[広告]
会話集/章別会話/絆の夏戦闘中会話
をテンプレートにして作成
[
トップ
] [
新規
|
一覧
|
検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
開始行:
#contents
*クロム [#s0b78c6e]
**ソール [#q256c1dc]
***ソール→クロム [#c3443621]
:[ソール]|ふぅ…この辺は片付いたかな。▼~
:[クロム]|すごいじゃないか、ソール。~
大活躍だな。▼~
:[ソール]|いやぁ、それほどでも。たまたま、~
戦いやすい敵だっただけだよ。▼~
:[クロム]|いや、以前と比べても、~
随分頼もしくなったと思う。▼~
厳しい状況でも安心して~
任せられるから助かっているぞ。▼~
他のみんなからも、~
同じような声を聞いているしな。▼~
:[ソール]|そ…そんなぁ。褒めすぎだって。~
て、照れるじゃないか。▼~
でも、そう言ってもらえるのは、~
やっぱり嬉しいな。▼~
:[クロム]|謙遜する必要は無いだろう。~
それだけの成果を上げているんだからな。▼~
:[ソール]|よーし、そこまで言われたら、~
もっともっと頑張らなくちゃね。▼~
これからは騎士として、王子クロムを~
全力で守らせてもらうよ!▼~
:[クロム]|ああ! 頼む。~
信頼しているぞ。▼~
:[ソール]|ほ、ほんとに…!?▼~
うわぁ、クロムにそこまで言われると~
何だか嬉しいな。▼~
が、がんばらなくちゃ…~
よし、よーし…▼~
:[クロム]|えっ…? お前、急に動きが~
ぎこちなくなったけど…大丈夫か?▼~
:[ソール]|だ、大丈夫に…き、決まってる~
じゃない…かっ!▼~
:|'''(ソール退場)'''
:[クロム]|本当か…? 変にプレッシャーに~
感じなければいいんだが…▼~
***クロム→ソール [#o9e30e5d]
:[ソール]|はぁ…はぁ…▼~
:[クロム]|大丈夫だったか!?~
ソール!?▼~
:[ソール]|へ、平気…平気!~
今は敵を倒さなきゃ…!▼~
:[クロム]|待て! 深追いするな!▼~
:[ソール]|で…でも敵がまだいるのに!▼~
:[クロム]|いいから少し落ちつけ!▼~
:[ソール]|!!▼~
…ご、ごめん、~
せっかく頼ってくれたのに…▼~
:[クロム]|ソール、~
肩に力が入りすぎてるんじゃないか?▼~
上手くやろうと意気込み過ぎて、~
空回りしているように見えるぞ。▼~
:[ソール]|そ、そうだよね…~
こんなんじゃ、騎士失格だ…▼~
:[クロム]|ソール…?▼~
:[ソール]|ちょっと褒められたからって、すぐこれだ。~
やっぱり僕ってこういう男なんだよ…▼~
自分に力がないのがわかってるから、~
背伸びして何とか認められようって…▼~
必死にあがいてその結果失敗するんだ…▼~
:[クロム]|そうか…やはりそうだったのか。▼~
すまない、お前の動きが固いのは~
俺が余計なことを言ったせいだな。▼~
だがソール、いいか?~
無理に背伸びをする必要なんてないんだ。▼~
:[ソール]|クロム…▼~
:[クロム]|あの後で、俺も気づいたんだ…▼~
俺はただお前に、俺を守る騎士で~
あってほしいんじゃない。▼~
お前には、俺と共に戦う~
仲間であって欲しいんだ!▼~
:[ソール]|そう言ってくれるのかい…~
ありがとう、クロム…▼~
:[クロム]|いや、感謝するのは俺の方だ。~
これからもよろしく頼む。▼~
仲間として、な?▼~
:[ソール]|うん、任せて!▼~
…って、これでまた~
力みすぎちゃダメなんだよね。▼~
もちろん、これからは~
自分のできる範囲でがんばるよ。▼~
:[クロム]|ああ。▼~
:[ソール]|ふぅ、なんだか気が抜けたら~
お腹が空いてきちゃったなぁ…▼~
:[クロム]|はははっ。いきなりか?~
切り替えの早いやつだ。▼~
そういう所も含めて、~
お前らしいのが一番だな。▼~
**リヒト [#w024ffe1]
***リヒト→クロム [#i7aa6de4]
:[リヒト]|クロムさん、ちょっと待って!▼~
:[クロム]|…? どうした?▼~
:[リヒト]|服の裾が汚れてるよ!~
ちょっとじっとしてて!▼~
:[クロム]|あ、ああ、すまない。▼~
…もういいか?▼~
:[リヒト]|うーん…~
あ、その剣よく見せて。▼~
:[クロム]|構わないが、急いでくれ。~
敵が迫っているんだからな。▼~
:[リヒト]|…やっぱり、ちょっと錆が出てる。~
すぐ落とすから少し待ってて。▼~
:[クロム]|いや、今はそんなことをしてる~
場合では…▼~
…おいリヒト? なぜそんなに~
俺に構おうとするんだ?▼~
:[リヒト]|僕がクロムさんに憧れてるって~
知ってるでしょ?▼~
だから、こうして傍にいて行動を見ていたり、~
お世話をしたりしていれば、▼~
少しでもクロムさんに~
近づけるかもしれないと思ったんだ。▼~
:[クロム]|そ、そうなのか…? だが正直なところ、~
あまり参考にはならないと思うぞ。▼~
:[リヒト]|そんなことないよ!~
ダメって言われても続けるからね!▼~
:[クロム]|まぁ…好きにすればいい。~
だが戦いの邪魔にはならないようにしろよ?▼~
:[リヒト]|うん、ありがとう!▼~
***クロム→リヒト [#v8d90a27]
:[リヒト]|はぁ…はぁ…▼~
:[クロム]|リヒト、辛そうだが大丈夫か?▼~
:[リヒト]|…だ、大丈夫!▼~
クロムさんの側にいて、~
ちゃんとお世話するんだから!▼~
:[クロム]|無理はするなよ?~
ここはイーリスよりも暑い気候だ。▼~
しかも足下が砂地で~
余計に体力が奪われる。▼~
体力のないお前が、俺の動きに~
合わせて付いてくるのは厳しいだろう。▼~
:[リヒト]|そ、そんなことない…僕は…~
クロムさんについていくんだ…▼~
クロムさんみたいに強くなって、~
みんなの役に立つ…ん…だ…▼~
ううっ…▼~
:|'''(リヒト倒れる)'''
:[クロム]|リヒト!▼~
:|'''(暗転)'''
:[リヒト]|…ご、ごめんなさい…~
迷惑かけちゃって…▼~
:[クロム]|ああ、まったくだ。▼~
どんなに背伸びをしても、~
結局お前はまだ子供なんだ。▼~
体力的にも、精神的にもな。▼~
:[リヒト]|くっ…!▼~
:[クロム]|そう言われると悔しいだろう?▼~
:[リヒト]|えっ…? うー…ん。▼~
:[クロム]|それは相手に言われるからだ。▼~
お前に今必要なのは、子供と言われて~
反抗することじゃない。▼~
自分は子供だと認めた上で、急がず~
遠い将来を見据えること…じゃないか?▼~
己を見つめ直す努力…それが、~
大人になる第一歩だと思うぞ。▼~
:[リヒト]|自分を子供だと認めること…▼~
:[クロム]|大丈夫、~
お前ならすぐ大人になれるさ。▼~
実力は認めているからこそ、こうして~
共に戦っているんだぞ?▼~
:[リヒト]|ク、クロムさん…!▼~
:[クロム]|よし、もう立てるか?~
まだ戦いは続く。無理せず頑張れよ。▼~
:[リヒト]|あ、ありがとう…!▼~
:[クロム]|よしよし、その意気だ。▼~
:[リヒト]|ちょ、ちょっと!~
頭クシャクシャに撫でるのやめてよ!▼~
本当に子供扱いじゃないっ!▼~
:[クロム]|はははっ。よし、その元気があれば~
大丈夫だな。行くぞ!▼~
:[リヒト]|う、うんっ!▼~
**ティアモ(ティアモが独身) [#h2ecbd60]
***ティアモ→クロム [#b81494a6]
:[ティアモ]|真夏の砂浜か…いいわね…~
この雰囲気、ロマンチックで…▼~
あの人と二人っきりで、ここに来られたら~
きっと幸せなんだろうな…▼~
…はっ!? ダメダメあたしったら、~
身を引くって決めていたはずなのに…!▼~
:|'''(クロム登場)'''
:[クロム]|何を引くって?▼~
:[ティアモ]|ひえっ!? ク、クロム様!?~
な、ななな、何でもございません!▼~
:[クロム]|ん…?~
何か焦っていないか?▼~
:[ティアモ]|い、いえいえ…!~
全くそのようなことは…!▼~
:[クロム]|そうか…? ま、まぁいい…▼~
いや…しかしティアモ…~
ここは暑いな。▼~
:[ティアモ]|そ、そそ…そうですね…▼~
は…はぁ…はぁ…▼~
:[クロム]|お前、息が荒いぞ!?~
やっぱり暑くて息苦しいのか…!?▼~
:[ティアモ]|い、いえその…!~
こ、これは暑いのではなく、▼~
突然すぎる幸運に~
心の準備が追いつかないと申しますか、▼~
クロム様と珍しくお話できて~
歓喜に打ち震えていると申しますか…!▼~
:[クロム]|…?▼~
:[ティアモ]|え、えっとすみませんあたし~
突然、何を変なことをっ!!▼~
:[クロム]|…俺が話しかけるの、~
そんなに珍しかったか?▼~
:[ティアモ]|い、いえっ! クロム様は~
あたしのような下々の者にも▼~
いつも優しく接して下さいます!~
だ、だから珍しいなんてことはないのですが、▼~
あたしとしてはやっぱり~
もっとお話してみたいなーと…▼~
…はっ! だからダメよ!~
身を引くって決意し直したばかりなのに!▼~
:[クロム]|お前は何を言っているんだ…?▼~
:[ティアモ]|す、すみません…!▼~
あたしったらやっぱり熱気にやられて、~
ちょっと頭がクラクラしているみたいで…▼~
:[クロム]|なに!? そういうことは早く言え!~
歩けるか、ティアモ!?▼~
さあ、俺の腕に掴まれ!~
日陰まで連れていってやるから!▼~
:[ティアモ]|う、腕に!?~
クロム様の腕に、あたしが…!?▼~
そ、そんなの嬉しすぎて…~
このまま…死んでしまいそう!▼~
:[クロム]|ティアモ!? 死ぬな!~
意識を確かにしろ!▼~
:[ティアモ]|は、はい大丈夫です!~
クロム様の前では死にません!▼~
で、では失礼して腕に…~
腕に……▼~
…………▼~
…………▼~
:[クロム]|どうした? 掴まらないのか?▼~
:[ティアモ]|や、やっぱりダメだわ…!!~
クロム様にこの手で触れるだなんて!▼~
そんなこと、想像しただけで~
もう、もう…!▼~
:|'''(ティアモ倒れる)'''
:[クロム]|えぇっ!? お、おいティアモ!?~
しっかりしろ! ティアモ!!▼~
ティアモーーーっ!!?▼~
***クロム→ティアモ [#nfc7ab25]
:[ティアモ]|あ、あたしとしたことが~
まさか本当に倒れてしまうだなんて…▼~
クロム様の前でこのような失態を…!~
フィレイン様が知ったらなんて言うか…▼~
この失敗は戦闘で挽回するしか~
ないわね! よーし…!▼~
:|'''(クロム登場)'''
:[クロム]|ティアモ! お前そんな状態で~
また日差しの強いところに出てくるなんて、▼~
何を考えているんだ!▼~
:[ティアモ]|ひえぇ、クロム様!?~
きょ、今日はよくお会いしますね…▼~
:[クロム]|よくお会いしますねじゃない!~
お前が心配で近くにいたんだ。▼~
またさっきのように倒れでもしたら~
危ないからな。▼~
:[ティアモ]|!! あ、ありがとうございます…~
あたしのために、嬉しい…▼~
でもすみません、あたし一人で~
休んでいるわけにはいきませんので。▼~
:[クロム]|…お前のその真面目な所は~
認めている。▼~
だが、俺はもっとお前には~
自分のことを大事にして欲しいんだ。▼~
:[ティアモ]|えっ…?▼~
:[クロム]|自分に厳しくするのはお前の良い所だし、~
その実力にはいつも助けられている…▼~
だが体調が悪い時くらいは…~
ゆっくり休んでいて欲しい。▼~
少しくらい俺に甘えてくれても~
いいだろう…?▼~
:[ティアモ]|ク、クロム様…~
ありがとうございます…▼~
:[クロム]|わかってくれたならいい。~
さあ、早く日陰に戻るんだ。▼~
次に倒れても、もう運んでやらないぞ?▼~
:[ティアモ]|はい…すみません…▼~
…って、運ぶ!?~
運ぶって、あたしをですか?▼~
クロム様、ここまであたしを~
運んでくださったんですか…!?▼~
:[クロム]|あぁ、そうだが。▼~
:[ティアモ]|えぇーーーーっ!?~
す、すみませんクロム様!▼~
本当に申し訳ありません…~
お、重かったですよね…?▼~
:[クロム]|えーっと…そうだな…▼~
:[ティアモ]|あぁすみませんやっぱり~
言わなくてもいいです!!▼~
クロム様の体感的に重かろうが軽かろうが~
あたしの罪悪感は消えません!▼~
あの、やっぱりあたし戦ってきます!~
もう大丈夫ですから!!▼~
:[クロム]|本当か?▼~
:[ティアモ]|はい! 今から日陰に戻っても~
自己嫌悪で死んでしまいそう…▼~
…じゃなくて、▼~
体を休めた分、いつもより~
多くの敵をせん滅できそうなんです!▼~
砂浜の平和は~
あたしが守ってみせますから!!▼~
:[クロム]|そ、そうか?~
なら頼んだぞ。▼~
:[ティアモ]|はい!▼~
:|'''(ティアモ退場)'''
:[クロム]|…ふぅ。ティアモは俺が話しかけると~
いつもあんな調子だな。▼~
あいつのことだから、天馬騎士として~
俺に気を遣いすぎているのかもしれないが…▼~
今日は特に変だったから~
さすがに心配だな。▼~
まぁ、しばらくは無理をしないよう~
見ていてやることにするか。▼~
:|'''(クロム退場、ティアモ再登場)'''
:[ティアモ]|はぁ…久しぶりにお話ししちゃった…~
クロム様、優しかったなぁ。▼~
………▼~
でも、あの人はもう別の人を~
見ているんだから…▼~
幸せだなんて…思っちゃだめなの。~
いつかは諦めないといけない。▼~
わかってる。~
わかってるのよ…▼~
………▼~
…さ。余計なことは考えないで、~
賊の討伐に専念しましょう…!▼~
*リズ [#r01a52ac]
**スミア [#a34d26e6]
***リズ→スミア [#s394681c]
:[リズ]|スミアさん!~
海だよ、遊ぼうよ!▼~
:[スミア]|リズさん、ダメですよ。~
遊びに来たわけではないのですから。▼~
:[リズ]|え~! だってこの、青い空、白い砂浜、~
…そしてこの透き通った海!▼~
ここで遊ばないで何をするの!▼~
:[スミア]|はしゃぎすぎですよ、リズさん。~
もう少し戦士としての自覚をもった方が…▼~
:[リズ]|って言いながら、スミアさんだって~
水着を取り出してるじゃない!▼~
:[スミア]|えっ!?~
…えと、その、こ、これは。▼~
…そ、そうです!~
ここでは水の中での戦闘も予想されます!▼~
そうなった場合、やはり動きやすい方が~
有利じゃないですか!▼~
:[リズ]|水着を着て上から鎧を着ても、~
ぜんぜん意味ないと思うけど…▼~
:[スミア]|そ、それは…▼~
:[リズ]|それにスミアさん、~
行商人さんから水着を買う時、▼~
すごーく楽しそうに~
選んでたじゃない?▼~
戦闘で着るだけなら、~
可愛さはいらないよねー?▼~
:[スミア]|う、うぅ…それは…▼~
せっかくだから、かわいい女の子の格好、~
してみたいなぁと思って…▼~
それに、元いた世界にはこんな~
水着なんてもの、ありませんでしたし…▼~
でも、確かに私もはしゃいでいましたね…~
ごめんなさい…▼~
:[リズ]|えっ、別に謝らなくてもいいよー!~
女の子だもん、仕方ないよ!▼~
でもさ、せっかく買ったんだし、~
後でちょっと試着してみようよ!▼~
戦士には休息も必要だよ!▼~
:[スミア]|…そうですね。わかりました。~
ありがとうございます、リズさん。▼~
***スミア→リズ [#ubf9af91]
:[リズ]|…はぁ。やっぱり~
見栄は張るもんじゃないね。▼~
せっかく大人っぽい~
水着を選んだのに、▼~
ぶかぶかすぎて~
着れたものじゃなかったよ…▼~
:[スミア]|私も、選んだのがあんなに~
小さい水着だなんて思いませんでした…▼~
いくらかわいくても、~
着られないんじゃ意味が無いですよね…▼~
:[リズ]|ほんとにそうだよね…▼~
っていうか…スミアさん、~
さっき着替えてる時に思ったんだけど、▼~
スミアさんて結構スタイルいいよね。~
わたし、あんまり胸が無いからうらやましくて…▼~
ね、実際のところ~
どれくらいあるの?▼~
:[スミア]|ど、どれくらいって…~
そんなこと言えませんよ!▼~
:[リズ]|えー、女の子同士なんだしいいでしょ?~
誰にも言わないから! ね?▼~
:[スミア]|う、う~ん。~
…内緒ですよ?▼~
:[リズ]|うん! 約束する!▼~
:[スミア]|私は…▼~
:[リズ]|…………▼~
:[スミア]|…………▼~
:[リズ]|…ま、まだかな?▼~
:[スミア]|す、すみません…~
やっぱり言えませんよ…!▼~
:[リズ]|ええ~!! ここまで~
引っ張ったんだからちゃんと教えてよ~!▼~
:[スミア]|そ、そんなぁ…▼~
…あっ、そうだリズさん!~
水着、交換しませんか?▼~
:[リズ]|…えっ?~
あぁー! それ、いい考えかも!▼~
それならきっとお互いサイズが合うし、~
可愛く着られそう!▼~
:[スミア]|ですよね!▼~
それなら早く戦いを終わらせて、~
また着替えに行きましょうよ!▼~
:[リズ]|うんっ!▼~
…って、あれ?~
なんか上手くごまかされたような…▼~
**オリヴィエ [#j9a4858b]
***オリヴィエ→リズ [#d0655f08]
:[リズ]|オリヴィエさーん!~
戦いが終わったら泳ぎに行こうよ!▼~
:[オリヴィエ]|え、で、でも…~
は、恥ずかしいです~。▼~
:[リズ]|え? もしかして…~
水着になるのが恥ずかしいの?▼~
:[オリヴィエ]|は、はい…▼~
:[リズ]|踊りは平気なのに?▼~
:[オリヴィエ]|踊りはお仕事なので平気です…▼~
でも、自ら好き好んで水着になるのは~
恥ずかしいです…▼~
:[リズ]|でも踊り子の衣装も~
あんまり変わらない際どさだよね…?▼~
:[オリヴィエ]|え…そうでしょうか…?▼~
:[リズ]|それにわたし、オリヴィエさんには~
水着がすごく似合うと思うんだけどな~。▼~
:[オリヴィエ]|あ、ありがとうございます…▼~
そういえば、さっきアンナ商会の~
お店でも水着を勧められました…▼~
店主さんに、踊り子なら~
派手なほうがいいよねって言われて、▼~
なんというか…すごいのを~
たくさん渡されちゃいまして…▼~
:[リズ]|あはは! なんか目に浮かぶなぁ。~
でも、すごいのってどんな感じ?▼~
:[オリヴィエ]|あの…その…~
ス、スケスケとか…▼~
:[リズ]|ス、スケスケ!?▼~
:[オリヴィエ]|あとは、穴あきとか…▼~
:[リズ]|あ、穴あき!?~
どこに穴があいているんだろ…?▼~
:[オリヴィエ]|それは聞かないでください~。▼~
:[リズ]|でもさ…たくさんあるなら、~
一着ぐらい普通の水着もあったでしょ?▼~
:[オリヴィエ]|ええと…どうだったでしょう?~
あんまり覚えていないです…▼~
:[リズ]|じゃあ見に行こうよ! それに…~
恥ずかしがってちゃダメだと思うんだ。▼~
オリヴィエさんは人に見られるのが仕事だし、~
克服するいい機会だと思って、ね?▼~
:[オリヴィエ]|うぅ…そ、そうですね。▼~
せっかくですし、~
いくつか買ってみましょうか…▼~
:[リズ]|うん!~
その調子、その調子!▼~
***リズ→オリヴィエ [#l5a1f197]
:[リズ]|オリヴィエさんが水着で出てきたら、~
海が真っ赤に染まったね…▼~
男の人たち、そりゃもう噴水かってくらい、~
見事な鼻血だったよね。▼~
:[オリヴィエ]|…私、恥ずかしすぎて、~
もう人前に出られません…▼~
:[リズ]|あらら…逆に恥ずかしがり屋さんが~
悪化しちゃったね…▼~
:[オリヴィエ]|うぅ…!!~
も、もう私を見ないでください~。▼~
:[リズ]|でもさ、~
まぁ良い事だってあったよね?▼~
賊の人達がいい感じに倒れてくれたから、~
その隙を突けたでしょ?▼~
:[オリヴィエ]|ま、まぁ…そうですけど。▼~
:[リズ]|でもショックだったな~。▼~
オリヴィエさんの買った沢山の水着…~
全部わたしにはサイズが合わないんだもん…▼~
そんなに差があるようには~
見えなかったのにな…▼~
:[オリヴィエ]|リ…リズさんもまだ成長期ですから!~
今後はもっと良い感じに成長しますよ~!▼~
:[リズ]|良い感じって…、どんな感じ?▼~
:[オリヴィエ]|はい…えと…その…それは。▼~
:[リズ]|オリヴィエさん、~
適当に言ってない?▼~
:[オリヴィエ]|ええと、そ、その…あっ!▼~
エ、エメリナ様ですよ!~
そのうちエメリナ様のように▼~
包容力のある大人の魅力を持った~
女性に成長できますって!▼~
:[リズ]|ほ、ほんと!?▼~
:[オリヴィエ]|本当です本当です!▼~
:[リズ]|わたし…お姉ちゃんに~
全然似てないって言われてるのに…?▼~
:[オリヴィエ]|えっ…!?▼~
:[リズ]|いいんだもん!~
似てなくたって!▼~
わたしはお姉ちゃんを超えるくらい、~
大人の女性になってみせるんだもん!▼~
:[オリヴィエ]|そ、そうですよ!~
きっとなれますよ!▼~
は…はぁ。~
本当に泣きたいのは私なのに…▼~
*フレデリク [#ba8fe6bf]
**ヴェイク [#ga730ae2]
***ヴェイク→フレデリク [#fd5fe23d]
:[ヴェイク]|ひゃっほーい!~
海だぜ海! すげーなぁ、おい!▼~
青い空、白い雲!~
さっさと片付けて楽しもうぜ!▼~
:[フレデリク]|ヴェイクさん、少しはしゃぎすぎなのでは?~
まだ戦闘中ですよ?▼~
心を浮つかせていると、思わぬ油断が~
命取りということにもなりかねません。▼~
:[ヴェイク]|わかってるわかってる。~
やるこたぁ、ちゃんとやるって!▼~
その上で、この海をめいっぱい~
楽しもうって言ってんじゃねーか。▼~
お前もそんなしかめっ面ばっかしてねーで、~
もうちょっと楽しそうにしろよ。▼~
:[フレデリク]|ですから、まだ戦闘中で…▼~
:[ヴェイク]|あんだよ…我らが自警団副長は~
遊び心ってやつがわかってねぇなぁ…▼~
そうだ、そんな堅苦しいカッコしてっから、~
頭まで固くなっちまうんだよ。▼~
暑いんだから鎧なんて脱いじまえって。~
もっと開放的になろうぜ!▼~
俺様みたいによ!▼~
:[フレデリク]|年中裸に近い恰好の貴方に言われても…▼~
:[ヴェイク]|細けぇこと言ってんなって!▼~
お前には聞こえないのか!?~
海が俺様たちを呼んでるんだぜっ!▼~
:[フレデリク]|……▼~
:[ヴェイク]|どうした? そんな辛気くせぇ顔して?~
腹でも痛いのか?▼~
:[フレデリク]|…いいでしょう、わかりました。▼~
:[ヴェイク]|おっ、その気になったか?~
よし、この俺様が海での遊び方ってもんを―▼~
:[フレデリク]|そこに直りなさい!▼~
:[ヴェイク]|な、なんだよ、そんな~
おっかねぇ顔して…▼~
:[フレデリク]|あまりにあまりなその態度…~
私も堪忍袋の緒が切れました!▼~
これから、貴方に戦士たるものの~
何たるかを叩き込んで差し上げます!▼~
灼熱の大特訓です!▼~
:[ヴェイク]|なっ、なにーっ!?▼~
***フレデリク→ヴェイク [#rdc667bf]
:[ヴェイク]|はぁ…はぁ…▼~
くっそぉ…なんで俺様が~
砂浜を走るはめになるんだよ…▼~
フレデリクの奴、キレたらあんな~
こえーとは思わなかったぜ…▼~
:[フレデリク]|何を休んでいるのです!▼~
足を止めないでください!~
はい、1、2、1、2!▼~
:[ヴェイク]|走りながら後をついてくんじゃねぇよ!~
鎧着てんのにすげぇ速いなおい!▼~
:[フレデリク]|はい、無駄口を叩かない!~
ほら、1、2、1、2!!▼~
:[ヴェイク]|ん、んなこと言ったってよぉ、~
こう砂浜に足を取られちゃ…▼~
:[フレデリク]|そうです。砂浜での走り込みは、~
通常の何倍も足腰に負担がかかります。▼~
だからこそ、特訓と言えるのですよ!▼~
:[ヴェイク]|くっ、くっそぉ…~
で、でももう走れねぇよ…!!▼~
ぐぁっ…ちょ、ちょっと休憩!~
限界だ限界!▼~
はぁっ…はぁっ…!~
:[フレデリク]|運動というものは、~
限界の更に一歩先…!▼~
あと一歩、もう少し頑張った所から~
身となり、力になるものなのですよ?▼~
はい、もう少しですから~
頑張りましょう!▼~
:[ヴェイク]|そ、そんなこと言って、~
さっきからずっと走りっぱなしじゃねぇか!▼~
はぁっ…はぁっ…▼~
た、頼む…! 少しだけでいいから、~
泳ぎに行かせてくれ…!▼~
このままじゃ、~
汗と暑さでひからびちまう!▼~
:[フレデリク]|やれやれ…仕方ないですね。▼~
:[ヴェイク]|いいのか!?~
戦闘中に泳ぐんだぞ!?▼~
:[フレデリク]|ええ。では、この重りを付けてください。~
水中はまたとない特訓の場になりますからね。▼~
:[ヴェイク]|も、もう勘弁してくれ~!▼~
**カラム [#y901f317]
***カラム→フレデリク [#c13707fd]
:[フレデリク]|おや、カラムさん。▼~
:[カラム]|わっ…びっくりした…~
僕に気づくなんて、さすがフレデリクだね…▼~
:[フレデリク]|ん? どういう意味ですか?▼~
:[カラム]|ううん…いつものことだよ。~
僕、存在感がないから…▼~
気付いてくれてありがとう…▼~
:[フレデリク]|いえ、礼には及びませんよ。▼~
私は貴方のことを注目していますし、~
評価もしています。▼~
これまで、守り手としての貴方の働きに~
何度助けて頂いたかわかりませんし…▼~
:[カラム]|そう言ってもらえて嬉しいよ…▼~
:[フレデリク]|そんなことよりもカラムさん。~
貴方は大丈夫だとは思いますが、▼~
いくら海にいるからと言って、~
あまり気を緩めてはいけませんよ?▼~
:[カラム]|何かあったの?▼~
:[フレデリク]|賊との戦闘に乗じて…どうも~
良からぬ小悪党が紛れ込んでいるようです。▼~
…我々は軍の中でも重要な守り手。~
常に気を抜かないよう心がけて下さい。▼~
:[カラム]|!! わかったよ…!▼~
:[兵士]|お話し中、失礼致します!~
フレデリク様にお伝えしたい件が…!▼~
:[フレデリク]|どうしたのですか?▼~
:[兵士]|はっ! 窃盗事件です!~
一般の兵が金品を盗まれたと…!▼~
:[フレデリク]|やはり、金品目当てでしたか。▼~
:[カラム]|小悪党って…そいつかい?▼~
:[フレデリク]|ええ、そうです。~
すぐに現場に向かいましょう。▼~
:|'''(フレデリク退場)'''
:[カラム]|僕も行くよ…!▼~
***フレデリク→カラム [#a6ca4dc6]
:[フレデリク]|では、犯人の身柄は任せます。~
しかるべき処置を。▼~
:[兵士]|はっ! ご協力感謝します!▼~
:[フレデリク]|………▼~
本当にありがとうございます、~
カラムさん。▼~
:[カラム]|…いや。僕は…そんな。▼~
:[フレデリク]|そんなに謙遜しないでください。~
貴方が犯人を捕まえたのですから。▼~
もし取り逃がしていたら、~
我々の警護が甘いと▼~
皆さんに笑われてしまう所でした。▼~
:[カラム]|うん。僕も役に立てて良かったよ。▼~
:[フレデリク]|それにしても、よくあっさり~
犯人を捕まえられましたね。▼~
:[カラム]|それは…ほら…僕、~
やっぱり存在感がないから。▼~
戦場から離れたところで~
立ってただけなんだ。▼~
そうしたら、怪しい男が~
目の前を通り過ぎていって…▼~
全然こっちには気づいてなくて…そのまま、~
後ろから近付いて簡単に捕まえられたんだ。▼~
:[フレデリク]|なるほど…やはりカラムさんのそれは、~
一種の才能なのですね。▼~
:[カラム]|そ、そんなこと…▼~
:[フレデリク]|そういえば以前も、▼~
自警団のアジトに忍び込もうとした賊を~
カラムさんが捕らえたことがありましたね。▼~
:[カラム]|う、うん…あの時は賊が~
昼寝してた僕に気づかなくて…▼~
:[フレデリク]|それらは全て貴方の力の賜物です。~
我々はこれほど助けられているのですから。▼~
…これからも、~
よろしくお願いしますよ。▼~
:[カラム]|あ、ありがとう…~
そんな風に言われると…嬉しいな…▼~
**リベラ [#b39faf75]
***リベラ→フレデリク [#l3fcdaac]
:[フレデリク]|リベラさん…実は貴方に~
相談したいことがあるのです。▼~
:[リベラ]|改まって、なんでしょう?▼~
:[フレデリク]|私は罪深き者…!~
それはわかっているのです…▼~
ああ…神よ…▼~
:[リベラ]|落ち着いてください、フレデリクさん。~
神に懺悔したい、ということですか?▼~
:[フレデリク]|ええ、そうです。そうなのです。▼~
:[リベラ]|わかりました。お聞きしましょう。~
もちろん、あなたから伺ったお話は、▼~
誰にも口外などしません。~
安心して懺悔なさってください。▼~
:[フレデリク]|はい…実は…▼~
主君への忠誠心が~
溢れすぎて止らないのです!▼~
そのせいで、クロム様やリズ様に~
嫌われてしまったのではないかと…▼~
:[リベラ]|は、はぁ…しかし、忠信は~
良いことなのではありませんか?▼~
:[フレデリク]|そうでしょうか…▼~
:[リベラ]|とりあえず伺いましょう。▼~
:[フレデリク]|まずひとつ…日々の士気を上げるため、~
自分の天幕内に、▼~
クロム様やリズ様の肖像画を~
たくさん飾っていたのを知られ、▼~
お二人に困った顔をされてしまいました。▼~
:[リベラ]|…………▼~
:[フレデリク]|ふたつめ。クロム様の下着にほころびを~
見つけたので、縫って直していたところ…▼~
これもまた、そこまでやらなくていいと~
怒られてしまいました…▼~
:[リベラ]|な、なんと…▼~
:[フレデリク]|みっつめ。肌寒い日に、足が冷えてはと~
リズ様の靴を私の胸元で暖めておきました。▼~
しかし、それもやり過ぎだと言われ…▼~
:[リベラ]|た、確かにそれはちょっと、~
度を超しているかもしれませんね…▼~
:[フレデリク]|いえ、今お話ししたのは、~
私の懺悔のほんの一部に過ぎません。▼~
思いつくだけでも、あと百二十程…▼~
:[リベラ]|自覚がないものも含めると、~
大変な数になりそうですね…▼~
:[フレデリク]|ええ。ですから、ナーガ様のお力で~
なんとかなりませんでしょうか!?▼~
:[リベラ]|それはもはや、ナーガ教ではなく~
イーリス王家教ですね…▼~
これはもう、~
一度離れてみるしかないのでは?▼~
:[フレデリク]|ぐっ…! そ、それは…!▼~
:[リベラ]|距離を置くことで見えてくるものも~
あるのではないですか?▼~
:[フレデリク]|わ、わかりました…やってみます…▼~
***フレデリク→リベラ [#z996e25e]
:[フレデリク]|はぁ…▼~
:[リベラ]|フレデリクさん?▼~
:[フレデリク]|ふぅ…~
はぁぁ…▼~
:[リベラ]|フレデリクさん!~
フレデリクさん!▼~
:[フレデリク]|はぁ…クロム様…リズ様…▼~
:[リベラ]|大声を上げても全然聞こえていない…~
肩を揺すっても気づく様子はない…▼~
いったいどうすれば~
耳を貸してもらえるのでしょうか…▼~
………▼~
仕方ありません、~
神よ、腕力に訴える私にお許しを…!▼~
:[フレデリク]|い、痛いっ!▼~
は…!?~
おや、リベラさんではありませんか。▼~
なんですか、突然叩くなんて~
あんまりではありませんか?▼~
:[リベラ]|それはこちらが言いたいくらいです。▼~
戦闘中にそんな風に呆けていては、~
危ないですよ?▼~
:[フレデリク]|た、確かに…すみません。▼~
主君と距離を置こうと~
努力していたのですが…▼~
かえってそのことばかり~
考えてしまって…▼~
:[リベラ]|やれやれ…本当に重症ですね。▼~
これはもうゆっくり~
改善していくしかないでしょう。▼~
:[フレデリク]|し、しかし、それではまた~
クロム様やリズ様に嫌がられてしまうことに…▼~
:[リベラ]|大丈夫ですよ。▼~
先ほど、お二人にそれとなく~
話を伺って参りました。▼~
もちろん、懺悔の内容は~
伏せてありますのでご安心を。▼~
:[フレデリク]|えっ!?~
…そ、それで、お二人は何と!?▼~
:[リベラ]|あなたに対して、特に怒っているだとか、~
嫌っているというわけではなさそうです。▼~
あまりに度を過ぎたことは勘弁して欲しいという~
空気は伝わってきましたが…▼~
あなたの忠誠心は、~
十分理解しておられるようでしたよ。▼~
:[フレデリク]|ああ、なんとお優しい…▼~
しかし…やはり私の方から~
独り立ちすべきなのでしょうね。▼~
:[リベラ]|ええ、信頼や絆は大切なものですが、~
それはお互いを尊重することが前提です。▼~
:[フレデリク]|わかりました!▼~
これからは主君のご迷惑にならないよう、~
誠心誠意、尽くさせて頂きます!▼~
:[リベラ]|ええ、そうなさるのが良いでしょう。▼~
:[フレデリク]|そうだ! さっそくこの決意を~
お伝えしなければ!▼~
クロム様、リズ様~!▼~
:[リベラ]|やれやれ…これはまだまだ、~
時間がかかりそうですね。▼~
*ヴィオール [#qdbd136f]
**ガイア [#x7e440d3]
***ヴィオール→ガイア [#e0b93d03]
:[ヴィオール]|ふう…戦の合間に嗜む~
紅茶の味は格別だね。▼~
:|'''(ガイア登場)'''
:[ガイア]|なんだ、ヴィオール。▼~
お前、戦闘中だってのにティータイムか?~
呑気なもんだな。▼~
:[ヴィオール]|おや、ガイアくん。▼~
戦闘中とはいえ、~
お茶を楽しむ余裕を忘れてはいけないよ。▼~
それより、ひとつ~
困ったことが起きてね。▼~
紅茶に合わせる菓子を~
切らしてしまったのだ。▼~
:[ガイア]|そりゃ可哀想にな。▼~
じゃあ優雅なひとときは諦めて、~
さっさと戦列に復帰してくれ。▼~
:[ヴィオール]|ふふん、諦めるだなんてまさか。~
そこでだ。▼~
君、菓子を用意したまえ。▼~
:[ガイア]|お前なぁ…なんで俺がそんなことを~
しなくちゃならないんだ?▼~
:[ヴィオール]|君はいつも砂糖菓子を~
持ち歩いているではないか。▼~
:[ガイア]|確かにそうだが…~
今は戦いの最中だろ?▼~
出せと言われてホイホイと~
簡単に出せるもんじゃないし、▼~
用意しろと言われてすぐ用意できるほど、~
俺が見繕う菓子は安くないぜ。▼~
:[ヴィオール]|高級品ということかい…?▼~
:[ガイア]|ああ。~
独自の購入ルートがあるんだよ。▼~
これはこれで苦労してるってのに…~
さすが貴族様は苦労を知らねぇな。▼~
:[ヴィオール]|おやおや、つれないねえ。~
では一体いくら欲しいんだい…▼~
:|'''(ガイア退場)'''
:[ヴィオール]|ちょ、ちょっと君!?~
人の話は最後まで…▼~
ううむ…行ってしまったか。~
やれやれ…▼~
***ガイア→ヴィオール [#ybf3ed95]
:[ヴィオール]|ガイアくん、ガイアくん。▼~
:[ガイア]|はぁ?~
…なんだ、またお前か。▼~
:[ヴィオール]|菓子はまだかね?▼~
:[ガイア]|ヴィオール…お前、言えば~
なんでも出てくると思ってるだろ。▼~
:[ヴィオール]|そんなことは思っていないよ。~
君への対価もきちんと考えている。▼~
:[ガイア]|へぇ…何をくれるってんだ?▼~
:[ヴィオール]|菓子を用意してもらう代わりに、~
金を用意すればいいのだろう?▼~
望みの金額を言いたまえ。~
手持ちで足りると良いのだが…▼~
:[ガイア]|金さえ出せばいいと思ってんのか?▼~
貴族ってやつはそうやって~
なんでも金で解決しようとするんだな。▼~
:[ヴィオール]|ふぅむ…君の怒りは収まらないようだね。▼~
:[ガイア]|俺は金があれば何でもできると~
思ってる奴が一番嫌いなんだよ。▼~
:[ヴィオール]|しかし、貴族だろうがなんだろうが、~
何かを手に入れる時に▼~
対価として金を払うのは、~
至極当然のことだと思うのだがね…▼~
君も依頼を受けたらその対価として~
何らかの報酬を要求するだろう?▼~
:[ガイア]|…なら、菓子を用意してやる報酬として、~
お前のそのよだれかけをくれよ。▼~
菓子を食うと口元がベタベタになるから、~
それがあったら便利そうだ。▼~
:[ヴィオール]|このよだれかけ…いや、~
このスカーフを、かい?▼~
ううむ…~
これは渡すわけにはいかないね。▼~
:[ガイア]|それじゃ、この話はナシだな。▼~
:[ヴィオール]|そうか…残念だよ。▼~
私はただ、君と~
お茶がしたかっただけなのだが…▼~
:[ガイア]|えっ…?▼~
:[ヴィオール]|私は普段、あまり君と~
話したことがなかったからね。▼~
この砂浜の開放的な空気に乗じて~
親交を深めたいと思ったのだよ。▼~
せっかく砂糖菓子に合いそうな~
銘柄も用意していたんだが…残念だよ。▼~
:[ガイア]|な…なんだ!~
そういうことだったのかよ。▼~
それならそうと…早く言えよ。▼~
:[ヴィオール]|ん? それは私とティータイムを~
共にしてくれる気になったということかね?▼~
:[ガイア]|ま、まぁな…▼~
:[ヴィオール]|それなら良かったよ。▼~
…だが約束は~
後から果たすとしよう。▼~
また敵が迫ってきているようだ。▼~
:[ガイア]|ちっ…仕方ないな。~
ならさっさと仕事を終えるとするか。▼~
:[ヴィオール]|うむ。君と私で力を合わせて~
敵を蹴散らそうではないか。▼~
:[ガイア]|ああ! いくぜ!▼~
*ヴェイク [#l3164fde]
**リヒト [#i47ac01e]
***ヴェイク→リヒト [#te4936eb]
:[ヴェイク]|く~!! すげぇ日差しだな、おい!~
今すぐ泳ぎ出したいくらいだぜ!▼~
:[リヒト]|うん…そうだね…▼~
:[ヴェイク]|お…? なんだお前?~
こんなところに来てまで本読んでんのかよ!▼~
:[リヒト]|勉強することはいっぱいあるからね。~
僕はいつでもどこでも本を手放さないんだ。▼~
:[ヴェイク]|そんなんだと大きくなれねえぞ。▼~
:[リヒト]|関係ないでしょ!▼~
:[ヴェイク]|だとしても、もう少し、~
肩の力を抜いたらどうだ~?▼~
:[リヒト]|もう! 余計なお世話だよ!▼~
せっかく勉強してるんだから~
邪魔しないでよねっ!▼~
:[ヴェイク]|へいへい、そんなに頭使ってると~
この暑さと相まって干からびちまうぞ。▼~
:[リヒト]|そうだね…僕はヴェイクさんみたいに、~
頭の中まで筋肉でできてないからね。▼~
:[ヴェイク]|な、なにぃーーー!?▼~
:[リヒト]|でも…僕も本当はわかってるんだ。▼~
本を読んでばかりいても~
クロムさんのようにはなれない…▼~
もっと鍛えて男らしく、~
頼りがいのある人間になりたいな…▼~
:[ヴェイク]|クロムクロムって…お前の憧れる男の中に~
俺様はいないのかよ…▼~
:[リヒト]|うーん、この際ヴェイクさんでもいいから~
強くたくましくなりたいな…▼~
:[ヴェイク]|その言い方は釈然としねぇが…~
よし、それじゃ…こうしたらどうだ?▼~
お前はこれから訓練をしながら、~
その分厚い本を読むんだ。▼~
そうすりゃ、知識はつくし~
筋肉もつくしで一石二鳥だろ?▼~
:[リヒト]|そうか、なるほど! ヴェイクさんも~
たまにはいいことを言うね!▼~
:[ヴェイク]|ははは~!▼~
って…『たまには』が余計だっ!!▼~
:[リヒト]|あはは、冗談だよ!~
それじゃ、早速試してみようっと。▼~
:[ヴェイク]|…そうだ、リヒト。~
お前が持ってる難しそうな本、▼~
なんでもいいから俺様にも貸せよ。~
俺様もお勉強とやらをしてみるぜ。▼~
:[リヒト]|うん、わかったよ。これからお互い~
足りない所を高めていくんだね。▼~
僕はもっと男らしくなる…~
ヴェイクさんは頭が足りてない所を治す…▼~
:[ヴェイク]|だからその言い方を何とかしやがれー!!▼~
***リヒト→ヴェイク [#f840d34b]
:[リヒト]|じゅういち…じゅうにっ…▼~
…う、うーん…▼~
訓練しながら本を読むのって、~
難しいなー。▼~
これだと、文字がぶれて~
気持ち悪くなってきちゃうよ…▼~
困ったな…あっ、そうだ!▼~
地面に本を置いて腕立て伏せを~
しながら読むのはどうかな!?▼~
よし、早速…よいしょっ…と。▼~
ううーん…これをやると、~
汗が落ちてページが汚れちゃうよ…▼~
:|'''(ヴェイク登場)'''
:[ヴェイク]|リヒト君。▼~
:[リヒト]|あっ、ヴェイクさん。▼~
本を読みながら運動するのは~
けっこう難しいね…▼~
…って、あれ? ヴェイクさん…~
今、僕のことなんて呼んだの…?▼~
:[ヴェイク]|リヒト君と呼んだのさ。▼~
:[リヒト]|ええっ!? ど、どうしちゃったの?~
ヴェイクさん!?▼~
:[ヴェイク]|なんだい、そんなに声を荒げたりして。~
騒がしいよ、リヒト君。▼~
:[リヒト]|どうしたのって…何その話し方?~
いつもと全然違うじゃない!?▼~
:[ヴェイク]|ふふ…俺様…いや、わたくしは本を読んで~
一気に教養を身につけることができたのだよ。▼~
知っているかい? 一般的な魔法には~
火と風と雷の属性があるのだよ。▼~
:[リヒト]|知ってるよ、それくらい!▼~
:[ヴェイク]|他にも、闇魔法という一般の魔術士では~
扱えない強力な魔法も存在していてね。▼~
この魔法を最も得意とするのは、~
ペレジアの者たちなのだけれど…▼~
:[リヒト]|あわわ…どうしよう!▼~
言ってることは全然大したことないけど、~
ヴェイクさんがなんか理知的になっちゃった!▼~
このままじゃ、いつか~
僕の座が奪われちゃうかもしれない!▼~
:[ヴェイク]|ふふふ…このように知的な~
会話を楽しむのも清々しい気分と言えるよ。▼~
これからは学者として生きていく人生も~
悪くはないと思っているんだよ、はははは…▼~
:[リヒト]|えぇーーーっ!?~
急に倒れちゃった!?▼~
…だ、大丈夫!?~
ヴェイクさん! ヴェイクさーん!?▼~
:[ヴェイク]|う…うーん…~
頭、痛てぇ…▼~
なんか悪い夢見てた気がするぜ…▼~
:[リヒト]|普段やらないような事をして~
頭に負荷をかけ過ぎたのかな…?▼~
知識が許容量を超えちゃって~
突然気を失っちゃったとか…?▼~
:[ヴェイク]|んん…? 俺様、一体どうしてたんだ?~
リヒト、なんか知ってるか?▼~
:[リヒト]|い、いや…知らないよ。~
突然倒れたからびっくりしたよ…▼~
:[ヴェイク]|そうか~。まぁどこも調子は悪くねぇし、~
気にしなくても平気だな!よし!▼~
:[リヒト]|うーん、本人には黙っておこう…▼~
*ソール [#k27944e4]
**グレゴ [#b77c85f1]
***グレゴ→ソール [#i5eaf219]
:[グレゴ]|おい、ソール。こんなとこで、~
なにボケーっとしてんだ?▼~
:[ソール]|ああ、グレゴ。~
じっと遠くを見るの…好きなんだ。▼~
水平線ってさ…~
見ていて飽きないよね。▼~
:[グレゴ]|なんだぁ? 水平線!?~
いくらなんでも年寄り臭くねぇか?▼~
ほらよ! あの辺で肌をさらけ出し、~
夏の日差しに浮かれてる女たちに▼~
単身で乗り込んでいくぐらい~
してみろってんだ!▼~
:[ソール]|ええっと…~
確かに女性陣はいるけど。▼~
僕には武器と武器を激しくぶつけ合う、~
勇ましい姿しか見えないな…▼~
:[グレゴ]|…ああ、たとえが悪かった。~
うちの女性陣はダメだ。おっかねぇ。▼~
:[ソール]|あはは…でもグレゴこそ、~
海なのにあんまりはしゃがないんだね。▼~
もっと喜んだり~
騒いだりするものかと思ってたよ。▼~
:[グレゴ]|いや~、~
俺はもうそんな年じゃないんだよ。▼~
それなりにもう~
落ち着いちまってさ…▼~
こういうのは女が楽しそうにしているのを、~
遠巻きに見てるだけでいんだよ。▼~
飯食ったり酒飲んだりしながらな。~
それもなかなかオツなもんだぜ?▼~
:[ソール]|そうなんだ。でも、どっちかっていうと、~
僕もはしゃいだりするよりは▼~
そっちのほうが気楽でいいかな。~
…やっぱりおじさん臭い?▼~
:[グレゴ]|あ~、まぁ、ソールがいいなら~
それでいいんじゃねぇか?▼~
楽しみ方は人それぞれって事だ。▼~
女の尻を追うのもよし、~
のんびり海を眺めるのもよし、▼~
仲間同士ぶつかりあって、~
互いを高め合うのもよし、ってか。▼~
:[ソール]|そうだね。それじゃあ後で、~
一緒に食事でもしない?▼~
:[グレゴ]|おっ! いいねぇ。ちょうど~
メシ食う仲間が欲しいと思ってたところだ。▼~
まだまだ若い奴には負けねぇぜ。▼~
***グレゴ→ソール [#yd0f8707]
:[グレゴ]|うへぇ…気持ち悪…~
ちょっとばかり食い過ぎたな…こりゃ。▼~
:[ソール]|グレゴ、顔色悪いよ。大丈夫?~
お腹壊したなら薬あげるけど…▼~
戦闘中の小休止とはいえ、~
あんなに食べるのはどうかと思うよ?▼~
:[グレゴ]|そう言うお前こそ、かなり食ってたよな?~
その割りに平気そうな顔しやがって…▼~
優男っぽいが、~
なかなか骨があるじゃねぇか…▼~
ううっ…▼~
:[ソール]|あはは…~
大食いとはよく言われるかな…?▼~
:[グレゴ]|くっそ~。俺もあと一回り若ければ~
お前みたいに涼しい顔してるんだろうがな…▼~
ううっ…しかもヤバい。~
戦闘中だってのに眠くなってきやがった…▼~
:[ソール]|ええっ!?~
それはさすがに緊張感ないんじゃない?▼~
:[グレゴ]|だから年取ると仕方ねぇんだよ~!▼~
く、くそっ…~
まぶたとまぶたが惹かれ合う…!▼~
:[ソール]|グレゴって本当におじさ…~
いや…大人なんだね。▼~
:[グレゴ]|でもな…それだけじゃねぇぞ。▼~
ちょっと食い過ぎるとな…~
身体に余計な肉も付き出すんだぞ…▼~
:[ソール]|もうそれって中年ぶと…~
いや、大人なんだね…▼~
:[グレゴ]|もういいって…~
大人っていうか、おっさんだな。▼~
まあ、こんなおっさんで良ければ、~
いつでもメシに付き合うからよ。▼~
:[ソール]|うん、そうだね。~
楽しかったから、明日でもいいよ。▼~
:[グレゴ]|う、うーん。~
さすがに連日はきついな。▼~
俺にもう少し、若さがあれば…▼~
*ミリエル [#sfd4edcf]
**スミア [#v729f2f5]
***ミリエル→スミア [#fd8922d7]
:[ミリエル]|…………▼~
:[スミア]|…………▼~
…あの、ミリエルさん?▼~
:[ミリエル]|おかまいなく。▼~
:[スミア]|いえ、おかまいなくではなくて…~
どうして私をじっと見ているんですか?▼~
:[ミリエル]|私の事は存在しないと思ってください。~
でないと、正確な結果が出ませんから。▼~
:[スミア]|結果って…~
何をしてるんですか?▼~
:[ミリエル]|貴方を観察してるんです。▼~
:[スミア]|か…観察?▼~
:[ミリエル]|はい。貴方のそのドジっぷりや、~
男性を惹きつける所作に興味があります。▼~
:[スミア]|えぇ!? ドジだとはよく言われますが…~
男性を惹きつけてなんていません!▼~
:[ミリエル]|いいえ。貴方は自分の武器を理解している。~
その上での作戦のはずです。▼~
:[スミア]|私、そんな…~
はしたない女じゃありません!▼~
:[ミリエル]|意識していないのならなおさらです。▼~
自然にやっているのなら、~
それ自体が特殊な能力と言えるでしょう。▼~
その守ってあげたくなるような色香が~
雄を惑わせる生物としての特性…▼~
貴方はそれを体現しているのです。▼~
:[スミア]|えっ…ええっ!?▼~
:[ミリエル]|さあ、私のことは気にせず、~
思いきり色香を垂れ流してください。▼~
:[スミア]|ひ、酷いです! ミリエルさん…~
私、本当はドジなのも治したいのに…▼~
:[ミリエル]|ああ…いいですね、その感じ。~
泣き顔は男性の庇護欲を大いにそそります。▼~
:[スミア]|そ、そんな!!~
…ミ、ミリエルさんのバカ~!!▼~
:|'''(スミア退場)'''
:[ミリエル]|あっ、スミアさん…?▼~
:|'''(スミア転ぶ)'''
:[スミア]|う、うぅ…砂まみれです…▼~
:[ミリエル]|ふむ…~
やはり興味深いですね…▼~
***スミア→ミリエル [#o1e7d739]
:[ミリエル]|スミアさん。▼~
:[スミア]|…な、なんですか?~
また私を観察しに来たんですか?▼~
:[ミリエル]|いいえ。もうその必要はありません。~
結果が出ましたので今回はその報告です。▼~
:[スミア]|結果…ですか?▼~
:[ミリエル]|ドジな行動が無意識なものかどうか~
調べさせて頂きましたが…▼~
明らかに演出していますね。▼~
:[スミア]|え…!?~
そ、そんな事ないですよ!▼~
:[ミリエル]|とぼけても無駄です。貴方…~
先ほど鏡の前でポーズを取ってましたね?▼~
:[スミア]|…!!▼~
:[ミリエル]|加えてどの角度から転ぶのが~
可愛いか…なんて研究もされていました。▼~
さあ、白状してください。▼~
本当は貴方、これまでのドジは全て…~
男性の気を惹くための計算だったんですね!▼~
:[スミア]|…ミリエルさん。▼~
…………▼~
…ふふ、うふふふふ…!~
あははははは!▼~
さすがミリエルさん!~
ばれてしまっては仕方ありませんね!!▼~
はい、そうですよ!~
すべてあなたの言う通り!▼~
ドジなのも花占いもすべて、~
男性の気を惹くためのものです!▼~
女として男性の目を気にするのは~
当然でしょう!?▼~
それが何か悪いのですか!?▼~
:[ミリエル]|やはりそうでしたか…妙にあざといとは、~
前々から感じていたのです…▼~
:[スミア]|あなたは知ってはいけないことを、~
知ってしまいましたね!?▼~
ですが、まだ大丈夫…!~
この事実を知っているのは、あなただけ…▼~
:[ミリエル]|な、何をするつもりですか?▼~
:[スミア]|ふふふ…勘の良いあなたなら、~
秘密を知ってしまった者に対して、▼~
私が何をするのかぐらい~
わかるでしょう…?▼~
:[ミリエル]|そ、そんな…まさか貴方が~
そこまでする人だったなんて…!▼~
あ、あまりのショックに~
頭がクラクラしてきました…!▼~
それに、視界も霞んで…~
? 遠くから声が…?▼~
:|'''(暗転)'''
:[スミア]|………エルさん!▼~
ミリエルさん!!▼~
ミリエルさん、大丈夫ですか!?▼~
:[ミリエル]|…はっ!? あっ…ええと。~
私一体どうしていたのですか?▼~
:[スミア]|砂浜で立ちくらみをされたようで、~
倒れていらっしゃったんですよ。▼~
うなされていたので、~
とても心配しました…▼~
:[ミリエル]|貴方が…~
介抱して下さったのですか?▼~
:[スミア]|はい、もちろん。~
仲間を助けるのは当たり前じゃないですか?▼~
:[ミリエル]|け、計算では…ないのですよね?▼~
:[スミア]|?? 計算…?▼~
:[ミリエル]|いいえ…うふふ。~
何でもありません。▼~
そうですよね…決して器用でない貴方が~
そんなことをできるはずがない…▼~
夢の中とはいえ、貴方を疑うような~
真似をしてすみませんでした。▼~
:[スミア]|えと…何のことを謝っていらっしゃるのか~
わかりませんが…▼~
もう顔色も良くなったみたいですね。~
良かった…▼~
:[ミリエル]|はい、もう大丈夫です。~
ありがとうございます、スミアさん。▼~
:[スミア]|いえいえ。▼~
**マリアベル [#d03b7278]
***ミリエル→マリアベル [#wc3b9d4a]
:[マリアベル]|暑い暑い…暑いですわ…▼~
何ですの、この日差しは…~
わたくしに対する嫌がらせですの?▼~
この白い肌が日焼けでもしたら~
どうしてくれるんですの?▼~
まったく、日傘を常備していたから~
良かったようなものの…▼~
それにしても皆さん、よくこんな状況で~
はしゃごうと思えますわね…▼~
暑さで冷静な判断力を失ってしまったとしか~
思えませんわ。▼~
…ねぇ、ミリエルさん?▼~
:[ミリエル]|…………▼~
:[マリアベル]|はぁ…貴方は貴方で、海に来てまで~
お勉強中ですのね。▼~
こんな暑い中で、よくじっとして~
いられますわね。▼~
何か涼しくなる魔法でも使って~
いらっしゃるの?▼~
:[ミリエル]|…そんなものはありません。▼~
しかし、確かにこの状況で、~
読書をしているだけなのは勿体ないですね。▼~
:[マリアベル]|…勿体ない?▼~
:[ミリエル]|照りつける太陽の下で、~
人はなぜ開放的になるのか…▼~
非常に興味深いです。▼~
:[マリアベル]|確かに、それには同意致しますわ。▼~
:[ミリエル]|ですから、ちょっと私も一緒に~
戯れてみようかと思います。▼~
同じ体験を通じて、~
何かわかるかもしれません。▼~
:[マリアベル]|…? 理屈を付けて、貴方も~
遊びたいだけなのですか?▼~
…でも、少し安心しましたわ。▼~
貴方にも普通の人と同じような感情が――▼~
:[ミリエル]|では、あの海辺にたむろしている~
賊の方々と戯れてきますね。▼~
:|'''(ミリエル退場)'''
:[マリアベル]|えっ!? ちょ、ちょっと!?▼~
それは危ないですわよ、ミリエルさん!~
お待ちになって!▼~
***マリアベル→ミリエル [#s49c9eab]
:[マリアベル]|大丈夫ですの、ミリエルさん?▼~
:[ミリエル]|ええ、平気です。~
調査そのものは失敗に終わりましたが。▼~
:[マリアベル]|調査がどうとかそういう話ではなく…▼~
:[ミリエル]|取り囲まれてヘラヘラされた上に~
『可愛いねーちゃん、どっから来たの』などと▼~
腹立たしい言葉を投げかけられたので、~
イライラして叩きのめしてしまいました。▼~
:[マリアベル]|そ、そうでしたの…~
でも、怪我などなくて一安心ですわ。▼~
:[ミリエル]|あんな浮ついた方々にやられるような~
私ではありませんから。▼~
:[マリアベル]|それもそうですわね。ふふっ。▼~
:[ミリエル]|しかし、調査はやり直しです…▼~
:[マリアベル]|わかりました、この戦いが終ったら、~
わたくしがお付き合いいたしますわ。▼~
:[ミリエル]|貴方は日傘の下で暑い暑いと言ってばかりで~
参考にならないのでは?▼~
:[マリアベル]|そ、そんなことありませんわ!▼~
貴族は貴族らしく、穏やかに優雅に~
夏の昼下がりを楽しむものでしてよ。▼~
波打ち際で走り回るだけが、~
海の楽しみ方ではありませんもの。▼~
ミリエルさんにも、優雅な夏の~
楽しみ方を教えて差し上げますわ。▼~
:[ミリエル]|なるほど…それはまた興味深いですね。~
よろしくお願いします。▼~
*スミア [#daa4f3b4]
**マリアベル [#g8c36cea]
***マリアベル→スミア [#h0128412]
:[マリアベル]|何かしら…~
誰かの視線を感じますわ…▼~
太陽の光が降り注ぐこの砂浜で~
こちらを情熱的に見つめる瞳…▼~
もしや、密かにわたくしに~
想いを寄せる殿方が?▼~
ふふっ…我ながら~
罪作りな女ですわね。▼~
:[マリアベル]|?? 何ですの?~
今の音は…▼~
:|'''(スミア登場)'''
:[スミア]|いたたたた…▼~
:[マリアベル]|ス、スミアさん?▼~
貴方、そんなところで~
何をなさってるの?▼~
それに…その手にされている~
メモのようなものは?▼~
:[スミア]|え? ええっと…その…▼~
:[マリアベル]|まさか、わたくしが感じていた~
熱い視線は貴方の…?▼~
なぜコソコソと~
こちらを見ていたのですか?▼~
:[スミア]|それは…その…私、知っての通り~
ドジばっかりで。▼~
:[マリアベル]|ええ、確かにそれは以前から~
存じ上げておりますわ。▼~
:[スミア]|でも…それでも~
みなさんのお役に立ちたくて…▼~
貞淑で品のある令嬢の~
マリアベルさんを見習おうかなと…▼~
:[マリアベル]|なるほど、そういうことでしたのね。~
そう言われて悪い気はしませんわ。▼~
でも、いきなりわたくしの域を~
目指すのは難しいと思いますわよ。▼~
:[スミア]|それでも勉強したいんです!▼~
:[マリアベル]|仕方ありませんわね…ならばいくつか~
貴族の女としての心得をお教えしましょう。▼~
まず、第一にいついかなる時でも~
落ち着いて取り乱さずに行動すること。▼~
:[スミア]|あわわっ!~
ちょ、ちょっと待ってください!▼~
メモしますから! ええと、~
メモはどこにいったんでしょう…!?▼~
:[マリアベル]|その動きが既に~
取り乱してますわよ…▼~
他には…服装の乱れは心の乱れ。▼~
:[スミア]|なるほど…▼~
:[マリアベル]|こんなものはまだ基礎の基礎で…▼~
:[スミア]|わかりました! これで大丈夫です!~
頑張ってみます!▼~
:[マリアベル]|え? ちょ、ちょっとお待ち下さいな!~
説明はまだ始まったばかり…▼~
:[スミア]|ありがとうございます!~
マリアベルさん!▼~
:|'''(スミア退場)'''
:[マリアベル]|行ってしまいましたわ…▼~
あんな様子では、~
嫌な予感しかしませんわね…▼~
***スミア→マリアベル [#z6179334]
:[マリアベル]|あら、スミアさん。▼~
あれから色々と教えて差し上げましたが、~
その後いかがですか?▼~
:[スミア]|そ、それが…~
全然上手くいかないんです…!▼~
:[マリアベル]|案の定ですわね…▼~
:[スミア]|防具の手入れをしようとしたら~
壊してしまったり…▼~
武器を運んでいたら転んじゃって~
砂まみれにしてしまったり…▼~
:[マリアベル]|はぁ…貴方のドジな所は~
やはり天性のものなのですね。▼~
失敗したのはそれだけですか?▼~
あとはわたくしが~
代わりにやっておきますから。▼~
:[スミア]|ダ…ダメです!▼~
:[マリアベル]|…? でも、それでは…▼~
:[スミア]|ダメです。自分でやらなくては、~
先に進めなくなってしまいます。▼~
お願いです。もう少しだけ、~
私に時間をくれませんか?▼~
:[マリアベル]|スミアさん…▼~
:[スミア]|迷惑なのはわかっています…~
でももう少しだけ…お願いします…▼~
:[マリアベル]|…わかりましたわ。▼~
別にわたくしが何かを決める権限を~
持っているわけではございません。▼~
自分で納得のいくところまで、~
頑張ってみるとよろしいですわ。▼~
…今は友として、~
貴方を見守りますわ。▼~
:[スミア]|…マリアベルさん!~
ありがとうございます…!▼~
:[マリアベル]|どうしてもできなかったら、~
遠慮無く相談してくださいな。▼~
:[スミア]|わかりました!~
行ってきます!▼~
:|'''(スミア退場)'''
:[マリアベル]|ふふっ。意外と芯が強いんですのね。~
その気持ちが一番大事ですわよ。▼~
…長い目で見守る事と致しますわ。▼~
:|'''(スミア転ぶ)'''
:[スミア]|うぅ…!~
また転んでしまいました…!▼~
:[マリアベル]|本当に…長い期間を考えておいた方が~
良さそうですわね…▼~
*カラム [#w264d6f5]
**ヘンリー [#d04a2a55]
***ヘンリー→カラム [#q25e0955]
:[ヘンリー]|あはははは~。~
敵がたくさんいて、楽しいな~。▼~
:[カラム]|…………▼~
:[ヘンリー]|ん? そんなところで~
何してるの~、カラム?▼~
:[カラム]|ヘンリーを見ていたんだ…▼~
:[ヘンリー]|え~、どうして?▼~
:[カラム]|君はいつもニコニコしていて~
楽しそうだと思って…▼~
:[ヘンリー]|あはは~、そうかい?~
でも、カラムもニコニコしてるよね?▼~
:[カラム]|僕はただ、目が細いだけだから…▼~
:[ヘンリー]|ふ~ん、~
じゃあ楽しくないの~?▼~
:[カラム]|逆に聞きたいんだけど…ヘンリーは~
いつも楽しいから、ニコニコしてるのかい?▼~
:[ヘンリー]|うん、そうだよ~。▼~
戦いの中に身を置いていると、~
いっつも楽しくて仕方ないんだよ~。▼~
:[カラム]|そうなんだ…僕も君みたいに明るくて、~
戦いも楽しめるようになったら…▼~
もっと人に気づいて~
もらえるようになるのかな?▼~
:[ヘンリー]|人に気づいてもらえないと~
何かダメなの~?▼~
:[カラム]|ダメってことはないんだけど…~
存在感がないのはちょっと寂しいから…▼~
:[ヘンリー]|なるほど~。~
カラムは寂しいんだね。▼~
ん~?~
でもそれなら気付いてもらうより、▼~
寂しくなくなる方法を考えれば~
いいんじゃないかな?▼~
:[カラム]|ま、まぁ、そうなんだけどね…▼~
:[ヘンリー]|じゃあ、~
僕が考えておいてあげるよ~!▼~
:|'''(ヘンリー退場)'''
:[カラム]|だ、大丈夫かな…?▼~
***カラム→ヘンリー [#v9fbc989]
:[ヘンリー]|カラム~! いる~?▼~
:[カラム]|…ここにいるよ。▼~
:[ヘンリー]|あ、いたいた~!~
ちょっとそのまま、じっとしててね。▼~
:[カラム]|う、うん…なんだい?▼~
:[ヘンリー]|よいしょ…っと。▼~
:[カラム]|…? どうして鎧の隙間に~
手を入れようとしてるの?▼~
:[ヘンリー]|カラムの鎧に、~
僕も一緒に入ろうと思って~。▼~
この鎧、大きいから~
二人ぐらいは入れるんじゃないかなぁ?▼~
:[カラム]|えぇっ!?~
それはさすがに無理だよ…▼~
:[ヘンリー]|ちょっと詰めればなんとかならない~?▼~
:[カラム]|な、ならないよ…~
それに、これ…なにか意味があるの?▼~
:[ヘンリー]|だってカラム、~
寂しいって言ってたじゃない~?▼~
こうすれば寂しさなんて~
吹っ飛ぶと思ったんだ~。▼~
:[カラム]|ええっ? 僕の鎧に一緒に入れば、~
寂しくなくなるって思ったの?▼~
:[ヘンリー]|そうそう~。~
鎧の隙間は心の隙間~ってね。▼~
近くに人がいたら寂しくないでしょ~?▼~
同じ鎧に入っていれば、~
カラムを見失うことも無いし。▼~
敵もまさか鎧に二人も~
入ってるとは思わないから、▼~
奇襲のお役にも立てちゃうよ~。~
だから、ほらほらもっと詰めて~!▼~
:[カラム]|わわっ、だから無理だってば…!~
その…ヘンリーの気持ちはわかったから!▼~
:[ヘンリー]|そっかぁ…無理なら仕方ないね。~
残念だけど、諦めるよ~。▼~
:[カラム]|ふぅ…良かった…▼~
:[ヘンリー]|そういえばさ~。カラムは僕が~
狼に育てられたって話、知ってる~?▼~
:[カラム]|えっ…!?~
そ、そうなの…?▼~
:[ヘンリー]|うん。両親に施設に入れられるまでは~
ほったらかしにされてたから、▼~
僕はほとんど、友達の狼に~
そだてられたようなものなんだよ~。▼~
そのせいだと思うんだけど…▼~
僕は人の温もりというものが~
よくわからないんだ~。▼~
だからこうすれば温もりが伝わるのかと~
思ったんだけど、▼~
やり方を間違ってたみたいだね~。~
ごめんね、カラム。▼~
:[カラム]|あ、う、ううん…~
そんなことないよ…!▼~
考えてくれてありがとう…。~
それだけでも少し温かくなれたよ…▼~
:[ヘンリー]|そうか~。~
それなら良かったよ。▼~
:[カラム]|人の温もりか…~
確かにいいものだよね…▼~
:[ヘンリー]|ん~?~
何か言った~?▼~
:[カラム]|ううん、いや…さぁヘンリー、~
さっさと賊を退治しちゃおうか!▼~
:[ヘンリー]|うん、そうだね~!▼~
*ロンクー [#o104dc90]
**ガイア [#ref04d8e]
***ガイア→ロンクー [#f0bbdba9]
:[ロンクー]|せいっ! はぁっ!▼~
せやっ!▼~
…はぁ…はぁ…!▼~
:|'''(ガイア登場)'''
:[ガイア]|…こんな暑い中、訓練か?~
よくやるよなぁ。▼~
:[ロンクー]|…ガイアか。▼~
お前も少しは努力した方が~
いいんじゃないのか?▼~
ここはフェリアやイーリスとは~
気候が異なる。▼~
暑いからこそ身体を酷使することで、~
より鍛える事が出来るぞ?▼~
:[ガイア]|へいへい…そうですか。▼~
俺は要らない苦労はしたくないから~
そういうのはごめんだな▼~
だけど、確かに暑い所は良いな。~
氷菓子が美味しく食べられるからな。▼~
:[ロンクー]|氷菓子…?~
また菓子の話か…▼~
お前のようにやたらと甘味を摂取するのは~
害でしかない。▼~
:[ガイア]|…ったく。~
相変わらず頭の固い野郎だな。▼~
そんなこと言う奴には、アンナ商会で買った~
氷菓子を食わせてやらないぞ。▼~
:[ロンクー]|…要らん。▼~
:[ガイア]|氷菓子はな〜。~
魔法みたいな菓子なんだぞ?▼~
冷たくて甘くて美味いんだぞ〜?▼~
:[ロンクー]|甘味は好かん。~
余計な肉も付く。▼~
:[ガイア]|はぁ…~
人生の七割は損してるぜ、お前。▼~
:[ロンクー]|だが…~
好きか嫌いかは別として、▼~
甘い物自体には~
使い道があるのを知っている。▼~
:[ガイア]|甘い物の使い道?~
どういう意味だ…?▼~
:[ロンクー]|…戦闘が終わったら教えてやる。▼~
お前のような奴にわざわざ~
時間を割くのは惜しいが、仕方ないな。▼~
:|'''(ロンクー退場)'''
:[ガイア]|はぁぁ!? 何だよあいつ、~
いちいち癪に障る言い方しやがって…!▼~
しかし、甘い物の使い道ねぇ…~
うーん…食う以外に何かあるのか?▼~
***ロンクー→ガイア [#h09d0869]
:[ガイア]|ふあああ…~
…なんだ? 俺、寝ちまってたのか?▼~
甘いもので腹が満たされると~
どうも眠くなっちまうんだよな…▼~
でも、さすがに戦場で居眠りは~
さすがに不用心か…▼~
:|'''(ロンクー登場)'''
:[ロンクー]|…全くだ。▼~
:[ガイア]|うわっ! お前、いつの間に!?▼~
:[ロンクー]|少し前からだ。▼~
:[ガイア]|はぁ? それなら早く起こせよ!~
賊に襲われでもしたらどうすんだよ!▼~
:[ロンクー]|俺がここにいたのだから~
問題ないだろう。▼~
:[ガイア]|あぁ、確かに凄腕の剣士が~
傍にいてくれるなら安心だな…▼~
…とでも言うと思ったか!?~
俺は起こさなかった理由を聞いてんだ!▼~
お前のことだから~
ゆっくり休んでほしかったとかいう、▼~
お優しい理由じゃねぇんだろ?~
何か企んでんのか?▼~
:[ロンクー]|…お前がここで無様に眠り続けていれば、~
後でわざわざ時間を取って▼~
甘い物の使い道を~
説明する手間が省けると思ってな。▼~
:[ガイア]|…そういやさっき言ってたな。▼~
:[ロンクー]|あぁ。甘い物を使うと、~
こいつらがたくさん寄ってくる。▼~
:[ガイア]|こいつらって…~
うわあああぁぁぁ!! む、虫ぃぃぃ!?▼~
:[ロンクー]|暑い地方に多い、甲虫だ。~
見ろ、こんなに獲れたぞ。▼~
:[ガイア]|うわっ…!~
ち、近づけないでくれっ!▼~
:[ロンクー]|なんだ、虫は嫌いか?~
子供の頃、遊んだりしなかったのか?▼~
:[ガイア]|だ、大っ嫌いだよ!~
そんなもん、どこから獲ってきたんだよ!▼~
:[ロンクー]|お前からだ。▼~
:[ガイア]|
は…はぁ?▼~
:[ロンクー]|お前が全身に隠している菓子の~
匂いに惹かれ、虫が集まってきた。▼~
こいつらは甘い樹液が好物だからな。~
菓子みたいな甘い香りが好きなんだろう。▼~
:[ガイア]|…う、嘘…だろ?▼~
:[ロンクー]|ほら、見ろ。この角のある虫。~
まるで甲冑をまとった武人のようだろう?▼~
こちらのハサミのある虫は、~
双剣を携えた剣士のようだ…▼~
:[ガイア]|誇らしげに見せてくんじゃねぇよ!~
もういいからあっち行けって!▼~
:[ロンクー]|…ふん。▼~
この無骨な虫たちの魅力が~
わからんとはな…▼~
お前はそうして甘いものだけ食べていろ。~
女々しい奴め。▼~
:[ガイア]|虫が大好きな子供っぽい奴にだけは~
言われたくないぜ。▼~
:[ロンクー]|…………▼~
…そうだ。この虫だがな、~
夜になるともっと集まってくるぞ。▼~
虫嫌いのお前には気の毒だが…~
今夜は面白い光景が見られそうだな。▼~
:[ガイア]|お、おいおい!~
冗談じゃねーよっ! 勘弁してくれ〜!▼~
*マリアベル [#k8726269]
**ティアモ [#n56914c6]
***ティアモ→マリアベル [#w4448d5a]
:[マリアベル]|ティアモさんは、いつもスミアさんと~
一緒にいらっしゃいますわよね。▼~
:[ティアモ]|言われてみれば…そうかもしれないわね。~
でも、それがどうかしたの?▼~
:[マリアベル]|もしかして、ドジばかりのあの方の、~
保護者のつもりなんですの?▼~
:[ティアモ]|えっ? そんなこと考えてもみなかったわ。~
確かに面倒をかけられることは多いけど。▼~
大体、それを言ったら、~
あなたこそリズとべったりじゃない。▼~
:[マリアベル]|リズはわたくしの親友ですもの。▼~
同じ時間を共に過ごすことに、~
何の不思議もございませんわ。▼~
それに失敗ばかりのスミアさんと違って、~
リズはわたくしを癒してくださいますもの。▼~
:[ティアモ]|そ、それならスミアだって。~
誰より優しいし、一緒にいて楽しいわよ?▼~
:[マリアベル]|楽しさで言ったら、~
リズだって負けませんわ!▼~
あの子の天真爛漫さを、~
貴方にも教えて差し上げたいですわ。▼~
:[ティアモ]|む…でも、スミアの笑顔は、~
誰にも負けないと思うわ。▼~
あの子ににっこり微笑まれたら、~
何でも許してしまいたくなるもの。▼~
:[マリアベル]|それならリズだって同じですわ!▼~
もっとも、許すも何も、あの子は~
迷惑になるようなことはしませんけど。▼~
:[ティアモ]|ス…スミアだってわざと~
失敗してるわけじゃないのよ!▼~
:[マリアベル]|貴方も強情ですわね…!▼~
:[ティアモ]|あなたこそ…ひねくれてるわね!▼~
:[マリアベル]|これは…後ほど再戦と行きましょう!~
このままでは納得がいきませんわ!▼~
:[ティアモ]|それはこっちの台詞よ!▼~
***マリアベル→ティアモ [#e1e05ae5]
:[マリアベル]|今度こそ貴方に、リズの素晴らしさを~
教えて差し上げますわ!▼~
:[ティアモ]|それはこっちのセリフよ!▼~
スミアのいじらしさ、健気さを~
とことん叩き込んであげるわ!▼~
:[マリアベル]|く、くぅ…!~
どうすればこの頑固な人に…▼~
:[ティアモ]|あの子の良さをわかってもらえるのかしら…▼~
:[マリアベル]|…もう、いいですわ。▼~
:[ティアモ]|…?~
それは負けを認めるってこと?▼~
:[マリアベル]|何とでもお言いになって。▼~
こんな不毛な言い争いをするより、~
リズと一緒に過ごした方が有意義ですわ。▼~
それに、わたくしと離れている間に、~
リズに何かあったら大変ですもの。▼~
わたくしは親友を危ない目に~
遭わせたくありませんの。▼~
あの子には、絶対に~
幸せになって欲しいのですわ…▼~
:[ティアモ]|…へぇ。~
なんだ、一緒じゃない。▼~
:[マリアベル]|え…?▼~
:[ティアモ]|友達を想う気持ちは、~
あたしもあなたもおんなじってこと。▼~
あたしもスミアの幸せを、~
何より願ってるわ。▼~
:[マリアベル]|ティアモさん…▼~
:[ティアモ]|そうだ、こういうのはどう?▼~
この戦いが終わったら、スミアとリズも呼んで~
四人で一緒にお茶をするの。▼~
どちらの親友が素晴らしいか、~
そこで決着を付けましょ。▼~
:[マリアベル]|わかりました。受けて立ちますわよ。▼~
でも…少しだけ見直しましたわ。▼~
:[ティアモ]|あ、あたしもよ…▼~
:[マリアベル]|ふふふっ。~
これは楽しいお茶会になりそうですわ。▼~
:[ティアモ]|そうね。きっとそうなるわ。▼~
*ベルベット [#qb549356]
**ノノ [#gf5a3fe8]
***ノノ→ベルベット [#n99fcff6]
:[ノノ]|うわぁ~!~
海、すっごく大きいね~!▼~
:[ベルベット]|ノノ、海は初めてなの?▼~
:[ノノ]|ううん! 違うよー。▼~
ノノね、すごく小さい頃、お父さんと~
お母さんと海に来た事があったんだよ。▼~
でも、あんまり覚えてないんだけどね~。~
えへへ!▼~
:[ベルベット]|…そう。▼~
:[ノノ]|…あれ? お父さんとお母さんと~
一緒に海に来たのって…▼~
もしかしたら夢の中だったかも。~
昔のことすぎてわかんなくなっちゃった!▼~
:[ベルベット]|夢の中…?~
ノノの夢に二人はよく出てくるの?▼~
:[ノノ]|うん!~
夢の中だといつも一緒なんだよ~!▼~
でも…本当は起きてる時にも、~
お父さんとお母さんに会いたいなぁ。▼~
:[ベルベット]|いつか会えるといいわね。▼~
:[ノノ]|えーと、んーと。~
ううん、やっぱりいいの!▼~
:[ベルベット]|どうして?▼~
:[ノノ]|だって会いたい会いたいって~
いつも思ってたら、▼~
お父さんもお母さんも~
きっとノノの事心配しちゃうもん…!▼~
二人がいなくても大丈夫だって思われるように~
ノノはいつも元気にしてなくちゃ!▼~
:[ベルベット]|ノノ…偉いわね。~
うん、それでいいと思うわよ。▼~
きっと二人は…海の向こうで~
あなたを見守っているはずだわ。▼~
:[ノノ]|本当? じゃあ、お父さんとお母さんに、~
一つだけ言いたい事があったんだ~。▼~
大きな声で言ってみようかな~!▼~
お父さん~! お母さん~!~
ノノはもう平気だよ~!!▼~
みんな優しい人ばっかりだから、~
ノノは寂しくないよ~!!▼~
:[ベルベット]|ノノ…▼~
:[ノノ]|えへへ~!~
言っちゃった~!▼~
あれっ…?▼~
ベルベット…どうして泣いてるの?~
どこか痛いの? 悲しいの?▼~
:[ベルベット]|いいえ…全然そんなことはないのよ…~
ノノ、ありがとう…▼~
:[ノノ]|…??▼~
ノノは何もしてないよ?▼~
:[ベルベット]|あなたを見ていると…~
心が洗われていくのがわかるのよ…▼~
***ベルベット→ノノ [#gfc71237]
:[ベルベット]|私も家族はたくさんいたの…~
でもみんな殺されちゃったわ。▼~
:[ノノ]|うん、知ってるよ。~
人間に殺されちゃったんだよね?▼~
ベルベット…~
今でも人間のこと…嫌い?▼~
:[ベルベット]|嫌いよ。▼~
:[ノノ]|…そっかぁ。▼~
:[ベルベット]|でも…そうね、最近は少しだけ変わってきたわ。~
人間のすべてが悪ではないと知ったから。▼~
:[ノノ]|え?~
それはみんなと会ったから?▼~
:[ベルベット]|ふふっ…、そうかもしれないわね。~
嫌いかどうかは種族じゃなくて…▼~
個々の問題なんだと思うようになったわ。~
人間だろうとタグエルだろうと…ね。▼~
:[ノノ]|ふ~ん、なんだか難しいねぇ。▼~
:[ベルベット]|マムクートはまだ世界中に~
何人も生き残りがいるのよね?▼~
だからちょっとノノが羨ましいわね…▼~
:[ノノ]|え~、ベルベット~。~
おかしいよ?▼~
:[ベルベット]|えっ…何が?▼~
:[ノノ]|だって今、人間もタグエルも~
変わらないって言ったでしょ~?▼~
だからマムクートとタグエルも~
変わらないよ?▼~
:[ベルベット]|ど、どういう意味?▼~
:[ノノ]|ノノはベルベットやみんながいれば~
寂しくないし、▼~
別に他のマムクートがどこかにいても~
いなくても、そんなの関係ないよ?▼~
みんながいればノノたち、同じでしょ?▼~
どっちがどっちかを羨ましいって~
無いと思うんだけどな~?▼~
:[ベルベット]|ノノ…▼~
:[ノノ]|どうしたの、ベルベット?~
あれ…? ノノまた変なこと言った?▼~
:[ベルベット]|違うの…違うのよ…ノノ。▼~
:[ノノ]|泣いちゃう時はね~。~
一緒に寝ればいいんだよ?▼~
昔お母さんにそうしてもらったんだ~。~
あ、そうだ!▼~
ベルベット、今日は一緒に寝ようよ?▼~
:[ベルベット]|一緒に…?▼~
:[ノノ]|うん! ノノは竜になって寝るから、~
ベルベットはウサギさんになって寝てね!▼~
:[ベルベット]|あら、それは暖かそうね。~
うふふ…▼~
:[ノノ]|うん、きっとぬくぬくだよ~!▼~
**セルジュ [#jf9a7bcb]
***セルジュ→ベルベット [#q41fa98d]
:[ベルベット]|ちょっと、セルジュ!▼~
:[セルジュ]|あら、どうかしたの?~
ベルベットちゃん?▼~
:[ベルベット]|私をベルベットちゃんと呼ばないで!~
あなたのペットじゃないのよ!▼~
:[セルジュ]|まあ、ごめんなさい。~
それでどうかしたのかしら、ベルベットちゃん。▼~
:[ベルベット]|…今はくだらない問答は止めておくわ。~
私の言いたい事は…わかるはずだけど?▼~
:[セルジュ]|えぇと、そうねぇ…~
ちょっとわからないのだけれど…何かしら?▼~
:[ベルベット]|…あなたのトカゲを見てごらんなさい。~
私を見て、よだれを垂らしているでしょう?▼~
この状況は、何よりも雄弁に~
事情を語っていると思うのだけど…▼~
:[セルジュ]|あら、うちのミネルヴァちゃんを~
トカゲ呼ばわりしないでちょうだい。▼~
:[ベルベット]|…トカゲで十分よ! このトカゲは~
私を食べようとしてるんじゃないの!?▼~
:[セルジュ]|いいえ、ミネルヴァちゃんは~
仲間を食べたりなんかしないわ。▼~
ミネルヴァちゃんの好物は~
生きのいい野生のウサギですもの。▼~
:[ベルベット]|ウサギが好物ですって…?▼~
あなた…何を言っているのか~
わかっているの…?▼~
:[セルジュ]|あら、ウサギといってもタグエルではなく、~
その辺にいる普通のウサギのことよ。▼~
ねぇ、ミネルヴァちゃん?▼~
|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''
:[ベルベット]|…ほ、本当にそうなのかしら…?▼~
***ベルベット→セルジュ [#fcc3f251]
:[ベルベット]|ちょっとセルジュ!~
あなたいい加減、このトカゲに躾してよ!▼~
さっき突然咥えられて、~
海の中に放り出されたのよ!?▼~
:[セルジュ]|あら…そうなの?▼~
タカが獲物を捕食するとき~
水中に沈めて弱らせる…そんな感じかしら?▼~
:[ベルベット]|そんな感じ…じゃないわよ!~
冗談じゃないわっ!▼~
敵に殺されるならまだしも、味方のペットに~
食い殺されるなんて笑えない冗談よ!▼~
まさかタグエル絶滅の危機がこんな身近に~
潜んでいたなんて、思わなかったわ!▼~
:[セルジュ]|落ち着いて。~
そして勘違いしないで、ベルベットちゃん。▼~
:[ベルベット]|だから、ちゃん付けは止めてってば…▼~
:[セルジュ]|本当はミネルヴァちゃんは…~
あなたと遊びたかっただけなのよ。▼~
:[ベルベット]|えっ…?▼~
:[セルジュ]|ほら、この純真そうな笑顔を見て?~
きっと虫も殺したことないのよ。▼~
そんないたいけなこの子を、~
あなたは疑うというの…!?▼~
:[ベルベット]|でも…ウサギは殺すのよね?~
大好物なのよね!?▼~
:[セルジュ]|うふふ…そうだったかしら?▼~
:[ベルベット]|…もうなんでもいいわ。~
とにかくきちんと言い聞かせておいてよ!▼~
味方は食べちゃダメだって!!▼~
:[セルジュ]|分かったわ。~
ミネルヴァちゃん、あなたも聞いたわね?▼~
この人は大事な仲間よ?▼~
当たり前だけど、~
あなたに食べる気なんてないのよね?▼~
:|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''
:[ベルベット]|あら…急に穏やかになったわね。▼~
:[セルジュ]|えぇ、だから言ったでしょう?▼~
本当はあなたと~
仲良くじゃれ合いたかっただけなのよ。▼~
:[ベルベット]|そ、それならいいけど…~
度が過ぎるのだけは勘弁してよね。▼~
:[セルジュ]|ごめんなさい…この子、~
身体が大きいから加減がわからないのよ。▼~
ただこの軍には飛竜の友達も少ないから…▼~
タグエルのあなたに少し近い気配を~
感じたのかもしれないわね…▼~
:[ベルベット]|まぁ…その…食べる気がないのなら…~
ほどほどならいいけどね。▼~
:[セルジュ]|うふふ…ありがとう、ベルベット。~
ミネルヴァちゃんもそう言っているわ。▼~
*ガイア [#l3ceb7f0]
**ヘンリー [#la5b656f]
***ヘンリー→ガイア [#k7634494]
:[ヘンリー]|…………▼~
:[ガイア]|…なんだお前、~
人の顔をじろじろ見て。▼~
:[ヘンリー]|ん~? 見てるのは君の顔じゃなくて、~
お菓子のほうだよ~。▼~
:[ガイア]|はぁ…どいつもこいつも、~
俺の菓子を狙いやがって…▼~
そんな目で見ても、やらないぞ。▼~
:[ヘンリー]|あはは、違うよ。~
別に、狙ってるわけじゃないよ~。▼~
ただ、珍しいな~と思って。▼~
:[ガイア]|珍しい? 菓子がか?▼~
:[ヘンリー]|うん。ペレジアはお菓子の種類が~
あまりないんだ。▼~
イーリスやフェリアと比べて、~
飽食じゃないからね~。▼~
:[ガイア]|あぁ、そうか。▼~
菓子はグルメの一種だからな、食文化が~
発達してないと種類もないだろうな。▼~
:[ヘンリー]|そうそう~。だから、ガイアが~
持ってるお菓子は見ていて楽しいよ~。▼~
たくさんあると、宝石を散りばめた~
みたいに見えるしね~。▼~
:[ガイア]|おっ、いい表現をするな。▼~
味じゃなくて見た目で評価するのは、~
なかなか目の付けどころがいいぞ。▼~
:[ヘンリー]|同じお菓子でも見た目の種類が多くて、~
食べなくても楽しいっていうか~。▼~
見てるだけでも飽きないよね。▼~
:[ガイア]|ほう…お前、~
本当に見る目があるな。▼~
…よし、決めた!~
お前に、俺の秘蔵の菓子を見せてやる!▼~
:[ヘンリー]|今持ってるの以外に、~
まだあるの?▼~
:[ガイア]|あぁ、とっておきの菓子だからな、~
見つからない場所に隠してあるんだ。▼~
今取ってきてやるから、~
ちょっと待ってろ!!▼~
:[ヘンリー]|うん、わかった~。▼~
あはは、どんなお菓子なんだろ~。~
楽しみだな~!▼~
***ガイア→ヘンリー [#zfe70d5c]
:[ガイア]|ヘンリー、待たせたな。▼~
:[ヘンリー]|あ、ガイア~。~
待ちくたびれたよ~。▼~
:[ガイア]|悪いな、~
量が多くて運ぶのに苦労したんだ。▼~
ほら、これが俺秘蔵の菓子だ!▼~
:[ヘンリー]|わあ~! すごいね~!▼~
:[ガイア]|これは飴細工で作られた鳥で、~
こっちは卵の白身を固めた砂糖菓子だ。▼~
:[ヘンリー]|じゃあ、これは~?▼~
:[ガイア]|お、いいのに目を付けたな。▼~
それはヴァルム大陸にある~
小国の特産菓子でな。▼~
名前は忘れたが…中に、つぶつぶとした~
甘い豆が入っている。▼~
:[ヘンリー]|へえ~、おいしいの?▼~
:[ガイア]|ああ。~
いくつか食べたが美味かったぞ。▼~
まったりとしていながらも~
深いコクのある甘さで、▼~
歯ごたえはほろほろと崩れるほどに優しく、~
それでいて喉ごしはすっきりとしていてな。▼~
それに見ろ、~
この繊細な色合いを!▼~
これこそ、菓子の~
芸術品だと思わないか!?▼~
:[ヘンリー]|うんうん、わかるよ~。~
すっごくきれい~!▼~
やっぱり見ているだけで~
ワクワクしてくるね~。▼~
:[ガイア]|ふふん、まあな!▼~
:[ヘンリー]|すごいお菓子を見せてくれて~
ありがとう、ガイア~。▼~
あ、そうだ~!▼~
僕もガイアに見せるために~
お菓子を持ってきたんだよ~。▼~
:[ガイア]|おっ? そいつは興味あるな。~
もしかしてペレジアの菓子か?▼~
:[ヘンリー]|うん、まぁそんなところかな~。~
ギムレーにお供えするお菓子らしいよ。▼~
僕は食べたことないんだけど~。~
…はい、どうぞ。▼~
:[ガイア]|うわっ! な、なんだこれ!?~
魔界から召喚した物か!?▼~
黒い湯気みたいなの出てるし、~
妙な臭いを放ってるし…▼~
実は屍兵の一部ですとか~
言われても信じるぐらいの見た目だぞコレ!▼~
:[ヘンリー]|あははは! 面白い表現だね!~
的を射てる感じだよ~。▼~
じゃあガイア、~
これも経験だと思って食べてみてよ~。▼~
:[ガイア]|ええと…その…▼~
:[ヘンリー]|お菓子にこだわるガイアとしては、~
食べておいた方が絶対いいよね~。▼~
:[ガイア]|え、えぇっと…今は…~
そ、そう、腹がいっぱいなんだ…▼~
またそのうち…食べてみるかな…▼~
:[ヘンリー]|じゃあそれ、ガイアにあげる~。~
食べたら感想を教えてね~。▼~
:[ガイア]|えぇっ!? こ、これを…~
持って帰れっていうのか…?▼~
いっそ海に還してやる…とかは~
ダメだよな…?▼~
:[ヘンリー]|ダメ~。▼~
:[ガイア]|ううっ…わ、わかった…▼~
*ティアモ [#b0b5b9bc]
**サーリャ [#o787a94a]
***サーリャ→ティアモ [#z82b6cc7]
:[ティアモ]|暑いわね、サーリャ…▼~
:[サーリャ]|そうね…▼~
:[ティアモ]|あら?~
あなたちょっと日に焼けたかしら?▼~
:[サーリャ]|そう…?~
まだ、そんなに外に出ていないけど。▼~
:[ティアモ]|でも、あなた色白だから、~
少し焼けただけですぐに分かるわ。▼~
そんな半裸みたいな格好で~
歩いていると余計に焼けちゃうわよ?▼~
:[サーリャ]|半裸って…心外だわ。~
このマントを見なさいよ。▼~
砂浜にいる多くの女どもは、~
もっと下着みたいな格好なんじゃないの?▼~
:[ティアモ]|あなたのマントの下と~
そんなに変わらない気もするけど…▼~
ちょっと外して見せてみなさいよ。▼~
:[サーリャ]|やめなさい…~
気安く触れると呪うわよ…▼~
:[ティアモ]|ふふ…冗談よ。▼~
:[サーリャ]|でもまぁ…確かにこの格好は~
貴方のものと比べると肌が出ているわね…▼~
これまで全く気にせず~
白昼堂々歩いてきたけど…▼~
これって結構~
恥ずかしい格好だったのかしら…?▼~
:[ティアモ]|あら、余計なこと言っちゃった…?▼~
でも今まで気にしなかったのなら、~
それでいいんじゃない?▼~
:[サーリャ]|そうかしら…?▼~
うーん…そうは言われても…~
何だか気になってしまうわね…▼~
***ティアモ→サーリャ [#w52f8093]
:[ティアモ]|サーリャ。~
恥ずかしいのは平気になった?▼~
:[サーリャ]|うふふ…~
ええ、もう平気よ。▼~
ほら。背中に~
羞恥心をなくす魔符を貼ったの。▼~
:[ティアモ]|これ…? でもこれ、~
すごく適当なものに見えるけど…?▼~
:[サーリャ]|適当…? 心外だわ…▼~
:[ティアモ]|だってこれ、紙に『恥ずかしい』~
って書いてあるだけじゃない。▼~
:[サーリャ]|それでいいのよ。この魔符には、~
書いた感情を打ち消す効果があるの。▼~
だから、恥ずかしいと書けば、~
恥ずかしくなくなるわ。▼~
:[ティアモ]|でも、これじゃまるで…▼~
サーリャが恥ずかしい人だと~
アピールしているみたいよ?▼~
こんなの付けて歩いてて~
人の目とか気にならないの?▼~
:[サーリャ]|魔符のおかげで何も恥ずかしくないって~
言っているでしょう?▼~
:[ティアモ]|…そうだったわね。▼~
でも、これを外したら、~
途端に効力が切れるのよね?▼~
:[サーリャ]|ええ、そうなるわね。~
今の私にはピンとこないけど。▼~
:[ティアモ]|そう。じゃあ試してみましょうか。~
…はい。取ったわよ。▼~
:[サーリャ]|や、やめて…っ!~
恥ずかしいわ…!▼~
:[ティアモ]|そう。じゃあ、また付けるわね。~
…はい。▼~
:[サーリャ]|暑いわね…せっかく海にいるのだから、~
水浴びでもしようかしら…マントは取って。▼~
:[ティアモ]|外すわね。▼~
:[サーリャ]|このマント、もっと重ね着しないと!▼~
:[ティアモ]|面白いわね。~
それじゃ、もう一度…▼~
:[サーリャ]|い、いい加減にしなさい…!~
呪うわよ…!▼~
:[ティアモ]|あはは!~
ご、ごめんなさい。▼~
あたしったら…サーリャのスタイルに~
ちょっと嫉妬しちゃってるのかも。▼~
:[サーリャ]|…そうなの?~
悩みがあるのなら何でもいいなさい…▼~
私にできることなら相談に乗るわよ…~
私たち、仲間なんだから…一応。▼~
:[ティアモ]|え…本当? サーリャに~
そう言ってもらえるなんて、嬉しいわ…!▼~
:[サーリャ]|その代わり…呪いで解決できることだけ~
だけど…いいかしら?▼~
うふふふっ…!▼~
:[ティアモ]|そ、それは考えさせてもらいます…▼~
*リベラ [#v0c831da]
**ヘンリー [#sc83c886]
***ヘンリー→リベラ [#yab8bc3d]
:[リベラ]|ふっ! くっ!~
…てやあっ!!▼~
:[ヘンリー]|あれ~? リベラ~。~
何を武器振り回してるの~?▼~
:[リベラ]|素振りですよ、~
日々の鍛錬の一環です。▼~
:[ヘンリー]|ふ~ん。~
でもここでやると暑くない~?▼~
:[リベラ]|暑くないと思えば暑くなどありません。~
心の持ちようで苦しみは消せるのですよ。▼~
:[ヘンリー]|苦しみか~。~
でも消せない苦しみだってあるでしょ~?▼~
:[リベラ]|えっ…?~
それは…なんでしょうか?▼~
:[ヘンリー]|リベラは司祭なのに、~
武器を使ったりしているじゃない~?▼~
聖職者が進んで殺生を行うだなんて、~
相当な苦しみがあるんじゃないの?▼~
:[リベラ]|ヘンリーさん…~
あなたは全てお見通しなのですね。▼~
確かに私は一方で人を癒し、~
もう一方で人を傷つけている…▼~
武器を手に取ることで救える命があると信じ…~
人を傷つけているのです。▼~
:[ヘンリー]|そのせめぎ合いの中で葛藤して、~
君は苦しんでいるんだよね~?▼~
じゃあ、武器は持たずに治癒だけに~
専念した方がいいんじゃないの~?▼~
:[リベラ]|それは何度も…考えました。~
ですがやはり…武器を持ちたいと思います。▼~
武器を持つこと…それは自らの手で~
人の命を左右するということ。▼~
それを理解し、覚悟した上で、それでも~
私は武器を持つことを選んだのです。▼~
:[ヘンリー]|でも結局武器って~
人殺しのためのものだよね~?▼~
それはそれで、割り切って扱えば~
楽になれると思うけど?▼~
いっそ僕みたいに、相手を倒すことを~
楽しんじゃえばいいんだよ~。▼~
そもそも君も僕も、~
やってることは変わらないんだしね?▼~
:[リベラ]|そう…ですね。ですが、~
割り切って武器を扱ったところで、▼~
楽になるというわけには~
いかないと思います…▼~
:[ヘンリー]|へぇ~、リベラはいろいろと~
気苦労が絶えないんだね~。▼~
ちょっと考え方を~
変えてみるだけなんだけどな~。▼~
:[リベラ]|どうやら、我々の考えは~
いつまでも平行線を辿るようですね…▼~
お互いの価値観を理解し合えればと~
思ったのですが…▼~
***リベラ→ヘンリー [#ef2c867d]
:[ヘンリー]|あ、リベラ。~
さっきの話の続き、する~?▼~
:[リベラ]|いいのですか?▼~
結局また繰り返しになって~
しまうと思うのですが…▼~
もし退屈させてしまうようでしたら~
申し訳ありませんし…▼~
:[ヘンリー]|退屈だなんて、そんなことないよ?~
君と話すのは楽しいし~。▼~
:[リベラ]|そうですか…▼~
:[ヘンリー]|確かにリベラの自己犠牲精神と、~
僕の利己主義は理解し合えないんだけどね~。▼~
:[リベラ]|えっ…!?~
私にはそういうつもりはありませんよ。▼~
主義主張というほどではなく、~
些細なこだわりが違うというだけです。▼~
:[ヘンリー]|あれっ? じゃあ僕のことを~
どういう風に考えていたの?▼~
:[リベラ]|ヘンリーさんが利己主義だとは思いません。~
以前からあなたの戦いは見てきました。▼~
ヘンリーさんはちゃんと…~
護ってきたではありませんか?▼~
人々を…そして仲間たちを。▼~
:[ヘンリー]|そう~?~
偶然そう見えただけじゃないかな~?▼~
:[リベラ]|いいえ。あなたは誰にも負けないくらい~
仲間たちに気を遣って戦ってきましたよ。▼~
戦いが楽しいからとか、~
面白いなどと言いつつも…▼~
あなたは確かに皆さんを助けているんです。▼~
:[ヘンリー]|…………▼~
:[リベラ]|ヘンリーさんの行いは、~
神もきっと見ていますよ。▼~
:[ヘンリー]|そっか~。でも…そう言われても~
僕にはよくわからないな~。▼~
神様も信じてないから、見られてるって~
言われても別に嬉しくないしね~。▼~
:[リベラ]|そうですか…▼~
:[ヘンリー]|ただ…リベラに見てもらえてたのは、~
なんだか悪い気がしないよ~。▼~
どうしてだろうね~?▼~
:[リベラ]|ふふ、それはヘンリーさんが私のことを~
仲間だと認めて下さっているからでしょう。▼~
あなたからそのようなお言葉を~
いただけて嬉しいですよ。▼~
では、この後の戦いも引き続き~
あなたの行いを見ていることにしましょう。▼~
:[ヘンリー]|あはは、ありがと~。▼~
*オリヴィエ [#nc83ffe9]
**セルジュ [#za48cc92]
***セルジュ→オリヴィエ [#u9102ef1]
:[セルジュ]|あら、オリヴィエ。~
そんな所で何をしているの?▼~
:[オリヴィエ]|あ、セルジュさん。~
貝殻を拾ってるんです。▼~
:[セルジュ]|…貝殻?~
貝殻を拾ってどうするの?▼~
:[オリヴィエ]|旅の証にするんです。~
私、踊り子として世界各地を渡ってきたので、▼~
その場所の思い出になるようなものを~
探すくせが付いちゃって…▼~
この貝殻は、この綺麗な海に来たという~
証にしたいんです。▼~
:[セルジュ]|海に来た証…なるほどね。▼~
私はずっとヴィオールさんの屋敷で~
暮らしてきたから、▼~
どこかに行った証を持ち帰るという~
感覚は、あまりわからないわね…▼~
:[オリヴィエ]|あ、ごめんなさい…▼~
:[セルジュ]|いいえ、~
別に謝る事じゃないわよ。▼~
でも生まれも育ちも違うと、~
色々な考え方があるものね。▼~
:[オリヴィエ]|セルジュさんも、~
何か探してみませんか?▼~
:[セルジュ]|えぇ、そうしてみようかしら。▼~
でも、あなたを真似て~
貝殻を集めるというのも芸がないわね。▼~
:[オリヴィエ]|じゃあ、これなんかどうですか?▼~
さっき見つけたんですが、~
キラキラしてきれいですよ。▼~
:[セルジュ]|まぁ、確かにきれいね。▼~
あら? これは…▼~
ええと…~
これはミネルヴァちゃんのウロコね。▼~
:[オリヴィエ]|ええっ!?▼~
:[セルジュ]|うふふ…きれいって言ってくれてありがとう。~
でも、記念にはならないかしら?▼~
:[オリヴィエ]|そ、そうですね…▼~
:[セルジュ]|集めるならこの土地ならではのものが~
いいのよね…▼~
今は戦闘中だし、~
また後で探してみるわ。▼~
:[オリヴィエ]|はい、何か見つけたら~
ぜひ私にも教えて下さいね。▼~
***オリヴィエ→セルジュ [#u29ecb2d]
:[セルジュ]|あ、オリヴィエ。▼~
:[オリヴィエ]|セルジュさん。~
その後、何か記念品は見つかりましたか?▼~
:[セルジュ]|ええ…私もオリヴィエに習って~
落ちているものを探していたんだけど…▼~
そしたら…うふふっ。▼~
なんだか物を集めること自体が、~
楽しくなってきてしまって…▼~
:[オリヴィエ]|そうですか、それは良かったです!~
それで、何を集めたんです?▼~
:[セルジュ]|これよ。▼~
:[オリヴィエ]|これって…▼~
ギャー! なんですか!! それー!?▼~
:[セルジュ]|鳴き虫の抜け殻よ。▼~
:[オリヴィエ]|ぬ、抜け殻…!?▼~
:[セルジュ]|ええ、この暑い地方でしか生息できない虫が、~
成体になる時に脱ぎ捨てた幼虫の皮よ。▼~
この辺りの木々には~
たくさんの虫が住んでいるの。▼~
抜け殻だけじゃなく、~
死がいもたくさん落ちているのよね。▼~
:[オリヴィエ]|………▼~
:[セルジュ]|短い生涯を精一杯生きて…~
そして朽ちていく虫の儚い命たち…▼~
ねぇ? 詩的だと思わない?▼~
:[オリヴィエ]|き、気持ち悪いです~~~!!▼~
:[セルジュ]|えっ? 何を言っているのオリヴィエ?~
あなたちょっと感覚がおかしいんじゃないの?▼~
:[オリヴィエ]|心底不思議そうな顔を~
しないでください!▼~
…え? というか私…何か~
おかしなこと言ってるんでしょうか…?▼~
:[セルジュ]|ええ、そうよ。▼~
こんな可愛い子たちを見て、~
気持ち悪いだなんて、失礼だわ。▼~
ほら、この子見て?~
とってもキュートじゃない。▼~
安らかな死に顔よね…▼~
:[オリヴィエ]|や、やっぱり無理ですぅ~~!!~
ち、ちち、近づけないでください~!▼~
:|'''(オリヴィエ退場)'''
:[セルジュ]|あらまぁ、オリヴィエったら。~
せっかく記念の証を見せたのに…▼~
うふふ…でもなんだか~
楽しくなってきちゃったわ。▼~
戦いが終わったら、~
もっと探してみようかしら。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#p1c68725]
#comment
終了行:
#contents
*クロム [#s0b78c6e]
**ソール [#q256c1dc]
***ソール→クロム [#c3443621]
:[ソール]|ふぅ…この辺は片付いたかな。▼~
:[クロム]|すごいじゃないか、ソール。~
大活躍だな。▼~
:[ソール]|いやぁ、それほどでも。たまたま、~
戦いやすい敵だっただけだよ。▼~
:[クロム]|いや、以前と比べても、~
随分頼もしくなったと思う。▼~
厳しい状況でも安心して~
任せられるから助かっているぞ。▼~
他のみんなからも、~
同じような声を聞いているしな。▼~
:[ソール]|そ…そんなぁ。褒めすぎだって。~
て、照れるじゃないか。▼~
でも、そう言ってもらえるのは、~
やっぱり嬉しいな。▼~
:[クロム]|謙遜する必要は無いだろう。~
それだけの成果を上げているんだからな。▼~
:[ソール]|よーし、そこまで言われたら、~
もっともっと頑張らなくちゃね。▼~
これからは騎士として、王子クロムを~
全力で守らせてもらうよ!▼~
:[クロム]|ああ! 頼む。~
信頼しているぞ。▼~
:[ソール]|ほ、ほんとに…!?▼~
うわぁ、クロムにそこまで言われると~
何だか嬉しいな。▼~
が、がんばらなくちゃ…~
よし、よーし…▼~
:[クロム]|えっ…? お前、急に動きが~
ぎこちなくなったけど…大丈夫か?▼~
:[ソール]|だ、大丈夫に…き、決まってる~
じゃない…かっ!▼~
:|'''(ソール退場)'''
:[クロム]|本当か…? 変にプレッシャーに~
感じなければいいんだが…▼~
***クロム→ソール [#o9e30e5d]
:[ソール]|はぁ…はぁ…▼~
:[クロム]|大丈夫だったか!?~
ソール!?▼~
:[ソール]|へ、平気…平気!~
今は敵を倒さなきゃ…!▼~
:[クロム]|待て! 深追いするな!▼~
:[ソール]|で…でも敵がまだいるのに!▼~
:[クロム]|いいから少し落ちつけ!▼~
:[ソール]|!!▼~
…ご、ごめん、~
せっかく頼ってくれたのに…▼~
:[クロム]|ソール、~
肩に力が入りすぎてるんじゃないか?▼~
上手くやろうと意気込み過ぎて、~
空回りしているように見えるぞ。▼~
:[ソール]|そ、そうだよね…~
こんなんじゃ、騎士失格だ…▼~
:[クロム]|ソール…?▼~
:[ソール]|ちょっと褒められたからって、すぐこれだ。~
やっぱり僕ってこういう男なんだよ…▼~
自分に力がないのがわかってるから、~
背伸びして何とか認められようって…▼~
必死にあがいてその結果失敗するんだ…▼~
:[クロム]|そうか…やはりそうだったのか。▼~
すまない、お前の動きが固いのは~
俺が余計なことを言ったせいだな。▼~
だがソール、いいか?~
無理に背伸びをする必要なんてないんだ。▼~
:[ソール]|クロム…▼~
:[クロム]|あの後で、俺も気づいたんだ…▼~
俺はただお前に、俺を守る騎士で~
あってほしいんじゃない。▼~
お前には、俺と共に戦う~
仲間であって欲しいんだ!▼~
:[ソール]|そう言ってくれるのかい…~
ありがとう、クロム…▼~
:[クロム]|いや、感謝するのは俺の方だ。~
これからもよろしく頼む。▼~
仲間として、な?▼~
:[ソール]|うん、任せて!▼~
…って、これでまた~
力みすぎちゃダメなんだよね。▼~
もちろん、これからは~
自分のできる範囲でがんばるよ。▼~
:[クロム]|ああ。▼~
:[ソール]|ふぅ、なんだか気が抜けたら~
お腹が空いてきちゃったなぁ…▼~
:[クロム]|はははっ。いきなりか?~
切り替えの早いやつだ。▼~
そういう所も含めて、~
お前らしいのが一番だな。▼~
**リヒト [#w024ffe1]
***リヒト→クロム [#i7aa6de4]
:[リヒト]|クロムさん、ちょっと待って!▼~
:[クロム]|…? どうした?▼~
:[リヒト]|服の裾が汚れてるよ!~
ちょっとじっとしてて!▼~
:[クロム]|あ、ああ、すまない。▼~
…もういいか?▼~
:[リヒト]|うーん…~
あ、その剣よく見せて。▼~
:[クロム]|構わないが、急いでくれ。~
敵が迫っているんだからな。▼~
:[リヒト]|…やっぱり、ちょっと錆が出てる。~
すぐ落とすから少し待ってて。▼~
:[クロム]|いや、今はそんなことをしてる~
場合では…▼~
…おいリヒト? なぜそんなに~
俺に構おうとするんだ?▼~
:[リヒト]|僕がクロムさんに憧れてるって~
知ってるでしょ?▼~
だから、こうして傍にいて行動を見ていたり、~
お世話をしたりしていれば、▼~
少しでもクロムさんに~
近づけるかもしれないと思ったんだ。▼~
:[クロム]|そ、そうなのか…? だが正直なところ、~
あまり参考にはならないと思うぞ。▼~
:[リヒト]|そんなことないよ!~
ダメって言われても続けるからね!▼~
:[クロム]|まぁ…好きにすればいい。~
だが戦いの邪魔にはならないようにしろよ?▼~
:[リヒト]|うん、ありがとう!▼~
***クロム→リヒト [#v8d90a27]
:[リヒト]|はぁ…はぁ…▼~
:[クロム]|リヒト、辛そうだが大丈夫か?▼~
:[リヒト]|…だ、大丈夫!▼~
クロムさんの側にいて、~
ちゃんとお世話するんだから!▼~
:[クロム]|無理はするなよ?~
ここはイーリスよりも暑い気候だ。▼~
しかも足下が砂地で~
余計に体力が奪われる。▼~
体力のないお前が、俺の動きに~
合わせて付いてくるのは厳しいだろう。▼~
:[リヒト]|そ、そんなことない…僕は…~
クロムさんについていくんだ…▼~
クロムさんみたいに強くなって、~
みんなの役に立つ…ん…だ…▼~
ううっ…▼~
:|'''(リヒト倒れる)'''
:[クロム]|リヒト!▼~
:|'''(暗転)'''
:[リヒト]|…ご、ごめんなさい…~
迷惑かけちゃって…▼~
:[クロム]|ああ、まったくだ。▼~
どんなに背伸びをしても、~
結局お前はまだ子供なんだ。▼~
体力的にも、精神的にもな。▼~
:[リヒト]|くっ…!▼~
:[クロム]|そう言われると悔しいだろう?▼~
:[リヒト]|えっ…? うー…ん。▼~
:[クロム]|それは相手に言われるからだ。▼~
お前に今必要なのは、子供と言われて~
反抗することじゃない。▼~
自分は子供だと認めた上で、急がず~
遠い将来を見据えること…じゃないか?▼~
己を見つめ直す努力…それが、~
大人になる第一歩だと思うぞ。▼~
:[リヒト]|自分を子供だと認めること…▼~
:[クロム]|大丈夫、~
お前ならすぐ大人になれるさ。▼~
実力は認めているからこそ、こうして~
共に戦っているんだぞ?▼~
:[リヒト]|ク、クロムさん…!▼~
:[クロム]|よし、もう立てるか?~
まだ戦いは続く。無理せず頑張れよ。▼~
:[リヒト]|あ、ありがとう…!▼~
:[クロム]|よしよし、その意気だ。▼~
:[リヒト]|ちょ、ちょっと!~
頭クシャクシャに撫でるのやめてよ!▼~
本当に子供扱いじゃないっ!▼~
:[クロム]|はははっ。よし、その元気があれば~
大丈夫だな。行くぞ!▼~
:[リヒト]|う、うんっ!▼~
**ティアモ(ティアモが独身) [#h2ecbd60]
***ティアモ→クロム [#b81494a6]
:[ティアモ]|真夏の砂浜か…いいわね…~
この雰囲気、ロマンチックで…▼~
あの人と二人っきりで、ここに来られたら~
きっと幸せなんだろうな…▼~
…はっ!? ダメダメあたしったら、~
身を引くって決めていたはずなのに…!▼~
:|'''(クロム登場)'''
:[クロム]|何を引くって?▼~
:[ティアモ]|ひえっ!? ク、クロム様!?~
な、ななな、何でもございません!▼~
:[クロム]|ん…?~
何か焦っていないか?▼~
:[ティアモ]|い、いえいえ…!~
全くそのようなことは…!▼~
:[クロム]|そうか…? ま、まぁいい…▼~
いや…しかしティアモ…~
ここは暑いな。▼~
:[ティアモ]|そ、そそ…そうですね…▼~
は…はぁ…はぁ…▼~
:[クロム]|お前、息が荒いぞ!?~
やっぱり暑くて息苦しいのか…!?▼~
:[ティアモ]|い、いえその…!~
こ、これは暑いのではなく、▼~
突然すぎる幸運に~
心の準備が追いつかないと申しますか、▼~
クロム様と珍しくお話できて~
歓喜に打ち震えていると申しますか…!▼~
:[クロム]|…?▼~
:[ティアモ]|え、えっとすみませんあたし~
突然、何を変なことをっ!!▼~
:[クロム]|…俺が話しかけるの、~
そんなに珍しかったか?▼~
:[ティアモ]|い、いえっ! クロム様は~
あたしのような下々の者にも▼~
いつも優しく接して下さいます!~
だ、だから珍しいなんてことはないのですが、▼~
あたしとしてはやっぱり~
もっとお話してみたいなーと…▼~
…はっ! だからダメよ!~
身を引くって決意し直したばかりなのに!▼~
:[クロム]|お前は何を言っているんだ…?▼~
:[ティアモ]|す、すみません…!▼~
あたしったらやっぱり熱気にやられて、~
ちょっと頭がクラクラしているみたいで…▼~
:[クロム]|なに!? そういうことは早く言え!~
歩けるか、ティアモ!?▼~
さあ、俺の腕に掴まれ!~
日陰まで連れていってやるから!▼~
:[ティアモ]|う、腕に!?~
クロム様の腕に、あたしが…!?▼~
そ、そんなの嬉しすぎて…~
このまま…死んでしまいそう!▼~
:[クロム]|ティアモ!? 死ぬな!~
意識を確かにしろ!▼~
:[ティアモ]|は、はい大丈夫です!~
クロム様の前では死にません!▼~
で、では失礼して腕に…~
腕に……▼~
…………▼~
…………▼~
:[クロム]|どうした? 掴まらないのか?▼~
:[ティアモ]|や、やっぱりダメだわ…!!~
クロム様にこの手で触れるだなんて!▼~
そんなこと、想像しただけで~
もう、もう…!▼~
:|'''(ティアモ倒れる)'''
:[クロム]|えぇっ!? お、おいティアモ!?~
しっかりしろ! ティアモ!!▼~
ティアモーーーっ!!?▼~
***クロム→ティアモ [#nfc7ab25]
:[ティアモ]|あ、あたしとしたことが~
まさか本当に倒れてしまうだなんて…▼~
クロム様の前でこのような失態を…!~
フィレイン様が知ったらなんて言うか…▼~
この失敗は戦闘で挽回するしか~
ないわね! よーし…!▼~
:|'''(クロム登場)'''
:[クロム]|ティアモ! お前そんな状態で~
また日差しの強いところに出てくるなんて、▼~
何を考えているんだ!▼~
:[ティアモ]|ひえぇ、クロム様!?~
きょ、今日はよくお会いしますね…▼~
:[クロム]|よくお会いしますねじゃない!~
お前が心配で近くにいたんだ。▼~
またさっきのように倒れでもしたら~
危ないからな。▼~
:[ティアモ]|!! あ、ありがとうございます…~
あたしのために、嬉しい…▼~
でもすみません、あたし一人で~
休んでいるわけにはいきませんので。▼~
:[クロム]|…お前のその真面目な所は~
認めている。▼~
だが、俺はもっとお前には~
自分のことを大事にして欲しいんだ。▼~
:[ティアモ]|えっ…?▼~
:[クロム]|自分に厳しくするのはお前の良い所だし、~
その実力にはいつも助けられている…▼~
だが体調が悪い時くらいは…~
ゆっくり休んでいて欲しい。▼~
少しくらい俺に甘えてくれても~
いいだろう…?▼~
:[ティアモ]|ク、クロム様…~
ありがとうございます…▼~
:[クロム]|わかってくれたならいい。~
さあ、早く日陰に戻るんだ。▼~
次に倒れても、もう運んでやらないぞ?▼~
:[ティアモ]|はい…すみません…▼~
…って、運ぶ!?~
運ぶって、あたしをですか?▼~
クロム様、ここまであたしを~
運んでくださったんですか…!?▼~
:[クロム]|あぁ、そうだが。▼~
:[ティアモ]|えぇーーーーっ!?~
す、すみませんクロム様!▼~
本当に申し訳ありません…~
お、重かったですよね…?▼~
:[クロム]|えーっと…そうだな…▼~
:[ティアモ]|あぁすみませんやっぱり~
言わなくてもいいです!!▼~
クロム様の体感的に重かろうが軽かろうが~
あたしの罪悪感は消えません!▼~
あの、やっぱりあたし戦ってきます!~
もう大丈夫ですから!!▼~
:[クロム]|本当か?▼~
:[ティアモ]|はい! 今から日陰に戻っても~
自己嫌悪で死んでしまいそう…▼~
…じゃなくて、▼~
体を休めた分、いつもより~
多くの敵をせん滅できそうなんです!▼~
砂浜の平和は~
あたしが守ってみせますから!!▼~
:[クロム]|そ、そうか?~
なら頼んだぞ。▼~
:[ティアモ]|はい!▼~
:|'''(ティアモ退場)'''
:[クロム]|…ふぅ。ティアモは俺が話しかけると~
いつもあんな調子だな。▼~
あいつのことだから、天馬騎士として~
俺に気を遣いすぎているのかもしれないが…▼~
今日は特に変だったから~
さすがに心配だな。▼~
まぁ、しばらくは無理をしないよう~
見ていてやることにするか。▼~
:|'''(クロム退場、ティアモ再登場)'''
:[ティアモ]|はぁ…久しぶりにお話ししちゃった…~
クロム様、優しかったなぁ。▼~
………▼~
でも、あの人はもう別の人を~
見ているんだから…▼~
幸せだなんて…思っちゃだめなの。~
いつかは諦めないといけない。▼~
わかってる。~
わかってるのよ…▼~
………▼~
…さ。余計なことは考えないで、~
賊の討伐に専念しましょう…!▼~
*リズ [#r01a52ac]
**スミア [#a34d26e6]
***リズ→スミア [#s394681c]
:[リズ]|スミアさん!~
海だよ、遊ぼうよ!▼~
:[スミア]|リズさん、ダメですよ。~
遊びに来たわけではないのですから。▼~
:[リズ]|え~! だってこの、青い空、白い砂浜、~
…そしてこの透き通った海!▼~
ここで遊ばないで何をするの!▼~
:[スミア]|はしゃぎすぎですよ、リズさん。~
もう少し戦士としての自覚をもった方が…▼~
:[リズ]|って言いながら、スミアさんだって~
水着を取り出してるじゃない!▼~
:[スミア]|えっ!?~
…えと、その、こ、これは。▼~
…そ、そうです!~
ここでは水の中での戦闘も予想されます!▼~
そうなった場合、やはり動きやすい方が~
有利じゃないですか!▼~
:[リズ]|水着を着て上から鎧を着ても、~
ぜんぜん意味ないと思うけど…▼~
:[スミア]|そ、それは…▼~
:[リズ]|それにスミアさん、~
行商人さんから水着を買う時、▼~
すごーく楽しそうに~
選んでたじゃない?▼~
戦闘で着るだけなら、~
可愛さはいらないよねー?▼~
:[スミア]|う、うぅ…それは…▼~
せっかくだから、かわいい女の子の格好、~
してみたいなぁと思って…▼~
それに、元いた世界にはこんな~
水着なんてもの、ありませんでしたし…▼~
でも、確かに私もはしゃいでいましたね…~
ごめんなさい…▼~
:[リズ]|えっ、別に謝らなくてもいいよー!~
女の子だもん、仕方ないよ!▼~
でもさ、せっかく買ったんだし、~
後でちょっと試着してみようよ!▼~
戦士には休息も必要だよ!▼~
:[スミア]|…そうですね。わかりました。~
ありがとうございます、リズさん。▼~
***スミア→リズ [#ubf9af91]
:[リズ]|…はぁ。やっぱり~
見栄は張るもんじゃないね。▼~
せっかく大人っぽい~
水着を選んだのに、▼~
ぶかぶかすぎて~
着れたものじゃなかったよ…▼~
:[スミア]|私も、選んだのがあんなに~
小さい水着だなんて思いませんでした…▼~
いくらかわいくても、~
着られないんじゃ意味が無いですよね…▼~
:[リズ]|ほんとにそうだよね…▼~
っていうか…スミアさん、~
さっき着替えてる時に思ったんだけど、▼~
スミアさんて結構スタイルいいよね。~
わたし、あんまり胸が無いからうらやましくて…▼~
ね、実際のところ~
どれくらいあるの?▼~
:[スミア]|ど、どれくらいって…~
そんなこと言えませんよ!▼~
:[リズ]|えー、女の子同士なんだしいいでしょ?~
誰にも言わないから! ね?▼~
:[スミア]|う、う~ん。~
…内緒ですよ?▼~
:[リズ]|うん! 約束する!▼~
:[スミア]|私は…▼~
:[リズ]|…………▼~
:[スミア]|…………▼~
:[リズ]|…ま、まだかな?▼~
:[スミア]|す、すみません…~
やっぱり言えませんよ…!▼~
:[リズ]|ええ~!! ここまで~
引っ張ったんだからちゃんと教えてよ~!▼~
:[スミア]|そ、そんなぁ…▼~
…あっ、そうだリズさん!~
水着、交換しませんか?▼~
:[リズ]|…えっ?~
あぁー! それ、いい考えかも!▼~
それならきっとお互いサイズが合うし、~
可愛く着られそう!▼~
:[スミア]|ですよね!▼~
それなら早く戦いを終わらせて、~
また着替えに行きましょうよ!▼~
:[リズ]|うんっ!▼~
…って、あれ?~
なんか上手くごまかされたような…▼~
**オリヴィエ [#j9a4858b]
***オリヴィエ→リズ [#d0655f08]
:[リズ]|オリヴィエさーん!~
戦いが終わったら泳ぎに行こうよ!▼~
:[オリヴィエ]|え、で、でも…~
は、恥ずかしいです~。▼~
:[リズ]|え? もしかして…~
水着になるのが恥ずかしいの?▼~
:[オリヴィエ]|は、はい…▼~
:[リズ]|踊りは平気なのに?▼~
:[オリヴィエ]|踊りはお仕事なので平気です…▼~
でも、自ら好き好んで水着になるのは~
恥ずかしいです…▼~
:[リズ]|でも踊り子の衣装も~
あんまり変わらない際どさだよね…?▼~
:[オリヴィエ]|え…そうでしょうか…?▼~
:[リズ]|それにわたし、オリヴィエさんには~
水着がすごく似合うと思うんだけどな~。▼~
:[オリヴィエ]|あ、ありがとうございます…▼~
そういえば、さっきアンナ商会の~
お店でも水着を勧められました…▼~
店主さんに、踊り子なら~
派手なほうがいいよねって言われて、▼~
なんというか…すごいのを~
たくさん渡されちゃいまして…▼~
:[リズ]|あはは! なんか目に浮かぶなぁ。~
でも、すごいのってどんな感じ?▼~
:[オリヴィエ]|あの…その…~
ス、スケスケとか…▼~
:[リズ]|ス、スケスケ!?▼~
:[オリヴィエ]|あとは、穴あきとか…▼~
:[リズ]|あ、穴あき!?~
どこに穴があいているんだろ…?▼~
:[オリヴィエ]|それは聞かないでください~。▼~
:[リズ]|でもさ…たくさんあるなら、~
一着ぐらい普通の水着もあったでしょ?▼~
:[オリヴィエ]|ええと…どうだったでしょう?~
あんまり覚えていないです…▼~
:[リズ]|じゃあ見に行こうよ! それに…~
恥ずかしがってちゃダメだと思うんだ。▼~
オリヴィエさんは人に見られるのが仕事だし、~
克服するいい機会だと思って、ね?▼~
:[オリヴィエ]|うぅ…そ、そうですね。▼~
せっかくですし、~
いくつか買ってみましょうか…▼~
:[リズ]|うん!~
その調子、その調子!▼~
***リズ→オリヴィエ [#l5a1f197]
:[リズ]|オリヴィエさんが水着で出てきたら、~
海が真っ赤に染まったね…▼~
男の人たち、そりゃもう噴水かってくらい、~
見事な鼻血だったよね。▼~
:[オリヴィエ]|…私、恥ずかしすぎて、~
もう人前に出られません…▼~
:[リズ]|あらら…逆に恥ずかしがり屋さんが~
悪化しちゃったね…▼~
:[オリヴィエ]|うぅ…!!~
も、もう私を見ないでください~。▼~
:[リズ]|でもさ、~
まぁ良い事だってあったよね?▼~
賊の人達がいい感じに倒れてくれたから、~
その隙を突けたでしょ?▼~
:[オリヴィエ]|ま、まぁ…そうですけど。▼~
:[リズ]|でもショックだったな~。▼~
オリヴィエさんの買った沢山の水着…~
全部わたしにはサイズが合わないんだもん…▼~
そんなに差があるようには~
見えなかったのにな…▼~
:[オリヴィエ]|リ…リズさんもまだ成長期ですから!~
今後はもっと良い感じに成長しますよ~!▼~
:[リズ]|良い感じって…、どんな感じ?▼~
:[オリヴィエ]|はい…えと…その…それは。▼~
:[リズ]|オリヴィエさん、~
適当に言ってない?▼~
:[オリヴィエ]|ええと、そ、その…あっ!▼~
エ、エメリナ様ですよ!~
そのうちエメリナ様のように▼~
包容力のある大人の魅力を持った~
女性に成長できますって!▼~
:[リズ]|ほ、ほんと!?▼~
:[オリヴィエ]|本当です本当です!▼~
:[リズ]|わたし…お姉ちゃんに~
全然似てないって言われてるのに…?▼~
:[オリヴィエ]|えっ…!?▼~
:[リズ]|いいんだもん!~
似てなくたって!▼~
わたしはお姉ちゃんを超えるくらい、~
大人の女性になってみせるんだもん!▼~
:[オリヴィエ]|そ、そうですよ!~
きっとなれますよ!▼~
は…はぁ。~
本当に泣きたいのは私なのに…▼~
*フレデリク [#ba8fe6bf]
**ヴェイク [#ga730ae2]
***ヴェイク→フレデリク [#fd5fe23d]
:[ヴェイク]|ひゃっほーい!~
海だぜ海! すげーなぁ、おい!▼~
青い空、白い雲!~
さっさと片付けて楽しもうぜ!▼~
:[フレデリク]|ヴェイクさん、少しはしゃぎすぎなのでは?~
まだ戦闘中ですよ?▼~
心を浮つかせていると、思わぬ油断が~
命取りということにもなりかねません。▼~
:[ヴェイク]|わかってるわかってる。~
やるこたぁ、ちゃんとやるって!▼~
その上で、この海をめいっぱい~
楽しもうって言ってんじゃねーか。▼~
お前もそんなしかめっ面ばっかしてねーで、~
もうちょっと楽しそうにしろよ。▼~
:[フレデリク]|ですから、まだ戦闘中で…▼~
:[ヴェイク]|あんだよ…我らが自警団副長は~
遊び心ってやつがわかってねぇなぁ…▼~
そうだ、そんな堅苦しいカッコしてっから、~
頭まで固くなっちまうんだよ。▼~
暑いんだから鎧なんて脱いじまえって。~
もっと開放的になろうぜ!▼~
俺様みたいによ!▼~
:[フレデリク]|年中裸に近い恰好の貴方に言われても…▼~
:[ヴェイク]|細けぇこと言ってんなって!▼~
お前には聞こえないのか!?~
海が俺様たちを呼んでるんだぜっ!▼~
:[フレデリク]|……▼~
:[ヴェイク]|どうした? そんな辛気くせぇ顔して?~
腹でも痛いのか?▼~
:[フレデリク]|…いいでしょう、わかりました。▼~
:[ヴェイク]|おっ、その気になったか?~
よし、この俺様が海での遊び方ってもんを―▼~
:[フレデリク]|そこに直りなさい!▼~
:[ヴェイク]|な、なんだよ、そんな~
おっかねぇ顔して…▼~
:[フレデリク]|あまりにあまりなその態度…~
私も堪忍袋の緒が切れました!▼~
これから、貴方に戦士たるものの~
何たるかを叩き込んで差し上げます!▼~
灼熱の大特訓です!▼~
:[ヴェイク]|なっ、なにーっ!?▼~
***フレデリク→ヴェイク [#rdc667bf]
:[ヴェイク]|はぁ…はぁ…▼~
くっそぉ…なんで俺様が~
砂浜を走るはめになるんだよ…▼~
フレデリクの奴、キレたらあんな~
こえーとは思わなかったぜ…▼~
:[フレデリク]|何を休んでいるのです!▼~
足を止めないでください!~
はい、1、2、1、2!▼~
:[ヴェイク]|走りながら後をついてくんじゃねぇよ!~
鎧着てんのにすげぇ速いなおい!▼~
:[フレデリク]|はい、無駄口を叩かない!~
ほら、1、2、1、2!!▼~
:[ヴェイク]|ん、んなこと言ったってよぉ、~
こう砂浜に足を取られちゃ…▼~
:[フレデリク]|そうです。砂浜での走り込みは、~
通常の何倍も足腰に負担がかかります。▼~
だからこそ、特訓と言えるのですよ!▼~
:[ヴェイク]|くっ、くっそぉ…~
で、でももう走れねぇよ…!!▼~
ぐぁっ…ちょ、ちょっと休憩!~
限界だ限界!▼~
はぁっ…はぁっ…!~
:[フレデリク]|運動というものは、~
限界の更に一歩先…!▼~
あと一歩、もう少し頑張った所から~
身となり、力になるものなのですよ?▼~
はい、もう少しですから~
頑張りましょう!▼~
:[ヴェイク]|そ、そんなこと言って、~
さっきからずっと走りっぱなしじゃねぇか!▼~
はぁっ…はぁっ…▼~
た、頼む…! 少しだけでいいから、~
泳ぎに行かせてくれ…!▼~
このままじゃ、~
汗と暑さでひからびちまう!▼~
:[フレデリク]|やれやれ…仕方ないですね。▼~
:[ヴェイク]|いいのか!?~
戦闘中に泳ぐんだぞ!?▼~
:[フレデリク]|ええ。では、この重りを付けてください。~
水中はまたとない特訓の場になりますからね。▼~
:[ヴェイク]|も、もう勘弁してくれ~!▼~
**カラム [#y901f317]
***カラム→フレデリク [#c13707fd]
:[フレデリク]|おや、カラムさん。▼~
:[カラム]|わっ…びっくりした…~
僕に気づくなんて、さすがフレデリクだね…▼~
:[フレデリク]|ん? どういう意味ですか?▼~
:[カラム]|ううん…いつものことだよ。~
僕、存在感がないから…▼~
気付いてくれてありがとう…▼~
:[フレデリク]|いえ、礼には及びませんよ。▼~
私は貴方のことを注目していますし、~
評価もしています。▼~
これまで、守り手としての貴方の働きに~
何度助けて頂いたかわかりませんし…▼~
:[カラム]|そう言ってもらえて嬉しいよ…▼~
:[フレデリク]|そんなことよりもカラムさん。~
貴方は大丈夫だとは思いますが、▼~
いくら海にいるからと言って、~
あまり気を緩めてはいけませんよ?▼~
:[カラム]|何かあったの?▼~
:[フレデリク]|賊との戦闘に乗じて…どうも~
良からぬ小悪党が紛れ込んでいるようです。▼~
…我々は軍の中でも重要な守り手。~
常に気を抜かないよう心がけて下さい。▼~
:[カラム]|!! わかったよ…!▼~
:[兵士]|お話し中、失礼致します!~
フレデリク様にお伝えしたい件が…!▼~
:[フレデリク]|どうしたのですか?▼~
:[兵士]|はっ! 窃盗事件です!~
一般の兵が金品を盗まれたと…!▼~
:[フレデリク]|やはり、金品目当てでしたか。▼~
:[カラム]|小悪党って…そいつかい?▼~
:[フレデリク]|ええ、そうです。~
すぐに現場に向かいましょう。▼~
:|'''(フレデリク退場)'''
:[カラム]|僕も行くよ…!▼~
***フレデリク→カラム [#a6ca4dc6]
:[フレデリク]|では、犯人の身柄は任せます。~
しかるべき処置を。▼~
:[兵士]|はっ! ご協力感謝します!▼~
:[フレデリク]|………▼~
本当にありがとうございます、~
カラムさん。▼~
:[カラム]|…いや。僕は…そんな。▼~
:[フレデリク]|そんなに謙遜しないでください。~
貴方が犯人を捕まえたのですから。▼~
もし取り逃がしていたら、~
我々の警護が甘いと▼~
皆さんに笑われてしまう所でした。▼~
:[カラム]|うん。僕も役に立てて良かったよ。▼~
:[フレデリク]|それにしても、よくあっさり~
犯人を捕まえられましたね。▼~
:[カラム]|それは…ほら…僕、~
やっぱり存在感がないから。▼~
戦場から離れたところで~
立ってただけなんだ。▼~
そうしたら、怪しい男が~
目の前を通り過ぎていって…▼~
全然こっちには気づいてなくて…そのまま、~
後ろから近付いて簡単に捕まえられたんだ。▼~
:[フレデリク]|なるほど…やはりカラムさんのそれは、~
一種の才能なのですね。▼~
:[カラム]|そ、そんなこと…▼~
:[フレデリク]|そういえば以前も、▼~
自警団のアジトに忍び込もうとした賊を~
カラムさんが捕らえたことがありましたね。▼~
:[カラム]|う、うん…あの時は賊が~
昼寝してた僕に気づかなくて…▼~
:[フレデリク]|それらは全て貴方の力の賜物です。~
我々はこれほど助けられているのですから。▼~
…これからも、~
よろしくお願いしますよ。▼~
:[カラム]|あ、ありがとう…~
そんな風に言われると…嬉しいな…▼~
**リベラ [#b39faf75]
***リベラ→フレデリク [#l3fcdaac]
:[フレデリク]|リベラさん…実は貴方に~
相談したいことがあるのです。▼~
:[リベラ]|改まって、なんでしょう?▼~
:[フレデリク]|私は罪深き者…!~
それはわかっているのです…▼~
ああ…神よ…▼~
:[リベラ]|落ち着いてください、フレデリクさん。~
神に懺悔したい、ということですか?▼~
:[フレデリク]|ええ、そうです。そうなのです。▼~
:[リベラ]|わかりました。お聞きしましょう。~
もちろん、あなたから伺ったお話は、▼~
誰にも口外などしません。~
安心して懺悔なさってください。▼~
:[フレデリク]|はい…実は…▼~
主君への忠誠心が~
溢れすぎて止らないのです!▼~
そのせいで、クロム様やリズ様に~
嫌われてしまったのではないかと…▼~
:[リベラ]|は、はぁ…しかし、忠信は~
良いことなのではありませんか?▼~
:[フレデリク]|そうでしょうか…▼~
:[リベラ]|とりあえず伺いましょう。▼~
:[フレデリク]|まずひとつ…日々の士気を上げるため、~
自分の天幕内に、▼~
クロム様やリズ様の肖像画を~
たくさん飾っていたのを知られ、▼~
お二人に困った顔をされてしまいました。▼~
:[リベラ]|…………▼~
:[フレデリク]|ふたつめ。クロム様の下着にほころびを~
見つけたので、縫って直していたところ…▼~
これもまた、そこまでやらなくていいと~
怒られてしまいました…▼~
:[リベラ]|な、なんと…▼~
:[フレデリク]|みっつめ。肌寒い日に、足が冷えてはと~
リズ様の靴を私の胸元で暖めておきました。▼~
しかし、それもやり過ぎだと言われ…▼~
:[リベラ]|た、確かにそれはちょっと、~
度を超しているかもしれませんね…▼~
:[フレデリク]|いえ、今お話ししたのは、~
私の懺悔のほんの一部に過ぎません。▼~
思いつくだけでも、あと百二十程…▼~
:[リベラ]|自覚がないものも含めると、~
大変な数になりそうですね…▼~
:[フレデリク]|ええ。ですから、ナーガ様のお力で~
なんとかなりませんでしょうか!?▼~
:[リベラ]|それはもはや、ナーガ教ではなく~
イーリス王家教ですね…▼~
これはもう、~
一度離れてみるしかないのでは?▼~
:[フレデリク]|ぐっ…! そ、それは…!▼~
:[リベラ]|距離を置くことで見えてくるものも~
あるのではないですか?▼~
:[フレデリク]|わ、わかりました…やってみます…▼~
***フレデリク→リベラ [#z996e25e]
:[フレデリク]|はぁ…▼~
:[リベラ]|フレデリクさん?▼~
:[フレデリク]|ふぅ…~
はぁぁ…▼~
:[リベラ]|フレデリクさん!~
フレデリクさん!▼~
:[フレデリク]|はぁ…クロム様…リズ様…▼~
:[リベラ]|大声を上げても全然聞こえていない…~
肩を揺すっても気づく様子はない…▼~
いったいどうすれば~
耳を貸してもらえるのでしょうか…▼~
………▼~
仕方ありません、~
神よ、腕力に訴える私にお許しを…!▼~
:[フレデリク]|い、痛いっ!▼~
は…!?~
おや、リベラさんではありませんか。▼~
なんですか、突然叩くなんて~
あんまりではありませんか?▼~
:[リベラ]|それはこちらが言いたいくらいです。▼~
戦闘中にそんな風に呆けていては、~
危ないですよ?▼~
:[フレデリク]|た、確かに…すみません。▼~
主君と距離を置こうと~
努力していたのですが…▼~
かえってそのことばかり~
考えてしまって…▼~
:[リベラ]|やれやれ…本当に重症ですね。▼~
これはもうゆっくり~
改善していくしかないでしょう。▼~
:[フレデリク]|し、しかし、それではまた~
クロム様やリズ様に嫌がられてしまうことに…▼~
:[リベラ]|大丈夫ですよ。▼~
先ほど、お二人にそれとなく~
話を伺って参りました。▼~
もちろん、懺悔の内容は~
伏せてありますのでご安心を。▼~
:[フレデリク]|えっ!?~
…そ、それで、お二人は何と!?▼~
:[リベラ]|あなたに対して、特に怒っているだとか、~
嫌っているというわけではなさそうです。▼~
あまりに度を過ぎたことは勘弁して欲しいという~
空気は伝わってきましたが…▼~
あなたの忠誠心は、~
十分理解しておられるようでしたよ。▼~
:[フレデリク]|ああ、なんとお優しい…▼~
しかし…やはり私の方から~
独り立ちすべきなのでしょうね。▼~
:[リベラ]|ええ、信頼や絆は大切なものですが、~
それはお互いを尊重することが前提です。▼~
:[フレデリク]|わかりました!▼~
これからは主君のご迷惑にならないよう、~
誠心誠意、尽くさせて頂きます!▼~
:[リベラ]|ええ、そうなさるのが良いでしょう。▼~
:[フレデリク]|そうだ! さっそくこの決意を~
お伝えしなければ!▼~
クロム様、リズ様~!▼~
:[リベラ]|やれやれ…これはまだまだ、~
時間がかかりそうですね。▼~
*ヴィオール [#qdbd136f]
**ガイア [#x7e440d3]
***ヴィオール→ガイア [#e0b93d03]
:[ヴィオール]|ふう…戦の合間に嗜む~
紅茶の味は格別だね。▼~
:|'''(ガイア登場)'''
:[ガイア]|なんだ、ヴィオール。▼~
お前、戦闘中だってのにティータイムか?~
呑気なもんだな。▼~
:[ヴィオール]|おや、ガイアくん。▼~
戦闘中とはいえ、~
お茶を楽しむ余裕を忘れてはいけないよ。▼~
それより、ひとつ~
困ったことが起きてね。▼~
紅茶に合わせる菓子を~
切らしてしまったのだ。▼~
:[ガイア]|そりゃ可哀想にな。▼~
じゃあ優雅なひとときは諦めて、~
さっさと戦列に復帰してくれ。▼~
:[ヴィオール]|ふふん、諦めるだなんてまさか。~
そこでだ。▼~
君、菓子を用意したまえ。▼~
:[ガイア]|お前なぁ…なんで俺がそんなことを~
しなくちゃならないんだ?▼~
:[ヴィオール]|君はいつも砂糖菓子を~
持ち歩いているではないか。▼~
:[ガイア]|確かにそうだが…~
今は戦いの最中だろ?▼~
出せと言われてホイホイと~
簡単に出せるもんじゃないし、▼~
用意しろと言われてすぐ用意できるほど、~
俺が見繕う菓子は安くないぜ。▼~
:[ヴィオール]|高級品ということかい…?▼~
:[ガイア]|ああ。~
独自の購入ルートがあるんだよ。▼~
これはこれで苦労してるってのに…~
さすが貴族様は苦労を知らねぇな。▼~
:[ヴィオール]|おやおや、つれないねえ。~
では一体いくら欲しいんだい…▼~
:|'''(ガイア退場)'''
:[ヴィオール]|ちょ、ちょっと君!?~
人の話は最後まで…▼~
ううむ…行ってしまったか。~
やれやれ…▼~
***ガイア→ヴィオール [#ybf3ed95]
:[ヴィオール]|ガイアくん、ガイアくん。▼~
:[ガイア]|はぁ?~
…なんだ、またお前か。▼~
:[ヴィオール]|菓子はまだかね?▼~
:[ガイア]|ヴィオール…お前、言えば~
なんでも出てくると思ってるだろ。▼~
:[ヴィオール]|そんなことは思っていないよ。~
君への対価もきちんと考えている。▼~
:[ガイア]|へぇ…何をくれるってんだ?▼~
:[ヴィオール]|菓子を用意してもらう代わりに、~
金を用意すればいいのだろう?▼~
望みの金額を言いたまえ。~
手持ちで足りると良いのだが…▼~
:[ガイア]|金さえ出せばいいと思ってんのか?▼~
貴族ってやつはそうやって~
なんでも金で解決しようとするんだな。▼~
:[ヴィオール]|ふぅむ…君の怒りは収まらないようだね。▼~
:[ガイア]|俺は金があれば何でもできると~
思ってる奴が一番嫌いなんだよ。▼~
:[ヴィオール]|しかし、貴族だろうがなんだろうが、~
何かを手に入れる時に▼~
対価として金を払うのは、~
至極当然のことだと思うのだがね…▼~
君も依頼を受けたらその対価として~
何らかの報酬を要求するだろう?▼~
:[ガイア]|…なら、菓子を用意してやる報酬として、~
お前のそのよだれかけをくれよ。▼~
菓子を食うと口元がベタベタになるから、~
それがあったら便利そうだ。▼~
:[ヴィオール]|このよだれかけ…いや、~
このスカーフを、かい?▼~
ううむ…~
これは渡すわけにはいかないね。▼~
:[ガイア]|それじゃ、この話はナシだな。▼~
:[ヴィオール]|そうか…残念だよ。▼~
私はただ、君と~
お茶がしたかっただけなのだが…▼~
:[ガイア]|えっ…?▼~
:[ヴィオール]|私は普段、あまり君と~
話したことがなかったからね。▼~
この砂浜の開放的な空気に乗じて~
親交を深めたいと思ったのだよ。▼~
せっかく砂糖菓子に合いそうな~
銘柄も用意していたんだが…残念だよ。▼~
:[ガイア]|な…なんだ!~
そういうことだったのかよ。▼~
それならそうと…早く言えよ。▼~
:[ヴィオール]|ん? それは私とティータイムを~
共にしてくれる気になったということかね?▼~
:[ガイア]|ま、まぁな…▼~
:[ヴィオール]|それなら良かったよ。▼~
…だが約束は~
後から果たすとしよう。▼~
また敵が迫ってきているようだ。▼~
:[ガイア]|ちっ…仕方ないな。~
ならさっさと仕事を終えるとするか。▼~
:[ヴィオール]|うむ。君と私で力を合わせて~
敵を蹴散らそうではないか。▼~
:[ガイア]|ああ! いくぜ!▼~
*ヴェイク [#l3164fde]
**リヒト [#i47ac01e]
***ヴェイク→リヒト [#te4936eb]
:[ヴェイク]|く~!! すげぇ日差しだな、おい!~
今すぐ泳ぎ出したいくらいだぜ!▼~
:[リヒト]|うん…そうだね…▼~
:[ヴェイク]|お…? なんだお前?~
こんなところに来てまで本読んでんのかよ!▼~
:[リヒト]|勉強することはいっぱいあるからね。~
僕はいつでもどこでも本を手放さないんだ。▼~
:[ヴェイク]|そんなんだと大きくなれねえぞ。▼~
:[リヒト]|関係ないでしょ!▼~
:[ヴェイク]|だとしても、もう少し、~
肩の力を抜いたらどうだ~?▼~
:[リヒト]|もう! 余計なお世話だよ!▼~
せっかく勉強してるんだから~
邪魔しないでよねっ!▼~
:[ヴェイク]|へいへい、そんなに頭使ってると~
この暑さと相まって干からびちまうぞ。▼~
:[リヒト]|そうだね…僕はヴェイクさんみたいに、~
頭の中まで筋肉でできてないからね。▼~
:[ヴェイク]|な、なにぃーーー!?▼~
:[リヒト]|でも…僕も本当はわかってるんだ。▼~
本を読んでばかりいても~
クロムさんのようにはなれない…▼~
もっと鍛えて男らしく、~
頼りがいのある人間になりたいな…▼~
:[ヴェイク]|クロムクロムって…お前の憧れる男の中に~
俺様はいないのかよ…▼~
:[リヒト]|うーん、この際ヴェイクさんでもいいから~
強くたくましくなりたいな…▼~
:[ヴェイク]|その言い方は釈然としねぇが…~
よし、それじゃ…こうしたらどうだ?▼~
お前はこれから訓練をしながら、~
その分厚い本を読むんだ。▼~
そうすりゃ、知識はつくし~
筋肉もつくしで一石二鳥だろ?▼~
:[リヒト]|そうか、なるほど! ヴェイクさんも~
たまにはいいことを言うね!▼~
:[ヴェイク]|ははは~!▼~
って…『たまには』が余計だっ!!▼~
:[リヒト]|あはは、冗談だよ!~
それじゃ、早速試してみようっと。▼~
:[ヴェイク]|…そうだ、リヒト。~
お前が持ってる難しそうな本、▼~
なんでもいいから俺様にも貸せよ。~
俺様もお勉強とやらをしてみるぜ。▼~
:[リヒト]|うん、わかったよ。これからお互い~
足りない所を高めていくんだね。▼~
僕はもっと男らしくなる…~
ヴェイクさんは頭が足りてない所を治す…▼~
:[ヴェイク]|だからその言い方を何とかしやがれー!!▼~
***リヒト→ヴェイク [#f840d34b]
:[リヒト]|じゅういち…じゅうにっ…▼~
…う、うーん…▼~
訓練しながら本を読むのって、~
難しいなー。▼~
これだと、文字がぶれて~
気持ち悪くなってきちゃうよ…▼~
困ったな…あっ、そうだ!▼~
地面に本を置いて腕立て伏せを~
しながら読むのはどうかな!?▼~
よし、早速…よいしょっ…と。▼~
ううーん…これをやると、~
汗が落ちてページが汚れちゃうよ…▼~
:|'''(ヴェイク登場)'''
:[ヴェイク]|リヒト君。▼~
:[リヒト]|あっ、ヴェイクさん。▼~
本を読みながら運動するのは~
けっこう難しいね…▼~
…って、あれ? ヴェイクさん…~
今、僕のことなんて呼んだの…?▼~
:[ヴェイク]|リヒト君と呼んだのさ。▼~
:[リヒト]|ええっ!? ど、どうしちゃったの?~
ヴェイクさん!?▼~
:[ヴェイク]|なんだい、そんなに声を荒げたりして。~
騒がしいよ、リヒト君。▼~
:[リヒト]|どうしたのって…何その話し方?~
いつもと全然違うじゃない!?▼~
:[ヴェイク]|ふふ…俺様…いや、わたくしは本を読んで~
一気に教養を身につけることができたのだよ。▼~
知っているかい? 一般的な魔法には~
火と風と雷の属性があるのだよ。▼~
:[リヒト]|知ってるよ、それくらい!▼~
:[ヴェイク]|他にも、闇魔法という一般の魔術士では~
扱えない強力な魔法も存在していてね。▼~
この魔法を最も得意とするのは、~
ペレジアの者たちなのだけれど…▼~
:[リヒト]|あわわ…どうしよう!▼~
言ってることは全然大したことないけど、~
ヴェイクさんがなんか理知的になっちゃった!▼~
このままじゃ、いつか~
僕の座が奪われちゃうかもしれない!▼~
:[ヴェイク]|ふふふ…このように知的な~
会話を楽しむのも清々しい気分と言えるよ。▼~
これからは学者として生きていく人生も~
悪くはないと思っているんだよ、はははは…▼~
:[リヒト]|えぇーーーっ!?~
急に倒れちゃった!?▼~
…だ、大丈夫!?~
ヴェイクさん! ヴェイクさーん!?▼~
:[ヴェイク]|う…うーん…~
頭、痛てぇ…▼~
なんか悪い夢見てた気がするぜ…▼~
:[リヒト]|普段やらないような事をして~
頭に負荷をかけ過ぎたのかな…?▼~
知識が許容量を超えちゃって~
突然気を失っちゃったとか…?▼~
:[ヴェイク]|んん…? 俺様、一体どうしてたんだ?~
リヒト、なんか知ってるか?▼~
:[リヒト]|い、いや…知らないよ。~
突然倒れたからびっくりしたよ…▼~
:[ヴェイク]|そうか~。まぁどこも調子は悪くねぇし、~
気にしなくても平気だな!よし!▼~
:[リヒト]|うーん、本人には黙っておこう…▼~
*ソール [#k27944e4]
**グレゴ [#b77c85f1]
***グレゴ→ソール [#i5eaf219]
:[グレゴ]|おい、ソール。こんなとこで、~
なにボケーっとしてんだ?▼~
:[ソール]|ああ、グレゴ。~
じっと遠くを見るの…好きなんだ。▼~
水平線ってさ…~
見ていて飽きないよね。▼~
:[グレゴ]|なんだぁ? 水平線!?~
いくらなんでも年寄り臭くねぇか?▼~
ほらよ! あの辺で肌をさらけ出し、~
夏の日差しに浮かれてる女たちに▼~
単身で乗り込んでいくぐらい~
してみろってんだ!▼~
:[ソール]|ええっと…~
確かに女性陣はいるけど。▼~
僕には武器と武器を激しくぶつけ合う、~
勇ましい姿しか見えないな…▼~
:[グレゴ]|…ああ、たとえが悪かった。~
うちの女性陣はダメだ。おっかねぇ。▼~
:[ソール]|あはは…でもグレゴこそ、~
海なのにあんまりはしゃがないんだね。▼~
もっと喜んだり~
騒いだりするものかと思ってたよ。▼~
:[グレゴ]|いや~、~
俺はもうそんな年じゃないんだよ。▼~
それなりにもう~
落ち着いちまってさ…▼~
こういうのは女が楽しそうにしているのを、~
遠巻きに見てるだけでいんだよ。▼~
飯食ったり酒飲んだりしながらな。~
それもなかなかオツなもんだぜ?▼~
:[ソール]|そうなんだ。でも、どっちかっていうと、~
僕もはしゃいだりするよりは▼~
そっちのほうが気楽でいいかな。~
…やっぱりおじさん臭い?▼~
:[グレゴ]|あ~、まぁ、ソールがいいなら~
それでいいんじゃねぇか?▼~
楽しみ方は人それぞれって事だ。▼~
女の尻を追うのもよし、~
のんびり海を眺めるのもよし、▼~
仲間同士ぶつかりあって、~
互いを高め合うのもよし、ってか。▼~
:[ソール]|そうだね。それじゃあ後で、~
一緒に食事でもしない?▼~
:[グレゴ]|おっ! いいねぇ。ちょうど~
メシ食う仲間が欲しいと思ってたところだ。▼~
まだまだ若い奴には負けねぇぜ。▼~
***グレゴ→ソール [#yd0f8707]
:[グレゴ]|うへぇ…気持ち悪…~
ちょっとばかり食い過ぎたな…こりゃ。▼~
:[ソール]|グレゴ、顔色悪いよ。大丈夫?~
お腹壊したなら薬あげるけど…▼~
戦闘中の小休止とはいえ、~
あんなに食べるのはどうかと思うよ?▼~
:[グレゴ]|そう言うお前こそ、かなり食ってたよな?~
その割りに平気そうな顔しやがって…▼~
優男っぽいが、~
なかなか骨があるじゃねぇか…▼~
ううっ…▼~
:[ソール]|あはは…~
大食いとはよく言われるかな…?▼~
:[グレゴ]|くっそ~。俺もあと一回り若ければ~
お前みたいに涼しい顔してるんだろうがな…▼~
ううっ…しかもヤバい。~
戦闘中だってのに眠くなってきやがった…▼~
:[ソール]|ええっ!?~
それはさすがに緊張感ないんじゃない?▼~
:[グレゴ]|だから年取ると仕方ねぇんだよ~!▼~
く、くそっ…~
まぶたとまぶたが惹かれ合う…!▼~
:[ソール]|グレゴって本当におじさ…~
いや…大人なんだね。▼~
:[グレゴ]|でもな…それだけじゃねぇぞ。▼~
ちょっと食い過ぎるとな…~
身体に余計な肉も付き出すんだぞ…▼~
:[ソール]|もうそれって中年ぶと…~
いや、大人なんだね…▼~
:[グレゴ]|もういいって…~
大人っていうか、おっさんだな。▼~
まあ、こんなおっさんで良ければ、~
いつでもメシに付き合うからよ。▼~
:[ソール]|うん、そうだね。~
楽しかったから、明日でもいいよ。▼~
:[グレゴ]|う、うーん。~
さすがに連日はきついな。▼~
俺にもう少し、若さがあれば…▼~
*ミリエル [#sfd4edcf]
**スミア [#v729f2f5]
***ミリエル→スミア [#fd8922d7]
:[ミリエル]|…………▼~
:[スミア]|…………▼~
…あの、ミリエルさん?▼~
:[ミリエル]|おかまいなく。▼~
:[スミア]|いえ、おかまいなくではなくて…~
どうして私をじっと見ているんですか?▼~
:[ミリエル]|私の事は存在しないと思ってください。~
でないと、正確な結果が出ませんから。▼~
:[スミア]|結果って…~
何をしてるんですか?▼~
:[ミリエル]|貴方を観察してるんです。▼~
:[スミア]|か…観察?▼~
:[ミリエル]|はい。貴方のそのドジっぷりや、~
男性を惹きつける所作に興味があります。▼~
:[スミア]|えぇ!? ドジだとはよく言われますが…~
男性を惹きつけてなんていません!▼~
:[ミリエル]|いいえ。貴方は自分の武器を理解している。~
その上での作戦のはずです。▼~
:[スミア]|私、そんな…~
はしたない女じゃありません!▼~
:[ミリエル]|意識していないのならなおさらです。▼~
自然にやっているのなら、~
それ自体が特殊な能力と言えるでしょう。▼~
その守ってあげたくなるような色香が~
雄を惑わせる生物としての特性…▼~
貴方はそれを体現しているのです。▼~
:[スミア]|えっ…ええっ!?▼~
:[ミリエル]|さあ、私のことは気にせず、~
思いきり色香を垂れ流してください。▼~
:[スミア]|ひ、酷いです! ミリエルさん…~
私、本当はドジなのも治したいのに…▼~
:[ミリエル]|ああ…いいですね、その感じ。~
泣き顔は男性の庇護欲を大いにそそります。▼~
:[スミア]|そ、そんな!!~
…ミ、ミリエルさんのバカ~!!▼~
:|'''(スミア退場)'''
:[ミリエル]|あっ、スミアさん…?▼~
:|'''(スミア転ぶ)'''
:[スミア]|う、うぅ…砂まみれです…▼~
:[ミリエル]|ふむ…~
やはり興味深いですね…▼~
***スミア→ミリエル [#o1e7d739]
:[ミリエル]|スミアさん。▼~
:[スミア]|…な、なんですか?~
また私を観察しに来たんですか?▼~
:[ミリエル]|いいえ。もうその必要はありません。~
結果が出ましたので今回はその報告です。▼~
:[スミア]|結果…ですか?▼~
:[ミリエル]|ドジな行動が無意識なものかどうか~
調べさせて頂きましたが…▼~
明らかに演出していますね。▼~
:[スミア]|え…!?~
そ、そんな事ないですよ!▼~
:[ミリエル]|とぼけても無駄です。貴方…~
先ほど鏡の前でポーズを取ってましたね?▼~
:[スミア]|…!!▼~
:[ミリエル]|加えてどの角度から転ぶのが~
可愛いか…なんて研究もされていました。▼~
さあ、白状してください。▼~
本当は貴方、これまでのドジは全て…~
男性の気を惹くための計算だったんですね!▼~
:[スミア]|…ミリエルさん。▼~
…………▼~
…ふふ、うふふふふ…!~
あははははは!▼~
さすがミリエルさん!~
ばれてしまっては仕方ありませんね!!▼~
はい、そうですよ!~
すべてあなたの言う通り!▼~
ドジなのも花占いもすべて、~
男性の気を惹くためのものです!▼~
女として男性の目を気にするのは~
当然でしょう!?▼~
それが何か悪いのですか!?▼~
:[ミリエル]|やはりそうでしたか…妙にあざといとは、~
前々から感じていたのです…▼~
:[スミア]|あなたは知ってはいけないことを、~
知ってしまいましたね!?▼~
ですが、まだ大丈夫…!~
この事実を知っているのは、あなただけ…▼~
:[ミリエル]|な、何をするつもりですか?▼~
:[スミア]|ふふふ…勘の良いあなたなら、~
秘密を知ってしまった者に対して、▼~
私が何をするのかぐらい~
わかるでしょう…?▼~
:[ミリエル]|そ、そんな…まさか貴方が~
そこまでする人だったなんて…!▼~
あ、あまりのショックに~
頭がクラクラしてきました…!▼~
それに、視界も霞んで…~
? 遠くから声が…?▼~
:|'''(暗転)'''
:[スミア]|………エルさん!▼~
ミリエルさん!!▼~
ミリエルさん、大丈夫ですか!?▼~
:[ミリエル]|…はっ!? あっ…ええと。~
私一体どうしていたのですか?▼~
:[スミア]|砂浜で立ちくらみをされたようで、~
倒れていらっしゃったんですよ。▼~
うなされていたので、~
とても心配しました…▼~
:[ミリエル]|貴方が…~
介抱して下さったのですか?▼~
:[スミア]|はい、もちろん。~
仲間を助けるのは当たり前じゃないですか?▼~
:[ミリエル]|け、計算では…ないのですよね?▼~
:[スミア]|?? 計算…?▼~
:[ミリエル]|いいえ…うふふ。~
何でもありません。▼~
そうですよね…決して器用でない貴方が~
そんなことをできるはずがない…▼~
夢の中とはいえ、貴方を疑うような~
真似をしてすみませんでした。▼~
:[スミア]|えと…何のことを謝っていらっしゃるのか~
わかりませんが…▼~
もう顔色も良くなったみたいですね。~
良かった…▼~
:[ミリエル]|はい、もう大丈夫です。~
ありがとうございます、スミアさん。▼~
:[スミア]|いえいえ。▼~
**マリアベル [#d03b7278]
***ミリエル→マリアベル [#wc3b9d4a]
:[マリアベル]|暑い暑い…暑いですわ…▼~
何ですの、この日差しは…~
わたくしに対する嫌がらせですの?▼~
この白い肌が日焼けでもしたら~
どうしてくれるんですの?▼~
まったく、日傘を常備していたから~
良かったようなものの…▼~
それにしても皆さん、よくこんな状況で~
はしゃごうと思えますわね…▼~
暑さで冷静な判断力を失ってしまったとしか~
思えませんわ。▼~
…ねぇ、ミリエルさん?▼~
:[ミリエル]|…………▼~
:[マリアベル]|はぁ…貴方は貴方で、海に来てまで~
お勉強中ですのね。▼~
こんな暑い中で、よくじっとして~
いられますわね。▼~
何か涼しくなる魔法でも使って~
いらっしゃるの?▼~
:[ミリエル]|…そんなものはありません。▼~
しかし、確かにこの状況で、~
読書をしているだけなのは勿体ないですね。▼~
:[マリアベル]|…勿体ない?▼~
:[ミリエル]|照りつける太陽の下で、~
人はなぜ開放的になるのか…▼~
非常に興味深いです。▼~
:[マリアベル]|確かに、それには同意致しますわ。▼~
:[ミリエル]|ですから、ちょっと私も一緒に~
戯れてみようかと思います。▼~
同じ体験を通じて、~
何かわかるかもしれません。▼~
:[マリアベル]|…? 理屈を付けて、貴方も~
遊びたいだけなのですか?▼~
…でも、少し安心しましたわ。▼~
貴方にも普通の人と同じような感情が――▼~
:[ミリエル]|では、あの海辺にたむろしている~
賊の方々と戯れてきますね。▼~
:|'''(ミリエル退場)'''
:[マリアベル]|えっ!? ちょ、ちょっと!?▼~
それは危ないですわよ、ミリエルさん!~
お待ちになって!▼~
***マリアベル→ミリエル [#s49c9eab]
:[マリアベル]|大丈夫ですの、ミリエルさん?▼~
:[ミリエル]|ええ、平気です。~
調査そのものは失敗に終わりましたが。▼~
:[マリアベル]|調査がどうとかそういう話ではなく…▼~
:[ミリエル]|取り囲まれてヘラヘラされた上に~
『可愛いねーちゃん、どっから来たの』などと▼~
腹立たしい言葉を投げかけられたので、~
イライラして叩きのめしてしまいました。▼~
:[マリアベル]|そ、そうでしたの…~
でも、怪我などなくて一安心ですわ。▼~
:[ミリエル]|あんな浮ついた方々にやられるような~
私ではありませんから。▼~
:[マリアベル]|それもそうですわね。ふふっ。▼~
:[ミリエル]|しかし、調査はやり直しです…▼~
:[マリアベル]|わかりました、この戦いが終ったら、~
わたくしがお付き合いいたしますわ。▼~
:[ミリエル]|貴方は日傘の下で暑い暑いと言ってばかりで~
参考にならないのでは?▼~
:[マリアベル]|そ、そんなことありませんわ!▼~
貴族は貴族らしく、穏やかに優雅に~
夏の昼下がりを楽しむものでしてよ。▼~
波打ち際で走り回るだけが、~
海の楽しみ方ではありませんもの。▼~
ミリエルさんにも、優雅な夏の~
楽しみ方を教えて差し上げますわ。▼~
:[ミリエル]|なるほど…それはまた興味深いですね。~
よろしくお願いします。▼~
*スミア [#daa4f3b4]
**マリアベル [#g8c36cea]
***マリアベル→スミア [#h0128412]
:[マリアベル]|何かしら…~
誰かの視線を感じますわ…▼~
太陽の光が降り注ぐこの砂浜で~
こちらを情熱的に見つめる瞳…▼~
もしや、密かにわたくしに~
想いを寄せる殿方が?▼~
ふふっ…我ながら~
罪作りな女ですわね。▼~
:[マリアベル]|?? 何ですの?~
今の音は…▼~
:|'''(スミア登場)'''
:[スミア]|いたたたた…▼~
:[マリアベル]|ス、スミアさん?▼~
貴方、そんなところで~
何をなさってるの?▼~
それに…その手にされている~
メモのようなものは?▼~
:[スミア]|え? ええっと…その…▼~
:[マリアベル]|まさか、わたくしが感じていた~
熱い視線は貴方の…?▼~
なぜコソコソと~
こちらを見ていたのですか?▼~
:[スミア]|それは…その…私、知っての通り~
ドジばっかりで。▼~
:[マリアベル]|ええ、確かにそれは以前から~
存じ上げておりますわ。▼~
:[スミア]|でも…それでも~
みなさんのお役に立ちたくて…▼~
貞淑で品のある令嬢の~
マリアベルさんを見習おうかなと…▼~
:[マリアベル]|なるほど、そういうことでしたのね。~
そう言われて悪い気はしませんわ。▼~
でも、いきなりわたくしの域を~
目指すのは難しいと思いますわよ。▼~
:[スミア]|それでも勉強したいんです!▼~
:[マリアベル]|仕方ありませんわね…ならばいくつか~
貴族の女としての心得をお教えしましょう。▼~
まず、第一にいついかなる時でも~
落ち着いて取り乱さずに行動すること。▼~
:[スミア]|あわわっ!~
ちょ、ちょっと待ってください!▼~
メモしますから! ええと、~
メモはどこにいったんでしょう…!?▼~
:[マリアベル]|その動きが既に~
取り乱してますわよ…▼~
他には…服装の乱れは心の乱れ。▼~
:[スミア]|なるほど…▼~
:[マリアベル]|こんなものはまだ基礎の基礎で…▼~
:[スミア]|わかりました! これで大丈夫です!~
頑張ってみます!▼~
:[マリアベル]|え? ちょ、ちょっとお待ち下さいな!~
説明はまだ始まったばかり…▼~
:[スミア]|ありがとうございます!~
マリアベルさん!▼~
:|'''(スミア退場)'''
:[マリアベル]|行ってしまいましたわ…▼~
あんな様子では、~
嫌な予感しかしませんわね…▼~
***スミア→マリアベル [#z6179334]
:[マリアベル]|あら、スミアさん。▼~
あれから色々と教えて差し上げましたが、~
その後いかがですか?▼~
:[スミア]|そ、それが…~
全然上手くいかないんです…!▼~
:[マリアベル]|案の定ですわね…▼~
:[スミア]|防具の手入れをしようとしたら~
壊してしまったり…▼~
武器を運んでいたら転んじゃって~
砂まみれにしてしまったり…▼~
:[マリアベル]|はぁ…貴方のドジな所は~
やはり天性のものなのですね。▼~
失敗したのはそれだけですか?▼~
あとはわたくしが~
代わりにやっておきますから。▼~
:[スミア]|ダ…ダメです!▼~
:[マリアベル]|…? でも、それでは…▼~
:[スミア]|ダメです。自分でやらなくては、~
先に進めなくなってしまいます。▼~
お願いです。もう少しだけ、~
私に時間をくれませんか?▼~
:[マリアベル]|スミアさん…▼~
:[スミア]|迷惑なのはわかっています…~
でももう少しだけ…お願いします…▼~
:[マリアベル]|…わかりましたわ。▼~
別にわたくしが何かを決める権限を~
持っているわけではございません。▼~
自分で納得のいくところまで、~
頑張ってみるとよろしいですわ。▼~
…今は友として、~
貴方を見守りますわ。▼~
:[スミア]|…マリアベルさん!~
ありがとうございます…!▼~
:[マリアベル]|どうしてもできなかったら、~
遠慮無く相談してくださいな。▼~
:[スミア]|わかりました!~
行ってきます!▼~
:|'''(スミア退場)'''
:[マリアベル]|ふふっ。意外と芯が強いんですのね。~
その気持ちが一番大事ですわよ。▼~
…長い目で見守る事と致しますわ。▼~
:|'''(スミア転ぶ)'''
:[スミア]|うぅ…!~
また転んでしまいました…!▼~
:[マリアベル]|本当に…長い期間を考えておいた方が~
良さそうですわね…▼~
*カラム [#w264d6f5]
**ヘンリー [#d04a2a55]
***ヘンリー→カラム [#q25e0955]
:[ヘンリー]|あはははは~。~
敵がたくさんいて、楽しいな~。▼~
:[カラム]|…………▼~
:[ヘンリー]|ん? そんなところで~
何してるの~、カラム?▼~
:[カラム]|ヘンリーを見ていたんだ…▼~
:[ヘンリー]|え~、どうして?▼~
:[カラム]|君はいつもニコニコしていて~
楽しそうだと思って…▼~
:[ヘンリー]|あはは~、そうかい?~
でも、カラムもニコニコしてるよね?▼~
:[カラム]|僕はただ、目が細いだけだから…▼~
:[ヘンリー]|ふ~ん、~
じゃあ楽しくないの~?▼~
:[カラム]|逆に聞きたいんだけど…ヘンリーは~
いつも楽しいから、ニコニコしてるのかい?▼~
:[ヘンリー]|うん、そうだよ~。▼~
戦いの中に身を置いていると、~
いっつも楽しくて仕方ないんだよ~。▼~
:[カラム]|そうなんだ…僕も君みたいに明るくて、~
戦いも楽しめるようになったら…▼~
もっと人に気づいて~
もらえるようになるのかな?▼~
:[ヘンリー]|人に気づいてもらえないと~
何かダメなの~?▼~
:[カラム]|ダメってことはないんだけど…~
存在感がないのはちょっと寂しいから…▼~
:[ヘンリー]|なるほど~。~
カラムは寂しいんだね。▼~
ん~?~
でもそれなら気付いてもらうより、▼~
寂しくなくなる方法を考えれば~
いいんじゃないかな?▼~
:[カラム]|ま、まぁ、そうなんだけどね…▼~
:[ヘンリー]|じゃあ、~
僕が考えておいてあげるよ~!▼~
:|'''(ヘンリー退場)'''
:[カラム]|だ、大丈夫かな…?▼~
***カラム→ヘンリー [#v9fbc989]
:[ヘンリー]|カラム~! いる~?▼~
:[カラム]|…ここにいるよ。▼~
:[ヘンリー]|あ、いたいた~!~
ちょっとそのまま、じっとしててね。▼~
:[カラム]|う、うん…なんだい?▼~
:[ヘンリー]|よいしょ…っと。▼~
:[カラム]|…? どうして鎧の隙間に~
手を入れようとしてるの?▼~
:[ヘンリー]|カラムの鎧に、~
僕も一緒に入ろうと思って~。▼~
この鎧、大きいから~
二人ぐらいは入れるんじゃないかなぁ?▼~
:[カラム]|えぇっ!?~
それはさすがに無理だよ…▼~
:[ヘンリー]|ちょっと詰めればなんとかならない~?▼~
:[カラム]|な、ならないよ…~
それに、これ…なにか意味があるの?▼~
:[ヘンリー]|だってカラム、~
寂しいって言ってたじゃない~?▼~
こうすれば寂しさなんて~
吹っ飛ぶと思ったんだ~。▼~
:[カラム]|ええっ? 僕の鎧に一緒に入れば、~
寂しくなくなるって思ったの?▼~
:[ヘンリー]|そうそう~。~
鎧の隙間は心の隙間~ってね。▼~
近くに人がいたら寂しくないでしょ~?▼~
同じ鎧に入っていれば、~
カラムを見失うことも無いし。▼~
敵もまさか鎧に二人も~
入ってるとは思わないから、▼~
奇襲のお役にも立てちゃうよ~。~
だから、ほらほらもっと詰めて~!▼~
:[カラム]|わわっ、だから無理だってば…!~
その…ヘンリーの気持ちはわかったから!▼~
:[ヘンリー]|そっかぁ…無理なら仕方ないね。~
残念だけど、諦めるよ~。▼~
:[カラム]|ふぅ…良かった…▼~
:[ヘンリー]|そういえばさ~。カラムは僕が~
狼に育てられたって話、知ってる~?▼~
:[カラム]|えっ…!?~
そ、そうなの…?▼~
:[ヘンリー]|うん。両親に施設に入れられるまでは~
ほったらかしにされてたから、▼~
僕はほとんど、友達の狼に~
そだてられたようなものなんだよ~。▼~
そのせいだと思うんだけど…▼~
僕は人の温もりというものが~
よくわからないんだ~。▼~
だからこうすれば温もりが伝わるのかと~
思ったんだけど、▼~
やり方を間違ってたみたいだね~。~
ごめんね、カラム。▼~
:[カラム]|あ、う、ううん…~
そんなことないよ…!▼~
考えてくれてありがとう…。~
それだけでも少し温かくなれたよ…▼~
:[ヘンリー]|そうか~。~
それなら良かったよ。▼~
:[カラム]|人の温もりか…~
確かにいいものだよね…▼~
:[ヘンリー]|ん~?~
何か言った~?▼~
:[カラム]|ううん、いや…さぁヘンリー、~
さっさと賊を退治しちゃおうか!▼~
:[ヘンリー]|うん、そうだね~!▼~
*ロンクー [#o104dc90]
**ガイア [#ref04d8e]
***ガイア→ロンクー [#f0bbdba9]
:[ロンクー]|せいっ! はぁっ!▼~
せやっ!▼~
…はぁ…はぁ…!▼~
:|'''(ガイア登場)'''
:[ガイア]|…こんな暑い中、訓練か?~
よくやるよなぁ。▼~
:[ロンクー]|…ガイアか。▼~
お前も少しは努力した方が~
いいんじゃないのか?▼~
ここはフェリアやイーリスとは~
気候が異なる。▼~
暑いからこそ身体を酷使することで、~
より鍛える事が出来るぞ?▼~
:[ガイア]|へいへい…そうですか。▼~
俺は要らない苦労はしたくないから~
そういうのはごめんだな▼~
だけど、確かに暑い所は良いな。~
氷菓子が美味しく食べられるからな。▼~
:[ロンクー]|氷菓子…?~
また菓子の話か…▼~
お前のようにやたらと甘味を摂取するのは~
害でしかない。▼~
:[ガイア]|…ったく。~
相変わらず頭の固い野郎だな。▼~
そんなこと言う奴には、アンナ商会で買った~
氷菓子を食わせてやらないぞ。▼~
:[ロンクー]|…要らん。▼~
:[ガイア]|氷菓子はな〜。~
魔法みたいな菓子なんだぞ?▼~
冷たくて甘くて美味いんだぞ〜?▼~
:[ロンクー]|甘味は好かん。~
余計な肉も付く。▼~
:[ガイア]|はぁ…~
人生の七割は損してるぜ、お前。▼~
:[ロンクー]|だが…~
好きか嫌いかは別として、▼~
甘い物自体には~
使い道があるのを知っている。▼~
:[ガイア]|甘い物の使い道?~
どういう意味だ…?▼~
:[ロンクー]|…戦闘が終わったら教えてやる。▼~
お前のような奴にわざわざ~
時間を割くのは惜しいが、仕方ないな。▼~
:|'''(ロンクー退場)'''
:[ガイア]|はぁぁ!? 何だよあいつ、~
いちいち癪に障る言い方しやがって…!▼~
しかし、甘い物の使い道ねぇ…~
うーん…食う以外に何かあるのか?▼~
***ロンクー→ガイア [#h09d0869]
:[ガイア]|ふあああ…~
…なんだ? 俺、寝ちまってたのか?▼~
甘いもので腹が満たされると~
どうも眠くなっちまうんだよな…▼~
でも、さすがに戦場で居眠りは~
さすがに不用心か…▼~
:|'''(ロンクー登場)'''
:[ロンクー]|…全くだ。▼~
:[ガイア]|うわっ! お前、いつの間に!?▼~
:[ロンクー]|少し前からだ。▼~
:[ガイア]|はぁ? それなら早く起こせよ!~
賊に襲われでもしたらどうすんだよ!▼~
:[ロンクー]|俺がここにいたのだから~
問題ないだろう。▼~
:[ガイア]|あぁ、確かに凄腕の剣士が~
傍にいてくれるなら安心だな…▼~
…とでも言うと思ったか!?~
俺は起こさなかった理由を聞いてんだ!▼~
お前のことだから~
ゆっくり休んでほしかったとかいう、▼~
お優しい理由じゃねぇんだろ?~
何か企んでんのか?▼~
:[ロンクー]|…お前がここで無様に眠り続けていれば、~
後でわざわざ時間を取って▼~
甘い物の使い道を~
説明する手間が省けると思ってな。▼~
:[ガイア]|…そういやさっき言ってたな。▼~
:[ロンクー]|あぁ。甘い物を使うと、~
こいつらがたくさん寄ってくる。▼~
:[ガイア]|こいつらって…~
うわあああぁぁぁ!! む、虫ぃぃぃ!?▼~
:[ロンクー]|暑い地方に多い、甲虫だ。~
見ろ、こんなに獲れたぞ。▼~
:[ガイア]|うわっ…!~
ち、近づけないでくれっ!▼~
:[ロンクー]|なんだ、虫は嫌いか?~
子供の頃、遊んだりしなかったのか?▼~
:[ガイア]|だ、大っ嫌いだよ!~
そんなもん、どこから獲ってきたんだよ!▼~
:[ロンクー]|お前からだ。▼~
:[ガイア]|
は…はぁ?▼~
:[ロンクー]|お前が全身に隠している菓子の~
匂いに惹かれ、虫が集まってきた。▼~
こいつらは甘い樹液が好物だからな。~
菓子みたいな甘い香りが好きなんだろう。▼~
:[ガイア]|…う、嘘…だろ?▼~
:[ロンクー]|ほら、見ろ。この角のある虫。~
まるで甲冑をまとった武人のようだろう?▼~
こちらのハサミのある虫は、~
双剣を携えた剣士のようだ…▼~
:[ガイア]|誇らしげに見せてくんじゃねぇよ!~
もういいからあっち行けって!▼~
:[ロンクー]|…ふん。▼~
この無骨な虫たちの魅力が~
わからんとはな…▼~
お前はそうして甘いものだけ食べていろ。~
女々しい奴め。▼~
:[ガイア]|虫が大好きな子供っぽい奴にだけは~
言われたくないぜ。▼~
:[ロンクー]|…………▼~
…そうだ。この虫だがな、~
夜になるともっと集まってくるぞ。▼~
虫嫌いのお前には気の毒だが…~
今夜は面白い光景が見られそうだな。▼~
:[ガイア]|お、おいおい!~
冗談じゃねーよっ! 勘弁してくれ〜!▼~
*マリアベル [#k8726269]
**ティアモ [#n56914c6]
***ティアモ→マリアベル [#w4448d5a]
:[マリアベル]|ティアモさんは、いつもスミアさんと~
一緒にいらっしゃいますわよね。▼~
:[ティアモ]|言われてみれば…そうかもしれないわね。~
でも、それがどうかしたの?▼~
:[マリアベル]|もしかして、ドジばかりのあの方の、~
保護者のつもりなんですの?▼~
:[ティアモ]|えっ? そんなこと考えてもみなかったわ。~
確かに面倒をかけられることは多いけど。▼~
大体、それを言ったら、~
あなたこそリズとべったりじゃない。▼~
:[マリアベル]|リズはわたくしの親友ですもの。▼~
同じ時間を共に過ごすことに、~
何の不思議もございませんわ。▼~
それに失敗ばかりのスミアさんと違って、~
リズはわたくしを癒してくださいますもの。▼~
:[ティアモ]|そ、それならスミアだって。~
誰より優しいし、一緒にいて楽しいわよ?▼~
:[マリアベル]|楽しさで言ったら、~
リズだって負けませんわ!▼~
あの子の天真爛漫さを、~
貴方にも教えて差し上げたいですわ。▼~
:[ティアモ]|む…でも、スミアの笑顔は、~
誰にも負けないと思うわ。▼~
あの子ににっこり微笑まれたら、~
何でも許してしまいたくなるもの。▼~
:[マリアベル]|それならリズだって同じですわ!▼~
もっとも、許すも何も、あの子は~
迷惑になるようなことはしませんけど。▼~
:[ティアモ]|ス…スミアだってわざと~
失敗してるわけじゃないのよ!▼~
:[マリアベル]|貴方も強情ですわね…!▼~
:[ティアモ]|あなたこそ…ひねくれてるわね!▼~
:[マリアベル]|これは…後ほど再戦と行きましょう!~
このままでは納得がいきませんわ!▼~
:[ティアモ]|それはこっちの台詞よ!▼~
***マリアベル→ティアモ [#e1e05ae5]
:[マリアベル]|今度こそ貴方に、リズの素晴らしさを~
教えて差し上げますわ!▼~
:[ティアモ]|それはこっちのセリフよ!▼~
スミアのいじらしさ、健気さを~
とことん叩き込んであげるわ!▼~
:[マリアベル]|く、くぅ…!~
どうすればこの頑固な人に…▼~
:[ティアモ]|あの子の良さをわかってもらえるのかしら…▼~
:[マリアベル]|…もう、いいですわ。▼~
:[ティアモ]|…?~
それは負けを認めるってこと?▼~
:[マリアベル]|何とでもお言いになって。▼~
こんな不毛な言い争いをするより、~
リズと一緒に過ごした方が有意義ですわ。▼~
それに、わたくしと離れている間に、~
リズに何かあったら大変ですもの。▼~
わたくしは親友を危ない目に~
遭わせたくありませんの。▼~
あの子には、絶対に~
幸せになって欲しいのですわ…▼~
:[ティアモ]|…へぇ。~
なんだ、一緒じゃない。▼~
:[マリアベル]|え…?▼~
:[ティアモ]|友達を想う気持ちは、~
あたしもあなたもおんなじってこと。▼~
あたしもスミアの幸せを、~
何より願ってるわ。▼~
:[マリアベル]|ティアモさん…▼~
:[ティアモ]|そうだ、こういうのはどう?▼~
この戦いが終わったら、スミアとリズも呼んで~
四人で一緒にお茶をするの。▼~
どちらの親友が素晴らしいか、~
そこで決着を付けましょ。▼~
:[マリアベル]|わかりました。受けて立ちますわよ。▼~
でも…少しだけ見直しましたわ。▼~
:[ティアモ]|あ、あたしもよ…▼~
:[マリアベル]|ふふふっ。~
これは楽しいお茶会になりそうですわ。▼~
:[ティアモ]|そうね。きっとそうなるわ。▼~
*ベルベット [#qb549356]
**ノノ [#gf5a3fe8]
***ノノ→ベルベット [#n99fcff6]
:[ノノ]|うわぁ~!~
海、すっごく大きいね~!▼~
:[ベルベット]|ノノ、海は初めてなの?▼~
:[ノノ]|ううん! 違うよー。▼~
ノノね、すごく小さい頃、お父さんと~
お母さんと海に来た事があったんだよ。▼~
でも、あんまり覚えてないんだけどね~。~
えへへ!▼~
:[ベルベット]|…そう。▼~
:[ノノ]|…あれ? お父さんとお母さんと~
一緒に海に来たのって…▼~
もしかしたら夢の中だったかも。~
昔のことすぎてわかんなくなっちゃった!▼~
:[ベルベット]|夢の中…?~
ノノの夢に二人はよく出てくるの?▼~
:[ノノ]|うん!~
夢の中だといつも一緒なんだよ~!▼~
でも…本当は起きてる時にも、~
お父さんとお母さんに会いたいなぁ。▼~
:[ベルベット]|いつか会えるといいわね。▼~
:[ノノ]|えーと、んーと。~
ううん、やっぱりいいの!▼~
:[ベルベット]|どうして?▼~
:[ノノ]|だって会いたい会いたいって~
いつも思ってたら、▼~
お父さんもお母さんも~
きっとノノの事心配しちゃうもん…!▼~
二人がいなくても大丈夫だって思われるように~
ノノはいつも元気にしてなくちゃ!▼~
:[ベルベット]|ノノ…偉いわね。~
うん、それでいいと思うわよ。▼~
きっと二人は…海の向こうで~
あなたを見守っているはずだわ。▼~
:[ノノ]|本当? じゃあ、お父さんとお母さんに、~
一つだけ言いたい事があったんだ~。▼~
大きな声で言ってみようかな~!▼~
お父さん~! お母さん~!~
ノノはもう平気だよ~!!▼~
みんな優しい人ばっかりだから、~
ノノは寂しくないよ~!!▼~
:[ベルベット]|ノノ…▼~
:[ノノ]|えへへ~!~
言っちゃった~!▼~
あれっ…?▼~
ベルベット…どうして泣いてるの?~
どこか痛いの? 悲しいの?▼~
:[ベルベット]|いいえ…全然そんなことはないのよ…~
ノノ、ありがとう…▼~
:[ノノ]|…??▼~
ノノは何もしてないよ?▼~
:[ベルベット]|あなたを見ていると…~
心が洗われていくのがわかるのよ…▼~
***ベルベット→ノノ [#gfc71237]
:[ベルベット]|私も家族はたくさんいたの…~
でもみんな殺されちゃったわ。▼~
:[ノノ]|うん、知ってるよ。~
人間に殺されちゃったんだよね?▼~
ベルベット…~
今でも人間のこと…嫌い?▼~
:[ベルベット]|嫌いよ。▼~
:[ノノ]|…そっかぁ。▼~
:[ベルベット]|でも…そうね、最近は少しだけ変わってきたわ。~
人間のすべてが悪ではないと知ったから。▼~
:[ノノ]|え?~
それはみんなと会ったから?▼~
:[ベルベット]|ふふっ…、そうかもしれないわね。~
嫌いかどうかは種族じゃなくて…▼~
個々の問題なんだと思うようになったわ。~
人間だろうとタグエルだろうと…ね。▼~
:[ノノ]|ふ~ん、なんだか難しいねぇ。▼~
:[ベルベット]|マムクートはまだ世界中に~
何人も生き残りがいるのよね?▼~
だからちょっとノノが羨ましいわね…▼~
:[ノノ]|え~、ベルベット~。~
おかしいよ?▼~
:[ベルベット]|えっ…何が?▼~
:[ノノ]|だって今、人間もタグエルも~
変わらないって言ったでしょ~?▼~
だからマムクートとタグエルも~
変わらないよ?▼~
:[ベルベット]|ど、どういう意味?▼~
:[ノノ]|ノノはベルベットやみんながいれば~
寂しくないし、▼~
別に他のマムクートがどこかにいても~
いなくても、そんなの関係ないよ?▼~
みんながいればノノたち、同じでしょ?▼~
どっちがどっちかを羨ましいって~
無いと思うんだけどな~?▼~
:[ベルベット]|ノノ…▼~
:[ノノ]|どうしたの、ベルベット?~
あれ…? ノノまた変なこと言った?▼~
:[ベルベット]|違うの…違うのよ…ノノ。▼~
:[ノノ]|泣いちゃう時はね~。~
一緒に寝ればいいんだよ?▼~
昔お母さんにそうしてもらったんだ~。~
あ、そうだ!▼~
ベルベット、今日は一緒に寝ようよ?▼~
:[ベルベット]|一緒に…?▼~
:[ノノ]|うん! ノノは竜になって寝るから、~
ベルベットはウサギさんになって寝てね!▼~
:[ベルベット]|あら、それは暖かそうね。~
うふふ…▼~
:[ノノ]|うん、きっとぬくぬくだよ~!▼~
**セルジュ [#jf9a7bcb]
***セルジュ→ベルベット [#q41fa98d]
:[ベルベット]|ちょっと、セルジュ!▼~
:[セルジュ]|あら、どうかしたの?~
ベルベットちゃん?▼~
:[ベルベット]|私をベルベットちゃんと呼ばないで!~
あなたのペットじゃないのよ!▼~
:[セルジュ]|まあ、ごめんなさい。~
それでどうかしたのかしら、ベルベットちゃん。▼~
:[ベルベット]|…今はくだらない問答は止めておくわ。~
私の言いたい事は…わかるはずだけど?▼~
:[セルジュ]|えぇと、そうねぇ…~
ちょっとわからないのだけれど…何かしら?▼~
:[ベルベット]|…あなたのトカゲを見てごらんなさい。~
私を見て、よだれを垂らしているでしょう?▼~
この状況は、何よりも雄弁に~
事情を語っていると思うのだけど…▼~
:[セルジュ]|あら、うちのミネルヴァちゃんを~
トカゲ呼ばわりしないでちょうだい。▼~
:[ベルベット]|…トカゲで十分よ! このトカゲは~
私を食べようとしてるんじゃないの!?▼~
:[セルジュ]|いいえ、ミネルヴァちゃんは~
仲間を食べたりなんかしないわ。▼~
ミネルヴァちゃんの好物は~
生きのいい野生のウサギですもの。▼~
:[ベルベット]|ウサギが好物ですって…?▼~
あなた…何を言っているのか~
わかっているの…?▼~
:[セルジュ]|あら、ウサギといってもタグエルではなく、~
その辺にいる普通のウサギのことよ。▼~
ねぇ、ミネルヴァちゃん?▼~
|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''
:[ベルベット]|…ほ、本当にそうなのかしら…?▼~
***ベルベット→セルジュ [#fcc3f251]
:[ベルベット]|ちょっとセルジュ!~
あなたいい加減、このトカゲに躾してよ!▼~
さっき突然咥えられて、~
海の中に放り出されたのよ!?▼~
:[セルジュ]|あら…そうなの?▼~
タカが獲物を捕食するとき~
水中に沈めて弱らせる…そんな感じかしら?▼~
:[ベルベット]|そんな感じ…じゃないわよ!~
冗談じゃないわっ!▼~
敵に殺されるならまだしも、味方のペットに~
食い殺されるなんて笑えない冗談よ!▼~
まさかタグエル絶滅の危機がこんな身近に~
潜んでいたなんて、思わなかったわ!▼~
:[セルジュ]|落ち着いて。~
そして勘違いしないで、ベルベットちゃん。▼~
:[ベルベット]|だから、ちゃん付けは止めてってば…▼~
:[セルジュ]|本当はミネルヴァちゃんは…~
あなたと遊びたかっただけなのよ。▼~
:[ベルベット]|えっ…?▼~
:[セルジュ]|ほら、この純真そうな笑顔を見て?~
きっと虫も殺したことないのよ。▼~
そんないたいけなこの子を、~
あなたは疑うというの…!?▼~
:[ベルベット]|でも…ウサギは殺すのよね?~
大好物なのよね!?▼~
:[セルジュ]|うふふ…そうだったかしら?▼~
:[ベルベット]|…もうなんでもいいわ。~
とにかくきちんと言い聞かせておいてよ!▼~
味方は食べちゃダメだって!!▼~
:[セルジュ]|分かったわ。~
ミネルヴァちゃん、あなたも聞いたわね?▼~
この人は大事な仲間よ?▼~
当たり前だけど、~
あなたに食べる気なんてないのよね?▼~
:|'''(ミネルヴァの鳴き声)'''
:[ベルベット]|あら…急に穏やかになったわね。▼~
:[セルジュ]|えぇ、だから言ったでしょう?▼~
本当はあなたと~
仲良くじゃれ合いたかっただけなのよ。▼~
:[ベルベット]|そ、それならいいけど…~
度が過ぎるのだけは勘弁してよね。▼~
:[セルジュ]|ごめんなさい…この子、~
身体が大きいから加減がわからないのよ。▼~
ただこの軍には飛竜の友達も少ないから…▼~
タグエルのあなたに少し近い気配を~
感じたのかもしれないわね…▼~
:[ベルベット]|まぁ…その…食べる気がないのなら…~
ほどほどならいいけどね。▼~
:[セルジュ]|うふふ…ありがとう、ベルベット。~
ミネルヴァちゃんもそう言っているわ。▼~
*ガイア [#l3ceb7f0]
**ヘンリー [#la5b656f]
***ヘンリー→ガイア [#k7634494]
:[ヘンリー]|…………▼~
:[ガイア]|…なんだお前、~
人の顔をじろじろ見て。▼~
:[ヘンリー]|ん~? 見てるのは君の顔じゃなくて、~
お菓子のほうだよ~。▼~
:[ガイア]|はぁ…どいつもこいつも、~
俺の菓子を狙いやがって…▼~
そんな目で見ても、やらないぞ。▼~
:[ヘンリー]|あはは、違うよ。~
別に、狙ってるわけじゃないよ~。▼~
ただ、珍しいな~と思って。▼~
:[ガイア]|珍しい? 菓子がか?▼~
:[ヘンリー]|うん。ペレジアはお菓子の種類が~
あまりないんだ。▼~
イーリスやフェリアと比べて、~
飽食じゃないからね~。▼~
:[ガイア]|あぁ、そうか。▼~
菓子はグルメの一種だからな、食文化が~
発達してないと種類もないだろうな。▼~
:[ヘンリー]|そうそう~。だから、ガイアが~
持ってるお菓子は見ていて楽しいよ~。▼~
たくさんあると、宝石を散りばめた~
みたいに見えるしね~。▼~
:[ガイア]|おっ、いい表現をするな。▼~
味じゃなくて見た目で評価するのは、~
なかなか目の付けどころがいいぞ。▼~
:[ヘンリー]|同じお菓子でも見た目の種類が多くて、~
食べなくても楽しいっていうか~。▼~
見てるだけでも飽きないよね。▼~
:[ガイア]|ほう…お前、~
本当に見る目があるな。▼~
…よし、決めた!~
お前に、俺の秘蔵の菓子を見せてやる!▼~
:[ヘンリー]|今持ってるの以外に、~
まだあるの?▼~
:[ガイア]|あぁ、とっておきの菓子だからな、~
見つからない場所に隠してあるんだ。▼~
今取ってきてやるから、~
ちょっと待ってろ!!▼~
:[ヘンリー]|うん、わかった~。▼~
あはは、どんなお菓子なんだろ~。~
楽しみだな~!▼~
***ガイア→ヘンリー [#zfe70d5c]
:[ガイア]|ヘンリー、待たせたな。▼~
:[ヘンリー]|あ、ガイア~。~
待ちくたびれたよ~。▼~
:[ガイア]|悪いな、~
量が多くて運ぶのに苦労したんだ。▼~
ほら、これが俺秘蔵の菓子だ!▼~
:[ヘンリー]|わあ~! すごいね~!▼~
:[ガイア]|これは飴細工で作られた鳥で、~
こっちは卵の白身を固めた砂糖菓子だ。▼~
:[ヘンリー]|じゃあ、これは~?▼~
:[ガイア]|お、いいのに目を付けたな。▼~
それはヴァルム大陸にある~
小国の特産菓子でな。▼~
名前は忘れたが…中に、つぶつぶとした~
甘い豆が入っている。▼~
:[ヘンリー]|へえ~、おいしいの?▼~
:[ガイア]|ああ。~
いくつか食べたが美味かったぞ。▼~
まったりとしていながらも~
深いコクのある甘さで、▼~
歯ごたえはほろほろと崩れるほどに優しく、~
それでいて喉ごしはすっきりとしていてな。▼~
それに見ろ、~
この繊細な色合いを!▼~
これこそ、菓子の~
芸術品だと思わないか!?▼~
:[ヘンリー]|うんうん、わかるよ~。~
すっごくきれい~!▼~
やっぱり見ているだけで~
ワクワクしてくるね~。▼~
:[ガイア]|ふふん、まあな!▼~
:[ヘンリー]|すごいお菓子を見せてくれて~
ありがとう、ガイア~。▼~
あ、そうだ~!▼~
僕もガイアに見せるために~
お菓子を持ってきたんだよ~。▼~
:[ガイア]|おっ? そいつは興味あるな。~
もしかしてペレジアの菓子か?▼~
:[ヘンリー]|うん、まぁそんなところかな~。~
ギムレーにお供えするお菓子らしいよ。▼~
僕は食べたことないんだけど~。~
…はい、どうぞ。▼~
:[ガイア]|うわっ! な、なんだこれ!?~
魔界から召喚した物か!?▼~
黒い湯気みたいなの出てるし、~
妙な臭いを放ってるし…▼~
実は屍兵の一部ですとか~
言われても信じるぐらいの見た目だぞコレ!▼~
:[ヘンリー]|あははは! 面白い表現だね!~
的を射てる感じだよ~。▼~
じゃあガイア、~
これも経験だと思って食べてみてよ~。▼~
:[ガイア]|ええと…その…▼~
:[ヘンリー]|お菓子にこだわるガイアとしては、~
食べておいた方が絶対いいよね~。▼~
:[ガイア]|え、えぇっと…今は…~
そ、そう、腹がいっぱいなんだ…▼~
またそのうち…食べてみるかな…▼~
:[ヘンリー]|じゃあそれ、ガイアにあげる~。~
食べたら感想を教えてね~。▼~
:[ガイア]|えぇっ!? こ、これを…~
持って帰れっていうのか…?▼~
いっそ海に還してやる…とかは~
ダメだよな…?▼~
:[ヘンリー]|ダメ~。▼~
:[ガイア]|ううっ…わ、わかった…▼~
*ティアモ [#b0b5b9bc]
**サーリャ [#o787a94a]
***サーリャ→ティアモ [#z82b6cc7]
:[ティアモ]|暑いわね、サーリャ…▼~
:[サーリャ]|そうね…▼~
:[ティアモ]|あら?~
あなたちょっと日に焼けたかしら?▼~
:[サーリャ]|そう…?~
まだ、そんなに外に出ていないけど。▼~
:[ティアモ]|でも、あなた色白だから、~
少し焼けただけですぐに分かるわ。▼~
そんな半裸みたいな格好で~
歩いていると余計に焼けちゃうわよ?▼~
:[サーリャ]|半裸って…心外だわ。~
このマントを見なさいよ。▼~
砂浜にいる多くの女どもは、~
もっと下着みたいな格好なんじゃないの?▼~
:[ティアモ]|あなたのマントの下と~
そんなに変わらない気もするけど…▼~
ちょっと外して見せてみなさいよ。▼~
:[サーリャ]|やめなさい…~
気安く触れると呪うわよ…▼~
:[ティアモ]|ふふ…冗談よ。▼~
:[サーリャ]|でもまぁ…確かにこの格好は~
貴方のものと比べると肌が出ているわね…▼~
これまで全く気にせず~
白昼堂々歩いてきたけど…▼~
これって結構~
恥ずかしい格好だったのかしら…?▼~
:[ティアモ]|あら、余計なこと言っちゃった…?▼~
でも今まで気にしなかったのなら、~
それでいいんじゃない?▼~
:[サーリャ]|そうかしら…?▼~
うーん…そうは言われても…~
何だか気になってしまうわね…▼~
***ティアモ→サーリャ [#w52f8093]
:[ティアモ]|サーリャ。~
恥ずかしいのは平気になった?▼~
:[サーリャ]|うふふ…~
ええ、もう平気よ。▼~
ほら。背中に~
羞恥心をなくす魔符を貼ったの。▼~
:[ティアモ]|これ…? でもこれ、~
すごく適当なものに見えるけど…?▼~
:[サーリャ]|適当…? 心外だわ…▼~
:[ティアモ]|だってこれ、紙に『恥ずかしい』~
って書いてあるだけじゃない。▼~
:[サーリャ]|それでいいのよ。この魔符には、~
書いた感情を打ち消す効果があるの。▼~
だから、恥ずかしいと書けば、~
恥ずかしくなくなるわ。▼~
:[ティアモ]|でも、これじゃまるで…▼~
サーリャが恥ずかしい人だと~
アピールしているみたいよ?▼~
こんなの付けて歩いてて~
人の目とか気にならないの?▼~
:[サーリャ]|魔符のおかげで何も恥ずかしくないって~
言っているでしょう?▼~
:[ティアモ]|…そうだったわね。▼~
でも、これを外したら、~
途端に効力が切れるのよね?▼~
:[サーリャ]|ええ、そうなるわね。~
今の私にはピンとこないけど。▼~
:[ティアモ]|そう。じゃあ試してみましょうか。~
…はい。取ったわよ。▼~
:[サーリャ]|や、やめて…っ!~
恥ずかしいわ…!▼~
:[ティアモ]|そう。じゃあ、また付けるわね。~
…はい。▼~
:[サーリャ]|暑いわね…せっかく海にいるのだから、~
水浴びでもしようかしら…マントは取って。▼~
:[ティアモ]|外すわね。▼~
:[サーリャ]|このマント、もっと重ね着しないと!▼~
:[ティアモ]|面白いわね。~
それじゃ、もう一度…▼~
:[サーリャ]|い、いい加減にしなさい…!~
呪うわよ…!▼~
:[ティアモ]|あはは!~
ご、ごめんなさい。▼~
あたしったら…サーリャのスタイルに~
ちょっと嫉妬しちゃってるのかも。▼~
:[サーリャ]|…そうなの?~
悩みがあるのなら何でもいいなさい…▼~
私にできることなら相談に乗るわよ…~
私たち、仲間なんだから…一応。▼~
:[ティアモ]|え…本当? サーリャに~
そう言ってもらえるなんて、嬉しいわ…!▼~
:[サーリャ]|その代わり…呪いで解決できることだけ~
だけど…いいかしら?▼~
うふふふっ…!▼~
:[ティアモ]|そ、それは考えさせてもらいます…▼~
*リベラ [#v0c831da]
**ヘンリー [#sc83c886]
***ヘンリー→リベラ [#yab8bc3d]
:[リベラ]|ふっ! くっ!~
…てやあっ!!▼~
:[ヘンリー]|あれ~? リベラ~。~
何を武器振り回してるの~?▼~
:[リベラ]|素振りですよ、~
日々の鍛錬の一環です。▼~
:[ヘンリー]|ふ~ん。~
でもここでやると暑くない~?▼~
:[リベラ]|暑くないと思えば暑くなどありません。~
心の持ちようで苦しみは消せるのですよ。▼~
:[ヘンリー]|苦しみか~。~
でも消せない苦しみだってあるでしょ~?▼~
:[リベラ]|えっ…?~
それは…なんでしょうか?▼~
:[ヘンリー]|リベラは司祭なのに、~
武器を使ったりしているじゃない~?▼~
聖職者が進んで殺生を行うだなんて、~
相当な苦しみがあるんじゃないの?▼~
:[リベラ]|ヘンリーさん…~
あなたは全てお見通しなのですね。▼~
確かに私は一方で人を癒し、~
もう一方で人を傷つけている…▼~
武器を手に取ることで救える命があると信じ…~
人を傷つけているのです。▼~
:[ヘンリー]|そのせめぎ合いの中で葛藤して、~
君は苦しんでいるんだよね~?▼~
じゃあ、武器は持たずに治癒だけに~
専念した方がいいんじゃないの~?▼~
:[リベラ]|それは何度も…考えました。~
ですがやはり…武器を持ちたいと思います。▼~
武器を持つこと…それは自らの手で~
人の命を左右するということ。▼~
それを理解し、覚悟した上で、それでも~
私は武器を持つことを選んだのです。▼~
:[ヘンリー]|でも結局武器って~
人殺しのためのものだよね~?▼~
それはそれで、割り切って扱えば~
楽になれると思うけど?▼~
いっそ僕みたいに、相手を倒すことを~
楽しんじゃえばいいんだよ~。▼~
そもそも君も僕も、~
やってることは変わらないんだしね?▼~
:[リベラ]|そう…ですね。ですが、~
割り切って武器を扱ったところで、▼~
楽になるというわけには~
いかないと思います…▼~
:[ヘンリー]|へぇ~、リベラはいろいろと~
気苦労が絶えないんだね~。▼~
ちょっと考え方を~
変えてみるだけなんだけどな~。▼~
:[リベラ]|どうやら、我々の考えは~
いつまでも平行線を辿るようですね…▼~
お互いの価値観を理解し合えればと~
思ったのですが…▼~
***リベラ→ヘンリー [#ef2c867d]
:[ヘンリー]|あ、リベラ。~
さっきの話の続き、する~?▼~
:[リベラ]|いいのですか?▼~
結局また繰り返しになって~
しまうと思うのですが…▼~
もし退屈させてしまうようでしたら~
申し訳ありませんし…▼~
:[ヘンリー]|退屈だなんて、そんなことないよ?~
君と話すのは楽しいし~。▼~
:[リベラ]|そうですか…▼~
:[ヘンリー]|確かにリベラの自己犠牲精神と、~
僕の利己主義は理解し合えないんだけどね~。▼~
:[リベラ]|えっ…!?~
私にはそういうつもりはありませんよ。▼~
主義主張というほどではなく、~
些細なこだわりが違うというだけです。▼~
:[ヘンリー]|あれっ? じゃあ僕のことを~
どういう風に考えていたの?▼~
:[リベラ]|ヘンリーさんが利己主義だとは思いません。~
以前からあなたの戦いは見てきました。▼~
ヘンリーさんはちゃんと…~
護ってきたではありませんか?▼~
人々を…そして仲間たちを。▼~
:[ヘンリー]|そう~?~
偶然そう見えただけじゃないかな~?▼~
:[リベラ]|いいえ。あなたは誰にも負けないくらい~
仲間たちに気を遣って戦ってきましたよ。▼~
戦いが楽しいからとか、~
面白いなどと言いつつも…▼~
あなたは確かに皆さんを助けているんです。▼~
:[ヘンリー]|…………▼~
:[リベラ]|ヘンリーさんの行いは、~
神もきっと見ていますよ。▼~
:[ヘンリー]|そっか~。でも…そう言われても~
僕にはよくわからないな~。▼~
神様も信じてないから、見られてるって~
言われても別に嬉しくないしね~。▼~
:[リベラ]|そうですか…▼~
:[ヘンリー]|ただ…リベラに見てもらえてたのは、~
なんだか悪い気がしないよ~。▼~
どうしてだろうね~?▼~
:[リベラ]|ふふ、それはヘンリーさんが私のことを~
仲間だと認めて下さっているからでしょう。▼~
あなたからそのようなお言葉を~
いただけて嬉しいですよ。▼~
では、この後の戦いも引き続き~
あなたの行いを見ていることにしましょう。▼~
:[ヘンリー]|あはは、ありがと~。▼~
*オリヴィエ [#nc83ffe9]
**セルジュ [#za48cc92]
***セルジュ→オリヴィエ [#u9102ef1]
:[セルジュ]|あら、オリヴィエ。~
そんな所で何をしているの?▼~
:[オリヴィエ]|あ、セルジュさん。~
貝殻を拾ってるんです。▼~
:[セルジュ]|…貝殻?~
貝殻を拾ってどうするの?▼~
:[オリヴィエ]|旅の証にするんです。~
私、踊り子として世界各地を渡ってきたので、▼~
その場所の思い出になるようなものを~
探すくせが付いちゃって…▼~
この貝殻は、この綺麗な海に来たという~
証にしたいんです。▼~
:[セルジュ]|海に来た証…なるほどね。▼~
私はずっとヴィオールさんの屋敷で~
暮らしてきたから、▼~
どこかに行った証を持ち帰るという~
感覚は、あまりわからないわね…▼~
:[オリヴィエ]|あ、ごめんなさい…▼~
:[セルジュ]|いいえ、~
別に謝る事じゃないわよ。▼~
でも生まれも育ちも違うと、~
色々な考え方があるものね。▼~
:[オリヴィエ]|セルジュさんも、~
何か探してみませんか?▼~
:[セルジュ]|えぇ、そうしてみようかしら。▼~
でも、あなたを真似て~
貝殻を集めるというのも芸がないわね。▼~
:[オリヴィエ]|じゃあ、これなんかどうですか?▼~
さっき見つけたんですが、~
キラキラしてきれいですよ。▼~
:[セルジュ]|まぁ、確かにきれいね。▼~
あら? これは…▼~
ええと…~
これはミネルヴァちゃんのウロコね。▼~
:[オリヴィエ]|ええっ!?▼~
:[セルジュ]|うふふ…きれいって言ってくれてありがとう。~
でも、記念にはならないかしら?▼~
:[オリヴィエ]|そ、そうですね…▼~
:[セルジュ]|集めるならこの土地ならではのものが~
いいのよね…▼~
今は戦闘中だし、~
また後で探してみるわ。▼~
:[オリヴィエ]|はい、何か見つけたら~
ぜひ私にも教えて下さいね。▼~
***オリヴィエ→セルジュ [#u29ecb2d]
:[セルジュ]|あ、オリヴィエ。▼~
:[オリヴィエ]|セルジュさん。~
その後、何か記念品は見つかりましたか?▼~
:[セルジュ]|ええ…私もオリヴィエに習って~
落ちているものを探していたんだけど…▼~
そしたら…うふふっ。▼~
なんだか物を集めること自体が、~
楽しくなってきてしまって…▼~
:[オリヴィエ]|そうですか、それは良かったです!~
それで、何を集めたんです?▼~
:[セルジュ]|これよ。▼~
:[オリヴィエ]|これって…▼~
ギャー! なんですか!! それー!?▼~
:[セルジュ]|鳴き虫の抜け殻よ。▼~
:[オリヴィエ]|ぬ、抜け殻…!?▼~
:[セルジュ]|ええ、この暑い地方でしか生息できない虫が、~
成体になる時に脱ぎ捨てた幼虫の皮よ。▼~
この辺りの木々には~
たくさんの虫が住んでいるの。▼~
抜け殻だけじゃなく、~
死がいもたくさん落ちているのよね。▼~
:[オリヴィエ]|………▼~
:[セルジュ]|短い生涯を精一杯生きて…~
そして朽ちていく虫の儚い命たち…▼~
ねぇ? 詩的だと思わない?▼~
:[オリヴィエ]|き、気持ち悪いです~~~!!▼~
:[セルジュ]|えっ? 何を言っているのオリヴィエ?~
あなたちょっと感覚がおかしいんじゃないの?▼~
:[オリヴィエ]|心底不思議そうな顔を~
しないでください!▼~
…え? というか私…何か~
おかしなこと言ってるんでしょうか…?▼~
:[セルジュ]|ええ、そうよ。▼~
こんな可愛い子たちを見て、~
気持ち悪いだなんて、失礼だわ。▼~
ほら、この子見て?~
とってもキュートじゃない。▼~
安らかな死に顔よね…▼~
:[オリヴィエ]|や、やっぱり無理ですぅ~~!!~
ち、ちち、近づけないでください~!▼~
:|'''(オリヴィエ退場)'''
:[セルジュ]|あらまぁ、オリヴィエったら。~
せっかく記念の証を見せたのに…▼~
うふふ…でもなんだか~
楽しくなってきちゃったわ。▼~
戦いが終わったら、~
もっと探してみようかしら。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#p1c68725]
#comment
ページ名:
[広告]
Amazon.co.jp