アクアの親子会話

カンナ(女)

[アクア]
カンナ。
今日は子どもの成長を願うお祭りよね。▼
カンナは私に何を願ってもらいたい?▼
[カンナ]
うーん…
急にそう言われても…▼
[アクア]
どういう大人になりたいとか、ないの?▼
[カンナ]
あ、それならあるよ!▼
うんとね、あたしは、
お母さんみたいな大人になりたいな!▼
[アクア]
えっ?
私みたいな大人?▼
[カンナ]
うん!▼
[アクア]
…いや、私みたいな大人には
ならないでほしいわ。▼
[カンナ]
えーっ? どうしてー?▼
[アクア]
どうしてって…▼
私は無口だし、人に拒まれることを恐れるあまり、
感情を表に出すことも苦手でしょう。▼
一方、あなたは明るくて素直で、健気で…
私にはないものをたくさん持ってる。▼
あなたには私に似ることなく、
今のまま大人になってほしいと思うわ。▼
[カンナ]
そうかなぁ…
あたしはお母さんをそんな風には思わないけど…▼
[アクア]
…えっ?
あなたは私をどう見てるの?▼
[カンナ]
お母さんは凛としていて、自分を持っていて、
すごくかっこいい女の人だと思ってるよ!▼
[アクア]
…もう、そんなに褒めても
何も出ないわよ。▼
[カンナ]
ほんとのことだよ?
お父さんもそう言ってたし!▼
[アクア]
カムイが?▼
[カンナ]
うん!
もし人として、女性として道に迷うことが
あったら、お母さんを見習いなさいって。▼
お母さんほど強くてたくましい女性を
見たことがないって!▼
お父さん、そう言ってた!▼
[アクア]
…………▼
まったく…
あなたたちには困ったものだわ。▼
私のことを買いかぶりすぎよ。▼
[カンナ]
でもほんとなんだもーん!▼
[アクア]
うふふ。
もう、わかったわ。▼
何を言っても聞いてもらえそうにないし、
今日は素直にその気持ちを受け取っておく。▼
[カンナ]
じゃあ、あたしがお母さんみたいに
なれるようにお願いしてくれる?▼
[アクア]
ええ、あなたのよさを失わない程度に
私に似ますようにってね。▼
[カンナ]
わーい!▼
あ。そうだ、お母さん。
最近、お歌の練習を全然できていないね。▼
また一緒に練習したいな。▼
[アクア]
そうなのよね。
新しい歌を作るのに手間取ってたの。▼
[カンナ]
新しいお歌?▼
[アクア]
ええ。▼
…私ね、カムイが
初めて竜になったときのことが忘れられなくて…▼
それを歌にしていたの。▼
[カンナ]
お父さんが初めて竜になったとき?▼
[アクア]
そう。昔、ミコト様…
つまり、あなたのおばあちゃんが亡くなって…▼
その怒りでカムイが竜になったの。▼
私は、暴れるカムイを
歌の力で鎮めようとしたわ。▼
最終的に、このペンダントの力で
なんとかできたけど…▼
優しいカムイの中に、
こんなに荒々しい神祖竜の血が入っている…▼
その衝撃は、ものすごいものがあった。▼
そのときのことを…
歌にしてみようと思ったのよ。▼
[カンナ]
わぁー、すっごく興味ある!
歌ってみたーい!▼
[アクア]
カムイと同じように
竜になれるカンナなら…▼
何か、感じてもらえるかもしれないわね。▼
[カンナ]
そうだね。
楽しみにしてる!▼
[アクア]
さてと。
そろそろ戦闘に戻りましょう。▼
さっさと賊を片付けて、
お祭りを楽しまないと。▼
[カンナ]
うん。
あたしの成長を願うこと、忘れないでよね?▼
[アクア]
もちろんよ。
心を込めて願っておくわ。▼

シグレ

[アクア]
…シグレ。
この間、あなたが書いた歌詞だけど…▼
[シグレ]
ああ、読んでもらえましたか?▼
[アクア]
ええ、でも…
少し…ピンとこなかったかも。▼
[シグレ]
えっ!?▼
うぅ…ショックです…
自信があっただけに…▼
ちなみに、参考までに…
どの辺りがだめでしたか?▼
[アクア]
そうね…
歌詞の主役の女性の描写かしら。▼
だって、あんな英雄的な女性、この世にいる?
非現実的すぎるわよ。▼
[シグレ]
ああ、そういうことですか。▼
でしたら母さん…俺は間違っていません。
だって、彼女は存在しますから。▼
俺は、その彼女の
ありのままの姿を書いたのです。▼
[アクア]
そうなの? そんな人がいるなら…
私、見てみたいわ。▼
[シグレ]
はい、いいですよ。
じゃあ今度、鏡を持ってきますね。▼
[アクア]
鏡?▼
[シグレ]
あの英雄的な女性は、母さんです。
俺は母さんのことを書いたんです。▼
[アクア]
わ、私の話だったの!?
全然心当たりがないけど…▼
[シグレ]
以前、俺のいた秘境が
敵に襲われたときのことですよ。▼
母さんは俺を助けにきて、
こう言ってくれましたよね。▼
「この子に手を出すことは許さない」
「狙うなら私を狙いなさい」って。▼
俺はあの母さんが大好きで、
そのかっこいい姿を歌詞にしたんです。▼
[アクア]
どういうこと?
私、そんなこと言っていた!?▼
[シグレ]
はい、言いましたよ。
俺はしっかり記憶しています。▼
[アクア]
そんな…
私、あのときは必死で…▼
それでつい、そんなことを
口走ってしまったのかしら。▼
[シグレ]
というわけで、あの人物は
ちゃんと実在するんです。▼
[アクア]
…………▼
…ごめんなさい…▼
そうとは知らず、ピンとこないとか
偉そうなことを言ってしまって…▼
恥ずかしくて…
穴があったら入りたい気分よ…▼
[シグレ]
いいえ、いいんですよ。
俺の歌詞の未熟さがいけないんです。▼
俺、もう一度、書いてみます。
そしたらまた見てください。▼
[アクア]
ええ、もちろんよ。
…でもシグレ。▼
この歌って、完成したら
みんなの前で発表するつもりなの?▼
[シグレ]
それは…
当然、そのつもりですけど。▼
[アクア]
だったら…私のことだってバレないように…
ボカした感じにしてもらえない?▼
なんか…恥ずかしくって…▼
[シグレ]
あはは、わかりましたよ。▼
でもまあ、わかる人には
わかってしまうと思いますけどね。▼
俺はその方がいいですけど。▼
だって…
母さんは、俺の自慢ですから。▼
[アクア]
まったく…この子ったら…▼
[シグレ]
…………▼
…母さん。ずっと俺の傍にいてくださいね。
もうどこにも行かないでください…▼
[アクア]
なあに?
声が小さくて、聞こえなかったわ。▼
[シグレ]
なんでもありません!▼
さあ、では早く賊を倒しましょう。▼
あの歌のようにかっこいい母さんの勇姿、
余すところなく見せつけてください!▼
[アクア]
わ、わかったわ…!▼

ディーア

[ディーア]
…………♪▼
[アクア]
あら?
ディーア、その歌は…▼
[ディーア]
ん?▼
ああ…母さんがよく歌ってるから、
いつの間にか覚えたんだよ…▼
[アクア]
ふふ。
やっぱり親子ね。▼
[ディーア]
何がおかしいんだ?▼
[アクア]
私もお母様が歌っているのを聞いて
いつの間にか自然と覚えたの。▼
[ディーア]
そうだったのか…▼
これ、なんていう題名の歌なんだ?▼
[アクア]
お日様ポカポカの歌よ。▼
[ディーア]
…ははは。
なんかのんきな題名だな。▼
[アクア]
そうでしょ?
私が名づけたの。▼
[ディーア]
えー、なんだよそれ。▼
[アクア]
だって、本当の題名は
お母様から教わらなかったから。▼
でも、お母様が歌っていたのはいつも、
今日みたいな晴れた日だったの。▼
聞いてるとこっちの心もポカポカしてきて…
私、大好きだったわ。この歌…▼
[ディーア]
母さん、この歌を口ずさんでるとき
すげえ幸せそうな顔してるもんな…▼
[アクア]
ええ。
そうだと思うわ。▼
[ディーア]
お日様ポカポカの歌か…
いい題名だと思うよ…▼
[アクア]
ありがとう。▼
私が好きだった歌を
ディーアも好きになってくれて嬉しいわ。▼
[ディーア]
母さん…
もっと俺に歌を教えてくれよ…▼
母さんが…
母さんの母さんから教わったように…▼
俺も母さんから
いっぱい歌を教わりたいぜ…▼
[アクア]
わかったわ、ディーア。
これから、たくさんたくさん教えてあげる。▼
[ディーア]
ありがとう…
母さん…▼

ゾフィー

[ゾフィー]
わわっ!?
わわわわわわっ!▼
ちょっとアヴェル!
こんなところで暴れ出さないでよ!▼
[アクア]
ラララ~♪▼
[ゾフィー]
母さんの歌を聞いたら
アヴェルが落ち着いた…▼
すごい!
さすが母さんね!▼
[アクア]
ふふふ。
アヴェルは相変わらずやんちゃさんね。▼
[ゾフィー]
はぁ…▼
あたしにも
母さんみたいな歌唱力があったらなぁ…▼
アヴェルを落ち着かせるのも
もっともっと簡単なのに…▼
[アクア]
ゾフィーにもできるんじゃない?▼
[ゾフィー]
え?
本当に!?▼
[アクア]
歌で一番大事なのは心なの。
心を込めて歌えば、必ず思いは通じるわ。▼
[ゾフィー]
…そっか!
そうだよね!▼
じゃあ、あたし早速やってみる!
実はアヴェルと通じ合ってみせるわ!▼
ららららら~!▼
[アクア]
…………▼
[ゾフィー]
おわああああああ!!!!?▼
母さん!!!
アヴェルがまた暴れだしちゃったんだけど!!!▼
[アクア]
ふふふ。
アヴェルはやんちゃさんね。▼
[ゾフィー]
そ、そうじゃなくて!▼
心を込めて歌えば
気持ちが通じ合えるんじゃなかったの!?▼
[アクア]
大丈夫。
いつか必ず通じ合える日がくるわ。▼
今日はたまたま…
その日じゃなかったというだけよ。▼
[ゾフィー]
はぁ…
本当にそんな日がきてくれるのかなあ…▼

ミドリコ

[ミドリコ]
…………▼
[アクア]
ミドリコ。
ぼーっとしていたら危ないわよ。▼
[ミドリコ]
あ、お母さん。
ごめんなさい…つい、屋台にきをとられちゃって。▼
[アクア]
珍しいものがたくさん売っているものね。
戦いが終わったらいくらでも見て回れるわ。▼
そうだ、後でみんなを誘って、
大勢でお祭りを回るのはどう?▼
きっと楽しいわよ。▼
[ミドリコ]
…うーん、それはいいかな。▼
[アクア]
あら、どうして?▼
[ミドリコ]
ミドリコ、さわがしいのはにがてなの。▼
自分からわいわいさわぐよりも、▼
みんなが楽しくしているのを
見ているほうがすきなのよ。▼
[アクア]
ミドリコ…▼
[ミドリコ]
だからお祭りをまわるのなら、
家族だけでまわりたい。▼
…だめかな?▼
[アクア]
うふふ、もちろんいいに決まっているわ。
あなたは、やっぱり私達の子ね。▼
騒ぐよりも見ているほうがいいだなんて、
私とスズカゼと同じ事を言うんだもの。▼
[ミドリコ]
そうなの?
ミドリコ、お父さんとお母さんそっくり?▼
[アクア]
ええ、そっくりよ。▼
[ミドリコ]
そっか…じゃあお母さん、
ミドリコ、おねがいがあるの。▼
[アクア]
まあ、なにかしら?▼
[ミドリコ]
こんどね、ミドリコにも
お母さんのおうたをおしえてほしい。▼
[アクア]
歌を?▼
[ミドリコ]
うん。▼
ミドリコもお母さんみたいに
じょうずにおうたをうたいたいから…▼
もしミドリコがほんとうに
お母さんそっくりなら、▼
きっとお母さんみたいに歌えるはずだもん!▼
[アクア]
ふふふ。
わかったわ。教えてあげる。▼
[ミドリコ]
ほんとうに!?
わーい!▼
あのね、お母さんのおうたってふしぎなの。▼
だって、きいてるだけで
からだがぽかぽかしてくるんだよ。▼
それでね、それでね!
げんきなきもちにもなれちゃうんだ。▼
まるでお薬みたいだよね!▼
[アクア]
ふふふ。
ありがとう、ミドリコ。▼
[ミドリコ]
ミドリコもおうたで
だれかをげんきにできるようになるかな?▼
[アクア]
もちろんよ。▼
あなたのその優しい気持ちが歌に宿り、
誰かを癒す調べとなるのだから…▼
[ミドリコ]
えへへ。
うれしいなー。▼
[アクア]
私も嬉しいわ。▼
ありがとう、ミドリコ。
元気で優しい子に育ってくれて。▼

シノノメ

[シノノメ]
この辺でいいかな…
いや、境内に張ったほうがいいかな。▼
[アクア]
シノノメ、何をやっているの?▼
[シノノメ]
か、母さん!?▼
[アクア]
何かしら、その張り紙は。
ちょっと見せてちょうだい…▼
…のど自慢大会!?▼
[シノノメ]
…見られたなら仕方ない。▼
そうだ!
俺はのど自慢大会を開こうと思ってる!▼
[アクア]
そんなのダメよ。▼
[シノノメ]
いいだろ、今日はお祭りなんだ。
こういうのがあったほうが盛り上がる。▼
[アクア]
ダメ。歌は趣味の範囲内で
こっそりやるって約束したでしょう。▼
[シノノメ]
その通りだ。
今だって趣味の範囲のままだ!▼
[アクア]
ええ、確かに。でも思い切りおおっぴらに
しようとしているじゃない。▼
やめたほうがいいわ。
あなたのためを思って言っているの。▼
[シノノメ]
…なんでだよ?
俺は歌が好きなんだ…▼
最近はうまくなってきたし、
みんなに俺の歌を聞いてもらいたいんだ!▼
今日は熱唱してやるぞ。
俺の十八番、「白夜、勝負一直線」をな!▼
この曲で、師匠である母さんに勝って、
歌の世界の頂に立つんだ!▼
[アクア]
絶対にやめておいたほうがいいわ。
その曲は特に。▼
[シノノメ]
な、なんでだよ!?▼
[アクア]
未来の白夜の第一王子がその歌をうたったと
広まれば、王室の支持率低下は必至よ。▼
[シノノメ]
そ、そんなことない!
あれは俺が命を削って作詞作曲した曲だ!▼
勝負は貪欲、負けず嫌いー♪
努力をやめるな、勝負バカー♪▼
「俺は白夜王子シノノメ!
この歌で、国を平和に導いてみせる!」▼
るーるるるー♪
ふんふんふーん♪▼
[アクア]
改めて聞いて、改めて思うわ。
やめておいたほうがいい、と。▼
[シノノメ]
ど、どうしてだ!?▼
[アクア]
…確かにあなたは歌の腕を上げつつある。
でも、自作の持ち歌がみんな絶望的なの。▼
間に台詞が入るのはまだいいわ。
でも間奏の口笛の不安定さったらもう…▼
傷つけたくないから黙っていたけど、
実はそれが客観的な真実なのよ。▼
[シノノメ]
くっ…▼
そ…そうだったのか…
歌の道は…険しいな…▼
じゃ、じゃあわかった、大会は取りやめる!
でも勝負はしようぜ!二人きりで!▼
審査員は…そうだな。
口が硬そうな人を何人か呼んでくる!▼
これなら問題ないだろ?▼
これは大会の取りやめの交換条件であると同時に、
母さんへの挑戦状だ!いいな?▼
[アクア]
…いいわよ、それなら。
力の差を思い知らせてあげる。▼
[シノノメ]
くっ…望むところだ。
あーーーーー!燃えてきた燃えてきたーっ!▼
勝負のためにも、さっさと賊を倒さないとな!▼
勝負は貪欲、負けず嫌いー♪
努力をやめるな、勝負バカー♪▼
「俺は白夜王子シノノメ!
この歌で、国を平和に導いて…」▼
[アクア]
真面目に戦いなさい。▼
[シノノメ]
はい。▼

キサラギ

[キサラギ]
ねえねえ、母上。
ちょっと質問があるんだ。▼
母上は、どうして歌が好きなの?▼
[アクア]
おもしろいことを聞くわね。
どうしたの?▼
[キサラギ]
どうもこうもないの。
答えて。▼
[アクア]
うーん…
いろいろと理由はあるけど…▼
でも、一番の理由は
歌っていると楽しいからね。▼
[キサラギ]
やっぱり!
僕も歌ってるとすごく楽しい!▼
[アクア]
えっ?
あなたも歌が好きなの?▼
[キサラギ]
そうだよ。
ときどき森に行って歌ってるんだ。▼
[アクア]
それは初耳ね。
びっくりだわ。▼
[キサラギ]
僕が歌ってるとね、
動物たちが集まったりするよ。▼
[アクア]
…歌っていると動物が集まる?▼
[キサラギ]
うん! だから狩りの時は便利なんだよ。
歌っておびき寄せて弓でバシーッとね!▼
[アクア]
まさか、そんな使い方をしてるなんて…
豪快というかなんというか。▼
でもその力は少し、うらやましいわ。▼
[キサラギ]
え、なんで?▼
[アクア]
だって、私が歌っても
動物が集まるなんてことはないもの。▼
[キサラギ]
あれれ、そうなの?▼
おかしいなぁ。
母上が歌っても集まると思うんだけどなー。▼
[アクア]
…………▼
本当にそう思う?▼
[キサラギ]
うん。
だって僕の母上なんだもん。▼
[アクア]
ねぇ、キサラギ。
賊を倒したら一緒に森に行きましょう。▼
私も試してみるわ。
歌で動物が集まるかどうか。▼
[キサラギ]
母上なら絶対できるよ!▼
[アクア]
ええ。
私はキサラギの母親ですものね。▼
でも、私がおびき寄せた動物たちを
片っ端からバシーッと狩るのはだめよ?▼
[キサラギ]
はーい。▼

グレイ

[アクア]
グレイ。
賊を倒したら歌の練習をしない?▼
[グレイ]
いや、いい。
また今度にしようぜ。▼
[アクア]
また今度って…
あなた最近、そのセリフばっかりじゃない。▼
[グレイ]
………▼
ずっと言い出しにくかったが、
はっきり言うと、もういいかなと思ってる。▼
[アクア]
もういい?▼
歌に興味があるから
教えてほしいって言ったのはあなたよ?▼
[グレイ]
ああ。まあ、そうだけど…▼
[アクア]
あなたが「愛の歌」を唄いたいっていうから、
楽譜も用意したのに…▼
[グレイ]
いや、母さん。▼
それは違うぜ?▼
俺は「甘い歌」を唄いたいって言っただけだ。▼
[アクア]
ええ。だから「愛の歌」でしょう?▼
[グレイ]
「甘い歌」だよ。▼
[アクア]
えっ?▼
[グレイ]
あーもう、違うんだよ!▼
俺は、飴とかまんじゅうとか、甘いものが
たくさん出てくる歌をうたいたかったんだ。▼
でも母さんが出してくる課題曲は、
みんな愛がどうのこうの言うものばかりで…▼
俺、ちっとも楽しくなかったんだ。▼
[アクア]
…あ、ああ!
甘い歌って、そういう意味だったの!?▼
[グレイ]
そうだよ。俺が言う「甘い」に、
それ以外の意味があると思うか?▼
まあ、言い出せなかった俺も悪いけどさ。▼
[アクア]
まさかそういうことだったなんて…
ずっと、恋人同士の甘い雰囲気の歌だとばかり…▼
じゃあどうかしら? 賊を倒したら、
お祭りにある甘いものをモチーフにして、
二人で作詞作曲するの。▼
[グレイ]
お、いいね。▼
[アクア]
じゃ、祭りが再開するまでに詞を考えておいて。
私は曲のイメージを作っておくから。▼
[グレイ]
わかった。
なんか、久々にやる気が出てきたぜ、母さん!▼
[アクア]
ふふ、よかったわ。▼
[グレイ]
さて、どんな詞にしようかな…▼
綿あめはーふわふわふわふわ雲のようー♪▼

キヌ

[キヌ]
ねえ母さん、こんな状態になっちゃったけど、
のど自慢大会は開かれるの!?▼
[アクア]
ええ。早く賊を追い払ってしまえば
開催の中止はないと思うわ。▼
[キヌ]
よかったーーーーーーーーーー!
安心したっ!!▼
[アクア]
あなたは本当に歌が好きなのね。
母さん、うれしいわ。▼
[キヌ]
あ!そうだ、母さん!
アタシ、新しい歌ひらめいたの!▼
のど自慢大会では、こっちを歌いたいんだけど
聞いてもらってもいいかな?▼
[アクア]
…き、聞くのは構わないけど…
また変なのじゃないでしょうね…▼
[キヌ]
変じゃないって!とにかく聞いて!
曲名は「お祭り!焼き鳥!!」だよ!▼
[アクア]
ああ…
曲名だけで、なんとなく中身がわかる…▼
[キヌ]
じゃあ歌うよ!▼
屋台で焼き鳥、食べたいなー♪
十本、百本、食べたいなー♪▼
タレもよしー♪
塩もよしー♪▼
[アクア]
はい、そこまで。
予想通りね、却下よ。▼
[キヌ]
却下!?ぶぅーーーーーっ!
なんでなんでーっ!どうしてどうしてーっ!?▼
[アクア]
どうしてって…▼
[キヌ]
素直な気持ちそのまま歌にするのがコツって、
母さん、言ったよね!?▼
だったらアタシ、何も間違ったことしてないよ?
今の気持ちを素直に歌っただけだもん!▼
[アクア]
それはそうなんだけど、あなたの場合は…
その…なんて言えばいいのかしら…▼
…歌っていうのは、
もう少し、知的な感覚がほしいのよ…▼
[キヌ]
…知的な…感覚?▼
[アクア]
ま、この話は今度にしましょう。
とりあえず今日は、私が作ったほうを歌って。▼
[キヌ]
やだっ!▼
[アクア]
やだって…
キヌ…あなたにはまだ創作は早いのよ。▼
[キヌ]
…母さんが作ってくれた歌は
確かに素敵だと思うよ。▼
でもね、いろいろ小難しい言葉が多くて…
あまり気持ちが込められないんだよ…▼
アタシはアタシであって、母さんじゃないのっ。▼
[アクア]
…………▼
ふっ、負けたわ。
確かにその通りかも。▼
今日は子どもの成長を願うお祭り。▼
あなたのさらなる成長を願いながら
その…焼き鳥の歌を聞かせてもらうわ。▼
[キヌ]
ってことは…▼
[アクア]
ええ。
思い切り、自分らしさを出してみなさい。▼
[キヌ]
やったーーーーーーーーーーーーっ!!
やったやったーーーーーーーーーーーーっ!!!▼
よーし、そうなったら徹底的に練習しないと!
あまり時間がないからねーーーーーっ!▼
屋台で焼き鳥、食べたいなー♪
十本、百本、食べたいなー♪▼

ヒサメ

[アクア]
ヒサメ、賊を倒したら予定通り、
のど自慢大会が開かれるそうよ。▼
よかったわね。
あなたの美声の初披露よ。▼
[ヒサメ]
そ、それが…▼
[アクア]
どうしたの?
緊張しているの?▼
[ヒサメ]
はい…私なんかが…
皆さんの前で歌ってもいいのか心配に…▼
[アクア]
もう…
そんなこと気にしてるの?▼
あなたはいい声を持っているし、
歌に対する思いは本物だわ。▼
正々堂々と歌えばいいの。
みんな、あなたの歌に酔いしれるはずよ。▼
[ヒサメ]
で、でも、歌なら母さんのほうが
絶対にうまいですし…▼
自信がなくなってきました…
もし、音を外したら…▼
[アクア]
大丈夫よ。
そんなときは父さんの歌を思い出して。▼
何があっても、音を外したとしても、
あれよりはマシよ。絶対に。▼
[ヒサメ]
ああ…確かに、
父さんの歌は個性的ですものね…▼
ありがとう、母さん。
ちょっと落ち着いてきました。▼
あっ、でも…▼
[アクア]
今度は何よ?▼
[ヒサメ]
あの歌でいいのかな…と心配に…▼
[アクア]
ええっ?
今さら選曲の心配?▼
[ヒサメ]
だって、あの歌は恋愛の歌…▼
ただでさえ緊張しているのに、
恋愛の歌なんかうたったら、私は…▼
[アクア]
もう、仕方ない子ね…
じゃあ変えるとして、どの曲にする?▼
…あ、あれなんてどう?
「光の王城 私の愛情」とか。▼
[ヒサメ]
…あ、あれも結局は
恋愛の歌ではありませんか…▼
[アクア]
まあ…でも、二番にちょっとだけ
濃いのが入ってるだけじゃない。▼
[ヒサメ]
十分に問題ですよ…▼
「白夜のすきま風」なんてどうでしょうか?
こぶしを回すのは得意なので。▼
[アクア]
ダメ、渋すぎるわ。▼
[ヒサメ]
では「白夜の焼きいも三姉妹」とか…▼
[アクア]
あんな子ども向けの歌をうたうっていうの?▼
[ヒサメ]
はい、あれなら…▼
[アクア]
はぁ…
でもまあいいわ。▼
曲が何にせよ、みんなの前で
美声を披露することに変わりはないものね。▼
わかったわ。
じゃ、焼いも三姉妹で。▼
賊を倒したら、焼いもの屋台の前で
待ち合わせしましょう。▼
大会前に焼いもを食べて、げんかつぎよ。▼
[ヒサメ]
いい考えですね。
たくさん食べて、この緊張を吹き飛ばします。▼

ミタマ

[ミタマ]
お母様 今日も御顔が 暗いです…▼
[アクア]
人の顔を見るなり、何なの…▼
[ミタマ]
お母様。今日はお祭りですわよ。
もう少し楽しそうにしては如何です?▼
わたくし、お母様には
いつも笑顔でいていただきたいのです。▼
[アクア]
でも…▼
[ミタマ]
お母様はいつも悩ましげ。
暗い雰囲気がプンプン出てらっしゃいますわ。▼
[アクア]
そ、そうかしら…▼
[ミタマ]
はい。今日は子どもが主役の日ですから、
はっきり言わせていただきますけれど…▼
わたくしは明るい家庭を望んでいますの。▼
だから今日ぐらいは辛気臭い顔は
しないでくださいまし。▼
[アクア]
…………▼
…なるほどね。
そういうことだったの。▼
それで私にしつこく
顔が暗いという句を詠み続けていたのね…▼
あなたの本音を聞けてよかったわ。
直せるよう、善処しましょう。▼
[ミタマ]
ありがとうございます。▼
[アクア]
その代わり…
私もはっきり言わせてもらう。▼
[ミタマ]
え?▼
[アクア]
…あなた、寝すぎよ。▼
[ミタマ]
うっ…▼
[アクア]
目を放したらいつも寝ているじゃない…
出撃前でもお構いなく。▼
起こしに行く私の身にもなって頂戴。
その上寝癖もひどいし。▼
[ミタマ]
…そ、それは仕方ありませんわ。
よく寝る性質は生まれ持ったものですから…▼
[アクア]
だったら私だって同じ。
この表情は生まれ持ったものなの。▼
[ミタマ]
…………▼
わかりましたわ。
わたくしも善処いたしましょう。▼
ではお母様、
わたくしに子守唄を教えてくださいまし。▼
[アクア]
子守唄? どうして?▼
[ミタマ]
蛇は己の毒で死にません…▼
つまり、子守唄を歌っていれば
自分は眠くなりませんもの。▼
それに…わたくし、好きですの。
子守唄を歌ってくださる時の、▼
優しいお母様の顔が。▼
[アクア]
ミタマ…▼
もう…仕方ないわね。▼
それじゃああなたが子どもの時に
歌っていたものを教えるわ。▼
天よ泉よ草原よ…♪
今宵眠る子を守りたまえ…♪▼
[ミタマ]
…………▼
ぐー…▼
[アクア]
…ミタマ。
起きなさい。▼

マトイ

[マトイ]
母さん聞いて。
あたし、のど自慢大会に申し込んできたの。▼
[アクア]
な、なによそれ。
そんなものがあるの?▼
[マトイ]
ええ。さっき賊が来る前に見つけたの。
何だか楽しそうだと思って。▼
あたしは歌姫である母さんの娘よ。
その血を完璧に生かすためと思って…▼
夜な夜な、母さんの歌を練習していたの。
ユーラリユールレリー、って。▼
今日はその成果を見せたいのよ。▼
[アクア]
そうだったの…
マトイったらいつの間に…▼
[マトイ]
うふふ。
あたしきっと復帰してみせるわ。▼
それでね、喉自慢大会に出るとき…
そのペンダントを貸して欲しいの!▼
[アクア]
えっ!?▼
[マトイ]
歌は観客の目を引くことも大切じゃない?
だから、それがあれば演出も完璧かなって…▼
[アクア]
…だ、だめよ!!
絶対にだめ!!▼
[マトイ]
!!
母さん…▼
ご、ごめんなさい。
無理なお願いをしたわね…▼
そうよね、あたしの歌なんてまだまだで…
ペンダントを借りる資格なんてないわ。▼
[アクア]
あ…違うの、マトイ。
私はあなたが心配で。▼
[マトイ]
心配?▼
[アクア]
ええ、私の歌に不思議な力があるのは
あなたも知っているわよね?▼
それは、このペンダントを媒介にしているの。
だから…これを着けて歌うことは危険だわ。▼
もしマトイが私の歌を完璧に歌えるなら、
力を使えてしまうかもしれないから。▼
そんな危険なこと、させられないわ。▼
[マトイ]
そ、そうだったの…
ごめんなさい、母さん。▼
でも今…危険って言ったわね。
母さんは力を使うとき危険じゃないの?▼
もしいつも負担がかかっているのなら、
戦いのとき、あたしが代わりに…!▼
[アクア]
いいえ、マトイ。
私は大丈夫。▼
危険って確かに言ったけど、
私が心配してるのは観客たちの方よ。▼
[マトイ]
へっ?▼
[アクア]
初心者のあなたが力を使ってごらんなさい。
のど自慢大会の会場が大変なことになるわ。▼
どんな効果が発動するかわからないのに…
あなた、責任取れる? それで完璧といえる?▼
[マトイ]
うっ…!▼
な、なるほど…!
わかったわ。やっぱりあきらめる。▼
[アクア]
…賢明な判断ね。▼
でも、必ず見に行くわ。
あなたの歌、楽しみにしているから。▼
[マトイ]
ええ、母さん。ありがとう!
それじゃ、また後でね!▼
[アクア]
ごめんなさい、マトイ…
私は嘘をついたわ。▼
私の子であるあなたならきっと、
歌の本当の力を引き出せてしまう…▼
あなたにそんなことはさせられない。
あなたに呪いは受けさせない。▼
これは、私の役目だから…▼
…マトイ、あなたは私が守ってみせるわ。
最後まで。▼

シャラ

[アクア]
シャラ。
あなた、どこか行きたいところとかない?▼
[シャラ]
行きたいところ…▼
…ああ、あるわ…
カムイの元に行きたい…▼
[アクア]
えっ?▼
[シャラ]
カムイの胸に
飛び込みたいわ…▼
[アクア]
…そ、そういうことじゃなくて…
私が言っているのは、旅の話なのよ。▼
[シャラ]
…旅?▼
[アクア]
そう。機会がなくて言い出せなかったけど、
実は、ツクヨミと旅の計画をしているの。▼
世の中が平和になったら
世界中を旅したいねって。▼
[シャラ]
へえ、それは知らなかったわ…▼
[アクア]
その話をし始めたのは
まだあなたが生まれる前だった。▼
だからそのころは二人で行くっていう
話だったんだけど…▼
でもあなたが生まれてからは、子どもを置いて
行くのもね…っていう話になって。▼
まあ、要は新婚旅行の計画が、
家族旅行の計画になったってことね。▼
だから、あなたも行きたい場所があれば
要望を聞きたいと思ったのよ。▼
[シャラ]
そうね…
行きたいところ…▼
…………▼
冥界とか?▼
[アクア]
死ぬ気なの?▼
[シャラ]
いいえ…
ただ、そこなら静かそうだと思って…▼
[アクア]
そ、そう…▼
わかったわ。
じゃあ静かな場所に行きましょう。▼
あなたは私に似て…
騒がしいのは苦手だものね。▼
[シャラ]
ええ…それに静かな場所なら…
母さんの歌がよく聞こえるじゃない…▼
私も…母さんほど上手くはないけれど…
一緒に歌ってみたい…▼
[アクア]
シャラ…▼
ええ。いつか家族で旅ができたら、
静かな場所で一緒に歌いましょう。▼
静かな場所で雄大な景色を見ながら…
きっと最高の思い出になるわ。▼
楽しみね、シャラ。▼
[シャラ]
ええ…
楽しみだわ…▼
私、それまでに歌の練習をしておく…▼
コーラスは呪術で呼び出した
ノスフェラトゥたちにまかせて頂戴…▼
[アクア]
…ツクヨミに頼みましょう。▼

ジークベルト

[ジークベルト]
母上、的当ての景品に
可愛らしい人形たちが並んでいるよ。▼
[アクア]
あら、本当ね。
どれも可愛らしいわ。▼
[ジークベルト]
ちょうど弓の練習をしたかったんだ。
お祭りが再開したら、やってみようかな。▼
母さんの喜びそうなものを狙うから…
取れたらもらってくれるかい?▼
[アクア]
ふふふ。
もちろんよ、ありがとう。▼
[ジークベルト]
礼を言うのは私の方だよ。
私には、愛らしい人形たちは似合わない。▼
母さんがもらってくれるのなら
とても嬉しいよ。▼
[アクア]
あなたのその優しさ…
お父さんにそっくりね。▼
[ジークベルト]
…父上に?▼
[アクア]
あの人は何度も私を軍議に誘ってくれたの。
少しでも周囲の人たちと馴染めるように、ね。▼
[ジークベルト]
そうだったのか。▼
[アクア]
でもね、
決して私のために、とは言わなかったわ。▼
あくまで自分のため、軍議のために、
私の意見が欲しいんだ、って…▼
ふふふ。
私は意見なんてほとんど言えなかったのに。▼
[ジークベルト]
父上らしいね…▼
[アクア]
そんな優しさを
あなたもしっかりと引き継いでいるわ。▼
[ジークベルト]
そ、そんな…
私なんかまだまだ父上には遠く及ばないよ…▼
[アクア]
いいえ。
そんなことはないわ。▼
ジークベルト、
あなたはとても立派に成長してくれた。▼
私はそのことが本当に嬉しいわ。
これからもずっと見守っていくからね。▼
[ジークベルト]
…ありがとう、母上。▼

フォレオ

[フォレオ]
お母様。
お願いがあるんです。▼
このお祭りが終わったあと…
僕にも歌を教えてくれないでしょうか?▼
[アクア]
もちろんよ。
私でよければいくらでも教えてあげるわ。▼
ふふふ。
でも、急にどうして?▼
[フォレオ]
辛かったときや、寂しかったとき、
お母様の歌を聞くととても癒されました。▼
だから…
僕もそんな風になりたいな、って。▼
秘境を出てから知ったんです…世の中には
薬や魔法では癒せない苦しみもあると。▼
そんな苦しみをそばで誰かが味わっていたら、
僕の歌で癒してあげたいんです。▼
[アクア]
そう…フォレオはとても
優しい子に育ってくれたわね。▼
私はそれが嬉しいわ。▼
[フォレオ]
そ、そうでしょうか…▼
でも、まだあるんですよ。
僕が歌を教わりたい理由。▼
[アクア]
何かしら?▼
[フォレオ]
歌は人と人を繋ぐことができる。▼
お父様とお母様が話すようになったのも、
確か歌がきっかけだったんですよね?▼
[アクア]
そ、そうだけど…
なぜそれを知っているの?▼
[フォレオ]
うふふっ。
お父様から聞いたんですよ。▼
[アクア]
もう、レオンったら…
なんだか恥ずかしいわ。▼
[フォレオ]
恥ずかしくなんかないです。▼
とっても素敵なお話でしたよ。
お父様とお母様の馴れ初め。▼
[アクア]
あ、ありがとう…▼
と、とにかく、
フォレオが歌を教わりたい理由はわかったわ。▼
だから、いっぱい教えてあげるわね。▼
私たちはもう、
望むだけ一緒にいられるのだから。▼
[フォレオ]
はい。
お母様。▼

イグニス

[イグニス]
母さん、下がってろ…
賊は俺が何とかする…▼
[アクア]
そんなわけにはいかないわ。
私にもできることがあるんだもの。▼
[イグニス]
…わかった。
だが、充分、気をつけてくれ…▼
[アクア]
ふふふ。
わかったわ、イグニス。▼
あ、そうだった。
イグニスにこれを渡そうと思っていたの。▼
[イグニス]
これは…お守りか?▼
[アクア]
そう。
私の手作りのお守り。▼
[イグニス]
母さんが作ってくれたのか…
でも、どうしてこれを俺に?▼
[アクア]
もちろん、あなたの安全を願ってよ。▼
[イグニス]
そうか…
ありがとう、母さん…▼
[アクア]
あとは…
ブノワが羨ましかったからかしら。▼
[イグニス]
どういうことだ?▼
[アクア]
だって、イグニス…
ずっと大事に持っているでしょう?▼
子どもの頃、
お父さんに作ってもらったお守りを…▼
[イグニス]
ああ…
確かにずっと持っているな…▼
[アクア]
なんだかそのことが妬けてしまって。
ブノワだけずるいなって。▼
[イグニス]
ふっ…
そんなことを思っていたのか…▼
[アクア]
ふふふ。
だから、私もお守りを作ってみたの。▼
見て、こうして首から下げたら、
母さんとおそろいよ。
[イグニス]
ああ。大事にするよ…
ずっとな…▼
[アクア]
ありがとう、イグニス…▼

ベロア

[ベロア]
…………▼
[アクア]
どうしたの、ベロア?
私の顔をじっと見て…▼
[ベロア]
ママ、綺麗ですね。
割れたビー玉みたいに綺麗です。▼
[アクア]
そ、そう?
ありがとう、ベロア。▼
[ベロア]
わたしもママみたいに
綺麗な人になりたいです。▼
[アクア]
ベロアは今でも充分、綺麗よ。
美人さんだと思うわ。▼
[ベロア]
…本当ですか?
わたし、どれくらい綺麗ですか?▼
何かにたとえて教えてください。▼
[アクア]
た、たとえて?▼
そうね…
湖畔に咲く一輪の花のよう、とか?▼
[ベロア]
…………▼
[アクア]
あ、あれ?
ちょっと違ったかしら…▼
じゃあ、朝露に濡れる新芽のよう、とか?▼
[ベロア]
…………▼
[アクア]
キラキラと輝く宝石みたいに!▼
[ベロア]
…………▼
[アクア]
あっ…
わかったわ。▼
く、砕けた刃の…
錆びた切っ先のように…綺麗よ?▼
[ベロア]
…嬉しいです。▼
わたしのことを
そんなに綺麗と言ってくれるなんて。▼
[アクア]
ふふふ。
ベロアの美的感覚はちょっと不思議ね。▼
[ベロア]
…ダメでしょうか?▼
[アクア]
いいえ。
それもあなたの個性ですもの。▼
私はあなたの
ありのままが大好きよ。▼
[ベロア]
ママ…
わたしもママが大好きです。▼
[ベロア]
ありがとう、ベロア。▼(※本来ならアクアの台詞と思われる)

ルッツ

[ルッツ]
お祭りを台無しにする悪党め!
僕が成敗してやるぞ!▼
[アクア]
勇ましいわね、ルッツ。
でも、あまり無茶はしないでね。▼
[ルッツ]
でもでも…
早く退治しないとダメなんだ!▼
[アクア]
どうしてかしら?▼
[ルッツ]
だって、お母さんと一緒に遊ぶ時間が
どんどん減っていっちゃうんだもん!▼
[アクア]
ルッツ…▼
今まではあまり、
一緒に遊んだりはできなかったものね…▼
ごめんなさい…▼
[ルッツ]
ううん!
僕は平気だよ!▼
だから、お母さん
そんな悲しい顔はしないで!▼
[アクア]
ありがとう…ルッツ。▼
でも、これからはできる限り
あなたと一緒に過ごす時間を増やすわ。▼
もう寂しい思いはさせない。
絶対に。▼
[ルッツ]
…じゃあ、歌もいっぱい歌ってくれる?▼
僕、お母さんの歌、大好きなんだ!▼
[アクア]
ええ。もちろんよ。
いっぱいいっぱい、歌ってあげるわ。▼
[ルッツ]
わーい!
ミシェルも喜ぶよ!▼
僕も歌はそこそこだと思うんだけど、
やっぱり母さんやシグレには敵わないからね。▼
[アクア]
そんなことはないわ。
あなたの歌声、とても素敵よ。▼
ルッツが歌えばきっと、
どんな悪党だって黙ってしまうわ。▼
[ルッツ]
ほんと!?
わあ…そうだったらいいな。▼
僕、お母さんの子どもで
本当にラッキーだよ!▼
[アクア]
私も、あなたの母親になれたことは
人生最大の幸運だわ、ルッツ。▼

オフェリア

[オフェリア]
出てきなさい…
私の異端なる道化師たち…▼
宵闇の深淵から顔を覗かせてっ!▼
いいわ…きたきた…
乙女心が躍動する…っ!▼
行くわよ、必殺!
フォーカンサー・キーカンドリュー!!▼
…………▼
うん、悪くない新作ね。
これがあれば賊なんか一発で…▼
[アクア]
…………▼
[オフェリア]
あっ、母さん!
そんなところで、黙って見ていたの?▼
[アクア]
ええ。
なんか心がすごく和んだわ。▼
[オフェリア]
心が和む?こんな私を見て?
母さん…さすがにそれはおかしいわ。▼
[アクア]
そう?
別におかしくはないと思うけど。▼
[オフェリア]
…………▼
まあ、確かにそうかも。
私も母さんの姿を見て、心が和んでいるから。▼
[アクア]
えっ?
私の何を見て心が和むの?▼
[オフェリア]
母さんが1人で歌っているところよ。▼
[アクア]
やだ。
覗き見?▼
[オフェリア]
母さんに言われたくないけど…▼
それよりも聞いて。▼
ユラリ~ユルレリ~♪▼
[アクア]
あら、悪くないわね。▼
[オフェリア]
本当?
母さんの歌を聞いてるうちに覚えたの。▼
選ばれし~乙女の道~すべてが~♪
キラキラも笑顔も~星もお花も~きっと~♪▼
[アクア]
ふふ。
才能あるわ。もっと聞かせて。▼
[オフェリア]
本当に?本当に本当にそう思う!?▼
[アクア]
ええ、本当に本当よ。
ずっと聞いていたいわ。▼
[オフェリア]
よーし、こうなったら
さっさと賊を退治しないとね!▼
[アクア]
そうね。
今日は楽しい1日になりそう。▼

ソレイユ

[ソレイユ]
ララー♪ ララララー♪▼
[アクア]
あら、ソレイユ。
歌の練習かしら?▼
[ソレイユ]
!?
か、母さん!?▼
ちょちょちょちょ、ちょっとーっ!!▼
見てたの!?
聞いてたの!?▼
[アクア]
…え、ええ。しっかりと。▼
[ソレイユ]
も、ももももうーっ!
やめてよー!!▼
恥ずかしくて
顔からファイアが出ちゃうよ!!▼
[アクア]
大丈夫よ、安心して。
顔からファイアが出ることは絶対にないから。▼
[ソレイユ]
そういう問題じゃなくてーっ!!▼
[アクア]
ここまで恥ずかしがるあなたも
意外だけれど…▼
あなたが歌の練習をする子だったというのも、
とても意外だわ。▼
って、今の…歌よね?▼
[ソレイユ]
…………▼
うん。
もちろん当然、あれは歌だよ!▼
…そんなに音痴だった?▼
[アクア]
い、いいえ。
個性的な歌声だったと思うわ。▼
[ソレイユ]
あの…
母さんにだから言うね。▼
あたし、うまくなりたいの。
母さんみたいに歌がうまくなりたいの!▼
[アクア]
ソレイユ…?▼
[ソレイユ]
あたし、父さんと母さんの子でしょ?
ほんとならさ…▼
すっごい美声で歌いながら、
素晴らしい踊りを踊れてもいいと思うの。▼
でもあたし…
どっちもうまくできない。▼
二人の子なのに。
そういう血が流れてるはずなのに。▼
いろんな人に見て欲しい…歌と踊りで、
笑顔になってほしいって思ったけど…▼
うまくできなくって
落ち込んでばっかりなんだ。▼
ずっと前から母さんに相談したかった。
でも勇気が出せなくて…▼
[アクア]
……………▼
ごめんなさい…ずっと悩んでいたのね。
気づいてあげられなくて悪かったわ。▼
…でも、あなたは立派だわ。▼
私もラズワルドも得難かった、
表現者に必要なもの…▼
「自分を見て欲しい」と思う気持ちを、
あなたは既に持っているのだもの。▼
これは素晴らしいことよ。▼
[ソレイユ]
母さん…▼
[アクア]
心配しないで。
音痴は克服できるわ。▼
[ソレイユ]
えっ? 本当に!?▼
って、何気に今、
音痴って言ったよね。▼
[アクア]
いい?
あなたも言っていたけれど…▼
ソレイユには私とラズワルドの血が
流れているわ。▼
だから、才能はあるはずなの。
後はそれを花開かせるだけよ。▼
私もラズワルドも協力するわ。
あなたのために。▼
[ソレイユ]
わああ…ホントに!?▼
二人が協力してくれるなんて、
めちゃくちゃ期待しちゃうんだけど。▼
[アクア]
私を信じて、任せてちょうだい。▼
[ソレイユ]
ありがとう…!▼
[アクア]
とりあえずは歌の練習…
声帯の使い方からね。▼
そのためには箸と団子が必要なんだけど…▼
[ソレイユ]
箸と団子?▼
[アクア]
ええ。それを口にくわえて、
声帯の使い方を学ぶの。▼
[ソレイユ]
へえーっ!
それならどっちも屋台にあるよ!▼
[アクア]
それじゃ、賊を倒したら始めましょう。
もちろん歌の次は踊りの練習ね。▼
[ソレイユ]
わかった! 今日は歌って踊れる、
かっこいいあたしへの第一歩だね!▼
これから頑張っちゃうからよろしくね!
母さんっ!▼

エポニーヌ

[アクア]
エポニーヌ。お祭りが再開したら、
特訓を始めるわよ。▼
[エポニーヌ]
へ? 特訓?
いやよそんなモノ。▼
お祭りの日ぐらいは
普通に楽しませてほしいわ。▼
[アクア]
ダメよ。
お祭りの日だからこそ、特訓なのよ。▼
だってあなた…
お祭りに集まった男の人で空想する気でしょ。▼
[エポニーヌ]
ぎくっ。▼
[アクア]
よからぬ空想でニヤニヤできないように…▼
あなたには健全な歌を唄ってもらいます。
これが今日の特訓よ。▼
[エポニーヌ]
…………▼
[アクア]
待って。
逃がさないわよ。▼
[エポニーヌ]
ぐえっ! う、動けない…
ナニよこれ!▼
母さんいつの間にこんなワザを…▼
[アクア]
こんなこともあろうかと、
あなたのお父さんから教わっておいたの。▼
母さんは本気であなたのことが心配なのよ。▼
[エポニーヌ]
娘を拘束するような
親のほうが心配よ…▼
[アクア]
…何か言った?▼
[エポニーヌ]
う、ううん。なんでもないわ。▼
わかった。唄えばいいんでしょ。
その健全な歌っていうのを。▼
[アクア]
よかったわ…
わかってくれて。▼
今日は新しい楽譜を持ってきたの。
とりあえず、渡しておくわね。▼
[エポニーヌ]
えーと、なになに…▼
…ちょっと待って。▼
これ、音符が多すぎるわ。
こんなの読めないわよ。▼
[アクア]
大丈夫よ。慣れればこのくらい、
どうということはないわ。▼
[エポニーヌ]
慣れればって言われても…▼
こんな絡み合うような音符たちに、
どうやって慣れれば…▼
…………▼
ハッ!!
楽譜が別モノに見えてきたわっ!▼
…複雑に絡み合う音符たち…▼
彼らはときに艶めかしく…
ときに大胆に…▼
…そして、渦巻く愛情と嫉妬…▼
はあ、はあ…イイわ…
とってもイイ…!▼
[アクア]
何をブツブツと言っているの?
違う楽譜に変えたほうがいいかしら?▼
[エポニーヌ]
う、ううん!
これでいいわ!▼
ていうか、これがいいっ!!▼
[アクア]
そう、よかったわ。▼
何が起きたのか知らないけど…
やる気が出たのはいいことね。▼
[エポニーヌ]
ええ、とってもヤる気がでたわ!
母さん、あたし、がんばれそう!▼
お祭りが再開したら、よろしくお願いします!
とりあえず戦いながら発声練習からね!▼

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Last-modified: 2020-08-28 (金) 16:15:30