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会話集/章別会話/絶望の未来3
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*オープニングシナリオ [#u6710c85]
:[ナーガ]|…よく来てくれました、~
異界の戦士たち。▼~
:[クロム]|俺たちを呼んだという事は…~
あの世界が危ないんだな?▼~
:[ナーガ]|そうです。以前あなたたちの救った~
8人の子供たちよりも少し早く…▼~
宝玉と台座を手にした3人が~
姫君と再会を果たしました。▼~
ですが彼らに残された時間は~
もう後僅か。▼~
このままでは邪竜の手にかかり、~
姫君もろとも殺されてしまう運命…▼~
姫君を失った世界には~
もはや滅びの運命が待つのみです。▼~
どうか…~
あの世界を助けてくれませんか。▼~
:[クロム]|大丈夫だ。~
俺たちが絶対に救ってみせる。▼~
:[ナーガ]|…ありがとう。~
異界の戦士たち。▼~
それでは、今からあなたたちを~
終末の世界へと飛ばします。▼~
以前もお話ししましたが…▼~
今から飛ぶ世界は、~
あなたたちの世界とよく似た世界。▼~
もしかしたら、あなたたちの大切な者と~
同じ存在に出会うかもしれません…▼~
もし勇気づけてやりたいのならば、~
近くで戦ってあげて下さい。▼~
:[クロム]|あぁ、わかった。▼~
:[ナーガ]|…おそらくこれが、あの世界での~
最後の戦いとなるでしょう…▼~
神竜の巫女を失ったあの世界で、~
この干渉が実を結ぶかはわかりません…▼~
それでも私は…信じています。▼~
邪竜の中に眠る、~
僅かに残る希望の灯を。▼~
そして、あなたたちの起こす、~
絶望を越える奇跡を。▼~
さぁ、異界の戦士たちよ…~
どうか世界の運命を…変えて下さい。▼~
*戦闘中 [#n0b78a45]
**1ターン目開始前 [#u585cbac]
***マイユニット(男性・僕) [#p51c5aa0]
:[ルキナ]|3人とも、~
よく戻ってきてくれました…!▼~
:[セレナ]|ルキナも無事で良かったわ。▼~
はい、台座と宝玉!~
苦労したんだから、感謝しなさいよね?▼~
:[ロラン]|恩着せがましいですよ、セレナ。~
もっと普通に渡したらどうですか。▼~
:[セレナ]|なによ! どう渡したっていいでしょ!?~
あんたも嫌みったらしいわね!▼~
:[ルキナ]|…うふふ、相変わらずですね。~
何だか安心しました…▼~
宝玉と台座を取り返してくれて、~
本当にありがとうございます…!▼~
:[ジェローム]|これからは肌身離さず持っていろ。▼~
いつ宝玉が揃っても…~
すぐに儀式に向かえるように。▼~
:[ルキナ]|はい…!▼~
:[セレナ]|ところで、こっちの様子はどうだった?~
国の人たちは無事?▼~
:[ルキナ]|あ…はい、国の民たちは、~
被害も少なく…▼~
…………▼~
:[セレナ]|? ルキナ?▼~
:[ルキナ]|…っ、すみません…!~
実は、チキさんが…!▼~
:[セレナ]|え…!?▼~
:[ジェローム]|…神竜の巫女に、~
何かあったのだな。▼~
:[ルキナ]|はい…城に侵入してきた敵の手から~
私を庇って、チキさんは…!▼~
すみません…私がしっかりしていれば、~
こんなことには…!▼~
:[ロラン]|…ルキナは悪くありませんよ。~
あなたの命があっただけでも、良かった…▼~
:[セレナ]|辛かったわね、ルキナ。~
そんな時に独りにして…悪かったわ。▼~
:[ルキナ]|…いえ。~
すみません、取り乱して…▼~
でもチキさんは最期に、人はまだ~
負けていないと言って下さいました。▼~
それに、みんなはきっと~
無事でいるから…信じていてと。▼~
現にこうやって、~
3人は戻ってきてくれました。▼~
ですから、残りのみんなも~
きっと大丈夫。▼~
私は、そう信じています。▼~
:[ジェローム]|そうだな…私も信じている。▼~
皆が無事に戻ったら~
すぐにでも覚醒の儀を行うために、▼~
虹の降る山に向かうぞ。▼~
:[ロラン]|…あの地にも既に~
屍兵がはびこっているでしょうね。▼~
もし戦闘になったら、敵は僕たちに任せて~
ルキナはまっすぐ祭壇に向かって下さい。▼~
:[セレナ]|覚醒の儀ができたら~
あとはこっちのもんよ!▼~
ギムレーなんかやっつけて、~
世界に平和を取り戻すんだから!▼~
:[ルキナ]|みんな…~
ありがとうございます。▼~
:|'''(暗転)'''
:[ギムレー]|…何やら楽しい計画を~
練っているようだね?▼~
:[ルキナ]|誰!?▼~
:[ギムレー]|…我は、ギムレー。▼~
破滅と滅亡の竜…▼~
久しぶりだね、ナーガの子。~
神竜の巫女を屠った時以来かな?▼~
:[ルキナ]|そんな…!~
じゃあ、チキさんを殺したのは…!▼~
:[ギムレー]|あぁ。この僕だ。▼~
お前の代わりとはいえ、神竜の巫女を~
始末できたのは好都合だったよ。▼~
…もう少しすれば、いよいよ~
この世界を滅ぼすことができる。▼~
だけど、君たちが宝玉と台座を~
持ち出してくれたおかげで▼~
祭壇に集まる力の量が~
減ってしまった。▼~
バラバラに安置しているとはいえ、~
あれには強大な力が宿っている。▼~
早く返してもらわないと困るんだ。~
…さあ、宝をこちらへ寄越せ。▼~
:[ルキナ]|…それはできません。▼~
:[ギムレー]|なぜだい? 君たちが~
持っていても仕方ないだろう。▼~
残りの宝玉は、~
もう戻ってこないというのに。▼~
:[ジェローム]|宝玉が戻らない…?~
…あいつらが、死んだとでも言うのか。▼~
:[ギムレー]|そうだよ。君たちの仲間は~
我が教団の最強の駒に始末を命じた。▼~
残念ながらもう生きてはいまい。▼~
:[ジェローム]|最強の駒だと…?~
だが、結末を見たわけではないのだろう?▼~
死んでいるのは、~
お前の駒の方かもしれんぞ。▼~
:[セレナ]|そうよ…あいつらが死ぬわけない!▼~
殺したって死ぬはずないのよ!▼~
あたしたちは、あんたなんかの~
言葉に惑わされないんだから!▼~
:[ロラン]|それに、彼らが死んだことに対して~
何の根拠も証拠もない。▼~
到底信用できるはずがありません。~
…脅しとしては三流以下ですね。▼~
:[ギムレー]|…………▼~
では、宝はどうしても~
渡さないと言うんだね?▼~
:[ルキナ]|…はい。▼~
:[ギムレー]|…仕方ないね。~
あまり力を使いたくは無かったんだけど…▼~
:|'''(暗転)'''
:[ルキナ]|うあああああぁっ!!▼~
くっ…!~
みんな…大丈夫ですか!?▼~
:[ギムレー]|次は確実に仕留める。~
さぁ、台座と宝玉を渡せ!▼~
:[ルキナ]|いやです!!▼~
:[ギムレー]|へぇ…? 逆らうんだね。~
じゃあ君から死んでもらうよ!▼~
:[セレナ]|…っ!~
死なせないわ、ルキナ…!▼~
:[ルキナ]|!? セレナ…?▼~
:[ギムレー]|何の真似だい?▼~
:[セレナ]|ルキナ…あんたへの攻撃は、~
あたしが代わりに受け止めてあげる!▼~
だから…~
だからその隙に逃げなさい!!▼~
:[ルキナ]|セレナ!? だ、だめです!~
そんなことしたら、あなたが…!▼~
:[セレナ]|馬鹿じゃないの!?▼~
あんたが死んだら、この世界が~
どうなるかわかってんでしょ!?▼~
:[ルキナ]|…それは…▼~
:[セレナ]|…母さんがよく言ってたのよ。▼~
王族を守るのは~
天馬騎士団の務めだ、って。▼~
あたしは天馬騎士団じゃないけど…~
きっと母さんなら…母さんならこうしたわ!▼~
世界を救うために、~
ルキナを死なせるわけにはいかないのよ!▼~
:[ギムレー]|なかなか小賢しい真似を~
してくれるね?▼~
けど、君みたいな小娘ひとり、~
盾の代わりにもならないよ。▼~
優秀だった君の母親を真似たところで、~
君が役立たずであることに変わりは無いんだ。▼~
:[セレナ]|………っ!!▼~
:[ロラン]|…僕はセレナが~
役立たずであるなどとは思いません。▼~
:[セレナ]|ロラン!?▼~
:[ロラン]|彼女はこの世界を救うために、~
今できうる最良の方法を取りました。▼~
僕もそれに賛同します。▼~
力を合わせて攻撃を防げば、▼~
ルキナ一人ぐらい~
逃げる隙は作れるかもしれません。▼~
:[セレナ]|馬鹿ね、ロラン。~
あんたまで死ぬことないのに。▼~
:[ロラン]|ただの情で~
残ったわけではありませんよ。▼~
ルキナを逃がすのなら~
1人より2人の方が勝率が上がるでしょう?▼~
…それだけのことです。▼~
:[セレナ]|あんたほんっとに~
素直じゃないわね…▼~
でもまぁ、~
そういうことにしといてあげるわ。▼~
:[ロラン]|ありがとうございます。▼~
:[セレナ]|…ふふ。▼~
:[ジェローム]|…………▼~
:[ジェローム]|…私もここに残ろう。▼~
:[セレナ]|ジェローム…▼~
:[ジェローム]|先程の理論で言うと~
2人より3人…▼~
いや、3人と1頭のほうが、~
勝率は上がるだろう?▼~
:[ロラン]|! いいんですか、ジェローム。~
ミネルヴァまで…▼~
:[ジェローム]|…ミネルヴァも、ルキナを~
逃がすために戦いたいと言った。▼~
それに…こいつはもう、~
相棒と死に別れるのは嫌なんだそうだ。▼~
今度こそ、最期まで共に在りたいと…~
そう…言っていた。▼~
:[ロラン]|…そうですか。▼~
:[ジェローム]|…ルキナ。~
後のことを任せる形になって、すまない。▼~
あいつらと…残りの仲間と、~
絶対に合流するんだぞ。▼~
:[ルキナ]|そんな…~
セレナ、ロラン、ジェローム…!▼~
:[セレナ]|なにぐずぐずしてんのよ!~
早く行きなさいよ! ルキナっ!!▼~
:[ロラン]|ルキナ!▼~
:[ジェローム]|ルキナ…!▼~
:[ルキナ]|……!!~
こんな…こんなことって…!▼~
…世界を救うためには、みんなを~
犠牲にして逃げるしかないんですか!?▼~
私にもっと力があれば…~
みんなを守れる力があれば!!▼~
私は…私はもう…~
誰にも死んで欲しくないのに!!▼~
:[ギムレー]|ははははは!~
なかなか見物だね?▼~
どうするんだい、ナーガの子。▼~
仲間を見捨て、~
少しばかり己の死期を延ばすかい?▼~
それともここに残り、~
仲間たちの努力を無にするかい?▼~
僕はどちらでも構わないよ!?~
所詮結果は同じことだ!▼~
:[ルキナ]|…っ!▼~
:[ギムレー]|…いいか、人は負けた。~
人に未来など無い。▼~
お前の父も母も…死んだ。▼~
そして、お前も…▼~
―――死ぬ!!!!▼~
:[???]|…そうはさせるか!!▼~
:[ギムレー]|!!?▼~
:|'''(暗転)'''
:[ルキナ]|!? なに…?~
ファルシオンが、光ってる…?▼~
それに…~
それに、あの声は…!!▼~
:[???]|…しっかりするんだ!!▼~
俺たちがお前の力になる!~
お前たちは誰ひとり、死なせはしない!▼~
:[ギムレー]|まさか…あいつは葬ったはずだ!▼~
この僕が! この手で!!~
ここに存在することなどありえない…!▼~
運命が覆ることなど、~
あるはずがないのに…!!▼~
:[???]|そんなことはない!~
運命は覆せる!▼~
覆してみせる!~
俺たちが…この手で!!▼~
:|'''(暗転)'''
:[クロム]|よし、みんな準備はいいな!?~
これがこの地での最後の戦いだ!▼~
誰も犠牲にすることなく~
終わらせるぞ!!▼~
:[セレナ]|…な、何なの!?~
一体どこから現れたわけ…!?▼~
:[ロラン]|こちらに攻撃してこない所を見るに、~
敵ではなさそうですが…▼~
:[ジェローム]|…だが、敵の罠ではないとも言い切れん。~
私は騙されたりはせんぞ。▼~
:[ルキナ]|あれは…お父様?~
そんな…そんなまさか…!!▼~
:[ギムレー]|…さては、ナーガの仕業だね…▼~
今更何をしても無駄だと~
わかりきっているはずなのに、▼~
別の世界にまで手出しをするとは、~
小賢しい真似を…!▼~
:[ギムレー]|…まぁいい、非力な虫けらが~
何人増えたところで所詮結果は同じ…▼~
せっかくまた会えたんだ。~
僕の兵たちに歓迎させてあげるよ。▼~
ひと思いに死んでいたほうが~
ましだったと後悔するがいい…▼~
:[クロム]|くっ…屍兵か!!▼~
:[ギムレー]|さぁクロム…君の戦う~
懐かしい姿を、僕によく見せてくれ。▼~
そして昔と同じように…~
僕の元に向かっておいで。▼~
その時はもう一度、~
僕のこの手で…▼~
クッ…ククク…▼~
ハハハハハハハハ…!!!▼~
緑軍の隣に血縁者を待機させると、~
会話が発生することがあります。~
***マイユニット(女性・あたし) [#v613dc8b]
:[ルキナ]|3人とも、~
よく戻ってきてくれました…!▼~
:[セレナ]|ルキナも無事で良かったわ。▼~
はい、台座と宝玉!~
苦労したんだから、感謝しなさいよね?▼~
:[ロラン]|恩着せがましいですよ、セレナ。~
もっと普通に渡したらどうですか。▼~
:[セレナ]|なによ! どう渡したっていいでしょ!?~
あんたも嫌みったらしいわね!▼~
:[ルキナ]|…うふふ、相変わらずですね。~
何だか安心しました…▼~
宝玉と台座を取り返してくれて、~
本当にありがとうございます…!▼~
:[ジェローム]|これからは肌身離さず持っていろ。▼~
いつ宝玉が揃っても…~
すぐに儀式に向かえるように。▼~
:[ルキナ]|はい…!▼~
:[セレナ]|ところで、こっちの様子はどうだった?~
国の人たちは無事?▼~
:[ルキナ]|あ…はい、国の民たちは、~
被害も少なく…▼~
…………▼~
:[セレナ]|? ルキナ?▼~
:[ルキナ]|…っ、すみません…!~
実は、チキさんが…!▼~
:[セレナ]|え…!?▼~
:[ジェローム]|…神竜の巫女に、~
何かあったのだな。▼~
:[ルキナ]|はい…城に侵入してきた敵の手から~
私を庇って、チキさんは…!▼~
すみません…私がしっかりしていれば、~
こんなことには…!▼~
:[ロラン]|…ルキナは悪くありませんよ。~
あなたの命があっただけでも、良かった…▼~
:[セレナ]|辛かったわね、ルキナ。~
そんな時に独りにして…悪かったわ。▼~
:[ルキナ]|…いえ。~
すみません、取り乱して…▼~
でもチキさんは最期に、人はまだ~
負けていないと言って下さいました。▼~
それに、みんなはきっと~
無事でいるから…信じていてと。▼~
現にこうやって、~
3人は戻ってきてくれました。▼~
ですから、残りのみんなも~
きっと大丈夫。▼~
私は、そう信じています。▼~
:[ジェローム]|そうだな…私も信じている。▼~
皆が無事に戻ったら~
すぐにでも覚醒の儀を行うために、▼~
虹の降る山に向かうぞ。▼~
:[ロラン]|…あの地にも既に~
屍兵がはびこっているでしょうね。▼~
もし戦闘になったら、敵は僕たちに任せて~
ルキナはまっすぐ祭壇に向かって下さい。▼~
:[セレナ]|覚醒の儀ができたら~
あとはこっちのもんよ!▼~
ギムレーなんかやっつけて、~
世界に平和を取り戻すんだから!▼~
:[ルキナ]|みんな…~
ありがとうございます。▼~
:|'''(暗転)'''
:[ギムレー]|…何やら楽しい計画を~
練っているようね?▼~
:[ルキナ]|誰!?▼~
:[ギムレー]|…我は、ギムレー。▼~
破滅と滅亡の竜…▼~
久しぶりね、ナーガの子。~
神竜の巫女を屠った時以来かしら?▼~
:[ルキナ]|そんな…!~
じゃあ、チキさんを殺したのは…!▼~
:[ギムレー]|えぇ。このあたしよ。▼~
あなたの代わりとはいえ、神竜の巫女を~
始末できたのは好都合だったわ。▼~
…もう少しすれば、いよいよ~
この世界を滅ぼすことができる。▼~
だけど、あなたたちが宝玉と台座を~
持ち出してくれたおかげで▼~
祭壇に集まる力の量が~
減ってしまったの。▼~
バラバラに安置しているとはいえ、~
あれには強大な力が宿っている。▼~
早く返してもらわないと困るのよ。~
…さあ、宝をこちらへ寄越して。▼~
:[ルキナ]|…それはできません。▼~
:[ギムレー]|どうして? あなたたちが~
持っていても仕方ないでしょう?▼~
残りの宝玉は、~
もう戻ってこないのに。▼~
:[ジェローム]|宝玉が戻らない…?~
…あいつらが、死んだとでも言うのか。▼~
:[ギムレー]|そうよ。あなたたちの仲間は~
我が教団の最強の駒に始末を命じたの。▼~
残念ながらもう生きてはいないわ。▼~
:[ジェローム]|最強の駒だと…?~
だが、結末を見たわけではないのだろう?▼~
死んでいるのは、~
お前の駒の方かもしれんぞ。▼~
:[セレナ]|そうよ…あいつらが死ぬわけない!▼~
殺したって死ぬはずないのよ!▼~
あたしたちは、あんたなんかの~
言葉に惑わされないんだから!▼~
:[ロラン]|それに、彼らが死んだことに対して~
何の根拠も証拠もない。▼~
到底信用できるはずがありません。~
…脅しとしては三流以下ですね。▼~
:[ギムレー]|…………▼~
では、宝はどうしても~
渡さないと言うのね?▼~
:[ルキナ]|…はい。▼~
:[ギムレー]|…仕方ないわね。~
あまり力を使いたくは無かったんだけど…▼~
:|'''(暗転)'''
:[ルキナ]|うあああああぁっ!!▼~
くっ…!~
みんな…大丈夫ですか!?▼~
:[ギムレー]|次は確実に仕留めるわ。~
さぁ、台座と宝玉を渡して!▼~
:[ルキナ]|いやです!!▼~
:[ギムレー]|ふぅん…? 逆らうのね。~
じゃあ、あなたから死んでもらうわ!▼~
:[セレナ]|…っ!~
死なせないわ、ルキナ…!▼~
:[ルキナ]|!? セレナ…?▼~
:[ギムレー]|何の真似?▼~
:[セレナ]|ルキナ…あんたへの攻撃は、~
あたしが代わりに受け止めてあげる!▼~
だから…~
だからその隙に逃げなさい!!▼~
:[ルキナ]|セレナ!? だ、だめです!~
そんなことしたら、あなたが…!▼~
:[セレナ]|馬鹿じゃないの!?▼~
あんたが死んだら、この世界が~
どうなるかわかってんでしょ!?▼~
:[ルキナ]|…それは…▼~
:[セレナ]|…母さんがよく言ってたのよ。▼~
王族を守るのは~
天馬騎士団の務めだ、って。▼~
あたしは天馬騎士団じゃないけど…~
きっと母さんなら…母さんならこうしたわ!▼~
世界を救うために、~
ルキナを死なせるわけにはいかないのよ!▼~
:[ギムレー]|なかなか小賢しい真似を~
してくれるわね?▼~
けど、あなたみたいな小娘ひとり、~
盾の代わりにもならないわ。▼~
優秀だったあなたの母親を~
真似たところで、▼~
あなたが役立たずであることに~
変わりは無いのよ?▼~
:[セレナ]|………っ!!▼~
:[ロラン]|…僕はセレナが~
役立たずであるなどとは思いません。▼~
:[セレナ]|ロラン!?▼~
:[ロラン]|彼女はこの世界を救うために、~
今できうる最良の方法を取りました。▼~
僕もそれに賛同します。▼~
力を合わせて攻撃を防げば、▼~
ルキナ一人ぐらい~
逃げる隙は作れるかもしれません。▼~
:[セレナ]|馬鹿ね、ロラン。~
あんたまで死ぬことないのに。▼~
:[ロラン]|ただの情で~
残ったわけではありませんよ。▼~
ルキナを逃がすのなら~
1人より2人の方が勝率が上がるでしょう?▼~
…それだけのことです。▼~
:[セレナ]|あんたほんっとに~
素直じゃないわね…▼~
でもまぁ、~
そういうことにしといてあげるわ。▼~
:[ロラン]|ありがとうございます。▼~
:[セレナ]|…ふふ。▼~
:[ジェローム]|…………▼~
:[ジェローム]|…私もここに残ろう。▼~
:[セレナ]|ジェローム…▼~
:[ジェローム]|先程の理論で言うと~
2人より3人…▼~
いや、3人と1頭のほうが、~
勝率は上がるだろう?▼~
:[ロラン]|! いいんですか、ジェローム。~
ミネルヴァまで…▼~
:[ジェローム]|…ミネルヴァも、ルキナを~
逃がすために戦いたいと言った。▼~
それに…こいつはもう、~
相棒と死に別れるのは嫌なんだそうだ。▼~
今度こそ、最期まで共に在りたいと…~
そう…言っていた。▼~
:[ロラン]|…そうですか。▼~
:[ジェローム]|…ルキナ。~
後のことを任せる形になって、すまない。▼~
あいつらと…残りの仲間と、~
絶対に合流するんだぞ。▼~
:[ルキナ]|そんな…~
セレナ、ロラン、ジェローム…!▼~
:[セレナ]|なにぐずぐずしてんのよ!~
早く行きなさいよ! ルキナっ!!▼~
:[ロラン]|ルキナ!▼~
:[ジェローム]|ルキナ…!▼~
:[ルキナ]|……!!~
こんな…こんなことって…!▼~
…世界を救うためには、みんなを~
犠牲にして逃げるしかないんですか!?▼~
私にもっと力があれば…~
みんなを守れる力があれば!!▼~
私は…私はもう…~
誰にも死んで欲しくないのに!!▼~
:[ギムレー]|ははははは!~
なかなか見物ね?▼~
どうするつもりかしら、ナーガの子。▼~
仲間を見捨て、~
少しばかり己の死期を延ばす?▼~
それともここに残って、~
仲間たちの努力を無にする?▼~
あたしはどちらでも構わないわよ!?~
所詮結果は同じことだもの!▼~
:[ルキナ]|…っ!▼~
:[ギムレー]|…いいか、人は負けた。~
人に未来など無い。▼~
お前の父も母も…死んだ。▼~
そして、お前も…▼~
―――死ぬ!!!!▼~
:[???]|…そうはさせるか!!▼~
:[ギムレー]|!!?▼~
:|'''(暗転)'''
:[ルキナ]|!? なに…?~
ファルシオンが、光ってる…?▼~
それに…~
それに、あの声は…!!▼~
:[???]|…しっかりするんだ!!▼~
俺たちがお前の力になる!~
お前たちは誰ひとり、死なせはしない!▼~
:[ギムレー]|まさか…あいつは葬ったはずよ!▼~
このあたしが! この手で!!~
ここに存在することなどありえない…!▼~
運命が覆ることなど、~
あるはずがないのに…!!▼~
:[???]|そんなことはない!~
運命は覆せる!▼~
覆してみせる!~
俺たちが…この手で!!▼~
:|'''(暗転)'''
:[クロム]|よし、みんな準備はいいな!?~
これがこの地での最後の戦いだ!▼~
誰も犠牲にすることなく~
終わらせるぞ!!▼~
:[セレナ]|…な、何なの!?~
一体どこから現れたわけ…!?▼~
:[ロラン]|こちらに攻撃してこない所を見るに、~
敵ではなさそうですが…▼~
:[ジェローム]|…だが、敵の罠ではないとも言い切れん。~
私は騙されたりはせんぞ。▼~
:[ルキナ]|あれは…お父様?~
そんな…そんなまさか…!!▼~
:[ギムレー]|…さては、ナーガの仕業ね…▼~
今更何をしても無駄だと~
わかりきっているはずなのに、▼~
別の世界にまで手出しするなんて、~
小賢しい真似を…!▼~
:[ギムレー]|…まぁいいわ、非力な虫けらが~
何人増えたところで所詮結果は同じよ…▼~
せっかくまた会えたんだもの。~
あたしの兵たちに歓迎させてあげる。▼~
ひと思いに死んでいたほうが~
ましだったと後悔するがいいわ…▼~
:[クロム]|くっ…屍兵か!!▼~
:[ギムレー]|さぁクロム…あなたの戦う~
懐かしい姿を、あたしによく見せて。▼~
そして昔と同じように…~
あたしの元に向かって来てちょうだい。▼~
その時はもう一度、~
あたしのこの手で…▼~
クッ…ククク…▼~
ハハハハハハハハ…!!!▼~
緑軍の隣に血縁者を待機させると、~
会話が発生することがあります。~
**ルキナと会話 [#y8412ce8]
***クロム [#w67ca323]
:[ルキナ]|お父様…!~
やはり、お父様なのですね!?▼~
:[クロム]|ルキナ…!~
無事か!?▼~
:[ルキナ]|お父様…! お父様…っ!~
これが幻と言うならそれでもいい…▼~
せめて今だけは~
この幻が消えないでいて…!▼~
:[クロム]|いや、俺は幻ではない。~
だが…お前の本当の父親でもないんだ。▼~
:[ルキナ]|え…?▼~
:[クロム]|…俺は異界と呼ばれる~
別世界からやってきたクロムだ。▼~
だから、~
お前の父親とは別人…なんだ。▼~
:[ルキナ]|別世界の、お父様…~
そうですか…▼~
けれど、こうやってもう一度~
お父様にお会いできて…幸せです。▼~
:[クロム]|そうか…そう言ってくれるか。▼~
:[ルキナ]|お父様…別人であっても、~
あなたは私の大切なお父様です。▼~
その声も、その優しい瞳も、~
私に剣を教えてくれた、逞しいその腕も…▼~
遠い記憶の中のお父様と~
何ひとつ変わりません。▼~
もう会えないと思っていたのに、~
もう言葉を交わせないと思っていたのに…▼~
こんな形で~
お会いできるだなんて…▼~
あぁ…話したいことがたくさんあるのに、~
何も言葉が出てきません…▼~
お父様…~
おとう…さま…っ!▼~
:[クロム]|ルキナ…すまない。▼~
お前をこんな辛い戦いに~
駆り出させてしまったのは、▼~
この世界の俺が死んでしまった事が~
原因なのだろう…?▼~
代わりにはならないかもしれない。~
だが謝らせてくれ…▼~
:[ルキナ]|いいえ…~
お父様は何も悪くありません。▼~
私こそ、こんな世界を~
お父様にお見せして、すみません…▼~
私の力が足りないばかりに、この国を、~
大切な民たちを辛い目に遭わせました…▼~
:[クロム]|いや、~
お前は立派に戦っている。▼~
こんな絶望の世界で、~
諦めないでいてくれて、感謝しているんだ。▼~
それに…後もう少しなんだ。~
もう少しでこの世界は変わる!▼~
俺も手を貸すから、共に戦おう!~
俺が必ず…お前の事を守る!▼~
:[ルキナ]|!!~
や…止めて下さい!▼~
:[クロム]|ルキナ…?▼~
:[ルキナ]|ごめんなさい。~
今の言葉は…とても嬉しいです。▼~
さっきだって~
お父様が来てくださらなければ、▼~
私も仲間たちも~
死んでしまっていたでしょう。▼~
ですが、私はもうこれ以上、~
お父様が戦って傷つくのは見たくない!▼~
昔お父様は今と同じように~
私達を守ると言ってくれた…▼~
そしてそのまま帰らぬ人となった…▼~
異界のお父様とはいえ、私はもう~
これ以上あなたを失いたくないのです!▼~
:[クロム]|そうだったのか…▼~
…だがそれなら尚更、~
もう一度誓わせてくれ…!!▼~
今度こそ必ず…~
ルキナ、お前を守ると!▼~
大事な娘を守り通して、~
父親としての責務を果たさせて欲しい!▼~
:[ルキナ]|ですが、それでは…!▼~
:[クロム]|安心しろ…! もうこれ以上~
俺の娘を泣かせたりはしない…!▼~
:[ルキナ]|!!▼~
…………▼~
…わかりました。▼~
ですが約束して下さい…!~
決して死なないと…!▼~
:[クロム]|ああ、必ず…!~
約束だ…!▼~
:[ルキナ]|ありがとうございます、お父様…~
必ず無事に帰って下さい…▼~
そして…帰りを待っている、~
あなたにとっての本物の娘と…▼~
どうか、今度こそ、~
しあわせに…▼~
***マイユニット(女性・私)と親子 [#yce2a27a]
:[ルキナ]|
お母様…!?▼~
あなたは、やっぱり…!~
でも、どうして…!?▼~
:[ルフレ]|
ルキナ…ルキナなんですね?~
ああ、無事でよかったです…!!▼~
:[ルキナ]|
ち、近づかないで!▼~
:[ルフレ]|
ルキナ…?▼~
:[ルキナ]|
だって…お母様がここにこうして~
いるはずがありません…!▼~
これは、ギムレーが作り出した~
お母様の幻かもしれない!▼~
こうやって私の事を~
たぶらかそうとしているのでは…!?▼~
:[ルフレ]|
…そうですね。~
そう思われても仕方ありません。▼~
これはこの世界で我が子を~
守り切れなかった、▼~
自分自身の責任ですもの…▼~
:[ルキナ]|
こ、この世界…?▼~
:[ルフレ]|
そうです。私は異界から~
時空を超えてきた者。▼~
この世界のルフレとは~
別の存在なんです。▼~
:[ルキナ]|
…………~
:[ルフレ]|
信じなくてもいい。~
信じられなくてもいいんです。▼~
でも・・・私はどんな事があっても~
あなたを守ります!▼~
あなたには幸せになって欲しいんです。~
希望の未来を生きてほしいんです。▼~
そのためなら、私は何でもします。~
母親として、あなたを絶対に守ります!▼~
だってそれが・・・私にできる、~
精一杯のことですから!▼~
:[ルキナ]|
お母様…▼~
…………~
ごめ…なさ……▼~
ごめんなさい、お母様…!▼~
今の言葉が…幻のわけありません!~
あなたは私の、お母様です…!▼~
ううっ…! ううっ…!▼~
:[ルフレ]|
ルキナ…!~
信じて…くれるんですね…!?▼~
:[ルキナ]|
お母様…! お母様…っ!▼~
:[ルフレ]|
ありがとうございます、ルキナ…~
私のことを信じてくれて。▼~
これまで守ってあげられなくて、~
寂しい思いをさせて、ごめんなさい。▼~
そして・・・これからも独りで生きていく~
あなたを助けられない母を許して…▼~
本当にごめんなさい…▼~
:[ルキナ]|
いいえ、お母様…~
こうして会えただけで、十分です。▼~
幼い頃、私を抱きしめてくれたその胸に、~
私を導いてくれたその手に、声に、▼~
そのぬくもりに…~
私はどれだけ焦がれた事か…▼~
これだけで私は、~
これからも強く生きていけます…▼~
:[ルフレ]|
…ルキナ…▼~
:[ルキナ]|
さぁお母様~
もうこれくらいにしましょう。▼~
本当はずっとこうしていたい…~
話したいこともたくさんあるけれど…▼~
私には、やるべき事がある。▼
:[ルフレ]|
ええ…そうですね。~
:[ルキナ]|
お母様。~
協力して…下さいますか?▼~
:[ルフレ]|
もちろんですよ…!~
そのためにここへ来たんですから!▼~
:[ルキナ]|
ありがとうございます、お母様。▼~
その姿…~
目に焼き付けておきます。▼~
いつかお母様が恋しくなった時、~
たまらなく会いたくなった時…▼~
その笑顔を…~
いつでも、思い出せるように。▼~
***マイユニット(女性・あたし)と親子 [#o3d9249e]
:[ルキナ]|お母様…!?▼~
あなたは、やっぱり…!~
でも、どうして…!?▼~
:[ルフレ]|ルキナ…ルキナなのね?~
ああ、無事で良かった!!▼~
:[ルキナ]|ち、近づかないで!▼~
:[ルフレ]|ルキナ…?▼~
:[ルキナ]|だって…お母様がここにこうして~
いるはずはありません…!▼~
これは、ギムレーが作り出した~
お母様の幻かもしれない!▼~
こうやって私の事を~
たぶらかそうとしているのでは…!?▼~
:[ルフレ]|…そうね。~
そう思われても仕方ないわ。▼~
これはこの世界で我が子を~
守り切れなかった、▼~
自分自身の責任だもの…▼~
:[ルキナ]|こ、この世界…?▼~
:[ルフレ]|そう。あたしは異界から~
時空を越えてきた者。▼~
この世界のルフレとは~
別の存在なの。▼~
:[ルキナ]|…………▼~
:[ルフレ]|信じなくてもいい。~
信じられなくてもいい。▼~
でも…あたしはどんな事があっても~
あなたを守るから!▼~
あなたには幸せになって欲しいの。~
希望の未来を生きて欲しいの。▼~
そのためなら、あたしは何でもする。~
お母さんとして、あなたを絶対に守る!▼~
それがあたしにできる…~
精一杯のことだから!▼~
:[ルキナ]|お母様…▼~
…………~
ごめ…なさ……▼~
ごめんなさい、お母様…!▼~
今の言葉が…幻のわけありません!~
あなたは私の、お母様です…!▼~
ううっ…! ううっ…!▼~
:[ルフレ]|ルキナ…!~
信じて…くれるのね…!?▼~
:[ルキナ]|お母様…! お母様…っ!▼~
:[ルフレ]|ありがとう、ルキナ…~
あたしのことを信じてくれて。▼~
これまで守ってあげられなくて、~
寂しい思いをさせて、ごめんね。▼~
そして…これからも独りで生きていく~
あなたを助けられない母を許して…▼~
本当にごめんなさい…▼~
:[ルキナ]|いいえ、お母様…~
こうして会えただけで、十分です。▼~
幼い頃、私を抱きしめてくれたその胸に、~
私を導いてくれたその手に、声に、▼~
そのぬくもりに…~
私はどれだけ焦がれた事か…▼~
これだけで私は、~
これからも強く生きていけます…▼~
:[ルフレ]|…ルキナ…▼~
:[ルキナ]|さぁお母様…~
もうこれくらいにしましょう。▼~
本当はずっとこうしていたい…~
話したいことも沢山あるけれど…▼~
私には、やるべき事がある。▼
:[ルフレ]|ええ…そうね。~
:[ルキナ]|お母様。~
協力して…下さいますか?▼~
:[ルフレ]|もちろん…!~
そのためにここへ来たのだから!▼~
:[ルキナ]|ありがとうございます、お母様。▼~
その姿…~
目に焼き付けておきます。▼~
いつかお母様が恋しくなった時、~
たまらなく会いたくなった時…▼~
その笑顔を…~
いつでも、思いだせるように。▼~
***スミアと親子 [#dab31244]
:[スミア]|ああ…ルキナ、~
無事で良かったです…!▼~
:[ルキナ]|お母様…!~
お母様なのですね!?▼~
先ほど現れた援軍の中に、お母様に~
似た方がいるとは思っていましたが…▼~
まさか、本当にお母様だったなんて…!~
お会いできて嬉しいです、お母様…!▼~
:[スミア]|ルキナ…見ていたんですね。~
私が異界から来るところを。▼~
:[ルキナ]|異界…?~
では、お母様は異界から?▼~
:[スミア]|はい。私は異界と呼ばれる~
別世界から来ました…▼~
あなたが危ないと聞いたので~
少しでも力になれればと思って来たのです。▼~
別人ではありますが、母親として~
必ずあなたを守ってみせます…!▼~
:[ルキナ]|そんな…そんな事は嫌です!▼~
:[スミア]|えぇっ!?~
どうしてですか?▼~
わ、私が落ちこぼれだからですか?~
でも、あなたのためなら私にだって…!▼~
:[ルキナ]|違うんです。お母様は~
とても強い戦士だったと聞いています…!▼~
ですが、だからこそお母様に~
ここでご無理をなさらないで欲しいんです!▼~
だって…お母様には自分の世界での~
人生があるのでしょう?▼~
あなたの本物の娘だって…~
きっと帰りを待っています。▼~
:[スミア]|…ルキナ…▼~
:[ルキナ]|それにこの現状を見て下さい…~
圧倒的なギムレーの軍勢…▼~
私達の戦力はもう残り少ない。~
この絶望的な状況に、▼~
お母様を巻き込むわけには参りません!▼~
:[スミア]|ルキナ…あなたの優しい気持ちが~
十分伝わってきました。▼~
でもね…子供はね…~
もっと親に甘えるべきなのですよ?▼~
迷惑だとか…~
そんな事は言わないで。▼~
そんなことを言われたら、~
悲しくなっちゃいますよ。▼~
あなただって、大切な私の~
娘であることに変わりは無いんですから。▼~
だからもっと甘えて下さい…ね?▼~
:[ルキナ]|お母様…~
いいん、ですか…?▼~
:[スミア]|もちろんですよ。~
ルキナ。どうか信じて下さい。▼~
私は絶対に死なないと。~
そして、この世界は必ず救えると。▼~
そうすれば…~
私はあなたの力になれます。▼~
:[ルキナ]|ありがとう…ございます。~
私も戦いたいです…お母様と共に。▼~
:[スミア]|…良かった。▼~
さぁ、行きましょうルキナ。~
あなたの未来に明るい火を灯すために…!▼~
:[ルキナ]|はいっ…!~
お母様…!!▼~
***ソワレと親子 [#o9707459]
:[ソワレ]|
キミは…~
この世界のルキナだね?▼~
:[ルキナ]|
あなたは…お母様!▼~
やはり、先ほどの援軍の中に~
お母様もいらしたのですね!?▼~
ずっと…似ている方がいると~
思っていました…!▼~
:[ソワレ]|
そうか。キミは素晴らしい~
観察眼を持っているんだね。▼~
キミの言う通り、ボクはあの時~
異界からこちらに来たんだ。▼~
この世界が危ないと聞いて、~
キミ達を助けに来たんだよ。▼~
本当の母親ではなくて、~
申し訳ないんだけど…▼~
:[ルキナ]|
そんな…!~
そのようなことを言わないで下さい!▼~
私は…例え別人であっても、もう一度~
お母様とお会いできて嬉しいです…!▼~
:[ソワレ]|
…そう言ってくれるのか。~
ありがとう、ルキナ。▼~
キミの様子はさっきから見ていたよ。~
決死の表情で戦うキミをね。▼~
キミはこの世界でどれほどの死線を~
くぐり抜けてきたというんだ…▼~
母として、キミを守ってやれなくて~
本当にすまない…!▼~
:[ルキナ]|
いいえ…お母様。あの日私は、~
お母様のおかげで命を救われた。▼~
私がこうして戦えるのは、~
お母様と…そしてお父様のおかげです。▼~
お二人は、たとえ死んでしまったとしても~
私の中で行き続けています。▼~
この大切な血を~
絶やすわけにはいかない…▼~
その思いがあったからこそ、~
この絶望的な状況にあっても、▼~
仲間たちと共に~
生き抜いて来られたんです。▼~
:[ソワレ]|
ルキナ…~
キミはとても優しい子だね…▼~
ボクたちの血を大切にしてくれて~
ありがとう。▼~
この世界のボクも、~
きっとそう思っているよ。▼~
:[ルキナ]|
…お母様…~
お母…様…うっ、ううっ…!▼~
:[ソワレ]|
よしよし…いい子だ。▼~
さぁ、ここは母であるボクに任せて、~
キミは一旦体勢を立て直すんだ。▼~
:[ルキナ]|
お任せして…良いのですか?▼~
:[ソワレ]|
ああ! ボクがどれだけ強かったか~
忘れたとは言わせないよ?▼~
今この時こそ、この母の力を~
屍兵たちに知らしめる時だ…!▼~
これまで訓練してきた全てを…~
ボクの全てを…ここでぶつける!▼~
:[ルキナ]|
ありがとうございます…お母様。▼~
***マリアベルと親子 [#qf5428a5]
:[マリアベル]|そこにいるのは、~
ルキナですわね?▼~
:[ルキナ]|お、お母様!?~
…死んだはずなのに、どうして!?▼~
:[マリアベル]|そうでしたわね…この世界のわたくしは~
既に死んでしまった身…▼~
お話しましょう。わたくしはこの世界とは~
異なる世界のマリアベルですわ。▼~
あなたが窮地に陥っていると聞き、~
はるばる助けにやってきたんですのよ。▼~
:[ルキナ]|では先ほどの援軍の中にいたのは~
やはり…!!▼~
:[マリアベル]|あら、見られていたんですのね?▼~
少々着地に~
失敗してしまったのですけれど、▼~
いつもなら、あのような~
はしたない真似は…▼~
:[ルキナ]|お母…様…! うっ…うぅっ…▼~
:[マリアベル]|!?~
ど、どうして泣くんですの!?▼~
わたくしが無様に転ぶのが~
そんなに悲しかったんですの!?▼~
:[ルキナ]|ち、違います…!▼~
別人でも…お母様に会えて…~
私、うれしくて…っ!▼~
:[マリアベル]|ルキナ…どうか泣かないで下さいまし。~
そんなに泣かれるとわたくしまで…▼~
うっ…ぐすっ…▼~
:[ルキナ]|お母様…▼~
:[マリアベル]|ルキナ、可哀相に…~
こんなに傷だらけになって…▼~
今まで、頑張って戦ってきたんですのね…▼~
:[ルキナ]|いいえ…私はお母様に~
褒められるようなことは何も…▼~
それどころか、~
私の力が及ばないばかりに、▼~
お母様たちの守ろうとした世界を~
こんな風にしてしまいました…▼~
:[マリアベル]|何を言うんですの!?~
貴方は良くやっていますわ。▼~
貴方はわたくしの誇り…わたくしに似て~
どこに出しても恥ずかしくない、▼~
優秀で愛おしい愛娘ですわ!▼~
:[ルキナ]|!! お母様…!▼~
:[マリアベル]|ルキナ、心配は無用ですわよ。~
わたくしが来たからには、▼~
全ての屍兵どもを…ギムレーを、~
ギタギタに蹴散らして差し上げます!▼~
:[ルキナ]|わかりました…!~
お母様がその気なら、▼~
私もこの剣で、~
敵をボコボコにぶちのめしてみせます!▼~
:[マリアベル]|うふふ、~
その意気ですわルキナ。▼~
さぁ、そうと決まれば行きますわよ!~
わたくしたちは絶対に負けませんわ!▼~
:[ルキナ]|はい…!▼~
***オリヴィエと親子 [#t99b7727]
:[オリヴィエ]|良かった、~
間に合いました…!▼~
ルキナ、ルキナ…可哀相に…~
こんなに傷だらけになって…▼~
:[ルキナ]|ま、まさか…~
お母様なのですか?▼~
私は…~
幻を見ているのですか?▼~
:[オリヴィエ]|いいえ。私は…ナーガ様の力によって~
違う世界からやってきたオリヴィエ。▼~
だからあなたの~
本当のお母さんではないんです…▼~
:[ルキナ]|違う世界の…お母様?▼~
:[オリヴィエ]|はい。でも…あなたがクロム様と~
私の娘ということに変わりはありません。▼~
だから少しだけ、~
あなたを抱きしめさせてください…!▼~
:[ルキナ]|…お母様…▼~
:[オリヴィエ]|よしよし、ルキナ…~
私の可愛い娘。▼~
こんな状況の中で…~
今までよく頑張りましたね…▼~
:[ルキナ]|ふふ、お母様ったら…~
子供みたいで、恥ずかしいですよ…▼~
それに、久しぶりにお会いできたのに、~
これじゃあお顔が見えません…▼~
:[オリヴィエ]|あ…!~
ご、ごめんなさい…!!▼~
:[ルキナ]|…良かった。~
やっとお顔が見えました。▼~
お母様、助けに来て下さって~
ありがとうございます。▼~
…けれど、こんな危険な地で~
お母様を戦わせるわけにいきません。▼~
今のうちに、元の世界に~
戻って下さい…▼~
:[オリヴィエ]|でも、それじゃああなたが…!▼~
:[ルキナ]|いいえ、お会いできただけで十分です。~
それだけで私は頑張れますから…▼~
:[オリヴィエ]|い…いやです!!▼~
:[ルキナ]|お母様…!?▼~
:[オリヴィエ]|私たちの軍は…ここに来る前に~
あなたの仲間たちに会ってきたんです!▼~
:[ルキナ]|!!▼~
:[オリヴィエ]|みんな…イーリスに戻るために~
必死で戦っていました!▼~
厳しい状況の中で、~
世界を救うことを…▼~
あなたに宝玉を届けることを、~
一番の使命として!!▼~
:[ルキナ]|…みんな…▼~
:[オリヴィエ]|それなのに…~
みんなが頑張っているのに、▼~
私はルキナのお母さんなのに、▼~
私だけあなたに何も~
してあげられないのは嫌なんです!▼~
非力な私があなたの役に~
立てるかはわかりませんが…▼~
母親として全てを賭して~
娘を守ります!▼~
だから…だから、~
私も一緒に戦わせて下さい!▼~
:[ルキナ]|お母…様…~
ありがとう…ございます…▼~
でも、どうか命を落とさないで…~
最後まで生きていると約束してください…!▼~
:[オリヴィエ]|ええ、もちろんです!▼~
***ルキナ [#of7ba3af]
:[ルキナ]|あれが…お父様が死んだ未来を~
そのまま生き続けた私なのですね。▼~
こちらの世界を助けるのは、~
これで3度目…▼~
お父様からの~
情報から考えるに、▼~
この世界には5つの宝玉と台座が~
1つも欠けずに存在しているようですね。▼~
これは…~
とても幸運なことです。▼~
私たちの未来では~
宝玉が1つ行方不明の状態で、▼~
不完全な覚醒を儀を~
行なうことしかできなかった。▼~
そのためファルシオンも~
神剣としての力を得ることはできず…▼~
ナーガ様の力で時間遡行を~
行なうことでしか、▼~
ギムレーに対抗する術は~
ありませんでした。▼~
…けれど、この世界は違います。▼~
私たちの世界よりも深い絶望の代わりに、~
私たちの世界よりも強い希望がある。▼~
以前助けた8人が戻ってくれば…~
全ての宝玉を揃えることができる。▼~
うまくいけば、過去に飛ばなくても~
この時代で決着がつくかもしれません。▼~
本当なら、私もそうしたかった。~
過去のお父様まで巻き込みたくは無かった。▼~
自分の生きた時代を…~
この手で救いたかった。▼~
…悔やんでも、仕方がありませんね。▼~
今は、目の前の敵に~
全力を尽くしましょう。▼~
さぁ、頑張ってください…ルキナ。~
私も頑張りますから。▼~
私が掴めなかったもう一つの未来を…~
あなたに掴んでもらうために。▼~
**セレナと会話 [#o1d91cb2]
***ティアモ [#ie6bd08b]
:[ティアモ]|セレナ…!~
セレナなのね!▼~
:[セレナ]|か、母さん!?~
なんでここに!?▼~
:[ティアモ]|ああ…良かった、~
無事だったのね!▼~
:[セレナ]|ちょ、ちょっと!~
急に抱きつくんじゃないわよ!▼~
:[ティアモ]|セレナ…さっきルキナを~
守ろうとしてたのは、とても立派だったわよ。▼~
あなたがあたしと同じ気持ちで~
いてくれたのがとても嬉しかったわ…▼~
主君を守るという天馬騎士の魂…~
あなたはしっかり受け継いでくれたのね…!▼~
:[セレナ]|か、勝手に話を進めないでよ!▼~
なんで母さんがこんな所にいるの?~
あんたは、もう死んだはずじゃ…!▼~
:[ティアモ]|!! ごめんなさい…~
あたしはこの世界のティアモじゃない…▼~
別の世界から来たティアモなのよ。▼~
:[セレナ]|別世界…!? じゃあ…~
本当の母さんじゃないの…?▼~
:[ティアモ]|ええ。一時的にあなた達に協力するため、~
ナーガ様の力でここにやってきたの。▼~
:[セレナ]|じゃあ、本物でもないのに、~
勝手に抱きつくんじゃないわよ…▼~
:[ティアモ]|そうね…~
ごめんなさい、セレナ。▼~
:[セレナ]|全く母さんって昔からそうやって…~
自分の気持ちをあたしにも押しつけてさ…▼~
自分にできる事が~
娘にもできるって思いこんだり、▼~
自分の気持ちと娘の気持ちが~
おんなじだなんて勝手に決め付けたり…!▼~
:[ティアモ]|え…?▼~
:[セレナ]|ううっ…うううっ…!~
そんな…母さんが…▼~
あたし…昔から…~
だい、大嫌い…だった…▼~
だいきらいだったのよ…!!▼~
うううっ、うわあああ…!!▼~
:[ティアモ]|セレナ…!▼~
:[セレナ]|母さん…母さん!▼~
ううっ…ううっ…!▼~
:[ティアモ]|…ごめんね、セレナ…▼~
あなたにはいくら謝っても足りないわ…~
ほんとに…ごめんなさい。▼~
:[セレナ]|も、もう離れなさいよ…▼~
:[ティアモ]|もう…大丈夫…?▼~
:[セレナ]|ふ…ふん、~
大丈夫に決まってるじゃない。▼~
…………▼~
ごめん、母さん…~
やっぱり…▼~
やっぱりあたしも、~
おんなじ気持ち…かも。▼~
また会えて…良かったよ…▼~
:[ティアモ]|!! セレナ…!~
そう…ありがとう…!!▼~
:[セレナ]|だから抱きつくなって言ってんでしょ!~
暑苦しいのよ!▼~
それにここは戦場よ!~
わかってんの!?▼~
:[ティアモ]|確かに、今は戦闘中だわ。▼~
じゃあセレナの気持ちも聞けたことだし、~
そろそろ行きましょうか?▼~
:[セレナ]|…そうね。娘がどれだけ強く育ったか、~
見せてあげる!▼~
:[ティアモ]|ふふふ、楽しみね!▼~
***マイユニット(男性・僕)と親子 [#r73492e5]
:[ルフレ]|セレナ…! 無事だったんだね…!~
良かった…!▼~
:[セレナ]|と、父さん…!?~
まさか、生きてたの!?▼~
:[ルフレ]|いや…僕は正確には~
この世界の人間じゃない。▼~
ナーガ様の力に導かれて、~
別の世界からここにやってきたんだ。▼~
:[セレナ]|べ、別の世界…?▼~
:[ルフレ]|ああ。この世界を救うために、~
僕も力を貸すよ!▼~
:[セレナ]|そんな…今更、~
助けなんていらないわよ!▼~
:[ルフレ]|え…?▼~
:[セレナ]|父さん達がいなくなってから…~
これまであたし達だけでやってきたのよ!▼~
今更助けに来るなんて、~
都合の良い話だわ…!▼~
それに、そんなにホイホイ来られるなら、~
どうして今まで助けてくれなかったの!▼~
父さんがいなくなった時、~
母さんが死んだ時…▼~
どうして来てくれなかったの!?▼~
:[ルフレ]|セレナ…▼~
:[セレナ]|…あたし達に手助けなんて~
要らない。▼~
あたし達は自分達の手で…~
未来をつかみ取るんだから!▼~
:[ルフレ]|…すまない。君の気持ちも考えずに、~
差し出がましい事をしてしまった…▼~
:[セレナ]|勝手にいなくなって…~
勝手に助けになんて来ないでよ…▼~
うっ…うううっ…▼~
:[ルフレ]|でも僕は…君に拒まれたとしても~
大事な娘を守りたい…▼~
こうしてせっかく出会えたのに~
君が傷つく姿を見ているだけなんて…▼~
僕にはできない!▼~
:[セレナ]|父さん…▼~
…………▼~
ごめん、父さん…~
嘘よ…さっきのは嘘。▼~
あたし…本当は父さんと…~
父さんと…また会えて…▼~
:[ルフレ]|いや…もういいんだ、セレナ…▼~
あとは僕に任せて~
君たちはいったん体勢を整えるんだ。▼~
:[セレナ]|大丈夫なの…?▼~
:[ルフレ]|大丈夫…僕は…~
父さんは絶対に負けない。▼~
娘を前にして~
負けたりなんかしないさ!▼~
:[セレナ]|…ありがと、父さん…▼~
さっき言えなかったけど…~
ほんとはね、会えて嬉しいの。▼~
別人でも、生きてる父さんに会えて、~
助けに来てくれて、嬉しいのよ…▼~
だけど、だからこそ…~
絶対に無事で帰りなさいよね。▼~
元の世界にいる…~
あんたの本当の娘のために。▼~
***フレデリクと親子 [#c06829ae]
:[フレデリク]|セレナさんですよね!?~
無事であんしんしました…▼~
:[セレナ]|父さん!?~
なんで父さんがここに…!!▼~
:[フレデリク]|私は先ほど、別世界より~
この世界へとやってきた異界の者…▼~
つまりこの世界で死んでしまった~
フレデリクとは別人となります。▼~
ですが、私たちが親子であるということに~
違いはありません。▼~
ここでは父として、~
貴方をお守り致しますよ。▼~
:[セレナ]|そんな…また父さんに~
会えるだなんて…▼~
:[フレデリク]|セレナさん…~
先ほどはよくやりましたね。▼~
わが身を顧みずクロム様のご息女を~
守ろうとしたのは、とても立派でした…▼~
あれはまさに、~
騎士としてあるべき姿です…▼~
私が理想に追い求めた生き様を、~
娘の貴方が体現していた…!▼~
:[セレナ]|あ…あのね、あの時あたし…~
もし父さんと母さんだったら、▼~
ああいう風に~
行動するかなって思ったの。▼~
父さんも母さんも、~
クロム様に仕える騎士だったから、▼~
何としてでも、あの子を…~
ルキナを守っただろうって!▼~
あたし、二人の姿を思い浮かべて、~
勇気を出したの…!▼~
:[フレデリク]|セレナさん…!▼~
:[セレナ]|でも…すごく…怖かったんだから…!~
ううっ…ううっ!▼~
:[フレデリク]|ええ、分かっていますよ…~
よく頑張りましたね。▼~
貴方は私の自慢の娘ですよ…!▼~
…さぁ、貴方は安全な場所で~
体勢を整えてください!▼~
屍兵どもは、この私が~
相手をしますので!!▼~
:[セレナ]|ううん、父さんとはいえ、~
甘えるわけにはいかないわ。▼~
あたしだって小さい頃からずっと、~
父さんに戦い方を教わって…▼~
強くなったんだもの。▼~
父さん達が死んだ後も~
ずっと戦い続けてきたのよ…!▼~
:[フレデリク]|ふふっ…セレナさん、~
とても勇ましい、良い顔をするのですね。▼~
:[セレナ]|こ、こんな時に変な事言わないでよ!~
女の子に言うセリフじゃないわよ?▼~
:[フレデリク]|いいえ、あなたは立派です。~
立派な騎士セレナです…▼~
:[セレナ]|も、もう! からかわないでよ!~
あたしは、そんなんじゃないんだから!▼~
ほら、早く行くわよ!▼~
あたしが立派に戦うところ、~
あんたに見せてあげるから…▼~
今は主君じゃなくて~
あたしのことだけ見ておきなさいよ!?▼~
:[フレデリク]|はい。娘の勇姿、~
この目にしかと焼き付けておきますよ。▼~
:[セレナ]|ふふ、そうね。~
しっかり見ておいて。▼~
…忘れんじゃないわよ。~
元の世界に戻っても。▼~
もう会えなくなっても…ね。▼~
***ヴィオールと親子 [#v72f2692]
:[ヴィオール]|ふぅ…何とか間に合ったようだね。~
ごきげんよう、セレナくん。▼~
:[セレナ]|えっ…?▼~
:[ヴィオール]|セレナくん…~
そんな傷だらけの姿でかわいそうに…▼~
これで間に合わなかったとしたら、~
私はもう貴族失格になる所だったよ。▼~
:[セレナ]|その話し方は…父さん!?~
まさか、生きてたの…!?▼~
:[ヴィオール]|いんや。私は異界から来た人間だ。~
君の父親とは別人だよ。▼~
この世界が危ないと聞いて、~
華麗に君を救いに来たというわけだ。▼~
この世界で果てた私の代わりに、~
共に手を取り合い戦おうではないか。▼~
:[セレナ]|た、助けに来てくれたのは嬉しいけど…~
ここは危険なのよ!?▼~
別世界から来たのなら、元の世界で~
父さんがすべきこともあるんでしょ?▼~
:[ヴィオール]|そうだね…もちろんあるとも。~
こう見えて暇ではないのでね。▼~
だが、我が娘の危機とあらば~
例え異界からでも駆けつける。▼~
それが美しき貴族としての~
有り方だとは思わないかね?▼~
:[セレナ]|もう…そうやっていっつも~
のらりくらりとかわすんだから…▼~
じゃあはっきり言わせてもらうわ!▼~
向こうには父さんが愛する~
仲間たちがいるんでしょ!?▼~
こんな、実の娘とは別人の…~
あたしみたいな存在よりも大事な人が!▼~
それなのに、ここで死んだりしたら~
どうするつもりなのよ!▼~
:[ヴィオール]|なんと…私の事を~
気にかけてくれているのだね。▼~
優しい子だ…このような世界でも~
優しく真っすぐに育ってくれて私は嬉しいよ。▼~
:[セレナ]|だから今はそういう話を~
してるんじゃなくて…!▼~
:[ヴィオール]|…娘よりも大切なことなど、~
あるものか。▼~
:[セレナ]|え…?▼~
:[ヴィオール]|先程…君は私に、自分よりも~
大切な者がいるだろうと言ったね?▼~
確かに、私には元の世界に~
大切な人たちがいる。▼~
だがね…それに優劣をつける気は無い。~
どれも等しく、一番大切なのだよ。▼~
別人であろうとなかろうと関係は無い。~
だから君が私の大切な人である以上、▼~
ここがどんな世界であろうと、~
君が別人であろうと…▼~
君よりも大切なことなど、無いのだよ。▼~
:[セレナ]|と、父さん…~
それ、本当なの…?▼~
あたしなんかが父さんに頼っても…~
迷惑じゃないの…?▼~
:[ヴィオール]|もちろんだよ。~
さぁ、涙を拭きたまえ。▼~
その奥ゆかしいところ、そしてその涙が~
何よりも君の優しさの証だよ…▼~
さぁ、私が力を貸すから、~
共に未来を掴みに行こうではないか。▼~
:[セレナ]|…うん!~
父さん…ありがとう。▼~
***ソールと親子 [#b9dc4d02]
:[ソール]|セレナかい!?~
この世界のセレナなんだね!?▼~
良かった、無事で…!▼~
:[セレナ]|と…父さん!?~
父さん! 父さん!▼~
:[ソール]|わ、わわ…~
いきなり抱きつかれると困っちゃうな。▼~
:[セレナ]|父さんが生きていてくれたなんて…!~
ううっ…! ううっ…!▼~
:[ソール]|よしよし…~
セレナ、大変だったね…▼~
でもごめん、僕は…▼~
この世界のソールは、~
生き返ったわけじゃないんだ…▼~
:[セレナ]|えっ…?▼~
:[ソール]|僕は異界のソール。~
君のお父さんとは…別人なんだ。▼~
違う世界から一時的に~
手助けに訪れたに過ぎない。▼~
:[セレナ]|そ、そんな…!▼~
:[ソール]|僕はこの戦いが終わったら、~
すぐにここを去らなければならないんだ…▼~
:[セレナ]|…………▼~
あーあ、~
せっかく喜んだのに損しちゃった!▼~
:[ソール]|ごめん…セレナ。▼~
:[セレナ]|でも…確かに父さん、~
すごく若いしカッコいいね。▼~
もしかして別の世界って~
今よりも過去の世界なの?▼~
:[ソール]|あ、うん…▼~
:[セレナ]|もう…父さん…▼~
ぬか喜びさせるくらいなら、~
現れないでよ…▼~
うっ…ううっ…▼~
:[ソール]|ごめんね、セレナ…▼~
:[セレナ]|あたし…父さんのことが…~
すごく好きだったの…▼~
しっかり者過ぎる母さんと違って、~
いつでも穏やかで優しかった父さんが…▼~
:[ソール]|ありがとう…▼~
でもただ君とこうして話して、~
そのまま帰るつもりはないからね。▼~
この場は必ず父親として娘を守り切る…~
そう誓うよ!▼~
:[セレナ]|ふん…父さんったら…▼~
やっぱり…大好き。▼~
***カラムと親子 [#ceba831d]
:[セレナ]|はぁ、はぁ…なかなかキツいわね…~
でも、もうちょっと頑張らないと…▼~
…!? 弓矢!?~
しまった、このままじゃ…!▼~
:[セレナ]|え…? 当たって…ない…?~
どうして…▼~
:|'''(カラム登場)'''
:[カラム]|大丈夫かい? セレナ…▼~
:[セレナ]|父さん!? な、なんでここに!?~
あんた死んだんじゃなかったの!?▼~
:[カラム]|そうだね…この世界の僕は~
もう死んだって聞いてる…▼~
でも、僕は君の父さんとは別人。~
違う世界から来たカラムなんだ…▼~
だから、こうやって生きた姿で~
セレナと話すことができる…▼~
:[セレナ]|そうだったの…~
守ってくれてありがとう、父さん。▼~
…でも、もう~
今みたいなことはしないで。▼~
:[カラム]|どうして? 僕はセレナを~
守るためにここまで来たのに…▼~
:[セレナ]|め、迷惑だって言ってんのよ!~
皆を守るのは、あたしの役目なんだから!▼~
この世界の守り手は、~
もうあんたじゃなくて…あたしなの!▼~
あんたがしてきたみたいに、皆のことは~
あたしがこの命に代えても守るんだから!▼~
:[カラム]|…だからさっき、~
ルキナの盾になろうとしたんだね…▼~
:[セレナ]|そうよ! だから…~
あんたがいなくたって、大丈夫なの!▼~
ずっとそう思って…頑張ってきたの!~
それなのに…▼~
今更出てこられたら、~
あたし、あたし…!▼~
:[カラム]|…セレナ…~
そうだよね…ごめん…▼~
君はずっと頑張ってきたのに、~
今更出てきて勝手だと思う…▼~
でも、僕は君が死ぬところは~
見たくないんだ…▼~
:[セレナ]|わかってるわよ、そんなこと!▼~
でも、あたしだって…~
父さんが死ぬとこなんか見たくない!▼~
誰かがあたしを守って死ぬなんて、~
もうたくさんよ!▼~
:[カラム]|わかったよ、セレナ。~
じゃあ…こうしよう。▼~
僕は君を死なせたくないし、~
君は僕を死なせたくない。▼~
それなら、~
お互い守り合って戦うのはどうかな?▼~
今よりは戦いが楽になるはずだし、▼~
君ほどの守り手なら…~
それぐらい簡単だろう?▼~
:[セレナ]|父さん…▼~
…わかったわ。あたしがどれだけ~
有能か見せつけてやるんだから!▼~
:[カラム]|はは…それは楽しみだな。▼~
:[セレナ]|…ありがとね、父さん。▼~
別人だけど一目会えて…~
ちょっとだけ、嬉しいわよ。▼~
***ロンクーと親子 [#p6b28745]
:[ロンクー]|セレナか…▼~
:[セレナ]|えっ…!?~
あなた、もしかして…父さん!?▼~
:[ロンクー]|そう呼ばれるのが正しいのかどうか…~
俺にはわからん。▼~
だがこの世界のロンクーは…~
確かにお前の父親だ。▼~
:[セレナ]|この世界…?~
何言ってんのよ?▼~
:[ロンクー]|俺は別の世界のロンクー。▼~
お前たちの世界が危ないと聞き、~
その運命を変えるためにここまで来た。▼~
:[セレナ]|ふーん…じゃあ、~
あなたは父さんとは別人なのね。▼~
:[ロンクー]|ほう…?~
あまり、驚かないんだな。▼~
:[セレナ]|驚いてるわよ…すごく。▼~
でも、父さんが言ってたのよ。~
『戦場では冷静でいろ』って。▼~
だからあたしはそれを守ってるのよ。▼~
:[ロンクー]|…大したものだな。▼~
:[セレナ]|ふふっ、そうでしょ?▼~
最初はできっこないって思ってたけど、~
慣れれば簡単よ。▼~
仲間が死んでも、大怪我しても、~
屍兵に囲まれても取り乱さなかったわ。▼~
…さっきだって、ギムレーを前にしても~
怖くなんか…なかったし…▼~
だから…父さんを、目にしたぐらいで、~
どうって、こと……っ!▼~
:[ロンクー]|!!~
セレナ…▼~
:[セレナ]|ほんとよ、ほんとに今まで、~
ずっと平気だったんだから…!▼~
ずっと、父さんみたいに冷静にって~
頑張ってきたの。▼~
だから、これは…~
泣いてるわけじゃ…▼~
…!▼~
:[ロンクー]|…もういい。~
もう…強がるな。▼~
俺がいるのに…~
自分を取り繕う必要なんてない。▼~
泣きたいのなら…~
思い切り泣け。▼~
:[セレナ]|うっ…ううっ…!▼~
うわぁあああん…!!!▼~
父さん…父さん!!~
会えて嬉しい…!▼~
別人でも、会えて嬉しいのよ!~
父さん…!!!▼~
:[ロンクー]|すまない…俺の言葉のせいで、~
お前にはずっと辛い思いをさせてきたのだな。▼~
だが、もういい。~
もう俺の代わりになどなろうとしなくていい。▼~
戦場で冷静であるのと、~
気持ちを押し込める事は違う…▼~
これからは、泣きたいときに泣け。~
我慢などするな。▼~
この世界の俺も…~
きっとそう望んでいる。▼~
:[セレナ]|この世界の…父さんも…▼~
:[ロンクー]|いいか…セレナ。~
俺も長い間ここには留まれない。▼~
しかし、お前だけは必ず守り通し、~
この窮地を乗り切ると誓う…!▼~
だから今だけは…俺を~
父と思って頼ってくれるか?▼~
:[セレナ]|うん…もちろんよ。~
ありがとう…父さん。▼~
父さんも、絶対に無事でいてよね。~
また死んだりしたら…許さないんだから…▼~
***リヒトと親子 [#gece4f9e]
:[リヒト]|無事だったんだね!~
良かった…!▼~
:[セレナ]|な、なんで子供が…?▼~
ここは危険よ!~
早くどこかへ逃げなさい!▼~
:[リヒト]|も~!~
子供扱いしないでよ!▼~
君はセレナでしょ!?▼~
:[セレナ]|…え?~
どうしてあたしの名前を…!?▼~
ていうか、あんた…~
どこかで見たことがあるような…▼~
:[リヒト]|僕はリヒトだよ!▼~
:[セレナ]|リヒトって、~
父さんの名前じゃない?▼~
確かに似てるような~
気はするけど…まさか。▼~
:[リヒト]|うん、僕は君のお父さんだよ!▼~
ここよりちょっと昔の別世界から~
来たから、こんな姿だけど…▼~
君が僕の娘だってことは~
変わらないから!▼~
:[セレナ]|そ、そうなの…~
何だか信じられないけど、▼~
父さんだって思ったら~
妙に納得できるっていうか…▼~
若い頃の父さんって~
こんなに可愛かったのね。▼~
:[リヒト]|感心してる場合じゃないよ!▼~
それよりセレナ、~
さっきの怪我はもう大丈夫なの?▼~
:[セレナ]|ええ、大丈夫よ。~
あの程度…ちょっとした掠り傷よ。▼~
:[リヒト]|そ、そんな…~
結構危なかったと思うんだけど…▼~
とにかく、ここは父さんに任せて、~
セレナは安全な所にいてよ!▼~
:[セレナ]|い、嫌よ…! 父さんって言ったって~
子供に変わりはないじゃない。▼~
任せてなんておけないわ!▼~
それに…もう嫌なのよ。~
父さんの死に際を二度も見るなんて!▼~
:[リヒト]|…!!▼~
:[セレナ]|あんたは知らないのよ…▼~
父親を目の前で殺された…~
哀れな娘の気持ちなんて…ううっ!▼~
:[リヒト]|セレナ…ごめんね。▼~
この世界の僕は死んでしまっただけじゃなく、~
娘に心の傷を負わせていたんだね…▼~
確かに子供の僕じゃ、~
頼りなく見えるかもしれないけど…▼~
でも大丈夫。▼~
こう見えても実力は結構あるんだよ!~
軍のみんなからも頼りにされてるんだ!▼~
:[セレナ]|父さん…▼~
:[リヒト]|だから心配しないで!~
必ず君を守るから!▼~
この世界のリヒトの代わりに誓うよ!~
二度と君を悲しませないって!▼~
:[セレナ]|と、父さん…わかったわ。▼~
でも守られてるだけじゃ嫌!~
あたしにも父さんを守らせて?▼~
:[リヒト]|…うん、わかった。頼むよ!~
親子でお互いを助け合って戦おう!▼~
:[セレナ]|そうね…!~
それならきっと大丈夫よ。▼~
ありがとね、父さん…▼~
***ガイアと親子 [#o1ab7461]
:[セレナ]|えっ…父さん!?~
父さんが…見えるわ…▼~
これってもしかして、幻…?▼~
:[ガイア]|幻じゃねえよ。▼~
:[セレナ]|う、嘘よ…!~
だって父さんは死んだはずだもの…!▼~
:[ガイア]|俺はこの世界の人間じゃない。~
別世界からお前達を助けに来たんだ。▼~
さっきいきなり援軍が現れただろ?~
あの時、この世界に来たんだよ。▼~
:[セレナ]|…でも、敵の罠だってことも…▼~
:[ガイア]|…はぁ。意外と疑り深いんだなお前。~
さすがは俺の娘だ。▼~
まぁ、お前が信じたくないと言うのなら、~
それでも構わない。▼~
どちらにしろ俺は~
ここに長居はできないからな。▼~
だが、これだけは~
受け取ってくれないか?▼~
:[セレナ]|えっ…?~
これって…お菓子…?▼~
:[ガイア]|ああ…お前に渡せればと思って、~
俺の世界から持ってきたんだ。▼~
この世界の父の形見とでも~
思いながら、食べてくれ…▼~
:[セレナ]|このお菓子…さわれるわ。~
それに、甘い香りも…▼~
………~
この香り…父さんの匂いだわ。▼~
あたしを抱っこしてくれた時、~
手を繋いでくれた時、▼~
いつも父さんからしてた匂いと、~
おんなじなの…▼~
ま、幻じゃないのね…~
うっ…ううっ…▼~
ここにいる父さんも、~
幻じゃないのね!?▼~
:[ガイア]|おいおい、~
菓子でそう判断しちまうのか…?▼~
ははっ…まぁいい。~
それも俺たちらしいか。▼~
:[セレナ]|ううっ…ううっ!~
父さん…父さぁん…!▼~
う、疑ったりして、ごめんなさい…!~
会えて嬉しい…嬉しいのよ、父さん…!▼~
:[ガイア]|おい、こら…セレナ。~
そう泣かれると戦いにくいだろう?▼~
気持ちは分かるが今は泣き止んでくれ。~
ほら、そんなに抱きつくな。▼~
:[セレナ]|…どうせ抱きつかれるなら、~
母さんのほうがいい?▼~
:[ガイア]|こら、父親をからかうな。▼~
:[セレナ]|ふふ、ごめんなさい。▼~
助けに来てくれて…ありがとう。~
異界の父さん…▼~
:[ガイア]|…良い笑顔だ。▼~
お前のその笑顔が見れて、俺も~
ここに来た甲斐があったってもんだ。▼~
:[セレナ]|…あたしも~
父さんの顔が見れて良かったわ。▼~
:[ガイア]|さぁ、セレナ。~
今からは俺も力を貸す。▼~
お前の命を脅かすやつらは、~
全員俺が始末してやる…!▼~
***グレゴと親子 [#yef4fb4c]
:[グレゴ]|おしっ! 無事みてぇだな!~
何よりだぜ、セレナ!▼~
:[セレナ]|え…あんたまさか…~
父さんなの?▼~
:[グレゴ]|ってもまぁ、正確には~
本物のお前の親父じゃねぇがな。▼~
俺は異界から来たグレゴ。▼~
この世界で死んじまったグレゴとは~
別人だよ。▼~
:[セレナ]|異界の…?~
で、でもどうして?▼~
:[グレゴ]|お前が危ないって聞いて~
飛んできたんだよ。▼~
別の世界とはいえ、死にそうな娘を~
助けたくない親なんていねぇだろ?▼~
:[セレナ]|はぁ!?~
助けに来たって…今更!?▼~
あたしたちは父さんの助けなんて、~
いらないわよ!▼~
:[グレゴ]|なんだぁ?~
ほんとにお前は天邪鬼だなー。▼~
嬉しいなら嬉しいって~
素直に言ってくれりゃいいんだぞ?▼~
ったく、その性格は~
誰に似たんだか…▼~
:[セレナ]|知らないわよ、そんなの!▼~
:[グレゴ]|あはは、すまねぇな。▼~
だが俺が死んじまったせいで…~
この世界のお前には、▼~
ずいぶん~
苦労をかけちまったようだ…▼~
:[セレナ]|ホントよ…! 父親のくせに、~
娘を独り置いていって…!▼~
あんたがいなくなってから、~
どれだけ寂しい思いをしたか…!▼~
:[グレゴ]|セレナ…▼~
:[セレナ]|それに…~
戦地に出るって決めた時は、▼~
こんなあたしでも、父さんみたいに~
立派に戦えるようにって思って…▼~
初めての兵種は~
父さんと同じ…▼~
大好きな父さんとおんなじ、~
傭兵にしたんだからね!▼~
ちゃんとわかってるの!?▼~
:[グレゴ]|ああ、もちろんだ…~
お前の想い、ちゃんとわかってる。▼~
ああ…ダメだな。そんな話聞いたら~
泣きたくなっちまうじゃねぇか。▼~
ありがとよ…セレナ。~
俺の後を継いで、戦ってくれて。▼~
その姿、きっとこの世界の俺も~
誇らしく思ってるぜ。▼~
:[セレナ]|そんなこと、言われなくても…~
わかってるわよ…!▼~
:[グレゴ]|そうだな、悪い悪い。▼~
いいかセレナ、~
今からお前の背中は俺が守る。▼~
お前をここで失うわけにいかねぇ。~
娘を絶対に死なせやしないぜ。▼~
父親の名にかけてな!▼~
:[セレナ]|はいはい。じゃあせいぜいあたしの足を~
引っ張らないように頑張ってよね!▼~
………▼~
…ありがと、父さん。▼~
ほんとは父さんと一緒に戦うこと…~
夢だったんだからね。ずっと。▼~
***リベラと親子 [#xbe0456b]
:[リベラ]|
セレナさん…どこにいるのです?~
あんな攻撃を受けて、大丈夫でしょうか…▼~
神よ…どうかあの子を~
お守りください…!▼~
:[セレナ]|
…父さん?▼~
そこにいるのは…~
まさか、父さんなの?▼~
:[リベラ]|
!! セレナさん…!~
良かった、無事だったのですね…!▼~
神よ…このような絶望の未来で~
我が子が無事であった事に感謝します…▼~
:[セレナ]|
そ、その話し方…~
間違いない、父さんだわ。▼~
でも、どうしてここに?▼~
神様の力で生き返った…~
わけないわよね?▼~
:[リベラ]|
はい…~
私は、あなたの父親ではありません。▼~
神のお導きによって、異界と呼ばれる~
別世界から来たリベラなのです。▼~
:[セレナ]|
別人…?▼~
じゃあ、生き返ったわけじゃないけど、~
神様の力でここまで来たってこと?▼~
:[リベラ]|
その通りですよ。▼~
:[セレナ]|
ば、馬鹿じゃないの!?▼~
:[リベラ]|
セ…セレナさん?▼~
:[セレナ]|
そうやっていっつも~
父さんは神様神様って…!▼~
神様のために祈って、~
神様の名前の元に戦って、▼~
最期は…その神様の元に~
行っちゃったわ。あたしを独り置いて!▼~
本当に神様に頼れるっていうのなら…~
この状況を…何とかしてよ…!▼~
本物の父さんを…生き返らせてよ!~
うううっ…ううっ!▼~
:[リベラ]|
セレナさん…~
すみません…私が軽率でした。▼~
ただ…どうか嘆かないで下さい。~
この世界のリベラはあなたを守り、▼~
未来の平和の礎となり、~
なるべくして神の御許へと向かったのです。▼~
:[セレナ]|
…………▼~
:[リベラ]|
あなたが独り取り残されたという事実は~
抗いようもない事実ですが…▼~
この世界で散った彼のことを、~
悪く言わないであげて下さい…▼~
彼自身にも心残りがあったことに~
違いはないのですから…▼~
:[セレナ]|
わ、わかってるわよ…~
そんなこと!▼~
父さんは…あたしやみんなを~
守るために戦ってくれたんだから!▼~
父さんは、あたしの誇りなの…~
好きだったのよ…すごく!▼~
あんたのこと、~
大好きだったんだからね!▼~
:[リベラ]|
セレナさん…~
…ありがとうございます。▼~
その言葉…きっと神の御許にいる~
彼の元まで届いている事でしょう…▼~
さぁ、ここは私に任せて、~
あなたはやるべき事をするのです。▼~
今だけでも、私を父と思って~
頼ってくれませんか?▼~
:[セレナ]|
…ふ、ふん。~
仕方ないわね。▼~
お願いしても…いい?▼~
:[リベラ]|
もちろんですよ。▼~
:[セレナ]|
ふふ…ありがと、父さん。▼~
***ヘンリーと親子 [#m19c5e97]
:[ヘンリー]|そこにいるのはセレナだね?~
無事で良かったよ~。▼~
:[セレナ]|父さん!?~
な、なんで父さんがここにいるの!?▼~
まさか…屍兵…?▼~
:[ヘンリー]|違うよ~。僕は屍兵じゃない。~
別の世界からやってきたヘンリーなんだ。▼~
今から君の力になるから、~
邪魔な屍兵がいたら言ってよ。▼~
…すぐに跡形もなく消してあげる。▼~
:[セレナ]|ま、待って父さん!~
敵はとても強力なのよ?▼~
力になってくれるのはいいけど、、~
それで死なれでもしたら逆に迷惑よ!▼~
:[ヘンリー]|大丈夫だよ、僕はここでは~
死なないような気がするし~。▼~
セレナは心配性なんだね。~
でも、気遣ってくれてありがとう。▼~
:[セレナ]|き、気遣ってなんてないわよ!~
勘違いしないでよね!▼~
まったく…~
相変わらず掴みどころが無いんだから。▼~
ほんと…嫌になるぐらい~
昔とおんなじだわ…▼~
:[ヘンリー]|へぇ、こっちの僕も~
こんな感じだったの~?▼~
:[セレナ]|そうよ。父さんはそうやって~
いっつもヘラヘラ笑って、▼~
わけわかんないことばっか言って、~
ほんと頼りない父親だったわ。▼~
:[ヘンリー]|そっかぁ…ごめんね。▼~
:[セレナ]|…でも、母さんが帰って来なくなった後は~
ずっとあたしと一緒にいてくれた。▼~
大丈夫だよって…~
母さんがいなくても僕がいるからって…▼~
なのに…なのに…▼~
どうしてあたしを置いて~
死んじゃったのよぉ…!!▼~
ほんとに…わけわかんない父親よ!~
最後の…最後まで!▼~
うっ…うぅっ…!▼~
:[ヘンリー]|…セレナ。▼~
この世界の僕は、~
そんな風に死んでしまったんだね…▼~
…でも大丈夫さ。僕は~
君の前で死んだりなんてしない。▼~
:[セレナ]|ううっ…ぐすっ。~
だから、なんでそう言いきれるのよ!?▼~
:[ヘンリー]|僕が闇魔法を会得している~
からかもしれないけど…▼~
身体に流れ込んでくるのがわかるんだ…~
この世界の僕の魂…そしてその声が…▼~
:[セレナ]|父さんが…?▼~
:[ヘンリー]|…うん。~
彼が言ってるんだ。▼~
セレナを守ってくれって…~
僕も力を貸すからって。▼~
彼がついているから、僕は死なないよ。~
…絶対に。▼~
:[セレナ]|父さん…!!▼~
:[ヘンリー]|さぁ、だからここは僕に任せて!▼~
:[セレナ]|…そうね。あたしの父さんが~
ついてるなら、きっと大丈夫。▼~
ごめんね、父さん。~
やっぱりその力、貸してもらうことにする。▼~
あたしも頑張るわ…~
父さんの愛した、この世界を守るために。▼~
***ドニと親子 [#xb6ba16d]
:[ドニ]|そこにいるのは、セレナだべな?~
無事で良かったべ!▼~
おら、ここの辿りつくまであんたが心配で~
心臓が止まるかと思ったべ…!▼~
:[セレナ]|そのしゃべり方…~
もしかして父さんなの?▼~
:[ドニ]|ああ…すまねぇだ。異界のおらも~
田舎なまりは直らなかっただべな。▼~
:[セレナ]|い、異界…?▼~
:[ドニ]|ああ。おらはこの世界のドニじゃないべ。~
別の世界からセレナを助けに来ただよ。▼~
:[セレナ]|ふーん…じゃああんたは、~
別世界の父さんってことなのね。▼~
:[ドニ]|信じてもらえただか?▼~
:[セレナ]|そうね…嘘を言っているとも思えないし、~
信じてあげるわ。▼~
…でも、助けなんていらない。~
今のうちにさっさと帰りなさいよ!▼~
:[ドニ]|えぇっ…!?▼~
:[セレナ]|だって…あんたには向こうの生活だって、~
守りたい人だっているんでしょ?▼~
なのにここで死んだりでもしたら、~
あたし…▼~
:[ドニ]|おらのことを~
考えてくれてるんだべな…▼~
セレナ…優しい子に育ってくれて~
おら嬉しいだよ。▼~
この世界のおらも、~
きっと喜んでくれているはずだべ…▼~
でも、だからこそ…おらは~
優しい娘のために、戦わねばならねぇだ。▼~
:[セレナ]|な、何言ってんのよ!~
あんたあたしの話聞いてた!?▼~
死んじゃったら元の世界に~
帰れなくなるのよ!?▼~
:[ドニ]|大丈夫だ。安心して見ているだ。~
異界のおらは半端なく強いだよ!▼~
決して娘の前で…~
二度も死ぬような姿は見せねえだ!▼~
:[セレナ]|父さん…▼~
馬鹿なんだから…ほんとに。▼~
でも…~
ありがとう、父さん…▼~
:[ドニ]|セレナ…▼~
:[セレナ]|けど、あたしだって父さんに~
負けないぐらい強いんだからね!▼~
娘の強さを見て~
腰抜かすんじゃないわよ!?▼~
あたしだって、この世界のために…~
あたしのできることをするわ!▼~
:[ドニ]|ああ!~
その意気だべ、セレナ!▼~
***セレナ [#bd46213d]
:[セレナ]|はぁ…なんで~
元の世界も救ってないのに、▼~
わざわざ他の世界を救わなきゃ~
いけないわけ…?▼~
よりによって、あたしたちのいた世界と~
同じような世界だし…▼~
あたしだって、向こうにいるうちに~
助けが来たらどれだけ良かったか…▼~
…って、向こうにいるの、~
この世界のあたし!?▼~
まずいまずい…隠れなきゃ!▼~
:|'''(セレナ退場)'''
:[異界のセレナ]|はぁ、はぁ…敵はまだいるのね…~
頑張らなきゃ…▼~
あと少しなんだから…~
こんなとこで、諦めたりしないわ!▼~
:|'''(異界のセレナ退場、セレナ再登場)'''
:[セレナ]|…行ったみたいね。~
今のがこの世界のあたし…▼~
髪もボサボサだし、肌つやは悪いし、~
服だって破れてるし、体も傷だらけ…▼~
…正直、見てられなかったわ。▼~
まるで、過去に飛ぶ前の…~
あたし自身みたいじゃない。▼~
…そうよね。この世界のあたしも、~
あたしと同じ…▼~
ううん、それ以上に頑張ってる。~
羨んだりしてる場合じゃないわ。▼~
あたしは、過去に飛ぶことができたけど~
こっちの世界はそうじゃない。▼~
あたしたちが助けないと~
滅びてしまう世界…なのよね。▼~
…よし、待ってなさいよセレナ!~
あんたはあたしが助けてあげる!▼~
平和になったら…綺麗な服着て、~
髪や肌もちゃんとして、▼~
ちゃんと可愛くなりなさいよ!▼~
もう元の世界に戻れないかもしれない、~
あたしの代わりに…ね。▼~
**ジェロームと会話 [#dd3d6cbe]
***セルジュ [#v6af765e]
:[セルジュ]|ジェローム…~
この世界の、ジェロームなのね?▼~
:[ジェローム]|な…そ、そんなバカな?~
お前は!?▼~
:[セルジュ]|うふふ、母の事をお前なんて~
言ってはいけないわよ?▼~
でも良かった。~
あなたが無事で、安心したわ。▼~
:[ジェローム]|…ま、待て!近づくな!▼~
:[セルジュ]|どうして?▼~
:[ジェローム]|これは…罠だ。▼~
私の母はずっと前に~
屍兵に殺されている。▼~
どれだけ会いたくても、~
どれだけミネルヴァが恋しがっても、▼~
会えるはずがない…~
会えるはずがないんだ!!▼~
だから貴様は…~
貴様は、偽物だ…!▼~
:[セルジュ]|…………▼~
そうね、偽物と言われれば…~
それは私には否定できないわ。▼~
:|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''
:[ジェローム]|ミネルヴァ…?▼~
なんて、嬉しそうに鳴くんだ…▼~
:[セルジュ]|ありがとう、ミネルヴァちゃん。▼~
別人でも、会えて嬉しいと…~
そう言ってくれて。▼~
:[ジェローム]|わかるのか。~
ミネルヴァの言うことが…▼~
そんな…ではお前は、~
本物の、母さんなのか…?▼~
:[セルジュ]|本物かと問われれば…違うと答えるわ。~
私は異界から来たセルジュ。▼~
つまり…~
あなたのお母さんとは別人なの。▼~
けれど、あなたと私が~
親子ということに変わりは無いのよ。▼~
:[ジェローム]|…では、やはり偽物なのだな。▼~
ならば、早く私とミネルヴァから…~
離れ……▼~
…………▼~
:[セルジュ]|ジェローム…泣かないで。▼~
私が偽物だと思うのなら、~
涙を見せるのはおかしいわ。▼~
:[ジェローム]|私は、泣いてなど…▼~
:[セルジュ]|いいえ、あなたは…▼~
:|'''(ジェロームの仮面が外れる)'''
:[ジェローム]|!!▼~
:[セルジュ]|…重い仮面ね。とても。▼~
あなたはこの仮面に…~
どれだけの涙を隠してきたのかしら。▼~
ごめんなさい…寂しい思いをさせて。~
最後まで、あなたを守ってあげられなくて。▼~
私には…あなたのこれまでの苦労が~
ちゃんとわかるわ。▼~
今までよく…頑張ったわね?▼~
:[ジェローム]|………っ!▼~
:[セルジュ]|でもあと少し…あと少しなんだから~
一緒に頑張りましょう。▼~
あなたが私を母と認めたくないのなら~
それでも構わない。▼~
けれど私は…あなたのために戦うわ。▼~
この世界のセルジュの分まで、~
きっと守るから。▼~
:[ジェローム]|…………▼~
協力してくれるのか…?~
お前にとって…迷惑ではないのか?▼~
:[セルジュ]|迷惑だなんて、~
思うわけがないわ。▼~
子供の事で苦労するのは~
母にとって最高の幸せなのよ?▼~
:[ジェローム]|そうか…すまない。▼~
…ありがとう、母さん。~
俺は…あなたに一目会えて…▼~
:[セルジュ]|これ、返すわね。▼~
:|'''(ジェローム、仮面を着ける)'''
:[ジェローム]|…母さん?▼~
:[セルジュ]|…うふふ。そんなこと、~
言われなくてもわかるわよ。▼~
ありがとう、ジェローム。~
私も…すごく嬉しいわ。▼~
***マイユニット(男性・僕)と親子 [#vd471d3e]
:[ルフレ]|ジェロームだね!?~
良かった…無事でいてくれて!▼~
:[ジェローム]|なにっ!?~
お前は、まさか、父さん…!?▼~
生きていたというのか…!?▼~
:[ルフレ]|いや、僕は異界から来た人間なんだ…~
だから君の本当のお父さんじゃない。▼~
けれど、いなくなった~
この世界の僕に代わって、▼~
ジェロームやミネルヴァのために~
戦わせて欲しいんだ!▼~
:[ジェローム]|…………▼~
:[ルフレ]|…ジェローム?▼~
:[ジェローム]|…馴れ馴れしく私を呼ぶな。▼~
この局面でそのような~
都合のいい話があるわけがない。▼~
これは私たちを騙すために~
ギムレーが仕掛けた罠かもしれない。▼~
だとしたら、お前はただの幻影。~
幻に名を呼ばれる筋合いなど無い!▼~
:[ルフレ]|!! ジェローム…▼~
…いい判断だ。~
どんな時でも冷静さを失わない…▼~
君はそうやって~
仲間を支え続けてきたんだね。▼~
:[ジェローム]|なっ…!!▼~
:[ルフレ]|君がそう判断するならそれでいい。~
僕には近づかないことだ。▼~
僕は君の遠方から支援しよう。~
それで…いいかい?▼~
:[ジェローム]|………▼~
もし、戦闘中に思わぬ~
出来事に遭遇したら…▼~
:[ルフレ]|え?▼~
:[ジェローム]|もし、戦闘中に思わぬ~
出来事に遭遇したら、▼~
仲間達が混乱したとしても~
常に冷静さを失わずに見極めろ…▼~
私にそう教えたのは…父さんだった。▼~
:[ルフレ]|うん…君はそれを見事に体現している。~
立派だと思うよ。▼~
:[ジェローム]|と…父さん…くっ…▼~
:[ルフレ]|ジェローム…~
認めてくれるんだね、僕のことを。▼~
:[ジェローム]|息子に否定されて~
あんな反応をするなんて、▼~
父さんしかいないだろうからな…▼~
:[ルフレ]|はは…ありがとう、と~
言っていいのかな。▼~
:[ジェローム]|疑ってすまなかった、父さん。▼~
…では、協力してくれるか。~
俺たちの、運命の戦いに…!▼~
:[ルフレ]|ああ、任せてくれ!▼~
***フレデリクと親子 [#v157557c]
:[フレデリク]|ジェロームさん!~
良かった、無事でしたか…!▼~
:[ジェローム]|な…! き、貴様…!~
父さんなのか!?▼~
しかしそんなバカな…?▼~
:[フレデリク]|ええ…この世界の私は~
とうの昔に他界しております。▼~
私はこの世界とは~
別の世界より訪れし者。▼~
…正確には、~
貴方の父親ではないのです。▼~
:[ジェローム]|別の世界だと…!?~
そんなことが…▼~
:[フレデリク]|ジェロームさん…▼~
先程、クロム様のご息女を守ろうと~
自ら盾になったのは…立派でした。▼~
その身を呈してでも主君を~
守ろうとする騎士の精神…▼~
貴方にもしっかりと~
受け継がれていたのですね。▼~
:[ジェローム]|…私の両親は共に~
主に仕える騎士だったからな。▼~
私がそうなることは当然だろう。~
別に、褒めるようなことではない。▼~
:[フレデリク]|いいえ、同じ騎士として、~
私は貴方を尊敬しますよ。▼~
きっと、この世界の私も~
同じことを思っているはずです。▼~
…ですが、父親としては…▼~
どうしても、手放しであなたを~
褒めてやることはできません。▼~
:[ジェローム]|…何故だ。~
私の命は、主君のためにある。▼~
主君を守れるのなら、~
私はここで散っても構わない。▼~
騎士の使命を全うするのなら、~
父さんも母さんも本望なのではないのか?▼~
:[フレデリク]|…父としては、今の問いに対して~
肯定の意を表すことはできません。▼~
そんなに立派でなくとも良い。~
ただ…生きていて欲しい、と…▼~
息子に対しては、~
そう思ってしまうのですよ。▼~
:[ジェローム]|…!! それは…!▼~
:[フレデリク]|…ジェロームさん?▼~
:[ジェローム]|それは、私が両親を失った時に~
何度も思ったことだ。▼~
民たちを守り、散っていった二人に、~
何度も、何度も…!▼~
:[フレデリク]|…そう…ですか。~
ごめんなさい、ジェロームさん…▼~
…ですが私も今、~
同じ気持ちなのですよ。▼~
だから、いくら騎士としての使命を~
全うするためとはいえ、▼~
ここで散っても良いなどと~
言うのはやめて下さい。▼~
もし貴方が死んだら、~
誰が主君をお守りするのですか。▼~
いつだって、絶対にあるはずなのです。~
主君を守り、自分も生きる方法が。▼~
:[ジェローム]|父さん…▼~
:[フレデリク]|そして…私はその方法を作るために~
ここまで来ました。▼~
ジェロームさん。今は騎士としてではなく、~
父親として、あなたをお守り致します。▼~
だから、貴方は生きて下さい。~
最後まで、絶対に。▼~
:[ジェローム]|…わかった。~
だが、やはり私は騎士だ。▼~
父さんや母さんと同じ…騎士なんだ。~
ただ守られるなど、性に合わん。▼~
だから…~
共に戦ってくれるか。父さん。▼~
:[フレデリク]|はい、もちろんですよ…!▼~
:[ジェローム]|…礼を言う。▼~
***ヴィオールと親子 [#g9fd41b1]
:[ヴィオール]|ジェロームくん、~
ジェロームくんどこだね?▼~
先ほどの凄まじい攻撃を受けて~
無事であるならいいのだが…▼~
ああ、貴族的に心配だ…▼~
…ん? 何やらこちらに~
向かってくる飛竜が…▼~
敵か? いや、あれは…!▼~
'''(ミネルヴァの声)'''~
~
みみみミネルヴァちゃんーーー!?▼~
~
:[ジェローム]|と、父さん!?~
これは…どういうことだ!?▼~
:[ヴィオール]|ジェロームくん!!~
良かった無事だったのだね!▼~
:[ジェローム]|どうして貴様がここにいるんだ…?~
死んだはずではなかったのか?▼~
:[ヴィオール]|それを説明したいのは山々なのだが、~
さ、先にミネルヴァちゃんを離してくれたまえ!▼~
痛い痛い痛い!~
頭に噛み付くのはご勘弁願うよ…!▼~
:[ジェローム]|ミネルヴァ!▼~
:[ヴィオール]|…ふぅ、~
礼を言うよジェロームくん。▼~
2人とも元気そうで何よりだ。~
私の心配は杞憂だったようだね。▼~
:[ジェローム]|…それより、説明しろ。~
貴様、本当は生きていたのか?▼~
:[ヴィオール]|父を貴様呼ばわりとは…~
貴族の子息としては少々口が悪いね。▼~
…まぁいい。私がここに~
存在する理由についてだが…▼~
それは私が~
異界から来た者だからだ。▼~
別の世界から、~
優雅かつ華麗に君を助けに来たのだよ。▼~
つまり、私はこの世界のヴィオールとは~
似て非なる別人ということになるね、▼~
:[ジェローム]|異界…なるほど、貴様の言い分~
説得力はある。納得はしたが…▼~
:[ヴィオール]|なんと…~
相変わらず貴様呼ばわりかい?▼~
この世界の私は~
君に何をしでかしたというのかね?▼~
:[ジェローム]|色々…だ。▼~
:[ヴィオール]|どういうことだね?▼~
:[ジェローム]|私は勉学から武道、~
貴族としての嗜みから帝王学まで、▼~
何から何まで~
貴様に教わった。▼~
私は父が大好きだった…~
尊敬していたのだ、貴様のことを!▼~
だからこそ、死なれた時…▼~
私がどれほど辛い思いを~
味わったか…!▼~
:[ヴィオール]|…………▼~
:[ジェローム]|か、必ず帰ると、言ったくせに…!~
母さんと、ミネルヴァと、3人で…!▼~
でも、帰ってきたのは~
傷だらけのミネルヴァだけだった…!▼~
き、貴様はうそつきだ…~
嘘つきで、最低の、父さんだ…!▼~
:[ヴィオール]|それは確かに…私は貴様と~
呼ばれても仕方ないね。▼~
すまない…ジェロームくん。~
本当に、申し訳ない事をした。▼~
だがね、この世界の私は…~
きっとその約束を果たすはずだった。▼~
3人で、生きて君の元に~
帰るはずだったんだ。▼~
ただ…その約束を果たせるほどの~
幸運に…彼は恵まれなかった。▼~
散った彼がどれ程無念だったか…~
それだけは、どうかわかって欲しい。▼~
:[ジェローム]|…………▼~
:[ヴィオール]|もう遅いかもしれないが…~
私が彼の約束の続きになろう。▼~
君が幸せに暮らせる未来を作るために、~
共に戦わせてくれたまえ。▼~
腕前なら私の方が若い分~
少しは勝っているはずだよ。▼~
:[ジェローム]|…………▼~
ありがとう、父さん…▼~
さっきは~
最低などと言ってすまなかった。▼~
本当は、俺は…▼~
:[ヴィオール]|いんや。言わなくていい。▼~
:[ジェローム]|なぜ…▼~
:[ヴィオール]|続きは、ここを切り抜けてから~
聞かせてくれたまえ。▼~
君がそう約束してくれるのなら~
私は続きを聞くために、▼~
必ず最後まで生き残るからね。▼~
今度こそ…必ずだ。▼~
:[ジェローム]|父さん…▼~
…ああ。約束だ。▼~
***ソールと親子 [#eda6736c]
:[ソール]|ジェローム! 無事かい?~
ああ…こんなに傷だらけになって…!▼~
:[ジェローム]|まさか…父さんなのか!?▼~
:[ソール]|えっと…僕は正確に言うと、~
君の父親のソールじゃない。▼~
僕は一時的に君たちを助けにやってきた~
別世界の人間なんだよ。▼~
:[ジェローム]|べ、別世界だと…!?▼~
:[ソール]|うん、だからこの世界には~
あまり長い時間留まれないけれど、▼~
できる限り君たちに~
協力させてもらうよ!▼~
:[ジェローム]|そんな…それならなぜ、~
今まで…!▼~
:[ソール]|えっ…?▼~
:[ジェローム]|そんな力があるのなら、~
これまでなぜ助けに来てくれなかった?▼~
私たちは何度も何度も…助けを…~
欲していたというのに…!▼~
:[ソール]|!!~
ジェローム…済まない。▼~
:[ジェローム]|父さんがいれば乗り越えられた~
局面が沢山あった…▼~
もっと多くの仲間を、民たちを~
犠牲にせずに済んだ…▼~
もしかしたら父さん自身や母さんだって~
死なずに済んだかもしれない!▼~
なのに、こんな風に~
助けに来られたら…▼~
今までどうしようもないと思って~
諦めてきたこと全てを、▼~
後悔してしまうではないか…!▼~
:[ソール]|…そうだね。~
本当に…その通りだ。▼~
僕だって、もっと早く助けに来られたら~
どれだけ良かったか…▼~
そうしたら、君にこうやって~
寂しい思いなんてさせずに済んだのに!▼~
:[ジェローム]|父さん…▼~
:[ソール]|でも…今度は間に合ったんだ。~
君が死んでしまう前に、ここに来られた。▼~
君にとってはもう遅いかもしれないけど…~
父親として、戦わせてくれないかな。▼~
君と、ミネルヴァを全力で守る。▼~
それが…今まで君に~
何もできなかった情けない父親の、▼~
今できる唯一のことだから…!▼~
:[ジェローム]|…わかった。父さん。~
礼を言う…▼~
つい熱くなってしまったが…~
父さんは何も悪くなど無い。▼~
本当に憎むべきなのは…あの邪竜だ。~
当たるような真似をしてしまって、すまない。▼~
:[ソール]|ううん、いいんだ。~
そんなの気にしちゃいないよ。▼~
:[ジェローム]|協力してくれるか、父さん。~
俺たちの…未来のために。▼~
:[ソール]|もちろんだよ!▼~
***ヴェイクと親子 [#lba258a6]
:[ヴェイク]|おうおう、くたばってねぇか!~
ジェローム!▼~
:[ジェローム]|なっ…!~
まさか、お前は…!?▼~
:[ヴェイク]|父親をお前呼ばわりとは~
ひっでーなぁ…▼~
けどその口の悪さが~
俺様に似てるってか?▼~
:[ジェローム]|バカなことを言うな。~
私は口が悪いわけではない。▼~
相手に相応しく振る舞っているだけだ。▼~
だが、お前は本当に父さんなのか?~
一体どうやって…▼~
:[ヴェイク]|まぁ正確に言えば、~
俺様はお前の親父じゃねぇ。▼~
異界から一時的にお前達のことを助けに来た~
別世界のヴェイクってわけだ。▼~
:[ジェローム]|別世界のヴェイク…だと?▼~
:[ヴェイク]|おうよ、俺様たちのいた世界も~
結構大変な所だったけどよ、▼~
お前らも相当大変な所を~
生き抜いてきたみてぇだな。▼~
全く、よく生き残ったもんだぜ!~
さっすが俺様の息子だな!▼~
:[ジェローム]|…負けたくは無かったからな…▼~
:[ヴェイク]|へ?▼~
:[ジェローム]|負けたくなかったのだ。~
この絶望に…最後まで。▼~
だから…今まで誰にも、何者にも~
負けないよう、必死に戦ってきた。▼~
どんなに苦しい戦況でも、~
決して諦めはしなかった。▼~
:[ヴェイク]|へぇ、お前…見かけによらず~
負けず嫌いなんだな。▼~
:[ジェローム]|…お前に、そう教えられたからな。▼~
:[ヴェイク]|俺様に?▼~
:[ジェローム]|ああ。~
『俺様がいなくても負けんじゃねぇぞ』▼~
父さんが屍兵の討伐に~
出かける前に言った言葉だ。▼~
…それが、私が聞いた父さんの~
最後の言葉となった。▼~
それ以来…私は、~
その言葉を胸に今まで生きてきた。▼~
:[ヴェイク]|ったく…俺様ももう少し~
かっこいい言葉を遺してくたばれよな…▼~
:[ジェローム]|別にかっこ悪い遺言だなどと~
思ったことはないがな。▼~
それに…私はその言葉に、~
幾度も救われてきた。▼~
:[ヴェイク]|そっか。じゃあ…今からは~
俺様が隣にいても、負けるなよ。▼~
:[ジェローム]|何だそれは。▼~
:[ヴェイク]|そのままの意味だよ。▼~
今から一緒に戦ってやるけど、~
気ぃ抜いて負けんじゃねぇぞってことだ!▼~
:[ジェローム]|…ふん。~
そんなもの、当然だ。▼~
そちらこそ、息子の強さを見て~
怖気づくなよ。▼~
:[ヴェイク]|へへっ、言うじゃねーか。~
そんじゃ行くぞ、ジェローム!▼~
:[ジェローム]|あぁ!▼~
***カラムと親子 [#xb4649e2]
:[ジェローム]|はぁ…何とか、まだ戦えるな。▼~
せめて残りの奴らが戻ってくるまでは~
耐えたいところだが…▼~
:|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''
:[ジェローム]|…ミネルヴァ?▼~
なぜ、何もないところに向かって~
そんなに…▼~
:|'''(カラム登場)'''
:[カラム]|…ジェローム。▼~
:[ジェローム]|なにっ…!?~
父さんなのか!?▼~
いや…しかし、なぜそんな事が…!?~
まさか、屍兵…!?▼~
:[カラム]|ううん…僕は異界から来たカラム。~
この世界とは別の世界の人間なんだ…▼~
:[ジェローム]|なんだと…?~
では、屍兵ではないのだな?▼~
:[カラム]|そうだよ…▼~
:[ジェローム]|…なら、安心した。▼~
別人とはいえ、一目会えて良かった。~
ミネルヴァも喜んでいる…▼~
だが、ここは危険だ。~
今のうちに元の世界に帰れ。▼~
:[カラム]|えっ…ダメだよ。僕も一緒に戦う…~
そのために異界から来たんだから…▼~
:[ジェローム]|助けなどいらん…▼~
:[カラム]|えっ…?▼~
:[ジェローム]|私たちはこれまで~
自分たちだけの力でやってきた。▼~
誰にも頼らず、~
誰の助けも受けずに。▼~
それに…~
私は皆の守り手だ。▼~
民を守って散った父さんの代わりに、~
私が皆を守ると決めて生きてきた。▼~
父さんの立っていた場所には…~
もう次の人間が…私が立っている。▼~
今更出てきた~
異界の者の力など、頼るまでもない。▼~
:[カラム]|ジェローム…▼~
:[ジェローム]|…わかったなら、さっさと行け。▼~
:[カラム]|そう言って、僕を死なせないように~
しようとしてくれてるんだね…▼~
:[ジェローム]|私はそんなできた人間ではない。▼~
:[カラム]|ううん…わかるよ。~
君の本当の気持ち…▼~
だって僕は…君の父親だから。▼~
:[ジェローム]|…………▼~
:[カラム]|ありがとう…僕の後を継いで、~
守り手としてずっと戦ってくれて…▼~
この世界の僕は、~
もう君を守ることはできないけど…▼~
せめて彼の代わりに、~
君の力になりたいんだ。▼~
今更出てきて力を貸すだなんて~
勝手な父親だけど…許してほしい。▼~
僕も、君たちに~
一目会えて良かったよ。▼~
ジェロームも、ミネルヴァも…~
絶対に守ってみせるから…▼~
:|'''(カラム退場)'''
:[ジェローム]|…! 待て…!▼~
…………▼~
すまない、父さん…~
あんな言い方をしてしまって。▼~
本当は、父さんが来てくれて、~
俺は……▼~
***ロンクーと親子 [#ped54ec2]
:[ロンクー]|…この辺りの敵は、片付いたか…▼~
:|'''(ジェローム登場)'''
:[ジェローム]|…お前は?▼~
:[ロンクー]|!!▼~
…………~
俺は、異界から来た援軍だ。▼~
:[ジェローム]|…そう、なのか。~
先程から気になっていたのだが、▼~
お前の戦い方は見事だな。~
攻めにも守りにもまるで隙がない。▼~
:[ロンクー]|…そうか。▼~
:[ジェローム]|それに…お前を見ていると、~
誰かを思い出すんだ。▼~
そう…まるで、私の…▼~
:[ロンクー]|…戦場での雑談は無用だ!~
失礼する…!▼~
:[ジェローム]|あ…おい!?▼~
:|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''
:[ロンクー]|ミネルヴァ…?▼~
…っ! しまった…!▼~
:[ジェローム]|お前、今…ミネルヴァと言ったな?~
なぜ私の飛竜の名を知っている?▼~
それに…ミネルヴァの今の鳴き声は…~
父さんを呼ぶ時のものと同じだった。▼~
もう何年も聞くことのなかった~
鳴き声を…どうして今…▼~
:[ロンクー]|それは…▼~
:[ジェローム]|父さん…なんだな?▼~
:[ロンクー]|…………▼~
:[ジェローム]|…本当は、似ていると思っていた。~
援軍が現れた時から、ずっと…!▼~
その動きも、その構えも、~
声も、話し方も…!▼~
…父さんなんだな?~
例え別人でも、私の…!▼~
:[ロンクー]|…すまない。~
名乗るつもりは無かったのだが…▼~
俺の若い姿を知る、ミネルヴァまでは~
誤魔化せなかったな。▼~
…こんな状況で、よく頑張った。~
よく生きていてくれた…ジェローム。▼~
:[ジェローム]|…!! …っ!!~
父さ……▼~
:[ロンクー]|泣くな、ジェローム。~
その仮面は何のためだ?▼~
相手に動揺や焦りを悟らせないための~
仮面だろう?▼~
なのに、こんなに簡単に…~
相手に感情を悟らせてはいけない。▼~
:[ジェローム]|…無茶を言うな。▼~
私は…父さんのように~
常に冷静ではいられないんだ…▼~
:[ロンクー]|いや…俺だって、~
常にそうあれる訳ではない。▼~
女に近づかれたら…~
とてもではないが平静を保てない。▼~
お前の母…セルジュのおかげで~
随分改善されたがな。▼~
だがお前には明確な弱点は無い。~
お前は…俺よりもずっと強い。▼~
戦いの腕も…~
そしてその心も。▼~
:[ジェローム]|父さん…!▼~
:[ロンクー]|俺は、お前を守るためにここまで来た。▼~
名乗ったからには、~
父としてお前を守らせてもらうぞ。▼~
お前も、ミネルヴァも、~
決して死なせはしない。▼~
:[ジェローム]|すまない…父さん。~
だが、俺も共に戦う。▼~
俺は、強き戦士であった父さんに~
近づきたくて、日々鍛錬を積んできた。▼~
その成果を見てくれないか。~
この世界の…父さんの代わりに。▼~
:[ロンクー]|ああ。もちろんだ。▼~
…行くぞ、ジェローム!▼~
:[ジェローム]|ああ!▼~
***リヒトと親子 [#z9cafdc9]
:[リヒト]|ジェロームだね!▼~
:[ジェローム]|!? 子供…?~
どうして子供がここに…!▼~
:[リヒト]|…やっぱりそうなるよね。~
僕は君の父さんなんだけどなぁ…▼~
:[ジェローム]|…何を言っている!?~
私の父は既に死んだ身だ!▼~
どうやって紛れ込んだかは知らんが、~
早くここから逃げた方が身のためだぞ!▼~
:[リヒト]|ううん、僕は逃げたりしないよ。▼~
僕は君を助けるために、~
別の世界から来たんだから。▼~
その世界はここより昔の世界だから~
こんな子供の姿だけど…▼~
ここでは父親として、君を守ってみせる。~
大切な息子の…君をね。▼~
:[ジェローム]|…なんだと?~
そんな話、信用できるわけが…▼~
~
'''(ミネルヴァの鳴き声)'''~
~
ミネルヴァ?▼~
:[リヒト]|ありがとう、ミネルヴァ!~
君には僕がわかるんだね!▼~
そうだよね、君は幼い頃の僕にも~
会ってるはずだもん。▼~
どう?~
この姿、懐かしいでしょ?▼~
:[ジェローム]|……どういうことだ?▼~
本当にこの子供が…~
私の父さんだというのか?▼~
それなら、お前が父さんだと言うのなら…~
証拠を見せてくれ。▼~
:[リヒト]|えっ? 証拠…?~
でも何をすればいいの?▼~
:[ジェローム]|私は幼い頃、父さんから魔法を~
教わっていたにもかかわらず、▼~
母さんの後を継いで~
ドラゴンナイトになることを決めた。▼~
その時父さんが~
私に言った言葉はわかるか…?▼~
:[リヒト]|そんなぁ…それって僕にとっては、~
これからもっと先の話でしょ?▼~
そんなの、今の僕にわかるわけ…▼~
:[ジェローム]|…………▼~
:[リヒト]|あ…ううん。~
やっぱり、何となくならわかるよ。▼~
きっと僕ならこう言うと思うんだ。▼~
君がどんな道を進もうと、~
僕はずっと見守っていきたいし…▼~
男として頼りがいのある騎士に~
なりたいなら、その選択は正しいと思う。▼~
でも……少し…寂しい、かな?▼~
:[ジェローム]|…!▼~
:[リヒト]|ど、どうかな?▼~
:[ジェローム]|…………▼~
:[リヒト]|ジェローム…?~
やっぱり、不正解だったかな?▼~
:[ジェローム]|…いや、正解だ。▼~
あまりにも記憶の父さんの言葉と~
同じだったので…少し、驚いていた。▼~
:[リヒト]|じゃあ僕がリヒトだって~
認めてくれる?▼~
:[ジェローム]|ああ…~
疑ったりして、悪かった。▼~
:[リヒト]|良かった!▼~
:[ジェローム]|俺は、父さんの後は継がなかった。~
だが…父さんは俺の憧れだった。▼~
頼りがいのある背中、~
優しく大きな手、▼~
その手から放たれる強力な魔法。~
全て、鮮明に思い出せる。▼~
…見せてくれるか、父さん。~
俺にもう一度…懐かしいその姿を。▼~
:[リヒト]|ジェローム…~
で、でも、今の僕の姿は…▼~
:[ジェローム]|ああ、わかっている。▼~
だた、今なら見える気がするんだ。~
もう二度と見ることが叶わないはずの…▼~
大好きだった、~
あの頃の父さんの姿が。▼~
:[リヒト]|!!▼~
…わかったよ、ジェローム。~
そこまで言われちゃ仕方ないね。▼~
父さんのかっこいい姿、~
嫌ってほど見せてあげるよ!▼~
:[ジェローム]|ありがとう…父さん。▼~
***ガイアと親子 [#e7da62db]
:|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''~
:[ジェローム]|
…ミネルヴァ?~
どうして、なぜそんなに鳴いて…▼~
!? 人影…?▼~
:[ガイア]|
お、おいちょっと…こらやめろ!~
ミネルヴァ!!▼~
:[ジェローム]|
なにっ…!?~
まさか…父さんなのか!?▼~
:[ガイア]|
ちっ、見つかったか。~
お前に顔を見せたくなかったんだが…▼~
:[ジェローム]|
なぜ父さんが!?~
父さんは死んだはずではないのか?▼~
:[ガイア]|
ああ…~
この世界のガイアは、な。▼~
俺は異界から来た者。~
お前の父さんとは別人だ。▼~
さっきいきなり援軍が現れたろ?~
あの時こっちの世界に来たんだよ。▼~
:[ジェローム]|
そんな事がありえるのか?▼~
:[ガイア]|
それがありえるんだな。~
俺も最初は驚いたさ。▼~
だから…お前もきっと~
信じてくれないと思っていた。▼~
お前に会って偽者だ何だと~
疑われるぐらいなら…▼~
いっそのこと会わない方が~
いいと思ったんだ。▼~
:[ジェローム]|
だからコソコソと~
盗賊のようにしていたのか。▼~
:[ガイア]|
いやまぁ俺、元々盗賊だしな…▼~
:[ジェローム]|
…………▼~
…疑うわけ、ないだろう。▼~
:[ガイア]|
は? 何か言ったか?▼~
:[ジェローム]|
…何でもない。▼~
ミネルヴァがあんなに喜んでいたんだ。~
本物だと信じるしかないだろう?▼~
ただ、私ひとりだったら絶対に~
信用しなかったがな。▼~
:[ガイア]|
何だよそれ…判断は完全に~
ミネルヴァ任せなのかよ。▼~
じゃあジェロームに信用してもらえらのは~
ミネルヴァのおかげってことか。▼~
よしよし、ミネルヴァ。~
お前には特別に菓子をやるからな。▼~
:[ジェローム]|
…………▼~
:[ガイア]|
ん? どうしてジェローム。▼~
:[ジェローム]|
……っ!▼~
:[ガイア]|
!?▼~
ジェローム?~
な、泣いているのか…?▼~
すまん、お前も菓子が欲しかったんだな。~
ほら、この中から好きなやつを…▼~
:[ジェローム]|
いらん! 私は子供か!~
そんなことで泣いているのではない!▼~
ただ…お前がそうやって~
ミネルヴァに菓子を与える光景が…▼~
すごく…~
懐かしくて…▼~
:[ガイア]|
…ジェローム。▼~
…すまないな、この世界で~
寂しい思いをたくさんさせてしまって。▼~
その思いに報いるには安すぎる対価だが、~
ここでは俺がお前をミネルヴァを守る。▼~
だから、安心してくれ。▼~
:[ジェローム]|
…あぁ。ありがとう。~
…父さん。▼~
***グレゴと親子 [#ta95f9f7]
:[グレゴ]|よう!~
生きてるみてぇだな、ジェローム!▼~
:[ジェローム]|…なっ!▼~
:[グレゴ]|何よりだぜ~。死んじまったら~
何にもならねぇからな。▼~
:[ジェローム]|き、貴様どうして…!?▼~
:[グレゴ]|おいおい、父ちゃんに対して~
貴様はねえだろう?▼~
っても…俺は正確には~
お前の父ちゃんじゃねーか。▼~
:[ジェローム]|…?▼~
:[グレゴ]|俺は別の世界からやってきたんだ。▼~
つまり死んだお前の父親のグレゴとは、~
同一人物でもあり別人でもあるわけよ。▼~
:[ジェローム]|そう…なのか。▼~
:[グレゴ]|けどまぁ、細かい事は気にするな。~
どっちにしろ今生の別れだ。▼~
:[ジェローム]|どういうことだ…?▼~
:[グレゴ]|この世界にいられる時間は長くない。~
終わったらすぐに帰らないといけねぇんだ。▼~
だからよ、俺にもちゃんと活躍するとこ、~
分けてくれよ? いいだろ?▼~
:[ジェローム]|ならば私は…~
父さんに言っておきたい事がある…▼~
:[グレゴ]|おうよ、なんかあるなら~
今のうちに言っとけ。▼~
:[ジェローム]|ミネルヴァについての事だ…▼~
:[グレゴ]|ミネルヴァ? ああ…お前の相棒は~
この世界のセルジュから引き継いだのか?▼~
:[ジェローム]|そうだな。こいつは私の半身だ…~
仲間達とはまた違う結び付きがある。▼~
言葉は交わせずとも、~
心は繋がっている…▼~
:[グレゴ]|そうか。そりゃこの世界の~
セルジュも喜んでるだろうぜ。▼~
…で、なんだ?▼~
:[ジェローム]|礼を言わせて欲しいんだ。~
ミネルヴァとこうしていられることに対しての。▼~
昔ミネルヴァは父さんによって~
命を救われたと聞いたことがあるからな…▼~
:[グレゴ]|お、おいおい、~
それほどのもんじゃねぇよ。▼~
:[ジェローム]|いや…私が今ここにあるのは、~
仲間たちとミネルヴァのおかげ…▼~
つまり父さんのおかげと言っても~
過言ではない。▼~
:[グレゴ]|ジェローム…▼~
:|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''
:[ジェローム]|ふっ…こいつも命の恩人に~
再会できて喜んでいるようだ…▼~
:[グレゴ]|そうか。なら救われた命、~
ここで落とすなんてことだけは止めてくれよ。▼~
まぁお前らを守るために、~
俺もこの世界に来たわけだしな。▼~
お前らは俺が守ってやるから、~
大船に乗ったつもりでいてくれや!▼~
:[ジェローム]|…父さん。▼~
:[グレゴ]|絶対に死なせないぜ。ジェローム。~
お前も…ミネルヴァも。▼~
生きて生きて生き抜いて、~
幸せな未来ってやつを掴んでくれ。▼~
この世界の俺の分まで、な。▼~
:[ジェローム]|ああ…ありがとう。~
父さん。▼~
***リベラと親子 [#gb79f32a]
:[リベラ]|ジェロームさん…!~
生きていてくれたのですね。▼~
ああ、良かった…!▼~
:[ジェローム]|まさか…父さん?~
天に召されたのではなかったのか…!?▼~
:[リベラ]|はい。この世界のリベラは~
そうだったと聞いています。▼~
:[ジェローム]|この世界…?▼~
:[リベラ]|私は別世界より訪れし者。~
この世界の住人ではないのです…▼~
:[ジェローム]|な、なんだと…?▼~
:[リベラ]|残念ながら私はこの世界に~
長居することは叶いません。▼~
ただ少しでも…あなた達に~
協力させてもらえないでしょうか…!▼~
:[ジェローム]|そんな助けなど…不要だ。▼~
去らねばならないというなら、~
今すぐに去ればいい…▼~
:[リベラ]|ジェロームさん…?▼~
:[ジェローム]|この世界には、~
これまで救いの手など無かった…▼~
だからこれからも私達の未来は~
私達の手で勝ち取る。▼~
今更、神のきまぐれのような~
助けなどいるものか…!▼~
:[リベラ]|貴方の言う通りですね…~
私には、言い訳をする余地もありません。▼~
ならば…~
助けることが叶わないというのなら、▼~
せめてあなたの盾となりましょう。▼~
あなたに向かってくる攻撃の全て…~
この私が受け止めましょう…▼~
:[ジェローム]|!! 止めろ!~
頼む、それだけは…止めてくれ!▼~
私はもうこれ以上、父さんが~
死んでいく姿など見たくない…!▼~
戦いたいのなら、~
好きにすればいい!▼~
だが…私を守って死ぬなどという~
馬鹿なことはやめてくれ!▼~
:[リベラ]|この身を案じてくださるのですか?~
私は本物の父ではないというのに…▼~
:[ジェローム]|…勘違いするな。~
例え別人だとしても、▼~
同じ姿の者に死なれては~
寝覚めが悪い…それだけだ。▼~
:[リベラ]|…そうですか。▼~
では、盾としてではなく、~
貴方の剣として…▼~
共に戦うことをお許しくださいますか?▼~
:[ジェローム]|…わかった。~
だが…絶対に死ぬな。▼~
:[リベラ]|…ありがとうございます、~
ジェロームさん。▼~
突き放すような言い方をしても…~
私には貴方の優しさが痛いほどわかります。▼~
生まれてきてくれて…そして素晴らしい~
人間に育ってくれて…ありがとう…▼~
:|'''(リベラ退場)'''
:[ジェローム]|…………▼~
…礼を言うのは、こちらの方だ。▼~
ありがとう、父さん…▼~
あんな言い方しかできなくて、~
すまない…▼~
***ヘンリーと親子 [#l2a8536a]
:[ヘンリー]|ねぇねぇ、~
君はジェロームじゃないの~?▼~
:[ジェローム]|と…父さん!?▼~
:[ヘンリー]|やっぱりジェロームなんだね?~
良かった良かった~。▼~
さっきすごい攻撃を受けてたから、▼~
もしかして死んじゃったんじゃないかって~
ヒヤヒヤしてたんだよ~。▼~
:[ジェローム]|父さんこそ、~
死んだはずではなかったのか…?▼~
:[ヘンリー]|うん、死んだよ。~
この世界のヘンリーはね。▼~
けど僕は異界からやってきた人だから、~
君のお父さんとは別人なんだ。▼~
あまり長い時間留まることはできないけど、~
君の手助けをさせてもらうよ~!▼~
:[ジェローム]|いや…今の話が真実だと言うのなら…~
手助けなどは不要だ。▼~
父さんは元いた世界に帰ってくれ…▼~
:[ヘンリー]|え~!?~
なんで~?▼~
:[ジェローム]|異界の人間とはいえ、~
父さんの死んでいく姿など…▼~
私はもう、見たくないんだ…▼~
:[ヘンリー]|でもジェローム。それは僕からすれば~
まったく同じ気持ちなんだよ?▼~
異界とはいえ息子が死ぬのを前に、~
逃げ帰るなんてできないからね。▼~
:[ジェローム]|父さん…~
そう言ってくれるのは嬉しいが…▼~
:[ヘンリー]|大丈夫だよ~!~
二人の想いが同じなら、▼~
きっとこの苦境を~
乗り越えられるはずだよ~!▼~
:|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''
:[ジェローム]|ミネルヴァ…?▼~
:[ヘンリー]|あはは、ごめんごめん。~
二人じゃなかったね。▼~
ミネルヴァとジェロームと僕、~
三人の想いが同じなら、きっと大丈夫。▼~
そうだよね、ミネルヴァ!▼~
:[ジェローム]|…父さんも、わかるのか?~
ミネルヴァの言葉が…▼~
:[ヘンリー]|うん。だって、家族だもん。▼~
ミネルヴァも、ジェロームも、~
それからセルジュも。▼~
みんな僕の大事な家族で…~
絶対に死んで欲しくない人たちなんだ。▼~
…だから一緒に戦ってもいいよね?~
ジェローム。▼~
:[ジェローム]|…そうか。そこまで言われては、~
その想いを無下にもできんな。▼~
…わかった。力を貸してくれ。~
ただし、絶対に死ぬなよ?▼~
:[ヘンリー]|もちろんだよ!▼~
:[ジェローム]|ありがとう、父さん…▼~
***ドニと親子 [#mf588047]
:[ドニ]|ジェロームだべな!?~
あぁ、無事で良かっただ~。▼~
:[ジェローム]|なっ…!? 父さん!?~
私は夢か幻でも見ているのか?▼~
:[ドニ]|えっ?▼~
:[ジェローム]|父が若い姿でこの場に~
現れるなど…▼~
そんなこと…あるわけがない…!▼~
それとも私自身も~
もう死んでしまったとでも言うのか…?▼~
:[ドニ]|おおーい、しっかりするだよ。~
おらは幻なんかじゃないだ!▼~
それにあんたもまだ生きてるだよ!?▼~
:[ジェローム]|ならば…どうして?▼~
:[ドニ]|おらはこの世界の人間じゃねぇだ。~
別の世界からあんたを助けに来ただよ!▼~
だからあんまり長くは居られねぇけど、~
できる限り一緒に戦うだよ!▼~
:[ジェローム]|…そういうことか。▼~
だがもはやそれは~
夢や幻と同じようなものだな…▼~
:[ドニ]|いや、違うだ!~
おらは生きてるだよ!▼~
:[ジェローム]|お前が生きた人間だと言うのは~
もうわかっている。▼~
…ただ、別世界の父が~
一時的にやってきたというなら…▼~
それは幻と同じようなことだと~
言っているんだ。▼~
今こうして父と再び会話していることが、~
明日には幻のように感じてしまうと…▼~
:[ドニ]|…………▼~
ジェローム…~
寂しいんだべな。▼~
:[ジェローム]|…それをお前が言うか?▼~
戦争でお前を…父を亡くした息子の~
気持ちが、お前にわかるのか…?▼~
:[ドニ]|…わかるべ。▼~
:[ジェローム]|え…▼~
:[ドニ]|おれも…父ちゃんを戦争で亡くしたべ。~
すごく辛くて…苦しくて…悲しかっただ。▼~
だから、自分の子供だけには~
同じ思いをさせるもんかと思ってただ。▼~
けど、あんたには父親どころか~
母親まで失う痛みを味わわせた。▼~
ほんとに、すまねぇだ…▼~
だとも…いや、だからこそ、~
今だけはおらに、▼~
息子を守るために~
頑張らせてくれないだか?▼~
:[ジェローム]|…………▼~
父さん…▼~
:[ドニ]|おらにはおらのできることをする。▼~
この手で、あんたとミネルヴァを~
絶対に守って見せるべ!▼~
:[ジェローム]|…命を落とさないと、約束できるか?~
今度こそ。▼~
:[ドニ]|ああ、もちろんだ! 父ちゃんの~
強さを今こそ見せてやるだよ!▼~
:[ジェローム]|そうか…わかった。~
では、共に戦おう、父さん。▼~
私も…今私ができることをする…▼~
お前と…~
父さんと、同じように。▼~
***ジェローム [#ud94b85e]
:[ジェローム]|…あれが、異界の私か。▼~
ふむ…こちらのミネルヴァも~
なかなかに愛らしいな。▼~
だが、うろこや羽にツヤが無い。~
体も傷だらけだ…▼~
異界の私の方も先程の攻撃で~
かなり消耗している。▼~
早く終わらせないと~
命を落としてしまうかもしれん。▼~
過去だけでなく異界の運命にまで~
干渉するのには気が進まないが…▼~
あんな姿を見せられてしまうと~
手を貸さずにはいられんな。▼~
…お前の戦い、~
微力ながら私も協力しよう…▼~
お前とミネルヴァは私たちが~
何としてでも守ってやる。▼~
だから死ぬんじゃない…~
死ぬんじゃないぞ…!▼~
:|'''(ジェローム退場、異界のジェローム登場)'''
:[異界のジェローム]|…どうした、ミネルヴァ?~
こっちに敵がいるのか?▼~
なぜそんなに向こうの方ばかり~
見つめて…▼~
:|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''
:[異界のジェローム]|ミネルヴァ…?~
礼を言っているのか…?▼~
いったい、誰に……▼~
**ロランと会話 [#z8267dce]
***ミリエル [#t15c6640]
:[ロラン]|か、母様…!?~
母様なのですね!?▼~
:[ミリエル]|ロラン…この状況の中、~
よく無事でいてくれましたね。▼~
:[ロラン]|ううっ…母様!~
会いたかったです…!▼~
母様が行方不明になってから~
何度も戦場の跡を回りましたが、▼~
ついに母様の~
遺体は確認できなかった。▼~
だから、だから…~
きっと生きていると思っていたんです!▼~
:[ミリエル]|!!▼~
:[ロラン]|良かった…~
僕は…信じていました…!▼~
:[ミリエル]|…………▼~
ロラン…申し訳ありません。▼~
最初に言っておくべきでしたが…~
私は、貴方の母親ではない。▼~
私は、この世界の~
ミリエルではないのです…▼~
:[ロラン]|えっ…? こ、こんな時に~
冗談は止めて下さい、母様!▼~
:[ミリエル]|いえ、冗談ではありません。~
私は異界と呼ばれる別世界の人間。▼~
貴方の母親のミリエルとは…~
同一人物ではありますが、▼~
別人とも言える存在なのです…▼~
:[ロラン]|そ、そんな事…理解できない!~
そんな不可解なことを母様が言うだなんて…!▼~
:[ミリエル]|そう言われても仕方ありませんね…▼~
仮に立場が逆だった場合、~
私もそう考えるでしょう…▼~
ですが、これは~
紛れもない事実なのです。▼~
:[ロラン]|じゃあ、やっぱり…~
僕の母様は…▼~
:[ミリエル]|ぬか喜びをさせてしまって…~
本当にすみません。▼~
貴方は、私が生きていると~
ずっと信じてくれていたのに…▼~
私では、その思いに報いるだけの~
答えを貴方に与えることはできない…▼~
:[ロラン]|…いいえ。いいんです。~
僕も本当は、わかっていたんです。▼~
…僕の母様はもういない。▼~
遺体を見なかったのをいいことに、~
都合の良い夢を見ていたんです。▼~
いつまでも認めないままだと、~
母様が報われませんね。▼~
…ありがとうございます、異界の母様。~
僕の目を覚ましてくださって。▼~
別の世界の母様であっても…~
また会えて嬉しいです…▼~
:[ミリエル]|そう言ってくれるのですね…~
ありがとうございます…ロラン。▼~
せめてこの世界のミリエルに代わり、~
貴方に力を貸しましょう。▼~
この世界の私ができなかった分まで、~
貴方のことを守ります。▼~
:[ロラン]|母様…嬉しいです。~
母様と共に戦うのは、僕の憧れでしたから。▼~
これも、異界から助けに~
来て下さったおかげですね。▼~
:[ミリエル]|ロラン…▼~
:[ロラン]|しかし、異界…ですか。▼~
…僕には到底~
理解が及ばない世界ですね。▼~
世界が平和になった暁には、~
その理をぜひ解き明かしたいものです…▼~
:[ミリエル]|ふふっ…こんな時に~
そんな事を言うだなんて。▼~
我が子ながら困ったものですね。▼~
ですが…憧れを持つのは~
素晴らしい事です。▼~
前向きな心は、~
生きる力へと昇華されるのですから。▼~
:[ロラン]|はい…! 母様!▼~
***マイユニット(男性・俺)と親子 [#i611f46b]
:[ルフレ]|
ロラン!生きていてくれたか!▼~
:[ロラン]|
ま、まさか父様なのですか…!?▼~
:[ルフレ]|
いや…俺は別の世界から~
やってきたルフレだ。▼~
だから正確には~
お前の父親じゃない。▼~
:[ロラン]|
えっ…?▼~
:[ルフレ]|
だから父親として偉そうな事は~
言えないかもしれないが…▼~
この限られた時間の中で~
お前の事を守らせて欲しいんだ…!▼~
こんなことしかできなくて~
本当にすまないが…▼~
:[ロラン]|
父様…僕は逆に~
あなたに謝らなければなりません…▼~
:[ルフレ]|
ロラン…?▼~
:[ロラン]|
あなたは僕の憧れでした…▼~
あなたは軍略家としても、~
いち戦闘員としても、▼~
そして、皆の大切な仲間としても、~
常に軍を支え続けてきた…▼~
:[ルフレ]|
そんな大層なものじゃないぞ。▼~
:[ロラン]|
いえ…そんなことはないです。~
僕もあなたのようになりたくて…▼~
必死に努力して、この世界を救おうと~
頑張ってきたつもりです…▼~
ですが、その努力も甲斐はなく、~
世界は滅びへと近づきつつあります…▼~
家族や、仲間や、~
沢山の民達も死なせてしまいました…!▼~
だから僕は…~
あなたの息子失格なんです。▼~
父さんが守ろうとした世界を、~
僕は救えなかった…▼~
:[ルフレ]|
ロラン…▼~
お前はそうやって自分を追い込む程、~
懸命に努力をし続けてきたんだな…▼~
大丈夫だ。お前は俺と同じ…~
いやそれ以上の存在じゃないか?▼~
:[ロラン]|
…なぜそんな事を言うのですか?~
気休めは止めてください。▼~
:[ルフレ]|
確かにこの世界は~
一度滅びに向かったかもしれない。▼~
でもそれを巻き返しているのは~
お前や仲間の努力によるものだ。▼~
今こうしてそれが実を結ぼうと~
しているんじゃないのか?▼~
この世界の俺たちが為し得なかった事を、~
お前はちゃんとやり遂げようとしているんだぞ?▼~
:[ロラン]|
!!▼~
父様…ありがとうございます。▼~
そう言って頂けただけで、~
僕は…僕は…!▼~
:[ルフレ]|
あと少しだ…あと少し頑張れば、~
もうすぐ平和がやってくる!▼~
だからロラン、頑張ろう…!▼~
:[ロラン]|
は…はいっ!▼~
***フレデリクと親子 [#y9194caf]
:[フレデリク]|ロランさんですか?~
無事で何よりです…!▼~
:[ロラン]|ま…まさか父様、~
でも一体どうして…?▼~
:[フレデリク]|私はこの世界の~
フレデリクではないのです。▼~
異界と呼ばれる別世界からやってきた~
貴方の父とは異なる存在なのですよ。▼~
留まれる時間は~
決して長くはありませんが、▼~
その間だけでもどうか~
父親として、貴方を守らせて下さい。▼~
:[ロラン]|そうだったのですか…▼~
…父様。~
お気持ちはとてもありがたいです。▼~
ですが、この世界は今にも~
闇に包まれようとしています。▼~
せっかく生き延びた父様にご迷惑を~
おかけするわけには参りません。▼~
僕は父様とお会いできただけで十分です。~
さぁ、早く元の世界へ戻って下さい。▼~
:[フレデリク]|いえ、そんなわけには…▼~
:[ロラン]|…だめです、父様!▼~
:[フレデリク]|…まったく、その生真面目で~
融通のきかない所は誰に似たのでしょうね。▼~
:[ロラン]|え?▼~
:[フレデリク]|ですが、同時に貴方は愚かしい程に~
他人の事を想う…優しい子です。▼~
そんな貴方が、この世界を生きるのに~
どれほど辛い思いをしたでしょう。▼~
私は、貴方に幸せになって欲しいのです。~
今まで苦労をした分まで。▼~
この世界の私が…~
幸せにしてやれなかった分まで。▼~
:[ロラン]|父…様…▼~
:[フレデリク]|だから…ロランさん。▼~
こんな時くらいは、~
私に…父親に甘えてはくれませんか?▼~
:[ロラン]|いえ、ですが、それでは…!▼~
:[フレデリク]|大丈夫ですよ。息子を置いて、~
誰が二度も死ぬものですか!▼~
…この世界で倒れた私の分まで、~
貴方を守り通すと約束しますよ!▼~
:[ロラン]|…………▼~
わかりました。~
ではそのお力、お借りします。▼~
憧れだった父様と共に戦えるなんて、~
光栄ですよ。▼~
:[フレデリク]|さぁ、では行きますよロランさん!~
共にこの世界の希望を取り戻しましょう!▼~
:[ロラン]|はい!▼~
***ヴィオールと親子 [#yb0a409e]
:[ヴィオール]|そこを往くのはロランくんかな?▼~
:[ロラン]|と、父様!?~
生きておられたのですか!?▼~
いえ、でも父様の遺体は確かに~
この手で埋葬しました…!▼~
ということは、屍兵…?▼~
くっ…!~
こんな時に父様の姿で…!▼~
:[ヴィオール]|え!?~
ちょ、ちょっと君!?▼~
:[ロラン]|今度こそ安らかにお眠りください、~
父様!!!!▼~
:[ヴィオール]|うおぉ!? ままま待ちたまえ!~
私は屍兵ではないのだよ!!▼~
ほら見たまえこの健康的な肌を!~
それに目だって光っていない!!▼~
:[ロラン]|えっ…?~
ど、どういう事ですか?▼~
:[ヴィオール]|私は異界よりこの世界へと訪れし者。~
別の世界の人間なのだよ…!▼~
だから亡くなった君の父親とは~
別人ということになる。▼~
君を助けにここまで来たのだよ!~
敵ではないし、ましてや屍兵でもない!▼~
:[ロラン]|そう…だったのですか…~
異界の…父様……▼~
:[ヴィオール]|わかってくれて何よりだよ。~
すっかり寿命が縮んでしまった。▼~
それにしても、君があまりにも躊躇いなく~
かかってくるので少々驚いたよ…▼~
この世界の私は、君にとって~
あまり良い父ではなかったのかな?▼~
:[ロラン]|いえ、それは…~
昔、父様に教わったからです。▼~
『貴族たるもの、民衆を守るために~
時には情を切り捨てた行動も厭うな』と。▼~
:[ヴィオール]|ほほう、では君は私の教えに~
忠実に行動したというわけだね。▼~
:[ロラン]|はい。だから仲間を守るためには、~
例え父様の姿の敵であっても…▼~
…………▼~
:[ヴィオール]|ロランくん?▼~
:[ロラン]|例え父様の屍兵でも、この世界のために~
倒さなくてはいけないと…必死だったんです!▼~
けれど…心が痛まなかったはずありません!~
大好きだった父様を倒したくはない!▼~
あなたが良い父親で無かったわけが…~
あるはずないじゃないですか…!▼~
異界の父様であっても…~
一目会えて、僕は…僕は…っ!▼~
:[ヴィオール]|!!~
そうか…済まない。▼~
私の言葉は~
少々冷淡に聴こえてしまったかな…▼~
どうか許してくれたまえ。~
あまりこの場所に留まれない以上、▼~
名残惜しさは残したくなかったんだよ…▼~
:[ロラン]|…いえ…いいんです。~
むしろこちらが謝らなければ。▼~
父様、すみません…~
僕はもう…大丈夫です。▼~
:[ヴィオール]|…いい子だ…ロランくん。▼~
身体中は満身創痍だというのに、~
その澄み切った笑顔は、▼~
まさにヴィオール家の跡を継ぐに~
相応しい、貴族らしい顔だよ。▼~
…さて、そろそろ行くとするかね。~
世界を救うため、共に戦おうではないか。▼~
:[ロラン]|力を貸して下さるのですか…?▼~
:[ヴィオール]|当たり前だよ。貴族的に優雅な戦い…~
しかと見ていてくれたまえ!▼~
:[ロラン]|ありがとうございます、父様…!▼~
***カラムと親子 [#ceba831d]
:[カラム]|君は…この世界のロランだね?▼~
:[ロラン]|父様!? まさか…!~
どうして父様が…?▼~
:[カラム]|僕は異界という~
別世界から来たカラム…▼~
だからこの世界で死んでしまった~
君の父親とは別人なんだ…▼~
:[ロラン]|そ、そんなことが…!?▼~
:[カラム]|でも君が生きていてくれて良かった…~
無事…とは言えないかもしれないけど。▼~
:[ロラン]|生きていても…僕達はきっともうすぐ…~
死んでしまう運命なんです…▼~
:[カラム]|えっ…?▼~
:[ロラン]|最期に別世界とは言え、~
父様と会えて良かったです…▼~
:[カラム]|な、何を言っているんだい、ロラン…?~
ここまで来て諦めるのかい…?▼~
:[ロラン]|でも敵の勢力は依然強大で…▼~
我々に残された力は~
あまりにも心もとない…▼~
僕達にはもうどうする事も…!▼~
:[カラム]|ロラン…▼~
そうか。それは僕も父親を~
名乗る資格があるということかもね…▼~
:[ロラン]|え…?▼~
:[カラム]|度重なる戦いの連続で心身共に~
疲れ切ってしまったのかと思ったけど、▼~
君はそうじゃない…さっきまで~
仲間達と共に頑張っていたじゃないか。▼~
なのに今になって~
どうして弱音を吐いているんだい?▼~
それはきっと…▼~
:[ロラン]|は、はい…すみません。▼~
つい父様を前に、~
泣きごとを言ってしまっただけです…▼~
:[カラム]|やっぱりそうだったんだね。でもいいさ。~
今のは僕しか聞いていないし…▼~
:[ロラン]|父様…▼~
:[カラム]|よしよし…ロラン。よく頑張ったね。~
でももう少しだよ?▼~
この局面を乗り切れば~
勝利はもうすぐだ…▼~
わずかな間だけど僕も協力するから、~
共にがんばろう?▼~
:[ロラン]|は…はい!わかりました!~
ありがとうございます…父様。▼~
***ソールと親子 [#t4319629]
:[ソール]|ああ、無事だったんだね!ロラン!~
良かったよ…!▼~
:[ロラン]|!! と、父様!?▼~
と、父様がいます…~
しゃべっています…▼~
僕の視覚と聴覚はついに~
おかしくなってしまったんでしょうか…?▼~
:[ソール]|あはは、~
その反応、君らしいよ…▼~
君は僕に似て、まず自分を~
疑ってしまう性格なんだろうね。▼~
でも僕は…幻じゃないんだよ。▼~
:[ロラン]|で…では本当に~
本物の父様なのですか?▼~
今までどこかで、~
生きていたのですか?▼~
:[ソール]|いや、僕は異界という~
別の世界からやってきた人間。▼~
だから君の本当の父親ではないんだ。~
ぬか喜びさせたなら、すまない…▼~
:[ロラン]|謝らないで下さい…別人であろうと、
~あなたは父様には変わりありません。▼~
一目お会いしたかったです…父様。▼~
:[ソール]|僕も、君に会えてよかったよ。▼~
ロラン…こんな世界で、~
よく頑張ったね…▼~
ここに来るまでの君の辛さは、~
想像もつかないよ…▼~
:[ロラン]|いいえ…父様も昔は気苦労が~
絶えなかったと聞きました。▼~
それに比べればまだまだです…▼~
:[ソール]|そういう残念なやくどころも、~
親子だと似てしまうんだね。▼~
:[ロラン]|…でも僕からすれば、~
それは勲章です。▼~
決して目立つ役割ではないけれど、~
確かに必要とされている…▼~
僕のその立ち位置こそが、~
父様の息子である証なんですから。▼~
:[ソール]|そう言ってくれるのかい…~
ありがとう…ロラン。▼~
もっと君とこうしていたいけど、~
おしゃべりはここまでにしよう。▼~
僕も力を貸すから、~
共に未来を掴むために戦うよ!▼~
:[ロラン]|!! ですが、父様を危険な目に~
遭わせるわけには…!▼~
:[ソール]|大丈夫だよ、ロラン。▼~
僕が何のためにここに来たと~
思っているんだい?▼~
異あっ間で辛い思いをしてきた息子を~
助けるためなんだよ。▼~
こんな時ぐらい、~
素直に甘えてもいいんだ。▼~
この世界の…僕の代わりにさ。▼~
:[ロラン]|父様…~
…ありがとうございます。▼~
ではせめて、~
この薬を持っていってください。▼~
:[ソール]|薬…?▼~
:[ロラン]|はい、僕が調合したんですよ。▼~
生前の父様に教わって、~
母様と改良を重ねた特別なものです。▼~
切り傷程度ならすぐに塞がりますよ。▼~
この世界の父様はいつも、~
それを持って戦場に行っていました。▼~
:[ソール]|…そうか。~
ありがとう、ロラン。▼~
僕の薬を君が受け継いでくれてるなんて、~
何だか嬉しいな。▼~
でも、これを使うことが無いように~
うまくやってみせるよ。▼~
…みていて、ロラン!~
僕が昔、それだけ強い戦士だったかを!▼~
:[ロラン]|はい、しっかり~
目に焼き付けておきます。▼~
これからずっと…忘れないように。▼~
僕をもう一度助けに来てくれた、~
もうひとりの父様のことを。▼~
***ヴェイクと親子 [#c26d096b]
:[ヴェイク]|そこにいるのはロランか!~
いやー無事で良かったぜ!▼~
:[ロラン]|…ま、まさか父様?~
いやそんなバカな…!▼~
:[ヴェイク]|なんだ? こっちのお前も~
随分ヒョロヒョロしてやがるな…▼~
まぁ食うにも困りそうな~
この世界の惨状を考えれば…仕方ねぇか。▼~
:[ロラン]|な、なぜ父様が…!?▼~
:[ヴェイク]|俺様は、お前の父親じゃねぇ。~
こことは別の世界のヴェイクだよ。▼~
救いを求めるお前らの声を聞いて、~
助っ人として参上してやったぜ。▼~
:[ロラン]|そんな事があり得るのですか…?~
な、納得できません…!▼~
:[ヴェイク]|ったく…お前はいつもそうやって~
チマチマ頭で考えようとしやがる。▼~
父親だろうがなんだろうが~
強力な仲間が増える…▼~
それでいいじゃねぇか!▼~
:[ロラン]|そうはいきませんよ。▼~
この局面だからこそ不測の事態にも~
冷静に…対処する必要が…▼~
…………っ!▼~
:[ヴェイク]|お前…しゃべってる途中から~
泣き出すのは止めろよな?▼~
:[ロラン]|ち…違います…!~
目にゴミが…入っただけです!▼~
:[ヴェイク]|眼鏡してるのにか?▼~
:[ロラン]|と…父様が突然現れたのですから…!~
僕だって…感傷的にもなります!▼~
:[ヴェイク]|へいへい、~
こみ上げてきちまったってわけか?▼~
へっ、お前の涙腺は~
その固い頭と違って正直みたいだな。▼~
嬉しい時は嬉しい…~
それでいいんだよ。▼~
:[ロラン]|すみません…父様…~
戦場で…涙など見せてしまって…▼~
:[ヴェイク]|いいんだよ、ロラン。~
正直な気持ちを見せたってことは、▼~
俺様を父親だって~
認めてくれたってことだろ?▼~
今まで我慢してきた分、~
思いっきり甘えてくれりゃいいんだよ!▼~
:[ロラン]|!! はい…▼~
:[ヴェイク]|さぁてと! わかり合えたところで、~
親子仲良く屍兵退治に向かうとするか!▼~
ロラン! ボサッとしてやがると~
置いていくからな!!▼~
:[ロラン]|ありがとうございます…父様。▼~
遅れないように、ついていきますね。~
早くこの涙が乾くように。▼~
そして…父様の姿を少しでも多く、~
この目に焼きつけておけるように。▼~
***ロンクーと親子 [#r8d2c22a]
:[ロンクー]|お前がこの世界の…~
ロランか。▼~
:[ロラン]|父様!?~
父様が生きて目の前に…!?▼~
あ、あり得るはずがありません!~
だって父様はもう…!▼~
だとするとこれは…~
屍兵……!?▼~
:[ロンクー]|お前がそう判断する気持ちはわかる。~
この世界の俺は死んだ存在だからな…▼~
だが俺は、屍兵などではない。▼~
別の世界からやってきた、~
お前の父とは異なる人間だ。▼~
:[ロラン]|そんな…別の世界の父様が、~
どうしてこのような世界に…?▼~
:[ロンクー]|…戦いに来た。~
俺が動く理由は常にそこにある。▼~
:[ロラン]|た、戦いにって…! ダメです父様!~
ここはとても危険な世界なんですよ!?▼~
異界のあなたがわざわざ~
命を犠牲にする必要はありません!▼~
:[ロンクー]|ではそんな世界で、お前は~
援軍の力も借りず戦うというのか?▼~
:[ロラン]|…はい。もしかしたら~
負けてしまうかもしれませんが…▼~
それでも、父様をもう一度失うよりは~
ましな選択かと思います。▼~
:[ロンクー]|負けるかもしれない…か。~
甘いな、お前は。▼~
そのような思いで戦っていたのなら、~
お前が生き残ったのは偶然でしかない。▼~
:[ロラン]|!!▼~
:[ロンクー]|生死を賭けた戦いに於いて、~
勝つか負けるかはその者の運命次第…▼~
…だが、最初から勝ちたいという~
意志のない者には、▼~
絶対に勝利は訪れん…!~
その事は肝に銘じておけ。▼~
:[ロラン]|と、父様…!~
すみません…その通りです。▼~
:[ロンクー]|…いや、済まない。~
俺も声を荒げてしまった…▼~
だが戦士として、お前には~
常に強くあって欲しいのだ…▼~
この世界で果ててしまった俺の分もな…▼~
:[ロラン]|僕も、父様を失ってから、~
父様のようになろうと頑張ってきました。▼~
けれど、まだまだだったようですね。~
僕はまだ父様には及ばない。▼~
不思議ですね…~
悔しいはずなのに、▼~
まだ目指すものがこんなに遠いのだと、~
何だか嬉しくもありますよ。▼~
:[ロンクー]|向上心、というやつか…~
さすがはミリエルの息子だな。▼~
:[ロラン]|それに、父様に叱咤された時…~
なんだか懐かしかったです。▼~
父様も母様も、躾には厳しい方でしたから~
昔を思い出してしまいましたよ。▼~
:[ロンクー]|ふっ…俺からすれば息子を怒るのは~
これが初めてなんだがな?▼~
:[ロラン]|ふふ、そうなんですね。▼~
では僕は…父様の本当の息子より早く、~
父様に怒られた、ということですか。▼~
:[ロンクー]|そうだな…すまない。~
父親面をしてしまって…▼~
:[ロラン]|いえ、嬉しかったです。まるで、~
あなたの本当の息子になったようで…▼~
おかげで元気が出てきました。▼~
…父様、すみません。~
やはり僕に力を貸してくれますか?▼~
:[ロンクー]|ああ、もちろんだ!▼~
:[ロラン]|ありがとうございます、父様。▼~
***リヒトと親子 [#k2592df4]
:[リヒト]|ロランだね!~
無事で良かったよ!▼~
:[ロラン]|子供がこんなところに…!?~
それに、どうして僕の名前を…?▼~
:[リヒト]|子供扱いしないでよー!▼~
僕はリヒト。~
君のお父さんなんだよ!▼~
:[ロラン]|と、父様!?~
信じられません…!▼~
だって、父様は既に~
亡くなっています。▼~
まさか、生まれ変わりか何かでしょうか…?~
これは興味深い…▼~
:[リヒト]|お、面白いこと言うね…~
けど、生まれ変わりでもないんだ。▼~
僕はここよりちょっと過去から来た~
別の世界のリヒトなんだ。▼~
だから、正確には君のお父さんとは~
別人なんだけど…▼~
:[ロラン]|…そうなんですね。例え別人でも、~
再び父様と会えたことは嬉しいです。▼~
ですがここは危険です。~
いつ命を落としてもおかしくない…▼~
僕が父様を守りますから、~
離れないようにして下さいね。▼~
:[リヒト]|え!? だ、ダメだよ。~
僕がロランを守るんだから!▼~
じゃないと僕がここに来た意味が…▼~
:[ロラン]|いいえ。意味はあります。▼~
父様がいてくださるだけで、~
僕はいつもより強くなれるんですよ。▼~
:[リヒト]|そ、そんな嘘いらないよ!▼~
:[ロラン]|…父様。~
僕は父様と母様の子なのに、▼~
幼い頃はあまり魔法が~
得意ではありませんでした。▼~
母様曰く、僕には魔法の素養が~
ほとんどなかったのだとか。▼~
けれど僕は今、~
魔法を使う兵種についています。▼~
それが何故だか…わかりますか?▼~
:[リヒト]|…えっと…▼~
:[ロラン]|それは…父様がずっと、▼~
魔法の練習をする僕のことを~
見守っていて下さったからですよ。▼~
あなたが見ていてくれたから、~
僕はくじけなかった。▼~
どんな障害があろうと負けなかった。▼~
だから今だって…父様がいてくれるだけで、~
僕は諦めずに戦えるんですよ。▼~
この気持ちに…~
嘘なんか一つもありません。▼~
:[リヒト]|ロラン…▼~
:[ロラン]|見ていて下さい、父様。▼~
あの頃苦手だった風の魔法…~
今は僕の一番得意な魔法なんです。▼~
…父様と、おんなじでしょう?▼~
:[リヒト]|うっ…うぅ、ロラン…!~
あ、ありがとう…!!▼~
:[ロラン]|な、なぜ泣くのですか父様!?▼~
:[リヒト]|だ、だって、嬉しくて…!!~
この世界の僕たちはいないけど、▼~
こうやって、君が…僕とミリエルの~
後を継いでくれてるんだって思ったら、▼~
すごく、嬉しくて…!▼~
で、でも僕だって戦うよ!~
僕もロランのことを守る!▼~
だって僕は…僕は君の…~
お父さんなんだから…!!▼~
うっ…ぐすっ…ぐすっ…▼~
:[ロラン]|…ふふ、異界の父様はやはり~
まだ少し幼いようですね。▼~
でもいつかその手が~
幼い僕の頭を撫でて…▼~
その瞳が~
成長する僕を見守るのでしょう。▼~
…少しだけ、羨ましいですね。~
あなたの本当の息子のことが。▼~
けれど、こうして来て下さったことは~
決して忘れません。▼~
例え、あなたが元の世界に戻り、~
僕のことなど忘れてしまっても…ずっと。▼~
***ガイアと親子 [#c2bf271b]
:[ガイア]|ロランか…!~
よく生きていてくれた。▼~
:[ロラン]|え…! そんな…まさか…~
父様!?▼~
:[ガイア]|いや、俺はこの世界の人間じゃない。▼~
異界という~
別世界からやってきたんだ。▼~
だから、俺はガイアではあるが…~
正確にはお前の父親じゃないんだ。▼~
:[ロラン]|そ、そうですか…▼~
:[ガイア]|だがお前たちを助けに来た事に~
変わりはない…▼~
お前は増援軍としての俺を~
良いように利用すればいい。▼~
さぁ、この隙に体制を整えろ。▼~
:[ロラン]|ならが父様、~
一つだけ聞かせて下さい。▼~
:[ガイア]|な、なんだよ…いきなり?▼~
:[ロラン]|あなたはこの世界で僕を庇うようにして~
この世を去りました…▼~
もしここで同じ状況になってしまったら、~
父様は同じように行動しますか…?▼~
:[ガイア]|…………▼~
:[ロラン]|どうですか…?▼~
:[ガイア]|同じ行動は…取らないな。▼~
:[ロラン]|そ、そうですか…▼~
:[ガイア]|残念なのか嬉しいのか、~
どっちかはっきりしろ。▼~
別にお前を見捨てる気で~
いるわけじゃない。▼~
俺はお前を守りつつ、~
自分の身も守る。▼~
:[ロラン]|えっ…!?▼~
:[ガイア]|息子の死を目にするのはご免だが、~
自分が死ぬのもご免だからな!▼~
だから両方守る…!~
それが俺の答えだ。▼~
:[ロラン]|父様…▼~
………っ!▼~
:[ガイア]|ど、どうした、ロラン?▼~
:[ロラン]|うっ…ううっ…いえ…その…~
すみません。▼~
その答えが父様らしいな思ったら、~
なぜか、涙が…!▼~
:[ガイア]|全く…もう少し肩の力を抜け。~
それが最後まで生き残るコツだぞ?▼~
お前はミリエルに似て、~
真面目すぎる所があるからな…▼~
:[ロラン]|…父様には敵わないですね。▼~
:[ガイア]|ふふ…今はこれくらいにしておこう。~
敵をせん滅することが先決だからな。▼~
:[ロラン]|はい…協力してくれますか?~
父様!▼~
:[ガイア]|ああ、もちろんだ。▼~
***グレゴと親子 [#r48922c6]
:[ロラン]|と、父様…なのですか?▼~
:[グレゴ]|おうよ、ロラン。死の淵から~
お前のために遥々やってきたぜ。▼~
:[ロラン]|そ、そんなまさか…!?▼~
:[グレゴ]|がっはっは、すまん、冗談だ!~
俺は異界からやって来た人間。▼~
この世界で死んだ、~
お前の親父とは別人なのさ。▼~
:[ロラン]|別人…ですか。▼~
:[グレゴ]|…そう残念がるなよ。▼~
俺がお前の親父だってことには~
何の変わりもねぇんだぞ?▼~
…って言っても無理な話か。▼~
:[ロラン]|そちらの世界はこことは違って~
平和なのですか?▼~
:[グレゴ]|いや、俺の世界でも~
同じような戦争をしている。▼~
今はまだ俺も生きてはいるが、~
この先は正直どうなるかわからんな。▼~
:[ロラン]|そうですか…それなら父様、~
この世界に構う必要はありません。▼~
早く帰って下さい。▼~
:[グレゴ]|おいおい、待てよ。~
俺はお前を助けに来たんだぜ?▼~
:[ロラン]|この世界はもう大丈夫です。▼~
あなたがいなくたって、~
僕達が必ず守りますから。▼~
ですから父様は早く帰って~
自分の世界を守って下さい…!▼~
:[グレゴ]|ロラン…お前嘘が下手だな?▼~
:[ロラン]|…!▼~
:[グレゴ]|お前よ…この世界で俺が死ぬかもしれないって~
考えてくれてるんだろ…?▼~
この危険な戦いで俺が死ぬくらいなら、~
元の世界に戻ってもらった方がいい、ってよ。▼~
:[ロラン]|…………▼~
:[グレゴ]|大丈夫だって、心配すんな。▼~
俺はこの世界も守り、~
そして自分の世界も守るからよ!▼~
そしてもちろん息子のお前もな!▼~
:[ロラン]|…父様。▼~
:[グレゴ]|なんだ? 一度死んだ父親の言う事は~
信じられねえってか…?▼~
:[ロラン]|そんなわけないですよ。~
別人であれ、あなたは父様に違いありません。▼~
でも…いいのですか?▼~
僕達よりも大事な世界が…仲間が…~
待っているんじゃないですか?▼~
:[グレゴ]|大事な息子や世界に~
順序なんかねえんだよ!▼~
ほら、お前はグチグチ~
泣きごと言ってねぇで、▼~
この隙に回復するなり、~
仲間を助けるなりしてこい!▼~
:[ロラン]|は、はい…!~
ありがとうございます…父様。▼~
***リベラと親子 [#de46b9c5]
:[リベラ]|あなたはロランさん…!?~
この世界のロランさんですね?▼~
:[ロラン]|と、父様…!?▼~
:[リベラ]|ああ…ご無事で良かった。▼~
先程の攻撃のせいで倒れているのではと~
心配していたのですよ。▼~
:[ロラン]|父様、なぜあなたがここに?▼~
まさか神の奇跡によって~
甦ったのですか?▼~
:[リベラ]|いいえ…死人を生き返らせる奇跡は~
例え神であっても不可能でしょう。▼~
私は異界のリベラ。~
この世界とは異なる世界の人間なのです。▼~
:[ロラン]|異界の…父様…▼~
ですが、世界を飛び越えるなど、~
それこそ神の成せる業ではないのですか?▼~
:[リベラ]|そうですね…~
しかし神の力にも限度があります。▼~
私がこの場に居られる時間は~
決して長くはありません。▼~
ただその間だけでもせめて…~
あなたを守らせてもらえますか?▼~
:[ロラン]|いえ、父様…あなたに~
元の世界での人生があるのなら、▼~
すぐに戻るべきです。▼~
見ての通り、ここはとても…~
危険な場所なんです。▼~
:[リベラ]|だからこそ私はここにやってきたのです。~
大切な息子を、助けるために。▼~
:[ロラン]|死んでしまうかもしれないのですよ!?▼~
:[リベラ]|…それでも構いません。~
例えこの異界の地で朽ち果てようとも、▼~
我が子を守れるのなら悔いはありません。~
喜んでこの身を神へと捧げましょう。▼~
:[ロラン]|父様…! 僕は、僕はあなたの~
本当の息子ではないのに…▼~
そこまで言っていただけて…~
僕は光栄です…▼~
:[リベラ]|当り前でしょう…ロランさん。~
我が子に優劣などありはしません。▼~
:[ロラン]|ありがとうございます…▼~
ですが父様、僕も父様のためなら~
この身を神に捧げる覚悟はあります。▼~
この身で父様が守れるのなら、~
平和な未来など見られなくても構いません。▼~
:[リベラ]|!! そんな…!▼~
:[ロラン]|それが嫌なら約束して下さい。~
決して死なないと。▼~
僕は二度も父様が~
神の元へ旅立つ姿など見たくありません。▼~
:[リベラ]|わかりました…お約束します。~
私は死にません。神に誓って。▼~
…では行きますよ、ロランさん。▼~
今こそ二人で協力し、この状況に~
光明を見出しましょう。▼~
:[ロラン]|はい!~
父様、宜しくお願いします!▼~
***ヘンリーと親子 [#ad07d692]
:[ヘンリー]|無事で良かったよ~ロラン!▼~
:[ロラン]|あなたは…!~
もしかして…父様なのですか!?▼~
:[ヘンリー]|他に誰がいるっていうの~?▼~
:[ロラン]|ですが、まさかそんな…!~
父様はずっと前に死んでしまったはず…!▼~
それとも禁断の闇魔法を使って、~
魔界から甦ったとでも言うんですか?▼~
:[ヘンリー]|あはは、残念だけど違うよ~。▼~
そういうのがあれば良いけど、~
今まで聞いた事はないし…▼~
それに僕は魔界じゃなくて~
異界からやってきたんだよ~。▼~
:[ロラン]|異界…ということは、~
別の世界の父様なのですか?▼~
:[ヘンリー]|そうだよ~。~
この世界のヘンリーとは別人なんだ。▼~
ロランが危ないって聞いたから、~
助けに来たんだよ。▼~
だから消して欲しい屍兵がいたら言ってね~。~
すぐに倒してあげるから~。▼~
:[ロラン]|と、父様…~
お気持ちはありがたいです…▼~
でも異界のあなたをこんな危険な戦場に~
出させるわけにはいきません…!▼~
:[ヘンリー]|え~? なんで~?▼~
:[ロラン]|命を落とす危険だってあるんですよ?▼~
異界の父様に~
迷惑をかけるなんてできませんよ!▼~
それに…僕はもう、~
あなたが死ぬところなんて見たくない…▼~
:[ヘンリー]|ロラン…気持ちはわかるけど、~
僕が勝てる可能性だってあるじゃない?▼~
しかもこの戦いは君達が乗り越えるべき~
大事な戦いなんだよね~?▼~
:[ロラン]|それはそうですけど…▼~
:[ヘンリー]|じゃあ、僕が死ぬことを恐れて~
貴重な戦力を無下に断るのは、▼~
愚かな選択なんじゃないかな~?▼~
そんな甘い考えで、~
この世界が救えるの~?▼~
:[ロラン]|…!▼~
:[ヘンリー]|本当はわかってるはずだよ、ロラン。~
こんな好機をモノにしない手は無いって。▼~
だって君は…~
あのミリエルの子だもの。▼~
そこまで僕のことを~
大切に思ってくれるのは嬉しいけど、▼~
今この時だけは、~
その優しさが悪い方にも働くんだ。▼~
ほら、感情に流されないで~
もう一度判断してみてよ。▼~
僕は…どうすればいい?▼~
:[ロラン]|…………▼~
父様…すみません。~
力を…あなたの力を貸して下さい。▼~
あの竜を倒して、~
この世界を救うために!▼~
:[ヘンリー]|あはは、やっと言ってくれたね~。~
良かった。これで僕は君の力になれる。▼~
君の邪魔をする奴らは全員~
倒しちゃうから、見ててよね!!▼~
:[ロラン]|はい、ありがとうございます…!▼~
ですが、絶対に死なないで…▼~
…いえ、僕が死なせはしません。▼~
父様を死なせることなく、~
この世界を救う…!▼~
それが今、僕がすべきこと…~
この戦いに対する僕の答えです!▼~
:[ヘンリー]|…そっか。~
君の答えは、いつだって優しいね。▼~
その優しさが甘さに繋がることもあるけれど、~
立派な答えだと思うよ…ロラン。▼~
これなら、僕たちが帰った後も~
大丈夫そうだね…▼~
よーし、それじゃあ~
あと少し頑張ろう!▼~
***ドニと親子 [#k146f854]
:[ドニ]|ロランだべな!?~
無事で良かっただ!▼~
:[ロラン]|そ、その声は…父様!?▼~
いえ、でも若すぎますし、~
父様はずっと前に死んでしまったはず…!▼~
父様に弟がいたという話も~
聞いたことがありませんし、▼~
屍兵にしては彼ら特有の~
身体的特徴が見当たりません…▼~
一体これは…▼~
:[ドニ]|お、おーい!~
戻ってくるだよ、ロラン!▼~
おらはこの世界のドニじゃねぇだ。~
異界から助っ人としてやってきただよ!▼~
:[ロラン]|異界…そんな世界があるのですか?▼~
:[ドニ]|おらにもよくわかんねぇけど、~
そういう風に説明を受けてきただよ。▼~
:[ロラン]|そうですか…では、あなたは~
この世界の者ではないのですね。▼~
ならばなおさら、~
ここから避難して下さい。▼~
ここはとても危険な場所なんです。▼~
:[ドニ]|何言ってるだ、ロラン!~
だからこそこの地に来ただよ!▼~
息子を危険な場所に独り置いていくなんて、~
おらにはできないべ!▼~
:[ロラン]|ですが、このままでは父様は…~
父様は、あの時のように…!▼~
:[ドニ]|ロラン…もしかしてこの世界で~
おらが死んだ事と重ねてるだか…?▼~
:[ロラン]|…………▼~
:[ドニ]|ロラン?▼~
:[ロラン]|重ねない方が、無理でしょう…~
どれだけ夢に見たと思っているんです。▼~
父様が、僕と母様を逃がすために~
ただ一人で残った、その後ろ姿を…▼~
そしてその身を、~
刃が貫く瞬間を…▼~
もう一度あんな光景を見るぐらいなら、~
僕は…僕は…!!▼~
:[ドニ]|…ロラン。大丈夫だ…~
もうおらは死んだりしない。▼~
今のおらは、多分あんたが知るおらよりも~
ちょっとだけ強いと思うんだべ。▼~
それに、今のおらはひとりじゃない。~
おらには異界から来た仲間がいる。▼~
皆が助けてくれるから、~
おらは負けないだ。▼~
だから、どうか安心して~
任せて欲しいべ。▼~
:[ロラン]|父様…!▼~
:[ドニ]|それでも心配なら、ロラン。~
あんたがおらを守ってくれ。▼~
ミリエルの子なら、きっと冷静に~
戦況を分析してくれるべな。▼~
おらはちょっと周りを見ないクセがあるから~
サポートしてくれると助かるべ。▼~
:[ロラン]|わ、わかりました…!~
僕が父様を死なせはしません!▼~
では宜しくお願いします! 父様!▼~
:[ドニ]|よーし、いくべ!▼~
***ロラン [#f6067938]
:[ロラン]|なるほど、あれがこの世界の~
僕自身というわけですね。▼~
ルキナを庇って残ると言った時は~
流石に少々焦りましたが…▼~
どうにか間に合ったようで良かったです。▼~
別人とはいえ、自分が倒れる姿を~
目の当たりにするのは辛いですからね。▼~
…そういえば、異界の僕には~
話しかけても良いものなのでしょうか?▼~
自分自身と会話ができる機会など、~
滅多にあるものではないですし、▼~
相手の反応も気になるところです。~
是非実験を試みたいところですが…▼~
…………▼~
…いえいえ、ダメですね。▼~
この実験を行うに当たっては~
相手の心理的負担が大きすぎます。▼~
ましてや今は、世界の未来を決める~
大切な戦いの最中。▼~
そんな暇があれば一人でも多くの~
敵を倒すべきでしょう。▼~
…安心して下さい、異界のロラン。~
僕が及ばずながら力になります。▼~
だから、どうか幸せな未来を~
掴んで下さいね。▼~
:|'''(ロラン退場、異界のロラン登場)'''
:[異界のロラン]|?? 何やら向こうに~
僕とよく似た方がいるような…▼~
気のせい、でしょうか…?▼~
**緑軍死亡 [#nb7f83cb]
***ルキナ [#h0c1fc22]
:[ルキナ]|うそ…こんな…~
あと少し…だったのに…▼~
あと少しで…この世界を…~
それ…なのに…▼~
…お父様…みんな……~
ごめん…なさ……▼~
緑軍ルキナ死亡でゲームオーバー
***セレナ [#df42fe08]
:[セレナ]|あたし…頑張った…わよね…母さん…~
ねぇ…そうだって…言っ……▼~
***ジェローム [#d668c200]
:[ジェローム]|よく頑張ったな…ミネルヴァ…~
これで…もう…辛い思い…など……▼~
***ロラン [#ea39a884]
:[ロラン]|見てみたかった…ですね…~
この目で…平和な…未来…を……▼~
*コメント(誤字・脱字報告) [#y107c0ce]
#comment
終了行:
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*オープニングシナリオ [#u6710c85]
:[ナーガ]|…よく来てくれました、~
異界の戦士たち。▼~
:[クロム]|俺たちを呼んだという事は…~
あの世界が危ないんだな?▼~
:[ナーガ]|そうです。以前あなたたちの救った~
8人の子供たちよりも少し早く…▼~
宝玉と台座を手にした3人が~
姫君と再会を果たしました。▼~
ですが彼らに残された時間は~
もう後僅か。▼~
このままでは邪竜の手にかかり、~
姫君もろとも殺されてしまう運命…▼~
姫君を失った世界には~
もはや滅びの運命が待つのみです。▼~
どうか…~
あの世界を助けてくれませんか。▼~
:[クロム]|大丈夫だ。~
俺たちが絶対に救ってみせる。▼~
:[ナーガ]|…ありがとう。~
異界の戦士たち。▼~
それでは、今からあなたたちを~
終末の世界へと飛ばします。▼~
以前もお話ししましたが…▼~
今から飛ぶ世界は、~
あなたたちの世界とよく似た世界。▼~
もしかしたら、あなたたちの大切な者と~
同じ存在に出会うかもしれません…▼~
もし勇気づけてやりたいのならば、~
近くで戦ってあげて下さい。▼~
:[クロム]|あぁ、わかった。▼~
:[ナーガ]|…おそらくこれが、あの世界での~
最後の戦いとなるでしょう…▼~
神竜の巫女を失ったあの世界で、~
この干渉が実を結ぶかはわかりません…▼~
それでも私は…信じています。▼~
邪竜の中に眠る、~
僅かに残る希望の灯を。▼~
そして、あなたたちの起こす、~
絶望を越える奇跡を。▼~
さぁ、異界の戦士たちよ…~
どうか世界の運命を…変えて下さい。▼~
*戦闘中 [#n0b78a45]
**1ターン目開始前 [#u585cbac]
***マイユニット(男性・僕) [#p51c5aa0]
:[ルキナ]|3人とも、~
よく戻ってきてくれました…!▼~
:[セレナ]|ルキナも無事で良かったわ。▼~
はい、台座と宝玉!~
苦労したんだから、感謝しなさいよね?▼~
:[ロラン]|恩着せがましいですよ、セレナ。~
もっと普通に渡したらどうですか。▼~
:[セレナ]|なによ! どう渡したっていいでしょ!?~
あんたも嫌みったらしいわね!▼~
:[ルキナ]|…うふふ、相変わらずですね。~
何だか安心しました…▼~
宝玉と台座を取り返してくれて、~
本当にありがとうございます…!▼~
:[ジェローム]|これからは肌身離さず持っていろ。▼~
いつ宝玉が揃っても…~
すぐに儀式に向かえるように。▼~
:[ルキナ]|はい…!▼~
:[セレナ]|ところで、こっちの様子はどうだった?~
国の人たちは無事?▼~
:[ルキナ]|あ…はい、国の民たちは、~
被害も少なく…▼~
…………▼~
:[セレナ]|? ルキナ?▼~
:[ルキナ]|…っ、すみません…!~
実は、チキさんが…!▼~
:[セレナ]|え…!?▼~
:[ジェローム]|…神竜の巫女に、~
何かあったのだな。▼~
:[ルキナ]|はい…城に侵入してきた敵の手から~
私を庇って、チキさんは…!▼~
すみません…私がしっかりしていれば、~
こんなことには…!▼~
:[ロラン]|…ルキナは悪くありませんよ。~
あなたの命があっただけでも、良かった…▼~
:[セレナ]|辛かったわね、ルキナ。~
そんな時に独りにして…悪かったわ。▼~
:[ルキナ]|…いえ。~
すみません、取り乱して…▼~
でもチキさんは最期に、人はまだ~
負けていないと言って下さいました。▼~
それに、みんなはきっと~
無事でいるから…信じていてと。▼~
現にこうやって、~
3人は戻ってきてくれました。▼~
ですから、残りのみんなも~
きっと大丈夫。▼~
私は、そう信じています。▼~
:[ジェローム]|そうだな…私も信じている。▼~
皆が無事に戻ったら~
すぐにでも覚醒の儀を行うために、▼~
虹の降る山に向かうぞ。▼~
:[ロラン]|…あの地にも既に~
屍兵がはびこっているでしょうね。▼~
もし戦闘になったら、敵は僕たちに任せて~
ルキナはまっすぐ祭壇に向かって下さい。▼~
:[セレナ]|覚醒の儀ができたら~
あとはこっちのもんよ!▼~
ギムレーなんかやっつけて、~
世界に平和を取り戻すんだから!▼~
:[ルキナ]|みんな…~
ありがとうございます。▼~
:|'''(暗転)'''
:[ギムレー]|…何やら楽しい計画を~
練っているようだね?▼~
:[ルキナ]|誰!?▼~
:[ギムレー]|…我は、ギムレー。▼~
破滅と滅亡の竜…▼~
久しぶりだね、ナーガの子。~
神竜の巫女を屠った時以来かな?▼~
:[ルキナ]|そんな…!~
じゃあ、チキさんを殺したのは…!▼~
:[ギムレー]|あぁ。この僕だ。▼~
お前の代わりとはいえ、神竜の巫女を~
始末できたのは好都合だったよ。▼~
…もう少しすれば、いよいよ~
この世界を滅ぼすことができる。▼~
だけど、君たちが宝玉と台座を~
持ち出してくれたおかげで▼~
祭壇に集まる力の量が~
減ってしまった。▼~
バラバラに安置しているとはいえ、~
あれには強大な力が宿っている。▼~
早く返してもらわないと困るんだ。~
…さあ、宝をこちらへ寄越せ。▼~
:[ルキナ]|…それはできません。▼~
:[ギムレー]|なぜだい? 君たちが~
持っていても仕方ないだろう。▼~
残りの宝玉は、~
もう戻ってこないというのに。▼~
:[ジェローム]|宝玉が戻らない…?~
…あいつらが、死んだとでも言うのか。▼~
:[ギムレー]|そうだよ。君たちの仲間は~
我が教団の最強の駒に始末を命じた。▼~
残念ながらもう生きてはいまい。▼~
:[ジェローム]|最強の駒だと…?~
だが、結末を見たわけではないのだろう?▼~
死んでいるのは、~
お前の駒の方かもしれんぞ。▼~
:[セレナ]|そうよ…あいつらが死ぬわけない!▼~
殺したって死ぬはずないのよ!▼~
あたしたちは、あんたなんかの~
言葉に惑わされないんだから!▼~
:[ロラン]|それに、彼らが死んだことに対して~
何の根拠も証拠もない。▼~
到底信用できるはずがありません。~
…脅しとしては三流以下ですね。▼~
:[ギムレー]|…………▼~
では、宝はどうしても~
渡さないと言うんだね?▼~
:[ルキナ]|…はい。▼~
:[ギムレー]|…仕方ないね。~
あまり力を使いたくは無かったんだけど…▼~
:|'''(暗転)'''
:[ルキナ]|うあああああぁっ!!▼~
くっ…!~
みんな…大丈夫ですか!?▼~
:[ギムレー]|次は確実に仕留める。~
さぁ、台座と宝玉を渡せ!▼~
:[ルキナ]|いやです!!▼~
:[ギムレー]|へぇ…? 逆らうんだね。~
じゃあ君から死んでもらうよ!▼~
:[セレナ]|…っ!~
死なせないわ、ルキナ…!▼~
:[ルキナ]|!? セレナ…?▼~
:[ギムレー]|何の真似だい?▼~
:[セレナ]|ルキナ…あんたへの攻撃は、~
あたしが代わりに受け止めてあげる!▼~
だから…~
だからその隙に逃げなさい!!▼~
:[ルキナ]|セレナ!? だ、だめです!~
そんなことしたら、あなたが…!▼~
:[セレナ]|馬鹿じゃないの!?▼~
あんたが死んだら、この世界が~
どうなるかわかってんでしょ!?▼~
:[ルキナ]|…それは…▼~
:[セレナ]|…母さんがよく言ってたのよ。▼~
王族を守るのは~
天馬騎士団の務めだ、って。▼~
あたしは天馬騎士団じゃないけど…~
きっと母さんなら…母さんならこうしたわ!▼~
世界を救うために、~
ルキナを死なせるわけにはいかないのよ!▼~
:[ギムレー]|なかなか小賢しい真似を~
してくれるね?▼~
けど、君みたいな小娘ひとり、~
盾の代わりにもならないよ。▼~
優秀だった君の母親を真似たところで、~
君が役立たずであることに変わりは無いんだ。▼~
:[セレナ]|………っ!!▼~
:[ロラン]|…僕はセレナが~
役立たずであるなどとは思いません。▼~
:[セレナ]|ロラン!?▼~
:[ロラン]|彼女はこの世界を救うために、~
今できうる最良の方法を取りました。▼~
僕もそれに賛同します。▼~
力を合わせて攻撃を防げば、▼~
ルキナ一人ぐらい~
逃げる隙は作れるかもしれません。▼~
:[セレナ]|馬鹿ね、ロラン。~
あんたまで死ぬことないのに。▼~
:[ロラン]|ただの情で~
残ったわけではありませんよ。▼~
ルキナを逃がすのなら~
1人より2人の方が勝率が上がるでしょう?▼~
…それだけのことです。▼~
:[セレナ]|あんたほんっとに~
素直じゃないわね…▼~
でもまぁ、~
そういうことにしといてあげるわ。▼~
:[ロラン]|ありがとうございます。▼~
:[セレナ]|…ふふ。▼~
:[ジェローム]|…………▼~
:[ジェローム]|…私もここに残ろう。▼~
:[セレナ]|ジェローム…▼~
:[ジェローム]|先程の理論で言うと~
2人より3人…▼~
いや、3人と1頭のほうが、~
勝率は上がるだろう?▼~
:[ロラン]|! いいんですか、ジェローム。~
ミネルヴァまで…▼~
:[ジェローム]|…ミネルヴァも、ルキナを~
逃がすために戦いたいと言った。▼~
それに…こいつはもう、~
相棒と死に別れるのは嫌なんだそうだ。▼~
今度こそ、最期まで共に在りたいと…~
そう…言っていた。▼~
:[ロラン]|…そうですか。▼~
:[ジェローム]|…ルキナ。~
後のことを任せる形になって、すまない。▼~
あいつらと…残りの仲間と、~
絶対に合流するんだぞ。▼~
:[ルキナ]|そんな…~
セレナ、ロラン、ジェローム…!▼~
:[セレナ]|なにぐずぐずしてんのよ!~
早く行きなさいよ! ルキナっ!!▼~
:[ロラン]|ルキナ!▼~
:[ジェローム]|ルキナ…!▼~
:[ルキナ]|……!!~
こんな…こんなことって…!▼~
…世界を救うためには、みんなを~
犠牲にして逃げるしかないんですか!?▼~
私にもっと力があれば…~
みんなを守れる力があれば!!▼~
私は…私はもう…~
誰にも死んで欲しくないのに!!▼~
:[ギムレー]|ははははは!~
なかなか見物だね?▼~
どうするんだい、ナーガの子。▼~
仲間を見捨て、~
少しばかり己の死期を延ばすかい?▼~
それともここに残り、~
仲間たちの努力を無にするかい?▼~
僕はどちらでも構わないよ!?~
所詮結果は同じことだ!▼~
:[ルキナ]|…っ!▼~
:[ギムレー]|…いいか、人は負けた。~
人に未来など無い。▼~
お前の父も母も…死んだ。▼~
そして、お前も…▼~
―――死ぬ!!!!▼~
:[???]|…そうはさせるか!!▼~
:[ギムレー]|!!?▼~
:|'''(暗転)'''
:[ルキナ]|!? なに…?~
ファルシオンが、光ってる…?▼~
それに…~
それに、あの声は…!!▼~
:[???]|…しっかりするんだ!!▼~
俺たちがお前の力になる!~
お前たちは誰ひとり、死なせはしない!▼~
:[ギムレー]|まさか…あいつは葬ったはずだ!▼~
この僕が! この手で!!~
ここに存在することなどありえない…!▼~
運命が覆ることなど、~
あるはずがないのに…!!▼~
:[???]|そんなことはない!~
運命は覆せる!▼~
覆してみせる!~
俺たちが…この手で!!▼~
:|'''(暗転)'''
:[クロム]|よし、みんな準備はいいな!?~
これがこの地での最後の戦いだ!▼~
誰も犠牲にすることなく~
終わらせるぞ!!▼~
:[セレナ]|…な、何なの!?~
一体どこから現れたわけ…!?▼~
:[ロラン]|こちらに攻撃してこない所を見るに、~
敵ではなさそうですが…▼~
:[ジェローム]|…だが、敵の罠ではないとも言い切れん。~
私は騙されたりはせんぞ。▼~
:[ルキナ]|あれは…お父様?~
そんな…そんなまさか…!!▼~
:[ギムレー]|…さては、ナーガの仕業だね…▼~
今更何をしても無駄だと~
わかりきっているはずなのに、▼~
別の世界にまで手出しをするとは、~
小賢しい真似を…!▼~
:[ギムレー]|…まぁいい、非力な虫けらが~
何人増えたところで所詮結果は同じ…▼~
せっかくまた会えたんだ。~
僕の兵たちに歓迎させてあげるよ。▼~
ひと思いに死んでいたほうが~
ましだったと後悔するがいい…▼~
:[クロム]|くっ…屍兵か!!▼~
:[ギムレー]|さぁクロム…君の戦う~
懐かしい姿を、僕によく見せてくれ。▼~
そして昔と同じように…~
僕の元に向かっておいで。▼~
その時はもう一度、~
僕のこの手で…▼~
クッ…ククク…▼~
ハハハハハハハハ…!!!▼~
緑軍の隣に血縁者を待機させると、~
会話が発生することがあります。~
***マイユニット(女性・あたし) [#v613dc8b]
:[ルキナ]|3人とも、~
よく戻ってきてくれました…!▼~
:[セレナ]|ルキナも無事で良かったわ。▼~
はい、台座と宝玉!~
苦労したんだから、感謝しなさいよね?▼~
:[ロラン]|恩着せがましいですよ、セレナ。~
もっと普通に渡したらどうですか。▼~
:[セレナ]|なによ! どう渡したっていいでしょ!?~
あんたも嫌みったらしいわね!▼~
:[ルキナ]|…うふふ、相変わらずですね。~
何だか安心しました…▼~
宝玉と台座を取り返してくれて、~
本当にありがとうございます…!▼~
:[ジェローム]|これからは肌身離さず持っていろ。▼~
いつ宝玉が揃っても…~
すぐに儀式に向かえるように。▼~
:[ルキナ]|はい…!▼~
:[セレナ]|ところで、こっちの様子はどうだった?~
国の人たちは無事?▼~
:[ルキナ]|あ…はい、国の民たちは、~
被害も少なく…▼~
…………▼~
:[セレナ]|? ルキナ?▼~
:[ルキナ]|…っ、すみません…!~
実は、チキさんが…!▼~
:[セレナ]|え…!?▼~
:[ジェローム]|…神竜の巫女に、~
何かあったのだな。▼~
:[ルキナ]|はい…城に侵入してきた敵の手から~
私を庇って、チキさんは…!▼~
すみません…私がしっかりしていれば、~
こんなことには…!▼~
:[ロラン]|…ルキナは悪くありませんよ。~
あなたの命があっただけでも、良かった…▼~
:[セレナ]|辛かったわね、ルキナ。~
そんな時に独りにして…悪かったわ。▼~
:[ルキナ]|…いえ。~
すみません、取り乱して…▼~
でもチキさんは最期に、人はまだ~
負けていないと言って下さいました。▼~
それに、みんなはきっと~
無事でいるから…信じていてと。▼~
現にこうやって、~
3人は戻ってきてくれました。▼~
ですから、残りのみんなも~
きっと大丈夫。▼~
私は、そう信じています。▼~
:[ジェローム]|そうだな…私も信じている。▼~
皆が無事に戻ったら~
すぐにでも覚醒の儀を行うために、▼~
虹の降る山に向かうぞ。▼~
:[ロラン]|…あの地にも既に~
屍兵がはびこっているでしょうね。▼~
もし戦闘になったら、敵は僕たちに任せて~
ルキナはまっすぐ祭壇に向かって下さい。▼~
:[セレナ]|覚醒の儀ができたら~
あとはこっちのもんよ!▼~
ギムレーなんかやっつけて、~
世界に平和を取り戻すんだから!▼~
:[ルキナ]|みんな…~
ありがとうございます。▼~
:|'''(暗転)'''
:[ギムレー]|…何やら楽しい計画を~
練っているようね?▼~
:[ルキナ]|誰!?▼~
:[ギムレー]|…我は、ギムレー。▼~
破滅と滅亡の竜…▼~
久しぶりね、ナーガの子。~
神竜の巫女を屠った時以来かしら?▼~
:[ルキナ]|そんな…!~
じゃあ、チキさんを殺したのは…!▼~
:[ギムレー]|えぇ。このあたしよ。▼~
あなたの代わりとはいえ、神竜の巫女を~
始末できたのは好都合だったわ。▼~
…もう少しすれば、いよいよ~
この世界を滅ぼすことができる。▼~
だけど、あなたたちが宝玉と台座を~
持ち出してくれたおかげで▼~
祭壇に集まる力の量が~
減ってしまったの。▼~
バラバラに安置しているとはいえ、~
あれには強大な力が宿っている。▼~
早く返してもらわないと困るのよ。~
…さあ、宝をこちらへ寄越して。▼~
:[ルキナ]|…それはできません。▼~
:[ギムレー]|どうして? あなたたちが~
持っていても仕方ないでしょう?▼~
残りの宝玉は、~
もう戻ってこないのに。▼~
:[ジェローム]|宝玉が戻らない…?~
…あいつらが、死んだとでも言うのか。▼~
:[ギムレー]|そうよ。あなたたちの仲間は~
我が教団の最強の駒に始末を命じたの。▼~
残念ながらもう生きてはいないわ。▼~
:[ジェローム]|最強の駒だと…?~
だが、結末を見たわけではないのだろう?▼~
死んでいるのは、~
お前の駒の方かもしれんぞ。▼~
:[セレナ]|そうよ…あいつらが死ぬわけない!▼~
殺したって死ぬはずないのよ!▼~
あたしたちは、あんたなんかの~
言葉に惑わされないんだから!▼~
:[ロラン]|それに、彼らが死んだことに対して~
何の根拠も証拠もない。▼~
到底信用できるはずがありません。~
…脅しとしては三流以下ですね。▼~
:[ギムレー]|…………▼~
では、宝はどうしても~
渡さないと言うのね?▼~
:[ルキナ]|…はい。▼~
:[ギムレー]|…仕方ないわね。~
あまり力を使いたくは無かったんだけど…▼~
:|'''(暗転)'''
:[ルキナ]|うあああああぁっ!!▼~
くっ…!~
みんな…大丈夫ですか!?▼~
:[ギムレー]|次は確実に仕留めるわ。~
さぁ、台座と宝玉を渡して!▼~
:[ルキナ]|いやです!!▼~
:[ギムレー]|ふぅん…? 逆らうのね。~
じゃあ、あなたから死んでもらうわ!▼~
:[セレナ]|…っ!~
死なせないわ、ルキナ…!▼~
:[ルキナ]|!? セレナ…?▼~
:[ギムレー]|何の真似?▼~
:[セレナ]|ルキナ…あんたへの攻撃は、~
あたしが代わりに受け止めてあげる!▼~
だから…~
だからその隙に逃げなさい!!▼~
:[ルキナ]|セレナ!? だ、だめです!~
そんなことしたら、あなたが…!▼~
:[セレナ]|馬鹿じゃないの!?▼~
あんたが死んだら、この世界が~
どうなるかわかってんでしょ!?▼~
:[ルキナ]|…それは…▼~
:[セレナ]|…母さんがよく言ってたのよ。▼~
王族を守るのは~
天馬騎士団の務めだ、って。▼~
あたしは天馬騎士団じゃないけど…~
きっと母さんなら…母さんならこうしたわ!▼~
世界を救うために、~
ルキナを死なせるわけにはいかないのよ!▼~
:[ギムレー]|なかなか小賢しい真似を~
してくれるわね?▼~
けど、あなたみたいな小娘ひとり、~
盾の代わりにもならないわ。▼~
優秀だったあなたの母親を~
真似たところで、▼~
あなたが役立たずであることに~
変わりは無いのよ?▼~
:[セレナ]|………っ!!▼~
:[ロラン]|…僕はセレナが~
役立たずであるなどとは思いません。▼~
:[セレナ]|ロラン!?▼~
:[ロラン]|彼女はこの世界を救うために、~
今できうる最良の方法を取りました。▼~
僕もそれに賛同します。▼~
力を合わせて攻撃を防げば、▼~
ルキナ一人ぐらい~
逃げる隙は作れるかもしれません。▼~
:[セレナ]|馬鹿ね、ロラン。~
あんたまで死ぬことないのに。▼~
:[ロラン]|ただの情で~
残ったわけではありませんよ。▼~
ルキナを逃がすのなら~
1人より2人の方が勝率が上がるでしょう?▼~
…それだけのことです。▼~
:[セレナ]|あんたほんっとに~
素直じゃないわね…▼~
でもまぁ、~
そういうことにしといてあげるわ。▼~
:[ロラン]|ありがとうございます。▼~
:[セレナ]|…ふふ。▼~
:[ジェローム]|…………▼~
:[ジェローム]|…私もここに残ろう。▼~
:[セレナ]|ジェローム…▼~
:[ジェローム]|先程の理論で言うと~
2人より3人…▼~
いや、3人と1頭のほうが、~
勝率は上がるだろう?▼~
:[ロラン]|! いいんですか、ジェローム。~
ミネルヴァまで…▼~
:[ジェローム]|…ミネルヴァも、ルキナを~
逃がすために戦いたいと言った。▼~
それに…こいつはもう、~
相棒と死に別れるのは嫌なんだそうだ。▼~
今度こそ、最期まで共に在りたいと…~
そう…言っていた。▼~
:[ロラン]|…そうですか。▼~
:[ジェローム]|…ルキナ。~
後のことを任せる形になって、すまない。▼~
あいつらと…残りの仲間と、~
絶対に合流するんだぞ。▼~
:[ルキナ]|そんな…~
セレナ、ロラン、ジェローム…!▼~
:[セレナ]|なにぐずぐずしてんのよ!~
早く行きなさいよ! ルキナっ!!▼~
:[ロラン]|ルキナ!▼~
:[ジェローム]|ルキナ…!▼~
:[ルキナ]|……!!~
こんな…こんなことって…!▼~
…世界を救うためには、みんなを~
犠牲にして逃げるしかないんですか!?▼~
私にもっと力があれば…~
みんなを守れる力があれば!!▼~
私は…私はもう…~
誰にも死んで欲しくないのに!!▼~
:[ギムレー]|ははははは!~
なかなか見物ね?▼~
どうするつもりかしら、ナーガの子。▼~
仲間を見捨て、~
少しばかり己の死期を延ばす?▼~
それともここに残って、~
仲間たちの努力を無にする?▼~
あたしはどちらでも構わないわよ!?~
所詮結果は同じことだもの!▼~
:[ルキナ]|…っ!▼~
:[ギムレー]|…いいか、人は負けた。~
人に未来など無い。▼~
お前の父も母も…死んだ。▼~
そして、お前も…▼~
―――死ぬ!!!!▼~
:[???]|…そうはさせるか!!▼~
:[ギムレー]|!!?▼~
:|'''(暗転)'''
:[ルキナ]|!? なに…?~
ファルシオンが、光ってる…?▼~
それに…~
それに、あの声は…!!▼~
:[???]|…しっかりするんだ!!▼~
俺たちがお前の力になる!~
お前たちは誰ひとり、死なせはしない!▼~
:[ギムレー]|まさか…あいつは葬ったはずよ!▼~
このあたしが! この手で!!~
ここに存在することなどありえない…!▼~
運命が覆ることなど、~
あるはずがないのに…!!▼~
:[???]|そんなことはない!~
運命は覆せる!▼~
覆してみせる!~
俺たちが…この手で!!▼~
:|'''(暗転)'''
:[クロム]|よし、みんな準備はいいな!?~
これがこの地での最後の戦いだ!▼~
誰も犠牲にすることなく~
終わらせるぞ!!▼~
:[セレナ]|…な、何なの!?~
一体どこから現れたわけ…!?▼~
:[ロラン]|こちらに攻撃してこない所を見るに、~
敵ではなさそうですが…▼~
:[ジェローム]|…だが、敵の罠ではないとも言い切れん。~
私は騙されたりはせんぞ。▼~
:[ルキナ]|あれは…お父様?~
そんな…そんなまさか…!!▼~
:[ギムレー]|…さては、ナーガの仕業ね…▼~
今更何をしても無駄だと~
わかりきっているはずなのに、▼~
別の世界にまで手出しするなんて、~
小賢しい真似を…!▼~
:[ギムレー]|…まぁいいわ、非力な虫けらが~
何人増えたところで所詮結果は同じよ…▼~
せっかくまた会えたんだもの。~
あたしの兵たちに歓迎させてあげる。▼~
ひと思いに死んでいたほうが~
ましだったと後悔するがいいわ…▼~
:[クロム]|くっ…屍兵か!!▼~
:[ギムレー]|さぁクロム…あなたの戦う~
懐かしい姿を、あたしによく見せて。▼~
そして昔と同じように…~
あたしの元に向かって来てちょうだい。▼~
その時はもう一度、~
あたしのこの手で…▼~
クッ…ククク…▼~
ハハハハハハハハ…!!!▼~
緑軍の隣に血縁者を待機させると、~
会話が発生することがあります。~
**ルキナと会話 [#y8412ce8]
***クロム [#w67ca323]
:[ルキナ]|お父様…!~
やはり、お父様なのですね!?▼~
:[クロム]|ルキナ…!~
無事か!?▼~
:[ルキナ]|お父様…! お父様…っ!~
これが幻と言うならそれでもいい…▼~
せめて今だけは~
この幻が消えないでいて…!▼~
:[クロム]|いや、俺は幻ではない。~
だが…お前の本当の父親でもないんだ。▼~
:[ルキナ]|え…?▼~
:[クロム]|…俺は異界と呼ばれる~
別世界からやってきたクロムだ。▼~
だから、~
お前の父親とは別人…なんだ。▼~
:[ルキナ]|別世界の、お父様…~
そうですか…▼~
けれど、こうやってもう一度~
お父様にお会いできて…幸せです。▼~
:[クロム]|そうか…そう言ってくれるか。▼~
:[ルキナ]|お父様…別人であっても、~
あなたは私の大切なお父様です。▼~
その声も、その優しい瞳も、~
私に剣を教えてくれた、逞しいその腕も…▼~
遠い記憶の中のお父様と~
何ひとつ変わりません。▼~
もう会えないと思っていたのに、~
もう言葉を交わせないと思っていたのに…▼~
こんな形で~
お会いできるだなんて…▼~
あぁ…話したいことがたくさんあるのに、~
何も言葉が出てきません…▼~
お父様…~
おとう…さま…っ!▼~
:[クロム]|ルキナ…すまない。▼~
お前をこんな辛い戦いに~
駆り出させてしまったのは、▼~
この世界の俺が死んでしまった事が~
原因なのだろう…?▼~
代わりにはならないかもしれない。~
だが謝らせてくれ…▼~
:[ルキナ]|いいえ…~
お父様は何も悪くありません。▼~
私こそ、こんな世界を~
お父様にお見せして、すみません…▼~
私の力が足りないばかりに、この国を、~
大切な民たちを辛い目に遭わせました…▼~
:[クロム]|いや、~
お前は立派に戦っている。▼~
こんな絶望の世界で、~
諦めないでいてくれて、感謝しているんだ。▼~
それに…後もう少しなんだ。~
もう少しでこの世界は変わる!▼~
俺も手を貸すから、共に戦おう!~
俺が必ず…お前の事を守る!▼~
:[ルキナ]|!!~
や…止めて下さい!▼~
:[クロム]|ルキナ…?▼~
:[ルキナ]|ごめんなさい。~
今の言葉は…とても嬉しいです。▼~
さっきだって~
お父様が来てくださらなければ、▼~
私も仲間たちも~
死んでしまっていたでしょう。▼~
ですが、私はもうこれ以上、~
お父様が戦って傷つくのは見たくない!▼~
昔お父様は今と同じように~
私達を守ると言ってくれた…▼~
そしてそのまま帰らぬ人となった…▼~
異界のお父様とはいえ、私はもう~
これ以上あなたを失いたくないのです!▼~
:[クロム]|そうだったのか…▼~
…だがそれなら尚更、~
もう一度誓わせてくれ…!!▼~
今度こそ必ず…~
ルキナ、お前を守ると!▼~
大事な娘を守り通して、~
父親としての責務を果たさせて欲しい!▼~
:[ルキナ]|ですが、それでは…!▼~
:[クロム]|安心しろ…! もうこれ以上~
俺の娘を泣かせたりはしない…!▼~
:[ルキナ]|!!▼~
…………▼~
…わかりました。▼~
ですが約束して下さい…!~
決して死なないと…!▼~
:[クロム]|ああ、必ず…!~
約束だ…!▼~
:[ルキナ]|ありがとうございます、お父様…~
必ず無事に帰って下さい…▼~
そして…帰りを待っている、~
あなたにとっての本物の娘と…▼~
どうか、今度こそ、~
しあわせに…▼~
***マイユニット(女性・私)と親子 [#yce2a27a]
:[ルキナ]|
お母様…!?▼~
あなたは、やっぱり…!~
でも、どうして…!?▼~
:[ルフレ]|
ルキナ…ルキナなんですね?~
ああ、無事でよかったです…!!▼~
:[ルキナ]|
ち、近づかないで!▼~
:[ルフレ]|
ルキナ…?▼~
:[ルキナ]|
だって…お母様がここにこうして~
いるはずがありません…!▼~
これは、ギムレーが作り出した~
お母様の幻かもしれない!▼~
こうやって私の事を~
たぶらかそうとしているのでは…!?▼~
:[ルフレ]|
…そうですね。~
そう思われても仕方ありません。▼~
これはこの世界で我が子を~
守り切れなかった、▼~
自分自身の責任ですもの…▼~
:[ルキナ]|
こ、この世界…?▼~
:[ルフレ]|
そうです。私は異界から~
時空を超えてきた者。▼~
この世界のルフレとは~
別の存在なんです。▼~
:[ルキナ]|
…………~
:[ルフレ]|
信じなくてもいい。~
信じられなくてもいいんです。▼~
でも・・・私はどんな事があっても~
あなたを守ります!▼~
あなたには幸せになって欲しいんです。~
希望の未来を生きてほしいんです。▼~
そのためなら、私は何でもします。~
母親として、あなたを絶対に守ります!▼~
だってそれが・・・私にできる、~
精一杯のことですから!▼~
:[ルキナ]|
お母様…▼~
…………~
ごめ…なさ……▼~
ごめんなさい、お母様…!▼~
今の言葉が…幻のわけありません!~
あなたは私の、お母様です…!▼~
ううっ…! ううっ…!▼~
:[ルフレ]|
ルキナ…!~
信じて…くれるんですね…!?▼~
:[ルキナ]|
お母様…! お母様…っ!▼~
:[ルフレ]|
ありがとうございます、ルキナ…~
私のことを信じてくれて。▼~
これまで守ってあげられなくて、~
寂しい思いをさせて、ごめんなさい。▼~
そして・・・これからも独りで生きていく~
あなたを助けられない母を許して…▼~
本当にごめんなさい…▼~
:[ルキナ]|
いいえ、お母様…~
こうして会えただけで、十分です。▼~
幼い頃、私を抱きしめてくれたその胸に、~
私を導いてくれたその手に、声に、▼~
そのぬくもりに…~
私はどれだけ焦がれた事か…▼~
これだけで私は、~
これからも強く生きていけます…▼~
:[ルフレ]|
…ルキナ…▼~
:[ルキナ]|
さぁお母様~
もうこれくらいにしましょう。▼~
本当はずっとこうしていたい…~
話したいこともたくさんあるけれど…▼~
私には、やるべき事がある。▼
:[ルフレ]|
ええ…そうですね。~
:[ルキナ]|
お母様。~
協力して…下さいますか?▼~
:[ルフレ]|
もちろんですよ…!~
そのためにここへ来たんですから!▼~
:[ルキナ]|
ありがとうございます、お母様。▼~
その姿…~
目に焼き付けておきます。▼~
いつかお母様が恋しくなった時、~
たまらなく会いたくなった時…▼~
その笑顔を…~
いつでも、思い出せるように。▼~
***マイユニット(女性・あたし)と親子 [#o3d9249e]
:[ルキナ]|お母様…!?▼~
あなたは、やっぱり…!~
でも、どうして…!?▼~
:[ルフレ]|ルキナ…ルキナなのね?~
ああ、無事で良かった!!▼~
:[ルキナ]|ち、近づかないで!▼~
:[ルフレ]|ルキナ…?▼~
:[ルキナ]|だって…お母様がここにこうして~
いるはずはありません…!▼~
これは、ギムレーが作り出した~
お母様の幻かもしれない!▼~
こうやって私の事を~
たぶらかそうとしているのでは…!?▼~
:[ルフレ]|…そうね。~
そう思われても仕方ないわ。▼~
これはこの世界で我が子を~
守り切れなかった、▼~
自分自身の責任だもの…▼~
:[ルキナ]|こ、この世界…?▼~
:[ルフレ]|そう。あたしは異界から~
時空を越えてきた者。▼~
この世界のルフレとは~
別の存在なの。▼~
:[ルキナ]|…………▼~
:[ルフレ]|信じなくてもいい。~
信じられなくてもいい。▼~
でも…あたしはどんな事があっても~
あなたを守るから!▼~
あなたには幸せになって欲しいの。~
希望の未来を生きて欲しいの。▼~
そのためなら、あたしは何でもする。~
お母さんとして、あなたを絶対に守る!▼~
それがあたしにできる…~
精一杯のことだから!▼~
:[ルキナ]|お母様…▼~
…………~
ごめ…なさ……▼~
ごめんなさい、お母様…!▼~
今の言葉が…幻のわけありません!~
あなたは私の、お母様です…!▼~
ううっ…! ううっ…!▼~
:[ルフレ]|ルキナ…!~
信じて…くれるのね…!?▼~
:[ルキナ]|お母様…! お母様…っ!▼~
:[ルフレ]|ありがとう、ルキナ…~
あたしのことを信じてくれて。▼~
これまで守ってあげられなくて、~
寂しい思いをさせて、ごめんね。▼~
そして…これからも独りで生きていく~
あなたを助けられない母を許して…▼~
本当にごめんなさい…▼~
:[ルキナ]|いいえ、お母様…~
こうして会えただけで、十分です。▼~
幼い頃、私を抱きしめてくれたその胸に、~
私を導いてくれたその手に、声に、▼~
そのぬくもりに…~
私はどれだけ焦がれた事か…▼~
これだけで私は、~
これからも強く生きていけます…▼~
:[ルフレ]|…ルキナ…▼~
:[ルキナ]|さぁお母様…~
もうこれくらいにしましょう。▼~
本当はずっとこうしていたい…~
話したいことも沢山あるけれど…▼~
私には、やるべき事がある。▼
:[ルフレ]|ええ…そうね。~
:[ルキナ]|お母様。~
協力して…下さいますか?▼~
:[ルフレ]|もちろん…!~
そのためにここへ来たのだから!▼~
:[ルキナ]|ありがとうございます、お母様。▼~
その姿…~
目に焼き付けておきます。▼~
いつかお母様が恋しくなった時、~
たまらなく会いたくなった時…▼~
その笑顔を…~
いつでも、思いだせるように。▼~
***スミアと親子 [#dab31244]
:[スミア]|ああ…ルキナ、~
無事で良かったです…!▼~
:[ルキナ]|お母様…!~
お母様なのですね!?▼~
先ほど現れた援軍の中に、お母様に~
似た方がいるとは思っていましたが…▼~
まさか、本当にお母様だったなんて…!~
お会いできて嬉しいです、お母様…!▼~
:[スミア]|ルキナ…見ていたんですね。~
私が異界から来るところを。▼~
:[ルキナ]|異界…?~
では、お母様は異界から?▼~
:[スミア]|はい。私は異界と呼ばれる~
別世界から来ました…▼~
あなたが危ないと聞いたので~
少しでも力になれればと思って来たのです。▼~
別人ではありますが、母親として~
必ずあなたを守ってみせます…!▼~
:[ルキナ]|そんな…そんな事は嫌です!▼~
:[スミア]|えぇっ!?~
どうしてですか?▼~
わ、私が落ちこぼれだからですか?~
でも、あなたのためなら私にだって…!▼~
:[ルキナ]|違うんです。お母様は~
とても強い戦士だったと聞いています…!▼~
ですが、だからこそお母様に~
ここでご無理をなさらないで欲しいんです!▼~
だって…お母様には自分の世界での~
人生があるのでしょう?▼~
あなたの本物の娘だって…~
きっと帰りを待っています。▼~
:[スミア]|…ルキナ…▼~
:[ルキナ]|それにこの現状を見て下さい…~
圧倒的なギムレーの軍勢…▼~
私達の戦力はもう残り少ない。~
この絶望的な状況に、▼~
お母様を巻き込むわけには参りません!▼~
:[スミア]|ルキナ…あなたの優しい気持ちが~
十分伝わってきました。▼~
でもね…子供はね…~
もっと親に甘えるべきなのですよ?▼~
迷惑だとか…~
そんな事は言わないで。▼~
そんなことを言われたら、~
悲しくなっちゃいますよ。▼~
あなただって、大切な私の~
娘であることに変わりは無いんですから。▼~
だからもっと甘えて下さい…ね?▼~
:[ルキナ]|お母様…~
いいん、ですか…?▼~
:[スミア]|もちろんですよ。~
ルキナ。どうか信じて下さい。▼~
私は絶対に死なないと。~
そして、この世界は必ず救えると。▼~
そうすれば…~
私はあなたの力になれます。▼~
:[ルキナ]|ありがとう…ございます。~
私も戦いたいです…お母様と共に。▼~
:[スミア]|…良かった。▼~
さぁ、行きましょうルキナ。~
あなたの未来に明るい火を灯すために…!▼~
:[ルキナ]|はいっ…!~
お母様…!!▼~
***ソワレと親子 [#o9707459]
:[ソワレ]|
キミは…~
この世界のルキナだね?▼~
:[ルキナ]|
あなたは…お母様!▼~
やはり、先ほどの援軍の中に~
お母様もいらしたのですね!?▼~
ずっと…似ている方がいると~
思っていました…!▼~
:[ソワレ]|
そうか。キミは素晴らしい~
観察眼を持っているんだね。▼~
キミの言う通り、ボクはあの時~
異界からこちらに来たんだ。▼~
この世界が危ないと聞いて、~
キミ達を助けに来たんだよ。▼~
本当の母親ではなくて、~
申し訳ないんだけど…▼~
:[ルキナ]|
そんな…!~
そのようなことを言わないで下さい!▼~
私は…例え別人であっても、もう一度~
お母様とお会いできて嬉しいです…!▼~
:[ソワレ]|
…そう言ってくれるのか。~
ありがとう、ルキナ。▼~
キミの様子はさっきから見ていたよ。~
決死の表情で戦うキミをね。▼~
キミはこの世界でどれほどの死線を~
くぐり抜けてきたというんだ…▼~
母として、キミを守ってやれなくて~
本当にすまない…!▼~
:[ルキナ]|
いいえ…お母様。あの日私は、~
お母様のおかげで命を救われた。▼~
私がこうして戦えるのは、~
お母様と…そしてお父様のおかげです。▼~
お二人は、たとえ死んでしまったとしても~
私の中で行き続けています。▼~
この大切な血を~
絶やすわけにはいかない…▼~
その思いがあったからこそ、~
この絶望的な状況にあっても、▼~
仲間たちと共に~
生き抜いて来られたんです。▼~
:[ソワレ]|
ルキナ…~
キミはとても優しい子だね…▼~
ボクたちの血を大切にしてくれて~
ありがとう。▼~
この世界のボクも、~
きっとそう思っているよ。▼~
:[ルキナ]|
…お母様…~
お母…様…うっ、ううっ…!▼~
:[ソワレ]|
よしよし…いい子だ。▼~
さぁ、ここは母であるボクに任せて、~
キミは一旦体勢を立て直すんだ。▼~
:[ルキナ]|
お任せして…良いのですか?▼~
:[ソワレ]|
ああ! ボクがどれだけ強かったか~
忘れたとは言わせないよ?▼~
今この時こそ、この母の力を~
屍兵たちに知らしめる時だ…!▼~
これまで訓練してきた全てを…~
ボクの全てを…ここでぶつける!▼~
:[ルキナ]|
ありがとうございます…お母様。▼~
***マリアベルと親子 [#qf5428a5]
:[マリアベル]|そこにいるのは、~
ルキナですわね?▼~
:[ルキナ]|お、お母様!?~
…死んだはずなのに、どうして!?▼~
:[マリアベル]|そうでしたわね…この世界のわたくしは~
既に死んでしまった身…▼~
お話しましょう。わたくしはこの世界とは~
異なる世界のマリアベルですわ。▼~
あなたが窮地に陥っていると聞き、~
はるばる助けにやってきたんですのよ。▼~
:[ルキナ]|では先ほどの援軍の中にいたのは~
やはり…!!▼~
:[マリアベル]|あら、見られていたんですのね?▼~
少々着地に~
失敗してしまったのですけれど、▼~
いつもなら、あのような~
はしたない真似は…▼~
:[ルキナ]|お母…様…! うっ…うぅっ…▼~
:[マリアベル]|!?~
ど、どうして泣くんですの!?▼~
わたくしが無様に転ぶのが~
そんなに悲しかったんですの!?▼~
:[ルキナ]|ち、違います…!▼~
別人でも…お母様に会えて…~
私、うれしくて…っ!▼~
:[マリアベル]|ルキナ…どうか泣かないで下さいまし。~
そんなに泣かれるとわたくしまで…▼~
うっ…ぐすっ…▼~
:[ルキナ]|お母様…▼~
:[マリアベル]|ルキナ、可哀相に…~
こんなに傷だらけになって…▼~
今まで、頑張って戦ってきたんですのね…▼~
:[ルキナ]|いいえ…私はお母様に~
褒められるようなことは何も…▼~
それどころか、~
私の力が及ばないばかりに、▼~
お母様たちの守ろうとした世界を~
こんな風にしてしまいました…▼~
:[マリアベル]|何を言うんですの!?~
貴方は良くやっていますわ。▼~
貴方はわたくしの誇り…わたくしに似て~
どこに出しても恥ずかしくない、▼~
優秀で愛おしい愛娘ですわ!▼~
:[ルキナ]|!! お母様…!▼~
:[マリアベル]|ルキナ、心配は無用ですわよ。~
わたくしが来たからには、▼~
全ての屍兵どもを…ギムレーを、~
ギタギタに蹴散らして差し上げます!▼~
:[ルキナ]|わかりました…!~
お母様がその気なら、▼~
私もこの剣で、~
敵をボコボコにぶちのめしてみせます!▼~
:[マリアベル]|うふふ、~
その意気ですわルキナ。▼~
さぁ、そうと決まれば行きますわよ!~
わたくしたちは絶対に負けませんわ!▼~
:[ルキナ]|はい…!▼~
***オリヴィエと親子 [#t99b7727]
:[オリヴィエ]|良かった、~
間に合いました…!▼~
ルキナ、ルキナ…可哀相に…~
こんなに傷だらけになって…▼~
:[ルキナ]|ま、まさか…~
お母様なのですか?▼~
私は…~
幻を見ているのですか?▼~
:[オリヴィエ]|いいえ。私は…ナーガ様の力によって~
違う世界からやってきたオリヴィエ。▼~
だからあなたの~
本当のお母さんではないんです…▼~
:[ルキナ]|違う世界の…お母様?▼~
:[オリヴィエ]|はい。でも…あなたがクロム様と~
私の娘ということに変わりはありません。▼~
だから少しだけ、~
あなたを抱きしめさせてください…!▼~
:[ルキナ]|…お母様…▼~
:[オリヴィエ]|よしよし、ルキナ…~
私の可愛い娘。▼~
こんな状況の中で…~
今までよく頑張りましたね…▼~
:[ルキナ]|ふふ、お母様ったら…~
子供みたいで、恥ずかしいですよ…▼~
それに、久しぶりにお会いできたのに、~
これじゃあお顔が見えません…▼~
:[オリヴィエ]|あ…!~
ご、ごめんなさい…!!▼~
:[ルキナ]|…良かった。~
やっとお顔が見えました。▼~
お母様、助けに来て下さって~
ありがとうございます。▼~
…けれど、こんな危険な地で~
お母様を戦わせるわけにいきません。▼~
今のうちに、元の世界に~
戻って下さい…▼~
:[オリヴィエ]|でも、それじゃああなたが…!▼~
:[ルキナ]|いいえ、お会いできただけで十分です。~
それだけで私は頑張れますから…▼~
:[オリヴィエ]|い…いやです!!▼~
:[ルキナ]|お母様…!?▼~
:[オリヴィエ]|私たちの軍は…ここに来る前に~
あなたの仲間たちに会ってきたんです!▼~
:[ルキナ]|!!▼~
:[オリヴィエ]|みんな…イーリスに戻るために~
必死で戦っていました!▼~
厳しい状況の中で、~
世界を救うことを…▼~
あなたに宝玉を届けることを、~
一番の使命として!!▼~
:[ルキナ]|…みんな…▼~
:[オリヴィエ]|それなのに…~
みんなが頑張っているのに、▼~
私はルキナのお母さんなのに、▼~
私だけあなたに何も~
してあげられないのは嫌なんです!▼~
非力な私があなたの役に~
立てるかはわかりませんが…▼~
母親として全てを賭して~
娘を守ります!▼~
だから…だから、~
私も一緒に戦わせて下さい!▼~
:[ルキナ]|お母…様…~
ありがとう…ございます…▼~
でも、どうか命を落とさないで…~
最後まで生きていると約束してください…!▼~
:[オリヴィエ]|ええ、もちろんです!▼~
***ルキナ [#of7ba3af]
:[ルキナ]|あれが…お父様が死んだ未来を~
そのまま生き続けた私なのですね。▼~
こちらの世界を助けるのは、~
これで3度目…▼~
お父様からの~
情報から考えるに、▼~
この世界には5つの宝玉と台座が~
1つも欠けずに存在しているようですね。▼~
これは…~
とても幸運なことです。▼~
私たちの未来では~
宝玉が1つ行方不明の状態で、▼~
不完全な覚醒を儀を~
行なうことしかできなかった。▼~
そのためファルシオンも~
神剣としての力を得ることはできず…▼~
ナーガ様の力で時間遡行を~
行なうことでしか、▼~
ギムレーに対抗する術は~
ありませんでした。▼~
…けれど、この世界は違います。▼~
私たちの世界よりも深い絶望の代わりに、~
私たちの世界よりも強い希望がある。▼~
以前助けた8人が戻ってくれば…~
全ての宝玉を揃えることができる。▼~
うまくいけば、過去に飛ばなくても~
この時代で決着がつくかもしれません。▼~
本当なら、私もそうしたかった。~
過去のお父様まで巻き込みたくは無かった。▼~
自分の生きた時代を…~
この手で救いたかった。▼~
…悔やんでも、仕方がありませんね。▼~
今は、目の前の敵に~
全力を尽くしましょう。▼~
さぁ、頑張ってください…ルキナ。~
私も頑張りますから。▼~
私が掴めなかったもう一つの未来を…~
あなたに掴んでもらうために。▼~
**セレナと会話 [#o1d91cb2]
***ティアモ [#ie6bd08b]
:[ティアモ]|セレナ…!~
セレナなのね!▼~
:[セレナ]|か、母さん!?~
なんでここに!?▼~
:[ティアモ]|ああ…良かった、~
無事だったのね!▼~
:[セレナ]|ちょ、ちょっと!~
急に抱きつくんじゃないわよ!▼~
:[ティアモ]|セレナ…さっきルキナを~
守ろうとしてたのは、とても立派だったわよ。▼~
あなたがあたしと同じ気持ちで~
いてくれたのがとても嬉しかったわ…▼~
主君を守るという天馬騎士の魂…~
あなたはしっかり受け継いでくれたのね…!▼~
:[セレナ]|か、勝手に話を進めないでよ!▼~
なんで母さんがこんな所にいるの?~
あんたは、もう死んだはずじゃ…!▼~
:[ティアモ]|!! ごめんなさい…~
あたしはこの世界のティアモじゃない…▼~
別の世界から来たティアモなのよ。▼~
:[セレナ]|別世界…!? じゃあ…~
本当の母さんじゃないの…?▼~
:[ティアモ]|ええ。一時的にあなた達に協力するため、~
ナーガ様の力でここにやってきたの。▼~
:[セレナ]|じゃあ、本物でもないのに、~
勝手に抱きつくんじゃないわよ…▼~
:[ティアモ]|そうね…~
ごめんなさい、セレナ。▼~
:[セレナ]|全く母さんって昔からそうやって…~
自分の気持ちをあたしにも押しつけてさ…▼~
自分にできる事が~
娘にもできるって思いこんだり、▼~
自分の気持ちと娘の気持ちが~
おんなじだなんて勝手に決め付けたり…!▼~
:[ティアモ]|え…?▼~
:[セレナ]|ううっ…うううっ…!~
そんな…母さんが…▼~
あたし…昔から…~
だい、大嫌い…だった…▼~
だいきらいだったのよ…!!▼~
うううっ、うわあああ…!!▼~
:[ティアモ]|セレナ…!▼~
:[セレナ]|母さん…母さん!▼~
ううっ…ううっ…!▼~
:[ティアモ]|…ごめんね、セレナ…▼~
あなたにはいくら謝っても足りないわ…~
ほんとに…ごめんなさい。▼~
:[セレナ]|も、もう離れなさいよ…▼~
:[ティアモ]|もう…大丈夫…?▼~
:[セレナ]|ふ…ふん、~
大丈夫に決まってるじゃない。▼~
…………▼~
ごめん、母さん…~
やっぱり…▼~
やっぱりあたしも、~
おんなじ気持ち…かも。▼~
また会えて…良かったよ…▼~
:[ティアモ]|!! セレナ…!~
そう…ありがとう…!!▼~
:[セレナ]|だから抱きつくなって言ってんでしょ!~
暑苦しいのよ!▼~
それにここは戦場よ!~
わかってんの!?▼~
:[ティアモ]|確かに、今は戦闘中だわ。▼~
じゃあセレナの気持ちも聞けたことだし、~
そろそろ行きましょうか?▼~
:[セレナ]|…そうね。娘がどれだけ強く育ったか、~
見せてあげる!▼~
:[ティアモ]|ふふふ、楽しみね!▼~
***マイユニット(男性・僕)と親子 [#r73492e5]
:[ルフレ]|セレナ…! 無事だったんだね…!~
良かった…!▼~
:[セレナ]|と、父さん…!?~
まさか、生きてたの!?▼~
:[ルフレ]|いや…僕は正確には~
この世界の人間じゃない。▼~
ナーガ様の力に導かれて、~
別の世界からここにやってきたんだ。▼~
:[セレナ]|べ、別の世界…?▼~
:[ルフレ]|ああ。この世界を救うために、~
僕も力を貸すよ!▼~
:[セレナ]|そんな…今更、~
助けなんていらないわよ!▼~
:[ルフレ]|え…?▼~
:[セレナ]|父さん達がいなくなってから…~
これまであたし達だけでやってきたのよ!▼~
今更助けに来るなんて、~
都合の良い話だわ…!▼~
それに、そんなにホイホイ来られるなら、~
どうして今まで助けてくれなかったの!▼~
父さんがいなくなった時、~
母さんが死んだ時…▼~
どうして来てくれなかったの!?▼~
:[ルフレ]|セレナ…▼~
:[セレナ]|…あたし達に手助けなんて~
要らない。▼~
あたし達は自分達の手で…~
未来をつかみ取るんだから!▼~
:[ルフレ]|…すまない。君の気持ちも考えずに、~
差し出がましい事をしてしまった…▼~
:[セレナ]|勝手にいなくなって…~
勝手に助けになんて来ないでよ…▼~
うっ…うううっ…▼~
:[ルフレ]|でも僕は…君に拒まれたとしても~
大事な娘を守りたい…▼~
こうしてせっかく出会えたのに~
君が傷つく姿を見ているだけなんて…▼~
僕にはできない!▼~
:[セレナ]|父さん…▼~
…………▼~
ごめん、父さん…~
嘘よ…さっきのは嘘。▼~
あたし…本当は父さんと…~
父さんと…また会えて…▼~
:[ルフレ]|いや…もういいんだ、セレナ…▼~
あとは僕に任せて~
君たちはいったん体勢を整えるんだ。▼~
:[セレナ]|大丈夫なの…?▼~
:[ルフレ]|大丈夫…僕は…~
父さんは絶対に負けない。▼~
娘を前にして~
負けたりなんかしないさ!▼~
:[セレナ]|…ありがと、父さん…▼~
さっき言えなかったけど…~
ほんとはね、会えて嬉しいの。▼~
別人でも、生きてる父さんに会えて、~
助けに来てくれて、嬉しいのよ…▼~
だけど、だからこそ…~
絶対に無事で帰りなさいよね。▼~
元の世界にいる…~
あんたの本当の娘のために。▼~
***フレデリクと親子 [#c06829ae]
:[フレデリク]|セレナさんですよね!?~
無事であんしんしました…▼~
:[セレナ]|父さん!?~
なんで父さんがここに…!!▼~
:[フレデリク]|私は先ほど、別世界より~
この世界へとやってきた異界の者…▼~
つまりこの世界で死んでしまった~
フレデリクとは別人となります。▼~
ですが、私たちが親子であるということに~
違いはありません。▼~
ここでは父として、~
貴方をお守り致しますよ。▼~
:[セレナ]|そんな…また父さんに~
会えるだなんて…▼~
:[フレデリク]|セレナさん…~
先ほどはよくやりましたね。▼~
わが身を顧みずクロム様のご息女を~
守ろうとしたのは、とても立派でした…▼~
あれはまさに、~
騎士としてあるべき姿です…▼~
私が理想に追い求めた生き様を、~
娘の貴方が体現していた…!▼~
:[セレナ]|あ…あのね、あの時あたし…~
もし父さんと母さんだったら、▼~
ああいう風に~
行動するかなって思ったの。▼~
父さんも母さんも、~
クロム様に仕える騎士だったから、▼~
何としてでも、あの子を…~
ルキナを守っただろうって!▼~
あたし、二人の姿を思い浮かべて、~
勇気を出したの…!▼~
:[フレデリク]|セレナさん…!▼~
:[セレナ]|でも…すごく…怖かったんだから…!~
ううっ…ううっ!▼~
:[フレデリク]|ええ、分かっていますよ…~
よく頑張りましたね。▼~
貴方は私の自慢の娘ですよ…!▼~
…さぁ、貴方は安全な場所で~
体勢を整えてください!▼~
屍兵どもは、この私が~
相手をしますので!!▼~
:[セレナ]|ううん、父さんとはいえ、~
甘えるわけにはいかないわ。▼~
あたしだって小さい頃からずっと、~
父さんに戦い方を教わって…▼~
強くなったんだもの。▼~
父さん達が死んだ後も~
ずっと戦い続けてきたのよ…!▼~
:[フレデリク]|ふふっ…セレナさん、~
とても勇ましい、良い顔をするのですね。▼~
:[セレナ]|こ、こんな時に変な事言わないでよ!~
女の子に言うセリフじゃないわよ?▼~
:[フレデリク]|いいえ、あなたは立派です。~
立派な騎士セレナです…▼~
:[セレナ]|も、もう! からかわないでよ!~
あたしは、そんなんじゃないんだから!▼~
ほら、早く行くわよ!▼~
あたしが立派に戦うところ、~
あんたに見せてあげるから…▼~
今は主君じゃなくて~
あたしのことだけ見ておきなさいよ!?▼~
:[フレデリク]|はい。娘の勇姿、~
この目にしかと焼き付けておきますよ。▼~
:[セレナ]|ふふ、そうね。~
しっかり見ておいて。▼~
…忘れんじゃないわよ。~
元の世界に戻っても。▼~
もう会えなくなっても…ね。▼~
***ヴィオールと親子 [#v72f2692]
:[ヴィオール]|ふぅ…何とか間に合ったようだね。~
ごきげんよう、セレナくん。▼~
:[セレナ]|えっ…?▼~
:[ヴィオール]|セレナくん…~
そんな傷だらけの姿でかわいそうに…▼~
これで間に合わなかったとしたら、~
私はもう貴族失格になる所だったよ。▼~
:[セレナ]|その話し方は…父さん!?~
まさか、生きてたの…!?▼~
:[ヴィオール]|いんや。私は異界から来た人間だ。~
君の父親とは別人だよ。▼~
この世界が危ないと聞いて、~
華麗に君を救いに来たというわけだ。▼~
この世界で果てた私の代わりに、~
共に手を取り合い戦おうではないか。▼~
:[セレナ]|た、助けに来てくれたのは嬉しいけど…~
ここは危険なのよ!?▼~
別世界から来たのなら、元の世界で~
父さんがすべきこともあるんでしょ?▼~
:[ヴィオール]|そうだね…もちろんあるとも。~
こう見えて暇ではないのでね。▼~
だが、我が娘の危機とあらば~
例え異界からでも駆けつける。▼~
それが美しき貴族としての~
有り方だとは思わないかね?▼~
:[セレナ]|もう…そうやっていっつも~
のらりくらりとかわすんだから…▼~
じゃあはっきり言わせてもらうわ!▼~
向こうには父さんが愛する~
仲間たちがいるんでしょ!?▼~
こんな、実の娘とは別人の…~
あたしみたいな存在よりも大事な人が!▼~
それなのに、ここで死んだりしたら~
どうするつもりなのよ!▼~
:[ヴィオール]|なんと…私の事を~
気にかけてくれているのだね。▼~
優しい子だ…このような世界でも~
優しく真っすぐに育ってくれて私は嬉しいよ。▼~
:[セレナ]|だから今はそういう話を~
してるんじゃなくて…!▼~
:[ヴィオール]|…娘よりも大切なことなど、~
あるものか。▼~
:[セレナ]|え…?▼~
:[ヴィオール]|先程…君は私に、自分よりも~
大切な者がいるだろうと言ったね?▼~
確かに、私には元の世界に~
大切な人たちがいる。▼~
だがね…それに優劣をつける気は無い。~
どれも等しく、一番大切なのだよ。▼~
別人であろうとなかろうと関係は無い。~
だから君が私の大切な人である以上、▼~
ここがどんな世界であろうと、~
君が別人であろうと…▼~
君よりも大切なことなど、無いのだよ。▼~
:[セレナ]|と、父さん…~
それ、本当なの…?▼~
あたしなんかが父さんに頼っても…~
迷惑じゃないの…?▼~
:[ヴィオール]|もちろんだよ。~
さぁ、涙を拭きたまえ。▼~
その奥ゆかしいところ、そしてその涙が~
何よりも君の優しさの証だよ…▼~
さぁ、私が力を貸すから、~
共に未来を掴みに行こうではないか。▼~
:[セレナ]|…うん!~
父さん…ありがとう。▼~
***ソールと親子 [#b9dc4d02]
:[ソール]|セレナかい!?~
この世界のセレナなんだね!?▼~
良かった、無事で…!▼~
:[セレナ]|と…父さん!?~
父さん! 父さん!▼~
:[ソール]|わ、わわ…~
いきなり抱きつかれると困っちゃうな。▼~
:[セレナ]|父さんが生きていてくれたなんて…!~
ううっ…! ううっ…!▼~
:[ソール]|よしよし…~
セレナ、大変だったね…▼~
でもごめん、僕は…▼~
この世界のソールは、~
生き返ったわけじゃないんだ…▼~
:[セレナ]|えっ…?▼~
:[ソール]|僕は異界のソール。~
君のお父さんとは…別人なんだ。▼~
違う世界から一時的に~
手助けに訪れたに過ぎない。▼~
:[セレナ]|そ、そんな…!▼~
:[ソール]|僕はこの戦いが終わったら、~
すぐにここを去らなければならないんだ…▼~
:[セレナ]|…………▼~
あーあ、~
せっかく喜んだのに損しちゃった!▼~
:[ソール]|ごめん…セレナ。▼~
:[セレナ]|でも…確かに父さん、~
すごく若いしカッコいいね。▼~
もしかして別の世界って~
今よりも過去の世界なの?▼~
:[ソール]|あ、うん…▼~
:[セレナ]|もう…父さん…▼~
ぬか喜びさせるくらいなら、~
現れないでよ…▼~
うっ…ううっ…▼~
:[ソール]|ごめんね、セレナ…▼~
:[セレナ]|あたし…父さんのことが…~
すごく好きだったの…▼~
しっかり者過ぎる母さんと違って、~
いつでも穏やかで優しかった父さんが…▼~
:[ソール]|ありがとう…▼~
でもただ君とこうして話して、~
そのまま帰るつもりはないからね。▼~
この場は必ず父親として娘を守り切る…~
そう誓うよ!▼~
:[セレナ]|ふん…父さんったら…▼~
やっぱり…大好き。▼~
***カラムと親子 [#ceba831d]
:[セレナ]|はぁ、はぁ…なかなかキツいわね…~
でも、もうちょっと頑張らないと…▼~
…!? 弓矢!?~
しまった、このままじゃ…!▼~
:[セレナ]|え…? 当たって…ない…?~
どうして…▼~
:|'''(カラム登場)'''
:[カラム]|大丈夫かい? セレナ…▼~
:[セレナ]|父さん!? な、なんでここに!?~
あんた死んだんじゃなかったの!?▼~
:[カラム]|そうだね…この世界の僕は~
もう死んだって聞いてる…▼~
でも、僕は君の父さんとは別人。~
違う世界から来たカラムなんだ…▼~
だから、こうやって生きた姿で~
セレナと話すことができる…▼~
:[セレナ]|そうだったの…~
守ってくれてありがとう、父さん。▼~
…でも、もう~
今みたいなことはしないで。▼~
:[カラム]|どうして? 僕はセレナを~
守るためにここまで来たのに…▼~
:[セレナ]|め、迷惑だって言ってんのよ!~
皆を守るのは、あたしの役目なんだから!▼~
この世界の守り手は、~
もうあんたじゃなくて…あたしなの!▼~
あんたがしてきたみたいに、皆のことは~
あたしがこの命に代えても守るんだから!▼~
:[カラム]|…だからさっき、~
ルキナの盾になろうとしたんだね…▼~
:[セレナ]|そうよ! だから…~
あんたがいなくたって、大丈夫なの!▼~
ずっとそう思って…頑張ってきたの!~
それなのに…▼~
今更出てこられたら、~
あたし、あたし…!▼~
:[カラム]|…セレナ…~
そうだよね…ごめん…▼~
君はずっと頑張ってきたのに、~
今更出てきて勝手だと思う…▼~
でも、僕は君が死ぬところは~
見たくないんだ…▼~
:[セレナ]|わかってるわよ、そんなこと!▼~
でも、あたしだって…~
父さんが死ぬとこなんか見たくない!▼~
誰かがあたしを守って死ぬなんて、~
もうたくさんよ!▼~
:[カラム]|わかったよ、セレナ。~
じゃあ…こうしよう。▼~
僕は君を死なせたくないし、~
君は僕を死なせたくない。▼~
それなら、~
お互い守り合って戦うのはどうかな?▼~
今よりは戦いが楽になるはずだし、▼~
君ほどの守り手なら…~
それぐらい簡単だろう?▼~
:[セレナ]|父さん…▼~
…わかったわ。あたしがどれだけ~
有能か見せつけてやるんだから!▼~
:[カラム]|はは…それは楽しみだな。▼~
:[セレナ]|…ありがとね、父さん。▼~
別人だけど一目会えて…~
ちょっとだけ、嬉しいわよ。▼~
***ロンクーと親子 [#p6b28745]
:[ロンクー]|セレナか…▼~
:[セレナ]|えっ…!?~
あなた、もしかして…父さん!?▼~
:[ロンクー]|そう呼ばれるのが正しいのかどうか…~
俺にはわからん。▼~
だがこの世界のロンクーは…~
確かにお前の父親だ。▼~
:[セレナ]|この世界…?~
何言ってんのよ?▼~
:[ロンクー]|俺は別の世界のロンクー。▼~
お前たちの世界が危ないと聞き、~
その運命を変えるためにここまで来た。▼~
:[セレナ]|ふーん…じゃあ、~
あなたは父さんとは別人なのね。▼~
:[ロンクー]|ほう…?~
あまり、驚かないんだな。▼~
:[セレナ]|驚いてるわよ…すごく。▼~
でも、父さんが言ってたのよ。~
『戦場では冷静でいろ』って。▼~
だからあたしはそれを守ってるのよ。▼~
:[ロンクー]|…大したものだな。▼~
:[セレナ]|ふふっ、そうでしょ?▼~
最初はできっこないって思ってたけど、~
慣れれば簡単よ。▼~
仲間が死んでも、大怪我しても、~
屍兵に囲まれても取り乱さなかったわ。▼~
…さっきだって、ギムレーを前にしても~
怖くなんか…なかったし…▼~
だから…父さんを、目にしたぐらいで、~
どうって、こと……っ!▼~
:[ロンクー]|!!~
セレナ…▼~
:[セレナ]|ほんとよ、ほんとに今まで、~
ずっと平気だったんだから…!▼~
ずっと、父さんみたいに冷静にって~
頑張ってきたの。▼~
だから、これは…~
泣いてるわけじゃ…▼~
…!▼~
:[ロンクー]|…もういい。~
もう…強がるな。▼~
俺がいるのに…~
自分を取り繕う必要なんてない。▼~
泣きたいのなら…~
思い切り泣け。▼~
:[セレナ]|うっ…ううっ…!▼~
うわぁあああん…!!!▼~
父さん…父さん!!~
会えて嬉しい…!▼~
別人でも、会えて嬉しいのよ!~
父さん…!!!▼~
:[ロンクー]|すまない…俺の言葉のせいで、~
お前にはずっと辛い思いをさせてきたのだな。▼~
だが、もういい。~
もう俺の代わりになどなろうとしなくていい。▼~
戦場で冷静であるのと、~
気持ちを押し込める事は違う…▼~
これからは、泣きたいときに泣け。~
我慢などするな。▼~
この世界の俺も…~
きっとそう望んでいる。▼~
:[セレナ]|この世界の…父さんも…▼~
:[ロンクー]|いいか…セレナ。~
俺も長い間ここには留まれない。▼~
しかし、お前だけは必ず守り通し、~
この窮地を乗り切ると誓う…!▼~
だから今だけは…俺を~
父と思って頼ってくれるか?▼~
:[セレナ]|うん…もちろんよ。~
ありがとう…父さん。▼~
父さんも、絶対に無事でいてよね。~
また死んだりしたら…許さないんだから…▼~
***リヒトと親子 [#gece4f9e]
:[リヒト]|無事だったんだね!~
良かった…!▼~
:[セレナ]|な、なんで子供が…?▼~
ここは危険よ!~
早くどこかへ逃げなさい!▼~
:[リヒト]|も~!~
子供扱いしないでよ!▼~
君はセレナでしょ!?▼~
:[セレナ]|…え?~
どうしてあたしの名前を…!?▼~
ていうか、あんた…~
どこかで見たことがあるような…▼~
:[リヒト]|僕はリヒトだよ!▼~
:[セレナ]|リヒトって、~
父さんの名前じゃない?▼~
確かに似てるような~
気はするけど…まさか。▼~
:[リヒト]|うん、僕は君のお父さんだよ!▼~
ここよりちょっと昔の別世界から~
来たから、こんな姿だけど…▼~
君が僕の娘だってことは~
変わらないから!▼~
:[セレナ]|そ、そうなの…~
何だか信じられないけど、▼~
父さんだって思ったら~
妙に納得できるっていうか…▼~
若い頃の父さんって~
こんなに可愛かったのね。▼~
:[リヒト]|感心してる場合じゃないよ!▼~
それよりセレナ、~
さっきの怪我はもう大丈夫なの?▼~
:[セレナ]|ええ、大丈夫よ。~
あの程度…ちょっとした掠り傷よ。▼~
:[リヒト]|そ、そんな…~
結構危なかったと思うんだけど…▼~
とにかく、ここは父さんに任せて、~
セレナは安全な所にいてよ!▼~
:[セレナ]|い、嫌よ…! 父さんって言ったって~
子供に変わりはないじゃない。▼~
任せてなんておけないわ!▼~
それに…もう嫌なのよ。~
父さんの死に際を二度も見るなんて!▼~
:[リヒト]|…!!▼~
:[セレナ]|あんたは知らないのよ…▼~
父親を目の前で殺された…~
哀れな娘の気持ちなんて…ううっ!▼~
:[リヒト]|セレナ…ごめんね。▼~
この世界の僕は死んでしまっただけじゃなく、~
娘に心の傷を負わせていたんだね…▼~
確かに子供の僕じゃ、~
頼りなく見えるかもしれないけど…▼~
でも大丈夫。▼~
こう見えても実力は結構あるんだよ!~
軍のみんなからも頼りにされてるんだ!▼~
:[セレナ]|父さん…▼~
:[リヒト]|だから心配しないで!~
必ず君を守るから!▼~
この世界のリヒトの代わりに誓うよ!~
二度と君を悲しませないって!▼~
:[セレナ]|と、父さん…わかったわ。▼~
でも守られてるだけじゃ嫌!~
あたしにも父さんを守らせて?▼~
:[リヒト]|…うん、わかった。頼むよ!~
親子でお互いを助け合って戦おう!▼~
:[セレナ]|そうね…!~
それならきっと大丈夫よ。▼~
ありがとね、父さん…▼~
***ガイアと親子 [#o1ab7461]
:[セレナ]|えっ…父さん!?~
父さんが…見えるわ…▼~
これってもしかして、幻…?▼~
:[ガイア]|幻じゃねえよ。▼~
:[セレナ]|う、嘘よ…!~
だって父さんは死んだはずだもの…!▼~
:[ガイア]|俺はこの世界の人間じゃない。~
別世界からお前達を助けに来たんだ。▼~
さっきいきなり援軍が現れただろ?~
あの時、この世界に来たんだよ。▼~
:[セレナ]|…でも、敵の罠だってことも…▼~
:[ガイア]|…はぁ。意外と疑り深いんだなお前。~
さすがは俺の娘だ。▼~
まぁ、お前が信じたくないと言うのなら、~
それでも構わない。▼~
どちらにしろ俺は~
ここに長居はできないからな。▼~
だが、これだけは~
受け取ってくれないか?▼~
:[セレナ]|えっ…?~
これって…お菓子…?▼~
:[ガイア]|ああ…お前に渡せればと思って、~
俺の世界から持ってきたんだ。▼~
この世界の父の形見とでも~
思いながら、食べてくれ…▼~
:[セレナ]|このお菓子…さわれるわ。~
それに、甘い香りも…▼~
………~
この香り…父さんの匂いだわ。▼~
あたしを抱っこしてくれた時、~
手を繋いでくれた時、▼~
いつも父さんからしてた匂いと、~
おんなじなの…▼~
ま、幻じゃないのね…~
うっ…ううっ…▼~
ここにいる父さんも、~
幻じゃないのね!?▼~
:[ガイア]|おいおい、~
菓子でそう判断しちまうのか…?▼~
ははっ…まぁいい。~
それも俺たちらしいか。▼~
:[セレナ]|ううっ…ううっ!~
父さん…父さぁん…!▼~
う、疑ったりして、ごめんなさい…!~
会えて嬉しい…嬉しいのよ、父さん…!▼~
:[ガイア]|おい、こら…セレナ。~
そう泣かれると戦いにくいだろう?▼~
気持ちは分かるが今は泣き止んでくれ。~
ほら、そんなに抱きつくな。▼~
:[セレナ]|…どうせ抱きつかれるなら、~
母さんのほうがいい?▼~
:[ガイア]|こら、父親をからかうな。▼~
:[セレナ]|ふふ、ごめんなさい。▼~
助けに来てくれて…ありがとう。~
異界の父さん…▼~
:[ガイア]|…良い笑顔だ。▼~
お前のその笑顔が見れて、俺も~
ここに来た甲斐があったってもんだ。▼~
:[セレナ]|…あたしも~
父さんの顔が見れて良かったわ。▼~
:[ガイア]|さぁ、セレナ。~
今からは俺も力を貸す。▼~
お前の命を脅かすやつらは、~
全員俺が始末してやる…!▼~
***グレゴと親子 [#yef4fb4c]
:[グレゴ]|おしっ! 無事みてぇだな!~
何よりだぜ、セレナ!▼~
:[セレナ]|え…あんたまさか…~
父さんなの?▼~
:[グレゴ]|ってもまぁ、正確には~
本物のお前の親父じゃねぇがな。▼~
俺は異界から来たグレゴ。▼~
この世界で死んじまったグレゴとは~
別人だよ。▼~
:[セレナ]|異界の…?~
で、でもどうして?▼~
:[グレゴ]|お前が危ないって聞いて~
飛んできたんだよ。▼~
別の世界とはいえ、死にそうな娘を~
助けたくない親なんていねぇだろ?▼~
:[セレナ]|はぁ!?~
助けに来たって…今更!?▼~
あたしたちは父さんの助けなんて、~
いらないわよ!▼~
:[グレゴ]|なんだぁ?~
ほんとにお前は天邪鬼だなー。▼~
嬉しいなら嬉しいって~
素直に言ってくれりゃいいんだぞ?▼~
ったく、その性格は~
誰に似たんだか…▼~
:[セレナ]|知らないわよ、そんなの!▼~
:[グレゴ]|あはは、すまねぇな。▼~
だが俺が死んじまったせいで…~
この世界のお前には、▼~
ずいぶん~
苦労をかけちまったようだ…▼~
:[セレナ]|ホントよ…! 父親のくせに、~
娘を独り置いていって…!▼~
あんたがいなくなってから、~
どれだけ寂しい思いをしたか…!▼~
:[グレゴ]|セレナ…▼~
:[セレナ]|それに…~
戦地に出るって決めた時は、▼~
こんなあたしでも、父さんみたいに~
立派に戦えるようにって思って…▼~
初めての兵種は~
父さんと同じ…▼~
大好きな父さんとおんなじ、~
傭兵にしたんだからね!▼~
ちゃんとわかってるの!?▼~
:[グレゴ]|ああ、もちろんだ…~
お前の想い、ちゃんとわかってる。▼~
ああ…ダメだな。そんな話聞いたら~
泣きたくなっちまうじゃねぇか。▼~
ありがとよ…セレナ。~
俺の後を継いで、戦ってくれて。▼~
その姿、きっとこの世界の俺も~
誇らしく思ってるぜ。▼~
:[セレナ]|そんなこと、言われなくても…~
わかってるわよ…!▼~
:[グレゴ]|そうだな、悪い悪い。▼~
いいかセレナ、~
今からお前の背中は俺が守る。▼~
お前をここで失うわけにいかねぇ。~
娘を絶対に死なせやしないぜ。▼~
父親の名にかけてな!▼~
:[セレナ]|はいはい。じゃあせいぜいあたしの足を~
引っ張らないように頑張ってよね!▼~
………▼~
…ありがと、父さん。▼~
ほんとは父さんと一緒に戦うこと…~
夢だったんだからね。ずっと。▼~
***リベラと親子 [#xbe0456b]
:[リベラ]|
セレナさん…どこにいるのです?~
あんな攻撃を受けて、大丈夫でしょうか…▼~
神よ…どうかあの子を~
お守りください…!▼~
:[セレナ]|
…父さん?▼~
そこにいるのは…~
まさか、父さんなの?▼~
:[リベラ]|
!! セレナさん…!~
良かった、無事だったのですね…!▼~
神よ…このような絶望の未来で~
我が子が無事であった事に感謝します…▼~
:[セレナ]|
そ、その話し方…~
間違いない、父さんだわ。▼~
でも、どうしてここに?▼~
神様の力で生き返った…~
わけないわよね?▼~
:[リベラ]|
はい…~
私は、あなたの父親ではありません。▼~
神のお導きによって、異界と呼ばれる~
別世界から来たリベラなのです。▼~
:[セレナ]|
別人…?▼~
じゃあ、生き返ったわけじゃないけど、~
神様の力でここまで来たってこと?▼~
:[リベラ]|
その通りですよ。▼~
:[セレナ]|
ば、馬鹿じゃないの!?▼~
:[リベラ]|
セ…セレナさん?▼~
:[セレナ]|
そうやっていっつも~
父さんは神様神様って…!▼~
神様のために祈って、~
神様の名前の元に戦って、▼~
最期は…その神様の元に~
行っちゃったわ。あたしを独り置いて!▼~
本当に神様に頼れるっていうのなら…~
この状況を…何とかしてよ…!▼~
本物の父さんを…生き返らせてよ!~
うううっ…ううっ!▼~
:[リベラ]|
セレナさん…~
すみません…私が軽率でした。▼~
ただ…どうか嘆かないで下さい。~
この世界のリベラはあなたを守り、▼~
未来の平和の礎となり、~
なるべくして神の御許へと向かったのです。▼~
:[セレナ]|
…………▼~
:[リベラ]|
あなたが独り取り残されたという事実は~
抗いようもない事実ですが…▼~
この世界で散った彼のことを、~
悪く言わないであげて下さい…▼~
彼自身にも心残りがあったことに~
違いはないのですから…▼~
:[セレナ]|
わ、わかってるわよ…~
そんなこと!▼~
父さんは…あたしやみんなを~
守るために戦ってくれたんだから!▼~
父さんは、あたしの誇りなの…~
好きだったのよ…すごく!▼~
あんたのこと、~
大好きだったんだからね!▼~
:[リベラ]|
セレナさん…~
…ありがとうございます。▼~
その言葉…きっと神の御許にいる~
彼の元まで届いている事でしょう…▼~
さぁ、ここは私に任せて、~
あなたはやるべき事をするのです。▼~
今だけでも、私を父と思って~
頼ってくれませんか?▼~
:[セレナ]|
…ふ、ふん。~
仕方ないわね。▼~
お願いしても…いい?▼~
:[リベラ]|
もちろんですよ。▼~
:[セレナ]|
ふふ…ありがと、父さん。▼~
***ヘンリーと親子 [#m19c5e97]
:[ヘンリー]|そこにいるのはセレナだね?~
無事で良かったよ~。▼~
:[セレナ]|父さん!?~
な、なんで父さんがここにいるの!?▼~
まさか…屍兵…?▼~
:[ヘンリー]|違うよ~。僕は屍兵じゃない。~
別の世界からやってきたヘンリーなんだ。▼~
今から君の力になるから、~
邪魔な屍兵がいたら言ってよ。▼~
…すぐに跡形もなく消してあげる。▼~
:[セレナ]|ま、待って父さん!~
敵はとても強力なのよ?▼~
力になってくれるのはいいけど、、~
それで死なれでもしたら逆に迷惑よ!▼~
:[ヘンリー]|大丈夫だよ、僕はここでは~
死なないような気がするし~。▼~
セレナは心配性なんだね。~
でも、気遣ってくれてありがとう。▼~
:[セレナ]|き、気遣ってなんてないわよ!~
勘違いしないでよね!▼~
まったく…~
相変わらず掴みどころが無いんだから。▼~
ほんと…嫌になるぐらい~
昔とおんなじだわ…▼~
:[ヘンリー]|へぇ、こっちの僕も~
こんな感じだったの~?▼~
:[セレナ]|そうよ。父さんはそうやって~
いっつもヘラヘラ笑って、▼~
わけわかんないことばっか言って、~
ほんと頼りない父親だったわ。▼~
:[ヘンリー]|そっかぁ…ごめんね。▼~
:[セレナ]|…でも、母さんが帰って来なくなった後は~
ずっとあたしと一緒にいてくれた。▼~
大丈夫だよって…~
母さんがいなくても僕がいるからって…▼~
なのに…なのに…▼~
どうしてあたしを置いて~
死んじゃったのよぉ…!!▼~
ほんとに…わけわかんない父親よ!~
最後の…最後まで!▼~
うっ…うぅっ…!▼~
:[ヘンリー]|…セレナ。▼~
この世界の僕は、~
そんな風に死んでしまったんだね…▼~
…でも大丈夫さ。僕は~
君の前で死んだりなんてしない。▼~
:[セレナ]|ううっ…ぐすっ。~
だから、なんでそう言いきれるのよ!?▼~
:[ヘンリー]|僕が闇魔法を会得している~
からかもしれないけど…▼~
身体に流れ込んでくるのがわかるんだ…~
この世界の僕の魂…そしてその声が…▼~
:[セレナ]|父さんが…?▼~
:[ヘンリー]|…うん。~
彼が言ってるんだ。▼~
セレナを守ってくれって…~
僕も力を貸すからって。▼~
彼がついているから、僕は死なないよ。~
…絶対に。▼~
:[セレナ]|父さん…!!▼~
:[ヘンリー]|さぁ、だからここは僕に任せて!▼~
:[セレナ]|…そうね。あたしの父さんが~
ついてるなら、きっと大丈夫。▼~
ごめんね、父さん。~
やっぱりその力、貸してもらうことにする。▼~
あたしも頑張るわ…~
父さんの愛した、この世界を守るために。▼~
***ドニと親子 [#xb6ba16d]
:[ドニ]|そこにいるのは、セレナだべな?~
無事で良かったべ!▼~
おら、ここの辿りつくまであんたが心配で~
心臓が止まるかと思ったべ…!▼~
:[セレナ]|そのしゃべり方…~
もしかして父さんなの?▼~
:[ドニ]|ああ…すまねぇだ。異界のおらも~
田舎なまりは直らなかっただべな。▼~
:[セレナ]|い、異界…?▼~
:[ドニ]|ああ。おらはこの世界のドニじゃないべ。~
別の世界からセレナを助けに来ただよ。▼~
:[セレナ]|ふーん…じゃああんたは、~
別世界の父さんってことなのね。▼~
:[ドニ]|信じてもらえただか?▼~
:[セレナ]|そうね…嘘を言っているとも思えないし、~
信じてあげるわ。▼~
…でも、助けなんていらない。~
今のうちにさっさと帰りなさいよ!▼~
:[ドニ]|えぇっ…!?▼~
:[セレナ]|だって…あんたには向こうの生活だって、~
守りたい人だっているんでしょ?▼~
なのにここで死んだりでもしたら、~
あたし…▼~
:[ドニ]|おらのことを~
考えてくれてるんだべな…▼~
セレナ…優しい子に育ってくれて~
おら嬉しいだよ。▼~
この世界のおらも、~
きっと喜んでくれているはずだべ…▼~
でも、だからこそ…おらは~
優しい娘のために、戦わねばならねぇだ。▼~
:[セレナ]|な、何言ってんのよ!~
あんたあたしの話聞いてた!?▼~
死んじゃったら元の世界に~
帰れなくなるのよ!?▼~
:[ドニ]|大丈夫だ。安心して見ているだ。~
異界のおらは半端なく強いだよ!▼~
決して娘の前で…~
二度も死ぬような姿は見せねえだ!▼~
:[セレナ]|父さん…▼~
馬鹿なんだから…ほんとに。▼~
でも…~
ありがとう、父さん…▼~
:[ドニ]|セレナ…▼~
:[セレナ]|けど、あたしだって父さんに~
負けないぐらい強いんだからね!▼~
娘の強さを見て~
腰抜かすんじゃないわよ!?▼~
あたしだって、この世界のために…~
あたしのできることをするわ!▼~
:[ドニ]|ああ!~
その意気だべ、セレナ!▼~
***セレナ [#bd46213d]
:[セレナ]|はぁ…なんで~
元の世界も救ってないのに、▼~
わざわざ他の世界を救わなきゃ~
いけないわけ…?▼~
よりによって、あたしたちのいた世界と~
同じような世界だし…▼~
あたしだって、向こうにいるうちに~
助けが来たらどれだけ良かったか…▼~
…って、向こうにいるの、~
この世界のあたし!?▼~
まずいまずい…隠れなきゃ!▼~
:|'''(セレナ退場)'''
:[異界のセレナ]|はぁ、はぁ…敵はまだいるのね…~
頑張らなきゃ…▼~
あと少しなんだから…~
こんなとこで、諦めたりしないわ!▼~
:|'''(異界のセレナ退場、セレナ再登場)'''
:[セレナ]|…行ったみたいね。~
今のがこの世界のあたし…▼~
髪もボサボサだし、肌つやは悪いし、~
服だって破れてるし、体も傷だらけ…▼~
…正直、見てられなかったわ。▼~
まるで、過去に飛ぶ前の…~
あたし自身みたいじゃない。▼~
…そうよね。この世界のあたしも、~
あたしと同じ…▼~
ううん、それ以上に頑張ってる。~
羨んだりしてる場合じゃないわ。▼~
あたしは、過去に飛ぶことができたけど~
こっちの世界はそうじゃない。▼~
あたしたちが助けないと~
滅びてしまう世界…なのよね。▼~
…よし、待ってなさいよセレナ!~
あんたはあたしが助けてあげる!▼~
平和になったら…綺麗な服着て、~
髪や肌もちゃんとして、▼~
ちゃんと可愛くなりなさいよ!▼~
もう元の世界に戻れないかもしれない、~
あたしの代わりに…ね。▼~
**ジェロームと会話 [#dd3d6cbe]
***セルジュ [#v6af765e]
:[セルジュ]|ジェローム…~
この世界の、ジェロームなのね?▼~
:[ジェローム]|な…そ、そんなバカな?~
お前は!?▼~
:[セルジュ]|うふふ、母の事をお前なんて~
言ってはいけないわよ?▼~
でも良かった。~
あなたが無事で、安心したわ。▼~
:[ジェローム]|…ま、待て!近づくな!▼~
:[セルジュ]|どうして?▼~
:[ジェローム]|これは…罠だ。▼~
私の母はずっと前に~
屍兵に殺されている。▼~
どれだけ会いたくても、~
どれだけミネルヴァが恋しがっても、▼~
会えるはずがない…~
会えるはずがないんだ!!▼~
だから貴様は…~
貴様は、偽物だ…!▼~
:[セルジュ]|…………▼~
そうね、偽物と言われれば…~
それは私には否定できないわ。▼~
:|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''
:[ジェローム]|ミネルヴァ…?▼~
なんて、嬉しそうに鳴くんだ…▼~
:[セルジュ]|ありがとう、ミネルヴァちゃん。▼~
別人でも、会えて嬉しいと…~
そう言ってくれて。▼~
:[ジェローム]|わかるのか。~
ミネルヴァの言うことが…▼~
そんな…ではお前は、~
本物の、母さんなのか…?▼~
:[セルジュ]|本物かと問われれば…違うと答えるわ。~
私は異界から来たセルジュ。▼~
つまり…~
あなたのお母さんとは別人なの。▼~
けれど、あなたと私が~
親子ということに変わりは無いのよ。▼~
:[ジェローム]|…では、やはり偽物なのだな。▼~
ならば、早く私とミネルヴァから…~
離れ……▼~
…………▼~
:[セルジュ]|ジェローム…泣かないで。▼~
私が偽物だと思うのなら、~
涙を見せるのはおかしいわ。▼~
:[ジェローム]|私は、泣いてなど…▼~
:[セルジュ]|いいえ、あなたは…▼~
:|'''(ジェロームの仮面が外れる)'''
:[ジェローム]|!!▼~
:[セルジュ]|…重い仮面ね。とても。▼~
あなたはこの仮面に…~
どれだけの涙を隠してきたのかしら。▼~
ごめんなさい…寂しい思いをさせて。~
最後まで、あなたを守ってあげられなくて。▼~
私には…あなたのこれまでの苦労が~
ちゃんとわかるわ。▼~
今までよく…頑張ったわね?▼~
:[ジェローム]|………っ!▼~
:[セルジュ]|でもあと少し…あと少しなんだから~
一緒に頑張りましょう。▼~
あなたが私を母と認めたくないのなら~
それでも構わない。▼~
けれど私は…あなたのために戦うわ。▼~
この世界のセルジュの分まで、~
きっと守るから。▼~
:[ジェローム]|…………▼~
協力してくれるのか…?~
お前にとって…迷惑ではないのか?▼~
:[セルジュ]|迷惑だなんて、~
思うわけがないわ。▼~
子供の事で苦労するのは~
母にとって最高の幸せなのよ?▼~
:[ジェローム]|そうか…すまない。▼~
…ありがとう、母さん。~
俺は…あなたに一目会えて…▼~
:[セルジュ]|これ、返すわね。▼~
:|'''(ジェローム、仮面を着ける)'''
:[ジェローム]|…母さん?▼~
:[セルジュ]|…うふふ。そんなこと、~
言われなくてもわかるわよ。▼~
ありがとう、ジェローム。~
私も…すごく嬉しいわ。▼~
***マイユニット(男性・僕)と親子 [#vd471d3e]
:[ルフレ]|ジェロームだね!?~
良かった…無事でいてくれて!▼~
:[ジェローム]|なにっ!?~
お前は、まさか、父さん…!?▼~
生きていたというのか…!?▼~
:[ルフレ]|いや、僕は異界から来た人間なんだ…~
だから君の本当のお父さんじゃない。▼~
けれど、いなくなった~
この世界の僕に代わって、▼~
ジェロームやミネルヴァのために~
戦わせて欲しいんだ!▼~
:[ジェローム]|…………▼~
:[ルフレ]|…ジェローム?▼~
:[ジェローム]|…馴れ馴れしく私を呼ぶな。▼~
この局面でそのような~
都合のいい話があるわけがない。▼~
これは私たちを騙すために~
ギムレーが仕掛けた罠かもしれない。▼~
だとしたら、お前はただの幻影。~
幻に名を呼ばれる筋合いなど無い!▼~
:[ルフレ]|!! ジェローム…▼~
…いい判断だ。~
どんな時でも冷静さを失わない…▼~
君はそうやって~
仲間を支え続けてきたんだね。▼~
:[ジェローム]|なっ…!!▼~
:[ルフレ]|君がそう判断するならそれでいい。~
僕には近づかないことだ。▼~
僕は君の遠方から支援しよう。~
それで…いいかい?▼~
:[ジェローム]|………▼~
もし、戦闘中に思わぬ~
出来事に遭遇したら…▼~
:[ルフレ]|え?▼~
:[ジェローム]|もし、戦闘中に思わぬ~
出来事に遭遇したら、▼~
仲間達が混乱したとしても~
常に冷静さを失わずに見極めろ…▼~
私にそう教えたのは…父さんだった。▼~
:[ルフレ]|うん…君はそれを見事に体現している。~
立派だと思うよ。▼~
:[ジェローム]|と…父さん…くっ…▼~
:[ルフレ]|ジェローム…~
認めてくれるんだね、僕のことを。▼~
:[ジェローム]|息子に否定されて~
あんな反応をするなんて、▼~
父さんしかいないだろうからな…▼~
:[ルフレ]|はは…ありがとう、と~
言っていいのかな。▼~
:[ジェローム]|疑ってすまなかった、父さん。▼~
…では、協力してくれるか。~
俺たちの、運命の戦いに…!▼~
:[ルフレ]|ああ、任せてくれ!▼~
***フレデリクと親子 [#v157557c]
:[フレデリク]|ジェロームさん!~
良かった、無事でしたか…!▼~
:[ジェローム]|な…! き、貴様…!~
父さんなのか!?▼~
しかしそんなバカな…?▼~
:[フレデリク]|ええ…この世界の私は~
とうの昔に他界しております。▼~
私はこの世界とは~
別の世界より訪れし者。▼~
…正確には、~
貴方の父親ではないのです。▼~
:[ジェローム]|別の世界だと…!?~
そんなことが…▼~
:[フレデリク]|ジェロームさん…▼~
先程、クロム様のご息女を守ろうと~
自ら盾になったのは…立派でした。▼~
その身を呈してでも主君を~
守ろうとする騎士の精神…▼~
貴方にもしっかりと~
受け継がれていたのですね。▼~
:[ジェローム]|…私の両親は共に~
主に仕える騎士だったからな。▼~
私がそうなることは当然だろう。~
別に、褒めるようなことではない。▼~
:[フレデリク]|いいえ、同じ騎士として、~
私は貴方を尊敬しますよ。▼~
きっと、この世界の私も~
同じことを思っているはずです。▼~
…ですが、父親としては…▼~
どうしても、手放しであなたを~
褒めてやることはできません。▼~
:[ジェローム]|…何故だ。~
私の命は、主君のためにある。▼~
主君を守れるのなら、~
私はここで散っても構わない。▼~
騎士の使命を全うするのなら、~
父さんも母さんも本望なのではないのか?▼~
:[フレデリク]|…父としては、今の問いに対して~
肯定の意を表すことはできません。▼~
そんなに立派でなくとも良い。~
ただ…生きていて欲しい、と…▼~
息子に対しては、~
そう思ってしまうのですよ。▼~
:[ジェローム]|…!! それは…!▼~
:[フレデリク]|…ジェロームさん?▼~
:[ジェローム]|それは、私が両親を失った時に~
何度も思ったことだ。▼~
民たちを守り、散っていった二人に、~
何度も、何度も…!▼~
:[フレデリク]|…そう…ですか。~
ごめんなさい、ジェロームさん…▼~
…ですが私も今、~
同じ気持ちなのですよ。▼~
だから、いくら騎士としての使命を~
全うするためとはいえ、▼~
ここで散っても良いなどと~
言うのはやめて下さい。▼~
もし貴方が死んだら、~
誰が主君をお守りするのですか。▼~
いつだって、絶対にあるはずなのです。~
主君を守り、自分も生きる方法が。▼~
:[ジェローム]|父さん…▼~
:[フレデリク]|そして…私はその方法を作るために~
ここまで来ました。▼~
ジェロームさん。今は騎士としてではなく、~
父親として、あなたをお守り致します。▼~
だから、貴方は生きて下さい。~
最後まで、絶対に。▼~
:[ジェローム]|…わかった。~
だが、やはり私は騎士だ。▼~
父さんや母さんと同じ…騎士なんだ。~
ただ守られるなど、性に合わん。▼~
だから…~
共に戦ってくれるか。父さん。▼~
:[フレデリク]|はい、もちろんですよ…!▼~
:[ジェローム]|…礼を言う。▼~
***ヴィオールと親子 [#g9fd41b1]
:[ヴィオール]|ジェロームくん、~
ジェロームくんどこだね?▼~
先ほどの凄まじい攻撃を受けて~
無事であるならいいのだが…▼~
ああ、貴族的に心配だ…▼~
…ん? 何やらこちらに~
向かってくる飛竜が…▼~
敵か? いや、あれは…!▼~
'''(ミネルヴァの声)'''~
~
みみみミネルヴァちゃんーーー!?▼~
~
:[ジェローム]|と、父さん!?~
これは…どういうことだ!?▼~
:[ヴィオール]|ジェロームくん!!~
良かった無事だったのだね!▼~
:[ジェローム]|どうして貴様がここにいるんだ…?~
死んだはずではなかったのか?▼~
:[ヴィオール]|それを説明したいのは山々なのだが、~
さ、先にミネルヴァちゃんを離してくれたまえ!▼~
痛い痛い痛い!~
頭に噛み付くのはご勘弁願うよ…!▼~
:[ジェローム]|ミネルヴァ!▼~
:[ヴィオール]|…ふぅ、~
礼を言うよジェロームくん。▼~
2人とも元気そうで何よりだ。~
私の心配は杞憂だったようだね。▼~
:[ジェローム]|…それより、説明しろ。~
貴様、本当は生きていたのか?▼~
:[ヴィオール]|父を貴様呼ばわりとは…~
貴族の子息としては少々口が悪いね。▼~
…まぁいい。私がここに~
存在する理由についてだが…▼~
それは私が~
異界から来た者だからだ。▼~
別の世界から、~
優雅かつ華麗に君を助けに来たのだよ。▼~
つまり、私はこの世界のヴィオールとは~
似て非なる別人ということになるね、▼~
:[ジェローム]|異界…なるほど、貴様の言い分~
説得力はある。納得はしたが…▼~
:[ヴィオール]|なんと…~
相変わらず貴様呼ばわりかい?▼~
この世界の私は~
君に何をしでかしたというのかね?▼~
:[ジェローム]|色々…だ。▼~
:[ヴィオール]|どういうことだね?▼~
:[ジェローム]|私は勉学から武道、~
貴族としての嗜みから帝王学まで、▼~
何から何まで~
貴様に教わった。▼~
私は父が大好きだった…~
尊敬していたのだ、貴様のことを!▼~
だからこそ、死なれた時…▼~
私がどれほど辛い思いを~
味わったか…!▼~
:[ヴィオール]|…………▼~
:[ジェローム]|か、必ず帰ると、言ったくせに…!~
母さんと、ミネルヴァと、3人で…!▼~
でも、帰ってきたのは~
傷だらけのミネルヴァだけだった…!▼~
き、貴様はうそつきだ…~
嘘つきで、最低の、父さんだ…!▼~
:[ヴィオール]|それは確かに…私は貴様と~
呼ばれても仕方ないね。▼~
すまない…ジェロームくん。~
本当に、申し訳ない事をした。▼~
だがね、この世界の私は…~
きっとその約束を果たすはずだった。▼~
3人で、生きて君の元に~
帰るはずだったんだ。▼~
ただ…その約束を果たせるほどの~
幸運に…彼は恵まれなかった。▼~
散った彼がどれ程無念だったか…~
それだけは、どうかわかって欲しい。▼~
:[ジェローム]|…………▼~
:[ヴィオール]|もう遅いかもしれないが…~
私が彼の約束の続きになろう。▼~
君が幸せに暮らせる未来を作るために、~
共に戦わせてくれたまえ。▼~
腕前なら私の方が若い分~
少しは勝っているはずだよ。▼~
:[ジェローム]|…………▼~
ありがとう、父さん…▼~
さっきは~
最低などと言ってすまなかった。▼~
本当は、俺は…▼~
:[ヴィオール]|いんや。言わなくていい。▼~
:[ジェローム]|なぜ…▼~
:[ヴィオール]|続きは、ここを切り抜けてから~
聞かせてくれたまえ。▼~
君がそう約束してくれるのなら~
私は続きを聞くために、▼~
必ず最後まで生き残るからね。▼~
今度こそ…必ずだ。▼~
:[ジェローム]|父さん…▼~
…ああ。約束だ。▼~
***ソールと親子 [#eda6736c]
:[ソール]|ジェローム! 無事かい?~
ああ…こんなに傷だらけになって…!▼~
:[ジェローム]|まさか…父さんなのか!?▼~
:[ソール]|えっと…僕は正確に言うと、~
君の父親のソールじゃない。▼~
僕は一時的に君たちを助けにやってきた~
別世界の人間なんだよ。▼~
:[ジェローム]|べ、別世界だと…!?▼~
:[ソール]|うん、だからこの世界には~
あまり長い時間留まれないけれど、▼~
できる限り君たちに~
協力させてもらうよ!▼~
:[ジェローム]|そんな…それならなぜ、~
今まで…!▼~
:[ソール]|えっ…?▼~
:[ジェローム]|そんな力があるのなら、~
これまでなぜ助けに来てくれなかった?▼~
私たちは何度も何度も…助けを…~
欲していたというのに…!▼~
:[ソール]|!!~
ジェローム…済まない。▼~
:[ジェローム]|父さんがいれば乗り越えられた~
局面が沢山あった…▼~
もっと多くの仲間を、民たちを~
犠牲にせずに済んだ…▼~
もしかしたら父さん自身や母さんだって~
死なずに済んだかもしれない!▼~
なのに、こんな風に~
助けに来られたら…▼~
今までどうしようもないと思って~
諦めてきたこと全てを、▼~
後悔してしまうではないか…!▼~
:[ソール]|…そうだね。~
本当に…その通りだ。▼~
僕だって、もっと早く助けに来られたら~
どれだけ良かったか…▼~
そうしたら、君にこうやって~
寂しい思いなんてさせずに済んだのに!▼~
:[ジェローム]|父さん…▼~
:[ソール]|でも…今度は間に合ったんだ。~
君が死んでしまう前に、ここに来られた。▼~
君にとってはもう遅いかもしれないけど…~
父親として、戦わせてくれないかな。▼~
君と、ミネルヴァを全力で守る。▼~
それが…今まで君に~
何もできなかった情けない父親の、▼~
今できる唯一のことだから…!▼~
:[ジェローム]|…わかった。父さん。~
礼を言う…▼~
つい熱くなってしまったが…~
父さんは何も悪くなど無い。▼~
本当に憎むべきなのは…あの邪竜だ。~
当たるような真似をしてしまって、すまない。▼~
:[ソール]|ううん、いいんだ。~
そんなの気にしちゃいないよ。▼~
:[ジェローム]|協力してくれるか、父さん。~
俺たちの…未来のために。▼~
:[ソール]|もちろんだよ!▼~
***ヴェイクと親子 [#lba258a6]
:[ヴェイク]|おうおう、くたばってねぇか!~
ジェローム!▼~
:[ジェローム]|なっ…!~
まさか、お前は…!?▼~
:[ヴェイク]|父親をお前呼ばわりとは~
ひっでーなぁ…▼~
けどその口の悪さが~
俺様に似てるってか?▼~
:[ジェローム]|バカなことを言うな。~
私は口が悪いわけではない。▼~
相手に相応しく振る舞っているだけだ。▼~
だが、お前は本当に父さんなのか?~
一体どうやって…▼~
:[ヴェイク]|まぁ正確に言えば、~
俺様はお前の親父じゃねぇ。▼~
異界から一時的にお前達のことを助けに来た~
別世界のヴェイクってわけだ。▼~
:[ジェローム]|別世界のヴェイク…だと?▼~
:[ヴェイク]|おうよ、俺様たちのいた世界も~
結構大変な所だったけどよ、▼~
お前らも相当大変な所を~
生き抜いてきたみてぇだな。▼~
全く、よく生き残ったもんだぜ!~
さっすが俺様の息子だな!▼~
:[ジェローム]|…負けたくは無かったからな…▼~
:[ヴェイク]|へ?▼~
:[ジェローム]|負けたくなかったのだ。~
この絶望に…最後まで。▼~
だから…今まで誰にも、何者にも~
負けないよう、必死に戦ってきた。▼~
どんなに苦しい戦況でも、~
決して諦めはしなかった。▼~
:[ヴェイク]|へぇ、お前…見かけによらず~
負けず嫌いなんだな。▼~
:[ジェローム]|…お前に、そう教えられたからな。▼~
:[ヴェイク]|俺様に?▼~
:[ジェローム]|ああ。~
『俺様がいなくても負けんじゃねぇぞ』▼~
父さんが屍兵の討伐に~
出かける前に言った言葉だ。▼~
…それが、私が聞いた父さんの~
最後の言葉となった。▼~
それ以来…私は、~
その言葉を胸に今まで生きてきた。▼~
:[ヴェイク]|ったく…俺様ももう少し~
かっこいい言葉を遺してくたばれよな…▼~
:[ジェローム]|別にかっこ悪い遺言だなどと~
思ったことはないがな。▼~
それに…私はその言葉に、~
幾度も救われてきた。▼~
:[ヴェイク]|そっか。じゃあ…今からは~
俺様が隣にいても、負けるなよ。▼~
:[ジェローム]|何だそれは。▼~
:[ヴェイク]|そのままの意味だよ。▼~
今から一緒に戦ってやるけど、~
気ぃ抜いて負けんじゃねぇぞってことだ!▼~
:[ジェローム]|…ふん。~
そんなもの、当然だ。▼~
そちらこそ、息子の強さを見て~
怖気づくなよ。▼~
:[ヴェイク]|へへっ、言うじゃねーか。~
そんじゃ行くぞ、ジェローム!▼~
:[ジェローム]|あぁ!▼~
***カラムと親子 [#xb4649e2]
:[ジェローム]|はぁ…何とか、まだ戦えるな。▼~
せめて残りの奴らが戻ってくるまでは~
耐えたいところだが…▼~
:|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''
:[ジェローム]|…ミネルヴァ?▼~
なぜ、何もないところに向かって~
そんなに…▼~
:|'''(カラム登場)'''
:[カラム]|…ジェローム。▼~
:[ジェローム]|なにっ…!?~
父さんなのか!?▼~
いや…しかし、なぜそんな事が…!?~
まさか、屍兵…!?▼~
:[カラム]|ううん…僕は異界から来たカラム。~
この世界とは別の世界の人間なんだ…▼~
:[ジェローム]|なんだと…?~
では、屍兵ではないのだな?▼~
:[カラム]|そうだよ…▼~
:[ジェローム]|…なら、安心した。▼~
別人とはいえ、一目会えて良かった。~
ミネルヴァも喜んでいる…▼~
だが、ここは危険だ。~
今のうちに元の世界に帰れ。▼~
:[カラム]|えっ…ダメだよ。僕も一緒に戦う…~
そのために異界から来たんだから…▼~
:[ジェローム]|助けなどいらん…▼~
:[カラム]|えっ…?▼~
:[ジェローム]|私たちはこれまで~
自分たちだけの力でやってきた。▼~
誰にも頼らず、~
誰の助けも受けずに。▼~
それに…~
私は皆の守り手だ。▼~
民を守って散った父さんの代わりに、~
私が皆を守ると決めて生きてきた。▼~
父さんの立っていた場所には…~
もう次の人間が…私が立っている。▼~
今更出てきた~
異界の者の力など、頼るまでもない。▼~
:[カラム]|ジェローム…▼~
:[ジェローム]|…わかったなら、さっさと行け。▼~
:[カラム]|そう言って、僕を死なせないように~
しようとしてくれてるんだね…▼~
:[ジェローム]|私はそんなできた人間ではない。▼~
:[カラム]|ううん…わかるよ。~
君の本当の気持ち…▼~
だって僕は…君の父親だから。▼~
:[ジェローム]|…………▼~
:[カラム]|ありがとう…僕の後を継いで、~
守り手としてずっと戦ってくれて…▼~
この世界の僕は、~
もう君を守ることはできないけど…▼~
せめて彼の代わりに、~
君の力になりたいんだ。▼~
今更出てきて力を貸すだなんて~
勝手な父親だけど…許してほしい。▼~
僕も、君たちに~
一目会えて良かったよ。▼~
ジェロームも、ミネルヴァも…~
絶対に守ってみせるから…▼~
:|'''(カラム退場)'''
:[ジェローム]|…! 待て…!▼~
…………▼~
すまない、父さん…~
あんな言い方をしてしまって。▼~
本当は、父さんが来てくれて、~
俺は……▼~
***ロンクーと親子 [#ped54ec2]
:[ロンクー]|…この辺りの敵は、片付いたか…▼~
:|'''(ジェローム登場)'''
:[ジェローム]|…お前は?▼~
:[ロンクー]|!!▼~
…………~
俺は、異界から来た援軍だ。▼~
:[ジェローム]|…そう、なのか。~
先程から気になっていたのだが、▼~
お前の戦い方は見事だな。~
攻めにも守りにもまるで隙がない。▼~
:[ロンクー]|…そうか。▼~
:[ジェローム]|それに…お前を見ていると、~
誰かを思い出すんだ。▼~
そう…まるで、私の…▼~
:[ロンクー]|…戦場での雑談は無用だ!~
失礼する…!▼~
:[ジェローム]|あ…おい!?▼~
:|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''
:[ロンクー]|ミネルヴァ…?▼~
…っ! しまった…!▼~
:[ジェローム]|お前、今…ミネルヴァと言ったな?~
なぜ私の飛竜の名を知っている?▼~
それに…ミネルヴァの今の鳴き声は…~
父さんを呼ぶ時のものと同じだった。▼~
もう何年も聞くことのなかった~
鳴き声を…どうして今…▼~
:[ロンクー]|それは…▼~
:[ジェローム]|父さん…なんだな?▼~
:[ロンクー]|…………▼~
:[ジェローム]|…本当は、似ていると思っていた。~
援軍が現れた時から、ずっと…!▼~
その動きも、その構えも、~
声も、話し方も…!▼~
…父さんなんだな?~
例え別人でも、私の…!▼~
:[ロンクー]|…すまない。~
名乗るつもりは無かったのだが…▼~
俺の若い姿を知る、ミネルヴァまでは~
誤魔化せなかったな。▼~
…こんな状況で、よく頑張った。~
よく生きていてくれた…ジェローム。▼~
:[ジェローム]|…!! …っ!!~
父さ……▼~
:[ロンクー]|泣くな、ジェローム。~
その仮面は何のためだ?▼~
相手に動揺や焦りを悟らせないための~
仮面だろう?▼~
なのに、こんなに簡単に…~
相手に感情を悟らせてはいけない。▼~
:[ジェローム]|…無茶を言うな。▼~
私は…父さんのように~
常に冷静ではいられないんだ…▼~
:[ロンクー]|いや…俺だって、~
常にそうあれる訳ではない。▼~
女に近づかれたら…~
とてもではないが平静を保てない。▼~
お前の母…セルジュのおかげで~
随分改善されたがな。▼~
だがお前には明確な弱点は無い。~
お前は…俺よりもずっと強い。▼~
戦いの腕も…~
そしてその心も。▼~
:[ジェローム]|父さん…!▼~
:[ロンクー]|俺は、お前を守るためにここまで来た。▼~
名乗ったからには、~
父としてお前を守らせてもらうぞ。▼~
お前も、ミネルヴァも、~
決して死なせはしない。▼~
:[ジェローム]|すまない…父さん。~
だが、俺も共に戦う。▼~
俺は、強き戦士であった父さんに~
近づきたくて、日々鍛錬を積んできた。▼~
その成果を見てくれないか。~
この世界の…父さんの代わりに。▼~
:[ロンクー]|ああ。もちろんだ。▼~
…行くぞ、ジェローム!▼~
:[ジェローム]|ああ!▼~
***リヒトと親子 [#z9cafdc9]
:[リヒト]|ジェロームだね!▼~
:[ジェローム]|!? 子供…?~
どうして子供がここに…!▼~
:[リヒト]|…やっぱりそうなるよね。~
僕は君の父さんなんだけどなぁ…▼~
:[ジェローム]|…何を言っている!?~
私の父は既に死んだ身だ!▼~
どうやって紛れ込んだかは知らんが、~
早くここから逃げた方が身のためだぞ!▼~
:[リヒト]|ううん、僕は逃げたりしないよ。▼~
僕は君を助けるために、~
別の世界から来たんだから。▼~
その世界はここより昔の世界だから~
こんな子供の姿だけど…▼~
ここでは父親として、君を守ってみせる。~
大切な息子の…君をね。▼~
:[ジェローム]|…なんだと?~
そんな話、信用できるわけが…▼~
~
'''(ミネルヴァの鳴き声)'''~
~
ミネルヴァ?▼~
:[リヒト]|ありがとう、ミネルヴァ!~
君には僕がわかるんだね!▼~
そうだよね、君は幼い頃の僕にも~
会ってるはずだもん。▼~
どう?~
この姿、懐かしいでしょ?▼~
:[ジェローム]|……どういうことだ?▼~
本当にこの子供が…~
私の父さんだというのか?▼~
それなら、お前が父さんだと言うのなら…~
証拠を見せてくれ。▼~
:[リヒト]|えっ? 証拠…?~
でも何をすればいいの?▼~
:[ジェローム]|私は幼い頃、父さんから魔法を~
教わっていたにもかかわらず、▼~
母さんの後を継いで~
ドラゴンナイトになることを決めた。▼~
その時父さんが~
私に言った言葉はわかるか…?▼~
:[リヒト]|そんなぁ…それって僕にとっては、~
これからもっと先の話でしょ?▼~
そんなの、今の僕にわかるわけ…▼~
:[ジェローム]|…………▼~
:[リヒト]|あ…ううん。~
やっぱり、何となくならわかるよ。▼~
きっと僕ならこう言うと思うんだ。▼~
君がどんな道を進もうと、~
僕はずっと見守っていきたいし…▼~
男として頼りがいのある騎士に~
なりたいなら、その選択は正しいと思う。▼~
でも……少し…寂しい、かな?▼~
:[ジェローム]|…!▼~
:[リヒト]|ど、どうかな?▼~
:[ジェローム]|…………▼~
:[リヒト]|ジェローム…?~
やっぱり、不正解だったかな?▼~
:[ジェローム]|…いや、正解だ。▼~
あまりにも記憶の父さんの言葉と~
同じだったので…少し、驚いていた。▼~
:[リヒト]|じゃあ僕がリヒトだって~
認めてくれる?▼~
:[ジェローム]|ああ…~
疑ったりして、悪かった。▼~
:[リヒト]|良かった!▼~
:[ジェローム]|俺は、父さんの後は継がなかった。~
だが…父さんは俺の憧れだった。▼~
頼りがいのある背中、~
優しく大きな手、▼~
その手から放たれる強力な魔法。~
全て、鮮明に思い出せる。▼~
…見せてくれるか、父さん。~
俺にもう一度…懐かしいその姿を。▼~
:[リヒト]|ジェローム…~
で、でも、今の僕の姿は…▼~
:[ジェローム]|ああ、わかっている。▼~
だた、今なら見える気がするんだ。~
もう二度と見ることが叶わないはずの…▼~
大好きだった、~
あの頃の父さんの姿が。▼~
:[リヒト]|!!▼~
…わかったよ、ジェローム。~
そこまで言われちゃ仕方ないね。▼~
父さんのかっこいい姿、~
嫌ってほど見せてあげるよ!▼~
:[ジェローム]|ありがとう…父さん。▼~
***ガイアと親子 [#e7da62db]
:|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''~
:[ジェローム]|
…ミネルヴァ?~
どうして、なぜそんなに鳴いて…▼~
!? 人影…?▼~
:[ガイア]|
お、おいちょっと…こらやめろ!~
ミネルヴァ!!▼~
:[ジェローム]|
なにっ…!?~
まさか…父さんなのか!?▼~
:[ガイア]|
ちっ、見つかったか。~
お前に顔を見せたくなかったんだが…▼~
:[ジェローム]|
なぜ父さんが!?~
父さんは死んだはずではないのか?▼~
:[ガイア]|
ああ…~
この世界のガイアは、な。▼~
俺は異界から来た者。~
お前の父さんとは別人だ。▼~
さっきいきなり援軍が現れたろ?~
あの時こっちの世界に来たんだよ。▼~
:[ジェローム]|
そんな事がありえるのか?▼~
:[ガイア]|
それがありえるんだな。~
俺も最初は驚いたさ。▼~
だから…お前もきっと~
信じてくれないと思っていた。▼~
お前に会って偽者だ何だと~
疑われるぐらいなら…▼~
いっそのこと会わない方が~
いいと思ったんだ。▼~
:[ジェローム]|
だからコソコソと~
盗賊のようにしていたのか。▼~
:[ガイア]|
いやまぁ俺、元々盗賊だしな…▼~
:[ジェローム]|
…………▼~
…疑うわけ、ないだろう。▼~
:[ガイア]|
は? 何か言ったか?▼~
:[ジェローム]|
…何でもない。▼~
ミネルヴァがあんなに喜んでいたんだ。~
本物だと信じるしかないだろう?▼~
ただ、私ひとりだったら絶対に~
信用しなかったがな。▼~
:[ガイア]|
何だよそれ…判断は完全に~
ミネルヴァ任せなのかよ。▼~
じゃあジェロームに信用してもらえらのは~
ミネルヴァのおかげってことか。▼~
よしよし、ミネルヴァ。~
お前には特別に菓子をやるからな。▼~
:[ジェローム]|
…………▼~
:[ガイア]|
ん? どうしてジェローム。▼~
:[ジェローム]|
……っ!▼~
:[ガイア]|
!?▼~
ジェローム?~
な、泣いているのか…?▼~
すまん、お前も菓子が欲しかったんだな。~
ほら、この中から好きなやつを…▼~
:[ジェローム]|
いらん! 私は子供か!~
そんなことで泣いているのではない!▼~
ただ…お前がそうやって~
ミネルヴァに菓子を与える光景が…▼~
すごく…~
懐かしくて…▼~
:[ガイア]|
…ジェローム。▼~
…すまないな、この世界で~
寂しい思いをたくさんさせてしまって。▼~
その思いに報いるには安すぎる対価だが、~
ここでは俺がお前をミネルヴァを守る。▼~
だから、安心してくれ。▼~
:[ジェローム]|
…あぁ。ありがとう。~
…父さん。▼~
***グレゴと親子 [#ta95f9f7]
:[グレゴ]|よう!~
生きてるみてぇだな、ジェローム!▼~
:[ジェローム]|…なっ!▼~
:[グレゴ]|何よりだぜ~。死んじまったら~
何にもならねぇからな。▼~
:[ジェローム]|き、貴様どうして…!?▼~
:[グレゴ]|おいおい、父ちゃんに対して~
貴様はねえだろう?▼~
っても…俺は正確には~
お前の父ちゃんじゃねーか。▼~
:[ジェローム]|…?▼~
:[グレゴ]|俺は別の世界からやってきたんだ。▼~
つまり死んだお前の父親のグレゴとは、~
同一人物でもあり別人でもあるわけよ。▼~
:[ジェローム]|そう…なのか。▼~
:[グレゴ]|けどまぁ、細かい事は気にするな。~
どっちにしろ今生の別れだ。▼~
:[ジェローム]|どういうことだ…?▼~
:[グレゴ]|この世界にいられる時間は長くない。~
終わったらすぐに帰らないといけねぇんだ。▼~
だからよ、俺にもちゃんと活躍するとこ、~
分けてくれよ? いいだろ?▼~
:[ジェローム]|ならば私は…~
父さんに言っておきたい事がある…▼~
:[グレゴ]|おうよ、なんかあるなら~
今のうちに言っとけ。▼~
:[ジェローム]|ミネルヴァについての事だ…▼~
:[グレゴ]|ミネルヴァ? ああ…お前の相棒は~
この世界のセルジュから引き継いだのか?▼~
:[ジェローム]|そうだな。こいつは私の半身だ…~
仲間達とはまた違う結び付きがある。▼~
言葉は交わせずとも、~
心は繋がっている…▼~
:[グレゴ]|そうか。そりゃこの世界の~
セルジュも喜んでるだろうぜ。▼~
…で、なんだ?▼~
:[ジェローム]|礼を言わせて欲しいんだ。~
ミネルヴァとこうしていられることに対しての。▼~
昔ミネルヴァは父さんによって~
命を救われたと聞いたことがあるからな…▼~
:[グレゴ]|お、おいおい、~
それほどのもんじゃねぇよ。▼~
:[ジェローム]|いや…私が今ここにあるのは、~
仲間たちとミネルヴァのおかげ…▼~
つまり父さんのおかげと言っても~
過言ではない。▼~
:[グレゴ]|ジェローム…▼~
:|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''
:[ジェローム]|ふっ…こいつも命の恩人に~
再会できて喜んでいるようだ…▼~
:[グレゴ]|そうか。なら救われた命、~
ここで落とすなんてことだけは止めてくれよ。▼~
まぁお前らを守るために、~
俺もこの世界に来たわけだしな。▼~
お前らは俺が守ってやるから、~
大船に乗ったつもりでいてくれや!▼~
:[ジェローム]|…父さん。▼~
:[グレゴ]|絶対に死なせないぜ。ジェローム。~
お前も…ミネルヴァも。▼~
生きて生きて生き抜いて、~
幸せな未来ってやつを掴んでくれ。▼~
この世界の俺の分まで、な。▼~
:[ジェローム]|ああ…ありがとう。~
父さん。▼~
***リベラと親子 [#gb79f32a]
:[リベラ]|ジェロームさん…!~
生きていてくれたのですね。▼~
ああ、良かった…!▼~
:[ジェローム]|まさか…父さん?~
天に召されたのではなかったのか…!?▼~
:[リベラ]|はい。この世界のリベラは~
そうだったと聞いています。▼~
:[ジェローム]|この世界…?▼~
:[リベラ]|私は別世界より訪れし者。~
この世界の住人ではないのです…▼~
:[ジェローム]|な、なんだと…?▼~
:[リベラ]|残念ながら私はこの世界に~
長居することは叶いません。▼~
ただ少しでも…あなた達に~
協力させてもらえないでしょうか…!▼~
:[ジェローム]|そんな助けなど…不要だ。▼~
去らねばならないというなら、~
今すぐに去ればいい…▼~
:[リベラ]|ジェロームさん…?▼~
:[ジェローム]|この世界には、~
これまで救いの手など無かった…▼~
だからこれからも私達の未来は~
私達の手で勝ち取る。▼~
今更、神のきまぐれのような~
助けなどいるものか…!▼~
:[リベラ]|貴方の言う通りですね…~
私には、言い訳をする余地もありません。▼~
ならば…~
助けることが叶わないというのなら、▼~
せめてあなたの盾となりましょう。▼~
あなたに向かってくる攻撃の全て…~
この私が受け止めましょう…▼~
:[ジェローム]|!! 止めろ!~
頼む、それだけは…止めてくれ!▼~
私はもうこれ以上、父さんが~
死んでいく姿など見たくない…!▼~
戦いたいのなら、~
好きにすればいい!▼~
だが…私を守って死ぬなどという~
馬鹿なことはやめてくれ!▼~
:[リベラ]|この身を案じてくださるのですか?~
私は本物の父ではないというのに…▼~
:[ジェローム]|…勘違いするな。~
例え別人だとしても、▼~
同じ姿の者に死なれては~
寝覚めが悪い…それだけだ。▼~
:[リベラ]|…そうですか。▼~
では、盾としてではなく、~
貴方の剣として…▼~
共に戦うことをお許しくださいますか?▼~
:[ジェローム]|…わかった。~
だが…絶対に死ぬな。▼~
:[リベラ]|…ありがとうございます、~
ジェロームさん。▼~
突き放すような言い方をしても…~
私には貴方の優しさが痛いほどわかります。▼~
生まれてきてくれて…そして素晴らしい~
人間に育ってくれて…ありがとう…▼~
:|'''(リベラ退場)'''
:[ジェローム]|…………▼~
…礼を言うのは、こちらの方だ。▼~
ありがとう、父さん…▼~
あんな言い方しかできなくて、~
すまない…▼~
***ヘンリーと親子 [#l2a8536a]
:[ヘンリー]|ねぇねぇ、~
君はジェロームじゃないの~?▼~
:[ジェローム]|と…父さん!?▼~
:[ヘンリー]|やっぱりジェロームなんだね?~
良かった良かった~。▼~
さっきすごい攻撃を受けてたから、▼~
もしかして死んじゃったんじゃないかって~
ヒヤヒヤしてたんだよ~。▼~
:[ジェローム]|父さんこそ、~
死んだはずではなかったのか…?▼~
:[ヘンリー]|うん、死んだよ。~
この世界のヘンリーはね。▼~
けど僕は異界からやってきた人だから、~
君のお父さんとは別人なんだ。▼~
あまり長い時間留まることはできないけど、~
君の手助けをさせてもらうよ~!▼~
:[ジェローム]|いや…今の話が真実だと言うのなら…~
手助けなどは不要だ。▼~
父さんは元いた世界に帰ってくれ…▼~
:[ヘンリー]|え~!?~
なんで~?▼~
:[ジェローム]|異界の人間とはいえ、~
父さんの死んでいく姿など…▼~
私はもう、見たくないんだ…▼~
:[ヘンリー]|でもジェローム。それは僕からすれば~
まったく同じ気持ちなんだよ?▼~
異界とはいえ息子が死ぬのを前に、~
逃げ帰るなんてできないからね。▼~
:[ジェローム]|父さん…~
そう言ってくれるのは嬉しいが…▼~
:[ヘンリー]|大丈夫だよ~!~
二人の想いが同じなら、▼~
きっとこの苦境を~
乗り越えられるはずだよ~!▼~
:|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''
:[ジェローム]|ミネルヴァ…?▼~
:[ヘンリー]|あはは、ごめんごめん。~
二人じゃなかったね。▼~
ミネルヴァとジェロームと僕、~
三人の想いが同じなら、きっと大丈夫。▼~
そうだよね、ミネルヴァ!▼~
:[ジェローム]|…父さんも、わかるのか?~
ミネルヴァの言葉が…▼~
:[ヘンリー]|うん。だって、家族だもん。▼~
ミネルヴァも、ジェロームも、~
それからセルジュも。▼~
みんな僕の大事な家族で…~
絶対に死んで欲しくない人たちなんだ。▼~
…だから一緒に戦ってもいいよね?~
ジェローム。▼~
:[ジェローム]|…そうか。そこまで言われては、~
その想いを無下にもできんな。▼~
…わかった。力を貸してくれ。~
ただし、絶対に死ぬなよ?▼~
:[ヘンリー]|もちろんだよ!▼~
:[ジェローム]|ありがとう、父さん…▼~
***ドニと親子 [#mf588047]
:[ドニ]|ジェロームだべな!?~
あぁ、無事で良かっただ~。▼~
:[ジェローム]|なっ…!? 父さん!?~
私は夢か幻でも見ているのか?▼~
:[ドニ]|えっ?▼~
:[ジェローム]|父が若い姿でこの場に~
現れるなど…▼~
そんなこと…あるわけがない…!▼~
それとも私自身も~
もう死んでしまったとでも言うのか…?▼~
:[ドニ]|おおーい、しっかりするだよ。~
おらは幻なんかじゃないだ!▼~
それにあんたもまだ生きてるだよ!?▼~
:[ジェローム]|ならば…どうして?▼~
:[ドニ]|おらはこの世界の人間じゃねぇだ。~
別の世界からあんたを助けに来ただよ!▼~
だからあんまり長くは居られねぇけど、~
できる限り一緒に戦うだよ!▼~
:[ジェローム]|…そういうことか。▼~
だがもはやそれは~
夢や幻と同じようなものだな…▼~
:[ドニ]|いや、違うだ!~
おらは生きてるだよ!▼~
:[ジェローム]|お前が生きた人間だと言うのは~
もうわかっている。▼~
…ただ、別世界の父が~
一時的にやってきたというなら…▼~
それは幻と同じようなことだと~
言っているんだ。▼~
今こうして父と再び会話していることが、~
明日には幻のように感じてしまうと…▼~
:[ドニ]|…………▼~
ジェローム…~
寂しいんだべな。▼~
:[ジェローム]|…それをお前が言うか?▼~
戦争でお前を…父を亡くした息子の~
気持ちが、お前にわかるのか…?▼~
:[ドニ]|…わかるべ。▼~
:[ジェローム]|え…▼~
:[ドニ]|おれも…父ちゃんを戦争で亡くしたべ。~
すごく辛くて…苦しくて…悲しかっただ。▼~
だから、自分の子供だけには~
同じ思いをさせるもんかと思ってただ。▼~
けど、あんたには父親どころか~
母親まで失う痛みを味わわせた。▼~
ほんとに、すまねぇだ…▼~
だとも…いや、だからこそ、~
今だけはおらに、▼~
息子を守るために~
頑張らせてくれないだか?▼~
:[ジェローム]|…………▼~
父さん…▼~
:[ドニ]|おらにはおらのできることをする。▼~
この手で、あんたとミネルヴァを~
絶対に守って見せるべ!▼~
:[ジェローム]|…命を落とさないと、約束できるか?~
今度こそ。▼~
:[ドニ]|ああ、もちろんだ! 父ちゃんの~
強さを今こそ見せてやるだよ!▼~
:[ジェローム]|そうか…わかった。~
では、共に戦おう、父さん。▼~
私も…今私ができることをする…▼~
お前と…~
父さんと、同じように。▼~
***ジェローム [#ud94b85e]
:[ジェローム]|…あれが、異界の私か。▼~
ふむ…こちらのミネルヴァも~
なかなかに愛らしいな。▼~
だが、うろこや羽にツヤが無い。~
体も傷だらけだ…▼~
異界の私の方も先程の攻撃で~
かなり消耗している。▼~
早く終わらせないと~
命を落としてしまうかもしれん。▼~
過去だけでなく異界の運命にまで~
干渉するのには気が進まないが…▼~
あんな姿を見せられてしまうと~
手を貸さずにはいられんな。▼~
…お前の戦い、~
微力ながら私も協力しよう…▼~
お前とミネルヴァは私たちが~
何としてでも守ってやる。▼~
だから死ぬんじゃない…~
死ぬんじゃないぞ…!▼~
:|'''(ジェローム退場、異界のジェローム登場)'''
:[異界のジェローム]|…どうした、ミネルヴァ?~
こっちに敵がいるのか?▼~
なぜそんなに向こうの方ばかり~
見つめて…▼~
:|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''
:[異界のジェローム]|ミネルヴァ…?~
礼を言っているのか…?▼~
いったい、誰に……▼~
**ロランと会話 [#z8267dce]
***ミリエル [#t15c6640]
:[ロラン]|か、母様…!?~
母様なのですね!?▼~
:[ミリエル]|ロラン…この状況の中、~
よく無事でいてくれましたね。▼~
:[ロラン]|ううっ…母様!~
会いたかったです…!▼~
母様が行方不明になってから~
何度も戦場の跡を回りましたが、▼~
ついに母様の~
遺体は確認できなかった。▼~
だから、だから…~
きっと生きていると思っていたんです!▼~
:[ミリエル]|!!▼~
:[ロラン]|良かった…~
僕は…信じていました…!▼~
:[ミリエル]|…………▼~
ロラン…申し訳ありません。▼~
最初に言っておくべきでしたが…~
私は、貴方の母親ではない。▼~
私は、この世界の~
ミリエルではないのです…▼~
:[ロラン]|えっ…? こ、こんな時に~
冗談は止めて下さい、母様!▼~
:[ミリエル]|いえ、冗談ではありません。~
私は異界と呼ばれる別世界の人間。▼~
貴方の母親のミリエルとは…~
同一人物ではありますが、▼~
別人とも言える存在なのです…▼~
:[ロラン]|そ、そんな事…理解できない!~
そんな不可解なことを母様が言うだなんて…!▼~
:[ミリエル]|そう言われても仕方ありませんね…▼~
仮に立場が逆だった場合、~
私もそう考えるでしょう…▼~
ですが、これは~
紛れもない事実なのです。▼~
:[ロラン]|じゃあ、やっぱり…~
僕の母様は…▼~
:[ミリエル]|ぬか喜びをさせてしまって…~
本当にすみません。▼~
貴方は、私が生きていると~
ずっと信じてくれていたのに…▼~
私では、その思いに報いるだけの~
答えを貴方に与えることはできない…▼~
:[ロラン]|…いいえ。いいんです。~
僕も本当は、わかっていたんです。▼~
…僕の母様はもういない。▼~
遺体を見なかったのをいいことに、~
都合の良い夢を見ていたんです。▼~
いつまでも認めないままだと、~
母様が報われませんね。▼~
…ありがとうございます、異界の母様。~
僕の目を覚ましてくださって。▼~
別の世界の母様であっても…~
また会えて嬉しいです…▼~
:[ミリエル]|そう言ってくれるのですね…~
ありがとうございます…ロラン。▼~
せめてこの世界のミリエルに代わり、~
貴方に力を貸しましょう。▼~
この世界の私ができなかった分まで、~
貴方のことを守ります。▼~
:[ロラン]|母様…嬉しいです。~
母様と共に戦うのは、僕の憧れでしたから。▼~
これも、異界から助けに~
来て下さったおかげですね。▼~
:[ミリエル]|ロラン…▼~
:[ロラン]|しかし、異界…ですか。▼~
…僕には到底~
理解が及ばない世界ですね。▼~
世界が平和になった暁には、~
その理をぜひ解き明かしたいものです…▼~
:[ミリエル]|ふふっ…こんな時に~
そんな事を言うだなんて。▼~
我が子ながら困ったものですね。▼~
ですが…憧れを持つのは~
素晴らしい事です。▼~
前向きな心は、~
生きる力へと昇華されるのですから。▼~
:[ロラン]|はい…! 母様!▼~
***マイユニット(男性・俺)と親子 [#i611f46b]
:[ルフレ]|
ロラン!生きていてくれたか!▼~
:[ロラン]|
ま、まさか父様なのですか…!?▼~
:[ルフレ]|
いや…俺は別の世界から~
やってきたルフレだ。▼~
だから正確には~
お前の父親じゃない。▼~
:[ロラン]|
えっ…?▼~
:[ルフレ]|
だから父親として偉そうな事は~
言えないかもしれないが…▼~
この限られた時間の中で~
お前の事を守らせて欲しいんだ…!▼~
こんなことしかできなくて~
本当にすまないが…▼~
:[ロラン]|
父様…僕は逆に~
あなたに謝らなければなりません…▼~
:[ルフレ]|
ロラン…?▼~
:[ロラン]|
あなたは僕の憧れでした…▼~
あなたは軍略家としても、~
いち戦闘員としても、▼~
そして、皆の大切な仲間としても、~
常に軍を支え続けてきた…▼~
:[ルフレ]|
そんな大層なものじゃないぞ。▼~
:[ロラン]|
いえ…そんなことはないです。~
僕もあなたのようになりたくて…▼~
必死に努力して、この世界を救おうと~
頑張ってきたつもりです…▼~
ですが、その努力も甲斐はなく、~
世界は滅びへと近づきつつあります…▼~
家族や、仲間や、~
沢山の民達も死なせてしまいました…!▼~
だから僕は…~
あなたの息子失格なんです。▼~
父さんが守ろうとした世界を、~
僕は救えなかった…▼~
:[ルフレ]|
ロラン…▼~
お前はそうやって自分を追い込む程、~
懸命に努力をし続けてきたんだな…▼~
大丈夫だ。お前は俺と同じ…~
いやそれ以上の存在じゃないか?▼~
:[ロラン]|
…なぜそんな事を言うのですか?~
気休めは止めてください。▼~
:[ルフレ]|
確かにこの世界は~
一度滅びに向かったかもしれない。▼~
でもそれを巻き返しているのは~
お前や仲間の努力によるものだ。▼~
今こうしてそれが実を結ぼうと~
しているんじゃないのか?▼~
この世界の俺たちが為し得なかった事を、~
お前はちゃんとやり遂げようとしているんだぞ?▼~
:[ロラン]|
!!▼~
父様…ありがとうございます。▼~
そう言って頂けただけで、~
僕は…僕は…!▼~
:[ルフレ]|
あと少しだ…あと少し頑張れば、~
もうすぐ平和がやってくる!▼~
だからロラン、頑張ろう…!▼~
:[ロラン]|
は…はいっ!▼~
***フレデリクと親子 [#y9194caf]
:[フレデリク]|ロランさんですか?~
無事で何よりです…!▼~
:[ロラン]|ま…まさか父様、~
でも一体どうして…?▼~
:[フレデリク]|私はこの世界の~
フレデリクではないのです。▼~
異界と呼ばれる別世界からやってきた~
貴方の父とは異なる存在なのですよ。▼~
留まれる時間は~
決して長くはありませんが、▼~
その間だけでもどうか~
父親として、貴方を守らせて下さい。▼~
:[ロラン]|そうだったのですか…▼~
…父様。~
お気持ちはとてもありがたいです。▼~
ですが、この世界は今にも~
闇に包まれようとしています。▼~
せっかく生き延びた父様にご迷惑を~
おかけするわけには参りません。▼~
僕は父様とお会いできただけで十分です。~
さぁ、早く元の世界へ戻って下さい。▼~
:[フレデリク]|いえ、そんなわけには…▼~
:[ロラン]|…だめです、父様!▼~
:[フレデリク]|…まったく、その生真面目で~
融通のきかない所は誰に似たのでしょうね。▼~
:[ロラン]|え?▼~
:[フレデリク]|ですが、同時に貴方は愚かしい程に~
他人の事を想う…優しい子です。▼~
そんな貴方が、この世界を生きるのに~
どれほど辛い思いをしたでしょう。▼~
私は、貴方に幸せになって欲しいのです。~
今まで苦労をした分まで。▼~
この世界の私が…~
幸せにしてやれなかった分まで。▼~
:[ロラン]|父…様…▼~
:[フレデリク]|だから…ロランさん。▼~
こんな時くらいは、~
私に…父親に甘えてはくれませんか?▼~
:[ロラン]|いえ、ですが、それでは…!▼~
:[フレデリク]|大丈夫ですよ。息子を置いて、~
誰が二度も死ぬものですか!▼~
…この世界で倒れた私の分まで、~
貴方を守り通すと約束しますよ!▼~
:[ロラン]|…………▼~
わかりました。~
ではそのお力、お借りします。▼~
憧れだった父様と共に戦えるなんて、~
光栄ですよ。▼~
:[フレデリク]|さぁ、では行きますよロランさん!~
共にこの世界の希望を取り戻しましょう!▼~
:[ロラン]|はい!▼~
***ヴィオールと親子 [#yb0a409e]
:[ヴィオール]|そこを往くのはロランくんかな?▼~
:[ロラン]|と、父様!?~
生きておられたのですか!?▼~
いえ、でも父様の遺体は確かに~
この手で埋葬しました…!▼~
ということは、屍兵…?▼~
くっ…!~
こんな時に父様の姿で…!▼~
:[ヴィオール]|え!?~
ちょ、ちょっと君!?▼~
:[ロラン]|今度こそ安らかにお眠りください、~
父様!!!!▼~
:[ヴィオール]|うおぉ!? ままま待ちたまえ!~
私は屍兵ではないのだよ!!▼~
ほら見たまえこの健康的な肌を!~
それに目だって光っていない!!▼~
:[ロラン]|えっ…?~
ど、どういう事ですか?▼~
:[ヴィオール]|私は異界よりこの世界へと訪れし者。~
別の世界の人間なのだよ…!▼~
だから亡くなった君の父親とは~
別人ということになる。▼~
君を助けにここまで来たのだよ!~
敵ではないし、ましてや屍兵でもない!▼~
:[ロラン]|そう…だったのですか…~
異界の…父様……▼~
:[ヴィオール]|わかってくれて何よりだよ。~
すっかり寿命が縮んでしまった。▼~
それにしても、君があまりにも躊躇いなく~
かかってくるので少々驚いたよ…▼~
この世界の私は、君にとって~
あまり良い父ではなかったのかな?▼~
:[ロラン]|いえ、それは…~
昔、父様に教わったからです。▼~
『貴族たるもの、民衆を守るために~
時には情を切り捨てた行動も厭うな』と。▼~
:[ヴィオール]|ほほう、では君は私の教えに~
忠実に行動したというわけだね。▼~
:[ロラン]|はい。だから仲間を守るためには、~
例え父様の姿の敵であっても…▼~
…………▼~
:[ヴィオール]|ロランくん?▼~
:[ロラン]|例え父様の屍兵でも、この世界のために~
倒さなくてはいけないと…必死だったんです!▼~
けれど…心が痛まなかったはずありません!~
大好きだった父様を倒したくはない!▼~
あなたが良い父親で無かったわけが…~
あるはずないじゃないですか…!▼~
異界の父様であっても…~
一目会えて、僕は…僕は…っ!▼~
:[ヴィオール]|!!~
そうか…済まない。▼~
私の言葉は~
少々冷淡に聴こえてしまったかな…▼~
どうか許してくれたまえ。~
あまりこの場所に留まれない以上、▼~
名残惜しさは残したくなかったんだよ…▼~
:[ロラン]|…いえ…いいんです。~
むしろこちらが謝らなければ。▼~
父様、すみません…~
僕はもう…大丈夫です。▼~
:[ヴィオール]|…いい子だ…ロランくん。▼~
身体中は満身創痍だというのに、~
その澄み切った笑顔は、▼~
まさにヴィオール家の跡を継ぐに~
相応しい、貴族らしい顔だよ。▼~
…さて、そろそろ行くとするかね。~
世界を救うため、共に戦おうではないか。▼~
:[ロラン]|力を貸して下さるのですか…?▼~
:[ヴィオール]|当たり前だよ。貴族的に優雅な戦い…~
しかと見ていてくれたまえ!▼~
:[ロラン]|ありがとうございます、父様…!▼~
***カラムと親子 [#ceba831d]
:[カラム]|君は…この世界のロランだね?▼~
:[ロラン]|父様!? まさか…!~
どうして父様が…?▼~
:[カラム]|僕は異界という~
別世界から来たカラム…▼~
だからこの世界で死んでしまった~
君の父親とは別人なんだ…▼~
:[ロラン]|そ、そんなことが…!?▼~
:[カラム]|でも君が生きていてくれて良かった…~
無事…とは言えないかもしれないけど。▼~
:[ロラン]|生きていても…僕達はきっともうすぐ…~
死んでしまう運命なんです…▼~
:[カラム]|えっ…?▼~
:[ロラン]|最期に別世界とは言え、~
父様と会えて良かったです…▼~
:[カラム]|な、何を言っているんだい、ロラン…?~
ここまで来て諦めるのかい…?▼~
:[ロラン]|でも敵の勢力は依然強大で…▼~
我々に残された力は~
あまりにも心もとない…▼~
僕達にはもうどうする事も…!▼~
:[カラム]|ロラン…▼~
そうか。それは僕も父親を~
名乗る資格があるということかもね…▼~
:[ロラン]|え…?▼~
:[カラム]|度重なる戦いの連続で心身共に~
疲れ切ってしまったのかと思ったけど、▼~
君はそうじゃない…さっきまで~
仲間達と共に頑張っていたじゃないか。▼~
なのに今になって~
どうして弱音を吐いているんだい?▼~
それはきっと…▼~
:[ロラン]|は、はい…すみません。▼~
つい父様を前に、~
泣きごとを言ってしまっただけです…▼~
:[カラム]|やっぱりそうだったんだね。でもいいさ。~
今のは僕しか聞いていないし…▼~
:[ロラン]|父様…▼~
:[カラム]|よしよし…ロラン。よく頑張ったね。~
でももう少しだよ?▼~
この局面を乗り切れば~
勝利はもうすぐだ…▼~
わずかな間だけど僕も協力するから、~
共にがんばろう?▼~
:[ロラン]|は…はい!わかりました!~
ありがとうございます…父様。▼~
***ソールと親子 [#t4319629]
:[ソール]|ああ、無事だったんだね!ロラン!~
良かったよ…!▼~
:[ロラン]|!! と、父様!?▼~
と、父様がいます…~
しゃべっています…▼~
僕の視覚と聴覚はついに~
おかしくなってしまったんでしょうか…?▼~
:[ソール]|あはは、~
その反応、君らしいよ…▼~
君は僕に似て、まず自分を~
疑ってしまう性格なんだろうね。▼~
でも僕は…幻じゃないんだよ。▼~
:[ロラン]|で…では本当に~
本物の父様なのですか?▼~
今までどこかで、~
生きていたのですか?▼~
:[ソール]|いや、僕は異界という~
別の世界からやってきた人間。▼~
だから君の本当の父親ではないんだ。~
ぬか喜びさせたなら、すまない…▼~
:[ロラン]|謝らないで下さい…別人であろうと、
~あなたは父様には変わりありません。▼~
一目お会いしたかったです…父様。▼~
:[ソール]|僕も、君に会えてよかったよ。▼~
ロラン…こんな世界で、~
よく頑張ったね…▼~
ここに来るまでの君の辛さは、~
想像もつかないよ…▼~
:[ロラン]|いいえ…父様も昔は気苦労が~
絶えなかったと聞きました。▼~
それに比べればまだまだです…▼~
:[ソール]|そういう残念なやくどころも、~
親子だと似てしまうんだね。▼~
:[ロラン]|…でも僕からすれば、~
それは勲章です。▼~
決して目立つ役割ではないけれど、~
確かに必要とされている…▼~
僕のその立ち位置こそが、~
父様の息子である証なんですから。▼~
:[ソール]|そう言ってくれるのかい…~
ありがとう…ロラン。▼~
もっと君とこうしていたいけど、~
おしゃべりはここまでにしよう。▼~
僕も力を貸すから、~
共に未来を掴むために戦うよ!▼~
:[ロラン]|!! ですが、父様を危険な目に~
遭わせるわけには…!▼~
:[ソール]|大丈夫だよ、ロラン。▼~
僕が何のためにここに来たと~
思っているんだい?▼~
異あっ間で辛い思いをしてきた息子を~
助けるためなんだよ。▼~
こんな時ぐらい、~
素直に甘えてもいいんだ。▼~
この世界の…僕の代わりにさ。▼~
:[ロラン]|父様…~
…ありがとうございます。▼~
ではせめて、~
この薬を持っていってください。▼~
:[ソール]|薬…?▼~
:[ロラン]|はい、僕が調合したんですよ。▼~
生前の父様に教わって、~
母様と改良を重ねた特別なものです。▼~
切り傷程度ならすぐに塞がりますよ。▼~
この世界の父様はいつも、~
それを持って戦場に行っていました。▼~
:[ソール]|…そうか。~
ありがとう、ロラン。▼~
僕の薬を君が受け継いでくれてるなんて、~
何だか嬉しいな。▼~
でも、これを使うことが無いように~
うまくやってみせるよ。▼~
…みていて、ロラン!~
僕が昔、それだけ強い戦士だったかを!▼~
:[ロラン]|はい、しっかり~
目に焼き付けておきます。▼~
これからずっと…忘れないように。▼~
僕をもう一度助けに来てくれた、~
もうひとりの父様のことを。▼~
***ヴェイクと親子 [#c26d096b]
:[ヴェイク]|そこにいるのはロランか!~
いやー無事で良かったぜ!▼~
:[ロラン]|…ま、まさか父様?~
いやそんなバカな…!▼~
:[ヴェイク]|なんだ? こっちのお前も~
随分ヒョロヒョロしてやがるな…▼~
まぁ食うにも困りそうな~
この世界の惨状を考えれば…仕方ねぇか。▼~
:[ロラン]|な、なぜ父様が…!?▼~
:[ヴェイク]|俺様は、お前の父親じゃねぇ。~
こことは別の世界のヴェイクだよ。▼~
救いを求めるお前らの声を聞いて、~
助っ人として参上してやったぜ。▼~
:[ロラン]|そんな事があり得るのですか…?~
な、納得できません…!▼~
:[ヴェイク]|ったく…お前はいつもそうやって~
チマチマ頭で考えようとしやがる。▼~
父親だろうがなんだろうが~
強力な仲間が増える…▼~
それでいいじゃねぇか!▼~
:[ロラン]|そうはいきませんよ。▼~
この局面だからこそ不測の事態にも~
冷静に…対処する必要が…▼~
…………っ!▼~
:[ヴェイク]|お前…しゃべってる途中から~
泣き出すのは止めろよな?▼~
:[ロラン]|ち…違います…!~
目にゴミが…入っただけです!▼~
:[ヴェイク]|眼鏡してるのにか?▼~
:[ロラン]|と…父様が突然現れたのですから…!~
僕だって…感傷的にもなります!▼~
:[ヴェイク]|へいへい、~
こみ上げてきちまったってわけか?▼~
へっ、お前の涙腺は~
その固い頭と違って正直みたいだな。▼~
嬉しい時は嬉しい…~
それでいいんだよ。▼~
:[ロラン]|すみません…父様…~
戦場で…涙など見せてしまって…▼~
:[ヴェイク]|いいんだよ、ロラン。~
正直な気持ちを見せたってことは、▼~
俺様を父親だって~
認めてくれたってことだろ?▼~
今まで我慢してきた分、~
思いっきり甘えてくれりゃいいんだよ!▼~
:[ロラン]|!! はい…▼~
:[ヴェイク]|さぁてと! わかり合えたところで、~
親子仲良く屍兵退治に向かうとするか!▼~
ロラン! ボサッとしてやがると~
置いていくからな!!▼~
:[ロラン]|ありがとうございます…父様。▼~
遅れないように、ついていきますね。~
早くこの涙が乾くように。▼~
そして…父様の姿を少しでも多く、~
この目に焼きつけておけるように。▼~
***ロンクーと親子 [#r8d2c22a]
:[ロンクー]|お前がこの世界の…~
ロランか。▼~
:[ロラン]|父様!?~
父様が生きて目の前に…!?▼~
あ、あり得るはずがありません!~
だって父様はもう…!▼~
だとするとこれは…~
屍兵……!?▼~
:[ロンクー]|お前がそう判断する気持ちはわかる。~
この世界の俺は死んだ存在だからな…▼~
だが俺は、屍兵などではない。▼~
別の世界からやってきた、~
お前の父とは異なる人間だ。▼~
:[ロラン]|そんな…別の世界の父様が、~
どうしてこのような世界に…?▼~
:[ロンクー]|…戦いに来た。~
俺が動く理由は常にそこにある。▼~
:[ロラン]|た、戦いにって…! ダメです父様!~
ここはとても危険な世界なんですよ!?▼~
異界のあなたがわざわざ~
命を犠牲にする必要はありません!▼~
:[ロンクー]|ではそんな世界で、お前は~
援軍の力も借りず戦うというのか?▼~
:[ロラン]|…はい。もしかしたら~
負けてしまうかもしれませんが…▼~
それでも、父様をもう一度失うよりは~
ましな選択かと思います。▼~
:[ロンクー]|負けるかもしれない…か。~
甘いな、お前は。▼~
そのような思いで戦っていたのなら、~
お前が生き残ったのは偶然でしかない。▼~
:[ロラン]|!!▼~
:[ロンクー]|生死を賭けた戦いに於いて、~
勝つか負けるかはその者の運命次第…▼~
…だが、最初から勝ちたいという~
意志のない者には、▼~
絶対に勝利は訪れん…!~
その事は肝に銘じておけ。▼~
:[ロラン]|と、父様…!~
すみません…その通りです。▼~
:[ロンクー]|…いや、済まない。~
俺も声を荒げてしまった…▼~
だが戦士として、お前には~
常に強くあって欲しいのだ…▼~
この世界で果ててしまった俺の分もな…▼~
:[ロラン]|僕も、父様を失ってから、~
父様のようになろうと頑張ってきました。▼~
けれど、まだまだだったようですね。~
僕はまだ父様には及ばない。▼~
不思議ですね…~
悔しいはずなのに、▼~
まだ目指すものがこんなに遠いのだと、~
何だか嬉しくもありますよ。▼~
:[ロンクー]|向上心、というやつか…~
さすがはミリエルの息子だな。▼~
:[ロラン]|それに、父様に叱咤された時…~
なんだか懐かしかったです。▼~
父様も母様も、躾には厳しい方でしたから~
昔を思い出してしまいましたよ。▼~
:[ロンクー]|ふっ…俺からすれば息子を怒るのは~
これが初めてなんだがな?▼~
:[ロラン]|ふふ、そうなんですね。▼~
では僕は…父様の本当の息子より早く、~
父様に怒られた、ということですか。▼~
:[ロンクー]|そうだな…すまない。~
父親面をしてしまって…▼~
:[ロラン]|いえ、嬉しかったです。まるで、~
あなたの本当の息子になったようで…▼~
おかげで元気が出てきました。▼~
…父様、すみません。~
やはり僕に力を貸してくれますか?▼~
:[ロンクー]|ああ、もちろんだ!▼~
:[ロラン]|ありがとうございます、父様。▼~
***リヒトと親子 [#k2592df4]
:[リヒト]|ロランだね!~
無事で良かったよ!▼~
:[ロラン]|子供がこんなところに…!?~
それに、どうして僕の名前を…?▼~
:[リヒト]|子供扱いしないでよー!▼~
僕はリヒト。~
君のお父さんなんだよ!▼~
:[ロラン]|と、父様!?~
信じられません…!▼~
だって、父様は既に~
亡くなっています。▼~
まさか、生まれ変わりか何かでしょうか…?~
これは興味深い…▼~
:[リヒト]|お、面白いこと言うね…~
けど、生まれ変わりでもないんだ。▼~
僕はここよりちょっと過去から来た~
別の世界のリヒトなんだ。▼~
だから、正確には君のお父さんとは~
別人なんだけど…▼~
:[ロラン]|…そうなんですね。例え別人でも、~
再び父様と会えたことは嬉しいです。▼~
ですがここは危険です。~
いつ命を落としてもおかしくない…▼~
僕が父様を守りますから、~
離れないようにして下さいね。▼~
:[リヒト]|え!? だ、ダメだよ。~
僕がロランを守るんだから!▼~
じゃないと僕がここに来た意味が…▼~
:[ロラン]|いいえ。意味はあります。▼~
父様がいてくださるだけで、~
僕はいつもより強くなれるんですよ。▼~
:[リヒト]|そ、そんな嘘いらないよ!▼~
:[ロラン]|…父様。~
僕は父様と母様の子なのに、▼~
幼い頃はあまり魔法が~
得意ではありませんでした。▼~
母様曰く、僕には魔法の素養が~
ほとんどなかったのだとか。▼~
けれど僕は今、~
魔法を使う兵種についています。▼~
それが何故だか…わかりますか?▼~
:[リヒト]|…えっと…▼~
:[ロラン]|それは…父様がずっと、▼~
魔法の練習をする僕のことを~
見守っていて下さったからですよ。▼~
あなたが見ていてくれたから、~
僕はくじけなかった。▼~
どんな障害があろうと負けなかった。▼~
だから今だって…父様がいてくれるだけで、~
僕は諦めずに戦えるんですよ。▼~
この気持ちに…~
嘘なんか一つもありません。▼~
:[リヒト]|ロラン…▼~
:[ロラン]|見ていて下さい、父様。▼~
あの頃苦手だった風の魔法…~
今は僕の一番得意な魔法なんです。▼~
…父様と、おんなじでしょう?▼~
:[リヒト]|うっ…うぅ、ロラン…!~
あ、ありがとう…!!▼~
:[ロラン]|な、なぜ泣くのですか父様!?▼~
:[リヒト]|だ、だって、嬉しくて…!!~
この世界の僕たちはいないけど、▼~
こうやって、君が…僕とミリエルの~
後を継いでくれてるんだって思ったら、▼~
すごく、嬉しくて…!▼~
で、でも僕だって戦うよ!~
僕もロランのことを守る!▼~
だって僕は…僕は君の…~
お父さんなんだから…!!▼~
うっ…ぐすっ…ぐすっ…▼~
:[ロラン]|…ふふ、異界の父様はやはり~
まだ少し幼いようですね。▼~
でもいつかその手が~
幼い僕の頭を撫でて…▼~
その瞳が~
成長する僕を見守るのでしょう。▼~
…少しだけ、羨ましいですね。~
あなたの本当の息子のことが。▼~
けれど、こうして来て下さったことは~
決して忘れません。▼~
例え、あなたが元の世界に戻り、~
僕のことなど忘れてしまっても…ずっと。▼~
***ガイアと親子 [#c2bf271b]
:[ガイア]|ロランか…!~
よく生きていてくれた。▼~
:[ロラン]|え…! そんな…まさか…~
父様!?▼~
:[ガイア]|いや、俺はこの世界の人間じゃない。▼~
異界という~
別世界からやってきたんだ。▼~
だから、俺はガイアではあるが…~
正確にはお前の父親じゃないんだ。▼~
:[ロラン]|そ、そうですか…▼~
:[ガイア]|だがお前たちを助けに来た事に~
変わりはない…▼~
お前は増援軍としての俺を~
良いように利用すればいい。▼~
さぁ、この隙に体制を整えろ。▼~
:[ロラン]|ならが父様、~
一つだけ聞かせて下さい。▼~
:[ガイア]|な、なんだよ…いきなり?▼~
:[ロラン]|あなたはこの世界で僕を庇うようにして~
この世を去りました…▼~
もしここで同じ状況になってしまったら、~
父様は同じように行動しますか…?▼~
:[ガイア]|…………▼~
:[ロラン]|どうですか…?▼~
:[ガイア]|同じ行動は…取らないな。▼~
:[ロラン]|そ、そうですか…▼~
:[ガイア]|残念なのか嬉しいのか、~
どっちかはっきりしろ。▼~
別にお前を見捨てる気で~
いるわけじゃない。▼~
俺はお前を守りつつ、~
自分の身も守る。▼~
:[ロラン]|えっ…!?▼~
:[ガイア]|息子の死を目にするのはご免だが、~
自分が死ぬのもご免だからな!▼~
だから両方守る…!~
それが俺の答えだ。▼~
:[ロラン]|父様…▼~
………っ!▼~
:[ガイア]|ど、どうした、ロラン?▼~
:[ロラン]|うっ…ううっ…いえ…その…~
すみません。▼~
その答えが父様らしいな思ったら、~
なぜか、涙が…!▼~
:[ガイア]|全く…もう少し肩の力を抜け。~
それが最後まで生き残るコツだぞ?▼~
お前はミリエルに似て、~
真面目すぎる所があるからな…▼~
:[ロラン]|…父様には敵わないですね。▼~
:[ガイア]|ふふ…今はこれくらいにしておこう。~
敵をせん滅することが先決だからな。▼~
:[ロラン]|はい…協力してくれますか?~
父様!▼~
:[ガイア]|ああ、もちろんだ。▼~
***グレゴと親子 [#r48922c6]
:[ロラン]|と、父様…なのですか?▼~
:[グレゴ]|おうよ、ロラン。死の淵から~
お前のために遥々やってきたぜ。▼~
:[ロラン]|そ、そんなまさか…!?▼~
:[グレゴ]|がっはっは、すまん、冗談だ!~
俺は異界からやって来た人間。▼~
この世界で死んだ、~
お前の親父とは別人なのさ。▼~
:[ロラン]|別人…ですか。▼~
:[グレゴ]|…そう残念がるなよ。▼~
俺がお前の親父だってことには~
何の変わりもねぇんだぞ?▼~
…って言っても無理な話か。▼~
:[ロラン]|そちらの世界はこことは違って~
平和なのですか?▼~
:[グレゴ]|いや、俺の世界でも~
同じような戦争をしている。▼~
今はまだ俺も生きてはいるが、~
この先は正直どうなるかわからんな。▼~
:[ロラン]|そうですか…それなら父様、~
この世界に構う必要はありません。▼~
早く帰って下さい。▼~
:[グレゴ]|おいおい、待てよ。~
俺はお前を助けに来たんだぜ?▼~
:[ロラン]|この世界はもう大丈夫です。▼~
あなたがいなくたって、~
僕達が必ず守りますから。▼~
ですから父様は早く帰って~
自分の世界を守って下さい…!▼~
:[グレゴ]|ロラン…お前嘘が下手だな?▼~
:[ロラン]|…!▼~
:[グレゴ]|お前よ…この世界で俺が死ぬかもしれないって~
考えてくれてるんだろ…?▼~
この危険な戦いで俺が死ぬくらいなら、~
元の世界に戻ってもらった方がいい、ってよ。▼~
:[ロラン]|…………▼~
:[グレゴ]|大丈夫だって、心配すんな。▼~
俺はこの世界も守り、~
そして自分の世界も守るからよ!▼~
そしてもちろん息子のお前もな!▼~
:[ロラン]|…父様。▼~
:[グレゴ]|なんだ? 一度死んだ父親の言う事は~
信じられねえってか…?▼~
:[ロラン]|そんなわけないですよ。~
別人であれ、あなたは父様に違いありません。▼~
でも…いいのですか?▼~
僕達よりも大事な世界が…仲間が…~
待っているんじゃないですか?▼~
:[グレゴ]|大事な息子や世界に~
順序なんかねえんだよ!▼~
ほら、お前はグチグチ~
泣きごと言ってねぇで、▼~
この隙に回復するなり、~
仲間を助けるなりしてこい!▼~
:[ロラン]|は、はい…!~
ありがとうございます…父様。▼~
***リベラと親子 [#de46b9c5]
:[リベラ]|あなたはロランさん…!?~
この世界のロランさんですね?▼~
:[ロラン]|と、父様…!?▼~
:[リベラ]|ああ…ご無事で良かった。▼~
先程の攻撃のせいで倒れているのではと~
心配していたのですよ。▼~
:[ロラン]|父様、なぜあなたがここに?▼~
まさか神の奇跡によって~
甦ったのですか?▼~
:[リベラ]|いいえ…死人を生き返らせる奇跡は~
例え神であっても不可能でしょう。▼~
私は異界のリベラ。~
この世界とは異なる世界の人間なのです。▼~
:[ロラン]|異界の…父様…▼~
ですが、世界を飛び越えるなど、~
それこそ神の成せる業ではないのですか?▼~
:[リベラ]|そうですね…~
しかし神の力にも限度があります。▼~
私がこの場に居られる時間は~
決して長くはありません。▼~
ただその間だけでもせめて…~
あなたを守らせてもらえますか?▼~
:[ロラン]|いえ、父様…あなたに~
元の世界での人生があるのなら、▼~
すぐに戻るべきです。▼~
見ての通り、ここはとても…~
危険な場所なんです。▼~
:[リベラ]|だからこそ私はここにやってきたのです。~
大切な息子を、助けるために。▼~
:[ロラン]|死んでしまうかもしれないのですよ!?▼~
:[リベラ]|…それでも構いません。~
例えこの異界の地で朽ち果てようとも、▼~
我が子を守れるのなら悔いはありません。~
喜んでこの身を神へと捧げましょう。▼~
:[ロラン]|父様…! 僕は、僕はあなたの~
本当の息子ではないのに…▼~
そこまで言っていただけて…~
僕は光栄です…▼~
:[リベラ]|当り前でしょう…ロランさん。~
我が子に優劣などありはしません。▼~
:[ロラン]|ありがとうございます…▼~
ですが父様、僕も父様のためなら~
この身を神に捧げる覚悟はあります。▼~
この身で父様が守れるのなら、~
平和な未来など見られなくても構いません。▼~
:[リベラ]|!! そんな…!▼~
:[ロラン]|それが嫌なら約束して下さい。~
決して死なないと。▼~
僕は二度も父様が~
神の元へ旅立つ姿など見たくありません。▼~
:[リベラ]|わかりました…お約束します。~
私は死にません。神に誓って。▼~
…では行きますよ、ロランさん。▼~
今こそ二人で協力し、この状況に~
光明を見出しましょう。▼~
:[ロラン]|はい!~
父様、宜しくお願いします!▼~
***ヘンリーと親子 [#ad07d692]
:[ヘンリー]|無事で良かったよ~ロラン!▼~
:[ロラン]|あなたは…!~
もしかして…父様なのですか!?▼~
:[ヘンリー]|他に誰がいるっていうの~?▼~
:[ロラン]|ですが、まさかそんな…!~
父様はずっと前に死んでしまったはず…!▼~
それとも禁断の闇魔法を使って、~
魔界から甦ったとでも言うんですか?▼~
:[ヘンリー]|あはは、残念だけど違うよ~。▼~
そういうのがあれば良いけど、~
今まで聞いた事はないし…▼~
それに僕は魔界じゃなくて~
異界からやってきたんだよ~。▼~
:[ロラン]|異界…ということは、~
別の世界の父様なのですか?▼~
:[ヘンリー]|そうだよ~。~
この世界のヘンリーとは別人なんだ。▼~
ロランが危ないって聞いたから、~
助けに来たんだよ。▼~
だから消して欲しい屍兵がいたら言ってね~。~
すぐに倒してあげるから~。▼~
:[ロラン]|と、父様…~
お気持ちはありがたいです…▼~
でも異界のあなたをこんな危険な戦場に~
出させるわけにはいきません…!▼~
:[ヘンリー]|え~? なんで~?▼~
:[ロラン]|命を落とす危険だってあるんですよ?▼~
異界の父様に~
迷惑をかけるなんてできませんよ!▼~
それに…僕はもう、~
あなたが死ぬところなんて見たくない…▼~
:[ヘンリー]|ロラン…気持ちはわかるけど、~
僕が勝てる可能性だってあるじゃない?▼~
しかもこの戦いは君達が乗り越えるべき~
大事な戦いなんだよね~?▼~
:[ロラン]|それはそうですけど…▼~
:[ヘンリー]|じゃあ、僕が死ぬことを恐れて~
貴重な戦力を無下に断るのは、▼~
愚かな選択なんじゃないかな~?▼~
そんな甘い考えで、~
この世界が救えるの~?▼~
:[ロラン]|…!▼~
:[ヘンリー]|本当はわかってるはずだよ、ロラン。~
こんな好機をモノにしない手は無いって。▼~
だって君は…~
あのミリエルの子だもの。▼~
そこまで僕のことを~
大切に思ってくれるのは嬉しいけど、▼~
今この時だけは、~
その優しさが悪い方にも働くんだ。▼~
ほら、感情に流されないで~
もう一度判断してみてよ。▼~
僕は…どうすればいい?▼~
:[ロラン]|…………▼~
父様…すみません。~
力を…あなたの力を貸して下さい。▼~
あの竜を倒して、~
この世界を救うために!▼~
:[ヘンリー]|あはは、やっと言ってくれたね~。~
良かった。これで僕は君の力になれる。▼~
君の邪魔をする奴らは全員~
倒しちゃうから、見ててよね!!▼~
:[ロラン]|はい、ありがとうございます…!▼~
ですが、絶対に死なないで…▼~
…いえ、僕が死なせはしません。▼~
父様を死なせることなく、~
この世界を救う…!▼~
それが今、僕がすべきこと…~
この戦いに対する僕の答えです!▼~
:[ヘンリー]|…そっか。~
君の答えは、いつだって優しいね。▼~
その優しさが甘さに繋がることもあるけれど、~
立派な答えだと思うよ…ロラン。▼~
これなら、僕たちが帰った後も~
大丈夫そうだね…▼~
よーし、それじゃあ~
あと少し頑張ろう!▼~
***ドニと親子 [#k146f854]
:[ドニ]|ロランだべな!?~
無事で良かっただ!▼~
:[ロラン]|そ、その声は…父様!?▼~
いえ、でも若すぎますし、~
父様はずっと前に死んでしまったはず…!▼~
父様に弟がいたという話も~
聞いたことがありませんし、▼~
屍兵にしては彼ら特有の~
身体的特徴が見当たりません…▼~
一体これは…▼~
:[ドニ]|お、おーい!~
戻ってくるだよ、ロラン!▼~
おらはこの世界のドニじゃねぇだ。~
異界から助っ人としてやってきただよ!▼~
:[ロラン]|異界…そんな世界があるのですか?▼~
:[ドニ]|おらにもよくわかんねぇけど、~
そういう風に説明を受けてきただよ。▼~
:[ロラン]|そうですか…では、あなたは~
この世界の者ではないのですね。▼~
ならばなおさら、~
ここから避難して下さい。▼~
ここはとても危険な場所なんです。▼~
:[ドニ]|何言ってるだ、ロラン!~
だからこそこの地に来ただよ!▼~
息子を危険な場所に独り置いていくなんて、~
おらにはできないべ!▼~
:[ロラン]|ですが、このままでは父様は…~
父様は、あの時のように…!▼~
:[ドニ]|ロラン…もしかしてこの世界で~
おらが死んだ事と重ねてるだか…?▼~
:[ロラン]|…………▼~
:[ドニ]|ロラン?▼~
:[ロラン]|重ねない方が、無理でしょう…~
どれだけ夢に見たと思っているんです。▼~
父様が、僕と母様を逃がすために~
ただ一人で残った、その後ろ姿を…▼~
そしてその身を、~
刃が貫く瞬間を…▼~
もう一度あんな光景を見るぐらいなら、~
僕は…僕は…!!▼~
:[ドニ]|…ロラン。大丈夫だ…~
もうおらは死んだりしない。▼~
今のおらは、多分あんたが知るおらよりも~
ちょっとだけ強いと思うんだべ。▼~
それに、今のおらはひとりじゃない。~
おらには異界から来た仲間がいる。▼~
皆が助けてくれるから、~
おらは負けないだ。▼~
だから、どうか安心して~
任せて欲しいべ。▼~
:[ロラン]|父様…!▼~
:[ドニ]|それでも心配なら、ロラン。~
あんたがおらを守ってくれ。▼~
ミリエルの子なら、きっと冷静に~
戦況を分析してくれるべな。▼~
おらはちょっと周りを見ないクセがあるから~
サポートしてくれると助かるべ。▼~
:[ロラン]|わ、わかりました…!~
僕が父様を死なせはしません!▼~
では宜しくお願いします! 父様!▼~
:[ドニ]|よーし、いくべ!▼~
***ロラン [#f6067938]
:[ロラン]|なるほど、あれがこの世界の~
僕自身というわけですね。▼~
ルキナを庇って残ると言った時は~
流石に少々焦りましたが…▼~
どうにか間に合ったようで良かったです。▼~
別人とはいえ、自分が倒れる姿を~
目の当たりにするのは辛いですからね。▼~
…そういえば、異界の僕には~
話しかけても良いものなのでしょうか?▼~
自分自身と会話ができる機会など、~
滅多にあるものではないですし、▼~
相手の反応も気になるところです。~
是非実験を試みたいところですが…▼~
…………▼~
…いえいえ、ダメですね。▼~
この実験を行うに当たっては~
相手の心理的負担が大きすぎます。▼~
ましてや今は、世界の未来を決める~
大切な戦いの最中。▼~
そんな暇があれば一人でも多くの~
敵を倒すべきでしょう。▼~
…安心して下さい、異界のロラン。~
僕が及ばずながら力になります。▼~
だから、どうか幸せな未来を~
掴んで下さいね。▼~
:|'''(ロラン退場、異界のロラン登場)'''
:[異界のロラン]|?? 何やら向こうに~
僕とよく似た方がいるような…▼~
気のせい、でしょうか…?▼~
**緑軍死亡 [#nb7f83cb]
***ルキナ [#h0c1fc22]
:[ルキナ]|うそ…こんな…~
あと少し…だったのに…▼~
あと少しで…この世界を…~
それ…なのに…▼~
…お父様…みんな……~
ごめん…なさ……▼~
緑軍ルキナ死亡でゲームオーバー
***セレナ [#df42fe08]
:[セレナ]|あたし…頑張った…わよね…母さん…~
ねぇ…そうだって…言っ……▼~
***ジェローム [#d668c200]
:[ジェローム]|よく頑張ったな…ミネルヴァ…~
これで…もう…辛い思い…など……▼~
***ロラン [#ea39a884]
:[ロラン]|見てみたかった…ですね…~
この目で…平和な…未来…を……▼~
*コメント(誤字・脱字報告) [#y107c0ce]
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