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章別会話/会話イベント(男主人公関連)/マケドニア
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[[章別会話/会話イベント(男主人公関連)]]
*マケドニア編 [#Macedonia]
#contents
**カチュアと主人公 [#Katua]
***カチュアと主人公1 [#Katua1]
:[カチュア]|
はじめまして。~
あなたがマルス様の近衛騎士…~
クリスね?▼~
:[クリス]|
あなたはマケドニア白騎士団の~
カチュア殿…▼~
:[カチュア]|
カチュアで構わないわ。~
仲間同士だもの、ふつうに~
話してくれたらうれしい。▼~
:[クリス]|
ありがとう、~
ではそうさせてもらう。▼~
何度か戦いで~
一緒になったな。▼~
:[カチュア]|
ええ、そうね。~
あなたの戦いは何度か見かけた。▼~
実直で真面目な戦いぶりで、~
マルス様のことを献身的に~
お守りしてた…▼~
さすがマルス様の~
近衛騎士だと思ったわ。▼~
:[クリス]|
光栄だな。~
ありがとう。▼~
おれも君の戦いを見ていた。~
君の実力は凄い。~
戦い手として、尊敬する。▼~
:[カチュア]|
いえ、そんなこと……▼~
:[クリス]|
これからの戦い…~
おれたちが共に戦うことも~
多くなるだろう。▼~
これからよろしく頼む。~
お互い助け合えたら嬉しい。▼~
:[カチュア]|
ええ、こちらこそ。▼~
***カチュアと主人公2 [#Katua2]
:[カチュア]|
クリス、~
この前の戦いでは…ごめんなさい。▼~
…あなたに助けられたわね。▼~
:[クリス]|
いいんだ、おれたちは仲間だからな。▼~
だが、戦いの最中に~
隙を見せるとは君らしくもない。~
何かあったのか?▼~
:[カチュア]|
い、いいえ…~
私がただ未熟なだけよ。▼~
:[クリス]|
そんなことはない。~
君の本来の実力なら、~
おれの助けなど無用だろう。▼~
:[カチュア]|
……▼~
:[クリス]|
そういえば、君は時折~
ぼんやり遠くを~
見ていることがあった。▼~
あれは、~
マルス様を見ていたのか?▼~
:[カチュア]|
……!▼~
い、いえ。~
別にそ、そんなことは…▼~
:[クリス]|
隠さなくて良い、カチュア。~
マルス様は~
素晴らしい方だからな。▼~
皆、マルス様を尊敬して~
この軍で戦っている。~
おれだってそうだ。▼~
君もそうなのだろう?▼~
:[カチュア]|
え、ええ…そうね。▼~
:[クリス]|
カチュアのためにも、~
おれが近衛騎士として~
しっかりしなければな。▼~
おれはもっと強くなる。~
マルス様のためにも、~
君やみんなのためにも…▼~
:[カチュア]|
クリス……▼~
***カチュアと主人公3 [#Katua3]
:[カチュア]|
ねえ、クリス。~
最近のあなた、~
無理しすぎていない?▼~
:[クリス]|
そ、そうか?▼~
:[カチュア]|
マルス様を守ろうとする~
あなたの気構えは~
立派だと思うけど、▼~
あまりあなた一人で~
思いつめすぎない方が…▼~
:[クリス]|
…カチュア、~
やはり君には隠せないな。▼~
確かに、敵は強さを増している。~
マルス様をお守りするのは~
容易じゃない。▼~
だが、これだけは誓う。~
たとえこの身がどうなろうと~
マルス様の命だけは…▼~
:[カチュア]|
いいえ、私は~
マルス様のことだけじゃなく…▼~
あなたのことも心配なの。▼~
マルス様をお守りできても、~
そのためにあなたが~
倒れたりしたら…▼~
その…きっと、~
マルス様も悲しまれるわ。▼~
:[クリス]|
それは…そうだな。▼~
確かにおれは~
気負いすぎて~
いたのかもしれない。▼~
:[カチュア]|
何かあったら、~
いつでも私に助けを求めて。▼~
私たちは仲間だから。▼~
:[クリス]|
わかった。~
ありがとう、カチュア。~
感謝する。▼~
:[カチュア]|
いいの。~
私も、あなたに~
助けられたから…▼~
ねえ、クリス…▼~
:[クリス]|
ん?▼~
:[カチュア]|
私ね、ずっと悩みがあったの。▼~
誰にも言えない悩み。~
抱いてはいけない気持ち…▼~
自分でもどうにもならなくて、~
胸の奥が苦しくて…~
そんな自分がいやで…嫌悪してた。▼~
:[クリス]|
おれで良かったら、相談に乗る。▼~
:[カチュア]|
うん…~
でも今はね…少しだけ楽になった。▼~
あなたのおかげかもしれない。▼~
:[クリス]|
おれの?▼~
:[カチュア]|
あなたはずっと、~
私の傍にいてくれた。▼~
なんでもない言葉を交わして、~
互いに笑い合って…▼~
マルス様のことや~
お互いのことを話して…▼~
そうしているうちに…~
少しずつ、~
苦しさが薄れていったの。▼~
時間が経てば、~
もしかしたらいつか…~
私も忘れられるのかも…▼~
:[クリス]|
?~
よくわからないが…▼~
:[カチュア]|
いいの、わからなくて。~
とにかくありがとう、~
クリス…▼~
**ウォレンと主人公 [#Wollen]
***ウォレンと主人公1 [#Wollen1]
:[クリス]|
あ、ウォレン。どこへ行ってたんだ?~
しばらく姿が~
見えなかったようだが…▼~
:[ウォレン]|
森へ。▼~
:[クリス]|
森?▼~
:[ウォレン]|
猟師だからな。▼~
:[クリス]|
え?~
ちょ、ちょっと待ってくれ。▼~
:[ウォレン]|
…ああ、すまん。▼~
まだ話の途中だったか…▼~
:[クリス]|
ああ。良かった、~
何かまずいことを~
言ってしまったのかと思ったぞ。▼~
:[ウォレン]|
いや、そうじゃねえ。▼~
ただおれは、一人が多い。~
話すことが得意じゃなくてな…▼~
:[クリス]|
そうだったのか。~
でも、あなたはカチュア殿と~
知り合いだと聞いたが?▼~
:[ウォレン]|
ああ…昔、~
遭難していたカチュアの~
天馬の手当てをした。▼~
:[クリス]|
そうか、それでカチュア殿と。▼~
:(ウォレンが立ち去る)|
:[クリス]|
カチュア殿が言っていた。~
ぶっきらぼうだが~
優しいところがあって…▼~
って、あれ?~
またいなくなってる…▼~
やっぱり、~
おれ、まずいことを~
言ってしまったのか?▼~
***ウォレンと主人公2 [#Wollen2]
:[クリス]|
あ、ウォレン。▼~
:[ウォレン]|
ああ、あんたか。▼~
:[クリス]|
前みたいにまた話して良いか?~
おれは、あなたのことを知りたいんだ。~
共に戦う仲間だからな。▼~
:[ウォレン]|
……ああ、構わねえさ。▼~
:[クリス]|
ウォレンは猟師なんだな、~
猟師の暮らしってどんな風なんだ?▼~
俺も田舎の出だが、~
祖父と二人で~
訓練ばかりしてたからな…▼~
:[ウォレン]|
……▼~
:[クリス]|
も、もしかして~
おれと話すのいやか。▼~
:[ウォレン]|
いや、そうじゃねえ。~
誤解させてすまん。▼~
ただ、~
話すことに慣れてなくてな。~
何から話すのが良いか…▼~
:[クリス]|
例えば、猟は一人でするのか?▼~
:[ウォレン]|
ああ、いつも一人だ。▼~
森で小さな獲物を取ったり、~
時には大きな獲物を求めて~
雪山に入ることもある…▼~
吹雪になれば、穴を掘って~
雪が止むまでその中で待つ。~
何日もな…▼~
:[クリス]|
その間は、何をして過ごすんだ?▼~
:[ウォレン]|
何もしねえ。~
ただじっと待つだけだ。▼~
:[クリス]|
何日も一人でじっと…?~
おれだったらとても~
我慢できそうにないな。▼~
:[ウォレン]|
おれは一人に慣れてるからな。~
普段の暮らしも似たようなもんだ。▼~
:[クリス]|
家族はいないのか?▼~
:[ウォレン]|
いねえな。森で一人暮らしだ。▼~
猟で必要な獲物を取って、~
あとは森の小屋で暮らしている。▼~
用がない限り…~
何年も誰とも会うことはねえ。▼~
:[クリス]|
だが、寂しくはないのか?▼~
:[ウォレン]|
カチュアにも昔そう聞かれたが…~
おれは寂しさ、~
ってものがよくわからねえ。▼~
おれは物心つく頃から一人だ。~
一人が当たり前だった。~
だから、何も感じたことはねえな。▼~
:[クリス]|
そうか…▼~
:[ウォレン]|
もし、世界からおれ以外の人間が~
いなくなったとしても…~
おれは何も変わらないだろう。▼~
反対に、世界からおれが~
いなくなったとしても…~
世界は何も変わらないだろう。▼~
:[クリス]|
それは違う、ウォレン。▼~
あなたとおれは仲間だ。~
あなたがもしいなくなったら、~
おれは悲しい。▼~
:[ウォレン]|
……▼~
:[クリス]|
だから、~
急にいなくなったり~
しないでくれ。▼~
:[ウォレン]|
…大丈夫だ。~
そのつもりはねえよ。▼~
***ウォレンと主人公3 [#Wollen3]
:[クリス]|
ウォレン、~
この戦いが終わったら~
どうするんだ?▼~
:[ウォレン]|
今まで通りだ。~
猟師として暮らす。▼~
:[クリス]|
そうか…▼~
:[ウォレン]|
……▼~
だが…おれの気持ちは、~
前とは変わったかもしれん。▼~
:[クリス]|
ん?▼~
:[ウォレン]|
以前は感じたこともなかったが…▼~
この戦いが終わることが、~
名残惜しく感じることがある。▼~
クリス、~
お前たち仲間とまた話したい、~
そんな気持ちになる。▼~
:[クリス]|
ウォレン…▼~
:[ウォレン]|
長い間、共にいたからだろうな。▼~
何故人が寂しいと感じるか、~
おれもわかった気がする。▼~
人は~
一人でいるのが寂しいんじゃねえ…~
一人になるのが寂しいんだ。▼~
大切な相手と~
別れることが寂しいんだ。~
それがわかった…▼~
:[クリス]|
だったら、また会えば良い。▼~
戦いが終わった後でも、何度でも。~
きっとまた会おう。▼~
:[ウォレン]|
ああ…そうだな。▼~
**パオラと主人公 [#Paora]
***パオラと主人公1 [#Paora1]
:[クリス]|
はっ…! はっ…! はぁっ!▼~
く……駄目か……~
さすがに…~
目まい…が……▼~
:(クリスが倒れる)|
:[パオラ]|
クリスさん!?~
だ、大丈夫ですか?▼~
:[クリス]|
パオラ殿…▼~
だ、大丈夫です。~
お見苦しいところを…▼~
:[パオラ]|
ふらふらではないですか、~
あなたらしくもない…~
どうしたのです?▼~
:[クリス]|
実は最近…~
日課の訓練では…~
物足りなくなってきたため、▼~
試しに訓練量を5倍に~
増やしてみようかと…▼~
:[パオラ]|
そんな急に…~
それでは~
倒れるのも無理はないです。▼~
:[クリス]|
だ、大丈夫です。▼~
「訓練が辛い時は~
もっと訓練せよ」と…~
祖父からそう教わりました…▼~
:[パオラ]|
まあ、いけません。~
そんな無理をしては…!▼~
ほら、座ってください。~
小休止しましょう。▼~
:[クリス]|
いえ、おれはまだ…!▼~
:[パオラ]|
小休止しましょう?▼~
:[クリス]|
…は、はい。▼~
:[パオラ]|
そう、それでいいのです。▼~
無理して訓練を続けても、~
本当の力は身につきませんよ。~
自分の身体にあわせないと。▼~
はい、お水。~
どうぞ飲んでください。▼~
:[クリス]|
ど、どうも…▼~
:[パオラ]|
足りなければ~
くんできますから、~
言ってくださいね。▼~
あ、でもまだ無理に~
動いてはいけませんよ。~
いいですね?▼~
:[クリス]|
はい…▼~
***パオラと主人公2 [#Paora2]
:[クリス]|
あ、パオラ殿。~
先日はお世話になりました。▼~
:[パオラ]|
いいえ、こちらこそ~
強引にお節介を…~
許してくださいね。▼~
わたし、つい人の世話を~
焼きたくなってしまって…~
悪いくせなんです。▼~
妹たちにも~
言われてたのに…▼~
:[クリス]|
そういえば、~
前の戦争の英雄である~
マケドニア三姉妹…▼~
パオラ殿は~
その三姉妹の~
長女なのですね。▼~
:[パオラ]|
ええ。~
わたしたち姉妹は両親を早くに~
亡くしていたから…▼~
妹たちが小さい頃は、~
わたし、あの子たちの~
お母さんがわりだったんです。▼~
:[クリス]|
わかる気がします。▼~
パオラ殿はなんというか…~
包み込むような優しさが~
ある方です。▼~
:[パオラ]|
まあ、ありがとう…~
そんなふうに~
言ってもらえるなんて。▼~
あ、そういえば~
クリスさん…~
気になっていたのですけど、▼~
左肩の具合、大丈夫ですか?▼~
:[クリス]|
え、ああ…~
確かにここしばらく~
肩が重い感じです。▼~
:[パオラ]|
やっぱり。~
無理をしていませんか?▼~
:[クリス]|
大丈夫です。祖父からは、~
「体が痛い時は訓練で治せ」~
と教えられて…▼~
:[パオラ]|
まあ、そんな…~
無理をして、大切な身体を~
痛めてしまっては大変です。▼~
見せてください。▼~
:[クリス]|
パ、パオラ殿…?▼~
:[パオラ]|
ほら…じっとして。▼~
こうして、指で~
肩をほぐしてあげると~
楽になりますよ。▼~
:[クリス]|
ど、どうも…▼~
:[パオラ]|
緊張せずに~
楽にして…▼~
:[クリス]|
は、はい…!▼~
:[パオラ]|
クリスさん?~
顔が赤いようですけれど…?▼~
:[クリス]|
い、いえ!~
そんなことは!▼~
***パオラと主人公3 [#Paora3]
:[クリス]|
パオラ殿、先日も~
ありがとうございました。▼~
:[パオラ]|
いいえ、ご迷惑でなければ~
良かったのだけど…▼~
:[クリス]|
迷惑などとんでもない、~
とても助かりました。▼~
あなたのおかげで、~
おれはもっと力をつけられる。~
マルス様のお役に立てます。▼~
:[パオラ]|
クリスさんは~
マルス様のために~
頑張っているのですね。▼~
:[クリス]|
はい。それが~
おれの使命、~
おれの望みです。▼~
:[パオラ]|
そう…▼~
良い騎士なのですね、~
クリスは…▼~
:[クリス]|
パ、パオラ殿…!?▼~
:[パオラ]|
あ、ごめんなさい。~
わたしったらつい…~
頭をなでられるの、いや?▼~
:[クリス]|
いえ、ただ…~
びっくりしました。▼~
:[パオラ]|
あなたのこと、~
可愛い弟みたいに~
思えてしまって…▼~
つい妹たちに~
してるみたいに~
接してしまってたの。▼~
:[クリス]|
はは、おれも小さい頃、~
祖父にほめられた時のことを~
思い出しました。▼~
パオラ殿、~
ご迷惑でなければ~
これからも…▼~
おれの訓練を見て~
いただけませんか?▼~
あなたがいてくれれば、~
おれはもっと~
頑張れる気がします。▼~
:[パオラ]|
ええ、喜んで。▼~
**ジュリアンと主人公 [#Jurian]
***ジュリアンと主人公1 [#Jurian1]
:[クリス]|
ジュリアン殿、~
お出かけのようでしたが、~
どちらへ?▼~
:[ジュリアン]|
さすがマルス様の騎士、~
気付くのが早いな。▼~
実は、こっそり~
情報収集に行ってた。~
レナさんの手がかりを探したくて。▼~
:[クリス]|
そうでしたか…~
レナ殿はあなたの大切な人でしたね。▼~
:[ジュリアン]|
ああ。~
ごろつきだったオレは、~
レナさんのおかげで変われたんだ。▼~
オレはどうなっても良い、~
ただあの人の笑顔を~
取り戻したいんだ…▼~
:[クリス]|
ジュリアン殿…~
よろしければ~
おれも何か手伝わせてください。▼~
:[ジュリアン]|
え? いいのかい?▼~
:[クリス]|
ええ、大切な人のために~
何かをしたいという思いは、~
おれもよくわかります。▼~
***ジュリアンと主人公2 [#Jurian2]
:[ジュリアン]|
なあクリスさん。~
折り入って頼みがあるんだ。▼~
オレに戦いを教えてくれないか?▼~
:[クリス]|
戦いを、ですか?~
ですがジュリアン殿は盗賊…▼~
戦闘よりも、~
扉や宝などの後方任務の方が…▼~
:[ジュリアン]|
ああ、そうだな。~
けどオレは、強くなりたいんだ。~
オレがレナさんを守れるように。▼~
:[クリス]|
ジュリアン殿…▼~
:[ジュリアン]|
レナさんがいなくなってから、~
オレ、散々あちこちを探してて…▼~
レナさんを~
見かけた人からも話を聞いた。▼~
その人たちの話では、~
レナさんは悲しそうな顔で…~
司祭たちに連れられていったって。▼~
:[クリス]|
それが……?▼~
:[ジュリアン]|
レナさんは眠らされたり、~
操られたりしてたわけじゃなかった。▼~
その時、近くにはオレがいたんだ。~
レナさんが叫び声をあげれば、~
きっとオレも気付いた。▼~
でも、レナさんはそうしなかった。▼~
それは、オレに気付いて助けに入っても~
オレじゃかなわないって~
知っていたからだ。▼~
オレがもっと強い男だったら、~
レナさんはさらわれずいんすんだんだ。~
そう思うと自分が許せない…▼~
:[クリス]|
……▼~
***ジュリアンと主人公3 [#Jurian3]
:[クリス]|
ジュリアン殿。~
訓練はいいが、あまり無茶は…▼~
:[ジュリアン]|
ありがとう。~
けど、オレはまた失敗したくないんだ。~
だから…▼~
:[クリス]|
ジュリアン殿、あなたが~
レナ殿のことで~
自分を責める気持ちはわかる。▼~
だが、おれは思うんだ。▼~
あなたが強くなっても、~
レナ殿はやっぱり、~
助けを求めないんじゃないか。▼~
:[ジュリアン]|
え?▼~
:[クリス]|
レナ殿はただ…~
あなたに危険な目にあってほしく~
なかったんだろう。▼~
誰かが傷つくより~
自分が犠牲になることを選ぶ…▼~
おれはレナ殿を知らないが、~
レナ殿はそんな女性な気がする。~
違うか?▼~
:[ジュリアン]|
……▼~
ああ…~
レナさんはそういう人だ。▼~
いつだって、~
自分のことより…~
誰かのために……▼~
:[クリス]|
ジュリアン殿…~
おれも力になる。~
一緒にレナ殿を取り戻そう。▼~
あなたの話を聞いてるうちに、~
おれもレナ殿に会ってみたくなった。▼~
:[ジュリアン]|
ああ、もちろん。▼~
レナさんに会えば、~
きっとクリスさんも~
レナさんと仲良くなれるさ。▼~
あの人は、本当に~
天使みたいに優しい人だから…▼~
**マチスと主人公 [#Matis]
***マチスと主人公 [#Matis1]
:[マチス]|
ああ、心配だ心配だ…▼~
:[クリス]|
?~
マチス殿?▼~
:[マチス]|
心配だ心配だ。~
いてもたってもいられない…▼~
:[クリス]|
マチス殿、何か心配事でも?▼~
:[マチス]|
おっ、よくぞ聞いてくれた。~
実はおれ、レナのことが~
心配でたまらないんだ。▼~
:[クリス]|
レナ殿…~
いなくなった~
シスターたちのお一人か…▼~
:[マチス]|
レナはおれの妹なんだよ。~
可愛い妹がさらわれた。~
邪悪な企みに巻き込まれたに違いない。▼~
そう思うと心配で心配で…~
ああ、じっとしていられない!▼~
:[クリス]|
気持ちはわかりますが、マチス殿。~
少し落ち着いた方が…▼~
:[マチス]|
これが落ち着いていられるか!~
レナは聖女のように~
清らかな子なんだぞ!▼~
おまけに美人だ。~
そんな子がさらわれたんだ…~
一体どんな目にあっていることか…▼~
だめだー!~
そんなことは~
兄貴であるおれが許さん!▼~
:(マチスが立ち去る)|
:[クリス]|
あ、マチス殿!▼~
…一体どこへ?▼~
:(マチスが現れる)|
:[マチス]|
…レナの居場所がわからん。▼~
…しかし、~
心配でじっとしていられないんだー!▼~
:(マチスが立ち去る)|
:[クリス]|
あ、また…▼~
***マチスと主人公 [#Matis2]
:[マチス]|
クリス、頼みがある。~
おれを強くしてくれないか。▼~
:[クリス]|
マチス殿を強く?▼~
:[マチス]|
心配しても体に悪いばかりだ。~
レナの居場所もわからないしな…▼~
それよりも、~
いざレナの居場所がわかった時~
兄貴であるおれが助けてやらねば!▼~
そのために強くなりたいんだ。▼~
:[クリス]|
なるほど。~
それは良いお考えです。▼~
:[マチス]|
だってさ、考えてもみてくれ。▼~
他の奴がもし~
レナを助けるようなことが~
あったとするだろ。▼~
そしたら、助けられたレナとそいつは、~
なんとなく良い感じに~
なってしまうだろ?▼~
:[クリス]|
はあ…▼~
:[マチス]|
どこの馬の骨かもわからん奴に~
レナは騙されたあげく、~
捨てられてしまうんだ…▼~
だめだー!~
そんなことは~
兄貴であるおれが許さん!▼~
:(マチスが立ち去る)|
:[クリス]|
マ、マチス殿!▼~
:(マチスが現れる)|
:[マチス]|
レナに悪い虫がつかないように、~
兄貴であるおれが強くならねば!▼~
レナのために~
おれは最強の男になる!▼~
:[クリス]|
承知しました。~
おれに手伝えることであれば。▼~
:[マチス]|
ああ、頼んだぞ。▼~
けど、出来るだけ~
体を動かさない訓練が良いな。~
ケガでもしたら大変だし…▼~
***マチスと主人公 [#Matis3]
:[マチス]|
おー、クリスじゃないか!▼~
:[クリス]|
マチス殿…~
最強の男になるための訓練は~
どうされたのですか?▼~
:[マチス]|
あれはやめた。▼~
:[クリス]|
もうですか…?▼~
:[マチス]|
いや、もともと無理な話だったんだよ。~
人には向き不向きって~
ものがあるんだからさ。▼~
よく考えたら、~
おれがお前に勝てるはずないもんな。▼~
そこでだ!~
クリス、おれの役目は~
お前にゆずりたいと思う。▼~
:[クリス]|
え?▼~
:[マチス]|
お前ならレナを任せられる!▼~
:[クリス]|
そ、そう言われても。▼~
:[マチス]|
お前は色々と~
相談に乗ってくれたからな。~
お前が良い奴なのはよくわかっている。▼~
なんだったら、~
おれのことを~
お兄さんと呼んでもいいぞ。▼~
:[クリス]|
それは結構です。▼~
:[マチス]|
遠慮するな、弟よ。▼~
さあ、二人で共にレナを助けよう!~
主にお前が中心となって!▼~
**ミネルバと主人公 [#Minerba]
***ミネルバと主人公1 [#Minerba1]
:[クリス]|
ん?~
このペンダントは…▼~
…誰のだろう?~
この紋章…~
マケドニア王家の…?▼~
:[ミネルバ]|
クリス殿、それは…▼~
:[クリス]|
!~
し、失礼しました。~
ミネルバ王女の落とし物ですか?▼~
:[ミネルバ]|
ああ、すまない。~
実は先ほどから探していた。▼~
君が見つけてくれたのだな。~
感謝する。▼~
:[クリス]|
はっ。▼~
:[ミネルバ]|
…これは幼い頃に、~
母上からいただいたものでな。▼~
ミシェイル、わたし、妹のマリア…~
三人が同じペンダントを持っている。▼~
:[クリス]|
ミシェイル王子も……▼~
:[ミネルバ]|
ああ。昔は…~
わたしたちは仲の良い~
兄妹だったのだ。▼~
だが知っての通り…~
前の戦争でわたしとミシェイルは~
敵同士として相争った。▼~
わたしはマルス王子の側へ、~
そしてミシェイルは~
メディウスの側へ…▼~
昔のように~
笑いあえる時は…~
残念だがもうあるまい。▼~
:[クリス]|
……▼~
:[ミネルバ]|
だが、もはや未練はない。▼~
まもなく軍議の時間だな。~
では参ろう、クリス殿。▼~
:[クリス]|
はっ。▼~
***ミネルバと主人公2 [#Minerba2]
:[クリス]|
ミネルバ王女、~
いかがでしたか?~
マリア王女は…▼~
:[ミネルバ]|
残念だが、何も…▼~
:[クリス]|
そうですか…▼~
:[ミネルバ]|
マリア…~
無事であってくれればいいが…▼~
:[クリス]|
あまりご無理をなさらないように。~
あなたがお倒れになれば、~
マリア殿も悲しみます。▼~
:[ミネルバ]|
ああ、そうしよう。~
ありがとう、クリス。▼~
わたしとミシェイルの間には、~
もう兄妹の絆は断たれている。▼~
だがせめてマリアは、~
あの子だけは~
幸せであって欲しい…▼~
この気持ちだけは…~
ミシェイルも同じだろう。▼~
:[クリス]|
ミネルバ王女…▼~
ミシェイル王子は~
マリア王女だけではなく、▼~
ミネルバ王女、~
あなたにも幸せであって~
欲しいのではないでしょうか。▼~
:[ミネルバ]|
わたし、にも…?▼~
:[クリス]|
だから、王子は~
囚われていたあなたを~
助けたのだと思います。▼~
:[ミネルバ]|
……▼~
おかしなことだ…~
かつてミシェイルを討ったのは~
わたしだというのに…▼~
:[クリス]|
ミシェイル王子にとって、~
あなたは今も妹なのでしょう。▼~
:[ミネルバ]|
……▼~
***ミネルバと主人公3 [#Minerba3]
:[ミネルバ]|
クリス…~
君の主君は大した人物だな。▼~
不利な戦い続きにもかかわらず、~
ここまで常に~
勝ち抜いてきた…▼~
:[クリス]|
はい。~
マルス様には皆の心を~
一つにまとめる器があります。▼~
:[ミネルバ]|
ああ、~
あのミシェイルも認めていた。~
マルス王子は英雄の器だと…▼~
彼のような人物こそ、~
王に相応しいのかもしれぬ。▼~
:[クリス]|
はい、そう思います。▼~
:[ミネルバ]|
…わたしは、彼を~
うらやましく思う。▼~
誰もが平等に暮らせる~
理想の王国…わたしはマケドニアを~
そんな国にしたかった。▼~
だが、将軍たちに~
反乱を起こされ、捕らえられ、~
無様な姿をさらした…▼~
しょせん、~
わたしは器ではなかったか…▼~
:[クリス]|
ミネルバ王女…▼~
:[ミネルバ]|
マルス王子は~
皆に慕われ、親しまれている。▼~
あのように魅力あふれる王ならば、~
マケドニアも~
違っていたかもしれぬな…▼~
:[クリス]|
マルス様は確かに~
素晴らしい方です。▼~
ですがミネルバ王女、~
あなたの理想はマルス様のお心と~
同じくらい素晴らしい。▼~
それに…~
ミネルバ王女、~
あなたはとても魅力的です。▼~
あなたと共に戦ったおれには、~
あなたという人が~
よくわかります。▼~
あなたは厳しい方だと~
見られがちだが…~
本当はとても心優しい方だ。▼~
:[ミネルバ]|
…過分な言葉だな。~
わたしはそのような~
立派な人間ではない。▼~
…だが、~
君にそう言われるのは、~
悪い気分ではないな…▼~
**エストと主人公 [#Est]
***エストと主人公1 [#Est1]
:[エスト]|
えい! やぁっ!▼~
:[クリス]|
エスト殿、訓練ですか?▼~
:[エスト]|
あ、うん。~
しばらく戦ってないから~
腕がなまっちゃっててね。▼~
この戦いの間に~
なるべく早く~
取り戻さなきゃね。▼~
:[クリス]|
マルス様から伺いました。~
エスト殿はマケドニア天馬騎士として~
前の戦争を戦われたとか。▼~
:[エスト]|
うん。ミネルバ様と、~
わたしたち三姉妹は~
大活躍したんだから!▼~
わたしたちが本気出したら~
どんな敵にだって負けないの。~
期待しててよね。▼~
:[クリス]|
はい、頼もしいです。▼~
***エストと主人公2 [#Est2]
:[エスト]|
あ、ちょうど良かった。~
クリス、これ食べてみて。▼~
:[クリス]|
シチューですか…~
エスト殿も料理をされるのですね。▼~
:[エスト]|
もちろんよ、~
私は毎日アベルに料理を~
作ってあげてたんだからね。▼~
ささ、遠慮せずに~
ごくっといって。▼~
:[クリス]|
……▼~
甘っ!?▼~
:[エスト]|
え、そう?~
これくらい普通じゃない?▼~
:[クリス]|
そ、そうですか…~
すみませんお水いただきます。▼~
:[エスト]|
甘すぎるかなあ?~
アベルはいつも美味しいよって~
言ってくれてたんだけどな…▼~
:[クリス]|
お二人にあった味付けなら~
それで良いと思います。▼~
お二人の幸せな暮らしに~
似合うシチューかもしれません。▼~
:[エスト]|
えへへ、そうかな…▼~
:[クリス]|
ごちそうさまです。▼~
***エストと主人公3 [#Est3]
:[エスト]|
…それでね、それから~
アベルとわたしは一緒に~
暮らすことになったの。▼~
すごく幸せだった。~
あの人のこと、~
本当に好きだったから…▼~
姉さまたちに会えないのは~
寂しかったけど…~
でもアベルがいてくれたから。▼~
:[クリス]|
羨ましく思います。~
幸せな暮らしだったのですね。▼~
:[エスト]|
うん…~
でも…でも…ね…▼~
:[クリス]|
エスト殿…?▼~
:[エスト]|
……わたしね、~
アベルを苦しめちゃった。▼~
わたしが捕まったせいで、~
アベルは敵に従うしかなかった…~
あの人は優しい人だから…▼~
わたしがいたせいで、~
アベルに辛い思いをさせた…~
わたしがいなければアベルは…▼~
:[クリス]|
エスト殿…▼~
上手くいえないが、~
あなたが悪いわけではない。▼~
あなたが自分を責めることは…▼~
:[エスト]|
……~
…ありがと、クリス~
慰めてくれて。▼~
えへへ…恥ずかしいな。~
わたし子供みたい。▼~
小さい頃は、わたしすぐ泣く子で~
よく姉さまたちに~
慰めてもらったの。▼~
クリスといると~
なんか安心しちゃうのかな…▼~
:[クリス]|
おれでよければ、いつでも。~
光栄です。▼~
:[エスト]|
うん。ありがとね、クリス…▼~
**フロストと主人公 [#Frost]
***フロストと主人公1 [#Frost1]
:[フロスト]|
「わしは達者にしておる」~
…違うな。▼~
:[クリス]|
フロスト殿。▼~
:[フロスト]|
「いつも元気な祖父です」~
…違うな。▼~
:[クリス]|
フロスト殿!~
そちらは壁です!▼~
:[フロスト]|
うおっ!~
…危ないところだった。▼~
感謝するぞ、~
クリス殿。▼~
:[クリス]|
いえ。▼~
しかし、~
それ程に集中されるとは…。~
何をなさっていたのですか?▼~
:[フロスト]|
ああ…~
これだよ。▼~
:[クリス]|
これは、手紙?▼~
:[フロスト]|
いかにも。▼~
家族への手紙を~
したためておったのだ。▼~
:[クリス]|
なるほど。▼~
:[フロスト]|
家族は良いものだ。~
しかし中々、良い文が~
思いつかぬでな。▼~
そうだ、クリス殿。~
何か良い案は無いだろうか?▼~
:[クリス]|
…おれには、~
家族から手紙を~
受け取った経験はありません。▼~
:[フロスト]|
なんと…。▼~
:[クリス]|
ですが、~
もし祖父から~
手紙が届くなら…▼~
:[フロスト]|
ふむ?▼~
:[クリス]|
今の、ありのままの事を~
書いて欲しい、~
と思います。▼~
良い文章を~
考えているけど~
中々思いつかない事。▼~
それで十分です。▼~
:[フロスト]|
ほう!~
それは、良いかも知れん。~
では早速。▼~
「クリスという若者に~
ご助力頂いておるよ」~
…と。▼~
:[クリス]|
えっ、~
その部分から!?▼~
***フロストと主人公2 [#Frost2]
:[フロスト]|
…よし、書けた。▼~
:[クリス]|
返事が楽しみですね。▼~
:[フロスト]|
ふふ、~
そうだな。▼~
クリス殿、~
いつも手伝ってくれて~
ありがとうよ。▼~
:[クリス]|
いえ。~
おれの方こそ、~
楽しませて頂いています。▼~
こんなにも想われて、~
ご家族の方は~
幸せでしょうね。▼~
:[フロスト]|
うーむ…?~
そうかのう。▼~
むしろ、幸せなのは~
わしのほうだよ。▼~
:[クリス]|
そうなのですか?▼~
:[フロスト]|
…わしには、元々~
剣の才も、魔道の才も~
なかったのだ。▼~
:[クリス]|
フロスト殿が…?▼~
:[フロスト]|
しかしな、~
家族の頼りに~
答えようとする内…▼~
気がつけば、~
今の力を得ていたのだ。▼~
:[クリス]|
なんと。▼~
:[フロスト]|
家族の為に、力を振える。~
振るう力がある。▼~
こんなにも~
ありがたい事はない。▼~
クリス殿。~
わしにできる事なら~
何でも言ってくれよ。▼~
:[クリス]|
はい。▼~
:[フロスト]|
食事でも、掃除でも。▼~
おお、何なら~
背中も流すぞ。▼~
:[クリス]|
えっ。~
それは、自分でやります。▼~
:[フロスト]|
そ、そうか…。▼~
***フロストと主人公3 [#Frost3]
:[フロスト]|
む、むむ…。▼~
:[クリス]|
フロスト殿。▼~
:[フロスト]|
ああ…。~
クリス殿。▼~
:[クリス]|
また、~
お手紙の内容で~
悩まれているのですか。▼~
:[フロスト]|
ありのままの文にしては、~
以前と同じ内容に~
なってしまうのでな。▼~
:[クリス]|
おれは、~
それでもいいと~
思いますが。▼~
:[フロスト]|
うーむ、~
困ったのう。▼~
:[クリス]|
では、~
こういうのは~
どうでしょう。▼~
:[フロスト]|
おお、何かね。▼~
:[クリス]|
いつもの逆です。▼~
ご家族にあった出来事を、~
フロスト殿が聞くのです。▼~
:[フロスト]|
ふむ?▼~
:[クリス]|
単に、近況を~
聞いても良いですし…▼~
以前の手紙に~
書かれていた内容の、~
詳細を聞いてみたり。▼~
:[フロスト]|
ほうほう。▼~
:[クリス]|
フロスト殿が~
必要とされて、~
力を得たように…▼~
ご家族が、~
色んな出来事に対して~
「これを手紙にして伝えよう」▼~
…と、~
思えるのでは~
ないでしょうか。▼~
:[フロスト]|
うむ!~
確かに。▼~
全く、~
クリス殿には~
助けられてばかりだの。▼~
:[クリス]|
いえ。▼~
:[フロスト]|
礼といっては何だが…~
これを。▼~
:[クリス]|
ん?~
これは、手紙ですか?▼~
:[フロスト]|
ああ。~
わしの家族から、~
クリス殿に届いたものだ。▼~
受け取ってくれるかな?▼~
:[クリス]|
はい、喜んで!▼~
**ミシェイルと主人公 [#Misheil]
***ミシェイルと主人公1 [#Misheil1]
:[ミシェイル]|
……。▼~
:[クリス]|
ミシェイル王子。▼~
:[ミシェイル]|
クリスといったな。~
お前の働きぶりは聞いている。▼~
マルス王子め、相変わらず~
有能な者を見抜くのが~
上手い男よ。▼~
:[クリス]|
…マルス様に対する~
お褒めの言葉として、~
受け取っておく。▼~
:[ミシェイル]|
ああ。▼~
俺はマリアを救ったら、~
この地を去るつもりだ。~
話をしても、得は無いぞ。▼~
:[クリス]|
この地を…去る?▼~
:[ミシェイル]|
そうだ。▼~
:[クリス]|
では…貴殿を待つ~
マリア王女には、~
何と言われるのか?▼~
:[ミシェイル]|
…救いはするが、~
声は掛けぬ。▼~
:[クリス]|
なっ…!▼~
:[ミシェイル]|
今のマリアに~
言葉を掛けられるのは~
姉である、ミネルバだ。▼~
俺にはもう、~
その資格はないだろう。▼~
:[クリス]|
なぜ、そう思われるのだ。▼~
:[ミシェイル]|
俺は既に、~
マケドニアとは~
無縁の存在だ。▼~
:[クリス]|
逃げるのだな。▼~
:[ミシェイル]|
何だと。▼~
:[クリス]|
かつて、貴殿は戦場で~
ミネルバ王女と~
相まみえたと、聞いている。▼~
:[ミシェイル]|
暗黒戦争の話か。▼~
それが、~
どうしたと言うのだ。▼~
:[クリス]|
その時…王女は~
「もう一度、やり直せないか?」~
と、仰ってはいなかっただろうか。▼~
:[ミシェイル]|
むっ。▼~
なぜ、貴様が~
その事を知っている。▼~
:[クリス]|
いや、~
おれはその事を知らない。▼~
ただ、ミネルバ王女のお人柄ならば~
そう仰るだろうと…~
思ったのだ。▼~
:[ミシェイル]|
…!▼~
:[クリス]|
過ちを犯したがゆえに~
祖国を後にするよりも…▼~
槍をおき~
新たな道を歩む事こそが、~
王女様方の望みだと、おれは思う。▼~
:[ミシェイル]|
…ふっ。▼~
王に対して~
物怖じせぬ男よ。▼~
:[クリス]|
恐れ入る。▼~
:[ミシェイル]|
マルス王子と同様、~
気に入らぬ。▼~
だが…~
お前のような者こそが、~
今の世には必要とされるのだろう。▼~
全く、面白き時代よ。▼~
:[クリス]|
…ミシェイル王子。▼~
:[ミシェイル]|
覚えておくぞ、クリス…~
いや、~
クリス殿。▼~
*コメント[#comment]
#comment
終了行:
[[章別会話/会話イベント(男主人公関連)]]
*マケドニア編 [#Macedonia]
#contents
**カチュアと主人公 [#Katua]
***カチュアと主人公1 [#Katua1]
:[カチュア]|
はじめまして。~
あなたがマルス様の近衛騎士…~
クリスね?▼~
:[クリス]|
あなたはマケドニア白騎士団の~
カチュア殿…▼~
:[カチュア]|
カチュアで構わないわ。~
仲間同士だもの、ふつうに~
話してくれたらうれしい。▼~
:[クリス]|
ありがとう、~
ではそうさせてもらう。▼~
何度か戦いで~
一緒になったな。▼~
:[カチュア]|
ええ、そうね。~
あなたの戦いは何度か見かけた。▼~
実直で真面目な戦いぶりで、~
マルス様のことを献身的に~
お守りしてた…▼~
さすがマルス様の~
近衛騎士だと思ったわ。▼~
:[クリス]|
光栄だな。~
ありがとう。▼~
おれも君の戦いを見ていた。~
君の実力は凄い。~
戦い手として、尊敬する。▼~
:[カチュア]|
いえ、そんなこと……▼~
:[クリス]|
これからの戦い…~
おれたちが共に戦うことも~
多くなるだろう。▼~
これからよろしく頼む。~
お互い助け合えたら嬉しい。▼~
:[カチュア]|
ええ、こちらこそ。▼~
***カチュアと主人公2 [#Katua2]
:[カチュア]|
クリス、~
この前の戦いでは…ごめんなさい。▼~
…あなたに助けられたわね。▼~
:[クリス]|
いいんだ、おれたちは仲間だからな。▼~
だが、戦いの最中に~
隙を見せるとは君らしくもない。~
何かあったのか?▼~
:[カチュア]|
い、いいえ…~
私がただ未熟なだけよ。▼~
:[クリス]|
そんなことはない。~
君の本来の実力なら、~
おれの助けなど無用だろう。▼~
:[カチュア]|
……▼~
:[クリス]|
そういえば、君は時折~
ぼんやり遠くを~
見ていることがあった。▼~
あれは、~
マルス様を見ていたのか?▼~
:[カチュア]|
……!▼~
い、いえ。~
別にそ、そんなことは…▼~
:[クリス]|
隠さなくて良い、カチュア。~
マルス様は~
素晴らしい方だからな。▼~
皆、マルス様を尊敬して~
この軍で戦っている。~
おれだってそうだ。▼~
君もそうなのだろう?▼~
:[カチュア]|
え、ええ…そうね。▼~
:[クリス]|
カチュアのためにも、~
おれが近衛騎士として~
しっかりしなければな。▼~
おれはもっと強くなる。~
マルス様のためにも、~
君やみんなのためにも…▼~
:[カチュア]|
クリス……▼~
***カチュアと主人公3 [#Katua3]
:[カチュア]|
ねえ、クリス。~
最近のあなた、~
無理しすぎていない?▼~
:[クリス]|
そ、そうか?▼~
:[カチュア]|
マルス様を守ろうとする~
あなたの気構えは~
立派だと思うけど、▼~
あまりあなた一人で~
思いつめすぎない方が…▼~
:[クリス]|
…カチュア、~
やはり君には隠せないな。▼~
確かに、敵は強さを増している。~
マルス様をお守りするのは~
容易じゃない。▼~
だが、これだけは誓う。~
たとえこの身がどうなろうと~
マルス様の命だけは…▼~
:[カチュア]|
いいえ、私は~
マルス様のことだけじゃなく…▼~
あなたのことも心配なの。▼~
マルス様をお守りできても、~
そのためにあなたが~
倒れたりしたら…▼~
その…きっと、~
マルス様も悲しまれるわ。▼~
:[クリス]|
それは…そうだな。▼~
確かにおれは~
気負いすぎて~
いたのかもしれない。▼~
:[カチュア]|
何かあったら、~
いつでも私に助けを求めて。▼~
私たちは仲間だから。▼~
:[クリス]|
わかった。~
ありがとう、カチュア。~
感謝する。▼~
:[カチュア]|
いいの。~
私も、あなたに~
助けられたから…▼~
ねえ、クリス…▼~
:[クリス]|
ん?▼~
:[カチュア]|
私ね、ずっと悩みがあったの。▼~
誰にも言えない悩み。~
抱いてはいけない気持ち…▼~
自分でもどうにもならなくて、~
胸の奥が苦しくて…~
そんな自分がいやで…嫌悪してた。▼~
:[クリス]|
おれで良かったら、相談に乗る。▼~
:[カチュア]|
うん…~
でも今はね…少しだけ楽になった。▼~
あなたのおかげかもしれない。▼~
:[クリス]|
おれの?▼~
:[カチュア]|
あなたはずっと、~
私の傍にいてくれた。▼~
なんでもない言葉を交わして、~
互いに笑い合って…▼~
マルス様のことや~
お互いのことを話して…▼~
そうしているうちに…~
少しずつ、~
苦しさが薄れていったの。▼~
時間が経てば、~
もしかしたらいつか…~
私も忘れられるのかも…▼~
:[クリス]|
?~
よくわからないが…▼~
:[カチュア]|
いいの、わからなくて。~
とにかくありがとう、~
クリス…▼~
**ウォレンと主人公 [#Wollen]
***ウォレンと主人公1 [#Wollen1]
:[クリス]|
あ、ウォレン。どこへ行ってたんだ?~
しばらく姿が~
見えなかったようだが…▼~
:[ウォレン]|
森へ。▼~
:[クリス]|
森?▼~
:[ウォレン]|
猟師だからな。▼~
:[クリス]|
え?~
ちょ、ちょっと待ってくれ。▼~
:[ウォレン]|
…ああ、すまん。▼~
まだ話の途中だったか…▼~
:[クリス]|
ああ。良かった、~
何かまずいことを~
言ってしまったのかと思ったぞ。▼~
:[ウォレン]|
いや、そうじゃねえ。▼~
ただおれは、一人が多い。~
話すことが得意じゃなくてな…▼~
:[クリス]|
そうだったのか。~
でも、あなたはカチュア殿と~
知り合いだと聞いたが?▼~
:[ウォレン]|
ああ…昔、~
遭難していたカチュアの~
天馬の手当てをした。▼~
:[クリス]|
そうか、それでカチュア殿と。▼~
:(ウォレンが立ち去る)|
:[クリス]|
カチュア殿が言っていた。~
ぶっきらぼうだが~
優しいところがあって…▼~
って、あれ?~
またいなくなってる…▼~
やっぱり、~
おれ、まずいことを~
言ってしまったのか?▼~
***ウォレンと主人公2 [#Wollen2]
:[クリス]|
あ、ウォレン。▼~
:[ウォレン]|
ああ、あんたか。▼~
:[クリス]|
前みたいにまた話して良いか?~
おれは、あなたのことを知りたいんだ。~
共に戦う仲間だからな。▼~
:[ウォレン]|
……ああ、構わねえさ。▼~
:[クリス]|
ウォレンは猟師なんだな、~
猟師の暮らしってどんな風なんだ?▼~
俺も田舎の出だが、~
祖父と二人で~
訓練ばかりしてたからな…▼~
:[ウォレン]|
……▼~
:[クリス]|
も、もしかして~
おれと話すのいやか。▼~
:[ウォレン]|
いや、そうじゃねえ。~
誤解させてすまん。▼~
ただ、~
話すことに慣れてなくてな。~
何から話すのが良いか…▼~
:[クリス]|
例えば、猟は一人でするのか?▼~
:[ウォレン]|
ああ、いつも一人だ。▼~
森で小さな獲物を取ったり、~
時には大きな獲物を求めて~
雪山に入ることもある…▼~
吹雪になれば、穴を掘って~
雪が止むまでその中で待つ。~
何日もな…▼~
:[クリス]|
その間は、何をして過ごすんだ?▼~
:[ウォレン]|
何もしねえ。~
ただじっと待つだけだ。▼~
:[クリス]|
何日も一人でじっと…?~
おれだったらとても~
我慢できそうにないな。▼~
:[ウォレン]|
おれは一人に慣れてるからな。~
普段の暮らしも似たようなもんだ。▼~
:[クリス]|
家族はいないのか?▼~
:[ウォレン]|
いねえな。森で一人暮らしだ。▼~
猟で必要な獲物を取って、~
あとは森の小屋で暮らしている。▼~
用がない限り…~
何年も誰とも会うことはねえ。▼~
:[クリス]|
だが、寂しくはないのか?▼~
:[ウォレン]|
カチュアにも昔そう聞かれたが…~
おれは寂しさ、~
ってものがよくわからねえ。▼~
おれは物心つく頃から一人だ。~
一人が当たり前だった。~
だから、何も感じたことはねえな。▼~
:[クリス]|
そうか…▼~
:[ウォレン]|
もし、世界からおれ以外の人間が~
いなくなったとしても…~
おれは何も変わらないだろう。▼~
反対に、世界からおれが~
いなくなったとしても…~
世界は何も変わらないだろう。▼~
:[クリス]|
それは違う、ウォレン。▼~
あなたとおれは仲間だ。~
あなたがもしいなくなったら、~
おれは悲しい。▼~
:[ウォレン]|
……▼~
:[クリス]|
だから、~
急にいなくなったり~
しないでくれ。▼~
:[ウォレン]|
…大丈夫だ。~
そのつもりはねえよ。▼~
***ウォレンと主人公3 [#Wollen3]
:[クリス]|
ウォレン、~
この戦いが終わったら~
どうするんだ?▼~
:[ウォレン]|
今まで通りだ。~
猟師として暮らす。▼~
:[クリス]|
そうか…▼~
:[ウォレン]|
……▼~
だが…おれの気持ちは、~
前とは変わったかもしれん。▼~
:[クリス]|
ん?▼~
:[ウォレン]|
以前は感じたこともなかったが…▼~
この戦いが終わることが、~
名残惜しく感じることがある。▼~
クリス、~
お前たち仲間とまた話したい、~
そんな気持ちになる。▼~
:[クリス]|
ウォレン…▼~
:[ウォレン]|
長い間、共にいたからだろうな。▼~
何故人が寂しいと感じるか、~
おれもわかった気がする。▼~
人は~
一人でいるのが寂しいんじゃねえ…~
一人になるのが寂しいんだ。▼~
大切な相手と~
別れることが寂しいんだ。~
それがわかった…▼~
:[クリス]|
だったら、また会えば良い。▼~
戦いが終わった後でも、何度でも。~
きっとまた会おう。▼~
:[ウォレン]|
ああ…そうだな。▼~
**パオラと主人公 [#Paora]
***パオラと主人公1 [#Paora1]
:[クリス]|
はっ…! はっ…! はぁっ!▼~
く……駄目か……~
さすがに…~
目まい…が……▼~
:(クリスが倒れる)|
:[パオラ]|
クリスさん!?~
だ、大丈夫ですか?▼~
:[クリス]|
パオラ殿…▼~
だ、大丈夫です。~
お見苦しいところを…▼~
:[パオラ]|
ふらふらではないですか、~
あなたらしくもない…~
どうしたのです?▼~
:[クリス]|
実は最近…~
日課の訓練では…~
物足りなくなってきたため、▼~
試しに訓練量を5倍に~
増やしてみようかと…▼~
:[パオラ]|
そんな急に…~
それでは~
倒れるのも無理はないです。▼~
:[クリス]|
だ、大丈夫です。▼~
「訓練が辛い時は~
もっと訓練せよ」と…~
祖父からそう教わりました…▼~
:[パオラ]|
まあ、いけません。~
そんな無理をしては…!▼~
ほら、座ってください。~
小休止しましょう。▼~
:[クリス]|
いえ、おれはまだ…!▼~
:[パオラ]|
小休止しましょう?▼~
:[クリス]|
…は、はい。▼~
:[パオラ]|
そう、それでいいのです。▼~
無理して訓練を続けても、~
本当の力は身につきませんよ。~
自分の身体にあわせないと。▼~
はい、お水。~
どうぞ飲んでください。▼~
:[クリス]|
ど、どうも…▼~
:[パオラ]|
足りなければ~
くんできますから、~
言ってくださいね。▼~
あ、でもまだ無理に~
動いてはいけませんよ。~
いいですね?▼~
:[クリス]|
はい…▼~
***パオラと主人公2 [#Paora2]
:[クリス]|
あ、パオラ殿。~
先日はお世話になりました。▼~
:[パオラ]|
いいえ、こちらこそ~
強引にお節介を…~
許してくださいね。▼~
わたし、つい人の世話を~
焼きたくなってしまって…~
悪いくせなんです。▼~
妹たちにも~
言われてたのに…▼~
:[クリス]|
そういえば、~
前の戦争の英雄である~
マケドニア三姉妹…▼~
パオラ殿は~
その三姉妹の~
長女なのですね。▼~
:[パオラ]|
ええ。~
わたしたち姉妹は両親を早くに~
亡くしていたから…▼~
妹たちが小さい頃は、~
わたし、あの子たちの~
お母さんがわりだったんです。▼~
:[クリス]|
わかる気がします。▼~
パオラ殿はなんというか…~
包み込むような優しさが~
ある方です。▼~
:[パオラ]|
まあ、ありがとう…~
そんなふうに~
言ってもらえるなんて。▼~
あ、そういえば~
クリスさん…~
気になっていたのですけど、▼~
左肩の具合、大丈夫ですか?▼~
:[クリス]|
え、ああ…~
確かにここしばらく~
肩が重い感じです。▼~
:[パオラ]|
やっぱり。~
無理をしていませんか?▼~
:[クリス]|
大丈夫です。祖父からは、~
「体が痛い時は訓練で治せ」~
と教えられて…▼~
:[パオラ]|
まあ、そんな…~
無理をして、大切な身体を~
痛めてしまっては大変です。▼~
見せてください。▼~
:[クリス]|
パ、パオラ殿…?▼~
:[パオラ]|
ほら…じっとして。▼~
こうして、指で~
肩をほぐしてあげると~
楽になりますよ。▼~
:[クリス]|
ど、どうも…▼~
:[パオラ]|
緊張せずに~
楽にして…▼~
:[クリス]|
は、はい…!▼~
:[パオラ]|
クリスさん?~
顔が赤いようですけれど…?▼~
:[クリス]|
い、いえ!~
そんなことは!▼~
***パオラと主人公3 [#Paora3]
:[クリス]|
パオラ殿、先日も~
ありがとうございました。▼~
:[パオラ]|
いいえ、ご迷惑でなければ~
良かったのだけど…▼~
:[クリス]|
迷惑などとんでもない、~
とても助かりました。▼~
あなたのおかげで、~
おれはもっと力をつけられる。~
マルス様のお役に立てます。▼~
:[パオラ]|
クリスさんは~
マルス様のために~
頑張っているのですね。▼~
:[クリス]|
はい。それが~
おれの使命、~
おれの望みです。▼~
:[パオラ]|
そう…▼~
良い騎士なのですね、~
クリスは…▼~
:[クリス]|
パ、パオラ殿…!?▼~
:[パオラ]|
あ、ごめんなさい。~
わたしったらつい…~
頭をなでられるの、いや?▼~
:[クリス]|
いえ、ただ…~
びっくりしました。▼~
:[パオラ]|
あなたのこと、~
可愛い弟みたいに~
思えてしまって…▼~
つい妹たちに~
してるみたいに~
接してしまってたの。▼~
:[クリス]|
はは、おれも小さい頃、~
祖父にほめられた時のことを~
思い出しました。▼~
パオラ殿、~
ご迷惑でなければ~
これからも…▼~
おれの訓練を見て~
いただけませんか?▼~
あなたがいてくれれば、~
おれはもっと~
頑張れる気がします。▼~
:[パオラ]|
ええ、喜んで。▼~
**ジュリアンと主人公 [#Jurian]
***ジュリアンと主人公1 [#Jurian1]
:[クリス]|
ジュリアン殿、~
お出かけのようでしたが、~
どちらへ?▼~
:[ジュリアン]|
さすがマルス様の騎士、~
気付くのが早いな。▼~
実は、こっそり~
情報収集に行ってた。~
レナさんの手がかりを探したくて。▼~
:[クリス]|
そうでしたか…~
レナ殿はあなたの大切な人でしたね。▼~
:[ジュリアン]|
ああ。~
ごろつきだったオレは、~
レナさんのおかげで変われたんだ。▼~
オレはどうなっても良い、~
ただあの人の笑顔を~
取り戻したいんだ…▼~
:[クリス]|
ジュリアン殿…~
よろしければ~
おれも何か手伝わせてください。▼~
:[ジュリアン]|
え? いいのかい?▼~
:[クリス]|
ええ、大切な人のために~
何かをしたいという思いは、~
おれもよくわかります。▼~
***ジュリアンと主人公2 [#Jurian2]
:[ジュリアン]|
なあクリスさん。~
折り入って頼みがあるんだ。▼~
オレに戦いを教えてくれないか?▼~
:[クリス]|
戦いを、ですか?~
ですがジュリアン殿は盗賊…▼~
戦闘よりも、~
扉や宝などの後方任務の方が…▼~
:[ジュリアン]|
ああ、そうだな。~
けどオレは、強くなりたいんだ。~
オレがレナさんを守れるように。▼~
:[クリス]|
ジュリアン殿…▼~
:[ジュリアン]|
レナさんがいなくなってから、~
オレ、散々あちこちを探してて…▼~
レナさんを~
見かけた人からも話を聞いた。▼~
その人たちの話では、~
レナさんは悲しそうな顔で…~
司祭たちに連れられていったって。▼~
:[クリス]|
それが……?▼~
:[ジュリアン]|
レナさんは眠らされたり、~
操られたりしてたわけじゃなかった。▼~
その時、近くにはオレがいたんだ。~
レナさんが叫び声をあげれば、~
きっとオレも気付いた。▼~
でも、レナさんはそうしなかった。▼~
それは、オレに気付いて助けに入っても~
オレじゃかなわないって~
知っていたからだ。▼~
オレがもっと強い男だったら、~
レナさんはさらわれずいんすんだんだ。~
そう思うと自分が許せない…▼~
:[クリス]|
……▼~
***ジュリアンと主人公3 [#Jurian3]
:[クリス]|
ジュリアン殿。~
訓練はいいが、あまり無茶は…▼~
:[ジュリアン]|
ありがとう。~
けど、オレはまた失敗したくないんだ。~
だから…▼~
:[クリス]|
ジュリアン殿、あなたが~
レナ殿のことで~
自分を責める気持ちはわかる。▼~
だが、おれは思うんだ。▼~
あなたが強くなっても、~
レナ殿はやっぱり、~
助けを求めないんじゃないか。▼~
:[ジュリアン]|
え?▼~
:[クリス]|
レナ殿はただ…~
あなたに危険な目にあってほしく~
なかったんだろう。▼~
誰かが傷つくより~
自分が犠牲になることを選ぶ…▼~
おれはレナ殿を知らないが、~
レナ殿はそんな女性な気がする。~
違うか?▼~
:[ジュリアン]|
……▼~
ああ…~
レナさんはそういう人だ。▼~
いつだって、~
自分のことより…~
誰かのために……▼~
:[クリス]|
ジュリアン殿…~
おれも力になる。~
一緒にレナ殿を取り戻そう。▼~
あなたの話を聞いてるうちに、~
おれもレナ殿に会ってみたくなった。▼~
:[ジュリアン]|
ああ、もちろん。▼~
レナさんに会えば、~
きっとクリスさんも~
レナさんと仲良くなれるさ。▼~
あの人は、本当に~
天使みたいに優しい人だから…▼~
**マチスと主人公 [#Matis]
***マチスと主人公 [#Matis1]
:[マチス]|
ああ、心配だ心配だ…▼~
:[クリス]|
?~
マチス殿?▼~
:[マチス]|
心配だ心配だ。~
いてもたってもいられない…▼~
:[クリス]|
マチス殿、何か心配事でも?▼~
:[マチス]|
おっ、よくぞ聞いてくれた。~
実はおれ、レナのことが~
心配でたまらないんだ。▼~
:[クリス]|
レナ殿…~
いなくなった~
シスターたちのお一人か…▼~
:[マチス]|
レナはおれの妹なんだよ。~
可愛い妹がさらわれた。~
邪悪な企みに巻き込まれたに違いない。▼~
そう思うと心配で心配で…~
ああ、じっとしていられない!▼~
:[クリス]|
気持ちはわかりますが、マチス殿。~
少し落ち着いた方が…▼~
:[マチス]|
これが落ち着いていられるか!~
レナは聖女のように~
清らかな子なんだぞ!▼~
おまけに美人だ。~
そんな子がさらわれたんだ…~
一体どんな目にあっていることか…▼~
だめだー!~
そんなことは~
兄貴であるおれが許さん!▼~
:(マチスが立ち去る)|
:[クリス]|
あ、マチス殿!▼~
…一体どこへ?▼~
:(マチスが現れる)|
:[マチス]|
…レナの居場所がわからん。▼~
…しかし、~
心配でじっとしていられないんだー!▼~
:(マチスが立ち去る)|
:[クリス]|
あ、また…▼~
***マチスと主人公 [#Matis2]
:[マチス]|
クリス、頼みがある。~
おれを強くしてくれないか。▼~
:[クリス]|
マチス殿を強く?▼~
:[マチス]|
心配しても体に悪いばかりだ。~
レナの居場所もわからないしな…▼~
それよりも、~
いざレナの居場所がわかった時~
兄貴であるおれが助けてやらねば!▼~
そのために強くなりたいんだ。▼~
:[クリス]|
なるほど。~
それは良いお考えです。▼~
:[マチス]|
だってさ、考えてもみてくれ。▼~
他の奴がもし~
レナを助けるようなことが~
あったとするだろ。▼~
そしたら、助けられたレナとそいつは、~
なんとなく良い感じに~
なってしまうだろ?▼~
:[クリス]|
はあ…▼~
:[マチス]|
どこの馬の骨かもわからん奴に~
レナは騙されたあげく、~
捨てられてしまうんだ…▼~
だめだー!~
そんなことは~
兄貴であるおれが許さん!▼~
:(マチスが立ち去る)|
:[クリス]|
マ、マチス殿!▼~
:(マチスが現れる)|
:[マチス]|
レナに悪い虫がつかないように、~
兄貴であるおれが強くならねば!▼~
レナのために~
おれは最強の男になる!▼~
:[クリス]|
承知しました。~
おれに手伝えることであれば。▼~
:[マチス]|
ああ、頼んだぞ。▼~
けど、出来るだけ~
体を動かさない訓練が良いな。~
ケガでもしたら大変だし…▼~
***マチスと主人公 [#Matis3]
:[マチス]|
おー、クリスじゃないか!▼~
:[クリス]|
マチス殿…~
最強の男になるための訓練は~
どうされたのですか?▼~
:[マチス]|
あれはやめた。▼~
:[クリス]|
もうですか…?▼~
:[マチス]|
いや、もともと無理な話だったんだよ。~
人には向き不向きって~
ものがあるんだからさ。▼~
よく考えたら、~
おれがお前に勝てるはずないもんな。▼~
そこでだ!~
クリス、おれの役目は~
お前にゆずりたいと思う。▼~
:[クリス]|
え?▼~
:[マチス]|
お前ならレナを任せられる!▼~
:[クリス]|
そ、そう言われても。▼~
:[マチス]|
お前は色々と~
相談に乗ってくれたからな。~
お前が良い奴なのはよくわかっている。▼~
なんだったら、~
おれのことを~
お兄さんと呼んでもいいぞ。▼~
:[クリス]|
それは結構です。▼~
:[マチス]|
遠慮するな、弟よ。▼~
さあ、二人で共にレナを助けよう!~
主にお前が中心となって!▼~
**ミネルバと主人公 [#Minerba]
***ミネルバと主人公1 [#Minerba1]
:[クリス]|
ん?~
このペンダントは…▼~
…誰のだろう?~
この紋章…~
マケドニア王家の…?▼~
:[ミネルバ]|
クリス殿、それは…▼~
:[クリス]|
!~
し、失礼しました。~
ミネルバ王女の落とし物ですか?▼~
:[ミネルバ]|
ああ、すまない。~
実は先ほどから探していた。▼~
君が見つけてくれたのだな。~
感謝する。▼~
:[クリス]|
はっ。▼~
:[ミネルバ]|
…これは幼い頃に、~
母上からいただいたものでな。▼~
ミシェイル、わたし、妹のマリア…~
三人が同じペンダントを持っている。▼~
:[クリス]|
ミシェイル王子も……▼~
:[ミネルバ]|
ああ。昔は…~
わたしたちは仲の良い~
兄妹だったのだ。▼~
だが知っての通り…~
前の戦争でわたしとミシェイルは~
敵同士として相争った。▼~
わたしはマルス王子の側へ、~
そしてミシェイルは~
メディウスの側へ…▼~
昔のように~
笑いあえる時は…~
残念だがもうあるまい。▼~
:[クリス]|
……▼~
:[ミネルバ]|
だが、もはや未練はない。▼~
まもなく軍議の時間だな。~
では参ろう、クリス殿。▼~
:[クリス]|
はっ。▼~
***ミネルバと主人公2 [#Minerba2]
:[クリス]|
ミネルバ王女、~
いかがでしたか?~
マリア王女は…▼~
:[ミネルバ]|
残念だが、何も…▼~
:[クリス]|
そうですか…▼~
:[ミネルバ]|
マリア…~
無事であってくれればいいが…▼~
:[クリス]|
あまりご無理をなさらないように。~
あなたがお倒れになれば、~
マリア殿も悲しみます。▼~
:[ミネルバ]|
ああ、そうしよう。~
ありがとう、クリス。▼~
わたしとミシェイルの間には、~
もう兄妹の絆は断たれている。▼~
だがせめてマリアは、~
あの子だけは~
幸せであって欲しい…▼~
この気持ちだけは…~
ミシェイルも同じだろう。▼~
:[クリス]|
ミネルバ王女…▼~
ミシェイル王子は~
マリア王女だけではなく、▼~
ミネルバ王女、~
あなたにも幸せであって~
欲しいのではないでしょうか。▼~
:[ミネルバ]|
わたし、にも…?▼~
:[クリス]|
だから、王子は~
囚われていたあなたを~
助けたのだと思います。▼~
:[ミネルバ]|
……▼~
おかしなことだ…~
かつてミシェイルを討ったのは~
わたしだというのに…▼~
:[クリス]|
ミシェイル王子にとって、~
あなたは今も妹なのでしょう。▼~
:[ミネルバ]|
……▼~
***ミネルバと主人公3 [#Minerba3]
:[ミネルバ]|
クリス…~
君の主君は大した人物だな。▼~
不利な戦い続きにもかかわらず、~
ここまで常に~
勝ち抜いてきた…▼~
:[クリス]|
はい。~
マルス様には皆の心を~
一つにまとめる器があります。▼~
:[ミネルバ]|
ああ、~
あのミシェイルも認めていた。~
マルス王子は英雄の器だと…▼~
彼のような人物こそ、~
王に相応しいのかもしれぬ。▼~
:[クリス]|
はい、そう思います。▼~
:[ミネルバ]|
…わたしは、彼を~
うらやましく思う。▼~
誰もが平等に暮らせる~
理想の王国…わたしはマケドニアを~
そんな国にしたかった。▼~
だが、将軍たちに~
反乱を起こされ、捕らえられ、~
無様な姿をさらした…▼~
しょせん、~
わたしは器ではなかったか…▼~
:[クリス]|
ミネルバ王女…▼~
:[ミネルバ]|
マルス王子は~
皆に慕われ、親しまれている。▼~
あのように魅力あふれる王ならば、~
マケドニアも~
違っていたかもしれぬな…▼~
:[クリス]|
マルス様は確かに~
素晴らしい方です。▼~
ですがミネルバ王女、~
あなたの理想はマルス様のお心と~
同じくらい素晴らしい。▼~
それに…~
ミネルバ王女、~
あなたはとても魅力的です。▼~
あなたと共に戦ったおれには、~
あなたという人が~
よくわかります。▼~
あなたは厳しい方だと~
見られがちだが…~
本当はとても心優しい方だ。▼~
:[ミネルバ]|
…過分な言葉だな。~
わたしはそのような~
立派な人間ではない。▼~
…だが、~
君にそう言われるのは、~
悪い気分ではないな…▼~
**エストと主人公 [#Est]
***エストと主人公1 [#Est1]
:[エスト]|
えい! やぁっ!▼~
:[クリス]|
エスト殿、訓練ですか?▼~
:[エスト]|
あ、うん。~
しばらく戦ってないから~
腕がなまっちゃっててね。▼~
この戦いの間に~
なるべく早く~
取り戻さなきゃね。▼~
:[クリス]|
マルス様から伺いました。~
エスト殿はマケドニア天馬騎士として~
前の戦争を戦われたとか。▼~
:[エスト]|
うん。ミネルバ様と、~
わたしたち三姉妹は~
大活躍したんだから!▼~
わたしたちが本気出したら~
どんな敵にだって負けないの。~
期待しててよね。▼~
:[クリス]|
はい、頼もしいです。▼~
***エストと主人公2 [#Est2]
:[エスト]|
あ、ちょうど良かった。~
クリス、これ食べてみて。▼~
:[クリス]|
シチューですか…~
エスト殿も料理をされるのですね。▼~
:[エスト]|
もちろんよ、~
私は毎日アベルに料理を~
作ってあげてたんだからね。▼~
ささ、遠慮せずに~
ごくっといって。▼~
:[クリス]|
……▼~
甘っ!?▼~
:[エスト]|
え、そう?~
これくらい普通じゃない?▼~
:[クリス]|
そ、そうですか…~
すみませんお水いただきます。▼~
:[エスト]|
甘すぎるかなあ?~
アベルはいつも美味しいよって~
言ってくれてたんだけどな…▼~
:[クリス]|
お二人にあった味付けなら~
それで良いと思います。▼~
お二人の幸せな暮らしに~
似合うシチューかもしれません。▼~
:[エスト]|
えへへ、そうかな…▼~
:[クリス]|
ごちそうさまです。▼~
***エストと主人公3 [#Est3]
:[エスト]|
…それでね、それから~
アベルとわたしは一緒に~
暮らすことになったの。▼~
すごく幸せだった。~
あの人のこと、~
本当に好きだったから…▼~
姉さまたちに会えないのは~
寂しかったけど…~
でもアベルがいてくれたから。▼~
:[クリス]|
羨ましく思います。~
幸せな暮らしだったのですね。▼~
:[エスト]|
うん…~
でも…でも…ね…▼~
:[クリス]|
エスト殿…?▼~
:[エスト]|
……わたしね、~
アベルを苦しめちゃった。▼~
わたしが捕まったせいで、~
アベルは敵に従うしかなかった…~
あの人は優しい人だから…▼~
わたしがいたせいで、~
アベルに辛い思いをさせた…~
わたしがいなければアベルは…▼~
:[クリス]|
エスト殿…▼~
上手くいえないが、~
あなたが悪いわけではない。▼~
あなたが自分を責めることは…▼~
:[エスト]|
……~
…ありがと、クリス~
慰めてくれて。▼~
えへへ…恥ずかしいな。~
わたし子供みたい。▼~
小さい頃は、わたしすぐ泣く子で~
よく姉さまたちに~
慰めてもらったの。▼~
クリスといると~
なんか安心しちゃうのかな…▼~
:[クリス]|
おれでよければ、いつでも。~
光栄です。▼~
:[エスト]|
うん。ありがとね、クリス…▼~
**フロストと主人公 [#Frost]
***フロストと主人公1 [#Frost1]
:[フロスト]|
「わしは達者にしておる」~
…違うな。▼~
:[クリス]|
フロスト殿。▼~
:[フロスト]|
「いつも元気な祖父です」~
…違うな。▼~
:[クリス]|
フロスト殿!~
そちらは壁です!▼~
:[フロスト]|
うおっ!~
…危ないところだった。▼~
感謝するぞ、~
クリス殿。▼~
:[クリス]|
いえ。▼~
しかし、~
それ程に集中されるとは…。~
何をなさっていたのですか?▼~
:[フロスト]|
ああ…~
これだよ。▼~
:[クリス]|
これは、手紙?▼~
:[フロスト]|
いかにも。▼~
家族への手紙を~
したためておったのだ。▼~
:[クリス]|
なるほど。▼~
:[フロスト]|
家族は良いものだ。~
しかし中々、良い文が~
思いつかぬでな。▼~
そうだ、クリス殿。~
何か良い案は無いだろうか?▼~
:[クリス]|
…おれには、~
家族から手紙を~
受け取った経験はありません。▼~
:[フロスト]|
なんと…。▼~
:[クリス]|
ですが、~
もし祖父から~
手紙が届くなら…▼~
:[フロスト]|
ふむ?▼~
:[クリス]|
今の、ありのままの事を~
書いて欲しい、~
と思います。▼~
良い文章を~
考えているけど~
中々思いつかない事。▼~
それで十分です。▼~
:[フロスト]|
ほう!~
それは、良いかも知れん。~
では早速。▼~
「クリスという若者に~
ご助力頂いておるよ」~
…と。▼~
:[クリス]|
えっ、~
その部分から!?▼~
***フロストと主人公2 [#Frost2]
:[フロスト]|
…よし、書けた。▼~
:[クリス]|
返事が楽しみですね。▼~
:[フロスト]|
ふふ、~
そうだな。▼~
クリス殿、~
いつも手伝ってくれて~
ありがとうよ。▼~
:[クリス]|
いえ。~
おれの方こそ、~
楽しませて頂いています。▼~
こんなにも想われて、~
ご家族の方は~
幸せでしょうね。▼~
:[フロスト]|
うーむ…?~
そうかのう。▼~
むしろ、幸せなのは~
わしのほうだよ。▼~
:[クリス]|
そうなのですか?▼~
:[フロスト]|
…わしには、元々~
剣の才も、魔道の才も~
なかったのだ。▼~
:[クリス]|
フロスト殿が…?▼~
:[フロスト]|
しかしな、~
家族の頼りに~
答えようとする内…▼~
気がつけば、~
今の力を得ていたのだ。▼~
:[クリス]|
なんと。▼~
:[フロスト]|
家族の為に、力を振える。~
振るう力がある。▼~
こんなにも~
ありがたい事はない。▼~
クリス殿。~
わしにできる事なら~
何でも言ってくれよ。▼~
:[クリス]|
はい。▼~
:[フロスト]|
食事でも、掃除でも。▼~
おお、何なら~
背中も流すぞ。▼~
:[クリス]|
えっ。~
それは、自分でやります。▼~
:[フロスト]|
そ、そうか…。▼~
***フロストと主人公3 [#Frost3]
:[フロスト]|
む、むむ…。▼~
:[クリス]|
フロスト殿。▼~
:[フロスト]|
ああ…。~
クリス殿。▼~
:[クリス]|
また、~
お手紙の内容で~
悩まれているのですか。▼~
:[フロスト]|
ありのままの文にしては、~
以前と同じ内容に~
なってしまうのでな。▼~
:[クリス]|
おれは、~
それでもいいと~
思いますが。▼~
:[フロスト]|
うーむ、~
困ったのう。▼~
:[クリス]|
では、~
こういうのは~
どうでしょう。▼~
:[フロスト]|
おお、何かね。▼~
:[クリス]|
いつもの逆です。▼~
ご家族にあった出来事を、~
フロスト殿が聞くのです。▼~
:[フロスト]|
ふむ?▼~
:[クリス]|
単に、近況を~
聞いても良いですし…▼~
以前の手紙に~
書かれていた内容の、~
詳細を聞いてみたり。▼~
:[フロスト]|
ほうほう。▼~
:[クリス]|
フロスト殿が~
必要とされて、~
力を得たように…▼~
ご家族が、~
色んな出来事に対して~
「これを手紙にして伝えよう」▼~
…と、~
思えるのでは~
ないでしょうか。▼~
:[フロスト]|
うむ!~
確かに。▼~
全く、~
クリス殿には~
助けられてばかりだの。▼~
:[クリス]|
いえ。▼~
:[フロスト]|
礼といっては何だが…~
これを。▼~
:[クリス]|
ん?~
これは、手紙ですか?▼~
:[フロスト]|
ああ。~
わしの家族から、~
クリス殿に届いたものだ。▼~
受け取ってくれるかな?▼~
:[クリス]|
はい、喜んで!▼~
**ミシェイルと主人公 [#Misheil]
***ミシェイルと主人公1 [#Misheil1]
:[ミシェイル]|
……。▼~
:[クリス]|
ミシェイル王子。▼~
:[ミシェイル]|
クリスといったな。~
お前の働きぶりは聞いている。▼~
マルス王子め、相変わらず~
有能な者を見抜くのが~
上手い男よ。▼~
:[クリス]|
…マルス様に対する~
お褒めの言葉として、~
受け取っておく。▼~
:[ミシェイル]|
ああ。▼~
俺はマリアを救ったら、~
この地を去るつもりだ。~
話をしても、得は無いぞ。▼~
:[クリス]|
この地を…去る?▼~
:[ミシェイル]|
そうだ。▼~
:[クリス]|
では…貴殿を待つ~
マリア王女には、~
何と言われるのか?▼~
:[ミシェイル]|
…救いはするが、~
声は掛けぬ。▼~
:[クリス]|
なっ…!▼~
:[ミシェイル]|
今のマリアに~
言葉を掛けられるのは~
姉である、ミネルバだ。▼~
俺にはもう、~
その資格はないだろう。▼~
:[クリス]|
なぜ、そう思われるのだ。▼~
:[ミシェイル]|
俺は既に、~
マケドニアとは~
無縁の存在だ。▼~
:[クリス]|
逃げるのだな。▼~
:[ミシェイル]|
何だと。▼~
:[クリス]|
かつて、貴殿は戦場で~
ミネルバ王女と~
相まみえたと、聞いている。▼~
:[ミシェイル]|
暗黒戦争の話か。▼~
それが、~
どうしたと言うのだ。▼~
:[クリス]|
その時…王女は~
「もう一度、やり直せないか?」~
と、仰ってはいなかっただろうか。▼~
:[ミシェイル]|
むっ。▼~
なぜ、貴様が~
その事を知っている。▼~
:[クリス]|
いや、~
おれはその事を知らない。▼~
ただ、ミネルバ王女のお人柄ならば~
そう仰るだろうと…~
思ったのだ。▼~
:[ミシェイル]|
…!▼~
:[クリス]|
過ちを犯したがゆえに~
祖国を後にするよりも…▼~
槍をおき~
新たな道を歩む事こそが、~
王女様方の望みだと、おれは思う。▼~
:[ミシェイル]|
…ふっ。▼~
王に対して~
物怖じせぬ男よ。▼~
:[クリス]|
恐れ入る。▼~
:[ミシェイル]|
マルス王子と同様、~
気に入らぬ。▼~
だが…~
お前のような者こそが、~
今の世には必要とされるのだろう。▼~
全く、面白き時代よ。▼~
:[クリス]|
…ミシェイル王子。▼~
:[ミシェイル]|
覚えておくぞ、クリス…~
いや、~
クリス殿。▼~
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