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モズメの会話

リンカ

会話1

[モズメ]
あっ!
リンカさんや!▼
[リンカ]
モズメ、か。▼
[モズメ]
あの、リンカさんって
炎の部族の族長の娘なんよね?▼
[リンカ]
ああ、そうだ。
それがどうかしたか?▼
[モズメ]
じゃあ、族長のことに詳しいやんな?
やっぱり、炎の部族の族長さんって強いん?▼
[リンカ]
ああ。とんでもない強さだ。
今のあたしでも勝てるかどうかわからない。▼
[モズメ]
はぁ、そんなに強いんや。
あたいの村の村長さんとどっちが強いやろ?▼
[リンカ]
そ、そんなのは比べるまでもない!
炎の部族の族長の圧勝だ!▼
[モズメ]
でも、あたいのとこの村長さんも
芋を掘るのがえらい早かったけどな。▼
[リンカ]
い、芋掘りなど関係あるか!▼
[モズメ]
芋掘りをバカにしたらあかんよ。
あれは結構、体力を使うんやから。▼
炎の部族の族長さんは芋掘り早いん?▼
[リンカ]
族長は芋など掘らん!▼
[モズメ]
あはは、じゃあ村長さんの方が
強いかもしれへんやん。▼
[リンカ]
そこまで言うなら
今度、その村長とやらを連れてこい!▼
族長を出すまでもない!
あたしが相手になってやるぞ!▼
[モズメ]
…………▼
[リンカ]
どうした?
急に黙りこくって…▼
[モズメ]
…………▼
[リンカ]
あっ、モズメ!?▼
…あっ。そうか。
あいつの村は、もう…▼
…悪いことを言ってしまったな。▼

会話2

[モズメ]
…………▼
[リンカ]
モズメ、さっきはすまなかった…▼
[モズメ]
リンカさん…▼
ええよ。
あたいは気にしてないから。▼
[リンカ]
しかし…▼
[モズメ]
リンカさんは何も悪くない。
あたいが意地になってしもたんよ。▼
族長と村長って響きが似てるやんな。
それで色々と思い出してしもてなあ…▼
[リンカ]
響きだけだはない。(原文ママ)
族長も村長も役割は同じだ。
規範を示し、村のみんなを束ねる者。
村には欠かすことのできない重要な人だ。▼
[モズメ]
リンカさん…▼
[リンカ]
モズメは村長を尊敬していたのだな。
さっきの話しぶりでそれがわかったぞ。▼
[モズメ]
うん。ほんまに優しくて、
みんなから頼りにされている村長さんやった。▼
[リンカ]
モズメ、もっと詳しく聞かせてくれないか?▼
[モズメ]
村長さんのことを?▼
[リンカ]
ああ、そうだ。▼
モズメが尊敬している人の話だからな。
話を聞けば学べることも多いと思う。▼
[モズメ]
あはは。
でも、すごく長く話してまうかもしれん。▼
[リンカ]
それでもかまわない。
戦いの後でゆっくり聞かせてくれ。▼
[モズメ]
リンカさんって…
すごく優しい人なんやな。▼
[リンカ]
そ、そんなことはない!
話を聞くのはあくまで自分の勉強のためだ!▼
[モズメ]
ふふふ。
ありがとうな、リンカさん。▼

カゲロウ

会話1

[モズメ]
…なあ、カゲロウさん。▼
[カゲロウ]
なんだ?▼
[モズメ]
ちょっと、あんたの襟巻きを
見せてもらってもええやろか?▼
[カゲロウ]
ああ、構わないが…▼
[モズメ]
…………▼
このお香の匂い…
やっぱりや…▼
あんた昔、あたいの村にきたことあるやろ?▼
[カゲロウ]
モズメの村に?▼
[モズメ]
せや、忘れもせん。
あの夏の夜…▼
村のみんなと畑仕事に行った帰り、
賊に襲われたことがあってな。▼
そしたら一人のくノ一が現れて、
その賊を退治してくれた。▼
そして、何も言わずに去っていったんや。▼
真っ暗で、くノ一の顔はよく見えんかった。
でもこの匂いだけは覚えとる。▼
[カゲロウ]
ああ、あれはお前の村だったのか?
確かに、任務の帰り…▼
賊が村人を襲っているところに
遭遇したことがある。▼
そして、私はその賊を殲滅した。▼
[モズメ]
やっぱりそうやったんや…!
また会えて、感激や!▼
ほんま、あのときはおおきに!!▼
あんたのおかげであたいらは助かったんや。
みんなすごく感謝してたんやで?▼
[カゲロウ]
いや、私は当然のことをしたまで。
お礼を言われるほどのことではない。▼
[モズメ]
もう…
ほんま、かっこええんやから…▼
このお礼は、
絶対にさせてもらうからな。▼

会話2

[カゲロウ]
モズメ、これはなんだ?
南瓜に、葉野菜に、牛乳まで…▼
[モズメ]
ああ、カゲロウさん。
これはあんたのための食材や。▼
戦闘が終わったら、
あんたに料理を作ろうと思って…▼
こうしてちょっとずつ材料を調達
してるんやで。▼
[カゲロウ]
本当に礼など要らぬと言っているのに…▼
[モズメ]
なあ、この野菜、見覚えあるやろ?▼
偶然、屋台にあったから
お金を置いて、わけてもらったんよ。▼
[カゲロウ]
いや…見たことはないが…▼
[モズメ]
あんたが倒してくれた賊は、
この野菜が目当てやったんや。▼
でもあんたのおかげで
盗られずにすんだんやで。▼
[カゲロウ]
そうだったのか。▼
[モズメ]
だから今日は、その恩返しに
この野菜を使って料理を贈るわ。▼
みんなには内緒やで?▼
[カゲロウ]
…………▼
いやしかし…私は本当に、
礼をしてもらうような立場ではないのだ。▼
むしろ逆で…礼をするべき
立場なのかもしれぬ…▼
[モズメ]
え、どういうこと?▼
[カゲロウ]
…昔、お前の村の近くを通ったとき、
私は熊に襲われた。▼
戦闘で疲れ切っていた私は、
身動き一つ取れずに立ちすくんだのだ。▼
死を覚悟したとき、
一人の人物が現れて、熊を退治してくれた。▼
暗闇でよく見えなかったが、
その人物は髪飾りをしていてな…▼
それが、まさにお前がつけている、
その花の髪飾りだった。▼
[モズメ]
…あ、ああ…
そんなこと、あった気がするわ。▼
あたい、こう見えて熊を倒すのは得意でな。
あのときも一撃で倒したんちゃう?▼
…でも熊の隣にいた人が誰かわからなくて、
怖くて、熊だけ倒してその場から逃げたわ…▼
[カゲロウ]
やはり、そうだったか。▼
あのときはお礼が言えなかった。
改めて言わせてほしい。▼
ありがとう。
私こそ、命を救ってもらったのだ。▼
[モズメ]
やめてーな。たいしたことじゃないし、
そもそもこっちこそ「ありがとう」なんやから。▼
[カゲロウ]
…知らぬところで偶然、互いに助け合っていた…
私たちは不思議な関係だな。▼
[モズメ]
ほんまやね。▼
[カゲロウ]
…あのときのお礼と言ってはなんだが、
このお香を…受け取ってくれ。▼
[モズメ]
わあ、感激や! ありがとう!
これを焚いて、料理がんばるわ!▼
[カゲロウ]
いいや、一人ではさせないぞ。
私にも手伝わせてくれ。▼
こういうときも助け合う。
私たちの関係らしくていいじゃないか。▼

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Last-modified: 2023-08-13 (日) 07:48:42
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