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会話集/支援会話/ヴィオール
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*ヴィオールの支援会話 [#j3621b80]
#contents
**マイユニット(男性・僕) [#s3038617]
[[マイユニット(男性・僕)のページへ>../マイユニット(男性・...
**マイユニット(男性・俺) [#w2d433f2]
[[マイユニット(男性・俺)のページへ>../マイユニット(男性・...
**マイユニット(女性・私) [#l1a5909b]
[[マイユニット(女性・私)のページへ>../マイユニット(女性・...
**マイユニット(女性・あたし) [#ob014a69]
[[マイユニット(女性・あたし)のページへ>../マイユニット(女...
**リズ [#zc680977]
[[リズのページへ>../リズ]]
**フレデリク [#dd45f181]
[[フレデリクのページへ>../フレデリク]]
**ソワレ [#ja27853a]
***支援C [#g960a024]
:[ソワレ]|はっ! やぁぁぁっ!!▼~
:[ヴィオール]|おお、わが麗しの~
ソワレくんではないか。▼~
蝶が舞い蜂が刺す~
その華麗なる動きは例えるに…▼~
:[ソワレ]|…なにか用かい?▼~
:[ヴィオール]|用? もちろん~
私はいつだって君に…▼~
:[ソワレ]|用がないのなら去ってくれたまえ。~
ボクは訓練の最中なんだ。▼~
:[ヴィオール]|おお、冷たいなあ。そんなことを言わずに~
私と語りあおうではないか。▼~
雄々しき掛け声と共に戦の訓練など~
君には似つかわしくない。▼~
:[ソワレ]|と言われても~
これがボクの性分だからね。▼~
訓練を怠ると~
いつ命を失うかわからないし。▼~
:[ヴィオール]|そんなことをせずとも、麗しの君を~
守ってくれる男がいるだろうに。▼~
:[ソワレ]|ボクを?~
そんな男がどこにいるんだい?▼~
:[ヴィオール]|今、目の前に、さ。▼~
:[ソワレ]|ぷっ…あははは! 冗談はやめてくれ。~
相変わらず面白い男だな、キミは。▼~
:[ヴィオール]|…冗談のつもりはないんだが。▼~
:[ソワレ]|大体、よっぽどの男でない限り~
ボクを守るなんて無理さ。▼~
そんな英雄はそう簡単にはいないよ。▼~
:[ヴィオール]|だから君の目の前にいると~
言っているではないか。▼~
:[ソワレ]|無理無理。他の誰かならともかく~
キミには絶対に無理だね。▼~
:[ヴィオール]|むぅ、こうなると~
後にはひけんな。▼~
次なる戦いで我が雄姿~
しかと、その目に焼きつけてくれたまえ。▼~
:[ソワレ]|はいはい。楽しみにしているよ。▼~
***支援B [#kb335520]
:[ソワレ]|やあ、ヴィオール。~
見せてもらったよ、この前の戦い。▼~
:[ヴィオール]|では私の鬼神のごとき戦いぶりに~
納得していただけたかな。▼~
私が君を守れる~
英雄的な存在であるという事を。▼~
:[ソワレ]|よく言うよ! 一騎打ちを挑まれて~
断っていたじゃないか!▼~
:[ヴィオール]|ああ、あれは受ける理由が~
なかったものでね。▼~
:[ソワレ]|でも英雄なんだろう?~
一騎打ちを断るのはらしくないんじゃない?▼~
:[ヴィオール]|そんなことはない。~
不要な戦いをせぬのも英雄の条件の一つさ。▼~
:[ソワレ]|じゃあ、英雄さんは、どんな理由なら~
一騎打ちをするんだい?▼~
:[ヴィオール]|たとえば君を守るため。~
それなら何をおいても受けたさ。▼~
:[ソワレ]|やれやれ、ああ言えばこう言う…~
本当に口のへらない男だな、キミは。▼~
:[ヴィオール]|私は事実を言ってるまでだ。~
信じるか否かは君が決めてくれたまえ。▼~
:[ソワレ]|そうか、じゃあ信じないよ。▼~
:[ヴィオール]|むぅ…そこは少なくとも~
悩んでみるところではないのか?▼~
:[ソワレ]|ははは…冗談だよ。▼~
まあ一騎打ちは受けなかったけど~
他で働きが悪かったわけじゃないし。▼~
とりあえず保留かな。~
次に期待してるよ、英雄さん。▼~
:[ヴィオール]|うむ。まかせておきたまえ!▼~
***支援A [#k7532bc2]
:[ヴィオール]|やあ、ソワレくん。どうした?~
私の顔になにかついているかい?▼~
:[ソワレ]|…ちょっと自分の目を~
疑っているところだよ。▼~
:[ヴィオール]|ほう。わが麗しのソワレくんを~
驚かせるとはよほどの事だな。▼~
一体なにがあったのだ?▼~
:[ソワレ]|なにがじゃないだろう!~
キミの一騎打ちのことだよ!▼~
まさか、キミが一騎打ちを受けて~
勝利するなんて。▼~
しかも、他の仲間たちが~
さんざん手こずった相手なのに…!▼~
:[ヴィオール]|ああ、あれか。~
当然のことではないか。▼~
前にも言ったはずだ。~
理由があれば一騎打ちを受けると。▼~
:[ソワレ]|理由?~
今回は理由があったのか?▼~
:[ヴィオール]|うむ、あのまま放っておけば▼~
あの者ひきいる軍勢が~
あたりの村に襲いかかりかねなかった。▼~
:[ソワレ]|あ…それで…▼~
:[ヴィオール]|弱き者を守るために戦う。~
これぞ高貴なる貴族たる者のつとめ。▼~
いたずらに武勇をふりかざすなど~
獣と同じではないか。おお醜い醜い。▼~
:[ソワレ]|では、ボクを守ると言ったのも~
同じ理由かい?▼~
:[ヴィオール]|もちろん。私にとって君は~
麗しくも華麗なる淑女だ。▼~
守るのは紳士として~
当然のことではないか。▼~
:[ソワレ]|ボクをよわき者あつかいするのか!~
…と言いたいところだけど▼~
淑女あつかいをしてくれることに~
悪い気はしないな。~
キミのあの武勇を見せられた~
後だからな。~
:[ヴィオール]|では、認めてくれるのだな~
私が君をも守れる英雄であることを!▼~
:[ソワレ]|ボクを守れるかは置いたとしても、~
こういう英雄があるのかもとは思えたよ。▼~
少なくともボクの背中は託せそうだ。▼~
:[ヴィオール]|うむ。任せるがよい!▼~
:[ソワレ]|やれやれ、その調子の良さは~
変わらないんだな。▼~
ま、今後ともよろしくね。~
英雄さん。▼~
***支援S [#kd937c2a]
:[ソワレ]|ヴィオール。▼~
:[ヴィオール]|おぉ、ソワレくん。~
今日も見目麗しい。▼~
:[ソワレ]|…。▼~
:[ヴィオール]|むむ…ずいぶん情熱的な視線だな。~
どんな男でも殺してしまいそうだ。▼~
:[ソワレ]|…。▼~
:[ヴィオール]|あーソワレくん。できればなにか~
反応をしていただけないだろうか。▼~
:[ソワレ]|…。▼~
:[ヴィオール]|これは…まいったな。~
女性の沈黙はどうも…。▼~
:[ソワレ]|ぷっ…あはははは…~
やっぱり、思った通りだ。▼~
キミは、相手に自分の思いを~
投げかけるのには慣れているけど▼~
相手の自分に対する思いを~
受け止めるというのは苦手なんだな。▼~
:[ヴィオール]|私を試していたのか?~
君らしくもない人の悪さだな。▼~
:[ソワレ]|キミと話をしていると、~
いつも主導権を奪われるんでね。▼~
キミの苦手のひとつくらいは~
知っておきたかったんだよ。▼~
:[ヴィオール]|ほほう。私の苦手を知る必要があると?▼~
それは何かな? それを知った上で~
私に結婚のひとつでも迫るということかね。▼~
:[ソワレ]|そうだよ。▼~
:[ヴィオール]|ふむ、そうじゃないなら他に何を…~
って、ええっ! そ、そうなのか?▼~
:[ソワレ]|ああ。▼~
:[ヴィオール]|いや、その、あの、そ、それは光栄だ。~
が、しかし、私のほうは準備もなにも…▼~
:[ソワレ]|やれやれ、キミは~
不意打ちにも弱いのかい?▼~
:[ヴィオール]|むぅ…これは、なんとも…▼~
:[ソワレ]|ほら、いつもの調子はどうした?~
ここは何かビシっと決めるところじゃないか。▼~
ボクは麗しくも華麗なる淑女なんだろう?~
淑女に恥をかかせないでくれよ。▼~
:[ヴィオール]|いや、その…コホン、女性の期待には~
身命を賭して応えるのが私の流儀だ。▼~
その申し出、~
喜んでお受けしようではないか。▼~
:[ソワレ]|…ま、ギリギリ及第点かな。~
もう少しマシなセリフは出ないのかい?▼~
:[ヴィオール]|ううっ…▼~
:[ソワレ]|じゃあ、誓いの指輪を買いに行くとしようか。▼~
店はもう決めてあるから、~
ボクについてきてくれ。▼~
:[ヴィオール]|あ、ああ…▼~
:[ソワレ]|聞こえない!~
返事は?▼~
:[ヴィオール]|は、はひっ!▼~
**ミリエル [#j4506907]
***支援C [#s013758c]
:[ミリエル]|ヴィオールさん。▼~
:[ヴィオール]|おや、これはミリエルくん。~
私になにかご用かな?▼~
:[ミリエル]|一つ、お願いがあるのですけど~
いいでしょうか?▼~
:[ヴィオール]|なんなりと。麗しきミリエルくんのためなら~
このヴィオール、たとえ火の中水の中…▼~
:[ミリエル]|私に占いを教えてもらえませんか?▼~
:[ヴィオール]|占いを? ミリエルくんに?~
これはまた意外な取り合わせだね。▼~
ミリエルくんは占いといった~
類には興味がないと思っていたが。▼~
:[ミリエル]|あなたの占いがよく当たると~
陣営内で評判なのです。▼~
未来予知は人が抱く~
究極の願望のひとつでありましょう。▼~
真理を追究する者として~
興味を抱かずにはいられません。▼~
:[ヴィオール]|ふむ。微妙に違うような気もするが…▼~
いずれにせよ、占いとはおくの深いものだ。~
そう簡単に習得することは難しい。▼~
華麗にして聡明たるミリエルくんの頼みだが~
これは少し厳しいところだな。▼~
:[ミリエル]|私の頼みなら火の中水の中、だったのでは?▼~
:[ヴィオール]|う、うむ。それはだな…火の中水の中には~
飛び込むが、占いは少し別なのだ。▼~
:[ミリエル]|…つまり、平たく言えば~
教えてこれる気はないのですね。▼~
ではせめて、私の未来を~
占ってもらえないでしょうか。▼~
:[ヴィオール]|それはもちろん、喜んで。▼~
きっかけはどうあれ、ミリエルくんが~
興味を持ってくれたことは喜ばしい。▼~
:[ミリエル]|ありがとうございます。▼~
:[ヴィオール]|とりあえず、君の明日の運勢~
あたりではいかがかな。▼~
:[ミリエル]|はい。お願いします。▼~
:[ヴィオール]|ふぅむ…ふむふむ。~
濡れそぼっているミリエル君が見える。▼~
いつも身につけている大切なものが~
水に弱いのであれば要注意だね。▼~
:[ミリエル]|濡れる…雨ということでしょうか?▼~
:[ヴィオール]|さて、どうだろうか。▼~
今私に見えたことは~
君が濡れるということだけだからね。▼~
:[ミリエル]|なるほど…分かりました。~
明日が楽しみです。それでは。▼~
~
(ミリエル退場)~
:[ヴィオール]|さて…どう転ぶかな。~
私も楽しみに待つとしよう。▼~
***支援B [#c660d1fa]
:[ミリエル]|ヴィオールさん。~
結果の報告に来ました。▼~
:[ヴィオール]|報告?~
ああ、先日の占いのことかな?▼~
:[ミリエル]|はい。あなたの言ったことが…~
見事なまでに現実となりました。▼~
突然の雨に降り込められ~
乾いたところがないほど濡れました。▼~
:[ヴィオール]|ほう、それはまた見事なまでに…▼~
:[ミリエル]|えっ?▼~
:[ヴィオール]|いや、なに、うん。~
当然と言えば当然だね。▼~
:[ミリエル]|もし、あのときに書物をもっていたら~
二度と読めなくなるところでした。▼~
これは、驚くべきことです。▼~
:[ヴィオール]|雨に濡れるきみに傘を差し出す~
栄誉に与られなかったのは残念だがね▼~
:[ミリエル]|ヴィオールさん。私は~
ますます占いに興味を持ちました。▼~
どうしても教えてもらうことは~
できないのですか?▼~
:[ヴィオール]|すまないが、こればかりは~
神聖にして荘厳なるものなのでね。▼~
:[ミリエル]|そうですね…未来予知ですから。~
簡単に教えられないのはわかります。▼~
:[ヴィオール]|そうか、分かってくれたか。~
なら、この話はこれで…▼~
:[ミリエル]|いえ、ヴィオールさんのこれほどの能力を~
放っておくわけにはいきません。▼~
私、クロムさんに進言してきます。▼~
これからの作戦はヴィオールさんの~
占いによって決するべきですって。▼~
:[ヴィオール]|むむぅ、それは困る!▼~
:[ミリエル]|? なぜです?▼~
:[ヴィオール]|いや、それはだな…▼~
:[ミリエル]|そうすればこの軍も百戦百勝。~
私も未来予知を研究する機会に多く恵まれ…▼~
:[ヴィオール]|待ちたまえ!~
それはいかん。いかんのだ。▼~
:[ミリエル]|ヴィオールさん…?▼~
:[ヴィオール]|仕方がない。~
私の占いがどういうものだか教えてあげよう。▼~
:[ミリエル]|本当ですか?▼~
:[ヴィオール]|だがちと、その、なんだな。~
そう、準備、準備が必要なのだ。▼~
だから、また今度の機会という事で…。▼~
:[ミリエル]|わかりました。お待ちしています。▼~
(ミリエル退場)~
:[ヴィオール]|やれやれ、これは~
どうしたものかな。▼~
***支援A [#o6ae426c]
:[ミリエル]|あ、ヴィオールさん。▼~
:[ヴィオール]|む、いかん!▼~
(ヴィオール退場)~
:[ミリエル]|待ってください。ヴィオールさん。▼~
(ヴィオール登場)~
:[ヴィオール]|いたた…痛いよミリエルくん。~
離してくれたまえ。▼~
:[ミリエル]|いいえ。離しません。▼~
この間、占いを教えてくれると~
約束したじゃないですか。▼~
:[ヴィオール]|さて、そうだったかな?▼~
:[ミリエル]|そうです。▼~
でも、それからずっと何もおっしゃってくれず~
わたしを見るとコソコソどこかに…▼~
ひょっとして私と会うのを~
避けてらっしゃるんじゃないですか?▼~
:[ヴィオール]|そ、そんなわけはないじゃないか。▼~
私が英邁にして麗しきミリエルくんを~
避けるなど…▼~
:[ミリエル]|そんなこと言っても~
ごまかされませんよ。▼~
さあ、今日という今日は教えていただきます。▼~
準備にかける時間は十分あったはずです。▼~
:[ヴィオール]|…やれやれ、やむをえないな。▼~
がっかりするかもしれないが、~
かまわないかね?▼~
:[ミリエル]|私が落胆を?~
…なぜですか?▼~
:[ヴィオール]|占いの真実は、~
未来予知などではないのだよ。▼~
ちょっとした~
心を操る術なのさ。▼~
:[ミリエル]|心を操る術…ですか?▼~
:[ヴィオール]|そう。どちらかというと話術に~
入るのかもしれないね。▼~
誰にでも当てはまることを、~
その人にのみ起こる事のように信じさせる話術。▼~
例えば「水に濡れる」などはその典型だな。~
水に触れない日などないんだからね。▼~
:[ミリエル]|つまり、私も含めて占いを受けた人は~
その巧みな話術に乗せられていたと…▼~
:[ヴィオール]|自分こそが特別であると信じたい心を~
くすぐるのは難しくないということさ。▼~
ミリエルくんをガッカリさせてしまって、~
申し訳ないとは思うのだが…▼~
:[ミリエル]|なぜです?▼~
:[ヴィオール]|え?▼~
:[ミリエル]|未来予知を信じさせてしまうほどの話術、~
素晴らしいものです。▼~
これは人間心理の深層まで~
関わってくるものですよ。▼~
:[ヴィオール]|あ、そっち……▼~
:[ミリエル]|研究のしがいがありそうで、~
実に興味深いです…。▼~
さあヴィオールさん、教えてください。~
占いに用いる話術の全てを。▼~
今日は逃がしませんよ。▼~
:[ヴィオール]|お、お手やわらかに頼むよ。~
ミリエルくん。▼~
***支援S [#g2718ce2]
:[ミリエル]|ヴィオールさん。~
昨日の占い、外れましたね。~
ヴィオールさんの話術、~
最近は鈍ってきているのではないですか?▼~
:[ヴィオール]|そうかね。私としては~
外れているとは思っていないのだが。▼~
:[ミリエル]|そうでしょうか?▼~
私の分析では、占いの内容自体~
話術の傾向に当てはまらない気がします。▼~
:[ヴィオール]|ほう、どのように?▼~
:[ミリエル]|占いの内容は~
『運命の人との出会いを果たす』でしたね。▼~
それは極めて特殊な状況で発生するものです。▼~
普遍的な状況に、あたかも特別かのような~
言葉のヴェールをかぶせる内容とは…▼~
:[ヴィオール]|今回は少し違うのだよ。~
ミリエルくん。▼~
:[ミリエル]|と、言うと?▼~
:[ヴィオール]|占いは言葉を紡ぎ~
人の心を動かすもの。▼~
それは思いを伝えるのにも~
使えるという事なのだよ。▼~
:[ミリエル]|…おっしゃってる内容が~
よく理解できないのですが…▼~
:[ヴィオール]|だが言の葉で全て説明することには~
いささかの抵抗があるもの。▼~
そこで行動を加えることで~
より強く伝えることができるのだよ。▼~
:[ミリエル]|行動…?▼~
:[ヴィオール]|これを、見ていただけるかな?▼~
:[ミリエル]|これは、指輪…ですね?▼~
:[ヴィオール]|君への贈り物として、~
少し前に購入したものだ。▼~
この指輪を、受け取って欲しい。▼~
:[ミリエル]|つまり、この思いを伝えるための~
占いだった…▼~
:[ヴィオール]|そう。言葉だけで思いを伝えるのは、~
聡明な君に対しては愚作のようだったからね。▼~
したがって行動をも交えて思いを伝えた。~
その二つを結びつけたのが占いだ。▼~
つまり、この場合の占いは…▼~
君を愛していることを~
伝えるための手段というわけだよ。▼~
:[ミリエル]|そう…だったのですか。~
まったく気づきませんでした。▼~
:[ヴィオール]|それは、私の気持ちに?▼~
:[ミリエル]|それもあります。ただ、私自身の~
気持ちにも…かもしれません。▼~
:[ヴィオール]|ということは、少なくとも今君は~
自分の気持ちに気づいたわけだね?▼~
:[ミリエル]|はい。思いを伝えられて~
改めて省みてみるに▼~
どうやら私もあなたを愛しているようです。~
これは、新たな体験です。▼~
:[ヴィオール]|やれやれ、どうやら切なる思いを込めた~
占いが成功したようだな▼~
いや、この場合は~
占いだけに当たったと言うべきか。▼~
:[ミリエル]|そうですね。でも、これは単なる~
話術や行動だけではないと思います。▼~
きっと、それ以上の何か…~
なんと言えばいいのだろう。▼~
あえて表現するなら真心…?~
それが伝わったんだと思います。▼~
:[ヴィオール]|うむ。それはそうであろう。~
何しろ私は心から君を愛している。▼~
:[ミリエル]|真心…実に興味深い命題です。~
また一つ、研究する題材ができました。▼~
:[ヴィオール]|これから研究していけばいいさ。~
私と共に、一生かけてね。▼~
:[ミリエル]|はい。~
そうさせてもらいます。▼~
**マリアベル [#x101690e]
***支援C [#l0a5bbd1]
:[マリアベル]|あら、ヴィオールさん。▼~
:[ヴィオール]|これはこれは、マリアベルくん。~
今日も変わらずお美しい。▼~
:[マリアベル]|…お褒め頂いて光栄ですけれど、~
貴方誰にでもそうおっしゃっていますわよね?▼~
貴族を名乗るならそのような軽率なことは~
なさらないでくださいます?▼~
貴方一人の行いで、貴族全体の~
印象が悪くなってしまいますわ。▼~
わたくし、そのようなことは~
耐えられませんの。▼~
:[ヴィオール]|なるほど…では、どうしたら~
貴族全体の印象が良くなるのか▼~
ぜひじっくりとご教授いただきたい。~
そのためには二人で食事に行く必要があるね。▼~
:[マリアベル]|お断りしますわ! わたくし、~
軽い殿方は大嫌いですの!▼~
:[ヴィオール]|なんと! これは心外だね。私の愛は~
月より重いと自負しているのだが。▼~
:[マリアベル]|軽い人の愛なんて、~
たちの悪い冗談にしか聞こえませんわ。▼~
:[ヴィオール]|ふむ…重い人間の愛であれば、~
受け入れてもらえるのかな?▼~
:[マリアベル]|考える余地くらいなら~
生まれるかもしれませんわね。▼~
:[ヴィオール]|けっこう。では、その期待に~
見事応えてご覧に入れよう。華麗にね。▼~
~
(ヴィオール退場)~
:[マリアベル]|ちょっと、ヴィオールさん!?~
…誰も期待などしておりませんのよ!?▼~
***支援B [#nc048f55]
:[ヴィオール]|ふむ…こんなところかな。▼~
:[マリアベル]|なにをしているんですの、~
ヴィオールさん。▼~
ずいぶんと足取りが~
重いようですけど。▼~
:[ヴィオール]|おぉ、さすがマリアベルくん!▼~
ゆっくり重々しい足取りで~
歩くことで醸し出される▼~
この重厚感に気づいてくれるとは!▼~
:[マリアベル]|…はい?▼~
:[ヴィオール]|皆、行軍の邪魔だとか、配給の行列が~
無駄に長くなって困るなどと言って▼~
口々に罵詈雑言を吐き捨てていくので~
少々辟易していたところなのだよ。▼~
:[マリアベル]|少しでも心配したわたくしが~
愚かでしたわ。▼~
そんなことで人としての重みが…~
って、貴方まさか──!▼~
そんな理由で先ほどの戦いでも~
なかなか進軍しなかったですの!?▼~
:[ヴィオール]|私の威風堂々たる歩みに、~
敵方が怯んでいたのが痛快だったね。▼~
:[マリアベル]|囲まれて泣き出しそうになっていたのを~
クロムさんたちに助けてもらっておいて▼~
よくそんな口がきけますわね。▼~
:[ヴィオール]|あれは、囮作戦だよ。~
おかげで我が軍は大勝だ。▼~
:[マリアベル]|…あぁ言えばこう言う…~
本当に浅薄な人ですのね、貴方。▼~
まったく、同じ貴族として~
恥ずかしいことこの上ないですわ。▼~
:[ヴィオール]|おぉう…! 軽いに続いて、~
浅いと薄いが付け加えられるとは。▼~
人間性のすべてを~
否定された気分だよ…。▼~
かつて、これほどまでに~
打ちのめされたことは…あぁ。▼~
:[マリアベル]|ヴィ、ヴィオールさん?~
そんなに落ち込まなくても…。▼~
:[ヴィオール]|…少し、ひとりにしてくれたまえ。~
人生を考え直したい…。▼~
~
(ヴィオール退場)~
:[マリアベル]|あ、ちょっとお待ちなさい!▼~
なにもわたくし、貴方のすべてを~
否定しているわけではありませんのよ!▼~
***支援A [#pf423afd]
:[マリアベル]|ヴィオールさん、あれから姿を~
お見せにならないけど…▼~
どうしているのでしょうか▼~
(ヴィオール登場)~
:[ヴィオール]|ふふ…私はいつもと変わらず~
貴族的に過ごしているとも………。▼~
:[マリアベル]|! ヴィオールさん!?▼~
:[ヴィオール]|ごきげんよう…マリアベルくん…。▼~
:[マリアベル]|ご…ごきげんよう…。▼~
あの、貴方…生気といっしょに~
気配まで消えていますわよ。▼~
それに…少しおやつれになった?▼~
:[ヴィオール]|君に人間性が薄いだのと~
言われて以来、ずっと考えていたのだよ。▼~
どうしたら貴族らしく~
重みのある人間になれるのかを…。▼~
…こんなに頭を使ったのは~
生まれて初めてのことでね。▼~
食事もろくに喉を通らず~
体は重みを失うばかり…。▼~
いっそこのまま痩せ細って~
消えてしまいたい気分だよ。▼~
:[マリアベル]|くすっ。▼~
:[ヴィオール]|おぉ…今の私を笑うとは、~
顔に似合わずひどい人だな、君は。▼~
:[マリアベル]|ふふ、ごめんなさい。▼~
でもわたくし、貴方の哀れを~
笑ったわけではありませんわ。▼~
ようやく重みを得たことに気づかない~
ヴィオールさんがおかしくて。▼~
:[ヴィオール]|重みを得た…? そうだろうか。▼~
:[マリアベル]|えぇ。わたくしの言葉と真摯に~
向き合って苦しんでいる貴方は▼~
決してこれまでのような~
軽い人ではありませんの。▼~
今の貴方となら、貴族同士~
お話をさせていただいてもよろしいですわ。▼~
:[ヴィオール]|なんと! それは良かったよ!~
ではすぐに店の手配を……。▼~
:[マリアベル]|きゃー!? ヴィオールさんがお倒れに!~
だ、だいじょうぶですの!?▼~
:[ヴィオール]|も、申し訳ないが…その前に少し~
腹ごしらえをさせてもらえるだろうか。▼~
:[マリアベル]|く、空腹で倒れたんですの!?~
もう! 人騒がせな!▼~
:[ヴィオール]|今からまさに食事に行こうと~
いうところなのに、面目ない…。▼~
:[マリアベル]|本当に貴方という人は…~
ふふ、どうしようもない人ですわね。▼~
仕方ありません。お店の手配は~
していただかなくて結構ですわ。▼~
今日は特別に、わたくしが~
お料理を作って差し上げます。▼~
:[ヴィオール]|な…なんたる幸せ…。▼~
***支援S [#u7e591b1]
:[ヴィオール]|マリアベルくん。▼~
:[マリアベル]|あら、ヴィオールさん。▼~
:[ヴィオール]|この前は手料理を振舞ってくれて~
ありがとう。▼~
:[マリアベル]|礼には及びませんわ。~
仲間を助けるのは当然のことですもの。▼~
それに、貴方とのお話は~
とても面白かったですわ。▼~
特に、お屋敷の中でよく迷子になるのは~
わたくしにも心当たりがありますもの。▼~
:[ヴィオール]|ふふん。貴族同士、共通の話題が~
見つかって嬉しいよ。▼~
次は私と愛でも語らってみるかね?▼~
:[マリアベル]|あら、またいつもの冗談ですの?▼~
まったく…わたくし、~
せっかく貴方のことを見なおしたのに▼~
また軽い人間にお戻りになる~
おつもりですか?▼~
:[ヴィオール]|もう私は冗談で~
このようなことを言わないよ。▼~
その証拠に、こんなものを~
用意してきたのだ。▼~
:[マリアベル]|……指輪!? で、では貴方~
本気でわたくしと…!?▼~
:[ヴィオール]|あぁ。私はずっと君のことが~
好きだったんだ。▼~
私の愛は月より重いと言っていたのに▼~
君がまともに~
取り合ってくれなかったからね。▼~
どうしたら君に認められるか、~
そればかり考えていたよ…▼~
:[マリアベル]|倒れるまで考え事をしていたのは、~
わたくしに認められるためだったんですの…▼~
:[ヴィオール]|その通りだよ。▼~
その甲斐あって~
君と語らう時間をいただくことができた。▼~
でも、それだけでは足りないのだよ。▼~
これからは貴族としての話だけではなく、~
人生の伴侶として君と語り合いたい。▼~
:[マリアベル]|………。▼~
…まったく、貴方という人は~
どうしようもありませんわね。▼~
いいですわ。その指輪、~
お受け取り致します。▼~
:[ヴィオール]|本当かい!?▼~
:[マリアベル]|わたくし、嘘は大嫌いですもの。~
言ったことを撤回するつもりはありませんわ。▼~
ただし、わたくしと結婚するからには~
幸せにして下さらないと許しませんわよ?▼~
:[ヴィオール]|お安い御用だよ。~
ではこの戦争が終わったら、▼~
私の家で手厚く君を迎えることにしよう。~
貴族的かつ優雅で華麗に…▼~
:[マリアベル]|なにを言っていますの?~
貴方がわたくしの家に来て下さるんでしょう?▼~
わたくしの家には跡継ぎの男子が~
おりませんもの。▼~
:[ヴィオール]|なんと! 嫁ぐのは私の方なのかね!?▼~
ま…まぁ…そういう形もありか…~
うん、私は幸せだよ……は、はは…▼~
**ベルベット [#k2631e0f]
***支援C [#ad0f4133]
:[ベルベット]|あら…雨。しかし奇妙ね。~
空は晴れているというのに。▼~
:[ヴィオール]|いわゆる涙雨というやつだね。~
ベルベットくんはご存じなかったかな?▼~
:[ベルベット]|涙雨…? そんなことより~
私に気安く声をかけないでくれる?▼~
:[ヴィオール]|おっと、自然な流れで~
会話に入れたと思ったのだがね。▼~
やはりなかなかに厚い衣を~
身にまとっておいでだ。▼~
まぁもっとも、それを一枚ずつ~
脱がせるのが楽しいわけだが。▼~
:[ベルベット]|…挑発しているのなら、~
受けて立つわよ。▼~
:[ヴィオール]|あいにく私は、戦いよりも~
言葉を交わすのが得意なのだよ。▼~
:[ベルベット]|なら言葉を交わしてあげるわ。▼~
:[ヴィオール]|おぉ、それはありがたい。▼~
:[ベルベット]|向こうへ行きなさい。汚らわしい。~
あなたの噂は聞いてるわ。▼~
あなたみたいに、自分の家臣の死を~
忘れてへらへらしている男を見ていると▼~
嫌悪感で吐き気がするわ。▼~
:[ヴィオール]|お…う、これは辛らつな。~
剣で斬られるよりも遥かに痛い。▼~
:[ベルベット]|ふん。さあ、得意だというのであれば~
なにか言葉を返してみなさい。▼~
:[ヴィオール]|残念ながら、私は女性を傷つける~
言葉にはとんと疎くてね。▼~
ここは私の完敗、ということで~
退かせていただこう。▼~
:[ベルベット]|ふん…軟弱者ね。▼~
***支援B [#t4f31b88]
:[ベルベット]|ちょっと。▼~
:[ヴィオール]|おや、まさか~
君から話しかけてくるとは。▼~
また涙雨が降らねばいいが。▼~
:[ベルベット]|あなた…戦いは苦手だと言っていたわね。▼~
にもかかわらず、先の戦いでは~
私に劣らぬ戦果をあげた。▼~
私を欺いていたわね。▼~
:[ヴィオール]|私は言葉のほうが得意だとは言ったが~
戦いが苦手だとは言っていない。▼~
もっとも、大切な人々を守ることが~
できなかった私の未熟な腕では▼~
戦いが得意などと口が裂けても~
言えないのは、事実だがね。▼~
:[ベルベット]|…なぜ、最後まで戦わずに~
あなたの家臣を捨てて逃げたの?▼~
あなたには、果たすべき責任が~
あったはずでしょう。▼~
:[ヴィオール]|…私は領内の人々の安全と引き換えに~
自らの身を差し出すつもりだった。▼~
しかし…誰もがヴァルムに属するのを~
潔しとせず、戦って散ることを選んだ。▼~
私という旗印が、彼らから戦いを~
放棄する理由を奪っていたのだよ。▼~
:[ベルベット]|だからあなたは、領主みずから~
みっともなく逃げて…▼~
家臣たちから戦う理由を失わせた…~
そういうこと?▼~
:[ヴィオール]|私自身の都合だけで言えば、そうだ。▼~
しかし残された人々のことを思えば、~
非力な卑怯者の言い訳でしかないさ。▼~
どう責められようが、返す言葉もない。▼~
:[ベルベット]|…先日言ったことは、取り消すわ。▼~
あなたは…多くの同胞を失った私と~
同じ苦しみを抱えているようね。▼~
:[ヴィオール]|同じではない。▼~
:[ベルベット]|なに…?▼~
:[ヴィオール]|私にはまだ、生きて待つ人々を~
助けるという使命…いや、希望がある。▼~
それすらも奪われた君と比べれば~
私などしあわせなほうだろう。▼~
:[ベルベット]|ふん…気遣っているつもり?▼~
:[ヴィオール]|君が抱える苦悩と絶望の闇は、~
気遣うことすら許されぬほど深い。▼~
私はただ…君までもが闇に~
引きずり込まれぬよう祈るだけだ。▼~
:[ベルベット]|祈りなど、なんの意味も持たない…けど、~
あなたの思いは聞いておくわ。▼~
***支援A [#aedaf117]
:[ベルベット]|………▼~
:[ヴィオール]|ベルベットくんは、水面に映る月に~
なにを思っているのかな?▼~
:[ベルベット]|…何か用?▼~
:[ヴィオール]|タグエルは、死して体を離れた魂は~
月に還る――と考えるそうだね。▼~
:[ベルベット]|そうよ。だから私たちは、神聖な月を~
直接見上げることはしないわ。▼~
:[ヴィオール]|なるほど。じつはこういうものを~
用意してきたのだが…▼~
:[ベルベット]|酒器と…酒?▼~
:[ヴィオール]|月に思いを馳せて~
杯を傾けるのも一興かと思ってね。▼~
:[ベルベット]|ふっ…こんなところに風流を~
解する男がいるとは意外ね。▼~
:[ヴィオール]|まぁ、一杯。▼~
:[ベルベット]|せっかくだから、いただくわ。▼~
…そういえば、あなたは~
この戦争が終わったらどうするの?▼~
:[ヴィオール]|もちろん、故郷へ。残してきた家臣や民を~
必ず苦境から救うつもりだ。▼~
:[ベルベット]|ならば私が、あなたの希望とやらを~
現実にする手伝いをしてあげるわ。▼~
この酒の礼よ。▼~
:[ヴィオール]|そうか。それは…ありがたい。~
ふっ…▼~
:[ベルベット]|なにを笑ってるの、気持ち悪い。▼~
:[ヴィオール]|気持ち悪…相変わらず~
君の言葉は刃のように鋭い。▼~
何、嬉しいのだよ。残してきた~
民を救えることはもちろん…▼~
君からそんな言葉を~
もらえたことがね。▼~
それこそ二人の絆・・・~
というべきものではないかな。▼~
:[ベルベット]|違うわ。~
…酒のせいよ、きっと。▼~
:[ヴィオール]|それは残念。▼~
***支援S [#cd93787c]
:[ヴィオール]|ベルベットくん。▼~
:[ベルベット]|なに、ヴィオール。▼~
:[ヴィオール]|こんなものを用意してみたのだが~
受け取ってもらえないだろうか。▼~
:[ベルベット]|…昼間から酒?~
いや、これは…指輪?▼~
なんのつもり。▼~
:[ヴィオール]|君と、永遠の愛の誓いを~
交わしたい。▼~
:[ベルベット]|あなた…酔っているの?▼~
:[ヴィオール]|君に酔っている…などという~
戯れはひとまず脇に置いておいて…▼~
君は、私の希望を現実にする~
手伝いをすると言ってくれた。▼~
しかしそれは、私の希望であって~
君の希望ではない。▼~
私は君自身にも確かな希望を~
持って欲しいと思っている。▼~
:[ベルベット]|あなたと愛を交わすことが~
私の希望になるとでも?▼~
:[ヴィオール]|そうなるように、~
努力は惜しまないつもりだ。▼~
:[ベルベット]|まったくなにを言って…ん?~
また、雲もないのに雨が…?▼~
:[ヴィオール]|これはすばらしい。涙雨が私たちの~
結婚を後押ししてくれているようだ。▼~
:[ベルベット]|よくそんなこじつけを~
ほいほいと思いつくものね。▼~
:[ヴィオール]|思いつきではないさ。~
天が…月が祝福してくれているのだよ。▼~
:[ベルベット]|まったく、適当なことばかり…~
でも、悪くはないわ。▼~
いいわ、交わすわ。~
あなたと…永遠の愛の誓いを。▼~
:[ヴィオール]|ふっ…感謝する。~
君と、涙雨に。▼~
**ティアモ [#p7d1f6ee]
***支援C [#kc8f130e]
:[ティアモ]|あのぉ、ヴィオールさん。~
今、お時間よろしいですか?▼~
:[ヴィオール]|これはティアモくん。~
私になにかご用かな?▼~
:[ティアモ]|えっと…ちょっと教えていただきたい~
ことがあるんですけど…▼~
:[ヴィオール]|ほう。歴史、占星術、帝王学に剣術、~
料理に絵画…なんでもござれだが▼~
イーリス建国以来の才媛ともうたわれる~
ティアモくんのお役に立てるだろうか?▼~
:[ティアモ]|その辺りは今のところ間に合ってます。~
実は…その…▼~
:[ヴィオール]|言いよどむとは~
これはティアモくんらしからぬ…▼~
だがその恥じらいの風情もまた~
一涙の憐情を催さずにはおられぬ。▼~
:[ティアモ]|いちいち口に出して言わないでください!~
それでなくても恥ずかしいのに…▼~
:[ヴィオール]|いや、すまない。君の可憐な姿を~
見ていると口に出さずにはおれんのだよ。▼~
では、私がその悩みの元を~
当てて見せようか?▼~
:[ティアモ]|そんなことが~
わかるんですか?▼~
:[ヴィオール]|うむ。華麗にして一途なティアモくんは、~
その一途さゆえ、つい人に強く当たってしまう。▼~
だが、その後常に悔いがつきまとう。~
あーぁ、この性格なんとかならないかしら…▼~
そんなところではないかな?▼~
:[ティアモ]|す、すごい…!どうしてそこまで~
わかっちゃうんですか…?▼~
:[ヴィオール]|なに、簡単なことさ。▼~
少し風に耳を澄ませてやるだけで~
たいがいのことは漏れ聴こえてくる。▼~
:[ティアモ]|え…それって、噂話に聞き耳を~
立ててたってことですか?▼~
:[ヴィオール]|風情のない言い方をすれば、~
そうだろうね。▼~
:[ティアモ]|…やっぱり、直したほうがいいのかしら。~
このなんでもはっきり言っちゃう性格。▼~
:[ヴィオール]|そんなことはないぞ。~
陰口ばかり言われているわけではない。▼~
むしろ、感謝をしている声の方が…▼~
:[ティアモ]|はあ…どうしたらいいんだろう…▼~
:[ヴィオール]|おい、人の話は最後まで…~
…行ってしまった。▼~
結構落ち込んでいるように見えたな。~
大丈夫だろうか…▼~
***支援B [#kcede24c]
:[ヴィオール]|ティアモくん。最近、元気がない~
ように思えるのだが。▼~
:[ティアモ]|そうですか? あたしは元気ですよ。~
戦場でもいつも以上に…▼~
:[ヴィオール]|悩み事は、忍ぶれど色に出るもの。▼~
一目にはいつものごとき可憐な花も~
人知れず見せるその顔は憂いに満ちて…▼~
:[ティアモ]|…それも風の噂ですか?▼~
:[ヴィオール]|まさか。君の心の苦しみは~
吹けば飛ぶようなものではないだろう。▼~
:[ティアモ]|…だったら、よかったです。~
あんまり人に知られたくないですから。▼~
:[ヴィオール]|なぜだ?▼~
:[ティアモ]|だって、悩んでるのを人に知られるのって~
なんだか負けたみたいじゃないですか。▼~
:[ヴィオール]|なるほど、負けたみたいか。~
勝負に例えるのはティアモくんらしい。▼~
しかし、それならなぜ私に?▼~
:[ティアモ]|…ヴィオールさんには~
大丈夫な気がしたんです。▼~
はっきり言い過ぎるこの性格も~
うまく受けとめてくれそうで。▼~
:[ヴィオール]|ほほう。~
…なるほど、罪作りなものだな、私も。▼~
それは私への秘めたる想いの表れ、~
平たく言えば愛の告白…▼~
:[ティアモ]|違います。▼~
:[ヴィオール]|そんな、はっきりと~
否定しなくとも…▼~
まあよい。私でよければ~
いつでも話にきたまえ。▼~
その麗しき顔に~
かげりは似合わぬからな。▼~
:[ティアモ]|はい!▼~
***支援A [#r92752b2]
:[ティアモ]|ヴィオールさん!▼~
:[ヴィオール]|やあティアモくん~
今日も変わらず麗しき姿だね。▼~
:[ティアモ]|ふふふ…相変わらずですね。~
少しいいですか?▼~
:[ヴィオール]|君に対して閉じているわが心の扉はないさ。~
どうしたのかね?▼~
:[ティアモ]|今日はちょっとお礼を言いたくて。▼~
:[ヴィオール]|お礼?▼~
:[ティアモ]|はい。最近、けっこう吹っ切れてきたんです。~
もう色々と思い悩むのはやめようって。▼~
:[ヴィオール]|ほう。それは良かった。~
だが、私は何もしていないぞ。▼~
:[ティアモ]|いえ、あたしの話を~
色々と聞いてくださいました。▼~
ヴィオールさんに話をしているうちに~
自分の中でも整理がつくようになって▼~
そうしたらモヤモヤした感じが~
なくなってきて▼~
悪いところは悪いところで改める、~
それでいいって思えるようになったんです。▼~
:[ヴィオール]|…悩みは人に話せば~
その半分は解決するとも言う。▼~
君の麗しい姿に生気を取り戻すことに~
私がお役に立てたのならうれしいよ。▼~
:[ティアモ]|ええ、人に知ってもらえてる。~
それだけでも楽になれました。▼~
あたしってバカですね。人に知られたら~
負けたみたいなんて言っていて。▼~
:[ヴィオール]|他の者にも、その素直さで接することだ。▼~
大輪の花は、その姿を多くの者に見せることで~
より光り輝くというものだよ。▼~
:[ティアモ]|はい、ありがとうございます。~
ヴィオールさんに相談してよかったです。▼~
:[ヴィオール]|うむ、その気持ち、~
やはり私に対する…▼~
:[ティアモ]|だから違いますって。▼~
***支援S [#a960fdba]
:[ティアモ]|ふわぁぁぁっ。▼~
:[ヴィオール]|ははは、これは朝から~
貴重なものを見てしまったな。▼~
:[ティアモ]|はっ! ヴィオールさん…!~
い、いたなら言ってくださいよ。▼~
:[ヴィオール]|ふむ…残念。▼~
:[ティアモ]|な、ななななんですか…!▼~
:[ヴィオール]|大あくびをしていたから涙のひとつも~
こぼれているかと思ったのだが。▼~
:[ティアモ]|あくびの涙なんて拭って~
うれしいですか?▼~
:[ヴィオール]|どんな涙も、君のものならば~
千万の宝石に優るよ。▼~
:[ティアモ]|またそんなことを言って。~
誰にでも同じことを言ってるんでしょう?▼~
:[ヴィオール]|おやおや、私はどうやらずいぶんと~
誤解されてしまっているようだね。▼~
:[ティアモ]|誤解じゃありません。▼~
昨日もその前も、毎日毎日~
違う女性に声をかけてるじゃないですか。▼~
あたし以外の人の悩みも~
毎日聞いてあげてるんじゃないですか~?▼~
:[ヴィオール]|ほほう。ティアモくん。それは嫉妬かね。~
やはりティアモくんは私に……▼~
:[ティアモ]|……▼~
:[ヴィオール]|ん? いつものように~
『違います!』と否定しないのかい?▼~
:[ティアモ]|最近、ちょっと思うようになったんです。~
ひょっとしたら…違わないかもって。▼~
え、あれ? 何言ってんだろ…あたし。~
ごめんなさい。今のは忘れて……▼~
:[ヴィオール]|いや、聞き捨てにはできんよ。~
今の言葉で私も決心がついた。▼~
:[ティアモ]|決心?▼~
:[ヴィオール]|君にこれを渡すべきか否か~
ずいぶん迷っていたのだが…。▼~
:[ティアモ]|ゆ、指輪じゃないですか!▼~
:[ヴィオール]|私の心からの想いの表れだ。~
私と、結婚して欲しい。▼~
:[ティアモ]|……▼~
:[ヴィオール]|君の想いが私になかったことは~
知っている。▼~
君が想いをよせていた相手は~
われらが軍の大将、そうだね。▼~
:[ティアモ]|ど、どうしてそれを?▼~
:[ヴィオール]|私はいつも君を見ていたからさ。~
喜べる時も悩める時も。▼~
だから悩みを打ち明けてくれた時は~
正直、うれしかった。▼~
:[ティアモ]|ヴィオールさん……▼~
知りませんでした。あたしのこと、~
そこまで見ててくれてたなんて。▼~
:[ヴィオール]|…ようやく君の心は私に対して~
門戸を開いてくれたようだ。▼~
この指輪、~
受け取ってくれるね。▼~
:[ティアモ]|はい…。▼~
これからもずっと~
あたしの悩みを聞いてくださいね。▼~
:[ヴィオール]|もちろんだとも。前にも言っただろう。~
君に対して閉じている扉はないさ。▼~
**ノノ [#ee8c2baf]
***支援C [#h8e343ee]
:[ノノ]|うぅ…ぐすっ。
転んですりむいちゃった…▼~
:[ヴィオール]|おや、怪我をしてしまったようだね。~
見せてもらっていいかな?▼~
:[ノノ]|う、うん。▼~
:[ヴィオール]|ふんふん、これをこうして…と。▼~
これでだいじょうぶだよ。~
応急手当をしておいたからね。▼~
:[ノノ]|ありがとう!▼~
:[ヴィオール]|礼にはおよびませんよ、ノノくん。▼~
:[ノノ]|ノノくん…かぁ。~
前から思ってたんだけど、▼~
ノノは女の子なのに、~
どうしてくん付けで呼ぶの?▼~
:[ヴィオール]|おっと失礼。これは私が相手を呼ぶ時の~
癖のようなものでね。▼~
もしかしてお気に召さないのかな?▼~
:[ノノ]|うーん…でも、ノノはノノだから、~
ノノって呼んで欲しいな。▼~
:[ヴィオール]|滅相もない。私が他人を呼び捨てにするなど~
貴族的な流儀に反するよ。▼~
特にノノくんにはね。▼~
:[ノノ]|えー! どうして?▼~
:[ヴィオール]|ノノくんは千年を超えて生きているだろう?~
我々の偉大な祖先と同じときを過ごしていて、▼~
いわば神にも近いような人だ。~
そんな人を呼び捨てにすることなどできないよ。▼~
:[ノノ]|…ノノ、なんだかすごく~
おばあさんになった気分…▼~
:[ヴィオール]|何を言うんだね! ノノくんは~
今でも若く、華麗に美しいではないか!▼~
:[ノノ]|えへへ、そうかな?~
ノノ、美しい?▼~
:[ヴィオール]|あぁ、その通りだよ。▼~
:[ノノ]|ヴィオールもかっこいいよね。~
さすが女たらしの優男って感じ?▼~
:[ヴィオール]|ノ、ノノくん!? どこでそのような~
下品な言葉を覚えてきたんだい!?▼~
:[ノノ]|え、みんな言ってるよ?▼~
:[ヴィオール]|なんと! それは心外だ!▼~
***支援B [#h93e0a3c]
:[ノノ]|はぁ…おなか空いたな…~
お食事まだかな…▼~
:[ヴィオール]|! 空腹とは良くないな。~
すぐに食べるものをお持ちしよう。▼~
~
(ヴィオール退場)~
:[ノノ]|えっ、ヴィオール!?~
どこ行くの? ヴィオールぅー!!!▼~
…あ、戻ってきた。~
~
(ヴィオール登場)~
:[ヴィオール]|お待たせしてすまないね。~
野菜をわけてもらってきたよ、華麗にね。▼~
:[ノノ]|あ…ありがとう、ヴィオール。~
でも…ごめんね。▼~
ノノ…お野菜あんまり好きじゃないの…▼~
:[ヴィオール]|なんと! それはすまなかったね。~
ではすぐに他の物を取りに…!▼~
:[ノノ]|待って、ヴィオール!▼~
ノノ、食べ物を取ってきてくれるより、~
お食事の時間まで▼~
ヴィオールがいっしょに~
遊んでくれるほうがうれしいな。▼~
:[ヴィオール]|そうか。では…なにをして遊ぼうか?▼~
:[ノノ]|竜おいかけっこ。▼~
:[ヴィオール]|えー…それは、~
どのような遊びなのかな?▼~
:[ノノ]|竜になったノノがヴィオールを~
追いかけて、捕まったら負けだよ!▼~
:[ヴィオール]|…おぉう…それはまた、~
人生の終わりを予感させる遊びだね。▼~
:[ノノ]|はい、じゃあノノが一万数えるあいだに~
ヴィオールは隠れてね。▼~
:[ヴィオール]|い、一万…?~
これが時間感覚の違いなのか…?▼~
:[ノノ]|いくよぉ、い~ち…にぃ~…~
さぁ~ん、しぃ~…▼~
:[ヴィオール]|あぁ…まるで命の残り時間を~
数えられているような気分だね…▼~
悪いが、本気で逃げさせてもらうよ!~
私も、命は惜しいからね…!!▼~
***支援A [#hb57ff91]
:[ノノ]|あはは。今日も楽しかったね、~
竜おいかけっこ。▼~
:[ヴィオール]|きょ…今日も華麗に寿命が縮んだよ。~
本当に…喰われるかと思った…!!▼~
:[ノノ]|何か言った? ヴィオール。▼~
:[ヴィオール]|い…いや! ノノくんは本当に~
遊ぶのが好きなんだねと言ったのだよ。▼~
:[ノノ]|うん、ノノ、遊ぶの大好き!▼~
だって長い間、誰も~
ノノと遊んでくれなかったから。▼~
でも、この軍の人たちは~
みんな遊んでくれるから大好き!!▼~
:[ヴィオール]|そうか…それは辛かったね。~
優雅に心中お察しするよ。▼~
:[ノノ]|ありがとう! じゃあヴィオール、~
これからもずーっとノノと遊んでね!▼~
えへへ…竜追いかけっこ楽しいし、~
ノノ、いっぱい遊べてうれしいよ!▼~
:[ヴィオール]|これから…ずっと…竜追いかけっこ…~
命がいくつあっても足りないね…▼~
しかし、私はこの笑顔を裏切れない…!▼~
:[ノノ]|ヴィオール?~
なにぶつぶつ言ってるの?▼~
:[ヴィオール]|あ…ノノくんが喜んでくれれば、~
私も貴族的に嬉しいと言ったのだよ。▼~
:[ノノ]|そっかぁ!! ヴィオールも~
竜追いかけっこが気に入ったんだね!▼~
:[ヴィオール]|えっ!?▼~
:[ノノ]|もー、それならもっと早く~
言ってくれればいいのにー!▼~
仕方ないないなぁ…~
今日だけもう一回してあげるね!▼~
いーち、にーい、さーん…▼~
:[ヴィオール]|ひぃー!! またしても~
死のカウントが始まってしまったよ!?▼~
ちょちょちょっと待ってくれノノくん!~
ノノくーーーん!?▼~
:[ノノ]|なぁに、ヴィオール?▼~
:[ヴィオール]|あ…あの、竜追いかけっこも良いのだが、~
もっとほかの遊びも模索してみないかね?▼~
その…あまり竜石をたくさん使うと~
ノノくんが疲れてしまうだろう?▼~
:[ノノ]|ううん! ノノ、ヴィオールのためなら~
頑張れるから大丈夫だよ!▼~
よーん、ごー、ろーく…▼~
:[ヴィオール]|あああ…なんと要らない心遣いを!!▼~
はぁ…もうわかったよ。~
ノノくんがそこまで言うのなら▼~
私もノノくんのために全力で~
お相手させていただこう!!▼~
~
(ヴィオール退場)~
:[ノノ]|なーな、はーち、きゅーう、じゅーう…▼~
***支援S [#t6c0c168]
:[ノノ]|………▼~
:[ヴィオール]|どうしたんだい、ノノくん。~
今日は竜追いかけっこはしないのかね?▼~
:[ノノ]|うん。▼~
:[ヴィオール]|なんと! ノノくんが~
そんなことを言うとは、貴族的に意外だね!▼~
私としては嬉しい限りなのだが…▼~
も、もしや、何か別の遊びでも~
考えついたのかな…?▼~
:[ノノ]|ノノ、結婚したい。▼~
:[ヴィオール]|ほっ…結婚ごっこか。~
うん、なかなか安全な遊びで良いではないか!▼~
それでは私は牧師の役でもしようかな?~
華麗で優雅な牧師を演じきって見せよう。▼~
:[ノノ]|違う! ヴィオールは~
花婿さんでしょ!▼~
:[ヴィオール]|なんと!? 花婿とな!?▼~
うーん、ごっこ遊びとはいえ~
ノノくんの花婿というのは不思議な気分だ…▼~
:[ノノ]|だから、違うってば!~
ごっこ遊びでもないの!▼~
:[ヴィオール]|ごっこ遊びでもない…?~
ノノくん、まさか…!▼~
:[ノノ]|うん! ノノ、ヴィオールと~
結婚したいの! 駄目?▼~
:[ヴィオール]|な、なななんと!?~
本気の求婚だったのかい!?▼~
:[ノノ]|そうだよ!!▼~
毎日あんなに追いかけてたのに~
気付かないなんて、ヴィオールの鈍感!▼~
:[ヴィオール]|確かに嫌というほど追いかけられたが、~
あれはただの鬼ごっこではないか!▼~
:[ノノ]|…ヴィオール、ノノのこと嫌い…?▼~
:[ヴィオール]|う…! そ…そんなことは…▼~
:[ノノ]|じゃあ好きなんだね!~
よかった! ノノも大好きだよ!▼~
:[ヴィオール]|うぅ…そういうことでも…▼~
:[ノノ]|あのね…ノノ、~
ずっと前からヴィオールのことが好きだったの。▼~
ノノはずっと一人だったから、~
ヴィオールが遊んでくれて嬉しかったんだよ?▼~
ヴィオールがノノの寂しい気持ちを~
追い払ってくれたの!▼~
だから、これからずっと一緒にいられたら~
とっても嬉しい!▼~
:[ヴィオール]|…ノノくん。▼~
…わかったよ。確かに君といる時間は~
私にとっても悪いものではなかった。▼~
君がそこまで言うなら~
私もその気持ちに応えようではないか。▼~
結婚しようか、ノノくん。~
ごっこ遊びなんかではなく、本当に。▼~
:[ノノ]|ほんとに!? やったー!!▼~
じゃあ指輪買いに行こうよ!~
結婚する人同士は指輪を渡すんでしょ!?▼~
:[ヴィオール]|そうだね。貴族的で品のある、~
華麗にして優雅な指輪を求めに行こう!▼~
:[ノノ]|すごーい!~
ノノ、とってもたのしみー!▼~
**リベラ [#xb082463]
***支援C [#y0575f3d]
:[リベラ]|…この人数で行軍すると~
廃棄物もそれなりの分量になりますね。▼~
少々手伝うとしましょうか。~
むっ、なかなか重いですね…▼~
…? 急に、軽く…?▼~
:[ヴィオール]|君の細い腕に~
このようなものは似合わないね。▼~
:[リベラ]|ヴィオールさん…?▼~
:[ヴィオール]|これは私が運んでおこう。~
その代わり君には、これを。▼~
:[リベラ]|これは…薔薇を、私に?~
ありがとうございます…。▼~
:[ヴィオール]|こんな廃棄物の臭いよりも、~
薔薇の香りの方が相応しいだろう?▼~
君のような、美しい女性にはね。▼~
:[リベラ]|………▼~
:[ヴィオール]|どうかしたのかね、リベラくん?▼~
:[リベラ]|…私はこれでも男です。▼~
よく見てから声をかけてくださいね。~
ヴィオールさん…。▼~
:[ヴィオール]|ははは! リベラくんは~
冗談がお好きなのか…▼~
…い、いや…そう言われれば…~
あらためて見ると…!▼~
:[リベラ]|時折間違えられることがあるのです。~
紛らわしくて申し訳ありません。▼~
:[ヴィオール]|あ、謝ることなどない。~
私が勝手に誤解しただけなのだ。▼~
それにしても、なんたる不覚…~
この私が性別を見誤るとは…!▼~
:[リベラ]|あの…だいじょうぶですか?▼~
:[ヴィオール]|おぉ、その憂いを帯びた瞳も美しい…~
が、男なのだな…むうぅ…!▼~
:[リベラ]|はい…すみません…。▼~
***支援B [#i7849ad0]
:[リベラ]|ヴィオールさん、~
頬が少し腫れているようですが…▼~
誰かに殴られたのですか…?▼~
:[ヴィオール]|あぁ、リベラくんか。~
なに、これは些細な恋の傷だよ。▼~
さるご婦人を口説いたあと、~
男か女か訊ねてみたら、▼~
目にも止まらぬ速さで~
平手が飛んできたのだよ…!▼~
:[リベラ]|それは…災難でしたね。▼~
:[ヴィオール]|君を女性と間違えて以来、▼~
すっかり人の性別を~
疑うようになってしまった…。▼~
君は本当に~
罪作りな人だよ。▼~
:[リベラ]|申し訳ありません…。▼~
:[ヴィオール]|しかし…この美しい肌といい、~
絹のような髪といい、▼~
普通の生活をしていてこうなるとは~
到底思えないね。▼~
リベラくんは大層育ちが良いと~
お見受けするよ。▼~
さぞかし高貴な家の~
ご令嬢…失礼。▼~
ご令息なのだろう?▼~
:[リベラ]|…私はそのような~
高貴な生まれではありませんよ。▼~
貧しい家庭に生まれ、~
両親に疎まれながら育ちました。▼~
聖職者となるまでは~
辛い思い出ばかりですよ…。▼~
:[ヴィオール]|なんと…!~
それは失礼した…。▼~
しかし、あまりにも意外なことだ。▼~
そうか。君は恵まれた庭園ではなく~
過酷な地で育まれた薔薇であったか。▼~
美しさの中に強さを感じさせるのは~
そのためか…なるほどね。▼~
:[リベラ]|そんなに褒められると…~
少し、照れてしまいますね。▼~
:[ヴィオール]|む…どうか顔を赤らめないでくれ。▼~
男…男。~
リベラくんは男…!!▼~
:[リベラ]|ふふふっ。~
ヴィオールさんは面白い方ですね。▼~
:[ヴィオール]|あぁ…、そのように~
微笑まないでくれたまえ…!▼~
本当に…もったいないよ…。▼~
***支援A [#e9ff7a74]
:[リベラ]|…さて、始めるとしますか。▼~
:[ヴィオール]|ごきげんよう、リベラ君。~
…おや、何だねこの丸太の山は。▼~
:[リベラ]|あぁ、ヴィオールさん。▼~
実は近くの教会で、~
薪が不足していると聞きまして。▼~
私でお力になれないかと思って、~
今から薪割りをしようとしていたのですよ。▼~
:[ヴィオール]|なんと! リベラくんは顔だけではなく、~
その心まで美しいのだね…!▼~
このヴィオール、感激したよ。~
ぜひ私にも薪割りを手伝わせてくれたまえ。▼~
:[リベラ]|本当ですか?~
ありがとうございます…!▼~
:[ヴィオール]|不分、礼には及ばないよ。~
それでは早速始めようか。▼~
:[ヴィオール]|はぁ、はぁ…!~
リ、リベラくん…!▼~
そ、そろそろ休憩に…しないかい?~
私は…つ、疲れてしまったよ…!▼~
:[リベラ]|何を言っているのですか。~
まだ半分も終わっていませんよ?▼~
:[ヴィオール]|なんと…?!▼~
もう何時間も割り続けているというのに…~
まだ…半分以下とは…!▼~
薪割りにしては少々~
過酷すぎやしないかね?!▼~
というかその前に、誰がこんなに~
凶悪なまでに大量の丸太を▼~
拾ってきたのだね!?▼~
:[リベラ]|私ですよ?▼~
:[ヴィオール]|えっ…!?この量を、一人で…!?~
み…見かけによらずたくましいのだね…。▼~
:[リベラ]|はい、私はこれでも男ですから。▼~
…あ、ヴィオールさん、~
そこの丸太を取ってもらえますか?▼~
:[ヴィオール]|あぁ、これだね。~
くっ…! 結構重いな…▼~
よいしょ…っと、うわっ!?▼~
:[リベラ]|ヴィオールさん! 危ない!!▼~
:[ヴィオール]|………!!~
…おや? 転んでいない?▼~
確か重さに耐えかねて~
転倒してしまったはずなのだが…▼~
:[リベラ]|…平気ですか、ヴィオールさん。▼~
:[ヴィオール]|リ、リベラくん!?~
もしかして君が支えてくれたのかね!?▼~
:[リベラ]|はい。…お怪我はありませんか?▼~
:[ヴィオール]|…も、もちろんだよ。▼~
:[リベラ]|良かった…。▼~
やはり少し休憩を挟みましょう。~
無理をさせてすみませんでした。▼~
:[ヴィオール]|あぁ…何だろう…~
この頼りがいのある感じは…。▼~
なんだか今、リベラくんがとても~
雄々しく見えてしまったよ…。▼~
:[リベラ]|?? 何かおっしゃいましたか?▼~
:[ヴィオール]|あ…いや、その…。▼~
今後は友人として、君のことを~
頼りにさせてもらうよ…リベラくん。▼~
:[リベラ]|はい、それでは今後とも~
よろしくお願い致しますね…!▼~
…ふふっ。▼~
:[ヴィオール]|くっ…~
雄々しく見えたとは言っても…▼~
やはり可憐だ…!▼~
**サーリャ [#g243f76f]
***支援C [#pae17897]
:[サーリャ]|…………▼~
:[ヴィオール]|…………▼~
:[サーリャ]|…猫になりなさい。▼~
:[ヴィオール]|ふにゃ~お。▼~
:[サーリャ]|うふふ…上手よ。次の呪いは…~
深い眠りの淵へといざなう…▼~
:[ヴィオール]|ぐぅ…▼~
:[サーリャ]|うふ…うふふふ…こんなに呪術に~
耐性のない人は初めて…逸材だわ。▼~
:[ヴィオール]|ぐぅ…おぉう、これは…~
美しい…すぐ、に…婚礼の…むにゃ。▼~
:[サーリャ]|…目覚めなさい。▼~
:[ヴィオール]|はっ。私としたことが、~
こんなところで眠ってしまうとは…▼~
しかし惜しいことをした。~
もう少しで誓いの口づけを▼~
交わすことができたというのに。~
甘美な夢は幻のごとく…か。▼~
:[サーリャ]|…………▼~
:[ヴィオール]|おっと、これはサーリャくん。~
私に何かご用かな?▼~
:[サーリャ]|貴方…いいわ。▼~
:[ヴィオール]|なんと、まさか君のような~
美しいご婦人からそのような▼~
麗しの言葉をいただけるとは。~
先ほどの夢は正夢だったということか。▼~
:[サーリャ]|…くだらないことを言ってないで~
向こうの小川に橋でも架けなさい…▼~
:[ヴィオール]|…はっ、仰せのままに。▼~
:[サーリャ]|うふふ…すごいわ…難しい呪術も~
おもしろいように成功する…。▼~
***支援B [#w4562471]
:[サーリャ]|…営舎の壁を直しなさい…▼~
:[ヴィオール]|はっ。▼~
:[サーリャ]|千人分の兵糧を…調達しなさい。▼~
:[ヴィオール]|はっ。▼~
:[サーリャ]|次は…どうしようかしら…▼~
:[ヴィオール]|なんなりとお申し付けください。▼~
:[サーリャ]|!? 貴方…今なんて?▼~
:[ヴィオール]|なんなりとお申し付けください、と。▼~
:[サーリャ]|待ちなさい…貴方、これまでの~
行ないを…自覚しているの…?▼~
:[ヴィオール]|えぇ、もちろん。▼~
:[サーリャ]|そんなはずは…呪いにかけられた者は~
その間の記憶などもたないはず…▼~
:[ヴィオール]|おっと…呪いとは、~
そういう仕組みだったか。▼~
なにぶん、こういうことは~
初めての経験なものでね。▼~
:[サーリャ]|貴方まさか…~
呪いにかかったふりを…!?▼~
なぜ…そんなことを…~
私を馬鹿にしているの…?▼~
:[ヴィオール]|まさか。女性の要求には~
否を申さぬ主義なのだよ、私は。▼~
:[サーリャ]|だったら、私が言えば、貴方~
私のために命を投げ出せるの?▼~
:[ヴィオール]|必要とあらば。▼~
:[サーリャ]|必要…それでごまかしたつもり?~
口ほどにもないのね…つまらない。▼~
:[ヴィオール]|私は戯れは言っても~
偽りを口にすることはない。▼~
時が来れば、~
おのずとわかるさ。▼~
:[サーリャ]|…ふん…▼~
***支援A [#geabcffd]
:[サーリャ]|貴方…馬鹿なの…!▼~
:[ヴィオール]|お叱りはごもっとも…~
もう少しうまく対処するつもりだったが▼~
無様な姿を見せてしまった。~
淑女の前で情けない…▼~
:[サーリャ]|そういうことを~
言ってるんじゃないわ!▼~
どうして…?▼~
:[ヴィオール]|…何か不思議なことでも?▼~
:[サーリャ]|どうして、私なんかをかばったの?~
敵に…刺されてまで…!▼~
:[ヴィオール]|決まっている。~
必要があったからさ。▼~
:[サーリャ]|私が…命をかけられるのかって…~
言ったから?▼~
:[ヴィオール]|そういう…ことになるかな。▼~
:[サーリャ]|なぜ…そんなことが~
…できてしまうの?▼~
自ら命をかけてまで…~
呪術を使っても不可能なのに…▼~
呪われてもいない貴方が…~
なぜ…?▼~
:[ヴィオール]|…私はかつて、多くの人間の命を~
預かる立場にいた。▼~
しかしヴァルム帝国の侵攻を~
止めることができず…▼~
守るべき人たちを不幸にしてしまった。~
許されざる罪を背負ったのだ。▼~
だから、誰かが自分に~
なにかを求めるのであれば…▼~
それに応える生き方をしよう、~
そう心に誓ったのだよ。▼~
たとえそれが、意味のない~
贖罪だったとしても…ね。▼~
:[サーリャ]|…理解できないわ。▼~
:[ヴィオール]|ははっ、正直な人だ。~
だが、そこがまたいい。▼~
:[サーリャ]|…なんだというの、貴方は…▼~
:[ヴィオール]|この通り、~
非の打ちどころのない紳士だが?▼~
:[サーリャ]|死にそうに青白い顔をして…~
紳士が聞いてあきれるわ…▼~
:[ヴィオール]|これは手厳しい。~
しかしそれもまた魅力的で…▼~
:[サーリャ]|…もういいわ。~
その軽い口を閉じなさい…▼~
重い傷口といっしょに~
縫い合わされたくなければね…▼~
***支援S [#n1e916b7]
:[ヴィオール]|サーリャくん。~
先日の愛情深き看護、とても感動した。▼~
ついては、返礼にこんなものを~
用意してみたのだが▼~
受け取っていただけるかな?▼~
:[サーリャ]|…指輪…? それを贈ることが…~
どういう意味かわかっているの…?▼~
:[ヴィオール]|もちろん。君のために~
命を投げ出すという約束を果たすため▼~
常にそばにいてその機会を待つのが~
最善だと考えたのだよ。▼~
:[サーリャ]|…ひとつ聞くけど…もし私以外の人間が~
命を投げ出せと言っていたとしても…▼~
貴方は同じことをするの…?▼~
:[ヴィオール]|いや…ここしばらく、~
それについて考えてみたが…▼~
どうやら私は、君のためでなければ~
命までは投げ出せないようだ。▼~
:[サーリャ]|…なぜ、私なの…?▼~
:[ヴィオール]|男と女が惹かれ合うことに~
理由を求めるのは無粋というもの。▼~
ただ、強いて言うのであれば~
君の優しさに惹かれた。▼~
:[サーリャ]|私が、優しい…? 冗談でしょう。▼~
:[ヴィオール]|君が私に橋を架けさせたのは~
近くの子どもたちのため。▼~
営舎の壁の修復や、兵糧の調達は~
この軍のため。▼~
自分の意のままに動く男を使って~
他人の利益を考えた君は▼~
とても優しく…~
すばらしい女性だと思う。▼~
そんな君と交わした約束は~
私にとって最高の名誉になる。▼~
:[サーリャ]|そう…でも、悪いけど…~
約束は破棄するわ…▼~
:[ヴィオール]|おっと…私から名誉を奪うと~
おっしゃるか。▼~
:[サーリャ]|代わりに…~
新しい約束をあげる…▼~
これからは…~
私のために…生きなさい。▼~
:[ヴィオール]|! それで、よろしいのか?▼~
:[サーリャ]|えぇ…ただし…この約束は~
永遠に失効することはないわよ。▼~
:[ヴィオール]|それこそまさに私の望みとするところ。~
このヴィオール、身命を賭して▼~
君のために生き続けることを~
約束しよう。▼~
**オリヴィエ [#n001de2f]
***支援C [#ke5d0a85]
:[オリヴィエ]|た~らら~たんたん♪▼~
:[ヴィオール]|ほう…▼~
:[オリヴィエ]|えっ…! だ、誰ですか…!?▼~
:[ヴィオール]|おっと、これは失礼。~
驚かせてしまったかな?▼~
:[オリヴィエ]|あ…よかった…~
ヴィオールさんでしたか…▼~
:[ヴィオール]|おやおや、ずいぶんと~
信頼されているようだね。▼~
この場合、男としては~
喜ぶべきか否か。▼~
:[オリヴィエ]|え…? なんですか…?▼~
:[ヴィオール]|いや、気にしないでくれたまえ。~
それより今の踊りだが…▼~
なぜひとりで踊っていたのかな?~
どうやら独学のようだが。▼~
:[オリヴィエ]|! わかるんですか…!~
この踊りがふたりで踊るものだって。▼~
:[ヴィオール]|いささか心得があるものでね。▼~
:[オリヴィエ]|あの…もしご迷惑じゃなければ、~
踊り方を教えてくれませんか。▼~
ヴィオールさんの言う通り、~
この踊りは独学で…▼~
ひとりではこれ以上きちんと~
踊るのは無理だと思っていたんです…▼~
:[ヴィオール]|女性からの誘いを断るなど~
紳士にはあり得ぬこと。▼~
喜んで、講師を勤めさせていただこう。▼~
:[オリヴィエ]|はい…!~
ありがとうございます…!▼~
***支援B [#sol7748b]
:[ヴィオール]|そう、次は前、前、うしろ。▼~
:[オリヴィエ]|こ、こうですか?▼~
:[ヴィオール]|おぉう、すばらしい。~
並々ならぬ上達ぶりだ。▼~
:[オリヴィエ]|うふふ、ヴィオールさんの教え方が~
すごく丁寧なおかげです…▼~
:[ヴィオール]|女性を扱うのは、ひな鳥をなでる~
ごとく…を心がけているのでね。▼~
:[オリヴィエ]|ひな鳥…私がまだこどもだから~
優しくしてくれてるということですか…?▼~
:[ヴィオール]|おやおや、こちらのお嬢さんはまだ、
自分の魅力に気づいていないらしい。▼~
:[オリヴィエ]|魅力…?~
そんなもの、私には…▼~
:[ヴィオール]|その奥ゆかしさこそ、君が持つ~
もっとも美しい魅力のひとつだろう。▼~
:[オリヴィエ]|そ、そうですか…?▼~
:[ヴィオール]|そうだとも。▼~
だからこそ君の踊りは~
多くのものに勇気を与える。▼~
もっと自分に自信をもつことだ。~
そうすれば美しさはさらに増すだろう。▼~
:[オリヴィエ]|ありがとうございます…▼~
そ、そういう風に言ってもらえると~
お世辞でも、うれしいです…~
:[ヴィオール]|お世辞などではないぞ。~
私はいつも心の底から本音で語っている。▼~
:[オリヴィエ]|うふふ…だめですよ。▼~
他の女性にもそんな感じで~
語っているの、知っていますから…▼~
:[ヴィオール]|もちろん他の女性にも~
本音で語っているぞ。▼~
:[オリヴィエ]|…な、なんかあやしいですけど…~
そういうことにしておきます…▼~
:[ヴィオール]|うむ。それでよい。~
さぁ、続けるぞ。▼~
:[オリヴィエ]|はい…!▼~
***支援A [#nb065b5a]
:[オリヴィエ]|ららら~ら~たたん、たん♪▼~
:[ヴィオール]|おや、これはオリヴィエくん。~
今日はひとりで練習かな?▼~
:[オリヴィエ]|あ、ヴィオールさん…▼~
この前教えてもらったことを~
復習しておこうと思って…▼~
:[ヴィオール]|でも、やはりひとりでは~
うまくいかない。そうだろう?▼~
:[オリヴィエ]|は、はい…~
よくわかりましたね…▼~
:[ヴィオール]|当然だ。私が教えたのだから。▼~
では、私にもう一度、~
共に踊る栄誉を与えていただけるかな?▼~
:[オリヴィエ]|はい…でも…▼~
:[ヴィオール]|どうした?▼~
:[オリヴィエ]|あの…ヴィオールさんはお上手だから~
いいんですけど…▼~
それより下手な他の方と~
踊ることを考えると…▼~
:[ヴィオール]|ひとりでもある程度~
踊れた方がいい、ということかな?▼~
:[オリヴィエ]|はい…▼~
:[ヴィオール]|ふむ、そうだったね。~
では…この距離で踊るとしよう。▼~
手は触れずとも、~
踊りを教えることはできる。▼~
:[オリヴィエ]|よ、よろしくお願いします…!▼~
:[ヴィオール]|では…▼~
:|'''(暗転)'''
:[オリヴィエ]|やっぱり…いっしょに踊る人がいると~
気持ちや感覚が全然違いますね。▼~
:[ヴィオール]|ふたり用の踊りだからな。~
そういうものであろう。▼~
:[オリヴィエ]|ヴィオールさん、~
ありがとうございます…▼~
:[ヴィオール]|なんだね、あらたまって?▼~
:[オリヴィエ]|この踊りを教えてもらったおかげで~
また一つ踊りに自信が持てました…▼~
でも、本当に踊りが~
お上手なんですね…▼~
:[ヴィオール]|当然だ。私の体に流れる~
高貴な血がこの優雅な踊りを…▼~
:[オリヴィエ]|はぁ…それさえなければ~
もっと素敵なんですけど…▼~
:[ヴィオール]|ん? なにか言ったか?▼~
:[オリヴィエ]|い、いえ…!▼~
さ、改めてお願いします。~
ヴィオール先生…!▼~
***支援S [#f9b99e0f]
:[オリヴィエ]|はぁ…▼~
:[ヴィオール]|そのような悲しいため息は、~
君には似合わないよ。▼~
:[オリヴィエ]|ヴィ、ヴィオールさん…!▼~
:[ヴィオール]|君の悲しいため息の原因が~
もしこの私にあるのなら…▼~
それを取り除く機会を~
与えてはもらえないだろうか?▼~
:[オリヴィエ]|私のことなんて…~
放っておいてください。▼~
:[ヴィオール]|心より愛する人の涙を拭えぬなら~
私は死を選ぶよ。▼~
:[オリヴィエ]|こ、心から愛するって…~
またそんなことを言って…▼~
:[ヴィオール]|信じてもらえぬのか?▼~
:[オリヴィエ]|だって、他の女の人にも…▼~
:[ヴィオール]|言ったことはないぞ。▼~
:[オリヴィエ]|本当に?▼~
:[ヴィオール]|もちろん、一度たりとも。▼~
:[オリヴィエ]|でも、よく結婚しようって…▼~
:[ヴィオール]|心から愛するとは言ってない。▼~
:[オリヴィエ]|それは、そうですけど…▼~
:[ヴィオール]|もっとも、君が私のことを~
どう思っているかは分からないが。▼~
:[オリヴィエ]|わ、私も…好きです。~
ヴィオールさんのこと…▼~
:[ヴィオール]|では、これを…受け取ってくれるね?▼~
:[オリヴィエ]|指輪…!これを、私に?▼~
:[ヴィオール]|うむ。よく似合っている。▼~
:[オリヴィエ]|うれしい…です。▼~
:[ヴィオール]|やっと笑ってくれたね。▼~
その笑顔のまま、~
私と踊っていただけるかな?▼~
:[オリヴィエ]|はい…喜んで。▼~
**セルジュ [#b3d67fe8]
***支援C [#t0e06003]
:[セルジュ]|ヴィオールさん、そろそろ~
訓練のお時間ですわ。▼~
:[ヴィオール]|おや、もうそんな時間かね。~
では準備を…▼~
:[セルジュ]|もう終わっています。~
さぁ、すぐに行きますよ。▼~
:[ヴィオール]|いつもながら、手際のいいことだ。~
さすがだね。▼~
:[セルジュ]|褒めてもなにも出ませんよ。▼~
:[ヴィオール]|いや、冗談で言っているのではない。~
本心からそう思っているのだよ。▼~
私が領地を奪われてさえいなければ、~
今頃君は──▼~
:[セルジュ]|それはヴィオールさんも同じでしょう?~
そんなことは言っても詮ないこと。▼~
今は、目の前にある現実と~
いかに向き合うかが全てですわ。▼~
:[ヴィオール]|目の前の現実か。~
そういう意味でいうならば、セルジュくん。▼~
君はもう自由だ。~
私に付き従う必要などない。▼~
私たちを主従として器は~
壊れてしまったのだからね。▼~
:[セルジュ]|私はあなたが領主だから~
付き従っているのではありません。▼~
:[ヴィオール]|! まさか…君は私を~
愛してしまったのか?▼~
:[セルジュ]|…冗談も度が過ぎると~
ミネルヴァちゃんに噛みつかせますわよ。▼~
:[ヴィオール]|うむ、私が悪かった。~
命だけは助けてくれたまえ。▼~
***支援B [#o57bb896]
:[ヴィオール]|……………▼~
:[セルジュ]|まだ…悔やんでおられるのですか?▼~
:[ヴィオール]|おや、セルジュくんか。~
何のことだね?▼~
私は先日出会った御婦人への~
口説き文句に悩んでいたところだよ。▼~
:[セルジュ]|それが本当なら、ミネルヴァちゃんに~
噛みつかせるだけですが…▼~
本当は、ヴァルムに領地を奪われた責任を…~
感じていらっしゃるのですね。▼~
:[ヴィオール]|笑ってくれていいよ。~
こんな情けない男を。▼~
:[セルジュ]|…笑えるわけないでしょう。~
ヴァルム帝国の侵攻に屈したことに▼~
誰よりも苦しんだのが誰かを…~
もっとも間近で見てきたというのに。▼~
もしヴィオールさんを笑う者がいれば、~
ミネルヴァちゃんと一緒に成敗しますわ。▼~
:[ヴィオール]|嬉しいことを言ってくれるね。~
忠義だけで言える台詞ではない。▼~
やはり、~
君は私を愛してしまっていたのか…▼~
:[セルジュ]|…うふふ。▼~
:[ヴィオール]|おぉう、その刺すような冷たい笑み、~
久しぶりに見た気がするよ。▼~
:[セルジュ]|冗談はさておき…あなたのことだから~
あれは仕方のないことだと言っても▼~
ご自分を責めるのをやめては~
くださらないのでしょう?▼~
:[ヴィオール]|自分を許す理由を見つけるのが~
こんなに難しいとは思わなかったよ。▼~
:[セルジュ]|そうでしょうね…ヴィオールさんなら。~
でも、ひとつだけ約束してください。▼~
御自分の命を軽んじ、~
自暴自棄になるのだけはおやめください。▼~
:[ヴィオール]|…わかった、約束しよう。~
その代わりと言ってはなんだが…▼~
もしセルジュくんが私のもとを離れたいと~
思ったそのときは▼~
自分のことだけを考えて~
決断してくれたまえ。▼~
間違っても、私のことを気にかけて~
決断を鈍らせるのはやめたまえよ。▼~
:[セルジュ]|あら、そんなこと言われるまでも~
ありませんわ。▼~
:[ヴィオール]|そ、そうか…ならばいい。▼~
…少しくらいは、私のことで~
気持ちを鈍らせても構わないのだよ?▼~
:[セルジュ]|御心配なく。▼~
***支援A [#e0f5ed82]
:[ヴィオール]|今、私たちの故郷は~
どうなっているのだろうね…▼~
:[セルジュ]|それを知るためにも、一刻も早く~
この戦いを終わらせませんと。▼~
:[ヴィオール]|戦いが終わったら…セルジュくんは~
どうするつもりなんだね?▼~
:[セルジュ]|もちろん、ヴィオール領の再復のために~
帰郷するつもりでおりますわ。▼~
ヴィオールさんは?~
どうなさるおつもりですの?▼~
:[ヴィオール]|我が領には私が必要だよ。~
当然、私も戻るつもりだ。▼~
:[セルジュ]|それで、よろしいのですか?~
あの地はヴィオールさんにとって▼~
あまりにつらい思い出ばかりが~
刻まれているのでは?▼~
:[ヴィオール]|それ以上に、幸福な記憶も数多く~
刻みこまれているよ。▼~
そのほとんどの場面で、~
セルジュくん…君が共にいる。▼~
私という人間にとっての最大の幸福は~
君と巡り合えたことなのだろうね。▼~
:[セルジュ]|あらあら。口説く相手を間違えてますわよ、~
ヴィオールさん。▼~
:[ヴィオール]|ふむ…まじめに感謝の気持ちを~
伝えるのも、難しいものだね。▼~
これも日頃の行いが招いた~
天罰というものだろうか。▼~
:[セルジュ]|まじめに向き合うには、~
私たちは近づき過ぎましたわ。▼~
:[ヴィオール]|ふっ…そうかもしれないな。▼~
***支援S [#hffac500]
:[セルジュ]|ヴィオールさん。~
出立の時間ですわ。▼~
:[ヴィオール]|私たちの新たな門出の?▼~
:[セルジュ]|寝言は~
夜におひとりでお願いしますわ。▼~
:[ヴィオール]|最近は悪夢にうなされてばかりだよ。~
ひとり寝が長いせいかな?▼~
:[セルジュ]|そんなこと、知りませんよ。~
早くいい人を見つけてください。▼~
:[ヴィオール]|私に愛想を尽かさずについてきてくれる~
奇特な女性がいるだろうか?▼~
:[セルジュ]|この世界には星の数ほど女性が~
いるのですから、ひとりくらいは…▼~
:[ヴィオール]|そのひとりが、君である可能性は?▼~
:[セルジュ]|ヴィオールさん…先日も言った通り、~
私たちは近づき過ぎましたわ。▼~
:[ヴィオール]|そう、近づいた。~
我が半身と思えるほど…ね。▼~
私にとってはもっとも大切な、~
分かち難い存在だ。▼~
そのような相手とは、~
今生ではもう二度と巡り会えまい。▼~
:[セルジュ]|誰を相手に使うつもりで準備していた~
口説き文句なのかしら。▼~
:[ヴィオール]|君なら知っていると思うが、~
私はとても準備が苦手な男だ。▼~
:[セルジュ]|…そうでしたわね。▼~
:[ヴィオール]|そんな私が、口説き文句と…~
こんなものを準備してきた。▼~
:[セルジュ]|それは…▼~
:[ヴィオール]|結婚指輪だよ。これで少しは、~
私の本気が伝わったかな?▼~
:[セルジュ]|…ええ、痛いほど。▼~
:[ヴィオール]|受け止めてもらえるかな?~
なかなかに重いだろうが。▼~
:[セルジュ]|ふふ…そうですわね。▼~
あなたを受け止められるのはきっと、~
私だけでしょうから…▼~
でも、浮気は許しませんよ。~
こう見えて私、嫉妬深い女ですから。▼~
:[ヴィオール]|も、もちろんだとも。▼~
:[セルジュ]|ミネルヴァちゃん。ヴィオールさんのこと~
しっかり見張ってちょうだいね。▼~
:[ヴィオール]|そ、そう吼えたてないでくれたまえ。~
しあわせな気分が台無しになる。▼~
:[セルジュ]|うふふ。▼~
**ウード(親子) [#u4e1aa01]
***支援C [#r0546866]
:[ウード]|はぁ…今日は空気が悪い…。~
朝から体が疼いて仕方ないぜ…▼~
……くっ!? この感じは何だ…!?~
血の騒ぎ方が…いつもと…違う!?▼~
:[ヴィオール]|ウードくん、何をしているのかね?▼~
:[ウード]|父さん…! 来るな!~
今の俺に近づくんじゃない…!!▼~
:[ヴィオール]|ど、どうしたんだい!?▼~
:[ウード]|俺の中に眠る英雄の血が、~
獲物を求めているんだ…!▼~
今の俺に近づいたら…相手が例え~
父さんでも、手加減ができない…っ!!▼~
お願いだ、これ以上来ないでくれ!~
俺は父さんを…傷つけたくない!!▼~
:[ヴィオール]|なんと!? もしかして君は…~
誰かに操られているのかい!?▼~
:[ウード]|あぁ…。この俺が自らの血如きに~
踊らされるなど…なんたる不覚…!▼~
ぐ…うっ! 静まれ…!~
静まってくれ、俺の血よ……!!▼~
:[ヴィオール]|!? 苦しいのかい!?▼~
では、すぐにリズくんを呼んでこよう!~
それまで華麗に辛抱するのだよ!!▼~
:[ウード]|えぇっ!? 母さんを!?~
えっと……。えぇっとー…▼~
…ふっ。それには及ばない。~
この程度の身体の疼きなど…▼~
:|'''(ヴィオール退場)'''
:[ウード]|あと数刻もすれば消え去るだろう…。~
俺はこのようなことには慣れている…って、▼~
…ちょっと父さん!?~
本当に母さん呼びに行っちまったのか!?▼~
あー…。どうしよう。▼~
***支援B [#fc804422]
:[ウード]|あのー…。~
父さん、まだ怒ってるか?▼~
:[ヴィオール]|至極当たり前だろう!?▼~
君がいきなり苦しみ出すから、~
私もリズくんも、心配したのだよ!?▼~
まぁ無事なら良かったんだが…。~
あの妙な設定の芝居は何だね!?▼~
:[ウード]|妙な設定って何だよ! 俺が頑張って~
考えたみたいに言うのやめろって!▼~
俺は正真正銘、英雄の血を宿した~
選ばれし希望の戦士、なんだからな!▼~
:[ヴィオール]|なんと…聞いている方が~
恥ずかしくなるような肩書きだね…▼~
:[ウード]|ふん…恥ずかしいとは心外だな!~
まぁ父さんは、俺から見れば▼~
十数年も昔の人だから、~
わかんないのかもな~…この感覚が。▼~
:[ヴィオール]|むぅ…それは心外だな…▼~
…!! ウードくん、伏せたまえ!▼~
:[ウード]|へっ!?▼~
:[ヴィオール]|…ぐっ!!▼~
:[ウード]|父さん! 肩に矢が…!!▼~
:[ヴィオール]|くっ…! 敵兵の奇襲だね…!~
なんと卑怯な真似を…▼~
悔しいが、ここは逃げよう!~
まだ伏兵がいたら厄介だからね。▼~
:[ウード]|……っ!!▼~
(暗転)~
:[ヴィオール]|ふふん。ここまで来れば平気だろう。~
我ながら賢明な判断だったようだ…▼~
:[ウード]|……して……だ…▼~
:[ヴィオール]|何だね?▼~
:[ウード]|どうして…どうして俺なんか庇ったんだよ!!~
死んだらどうするんだ!▼~
父さんはいつもそうだ! あの時だって、~
俺のことさえ気にしなければ…!!▼~
:[ヴィオール]|…あの時、とは何のことかな?~
また何かのお芝居なのかい?▼~
:[ウード]|うっ…うぅっ…!!▼~
:[ヴィオール]|なんと! 泣いているのかい?!~
一体どうしたんだねウードくん…▼~
:[ウード]|……………何でもない。▼~
今のも妙な設定の芝居だから。~
だから…気にするなよ。▼~
それより、その傷治さないとな。~
すぐに母さんを呼んで来るから、待っててくれ。▼~
:[ヴィオール]|そ、そうか…▼~
***支援A [#ic9a11e8]
:[ウード]|父さん、肩の傷…大丈夫か?▼~
:[ヴィオール]|もちろうんだよ。これしきの傷、~
三日も経てば優雅に治ってしまうよ。。▼~
:[ウード]|そうか…良かった。▼~
また俺のせいで父さんが死んだら~
どうしようかと思ったぜ…▼~
:[ヴィオール]|また? 君はこの前もそう言っていたね。~
やはり、お芝居ではなかったようだ。▼~
もしかして、未来の私は…~
君を庇って死んだのかい…?▼~
:[ウード]|………そうだ。父さんは俺のせいで…▼~
俺が屍兵の攻撃を避けられなかったせいで、~
死んじまったんだ…!▼~
:[ヴィオール]|…やっぱり、そうであったか。▼~
:[ウード]|だから、この前はつい取り乱しちまった。▼~
父さんが未来で死んだときと、~
この前の状況が、あまりにも似てたから…▼~
:[ヴィオール]|…そうか。私としたことが、~
辛いことを思い出させてしまったね。▼~
それに…未来で君に寂しい思いもさせて~
申し訳なく思うよ…▼~
:[ウード]|……!! 父さん…!▼~
…あ、安心してくれよ!~
俺は寂しいなんて思ったことないぜ!?▼~
何たって俺の中には父さんと母さんがいる。~
大切な二人がくれた血が流れてるから。▼~
俺を産んでくれた英雄と、~
俺を生かしてくれた英雄の血がな。▼~
:[ヴィオール]|ウードくん…。……おや!?~
それじゃ君の言う英雄の血とは…▼~
私とリズくんの血のことだったのかい!?~
私たちの血はそんなに騒ぐのか…!▼~
:[ウード]|……まぁ、騒ぐって言うのは~
かっこいいから言ってるだけなんだけど…▼~
:[ヴィオール]|何だね?▼~
:[ウード]|い、いや! 何でもない!~
とにかく、俺はこの血に誇りを持ってる。▼~
この血がある限り、俺は無敵だ。~
なんでもできるっていう気分になるんだ。▼~
両親が果たせなかった願いだって、~
俺が代わりに果たしてみせる!▼~
俺がこの世界に来たからには~
今度こそ死なせないぜ、父さん!▼~
:[ヴィオール]|そうか…。感謝するよ。▼~
君は、未来の私の想いを~
受け継いでくれているのだね…▼~
:[ウード]|あぁ、そうだぜ…!▼~
くっ…また血が騒いできた…!▼~
どうした父さん…! 過去の自分を~
前にして、感情がたかぶっているのか…!?▼~
:[ヴィオール]|えぇと…。いつもの調子に~
戻ったのはいいのだけれど、▼~
あまり私とリズくんの血で~
遊ばないでくれたまえよ…▼~
**アズール(親子) [#h7c23679]
***支援C [#c3bee014]
:[アズール]|はぁ…もうちょっとでお姉さんと~
お茶の約束ができたのにー。▼~
父さんったら何で止めに来るのー?▼~
:[ヴィオール]|もうすぐ行軍の時間だからね。~
もう諦めたまえ。▼~
時間を忘れて女性に声をかけていた~
君が悪いのだよ?▼~
:[アズール]|あ、そうだったね。ごめんなさーい。~
よーし、今日もいっちょ頑張るかぁー!▼~
:[ヴィオール]|…………▼~
:[アズール]|ん? どしたの、父さん。~
僕の顔に何かついてる?▼~
:[ヴィオール]|…いや。君は未来にいた時から~
そんな感じだったのかと不思議に思ってね。▼~
:[アズール]|そんな感じ、って?▼~
:[ヴィオール]|絶望に支配されていたという未来から~
来た割には、悩みが無さそうというか…▼~
ルキナくんが持っている~
強い使命感や決意のようなものが、▼~
君からは微塵も感じられないのだよ。▼~
:[アズール]|えー!? ちょっと何それ!~
僕だってちゃんとした使命ぐらいあるよ!▼~
:[ヴィオール]|なんと! それは失礼した。~
君はどんな使命を持っているんだい?▼~
:[アズール]|えへへ。そりゃもちろん、~
大勢の女の子たちにモテることだよー!▼~
:[ヴィオール]|じょ、女性にモテること!?~
…それがアズールくんの使命かね?▼~
それがわざわざ過去に来てまで、~
成し遂げる使命なのかね!?▼~
:[アズール]|やだ。父さんったら僕の使命を~
そんな大声で…恥ずかしいよ。▼~
:[ヴィオール]|急に恥じらわないでくれたまえ。~
気持ちが悪いではないか!▼~
:[アズール]|気持ち悪いだなんてひどいなー。~
母さんが恥じらったら喜ぶくせにー。▼~
:[ヴィオール]|うっ…~
そ…それとこれとは話が別だ!▼~
あぁ…君の相手をしていると疲れるね…。~
私は先に行かせてもらうよ…▼~
:|'''(ヴィオール退場)'''
:[アズール]|…………▼~
…はは。悩みが無さそう、ねぇ…~
父さんもなかなかキツいこと言うなぁー…▼~
***支援B [#u7688637]
:[アズール]|いたたた…参ったなぁ…これ。~
こんなんじゃ戻れないよ…▼~
:[ヴィオール]|アズールくん、どうしたんだね?▼~
:[アズール]|うわっ!? と、父さん!?~
えーと…ちょっと可愛い子見かけちゃってさ!▼~
:[ヴィオール]|ふむ…嘘だね。明らかに傷を庇っている。~
この辺りに、怪我をしているだろう?▼~
:[アズール]|いっ…! 痛い痛い! 痛いよ…!~
もう、父さんったら乱暴なんだから…▼~
:[ヴィオール]|なんと…酷い傷ではないか…!~
どうしてすぐに言わなかったのだい!?▼~
:[アズール]|えー。だってそんなかっこ悪いところ、~
女の子に見られたらまずいじゃない?
:[ヴィオール]|…いい加減にしたまえよ!!▼~
:[アズール]|父さん…?▼~
:[ヴィオール]|君は、こんな時まで女性の話かね!?~
ふざけるのも大概にしたまえ!!▼~
本当に、何のためにこの時代に来たんだね!?~
ルキナくんは必死で戦っているというのに…▼~
…正直、見損なったよ。~
君は戦争というものをわかっていないようだ。▼~
:[アズール]|………▼~
知った風な口きかないでよ…▼~
わかってないのは、父さんの方だよ…!▼~
:[ヴィオール]|なんだね…?▼~
:[アズール]|僕が本当に、女の子にモテたいだけなら、~
こんなところまで来てないよ。▼~
毎日毎日、明日死んじゃうんじゃないかって~
思いながら…戦ったりなんかしてないよ!!▼~
:[ヴィオール]|…アズールくん?▼~
:[アズール]|僕、これでも未来では期待されてたんだよ。~
毎日毎日、屍兵を倒し続けてたから。▼~
皆の期待を背負ってるのに、~
弱いところなんて、見せられない。▼~
あの世界で…辛いのはみんな同じなのに、~
僕だけ弱音を吐くなんて、できない。▼~
父さんがいなくても、~
母さんが死んじゃっても、大丈夫だって…▼~
いつも笑って、何でもないよって顔して~
戦い続けるしかなかったんだよ…!!▼~
:[ヴィオール]|…………▼~
:[アズール]|…父さんは僕に~
悩みが無さそうだって言うけど、▼~
今だって…苦しいとか辛いとか~
まったく思わないなんてこと、無い。▼~
ただ、それを見せたくない…ううん、~
見せられなかっただけなんだ。▼~
それが父さんの気に障ったのなら~
謝るよ…ごめんなさい。▼~
:[ヴィオール]|…いや…▼~
:[アズール]|あと…心配してくれて、ありがと。~
この傷、ちゃんと治してもらってくるから…▼~
:|'''(アズール退場)'''
:[ヴィオール]|………▼~
…悪いことを言ってしまったようだね。▼~
***支援A [#i5be6c05]
:[ヴィオール]|アズールくん。少し話が…▼~
:[アズール]|あっ、父さん! 見て見て、この前の傷。~
ちゃんと治してもらったんだよー。▼~
:[ヴィオール]|なんと…それは良かったね。▼~
:[アズール]|うん、心配かけてごめんねー。▼~
:[ヴィオール]|いや…私も、この前は無神経なことを~
言ってしまって、すまなかったよ。▼~
君は立派に戦っていたのに、~
何も分かっていないなどと言ってしまって…▼~
:[アズール]|あぁ、なんだそんなこと。~
いいんだよ、僕も悪かったんだし。▼~
:[ヴィオール]|だがね…▼~
:[アズール]|…笑ってよ、父さん。▼~
:[ヴィオール]|ん?▼~
:[アズール]|そんな神妙な顔してたら、暗くなっちゃうよ。~
笑って笑ってー。ほらほらー。▼~
:[ヴィオール]|あはは…! く、くすぐらないでくれたまえ…!▼~
:[アズール]|ははは! さすが父さん。いい笑顔だね。~
父さんにはずっと笑ってて欲しいなー。▼~
僕、みんなが笑顔でいられるような~
世界を取り戻すために、ここに来たんだから。▼~
:[ヴィオール]|…それが君の、本当の使命なのかい?▼~
:[アズール]|そうだよー。この前は嘘ついてごめんね。▼~
でも…これからは、~
父さんには本音を話すって決めたから。▼~
:[ヴィオール]|そうかい…それは良かったよ。▼~
:[アズール]|でも、僕が本音を話しだすと~
うっとうしいかもよー?▼~
こう見えて僕、すぐ落ち込むし。~
かなり後ろ向きだし、すぐ泣くし。▼~
特にナンパに失敗した時なんかは~
目も当てられない感じになるし、なんてね。▼~
:[ヴィオール]|…アズールくん。そうやってもう無理に~
私を笑わそうとしなくても良いのだよ。▼~
:[アズール]|笑いを取ろうとしたわけじゃないよー。~
僕が女の子を好きなのは本当だし!▼~
:[ヴィオール]|…それなら良いんだがね。~
女性が好きな点については私も同意するよ。▼~
とにかく、私も…君が強がらずに~
いられる世界を取り戻すよ。華麗にね。▼~
未来で死んだ私の分まで、君を守ろう~
だから辛い時は私に頼るといい。▼~
:[アズール]|…父さん…▼~
…ありがとう! 父さんったら~
そんなに僕のこと考えてくれてるんだ…!▼~
:[ヴィオール]|わっ…首にしがみつかないでくれたまえ…!~
く、苦しいではないか…!▼~
:[アズール]|だって、父さんがそんなこと言うなんて~
思わなかったんだもん…▼~
僕も父さんを守るよ。今度こそ…~
父さんを死なせたりなんかしない。▼~
だから…もう僕を置いていかないでね…▼~
:[ヴィオール]|わ、わかったから…手を緩めてくれ…~
今まさに置いて逝きそうではないか…!▼~
**ブレディ(親子) [#ge4cf8da]
***支援C [#y1b9799d]
:[ブレディ]|さぁ、紅茶が入ったぞ。父さん。▼~
えーと…これは何とかいう地方で採れた~
何とかいう茶葉だな。まぁ、高いやつだ。▼~
:[ヴィオール]|えっと…▼~
:[ブレディ]|なんだ、何か足りないのか!?~
茶菓子か!? スコーン的なアレか!?▼~
ちっ…あいにく今日はそこまで~
用意できていない。すまないな、父さん。▼~
:[ヴィオール]|ちょっと、ブレディくん…▼~
:[ブレディ]|なんだよてめぇは! 早く飲めよ!~
紅茶は冷めるとおいしくないんだぞ!!▼~
:[ヴィオール]|す…すまない!~
有難くいただこう…!▼~
………それでだね、ブレディくん。▼~
:[ブレディ]|あぁ?▼~
:[ヴィオール]|どうして私たちは、こんなところで~
優雅に茶会など開いているのかな?▼~
:[ブレディ]|なんでって…父さんの日課なんだろ?~
昼下がりに紅茶を飲むの。▼~
:[ヴィオール]|なんと! 素晴らしく貴族的な日課だが…~
私は普段そのようなことはしていないよ。▼~
:[ブレディ]|なにぃ!? じゃあさっき母さんが▼~
『お父さんの日課に付き合ってきて~
差し上げなさい』って言ったのは嘘かよ!▼~
:[ヴィオール]|私に紅茶を飲む日課がない限り、~
そういうことになるね。▼~
:[ブレディ]|あの野郎ーーー!~
俺で遊びやがったなーーー!▼~
:[ヴィオール]|マリアベルくんは、君に何を言ったんだい?▼~
:[ブレディ]|…いや、父さんは気にしなくていい。~
俺は今から母さんに話をつけに行く。▼~
父さんはゆっくり茶でも飲んでいてくれ。~
じゃあな!!▼~
:|'''(ブレディ、一瞬消える)'''
:[ブレディ]|…忘れてた。ポットにはこれをかぶせておけ。~
紅茶が冷めにくくなる。▼~
:|'''(ブレディ退場)'''
:[ヴィオール]|ちょ、ちょっと君…!?~
…一体何がしたかったんだ…?▼~
***支援B [#q59593b2]
:[ブレディ]|この前は悪かったな、父さん。▼~
:[ヴィオール]|この前って…あぁ、紅茶のことかい?~
謝るほどのことではないよ。▼~
ブレディくんとゆっくり話ができて、~
私は楽しかったのだからね。▼~
:[ブレディ]|なら良かったけどよ…~
結局一人で茶をさせちまったからな。▼~
今日は詫びの気持ちを込めて、~
バイオリンを演奏しようと思う。▼~
:[ヴィオール]|えぇっ!?▼~
:[ブレディ]|父さんに謝る時はバイオリン演奏が~
必須だと聞いたんだが…▼~
:[ヴィオール]|な、何なんだねその謝罪方法は!?▼~
:[ブレディ]|バイオリンで立て続けに三曲演奏したのち~
その場で宙返りをすれば▼~
父さんは手を叩いて大喜びする、と…▼~
:[ヴィオール]|それが本当なら~
私はとんでもないアホではないか!▼~
…ブレディくん、~
よく聞きたまえよ。▼~
私はそんな謝罪を受けたことは無いし、~
宙返りを見て大喜びしたことも無い。▼~
またマリアベルくんに~
遊ばれたのだよ、君は。▼~
:[ブレディ]|はぁあ!? またかよ!!~
あの野郎、一度ならず二度までも…!▼~
:|'''(ブレディ消える)'''
:[ヴィオール]|待ちたまえ、ブレディくん。▼~
:|'''(ブレディ再登場)'''
:[ブレディ]|…んだよ、父さん。▼~
:[ヴィオール]|せっかく私のところに来たんだ。~
今日はゆっくり話でもしようではないか。▼~
それに…こんなことでもないと、君は~
私と話しになんか来なかっただろう?▼~
:[ブレディ]|……ちっ。母さんのやつ、~
こうなることを読んでやがったな…▼~
ふん。あいつの思惑どおりなのは~
気に食わねぇが…▼~
父さんと話すのは、悪くない。▼~
:[ヴィオール]|おぉう、嬉しいことをいってくれるね。▼~
***支援A [#b5cca3e6]
:[ブレディ]|…それでな、母さんの奴~
他のことでも俺をおちょくりやがって…▼~
:[ヴィオール]|ふふん…▼~
:[ブレディ]|んだよ、父さん。~
今のはまだ笑うトコじゃねぇぞ。▼~
:[ヴィオール]|…いや、君と仲良くなれて~
良かったと思ってね。▼~
初めて君を見た時は、正直~
『この子が私の息子かね!?』と思うほど▼~
怖い顔をしていたものだから。▼~
:[ブレディ]|悪かったな。こんな怖い息子で。▼~
ま、本当に気に入らねぇんだったら~
『本物』をもっと上手く教育してやるこった。▼~
:[ヴィオール]|本物とは…この時代の君のことかね?▼~
:[ブレディ]|あぁ、そうだよ。~
俺はあんたの本物の息子じゃねーからな。▼~
:[ヴィオール]|………▼~
…ブレディくん。▼~
:[ブレディ]|…何だお前、なんつー顔してんだよ。~
俺に気ぃ遣う必要なんかねぇよ。▼~
俺は他の奴みたいに~
この時代の自分に嫉妬なんかしない。▼~
所詮は別物だ。本物が産まれたら、~
俺のことを忘れちまっても恨まねぇよ。▼~
:[ヴィオール]|それは本気で言っているのかね?~
せっかく仲良くなったというのに、▼~
息子が産まれたから忘れるだなんてこと、~
私は絶対にしないよ。▼~
確かに君は私の本当の息子ではないが、~
他人だなどということはもっとないのだよ。▼~
ブレディくんは私の大切な友人で、~
私の決めた最初の息子、なのだからね。▼~
:[ブレディ]|………父さん。▼~
…んだよ、泣かないでおこうと思ったのに。~
何てこと言いやがんだ…▼~
父さん…忘れてくれって言ったのは嘘だ。~
…覚えててくれよ。俺のこと。▼~
俺と友達になったこと。~
俺みたいな奴がいたこと。…いいよな?▼~
:[ヴィオール]|当たり前だよ。~
忘れられるわけがないだろう。▼~
覚えているとも、ずっと。未来で死んでしまった~
君の本当のお父上の分まで…ね。▼~
:[ブレディ]|…あぁ。▼~
…もし俺より先に死にやがったら、~
墓に嫌というほど紅茶をかけた上に▼~
バイオリンで三曲演奏して~
宙返りをしてやるからな。覚悟しろ。▼~
:[ヴィオール]|なんと! それは、~
絶対に死ぬわけにはいかないね。▼~
**デジェル(親子) [#t3960dd3]
***支援C [#n1500eee]
:[デジェル]|父さん、今時間ある?~
ちょっと手合わせしてくれないかしら。▼~
:[ヴィオール]|…デジェルくん。すまないのだが…~
今日は手合わせはちょっと…▼~
:[デジェル]|と、父さんどうしたの!?~
顔も真っ青だし、脂汗もひどいわ!▼~
:[ヴィオール]|ふふん、大丈夫…だよ…~
ちょっとお腹が痛むだけで…うぅっ!▼~
:[デジェル]|お腹!? どこかケガでもしてるの!?~
くっ…いったい誰がこんなことを…!▼~
:[ヴィオール]|今日の食事…▼~
:[デジェル]|へっ?▼~
:[ヴィオール]|今日の食事を食べたら…~
なぜかこうなったのだよ…▼~
みんなも今、同じような症状で苦しんでいる…~
デジェルくんも…気をつけたまえ…▼~
:[デジェル]|……………▼~
:[ヴィオール]|うぅ…ソワレくんの料理も酷いが…~
今日のはもっと酷い…いったい誰が…▼~
:[デジェル]|…私よ。▼~
:[ヴィオール]|な、なんと!▼~
:[デジェル]|……ごめんなさい。~
おいしくできたと…思ったんだけど。▼~
:[ヴィオール]|き、気にしないでくれたまえ!▼~
私はおいしくいただいたよ、うん。~
この腹痛はおそらく偶然なのだよ…▼~
:[デジェル]|嘘よ! さっき皆も同じ症状だって~
言ってたじゃない!▼~
父さんのうそつきーーー! わーーーん!!▼~
:[ヴィオール]|あ…! デジェルくん…!▼~
お…追いかけないと…いけない、けど…~
お腹が…華麗にズキズキと痛むよ…▼~
***支援B [#y0113e6a]
:[デジェル]|はっ!! はあっ! でやあぁぁっ!!▼~
:[ヴィオール]|今日はいつもよりも~
激しい訓練だね、デジェルくん。▼~
:[デジェル]|えぇ。食事当番ができない分、~
実戦でみんなの役に立たないと。▼~
:[ヴィオール]|なんと! もう食事当番は~
やらないと言うのかい?▼~
:[デジェル]|あんな結果になったんだから、当然よ。~
父さんも見たでしょう、あの後の戦闘。▼~
みんなが腹痛をこらえながら~
生まれたての小鹿のような足取りで▼~
敵に向かっていく姿を…!▼~
:[ヴィオール]|あれは…非常に美しくなかったね…▼~
でも、次は上手くいくかもしれないではないか。~
私はまた食したいよ、君の料理をね。▼~
:[デジェル]|…ダメよ!!▼~
:[ヴィオール]|デジェルくん…?▼~
:[デジェル]|だって、また失敗したらどうするの?~
もし私の料理を食べて父さんが死んだら?▼~
私の料理で、また未来でのような~
惨劇が繰り返されたらと思うと…!▼~
そんなの私…耐えられない!▼~
:[ヴィオール]|あのぅ…。惨劇というのは~
少々大袈裟なのではないかな…?▼~
:[デジェル]|父さんはあの光景を知らないから、~
そんなことが言えるのよ…!▼~
:[ヴィオール]|…す、すまなかったね。それじゃあ、~
お詫びに私が料理を教えて差し上げよう。▼~
だから元気を出したまえ。~
上手くできたら、皆に食べてもらおう?▼~
:[デジェル]|う…うん…わかったわ…。~
ありがとう、父さん…▼~
***支援A [#uff089c7]
:[ヴィオール]|…うん、優雅な香りのスープだね。~
よく頑張ったよ、デジェルくん。▼~
これならきっと、~
皆に喜んでもらえるだろう。▼~
:[デジェル]|ありがとう。~
父さんの教えが良かったおかげよ。▼~
父さんたら、すごく手際がいいんだもの。~
料理ができるなんて知らなかったわ。▼~
:[ヴィオール]|ふふん。ソワレくんは料理ができないからね。~
結婚してから華麗に練習したんだよ。▼~
:[デジェル]|そうだったんだ。~
仲良しなのね。父さんと母さん。▼~
:[ヴィオール]|その通りだよ。▼~
:[デジェル]|…………▼~
…ふふっ。▼~
:[ヴィオール]|何かおかしかったかね?▼~
:[デジェル]|なんかね、こうしてると~
普通の親子みたいだなって思って。▼~
私は、父さんってどんなものか~
知らなかったから…こういうの、嬉しい。▼~
:[ヴィオール]|………▼~
デジェルくん…▼~
:[デジェル]|…なんてね。~
ちょっとしんみりしちゃったわ。▼~
さ、試食試食!▼~
:[ヴィオール]|…デジェルくん、君はいつも~
気丈で強い面しか見せてはくれないが、▼~
私の前では…~
もっと甘えても良いのだぞ。▼~
:[デジェル]|父さん…。ありがとう…。~
じゃあお言葉に甘えて…▼~
:[ヴィオール]|ふふん、何でも言ってくれたまえ。▼~
:[デジェル]|私にもっと料理を教えて!~
このスープ、土みたいな味がする…▼~
:[ヴィオール]|……そうか。~
…………土か。▼~
:[デジェル]|うん…▼~
:[ヴィオール]|大丈夫だよ、デジェルくん。~
食べ物の味になるまで…付き合うから…▼~
:[デジェル]|うん……!▼~
**セレナ(親子) [#u23bc87f]
***支援C [#i5407876]
:[セレナ]|ねぇ父さん、あたしとデートしない?▼~
:[ヴィオール]|なんと! これまたどうして?▼~
:[セレナ]|なによ! 娘が父親と出かけるのに~
理由がいるわけー?▼~
娘からのデートのお誘いって言ったら、~
大抵の父親は泣いて喜ぶんだから!▼~
:[ヴィオール]|まぁ…確かに娘と出かけるのに~
悪い気はしないものだね。▼~
セレナくんは、どこに行きたいのかな?▼~
:[セレナ]|えっとね、この先にある町にいきたいの。~
可愛いお洋服のお店がいっぱいあったのよ!▼~
:[ヴィオール]|ほう…洋服が好きなんだね。~
セレナくんもお年頃というわけだ。▼~
:[セレナ]|あはは、今は父さんだって~
あたしとあんまり年変わらないじゃない。▼~
:[ヴィオール]|ふふん、確かにそうだね。▼~
:[セレナ]|…ねぇ父さん、今こうやって並んで歩くと~
あたしたちきっと、恋人同士に見えるわね…▼~
:[ヴィオール]|なっ…!? 何を言い出すんだね!?▼~
:[セレナ]|あ…あたしなんかが隣じゃ…嫌かな?~
やっぱり母さんの方がいい?▼~
:[ヴィオール]|いやいやいや! そのようなことは無いよ!~
セレナくんはとても見目麗しいし!▼~
むしろ隣にいてくれて光栄だ!▼~
:[セレナ]|ほんとに!? うれしい!▼~
ねぇ父さん…あたし、町に行ったら~
欲しいものがあるんだけど…▼~
買って欲しいって言ったら…困る?~
母さんに悪いかなぁ…?▼~
:[ヴィオール]|悪くない! ちっとも悪くないぞ!~
私が華麗に何でも買って差し上げよう!▼~
だから、顔を曇らせないでくれたまえ。▼~
:[セレナ]|うん!ありがとう、父さん!~
だーいすきー!▼~
:[ヴィオール]|そうかそうか! ははは…▼~
:[セレナ]|……ふふ、ちょろいもんだわ。▼~
***支援B [#a2637f43]
:[セレナ]|父さん、この前はありがとー。▼~
いっぱいあたしの欲しいもの買ってくれて、~
とっても嬉しかったわ。▼~
:[ヴィオール]|…まさかあんなに買わされるとは…。~
どこで物のねだり方を覚えてきたのだ…▼~
:[セレナ]|ねぇ父さん聞いてるー?▼~
:[ヴィオール]|も、もちろん聞いているよ!▼~
:[セレナ]|良かった! …ねぇ、あたしまた~
父さんとデートしたいなぁ?▼~
実は素敵な装飾品のお店を見つけたの!~
すぐそこの町にあるんだけど…▼~
:[ヴィオール]|だ…ダメだ!▼~
:[セレナ]|えっ…なんで?~
あたし…何か悪いことしちゃった…かな?▼~
:[ヴィオール]|うっ…! そんな目で見ないでくれたまえ!~
ダメなものはダメなのだよ…!▼~
このまま物を買い与えたら~
セレナくんのためにならないからね…!▼~
:[セレナ]|ちっ…▼~
:[ヴィオール]|ひいぃ…! 何だねその殺気は…!▼~
別に買わないと~
言っているわけではないのだよ?!▼~
:[セレナ]|えっ、ほんと?▼~
:[ヴィオール]|あぁ。軍のために手伝いをしてきたら~
そのご褒美として、▼~
セレナくんの欲しいものを~
ひとつだけ買ってあげようではないか。▼~
:[セレナ]|はぁあ!? お手伝い~!?~
信じらんない! 子供かっつーの!▼~
:[ヴィオール]|現に子供だろう!▼~
…いいかいセレナくん。若いうちの苦労は~
買ってでもしろという言葉があってだな…▼~
:[セレナ]|苦労なら未来で嫌ってほど~
してきたんだけどー?▼~
:[ヴィオール]|ぐっ…! と、とにかく私はもう、~
むやみに物を買い与えることはしないのだよ。▼~
欲しいものがあるなら、~
手伝いのひとつでもしてきてくれたまえ。▼~
:[セレナ]|あーはいはい、やりゃあいいんでしょー?▼~
その代わり、ちゃんとできたら~
あたしの欲しいもの買ってよねー!▼~
:[ヴィオール]|あぁ、まかせてくれたまえ。▼~
***支援A [#a1482b39]
:[セレナ]|これをこうして…こう。~
…あっ! また壊れたー!▼~
もーーー! なんで何もかも~
うまくいかないわけーーー!?▼~
:[ヴィオール]|…セレナくん?~
何をしているんだい?▼~
:[セレナ]|!! 父さん…。~
何って、武器の整備してんのよ…▼~
軍の手伝いしろって言ったでしょ…。~
だからその…▼~
:[ヴィオール]|なるほど…。それにしても、~
芸術的なまでの壊しっぷりだね…▼~
:[セレナ]|…だって、磨こうと思ったら~
勝手に壊れるんだもん。▼~
どーせあたしは…母さんみたいに~
何でもできる子じゃないわよ…▼~
:[ヴィオール]|セレナくん…?▼~
:[セレナ]|お料理しようと思ったら焦がしちゃうし、~
薪割りも天幕張りも全然できないし、▼~
手伝いどころか~
みんなに迷惑かけちゃったわ…▼~
父さんも、あの母さんの娘が~
あたしみたいなのでがっかりしたでしょ?▼~
:[ヴィオール]|……………▼~
:[セレナ]|何よ。言いたいことあるなら言えば?▼~
:[ヴィオール]|…がっかりなど、していないよ。~
私は君が来てくれて、とても嬉しい。▼~
:[セレナ]|…はぁ!? そんな嘘なんかついて~
あたしのことバカにしてんの!?▼~
今までみんな、あたしが何か失敗すると~
母さんと比べて役立たずだって言ったもの!▼~
母さんの一番近くにいた父さんが、~
同じこと思わないはずないわ!▼~
:[ヴィオール]|…私は君を誰かと比べたりなどしないよ。~
だって、セレナくんはセレナくんだろう?▼~
それに、他の誰でもない、~
大切な…私の娘だからね。▼~
:[セレナ]|…!!▼~
:[ヴィオール]|私はセレナくんのことが大好きだよ。~
何があっても君の味方でいる。▼~
だから…二度とそのようなことを~
言わないでくれたまえ。▼~
私の方が悲しくなってしまうよ?▼~
:[セレナ]|……………!▼~
う…うぅ…! ご…ごめんなさい…!~
ぅわぁぁぁぁぁん…!▼~
:[ヴィオール]|よしよし…辛い思いをしてきたのだね…。~
苦労しろなどと言って、悪かったよ。▼~
お手伝いは失敗したけれど、~
欲しがっていた装飾品は買ってあげよう。▼~
私からのお詫びの気持ちだよ。▼~
:[セレナ]|…いらない。もう、そんなのいらない!~
父さんがいればいい!▼~
未来の時みたいに、勝手に死んだりしたら、~
許さないんだからぁ~…!!▼~
:[ヴィオール]|セレナくん…わかったよ。▼~
今度こそずっと傍にいて、~
君のことを華麗に守ると誓おうではないか。▼~
**ジェローム(親子) [#w2682a22]
***支援C [#f59cb1f2]
:[ヴィオール]|ジェロームくん。▼~
:[ジェローム]|…何だ、お前か。~
私に何か用か?▼~
:[ヴィオール]|いや…別に用は無いのだがね…▼~
:[ジェローム]|ならば声などかけるな。~
私はお前と馴れ合うつもりはない。▼~
:[ヴィオール]|そ、そうか…▼~
:[ジェローム]|そうだ。▼~
:[ヴィオール]|ふむ…。前から思っていたのだがね、~
君はせっかく父である私と再会したのに▼~
ルキナくんのように『お父様!』などとは~
呼んでくれないのだね…▼~
:[ジェローム]|…ふん。お前は私の父親ではない。~
私の父親はとうにこの世を去った。▼~
お前は、私の父によく似た別人だ。~
別人を父と呼ぶ筋合いなどないだろう。▼~
:[ヴィオール]|うっ…華麗にもっともな正論を…!~
可愛げのカケラも感じられない…!▼~
…いやいや、しかしこれはきっと、~
親の愛に飢えているだけなのだよ。▼~
ほらほら、ジェロームくん。~
優雅に私の胸に飛び込んできたまえ。▼~
:[ジェローム]|…バカげたマネを…▼~
:[ヴィオール]|なんと! 我が子にバカと言われるとは!▼~
:[ジェローム]|言いたいことはそれだけか?~
ならば私はもう行くぞ。▼~
私は今からミネルヴァちゃんの~
世話をするのだ。▼~
:[ヴィオール]|ミネルヴァ…ちゃん?▼~
:[ジェローム]|はっ…! なな何でもない!▼~
:[ヴィオール]|ははーん…▼~
***支援B [#k92a5d09]
:[ヴィオール]|ジェロームくん、ミネルヴァちゃんの世話は~
ちゃんとできたのかな?▼~
:[ジェローム]|お前…! この前のこと~
まだ覚えているのか…!▼~
言っておくが、私はいつもその呼び名で~
ミネルヴァを呼んでいるわけではないぞ!▼~
:[ヴィオール]|おや? この前のこととは何かな?▼~
これはセルジュくんがそう呼んでるから、~
私もそう呼んでるだけなのだがね?▼~
:[ジェローム]|あっ…!▼~
:[ヴィオール]|ふふん、ひっかかったね。~
なかなか可愛いところもあるではないか。▼~
:[ジェローム]|…………▼~
:[ヴィオール]|あぁ、今にも人を殺しそうな眼差しで…!~
す…すまなかったよ、ジェロームくん!▼~
この通り貴族的に謝罪するから…!~
命だけは助けてくれたまえ!▼~
:[ジェローム]|……仕方ないな。▼~
:[ヴィオール]|ふぅ、命拾いをしたよ。▼~
それにしても今の怒り方、~
セルジュくんにそっくりだった…▼~
:[ジェローム]|何か言ったか?▼~
:[ヴィオール]|いや。それより、向こうにいるのは~
ジェロームくんのミネルヴァちゃんかな?▼~
:[ジェローム]|あぁ。私の大切な相棒だ。▼~
:[ヴィオール]|ふむ…怖さに磨きがかかっているね…。~
こう…凶悪さが増したとでも言おうか…▼~
:[ジェローム]|何を言う。あんなに可愛い飛竜は~
未来でもそうはいなかったぞ。▼~
はぁ…あの鋭い眼差し、輝くうろこ、~
鋭い牙…どれをとっても可愛い…って、▼~
何を言わせるのだ!!▼~
:[ヴィオール]|君が勝手に語り始めたのだよ?▼~
:[ジェローム]|くっ…! 行くぞ、ミネルヴァ!▼~
:[ヴィオール]|…おぉ、見事なまでの逃走だね。▼~
***支援A [#v1c892de]
:[ヴィオール]|ごきげんよう、ジェロームくん。~
今日もミネルヴァちゃんと一緒のようだね。▼~
:[ジェローム]|なんだ? またお前は~
私をからかいに来たのか…?▼~
:[ヴィオール]|いや、そろそろ私のことを~
父さんと呼んでくれるのでは、と思ってね。▼~
先日はかなり本音を~
話してくれたようだったから。▼~
:[ジェローム]|…本音だと?▼~
:[ヴィオール]|『ミネルヴァちゃん、可愛いー』と~
言っていたではないか、ジェロームくん。▼~
あの時の君の、~
緩みきった顔といったら…!▼~
:[ジェローム]|!!! …ミネルヴァ!~
こいつを少し脅してやれ!!▼~
…………▼~
…………ミネルヴァ?▼~
:[ヴィオール]|ふふん。ミネルヴァちゃんは私を脅さないよ。~
彼女は私の、家族だからね。▼~
…よしよしミネルヴァちゃん、~
私のことを覚えていてくれているのだね。▼~
:[ジェローム]|ミネルヴァ…▼~
ミネルヴァは、~
そいつのことを家族と認めるのか?▼~
そいつは、お前の知る私の父とは~
別人なのだぞ。…それでも。▼~
…………そうか。▼~
:[ヴィオール]|んん? ミネルヴァちゃんは~
何と言っているのだね?▼~
:[ジェローム]|ふっ。家族だと言うわりには~
ミネルヴァの言葉を理解できぬのだな。▼~
:[ヴィオール]|ぐっ…▼~
:[ジェローム]|まぁ良い。ミネルヴァはな、~
お前のことを家族だと認めると言った。▼~
ミネルヴァは未来で私を支えてくれた、~
大切な存在だからな。▼~
こいつがお前を認めると言うのなら、~
私も…いくらか考えを改めることにする。▼~
別人などと言ってすまなかったな、~
…父さん。▼~
:[ヴィオール]|!! ジェロームくん…!~
いま私のことを、何と呼んだのだい?▼~
:[ジェローム]|くっ…! もう二度と呼ばん!~
行くぞ、ミネルヴァ!▼~
:[ヴィオール]|待ちたまえジェロームくん!~
もう一回! もう一回だけ頼むよ…!▼~
:[ジェローム]|しつこいぞ!!▼~
**マーク男(親子) [#o6bef46e]
***支援C [#y8dab2c4]
:[マーク]|
うーん、どうして僕は父さんのこと~
覚えてないんでしょう…?▼~
母さんのことはあんなにちゃんと~
覚えてるのに…▼~
母さんが立派な軍師だったってことも~
一緒に勉強したことも覚えてるのに…▼~
なーんで父さんのことは~
きれいさっぱり忘れてしまったのか…▼~
:[ヴィオール]|
どうしたんだい、マークくん?▼~
:[マーク]|
父さん!▼~
すごいです、ちょうど今父さんのことを~
考えてたんですよー!▼~
これって運命!? 親子の運命!?▼~
…あ、待って下さい。確か母さんが昔…▼~
これは運命じゃない、絆だー!~
みたいなことを言っていたような記憶が…▼~
ってことで父さん、僕らがここで会ったのは~
運命ではなく絆です!▼~
:[ヴィオール]|
なんと! そうだったのか。▼~
:[マーク]|
そうですよ! 絆って素晴らしいです。~
覚えてなくても呼び合うものなんですね。▼~
…って、感心してる場合じゃ~
ありませんでした。▼~
僕、なんで父さんのこと覚えてないのか~
ずーっと考えてたんです。▼~
良かったら父さん…僕が父さんのこと~
思い出せるように協力してくれませんか?▼~
:[ヴィオール]|
もちろんだよ。▼~
:[マーク]|
良かった!~
ではまた時間のある時に声をかけますね。▼~
男同士の約束ですよ!~
じゃあ僕はこれで!▼~
:[ヴィオール]|
うーん…なかなか口数の多い子だね。▼~
***支援B [#k8be60c2]
:[マーク]|
父さんっ、今時間いいですか?▼~
:[ヴィオール]|
あぁ、優雅に暇をしていたところだよ。▼~
:[マーク]|
やったぁ! じゃあ約束通り、~
『記憶を取り戻そう大作戦』に▼~
協力していただくことにします!▼~
とは言ったものの、どうしたら記憶って~
戻るんでしょうね…▼~
頭を強くぶつけるのは~
もう何度も試しましたし…▼~
ゆらゆら揺れるものを見つめ続けるのも~
僕には効果がありませんでした…▼~
ねぇ父さん、どうしたらいいと思いますか?▼~
:[ヴィオール]|
…ふむ。私の美しい顔でも眺めれば~
何か思い出すのではないかね?▼~
:[マーク]|
それだーーー!! 父さん天才です!▼~
未来ではきっと見慣れていたはずですし、~
じっと見てたら、何か思い出しますよね。▼~
んー、なかなか良い策ですよこれは。▼~
さすが天才軍師の母さんを~
コロッと落としただけのことはありますね。▼~
ではでは、失礼して…。~
じーーーーーーーっ…▼~
……………………▼~
……………………▼~
だめだーーー!!▼~
何にも思い出せませんーーー!!▼~
あぁ…この感じって、なんかこう…。~
同じ文字をずっと見続けてたら▼~
『あれ? これってこんな文字だっけ?』~
みたいになる感じと似ています…。▼~
父さんって…こんな顔でしたっけ?▼~
:[ヴィオール]|
それを今思い出そうとしているのでは~
なかったかな…?▼~
:[マーク]|
ですよね…。すみません、~
せっかく協力していただいたのに…▼~
でも僕は諦めませんよ!~
絶対に父さんを思い出してみせます!▼~
というわけで、~
また協力して下さいね、父さん!▼~
***支援A [#x54acd44]
:[マーク]|
はぁ…やっぱり今日もダメですね…▼~
毎日毎日嫌というほど、~
こうして父さんの顔を見ているのに▼~
何も思い出せないなんて~
自分が情けなくなりますよ…▼~
ほんとに…どうして……~
うっ…ううっ…ぐすっ…▼~
:[ヴィオール]|
なんと!? なぜ泣くのだい!?▼~
:[マーク]|
だ…だって…だって……!~
僕…父さんのことも母さんとおなじように▼~
大好きだったはずなのに…!~
思い出せないのが…辛いんです…!!▼~
父さんが僕に作ってくれた思い出も~
たくさんあったはずなのに…▼~
何一つ覚えていられなかった自分が…~
ほんとに…情けないんです…!▼~
情けないんですよーーー!~
びえぇぇぇぇん!!▼~
:[ヴィオール]|
マークくん…。▼~
:[マーク]|
うっ…! ちょっと泣きすぎた…かな。~
あ…頭が痛い…!▼~
いたたた…!▼~
…………あ!?▼~
:[ヴィオール]|
どうしたのだい!?▼~
:[マーク]|
……思い出し…ました。父さんのこと。~
ほんとにちょっとだけ…ですけど。▼~
父さんが僕に向かって、優しく笑って…~
『マーク』って…名前を呼んでました…▼~
ふふ、いつも見てる父さんの顔より、~
少し年を取った顔でしたよ…▼~
…良かった。ちゃんと思い出せました▼~
ありがとう、父さん。~
全部父さんのおかげです。▼~
何だかこれで自信がつきました!~
時間はかかるかもしれませんけど、▼~
いつか父さんの記憶、~
全部取り戻してみせますよ。▼~
:[ヴィオール]|
そうだね。私も協力するよ。▼~
:[マーク]|
はい、ありがとうございます!▼~
**シャンブレー(親子) [#bd760e2b]
***支援C [#fbe5817c]
:[シャンブレー]|~
じーーーーー…▼~
:[ヴィオール]|どうしたんだねシャンブレーくん?~
私の顔に見とれているのかね?▼~
:[シャンブレー]|なぁ、父ちゃん。父ちゃんはさ、~
…浮気なんかしてないよな?▼~
:[ヴィオール]|ぶっ…! なな、何を言い出すんだね!!▼~
私が浮気なんかするわけないだろう!?~
見ての通り、ベルベットくん一筋だよ!▼~
:[シャンブレー]|ふーん…ならいいんだけどさ。▼~
:[ヴィオール]|なぜいきなりそんなことを言うんだね?~
誰かに何か言われたのかい?▼~
:[シャンブレー]|いや…何か言われたわけじゃないんだけど、~
この前ぼんやり考えてたんだ。▼~
もし父ちゃんがここで~
母ちゃん以外の女性に走ったら▼~
俺の存在ってどうなるんだろーって。▼~
:[ヴィオール]|…ん?▼~
:[シャンブレー]|俺、今まで父ちゃんと母ちゃんが~
生きていさえすれば▼~
この時代の俺が生まれて、~
絶滅しないで済むと思ってたんだけど…▼~
よく考えたら、~
二人とも生きてる状態でも▼~
父ちゃんが他の女に走っちゃったら~
絶滅するじゃん! って。▼~
ひいぃ…それはまずいよ!~
まずいだろ!? な? 父ちゃん!▼~
:[ヴィオール]|まあ…それは確かにね。▼~
:[シャンブレー]|というわけで、これからは~
父ちゃんが女に近づかないよう監視します!▼~
:[ヴィオール]|な、なななんと!?▼~
:[シャンブレー]|あ、もちろん戦いのときは~
しょーがないってのはわかるぜ?▼~
というわけで、よろしくー。▼~
:|'''(シャンブレー退場)'''
:[ヴィオール]|…まいったね。▼~
***支援B [#g446d3d4]
:[シャンブレー]|父ちゃーん…▼~
:[ヴィオール]|ど、どうしたのだねシャンブレーくん!~
この世の終わりみたいな顔をして…!▼~
:[シャンブレー]|昨日が十三回、おとといが八回。~
この数字何だと思う…?▼~
:[ヴィオール]|私が鏡を見た回数…かな?▼~
:[シャンブレー]|違うよ父ちゃん! これは父ちゃんが~
女の人と喋ってた数!▼~
うぅ…この前あんなに~
浮気しないでって言ったのに!▼~
父ちゃんの節操無しー!!~
絶滅するー!!▼~
:[ヴィオール]|浮気だなんてそんな大袈裟な…。~
ほとんどあいさつの類ではないかね?▼~
:[シャンブレー]|でも、雑談してたのもばっちり聞きましたー!~
タグエルの聴力は素晴らしいからなーっ!▼~
:[ヴィオール]|き、聞かれていたか…▼~
…でもシャンブレーさくん、私が女性と話したら~
即刻浮気だと思うのはやめてくれたまえ。▼~
戦場では仲間との意思疎通は~
とても大切なものなのだよ。▼~
君だって、仲間のルキナくんと今後一切~
話すなと言われたら…困るだろう?▼~
:[シャンブレー]|………困る。▼~
:[ヴィオール]|だったらわかってくれたまえ。~
私は絶対に浮気などしないから。▼~
:[シャンブレー]|…そ、そんなこと言ったって、~
先のことなんかわからないだろ!?▼~
今は絶対って言ってても、~
そんなの今だけの嘘かもしれない!▼~
絶対帰ってくるって言った父ちゃんが~
もう帰ってこなかったみたいに…!▼~
:[ヴィオール]|え…▼~
:[シャンブレー]|何でもない。…もう監視するのはやめるよ。▼~
でも、本当に浮気なんかしたら、~
今度こそ父ちゃんを許さないからなー!!▼~
:|'''(シャンブレー退場)'''
:[ヴィオール]|私は…未来でシャンブレーくんに~
嘘をついたまま、死んだようだね…▼~
***支援A [#mdd809ca]
:[ヴィオール]|探したよ、シャンブレーくん。▼~
:[シャンブレー]|父ちゃん…。どうしたの?~
俺、もう監視なんかしてないぞ?▼~
:[ヴィオール]|そうじゃないですよ。君に一つ、~
謝っておきたいことがあってね。▼~
未来で、君に嘘をついたまま~
死んでしまって…申し訳なかったよ。▼~
:[シャンブレー]|なっ…! 何だよ…それ…!~
俺の父ちゃんの代わりに謝ったって▼~
意味無いんだよ! お前なんか、どうせ~
俺の本当の父ちゃんじゃないんだからな!▼~
:[ヴィオール]|あぁ。君も…~
私の本当の息子ではないのだけれどね。▼~
:[シャンブレー]|……っ!▼~
:[ヴィオール]|そんなこと、お互いわかっているだろう。▼~
それでも、私は君のことが大切だし、~
本当の家族のように思っている。▼~
未来の私がしてあげられなかったことを、~
代わりにしてあげたいとも思っている。▼~
君だって…そうではないのかい?▼~
:[シャンブレー]|…そうだよ。俺だって、父ちゃんのことが~
大切だった。いや、大切だから。▼~
父ちゃんが俺の父ちゃんじゃなくなるのが~
すごく…嫌だったんだ。▼~
俺の本当の父ちゃんが~
どんなに節操無しでも、嘘つきでも…▼~
もう二度と会えなくても…大好きだから!▼~
この時代の俺の父親になる人は…~
絶対に父ちゃんじゃなきゃ嫌だって…▼~
だから…浮気調査なんてマネまでして…!~
俺、バカだよな。ほんと…バカだ…▼~
:[ヴィオール]|…シャンブレーくん。もう一度約束していいかな...
君にとってはもう遅いかもしれないが…▼~
私は今度こそ死なない。~
もちろん浮気だってしない。▼~
愛するベルベットくんと~
シャンブレーくんに誓うよ。▼~
今度こそ…絶対に。約束する。▼~
:[シャンブレー]|…………父ちゃん。▼~
…うん。ありがとう。~
俺、父ちゃんのこと信じるよ…▼~
:[ヴィオール]|そうか。良かったよ。▼~
:[シャンブレー]|ふぅ、これで絶滅しないで済むよー。▼~
良かったなー、この時代の俺!~
お前の父ちゃんは、立派な人なんだぞー!▼~
:[ヴィオール]|…なぜ私のお腹を~
さすりながら言うんだね?▼~
**ロラン(親子) [#hc4053e7]
***支援C [#f42c962d]
:[ロラン]|父様。これ、父様の物ですよね?~
向こうに落ちていましたよ。▼~
持ち物の管理は~
きちんとしてくださいね。▼~
:[ヴィオール]|あぁ、ありがとうロランくん。~
君は本当に、ミリエルくんそっくりだね。▼~
:[ロラン]|親子なのですから、当然です▼~
:[ヴィオール]|ま…まぁそうなのだけれど。▼~
あんまりにも母親似だからね…こう、~
私に似ているところも探したくなるのだよ。▼~
:[ロラン]|ありますよ、父様に似ているところ。▼~
:[ヴィオール]|おっ、どこだね?▼~
:[ロラン]|髪の色です。▼~
:[ヴィオール]|あぁ…まぁそれは見ればわかるよ。▼~
それ以外には何かないのかね?~
私に似てよく鏡の前にいるだとか…▼~
:[ロラン]|…そのようなことはありませんね。▼~
というか、その点に関しては~
似なくて良かったとさえ思いますよ。▼~
:[ヴィオール]|つ、冷たいなぁ…ロランくんは…。~
もう少し子供らしくしてもいいのでは…▼~
:[ロラン]|…戦時に子供らしく振舞っても、~
他人の邪魔になるだけでしょう。▼~
それに…僕はおそらく、~
ルキナよりも年上になっていますから。▼~
もう子供のようにはしゃぐような~
年齢ではないのですよ。▼~
:[ヴィオール]|ロランくんがルキナさんより…年上?~
それはあり得ないよ。▼~
ルキナくんはもう赤ん坊として~
存在しているが、君はまだ…▼~
:[ロラン]|…少し話しすぎましたね。~
すみません父様、僕はこれで失礼致します。▼~
:[ヴィオール]|ちょ、ちょっと君!~
…どういうことなのだろうね…▼~
***支援B [#g7c6ebde]
:[ヴィオール]|ロランくん。▼~
:[ロラン]|あぁ父様、こんにちは。~
僕に何か用でしょうか?▼~
:[ヴィオール]|この前の、君がルキナくんより~
年上だとか言っていた件…▼~
あれは、どういうことなのかな?▼~
:[ロラン]|…まったく父様は、こういうことだけ~
記憶力が良いんですから。▼~
簡単な話ですよ。~
飛ばされる時間にズレがあったんです。▼~
ルキナがこの時代に来たのは~
ペレジアとの戦争が始まった約二年前。▼~
それに対して、僕がこの時代に来たのは~
もう五年ほど前になるでしょうか…▼~
:[ヴィオール]|そんなにズレがあったのかね!?▼~
:[ロラン]|…はい、ですから僕は…▼~
ルキナよりも三年、多くの時を~
ここで過ごしていることになります。▼~
歳の差など、その間に~
すっかり追い越してしまっているでしょうね。▼~
:[ヴィオール]|ロランくん…五年間も…~
この時代に、たった一人で…?▼~
:[ロラン]|はい。だから言ったでしょう。~
もう子供のようにはしゃぐ年齢ではないと。▼~
これで父様の疑問は解けましたよね。~
それでは、僕はこれから用があるので…▼~
:[ヴィオール]|ちょっと待ちたまえ!~
なぜ今まで言わなかったのだね…▼~
五年間も仲間と離れ離れで…~
寂しくはなかったのかね…?▼~
:[ロラン]|…寂しくなんかありませんよ。~
僕はもう、大人なんですから…▼~
:[ヴィオール]|…………▼~
ロランくん…▼~
***支援A [#b0cb5527]
:[ヴィオール]|ロランくん。▼~
:[ロラン]|父様…どうしたのですか?~
まだ何か疑問でも残っているのですか?▼~
:[ヴィオール]|あぁ。今日は君に……。~
……こちょこちょこちょ…▼~
:[ロラン]|あ、あはははっ! ちょ、ちょっと父様!~
何でいきなりくすぐるんですか…!▼~
:[ヴィオール]|ふふん。ロランくんは、やはり~
笑っていた方がいいね。▼~
:[ロラン]|…は!?▼~
:[ヴィオール]|君はずっと大人っぽく振舞っているが、~
何処か無理をしているように見えるのでね。▼~
そうやって笑っている方が、~
子供らしくてずっといいと思うよ。▼~
:[ロラン]|…何を言うかと思えば…。~
言ったでしょう、僕はもうそんな歳じゃ…!▼~
:[ヴィオール]|歳なんか関係ないよ。▼~
ロランくんがルキナくんより…~
いや、例え私より年上だも…君は、▼~
大事な…私の子供なのだからね。▼~
:[ロラン]|…………!!▼~
:[ヴィオール]|それに、ロランくんはもう一人ではない。~
仲間も…父さんもいるではないか。▼~
少しぐらい甘えたって、~
誰も君を咎めたりはしないよ。▼~
:[ロラン]|…………▼~
…………父様。~
僕、本当は…寂しかったんです。▼~
何年も何年も、たった一人で…~
知っている人も誰もいない時代で…▼~
会えるのかどうかも分からない~
仲間たちを待って………▼~
だれにも頼れなくて、~
弱音を吐ける相手もいなくて……▼~
…辛くて死にそうだったんですよ!~
うっ…ううっ……!▼~
:[ヴィオール]|あぁ…そうだね…。~
見つけてあげられなくて、悪かった…▼~
これからは、ずっと一緒だからね。~
もう、一人にはさせないとも…▼~
**ノワール(親子) [#p43a8d15]
***支援C [#d2567989]
:[ノワール]|ぐすっ…ぐすっ…うぅ。▼~
:[ヴィオール]|ノワールくん、どうしたのだね。~
もしや、泣いているのかい…!?▼~
:[ノワール]|ぐすっ…父さん…違うの。▼~
これは母さんに、三日間鼻水が~
止まらなくなる呪いをかけられて…▼~
:[ヴィオール]|なんと! どういうことだね、その~
ものすごく微妙な呪いは…!▼~
:[ノワール]|はぁ…母さんは珍しい呪いを試すのが~
大好きだから、仕方ないわ…▼~
新しいものを見つけては、~
私を使って試すんだから…ぐすっ。▼~
:[ヴィオール]|大丈夫かい? 鼻水があふれているよ。~
…ほら、このちり紙を使いたまえ。▼~
:[ノワール]|あ…ありがとう。ちーーーん!!▼~
:[ヴィオール]|それにしても、若い娘が三日間も~
鼻水を垂らしてるなんて不憫すぎるよ…▼~
よし、ノワールくん。私がサーリャくんに~
呪いをやめるよう言ってくるよ。▼~
:[ノワール]|えっ…ほんとに?▼~
でも父さん…未来では~
母さんに口答えするたび、▼~
返り討ちされて泣き寝入りしてたんだけど~
大丈夫なの…?▼~
:[ヴィオール]|なんと…!?~
私は…そんなに尻に敷かれていたのかね…▼~
:[ノワール]|えぇ…▼~
:[ヴィオール]|くっ…! でも今の私が~
そうなるとは限らない。▼~
見ていてくれたまえノワールくん。父さんが~
頼りがいのあるところをお見せするよ…!▼~
:[ノワール]|ひいぃ…! 父さんが何だか~
いつもと違うように見える…!▼~
これはもしかして、
ちょっと期待できるのかも…ぐすっ。▼~
***支援B [#x6fac251]
:[ヴィオール]|申し訳ないよノワールくん…ぐすっ。~
貴族的にかっこ悪い父親で…▼~
:[ノワール]|泣かないで、父さん…~
まぁこうなるだろうとは思ってたから…▼~
大人が泣くなんて、みっともないわよ…▼~
:[ヴィオール]|泣いていないよ! これは五日間~
鼻水が止まらなくなる呪いだ!▼~
:[ノワール]|まんまと返り討ちにあう父さん…~
未来とおんなじね…▼~
:[ヴィオール]|そういえば以前~
そのような事を言っていたね…▼~
だが代わりに君の呪いは~
解いてもらったから、安心してくれたまえ。▼~
:[ノワール]|それも未来とおんなじ…▼~
いつも父さん、自分が呪われる代わりに~
私のことを助けてくれたわね…▼~
:[ヴィオール]|これも同じなのかい? 私はことごとく~
未来と同じ運命を辿っているのだね…▼~
:[ノワール]|そう…そうね。私達たち、こうやって~
同じ運命を辿るしかないのかしら…▼~
:[ヴィオール]|どうしたんだね?▼~
:[ノワール]|私が来ても、父さんは変わらなかった。~
…どうせ何をしたって同じなのよ。▼~
父さんも母さんもいなくなって~
私はまた一人になるの…▼~
もう一度あの未来を辿るのなら…~
やっぱりここに来た意味なんて…っ。▼~
:[ヴィオール]|ノ、ノワールくん。泣かないでくれたまえ…▼~
:[ノワール]|泣いてなどおらぬ!!▼~
:[ヴィオール]|ひいぃっ!?▼~
:[ノワール]|ふははは! 我がこのような些細なことで~
涙を流すわけがなかろう!!▼~
冗談はその鼻水を拭いてから言え!~
この鼻垂れ親父が!!▼~
:[ヴィオール]|す、すみません…!▼~
:[ノワール]|…なんてね…~
ごめん父さん、ちょっと散歩してくるわ…▼~
:[ヴィオール]|あ、ノワールくん…!▼~
……同じ運命、か。~
…ぐすっ。▼~
***支援A [#b7ed98b4]
:[ヴィオール]|ノワールくん、ちょっといいかね?▼~
:[ノワール]|あ…父さん…どうしたの?▼~
:[ヴィオール]|これを見てくれたまえ。▼~
:[ノワール]|ひ…ひいぃっ!! こ、これって…~
母さんの呪い道具…!?▼~
しかも、こんなにいっぱい…!~
ななな何!? 私に何をする気…!?▼~
:[ヴィオール]|何もしないよ。というか、~
君に呪いをかけられないように、▼~
呪い道具を全部没収してきたのだよ。~
サーリャくんからね。▼~
:[ノワール]|えっ…!~
母さんの呪い道具を没収だなんて…▼~
そんなこと、父さんができたことなんて、~
一度もなかったのに…!!▼~
:[ヴィオール]|ノワールくん、この前私があまりにも▼~
未来の私と同じ道を辿るせいで▼~
どうせ運命なんて~
変わらないと言っていただろう?▼~
だから私が…未来の私にも~
できなかったことをしたら、▼~
その心配が~
消せるのではないかと思ってね。▼~
:[ノワール]|父さん…~
そうね…私の知る父さんは…▼~
母さんの呪い道具に触ったことすら~
無かったわ…ましてや没収なんて…▼~
そっか…未来なんていくらでも~
変わるのよね。変えられるのよね…▼~
:[ヴィオール]|君が来たから、私も変われた。~
一緒なら、もっと変えていけるはずだよ。▼~
:[ノワール]|…父さん…ありがとう…~
……今度こそ、死なないでね……▼~
:[ヴィオール]|当たり前だよ。~
殺したって死なないでいるとも。▼~
:[ノワール]|……良かった。▼~
:[ヴィオール]|…って、あの殺気立った人影は何だね!?~
屍兵…いや、サーリャくんーーー!?▼~
:[ノワール]|呪い道具を没収されたこと…~
相当怒ってるのね…▼~
:[ヴィオール]|あの顔はまずい! まずいぞ…!~
言ってるそばから華麗に命の危機だ…!▼~
すまないがノワールくん!~
今日はこれで失礼させてもらうよ!▼~
:[ノワール]|あっ…父さん…!▼~
…ふふ、~
結構逃げ足が速いのね。▼~
…あんなに本気で父さんを~
追いかけまわす母さんも、初めて見たわ…▼~
そうよね…~
もうあんな未来にはならない。▼~
私も…~
ちょっとだけ信じてみようかしら…▼~
**ンン(親子) [#y5d5cd6b]
***支援C [#z6eb12fb]
:[ンン]|はぁ…お母さんにも困ったものです。▼~
いつもいつも遊んでばかりいて、~
まるで緊張感がないんですから…▼~
:[ヴィオール]|どうしたのだね、ンンくん。~
そんなにため息をついて。▼~
:[ンン]|あ…お父さんですか。~
いえ、お母さんはなんであんなに▼~
子供っぽいのかと思いましてですね。▼~
お母さんたら、ろくに軍の手伝いもせず、~
遊んでばかりいるですよ?▼~
:[ヴィオール]|ふふん…そのようなことでため息を?~
まるで君の方が母親のようだね。▼~
まぁ、ノノくんはああいう性格だから、~
仕方ないのではないかな?▼~
:[ンン]|もう。お父さんがそんな風に甘やかすから▼~
お母さんがいつまで経っても~
子供っぽいままなんですよ。▼~
:[ヴィオール]|うっ…▼~
:[ンン]|というか、お父さんはお母さんの~
どこが良かったですか。▼~
あんなに子供っぽいのに、~
よく女として見れましたですね。▼~
それともアレですか? お父さんは~
幼い少女しか好きになれないのですか?▼~
:[ヴィオール]|ぶーーーーっ!?~
ンンくん! 父親に対して何てことを…!▼~
:[ンン]|うろたえるなんて怪しいです。~
さては図星なのですね!?▼~
:[ヴィオール]|そ…そのようなことはないよ?~
私は女性であれば誰であれ大好きだ。▼~
だから幼い少女しか眼中にないなどと~
言うのはやめてくれたまえ…!▼~
:[ンン]|ふーん…。
ならばますます怪しいのです。▼~
お父さんはなぜお母さんを選んだですか!~
さぁ白状するです!▼~
:[ヴィオール]|それは貴族的に内緒だ!~
勘弁してくれたまえーーー!▼~
:|'''(ヴィオール退場)'''
:[ンン]|あっ! 逃げるとは卑怯なのです!~
待てですーーー!!▼~
***支援B [#mfd3f41e]
:[ンン]|お父さん! やっと捕まえたですよ。~
さぁこの前の続きを聞かせるです!▼~
:[ヴィオール]|ンンくんか…~
君もなかなかしつこいね…▼~
私がなぜノノくんを選んだかなんて~
娘に言うことではないだろう。▼~
:[ンン]|いーえ! 教えて欲しいのです。▼~
男女の馴れ初めが気になるのは~
女子として当然のことなのです!▼~
お父さんは女心がわかってないのです。▼~
:[ヴィオール]|その歳で女心を語るのかね!?▼~
:[ンン]|女性に年齢の話をするなんて~
失礼なのですー!▼~
:[ヴィオール]|ぐっ…!~
また一人前な発言を…!!▼~
ンンくん! あまりしつこいと~
貴族的に怒ってしまうよ?!▼~
:[ンン]|…………!!▼~
ご…ごめんなさい、なのです。▼~
私が…悪かったですよ。~
お父さんを…困らせてしまうなんて。▼~
:[ヴィオール]|えっ…いや、~
わかってくれればいいのだが…▼~
:[ンン]|…なら良かったです。~
私、ちょっと聞きわけのない子でしたね。▼~
:[ヴィオール]|ンンくん…?▼~
:[ンン]|お父さんの時間を取って悪かったのです。~
それじゃ、私は退散するですよ。▼~
:[ヴィオール]|ちょ…ちょっと待ってくれたまえ!▼~
:[ンン]|なんですか?▼~
:[ヴィオール]|い、いや…ちょっと拍子抜けしてしまってね。~
やけに諦めが良すぎるというか…▼~
:[ンン]|あんまりしつこいと怒ると言ったのは~
お父さんなのです。▼~
:[ヴィオール]|まぁ、それはそうなのだが。▼~
:[ンン]|大丈夫です。我慢するのは慣れてますです。▼~
こんなこと、未来では~
日常茶飯事だったですから。▼~
それじゃお父さん、~
今度こそ失礼するのですよ。▼~
:|'''(ンン退場)'''
:[ヴィオール]|あっ…待ちたまえ!▼~
……ンンくん。▼~
***支援A [#f1e6b4a5]
:[ヴィオール]|ンンくん…▼~
:[ンン]|あっ、お父さん。こんにちはです。~
何か私にご用なのですか?▼~
:[ヴィオール]|…あぁ。君は以前~
『我慢するのに慣れてる』と▼~
言っていたと思ってね…~
あれはどういうことなんだい?▼~
:[ンン]|あぁ…あれは、私が~
よそのお家で育ったからですよ。▼~
:[ヴィオール]|よそのお家? では私たちは?~
ノノくんは一緒にいなかったのかね?▼~
:[ンン]|はい。私は物心ついた時から~
お父さんもお母さんもいなかったです。▼~
だから、お父さんの軍にいた人のお家に~
引き取られて、育ててもらったですよ。▼~
…でも、私は人間じゃないですから、~
最初はあまり歓迎されなかったんです。▼~
:[ヴィオール]|ンンくん…▼~
:[ンン]|でも、そのうち私は人の顔色を~
読むことを覚えたです。▼~
言われる前にお手伝いをしたし、~
屍兵からお家を守ったりもしました。▼~
役に立ってさえいれば、みんな嫌がらずに~
私の面倒を見てくれたです。▼~
手のかからない、いい子だって~
そりゃーもう大絶賛だったですよ?▼~
でも…我慢することも多かったです。▼~
遊びたいって言えなかったり、~
寂しいって言えなかったり…▼~
特に、お父さんとお母さんの話は~
何だか口にしちゃいけないような気がして…▼~
うぅっ…ずっとずっと…~
聞けずにいたんです…ぐすっ…▼~
:[ヴィオール]|…………▼~
:[ンン]|だからこの時代に来た時は、~
いっぱいお父さんとお母さんの話を▼~
聞こうと思ったです…。~
でも…お父さんの迷惑になるなら私は…▼~
:[ヴィオール]|…もういいよ、ンンくん。~
私が貴族的に悪かった。▼~
君が聞きたいのであれば、~
ノノくんとの馴れ初めでも何でも言おう。▼~
寂しいのなら一日中でも~
傍にいてあげるから…▼~
私の前ではもう何も我慢しなくていい。~
ンンくんの好きなようにしてくれたまえ。▼~
:[ンン]|うぅ…本当なのですか…!?~
う、嬉しいのです…▼~
ありがとうです…お父さん…▼~
:[ヴィオール]|ふふん。礼には及ばないよ。~
…ほら、父さんに何でも聞いてみたまえ。▼~
:[ンン]|じゃあ…お母さんへのプロポーズのセリフを~
白状するのです…▼~
:[ヴィオール]|なんと! 貴族的に言いにくいではないか!▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#ha489d1e]
- ンンとの支援Aの最初がヴィオールじゃなくてフレデリクにな...
- ヴィオールのカリスマが光る支援会話ばっかり、ヴィオール...
#comment
終了行:
*ヴィオールの支援会話 [#j3621b80]
#contents
**マイユニット(男性・僕) [#s3038617]
[[マイユニット(男性・僕)のページへ>../マイユニット(男性・...
**マイユニット(男性・俺) [#w2d433f2]
[[マイユニット(男性・俺)のページへ>../マイユニット(男性・...
**マイユニット(女性・私) [#l1a5909b]
[[マイユニット(女性・私)のページへ>../マイユニット(女性・...
**マイユニット(女性・あたし) [#ob014a69]
[[マイユニット(女性・あたし)のページへ>../マイユニット(女...
**リズ [#zc680977]
[[リズのページへ>../リズ]]
**フレデリク [#dd45f181]
[[フレデリクのページへ>../フレデリク]]
**ソワレ [#ja27853a]
***支援C [#g960a024]
:[ソワレ]|はっ! やぁぁぁっ!!▼~
:[ヴィオール]|おお、わが麗しの~
ソワレくんではないか。▼~
蝶が舞い蜂が刺す~
その華麗なる動きは例えるに…▼~
:[ソワレ]|…なにか用かい?▼~
:[ヴィオール]|用? もちろん~
私はいつだって君に…▼~
:[ソワレ]|用がないのなら去ってくれたまえ。~
ボクは訓練の最中なんだ。▼~
:[ヴィオール]|おお、冷たいなあ。そんなことを言わずに~
私と語りあおうではないか。▼~
雄々しき掛け声と共に戦の訓練など~
君には似つかわしくない。▼~
:[ソワレ]|と言われても~
これがボクの性分だからね。▼~
訓練を怠ると~
いつ命を失うかわからないし。▼~
:[ヴィオール]|そんなことをせずとも、麗しの君を~
守ってくれる男がいるだろうに。▼~
:[ソワレ]|ボクを?~
そんな男がどこにいるんだい?▼~
:[ヴィオール]|今、目の前に、さ。▼~
:[ソワレ]|ぷっ…あははは! 冗談はやめてくれ。~
相変わらず面白い男だな、キミは。▼~
:[ヴィオール]|…冗談のつもりはないんだが。▼~
:[ソワレ]|大体、よっぽどの男でない限り~
ボクを守るなんて無理さ。▼~
そんな英雄はそう簡単にはいないよ。▼~
:[ヴィオール]|だから君の目の前にいると~
言っているではないか。▼~
:[ソワレ]|無理無理。他の誰かならともかく~
キミには絶対に無理だね。▼~
:[ヴィオール]|むぅ、こうなると~
後にはひけんな。▼~
次なる戦いで我が雄姿~
しかと、その目に焼きつけてくれたまえ。▼~
:[ソワレ]|はいはい。楽しみにしているよ。▼~
***支援B [#kb335520]
:[ソワレ]|やあ、ヴィオール。~
見せてもらったよ、この前の戦い。▼~
:[ヴィオール]|では私の鬼神のごとき戦いぶりに~
納得していただけたかな。▼~
私が君を守れる~
英雄的な存在であるという事を。▼~
:[ソワレ]|よく言うよ! 一騎打ちを挑まれて~
断っていたじゃないか!▼~
:[ヴィオール]|ああ、あれは受ける理由が~
なかったものでね。▼~
:[ソワレ]|でも英雄なんだろう?~
一騎打ちを断るのはらしくないんじゃない?▼~
:[ヴィオール]|そんなことはない。~
不要な戦いをせぬのも英雄の条件の一つさ。▼~
:[ソワレ]|じゃあ、英雄さんは、どんな理由なら~
一騎打ちをするんだい?▼~
:[ヴィオール]|たとえば君を守るため。~
それなら何をおいても受けたさ。▼~
:[ソワレ]|やれやれ、ああ言えばこう言う…~
本当に口のへらない男だな、キミは。▼~
:[ヴィオール]|私は事実を言ってるまでだ。~
信じるか否かは君が決めてくれたまえ。▼~
:[ソワレ]|そうか、じゃあ信じないよ。▼~
:[ヴィオール]|むぅ…そこは少なくとも~
悩んでみるところではないのか?▼~
:[ソワレ]|ははは…冗談だよ。▼~
まあ一騎打ちは受けなかったけど~
他で働きが悪かったわけじゃないし。▼~
とりあえず保留かな。~
次に期待してるよ、英雄さん。▼~
:[ヴィオール]|うむ。まかせておきたまえ!▼~
***支援A [#k7532bc2]
:[ヴィオール]|やあ、ソワレくん。どうした?~
私の顔になにかついているかい?▼~
:[ソワレ]|…ちょっと自分の目を~
疑っているところだよ。▼~
:[ヴィオール]|ほう。わが麗しのソワレくんを~
驚かせるとはよほどの事だな。▼~
一体なにがあったのだ?▼~
:[ソワレ]|なにがじゃないだろう!~
キミの一騎打ちのことだよ!▼~
まさか、キミが一騎打ちを受けて~
勝利するなんて。▼~
しかも、他の仲間たちが~
さんざん手こずった相手なのに…!▼~
:[ヴィオール]|ああ、あれか。~
当然のことではないか。▼~
前にも言ったはずだ。~
理由があれば一騎打ちを受けると。▼~
:[ソワレ]|理由?~
今回は理由があったのか?▼~
:[ヴィオール]|うむ、あのまま放っておけば▼~
あの者ひきいる軍勢が~
あたりの村に襲いかかりかねなかった。▼~
:[ソワレ]|あ…それで…▼~
:[ヴィオール]|弱き者を守るために戦う。~
これぞ高貴なる貴族たる者のつとめ。▼~
いたずらに武勇をふりかざすなど~
獣と同じではないか。おお醜い醜い。▼~
:[ソワレ]|では、ボクを守ると言ったのも~
同じ理由かい?▼~
:[ヴィオール]|もちろん。私にとって君は~
麗しくも華麗なる淑女だ。▼~
守るのは紳士として~
当然のことではないか。▼~
:[ソワレ]|ボクをよわき者あつかいするのか!~
…と言いたいところだけど▼~
淑女あつかいをしてくれることに~
悪い気はしないな。~
キミのあの武勇を見せられた~
後だからな。~
:[ヴィオール]|では、認めてくれるのだな~
私が君をも守れる英雄であることを!▼~
:[ソワレ]|ボクを守れるかは置いたとしても、~
こういう英雄があるのかもとは思えたよ。▼~
少なくともボクの背中は託せそうだ。▼~
:[ヴィオール]|うむ。任せるがよい!▼~
:[ソワレ]|やれやれ、その調子の良さは~
変わらないんだな。▼~
ま、今後ともよろしくね。~
英雄さん。▼~
***支援S [#kd937c2a]
:[ソワレ]|ヴィオール。▼~
:[ヴィオール]|おぉ、ソワレくん。~
今日も見目麗しい。▼~
:[ソワレ]|…。▼~
:[ヴィオール]|むむ…ずいぶん情熱的な視線だな。~
どんな男でも殺してしまいそうだ。▼~
:[ソワレ]|…。▼~
:[ヴィオール]|あーソワレくん。できればなにか~
反応をしていただけないだろうか。▼~
:[ソワレ]|…。▼~
:[ヴィオール]|これは…まいったな。~
女性の沈黙はどうも…。▼~
:[ソワレ]|ぷっ…あはははは…~
やっぱり、思った通りだ。▼~
キミは、相手に自分の思いを~
投げかけるのには慣れているけど▼~
相手の自分に対する思いを~
受け止めるというのは苦手なんだな。▼~
:[ヴィオール]|私を試していたのか?~
君らしくもない人の悪さだな。▼~
:[ソワレ]|キミと話をしていると、~
いつも主導権を奪われるんでね。▼~
キミの苦手のひとつくらいは~
知っておきたかったんだよ。▼~
:[ヴィオール]|ほほう。私の苦手を知る必要があると?▼~
それは何かな? それを知った上で~
私に結婚のひとつでも迫るということかね。▼~
:[ソワレ]|そうだよ。▼~
:[ヴィオール]|ふむ、そうじゃないなら他に何を…~
って、ええっ! そ、そうなのか?▼~
:[ソワレ]|ああ。▼~
:[ヴィオール]|いや、その、あの、そ、それは光栄だ。~
が、しかし、私のほうは準備もなにも…▼~
:[ソワレ]|やれやれ、キミは~
不意打ちにも弱いのかい?▼~
:[ヴィオール]|むぅ…これは、なんとも…▼~
:[ソワレ]|ほら、いつもの調子はどうした?~
ここは何かビシっと決めるところじゃないか。▼~
ボクは麗しくも華麗なる淑女なんだろう?~
淑女に恥をかかせないでくれよ。▼~
:[ヴィオール]|いや、その…コホン、女性の期待には~
身命を賭して応えるのが私の流儀だ。▼~
その申し出、~
喜んでお受けしようではないか。▼~
:[ソワレ]|…ま、ギリギリ及第点かな。~
もう少しマシなセリフは出ないのかい?▼~
:[ヴィオール]|ううっ…▼~
:[ソワレ]|じゃあ、誓いの指輪を買いに行くとしようか。▼~
店はもう決めてあるから、~
ボクについてきてくれ。▼~
:[ヴィオール]|あ、ああ…▼~
:[ソワレ]|聞こえない!~
返事は?▼~
:[ヴィオール]|は、はひっ!▼~
**ミリエル [#j4506907]
***支援C [#s013758c]
:[ミリエル]|ヴィオールさん。▼~
:[ヴィオール]|おや、これはミリエルくん。~
私になにかご用かな?▼~
:[ミリエル]|一つ、お願いがあるのですけど~
いいでしょうか?▼~
:[ヴィオール]|なんなりと。麗しきミリエルくんのためなら~
このヴィオール、たとえ火の中水の中…▼~
:[ミリエル]|私に占いを教えてもらえませんか?▼~
:[ヴィオール]|占いを? ミリエルくんに?~
これはまた意外な取り合わせだね。▼~
ミリエルくんは占いといった~
類には興味がないと思っていたが。▼~
:[ミリエル]|あなたの占いがよく当たると~
陣営内で評判なのです。▼~
未来予知は人が抱く~
究極の願望のひとつでありましょう。▼~
真理を追究する者として~
興味を抱かずにはいられません。▼~
:[ヴィオール]|ふむ。微妙に違うような気もするが…▼~
いずれにせよ、占いとはおくの深いものだ。~
そう簡単に習得することは難しい。▼~
華麗にして聡明たるミリエルくんの頼みだが~
これは少し厳しいところだな。▼~
:[ミリエル]|私の頼みなら火の中水の中、だったのでは?▼~
:[ヴィオール]|う、うむ。それはだな…火の中水の中には~
飛び込むが、占いは少し別なのだ。▼~
:[ミリエル]|…つまり、平たく言えば~
教えてこれる気はないのですね。▼~
ではせめて、私の未来を~
占ってもらえないでしょうか。▼~
:[ヴィオール]|それはもちろん、喜んで。▼~
きっかけはどうあれ、ミリエルくんが~
興味を持ってくれたことは喜ばしい。▼~
:[ミリエル]|ありがとうございます。▼~
:[ヴィオール]|とりあえず、君の明日の運勢~
あたりではいかがかな。▼~
:[ミリエル]|はい。お願いします。▼~
:[ヴィオール]|ふぅむ…ふむふむ。~
濡れそぼっているミリエル君が見える。▼~
いつも身につけている大切なものが~
水に弱いのであれば要注意だね。▼~
:[ミリエル]|濡れる…雨ということでしょうか?▼~
:[ヴィオール]|さて、どうだろうか。▼~
今私に見えたことは~
君が濡れるということだけだからね。▼~
:[ミリエル]|なるほど…分かりました。~
明日が楽しみです。それでは。▼~
~
(ミリエル退場)~
:[ヴィオール]|さて…どう転ぶかな。~
私も楽しみに待つとしよう。▼~
***支援B [#c660d1fa]
:[ミリエル]|ヴィオールさん。~
結果の報告に来ました。▼~
:[ヴィオール]|報告?~
ああ、先日の占いのことかな?▼~
:[ミリエル]|はい。あなたの言ったことが…~
見事なまでに現実となりました。▼~
突然の雨に降り込められ~
乾いたところがないほど濡れました。▼~
:[ヴィオール]|ほう、それはまた見事なまでに…▼~
:[ミリエル]|えっ?▼~
:[ヴィオール]|いや、なに、うん。~
当然と言えば当然だね。▼~
:[ミリエル]|もし、あのときに書物をもっていたら~
二度と読めなくなるところでした。▼~
これは、驚くべきことです。▼~
:[ヴィオール]|雨に濡れるきみに傘を差し出す~
栄誉に与られなかったのは残念だがね▼~
:[ミリエル]|ヴィオールさん。私は~
ますます占いに興味を持ちました。▼~
どうしても教えてもらうことは~
できないのですか?▼~
:[ヴィオール]|すまないが、こればかりは~
神聖にして荘厳なるものなのでね。▼~
:[ミリエル]|そうですね…未来予知ですから。~
簡単に教えられないのはわかります。▼~
:[ヴィオール]|そうか、分かってくれたか。~
なら、この話はこれで…▼~
:[ミリエル]|いえ、ヴィオールさんのこれほどの能力を~
放っておくわけにはいきません。▼~
私、クロムさんに進言してきます。▼~
これからの作戦はヴィオールさんの~
占いによって決するべきですって。▼~
:[ヴィオール]|むむぅ、それは困る!▼~
:[ミリエル]|? なぜです?▼~
:[ヴィオール]|いや、それはだな…▼~
:[ミリエル]|そうすればこの軍も百戦百勝。~
私も未来予知を研究する機会に多く恵まれ…▼~
:[ヴィオール]|待ちたまえ!~
それはいかん。いかんのだ。▼~
:[ミリエル]|ヴィオールさん…?▼~
:[ヴィオール]|仕方がない。~
私の占いがどういうものだか教えてあげよう。▼~
:[ミリエル]|本当ですか?▼~
:[ヴィオール]|だがちと、その、なんだな。~
そう、準備、準備が必要なのだ。▼~
だから、また今度の機会という事で…。▼~
:[ミリエル]|わかりました。お待ちしています。▼~
(ミリエル退場)~
:[ヴィオール]|やれやれ、これは~
どうしたものかな。▼~
***支援A [#o6ae426c]
:[ミリエル]|あ、ヴィオールさん。▼~
:[ヴィオール]|む、いかん!▼~
(ヴィオール退場)~
:[ミリエル]|待ってください。ヴィオールさん。▼~
(ヴィオール登場)~
:[ヴィオール]|いたた…痛いよミリエルくん。~
離してくれたまえ。▼~
:[ミリエル]|いいえ。離しません。▼~
この間、占いを教えてくれると~
約束したじゃないですか。▼~
:[ヴィオール]|さて、そうだったかな?▼~
:[ミリエル]|そうです。▼~
でも、それからずっと何もおっしゃってくれず~
わたしを見るとコソコソどこかに…▼~
ひょっとして私と会うのを~
避けてらっしゃるんじゃないですか?▼~
:[ヴィオール]|そ、そんなわけはないじゃないか。▼~
私が英邁にして麗しきミリエルくんを~
避けるなど…▼~
:[ミリエル]|そんなこと言っても~
ごまかされませんよ。▼~
さあ、今日という今日は教えていただきます。▼~
準備にかける時間は十分あったはずです。▼~
:[ヴィオール]|…やれやれ、やむをえないな。▼~
がっかりするかもしれないが、~
かまわないかね?▼~
:[ミリエル]|私が落胆を?~
…なぜですか?▼~
:[ヴィオール]|占いの真実は、~
未来予知などではないのだよ。▼~
ちょっとした~
心を操る術なのさ。▼~
:[ミリエル]|心を操る術…ですか?▼~
:[ヴィオール]|そう。どちらかというと話術に~
入るのかもしれないね。▼~
誰にでも当てはまることを、~
その人にのみ起こる事のように信じさせる話術。▼~
例えば「水に濡れる」などはその典型だな。~
水に触れない日などないんだからね。▼~
:[ミリエル]|つまり、私も含めて占いを受けた人は~
その巧みな話術に乗せられていたと…▼~
:[ヴィオール]|自分こそが特別であると信じたい心を~
くすぐるのは難しくないということさ。▼~
ミリエルくんをガッカリさせてしまって、~
申し訳ないとは思うのだが…▼~
:[ミリエル]|なぜです?▼~
:[ヴィオール]|え?▼~
:[ミリエル]|未来予知を信じさせてしまうほどの話術、~
素晴らしいものです。▼~
これは人間心理の深層まで~
関わってくるものですよ。▼~
:[ヴィオール]|あ、そっち……▼~
:[ミリエル]|研究のしがいがありそうで、~
実に興味深いです…。▼~
さあヴィオールさん、教えてください。~
占いに用いる話術の全てを。▼~
今日は逃がしませんよ。▼~
:[ヴィオール]|お、お手やわらかに頼むよ。~
ミリエルくん。▼~
***支援S [#g2718ce2]
:[ミリエル]|ヴィオールさん。~
昨日の占い、外れましたね。~
ヴィオールさんの話術、~
最近は鈍ってきているのではないですか?▼~
:[ヴィオール]|そうかね。私としては~
外れているとは思っていないのだが。▼~
:[ミリエル]|そうでしょうか?▼~
私の分析では、占いの内容自体~
話術の傾向に当てはまらない気がします。▼~
:[ヴィオール]|ほう、どのように?▼~
:[ミリエル]|占いの内容は~
『運命の人との出会いを果たす』でしたね。▼~
それは極めて特殊な状況で発生するものです。▼~
普遍的な状況に、あたかも特別かのような~
言葉のヴェールをかぶせる内容とは…▼~
:[ヴィオール]|今回は少し違うのだよ。~
ミリエルくん。▼~
:[ミリエル]|と、言うと?▼~
:[ヴィオール]|占いは言葉を紡ぎ~
人の心を動かすもの。▼~
それは思いを伝えるのにも~
使えるという事なのだよ。▼~
:[ミリエル]|…おっしゃってる内容が~
よく理解できないのですが…▼~
:[ヴィオール]|だが言の葉で全て説明することには~
いささかの抵抗があるもの。▼~
そこで行動を加えることで~
より強く伝えることができるのだよ。▼~
:[ミリエル]|行動…?▼~
:[ヴィオール]|これを、見ていただけるかな?▼~
:[ミリエル]|これは、指輪…ですね?▼~
:[ヴィオール]|君への贈り物として、~
少し前に購入したものだ。▼~
この指輪を、受け取って欲しい。▼~
:[ミリエル]|つまり、この思いを伝えるための~
占いだった…▼~
:[ヴィオール]|そう。言葉だけで思いを伝えるのは、~
聡明な君に対しては愚作のようだったからね。▼~
したがって行動をも交えて思いを伝えた。~
その二つを結びつけたのが占いだ。▼~
つまり、この場合の占いは…▼~
君を愛していることを~
伝えるための手段というわけだよ。▼~
:[ミリエル]|そう…だったのですか。~
まったく気づきませんでした。▼~
:[ヴィオール]|それは、私の気持ちに?▼~
:[ミリエル]|それもあります。ただ、私自身の~
気持ちにも…かもしれません。▼~
:[ヴィオール]|ということは、少なくとも今君は~
自分の気持ちに気づいたわけだね?▼~
:[ミリエル]|はい。思いを伝えられて~
改めて省みてみるに▼~
どうやら私もあなたを愛しているようです。~
これは、新たな体験です。▼~
:[ヴィオール]|やれやれ、どうやら切なる思いを込めた~
占いが成功したようだな▼~
いや、この場合は~
占いだけに当たったと言うべきか。▼~
:[ミリエル]|そうですね。でも、これは単なる~
話術や行動だけではないと思います。▼~
きっと、それ以上の何か…~
なんと言えばいいのだろう。▼~
あえて表現するなら真心…?~
それが伝わったんだと思います。▼~
:[ヴィオール]|うむ。それはそうであろう。~
何しろ私は心から君を愛している。▼~
:[ミリエル]|真心…実に興味深い命題です。~
また一つ、研究する題材ができました。▼~
:[ヴィオール]|これから研究していけばいいさ。~
私と共に、一生かけてね。▼~
:[ミリエル]|はい。~
そうさせてもらいます。▼~
**マリアベル [#x101690e]
***支援C [#l0a5bbd1]
:[マリアベル]|あら、ヴィオールさん。▼~
:[ヴィオール]|これはこれは、マリアベルくん。~
今日も変わらずお美しい。▼~
:[マリアベル]|…お褒め頂いて光栄ですけれど、~
貴方誰にでもそうおっしゃっていますわよね?▼~
貴族を名乗るならそのような軽率なことは~
なさらないでくださいます?▼~
貴方一人の行いで、貴族全体の~
印象が悪くなってしまいますわ。▼~
わたくし、そのようなことは~
耐えられませんの。▼~
:[ヴィオール]|なるほど…では、どうしたら~
貴族全体の印象が良くなるのか▼~
ぜひじっくりとご教授いただきたい。~
そのためには二人で食事に行く必要があるね。▼~
:[マリアベル]|お断りしますわ! わたくし、~
軽い殿方は大嫌いですの!▼~
:[ヴィオール]|なんと! これは心外だね。私の愛は~
月より重いと自負しているのだが。▼~
:[マリアベル]|軽い人の愛なんて、~
たちの悪い冗談にしか聞こえませんわ。▼~
:[ヴィオール]|ふむ…重い人間の愛であれば、~
受け入れてもらえるのかな?▼~
:[マリアベル]|考える余地くらいなら~
生まれるかもしれませんわね。▼~
:[ヴィオール]|けっこう。では、その期待に~
見事応えてご覧に入れよう。華麗にね。▼~
~
(ヴィオール退場)~
:[マリアベル]|ちょっと、ヴィオールさん!?~
…誰も期待などしておりませんのよ!?▼~
***支援B [#nc048f55]
:[ヴィオール]|ふむ…こんなところかな。▼~
:[マリアベル]|なにをしているんですの、~
ヴィオールさん。▼~
ずいぶんと足取りが~
重いようですけど。▼~
:[ヴィオール]|おぉ、さすがマリアベルくん!▼~
ゆっくり重々しい足取りで~
歩くことで醸し出される▼~
この重厚感に気づいてくれるとは!▼~
:[マリアベル]|…はい?▼~
:[ヴィオール]|皆、行軍の邪魔だとか、配給の行列が~
無駄に長くなって困るなどと言って▼~
口々に罵詈雑言を吐き捨てていくので~
少々辟易していたところなのだよ。▼~
:[マリアベル]|少しでも心配したわたくしが~
愚かでしたわ。▼~
そんなことで人としての重みが…~
って、貴方まさか──!▼~
そんな理由で先ほどの戦いでも~
なかなか進軍しなかったですの!?▼~
:[ヴィオール]|私の威風堂々たる歩みに、~
敵方が怯んでいたのが痛快だったね。▼~
:[マリアベル]|囲まれて泣き出しそうになっていたのを~
クロムさんたちに助けてもらっておいて▼~
よくそんな口がきけますわね。▼~
:[ヴィオール]|あれは、囮作戦だよ。~
おかげで我が軍は大勝だ。▼~
:[マリアベル]|…あぁ言えばこう言う…~
本当に浅薄な人ですのね、貴方。▼~
まったく、同じ貴族として~
恥ずかしいことこの上ないですわ。▼~
:[ヴィオール]|おぉう…! 軽いに続いて、~
浅いと薄いが付け加えられるとは。▼~
人間性のすべてを~
否定された気分だよ…。▼~
かつて、これほどまでに~
打ちのめされたことは…あぁ。▼~
:[マリアベル]|ヴィ、ヴィオールさん?~
そんなに落ち込まなくても…。▼~
:[ヴィオール]|…少し、ひとりにしてくれたまえ。~
人生を考え直したい…。▼~
~
(ヴィオール退場)~
:[マリアベル]|あ、ちょっとお待ちなさい!▼~
なにもわたくし、貴方のすべてを~
否定しているわけではありませんのよ!▼~
***支援A [#pf423afd]
:[マリアベル]|ヴィオールさん、あれから姿を~
お見せにならないけど…▼~
どうしているのでしょうか▼~
(ヴィオール登場)~
:[ヴィオール]|ふふ…私はいつもと変わらず~
貴族的に過ごしているとも………。▼~
:[マリアベル]|! ヴィオールさん!?▼~
:[ヴィオール]|ごきげんよう…マリアベルくん…。▼~
:[マリアベル]|ご…ごきげんよう…。▼~
あの、貴方…生気といっしょに~
気配まで消えていますわよ。▼~
それに…少しおやつれになった?▼~
:[ヴィオール]|君に人間性が薄いだのと~
言われて以来、ずっと考えていたのだよ。▼~
どうしたら貴族らしく~
重みのある人間になれるのかを…。▼~
…こんなに頭を使ったのは~
生まれて初めてのことでね。▼~
食事もろくに喉を通らず~
体は重みを失うばかり…。▼~
いっそこのまま痩せ細って~
消えてしまいたい気分だよ。▼~
:[マリアベル]|くすっ。▼~
:[ヴィオール]|おぉ…今の私を笑うとは、~
顔に似合わずひどい人だな、君は。▼~
:[マリアベル]|ふふ、ごめんなさい。▼~
でもわたくし、貴方の哀れを~
笑ったわけではありませんわ。▼~
ようやく重みを得たことに気づかない~
ヴィオールさんがおかしくて。▼~
:[ヴィオール]|重みを得た…? そうだろうか。▼~
:[マリアベル]|えぇ。わたくしの言葉と真摯に~
向き合って苦しんでいる貴方は▼~
決してこれまでのような~
軽い人ではありませんの。▼~
今の貴方となら、貴族同士~
お話をさせていただいてもよろしいですわ。▼~
:[ヴィオール]|なんと! それは良かったよ!~
ではすぐに店の手配を……。▼~
:[マリアベル]|きゃー!? ヴィオールさんがお倒れに!~
だ、だいじょうぶですの!?▼~
:[ヴィオール]|も、申し訳ないが…その前に少し~
腹ごしらえをさせてもらえるだろうか。▼~
:[マリアベル]|く、空腹で倒れたんですの!?~
もう! 人騒がせな!▼~
:[ヴィオール]|今からまさに食事に行こうと~
いうところなのに、面目ない…。▼~
:[マリアベル]|本当に貴方という人は…~
ふふ、どうしようもない人ですわね。▼~
仕方ありません。お店の手配は~
していただかなくて結構ですわ。▼~
今日は特別に、わたくしが~
お料理を作って差し上げます。▼~
:[ヴィオール]|な…なんたる幸せ…。▼~
***支援S [#u7e591b1]
:[ヴィオール]|マリアベルくん。▼~
:[マリアベル]|あら、ヴィオールさん。▼~
:[ヴィオール]|この前は手料理を振舞ってくれて~
ありがとう。▼~
:[マリアベル]|礼には及びませんわ。~
仲間を助けるのは当然のことですもの。▼~
それに、貴方とのお話は~
とても面白かったですわ。▼~
特に、お屋敷の中でよく迷子になるのは~
わたくしにも心当たりがありますもの。▼~
:[ヴィオール]|ふふん。貴族同士、共通の話題が~
見つかって嬉しいよ。▼~
次は私と愛でも語らってみるかね?▼~
:[マリアベル]|あら、またいつもの冗談ですの?▼~
まったく…わたくし、~
せっかく貴方のことを見なおしたのに▼~
また軽い人間にお戻りになる~
おつもりですか?▼~
:[ヴィオール]|もう私は冗談で~
このようなことを言わないよ。▼~
その証拠に、こんなものを~
用意してきたのだ。▼~
:[マリアベル]|……指輪!? で、では貴方~
本気でわたくしと…!?▼~
:[ヴィオール]|あぁ。私はずっと君のことが~
好きだったんだ。▼~
私の愛は月より重いと言っていたのに▼~
君がまともに~
取り合ってくれなかったからね。▼~
どうしたら君に認められるか、~
そればかり考えていたよ…▼~
:[マリアベル]|倒れるまで考え事をしていたのは、~
わたくしに認められるためだったんですの…▼~
:[ヴィオール]|その通りだよ。▼~
その甲斐あって~
君と語らう時間をいただくことができた。▼~
でも、それだけでは足りないのだよ。▼~
これからは貴族としての話だけではなく、~
人生の伴侶として君と語り合いたい。▼~
:[マリアベル]|………。▼~
…まったく、貴方という人は~
どうしようもありませんわね。▼~
いいですわ。その指輪、~
お受け取り致します。▼~
:[ヴィオール]|本当かい!?▼~
:[マリアベル]|わたくし、嘘は大嫌いですもの。~
言ったことを撤回するつもりはありませんわ。▼~
ただし、わたくしと結婚するからには~
幸せにして下さらないと許しませんわよ?▼~
:[ヴィオール]|お安い御用だよ。~
ではこの戦争が終わったら、▼~
私の家で手厚く君を迎えることにしよう。~
貴族的かつ優雅で華麗に…▼~
:[マリアベル]|なにを言っていますの?~
貴方がわたくしの家に来て下さるんでしょう?▼~
わたくしの家には跡継ぎの男子が~
おりませんもの。▼~
:[ヴィオール]|なんと! 嫁ぐのは私の方なのかね!?▼~
ま…まぁ…そういう形もありか…~
うん、私は幸せだよ……は、はは…▼~
**ベルベット [#k2631e0f]
***支援C [#ad0f4133]
:[ベルベット]|あら…雨。しかし奇妙ね。~
空は晴れているというのに。▼~
:[ヴィオール]|いわゆる涙雨というやつだね。~
ベルベットくんはご存じなかったかな?▼~
:[ベルベット]|涙雨…? そんなことより~
私に気安く声をかけないでくれる?▼~
:[ヴィオール]|おっと、自然な流れで~
会話に入れたと思ったのだがね。▼~
やはりなかなかに厚い衣を~
身にまとっておいでだ。▼~
まぁもっとも、それを一枚ずつ~
脱がせるのが楽しいわけだが。▼~
:[ベルベット]|…挑発しているのなら、~
受けて立つわよ。▼~
:[ヴィオール]|あいにく私は、戦いよりも~
言葉を交わすのが得意なのだよ。▼~
:[ベルベット]|なら言葉を交わしてあげるわ。▼~
:[ヴィオール]|おぉ、それはありがたい。▼~
:[ベルベット]|向こうへ行きなさい。汚らわしい。~
あなたの噂は聞いてるわ。▼~
あなたみたいに、自分の家臣の死を~
忘れてへらへらしている男を見ていると▼~
嫌悪感で吐き気がするわ。▼~
:[ヴィオール]|お…う、これは辛らつな。~
剣で斬られるよりも遥かに痛い。▼~
:[ベルベット]|ふん。さあ、得意だというのであれば~
なにか言葉を返してみなさい。▼~
:[ヴィオール]|残念ながら、私は女性を傷つける~
言葉にはとんと疎くてね。▼~
ここは私の完敗、ということで~
退かせていただこう。▼~
:[ベルベット]|ふん…軟弱者ね。▼~
***支援B [#t4f31b88]
:[ベルベット]|ちょっと。▼~
:[ヴィオール]|おや、まさか~
君から話しかけてくるとは。▼~
また涙雨が降らねばいいが。▼~
:[ベルベット]|あなた…戦いは苦手だと言っていたわね。▼~
にもかかわらず、先の戦いでは~
私に劣らぬ戦果をあげた。▼~
私を欺いていたわね。▼~
:[ヴィオール]|私は言葉のほうが得意だとは言ったが~
戦いが苦手だとは言っていない。▼~
もっとも、大切な人々を守ることが~
できなかった私の未熟な腕では▼~
戦いが得意などと口が裂けても~
言えないのは、事実だがね。▼~
:[ベルベット]|…なぜ、最後まで戦わずに~
あなたの家臣を捨てて逃げたの?▼~
あなたには、果たすべき責任が~
あったはずでしょう。▼~
:[ヴィオール]|…私は領内の人々の安全と引き換えに~
自らの身を差し出すつもりだった。▼~
しかし…誰もがヴァルムに属するのを~
潔しとせず、戦って散ることを選んだ。▼~
私という旗印が、彼らから戦いを~
放棄する理由を奪っていたのだよ。▼~
:[ベルベット]|だからあなたは、領主みずから~
みっともなく逃げて…▼~
家臣たちから戦う理由を失わせた…~
そういうこと?▼~
:[ヴィオール]|私自身の都合だけで言えば、そうだ。▼~
しかし残された人々のことを思えば、~
非力な卑怯者の言い訳でしかないさ。▼~
どう責められようが、返す言葉もない。▼~
:[ベルベット]|…先日言ったことは、取り消すわ。▼~
あなたは…多くの同胞を失った私と~
同じ苦しみを抱えているようね。▼~
:[ヴィオール]|同じではない。▼~
:[ベルベット]|なに…?▼~
:[ヴィオール]|私にはまだ、生きて待つ人々を~
助けるという使命…いや、希望がある。▼~
それすらも奪われた君と比べれば~
私などしあわせなほうだろう。▼~
:[ベルベット]|ふん…気遣っているつもり?▼~
:[ヴィオール]|君が抱える苦悩と絶望の闇は、~
気遣うことすら許されぬほど深い。▼~
私はただ…君までもが闇に~
引きずり込まれぬよう祈るだけだ。▼~
:[ベルベット]|祈りなど、なんの意味も持たない…けど、~
あなたの思いは聞いておくわ。▼~
***支援A [#aedaf117]
:[ベルベット]|………▼~
:[ヴィオール]|ベルベットくんは、水面に映る月に~
なにを思っているのかな?▼~
:[ベルベット]|…何か用?▼~
:[ヴィオール]|タグエルは、死して体を離れた魂は~
月に還る――と考えるそうだね。▼~
:[ベルベット]|そうよ。だから私たちは、神聖な月を~
直接見上げることはしないわ。▼~
:[ヴィオール]|なるほど。じつはこういうものを~
用意してきたのだが…▼~
:[ベルベット]|酒器と…酒?▼~
:[ヴィオール]|月に思いを馳せて~
杯を傾けるのも一興かと思ってね。▼~
:[ベルベット]|ふっ…こんなところに風流を~
解する男がいるとは意外ね。▼~
:[ヴィオール]|まぁ、一杯。▼~
:[ベルベット]|せっかくだから、いただくわ。▼~
…そういえば、あなたは~
この戦争が終わったらどうするの?▼~
:[ヴィオール]|もちろん、故郷へ。残してきた家臣や民を~
必ず苦境から救うつもりだ。▼~
:[ベルベット]|ならば私が、あなたの希望とやらを~
現実にする手伝いをしてあげるわ。▼~
この酒の礼よ。▼~
:[ヴィオール]|そうか。それは…ありがたい。~
ふっ…▼~
:[ベルベット]|なにを笑ってるの、気持ち悪い。▼~
:[ヴィオール]|気持ち悪…相変わらず~
君の言葉は刃のように鋭い。▼~
何、嬉しいのだよ。残してきた~
民を救えることはもちろん…▼~
君からそんな言葉を~
もらえたことがね。▼~
それこそ二人の絆・・・~
というべきものではないかな。▼~
:[ベルベット]|違うわ。~
…酒のせいよ、きっと。▼~
:[ヴィオール]|それは残念。▼~
***支援S [#cd93787c]
:[ヴィオール]|ベルベットくん。▼~
:[ベルベット]|なに、ヴィオール。▼~
:[ヴィオール]|こんなものを用意してみたのだが~
受け取ってもらえないだろうか。▼~
:[ベルベット]|…昼間から酒?~
いや、これは…指輪?▼~
なんのつもり。▼~
:[ヴィオール]|君と、永遠の愛の誓いを~
交わしたい。▼~
:[ベルベット]|あなた…酔っているの?▼~
:[ヴィオール]|君に酔っている…などという~
戯れはひとまず脇に置いておいて…▼~
君は、私の希望を現実にする~
手伝いをすると言ってくれた。▼~
しかしそれは、私の希望であって~
君の希望ではない。▼~
私は君自身にも確かな希望を~
持って欲しいと思っている。▼~
:[ベルベット]|あなたと愛を交わすことが~
私の希望になるとでも?▼~
:[ヴィオール]|そうなるように、~
努力は惜しまないつもりだ。▼~
:[ベルベット]|まったくなにを言って…ん?~
また、雲もないのに雨が…?▼~
:[ヴィオール]|これはすばらしい。涙雨が私たちの~
結婚を後押ししてくれているようだ。▼~
:[ベルベット]|よくそんなこじつけを~
ほいほいと思いつくものね。▼~
:[ヴィオール]|思いつきではないさ。~
天が…月が祝福してくれているのだよ。▼~
:[ベルベット]|まったく、適当なことばかり…~
でも、悪くはないわ。▼~
いいわ、交わすわ。~
あなたと…永遠の愛の誓いを。▼~
:[ヴィオール]|ふっ…感謝する。~
君と、涙雨に。▼~
**ティアモ [#p7d1f6ee]
***支援C [#kc8f130e]
:[ティアモ]|あのぉ、ヴィオールさん。~
今、お時間よろしいですか?▼~
:[ヴィオール]|これはティアモくん。~
私になにかご用かな?▼~
:[ティアモ]|えっと…ちょっと教えていただきたい~
ことがあるんですけど…▼~
:[ヴィオール]|ほう。歴史、占星術、帝王学に剣術、~
料理に絵画…なんでもござれだが▼~
イーリス建国以来の才媛ともうたわれる~
ティアモくんのお役に立てるだろうか?▼~
:[ティアモ]|その辺りは今のところ間に合ってます。~
実は…その…▼~
:[ヴィオール]|言いよどむとは~
これはティアモくんらしからぬ…▼~
だがその恥じらいの風情もまた~
一涙の憐情を催さずにはおられぬ。▼~
:[ティアモ]|いちいち口に出して言わないでください!~
それでなくても恥ずかしいのに…▼~
:[ヴィオール]|いや、すまない。君の可憐な姿を~
見ていると口に出さずにはおれんのだよ。▼~
では、私がその悩みの元を~
当てて見せようか?▼~
:[ティアモ]|そんなことが~
わかるんですか?▼~
:[ヴィオール]|うむ。華麗にして一途なティアモくんは、~
その一途さゆえ、つい人に強く当たってしまう。▼~
だが、その後常に悔いがつきまとう。~
あーぁ、この性格なんとかならないかしら…▼~
そんなところではないかな?▼~
:[ティアモ]|す、すごい…!どうしてそこまで~
わかっちゃうんですか…?▼~
:[ヴィオール]|なに、簡単なことさ。▼~
少し風に耳を澄ませてやるだけで~
たいがいのことは漏れ聴こえてくる。▼~
:[ティアモ]|え…それって、噂話に聞き耳を~
立ててたってことですか?▼~
:[ヴィオール]|風情のない言い方をすれば、~
そうだろうね。▼~
:[ティアモ]|…やっぱり、直したほうがいいのかしら。~
このなんでもはっきり言っちゃう性格。▼~
:[ヴィオール]|そんなことはないぞ。~
陰口ばかり言われているわけではない。▼~
むしろ、感謝をしている声の方が…▼~
:[ティアモ]|はあ…どうしたらいいんだろう…▼~
:[ヴィオール]|おい、人の話は最後まで…~
…行ってしまった。▼~
結構落ち込んでいるように見えたな。~
大丈夫だろうか…▼~
***支援B [#kcede24c]
:[ヴィオール]|ティアモくん。最近、元気がない~
ように思えるのだが。▼~
:[ティアモ]|そうですか? あたしは元気ですよ。~
戦場でもいつも以上に…▼~
:[ヴィオール]|悩み事は、忍ぶれど色に出るもの。▼~
一目にはいつものごとき可憐な花も~
人知れず見せるその顔は憂いに満ちて…▼~
:[ティアモ]|…それも風の噂ですか?▼~
:[ヴィオール]|まさか。君の心の苦しみは~
吹けば飛ぶようなものではないだろう。▼~
:[ティアモ]|…だったら、よかったです。~
あんまり人に知られたくないですから。▼~
:[ヴィオール]|なぜだ?▼~
:[ティアモ]|だって、悩んでるのを人に知られるのって~
なんだか負けたみたいじゃないですか。▼~
:[ヴィオール]|なるほど、負けたみたいか。~
勝負に例えるのはティアモくんらしい。▼~
しかし、それならなぜ私に?▼~
:[ティアモ]|…ヴィオールさんには~
大丈夫な気がしたんです。▼~
はっきり言い過ぎるこの性格も~
うまく受けとめてくれそうで。▼~
:[ヴィオール]|ほほう。~
…なるほど、罪作りなものだな、私も。▼~
それは私への秘めたる想いの表れ、~
平たく言えば愛の告白…▼~
:[ティアモ]|違います。▼~
:[ヴィオール]|そんな、はっきりと~
否定しなくとも…▼~
まあよい。私でよければ~
いつでも話にきたまえ。▼~
その麗しき顔に~
かげりは似合わぬからな。▼~
:[ティアモ]|はい!▼~
***支援A [#r92752b2]
:[ティアモ]|ヴィオールさん!▼~
:[ヴィオール]|やあティアモくん~
今日も変わらず麗しき姿だね。▼~
:[ティアモ]|ふふふ…相変わらずですね。~
少しいいですか?▼~
:[ヴィオール]|君に対して閉じているわが心の扉はないさ。~
どうしたのかね?▼~
:[ティアモ]|今日はちょっとお礼を言いたくて。▼~
:[ヴィオール]|お礼?▼~
:[ティアモ]|はい。最近、けっこう吹っ切れてきたんです。~
もう色々と思い悩むのはやめようって。▼~
:[ヴィオール]|ほう。それは良かった。~
だが、私は何もしていないぞ。▼~
:[ティアモ]|いえ、あたしの話を~
色々と聞いてくださいました。▼~
ヴィオールさんに話をしているうちに~
自分の中でも整理がつくようになって▼~
そうしたらモヤモヤした感じが~
なくなってきて▼~
悪いところは悪いところで改める、~
それでいいって思えるようになったんです。▼~
:[ヴィオール]|…悩みは人に話せば~
その半分は解決するとも言う。▼~
君の麗しい姿に生気を取り戻すことに~
私がお役に立てたのならうれしいよ。▼~
:[ティアモ]|ええ、人に知ってもらえてる。~
それだけでも楽になれました。▼~
あたしってバカですね。人に知られたら~
負けたみたいなんて言っていて。▼~
:[ヴィオール]|他の者にも、その素直さで接することだ。▼~
大輪の花は、その姿を多くの者に見せることで~
より光り輝くというものだよ。▼~
:[ティアモ]|はい、ありがとうございます。~
ヴィオールさんに相談してよかったです。▼~
:[ヴィオール]|うむ、その気持ち、~
やはり私に対する…▼~
:[ティアモ]|だから違いますって。▼~
***支援S [#a960fdba]
:[ティアモ]|ふわぁぁぁっ。▼~
:[ヴィオール]|ははは、これは朝から~
貴重なものを見てしまったな。▼~
:[ティアモ]|はっ! ヴィオールさん…!~
い、いたなら言ってくださいよ。▼~
:[ヴィオール]|ふむ…残念。▼~
:[ティアモ]|な、ななななんですか…!▼~
:[ヴィオール]|大あくびをしていたから涙のひとつも~
こぼれているかと思ったのだが。▼~
:[ティアモ]|あくびの涙なんて拭って~
うれしいですか?▼~
:[ヴィオール]|どんな涙も、君のものならば~
千万の宝石に優るよ。▼~
:[ティアモ]|またそんなことを言って。~
誰にでも同じことを言ってるんでしょう?▼~
:[ヴィオール]|おやおや、私はどうやらずいぶんと~
誤解されてしまっているようだね。▼~
:[ティアモ]|誤解じゃありません。▼~
昨日もその前も、毎日毎日~
違う女性に声をかけてるじゃないですか。▼~
あたし以外の人の悩みも~
毎日聞いてあげてるんじゃないですか~?▼~
:[ヴィオール]|ほほう。ティアモくん。それは嫉妬かね。~
やはりティアモくんは私に……▼~
:[ティアモ]|……▼~
:[ヴィオール]|ん? いつものように~
『違います!』と否定しないのかい?▼~
:[ティアモ]|最近、ちょっと思うようになったんです。~
ひょっとしたら…違わないかもって。▼~
え、あれ? 何言ってんだろ…あたし。~
ごめんなさい。今のは忘れて……▼~
:[ヴィオール]|いや、聞き捨てにはできんよ。~
今の言葉で私も決心がついた。▼~
:[ティアモ]|決心?▼~
:[ヴィオール]|君にこれを渡すべきか否か~
ずいぶん迷っていたのだが…。▼~
:[ティアモ]|ゆ、指輪じゃないですか!▼~
:[ヴィオール]|私の心からの想いの表れだ。~
私と、結婚して欲しい。▼~
:[ティアモ]|……▼~
:[ヴィオール]|君の想いが私になかったことは~
知っている。▼~
君が想いをよせていた相手は~
われらが軍の大将、そうだね。▼~
:[ティアモ]|ど、どうしてそれを?▼~
:[ヴィオール]|私はいつも君を見ていたからさ。~
喜べる時も悩める時も。▼~
だから悩みを打ち明けてくれた時は~
正直、うれしかった。▼~
:[ティアモ]|ヴィオールさん……▼~
知りませんでした。あたしのこと、~
そこまで見ててくれてたなんて。▼~
:[ヴィオール]|…ようやく君の心は私に対して~
門戸を開いてくれたようだ。▼~
この指輪、~
受け取ってくれるね。▼~
:[ティアモ]|はい…。▼~
これからもずっと~
あたしの悩みを聞いてくださいね。▼~
:[ヴィオール]|もちろんだとも。前にも言っただろう。~
君に対して閉じている扉はないさ。▼~
**ノノ [#ee8c2baf]
***支援C [#h8e343ee]
:[ノノ]|うぅ…ぐすっ。
転んですりむいちゃった…▼~
:[ヴィオール]|おや、怪我をしてしまったようだね。~
見せてもらっていいかな?▼~
:[ノノ]|う、うん。▼~
:[ヴィオール]|ふんふん、これをこうして…と。▼~
これでだいじょうぶだよ。~
応急手当をしておいたからね。▼~
:[ノノ]|ありがとう!▼~
:[ヴィオール]|礼にはおよびませんよ、ノノくん。▼~
:[ノノ]|ノノくん…かぁ。~
前から思ってたんだけど、▼~
ノノは女の子なのに、~
どうしてくん付けで呼ぶの?▼~
:[ヴィオール]|おっと失礼。これは私が相手を呼ぶ時の~
癖のようなものでね。▼~
もしかしてお気に召さないのかな?▼~
:[ノノ]|うーん…でも、ノノはノノだから、~
ノノって呼んで欲しいな。▼~
:[ヴィオール]|滅相もない。私が他人を呼び捨てにするなど~
貴族的な流儀に反するよ。▼~
特にノノくんにはね。▼~
:[ノノ]|えー! どうして?▼~
:[ヴィオール]|ノノくんは千年を超えて生きているだろう?~
我々の偉大な祖先と同じときを過ごしていて、▼~
いわば神にも近いような人だ。~
そんな人を呼び捨てにすることなどできないよ。▼~
:[ノノ]|…ノノ、なんだかすごく~
おばあさんになった気分…▼~
:[ヴィオール]|何を言うんだね! ノノくんは~
今でも若く、華麗に美しいではないか!▼~
:[ノノ]|えへへ、そうかな?~
ノノ、美しい?▼~
:[ヴィオール]|あぁ、その通りだよ。▼~
:[ノノ]|ヴィオールもかっこいいよね。~
さすが女たらしの優男って感じ?▼~
:[ヴィオール]|ノ、ノノくん!? どこでそのような~
下品な言葉を覚えてきたんだい!?▼~
:[ノノ]|え、みんな言ってるよ?▼~
:[ヴィオール]|なんと! それは心外だ!▼~
***支援B [#h93e0a3c]
:[ノノ]|はぁ…おなか空いたな…~
お食事まだかな…▼~
:[ヴィオール]|! 空腹とは良くないな。~
すぐに食べるものをお持ちしよう。▼~
~
(ヴィオール退場)~
:[ノノ]|えっ、ヴィオール!?~
どこ行くの? ヴィオールぅー!!!▼~
…あ、戻ってきた。~
~
(ヴィオール登場)~
:[ヴィオール]|お待たせしてすまないね。~
野菜をわけてもらってきたよ、華麗にね。▼~
:[ノノ]|あ…ありがとう、ヴィオール。~
でも…ごめんね。▼~
ノノ…お野菜あんまり好きじゃないの…▼~
:[ヴィオール]|なんと! それはすまなかったね。~
ではすぐに他の物を取りに…!▼~
:[ノノ]|待って、ヴィオール!▼~
ノノ、食べ物を取ってきてくれるより、~
お食事の時間まで▼~
ヴィオールがいっしょに~
遊んでくれるほうがうれしいな。▼~
:[ヴィオール]|そうか。では…なにをして遊ぼうか?▼~
:[ノノ]|竜おいかけっこ。▼~
:[ヴィオール]|えー…それは、~
どのような遊びなのかな?▼~
:[ノノ]|竜になったノノがヴィオールを~
追いかけて、捕まったら負けだよ!▼~
:[ヴィオール]|…おぉう…それはまた、~
人生の終わりを予感させる遊びだね。▼~
:[ノノ]|はい、じゃあノノが一万数えるあいだに~
ヴィオールは隠れてね。▼~
:[ヴィオール]|い、一万…?~
これが時間感覚の違いなのか…?▼~
:[ノノ]|いくよぉ、い~ち…にぃ~…~
さぁ~ん、しぃ~…▼~
:[ヴィオール]|あぁ…まるで命の残り時間を~
数えられているような気分だね…▼~
悪いが、本気で逃げさせてもらうよ!~
私も、命は惜しいからね…!!▼~
***支援A [#hb57ff91]
:[ノノ]|あはは。今日も楽しかったね、~
竜おいかけっこ。▼~
:[ヴィオール]|きょ…今日も華麗に寿命が縮んだよ。~
本当に…喰われるかと思った…!!▼~
:[ノノ]|何か言った? ヴィオール。▼~
:[ヴィオール]|い…いや! ノノくんは本当に~
遊ぶのが好きなんだねと言ったのだよ。▼~
:[ノノ]|うん、ノノ、遊ぶの大好き!▼~
だって長い間、誰も~
ノノと遊んでくれなかったから。▼~
でも、この軍の人たちは~
みんな遊んでくれるから大好き!!▼~
:[ヴィオール]|そうか…それは辛かったね。~
優雅に心中お察しするよ。▼~
:[ノノ]|ありがとう! じゃあヴィオール、~
これからもずーっとノノと遊んでね!▼~
えへへ…竜追いかけっこ楽しいし、~
ノノ、いっぱい遊べてうれしいよ!▼~
:[ヴィオール]|これから…ずっと…竜追いかけっこ…~
命がいくつあっても足りないね…▼~
しかし、私はこの笑顔を裏切れない…!▼~
:[ノノ]|ヴィオール?~
なにぶつぶつ言ってるの?▼~
:[ヴィオール]|あ…ノノくんが喜んでくれれば、~
私も貴族的に嬉しいと言ったのだよ。▼~
:[ノノ]|そっかぁ!! ヴィオールも~
竜追いかけっこが気に入ったんだね!▼~
:[ヴィオール]|えっ!?▼~
:[ノノ]|もー、それならもっと早く~
言ってくれればいいのにー!▼~
仕方ないないなぁ…~
今日だけもう一回してあげるね!▼~
いーち、にーい、さーん…▼~
:[ヴィオール]|ひぃー!! またしても~
死のカウントが始まってしまったよ!?▼~
ちょちょちょっと待ってくれノノくん!~
ノノくーーーん!?▼~
:[ノノ]|なぁに、ヴィオール?▼~
:[ヴィオール]|あ…あの、竜追いかけっこも良いのだが、~
もっとほかの遊びも模索してみないかね?▼~
その…あまり竜石をたくさん使うと~
ノノくんが疲れてしまうだろう?▼~
:[ノノ]|ううん! ノノ、ヴィオールのためなら~
頑張れるから大丈夫だよ!▼~
よーん、ごー、ろーく…▼~
:[ヴィオール]|あああ…なんと要らない心遣いを!!▼~
はぁ…もうわかったよ。~
ノノくんがそこまで言うのなら▼~
私もノノくんのために全力で~
お相手させていただこう!!▼~
~
(ヴィオール退場)~
:[ノノ]|なーな、はーち、きゅーう、じゅーう…▼~
***支援S [#t6c0c168]
:[ノノ]|………▼~
:[ヴィオール]|どうしたんだい、ノノくん。~
今日は竜追いかけっこはしないのかね?▼~
:[ノノ]|うん。▼~
:[ヴィオール]|なんと! ノノくんが~
そんなことを言うとは、貴族的に意外だね!▼~
私としては嬉しい限りなのだが…▼~
も、もしや、何か別の遊びでも~
考えついたのかな…?▼~
:[ノノ]|ノノ、結婚したい。▼~
:[ヴィオール]|ほっ…結婚ごっこか。~
うん、なかなか安全な遊びで良いではないか!▼~
それでは私は牧師の役でもしようかな?~
華麗で優雅な牧師を演じきって見せよう。▼~
:[ノノ]|違う! ヴィオールは~
花婿さんでしょ!▼~
:[ヴィオール]|なんと!? 花婿とな!?▼~
うーん、ごっこ遊びとはいえ~
ノノくんの花婿というのは不思議な気分だ…▼~
:[ノノ]|だから、違うってば!~
ごっこ遊びでもないの!▼~
:[ヴィオール]|ごっこ遊びでもない…?~
ノノくん、まさか…!▼~
:[ノノ]|うん! ノノ、ヴィオールと~
結婚したいの! 駄目?▼~
:[ヴィオール]|な、なななんと!?~
本気の求婚だったのかい!?▼~
:[ノノ]|そうだよ!!▼~
毎日あんなに追いかけてたのに~
気付かないなんて、ヴィオールの鈍感!▼~
:[ヴィオール]|確かに嫌というほど追いかけられたが、~
あれはただの鬼ごっこではないか!▼~
:[ノノ]|…ヴィオール、ノノのこと嫌い…?▼~
:[ヴィオール]|う…! そ…そんなことは…▼~
:[ノノ]|じゃあ好きなんだね!~
よかった! ノノも大好きだよ!▼~
:[ヴィオール]|うぅ…そういうことでも…▼~
:[ノノ]|あのね…ノノ、~
ずっと前からヴィオールのことが好きだったの。▼~
ノノはずっと一人だったから、~
ヴィオールが遊んでくれて嬉しかったんだよ?▼~
ヴィオールがノノの寂しい気持ちを~
追い払ってくれたの!▼~
だから、これからずっと一緒にいられたら~
とっても嬉しい!▼~
:[ヴィオール]|…ノノくん。▼~
…わかったよ。確かに君といる時間は~
私にとっても悪いものではなかった。▼~
君がそこまで言うなら~
私もその気持ちに応えようではないか。▼~
結婚しようか、ノノくん。~
ごっこ遊びなんかではなく、本当に。▼~
:[ノノ]|ほんとに!? やったー!!▼~
じゃあ指輪買いに行こうよ!~
結婚する人同士は指輪を渡すんでしょ!?▼~
:[ヴィオール]|そうだね。貴族的で品のある、~
華麗にして優雅な指輪を求めに行こう!▼~
:[ノノ]|すごーい!~
ノノ、とってもたのしみー!▼~
**リベラ [#xb082463]
***支援C [#y0575f3d]
:[リベラ]|…この人数で行軍すると~
廃棄物もそれなりの分量になりますね。▼~
少々手伝うとしましょうか。~
むっ、なかなか重いですね…▼~
…? 急に、軽く…?▼~
:[ヴィオール]|君の細い腕に~
このようなものは似合わないね。▼~
:[リベラ]|ヴィオールさん…?▼~
:[ヴィオール]|これは私が運んでおこう。~
その代わり君には、これを。▼~
:[リベラ]|これは…薔薇を、私に?~
ありがとうございます…。▼~
:[ヴィオール]|こんな廃棄物の臭いよりも、~
薔薇の香りの方が相応しいだろう?▼~
君のような、美しい女性にはね。▼~
:[リベラ]|………▼~
:[ヴィオール]|どうかしたのかね、リベラくん?▼~
:[リベラ]|…私はこれでも男です。▼~
よく見てから声をかけてくださいね。~
ヴィオールさん…。▼~
:[ヴィオール]|ははは! リベラくんは~
冗談がお好きなのか…▼~
…い、いや…そう言われれば…~
あらためて見ると…!▼~
:[リベラ]|時折間違えられることがあるのです。~
紛らわしくて申し訳ありません。▼~
:[ヴィオール]|あ、謝ることなどない。~
私が勝手に誤解しただけなのだ。▼~
それにしても、なんたる不覚…~
この私が性別を見誤るとは…!▼~
:[リベラ]|あの…だいじょうぶですか?▼~
:[ヴィオール]|おぉ、その憂いを帯びた瞳も美しい…~
が、男なのだな…むうぅ…!▼~
:[リベラ]|はい…すみません…。▼~
***支援B [#i7849ad0]
:[リベラ]|ヴィオールさん、~
頬が少し腫れているようですが…▼~
誰かに殴られたのですか…?▼~
:[ヴィオール]|あぁ、リベラくんか。~
なに、これは些細な恋の傷だよ。▼~
さるご婦人を口説いたあと、~
男か女か訊ねてみたら、▼~
目にも止まらぬ速さで~
平手が飛んできたのだよ…!▼~
:[リベラ]|それは…災難でしたね。▼~
:[ヴィオール]|君を女性と間違えて以来、▼~
すっかり人の性別を~
疑うようになってしまった…。▼~
君は本当に~
罪作りな人だよ。▼~
:[リベラ]|申し訳ありません…。▼~
:[ヴィオール]|しかし…この美しい肌といい、~
絹のような髪といい、▼~
普通の生活をしていてこうなるとは~
到底思えないね。▼~
リベラくんは大層育ちが良いと~
お見受けするよ。▼~
さぞかし高貴な家の~
ご令嬢…失礼。▼~
ご令息なのだろう?▼~
:[リベラ]|…私はそのような~
高貴な生まれではありませんよ。▼~
貧しい家庭に生まれ、~
両親に疎まれながら育ちました。▼~
聖職者となるまでは~
辛い思い出ばかりですよ…。▼~
:[ヴィオール]|なんと…!~
それは失礼した…。▼~
しかし、あまりにも意外なことだ。▼~
そうか。君は恵まれた庭園ではなく~
過酷な地で育まれた薔薇であったか。▼~
美しさの中に強さを感じさせるのは~
そのためか…なるほどね。▼~
:[リベラ]|そんなに褒められると…~
少し、照れてしまいますね。▼~
:[ヴィオール]|む…どうか顔を赤らめないでくれ。▼~
男…男。~
リベラくんは男…!!▼~
:[リベラ]|ふふふっ。~
ヴィオールさんは面白い方ですね。▼~
:[ヴィオール]|あぁ…、そのように~
微笑まないでくれたまえ…!▼~
本当に…もったいないよ…。▼~
***支援A [#e9ff7a74]
:[リベラ]|…さて、始めるとしますか。▼~
:[ヴィオール]|ごきげんよう、リベラ君。~
…おや、何だねこの丸太の山は。▼~
:[リベラ]|あぁ、ヴィオールさん。▼~
実は近くの教会で、~
薪が不足していると聞きまして。▼~
私でお力になれないかと思って、~
今から薪割りをしようとしていたのですよ。▼~
:[ヴィオール]|なんと! リベラくんは顔だけではなく、~
その心まで美しいのだね…!▼~
このヴィオール、感激したよ。~
ぜひ私にも薪割りを手伝わせてくれたまえ。▼~
:[リベラ]|本当ですか?~
ありがとうございます…!▼~
:[ヴィオール]|不分、礼には及ばないよ。~
それでは早速始めようか。▼~
:[ヴィオール]|はぁ、はぁ…!~
リ、リベラくん…!▼~
そ、そろそろ休憩に…しないかい?~
私は…つ、疲れてしまったよ…!▼~
:[リベラ]|何を言っているのですか。~
まだ半分も終わっていませんよ?▼~
:[ヴィオール]|なんと…?!▼~
もう何時間も割り続けているというのに…~
まだ…半分以下とは…!▼~
薪割りにしては少々~
過酷すぎやしないかね?!▼~
というかその前に、誰がこんなに~
凶悪なまでに大量の丸太を▼~
拾ってきたのだね!?▼~
:[リベラ]|私ですよ?▼~
:[ヴィオール]|えっ…!?この量を、一人で…!?~
み…見かけによらずたくましいのだね…。▼~
:[リベラ]|はい、私はこれでも男ですから。▼~
…あ、ヴィオールさん、~
そこの丸太を取ってもらえますか?▼~
:[ヴィオール]|あぁ、これだね。~
くっ…! 結構重いな…▼~
よいしょ…っと、うわっ!?▼~
:[リベラ]|ヴィオールさん! 危ない!!▼~
:[ヴィオール]|………!!~
…おや? 転んでいない?▼~
確か重さに耐えかねて~
転倒してしまったはずなのだが…▼~
:[リベラ]|…平気ですか、ヴィオールさん。▼~
:[ヴィオール]|リ、リベラくん!?~
もしかして君が支えてくれたのかね!?▼~
:[リベラ]|はい。…お怪我はありませんか?▼~
:[ヴィオール]|…も、もちろんだよ。▼~
:[リベラ]|良かった…。▼~
やはり少し休憩を挟みましょう。~
無理をさせてすみませんでした。▼~
:[ヴィオール]|あぁ…何だろう…~
この頼りがいのある感じは…。▼~
なんだか今、リベラくんがとても~
雄々しく見えてしまったよ…。▼~
:[リベラ]|?? 何かおっしゃいましたか?▼~
:[ヴィオール]|あ…いや、その…。▼~
今後は友人として、君のことを~
頼りにさせてもらうよ…リベラくん。▼~
:[リベラ]|はい、それでは今後とも~
よろしくお願い致しますね…!▼~
…ふふっ。▼~
:[ヴィオール]|くっ…~
雄々しく見えたとは言っても…▼~
やはり可憐だ…!▼~
**サーリャ [#g243f76f]
***支援C [#pae17897]
:[サーリャ]|…………▼~
:[ヴィオール]|…………▼~
:[サーリャ]|…猫になりなさい。▼~
:[ヴィオール]|ふにゃ~お。▼~
:[サーリャ]|うふふ…上手よ。次の呪いは…~
深い眠りの淵へといざなう…▼~
:[ヴィオール]|ぐぅ…▼~
:[サーリャ]|うふ…うふふふ…こんなに呪術に~
耐性のない人は初めて…逸材だわ。▼~
:[ヴィオール]|ぐぅ…おぉう、これは…~
美しい…すぐ、に…婚礼の…むにゃ。▼~
:[サーリャ]|…目覚めなさい。▼~
:[ヴィオール]|はっ。私としたことが、~
こんなところで眠ってしまうとは…▼~
しかし惜しいことをした。~
もう少しで誓いの口づけを▼~
交わすことができたというのに。~
甘美な夢は幻のごとく…か。▼~
:[サーリャ]|…………▼~
:[ヴィオール]|おっと、これはサーリャくん。~
私に何かご用かな?▼~
:[サーリャ]|貴方…いいわ。▼~
:[ヴィオール]|なんと、まさか君のような~
美しいご婦人からそのような▼~
麗しの言葉をいただけるとは。~
先ほどの夢は正夢だったということか。▼~
:[サーリャ]|…くだらないことを言ってないで~
向こうの小川に橋でも架けなさい…▼~
:[ヴィオール]|…はっ、仰せのままに。▼~
:[サーリャ]|うふふ…すごいわ…難しい呪術も~
おもしろいように成功する…。▼~
***支援B [#w4562471]
:[サーリャ]|…営舎の壁を直しなさい…▼~
:[ヴィオール]|はっ。▼~
:[サーリャ]|千人分の兵糧を…調達しなさい。▼~
:[ヴィオール]|はっ。▼~
:[サーリャ]|次は…どうしようかしら…▼~
:[ヴィオール]|なんなりとお申し付けください。▼~
:[サーリャ]|!? 貴方…今なんて?▼~
:[ヴィオール]|なんなりとお申し付けください、と。▼~
:[サーリャ]|待ちなさい…貴方、これまでの~
行ないを…自覚しているの…?▼~
:[ヴィオール]|えぇ、もちろん。▼~
:[サーリャ]|そんなはずは…呪いにかけられた者は~
その間の記憶などもたないはず…▼~
:[ヴィオール]|おっと…呪いとは、~
そういう仕組みだったか。▼~
なにぶん、こういうことは~
初めての経験なものでね。▼~
:[サーリャ]|貴方まさか…~
呪いにかかったふりを…!?▼~
なぜ…そんなことを…~
私を馬鹿にしているの…?▼~
:[ヴィオール]|まさか。女性の要求には~
否を申さぬ主義なのだよ、私は。▼~
:[サーリャ]|だったら、私が言えば、貴方~
私のために命を投げ出せるの?▼~
:[ヴィオール]|必要とあらば。▼~
:[サーリャ]|必要…それでごまかしたつもり?~
口ほどにもないのね…つまらない。▼~
:[ヴィオール]|私は戯れは言っても~
偽りを口にすることはない。▼~
時が来れば、~
おのずとわかるさ。▼~
:[サーリャ]|…ふん…▼~
***支援A [#geabcffd]
:[サーリャ]|貴方…馬鹿なの…!▼~
:[ヴィオール]|お叱りはごもっとも…~
もう少しうまく対処するつもりだったが▼~
無様な姿を見せてしまった。~
淑女の前で情けない…▼~
:[サーリャ]|そういうことを~
言ってるんじゃないわ!▼~
どうして…?▼~
:[ヴィオール]|…何か不思議なことでも?▼~
:[サーリャ]|どうして、私なんかをかばったの?~
敵に…刺されてまで…!▼~
:[ヴィオール]|決まっている。~
必要があったからさ。▼~
:[サーリャ]|私が…命をかけられるのかって…~
言ったから?▼~
:[ヴィオール]|そういう…ことになるかな。▼~
:[サーリャ]|なぜ…そんなことが~
…できてしまうの?▼~
自ら命をかけてまで…~
呪術を使っても不可能なのに…▼~
呪われてもいない貴方が…~
なぜ…?▼~
:[ヴィオール]|…私はかつて、多くの人間の命を~
預かる立場にいた。▼~
しかしヴァルム帝国の侵攻を~
止めることができず…▼~
守るべき人たちを不幸にしてしまった。~
許されざる罪を背負ったのだ。▼~
だから、誰かが自分に~
なにかを求めるのであれば…▼~
それに応える生き方をしよう、~
そう心に誓ったのだよ。▼~
たとえそれが、意味のない~
贖罪だったとしても…ね。▼~
:[サーリャ]|…理解できないわ。▼~
:[ヴィオール]|ははっ、正直な人だ。~
だが、そこがまたいい。▼~
:[サーリャ]|…なんだというの、貴方は…▼~
:[ヴィオール]|この通り、~
非の打ちどころのない紳士だが?▼~
:[サーリャ]|死にそうに青白い顔をして…~
紳士が聞いてあきれるわ…▼~
:[ヴィオール]|これは手厳しい。~
しかしそれもまた魅力的で…▼~
:[サーリャ]|…もういいわ。~
その軽い口を閉じなさい…▼~
重い傷口といっしょに~
縫い合わされたくなければね…▼~
***支援S [#n1e916b7]
:[ヴィオール]|サーリャくん。~
先日の愛情深き看護、とても感動した。▼~
ついては、返礼にこんなものを~
用意してみたのだが▼~
受け取っていただけるかな?▼~
:[サーリャ]|…指輪…? それを贈ることが…~
どういう意味かわかっているの…?▼~
:[ヴィオール]|もちろん。君のために~
命を投げ出すという約束を果たすため▼~
常にそばにいてその機会を待つのが~
最善だと考えたのだよ。▼~
:[サーリャ]|…ひとつ聞くけど…もし私以外の人間が~
命を投げ出せと言っていたとしても…▼~
貴方は同じことをするの…?▼~
:[ヴィオール]|いや…ここしばらく、~
それについて考えてみたが…▼~
どうやら私は、君のためでなければ~
命までは投げ出せないようだ。▼~
:[サーリャ]|…なぜ、私なの…?▼~
:[ヴィオール]|男と女が惹かれ合うことに~
理由を求めるのは無粋というもの。▼~
ただ、強いて言うのであれば~
君の優しさに惹かれた。▼~
:[サーリャ]|私が、優しい…? 冗談でしょう。▼~
:[ヴィオール]|君が私に橋を架けさせたのは~
近くの子どもたちのため。▼~
営舎の壁の修復や、兵糧の調達は~
この軍のため。▼~
自分の意のままに動く男を使って~
他人の利益を考えた君は▼~
とても優しく…~
すばらしい女性だと思う。▼~
そんな君と交わした約束は~
私にとって最高の名誉になる。▼~
:[サーリャ]|そう…でも、悪いけど…~
約束は破棄するわ…▼~
:[ヴィオール]|おっと…私から名誉を奪うと~
おっしゃるか。▼~
:[サーリャ]|代わりに…~
新しい約束をあげる…▼~
これからは…~
私のために…生きなさい。▼~
:[ヴィオール]|! それで、よろしいのか?▼~
:[サーリャ]|えぇ…ただし…この約束は~
永遠に失効することはないわよ。▼~
:[ヴィオール]|それこそまさに私の望みとするところ。~
このヴィオール、身命を賭して▼~
君のために生き続けることを~
約束しよう。▼~
**オリヴィエ [#n001de2f]
***支援C [#ke5d0a85]
:[オリヴィエ]|た~らら~たんたん♪▼~
:[ヴィオール]|ほう…▼~
:[オリヴィエ]|えっ…! だ、誰ですか…!?▼~
:[ヴィオール]|おっと、これは失礼。~
驚かせてしまったかな?▼~
:[オリヴィエ]|あ…よかった…~
ヴィオールさんでしたか…▼~
:[ヴィオール]|おやおや、ずいぶんと~
信頼されているようだね。▼~
この場合、男としては~
喜ぶべきか否か。▼~
:[オリヴィエ]|え…? なんですか…?▼~
:[ヴィオール]|いや、気にしないでくれたまえ。~
それより今の踊りだが…▼~
なぜひとりで踊っていたのかな?~
どうやら独学のようだが。▼~
:[オリヴィエ]|! わかるんですか…!~
この踊りがふたりで踊るものだって。▼~
:[ヴィオール]|いささか心得があるものでね。▼~
:[オリヴィエ]|あの…もしご迷惑じゃなければ、~
踊り方を教えてくれませんか。▼~
ヴィオールさんの言う通り、~
この踊りは独学で…▼~
ひとりではこれ以上きちんと~
踊るのは無理だと思っていたんです…▼~
:[ヴィオール]|女性からの誘いを断るなど~
紳士にはあり得ぬこと。▼~
喜んで、講師を勤めさせていただこう。▼~
:[オリヴィエ]|はい…!~
ありがとうございます…!▼~
***支援B [#sol7748b]
:[ヴィオール]|そう、次は前、前、うしろ。▼~
:[オリヴィエ]|こ、こうですか?▼~
:[ヴィオール]|おぉう、すばらしい。~
並々ならぬ上達ぶりだ。▼~
:[オリヴィエ]|うふふ、ヴィオールさんの教え方が~
すごく丁寧なおかげです…▼~
:[ヴィオール]|女性を扱うのは、ひな鳥をなでる~
ごとく…を心がけているのでね。▼~
:[オリヴィエ]|ひな鳥…私がまだこどもだから~
優しくしてくれてるということですか…?▼~
:[ヴィオール]|おやおや、こちらのお嬢さんはまだ、
自分の魅力に気づいていないらしい。▼~
:[オリヴィエ]|魅力…?~
そんなもの、私には…▼~
:[ヴィオール]|その奥ゆかしさこそ、君が持つ~
もっとも美しい魅力のひとつだろう。▼~
:[オリヴィエ]|そ、そうですか…?▼~
:[ヴィオール]|そうだとも。▼~
だからこそ君の踊りは~
多くのものに勇気を与える。▼~
もっと自分に自信をもつことだ。~
そうすれば美しさはさらに増すだろう。▼~
:[オリヴィエ]|ありがとうございます…▼~
そ、そういう風に言ってもらえると~
お世辞でも、うれしいです…~
:[ヴィオール]|お世辞などではないぞ。~
私はいつも心の底から本音で語っている。▼~
:[オリヴィエ]|うふふ…だめですよ。▼~
他の女性にもそんな感じで~
語っているの、知っていますから…▼~
:[ヴィオール]|もちろん他の女性にも~
本音で語っているぞ。▼~
:[オリヴィエ]|…な、なんかあやしいですけど…~
そういうことにしておきます…▼~
:[ヴィオール]|うむ。それでよい。~
さぁ、続けるぞ。▼~
:[オリヴィエ]|はい…!▼~
***支援A [#nb065b5a]
:[オリヴィエ]|ららら~ら~たたん、たん♪▼~
:[ヴィオール]|おや、これはオリヴィエくん。~
今日はひとりで練習かな?▼~
:[オリヴィエ]|あ、ヴィオールさん…▼~
この前教えてもらったことを~
復習しておこうと思って…▼~
:[ヴィオール]|でも、やはりひとりでは~
うまくいかない。そうだろう?▼~
:[オリヴィエ]|は、はい…~
よくわかりましたね…▼~
:[ヴィオール]|当然だ。私が教えたのだから。▼~
では、私にもう一度、~
共に踊る栄誉を与えていただけるかな?▼~
:[オリヴィエ]|はい…でも…▼~
:[ヴィオール]|どうした?▼~
:[オリヴィエ]|あの…ヴィオールさんはお上手だから~
いいんですけど…▼~
それより下手な他の方と~
踊ることを考えると…▼~
:[ヴィオール]|ひとりでもある程度~
踊れた方がいい、ということかな?▼~
:[オリヴィエ]|はい…▼~
:[ヴィオール]|ふむ、そうだったね。~
では…この距離で踊るとしよう。▼~
手は触れずとも、~
踊りを教えることはできる。▼~
:[オリヴィエ]|よ、よろしくお願いします…!▼~
:[ヴィオール]|では…▼~
:|'''(暗転)'''
:[オリヴィエ]|やっぱり…いっしょに踊る人がいると~
気持ちや感覚が全然違いますね。▼~
:[ヴィオール]|ふたり用の踊りだからな。~
そういうものであろう。▼~
:[オリヴィエ]|ヴィオールさん、~
ありがとうございます…▼~
:[ヴィオール]|なんだね、あらたまって?▼~
:[オリヴィエ]|この踊りを教えてもらったおかげで~
また一つ踊りに自信が持てました…▼~
でも、本当に踊りが~
お上手なんですね…▼~
:[ヴィオール]|当然だ。私の体に流れる~
高貴な血がこの優雅な踊りを…▼~
:[オリヴィエ]|はぁ…それさえなければ~
もっと素敵なんですけど…▼~
:[ヴィオール]|ん? なにか言ったか?▼~
:[オリヴィエ]|い、いえ…!▼~
さ、改めてお願いします。~
ヴィオール先生…!▼~
***支援S [#f9b99e0f]
:[オリヴィエ]|はぁ…▼~
:[ヴィオール]|そのような悲しいため息は、~
君には似合わないよ。▼~
:[オリヴィエ]|ヴィ、ヴィオールさん…!▼~
:[ヴィオール]|君の悲しいため息の原因が~
もしこの私にあるのなら…▼~
それを取り除く機会を~
与えてはもらえないだろうか?▼~
:[オリヴィエ]|私のことなんて…~
放っておいてください。▼~
:[ヴィオール]|心より愛する人の涙を拭えぬなら~
私は死を選ぶよ。▼~
:[オリヴィエ]|こ、心から愛するって…~
またそんなことを言って…▼~
:[ヴィオール]|信じてもらえぬのか?▼~
:[オリヴィエ]|だって、他の女の人にも…▼~
:[ヴィオール]|言ったことはないぞ。▼~
:[オリヴィエ]|本当に?▼~
:[ヴィオール]|もちろん、一度たりとも。▼~
:[オリヴィエ]|でも、よく結婚しようって…▼~
:[ヴィオール]|心から愛するとは言ってない。▼~
:[オリヴィエ]|それは、そうですけど…▼~
:[ヴィオール]|もっとも、君が私のことを~
どう思っているかは分からないが。▼~
:[オリヴィエ]|わ、私も…好きです。~
ヴィオールさんのこと…▼~
:[ヴィオール]|では、これを…受け取ってくれるね?▼~
:[オリヴィエ]|指輪…!これを、私に?▼~
:[ヴィオール]|うむ。よく似合っている。▼~
:[オリヴィエ]|うれしい…です。▼~
:[ヴィオール]|やっと笑ってくれたね。▼~
その笑顔のまま、~
私と踊っていただけるかな?▼~
:[オリヴィエ]|はい…喜んで。▼~
**セルジュ [#b3d67fe8]
***支援C [#t0e06003]
:[セルジュ]|ヴィオールさん、そろそろ~
訓練のお時間ですわ。▼~
:[ヴィオール]|おや、もうそんな時間かね。~
では準備を…▼~
:[セルジュ]|もう終わっています。~
さぁ、すぐに行きますよ。▼~
:[ヴィオール]|いつもながら、手際のいいことだ。~
さすがだね。▼~
:[セルジュ]|褒めてもなにも出ませんよ。▼~
:[ヴィオール]|いや、冗談で言っているのではない。~
本心からそう思っているのだよ。▼~
私が領地を奪われてさえいなければ、~
今頃君は──▼~
:[セルジュ]|それはヴィオールさんも同じでしょう?~
そんなことは言っても詮ないこと。▼~
今は、目の前にある現実と~
いかに向き合うかが全てですわ。▼~
:[ヴィオール]|目の前の現実か。~
そういう意味でいうならば、セルジュくん。▼~
君はもう自由だ。~
私に付き従う必要などない。▼~
私たちを主従として器は~
壊れてしまったのだからね。▼~
:[セルジュ]|私はあなたが領主だから~
付き従っているのではありません。▼~
:[ヴィオール]|! まさか…君は私を~
愛してしまったのか?▼~
:[セルジュ]|…冗談も度が過ぎると~
ミネルヴァちゃんに噛みつかせますわよ。▼~
:[ヴィオール]|うむ、私が悪かった。~
命だけは助けてくれたまえ。▼~
***支援B [#o57bb896]
:[ヴィオール]|……………▼~
:[セルジュ]|まだ…悔やんでおられるのですか?▼~
:[ヴィオール]|おや、セルジュくんか。~
何のことだね?▼~
私は先日出会った御婦人への~
口説き文句に悩んでいたところだよ。▼~
:[セルジュ]|それが本当なら、ミネルヴァちゃんに~
噛みつかせるだけですが…▼~
本当は、ヴァルムに領地を奪われた責任を…~
感じていらっしゃるのですね。▼~
:[ヴィオール]|笑ってくれていいよ。~
こんな情けない男を。▼~
:[セルジュ]|…笑えるわけないでしょう。~
ヴァルム帝国の侵攻に屈したことに▼~
誰よりも苦しんだのが誰かを…~
もっとも間近で見てきたというのに。▼~
もしヴィオールさんを笑う者がいれば、~
ミネルヴァちゃんと一緒に成敗しますわ。▼~
:[ヴィオール]|嬉しいことを言ってくれるね。~
忠義だけで言える台詞ではない。▼~
やはり、~
君は私を愛してしまっていたのか…▼~
:[セルジュ]|…うふふ。▼~
:[ヴィオール]|おぉう、その刺すような冷たい笑み、~
久しぶりに見た気がするよ。▼~
:[セルジュ]|冗談はさておき…あなたのことだから~
あれは仕方のないことだと言っても▼~
ご自分を責めるのをやめては~
くださらないのでしょう?▼~
:[ヴィオール]|自分を許す理由を見つけるのが~
こんなに難しいとは思わなかったよ。▼~
:[セルジュ]|そうでしょうね…ヴィオールさんなら。~
でも、ひとつだけ約束してください。▼~
御自分の命を軽んじ、~
自暴自棄になるのだけはおやめください。▼~
:[ヴィオール]|…わかった、約束しよう。~
その代わりと言ってはなんだが…▼~
もしセルジュくんが私のもとを離れたいと~
思ったそのときは▼~
自分のことだけを考えて~
決断してくれたまえ。▼~
間違っても、私のことを気にかけて~
決断を鈍らせるのはやめたまえよ。▼~
:[セルジュ]|あら、そんなこと言われるまでも~
ありませんわ。▼~
:[ヴィオール]|そ、そうか…ならばいい。▼~
…少しくらいは、私のことで~
気持ちを鈍らせても構わないのだよ?▼~
:[セルジュ]|御心配なく。▼~
***支援A [#e0f5ed82]
:[ヴィオール]|今、私たちの故郷は~
どうなっているのだろうね…▼~
:[セルジュ]|それを知るためにも、一刻も早く~
この戦いを終わらせませんと。▼~
:[ヴィオール]|戦いが終わったら…セルジュくんは~
どうするつもりなんだね?▼~
:[セルジュ]|もちろん、ヴィオール領の再復のために~
帰郷するつもりでおりますわ。▼~
ヴィオールさんは?~
どうなさるおつもりですの?▼~
:[ヴィオール]|我が領には私が必要だよ。~
当然、私も戻るつもりだ。▼~
:[セルジュ]|それで、よろしいのですか?~
あの地はヴィオールさんにとって▼~
あまりにつらい思い出ばかりが~
刻まれているのでは?▼~
:[ヴィオール]|それ以上に、幸福な記憶も数多く~
刻みこまれているよ。▼~
そのほとんどの場面で、~
セルジュくん…君が共にいる。▼~
私という人間にとっての最大の幸福は~
君と巡り合えたことなのだろうね。▼~
:[セルジュ]|あらあら。口説く相手を間違えてますわよ、~
ヴィオールさん。▼~
:[ヴィオール]|ふむ…まじめに感謝の気持ちを~
伝えるのも、難しいものだね。▼~
これも日頃の行いが招いた~
天罰というものだろうか。▼~
:[セルジュ]|まじめに向き合うには、~
私たちは近づき過ぎましたわ。▼~
:[ヴィオール]|ふっ…そうかもしれないな。▼~
***支援S [#hffac500]
:[セルジュ]|ヴィオールさん。~
出立の時間ですわ。▼~
:[ヴィオール]|私たちの新たな門出の?▼~
:[セルジュ]|寝言は~
夜におひとりでお願いしますわ。▼~
:[ヴィオール]|最近は悪夢にうなされてばかりだよ。~
ひとり寝が長いせいかな?▼~
:[セルジュ]|そんなこと、知りませんよ。~
早くいい人を見つけてください。▼~
:[ヴィオール]|私に愛想を尽かさずについてきてくれる~
奇特な女性がいるだろうか?▼~
:[セルジュ]|この世界には星の数ほど女性が~
いるのですから、ひとりくらいは…▼~
:[ヴィオール]|そのひとりが、君である可能性は?▼~
:[セルジュ]|ヴィオールさん…先日も言った通り、~
私たちは近づき過ぎましたわ。▼~
:[ヴィオール]|そう、近づいた。~
我が半身と思えるほど…ね。▼~
私にとってはもっとも大切な、~
分かち難い存在だ。▼~
そのような相手とは、~
今生ではもう二度と巡り会えまい。▼~
:[セルジュ]|誰を相手に使うつもりで準備していた~
口説き文句なのかしら。▼~
:[ヴィオール]|君なら知っていると思うが、~
私はとても準備が苦手な男だ。▼~
:[セルジュ]|…そうでしたわね。▼~
:[ヴィオール]|そんな私が、口説き文句と…~
こんなものを準備してきた。▼~
:[セルジュ]|それは…▼~
:[ヴィオール]|結婚指輪だよ。これで少しは、~
私の本気が伝わったかな?▼~
:[セルジュ]|…ええ、痛いほど。▼~
:[ヴィオール]|受け止めてもらえるかな?~
なかなかに重いだろうが。▼~
:[セルジュ]|ふふ…そうですわね。▼~
あなたを受け止められるのはきっと、~
私だけでしょうから…▼~
でも、浮気は許しませんよ。~
こう見えて私、嫉妬深い女ですから。▼~
:[ヴィオール]|も、もちろんだとも。▼~
:[セルジュ]|ミネルヴァちゃん。ヴィオールさんのこと~
しっかり見張ってちょうだいね。▼~
:[ヴィオール]|そ、そう吼えたてないでくれたまえ。~
しあわせな気分が台無しになる。▼~
:[セルジュ]|うふふ。▼~
**ウード(親子) [#u4e1aa01]
***支援C [#r0546866]
:[ウード]|はぁ…今日は空気が悪い…。~
朝から体が疼いて仕方ないぜ…▼~
……くっ!? この感じは何だ…!?~
血の騒ぎ方が…いつもと…違う!?▼~
:[ヴィオール]|ウードくん、何をしているのかね?▼~
:[ウード]|父さん…! 来るな!~
今の俺に近づくんじゃない…!!▼~
:[ヴィオール]|ど、どうしたんだい!?▼~
:[ウード]|俺の中に眠る英雄の血が、~
獲物を求めているんだ…!▼~
今の俺に近づいたら…相手が例え~
父さんでも、手加減ができない…っ!!▼~
お願いだ、これ以上来ないでくれ!~
俺は父さんを…傷つけたくない!!▼~
:[ヴィオール]|なんと!? もしかして君は…~
誰かに操られているのかい!?▼~
:[ウード]|あぁ…。この俺が自らの血如きに~
踊らされるなど…なんたる不覚…!▼~
ぐ…うっ! 静まれ…!~
静まってくれ、俺の血よ……!!▼~
:[ヴィオール]|!? 苦しいのかい!?▼~
では、すぐにリズくんを呼んでこよう!~
それまで華麗に辛抱するのだよ!!▼~
:[ウード]|えぇっ!? 母さんを!?~
えっと……。えぇっとー…▼~
…ふっ。それには及ばない。~
この程度の身体の疼きなど…▼~
:|'''(ヴィオール退場)'''
:[ウード]|あと数刻もすれば消え去るだろう…。~
俺はこのようなことには慣れている…って、▼~
…ちょっと父さん!?~
本当に母さん呼びに行っちまったのか!?▼~
あー…。どうしよう。▼~
***支援B [#fc804422]
:[ウード]|あのー…。~
父さん、まだ怒ってるか?▼~
:[ヴィオール]|至極当たり前だろう!?▼~
君がいきなり苦しみ出すから、~
私もリズくんも、心配したのだよ!?▼~
まぁ無事なら良かったんだが…。~
あの妙な設定の芝居は何だね!?▼~
:[ウード]|妙な設定って何だよ! 俺が頑張って~
考えたみたいに言うのやめろって!▼~
俺は正真正銘、英雄の血を宿した~
選ばれし希望の戦士、なんだからな!▼~
:[ヴィオール]|なんと…聞いている方が~
恥ずかしくなるような肩書きだね…▼~
:[ウード]|ふん…恥ずかしいとは心外だな!~
まぁ父さんは、俺から見れば▼~
十数年も昔の人だから、~
わかんないのかもな~…この感覚が。▼~
:[ヴィオール]|むぅ…それは心外だな…▼~
…!! ウードくん、伏せたまえ!▼~
:[ウード]|へっ!?▼~
:[ヴィオール]|…ぐっ!!▼~
:[ウード]|父さん! 肩に矢が…!!▼~
:[ヴィオール]|くっ…! 敵兵の奇襲だね…!~
なんと卑怯な真似を…▼~
悔しいが、ここは逃げよう!~
まだ伏兵がいたら厄介だからね。▼~
:[ウード]|……っ!!▼~
(暗転)~
:[ヴィオール]|ふふん。ここまで来れば平気だろう。~
我ながら賢明な判断だったようだ…▼~
:[ウード]|……して……だ…▼~
:[ヴィオール]|何だね?▼~
:[ウード]|どうして…どうして俺なんか庇ったんだよ!!~
死んだらどうするんだ!▼~
父さんはいつもそうだ! あの時だって、~
俺のことさえ気にしなければ…!!▼~
:[ヴィオール]|…あの時、とは何のことかな?~
また何かのお芝居なのかい?▼~
:[ウード]|うっ…うぅっ…!!▼~
:[ヴィオール]|なんと! 泣いているのかい?!~
一体どうしたんだねウードくん…▼~
:[ウード]|……………何でもない。▼~
今のも妙な設定の芝居だから。~
だから…気にするなよ。▼~
それより、その傷治さないとな。~
すぐに母さんを呼んで来るから、待っててくれ。▼~
:[ヴィオール]|そ、そうか…▼~
***支援A [#ic9a11e8]
:[ウード]|父さん、肩の傷…大丈夫か?▼~
:[ヴィオール]|もちろうんだよ。これしきの傷、~
三日も経てば優雅に治ってしまうよ。。▼~
:[ウード]|そうか…良かった。▼~
また俺のせいで父さんが死んだら~
どうしようかと思ったぜ…▼~
:[ヴィオール]|また? 君はこの前もそう言っていたね。~
やはり、お芝居ではなかったようだ。▼~
もしかして、未来の私は…~
君を庇って死んだのかい…?▼~
:[ウード]|………そうだ。父さんは俺のせいで…▼~
俺が屍兵の攻撃を避けられなかったせいで、~
死んじまったんだ…!▼~
:[ヴィオール]|…やっぱり、そうであったか。▼~
:[ウード]|だから、この前はつい取り乱しちまった。▼~
父さんが未来で死んだときと、~
この前の状況が、あまりにも似てたから…▼~
:[ヴィオール]|…そうか。私としたことが、~
辛いことを思い出させてしまったね。▼~
それに…未来で君に寂しい思いもさせて~
申し訳なく思うよ…▼~
:[ウード]|……!! 父さん…!▼~
…あ、安心してくれよ!~
俺は寂しいなんて思ったことないぜ!?▼~
何たって俺の中には父さんと母さんがいる。~
大切な二人がくれた血が流れてるから。▼~
俺を産んでくれた英雄と、~
俺を生かしてくれた英雄の血がな。▼~
:[ヴィオール]|ウードくん…。……おや!?~
それじゃ君の言う英雄の血とは…▼~
私とリズくんの血のことだったのかい!?~
私たちの血はそんなに騒ぐのか…!▼~
:[ウード]|……まぁ、騒ぐって言うのは~
かっこいいから言ってるだけなんだけど…▼~
:[ヴィオール]|何だね?▼~
:[ウード]|い、いや! 何でもない!~
とにかく、俺はこの血に誇りを持ってる。▼~
この血がある限り、俺は無敵だ。~
なんでもできるっていう気分になるんだ。▼~
両親が果たせなかった願いだって、~
俺が代わりに果たしてみせる!▼~
俺がこの世界に来たからには~
今度こそ死なせないぜ、父さん!▼~
:[ヴィオール]|そうか…。感謝するよ。▼~
君は、未来の私の想いを~
受け継いでくれているのだね…▼~
:[ウード]|あぁ、そうだぜ…!▼~
くっ…また血が騒いできた…!▼~
どうした父さん…! 過去の自分を~
前にして、感情がたかぶっているのか…!?▼~
:[ヴィオール]|えぇと…。いつもの調子に~
戻ったのはいいのだけれど、▼~
あまり私とリズくんの血で~
遊ばないでくれたまえよ…▼~
**アズール(親子) [#h7c23679]
***支援C [#c3bee014]
:[アズール]|はぁ…もうちょっとでお姉さんと~
お茶の約束ができたのにー。▼~
父さんったら何で止めに来るのー?▼~
:[ヴィオール]|もうすぐ行軍の時間だからね。~
もう諦めたまえ。▼~
時間を忘れて女性に声をかけていた~
君が悪いのだよ?▼~
:[アズール]|あ、そうだったね。ごめんなさーい。~
よーし、今日もいっちょ頑張るかぁー!▼~
:[ヴィオール]|…………▼~
:[アズール]|ん? どしたの、父さん。~
僕の顔に何かついてる?▼~
:[ヴィオール]|…いや。君は未来にいた時から~
そんな感じだったのかと不思議に思ってね。▼~
:[アズール]|そんな感じ、って?▼~
:[ヴィオール]|絶望に支配されていたという未来から~
来た割には、悩みが無さそうというか…▼~
ルキナくんが持っている~
強い使命感や決意のようなものが、▼~
君からは微塵も感じられないのだよ。▼~
:[アズール]|えー!? ちょっと何それ!~
僕だってちゃんとした使命ぐらいあるよ!▼~
:[ヴィオール]|なんと! それは失礼した。~
君はどんな使命を持っているんだい?▼~
:[アズール]|えへへ。そりゃもちろん、~
大勢の女の子たちにモテることだよー!▼~
:[ヴィオール]|じょ、女性にモテること!?~
…それがアズールくんの使命かね?▼~
それがわざわざ過去に来てまで、~
成し遂げる使命なのかね!?▼~
:[アズール]|やだ。父さんったら僕の使命を~
そんな大声で…恥ずかしいよ。▼~
:[ヴィオール]|急に恥じらわないでくれたまえ。~
気持ちが悪いではないか!▼~
:[アズール]|気持ち悪いだなんてひどいなー。~
母さんが恥じらったら喜ぶくせにー。▼~
:[ヴィオール]|うっ…~
そ…それとこれとは話が別だ!▼~
あぁ…君の相手をしていると疲れるね…。~
私は先に行かせてもらうよ…▼~
:|'''(ヴィオール退場)'''
:[アズール]|…………▼~
…はは。悩みが無さそう、ねぇ…~
父さんもなかなかキツいこと言うなぁー…▼~
***支援B [#u7688637]
:[アズール]|いたたた…参ったなぁ…これ。~
こんなんじゃ戻れないよ…▼~
:[ヴィオール]|アズールくん、どうしたんだね?▼~
:[アズール]|うわっ!? と、父さん!?~
えーと…ちょっと可愛い子見かけちゃってさ!▼~
:[ヴィオール]|ふむ…嘘だね。明らかに傷を庇っている。~
この辺りに、怪我をしているだろう?▼~
:[アズール]|いっ…! 痛い痛い! 痛いよ…!~
もう、父さんったら乱暴なんだから…▼~
:[ヴィオール]|なんと…酷い傷ではないか…!~
どうしてすぐに言わなかったのだい!?▼~
:[アズール]|えー。だってそんなかっこ悪いところ、~
女の子に見られたらまずいじゃない?
:[ヴィオール]|…いい加減にしたまえよ!!▼~
:[アズール]|父さん…?▼~
:[ヴィオール]|君は、こんな時まで女性の話かね!?~
ふざけるのも大概にしたまえ!!▼~
本当に、何のためにこの時代に来たんだね!?~
ルキナくんは必死で戦っているというのに…▼~
…正直、見損なったよ。~
君は戦争というものをわかっていないようだ。▼~
:[アズール]|………▼~
知った風な口きかないでよ…▼~
わかってないのは、父さんの方だよ…!▼~
:[ヴィオール]|なんだね…?▼~
:[アズール]|僕が本当に、女の子にモテたいだけなら、~
こんなところまで来てないよ。▼~
毎日毎日、明日死んじゃうんじゃないかって~
思いながら…戦ったりなんかしてないよ!!▼~
:[ヴィオール]|…アズールくん?▼~
:[アズール]|僕、これでも未来では期待されてたんだよ。~
毎日毎日、屍兵を倒し続けてたから。▼~
皆の期待を背負ってるのに、~
弱いところなんて、見せられない。▼~
あの世界で…辛いのはみんな同じなのに、~
僕だけ弱音を吐くなんて、できない。▼~
父さんがいなくても、~
母さんが死んじゃっても、大丈夫だって…▼~
いつも笑って、何でもないよって顔して~
戦い続けるしかなかったんだよ…!!▼~
:[ヴィオール]|…………▼~
:[アズール]|…父さんは僕に~
悩みが無さそうだって言うけど、▼~
今だって…苦しいとか辛いとか~
まったく思わないなんてこと、無い。▼~
ただ、それを見せたくない…ううん、~
見せられなかっただけなんだ。▼~
それが父さんの気に障ったのなら~
謝るよ…ごめんなさい。▼~
:[ヴィオール]|…いや…▼~
:[アズール]|あと…心配してくれて、ありがと。~
この傷、ちゃんと治してもらってくるから…▼~
:|'''(アズール退場)'''
:[ヴィオール]|………▼~
…悪いことを言ってしまったようだね。▼~
***支援A [#i5be6c05]
:[ヴィオール]|アズールくん。少し話が…▼~
:[アズール]|あっ、父さん! 見て見て、この前の傷。~
ちゃんと治してもらったんだよー。▼~
:[ヴィオール]|なんと…それは良かったね。▼~
:[アズール]|うん、心配かけてごめんねー。▼~
:[ヴィオール]|いや…私も、この前は無神経なことを~
言ってしまって、すまなかったよ。▼~
君は立派に戦っていたのに、~
何も分かっていないなどと言ってしまって…▼~
:[アズール]|あぁ、なんだそんなこと。~
いいんだよ、僕も悪かったんだし。▼~
:[ヴィオール]|だがね…▼~
:[アズール]|…笑ってよ、父さん。▼~
:[ヴィオール]|ん?▼~
:[アズール]|そんな神妙な顔してたら、暗くなっちゃうよ。~
笑って笑ってー。ほらほらー。▼~
:[ヴィオール]|あはは…! く、くすぐらないでくれたまえ…!▼~
:[アズール]|ははは! さすが父さん。いい笑顔だね。~
父さんにはずっと笑ってて欲しいなー。▼~
僕、みんなが笑顔でいられるような~
世界を取り戻すために、ここに来たんだから。▼~
:[ヴィオール]|…それが君の、本当の使命なのかい?▼~
:[アズール]|そうだよー。この前は嘘ついてごめんね。▼~
でも…これからは、~
父さんには本音を話すって決めたから。▼~
:[ヴィオール]|そうかい…それは良かったよ。▼~
:[アズール]|でも、僕が本音を話しだすと~
うっとうしいかもよー?▼~
こう見えて僕、すぐ落ち込むし。~
かなり後ろ向きだし、すぐ泣くし。▼~
特にナンパに失敗した時なんかは~
目も当てられない感じになるし、なんてね。▼~
:[ヴィオール]|…アズールくん。そうやってもう無理に~
私を笑わそうとしなくても良いのだよ。▼~
:[アズール]|笑いを取ろうとしたわけじゃないよー。~
僕が女の子を好きなのは本当だし!▼~
:[ヴィオール]|…それなら良いんだがね。~
女性が好きな点については私も同意するよ。▼~
とにかく、私も…君が強がらずに~
いられる世界を取り戻すよ。華麗にね。▼~
未来で死んだ私の分まで、君を守ろう~
だから辛い時は私に頼るといい。▼~
:[アズール]|…父さん…▼~
…ありがとう! 父さんったら~
そんなに僕のこと考えてくれてるんだ…!▼~
:[ヴィオール]|わっ…首にしがみつかないでくれたまえ…!~
く、苦しいではないか…!▼~
:[アズール]|だって、父さんがそんなこと言うなんて~
思わなかったんだもん…▼~
僕も父さんを守るよ。今度こそ…~
父さんを死なせたりなんかしない。▼~
だから…もう僕を置いていかないでね…▼~
:[ヴィオール]|わ、わかったから…手を緩めてくれ…~
今まさに置いて逝きそうではないか…!▼~
**ブレディ(親子) [#ge4cf8da]
***支援C [#y1b9799d]
:[ブレディ]|さぁ、紅茶が入ったぞ。父さん。▼~
えーと…これは何とかいう地方で採れた~
何とかいう茶葉だな。まぁ、高いやつだ。▼~
:[ヴィオール]|えっと…▼~
:[ブレディ]|なんだ、何か足りないのか!?~
茶菓子か!? スコーン的なアレか!?▼~
ちっ…あいにく今日はそこまで~
用意できていない。すまないな、父さん。▼~
:[ヴィオール]|ちょっと、ブレディくん…▼~
:[ブレディ]|なんだよてめぇは! 早く飲めよ!~
紅茶は冷めるとおいしくないんだぞ!!▼~
:[ヴィオール]|す…すまない!~
有難くいただこう…!▼~
………それでだね、ブレディくん。▼~
:[ブレディ]|あぁ?▼~
:[ヴィオール]|どうして私たちは、こんなところで~
優雅に茶会など開いているのかな?▼~
:[ブレディ]|なんでって…父さんの日課なんだろ?~
昼下がりに紅茶を飲むの。▼~
:[ヴィオール]|なんと! 素晴らしく貴族的な日課だが…~
私は普段そのようなことはしていないよ。▼~
:[ブレディ]|なにぃ!? じゃあさっき母さんが▼~
『お父さんの日課に付き合ってきて~
差し上げなさい』って言ったのは嘘かよ!▼~
:[ヴィオール]|私に紅茶を飲む日課がない限り、~
そういうことになるね。▼~
:[ブレディ]|あの野郎ーーー!~
俺で遊びやがったなーーー!▼~
:[ヴィオール]|マリアベルくんは、君に何を言ったんだい?▼~
:[ブレディ]|…いや、父さんは気にしなくていい。~
俺は今から母さんに話をつけに行く。▼~
父さんはゆっくり茶でも飲んでいてくれ。~
じゃあな!!▼~
:|'''(ブレディ、一瞬消える)'''
:[ブレディ]|…忘れてた。ポットにはこれをかぶせておけ。~
紅茶が冷めにくくなる。▼~
:|'''(ブレディ退場)'''
:[ヴィオール]|ちょ、ちょっと君…!?~
…一体何がしたかったんだ…?▼~
***支援B [#q59593b2]
:[ブレディ]|この前は悪かったな、父さん。▼~
:[ヴィオール]|この前って…あぁ、紅茶のことかい?~
謝るほどのことではないよ。▼~
ブレディくんとゆっくり話ができて、~
私は楽しかったのだからね。▼~
:[ブレディ]|なら良かったけどよ…~
結局一人で茶をさせちまったからな。▼~
今日は詫びの気持ちを込めて、~
バイオリンを演奏しようと思う。▼~
:[ヴィオール]|えぇっ!?▼~
:[ブレディ]|父さんに謝る時はバイオリン演奏が~
必須だと聞いたんだが…▼~
:[ヴィオール]|な、何なんだねその謝罪方法は!?▼~
:[ブレディ]|バイオリンで立て続けに三曲演奏したのち~
その場で宙返りをすれば▼~
父さんは手を叩いて大喜びする、と…▼~
:[ヴィオール]|それが本当なら~
私はとんでもないアホではないか!▼~
…ブレディくん、~
よく聞きたまえよ。▼~
私はそんな謝罪を受けたことは無いし、~
宙返りを見て大喜びしたことも無い。▼~
またマリアベルくんに~
遊ばれたのだよ、君は。▼~
:[ブレディ]|はぁあ!? またかよ!!~
あの野郎、一度ならず二度までも…!▼~
:|'''(ブレディ消える)'''
:[ヴィオール]|待ちたまえ、ブレディくん。▼~
:|'''(ブレディ再登場)'''
:[ブレディ]|…んだよ、父さん。▼~
:[ヴィオール]|せっかく私のところに来たんだ。~
今日はゆっくり話でもしようではないか。▼~
それに…こんなことでもないと、君は~
私と話しになんか来なかっただろう?▼~
:[ブレディ]|……ちっ。母さんのやつ、~
こうなることを読んでやがったな…▼~
ふん。あいつの思惑どおりなのは~
気に食わねぇが…▼~
父さんと話すのは、悪くない。▼~
:[ヴィオール]|おぉう、嬉しいことをいってくれるね。▼~
***支援A [#b5cca3e6]
:[ブレディ]|…それでな、母さんの奴~
他のことでも俺をおちょくりやがって…▼~
:[ヴィオール]|ふふん…▼~
:[ブレディ]|んだよ、父さん。~
今のはまだ笑うトコじゃねぇぞ。▼~
:[ヴィオール]|…いや、君と仲良くなれて~
良かったと思ってね。▼~
初めて君を見た時は、正直~
『この子が私の息子かね!?』と思うほど▼~
怖い顔をしていたものだから。▼~
:[ブレディ]|悪かったな。こんな怖い息子で。▼~
ま、本当に気に入らねぇんだったら~
『本物』をもっと上手く教育してやるこった。▼~
:[ヴィオール]|本物とは…この時代の君のことかね?▼~
:[ブレディ]|あぁ、そうだよ。~
俺はあんたの本物の息子じゃねーからな。▼~
:[ヴィオール]|………▼~
…ブレディくん。▼~
:[ブレディ]|…何だお前、なんつー顔してんだよ。~
俺に気ぃ遣う必要なんかねぇよ。▼~
俺は他の奴みたいに~
この時代の自分に嫉妬なんかしない。▼~
所詮は別物だ。本物が産まれたら、~
俺のことを忘れちまっても恨まねぇよ。▼~
:[ヴィオール]|それは本気で言っているのかね?~
せっかく仲良くなったというのに、▼~
息子が産まれたから忘れるだなんてこと、~
私は絶対にしないよ。▼~
確かに君は私の本当の息子ではないが、~
他人だなどということはもっとないのだよ。▼~
ブレディくんは私の大切な友人で、~
私の決めた最初の息子、なのだからね。▼~
:[ブレディ]|………父さん。▼~
…んだよ、泣かないでおこうと思ったのに。~
何てこと言いやがんだ…▼~
父さん…忘れてくれって言ったのは嘘だ。~
…覚えててくれよ。俺のこと。▼~
俺と友達になったこと。~
俺みたいな奴がいたこと。…いいよな?▼~
:[ヴィオール]|当たり前だよ。~
忘れられるわけがないだろう。▼~
覚えているとも、ずっと。未来で死んでしまった~
君の本当のお父上の分まで…ね。▼~
:[ブレディ]|…あぁ。▼~
…もし俺より先に死にやがったら、~
墓に嫌というほど紅茶をかけた上に▼~
バイオリンで三曲演奏して~
宙返りをしてやるからな。覚悟しろ。▼~
:[ヴィオール]|なんと! それは、~
絶対に死ぬわけにはいかないね。▼~
**デジェル(親子) [#t3960dd3]
***支援C [#n1500eee]
:[デジェル]|父さん、今時間ある?~
ちょっと手合わせしてくれないかしら。▼~
:[ヴィオール]|…デジェルくん。すまないのだが…~
今日は手合わせはちょっと…▼~
:[デジェル]|と、父さんどうしたの!?~
顔も真っ青だし、脂汗もひどいわ!▼~
:[ヴィオール]|ふふん、大丈夫…だよ…~
ちょっとお腹が痛むだけで…うぅっ!▼~
:[デジェル]|お腹!? どこかケガでもしてるの!?~
くっ…いったい誰がこんなことを…!▼~
:[ヴィオール]|今日の食事…▼~
:[デジェル]|へっ?▼~
:[ヴィオール]|今日の食事を食べたら…~
なぜかこうなったのだよ…▼~
みんなも今、同じような症状で苦しんでいる…~
デジェルくんも…気をつけたまえ…▼~
:[デジェル]|……………▼~
:[ヴィオール]|うぅ…ソワレくんの料理も酷いが…~
今日のはもっと酷い…いったい誰が…▼~
:[デジェル]|…私よ。▼~
:[ヴィオール]|な、なんと!▼~
:[デジェル]|……ごめんなさい。~
おいしくできたと…思ったんだけど。▼~
:[ヴィオール]|き、気にしないでくれたまえ!▼~
私はおいしくいただいたよ、うん。~
この腹痛はおそらく偶然なのだよ…▼~
:[デジェル]|嘘よ! さっき皆も同じ症状だって~
言ってたじゃない!▼~
父さんのうそつきーーー! わーーーん!!▼~
:[ヴィオール]|あ…! デジェルくん…!▼~
お…追いかけないと…いけない、けど…~
お腹が…華麗にズキズキと痛むよ…▼~
***支援B [#y0113e6a]
:[デジェル]|はっ!! はあっ! でやあぁぁっ!!▼~
:[ヴィオール]|今日はいつもよりも~
激しい訓練だね、デジェルくん。▼~
:[デジェル]|えぇ。食事当番ができない分、~
実戦でみんなの役に立たないと。▼~
:[ヴィオール]|なんと! もう食事当番は~
やらないと言うのかい?▼~
:[デジェル]|あんな結果になったんだから、当然よ。~
父さんも見たでしょう、あの後の戦闘。▼~
みんなが腹痛をこらえながら~
生まれたての小鹿のような足取りで▼~
敵に向かっていく姿を…!▼~
:[ヴィオール]|あれは…非常に美しくなかったね…▼~
でも、次は上手くいくかもしれないではないか。~
私はまた食したいよ、君の料理をね。▼~
:[デジェル]|…ダメよ!!▼~
:[ヴィオール]|デジェルくん…?▼~
:[デジェル]|だって、また失敗したらどうするの?~
もし私の料理を食べて父さんが死んだら?▼~
私の料理で、また未来でのような~
惨劇が繰り返されたらと思うと…!▼~
そんなの私…耐えられない!▼~
:[ヴィオール]|あのぅ…。惨劇というのは~
少々大袈裟なのではないかな…?▼~
:[デジェル]|父さんはあの光景を知らないから、~
そんなことが言えるのよ…!▼~
:[ヴィオール]|…す、すまなかったね。それじゃあ、~
お詫びに私が料理を教えて差し上げよう。▼~
だから元気を出したまえ。~
上手くできたら、皆に食べてもらおう?▼~
:[デジェル]|う…うん…わかったわ…。~
ありがとう、父さん…▼~
***支援A [#uff089c7]
:[ヴィオール]|…うん、優雅な香りのスープだね。~
よく頑張ったよ、デジェルくん。▼~
これならきっと、~
皆に喜んでもらえるだろう。▼~
:[デジェル]|ありがとう。~
父さんの教えが良かったおかげよ。▼~
父さんたら、すごく手際がいいんだもの。~
料理ができるなんて知らなかったわ。▼~
:[ヴィオール]|ふふん。ソワレくんは料理ができないからね。~
結婚してから華麗に練習したんだよ。▼~
:[デジェル]|そうだったんだ。~
仲良しなのね。父さんと母さん。▼~
:[ヴィオール]|その通りだよ。▼~
:[デジェル]|…………▼~
…ふふっ。▼~
:[ヴィオール]|何かおかしかったかね?▼~
:[デジェル]|なんかね、こうしてると~
普通の親子みたいだなって思って。▼~
私は、父さんってどんなものか~
知らなかったから…こういうの、嬉しい。▼~
:[ヴィオール]|………▼~
デジェルくん…▼~
:[デジェル]|…なんてね。~
ちょっとしんみりしちゃったわ。▼~
さ、試食試食!▼~
:[ヴィオール]|…デジェルくん、君はいつも~
気丈で強い面しか見せてはくれないが、▼~
私の前では…~
もっと甘えても良いのだぞ。▼~
:[デジェル]|父さん…。ありがとう…。~
じゃあお言葉に甘えて…▼~
:[ヴィオール]|ふふん、何でも言ってくれたまえ。▼~
:[デジェル]|私にもっと料理を教えて!~
このスープ、土みたいな味がする…▼~
:[ヴィオール]|……そうか。~
…………土か。▼~
:[デジェル]|うん…▼~
:[ヴィオール]|大丈夫だよ、デジェルくん。~
食べ物の味になるまで…付き合うから…▼~
:[デジェル]|うん……!▼~
**セレナ(親子) [#u23bc87f]
***支援C [#i5407876]
:[セレナ]|ねぇ父さん、あたしとデートしない?▼~
:[ヴィオール]|なんと! これまたどうして?▼~
:[セレナ]|なによ! 娘が父親と出かけるのに~
理由がいるわけー?▼~
娘からのデートのお誘いって言ったら、~
大抵の父親は泣いて喜ぶんだから!▼~
:[ヴィオール]|まぁ…確かに娘と出かけるのに~
悪い気はしないものだね。▼~
セレナくんは、どこに行きたいのかな?▼~
:[セレナ]|えっとね、この先にある町にいきたいの。~
可愛いお洋服のお店がいっぱいあったのよ!▼~
:[ヴィオール]|ほう…洋服が好きなんだね。~
セレナくんもお年頃というわけだ。▼~
:[セレナ]|あはは、今は父さんだって~
あたしとあんまり年変わらないじゃない。▼~
:[ヴィオール]|ふふん、確かにそうだね。▼~
:[セレナ]|…ねぇ父さん、今こうやって並んで歩くと~
あたしたちきっと、恋人同士に見えるわね…▼~
:[ヴィオール]|なっ…!? 何を言い出すんだね!?▼~
:[セレナ]|あ…あたしなんかが隣じゃ…嫌かな?~
やっぱり母さんの方がいい?▼~
:[ヴィオール]|いやいやいや! そのようなことは無いよ!~
セレナくんはとても見目麗しいし!▼~
むしろ隣にいてくれて光栄だ!▼~
:[セレナ]|ほんとに!? うれしい!▼~
ねぇ父さん…あたし、町に行ったら~
欲しいものがあるんだけど…▼~
買って欲しいって言ったら…困る?~
母さんに悪いかなぁ…?▼~
:[ヴィオール]|悪くない! ちっとも悪くないぞ!~
私が華麗に何でも買って差し上げよう!▼~
だから、顔を曇らせないでくれたまえ。▼~
:[セレナ]|うん!ありがとう、父さん!~
だーいすきー!▼~
:[ヴィオール]|そうかそうか! ははは…▼~
:[セレナ]|……ふふ、ちょろいもんだわ。▼~
***支援B [#a2637f43]
:[セレナ]|父さん、この前はありがとー。▼~
いっぱいあたしの欲しいもの買ってくれて、~
とっても嬉しかったわ。▼~
:[ヴィオール]|…まさかあんなに買わされるとは…。~
どこで物のねだり方を覚えてきたのだ…▼~
:[セレナ]|ねぇ父さん聞いてるー?▼~
:[ヴィオール]|も、もちろん聞いているよ!▼~
:[セレナ]|良かった! …ねぇ、あたしまた~
父さんとデートしたいなぁ?▼~
実は素敵な装飾品のお店を見つけたの!~
すぐそこの町にあるんだけど…▼~
:[ヴィオール]|だ…ダメだ!▼~
:[セレナ]|えっ…なんで?~
あたし…何か悪いことしちゃった…かな?▼~
:[ヴィオール]|うっ…! そんな目で見ないでくれたまえ!~
ダメなものはダメなのだよ…!▼~
このまま物を買い与えたら~
セレナくんのためにならないからね…!▼~
:[セレナ]|ちっ…▼~
:[ヴィオール]|ひいぃ…! 何だねその殺気は…!▼~
別に買わないと~
言っているわけではないのだよ?!▼~
:[セレナ]|えっ、ほんと?▼~
:[ヴィオール]|あぁ。軍のために手伝いをしてきたら~
そのご褒美として、▼~
セレナくんの欲しいものを~
ひとつだけ買ってあげようではないか。▼~
:[セレナ]|はぁあ!? お手伝い~!?~
信じらんない! 子供かっつーの!▼~
:[ヴィオール]|現に子供だろう!▼~
…いいかいセレナくん。若いうちの苦労は~
買ってでもしろという言葉があってだな…▼~
:[セレナ]|苦労なら未来で嫌ってほど~
してきたんだけどー?▼~
:[ヴィオール]|ぐっ…! と、とにかく私はもう、~
むやみに物を買い与えることはしないのだよ。▼~
欲しいものがあるなら、~
手伝いのひとつでもしてきてくれたまえ。▼~
:[セレナ]|あーはいはい、やりゃあいいんでしょー?▼~
その代わり、ちゃんとできたら~
あたしの欲しいもの買ってよねー!▼~
:[ヴィオール]|あぁ、まかせてくれたまえ。▼~
***支援A [#a1482b39]
:[セレナ]|これをこうして…こう。~
…あっ! また壊れたー!▼~
もーーー! なんで何もかも~
うまくいかないわけーーー!?▼~
:[ヴィオール]|…セレナくん?~
何をしているんだい?▼~
:[セレナ]|!! 父さん…。~
何って、武器の整備してんのよ…▼~
軍の手伝いしろって言ったでしょ…。~
だからその…▼~
:[ヴィオール]|なるほど…。それにしても、~
芸術的なまでの壊しっぷりだね…▼~
:[セレナ]|…だって、磨こうと思ったら~
勝手に壊れるんだもん。▼~
どーせあたしは…母さんみたいに~
何でもできる子じゃないわよ…▼~
:[ヴィオール]|セレナくん…?▼~
:[セレナ]|お料理しようと思ったら焦がしちゃうし、~
薪割りも天幕張りも全然できないし、▼~
手伝いどころか~
みんなに迷惑かけちゃったわ…▼~
父さんも、あの母さんの娘が~
あたしみたいなのでがっかりしたでしょ?▼~
:[ヴィオール]|……………▼~
:[セレナ]|何よ。言いたいことあるなら言えば?▼~
:[ヴィオール]|…がっかりなど、していないよ。~
私は君が来てくれて、とても嬉しい。▼~
:[セレナ]|…はぁ!? そんな嘘なんかついて~
あたしのことバカにしてんの!?▼~
今までみんな、あたしが何か失敗すると~
母さんと比べて役立たずだって言ったもの!▼~
母さんの一番近くにいた父さんが、~
同じこと思わないはずないわ!▼~
:[ヴィオール]|…私は君を誰かと比べたりなどしないよ。~
だって、セレナくんはセレナくんだろう?▼~
それに、他の誰でもない、~
大切な…私の娘だからね。▼~
:[セレナ]|…!!▼~
:[ヴィオール]|私はセレナくんのことが大好きだよ。~
何があっても君の味方でいる。▼~
だから…二度とそのようなことを~
言わないでくれたまえ。▼~
私の方が悲しくなってしまうよ?▼~
:[セレナ]|……………!▼~
う…うぅ…! ご…ごめんなさい…!~
ぅわぁぁぁぁぁん…!▼~
:[ヴィオール]|よしよし…辛い思いをしてきたのだね…。~
苦労しろなどと言って、悪かったよ。▼~
お手伝いは失敗したけれど、~
欲しがっていた装飾品は買ってあげよう。▼~
私からのお詫びの気持ちだよ。▼~
:[セレナ]|…いらない。もう、そんなのいらない!~
父さんがいればいい!▼~
未来の時みたいに、勝手に死んだりしたら、~
許さないんだからぁ~…!!▼~
:[ヴィオール]|セレナくん…わかったよ。▼~
今度こそずっと傍にいて、~
君のことを華麗に守ると誓おうではないか。▼~
**ジェローム(親子) [#w2682a22]
***支援C [#f59cb1f2]
:[ヴィオール]|ジェロームくん。▼~
:[ジェローム]|…何だ、お前か。~
私に何か用か?▼~
:[ヴィオール]|いや…別に用は無いのだがね…▼~
:[ジェローム]|ならば声などかけるな。~
私はお前と馴れ合うつもりはない。▼~
:[ヴィオール]|そ、そうか…▼~
:[ジェローム]|そうだ。▼~
:[ヴィオール]|ふむ…。前から思っていたのだがね、~
君はせっかく父である私と再会したのに▼~
ルキナくんのように『お父様!』などとは~
呼んでくれないのだね…▼~
:[ジェローム]|…ふん。お前は私の父親ではない。~
私の父親はとうにこの世を去った。▼~
お前は、私の父によく似た別人だ。~
別人を父と呼ぶ筋合いなどないだろう。▼~
:[ヴィオール]|うっ…華麗にもっともな正論を…!~
可愛げのカケラも感じられない…!▼~
…いやいや、しかしこれはきっと、~
親の愛に飢えているだけなのだよ。▼~
ほらほら、ジェロームくん。~
優雅に私の胸に飛び込んできたまえ。▼~
:[ジェローム]|…バカげたマネを…▼~
:[ヴィオール]|なんと! 我が子にバカと言われるとは!▼~
:[ジェローム]|言いたいことはそれだけか?~
ならば私はもう行くぞ。▼~
私は今からミネルヴァちゃんの~
世話をするのだ。▼~
:[ヴィオール]|ミネルヴァ…ちゃん?▼~
:[ジェローム]|はっ…! なな何でもない!▼~
:[ヴィオール]|ははーん…▼~
***支援B [#k92a5d09]
:[ヴィオール]|ジェロームくん、ミネルヴァちゃんの世話は~
ちゃんとできたのかな?▼~
:[ジェローム]|お前…! この前のこと~
まだ覚えているのか…!▼~
言っておくが、私はいつもその呼び名で~
ミネルヴァを呼んでいるわけではないぞ!▼~
:[ヴィオール]|おや? この前のこととは何かな?▼~
これはセルジュくんがそう呼んでるから、~
私もそう呼んでるだけなのだがね?▼~
:[ジェローム]|あっ…!▼~
:[ヴィオール]|ふふん、ひっかかったね。~
なかなか可愛いところもあるではないか。▼~
:[ジェローム]|…………▼~
:[ヴィオール]|あぁ、今にも人を殺しそうな眼差しで…!~
す…すまなかったよ、ジェロームくん!▼~
この通り貴族的に謝罪するから…!~
命だけは助けてくれたまえ!▼~
:[ジェローム]|……仕方ないな。▼~
:[ヴィオール]|ふぅ、命拾いをしたよ。▼~
それにしても今の怒り方、~
セルジュくんにそっくりだった…▼~
:[ジェローム]|何か言ったか?▼~
:[ヴィオール]|いや。それより、向こうにいるのは~
ジェロームくんのミネルヴァちゃんかな?▼~
:[ジェローム]|あぁ。私の大切な相棒だ。▼~
:[ヴィオール]|ふむ…怖さに磨きがかかっているね…。~
こう…凶悪さが増したとでも言おうか…▼~
:[ジェローム]|何を言う。あんなに可愛い飛竜は~
未来でもそうはいなかったぞ。▼~
はぁ…あの鋭い眼差し、輝くうろこ、~
鋭い牙…どれをとっても可愛い…って、▼~
何を言わせるのだ!!▼~
:[ヴィオール]|君が勝手に語り始めたのだよ?▼~
:[ジェローム]|くっ…! 行くぞ、ミネルヴァ!▼~
:[ヴィオール]|…おぉ、見事なまでの逃走だね。▼~
***支援A [#v1c892de]
:[ヴィオール]|ごきげんよう、ジェロームくん。~
今日もミネルヴァちゃんと一緒のようだね。▼~
:[ジェローム]|なんだ? またお前は~
私をからかいに来たのか…?▼~
:[ヴィオール]|いや、そろそろ私のことを~
父さんと呼んでくれるのでは、と思ってね。▼~
先日はかなり本音を~
話してくれたようだったから。▼~
:[ジェローム]|…本音だと?▼~
:[ヴィオール]|『ミネルヴァちゃん、可愛いー』と~
言っていたではないか、ジェロームくん。▼~
あの時の君の、~
緩みきった顔といったら…!▼~
:[ジェローム]|!!! …ミネルヴァ!~
こいつを少し脅してやれ!!▼~
…………▼~
…………ミネルヴァ?▼~
:[ヴィオール]|ふふん。ミネルヴァちゃんは私を脅さないよ。~
彼女は私の、家族だからね。▼~
…よしよしミネルヴァちゃん、~
私のことを覚えていてくれているのだね。▼~
:[ジェローム]|ミネルヴァ…▼~
ミネルヴァは、~
そいつのことを家族と認めるのか?▼~
そいつは、お前の知る私の父とは~
別人なのだぞ。…それでも。▼~
…………そうか。▼~
:[ヴィオール]|んん? ミネルヴァちゃんは~
何と言っているのだね?▼~
:[ジェローム]|ふっ。家族だと言うわりには~
ミネルヴァの言葉を理解できぬのだな。▼~
:[ヴィオール]|ぐっ…▼~
:[ジェローム]|まぁ良い。ミネルヴァはな、~
お前のことを家族だと認めると言った。▼~
ミネルヴァは未来で私を支えてくれた、~
大切な存在だからな。▼~
こいつがお前を認めると言うのなら、~
私も…いくらか考えを改めることにする。▼~
別人などと言ってすまなかったな、~
…父さん。▼~
:[ヴィオール]|!! ジェロームくん…!~
いま私のことを、何と呼んだのだい?▼~
:[ジェローム]|くっ…! もう二度と呼ばん!~
行くぞ、ミネルヴァ!▼~
:[ヴィオール]|待ちたまえジェロームくん!~
もう一回! もう一回だけ頼むよ…!▼~
:[ジェローム]|しつこいぞ!!▼~
**マーク男(親子) [#o6bef46e]
***支援C [#y8dab2c4]
:[マーク]|
うーん、どうして僕は父さんのこと~
覚えてないんでしょう…?▼~
母さんのことはあんなにちゃんと~
覚えてるのに…▼~
母さんが立派な軍師だったってことも~
一緒に勉強したことも覚えてるのに…▼~
なーんで父さんのことは~
きれいさっぱり忘れてしまったのか…▼~
:[ヴィオール]|
どうしたんだい、マークくん?▼~
:[マーク]|
父さん!▼~
すごいです、ちょうど今父さんのことを~
考えてたんですよー!▼~
これって運命!? 親子の運命!?▼~
…あ、待って下さい。確か母さんが昔…▼~
これは運命じゃない、絆だー!~
みたいなことを言っていたような記憶が…▼~
ってことで父さん、僕らがここで会ったのは~
運命ではなく絆です!▼~
:[ヴィオール]|
なんと! そうだったのか。▼~
:[マーク]|
そうですよ! 絆って素晴らしいです。~
覚えてなくても呼び合うものなんですね。▼~
…って、感心してる場合じゃ~
ありませんでした。▼~
僕、なんで父さんのこと覚えてないのか~
ずーっと考えてたんです。▼~
良かったら父さん…僕が父さんのこと~
思い出せるように協力してくれませんか?▼~
:[ヴィオール]|
もちろんだよ。▼~
:[マーク]|
良かった!~
ではまた時間のある時に声をかけますね。▼~
男同士の約束ですよ!~
じゃあ僕はこれで!▼~
:[ヴィオール]|
うーん…なかなか口数の多い子だね。▼~
***支援B [#k8be60c2]
:[マーク]|
父さんっ、今時間いいですか?▼~
:[ヴィオール]|
あぁ、優雅に暇をしていたところだよ。▼~
:[マーク]|
やったぁ! じゃあ約束通り、~
『記憶を取り戻そう大作戦』に▼~
協力していただくことにします!▼~
とは言ったものの、どうしたら記憶って~
戻るんでしょうね…▼~
頭を強くぶつけるのは~
もう何度も試しましたし…▼~
ゆらゆら揺れるものを見つめ続けるのも~
僕には効果がありませんでした…▼~
ねぇ父さん、どうしたらいいと思いますか?▼~
:[ヴィオール]|
…ふむ。私の美しい顔でも眺めれば~
何か思い出すのではないかね?▼~
:[マーク]|
それだーーー!! 父さん天才です!▼~
未来ではきっと見慣れていたはずですし、~
じっと見てたら、何か思い出しますよね。▼~
んー、なかなか良い策ですよこれは。▼~
さすが天才軍師の母さんを~
コロッと落としただけのことはありますね。▼~
ではでは、失礼して…。~
じーーーーーーーっ…▼~
……………………▼~
……………………▼~
だめだーーー!!▼~
何にも思い出せませんーーー!!▼~
あぁ…この感じって、なんかこう…。~
同じ文字をずっと見続けてたら▼~
『あれ? これってこんな文字だっけ?』~
みたいになる感じと似ています…。▼~
父さんって…こんな顔でしたっけ?▼~
:[ヴィオール]|
それを今思い出そうとしているのでは~
なかったかな…?▼~
:[マーク]|
ですよね…。すみません、~
せっかく協力していただいたのに…▼~
でも僕は諦めませんよ!~
絶対に父さんを思い出してみせます!▼~
というわけで、~
また協力して下さいね、父さん!▼~
***支援A [#x54acd44]
:[マーク]|
はぁ…やっぱり今日もダメですね…▼~
毎日毎日嫌というほど、~
こうして父さんの顔を見ているのに▼~
何も思い出せないなんて~
自分が情けなくなりますよ…▼~
ほんとに…どうして……~
うっ…ううっ…ぐすっ…▼~
:[ヴィオール]|
なんと!? なぜ泣くのだい!?▼~
:[マーク]|
だ…だって…だって……!~
僕…父さんのことも母さんとおなじように▼~
大好きだったはずなのに…!~
思い出せないのが…辛いんです…!!▼~
父さんが僕に作ってくれた思い出も~
たくさんあったはずなのに…▼~
何一つ覚えていられなかった自分が…~
ほんとに…情けないんです…!▼~
情けないんですよーーー!~
びえぇぇぇぇん!!▼~
:[ヴィオール]|
マークくん…。▼~
:[マーク]|
うっ…! ちょっと泣きすぎた…かな。~
あ…頭が痛い…!▼~
いたたた…!▼~
…………あ!?▼~
:[ヴィオール]|
どうしたのだい!?▼~
:[マーク]|
……思い出し…ました。父さんのこと。~
ほんとにちょっとだけ…ですけど。▼~
父さんが僕に向かって、優しく笑って…~
『マーク』って…名前を呼んでました…▼~
ふふ、いつも見てる父さんの顔より、~
少し年を取った顔でしたよ…▼~
…良かった。ちゃんと思い出せました▼~
ありがとう、父さん。~
全部父さんのおかげです。▼~
何だかこれで自信がつきました!~
時間はかかるかもしれませんけど、▼~
いつか父さんの記憶、~
全部取り戻してみせますよ。▼~
:[ヴィオール]|
そうだね。私も協力するよ。▼~
:[マーク]|
はい、ありがとうございます!▼~
**シャンブレー(親子) [#bd760e2b]
***支援C [#fbe5817c]
:[シャンブレー]|~
じーーーーー…▼~
:[ヴィオール]|どうしたんだねシャンブレーくん?~
私の顔に見とれているのかね?▼~
:[シャンブレー]|なぁ、父ちゃん。父ちゃんはさ、~
…浮気なんかしてないよな?▼~
:[ヴィオール]|ぶっ…! なな、何を言い出すんだね!!▼~
私が浮気なんかするわけないだろう!?~
見ての通り、ベルベットくん一筋だよ!▼~
:[シャンブレー]|ふーん…ならいいんだけどさ。▼~
:[ヴィオール]|なぜいきなりそんなことを言うんだね?~
誰かに何か言われたのかい?▼~
:[シャンブレー]|いや…何か言われたわけじゃないんだけど、~
この前ぼんやり考えてたんだ。▼~
もし父ちゃんがここで~
母ちゃん以外の女性に走ったら▼~
俺の存在ってどうなるんだろーって。▼~
:[ヴィオール]|…ん?▼~
:[シャンブレー]|俺、今まで父ちゃんと母ちゃんが~
生きていさえすれば▼~
この時代の俺が生まれて、~
絶滅しないで済むと思ってたんだけど…▼~
よく考えたら、~
二人とも生きてる状態でも▼~
父ちゃんが他の女に走っちゃったら~
絶滅するじゃん! って。▼~
ひいぃ…それはまずいよ!~
まずいだろ!? な? 父ちゃん!▼~
:[ヴィオール]|まあ…それは確かにね。▼~
:[シャンブレー]|というわけで、これからは~
父ちゃんが女に近づかないよう監視します!▼~
:[ヴィオール]|な、なななんと!?▼~
:[シャンブレー]|あ、もちろん戦いのときは~
しょーがないってのはわかるぜ?▼~
というわけで、よろしくー。▼~
:|'''(シャンブレー退場)'''
:[ヴィオール]|…まいったね。▼~
***支援B [#g446d3d4]
:[シャンブレー]|父ちゃーん…▼~
:[ヴィオール]|ど、どうしたのだねシャンブレーくん!~
この世の終わりみたいな顔をして…!▼~
:[シャンブレー]|昨日が十三回、おとといが八回。~
この数字何だと思う…?▼~
:[ヴィオール]|私が鏡を見た回数…かな?▼~
:[シャンブレー]|違うよ父ちゃん! これは父ちゃんが~
女の人と喋ってた数!▼~
うぅ…この前あんなに~
浮気しないでって言ったのに!▼~
父ちゃんの節操無しー!!~
絶滅するー!!▼~
:[ヴィオール]|浮気だなんてそんな大袈裟な…。~
ほとんどあいさつの類ではないかね?▼~
:[シャンブレー]|でも、雑談してたのもばっちり聞きましたー!~
タグエルの聴力は素晴らしいからなーっ!▼~
:[ヴィオール]|き、聞かれていたか…▼~
…でもシャンブレーさくん、私が女性と話したら~
即刻浮気だと思うのはやめてくれたまえ。▼~
戦場では仲間との意思疎通は~
とても大切なものなのだよ。▼~
君だって、仲間のルキナくんと今後一切~
話すなと言われたら…困るだろう?▼~
:[シャンブレー]|………困る。▼~
:[ヴィオール]|だったらわかってくれたまえ。~
私は絶対に浮気などしないから。▼~
:[シャンブレー]|…そ、そんなこと言ったって、~
先のことなんかわからないだろ!?▼~
今は絶対って言ってても、~
そんなの今だけの嘘かもしれない!▼~
絶対帰ってくるって言った父ちゃんが~
もう帰ってこなかったみたいに…!▼~
:[ヴィオール]|え…▼~
:[シャンブレー]|何でもない。…もう監視するのはやめるよ。▼~
でも、本当に浮気なんかしたら、~
今度こそ父ちゃんを許さないからなー!!▼~
:|'''(シャンブレー退場)'''
:[ヴィオール]|私は…未来でシャンブレーくんに~
嘘をついたまま、死んだようだね…▼~
***支援A [#mdd809ca]
:[ヴィオール]|探したよ、シャンブレーくん。▼~
:[シャンブレー]|父ちゃん…。どうしたの?~
俺、もう監視なんかしてないぞ?▼~
:[ヴィオール]|そうじゃないですよ。君に一つ、~
謝っておきたいことがあってね。▼~
未来で、君に嘘をついたまま~
死んでしまって…申し訳なかったよ。▼~
:[シャンブレー]|なっ…! 何だよ…それ…!~
俺の父ちゃんの代わりに謝ったって▼~
意味無いんだよ! お前なんか、どうせ~
俺の本当の父ちゃんじゃないんだからな!▼~
:[ヴィオール]|あぁ。君も…~
私の本当の息子ではないのだけれどね。▼~
:[シャンブレー]|……っ!▼~
:[ヴィオール]|そんなこと、お互いわかっているだろう。▼~
それでも、私は君のことが大切だし、~
本当の家族のように思っている。▼~
未来の私がしてあげられなかったことを、~
代わりにしてあげたいとも思っている。▼~
君だって…そうではないのかい?▼~
:[シャンブレー]|…そうだよ。俺だって、父ちゃんのことが~
大切だった。いや、大切だから。▼~
父ちゃんが俺の父ちゃんじゃなくなるのが~
すごく…嫌だったんだ。▼~
俺の本当の父ちゃんが~
どんなに節操無しでも、嘘つきでも…▼~
もう二度と会えなくても…大好きだから!▼~
この時代の俺の父親になる人は…~
絶対に父ちゃんじゃなきゃ嫌だって…▼~
だから…浮気調査なんてマネまでして…!~
俺、バカだよな。ほんと…バカだ…▼~
:[ヴィオール]|…シャンブレーくん。もう一度約束していいかな...
君にとってはもう遅いかもしれないが…▼~
私は今度こそ死なない。~
もちろん浮気だってしない。▼~
愛するベルベットくんと~
シャンブレーくんに誓うよ。▼~
今度こそ…絶対に。約束する。▼~
:[シャンブレー]|…………父ちゃん。▼~
…うん。ありがとう。~
俺、父ちゃんのこと信じるよ…▼~
:[ヴィオール]|そうか。良かったよ。▼~
:[シャンブレー]|ふぅ、これで絶滅しないで済むよー。▼~
良かったなー、この時代の俺!~
お前の父ちゃんは、立派な人なんだぞー!▼~
:[ヴィオール]|…なぜ私のお腹を~
さすりながら言うんだね?▼~
**ロラン(親子) [#hc4053e7]
***支援C [#f42c962d]
:[ロラン]|父様。これ、父様の物ですよね?~
向こうに落ちていましたよ。▼~
持ち物の管理は~
きちんとしてくださいね。▼~
:[ヴィオール]|あぁ、ありがとうロランくん。~
君は本当に、ミリエルくんそっくりだね。▼~
:[ロラン]|親子なのですから、当然です▼~
:[ヴィオール]|ま…まぁそうなのだけれど。▼~
あんまりにも母親似だからね…こう、~
私に似ているところも探したくなるのだよ。▼~
:[ロラン]|ありますよ、父様に似ているところ。▼~
:[ヴィオール]|おっ、どこだね?▼~
:[ロラン]|髪の色です。▼~
:[ヴィオール]|あぁ…まぁそれは見ればわかるよ。▼~
それ以外には何かないのかね?~
私に似てよく鏡の前にいるだとか…▼~
:[ロラン]|…そのようなことはありませんね。▼~
というか、その点に関しては~
似なくて良かったとさえ思いますよ。▼~
:[ヴィオール]|つ、冷たいなぁ…ロランくんは…。~
もう少し子供らしくしてもいいのでは…▼~
:[ロラン]|…戦時に子供らしく振舞っても、~
他人の邪魔になるだけでしょう。▼~
それに…僕はおそらく、~
ルキナよりも年上になっていますから。▼~
もう子供のようにはしゃぐような~
年齢ではないのですよ。▼~
:[ヴィオール]|ロランくんがルキナさんより…年上?~
それはあり得ないよ。▼~
ルキナくんはもう赤ん坊として~
存在しているが、君はまだ…▼~
:[ロラン]|…少し話しすぎましたね。~
すみません父様、僕はこれで失礼致します。▼~
:[ヴィオール]|ちょ、ちょっと君!~
…どういうことなのだろうね…▼~
***支援B [#g7c6ebde]
:[ヴィオール]|ロランくん。▼~
:[ロラン]|あぁ父様、こんにちは。~
僕に何か用でしょうか?▼~
:[ヴィオール]|この前の、君がルキナくんより~
年上だとか言っていた件…▼~
あれは、どういうことなのかな?▼~
:[ロラン]|…まったく父様は、こういうことだけ~
記憶力が良いんですから。▼~
簡単な話ですよ。~
飛ばされる時間にズレがあったんです。▼~
ルキナがこの時代に来たのは~
ペレジアとの戦争が始まった約二年前。▼~
それに対して、僕がこの時代に来たのは~
もう五年ほど前になるでしょうか…▼~
:[ヴィオール]|そんなにズレがあったのかね!?▼~
:[ロラン]|…はい、ですから僕は…▼~
ルキナよりも三年、多くの時を~
ここで過ごしていることになります。▼~
歳の差など、その間に~
すっかり追い越してしまっているでしょうね。▼~
:[ヴィオール]|ロランくん…五年間も…~
この時代に、たった一人で…?▼~
:[ロラン]|はい。だから言ったでしょう。~
もう子供のようにはしゃぐ年齢ではないと。▼~
これで父様の疑問は解けましたよね。~
それでは、僕はこれから用があるので…▼~
:[ヴィオール]|ちょっと待ちたまえ!~
なぜ今まで言わなかったのだね…▼~
五年間も仲間と離れ離れで…~
寂しくはなかったのかね…?▼~
:[ロラン]|…寂しくなんかありませんよ。~
僕はもう、大人なんですから…▼~
:[ヴィオール]|…………▼~
ロランくん…▼~
***支援A [#b0cb5527]
:[ヴィオール]|ロランくん。▼~
:[ロラン]|父様…どうしたのですか?~
まだ何か疑問でも残っているのですか?▼~
:[ヴィオール]|あぁ。今日は君に……。~
……こちょこちょこちょ…▼~
:[ロラン]|あ、あはははっ! ちょ、ちょっと父様!~
何でいきなりくすぐるんですか…!▼~
:[ヴィオール]|ふふん。ロランくんは、やはり~
笑っていた方がいいね。▼~
:[ロラン]|…は!?▼~
:[ヴィオール]|君はずっと大人っぽく振舞っているが、~
何処か無理をしているように見えるのでね。▼~
そうやって笑っている方が、~
子供らしくてずっといいと思うよ。▼~
:[ロラン]|…何を言うかと思えば…。~
言ったでしょう、僕はもうそんな歳じゃ…!▼~
:[ヴィオール]|歳なんか関係ないよ。▼~
ロランくんがルキナくんより…~
いや、例え私より年上だも…君は、▼~
大事な…私の子供なのだからね。▼~
:[ロラン]|…………!!▼~
:[ヴィオール]|それに、ロランくんはもう一人ではない。~
仲間も…父さんもいるではないか。▼~
少しぐらい甘えたって、~
誰も君を咎めたりはしないよ。▼~
:[ロラン]|…………▼~
…………父様。~
僕、本当は…寂しかったんです。▼~
何年も何年も、たった一人で…~
知っている人も誰もいない時代で…▼~
会えるのかどうかも分からない~
仲間たちを待って………▼~
だれにも頼れなくて、~
弱音を吐ける相手もいなくて……▼~
…辛くて死にそうだったんですよ!~
うっ…ううっ……!▼~
:[ヴィオール]|あぁ…そうだね…。~
見つけてあげられなくて、悪かった…▼~
これからは、ずっと一緒だからね。~
もう、一人にはさせないとも…▼~
**ノワール(親子) [#p43a8d15]
***支援C [#d2567989]
:[ノワール]|ぐすっ…ぐすっ…うぅ。▼~
:[ヴィオール]|ノワールくん、どうしたのだね。~
もしや、泣いているのかい…!?▼~
:[ノワール]|ぐすっ…父さん…違うの。▼~
これは母さんに、三日間鼻水が~
止まらなくなる呪いをかけられて…▼~
:[ヴィオール]|なんと! どういうことだね、その~
ものすごく微妙な呪いは…!▼~
:[ノワール]|はぁ…母さんは珍しい呪いを試すのが~
大好きだから、仕方ないわ…▼~
新しいものを見つけては、~
私を使って試すんだから…ぐすっ。▼~
:[ヴィオール]|大丈夫かい? 鼻水があふれているよ。~
…ほら、このちり紙を使いたまえ。▼~
:[ノワール]|あ…ありがとう。ちーーーん!!▼~
:[ヴィオール]|それにしても、若い娘が三日間も~
鼻水を垂らしてるなんて不憫すぎるよ…▼~
よし、ノワールくん。私がサーリャくんに~
呪いをやめるよう言ってくるよ。▼~
:[ノワール]|えっ…ほんとに?▼~
でも父さん…未来では~
母さんに口答えするたび、▼~
返り討ちされて泣き寝入りしてたんだけど~
大丈夫なの…?▼~
:[ヴィオール]|なんと…!?~
私は…そんなに尻に敷かれていたのかね…▼~
:[ノワール]|えぇ…▼~
:[ヴィオール]|くっ…! でも今の私が~
そうなるとは限らない。▼~
見ていてくれたまえノワールくん。父さんが~
頼りがいのあるところをお見せするよ…!▼~
:[ノワール]|ひいぃ…! 父さんが何だか~
いつもと違うように見える…!▼~
これはもしかして、
ちょっと期待できるのかも…ぐすっ。▼~
***支援B [#x6fac251]
:[ヴィオール]|申し訳ないよノワールくん…ぐすっ。~
貴族的にかっこ悪い父親で…▼~
:[ノワール]|泣かないで、父さん…~
まぁこうなるだろうとは思ってたから…▼~
大人が泣くなんて、みっともないわよ…▼~
:[ヴィオール]|泣いていないよ! これは五日間~
鼻水が止まらなくなる呪いだ!▼~
:[ノワール]|まんまと返り討ちにあう父さん…~
未来とおんなじね…▼~
:[ヴィオール]|そういえば以前~
そのような事を言っていたね…▼~
だが代わりに君の呪いは~
解いてもらったから、安心してくれたまえ。▼~
:[ノワール]|それも未来とおんなじ…▼~
いつも父さん、自分が呪われる代わりに~
私のことを助けてくれたわね…▼~
:[ヴィオール]|これも同じなのかい? 私はことごとく~
未来と同じ運命を辿っているのだね…▼~
:[ノワール]|そう…そうね。私達たち、こうやって~
同じ運命を辿るしかないのかしら…▼~
:[ヴィオール]|どうしたんだね?▼~
:[ノワール]|私が来ても、父さんは変わらなかった。~
…どうせ何をしたって同じなのよ。▼~
父さんも母さんもいなくなって~
私はまた一人になるの…▼~
もう一度あの未来を辿るのなら…~
やっぱりここに来た意味なんて…っ。▼~
:[ヴィオール]|ノ、ノワールくん。泣かないでくれたまえ…▼~
:[ノワール]|泣いてなどおらぬ!!▼~
:[ヴィオール]|ひいぃっ!?▼~
:[ノワール]|ふははは! 我がこのような些細なことで~
涙を流すわけがなかろう!!▼~
冗談はその鼻水を拭いてから言え!~
この鼻垂れ親父が!!▼~
:[ヴィオール]|す、すみません…!▼~
:[ノワール]|…なんてね…~
ごめん父さん、ちょっと散歩してくるわ…▼~
:[ヴィオール]|あ、ノワールくん…!▼~
……同じ運命、か。~
…ぐすっ。▼~
***支援A [#b7ed98b4]
:[ヴィオール]|ノワールくん、ちょっといいかね?▼~
:[ノワール]|あ…父さん…どうしたの?▼~
:[ヴィオール]|これを見てくれたまえ。▼~
:[ノワール]|ひ…ひいぃっ!! こ、これって…~
母さんの呪い道具…!?▼~
しかも、こんなにいっぱい…!~
ななな何!? 私に何をする気…!?▼~
:[ヴィオール]|何もしないよ。というか、~
君に呪いをかけられないように、▼~
呪い道具を全部没収してきたのだよ。~
サーリャくんからね。▼~
:[ノワール]|えっ…!~
母さんの呪い道具を没収だなんて…▼~
そんなこと、父さんができたことなんて、~
一度もなかったのに…!!▼~
:[ヴィオール]|ノワールくん、この前私があまりにも▼~
未来の私と同じ道を辿るせいで▼~
どうせ運命なんて~
変わらないと言っていただろう?▼~
だから私が…未来の私にも~
できなかったことをしたら、▼~
その心配が~
消せるのではないかと思ってね。▼~
:[ノワール]|父さん…~
そうね…私の知る父さんは…▼~
母さんの呪い道具に触ったことすら~
無かったわ…ましてや没収なんて…▼~
そっか…未来なんていくらでも~
変わるのよね。変えられるのよね…▼~
:[ヴィオール]|君が来たから、私も変われた。~
一緒なら、もっと変えていけるはずだよ。▼~
:[ノワール]|…父さん…ありがとう…~
……今度こそ、死なないでね……▼~
:[ヴィオール]|当たり前だよ。~
殺したって死なないでいるとも。▼~
:[ノワール]|……良かった。▼~
:[ヴィオール]|…って、あの殺気立った人影は何だね!?~
屍兵…いや、サーリャくんーーー!?▼~
:[ノワール]|呪い道具を没収されたこと…~
相当怒ってるのね…▼~
:[ヴィオール]|あの顔はまずい! まずいぞ…!~
言ってるそばから華麗に命の危機だ…!▼~
すまないがノワールくん!~
今日はこれで失礼させてもらうよ!▼~
:[ノワール]|あっ…父さん…!▼~
…ふふ、~
結構逃げ足が速いのね。▼~
…あんなに本気で父さんを~
追いかけまわす母さんも、初めて見たわ…▼~
そうよね…~
もうあんな未来にはならない。▼~
私も…~
ちょっとだけ信じてみようかしら…▼~
**ンン(親子) [#y5d5cd6b]
***支援C [#z6eb12fb]
:[ンン]|はぁ…お母さんにも困ったものです。▼~
いつもいつも遊んでばかりいて、~
まるで緊張感がないんですから…▼~
:[ヴィオール]|どうしたのだね、ンンくん。~
そんなにため息をついて。▼~
:[ンン]|あ…お父さんですか。~
いえ、お母さんはなんであんなに▼~
子供っぽいのかと思いましてですね。▼~
お母さんたら、ろくに軍の手伝いもせず、~
遊んでばかりいるですよ?▼~
:[ヴィオール]|ふふん…そのようなことでため息を?~
まるで君の方が母親のようだね。▼~
まぁ、ノノくんはああいう性格だから、~
仕方ないのではないかな?▼~
:[ンン]|もう。お父さんがそんな風に甘やかすから▼~
お母さんがいつまで経っても~
子供っぽいままなんですよ。▼~
:[ヴィオール]|うっ…▼~
:[ンン]|というか、お父さんはお母さんの~
どこが良かったですか。▼~
あんなに子供っぽいのに、~
よく女として見れましたですね。▼~
それともアレですか? お父さんは~
幼い少女しか好きになれないのですか?▼~
:[ヴィオール]|ぶーーーーっ!?~
ンンくん! 父親に対して何てことを…!▼~
:[ンン]|うろたえるなんて怪しいです。~
さては図星なのですね!?▼~
:[ヴィオール]|そ…そのようなことはないよ?~
私は女性であれば誰であれ大好きだ。▼~
だから幼い少女しか眼中にないなどと~
言うのはやめてくれたまえ…!▼~
:[ンン]|ふーん…。
ならばますます怪しいのです。▼~
お父さんはなぜお母さんを選んだですか!~
さぁ白状するです!▼~
:[ヴィオール]|それは貴族的に内緒だ!~
勘弁してくれたまえーーー!▼~
:|'''(ヴィオール退場)'''
:[ンン]|あっ! 逃げるとは卑怯なのです!~
待てですーーー!!▼~
***支援B [#mfd3f41e]
:[ンン]|お父さん! やっと捕まえたですよ。~
さぁこの前の続きを聞かせるです!▼~
:[ヴィオール]|ンンくんか…~
君もなかなかしつこいね…▼~
私がなぜノノくんを選んだかなんて~
娘に言うことではないだろう。▼~
:[ンン]|いーえ! 教えて欲しいのです。▼~
男女の馴れ初めが気になるのは~
女子として当然のことなのです!▼~
お父さんは女心がわかってないのです。▼~
:[ヴィオール]|その歳で女心を語るのかね!?▼~
:[ンン]|女性に年齢の話をするなんて~
失礼なのですー!▼~
:[ヴィオール]|ぐっ…!~
また一人前な発言を…!!▼~
ンンくん! あまりしつこいと~
貴族的に怒ってしまうよ?!▼~
:[ンン]|…………!!▼~
ご…ごめんなさい、なのです。▼~
私が…悪かったですよ。~
お父さんを…困らせてしまうなんて。▼~
:[ヴィオール]|えっ…いや、~
わかってくれればいいのだが…▼~
:[ンン]|…なら良かったです。~
私、ちょっと聞きわけのない子でしたね。▼~
:[ヴィオール]|ンンくん…?▼~
:[ンン]|お父さんの時間を取って悪かったのです。~
それじゃ、私は退散するですよ。▼~
:[ヴィオール]|ちょ…ちょっと待ってくれたまえ!▼~
:[ンン]|なんですか?▼~
:[ヴィオール]|い、いや…ちょっと拍子抜けしてしまってね。~
やけに諦めが良すぎるというか…▼~
:[ンン]|あんまりしつこいと怒ると言ったのは~
お父さんなのです。▼~
:[ヴィオール]|まぁ、それはそうなのだが。▼~
:[ンン]|大丈夫です。我慢するのは慣れてますです。▼~
こんなこと、未来では~
日常茶飯事だったですから。▼~
それじゃお父さん、~
今度こそ失礼するのですよ。▼~
:|'''(ンン退場)'''
:[ヴィオール]|あっ…待ちたまえ!▼~
……ンンくん。▼~
***支援A [#f1e6b4a5]
:[ヴィオール]|ンンくん…▼~
:[ンン]|あっ、お父さん。こんにちはです。~
何か私にご用なのですか?▼~
:[ヴィオール]|…あぁ。君は以前~
『我慢するのに慣れてる』と▼~
言っていたと思ってね…~
あれはどういうことなんだい?▼~
:[ンン]|あぁ…あれは、私が~
よそのお家で育ったからですよ。▼~
:[ヴィオール]|よそのお家? では私たちは?~
ノノくんは一緒にいなかったのかね?▼~
:[ンン]|はい。私は物心ついた時から~
お父さんもお母さんもいなかったです。▼~
だから、お父さんの軍にいた人のお家に~
引き取られて、育ててもらったですよ。▼~
…でも、私は人間じゃないですから、~
最初はあまり歓迎されなかったんです。▼~
:[ヴィオール]|ンンくん…▼~
:[ンン]|でも、そのうち私は人の顔色を~
読むことを覚えたです。▼~
言われる前にお手伝いをしたし、~
屍兵からお家を守ったりもしました。▼~
役に立ってさえいれば、みんな嫌がらずに~
私の面倒を見てくれたです。▼~
手のかからない、いい子だって~
そりゃーもう大絶賛だったですよ?▼~
でも…我慢することも多かったです。▼~
遊びたいって言えなかったり、~
寂しいって言えなかったり…▼~
特に、お父さんとお母さんの話は~
何だか口にしちゃいけないような気がして…▼~
うぅっ…ずっとずっと…~
聞けずにいたんです…ぐすっ…▼~
:[ヴィオール]|…………▼~
:[ンン]|だからこの時代に来た時は、~
いっぱいお父さんとお母さんの話を▼~
聞こうと思ったです…。~
でも…お父さんの迷惑になるなら私は…▼~
:[ヴィオール]|…もういいよ、ンンくん。~
私が貴族的に悪かった。▼~
君が聞きたいのであれば、~
ノノくんとの馴れ初めでも何でも言おう。▼~
寂しいのなら一日中でも~
傍にいてあげるから…▼~
私の前ではもう何も我慢しなくていい。~
ンンくんの好きなようにしてくれたまえ。▼~
:[ンン]|うぅ…本当なのですか…!?~
う、嬉しいのです…▼~
ありがとうです…お父さん…▼~
:[ヴィオール]|ふふん。礼には及ばないよ。~
…ほら、父さんに何でも聞いてみたまえ。▼~
:[ンン]|じゃあ…お母さんへのプロポーズのセリフを~
白状するのです…▼~
:[ヴィオール]|なんと! 貴族的に言いにくいではないか!▼~
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