[広告]
会話集/章別会話/異伝 絆の暗夜祭仲間との会話/マイユニット(女性・あたし~よ)
をテンプレートにして作成
[
トップ
] [
新規
|
一覧
|
検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
開始行:
*マイユニット(女性・あたし~よ)の会話 [#o80f44b1]
#contents
**オボロ [#ec9ff702]
***会話1 [#m65c46c0]
:[オボロ]|あら、カムイ様じゃないですか。~
お怪我などありませんか?▼~
:[カムイ]|ええ、大丈夫よ。~
ありがとう。▼~
オボロも大きな怪我がなさそうで~
良かったわ。▼~
:[オボロ]|一応、タクミ様の臣下ですからね。~
これぐらいの戦闘では負けませんよ。▼~
早く敵を倒して、~
屋台なんか回りたいですね。▼~
:[カムイ]|そうね。~
ああ、屋台といえば…▼~
オボロの好きそうな布地を売っている店が~
向こうにあったわよ。▼~
:[オボロ]|えっ、本当ですか!~
どんな布ですか?▼~
:[カムイ]|ええと…~
少し前を通っただけだけど…▼~
見たことないような珍しい色の布とか、~
レースやリボンもあったわ。▼~
あとは…~
少しだけど、白夜の着物もあったかしら。▼~
すごく豪華な紋様のものが並んでいて…~
もっとゆっくり見たかったわ。▼~
:[オボロ]|…………▼~
:[カムイ]|オボロ?▼~
:[オボロ]|すごい…王族であるカムイ様に~
ここまで言わしめる反物屋…▼~
恐るべし品揃えに違いないわ。~
それは…▼~
…それは早く見に行かなくては!▼~
:[カムイ]|きゃっ、オボロ!?~
どうしたの!?▼~
:[オボロ]|どうもしていません。~
敵を倒す力が湧いてきただけのこと。▼~
カムイ様…お願いがございます。~
このあたりの敵を一掃したら、▼~
その反物の屋台を~
見に行ってもいいでしょうか。▼~
:[カムイ]|せ、戦闘中に!?▼~
:[オボロ]|お願いします!!~
少しだけ! 前を通るだけでも!!▼~
:[カムイ]|ひいっ!~
わ、わかったわ。▼~
怪我をしないと約束するなら、~
特別に許可してあげる!▼~
:[オボロ]|ありがとうございます!▼~
さて、そうと決まればこんな敵たち~
一匹残らず屠ってしまいましょ!▼~
死にたい奴はかかってきなさーいっ!!▼~
:[カムイ]|…す、すごい迫力だったわ…▼~
***会話2 [#u5f7a5e4]
:[カムイ]|オボロ、~
目当ての屋台は見に行けた?▼~
:[オボロ]|はい…▼~
:[カムイ]|あれ?~
なんだか元気がないわね?▼~
さっきまであんなに張り切ってたのに、~
今は動きにキレがないわ…▼~
:[オボロ]|…………▼~
:[カムイ]|まさか、あの屋台は敵に…▼~
:[オボロ]|あ…違うんです!~
屋台は守りきりました。▼~
ちょうど敵襲に遭っていたので~
その敵を根こそぎ殲滅したんです。▼~
そうしたら…▼~
:[カムイ]|そうしたら?▼~
:[オボロ]|店主にとても感謝されました。~
お祭りが再開したらまた来てくれと言われて、▼~
その時はお店にあるものの中から~
お礼にどれかひとつ持って行っていいと。▼~
:[カムイ]|良かったじゃない!~
欲しい布地ばかりだったんでしょう?▼~
:[オボロ]|そうなんです!~
どれも良くて選べないんです!!▼~
豪奢な柄の反物もいいし、~
思い切って異国のリボンもいい…▼~
私、こんなのとてもとても決められません!~
カムイ様~~!!▼~
:[カムイ]|そ、そんなに悩んでいるの?▼~
あのしっかり者のオボロが~
こんな風になるだなんて…▼~
何とかしないと…▼~
そ、そうだ!~
用途を決めればいいんじゃない?▼~
:[オボロ]|用途?▼~
:[カムイ]|今はとにかく布を選べって言われて~
迷っているんでしょう?▼~
でも、その布を何に使いたいか決めれば、~
ある程度は絞れるんじゃないかしら。▼~
:[オボロ]|おおっ、なるほど!!!!~
流石はカムイ様です!!▼~
では早速用途を決めましょう。~
私としてはやはり着物を仕立てたいですね。▼~
となると白夜風の反物が第一候補。~
着る人は…そうですね…▼~
カムイ様、~
袖を通していただけますか?▼~
:[カムイ]|えっ、あたし?▼~
:[オボロ]|はい。~
よく考えれば布地がもらえるのは、▼~
屋台のことを教えてくださって、~
見に行く許可をくださったおかげです。▼~
ですから…そのお礼に。~
だめですか?▼~
:[カムイ]|だ、だめじゃないけど…▼~
いいの?~
せっかくの布地をあたしなんかのために。▼~
:[オボロ]|もちろんですよ!~
私、人のために仕立てるのが好きなんです。▼~
カムイ様のためとなれば、~
いつもの倍の力が出せるに決まっています。▼~
:[カムイ]|そう。じゃあお願いするわ。~
ありがとう、オボロ。▼~
:[オボロ]|こちらこそ!▼~
では戦っている間…~
仕立てる着物の計画を練っておきます。▼~
カムイ様の好きな色や~
好きな意匠などもお伺いしたいので、▼~
宜しければ後ほど~
屋台に付き合っていただけますか?▼~
お時間は取らせませんから!▼~
:[カムイ]|そうね、一緒に行きましょ。▼~
楽しみね…~
どんな着物になるのかしら。▼~
:[オボロ]|きっと最高のものにしてご覧に入れますよ。~
では、早く布を選ぶためにも…▼~
…残りの敵は根こそぎ倒しましょう!!▼~
:[カムイ]|わわっ!?~
またさっきの顔に!?▼~
うふふ…でも元気が戻ってよかったわ。~
力を合わせて頑張りましょ。▼~
:[オボロ]|はい!!▼~
**カミラ [#gdd58502]
***会話1 [#u2949085]
:[カミラ]|素敵だわ…カムイとこうして~
お祭りに来られるだなんて。▼~
お姉ちゃん、とっても嬉しい。▼~
:[カムイ]|ええ、あたしも嬉しいわ。~
カミラ姉さん。▼~
:[カミラ]|それなのに…~
魔物たちのせいで台無しだわ。▼~
早くお祭りを再開させるために、~
キツいお仕置きをして回らなくちゃ。▼~
もちろん…とびきり痛いやつをね。▼~
:[カムイ]|うふふ…~
カミラ姉さん、容赦ないわね。▼~
でも早く祭りを再開させたいのは~
あたしも同じよ。▼~
こんなに雰囲気のいい場所なんですもの。~
戦いに使うなんて勿体無いわ。▼~
:[カミラ]|そうね。~
さっき屋台の人に聞いたのだけれど…▼~
このお祭りには特別な魔力を持つ装飾が~
飾られているんですって。▼~
その装飾に願いをかけると、~
叶うとされているそうよ。▼~
:[カムイ]|へえ…なんだかロマンチックね。▼~
:[カミラ]|その装飾、なんだと思う?▼~
:[カムイ]|うーん…なにかしら。▼~
噴水の真ん中にある、~
魔女の帽子?▼~
:[カミラ]|いいえ。▼~
答えは祭樹のてっぺんにある、~
お月様の飾りよ。▼~
:[カムイ]|そうだったの。~
あたしも後で願い事をしてみるわ。▼~
:[カミラ]|じゃあ次の問題ね。▼~
:[カムイ]|えっ?▼~
:[カミラ]|この広場にお月様の飾りは~
いくつあるかしら?▼~
:[カムイ]|え、ええと…~
1,2,3…▼~
…………▼~
:[カミラ]|うふふ…~
答えるまでには時間がかかりそうね。▼~
いいわ。~
そのまま数えていてちょうだい。▼~
数えている間、あなたを狙う敵はみぃんな、~
私が殺してあげるから。▼~
また後で声をかけるわ。▼~
:[カムイ]|あ…カミラ姉さん!?▼~
こ、困ったわ…~
月の数…月の数…▼~
***会話2 [#p2b0fb1a]
:[カミラ]|お月様の数はわかったかしら?~
カムイ。▼~
:[カムイ]|ご、ごめんなさい、カミラ姉さん。~
戦いながらだとわからなくて…▼~
この樹はさっき数えたかなとか~
こんがらがってしまって。▼~
:[カミラ]|うふふ…~
仕方のない子ね。▼~
答えは30個よ。▼~
この広場に、祭樹は30本。~
お月様の飾りもそれと同じだけあるの。▼~
:[カムイ]|へえ…!~
そうだったの。▼~
じゃあ、たくさんお願い事ができるわね。▼~
:[カミラ]|そうね…~
私、お願い事はもう決まっているの。▼~
:[カムイ]|30個も!?▼~
:[カミラ]|ええ。ひとつめは…~
カムイが元気でいられますように。▼~
ふたつめは、~
カムイが幸せでいられますように。▼~
みっつめは、~
カムイが…▼~
:[カムイ]|ええっ!?~
ちょっと待ってカミラ姉さん!▼~
まさかとは思うけど…全部~
あたしについてのお願いじゃないわよね?▼~
:[カミラ]|あら、もちろんそうだけれど。~
何か問題があるかしら?▼~
:[カムイ]|問題だらけよ。▼~
そんな風にされたら、~
カミラ姉さんの分の願い事が…▼~
…………▼~
あ…そうか。~
いえ、大丈夫よ。▼~
:[カミラ]|まあ、いいの?▼~
:[カムイ]|ええ。カミラ姉さんがあたしのことを~
お願いしてくれた分だけ、▼~
あたしもカミラ姉さんのことを~
お願いすればいいだけだから。▼~
:[カミラ]|!▼~
:[カムイ]|えっと…ひとつめは、~
カミラ姉さんが元気でいられるように。▼~
ふたつめは、~
カミラ姉さんが幸せでいられるように。▼~
みっつめは何かしら?~
あたしも同じことをお願いするから言って。▼~
:[カミラ]|カムイ…!~
なんて優しい子なの!!▼~
お姉ちゃん、もうあなたを放さないわ!▼~
:[カムイ]|きゃっ、カミラ姉さん!?~
そんなに抱きついたら苦しいわ!▼~
あと危ないわよ!~
敵に狙われるわ!!▼~
:[カミラ]|あなたの盾になれるなら~
お姉ちゃん本望だわ。▼~
:[カムイ]|そんな…~
縁起でもないこと言わないでちょうだい!~
あたしの願い事が叶わなくなるじゃない!▼~
:[カミラ]|…それは困るわね。▼~
:[カムイ]|ふうっ。~
わかってくれてよかったわ。▼~
ありがとう、カミラ姉さん。~
あたしに願い事を教えてくれて。▼~
でもせっかく30個もあるんだもの、~
あたしだけじゃなくて…▼~
他のきょうだいたちの事や、~
みんなのこともお願いしましょ。▼~
:[カミラ]|仕方ない子ね…カムイが言うなら、~
そうしましょうか。▼~
戦うのが終わったら一緒に、~
残りのお願い事を考えましょう。▼~
:[カムイ]|そうね。~
じゃあまず、みっつめのお願い事は…▼~
「ここでの戦いが早く終わりますように」~
なんてどうかしら?▼~
:[カミラ]|そうね、それがいいわ。~
二人で願えば、きっとすぐに叶うもの。▼~
無理はしないでね、カムイ。~
あなたは私が守るわ。▼~
:[カムイ]|ありがとう。カミラ姉さんも…~
あたしが絶対に守ってみせるわ!▼~
**レオン [#ue2a61f8]
***会話1 [#x6d900e6]
:[カムイ]|…………▼~
:[レオン]|カムイ姉さん、どうしたの?~
ぼーっと突っ立って。▼~
:[カムイ]|あ…レオン。▼~
なんだか…~
綺麗なお祭りだと思っていたのよ。▼~
あたし、こういう場所に来たことが~
あまりないし…▼~
外の世界に出てから、~
初めて行ったのは白夜のお祭りだったし。▼~
:[レオン]|そうだね…~
暗夜の祭りは、結局行かずじまいか。▼~
:[カムイ]|自分でも恥ずかしい話なんだけど、~
そこに行くまで物を買う経験もなかったのよ。▼~
だから最初はお金と物が交換できることも~
わからなくて。▼~
:[レオン]|カムイ姉さん…▼~
:[カムイ]|でも…▼~
:[レオン]|…………▼~
:[カムイ]|でも今ならお金もあるし、~
物の買い方だってわかるわ!▼~
思い切り姉さんらしいことができるよ!▼~
:[レオン]|ええっ?~
ね…姉さんらしいこと?▼~
:[カムイ]|ええ!▼~
さ、何がほしい?~
何か食べたいものはある?▼~
今日ぐらいかわいい弟のことを~
思い切り甘やかさせてちょうだい!▼~
:[レオン]|わわっ…くっつかないでよ姉さん!~
祭りだからってはしゃぎすぎ!▼~
こんなの珍しくも何ともないし、~
第一、今は戦闘中なんだから落ち着きなよ。▼~
:[カムイ]|…そりゃあレオンにとっては~
珍しくないかもしれないわよ。▼~
でも、あたしにとってはそれが~
どれだけ新鮮なことか…▼~
:[レオン]|うっ…▼~
:[カムイ]|北の城塞にいるときから、~
ずっと憧れてたのよ。▼~
レオンやみんなとお祭りに行くの。~
そうしたら…▼~
あたしは姉さんらしく、~
レオンに何か買ってあげたかったの。▼~
小さいときからの…~
あたしの夢だったのよ。▼~
:[レオン]|な、なんだよそれ…▼~
子どもの頃ならまだしも、~
今そういうことされてもちょっとなあ…▼~
欲しいものがあったら自分で買うし…▼~
:[カムイ]|子どもの時の夢を今叶えて~
何が悪いのよ!▼~
いいからレオンはあたしに甘えなさい!~
何か欲しいものを言いなさいよー!▼~
:[レオン]|もう…~
これじゃどっちが年上なんだか。▼~
でも、そこまで言われちゃ~
断るわけにはいかないよね。▼~
わかったよ、カムイ姉さん。~
戦闘中に考えておくから、▼~
今はそれで勘弁してよ。~
敵も近くまで迫ってるしさ。▼~
:[カムイ]|!! そうね。~
わかったわレオン。▼~
じゃ、敵をあらかた倒したら…~
また声をかけるわ。▼~
:[レオン]|ああ、また後でね。▼~
***会話2 [#sbebbb65]
:[カムイ]|レオン!~
欲しいものは考えられたかしら?▼~
:[レオン]|ああ、考えたよ。▼~
:[カムイ]|そう、良かったわ。~
あ、でもまだ言わないでね。▼~
あたしは姉さんなんだから、~
弟の欲しいものを見事当ててみせるわ。▼~
えーと…~
たぶんこれね、▼~
屋台で一番人気の串焼き肉!▼~
:[レオン]|ぶー、外れ。▼~
:[カムイ]|うーん…▼~
じゃあ向こうで売ってたベリー?~
それとも青い色した砂糖菓子?▼~
わかったわ!!~
新鮮なトマトね!▼~
:[レオン]|いや、どれも違うよ。▼~
:[カムイ]|えー、そんな…~
トマトは自信あったのに…▼~
:[レオン]|あはは、姉さんはまだまだ僕のことを~
わかってないみたいだね。▼~
:[カムイ]|ごめんなさい…そうみたいだわ。~
答えを教えてくれる?▼~
:[レオン]|答えはね、~
カムイ姉さんとの時間だよ。▼~
:[カムイ]|…!!▼~
:[レオン]|なに?~
感動して言葉が出ない?▼~
:[カムイ]|レオン…▼~
それじゃああたしはレオンに~
何も買ってあげられないじゃない!▼~
:[レオン]|は?▼~
:[カムイ]|なに?~
あたしはあたしの時間を買えばいいの?▼~
自分にお金を払えばいいの!?▼~
:[レオン]|も、もう姉さんはどうしようもないな!▼~
…一緒にいてくれれば良いってことだよ。~
物なんて買ってくれなくたって、▼~
一緒にお祭りを回れる時間が、~
僕たちにとっては特別なんだ。▼~
そうだろう?▼~
:[カムイ]|そう…ね。~
ええ。確かにそうだわ。▼~
:[レオン]|だからさ、~
何か買うとかじゃなくて…▼~
お祭りを一緒に回ってくれたらそれで~
僕は満足だよ。▼~
何より僕は、その気持ちが嬉しかったから。~
ありがとう、カムイ姉さん。▼~
:[カムイ]|レ、レオン…!~
レオンーーーーーーーー!!▼~
:[レオン]|ちょっ…~
だから抱きつくなって…!▼~
今が戦闘中だってこと~
定期的に忘れてるだろ!!▼~
:[カムイ]|大丈夫よ!~
今誰かが襲ってきても…▼~
あたしは絶対に、~
レオンを守る自信があるわ!▼~
だって、強くなったから。~
あの城塞を出てから…▼~
あたしは外の世界も…物を買うことも、~
人を守る術も知ったわ。▼~
変わったあたしをいつか…~
レオンに見て欲しかったの。▼~
あたしとの時間が欲しいと言ってくれるなら、~
これほど嬉しいことはないわ。▼~
:[レオン]|うん…~
僕も嬉しいよ。▼~
姉さんはいつも人に囲まれているし、~
なかなかこうして話せないからね。▼~
:[カムイ]|言ってくれたらいつでも時間を作るわよ。▼~
:[レオン]|僕が言えるような性格だと思う?▼~
:[カムイ]|…思わないわね。▼~
:[レオン]|さすがだね、姉さん。~
そこはよくわかってるじゃないか。▼~
それじゃあ戦いが終わってひと段落したら~
噴水の前で待ってるよ。▼~
:[カムイ]|ありがとう。~
楽しみにしてるわね。▼~
:[レオン]|でも、せっかく何か買ってくれるって~
話だったし…▼~
もし良いトマトがあったら~
僕にいっぱい買ってよね、姉さん。▼~
:[カムイ]|ええ、任せておいて!▼~
**レオン(支援S) [#fefec986]
***会話1 [#a3988916]
:[カムイ]|…………▼~
:[レオン]|カムイ、どうしたの?~
ぼーっと突っ立って。▼~
:[カムイ]|あら…レオン。▼~
なんでもないわ。~
綺麗なお祭りだと思っていたの。▼~
あたしはこういう場所に来る機会が~
少なかったから。▼~
外の世界に出てから、~
初めて行ったのは白夜のお祭りだったし…▼~
:[レオン]|そうだね…~
暗夜の祭りは、結局行かずじまいか。▼~
:[カムイ]|自分でも恥ずかしい話なんだけど、~
そこに行くまで物を買う経験もなかったのよ。▼~
だから最初はお金と物が交換できることも~
わからなくて。▼~
:[レオン]|カムイ…▼~
:[カムイ]|でも…▼~
:[レオン]|…………▼~
:[カムイ]|でも今ならお金もあるし、~
物の買い方だってわかるわ。▼~
思い切りお姉さんらしいことができるわよ!▼~
:[レオン]|ええっ?~
お…お姉さんらしいこと?▼~
い、今さら何言ってるんだよ。~
あんたは僕の奥さんだろ?▼~
:[カムイ]|ええ。でも今日だけ姉弟に戻るのも、~
楽しそうでいいじゃない。▼~
さ、何がほしい?~
何か食べたいものはあるかしら?▼~
今日ぐらい、愛するレオンのことを~
思いっきり甘やかさせてちょうだい。▼~
:[レオン]|わわっ…くっつかないでよカムイ!~
祭りだからってはしゃぎすぎ!▼~
こんなの珍しくも何ともないし、~
第一、今は戦闘中なんだから落ち着きなよ。▼~
:[カムイ]|…そりゃあレオンにとっては~
珍しくないかもしれないけど。▼~
あたしにとってはそれが~
どれだけ新鮮なことか…▼~
:[レオン]|! ごめん…▼~
:[カムイ]|北の城塞にいるときから、~
ずっと憧れていたのよ。▼~
レオンやみんなとお祭りに行くの。~
そうしたら…▼~
あたしはお姉さんらしく、~
レオンに何か買ってあげたかった。▼~
小さいときからの…~
あたしの夢だったのよ。▼~
:[レオン]|な、なんだよそれ…~
だから姉弟に戻るとか言ってたの?▼~
子どもの頃ならまだしも、~
今そういうことされてもちょっとなあ…▼~
夫っていう面目もあるし、~
欲しいものがあったら自分で買うよ。▼~
:[カムイ]|子どもの時の夢を今叶えて~
何が悪いのよ!▼~
いいからレオンはあたしに甘えて!~
何か欲しいものを言いなさい!▼~
:[レオン]|もう…~
これじゃどっちが年上なんだか。▼~
でも、そこまで言うんなら…~
わがまま聞いてあげようかな。▼~
わかったよ、カムイ。~
戦闘中に考えておくから、▼~
今はそれで勘弁してよ。~
敵も近くまで迫ってるしさ。▼~
:[カムイ]|!! そうね。~
わかったわ、レオン。▼~
じゃあ、敵をあらかた倒したら~
また声をかけるわね。▼~
気をつけて行ってきて…~
怪我なんかしないようにね。▼~
:[レオン]|ああ、カムイもね。~
必ず、無事でいて。▼~
***会話2 [#sd3b9637]
:[カムイ]|レオン!~
欲しいものは考えられたかしら?▼~
:[レオン]|ああ、考えたよ。▼~
:[カムイ]|そう、良かったわ…▼~
でもまだ言わないでちょうだい。~
あたしはレオンの姉で、妻だもの。▼~
誰よりもレオンを分かっているはず。~
欲しいものを見事当ててみせるわ。▼~
えーと…~
たぶんこれね。▼~
屋台で一番人気の串焼き肉!▼~
:[レオン]|ぶー、外れ。▼~
:[カムイ]|うーん…▼~
じゃあ向こうで売ってたベリーかしら。~
それとも青い色した砂糖菓子…?▼~
わかった!!~
新鮮なトマト!▼~
:[レオン]|いや、どれも違うよ。▼~
:[カムイ]|はあ…~
トマトは自信あったのに…▼~
:[レオン]|あはは、カムイはまだまだ僕のことを~
わかってないみたいだね。▼~
:[カムイ]|ごめんなさい…反省するわ。~
答えを教えてくれる?▼~
:[レオン]|答えはね、~
カムイとの時間だよ。▼~
:[カムイ]|…!!▼~
:[レオン]|なに?~
感動して言葉が出ない?▼~
:[カムイ]|レオン…▼~
それじゃ、あたしはレオンに~
何も買ってあげられないじゃない!▼~
:[レオン]|は?▼~
:[カムイ]|あたしは自分の時間を買えばいいの?~
自分にお金を払えばいいの…!?▼~
:[レオン]|も、もう!~
カムイはどうしようもないな!▼~
…一緒にいてくれれば良いってことだよ。~
物なんて買ってくれなくたって、~
一緒にお祭りを回れる時間が、~
僕たちにとっては特別なんだ。▼~
そうだろう?▼~
:[カムイ]|そうね…~
ええ、確かにそうだわ。▼~
:[レオン]|だからさ、~
何か買うとかじゃなくて…▼~
お祭りを一緒に回ってくれたらそれで~
僕は満足だよ。▼~
何より僕は、その気持ちが嬉しかったから。~
ありがとう、カムイ。▼~
:[カムイ]|レ、レオン…!~
レオンーーーーーーーー!!▼~
:[レオン]|ちょっ…!~
だから抱きつくなって…!▼~
今が戦闘中だってこと~
定期的に忘れてるだろ!!▼~
:[カムイ]|大丈夫よ。~
今誰かが襲ってきても…▼~
あたしは絶対にレオンを~
守る自信があるもの。▼~
だって、強くなったもの。~
あの城塞を出てから…▼~
あたしは外の世界も…物を買うことも、~
人を守る術も知った。▼~
変わったあたしをいつか…~
レオンに見て欲しかったの。▼~
あたしとの時間が欲しいと言ってくれるなら、~
こんなに嬉しいことはないわ。▼~
:[レオン]|うん…~
僕も嬉しいよ。▼~
カムイはいつもたくさんの~
人に囲まれているし…▼~
結婚したからっていっても、~
なかなかゆっくり話せないからね。▼~
:[カムイ]|言ってくれれば、~
すぐに部屋に帰るのに。▼~
:[レオン]|僕が言えるような性格だと思う?▼~
:[カムイ]|…思わないわね。▼~
:[レオン]|さすがだね、カムイ。~
そこはよくわかってるじゃないか。▼~
:[カムイ]|さみしい思いをさせて悪かったわ。~
明日からは、もっと早く帰るから。▼~
:[レオン]|ああ…待ってるよ。~
そうしたら二人でいっぱい話そう?▼~
今日のお祭りのこととか、~
昔の思い出とか。▼~
それから、カムイに~
もっといっぱい触りたいな…▼~
こんな風に…▼~
:[カムイ]|んっ…!!▼~
:[レオン]|…………▼~
:[カムイ]|…………▼~
レ、レオン…~
いきなり何を…▼~
:[レオン]|どうしたの? カムイ姉さん。~
そんなに顔真っ赤にして。▼~
弟にキスされて、~
そんなに恥ずかしかった?▼~
:[カムイ]|な、なんでこんな時に~
急に姉さん呼びなのよ…!▼~
:[レオン]|だめなの?▼~
さっき姉弟に戻ろうっていったのは~
カムイ姉さんじゃないか。▼~
僕はそれを聞いてあげただけだよ?▼~
:[カムイ]|レ、レオンはいじわるだわ…!~
明日から早く帰ると言ったけど、▼~
やっぱり、~
ものすごく遅く帰るわよ?▼~
そ、それから、好物のトマト料理だって~
しばらく作ってあげないから!▼~
:[レオン]|うーん…それは困るな。▼~
悪かったよ、カムイ。~
謝るから機嫌直して。▼~
:[カムイ]|…………▼~
もう一回キスしてくれたら、~
機嫌直してあげるわ。▼~
:[レオン]|えっ!?▼~
:[カムイ]|姉さんにキスしたくないなら、~
別にいいけど。▼~
:[レオン]|まったく…~
カムイはすぐ拗ねるんだから。▼~
…わかったよ。~
さっきはごめん、カムイ。▼~
…す、好きだよ…▼~
:[カムイ]|…………▼~
…ふふ。レオンの唇…~
いつもより熱いわね。▼~
:[レオン]|や、やめろって…~
そういうこと言うの。▼~
仕方ないだろ?~
カムイが可愛いから…▼~
:[カムイ]|ん? 何て言ったの?~
カムイが? そのあとは?▼~
:[レオン]|あーーもう! 二度と言わないよ!~
今は戦闘中だ! 続きは帰ってから!▼~
じゃあ僕は戦ってくるけど…~
もし怪我なんかしたら許さないよ。▼~
絶対に死なないで…▼~
戦いが終わったら一番に~
僕のところに来ること。いいね?▼~
:[カムイ]|…ええ。▼~
:[レオン]|いい返事だ。じゃあまたね。~
カムイ。▼~
:[カムイ]|レオンったら…~
あんなに耳を真っ赤にして。▼~
いじわるなところもあるけど、~
ほんとは誰よりも優しいのよね。▼~
愛しているわ…レオン。~
これからも、ずっと。▼~
**マークス [#lc8a9310]
***会話1 [#w7d8fc58]
:[カムイ]|暗夜王国のお祭り…ねえ。▼~
:[マークス]|どうした? カムイ。~
そんなにキョロキョロして。▼~
:[カムイ]|マークス兄さん。▼~
…異界とはいえ、~
ここも暗夜王国なのねと思っていたのよ。▼~
あたしたちのいた暗夜のお祭りも、~
こんな感じだったの?▼~
:[マークス]|ああ。~
これほど美しい装飾はなかったが…▼~
星の光りに感謝する祭りや、~
豊穣を願う祭りがあったな。▼~
:[カムイ]|そう…~
良いお祭りだったんでしょうね。▼~
そういえば兄さんたちはよく、~
お祭りの日にお土産を持ってきてくれたわね。▼~
珍しい雑貨とか、~
見たことないようなお菓子とか。▼~
:[マークス]|そうだったな。~
懐かしい話だ。▼~
:[カムイ]|あたしも一度…~
お祭りに行ってみたかったわ。▼~
マークス兄さんやきょうだいみんなで、~
屋台を回って…▼~
きっと楽しかったでしょうね。▼~
:[マークス]|カムイ…▼~
:[カムイ]|あっ! そんな顔をしないで!~
昔の思い出として受け取ってちょうだい!▼~
あたしはあたしで楽しかったのよ。~
お祭りの会場には行けなかったけど、▼~
みんなが珍しいものを~
持ってきてくれる日だと思ってたし!▼~
:[マークス]|そうだな…お前はいつもあの日、~
遅くまで私たちを待っていてくれた。▼~
そしてこう思ったものだ。~
この笑顔を祭りの会場でも見られたら…と。▼~
私たちも、~
お前と祭りを楽しみたかったぞ。▼~
:[カムイ]|マークス兄さん…▼~
:[マークス]|大丈夫だ。今からでも遅くはない。~
異界とはいえ、この地も暗夜王国…▼~
この祭りが暗夜の祭りであることに~
変わりはない。▼~
お前さえ望むなら、賊を倒した後…~
皆で一緒に祭りを回ろう。▼~
:[カムイ]|ええ、そうね。~
きっと楽しいわ。▼~
:[マークス]|…そうだ、~
今思い出したぞ。▼~
カムイが城塞を出られたら、~
共に祭りを楽しむ以外にも…▼~
やりたいことがあったのだ。▼~
:[カムイ]|え? なにかしら?▼~
:[マークス]|…準備をしてこよう。~
少し待っていてくれ。▼~
:[カムイ]|わかったわ。じゃあまた後で。~
マークス兄さん。▼~
***会話2 [#t2b9fb7a]
:[マークス]|待たせたな、カムイ。▼~
:[カムイ]|マークス兄さん。~
準備って何をしていたの?▼~
:[マークス]|これだ。▼~
:[カムイ]|へえ、ぼんやり光ってて綺麗ね。~
これって…▼~
カボチャのランタン?▼~
:[マークス]|ああ。私が作った。▼~
:[カムイ]|え…作った!?▼~
:[マークス]|そうだな。カボチャをくりぬいて、~
中に蝋燭を入れるのだが…▼~
いつも城塞に着く前に~
灯が燃え尽きてしまうんだ。▼~
流石にこれはお前に~
持ち帰ってやれなくてな。▼~
:[カムイ]|蝋燭なら、~
城にあるのを使えば良かったんじゃ…▼~
:[マークス]|いや、城にある蝋燭を使っては~
普通のランタンと変わらないだろう。▼~
祭りの会場で灯される火であるからこそ~
価値がある。▼~
だから今日はお前に、~
この祭りの灯りを…▼~
ここでしか見ることのできない、~
ランタンの灯りを見せたかった。▼~
:[カムイ]|マークス兄さん…▼~
ふふふ。~
もう、何をしてるのかと思えば…▼~
兄さんったら、~
戦闘中にカボチャをくりぬいてたの?▼~
暗夜の第一王子が戦闘中にカボチャを…~
…ふふっ。▼~
:[マークス]|こら、兄をからかうな。▼~
戦闘中とはいえ、~
もちろん周囲の敵は殲滅してからだぞ。▼~
:[カムイ]|ありがとう、兄さん。~
あたし、こんなに温かい光は見たことないわ。▼~
:[マークス]|ふっ…~
喜んでくれたのであれば何よりだ。▼~
訳を話したら軍の皆も、~
カムイの為ならと手を貸してくれてな。▼~
お前はやはりどこにいても、~
皆に愛されるのだな。▼~
…この灯は大切な人に見せると~
その者は幸せになるという謂れがあるらしい。▼~
カムイ…~
お前はもう自由だ。▼~
今度はお前が、自分で選んだ大切な者に…~
この地の灯りを見せるといい。▼~
:[カムイ]|ええ。そうするわ。マークス兄さんが~
あたしにしてくれたみたいに…▼~
今度はあたしが、~
誰かに幸せを運びたいわね。▼~
:[マークス]|ではその時は、~
ランタンは手作りすることを勧めよう。▼~
:[カムイ]|手作り?▼~
:[マークス]|いいか? これは私の持論だが…~
既存のランタンでは温かみが半減する。▼~
贈る相手の幸せを真に願うのなら、~
祭りの会場で心を込めて手彫りするに限るぞ。▼~
:[カムイ]|わ、わかったわ。~
じゃあマークス兄さん…▼~
戦闘が終わった後に、~
是非ご指導をよろしくお願いします。▼~
:[マークス]|そうか…言っておくが、~
私のランタン指導は厳しいぞ?▼~
:[カムイ]|大丈夫よ。~
剣の稽古と同じように…▼~
なんとしてでも食らいついて、~
モノにしてみせるわ。▼~
そうしたら、~
最初に作ったランタンは…▼~
マークス兄さん。~
あなたにあげたいの。▼~
:[マークス]|!▼~
:[カムイ]|あたしは今まで沢山、~
兄さんに幸せをもらったわ。▼~
…そのお礼をさせてちょうだい。▼~
:[マークス]|お前という奴は…~
うれしいことを言ってくれるのだな。▼~
礼を言う。~
楽しみにしているぞ、カムイ…▼~
**マークス(支援S) [#ce870908]
***会話1 [#n327f9ef]
:[カムイ]|暗夜王国のお祭り…か。▼~
:[マークス]|どうした? カムイ。~
そんなにキョロキョロして。▼~
あまり気を抜いていたら危ないぞ。▼~
:[カムイ]|マークス。▼~
…異界とはいえ、~
ここも暗夜王国なのねと思って。▼~
あたしたちのいた暗夜のお祭りも、~
こんな感じだったの?▼~
:[マークス]|ああ。~
これほど美しい装飾はなかったが…▼~
星の光に感謝する祭りや、~
豊穣を願う祭りがあったな。▼~
:[カムイ]|そう…~
良いお祭りだったんでしょうね。▼~
そういえばマークスはお祭りの日、~
よくお土産を持ってきてくれたわよね。▼~
珍しい雑貨とか、~
見たことないようなお菓子とか。▼~
:[マークス]|そうだったな。~
私たちが兄妹だった頃の…懐かしい話だ。▼~
:[カムイ]|あたしも一度…~
お祭りに行ってみたかったわ。▼~
マークスやきょうだいみんなで、~
屋台を回って…▼~
きっと楽しかったと思うの。▼~
:[マークス]|カムイ…▼~
:[カムイ]|あっ…そんな顔しないで。~
昔の思い出として受け取ってちょうだい。▼~
あたしはあたしで楽しかったから。~
お祭りの会場には行けなかったけど、▼~
みんなが珍しいものを~
持ってきてくれる日だと思っていたし。▼~
それに…マークスに会えるのも、~
すごく楽しみだったもの。▼~
:[マークス]|そうだな…お前はいつもあの日、~
遅くまで私を待っていてくれた。▼~
そしてこう思ったものだ。~
この笑顔を祭りの会場でも見られたら…と。▼~
私もお前と祭りを楽しみたかった。~
ずっと前から、そう思っていたんだ。▼~
:[カムイ]|ええ。~
その気持ち、とても嬉しいわ。▼~
:[マークス]|大丈夫だ。今からでも遅くはない。~
異界とはいえ、この地も暗夜王国…▼~
この祭りが暗夜の祭りであることに~
変わりはない。▼~
お前さえ望むなら、賊を倒した後…~
夫婦一緒に祭りを回ろう。▼~
夫として、お前の欲しいものは~
何でも買ってやるぞ。▼~
:[カムイ]|ありがとう。~
じゃあ何かおねだりしちゃおうかしら。▼~
:[マークス]|…そうだ。~
今思い出したぞ。▼~
カムイが城塞を出られたら、~
共に祭りを楽しむ以外にも…▼~
やりたいことがあったのだ。▼~
:[カムイ]|え? なに?▼~
:[マークス]|…準備をしてこよう。~
少し待っていてくれ。▼~
私のいない間に…~
怪我などするんじゃないぞ。▼~
:[カムイ]|わかったわ。~
じゃあまた後でね、マークス。▼~
***会話2 [#k6afafdf]
:[マークス]|待たせたな、カムイ。▼~
:[カムイ]|マークス。~
準備って何をしていたの?▼~
:[マークス]|これだ。▼~
:[カムイ]|あら、ぼんやり光っていてきれいね。~
これって…▼~
カボチャのランタンかしら?▼~
:[マークス]|ああ。私が作った。▼~
:[カムイ]|え…作った!?▼~
:[マークス]|そうだな。カボチャをくりぬいて、~
中に蝋燭を入れるのだが…▼~
いつも城塞に着く前に~
灯が消えてしまうんだ。▼~
流石にこれはお前に~
持ち帰ってやれなくてな。▼~
:[カムイ]|蝋燭なら、~
お城にあるのを使えば良かったんじゃ…▼~
:[マークス]|いや、城にある蝋燭を使っては~
普通のランタンと変わりないだろう。▼~
祭りの会場で灯される火であるからこそ~
価値がある。▼~
だから今日はお前に、~
この祭りの灯りを…▼~
ここでしか見ることのできない、~
ランタンの灯りを見せたかった。▼~
:[カムイ]|ふふっ。~
何をしているのかと思ったら…▼~
マークスともあろう人が、~
戦闘中にカボチャをくりぬいてたの?▼~
暗夜の第一王子が戦闘中にカボチャを…~
…ふふふっ。▼~
:[マークス]|まったく…夫をからかうな。~
もちろん周囲の敵は殲滅してからにしたぞ。▼~
:[カムイ]|ありがとう…マークス。▼~
あたし、こんなに温かい光を~
見たことがないわ。▼~
:[マークス]|ふっ…~
喜んでくれたのであれば何よりだ。▼~
訳を話したら軍の皆も、~
カムイの為ならと手を貸してくれてな。▼~
お前はやはりどこにいても、~
皆に愛されるのだな。▼~
だが、お前のことを…~
一番愛しているのはこの私だ。▼~
…この灯は、大切な人に見せると~
その者は幸せになるという謂れがあるらしい。▼~
カムイ。~
私はお前を幸せにしたい。▼~
北の城塞で、兄妹でいた頃からずっと…~
そう思っていた。▼~
:[カムイ]|…嬉しい。マークスはずっと、~
あたしの幸せを願っていてくれたのね。▼~
でも、あたしだってずっと~
マークスの幸せを願っていたわ。▼~
夜に剣を降るあなたを見て、~
その剣筋が荒れるのを感じるたびに…▼~
その心が早く穏やかになってほしいと~
そう願ったものよ。▼~
:[マークス]|ありがとう…カムイ。~
大丈夫、私はもう幸せだ。▼~
お前がいてくれる限り…~
私の剣はもう、荒れることはないだろう。▼~
:[カムイ]|そう…~
それなら安心ね。▼~
:[マークス]|私は怖かったんだ。~
お前が城塞を出て、行方不明になった日…▼~
もう二度と私の元に~
戻ってこないのではと思った。▼~
あの日の鍛錬は剣筋も定まらず~
酷いものだった…▼~
:[カムイ]|大丈夫よ。あたしはこうして、~
マークスの元にいる。▼~
もうどこにも行ったりしないわ。▼~
:[マークス]|ああ。私たちは再びこうして~
同じ道を歩いている。▼~
私はそのことが何より幸せだ。▼~
:[カムイ]|あたしも幸せよ。~
あなたと結婚してからいつも。▼~
この先いつ命を落としても悔いはない…~
そう思えてしまうぐらい。▼~
:[マークス]|!! カムイ、~
なんてことを言うんだ!▼~
:[カムイ]|マークス…?▼~
:[マークス]|いいか…~
私はお前を失うのが何よりも怖い。▼~
そんなこと、冗談でも言ってくれるな。~
私の幸せを願ってくれるのなら、▼~
命を落としてもいいなどと、~
二度と口にしないでくれ。▼~
:[カムイ]|ごめんなさい…~
軽率なことを言ったわね。▼~
この命はみんなが守ってくれたものなのに…~
本当にごめんなさい。▼~
あたしは必ず、生き残るわ。~
そして、マークス…▼~
いつまでも、あなたの傍にいる。▼~
:[マークス]|私だけを見ていてくれ…~
カムイ。▼~
お前は私が守る。~
決して死なせたりなどしない。▼~
お前のいない世界なんて、~
私には考えられない…▼~
求婚の時に告げた通り、~
その髪も肌も…もう私のものだ。▼~
二度と私に黙って~
遠くに行くことは許さんからな。▼~
:[カムイ]|ええ。マークスも、~
絶対にいなくならないでちょうだいね。▼~
もしもあなたが死んだりしたら、~
あたし…▼~
悲しくて、どうにかなってしまうわ。▼~
:[マークス]|カムイ…▼~
…好きだ。カムイ。▼~
少しだけ…許せ。▼~
:[カムイ]|え?~
マークス…▼~
…んっ!▼~
:[マークス]|…………▼~
:[カムイ]|…………▼~
マークス…~
どうして急に…キス…したの…▼~
:[マークス]|すまない。約束をしたくなった…~
お前の身体に。▼~
私はお前の傍を離れない。~
決してお前を置いて死んだりしないと。▼~
…不服だったか?▼~
:[カムイ]|いえ。~
ちょっと恥ずかしかっただけ。▼~
でも、嬉しいわ。~
なんだか唇に熱が残って…▼~
これで別々に戦っているときも、~
マークスが守ってくれているような、▼~
そんな気持ちになれるわね。▼~
:[マークス]|…そうか。~
お前ともう少しこうしていたいが…▼~
そろそろ戦に戻らねばならんな。~
いけるか、カムイ?▼~
:[カムイ]|もちろんよ。▼~
あ…そうだ。戦いが終わったら、~
さっきのランタンの作り方を教えて。▼~
:[マークス]|ん? 構わんが…~
1つでは足りなかったか?▼~
:[カムイ]|違うわよ。▼~
あのランタンは見せた人が~
幸せになる灯なんでしょう?▼~
だったら、あたしも…~
マークスにプレゼントしたいの。▼~
私の最愛の人にね。▼~
:[マークス]|お前という奴は…~
うれしいことを言ってくれるな。▼~
わかった。~
では戦が終わったら待っている。▼~
私が教えれば、お前もすぐに~
美しいランタンを作ることが出来るだろう。▼~
:[カムイ]|頼もしいわね。▼~
じゃあそのランタンには、~
マークスへの愛をたくさん詰め込もうかしら。▼~
:[マークス]|よく言った。~
楽しみにしているぞ。▼~
愛している…カムイ。▼~
:[カムイ]|ええ、あたしも愛しているわ…~
マークス。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#w4eab7fa]
- 支援Sは 「甘い、甘い。」 -- [[ドリフト]] &new{2016-11-0...
- 支援Sは 「甘い、甘い。」 -- [[ドリフト]] &new{2016-11-0...
#comment
終了行:
*マイユニット(女性・あたし~よ)の会話 [#o80f44b1]
#contents
**オボロ [#ec9ff702]
***会話1 [#m65c46c0]
:[オボロ]|あら、カムイ様じゃないですか。~
お怪我などありませんか?▼~
:[カムイ]|ええ、大丈夫よ。~
ありがとう。▼~
オボロも大きな怪我がなさそうで~
良かったわ。▼~
:[オボロ]|一応、タクミ様の臣下ですからね。~
これぐらいの戦闘では負けませんよ。▼~
早く敵を倒して、~
屋台なんか回りたいですね。▼~
:[カムイ]|そうね。~
ああ、屋台といえば…▼~
オボロの好きそうな布地を売っている店が~
向こうにあったわよ。▼~
:[オボロ]|えっ、本当ですか!~
どんな布ですか?▼~
:[カムイ]|ええと…~
少し前を通っただけだけど…▼~
見たことないような珍しい色の布とか、~
レースやリボンもあったわ。▼~
あとは…~
少しだけど、白夜の着物もあったかしら。▼~
すごく豪華な紋様のものが並んでいて…~
もっとゆっくり見たかったわ。▼~
:[オボロ]|…………▼~
:[カムイ]|オボロ?▼~
:[オボロ]|すごい…王族であるカムイ様に~
ここまで言わしめる反物屋…▼~
恐るべし品揃えに違いないわ。~
それは…▼~
…それは早く見に行かなくては!▼~
:[カムイ]|きゃっ、オボロ!?~
どうしたの!?▼~
:[オボロ]|どうもしていません。~
敵を倒す力が湧いてきただけのこと。▼~
カムイ様…お願いがございます。~
このあたりの敵を一掃したら、▼~
その反物の屋台を~
見に行ってもいいでしょうか。▼~
:[カムイ]|せ、戦闘中に!?▼~
:[オボロ]|お願いします!!~
少しだけ! 前を通るだけでも!!▼~
:[カムイ]|ひいっ!~
わ、わかったわ。▼~
怪我をしないと約束するなら、~
特別に許可してあげる!▼~
:[オボロ]|ありがとうございます!▼~
さて、そうと決まればこんな敵たち~
一匹残らず屠ってしまいましょ!▼~
死にたい奴はかかってきなさーいっ!!▼~
:[カムイ]|…す、すごい迫力だったわ…▼~
***会話2 [#u5f7a5e4]
:[カムイ]|オボロ、~
目当ての屋台は見に行けた?▼~
:[オボロ]|はい…▼~
:[カムイ]|あれ?~
なんだか元気がないわね?▼~
さっきまであんなに張り切ってたのに、~
今は動きにキレがないわ…▼~
:[オボロ]|…………▼~
:[カムイ]|まさか、あの屋台は敵に…▼~
:[オボロ]|あ…違うんです!~
屋台は守りきりました。▼~
ちょうど敵襲に遭っていたので~
その敵を根こそぎ殲滅したんです。▼~
そうしたら…▼~
:[カムイ]|そうしたら?▼~
:[オボロ]|店主にとても感謝されました。~
お祭りが再開したらまた来てくれと言われて、▼~
その時はお店にあるものの中から~
お礼にどれかひとつ持って行っていいと。▼~
:[カムイ]|良かったじゃない!~
欲しい布地ばかりだったんでしょう?▼~
:[オボロ]|そうなんです!~
どれも良くて選べないんです!!▼~
豪奢な柄の反物もいいし、~
思い切って異国のリボンもいい…▼~
私、こんなのとてもとても決められません!~
カムイ様~~!!▼~
:[カムイ]|そ、そんなに悩んでいるの?▼~
あのしっかり者のオボロが~
こんな風になるだなんて…▼~
何とかしないと…▼~
そ、そうだ!~
用途を決めればいいんじゃない?▼~
:[オボロ]|用途?▼~
:[カムイ]|今はとにかく布を選べって言われて~
迷っているんでしょう?▼~
でも、その布を何に使いたいか決めれば、~
ある程度は絞れるんじゃないかしら。▼~
:[オボロ]|おおっ、なるほど!!!!~
流石はカムイ様です!!▼~
では早速用途を決めましょう。~
私としてはやはり着物を仕立てたいですね。▼~
となると白夜風の反物が第一候補。~
着る人は…そうですね…▼~
カムイ様、~
袖を通していただけますか?▼~
:[カムイ]|えっ、あたし?▼~
:[オボロ]|はい。~
よく考えれば布地がもらえるのは、▼~
屋台のことを教えてくださって、~
見に行く許可をくださったおかげです。▼~
ですから…そのお礼に。~
だめですか?▼~
:[カムイ]|だ、だめじゃないけど…▼~
いいの?~
せっかくの布地をあたしなんかのために。▼~
:[オボロ]|もちろんですよ!~
私、人のために仕立てるのが好きなんです。▼~
カムイ様のためとなれば、~
いつもの倍の力が出せるに決まっています。▼~
:[カムイ]|そう。じゃあお願いするわ。~
ありがとう、オボロ。▼~
:[オボロ]|こちらこそ!▼~
では戦っている間…~
仕立てる着物の計画を練っておきます。▼~
カムイ様の好きな色や~
好きな意匠などもお伺いしたいので、▼~
宜しければ後ほど~
屋台に付き合っていただけますか?▼~
お時間は取らせませんから!▼~
:[カムイ]|そうね、一緒に行きましょ。▼~
楽しみね…~
どんな着物になるのかしら。▼~
:[オボロ]|きっと最高のものにしてご覧に入れますよ。~
では、早く布を選ぶためにも…▼~
…残りの敵は根こそぎ倒しましょう!!▼~
:[カムイ]|わわっ!?~
またさっきの顔に!?▼~
うふふ…でも元気が戻ってよかったわ。~
力を合わせて頑張りましょ。▼~
:[オボロ]|はい!!▼~
**カミラ [#gdd58502]
***会話1 [#u2949085]
:[カミラ]|素敵だわ…カムイとこうして~
お祭りに来られるだなんて。▼~
お姉ちゃん、とっても嬉しい。▼~
:[カムイ]|ええ、あたしも嬉しいわ。~
カミラ姉さん。▼~
:[カミラ]|それなのに…~
魔物たちのせいで台無しだわ。▼~
早くお祭りを再開させるために、~
キツいお仕置きをして回らなくちゃ。▼~
もちろん…とびきり痛いやつをね。▼~
:[カムイ]|うふふ…~
カミラ姉さん、容赦ないわね。▼~
でも早く祭りを再開させたいのは~
あたしも同じよ。▼~
こんなに雰囲気のいい場所なんですもの。~
戦いに使うなんて勿体無いわ。▼~
:[カミラ]|そうね。~
さっき屋台の人に聞いたのだけれど…▼~
このお祭りには特別な魔力を持つ装飾が~
飾られているんですって。▼~
その装飾に願いをかけると、~
叶うとされているそうよ。▼~
:[カムイ]|へえ…なんだかロマンチックね。▼~
:[カミラ]|その装飾、なんだと思う?▼~
:[カムイ]|うーん…なにかしら。▼~
噴水の真ん中にある、~
魔女の帽子?▼~
:[カミラ]|いいえ。▼~
答えは祭樹のてっぺんにある、~
お月様の飾りよ。▼~
:[カムイ]|そうだったの。~
あたしも後で願い事をしてみるわ。▼~
:[カミラ]|じゃあ次の問題ね。▼~
:[カムイ]|えっ?▼~
:[カミラ]|この広場にお月様の飾りは~
いくつあるかしら?▼~
:[カムイ]|え、ええと…~
1,2,3…▼~
…………▼~
:[カミラ]|うふふ…~
答えるまでには時間がかかりそうね。▼~
いいわ。~
そのまま数えていてちょうだい。▼~
数えている間、あなたを狙う敵はみぃんな、~
私が殺してあげるから。▼~
また後で声をかけるわ。▼~
:[カムイ]|あ…カミラ姉さん!?▼~
こ、困ったわ…~
月の数…月の数…▼~
***会話2 [#p2b0fb1a]
:[カミラ]|お月様の数はわかったかしら?~
カムイ。▼~
:[カムイ]|ご、ごめんなさい、カミラ姉さん。~
戦いながらだとわからなくて…▼~
この樹はさっき数えたかなとか~
こんがらがってしまって。▼~
:[カミラ]|うふふ…~
仕方のない子ね。▼~
答えは30個よ。▼~
この広場に、祭樹は30本。~
お月様の飾りもそれと同じだけあるの。▼~
:[カムイ]|へえ…!~
そうだったの。▼~
じゃあ、たくさんお願い事ができるわね。▼~
:[カミラ]|そうね…~
私、お願い事はもう決まっているの。▼~
:[カムイ]|30個も!?▼~
:[カミラ]|ええ。ひとつめは…~
カムイが元気でいられますように。▼~
ふたつめは、~
カムイが幸せでいられますように。▼~
みっつめは、~
カムイが…▼~
:[カムイ]|ええっ!?~
ちょっと待ってカミラ姉さん!▼~
まさかとは思うけど…全部~
あたしについてのお願いじゃないわよね?▼~
:[カミラ]|あら、もちろんそうだけれど。~
何か問題があるかしら?▼~
:[カムイ]|問題だらけよ。▼~
そんな風にされたら、~
カミラ姉さんの分の願い事が…▼~
…………▼~
あ…そうか。~
いえ、大丈夫よ。▼~
:[カミラ]|まあ、いいの?▼~
:[カムイ]|ええ。カミラ姉さんがあたしのことを~
お願いしてくれた分だけ、▼~
あたしもカミラ姉さんのことを~
お願いすればいいだけだから。▼~
:[カミラ]|!▼~
:[カムイ]|えっと…ひとつめは、~
カミラ姉さんが元気でいられるように。▼~
ふたつめは、~
カミラ姉さんが幸せでいられるように。▼~
みっつめは何かしら?~
あたしも同じことをお願いするから言って。▼~
:[カミラ]|カムイ…!~
なんて優しい子なの!!▼~
お姉ちゃん、もうあなたを放さないわ!▼~
:[カムイ]|きゃっ、カミラ姉さん!?~
そんなに抱きついたら苦しいわ!▼~
あと危ないわよ!~
敵に狙われるわ!!▼~
:[カミラ]|あなたの盾になれるなら~
お姉ちゃん本望だわ。▼~
:[カムイ]|そんな…~
縁起でもないこと言わないでちょうだい!~
あたしの願い事が叶わなくなるじゃない!▼~
:[カミラ]|…それは困るわね。▼~
:[カムイ]|ふうっ。~
わかってくれてよかったわ。▼~
ありがとう、カミラ姉さん。~
あたしに願い事を教えてくれて。▼~
でもせっかく30個もあるんだもの、~
あたしだけじゃなくて…▼~
他のきょうだいたちの事や、~
みんなのこともお願いしましょ。▼~
:[カミラ]|仕方ない子ね…カムイが言うなら、~
そうしましょうか。▼~
戦うのが終わったら一緒に、~
残りのお願い事を考えましょう。▼~
:[カムイ]|そうね。~
じゃあまず、みっつめのお願い事は…▼~
「ここでの戦いが早く終わりますように」~
なんてどうかしら?▼~
:[カミラ]|そうね、それがいいわ。~
二人で願えば、きっとすぐに叶うもの。▼~
無理はしないでね、カムイ。~
あなたは私が守るわ。▼~
:[カムイ]|ありがとう。カミラ姉さんも…~
あたしが絶対に守ってみせるわ!▼~
**レオン [#ue2a61f8]
***会話1 [#x6d900e6]
:[カムイ]|…………▼~
:[レオン]|カムイ姉さん、どうしたの?~
ぼーっと突っ立って。▼~
:[カムイ]|あ…レオン。▼~
なんだか…~
綺麗なお祭りだと思っていたのよ。▼~
あたし、こういう場所に来たことが~
あまりないし…▼~
外の世界に出てから、~
初めて行ったのは白夜のお祭りだったし。▼~
:[レオン]|そうだね…~
暗夜の祭りは、結局行かずじまいか。▼~
:[カムイ]|自分でも恥ずかしい話なんだけど、~
そこに行くまで物を買う経験もなかったのよ。▼~
だから最初はお金と物が交換できることも~
わからなくて。▼~
:[レオン]|カムイ姉さん…▼~
:[カムイ]|でも…▼~
:[レオン]|…………▼~
:[カムイ]|でも今ならお金もあるし、~
物の買い方だってわかるわ!▼~
思い切り姉さんらしいことができるよ!▼~
:[レオン]|ええっ?~
ね…姉さんらしいこと?▼~
:[カムイ]|ええ!▼~
さ、何がほしい?~
何か食べたいものはある?▼~
今日ぐらいかわいい弟のことを~
思い切り甘やかさせてちょうだい!▼~
:[レオン]|わわっ…くっつかないでよ姉さん!~
祭りだからってはしゃぎすぎ!▼~
こんなの珍しくも何ともないし、~
第一、今は戦闘中なんだから落ち着きなよ。▼~
:[カムイ]|…そりゃあレオンにとっては~
珍しくないかもしれないわよ。▼~
でも、あたしにとってはそれが~
どれだけ新鮮なことか…▼~
:[レオン]|うっ…▼~
:[カムイ]|北の城塞にいるときから、~
ずっと憧れてたのよ。▼~
レオンやみんなとお祭りに行くの。~
そうしたら…▼~
あたしは姉さんらしく、~
レオンに何か買ってあげたかったの。▼~
小さいときからの…~
あたしの夢だったのよ。▼~
:[レオン]|な、なんだよそれ…▼~
子どもの頃ならまだしも、~
今そういうことされてもちょっとなあ…▼~
欲しいものがあったら自分で買うし…▼~
:[カムイ]|子どもの時の夢を今叶えて~
何が悪いのよ!▼~
いいからレオンはあたしに甘えなさい!~
何か欲しいものを言いなさいよー!▼~
:[レオン]|もう…~
これじゃどっちが年上なんだか。▼~
でも、そこまで言われちゃ~
断るわけにはいかないよね。▼~
わかったよ、カムイ姉さん。~
戦闘中に考えておくから、▼~
今はそれで勘弁してよ。~
敵も近くまで迫ってるしさ。▼~
:[カムイ]|!! そうね。~
わかったわレオン。▼~
じゃ、敵をあらかた倒したら…~
また声をかけるわ。▼~
:[レオン]|ああ、また後でね。▼~
***会話2 [#sbebbb65]
:[カムイ]|レオン!~
欲しいものは考えられたかしら?▼~
:[レオン]|ああ、考えたよ。▼~
:[カムイ]|そう、良かったわ。~
あ、でもまだ言わないでね。▼~
あたしは姉さんなんだから、~
弟の欲しいものを見事当ててみせるわ。▼~
えーと…~
たぶんこれね、▼~
屋台で一番人気の串焼き肉!▼~
:[レオン]|ぶー、外れ。▼~
:[カムイ]|うーん…▼~
じゃあ向こうで売ってたベリー?~
それとも青い色した砂糖菓子?▼~
わかったわ!!~
新鮮なトマトね!▼~
:[レオン]|いや、どれも違うよ。▼~
:[カムイ]|えー、そんな…~
トマトは自信あったのに…▼~
:[レオン]|あはは、姉さんはまだまだ僕のことを~
わかってないみたいだね。▼~
:[カムイ]|ごめんなさい…そうみたいだわ。~
答えを教えてくれる?▼~
:[レオン]|答えはね、~
カムイ姉さんとの時間だよ。▼~
:[カムイ]|…!!▼~
:[レオン]|なに?~
感動して言葉が出ない?▼~
:[カムイ]|レオン…▼~
それじゃああたしはレオンに~
何も買ってあげられないじゃない!▼~
:[レオン]|は?▼~
:[カムイ]|なに?~
あたしはあたしの時間を買えばいいの?▼~
自分にお金を払えばいいの!?▼~
:[レオン]|も、もう姉さんはどうしようもないな!▼~
…一緒にいてくれれば良いってことだよ。~
物なんて買ってくれなくたって、▼~
一緒にお祭りを回れる時間が、~
僕たちにとっては特別なんだ。▼~
そうだろう?▼~
:[カムイ]|そう…ね。~
ええ。確かにそうだわ。▼~
:[レオン]|だからさ、~
何か買うとかじゃなくて…▼~
お祭りを一緒に回ってくれたらそれで~
僕は満足だよ。▼~
何より僕は、その気持ちが嬉しかったから。~
ありがとう、カムイ姉さん。▼~
:[カムイ]|レ、レオン…!~
レオンーーーーーーーー!!▼~
:[レオン]|ちょっ…~
だから抱きつくなって…!▼~
今が戦闘中だってこと~
定期的に忘れてるだろ!!▼~
:[カムイ]|大丈夫よ!~
今誰かが襲ってきても…▼~
あたしは絶対に、~
レオンを守る自信があるわ!▼~
だって、強くなったから。~
あの城塞を出てから…▼~
あたしは外の世界も…物を買うことも、~
人を守る術も知ったわ。▼~
変わったあたしをいつか…~
レオンに見て欲しかったの。▼~
あたしとの時間が欲しいと言ってくれるなら、~
これほど嬉しいことはないわ。▼~
:[レオン]|うん…~
僕も嬉しいよ。▼~
姉さんはいつも人に囲まれているし、~
なかなかこうして話せないからね。▼~
:[カムイ]|言ってくれたらいつでも時間を作るわよ。▼~
:[レオン]|僕が言えるような性格だと思う?▼~
:[カムイ]|…思わないわね。▼~
:[レオン]|さすがだね、姉さん。~
そこはよくわかってるじゃないか。▼~
それじゃあ戦いが終わってひと段落したら~
噴水の前で待ってるよ。▼~
:[カムイ]|ありがとう。~
楽しみにしてるわね。▼~
:[レオン]|でも、せっかく何か買ってくれるって~
話だったし…▼~
もし良いトマトがあったら~
僕にいっぱい買ってよね、姉さん。▼~
:[カムイ]|ええ、任せておいて!▼~
**レオン(支援S) [#fefec986]
***会話1 [#a3988916]
:[カムイ]|…………▼~
:[レオン]|カムイ、どうしたの?~
ぼーっと突っ立って。▼~
:[カムイ]|あら…レオン。▼~
なんでもないわ。~
綺麗なお祭りだと思っていたの。▼~
あたしはこういう場所に来る機会が~
少なかったから。▼~
外の世界に出てから、~
初めて行ったのは白夜のお祭りだったし…▼~
:[レオン]|そうだね…~
暗夜の祭りは、結局行かずじまいか。▼~
:[カムイ]|自分でも恥ずかしい話なんだけど、~
そこに行くまで物を買う経験もなかったのよ。▼~
だから最初はお金と物が交換できることも~
わからなくて。▼~
:[レオン]|カムイ…▼~
:[カムイ]|でも…▼~
:[レオン]|…………▼~
:[カムイ]|でも今ならお金もあるし、~
物の買い方だってわかるわ。▼~
思い切りお姉さんらしいことができるわよ!▼~
:[レオン]|ええっ?~
お…お姉さんらしいこと?▼~
い、今さら何言ってるんだよ。~
あんたは僕の奥さんだろ?▼~
:[カムイ]|ええ。でも今日だけ姉弟に戻るのも、~
楽しそうでいいじゃない。▼~
さ、何がほしい?~
何か食べたいものはあるかしら?▼~
今日ぐらい、愛するレオンのことを~
思いっきり甘やかさせてちょうだい。▼~
:[レオン]|わわっ…くっつかないでよカムイ!~
祭りだからってはしゃぎすぎ!▼~
こんなの珍しくも何ともないし、~
第一、今は戦闘中なんだから落ち着きなよ。▼~
:[カムイ]|…そりゃあレオンにとっては~
珍しくないかもしれないけど。▼~
あたしにとってはそれが~
どれだけ新鮮なことか…▼~
:[レオン]|! ごめん…▼~
:[カムイ]|北の城塞にいるときから、~
ずっと憧れていたのよ。▼~
レオンやみんなとお祭りに行くの。~
そうしたら…▼~
あたしはお姉さんらしく、~
レオンに何か買ってあげたかった。▼~
小さいときからの…~
あたしの夢だったのよ。▼~
:[レオン]|な、なんだよそれ…~
だから姉弟に戻るとか言ってたの?▼~
子どもの頃ならまだしも、~
今そういうことされてもちょっとなあ…▼~
夫っていう面目もあるし、~
欲しいものがあったら自分で買うよ。▼~
:[カムイ]|子どもの時の夢を今叶えて~
何が悪いのよ!▼~
いいからレオンはあたしに甘えて!~
何か欲しいものを言いなさい!▼~
:[レオン]|もう…~
これじゃどっちが年上なんだか。▼~
でも、そこまで言うんなら…~
わがまま聞いてあげようかな。▼~
わかったよ、カムイ。~
戦闘中に考えておくから、▼~
今はそれで勘弁してよ。~
敵も近くまで迫ってるしさ。▼~
:[カムイ]|!! そうね。~
わかったわ、レオン。▼~
じゃあ、敵をあらかた倒したら~
また声をかけるわね。▼~
気をつけて行ってきて…~
怪我なんかしないようにね。▼~
:[レオン]|ああ、カムイもね。~
必ず、無事でいて。▼~
***会話2 [#sd3b9637]
:[カムイ]|レオン!~
欲しいものは考えられたかしら?▼~
:[レオン]|ああ、考えたよ。▼~
:[カムイ]|そう、良かったわ…▼~
でもまだ言わないでちょうだい。~
あたしはレオンの姉で、妻だもの。▼~
誰よりもレオンを分かっているはず。~
欲しいものを見事当ててみせるわ。▼~
えーと…~
たぶんこれね。▼~
屋台で一番人気の串焼き肉!▼~
:[レオン]|ぶー、外れ。▼~
:[カムイ]|うーん…▼~
じゃあ向こうで売ってたベリーかしら。~
それとも青い色した砂糖菓子…?▼~
わかった!!~
新鮮なトマト!▼~
:[レオン]|いや、どれも違うよ。▼~
:[カムイ]|はあ…~
トマトは自信あったのに…▼~
:[レオン]|あはは、カムイはまだまだ僕のことを~
わかってないみたいだね。▼~
:[カムイ]|ごめんなさい…反省するわ。~
答えを教えてくれる?▼~
:[レオン]|答えはね、~
カムイとの時間だよ。▼~
:[カムイ]|…!!▼~
:[レオン]|なに?~
感動して言葉が出ない?▼~
:[カムイ]|レオン…▼~
それじゃ、あたしはレオンに~
何も買ってあげられないじゃない!▼~
:[レオン]|は?▼~
:[カムイ]|あたしは自分の時間を買えばいいの?~
自分にお金を払えばいいの…!?▼~
:[レオン]|も、もう!~
カムイはどうしようもないな!▼~
…一緒にいてくれれば良いってことだよ。~
物なんて買ってくれなくたって、~
一緒にお祭りを回れる時間が、~
僕たちにとっては特別なんだ。▼~
そうだろう?▼~
:[カムイ]|そうね…~
ええ、確かにそうだわ。▼~
:[レオン]|だからさ、~
何か買うとかじゃなくて…▼~
お祭りを一緒に回ってくれたらそれで~
僕は満足だよ。▼~
何より僕は、その気持ちが嬉しかったから。~
ありがとう、カムイ。▼~
:[カムイ]|レ、レオン…!~
レオンーーーーーーーー!!▼~
:[レオン]|ちょっ…!~
だから抱きつくなって…!▼~
今が戦闘中だってこと~
定期的に忘れてるだろ!!▼~
:[カムイ]|大丈夫よ。~
今誰かが襲ってきても…▼~
あたしは絶対にレオンを~
守る自信があるもの。▼~
だって、強くなったもの。~
あの城塞を出てから…▼~
あたしは外の世界も…物を買うことも、~
人を守る術も知った。▼~
変わったあたしをいつか…~
レオンに見て欲しかったの。▼~
あたしとの時間が欲しいと言ってくれるなら、~
こんなに嬉しいことはないわ。▼~
:[レオン]|うん…~
僕も嬉しいよ。▼~
カムイはいつもたくさんの~
人に囲まれているし…▼~
結婚したからっていっても、~
なかなかゆっくり話せないからね。▼~
:[カムイ]|言ってくれれば、~
すぐに部屋に帰るのに。▼~
:[レオン]|僕が言えるような性格だと思う?▼~
:[カムイ]|…思わないわね。▼~
:[レオン]|さすがだね、カムイ。~
そこはよくわかってるじゃないか。▼~
:[カムイ]|さみしい思いをさせて悪かったわ。~
明日からは、もっと早く帰るから。▼~
:[レオン]|ああ…待ってるよ。~
そうしたら二人でいっぱい話そう?▼~
今日のお祭りのこととか、~
昔の思い出とか。▼~
それから、カムイに~
もっといっぱい触りたいな…▼~
こんな風に…▼~
:[カムイ]|んっ…!!▼~
:[レオン]|…………▼~
:[カムイ]|…………▼~
レ、レオン…~
いきなり何を…▼~
:[レオン]|どうしたの? カムイ姉さん。~
そんなに顔真っ赤にして。▼~
弟にキスされて、~
そんなに恥ずかしかった?▼~
:[カムイ]|な、なんでこんな時に~
急に姉さん呼びなのよ…!▼~
:[レオン]|だめなの?▼~
さっき姉弟に戻ろうっていったのは~
カムイ姉さんじゃないか。▼~
僕はそれを聞いてあげただけだよ?▼~
:[カムイ]|レ、レオンはいじわるだわ…!~
明日から早く帰ると言ったけど、▼~
やっぱり、~
ものすごく遅く帰るわよ?▼~
そ、それから、好物のトマト料理だって~
しばらく作ってあげないから!▼~
:[レオン]|うーん…それは困るな。▼~
悪かったよ、カムイ。~
謝るから機嫌直して。▼~
:[カムイ]|…………▼~
もう一回キスしてくれたら、~
機嫌直してあげるわ。▼~
:[レオン]|えっ!?▼~
:[カムイ]|姉さんにキスしたくないなら、~
別にいいけど。▼~
:[レオン]|まったく…~
カムイはすぐ拗ねるんだから。▼~
…わかったよ。~
さっきはごめん、カムイ。▼~
…す、好きだよ…▼~
:[カムイ]|…………▼~
…ふふ。レオンの唇…~
いつもより熱いわね。▼~
:[レオン]|や、やめろって…~
そういうこと言うの。▼~
仕方ないだろ?~
カムイが可愛いから…▼~
:[カムイ]|ん? 何て言ったの?~
カムイが? そのあとは?▼~
:[レオン]|あーーもう! 二度と言わないよ!~
今は戦闘中だ! 続きは帰ってから!▼~
じゃあ僕は戦ってくるけど…~
もし怪我なんかしたら許さないよ。▼~
絶対に死なないで…▼~
戦いが終わったら一番に~
僕のところに来ること。いいね?▼~
:[カムイ]|…ええ。▼~
:[レオン]|いい返事だ。じゃあまたね。~
カムイ。▼~
:[カムイ]|レオンったら…~
あんなに耳を真っ赤にして。▼~
いじわるなところもあるけど、~
ほんとは誰よりも優しいのよね。▼~
愛しているわ…レオン。~
これからも、ずっと。▼~
**マークス [#lc8a9310]
***会話1 [#w7d8fc58]
:[カムイ]|暗夜王国のお祭り…ねえ。▼~
:[マークス]|どうした? カムイ。~
そんなにキョロキョロして。▼~
:[カムイ]|マークス兄さん。▼~
…異界とはいえ、~
ここも暗夜王国なのねと思っていたのよ。▼~
あたしたちのいた暗夜のお祭りも、~
こんな感じだったの?▼~
:[マークス]|ああ。~
これほど美しい装飾はなかったが…▼~
星の光りに感謝する祭りや、~
豊穣を願う祭りがあったな。▼~
:[カムイ]|そう…~
良いお祭りだったんでしょうね。▼~
そういえば兄さんたちはよく、~
お祭りの日にお土産を持ってきてくれたわね。▼~
珍しい雑貨とか、~
見たことないようなお菓子とか。▼~
:[マークス]|そうだったな。~
懐かしい話だ。▼~
:[カムイ]|あたしも一度…~
お祭りに行ってみたかったわ。▼~
マークス兄さんやきょうだいみんなで、~
屋台を回って…▼~
きっと楽しかったでしょうね。▼~
:[マークス]|カムイ…▼~
:[カムイ]|あっ! そんな顔をしないで!~
昔の思い出として受け取ってちょうだい!▼~
あたしはあたしで楽しかったのよ。~
お祭りの会場には行けなかったけど、▼~
みんなが珍しいものを~
持ってきてくれる日だと思ってたし!▼~
:[マークス]|そうだな…お前はいつもあの日、~
遅くまで私たちを待っていてくれた。▼~
そしてこう思ったものだ。~
この笑顔を祭りの会場でも見られたら…と。▼~
私たちも、~
お前と祭りを楽しみたかったぞ。▼~
:[カムイ]|マークス兄さん…▼~
:[マークス]|大丈夫だ。今からでも遅くはない。~
異界とはいえ、この地も暗夜王国…▼~
この祭りが暗夜の祭りであることに~
変わりはない。▼~
お前さえ望むなら、賊を倒した後…~
皆で一緒に祭りを回ろう。▼~
:[カムイ]|ええ、そうね。~
きっと楽しいわ。▼~
:[マークス]|…そうだ、~
今思い出したぞ。▼~
カムイが城塞を出られたら、~
共に祭りを楽しむ以外にも…▼~
やりたいことがあったのだ。▼~
:[カムイ]|え? なにかしら?▼~
:[マークス]|…準備をしてこよう。~
少し待っていてくれ。▼~
:[カムイ]|わかったわ。じゃあまた後で。~
マークス兄さん。▼~
***会話2 [#t2b9fb7a]
:[マークス]|待たせたな、カムイ。▼~
:[カムイ]|マークス兄さん。~
準備って何をしていたの?▼~
:[マークス]|これだ。▼~
:[カムイ]|へえ、ぼんやり光ってて綺麗ね。~
これって…▼~
カボチャのランタン?▼~
:[マークス]|ああ。私が作った。▼~
:[カムイ]|え…作った!?▼~
:[マークス]|そうだな。カボチャをくりぬいて、~
中に蝋燭を入れるのだが…▼~
いつも城塞に着く前に~
灯が燃え尽きてしまうんだ。▼~
流石にこれはお前に~
持ち帰ってやれなくてな。▼~
:[カムイ]|蝋燭なら、~
城にあるのを使えば良かったんじゃ…▼~
:[マークス]|いや、城にある蝋燭を使っては~
普通のランタンと変わらないだろう。▼~
祭りの会場で灯される火であるからこそ~
価値がある。▼~
だから今日はお前に、~
この祭りの灯りを…▼~
ここでしか見ることのできない、~
ランタンの灯りを見せたかった。▼~
:[カムイ]|マークス兄さん…▼~
ふふふ。~
もう、何をしてるのかと思えば…▼~
兄さんったら、~
戦闘中にカボチャをくりぬいてたの?▼~
暗夜の第一王子が戦闘中にカボチャを…~
…ふふっ。▼~
:[マークス]|こら、兄をからかうな。▼~
戦闘中とはいえ、~
もちろん周囲の敵は殲滅してからだぞ。▼~
:[カムイ]|ありがとう、兄さん。~
あたし、こんなに温かい光は見たことないわ。▼~
:[マークス]|ふっ…~
喜んでくれたのであれば何よりだ。▼~
訳を話したら軍の皆も、~
カムイの為ならと手を貸してくれてな。▼~
お前はやはりどこにいても、~
皆に愛されるのだな。▼~
…この灯は大切な人に見せると~
その者は幸せになるという謂れがあるらしい。▼~
カムイ…~
お前はもう自由だ。▼~
今度はお前が、自分で選んだ大切な者に…~
この地の灯りを見せるといい。▼~
:[カムイ]|ええ。そうするわ。マークス兄さんが~
あたしにしてくれたみたいに…▼~
今度はあたしが、~
誰かに幸せを運びたいわね。▼~
:[マークス]|ではその時は、~
ランタンは手作りすることを勧めよう。▼~
:[カムイ]|手作り?▼~
:[マークス]|いいか? これは私の持論だが…~
既存のランタンでは温かみが半減する。▼~
贈る相手の幸せを真に願うのなら、~
祭りの会場で心を込めて手彫りするに限るぞ。▼~
:[カムイ]|わ、わかったわ。~
じゃあマークス兄さん…▼~
戦闘が終わった後に、~
是非ご指導をよろしくお願いします。▼~
:[マークス]|そうか…言っておくが、~
私のランタン指導は厳しいぞ?▼~
:[カムイ]|大丈夫よ。~
剣の稽古と同じように…▼~
なんとしてでも食らいついて、~
モノにしてみせるわ。▼~
そうしたら、~
最初に作ったランタンは…▼~
マークス兄さん。~
あなたにあげたいの。▼~
:[マークス]|!▼~
:[カムイ]|あたしは今まで沢山、~
兄さんに幸せをもらったわ。▼~
…そのお礼をさせてちょうだい。▼~
:[マークス]|お前という奴は…~
うれしいことを言ってくれるのだな。▼~
礼を言う。~
楽しみにしているぞ、カムイ…▼~
**マークス(支援S) [#ce870908]
***会話1 [#n327f9ef]
:[カムイ]|暗夜王国のお祭り…か。▼~
:[マークス]|どうした? カムイ。~
そんなにキョロキョロして。▼~
あまり気を抜いていたら危ないぞ。▼~
:[カムイ]|マークス。▼~
…異界とはいえ、~
ここも暗夜王国なのねと思って。▼~
あたしたちのいた暗夜のお祭りも、~
こんな感じだったの?▼~
:[マークス]|ああ。~
これほど美しい装飾はなかったが…▼~
星の光に感謝する祭りや、~
豊穣を願う祭りがあったな。▼~
:[カムイ]|そう…~
良いお祭りだったんでしょうね。▼~
そういえばマークスはお祭りの日、~
よくお土産を持ってきてくれたわよね。▼~
珍しい雑貨とか、~
見たことないようなお菓子とか。▼~
:[マークス]|そうだったな。~
私たちが兄妹だった頃の…懐かしい話だ。▼~
:[カムイ]|あたしも一度…~
お祭りに行ってみたかったわ。▼~
マークスやきょうだいみんなで、~
屋台を回って…▼~
きっと楽しかったと思うの。▼~
:[マークス]|カムイ…▼~
:[カムイ]|あっ…そんな顔しないで。~
昔の思い出として受け取ってちょうだい。▼~
あたしはあたしで楽しかったから。~
お祭りの会場には行けなかったけど、▼~
みんなが珍しいものを~
持ってきてくれる日だと思っていたし。▼~
それに…マークスに会えるのも、~
すごく楽しみだったもの。▼~
:[マークス]|そうだな…お前はいつもあの日、~
遅くまで私を待っていてくれた。▼~
そしてこう思ったものだ。~
この笑顔を祭りの会場でも見られたら…と。▼~
私もお前と祭りを楽しみたかった。~
ずっと前から、そう思っていたんだ。▼~
:[カムイ]|ええ。~
その気持ち、とても嬉しいわ。▼~
:[マークス]|大丈夫だ。今からでも遅くはない。~
異界とはいえ、この地も暗夜王国…▼~
この祭りが暗夜の祭りであることに~
変わりはない。▼~
お前さえ望むなら、賊を倒した後…~
夫婦一緒に祭りを回ろう。▼~
夫として、お前の欲しいものは~
何でも買ってやるぞ。▼~
:[カムイ]|ありがとう。~
じゃあ何かおねだりしちゃおうかしら。▼~
:[マークス]|…そうだ。~
今思い出したぞ。▼~
カムイが城塞を出られたら、~
共に祭りを楽しむ以外にも…▼~
やりたいことがあったのだ。▼~
:[カムイ]|え? なに?▼~
:[マークス]|…準備をしてこよう。~
少し待っていてくれ。▼~
私のいない間に…~
怪我などするんじゃないぞ。▼~
:[カムイ]|わかったわ。~
じゃあまた後でね、マークス。▼~
***会話2 [#k6afafdf]
:[マークス]|待たせたな、カムイ。▼~
:[カムイ]|マークス。~
準備って何をしていたの?▼~
:[マークス]|これだ。▼~
:[カムイ]|あら、ぼんやり光っていてきれいね。~
これって…▼~
カボチャのランタンかしら?▼~
:[マークス]|ああ。私が作った。▼~
:[カムイ]|え…作った!?▼~
:[マークス]|そうだな。カボチャをくりぬいて、~
中に蝋燭を入れるのだが…▼~
いつも城塞に着く前に~
灯が消えてしまうんだ。▼~
流石にこれはお前に~
持ち帰ってやれなくてな。▼~
:[カムイ]|蝋燭なら、~
お城にあるのを使えば良かったんじゃ…▼~
:[マークス]|いや、城にある蝋燭を使っては~
普通のランタンと変わりないだろう。▼~
祭りの会場で灯される火であるからこそ~
価値がある。▼~
だから今日はお前に、~
この祭りの灯りを…▼~
ここでしか見ることのできない、~
ランタンの灯りを見せたかった。▼~
:[カムイ]|ふふっ。~
何をしているのかと思ったら…▼~
マークスともあろう人が、~
戦闘中にカボチャをくりぬいてたの?▼~
暗夜の第一王子が戦闘中にカボチャを…~
…ふふふっ。▼~
:[マークス]|まったく…夫をからかうな。~
もちろん周囲の敵は殲滅してからにしたぞ。▼~
:[カムイ]|ありがとう…マークス。▼~
あたし、こんなに温かい光を~
見たことがないわ。▼~
:[マークス]|ふっ…~
喜んでくれたのであれば何よりだ。▼~
訳を話したら軍の皆も、~
カムイの為ならと手を貸してくれてな。▼~
お前はやはりどこにいても、~
皆に愛されるのだな。▼~
だが、お前のことを…~
一番愛しているのはこの私だ。▼~
…この灯は、大切な人に見せると~
その者は幸せになるという謂れがあるらしい。▼~
カムイ。~
私はお前を幸せにしたい。▼~
北の城塞で、兄妹でいた頃からずっと…~
そう思っていた。▼~
:[カムイ]|…嬉しい。マークスはずっと、~
あたしの幸せを願っていてくれたのね。▼~
でも、あたしだってずっと~
マークスの幸せを願っていたわ。▼~
夜に剣を降るあなたを見て、~
その剣筋が荒れるのを感じるたびに…▼~
その心が早く穏やかになってほしいと~
そう願ったものよ。▼~
:[マークス]|ありがとう…カムイ。~
大丈夫、私はもう幸せだ。▼~
お前がいてくれる限り…~
私の剣はもう、荒れることはないだろう。▼~
:[カムイ]|そう…~
それなら安心ね。▼~
:[マークス]|私は怖かったんだ。~
お前が城塞を出て、行方不明になった日…▼~
もう二度と私の元に~
戻ってこないのではと思った。▼~
あの日の鍛錬は剣筋も定まらず~
酷いものだった…▼~
:[カムイ]|大丈夫よ。あたしはこうして、~
マークスの元にいる。▼~
もうどこにも行ったりしないわ。▼~
:[マークス]|ああ。私たちは再びこうして~
同じ道を歩いている。▼~
私はそのことが何より幸せだ。▼~
:[カムイ]|あたしも幸せよ。~
あなたと結婚してからいつも。▼~
この先いつ命を落としても悔いはない…~
そう思えてしまうぐらい。▼~
:[マークス]|!! カムイ、~
なんてことを言うんだ!▼~
:[カムイ]|マークス…?▼~
:[マークス]|いいか…~
私はお前を失うのが何よりも怖い。▼~
そんなこと、冗談でも言ってくれるな。~
私の幸せを願ってくれるのなら、▼~
命を落としてもいいなどと、~
二度と口にしないでくれ。▼~
:[カムイ]|ごめんなさい…~
軽率なことを言ったわね。▼~
この命はみんなが守ってくれたものなのに…~
本当にごめんなさい。▼~
あたしは必ず、生き残るわ。~
そして、マークス…▼~
いつまでも、あなたの傍にいる。▼~
:[マークス]|私だけを見ていてくれ…~
カムイ。▼~
お前は私が守る。~
決して死なせたりなどしない。▼~
お前のいない世界なんて、~
私には考えられない…▼~
求婚の時に告げた通り、~
その髪も肌も…もう私のものだ。▼~
二度と私に黙って~
遠くに行くことは許さんからな。▼~
:[カムイ]|ええ。マークスも、~
絶対にいなくならないでちょうだいね。▼~
もしもあなたが死んだりしたら、~
あたし…▼~
悲しくて、どうにかなってしまうわ。▼~
:[マークス]|カムイ…▼~
…好きだ。カムイ。▼~
少しだけ…許せ。▼~
:[カムイ]|え?~
マークス…▼~
…んっ!▼~
:[マークス]|…………▼~
:[カムイ]|…………▼~
マークス…~
どうして急に…キス…したの…▼~
:[マークス]|すまない。約束をしたくなった…~
お前の身体に。▼~
私はお前の傍を離れない。~
決してお前を置いて死んだりしないと。▼~
…不服だったか?▼~
:[カムイ]|いえ。~
ちょっと恥ずかしかっただけ。▼~
でも、嬉しいわ。~
なんだか唇に熱が残って…▼~
これで別々に戦っているときも、~
マークスが守ってくれているような、▼~
そんな気持ちになれるわね。▼~
:[マークス]|…そうか。~
お前ともう少しこうしていたいが…▼~
そろそろ戦に戻らねばならんな。~
いけるか、カムイ?▼~
:[カムイ]|もちろんよ。▼~
あ…そうだ。戦いが終わったら、~
さっきのランタンの作り方を教えて。▼~
:[マークス]|ん? 構わんが…~
1つでは足りなかったか?▼~
:[カムイ]|違うわよ。▼~
あのランタンは見せた人が~
幸せになる灯なんでしょう?▼~
だったら、あたしも…~
マークスにプレゼントしたいの。▼~
私の最愛の人にね。▼~
:[マークス]|お前という奴は…~
うれしいことを言ってくれるな。▼~
わかった。~
では戦が終わったら待っている。▼~
私が教えれば、お前もすぐに~
美しいランタンを作ることが出来るだろう。▼~
:[カムイ]|頼もしいわね。▼~
じゃあそのランタンには、~
マークスへの愛をたくさん詰め込もうかしら。▼~
:[マークス]|よく言った。~
楽しみにしているぞ。▼~
愛している…カムイ。▼~
:[カムイ]|ええ、あたしも愛しているわ…~
マークス。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#w4eab7fa]
- 支援Sは 「甘い、甘い。」 -- [[ドリフト]] &new{2016-11-0...
- 支援Sは 「甘い、甘い。」 -- [[ドリフト]] &new{2016-11-0...
#comment
ページ名:
[広告]
Amazon.co.jp