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会話集/支援会話/ベルベット
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*ベルベットの支援会話 [#bd6768fd]
#contents
**マイユニット(男性・僕) [#ff897c4a]
[[マイユニット(男性・僕)のページへ>../マイユニット(男性・...
**マイユニット(男性・俺) [#o5c3d468]
[[マイユニット(男性・俺)のページへ>../マイユニット(男性・...
**マイユニット(女性・私) [#xac8249a]
[[マイユニット(女性・私)のページへ>../マイユニット(女性・...
**マイユニット(女性・あたし) [#gc00696a]
[[マイユニット(女性・あたし)のページへ>../マイユニット(女...
**フレデリク [#af738d19]
[[フレデリクのページへ>../フレデリク]]
**ヴィオール [#o82fe27e]
[[ヴィオールのページへ>../ヴィオール]]
**ヴェイク [#sd634743]
[[ヴェイクのページへ>../ヴェイク]]
**ソール [#o82fe27e]
[[ソールのページへ>../ソール]]
**カラム [#r5394fa9]
[[カラムのページへ>../カラム]]
**ロンクー [#xcb92fea]
[[ロンクーのページへ>../ロンクー]]
**リヒト [#eac27fa3]
[[リヒトのページへ>../リヒト]]
**ガイア [#s28ea4b5]
***支援C [#s53f2a9e]
:[ガイア]|はぁ…今日の収穫は~
蜂蜜ひと瓶だけ…か。▼~
砂糖菓子も残り少ないってのに、~
これじゃ三日ももたないぜ…▼~
:[ベルベット]|ガイア?▼~
:[ガイア]|は? …ベルベットか。~
何か用か?▼~
:[ベルベット]|『何か用か?』じゃないわ。~
あなたこんな崖で何してるの。▼~
普通、人間はこんなところまで~
ひとりで登ってこられないわよ?▼~
:[ガイア]|あ、あぁ…~
ちょっと蜂蜜採り…じゃなくて、依頼でな。▼~
そう! 俺は、依頼のためなら~
どんなことだってできるんだ。うん。▼~
:[ベルベット]|…そう。▼~
:[ガイア]|…反応薄いな。~
そこは普通『すごいわね』とか▼~
『ガイアは運動神経がいいのね』とか~
言うところじゃないのか?▼~
:[ベルベット]|…別に。タグエルならこの程度の運動神経~
中の下にも入らないもの。▼~
:[ガイア]|あぁ…そう。▼~
:[ベルベット]|私はただ…~
こんなところに人影が見えたから▼~
もしかしたらタグエルの仲間かもしれない、~
死んだと思っていた友人かもしれない▼~
そう思ってしまって…▼~
:[ガイア]|ベルベット…▼~
…すまないな。~
お前に余計な期待を抱かせたみたいで…▼~
:[ベルベット]|…いいのよ。ガイアは悪くないわ。~
じゃあ私、もう戻るわね…▼~
:[ガイア]|おい、ベルベット。▼~
:[ベルベット]|…なに?▼~
:[ガイア]|この崖、下るときはどうしたらいいと思う?▼~
:[ベルベット]|………▼~
***支援B [#if766554]
:[ガイア]|ベルベット。~
この前は世話をかけたな。▼~
:[ベルベット]|もういいわ。…まさか人間を背に乗せて~
崖を下る羽目になるなんてね…▼~
できれば二度としたくないわ。▼~
:[ガイア]|そうか? かっこ良かったと思うけどな。▼~
ペガサスナイトならぬ、~
ベルベットナイト、って感じで。▼~
:[ベルベット]|乗り物扱いしないでちょうだい!~
あぁ…仲間が知ったら何て言うか…!▼~
:[ガイア]|そうカリカリするな。糖分足りてるか?~
仕方ないな…えっとこの辺に…▼~
ほら。とっておきの砂糖菓子だ。~
これやるから機嫌直せ。な?▼~
:[ベルベット]|…? これは…初めて見るわ。~
えっと…砂糖…?▼~
:[ガイア]|なんだ。砂糖菓子知らないのか。~
これは人間の食べ物で▼~
主に小腹が減った時や~
イライラした時なんかに食べるもんだ。▼~
:[ベルベット]|へぇ…つまり、非常食ってこと。▼~
:[ガイア]|んー…まぁ、そんな感じだな。~
少なくとも俺にとっちゃそうだ。▼~
:[ベルベット]|…甘い。懐かしい味だわ。▼~
タグエルの非常食にも、~
こういう味の実があったわね…▼~
:[ガイア]|甘い…実?▼~
:[ベルベット]|何? あなたタグエルの非常食に~
興味があるの?▼~
:[ガイア]|あ…あぁ。もちろん。~
すごく興味深いぜ。▼~
それで? その甘い実は…~
砂糖菓子に似た味の実はどこにあるんだ?▼~
:[ベルベット]|木の上になってるわ。▼~
:[ガイア]|!! どこの木だ?~
甘い砂糖菓子っぽい実がなる木はどこだ?▼~
:[ベルベット]|高い崖の上よ。▼~
:[ガイア]|………▼~
:|'''(ガイア退場)'''
:[ベルベット]|あ! ちょっとガイア!~
あなた崖を下れないでしょう!?▼~
もう助けに行かないわよ!?~
崖の上で一生過ごすことになるわよ!?▼~
………▼~
…仕方ないわね…!▼~
***支援A [#t1d33852]
:[ベルベット]|…いい加減にしてちょうだい。▼~
:[ガイア]|…すまない。▼~
ベルベットが話してくれた木の実が~
気になって、つい…▼~
:[ベルベット]|ベルベットナイトは本当にこれっきりよ。▼~
:[ガイア]|あ…自分で言った。▼~
:[ベルベット]|わかった?▼~
:[ガイア]|あぁ…▼~
:[ベルベット]|…よろしい。~
まぁ、甘いもの目当てとはいえ▼~
あなたはタグエルの文化に~
興味を持ってくれたのだものね。▼~
その点は私も…嬉しかったわ。▼~
:[ガイア]|は? 俺が甘いもの目当てだって~
知ってたのか!?▼~
:[ベルベット]|あら、隠しているつもりだったの?▼~
だってガイアはいつも『甘いもの…』~
『甘い焼き菓子が欲しい…』って▼~
ブツブツブツブツ言いながら~
歩き回っているから…▼~
:[ガイア]|あんな小さい独り言、聞こえるのか?!▼~
:[ベルベット]|タグエルは耳がいいのよ。▼~
:[ガイア]|ほぅ…すごいな。▼~
それだけ耳がよけりゃ~
情報収集も楽にできる。▼~
:[ベルベット]|そうでもないわよ。~
色んな音が一気に聞こえるから▼~
そう都合よく重要な情報ばかり~
耳に入ってくるわけじゃないの。▼~
:[ガイア]|そうなのか…。~
なぁ、他にもタグエルのこと教えてくれよ。▼~
:[ベルベット]|…なに? もう甘い木の実の情報は~
教えてあげられないわよ?▼~
:[ガイア]|いや…今は甘いものは関係ない。~
ただ純粋にタグエルのことに興味がある。▼~
もちろん相応の報酬は支払うぜ。▼~
:[ベルベット]|報酬…ねぇ。タグエルは報酬を目当てに~
働くことは無いのだけれど…そうね。▼~
毎日ブツブツ甘いものの名前を呟くのを~
やめてくれるかしら。▼~
正直…うるさいわ。▼~
:[ガイア]|…了解した。▼~
***支援S [#s0505c79]
:[ガイア]|…どうだ?この指輪。~
こんな感じじゃないか?▼~
:[ベルベット]|えぇ、上出来よ。タグエルの装飾の~
特徴をよく捉えているわ。▼~
ガイアは手先が器用なのね。~
装飾具作りには向いているみたい。▼~
:[ガイア]|はは…ベルベットに褒められるとは~
俺も出世したもんだな。▼~
:[ベルベット]|でも…こんなに私のことばかり話して~
ガイアは退屈じゃないの?▼~
:[ガイア]|いや。知らないことばかりで~
全然飽きない。▼~
聞けば聞くほどタグエルの話は面白いな。~
もっと早く聞いていれば良かった。▼~
:[ベルベット]|そう、良かったわ。▼~
:[ガイア]|それに、タグエルの話をしているときの~
ベルベットは優しい顔をしてるからな。▼~
俺を背中に乗せた後の~
しかめっ面とはえらい違いだ。▼~
:[ベルベット]|しかめっ面とは失礼ね…ふふ。▼~
:[ガイア]|…あのさ。もしベルベットが良ければ~
これからも一緒にいてくれないか?▼~
人間の風習だと、指輪を贈るのが~
その約束になる。▼~
この指輪、もしよかったら~
ベルベットにつけて欲しいんだが…▼~
:[ベルベット]|一緒にいる約束…▼~
そうね。私といたら、崖の上の~
蜂蜜や木の実が取り放題だものね。▼~
:[ガイア]|そういう意味じゃない!~
俺は本当に…お前のことが…▼~
……………だから…▼~
:[ベルベット]|!!▼~
…そう。あなたの気持ち…~
ちゃんと聞こえたわ…▼~
指輪、受け取らせてもらうわね。▼~
:[ガイア]|ありがとう…ベルベット…。~
…大好きだ。▼~
:[ベルベット]|ふふ。私もよ…ガイア。▼~
**ティアモ [#h96c224e]
***支援C [#i33f5edb]
:[ティアモ]|あら?~
…ベルベットさん?▼~
:[ベルベット]|…………▼~
:[ティアモ]|あの、ベルベットさん…~
あたしのペガサスに、なにか…?▼~
:[ベルベット]|この馬の主は、あなただったわね。▼~
:[ティアモ]|あ、はい。そうですけど…▼~
:[ベルベット]|この子…いい子ね。~
主人思いだし、とても賢いわ。▼~
:[ティアモ]|あ、ありがとうございます…!▼~
でも、どうして賢いなんて~
わかるんですか…?▼~
:[ベルベット]|少しお話をしていたのよ。▼~
:[ティアモ]|あぁ、なるほど。それで…って、~
ベルベットさん、ペガサスと話せるんですか!?▼~
:[ベルベット]|えぇ。何かおかしい?▼~
:[ティアモ]|お、おかしくはないですけど…▼~
普通の人なら、心が通じ合うまでに~
時間がかかるはずですから…すごいなぁって。▼~
:[ベルベット]|私はタグエルだからね。~
普通の人間とは違うわ。▼~
それより、その馬…~
大事にしてあげなさいね。▼~
(ベルベット退場)~
:[ティアモ]|行っちゃった…~
何だったのかしら…?▼~
あ。そうそう、この子の傷を~
手当てしてあげなくちゃ。▼~
あれ…傷のところに~
なにか緑色のものが付いてる…▼~
これは…薬草?~
もしかしてベルベットさんが…?▼~
ふふ、今度お礼を言わなくちゃね。▼~
***支援B [#s8e6eb13]
:[ティアモ]|ベルベットさん、先日は~
ありがとうございました。▼~
:[ベルベット]|…なんのことかしら?▼~
:[ティアモ]|あたしのペガサスを手当てしてくれたの、~
ベルベットさんですよね?▼~
:[ベルベット]|えっと…私は知らないわよ?▼~
:[ティアモ]|あの薬草、すごい効き目でしたよ。~
いつもの薬より早く傷口が塞がって…▼~
:[ベルベット]|えぇ、あれはタグエル秘伝の調合だから。~
人間の薬よりちょっと効きがいいのよ。▼~
:[ティアモ]|やっぱりベルベットさん~
だったんですね?▼~
:[ベルベット]|あ…▼~
私としたことが、ついつられてしまったわ。~
黙っていようと思っていたのに…。▼~
:[ティアモ]|ふふ、ありがとうございました。▼~
:[ベルベット]|…お礼を言われるような~
ことはしていないわ。▼~
私は、あの馬に…手当てをしたあと~
嫌な質問をしてしまったのだもの…▼~
:[ティアモ]|嫌な質問…ですか?~
あたしのペガサスに?▼~
:[ベルベット]|えぇ。戦場であんな傷を負って…~
逃げ出したいと思うことはないのか、って。▼~
この戦争は、~
あの子には関係のないものだから。▼~
嫌々戦っているなら…~
可哀想だと思ったのよ。▼~
でも、あの子はティアモの役に立ちたいから~
逃げ出す気はないと言っていたわ。▼~
:[ティアモ]|あたしのペガサスが…~
そんなことを言っていたんですか…▼~
:[ベルベット]|あの子はティアモのことを心から慕ってる。~
だから…大事にしてあげてって言ったの。▼~
:[ティアモ]|わかりました…あの子にこれ以上~
傷を負わせないよう気をつけます。▼~
:[ベルベット]|えぇ。そうしてあげて。▼~
私も、あんなにいい子が傷つくのは~
見たくないもの。▼~
:[ティアモ]|ベルベットさん…▼~
***支援A [#h7f30c8a]
:[ティアモ]|ペガサスの背中の乗り心地は~
どうでしたか、ベルベットさん?▼~
:[ベルベット]|…不思議な気分だったわ。~
地面があんなに離れると落ち着かないけど。▼~
でも…決して悪い気分ではなかったわ。▼~
:[ティアモ]|よかった。少しは薬草の~
お礼になりましたか?▼~
:[ベルベット]|まだ気にしていたの?~
まったく、ティアモは義理堅いわね。▼~
:[ティアモ]|気が向いたら声をかけてください。~
いつでも空の散歩にお連れしますよ。▼~
この子もあなたに懐いてますから。▼~
:[ベルベット]|そういうことなら、お言葉に甘えて。~
またよろしくお願いするわね。▼~
:[ティアモ]|ふふ、任せてください。▼~
:[ベルベット]|ティアモとペガサスが通じ合っているのは~
共に空を飛んで、よく伝わってきたわ。▼~
人と馬の間であれほどの絆が結べるのに、~
なぜ人間同士での争いは絶えないのかしら?▼~
:[ティアモ]|それは…どうしてでしょうね。~
あたしにもわかりません。▼~
だけど、この戦いが~
争いのない未来につながっているはず。▼~
あたしは…そう、信じています。▼~
:[ベルベット]|…そうだといいわね。▼~
私もその未来を見るための~
手伝いはするつもりよ。▼~
そうしたら、きっとまた…タグエルと人間も~
仲良く暮らせるようになるかしら。▼~
:[ティアモ]|ベルベットさん…▼~
:[ベルベット]|あら、私…おかしなことを言ったかしら?▼~
:[ティアモ]|いえ、おかしくなんかないです…!▼~
ベルベットさんがそんなことを言ってくれて、~
あたし…なんだか嬉しくて。▼~
でも、今だって既に人間とタグエルは~
仲良く暮らしてますよ。▼~
さっきなんか、ペガサスに~
仲良く二人乗りしちゃいましたし。▼~
:[ベルベット]|ふふ。そうだったわね。▼~
ティアモとこの子が絆で結ばれているように、~
人間とタグエルだって…▼~
ティアモと私だって、~
絆で結ばれることはできるのよね。▼~
:[ティアモ]|は…はい! そうですよ!~
あたしたちはもう友達ですから!▼~
あたし、ベルベットさんのためなら~
なんでもしちゃいますよ!▼~
:[ベルベット]|ふふ…ありがとう、ティアモ。▼~
人間の友達も…いいものね。▼~
**グレゴ [#t0df0b65]
***支援C [#r600db1c]
:[ベルベット]|!? な、なに…?~
急に辺りが暗くなった…?▼~
:[グレゴ]|よーう、ベルベット。~
珍しいことになってんな。▼~
:[ベルベット]|う…うぅ…▼~
:[グレゴ]|ベルベット? お前…震えてんのか?▼~
:[ベルベット]|や、闇が…落ちてくる…▼~
:[グレゴ]|あーわてんなって。~
こいつぁ日食ってやつだ。▼~
しばらく待てば、すぐにまた~
太陽が機嫌直して出てくるぜ。▼~
:[ベルベット]|そ、そうなの?▼~
:[グレゴ]|見たことねぇのか、日食?▼~
:[ベルベット]|私は…長いあいだ人目を避けて~
生きてきたから…知らないことも多いわ。▼~
:[グレゴ]|あー…あんた、そうだったな…▼~
:[ベルベット]|…言っておくけど、同情は無用よ。▼~
:[グレゴ]|ははっ、この状況でそれだけ~
強がれるのは大したもんだ。▼~
:[ベルベット]|この状況…?▼~
…………▼~
!!▼~
ど、どういうつもりなの!~
グレゴ!!▼~
:[グレゴ]|おーいおい、俺の腕で子ウサギみてぇに~
震えてたのはどちら様だ?▼~
:[ベルベット]|う…覚えていることね!▼~
:|'''(ベルベット退場)'''
:[グレゴ]|そーれはねぇだろ。~
まぁ…ちょいと役得だったがよ。▼~
***支援B [#qf9133c1]
:[グレゴ]|おーい、ベルベット。▼~
:[ベルベット]|!!▼~
:|'''(ベルベット退場)'''
:[グレゴ]|あ、おい! ちょーっと待てよ!▼~
:|'''(ベルベット再登場)'''
:[ベルベット]|…なにかしら?~
用があるならさっさと言って。▼~
:[グレゴ]|なーんでそんなに冷たくするのかねぇ。▼~
:[ベルベット]|私の勝手でしょう。▼~
:[グレゴ]|あー…もしかしてあんた、~
恥ずかしがってんのか?▼~
:[ベルベット]|誰が恥ずかしがっているって!?~
あなたの顔を見たくないだけよ!▼~
:[グレゴ]|そうか…俺はそこまで嫌われてんのか。~
わーかったよ。じゃあな。▼~
:|'''(グレゴ退場)'''
:[ベルベット]|う…ま、待って!▼~
:|'''(グレゴ再登場)'''
:[グレゴ]|なーんだよ。▼~
:[ベルベット]|その…この前は…助かったわ。~
感謝…している…のよ。▼~
:[グレゴ]|へぇ…ちゃーんと礼が言えるんだな。~
いい子だ。頭をなでてやろうか?▼~
:[ベルベット]|あなた…~
私を馬鹿にしていない?▼~
:[グレゴ]|馴れ合いってのも~
新鮮な経験だろう?▼~
:[ベルベット]|どういう意味…?▼~
:[グレゴ]|いやぁ、このあいだから~
あんたがかわいく見えててな。▼~
あれこれ教えてやりたくて~
しょうがねぇんだよ。▼~
世間知らずの娘を見守る~
父親の心境ってやつだ。▼~
ちょっと、お父様って~
呼んでみてくれねぇか?▼~
:[ベルベット]|…どうやら、あなたとは~
一度決着をつけた方がよさそうね。▼~
***支援A [#p6da725f]
:[ベルベット]|ちょっと、あなた…さっきの戦いはなに?~
なぜ私をかばったの?▼~
:[グレゴ]|言ったろ、放っとけないって。~
俺は早くに親を亡くしてっから▼~
親ってのがどんなもんなのか~
あんまりよくわかってねぇんだが▼~
あんたを見てるとなぜか~
保護者気分になっちまうんだよ。▼~
:[ベルベット]|そんな感傷で私をかばって~
深傷を負ったというの?▼~
馬鹿な男ね…▼~
:[グレゴ]|なんだぁ?~
心配になってきちゃったか?▼~
:[ベルベット]|誰が…! あなたなど、~
どうなろうが知ったことではないわ。▼~
:[グレゴ]|あ…いてててっ!~
き、傷が開いた…!▼~
:[ベルベット]|えっ!? どこ!~
見せて!!▼~
…? 特に開いている傷は~
見当たらないけど…▼~
:[グレゴ]|ははっ、冗談だ。▼~
:[ベルベット]|! …ふざけるのも~
いい加減にして!▼~
:[グレゴ]|そーうそう、その調子だ。~
もっと怒りをぶつけてこい。▼~
:[ベルベット]|え…?▼~
:[グレゴ]|あんたはもっと自分を~
さらけ出さなきゃいけねぇ。▼~
胸の奥に刃を飲んだままじゃ~
ちゃんと相手と向き合えねぇだろ。▼~
:[ベルベット]|…あなたがなにを言ってるのか~
私にはわからないわ。▼~
:[グレゴ]|わからねぇなら、今はそれでもいい。~
そのうちきっと、わかるときがくる。▼~
それまでは…見守らせてもらうぜ。▼~
:[ベルベット]|…………▼~
***支援S [#m91a6708]
:[グレゴ]|ベルベット~。~
おーい、どこだぁ。▼~
:[ベルベット]|…ふぅ。▼~
:[グレゴ]|おーう、こんなところにいやがった。▼~
:[ベルベット]|!?▼~
:[グレゴ]|なーんで俺のことを避けるかねぇ。~
そんなに俺のことが嫌いかい?▼~
:[ベルベット]|あなたは…私が近くにいると無茶をするわ。~
あなたが傷つくのは…気分が悪いのよ。▼~
:[グレゴ]|いいんだよ、そんなもんは。~
俺が勝手にやってることだ。▼~
:[ベルベット]|私には、そんなことを~
してもらう理由がないわ。▼~
:[グレゴ]|理由…理由なぁ。~
俺の気持ちの問題なんだが…▼~
まっとうな理由があれば~
俺の好きにさせてくれんのかい?▼~
:[ベルベット]|私はそれに納得すれば、ね。▼~
:[グレゴ]|じゃあ、俺と結婚しろ。~
俺のもんになれ。▼~
:[ベルベット]|なっ…! そのような冗談は~
あなたの口からは聞きたくないわ!!▼~
:[グレゴ]|冗談じゃねぇんだな、これが。~
ほれ、これを見ろ。▼~
:[ベルベット]|…指輪…▼~
:[グレゴ]|わかるだろ、指輪の意味は。~
冗談じゃないってことも。▼~
:[ベルベット]|うぅぅぅぅ…~
はあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!▼~
:[グレゴ]|な、なんだぁ?~
そんなに悲しむようなことか?▼~
:[ベルベット]|…吐き出したのよ。~
胸の奥に飲み込んでいたものを。▼~
そうしないと…~
向かい合えないでしょう?▼~
:[グレゴ]|なーるほど、そういうことね。~
で、どうだい? 吐き出してみて。▼~
:[ベルベット]|…奥底から、~
喜びが沸き上がってきているわ。▼~
これまでも感じていながら…~
飲み込み続けてきたものよ。▼~
:[グレゴ]|…そうか。見守ってきた甲斐が~
あったみてぇだな。▼~
:[ベルベット]|これからも…~
見守ってくれるんでしょう?▼~
:[グレゴ]|そうだな。~
これからは親子じゃなく夫婦として、な。▼~
**リベラ [#u84ea501]
***支援C [#m91a6708]
:[リベラ]|あの…~
少しよろしいでしょうか?▼~
:[ベルベット]|…少しならね。▼~
あなた、イーリス教徒ね。~
何の用?▼~
:[リベラ]|一言、お礼を~
申し上げたかったのです。▼~
:[ベルベット]|お礼?▼~
:[リベラ]|はい、あなたはエメリナ様を~
暗殺から救ってくださったそうですね。▼~
イーリス教徒の一人として~
ぜひお礼を…▼~
:[ベルベット]|…礼を言われるようなことは~
何もないわよ。▼~
結局、エメリナはその後で…~
あんな目にあったんだから…▼~
:[リベラ]|…………▼~
あなたも…~
あの場にいたのですね…▼~
:[ベルベット]|…………▼~
:[リベラ]|あなたもまた、エメリナ様のことで~
深く傷ついていたのですね…▼~
私も…同じです。あの時のことは~
悔やまれてなりません…▼~
:[ベルベット]|…ふん。似た者同士だから~
傷を舐め合えるということ?▼~
:[リベラ]|いえ、そのようなことは…▼~
:[ベルベット]|あなたは人間で私はタグエルよ。▼~
私と行動を共にしていると~
奇異な目で見られることになるわよ。▼~
:[リベラ]|私を心配してくれているのですか?▼~
:[ベルベット]|…ふざけたことを言っていると~
ひどい目にあうわよ。▼~
:[リベラ]|失礼いたしました…▼~
***支援B [#uc8ae762]
:[リベラ]|ベルベットさん。▼~
:[ベルベット]|また、あなたなの。~
何の用?▼~
:[リベラ]|すみません、どうしても気になって…~
教えていただきたいことがあるのです。▼~
あなたはなぜエメリナ様を~
救ってくださったのですか?▼~
:[ベルベット]|タグエルの私が~
人間を救うのはおかしいってわけ?▼~
:[リベラ]|いえ、そういうわけではありませんが…▼~
どこかで聖王様と~
お知り合いだったのですか?▼~
:[ベルベット]|…いいえ。暗殺の夜、私は~
聖王エメリナの顔も名前も知らなかった。▼~
ただ…彼女の遠い祖先である~
初代聖王のことはよく知っていたの。▼~
:[リベラ]|千年前の…~
初代聖王様…ですか?▼~
:[ベルベット]|ええ。私たちの里では、~
皆が赤子のころから聞かされるお話。▼~
その時代…タグエルは~
人間たちの下僕だった。▼~
労働用に、愛玩用に…~
獣以下の扱いを受けていたそうよ。▼~
少しでも逆らえば~
たちまち見せしめに殺された。▼~
:[リベラ]|そんなことが…▼~
:[ベルベット]|人間たちの歴史には~
もう残っていないでしょうね。▼~
でも、そんな私たちを救ってくれたのが――~
初代聖王だった。▼~
彼は人間たちの反感を恐れず、~
タグエルを人として守ろうとした。▼~
彼は訴えたの。~
『同じ』だって。▼~
人間もタグエルも…何も違わない。~
私たちは同じなんだって。▼~
:[リベラ]|…………▼~
:[ベルベット]|綺麗事ね…でもその綺麗事で~
私たちの心は救われたの。▼~
タグエルはその恩義を忘れず、~
口伝として末裔に伝え続けた。▼~
聖王に助けを求められたら、~
命を懸けてもその恩を返すようにって…▼~
:[リベラ]|そうだったのですか…▼~
:[ベルベット]|ええ。だから私は…~
人間には悪い感情を持っていなかったわ。▼~
私たちの里が~
人間に滅ぼされるまでは、ね…▼~
:[リベラ]|ベルベットさん…▼~
:[ベルベット]|長々とつまらない話をしたわ、~
時間を無駄にさせたわね。▼~
:[リベラ]|いいえ、そんな…~
無駄ではありませんよ。▼~
お話のおかげで、私は~
ベルベットさんを理解できました。▼~
もっと、ベルベットさんと親しくなりたい…~
そう思いました。▼~
ありがとうございます、~
ベルベットさん。▼~
:[ベルベット]|ふん…▼~
***支援A [#me26380a]
:[リベラ]|ベルベットさん…~
先ほどクロム様から伺いました。▼~
軍の兵士と喧嘩をなさったとか…~
どうしてそのようなことを?▼~
:[ベルベット]|…どうでもいいわ。~
あなたには関係ないでしょう。▼~
:[リベラ]|関係ないことはありませんよ。▼~
もし今度ベルベットさんが~
喧嘩するきっかけを作る輩がいたら▼~
自分の手で怒りを表現しようと~
思っているだけです。▼~
:[ベルベット]|! あなた…知っているの?▼~
:[リベラ]|はい。先日の喧嘩の訳を、~
とある方から伺いました。▼~
ベルベットさんは私のことを~
馬鹿にした方と喧嘩なさったとか…▼~
:[ベルベット]|…ふん。あのときはたまたま、~
虫の居所が悪かっただけよ。▼~
:[リベラ]|…あなたは、いつもそうですね。~
そうやって自分の優しさを隠してしまう。▼~
その優しさをもう少し~
表に出していただけたら…▼~
:[ベルベット]|大きなお世話よ。▼~
あなたが私の話を聞いてくれたこと、~
共に悲しんでくれたことが…▼~
私には…それが少し、うれしかった。~
ただ、それだけよ。▼~
:[リベラ]|ベルベットさん…▼~
あなたは私の目に、~
とても眩しく映ります。▼~
どんなときも気高さを失わず、~
どんな苦難にも屈することがない。▼~
あなたのような光と出会えたことを~
神と聖王様に感謝致します…▼~
:[ベルベット]|なんともたいそうな言われようね。▼~
:[リベラ]|おや、照れていらっしゃるのですか?▼~
:[ベルベット]|…ふ、ふん、誰が。▼~
***支援S [#v8284679]
:[リベラ]|ベルベットさん。~
大切なお話があります。▼~
:[ベルベット]|なによ、改まって。▼~
:[リベラ]|なにも言わず、~
この指輪を受け取ってください。▼~
:[ベルベット]|…………▼~
:[リベラ]|…………▼~
:[ベルベット]|…………▼~
:[リベラ]|あの…ベルベットさん?~
なぜ受け取ったまま黙っているのです?▼~
:[ベルベット]|なにも言うなと言ったでしょう。▼~
:[リベラ]|どうしてそんなところだけ~
素直に言うことを聞くんですか…▼~
:[ベルベット]|なにか言った?▼~
:[リベラ]|いえ。前言は撤回しますので、~
率直な感想を聞かせてください。▼~
:[ベルベット]|感想? そうね…~
野山を跳ね回りたい気分ね。▼~
:[リベラ]|…それは、うれしいと~
捉えてよろしいのでしょうか?▼~
:[ベルベット]|いいえ、違うわね。▼~
うれしいより、もっと大きなもの。~
しあわせ、というやつかもしれないわね。▼~
:[リベラ]|しあわせ…ですか。~
よかった…▼~
:[ベルベット]|けど、なぜ指輪なんて~
渡す気になったわけ?▼~
:[リベラ]|美しい光を…独り占めしたくなって~
しまったのですよ。▼~
私も欲深くなってしまいました。~
罪深いことですね。▼~
:[ベルベット]|ふん…良いわ。それだけ私を~
強く思ってくれているのでしょう?▼~
私も、あなたの神と聖王に~
感謝すべきかもしれないわね…▼~
:[リベラ]|これからも、よろしくお願いします。▼~
:[ベルベット]|…ふん、こちらこそ。▼~
**オリヴィエ [#x7e32053]
***支援C [#yaf37a12]
:[オリヴィエ]|あの…~
ベルベットさん。▼~
:[ベルベット]|私に何か用?▼~
:[オリヴィエ]|はうっ! その…~
いえ…すいませんでした…▼~
:[ベルベット]|待ちなさい。▼~
用があったから声をかけたのでしょう?▼~
何も言わずに帰るのは~
おかしいわ。▼~
:[オリヴィエ]|は…はい…▼~
:[ベルベット]|どうしたの?~
私に何か不満でもあるの?▼~
:[オリヴィエ]|い、いえ…そういうわけでは…▼~
:[ベルベット]|じゃあ言えるでしょう。~
さ、どうぞ。▼~
:[オリヴィエ]|あ、あの、その、あの…▼~
ベルベットさんは~
私の事、どう思われますか?▼~
:[ベルベット]|どうって、どういう意味?▼~
:[オリヴィエ]|いえ、私…あんまり、みなさんの~
お役に立ててないんじゃないかと思って…▼~
:[ベルベット]|そんなことはないわよ。▼~
:[オリヴィエ]|え、で、でも…▼~
:[ベルベット]|私の言葉が信用できない?▼~
:[オリヴィエ]|いえ、その…▼~
:[ベルベット]|ここにいられるのは必要とされているからよ。~
なのに疑問を持つのは不思議な話だわ。▼~
:[オリヴィエ]|は…はい…▼~
:[ベルベット]|聞き方によっては甘えにもとれるわ。~
失敗した時の言い訳を先にしているようにも。▼~
:[オリヴィエ]|わ、私…そんなつもりじゃ…~
ごめんなさい…▼~
(オリヴィエ退場)~
:[ベルベット]|あ、ちょっと…~
少し言い過ぎたかしら。▼~
***支援B [#mcd64a29]
:[ベルベット]|オリヴィエ! この間はありがとう。~
あなたの踊りに助けられたわ。▼~
:[オリヴィエ]|は、はい。~
お役に立ててうれしいです。▼~
:[ベルベット]|これからも、よろしくたのむわね。▼~
:[オリヴィエ]|いえ、そんな…私なんて…~
はうっ、す、すいません!▼~
:[ベルベット]|??~
どうしてあやまるの?▼~
:[オリヴィエ]|その…また言い訳みたいなこと~
言っちゃって…▼~
:[ベルベット]|言い訳って、この間の私の言葉?~
…まだ気にしていたの?▼~
あれは言い過ぎたわ。~
だから忘れてちょうだい。▼~
:[オリヴィエ]|いえ…本当のことだと思います。▼~
その…ベルベットさん。~
どうやったら強い心って持てるんでしょう?▼~
私もベルベットさんみたいに~
強い心をもって戦えたら…▼~
:[ベルベット]|…ひょっとして、この間は~
そのことを聞きに来たの?▼~
:[オリヴィエ]|はい…▼~
:[ベルベット]|難しい質問ね。私自身が~
強い心を持っているかは分からないもの。▼~
それに、人間とは、種族的に~
心の持ち方が違うのかもしれないし。▼~
:[オリヴィエ]|それでも、かまいません…▼~
:[ベルベット]|わかったわ。少し時間をちょうだい。~
考えておくわ…▼~
***支援A [#wb97105c]
:[ベルベット]|オリヴィエ、この前言っていた~
『強い心』の事だけど、覚えてる?▼~
:[オリヴィエ]|はい…~
私が、お願いした事ですから…▼~
:[ベルベット]|あれから色々考えてみたわ。▼~
タグエルの…いえ、私だけの~
答えかもしれないけど、かまわない?▼~
:[オリヴィエ]|…もちろんです。▼~
:[ベルベット]|あの後、私はタグエルと人間の~
違いについて考えてみたの。▼~
そこで決定的だと思ったのは~
人間はとてつもなく不合理だということよ。▼~
:[オリヴィエ]|不合理、ですか……▼~
:[ベルベット]|ええ。できないことをやろうと言い出す。~
できていることを、できてないと思いこむ。▼~
でも、それは悪いことばかりではないの。▼~
クロムのように、到底不可能と思う事を~
やってのける人間だっている。▼~
ただ、その逆もあるわ。▼~
:[オリヴィエ]|それが、私、ですか…?▼~
:[ベルベット]|そう思う?▼~
:[オリヴィエ]|はい……▼~
:[ベルベット]|やっぱり不合理ね。▼~
:[オリヴィエ]|え…?▼~
:[ベルベット]|じゃあ、聞くけれど、あなたは何ができて~
何ができていないの?▼~
私にちゃんと説明できる?▼~
:[オリヴィエ]|そ…それは……▼~
:[ベルベット]|私が言っているのはそこよ。▼~
自分がどうなのか、説明もできないのに~
勝手に想像で自分の殻を作って閉じこもる。▼~
これを不合理と言わずして、なんと言うの。▼~
:[オリヴィエ]|は、はい…▼~
:[ベルベット]|だから、まずは自分が何者なのか。~
そして自分が何をできるのか。▼~
まずはそこから考えることね。▼~
:[オリヴィエ]|私は…何者なのか…~
私は…何ができるのか…▼~
:[ベルベット]|自分が分かれば、~
自分の限界も分かる。▼~
そうすれば、限界までは頑張れる~
強い心が身につくはずよ。▼~
少なくとも、タグエル的には、ね。~
道は長そうだけど、がんばって。▼~
:[オリヴィエ]|は、はい…ありがとうございます。▼~
あの…ベルベットさん、これからも…~
色々相談に乗ってもらえないでしょうか?▼~
:[ベルベット]|いいわよ、乗りかかった船だわ。~
いつでも喜んで。▼~
:[オリヴィエ]|ありがとうございます!~
それだけでも…強い心が持てそうです。▼~
:[ベルベット]|えっ! それだけで!?▼~
…やれやれ、やっぱり人間って~
不合理な生き物に思えるわ。私には。▼~
**ヘンリー [#k8f04701]
***支援C [#w90e7bb9]
:[ベルベット]|んっ…なに…重い…?▼~
…こら。起きなさい!▼~
:[ヘンリー]|…ん…おはよう~。▼~
:[ベルベット]|おはようじゃないわよ。~
私から離れなさい、ペレジアの邪術師。▼~
:[ヘンリー]|それ、僕のこと~?~
僕はヘンリーって名前なんだよ~。▼~
:[ベルベット]|あなたの名前など覚える気はないわ。~
忌々しいギムレー教徒。▼~
:[ヘンリー]|その言い方、やだなぁ。~
宗教なんて気にしないでよ~。▼~
僕はただベルベットと~
仲良くしたいだけなのにな~。▼~
:[ベルベット]|冗談も休み休み言いなさい。~
ギムレー教徒と仲良くするつもりなどないわ。▼~
聖王…エメリナを殺した~
あなたたちなんか…▼~
:[ヘンリー]|え~、僕は殺してないよ~。~
むしろ助けようとしたのに~。▼~
ほらほら、『聖王様が殺されちゃうよ~』って~
ベルベットに教えてあげたのも僕だよね?▼~
:[ベルベット]|…認めたくないけど、そうだったわね。▼~
あなたは誰彼かまわず~
そう騒いでた…▼~
:[ヘンリー]|教団で偶然その話を聞いちゃって、~
なんとかしなきゃって思ったんだ~。▼~
:[ベルベット]|けど、ペレジア教徒のあなたが~
どうして聖王を助けようと?▼~
:[ヘンリー]|だって、ただでさえ~
イーリスは弱い国なのに、▼~
聖王様が暗殺されちゃったら~
あっという間に負けちゃうよね~?▼~
だから教えてあげたんだ。~
ほら、僕、戦争大好きだから。▼~
:[ベルベット]|…呆れたわ。~
そんな理由なの…?▼~
人間は理解しがたいけど、~
あなたは中でも極めつけよ。▼~
:[ヘンリー]|あ、でも結局は教えても~
無駄だったんだよね~あはは~。▼~
:[ベルベット]|…そのわけのわからない性格も、ね。▼~
***支援B [#ub1edc60]
:[ヘンリー]|ベルベット~。▼~
:[ベルベット]|私に近づかないで、ペレジアの魔道士。▼~
:[ヘンリー]|またそんな言い方して。~
僕の名前はヘンリーだって~。▼~
ベルベットは半分獣だから、~
名前は覚えないの~?▼~
:[ベルベット]|半分獣…? あなた、~
私と殺し合いをしたいわけ?▼~
:[ヘンリー]|え~、~
ベルベットと殺し合いは嫌だなぁ。▼~
僕的には褒め言葉のつもり~
だったんだけど~。▼~
:[ベルベット]|褒め言葉ですって!?▼~
:[ヘンリー]|半分は獣って、うらやましいよ。~
できれば僕もそうなりたいな~。▼~
:[ベルベット]|…なぜそんなことを思うの。▼~
:[ヘンリー]|僕、小さい頃は~
両親に放ったらかしにされてたから、▼~
近くの森にいた、仲良しの獣に~
育てられたようなものなんだよね~。▼~
だから獣の匂いが好きなんだ~。~
懐かしい感じがするから。▼~
:[ベルベット]|…そう。あなたがどこか獣じみた~
空気をまとっているのはそのためなのね。▼~
認めたくはないけど…~
私もあなたの匂いは嫌いではないわ。▼~
:[ヘンリー]|あはは、そう言ってもらえるとうれしいなぁ。▼~
:[ベルベット]|勘違いしないで。あなたたちペレジアの~
呪術師を許したつもりはないわ。▼~
:[ヘンリー]|…じゃあペレジアの呪術師をみーんな~
殺したら、僕と仲良くなってくれる?▼~
:[ベルベット]|…本気で言っているの?~
あなた、祖国への忠誠はないわけ?▼~
:[ヘンリー]|特にないよ~。ベルベットのためなら~
僕、裏切ってもいいし~。▼~
:[ベルベット]|無邪気というかなんというか…~
子ども同然ね、あなたは。▼~
タグエルのこともペレジアの非道さも~
理解できていない…▼~
なら目くじらを立てる~
私が大人げないということ…ね。▼~
:[ヘンリー]|僕、ベルベットのこと、もっと~
知りたいなぁ。ついていってもいい?▼~
:[ベルベット]|…ふん。ついてこれるものならね。▼~
***支援A [#s3dcfba9]
:[ベルベット]|あのね…物には限度があるわ。~
どこまでついてくる気?▼~
:[ヘンリー]|どこまでもついていきたいけど…~
ベルベット、嫌なの~?▼~
:[ベルベット]|当然よ。私はもともと~
人間が嫌いなの。▼~
:[ヘンリー]|そっか…ベルベット、~
人間を憎んでるんだ。▼~
じゃあさ、僕がクロムを~
呪い殺すっていうのはどう~?▼~
:[ベルベット]|なっ…なにを言っているの?▼~
:[ヘンリー]|そしたらみんなは大混乱~。~
戦火はもっと広がっていくよ~。▼~
人間がもっともっと苦しめば~
ベルベットは、うれしいでしょ?▼~
:[ベルベット]|…いいえ、そんなことは望んでいないわ。~
クロムが死ねばエメリナが悲しむ。▼~
憎むばかりではなにも進まない…~
そういうことよ。▼~
:[ヘンリー]|ねぇ、ベルベット。~
僕、どうすればそばにいてもいい?▼~
僕を育ててくれた獣は死んじゃった。▼~
ベルベットはその獣に似てるから~
離れたくないんだ。▼~
ねぇ…僕を置いて行かないでよ。▼~
そのためなら僕、~
なんだってするからさ。▼~
:[ベルベット]|…あなたは本当に何でもするでしょうね。~
命をなんとも思わないあなたなら。▼~
どうやらあなたはまだ~
学ばねばならないものがあるようね。▼~
私にしか教えられないのであれば…~
仕方がないわね。放ってはおけない。▼~
…いいわ。あなたの好きにしなさい。▼~
:[ヘンリー]|それ、ついていってもいいってこと?~
やった~!▼~
***支援S [#beecf085]
:[ベルベット]|いい? ヘンリー。ここにいる皆は~
あなたの仲間。大事にしないといけないのよ。▼~
:[ヘンリー]|大事にって…~
どうすればいいの~?▼~
:[ベルベット]|あなたを育ててくれた獣と~
同じと思って接しなさい、ということよ。▼~
:[ヘンリー]|でも、ベルベットにとっては~
憎むべき種族なんでしょ?▼~
:[ベルベット]|人間の中にもいい奴はいるわ。~
ここにいる者たちは憎んでいない。▼~
:[ヘンリー]|ベルベットがそう言うなら…~
大事に思うようにするよ。▼~
:[ベルベット]|ええ。そうすればいつかはあなたにも~
人間らしい感情が芽生えるはずよ。▼~
…ふん。自分の口から~
こんな言葉が出る日が来るなんてね。▼~
:[ヘンリー]|ねぇベルベット。~
これ、受け取ってくれる?▼~
:[ベルベット]|ん? なによ、それは?▼~
:[ヘンリー]|結婚指輪だよ。いつもいっしょっていう~
誓いの印なんだ。▼~
もう、離れたくないから…~
約束が欲しいんだ、僕…▼~
だから、僕の家族になって欲しい。▼~
:[ベルベット]|家族、か…▼~
なぜあなたが嫌いになれないのか…~
わかった気がするわ。▼~
:[ヘンリー]|?▼~
:[ベルベット]|あなたは似てるの。~
人間に殺された、私の弟に…▼~
いいわ、受け取らせてもらう。~
あなたのそばにいてあげる、ヘンリー。▼~
これからは、私たちは家族よ。▼~
:[ヘンリー]|やったぁ!~
約束だよ、ベルベット!▼~
**ドニ [#kc6b2c7e]
***支援C [#r027e463]
:[ベルベット]|つっ!!▼~
…なに?~
これは…狩猟用の罠…?▼~
:|'''(ドニ登場)'''
:[ドニ]|あ、それは…。▼~
:[ベルベット]|…この罠をここへ仕掛けたのは~
あなたなの、ドニ?▼~
:[ドニ]|そうだべ。すまねえだ。~
まさか人間がかかるなんて…。▼~
これまで人間が罠にかかったことは~
一度もなかったべが…。▼~
:[ベルベット]|私は人間じゃない。タグエルよ。~
間違えないで。▼~
:[ドニ]|す、すまないべ!▼~
:[ベルベット]|…でも、この私が~
人間の作った罠にかかるなんて…。▼~
腹が立つけど、~
よくできた罠のようね。▼~
:[ドニ]|おら、貧しい山育ちだ。~
獣を獲らねえと生きていけねえ…。▼~
:[ベルベット]|つまり、あなたの生きるための知恵に~
私は敗れたというわけね。▼~
:[ドニ]|いや、その…すまないべ。~
悪気はなかったんだべ。▼~
もう罠を仕掛けるのはやめるべ。~
だから許してほしいだ…。▼~
:[ベルベット]|やめる必要はないわ。▼~
私が二度と人間の仕掛けた罠に~
引っかからなければいいだけの話よ。▼~
:[ドニ]|そ、そうだべか…。~
じゃあ、また仕掛けてもいいべか?▼~
:[ベルベット]|望むところよ。▼~
***支援B [#q0181de3]
:[ベルベット]|…………。▼~
:|'''(ドニ登場)'''
:[ドニ]|ん? ベルベットさん、~
なにをしてるべ?▼~
その辺りにゃおらが仕掛けた罠が~
埋まってる。危ねえべ。▼~
:[ベルベット]|…………。▼~
:[ドニ]|あ…も、もしかして、~
罠にかかっただべか?▼~
:[ベルベット]|…見ての通りよ。▼~
:[ドニ]|す、すまねえだ!~
すぐに外すべ!▼~
………。▼~
よし、外れたべ…~
あ! 怪我を…▼~
:[ベルベット]|こんなものは舐めておけば治るわ。~
それよりも…この罠よ。▼~
前に罠にかかってからは~
細心の注意を払ってきたつもりよ。▼~
それなのに、この結果よ。~
ほかの者はかかっていないというのに。▼~
それがどうしても納得いかないわ。▼~
:[ドニ]|えっと…どんな動物でも、~
行動に独自の特徴があるんだべ。▼~
本能的なものとか、反射的なものとか。~
それを利用して罠に誘い込めば…▼~
:[ベルベット]|…この通りというわけね。▼~
:[ドニ]|んだ。だからこの罠って、~
実はここにあるひとつだけじゃないんだべ。▼~
もっと先のほうから~
いくつも仕掛けてあるだ。▼~
で、最後にここにたどり着くように~
工夫がしてあるんだべ。▼~
:[ベルベット]|…私は知らないうちに本能的なもので~
まんまと罠にはめられたわけね。▼~
:[ドニ]|んだ。結果的にはそう言えるべ。▼~
:[ベルベット]|まさか、こんなところに~
私の天敵になり得る人間がいるとは…。▼~
あなたのおかげで~
私の誇りは傷だらけよ。▼~
:[ドニ]|す、すまないべ。▼~
:[ベルベット]|誇りを取り戻すためにも、~
あなたに挑戦を申し込むわ。▼~
もう一度、罠を仕掛けて。~
今度こそ私はそれを見破ってみせるわ。▼~
:[ドニ]|だ…だども…。▼~
:[ベルベット]|断れば、ただでは済まさないわよ。~
私が罠を見破った場合も。▼~
痛い目にあいたくなかったら~
心してかかってくることね。▼~
:|'''(ベルベット退場)'''
:[ドニ]|そ、そんなぁ…▼~
***支援A [#re3d2fae]
:[ベルベット]|…なぜなの…▼~
:[ドニ]|す、すまないべ!▼~
:[ベルベット]|なぜ、また罠にかかってしまったのかしら…~
しかも落とし穴なんていう古い罠に。▼~
:[ドニ]|そ、それはその、今度の罠は~
ベルベットさん専用に作っただから…。▼~
ずっとベルベットさんを観察して~
罠にもいっぱい工夫したべ…。▼~
:[ベルベット]|…私を観察していたことは~
もちろん知っているわ。▼~
だからこそ私は、普段とは~
違う行動をとり続けたつもりよ。▼~
:[ドニ]|えっと、おらが大事にしてるのは~
そういう上辺のことじゃねえべ。▼~
その人が気づかねえ“無意識”を~
じっくり観察することなんだべさ。▼~
無意識を知れば、その人の本質が見えるだ。~
そうなりゃ罠の作り方も決まるだ。▼~
:[ベルベット]|…私は自分ですら気づかないことを~
ドニに見透かされているというわけね。▼~
:[ドニ]|す、すまねえだ…▼~
:[ベルベット]|どうやら認めるしかないようね…~
人間に敗れたというこの事実を。▼~
:[ドニ]|ベルベットさんが~
おらに負けたわけじゃねえだよ。▼~
たまたま、罠については~
おらの方が上手かっただけで、▼~
おらがベルベットさんにかなわねえことは~
山ほどあるべ。▼~
:[ベルベット]|なぐさめのつもり?▼~
:[ドニ]|違うだ!~
おらはただ真実を…▼~
:[ベルベット]|でも、私が思いあがっていたことは~
間違いないわ。▼~
いい経験になったわ。~
ありがとう。ドニ。▼~
これからは、戦場で~
おたがいの腕を競いましょう。▼~
いいライバルができて~
これから先が楽しみだわ。▼~
:[ドニ]|お、おらをライバルと~
言ってくれるべか。▼~
:[ベルベット]|ええ、これからは負けないわよ。▼~
:[ドニ]|お、おらも負けないべ!▼~
:[ベルベット]|ふふふ…▼~
***支援S [#y955ee66]
:[ベルベット]|…ドニ、これはどういうこと?▼~
:[ドニ]|どうしたべ?▼~
:[ベルベット]|どうして、私はまた~
落とし穴に落ちているのかしら。▼~
:[ドニ]|そりゃ、おらが仕掛けたからだべ。▼~
:[ベルベット]|あの挑戦は終わったはずよ。▼~
しかも自力で登れない深さに~
掘るのは度が過ぎているんじゃない?▼~
:[ドニ]|だから、ちゃんとこうやって~
縄を下ろしてるべ。▼~
:[ベルベット]|…じゃあ聞くけど、縄の先端に~
結んであるこれはなにかしら?▼~
:[ドニ]|指輪だべ。ベルベットさんが~
嫌がらないように木で作ったべ。▼~
:[ベルベット]|そういう問題じゃないわ。~
なぜ指輪が結んであるの!?▼~
:[ドニ]|もちろん、受け取って欲しいからだべ。~
おらと、結婚してほしいべ。▼~
:[ベルベット]|…なぜ?~
そのために、どうしてこんなことを?▼~
:[ドニ]|このくらいはしねえと~
相手にしてもらえねえと思っただ。▼~
おらの本気を~
見てほしかっただ。▼~
:[ベルベット]|…普通、こういうことをしたら~
相手に嫌われると思うわよ。▼~
:[ドニ]|すまないべ。▼~
でも、この形がおらにとっては~
一番思いを伝えやすかったべ。▼~
おらは初めて出会っただ。本質が見えて、~
それでもきれいだって思える人に…。▼~
:[ベルベット]|…私の心は憎しみに囚われているわ。~
仲間を殺した人間達が憎い。▼~
きれいだと思っているのは~
あなたの勘違いよ。▼~
:[ドニ]|それは~
ベルベットさんの本質じゃねえべ!▼~
ベルベットさんをそんな風にした~
人間が悪いんだべさ!▼~
そんな悪い人間は、~
おらが代わりに退治してやるべ!▼~
:[ベルベット]|ドニ…。▼~
:[ドニ]|…ほんとは、こんなことで~
結婚してもらえると思ってねえだ。▼~
ただ、気持ちが伝われば、~
それでよかっただ。
:[ベルベット]|…そう。じゃあ、~
この縄で登らせてもらうわよ。▼~
:[ドニ]|んだ…あっ!▼~
うわーーーーー!▼~
:[ベルベット]|…ちょっと!!~
あなたが落ちてきてどうするの!▼~
:[ドニ]|だって、ベルベットさんが~
急に縄を引っ張っただから…。▼~
:[ベルベット]|ふう…まあいいわ。~
それを拾って。▼~
:[ドニ]|え?▼~
:[ベルベット]|…その指輪よ。~
あなたの手で直接渡してちょうだい。▼~
:[ドニ]|え? え?▼~
:[ベルベット]|何度も言わせないで。~
私の気が変わっても知らないわよ。▼~
:[ドニ]|あ…はい!▼~
…良かった、ぴったりだべ。▼~
:[ベルベット]|そうね。うまくはまってよかったわ。▼~
:[ドニ]|あの、でもなんでだ?▼~
:[ベルベット]|理由が必要?▼~
:[ドニ]|いや…こうしてふたりでいられりゃ、~
それだけでいいだ。▼~
:[ベルベット]|…このままこうしていれば、~
飢えて死ぬことになるわよ。▼~
:[ドニ]|それでも、おらはしあわせだべ。▼~
:[ベルベット]|ふふ…まぁそれもいいかしら。▼~
**マーク女(親子) [#d3d84c3c]
***支援C [#zb368ad3]
:[マーク]|うーん、どうして私は母さんのこと~
覚えてないんでしょう…?▼~
父さんのことはあんなにちゃんと~
覚えてるのに…▼~
父さんが立派な軍師だったってことも~
一緒に勉強したことも覚えてるのに…▼~
なーんで母さんのことは~
きれいさっぱり忘れてしまったのか…▼~
:|'''(ベルベット登場)'''
:[ベルベット]|何をブツブツ言ってるの?▼~
:[マーク]|母さん!▼~
すごいです、ちょうど今母さんのことを~
考えてたんですよー!▼~
これって運命!? 親子の運命!?~
…あ、待って下さい。確か父さんが昔…▼~
これは運命じゃない、絆だー!~
みたいなことを言っていたような記憶が…▼~
ってことで母さん、私たちが~
ここで会ったのは、運命ではなく絆です!▼~
:[ベルベット]|キズナ…そうなのね。▼~
:[マーク]|そうですよ! 絆って素晴らしいです。~
覚えてなくても呼び合うものなんですね。▼~
…って、感心してる場合じゃ~
ありませんでした。▼~
私、なんで母さんのことを覚えてないのか~
ずーっと考えてたんです。▼~
良かったら母さん…私が母さんのこと~
思い出せるよう協力してくれませんか?▼~
:[ベルベット]|えぇ、構わないわ。▼~
:[マーク]|良かった!~
ではまた時間のある時に声をかけますね。▼~
女同士の約束ですよ!~
じゃあ私はこれで!▼~
:|'''(マーク退場)'''
:[ベルベット]|あの子にウサギ耳は生えなかったのね…▼~
***支援B [#x170da49]
:[マーク]|母さんっ、今時間いいですか?▼~
:[ベルベット]|えぇ、ちょうど暇だったのよ。▼~
:[マーク]|やったぁ! じゃあ約束通り、~
『記憶を取り戻そう大作戦』に▼~
協力していただくことにします!▼~
とは言ったものの、どうしたら記憶って~
戻るんでしょうね…▼~
頭を強くぶつけるのは~
もう何度も試しましたし…▼~
ゆらゆら揺れるものを見つめ続けるのも~
私には効果がありませんでした…▼~
ねぇ母さん、どうしたらいいと思いますか?▼~
:[ベルベット]|…私の顔でも見てみる?▼~
:[マーク]|なるほど!それだー!!~
母さん天才です!▼~
未来ではきっと見慣れていたはずですし、~
じっと見てたら、何か思い出しますよね。▼~
んー、なかなか良い策ですよこれは。▼~
さすが天才軍師の父さんを~
コロッと落としただけのことはありますね。▼~
ではでは、失礼して…。~
じーーーーーーーっ…▼~
………………▼~
………………▼~
だめだーーー!!▼~
何にも思い出せませんーーー!!▼~
あぁ…この感じって、なんかこう…。~
同じ文字をずっと見続けてたら▼~
『あれ? これってこんな文字だっけ?』~
みたいになる感じと似ています…▼~
母さんって…こんな顔でしたっけ?▼~
:[ベルベット]|あら? それを今思い出そうと~
してるんじゃなかったかしら。▼~
:[マーク]|ですよね…。すみません、~
せっかく協力していただいたのに…▼~
でも私は諦めませんよ!~
絶対に母さんを思い出してみせます!▼~
というわけで、~
また協力して下さいね、母さん!▼~
***支援A [#f9871b51]
:[マーク]|はぁ…やっぱり今日もダメですね…▼~
毎日毎日嫌というほど、~
こうして母さんの顔を見ているのに▼~
何にも思い出せないなんて~
自分が情けなくなりますよ…▼~
ほんとに…どうして……~
うっ…ううっ…ぐすっ…▼~
:[ベルベット]|どうして泣くの?▼~
:[マーク]|だ…だって…だって……!~
私…母さんのことも父さんと同じように▼~
大好きだったはずなのに…!~
思い出せないのが…辛いんです…!!▼~
母さんが私に作ってくれた思い出も~
たくさんあったはずなのに…▼~
何一つ覚えていられなかった自分が…~
ほんとに…情けないんです…!▼~
情けないんですよーーー!~
びえぇぇぇぇん!!▼~
:[ベルベット]|マーク…▼~
:[マーク]|うっ…! ちょっと泣きすぎた…かな。~
あ…頭が痛い…!▼~
いたたた…!▼~
…………あ!?▼~
:[ベルベット]|どうしたの!?▼~
:[マーク]|……思い出し…ました。母さんのこと。~
ほんとにちょっとだけ…ですけど。▼~
母さんが私に向かって、優しく笑って…~
『マーク』って…名前を呼んでました…▼~
ふふ、いつも見てる母さんの顔より、~
少し年を取った顔でしたよ…▼~
…良かった。ちゃんと思い出せました。▼~
ありがとう、母さん。~
全部母さんのおかげです。▼~
何だかこれで自信がつきました!~
時間はかかるかもしれませんけど、▼~
いつか母さんの記憶、~
全部取り戻してみせますよ。▼~
:[ベルベット]|じゃあ私も協力するわね。▼~
:[マーク]|はい、ありがとうございます!▼~
**シャンブレー(親子) [#o6a3c38c]
***支援C [#i24d1132]
:[ベルベット]|シャンブレー。▼~
:[シャンブレー]|うひゃい! な、なに?▼~
:[ベルベット]|…今、逃げようとした?▼~
:[シャンブレー]|え、に、逃げてなんかないって。~
ちょっと用事を思い出してさ。▼~
:[ベルベット]|用事? 食料の調達か何か?~
それなら私も同行するわ。▼~
:[シャンブレー]|え…、母ちゃんも来るの…?▼~
:[ベルベット]|なにか不都合でもあるの?▼~
:[シャンブレー]|不都合なんてないけど…▼~
:[ベルベット]|煮え切らないわね…~
あなた、本当に私の息子なの?▼~
:[シャンブレー]|あ、当たり前だろ。~
ただ…▼~
:[ベルベット]|ただ、なに?▼~
:[シャンブレー]|未来の母ちゃんは俺がまだ~
小さい頃に死んじゃったからさ…▼~
その…母ちゃんと息子って~
どんな感じなのかわからないんだよ。▼~
:[ベルベット]|なるほどね…▼~
言われてみれば、私もタグエルの~
親子関係はよくわからないわ。▼~
幼少時に、仲間たちを~
人間に奪われてしまったからね。▼~
:[シャンブレー]|そっか、母ちゃんもわかんないんだ。▼~
:[ベルベット]|まぁ、わからないものは仕方がないわ。~
これから私たちふたりで▼~
新たなタグエルの親子関係を~
作りあげていくことにしましょう。▼~
:[シャンブレー]|わ、わかった。~
俺、頑張ってみるよ。▼~
***支援B [#bbff17d1]
:[ベルベット]|ね~むれ~や♪ ね~むれ~♪~
か~わいい、坊~や~の~♪▼~
:[シャンブレー]|あ、あのさ、母ちゃん。▼~
人間の親子を真似してみるのはいいけど~
これはちょっと違うんじゃねぇか?▼~
:[ベルベット]|あら、気が合うわね。~
私もそう思っていたところなのよ。▼~
そもそもタグエルの親子関係を~
模索しようとしているのに、▼~
人間の親子の真似をするのが~
いけないと思うわ。▼~
:[シャンブレー]|自分が言い出したくせに…▼~
:[ベルベット]|…なにか言ったかしら?▼~
:[シャンブレー]|に、睨まないでよ母ちゃん!▼~
自分の失敗をごまかすために~
そんな怖い顔をするのは反則だろ!▼~
:[ベルベット]|私、いまそんなに怖い顔~
してたかしら?▼~
シャンブレーは見た目に似合わず~
小心者ね…▼~
:[シャンブレー]|しょ、しょうがないだろ。▼~
俺が死んじゃったらタグエルが~
絶滅するんだって思ったら▼~
そりゃ小心者にもなるよ。▼~
:[ベルベット]|シャンブレーは、戦うのが怖いんじゃなくて~
タグエルが絶滅するのが怖いの?▼~
:[シャンブレー]|そりゃそうだろ。~
タグエルの血を引いてるってことは▼~
母ちゃんから受け継いた~
俺の大切な誇りなんだから。▼~
:[ベルベット]|シャンブレー……▼~
:[シャンブレー]|でも、この世界で母ちゃんと会って~
しばらくいっしょに暮らしてみて▼~
タグエルには命よりも大切な誇りが~
あるなってこともわかってきた。▼~
それがなんなのかはまだ~
はっきりと言葉にできないけど▼~
それがはっきりしたときに、~
タグエルの親子のあり方ってのも▼~
わかるんじゃねぇかなって~
気がしてるんだ。▼~
だからさ、今はまだタグエルの~
風上にもおけないかもしんねぇけど▼~
もうちょっとだけ待ってくれよ。▼~
:[ベルベット]|…わかったわ。~
気が済むまで考えてみて。~
***支援A [#hb65796d]
:[シャンブレー]|母ちゃん! わかったぜ!▼~
:[ベルベット]|どうしたの、騒々しい。▼~
:[シャンブレー]|聞いてくれよ!~
タグエルの誇りがわかったんだ!▼~
:[ベルベット]|へぇ…~
ぜひ聞かせてほしいわ。▼~
:[シャンブレー]|タグエルはさ、自分を失わないことが~
一番大切な誇りなんだよ!▼~
そのために、欲望に惑わされたり、~
恐怖に屈したりしない鋼の心を持つ!▼~
そうやって生きてるから、~
母ちゃんは強い! そうだろ?▼~
:[ベルベット]|…それがタグエルすべてに~
当てはまる誇りなのかはわからないけど、▼~
少なくとも私が、そうやって~
生きてきたのは確かね。▼~
:[シャンブレー]|純血のタグエルは母ちゃんしか~
いないんだから▼~
母ちゃんの生き様が~
タグエルの生き様。▼~
母ちゃんの誇りが~
タグエルの誇り、だろ?▼~
:[ベルベット]|うふふ、ものは言いようね。▼~
:[シャンブレー]|俺、強くなるよ!▼~
母ちゃんに、タグエルの名に~
恥じないくらい強く!▼~
:[ベルベット]|なるほど…言葉を重ねなくても、~
背中を見て感じ、育つ…▼~
タグエルの親子関係って~
こういうことなのかもしれないわね。▼~
:[シャンブレー]|うん、そう思う。~
タグエルに言葉はいらないんだ。▼~
:[ベルベット]|そう。じゃあ、これからは~
お互い無言で過ごすことにしましょうか。▼~
:[シャンブレー]|え? それは…ちょっと~
寂しくない?▼~
:[ベルベット]|ふふふ、冗談よ。▼~
シャンブレーとは~
話したいことがたくさんあるわ。▼~
:[シャンブレー]|へぇ…母ちゃんも~
冗談とか言うんだな。▼~
母ちゃんは冗談の通じない~
お堅いタグエルって印象だったから、▼~
なんだか意外だけど…▼~
:[ベルベット]|…ひとつ思い出したわ。▼~
タグエルの親子関係には、~
一方的な鉄拳制裁が許されているのよ。▼~
:[シャンブレー]|ちょっ…!~
それ、ただの思いつきだろ!▼~
:[ベルベット]|…………▼~
:[シャンブレー]|む、無言で怖い顔は反則だって!~
語りたいことが山ほどあるんだろ?▼~
言葉! 拳じゃなくて、~
言葉で語り合おう!▼~
:[ベルベット]|うふふ、これも冗談よ。▼~
:[シャンブレー]|また冗談…? もしかして~
母ちゃんって意外とお茶目さん…?▼~
ま、全然シャレに~
なってないんだけどさ…▼~
*コメント [#y653a235]
- 支援会話すべて上げておきました -- &new{2013-12-14 (Sat...
#comment
終了行:
*ベルベットの支援会話 [#bd6768fd]
#contents
**マイユニット(男性・僕) [#ff897c4a]
[[マイユニット(男性・僕)のページへ>../マイユニット(男性・...
**マイユニット(男性・俺) [#o5c3d468]
[[マイユニット(男性・俺)のページへ>../マイユニット(男性・...
**マイユニット(女性・私) [#xac8249a]
[[マイユニット(女性・私)のページへ>../マイユニット(女性・...
**マイユニット(女性・あたし) [#gc00696a]
[[マイユニット(女性・あたし)のページへ>../マイユニット(女...
**フレデリク [#af738d19]
[[フレデリクのページへ>../フレデリク]]
**ヴィオール [#o82fe27e]
[[ヴィオールのページへ>../ヴィオール]]
**ヴェイク [#sd634743]
[[ヴェイクのページへ>../ヴェイク]]
**ソール [#o82fe27e]
[[ソールのページへ>../ソール]]
**カラム [#r5394fa9]
[[カラムのページへ>../カラム]]
**ロンクー [#xcb92fea]
[[ロンクーのページへ>../ロンクー]]
**リヒト [#eac27fa3]
[[リヒトのページへ>../リヒト]]
**ガイア [#s28ea4b5]
***支援C [#s53f2a9e]
:[ガイア]|はぁ…今日の収穫は~
蜂蜜ひと瓶だけ…か。▼~
砂糖菓子も残り少ないってのに、~
これじゃ三日ももたないぜ…▼~
:[ベルベット]|ガイア?▼~
:[ガイア]|は? …ベルベットか。~
何か用か?▼~
:[ベルベット]|『何か用か?』じゃないわ。~
あなたこんな崖で何してるの。▼~
普通、人間はこんなところまで~
ひとりで登ってこられないわよ?▼~
:[ガイア]|あ、あぁ…~
ちょっと蜂蜜採り…じゃなくて、依頼でな。▼~
そう! 俺は、依頼のためなら~
どんなことだってできるんだ。うん。▼~
:[ベルベット]|…そう。▼~
:[ガイア]|…反応薄いな。~
そこは普通『すごいわね』とか▼~
『ガイアは運動神経がいいのね』とか~
言うところじゃないのか?▼~
:[ベルベット]|…別に。タグエルならこの程度の運動神経~
中の下にも入らないもの。▼~
:[ガイア]|あぁ…そう。▼~
:[ベルベット]|私はただ…~
こんなところに人影が見えたから▼~
もしかしたらタグエルの仲間かもしれない、~
死んだと思っていた友人かもしれない▼~
そう思ってしまって…▼~
:[ガイア]|ベルベット…▼~
…すまないな。~
お前に余計な期待を抱かせたみたいで…▼~
:[ベルベット]|…いいのよ。ガイアは悪くないわ。~
じゃあ私、もう戻るわね…▼~
:[ガイア]|おい、ベルベット。▼~
:[ベルベット]|…なに?▼~
:[ガイア]|この崖、下るときはどうしたらいいと思う?▼~
:[ベルベット]|………▼~
***支援B [#if766554]
:[ガイア]|ベルベット。~
この前は世話をかけたな。▼~
:[ベルベット]|もういいわ。…まさか人間を背に乗せて~
崖を下る羽目になるなんてね…▼~
できれば二度としたくないわ。▼~
:[ガイア]|そうか? かっこ良かったと思うけどな。▼~
ペガサスナイトならぬ、~
ベルベットナイト、って感じで。▼~
:[ベルベット]|乗り物扱いしないでちょうだい!~
あぁ…仲間が知ったら何て言うか…!▼~
:[ガイア]|そうカリカリするな。糖分足りてるか?~
仕方ないな…えっとこの辺に…▼~
ほら。とっておきの砂糖菓子だ。~
これやるから機嫌直せ。な?▼~
:[ベルベット]|…? これは…初めて見るわ。~
えっと…砂糖…?▼~
:[ガイア]|なんだ。砂糖菓子知らないのか。~
これは人間の食べ物で▼~
主に小腹が減った時や~
イライラした時なんかに食べるもんだ。▼~
:[ベルベット]|へぇ…つまり、非常食ってこと。▼~
:[ガイア]|んー…まぁ、そんな感じだな。~
少なくとも俺にとっちゃそうだ。▼~
:[ベルベット]|…甘い。懐かしい味だわ。▼~
タグエルの非常食にも、~
こういう味の実があったわね…▼~
:[ガイア]|甘い…実?▼~
:[ベルベット]|何? あなたタグエルの非常食に~
興味があるの?▼~
:[ガイア]|あ…あぁ。もちろん。~
すごく興味深いぜ。▼~
それで? その甘い実は…~
砂糖菓子に似た味の実はどこにあるんだ?▼~
:[ベルベット]|木の上になってるわ。▼~
:[ガイア]|!! どこの木だ?~
甘い砂糖菓子っぽい実がなる木はどこだ?▼~
:[ベルベット]|高い崖の上よ。▼~
:[ガイア]|………▼~
:|'''(ガイア退場)'''
:[ベルベット]|あ! ちょっとガイア!~
あなた崖を下れないでしょう!?▼~
もう助けに行かないわよ!?~
崖の上で一生過ごすことになるわよ!?▼~
………▼~
…仕方ないわね…!▼~
***支援A [#t1d33852]
:[ベルベット]|…いい加減にしてちょうだい。▼~
:[ガイア]|…すまない。▼~
ベルベットが話してくれた木の実が~
気になって、つい…▼~
:[ベルベット]|ベルベットナイトは本当にこれっきりよ。▼~
:[ガイア]|あ…自分で言った。▼~
:[ベルベット]|わかった?▼~
:[ガイア]|あぁ…▼~
:[ベルベット]|…よろしい。~
まぁ、甘いもの目当てとはいえ▼~
あなたはタグエルの文化に~
興味を持ってくれたのだものね。▼~
その点は私も…嬉しかったわ。▼~
:[ガイア]|は? 俺が甘いもの目当てだって~
知ってたのか!?▼~
:[ベルベット]|あら、隠しているつもりだったの?▼~
だってガイアはいつも『甘いもの…』~
『甘い焼き菓子が欲しい…』って▼~
ブツブツブツブツ言いながら~
歩き回っているから…▼~
:[ガイア]|あんな小さい独り言、聞こえるのか?!▼~
:[ベルベット]|タグエルは耳がいいのよ。▼~
:[ガイア]|ほぅ…すごいな。▼~
それだけ耳がよけりゃ~
情報収集も楽にできる。▼~
:[ベルベット]|そうでもないわよ。~
色んな音が一気に聞こえるから▼~
そう都合よく重要な情報ばかり~
耳に入ってくるわけじゃないの。▼~
:[ガイア]|そうなのか…。~
なぁ、他にもタグエルのこと教えてくれよ。▼~
:[ベルベット]|…なに? もう甘い木の実の情報は~
教えてあげられないわよ?▼~
:[ガイア]|いや…今は甘いものは関係ない。~
ただ純粋にタグエルのことに興味がある。▼~
もちろん相応の報酬は支払うぜ。▼~
:[ベルベット]|報酬…ねぇ。タグエルは報酬を目当てに~
働くことは無いのだけれど…そうね。▼~
毎日ブツブツ甘いものの名前を呟くのを~
やめてくれるかしら。▼~
正直…うるさいわ。▼~
:[ガイア]|…了解した。▼~
***支援S [#s0505c79]
:[ガイア]|…どうだ?この指輪。~
こんな感じじゃないか?▼~
:[ベルベット]|えぇ、上出来よ。タグエルの装飾の~
特徴をよく捉えているわ。▼~
ガイアは手先が器用なのね。~
装飾具作りには向いているみたい。▼~
:[ガイア]|はは…ベルベットに褒められるとは~
俺も出世したもんだな。▼~
:[ベルベット]|でも…こんなに私のことばかり話して~
ガイアは退屈じゃないの?▼~
:[ガイア]|いや。知らないことばかりで~
全然飽きない。▼~
聞けば聞くほどタグエルの話は面白いな。~
もっと早く聞いていれば良かった。▼~
:[ベルベット]|そう、良かったわ。▼~
:[ガイア]|それに、タグエルの話をしているときの~
ベルベットは優しい顔をしてるからな。▼~
俺を背中に乗せた後の~
しかめっ面とはえらい違いだ。▼~
:[ベルベット]|しかめっ面とは失礼ね…ふふ。▼~
:[ガイア]|…あのさ。もしベルベットが良ければ~
これからも一緒にいてくれないか?▼~
人間の風習だと、指輪を贈るのが~
その約束になる。▼~
この指輪、もしよかったら~
ベルベットにつけて欲しいんだが…▼~
:[ベルベット]|一緒にいる約束…▼~
そうね。私といたら、崖の上の~
蜂蜜や木の実が取り放題だものね。▼~
:[ガイア]|そういう意味じゃない!~
俺は本当に…お前のことが…▼~
……………だから…▼~
:[ベルベット]|!!▼~
…そう。あなたの気持ち…~
ちゃんと聞こえたわ…▼~
指輪、受け取らせてもらうわね。▼~
:[ガイア]|ありがとう…ベルベット…。~
…大好きだ。▼~
:[ベルベット]|ふふ。私もよ…ガイア。▼~
**ティアモ [#h96c224e]
***支援C [#i33f5edb]
:[ティアモ]|あら?~
…ベルベットさん?▼~
:[ベルベット]|…………▼~
:[ティアモ]|あの、ベルベットさん…~
あたしのペガサスに、なにか…?▼~
:[ベルベット]|この馬の主は、あなただったわね。▼~
:[ティアモ]|あ、はい。そうですけど…▼~
:[ベルベット]|この子…いい子ね。~
主人思いだし、とても賢いわ。▼~
:[ティアモ]|あ、ありがとうございます…!▼~
でも、どうして賢いなんて~
わかるんですか…?▼~
:[ベルベット]|少しお話をしていたのよ。▼~
:[ティアモ]|あぁ、なるほど。それで…って、~
ベルベットさん、ペガサスと話せるんですか!?▼~
:[ベルベット]|えぇ。何かおかしい?▼~
:[ティアモ]|お、おかしくはないですけど…▼~
普通の人なら、心が通じ合うまでに~
時間がかかるはずですから…すごいなぁって。▼~
:[ベルベット]|私はタグエルだからね。~
普通の人間とは違うわ。▼~
それより、その馬…~
大事にしてあげなさいね。▼~
(ベルベット退場)~
:[ティアモ]|行っちゃった…~
何だったのかしら…?▼~
あ。そうそう、この子の傷を~
手当てしてあげなくちゃ。▼~
あれ…傷のところに~
なにか緑色のものが付いてる…▼~
これは…薬草?~
もしかしてベルベットさんが…?▼~
ふふ、今度お礼を言わなくちゃね。▼~
***支援B [#s8e6eb13]
:[ティアモ]|ベルベットさん、先日は~
ありがとうございました。▼~
:[ベルベット]|…なんのことかしら?▼~
:[ティアモ]|あたしのペガサスを手当てしてくれたの、~
ベルベットさんですよね?▼~
:[ベルベット]|えっと…私は知らないわよ?▼~
:[ティアモ]|あの薬草、すごい効き目でしたよ。~
いつもの薬より早く傷口が塞がって…▼~
:[ベルベット]|えぇ、あれはタグエル秘伝の調合だから。~
人間の薬よりちょっと効きがいいのよ。▼~
:[ティアモ]|やっぱりベルベットさん~
だったんですね?▼~
:[ベルベット]|あ…▼~
私としたことが、ついつられてしまったわ。~
黙っていようと思っていたのに…。▼~
:[ティアモ]|ふふ、ありがとうございました。▼~
:[ベルベット]|…お礼を言われるような~
ことはしていないわ。▼~
私は、あの馬に…手当てをしたあと~
嫌な質問をしてしまったのだもの…▼~
:[ティアモ]|嫌な質問…ですか?~
あたしのペガサスに?▼~
:[ベルベット]|えぇ。戦場であんな傷を負って…~
逃げ出したいと思うことはないのか、って。▼~
この戦争は、~
あの子には関係のないものだから。▼~
嫌々戦っているなら…~
可哀想だと思ったのよ。▼~
でも、あの子はティアモの役に立ちたいから~
逃げ出す気はないと言っていたわ。▼~
:[ティアモ]|あたしのペガサスが…~
そんなことを言っていたんですか…▼~
:[ベルベット]|あの子はティアモのことを心から慕ってる。~
だから…大事にしてあげてって言ったの。▼~
:[ティアモ]|わかりました…あの子にこれ以上~
傷を負わせないよう気をつけます。▼~
:[ベルベット]|えぇ。そうしてあげて。▼~
私も、あんなにいい子が傷つくのは~
見たくないもの。▼~
:[ティアモ]|ベルベットさん…▼~
***支援A [#h7f30c8a]
:[ティアモ]|ペガサスの背中の乗り心地は~
どうでしたか、ベルベットさん?▼~
:[ベルベット]|…不思議な気分だったわ。~
地面があんなに離れると落ち着かないけど。▼~
でも…決して悪い気分ではなかったわ。▼~
:[ティアモ]|よかった。少しは薬草の~
お礼になりましたか?▼~
:[ベルベット]|まだ気にしていたの?~
まったく、ティアモは義理堅いわね。▼~
:[ティアモ]|気が向いたら声をかけてください。~
いつでも空の散歩にお連れしますよ。▼~
この子もあなたに懐いてますから。▼~
:[ベルベット]|そういうことなら、お言葉に甘えて。~
またよろしくお願いするわね。▼~
:[ティアモ]|ふふ、任せてください。▼~
:[ベルベット]|ティアモとペガサスが通じ合っているのは~
共に空を飛んで、よく伝わってきたわ。▼~
人と馬の間であれほどの絆が結べるのに、~
なぜ人間同士での争いは絶えないのかしら?▼~
:[ティアモ]|それは…どうしてでしょうね。~
あたしにもわかりません。▼~
だけど、この戦いが~
争いのない未来につながっているはず。▼~
あたしは…そう、信じています。▼~
:[ベルベット]|…そうだといいわね。▼~
私もその未来を見るための~
手伝いはするつもりよ。▼~
そうしたら、きっとまた…タグエルと人間も~
仲良く暮らせるようになるかしら。▼~
:[ティアモ]|ベルベットさん…▼~
:[ベルベット]|あら、私…おかしなことを言ったかしら?▼~
:[ティアモ]|いえ、おかしくなんかないです…!▼~
ベルベットさんがそんなことを言ってくれて、~
あたし…なんだか嬉しくて。▼~
でも、今だって既に人間とタグエルは~
仲良く暮らしてますよ。▼~
さっきなんか、ペガサスに~
仲良く二人乗りしちゃいましたし。▼~
:[ベルベット]|ふふ。そうだったわね。▼~
ティアモとこの子が絆で結ばれているように、~
人間とタグエルだって…▼~
ティアモと私だって、~
絆で結ばれることはできるのよね。▼~
:[ティアモ]|は…はい! そうですよ!~
あたしたちはもう友達ですから!▼~
あたし、ベルベットさんのためなら~
なんでもしちゃいますよ!▼~
:[ベルベット]|ふふ…ありがとう、ティアモ。▼~
人間の友達も…いいものね。▼~
**グレゴ [#t0df0b65]
***支援C [#r600db1c]
:[ベルベット]|!? な、なに…?~
急に辺りが暗くなった…?▼~
:[グレゴ]|よーう、ベルベット。~
珍しいことになってんな。▼~
:[ベルベット]|う…うぅ…▼~
:[グレゴ]|ベルベット? お前…震えてんのか?▼~
:[ベルベット]|や、闇が…落ちてくる…▼~
:[グレゴ]|あーわてんなって。~
こいつぁ日食ってやつだ。▼~
しばらく待てば、すぐにまた~
太陽が機嫌直して出てくるぜ。▼~
:[ベルベット]|そ、そうなの?▼~
:[グレゴ]|見たことねぇのか、日食?▼~
:[ベルベット]|私は…長いあいだ人目を避けて~
生きてきたから…知らないことも多いわ。▼~
:[グレゴ]|あー…あんた、そうだったな…▼~
:[ベルベット]|…言っておくけど、同情は無用よ。▼~
:[グレゴ]|ははっ、この状況でそれだけ~
強がれるのは大したもんだ。▼~
:[ベルベット]|この状況…?▼~
…………▼~
!!▼~
ど、どういうつもりなの!~
グレゴ!!▼~
:[グレゴ]|おーいおい、俺の腕で子ウサギみてぇに~
震えてたのはどちら様だ?▼~
:[ベルベット]|う…覚えていることね!▼~
:|'''(ベルベット退場)'''
:[グレゴ]|そーれはねぇだろ。~
まぁ…ちょいと役得だったがよ。▼~
***支援B [#qf9133c1]
:[グレゴ]|おーい、ベルベット。▼~
:[ベルベット]|!!▼~
:|'''(ベルベット退場)'''
:[グレゴ]|あ、おい! ちょーっと待てよ!▼~
:|'''(ベルベット再登場)'''
:[ベルベット]|…なにかしら?~
用があるならさっさと言って。▼~
:[グレゴ]|なーんでそんなに冷たくするのかねぇ。▼~
:[ベルベット]|私の勝手でしょう。▼~
:[グレゴ]|あー…もしかしてあんた、~
恥ずかしがってんのか?▼~
:[ベルベット]|誰が恥ずかしがっているって!?~
あなたの顔を見たくないだけよ!▼~
:[グレゴ]|そうか…俺はそこまで嫌われてんのか。~
わーかったよ。じゃあな。▼~
:|'''(グレゴ退場)'''
:[ベルベット]|う…ま、待って!▼~
:|'''(グレゴ再登場)'''
:[グレゴ]|なーんだよ。▼~
:[ベルベット]|その…この前は…助かったわ。~
感謝…している…のよ。▼~
:[グレゴ]|へぇ…ちゃーんと礼が言えるんだな。~
いい子だ。頭をなでてやろうか?▼~
:[ベルベット]|あなた…~
私を馬鹿にしていない?▼~
:[グレゴ]|馴れ合いってのも~
新鮮な経験だろう?▼~
:[ベルベット]|どういう意味…?▼~
:[グレゴ]|いやぁ、このあいだから~
あんたがかわいく見えててな。▼~
あれこれ教えてやりたくて~
しょうがねぇんだよ。▼~
世間知らずの娘を見守る~
父親の心境ってやつだ。▼~
ちょっと、お父様って~
呼んでみてくれねぇか?▼~
:[ベルベット]|…どうやら、あなたとは~
一度決着をつけた方がよさそうね。▼~
***支援A [#p6da725f]
:[ベルベット]|ちょっと、あなた…さっきの戦いはなに?~
なぜ私をかばったの?▼~
:[グレゴ]|言ったろ、放っとけないって。~
俺は早くに親を亡くしてっから▼~
親ってのがどんなもんなのか~
あんまりよくわかってねぇんだが▼~
あんたを見てるとなぜか~
保護者気分になっちまうんだよ。▼~
:[ベルベット]|そんな感傷で私をかばって~
深傷を負ったというの?▼~
馬鹿な男ね…▼~
:[グレゴ]|なんだぁ?~
心配になってきちゃったか?▼~
:[ベルベット]|誰が…! あなたなど、~
どうなろうが知ったことではないわ。▼~
:[グレゴ]|あ…いてててっ!~
き、傷が開いた…!▼~
:[ベルベット]|えっ!? どこ!~
見せて!!▼~
…? 特に開いている傷は~
見当たらないけど…▼~
:[グレゴ]|ははっ、冗談だ。▼~
:[ベルベット]|! …ふざけるのも~
いい加減にして!▼~
:[グレゴ]|そーうそう、その調子だ。~
もっと怒りをぶつけてこい。▼~
:[ベルベット]|え…?▼~
:[グレゴ]|あんたはもっと自分を~
さらけ出さなきゃいけねぇ。▼~
胸の奥に刃を飲んだままじゃ~
ちゃんと相手と向き合えねぇだろ。▼~
:[ベルベット]|…あなたがなにを言ってるのか~
私にはわからないわ。▼~
:[グレゴ]|わからねぇなら、今はそれでもいい。~
そのうちきっと、わかるときがくる。▼~
それまでは…見守らせてもらうぜ。▼~
:[ベルベット]|…………▼~
***支援S [#m91a6708]
:[グレゴ]|ベルベット~。~
おーい、どこだぁ。▼~
:[ベルベット]|…ふぅ。▼~
:[グレゴ]|おーう、こんなところにいやがった。▼~
:[ベルベット]|!?▼~
:[グレゴ]|なーんで俺のことを避けるかねぇ。~
そんなに俺のことが嫌いかい?▼~
:[ベルベット]|あなたは…私が近くにいると無茶をするわ。~
あなたが傷つくのは…気分が悪いのよ。▼~
:[グレゴ]|いいんだよ、そんなもんは。~
俺が勝手にやってることだ。▼~
:[ベルベット]|私には、そんなことを~
してもらう理由がないわ。▼~
:[グレゴ]|理由…理由なぁ。~
俺の気持ちの問題なんだが…▼~
まっとうな理由があれば~
俺の好きにさせてくれんのかい?▼~
:[ベルベット]|私はそれに納得すれば、ね。▼~
:[グレゴ]|じゃあ、俺と結婚しろ。~
俺のもんになれ。▼~
:[ベルベット]|なっ…! そのような冗談は~
あなたの口からは聞きたくないわ!!▼~
:[グレゴ]|冗談じゃねぇんだな、これが。~
ほれ、これを見ろ。▼~
:[ベルベット]|…指輪…▼~
:[グレゴ]|わかるだろ、指輪の意味は。~
冗談じゃないってことも。▼~
:[ベルベット]|うぅぅぅぅ…~
はあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!▼~
:[グレゴ]|な、なんだぁ?~
そんなに悲しむようなことか?▼~
:[ベルベット]|…吐き出したのよ。~
胸の奥に飲み込んでいたものを。▼~
そうしないと…~
向かい合えないでしょう?▼~
:[グレゴ]|なーるほど、そういうことね。~
で、どうだい? 吐き出してみて。▼~
:[ベルベット]|…奥底から、~
喜びが沸き上がってきているわ。▼~
これまでも感じていながら…~
飲み込み続けてきたものよ。▼~
:[グレゴ]|…そうか。見守ってきた甲斐が~
あったみてぇだな。▼~
:[ベルベット]|これからも…~
見守ってくれるんでしょう?▼~
:[グレゴ]|そうだな。~
これからは親子じゃなく夫婦として、な。▼~
**リベラ [#u84ea501]
***支援C [#m91a6708]
:[リベラ]|あの…~
少しよろしいでしょうか?▼~
:[ベルベット]|…少しならね。▼~
あなた、イーリス教徒ね。~
何の用?▼~
:[リベラ]|一言、お礼を~
申し上げたかったのです。▼~
:[ベルベット]|お礼?▼~
:[リベラ]|はい、あなたはエメリナ様を~
暗殺から救ってくださったそうですね。▼~
イーリス教徒の一人として~
ぜひお礼を…▼~
:[ベルベット]|…礼を言われるようなことは~
何もないわよ。▼~
結局、エメリナはその後で…~
あんな目にあったんだから…▼~
:[リベラ]|…………▼~
あなたも…~
あの場にいたのですね…▼~
:[ベルベット]|…………▼~
:[リベラ]|あなたもまた、エメリナ様のことで~
深く傷ついていたのですね…▼~
私も…同じです。あの時のことは~
悔やまれてなりません…▼~
:[ベルベット]|…ふん。似た者同士だから~
傷を舐め合えるということ?▼~
:[リベラ]|いえ、そのようなことは…▼~
:[ベルベット]|あなたは人間で私はタグエルよ。▼~
私と行動を共にしていると~
奇異な目で見られることになるわよ。▼~
:[リベラ]|私を心配してくれているのですか?▼~
:[ベルベット]|…ふざけたことを言っていると~
ひどい目にあうわよ。▼~
:[リベラ]|失礼いたしました…▼~
***支援B [#uc8ae762]
:[リベラ]|ベルベットさん。▼~
:[ベルベット]|また、あなたなの。~
何の用?▼~
:[リベラ]|すみません、どうしても気になって…~
教えていただきたいことがあるのです。▼~
あなたはなぜエメリナ様を~
救ってくださったのですか?▼~
:[ベルベット]|タグエルの私が~
人間を救うのはおかしいってわけ?▼~
:[リベラ]|いえ、そういうわけではありませんが…▼~
どこかで聖王様と~
お知り合いだったのですか?▼~
:[ベルベット]|…いいえ。暗殺の夜、私は~
聖王エメリナの顔も名前も知らなかった。▼~
ただ…彼女の遠い祖先である~
初代聖王のことはよく知っていたの。▼~
:[リベラ]|千年前の…~
初代聖王様…ですか?▼~
:[ベルベット]|ええ。私たちの里では、~
皆が赤子のころから聞かされるお話。▼~
その時代…タグエルは~
人間たちの下僕だった。▼~
労働用に、愛玩用に…~
獣以下の扱いを受けていたそうよ。▼~
少しでも逆らえば~
たちまち見せしめに殺された。▼~
:[リベラ]|そんなことが…▼~
:[ベルベット]|人間たちの歴史には~
もう残っていないでしょうね。▼~
でも、そんな私たちを救ってくれたのが――~
初代聖王だった。▼~
彼は人間たちの反感を恐れず、~
タグエルを人として守ろうとした。▼~
彼は訴えたの。~
『同じ』だって。▼~
人間もタグエルも…何も違わない。~
私たちは同じなんだって。▼~
:[リベラ]|…………▼~
:[ベルベット]|綺麗事ね…でもその綺麗事で~
私たちの心は救われたの。▼~
タグエルはその恩義を忘れず、~
口伝として末裔に伝え続けた。▼~
聖王に助けを求められたら、~
命を懸けてもその恩を返すようにって…▼~
:[リベラ]|そうだったのですか…▼~
:[ベルベット]|ええ。だから私は…~
人間には悪い感情を持っていなかったわ。▼~
私たちの里が~
人間に滅ぼされるまでは、ね…▼~
:[リベラ]|ベルベットさん…▼~
:[ベルベット]|長々とつまらない話をしたわ、~
時間を無駄にさせたわね。▼~
:[リベラ]|いいえ、そんな…~
無駄ではありませんよ。▼~
お話のおかげで、私は~
ベルベットさんを理解できました。▼~
もっと、ベルベットさんと親しくなりたい…~
そう思いました。▼~
ありがとうございます、~
ベルベットさん。▼~
:[ベルベット]|ふん…▼~
***支援A [#me26380a]
:[リベラ]|ベルベットさん…~
先ほどクロム様から伺いました。▼~
軍の兵士と喧嘩をなさったとか…~
どうしてそのようなことを?▼~
:[ベルベット]|…どうでもいいわ。~
あなたには関係ないでしょう。▼~
:[リベラ]|関係ないことはありませんよ。▼~
もし今度ベルベットさんが~
喧嘩するきっかけを作る輩がいたら▼~
自分の手で怒りを表現しようと~
思っているだけです。▼~
:[ベルベット]|! あなた…知っているの?▼~
:[リベラ]|はい。先日の喧嘩の訳を、~
とある方から伺いました。▼~
ベルベットさんは私のことを~
馬鹿にした方と喧嘩なさったとか…▼~
:[ベルベット]|…ふん。あのときはたまたま、~
虫の居所が悪かっただけよ。▼~
:[リベラ]|…あなたは、いつもそうですね。~
そうやって自分の優しさを隠してしまう。▼~
その優しさをもう少し~
表に出していただけたら…▼~
:[ベルベット]|大きなお世話よ。▼~
あなたが私の話を聞いてくれたこと、~
共に悲しんでくれたことが…▼~
私には…それが少し、うれしかった。~
ただ、それだけよ。▼~
:[リベラ]|ベルベットさん…▼~
あなたは私の目に、~
とても眩しく映ります。▼~
どんなときも気高さを失わず、~
どんな苦難にも屈することがない。▼~
あなたのような光と出会えたことを~
神と聖王様に感謝致します…▼~
:[ベルベット]|なんともたいそうな言われようね。▼~
:[リベラ]|おや、照れていらっしゃるのですか?▼~
:[ベルベット]|…ふ、ふん、誰が。▼~
***支援S [#v8284679]
:[リベラ]|ベルベットさん。~
大切なお話があります。▼~
:[ベルベット]|なによ、改まって。▼~
:[リベラ]|なにも言わず、~
この指輪を受け取ってください。▼~
:[ベルベット]|…………▼~
:[リベラ]|…………▼~
:[ベルベット]|…………▼~
:[リベラ]|あの…ベルベットさん?~
なぜ受け取ったまま黙っているのです?▼~
:[ベルベット]|なにも言うなと言ったでしょう。▼~
:[リベラ]|どうしてそんなところだけ~
素直に言うことを聞くんですか…▼~
:[ベルベット]|なにか言った?▼~
:[リベラ]|いえ。前言は撤回しますので、~
率直な感想を聞かせてください。▼~
:[ベルベット]|感想? そうね…~
野山を跳ね回りたい気分ね。▼~
:[リベラ]|…それは、うれしいと~
捉えてよろしいのでしょうか?▼~
:[ベルベット]|いいえ、違うわね。▼~
うれしいより、もっと大きなもの。~
しあわせ、というやつかもしれないわね。▼~
:[リベラ]|しあわせ…ですか。~
よかった…▼~
:[ベルベット]|けど、なぜ指輪なんて~
渡す気になったわけ?▼~
:[リベラ]|美しい光を…独り占めしたくなって~
しまったのですよ。▼~
私も欲深くなってしまいました。~
罪深いことですね。▼~
:[ベルベット]|ふん…良いわ。それだけ私を~
強く思ってくれているのでしょう?▼~
私も、あなたの神と聖王に~
感謝すべきかもしれないわね…▼~
:[リベラ]|これからも、よろしくお願いします。▼~
:[ベルベット]|…ふん、こちらこそ。▼~
**オリヴィエ [#x7e32053]
***支援C [#yaf37a12]
:[オリヴィエ]|あの…~
ベルベットさん。▼~
:[ベルベット]|私に何か用?▼~
:[オリヴィエ]|はうっ! その…~
いえ…すいませんでした…▼~
:[ベルベット]|待ちなさい。▼~
用があったから声をかけたのでしょう?▼~
何も言わずに帰るのは~
おかしいわ。▼~
:[オリヴィエ]|は…はい…▼~
:[ベルベット]|どうしたの?~
私に何か不満でもあるの?▼~
:[オリヴィエ]|い、いえ…そういうわけでは…▼~
:[ベルベット]|じゃあ言えるでしょう。~
さ、どうぞ。▼~
:[オリヴィエ]|あ、あの、その、あの…▼~
ベルベットさんは~
私の事、どう思われますか?▼~
:[ベルベット]|どうって、どういう意味?▼~
:[オリヴィエ]|いえ、私…あんまり、みなさんの~
お役に立ててないんじゃないかと思って…▼~
:[ベルベット]|そんなことはないわよ。▼~
:[オリヴィエ]|え、で、でも…▼~
:[ベルベット]|私の言葉が信用できない?▼~
:[オリヴィエ]|いえ、その…▼~
:[ベルベット]|ここにいられるのは必要とされているからよ。~
なのに疑問を持つのは不思議な話だわ。▼~
:[オリヴィエ]|は…はい…▼~
:[ベルベット]|聞き方によっては甘えにもとれるわ。~
失敗した時の言い訳を先にしているようにも。▼~
:[オリヴィエ]|わ、私…そんなつもりじゃ…~
ごめんなさい…▼~
(オリヴィエ退場)~
:[ベルベット]|あ、ちょっと…~
少し言い過ぎたかしら。▼~
***支援B [#mcd64a29]
:[ベルベット]|オリヴィエ! この間はありがとう。~
あなたの踊りに助けられたわ。▼~
:[オリヴィエ]|は、はい。~
お役に立ててうれしいです。▼~
:[ベルベット]|これからも、よろしくたのむわね。▼~
:[オリヴィエ]|いえ、そんな…私なんて…~
はうっ、す、すいません!▼~
:[ベルベット]|??~
どうしてあやまるの?▼~
:[オリヴィエ]|その…また言い訳みたいなこと~
言っちゃって…▼~
:[ベルベット]|言い訳って、この間の私の言葉?~
…まだ気にしていたの?▼~
あれは言い過ぎたわ。~
だから忘れてちょうだい。▼~
:[オリヴィエ]|いえ…本当のことだと思います。▼~
その…ベルベットさん。~
どうやったら強い心って持てるんでしょう?▼~
私もベルベットさんみたいに~
強い心をもって戦えたら…▼~
:[ベルベット]|…ひょっとして、この間は~
そのことを聞きに来たの?▼~
:[オリヴィエ]|はい…▼~
:[ベルベット]|難しい質問ね。私自身が~
強い心を持っているかは分からないもの。▼~
それに、人間とは、種族的に~
心の持ち方が違うのかもしれないし。▼~
:[オリヴィエ]|それでも、かまいません…▼~
:[ベルベット]|わかったわ。少し時間をちょうだい。~
考えておくわ…▼~
***支援A [#wb97105c]
:[ベルベット]|オリヴィエ、この前言っていた~
『強い心』の事だけど、覚えてる?▼~
:[オリヴィエ]|はい…~
私が、お願いした事ですから…▼~
:[ベルベット]|あれから色々考えてみたわ。▼~
タグエルの…いえ、私だけの~
答えかもしれないけど、かまわない?▼~
:[オリヴィエ]|…もちろんです。▼~
:[ベルベット]|あの後、私はタグエルと人間の~
違いについて考えてみたの。▼~
そこで決定的だと思ったのは~
人間はとてつもなく不合理だということよ。▼~
:[オリヴィエ]|不合理、ですか……▼~
:[ベルベット]|ええ。できないことをやろうと言い出す。~
できていることを、できてないと思いこむ。▼~
でも、それは悪いことばかりではないの。▼~
クロムのように、到底不可能と思う事を~
やってのける人間だっている。▼~
ただ、その逆もあるわ。▼~
:[オリヴィエ]|それが、私、ですか…?▼~
:[ベルベット]|そう思う?▼~
:[オリヴィエ]|はい……▼~
:[ベルベット]|やっぱり不合理ね。▼~
:[オリヴィエ]|え…?▼~
:[ベルベット]|じゃあ、聞くけれど、あなたは何ができて~
何ができていないの?▼~
私にちゃんと説明できる?▼~
:[オリヴィエ]|そ…それは……▼~
:[ベルベット]|私が言っているのはそこよ。▼~
自分がどうなのか、説明もできないのに~
勝手に想像で自分の殻を作って閉じこもる。▼~
これを不合理と言わずして、なんと言うの。▼~
:[オリヴィエ]|は、はい…▼~
:[ベルベット]|だから、まずは自分が何者なのか。~
そして自分が何をできるのか。▼~
まずはそこから考えることね。▼~
:[オリヴィエ]|私は…何者なのか…~
私は…何ができるのか…▼~
:[ベルベット]|自分が分かれば、~
自分の限界も分かる。▼~
そうすれば、限界までは頑張れる~
強い心が身につくはずよ。▼~
少なくとも、タグエル的には、ね。~
道は長そうだけど、がんばって。▼~
:[オリヴィエ]|は、はい…ありがとうございます。▼~
あの…ベルベットさん、これからも…~
色々相談に乗ってもらえないでしょうか?▼~
:[ベルベット]|いいわよ、乗りかかった船だわ。~
いつでも喜んで。▼~
:[オリヴィエ]|ありがとうございます!~
それだけでも…強い心が持てそうです。▼~
:[ベルベット]|えっ! それだけで!?▼~
…やれやれ、やっぱり人間って~
不合理な生き物に思えるわ。私には。▼~
**ヘンリー [#k8f04701]
***支援C [#w90e7bb9]
:[ベルベット]|んっ…なに…重い…?▼~
…こら。起きなさい!▼~
:[ヘンリー]|…ん…おはよう~。▼~
:[ベルベット]|おはようじゃないわよ。~
私から離れなさい、ペレジアの邪術師。▼~
:[ヘンリー]|それ、僕のこと~?~
僕はヘンリーって名前なんだよ~。▼~
:[ベルベット]|あなたの名前など覚える気はないわ。~
忌々しいギムレー教徒。▼~
:[ヘンリー]|その言い方、やだなぁ。~
宗教なんて気にしないでよ~。▼~
僕はただベルベットと~
仲良くしたいだけなのにな~。▼~
:[ベルベット]|冗談も休み休み言いなさい。~
ギムレー教徒と仲良くするつもりなどないわ。▼~
聖王…エメリナを殺した~
あなたたちなんか…▼~
:[ヘンリー]|え~、僕は殺してないよ~。~
むしろ助けようとしたのに~。▼~
ほらほら、『聖王様が殺されちゃうよ~』って~
ベルベットに教えてあげたのも僕だよね?▼~
:[ベルベット]|…認めたくないけど、そうだったわね。▼~
あなたは誰彼かまわず~
そう騒いでた…▼~
:[ヘンリー]|教団で偶然その話を聞いちゃって、~
なんとかしなきゃって思ったんだ~。▼~
:[ベルベット]|けど、ペレジア教徒のあなたが~
どうして聖王を助けようと?▼~
:[ヘンリー]|だって、ただでさえ~
イーリスは弱い国なのに、▼~
聖王様が暗殺されちゃったら~
あっという間に負けちゃうよね~?▼~
だから教えてあげたんだ。~
ほら、僕、戦争大好きだから。▼~
:[ベルベット]|…呆れたわ。~
そんな理由なの…?▼~
人間は理解しがたいけど、~
あなたは中でも極めつけよ。▼~
:[ヘンリー]|あ、でも結局は教えても~
無駄だったんだよね~あはは~。▼~
:[ベルベット]|…そのわけのわからない性格も、ね。▼~
***支援B [#ub1edc60]
:[ヘンリー]|ベルベット~。▼~
:[ベルベット]|私に近づかないで、ペレジアの魔道士。▼~
:[ヘンリー]|またそんな言い方して。~
僕の名前はヘンリーだって~。▼~
ベルベットは半分獣だから、~
名前は覚えないの~?▼~
:[ベルベット]|半分獣…? あなた、~
私と殺し合いをしたいわけ?▼~
:[ヘンリー]|え~、~
ベルベットと殺し合いは嫌だなぁ。▼~
僕的には褒め言葉のつもり~
だったんだけど~。▼~
:[ベルベット]|褒め言葉ですって!?▼~
:[ヘンリー]|半分は獣って、うらやましいよ。~
できれば僕もそうなりたいな~。▼~
:[ベルベット]|…なぜそんなことを思うの。▼~
:[ヘンリー]|僕、小さい頃は~
両親に放ったらかしにされてたから、▼~
近くの森にいた、仲良しの獣に~
育てられたようなものなんだよね~。▼~
だから獣の匂いが好きなんだ~。~
懐かしい感じがするから。▼~
:[ベルベット]|…そう。あなたがどこか獣じみた~
空気をまとっているのはそのためなのね。▼~
認めたくはないけど…~
私もあなたの匂いは嫌いではないわ。▼~
:[ヘンリー]|あはは、そう言ってもらえるとうれしいなぁ。▼~
:[ベルベット]|勘違いしないで。あなたたちペレジアの~
呪術師を許したつもりはないわ。▼~
:[ヘンリー]|…じゃあペレジアの呪術師をみーんな~
殺したら、僕と仲良くなってくれる?▼~
:[ベルベット]|…本気で言っているの?~
あなた、祖国への忠誠はないわけ?▼~
:[ヘンリー]|特にないよ~。ベルベットのためなら~
僕、裏切ってもいいし~。▼~
:[ベルベット]|無邪気というかなんというか…~
子ども同然ね、あなたは。▼~
タグエルのこともペレジアの非道さも~
理解できていない…▼~
なら目くじらを立てる~
私が大人げないということ…ね。▼~
:[ヘンリー]|僕、ベルベットのこと、もっと~
知りたいなぁ。ついていってもいい?▼~
:[ベルベット]|…ふん。ついてこれるものならね。▼~
***支援A [#s3dcfba9]
:[ベルベット]|あのね…物には限度があるわ。~
どこまでついてくる気?▼~
:[ヘンリー]|どこまでもついていきたいけど…~
ベルベット、嫌なの~?▼~
:[ベルベット]|当然よ。私はもともと~
人間が嫌いなの。▼~
:[ヘンリー]|そっか…ベルベット、~
人間を憎んでるんだ。▼~
じゃあさ、僕がクロムを~
呪い殺すっていうのはどう~?▼~
:[ベルベット]|なっ…なにを言っているの?▼~
:[ヘンリー]|そしたらみんなは大混乱~。~
戦火はもっと広がっていくよ~。▼~
人間がもっともっと苦しめば~
ベルベットは、うれしいでしょ?▼~
:[ベルベット]|…いいえ、そんなことは望んでいないわ。~
クロムが死ねばエメリナが悲しむ。▼~
憎むばかりではなにも進まない…~
そういうことよ。▼~
:[ヘンリー]|ねぇ、ベルベット。~
僕、どうすればそばにいてもいい?▼~
僕を育ててくれた獣は死んじゃった。▼~
ベルベットはその獣に似てるから~
離れたくないんだ。▼~
ねぇ…僕を置いて行かないでよ。▼~
そのためなら僕、~
なんだってするからさ。▼~
:[ベルベット]|…あなたは本当に何でもするでしょうね。~
命をなんとも思わないあなたなら。▼~
どうやらあなたはまだ~
学ばねばならないものがあるようね。▼~
私にしか教えられないのであれば…~
仕方がないわね。放ってはおけない。▼~
…いいわ。あなたの好きにしなさい。▼~
:[ヘンリー]|それ、ついていってもいいってこと?~
やった~!▼~
***支援S [#beecf085]
:[ベルベット]|いい? ヘンリー。ここにいる皆は~
あなたの仲間。大事にしないといけないのよ。▼~
:[ヘンリー]|大事にって…~
どうすればいいの~?▼~
:[ベルベット]|あなたを育ててくれた獣と~
同じと思って接しなさい、ということよ。▼~
:[ヘンリー]|でも、ベルベットにとっては~
憎むべき種族なんでしょ?▼~
:[ベルベット]|人間の中にもいい奴はいるわ。~
ここにいる者たちは憎んでいない。▼~
:[ヘンリー]|ベルベットがそう言うなら…~
大事に思うようにするよ。▼~
:[ベルベット]|ええ。そうすればいつかはあなたにも~
人間らしい感情が芽生えるはずよ。▼~
…ふん。自分の口から~
こんな言葉が出る日が来るなんてね。▼~
:[ヘンリー]|ねぇベルベット。~
これ、受け取ってくれる?▼~
:[ベルベット]|ん? なによ、それは?▼~
:[ヘンリー]|結婚指輪だよ。いつもいっしょっていう~
誓いの印なんだ。▼~
もう、離れたくないから…~
約束が欲しいんだ、僕…▼~
だから、僕の家族になって欲しい。▼~
:[ベルベット]|家族、か…▼~
なぜあなたが嫌いになれないのか…~
わかった気がするわ。▼~
:[ヘンリー]|?▼~
:[ベルベット]|あなたは似てるの。~
人間に殺された、私の弟に…▼~
いいわ、受け取らせてもらう。~
あなたのそばにいてあげる、ヘンリー。▼~
これからは、私たちは家族よ。▼~
:[ヘンリー]|やったぁ!~
約束だよ、ベルベット!▼~
**ドニ [#kc6b2c7e]
***支援C [#r027e463]
:[ベルベット]|つっ!!▼~
…なに?~
これは…狩猟用の罠…?▼~
:|'''(ドニ登場)'''
:[ドニ]|あ、それは…。▼~
:[ベルベット]|…この罠をここへ仕掛けたのは~
あなたなの、ドニ?▼~
:[ドニ]|そうだべ。すまねえだ。~
まさか人間がかかるなんて…。▼~
これまで人間が罠にかかったことは~
一度もなかったべが…。▼~
:[ベルベット]|私は人間じゃない。タグエルよ。~
間違えないで。▼~
:[ドニ]|す、すまないべ!▼~
:[ベルベット]|…でも、この私が~
人間の作った罠にかかるなんて…。▼~
腹が立つけど、~
よくできた罠のようね。▼~
:[ドニ]|おら、貧しい山育ちだ。~
獣を獲らねえと生きていけねえ…。▼~
:[ベルベット]|つまり、あなたの生きるための知恵に~
私は敗れたというわけね。▼~
:[ドニ]|いや、その…すまないべ。~
悪気はなかったんだべ。▼~
もう罠を仕掛けるのはやめるべ。~
だから許してほしいだ…。▼~
:[ベルベット]|やめる必要はないわ。▼~
私が二度と人間の仕掛けた罠に~
引っかからなければいいだけの話よ。▼~
:[ドニ]|そ、そうだべか…。~
じゃあ、また仕掛けてもいいべか?▼~
:[ベルベット]|望むところよ。▼~
***支援B [#q0181de3]
:[ベルベット]|…………。▼~
:|'''(ドニ登場)'''
:[ドニ]|ん? ベルベットさん、~
なにをしてるべ?▼~
その辺りにゃおらが仕掛けた罠が~
埋まってる。危ねえべ。▼~
:[ベルベット]|…………。▼~
:[ドニ]|あ…も、もしかして、~
罠にかかっただべか?▼~
:[ベルベット]|…見ての通りよ。▼~
:[ドニ]|す、すまねえだ!~
すぐに外すべ!▼~
………。▼~
よし、外れたべ…~
あ! 怪我を…▼~
:[ベルベット]|こんなものは舐めておけば治るわ。~
それよりも…この罠よ。▼~
前に罠にかかってからは~
細心の注意を払ってきたつもりよ。▼~
それなのに、この結果よ。~
ほかの者はかかっていないというのに。▼~
それがどうしても納得いかないわ。▼~
:[ドニ]|えっと…どんな動物でも、~
行動に独自の特徴があるんだべ。▼~
本能的なものとか、反射的なものとか。~
それを利用して罠に誘い込めば…▼~
:[ベルベット]|…この通りというわけね。▼~
:[ドニ]|んだ。だからこの罠って、~
実はここにあるひとつだけじゃないんだべ。▼~
もっと先のほうから~
いくつも仕掛けてあるだ。▼~
で、最後にここにたどり着くように~
工夫がしてあるんだべ。▼~
:[ベルベット]|…私は知らないうちに本能的なもので~
まんまと罠にはめられたわけね。▼~
:[ドニ]|んだ。結果的にはそう言えるべ。▼~
:[ベルベット]|まさか、こんなところに~
私の天敵になり得る人間がいるとは…。▼~
あなたのおかげで~
私の誇りは傷だらけよ。▼~
:[ドニ]|す、すまないべ。▼~
:[ベルベット]|誇りを取り戻すためにも、~
あなたに挑戦を申し込むわ。▼~
もう一度、罠を仕掛けて。~
今度こそ私はそれを見破ってみせるわ。▼~
:[ドニ]|だ…だども…。▼~
:[ベルベット]|断れば、ただでは済まさないわよ。~
私が罠を見破った場合も。▼~
痛い目にあいたくなかったら~
心してかかってくることね。▼~
:|'''(ベルベット退場)'''
:[ドニ]|そ、そんなぁ…▼~
***支援A [#re3d2fae]
:[ベルベット]|…なぜなの…▼~
:[ドニ]|す、すまないべ!▼~
:[ベルベット]|なぜ、また罠にかかってしまったのかしら…~
しかも落とし穴なんていう古い罠に。▼~
:[ドニ]|そ、それはその、今度の罠は~
ベルベットさん専用に作っただから…。▼~
ずっとベルベットさんを観察して~
罠にもいっぱい工夫したべ…。▼~
:[ベルベット]|…私を観察していたことは~
もちろん知っているわ。▼~
だからこそ私は、普段とは~
違う行動をとり続けたつもりよ。▼~
:[ドニ]|えっと、おらが大事にしてるのは~
そういう上辺のことじゃねえべ。▼~
その人が気づかねえ“無意識”を~
じっくり観察することなんだべさ。▼~
無意識を知れば、その人の本質が見えるだ。~
そうなりゃ罠の作り方も決まるだ。▼~
:[ベルベット]|…私は自分ですら気づかないことを~
ドニに見透かされているというわけね。▼~
:[ドニ]|す、すまねえだ…▼~
:[ベルベット]|どうやら認めるしかないようね…~
人間に敗れたというこの事実を。▼~
:[ドニ]|ベルベットさんが~
おらに負けたわけじゃねえだよ。▼~
たまたま、罠については~
おらの方が上手かっただけで、▼~
おらがベルベットさんにかなわねえことは~
山ほどあるべ。▼~
:[ベルベット]|なぐさめのつもり?▼~
:[ドニ]|違うだ!~
おらはただ真実を…▼~
:[ベルベット]|でも、私が思いあがっていたことは~
間違いないわ。▼~
いい経験になったわ。~
ありがとう。ドニ。▼~
これからは、戦場で~
おたがいの腕を競いましょう。▼~
いいライバルができて~
これから先が楽しみだわ。▼~
:[ドニ]|お、おらをライバルと~
言ってくれるべか。▼~
:[ベルベット]|ええ、これからは負けないわよ。▼~
:[ドニ]|お、おらも負けないべ!▼~
:[ベルベット]|ふふふ…▼~
***支援S [#y955ee66]
:[ベルベット]|…ドニ、これはどういうこと?▼~
:[ドニ]|どうしたべ?▼~
:[ベルベット]|どうして、私はまた~
落とし穴に落ちているのかしら。▼~
:[ドニ]|そりゃ、おらが仕掛けたからだべ。▼~
:[ベルベット]|あの挑戦は終わったはずよ。▼~
しかも自力で登れない深さに~
掘るのは度が過ぎているんじゃない?▼~
:[ドニ]|だから、ちゃんとこうやって~
縄を下ろしてるべ。▼~
:[ベルベット]|…じゃあ聞くけど、縄の先端に~
結んであるこれはなにかしら?▼~
:[ドニ]|指輪だべ。ベルベットさんが~
嫌がらないように木で作ったべ。▼~
:[ベルベット]|そういう問題じゃないわ。~
なぜ指輪が結んであるの!?▼~
:[ドニ]|もちろん、受け取って欲しいからだべ。~
おらと、結婚してほしいべ。▼~
:[ベルベット]|…なぜ?~
そのために、どうしてこんなことを?▼~
:[ドニ]|このくらいはしねえと~
相手にしてもらえねえと思っただ。▼~
おらの本気を~
見てほしかっただ。▼~
:[ベルベット]|…普通、こういうことをしたら~
相手に嫌われると思うわよ。▼~
:[ドニ]|すまないべ。▼~
でも、この形がおらにとっては~
一番思いを伝えやすかったべ。▼~
おらは初めて出会っただ。本質が見えて、~
それでもきれいだって思える人に…。▼~
:[ベルベット]|…私の心は憎しみに囚われているわ。~
仲間を殺した人間達が憎い。▼~
きれいだと思っているのは~
あなたの勘違いよ。▼~
:[ドニ]|それは~
ベルベットさんの本質じゃねえべ!▼~
ベルベットさんをそんな風にした~
人間が悪いんだべさ!▼~
そんな悪い人間は、~
おらが代わりに退治してやるべ!▼~
:[ベルベット]|ドニ…。▼~
:[ドニ]|…ほんとは、こんなことで~
結婚してもらえると思ってねえだ。▼~
ただ、気持ちが伝われば、~
それでよかっただ。
:[ベルベット]|…そう。じゃあ、~
この縄で登らせてもらうわよ。▼~
:[ドニ]|んだ…あっ!▼~
うわーーーーー!▼~
:[ベルベット]|…ちょっと!!~
あなたが落ちてきてどうするの!▼~
:[ドニ]|だって、ベルベットさんが~
急に縄を引っ張っただから…。▼~
:[ベルベット]|ふう…まあいいわ。~
それを拾って。▼~
:[ドニ]|え?▼~
:[ベルベット]|…その指輪よ。~
あなたの手で直接渡してちょうだい。▼~
:[ドニ]|え? え?▼~
:[ベルベット]|何度も言わせないで。~
私の気が変わっても知らないわよ。▼~
:[ドニ]|あ…はい!▼~
…良かった、ぴったりだべ。▼~
:[ベルベット]|そうね。うまくはまってよかったわ。▼~
:[ドニ]|あの、でもなんでだ?▼~
:[ベルベット]|理由が必要?▼~
:[ドニ]|いや…こうしてふたりでいられりゃ、~
それだけでいいだ。▼~
:[ベルベット]|…このままこうしていれば、~
飢えて死ぬことになるわよ。▼~
:[ドニ]|それでも、おらはしあわせだべ。▼~
:[ベルベット]|ふふ…まぁそれもいいかしら。▼~
**マーク女(親子) [#d3d84c3c]
***支援C [#zb368ad3]
:[マーク]|うーん、どうして私は母さんのこと~
覚えてないんでしょう…?▼~
父さんのことはあんなにちゃんと~
覚えてるのに…▼~
父さんが立派な軍師だったってことも~
一緒に勉強したことも覚えてるのに…▼~
なーんで母さんのことは~
きれいさっぱり忘れてしまったのか…▼~
:|'''(ベルベット登場)'''
:[ベルベット]|何をブツブツ言ってるの?▼~
:[マーク]|母さん!▼~
すごいです、ちょうど今母さんのことを~
考えてたんですよー!▼~
これって運命!? 親子の運命!?~
…あ、待って下さい。確か父さんが昔…▼~
これは運命じゃない、絆だー!~
みたいなことを言っていたような記憶が…▼~
ってことで母さん、私たちが~
ここで会ったのは、運命ではなく絆です!▼~
:[ベルベット]|キズナ…そうなのね。▼~
:[マーク]|そうですよ! 絆って素晴らしいです。~
覚えてなくても呼び合うものなんですね。▼~
…って、感心してる場合じゃ~
ありませんでした。▼~
私、なんで母さんのことを覚えてないのか~
ずーっと考えてたんです。▼~
良かったら母さん…私が母さんのこと~
思い出せるよう協力してくれませんか?▼~
:[ベルベット]|えぇ、構わないわ。▼~
:[マーク]|良かった!~
ではまた時間のある時に声をかけますね。▼~
女同士の約束ですよ!~
じゃあ私はこれで!▼~
:|'''(マーク退場)'''
:[ベルベット]|あの子にウサギ耳は生えなかったのね…▼~
***支援B [#x170da49]
:[マーク]|母さんっ、今時間いいですか?▼~
:[ベルベット]|えぇ、ちょうど暇だったのよ。▼~
:[マーク]|やったぁ! じゃあ約束通り、~
『記憶を取り戻そう大作戦』に▼~
協力していただくことにします!▼~
とは言ったものの、どうしたら記憶って~
戻るんでしょうね…▼~
頭を強くぶつけるのは~
もう何度も試しましたし…▼~
ゆらゆら揺れるものを見つめ続けるのも~
私には効果がありませんでした…▼~
ねぇ母さん、どうしたらいいと思いますか?▼~
:[ベルベット]|…私の顔でも見てみる?▼~
:[マーク]|なるほど!それだー!!~
母さん天才です!▼~
未来ではきっと見慣れていたはずですし、~
じっと見てたら、何か思い出しますよね。▼~
んー、なかなか良い策ですよこれは。▼~
さすが天才軍師の父さんを~
コロッと落としただけのことはありますね。▼~
ではでは、失礼して…。~
じーーーーーーーっ…▼~
………………▼~
………………▼~
だめだーーー!!▼~
何にも思い出せませんーーー!!▼~
あぁ…この感じって、なんかこう…。~
同じ文字をずっと見続けてたら▼~
『あれ? これってこんな文字だっけ?』~
みたいになる感じと似ています…▼~
母さんって…こんな顔でしたっけ?▼~
:[ベルベット]|あら? それを今思い出そうと~
してるんじゃなかったかしら。▼~
:[マーク]|ですよね…。すみません、~
せっかく協力していただいたのに…▼~
でも私は諦めませんよ!~
絶対に母さんを思い出してみせます!▼~
というわけで、~
また協力して下さいね、母さん!▼~
***支援A [#f9871b51]
:[マーク]|はぁ…やっぱり今日もダメですね…▼~
毎日毎日嫌というほど、~
こうして母さんの顔を見ているのに▼~
何にも思い出せないなんて~
自分が情けなくなりますよ…▼~
ほんとに…どうして……~
うっ…ううっ…ぐすっ…▼~
:[ベルベット]|どうして泣くの?▼~
:[マーク]|だ…だって…だって……!~
私…母さんのことも父さんと同じように▼~
大好きだったはずなのに…!~
思い出せないのが…辛いんです…!!▼~
母さんが私に作ってくれた思い出も~
たくさんあったはずなのに…▼~
何一つ覚えていられなかった自分が…~
ほんとに…情けないんです…!▼~
情けないんですよーーー!~
びえぇぇぇぇん!!▼~
:[ベルベット]|マーク…▼~
:[マーク]|うっ…! ちょっと泣きすぎた…かな。~
あ…頭が痛い…!▼~
いたたた…!▼~
…………あ!?▼~
:[ベルベット]|どうしたの!?▼~
:[マーク]|……思い出し…ました。母さんのこと。~
ほんとにちょっとだけ…ですけど。▼~
母さんが私に向かって、優しく笑って…~
『マーク』って…名前を呼んでました…▼~
ふふ、いつも見てる母さんの顔より、~
少し年を取った顔でしたよ…▼~
…良かった。ちゃんと思い出せました。▼~
ありがとう、母さん。~
全部母さんのおかげです。▼~
何だかこれで自信がつきました!~
時間はかかるかもしれませんけど、▼~
いつか母さんの記憶、~
全部取り戻してみせますよ。▼~
:[ベルベット]|じゃあ私も協力するわね。▼~
:[マーク]|はい、ありがとうございます!▼~
**シャンブレー(親子) [#o6a3c38c]
***支援C [#i24d1132]
:[ベルベット]|シャンブレー。▼~
:[シャンブレー]|うひゃい! な、なに?▼~
:[ベルベット]|…今、逃げようとした?▼~
:[シャンブレー]|え、に、逃げてなんかないって。~
ちょっと用事を思い出してさ。▼~
:[ベルベット]|用事? 食料の調達か何か?~
それなら私も同行するわ。▼~
:[シャンブレー]|え…、母ちゃんも来るの…?▼~
:[ベルベット]|なにか不都合でもあるの?▼~
:[シャンブレー]|不都合なんてないけど…▼~
:[ベルベット]|煮え切らないわね…~
あなた、本当に私の息子なの?▼~
:[シャンブレー]|あ、当たり前だろ。~
ただ…▼~
:[ベルベット]|ただ、なに?▼~
:[シャンブレー]|未来の母ちゃんは俺がまだ~
小さい頃に死んじゃったからさ…▼~
その…母ちゃんと息子って~
どんな感じなのかわからないんだよ。▼~
:[ベルベット]|なるほどね…▼~
言われてみれば、私もタグエルの~
親子関係はよくわからないわ。▼~
幼少時に、仲間たちを~
人間に奪われてしまったからね。▼~
:[シャンブレー]|そっか、母ちゃんもわかんないんだ。▼~
:[ベルベット]|まぁ、わからないものは仕方がないわ。~
これから私たちふたりで▼~
新たなタグエルの親子関係を~
作りあげていくことにしましょう。▼~
:[シャンブレー]|わ、わかった。~
俺、頑張ってみるよ。▼~
***支援B [#bbff17d1]
:[ベルベット]|ね~むれ~や♪ ね~むれ~♪~
か~わいい、坊~や~の~♪▼~
:[シャンブレー]|あ、あのさ、母ちゃん。▼~
人間の親子を真似してみるのはいいけど~
これはちょっと違うんじゃねぇか?▼~
:[ベルベット]|あら、気が合うわね。~
私もそう思っていたところなのよ。▼~
そもそもタグエルの親子関係を~
模索しようとしているのに、▼~
人間の親子の真似をするのが~
いけないと思うわ。▼~
:[シャンブレー]|自分が言い出したくせに…▼~
:[ベルベット]|…なにか言ったかしら?▼~
:[シャンブレー]|に、睨まないでよ母ちゃん!▼~
自分の失敗をごまかすために~
そんな怖い顔をするのは反則だろ!▼~
:[ベルベット]|私、いまそんなに怖い顔~
してたかしら?▼~
シャンブレーは見た目に似合わず~
小心者ね…▼~
:[シャンブレー]|しょ、しょうがないだろ。▼~
俺が死んじゃったらタグエルが~
絶滅するんだって思ったら▼~
そりゃ小心者にもなるよ。▼~
:[ベルベット]|シャンブレーは、戦うのが怖いんじゃなくて~
タグエルが絶滅するのが怖いの?▼~
:[シャンブレー]|そりゃそうだろ。~
タグエルの血を引いてるってことは▼~
母ちゃんから受け継いた~
俺の大切な誇りなんだから。▼~
:[ベルベット]|シャンブレー……▼~
:[シャンブレー]|でも、この世界で母ちゃんと会って~
しばらくいっしょに暮らしてみて▼~
タグエルには命よりも大切な誇りが~
あるなってこともわかってきた。▼~
それがなんなのかはまだ~
はっきりと言葉にできないけど▼~
それがはっきりしたときに、~
タグエルの親子のあり方ってのも▼~
わかるんじゃねぇかなって~
気がしてるんだ。▼~
だからさ、今はまだタグエルの~
風上にもおけないかもしんねぇけど▼~
もうちょっとだけ待ってくれよ。▼~
:[ベルベット]|…わかったわ。~
気が済むまで考えてみて。~
***支援A [#hb65796d]
:[シャンブレー]|母ちゃん! わかったぜ!▼~
:[ベルベット]|どうしたの、騒々しい。▼~
:[シャンブレー]|聞いてくれよ!~
タグエルの誇りがわかったんだ!▼~
:[ベルベット]|へぇ…~
ぜひ聞かせてほしいわ。▼~
:[シャンブレー]|タグエルはさ、自分を失わないことが~
一番大切な誇りなんだよ!▼~
そのために、欲望に惑わされたり、~
恐怖に屈したりしない鋼の心を持つ!▼~
そうやって生きてるから、~
母ちゃんは強い! そうだろ?▼~
:[ベルベット]|…それがタグエルすべてに~
当てはまる誇りなのかはわからないけど、▼~
少なくとも私が、そうやって~
生きてきたのは確かね。▼~
:[シャンブレー]|純血のタグエルは母ちゃんしか~
いないんだから▼~
母ちゃんの生き様が~
タグエルの生き様。▼~
母ちゃんの誇りが~
タグエルの誇り、だろ?▼~
:[ベルベット]|うふふ、ものは言いようね。▼~
:[シャンブレー]|俺、強くなるよ!▼~
母ちゃんに、タグエルの名に~
恥じないくらい強く!▼~
:[ベルベット]|なるほど…言葉を重ねなくても、~
背中を見て感じ、育つ…▼~
タグエルの親子関係って~
こういうことなのかもしれないわね。▼~
:[シャンブレー]|うん、そう思う。~
タグエルに言葉はいらないんだ。▼~
:[ベルベット]|そう。じゃあ、これからは~
お互い無言で過ごすことにしましょうか。▼~
:[シャンブレー]|え? それは…ちょっと~
寂しくない?▼~
:[ベルベット]|ふふふ、冗談よ。▼~
シャンブレーとは~
話したいことがたくさんあるわ。▼~
:[シャンブレー]|へぇ…母ちゃんも~
冗談とか言うんだな。▼~
母ちゃんは冗談の通じない~
お堅いタグエルって印象だったから、▼~
なんだか意外だけど…▼~
:[ベルベット]|…ひとつ思い出したわ。▼~
タグエルの親子関係には、~
一方的な鉄拳制裁が許されているのよ。▼~
:[シャンブレー]|ちょっ…!~
それ、ただの思いつきだろ!▼~
:[ベルベット]|…………▼~
:[シャンブレー]|む、無言で怖い顔は反則だって!~
語りたいことが山ほどあるんだろ?▼~
言葉! 拳じゃなくて、~
言葉で語り合おう!▼~
:[ベルベット]|うふふ、これも冗談よ。▼~
:[シャンブレー]|また冗談…? もしかして~
母ちゃんって意外とお茶目さん…?▼~
ま、全然シャレに~
なってないんだけどさ…▼~
*コメント [#y653a235]
- 支援会話すべて上げておきました -- &new{2013-12-14 (Sat...
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