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ティアモの支援会話†
マイユニット(男性・僕)†
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ベルベット†
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ガイア†
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グレゴ†
支援C†
- [ティアモ]
- はぁ…▼
- [グレゴ]
- いいねぇ。乙女の溜め息は
愛の女神の吐息に同じ、ってな。▼
- [ティアモ]
- ! グ、グレゴさん!?
いつの間に…!▼
- [グレゴ]
- んーふっふっ、不意討ちは
兵法の基本だぜ。▼
恋も戦いだ。
兵法なしじゃ立ち向かえねぇだろ。▼
- [ティアモ]
- こ、恋って…そんなんじゃありません!
あたしはただ…▼
大切な人と…
もっと親しくなれたらって…▼
- [グレゴ]
- おんなじことさ。▼
誰にでも好かれる人間ってのは
好かれるだけの武器があるもんだ。▼
今の不意討ちも、人間関係に応用すれば
絶大な戦果が期待できるってもんよ。▼
- [ティアモ]
- そ、そうなんですか?
も、もうちょっと詳しく…▼
- [グレゴ]
- 不意討ちってのは要するに、
心の隙を衝くってこった。▼
隙を衝かれた心はもろいからな。▼
ちょっと押してやれば
簡単に揺れて落ちるだろうさ。▼
あとはそいつを受け止めて、
心の果実の収穫完了ってわけだ。▼
- [ティアモ]
- な、なるほど…勉強になります。▼
- [グレゴ]
- これであんたも達人だ。
あとは大切な相手に実践あるのみってな。▼
- [ティアモ]
- はい! 行ってきます、師匠!▼
(ティアモ退場)
- [グレゴ]
- あ、あーあ…ほんとに行っちまった。
ちっと遊びが過ぎたかねぇ…▼
支援B†
- [ティアモ]
- グーレーゴーさーん…▼
- [グレゴ]
- んー? あぁ、あんたか。▼
えらい暗い顔で、どうした?
心の不意討ちに失敗したか?▼
- [ティアモ]
- ! わ、わかりますか!?
さすが師匠…▼
- [グレゴ]
- …やっぱり。▼
- [ティアモ]
- やっぱり?▼
- [グレゴ]
- ん、あー…なんでもねぇ。
人に好かれるってのは難しいからな。▼
- [ティアモ]
- そうですよね…あたし、
そういう才能は無いみたいです…▼
- [グレゴ]
- いやいや、みんな似たようなもんだ。
下手も上手も恋すりゃ同じ、ってな▼。
- [ティアモ]
- そうなんですか?
あたしは特別下手な気がしますけど…▼
さっきも不意を討とうとつけ狙ってたら
”怖い”って言われちゃいましたし…▼
- [グレゴ]
- つけ狙ったか…まぁあんた、
策を弄するのは苦手そうだもんなぁ。▼
- [ティアモ]
- 正直過ぎて、逆に馬鹿だねって
よく言われます…▼
- [グレゴ]
- はーいはい、落ち込まない。▼
あんたはそれでいいんだよ。
真っ正面から馬鹿正直に行って▼
相手をひれ伏させるだけの
すげえものを持ってんだからな。▼
だいたい不意討ちなんてのは
弱い奴が必死こいてやるもんだ。▼
そういう意味じゃ、あんたとは
一番縁遠い戦術だったわな。▼
- [ティアモ]
- え…でもあたし、他にどうしたらいいか
全然わからないんですけど…▼
- [グレゴ]
- ふぅ…しゃあねぇ。乗りかかった船だ。
もうちょいいろはを教えてやるよ。▼
- [ティアモ]
- あ、ありがとうございます、師匠!
あたし、がんばります!!▼
支援A†
- [グレゴ]
- よーし、こんなもんだろ。
もう完璧なんじゃねえか?▼
- [ティアモ]
- あのぉ…グレゴさん。いろはを
教えてくれるって言ってたのに▼
あれからずっと、
化粧だとかしぐさだとか服装だとか…▼
自分をよく見せる方法しか
教わってないんですけど。▼
- [グレゴ]
- んー? ほかになにか必要かい?▼
- [ティアモ]
- えっと…相手のことを調べて
相手の好みに合わせたりとか…▼
- [グレゴ]
- あーいらねぇいらねぇ。いいか、
あんたはいわば生まれながらの珠だ。▼
ちょいと磨きゃ、きらっきら輝く
宝石になれるようにできてんだよ。▼
相手の好みなんざ関係ねぇ。▼
- [ティアモ]
- そ、そんなことないですよ。
あたしなんてまだまだ全然…▼
- [グレゴ]
- そう、その向上心もあんたの
恐ろしい武器のひとつだな。▼
誰よりも努力する天才なんざ
ほとんど反則だぜ。▼
- [ティアモ]
- グレゴさんって、
人を乗せるのがお上手ですね。▼
グレゴさんにそんな風に言われると
自分に自信が出てきちゃいます。▼
- [グレゴ]
- 元々あんたは能力の割に
自信がなさ過ぎたんだよ。▼
今のあんたはもう満点だ。
どーんとぶつかってきな。▼
結果は俺が保証してやるぜ。▼
- [ティアモ]
- は、はい!
あたし、行ってきます!▼
- [グレゴ]
- …なーにやってんだかなぁ、俺は。
いつからこんなお人好しになった?▼
………▼
…ま、目の前であんだけがんばられると
かわいくなっちまうのも道理か。▼
支援S†
- [ティアモ]
- ししょ…じゃなくて、グレゴさん。▼
- [グレゴ]
- おーう、ティアモ。
成果報告にでも来たのか?▼
- [ティアモ]
- あ…いえ。まだ勝負を挑んでないので
ご報告できることはないんですけど…▼
- [グレゴ]
- なーにやってんだか。絶対に勝てるから
自信持って行って来いっつーの。▼
- [ティアモ]
- 駄目だったら…
責任、取ってくれますか?▼
- [グレゴ]
- 取ってくれんじゃねぇの。▼
- [ティアモ]
- じゃあ…行きます。▼
- [グレゴ]
- おーう、がんばれよ。▼
- [ティアモ]
- ありがとうございます。
では…▼
こほん…▼
あたしは――あなたが好きです。▼
- [グレゴ]
- そうそう、それだよ。
それで落ちない男はいねぇって。▼
- [ティアモ]
- できれば、その…結婚を前提とした
お付き合いをして欲しいと思ってます。▼
- [グレゴ]
- おーいおい、そこまで俺に
言わねぇでいいっての。▼
- [ティアモ]
- …………▼
- [グレゴ]
- …………▼
…ん? おい、あんたまさか…!
――俺に言ってんのか?▼
- [ティアモ]
- …はい。▼
- [グレゴ]
- ちょーっと待て!
あんたの大切な相手は俺じゃねぇだろ。▼
- [ティアモ]
- 今は…グレゴさんです。
あたしに…本当の自信をくれた人…▼
- [グレゴ]
- 参ったね、こりゃ…
そういうつもりじゃなかったんだが…▼
- [ティアモ]
- あたし、かわいいですか?▼
- [グレゴ]
- ん、あぁ、まぁな。▼
- [ティアモ]
- いい奥さんになりそうですか?▼
- [グレゴ]
- なる…だろうな、きっと。▼
- [ティアモ]
- あたしのこと…嫌いですか?▼
- [グレゴ]
- いや…そんなことはねぇよ。▼
- [ティアモ]
- じゃあ、お付き合い…してくれますか?▼
- [グレゴ]
- そんな顔されたんじゃなぁ…
しないわけにもいかねぇだろ。▼
- [ティアモ]
- 結婚を前提にして…ですよ?▼
- [グレゴ]
- あー…まぁ、それも了解だ。▼
- [ティアモ]
- 誓いの指輪…くださいね?▼
- [グレゴ]
- …有り金全部はたいて買ってやるよ。▼
- [ティアモ]
- ふふ、やったぁ。▼
リベラ†
支援C†
- [ティアモ]
- よいしょ、よいしょ…
この荷物、結構重いわね…。▼
- [リベラ]
- ティアモさん?▼
- [ティアモ]
- えっ!? あ、に、荷物が…!
…きゃああっ!!▼
いたた…。▼
- [リベラ]
- あ…申し訳ありません!
私が急に声をかけてしまったせいで…!▼
- [ティアモ]
- い、いえ…!
あたしが勝手に転んじゃっただけですから。▼
荷物が多すぎて
前が見えてませんでした。▼
- [リベラ]
- お怪我はありませんか?▼
- [ティアモ]
- だいじょうぶです。▼
- [リベラ]
- それはよかった…貸してください。
荷物は私が持ちましょう。▼
- [ティアモ]
- え、でも、重いですよ。▼
- [リベラ]
- かまいませんよ。
どこへ運べばいいですか?▼
- [ティアモ]
- あ、じゃあ、向こうへ…。▼
- [リベラ]
- 承知しました。▼
(暗転)
- [リベラ]
- ここでいいですか?▼
- [ティアモ]
- はい。ありがとうございます。
おかげで助かっちゃいました。▼
- [リベラ]
- ティアモさんは、いつもこのような
重い物をひとりで運んでいるのですか?▼
- [ティアモ]
- そうですね。誰かに頼むのも悪いし、
自分でできることは自分でやらないと。▼
- [リベラ]
- 私でよければいつでも手伝いますので
ご遠慮なく声をかけてください。▼
- [ティアモ]
- ありがとうございます。
そのときは、よろしくお願いします。▼
支援B†
- [ティアモ]
- よいしょ、よいしょ。▼
- [リベラ]
- ティアモさん、お手伝いしますよ。▼
- [ティアモ]
- あ…リベラさん。
すいません、ありがとうございます。▼
- [リベラ]
- ティアモさんはいつ見ても
働いていらっしゃいますね。▼
- [ティアモ]
- こんなときですから、
休んではいられませんよ。▼
- [リベラ]
- 無理をしていませんか?
あまりお顔の色が優れませんが。▼
- [ティアモ]
- じつは…最近よく眠れないんです。▼
目を閉じると嫌なことを
思い出しちゃって…。▼
- [リベラ]
- それはいけませんね…。
食事はちゃんと摂れていますか?▼
- [ティアモ]
- それも、あんまり…。▼
- [リベラ]
- …………。▼
- [ティアモ]
- あの、リベラさん?▼
- [リベラ]
- ティアモさん。すぐに荷物を置いて
営舎にお戻りください。▼
- [ティアモ]
- え、でも…。▼
- [リベラ]
- 残りの仕事は私が引き受けます。▼
- [ティアモ]
- そんな、悪いですよ。
ひとりじゃ大変ですし。▼
- [リベラ]
- …まったく、あなたという人は。▼
他人に任せるのを悪いと
思うぐらいの仕事を▼
あなたはずっとひとりで
やっていたのでしょう?▼
- [ティアモ]
- そうですけど…。▼
- [リベラ]
- 少しは他人に甘えることを覚えないと
あなたがもちませんよ。▼
あとで営舎のほうへ薬湯を持って
行きますから横になっていてください。▼
- [ティアモ]
- は、はい。▼
支援A†
- [リベラ]
- ティアモさん!!▼
- [ティアモ]
- あ…リベラさん…。▼
- [リベラ]
- だいじょうぶなのですか?
倒れられたと聞いたのですが。▼
- [ティアモ]
- は…はい。
ご心配をかけてしまって…▼
- [リベラ]
- こんなときに人のことなど
気にする必要はありません。▼
それより、お身体の具合は?▼
- [ティアモ]
- だいじょうぶです。
病というわけではありませんから。▼
ゆっくり休めば回復するだろうって
お医者様がおっしゃってました。▼
- [リベラ]
- そうですか。
それは何よりです。▼
- [ティアモ]
- …ごめんなさい。▼
- [リベラ]
- どうしたんです、急に。▼
- [ティアモ]
- …リベラさんの言うことを
ちゃんと聞かないで無茶したから…。▼
- [リベラ]
- それなら謝る相手が
違うんじゃないですか?▼
- [ティアモ]
- えっ?▼
- [リベラ]
- 謝るなら、あなたご自身の
体に対して、ですよ。▼
さんざん無茶につきあってくれたんです。
いたわってさしあげないと、ね。▼
- [ティアモ]
- …はい。▼
- [リベラ]
- なんでも自分でやろうとすると
結局は遠回りになる事が多いのですよ。▼
人は支えあって生きていくもの。
人に頼り、自らをいたわってこそ、▼
はじめて素晴らしい働きができる。
ちがいますか?▼
- [ティアモ]
- ええ。おっしゃる通りです。
今回、身をもって知りました。▼
…リベラさん、あたしが至らぬ点があれば
これからもどんどん叱ってくださいね。▼
- [リベラ]
- 叱ってくれとは
またティアモさんらしい…▼
ですが、残念ながら
叱るのは得意ではありません。▼
助言程度でよろしければ
気がつけばお話しさせていただきますよ。▼
- [ティアモ]
- はい、よろしくお願いします!▼
支援S†
- [ティアモ]
- よっと。う、ん…けっこう重い…。▼
- [リベラ]
- 病み上がりで無茶をするのは
やめた方がいいですよ、ティアモさん。▼
- [ティアモ]
- あ、リベラさん。
このあいだはありがとうございました。▼
おかげさまですっかり
元気になりました。▼
- [リベラ]
- ふぅ…あなたの本当の病は、
そのじっとしていられない性分ですね。▼
- [ティアモ]
- あはは、そうかもしれません。▼
- [リベラ]
- またそうやって笑う…。
放っておけない人ですね…本当に。▼
- [ティアモ]
- え、なんですか?▼
- [リベラ]
- 放っておけないと言っているのです。
そばで見ていないと心配でなりません。▼
ですから…いつもそばで
あなたを見守る権利を、私にください。▼
- [ティアモ]
- えぇっ!? そんな馬鹿な!▼
- [リベラ]
- そんな馬鹿なって…。▼
- [ティアモ]
- だ、だってそれって、
結婚って意味じゃ…?▼
- [リベラ]
- 誓いの指輪も、用意してあります。▼
- [ティアモ]
- あ…。▼
- [リベラ]
- あなたがクロム様に
想いを寄せていたことは知っています。▼
ですが、私は自分の気持ちを
伝えずにおれませんでした。▼
無理なお願いなのかもしれませんが
受け取って…いただけませんか?▼
- [ティアモ]
- …無理なんかじゃ、ないです。▼
- [リベラ]
- …え?▼
- [ティアモ]
- リベラさん、
いつもあたしを見てくれていました。▼
頑張りすぎている時には注意してくれたし、
倒れた時には駆けつけてくれました。▼
これからも、ずっとずっと
あたしを見ていてほしい、そう思うんです。▼
だから、この指輪、喜んで……▼
- [リベラ]
- ありがとう、ティアモさん…。▼
- [ティアモ]
- …これで…リベラさん、一生
あたしの事を見ていてくださるんですよね?▼
- [リベラ]
- はい。▼
- [ティアモ]
- うれしい…。
あたし、しあわせです。▼
- [リベラ]
- 私もですよ、ティアモさん。▼
ヘンリー†
支援C†
- [ティアモ]
- よし、これで完成ね。
…完成しちゃったわね。▼
- [ヘンリー]
- あ、ティアモ!
それ、襟巻きだよね~?▼
- [ティアモ]
- えぇ、そうよ。
寒冷地で戦うこともあると思って。▼
- [ヘンリー]
- ペレジアは全体的に暑いから
襟巻きなんて久しぶりに見たよ~。▼
でも、その色とか大きさとか
男物っぽいね。▼
- [ティアモ]
- あ、うん…これはね、
贈り物にしようと思ってるの。▼
- [ヘンリー]
- へぇ! いいなぁ、
手編みの襟巻きを貰えるなんて。▼
- [ティアモ]
- ふふ…だったら
ヘンリーにあげようか?▼
- [ヘンリー]
- え、いいの~? さっき、
贈り物にするつもりって…▼
- [ティアモ]
- これを渡すとね…
その人、困ってしまうと思うの。▼
だから渡すのは
やめておこうかな、って…▼
- [ヘンリー]
- どうして困るの~?
こんなによくできてるのに~。▼
- [ティアモ]
- だって…その人には
もう奥様がいるから。▼
- [ヘンリー]
- ふーん…よくわかんないなあ。
奥様がいると襟巻きが渡せないんだ。▼
じゃあ、奥様が死んじゃったら
渡せるようになるの?▼
- [ティアモ]
- え…そ、そんなこと…絶対だめ。▼
ありがとう、ヘンリー。この襟巻き、
やっぱりあなたにあげるわ。▼
- [ヘンリー]
- …なにもしてないのに
お礼を言われちゃった。変なの。▼
支援B†
- [ヘンリー]
- ティアモ、この前は
襟巻きくれてありがとう~。▼
- [ティアモ]
- いいの。大事に使ってくれてる
みたいで、あたしもうれしいわ。▼
- [ヘンリー]
- …なんだか元気ないね~?▼
- [ティアモ]
- まぁ…ね。でも気にしないで、
自分勝手に苦しんでるだけだから。▼
- [ヘンリー]
- んー? ティアモは
苦しむのが好きってこと~?▼
じゃあ襟巻きのお礼に
すっごく苦しくなる呪いを…▼
- [ティアモ]
- そうじゃなくて…襟巻きを結局
渡せなかったことで胸が苦しいの。▼
自分であきらめたのに、
勝手なものでしょう?▼
- [ヘンリー]
- 確かに自分勝手かも~。▼
- [ティアモ]
- ふふっ、はっきり言うわね。
…でも、そういうことなの。▼
人の気持ちって
うまく割り切れないものね。▼
- [ヘンリー]
- その胸の苦しみ、
僕の呪術で消してあげようか~?▼
- [ティアモ]
- え…?▼
- [ヘンリー]
- ティアモの好きって気持ちを
僕が殺してあげる。▼
そしたら苦しくなくなるよ~。
僕も襟巻きのお礼ができるしね~。▼
- [ティアモ]
- せっかくだけど…
遠慮させてもらうわ。▼
- [ヘンリー]
- えー? また?▼
- [ティアモ]
- 苦しくても、この気持ちを
消してしまいたいわけじゃないの…▼
- [ヘンリー]
- ふーん…ほんとにティアモ、
自分勝手~。▼
- [ティアモ]
- ふふっ、ごめんなさい。▼
支援A†
- [ヘンリー]
- 腕がしびれてきちゃった。
たくさん買ったね~!▼
- [ティアモ]
- そうね。荷物を持つの、
手伝ってくれてありがとう。▼
優しいのね、ヘンリーは。▼
- [ヘンリー]
- あはは。どう?
胸が苦しくなくなった~?▼
- [ティアモ]
- え…?▼
- [ヘンリー]
- リズから聞いたんだ~。
女の子の胸が苦しい時は、▼
買い物したりやけ食いしたりすると
治るんだって~。▼
- [ティアモ]
- そ、そういうこと…
ありがとう、心配してくれて。▼
そうね…確かに楽になったかも。
ヘンリーのおかげね。▼
- [ヘンリー]
- あ、買い物で治るんだ~。
じゃあもう一往復しよ~?▼
- [ティアモ]
- え…ちょ、ちょっと待って。
今行ったばかりでしょう?▼
- [ヘンリー]
- いっそ十往復くらいしたら
楽になるかも~。▼
- [ティアモ]
- あの、ヘンリー、気持ちは嬉しいけど、
そういうふうにはならないわ。▼
- [ヘンリー]
- そうなんだ~。
じゃあ、やけ食いの方が好き?▼
- [ティアモ]
- えっと、そういうことじゃなくて…▼
あたしが買い物で楽になったのは、
きっと…あなたの気持ちを感じたからなの。▼
- [ヘンリー]
- 僕の気持ち~?▼
- [ティアモ]
- あたしを慰めようとしてくれたでしょう?
その気持ちが嬉しかったの。▼
だから、楽になれたのよ。
ヘンリーのおかげ。▼
- [ヘンリー]
- そうなんだ~。
人の心って不思議~。▼
じゃあ、いっぱい慰める気持ちになるから
いっぱいやけ食い行こ~。▼
- [ティアモ]
- もう…仕方ないわね。
いいわ、一緒に行きましょう。▼
支援S†
- [ヘンリー]
- はぁ、はぁ…
駄目~、こういうの向いてないかも~。▼
- [ティアモ]
- どうしたの、ヘンリー?
いきなり剣の訓練をしたいだなんて。▼
- [ヘンリー]
- ん~とね~。▼
僕が格好良くなったら
ティアモが振り向いてくれるかもって。▼
- [ティアモ]
- それは…前みたいに
あたしを慰めようとしてくれてるの?▼
- [ヘンリー]
- 違うよ~。
ティアモが好きだからだよ~。▼
- [ティアモ]
- ヘンリー…▼
- [ヘンリー]
- でも僕はクロムほど
かっこよくも強くもないけど~。▼
- [ティアモ]
- …あ、あれ? ど、どうして
クロム様の名前が出てくるの?▼
- [ヘンリー]
- だってティアモが好きだったの、
クロムなんでしょ?▼
リズだって、そうだって言ってたよ。
違うの~?▼
- [ティアモ]
- ち、違う…ううん、嘘。
そうです、ごめんなさい。▼
恥ずかしいな…もしかして
みんなに気づかれてたのかしら…?▼
- [ヘンリー]
- 僕、ティアモに好きになって
もらえるようにがんばるからね~。▼
- [ティアモ]
- ヘンリー…あなたのよさは
クロム様とは違うところにあるわ。▼
だからあなたが
クロム様の真似をすることないの。▼
そんなことしなくても、あたしは
あなたのこと…好きだと思うから。▼
- [ヘンリー]
- ほんと?▼
- [ティアモ]
- あなたはずっと…あたしのことを
好きでいてくれたのね。▼
あたしを慰めようとしているだけだと
思っていたわ…ごめんね。▼
- [ヘンリー]
- じゃあ、この指輪
受け取ってくれる~?▼
- [ティアモ]
- えぇ…心が揺れているうちに
いただきます。▼
その代わり、これからもずっと
あたしの心を揺らし続けてね?▼
支援C†
- [ドニ]
- 太陽に溶ける雲を抜け~♪
眼下に見渡す大地を越えて~♪▼
- [ティアモ]
- あら、ドニ。
珍しい歌を知ってるのね。▼
- [ドニ]
- ティアモさんもこの歌、
知ってるべか?▼
- [ティアモ]
- もちろん。天馬騎士団で
知らない人はいないわ。▼
でも、天馬騎士団以外の人が
歌ってるのは初めて見たかも。▼
- [ドニ]
- ずっと前、村に来た女の人が
歌ってくれたべ。▼
じつはあんまり詩の意味が
わかんねえんだべが…▼
節回しがよ、なんか勇敢な感じがして
かっこいいべ。で、よく歌うべ。▼
- [ティアモ]
- うん、勇敢っていうのは正解。▼
それはひとりの偉大な天馬騎士を
称えて作られた歌だから。▼
- [ドニ]
- へえ…そうなんだべか?▼
- [ティアモ]
- ええ、
伝説のイーリス初代聖王…▼
彼の陰となり日向となって
支えた天馬騎士よ。▼
ひとたび戦場に赴くと、軽やかに天空を飛翔し
鋭く敵のふところに飛び込む様は、▼
動きが鈍い重騎士たちを
恐怖の底におとしいれ、▼
彼女がくりだす槍にまで
翼が生えていると言われたそうよ。▼
- [ドニ]
- はぁ…
それはすごいだべな。▼
- [ティアモ]
- 彼女がすごいのは
それだけじゃないの。▼
鬼神のごとき武勇とは裏腹に
その人となりは、優しく思いやりにあふれ▼
初代聖王をしのぐほどの
人望があったと伝えられているわ。▼
実際、彼女を慕って敵から寝返った者も
かなりの数にのぼったそうよ。▼
- [ドニ]
- ただ、強いだけじゃなかったべか。
ますますすごいだべよ。▼
そんな人を
称えた歌だったべか…▼
- [ティアモ]
- イーリス王都には今も
彼女の銅像が建っているわ。▼
今度、機会があればいっしょに
見に行きましょう。▼
- [ドニ]
- ん、んだ。
ぜひ、お願いするべ!▼
支援B†
- [ドニ]
- ティアモさん、またあの天馬騎士の
お話を聞かせてくれねえべか?▼
- [ティアモ]
- ふふ。ずいぶん気に入ったみたいね。▼
- [ドニ]
- んだ!
もうおらの憧れの人だべ!▼
- [ティアモ]
- ここだけの話だけど、あたしの目標は
あの天馬騎士のようになることなの。▼
だからドニが彼女を
好きになってくれるのはうれしいわ。▼
…とは言っても、
あたしなんてまだまだ未熟だから▼
こんなこと、よそでは
絶対口にできないけどね。▼
- [ドニ]
- ティアモさんみたいなすごい人でも
まだまだなんだべか?▼
- [ティアモ]
- あたしは、すごくなんかないわ。
人としても騎士としても全然駄目。▼
- [ドニ]
- そんなことないべよ。▼
おら、ティアモさんのいいところ
いくらでも言えるべ。▼
- [ティアモ]
- あはは、そんなに無理して
お世辞を言わなくていいのよ。▼
- [ドニ]
- お世辞なんかじゃねえべ。
あ、そうだ!▼
これからおら、毎日十個ずつ
ティアモさんのいいところを言うだべよ!▼
- [ティアモ]
- ま、毎日?▼
- [ドニ]
- んだ、毎日だ!▼
- [ティアモ]
- ふふ。じゃあ、いつまで続くか
楽しみにさせてもらおうかな。▼
- [ドニ]
- 任せるべ!▼
支援A†
- [ドニ]
- えっと…美人で、優しくて、
強くて賢くて美人で…▼
- [ティアモ]
- あ、美人って二回言った。▼
それにほかのも前に
聞いたのばっかりよ。▼
- [ドニ]
- うぅ…ちょっと待つべ。
えっと…そうだ! 胸が小さい!▼
- [ティアモ]
- ド~ニ~…それは
褒め言葉じゃないでしょう!▼
- [ドニ]
- あ、あれ? そうだべか?▼
- [ティアモ]
- ふぅ。さすがに褒めるところが
なくなったみたいね。▼
でもこんなに長く続くとは
思わなかったからびっくりしたわ。▼
なんだか自分がすごい人みたいに
思えてきちゃったもの。▼
- [ドニ]
- だから、ティアモさんはすごい人だって
何回も言ってるべ。▼
ずっと見続けてきたおらが言うんだから
間違いねえだ。▼
- [ティアモ]
- ありがとう、ドニ。
お礼にこれ…あげる。▼
- [ドニ]
- なんだべ? 手紙…?▼
- [ティアモ]
- ドニがずっと近くにいたから、
あたしもドニを観察してたの。▼
それを
あたしなりにまとめてみたのよ。▼
- [ドニ]
- うわぁ…びっしり書いてあるべ。
これ、みんなおらのいいところだべか?▼
- [ティアモ]
- あら、あたしはいいところなんて
一言も言っていないわよ。▼
- [ドニ]
- えっ…うわあ
おらのダメなところもびっしり…▼
- [ティアモ]
- いいところはのばし、悪いところはなおす。
これが成長の基本よ。▼
だから、これからはドニも
あたしの悪いところをちゃんと言ってね。▼
おたがいに磨き合って
さらなる高みを目指しましょう。▼
あの伝説の天馬騎士のように!▼
- [ドニ]
- わ、わかったべ。▼
だけど、ティアモさんの悪いところを
探すのは、けっこう難しいべ…▼
支援S†
- [ドニ]
- ごほん。
あ、あの、ティアモさん。▼
- [ティアモ]
- あら、どうしたの、ドニ。▼
- [ドニ]
- この前の事だども…▼
ティアモさんの悪いところを
ちょっと書いてきたべさ。▼
- [ティアモ]
- どれどれ…けっこう書いてあるわね。
うん。なかなかいい手厳しさよ。▼
- [ドニ]
- す、すまないべ。▼
でも、本題は別にあるんだべ…▼
- [ティアモ]
- 別? なに?▼
- [ドニ]
- ほんとに渡したいのは
こっちの…指輪だべ。▼
- [ティアモ]
- えっと…
話が見えてこないんだけど…▼
- [ドニ]
- つまり、その…▼
ティアモさんのいいところ悪いところ
色々考えたり書いたりしてたら▼
どんどんティアモさんの事しか
考えられなくなってきたべ。んで…▼
- [ティアモ]
- で、この指輪ってこと?▼
- [ドニ]
- んだ。▼
- [ティアモ]
- …実は、あたしもドニに
渡すものがあるの。▼
- [ドニ]
- ? なんだべ?▼
- [ティアモ]
- これよ。▼
- [ドニ]
- うわっ!?
なんだべ、この紙の束は!▼
- [ティアモ]
- この前から、更にドニのいいところ
悪いところを色々考えたの。▼
その結果がこれよ。▼
- [ドニ]
- これって、前にもらったのの
倍以上あるべさ!▼
しかも、これ…いいところより
悪いところが圧倒的に多い気がするべ?▼
- [ティアモ]
- 仕方ないじゃない。
それが本当のことだもの。▼
- [ドニ]
- はぁ…やっぱりだめだか…
そりゃそうだべな。▼
おらみたいなもんが
ティアモさんに釣り合うわけ…▼
- [ティアモ]
- はい! そのすぐ自分を卑下するところ!
3枚目の中段くらいにたっぷり書いておいたわ。▼
でも、勝手に早合点するところは
なかったわね。追加しておかなくちゃ。▼
- [ドニ]
- 早合点?
だ、だども…▼
- [ティアモ]
- あたしは指輪を受け取らないなんて
一言も言ってないじゃない。▼
- [ドニ]
- えっ、じゃあ……▼
- [ティアモ]
- ドニ、あなたは、あたしのいいところ、
悪いところを考えているうちに▼
あたしのことばかり考えるようになったって
言ってたわよね。▼
あたしも同じよ。いつの間にかドニのこと
ばかり考えるようになっていたわ。▼
- [ドニ]
- …じゃあ、
おらと、一緒になってくれるだか?▼
- [ティアモ]
- ええ、喜んで。▼
- [ドニ]
- やったべ!▼
- [ティアモ]
- うふふ…結婚したらきっと、
また新しい発見ができそうね。▼
楽しみだなぁ。▼
- [ドニ]
- おらは…ちょっと怖いべ。▼
セレナ(親子)†
支援C†
- [ティアモ]
- ねぇ、セレナ。
未来のこと、教えてくれない?▼
- [セレナ]
- そんなこと聞いてどうするのよ。
もう同じことは起こらないわよ。▼
- [ティアモ]
- それでも、近いことが起こる
可能性は高いんでしょ?▼
- [セレナ]
- そんなの知らないわ。▼
- [ティアモ]
- …セレナ、なにか怒ってる?▼
- [セレナ]
- べつに怒ってなんかないわよ。
変な勘繰りはやめてよね。▼
- [ティアモ]
- そう? ずっと怖い顔してるから。
なにかあったのかと思って。▼
- [セレナ]
- あんたが未来のことなんて
思い出させようとするからでしょ!▼
あたしは同じことなんて
二度と起こって欲しくないの!!▼
- [ティアモ]
- あ…ごめん。つらいことが
たくさんあったんだよね…▼
あたし、無神経だった。
本当にごめんなさい。▼
- [セレナ]
- わ、わかればいいのよ。▼
- [ティアモ]
- じゃあ、なにか違うお話を
しましょうか。▼
- [セレナ]
- べつに話すことなんてないけど?▼
- [ティアモ]
- でも、あたしはあなたに
聞きたいことがたくさんあるわ。▼
お願い。少しだけあたしの
わがままに付き合って。▼
- [セレナ]
- …し、仕方ないわね。
ちょっとだけよ。▼
- [ティアモ]
- えぇ、ありがとう。▼
- [セレナ]
- あ、お礼に今日の配給の果物、
あたしによこしなさいよね。▼
- [ティアモ]
- ふふ、わかった。▼
支援B†
- [ティアモ]
- はい、今日の果物。
いい色のりんごね。▼
- [セレナ]
- あ、ありがと。
で? 今日は何が聞きたいの?▼
- [ティアモ]
- うーん…そうねぇ。
少し気になっているのは▼
どうしてセレナが最初に選んだのが
天馬騎士じゃなかったのか、ということね。▼
- [セレナ]
- 母さんと同じ道なんて
死んでもごめんだったからよ。▼
- [ティアモ]
- 寂しいこと言うのね。▼
- [セレナ]
- あのねぇ、なにをやらせても完璧な人と
比べられる身にもなってよね。▼
まったく、冗談じゃないわ。▼
みんなに慕われて頼られて
きれいで華やかで頭がよくて…。▼
- [ティアモ]
- あはは、大絶賛ね。▼
- [セレナ]
- あ…べ、べつにあたしが
言ったわけじゃないんだからね。▼
- [ティアモ]
- じゃあ、セレナにとって、
あたしはどんなお母さんだったの?▼
- [セレナ]
- そ、そりゃあ自慢の…って、違う!▼
娘を捨てた薄情な母親よ!▼
- [ティアモ]
- …ごめんなさい。▼
- [セレナ]
- ちょっ…な、泣かないでよ!
う、嘘に決まってるでしょ!▼
そんなことちっとも思ってない!
優しくて自慢の母さんだったわよ!▼
あぁ、もう!
恥ずかしいこと言わせないでよね!▼
- [ティアモ]
- ふふ、ごめん。でもうれしいな…
そんな風に思ってくれてたのね。▼
- [セレナ]
- し、知らない!▼
(セレナ退場)
- [ティアモ]
- あ…行っちゃった。足の速い子ね…
絶対、あたしより速いわね、あれは。▼
…実はあたしが走るの得意じゃないことは
秘密にしておこう、うん。▼
支援A†
- [ティアモ]
- あぁ、残念。今日の配給には
果物はなかったみたいね。▼
- [セレナ]
- え、そうなの?▼
- [ティアモ]
- これじゃあ、セレナと
お話しできないわね。▼
- [セレナ]
- あ…ど、どうしてもって言うなら、
付き合ってあげてもいいわよ。▼
- [ティアモ]
- じゃあ、どうしても。▼
- [セレナ]
- 仕方ないわね。
なんの話がしたいの?▼
- [ティアモ]
- 今日はね、お話しじゃなくて、
あなたと約束をしたいの。▼
- [セレナ]
- なによ、約束って。▼
- [ティアモ]
- これから、あたしたち二人が
共に築いていく未来の約束。▼
あたしたちはもう二度と、
どんなことがあっても▼
悲しい別れをしないと
約束しましょう。▼
- [セレナ]
- もし…約束を破ったら?▼
- [ティアモ]
- この約束に、もしもはないわ。▼
- [セレナ]
- 絶対に?▼
- [ティアモ]
- えぇ、絶対に。▼
- [セレナ]
- …………▼
……じゃああたし、母さんに
甘えちゃってもいいのかな…▼
- [ティアモ]
- え…もちろんかまわないけど…
どうして急に?▼
- [セレナ]
- …急にじゃない。
ずっと思ってたことだよ…だけど…▼
今よりもっと母さんを好きになって、
でもまたいなくなっちゃったら…▼
今度こそあたし…耐えられないから。
もう、ひとりは嫌だから…だから…。▼
- [ティアモ]
- そう…それで今まで、
心を開いてくれなかったのね…▼
- [セレナ]
- ごめん…一度甘えたら、
戻れなくなっちゃうから…▼
- [ティアモ]
- ううん、いいの。
ありがとう、セレナ。▼
こうして本音を聞かせてくれて
とてもうれしいわ。▼
これからは、たくさん甘えてね。▼
- [セレナ]
- 母さん…!▼
マーク女(親子)†
支援C†
- [マーク]
- うーん、どうして私は母さんのこと
覚えてないんでしょう…?▼
父さんのことはあんなにちゃんと
覚えてるのに…▼
父さんが立派な軍師だったってことも
一緒に勉強したことも覚えてるのに…▼
なーんで母さんのことは
きれいさっぱり忘れてしまったのか…▼
- [ティアモ]
- どうしたの、マーク?▼
- [マーク]
- 母さん!▼
すごいです、ちょうど今母さんのことを
考えてたんですよー!▼
これって運命!? 親子の運命!?
…あ、待って下さい。確か父さんが昔…▼
これは運命じゃない、絆だー!
みたいなことを言っていたような記憶が…▼
ってことで母さん、私たちが
ここで会ったのは、運命ではなく絆です!▼
- [ティアモ]
- はぁ…そうなの…?▼
- [マーク]
- そうですよ! 絆って素晴らしいです。
覚えてなくても呼び合うものなんですね。▼
…って、感心してる場合じゃ
ありませんでした。▼
私、なんで母さんのことを覚えてないのか
ずーっと考えてたんです。▼
良かったら母さん…私が母さんのこと
思い出せるよう協力してくれませんか?▼
- [ティアモ]
- えぇ、もちろんよ。▼
- [マーク]
- 良かった!
ではまた時間のある時に声をかけますね。▼
女同士の約束ですよ!
じゃあ私はこれで!
- [ティアモ]
- よく喋る子ね…▼
支援B†
- [マーク]
- 母さんっ、今時間いいですか?▼
- [ティアモ]
- えぇ。▼
- [マーク]
- やったぁ! じゃあ約束通り、
『記憶を取り戻そう大作戦』に▼
協力していただくことにします!▼
とは言ったものの、どうしたら記憶って
戻るんでしょうね…▼
頭を強くぶつけるのは
もう何度も試しましたし…▼
ゆらゆら揺れるものを見つめ続けるのも
私には効果がありませんでした…▼
ねぇ母さん、どうしたらいいと思いますか?▼
- [ティアモ]
- …あたしの顔をじっと見てみるとか?▼
- [マーク]
- なるほど!それだー!!
母さん天才です!▼
未来ではきっと見慣れていたはずですし、
じっと見てたら、何か思い出しますよね。▼
んー、なかなか良い策ですよこれは。▼
さすが天才軍師の父さんを
コロッと落としただけのことはありますね。▼
ではでは、失礼して…。
じーーーーーーーっ…▼
………………▼
………………▼
だめだーーー!!▼
何にも思い出せませんーーー!!▼
あぁ…この感じって、なんかこう…。
同じ文字をずっと見続けてたら▼
『あれ? これってこんな文字だっけ?』
みたいになる感じと似ています…▼
母さんって…こんな顔でしたっけ?▼
- [ティアモ]
- それを今思い出そうとしてるんでしょ。▼
- [マーク]
- ですよね…。すみません、
せっかく協力していただいたのに…▼
でも私は諦めませんよ!
絶対に母さんを思い出してみせます!▼
というわけで、
また協力して下さいね、母さん!▼
支援A†
- [マーク]
- はぁ…やっぱり今日もダメですね…▼
毎日毎日嫌というほど、
こうして母さんの顔を見ているのに▼
何にも思い出せないなんて
自分が情けなくなりますよ…▼
ほんとに…どうして……
うっ…ううっ…ぐすっ…▼
- [ティアモ]
- え、えぇっ! どうして泣くの?▼
- [マーク]
- だ…だって…だって……!
私…母さんのことも父さんと同じように▼
大好きだったはずなのに…!
思い出せないのが…辛いんです…!!▼
母さんが私に作ってくれた思い出も
たくさんあったはずなのに…▼
何一つ覚えていられなかった自分が…
ほんとに…情けないんです…!▼
情けないんですよーーー!
びえぇぇぇぇん!!▼
- [ティアモ]
- マーク…▼
- [マーク]
- うっ…! ちょっと泣きすぎた…かな。
あ…頭が痛い…!▼
いたたた…!▼
…………あ!?▼
- [ティアモ]
- どうしたの!?▼
- [マーク]
- ……思い出し…ました。母さんのこと。
ほんとにちょっとだけ…ですけど。▼
母さんが私に向かって、優しく笑って…
『マーク』って…名前を呼んでました…▼
ふふ、いつも見てる母さんの顔より、
少し年を取った顔でした…▼
…良かった。ちゃんと思い出せました。▼
ありがとう、母さん。
全部母さんのおかげです。▼
何だかこれで自信がつきました!
時間はかかるかもしれませんけど、▼
いつか母さんの記憶、
全部取り戻してみせますよ。▼
- [ティアモ]
- えぇ。あたしも協力するわ。▼
- [マーク]
- はい、ありがとうございます!▼
コメント†
- ティアモのおっぱいいいなぁ 貧乳じゃない!美乳だ!! -- 山芋
- 腋だろ!! --
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- 僕の嫁の胸をネタにするな! -- ルフレ
Last-modified: 2022-04-16 (土) 14:02:32