ジョーカーの会話 †
ゼロ †
会話1 †
- [ゼロ]
- なあ、ジョーカー。▼
- [ジョーカー]
- …ゼロか。▼
- [ゼロ]
- 今日はイイ夜だ…▼
月が妖しく輝き、
路地裏からは誰のものとはわからない叫び声…▼
- [ジョーカー]
- …………▼
- [ゼロ]
- こんな夜は気持ちが昂ぶる。▼
どうしようもなく
自分を解放してしまいたくなる…▼
お前もそう思うだろ、ジョーカー?▼
- [ジョーカー]
- いや、思わん。
じゃあな。▼
- [ゼロ]
- 待て。
そっけなさ過ぎるだろ。▼
- [ジョーカー]
- ああ。俺はお前にそっけない。
じゃあな。▼
- [ゼロ]
- まあ聞け…俺は嫌いじゃないぜ。
お前のそういう冷たい態度。▼
いいか、ジョーカー。
今日は特別な夜だ。▼
この祭りでは身分も立場も関係なく、
楽しく語り合うことができるらしい…▼
だから、大いに語ろうぜ。
闇より深い夜に包まれながら…▼
- [ジョーカー]
- 拒否する。▼
そもそも俺とお前に立場の違いなどない。
人格は俺の方が上だがな。▼
てめぇは黙って敵と戦え。
じゃあな。▼
- [ゼロ]
- …ふっ。
相変わらず面白い奴だ。▼
ああいう奴の苦しむ顔は
スゴく魅力的なんだよな。▼
なんとかして拝めないものかねえ…
あいつの屈辱に濡れたカオを。▼
会話2 †
- [ジョーカー]
- …うう…▼
- [ゼロ]
- ん?
苦しんでいるのか?▼
- [ジョーカー]
- はあ…
もう…俺はだめだ…▼
この世の終わりだ…
死んだほうがましだ…▼
- [ゼロ]
- ジョーカー…
なんて表情をシていやがるんだ…▼
確かに俺はあいつのあんなカオを
見るのを望んでいたが…▼
…まるで達成感がない。▼
というか、あいつをここまで苦しめるとは。
さすがにナニがあったか気になるな。▼
おい、ジョーカー。
何をそんなに苦しんでるんだ?▼
- [ジョーカー]
- …お前には関係ない。
黙って失せろ。▼
- [ゼロ]
- へぇ…それならそれでいい。
陰からお前の苦しむカオを眺めてやるよ。▼
隅から隅まで…
余すトコロなく、じっくりとな…▼
- [ジョーカー]
- ちっ。
性根の悪い奴め。▼
わかった。
心底面倒だから特別に教えてやる。▼
俺は…さっき出店で買った、
カムイ様用の茶葉を、▼
あろうことか戦闘中に
どこかに落としちまったんだよ…▼
- [ゼロ]
- なんだ。
そんなことで苦しんでいたのか。▼
- [ジョーカー]
- てめえ、なんだとはなんだ!
ぶっとばすぞ!▼
俺はカムイ様のあの素晴らしい
笑顔を見れる機会を失ったんだぞ…▼
あんな貴重な茶葉、きっともう手に入らない…
これ以上の苦しみがあるか…?▼
あの茶葉で紅茶をお入れしたら…
必ず喜んでくださったはずなのに!!▼
- [ゼロ]
- その茶葉というのは
この趣味の悪いカタチの箱か?▼
- [ジョーカー]
- な、なぜお前がそれを持っている!?▼
- [ゼロ]
- さっき、お前が落としたのを拾ったんだ。▼
- [ジョーカー]
- か、返せ!▼
- [ゼロ]
- ふーん…そう来るか。
吐く台詞が違うんじゃないか?▼
モノを拾ってくれた恩人に対しての
言い方ってもんがあるだろう…?▼
- [ジョーカー]
- ぐっ…▼
…ひ、拾ってくださって…
ありがとうございます…▼
どうかそれを…
俺に返してください…▼
- [ゼロ]
- …まあまあだな。▼
だが、その屈辱的なカオ…
とんでもなく気分がイイぜ。▼
- [ジョーカー]
- もういいだろ!!?
さっさと返せよ、性悪男!!!!▼
- [ゼロ]
- …この茶葉を燃やしちまえば
もっと苦しむ顔が見れるかもな。▼
- [ジョーカー]
- !! やめてください!
お願いします…▼
- [ゼロ]
- ふっ。そこまで言うなら返してやろう。
もう十分、お前の苦しむところは見れたしな。▼
なかなかイイ声だったぜ…?
ほらよ。▼
- [ジョーカー]
- …よし。
茶葉の安全は確保した。▼
てめえ…調子に乗りやがって!
敵を殲滅し終わったら覚悟しておけよ!?▼
言っておくが、俺はこのまま終わらない。
今度はお前が苦しむ番だからな!▼
- [ゼロ]
- へぇ…
こいつは面白くなりそうだ。▼
いいぜ。その誘い乗ってやる。
俺をどう苦しめるのか、見ものだな…?▼
フランネル †
会話1 †
- [フランネル]
- うわっ! やっべー!
お宝が山のようにあるじゃねえか!▼
- [ジョーカー]
- おい、フランネル。
ゴミ箱を漁るんじゃねえ。▼
- [フランネル]
- なんでだよ、ジョーカー!
お宝がいっぱい眠ってるんだぞ!▼
- [ジョーカー]
- お前のそのゴミを漁る無様な姿は
飼い主であるカムイ様の評判を落とす。▼
そんなことは俺が許さねえ。▼
- [フランネル]
- 飼い主!? ばかにするな!
俺は誰にも飼われてねえ!▼
…あれ?
飼われて…ないよな?▼
でも、毎日決まった時間にメシをくれるし…
一緒に散歩に出かけることもある…▼
も、もしかして…
俺は飼われてたのか!?▼
- [ジョーカー]
- …………▼
- [フランネル]
- 狼なのに!
俺、気高い狼なのに!▼
うわーーーん!▼
俺、仲間のつもりだったのに!
そんなのあんまりだぁぁぁぁぁ!▼
- [ジョーカー]
- …………▼
勝手に一人で盛り上がって
どこかへ行ってしまったな。▼
…………▼
号泣しやがって。
情けないやつだ。▼
…………▼
…俺が悪いのか?▼
…………▼
ちっ、面倒くさい
…どこに行ったんだ。▼
会話2 †
- [フランネル]
- うううっ…
俺は気高い狼なんだ…▼
誰も俺を…
飼うことなんてできねえぞ…▼
うううっ…▼
- [ジョーカー]
- フランネル、ここにいたのか。
探したぞ。▼
- [フランネル]
- ジョーカー!?▼
ち、近寄るんじゃねえ!
俺はもうガルーの山に帰る!▼
- [ジョーカー]
- …道はわかるのか?▼
- [フランネル]
- わ、わからない…けど、
カムイに頼ったりなんかしないぞ!▼
俺は誰にも飼われない!
野生の気高い狼に戻るんだ!▼
- [ジョーカー]
- はあ…
誰もお前を飼ってなどいない。▼
- [フランネル]
- で、でも、お前が言ったじゃねえか…
カムイが俺の飼い主だって…▼
- [ジョーカー]
- あれは言葉のあやだ。
…傷つけたならすまん。▼
- [フランネル]
- でも、でもでもでも!
メシが決まった時間に出てくるぞ!▼
- [ジョーカー]
- 集団で暮らしてるんだ。
当たり前のことだろう。みんな同じだ。▼
- [フランネル]
- …あれ?
確かに言われてみればそうだな…▼
じゃあ、俺…
誰にも飼われないのか!?▼
- [ジョーカー]
- 当たり前だ。
お前を飼えるものなどこの世に一人もいない。▼
お前は気高き、
ガルーの一族だからな。▼
- [フランネル]
- ジョーカー…!▼
ああ、その通りだぜ、ジョーカー!
ワオーーーーーーーン!!▼
俺、何か勘違いしちまったみたいだな!
危うく仲間の下を離れるところだったぜ!▼
- [ジョーカー]
- 誤解が解けたならそれでいい。
さっさと戦いに戻りやがれ。▼
- [フランネル]
- ああ!
ありがとな、ジョーカー!▼
- [ジョーカー]
- ふっ。
単純なやつだ。▼
それでもまぁ…
頼りになる仲間ではあるな。▼
今度、褒美に骨でも買ってやるか。
薄汚れた感じの。▼
フローラ †
会話1 †
- [ジョーカー]
- フローラ、ちょっといいか。
ずっと言おうと思っていたことがあるんだ。▼
- [フローラ]
- …えっ? な…何よ…▼
- [ジョーカー]
- 言わずに我慢していようかと思ったが、
そろそろ限界のようでな。▼
今日ははっきり言わせてもらおうと思う。▼
- [フローラ]
- …………▼
な、な、な、なに?
何を言いたいの?▼
- [ジョーカー]
- …フローラ。お前の気持ちは、
俺にしっかり届いているぞ。▼
- [フローラ]
- …………▼
ええーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?▼
えっ? えっえっ!?
ちょ、ちょっと待って! ちょっと待って!!▼
ダメダメ! それはダメ!
困る! 急ぎすぎる! 急展開すぎるわ!!▼
- [ジョーカー]
- お前らしくない取り乱しよう…
やはり自覚があるのか。▼
- [フローラ]
- えっ?▼
- [ジョーカー]
- …フローラ。
お前、俺のこと…▼
- [フローラ]
- …あなたのこと…▼
- [ジョーカー]
- 嫌いだろう?▼
- [フローラ]
- …はい?▼
- [ジョーカー]
- はっきり言え。お前の悪意は
しっかりと俺に伝わってきている。▼
お前の嫌がらせには我慢の限界なんだ。▼
- [フローラ]
- 嫌いだなんて…
そ、そ、そんなわけ…▼
- [ジョーカー]
- 嘘をつくな。▼
お前、いつも俺の皿にだけ
キノコを多く盛りつけるだろう。▼
- [フローラ]
- …え、あ…そ、そう?
気のせいじゃなくて?▼
- [ジョーカー]
- 気のせいであるものか。▼
俺がキノコを大嫌いなことを知ってて、
俺が苦しむ姿を見て…楽しんでいるんだろう?▼
- [フローラ]
- キ、キ、キノコが嫌いって…
で、でも、あなたは…▼
- [ジョーカー]
- とりあえず、もう二度とやるなよ。
いいな、これは真剣な忠告だ。▼
- [フローラ]
- ちょ…ちょっと待って…▼
ちょっと待ってーーーーーーーーーっ!!▼
会話2 †
- [フローラ]
- ジョーカー!
あなた、いつからキノコが嫌いになったのよ?▼
- [ジョーカー]
- はあ?
いつからって、生まれた時からだ。▼
- [フローラ]
- そんなはずないわ!
だってあなた、言ってたじゃない…▼
…以前、カムイ様と一緒に
キノコ料理をおいしそうに食べていて…▼
「キノコ、大好きなんですよ」って…
言ってたじゃない…▼
だから私は…てっきり…▼
- [ジョーカー]
- …………▼
ああ、そういうことだったのか…▼
…いや、あれはカムイ様が
おいしいからと分けてくださったからだ。▼
嫌な顔をして、カムイ様の
気分を害したくなかった。▼
- [フローラ]
- え…▼
- [ジョーカー]
- 俺は昔からキノコが大嫌いでな…▼
今日の屋台で売られているものだって、
香りをかぐだけで気分が悪くなる。▼
- [フローラ]
- …そ、そうだったのね…
そうとは知らず…ごめんなさい…▼
- [ジョーカー]
- いや、俺こそすまなかった…▼
無駄な勘違いをさせてしまったことと、
無礼な言葉を詫びたいと思う。▼
- [フローラ]
- ううん、いいの。
じゃあ念のため、聞いておいていい?▼
あなたは、何が好きなの?▼
- [ジョーカー]
- そうだな…
俺が好きなのは、フ…▼
- [フローラ]
- !?▼
フローラ!?▼
- [ジョーカー]
- 何?
何か言ったか?▼
- [フローラ]
- いえいえいえいえいえ!
なんでもないわ!▼
- [ジョーカー]
- 俺が好きなのは、フルーツ全般だ。▼
- [フローラ]
- …フ、フルーツ全般ね。
わ、わかったわ。▼
今度フルーツが余ったときは
あなたのお皿に多めに入れておく…▼
- [ジョーカー]
- 別にそんなことしなくていい。
何か企んでるのかよ?▼
- [フローラ]
- …い、いえ…特に意味なんてないのよ?
ただ、ほら…そう…これまでのお詫びに…▼
- [ジョーカー]
- …ああ。いや、余ったときは
隊の連中にまわしてやれ。▼
戦況は刻一刻と深刻なものになってきている。
隊の主力の腹に入れてやるべきだ。▼
- [フローラ]
- …え、ああ…
そうよね…▼
- [ジョーカー]
- 隊が力を出し切れるかどうかは、
俺たちバトラーやメイドの世話にかかっている。▼
これからも協力していくぞ。▼
俺はお前を信頼している。
有能で切れ者のお前のことをな。▼
同じ立場の使用人として、
尊敬しているところも多い…▼
これからもお前がいてくれたら
心強い。▼
- [フローラ]
- …………▼
- [ジョーカー]
- どうした?▼
- [フローラ]
- …珍しいと思って。
ジョーカーが人を褒めるなんて。▼
- [ジョーカー]
- 褒める? ふざけるな。
俺は思ったことを言ったまでだ。▼
- [フローラ]
- …ありがとう。▼
そうね…私たちがしっかり支えないと、
みんな、がんばれないわ。▼
これからは今までよりも、
もっともっと協力していきましょう。▼
私も頼りにしているわ、ジョーカー。▼
これからも、よろしくね。▼
- [ジョーカー]
- ああ。▼
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- フローラってジョーカー好きやったっけ?(笑) --
- 亀レスだけど暗夜8章でそういう描写がる --
- ↑フローラとの戦闘時、専用台詞もありますよね --
Last-modified: 2020-08-07 (金) 11:19:40