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会話集/章別会話/異伝 絆の暗夜祭仲間との会話/ゼロ
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*ゼロの会話 [#x0cad724]
#contents
**ジョーカー [#t768d8b1]
[[ジョーカーのページへ>../ジョーカー#h126f2ae]]
**ラズワルド [#o533af7d]
***会話1 [#reaa0367]
:[ゼロ]|…………▼~
:[ラズワルド]|あ、ゼロだ!~
どうしたの? そんなしかめっ面して。▼~
:[ゼロ]|ふっ…~
しかめっ面とはご挨拶なコトだ。▼~
…お前はいつも笑っているように見えるな。▼~
:[ラズワルド]|そうだね!~
笑ってたらいいことあるし。▼~
そういえばさ、~
僕たちって同じ王城兵なのに…▼~
こうやって二人で話したことって~
あんまり無かったよね。▼~
えへへ…今日はゼロと話せて嬉しいよ!▼~
:[ゼロ]|…………▼~
:[ラズワルド]|ゼロ?▼~
:[ゼロ]|軽い言動、上っ面の笑顔。~
お前みたいなやつが一番厄介だ…▼~
ナニを言っても、~
お得意の笑顔で受け流されるからな。▼~
:[ラズワルド]|え…?▼~
:[ゼロ]|先に言っておこう。~
俺はお前を信用していない。▼~
:[ラズワルド]|ええっ!?~
そ、そうだったの!?▼~
ごめん、ゼロ。~
僕なにかしちゃった?▼~
:[ゼロ]|いや、ナニもしていない…~
というか何もなさ過ぎるからだ。▼~
オーディンと同じように、~
お前にもこの世界での記録がない。▼~
:[ラズワルド]|!!▼~
:[ゼロ]|そこまではまあいい。~
経歴などどうにでもなるからな。▼~
だがお前はよりによって、~
時期国王の臣下というご身分だ。▼~
下手なことをされたら国が傾くというのに、~
なぜマークス様はこいつを臣下にしたんだ。▼~
…ナニか厭らしい手でも使ったか?▼~
:[ラズワルド]|そ、そんなことしてないよ!▼~
:[ゼロ]|ふぅん…? じゃあちゃんと、~
そのクチで説明してみろ。▼~
お前はどうやってここに来て、~
マークス様の臣下になったんだ。▼~
:[ラズワルド]|それは…▼~
…………▼~
:[ゼロ]|何故目を逸らす。▼~
:[ラズワルド]|…ゼロにじっと見られて、~
恥ずかしかったからだよ。▼~
:[ゼロ]|恥ずかしい? 嘘をつけ。~
目を逸らすのはやましいことがあるからだ。▼~
:[ラズワルド]|どうしてそんなに疑うんだよ…▼~
やましいことなんてない。~
信じてよ!▼~
僕は王族の臣下になって、~
何か悪いことしようなんて思ってない!▼~
:[ゼロ]|なるほど、クチでは何とでも言えるな。~
少々痛い目を見せて吐かせてもイイが…▼~
生憎、余計なコトをしたら~
マークス様に睨まれるのは俺の方だ。▼~
…今日のところは見逃してやる。▼~
(ゼロが退場)~
:[ラズワルド]|な…なんなんだよ、あいつ!▼~
オーディンとは仲いいくせに、~
なんで僕だけ…!?▼~
よし決めた。マークス様の名誉のためにも、~
絶対僕のこと信用させてやる…!▼~
***会話2 [#f210f613]
:[ラズワルド]|見つけたよ、ゼロ!!~
どうしたら僕を信用してくれるの?▼~
:[ゼロ]|…マークス様の臣下になった理由を~
ちゃんと言えたらな。▼~
:[ラズワルド]|えっと…マークス様の臣下になったのは~
手合わせして認めてもらったからだよ。▼~
マークス様は強い臣下が~
欲しかったみたいで…▼~
:[ゼロ]|剣を交えて信用を勝ち取ったのか。▼~
:[ラズワルド]|そうだね。~
でも、それだけじゃダメなんだろ?▼~
僕がどうしてここに来たのか~
わかってもらわないといけないんだよね。▼~
でも…ごめん。~
それだけは言えなくて。▼~
代わりに、ゼロに信じてもらえるなら~
なんでもするよ。▼~
:[ゼロ]|なんでも?~
ここでヤっちまってもイイってことか?▼~
:[ラズワルド]|殺すってこと!?~
信用と引き換えに死を…!?▼~
い、命をとらない方向で、~
何とかお願いできないかな。▼~
:[ゼロ]|なるほど。~
それならナニをしてもいいんだな?▼~
:[ラズワルド]|もちろん。▼~
:[ゼロ]|…………▼~
:[ラズワルド]|…………▼~
:[ゼロ]|へえ…目を逸らさないか。~
どうやら本気みたいだな。▼~
:[ラズワルド]|だって僕はこれぐらいしかできないし。▼~
:[ゼロ]|イイ心がけだ。~
喜べ、信頼度が上がったぞ。▼~
:[ラズワルド]|!!~
それは良かった。▼~
で、でも顔がだんだん~
近付いてるような…▼~
ねえ、大丈夫?~
こんなに近くて変な風に見られない?▼~
:[ゼロ]|なんだ、怖いのか…?▼~
大丈夫だ。~
俺とレオン様はいつもこんな感じだからな。▼~
信頼し合っていたらカオの距離ぐらい~
気にならなくなる。▼~
:[ラズワルド]|そ、そうなの?▼~
じゃあ僕もマークス様にご報告する時とか~
こうしたほうが良いのかな…▼~
:[ゼロ]|いや、それはやめておけ。~
変な風に見られるぞ。▼~
:[ラズワルド]|あはは、そうだよね。~
…って、▼~
やっぱり変な風に見られるんじゃないか!~
ゼロ、僕をからかったね!?▼~
:[ゼロ]|そうだな。~
からかわせてもらった。▼~
お前が思っていたよりも~
単純な奴だということがわかったからな。▼~
…こういう奴には、~
まあ害はないと見ていいだろう。▼~
:[ラズワルド]|じゃあ僕のこと信用してくれたの?~
ここに来る前のことも言ってないのに…▼~
:[ゼロ]|ああ。大事なのはマークス様が~
どうやってお前を選んだのか…だ。▼~
ソコが真実だとわかったなら、~
ひとまずはそれでいい。▼~
俺だってここに来る前のコトは~
人に言えたものじゃないからな。▼~
:[ラズワルド]|そっか。よかった…~
ありがとう、ゼロ。▼~
:[ゼロ]|感謝するなら、お前のような不審者を~
臣下にしたマークス様にするんだな。▼~
俺はいつもレオン様に感謝している。~
レオン様の熱いモノをこの身に受け、▼~
お望みとあらば毎夜でも…~
この身を捧げることを厭わない。▼~
:[ラズワルド]|え…ええっ!?~
そんなことしてるの!?▼~
:[ゼロ]|そんなことって、どんなコトだ?▼~
俺はレオン様の思いを汲み、~
昼夜問わず務めていると言っただけだ。▼~
なのに…~
一体ナニを想像したんだ?▼~
:[ラズワルド]|…!!▼~
:[ゼロ]|イイねえ、その目…~
お前はなかなか、からかい甲斐のある奴だ。▼~
これからも仲良くヤろうぜ?~
王城兵同士、奥まで受け入れあおう。▼~
:[ラズワルド]|や、やだ。~
絶対に嫌だ。▼~
:[ゼロ]|…いやらしいな。~
クチでは嫌がっていても、▼~
さっきまで俺の信用が欲しくて~
体が疼いて仕方なかったくせに。▼~
:[ラズワルド]|そんなことはない!▼~
うう…~
よくわからないけど恥ずかしいよ…!▼~
レオン様、オーディン、~
この人なんとかしてーっ!!▼~
(ラズワルドが退場)~
:[ゼロ]|逃げたか。~
まあいい、捕まえるのは簡単だ。▼~
捕まえて、動けなくして、~
何て言葉をかけてやろうか…▼~
その時のカオを想像するだけで~
ゾクゾクするな。▼~
**レオン [#la6709ad]
***会話1 [#b845c68a]
:[レオン]|…………▼~
:[ゼロ]|レオン様、どうかされましたか?~
少しお疲れのように見えますが。▼~
:[レオン]|…ああ、ゼロか…▼~
疲れているというか…▼~
この祭りに来て、~
嫌な記憶がよみがえってきたんだ。▼~
:[ゼロ]|なるほど…~
俺でよければ話を聞きますよ。▼~
:[レオン]|…………▼~
暗夜の祭りで僕は見てしまったんだよ。▼~
貧しい子どもたちが…▼~
…………▼~
:[ゼロ]|なんですか?~
続きをお願いします。▼~
:[レオン]|いや、やっぱりやめておくよ。▼~
戦闘中に話すようなことでもないし…~
お前もつまらないだろうから。▼~
:[ゼロ]|いえ、俺のことは気にしないでください。~
話せば楽になることもありますよ。▼~
:[レオン]|礼を言っておくよ、ゼロ…~
お前の心遣いはしっかりと伝わってきた。▼~
その気持ちだけ受け取っておくよ。▼~
さ、今の話は忘れて…~
気を引き締めて戦いに戻ろう。▼~
:[ゼロ]|はい、わかりました…▼~
***会話2 [#j47b2aa0]
:[レオン]|この祭りには~
不思議な雰囲気があるね…▼~
さっきの話、黙っていようと思ったけど…~
打ち明けてみたくなった。▼~
ゼロ…~
聞いてくれるか?▼~
:[ゼロ]|はい、もちろんです。~
俺もずっと気になっていましたので。~
:[レオン]|あれはまだ小さかったころの話だ。▼~
僕は乳母に連れられて…~
今日のような祭りに来たことがある。▼~
屋台を見てまわって、~
ほしいものはみんな買ってもらえた。▼~
まるで、全てが僕の手中にあるような…~
そんな気分だった。▼~
そうやって屋台の外れまできたとき…~
見えたんだ。▼~
:[ゼロ]|…何がですか?▼~
:[レオン]|貧民街だよ。▼~
僕と同い年ぐらいの貧しい子たちが~
こちらをじっと見ていたんだ。▼~
あの恨めしそうな瞳は…~
今でも脳裏に焼き付いている。▼~
:[ゼロ]|その記憶が蘇ってしまった、と…▼~
:[レオン]|僕は何もできなかった。~
あの子達は食べるものにも困っていただろう。▼~
なのに、声をかけてやれなかった。~
手の中にある菓子を分け与えられなかった。▼~
色とりどりの菓子を全部、~
自分のものにしておきたかったんだ。▼~
:[ゼロ]|…………▼~
:[レオン]|何日か経って、祭りの終わった町に~
再び出向いた時には…▼~
彼らは道端で息絶えていた。▼~
その時やっと思ったんだ。~
自分がいかに強欲だったかを。▼~
もしあの時、僕が砂糖菓子をひとつでも~
分け与えていたら…▼~
あの子達は今も、~
生きていたかもしれないのに。▼~
僕は王族として、最低なことをした…▼~
:[ゼロ]|レオン様はソレを俺に打ち明けて…~
許されたいのですか?▼~
:[レオン]|…ああ。そうかもしれない。▼~
:[ゼロ]|ではひとつだけ、~
イイことをお教えしましょう。▼~
もしあなたが子どもたちに~
声をかけていても…▼~
遅かれ早かれ、~
そいつらは死んでいました。▼~
:[レオン]|…!▼~
:[ゼロ]|食べ物がなくて死ぬことは、~
貧民街では珍しくない。▼~
そうでなくとも、いつ誰に殺されても~
文句など言えない場所なのです。▼~
砂糖菓子ひとつもらったとして、~
運命は変わらない。▼~
レオン様が気に病むことはありません。▼~
:[レオン]|そんな…でも…▼~
:[ゼロ]|では、もしあなたがその子達に~
声をかけたとしましょう。▼~
そうすれば、死んでいたのは~
レオン様のほうだったかもしれませんよ。▼~
身なりの良い子どもが~
うかつに貧民街に立ち入るなどすれば、▼~
誘拐をされるか、身包みを剥がされ~
その場で殺されるか…どちらかです。▼~
半端な優しさは、時に身を滅ぼす。~
レオン様の判断は正しかったのですよ、▼~
…あなたが危ない目に遭わなくてよかった。~
心からそう思います。▼~
:[レオン]|ゼロ…▼~
:[ゼロ]|俺は苦労知らずでお気楽な奴が嫌いです。~
そういう者には地獄を見せてやりたくなります。▼~
ですが…▼~
レオン様には一度も~
そのようなことを思ったことがありません。▼~
あなたの人知れぬ苦労が、無言のうちに~
伝わってくるからかもしれませんね。▼~
:[レオン]|…………▼~
ありがとう、ゼロ。~
少し気が楽になった。▼~
お前と話せてよかったよ。▼~
:[ゼロ]|勿体無いお言葉です。▼~
:[レオン]|ただ、あの祭りの記憶は~
一生忘れないつもりだ。▼~
自分自身の戒めとしてね。▼~
:[ゼロ]|はい。その心構えが~
素晴らしい王国を築くものと思います。▼~
:[レオン]|いや、僕一人では成し遂げられない。~
力を貸してくれるね? ゼロ。▼~
:[ゼロ]|ご命令とあらば。~
いつまでもお傍で、全身全霊でお力に…▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#e78d73dd]
- 補足:ゼロとラズワルドの会話「時期国王の臣下…」のところ...
#comment
終了行:
*ゼロの会話 [#x0cad724]
#contents
**ジョーカー [#t768d8b1]
[[ジョーカーのページへ>../ジョーカー#h126f2ae]]
**ラズワルド [#o533af7d]
***会話1 [#reaa0367]
:[ゼロ]|…………▼~
:[ラズワルド]|あ、ゼロだ!~
どうしたの? そんなしかめっ面して。▼~
:[ゼロ]|ふっ…~
しかめっ面とはご挨拶なコトだ。▼~
…お前はいつも笑っているように見えるな。▼~
:[ラズワルド]|そうだね!~
笑ってたらいいことあるし。▼~
そういえばさ、~
僕たちって同じ王城兵なのに…▼~
こうやって二人で話したことって~
あんまり無かったよね。▼~
えへへ…今日はゼロと話せて嬉しいよ!▼~
:[ゼロ]|…………▼~
:[ラズワルド]|ゼロ?▼~
:[ゼロ]|軽い言動、上っ面の笑顔。~
お前みたいなやつが一番厄介だ…▼~
ナニを言っても、~
お得意の笑顔で受け流されるからな。▼~
:[ラズワルド]|え…?▼~
:[ゼロ]|先に言っておこう。~
俺はお前を信用していない。▼~
:[ラズワルド]|ええっ!?~
そ、そうだったの!?▼~
ごめん、ゼロ。~
僕なにかしちゃった?▼~
:[ゼロ]|いや、ナニもしていない…~
というか何もなさ過ぎるからだ。▼~
オーディンと同じように、~
お前にもこの世界での記録がない。▼~
:[ラズワルド]|!!▼~
:[ゼロ]|そこまではまあいい。~
経歴などどうにでもなるからな。▼~
だがお前はよりによって、~
時期国王の臣下というご身分だ。▼~
下手なことをされたら国が傾くというのに、~
なぜマークス様はこいつを臣下にしたんだ。▼~
…ナニか厭らしい手でも使ったか?▼~
:[ラズワルド]|そ、そんなことしてないよ!▼~
:[ゼロ]|ふぅん…? じゃあちゃんと、~
そのクチで説明してみろ。▼~
お前はどうやってここに来て、~
マークス様の臣下になったんだ。▼~
:[ラズワルド]|それは…▼~
…………▼~
:[ゼロ]|何故目を逸らす。▼~
:[ラズワルド]|…ゼロにじっと見られて、~
恥ずかしかったからだよ。▼~
:[ゼロ]|恥ずかしい? 嘘をつけ。~
目を逸らすのはやましいことがあるからだ。▼~
:[ラズワルド]|どうしてそんなに疑うんだよ…▼~
やましいことなんてない。~
信じてよ!▼~
僕は王族の臣下になって、~
何か悪いことしようなんて思ってない!▼~
:[ゼロ]|なるほど、クチでは何とでも言えるな。~
少々痛い目を見せて吐かせてもイイが…▼~
生憎、余計なコトをしたら~
マークス様に睨まれるのは俺の方だ。▼~
…今日のところは見逃してやる。▼~
(ゼロが退場)~
:[ラズワルド]|な…なんなんだよ、あいつ!▼~
オーディンとは仲いいくせに、~
なんで僕だけ…!?▼~
よし決めた。マークス様の名誉のためにも、~
絶対僕のこと信用させてやる…!▼~
***会話2 [#f210f613]
:[ラズワルド]|見つけたよ、ゼロ!!~
どうしたら僕を信用してくれるの?▼~
:[ゼロ]|…マークス様の臣下になった理由を~
ちゃんと言えたらな。▼~
:[ラズワルド]|えっと…マークス様の臣下になったのは~
手合わせして認めてもらったからだよ。▼~
マークス様は強い臣下が~
欲しかったみたいで…▼~
:[ゼロ]|剣を交えて信用を勝ち取ったのか。▼~
:[ラズワルド]|そうだね。~
でも、それだけじゃダメなんだろ?▼~
僕がどうしてここに来たのか~
わかってもらわないといけないんだよね。▼~
でも…ごめん。~
それだけは言えなくて。▼~
代わりに、ゼロに信じてもらえるなら~
なんでもするよ。▼~
:[ゼロ]|なんでも?~
ここでヤっちまってもイイってことか?▼~
:[ラズワルド]|殺すってこと!?~
信用と引き換えに死を…!?▼~
い、命をとらない方向で、~
何とかお願いできないかな。▼~
:[ゼロ]|なるほど。~
それならナニをしてもいいんだな?▼~
:[ラズワルド]|もちろん。▼~
:[ゼロ]|…………▼~
:[ラズワルド]|…………▼~
:[ゼロ]|へえ…目を逸らさないか。~
どうやら本気みたいだな。▼~
:[ラズワルド]|だって僕はこれぐらいしかできないし。▼~
:[ゼロ]|イイ心がけだ。~
喜べ、信頼度が上がったぞ。▼~
:[ラズワルド]|!!~
それは良かった。▼~
で、でも顔がだんだん~
近付いてるような…▼~
ねえ、大丈夫?~
こんなに近くて変な風に見られない?▼~
:[ゼロ]|なんだ、怖いのか…?▼~
大丈夫だ。~
俺とレオン様はいつもこんな感じだからな。▼~
信頼し合っていたらカオの距離ぐらい~
気にならなくなる。▼~
:[ラズワルド]|そ、そうなの?▼~
じゃあ僕もマークス様にご報告する時とか~
こうしたほうが良いのかな…▼~
:[ゼロ]|いや、それはやめておけ。~
変な風に見られるぞ。▼~
:[ラズワルド]|あはは、そうだよね。~
…って、▼~
やっぱり変な風に見られるんじゃないか!~
ゼロ、僕をからかったね!?▼~
:[ゼロ]|そうだな。~
からかわせてもらった。▼~
お前が思っていたよりも~
単純な奴だということがわかったからな。▼~
…こういう奴には、~
まあ害はないと見ていいだろう。▼~
:[ラズワルド]|じゃあ僕のこと信用してくれたの?~
ここに来る前のことも言ってないのに…▼~
:[ゼロ]|ああ。大事なのはマークス様が~
どうやってお前を選んだのか…だ。▼~
ソコが真実だとわかったなら、~
ひとまずはそれでいい。▼~
俺だってここに来る前のコトは~
人に言えたものじゃないからな。▼~
:[ラズワルド]|そっか。よかった…~
ありがとう、ゼロ。▼~
:[ゼロ]|感謝するなら、お前のような不審者を~
臣下にしたマークス様にするんだな。▼~
俺はいつもレオン様に感謝している。~
レオン様の熱いモノをこの身に受け、▼~
お望みとあらば毎夜でも…~
この身を捧げることを厭わない。▼~
:[ラズワルド]|え…ええっ!?~
そんなことしてるの!?▼~
:[ゼロ]|そんなことって、どんなコトだ?▼~
俺はレオン様の思いを汲み、~
昼夜問わず務めていると言っただけだ。▼~
なのに…~
一体ナニを想像したんだ?▼~
:[ラズワルド]|…!!▼~
:[ゼロ]|イイねえ、その目…~
お前はなかなか、からかい甲斐のある奴だ。▼~
これからも仲良くヤろうぜ?~
王城兵同士、奥まで受け入れあおう。▼~
:[ラズワルド]|や、やだ。~
絶対に嫌だ。▼~
:[ゼロ]|…いやらしいな。~
クチでは嫌がっていても、▼~
さっきまで俺の信用が欲しくて~
体が疼いて仕方なかったくせに。▼~
:[ラズワルド]|そんなことはない!▼~
うう…~
よくわからないけど恥ずかしいよ…!▼~
レオン様、オーディン、~
この人なんとかしてーっ!!▼~
(ラズワルドが退場)~
:[ゼロ]|逃げたか。~
まあいい、捕まえるのは簡単だ。▼~
捕まえて、動けなくして、~
何て言葉をかけてやろうか…▼~
その時のカオを想像するだけで~
ゾクゾクするな。▼~
**レオン [#la6709ad]
***会話1 [#b845c68a]
:[レオン]|…………▼~
:[ゼロ]|レオン様、どうかされましたか?~
少しお疲れのように見えますが。▼~
:[レオン]|…ああ、ゼロか…▼~
疲れているというか…▼~
この祭りに来て、~
嫌な記憶がよみがえってきたんだ。▼~
:[ゼロ]|なるほど…~
俺でよければ話を聞きますよ。▼~
:[レオン]|…………▼~
暗夜の祭りで僕は見てしまったんだよ。▼~
貧しい子どもたちが…▼~
…………▼~
:[ゼロ]|なんですか?~
続きをお願いします。▼~
:[レオン]|いや、やっぱりやめておくよ。▼~
戦闘中に話すようなことでもないし…~
お前もつまらないだろうから。▼~
:[ゼロ]|いえ、俺のことは気にしないでください。~
話せば楽になることもありますよ。▼~
:[レオン]|礼を言っておくよ、ゼロ…~
お前の心遣いはしっかりと伝わってきた。▼~
その気持ちだけ受け取っておくよ。▼~
さ、今の話は忘れて…~
気を引き締めて戦いに戻ろう。▼~
:[ゼロ]|はい、わかりました…▼~
***会話2 [#j47b2aa0]
:[レオン]|この祭りには~
不思議な雰囲気があるね…▼~
さっきの話、黙っていようと思ったけど…~
打ち明けてみたくなった。▼~
ゼロ…~
聞いてくれるか?▼~
:[ゼロ]|はい、もちろんです。~
俺もずっと気になっていましたので。~
:[レオン]|あれはまだ小さかったころの話だ。▼~
僕は乳母に連れられて…~
今日のような祭りに来たことがある。▼~
屋台を見てまわって、~
ほしいものはみんな買ってもらえた。▼~
まるで、全てが僕の手中にあるような…~
そんな気分だった。▼~
そうやって屋台の外れまできたとき…~
見えたんだ。▼~
:[ゼロ]|…何がですか?▼~
:[レオン]|貧民街だよ。▼~
僕と同い年ぐらいの貧しい子たちが~
こちらをじっと見ていたんだ。▼~
あの恨めしそうな瞳は…~
今でも脳裏に焼き付いている。▼~
:[ゼロ]|その記憶が蘇ってしまった、と…▼~
:[レオン]|僕は何もできなかった。~
あの子達は食べるものにも困っていただろう。▼~
なのに、声をかけてやれなかった。~
手の中にある菓子を分け与えられなかった。▼~
色とりどりの菓子を全部、~
自分のものにしておきたかったんだ。▼~
:[ゼロ]|…………▼~
:[レオン]|何日か経って、祭りの終わった町に~
再び出向いた時には…▼~
彼らは道端で息絶えていた。▼~
その時やっと思ったんだ。~
自分がいかに強欲だったかを。▼~
もしあの時、僕が砂糖菓子をひとつでも~
分け与えていたら…▼~
あの子達は今も、~
生きていたかもしれないのに。▼~
僕は王族として、最低なことをした…▼~
:[ゼロ]|レオン様はソレを俺に打ち明けて…~
許されたいのですか?▼~
:[レオン]|…ああ。そうかもしれない。▼~
:[ゼロ]|ではひとつだけ、~
イイことをお教えしましょう。▼~
もしあなたが子どもたちに~
声をかけていても…▼~
遅かれ早かれ、~
そいつらは死んでいました。▼~
:[レオン]|…!▼~
:[ゼロ]|食べ物がなくて死ぬことは、~
貧民街では珍しくない。▼~
そうでなくとも、いつ誰に殺されても~
文句など言えない場所なのです。▼~
砂糖菓子ひとつもらったとして、~
運命は変わらない。▼~
レオン様が気に病むことはありません。▼~
:[レオン]|そんな…でも…▼~
:[ゼロ]|では、もしあなたがその子達に~
声をかけたとしましょう。▼~
そうすれば、死んでいたのは~
レオン様のほうだったかもしれませんよ。▼~
身なりの良い子どもが~
うかつに貧民街に立ち入るなどすれば、▼~
誘拐をされるか、身包みを剥がされ~
その場で殺されるか…どちらかです。▼~
半端な優しさは、時に身を滅ぼす。~
レオン様の判断は正しかったのですよ、▼~
…あなたが危ない目に遭わなくてよかった。~
心からそう思います。▼~
:[レオン]|ゼロ…▼~
:[ゼロ]|俺は苦労知らずでお気楽な奴が嫌いです。~
そういう者には地獄を見せてやりたくなります。▼~
ですが…▼~
レオン様には一度も~
そのようなことを思ったことがありません。▼~
あなたの人知れぬ苦労が、無言のうちに~
伝わってくるからかもしれませんね。▼~
:[レオン]|…………▼~
ありがとう、ゼロ。~
少し気が楽になった。▼~
お前と話せてよかったよ。▼~
:[ゼロ]|勿体無いお言葉です。▼~
:[レオン]|ただ、あの祭りの記憶は~
一生忘れないつもりだ。▼~
自分自身の戒めとしてね。▼~
:[ゼロ]|はい。その心構えが~
素晴らしい王国を築くものと思います。▼~
:[レオン]|いや、僕一人では成し遂げられない。~
力を貸してくれるね? ゼロ。▼~
:[ゼロ]|ご命令とあらば。~
いつまでもお傍で、全身全霊でお力に…▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#e78d73dd]
- 補足:ゼロとラズワルドの会話「時期国王の臣下…」のところ...
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