会話集/章別会話
暗夜王国 18章 黒白の王子†
ナレーション†
コタロウの野望を打ち砕いた
カムイは、休憩のため
中立国イズモ公国へ立ち寄る。
そこでは、思いもかけない再開が
カムイを待っている。
オープニング†
+
| | マイユニット男性・僕
|
―イズモ公国―
- [カムイ]
- なんだか、綺麗な場所についたね。▼
- [アクア]
- ええ…ここはイズモ公国よ。▼
古くから神々の国として
知られているわ。▼
それに、ほかの国々が対立している時も
常に中立を守り続けているの。▼
- [カムイ]
- へえ、中立国か…▼
少し寄っていくのも、
悪くないかもしれないね。▼
闘いが続いて、みんなもそろそろ
疲れが出ている頃だろうし。▼
- [アクア]
- …そうね。
それに、情報も必要だわ。▼
白夜王都周辺はきっと
警備が厳しいけれど…▼
今の私たちにそれを
窺い知る術はないもの。▼
その点、中立国の人々なら、何か
有益なことを知っているかもしれないわ。▼
- [カムイ]
- そうだね。
じゃあイズモ公国を訪ねてみよう。▼
(暗転)
- [イザナ]
- はじめまして~!
よぉ~く来てくれちゃったねぇ~!▼
暗夜王国の使者さんたち、
歓迎するよ~!▼
- [カムイ]
- あ、ありがとうございます…▼
- [イザナ]
- さあさあ、狭苦しいお城だけど
ゆっくりしていっちゃってよ~!▼
- [カムイ]
- え、えっと…
あの、あなたは…?▼
- [イザナ]
- 僕は公王イザナ!▼
あはは!
すっかり申し遅れちゃって悪かったね~!▼
- [カムイ]
- ええっ!?
あ、あなたが公王!?▼
- [レオン]
- 軽い…
とんでもなく軽い…▼
- [カミラ]
- よく国民の支持が得られたわね…▼
- [マークス]
- 恐ろしい国だ…▼
- [エリーゼ]
- すごーい!なんだか仲良くなれそう!
イザナさん、よろしくおねがいしまーす!▼
- [イザナ]
- あはは、こちらこそよろしく、
エリーゼ様~!▼
- [エリーゼ]
- ん?
あたし、名前言ったっけ?▼
- [イザナ]
- あっ…▼
いやいや、だってキミたち王族じゃない?
名前ぐらい、知ってるに決まってるよ~!▼
- [エリーゼ]
- へー、そうなんだ!▼
- [アクア]
- …………▼
- [イザナ]
- いやー、それよりキミたち、
タイミングがいいよ~。▼
今日は大きな宴を
開くつもりだったんだ~!▼
実は今、キミたちの他にも
すっごい大物ゲストが来ちゃってるからさ~!▼
- [カムイ]
- 大物ゲスト…?▼
- [イザナ]
- うん!▼
…はいはーいっ!
なんと白夜王族の皆さんでーすっ!▼
- [カムイ]
- !?▼
- [サクラ]
- カムイ兄様…!?▼
- [ヒノカ]
- なに!? カムイ…
なぜ、ここに…!?▼
- [タクミ]
- …………▼
- [リョウマ]
- カムイ…▼
- [カムイ]
- リョウマ兄さん…
みんな…▼
- [マークス]
- 下がれ、カムイ。
こいつらは危険だ!▼
- [リョウマ]
- なんだと…?
卑怯な暗夜王国の手の者が戯言を。▼
- [マークス]
- ほう…聞き捨てならんな、その言葉。
国の侮辱は、私が許さんぞ。▼
- [リョウマ]
- 侮辱などしていない。
真実を述べたまでだ。▼
- [マークス]
- …貴様、
相当私に斬られたいと見えるな。▼
- [リョウマ]
- いいだろう、かかってこい…!▼
- [イザナ]
- わわっ! ダメダメダメダメ!!!
スト~~~~~ップ!!!!!▼
キミたち、こんなところで剣なんか抜いたら
条約違反になっちゃうよ~!▼
- [マークス]
- …条約違反?
- [イザナ]
- そう!我がイザナ公国内では、
条約により戦闘行為が禁止されています!▼
これ、破っちゃうと王族サマでも
厳罰に処されちゃうから気をつけてね~!▼
…というわけで、
キミたちは全員、武器を下してください!▼
これは公王イザナの命令だよ~!▼
- [マークス]
- …仕方ないな。
- [リョウマ]
- しかし、気を許したわけではない…
例え得物はなくとも…▼
…隙あらば、討つ。▼
- [マークス]
- …!▼
- [イザナ]
- まあまあ、喧嘩しないの~!▼
いくら戦争中でも、
この国にいる限りは戦っちゃダメ。▼
この武器はキミたちが国を出るまで
大切に預かっておくからね~。▼
じゃ、宴の準備ができるまで
場内でごゆるりとお寛ぎあれ~!▼
- [マークス]
- …………▼
- [リョウマ]
- …ふん▼
(暗転)
- [マークス]
- まさか白夜の者たちと、
ここで出会ってしまうとはな。▼
- [カムイ]
- すまない、マークス兄さん。▼
- [マークス]
- いや、謝る必要は無い。
…仲間思いのお前のことだ。▼
おおかた、私たちを休ませようとして
この国への訪問を決めたのだろう?▼
お前のその思いを、
誰も責めることなどできん。▼
- [カムイ]
- マークス兄さん…▼
- [リョウマ]
- カムイ。▼
- [カムイ]
- !! リョウマ兄さん。▼
- [マークス]
- なに!?
…いったい、何用だ。▼
- [リョウマ]
- そう構えるな。
別に、何かをするつもりで来たんじゃない。▼
少し、弟の顔が見たくてな。▼
- [マークス]
- なるほど…そう言って、
隙あらば白夜王城に連れ帰るつもりか?▼
- [リョウマ]
- そう噛みつくな。▼
先程はつい頭に血が上ってしまったが、
この国の条約を侵すつもりはない。▼
白夜王国を継ぐ者として、
そのような失態をするほど馬鹿ではないさ。▼
- [マークス]
- ああ…私とて同じだ。▼
暗夜王国第一王子として、
国の信用に関わる真似はできんからな。▼
そちらが仕掛けて来ないのであれば、
私も無礼な真似は慎もう。▼
- [カムイ]
- …………▼
- [マークス]
- ん?
なんだ、カムイ?▼
- [カムイ]
- えっと、兄さんたち…
なんだか、似てるなって思って。▼
- [マークス]
- なっ…!?
戯言を言うな、カムイ。▼
このような者に、
私が似ているわけがない。▼
- [リョウマ]
- ああ、そうだぞ。
顔だって俺の方がいくらか整っている。▼
- [マークス]
- 貴様…!▼
- [カムイ]
- わわっ、け、喧嘩はしないで。▼
僕が言っているのは、
見た目じゃなくて中身のことだよ。▼
第一王子として
立場を重んじるところとか、▼
それから…国を継ぐ者の覚悟とか、
礼儀っていうのかな。▼
そういう中身の部分で、
二人が持ってるものが似てるって思ったんだ。
- [マークス]
- 中身だと…?
そんなはずは…▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [暗夜兵]
- いたぞ、白夜王国第一王子だ!
捕まえろ!!▼
(イザナと暗夜兵が現れる)
- [カムイ]
- え…暗夜兵?▼
- [マークス]
- なぜここに、暗夜兵が…?▼
(イザナが命令する)
- [イザナ]
- さあさあ兵士たち、
リョウマ王子を捕らえちゃってくださーいっ!!▼
- [リョウマ]
- なにっ!? 貴様ら、何をする!?
やめろ、放せ…っ!!▼
- [マークス]
- お前たち、何をしているんだ!?▼
この国での戦闘は
禁じられているのではなかったのか!?▼
どういうつもりだ、イザナ公王!▼
- [イザナ]
- 私はイザナ公王ではありませんよ、
マークス様…▼
- [マークス]
- なに…?▼
- [ゾーラ]
- ひょーっほほほほ!
お久しぶりでございますね!▼
- [マークス]
- お前は…ゾーラ!▼
- [ゾーラ]
- ふぅ…
やーっと正体を現せましたよ~…▼
白夜の王族たちの手前、
イザナのフリを続けるしかなくて苦労しました。▼
- [マークス]
- おい、本物のイザナ公王はどうした。▼
- [ゾーラ]
- ふふ…イザナ公王は、とっくの昔に
牢屋の中にぶち込んでまーす。▼
今頃、さっき捕らえたリョウマ王子や
他の白夜王族の皆さんと、▼
仲良くやっているんじゃないですか?▼
ま、処刑までの
短い間ですけどねえ?
- [マークス]
- 処刑だと…?▼
- [ゾーラ]
- ガロン様にも内緒で、
我が軍内で策を立てていたのですよ。▼
白夜の王族が国賓として
イズモ公国に招かれたという情報が入ったので、▼
幻影魔法で公王になりすまし、
騙し討ちをして一網打尽にしようと。▼
- [マークス]
- まさか、そんな計画を…▼
- [ゾーラ]
- いやー、良かった良かった。
これで戦争は一気にカタがつきますね!▼
そして私はマクベスやガンズを出し抜き、
一気に出世の道を歩むのです…!▼
では私は処刑を執り行ってきますゆえ、
これにて失礼。▼
- [マークス]
- まて、ゾーラ!▼
- [カムイ]
- マークス兄さん…▼
- [マークス]
- …白夜王国の者は敵だ。
だが、このようなやり方は気に食わん。▼
正々堂々と戦って勝ってこそ、
暗夜王国の真の勝利となるのだ。▼
…こんな形で戦を決しても、
私にとっては意味がない。▼
王族たちを、解放しに行くぞ。▼
- [カムイ]
- …ふふっ。▼
- [マークス]
- どうした、カムイ。▼
- [カムイ]
- いや、マークス兄さん…
やっぱり似てるよ、リョウマ兄さんに。▼
もしこうやって敵同士じゃなかったら…
案外仲良くなれたのかもね。▼
- [マークス]
- まったく…
寝言は寝て言ってくれ。▼
そんなことより、
皆を集めて、戦闘準部を急ぐぞ。▼
先程のゾーラの様子だと、
処刑までの時間は短い!▼
(お辞儀するカムイ)
- [カムイ]
- わかった!!▼
|
+
| | マイユニット男性・俺
|
―イズモ公国―
- [カムイ]
- なんだか、綺麗な場所についたな。▼
- [アクア]
- ええ…ここはイズモ公国よ。
古くから神々の国として
知られているわ。▼
それに、ほかの国々が対立している時も
常に中立を守り続けているの。▼
- [カムイ]
- ほお、中立国か…
少し寄っていくのも、
悪くないかもしれないな。
闘いが続いて、みんなもそろそろ
疲れがでている頃だろう。
- [アクア]
- …そうね。
それに、情報も必要だわ。
白夜王都周辺はきっと
警備が厳しいけれど…
今の私たちにそれを
窺い知る術はないもの。
その点、中立国の人々なら、何か
有益なことを知っているかもしれないわ。
- [カムイ]
- そうだな。
ではイズモ公国を訪ねてみよう。
(暗転)
- [イザナ]
- はじめまして~!
よぉ~く来てくれちゃったねぇ~!▼
暗夜王国の使者さんたち、
歓迎するよ~!▼
- [カムイ]
- あ、ありがとうございます…▼
- [イザナ]
- さあさあ、狭苦しいお城だけど
ゆっくりしていっちゃってよ~!▼
- [カムイ]
- え、えっと…
あの、あなたは…?▼
- [イザナ]
- 僕は公王イザナ!▼
あはは!
すっかり申し遅れちゃって悪かったね~!▼
- [カムイ]
- ええっ!?
あ、あなたが公王!?▼
- [レオン]
- 軽い…
とんでもなく軽い…▼
- [カミラ]
- よく国民の支持が得られたわね…▼
- [マークス]
- 恐ろしい国だ…▼
- [エリーゼ]
- すごーい!なんだか仲良くなれそう!
イザナさん、よろしくおねがいしまーす!▼
- [イザナ]
- あはは、こちらこそよろしく、
エリーゼ様~!▼
- [エリーゼ]
- ん?
あたし、名前言ったっけ?▼
- [イザナ]
- あっ…▼
いやいや、だってキミたち王族じゃない?
名前ぐらい、知ってるに決まってるよ~!▼
- [エリーゼ]
- へー、そうなんだ!▼
- [アクア]
- …………▼
- [イザナ]
- いやー、それよりキミたち、
タイミングがいいよ~。▼
今日は大きな宴を
開くつもりだったんだ~!▼
実は今、キミたちの他にも
すっごい大物ゲストが来ちゃってるからさ~!▼
- [カムイ]
- 大物ゲスト…?▼
- [イザナ]
- うん!▼
…はいはーいっ!
なんと白夜王族の皆さんでーすっ!▼
- [カムイ]
- !?▼
- [サクラ]
- カムイ兄様…!?▼
- [ヒノカ]
- なに!? カムイ…
なぜ、ここに…!?▼
- [タクミ]
- …………▼
- [リョウマ]
- カムイ…▼
- [カムイ]
- リョウマ兄さん…
みんな…▼
- [マークス]
- 下がれ、カムイ。
こいつらは危険だ!▼
- [リョウマ]
- なんだと…?
卑怯な暗夜王国の手の者が戯言を。▼
- [マークス]
- ほう…聞き捨てならんな、その言葉。
国の侮辱は、私が許さんぞ。▼
- [リョウマ]
- 侮辱などしていない。
真実を述べたまでだ。▼
- [マークス]
- …貴様、
相当私に斬られたいと見えるな。▼
- [リョウマ]
- いいだろう、かかってこい…!▼
- [イザナ]
- わわっ! ダメダメダメダメ!!!
スト~~~~~ップ!!!!!▼
キミたち、こんなところで剣なんか抜いたら
条約違反になっちゃうよ~!▼
- [マークス]
- …条約違反?
- [イザナ]
- そう!我がイザナ公国内では、
条約により戦闘行為が禁止されています!▼
これ、破っちゃうと王族サマでも
厳罰に処されちゃうから気をつけてね~!▼
…というわけで、
キミたちは全員、武器を下してください!▼
これは公王イザナの命令だよ~!▼
- [マークス]
- …仕方ないな。
- [リョウマ]
- しかし、気を許したわけではない…
例え得物はなくとも…▼
…隙あらば、討つ。▼
- [マークス]
- …!▼
- [イザナ]
- まあまあ、喧嘩しないの~!▼
いくら戦争中でも、
この国にいる限りは戦っちゃダメ。▼
この武器はキミたちが国を出るまで
大切に預かっておくからね~。▼
じゃ、宴の準備ができるまで
場内でごゆるりとお寛ぎあれ~!▼
- [マークス]
- …………▼
- [リョウマ]
- …ふん▼
(暗転)
- [マークス]
- まさか白夜の者たちと、
ここで出会ってしまうとはな。▼
- [カムイ]
- すまん、マークス兄さん。▼
- [マークス]
- いや、謝る必要は無い。
…仲間思いのお前のことだ。▼
おおかた、私たちを休ませようとして
この国への訪問を決めたのだろう?▼
お前のその思いを、
誰も責めることなどできん。▼
- [カムイ]
- マークス兄さん…▼
- [リョウマ]
- カムイ。▼
- [カムイ]
- !! リョウマ兄さん。▼
- [マークス]
- なに!?
…いったい、何用だ。▼
- [リョウマ]
- そう構えるな。
別に、何かをするつもりで来たんじゃない。▼
少し、弟の顔が見たくてな。▼
- [マークス]
- なるほど…そう言って、
隙あらば白夜王城に連れ帰るつもりか?▼
- [リョウマ]
- そう噛みつくな。▼
先程はつい頭に血が上ってしまったが、
この国の条約を侵すつもりはない。▼
白夜王国を継ぐ者として、
そのような失態をするほど馬鹿ではないさ。▼
- [マークス]
- ああ…私とて同じだ。▼
暗夜王国第一王子として、
国の信用に関わる真似はできんからな。▼
そちらが仕掛けて来ないのであれば、
私も無礼な真似は慎もう。▼
- [カムイ]
- …………▼
- [マークス]
- ん?
なんだ、カムイ?▼
- [カムイ]
- えっと、兄さんたち…
なんだか、似ているな。▼
- [マークス]
- なっ…!?
戯言を言うな、カムイ。▼
このような者に、
私が似ているわけがない。▼
- [リョウマ]
- ああ、そうだぞ。
顔だって俺の方がいくらか整っている。▼
- [マークス]
- 貴様…!
- [カムイ]
- うわっ、け、喧嘩はやめてくれ。▼
俺が言っているのは、
見た目ではなく中身のことだ。▼
第一王子として
立場を重んじるところや、▼
それから…国を継ぐ者の覚悟や、
礼節とでも言えばいいのか…▼
そういう中身の部分で、
二人の持っているものが似ていると思ったんだ。
- [マークス]
- 中身だと…?
そんなはずは…▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [暗夜兵]
- いたぞ、白夜王国第一王子だ!
捕まえろ!!▼
(イザナと暗夜兵が現れる)
- [カムイ]
- え…暗夜兵?▼
(イザナが命令する)
- [マークス]
- なぜここに、暗夜兵が…?▼
- [イザナ]
- さあさあ兵士たち、
リョウマ王子を捕らえちゃってくださーいっ!!▼
- [リョウマ]
- なにっ!? 貴様ら、何をする!?
やめろ、放せ…っ!!▼
(暗転)
- [マークス]
- お前たち、何をしているんだ!?▼
この国での戦闘は
禁じられているのではなかったのか!?▼
どういうつもりだ、イザナ公王!▼
- [イザナ]
- 私はイザナ公王ではありませんよ、
マークス様…▼
- [マークス]
- なに…?▼
- [ゾーラ]
- ひょーっほほほほ!
お久しぶりでございますね!▼
- [マークス]
- お前は…ゾーラ!▼
- [ゾーラ]
- ふぅ…
やーっと正体を現せましたよ~…▼
白夜の王族たちの手前、
イザナのフリを続けるしかなくて苦労しました。▼
- [マークス]
- おい、本物のイザナ公王はどうした。▼
- [ゾーラ]
- ふふ…イザナ公王は、とっくの昔に
牢屋の中にぶち込んでまーす。▼
今頃、さっき捕らえたリョウマ王子や
他の白夜王族の皆さんと、▼
仲良くやっているんじゃないですか?▼
ま、処刑までの
短い間ですけどねえ?
- [マークス]
- 処刑だと…?▼
- [ゾーラ]
- ガロン様にも内緒で、
我が軍内で策を立てていたのですよ。▼
白夜の王族が国賓として
イズモ公国に招かれたという情報が入ったので、▼
幻影魔法で公王になりすまし、
騙し討ちをして一網打尽にしようと。▼
- [マークス]
- まさか、そんな計画を…▼
- [ゾーラ]
- いやー、良かった良かった。
これで戦争は一気にカタがつきますね!▼
そして私はマクベスやガンズを出し抜き、
一気に出世の道を歩むのです…!▼
では私は処刑を執り行ってきますゆえ、
これにて失礼。▼
- [マークス]
- まて、ゾーラ!▼
- [カムイ]
- マークス兄さん…▼
- [マークス]
- …白夜王国の者は敵だ。
だが、このようなやり方は気に食わん。▼
正々堂々と戦って勝ってこそ、
暗夜王国の真の勝利となるのだ。▼
…こんな形で戦を決しても、
私にとっては意味がない。▼
王族たちを、解放しに行くぞ。▼
- [カムイ]
- …ふふっ。▼
- [マークス]
- どうした、カムイ。▼
- [カムイ]
- いや、マークス兄さん…
やはり似ているな、リョウマ兄さんに。▼
もしこのような敵同士ではなかったら…
案外仲良くなれたのかもしれないな。▼
- [マークス]
- まったく…
寝言は寝て言ってくれ。▼
そんなことより、
皆を集めて、戦闘準部を急ぐぞ。▼
先程のゾーラの様子だと、
処刑までの時間は短い!▼
(お辞儀するカムイ)
- [カムイ]
- わかった!!▼
|
+
| | マイユニット男性・私
|
―イズモ公国―
- [カムイ]
- なんだか、綺麗な場所につきましたね。▼
- [アクア]
- ええ…ここはイズモ公国よ。
古くから神々の国として
知られているわ。▼
それに、ほかの国々が対立している時も
常に中立を守り続けているの。▼
- [カムイ]
- へえ、中立国ですか…
少し寄っていくのも、
悪くないかもしれませんね。
闘いが続いて、みんなもそろそろ
疲れがでている頃でしょうし。
- [アクア]
- …そうね。
それに、情報も必要だわ。
白夜王都周辺はきっと
警備が厳しいけれど…
今の私たちにそれを
窺い知る術はないもの。
その点、中立国の人々なら、何か
有益なことを知っているかもしれないわ。
- [カムイ]
- そうですね。
ではイズモ公国を訪ねてみましょう。
(暗転)
- [イザナ]
- はじめまして~!
よぉ~く来てくれちゃったねぇ~!▼
暗夜王国の使者さんたち、
歓迎するよ~!▼
- [カムイ]
- あ、ありがとうございます…▼
- [イザナ]
- さあさあ、狭苦しいお城だけど
ゆっくりしていっちゃってよ~!▼
- [カムイ]
- え、えっと…
あの、あなたは…?▼
- [イザナ]
- 僕は公王イザナ!▼
あはは!
すっかり申し遅れちゃって悪かったね~!▼
- [カムイ]
- ええっ!?
あ、あなたが公王!?▼
- [レオン]
- 軽い…
とんでもなく軽い…▼
- [カミラ]
- よく国民の支持が得られたわね…▼
- [マークス]
- 恐ろしい国だ…▼
- [エリーゼ]
- すごーい!なんだか仲良くなれそう!
イザナさん、よろしくおねがいしまーす!▼
- [イザナ]
- あはは、こちらこそよろしく、
エリーゼ様~!▼
- [エリーゼ]
- ん?
あたし、名前言ったっけ?▼
- [イザナ]
- あっ…▼
いやいや、だってキミたち王族じゃない?
名前ぐらい、知ってるに決まってるよ~!▼
- [エリーゼ]
- へー、そうなんだ!▼
- [アクア]
- …………▼
- [イザナ]
- いやー、それよりキミたち、
タイミングがいいよ~。▼
今日は大きな宴を
開くつもりだったんだ~!▼
実は今、キミたちの他にも
すっごい大物ゲストが来ちゃってるからさ~!▼
- [カムイ]
- 大物ゲスト…?▼
- [イザナ]
- うん!▼
…はいはーいっ!
なんと白夜王族の皆さんでーすっ!▼
- [カムイ]
- !?▼
- [サクラ]
- カムイ兄様…!?▼
- [ヒノカ]
- なに!? カムイ…
なぜ、ここに…!?▼
- [タクミ]
- …………▼
- [リョウマ]
- カムイ…▼
- [カムイ]
- リョウマ兄さん…
みんな…▼
- [マークス]
- 下がれ、カムイ。
こいつらは危険だ!▼
- [リョウマ]
- なんだと…?
卑怯な暗夜王国の手の者が戯言を。▼
- [マークス]
- ほう…聞き捨てならんな、その言葉。
国の侮辱は、私が許さんぞ。▼
- [リョウマ]
- 侮辱などしていない。
真実を述べたまでだ。▼
- [マークス]
- …貴様、
相当私に斬られたいと見えるな。▼
- [リョウマ]
- いいだろう、かかってこい…!▼
- [イザナ]
- わわっ! ダメダメダメダメ!!!
スト~~~~~ップ!!!!!▼
キミたち、こんなところで剣なんか抜いたら
条約違反になっちゃうよ~!▼
- [マークス]
- …条約違反?
- [イザナ]
- そう!我がイザナ公国内では、
条約により戦闘行為が禁止されています!▼
これ、破っちゃうと王族サマでも
厳罰に処されちゃうから気をつけてね~!▼
…というわけで、
キミたちは全員、武器を下してください!▼
これは公王イザナの命令だよ~!▼
- [マークス]
- …仕方ないな。
- [リョウマ]
- しかし、気を許したわけではない…
例え得物はなくとも…▼
…隙あらば、討つ。▼
- [マークス]
- …!▼
- [イザナ]
- まあまあ、喧嘩しないの~!▼
いくら戦争中でも、
この国にいる限りは戦っちゃダメ。▼
この武器はキミたちが国を出るまで
大切に預かっておくからね~。▼
じゃ、宴の準備ができるまで
場内でごゆるりとお寛ぎあれ~!▼
- [マークス]
- …………▼
- [リョウマ]
- …ふん▼
(暗転)
- [マークス]
- まさか白夜の者たちと、
ここで出会ってしまうとはな。▼
- [カムイ]
- すみません、マークス兄さん。▼
- [マークス]
- いや、謝る必要は無い。
…仲間思いのお前のことだ。▼
おおかた、私たちを休ませようとして
この国への訪問を決めたのだろう?▼
お前のその思いを、
誰も責めることなどできん。▼
- [カムイ]
- マークス兄さん…▼
- [リョウマ]
- カムイ。▼
- [カムイ]
- !! リョウマ兄さん。▼
- [マークス]
- なに!?
…いったい、何用だ。▼
- [リョウマ]
- そう構えるな。
別に、何かをするつもりで来たんじゃない。▼
少し、妹の顔が見たくてな。▼
- [マークス]
- なるほど…そう言って、
隙あらば白夜王城に連れ帰るつもりか?▼
- [リョウマ]
- そう噛みつくな。▼
先程はつい頭に血が上ってしまったが、
この国の条約を侵すつもりはない。▼
白夜王国を継ぐ者として、
そのような失態をするほど馬鹿ではないさ。▼
- [マークス]
- ああ…私とて同じだ。▼
暗夜王国第一王子として、
国の信用に関わる真似はできんからな。▼
そちらが仕掛けて来ないのであれば、
私も無礼な真似は慎もう。▼
- [カムイ]
- …………▼
- [マークス]
- ん?
なんだ、カムイ?▼
- [カムイ]
- えっと、兄さんたち…
なんだか、似てるなと思ったんです。▼
- [マークス]
- なっ…!?
戯言を言うな、カムイ。▼
このような者に、
私が似ているわけがない。▼
- [リョウマ]
- ああ、そうだぞ。
顔だって俺の方がいくらか整っている。▼
- [マークス]
- 貴様…!
- [カムイ]
- わわっ、け、喧嘩はやめてください。▼
私が言っているのは、
見た目ではなくて中身のことです。▼
第一王子として
立場を重んじるところや、▼
それから…国を継ぐ者の覚悟や、
礼節とでも言えばいいのでしょうか…▼
そういう中身の部分で、二人の
持っているものが似ていると思ったんです。
- [マークス]
- 中身だと…?
そんなはずは…▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [暗夜兵]
- いたぞ、白夜王国第一王子だ!
捕まえろ!!▼
(イザナと暗夜兵が現れる)
- [カムイ]
- え…暗夜兵?▼
- [マークス]
- なぜここに、暗夜兵が…?▼
(イザナが命令する)
- [イザナ]
- さあさあ兵士たち、
リョウマ王子を捕らえちゃってくださーいっ!!▼
- [リョウマ]
- なにっ!? 貴様ら、何をする!?
やめろ、放せ…っ!!▼
(暗転)
- [マークス]
- お前たち、何をしているんだ!?▼
この国での戦闘は
禁じられているのではなかったのか!?▼
どういうつもりだ、イザナ公王!▼
- [イザナ]
- 私はイザナ公王ではありませんよ、
マークス様…▼
- [マークス]
- なに…?▼
- [ゾーラ]
- ひょーっほほほほ!
お久しぶりでございますね!▼
- [マークス]
- お前は…ゾーラ!▼
- [ゾーラ]
- ふぅ…
やーっと正体を現せましたよ~…▼
白夜の王族たちの手前、
イザナのフリを続けるしかなくて苦労しました。▼
- [マークス]
- おい、本物のイザナ公王はどうした。▼
- [ゾーラ]
- ふふ…イザナ公王は、とっくの昔に
牢屋の中にぶち込んでまーす。▼
今頃、さっき捕らえたリョウマ王子や
他の白夜王族の皆さんと、▼
仲良くやっているんじゃないですか?▼
ま、処刑までの
短い間ですけどねえ?
- [マークス]
- 処刑だと…?▼
- [ゾーラ]
- ガロン様にも内緒で、
我が軍内で策を立てていたのですよ。▼
白夜の王族が国賓として
イズモ公国に招かれたという情報が入ったので、▼
幻影魔法で公王になりすまし、
騙し討ちをして一網打尽にしようと。▼
- [マークス]
- まさか、そんな計画を…▼
- [ゾーラ]
- いやー、良かった良かった。
これで戦争は一気にカタがつきますね!▼
そして私はマクベスやガンズを出し抜き、
一気に出世の道を歩むのです…!▼
では私は処刑を執り行ってきますゆえ、
これにて失礼。▼
- [マークス]
- まて、ゾーラ!▼
- [カムイ]
- マークス兄さん…▼
- [マークス]
- …白夜王国の者は敵だ。
だが、このようなやり方は気に食わん。▼
正々堂々と戦って勝ってこそ、
暗夜王国の真の勝利となるのだ。▼
…こんな形で戦を決しても、
私にとっては意味がない。▼
王族たちを、解放しに行くぞ。▼
- [カムイ]
- …ふふっ。▼
- [マークス]
- どうした、カムイ。▼
- [カムイ]
- いえ、マークス兄さん…
やっぱり似てますよ、リョウマ兄さんに。▼
もしこんなふうに敵同士ではなかったら…
案外仲良くなれたのかもしれませんね。▼
- [マークス]
- まったく…
寝言は寝て言ってくれ。▼
そんなことより、
皆を集めて、戦闘準部を急ぐぞ。▼
先程のゾーラの様子だと、
処刑までの時間は短い!▼
(お辞儀するカムイ)
- [カムイ]
- わかりました!!▼
|
+
| | マイユニット女性・私
|
―イズモ公国―
- [カムイ]
- なんだか、綺麗な場所につきましたね。▼
- [アクア]
- ええ…ここはイズモ公国よ。
古くから神々の国として
知られているわ。▼
それに、ほかの国々が対立している時も
常に中立を守り続けているの。▼
- [カムイ]
- へえ、中立国ですか…
少し寄っていくのも、
悪くないかもしれませんね。
闘いが続いて、みんなもそろそろ
疲れがでている頃でしょうし。
- [アクア]
- …そうね。
それに、情報も必要だわ。
白夜王都周辺はきっと
警備が厳しいけれど…
今の私たちにそれを
窺い知る術はないもの。
その点、中立国の人々なら、何か
有益なことを知っているかもしれないわ。
- [カムイ]
- そうですね。
ではイズモ公国を訪ねてみましょう。
(暗転)
- [イザナ]
- はじめまして~!
よぉ~く来てくれちゃったねぇ~!▼
暗夜王国の使者さんたち、
歓迎するよ~!▼
- [カムイ]
- あ、ありがとうございます…▼
- [イザナ]
- さあさあ、狭苦しいお城だけど
ゆっくりしていっちゃってよ~!▼
- [カムイ]
- え、えっと…
あの、あなたは…?▼
- [イザナ]
- 僕は公王イザナ!▼
あはは!
すっかり申し遅れちゃって悪かったね~!▼
- [カムイ]
- ええっ!?
あ、あなたが公王!?▼
- [レオン]
- 軽い…
とんでもなく軽い…▼
- [カミラ]
- よく国民の支持が得られたわね…▼
- [マークス]
- 恐ろしい国だ…▼
- [エリーゼ]
- すごーい!なんだか仲良くなれそう!
イザナさん、よろしくおねがいしまーす!▼
- [イザナ]
- あはは、こちらこそよろしく、
エリーゼ様~!▼
- [エリーゼ]
- ん?
あたし、名前言ったっけ?▼
- [イザナ]
- あっ…▼
いやいや、だってキミたち王族じゃない?
名前ぐらい、知ってるに決まってるよ~!▼
- [エリーゼ]
- へー、そうなんだ!▼
- [アクア]
- …………▼
- [イザナ]
- いやー、それよりキミたち、
タイミングがいいよ~。▼
今日は大きな宴を
開くつもりだったんだ~!▼
実は今、キミたちの他にも
すっごい大物ゲストが来ちゃってるからさ~!▼
- [カムイ]
- 大物ゲスト…?▼
- [イザナ]
- うん!▼
…はいはーいっ!
なんと白夜王族の皆さんでーすっ!▼
- [カムイ]
- !?▼
- [サクラ]
- カムイ姉様…!?▼
- [ヒノカ]
- なに!? カムイ…
なぜ、ここに…!?▼
- [タクミ]
- …………▼
- [リョウマ]
- カムイ…▼
- [カムイ]
- リョウマ兄さん…
みんな…▼
- [マークス]
- 下がれ、カムイ。
こいつらは危険だ!▼
- [リョウマ]
- なんだと…?
卑怯な暗夜王国の手の者が戯言を。▼
- [マークス]
- ほう…聞き捨てならんな、その言葉。
国の侮辱は、私が許さんぞ。▼
- [リョウマ]
- 侮辱などしていない。
真実を述べたまでだ。▼
- [マークス]
- …貴様、
相当私に斬られたいと見えるな。▼
- [リョウマ]
- いいだろう、かかってこい…!▼
- [イザナ]
- わわっ! ダメダメダメダメ!!!
スト~~~~~ップ!!!!!▼
キミたち、こんなところで剣なんか抜いたら
条約違反になっちゃうよ~!▼
- [マークス]
- …条約違反?
- [イザナ]
- そう!我がイザナ公国内では、
条約により戦闘行為が禁止されています!▼
これ、破っちゃうと王族サマでも
厳罰に処されちゃうから気をつけてね~!▼
…というわけで、
キミたちは全員、武器を下してください!▼
これは公王イザナの命令だよ~!▼
- [マークス]
- …仕方ないな。
- [リョウマ]
- しかし、気を許したわけではない…
例え得物はなくとも…▼
…隙あらば、討つ。▼
- [マークス]
- …!▼
- [イザナ]
- まあまあ、喧嘩しないの~!▼
いくら戦争中でも、
この国にいる限りは戦っちゃダメ。▼
この武器はキミたちが国を出るまで
大切に預かっておくからね~。▼
じゃ、宴の準備ができるまで
場内でごゆるりとお寛ぎあれ~!▼
- [マークス]
- …………▼
- [リョウマ]
- …ふん▼
(暗転)
- [マークス]
- まさか白夜の者たちと、
ここで出会ってしまうとはな。▼
- [カムイ]
- すみません、マークス兄さん。▼
- [マークス]
- いや、謝る必要は無い。
…仲間思いのお前のことだ。▼
おおかた、私たちを休ませようとして
この国への訪問を決めたのだろう?▼
お前のその思いを、
誰も責めることなどできん。▼
- [カムイ]
- マークス兄さん…▼
- [リョウマ]
- カムイ。▼
- [カムイ]
- !! リョウマ兄さん。▼
- [マークス]
- なに!?
…いったい、何用だ。▼
- [リョウマ]
- そう構えるな。
別に、何かをするつもりで来たんじゃない。▼
少し、妹の顔が見たくてな。▼
- [マークス]
- なるほど…そう言って、
隙あらば白夜王城に連れ帰るつもりか?▼
- [リョウマ]
- そう噛みつくな。▼
先程はつい頭に血が上ってしまったが、
この国の条約を侵すつもりはない。▼
白夜王国を継ぐ者として、
そのような失態をするほど馬鹿ではないさ。▼
- [マークス]
- ああ…私とて同じだ。▼
暗夜王国第一王子として、
国の信用に関わる真似はできんからな。▼
そちらが仕掛けて来ないのであれば、
私も無礼な真似は慎もう。▼
- [カムイ]
- …………▼
- [マークス]
- ん?
なんだ、カムイ?▼
- [カムイ]
- えっと、兄さんたち…
なんだか、似てるなと思ったんです。▼
- [マークス]
- なっ…!?
戯言を言うな、カムイ。▼
このような者に、
私が似ているわけがない。▼
- [リョウマ]
- ああ、そうだぞ。
顔だって俺の方がいくらか整っている。▼
- [マークス]
- 貴様…!
- [カムイ]
- わわっ、け、喧嘩はやめてください。▼
私が言っているのは、
見た目ではなくて中身のことです。▼
第一王子として
立場を重んじるところや、▼
それから…国を継ぐ者の覚悟や、
礼節とでも言えばいいのでしょうか…▼
そういう中身の部分で、二人の
持っているものが似ていると思ったんです。
- [マークス]
- 中身だと…?
そんなはずは…▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [暗夜兵]
- いたぞ、白夜王国第一王子だ!
捕まえろ!!▼
(イザナと暗夜兵が現れる)
- [カムイ]
- え…暗夜兵?▼
- [マークス]
- なぜここに、暗夜兵が…?▼
(イザナが命令する)
- [イザナ]
- さあさあ兵士たち、
リョウマ王子を捕らえちゃってくださーいっ!!▼
- [リョウマ]
- なにっ!? 貴様ら、何をする!?
やめろ、放せ…っ!!▼
(暗転)
- [マークス]
- お前たち、何をしているんだ!?▼
この国での戦闘は
禁じられているのではなかったのか!?▼
どういうつもりだ、イザナ公王!▼
- [イザナ]
- 私はイザナ公王ではありませんよ、
マークス様…▼
- [マークス]
- なに…?▼
- [ゾーラ]
- ひょーっほほほほ!
お久しぶりでございますね!▼
- [マークス]
- お前は…ゾーラ!▼
- [ゾーラ]
- ふぅ…
やーっと正体を現せましたよ~…▼
白夜の王族たちの手前、
イザナのフリを続けるしかなくて苦労しました。▼
- [マークス]
- おい、本物のイザナ公王はどうした。▼
- [ゾーラ]
- ふふ…イザナ公王は、とっくの昔に
牢屋の中にぶち込んでまーす。▼
今頃、さっき捕らえたリョウマ王子や
他の白夜王族の皆さんと、▼
仲良くやっているんじゃないですか?▼
ま、処刑までの
短い間ですけどねえ?
- [マークス]
- 処刑だと…?▼
- [ゾーラ]
- ガロン様にも内緒で、
我が軍内で策を立てていたのですよ。▼
白夜の王族が国賓として
イズモ公国に招かれたという情報が入ったので、▼
幻影魔法で公王になりすまし、
騙し討ちをして一網打尽にしようと。▼
- [マークス]
- まさか、そんな計画を…▼
- [ゾーラ]
- いやー、良かった良かった。
これで戦争は一気にカタがつきますね!▼
そして私はマクベスやガンズを出し抜き、
一気に出世の道を歩むのです…!▼
では私は処刑を執り行ってきますゆえ、
これにて失礼。▼
- [マークス]
- まて、ゾーラ!▼
- [カムイ]
- マークス兄さん…▼
- [マークス]
- …白夜王国の者は敵だ。
だが、このようなやり方は気に食わん。▼
正々堂々と戦って勝ってこそ、
暗夜王国の真の勝利となるのだ。▼
…こんな形で戦を決しても、
私にとっては意味がない。▼
王族たちを、解放しに行くぞ。▼
- [カムイ]
- …ふふっ。▼
- [マークス]
- どうした、カムイ。▼
- [カムイ]
- いえ、マークス兄さん…
やっぱり似てますよ、リョウマ兄さんに。▼
もしこんなふうに敵同士ではなかったら…
案外仲良くなれたのかもしれませんね。▼
- [マークス]
- まったく…
寝言は寝て言ってくれ。▼
そんなことより、
皆を集めて、戦闘準部を急ぐぞ。▼
先程のゾーラの様子だと、
処刑までの時間は短い!▼
(お辞儀するカムイ)
- [カムイ]
- わかりました!!▼
|
+
| | マイユニット女性・あたし~だよ
|
―イズモ公国―
- [カムイ]
- なんだか、綺麗な場所についたね。▼
- [アクア]
- ええ…ここはイズモ公国よ。▼
古くから神々の国として
知られているわ。▼
それに、ほかの国々が対立している時も
常に中立を守り続けているの。▼
- [カムイ]
- へえ、中立国か…▼
少し寄っていくのも、
悪くないかもしれないね。▼
闘いが続いて、みんなもそろそろ
疲れが出ている頃だろうし。▼
- [アクア]
- …そうね。
それに、情報も必要だわ。▼
白夜王都周辺はきっと
警備が厳しいけれど…▼
今の私たちにそれを
窺い知る術はないもの。▼
その点、中立国の人々なら、何か
有益なことを知っているかもしれないわ。▼
- [カムイ]
- そうだね。
じゃあイズモ公国を訪ねてみよう。▼
(暗転)
- [イザナ]
- はじめまして~!
よぉ~く来てくれちゃったねぇ~!▼
暗夜王国の使者さんたち、
歓迎するよ~!▼
- [カムイ]
- あ、ありがとうございます…▼
- [イザナ]
- さあさあ、狭苦しいお城だけど
ゆっくりしていっちゃってよ~!▼
- [カムイ]
- え、えっと…
あの、あなたは…?▼
- [イザナ]
- 僕は公王イザナ!▼
あはは!
すっかり申し遅れちゃって悪かったね~!▼
- [カムイ]
- ええっ!?
あ、あなたが公王!?▼
- [レオン]
- 軽い…
とんでもなく軽い…▼
- [カミラ]
- よく国民の支持が得られたわね…▼
- [マークス]
- 恐ろしい国だ…▼
- [エリーゼ]
- すごーい!なんだか仲良くなれそう!
イザナさん、よろしくおねがいしまーす!▼
- [イザナ]
- あはは、こちらこそよろしく、
エリーゼ様~!▼
- [エリーゼ]
- ん?
あたし、名前言ったっけ?▼
- [イザナ]
- あっ…▼
いやいや、だってキミたち王族じゃない?
名前ぐらい、知ってるに決まってるよ~!▼
- [エリーゼ]
- へー、そうなんだ!▼
- [アクア]
- …………▼
- [イザナ]
- いやー、それよりキミたち、
タイミングがいいよ~。▼
今日は大きな宴を
開くつもりだったんだ~!▼
実は今、キミたちの他にも
すっごい大物ゲストが来ちゃってるからさ~!▼
- [カムイ]
- 大物ゲスト…?▼
- [イザナ]
- うん!▼
…はいはーいっ!
なんと白夜王族の皆さんでーすっ!▼
- [カムイ]
- !?▼
- [サクラ]
- カムイ姉様…!?▼
- [ヒノカ]
- なに!? カムイ…
なぜ、ここに…!?▼
- [タクミ]
- …………▼
- [リョウマ]
- カムイ…▼
- [カムイ]
- リョウマお兄ちゃん…
みんな…▼
- [マークス]
- 下がれ、カムイ。
こいつらは危険だ!▼
- [リョウマ]
- なんだと…?
卑怯な暗夜王国の手の者が戯言を。▼
- [マークス]
- ほう…聞き捨てならんな、その言葉。
国の侮辱は、私が許さんぞ。▼
- [リョウマ]
- 侮辱などしていない。
真実を述べたまでだ。▼
- [マークス]
- …貴様、
相当私に斬られたいと見えるな。▼
- [リョウマ]
- いいだろう、かかってこい…!▼
- [イザナ]
- わわっ! ダメダメダメダメ!!!
スト~~~~~ップ!!!!!▼
キミたち、こんなところで剣なんか抜いたら
条約違反になっちゃうよ~!▼
- [マークス]
- …条約違反?
- [イザナ]
- そう!我がイザナ公国内では、
条約により戦闘行為が禁止されています!▼
これ、破っちゃうと王族サマでも
厳罰に処されちゃうから気をつけてね~!▼
…というわけで、
キミたちは全員、武器を下してください!▼
これは公王イザナの命令だよ~!▼
- [マークス]
- …仕方ないな。
- [リョウマ]
- しかし、気を許したわけではない…
例え得物はなくとも…▼
…隙あらば、討つ。▼
- [マークス]
- …!▼
- [イザナ]
- まあまあ、喧嘩しないの~!▼
いくら戦争中でも、
この国にいる限りは戦っちゃダメ。▼
この武器はキミたちが国を出るまで
大切に預かっておくからね~。▼
じゃ、宴の準備ができるまで
場内でごゆるりとお寛ぎあれ~!▼
- [マークス]
- …………▼
- [リョウマ]
- …ふん▼
(暗転)
- [マークス]
- まさか白夜の者たちと、
ここで出会ってしまうとはな。▼
- [カムイ]
- ごめん、マークスお兄ちゃん。▼
- [マークス]
- いや、謝る必要は無い。
…仲間思いのお前のことだ。▼
おおかた、私たちを休ませようとして
この国への訪問を決めたのだろう?▼
お前のその思いを、
誰も責めることなどできん。▼
- [カムイ]
- マークスお兄ちゃん…▼
- [リョウマ]
- カムイ。▼
- [カムイ]
- !! リョウマお兄ちゃん。▼
- [マークス]
- なに!?
…いったい、何用だ。▼
- [リョウマ]
- そう構えるな。
別に、何かをするつもりで来たんじゃない。▼
少し、弟の顔が見たくてな。▼
- [マークス]
- なるほど…そう言って、
隙あらば白夜王城に連れ帰るつもりか?▼
- [リョウマ]
- そう噛みつくな。▼
先程はつい頭に血が上ってしまったが、
この国の条約を侵すつもりはない。▼
白夜王国を継ぐ者として、
そのような失態をするほど馬鹿ではないさ。▼
- [マークス]
- ああ…私とて同じだ。▼
暗夜王国第一王子として、
国の信用に関わる真似はできんからな。▼
そちらが仕掛けて来ないのであれば、
私も無礼な真似は慎もう。▼
- [カムイ]
- …………▼
- [マークス]
- ん?
なんだ、カムイ?▼
- [カムイ]
- えっと、お兄ちゃんたち…
なんだか、似てるなって思って。▼
- [マークス]
- なっ…!?
戯言を言うな、カムイ。▼
このような者に、
私が似ているわけがない。▼
- [リョウマ]
- ああ、そうだぞ。
顔だって俺の方がいくらか整っている。▼
- [マークス]
- 貴様…!
- [カムイ]
- わわっ、け、喧嘩はやめてよ。▼
あたしが言っているのは、
見た目じゃなくて中身のことだよ。▼
第一王子として
立場を重んじるところや、▼
それから…国を継ぐ者の覚悟や、
礼節っていうのかな…▼
そういう中身の部分で、
二人が持ってるものが似てるって思ったんだ。
- [マークス]
- 中身だと…?
そんなはずは…▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [暗夜兵]
- いたぞ、白夜王国第一王子だ!
捕まえろ!!▼
(イザナと暗夜兵が現れる)
- [カムイ]
- え…暗夜兵?▼
- [マークス]
- なぜここに、暗夜兵が…?▼
(イザナが命令する
- [イザナ]
- さあさあ兵士たち、
リョウマ王子を捕らえちゃってくださーいっ!!▼
- [リョウマ]
- なにっ!? 貴様ら、何をする!?
やめろ、放せ…っ!!▼
(暗転)
- [マークス]
- お前たち、何をしているんだ!?▼
この国での戦闘は
禁じられているのではなかったのか!?▼
どういうつもりだ、イザナ公王!▼
- [イザナ]
- 私はイザナ公王ではありませんよ、
マークス様…▼
- [マークス]
- なに…?▼
- [ゾーラ]
- ひょーっほほほほ!
お久しぶりでございますね!▼
- [マークス]
- お前は…ゾーラ!▼
- [ゾーラ]
- ふぅ…
やーっと正体を現せましたよ~…▼
白夜の王族たちの手前、
イザナのフリを続けるしかなくて苦労しました。▼
- [マークス]
- おい、本物のイザナ公王はどうした。▼
- [ゾーラ]
- ふふ…イザナ公王は、とっくの昔に
牢屋の中にぶち込んでまーす。▼
今頃、さっき捕らえたリョウマ王子や
他の白夜王族の皆さんと、▼
仲良くやっているんじゃないですか?▼
ま、処刑までの
短い間ですけどねえ?
- [マークス]
- 処刑だと…?▼
- [ゾーラ]
- ガロン様にも内緒で、
我が軍内で策を立てていたのですよ。▼
白夜の王族が国賓として
イズモ公国に招かれたという情報が入ったので、▼
幻影魔法で公王になりすまし、
騙し討ちをして一網打尽にしようと。▼
- [マークス]
- まさか、そんな計画を…▼
- [ゾーラ]
- いやー、良かった良かった。
これで戦争は一気にカタがつきますね!▼
そして私はマクベスやガンズを出し抜き、
一気に出世の道を歩むのです…!▼
では私は処刑を執り行ってきますゆえ、
これにて失礼。▼
- [マークス]
- 待て、ゾーラ!▼
- [カムイ]
- マークスお兄ちゃん…▼
- [マークス]
- …白夜王国の者は敵だ。
だが、このようなやり方は気に食わん。▼
正々堂々と戦って勝ってこそ、
暗夜王国の真の勝利となるのだ。▼
…こんな形で戦を決しても、
私にとっては意味がない。▼
王族たちを、解放しに行くぞ。▼
- [カムイ]
- …ふふっ。▼
- [マークス]
- どうした、カムイ。▼
- [カムイ]
- ううん、マークスお兄ちゃん…
やっぱり似てるよ、リョウマお兄ちゃんに。▼
もしこんなふうに敵同士じゃなかったら…
案外仲良くなれたのかもしれないね。▼
- [マークス]
- まったく…
寝言は寝て言ってくれ。▼
そんなことより、
皆を集めて、戦闘準部を急ぐぞ。▼
先程のゾーラの様子だと、
処刑までの時間は短い!▼
(お辞儀するカムイ)
- [カムイ]
- わかった!!▼
|
戦闘開始†
vs ゾーラ†
- [ゾーラ]
- !? そ、そんな…
なぜあなた方が私に攻撃を!?▼
私は暗夜王国のためを思って
闘っただけですよ!?▼
なのに、なぜ…!?▼
ゾーラ撃破†
- [ゾーラ]
- ガロン王様に、
ご報告…を……▼
クリア後†
+
| | マイユニット男性・僕
|
- [カムイ]
- 終わりだよ、ゾーラ。
…君の負けだ。▼
さあ、白夜の王族とイザナ公王を
解放するんだ。▼
- [ゾーラ]
- な、なぜです…
私はあなた方の敵を捕らえたのですよ?▼
感謝されてもいいほどなのに
どうしてこのようなことを…▼
- [レオン]
- …卑劣な愚か者め。
そのやり方が、気に入らないんだよ。▼
- [ゾーラ]
- レオン様?▼
- [レオン]
- 恥さらしだ、お前は。▼
お前のような奴が
我が暗夜王国軍だと思うと吐き気がする。▼
カムイ兄さんたちから聞いたよ。▼
イザナ公王になりすまして
敵国に騙し討ちを仕掛けたんだって?▼
よくもそんな卑怯な策を
練ったものだな?▼
このまま生き恥をさらすより…
死んだ方がましなんじゃない?▼
- [ゾーラ]
- …ひっ!?▼
ま、まさか…
おやめください、レオン様…▼
わ、わわわ私が間違っておりました!
ですから、命だけは、どうか…どうか!!!▼
- [レオン]
- 諦めなよ。
僕はお前のような奴に、慈悲なんてかけない。▼
…塵になるがいい!!!!▼
(SE:クリティカル)
- [ゾーラ]
- ぎゃあああああああああ!!!!▼
(SE:消滅)
- [レオン]
- …ふうっ▼
- [カムイ]
- レ、レオン…?
なにも、殺すことは…▼
- [レオン]
- どうして?カムイ兄さん。
こいつを生かしておいたら、▼
僕たちが白夜の王族を助けたって
父上にばれてしまうかもしれないんだよ?▼
- [カムイ]
- それはそうだけど…▼
- [レオン]
- もう…
前々から思っていたんだけど、▼
カムイ兄さんは
甘すぎるんじゃないかな。▼
敵は敵、
その場で倒しておくべきなんだ。▼
でないと、仲間になったからといっても、
いつ裏切るかわからない。そうだろ?▼
ゾーラを生かしておけば、
父上やマクベスに余計なことを喋られるしね。▼
死人に口なし、だよ。▼
…ふふっ。▼
- [カムイ]
- …………▼
そう、だね。
レオンの言う通りだよ。▼
- [レオン]
- わかってくれて嬉しいよ。▼
- [カムイ]
- …レオン…▼
…もし君を敵に回していたら、
どんなに恐ろしかっただろうね…▼
- [レオン]
- ? 何か言った? 兄さん。▼
- [カムイ]
- いや、何も…▼
(暗転)
(食事をする白夜軍と暗夜軍)
- [イザナ]
- いやいや~!
助けてくれちゃってありがとねーっ!▼
ほんっっっと、命拾いしたよ!
さ、お礼にどんどんご馳走食べちゃいなよ!▼
- [レオン]
- えっと…軽いね。
偽物と同じくらい。▼
- [カミラ]
- 今度こそはと思った
私が間違っていたわ…▼
- [マークス]
- なるほど…
やはり恐ろしい国だ。▼
- [エリーゼ]
- わーい、こっちのイザナさんとも
仲良くなれそうー!▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [カムイ]
- …無事で良かったよ、
リョウマ兄さん。▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [カムイ]
- ? リョウマ兄さん…?▼
- [タクミ]
- おい。裏切り者が気安く
リョウマ兄さんに話しかけるなよ。▼
- [レオン]
- ふぅん…
話しかけるのに許可が必要なんだ?▼
せっかく助けてやったのに、
随分な態度だね。▼
- [タクミ]
- はあ?
何か勘違いしているみたいだけど…▼
僕らはお前たちに
感謝の気持ちなんて持ってないよ。▼
あんなの、
助けてもらって当然だ。▼
- [カミラ]
- あら…白夜王国の方は
なかなか恩知らずなのね。▼
- [ヒノカ]
- なに…?▼
元はと言えば、そちらの兵士の
不手際なのだろう?▼
むしろ謝罪の言葉が欲しいぐらいだ。▼
- [カミラ]
- まあ、怖い顔。▼
- [ヒノカ]
- …貴様…▼
- [リョウマ]
- 言わせておけ、ヒノカ。
…命が助かったことは確かに有難い。▼
だが、俺たちがもし逆の立場でも、
きっと同じことをしただろう。▼
だから、礼は言わん。▼
- [マークス]
- ああ。こちらも感謝されたくて
したわけではない。▼
ただ、暗夜王国の王族として、
当然のことをしたまで。▼
お前たちのことは、ここを出たらまた
お互いに闘って倒す相手だとしか思っていない。▼
- [カムイ]
- みんな…▼
…………▼
だが、例え敵同士だとしても、▼
こうしてみんなで食事ができて、嬉しいよ。▼
だってもしかして、
これが最初で最後かもしれないんだから。▼
ここを出たらまた、僕らは…▼
- [サクラ]
- あ…あのっ!
カムイ兄様っ!▼
- [カムイ]
- え…?▼
- [サクラ]
- その…久しぶりにお会いできて、
嬉しいなって、思って…▼
お、お元気そうで、
何よりです…▼
- [カムイ]
- サクラ…▼
うん。サクラも、
元気そうで良かった。▼
- [サクラ]
- カムイ兄様…!▼
- [エリーゼ]
- むっ。▼
あなた、あたしのおにいちゃんのこと
兄様って呼ばないでよ!▼
- [サクラ]
- ひゃっ。す、すみません…!▼
- [カムイ]
- エリーゼ。▼
- [エリーゼ]
- だって…▼
- [アクア]
- …うふふっ▼
- [カムイ]
- どうしたの、アクア。▼
- [アクア]
- 微笑ましいなって、
そう思っただけよ。▼
だってこうしてると、
一つの大きな家族みたいなんだもの。▼
- [カムイ]
- ちょっと、仲が悪すぎるけどね。▼
- [アクア]
- ええ。でも、それでも構わないわ。
…私も嬉しいのよ。▼
両国の「きょうだい」たちと、
こうやって食事ができて。▼
- [カムイ]
- あ…
そうか、アクアも…▼
- [アクア]
- …………▼
- [カムイ]
- うん…そうだな。
たとえひと時の間でも、▼
こうしてみんな揃ったことに
感謝しよう。▼
できれば、ここにいる全員が、
誰ひとり欠けずに戦争が終わればいい。▼
…これから殺し合う相手に対して
そう思うのはおかしいかもしれないけど、▼
今だけは、いいよね…▼
|
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [カムイ]
- 終わりだ、ゾーラ。
…お前の負けだな。▼
さあ、白夜の王族とイザナ公王を
解放するんだ。▼
- [ゾーラ]
- な、なぜです…
私はあなた方の敵を捕らえたのですよ?▼
感謝されてもいいほどなのに
どうしてこのようなことを…▼
- [レオン]
- …卑劣な愚か者め。
そのやり方が、気に入らないんだよ。▼
- [ゾーラ]
- レオン様?▼
- [レオン]
- 恥さらしだ、お前は。▼
お前のような奴が
我が暗夜王国軍だと思うと吐き気がする。▼
カムイ兄さんたちから聞いたよ。▼
イザナ公王になりすまして
敵国に騙し討ちを仕掛けたんだって?▼
よくもそんな卑怯な策を
練ったものだな?▼
このまま生き恥をさらすより…
死んだ方がましなんじゃない?▼
- [ゾーラ]
- …ひっ!?▼
ま、まさか…
おやめください、レオン様…▼
わ、わわわ私が間違っておりました!
ですから、命だけは、どうか…どうか!!!▼
- [レオン]
- 諦めなよ。
僕はお前のような奴に、慈悲なんてかけない。▼
…塵になるがいい!!!!▼
(SE:クリティカル)
- [ゾーラ]
- ぎゃあああああああああ!!!!▼
(SE:消滅)
- [レオン]
- …ふうっ▼
- [カムイ]
- レ、レオン…?
なにも、殺すことは…▼
- [レオン]
- どうして?カムイ兄さん。
こいつを生かしておいたら、▼
僕たちが白夜の王族を助けたって
父上にばれてしまうかもしれないんだよ?▼
- [カムイ]
- それはそうだが…▼
- [レオン]
- もう…
前々から思っていたんだけど、▼
カムイ兄さんは
甘すぎるんじゃないかな。▼
敵は敵、
その場で倒しておくべきなんだ。▼
でないと、仲間になったからといっても、
いつ裏切るかわからない。そうだろ?▼
ゾーラを生かしておけば、
父上やマクベスに余計なことを喋られるしね。▼
死人に口なし、だよ。▼
…ふふっ。▼
- [カムイ]
- …………▼
…そうだな。
レオンの言う通りだ。▼
- [レオン]
- わかってくれて嬉しいよ。▼
- [カムイ]
- …レオン…▼
…もしお前を敵に回していたら、
どんなに恐ろしかっただろうな…▼
…レオンさん…▼
- [レオン]
- ? 何か言った? 兄さん。▼
- [カムイ]
- いや、何も…▼
(暗転)
(食事をする白夜軍と暗夜軍)
- [イザナ]
- いやいや~!
助けてくれちゃってありがとねーっ!▼
ほんっっっと、命拾いしたよ!
さ、お礼にどんどんご馳走食べちゃいなよ!▼
- [レオン]
- えっと…軽いね。
偽物と同じくらい。▼
- [カミラ]
- 今度こそはと思った
私が間違っていたわ…▼
- [マークス]
- なるほど…
やはり恐ろしい国だ。▼
- [エリーゼ]
- わーい、こっちのイザナさんとも
仲良くなれそうー!▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [カムイ]
- …無事で良かった、
リョウマ兄さん。▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [カムイ]
- ? リョウマ兄さん…?▼
- [タクミ]
- おい。裏切り者が気安く
リョウマ兄さんに話しかけるなよ。▼
- [レオン]
- ふぅん…
話しかけるのに許可が必要なんだ?▼
せっかく助けてやったのに、
随分な態度だね。▼
- [タクミ]
- はあ?
何か勘違いしているみたいだけど…▼
僕らはお前たちに
感謝の気持ちなんて持ってないよ。▼
あんなの、
助けてもらって当然だ。▼
- [カミラ]
- あら…白夜王国の方は
なかなか恩知らずなのね。▼
- [ヒノカ]
- なに…?▼
元はと言えば、そちらの兵士の
不手際なのだろう?▼
むしろ謝罪の言葉が欲しいぐらいだ。▼
- [カミラ]
- まあ、怖い顔。▼
- [ヒノカ]
- …貴様…▼
- [リョウマ]
- 言わせておけ、ヒノカ。
…命が助かったことは確かに有難い。▼
だが、俺たちがもし逆の立場でも、
きっと同じことをしただろう。▼
だから、礼は言わん。▼
- [マークス]
- ああ。こちらも感謝されたくて
したわけではない。▼
ただ、暗夜王国の王族として、
当然のことをしたまで。▼
お前たちのことは、ここを出たらまた
お互いに闘って倒す相手だとしか思っていない。▼
- [カムイ]
- みんな…▼
…………▼
だが、例え敵同士だとしても、▼
こうしてみんなで食事ができるなんて
夢のようだ。▼
…もしかして、
これが最初で最後かもしれないな。▼
ここを出たら、俺たちはまた…▼
- [サクラ]
- あ…あのっ!
カムイ兄様っ!▼
- [カムイ]
- え…?▼
- [サクラ]
- その…久しぶりにお会いできて、
嬉しいなって、思って…▼
お、お元気そうで、
何よりです…▼
- [カムイ]
- サクラ…▼
ああ。サクラも、
元気そうで良かった。▼
サクラさん…▼
- [サクラ]
- カムイ兄様…!▼
- [エリーゼ]
- むっ。▼
あなた、あたしのおにいちゃんのこと
兄様って呼ばないでよ!▼
- [サクラ]
- ひゃっ。す、すみません…!▼
- [カムイ]
- エリーゼ。▼
- [エリーゼ]
- だって…▼
- [アクア]
- …うふふっ▼
- [カムイ]
- どうした、アクア。▼
- [アクア]
- 微笑ましいなって、
そう思っただけよ。▼
だってこうしてると、
一つの大きな家族みたいなんだもの。▼
- [カムイ]
- 少々、仲が悪すぎるがな。▼
- [アクア]
- ええ。でも、それでも構わないわ。
…私も嬉しいのよ。▼
両国の「きょうだい」たちと、
こうやって食事ができて。▼
- [カムイ]
- あ…
そうか、アクアも…▼
- [アクア]
- …………▼
- [カムイ]
- ああ…そうだな。
たとえひと時の間でも、▼
こうしてみんなが揃ったことに
感謝しよう。▼
できることなら、ここにいる全員が、
誰ひとり欠けずに戦争が終わればいい。▼
…これから殺し合う相手に対して
そう思うのはおかしいかもしれないが、▼
今だけは、いいよな…▼
|
+
| | マイユニット男性・私
|
- [カムイ]
- 終わりです、ゾーラさん。
…あなたの負けですよ。▼
さあ、白夜の王族とイザナ公王を
解放してください。▼
- [ゾーラ]
- な、なぜです…
私はあなた方の敵を捕らえたのですよ?▼
感謝されてもいいほどなのに
どうしてこのようなことを…▼
- [レオン]
- …卑劣な愚か者め。
そのやり方が、気に入らないんだよ。▼
- [ゾーラ]
- レオン様?▼
- [レオン]
- 恥さらしだ、お前は。▼
お前のような奴が
我が暗夜王国軍だと思うと吐き気がする。▼
カムイ兄さんたちから聞いたよ。▼
イザナ公王になりすまして
敵国に騙し討ちを仕掛けたんだって?▼
よくもそんな卑怯な策を
練ったものだな?▼
このまま生き恥をさらすより…
死んだ方がましなんじゃない?▼
- [ゾーラ]
- …ひっ!?▼
ま、まさか…
おやめください、レオン様…▼
わ、わわわ私が間違っておりました!
ですから、命だけは、どうか…どうか!!!▼
- [レオン]
- 諦めなよ。
僕はお前のような奴に、慈悲なんてかけない。▼
…塵になるがいい!!!!▼
(SE:クリティカル)
- [ゾーラ]
- ぎゃあああああああああ!!!!▼
(SE:消滅)
- [レオン]
- …ふうっ▼
- [カムイ]
- レ、レオンさん…?
なにも、殺すことは…▼
- [レオン]
- どうして?カムイ兄さん。
こいつを生かしておいたら、▼
僕たちが白夜の王族を助けたって
父上にばれてしまうかもしれないんだよ?▼
- [カムイ]
- それはそうですが…▼
- [レオン]
- もう…
前々から思っていたんだけど、▼
カムイ兄さんは
甘すぎるんじゃないかな。▼
敵は敵、
その場で倒しておくべきなんだ。▼
でないと、仲間になったからといっても、
いつ裏切るかわからない。そうだろ?▼
ゾーラを生かしておけば、
父上やマクベスに余計なことを喋られるしね。▼
死人に口なし、だよ。▼
…ふふっ。▼
- [カムイ]
- …………▼
…そうですね。
レオンの言う通りです。▼
- [レオン]
- わかってくれて嬉しいよ。▼
- [カムイ]
- …レオンさん…▼
…もしあなたを敵に回していたら、
どんなに恐ろしかったでしょうね…▼
- [レオン]
- ? 何か言った? 兄さん。▼
- [カムイ]
- いえ、何も…▼
(暗転)
(食事をする白夜軍と暗夜軍)
- [イザナ]
- いやいや~!
助けてくれちゃってありがとねーっ!▼
ほんっっっと、命拾いしたよ!
さ、お礼にどんどんご馳走食べちゃいなよ!▼
- [レオン]
- えっと…軽いね。
偽物と同じくらい。▼
- [カミラ]
- 今度こそはと思った
私が間違っていたわ…▼
- [マークス]
- なるほど…
やはり恐ろしい国だ。▼
- [エリーゼ]
- わーい、こっちのイザナさんとも
仲良くなれそうー!▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [カムイ]
- …無事で良かったです、
リョウマ兄さん。▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [カムイ]
- ? リョウマ兄さん…?▼
- [タクミ]
- おい。裏切り者が気安く
リョウマ兄さんに話しかけるなよ。▼
- [レオン]
- ふぅん…
話しかけるのに許可が必要なんだ?▼
せっかく助けてやったのに、
随分な態度だね。▼
- [タクミ]
- はあ?
何か勘違いしているみたいだけど…▼
僕らはお前たちに
感謝の気持ちなんて持ってないよ。▼
あんなの、
助けてもらって当然だ。▼
- [カミラ]
- あら…白夜王国の方は
なかなか恩知らずなのね。▼
- [ヒノカ]
- なに…?▼
元はと言えば、そちらの兵士の
不手際なのだろう?▼
むしろ謝罪の言葉が欲しいぐらいだ。▼
- [カミラ]
- まあ、怖い顔。▼
- [ヒノカ]
- …貴様…▼
- [リョウマ]
- 言わせておけ、ヒノカ。
…命が助かったことは確かに有難い。▼
だが、俺たちがもし逆の立場でも、
きっと同じことをしただろう。▼
だから、礼は言わん。▼
- [マークス]
- ああ。こちらも感謝されたくて
したわけではない。▼
ただ、暗夜王国の王族として、
当然のことをしたまで。▼
お前たちのことは、ここを出たらまた
お互いに闘って倒す相手だとしか思っていない。▼
- [カムイ]
- みんな…▼
…………▼
でも、例え敵同士だとしても、▼
こうしてみんなで食事ができるなんて
夢のようです。▼
…もしかして、
これが最初で最後かもしれませんね。▼
ここを出たら、私たちはまた…▼
- [サクラ]
- あ…あのっ!
カムイ兄様っ!▼
- [カムイ]
- え…?▼
- [サクラ]
- その…久しぶりにお会いできて、
嬉しいなって、思って…▼
お、お元気そうで、
何よりです…▼
- [カムイ]
- サクラさん…▼
はい。サクラさんも、
お元気そうで安心しました。▼
- [サクラ]
- カムイ兄様…!▼
- [エリーゼ]
- むっ。▼
あなた、あたしのおにいちゃんのこと
兄様って呼ばないでよ!▼
- [サクラ]
- ひゃっ。す、すみません…!▼
- [カムイ]
- エリーゼさん。▼
- [エリーゼ]
- だって…▼
- [アクア]
- …うふふっ▼
- [カムイ]
- どうしたんですか、アクアさん。▼
- [アクア]
- 微笑ましいなって、
そう思っただけよ。▼
だってこうしてると、
一つの大きな家族みたいなんだもの。▼
- [カムイ]
- ちょっと、仲が悪すぎますけどね。▼
- [アクア]
- ええ。でも、それでも構わないわ。
…私も嬉しいのよ。▼
両国の「きょうだい」たちと、
こうやって食事ができて。▼
- [カムイ]
- あ…
そうか、アクアさんも…▼
- [アクア]
- …………▼
- [カムイ]
- はい…そうですね。
たとえひと時の間でも、▼
こうしてみんなが揃ったことに
感謝しましょう。▼
できることなら、ここにいるみんな、
誰ひとり欠けずに戦争が終わってほしい。▼
…これから殺し合う相手に対して
こんなことを思うなんておかしいですが、▼
今だけは…いいですよね…▼
|
+
| | マイユニット女性・私
|
- [カムイ]
- 終わりです、ゾーラさん。
…あなたの負けですよ。▼
さあ、白夜の王族とイザナ公王を
解放してください。▼
- [ゾーラ]
- な、なぜです…
私はあなた方の敵を捕らえたのですよ?▼
感謝されてもいいほどなのに
どうしてこのようなことを…▼
- [レオン]
- …卑劣な愚か者め。
そのやり方が、気に入らないんだよ。▼
- [ゾーラ]
- レオン様?▼
- [レオン]
- 恥さらしだ、お前は。▼
お前のような奴が
我が暗夜王国軍だと思うと吐き気がする。▼
カムイ姉さんたちから聞いたよ。▼
イザナ公王になりすまして
敵国に騙し討ちを仕掛けたんだって?▼
よくもそんな卑怯な策を
練ったものだな?▼
このまま生き恥をさらすより…
死んだ方がましなんじゃない?▼
- [ゾーラ]
- …ひっ!?▼
ま、まさか…
おやめください、レオン様…▼
わ、わわわ私が間違っておりました!
ですから、命だけは、どうか…どうか!!!▼
- [レオン]
- 諦めなよ。
僕はお前のような奴に、慈悲なんてかけない。▼
…塵になるがいい!!!!▼
(SE:クリティカル)
- [ゾーラ]
- ぎゃあああああああああ!!!!▼
(SE:消滅)
- [レオン]
- …ふうっ▼
- [カムイ]
- レ、レオンさん…?
なにも、殺すことは…▼
- [レオン]
- どうして?カムイ姉さん。
こいつを生かしておいたら、▼
僕たちが白夜の王族を助けたって
父上にばれてしまうかもしれないんだよ?▼
- [カムイ]
- それはそうですが…▼
- [レオン]
- もう…
前々から思っていたんだけど、▼
カムイ姉さんは
甘すぎるんじゃないかな。▼
敵は敵、
その場で倒しておくべきなんだ。▼
でないと、仲間になったからといっても、
いつ裏切るかわからない。そうだろ?▼
ゾーラを生かしておけば、
父上やマクベスに余計なことを喋られるしね。▼
死人に口なし、だよ。▼
…ふふっ。▼
- [カムイ]
- …………▼
…そうですね。
レオンの言う通りです。▼
- [レオン]
- わかってくれて嬉しいよ。▼
- [カムイ]
- …レオンさん…▼
…もしあなたを敵に回していたら、
どんなに恐ろしかったでしょうね…▼
- [レオン]
- ? 何か言った? 姉さん。▼
- [カムイ]
- いえ、何も…▼
(暗転)
(食事をする白夜軍と暗夜軍)
- [イザナ]
- いやいや~!
助けてくれちゃってありがとねーっ!▼
ほんっっっと、命拾いしたよ!
さ、お礼にどんどんご馳走食べちゃいなよ!▼
- [レオン]
- えっと…軽いね。
偽物と同じくらい。▼
- [カミラ]
- 今度こそはと思った
私が間違っていたわ…▼
- [マークス]
- なるほど…
やはり恐ろしい国だ。▼
- [エリーゼ]
- わーい、こっちのイザナさんとも
仲良くなれそうー!▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [カムイ]
- …無事で良かったです、
リョウマ兄さん。▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [カムイ]
- ? リョウマ兄さん…?▼
- [タクミ]
- おい。裏切り者が気安く
リョウマ兄さんに話しかけるなよ。▼
- [レオン]
- ふぅん…
話しかけるのに許可が必要なんだ?▼
せっかく助けてやったのに、
随分な態度だね。▼
- [タクミ]
- はあ?
何か勘違いしているみたいだけど…▼
僕らはお前たちに
感謝の気持ちなんて持ってないよ。▼
あんなの、
助けてもらって当然だ。▼
- [カミラ]
- あら…白夜王国の方は
なかなか恩知らずなのね。▼
- [ヒノカ]
- なに…?▼
元はと言えば、そちらの兵士の
不手際なのだろう?▼
むしろ謝罪の言葉が欲しいぐらいだ。▼
- [カミラ]
- まあ、怖い顔。▼
- [ヒノカ]
- …貴様…▼
- [リョウマ]
- 言わせておけ、ヒノカ。
…命が助かったことは確かに有難い。▼
だが、俺たちがもし逆の立場でも、
きっと同じことをしただろう。▼
だから、礼は言わん。▼
- [マークス]
- ああ。こちらも感謝されたくて
したわけではない。▼
ただ、暗夜王国の王族として、
当然のことをしたまで。▼
お前たちのことは、ここを出たらまた
お互いに闘って倒す相手だとしか思っていない。▼
- [カムイ]
- みんな…▼
…………▼
でも、例え敵同士だとしても、▼
こうしてみんなで食事ができるなんて
夢のようです。▼
…もしかして、
これが最初で最後かもしれませんね。▼
ここを出たら、私たちはまた…▼
- [サクラ]
- あ…あのっ!
カムイ姉様っ!▼
- [カムイ]
- え…?▼
- [サクラ]
- その…久しぶりにお会いできて、
嬉しいなって、思って…▼
お、お元気そうで、
何よりです…▼
- [カムイ]
- サクラさん…▼
はい。サクラさんも、
お元気そうで安心しました。▼
- [サクラ]
- カムイ姉様…!▼
- [エリーゼ]
- むっ。▼
あなた、あたしのおねえちゃんのこと
姉様って呼ばないでよ!▼
- [サクラ]
- ひゃっ。す、すみません…!▼
- [カムイ]
- エリーゼさん。▼
- [エリーゼ]
- だって…▼
- [アクア]
- …うふふっ▼
- [カムイ]
- どうしたんですか、アクアさん。▼
- [アクア]
- 微笑ましいなって、
そう思っただけよ。▼
だってこうしてると、
一つの大きな家族みたいなんだもの。▼
- [カムイ]
- ちょっと、仲が悪すぎますけどね。▼
- [アクア]
- ええ。でも、それでも構わないわ。
…私も嬉しいのよ。▼
両国の「きょうだい」たちと、
こうやって食事ができて。▼
- [カムイ]
- あ…
そうか、アクアさんも…▼
- [アクア]
- …………▼
- [カムイ]
- はい…そうですね。
たとえひと時の間でも、▼
こうしてみんなが揃ったことに
感謝しましょう。▼
できることなら、ここにいるみんな、
誰ひとり欠けずに戦争が終わってほしい。▼
…これから殺し合う相手に対して
こんなことを思うなんておかしいですが、▼
今だけは…いいですよね…▼
|
+
| | マイユニット女性・あたし~だよ
|
- [カムイ]
- 終わりだよ、ゾーラ。
…あなたの負けだね。▼
さあ、白夜の王族とイザナ公王を
解放して。▼
- [ゾーラ]
- な、なぜです…
私はあなた方の敵を捕らえたのですよ?▼
感謝されてもいいほどなのに
どうしてこのようなことを…▼
- [レオン]
- …卑劣な愚か者め。
そのやり方が、気に入らないんだよ。▼
- [ゾーラ]
- レオン様?▼
- [レオン]
- 恥さらしだ、お前は。▼
お前のような奴が
我が暗夜王国軍だと思うと吐き気がする。▼
カムイ姉さんたちから聞いたよ。▼
イザナ公王になりすまして
敵国に騙し討ちを仕掛けたんだって?▼
よくもそんな卑怯な策を
練ったものだな?▼
このまま生き恥をさらすより…
死んだ方がましなんじゃない?▼
- [ゾーラ]
- …ひっ!?▼
ま、まさか…
おやめください、レオン様…▼
わ、わわわ私が間違っておりました!
ですから、命だけは、どうか…どうか!!!▼
- [レオン]
- 諦めなよ。
僕はお前のような奴に、慈悲なんてかけない。▼
…塵になるがいい!!!!▼
(SE:クリティカル)
- [ゾーラ]
- ぎゃあああああああああ!!!!▼
(SE:消滅)
- [レオン]
- …ふうっ▼
- [カムイ]
- レ、レオン…?
なにも、殺すことは…▼
- [レオン]
- どうして?カムイ姉さん。
こいつを生かしておいたら、▼
僕たちが白夜の王族を助けたって
父上にばれてしまうかもしれないんだよ?▼
- [カムイ]
- それはそうだけど…▼
- [レオン]
- もう…
前々から思っていたんだけど、▼
カムイ姉さんは
甘すぎるんじゃないかな。▼
敵は敵、
その場で倒しておくべきなんだ。▼
でないと、仲間になったからといっても、
いつ裏切るかわからない。そうだろ?▼
ゾーラを生かしておけば、
父上やマクベスに余計なことを喋られるしね。▼
死人に口なし、だよ。▼
…ふふっ。▼
- [カムイ]
- …………▼
そう、だね。
レオンの言う通りだよ。▼
- [レオン]
- わかってくれて嬉しいよ。▼
- [カムイ]
- …レオン…▼
…もしあなたを敵に回していたら、
どんなに恐ろしかっただろうね…▼
- [レオン]
- ? 何か言った? 姉さん。▼
- [カムイ]
- ううん、何も…▼
(暗転)
(食事をする白夜軍と暗夜軍)
- [イザナ]
- いやいや~!
助けてくれちゃってありがとねーっ!▼
ほんっっっと、命拾いしたよ!
さ、お礼にどんどんご馳走食べちゃいなよ!▼
- [レオン]
- えっと…軽いね。
偽物と同じくらい。▼
- [カミラ]
- 今度こそはと思った
私が間違っていたわ…▼
- [マークス]
- なるほど…
やはり恐ろしい国だ。▼
- [エリーゼ]
- わーい、こっちのイザナさんとも
仲良くなれそうー!▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [カムイ]
- …無事で良かったよ、
リョウマお兄ちゃん。▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [カムイ]
- ? リョウマお兄ちゃん…?▼
- [タクミ]
- おい。裏切り者が気安く
リョウマ兄さんに話しかけるなよ。▼
- [レオン]
- ふぅん…
話しかけるのに許可が必要なんだ?▼
せっかく助けてやったのに、
随分な態度だね。▼
- [タクミ]
- はあ?
何か勘違いしているみたいだけど…▼
僕らはお前たちに
感謝の気持ちなんて持ってないよ。▼
あんなの、
助けてもらって当然だ。▼
- [カミラ]
- あら…白夜王国の方は
なかなか恩知らずなのね。▼
- [ヒノカ]
- なに…?▼
元はと言えば、そちらの兵士の
不手際なのだろう?▼
むしろ謝罪の言葉が欲しいぐらいだ。▼
- [カミラ]
- まあ、怖い顔。▼
- [ヒノカ]
- …貴様…▼
- [リョウマ]
- 言わせておけ、ヒノカ。
…命が助かったことは確かに有難い。▼
だが、俺たちがもし逆の立場でも、
きっと同じことをしただろう。▼
だから、礼は言わん。▼
- [マークス]
- ああ。こちらも感謝されたくて
したわけではない。▼
ただ、暗夜王国の王族として、
当然のことをしたまで。▼
お前たちのことは、ここを出たらまた
お互いに闘って倒す相手だとしか思っていない。▼
- [カムイ]
- みんな…▼
…………▼
でも、例え敵同士だとしても、▼
こうしてみんなで食事ができるなんて
嬉しいよ。▼
…もしかして、
これが最初で最後かもしれないね。▼
ここを出たら、あたしたちはまた…▼
- [サクラ]
- あ…あのっ!
カムイ姉様っ!▼
- [カムイ]
- え…?▼
- [サクラ]
- その…久しぶりにお会いできて、
嬉しいなって、思って…▼
お、お元気そうで、
何よりです…▼
- [カムイ]
- サクラ…▼
うん。サクラも、
元気そうでよかった。▼
- [サクラ]
- カムイ姉様…!▼
- [エリーゼ]
- むっ。▼
あなた、あたしのおねえちゃんのこと
姉様って呼ばないでよ!▼
- [サクラ]
- ひゃっ。す、すみません…!▼
- [カムイ]
- エリーゼ。▼
- [エリーゼ]
- だって…▼
- [アクア]
- …うふふっ▼
- [カムイ]
- どうしたの、アクア。▼
- [アクア]
- 微笑ましいなって、
そう思っただけよ。▼
だってこうしてると、
一つの大きな家族みたいなんだもの。▼
- [カムイ]
- ちょっと、仲が悪すぎるけどね。▼
- [アクア]
- ええ。でも、それでも構わないわ。
…私も嬉しいのよ。▼
両国の「きょうだい」たちと、
こうやって食事ができて。▼
- [カムイ]
- あ…
そうか、アクアも…▼
- [アクア]
- …………▼
- [カムイ]
- うん…そうだね。
たとえひと時の間でも、▼
こうしてみんなが揃ったことに
感謝しよう。▼
できることなら、ここにいるみんな、
誰ひとり欠けずに戦争が終わってほしい。▼
…これから殺し合う相手に
こんなことを思うなんて、おかしいけど…▼
今だけは…いいよね…▼
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コメント†
- 関数の仕様上、一部文章がおかしくなっています。 --
- オープニングの台詞で、「あたし~だよ」の欄なのに、弟呼びされてました --