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会話集/支援会話/カゲロウ(透魔)
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*カゲロウの支援会話 [#rcf73d86]
#contents
**ハロルド [#zffdcfaa]
***支援C [#s3d81859]
:[ハロルド]|カゲロウくん。部屋が片付かなくて~
困っているのは君かね?▼~
:[カゲロウ]|…む?~
ハロルドではないか。▼~
確かに私は部屋の片づけを~
手伝ってくれる者を募集したが…▼~
:[ハロルド]|やはりそうか。~
だったら私が適任だろう。▼~
困っている者がいれば、~
いかなるときでも笑顔で手を差し伸べる男…▼~
それが私だからだ。▼~
:[カゲロウ]|…そうなのか。~
ではさっそく頼めるか。▼~
:[ハロルド]|もちろんだ。~
よろこんでやらせてもらうぞ。▼~
…うむ、確かに散らかっているな。~
そして、生活感がないな。▼~
:[カゲロウ]|まあ、そうだろうな。~
ここは私の創作の場なのだ。▼~
:[ハロルド]|創作?▼~
:[カゲロウ]|そうだ。~
今日は絵を描いている。▼~
創作に没頭すると片付けに気が回らなくてな。~
どうしても散らかったままになってしまうのだ。▼~
:[ハロルド]|絵画とは素晴らしい…~
少々、拝見するぞ。▼~
…ほほう、興味深い。~
これは暗夜では見たことのない種類の絵だ…▼~
:[カゲロウ]|これは私が今、描いている絵だ。▼~
この世の混沌とした悲しみを表現している。~
そろそろ完成するところだ。▼~
:[ハロルド]|なるほど…▼~
…ん?~
足に何か当たったぞ。▼~
:[カゲロウ]|…あっ!!▼~
:[ハロルド]|…も、申し訳ない!▼~
筆を洗うバケツを~
蹴飛ばしてしまったようだ!▼~
しかも…不運なことに…~
水が…思い切り絵に…▼~
:[カゲロウ]|なんということに…~
絵が水浸しに…▼~
:[ハロルド]|す、すまない…!~
心から謝罪する…!▼~
:[カゲロウ]|…い、いや、気にせずともいい。~
誰にでも過ちはあるもの…▼~
***支援B [#scdd707f]
:[ハロルド]|カゲロウくん、先日は本当に申し訳なかった。~
心から反省して出直したぞ。▼~
:[カゲロウ]|気にするな。来てくれて感謝する。~
ではさっそく片付けを頼む。▼~
:[ハロルド]|任せたまえ。▼~
二度とあのようなことを起こさぬよう、~
今日は足元を注視して作業するつもりだ。▼~
…お、今日も創作活動か。▼~
:[カゲロウ]|そうだ。今日は彫刻をしている。~
木材を彫って少しずつ形にしていくのだ。▼~
:[ハロルド]|ほう、興味深い。▼~
これは…~
風変わりなハートの形をしているが…▼~
:[カゲロウ]|そうだ。~
人の愛というものを表現してみた。▼~
:[ハロルド]|ふむ…見事だな。~
創作の才のない私には想像の及ばない領域だ。▼~
…さてと、こちらはこちらで~
片付けを始めるとしよう。▼~
:[カゲロウ]|とりあえず床に散らかったものを~
まとめてくれるとうれしい。▼~
:[ハロルド]|了解だ。▼~
ではまず…~
こっちのものをこっちにまとめて…と。▼~
うむ、きれいになったな。▼~
そしてこっちのものもまとめて…と。▼~
…む? 床がほこりだらけではないか。~
これはほうきが必要だな。▼~
カゲロウくん。~
この部屋にほうきは…▼~
…おっと、すまない。~
何かが手に…▼~
:[カゲロウ]|…ハロルド。▼~
:[ハロルド]|?▼~
:[カゲロウ]|なぜこの瞬間に私を押した…▼~
:[ハロルド]|はっ!? 彫刻刀がハートに~
深々と突き刺さっている!?▼~
…す、すまない。~
下ばかり見ていたもので、つい…▼~
:[カゲロウ]|…………~
もういい、帰ってくれ…▼~
:[ハロルド]|そ、そんな…▼~
***支援A [#n7c8b842]
:[カゲロウ]|よく来てくれた、ハロルド。▼~
:[ハロルド]|ど、どうして私を呼んだのだ。~
私は…出入り禁止になったはずだが…▼~
:[カゲロウ]|…実は先日、私は台無しになった~
二つの作品を処分しようとしたのだ。▼~
すると白夜のある美術商が~
私に声をかけてきた。▼~
その作品をよく見せてほしい、と…▼~
そして美術商は叫んだ。~
「これは次世代の芸術だ!」とな…▼~
:[ハロルド]|次世代の…芸術?▼~
:[カゲロウ]|まず混沌とした抽象画は、水をぶちまけるという~
仕上げの表現方法が評価された。▼~
:[ハロルド]|なんと…▼~
:[カゲロウ]|彫刻は、突き刺さった彫刻刀が、~
愛情の危うさを表現していると…▼~
美術商はあの二作品を高く評価して、~
店の軒先に飾ってくれることになったのだ。▼~
…今まであの美術商は、~
私の創作に見向きもしなかったのに…▼~
:[ハロルド]|い、いや…本当に驚きだ…▼~
:[カゲロウ]|…ハロルド、ひどいことを言って、~
申し訳なかった。▼~
…こんなことを言う立場にはないことは~
重々承知なのだが、一つ頼みがある。▼~
:[ハロルド]|な、なんだね?▼~
:[カゲロウ]|あの美術商にもっと作品が欲しいと言われ…~
私は断りきれなかった。▼~
だから、これからも~
部屋を片付けてくれ。▼~
お前は奇跡の男。▼~
私の作品に、きっと~
奇跡的な味付けをしてくれるだろう。▼~
:[ハロルド]|そ、そうか…~
そんなことでいいのならば…▼~
…わかった。お詫びの意味でも、~
よろこんで協力させてもらおう。▼~
:[カゲロウ]|うれしいぞ、ハロルド。~
ではさっそく作業に入ろう。▼~
***支援S [#sa8db998]
:[ハロルド]|カゲロウくん…▼~
:[カゲロウ]|ハロルド、どうしたのだ。▼~
:[ハロルド]|実は…君に言いたいことがある。▼~
…もう君の~
創作の場に通うのはやめたい。▼~
:[カゲロウ]|!?▼~
…………▼~
そ、そうか…▼~
…当然だ。私の都合ばかりで~
何度も頼んでしまっていたからな…▼~
すまぬ。お前の心情にも~
もっと気を遣うべきだった…▼~
:[ハロルド]|いや、そうではないのだ。▼~
代わりに、戦が終わった後…~
一緒に住まないかと言いたいのだ。▼~
:[カゲロウ]|えっ?▼~
:[ハロルド]|同じ屋根の下…これからも共に~
創作活動をしていこうではないか。▼~
:[カゲロウ]|言いたいことが…解せないが…▼~
:[ハロルド]|これを受け取ってくれ。~
結婚指輪だ。▼~
:[カゲロウ]|結婚!?~
そ、そんな…▼~
:[ハロルド]|私ではダメか? 私は君に心底、~
惚れてしまっているのだが…▼~
:[カゲロウ]|いや、うれしい…~
うれしいのは事実だ。▼~
しかし、私たちは白夜と暗夜…~
たやすく婚姻を許される間柄では…▼~
:[ハロルド]|そのことについては私も考えた。▼~
しかし君が言ってくれた言葉を思い出して~
決意を固めたのだ。▼~
:[カゲロウ]|?▼~
:[ハロルド]|…君は言ってくれたではないか。~
私は奇跡の男だと。▼~
確かに両国の結婚は簡単には進まないだろう。~
しかし私はきっと奇跡を起こしてみせる。▼~
愛する君のためならば、何をしてでも~
両家の家族親族の祝福を勝ち取るつもりだ。▼~
:[カゲロウ]|ハロルド…▼~
感激だ。~
では喜んで申し出を受けよう…▼~
:[ハロルド]|ありがとう、カゲロウくん。~
本当にうれしいぞ。▼~
…よし。ではその前にカムイ様たちに~
報告に行こう。▼~
さすがのカムイ様たちも~
びっくりしてしまうだろうが…▼~
私がそこで何らかの奇跡を起こす。▼~
禍を転じて福となすような奇跡を起こし、~
辺り一帯を笑顔と拍手にしたいと思う。▼~
:[カゲロウ]|…禍を転じて福となす…か。▼~
一歩間違えば全てが台なしになりそうな~
不安な言葉ではあるが…▼~
だがお前は奇跡の男。~
私は信じるぞ。▼~
:[ハロルド]|ありがとう、カゲロウくん。▼~
このハロルド、~
何に替えても君を大事にする。▼~
**オーディン [#p16859a1]
***支援C [#d3590258]
:[カゲロウ]|…………▼~
:[オーディン]|カゲロウ。何をしてるんだ?▼~
:[カゲロウ]|!?▼~
すまぬ。~
見ないでくれ。▼~
:[オーディン]|なぜ隠そうとする? はっ!~
さては貴様も封印せし力を…!▼~
…というわけではないようだな。~
絵を描いているのか?▼~
:[カゲロウ]|…………▼~
…そうだ。空想の怪物『無羅苦守』~
というものを描いているところだ。▼~
:[オーディン]|空想の怪物?~
ほう、おもしろそうだ。▼~
:[カゲロウ]|…………▼~
…見てもいいが、きっとお前も~
文句を言うだろう。▼~
この世の終わりを見ているようだとか、~
見ているだけで呪われそうだとか…▼~
ほとんどの者が~
私の絵を見てバカにするのだからな。▼~
:[オーディン]|…………▼~
:[カゲロウ]|…オーディン?~
如何した?▼~
:[オーディン]|ガクガクガクガク!▼~
ガクガクガクガクガクガクガクガク!!▼~
天才だっ!▼~
:[カゲロウ]|…えっ?▼~
:[オーディン]|お前は天才だ!!~
この絵は借りていくぞっ!!▼~
(オーディン退場)~
:[カゲロウ]|お、おいっ!▼~
***支援B [#d4f8e01e]
:[オーディン]|ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…▼~
出でよ無羅苦守!~
我が前にその姿を見せるのだ!▼~
…………▼~
ふっ…今日は~
まだその時ではないようだな…▼~
:[カゲロウ]|オーディン…▼~
:[オーディン]|おお、白夜の天才画家か。▼~
:[カゲロウ]|この間は一体何事だ。▼~
私のことを天才だと言って、~
絵を持って走り去ってしまわれたが…▼~
:[オーディン]|ああ、そうだったな。~
天才画家を前にして失礼した。▼~
あまりにも秀逸な芸術だったから~
つい…な。▼~
:[カゲロウ]|げ、芸術?▼~
:[オーディン]|そうだ。これは絵ではない。~
芸術と呼ぶにふさわしい。▼~
その芸術が俺の脳に~
新たなる呪術のイメージを喚起したのだ。▼~
俺はいてもたってもいられず、~
あの場を立ち去ったというわけだ。▼~
:[カゲロウ]|そ、そうだったのか…▼~
…………▼~
:[オーディン]|どうしたんだ?▼~
:[カゲロウ]|い、いや…お前は暗夜王国でも~
随一の術者と聞いている。▼~
ならばその言葉、信用に値しよう。~
…それで、どんな呪術を研究し始めたのだ?▼~
:[オーディン]|見ての通りだ。▼~
お前の描いた空想の怪物『無羅苦守』を~
現実の世に生みだす…▼~
:[カゲロウ]|!?▼~
:[オーディン]|だが、今回は失敗だ。▼~
この芸術はお前に返却する。~
持ち出したりしてすまなかった。▼~
:[カゲロウ]|否、くじけてはならぬ!▼~
:[オーディン]|えっ?▼~
:[カゲロウ]|私の絵が現実化するなど…~
夢のようだ。▼~
どんな力添えでもいたす!~
だからくじけてはならぬ!▼~
:[オーディン]|そ、そうか…~
いや…でもなぁ…▼~
***支援A [#t4c2b006]
:[カゲロウ]|オーディン、持ってまいったぞ。▼~
:[オーディン]|カゲロウ…~
それは?▼~
:[カゲロウ]|ノスフェラトゥの汗に飛龍の唾液…~
その他もろもろ、必要とされるものを揃えた。▼~
どれも架空のものを~
現実化する呪術に必要なものだろう。▼~
:[オーディン]|…す、すごいな。▼~
:[カゲロウ]|オーディン。~
やってみてくれぬか。▼~
暗夜王国随一の腕で~
私の絵に息吹を吹き込んでくれ。▼~
:[オーディン]|…………▼~
:[カゲロウ]|どうした?~
できぬというのか?▼~
:[オーディン]|…ふっ。~
いいや、できぬはずがない。▼~
なぜなら俺は暗夜王国随一の術士!~
漆黒の…オーディンだからだっ!▼~
(暗転)~
:[カゲロウ]|さて…先程のものを全て、~
無羅苦守の絵にすり込んだぞ。▼~
さあ、これで召喚できるはずだ。~
あとはお前の呪術を待つばかりだ。▼~
:[オーディン]|…………▼~
…ふっ。~
何を恐れている、オーディン。▼~
…もし召喚できなかったとき~
彼女に失望されるのが怖いのか…▼~
:[カゲロウ]|何をブツブツとつぶやいておる?▼~
:[オーディン]|い、いや…~
なんでもない。▼~
では、行くぞ!~
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!▼~
出でよ無羅苦守っ!~
我が前にその姿を見せるのだっ!!▼~
…………▼~
:[カゲロウ]|…………▼~
:[オーディン]|カゲロウ。~
まだ続けてもいいか?▼~
:[カゲロウ]|もちろんだ…▼~
:[オーディン]|はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!▼~
常闇の堕天使よ…~
瑞光の全能者よ…▼~
我に力を与えたまえっ!▼~
出でよ無羅苦守っ!~
我が前にその姿を見せるのだっ!!▼~
…………▼~
:[カゲロウ]|…………▼~
:[オーディン]|もう一回だ。▼~
:[カゲロウ]|私はいつまでも待つ。~
だから何も恐れるな。▼~
:[オーディン]|はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!▼~
***支援S [#q790f594]
:[オーディン]|カゲロウ、こんなところで何をしている?▼~
:[カゲロウ]|暗夜王国随一の術士オーディンか。▼~
:[オーディン]|その言い方はやめてくれ。▼~
結局、俺は無羅苦守を呼び出すことが~
できなかったのだから。▼~
:[カゲロウ]|本当にそう思うか?▼~
:[オーディン]|えっ?▼~
:[カゲロウ]|この絵を見てくれ。~
無羅苦守がおらぬようになってしまった。▼~
:[オーディン]|!?▼~
絵の無羅苦守の部分だけ白くなっている…~
これは…どういうことだ…▼~
…ああ、わかったぞ。▼~
俺はその後、雨に打たれ、風に吹かれても~
召喚の術を唱え続けた。▼~
それで絵の具が流れてしまったのだろう。▼~
:[カゲロウ]|私も最初はそう思った。~
だが、今は違う。▼~
お前の術が成功したと信じて、~
私は無羅苦守の姿を探している。▼~
:[オーディン]|…………▼~
そうか…そこまで~
俺のことを買ってくれているとは…▼~
だったら俺もいいか?▼~
お前の才能を見込んで~
ある絵を描いてもらいたい。▼~
:[カゲロウ]|えっ?~
何を描けというのだ。▼~
:[オーディン]|俺とお前…~
二人が夫婦になっている絵だ。▼~
:[カゲロウ]|!?▼~
:[オーディン]|俺はお前に惚れてしまったようだ。~
夫婦になりたいと思っている。▼~
もしお前にその気がないというなら~
せめて絵だけ描いてくれ。▼~
俺はその絵が現実のものとなるよう…▼~
雨に打たれても風に吹かれても~
術を唱え続けるだろう。▼~
:[カゲロウ]|オ、オーディン…▼~
:[オーディン]|しかし、その気があるのなら…~
これを受け取ってもらいたい。▼~
結婚指輪だっ!▼~
:[カゲロウ]|…………▼~
:[オーディン]|やはり、無理か。▼~
:[カゲロウ]|…いや、そうではない。~
むしろうれしい…▼~
:[オーディン]|本当か…っ!?▼~
:[カゲロウ]|…だが、私は代々白夜の王族に仕える家系。~
結婚を反対される可能性が高い。▼~
:[オーディン]|だったらカゲロウの家族と俺が~
仲良くしている様子も絵に描いてくれ。▼~
雨に打たれても風に吹かれても~
その絵を現実とするべく術を唱え続けよう。▼~
:[カゲロウ]|…そ、そこまでの覚悟を。~
ならば断わる理由はない…▼~
私こそお前に…~
お前のすべてに惚れ込んでいるのだからな…▼~
:[オーディン]|カゲロウ…▼~
:[カゲロウ]|だがひとつ、頼みがある。▼~
:[オーディン]|なんだ?▼~
:[カゲロウ]|どうせなら、お前の家族と私が~
仲良くしている絵も描かせてくれ。▼~
いつか挨拶に伺うときに持って行きたいのだ。▼~
:[オーディン]|…………▼~
:[カゲロウ]|オーディン?▼~
:[オーディン]|いや、その必要は無い…▼~
なぜなら俺は天涯孤独の身。~
この世界に家族などいないからな…▼~
両親も、とっくの昔に死んでしまった。▼~
:[カゲロウ]|!!~
すまない、無神経な真似を…▼~
…だが、それなら尚更、~
お前の家族の絵を描かせてほしい。▼~
:[オーディン]|なぜ…▼~
:[カゲロウ]|会いたいのだ。~
せめて絵の中だけでも…▼~
かつてお前と共に生きた、~
お前の家族たちと。▼~
:[オーディン]|カゲロウ…▼~
…ああ、頼む。▼~
:[カゲロウ]|指輪…ありがたく受け取るぞ。▼~
:[オーディン]|ありがとう、カゲロウ。~
最高に幸せだ…▼~
**ピエリ [#rbb3f3ec]
***支援C [#uc185e8d]
:[カゲロウ]|ふう…~
やはり、一人静かに飲む茶は美味いな…▼~
:[ピエリ]|あ! カゲロウったらここにいたの!▼~
:[カゲロウ]|…ピエリか。何用だ?▼~
:[ピエリ]|あのね。ピエリ、~
カゲロウみたいになりたいの!▼~
:[カゲロウ]|なに?~
意味がよくわからぬのだが…▼~
:[ピエリ]|えーっとね、カゲロウって~
とっても綺麗でかっこいいの!▼~
一目見たときからズキュンときたの!~
ピエリ、あなたに憧れちゃうのよ!▼~
:[カゲロウ]|あ、憧れ…?▼~
:[ピエリ]|だから、ピエリもカゲロウの真似っこして、~
カゲロウみたいになりたいのよ!▼~
ね、いい考えなの!▼~
:[カゲロウ]|いや…やはりよくわからぬのだが…▼~
:[ピエリ]|あ、カゲロウ!~
それ何飲んでるの?▼~
:[カゲロウ]|これは…抹茶と言う茶の一種だ。▼~
:[ピエリ]|わあ! 緑のお茶、珍しいのよ!▼~
もしかしてこれを飲めば~
カゲロウみたいになれるの?▼~
ちょっと味見させてなの!▼~
:[カゲロウ]|お、おいピエリ、一気にのんだら…▼~
:[ピエリ]|に、苦いのーーーーーーーー!▼~
:[カゲロウ]|だから忠告してやったものを…▼~
:[ピエリ]|びええええん、なにこれなの!~
信じられないの! 全然美味しくないのー!▼~
:[カゲロウ]|お、おい…~
激しく化粧が崩れているぞ。▼~
ま、まあいい。~
とりあえず水を飲め。▼~
:[ピエリ]|ごく…ごく…~
うう…とっても苦かったのよ…▼~
:[カゲロウ]|だろうな。この茶は慣れないうちは~
飲みにくいものだ。▼~
:[ピエリ]|でもピエリ、負けないのよ…~
絶対そのお茶を飲めるようになるの…!▼~
:[カゲロウ]|そ、そうか。▼~
:[ピエリ]|でも、今日はお口が苦いからまたにするの!▼~
また遊びにくるのー!▼~
:[カゲロウ]|…忙しい奴だな。▼~
***支援B [#cfac7ed4]
:[ピエリ]|カゲロウ!~
今日も苦いお茶飲んでるの?▼~
:[カゲロウ]|ああ、ピエリか。~
抹茶ならば、今日も飲んでいるが?▼~
:[ピエリ]|それならピエリも一緒に飲むの!▼~
ピエリもちゃんと抹茶を飲めるようになって、~
カゲロウみたいな大人の女性になるのよ!▼~
:[カゲロウ]|抹茶が飲めたからと言って大人の女性に~
なれるとは思えぬが…▼~
お前の気が済むのなら飲めば良い。▼~
ほら、ピエリの分だ。▼~
:[ピエリ]|ありがとうなの!~
よーし、ピエリがんばるのよ!▼~
ごく…▼~
ぶええええええ、やっぱり苦いのーーー!!▼~
:[カゲロウ]|だから、そのように一気に飲むな…!~
苦いことなどわかっていただろう?▼~
:[ピエリ]|ううう…~
でもなんだか前より苦い気がするの…▼~
:[カゲロウ]|いや、味は前と同じはずだが…▼~
:[ピエリ]|むー! もう一度飲むの!▼~
ごく…▼~
ぴゃああああ! やっぱり苦いのーーー!!▼~
:[カゲロウ]|…………▼~
…ピエリは遊んでいるのか?▼~
:[ピエリ]|うう…ピエリ、大真面目なのよ。~
もうやだ…このお茶苦いの…!▼~
:[カゲロウ]|苦くて当然だ。~
そもそも、茶はそれ単体で飲むものではない。▼~
:[ピエリ]|え?▼~
:[カゲロウ]|この茶は、甘い菓子と共にたしなむものだ。▼~
菓子の甘みを口の中に残しつつ飲めば、~
苦味もちょうど良く感じる。▼~
:[ピエリ]|そうなの…?▼~
:[カゲロウ]|ピエリはまだ慣れていないから~
菓子を多めに出してやろう。▼~
これで少しは飲みやすくなるはずだが…▼~
:[ピエリ]|わあ、可愛いお菓子なの!~
いただきますなの!▼~
ええと、このお菓子を食べて…▼~
このままお茶を飲んで…▼~
…本当なの!~
あんまり苦くないのよ!▼~
:[カゲロウ]|そうか…良かったな。▼~
:[ピエリ]|うん!~
ありがとうなの、カゲロウ!▼~
あ、このお菓子とっても美味しいから~
もっともらてもいーい?▼~
:[カゲロウ]|ああ。構わぬ。▼~
:[ピエリ]|わーい、ピエリ嬉しいのよ!~
もぐもぐ…▼~
:[カゲロウ]|ん? ピエリ。~
菓子ばかりでなく、茶も飲め。▼~
:[ピエリ]|もぐもぐ…▼~
:[カゲロウ]|…………▼~
まあ、少し飲めただけでも良いか。▼~
***支援A [#x6fc213b]
:[ピエリ]|ねえねえ、カゲロウ!~
今日も一緒に抹茶を飲んでもいーい?▼~
:[カゲロウ]|ああ、構わぬぞ。▼~
:[ピエリ]|ふふっ、嬉しいの!▼~
前よりもいっぱい飲めるようになったし、~
これでピエリも少しはカゲロウに近づけたの?▼~
:[カゲロウ]|そのことなのだが…▼~
なぜそこまで私に近づけているかに~
こだわるのだ?▼~
:[ピエリ]|そんなの決まってるの!~
ピエリがはじめてカゲロウを見たとき、▼~
カゲロウが真っ赤で強くて、~
かっこよかったからなの!▼~
:[カゲロウ]|真っ赤…?~
それは、どういうことだ?▼~
:[ピエリ]|ピエリね、夜中に見ちゃったの。~
カゲロウが敵と闘ってるとこ。▼~
カゲロウは敵の返り血をいっぱい浴びて…~
真っ赤でとっても綺麗だったの。▼~
:[カゲロウ]|!!▼~
:[ピエリ]|なのに、敵に全然気づかれずに~
しゅしゅっと動いて…▼~
カゲロウが後ろからえいってやると、~
敵はあっという間に動かなくなるの!▼~
刃を抜くと血しぶきが沢山舞って~
すごかったのよ!▼~
死体を踏みつけて走るカゲロウ、~
とっても綺麗だったの!▼~
:[カゲロウ]|ピエリ、見ていたのか…▼~
:[ピエリ]|見ちゃダメだったの?▼~
:[カゲロウ]|いや、あれは隠密行動中のこと…~
あまり綺麗な理由での戦ではない。▼~
あのような闘い方を…~
仲間には見せたくなかった…▼~
:[ピエリ]|どうして?~
どってもかっこ良かったのに。▼~
戦いに理由なんて無いの。~
あっちがやるからやるだけなの。▼~
所詮みんな人殺しなのよ。▼~
:[カゲロウ]|ピエリ…▼~
:[ピエリ]|それよりピエリは、もっとカゲロウに~
色んなお話聞いてみたいのよ!▼~
ピエリも、あんな闘い方してみたいの!~
しゅしゅっと動いて、えいって殺すの!▼~
あの動きはもはや芸術なの!▼~
:[カゲロウ]|…そうか。▼~
お前がそう思ったのであれば、~
この件についてはもう何も言うまい…▼~
:[ピエリ]|ね? これでピエリがカゲロウを~
好きな理由、わかったでしょ?▼~
ピエリ、あの時のカゲロウみたいに、~
かっこよくて綺麗な人になりたいのよ!▼~
それで、もっともっと強くなりたいの!▼~
:[カゲロウ]|…………▼~
そうだな…きっかけはどうあれ、~
強さを求めたいという気概には応えよう。▼~
こうして違う国の仲間同士で~
交流を深めることも悪くない。▼~
私で良ければ、また茶にも付き合おう。▼~
ピエリさえ望むのなら…~
私の闘い方も教えてやる。▼~
:[ピエリ]|ほんと!? ありがとうなの!~
ピエリ、とっても嬉しいの!▼~
それじゃあカゲロウ、~
これからもよろしくなの!▼~
:[カゲロウ]|ああ。よろしく頼む。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#a0693928]
#comment
終了行:
*カゲロウの支援会話 [#rcf73d86]
#contents
**ハロルド [#zffdcfaa]
***支援C [#s3d81859]
:[ハロルド]|カゲロウくん。部屋が片付かなくて~
困っているのは君かね?▼~
:[カゲロウ]|…む?~
ハロルドではないか。▼~
確かに私は部屋の片づけを~
手伝ってくれる者を募集したが…▼~
:[ハロルド]|やはりそうか。~
だったら私が適任だろう。▼~
困っている者がいれば、~
いかなるときでも笑顔で手を差し伸べる男…▼~
それが私だからだ。▼~
:[カゲロウ]|…そうなのか。~
ではさっそく頼めるか。▼~
:[ハロルド]|もちろんだ。~
よろこんでやらせてもらうぞ。▼~
…うむ、確かに散らかっているな。~
そして、生活感がないな。▼~
:[カゲロウ]|まあ、そうだろうな。~
ここは私の創作の場なのだ。▼~
:[ハロルド]|創作?▼~
:[カゲロウ]|そうだ。~
今日は絵を描いている。▼~
創作に没頭すると片付けに気が回らなくてな。~
どうしても散らかったままになってしまうのだ。▼~
:[ハロルド]|絵画とは素晴らしい…~
少々、拝見するぞ。▼~
…ほほう、興味深い。~
これは暗夜では見たことのない種類の絵だ…▼~
:[カゲロウ]|これは私が今、描いている絵だ。▼~
この世の混沌とした悲しみを表現している。~
そろそろ完成するところだ。▼~
:[ハロルド]|なるほど…▼~
…ん?~
足に何か当たったぞ。▼~
:[カゲロウ]|…あっ!!▼~
:[ハロルド]|…も、申し訳ない!▼~
筆を洗うバケツを~
蹴飛ばしてしまったようだ!▼~
しかも…不運なことに…~
水が…思い切り絵に…▼~
:[カゲロウ]|なんということに…~
絵が水浸しに…▼~
:[ハロルド]|す、すまない…!~
心から謝罪する…!▼~
:[カゲロウ]|…い、いや、気にせずともいい。~
誰にでも過ちはあるもの…▼~
***支援B [#scdd707f]
:[ハロルド]|カゲロウくん、先日は本当に申し訳なかった。~
心から反省して出直したぞ。▼~
:[カゲロウ]|気にするな。来てくれて感謝する。~
ではさっそく片付けを頼む。▼~
:[ハロルド]|任せたまえ。▼~
二度とあのようなことを起こさぬよう、~
今日は足元を注視して作業するつもりだ。▼~
…お、今日も創作活動か。▼~
:[カゲロウ]|そうだ。今日は彫刻をしている。~
木材を彫って少しずつ形にしていくのだ。▼~
:[ハロルド]|ほう、興味深い。▼~
これは…~
風変わりなハートの形をしているが…▼~
:[カゲロウ]|そうだ。~
人の愛というものを表現してみた。▼~
:[ハロルド]|ふむ…見事だな。~
創作の才のない私には想像の及ばない領域だ。▼~
…さてと、こちらはこちらで~
片付けを始めるとしよう。▼~
:[カゲロウ]|とりあえず床に散らかったものを~
まとめてくれるとうれしい。▼~
:[ハロルド]|了解だ。▼~
ではまず…~
こっちのものをこっちにまとめて…と。▼~
うむ、きれいになったな。▼~
そしてこっちのものもまとめて…と。▼~
…む? 床がほこりだらけではないか。~
これはほうきが必要だな。▼~
カゲロウくん。~
この部屋にほうきは…▼~
…おっと、すまない。~
何かが手に…▼~
:[カゲロウ]|…ハロルド。▼~
:[ハロルド]|?▼~
:[カゲロウ]|なぜこの瞬間に私を押した…▼~
:[ハロルド]|はっ!? 彫刻刀がハートに~
深々と突き刺さっている!?▼~
…す、すまない。~
下ばかり見ていたもので、つい…▼~
:[カゲロウ]|…………~
もういい、帰ってくれ…▼~
:[ハロルド]|そ、そんな…▼~
***支援A [#n7c8b842]
:[カゲロウ]|よく来てくれた、ハロルド。▼~
:[ハロルド]|ど、どうして私を呼んだのだ。~
私は…出入り禁止になったはずだが…▼~
:[カゲロウ]|…実は先日、私は台無しになった~
二つの作品を処分しようとしたのだ。▼~
すると白夜のある美術商が~
私に声をかけてきた。▼~
その作品をよく見せてほしい、と…▼~
そして美術商は叫んだ。~
「これは次世代の芸術だ!」とな…▼~
:[ハロルド]|次世代の…芸術?▼~
:[カゲロウ]|まず混沌とした抽象画は、水をぶちまけるという~
仕上げの表現方法が評価された。▼~
:[ハロルド]|なんと…▼~
:[カゲロウ]|彫刻は、突き刺さった彫刻刀が、~
愛情の危うさを表現していると…▼~
美術商はあの二作品を高く評価して、~
店の軒先に飾ってくれることになったのだ。▼~
…今まであの美術商は、~
私の創作に見向きもしなかったのに…▼~
:[ハロルド]|い、いや…本当に驚きだ…▼~
:[カゲロウ]|…ハロルド、ひどいことを言って、~
申し訳なかった。▼~
…こんなことを言う立場にはないことは~
重々承知なのだが、一つ頼みがある。▼~
:[ハロルド]|な、なんだね?▼~
:[カゲロウ]|あの美術商にもっと作品が欲しいと言われ…~
私は断りきれなかった。▼~
だから、これからも~
部屋を片付けてくれ。▼~
お前は奇跡の男。▼~
私の作品に、きっと~
奇跡的な味付けをしてくれるだろう。▼~
:[ハロルド]|そ、そうか…~
そんなことでいいのならば…▼~
…わかった。お詫びの意味でも、~
よろこんで協力させてもらおう。▼~
:[カゲロウ]|うれしいぞ、ハロルド。~
ではさっそく作業に入ろう。▼~
***支援S [#sa8db998]
:[ハロルド]|カゲロウくん…▼~
:[カゲロウ]|ハロルド、どうしたのだ。▼~
:[ハロルド]|実は…君に言いたいことがある。▼~
…もう君の~
創作の場に通うのはやめたい。▼~
:[カゲロウ]|!?▼~
…………▼~
そ、そうか…▼~
…当然だ。私の都合ばかりで~
何度も頼んでしまっていたからな…▼~
すまぬ。お前の心情にも~
もっと気を遣うべきだった…▼~
:[ハロルド]|いや、そうではないのだ。▼~
代わりに、戦が終わった後…~
一緒に住まないかと言いたいのだ。▼~
:[カゲロウ]|えっ?▼~
:[ハロルド]|同じ屋根の下…これからも共に~
創作活動をしていこうではないか。▼~
:[カゲロウ]|言いたいことが…解せないが…▼~
:[ハロルド]|これを受け取ってくれ。~
結婚指輪だ。▼~
:[カゲロウ]|結婚!?~
そ、そんな…▼~
:[ハロルド]|私ではダメか? 私は君に心底、~
惚れてしまっているのだが…▼~
:[カゲロウ]|いや、うれしい…~
うれしいのは事実だ。▼~
しかし、私たちは白夜と暗夜…~
たやすく婚姻を許される間柄では…▼~
:[ハロルド]|そのことについては私も考えた。▼~
しかし君が言ってくれた言葉を思い出して~
決意を固めたのだ。▼~
:[カゲロウ]|?▼~
:[ハロルド]|…君は言ってくれたではないか。~
私は奇跡の男だと。▼~
確かに両国の結婚は簡単には進まないだろう。~
しかし私はきっと奇跡を起こしてみせる。▼~
愛する君のためならば、何をしてでも~
両家の家族親族の祝福を勝ち取るつもりだ。▼~
:[カゲロウ]|ハロルド…▼~
感激だ。~
では喜んで申し出を受けよう…▼~
:[ハロルド]|ありがとう、カゲロウくん。~
本当にうれしいぞ。▼~
…よし。ではその前にカムイ様たちに~
報告に行こう。▼~
さすがのカムイ様たちも~
びっくりしてしまうだろうが…▼~
私がそこで何らかの奇跡を起こす。▼~
禍を転じて福となすような奇跡を起こし、~
辺り一帯を笑顔と拍手にしたいと思う。▼~
:[カゲロウ]|…禍を転じて福となす…か。▼~
一歩間違えば全てが台なしになりそうな~
不安な言葉ではあるが…▼~
だがお前は奇跡の男。~
私は信じるぞ。▼~
:[ハロルド]|ありがとう、カゲロウくん。▼~
このハロルド、~
何に替えても君を大事にする。▼~
**オーディン [#p16859a1]
***支援C [#d3590258]
:[カゲロウ]|…………▼~
:[オーディン]|カゲロウ。何をしてるんだ?▼~
:[カゲロウ]|!?▼~
すまぬ。~
見ないでくれ。▼~
:[オーディン]|なぜ隠そうとする? はっ!~
さては貴様も封印せし力を…!▼~
…というわけではないようだな。~
絵を描いているのか?▼~
:[カゲロウ]|…………▼~
…そうだ。空想の怪物『無羅苦守』~
というものを描いているところだ。▼~
:[オーディン]|空想の怪物?~
ほう、おもしろそうだ。▼~
:[カゲロウ]|…………▼~
…見てもいいが、きっとお前も~
文句を言うだろう。▼~
この世の終わりを見ているようだとか、~
見ているだけで呪われそうだとか…▼~
ほとんどの者が~
私の絵を見てバカにするのだからな。▼~
:[オーディン]|…………▼~
:[カゲロウ]|…オーディン?~
如何した?▼~
:[オーディン]|ガクガクガクガク!▼~
ガクガクガクガクガクガクガクガク!!▼~
天才だっ!▼~
:[カゲロウ]|…えっ?▼~
:[オーディン]|お前は天才だ!!~
この絵は借りていくぞっ!!▼~
(オーディン退場)~
:[カゲロウ]|お、おいっ!▼~
***支援B [#d4f8e01e]
:[オーディン]|ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…▼~
出でよ無羅苦守!~
我が前にその姿を見せるのだ!▼~
…………▼~
ふっ…今日は~
まだその時ではないようだな…▼~
:[カゲロウ]|オーディン…▼~
:[オーディン]|おお、白夜の天才画家か。▼~
:[カゲロウ]|この間は一体何事だ。▼~
私のことを天才だと言って、~
絵を持って走り去ってしまわれたが…▼~
:[オーディン]|ああ、そうだったな。~
天才画家を前にして失礼した。▼~
あまりにも秀逸な芸術だったから~
つい…な。▼~
:[カゲロウ]|げ、芸術?▼~
:[オーディン]|そうだ。これは絵ではない。~
芸術と呼ぶにふさわしい。▼~
その芸術が俺の脳に~
新たなる呪術のイメージを喚起したのだ。▼~
俺はいてもたってもいられず、~
あの場を立ち去ったというわけだ。▼~
:[カゲロウ]|そ、そうだったのか…▼~
…………▼~
:[オーディン]|どうしたんだ?▼~
:[カゲロウ]|い、いや…お前は暗夜王国でも~
随一の術者と聞いている。▼~
ならばその言葉、信用に値しよう。~
…それで、どんな呪術を研究し始めたのだ?▼~
:[オーディン]|見ての通りだ。▼~
お前の描いた空想の怪物『無羅苦守』を~
現実の世に生みだす…▼~
:[カゲロウ]|!?▼~
:[オーディン]|だが、今回は失敗だ。▼~
この芸術はお前に返却する。~
持ち出したりしてすまなかった。▼~
:[カゲロウ]|否、くじけてはならぬ!▼~
:[オーディン]|えっ?▼~
:[カゲロウ]|私の絵が現実化するなど…~
夢のようだ。▼~
どんな力添えでもいたす!~
だからくじけてはならぬ!▼~
:[オーディン]|そ、そうか…~
いや…でもなぁ…▼~
***支援A [#t4c2b006]
:[カゲロウ]|オーディン、持ってまいったぞ。▼~
:[オーディン]|カゲロウ…~
それは?▼~
:[カゲロウ]|ノスフェラトゥの汗に飛龍の唾液…~
その他もろもろ、必要とされるものを揃えた。▼~
どれも架空のものを~
現実化する呪術に必要なものだろう。▼~
:[オーディン]|…す、すごいな。▼~
:[カゲロウ]|オーディン。~
やってみてくれぬか。▼~
暗夜王国随一の腕で~
私の絵に息吹を吹き込んでくれ。▼~
:[オーディン]|…………▼~
:[カゲロウ]|どうした?~
できぬというのか?▼~
:[オーディン]|…ふっ。~
いいや、できぬはずがない。▼~
なぜなら俺は暗夜王国随一の術士!~
漆黒の…オーディンだからだっ!▼~
(暗転)~
:[カゲロウ]|さて…先程のものを全て、~
無羅苦守の絵にすり込んだぞ。▼~
さあ、これで召喚できるはずだ。~
あとはお前の呪術を待つばかりだ。▼~
:[オーディン]|…………▼~
…ふっ。~
何を恐れている、オーディン。▼~
…もし召喚できなかったとき~
彼女に失望されるのが怖いのか…▼~
:[カゲロウ]|何をブツブツとつぶやいておる?▼~
:[オーディン]|い、いや…~
なんでもない。▼~
では、行くぞ!~
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!▼~
出でよ無羅苦守っ!~
我が前にその姿を見せるのだっ!!▼~
…………▼~
:[カゲロウ]|…………▼~
:[オーディン]|カゲロウ。~
まだ続けてもいいか?▼~
:[カゲロウ]|もちろんだ…▼~
:[オーディン]|はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!▼~
常闇の堕天使よ…~
瑞光の全能者よ…▼~
我に力を与えたまえっ!▼~
出でよ無羅苦守っ!~
我が前にその姿を見せるのだっ!!▼~
…………▼~
:[カゲロウ]|…………▼~
:[オーディン]|もう一回だ。▼~
:[カゲロウ]|私はいつまでも待つ。~
だから何も恐れるな。▼~
:[オーディン]|はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!▼~
***支援S [#q790f594]
:[オーディン]|カゲロウ、こんなところで何をしている?▼~
:[カゲロウ]|暗夜王国随一の術士オーディンか。▼~
:[オーディン]|その言い方はやめてくれ。▼~
結局、俺は無羅苦守を呼び出すことが~
できなかったのだから。▼~
:[カゲロウ]|本当にそう思うか?▼~
:[オーディン]|えっ?▼~
:[カゲロウ]|この絵を見てくれ。~
無羅苦守がおらぬようになってしまった。▼~
:[オーディン]|!?▼~
絵の無羅苦守の部分だけ白くなっている…~
これは…どういうことだ…▼~
…ああ、わかったぞ。▼~
俺はその後、雨に打たれ、風に吹かれても~
召喚の術を唱え続けた。▼~
それで絵の具が流れてしまったのだろう。▼~
:[カゲロウ]|私も最初はそう思った。~
だが、今は違う。▼~
お前の術が成功したと信じて、~
私は無羅苦守の姿を探している。▼~
:[オーディン]|…………▼~
そうか…そこまで~
俺のことを買ってくれているとは…▼~
だったら俺もいいか?▼~
お前の才能を見込んで~
ある絵を描いてもらいたい。▼~
:[カゲロウ]|えっ?~
何を描けというのだ。▼~
:[オーディン]|俺とお前…~
二人が夫婦になっている絵だ。▼~
:[カゲロウ]|!?▼~
:[オーディン]|俺はお前に惚れてしまったようだ。~
夫婦になりたいと思っている。▼~
もしお前にその気がないというなら~
せめて絵だけ描いてくれ。▼~
俺はその絵が現実のものとなるよう…▼~
雨に打たれても風に吹かれても~
術を唱え続けるだろう。▼~
:[カゲロウ]|オ、オーディン…▼~
:[オーディン]|しかし、その気があるのなら…~
これを受け取ってもらいたい。▼~
結婚指輪だっ!▼~
:[カゲロウ]|…………▼~
:[オーディン]|やはり、無理か。▼~
:[カゲロウ]|…いや、そうではない。~
むしろうれしい…▼~
:[オーディン]|本当か…っ!?▼~
:[カゲロウ]|…だが、私は代々白夜の王族に仕える家系。~
結婚を反対される可能性が高い。▼~
:[オーディン]|だったらカゲロウの家族と俺が~
仲良くしている様子も絵に描いてくれ。▼~
雨に打たれても風に吹かれても~
その絵を現実とするべく術を唱え続けよう。▼~
:[カゲロウ]|…そ、そこまでの覚悟を。~
ならば断わる理由はない…▼~
私こそお前に…~
お前のすべてに惚れ込んでいるのだからな…▼~
:[オーディン]|カゲロウ…▼~
:[カゲロウ]|だがひとつ、頼みがある。▼~
:[オーディン]|なんだ?▼~
:[カゲロウ]|どうせなら、お前の家族と私が~
仲良くしている絵も描かせてくれ。▼~
いつか挨拶に伺うときに持って行きたいのだ。▼~
:[オーディン]|…………▼~
:[カゲロウ]|オーディン?▼~
:[オーディン]|いや、その必要は無い…▼~
なぜなら俺は天涯孤独の身。~
この世界に家族などいないからな…▼~
両親も、とっくの昔に死んでしまった。▼~
:[カゲロウ]|!!~
すまない、無神経な真似を…▼~
…だが、それなら尚更、~
お前の家族の絵を描かせてほしい。▼~
:[オーディン]|なぜ…▼~
:[カゲロウ]|会いたいのだ。~
せめて絵の中だけでも…▼~
かつてお前と共に生きた、~
お前の家族たちと。▼~
:[オーディン]|カゲロウ…▼~
…ああ、頼む。▼~
:[カゲロウ]|指輪…ありがたく受け取るぞ。▼~
:[オーディン]|ありがとう、カゲロウ。~
最高に幸せだ…▼~
**ピエリ [#rbb3f3ec]
***支援C [#uc185e8d]
:[カゲロウ]|ふう…~
やはり、一人静かに飲む茶は美味いな…▼~
:[ピエリ]|あ! カゲロウったらここにいたの!▼~
:[カゲロウ]|…ピエリか。何用だ?▼~
:[ピエリ]|あのね。ピエリ、~
カゲロウみたいになりたいの!▼~
:[カゲロウ]|なに?~
意味がよくわからぬのだが…▼~
:[ピエリ]|えーっとね、カゲロウって~
とっても綺麗でかっこいいの!▼~
一目見たときからズキュンときたの!~
ピエリ、あなたに憧れちゃうのよ!▼~
:[カゲロウ]|あ、憧れ…?▼~
:[ピエリ]|だから、ピエリもカゲロウの真似っこして、~
カゲロウみたいになりたいのよ!▼~
ね、いい考えなの!▼~
:[カゲロウ]|いや…やはりよくわからぬのだが…▼~
:[ピエリ]|あ、カゲロウ!~
それ何飲んでるの?▼~
:[カゲロウ]|これは…抹茶と言う茶の一種だ。▼~
:[ピエリ]|わあ! 緑のお茶、珍しいのよ!▼~
もしかしてこれを飲めば~
カゲロウみたいになれるの?▼~
ちょっと味見させてなの!▼~
:[カゲロウ]|お、おいピエリ、一気にのんだら…▼~
:[ピエリ]|に、苦いのーーーーーーーー!▼~
:[カゲロウ]|だから忠告してやったものを…▼~
:[ピエリ]|びええええん、なにこれなの!~
信じられないの! 全然美味しくないのー!▼~
:[カゲロウ]|お、おい…~
激しく化粧が崩れているぞ。▼~
ま、まあいい。~
とりあえず水を飲め。▼~
:[ピエリ]|ごく…ごく…~
うう…とっても苦かったのよ…▼~
:[カゲロウ]|だろうな。この茶は慣れないうちは~
飲みにくいものだ。▼~
:[ピエリ]|でもピエリ、負けないのよ…~
絶対そのお茶を飲めるようになるの…!▼~
:[カゲロウ]|そ、そうか。▼~
:[ピエリ]|でも、今日はお口が苦いからまたにするの!▼~
また遊びにくるのー!▼~
:[カゲロウ]|…忙しい奴だな。▼~
***支援B [#cfac7ed4]
:[ピエリ]|カゲロウ!~
今日も苦いお茶飲んでるの?▼~
:[カゲロウ]|ああ、ピエリか。~
抹茶ならば、今日も飲んでいるが?▼~
:[ピエリ]|それならピエリも一緒に飲むの!▼~
ピエリもちゃんと抹茶を飲めるようになって、~
カゲロウみたいな大人の女性になるのよ!▼~
:[カゲロウ]|抹茶が飲めたからと言って大人の女性に~
なれるとは思えぬが…▼~
お前の気が済むのなら飲めば良い。▼~
ほら、ピエリの分だ。▼~
:[ピエリ]|ありがとうなの!~
よーし、ピエリがんばるのよ!▼~
ごく…▼~
ぶええええええ、やっぱり苦いのーーー!!▼~
:[カゲロウ]|だから、そのように一気に飲むな…!~
苦いことなどわかっていただろう?▼~
:[ピエリ]|ううう…~
でもなんだか前より苦い気がするの…▼~
:[カゲロウ]|いや、味は前と同じはずだが…▼~
:[ピエリ]|むー! もう一度飲むの!▼~
ごく…▼~
ぴゃああああ! やっぱり苦いのーーー!!▼~
:[カゲロウ]|…………▼~
…ピエリは遊んでいるのか?▼~
:[ピエリ]|うう…ピエリ、大真面目なのよ。~
もうやだ…このお茶苦いの…!▼~
:[カゲロウ]|苦くて当然だ。~
そもそも、茶はそれ単体で飲むものではない。▼~
:[ピエリ]|え?▼~
:[カゲロウ]|この茶は、甘い菓子と共にたしなむものだ。▼~
菓子の甘みを口の中に残しつつ飲めば、~
苦味もちょうど良く感じる。▼~
:[ピエリ]|そうなの…?▼~
:[カゲロウ]|ピエリはまだ慣れていないから~
菓子を多めに出してやろう。▼~
これで少しは飲みやすくなるはずだが…▼~
:[ピエリ]|わあ、可愛いお菓子なの!~
いただきますなの!▼~
ええと、このお菓子を食べて…▼~
このままお茶を飲んで…▼~
…本当なの!~
あんまり苦くないのよ!▼~
:[カゲロウ]|そうか…良かったな。▼~
:[ピエリ]|うん!~
ありがとうなの、カゲロウ!▼~
あ、このお菓子とっても美味しいから~
もっともらてもいーい?▼~
:[カゲロウ]|ああ。構わぬ。▼~
:[ピエリ]|わーい、ピエリ嬉しいのよ!~
もぐもぐ…▼~
:[カゲロウ]|ん? ピエリ。~
菓子ばかりでなく、茶も飲め。▼~
:[ピエリ]|もぐもぐ…▼~
:[カゲロウ]|…………▼~
まあ、少し飲めただけでも良いか。▼~
***支援A [#x6fc213b]
:[ピエリ]|ねえねえ、カゲロウ!~
今日も一緒に抹茶を飲んでもいーい?▼~
:[カゲロウ]|ああ、構わぬぞ。▼~
:[ピエリ]|ふふっ、嬉しいの!▼~
前よりもいっぱい飲めるようになったし、~
これでピエリも少しはカゲロウに近づけたの?▼~
:[カゲロウ]|そのことなのだが…▼~
なぜそこまで私に近づけているかに~
こだわるのだ?▼~
:[ピエリ]|そんなの決まってるの!~
ピエリがはじめてカゲロウを見たとき、▼~
カゲロウが真っ赤で強くて、~
かっこよかったからなの!▼~
:[カゲロウ]|真っ赤…?~
それは、どういうことだ?▼~
:[ピエリ]|ピエリね、夜中に見ちゃったの。~
カゲロウが敵と闘ってるとこ。▼~
カゲロウは敵の返り血をいっぱい浴びて…~
真っ赤でとっても綺麗だったの。▼~
:[カゲロウ]|!!▼~
:[ピエリ]|なのに、敵に全然気づかれずに~
しゅしゅっと動いて…▼~
カゲロウが後ろからえいってやると、~
敵はあっという間に動かなくなるの!▼~
刃を抜くと血しぶきが沢山舞って~
すごかったのよ!▼~
死体を踏みつけて走るカゲロウ、~
とっても綺麗だったの!▼~
:[カゲロウ]|ピエリ、見ていたのか…▼~
:[ピエリ]|見ちゃダメだったの?▼~
:[カゲロウ]|いや、あれは隠密行動中のこと…~
あまり綺麗な理由での戦ではない。▼~
あのような闘い方を…~
仲間には見せたくなかった…▼~
:[ピエリ]|どうして?~
どってもかっこ良かったのに。▼~
戦いに理由なんて無いの。~
あっちがやるからやるだけなの。▼~
所詮みんな人殺しなのよ。▼~
:[カゲロウ]|ピエリ…▼~
:[ピエリ]|それよりピエリは、もっとカゲロウに~
色んなお話聞いてみたいのよ!▼~
ピエリも、あんな闘い方してみたいの!~
しゅしゅっと動いて、えいって殺すの!▼~
あの動きはもはや芸術なの!▼~
:[カゲロウ]|…そうか。▼~
お前がそう思ったのであれば、~
この件についてはもう何も言うまい…▼~
:[ピエリ]|ね? これでピエリがカゲロウを~
好きな理由、わかったでしょ?▼~
ピエリ、あの時のカゲロウみたいに、~
かっこよくて綺麗な人になりたいのよ!▼~
それで、もっともっと強くなりたいの!▼~
:[カゲロウ]|…………▼~
そうだな…きっかけはどうあれ、~
強さを求めたいという気概には応えよう。▼~
こうして違う国の仲間同士で~
交流を深めることも悪くない。▼~
私で良ければ、また茶にも付き合おう。▼~
ピエリさえ望むのなら…~
私の闘い方も教えてやる。▼~
:[ピエリ]|ほんと!? ありがとうなの!~
ピエリ、とっても嬉しいの!▼~
それじゃあカゲロウ、~
これからもよろしくなの!▼~
:[カゲロウ]|ああ。よろしく頼む。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#a0693928]
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