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会話集/支援会話/ルキナ
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*ルキナの支援会話 [#j631d380]
#contents
**マイユニット(男性・僕) [#c04403a5]
[[マイユニット(男性・僕)のページへ>../マイユニット(男性・...
**マイユニット(男性・俺) [#w8df7351]
[[マイユニット(男性・俺)のページへ>../マイユニット(男性・...
**マイユニット(女性・私/親子) [#u6e5e959]
[[マイユニット(女性・私/マイユニットが親の場合)のページ...
**マイユニット(女性・私) [#ta161567]
[[マイユニット(女性・私)のページへ>../マイユニット(女性・...
**マイユニット(女性・あたし/親子) [#u8f9a682]
[[マイユニット(女性・あたし/マイユニットが親の場合)のペ...
**マイユニット(女性・あたし) [#u3761e30]
[[マイユニット(女性・あたし)のページへ>../マイユニット(女...
**クロム [#lc20421f]
[[クロムのページへ>../クロム]]
**ソワレ(親子) [#od71138e]
[[ソワレのページへ>../ソワレ]]
**スミア(親子) [#j85f5475]
[[スミアのページへ>../スミア]]
**マリアベル(親子) [#y1502486]
[[マリアベルのページへ>../マリアベル]]
**オリヴィエ(親子) [#h1f701c1]
[[オリヴィエのページへ>../オリヴィエ]]
**ウード [#ja431e70]
***支援C [#dfb36cad]
:[ウード]|お、ルキナじゃねぇか。▼~
:[ルキナ]|あっ、ウード。どうかしましたか?▼~
:[ウード]|いや、用ってほどの事じゃないんだけどさ。~
ルキナは元気にしてるかな~って思って。▼~
:[ルキナ]|はい、元気ですよ? あら…ウード?▼~
いつもウードがよく使う言葉遣いは~
今日は使ってないんですね?▼~
どうしてかしら?▼~
:[ウード]|あ、いや…ルキナはさ。▼~
クロムさんの娘で王女様だから…▼~
あれはあんまり使わない方が~
いいかなって思ってさ。▼~
母さんにも怒られるし…多分。▼~
:[ルキナ]|リズさんが…?▼~
:[ウード]|あ、あぁ…▼~
…それにあれはわかりにくいって~
仲間内でもあんまり評判良くないし…▼~
:[ルキナ]|あら、そうなんですか?~
…残念ですね。▼~
あの言葉遣い、~
私はとても興味があったのに。▼~
:[ウード]|そ、そうなのか!? …どういう風に?▼~
:[ルキナ]|あれは語彙が多くて~
色々な表現を知っていないと▼~
なかなかできる話し方じゃないと思います。▼~
それに武器や技に名前を付ける事にしても、~
センスがないとできることではありません。▼~
:[ウード]|ルキナ…! お前いい奴だな!▼~
:[ルキナ]|そうだ、今度あの話し方でお話を~
してくれませんか? 私、解読してみせます。▼~
:[ウード]|ええっ!? か、解読? お前がか?▼~
:[ルキナ]|はい…。何かおかしいでしょうか?▼~
:[ウード]|あ、いや…そんなことないけど。▼~
そこまで言うなら、~
今度、いっちょやってみるか!▼~
面白そうだし!▼~
:[ルキナ]|はい、宜しくお願いしますね。▼~
***支援B [#z01eeb6b]
:[ウード]|ルキナ? 何をしてるんだ?▼~
:[ルキナ]|あっ、ウード…。実はファルシオンの~
調子が悪くて…刃こぼれなのかしら?▼~
:[ウード]|なーんだ、そんなことかよ!~
俺に見せてみろよ。▼~
:[ルキナ]|あっ、はい…。お願いします。▼~
:[ウード]|ふむふむ…~
これは刃こぼれじゃねぇな…▼~
:[ルキナ]|え? そうなんですか?▼~
:[ウード]|ああ。でもこれなら、~
手持ちの工具ですぐ直せそうだ。▼~
今から直してやるよ。▼~
:[ルキナ]|あ、ありがとうございます、ウード!▼~
そうだわ、修理している間のお話、~
あの話し方でお願いできませんか?▼~
私、解読してみますから。▼~
:[ウード]|えっ? あ、あの話かよ?▼~
わ、わかったぜ…▼~
…フッ。恐らく貴様の相棒は…▼~
本体自体は、~
恒久の時が巡り巡ったとしても、▼~
その神髄に与えられし神の力が衰えたり、~
赤褐色に朽ちていくこともないのだろうな。▼~
:[ルキナ]|今のは…わかりやすいですね。▼~
どれだけ時が経っても切れ味が悪くなったり、~
錆びついたりしないという事ですね。▼~
:[ウード]|だが神々の力の備わらぬ人力によって~
想像されし部位については、そうはいかない。▼~
時の歯車の強制力には到底敵わないのだ…▼~
その度この神器はその見目を変貌させ、~
幾度の星の瞬きを経て、ここに至るのだ。▼~
:[ルキナ]|えっと…刃以外の持ち手や鍔の部分は~
やっぱり劣化はするという事ですね。▼~
その都度この剣は~
さまざまな人々によって修復されて、▼~
形を変えてきた…そして今に至る、と?▼~
:[ウード]|すげぇな、ルキナ! 大正解!~
そのとおりだぜ!▼~
:[ルキナ]|ふふ…自分でもよくできたって~
思っちゃいました。▼~
それよりウード…~
あなたは、本当にすごいですね…!▼~
見ただけでそんなこともわかるなんて。▼~
武器の修理も出来るのは、~
正直意外でした!▼~
:[ウード]|まぁ修理というか手入れが好きなんだよな。~
…よし! これで直ったぜ!▼~
:[ルキナ]|ありがとうございます。▼~
:[ウード]|また何かあったら~
言ってくれよ、ルキナ!▼~
:[ルキナ]|はい、そうさせてもらいますね。▼~
***支援A [#o2a3f3bd]
:[ウード]|おーい! ルキナ!▼~
:[ルキナ]|あっ、ウード。▼~
:[ウード]|前に直した武器だけど、~
その後の調子はどうだ?▼~
:[ルキナ]|はい、良くなりました!~
使っていてとてもしっくり来る感じです!▼~
この伝説の剣・封魔剣エクスブレードは~
さらに輝きを取り戻した感じがします…▼~
:[ウード]|ふ、ふうまけん、えくすぶれーど?~
な、なんだよ、それ?▼~
その剣は…~
イーリスの国宝ファルシオンだろ?▼~
:[ルキナ]|はい。でも直してもらったのを境に~
ちょっと名前を変えてみました。▼~
ウードに習ってカッコいい名前を、と~
思ってみたんですけど…▼~
:[ウード]|う、うむむ…~
フッ…ルキナよ。▼~
名を冠したいという、~
貴様のその気概は悪くないだろう…▼~
だが一つ、~
貴様は重要な過ちを犯しているのだ。▼~
:[ルキナ]|えっ!?▼~
:[ウード]|名を名づけるという事とは~
その物に魂を与える事。▼~
数千年の時をファルシオンという名で~
生き抜いてきたこの剣の名を変える事は、▼~
決して許されないのだ…!▼~
:[ルキナ]|え! そ、そうだったんですか…!▼~
:[ウード]|ああ、名を付け愛着を高めていこうとする~
その強い意志は尊い…▼~
だがこの数千年でファルシオンと呼ばれ続けた~
その名への冒涜だけは…、▼~
おいそれと犯してはならないのだ。▼~
:[ルキナ]|わ、わかりました。~
確かにそのとおりですね…▼~
私、ちょっと軽率すぎました。~
ごめんなさいね、ファルシオン…▼~
:[ウード]|うんうん。▼~
:だがその慈愛の精神だけは~
ゆめゆめ忘れるな。▼~
そうだな…たまにはまた俺も~
手入れをしてやる。▼~
…ふうまけ…じゃなかった、~
ファルシオンのな!▼~
:[ルキナ]|はい!~
ウード、ありがとうございます!▼~
***支援S [#eebb977f]
:[ウード]|ルキナ…ちょっといいか?▼~
:[ルキナ]|ウード、どうしたんですか?~
突然改まって…?▼~
:[ウード]|実はルキナに渡したいものがあるんだ。▼~
:[ルキナ]|えっ…? なんですか?▼~
:[ウード]|これだよ。▼~
:[ルキナ]|こ、これは…鞘、ですか?▼~
:[ウード]|ああ、ファルシオンの鞘だよ。▼~
:[ルキナ]|ファルシオンの鞘…?~
でも既に鞘はありますが…▼~
:[ウード]|剣の柄が古びていたけど、鞘のほうも~
だいぶボロくなってたからな。▼~
こっちは丸ごと取り替えたって~
バチは当たんないだろ?▼~
:[ルキナ]|ウード…。いつも気を遣ってもらって、~
すみません…▼~
:[ウード]|いいって、いいって。▼~
やっぱり剣は大事にしてほしいし…それに…~
それを俺の代わりだと思って…欲しいんだ。▼~
:[ルキナ]|…そ、それは。▼~
:[ウード]|戦争が続けば、俺がいつでも~
お前の事を守れるとも限らないからさ。▼~
その時はその鞘が俺の代わりに~
お前を守ってくれたら…そう思ったんだ。▼~
:[ルキナ]|ウード、あなた…▼~
:[ウード]|ああ、俺はお前のことが好きなんだ。▼~
だから力になりたいと思って、▼~
こうしてお前の近くで何かできればと~
思ったんだけど…▼~
ルキナは剣の修理で~
俺のこと褒めてくれただろ?▼~
だから剣に関連するもので、~
お前に気持ちを伝えられたらって…▼~
:[ルキナ]|ウード…嬉しいです!~
私…これ、大切にしますね。▼~
:[ウード]|…ってことは!?▼~
:[ルキナ]|はい、私もウードのことが好きですよ。▼~
この鞘とファルシオンとあなたがいれば、~
私はもっと頑張れる気がするんです!▼~
:[ウード]|そ、そっかそっかー!! やったぜっ!!~
思い切って告白して良かったぜ!!▼~
ひゃっほーいっ!!▼~
:[ルキナ]|これからは私はあなたのパートナーです。▼~
だからもう気を遣わないで、▼~
あなたの、あの変な言葉遣いや~
変な名付けの話もして下さいね。▼~
:[ウード]|よしっ、任せとけっ!!▼~
…って今ルキナ『変な』って~
言わなかったか!?▼~
:[ルキナ]|えっ!…ええっ!?~
い、言ってな…い、いえ言いました。▼~
ごめんなさい…でも、変だからこそ、~
楽しくて面白いわけじゃないですか!▼~
:[ウード]|そ、そっか? …あははっ! ま、まあ~
そうかもな! これからも宜しく頼むぜ!▼~
:[ルキナ]|ええ…ウード。▼~
**アズール [#j0f7c380]
***支援C [#k0b051b3]
:[アズール]|
あのさ、ルキナ。▼~
ルキナは未来にいた時から~
厳しい表情をすることが多いよね。▼~
:[ルキナ]|
なっ、なんですか…? いきなり。▼~
:[アズール]|
えっとねー、ルキナはちょっと笑顔が~
足りないんじゃないかって思ってさ。▼~
使命感に燃えてる~
真剣な表情もいいんだけど、▼~
ずっとそんな顔してたら、~
周りのみんなも暗くなっちゃうよ?▼~
:[ルキナ]|
周りって…~
他にも誰かにそう言われたんですか?▼~
:[アズール]|
いやいや、そういうわけじゃないけど、~
ちょっと気になっちゃって…▼~
:[ルキナ]|
そ、そうですか…▼~
:[アズール]|
うん。一人が厳しい表情をしていると、~
伝染してみんなも厳しい顔になるんだよ?▼~
厳しい顔になると心に余裕がなくなって、~
心が風邪をひいちゃうんだ。▼~
:[ルキナ]|
心が…風邪?▼~
:[アズール]|
そう! 風邪は他人にも移るよね?▼~
それが軍全体に広まっちゃったら~
大変じゃない?▼~
:[ルキナ]|
な、なるほど。うまいこと言いますね。▼~
:[アズール]|
だからさ、これからは意識的に~
笑うようにしてみてよ!▼~
ほらほら、こうやって~
頬っぺたを上げて~。▼~
:[ルキナ]|
痛たたた…~
アズール、頬を捻らないでください!▼~
:[アズール]|
あはは、でも今のルキナ、~
とってもいい顔してたよー。▼~
やっぱり女の子が笑ってると、~
周りをあったかい気持ちになるよね!▼~
:[ルキナ]|
今のは笑いたくて笑ったわけじゃ~
ありませんよ…▼~
:[アズール]|
ごめんごめん。じゃあ次は~
ルキナの本当の笑顔を見せて。▼~
また会いに来るからさ、さっきみたいに~
笑えるように練習しておいてよ。…ね▼?~
:[ルキナ]|
ね? って言われましても…▼~
…笑顔の練習、ですか。~
なんだか難しそうですね…▼~
***支援B [#t2bdf0fe]
:[ルキナ]|
また…屍兵が町を襲っていました…~
このままじゃ、この時代も……▼~
:[アズール]|
あれ、ルキナ?~
相変わらず厳しい顔してるね。▼~
:[ルキナ]|
あっ…アズール。▼~
:[アズール]|
笑顔の練習はもう忘れちゃったの?▼~
:[ルキナ]|
…忘れた訳じゃありませんけど、~
今はそんな気分になれなくて…▼~
:[アズール]|
そっか…でも、あんまり~
思いつめるとよくないよ?▼~
こういう時こそ笑顔笑顔!~
笑っといたら楽しい気分になるからさ!▼~
:[ルキナ]|
アズールはそう言いますけど…▼~
たとえば戦闘時にも~
笑顔で戦えと言うつもりですか?▼~
それ以外にも軍議の時などは~
真剣に取り組むべきですし、▼~
とても笑っていられるような場合では~
ない事だってありますよ…▼~
:[アズール]|
ま、まぁそうなんだけどさ…▼~
よし!じゃあルキナには~
実力行使しかないみたいだね!▼~
:[ルキナ]|
ちょっと…私の脇に手を伸ばして~
何をする気ですか?▼~
:[アズール]|
こちょこちょ…▼~
:[ルキナ]|
あ、あはははははっ!!▼~
…ちょっとアズール!~
何をするんですか!!▼~
:[アズール]|
どう? 楽しい気分になった?▼~
:[ルキナ]|
なるわけないでしょう!▼~
…もうこの際、正直に言いますけど…~
邪魔なので向こうに行ってもらえますか?▼~
私、いまそんな気分じゃないんです!▼~
:[アズール]|
…それは離れた場所からルキナを~
笑わせてみろ、ってことかな▼?~
:[ルキナ]|
そんなことは言ってません!~
もう黙っていて下さい…!▼~
:[アズール]|
………▼~
:[ルキナ]|
はぁ…▼~
:[アズール]|
………▼~
:[ルキナ]|
…って、アズール、さっきからどうして~
変な動作を繰り返しているのですか?▼~
妙な踊りをしてみせたり、~
小道具を用意して動いたり!▼~
:[アズール]|
これはサイレントと言って、無言で~
聴衆を笑わせる演技の一つだよ。▼~
この前母さんから教えてもらったんだ。~
なかなか愉快な動きだろ?▼~
:[ルキナ]|
私が言っていたのは黙って~
笑わせろという意味ではありません!▼~
:[アズール]|
でも、笑顔の練習を…▼~
:[ルキナ]|
…もういいです!▼~
私はアズールみたいに~
能天気じゃありませんから、▼~
今はそんな風に笑っていられる~
余裕なんてありません!▼~
ましてや笑顔の練習なんか、~
する気ありませんから!▼~
:[アズール]|
…………そっか。▼~
無理強いしちゃって、ごめんね。~
じゃあ僕、もう戻るから…!▼~
:[ルキナ]|
…ふぅ。これくらい言わないと、~
わかってもらえませんからね。▼~
とはいえ…~
少し言い過ぎたかもしれませんけど…▼~
***支援A [#m446b7ad]
:[ルキナ]|はぁ…~
先日はさすがに言いすぎたでしょうか。▼~
アズールは私のことを想って~
言ってくれていたのに…▼~
笑顔の練習…ですか。~
でも、やっぱりそんな気分には…▼~
:[アズール]|あっ、ルキナ…▼~
:[ルキナ]|アズール…▼~
:[アズール]|ご、ごめんね。また来ちゃった。▼~
:[ルキナ]|い、いえ。~
こちらこそ…先日は言い過ぎました。▼~
でもアズール…私は自分の言ったことが~
間違いだとは思っていません。▼~
あなたの言いたいこともわかりますが、~
そんな悠長なことは言ってられないんです。▼~
だから…放っておいてもらえませんか?▼~
:[アズール]|あ、あはは…そうだよね…▼~
僕ってルキナの言う通り、~
能天気で嫌になっちゃうよ…▼~
:[ルキナ]|………!▼~
:[アズール]|もう笑顔の練習は止めるから、~
安心してよ。▼~
ルキナの邪魔も…もうしないから。~
…じゃあ僕、もう行くね。▼~
:|'''(アズール、退場)'''
:[ルキナ]|ちょ…ちょっと待って下さい!~
アズール!!▼~
:|'''(アズール、再登場)'''
:[アズール]|えっ…どうしたの?▼~
:[ルキナ]|あ…、いえ、今一瞬、~
あなたが泣いているように見えて…▼~
:[アズール]|?? …泣いてない、よ?~
むしろ笑ってたと思うんだけど…▼~
:[ルキナ]|そう…ですよね。笑ってたのに…~
泣いているように見えてしまって。▼~
私、その顔を見ていたら、~
思わず…呼び止めてしまいました。▼~
そんな悲しそうな笑顔を見せられたら、~
私まで…辛い気持ちになってしまいます。▼~
:[アズール]|…参ったな。僕、ルキナを~
悲しませるつもりはなかったんだけど…▼~
:[ルキナ]|す、すみません…▼~
あれだけ言われても響かなかったのに、▼~
あなたの表情を見て、~
ようやく気づきました…▼~
周りの人を明るくするためにも、~
心からの笑顔は必要…ですよね。▼~
:[アズール]|ルキナ…!~
…うん、そうだよ!▼~
特にルキナの笑顔には、~
みんなを勇気づける力があるんだからさ!▼~
:[ルキナ]|ふふふっ。ありがとう、アズール…▼~
:[アズール]|あ、やっと笑ってくれたね。▼~
:[ルキナ]|ふふ…意外に自然と~
出てしまうものなんですね。笑顔って。▼~
:[アズール]|ルキナ、とってもいい笑顔だよ。~
いつもその笑顔でいてくれたら、嬉しいな。▼~
:[ルキナ]|えぇ、アズールのおかげです。▼~
私、これからはもっと笑顔で、~
みんなを明るくできるように頑張ります…!▼~
:[アズール]|うんうん! みんな、ルキナの笑顔を見たら~
もっと頑張れるに決まってるよー!▼~
***支援S [#nd86f6ef]
:[ルキナ]|アズール…ちょっといいですか?▼~
:[アズール]|…あれ? また厳しい顔してる…!~
ルキナ、この前の笑顔はどうしたの?▼~
:[ルキナ]|…すみません。今日だけはさすがに~
笑顔になることはできないようです…▼~
:[アズール]|えっ…?ど、どうしたの!?~
何か嫌な事でもあった…?▼~
:[ルキナ]|いえ…嫌な事があったわけでは~
ありませんけど…▼~
とりたてて嬉しい事があったわけでも~
ありませんね…▼~
:[アズール]|えっと…ルキナ。ほんとにどうしたの?~
今日の君、なんか変だよ?▼~
:[ルキナ]|はい…変ついでに、~
もっと変なことを言わせてもらいます。▼~
:[アズール]|な…なに?なんか怖いなぁ…▼~
:[ルキナ]|私…この前、あなたを遠ざけようと~
酷い事を言いました。▼~
そして去り際の寂しそうな~
あなたの笑顔を見て、▼~
これではダメだと思い、あなたに~
謝罪したんです…覚えていますか?▼~
:[アズール]|もちろん。僕は女の子にされたことなら~
罵倒ですら覚えてるよ?▼~
:[ルキナ]|あの時、私はあなたのそんな笑顔は~
見たくないと思った…▼~
仲間を明るい笑顔にしたいと思った…▼~
でも、それだけではなかったんです。▼~
:[アズール]|………?▼~
:[ルキナ]|私は…私は…、大事な人の笑顔を~
守りたい…それが本当の気持ちだったんです。▼~
アズール、私はあなたの事が好きです。▼~
:[アズール]|…え、えぇぇぇーーー!?▼~
:[ルキナ]|良かったら…私とこれからずっと~
一緒にいて下さいませんか…?▼~
:[アズール]|………▼~
う…うん。僕で良ければ…▼~
:[ルキナ]|えっ…受けて頂けるんですか?▼~
:[アズール]|受けないわけないだろう?▼~
…僕も…~
僕もルキナの事がずっと好きだったんだ…!▼~
でも…君はイーリス国の王女様だし、~
身分違いもいいところだし、▼~
特に今は、気軽に声なんかかけたら~
クロムさんの剣の錆にされそうだし…▼~
:[ルキナ]|ふ…ふふふっ、アズールったら~
そんなことを考えていたんですか?▼~
:[アズール]|あ…笑った。▼~
:[ルキナ]|だって…アズールがお父様の~
剣の錆になるところを想像したら…!▼~
:[アズール]|君ねぇ…そこ、笑うとこなのかな?~
僕がクロムさんに斬られちゃうんだよ?▼~
まぁ…楽しい気分になってくれたんなら~
いいんだけどさ。▼~
:[ルキナ]|ふふ…ごめんなさい。▼~
でも、アズールも同じ気持ちだったなんて~
私…とっても嬉しいです。▼~
今なら、あなたに心からの笑顔が~
いくらでも見せられますよ。▼~
:[アズール]|そっか…良かった。▼~
じゃあ、こうやって二人でいれば、~
きっとずっと笑顔でいられるね!▼~
:[ルキナ]|…そうですね。私たちが笑顔でいたら、~
きっと皆さんも明るくなります。▼~
:[アズール]|あ、それ、すっごく素敵だね!▼~
よーし、この調子で世界中の女の子を~
笑顔にしちゃおうー!!▼~
:[ルキナ]|はいっ! もちろんです!▼~
…って、世界中の…女の子?▼~
アズール…あなたまさか…~
私と付き合った後もナンパを…?▼~
:[アズール]|い、いやー…ははは。▼~
だって、どうせならたくさんの人が~
笑顔になった方がいいじゃない?▼~
でも、一番見たい笑顔は~
もちろんルキナのだからさ!▼~
:[ルキナ]|もう! アズール!~
私はそんなことでごまかされません!▼~
本当にお父様の剣の錆に~
していただきますよ!?▼~
:[アズール]|えぇぇ~…!?~
そ…それだけは勘弁してー…!▼~
**アズール(兄弟) [#ldcbfae9]
***支援C [#h6be5631]
:[アズール]|ふぅっ、掃除って大変だなー。~
あ…あれ? これってもしかして…▼~
う、うわああああぁっ!!▼~
:[ルキナ]|!! 今の悲鳴は…アズール!?~
まさか、敵の奇襲が…!?▼~
:[ルキナ]|アズール! 大丈夫ですか!?▼~
:[アズール]|ル…ルキナ…うぅ…!▼~
:[ルキナ]|落ちついて下さいアズール、~
私が来たからにはもう平気ですから…!▼~
:[アズール]|む、虫が…!!▼~
:[ルキナ]|えっ、虫?▼~
:[アズール]|そう! ものすごく大きくて、~
わさわさしてる虫が出てきたんだ…!▼~
あの見た目ったら最悪だよ…!▼~
:[ルキナ]|じゃあ、さっきの悲鳴はそれですか?~
私はてっきり敵の奇襲かと…▼~
全くもう…~
人騒がせな真似はやめてくださ…▼~
:[アズール]|うわーーーっ! 飛んだーーー!!~
こ、こっちに来るなよーーー!!▼~
:[ルキナ]|えぇっ!?~
…きゃーーーーっ!!▼~
:[アズール]|ね?あれは叫ぶでしょ?~
ルキナ、あれ倒してよ…!▼~
:[ルキナ]|む、無理ですよあんな大きい虫…!▼~
:[アズール]|えー!? さっきは~
『私が来たからにはもう平気です』って▼~
言ってたのに!?▼~
虫一匹倒せないで~
未来が救えるの!?▼~
:[ルキナ]|何なんですかその理屈は…!▼~
アズールこそ、女の子にモテたいなら~
虫の一匹ぐらいなんとかして下さい…!▼~
:[アズール]|うぅ…!! あの虫を倒すぐらいなら~
モテなくていいよ…!▼~
ルキナ、一応僕の姉さんなんだから~
何とかしてよ…!!▼~
父さんからも、弟をちゃんと守るように~
言われてるんでしょ?▼~
:[ルキナ]|はぁ…そういえばそうでした。~
わかりました…何とかしますよ…▼~
:[アズール]|やった! やっぱりルキナは頼りになるね!~
さすがは未来のイーリス王女様!▼~
:[ルキナ]|…あなたも一応、王子様でしょうが…▼~
:[アズール]|そういえばそうだったねー。▼~
ほらほら、~
物陰に入った今がチャンスだよ!▼~
:[ルキナ]|暗くてよく見えませんよ…▼~
:[アズール]|ファルシオンを光らせれば?~
それで位置確認して、そのままグサッと…▼~
:[ルキナ]|ファルシオンを虫退治の~
便利な道具みたいに言わないで下さい!▼~
:[アズール]|あはは、ごめんごめん…って、▼~
うわーーーーーっ!!~
また飛んだーーー!!▼~
:[ルキナ]|くっ…! 手強い相手ですが…~
アズールには指一本触れさせません…!▼~
:[アズール]|ルキナ…!▼~
:[クロム]|おい! お前らさっきから~
何を騒いでるんだ!?▼~
:[ルキナ]|お、おとうさま!?▼~
:[アズール]|父さん!?▼~
(暗転)~
:[クロム]|…まったくお前たちは…。~
虫一匹であんなに騒ぐんじゃない。▼~
:[アズール]|ごめんなさい…▼~
:[ルキナ]|ごめんなさい、お父様…▼~
:[クロム]|反省しているならいい。~
まぁ…これからは気をつけろ。▼~
:[アズール]|結局、あの虫は父さんが倒してくれたね。~
いや~、やっぱり頼りになるなぁ。▼~
:[ルキナ]|そうですね…でも、お父様に~
ご迷惑をおかけしてしまいました…▼~
:[アズール]|ん?ルキナ、落ち込んでるの?~
僕は楽しかったけどなぁ。▼~
だって、こうやって二人して父さんに~
叱られるなんて、初めてだし。▼~
こうしてるとさ、なんて言うか…~
普通の家族、みたいだよね。▼~
:[ルキナ]|アズール…▼~
…えぇ、そうですね。~
私も、少しだけ楽しかったです…▼~
***支援B [#maa1ab9d]
:[ルキナ]|…アズール。▼~
:[アズール]|ん?▼~
:[ルキナ]|私の言いたいことはわかりますね…?▼~
:[アズール]|果物を切った後、ファルシオンは~
洗って返しましょう…かな?▼~
:[ルキナ]|違います!▼~
ファルシオンを果物ナイフ代わりに~
使わないで下さいということですよ!▼~
:[アズール]|ひっ…!?~
わ、悪かったよ…!▼~
:[ルキナ]|謝ってすむ問題ではありません!▼~
この剣はイーリス国の国宝で、~
お父様の形見なのですよ!?▼~
あなた、よく親の形見で~
果物を切ろうと思いましたね…!?▼~
あぁ…ファルシオンから、~
武器にあるまじき甘い香りが…▼~
:[アズール]|だって、果物切りたいなーと思ってたら~
目の前に手頃な刃物があったから…▼~
そ、それに僕…その剣に~
あんまり触ったことないし、▼~
どんな感じなのかなーって、~
その…ちょっと興味が…▼~
:[ルキナ]|………▼~
:[アズール]|お…怒ってる…よね?▼~
:[ルキナ]|…アズールは、この剣に触ったことが~
なかったのですか?▼~
:[アズール]|え、そっち…?▼~
う…うん。あんまり触ったことないよ。~
未来ではずっとルキナが持ってたし、▼~
こっちに来てからも、~
ちょっと移動させる時に触るぐらいで…▼~
:[ルキナ]|では…アズールがこの剣を使って~
戦える素質があるかは▼~
わからないということですか?▼~
:[アズール]|へぇ~、その剣って…~
使うのに素質なんて要るんだ?▼~
:[ルキナ]|そうですか…あなたはそれすら~
知らないままだったのですね。▼~
…ファルシオンは、聖王の血とナーガの力を~
色濃く受け継ぎ、素質を持った者にのみ▼~
戦場で扱うことができる、~
特殊な剣なのです。▼~
逆に言えば、聖王の血族であっても~
素質のない者には使うことができません。▼~
:[アズール]|はぁ~…なんかすごい剣なんだね…▼~
そんな剣使って戦えるなんて、~
さすがルキナだよ。▼~
:[ルキナ]|…いえ、もしかしたらあなたにも~
使えるかもしれませんよ。▼~
あなたは、そもそも素質があるかどうかすら~
わからない状態ですから…▼~
:[アズール]|そっか~、そうだね!~
もし使えたらすごいなぁ…!▼~
伝説の剣で、勇敢に敵に立ち向かう僕…~
うん。それは確実にモテるね!▼~
:[ルキナ]|そうですね…。未来にいた頃は~
考えたことがありませんでしたけど▼~
あなたもこの剣が使えた方が~
良いかもしれません。▼~
…私に、もしものことがあった時のために。▼~
:[アズール]|…え?~
もしも、って…?▼~
それって…どういうことかな…▼~
:[ルキナ]|私がこの戦いで命を落とした時ですよ。▼~
その時、他にもファルシオンを~
使える者がいた方が、戦局が有利に動く。▼~
未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい…▼~
…そうと決まれば、あなたにもファルシオンが~
使えるかどうか試しましょう。▼~
:[アズール]|…………▼~
:[ルキナ]|アズール?▼~
:[アズール]|…無理だよ。▼~
僕にそんなすごい剣を扱う~
素質なんてあるわけないじゃないか。▼~
:[ルキナ]|それは、やってみないことには~
わかりませんよ。▼~
あなただって、さっき使えたらいいなって~
言っていたでしょう? だから…▼~
:[アズール]|…嫌だって言ってるんだ!▼~
そんな訓練…したくない!▼~
ルキナが死んじゃった時のための~
訓練なんて、したくないよ!!▼~
:[ルキナ]|…アズール。気持ちはわかりますが、~
あなたも覚悟を決めてください。▼~
この戦いは、どんな手を使ってでも~
負けるわけにはいかないのですよ…▼~
:[アズール]|そんな事わかってる!!~
でも、僕はそこまで割り切れないんだ…!▼~
ルキナも僕を置いていくの!?~
父さんや母さんと同じように…!!▼~
:[ルキナ]|そうならずに済めばいいとは~
思っています。▼~
…でも、~
生き残るという約束はできませんから。▼~
:[アズール]|なんだよ、それ…!▼~
ルキナが死ぬことを考えるようになるなら、~
ファルシオンなんて使えなくていい!▼~
僕にもし素質があったとしても▼~
果物ナイフとしてしか~
使ってやらないんだからな!▼~
ルキナのバカーーー!!▼~
(アズール、退場)~
:[ルキナ]|ア、アズール…▼~
果物ナイフとしては、~
使いたいんですね…▼~
***支援A [#q948c94c]
:[アズール]|…ルキナ。~
ちょっといいかな?▼~
:[ルキナ]|アズール。どうしたんですか?~
そんなに深刻な顔をして。▼~
:[アズール]|あのさ…僕にファルシオンを使う~
素質があるかどうか、見て欲しいんだ。▼~
:[ルキナ]|えっ…! でもアズール、この前は~
あんなに嫌がっていたじゃないですか。▼~
なのにどうして…▼~
:[アズール]|あれから、考えていたんだ。~
ルキナが言ってた言葉を…▼~
『未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい』って。▼~
僕だって父さんの子なのに、~
いつまでも逃げているわけにはいかない。▼~
ルキナみたいに、ちゃんと覚悟しないとって。~
だから…お願いできるかな。▼~
:[ルキナ]|そうですか…。あなたがその気に~
なったのなら、私に異論はありません。▼~
すぐに準備をしましょう。▼~
(暗転)~
:[ルキナ]|では…アズール。~
あの丸太を敵だと思って切って下さい。▼~
あなたに素質が無いなら~
ファルシオンはなまくら同然となり、▼~
丸太に傷を付けることすら~
できないでしょう。▼~
逆に、素質があった場合…~
剣の威力で、丸太は真っ二つになります。▼~
:[アズール]|………▼~
:[ルキナ]|では…ファルシオンをお渡ししますね。▼~
:[アズール]|うん…やってみる。▼~
:[アズール]|はぁ~…、とは言ったものの~
もし素質があったら…どうしたらいいんだ…▼~
…いや、ダメだ。迷うな…。~
決めたんだから…僕も覚悟するって!▼~
…いくよ!▼~
はあぁぁぁぁっ!!▼~
………▼~
…あれ?~
当たった感じが、しない…?▼~
:[ルキナ]|…丸太、そのままですね。▼~
残念ながら、アズールには~
素質が無かったみたいです…▼~
:[アズール]|…………▼~
:[ルキナ]|あ、あの…落ち込まないで下さいね。~
素質が無くても、あなたは正真正銘▼~
聖王の血を引くイーリス王子で~
あることに変わりは…▼~
:[アズール]|…ぷっ。~
ふふ、あはははは…!!▼~
:[ルキナ]|ア、アズール!?▼~
:[アズール]|ははは…だ、だって、おかしくて…!~
あんなに緊張して挑んだのに▼~
結果は盛大な空振りって…!~
あはは、はは…!▼~
:[ルキナ]|…ふ、ふふ。アズールったら…。~
私まで、笑えてきたじゃないですか…▼~
なんだか私たち、素質のあるなしに~
振り回されてしまいましたね。▼~
最近は2人ともピリピリしていて、~
喧嘩のあとみたいになっていましたから。▼~
こんなことなら、以前のように虫退治をして~
騒いでいる方が、よっぽどいいですよ。▼~
:[アズール]|うん。でも…今回のことのおかげで~
僕は覚悟を決めることができた。▼~
大切な人がいなくなるのを怖がって、~
できることをやらないのは、ただの逃げだ。▼~
万が一ルキナが先に死んじゃっても…~
僕は最後まで戦って、勝ってみせる。▼~
けど…それでもやっぱり…~
ルキナがいなくなるのは辛いから…▼~
僕にルキナを守らせて。~
これは逃げじゃないから、いいだろう?▼~
:[ルキナ]|…アズール…▼~
…そうですね。私も、死なないという約束を~
あなたと交わさないことで、逃げていました。▼~
でも、もう終わりにします。~
私は絶対に死なないと約束します。▼~
あなたを一人にはさせません。~
そして、あなたを死なせはしません。▼~
最後まで生き残りましょう。一緒に。~
勝って、未来を勝ち取りましょう。▼~
:[アズール]|ルキナ…!~
…うん、約束だよ…?▼~
:[ルキナ]|えぇ。約束です。▼~
…あっ! 私、今日の食事当番だったの~
忘れていました!▼~
すみません、先に戻りますね!▼~
(ルキナ、退場)~
:[アズール]|あ、ルキナ! ファルシオン忘れてるよ!~
…もう行っちゃったね。▼~
…えっと。せっかくだから記念に~
もう一回振ってみようかな。▼~
素質の無い僕は、戦場では一生~
この剣を使うことはないんだもんね。▼~
…よし! せいやぁぁぁぁっ!!▼~
…………▼~
ふぅ…やっぱり傷一つ付かない…か。▼~
…ねぇファルシオン。君、ルキナのこと~
ちゃんと守らないと許さないよ?▼~
もしルキナが死んじゃったら、~
君は一生果物ナイフの刑なんだから。▼~
…なんてね。~
さて、返しに行こうっと。▼~
(暗転)~
:[クロム]|…ん? 何だ、この丸太は。~
誰かが訓練で使ったのか?▼~
…見事に真っ二つだな…▼~
**ブレディ [#v3c4d764]
***支援C [#y2dff718]
:[ルキナ]|あっ、ブレディ。▼~
:[ブレディ]|ル、ルキナ…▼~
:[ルキナ]|あら…元気がないんですか?▼~
:[ブレディ]|何言ってやがる? 見ての通りだぜ!▼~
:[ルキナ]|見ての通りって…。見たままですと、~
あまり顔色が優れないように見えますよ?▼~
:[ブレディ]|う、うるせぇよ!~
こ、これは、す、少し風邪をひいただけだ!▼~
:[ルキナ]|それはいけません。~
無理をせずに寝ていた方がいいですよ?▼~
:[ブレディ]|大丈夫だよ、こんなの…ひ、ひっ、~
…ヒ、ヒ、ヒックジョォォォォン!!▼~
:[ルキナ]|ほら、言ってるそばから、~
そんな変なくしゃみをして!▼~
:[ブレディ]|う、うるへぇっ…ぐじょんっ!!~
『変な』は余計だぁっ…ぐじょんっ!▼~
:[ルキナ]|私、風邪に効く薬を持っているんです!~
今から持ってきますね?▼~
:[ブレディ]|そ、そんなのいらねーよっ!~
いいから俺に構うんじゃねーよ!!▼~
:[ルキナ]|そ、そうですか? わかりました…~
でもあまり無理はしないでくださいね?▼~
:[ブレディ]|…いいから俺に構うなよ。~
ほら、お前もあっちいけって!▼~
風邪を移しちまうだろっ!▼~
:[ルキナ]|は、はい…。それでは、また…▼~
:[ブレディ]|ちっ…! 情けねぇったらありゃしねぇ。▼~
***支援B [#odb08325]
:[ルキナ]|せいっ! たぁ! やぁっ!!~
はああっーーーっ!!▼~
:[ブレディ]|ルキナのヤツ…あいかわらず精がでるな。~
一体、素振りをどれだけ続けるつもりだ…?▼~
:[ルキナ]|たぁぁっーーー!!!!▼~
!!! うくっ…▼~
:[ブレディ]|…ん?▼~
:|'''(剣が落ちる音)'''
:[ブレディ]|ルキナ!? どうした!?▼~
:[ルキナ]|ブ、ブレディ…▼~
いえ、なんでもありません。~
ちょっと…手が滑って剣を落としただけです。▼~
:[ブレディ]|…腕、見せてみな。▼~
:[ルキナ]|え、あの…いや、ブレディ! 何を!?▼~
:[ブレディ]|首も見せてもらうぜ。▼~
………▼~
…やっぱりな。お前、体を酷使しすぎだ。~
今日はもう稽古は止めて、寝てろ。▼~
:[ルキナ]|な、何を言うんですか?~
そんな…休んでる暇なんてありません。▼~
:[ブレディ]|ったく。お前は他人のことばかり気にして、~
自分の体のことはちっとも分かってねぇ!▼~
そんなんじゃ…、~
戦いに出ても足を引っ張っちまうぞ。▼~
:[ルキナ]|えっ…それはどういう意味ですか?▼~
:[ブレディ]|俺が最初に就いたクラスは僧侶だったろ?▼~
だから自分じゃなくて、~
他人ならいくらでも看られる。▼~
ちょっとジッとしてろ…▼~
:[ルキナ]|…ブ、ブレディ。▼~
:[ブレディ]|………▼~
ルキナ。今日は、体全体が重くなかったか?▼~
:[ルキナ]|…ど、どうしてわかるんですか!?▼~
:[ブレディ]|…首の筋が腫れてるみてぇだな。▼~
:[ルキナ]|……首の筋…ですか?▼~
:[ブレディ]|首はな、脳からの信号を体に送る際に~
絶対に通る場所なんだよ。▼~
そこが炎症しちまうと、ちょっとした疲れで、~
すぐに体が動かなくなっちまうんだ。▼~
:[ルキナ]|…そ、そうなのですか?~
では、どうしたら?▼~
:[ブレディ]|さっさと寝ろ。▼~
んで首の下に何か、冷たい手ぬぐいでも~
置いておきな。▼~
起きたら、首をちょっと回して~
優しく揉んでおくんだな。▼~
:[ルキナ]|あ、ありがとうございます、ブレディ。~
…試してみます。▼~
:[ブレディ]|休む時にはしっかり休めよ。~
…って、もう行っちまったか。▼~
***支援A [#a2577136]
:[ルキナ]|あ、ブレディ!▼~
:[ブレディ]|お、ルキナか…なんだ?▼~
:[ルキナ]|この前のことになってしまいますが、~
あの…ありがとうございました。▼~
あの時、あなたに処方してもらった処置を~
してみたら、体がとても楽になりました。▼~
しかも心なしか前よりも、~
身体が軽い気がしているんです。▼~
:[ブレディ]|まぁ、これからも無理すんなよ。~
自分に気を遣いな。▼~
:[ルキナ]|はい、そうします。▼~
………▼~
しかし、ブレディの顔色は~
相変わらず良くないですね。▼~
:[ブレディ]|ほっとけ! 俺は元々こうなんだよ!~
ああ~っ! もうお前、用は済んだんだろ?▼~
:[ルキナ]|まだです。次は私がブレディを~
治してあげる番です。▼~
以前あなたが風邪を引いた時、~
私は結局何もできませんでした。▼~
今こそあなたを救う時なんです!▼~
:[ブレディ]|とかカッコつけたこと言いながら~
お前! 身体を取り押さえるなっ!▼~
:[ルキナ]|私に体術で勝てるとは思わない方がいいですよ。▼~
:[ブレディ]|うがっ! コラ! 羽交い絞めにすんなっ!▼~
:[ルキナ]|なぜ抵抗するのですか!? 私に任せて下さい!~
そして身を委ねて下さい!▼~
:[ブレディ]|か…勘違いされるようなこと言うな!~
ああ~~~! 離せ! いやだ!▼~
:[ルキナ]|私、こう見えても~
マッサージするの得意なんですよ。▼~
えいっ!▼~
:[ブレディ]|痛だだだだっ~~~!!!!~
やめろ! 壊れちまう!▼~
:[ルキナ]|え? こんなので痛いんですか?~
まだ全然、力を入れてませんよ。▼~
…嘘ついてますね、ブレディ。▼~
:[ブレディ]|嘘じゃねぇって!~
ホントに肩がいかれちまうから!▼~
:[ルキナ]|そ、そうですか…失礼しました。▼~
:[ブレディ]|痛って~…なぁ。~
青あざになってんじゃねぇか…▼~
:[ルキナ]|おかしいですね…▼~
普通の人ならこれくらいの力が~
程よいはずなんですけど。▼~
:[ブレディ]|頼む。やるんなら~
もっと優しくやってくれ。▼~
:[ルキナ]|わ、わかりました。気をつけます。▼~
:[ブレディ]|ま、まぁ、でも…~
好意だけはありがたく受け取っておくよ。▼~
***支援S [#oe73cc4d]
:[ルキナ]|ブレディ。聞きましたか?▼~
:[ブレディ]|あ? 何を。▼~
:[ルキナ]|私たち、付き合ってると~
思われてるみたいですよ。▼~
:[ブレディ]|な、なにぃ~~~!!?▼~
なんだよそれ?~
なんでそんな事になってんだよ!▼~
:[ルキナ]|私とブレディが恋人同士だと噂されてるんです。▼~
:[ブレディ]|な、なんでだ…?~
誰がそんなこと言ったんだ?▼~
ちっくしょ~、絶対締めてやるっ!▼~
:[ルキナ]|誰ということもなく、~
噂は広まっているらしいです…▼~
最近私たちがよくお互いに~
身体を看たりしていたじゃないですか?▼~
その様子を見た人たちが、~
どうやらその噂を流したらしいんです…▼~
傍から見たら仲睦まじく見えた~
とういうことなのでしょうか…?▼~
:[ブレディ]|ル、ルキナもそんなこっぱずかしいことを~
サラッと言うな!▼~
:[ルキナ]|す、すみません!▼~
:[ブレディ]|ったく…変な風に解釈しやがって…▼~
:[ルキナ]|勘違いも甚だしいですよね。▼~
:[ブレディ]|俺なんて弱ぇから、~
ルキナに釣り合うわけねぇし!▼~
:[ルキナ]|そ、それはありません!▼~
最近ブレディに看てもらうようになって、~
私の身体能力が向上しましたし…▼~
すごく感謝しています。▼~
:[ブレディ]|そ、そうか…▼~
:[ルキナ]|………▼~
:[ブレディ]|………▼~
だったら、噂どおりにしてみるか…?▼~
:[ルキナ]|え?▼~
:[ブレディ]|いや…ルキナさえ良ければだけどよ。~
そういうのもありかなって…~
:[ルキナ]|そういうのって…お付き合い、ですか?▼~
:[ブレディ]|まぁ…なんだ。~
そういう言い方もあるのかもな。▼~
俺はお前に気遣ってもらえるのは~
うれしいと思ってるし、▼
…せっかく周囲がお膳立てしてくれた~
のなら…丁度いいかと思ってよ。▼~
:[ルキナ]|私もブレディの優しさに~
救われた気がしてました…▼~
…ブレディ。~
こんな私ですが、よろしくお願いします。▼~
:[ブレディ]|あ、あぁ。~
こっちこそ、よろしくな。▼~
:[ルキナ]|うふふっ。~
なんか照れちゃいますね、こういうの。▼~
:[ブレディ]|そういうこと言うなよ!~
こっちが照れんだろうが…!!▼~
**ブレディ(兄弟) [#w2230609]
***支援C [#s327d9ef]
:[ブレディ]|…ったく、掃除って面倒だな…~
ん?こいつはもしかして…▼~
ぎ、ぎゃああああぁっ!!▼~
:[ルキナ]|!! 今の悲鳴は…ブレディ!?~
まさか、敵の奇襲が…!?▼~
:[ルキナ]|ブレディ! 大丈夫ですか!?▼~
:[ブレディ]|ル…ルキナ…!▼~
:[ルキナ]|落ちついて下さいブレディ、~
私が来たからにはもう平気ですから…!▼~
:[ブレディ]|む、虫が…!!▼~
:[ルキナ]|えっ、虫?▼~
:[ブレディ]|あぁ! バカみたいにでっかくて、~
わさわさしてる虫が出てきてよ…!▼~
あの見た目は反則だぜ…!▼~
:[ルキナ]|じゃあ、さっきの悲鳴はそれですか?~
私はてっきり敵の奇襲かと…▼~
全くもう…~
人騒がせな真似はやめてくださ…▼~
:[ブレディ]|ぎゃーーーっ! 飛びやがったーーー!!~
こ、こっちに来んじゃねぇってーーー!!▼~
:[ルキナ]|えぇっ!?~
…きゃーーーーっ!!▼~
:[ブレディ]|な? あれは叫ぶだろ?~
ルキナ、あれ倒してくれよ…!▼~
:[ルキナ]|な、泣くことないじゃないですか!?~
無理ですよあんな大きい虫…!▼~
:[ブレディ]|はぁ!? さっきは~
『私が来たからにはもう平気です』って▼~
言ってたじゃねーか!▼~
虫一匹倒せないで~
未来が救えるのかよ!?▼~
:[ルキナ]|何なんですかその理屈は…!▼~
ブレディこそ、その怖い顔で~
虫の一匹ぐらいなんとかして下さい…!▼~
:[ブレディ]|俺は存在が見かけ倒しなんだよ!▼~
ルキナ、姉貴なんだから~
何とかしてくれよ…!!▼~
父さんからも、弟をちゃんと守るように~
言われてるんだろ?▼~
:[ルキナ]|はぁ…そういえばそうでした。~
わかりました…何とかしますよ…▼~
:[ブレディ]|やった! 姉貴、かっこいいぜ!~
さっすが未来のイーリス王女様だな!▼~
:[ルキナ]|…あなたも一応、王子様でしょうが…▼~
:[ブレディ]|俺は王子なんてガラじゃねぇだろ。~
ほら、物陰に入った今がチャンスだぜ!▼~
:[ルキナ]|暗くてよく見えませんよ…▼~
:[ブレディ]|ファルシオンを光らせりゃいいんじゃねえか?~
それで位置確認して、そのままグサッと…▼~
:[ルキナ]|ファルシオンを虫退治の~
便利な道具みたいに言わないで下さい!▼~
:[ブレディ]|ちっ、ケチケチすんなよ…って、▼~
ぎゃーーーーーっ!!~
また飛んだぞーーー!!▼~
:[ルキナ]|くっ…! 手強い相手ですが…~
ブレディには指一本触れさせません…!▼~
:[ブレディ]|姉貴…!▼~
:[クロム]|おい! お前らさっきから~
何を騒いでるんだ!?▼~
:[ルキナ]|お、おとうさま!?▼~
:[ブレディ]|父さん!?▼~
(暗転)~
:[クロム]|…まったくお前たちは…。~
虫一匹であんなに騒ぐんじゃない。▼~
:[ブレディ]|…悪かったよ。▼~
:[ルキナ]|ごめんなさい、お父様…▼~
:[クロム]|反省しているならいい。~
まぁ…これからは気をつけろ。▼~
:[ブレディ]|結局、あの虫は父さんが倒してくれたな。~
いやー、やっぱり頼りになるぜ。▼~
:[ルキナ]|そうですね…でも、お父様に~
ご迷惑をおかけしてしまいました…▼~
:[ブレディ]|なんだぁ?ルキナ、落ち込んでるのか?~
俺は結構楽しかったぜ。▼~
こうやって二人して父さんに~
叱られるなんて初めてだしよ。▼~
こうしてると、なんつーか…~
普通の家族、みたいだよな。▼~
:[ルキナ]|ブレディ…▼~
…えぇ、そうですね。~
私も、少しだけ楽しかったです…▼~
***支援B [#m27fd400]
:[ルキナ]|…ブレディ。▼~
:[ブレディ]|…んだよ。▼~
:[ルキナ]|私の言いたいことはわかりますね…?▼~
:[ブレディ]|果物を切ったあと、~
ファルシオンは洗って返しましょう、か?▼~
:[ルキナ]|違います!▼~
ファルシオンを果物ナイフ代わりに~
使わないで下さいということですよ!▼~
:[ブレディ]|ひっ…! そんなに怒るなよ。~
俺が悪かったって…!▼~
:[ルキナ]|謝ってすむ問題ではありません!▼~
この剣はイーリス国の国宝で、~
お父様の形見なのですよ!?▼~
あなた、よく親の形見で~
果物を切ろうと思いましたね…!?▼~
あぁ…ファルシオンから、~
武器にあるまじき甘い香りが…▼~
:[ブレディ]|だって、果物切りてぇなーと思ってたら~
目の前に手頃な刃物があるんだぜ?▼~
それに俺、その剣に~
あんま触ったことねぇし、▼~
どんな感じなのかって、~
ちょっと興味がな…▼~
:[ルキナ]|………▼~
:[ブレディ]|お…怒ってる…のか?▼~
:[ルキナ]|…ブレディは、この剣に触ったことが~
なかったのですか?▼~
:[ブレディ]|はぁ? そっち気にするか?▼~
あぁ。あんま触ったことねぇよ。~
未来ではずっとルキナが持ってたし、▼~
こっちに来てからも、、~
ちょっと移動させる時に触るぐらいだな。▼~
:[ルキナ]|では…ブレディがこの剣を使って~
戦える素質があるかは▼~
わからないということですか?▼~
:[ブレディ]|あぁ? その剣って~
使うのに素質とか要るのかよ。▼~
:[ルキナ]|そうですか…あなたはそれすら~
知らないままだったのですね。▼~
…ファルシオンは、聖王の血とナーガの力を~
色濃く受け継ぎ、素質を持った者にのみ▼~
戦場で扱うことができる、~
特殊な剣なのです。▼~
逆に言えば、聖王の血族であっても~
素質のない者には使うことができません。▼~
:[ブレディ]|な、なんか難しい話だな…▼~
けど、そんな剣使って戦えるなんて、~
さっすが姉貴だぜ!▼~
:[ルキナ]|…いえ、もしかしたらあなたにも~
使えるかもしれませんよ。▼~
あなたは、そもそも素質があるかどうかすら~
わからない状態ですから…▼~
:[ブレディ]|はぁ!? マジかよ…!~
もし使えたらすごいじゃねえか…!▼~
伝説の剣なんか使えたら、~
父さんみてぇな強い男になれるかも…▼~
:[ルキナ]|そうですね…。未来にいた頃は~
考えたことがありませんでしたけど▼~
あなたもこの剣が使えた方が~
良いかもしれません。▼~
…私に、もしものことがあった時のために。▼~
:[ブレディ]|…え?~
もしも、って…?▼~
それって…どういうことだよ…▼~
:[ルキナ]|私がこの戦いで命を落とした時ですよ。▼~
その時、他にもファルシオンを~
使える者がいた方が、戦局が有利に動く。▼~
未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい…▼~
…そうと決まれば、あなたにもファルシオンが~
使えるかどうか試しましょう。▼~
:[ブレディ]|…………▼~
:[ルキナ]|ブレディ?▼~
:[ブレディ]|…無理だ。▼~
俺にそんなすごい剣を扱う~
素質なんてあるわけねぇよ。▼~
:[ルキナ]|それは、やってみないことには~
わかりませんよ。▼~
あなただって、さっき使えたらいいなって~
言っていたでしょう? だから…▼~
:[ブレディ]|…嫌だって言ってんだよ!▼~
そんな訓練、したくねぇ!▼~
ルキナが死んじまった時のための~
訓練なんて、それこそ死んでもごめんだ!▼~
:[ルキナ]|…ブレディ。気持ちはわかりますが、~
あなたも覚悟を決めてください。▼~
この戦いは、どんな手を使ってでも~
負けるわけにはいかないのですよ…▼~
:[ブレディ]|んな事わかってんだよ!!~
けど、俺はそこまで割り切れねぇ!▼~
ルキナも俺を置いていくつもりかよ!?~
父さんや母さんと同じように…!!▼~
:[ルキナ]|そうならずに済めばいいとは~
思っています。▼~
…でも、~
生き残るという約束はできませんから。▼~
:[ブレディ]|んだよそれ…!▼~
ルキナが死ぬこと考えるようになるんなら、~
ファルシオンなんて使えなくていい!▼~
俺にもし素質があったとしても▼~
果物ナイフとしてしか~
使ってやんねぇんだからな!▼~
ルキナの馬鹿野郎…!!▼~
(ブレディ、退場)~
:[ルキナ]|ブ、ブレディ…▼~
果物ナイフとしては、~
使いたいんですね…▼~
***支援A [#f2d61973]
:[ブレディ]|…ルキナ。▼~
:[ルキナ]|ブレディ。どうしたんですか?~
そんなに深刻な顔をして。▼~
:[ブレディ]|俺にファルシオンを使う~
素質があるかどうか、見てくれよ。▼~
:[ルキナ]|えっ…! でもブレディ、この前は~
あんなに嫌がっていたじゃないですか。▼~
なのにどうして…▼~
:[ブレディ]|あれから、考えてたんだ。~
ルキナが言ってた言葉をよ…▼~
『未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい』って。▼~
俺だって父さんの子なのに、~
いつまでも逃げてたらかっこ悪ぃだろ。▼~
俺もちゃんと覚悟しないと駄目だと思ってな。~
だから…頼む。▼~
:[ルキナ]|そうですか…。あなたがその気に~
なったのなら、私に異論はありません。▼~
すぐに準備をしましょう。▼~
(暗転)~
:[ルキナ]|では…ブレディ。~
あの丸太を敵だと思って切って下さい。▼~
あなたに素質が無いなら~
ファルシオンはなまくら同然となり、▼~
丸太に傷を付けることすら~
できないでしょう。▼~
逆に、素質があった場合…~
剣の威力で、丸太は真っ二つになります。▼~
:[ブレディ]|………▼~
:[ルキナ]|では…ファルシオンをお渡ししますね。▼~
:[ブレディ]|あぁ…▼~
:[ブレディ]|…くそ。すげぇ緊張してきたぜ…!~
もし素質があったらどうすりゃいい…▼~
…いや、駄目だ。迷うな。~
俺も覚悟するって決めたんだ!▼~
…いくぜ!▼~
どぉりゃぁぁぁぁっ!!▼~
………▼~
…なんだぁ?~
当たった感じ、しねぇぞ…?▼~
:[ルキナ]|…丸太、そのままですね。▼~
残念ながら、ブレディには~
素質が無かったみたいです…▼~
:[ブレディ]|…………▼~
:[ルキナ]|あ、あの…落ち込まないで下さいね。~
素質が無くても、あなたは正真正銘▼~
聖王の血を引くイーリス王子で~
あることに変わりは…▼~
:[ブレディ]|…ぶふっ。~
はは、ははははは…!!▼~
:[ルキナ]|ブ、ブレディ!?▼~
:[ブレディ]|はは…だ、だって笑えるだろ…!~
あんなに緊張して挑んだのに▼~
こんな盛大な空振りしちまって…!~
ふ…ふふ、はははは…!▼~
:[ルキナ]|…ふ、ふふ。ブレディったら…。~
私まで、笑えてきたじゃないですか…▼~
なんだか私たち、素質のあるなしに~
振り回されてしまいましたね。▼~
最近は2人ともピリピリしていて、~
喧嘩のあとみたいになっていましたから。▼~
こんなことなら、以前のように虫退治をして~
騒いでいる方が、よっぽどいいですよ。▼~
:[ブレディ]|あぁ。でもな…今回のおかげで~
俺は覚悟を決めることができたぜ。▼~
大事な奴がいなくなるのを怖がって、~
できることをやろうとしねぇのは逃げだ。▼~
万が一ルキナが先に死んじまっても~
最後まで戦って、勝ってみせる。▼~
けどよ…それでもやっぱ…~
ルキナがいなくなるのは辛ぇから…▼~
俺にルキナを守らせろ。~
これは逃げじゃないから、文句ねぇだろ?▼~
:[ルキナ]|…ブレディ…▼~
…そうですね。私も、死なないという約束を~
あなたと交わさないことで、逃げていました。▼~
でも、もう終わりにします。~
私は絶対に死なないと約束します。▼~
あなたを一人にはさせません。~
そして、あなたを死なせはしません。▼~
最後まで生き残りましょう。一緒に。~
勝って、未来を勝ち取りましょう。▼~
:[ブレディ]|ルキナ…!~
…あぁ! 約束だぞ!▼~
:[ルキナ]|えぇ。約束です。▼~
…あっ! 私、今日の食事当番だったの~
忘れていました!▼~
すみません、先に戻りますね!▼~
(ルキナ、退場)~
:[ブレディ]|おいルキナ! ファルシオン忘れてんぞ!~
…もう行っちまったか。▼~
…せっかくだから記念に~
もう一回振ってみるか。▼~
素質の無い俺は、戦場では一生~
この剣を使うことはねぇからな。▼~
よし! どおりゃぁぁぁっ!!▼~
…………▼~
ちっ。やっぱ傷一つつかねぇか。▼~
…おいファルシオン。てめぇ、ルキナのこと~
ちゃんと守らねぇと…ぶっとばすぞ?▼~
もしルキナが死んじまったら、~
てめぇは一生果物ナイフだからな!▼~
…なんてな。~
さて、返しに行くか。▼~
(暗転)~
:[クロム]|…ん? 何だ、この丸太は。~
誰かが訓練で使ったのか?▼~
…見事に真っ二つだな…▼~
**デジェル [#af22d556]
***支援C [#q4501449]
:[デジェル]|……あっ、~
いたいた。▼~
ルキナ! 今、時間はある?▼~
:[ルキナ]|あら、デジェル。なにか用ですか?▼~
:[デジェル]|ちょっと聞いてくれる?▼~
さっき、兵士たちと戦闘訓練したんだけど、~
私に勝てる人が一人もいないのよ!▼~
まったく…情けないわよねぇ。▼~
:[ルキナ]|…でも、デジェルに勝てる兵士なんて、~
そうそういないのでは…?▼~
:[デジェル]|またまた~。~
お世辞なんて言わなくていいわよ?▼~
あなただって十分強いでしょう?~
私、あなたには勝てる気がしないもの。▼~
:[ルキナ]|えっ…そ、そんな、私なんて。▼~
:[デジェル]|いいえ、私にはわかる。あなたは強いわ。▼~
そして、あなたと私さえいれば、~
誰の力も借りる必要なんてないのよ。▼~
:[ルキナ]|えっ!? …そ、そうでしょうか?~
それはさすがに言い過ぎでは…?▼~
:[デジェル]|いいえ、軍隊というのは組織が大きすぎて、~
何をするにも不都合なことが多すぎるわ。▼~
古の昔…英雄王マルスのさらに祖先は~
たった一人で邪悪な存在を倒したって話だし、▼~
本当は私たちも、もっと少数精鋭で~
戦った方がいいんじゃないかしら?▼~
:[ルキナ]|少数の利点ももちろんありますが…▼~
:[デジェル]|結局軍隊なんて融通が利かないだけ。~
しょせんは烏合の衆なのよ。▼~
:[ルキナ]|確かに大勢の人達と一つの目的を~
共有するというのは、思っている以上に▼~
難しいとは理解はできます…▼~
個々の力を育て、単騎で戦い抜ける力を~
身に付けようという姿勢も▼~
もちろん素晴らしいものだとわかります。▼~
:[デジェル]|でしょう? ルキナなら~
わかってくれると思ってたわ!▼~
やっぱり私たちって気が合うのね!▼~
:[ルキナ]|ただちょっとデジェルの考えは~
極端すぎると思うんですが…▼~
:[デジェル]|…ん? 何か言った?▼~
:[ルキナ]|い、いいえ…。何も…▼~
***支援B [#q8769545]
:[デジェル]|ルキナ~! ねえ、二人で食事でもどう?▼~
:[ルキナ]|えっ…ご一緒するのはかまいませんけど。~
二人だけ、ですか?▼~
:[デジェル]|だって、他の弱い兵士たちと~
食べていても楽しくないでしょう?▼~
:[ルキナ]|そ、それは少し言い過ぎな気もしますよ?~
みんな等しく、大切な仲間でしょう?▼~
:[デジェル]|それはそうだけど…。やっぱり、~
心許せる者同士の方が楽しいじゃない?▼~
それとも…ルキナは、私と二人で~
食事するのは嫌…なの?▼~
:[ルキナ]|ち、違います!~
なんでそんな話になるんですか?▼~
…デジェルは幼馴染ですし、~
それに信頼できる戦友です!▼~
:[デジェル]|本当? ありがとう、ルキナ!~
私も親友だと思っているわ!▼~
:[ルキナ]|…でしたら私の提案を聞き入れて、~
みんなと一緒に食事をしませんか?▼~
:[デジェル]|う~ん…わかったわ。~
本当はあなたと二人が良かったけど…▼~
まぁ、協調性だって大事よね…~
じゃあ…行きましょう!▼~
:[ルキナ]|ありがとうございます、デジェル!▼~
***支援A [#jc3cab31]
:[デジェル]|ルキナ!~
今日こそは二人で食事でもどう?▼~
:[ルキナ]|あっ…デジェル…。~
ごめんなさい。▼~
今日はお父様と二人で~
ゆっくり食事でもしようと思って。▼~
:[デジェル]|お父様って…クロム殿!?~
さすがにクロム殿には負けるわね…▼~
:[ルキナ]|負けるって…?~
何に負けるんですか?▼~
:[デジェル]|だってクロム殿は、一兵士としても~
ダントツに強いお方じゃない?▼~
私が勝負を挑んでも負けそうだし、~
今回は諦めるしかないかな…と。▼~
:[ルキナ]|諦めるとか負けるとか…ちょっと~
デジェル、あなたは何と戦っているのですか?▼~
:[デジェル]|私は自分の力を信じてるし、~
相手と比べもする。▼~
それで自分より強ければその者を認めるし、~
弱かったらそういう風に見る、▼~
…そう言っているだけだけど?▼~
:[ルキナ]|戦士である以上、強さを求め、相手と~
比較することは悪くはありません…▼~
ただあなたの場合、その嫌いがありすぎて~
孤立を招いてしまわないか、少し心配です。▼~
:[デジェル]|なぜ…? 強い者を強い者と~
評価することのどこが悪いの?▼~
あなただって強いから、~
私は認めているのよ?▼~
:[ルキナ]|逆に言うとあなたは、同じ仲間であっても、~
自分よりも弱い者は認めないという事ですか?▼~
:[デジェル]|…そ、そういうことになるわね。▼~
:[ルキナ]|……デジェル…私たちは決して~
闘技場で働く闘士ではないのですよ?▼~
個として磨きながらも、軍として集団の力を~
結集させなければならない。▼~
他人と協調し、お互いに補い合ってこそ、~
戦争は勝利することができると思うのです。▼~
:[デジェル]|わ、わかっているわよ、そんなこと…▼~
:[ルキナ]|では…そうですね。~
…私と一騎打ちの勝負をしませんか?▼~
:[デジェル]|えっ…?▼~
:[ルキナ]|それでデジェルが私に勝てば、~
あなたの主張が正しいと認めます。▼~
あなたが希望するなら~
共に軍を離れましょう。▼~
ただ私が勝った時には、~
もう少し仲間たちを認めてあげて下さい…▼~
強い者も弱い者も、~
みんなが皆のために精一杯戦っていると…!▼~
:[デジェル]|わかったわよ…~
もう、私の負け。完敗よ。▼~
:[ルキナ]|…えっ?▼~
:[デジェル]|ルキナのその強い瞳を見ていて、~
気圧されない人なんていないわよ。▼~
そこまで言われて反抗する気なんて、~
もう一切失せちゃったわ…▼~
:[ルキナ]|デ、デジェル…じゃあ。▼~
:[デジェル]|ええ…ごめんなさい。ルキナ。▼~
私、自分が少し強いと思って~
図に乗ってしまっていたわ。▼~
独りでどうにかできる~
わけなんて、ないのにね…▼~
:[ルキナ]|…わかって頂けましたか。▼~
:[デジェル]|ええ、でも強さが大事だという~
この価値観を捨てる気はないの。▼~
ただその気持ちを、これからはもう少し~
自分以外にも向けてみるようにするわ。▼~
:[ルキナ]|…と、いうと?▼~
:[デジェル]|みんなが私に追いつけるように、~
ちょっと稽古を付けてあげようかなってね。▼~
:[ルキナ]|そ、それは良い案ですね!▼~
:[デジェル]|そうすればみんな個人としても強くなるし、~
私のイライラもなくなって万事解決でしょ?▼~
:[ルキナ]|うふふっ…でもデジェルは厳しいから、~
みんなが付いて来られるのか心配です。▼~
:[デジェル]|そこは協調性を考えてやるわよ?~
…思いやりという名のスパルタだけどね!▼~
:[ルキナ]|デジェル~。~
程々にお願いしますね!▼~
**デジェル(兄弟) [#qfa6cdae]
***支援C [#cf819d69]
:[デジェル]|ふぅ…、お掃除って大変ね…。~
あら? これってもしかして…▼~
き、きゃああああぁっ!!▼~
:[ルキナ]|!! 今の悲鳴は…デジェル!?~
まさか、敵の奇襲が…!?▼~
:[ルキナ]|デジェル! 大丈夫ですか!?▼~
:[デジェル]|ル…ルキナ…ルキナっ…!▼~
:[ルキナ]|落ちついて下さいデジェル、~
私が来たからにはもう平気ですから…!▼~
:[デジェル]|む、虫が…!!▼~
:[ルキナ]|えっ、虫?▼~
:[デジェル]|そうよ! やたら大きくて、~
わさわさしてる虫が出てきて…!▼~
もう…もう私どうしようかと…!▼~
:[ルキナ]|じゃあ、さっきの悲鳴はそれですか?~
私はてっきり敵の奇襲かと…▼~
全くもう…~
人騒がせな真似はやめてくださ…▼~
:[デジェル]|きゃーーーっ! 飛んだーーー!!~
ちょっと、こっちに来ないでー!!!!▼~
:[ルキナ]|えぇっ!?~
…きゃーーーーっ!!▼~
:[デジェル]|ほ、ほらいたでしょう?~
ルキナ、あれ倒してよ…!▼~
:[ルキナ]|む、無理ですよあんな大きい虫…!▼~
:[デジェル]|でも、さっきは~
『私が来たからにはもう平気です』って▼~
言ってたわ!▼~
虫一匹倒せないで~
未来が救えるの!?▼~
:[ルキナ]|何なんですかその理屈は…!▼~
デジェルこそ、いつも勇ましいんだから~
虫の一匹ぐらいなんとかできるでしょう…!▼~
:[デジェル]|私、虫だけは無理なのよ!▼~
ルキナ、姉さんなんだから~
何とかして…!▼~
父さんからも、妹をちゃんと守るように~
言われてるんでしょう?▼~
:[ルキナ]|はぁ…そういえばそうでした。~
わかりました…何とかしますよ…▼~
:[デジェル]|やっぱりルキナは頼りになるわね!~
さすが未来のイーリス王女様だわ!▼~
:[ルキナ]|…あなたも一応王女様でしょうが…▼~
:[デジェル]|細かいことは気にしないで! ほら、~
物陰に入った今がチャンスよ…!▼~
:[ルキナ]|暗くてよく見えませんよ…▼~
:[デジェル]|ファルシオンを光らせたら?~
それで位置確認して、そのままグサッと…▼~
:[ルキナ]|ファルシオンを虫退治の~
便利な道具みたいに言わないで下さい!▼~
:[デジェル]|いいじゃない別に…って▼~
きゃーーーーーっ!!~
また飛んだわーーー!!▼~
:[ルキナ]|くっ…! 手強い相手ですが…~
デジェルには指一本触れさせません…!▼~
:[デジェル]|ルキナ…!▼~
:[クロム]|おい! お前らさっきから~
何を騒いでるんだ!?▼~
:[ルキナ]|お、おとうさま!?▼~
:[デジェル]|父さん!?▼~
:|'''(暗転)'''
:[クロム]|…まったくお前たちは…。~
虫一匹であんなに騒ぐんじゃない。▼~
:[デジェル]|すいませんでした…▼~
:[ルキナ]|ごめんなさい、お父様…▼~
:[クロム]|反省しているならいい。~
まぁ…これからは気をつけろ。▼~
:[デジェル]|結局、あの虫は父さんが倒してくれたわね。~
やっぱり父さんは強くて頼りになるわ。▼~
:[ルキナ]|そうですね…。でも、お父様に~
ご迷惑をおかけしてしまいました…▼~
:[デジェル]|ルキナ、落ち込んでるの?~
私は結構楽しかったけど。▼~
こうやって二人して父さんに~
叱られるなんて、今までなかったし。▼~
こうやってると、~
普通の楽しい家族みたいよね。▼~
:[ルキナ]|デジェル…▼~
…えぇ、そうですね。~
私も、少しだけ楽しかったです…▼~
***支援B [#r8c408f3]
:[ルキナ]|…デジェル。▼~
:[デジェル]|はい…▼~
:[ルキナ]|私の言いたいことはわかりますね…?▼~
:[デジェル]|果物を切ったあとは、~
ファルシオンは洗って返しましょう…?▼~
:[ルキナ]|違います!▼~
ファルシオンを果物ナイフ代わりに~
使わないで下さいということですよ!▼~
:[デジェル]|ひっ…!?~
ご…ごめんなさい…!▼~
:[ルキナ]|謝ってすむ問題ではありません!▼~
この剣はイーリス国の国宝で、~
お父様の形見なのですよ!?▼~
あなた、よく親の形見で~
果物を切ろうと思いましたね…!?▼~
あぁ…ファルシオンから、~
武器にあるまじき甘い香りが…▼~
:[デジェル]|いえ…果物切りたいと思ったら~
目の前に手頃な刃物があったから…▼~
そ、それに私…その剣に~
あまり触ったことがないし、▼~
どんな感じなのかと…、~
その…ちょっと興味が…▼~
:[ルキナ]|………▼~
:[デジェル]|お…怒ってる…わよね?▼~
:[ルキナ]|…デジェルは、この剣に触ったことが~
なかったのですか?▼~
:[デジェル]|あ、そっちなの?▼~
えぇ。あまり触ったことがないわ。~
未来ではずっとルキナが持ってたし、▼~
こっちに来てからも、~
ちょっと移動させる時に触るぐらいで…▼~
:[ルキナ]|では…デジェルがこの剣を使って~
戦える素質があるかは▼~
わからないということですか?▼~
:[デジェル]|え? その剣は~
使うのに素質がいるの?▼~
:[ルキナ]|そうですか…あなたはそれすら~
知らないままだったのですね。▼~
…ファルシオンは、聖王の血とナーガの力を~
色濃く受け継ぎ、素質を持った者にのみ▼~
戦場で扱うことができる、~
特殊な剣なのです。▼~
逆に言えば、聖王の血族であっても~
素質のない者には使うことができません。▼~
:[デジェル]|へぇ…すごい剣なのね…▼~
そんな剣を使って戦えるなんて、~
さすがルキナだわ。▼~
:[ルキナ]|…いえ、もしかしたらあなたにも~
使えるかもしれませんよ。▼~
あなたは、そもそも素質があるかどうかすら~
わからない状態ですから…▼~
:[デジェル]|なんですって!?~
もしそうだったら素敵ね…▼~
伝説の剣を持つ最強の女戦士…~
私の理想とする光景だわ…▼~
:[ルキナ]|そうですね…。未来にいた頃は~
考えたことがありませんでしたけど▼~
あなたもこの剣が使えた方が~
良いかもしれません。▼~
…私に、もしものことがあった時のために。▼~
:[デジェル]|…え?~
もしも、って…?▼~
それって…どういうこと…?▼~
:[ルキナ]|私がこの戦いで命を落とした時ですよ。▼~
その時、他にもファルシオンを~
使える者がいた方が、戦局が有利に動く。▼~
未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい…▼~
…そうと決まれば、あなたにもファルシオンが~
使えるかどうか試しましょう。▼~
:[デジェル]|…………▼~
:[ルキナ]|デジェル?▼~
:[デジェル]|…無理よ。▼~
私にそんなすごい剣を扱う~
素質なんか、あるわけないわ。▼~
:[ルキナ]|それは、やってみないことには~
わかりませんよ。▼~
あなただって、さっき使えたらいいなって~
言っていたでしょう? だから…▼~
:[デジェル]|…嫌だって言ってるのよ!▼~
そんな訓練、したくないわ!▼~
ルキナが死んでしまった時のための~
訓練なんて、したくない!!▼~
:[ルキナ]|…デジェル。気持ちはわかりますが、~
あなたも覚悟を決めてください。▼~
この戦いは、どんな手を使ってでも~
負けるわけにはいかないのですよ…▼~
:[デジェル]|わかってるわ!!~
でも、私はそこまで割り切れない…!▼~
ルキナも私を置いていくの!?~
父さんや母さんみたいに!?▼~
:[ルキナ]|そうならずに済めばいいとは~
思っています。▼~
…でも、~
生き残るという約束はできませんから。▼~
:[デジェル]|何よそれ…!▼~
ルキナが死ぬことを考えるようになるなら、~
ファルシオンなんて使えなくていいわ!▼~
私にもし素質があったとしても▼~
果物ナイフとしてしか~
使ってやらないんだから!▼~
ルキナの馬鹿っ!!▼~
(デジェル、退場)~
:[ルキナ]|デ、デジェル…▼~
果物ナイフとしては、~
使いたいんですね…▼~
***支援A [#j8a6bd8f]
:[デジェル]|ルキナ!!▼~
:[ルキナ]|デジェル。どうしたんですか?~
そんなに深刻な顔をして。▼~
:[デジェル]|その…私にファルシオンを使う~
素質があるかどうか見て欲しいの…▼~
:[ルキナ]|えっ…! でもデジェル、この前は~
あんなに嫌がっていたじゃないですか。▼~
なのにどうして…▼~
:[デジェル]|あれから、考えていたの~
ルキナが言っていた言葉を…▼~
『未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい』って。▼~
私だって父さんの娘なのに、~
逃げてたらいけないと思ったの。▼~
ルキナのようにちゃんと覚悟しないと、って。~
だから…お願いします!▼~
:[ルキナ]|そうですか…。あなたがその気に~
なったのなら、私に異論はありません。▼~
すぐに準備をしましょう。▼~
(暗転)~
:[ルキナ]|では…デジェル。~
あの丸太を敵だと思って切って下さい。▼~
あなたに素質が無いなら~
ファルシオンはなまくら同然となり、▼~
丸太に傷を付けることすら~
できないでしょう。▼~
逆に、素質があった場合…~
剣の威力で、丸太は真っ二つになります。▼~
:[デジェル]|………▼~
:[ルキナ]|では…ファルシオンをお渡ししますね。▼~
:[デジェル]|はい…。▼~
:[デジェル]|あぁ…、なんだか緊張してきたわ…。~
もし素質があったら…どうすれば…▼~
…いいえ、駄目よ。~
私も覚悟するって決めたんだから!▼~
…いきます!▼~
でりゃぁぁぁっ!!▼~
………▼~
…あら?~
当たった感じが、しないわ…?▼~
:[ルキナ]|…丸太、そのままですね。▼~
残念ながら、デジェルには~
素質が無かったみたいです…▼~
:[デジェル]|…………▼~
:[ルキナ]|あ、あの…落ち込まないで下さいね。~
素質が無くても、あなたは正真正銘▼~
聖王の血を引くイーリス王女で~
あることに変わりは…▼~
:[デジェル]|…ぷっ。~
ふふ、ははははは…!!▼~
:[ルキナ]|デ、デジェル!?▼~
:[デジェル]|ふふ…だ、だっておかしくて…!~
あんなに緊張して挑んだのに▼~
こんな盛大な空振りをするなんて…!~
ははは、はは…!▼~
:[ルキナ]|…ふ、ふふ。デジェルったら…。~
私まで、笑えてきたじゃないですか…▼~
なんだか私たち、素質のあるなしに~
振り回されてしまいましたね。▼~
最近は2人ともピリピリしていて、~
喧嘩のあとみたいになっていましたから。▼~
こんなことなら、以前のように虫退治をして~
騒いでいる方が、よっぽどいいですよ。▼~
:[デジェル]|えぇ。でも…今回の件のおかげで~
私…覚悟が決まったわ。▼~
大切な人がいなくなるのを怖がって、~
できることをしようとしないのは駄目だと。▼~
万が一ルキナが先に死んでしまっても…~
最後まで戦って…勝ってみせるわ。▼~
ただ…それでもやっぱり、~
ルキナがいなくなるのは辛いから▼~
私にルキナを守らせて。~
これは逃げではないから。いいわよね?▼~
:[ルキナ]|…デジェル…▼~
…そうですね。私も、死なないという約束を~
あなたと交わさないことで、逃げていました。▼~
でも、もう終わりにします。~
私は絶対に死なないと約束します。▼~
あなたを一人にはさせません。~
そして、あなたを死なせはしません。▼~
最後まで生き残りましょう。一緒に。~
勝って、未来を勝ち取りましょう。▼~
:[デジェル]|ルキナ…!~
…絶対に、約束よ!▼~
:[ルキナ]|えぇ。約束です。▼~
…あっ! 私、今日の食事当番だったの~
忘れていました!▼~
すみません、先に戻りますね!▼~
(ルキナ、退場)~
:[デジェル]|あ…ルキナ、ファルシオン忘れてるわよ!~
…もう行っちゃったわね。▼~
…せっかくだから記念に~
もう一回振ってみようかな。▼~
だって私、戦場では一生~
この剣を使うことは無いんだし。▼~
よーし! せりゃあぁぁぁっ!!▼~
…………▼~
やっぱり傷一つ付かない、か…▼~
…ねぇファルシオン。あなた、ルキナのこと~
しっかり守らないと許さないわよ?▼~
もしルキナが死んでしまったら、~
あなたは一生果物ナイフなんだから。▼~
…なーんて。~
もう返してこようっと。▼~
(暗転)~
:[クロム]|…ん? 何だ、この丸太は。~
誰かが訓練で使ったのか?▼~
…見事に真っ二つだな…▼~
**シンシア [#xd7e7156]
***支援C [#geb6be5f]
:[シンシア]|あっ、ルキナ! あなたを探してたの!▼~
:[ルキナ]|シンシア、どうしたのですか?▼~
:[シンシア]|ちょっとお願いがあるんだけど~
聞いてくれる?▼~
:[ルキナ]|はい、私にできることなら…▼~
:[シンシア]|実はね、あたし、~
あなたを相棒にしたいの!▼~
:[ルキナ]|…あ、相棒?▼~
:[シンシア]|そう! あたしの相棒になって、~
一緒に合体攻撃を考えようよ!▼~
あなたとあたしが組めば~
すごいカッコいい技ができると思うんだ!▼~
:[ルキナ]|カ…カッコいい、ですか?~
でも私、そういうことにあまり興味は…▼~
戦いの中で変に目立つのも~
良くないですし。▼~
:[シンシア]|え~っ!? 技が決まれば、きっと~
味方のみんなの士気が高まるはずだよ!▼~
:[ルキナ]|士気が上がる…とは~
どういう意味ですか?▼~
:[シンシア]|だってルキナだよ!?▼~
指揮官の娘ルキナがカッコよく戦えば、~
みんな嬉しいに決まってるじゃん!▼~
:[ルキナ]|そ、そうでしょうか…?▼~
:[シンシア]|あ~、もう、そういう意識がダメ!~
ルキナ、自分を過小評価し過ぎだよ!▼~
クロムさんの娘ってのは、~
みんなの希望の光なんだよ?▼~
その血筋を活かして~
味方を勇気づけなくちゃ!▼~
ルキナの振る舞い一つで、~
勝敗だって分かれるかもしれないんだよ!?▼~
:[ルキナ]|な、なるほど…~
理にかなってはいますね。▼~
:[シンシア]|うん、もちろん! だからこそ、ルキナと~
カッコいい合体攻撃を身に付けたいんだよ!▼~
:[ルキナ]|…わかりました。▼~
私がそうすることで少しでも~
皆の励みになるというのなら…▼~
…自信はありませんが、~
シンシアの言う通りに努力してみます。▼~
:[シンシア]|おっ、やった~! じゃあルキナの~
ポーズや決め台詞はあたしが考えておくね!▼~
楽しみにしててね!▼~
(シンシア退場)~
:[ルキナ]|…思わず同意してしまいましたけど。~
ポーズや決め台詞って…?▼~
***支援B [#w682d599]
:[シンシア]|ルキナ! いよいよ今日から~
カッコいい合体攻撃の練習を開始するよ!▼~
:[ルキナ]|は、はい…よろしくお願いします。▼~
:[シンシア]|そんなに緊張しなくていいよ?▼~
基本はカッコよく、そして~
美しく戦うだけなんだから!▼~
:[ルキナ]|カッコよく、美しく…ですか?▼~
:[シンシア]|そう! 特にルキナは勇ましさに加えて、~
美しさも大事だと思うんだよ。▼~
:[ルキナ]|…具体的にはどうすれば良いのでしょう?▼~
:[シンシア]|それなんだけどね。ルキナ。あなたの~
ファルシオンを有効に使うべきだと思うの。▼~
ほら、ファルシオンって時々ピカッて~
光るじゃない?▼~
あれを使わない手はないよ!▼~
:[ルキナ]|えぇ!? でもあの光はいつでも出せる~
というわけではありませんし、▼~
あまりファルシオンを遊びに使うのは~
正直どうかと…?▼~
:[シンシア]|遊びじゃないってば! 言ったでしょ?~
仲間を勇気づけるためだって!▼~
:[ルキナ]|演出の要領で光らせるという時点で、~
どうも遊びのようにしか思えません…▼~
:[シンシア]|はぁ…それはまだ照れがあるからだよ。▼~
人前で声高らかに宣誓するのが指揮官でしょう?~
クロムさんだっていつもやっているじゃない?▼~
あれは照れとか内向的な性格だと~
なかなかできることじゃないよ?▼~
だからこの合体攻撃だって同じ。~
まずは照れを捨てないと!▼~
:[ルキナ]|シンシアの言い分に丸めこまれている~
気もしますが…▼~
その割には、~
理にかなっているので困ります…▼~
:[シンシア]|…とりあえず、あたしが考えた~
合体攻撃の案を渡しておくね。▼~
:[ルキナ]|え、ええと…二人でジャンプして、~
一回転し、空中で交差して…▼~
…こ、こんな事を~
戦場で実行するんですか!?▼~
:[シンシア]|もちろん! ちゃんと練習しておいてね?~
じゃ、また今度ね~!▼~
(シンシア退場)~
:[ルキナ]|攻撃というよりも、まるで曲芸です…▼~
***支援A [#x68f6c08]
:[ルキナ]|え…えいっ…! と、とぉ~…!~
ひ、光よぉ~…▼~
:[シンシア]|声が小さいわよ、ルキナ!?~
いつものあなたはどうしちゃったの!?▼~
いつも戦場では、~
もっと勇ましく戦ってるでしょ!?▼~
:[ルキナ]|ご、ごめんなさい…でも、私、~
やっぱり恥ずかしくて…▼~
:[シンシア]|中途半端に声を出すから、~
余計に恥ずかしいのよ。▼~
思い切り大きな声を出せば、~
逆に気持ちよくなってくるわよ?▼~
:[ルキナ]|そ、そういうものでしょうか…?▼~
:[シンシア]|もちろん!~
あたしを信じてよ!▼~
…ところで、着地の瞬間に~
ファルシオンを光らせる練習はしてきた?▼~
タイミングが大事だから…シュタッ!~
ピカッ! ってうまく光らせてね?▼~
:[ルキナ]|そ、それがやはりなかなか難しくて…~
ごめんなさい…▼~
:[シンシア]|そ、そっかぁ…▼~
うーん、光るところが~
この合体攻撃の肝なんだけどなぁ…▼~
:[ルキナ]|でも、光らせることは攻撃自体には~
そんなに意味はないですよね…?▼~
:[シンシア]|むー! ルキナってば~
恥ずかしがってるんじゃないの?▼~
そんな意識だからファルシオンだって~
光ってくれないんだよ?▼~
:[ルキナ]|でもやっぱり私…~
どうにも必要性が感じられなくて。▼~
:[シンシア]|あっ! そうだ!~
じゃあこう考えればどうかな?▼~
:[ルキナ]|……?▼~
:[シンシア]|この話は昔、~
母さんに聞いた話なんだけどね。▼~
伝説のマルス王の時代に~
美しい三姉妹がいて、▼~
その人達は~
ペガサスナイトだったんだって。▼~
:[ルキナ]|あっ…その三姉妹の伝説は~
私も聞いたことがあります。▼~
:[シンシア]|その三姉妹には三位一体の必殺技があって、~
それは勇ましく麗しく、▼~
そして本当に強力だったそうよ…!▼~
:[ルキナ]|強力…?▼~
:[シンシア]|うん! その攻撃は、どんな敵でも~
あっという間に倒せたって言われているわ!▼~
それが本当の~
合体攻撃の凄さだと思うのよ!▼~
:[ルキナ]|確かに攻撃力が優れているのなら、~
合体攻撃を身につける意味はありますね…!▼~
:[シンシア]|でしょう!? あたしたちの~
真に求める技はそこにあるわけよ!▼~
:[ルキナ]|それなら私もやる気が出てきました!▼~
:[シンシア]|よーしっ! ルキナもようやく~
その気になってくれたね!▼~
じゃあ早速、ファルシオンを~
自由に光らせられるよう頑張って!▼~
:[ルキナ]|…わ、わかりました!~
それで強力な技を生み出せるというなら、~
私がんばります!▼~
:[シンシア]|二人の士気も上がってきて、うーん!~
なかなか熱い展開だわ!▼~
厳しい特訓を通じて育まれる、深い友情!~
…う~ん、ますますヒーローっぽい!▼~
やっぱり、あたしたちって~
最高の二人組になれそう!▼~
:[ルキナ]|えいっ! とおりゃあ~!▼~
:[シンシア]|ルキナッ! もっと気合を入れて!▼~
:[ルキナ]|はいっ! シンシア!▼~
**シンシア(兄弟) [#qfa6cdae]
***支援C [#cf819d69]
:[シンシア]|ふぅー、お掃除って大変だなー。~
あ…あれ? これってもしかして…▼~
き、きゃああああぁっ!▼~
:[ルキナ]|!! 今の悲鳴は…シンシア!?~
まさか、敵の奇襲が…!?▼~
:[ルキナ]|シンシア! 大丈夫ですか!?▼~
:[シンシア]|ル…ルキナ…ルキナぁっ…!▼~
:[ルキナ]|落ちついて下さいシンシア、~
私が来たからにはもう平気ですから…!▼~
:[シンシア]|む、虫が…!!▼~
:[ルキナ]|えっ、虫?▼~
:[シンシア]|そう! こーんな大きくて、~
なんかわさわさしてる虫が出てきて…!▼~
もう…もうあたしどうしようって…!▼~
:[ルキナ]|じゃあ、さっきの悲鳴はそれですか?~
私はてっきり敵の奇襲かと…▼~
全くもう…~
人騒がせな真似はやめてくださ…▼~
:[シンシア]|きゃーーーっ! 飛んだーーー!!~
やだやだ、こっち来たよーーー!!▼~
:[ルキナ]|えぇっ!?~
…きゃーーーーっ!!▼~
:[シンシア]|ほ、ほらいたでしょ?~
ルキナ、あれ倒してよ…!▼~
:[ルキナ]|む、無理ですよあんな大きい虫…!▼~
:[シンシア]|えー!? さっきは~
『私が来たからにはもう平気です』って▼~
言ってたじゃん!▼~
虫一匹倒せないで~
未来が救えるの!?▼~
:[ルキナ]|何なんですかその理屈は…!▼~
シンシアこそ、ヒーローを目指してるなら~
虫の一匹ぐらいなんとかして下さい…!▼~
:[シンシア]|無理無理! ほんとに無理!▼~
ルキナ、お姉ちゃんなんだから~
何とかしてよー!!▼~
父さんからも、妹をちゃんと守るように~
言われてるんでしょ?▼~
:[ルキナ]|はぁ…そういえばそうでした。~
わかりました…何とかしますよ…▼~
:[シンシア]|やったぁ! ルキナ頼りになるー!~
さっすが未来のイーリス王女さま!▼~
:[ルキナ]|…あなたも一応王女さまでしょうが…▼~
:[シンシア]|堅いこと言わないの! ほらほら、~
物陰に入った今がチャンスだよ!▼~
:[ルキナ]|暗くてよく見えませんよ…▼~
:[シンシア]|ファルシオン光らせたらいいんじゃない?~
それで位置確認して、そのままグサッと…▼~
:[ルキナ]|ファルシオンを虫退治の~
便利な道具みたいに言わないで下さい!▼~
:[シンシア]|えー、いいじゃん別に…って▼~
きゃーーーーーっ!!~
また飛んだよーーー!!▼~
:[ルキナ]|くっ…! 手強い相手ですが…~
シンシアには指一本触れさせません…!▼~
:[シンシア]|ルキナ…!▼~
:[クロム]|おい! お前らさっきから~
何を騒いでるんだ!?▼~
:[ルキナ]|お、おとうさま!?▼~
:[シンシア]|父さん!?▼~
:|'''(暗転)'''
:[クロム]|…まったくお前たちは…。~
虫一匹であんなに騒ぐんじゃない。▼~
:[シンシア]|ごめんなさーい…▼~
:[ルキナ]|ごめんなさい、お父様…▼~
:[クロム]|反省しているならいい。~
まぁ…これからは気をつけろ。▼~
:[シンシア]|結局、あの虫は父さんが倒してくれたね。~
やっぱり頼りになるなー。▼~
:[ルキナ]|そうですね…。でも、お父様に~
ご迷惑をおかけしてしまいました…▼~
:[シンシア]|あれ? ルキナ落ち込んでるの?~
あたしは楽しかったけどなー。▼~
だって、こうやって二人して父さんに~
叱られるなんてこと、今までなかったし。▼~
なんかこうやってると、~
普通の楽しい家族みたいだよね!▼~
:[ルキナ]|シンシア…▼~
…えぇ、そうですね。~
私も、少しだけ楽しかったです…▼~
***支援B [#y281351f]
:[ルキナ]|…シンシア。▼~
:[シンシア]|はい…▼~
:[ルキナ]|私の言いたいことはわかりますね…?▼~
:[シンシア]|果物を切ったあと、~
ファルシオンは洗って返しましょう…?▼~
:[ルキナ]|違います!▼~
ファルシオンを果物ナイフ代わりに~
使わないで下さいということですよ!▼~
:[シンシア]|ひっ…!~
ご…ごめんなさい…!▼~
:[ルキナ]|謝ってすむ問題ではありません!▼~
この剣はイーリス国の国宝で~
お父様の形見なのですよ!?▼~
あなた、よく親の形見で~
果物を切ろうと思いましたね…!?▼~
あぁ…ファルシオンから、~
武器にあるまじき甘い香りが…▼~
:[シンシア]|だって、果物切りたいなーと思ったら~
すぐ目の前に良さげな刃物があったから…▼~
そ、それにあたしその剣に~
あんまり触ったことないし、▼~
どんな感じなのかなーと~
その…ちょっと興味が…▼~
:[ルキナ]|………▼~
:[シンシア]|お…怒ってる…よね?▼~
:[ルキナ]|…シンシアは、この剣に触ったことが~
なかったのですか?▼~
:[シンシア]|あ、そっち?▼~
う…うん。あんまり触ったことないよ。~
未来ではずっとルキナが持ってたし、▼~
こっちに来てからも、~
ちょっと移動させる時に触るぐらいで…▼~
:[ルキナ]|では…シンシアがこの剣を使って~
戦える素質があるかは▼~
わからないということですか?▼~
:[シンシア]|へ? その剣って~
使うのに素質とかいるの?▼~
:[ルキナ]|そうですか…あなたはそれすら~
しらないままだったのですね。▼~
…ファルシオンは、聖王の血とナーガの力を~
色濃く受け継ぎ、素質を持った者にのみ▼~
戦場で扱うことができる、~
特殊な剣なのです。▼~
逆に言えば、聖王の血族であっても~
素質のない者には使うことができません。▼~
:[シンシア]|な、なんかすごい剣なんだね…▼~
そんな剣使って戦えるなんて、~
さっすがルキナ!▼~
:[ルキナ]|…いえ、もしかしたらあなたにも~
使えるかもしれませんよ。▼~
あなたは、そもそも素質があるかどうかすら~
わからない状態ですから…▼~
:[シンシア]|えっ!? そうなの!?~
すごーい、そうなったら素敵だね!▼~
伝説の剣を手に戦場を駆けるあたし…~
うんうん! ヒーローっぽいよー!▼~
:[ルキナ]|そうですね…。未来にいた頃は~
考えたことがありませんでしたけど▼~
あなたもこの剣が使えた方が~
良いかもしれません。▼~
…私に、もしものことがあった時のために。▼~
:[シンシア]|…え?~
もしも、って…?▼~
それって…どういうこと…?▼~
:[ルキナ]|私がこの戦いで命を落とした時ですよ。▼~
その時、他にもファルシオンを~
使える者がいた方が、戦局が有利に動く。▼~
未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい…▼~
…そうと決まれば、あなたにもファルシオンが~
使えるかどうか試しましょう。▼~
:[シンシア]|…………▼~
:[ルキナ]|シンシア?▼~
:[シンシア]|…無理だよ。▼~
あたしにそんなすごい剣を扱う~
素質なんてあるわけないじゃん。▼~
:[ルキナ]|それは、やってみないことには~
わかりませんよ。▼~
あなただって、さっき使えたらいいなって~
言っていたでしょう? だから…▼~
:[シンシア]|…嫌だって言ってるの!▼~
そんな訓練、したくない!▼~
ルキナが死んじゃった時のための~
訓練なんてしたくないよ!!▼~
:[ルキナ]|…シンシア。気持ちはわかりますが、~
あなたも覚悟を決めてください。▼~
この戦いは、どんな手を使ってでも~
負けるわけにはいかないのですよ…▼~
:[シンシア]|わかってる!~
でも、あたしそこまで割り切れないよ…!▼~
ルキナもあたしを置いてくの!?~
父さんや母さんみたいに!?▼~
:[ルキナ]|そうならずに済めばいいとは~
思っています。▼~
…でも、~
生き残るという約束はできませんから。▼~
:[シンシア]|なにそれ…!▼~
ルキナが死ぬこと考えるようになるなら、~
ファルシオンなんて使えなくていいよ!▼~
あたしにもし素質があったとしても▼~
果物ナイフとしてしか~
使ってやんないんだから!▼~
ルキナのばかーーー!!▼~
:[ルキナ]|シ、シンシア…▼~
果物ナイフとしては、~
使いたいんですね…▼~
***支援A [#jff1b458]
:[シンシア]|…ルキナ。▼~
:[ルキナ]|シンシア。どうしたんですか?~
そんなに深刻な顔をして。▼~
:[シンシア]|あのね…あたしにファルシオンを使う~
素質があるかどうか見て欲しいの。▼~
:[ルキナ]|えっ…! でもシンシア、この前は~
あんなに嫌がっていたじゃないですか。▼~
なのにどうして…▼~
:[シンシア]|あれから、考えたんだ。~
ルキナが言ってた言葉のこと…▼~
『未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい』って。▼~
あたしだって父さんの娘なのに、~
逃げてたら駄目だと思ったの。▼~
ルキナみたいに、ちゃんと覚悟しなきゃって。~
だから…お願い!▼~
:[ルキナ]|そうですか…。あなたがその気に~
なったのなら、私に異論はありません。▼~
すぐに準備をしましょう。▼~
:|'''(暗転)'''
:[ルキナ]|では…シンシア。~
あの丸太を敵だと思って切って下さい。▼~
あなたに素質が無いなら~
ファルシオンはなまくら同然となり、▼~
丸太に傷を付けることすら~
できないでしょう。▼~
逆に、素質があった場合…~
剣の威力で、丸太は真っ二つになります。▼~
:[シンシア]|………▼~
:[ルキナ]|では…ファルシオンをお渡ししますね。▼~
:[シンシア]|うん…▼~
:[シンシア]|…はぁ。何かすっごく緊張してきた…!~
も、もし素質があったらどうしよう…▼~
…ううん! ダメダメ!~
あたしも覚悟するって決めたんだから!▼~
…いっくよー!▼~
はぁぁぁぁっ!!▼~
………▼~
…あれっ?~
当たった感じ、しない…?▼~
:[ルキナ]|…丸太、そのままですね。▼~
残念ながら、シンシアには~
素質が無かったみたいです…▼~
:[シンシア]|…………▼~
:[ルキナ]|あ、あの…落ち込まないで下さいね。~
素質が無くても、あなたは正真正銘▼~
聖王の血を引くイーリス王女で~
あることに変わりは…▼~
:[シンシア]|…ぷっ。~
ふふ、あはははは…!!▼~
:[ルキナ]|シ、シンシア!?▼~
:[シンシア]|ふふ…だ、だってなんかおかしくて…!~
あんなに緊張して挑んだのに▼~
こんな盛大な空振りしちゃって…!~
あはは、はは…!▼~
:[ルキナ]|…ふ、ふふ。シンシアったら…。~
私まで、笑えてきたじゃないですか…▼~
なんだか私たち、素質のあるなしに~
振り回されてしまいましたね。▼~
最近は2人ともピリピリしていて、~
喧嘩のあとみたいになっていましたから。▼~
こんなことなら、以前のように虫退治をして~
騒いでいる方が、よっぽどいいですよ。▼~
:[シンシア]|うん。でもね…今回のことのおかげで~
あたし、覚悟決まったよ。▼~
大切な人がいなくなるのを怖がって、~
できることをしようとしないのはいけないって。▼~
万が一ルキナが先に死んじゃっても…~
最後まで戦って…勝ってみせるわ。▼~
ただ…それでもやっぱりね…~
ルキナが死んじゃったら悲しいから…▼~
あたしにルキナを守らせて。~
これは逃げじゃないから。いいよね…?▼~
:[ルキナ]|…シンシア…▼~
…そうですね。私も、死なないという約束を~
あなたと交わさないことで、逃げていました。▼~
でも、もう終わりにします。~
私は絶対に死なないと約束します。▼~
あなたを一人にはさせません。~
そして、あなたを死なせはしません。▼~
最後まで生き残りましょう。一緒に。~
勝って、未来を勝ち取りましょう。▼~
:[シンシア]|ルキナ…!~
…うん! 約束だよ!▼~
:[ルキナ]|えぇ。約束です。▼~
…あっ! 私、今日の食事当番だったの~
忘れていました!▼~
すみません、先に戻りますね!▼~
:[シンシア]|えっ…ルキナ! ファルシオン忘れてるよ!~
…もう言っちゃったか。▼~
…うーん、せっかくだから記念に~
もう一回振ってみよっかな。▼~
だってあたし、戦場では一生~
この剣を使うことはないんだもんね。▼~
よーし! でりゃあぁぁぁっ!!▼~
うん! 清々しい空振りだね!▼~
…ねぇファルシオン。お前、ルキナのこと~
ちゃんと守らないと許さないよ。▼~
もしルキナが死んじゃったら、~
お前は一生果物ナイフなんだから。▼~
…なんてね。~
もう返してこよーっと。▼~
:|'''(暗転)'''
:[クロム]|…ん? 何だ、この丸太は。~
誰かが訓練で使ったのか?▼~
…見事に真っ二つだな…▼~
**ジェローム [#vebf7895]
***支援C [#cf1c6273]
:[ルキナ]|ジェローム…▼~
:[ジェローム]|ん…、ルキナか。▼~
:[ルキナ]|ごめんなさい。休んでいるところで…▼~
:[ジェローム]|いや…いい。何か用か?▼~
:[ルキナ]|用というほどではないんですけど、~
お礼を言っておこうかと思いまして…▼~
:[ジェローム]|礼? 特に言われる覚えはないが…?▼~
:[ルキナ]|忘れましたか?~
仮面を貰ったじゃないですか。▼~
もし、正体を隠す必要が~
ある時には、これを使えと。▼~
:[ジェローム]|ああ。なにかと思えば、そんな事か…▼~
:[ルキナ]|はい。とても役に立ったので、~
改めてお礼を言いたかったんです…▼~
ジェローム、ありがとうございます。▼~
:[ジェローム]|気にするな…~
必要だと思ったから渡したまでだ。▼~
:[ルキナ]|仮面のおかげで、ずいぶん助かりました▼~
:[ジェローム]|そうか…▼~
***支援B [#fac8f25e]
:[ルキナ]|うーん…、困ったわ。▼~
:[ジェローム]|どうした、ルキナ、渋い顔をして?▼~
:[ルキナ]|あ、ジェローム…▼~
:[ジェローム]|何かあったのか?▼~
:[ルキナ]|ペンダントを…失くしてしまったんです。▼~
:[ジェローム]|ペンダント?▼~
:[ルキナ]|はい…お母様の形見のペンダントが、~
どこかへ行ってしまって…▼~
:[ジェローム]|心当たりはないのか?▼~
:[ルキナ]|物資の整理をしていた時に~
汚してはいけないと思って外したので…▼~
その時だとおもっていたのですが…▼~
:[ジェローム]|その場所にはなかったのか?▼~
:[ルキナ]|ええ…。探してはみたんですけど…▼~
:[ジェローム]|…では歩いている最中に~
外れて落ちたのかもしれないな。▼~
ならばこの周辺を探してみるか。▼~
:[ルキナ]|ジェローム…手伝ってくれるんですか?▼~
:[ジェローム]|…大切なものなんだろう?▼~
:[ルキナ]|はい…。ジェローム、~
ありがとうございます。▼~
:[ジェローム]|礼は見つかってからにしろ。~
さあ、行くぞ。▼~
:[ルキナ]|は、はい…!▼~
***支援A [#l943dfad]
:[ルキナ]|あ、ジェローム、ちょっといいですか?▼~
:[ジェローム]|なんだ?▼~
:[ルキナ]|これから皆で会議をするんですけど、~
ジェロームも来てくれないでしょうか?▼~
:[ジェローム]|悪い…。ああいった席は苦手だ。~
決まった事だけ、後から教えてくれ。▼~
:[ルキナ]|…そ、そうですか。残念です…~
あなたはいつも冷静な意見をくれるから…▼~
私のペンダントを見つけてくれた時のように、~
今度は皆の事も助けてあげて欲しいと、▼~
思ったのです…▼~
:[ジェローム]|すまない…会議は無理だ。▼~
人に頼りにされるのは、私の柄じゃない。~
私にできるのは…一人で戦う事ぐらいだ。▼~
:[ルキナ]|そんな! それなら私だって~
同じようなものですよ?▼~
:[ジェローム]|お前は私と違う…!~
お前には人を惹きつける力がある。▼~
だからこそお前と私は、役割の違う所で、~
共に軍のために戦うことができるのだ。▼~
:[ルキナ]|ジェローム…▼~
:[ジェローム]|適材適所…というやつだな。~
お前にはお前の役割がある。▼~
代わりに、戦いの時には~
何なりと私に任せておくことだ。▼~
:[ルキナ]|は、はいっ! では戦時には~
ジェロームを頼らせてもらいますね!▼~
:[ジェローム]|…ああ、任せておけ。▼~
さあ、私の事は良いから、~
さっさと会議に行け。皆が待っているぞ。▼~
:[ルキナ]|は、はいっ!~
ありがとうございました!▼~
:[ジェローム]|………▼~
***支援S [#w0daa6a6]
:[ジェローム]|ルキナ…話がある…▼~
:[ルキナ]|なんでしょう?▼~
:[ジェローム]|先日会議への出席を断った件だが…~
あれから少し考えたんだ。すまなかった…▼~
:[ルキナ]|あ…いいんですよ? ジェローム。~
私も強引に誘ってしまったから…▼~
それにジェロームに適材適所と言われて、~
私もそれぞれの個性に合わせた▼~
役目を果たすことが~
重要だとようやく気づいたんです。▼~
:[ジェローム]|いや、ダメだ…!▼~
:[ルキナ]|えっ?▼~
:[ジェローム]|私はお前の助けになりたいのに…▼~
:[ルキナ]|え…私の助け、ですか?▼~
:[ジェローム]|そうだ、幼い頃に誓ったんだ…~
ずっとお前を助けていこうと…▼~
それなのに他人と協調しようとせず、~
助けるどころか困らせてしまった…▼~
謝らせてくれ、すまない…▼~
:[ルキナ]|ジェローム…~
そう言ってくれただけで、私は嬉しいです。▼~
それにジェロームが小さい頃から~
私の力になろうと頑張ってくれていた事、▼~
…よく理解しているつもりですし。▼~
:[ジェローム]|ルキナ…▼~
:[ルキナ]|でも…ええと。 その代わりと~
言うわけではないんですけど…▼~
…これからも~
私の事を助けて欲しいんです。▼~
できることだけでもいい。~
私の事を支え続けて欲しい…です。▼~
:[ジェローム]|ルキナ…。それはお願いじゃない。▼~
:[ルキナ]|…え?▼~
:[ジェローム]|それは…私が元々小さい頃から~
心に決めていたことだ。▼~
一生お前を支えて行く。~
それは昔から変わることはない。▼~
私は、お前のことが好きだ。▼~
:[ルキナ]|ジェローム…! う、嬉しいです!~
そんな風に言ってくれるなんて!▼~
:[ジェローム]|…私は昔からずっと変わらないつもりだ。~
だが良かった…▼~
ようやく私の本心を言えた。▼~
:[ルキナ]|わ、私も少し、そうなのかな…~
そうだといいなって、思っていたんですよ?▼~
:[ジェローム]|な、なんだ、お前もそうだったのか。~
全く…お互いに出方を見ていただけか?▼~
:[ルキナ]|うふふ…そうみたいですね。▼~
:[ジェローム]|だがそれなら何も問題はない。~
二人の想いは最初から同じだったんだ。▼~
:[ルキナ]|はい…そうですね。▼~
:[ジェローム]|だからこそ…改めて誓う。~
お前をこれからも助けていくと。▼~
:[ルキナ]|私も、誓います。~
ジェロームをずっと支え続けると。▼~
これからもよろしくお願いしますね。~
ジェローム。▼~
**マーク男 [#sd962f90]
***支援C [#s0dae7c4]
:[マーク]|あっ、ルキナさん! ちょうどよかった!▼~
:[ルキナ]|マーク、どうしたのですか?~
両手を後ろに回して?▼~
:[マーク]|はい、これ、ルキナさんに! どうぞ!▼~
:[ルキナ]|わあ…綺麗な花。ありがとうございます。~
でも…これ、どうしたんですか?▼~
:[マーク]|立ち寄った村の人たちが分けてくれたんです。~
だから、ルキナさんにもおすそわけです。▼~
:[ルキナ]|…こんな綺麗な花、見たことがありません。▼~
:[マーク]|はいっ! 戦争が続いていても、~
綺麗な花は咲くんです!▼~
だからこそ、僕たちはがんばって、~
この綺麗な花の咲く世界を守っていかないと!▼~
:[ルキナ]|その通りですね、マーク。~
…うふふ。▼~
:[マーク]|…ルキナさん?▼~
:[ルキナ]|…あなたはいつも明るく前向きですね。~
ちょっと、あなたがうらやましいです…▼~
:[マーク]|…どうしたんですか?~
ルキナさん…なにか悩みでも?▼~
:[ルキナ]|悩み…というより、私を捕らえて~
離さない辛い思い出です…▼~
でも、あなたにだって苦しみはあるはず。~
だってあなたは記憶がないのでしょう?▼~
私とは別の苦痛もあるのではないですか?▼~
違う時代で…自分の所在すら曖昧なまま~
生きるというのは…辛くありませんか?▼~
:[マーク]|…う~ん。~
実はそんなに悪くないですよ?▼~
確かに、記憶がないというのは~
少しフワフワした気分ですけど…▼~
その分、全てが新鮮に感じられますからね!▼~
空を見ても、花を見ても…~
僕の毎日には新しい発見でいっぱいです!▼~
:[ルキナ]|そう…やっぱり、~
少しあなたがうらやましいです。▼~
私は、辛い記憶ばかりを抱えて~
この時代にやってきましたから…▼~
:[マーク]|…でも、この時代では死んだはずの~
お父さんに会えたじゃないですか?▼~
:[ルキナ]|そうですね…お父様に再会できたこと、~
それは良かったと思っています…▼~
では…私はこれで失礼します。▼~
綺麗なお花をありがとうございました、~
マーク…▼~
***支援B [#n22fb436]
:[マーク]|ふんふん、ふふ~ん…っと。~
うん、いいメロディが浮かびそうだぞ!▼~
:[ルキナ]|マーク…なにをしてるんですか?▼~
…さっきから、ずっと鼻歌を~
歌っているようですが…▼~
:[マーク]|あっ…聞かれちゃいましたか?▼~
ほら、この間、近くの村で~
綺麗な花を分けてもらったじゃないですか?▼~
あの時村人や子供たちに~
自作の歌を聞かせてあげたら、▼~
すごく喜んでくれたんですよ!▼~
だから他にも歌を作ってみようかな~~
なんて思ったんです! えへへっ!▼~
:[ルキナ]|なるほど…こんな時だからこそ、~
歌で人々の心を癒す…▼~
それはとても素敵なことだと思います。▼~
:[マーク]|そ、そうですかね!? よーしっ!~
もっと色々な歌に挑戦してみようかなー!▼~
:[ルキナ]|それにしても…マーク。~
あなたはいつも元気ですね…▼~
…あなたは、どうしてそんなに明るく~
振る舞っていられるのですか?▼~
:[マーク]|えっ? …いえ、別に、無理して~
振舞っているわけじゃありませんよ?▼~
それにこの間も言ったでしょう?▼~
記憶がないと、~
毎日の出来事が新鮮なんです!▼~
だから、落ち込むよりも先に~
楽しさが優先してしまって…!▼~
:[ルキナ]|…でも仮に私があなたと~
同じ境遇だったとしても、▼~
そんなに明るくしていられる~
自身はありません…▼~
ですから…~
あなたのその明るさは、▼~
やはり代えがたい~
素晴らしいものだと思いますよ。▼~
:[マーク]|う~ん…でも、ルキナさんにとっても~
今の毎日は幸せじゃないんですか?▼~
僕はあまり覚えていませんが、▼~
この時代は僕たちの時代よりも、~
ずっと恵まれた環境なわけですし…▼~
:[ルキナ]|そうですね…確かに、~
この時代は恵まれています…▼~
…でも、私たちが敗北すれば、▼~
この時代の未来も私たちが知る世界と~
同じものとなってしまう…▼~
その重圧を考えると、私は…▼~
:[マーク]|…ほらほら、ルキナさん。~
そんなに暗い顔をしないでください!▼~
あんまり抱えすぎると、~
いざという時に力が発揮できませんよ?▼~
:[ルキナ]|…ええ、あなたの言う通りですね。▼~
ごめんなさいね、マーク。~
暗い話に付き合わせてしまって…▼~
:[マーク]|いえいえ。僕なんかでよければ、~
いつでもお話の相手をしますよ!▼~
***支援A [#v80fa1a0]
:[ルキナ]|……未来は変えられる。~
変えられるはず…▼~
そう信じたい。なのに…~
あの悪夢は消えてはくれない。▼~
私も…マークのように~
信じることができたら…▼~
:[マーク]|はい? 僕のことを呼びましたか?~
ルキナさん。▼~
:[ルキナ]|きゃっ! …ま、マーク!?~
いつからそこに!?▼~
:[マーク]|いえ、今来たばかりですけど?▼~
食事の時間なので呼びに来たんですよ。~
さあ、みんなも待ってますよ。▼~
:[ルキナ]|…ごめんなさい。今は食欲がなくて。▼~
:[マーク]|えっ? 体調でも悪いんですか?~
だったら寝ていた方が…▼~
:[ルキナ]|いえ…そういうわけではないんです。~
ただ、気分の問題で…▼~
:[マーク]|ルキナさん…なにかあったんですか?~
僕でよかったら話を聞きますよ?▼~
:[ルキナ]|…マーク、あなたは~
未来を変えられると思いますか?▼~
絶望の未来を私たちが覆し、~
幸せな未来にできると…▼~
:[マーク]|もちろんです。~
そうなるに決まってますよ!▼~
:[ルキナ]|どうして…そこまで~
信じることができるのですか?▼~
:[マーク]|だって、母さんがそう信じてますから。▼~
:[ルキナ]|……!▼~
:[マーク]|母さんはすごい人です。~
僕のあこがれなんです。▼~
その母さんががんばってるんですから、~
絶対大丈夫ですよ。▼~
僕はこの世界のことは~
何もわからないですけど…▼~
でも、母さんのことなら~
信じられます。▼~
:[ルキナ]|そう…~
そうでしたね…▼~
それに、お父様も…~
未来を変えようと戦っています。▼~
二人の絆は…~
まぶしいくらいです。▼~
それなのに、その子である私たちが、~
ふがいない姿勢ではいけませんね。▼~
:[マーク]|あ、ルキナさん、~
ちょっと元気で出てきました?▼~
:[ルキナ]|えぇ、あなたのおかげです。▼~
ありがとう…マーク。▼~
***支援S [#bfd6390c]
:[ルキナ]|あっ、マーク…。あなたとお話が~
したいのですが…いいですか?▼~
:[マーク]|ルキナさん…はい! もちろんです!~
…も、もしかして、この前の続きですか?▼~
:[ルキナ]|ええ、あなたの言葉のおかげで、~
気持ちが楽になりました。▼~
もうこれからは、悪い夢を見ずに~
すむかもしれません。▼~
:[マーク]|そうですか!~
良かったです!▼~
ルキナさん、笑顔が多くなりましたね。~
見てて僕も嬉しいです!▼~
:[ルキナ]|マーク…▼~
あの、聞いてほしいことがあります。~
大切な話です。▼~
:[マーク]|?? なんでしょう?▼~
:[ルキナ]|最近、私は…~
あなたの夢ばかり見てしまいます。▼~
いいえ、起きていても…~
考えるのはあなたのことばかり。▼~
あなたが傍にいてくれると、~
私は希望を持てるのです。▼~
幸せな未来を夢見ても良いのだと…~
そう思えるのです。▼~
:[マーク]|ルキナさん…▼~
:[ルキナ]|マーク。これからも…~
私と共にいてくれませんか?▼~
:[マーク]|はい、わかりました!▼~
:[ルキナ]|え、あの、そんな気軽に…▼~
マーク、意味をわかっていますか?~
私が今言った言葉はつまり…▼~
:[マーク]|はい、愛の告白ですよね!▼~
:[ルキナ]|…!!▼~
:[マーク]|僕もルキナさんが好きです!~
だから、これから一緒にいましょう!▼~
:[ルキナ]|マーク…▼~
ふふ…あなたといると、~
私は笑顔を忘れずにいられそうです。▼~
これからよろしくお願いしますね、~
マーク。▼~
:[マーク]|はい、こちらこそ!▼~
**マーク男(兄弟) [#d096466f]
***支援C [#n21e5a8a]
:[マーク]|ふぅー、お掃除って大変ですねー。~
あ…あれ? これってもしかして…▼~
う、うわああああぁっ!!▼~
:[ルキナ]|!! 今の悲鳴は…マーク!?~
まさか、敵の奇襲が…!?▼~
:[ルキナ]|マーク! 大丈夫ですか!?▼~
:[マーク]|ル…ルキナさんっ…!▼~
:[ルキナ]|落ちついて下さいマーク、~
私が来たからにはもう平気ですから…!▼~
:[マーク]|む、虫が…!!▼~
:[ルキナ]|えっ、虫?▼~
:[マーク]|そうなんです! こんなに大きくて、~
わさわさしてる虫が出てきて…!▼~
もう…もう僕はどうしようかと…!▼~
:[ルキナ]|じゃあ、さっきの悲鳴はそれですか?~
私はてっきり敵の奇襲かと…▼~
全くもう…~
人騒がせな真似はやめてくださ…▼~
:[マーク]|ひえーっ! 飛びましたーーー!!~
まずいです、こっちに来ますー!!▼~
:[ルキナ]|えぇっ!?~
…きゃーーーーっ!!▼~
:[マーク]|ほ、ほらいたでしょう?~
ルキナさん、あれ倒してくださいよ…!▼~
:[ルキナ]|む、無理ですよあんな大きい虫…!▼~
:[マーク]|でも、さっきは~
『私が来たからにはもう平気です』って▼~
言ってましたよ!?▼~
虫一匹倒せないで~
この戦争を勝ち抜けるんですか!?▼~
:[ルキナ]|何なんですかその理屈は…!▼~
マークこそ、軍師を目指しているなら~
虫の一匹ぐらいなんとかして下さい…!▼~
:[マーク]|虫に対する策は知りませんよ!▼~
ルキナさん、僕の姉なんですから~
何とかしてくださいよー!!▼~
母さんからも、弟をちゃんと守るように~
言われてるんでしょう!?▼~
:[ルキナ]|はぁ…そういえばそうでした。~
わかりました…何とかしますよ…▼~
:[マーク]|ありがとうございますー!~
さっすが未来のイーリス王女様ですね!▼~
:[ルキナ]|…あなたも一応、王子様でしょうが…▼~
:[マーク]|でも僕は記憶がありませんからー。~
あ、物陰に入った今がチャンスですよ!▼~
:[ルキナ]|暗くてよく見えませんよ…▼~
:[マーク]|ファルシオンを光らせたらどうです?~
それで位置を確認し、そのままグサッと…▼~
:[ルキナ]|ファルシオンを虫退治の~
便利な道具みたいに言わないで下さい!▼~
:[マーク]|す、すみません…って、▼~
ひえぇーーーーーっ!!~
また飛びましたよーーー!?▼~
:[ルキナ]|くっ…! 手強い相手ですが…~
マークには指一本触れさせません…!▼~
:[マーク]|ルキナさん…!▼~
:[クロム]|おい! お前らさっきから~
何を騒いでるんだ!?▼~
:[ルキナ]|お、おとうさま!?▼~
:[マーク]|父さん!?▼~
(暗転)~
:[クロム]|…まったくお前たちは…。~
虫一匹であんなに騒ぐんじゃない。▼~
:[マーク]|すみません…▼~
:[ルキナ]|ごめんなさい、お父様…▼~
:[クロム]|反省しているならいい。~
まぁ…これからは気をつけろ。▼~
:[マーク]|結局、あの虫は父さんが倒してくれましたね。~
やっぱり父さんは頼りになります…!▼~
:[ルキナ]|そうですね…でも、お父様に~
ご迷惑をおかけしてしまいました…▼~
:[マーク]|ルキナさん、落ち込んでるんですか?~
僕は楽しかったですけどね。▼~
こうやって二人して父さんに~
叱られるなんて、初めての経験ですし。▼~
なんだか、懐かしいような~
嬉しいような不思議な気分でしたよ!▼~
:[ルキナ]|マーク…▼~
…えぇ、そうですね。~
私も、少しだけ楽しかったです…▼~
***支援B [#j06a5027]
:[ルキナ]|…マーク。▼~
:[マーク]|はい…▼~
:[ルキナ]|私の言いたいことはわかりますね…?▼~
:[マーク]|果物を切った後は、~
ファルシオンは洗って返しましょう…?▼~
:[ルキナ]|違います!▼~
ファルシオンを果物ナイフ代わりに~
使わないで下さいということですよ!▼~
:[マーク]|ひっ…!~
ご…ごめんなさい…!▼~
:[ルキナ]|謝ってすむ問題ではありません!▼~
この剣はイーリス国の国宝で、~
お父様の形見なのですよ!?▼~
あなた、よく親の形見で~
果物を切ろうと思いましたね…!?▼~
あぁ…ファルシオンから、~
武器にあるまじき甘い香りが…▼~
:[マーク]|だって、果物を切りたいなと思ったら~
目の前にそれがあったものですから…▼~
そ、それに僕、その剣に~
あんまり触ったことないですし、▼~
どんな感じなのかなーと~
その…ちょっと興味が…▼~
:[ルキナ]|………▼~
:[マーク]|お…怒ってます…よね?▼~
:[ルキナ]|…マークは、この剣に触ったことが~
なかったのですか?▼~
:[マーク]|あ、そっちですか?▼~
はい、あまり触ったことはないですね。~
普段はルキナさんが持っていますし、▼~
もし触ったとしても、~
ちょっと移動させる時に触るぐらいで…▼~
:[ルキナ]|では…マークがこの剣を使って~
戦える素質があるかは▼~
わからないということですか?▼~
:[マーク]|え? その剣は~
使うのに素質がいるんですか?▼~
:[ルキナ]|そうですよね…あなたは記憶が無い。~
このことを知るはずがありません…▼~
…ファルシオンは、聖王の血とナーガの力を~
色濃く受け継ぎ、素質を持った者にのみ▼~
戦場で扱うことができる、~
特殊な剣なのです。▼~
逆に言えば、聖王の血族であっても~
素質のない者には使うことができません。▼~
:[マーク]|なるほど…つまり僕が~
その剣を使ったことが無いということは▼~
未来での僕に、~
素質が無かったってことですよね。▼~
:[ルキナ]|…いえ、もしかしたらあなたにも~
使えるかもしれませんよ。▼~
私は、未来であなたにこの剣を~
使わせてみたことがありませんでした。▼~
つまりあなたは、素質があるかどうかすら~
わからない状態ということですから…▼~
:[マーク]|えっ!? そうなんですか!?~
もし使えたらすごいですよね!▼~
伝説の剣を持つ天才軍師…これなら~
母さんを超えることができるかも…!▼~
:[ルキナ]|そうですね…。未来にいた頃は~
考えたことがありませんでしたけど▼~
あなたもこの剣が使えた方が~
良いかもしれません。▼~
…私に、もしものことがあった時のために。▼~
:[マーク]|…え?~
もしも、って…?▼~
それって…どういうことですか…?▼~
:[ルキナ]|私がこの戦いで命を落とした時ですよ。▼~
その時、他にもファルシオンを~
使える者がいた方が、戦局が有利に動く。▼~
未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい…▼~
…そうと決まれば、あなたにもファルシオンが~
使えるかどうか試しましょう。▼~
:[マーク]|…………▼~
:[ルキナ]|マーク?▼~
:[マーク]|…無理ですよ。▼~
よく考えたら、僕にそんなすごい剣を扱う~
素質なんてあるわけないですって!▼~
:[ルキナ]|それは、やってみないことには~
わかりませんよ。▼~
あなただって、さっき使えたらいいなって~
言っていたでしょう? だから…▼~
:[マーク]|…嫌だって言ってるんですよ!▼~
そんな訓練、したくないです!▼~
ルキナさんが死んじゃった時のための~
訓練なんて…そんなのないですよ!▼~
:[ルキナ]|…マーク。気持ちはわかりますが、~
あなたも覚悟を決めてください。▼~
この戦いは、どんな手を使ってでも~
負けるわけにはいかないのですよ…▼~
:[マーク]|わかってます! でも僕は…~
そこまで割り切れません!▼~
ルキナさんは母さんを裏切るんですか!?~
誰ひとり死なせまいとしている母さんを!▼~
:[ルキナ]|そうならずに済めばいいとは~
思っています。▼~
…でも、~
生き残るという約束はできませんから。▼~
:[マーク]|なんですか、それ…!▼~
ルキナさんが死ぬことを考えるなら、~
ファルシオンなんて使えなくていいです!▼~
僕にもし素質があったとしても▼~
果物ナイフとしてしか~
使ってやらないですからね!▼~
ルキナさんのバカーーー!!▼~
(マーク、退場)~
:[ルキナ]|マ、マーク…▼~
果物ナイフとしては、~
使いたいんですね…▼~
***支援A [#gefa4f22]
:[マーク]|…ルキナさん。▼~
:[ルキナ]|マーク。どうしたんですか?~
そんなに深刻な顔をして。▼~
:[マーク]|あの…僕にファルシオンを使う~
素質があるかどうか、見て下さい。▼~
:[ルキナ]|えっ…! でもマーク、この前は~
あんなに嫌がっていたじゃないですか。▼~
なのにどうして…▼~
:[マーク]|あれから、考えていたんです。~
ルキナさんが言っていた策のこと…▼~
『未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい』って。▼~
僕は軍師を目指しているのに、、~
いつまでも逃げてたら駄目だと思ったんです。▼~
ルキナさんみたいに、覚悟しなきゃって。~
だから…お願いします!▼~
:[ルキナ]|そうですか…。あなたがその気に~
なったのなら、私に異論はありません。▼~
すぐに準備をしましょう。▼~
(暗転)~
:[ルキナ]|では…マーク。~
あの丸太を敵だと思って切って下さい。▼~
あなたに素質が無いなら~
ファルシオンはなまくら同然となり、▼~
丸太に傷を付けることすら~
できないでしょう。▼~
逆に、素質があった場合…~
剣の威力で、丸太は真っ二つになります。▼~
:[マーク]|………▼~
:[ルキナ]|では…ファルシオンをお渡ししますね。▼~
:[マーク]|はい…▼~
:[マーク]|あー…何かすっごく緊張してきました…!~
も、もし素質があったらどうしましょう…▼~
…いやいや、駄目です!~
僕も覚悟するって決めたんですから!▼~
…いきますよ!▼~
せいやぁぁぁぁっ!!▼~
………▼~
…あれっ?~
当たった感じ、しなかったです…▼~
:[ルキナ]|…丸太、そのままですね。▼~
残念ながら、マークには~
素質が無かったみたいです…▼~
:[マーク]|…………▼~
:[ルキナ]|あ、あの…落ち込まないで下さいね。~
素質が無くても、あなたは正真正銘▼~
聖王の血を引くイーリス王子で~
あることに変わりは…▼~
:[マーク]|…ぶふっ!~
はは、あはははは…!!▼~
:[ルキナ]|マ、マーク!?▼~
:[マーク]|ははは…だ、だって、おかしくて…!~
あんなに緊張して挑んだのに▼~
結果は盛大な空振りって…!~
あはは、はは…!▼~
:[ルキナ]|…ふ、ふふ。マークったら…。~
私まで、笑えてきたじゃないですか…▼~
なんだか私たち、素質のあるなしに~
振り回されてしまいましたね。▼~
最近は2人ともピリピリしていて、~
喧嘩のあとみたいになっていましたから。▼~
こんなことなら、以前のように虫退治をして~
騒いでいる方が、よっぽどいいですよ。▼~
:[マーク]|でも…今回の件のおかげで~
僕も覚悟が決まりました。▼~
大切な人がいなくなるのを怖がって、~
できることをしようとしないのはいけないって。▼~
万が一ルキナさんが先に死んでしまっても…~
最後まで戦って…勝ってみせます。▼~
でも…それでもやっぱり…~
誰かが死ぬのは嫌だから…▼~
僕にルキナさんを守らせて下さい。~
これは逃げではないので、いいですよね?▼~
:[ルキナ]|…マーク…▼~
…そうですね。私も、死なないという約束を~
あなたと交わさないことで、逃げていました。▼~
でも、もう終わりにします。~
私は絶対に死なないと約束します。▼~
あなたを一人にはさせません。~
そして、あなたを死なせはしません。▼~
最後まで生き残りましょう。一緒に。~
勝って、未来を勝ち取りましょう。▼~
:[マーク]|ルキナさん…!~
…はい! 約束ですよ!▼~
:[ルキナ]|えぇ。約束です。▼~
…あっ! 私、今日の食事当番だったの~
忘れていました!▼~
すみません、先に戻りますね!▼~
(ルキナ、退場)~
:[マーク]|ルキナさん! ファルシオン忘れてます!~
…もう行っちゃいましたか。▼~
せっかくだから記念に~
もう一回振ってみましょうかね。▼~
だって僕は、戦場ではもう一生~
この剣を使うことはないんですから。▼~
よーし! でりゃあぁぁぁっ!!▼~
…………▼~
…やっぱり、傷一つ付けられませんね。▼~
…ねぇファルシオン。ルキナさんのこと~
ちゃんと守らないと許さないですよ?▼~
もしルキナさんが死んでしまったら、~
あなたは一生果物ナイフですからね!▼~
…なんちゃって。~
もう返しに行きましょうっと。▼~
(暗転)~
:[クロム]|…ん? 何だ、この丸太は。~
誰かが訓練で使ったのか?▼~
…見事に真っ二つだな…▼~
**マーク女(親子) [#xf09ab16]
***支援C [#p00af43c]
:[マーク]|うーん、どうして私は母さんのこと~
覚えてないんでしょう…?▼~
父さんのことはあんなにちゃんと~
覚えてるのに…▼~
父さんが立派な軍師だったってことも~
一緒に勉強したことも覚えてるのに…▼~
なーんで母さんのことは~
きれいさっぱり忘れてしまったのか…▼~
:[ルキナ]|どうしたのですか、マーク?▼~
:[マーク]|母さん!▼~
すごいです、ちょうど今母さんのことを~
考えてたんですよー!▼~
これって運命!? 親子の運命!?~
…あ、待って下さい。確か父さんが昔…▼~
これは運命じゃない、絆だー!~
みたいなことを言っていたような記憶が…▼~
ってことで母さん、私たちが~
ここで会ったのは、運命ではなく絆です!▼~
:[ルキナ]|ふふ、そうだったのですか。▼~
:[マーク]|そうですよ! 絆って素晴らしいです。~
覚えてなくても呼び合うものなんですね。▼~
…って、感心してる場合じゃ~
ありませんでした。▼~
私、なんで母さんのことを覚えてないのか~
ずーっと考えてたんです。▼~
良かったら母さん…私が母さんのこと~
思い出せるよう協力してくれませんか?▼~
:[ルキナ]|えぇ、私で良ければ喜んで。▼~
:[マーク]|良かった!~
ではまた時間のある時に声をかけますね。▼~
女同士の約束ですよ!~
じゃあ私はこれで!
:|'''(マーク退場)'''
:[ルキナ]|ふふ、元気な子ですね。▼~
***支援B [#c787212a]
:[マーク]|母さんっ、今時間いいですか?▼~
:[ルキナ]|えぇ、大丈夫ですよ。▼~
:[マーク]|やったぁ! じゃあ約束通り、~
『記憶を取り戻そう大作戦』に▼~
協力していただくことにします!▼~
とは言ったものの、どうしたら記憶って~
戻るんでしょうね…▼~
頭を強くぶつけるのは~
もう何度も試しましたし…▼~
ゆらゆら揺れるものを見つめ続けるのも~
私には効果がありませんでした…▼~
ねぇ母さん、どうしたらいいと思いますか?▼~
:[ルキナ]|うーん…私の顔を見ていたら~
何か思い出したりしませんか…?▼~
:[マーク]|なるほど!それだー!!~
母さん天才です!▼~
未来ではきっと見慣れていたはずですし、~
じっと見てたら、何か思い出しますよね。▼~
んー、なかなか良い策ですよこれは。▼~
さすが天才軍師の父さんを~
コロッと落としただけのことはありますね。▼~
ではでは、失礼して…。~
じーーーーーーーっ…▼~
………………▼~
………………▼~
だめだーーー!!▼~
何にも思い出せませんーーー!!▼~
あぁ…この感じって、なんかこう…。~
同じ文字をずっと見続けてたら▼~
『あれ? これってこんな文字だっけ?』~
みたいになる感じと似ています…▼~
母さんって…こんな顔でしたっけ?▼~
:[ルキナ]|あのー…それを今から~
思い出そうとしていたのではないですか?▼~
:[マーク]|ですよね…。すみません、~
せっかく協力していただいたのに…▼~
でも私は諦めませんよ!~
絶対に母さんを思い出してみせます!▼~
というわけで、~
また協力して下さいね、母さん!▼~
***支援A [#gedea54c]
:[マーク]|はぁ…やっぱり今日もダメですね…▼~
毎日毎日嫌というほど、~
こうして母さんの顔を見ているのに▼~
何にも思い出せないなんて~
自分が情けなくなりますよ…▼~
ほんとに…どうして……~
うっ…ううっ…ぐすっ…▼~
:[ルキナ]|えっ…なぜ泣くのですか…?▼~
:[マーク]|だ…だって…だって……!~
私…母さんのことも父さんと同じように▼~
大好きだったはずなのに…!~
思い出せないのが…辛いんです…!!▼~
母さんが私に作ってくれた思い出も~
たくさんあったはずなのに…▼~
何一つ覚えていられなかった自分が…~
ほんとに…情けないんです…!▼~
情けないんですよーーー!~
びえぇぇぇぇん!!▼~
:[ルキナ]|マーク…▼~
:[マーク]|うっ…! ちょっと泣きすぎた…かな。~
あ…頭が痛い…!▼~
いたたた…!▼~
…………あ!?▼~
:[ルキナ]|どうしたんですか!?▼~
:[マーク]|……思い出し…ました。母さんのこと。~
ほんとにちょっとだけ…ですけど。▼~
母さんが私に向かって、優しく笑って…~
『マーク』って…名前を呼んでました…▼~
ふふ、いつも見てる母さんの顔より、~
少し年を取った顔でしたよ…▼~
…良かった。ちゃんと思い出せました。▼~
ありがとう、母さん。~
全部母さんのおかげです。▼~
何だかこれで自信がつきました!~
時間はかかるかもしれませんけど、▼~
いつか母さんの記憶、~
全部取り戻してみせますよ。▼~
:[ルキナ]|きっとマークなら大丈夫ですよ。▼~
:[マーク]|はい、ありがとうございます!▼~
**シャンブレー [#p92f2b89]
***支援C [#e6b1cdb7]
:[シャンブレー]|…はぁ。~
俺…なんとか生きてるな。▼~
くそっ! なんでこんなに~
怯えながら生きていかなきゃならないんだ。▼~
………▼~
:|'''(ルキナ登場)'''
:[ルキナ]|ん? シャンブレー?▼~
どうかしたんですか?~
浮かない顔をしていますが。▼~
:[シャンブレー]|あぁ、ルキナか。~
…いや、戦争は嫌だなって思ってな。▼~
:[ルキナ]|そうですね…~
今もなお、苦しんでいる人がいます。▼~
早く終わらせるためにも、~
私たちが頑張らないと…▼~
:[シャンブレー]|そうじゃない…~
俺は…自分が死ぬのが恐いのさ。▼~
一族最後の生き残りだから死ぬわけには~
いかないって…▼~
相変わらず勝手なことを考えてる。▼~
:[ルキナ]|…シャンブレー。▼~
:[シャンブレー]|だが…勘違いしないでくれよ。▼~
そんな俺でもみんなのためになりたいとも、~
もちろん思っているさ。▼~
だから、戦闘には参加する。▼~
でもな…実際出たくないのが本心って事だ。~
はははっ…情けないなぁ。▼~
:[ルキナ]|…わかりました。▼~
:[シャンブレー]|ルキナ?▼~
:[ルキナ]|あなたの背中は私が守ります。~
…だから安心してください。▼~
:[シャンブレー]|えっ…?▼~
:[ルキナ]|私がこれからは必ずあなたを守ります。~
あなたが恐れないで戦えるように。▼~
:[シャンブレー]|ルキナ…情けなくてすまん。~
でも、ありがとう。助かるよ。▼~
:[ルキナ]|いえ、仲間の皆の悩みを無くしたいと思うのは~
当たり前のことです。▼~
むしろあなたの悩みを聞かせてくれて、~
私は嬉しく思いますよ。▼~
:[シャンブレー]|ルキナ…▼~
:[ルキナ]|じゃあ私、行きますね…▼~
:|'''(ルキナ退場)'''
:[シャンブレー]|ったく…俺は本当に情けないな…▼~
***支援B [#u181b5e6]
:[シャンブレー]|痛っ…て。▼~
まだ痛むのか。腕の傷…~
なかなか塞がらないな…▼~
あの時、敵の影には気づけてたんだがな…~
さすがに無理をしすぎたか。▼~
まぁでも…死ななかったんだし、~
これぐらいの傷で済んで良かったよな。▼~
:|'''(ルキナ登場)'''
:[ルキナ]|シャンブレー…少しいいですか?▼~
:[シャンブレー]|ルキナ。どうした?▼~
:[ルキナ]|先日の傷の具合はどうかと思いまして。▼~
:[シャンブレー]|ああ、もう、なんともない。▼~
まったく、ルキナにはかっこ悪いところ~
見られちまったな。▼~
あれだけの敵と対峙しておきながら、~
…詰めが甘かった。▼~
:[ルキナ]|そんなことないですよ。~
無事でよかったです。▼~
それよりもあなたの背中を守ると言いながら、~
怪我をさせてしまい、申し訳ありません。▼~
:[シャンブレー]|そ、そんな事、気にするな!~
戦闘中だから怪我くらいするさ。▼~
:[ルキナ]|…で、でも。▼~
:[シャンブレー]|ありがとう、ルキナ。~
次は…もっとしっかり戦ってみせるさ。▼~
タグエルの戦い方っていうのを~
敵に見せ付けてやるんだ。▼~
:[ルキナ]|シャンブレー…▼~
:[シャンブレー]|ん?▼~
:[ルキナ]|……あまり無茶をしないでください。▼~
…この間の戦いはあなたがむしろ、~
私を守るように戦っていたように感じます。▼~
…それでは私が約束した意味がありません。▼~
:[シャンブレー]|…そ、そんなこと言ったって、~
ルキナだって戦ってるんだ。▼~
いつでも俺につきっきりでは~
いられないだろ?▼~
それに仲間なんだから助け合うのは~
当たり前だし。▼~
:[ルキナ]|もちろんそうですけど…▼~
:[シャンブレー]|そうだな…俺は死ぬのも傷つくのも嫌だし。~
まぁ…死なない程度に頑張ることにするさ。▼~
:[ルキナ]|はい…私も出来る限り、~
あなたの背中を守りますね。▼~
***支援A [#effdc947]
:[シャンブレー]|ルキナ!▼~
:[ルキナ]|シャンブレー?▼~
:[シャンブレー]|…その怪我! 俺を守ろうとして?▼~
:[ルキナ]|いえ、違います。~
私が少し油断してしまっただけです…▼~
その、あの敵は…なかなか強かったですね。▼~
でも安心して下さい。~
もうほとんど治っています。▼~
:[シャンブレー]|お前は嘘が下手だな…▼~
俺がこの前、~
お前の前で怪我をした事を気にして、▼~
俺のことをずっと庇おうとしていたんだろ?▼~
:[ルキナ]|…そ、それは。▼~
:[シャンブレー]|くそっ…何をやってるんだ俺は。▼~
:[ルキナ]|シャンブレー…▼~
気にしないで下さい。~
怪我をしたのは、私に油断があったから。▼~
…それだけです。▼~
:[シャンブレー]|…ははは。▼~
:[ルキナ]|シャンブレー? どうしたのですか?▼~
:[シャンブレー]|なんか、俺たち~
お互いに庇い合って、怪我して…▼~
それでお互いに自分のせいだって~
言い張っちゃってさ…▼~
それがちょっとおかしくてな?▼~
:[ルキナ]|…確かにそうですね。▼~
うふふ、でもそれが…本当の仲間の~
あるべき姿なのかもしれません。▼~
:[シャンブレー]|仲間の…あるべき姿?▼~
:[ルキナ]|はい…助け合って、庇い合って、~
そして自分の力が至らないせいだと▼~
精進しようとまた頑張る…▼~
それが仲間なのかもしれませんね。▼~
:[シャンブレー]|ああ…そうだな。俺達、仲間だもんな。▼~
:[ルキナ]|はい、だからこれからも私は~
あなたの背中を守り続けますよ!▼~
:[シャンブレー]|ああ、よろしく頼むぜ。▼~
俺も…俺も至らないけど、~
お前を守ってみせるぜ!▼~
***支援S [#x58cba96]
:[ルキナ]|シャ…シャンブレー!▼~
:[シャンブレー]|ルキナ? どうかしたか?~
なんか興奮しているみたいだが…?▼~
:[ルキナ]|いえ、最近のシャンブレーの活躍が~
目覚ましかったもので、▼~
すごいと一言伝えたかったんです!▼~
:[シャンブレー]|そ…そうか、ありがとう。▼~
まだまだ弱気になる事も多いけど…▼~
そんな俺も最近はマシになれたかなって~
そう思ってる…▼~
:[ルキナ]|シャンブレー…変わりましたね。~
私も嬉しいです。▼~
:[シャンブレー]|そうかな? そうだといいけど。▼~
………▼~
じゃあさ…~
ちょっとご褒美をお願いしてもいいか?▼~
:[ルキナ]|ご褒美…ですか?▼~
はい! 私にできることでしたら、~
何でも言って下さい!▼~
:[シャンブレー]|俺と付き合って…くれないか?▼~
:[ルキナ]|え?▼~
:[シャンブレー]|俺ずっと、情けない自分を払拭したいって~
思ってきたけど…▼~
お前と背中を守り合うようになって、~
ようやく、強さってなんなのかが、▼~
わかってきた気がするんだ…▼~
だから俺、もっと強くなりたい。▼~
そのためにはルキナの助けが必要だって、~
強くそう思ったんだ…▼~
:[ルキナ]|…シャンブレー。▼~
:[シャンブレー]|…ルキナ、好きだ。▼~
これからは戦闘の時以外も~
…俺の傍にいて欲しい。▼~
:[ルキナ]|…あ、ええと…はい。~
私の方からも…おねがいします。▼~
:[シャンブレー]|…い、いいのか!?▼~
:[ルキナ]|私もシャンブレーのひたむきさに…~
ずっと惹かれていました…▼~
確かに以前のあなたは戦いには消極的でした。▼~
でもそこから強い心を持とうとする姿勢に、~
少しずつ惹かれていく自分に気づいたんです。▼~
:[シャンブレー]|ルキナ…▼~
:[ルキナ]|そしてあなたが強くなるたびに、~
私もとても嬉しくなりました。▼~
…だから、私もあなたが好きです。~
ぜひ、お願いします。▼~
:[シャンブレー]|お、おぅ! 任せてくれ!~
俺はもっと強くなってみせる!▼~
だから俺の一番近くで、見守っていてくれよ!~
ルキナ!▼~
:[ルキナ]|はいっ! シャンブレー!!▼~
私もあなたに負けないよう、~
強くなってみせます!▼~
**ロラン [#hba3844f]
***支援C [#ocf588fb]
:[ロラン]|ルキナ…▼~
:[ルキナ]|あ、ロラン。どうかしましたか?▼~
:[ロラン]|ちょっと足を見せてもらってもいいですか?▼~
:[ルキナ]|えっ…? な、なんですか、突然?▼~
:[ロラン]|あの…もしかして、ルキナは~
足を怪我してるんじゃないかと思って。▼~
:[ルキナ]|えっ…!? どうしてわかったんですか?▼~
みんなに心配をかけないようにと思って、~
怪我のことは隠していたのに…▼~
:[ロラン]|いつもより…足を引きずってた様に~
見えましたからね。▼~
これはなにかあるな、と思ったんです。▼~
:[ルキナ]|ロラン…すごいです。~
よくそこまで目が行き届きますね。▼~
:[ロラン]|みんなの体調を把握して、手助けするのは~
僕の役目だと思っていますから。▼~
…それよりも、ルキナ。~
足の治療、しっかりとしてくださいね。▼~
仲間に心配をかけられないという、~
ルキナの気持ちはわかりますけど…▼~
怪我の治りが中途半端な方が、~
みんなに迷惑をかける恐れもありますから。▼~
:[ルキナ]|わかりました…ロラン。~
今は無理をしないで治療します。▼~
:[ロラン]|はい、そうしてください。~
…では、僕はこれで。▼~
(ロラン退場)~
:[ルキナ]|ロラン…しっかりしていますね。~
私も見習わなくては…!▼~
***支援B [#h868eae6]
:[ルキナ]|うーん…おかしいですね…▼~
:[ロラン]|おや、ルキナ。どうかしましたか?~
…何か困った様子ですけど。▼~
:[ルキナ]|…ああ、ロラン。▼~
今、剣の素振りをしていたんですけど、~
なんだか、しっくりこなくて…▼~
:[ロラン]|しっくりこない?▼~
:[ルキナ]|ええ…剣を振った時の勢いが、~
イマイチな感じがするんです…▼~
:[ロラン]|そうですか…でも困りましたね。~
僕はルキナほど剣術は詳しくないですし。▼~
…でも、いちおう僕にも~
ルキナの素振りを見せてもらえますか?▼~
:[ルキナ]|ええ、もちろん…~
じゃあ、やってみますね。▼~
…いち…に…さん…!▼~
ハッ!!!▼~
:[ロラン]|ふむ…ああ、そういうことですか!~
うまくいかない原因、わかりましたよ!▼~
:[ルキナ]|ええっ! 本当ですか? こんなに早く!?▼~
:[ロラン]|はい。先日の足の怪我をかばっているのか、~
以前よりも踏みこみが浅くなっています。▼~
怪我を治したばかりの患者さんには~
そういうことがよくあるそうですよ?▼~
足をあと半歩踏み込むようにすれば、~
きっと元通りになるはずですよ。▼~
:[ルキナ]|そうですか…じゃ、やってみますね。▼~
…いち…にっ…さん…▼~
たぁッ!!▼~
あっ、今の感触…元の振りに戻ってる!?▼~
ロラン、ありがとうございます!~
よく私のクセがわかりましたね!▼~
:[ロラン]|いえいえ、大した事じゃありませんよ。▼~
:[ルキナ]|ロランは本当に私たちの事を~
よく見てくれているのですね。▼~
本当に助かりました。~
ありがとうございます!▼~
:[ロラン]|はい、こういうのは~
僕の得意分野ですからね。▼~
困ったことがあったら、~
いつでも頼ってくださいね。▼~
:[ルキナ]|はいっ!~
ありがとうございます、ロラン!▼~
***支援A [#u1bf3b53]
:[ルキナ]|あの、ロラン…~
少しお時間をいただいてもいいですか…?▼~
:[ロラン]|あっ、ルキナ…な、何でしょうか?▼~
:[ルキナ]|最近、ある噂を耳にしたんです…▼~
ここのところ、ロランの仕事ぶりが~
前に比べて雑になっていると…▼~
:[ロラン]|えっ…! そ、そんな…!?▼~
:[ルキナ]|皆もロランに頼り過ぎている所がありますし、▼~
そういった噂は根も葉もないものだと~
…私は考えています。▼~
ただあなたにもし原因があるのなら、▼~
こういう事は直接聞いた方が~
良いかと思って…▼~
:[ロラン]|そ、そうですか…▼~
:[ルキナ]|どうですか、ロラン?▼~
…身に覚えがないのなら、皆には~
私から強く言って聞かせますが?▼~
:[ロラン]|あ…は、はい…えと、本当です…~
最近ちょっと仕事に集中できなくて…▼~
:[ルキナ]|なにか悩みでもあるんですか?~
私でよければ力になりますよ?▼~
:[ロラン]|あ、あの…僕、なんと言えばいいか。▼~
:[ルキナ]|ロラン、遠慮しないで。~
なんでも打ち明けてください。▼~
私の方こそ、あなたにはいつも~
お世話になっているのですからね?▼~
:[ロラン]|…では、言います。僕、自分というものが~
よくわからなくなってしまって…▼~
いつものように皆さんのサポートを~
していたんですが、ある時気づいたんです。▼~
これは、僕の押しつけなんじゃないかって。▼~
…だってこの軍にいる人達って、みんな~
すごい力を持っているじゃないですか?▼~
そんな皆さんに対して、~
僕如き人間がサポートした所で、▼~
それは結局~
ただの自己満足なんじゃないかって…!▼~
:[ルキナ]|ロラン、それは考え過ぎです!~
あなたは十分サポートしてくれています!▼~
…私が保証します!▼~
:[ロラン]|ル、ルキナ…!▼~
:[ルキナ]|でも…ロランの場合は、もっと自分の事に~
気をかけてあげた方がいいかもしれません。▼~
:[ロラン]|自分の事…ですか?▼~
:[ルキナ]|少しずつでもいいんです、やり方が~
わからなかったら、私に聞いて下さい。▼~
:[ロラン]|ふふっ…! ルキナの方こそ自分の事なんて~
考えてなさそうですよ?▼~
聞く相手として、~
ちょっと間違ってそうですけどね?▼~
:[ルキナ]|…あっ。い、いえ…うふふ!~
そう考えると…そうかもしれませんね!▼~
:[ロラン]|じゃあ二人で自分のために~
どうすればいいのか、考えましょうか?▼~
:[ルキナ]|うふふ、そうですね。それが良さそうです!▼~
***支援S [#j157a04c]
:[ルキナ]|ロラン、今いいですか?▼~
:[ロラン]|…ル、ルキナ。▼~
:[ルキナ]|今日はあなたと一緒に自分のために何が~
できるか、考えようと思いまして…▼~
:[ロラン]|………▼~
:[ルキナ]|…ロラン? ど、どうしたんですか?▼~
キョロキョロと落ち着きなくして…?▼~
:[ロラン]|す、すみません…ルキナ!▼~
:[ルキナ]|様子が変ですよ…どうしたんですか?▼~
:[ロラン]|そ、それは…ちょっと…その。▼~
:[ルキナ]|何か悩みがあるなら、~
私も一緒に考えますよ?▼~
困った事があったら~
私に頼ってと言ったじゃないですか!▼~
:[ロラン]|…わかりました…話します…▼~
僕、前に集中できない理由で…▼~
他の人たちをサポートできているか~
不安だからとお話しましたが…▼~
あの話には続きがあったんです…▼~
:[ルキナ]|えっ…?▼~
:[ロラン]|僕が本当にサポートできているか~
不安だったのは…ルキナ、あなたです。▼~
だからこそ僕は悩み、他の人に対しての~
配慮をおろそかにしてしまいました…▼~
:[ルキナ]|それは…どういう意味ですか?▼~
:[ロラン]|ルキナはクロムさんの実の娘であり、~
王女そして英雄の血を引く者…▼~
そんな偉大な人のサポートを、僕ごときが~
どうやったらできるというのでしょうか?▼~
:[ルキナ]|いえ、そんな…!▼~
:[ロラン]|僕はルキナをサポートしたい…~
でも、サポートできているとは思えない…!▼~
そう考えると、もう全てが、~
手に付かなくなってしまって…▼~
皆さんにも迷惑をかけてしまいました。▼~
:[ルキナ]|えっ! そ、そうだったんですか…▼~
:[ロラン]|…はい。僕、ルキナの事が好きです。▼~
:[ルキナ]|えっ!?▼~
:[ロラン]|すみません…▼~
僕は皆さんの中で噂が立つほどに、~
仕事をないがしろにしたあげく、▼~
そして釣り合うわけなんてないのに、~
ルキナに分不相応な恋心を抱いたりして!▼~
:[ルキナ]|そ、そんなことはありません!!!~
わ、私…とても嬉しいです。▼~
私もみんなのためにいつも一生懸命に~
働くあなたが大好きでしたから…▼~
そう言ってもらえて…嬉しいんです。▼~
:[ロラン]|えっ!? じ、じゃあ、僕の想いを~
受け止めてくれるんですか!?▼~
:[ルキナ]|はい、当たり前です…。最初から~
私の心は決まっていたんですよ?▼~
:[ロラン]|…そ、そうだったんですか?~
やった、やった! ありがとうございます!▼~
:[ルキナ]|ロラン、これから二人で~
支え合って生きていきましょう?▼~
:[ロラン]|そうですね…。もう自分のために~
なんて考える必要はない。▼~
僕らは互いにお互いのことを~
考えていけばいいんですからね!▼~
:[ルキナ]|そうですね、ロラン!~
そのとおりだと思います!▼~
**チキ [#t89e30cf]
***支援C [#g35fd2c8]
:[ルキナ]|チキさん、~
ご機嫌いかがですか?▼~
:[チキ]|あら、ルキナ。~
特に問題はないけど…どうしたの?▼~
:[ルキナ]|なにか、私にお手伝いできることがあったら~
いつでも言ってくださいね。▼~
:[チキ]|ありがとう、でも、あまり気を遣わないで。~
…私は大丈夫だから。▼~
:[ルキナ]|いえ、そうはまいりません。▼~
神竜の巫女様にご不便を~
かけるわけにはいきませんもの。▼~
:[チキ]|その気持ちは~
ありがたく受け取っておくわ。▼~
でも、あなたは~
この軍の中心人物なんだし、▼~
私だけではなく、▼~
仲間たち全員のために働いてあげて。▼~
それが、一時的にせよマルスの名を~
名乗った者の務めだと思うから…▼~
:[ルキナ]|マルスの名…ですか。▼~
そういえば、本物のマルス…~
英雄王はどんな人だったんですか?▼~
:[チキ]|知りたいの…?▼~
:[ルキナ]|はい。マルスの名を~
名乗った理由として、▼~
英雄王マルスを~
目標にしているのは事実です。▼~
お話を聞かせていただけたら、~
嬉しいのですが…▼~
:[チキ]|わかったわ。私にできることであれば、~
協力は惜しまないわ。▼~
…そうね。今度時間を作りましょう。~
その時に教えてあげるわね。▼~
:[ルキナ]|本当ですか!ありがとうございます!~
ではよろしくお願いします、チキさん!▼
***支援B [#k097e20b]
:[ルキナ]|ごきげんよう、チキさん。▼~
:[チキ]|ええ、ごきげんよう、ルキナ。▼~
:[ルキナ]|今日、英雄王についてお話を~
聞かせていただけるんですよね?▼~
:[チキ]|ええ、もちろんよ。ルキナは勉強熱心ね。▼~
:[ルキナ]|いえ、そんな…▼~
前も申し上げましたように、~
私も一度はマルスの名を名乗った身…▼~
真のマルスとはどのような人物だったのか、~
その事実を知りたいと思っただけです。▼~
:[チキ]|そうね…彼は誰よりも仲間のことを~
第一に考える人だったわ…▼~
誰に対してもとても優しくて…~
穏やかで、そして笑顔が素敵で…▼~
:[ルキナ]|えっ…!?▼~
:[チキ]|あら、何か気になった?▼~
:[ルキナ]|は…はい、英雄王マルスというには~
その人柄が意外だったというか…▼~
:[チキ]|ルキナは~
どんな人柄だと思っていたの?▼~
:[ルキナ]|はい…伝説のマルス王は解放軍を率いて、~
邪悪な竜を滅ぼし、▼~
世界に平和を~
取り戻したと言われています。▼~
私のイメージでは、~
まさに武人という感じで。▼~
その…すごく…~
厳しい人なのではと考えていました。▼~
:[チキ]|自分に厳しいという~
意味では当たっているわ。▼~
…常に誰も犠牲にならない~
平和への糸口を探し、邁進し続ける…▼~
そんな努力家だった。▼~
:[ルキナ]|平和への糸口…ですか。▼~
彼の足跡を探れば、私たちの現状にも~
何かヒントがつかめるのでしょうか…?▼~
:[チキ]|そうね。彼は常に悩み続けていた。▼~
分かり合えない人達、大事な人との別れ、~
そして友に裏切られたこと…▼~
悩み、もがき、苦しんでいたわ…▼~
だからこそ、英雄としての器を持つことが~
できたのかもしれない。▼~
:[ルキナ]|それほどまでに…▼~
マルス王は到底、~
私などが至れないような道を歩み、▼~
戦い続けていたのですね…▼~
:[チキ]|でも…だからと言って、~
今の時点であなたが諦めることはないわ。▼~
彼自身も、自分を完璧だとは~
考えていなかった…▼~
だからこそ仲間を大切に思い、~
皆と協力しながら戦っていたの。▼~
:[ルキナ]|仲間と協力…?~
英雄王マルスが?▼~
:[チキ]|そう、それが彼を英雄王へと至らしめた~
最も大きな要因でもあるわね。▼~
仲間を信じ、そして仲間に信じられて~
戦ったこと。▼~
:[ルキナ]|…マルス王は仲間たちに慕われていた、~
ということですね?▼~
:[チキ]|そういうことね。~
ルキナ、あなたなら大丈夫。▼~
あなただって~
仲間に慕われているはずだもの。▼~
だからこれからもマルス王の名に~
恥じないよう、がんばってね。▼~
:[ルキナ]|は、はい! ありがとうございます!~
チキさん!▼
***支援A [#u7b00c9b]
:[ルキナ]|えいっ! やぁ!~
…たぁーっ!!!!!▼~
:[チキ]|あら、ルキナ。剣術の稽古?▼~
:[ルキナ]|あ…チキさん。~
はい、素振りを終えた所です。▼~
:[チキ]|あなた…さっきは、女性陣と一緒に~
食卓番をしていたようだけど…▼~
:[ルキナ]|ええ。私が当番ではなかったのですが、~
手が空いたので手伝っていました。▼~
:[チキ]|しかもその前は男性陣に紛れて~
物資の調達を手伝ってなかった?▼~
:[ルキナ]|ええ。女性兵士の中では、~
私は腕力にも自信がありますから。▼~
:[チキ]|その上、その前は買い出しに~
付き合っていたような…?▼~
ずいぶん色々な所に~
顔を出しているのね。▼~
仲間に協力するのは~
良いとは思うけれど、▼~
あまり頑張り過ぎても、無理がたたって~
身体に支障をきたすわよ?▼~
:[ルキナ]|いえ、平気です。~
これくらいはいつもしている事なので。▼~
:[チキ]|…ルキナ、あなたのその行動は、~
英雄王マルスに近付くための努力なの?▼~
仲間の信頼を得て~
リーダーになるために?▼~
:[ルキナ]|えっ…? あ、いえ、違います!~
これはただの私の性分です!▼~
それに料理や買い出しを手伝ったくらいで~
英雄王に近付けるなんて思っていませんし。▼~
:[チキ]|ごく自然に~
仲間のために働いているという事?▼~
…まさか…この子なら、本当に?▼~
:[ルキナ]|…えっ?~
なにか言われましたか?▼~
:[チキ]|い、いえ…でもルキナ…~
あなたの背負ったマルスの名は~
…とても重いわよ?▼~
:[ルキナ]|えっ…?▼~
:[チキ]|英雄王の名を預かった事は、~
確かにきっかけにしか過ぎない。▼~
でもあなたを見ていて、伝説の英雄の姿を~
重ねる人は、少なくないかもしれない…▼~
その期待が高まるたびに、あなたは~
人々の羨望と期待という名の…▼~
重い重圧を抱えることになるわ。▼~
:[ルキナ]|…は、はい。▼~
:[チキ]|あなたに~
その重圧が耐えられるかしら…?▼~
:[ルキナ]|…耐えられるかどうかは~
わかりません。▼~
私が英雄王マルスに遠く及ばないことは~
わかっていますので…▼~
でも…▼~
周囲の人々から私に寄せる期待が~
本当にあるなら…▼~
…私は挫けず、~
それに応えられるよう努力していきます。▼~
:[チキ]|…どうやら覚悟は決まっているようね。~
なら、これ以上の口出しはやめておくわ。▼~
:[ルキナ]|はいっ! 色々とありがとうございます!~
チキさん、私、がんばります!▼~
:[チキ]|…ええ、期待しているわ、ルキナ。▼~
ただし、どうしても一人では~
解決できない問題に直面した時…▼~
そして、辛くて耐えられない時は、~
…私や仲間を頼りなさい。▼~
それもまた、英雄の資質よ?▼~
:[ルキナ]|は、はい、ありがとうございます!~
そう言ってもらえて、私嬉しいです!▼~
:[チキ]|ふふっ…当然よ。私はマルスという~
名を持つ者とは、気が合うんだから。▼
*コメント [#b0455261]
- nになっていたところが誤字だと思ったので修正させていただ...
- シンシアBの「勝って見せる」が「買って見せる」になってま...
- シンシアBの「勝って見せる」が「買って見せる」になってま...
- デジェルのルキナとの姉妹支援Cの台詞に誤字あり -- &new{...
- 正確には「すみませんでした…」 -- &new{2019-08-18 (日) ...
- シンシアの支援会話を押すと何故かデジェルの支援会話に飛...
- シンシアの支援会話を押すと何故かデジェルの支援会話に飛...
- シンシアの支援会話を押すと何故かデジェルの支援会話に飛...
#comment
終了行:
*ルキナの支援会話 [#j631d380]
#contents
**マイユニット(男性・僕) [#c04403a5]
[[マイユニット(男性・僕)のページへ>../マイユニット(男性・...
**マイユニット(男性・俺) [#w8df7351]
[[マイユニット(男性・俺)のページへ>../マイユニット(男性・...
**マイユニット(女性・私/親子) [#u6e5e959]
[[マイユニット(女性・私/マイユニットが親の場合)のページ...
**マイユニット(女性・私) [#ta161567]
[[マイユニット(女性・私)のページへ>../マイユニット(女性・...
**マイユニット(女性・あたし/親子) [#u8f9a682]
[[マイユニット(女性・あたし/マイユニットが親の場合)のペ...
**マイユニット(女性・あたし) [#u3761e30]
[[マイユニット(女性・あたし)のページへ>../マイユニット(女...
**クロム [#lc20421f]
[[クロムのページへ>../クロム]]
**ソワレ(親子) [#od71138e]
[[ソワレのページへ>../ソワレ]]
**スミア(親子) [#j85f5475]
[[スミアのページへ>../スミア]]
**マリアベル(親子) [#y1502486]
[[マリアベルのページへ>../マリアベル]]
**オリヴィエ(親子) [#h1f701c1]
[[オリヴィエのページへ>../オリヴィエ]]
**ウード [#ja431e70]
***支援C [#dfb36cad]
:[ウード]|お、ルキナじゃねぇか。▼~
:[ルキナ]|あっ、ウード。どうかしましたか?▼~
:[ウード]|いや、用ってほどの事じゃないんだけどさ。~
ルキナは元気にしてるかな~って思って。▼~
:[ルキナ]|はい、元気ですよ? あら…ウード?▼~
いつもウードがよく使う言葉遣いは~
今日は使ってないんですね?▼~
どうしてかしら?▼~
:[ウード]|あ、いや…ルキナはさ。▼~
クロムさんの娘で王女様だから…▼~
あれはあんまり使わない方が~
いいかなって思ってさ。▼~
母さんにも怒られるし…多分。▼~
:[ルキナ]|リズさんが…?▼~
:[ウード]|あ、あぁ…▼~
…それにあれはわかりにくいって~
仲間内でもあんまり評判良くないし…▼~
:[ルキナ]|あら、そうなんですか?~
…残念ですね。▼~
あの言葉遣い、~
私はとても興味があったのに。▼~
:[ウード]|そ、そうなのか!? …どういう風に?▼~
:[ルキナ]|あれは語彙が多くて~
色々な表現を知っていないと▼~
なかなかできる話し方じゃないと思います。▼~
それに武器や技に名前を付ける事にしても、~
センスがないとできることではありません。▼~
:[ウード]|ルキナ…! お前いい奴だな!▼~
:[ルキナ]|そうだ、今度あの話し方でお話を~
してくれませんか? 私、解読してみせます。▼~
:[ウード]|ええっ!? か、解読? お前がか?▼~
:[ルキナ]|はい…。何かおかしいでしょうか?▼~
:[ウード]|あ、いや…そんなことないけど。▼~
そこまで言うなら、~
今度、いっちょやってみるか!▼~
面白そうだし!▼~
:[ルキナ]|はい、宜しくお願いしますね。▼~
***支援B [#z01eeb6b]
:[ウード]|ルキナ? 何をしてるんだ?▼~
:[ルキナ]|あっ、ウード…。実はファルシオンの~
調子が悪くて…刃こぼれなのかしら?▼~
:[ウード]|なーんだ、そんなことかよ!~
俺に見せてみろよ。▼~
:[ルキナ]|あっ、はい…。お願いします。▼~
:[ウード]|ふむふむ…~
これは刃こぼれじゃねぇな…▼~
:[ルキナ]|え? そうなんですか?▼~
:[ウード]|ああ。でもこれなら、~
手持ちの工具ですぐ直せそうだ。▼~
今から直してやるよ。▼~
:[ルキナ]|あ、ありがとうございます、ウード!▼~
そうだわ、修理している間のお話、~
あの話し方でお願いできませんか?▼~
私、解読してみますから。▼~
:[ウード]|えっ? あ、あの話かよ?▼~
わ、わかったぜ…▼~
…フッ。恐らく貴様の相棒は…▼~
本体自体は、~
恒久の時が巡り巡ったとしても、▼~
その神髄に与えられし神の力が衰えたり、~
赤褐色に朽ちていくこともないのだろうな。▼~
:[ルキナ]|今のは…わかりやすいですね。▼~
どれだけ時が経っても切れ味が悪くなったり、~
錆びついたりしないという事ですね。▼~
:[ウード]|だが神々の力の備わらぬ人力によって~
想像されし部位については、そうはいかない。▼~
時の歯車の強制力には到底敵わないのだ…▼~
その度この神器はその見目を変貌させ、~
幾度の星の瞬きを経て、ここに至るのだ。▼~
:[ルキナ]|えっと…刃以外の持ち手や鍔の部分は~
やっぱり劣化はするという事ですね。▼~
その都度この剣は~
さまざまな人々によって修復されて、▼~
形を変えてきた…そして今に至る、と?▼~
:[ウード]|すげぇな、ルキナ! 大正解!~
そのとおりだぜ!▼~
:[ルキナ]|ふふ…自分でもよくできたって~
思っちゃいました。▼~
それよりウード…~
あなたは、本当にすごいですね…!▼~
見ただけでそんなこともわかるなんて。▼~
武器の修理も出来るのは、~
正直意外でした!▼~
:[ウード]|まぁ修理というか手入れが好きなんだよな。~
…よし! これで直ったぜ!▼~
:[ルキナ]|ありがとうございます。▼~
:[ウード]|また何かあったら~
言ってくれよ、ルキナ!▼~
:[ルキナ]|はい、そうさせてもらいますね。▼~
***支援A [#o2a3f3bd]
:[ウード]|おーい! ルキナ!▼~
:[ルキナ]|あっ、ウード。▼~
:[ウード]|前に直した武器だけど、~
その後の調子はどうだ?▼~
:[ルキナ]|はい、良くなりました!~
使っていてとてもしっくり来る感じです!▼~
この伝説の剣・封魔剣エクスブレードは~
さらに輝きを取り戻した感じがします…▼~
:[ウード]|ふ、ふうまけん、えくすぶれーど?~
な、なんだよ、それ?▼~
その剣は…~
イーリスの国宝ファルシオンだろ?▼~
:[ルキナ]|はい。でも直してもらったのを境に~
ちょっと名前を変えてみました。▼~
ウードに習ってカッコいい名前を、と~
思ってみたんですけど…▼~
:[ウード]|う、うむむ…~
フッ…ルキナよ。▼~
名を冠したいという、~
貴様のその気概は悪くないだろう…▼~
だが一つ、~
貴様は重要な過ちを犯しているのだ。▼~
:[ルキナ]|えっ!?▼~
:[ウード]|名を名づけるという事とは~
その物に魂を与える事。▼~
数千年の時をファルシオンという名で~
生き抜いてきたこの剣の名を変える事は、▼~
決して許されないのだ…!▼~
:[ルキナ]|え! そ、そうだったんですか…!▼~
:[ウード]|ああ、名を付け愛着を高めていこうとする~
その強い意志は尊い…▼~
だがこの数千年でファルシオンと呼ばれ続けた~
その名への冒涜だけは…、▼~
おいそれと犯してはならないのだ。▼~
:[ルキナ]|わ、わかりました。~
確かにそのとおりですね…▼~
私、ちょっと軽率すぎました。~
ごめんなさいね、ファルシオン…▼~
:[ウード]|うんうん。▼~
:だがその慈愛の精神だけは~
ゆめゆめ忘れるな。▼~
そうだな…たまにはまた俺も~
手入れをしてやる。▼~
…ふうまけ…じゃなかった、~
ファルシオンのな!▼~
:[ルキナ]|はい!~
ウード、ありがとうございます!▼~
***支援S [#eebb977f]
:[ウード]|ルキナ…ちょっといいか?▼~
:[ルキナ]|ウード、どうしたんですか?~
突然改まって…?▼~
:[ウード]|実はルキナに渡したいものがあるんだ。▼~
:[ルキナ]|えっ…? なんですか?▼~
:[ウード]|これだよ。▼~
:[ルキナ]|こ、これは…鞘、ですか?▼~
:[ウード]|ああ、ファルシオンの鞘だよ。▼~
:[ルキナ]|ファルシオンの鞘…?~
でも既に鞘はありますが…▼~
:[ウード]|剣の柄が古びていたけど、鞘のほうも~
だいぶボロくなってたからな。▼~
こっちは丸ごと取り替えたって~
バチは当たんないだろ?▼~
:[ルキナ]|ウード…。いつも気を遣ってもらって、~
すみません…▼~
:[ウード]|いいって、いいって。▼~
やっぱり剣は大事にしてほしいし…それに…~
それを俺の代わりだと思って…欲しいんだ。▼~
:[ルキナ]|…そ、それは。▼~
:[ウード]|戦争が続けば、俺がいつでも~
お前の事を守れるとも限らないからさ。▼~
その時はその鞘が俺の代わりに~
お前を守ってくれたら…そう思ったんだ。▼~
:[ルキナ]|ウード、あなた…▼~
:[ウード]|ああ、俺はお前のことが好きなんだ。▼~
だから力になりたいと思って、▼~
こうしてお前の近くで何かできればと~
思ったんだけど…▼~
ルキナは剣の修理で~
俺のこと褒めてくれただろ?▼~
だから剣に関連するもので、~
お前に気持ちを伝えられたらって…▼~
:[ルキナ]|ウード…嬉しいです!~
私…これ、大切にしますね。▼~
:[ウード]|…ってことは!?▼~
:[ルキナ]|はい、私もウードのことが好きですよ。▼~
この鞘とファルシオンとあなたがいれば、~
私はもっと頑張れる気がするんです!▼~
:[ウード]|そ、そっかそっかー!! やったぜっ!!~
思い切って告白して良かったぜ!!▼~
ひゃっほーいっ!!▼~
:[ルキナ]|これからは私はあなたのパートナーです。▼~
だからもう気を遣わないで、▼~
あなたの、あの変な言葉遣いや~
変な名付けの話もして下さいね。▼~
:[ウード]|よしっ、任せとけっ!!▼~
…って今ルキナ『変な』って~
言わなかったか!?▼~
:[ルキナ]|えっ!…ええっ!?~
い、言ってな…い、いえ言いました。▼~
ごめんなさい…でも、変だからこそ、~
楽しくて面白いわけじゃないですか!▼~
:[ウード]|そ、そっか? …あははっ! ま、まあ~
そうかもな! これからも宜しく頼むぜ!▼~
:[ルキナ]|ええ…ウード。▼~
**アズール [#j0f7c380]
***支援C [#k0b051b3]
:[アズール]|
あのさ、ルキナ。▼~
ルキナは未来にいた時から~
厳しい表情をすることが多いよね。▼~
:[ルキナ]|
なっ、なんですか…? いきなり。▼~
:[アズール]|
えっとねー、ルキナはちょっと笑顔が~
足りないんじゃないかって思ってさ。▼~
使命感に燃えてる~
真剣な表情もいいんだけど、▼~
ずっとそんな顔してたら、~
周りのみんなも暗くなっちゃうよ?▼~
:[ルキナ]|
周りって…~
他にも誰かにそう言われたんですか?▼~
:[アズール]|
いやいや、そういうわけじゃないけど、~
ちょっと気になっちゃって…▼~
:[ルキナ]|
そ、そうですか…▼~
:[アズール]|
うん。一人が厳しい表情をしていると、~
伝染してみんなも厳しい顔になるんだよ?▼~
厳しい顔になると心に余裕がなくなって、~
心が風邪をひいちゃうんだ。▼~
:[ルキナ]|
心が…風邪?▼~
:[アズール]|
そう! 風邪は他人にも移るよね?▼~
それが軍全体に広まっちゃったら~
大変じゃない?▼~
:[ルキナ]|
な、なるほど。うまいこと言いますね。▼~
:[アズール]|
だからさ、これからは意識的に~
笑うようにしてみてよ!▼~
ほらほら、こうやって~
頬っぺたを上げて~。▼~
:[ルキナ]|
痛たたた…~
アズール、頬を捻らないでください!▼~
:[アズール]|
あはは、でも今のルキナ、~
とってもいい顔してたよー。▼~
やっぱり女の子が笑ってると、~
周りをあったかい気持ちになるよね!▼~
:[ルキナ]|
今のは笑いたくて笑ったわけじゃ~
ありませんよ…▼~
:[アズール]|
ごめんごめん。じゃあ次は~
ルキナの本当の笑顔を見せて。▼~
また会いに来るからさ、さっきみたいに~
笑えるように練習しておいてよ。…ね▼?~
:[ルキナ]|
ね? って言われましても…▼~
…笑顔の練習、ですか。~
なんだか難しそうですね…▼~
***支援B [#t2bdf0fe]
:[ルキナ]|
また…屍兵が町を襲っていました…~
このままじゃ、この時代も……▼~
:[アズール]|
あれ、ルキナ?~
相変わらず厳しい顔してるね。▼~
:[ルキナ]|
あっ…アズール。▼~
:[アズール]|
笑顔の練習はもう忘れちゃったの?▼~
:[ルキナ]|
…忘れた訳じゃありませんけど、~
今はそんな気分になれなくて…▼~
:[アズール]|
そっか…でも、あんまり~
思いつめるとよくないよ?▼~
こういう時こそ笑顔笑顔!~
笑っといたら楽しい気分になるからさ!▼~
:[ルキナ]|
アズールはそう言いますけど…▼~
たとえば戦闘時にも~
笑顔で戦えと言うつもりですか?▼~
それ以外にも軍議の時などは~
真剣に取り組むべきですし、▼~
とても笑っていられるような場合では~
ない事だってありますよ…▼~
:[アズール]|
ま、まぁそうなんだけどさ…▼~
よし!じゃあルキナには~
実力行使しかないみたいだね!▼~
:[ルキナ]|
ちょっと…私の脇に手を伸ばして~
何をする気ですか?▼~
:[アズール]|
こちょこちょ…▼~
:[ルキナ]|
あ、あはははははっ!!▼~
…ちょっとアズール!~
何をするんですか!!▼~
:[アズール]|
どう? 楽しい気分になった?▼~
:[ルキナ]|
なるわけないでしょう!▼~
…もうこの際、正直に言いますけど…~
邪魔なので向こうに行ってもらえますか?▼~
私、いまそんな気分じゃないんです!▼~
:[アズール]|
…それは離れた場所からルキナを~
笑わせてみろ、ってことかな▼?~
:[ルキナ]|
そんなことは言ってません!~
もう黙っていて下さい…!▼~
:[アズール]|
………▼~
:[ルキナ]|
はぁ…▼~
:[アズール]|
………▼~
:[ルキナ]|
…って、アズール、さっきからどうして~
変な動作を繰り返しているのですか?▼~
妙な踊りをしてみせたり、~
小道具を用意して動いたり!▼~
:[アズール]|
これはサイレントと言って、無言で~
聴衆を笑わせる演技の一つだよ。▼~
この前母さんから教えてもらったんだ。~
なかなか愉快な動きだろ?▼~
:[ルキナ]|
私が言っていたのは黙って~
笑わせろという意味ではありません!▼~
:[アズール]|
でも、笑顔の練習を…▼~
:[ルキナ]|
…もういいです!▼~
私はアズールみたいに~
能天気じゃありませんから、▼~
今はそんな風に笑っていられる~
余裕なんてありません!▼~
ましてや笑顔の練習なんか、~
する気ありませんから!▼~
:[アズール]|
…………そっか。▼~
無理強いしちゃって、ごめんね。~
じゃあ僕、もう戻るから…!▼~
:[ルキナ]|
…ふぅ。これくらい言わないと、~
わかってもらえませんからね。▼~
とはいえ…~
少し言い過ぎたかもしれませんけど…▼~
***支援A [#m446b7ad]
:[ルキナ]|はぁ…~
先日はさすがに言いすぎたでしょうか。▼~
アズールは私のことを想って~
言ってくれていたのに…▼~
笑顔の練習…ですか。~
でも、やっぱりそんな気分には…▼~
:[アズール]|あっ、ルキナ…▼~
:[ルキナ]|アズール…▼~
:[アズール]|ご、ごめんね。また来ちゃった。▼~
:[ルキナ]|い、いえ。~
こちらこそ…先日は言い過ぎました。▼~
でもアズール…私は自分の言ったことが~
間違いだとは思っていません。▼~
あなたの言いたいこともわかりますが、~
そんな悠長なことは言ってられないんです。▼~
だから…放っておいてもらえませんか?▼~
:[アズール]|あ、あはは…そうだよね…▼~
僕ってルキナの言う通り、~
能天気で嫌になっちゃうよ…▼~
:[ルキナ]|………!▼~
:[アズール]|もう笑顔の練習は止めるから、~
安心してよ。▼~
ルキナの邪魔も…もうしないから。~
…じゃあ僕、もう行くね。▼~
:|'''(アズール、退場)'''
:[ルキナ]|ちょ…ちょっと待って下さい!~
アズール!!▼~
:|'''(アズール、再登場)'''
:[アズール]|えっ…どうしたの?▼~
:[ルキナ]|あ…、いえ、今一瞬、~
あなたが泣いているように見えて…▼~
:[アズール]|?? …泣いてない、よ?~
むしろ笑ってたと思うんだけど…▼~
:[ルキナ]|そう…ですよね。笑ってたのに…~
泣いているように見えてしまって。▼~
私、その顔を見ていたら、~
思わず…呼び止めてしまいました。▼~
そんな悲しそうな笑顔を見せられたら、~
私まで…辛い気持ちになってしまいます。▼~
:[アズール]|…参ったな。僕、ルキナを~
悲しませるつもりはなかったんだけど…▼~
:[ルキナ]|す、すみません…▼~
あれだけ言われても響かなかったのに、▼~
あなたの表情を見て、~
ようやく気づきました…▼~
周りの人を明るくするためにも、~
心からの笑顔は必要…ですよね。▼~
:[アズール]|ルキナ…!~
…うん、そうだよ!▼~
特にルキナの笑顔には、~
みんなを勇気づける力があるんだからさ!▼~
:[ルキナ]|ふふふっ。ありがとう、アズール…▼~
:[アズール]|あ、やっと笑ってくれたね。▼~
:[ルキナ]|ふふ…意外に自然と~
出てしまうものなんですね。笑顔って。▼~
:[アズール]|ルキナ、とってもいい笑顔だよ。~
いつもその笑顔でいてくれたら、嬉しいな。▼~
:[ルキナ]|えぇ、アズールのおかげです。▼~
私、これからはもっと笑顔で、~
みんなを明るくできるように頑張ります…!▼~
:[アズール]|うんうん! みんな、ルキナの笑顔を見たら~
もっと頑張れるに決まってるよー!▼~
***支援S [#nd86f6ef]
:[ルキナ]|アズール…ちょっといいですか?▼~
:[アズール]|…あれ? また厳しい顔してる…!~
ルキナ、この前の笑顔はどうしたの?▼~
:[ルキナ]|…すみません。今日だけはさすがに~
笑顔になることはできないようです…▼~
:[アズール]|えっ…?ど、どうしたの!?~
何か嫌な事でもあった…?▼~
:[ルキナ]|いえ…嫌な事があったわけでは~
ありませんけど…▼~
とりたてて嬉しい事があったわけでも~
ありませんね…▼~
:[アズール]|えっと…ルキナ。ほんとにどうしたの?~
今日の君、なんか変だよ?▼~
:[ルキナ]|はい…変ついでに、~
もっと変なことを言わせてもらいます。▼~
:[アズール]|な…なに?なんか怖いなぁ…▼~
:[ルキナ]|私…この前、あなたを遠ざけようと~
酷い事を言いました。▼~
そして去り際の寂しそうな~
あなたの笑顔を見て、▼~
これではダメだと思い、あなたに~
謝罪したんです…覚えていますか?▼~
:[アズール]|もちろん。僕は女の子にされたことなら~
罵倒ですら覚えてるよ?▼~
:[ルキナ]|あの時、私はあなたのそんな笑顔は~
見たくないと思った…▼~
仲間を明るい笑顔にしたいと思った…▼~
でも、それだけではなかったんです。▼~
:[アズール]|………?▼~
:[ルキナ]|私は…私は…、大事な人の笑顔を~
守りたい…それが本当の気持ちだったんです。▼~
アズール、私はあなたの事が好きです。▼~
:[アズール]|…え、えぇぇぇーーー!?▼~
:[ルキナ]|良かったら…私とこれからずっと~
一緒にいて下さいませんか…?▼~
:[アズール]|………▼~
う…うん。僕で良ければ…▼~
:[ルキナ]|えっ…受けて頂けるんですか?▼~
:[アズール]|受けないわけないだろう?▼~
…僕も…~
僕もルキナの事がずっと好きだったんだ…!▼~
でも…君はイーリス国の王女様だし、~
身分違いもいいところだし、▼~
特に今は、気軽に声なんかかけたら~
クロムさんの剣の錆にされそうだし…▼~
:[ルキナ]|ふ…ふふふっ、アズールったら~
そんなことを考えていたんですか?▼~
:[アズール]|あ…笑った。▼~
:[ルキナ]|だって…アズールがお父様の~
剣の錆になるところを想像したら…!▼~
:[アズール]|君ねぇ…そこ、笑うとこなのかな?~
僕がクロムさんに斬られちゃうんだよ?▼~
まぁ…楽しい気分になってくれたんなら~
いいんだけどさ。▼~
:[ルキナ]|ふふ…ごめんなさい。▼~
でも、アズールも同じ気持ちだったなんて~
私…とっても嬉しいです。▼~
今なら、あなたに心からの笑顔が~
いくらでも見せられますよ。▼~
:[アズール]|そっか…良かった。▼~
じゃあ、こうやって二人でいれば、~
きっとずっと笑顔でいられるね!▼~
:[ルキナ]|…そうですね。私たちが笑顔でいたら、~
きっと皆さんも明るくなります。▼~
:[アズール]|あ、それ、すっごく素敵だね!▼~
よーし、この調子で世界中の女の子を~
笑顔にしちゃおうー!!▼~
:[ルキナ]|はいっ! もちろんです!▼~
…って、世界中の…女の子?▼~
アズール…あなたまさか…~
私と付き合った後もナンパを…?▼~
:[アズール]|い、いやー…ははは。▼~
だって、どうせならたくさんの人が~
笑顔になった方がいいじゃない?▼~
でも、一番見たい笑顔は~
もちろんルキナのだからさ!▼~
:[ルキナ]|もう! アズール!~
私はそんなことでごまかされません!▼~
本当にお父様の剣の錆に~
していただきますよ!?▼~
:[アズール]|えぇぇ~…!?~
そ…それだけは勘弁してー…!▼~
**アズール(兄弟) [#ldcbfae9]
***支援C [#h6be5631]
:[アズール]|ふぅっ、掃除って大変だなー。~
あ…あれ? これってもしかして…▼~
う、うわああああぁっ!!▼~
:[ルキナ]|!! 今の悲鳴は…アズール!?~
まさか、敵の奇襲が…!?▼~
:[ルキナ]|アズール! 大丈夫ですか!?▼~
:[アズール]|ル…ルキナ…うぅ…!▼~
:[ルキナ]|落ちついて下さいアズール、~
私が来たからにはもう平気ですから…!▼~
:[アズール]|む、虫が…!!▼~
:[ルキナ]|えっ、虫?▼~
:[アズール]|そう! ものすごく大きくて、~
わさわさしてる虫が出てきたんだ…!▼~
あの見た目ったら最悪だよ…!▼~
:[ルキナ]|じゃあ、さっきの悲鳴はそれですか?~
私はてっきり敵の奇襲かと…▼~
全くもう…~
人騒がせな真似はやめてくださ…▼~
:[アズール]|うわーーーっ! 飛んだーーー!!~
こ、こっちに来るなよーーー!!▼~
:[ルキナ]|えぇっ!?~
…きゃーーーーっ!!▼~
:[アズール]|ね?あれは叫ぶでしょ?~
ルキナ、あれ倒してよ…!▼~
:[ルキナ]|む、無理ですよあんな大きい虫…!▼~
:[アズール]|えー!? さっきは~
『私が来たからにはもう平気です』って▼~
言ってたのに!?▼~
虫一匹倒せないで~
未来が救えるの!?▼~
:[ルキナ]|何なんですかその理屈は…!▼~
アズールこそ、女の子にモテたいなら~
虫の一匹ぐらいなんとかして下さい…!▼~
:[アズール]|うぅ…!! あの虫を倒すぐらいなら~
モテなくていいよ…!▼~
ルキナ、一応僕の姉さんなんだから~
何とかしてよ…!!▼~
父さんからも、弟をちゃんと守るように~
言われてるんでしょ?▼~
:[ルキナ]|はぁ…そういえばそうでした。~
わかりました…何とかしますよ…▼~
:[アズール]|やった! やっぱりルキナは頼りになるね!~
さすがは未来のイーリス王女様!▼~
:[ルキナ]|…あなたも一応、王子様でしょうが…▼~
:[アズール]|そういえばそうだったねー。▼~
ほらほら、~
物陰に入った今がチャンスだよ!▼~
:[ルキナ]|暗くてよく見えませんよ…▼~
:[アズール]|ファルシオンを光らせれば?~
それで位置確認して、そのままグサッと…▼~
:[ルキナ]|ファルシオンを虫退治の~
便利な道具みたいに言わないで下さい!▼~
:[アズール]|あはは、ごめんごめん…って、▼~
うわーーーーーっ!!~
また飛んだーーー!!▼~
:[ルキナ]|くっ…! 手強い相手ですが…~
アズールには指一本触れさせません…!▼~
:[アズール]|ルキナ…!▼~
:[クロム]|おい! お前らさっきから~
何を騒いでるんだ!?▼~
:[ルキナ]|お、おとうさま!?▼~
:[アズール]|父さん!?▼~
(暗転)~
:[クロム]|…まったくお前たちは…。~
虫一匹であんなに騒ぐんじゃない。▼~
:[アズール]|ごめんなさい…▼~
:[ルキナ]|ごめんなさい、お父様…▼~
:[クロム]|反省しているならいい。~
まぁ…これからは気をつけろ。▼~
:[アズール]|結局、あの虫は父さんが倒してくれたね。~
いや~、やっぱり頼りになるなぁ。▼~
:[ルキナ]|そうですね…でも、お父様に~
ご迷惑をおかけしてしまいました…▼~
:[アズール]|ん?ルキナ、落ち込んでるの?~
僕は楽しかったけどなぁ。▼~
だって、こうやって二人して父さんに~
叱られるなんて、初めてだし。▼~
こうしてるとさ、なんて言うか…~
普通の家族、みたいだよね。▼~
:[ルキナ]|アズール…▼~
…えぇ、そうですね。~
私も、少しだけ楽しかったです…▼~
***支援B [#maa1ab9d]
:[ルキナ]|…アズール。▼~
:[アズール]|ん?▼~
:[ルキナ]|私の言いたいことはわかりますね…?▼~
:[アズール]|果物を切った後、ファルシオンは~
洗って返しましょう…かな?▼~
:[ルキナ]|違います!▼~
ファルシオンを果物ナイフ代わりに~
使わないで下さいということですよ!▼~
:[アズール]|ひっ…!?~
わ、悪かったよ…!▼~
:[ルキナ]|謝ってすむ問題ではありません!▼~
この剣はイーリス国の国宝で、~
お父様の形見なのですよ!?▼~
あなた、よく親の形見で~
果物を切ろうと思いましたね…!?▼~
あぁ…ファルシオンから、~
武器にあるまじき甘い香りが…▼~
:[アズール]|だって、果物切りたいなーと思ってたら~
目の前に手頃な刃物があったから…▼~
そ、それに僕…その剣に~
あんまり触ったことないし、▼~
どんな感じなのかなーって、~
その…ちょっと興味が…▼~
:[ルキナ]|………▼~
:[アズール]|お…怒ってる…よね?▼~
:[ルキナ]|…アズールは、この剣に触ったことが~
なかったのですか?▼~
:[アズール]|え、そっち…?▼~
う…うん。あんまり触ったことないよ。~
未来ではずっとルキナが持ってたし、▼~
こっちに来てからも、~
ちょっと移動させる時に触るぐらいで…▼~
:[ルキナ]|では…アズールがこの剣を使って~
戦える素質があるかは▼~
わからないということですか?▼~
:[アズール]|へぇ~、その剣って…~
使うのに素質なんて要るんだ?▼~
:[ルキナ]|そうですか…あなたはそれすら~
知らないままだったのですね。▼~
…ファルシオンは、聖王の血とナーガの力を~
色濃く受け継ぎ、素質を持った者にのみ▼~
戦場で扱うことができる、~
特殊な剣なのです。▼~
逆に言えば、聖王の血族であっても~
素質のない者には使うことができません。▼~
:[アズール]|はぁ~…なんかすごい剣なんだね…▼~
そんな剣使って戦えるなんて、~
さすがルキナだよ。▼~
:[ルキナ]|…いえ、もしかしたらあなたにも~
使えるかもしれませんよ。▼~
あなたは、そもそも素質があるかどうかすら~
わからない状態ですから…▼~
:[アズール]|そっか~、そうだね!~
もし使えたらすごいなぁ…!▼~
伝説の剣で、勇敢に敵に立ち向かう僕…~
うん。それは確実にモテるね!▼~
:[ルキナ]|そうですね…。未来にいた頃は~
考えたことがありませんでしたけど▼~
あなたもこの剣が使えた方が~
良いかもしれません。▼~
…私に、もしものことがあった時のために。▼~
:[アズール]|…え?~
もしも、って…?▼~
それって…どういうことかな…▼~
:[ルキナ]|私がこの戦いで命を落とした時ですよ。▼~
その時、他にもファルシオンを~
使える者がいた方が、戦局が有利に動く。▼~
未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい…▼~
…そうと決まれば、あなたにもファルシオンが~
使えるかどうか試しましょう。▼~
:[アズール]|…………▼~
:[ルキナ]|アズール?▼~
:[アズール]|…無理だよ。▼~
僕にそんなすごい剣を扱う~
素質なんてあるわけないじゃないか。▼~
:[ルキナ]|それは、やってみないことには~
わかりませんよ。▼~
あなただって、さっき使えたらいいなって~
言っていたでしょう? だから…▼~
:[アズール]|…嫌だって言ってるんだ!▼~
そんな訓練…したくない!▼~
ルキナが死んじゃった時のための~
訓練なんて、したくないよ!!▼~
:[ルキナ]|…アズール。気持ちはわかりますが、~
あなたも覚悟を決めてください。▼~
この戦いは、どんな手を使ってでも~
負けるわけにはいかないのですよ…▼~
:[アズール]|そんな事わかってる!!~
でも、僕はそこまで割り切れないんだ…!▼~
ルキナも僕を置いていくの!?~
父さんや母さんと同じように…!!▼~
:[ルキナ]|そうならずに済めばいいとは~
思っています。▼~
…でも、~
生き残るという約束はできませんから。▼~
:[アズール]|なんだよ、それ…!▼~
ルキナが死ぬことを考えるようになるなら、~
ファルシオンなんて使えなくていい!▼~
僕にもし素質があったとしても▼~
果物ナイフとしてしか~
使ってやらないんだからな!▼~
ルキナのバカーーー!!▼~
(アズール、退場)~
:[ルキナ]|ア、アズール…▼~
果物ナイフとしては、~
使いたいんですね…▼~
***支援A [#q948c94c]
:[アズール]|…ルキナ。~
ちょっといいかな?▼~
:[ルキナ]|アズール。どうしたんですか?~
そんなに深刻な顔をして。▼~
:[アズール]|あのさ…僕にファルシオンを使う~
素質があるかどうか、見て欲しいんだ。▼~
:[ルキナ]|えっ…! でもアズール、この前は~
あんなに嫌がっていたじゃないですか。▼~
なのにどうして…▼~
:[アズール]|あれから、考えていたんだ。~
ルキナが言ってた言葉を…▼~
『未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい』って。▼~
僕だって父さんの子なのに、~
いつまでも逃げているわけにはいかない。▼~
ルキナみたいに、ちゃんと覚悟しないとって。~
だから…お願いできるかな。▼~
:[ルキナ]|そうですか…。あなたがその気に~
なったのなら、私に異論はありません。▼~
すぐに準備をしましょう。▼~
(暗転)~
:[ルキナ]|では…アズール。~
あの丸太を敵だと思って切って下さい。▼~
あなたに素質が無いなら~
ファルシオンはなまくら同然となり、▼~
丸太に傷を付けることすら~
できないでしょう。▼~
逆に、素質があった場合…~
剣の威力で、丸太は真っ二つになります。▼~
:[アズール]|………▼~
:[ルキナ]|では…ファルシオンをお渡ししますね。▼~
:[アズール]|うん…やってみる。▼~
:[アズール]|はぁ~…、とは言ったものの~
もし素質があったら…どうしたらいいんだ…▼~
…いや、ダメだ。迷うな…。~
決めたんだから…僕も覚悟するって!▼~
…いくよ!▼~
はあぁぁぁぁっ!!▼~
………▼~
…あれ?~
当たった感じが、しない…?▼~
:[ルキナ]|…丸太、そのままですね。▼~
残念ながら、アズールには~
素質が無かったみたいです…▼~
:[アズール]|…………▼~
:[ルキナ]|あ、あの…落ち込まないで下さいね。~
素質が無くても、あなたは正真正銘▼~
聖王の血を引くイーリス王子で~
あることに変わりは…▼~
:[アズール]|…ぷっ。~
ふふ、あはははは…!!▼~
:[ルキナ]|ア、アズール!?▼~
:[アズール]|ははは…だ、だって、おかしくて…!~
あんなに緊張して挑んだのに▼~
結果は盛大な空振りって…!~
あはは、はは…!▼~
:[ルキナ]|…ふ、ふふ。アズールったら…。~
私まで、笑えてきたじゃないですか…▼~
なんだか私たち、素質のあるなしに~
振り回されてしまいましたね。▼~
最近は2人ともピリピリしていて、~
喧嘩のあとみたいになっていましたから。▼~
こんなことなら、以前のように虫退治をして~
騒いでいる方が、よっぽどいいですよ。▼~
:[アズール]|うん。でも…今回のことのおかげで~
僕は覚悟を決めることができた。▼~
大切な人がいなくなるのを怖がって、~
できることをやらないのは、ただの逃げだ。▼~
万が一ルキナが先に死んじゃっても…~
僕は最後まで戦って、勝ってみせる。▼~
けど…それでもやっぱり…~
ルキナがいなくなるのは辛いから…▼~
僕にルキナを守らせて。~
これは逃げじゃないから、いいだろう?▼~
:[ルキナ]|…アズール…▼~
…そうですね。私も、死なないという約束を~
あなたと交わさないことで、逃げていました。▼~
でも、もう終わりにします。~
私は絶対に死なないと約束します。▼~
あなたを一人にはさせません。~
そして、あなたを死なせはしません。▼~
最後まで生き残りましょう。一緒に。~
勝って、未来を勝ち取りましょう。▼~
:[アズール]|ルキナ…!~
…うん、約束だよ…?▼~
:[ルキナ]|えぇ。約束です。▼~
…あっ! 私、今日の食事当番だったの~
忘れていました!▼~
すみません、先に戻りますね!▼~
(ルキナ、退場)~
:[アズール]|あ、ルキナ! ファルシオン忘れてるよ!~
…もう行っちゃったね。▼~
…えっと。せっかくだから記念に~
もう一回振ってみようかな。▼~
素質の無い僕は、戦場では一生~
この剣を使うことはないんだもんね。▼~
…よし! せいやぁぁぁぁっ!!▼~
…………▼~
ふぅ…やっぱり傷一つ付かない…か。▼~
…ねぇファルシオン。君、ルキナのこと~
ちゃんと守らないと許さないよ?▼~
もしルキナが死んじゃったら、~
君は一生果物ナイフの刑なんだから。▼~
…なんてね。~
さて、返しに行こうっと。▼~
(暗転)~
:[クロム]|…ん? 何だ、この丸太は。~
誰かが訓練で使ったのか?▼~
…見事に真っ二つだな…▼~
**ブレディ [#v3c4d764]
***支援C [#y2dff718]
:[ルキナ]|あっ、ブレディ。▼~
:[ブレディ]|ル、ルキナ…▼~
:[ルキナ]|あら…元気がないんですか?▼~
:[ブレディ]|何言ってやがる? 見ての通りだぜ!▼~
:[ルキナ]|見ての通りって…。見たままですと、~
あまり顔色が優れないように見えますよ?▼~
:[ブレディ]|う、うるせぇよ!~
こ、これは、す、少し風邪をひいただけだ!▼~
:[ルキナ]|それはいけません。~
無理をせずに寝ていた方がいいですよ?▼~
:[ブレディ]|大丈夫だよ、こんなの…ひ、ひっ、~
…ヒ、ヒ、ヒックジョォォォォン!!▼~
:[ルキナ]|ほら、言ってるそばから、~
そんな変なくしゃみをして!▼~
:[ブレディ]|う、うるへぇっ…ぐじょんっ!!~
『変な』は余計だぁっ…ぐじょんっ!▼~
:[ルキナ]|私、風邪に効く薬を持っているんです!~
今から持ってきますね?▼~
:[ブレディ]|そ、そんなのいらねーよっ!~
いいから俺に構うんじゃねーよ!!▼~
:[ルキナ]|そ、そうですか? わかりました…~
でもあまり無理はしないでくださいね?▼~
:[ブレディ]|…いいから俺に構うなよ。~
ほら、お前もあっちいけって!▼~
風邪を移しちまうだろっ!▼~
:[ルキナ]|は、はい…。それでは、また…▼~
:[ブレディ]|ちっ…! 情けねぇったらありゃしねぇ。▼~
***支援B [#odb08325]
:[ルキナ]|せいっ! たぁ! やぁっ!!~
はああっーーーっ!!▼~
:[ブレディ]|ルキナのヤツ…あいかわらず精がでるな。~
一体、素振りをどれだけ続けるつもりだ…?▼~
:[ルキナ]|たぁぁっーーー!!!!▼~
!!! うくっ…▼~
:[ブレディ]|…ん?▼~
:|'''(剣が落ちる音)'''
:[ブレディ]|ルキナ!? どうした!?▼~
:[ルキナ]|ブ、ブレディ…▼~
いえ、なんでもありません。~
ちょっと…手が滑って剣を落としただけです。▼~
:[ブレディ]|…腕、見せてみな。▼~
:[ルキナ]|え、あの…いや、ブレディ! 何を!?▼~
:[ブレディ]|首も見せてもらうぜ。▼~
………▼~
…やっぱりな。お前、体を酷使しすぎだ。~
今日はもう稽古は止めて、寝てろ。▼~
:[ルキナ]|な、何を言うんですか?~
そんな…休んでる暇なんてありません。▼~
:[ブレディ]|ったく。お前は他人のことばかり気にして、~
自分の体のことはちっとも分かってねぇ!▼~
そんなんじゃ…、~
戦いに出ても足を引っ張っちまうぞ。▼~
:[ルキナ]|えっ…それはどういう意味ですか?▼~
:[ブレディ]|俺が最初に就いたクラスは僧侶だったろ?▼~
だから自分じゃなくて、~
他人ならいくらでも看られる。▼~
ちょっとジッとしてろ…▼~
:[ルキナ]|…ブ、ブレディ。▼~
:[ブレディ]|………▼~
ルキナ。今日は、体全体が重くなかったか?▼~
:[ルキナ]|…ど、どうしてわかるんですか!?▼~
:[ブレディ]|…首の筋が腫れてるみてぇだな。▼~
:[ルキナ]|……首の筋…ですか?▼~
:[ブレディ]|首はな、脳からの信号を体に送る際に~
絶対に通る場所なんだよ。▼~
そこが炎症しちまうと、ちょっとした疲れで、~
すぐに体が動かなくなっちまうんだ。▼~
:[ルキナ]|…そ、そうなのですか?~
では、どうしたら?▼~
:[ブレディ]|さっさと寝ろ。▼~
んで首の下に何か、冷たい手ぬぐいでも~
置いておきな。▼~
起きたら、首をちょっと回して~
優しく揉んでおくんだな。▼~
:[ルキナ]|あ、ありがとうございます、ブレディ。~
…試してみます。▼~
:[ブレディ]|休む時にはしっかり休めよ。~
…って、もう行っちまったか。▼~
***支援A [#a2577136]
:[ルキナ]|あ、ブレディ!▼~
:[ブレディ]|お、ルキナか…なんだ?▼~
:[ルキナ]|この前のことになってしまいますが、~
あの…ありがとうございました。▼~
あの時、あなたに処方してもらった処置を~
してみたら、体がとても楽になりました。▼~
しかも心なしか前よりも、~
身体が軽い気がしているんです。▼~
:[ブレディ]|まぁ、これからも無理すんなよ。~
自分に気を遣いな。▼~
:[ルキナ]|はい、そうします。▼~
………▼~
しかし、ブレディの顔色は~
相変わらず良くないですね。▼~
:[ブレディ]|ほっとけ! 俺は元々こうなんだよ!~
ああ~っ! もうお前、用は済んだんだろ?▼~
:[ルキナ]|まだです。次は私がブレディを~
治してあげる番です。▼~
以前あなたが風邪を引いた時、~
私は結局何もできませんでした。▼~
今こそあなたを救う時なんです!▼~
:[ブレディ]|とかカッコつけたこと言いながら~
お前! 身体を取り押さえるなっ!▼~
:[ルキナ]|私に体術で勝てるとは思わない方がいいですよ。▼~
:[ブレディ]|うがっ! コラ! 羽交い絞めにすんなっ!▼~
:[ルキナ]|なぜ抵抗するのですか!? 私に任せて下さい!~
そして身を委ねて下さい!▼~
:[ブレディ]|か…勘違いされるようなこと言うな!~
ああ~~~! 離せ! いやだ!▼~
:[ルキナ]|私、こう見えても~
マッサージするの得意なんですよ。▼~
えいっ!▼~
:[ブレディ]|痛だだだだっ~~~!!!!~
やめろ! 壊れちまう!▼~
:[ルキナ]|え? こんなので痛いんですか?~
まだ全然、力を入れてませんよ。▼~
…嘘ついてますね、ブレディ。▼~
:[ブレディ]|嘘じゃねぇって!~
ホントに肩がいかれちまうから!▼~
:[ルキナ]|そ、そうですか…失礼しました。▼~
:[ブレディ]|痛って~…なぁ。~
青あざになってんじゃねぇか…▼~
:[ルキナ]|おかしいですね…▼~
普通の人ならこれくらいの力が~
程よいはずなんですけど。▼~
:[ブレディ]|頼む。やるんなら~
もっと優しくやってくれ。▼~
:[ルキナ]|わ、わかりました。気をつけます。▼~
:[ブレディ]|ま、まぁ、でも…~
好意だけはありがたく受け取っておくよ。▼~
***支援S [#oe73cc4d]
:[ルキナ]|ブレディ。聞きましたか?▼~
:[ブレディ]|あ? 何を。▼~
:[ルキナ]|私たち、付き合ってると~
思われてるみたいですよ。▼~
:[ブレディ]|な、なにぃ~~~!!?▼~
なんだよそれ?~
なんでそんな事になってんだよ!▼~
:[ルキナ]|私とブレディが恋人同士だと噂されてるんです。▼~
:[ブレディ]|な、なんでだ…?~
誰がそんなこと言ったんだ?▼~
ちっくしょ~、絶対締めてやるっ!▼~
:[ルキナ]|誰ということもなく、~
噂は広まっているらしいです…▼~
最近私たちがよくお互いに~
身体を看たりしていたじゃないですか?▼~
その様子を見た人たちが、~
どうやらその噂を流したらしいんです…▼~
傍から見たら仲睦まじく見えた~
とういうことなのでしょうか…?▼~
:[ブレディ]|ル、ルキナもそんなこっぱずかしいことを~
サラッと言うな!▼~
:[ルキナ]|す、すみません!▼~
:[ブレディ]|ったく…変な風に解釈しやがって…▼~
:[ルキナ]|勘違いも甚だしいですよね。▼~
:[ブレディ]|俺なんて弱ぇから、~
ルキナに釣り合うわけねぇし!▼~
:[ルキナ]|そ、それはありません!▼~
最近ブレディに看てもらうようになって、~
私の身体能力が向上しましたし…▼~
すごく感謝しています。▼~
:[ブレディ]|そ、そうか…▼~
:[ルキナ]|………▼~
:[ブレディ]|………▼~
だったら、噂どおりにしてみるか…?▼~
:[ルキナ]|え?▼~
:[ブレディ]|いや…ルキナさえ良ければだけどよ。~
そういうのもありかなって…~
:[ルキナ]|そういうのって…お付き合い、ですか?▼~
:[ブレディ]|まぁ…なんだ。~
そういう言い方もあるのかもな。▼~
俺はお前に気遣ってもらえるのは~
うれしいと思ってるし、▼
…せっかく周囲がお膳立てしてくれた~
のなら…丁度いいかと思ってよ。▼~
:[ルキナ]|私もブレディの優しさに~
救われた気がしてました…▼~
…ブレディ。~
こんな私ですが、よろしくお願いします。▼~
:[ブレディ]|あ、あぁ。~
こっちこそ、よろしくな。▼~
:[ルキナ]|うふふっ。~
なんか照れちゃいますね、こういうの。▼~
:[ブレディ]|そういうこと言うなよ!~
こっちが照れんだろうが…!!▼~
**ブレディ(兄弟) [#w2230609]
***支援C [#s327d9ef]
:[ブレディ]|…ったく、掃除って面倒だな…~
ん?こいつはもしかして…▼~
ぎ、ぎゃああああぁっ!!▼~
:[ルキナ]|!! 今の悲鳴は…ブレディ!?~
まさか、敵の奇襲が…!?▼~
:[ルキナ]|ブレディ! 大丈夫ですか!?▼~
:[ブレディ]|ル…ルキナ…!▼~
:[ルキナ]|落ちついて下さいブレディ、~
私が来たからにはもう平気ですから…!▼~
:[ブレディ]|む、虫が…!!▼~
:[ルキナ]|えっ、虫?▼~
:[ブレディ]|あぁ! バカみたいにでっかくて、~
わさわさしてる虫が出てきてよ…!▼~
あの見た目は反則だぜ…!▼~
:[ルキナ]|じゃあ、さっきの悲鳴はそれですか?~
私はてっきり敵の奇襲かと…▼~
全くもう…~
人騒がせな真似はやめてくださ…▼~
:[ブレディ]|ぎゃーーーっ! 飛びやがったーーー!!~
こ、こっちに来んじゃねぇってーーー!!▼~
:[ルキナ]|えぇっ!?~
…きゃーーーーっ!!▼~
:[ブレディ]|な? あれは叫ぶだろ?~
ルキナ、あれ倒してくれよ…!▼~
:[ルキナ]|な、泣くことないじゃないですか!?~
無理ですよあんな大きい虫…!▼~
:[ブレディ]|はぁ!? さっきは~
『私が来たからにはもう平気です』って▼~
言ってたじゃねーか!▼~
虫一匹倒せないで~
未来が救えるのかよ!?▼~
:[ルキナ]|何なんですかその理屈は…!▼~
ブレディこそ、その怖い顔で~
虫の一匹ぐらいなんとかして下さい…!▼~
:[ブレディ]|俺は存在が見かけ倒しなんだよ!▼~
ルキナ、姉貴なんだから~
何とかしてくれよ…!!▼~
父さんからも、弟をちゃんと守るように~
言われてるんだろ?▼~
:[ルキナ]|はぁ…そういえばそうでした。~
わかりました…何とかしますよ…▼~
:[ブレディ]|やった! 姉貴、かっこいいぜ!~
さっすが未来のイーリス王女様だな!▼~
:[ルキナ]|…あなたも一応、王子様でしょうが…▼~
:[ブレディ]|俺は王子なんてガラじゃねぇだろ。~
ほら、物陰に入った今がチャンスだぜ!▼~
:[ルキナ]|暗くてよく見えませんよ…▼~
:[ブレディ]|ファルシオンを光らせりゃいいんじゃねえか?~
それで位置確認して、そのままグサッと…▼~
:[ルキナ]|ファルシオンを虫退治の~
便利な道具みたいに言わないで下さい!▼~
:[ブレディ]|ちっ、ケチケチすんなよ…って、▼~
ぎゃーーーーーっ!!~
また飛んだぞーーー!!▼~
:[ルキナ]|くっ…! 手強い相手ですが…~
ブレディには指一本触れさせません…!▼~
:[ブレディ]|姉貴…!▼~
:[クロム]|おい! お前らさっきから~
何を騒いでるんだ!?▼~
:[ルキナ]|お、おとうさま!?▼~
:[ブレディ]|父さん!?▼~
(暗転)~
:[クロム]|…まったくお前たちは…。~
虫一匹であんなに騒ぐんじゃない。▼~
:[ブレディ]|…悪かったよ。▼~
:[ルキナ]|ごめんなさい、お父様…▼~
:[クロム]|反省しているならいい。~
まぁ…これからは気をつけろ。▼~
:[ブレディ]|結局、あの虫は父さんが倒してくれたな。~
いやー、やっぱり頼りになるぜ。▼~
:[ルキナ]|そうですね…でも、お父様に~
ご迷惑をおかけしてしまいました…▼~
:[ブレディ]|なんだぁ?ルキナ、落ち込んでるのか?~
俺は結構楽しかったぜ。▼~
こうやって二人して父さんに~
叱られるなんて初めてだしよ。▼~
こうしてると、なんつーか…~
普通の家族、みたいだよな。▼~
:[ルキナ]|ブレディ…▼~
…えぇ、そうですね。~
私も、少しだけ楽しかったです…▼~
***支援B [#m27fd400]
:[ルキナ]|…ブレディ。▼~
:[ブレディ]|…んだよ。▼~
:[ルキナ]|私の言いたいことはわかりますね…?▼~
:[ブレディ]|果物を切ったあと、~
ファルシオンは洗って返しましょう、か?▼~
:[ルキナ]|違います!▼~
ファルシオンを果物ナイフ代わりに~
使わないで下さいということですよ!▼~
:[ブレディ]|ひっ…! そんなに怒るなよ。~
俺が悪かったって…!▼~
:[ルキナ]|謝ってすむ問題ではありません!▼~
この剣はイーリス国の国宝で、~
お父様の形見なのですよ!?▼~
あなた、よく親の形見で~
果物を切ろうと思いましたね…!?▼~
あぁ…ファルシオンから、~
武器にあるまじき甘い香りが…▼~
:[ブレディ]|だって、果物切りてぇなーと思ってたら~
目の前に手頃な刃物があるんだぜ?▼~
それに俺、その剣に~
あんま触ったことねぇし、▼~
どんな感じなのかって、~
ちょっと興味がな…▼~
:[ルキナ]|………▼~
:[ブレディ]|お…怒ってる…のか?▼~
:[ルキナ]|…ブレディは、この剣に触ったことが~
なかったのですか?▼~
:[ブレディ]|はぁ? そっち気にするか?▼~
あぁ。あんま触ったことねぇよ。~
未来ではずっとルキナが持ってたし、▼~
こっちに来てからも、、~
ちょっと移動させる時に触るぐらいだな。▼~
:[ルキナ]|では…ブレディがこの剣を使って~
戦える素質があるかは▼~
わからないということですか?▼~
:[ブレディ]|あぁ? その剣って~
使うのに素質とか要るのかよ。▼~
:[ルキナ]|そうですか…あなたはそれすら~
知らないままだったのですね。▼~
…ファルシオンは、聖王の血とナーガの力を~
色濃く受け継ぎ、素質を持った者にのみ▼~
戦場で扱うことができる、~
特殊な剣なのです。▼~
逆に言えば、聖王の血族であっても~
素質のない者には使うことができません。▼~
:[ブレディ]|な、なんか難しい話だな…▼~
けど、そんな剣使って戦えるなんて、~
さっすが姉貴だぜ!▼~
:[ルキナ]|…いえ、もしかしたらあなたにも~
使えるかもしれませんよ。▼~
あなたは、そもそも素質があるかどうかすら~
わからない状態ですから…▼~
:[ブレディ]|はぁ!? マジかよ…!~
もし使えたらすごいじゃねえか…!▼~
伝説の剣なんか使えたら、~
父さんみてぇな強い男になれるかも…▼~
:[ルキナ]|そうですね…。未来にいた頃は~
考えたことがありませんでしたけど▼~
あなたもこの剣が使えた方が~
良いかもしれません。▼~
…私に、もしものことがあった時のために。▼~
:[ブレディ]|…え?~
もしも、って…?▼~
それって…どういうことだよ…▼~
:[ルキナ]|私がこの戦いで命を落とした時ですよ。▼~
その時、他にもファルシオンを~
使える者がいた方が、戦局が有利に動く。▼~
未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい…▼~
…そうと決まれば、あなたにもファルシオンが~
使えるかどうか試しましょう。▼~
:[ブレディ]|…………▼~
:[ルキナ]|ブレディ?▼~
:[ブレディ]|…無理だ。▼~
俺にそんなすごい剣を扱う~
素質なんてあるわけねぇよ。▼~
:[ルキナ]|それは、やってみないことには~
わかりませんよ。▼~
あなただって、さっき使えたらいいなって~
言っていたでしょう? だから…▼~
:[ブレディ]|…嫌だって言ってんだよ!▼~
そんな訓練、したくねぇ!▼~
ルキナが死んじまった時のための~
訓練なんて、それこそ死んでもごめんだ!▼~
:[ルキナ]|…ブレディ。気持ちはわかりますが、~
あなたも覚悟を決めてください。▼~
この戦いは、どんな手を使ってでも~
負けるわけにはいかないのですよ…▼~
:[ブレディ]|んな事わかってんだよ!!~
けど、俺はそこまで割り切れねぇ!▼~
ルキナも俺を置いていくつもりかよ!?~
父さんや母さんと同じように…!!▼~
:[ルキナ]|そうならずに済めばいいとは~
思っています。▼~
…でも、~
生き残るという約束はできませんから。▼~
:[ブレディ]|んだよそれ…!▼~
ルキナが死ぬこと考えるようになるんなら、~
ファルシオンなんて使えなくていい!▼~
俺にもし素質があったとしても▼~
果物ナイフとしてしか~
使ってやんねぇんだからな!▼~
ルキナの馬鹿野郎…!!▼~
(ブレディ、退場)~
:[ルキナ]|ブ、ブレディ…▼~
果物ナイフとしては、~
使いたいんですね…▼~
***支援A [#f2d61973]
:[ブレディ]|…ルキナ。▼~
:[ルキナ]|ブレディ。どうしたんですか?~
そんなに深刻な顔をして。▼~
:[ブレディ]|俺にファルシオンを使う~
素質があるかどうか、見てくれよ。▼~
:[ルキナ]|えっ…! でもブレディ、この前は~
あんなに嫌がっていたじゃないですか。▼~
なのにどうして…▼~
:[ブレディ]|あれから、考えてたんだ。~
ルキナが言ってた言葉をよ…▼~
『未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい』って。▼~
俺だって父さんの子なのに、~
いつまでも逃げてたらかっこ悪ぃだろ。▼~
俺もちゃんと覚悟しないと駄目だと思ってな。~
だから…頼む。▼~
:[ルキナ]|そうですか…。あなたがその気に~
なったのなら、私に異論はありません。▼~
すぐに準備をしましょう。▼~
(暗転)~
:[ルキナ]|では…ブレディ。~
あの丸太を敵だと思って切って下さい。▼~
あなたに素質が無いなら~
ファルシオンはなまくら同然となり、▼~
丸太に傷を付けることすら~
できないでしょう。▼~
逆に、素質があった場合…~
剣の威力で、丸太は真っ二つになります。▼~
:[ブレディ]|………▼~
:[ルキナ]|では…ファルシオンをお渡ししますね。▼~
:[ブレディ]|あぁ…▼~
:[ブレディ]|…くそ。すげぇ緊張してきたぜ…!~
もし素質があったらどうすりゃいい…▼~
…いや、駄目だ。迷うな。~
俺も覚悟するって決めたんだ!▼~
…いくぜ!▼~
どぉりゃぁぁぁぁっ!!▼~
………▼~
…なんだぁ?~
当たった感じ、しねぇぞ…?▼~
:[ルキナ]|…丸太、そのままですね。▼~
残念ながら、ブレディには~
素質が無かったみたいです…▼~
:[ブレディ]|…………▼~
:[ルキナ]|あ、あの…落ち込まないで下さいね。~
素質が無くても、あなたは正真正銘▼~
聖王の血を引くイーリス王子で~
あることに変わりは…▼~
:[ブレディ]|…ぶふっ。~
はは、ははははは…!!▼~
:[ルキナ]|ブ、ブレディ!?▼~
:[ブレディ]|はは…だ、だって笑えるだろ…!~
あんなに緊張して挑んだのに▼~
こんな盛大な空振りしちまって…!~
ふ…ふふ、はははは…!▼~
:[ルキナ]|…ふ、ふふ。ブレディったら…。~
私まで、笑えてきたじゃないですか…▼~
なんだか私たち、素質のあるなしに~
振り回されてしまいましたね。▼~
最近は2人ともピリピリしていて、~
喧嘩のあとみたいになっていましたから。▼~
こんなことなら、以前のように虫退治をして~
騒いでいる方が、よっぽどいいですよ。▼~
:[ブレディ]|あぁ。でもな…今回のおかげで~
俺は覚悟を決めることができたぜ。▼~
大事な奴がいなくなるのを怖がって、~
できることをやろうとしねぇのは逃げだ。▼~
万が一ルキナが先に死んじまっても~
最後まで戦って、勝ってみせる。▼~
けどよ…それでもやっぱ…~
ルキナがいなくなるのは辛ぇから…▼~
俺にルキナを守らせろ。~
これは逃げじゃないから、文句ねぇだろ?▼~
:[ルキナ]|…ブレディ…▼~
…そうですね。私も、死なないという約束を~
あなたと交わさないことで、逃げていました。▼~
でも、もう終わりにします。~
私は絶対に死なないと約束します。▼~
あなたを一人にはさせません。~
そして、あなたを死なせはしません。▼~
最後まで生き残りましょう。一緒に。~
勝って、未来を勝ち取りましょう。▼~
:[ブレディ]|ルキナ…!~
…あぁ! 約束だぞ!▼~
:[ルキナ]|えぇ。約束です。▼~
…あっ! 私、今日の食事当番だったの~
忘れていました!▼~
すみません、先に戻りますね!▼~
(ルキナ、退場)~
:[ブレディ]|おいルキナ! ファルシオン忘れてんぞ!~
…もう行っちまったか。▼~
…せっかくだから記念に~
もう一回振ってみるか。▼~
素質の無い俺は、戦場では一生~
この剣を使うことはねぇからな。▼~
よし! どおりゃぁぁぁっ!!▼~
…………▼~
ちっ。やっぱ傷一つつかねぇか。▼~
…おいファルシオン。てめぇ、ルキナのこと~
ちゃんと守らねぇと…ぶっとばすぞ?▼~
もしルキナが死んじまったら、~
てめぇは一生果物ナイフだからな!▼~
…なんてな。~
さて、返しに行くか。▼~
(暗転)~
:[クロム]|…ん? 何だ、この丸太は。~
誰かが訓練で使ったのか?▼~
…見事に真っ二つだな…▼~
**デジェル [#af22d556]
***支援C [#q4501449]
:[デジェル]|……あっ、~
いたいた。▼~
ルキナ! 今、時間はある?▼~
:[ルキナ]|あら、デジェル。なにか用ですか?▼~
:[デジェル]|ちょっと聞いてくれる?▼~
さっき、兵士たちと戦闘訓練したんだけど、~
私に勝てる人が一人もいないのよ!▼~
まったく…情けないわよねぇ。▼~
:[ルキナ]|…でも、デジェルに勝てる兵士なんて、~
そうそういないのでは…?▼~
:[デジェル]|またまた~。~
お世辞なんて言わなくていいわよ?▼~
あなただって十分強いでしょう?~
私、あなたには勝てる気がしないもの。▼~
:[ルキナ]|えっ…そ、そんな、私なんて。▼~
:[デジェル]|いいえ、私にはわかる。あなたは強いわ。▼~
そして、あなたと私さえいれば、~
誰の力も借りる必要なんてないのよ。▼~
:[ルキナ]|えっ!? …そ、そうでしょうか?~
それはさすがに言い過ぎでは…?▼~
:[デジェル]|いいえ、軍隊というのは組織が大きすぎて、~
何をするにも不都合なことが多すぎるわ。▼~
古の昔…英雄王マルスのさらに祖先は~
たった一人で邪悪な存在を倒したって話だし、▼~
本当は私たちも、もっと少数精鋭で~
戦った方がいいんじゃないかしら?▼~
:[ルキナ]|少数の利点ももちろんありますが…▼~
:[デジェル]|結局軍隊なんて融通が利かないだけ。~
しょせんは烏合の衆なのよ。▼~
:[ルキナ]|確かに大勢の人達と一つの目的を~
共有するというのは、思っている以上に▼~
難しいとは理解はできます…▼~
個々の力を育て、単騎で戦い抜ける力を~
身に付けようという姿勢も▼~
もちろん素晴らしいものだとわかります。▼~
:[デジェル]|でしょう? ルキナなら~
わかってくれると思ってたわ!▼~
やっぱり私たちって気が合うのね!▼~
:[ルキナ]|ただちょっとデジェルの考えは~
極端すぎると思うんですが…▼~
:[デジェル]|…ん? 何か言った?▼~
:[ルキナ]|い、いいえ…。何も…▼~
***支援B [#q8769545]
:[デジェル]|ルキナ~! ねえ、二人で食事でもどう?▼~
:[ルキナ]|えっ…ご一緒するのはかまいませんけど。~
二人だけ、ですか?▼~
:[デジェル]|だって、他の弱い兵士たちと~
食べていても楽しくないでしょう?▼~
:[ルキナ]|そ、それは少し言い過ぎな気もしますよ?~
みんな等しく、大切な仲間でしょう?▼~
:[デジェル]|それはそうだけど…。やっぱり、~
心許せる者同士の方が楽しいじゃない?▼~
それとも…ルキナは、私と二人で~
食事するのは嫌…なの?▼~
:[ルキナ]|ち、違います!~
なんでそんな話になるんですか?▼~
…デジェルは幼馴染ですし、~
それに信頼できる戦友です!▼~
:[デジェル]|本当? ありがとう、ルキナ!~
私も親友だと思っているわ!▼~
:[ルキナ]|…でしたら私の提案を聞き入れて、~
みんなと一緒に食事をしませんか?▼~
:[デジェル]|う~ん…わかったわ。~
本当はあなたと二人が良かったけど…▼~
まぁ、協調性だって大事よね…~
じゃあ…行きましょう!▼~
:[ルキナ]|ありがとうございます、デジェル!▼~
***支援A [#jc3cab31]
:[デジェル]|ルキナ!~
今日こそは二人で食事でもどう?▼~
:[ルキナ]|あっ…デジェル…。~
ごめんなさい。▼~
今日はお父様と二人で~
ゆっくり食事でもしようと思って。▼~
:[デジェル]|お父様って…クロム殿!?~
さすがにクロム殿には負けるわね…▼~
:[ルキナ]|負けるって…?~
何に負けるんですか?▼~
:[デジェル]|だってクロム殿は、一兵士としても~
ダントツに強いお方じゃない?▼~
私が勝負を挑んでも負けそうだし、~
今回は諦めるしかないかな…と。▼~
:[ルキナ]|諦めるとか負けるとか…ちょっと~
デジェル、あなたは何と戦っているのですか?▼~
:[デジェル]|私は自分の力を信じてるし、~
相手と比べもする。▼~
それで自分より強ければその者を認めるし、~
弱かったらそういう風に見る、▼~
…そう言っているだけだけど?▼~
:[ルキナ]|戦士である以上、強さを求め、相手と~
比較することは悪くはありません…▼~
ただあなたの場合、その嫌いがありすぎて~
孤立を招いてしまわないか、少し心配です。▼~
:[デジェル]|なぜ…? 強い者を強い者と~
評価することのどこが悪いの?▼~
あなただって強いから、~
私は認めているのよ?▼~
:[ルキナ]|逆に言うとあなたは、同じ仲間であっても、~
自分よりも弱い者は認めないという事ですか?▼~
:[デジェル]|…そ、そういうことになるわね。▼~
:[ルキナ]|……デジェル…私たちは決して~
闘技場で働く闘士ではないのですよ?▼~
個として磨きながらも、軍として集団の力を~
結集させなければならない。▼~
他人と協調し、お互いに補い合ってこそ、~
戦争は勝利することができると思うのです。▼~
:[デジェル]|わ、わかっているわよ、そんなこと…▼~
:[ルキナ]|では…そうですね。~
…私と一騎打ちの勝負をしませんか?▼~
:[デジェル]|えっ…?▼~
:[ルキナ]|それでデジェルが私に勝てば、~
あなたの主張が正しいと認めます。▼~
あなたが希望するなら~
共に軍を離れましょう。▼~
ただ私が勝った時には、~
もう少し仲間たちを認めてあげて下さい…▼~
強い者も弱い者も、~
みんなが皆のために精一杯戦っていると…!▼~
:[デジェル]|わかったわよ…~
もう、私の負け。完敗よ。▼~
:[ルキナ]|…えっ?▼~
:[デジェル]|ルキナのその強い瞳を見ていて、~
気圧されない人なんていないわよ。▼~
そこまで言われて反抗する気なんて、~
もう一切失せちゃったわ…▼~
:[ルキナ]|デ、デジェル…じゃあ。▼~
:[デジェル]|ええ…ごめんなさい。ルキナ。▼~
私、自分が少し強いと思って~
図に乗ってしまっていたわ。▼~
独りでどうにかできる~
わけなんて、ないのにね…▼~
:[ルキナ]|…わかって頂けましたか。▼~
:[デジェル]|ええ、でも強さが大事だという~
この価値観を捨てる気はないの。▼~
ただその気持ちを、これからはもう少し~
自分以外にも向けてみるようにするわ。▼~
:[ルキナ]|…と、いうと?▼~
:[デジェル]|みんなが私に追いつけるように、~
ちょっと稽古を付けてあげようかなってね。▼~
:[ルキナ]|そ、それは良い案ですね!▼~
:[デジェル]|そうすればみんな個人としても強くなるし、~
私のイライラもなくなって万事解決でしょ?▼~
:[ルキナ]|うふふっ…でもデジェルは厳しいから、~
みんなが付いて来られるのか心配です。▼~
:[デジェル]|そこは協調性を考えてやるわよ?~
…思いやりという名のスパルタだけどね!▼~
:[ルキナ]|デジェル~。~
程々にお願いしますね!▼~
**デジェル(兄弟) [#qfa6cdae]
***支援C [#cf819d69]
:[デジェル]|ふぅ…、お掃除って大変ね…。~
あら? これってもしかして…▼~
き、きゃああああぁっ!!▼~
:[ルキナ]|!! 今の悲鳴は…デジェル!?~
まさか、敵の奇襲が…!?▼~
:[ルキナ]|デジェル! 大丈夫ですか!?▼~
:[デジェル]|ル…ルキナ…ルキナっ…!▼~
:[ルキナ]|落ちついて下さいデジェル、~
私が来たからにはもう平気ですから…!▼~
:[デジェル]|む、虫が…!!▼~
:[ルキナ]|えっ、虫?▼~
:[デジェル]|そうよ! やたら大きくて、~
わさわさしてる虫が出てきて…!▼~
もう…もう私どうしようかと…!▼~
:[ルキナ]|じゃあ、さっきの悲鳴はそれですか?~
私はてっきり敵の奇襲かと…▼~
全くもう…~
人騒がせな真似はやめてくださ…▼~
:[デジェル]|きゃーーーっ! 飛んだーーー!!~
ちょっと、こっちに来ないでー!!!!▼~
:[ルキナ]|えぇっ!?~
…きゃーーーーっ!!▼~
:[デジェル]|ほ、ほらいたでしょう?~
ルキナ、あれ倒してよ…!▼~
:[ルキナ]|む、無理ですよあんな大きい虫…!▼~
:[デジェル]|でも、さっきは~
『私が来たからにはもう平気です』って▼~
言ってたわ!▼~
虫一匹倒せないで~
未来が救えるの!?▼~
:[ルキナ]|何なんですかその理屈は…!▼~
デジェルこそ、いつも勇ましいんだから~
虫の一匹ぐらいなんとかできるでしょう…!▼~
:[デジェル]|私、虫だけは無理なのよ!▼~
ルキナ、姉さんなんだから~
何とかして…!▼~
父さんからも、妹をちゃんと守るように~
言われてるんでしょう?▼~
:[ルキナ]|はぁ…そういえばそうでした。~
わかりました…何とかしますよ…▼~
:[デジェル]|やっぱりルキナは頼りになるわね!~
さすが未来のイーリス王女様だわ!▼~
:[ルキナ]|…あなたも一応王女様でしょうが…▼~
:[デジェル]|細かいことは気にしないで! ほら、~
物陰に入った今がチャンスよ…!▼~
:[ルキナ]|暗くてよく見えませんよ…▼~
:[デジェル]|ファルシオンを光らせたら?~
それで位置確認して、そのままグサッと…▼~
:[ルキナ]|ファルシオンを虫退治の~
便利な道具みたいに言わないで下さい!▼~
:[デジェル]|いいじゃない別に…って▼~
きゃーーーーーっ!!~
また飛んだわーーー!!▼~
:[ルキナ]|くっ…! 手強い相手ですが…~
デジェルには指一本触れさせません…!▼~
:[デジェル]|ルキナ…!▼~
:[クロム]|おい! お前らさっきから~
何を騒いでるんだ!?▼~
:[ルキナ]|お、おとうさま!?▼~
:[デジェル]|父さん!?▼~
:|'''(暗転)'''
:[クロム]|…まったくお前たちは…。~
虫一匹であんなに騒ぐんじゃない。▼~
:[デジェル]|すいませんでした…▼~
:[ルキナ]|ごめんなさい、お父様…▼~
:[クロム]|反省しているならいい。~
まぁ…これからは気をつけろ。▼~
:[デジェル]|結局、あの虫は父さんが倒してくれたわね。~
やっぱり父さんは強くて頼りになるわ。▼~
:[ルキナ]|そうですね…。でも、お父様に~
ご迷惑をおかけしてしまいました…▼~
:[デジェル]|ルキナ、落ち込んでるの?~
私は結構楽しかったけど。▼~
こうやって二人して父さんに~
叱られるなんて、今までなかったし。▼~
こうやってると、~
普通の楽しい家族みたいよね。▼~
:[ルキナ]|デジェル…▼~
…えぇ、そうですね。~
私も、少しだけ楽しかったです…▼~
***支援B [#r8c408f3]
:[ルキナ]|…デジェル。▼~
:[デジェル]|はい…▼~
:[ルキナ]|私の言いたいことはわかりますね…?▼~
:[デジェル]|果物を切ったあとは、~
ファルシオンは洗って返しましょう…?▼~
:[ルキナ]|違います!▼~
ファルシオンを果物ナイフ代わりに~
使わないで下さいということですよ!▼~
:[デジェル]|ひっ…!?~
ご…ごめんなさい…!▼~
:[ルキナ]|謝ってすむ問題ではありません!▼~
この剣はイーリス国の国宝で、~
お父様の形見なのですよ!?▼~
あなた、よく親の形見で~
果物を切ろうと思いましたね…!?▼~
あぁ…ファルシオンから、~
武器にあるまじき甘い香りが…▼~
:[デジェル]|いえ…果物切りたいと思ったら~
目の前に手頃な刃物があったから…▼~
そ、それに私…その剣に~
あまり触ったことがないし、▼~
どんな感じなのかと…、~
その…ちょっと興味が…▼~
:[ルキナ]|………▼~
:[デジェル]|お…怒ってる…わよね?▼~
:[ルキナ]|…デジェルは、この剣に触ったことが~
なかったのですか?▼~
:[デジェル]|あ、そっちなの?▼~
えぇ。あまり触ったことがないわ。~
未来ではずっとルキナが持ってたし、▼~
こっちに来てからも、~
ちょっと移動させる時に触るぐらいで…▼~
:[ルキナ]|では…デジェルがこの剣を使って~
戦える素質があるかは▼~
わからないということですか?▼~
:[デジェル]|え? その剣は~
使うのに素質がいるの?▼~
:[ルキナ]|そうですか…あなたはそれすら~
知らないままだったのですね。▼~
…ファルシオンは、聖王の血とナーガの力を~
色濃く受け継ぎ、素質を持った者にのみ▼~
戦場で扱うことができる、~
特殊な剣なのです。▼~
逆に言えば、聖王の血族であっても~
素質のない者には使うことができません。▼~
:[デジェル]|へぇ…すごい剣なのね…▼~
そんな剣を使って戦えるなんて、~
さすがルキナだわ。▼~
:[ルキナ]|…いえ、もしかしたらあなたにも~
使えるかもしれませんよ。▼~
あなたは、そもそも素質があるかどうかすら~
わからない状態ですから…▼~
:[デジェル]|なんですって!?~
もしそうだったら素敵ね…▼~
伝説の剣を持つ最強の女戦士…~
私の理想とする光景だわ…▼~
:[ルキナ]|そうですね…。未来にいた頃は~
考えたことがありませんでしたけど▼~
あなたもこの剣が使えた方が~
良いかもしれません。▼~
…私に、もしものことがあった時のために。▼~
:[デジェル]|…え?~
もしも、って…?▼~
それって…どういうこと…?▼~
:[ルキナ]|私がこの戦いで命を落とした時ですよ。▼~
その時、他にもファルシオンを~
使える者がいた方が、戦局が有利に動く。▼~
未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい…▼~
…そうと決まれば、あなたにもファルシオンが~
使えるかどうか試しましょう。▼~
:[デジェル]|…………▼~
:[ルキナ]|デジェル?▼~
:[デジェル]|…無理よ。▼~
私にそんなすごい剣を扱う~
素質なんか、あるわけないわ。▼~
:[ルキナ]|それは、やってみないことには~
わかりませんよ。▼~
あなただって、さっき使えたらいいなって~
言っていたでしょう? だから…▼~
:[デジェル]|…嫌だって言ってるのよ!▼~
そんな訓練、したくないわ!▼~
ルキナが死んでしまった時のための~
訓練なんて、したくない!!▼~
:[ルキナ]|…デジェル。気持ちはわかりますが、~
あなたも覚悟を決めてください。▼~
この戦いは、どんな手を使ってでも~
負けるわけにはいかないのですよ…▼~
:[デジェル]|わかってるわ!!~
でも、私はそこまで割り切れない…!▼~
ルキナも私を置いていくの!?~
父さんや母さんみたいに!?▼~
:[ルキナ]|そうならずに済めばいいとは~
思っています。▼~
…でも、~
生き残るという約束はできませんから。▼~
:[デジェル]|何よそれ…!▼~
ルキナが死ぬことを考えるようになるなら、~
ファルシオンなんて使えなくていいわ!▼~
私にもし素質があったとしても▼~
果物ナイフとしてしか~
使ってやらないんだから!▼~
ルキナの馬鹿っ!!▼~
(デジェル、退場)~
:[ルキナ]|デ、デジェル…▼~
果物ナイフとしては、~
使いたいんですね…▼~
***支援A [#j8a6bd8f]
:[デジェル]|ルキナ!!▼~
:[ルキナ]|デジェル。どうしたんですか?~
そんなに深刻な顔をして。▼~
:[デジェル]|その…私にファルシオンを使う~
素質があるかどうか見て欲しいの…▼~
:[ルキナ]|えっ…! でもデジェル、この前は~
あんなに嫌がっていたじゃないですか。▼~
なのにどうして…▼~
:[デジェル]|あれから、考えていたの~
ルキナが言っていた言葉を…▼~
『未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい』って。▼~
私だって父さんの娘なのに、~
逃げてたらいけないと思ったの。▼~
ルキナのようにちゃんと覚悟しないと、って。~
だから…お願いします!▼~
:[ルキナ]|そうですか…。あなたがその気に~
なったのなら、私に異論はありません。▼~
すぐに準備をしましょう。▼~
(暗転)~
:[ルキナ]|では…デジェル。~
あの丸太を敵だと思って切って下さい。▼~
あなたに素質が無いなら~
ファルシオンはなまくら同然となり、▼~
丸太に傷を付けることすら~
できないでしょう。▼~
逆に、素質があった場合…~
剣の威力で、丸太は真っ二つになります。▼~
:[デジェル]|………▼~
:[ルキナ]|では…ファルシオンをお渡ししますね。▼~
:[デジェル]|はい…。▼~
:[デジェル]|あぁ…、なんだか緊張してきたわ…。~
もし素質があったら…どうすれば…▼~
…いいえ、駄目よ。~
私も覚悟するって決めたんだから!▼~
…いきます!▼~
でりゃぁぁぁっ!!▼~
………▼~
…あら?~
当たった感じが、しないわ…?▼~
:[ルキナ]|…丸太、そのままですね。▼~
残念ながら、デジェルには~
素質が無かったみたいです…▼~
:[デジェル]|…………▼~
:[ルキナ]|あ、あの…落ち込まないで下さいね。~
素質が無くても、あなたは正真正銘▼~
聖王の血を引くイーリス王女で~
あることに変わりは…▼~
:[デジェル]|…ぷっ。~
ふふ、ははははは…!!▼~
:[ルキナ]|デ、デジェル!?▼~
:[デジェル]|ふふ…だ、だっておかしくて…!~
あんなに緊張して挑んだのに▼~
こんな盛大な空振りをするなんて…!~
ははは、はは…!▼~
:[ルキナ]|…ふ、ふふ。デジェルったら…。~
私まで、笑えてきたじゃないですか…▼~
なんだか私たち、素質のあるなしに~
振り回されてしまいましたね。▼~
最近は2人ともピリピリしていて、~
喧嘩のあとみたいになっていましたから。▼~
こんなことなら、以前のように虫退治をして~
騒いでいる方が、よっぽどいいですよ。▼~
:[デジェル]|えぇ。でも…今回の件のおかげで~
私…覚悟が決まったわ。▼~
大切な人がいなくなるのを怖がって、~
できることをしようとしないのは駄目だと。▼~
万が一ルキナが先に死んでしまっても…~
最後まで戦って…勝ってみせるわ。▼~
ただ…それでもやっぱり、~
ルキナがいなくなるのは辛いから▼~
私にルキナを守らせて。~
これは逃げではないから。いいわよね?▼~
:[ルキナ]|…デジェル…▼~
…そうですね。私も、死なないという約束を~
あなたと交わさないことで、逃げていました。▼~
でも、もう終わりにします。~
私は絶対に死なないと約束します。▼~
あなたを一人にはさせません。~
そして、あなたを死なせはしません。▼~
最後まで生き残りましょう。一緒に。~
勝って、未来を勝ち取りましょう。▼~
:[デジェル]|ルキナ…!~
…絶対に、約束よ!▼~
:[ルキナ]|えぇ。約束です。▼~
…あっ! 私、今日の食事当番だったの~
忘れていました!▼~
すみません、先に戻りますね!▼~
(ルキナ、退場)~
:[デジェル]|あ…ルキナ、ファルシオン忘れてるわよ!~
…もう行っちゃったわね。▼~
…せっかくだから記念に~
もう一回振ってみようかな。▼~
だって私、戦場では一生~
この剣を使うことは無いんだし。▼~
よーし! せりゃあぁぁぁっ!!▼~
…………▼~
やっぱり傷一つ付かない、か…▼~
…ねぇファルシオン。あなた、ルキナのこと~
しっかり守らないと許さないわよ?▼~
もしルキナが死んでしまったら、~
あなたは一生果物ナイフなんだから。▼~
…なーんて。~
もう返してこようっと。▼~
(暗転)~
:[クロム]|…ん? 何だ、この丸太は。~
誰かが訓練で使ったのか?▼~
…見事に真っ二つだな…▼~
**シンシア [#xd7e7156]
***支援C [#geb6be5f]
:[シンシア]|あっ、ルキナ! あなたを探してたの!▼~
:[ルキナ]|シンシア、どうしたのですか?▼~
:[シンシア]|ちょっとお願いがあるんだけど~
聞いてくれる?▼~
:[ルキナ]|はい、私にできることなら…▼~
:[シンシア]|実はね、あたし、~
あなたを相棒にしたいの!▼~
:[ルキナ]|…あ、相棒?▼~
:[シンシア]|そう! あたしの相棒になって、~
一緒に合体攻撃を考えようよ!▼~
あなたとあたしが組めば~
すごいカッコいい技ができると思うんだ!▼~
:[ルキナ]|カ…カッコいい、ですか?~
でも私、そういうことにあまり興味は…▼~
戦いの中で変に目立つのも~
良くないですし。▼~
:[シンシア]|え~っ!? 技が決まれば、きっと~
味方のみんなの士気が高まるはずだよ!▼~
:[ルキナ]|士気が上がる…とは~
どういう意味ですか?▼~
:[シンシア]|だってルキナだよ!?▼~
指揮官の娘ルキナがカッコよく戦えば、~
みんな嬉しいに決まってるじゃん!▼~
:[ルキナ]|そ、そうでしょうか…?▼~
:[シンシア]|あ~、もう、そういう意識がダメ!~
ルキナ、自分を過小評価し過ぎだよ!▼~
クロムさんの娘ってのは、~
みんなの希望の光なんだよ?▼~
その血筋を活かして~
味方を勇気づけなくちゃ!▼~
ルキナの振る舞い一つで、~
勝敗だって分かれるかもしれないんだよ!?▼~
:[ルキナ]|な、なるほど…~
理にかなってはいますね。▼~
:[シンシア]|うん、もちろん! だからこそ、ルキナと~
カッコいい合体攻撃を身に付けたいんだよ!▼~
:[ルキナ]|…わかりました。▼~
私がそうすることで少しでも~
皆の励みになるというのなら…▼~
…自信はありませんが、~
シンシアの言う通りに努力してみます。▼~
:[シンシア]|おっ、やった~! じゃあルキナの~
ポーズや決め台詞はあたしが考えておくね!▼~
楽しみにしててね!▼~
(シンシア退場)~
:[ルキナ]|…思わず同意してしまいましたけど。~
ポーズや決め台詞って…?▼~
***支援B [#w682d599]
:[シンシア]|ルキナ! いよいよ今日から~
カッコいい合体攻撃の練習を開始するよ!▼~
:[ルキナ]|は、はい…よろしくお願いします。▼~
:[シンシア]|そんなに緊張しなくていいよ?▼~
基本はカッコよく、そして~
美しく戦うだけなんだから!▼~
:[ルキナ]|カッコよく、美しく…ですか?▼~
:[シンシア]|そう! 特にルキナは勇ましさに加えて、~
美しさも大事だと思うんだよ。▼~
:[ルキナ]|…具体的にはどうすれば良いのでしょう?▼~
:[シンシア]|それなんだけどね。ルキナ。あなたの~
ファルシオンを有効に使うべきだと思うの。▼~
ほら、ファルシオンって時々ピカッて~
光るじゃない?▼~
あれを使わない手はないよ!▼~
:[ルキナ]|えぇ!? でもあの光はいつでも出せる~
というわけではありませんし、▼~
あまりファルシオンを遊びに使うのは~
正直どうかと…?▼~
:[シンシア]|遊びじゃないってば! 言ったでしょ?~
仲間を勇気づけるためだって!▼~
:[ルキナ]|演出の要領で光らせるという時点で、~
どうも遊びのようにしか思えません…▼~
:[シンシア]|はぁ…それはまだ照れがあるからだよ。▼~
人前で声高らかに宣誓するのが指揮官でしょう?~
クロムさんだっていつもやっているじゃない?▼~
あれは照れとか内向的な性格だと~
なかなかできることじゃないよ?▼~
だからこの合体攻撃だって同じ。~
まずは照れを捨てないと!▼~
:[ルキナ]|シンシアの言い分に丸めこまれている~
気もしますが…▼~
その割には、~
理にかなっているので困ります…▼~
:[シンシア]|…とりあえず、あたしが考えた~
合体攻撃の案を渡しておくね。▼~
:[ルキナ]|え、ええと…二人でジャンプして、~
一回転し、空中で交差して…▼~
…こ、こんな事を~
戦場で実行するんですか!?▼~
:[シンシア]|もちろん! ちゃんと練習しておいてね?~
じゃ、また今度ね~!▼~
(シンシア退場)~
:[ルキナ]|攻撃というよりも、まるで曲芸です…▼~
***支援A [#x68f6c08]
:[ルキナ]|え…えいっ…! と、とぉ~…!~
ひ、光よぉ~…▼~
:[シンシア]|声が小さいわよ、ルキナ!?~
いつものあなたはどうしちゃったの!?▼~
いつも戦場では、~
もっと勇ましく戦ってるでしょ!?▼~
:[ルキナ]|ご、ごめんなさい…でも、私、~
やっぱり恥ずかしくて…▼~
:[シンシア]|中途半端に声を出すから、~
余計に恥ずかしいのよ。▼~
思い切り大きな声を出せば、~
逆に気持ちよくなってくるわよ?▼~
:[ルキナ]|そ、そういうものでしょうか…?▼~
:[シンシア]|もちろん!~
あたしを信じてよ!▼~
…ところで、着地の瞬間に~
ファルシオンを光らせる練習はしてきた?▼~
タイミングが大事だから…シュタッ!~
ピカッ! ってうまく光らせてね?▼~
:[ルキナ]|そ、それがやはりなかなか難しくて…~
ごめんなさい…▼~
:[シンシア]|そ、そっかぁ…▼~
うーん、光るところが~
この合体攻撃の肝なんだけどなぁ…▼~
:[ルキナ]|でも、光らせることは攻撃自体には~
そんなに意味はないですよね…?▼~
:[シンシア]|むー! ルキナってば~
恥ずかしがってるんじゃないの?▼~
そんな意識だからファルシオンだって~
光ってくれないんだよ?▼~
:[ルキナ]|でもやっぱり私…~
どうにも必要性が感じられなくて。▼~
:[シンシア]|あっ! そうだ!~
じゃあこう考えればどうかな?▼~
:[ルキナ]|……?▼~
:[シンシア]|この話は昔、~
母さんに聞いた話なんだけどね。▼~
伝説のマルス王の時代に~
美しい三姉妹がいて、▼~
その人達は~
ペガサスナイトだったんだって。▼~
:[ルキナ]|あっ…その三姉妹の伝説は~
私も聞いたことがあります。▼~
:[シンシア]|その三姉妹には三位一体の必殺技があって、~
それは勇ましく麗しく、▼~
そして本当に強力だったそうよ…!▼~
:[ルキナ]|強力…?▼~
:[シンシア]|うん! その攻撃は、どんな敵でも~
あっという間に倒せたって言われているわ!▼~
それが本当の~
合体攻撃の凄さだと思うのよ!▼~
:[ルキナ]|確かに攻撃力が優れているのなら、~
合体攻撃を身につける意味はありますね…!▼~
:[シンシア]|でしょう!? あたしたちの~
真に求める技はそこにあるわけよ!▼~
:[ルキナ]|それなら私もやる気が出てきました!▼~
:[シンシア]|よーしっ! ルキナもようやく~
その気になってくれたね!▼~
じゃあ早速、ファルシオンを~
自由に光らせられるよう頑張って!▼~
:[ルキナ]|…わ、わかりました!~
それで強力な技を生み出せるというなら、~
私がんばります!▼~
:[シンシア]|二人の士気も上がってきて、うーん!~
なかなか熱い展開だわ!▼~
厳しい特訓を通じて育まれる、深い友情!~
…う~ん、ますますヒーローっぽい!▼~
やっぱり、あたしたちって~
最高の二人組になれそう!▼~
:[ルキナ]|えいっ! とおりゃあ~!▼~
:[シンシア]|ルキナッ! もっと気合を入れて!▼~
:[ルキナ]|はいっ! シンシア!▼~
**シンシア(兄弟) [#qfa6cdae]
***支援C [#cf819d69]
:[シンシア]|ふぅー、お掃除って大変だなー。~
あ…あれ? これってもしかして…▼~
き、きゃああああぁっ!▼~
:[ルキナ]|!! 今の悲鳴は…シンシア!?~
まさか、敵の奇襲が…!?▼~
:[ルキナ]|シンシア! 大丈夫ですか!?▼~
:[シンシア]|ル…ルキナ…ルキナぁっ…!▼~
:[ルキナ]|落ちついて下さいシンシア、~
私が来たからにはもう平気ですから…!▼~
:[シンシア]|む、虫が…!!▼~
:[ルキナ]|えっ、虫?▼~
:[シンシア]|そう! こーんな大きくて、~
なんかわさわさしてる虫が出てきて…!▼~
もう…もうあたしどうしようって…!▼~
:[ルキナ]|じゃあ、さっきの悲鳴はそれですか?~
私はてっきり敵の奇襲かと…▼~
全くもう…~
人騒がせな真似はやめてくださ…▼~
:[シンシア]|きゃーーーっ! 飛んだーーー!!~
やだやだ、こっち来たよーーー!!▼~
:[ルキナ]|えぇっ!?~
…きゃーーーーっ!!▼~
:[シンシア]|ほ、ほらいたでしょ?~
ルキナ、あれ倒してよ…!▼~
:[ルキナ]|む、無理ですよあんな大きい虫…!▼~
:[シンシア]|えー!? さっきは~
『私が来たからにはもう平気です』って▼~
言ってたじゃん!▼~
虫一匹倒せないで~
未来が救えるの!?▼~
:[ルキナ]|何なんですかその理屈は…!▼~
シンシアこそ、ヒーローを目指してるなら~
虫の一匹ぐらいなんとかして下さい…!▼~
:[シンシア]|無理無理! ほんとに無理!▼~
ルキナ、お姉ちゃんなんだから~
何とかしてよー!!▼~
父さんからも、妹をちゃんと守るように~
言われてるんでしょ?▼~
:[ルキナ]|はぁ…そういえばそうでした。~
わかりました…何とかしますよ…▼~
:[シンシア]|やったぁ! ルキナ頼りになるー!~
さっすが未来のイーリス王女さま!▼~
:[ルキナ]|…あなたも一応王女さまでしょうが…▼~
:[シンシア]|堅いこと言わないの! ほらほら、~
物陰に入った今がチャンスだよ!▼~
:[ルキナ]|暗くてよく見えませんよ…▼~
:[シンシア]|ファルシオン光らせたらいいんじゃない?~
それで位置確認して、そのままグサッと…▼~
:[ルキナ]|ファルシオンを虫退治の~
便利な道具みたいに言わないで下さい!▼~
:[シンシア]|えー、いいじゃん別に…って▼~
きゃーーーーーっ!!~
また飛んだよーーー!!▼~
:[ルキナ]|くっ…! 手強い相手ですが…~
シンシアには指一本触れさせません…!▼~
:[シンシア]|ルキナ…!▼~
:[クロム]|おい! お前らさっきから~
何を騒いでるんだ!?▼~
:[ルキナ]|お、おとうさま!?▼~
:[シンシア]|父さん!?▼~
:|'''(暗転)'''
:[クロム]|…まったくお前たちは…。~
虫一匹であんなに騒ぐんじゃない。▼~
:[シンシア]|ごめんなさーい…▼~
:[ルキナ]|ごめんなさい、お父様…▼~
:[クロム]|反省しているならいい。~
まぁ…これからは気をつけろ。▼~
:[シンシア]|結局、あの虫は父さんが倒してくれたね。~
やっぱり頼りになるなー。▼~
:[ルキナ]|そうですね…。でも、お父様に~
ご迷惑をおかけしてしまいました…▼~
:[シンシア]|あれ? ルキナ落ち込んでるの?~
あたしは楽しかったけどなー。▼~
だって、こうやって二人して父さんに~
叱られるなんてこと、今までなかったし。▼~
なんかこうやってると、~
普通の楽しい家族みたいだよね!▼~
:[ルキナ]|シンシア…▼~
…えぇ、そうですね。~
私も、少しだけ楽しかったです…▼~
***支援B [#y281351f]
:[ルキナ]|…シンシア。▼~
:[シンシア]|はい…▼~
:[ルキナ]|私の言いたいことはわかりますね…?▼~
:[シンシア]|果物を切ったあと、~
ファルシオンは洗って返しましょう…?▼~
:[ルキナ]|違います!▼~
ファルシオンを果物ナイフ代わりに~
使わないで下さいということですよ!▼~
:[シンシア]|ひっ…!~
ご…ごめんなさい…!▼~
:[ルキナ]|謝ってすむ問題ではありません!▼~
この剣はイーリス国の国宝で~
お父様の形見なのですよ!?▼~
あなた、よく親の形見で~
果物を切ろうと思いましたね…!?▼~
あぁ…ファルシオンから、~
武器にあるまじき甘い香りが…▼~
:[シンシア]|だって、果物切りたいなーと思ったら~
すぐ目の前に良さげな刃物があったから…▼~
そ、それにあたしその剣に~
あんまり触ったことないし、▼~
どんな感じなのかなーと~
その…ちょっと興味が…▼~
:[ルキナ]|………▼~
:[シンシア]|お…怒ってる…よね?▼~
:[ルキナ]|…シンシアは、この剣に触ったことが~
なかったのですか?▼~
:[シンシア]|あ、そっち?▼~
う…うん。あんまり触ったことないよ。~
未来ではずっとルキナが持ってたし、▼~
こっちに来てからも、~
ちょっと移動させる時に触るぐらいで…▼~
:[ルキナ]|では…シンシアがこの剣を使って~
戦える素質があるかは▼~
わからないということですか?▼~
:[シンシア]|へ? その剣って~
使うのに素質とかいるの?▼~
:[ルキナ]|そうですか…あなたはそれすら~
しらないままだったのですね。▼~
…ファルシオンは、聖王の血とナーガの力を~
色濃く受け継ぎ、素質を持った者にのみ▼~
戦場で扱うことができる、~
特殊な剣なのです。▼~
逆に言えば、聖王の血族であっても~
素質のない者には使うことができません。▼~
:[シンシア]|な、なんかすごい剣なんだね…▼~
そんな剣使って戦えるなんて、~
さっすがルキナ!▼~
:[ルキナ]|…いえ、もしかしたらあなたにも~
使えるかもしれませんよ。▼~
あなたは、そもそも素質があるかどうかすら~
わからない状態ですから…▼~
:[シンシア]|えっ!? そうなの!?~
すごーい、そうなったら素敵だね!▼~
伝説の剣を手に戦場を駆けるあたし…~
うんうん! ヒーローっぽいよー!▼~
:[ルキナ]|そうですね…。未来にいた頃は~
考えたことがありませんでしたけど▼~
あなたもこの剣が使えた方が~
良いかもしれません。▼~
…私に、もしものことがあった時のために。▼~
:[シンシア]|…え?~
もしも、って…?▼~
それって…どういうこと…?▼~
:[ルキナ]|私がこの戦いで命を落とした時ですよ。▼~
その時、他にもファルシオンを~
使える者がいた方が、戦局が有利に動く。▼~
未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい…▼~
…そうと決まれば、あなたにもファルシオンが~
使えるかどうか試しましょう。▼~
:[シンシア]|…………▼~
:[ルキナ]|シンシア?▼~
:[シンシア]|…無理だよ。▼~
あたしにそんなすごい剣を扱う~
素質なんてあるわけないじゃん。▼~
:[ルキナ]|それは、やってみないことには~
わかりませんよ。▼~
あなただって、さっき使えたらいいなって~
言っていたでしょう? だから…▼~
:[シンシア]|…嫌だって言ってるの!▼~
そんな訓練、したくない!▼~
ルキナが死んじゃった時のための~
訓練なんてしたくないよ!!▼~
:[ルキナ]|…シンシア。気持ちはわかりますが、~
あなたも覚悟を決めてください。▼~
この戦いは、どんな手を使ってでも~
負けるわけにはいかないのですよ…▼~
:[シンシア]|わかってる!~
でも、あたしそこまで割り切れないよ…!▼~
ルキナもあたしを置いてくの!?~
父さんや母さんみたいに!?▼~
:[ルキナ]|そうならずに済めばいいとは~
思っています。▼~
…でも、~
生き残るという約束はできませんから。▼~
:[シンシア]|なにそれ…!▼~
ルキナが死ぬこと考えるようになるなら、~
ファルシオンなんて使えなくていいよ!▼~
あたしにもし素質があったとしても▼~
果物ナイフとしてしか~
使ってやんないんだから!▼~
ルキナのばかーーー!!▼~
:[ルキナ]|シ、シンシア…▼~
果物ナイフとしては、~
使いたいんですね…▼~
***支援A [#jff1b458]
:[シンシア]|…ルキナ。▼~
:[ルキナ]|シンシア。どうしたんですか?~
そんなに深刻な顔をして。▼~
:[シンシア]|あのね…あたしにファルシオンを使う~
素質があるかどうか見て欲しいの。▼~
:[ルキナ]|えっ…! でもシンシア、この前は~
あんなに嫌がっていたじゃないですか。▼~
なのにどうして…▼~
:[シンシア]|あれから、考えたんだ。~
ルキナが言ってた言葉のこと…▼~
『未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい』って。▼~
あたしだって父さんの娘なのに、~
逃げてたら駄目だと思ったの。▼~
ルキナみたいに、ちゃんと覚悟しなきゃって。~
だから…お願い!▼~
:[ルキナ]|そうですか…。あなたがその気に~
なったのなら、私に異論はありません。▼~
すぐに準備をしましょう。▼~
:|'''(暗転)'''
:[ルキナ]|では…シンシア。~
あの丸太を敵だと思って切って下さい。▼~
あなたに素質が無いなら~
ファルシオンはなまくら同然となり、▼~
丸太に傷を付けることすら~
できないでしょう。▼~
逆に、素質があった場合…~
剣の威力で、丸太は真っ二つになります。▼~
:[シンシア]|………▼~
:[ルキナ]|では…ファルシオンをお渡ししますね。▼~
:[シンシア]|うん…▼~
:[シンシア]|…はぁ。何かすっごく緊張してきた…!~
も、もし素質があったらどうしよう…▼~
…ううん! ダメダメ!~
あたしも覚悟するって決めたんだから!▼~
…いっくよー!▼~
はぁぁぁぁっ!!▼~
………▼~
…あれっ?~
当たった感じ、しない…?▼~
:[ルキナ]|…丸太、そのままですね。▼~
残念ながら、シンシアには~
素質が無かったみたいです…▼~
:[シンシア]|…………▼~
:[ルキナ]|あ、あの…落ち込まないで下さいね。~
素質が無くても、あなたは正真正銘▼~
聖王の血を引くイーリス王女で~
あることに変わりは…▼~
:[シンシア]|…ぷっ。~
ふふ、あはははは…!!▼~
:[ルキナ]|シ、シンシア!?▼~
:[シンシア]|ふふ…だ、だってなんかおかしくて…!~
あんなに緊張して挑んだのに▼~
こんな盛大な空振りしちゃって…!~
あはは、はは…!▼~
:[ルキナ]|…ふ、ふふ。シンシアったら…。~
私まで、笑えてきたじゃないですか…▼~
なんだか私たち、素質のあるなしに~
振り回されてしまいましたね。▼~
最近は2人ともピリピリしていて、~
喧嘩のあとみたいになっていましたから。▼~
こんなことなら、以前のように虫退治をして~
騒いでいる方が、よっぽどいいですよ。▼~
:[シンシア]|うん。でもね…今回のことのおかげで~
あたし、覚悟決まったよ。▼~
大切な人がいなくなるのを怖がって、~
できることをしようとしないのはいけないって。▼~
万が一ルキナが先に死んじゃっても…~
最後まで戦って…勝ってみせるわ。▼~
ただ…それでもやっぱりね…~
ルキナが死んじゃったら悲しいから…▼~
あたしにルキナを守らせて。~
これは逃げじゃないから。いいよね…?▼~
:[ルキナ]|…シンシア…▼~
…そうですね。私も、死なないという約束を~
あなたと交わさないことで、逃げていました。▼~
でも、もう終わりにします。~
私は絶対に死なないと約束します。▼~
あなたを一人にはさせません。~
そして、あなたを死なせはしません。▼~
最後まで生き残りましょう。一緒に。~
勝って、未来を勝ち取りましょう。▼~
:[シンシア]|ルキナ…!~
…うん! 約束だよ!▼~
:[ルキナ]|えぇ。約束です。▼~
…あっ! 私、今日の食事当番だったの~
忘れていました!▼~
すみません、先に戻りますね!▼~
:[シンシア]|えっ…ルキナ! ファルシオン忘れてるよ!~
…もう言っちゃったか。▼~
…うーん、せっかくだから記念に~
もう一回振ってみよっかな。▼~
だってあたし、戦場では一生~
この剣を使うことはないんだもんね。▼~
よーし! でりゃあぁぁぁっ!!▼~
うん! 清々しい空振りだね!▼~
…ねぇファルシオン。お前、ルキナのこと~
ちゃんと守らないと許さないよ。▼~
もしルキナが死んじゃったら、~
お前は一生果物ナイフなんだから。▼~
…なんてね。~
もう返してこよーっと。▼~
:|'''(暗転)'''
:[クロム]|…ん? 何だ、この丸太は。~
誰かが訓練で使ったのか?▼~
…見事に真っ二つだな…▼~
**ジェローム [#vebf7895]
***支援C [#cf1c6273]
:[ルキナ]|ジェローム…▼~
:[ジェローム]|ん…、ルキナか。▼~
:[ルキナ]|ごめんなさい。休んでいるところで…▼~
:[ジェローム]|いや…いい。何か用か?▼~
:[ルキナ]|用というほどではないんですけど、~
お礼を言っておこうかと思いまして…▼~
:[ジェローム]|礼? 特に言われる覚えはないが…?▼~
:[ルキナ]|忘れましたか?~
仮面を貰ったじゃないですか。▼~
もし、正体を隠す必要が~
ある時には、これを使えと。▼~
:[ジェローム]|ああ。なにかと思えば、そんな事か…▼~
:[ルキナ]|はい。とても役に立ったので、~
改めてお礼を言いたかったんです…▼~
ジェローム、ありがとうございます。▼~
:[ジェローム]|気にするな…~
必要だと思ったから渡したまでだ。▼~
:[ルキナ]|仮面のおかげで、ずいぶん助かりました▼~
:[ジェローム]|そうか…▼~
***支援B [#fac8f25e]
:[ルキナ]|うーん…、困ったわ。▼~
:[ジェローム]|どうした、ルキナ、渋い顔をして?▼~
:[ルキナ]|あ、ジェローム…▼~
:[ジェローム]|何かあったのか?▼~
:[ルキナ]|ペンダントを…失くしてしまったんです。▼~
:[ジェローム]|ペンダント?▼~
:[ルキナ]|はい…お母様の形見のペンダントが、~
どこかへ行ってしまって…▼~
:[ジェローム]|心当たりはないのか?▼~
:[ルキナ]|物資の整理をしていた時に~
汚してはいけないと思って外したので…▼~
その時だとおもっていたのですが…▼~
:[ジェローム]|その場所にはなかったのか?▼~
:[ルキナ]|ええ…。探してはみたんですけど…▼~
:[ジェローム]|…では歩いている最中に~
外れて落ちたのかもしれないな。▼~
ならばこの周辺を探してみるか。▼~
:[ルキナ]|ジェローム…手伝ってくれるんですか?▼~
:[ジェローム]|…大切なものなんだろう?▼~
:[ルキナ]|はい…。ジェローム、~
ありがとうございます。▼~
:[ジェローム]|礼は見つかってからにしろ。~
さあ、行くぞ。▼~
:[ルキナ]|は、はい…!▼~
***支援A [#l943dfad]
:[ルキナ]|あ、ジェローム、ちょっといいですか?▼~
:[ジェローム]|なんだ?▼~
:[ルキナ]|これから皆で会議をするんですけど、~
ジェロームも来てくれないでしょうか?▼~
:[ジェローム]|悪い…。ああいった席は苦手だ。~
決まった事だけ、後から教えてくれ。▼~
:[ルキナ]|…そ、そうですか。残念です…~
あなたはいつも冷静な意見をくれるから…▼~
私のペンダントを見つけてくれた時のように、~
今度は皆の事も助けてあげて欲しいと、▼~
思ったのです…▼~
:[ジェローム]|すまない…会議は無理だ。▼~
人に頼りにされるのは、私の柄じゃない。~
私にできるのは…一人で戦う事ぐらいだ。▼~
:[ルキナ]|そんな! それなら私だって~
同じようなものですよ?▼~
:[ジェローム]|お前は私と違う…!~
お前には人を惹きつける力がある。▼~
だからこそお前と私は、役割の違う所で、~
共に軍のために戦うことができるのだ。▼~
:[ルキナ]|ジェローム…▼~
:[ジェローム]|適材適所…というやつだな。~
お前にはお前の役割がある。▼~
代わりに、戦いの時には~
何なりと私に任せておくことだ。▼~
:[ルキナ]|は、はいっ! では戦時には~
ジェロームを頼らせてもらいますね!▼~
:[ジェローム]|…ああ、任せておけ。▼~
さあ、私の事は良いから、~
さっさと会議に行け。皆が待っているぞ。▼~
:[ルキナ]|は、はいっ!~
ありがとうございました!▼~
:[ジェローム]|………▼~
***支援S [#w0daa6a6]
:[ジェローム]|ルキナ…話がある…▼~
:[ルキナ]|なんでしょう?▼~
:[ジェローム]|先日会議への出席を断った件だが…~
あれから少し考えたんだ。すまなかった…▼~
:[ルキナ]|あ…いいんですよ? ジェローム。~
私も強引に誘ってしまったから…▼~
それにジェロームに適材適所と言われて、~
私もそれぞれの個性に合わせた▼~
役目を果たすことが~
重要だとようやく気づいたんです。▼~
:[ジェローム]|いや、ダメだ…!▼~
:[ルキナ]|えっ?▼~
:[ジェローム]|私はお前の助けになりたいのに…▼~
:[ルキナ]|え…私の助け、ですか?▼~
:[ジェローム]|そうだ、幼い頃に誓ったんだ…~
ずっとお前を助けていこうと…▼~
それなのに他人と協調しようとせず、~
助けるどころか困らせてしまった…▼~
謝らせてくれ、すまない…▼~
:[ルキナ]|ジェローム…~
そう言ってくれただけで、私は嬉しいです。▼~
それにジェロームが小さい頃から~
私の力になろうと頑張ってくれていた事、▼~
…よく理解しているつもりですし。▼~
:[ジェローム]|ルキナ…▼~
:[ルキナ]|でも…ええと。 その代わりと~
言うわけではないんですけど…▼~
…これからも~
私の事を助けて欲しいんです。▼~
できることだけでもいい。~
私の事を支え続けて欲しい…です。▼~
:[ジェローム]|ルキナ…。それはお願いじゃない。▼~
:[ルキナ]|…え?▼~
:[ジェローム]|それは…私が元々小さい頃から~
心に決めていたことだ。▼~
一生お前を支えて行く。~
それは昔から変わることはない。▼~
私は、お前のことが好きだ。▼~
:[ルキナ]|ジェローム…! う、嬉しいです!~
そんな風に言ってくれるなんて!▼~
:[ジェローム]|…私は昔からずっと変わらないつもりだ。~
だが良かった…▼~
ようやく私の本心を言えた。▼~
:[ルキナ]|わ、私も少し、そうなのかな…~
そうだといいなって、思っていたんですよ?▼~
:[ジェローム]|な、なんだ、お前もそうだったのか。~
全く…お互いに出方を見ていただけか?▼~
:[ルキナ]|うふふ…そうみたいですね。▼~
:[ジェローム]|だがそれなら何も問題はない。~
二人の想いは最初から同じだったんだ。▼~
:[ルキナ]|はい…そうですね。▼~
:[ジェローム]|だからこそ…改めて誓う。~
お前をこれからも助けていくと。▼~
:[ルキナ]|私も、誓います。~
ジェロームをずっと支え続けると。▼~
これからもよろしくお願いしますね。~
ジェローム。▼~
**マーク男 [#sd962f90]
***支援C [#s0dae7c4]
:[マーク]|あっ、ルキナさん! ちょうどよかった!▼~
:[ルキナ]|マーク、どうしたのですか?~
両手を後ろに回して?▼~
:[マーク]|はい、これ、ルキナさんに! どうぞ!▼~
:[ルキナ]|わあ…綺麗な花。ありがとうございます。~
でも…これ、どうしたんですか?▼~
:[マーク]|立ち寄った村の人たちが分けてくれたんです。~
だから、ルキナさんにもおすそわけです。▼~
:[ルキナ]|…こんな綺麗な花、見たことがありません。▼~
:[マーク]|はいっ! 戦争が続いていても、~
綺麗な花は咲くんです!▼~
だからこそ、僕たちはがんばって、~
この綺麗な花の咲く世界を守っていかないと!▼~
:[ルキナ]|その通りですね、マーク。~
…うふふ。▼~
:[マーク]|…ルキナさん?▼~
:[ルキナ]|…あなたはいつも明るく前向きですね。~
ちょっと、あなたがうらやましいです…▼~
:[マーク]|…どうしたんですか?~
ルキナさん…なにか悩みでも?▼~
:[ルキナ]|悩み…というより、私を捕らえて~
離さない辛い思い出です…▼~
でも、あなたにだって苦しみはあるはず。~
だってあなたは記憶がないのでしょう?▼~
私とは別の苦痛もあるのではないですか?▼~
違う時代で…自分の所在すら曖昧なまま~
生きるというのは…辛くありませんか?▼~
:[マーク]|…う~ん。~
実はそんなに悪くないですよ?▼~
確かに、記憶がないというのは~
少しフワフワした気分ですけど…▼~
その分、全てが新鮮に感じられますからね!▼~
空を見ても、花を見ても…~
僕の毎日には新しい発見でいっぱいです!▼~
:[ルキナ]|そう…やっぱり、~
少しあなたがうらやましいです。▼~
私は、辛い記憶ばかりを抱えて~
この時代にやってきましたから…▼~
:[マーク]|…でも、この時代では死んだはずの~
お父さんに会えたじゃないですか?▼~
:[ルキナ]|そうですね…お父様に再会できたこと、~
それは良かったと思っています…▼~
では…私はこれで失礼します。▼~
綺麗なお花をありがとうございました、~
マーク…▼~
***支援B [#n22fb436]
:[マーク]|ふんふん、ふふ~ん…っと。~
うん、いいメロディが浮かびそうだぞ!▼~
:[ルキナ]|マーク…なにをしてるんですか?▼~
…さっきから、ずっと鼻歌を~
歌っているようですが…▼~
:[マーク]|あっ…聞かれちゃいましたか?▼~
ほら、この間、近くの村で~
綺麗な花を分けてもらったじゃないですか?▼~
あの時村人や子供たちに~
自作の歌を聞かせてあげたら、▼~
すごく喜んでくれたんですよ!▼~
だから他にも歌を作ってみようかな~~
なんて思ったんです! えへへっ!▼~
:[ルキナ]|なるほど…こんな時だからこそ、~
歌で人々の心を癒す…▼~
それはとても素敵なことだと思います。▼~
:[マーク]|そ、そうですかね!? よーしっ!~
もっと色々な歌に挑戦してみようかなー!▼~
:[ルキナ]|それにしても…マーク。~
あなたはいつも元気ですね…▼~
…あなたは、どうしてそんなに明るく~
振る舞っていられるのですか?▼~
:[マーク]|えっ? …いえ、別に、無理して~
振舞っているわけじゃありませんよ?▼~
それにこの間も言ったでしょう?▼~
記憶がないと、~
毎日の出来事が新鮮なんです!▼~
だから、落ち込むよりも先に~
楽しさが優先してしまって…!▼~
:[ルキナ]|…でも仮に私があなたと~
同じ境遇だったとしても、▼~
そんなに明るくしていられる~
自身はありません…▼~
ですから…~
あなたのその明るさは、▼~
やはり代えがたい~
素晴らしいものだと思いますよ。▼~
:[マーク]|う~ん…でも、ルキナさんにとっても~
今の毎日は幸せじゃないんですか?▼~
僕はあまり覚えていませんが、▼~
この時代は僕たちの時代よりも、~
ずっと恵まれた環境なわけですし…▼~
:[ルキナ]|そうですね…確かに、~
この時代は恵まれています…▼~
…でも、私たちが敗北すれば、▼~
この時代の未来も私たちが知る世界と~
同じものとなってしまう…▼~
その重圧を考えると、私は…▼~
:[マーク]|…ほらほら、ルキナさん。~
そんなに暗い顔をしないでください!▼~
あんまり抱えすぎると、~
いざという時に力が発揮できませんよ?▼~
:[ルキナ]|…ええ、あなたの言う通りですね。▼~
ごめんなさいね、マーク。~
暗い話に付き合わせてしまって…▼~
:[マーク]|いえいえ。僕なんかでよければ、~
いつでもお話の相手をしますよ!▼~
***支援A [#v80fa1a0]
:[ルキナ]|……未来は変えられる。~
変えられるはず…▼~
そう信じたい。なのに…~
あの悪夢は消えてはくれない。▼~
私も…マークのように~
信じることができたら…▼~
:[マーク]|はい? 僕のことを呼びましたか?~
ルキナさん。▼~
:[ルキナ]|きゃっ! …ま、マーク!?~
いつからそこに!?▼~
:[マーク]|いえ、今来たばかりですけど?▼~
食事の時間なので呼びに来たんですよ。~
さあ、みんなも待ってますよ。▼~
:[ルキナ]|…ごめんなさい。今は食欲がなくて。▼~
:[マーク]|えっ? 体調でも悪いんですか?~
だったら寝ていた方が…▼~
:[ルキナ]|いえ…そういうわけではないんです。~
ただ、気分の問題で…▼~
:[マーク]|ルキナさん…なにかあったんですか?~
僕でよかったら話を聞きますよ?▼~
:[ルキナ]|…マーク、あなたは~
未来を変えられると思いますか?▼~
絶望の未来を私たちが覆し、~
幸せな未来にできると…▼~
:[マーク]|もちろんです。~
そうなるに決まってますよ!▼~
:[ルキナ]|どうして…そこまで~
信じることができるのですか?▼~
:[マーク]|だって、母さんがそう信じてますから。▼~
:[ルキナ]|……!▼~
:[マーク]|母さんはすごい人です。~
僕のあこがれなんです。▼~
その母さんががんばってるんですから、~
絶対大丈夫ですよ。▼~
僕はこの世界のことは~
何もわからないですけど…▼~
でも、母さんのことなら~
信じられます。▼~
:[ルキナ]|そう…~
そうでしたね…▼~
それに、お父様も…~
未来を変えようと戦っています。▼~
二人の絆は…~
まぶしいくらいです。▼~
それなのに、その子である私たちが、~
ふがいない姿勢ではいけませんね。▼~
:[マーク]|あ、ルキナさん、~
ちょっと元気で出てきました?▼~
:[ルキナ]|えぇ、あなたのおかげです。▼~
ありがとう…マーク。▼~
***支援S [#bfd6390c]
:[ルキナ]|あっ、マーク…。あなたとお話が~
したいのですが…いいですか?▼~
:[マーク]|ルキナさん…はい! もちろんです!~
…も、もしかして、この前の続きですか?▼~
:[ルキナ]|ええ、あなたの言葉のおかげで、~
気持ちが楽になりました。▼~
もうこれからは、悪い夢を見ずに~
すむかもしれません。▼~
:[マーク]|そうですか!~
良かったです!▼~
ルキナさん、笑顔が多くなりましたね。~
見てて僕も嬉しいです!▼~
:[ルキナ]|マーク…▼~
あの、聞いてほしいことがあります。~
大切な話です。▼~
:[マーク]|?? なんでしょう?▼~
:[ルキナ]|最近、私は…~
あなたの夢ばかり見てしまいます。▼~
いいえ、起きていても…~
考えるのはあなたのことばかり。▼~
あなたが傍にいてくれると、~
私は希望を持てるのです。▼~
幸せな未来を夢見ても良いのだと…~
そう思えるのです。▼~
:[マーク]|ルキナさん…▼~
:[ルキナ]|マーク。これからも…~
私と共にいてくれませんか?▼~
:[マーク]|はい、わかりました!▼~
:[ルキナ]|え、あの、そんな気軽に…▼~
マーク、意味をわかっていますか?~
私が今言った言葉はつまり…▼~
:[マーク]|はい、愛の告白ですよね!▼~
:[ルキナ]|…!!▼~
:[マーク]|僕もルキナさんが好きです!~
だから、これから一緒にいましょう!▼~
:[ルキナ]|マーク…▼~
ふふ…あなたといると、~
私は笑顔を忘れずにいられそうです。▼~
これからよろしくお願いしますね、~
マーク。▼~
:[マーク]|はい、こちらこそ!▼~
**マーク男(兄弟) [#d096466f]
***支援C [#n21e5a8a]
:[マーク]|ふぅー、お掃除って大変ですねー。~
あ…あれ? これってもしかして…▼~
う、うわああああぁっ!!▼~
:[ルキナ]|!! 今の悲鳴は…マーク!?~
まさか、敵の奇襲が…!?▼~
:[ルキナ]|マーク! 大丈夫ですか!?▼~
:[マーク]|ル…ルキナさんっ…!▼~
:[ルキナ]|落ちついて下さいマーク、~
私が来たからにはもう平気ですから…!▼~
:[マーク]|む、虫が…!!▼~
:[ルキナ]|えっ、虫?▼~
:[マーク]|そうなんです! こんなに大きくて、~
わさわさしてる虫が出てきて…!▼~
もう…もう僕はどうしようかと…!▼~
:[ルキナ]|じゃあ、さっきの悲鳴はそれですか?~
私はてっきり敵の奇襲かと…▼~
全くもう…~
人騒がせな真似はやめてくださ…▼~
:[マーク]|ひえーっ! 飛びましたーーー!!~
まずいです、こっちに来ますー!!▼~
:[ルキナ]|えぇっ!?~
…きゃーーーーっ!!▼~
:[マーク]|ほ、ほらいたでしょう?~
ルキナさん、あれ倒してくださいよ…!▼~
:[ルキナ]|む、無理ですよあんな大きい虫…!▼~
:[マーク]|でも、さっきは~
『私が来たからにはもう平気です』って▼~
言ってましたよ!?▼~
虫一匹倒せないで~
この戦争を勝ち抜けるんですか!?▼~
:[ルキナ]|何なんですかその理屈は…!▼~
マークこそ、軍師を目指しているなら~
虫の一匹ぐらいなんとかして下さい…!▼~
:[マーク]|虫に対する策は知りませんよ!▼~
ルキナさん、僕の姉なんですから~
何とかしてくださいよー!!▼~
母さんからも、弟をちゃんと守るように~
言われてるんでしょう!?▼~
:[ルキナ]|はぁ…そういえばそうでした。~
わかりました…何とかしますよ…▼~
:[マーク]|ありがとうございますー!~
さっすが未来のイーリス王女様ですね!▼~
:[ルキナ]|…あなたも一応、王子様でしょうが…▼~
:[マーク]|でも僕は記憶がありませんからー。~
あ、物陰に入った今がチャンスですよ!▼~
:[ルキナ]|暗くてよく見えませんよ…▼~
:[マーク]|ファルシオンを光らせたらどうです?~
それで位置を確認し、そのままグサッと…▼~
:[ルキナ]|ファルシオンを虫退治の~
便利な道具みたいに言わないで下さい!▼~
:[マーク]|す、すみません…って、▼~
ひえぇーーーーーっ!!~
また飛びましたよーーー!?▼~
:[ルキナ]|くっ…! 手強い相手ですが…~
マークには指一本触れさせません…!▼~
:[マーク]|ルキナさん…!▼~
:[クロム]|おい! お前らさっきから~
何を騒いでるんだ!?▼~
:[ルキナ]|お、おとうさま!?▼~
:[マーク]|父さん!?▼~
(暗転)~
:[クロム]|…まったくお前たちは…。~
虫一匹であんなに騒ぐんじゃない。▼~
:[マーク]|すみません…▼~
:[ルキナ]|ごめんなさい、お父様…▼~
:[クロム]|反省しているならいい。~
まぁ…これからは気をつけろ。▼~
:[マーク]|結局、あの虫は父さんが倒してくれましたね。~
やっぱり父さんは頼りになります…!▼~
:[ルキナ]|そうですね…でも、お父様に~
ご迷惑をおかけしてしまいました…▼~
:[マーク]|ルキナさん、落ち込んでるんですか?~
僕は楽しかったですけどね。▼~
こうやって二人して父さんに~
叱られるなんて、初めての経験ですし。▼~
なんだか、懐かしいような~
嬉しいような不思議な気分でしたよ!▼~
:[ルキナ]|マーク…▼~
…えぇ、そうですね。~
私も、少しだけ楽しかったです…▼~
***支援B [#j06a5027]
:[ルキナ]|…マーク。▼~
:[マーク]|はい…▼~
:[ルキナ]|私の言いたいことはわかりますね…?▼~
:[マーク]|果物を切った後は、~
ファルシオンは洗って返しましょう…?▼~
:[ルキナ]|違います!▼~
ファルシオンを果物ナイフ代わりに~
使わないで下さいということですよ!▼~
:[マーク]|ひっ…!~
ご…ごめんなさい…!▼~
:[ルキナ]|謝ってすむ問題ではありません!▼~
この剣はイーリス国の国宝で、~
お父様の形見なのですよ!?▼~
あなた、よく親の形見で~
果物を切ろうと思いましたね…!?▼~
あぁ…ファルシオンから、~
武器にあるまじき甘い香りが…▼~
:[マーク]|だって、果物を切りたいなと思ったら~
目の前にそれがあったものですから…▼~
そ、それに僕、その剣に~
あんまり触ったことないですし、▼~
どんな感じなのかなーと~
その…ちょっと興味が…▼~
:[ルキナ]|………▼~
:[マーク]|お…怒ってます…よね?▼~
:[ルキナ]|…マークは、この剣に触ったことが~
なかったのですか?▼~
:[マーク]|あ、そっちですか?▼~
はい、あまり触ったことはないですね。~
普段はルキナさんが持っていますし、▼~
もし触ったとしても、~
ちょっと移動させる時に触るぐらいで…▼~
:[ルキナ]|では…マークがこの剣を使って~
戦える素質があるかは▼~
わからないということですか?▼~
:[マーク]|え? その剣は~
使うのに素質がいるんですか?▼~
:[ルキナ]|そうですよね…あなたは記憶が無い。~
このことを知るはずがありません…▼~
…ファルシオンは、聖王の血とナーガの力を~
色濃く受け継ぎ、素質を持った者にのみ▼~
戦場で扱うことができる、~
特殊な剣なのです。▼~
逆に言えば、聖王の血族であっても~
素質のない者には使うことができません。▼~
:[マーク]|なるほど…つまり僕が~
その剣を使ったことが無いということは▼~
未来での僕に、~
素質が無かったってことですよね。▼~
:[ルキナ]|…いえ、もしかしたらあなたにも~
使えるかもしれませんよ。▼~
私は、未来であなたにこの剣を~
使わせてみたことがありませんでした。▼~
つまりあなたは、素質があるかどうかすら~
わからない状態ということですから…▼~
:[マーク]|えっ!? そうなんですか!?~
もし使えたらすごいですよね!▼~
伝説の剣を持つ天才軍師…これなら~
母さんを超えることができるかも…!▼~
:[ルキナ]|そうですね…。未来にいた頃は~
考えたことがありませんでしたけど▼~
あなたもこの剣が使えた方が~
良いかもしれません。▼~
…私に、もしものことがあった時のために。▼~
:[マーク]|…え?~
もしも、って…?▼~
それって…どういうことですか…?▼~
:[ルキナ]|私がこの戦いで命を落とした時ですよ。▼~
その時、他にもファルシオンを~
使える者がいた方が、戦局が有利に動く。▼~
未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい…▼~
…そうと決まれば、あなたにもファルシオンが~
使えるかどうか試しましょう。▼~
:[マーク]|…………▼~
:[ルキナ]|マーク?▼~
:[マーク]|…無理ですよ。▼~
よく考えたら、僕にそんなすごい剣を扱う~
素質なんてあるわけないですって!▼~
:[ルキナ]|それは、やってみないことには~
わかりませんよ。▼~
あなただって、さっき使えたらいいなって~
言っていたでしょう? だから…▼~
:[マーク]|…嫌だって言ってるんですよ!▼~
そんな訓練、したくないです!▼~
ルキナさんが死んじゃった時のための~
訓練なんて…そんなのないですよ!▼~
:[ルキナ]|…マーク。気持ちはわかりますが、~
あなたも覚悟を決めてください。▼~
この戦いは、どんな手を使ってでも~
負けるわけにはいかないのですよ…▼~
:[マーク]|わかってます! でも僕は…~
そこまで割り切れません!▼~
ルキナさんは母さんを裏切るんですか!?~
誰ひとり死なせまいとしている母さんを!▼~
:[ルキナ]|そうならずに済めばいいとは~
思っています。▼~
…でも、~
生き残るという約束はできませんから。▼~
:[マーク]|なんですか、それ…!▼~
ルキナさんが死ぬことを考えるなら、~
ファルシオンなんて使えなくていいです!▼~
僕にもし素質があったとしても▼~
果物ナイフとしてしか~
使ってやらないですからね!▼~
ルキナさんのバカーーー!!▼~
(マーク、退場)~
:[ルキナ]|マ、マーク…▼~
果物ナイフとしては、~
使いたいんですね…▼~
***支援A [#gefa4f22]
:[マーク]|…ルキナさん。▼~
:[ルキナ]|マーク。どうしたんですか?~
そんなに深刻な顔をして。▼~
:[マーク]|あの…僕にファルシオンを使う~
素質があるかどうか、見て下さい。▼~
:[ルキナ]|えっ…! でもマーク、この前は~
あんなに嫌がっていたじゃないですか。▼~
なのにどうして…▼~
:[マーク]|あれから、考えていたんです。~
ルキナさんが言っていた策のこと…▼~
『未来を救うためには、打てる手は全て~
打っておいた方がいい』って。▼~
僕は軍師を目指しているのに、、~
いつまでも逃げてたら駄目だと思ったんです。▼~
ルキナさんみたいに、覚悟しなきゃって。~
だから…お願いします!▼~
:[ルキナ]|そうですか…。あなたがその気に~
なったのなら、私に異論はありません。▼~
すぐに準備をしましょう。▼~
(暗転)~
:[ルキナ]|では…マーク。~
あの丸太を敵だと思って切って下さい。▼~
あなたに素質が無いなら~
ファルシオンはなまくら同然となり、▼~
丸太に傷を付けることすら~
できないでしょう。▼~
逆に、素質があった場合…~
剣の威力で、丸太は真っ二つになります。▼~
:[マーク]|………▼~
:[ルキナ]|では…ファルシオンをお渡ししますね。▼~
:[マーク]|はい…▼~
:[マーク]|あー…何かすっごく緊張してきました…!~
も、もし素質があったらどうしましょう…▼~
…いやいや、駄目です!~
僕も覚悟するって決めたんですから!▼~
…いきますよ!▼~
せいやぁぁぁぁっ!!▼~
………▼~
…あれっ?~
当たった感じ、しなかったです…▼~
:[ルキナ]|…丸太、そのままですね。▼~
残念ながら、マークには~
素質が無かったみたいです…▼~
:[マーク]|…………▼~
:[ルキナ]|あ、あの…落ち込まないで下さいね。~
素質が無くても、あなたは正真正銘▼~
聖王の血を引くイーリス王子で~
あることに変わりは…▼~
:[マーク]|…ぶふっ!~
はは、あはははは…!!▼~
:[ルキナ]|マ、マーク!?▼~
:[マーク]|ははは…だ、だって、おかしくて…!~
あんなに緊張して挑んだのに▼~
結果は盛大な空振りって…!~
あはは、はは…!▼~
:[ルキナ]|…ふ、ふふ。マークったら…。~
私まで、笑えてきたじゃないですか…▼~
なんだか私たち、素質のあるなしに~
振り回されてしまいましたね。▼~
最近は2人ともピリピリしていて、~
喧嘩のあとみたいになっていましたから。▼~
こんなことなら、以前のように虫退治をして~
騒いでいる方が、よっぽどいいですよ。▼~
:[マーク]|でも…今回の件のおかげで~
僕も覚悟が決まりました。▼~
大切な人がいなくなるのを怖がって、~
できることをしようとしないのはいけないって。▼~
万が一ルキナさんが先に死んでしまっても…~
最後まで戦って…勝ってみせます。▼~
でも…それでもやっぱり…~
誰かが死ぬのは嫌だから…▼~
僕にルキナさんを守らせて下さい。~
これは逃げではないので、いいですよね?▼~
:[ルキナ]|…マーク…▼~
…そうですね。私も、死なないという約束を~
あなたと交わさないことで、逃げていました。▼~
でも、もう終わりにします。~
私は絶対に死なないと約束します。▼~
あなたを一人にはさせません。~
そして、あなたを死なせはしません。▼~
最後まで生き残りましょう。一緒に。~
勝って、未来を勝ち取りましょう。▼~
:[マーク]|ルキナさん…!~
…はい! 約束ですよ!▼~
:[ルキナ]|えぇ。約束です。▼~
…あっ! 私、今日の食事当番だったの~
忘れていました!▼~
すみません、先に戻りますね!▼~
(ルキナ、退場)~
:[マーク]|ルキナさん! ファルシオン忘れてます!~
…もう行っちゃいましたか。▼~
せっかくだから記念に~
もう一回振ってみましょうかね。▼~
だって僕は、戦場ではもう一生~
この剣を使うことはないんですから。▼~
よーし! でりゃあぁぁぁっ!!▼~
…………▼~
…やっぱり、傷一つ付けられませんね。▼~
…ねぇファルシオン。ルキナさんのこと~
ちゃんと守らないと許さないですよ?▼~
もしルキナさんが死んでしまったら、~
あなたは一生果物ナイフですからね!▼~
…なんちゃって。~
もう返しに行きましょうっと。▼~
(暗転)~
:[クロム]|…ん? 何だ、この丸太は。~
誰かが訓練で使ったのか?▼~
…見事に真っ二つだな…▼~
**マーク女(親子) [#xf09ab16]
***支援C [#p00af43c]
:[マーク]|うーん、どうして私は母さんのこと~
覚えてないんでしょう…?▼~
父さんのことはあんなにちゃんと~
覚えてるのに…▼~
父さんが立派な軍師だったってことも~
一緒に勉強したことも覚えてるのに…▼~
なーんで母さんのことは~
きれいさっぱり忘れてしまったのか…▼~
:[ルキナ]|どうしたのですか、マーク?▼~
:[マーク]|母さん!▼~
すごいです、ちょうど今母さんのことを~
考えてたんですよー!▼~
これって運命!? 親子の運命!?~
…あ、待って下さい。確か父さんが昔…▼~
これは運命じゃない、絆だー!~
みたいなことを言っていたような記憶が…▼~
ってことで母さん、私たちが~
ここで会ったのは、運命ではなく絆です!▼~
:[ルキナ]|ふふ、そうだったのですか。▼~
:[マーク]|そうですよ! 絆って素晴らしいです。~
覚えてなくても呼び合うものなんですね。▼~
…って、感心してる場合じゃ~
ありませんでした。▼~
私、なんで母さんのことを覚えてないのか~
ずーっと考えてたんです。▼~
良かったら母さん…私が母さんのこと~
思い出せるよう協力してくれませんか?▼~
:[ルキナ]|えぇ、私で良ければ喜んで。▼~
:[マーク]|良かった!~
ではまた時間のある時に声をかけますね。▼~
女同士の約束ですよ!~
じゃあ私はこれで!
:|'''(マーク退場)'''
:[ルキナ]|ふふ、元気な子ですね。▼~
***支援B [#c787212a]
:[マーク]|母さんっ、今時間いいですか?▼~
:[ルキナ]|えぇ、大丈夫ですよ。▼~
:[マーク]|やったぁ! じゃあ約束通り、~
『記憶を取り戻そう大作戦』に▼~
協力していただくことにします!▼~
とは言ったものの、どうしたら記憶って~
戻るんでしょうね…▼~
頭を強くぶつけるのは~
もう何度も試しましたし…▼~
ゆらゆら揺れるものを見つめ続けるのも~
私には効果がありませんでした…▼~
ねぇ母さん、どうしたらいいと思いますか?▼~
:[ルキナ]|うーん…私の顔を見ていたら~
何か思い出したりしませんか…?▼~
:[マーク]|なるほど!それだー!!~
母さん天才です!▼~
未来ではきっと見慣れていたはずですし、~
じっと見てたら、何か思い出しますよね。▼~
んー、なかなか良い策ですよこれは。▼~
さすが天才軍師の父さんを~
コロッと落としただけのことはありますね。▼~
ではでは、失礼して…。~
じーーーーーーーっ…▼~
………………▼~
………………▼~
だめだーーー!!▼~
何にも思い出せませんーーー!!▼~
あぁ…この感じって、なんかこう…。~
同じ文字をずっと見続けてたら▼~
『あれ? これってこんな文字だっけ?』~
みたいになる感じと似ています…▼~
母さんって…こんな顔でしたっけ?▼~
:[ルキナ]|あのー…それを今から~
思い出そうとしていたのではないですか?▼~
:[マーク]|ですよね…。すみません、~
せっかく協力していただいたのに…▼~
でも私は諦めませんよ!~
絶対に母さんを思い出してみせます!▼~
というわけで、~
また協力して下さいね、母さん!▼~
***支援A [#gedea54c]
:[マーク]|はぁ…やっぱり今日もダメですね…▼~
毎日毎日嫌というほど、~
こうして母さんの顔を見ているのに▼~
何にも思い出せないなんて~
自分が情けなくなりますよ…▼~
ほんとに…どうして……~
うっ…ううっ…ぐすっ…▼~
:[ルキナ]|えっ…なぜ泣くのですか…?▼~
:[マーク]|だ…だって…だって……!~
私…母さんのことも父さんと同じように▼~
大好きだったはずなのに…!~
思い出せないのが…辛いんです…!!▼~
母さんが私に作ってくれた思い出も~
たくさんあったはずなのに…▼~
何一つ覚えていられなかった自分が…~
ほんとに…情けないんです…!▼~
情けないんですよーーー!~
びえぇぇぇぇん!!▼~
:[ルキナ]|マーク…▼~
:[マーク]|うっ…! ちょっと泣きすぎた…かな。~
あ…頭が痛い…!▼~
いたたた…!▼~
…………あ!?▼~
:[ルキナ]|どうしたんですか!?▼~
:[マーク]|……思い出し…ました。母さんのこと。~
ほんとにちょっとだけ…ですけど。▼~
母さんが私に向かって、優しく笑って…~
『マーク』って…名前を呼んでました…▼~
ふふ、いつも見てる母さんの顔より、~
少し年を取った顔でしたよ…▼~
…良かった。ちゃんと思い出せました。▼~
ありがとう、母さん。~
全部母さんのおかげです。▼~
何だかこれで自信がつきました!~
時間はかかるかもしれませんけど、▼~
いつか母さんの記憶、~
全部取り戻してみせますよ。▼~
:[ルキナ]|きっとマークなら大丈夫ですよ。▼~
:[マーク]|はい、ありがとうございます!▼~
**シャンブレー [#p92f2b89]
***支援C [#e6b1cdb7]
:[シャンブレー]|…はぁ。~
俺…なんとか生きてるな。▼~
くそっ! なんでこんなに~
怯えながら生きていかなきゃならないんだ。▼~
………▼~
:|'''(ルキナ登場)'''
:[ルキナ]|ん? シャンブレー?▼~
どうかしたんですか?~
浮かない顔をしていますが。▼~
:[シャンブレー]|あぁ、ルキナか。~
…いや、戦争は嫌だなって思ってな。▼~
:[ルキナ]|そうですね…~
今もなお、苦しんでいる人がいます。▼~
早く終わらせるためにも、~
私たちが頑張らないと…▼~
:[シャンブレー]|そうじゃない…~
俺は…自分が死ぬのが恐いのさ。▼~
一族最後の生き残りだから死ぬわけには~
いかないって…▼~
相変わらず勝手なことを考えてる。▼~
:[ルキナ]|…シャンブレー。▼~
:[シャンブレー]|だが…勘違いしないでくれよ。▼~
そんな俺でもみんなのためになりたいとも、~
もちろん思っているさ。▼~
だから、戦闘には参加する。▼~
でもな…実際出たくないのが本心って事だ。~
はははっ…情けないなぁ。▼~
:[ルキナ]|…わかりました。▼~
:[シャンブレー]|ルキナ?▼~
:[ルキナ]|あなたの背中は私が守ります。~
…だから安心してください。▼~
:[シャンブレー]|えっ…?▼~
:[ルキナ]|私がこれからは必ずあなたを守ります。~
あなたが恐れないで戦えるように。▼~
:[シャンブレー]|ルキナ…情けなくてすまん。~
でも、ありがとう。助かるよ。▼~
:[ルキナ]|いえ、仲間の皆の悩みを無くしたいと思うのは~
当たり前のことです。▼~
むしろあなたの悩みを聞かせてくれて、~
私は嬉しく思いますよ。▼~
:[シャンブレー]|ルキナ…▼~
:[ルキナ]|じゃあ私、行きますね…▼~
:|'''(ルキナ退場)'''
:[シャンブレー]|ったく…俺は本当に情けないな…▼~
***支援B [#u181b5e6]
:[シャンブレー]|痛っ…て。▼~
まだ痛むのか。腕の傷…~
なかなか塞がらないな…▼~
あの時、敵の影には気づけてたんだがな…~
さすがに無理をしすぎたか。▼~
まぁでも…死ななかったんだし、~
これぐらいの傷で済んで良かったよな。▼~
:|'''(ルキナ登場)'''
:[ルキナ]|シャンブレー…少しいいですか?▼~
:[シャンブレー]|ルキナ。どうした?▼~
:[ルキナ]|先日の傷の具合はどうかと思いまして。▼~
:[シャンブレー]|ああ、もう、なんともない。▼~
まったく、ルキナにはかっこ悪いところ~
見られちまったな。▼~
あれだけの敵と対峙しておきながら、~
…詰めが甘かった。▼~
:[ルキナ]|そんなことないですよ。~
無事でよかったです。▼~
それよりもあなたの背中を守ると言いながら、~
怪我をさせてしまい、申し訳ありません。▼~
:[シャンブレー]|そ、そんな事、気にするな!~
戦闘中だから怪我くらいするさ。▼~
:[ルキナ]|…で、でも。▼~
:[シャンブレー]|ありがとう、ルキナ。~
次は…もっとしっかり戦ってみせるさ。▼~
タグエルの戦い方っていうのを~
敵に見せ付けてやるんだ。▼~
:[ルキナ]|シャンブレー…▼~
:[シャンブレー]|ん?▼~
:[ルキナ]|……あまり無茶をしないでください。▼~
…この間の戦いはあなたがむしろ、~
私を守るように戦っていたように感じます。▼~
…それでは私が約束した意味がありません。▼~
:[シャンブレー]|…そ、そんなこと言ったって、~
ルキナだって戦ってるんだ。▼~
いつでも俺につきっきりでは~
いられないだろ?▼~
それに仲間なんだから助け合うのは~
当たり前だし。▼~
:[ルキナ]|もちろんそうですけど…▼~
:[シャンブレー]|そうだな…俺は死ぬのも傷つくのも嫌だし。~
まぁ…死なない程度に頑張ることにするさ。▼~
:[ルキナ]|はい…私も出来る限り、~
あなたの背中を守りますね。▼~
***支援A [#effdc947]
:[シャンブレー]|ルキナ!▼~
:[ルキナ]|シャンブレー?▼~
:[シャンブレー]|…その怪我! 俺を守ろうとして?▼~
:[ルキナ]|いえ、違います。~
私が少し油断してしまっただけです…▼~
その、あの敵は…なかなか強かったですね。▼~
でも安心して下さい。~
もうほとんど治っています。▼~
:[シャンブレー]|お前は嘘が下手だな…▼~
俺がこの前、~
お前の前で怪我をした事を気にして、▼~
俺のことをずっと庇おうとしていたんだろ?▼~
:[ルキナ]|…そ、それは。▼~
:[シャンブレー]|くそっ…何をやってるんだ俺は。▼~
:[ルキナ]|シャンブレー…▼~
気にしないで下さい。~
怪我をしたのは、私に油断があったから。▼~
…それだけです。▼~
:[シャンブレー]|…ははは。▼~
:[ルキナ]|シャンブレー? どうしたのですか?▼~
:[シャンブレー]|なんか、俺たち~
お互いに庇い合って、怪我して…▼~
それでお互いに自分のせいだって~
言い張っちゃってさ…▼~
それがちょっとおかしくてな?▼~
:[ルキナ]|…確かにそうですね。▼~
うふふ、でもそれが…本当の仲間の~
あるべき姿なのかもしれません。▼~
:[シャンブレー]|仲間の…あるべき姿?▼~
:[ルキナ]|はい…助け合って、庇い合って、~
そして自分の力が至らないせいだと▼~
精進しようとまた頑張る…▼~
それが仲間なのかもしれませんね。▼~
:[シャンブレー]|ああ…そうだな。俺達、仲間だもんな。▼~
:[ルキナ]|はい、だからこれからも私は~
あなたの背中を守り続けますよ!▼~
:[シャンブレー]|ああ、よろしく頼むぜ。▼~
俺も…俺も至らないけど、~
お前を守ってみせるぜ!▼~
***支援S [#x58cba96]
:[ルキナ]|シャ…シャンブレー!▼~
:[シャンブレー]|ルキナ? どうかしたか?~
なんか興奮しているみたいだが…?▼~
:[ルキナ]|いえ、最近のシャンブレーの活躍が~
目覚ましかったもので、▼~
すごいと一言伝えたかったんです!▼~
:[シャンブレー]|そ…そうか、ありがとう。▼~
まだまだ弱気になる事も多いけど…▼~
そんな俺も最近はマシになれたかなって~
そう思ってる…▼~
:[ルキナ]|シャンブレー…変わりましたね。~
私も嬉しいです。▼~
:[シャンブレー]|そうかな? そうだといいけど。▼~
………▼~
じゃあさ…~
ちょっとご褒美をお願いしてもいいか?▼~
:[ルキナ]|ご褒美…ですか?▼~
はい! 私にできることでしたら、~
何でも言って下さい!▼~
:[シャンブレー]|俺と付き合って…くれないか?▼~
:[ルキナ]|え?▼~
:[シャンブレー]|俺ずっと、情けない自分を払拭したいって~
思ってきたけど…▼~
お前と背中を守り合うようになって、~
ようやく、強さってなんなのかが、▼~
わかってきた気がするんだ…▼~
だから俺、もっと強くなりたい。▼~
そのためにはルキナの助けが必要だって、~
強くそう思ったんだ…▼~
:[ルキナ]|…シャンブレー。▼~
:[シャンブレー]|…ルキナ、好きだ。▼~
これからは戦闘の時以外も~
…俺の傍にいて欲しい。▼~
:[ルキナ]|…あ、ええと…はい。~
私の方からも…おねがいします。▼~
:[シャンブレー]|…い、いいのか!?▼~
:[ルキナ]|私もシャンブレーのひたむきさに…~
ずっと惹かれていました…▼~
確かに以前のあなたは戦いには消極的でした。▼~
でもそこから強い心を持とうとする姿勢に、~
少しずつ惹かれていく自分に気づいたんです。▼~
:[シャンブレー]|ルキナ…▼~
:[ルキナ]|そしてあなたが強くなるたびに、~
私もとても嬉しくなりました。▼~
…だから、私もあなたが好きです。~
ぜひ、お願いします。▼~
:[シャンブレー]|お、おぅ! 任せてくれ!~
俺はもっと強くなってみせる!▼~
だから俺の一番近くで、見守っていてくれよ!~
ルキナ!▼~
:[ルキナ]|はいっ! シャンブレー!!▼~
私もあなたに負けないよう、~
強くなってみせます!▼~
**ロラン [#hba3844f]
***支援C [#ocf588fb]
:[ロラン]|ルキナ…▼~
:[ルキナ]|あ、ロラン。どうかしましたか?▼~
:[ロラン]|ちょっと足を見せてもらってもいいですか?▼~
:[ルキナ]|えっ…? な、なんですか、突然?▼~
:[ロラン]|あの…もしかして、ルキナは~
足を怪我してるんじゃないかと思って。▼~
:[ルキナ]|えっ…!? どうしてわかったんですか?▼~
みんなに心配をかけないようにと思って、~
怪我のことは隠していたのに…▼~
:[ロラン]|いつもより…足を引きずってた様に~
見えましたからね。▼~
これはなにかあるな、と思ったんです。▼~
:[ルキナ]|ロラン…すごいです。~
よくそこまで目が行き届きますね。▼~
:[ロラン]|みんなの体調を把握して、手助けするのは~
僕の役目だと思っていますから。▼~
…それよりも、ルキナ。~
足の治療、しっかりとしてくださいね。▼~
仲間に心配をかけられないという、~
ルキナの気持ちはわかりますけど…▼~
怪我の治りが中途半端な方が、~
みんなに迷惑をかける恐れもありますから。▼~
:[ルキナ]|わかりました…ロラン。~
今は無理をしないで治療します。▼~
:[ロラン]|はい、そうしてください。~
…では、僕はこれで。▼~
(ロラン退場)~
:[ルキナ]|ロラン…しっかりしていますね。~
私も見習わなくては…!▼~
***支援B [#h868eae6]
:[ルキナ]|うーん…おかしいですね…▼~
:[ロラン]|おや、ルキナ。どうかしましたか?~
…何か困った様子ですけど。▼~
:[ルキナ]|…ああ、ロラン。▼~
今、剣の素振りをしていたんですけど、~
なんだか、しっくりこなくて…▼~
:[ロラン]|しっくりこない?▼~
:[ルキナ]|ええ…剣を振った時の勢いが、~
イマイチな感じがするんです…▼~
:[ロラン]|そうですか…でも困りましたね。~
僕はルキナほど剣術は詳しくないですし。▼~
…でも、いちおう僕にも~
ルキナの素振りを見せてもらえますか?▼~
:[ルキナ]|ええ、もちろん…~
じゃあ、やってみますね。▼~
…いち…に…さん…!▼~
ハッ!!!▼~
:[ロラン]|ふむ…ああ、そういうことですか!~
うまくいかない原因、わかりましたよ!▼~
:[ルキナ]|ええっ! 本当ですか? こんなに早く!?▼~
:[ロラン]|はい。先日の足の怪我をかばっているのか、~
以前よりも踏みこみが浅くなっています。▼~
怪我を治したばかりの患者さんには~
そういうことがよくあるそうですよ?▼~
足をあと半歩踏み込むようにすれば、~
きっと元通りになるはずですよ。▼~
:[ルキナ]|そうですか…じゃ、やってみますね。▼~
…いち…にっ…さん…▼~
たぁッ!!▼~
あっ、今の感触…元の振りに戻ってる!?▼~
ロラン、ありがとうございます!~
よく私のクセがわかりましたね!▼~
:[ロラン]|いえいえ、大した事じゃありませんよ。▼~
:[ルキナ]|ロランは本当に私たちの事を~
よく見てくれているのですね。▼~
本当に助かりました。~
ありがとうございます!▼~
:[ロラン]|はい、こういうのは~
僕の得意分野ですからね。▼~
困ったことがあったら、~
いつでも頼ってくださいね。▼~
:[ルキナ]|はいっ!~
ありがとうございます、ロラン!▼~
***支援A [#u1bf3b53]
:[ルキナ]|あの、ロラン…~
少しお時間をいただいてもいいですか…?▼~
:[ロラン]|あっ、ルキナ…な、何でしょうか?▼~
:[ルキナ]|最近、ある噂を耳にしたんです…▼~
ここのところ、ロランの仕事ぶりが~
前に比べて雑になっていると…▼~
:[ロラン]|えっ…! そ、そんな…!?▼~
:[ルキナ]|皆もロランに頼り過ぎている所がありますし、▼~
そういった噂は根も葉もないものだと~
…私は考えています。▼~
ただあなたにもし原因があるのなら、▼~
こういう事は直接聞いた方が~
良いかと思って…▼~
:[ロラン]|そ、そうですか…▼~
:[ルキナ]|どうですか、ロラン?▼~
…身に覚えがないのなら、皆には~
私から強く言って聞かせますが?▼~
:[ロラン]|あ…は、はい…えと、本当です…~
最近ちょっと仕事に集中できなくて…▼~
:[ルキナ]|なにか悩みでもあるんですか?~
私でよければ力になりますよ?▼~
:[ロラン]|あ、あの…僕、なんと言えばいいか。▼~
:[ルキナ]|ロラン、遠慮しないで。~
なんでも打ち明けてください。▼~
私の方こそ、あなたにはいつも~
お世話になっているのですからね?▼~
:[ロラン]|…では、言います。僕、自分というものが~
よくわからなくなってしまって…▼~
いつものように皆さんのサポートを~
していたんですが、ある時気づいたんです。▼~
これは、僕の押しつけなんじゃないかって。▼~
…だってこの軍にいる人達って、みんな~
すごい力を持っているじゃないですか?▼~
そんな皆さんに対して、~
僕如き人間がサポートした所で、▼~
それは結局~
ただの自己満足なんじゃないかって…!▼~
:[ルキナ]|ロラン、それは考え過ぎです!~
あなたは十分サポートしてくれています!▼~
…私が保証します!▼~
:[ロラン]|ル、ルキナ…!▼~
:[ルキナ]|でも…ロランの場合は、もっと自分の事に~
気をかけてあげた方がいいかもしれません。▼~
:[ロラン]|自分の事…ですか?▼~
:[ルキナ]|少しずつでもいいんです、やり方が~
わからなかったら、私に聞いて下さい。▼~
:[ロラン]|ふふっ…! ルキナの方こそ自分の事なんて~
考えてなさそうですよ?▼~
聞く相手として、~
ちょっと間違ってそうですけどね?▼~
:[ルキナ]|…あっ。い、いえ…うふふ!~
そう考えると…そうかもしれませんね!▼~
:[ロラン]|じゃあ二人で自分のために~
どうすればいいのか、考えましょうか?▼~
:[ルキナ]|うふふ、そうですね。それが良さそうです!▼~
***支援S [#j157a04c]
:[ルキナ]|ロラン、今いいですか?▼~
:[ロラン]|…ル、ルキナ。▼~
:[ルキナ]|今日はあなたと一緒に自分のために何が~
できるか、考えようと思いまして…▼~
:[ロラン]|………▼~
:[ルキナ]|…ロラン? ど、どうしたんですか?▼~
キョロキョロと落ち着きなくして…?▼~
:[ロラン]|す、すみません…ルキナ!▼~
:[ルキナ]|様子が変ですよ…どうしたんですか?▼~
:[ロラン]|そ、それは…ちょっと…その。▼~
:[ルキナ]|何か悩みがあるなら、~
私も一緒に考えますよ?▼~
困った事があったら~
私に頼ってと言ったじゃないですか!▼~
:[ロラン]|…わかりました…話します…▼~
僕、前に集中できない理由で…▼~
他の人たちをサポートできているか~
不安だからとお話しましたが…▼~
あの話には続きがあったんです…▼~
:[ルキナ]|えっ…?▼~
:[ロラン]|僕が本当にサポートできているか~
不安だったのは…ルキナ、あなたです。▼~
だからこそ僕は悩み、他の人に対しての~
配慮をおろそかにしてしまいました…▼~
:[ルキナ]|それは…どういう意味ですか?▼~
:[ロラン]|ルキナはクロムさんの実の娘であり、~
王女そして英雄の血を引く者…▼~
そんな偉大な人のサポートを、僕ごときが~
どうやったらできるというのでしょうか?▼~
:[ルキナ]|いえ、そんな…!▼~
:[ロラン]|僕はルキナをサポートしたい…~
でも、サポートできているとは思えない…!▼~
そう考えると、もう全てが、~
手に付かなくなってしまって…▼~
皆さんにも迷惑をかけてしまいました。▼~
:[ルキナ]|えっ! そ、そうだったんですか…▼~
:[ロラン]|…はい。僕、ルキナの事が好きです。▼~
:[ルキナ]|えっ!?▼~
:[ロラン]|すみません…▼~
僕は皆さんの中で噂が立つほどに、~
仕事をないがしろにしたあげく、▼~
そして釣り合うわけなんてないのに、~
ルキナに分不相応な恋心を抱いたりして!▼~
:[ルキナ]|そ、そんなことはありません!!!~
わ、私…とても嬉しいです。▼~
私もみんなのためにいつも一生懸命に~
働くあなたが大好きでしたから…▼~
そう言ってもらえて…嬉しいんです。▼~
:[ロラン]|えっ!? じ、じゃあ、僕の想いを~
受け止めてくれるんですか!?▼~
:[ルキナ]|はい、当たり前です…。最初から~
私の心は決まっていたんですよ?▼~
:[ロラン]|…そ、そうだったんですか?~
やった、やった! ありがとうございます!▼~
:[ルキナ]|ロラン、これから二人で~
支え合って生きていきましょう?▼~
:[ロラン]|そうですね…。もう自分のために~
なんて考える必要はない。▼~
僕らは互いにお互いのことを~
考えていけばいいんですからね!▼~
:[ルキナ]|そうですね、ロラン!~
そのとおりだと思います!▼~
**チキ [#t89e30cf]
***支援C [#g35fd2c8]
:[ルキナ]|チキさん、~
ご機嫌いかがですか?▼~
:[チキ]|あら、ルキナ。~
特に問題はないけど…どうしたの?▼~
:[ルキナ]|なにか、私にお手伝いできることがあったら~
いつでも言ってくださいね。▼~
:[チキ]|ありがとう、でも、あまり気を遣わないで。~
…私は大丈夫だから。▼~
:[ルキナ]|いえ、そうはまいりません。▼~
神竜の巫女様にご不便を~
かけるわけにはいきませんもの。▼~
:[チキ]|その気持ちは~
ありがたく受け取っておくわ。▼~
でも、あなたは~
この軍の中心人物なんだし、▼~
私だけではなく、▼~
仲間たち全員のために働いてあげて。▼~
それが、一時的にせよマルスの名を~
名乗った者の務めだと思うから…▼~
:[ルキナ]|マルスの名…ですか。▼~
そういえば、本物のマルス…~
英雄王はどんな人だったんですか?▼~
:[チキ]|知りたいの…?▼~
:[ルキナ]|はい。マルスの名を~
名乗った理由として、▼~
英雄王マルスを~
目標にしているのは事実です。▼~
お話を聞かせていただけたら、~
嬉しいのですが…▼~
:[チキ]|わかったわ。私にできることであれば、~
協力は惜しまないわ。▼~
…そうね。今度時間を作りましょう。~
その時に教えてあげるわね。▼~
:[ルキナ]|本当ですか!ありがとうございます!~
ではよろしくお願いします、チキさん!▼
***支援B [#k097e20b]
:[ルキナ]|ごきげんよう、チキさん。▼~
:[チキ]|ええ、ごきげんよう、ルキナ。▼~
:[ルキナ]|今日、英雄王についてお話を~
聞かせていただけるんですよね?▼~
:[チキ]|ええ、もちろんよ。ルキナは勉強熱心ね。▼~
:[ルキナ]|いえ、そんな…▼~
前も申し上げましたように、~
私も一度はマルスの名を名乗った身…▼~
真のマルスとはどのような人物だったのか、~
その事実を知りたいと思っただけです。▼~
:[チキ]|そうね…彼は誰よりも仲間のことを~
第一に考える人だったわ…▼~
誰に対してもとても優しくて…~
穏やかで、そして笑顔が素敵で…▼~
:[ルキナ]|えっ…!?▼~
:[チキ]|あら、何か気になった?▼~
:[ルキナ]|は…はい、英雄王マルスというには~
その人柄が意外だったというか…▼~
:[チキ]|ルキナは~
どんな人柄だと思っていたの?▼~
:[ルキナ]|はい…伝説のマルス王は解放軍を率いて、~
邪悪な竜を滅ぼし、▼~
世界に平和を~
取り戻したと言われています。▼~
私のイメージでは、~
まさに武人という感じで。▼~
その…すごく…~
厳しい人なのではと考えていました。▼~
:[チキ]|自分に厳しいという~
意味では当たっているわ。▼~
…常に誰も犠牲にならない~
平和への糸口を探し、邁進し続ける…▼~
そんな努力家だった。▼~
:[ルキナ]|平和への糸口…ですか。▼~
彼の足跡を探れば、私たちの現状にも~
何かヒントがつかめるのでしょうか…?▼~
:[チキ]|そうね。彼は常に悩み続けていた。▼~
分かり合えない人達、大事な人との別れ、~
そして友に裏切られたこと…▼~
悩み、もがき、苦しんでいたわ…▼~
だからこそ、英雄としての器を持つことが~
できたのかもしれない。▼~
:[ルキナ]|それほどまでに…▼~
マルス王は到底、~
私などが至れないような道を歩み、▼~
戦い続けていたのですね…▼~
:[チキ]|でも…だからと言って、~
今の時点であなたが諦めることはないわ。▼~
彼自身も、自分を完璧だとは~
考えていなかった…▼~
だからこそ仲間を大切に思い、~
皆と協力しながら戦っていたの。▼~
:[ルキナ]|仲間と協力…?~
英雄王マルスが?▼~
:[チキ]|そう、それが彼を英雄王へと至らしめた~
最も大きな要因でもあるわね。▼~
仲間を信じ、そして仲間に信じられて~
戦ったこと。▼~
:[ルキナ]|…マルス王は仲間たちに慕われていた、~
ということですね?▼~
:[チキ]|そういうことね。~
ルキナ、あなたなら大丈夫。▼~
あなただって~
仲間に慕われているはずだもの。▼~
だからこれからもマルス王の名に~
恥じないよう、がんばってね。▼~
:[ルキナ]|は、はい! ありがとうございます!~
チキさん!▼
***支援A [#u7b00c9b]
:[ルキナ]|えいっ! やぁ!~
…たぁーっ!!!!!▼~
:[チキ]|あら、ルキナ。剣術の稽古?▼~
:[ルキナ]|あ…チキさん。~
はい、素振りを終えた所です。▼~
:[チキ]|あなた…さっきは、女性陣と一緒に~
食卓番をしていたようだけど…▼~
:[ルキナ]|ええ。私が当番ではなかったのですが、~
手が空いたので手伝っていました。▼~
:[チキ]|しかもその前は男性陣に紛れて~
物資の調達を手伝ってなかった?▼~
:[ルキナ]|ええ。女性兵士の中では、~
私は腕力にも自信がありますから。▼~
:[チキ]|その上、その前は買い出しに~
付き合っていたような…?▼~
ずいぶん色々な所に~
顔を出しているのね。▼~
仲間に協力するのは~
良いとは思うけれど、▼~
あまり頑張り過ぎても、無理がたたって~
身体に支障をきたすわよ?▼~
:[ルキナ]|いえ、平気です。~
これくらいはいつもしている事なので。▼~
:[チキ]|…ルキナ、あなたのその行動は、~
英雄王マルスに近付くための努力なの?▼~
仲間の信頼を得て~
リーダーになるために?▼~
:[ルキナ]|えっ…? あ、いえ、違います!~
これはただの私の性分です!▼~
それに料理や買い出しを手伝ったくらいで~
英雄王に近付けるなんて思っていませんし。▼~
:[チキ]|ごく自然に~
仲間のために働いているという事?▼~
…まさか…この子なら、本当に?▼~
:[ルキナ]|…えっ?~
なにか言われましたか?▼~
:[チキ]|い、いえ…でもルキナ…~
あなたの背負ったマルスの名は~
…とても重いわよ?▼~
:[ルキナ]|えっ…?▼~
:[チキ]|英雄王の名を預かった事は、~
確かにきっかけにしか過ぎない。▼~
でもあなたを見ていて、伝説の英雄の姿を~
重ねる人は、少なくないかもしれない…▼~
その期待が高まるたびに、あなたは~
人々の羨望と期待という名の…▼~
重い重圧を抱えることになるわ。▼~
:[ルキナ]|…は、はい。▼~
:[チキ]|あなたに~
その重圧が耐えられるかしら…?▼~
:[ルキナ]|…耐えられるかどうかは~
わかりません。▼~
私が英雄王マルスに遠く及ばないことは~
わかっていますので…▼~
でも…▼~
周囲の人々から私に寄せる期待が~
本当にあるなら…▼~
…私は挫けず、~
それに応えられるよう努力していきます。▼~
:[チキ]|…どうやら覚悟は決まっているようね。~
なら、これ以上の口出しはやめておくわ。▼~
:[ルキナ]|はいっ! 色々とありがとうございます!~
チキさん、私、がんばります!▼~
:[チキ]|…ええ、期待しているわ、ルキナ。▼~
ただし、どうしても一人では~
解決できない問題に直面した時…▼~
そして、辛くて耐えられない時は、~
…私や仲間を頼りなさい。▼~
それもまた、英雄の資質よ?▼~
:[ルキナ]|は、はい、ありがとうございます!~
そう言ってもらえて、私嬉しいです!▼~
:[チキ]|ふふっ…当然よ。私はマルスという~
名を持つ者とは、気が合うんだから。▼
*コメント [#b0455261]
- nになっていたところが誤字だと思ったので修正させていただ...
- シンシアBの「勝って見せる」が「買って見せる」になってま...
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- 正確には「すみませんでした…」 -- &new{2019-08-18 (日) ...
- シンシアの支援会話を押すと何故かデジェルの支援会話に飛...
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