、って。▼~
秘境を出てから知ったんです…世の中には~
薬や魔法では癒せない苦しみもあると。▼~
そんな苦しみをそばで誰かが味わっていたら、~
僕の歌で癒してあげたいんです。▼~
:[アクア]|そう…フォレオはとても~
優しい子に育ってくれたわね。▼~
私はそれが嬉しいわ。▼~
:[フォレオ]|そ、そうでしょうか…▼~
でも、まだあるんですよ。~
僕が歌を教わりたい理由。▼~
:[アクア]|何かしら?▼~
:[フォレオ]|歌は人と人を繋ぐことができる。▼~
お父様とお母様が話すようになったのも、~
確か歌がきっかけだったんですよね?▼~
:[アクア]|そ、そうだけど…~
なぜそれを知っているの?▼~
:[フォレオ]|うふふっ。~
お父様から聞いたんですよ。▼~
:[アクア]|もう、レオンったら…~
なんだか恥ずかしいわ。▼~
:[フォレオ]|恥ずかしくなんかないです。▼~
とっても素敵なお話でしたよ。~
お父様とお母様の馴れ初め。▼~
:[アクア]|あ、ありがとう…▼~
と、とにかく、~
フォレオが歌を教わりたい理由はわかったわ。▼~
だから、いっぱい教えてあげるわね。▼~
私たちはもう、~
望むだけ一緒にいられるのだから。▼~
:[フォレオ]|はい。~
お母様。▼~
**イグニス [#gjuafuioahewi]
:[イグニス]|母さん、下がってろ…~
賊は俺が何とかする…▼~
:[アクア]|そんなわけにはいかないわ。~
私にもできることがあるんだもの。▼~
:[イグニス]|…わかった。~
だが、充分、気をつけてくれ…▼~
:[アクア]|ふふふ。~
わかったわ、イグニス。▼~
あ、そうだった。~
イグニスにこれを渡そうと思っていたの。▼~
:[イグニス]|これは…お守りか?▼~
:[アクア]|そう。~
私の手作りのお守り。▼~
:[イグニス]|母さんが作ってくれたのか…~
でも、どうしてこれを俺に?▼~
:[アクア]|もちろん、あなたの安全を願ってよ。▼~
:[イグニス]|そうか…~
ありがとう、母さん…▼~
:[アクア]|あとは…~
ブノワが羨ましかったからかしら。▼~
:[イグニス]|どういうことだ?▼~
:[アクア]|だって、イグニス…~
ずっと大事に持っているでしょう?▼~
子どもの頃、~
お父さんに作ってもらったお守りを…▼~
:[イグニス]|ああ…~
確かにずっと持っているな…▼~
:[アクア]|なんだかそのことが妬けてしまって。~
ブノワだけずるいなって。▼~
:[イグニス]|ふっ…~
そんなことを思っていたのか…▼~
:[アクア]|ふふふ。~
だから、私もお守りを作ってみたの。▼~
見て、こうして首から下げたら、~
母さんとおそろいよ。~
:[イグニス]|ああ。大事にするよ…~
ずっとな…▼~
:[アクア]|ありがとう、イグニス…▼~
**ベロア [#mkvudshuoa]
:[ベロア]|…………▼~
:[アクア]|どうしたの、ベロア?~
私の顔をじっと見て…▼~
:[ベロア]|ママ、綺麗ですね。~
割れたビー玉みたいに綺麗です。▼~
:[アクア]|そ、そう?~
ありがとう、ベロア。▼~
:[ベロア]|わたしもママみたいに~
綺麗な人になりたいです。▼~
:[アクア]|ベロアは今でも充分、綺麗よ。~
美人さんだと思うわ。▼~
:[ベロア]|…本当ですか?~
わたし、どれくらい綺麗ですか?▼~
何かにたとえて教えてください。▼~
:[アクア]|た、たとえて?▼~
そうね…~
湖畔に咲く一輪の花のよう、とか?▼~
:[ベロア]|…………▼~
:[アクア]|あ、あれ?~
ちょっと違ったかしら…▼~
じゃあ、朝露に濡れる新芽のよう、とか?▼~
:[ベロア]|…………▼~
:[アクア]|キラキラと輝く宝石みたいに!▼~
:[ベロア]|…………▼~
:[アクア]|あっ…~
わかったわ。▼~
く、砕けた刃の…~
錆びた切っ先のように…綺麗よ?▼~
:[ベロア]|…嬉しいです。▼~
わたしのことを~
そんなに綺麗と言ってくれるなんて。▼~
:[アクア]|ふふふ。~
ベロアの美的感覚はちょっと不思議ね。▼~
:[ベロア]|…ダメでしょうか?▼~
:[アクア]|いいえ。~
それもあなたの個性ですもの。▼~
私はあなたの~
ありのままが大好きよ。▼~
:[ベロア]|ママ…~
わたしもママが大好きです。▼~
:[ベロア]|ありがとう、ベロア。▼(※本来ならアクアの台詞と思...
**ルッツ [#mnoidsjau]
:[ルッツ]|お祭りを台無しにする悪党め!~
僕が成敗してやるぞ!▼~
:[アクア]|勇ましいわね、ルッツ。~
でも、あまり無茶はしないでね。▼~
:[ルッツ]|でもでも…~
早く退治しないとダメなんだ!▼~
:[アクア]|どうしてかしら?▼~
:[ルッツ]|だって、お母さんと一緒に遊ぶ時間が~
どんどん減っていっちゃうんだもん!▼~
:[アクア]|ルッツ…▼~
今まではあまり、~
一緒に遊んだりはできなかったものね…▼~
ごめんなさい…▼~
:[ルッツ]|ううん!~
僕は平気だよ!▼~
だから、お母さん~
そんな悲しい顔はしないで!▼~
:[アクア]|ありがとう…ルッツ。▼~
でも、これからはできる限り~
あなたと一緒に過ごす時間を増やすわ。▼~
もう寂しい思いはさせない。~
絶対に。▼~
:[ルッツ]|…じゃあ、歌もいっぱい歌ってくれる?▼~
僕、お母さんの歌、大好きなんだ!▼~
:[アクア]|ええ。もちろんよ。~
いっぱいいっぱい、歌ってあげるわ。▼~
:[ルッツ]|わーい!~
ミシェルも喜ぶよ!▼~
僕も歌はそこそこだと思うんだけど、~
やっぱり母さんやシグレには敵わないからね。▼~
:[アクア]|そんなことはないわ。~
あなたの歌声、とても素敵よ。▼~
ルッツが歌えばきっと、~
どんな悪党だって黙ってしまうわ。▼~
:[ルッツ]|ほんと!?~
わあ…そうだったらいいな。▼~
僕、お母さんの子どもで~
本当にラッキーだよ!▼~
:[アクア]|私も、あなたの母親になれたことは~
人生最大の幸運だわ、ルッツ。▼~
**オフェリア [#vjfjjfais5]
:[オフェリア]|出てきなさい…~
私の異端なる道化師たち…▼~
宵闇の深淵から顔を覗かせてっ!▼~
いいわ…きたきた…~
乙女心が躍動する…っ!▼~
行くわよ、必殺!~
フォーカンサー・キーカンドリュー!!▼~
…………▼~
うん、悪くない新作ね。~
これがあれば賊なんか一発で…▼~
:[アクア]|…………▼~
:[オフェリア]|あっ、母さん!~
そんなところで、黙って見ていたの?▼~
:[アクア]|ええ。~
なんか心がすごく和んだわ。▼~
:[オフェリア]|心が和む?こんな私を見て?~
母さん…さすがにそれはおかしいわ。▼~
:[アクア]|そう?~
別におかしくはないと思うけど。▼~
:[オフェリア]|…………▼~
まあ、確かにそうかも。~
私も母さんの姿を見て、心が和んでいるから。▼~
:[アクア]|えっ?~
私の何を見て心が和むの?▼~
:[オフェリア]|母さんが1人で歌っているところよ。▼~
:[アクア]|やだ。~
覗き見?▼~
:[オフェリア]|母さんに言われたくないけど…▼~
それよりも聞いて。▼~
ユラリ~ユルレリ~♪▼~
:[アクア]|あら、悪くないわね。▼~
:[オフェリア]|本当?~
母さんの歌を聞いてるうちに覚えたの。▼~
選ばれし~乙女の道~すべてが~♪~
キラキラも笑顔も~星もお花も~きっと~♪▼~
:[アクア]|ふふ。~
才能あるわ。もっと聞かせて。▼~
:[オフェリア]|本当に?本当に本当にそう思う!?▼~
:[アクア]|ええ、本当に本当よ。~
ずっと聞いていたいわ。▼~
:[オフェリア]|よーし、こうなったら~
さっさと賊を退治しないとね!▼~
:[アクア]|そうね。~
今日は楽しい1日になりそう。▼~
**ソレイユ [#gfq3qfiwaj]
:[ソレイユ]|ララー♪ ララララー♪▼~
:[アクア]|あら、ソレイユ。~
歌の練習かしら?▼~
:[ソレイユ]|!?~
か、母さん!?▼~
ちょちょちょちょ、ちょっとーっ!!▼~
見てたの!?~
聞いてたの!?▼~
:[アクア]|…え、ええ。しっかりと。▼~
:[ソレイユ]|も、ももももうーっ!~
やめてよー!!▼~
恥ずかしくて~
顔からファイアが出ちゃうよ!!▼~
:[アクア]|大丈夫よ、安心して。~
顔からファイアが出ることは絶対にないから。▼~
:[ソレイユ]|そういう問題じゃなくてーっ!!▼~
:[アクア]|ここまで恥ずかしがるあなたも~
意外だけれど…▼~
あなたが歌の練習をする子だったというのも、~
とても意外だわ。▼~
って、今の…歌よね?▼~
:[ソレイユ]|…………▼~
うん。~
もちろん当然、あれは歌だよ!▼~
…そんなに音痴だった?▼~
:[アクア]|い、いいえ。~
個性的な歌声だったと思うわ。▼~
:[ソレイユ]|あの…~
母さんにだから言うね。▼~
あたし、うまくなりたいの。~
母さんみたいに歌がうまくなりたいの!▼~
:[アクア]|ソレイユ…?▼~
:[ソレイユ]|あたし、父さんと母さんの子でしょ?~
ほんとならさ…▼~
すっごい美声で歌いながら、~
素晴らしい踊りを踊れてもいいと思うの。▼~
でもあたし…~
どっちもうまくできない。▼~
二人の子なのに。~
そういう血が流れてるはずなのに。▼~
いろんな人に見て欲しい…歌と踊りで、~
笑顔になってほしいって思ったけど…▼~
うまくできなくって~
落ち込んでばっかりなんだ。▼~
ずっと前から母さんに相談したかった。~
でも勇気が出せなくて…▼~
:[アクア]|……………▼~
ごめんなさい…ずっと悩んでいたのね。~
気づいてあげられなくて悪かったわ。▼~
…でも、あなたは立派だわ。▼~
私もラズワルドも得難かった、~
表現者に必要なもの…▼~
「自分を見て欲しい」と思う気持ちを、~
あなたは既に持っているのだもの。▼~
これは素晴らしいことよ。▼~
:[ソレイユ]|母さん…▼~
:[アクア]|心配しないで。~
音痴は克服できるわ。▼~
:[ソレイユ]|えっ? 本当に!?▼~
って、何気に今、~
音痴って言ったよね。▼~
:[アクア]|いい?~
あなたも言っていたけれど…▼~
ソレイユには私とラズワルドの血が~
流れているわ。▼~
だから、才能はあるはずなの。~
後はそれを花開かせるだけよ。▼~
私もラズワルドも協力するわ。~
あなたのために。▼~
:[ソレイユ]|わああ…ホントに!?▼~
二人が協力してくれるなんて、~
めちゃくちゃ期待しちゃうんだけど。▼~
:[アクア]|私を信じて、任せてちょうだい。▼~
:[ソレイユ]|ありがとう…!▼~
:[アクア]|とりあえずは歌の練習…~
声帯の使い方からね。▼~
そのためには箸と団子が必要なんだけど…▼~
:[ソレイユ]|箸と団子?▼~
:[アクア]|ええ。それを口にくわえて、~
声帯の使い方を学ぶの。▼~
:[ソレイユ]|へえーっ!~
それならどっちも屋台にあるよ!▼~
:[アクア]|それじゃ、賊を倒したら始めましょう。~
もちろん歌の次は踊りの練習ね。▼~
:[ソレイユ]|わかった! 今日は歌って踊れる、~
かっこいいあたしへの第一歩だね!▼~
これから頑張っちゃうからよろしくね!~
母さんっ!▼~
**エポニーヌ [#a286e4f6]
:[アクア]|エポニーヌ。お祭りが再開したら、~
特訓を始めるわよ。▼~
:[エポニーヌ]|へ? 特訓?~
いやよそんなモノ。▼~
お祭りの日ぐらいは~
普通に楽しませてほしいわ。▼~
:[アクア]|ダメよ。~
お祭りの日だからこそ、特訓なのよ。▼~
だってあなた…~
お祭りに集まった男の人で空想する気でしょ。▼~
:[エポニーヌ]|ぎくっ。▼~
:[アクア]|よからぬ空想でニヤニヤできないように…▼~
あなたには健全な歌を唄ってもらいます。~
これが今日の特訓よ。▼~
:[エポニーヌ]|…………▼~
:[アクア]|待って。~
逃がさないわよ。▼~
:[エポニーヌ]|ぐえっ! う、動けない…~
ナニよこれ!▼~
母さんいつの間にこんなワザを…▼~
:[アクア]|こんなこともあろうかと、~
あなたのお父さんから教わっておいたの。▼~
母さんは本気であなたのことが心配なのよ。▼~
:[エポニーヌ]|娘を拘束するような~
親のほうが心配よ…▼~
:[アクア]|…何か言った?▼~
:[エポニーヌ]|う、ううん。なんでもないわ。▼~
わかった。唄えばいいんでしょ。~
その健全な歌っていうのを。▼~
:[アクア]|よかったわ…~
わかってくれて。▼~
今日は新しい楽譜を持ってきたの。~
とりあえず、渡しておくわね。▼~
:[エポニーヌ]|えーと、なになに…▼~
…ちょっと待って。▼~
これ、音符が多すぎるわ。~
こんなの読めないわよ。▼~
:[アクア]|大丈夫よ。慣れればこのくらい、~
どうということはないわ。▼~
:[エポニーヌ]|慣れればって言われても…▼~
こんな絡み合うような音符たちに、~
どうやって慣れれば…▼~
…………▼~
ハッ!!~
楽譜が別モノに見えてきたわっ!▼~
…複雑に絡み合う音符たち…▼~
彼らはときに艶めかしく…~
ときに大胆に…▼~
…そして、渦巻く愛情と嫉妬…▼~
はあ、はあ…イイわ…~
とってもイイ…!▼~
:[アクア]|何をブツブツと言っているの?~
違う楽譜に変えたほうがいいかしら?▼~
:[エポニーヌ]|う、ううん!~
これでいいわ!▼~
ていうか、これがいいっ!!▼~
:[アクア]|そう、よかったわ。▼~
何が起きたのか知らないけど…~
やる気が出たのはいいことね。▼~
:[エポニーヌ]|ええ、とってもヤる気がでたわ!~
母さん、あたし、がんばれそう!▼~
お祭りが再開したら、よろしくお願いします!~
とりあえず戦いながら発声練習からね!▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#oefb3eb1]
- エポォ…… -- &new{2020-07-02 (木) 18:28:34};
#comment
終了行:
*アクアの親子会話 [#v24eeaa9]
#contents
**カンナ(女) [#gtrsgeh785]
:[アクア]|カンナ。~
今日は子どもの成長を願うお祭りよね。▼~
カンナは私に何を願ってもらいたい?▼~
:[カンナ]|うーん…~
急にそう言われても…▼~
:[アクア]|どういう大人になりたいとか、ないの?▼~
:[カンナ]|あ、それならあるよ!▼~
うんとね、あたしは、~
お母さんみたいな大人になりたいな!▼~
:[アクア]|えっ?~
私みたいな大人?▼~
:[カンナ]|うん!▼~
:[アクア]|…いや、私みたいな大人には~
ならないでほしいわ。▼~
:[カンナ]|えーっ? どうしてー?▼~
:[アクア]|どうしてって…▼~
私は無口だし、人に拒まれることを恐れるあまり、~
感情を表に出すことも苦手でしょう。▼~
一方、あなたは明るくて素直で、健気で…~
私にはないものをたくさん持ってる。▼~
あなたには私に似ることなく、~
今のまま大人になってほしいと思うわ。▼~
:[カンナ]|そうかなぁ…~
あたしはお母さんをそんな風には思わないけど…▼~
:[アクア]|…えっ?~
あなたは私をどう見てるの?▼~
:[カンナ]|お母さんは凛としていて、自分を持っていて、~
すごくかっこいい女の人だと思ってるよ!▼~
:[アクア]|…もう、そんなに褒めても~
何も出ないわよ。▼~
:[カンナ]|ほんとのことだよ?~
お父さんもそう言ってたし!▼~
:[アクア]|カムイが?▼~
:[カンナ]|うん!~
もし人として、女性として道に迷うことが~
あったら、お母さんを見習いなさいって。▼~
お母さんほど強くてたくましい女性を~
見たことがないって!▼~
お父さん、そう言ってた!▼~
:[アクア]|…………▼~
まったく…~
あなたたちには困ったものだわ。▼~
私のことを買いかぶりすぎよ。▼~
:[カンナ]|でもほんとなんだもーん!▼~
:[アクア]|うふふ。~
もう、わかったわ。▼~
何を言っても聞いてもらえそうにないし、~
今日は素直にその気持ちを受け取っておく。▼~
:[カンナ]|じゃあ、あたしがお母さんみたいに~
なれるようにお願いしてくれる?▼~
:[アクア]|ええ、あなたのよさを失わない程度に~
私に似ますようにってね。▼~
:[カンナ]|わーい!▼~
あ。そうだ、お母さん。~
最近、お歌の練習を全然できていないね。▼~
また一緒に練習したいな。▼~
:[アクア]|そうなのよね。~
新しい歌を作るのに手間取ってたの。▼~
:[カンナ]|新しいお歌?▼~
:[アクア]|ええ。▼~
…私ね、カムイが~
初めて竜になったときのことが忘れられなくて…▼~
それを歌にしていたの。▼~
:[カンナ]|お父さんが初めて竜になったとき?▼~
:[アクア]|そう。昔、ミコト様…~
つまり、あなたのおばあちゃんが亡くなって…▼~
その怒りでカムイが竜になったの。▼~
私は、暴れるカムイを~
歌の力で鎮めようとしたわ。▼~
最終的に、このペンダントの力で~
なんとかできたけど…▼~
優しいカムイの中に、~
こんなに荒々しい神祖竜の血が入っている…▼~
その衝撃は、ものすごいものがあった。▼~
そのときのことを…~
歌にしてみようと思ったのよ。▼~
:[カンナ]|わぁー、すっごく興味ある!~
歌ってみたーい!▼~
:[アクア]|カムイと同じように~
竜になれるカンナなら…▼~
何か、感じてもらえるかもしれないわね。▼~
:[カンナ]|そうだね。~
楽しみにしてる!▼~
:[アクア]|さてと。~
そろそろ戦闘に戻りましょう。▼~
さっさと賊を片付けて、~
お祭りを楽しまないと。▼~
:[カンナ]|うん。~
あたしの成長を願うこと、忘れないでよね?▼~
:[アクア]|もちろんよ。~
心を込めて願っておくわ。▼~
**シグレ [#fauhuhoiu85]
:[アクア]|…シグレ。~
この間、あなたが書いた歌詞だけど…▼~
:[シグレ]|ああ、読んでもらえましたか?▼~
:[アクア]|ええ、でも…~
少し…ピンとこなかったかも。▼~
:[シグレ]|えっ!?▼~
うぅ…ショックです…~
自信があっただけに…▼~
ちなみに、参考までに…~
どの辺りがだめでしたか?▼~
:[アクア]|そうね…~
歌詞の主役の女性の描写かしら。▼~
だって、あんな英雄的な女性、この世にいる?~
非現実的すぎるわよ。▼~
:[シグレ]|ああ、そういうことですか。▼~
でしたら母さん…俺は間違っていません。~
だって、彼女は存在しますから。▼~
俺は、その彼女の~
ありのままの姿を書いたのです。▼~
:[アクア]|そうなの? そんな人がいるなら…~
私、見てみたいわ。▼~
:[シグレ]|はい、いいですよ。~
じゃあ今度、鏡を持ってきますね。▼~
:[アクア]|鏡?▼~
:[シグレ]|あの英雄的な女性は、母さんです。~
俺は母さんのことを書いたんです。▼~
:[アクア]|わ、私の話だったの!?~
全然心当たりがないけど…▼~
:[シグレ]|以前、俺のいた秘境が~
敵に襲われたときのことですよ。▼~
母さんは俺を助けにきて、~
こう言ってくれましたよね。▼~
「この子に手を出すことは許さない」~
「狙うなら私を狙いなさい」って。▼~
俺はあの母さんが大好きで、~
そのかっこいい姿を歌詞にしたんです。▼~
:[アクア]|どういうこと?~
私、そんなこと言っていた!?▼~
:[シグレ]|はい、言いましたよ。~
俺はしっかり記憶しています。▼~
:[アクア]|そんな…~
私、あのときは必死で…▼~
それでつい、そんなことを~
口走ってしまったのかしら。▼~
:[シグレ]|というわけで、あの人物は~
ちゃんと実在するんです。▼~
:[アクア]|…………▼~
…ごめんなさい…▼~
そうとは知らず、ピンとこないとか~
偉そうなことを言ってしまって…▼~
恥ずかしくて…~
穴があったら入りたい気分よ…▼~
:[シグレ]|いいえ、いいんですよ。~
俺の歌詞の未熟さがいけないんです。▼~
俺、もう一度、書いてみます。~
そしたらまた見てください。▼~
:[アクア]|ええ、もちろんよ。~
…でもシグレ。▼~
この歌って、完成したら~
みんなの前で発表するつもりなの?▼~
:[シグレ]|それは…~
当然、そのつもりですけど。▼~
:[アクア]|だったら…私のことだってバレないように…~
ボカした感じにしてもらえない?▼~
なんか…恥ずかしくって…▼~
:[シグレ]|あはは、わかりましたよ。▼~
でもまあ、わかる人には~
わかってしまうと思いますけどね。▼~
俺はその方がいいですけど。▼~
だって…~
母さんは、俺の自慢ですから。▼~
:[アクア]|まったく…この子ったら…▼~
:[シグレ]|…………▼~
…母さん。ずっと俺の傍にいてくださいね。~
もうどこにも行かないでください…▼~
:[アクア]|なあに?~
声が小さくて、聞こえなかったわ。▼~
:[シグレ]|なんでもありません!▼~
さあ、では早く賊を倒しましょう。▼~
あの歌のようにかっこいい母さんの勇姿、~
余すところなく見せつけてください!▼~
:[アクア]|わ、わかったわ…!▼~
**ディーア [#gguauhss5]
:[ディーア]|…………♪▼~
:[アクア]|あら?~
ディーア、その歌は…▼~
:[ディーア]|ん?▼~
ああ…母さんがよく歌ってるから、~
いつの間にか覚えたんだよ…▼~
:[アクア]|ふふ。~
やっぱり親子ね。▼~
:[ディーア]|何がおかしいんだ?▼~
:[アクア]|私もお母様が歌っているのを聞いて~
いつの間にか自然と覚えたの。▼~
:[ディーア]|そうだったのか…▼~
これ、なんていう題名の歌なんだ?▼~
:[アクア]|お日様ポカポカの歌よ。▼~
:[ディーア]|…ははは。~
なんかのんきな題名だな。▼~
:[アクア]|そうでしょ?~
私が名づけたの。▼~
:[ディーア]|えー、なんだよそれ。▼~
:[アクア]|だって、本当の題名は~
お母様から教わらなかったから。▼~
でも、お母様が歌っていたのはいつも、~
今日みたいな晴れた日だったの。▼~
聞いてるとこっちの心もポカポカしてきて…~
私、大好きだったわ。この歌…▼~
:[ディーア]|母さん、この歌を口ずさんでるとき~
すげえ幸せそうな顔してるもんな…▼~
:[アクア]|ええ。~
そうだと思うわ。▼~
:[ディーア]|お日様ポカポカの歌か…~
いい題名だと思うよ…▼~
:[アクア]|ありがとう。▼~
私が好きだった歌を~
ディーアも好きになってくれて嬉しいわ。▼~
:[ディーア]|母さん…~
もっと俺に歌を教えてくれよ…▼~
母さんが…~
母さんの母さんから教わったように…▼~
俺も母さんから~
いっぱい歌を教わりたいぜ…▼~
:[アクア]|わかったわ、ディーア。~
これから、たくさんたくさん教えてあげる。▼~
:[ディーア]|ありがとう…~
母さん…▼~
**ゾフィー [#loijuhoa85]
:[ゾフィー]|わわっ!?~
わわわわわわっ!▼~
ちょっとアヴェル!~
こんなところで暴れ出さないでよ!▼~
:[アクア]|ラララ~♪▼~
:[ゾフィー]|母さんの歌を聞いたら~
アヴェルが落ち着いた…▼~
すごい!~
さすが母さんね!▼~
:[アクア]|ふふふ。~
アヴェルは相変わらずやんちゃさんね。▼~
:[ゾフィー]|はぁ…▼~
あたしにも~
母さんみたいな歌唱力があったらなぁ…▼~
アヴェルを落ち着かせるのも~
もっともっと簡単なのに…▼~
:[アクア]|ゾフィーにもできるんじゃない?▼~
:[ゾフィー]|え?~
本当に!?▼~
:[アクア]|歌で一番大事なのは心なの。~
心を込めて歌えば、必ず思いは通じるわ。▼~
:[ゾフィー]|…そっか!~
そうだよね!▼~
じゃあ、あたし早速やってみる!~
実はアヴェルと通じ合ってみせるわ!▼~
ららららら~!▼~
:[アクア]|…………▼~
:[ゾフィー]|おわああああああ!!!!?▼~
母さん!!!~
アヴェルがまた暴れだしちゃったんだけど!!!▼~
:[アクア]|ふふふ。~
アヴェルはやんちゃさんね。▼~
:[ゾフィー]|そ、そうじゃなくて!▼~
心を込めて歌えば~
気持ちが通じ合えるんじゃなかったの!?▼~
:[アクア]|大丈夫。~
いつか必ず通じ合える日がくるわ。▼~
今日はたまたま…~
その日じゃなかったというだけよ。▼~
:[ゾフィー]|はぁ…~
本当にそんな日がきてくれるのかなあ…▼~
**ミドリコ [#fakoplkw5]
:[ミドリコ]|…………▼~
:[アクア]|ミドリコ。~
ぼーっとしていたら危ないわよ。▼~
:[ミドリコ]|あ、お母さん。~
ごめんなさい…つい、屋台にきをとられちゃって。▼~
:[アクア]|珍しいものがたくさん売っているものね。~
戦いが終わったらいくらでも見て回れるわ。▼~
そうだ、後でみんなを誘って、~
大勢でお祭りを回るのはどう?▼~
きっと楽しいわよ。▼~
:[ミドリコ]|…うーん、それはいいかな。▼~
:[アクア]|あら、どうして?▼~
:[ミドリコ]|ミドリコ、さわがしいのはにがてなの。▼~
自分からわいわいさわぐよりも、▼~
みんなが楽しくしているのを~
見ているほうがすきなのよ。▼~
:[アクア]|ミドリコ…▼~
:[ミドリコ]|だからお祭りをまわるのなら、~
家族だけでまわりたい。▼~
…だめかな?▼~
:[アクア]|うふふ、もちろんいいに決まっているわ。~
あなたは、やっぱり私達の子ね。▼~
騒ぐよりも見ているほうがいいだなんて、~
私とスズカゼと同じ事を言うんだもの。▼~
:[ミドリコ]|そうなの?~
ミドリコ、お父さんとお母さんそっくり?▼~
:[アクア]|ええ、そっくりよ。▼~
:[ミドリコ]|そっか…じゃあお母さん、~
ミドリコ、おねがいがあるの。▼~
:[アクア]|まあ、なにかしら?▼~
:[ミドリコ]|こんどね、ミドリコにも~
お母さんのおうたをおしえてほしい。▼~
:[アクア]|歌を?▼~
:[ミドリコ]|うん。▼~
ミドリコもお母さんみたいに~
じょうずにおうたをうたいたいから…▼~
もしミドリコがほんとうに~
お母さんそっくりなら、▼~
きっとお母さんみたいに歌えるはずだもん!▼~
:[アクア]|ふふふ。~
わかったわ。教えてあげる。▼~
:[ミドリコ]|ほんとうに!?~
わーい!▼~
あのね、お母さんのおうたってふしぎなの。▼~
だって、きいてるだけで~
からだがぽかぽかしてくるんだよ。▼~
それでね、それでね!~
げんきなきもちにもなれちゃうんだ。▼~
まるでお薬みたいだよね!▼~
:[アクア]|ふふふ。~
ありがとう、ミドリコ。▼~
:[ミドリコ]|ミドリコもおうたで~
だれかをげんきにできるようになるかな?▼~
:[アクア]|もちろんよ。▼~
あなたのその優しい気持ちが歌に宿り、~
誰かを癒す調べとなるのだから…▼~
:[ミドリコ]|えへへ。~
うれしいなー。▼~
:[アクア]|私も嬉しいわ。▼~
ありがとう、ミドリコ。~
元気で優しい子に育ってくれて。▼~
**シノノメ [#fakjogawwd]
:[シノノメ]|この辺でいいかな…~
いや、境内に張ったほうがいいかな。▼~
:[アクア]|シノノメ、何をやっているの?▼~
:[シノノメ]|か、母さん!?▼~
:[アクア]|何かしら、その張り紙は。~
ちょっと見せてちょうだい…▼~
…のど自慢大会!?▼~
:[シノノメ]|…見られたなら仕方ない。▼~
そうだ!~
俺はのど自慢大会を開こうと思ってる!▼~
:[アクア]|そんなのダメよ。▼~
:[シノノメ]|いいだろ、今日はお祭りなんだ。~
こういうのがあったほうが盛り上がる。▼~
:[アクア]|ダメ。歌は趣味の範囲内で~
こっそりやるって約束したでしょう。▼~
:[シノノメ]|その通りだ。~
今だって趣味の範囲のままだ!▼~
:[アクア]|ええ、確かに。でも思い切りおおっぴらに~
しようとしているじゃない。▼~
やめたほうがいいわ。~
あなたのためを思って言っているの。▼~
:[シノノメ]|…なんでだよ?~
俺は歌が好きなんだ…▼~
最近はうまくなってきたし、~
みんなに俺の歌を聞いてもらいたいんだ!▼~
今日は熱唱してやるぞ。~
俺の十八番、「白夜、勝負一直線」をな!▼~
この曲で、師匠である母さんに勝って、~
歌の世界の頂に立つんだ!▼~
:[アクア]|絶対にやめておいたほうがいいわ。~
その曲は特に。▼~
:[シノノメ]|な、なんでだよ!?▼~
:[アクア]|未来の白夜の第一王子がその歌をうたったと~
広まれば、王室の支持率低下は必至よ。▼~
:[シノノメ]|そ、そんなことない!~
あれは俺が命を削って作詞作曲した曲だ!▼~
勝負は貪欲、負けず嫌いー♪~
努力をやめるな、勝負バカー♪▼~
「俺は白夜王子シノノメ!~
この歌で、国を平和に導いてみせる!」▼~
るーるるるー♪~
ふんふんふーん♪▼~
:[アクア]|改めて聞いて、改めて思うわ。~
やめておいたほうがいい、と。▼~
:[シノノメ]|ど、どうしてだ!?▼~
:[アクア]|…確かにあなたは歌の腕を上げつつある。~
でも、自作の持ち歌がみんな絶望的なの。▼~
間に台詞が入るのはまだいいわ。~
でも間奏の口笛の不安定さったらもう…▼~
傷つけたくないから黙っていたけど、~
実はそれが客観的な真実なのよ。▼~
:[シノノメ]|くっ…▼~
そ…そうだったのか…~
歌の道は…険しいな…▼~
じゃ、じゃあわかった、大会は取りやめる!~
でも勝負はしようぜ!二人きりで!▼~
審査員は…そうだな。~
口が硬そうな人を何人か呼んでくる!▼~
これなら問題ないだろ?▼~
これは大会の取りやめの交換条件であると同時に、~
母さんへの挑戦状だ!いいな?▼~
:[アクア]|…いいわよ、それなら。~
力の差を思い知らせてあげる。▼~
:[シノノメ]|くっ…望むところだ。~
あーーーーー!燃えてきた燃えてきたーっ!▼~
勝負のためにも、さっさと賊を倒さないとな!▼~
勝負は貪欲、負けず嫌いー♪~
努力をやめるな、勝負バカー♪▼~
「俺は白夜王子シノノメ!~
この歌で、国を平和に導いて…」▼~
:[アクア]|真面目に戦いなさい。▼~
:[シノノメ]|はい。▼~
**キサラギ [#okjojska]
:[キサラギ]|ねえねえ、母上。~
ちょっと質問があるんだ。▼~
母上は、どうして歌が好きなの?▼~
:[アクア]|おもしろいことを聞くわね。~
どうしたの?▼~
:[キサラギ]|どうもこうもないの。~
答えて。▼~
:[アクア]|うーん…~
いろいろと理由はあるけど…▼~
でも、一番の理由は~
歌っていると楽しいからね。▼~
:[キサラギ]|やっぱり!~
僕も歌ってるとすごく楽しい!▼~
:[アクア]|えっ?~
あなたも歌が好きなの?▼~
:[キサラギ]|そうだよ。~
ときどき森に行って歌ってるんだ。▼~
:[アクア]|それは初耳ね。~
びっくりだわ。▼~
:[キサラギ]|僕が歌ってるとね、~
動物たちが集まったりするよ。▼~
:[アクア]|…歌っていると動物が集まる?▼~
:[キサラギ]|うん! だから狩りの時は便利なんだよ。~
歌っておびき寄せて弓でバシーッとね!▼~
:[アクア]|まさか、そんな使い方をしてるなんて…~
豪快というかなんというか。▼~
でもその力は少し、うらやましいわ。▼~
:[キサラギ]|え、なんで?▼~
:[アクア]|だって、私が歌っても~
動物が集まるなんてことはないもの。▼~
:[キサラギ]|あれれ、そうなの?▼~
おかしいなぁ。~
母上が歌っても集まると思うんだけどなー。▼~
:[アクア]|…………▼~
本当にそう思う?▼~
:[キサラギ]|うん。~
だって僕の母上なんだもん。▼~
:[アクア]|ねぇ、キサラギ。~
賊を倒したら一緒に森に行きましょう。▼~
私も試してみるわ。~
歌で動物が集まるかどうか。▼~
:[キサラギ]|母上なら絶対できるよ!▼~
:[アクア]|ええ。~
私はキサラギの母親ですものね。▼~
でも、私がおびき寄せた動物たちを~
片っ端からバシーッと狩るのはだめよ?▼~
:[キサラギ]|はーい。▼~
**グレイ [#fawfisojuw]
:[アクア]|グレイ。~
賊を倒したら歌の練習をしない?▼~
:[グレイ]|いや、いい。~
また今度にしようぜ。▼~
:[アクア]|また今度って…~
あなた最近、そのセリフばっかりじゃない。▼~
:[グレイ]|………▼~
ずっと言い出しにくかったが、~
はっきり言うと、もういいかなと思ってる。▼~
:[アクア]|もういい?▼~
歌に興味があるから~
教えてほしいって言ったのはあなたよ?▼~
:[グレイ]|ああ。まあ、そうだけど…▼~
:[アクア]|あなたが「愛の歌」を唄いたいっていうから、~
楽譜も用意したのに…▼~
:[グレイ]|いや、母さん。▼~
それは違うぜ?▼~
俺は「甘い歌」を唄いたいって言っただけだ。▼~
:[アクア]|ええ。だから「愛の歌」でしょう?▼~
:[グレイ]|「甘い歌」だよ。▼~
:[アクア]|えっ?▼~
:[グレイ]|あーもう、違うんだよ!▼~
俺は、飴とかまんじゅうとか、甘いものが~
たくさん出てくる歌をうたいたかったんだ。▼~
でも母さんが出してくる課題曲は、~
みんな愛がどうのこうの言うものばかりで…▼~
俺、ちっとも楽しくなかったんだ。▼~
:[アクア]|…あ、ああ!~
甘い歌って、そういう意味だったの!?▼~
:[グレイ]|そうだよ。俺が言う「甘い」に、~
それ以外の意味があると思うか?▼~
まあ、言い出せなかった俺も悪いけどさ。▼~
:[アクア]|まさかそういうことだったなんて…~
ずっと、恋人同士の甘い雰囲気の歌だとばかり…▼~
じゃあどうかしら? 賊を倒したら、~
お祭りにある甘いものをモチーフにして、~
二人で作詞作曲するの。▼~
:[グレイ]|お、いいね。▼~
:[アクア]|じゃ、祭りが再開するまでに詞を考えておいて。~
私は曲のイメージを作っておくから。▼~
:[グレイ]|わかった。~
なんか、久々にやる気が出てきたぜ、母さん!▼~
:[アクア]|ふふ、よかったわ。▼~
:[グレイ]|さて、どんな詞にしようかな…▼~
綿あめはーふわふわふわふわ雲のようー♪▼~
**キヌ [#gtfer3e82w]
:[キヌ]|ねえ母さん、こんな状態になっちゃったけど、~
のど自慢大会は開かれるの!?▼~
:[アクア]|ええ。早く賊を追い払ってしまえば~
開催の中止はないと思うわ。▼~
:[キヌ]|よかったーーーーーーーーーー!~
安心したっ!!▼~
:[アクア]|あなたは本当に歌が好きなのね。~
母さん、うれしいわ。▼~
:[キヌ]|あ!そうだ、母さん!~
アタシ、新しい歌ひらめいたの!▼~
のど自慢大会では、こっちを歌いたいんだけど~
聞いてもらってもいいかな?▼~
:[アクア]|…き、聞くのは構わないけど…~
また変なのじゃないでしょうね…▼~
:[キヌ]|変じゃないって!とにかく聞いて!~
曲名は「お祭り!焼き鳥!!」だよ!▼~
:[アクア]|ああ…~
曲名だけで、なんとなく中身がわかる…▼~
:[キヌ]|じゃあ歌うよ!▼~
屋台で焼き鳥、食べたいなー♪~
十本、百本、食べたいなー♪▼~
タレもよしー♪~
塩もよしー♪▼~
:[アクア]|はい、そこまで。~
予想通りね、却下よ。▼~
:[キヌ]|却下!?ぶぅーーーーーっ!~
なんでなんでーっ!どうしてどうしてーっ!?▼~
:[アクア]|どうしてって…▼~
:[キヌ]|素直な気持ちそのまま歌にするのがコツって、~
母さん、言ったよね!?▼~
だったらアタシ、何も間違ったことしてないよ?~
今の気持ちを素直に歌っただけだもん!▼~
:[アクア]|それはそうなんだけど、あなたの場合は…~
その…なんて言えばいいのかしら…▼~
…歌っていうのは、~
もう少し、知的な感覚がほしいのよ…▼~
:[キヌ]|…知的な…感覚?▼~
:[アクア]|ま、この話は今度にしましょう。~
とりあえず今日は、私が作ったほうを歌って。▼~
:[キヌ]|やだっ!▼~
:[アクア]|やだって…~
キヌ…あなたにはまだ創作は早いのよ。▼~
:[キヌ]|…母さんが作ってくれた歌は~
確かに素敵だと思うよ。▼~
でもね、いろいろ小難しい言葉が多くて…~
あまり気持ちが込められないんだよ…▼~
アタシはアタシであって、母さんじゃないのっ。▼~
:[アクア]|…………▼~
ふっ、負けたわ。~
確かにその通りかも。▼~
今日は子どもの成長を願うお祭り。▼~
あなたのさらなる成長を願いながら~
その…焼き鳥の歌を聞かせてもらうわ。▼~
:[キヌ]|ってことは…▼~
:[アクア]|ええ。~
思い切り、自分らしさを出してみなさい。▼~
:[キヌ]|やったーーーーーーーーーーーーっ!!~
やったやったーーーーーーーーーーーーっ!!!▼~
よーし、そうなったら徹底的に練習しないと!~
あまり時間がないからねーーーーーっ!▼~
屋台で焼き鳥、食べたいなー♪~
十本、百本、食べたいなー♪▼~
**ヒサメ [#v0874989]
:[アクア]|ヒサメ、賊を倒したら予定通り、~
のど自慢大会が開かれるそうよ。▼~
よかったわね。~
あなたの美声の初披露よ。▼~
:[ヒサメ]|そ、それが…▼~
:[アクア]|どうしたの?~
緊張しているの?▼~
:[ヒサメ]|はい…私なんかが…~
皆さんの前で歌ってもいいのか心配に…▼~
:[アクア]|もう…~
そんなこと気にしてるの?▼~
あなたはいい声を持っているし、~
歌に対する思いは本物だわ。▼~
正々堂々と歌えばいいの。~
みんな、あなたの歌に酔いしれるはずよ。▼~
:[ヒサメ]|で、でも、歌なら母さんのほうが~
絶対にうまいですし…▼~
自信がなくなってきました…~
もし、音を外したら…▼~
:[アクア]|大丈夫よ。~
そんなときは父さんの歌を思い出して。▼~
何があっても、音を外したとしても、~
あれよりはマシよ。絶対に。▼~
:[ヒサメ]|ああ…確かに、~
父さんの歌は個性的ですものね…▼~
ありがとう、母さん。~
ちょっと落ち着いてきました。▼~
あっ、でも…▼~
:[アクア]|今度は何よ?▼~
:[ヒサメ]|あの歌でいいのかな…と心配に…▼~
:[アクア]|ええっ?~
今さら選曲の心配?▼~
:[ヒサメ]|だって、あの歌は恋愛の歌…▼~
ただでさえ緊張しているのに、~
恋愛の歌なんかうたったら、私は…▼~
:[アクア]|もう、仕方ない子ね…~
じゃあ変えるとして、どの曲にする?▼~
…あ、あれなんてどう?~
「光の王城 私の愛情」とか。▼~
:[ヒサメ]|…あ、あれも結局は~
恋愛の歌ではありませんか…▼~
:[アクア]|まあ…でも、二番にちょっとだけ~
濃いのが入ってるだけじゃない。▼~
:[ヒサメ]|十分に問題ですよ…▼~
「白夜のすきま風」なんてどうでしょうか?~
こぶしを回すのは得意なので。▼~
:[アクア]|ダメ、渋すぎるわ。▼~
:[ヒサメ]|では「白夜の焼きいも三姉妹」とか…▼~
:[アクア]|あんな子ども向けの歌をうたうっていうの?▼~
:[ヒサメ]|はい、あれなら…▼~
:[アクア]|はぁ…~
でもまあいいわ。▼~
曲が何にせよ、みんなの前で~
美声を披露することに変わりはないものね。▼~
わかったわ。~
じゃ、焼いも三姉妹で。▼~
賊を倒したら、焼いもの屋台の前で~
待ち合わせしましょう。▼~
大会前に焼いもを食べて、げんかつぎよ。▼~
:[ヒサメ]|いい考えですね。~
たくさん食べて、この緊張を吹き飛ばします。▼~
**ミタマ [#ka60aadb]
:[ミタマ]|お母様 今日も御顔が 暗いです…▼~
:[アクア]|人の顔を見るなり、何なの…▼~
:[ミタマ]|お母様。今日はお祭りですわよ。~
もう少し楽しそうにしては如何です?▼~
わたくし、お母様には~
いつも笑顔でいていただきたいのです。▼~
:[アクア]|でも…▼~
:[ミタマ]|お母様はいつも悩ましげ。~
暗い雰囲気がプンプン出てらっしゃいますわ。▼~
:[アクア]|そ、そうかしら…▼~
:[ミタマ]|はい。今日は子どもが主役の日ですから、~
はっきり言わせていただきますけれど…▼~
わたくしは明るい家庭を望んでいますの。▼~
だから今日ぐらいは辛気臭い顔は~
しないでくださいまし。▼~
:[アクア]|…………▼~
…なるほどね。~
そういうことだったの。▼~
それで私にしつこく~
顔が暗いという句を詠み続けていたのね…▼~
あなたの本音を聞けてよかったわ。~
直せるよう、善処しましょう。▼~
:[ミタマ]|ありがとうございます。▼~
:[アクア]|その代わり…~
私もはっきり言わせてもらう。▼~
:[ミタマ]|え?▼~
:[アクア]|…あなた、寝すぎよ。▼~
:[ミタマ]|うっ…▼~
:[アクア]|目を放したらいつも寝ているじゃない…~
出撃前でもお構いなく。▼~
起こしに行く私の身にもなって頂戴。~
その上寝癖もひどいし。▼~
:[ミタマ]|…そ、それは仕方ありませんわ。~
よく寝る性質は生まれ持ったものですから…▼~
:[アクア]|だったら私だって同じ。~
この表情は生まれ持ったものなの。▼~
:[ミタマ]|…………▼~
わかりましたわ。~
わたくしも善処いたしましょう。▼~
ではお母様、~
わたくしに子守唄を教えてくださいまし。▼~
:[アクア]|子守唄? どうして?▼~
:[ミタマ]|蛇は己の毒で死にません…▼~
つまり、子守唄を歌っていれば~
自分は眠くなりませんもの。▼~
それに…わたくし、好きですの。~
子守唄を歌ってくださる時の、▼~
優しいお母様の顔が。▼~
:[アクア]|ミタマ…▼~
もう…仕方ないわね。▼~
それじゃああなたが子どもの時に~
歌っていたものを教えるわ。▼~
天よ泉よ草原よ…♪~
今宵眠る子を守りたまえ…♪▼~
:[ミタマ]|…………▼~
ぐー…▼~
:[アクア]|…ミタマ。~
起きなさい。▼~
**マトイ [#wkqaokijfua]
:[マトイ]|母さん聞いて。~
あたし、のど自慢大会に申し込んできたの。▼~
:[アクア]|な、なによそれ。~
そんなものがあるの?▼~
:[マトイ]|ええ。さっき賊が来る前に見つけたの。~
何だか楽しそうだと思って。▼~
あたしは歌姫である母さんの娘よ。~
その血を完璧に生かすためと思って…▼~
夜な夜な、母さんの歌を練習していたの。~
ユーラリユールレリー、って。▼~
今日はその成果を見せたいのよ。▼~
:[アクア]|そうだったの…~
マトイったらいつの間に…▼~
:[マトイ]|うふふ。~
あたしきっと復帰してみせるわ。▼~
それでね、喉自慢大会に出るとき…~
そのペンダントを貸して欲しいの!▼~
//“のど”の表記揺れは原文通り~
:[アクア]|えっ!?▼~
:[マトイ]|歌は観客の目を引くことも大切じゃない?~
だから、それがあれば演出も完璧かなって…▼~
:[アクア]|…だ、だめよ!!~
絶対にだめ!!▼~
:[マトイ]|!!~
母さん…▼~
ご、ごめんなさい。~
無理なお願いをしたわね…▼~
そうよね、あたしの歌なんてまだまだで…~
ペンダントを借りる資格なんてないわ。▼~
:[アクア]|あ…違うの、マトイ。~
私はあなたが心配で。▼~
:[マトイ]|心配?▼~
:[アクア]|ええ、私の歌に不思議な力があるのは~
あなたも知っているわよね?▼~
それは、このペンダントを媒介にしているの。~
だから…これを着けて歌うことは危険だわ。▼~
もしマトイが私の歌を完璧に歌えるなら、~
力を使えてしまうかもしれないから。▼~
そんな危険なこと、させられないわ。▼~
:[マトイ]|そ、そうだったの…~
ごめんなさい、母さん。▼~
でも今…危険って言ったわね。~
母さんは力を使うとき危険じゃないの?▼~
もしいつも負担がかかっているのなら、~
戦いのとき、あたしが代わりに…!▼~
:[アクア]|いいえ、マトイ。~
私は大丈夫。▼~
危険って確かに言ったけど、~
私が心配してるのは観客たちの方よ。▼~
:[マトイ]|へっ?▼~
:[アクア]|初心者のあなたが力を使ってごらんなさい。~
のど自慢大会の会場が大変なことになるわ。▼~
どんな効果が発動するかわからないのに…~
あなた、責任取れる? それで完璧といえる?▼~
:[マトイ]|うっ…!▼~
な、なるほど…!~
わかったわ。やっぱりあきらめる。▼~
:[アクア]|…賢明な判断ね。▼~
でも、必ず見に行くわ。~
あなたの歌、楽しみにしているから。▼~
:[マトイ]|ええ、母さん。ありがとう!~
それじゃ、また後でね!▼~
:[アクア]|ごめんなさい、マトイ…~
私は嘘をついたわ。▼~
私の子であるあなたならきっと、~
歌の本当の力を引き出せてしまう…▼~
あなたにそんなことはさせられない。~
あなたに呪いは受けさせない。▼~
これは、私の役目だから…▼~
…マトイ、あなたは私が守ってみせるわ。~
最後まで。▼~
**シャラ [#kokaouhuai]
:[アクア]|シャラ。~
あなた、どこか行きたいところとかない?▼~
:[シャラ]|行きたいところ…▼~
…ああ、あるわ…~
カムイの元に行きたい…▼~
:[アクア]|えっ?▼~
:[シャラ]|カムイの胸に~
飛び込みたいわ…▼~
:[アクア]|…そ、そういうことじゃなくて…~
私が言っているのは、旅の話なのよ。▼~
:[シャラ]|…旅?▼~
:[アクア]|そう。機会がなくて言い出せなかったけど、~
実は、ツクヨミと旅の計画をしているの。▼~
世の中が平和になったら~
世界中を旅したいねって。▼~
:[シャラ]|へえ、それは知らなかったわ…▼~
:[アクア]|その話をし始めたのは~
まだあなたが生まれる前だった。▼~
だからそのころは二人で行くっていう~
話だったんだけど…▼~
でもあなたが生まれてからは、子どもを置いて~
行くのもね…っていう話になって。▼~
まあ、要は新婚旅行の計画が、~
家族旅行の計画になったってことね。▼~
だから、あなたも行きたい場所があれば~
要望を聞きたいと思ったのよ。▼~
:[シャラ]|そうね…~
行きたいところ…▼~
…………▼~
冥界とか?▼~
:[アクア]|死ぬ気なの?▼~
:[シャラ]|いいえ…~
ただ、そこなら静かそうだと思って…▼~
:[アクア]|そ、そう…▼~
わかったわ。~
じゃあ静かな場所に行きましょう。▼~
あなたは私に似て…~
騒がしいのは苦手だものね。▼~
:[シャラ]|ええ…それに静かな場所なら…~
母さんの歌がよく聞こえるじゃない…▼~
私も…母さんほど上手くはないけれど…~
一緒に歌ってみたい…▼~
:[アクア]|シャラ…▼~
ええ。いつか家族で旅ができたら、~
静かな場所で一緒に歌いましょう。▼~
静かな場所で雄大な景色を見ながら…~
きっと最高の思い出になるわ。▼~
楽しみね、シャラ。▼~
:[シャラ]|ええ…~
楽しみだわ…▼~
私、それまでに歌の練習をしておく…▼~
コーラスは呪術で呼び出した~
ノスフェラトゥたちにまかせて頂戴…▼~
:[アクア]|…ツクヨミに頼みましょう。▼~
**ジークベルト [#agauopjis]
:[ジークベルト]|母上、的当ての景品に~
可愛らしい人形たちが並んでいるよ。▼~
:[アクア]|あら、本当ね。~
どれも可愛らしいわ。▼~
:[ジークベルト]|ちょうど弓の練習をしたかったんだ。~
お祭りが再開したら、やってみようかな。▼~
母さんの喜びそうなものを狙うから…~
取れたらもらってくれるかい?▼~
:[アクア]|ふふふ。~
もちろんよ、ありがとう。▼~
:[ジークベルト]|礼を言うのは私の方だよ。~
私には、愛らしい人形たちは似合わない。▼~
母さんがもらってくれるのなら~
とても嬉しいよ。▼~
:[アクア]|あなたのその優しさ…~
お父さんにそっくりね。▼~
:[ジークベルト]|…父上に?▼~
:[アクア]|あの人は何度も私を軍議に誘ってくれたの。~
少しでも周囲の人たちと馴染めるように、ね。▼~
:[ジークベルト]|そうだったのか。▼~
:[アクア]|でもね、~
決して私のために、とは言わなかったわ。▼~
あくまで自分のため、軍議のために、~
私の意見が欲しいんだ、って…▼~
ふふふ。~
私は意見なんてほとんど言えなかったのに。▼~
:[ジークベルト]|父上らしいね…▼~
:[アクア]|そんな優しさを~
あなたもしっかりと引き継いでいるわ。▼~
:[ジークベルト]|そ、そんな…~
私なんかまだまだ父上には遠く及ばないよ…▼~
:[アクア]|いいえ。~
そんなことはないわ。▼~
ジークベルト、~
あなたはとても立派に成長してくれた。▼~
私はそのことが本当に嬉しいわ。~
これからもずっと見守っていくからね。▼~
:[ジークベルト]|…ありがとう、母上。▼~
**フォレオ [#p9e398f7]
:[フォレオ]|お母様。~
お願いがあるんです。▼~
このお祭りが終わったあと…~
僕にも歌を教えてくれないでしょうか?▼~
:[アクア]|もちろんよ。~
私でよければいくらでも教えてあげるわ。▼~
ふふふ。~
でも、急にどうして?▼~
:[フォレオ]|辛かったときや、寂しかったとき、~
お母様の歌を聞くととても癒されました。▼~
だから…~
僕もそんな風になりたいな、って。▼~
秘境を出てから知ったんです…世の中には~
薬や魔法では癒せない苦しみもあると。▼~
そんな苦しみをそばで誰かが味わっていたら、~
僕の歌で癒してあげたいんです。▼~
:[アクア]|そう…フォレオはとても~
優しい子に育ってくれたわね。▼~
私はそれが嬉しいわ。▼~
:[フォレオ]|そ、そうでしょうか…▼~
でも、まだあるんですよ。~
僕が歌を教わりたい理由。▼~
:[アクア]|何かしら?▼~
:[フォレオ]|歌は人と人を繋ぐことができる。▼~
お父様とお母様が話すようになったのも、~
確か歌がきっかけだったんですよね?▼~
:[アクア]|そ、そうだけど…~
なぜそれを知っているの?▼~
:[フォレオ]|うふふっ。~
お父様から聞いたんですよ。▼~
:[アクア]|もう、レオンったら…~
なんだか恥ずかしいわ。▼~
:[フォレオ]|恥ずかしくなんかないです。▼~
とっても素敵なお話でしたよ。~
お父様とお母様の馴れ初め。▼~
:[アクア]|あ、ありがとう…▼~
と、とにかく、~
フォレオが歌を教わりたい理由はわかったわ。▼~
だから、いっぱい教えてあげるわね。▼~
私たちはもう、~
望むだけ一緒にいられるのだから。▼~
:[フォレオ]|はい。~
お母様。▼~
**イグニス [#gjuafuioahewi]
:[イグニス]|母さん、下がってろ…~
賊は俺が何とかする…▼~
:[アクア]|そんなわけにはいかないわ。~
私にもできることがあるんだもの。▼~
:[イグニス]|…わかった。~
だが、充分、気をつけてくれ…▼~
:[アクア]|ふふふ。~
わかったわ、イグニス。▼~
あ、そうだった。~
イグニスにこれを渡そうと思っていたの。▼~
:[イグニス]|これは…お守りか?▼~
:[アクア]|そう。~
私の手作りのお守り。▼~
:[イグニス]|母さんが作ってくれたのか…~
でも、どうしてこれを俺に?▼~
:[アクア]|もちろん、あなたの安全を願ってよ。▼~
:[イグニス]|そうか…~
ありがとう、母さん…▼~
:[アクア]|あとは…~
ブノワが羨ましかったからかしら。▼~
:[イグニス]|どういうことだ?▼~
:[アクア]|だって、イグニス…~
ずっと大事に持っているでしょう?▼~
子どもの頃、~
お父さんに作ってもらったお守りを…▼~
:[イグニス]|ああ…~
確かにずっと持っているな…▼~
:[アクア]|なんだかそのことが妬けてしまって。~
ブノワだけずるいなって。▼~
:[イグニス]|ふっ…~
そんなことを思っていたのか…▼~
:[アクア]|ふふふ。~
だから、私もお守りを作ってみたの。▼~
見て、こうして首から下げたら、~
母さんとおそろいよ。~
:[イグニス]|ああ。大事にするよ…~
ずっとな…▼~
:[アクア]|ありがとう、イグニス…▼~
**ベロア [#mkvudshuoa]
:[ベロア]|…………▼~
:[アクア]|どうしたの、ベロア?~
私の顔をじっと見て…▼~
:[ベロア]|ママ、綺麗ですね。~
割れたビー玉みたいに綺麗です。▼~
:[アクア]|そ、そう?~
ありがとう、ベロア。▼~
:[ベロア]|わたしもママみたいに~
綺麗な人になりたいです。▼~
:[アクア]|ベロアは今でも充分、綺麗よ。~
美人さんだと思うわ。▼~
:[ベロア]|…本当ですか?~
わたし、どれくらい綺麗ですか?▼~
何かにたとえて教えてください。▼~
:[アクア]|た、たとえて?▼~
そうね…~
湖畔に咲く一輪の花のよう、とか?▼~
:[ベロア]|…………▼~
:[アクア]|あ、あれ?~
ちょっと違ったかしら…▼~
じゃあ、朝露に濡れる新芽のよう、とか?▼~
:[ベロア]|…………▼~
:[アクア]|キラキラと輝く宝石みたいに!▼~
:[ベロア]|…………▼~
:[アクア]|あっ…~
わかったわ。▼~
く、砕けた刃の…~
錆びた切っ先のように…綺麗よ?▼~
:[ベロア]|…嬉しいです。▼~
わたしのことを~
そんなに綺麗と言ってくれるなんて。▼~
:[アクア]|ふふふ。~
ベロアの美的感覚はちょっと不思議ね。▼~
:[ベロア]|…ダメでしょうか?▼~
:[アクア]|いいえ。~
それもあなたの個性ですもの。▼~
私はあなたの~
ありのままが大好きよ。▼~
:[ベロア]|ママ…~
わたしもママが大好きです。▼~
:[ベロア]|ありがとう、ベロア。▼(※本来ならアクアの台詞と思...
**ルッツ [#mnoidsjau]
:[ルッツ]|お祭りを台無しにする悪党め!~
僕が成敗してやるぞ!▼~
:[アクア]|勇ましいわね、ルッツ。~
でも、あまり無茶はしないでね。▼~
:[ルッツ]|でもでも…~
早く退治しないとダメなんだ!▼~
:[アクア]|どうしてかしら?▼~
:[ルッツ]|だって、お母さんと一緒に遊ぶ時間が~
どんどん減っていっちゃうんだもん!▼~
:[アクア]|ルッツ…▼~
今まではあまり、~
一緒に遊んだりはできなかったものね…▼~
ごめんなさい…▼~
:[ルッツ]|ううん!~
僕は平気だよ!▼~
だから、お母さん~
そんな悲しい顔はしないで!▼~
:[アクア]|ありがとう…ルッツ。▼~
でも、これからはできる限り~
あなたと一緒に過ごす時間を増やすわ。▼~
もう寂しい思いはさせない。~
絶対に。▼~
:[ルッツ]|…じゃあ、歌もいっぱい歌ってくれる?▼~
僕、お母さんの歌、大好きなんだ!▼~
:[アクア]|ええ。もちろんよ。~
いっぱいいっぱい、歌ってあげるわ。▼~
:[ルッツ]|わーい!~
ミシェルも喜ぶよ!▼~
僕も歌はそこそこだと思うんだけど、~
やっぱり母さんやシグレには敵わないからね。▼~
:[アクア]|そんなことはないわ。~
あなたの歌声、とても素敵よ。▼~
ルッツが歌えばきっと、~
どんな悪党だって黙ってしまうわ。▼~
:[ルッツ]|ほんと!?~
わあ…そうだったらいいな。▼~
僕、お母さんの子どもで~
本当にラッキーだよ!▼~
:[アクア]|私も、あなたの母親になれたことは~
人生最大の幸運だわ、ルッツ。▼~
**オフェリア [#vjfjjfais5]
:[オフェリア]|出てきなさい…~
私の異端なる道化師たち…▼~
宵闇の深淵から顔を覗かせてっ!▼~
いいわ…きたきた…~
乙女心が躍動する…っ!▼~
行くわよ、必殺!~
フォーカンサー・キーカンドリュー!!▼~
…………▼~
うん、悪くない新作ね。~
これがあれば賊なんか一発で…▼~
:[アクア]|…………▼~
:[オフェリア]|あっ、母さん!~
そんなところで、黙って見ていたの?▼~
:[アクア]|ええ。~
なんか心がすごく和んだわ。▼~
:[オフェリア]|心が和む?こんな私を見て?~
母さん…さすがにそれはおかしいわ。▼~
:[アクア]|そう?~
別におかしくはないと思うけど。▼~
:[オフェリア]|…………▼~
まあ、確かにそうかも。~
私も母さんの姿を見て、心が和んでいるから。▼~
:[アクア]|えっ?~
私の何を見て心が和むの?▼~
:[オフェリア]|母さんが1人で歌っているところよ。▼~
:[アクア]|やだ。~
覗き見?▼~
:[オフェリア]|母さんに言われたくないけど…▼~
それよりも聞いて。▼~
ユラリ~ユルレリ~♪▼~
:[アクア]|あら、悪くないわね。▼~
:[オフェリア]|本当?~
母さんの歌を聞いてるうちに覚えたの。▼~
選ばれし~乙女の道~すべてが~♪~
キラキラも笑顔も~星もお花も~きっと~♪▼~
:[アクア]|ふふ。~
才能あるわ。もっと聞かせて。▼~
:[オフェリア]|本当に?本当に本当にそう思う!?▼~
:[アクア]|ええ、本当に本当よ。~
ずっと聞いていたいわ。▼~
:[オフェリア]|よーし、こうなったら~
さっさと賊を退治しないとね!▼~
:[アクア]|そうね。~
今日は楽しい1日になりそう。▼~
**ソレイユ [#gfq3qfiwaj]
:[ソレイユ]|ララー♪ ララララー♪▼~
:[アクア]|あら、ソレイユ。~
歌の練習かしら?▼~
:[ソレイユ]|!?~
か、母さん!?▼~
ちょちょちょちょ、ちょっとーっ!!▼~
見てたの!?~
聞いてたの!?▼~
:[アクア]|…え、ええ。しっかりと。▼~
:[ソレイユ]|も、ももももうーっ!~
やめてよー!!▼~
恥ずかしくて~
顔からファイアが出ちゃうよ!!▼~
:[アクア]|大丈夫よ、安心して。~
顔からファイアが出ることは絶対にないから。▼~
:[ソレイユ]|そういう問題じゃなくてーっ!!▼~
:[アクア]|ここまで恥ずかしがるあなたも~
意外だけれど…▼~
あなたが歌の練習をする子だったというのも、~
とても意外だわ。▼~
って、今の…歌よね?▼~
:[ソレイユ]|…………▼~
うん。~
もちろん当然、あれは歌だよ!▼~
…そんなに音痴だった?▼~
:[アクア]|い、いいえ。~
個性的な歌声だったと思うわ。▼~
:[ソレイユ]|あの…~
母さんにだから言うね。▼~
あたし、うまくなりたいの。~
母さんみたいに歌がうまくなりたいの!▼~
:[アクア]|ソレイユ…?▼~
:[ソレイユ]|あたし、父さんと母さんの子でしょ?~
ほんとならさ…▼~
すっごい美声で歌いながら、~
素晴らしい踊りを踊れてもいいと思うの。▼~
でもあたし…~
どっちもうまくできない。▼~
二人の子なのに。~
そういう血が流れてるはずなのに。▼~
いろんな人に見て欲しい…歌と踊りで、~
笑顔になってほしいって思ったけど…▼~
うまくできなくって~
落ち込んでばっかりなんだ。▼~
ずっと前から母さんに相談したかった。~
でも勇気が出せなくて…▼~
:[アクア]|……………▼~
ごめんなさい…ずっと悩んでいたのね。~
気づいてあげられなくて悪かったわ。▼~
…でも、あなたは立派だわ。▼~
私もラズワルドも得難かった、~
表現者に必要なもの…▼~
「自分を見て欲しい」と思う気持ちを、~
あなたは既に持っているのだもの。▼~
これは素晴らしいことよ。▼~
:[ソレイユ]|母さん…▼~
:[アクア]|心配しないで。~
音痴は克服できるわ。▼~
:[ソレイユ]|えっ? 本当に!?▼~
って、何気に今、~
音痴って言ったよね。▼~
:[アクア]|いい?~
あなたも言っていたけれど…▼~
ソレイユには私とラズワルドの血が~
流れているわ。▼~
だから、才能はあるはずなの。~
後はそれを花開かせるだけよ。▼~
私もラズワルドも協力するわ。~
あなたのために。▼~
:[ソレイユ]|わああ…ホントに!?▼~
二人が協力してくれるなんて、~
めちゃくちゃ期待しちゃうんだけど。▼~
:[アクア]|私を信じて、任せてちょうだい。▼~
:[ソレイユ]|ありがとう…!▼~
:[アクア]|とりあえずは歌の練習…~
声帯の使い方からね。▼~
そのためには箸と団子が必要なんだけど…▼~
:[ソレイユ]|箸と団子?▼~
:[アクア]|ええ。それを口にくわえて、~
声帯の使い方を学ぶの。▼~
:[ソレイユ]|へえーっ!~
それならどっちも屋台にあるよ!▼~
:[アクア]|それじゃ、賊を倒したら始めましょう。~
もちろん歌の次は踊りの練習ね。▼~
:[ソレイユ]|わかった! 今日は歌って踊れる、~
かっこいいあたしへの第一歩だね!▼~
これから頑張っちゃうからよろしくね!~
母さんっ!▼~
**エポニーヌ [#a286e4f6]
:[アクア]|エポニーヌ。お祭りが再開したら、~
特訓を始めるわよ。▼~
:[エポニーヌ]|へ? 特訓?~
いやよそんなモノ。▼~
お祭りの日ぐらいは~
普通に楽しませてほしいわ。▼~
:[アクア]|ダメよ。~
お祭りの日だからこそ、特訓なのよ。▼~
だってあなた…~
お祭りに集まった男の人で空想する気でしょ。▼~
:[エポニーヌ]|ぎくっ。▼~
:[アクア]|よからぬ空想でニヤニヤできないように…▼~
あなたには健全な歌を唄ってもらいます。~
これが今日の特訓よ。▼~
:[エポニーヌ]|…………▼~
:[アクア]|待って。~
逃がさないわよ。▼~
:[エポニーヌ]|ぐえっ! う、動けない…~
ナニよこれ!▼~
母さんいつの間にこんなワザを…▼~
:[アクア]|こんなこともあろうかと、~
あなたのお父さんから教わっておいたの。▼~
母さんは本気であなたのことが心配なのよ。▼~
:[エポニーヌ]|娘を拘束するような~
親のほうが心配よ…▼~
:[アクア]|…何か言った?▼~
:[エポニーヌ]|う、ううん。なんでもないわ。▼~
わかった。唄えばいいんでしょ。~
その健全な歌っていうのを。▼~
:[アクア]|よかったわ…~
わかってくれて。▼~
今日は新しい楽譜を持ってきたの。~
とりあえず、渡しておくわね。▼~
:[エポニーヌ]|えーと、なになに…▼~
…ちょっと待って。▼~
これ、音符が多すぎるわ。~
こんなの読めないわよ。▼~
:[アクア]|大丈夫よ。慣れればこのくらい、~
どうということはないわ。▼~
:[エポニーヌ]|慣れればって言われても…▼~
こんな絡み合うような音符たちに、~
どうやって慣れれば…▼~
…………▼~
ハッ!!~
楽譜が別モノに見えてきたわっ!▼~
…複雑に絡み合う音符たち…▼~
彼らはときに艶めかしく…~
ときに大胆に…▼~
…そして、渦巻く愛情と嫉妬…▼~
はあ、はあ…イイわ…~
とってもイイ…!▼~
:[アクア]|何をブツブツと言っているの?~
違う楽譜に変えたほうがいいかしら?▼~
:[エポニーヌ]|う、ううん!~
これでいいわ!▼~
ていうか、これがいいっ!!▼~
:[アクア]|そう、よかったわ。▼~
何が起きたのか知らないけど…~
やる気が出たのはいいことね。▼~
:[エポニーヌ]|ええ、とってもヤる気がでたわ!~
母さん、あたし、がんばれそう!▼~
お祭りが再開したら、よろしくお願いします!~
とりあえず戦いながら発声練習からね!▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#oefb3eb1]
- エポォ…… -- &new{2020-07-02 (木) 18:28:34};
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