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章別会話/会話イベント(男主人公関連)/アリティア
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[[章別会話/会話イベント(男主人公関連)]]
*アリティア編 [#Aritia]
#contents
**マルスと主人公 [#Marth]
***マルスと主人公1 [#Marth1]
:[クリス]|
マルス様、~
どこかへお出かけですか?▼~
:[マルス]|
やあ、クリス。~
ちょっと武器屋に~
行って来ようと思ってね。▼~
:[クリス]|
そのような雑用、マルス様の~
手をわずらわせるまでも~
ありません。▼~
おれにご命令いただければ~
鉄の剣を何本でも…▼~
:[マルス]|
ありがとう、でも大丈夫だよ。~
ぼくはこういうことも慣れてる。~
それに、自分の目で見てみたいしね。▼~
:[クリス]|
では、おれもお供致します。▼~
:[マルス]|
ありがとう、クリス。~
でも武器屋に行くだけだから、~
危険はないよ。▼~
:[クリス]|
はっ。しかし、マルス様に~
万一のことがあっては大変です。▼~
いついかなる時も~
マルス様をお守りするのが、~
近衛騎士の役割です。▼~
:[マルス]|
心配性だな、クリスは…~
でも、君の気持ちは嬉しいよ。▼~
わかった。一緒に行こう。▼~
:[クリス]|
はっ。▼~
***マルスと主人公2 [#Marth2]
:[マルス]|
やあ、クリス。~
どこかへ出かけるの?▼~
:[クリス]|
はっ!~
訓練場へ行って参ります。▼~
:[マルス]|
訓練場…~
戦いの経験を積める場所だったね。▼~
:[クリス]|
はい。~
ただ相手に勝つだけでなく、~
連勝を続けることも目標です。▼~
二連勝、三連勝と勝ちを重ねて…~
さらなる強敵と戦う…▼~
自分の力がどこまで通じるか、~
わくわくします。▼~
:[マルス]|
楽しみなんだね。~
君の顔を見ればわかるよ。▼~
:[クリス]|
はっ!~
ただ、しかし…▼~
:[マルス]|
どうしたの?▼~
:[クリス]|
マルス様には…~
正直に告白します。▼~
おれの力は本来…~
国と民を守るために~
使われるべきものです。▼~
おれはそのために~
訓練を重ね、戦いを重ねて、~
強くなろうとしてきました。▼~
:[マルス]|
うん。▼~
:[クリス]|
ただ…~
自分がより強い力をつけた時、~
自分より手強い敵と戦う時、▼~
おれはわくわくします。~
これからの戦いに血がたぎり、~
気持ちが高ぶる…▼~
それはまるで、~
強さそのもの、戦いそのものを~
求めているようです…▼~
:[マルス]|
クリス…▼~
:[クリス]|
強くなる喜び…~
それは力への喜びです。▼~
おれの心はどこかで…~
戦いを望んでいます。▼~
「道なき力は獣にも劣る」…~
祖父の言葉です。~
おれは自分をそう戒めています。▼~
しかし、いつか強さを求めるあまり~
おれが正しき騎士の道から~
外れることがあれば…▼~
:[マルス]|
大丈夫だよ、クリス。▼~
ぼくには君がいてくれるように、~
君にはぼくがいるんだ。▼~
君は道を間違えない。~
ぼくがそう導く。約束するよ。▼~
:[クリス]|
はい、マルス様…~
おれもそう信じています。▼~
あなたがいてくだされば、~
おれは自分の道を誤らずに進む。▼~
感謝致します、マルス様…▼~
***マルスと主人公3 [#Marth3]
:[マルス]|
クリス…▼~
君は何故そこまで~
ぼくに尽くしてくれるんだ?▼~
:[クリス]|
おれはマルス様の近衛騎士です。~
マルス様のために…▼~
:[マルス]|
いや、そうじゃないよ。~
僕は、君自身の心を~
聞きたいんだ。▼~
君のことをもっと知りたい。▼~
:[クリス]|
はっ。~
おれのこと、ですか…▼~
:[マルス]|
君がアリティア騎士に~
なりたいと思ったのはいつ頃?▼~
:[クリス]|
物心つくころからです。▼~
おれは幼い頃から、~
アリティアのために尽くすよう~
祖父に育てられました。▼~
祖父のことは好きでした。~
だからおれは、祖父の期待に~
応えたいと願っていました。▼~
騎士見習いに志願したのも~
それが理由です、▼~
:[マルス]|
そうか。おじい様の…▼~
:[クリス]|
ただ…~
今はそれだけではありません。▼~
アリティア城に来て、~
マルス様にお会いしたからです。▼~
:[マルス]|
ぼくに?▼~
:[クリス]|
はい。▼~
おれは今まで~
マルス様と共に戦ってきました。▼~
そしてマルス様のお人柄を知る度に、~
この方のためにありたいと~
思うようになりました。▼~
:[マルス]|
クリス…▼~
:[クリス]|
マルス様。~
おれがあなたに尽くすのは、~
あなただからです。▼~
おれが命をかける主君が~
あなたであったことは、~
おれの喜びです。▼~
:[マルス]|
ありがとう…~
君にそう言ってもらえるのは~
何より嬉しいよ。▼~
ぼくは強い人間じゃない。~
でも、君がいてくれれば~
きっと…そう思えるんだ。▼~
:[クリス]|
マルス様…▼~
:[マルス]|
クリス。~
この戦争を~
共に生きて終えよう。必ず。▼~
:[クリス]|
はっ!▼~
**ライアンと主人公 [#Ryan]
***ライアンと主人公1 [#Ryan1]
:[クリス]|
そういえば、ライアンは~
ゴードン殿の弟なんだな。▼~
:[ライアン]|
はい。ぼく、~
ゴードン兄さんみたいに~
なりたくて騎士に志願したんです。▼~
:[クリス]|
見習いの時も、~
時々会っていたな。~
仲が良さそうだった。▼~
:[ライアン]|
クリスさんは~
御兄弟はいないのですか?▼~
:[クリス]|
ああ、まあな…▼~
だから少し羨ましい。~
身近に年の近い人がいるのは~
どんな感じなんだ?▼~
:[ライアン]|
そうですね…▼~
それが当たり前になっているので~
言葉にするのは難しいです。▼~
あ、でも両親や友達と~
喧嘩になった時は、▼~
兄さんが味方に~
なってくれるので良いですね。▼~
:[クリス]|
いい家族だ。~
ライアンも喧嘩するんだな。▼~
:[ライアン]|
…い、今はしないですよ。▼~
***ライアンと主人公2 [#Ryan2]
:[ライアン]|
ぼくのお父さんお母さんは~
子供に一人女の子が~
欲しかったそうなんです。▼~
ぼくも時々、~
姉さんがいたらなあって~
思ったことがあります。▼~
:[クリス]|
その気持ちはよくわかる。~
もし自分に兄弟がいたら…~
って思うからな。▼~
おれも男兄弟が欲しかったな。~
弟とかな。▼~
:[ライアン]|
そうなんですか?▼~
:[クリス]|
ああ。おれは、弟がいたら~
可愛がってたと思うんだ。▼~
ライアンみたいな~
すなおな弟がいれば~
良かったんだけどな。▼~
あ、でもおれは男だから~
お前が欲しい姉さんには~
なれないわけだが…▼~
:[ライアン]|
あ、あの、姉さんでなくても…~
兄さんでも、うれしいですよ。▼~
クリスさんが兄さんで、~
ぼくたち三人兄弟だったら~
良かったのに、って思います…▼~
:[クリス]|
はは、そうだな。▼~
***ライアンと主人公3 [#Ryan3]
:[クリス]|
ライアン、何してるんだ?▼
:[ライアン]|
故郷の家族に手紙を書いてるんです。~
渡せるのは~
もっとずっと後でしょうけど。▼~
お父さん、お母さん、~
無事でいるかな…▼~
:[クリス]|
この戦争が終わったら、~
しばらく休暇をもらえばいい。▼~
たまには家に帰って、~
家族を安心させてあげないとな。▼~
:[ライアン]|
はい、そうします。▼~
クリスさんは家には~
帰らないのですか?▼~
:[クリス]|
ああ。~
祖父が亡くなった後、~
家にはもう誰もいないし…▼~
一人でいても、~
寂しくなるだけだから、な。▼~
:[ライアン]|
あの、だったら、~
ぼくの家に来ませんか?▼~
:[クリス]|
ライアンの家に?▼~
:[ライアン]|
はい、その、~
クリスさんさえ良ければ…。▼~
ぼく、クリスさんのこと~
もう一人の兄さんみたいに~
思ってますから。▼~
:[クリス]|
ありがとう、ライアン。~
その気持ちは嬉しい。▼~
**ルークと主人公 [#Ruke]
***ルークと主人公1 [#Ruke1]
:[クリス]|
はっ! はぁっ!▼~
:[ルーク]|
よ、○○クリス((○○にはクリスの容姿によって呼び名が変化する...
ん? 一人で訓練か?▼~
:[クリス]|
ああ、つい~
いつもの習慣になってる。▼~
:[ルーク]|
全く、~
お前は変わってるよな。▼~
お前くらい実力があれば~
ちょっとくらい~
息抜きしたって平気だろ?▼~
:[クリス]|
いや、~
そんなことはできない。▼~
おれの実力不足で~
マルス様を守れなかったら、~
悔やんでも悔やみきれないからな。▼~
:[ルーク]|
そっか…そうだよな。▼~
よし!~
なら○○クリス、~
オレと勝負だ!▼~
:[クリス]|
いきなり何だ?▼~
:[ルーク]|
オレもお前の訓練につきあうぜ!~
どっちが早く終わるか競争だ!▼~
:[クリス]|
どうしたんだ、~
訓練嫌いのお前が?▼~
:[ルーク]|
お前の様子見てたら、~
オレも負けてられないって気に~
なってきたんだよ。▼~
オレだってマルス様の騎士だ。~
マルス様のために~
もっと強くなるぜ!▼~
:[クリス]|
そうか…▼~
ルーク、ちょっとだけ~
お前のこと見直したぞ。▼~
:[ルーク]|
ふっ。~
○○クリス、~
オレに惚れるなよ?▼~
:[クリス]|
そういう趣味はない。▼~
***ルークと主人公2 [#Ruke2]
:[クリス]|
ルーク。▼~
:[ルーク]|
…ぜぇはぁ…▼~
…ぜぇはぁ…▼~
:[クリス]|
ルーク、聞いてるか?~
早く訓練を続けるぞ。▼~
:[ルーク]|
は、話しかけないでくれ…~
オレはもう駄目だ…▼~
今まで…~
世話になったな…~
楽しかった…ぜ……▼~
:[クリス]|
何言ってるんだ。~
まだ日課の半分も~
終わってないぞ。▼~
:[ルーク]|
う、嘘だろおい…!▼~
あれだけ~
走って担いで武器振って…~
普通倒れるぞこれ…▼~
お、お前、なんでそんな~
平気な顔なんだよ…▼~
:[クリス]|
おれは子供の頃から~
慣れてるからな。▼~
:[ルーク]|
こ、子供の頃から~
こんなバケモノみたいな~
訓練を…?▼~
に、人間とは思えねえ…▼~
:[クリス]|
失礼な奴だ。▼~
ほら、動かないなら~
引きずっていくぞ。▼~
:[ルーク]|
やーめーてー…▼~
***ルークと主人公3 [#Ruke3]
:[ルーク]|
はっ! はっ! はぁっ!▼~
よし、終わったぞ○○クリス!~
次は何だ?~
どんな訓練もかかって来い!▼~
:[クリス]|
これで日課は一通り終わりだ。▼~
:[ルーク]|
終わり?~
や、やった…▼~
どうだ○○クリス?~
オレだって、お前と同じ訓練に~
ついてけるようになったよな。▼~
:[クリス]|
ああ、凄いなルーク。~
ここまでついてきたのは~
お前が初めてだ。▼~
てっきりすぐに~
音をあげると思ったが…▼~
:[ルーク]|
いや、音はあげてただろ…~
音をあげても~
お前が引きずってっただけで…▼~
でもまあ、~
○○クリスのおかげだな。~
感謝してるぜ。▼~
:[クリス]|
こちらこそ。~
近頃のお前は~
戦いでも見違えるほどだし、▼~
これからは、おれが~
教えてもらいたいくらいだ。▼~
:[ルーク]|
ふっ。~
○○クリス、~
オレに嫉妬するなよ?▼~
:[クリス]|
それは大丈夫だ。▼~
:[ルーク]|
くー!~
○○クリス!~
次の戦場でのオレを見てろよ!▼~
オレの格好良いところを~
いやってほど見せつけてやるからな!▼~
:[クリス]|
ああ、楽しみにしてる。▼~
**ロディと主人公 [#Rody]
***ロディと主人公1 [#Rody1]
:[クリス]|
はぁ…▼~
:[ロディ]|
どうしたんだ、こんなところで。▼~
:[クリス]|
!~
い、いや、別に…▼~
:[ロディ]|
その紙は?▼~
:[クリス]|
……ここの見取り図だ。~
一回りしてみようと思って。▼~
:[ロディ]|
…そうしたら迷った、と。~
そういえば前のアリティアでの訓練でも~
道に迷ったな。▼~
:[クリス]|
う、すまない。~
あの時は迷惑かけたな…▼~
:[ロディ]|
方向音痴なのか?~
ほら、戻ろう。~
ジェイガン様が探していた。▼~
:[クリス]|
ロディ、すまない。~
この図だと、今おれたちは~
どこにいることになるだろう?▼~
:[ロディ]|
……これ~
ここの見取り図じゃない気がするぞ。▼~
:[クリス]|
……▼~
***ロディと主人公2 [#Rody2]
:[ロディ]|
クリス、何をしてるんだ?▼~
:[クリス]|
荷物整理だ。~
読み終わった本や道具は~
思い切って捨てようと思ってな。▼~
騎士志願に来た頃は~
かなり身軽にしてたつもり~
だったが…▼~
:[ロディ]|
結構な量だな。▼~
:[クリス]|
ああ、マルス様のお傍にいると~
いろんな物が手に入るから~
つい、な。▼~
:[ロディ]|
どれもこれも難しそうな本だな…~
全部読んだのか?▼~
:[クリス]|
ああ。~
兵法とか戦術とかが主になるな。▼~
:[ロディ]|
そうか。~
……その本~
全部もらっていいだろうか?▼~
:[クリス]|
?~
ああ、構わない。▼~
:[ロディ]|
感謝する。~
…ではまた後で。▼~
:[クリス]|
?~
じゃあまた、軍議でな。▼~
:(クリスが立ち去る)|
:[ロディ]|
……ただ才能に~
恵まれているだけではない。▼~
君は毎日、これだけの~
努力をしているのだな…▼~
***ロディと主人公3 [#Rody3]
:[ロディ]|
クリス、また~
こんなところでどうしたんだ?▼~
:[クリス]|
え?~
いやその、ちょっと気分転換…▼~
:[ロディ]|
道に迷ったなら、~
別に隠さなくてもいいぞ。▼~
:[クリス]|
う…すまない。~
そのとおりだ。▼~
どうしたら、~
道に迷わなくなるんだろうな…▼~
:[ロディ]|
そうだな…~
まず目印になるものを覚えるといい。▼~
そして頭の中に~
自分なりの地図を描くこと。▼~
:[クリス]|
…わかった。努力してみる。▼~
:[ロディ]|
それから、これが一番大事だ。~
迷ったら人に聞くこと。▼~
:[クリス]|
あ…▼~
:[ロディ]|
もっと色んなものに~
頼ることを考えるといい。~
そう、私たちにも。▼~
…今度行軍で道に不安だったら~
すぐに言ってほしい。~
みんなで迷子はいただけない。▼~
:[クリス]|
あーもう~
訓練のことは忘れてくれ…▼~
だが、ありがとう、ロディ。▼~
**セシルと主人公 [#Cecil]
***セシルと主人公1 [#Cecil1]
:[セシル]|
クリス、頼みがあるの。▼~
あなたがいつもやってる訓練、~
あたしも付き合わせて。▼~
:[クリス]|
ああ、構わない。▼~
結構体力を使うが、~
大丈夫か?▼~
:[セシル]|
もちろんよ。~
絶対弱音なんか吐かない。▼~
初めに言っとくけど、~
女だからって手加減はやめて。~
それはあたしへの侮辱だから。▼~
:[クリス]|
ああ、わかった。~
セシルはよくそう言うな。▼~
:[セシル]|
あたしもあなたと同じアリティア騎士。~
男の騎士と同じ権利を求めるし、~
男の騎士と同じ義務を負うわ。▼~
女だからって~
甘くされるのも~
優しくされるのも嫌い。▼~
:[クリス]|
強いんだな、セシルは。▼~
:[セシル]|
そんなことないわ。~
これくらい当然の…▼~
…え…?▼~
:[クリス]|
どうした?▼~
:[セシル]|
…ね、ねえクリス…~
今、何か音がしなかった?▼~
:[クリス]|
?~
いや、別に何も。▼~
:[セシル]|
でも、ヒュウウウって~
悲しげな声がしたような…▼~
:[クリス]|
ああ、~
ただ風が吹いただけだろう。▼~
どうしたセシル?~
顔色が悪いようだが…▼~
:[セシル]|
きょ、今日は~
これくらいにしておくわ。~
訓練もほどほどにしないと。▼~
:(セシルが立ち去る)|
:[クリス]|
セシル?~
まだ訓練を始めてないが…▼~
***セシルと主人公2 [#Cecil2]
:[セシル]|
ね、ねえクリス。▼~
:[クリス]|
どうした?▼~
:[セシル]|
その…~
例のうわさ、聞いた?▼~
あ、あたしは~
全然信じてないんだけど~
少しだけ気になって…▼~
:[クリス]|
うわさ?▼~
:[セシル]|
だ、だから…~
この軍の中で~
幽霊が出るってうわさ…▼~
:[クリス]|
ああ、なんだそんなことか。▼~
:[セシル]|
そんなことって!~
だって髪の長い女の人の~
幽霊が…▼~
:[クリス]|
あれは単なる~
枯れ木の見間違いだそうだ。▼~
今ではもう~
笑い話になってるぞ。▼~
:[セシル]|
そ、そうなんだ。ほっ。~
そうよね。~
幽霊なんているわけが…▼~
:[クリス]|
セシル、~
もしかして幽霊が怖いのか?▼~
:[セシル]|
ま、まさか! そんなこと~
あるはずないじゃない!~
子供じゃあるまいし…▼~
幽霊なんて馬鹿らしいけど、~
でも一応念のために…▼~
:[クリス]|
ん?▼~
:[セシル]|
何? どうしたの?▼~
:[クリス]|
いや、今、変な物音が…▼~
:[セシル]|
!!▼~
きゃああーーーっ!▼~
:[クリス]|
セ、セシル!?▼~
:[セシル]|
ど、どこどこ!?~
どこから聞こえたの!?~
どこにいるの?▼~
やだやだ…~
いやぁーっ!▼~
:[クリス]|
ま、待て…~
落ち着け、セシル。▼~
そんなに抱きつかれると~
身動きが取れない…▼~
:[セシル]|
だ、だってだって…!▼~
ゆゆゆ幽霊が…~
やだぁーーーーーっ!▼~
:[クリス]|
セシル…~
待て、人の話を…▼~
く、首を…~
首を絞めるな…~
息が…できな…▼~
:[セシル]|
だれかーーーー!~
だすけてーーーーーっ!▼~
:[クリス]|
こ…こっちのセリ…フだ…▼~
***セシルと主人公3 [#Cecil3]
:[セシル]|
あ…▼~
:[クリス]|
ああ、セシルか。~
この間は…▼~
:(セシルが立ち去る)|
:[クリス]|
って待て。待ってくれ。~
どうして逃げようとするんだ?
:(セシルが戻ってくる)|
:[セシル]|
こ、この間は…~
とんだ恥をさらしたわね。▼~
さんざん偉そうなこと言ったくせに…~
わ、笑いたければ~
笑うがいいわよ。▼~
:[クリス]|
セシルにも~
苦手なものがあるんだな。▼~
:[セシル]|
そ、そうよ悪い!?▼~
いくら頑張っても、~
怖いものが怖いの!~
怖がりで悪かったわね!▼~
:[クリス]|
悪くない。~
それがセシルなんだろう。▼~
:[セシル]|
え…?▼~
:[クリス]|
誰だって苦手なことはある。~
おれだってそうだ。▼~
戦いでも同じだろう。~
完全無欠の騎士などいない。~
だから仲間同士で助け合うんだ。▼~
だから、無理はしなくていい。▼~
:[セシル]|
…クリス。▼~
…そう、かもしれないわね。▼~
あたしは負けたくなかった。~
弱みを見せたくなかった。~
だからいつも意地を張ってた。▼~
でも、あんたに~
弱みを見られたせいで…~
ちょっと楽になれたのかも。▼~
:[クリス]|
そうか、なら良かった。▼~
けど、~
セシルも意外と可愛い~
ところがあるんだな。▼~
:[セシル]|
か、かか…可愛い!?▼~
:[クリス]|
ああ。~
こないだの悲鳴なんか~
まるで…▼~
:[セシル]|
こ、この…!~
忘れなさいそんなもの!~
このこのっ!▼~
:[クリス]|
ま、待て。落ち着け。~
おれはただ思ったことを…▼~
:[セシル]|
いいから忘れなさい、~
忘れてっ!~
このこのこのっ!▼~
**ゴードンと主人公 [#Gordon]
***ゴードンと主人公1 [#Gordon1]
:[ゴードン]|
うーん…▼~
:[クリス]|
ゴードン殿、~
どうしたのですか?▼~
:[ゴードン]|
あ、クリス。~
大したことじゃないんだけど…▼~
クリス、~
ぼくってどう見える?▼~
:[クリス]|
?~
どう見えるかと言われますと…▼~
:[ゴードン]|
昔から、~
ぼくって威厳がないなあ、~
と思って。▼~
:[クリス]|
威厳、ですか。~
ジェイガン様のような?▼~
:[ゴードン]|
うん、黙って立ってるだけで~
みんなが緊張して~
一目置くような威厳。▼~
ぼくは顔も子供っぽいし、~
先輩騎士らしくないよね。~
へたすると君より幼く見えるかも…▼~
:[クリス]|
確かに…▼~
:[ゴードン]|
こないだの~
新人騎士訓練の時もそうなんだよ。▼~
騎士見習いの少年たちが~
ぼくと城ですれ違うと、~
「お前も頑張れよ!」って。▼~
どう考えても、~
同じ見習いだと思われてるんだよ…▼~
:[クリス]|
そ、そんなことがあったのですね。▼~
:[ゴードン]|
そのうち~
買い物の使い走りでも~
させられそうな勢いで…▼~
そういうこともあって、~
ぼくは威厳が欲しいんだ。▼~
クリス、~
何か良い方法を思いついたら~
教えてくれないかな。▼~
***ゴードンと主人公2 [#Gordon2]
:[ゴードン]|
クリス!~
今日も訓練か!▼~
:[クリス]|
ゴ、ゴードン殿?▼~
:[ゴードン]|
いい心がけだ!~
それでこそアリティア騎士!▼~
このぼくも~
負けてはいられんな!▼~
:[クリス]|
……▼~
…どうされたのですか?~
もしや熱でも?▼~
:[ゴードン]|
あ、いや…ごめん。~
やっぱりへんかな?▼~
:[クリス]|
変かと言われれば…~
変です。▼~
:[ゴードン]|
や、やっぱり…▼~
威厳をつけるために~
普段の話し方を~
変えてみようと思って、▼~
試しに、ぼくの尊敬する~
先輩騎士の口調を~
真似してみたんだけど…▼~
:[クリス]|
なるほど…▼~
:[ゴードン]|
やっぱり慣れないことは駄目か。~
クリス、~
どうしたら良いと思う?▼~
:[クリス]|
力になれるかどうかわかりませんが…~
外見を変えてみるのは~
どうでしょうか?▼~
:[ゴードン]|
あ、それ良いね。~
威厳が出るような外見…▼~
ヒゲでも伸ばそうかな?~
クリス、ぼくが~
ヒゲを伸ばしたら威厳が出るかな?▼~
:[クリス]|
……▼~
…っ▼~
:[ゴードン]|
い、今笑った?~
想像して笑ったよね?▼~
:[クリス]|
す、すみません。思わず…▼~
:[ゴードン]|
いや、良いんだ。~
やっぱり似合わないか…~
どうしたら良いのかなあ。▼~
***ゴードンと主人公3 [#Gordon3]
:[ゴードン]|
やあ、クリス。~
君も訓練?▼~
:[クリス]|
はい、ゴードン殿も?▼~
:[ゴードン]|
うん。
ぼくも威厳はひとまず置いといて、~
訓練を頑張ることにしたよ。▼~
戦いでもっと役に立てば、~
ぼくみたいな性格でも~
自然と威厳が出てくるかなと思って。▼~
:[クリス]|
だから、なのですね。▼~
近頃のゴードン殿は、~
以前にも増して~
見事な戦いをなさっておられます。▼~
:[ゴードン]|
そ、そう?~
それなら嬉しいな。▼~
もしかして、~
こうしてるだけでも~
威厳が出てきたり?▼~
:[クリス]|
それはあまり。▼~
:[ゴードン]|
そ、そう…▼~
:[クリス]|
ですが、ゴードン殿は~
そのままで~
良いのではないでしょうか。▼~
:[ゴードン]|
え?▼~
:[クリス]|
ゴードン殿の親しみやすさは、~
他の方にはない長所だと思います。▼~
皆がゴードン殿に声をかけたのも、~
不安な新人騎士たちが、~
安心できる方だからだと思います。▼~
:[ゴードン]|
そ、そうかな?▼~
:[クリス]|
はい。~
それに人には言いにくい~
悩み事の相談も…▼~
ゴードン殿になら話したい、~
そんな気持ちになります。▼~
例えば、そう…~
誰かに恋愛の悩みを~
相談したいと思った時…▼~
うっかりジェイガン様に~
相談したりしたら…▼~
:[ゴードン]|
あはは、それは無理だね。~
騎士の本分を忘れておる!とか~
散々、雷落とされそう。▼~
あ! い、今のは~
ジェイガン様には内緒だからね。~
言っちゃダメだよ。▼~
ばれたらぼくが~
雷落とされちゃうから…▼~
:[クリス]|
はは。はい、ゴードン殿。▼~
**ドーガと主人公 [#Doga]
***ドーガと主人公1 [#Doga1]
:[ドーガ]|
クリス。~
どうだ、調子は?▼~
:[クリス]|
はっ、万全です!▼~
:[ドーガ]|
私相手にそんなに~
かしこまる必要はないぞ。▼~
見習いだった以前と違って、~
今はマルス様を守る仲間なのだからな。▼~
:[クリス]|
はっ、わかりました。▼~
ドーガ殿はやはり謙虚なお方だ。~
それほどの実力をお持ちなのに、~
まるで飾らない。▼~
:[ドーガ]|
なに、私の実力など~
大したものではない。▼~
:[クリス]|
いえ、ドーガ殿は英雄です。~
おれは今まで~
田舎出ゆえ無知でしたが、▼~
戦いで各地を回るうちに~
人々から前の戦争の伝説を聞き、~
感動してばかりです。▼~
ドーガ殿は前の戦争の英雄、~
鋼の守備で~
あらゆる敵をはじき返したと!▼~
:[ドーガ]|
まあ、うわさには~
尾ひれがつくものだからな。▼~
:[クリス]|
ドーガ殿、おれも~
あなたに追いつけるよう、~
日々精進します!▼~
:[ドーガ]|
まあ、熱心なのは良いことだ。~
頑張るのだぞ、クリス。▼~
***ドーガと主人公2 [#Doga2]
:[クリス]|
ドーガ殿、お願いがあります。▼~
おれにドーガ殿の~
伝説の技を~
教えていただきたいのです。▼~
:[ドーガ]|
伝説の技?~
そのように~
たいそうなものはないぞ。▼~
:[クリス]|
ドーガ殿はやはり謙虚なお方だ。~
伝説の英雄だというのに~
まるで飾らない…▼~
ドーガ殿、~
前の戦争の伝説、~
おれは聞いています。▼~
ドーガ殿は~
迫り来る数百の軍勢を~
仁王立ちで受け止めたと。▼~
:[ドーガ]|
あ、ああ。~
かなり表現が~
大げさな気がするが…▼~
:[クリス]|
そしてそこから~
槍の一振りで~
敵軍を空中へ巻き上げ、▼~
:[ドーガ]|
な、何?▼~
:[クリス]|
とどめに空中へ飛びあがり、~
槍の一撃で~
はるか彼方へ吹き飛ばしたと。▼~
:[ドーガ]|
いやいや、待て待て。~
その伝説はおかしいぞ。▼~
:[クリス]|
まさに、~
人間に出来ることとは思えません。~
ドーガ殿でなければ…▼~
:[ドーガ]|
いやいや、私でも無理だ。▼~
クリス、~
私を尊敬してくれるのは嬉しいが、~
その伝説には尾ひれがついているぞ。▼~
いや、尾ひれどころではない、~
翼がついて空を飛んでしまっている…▼~
:[クリス]|
ドーガ殿はやはり謙虚なお方だ。~
これほどの技をお持ちなのに~
まるで誇るご様子がない…▼~
ドーガ殿、~
どうすればその技が会得できるか、~
おれにお教えください!▼~
:[ドーガ]|
……。~
…どうやって~
誤解を解いたものかな。▼~
***ドーガと主人公3 [#Doga3]
:[クリス]|
ドーガ殿、~
伝説の技会得のために~
教えていただいた例の特訓ですが…▼~
:[ドーガ]|
ああ。たしか小指一本で~
十人を持ち上げる特訓だったな…▼~
どうだ?~
無理だとわかったろう?▼~
:[クリス]|
はっ、確かに~
今のおれでは無理でした。▼~
:[ドーガ]|
そうだろう。わかったか、クリス。~
やはり伝説と現実というものは~
違うのだから…▼~
:[クリス]|
はい。~
どれほど頑張っても、~
おれの力ではせいぜい三人しか…▼~
:[ドーガ]|
な、何…!?▼~
:[クリス]|
ドーガ殿にはまだまだ及びません…▼~
しかし、訓練を続ければ~
いつかドーガ殿に~
近づける日が来るはず。▼~
ドーガ殿、おれは頑張ります。~
伝説の英雄であるあなたと~
肩を並べられる日まで!▼~
:(クリスが立ち去る)|
:[ドーガ]|
……。~
伝説というのも考えものだな…。▼~
おーいクリス、待ってくれ。~
君の誤解をちゃんと解かなければ…▼~
**アランと主人公 [#Aran]
***アランと主人公1 [#Aran1]
:[クリス]|
アラン殿、~
折り入ってお願いがあります。▼~
おれに、騎士の道を~
教えていただきたいのです。▼~
:[アラン]|
騎士の道…?▼~
:[クリス]|
はっ。▼~
騎士とはいかにあるべきか?~
おれはずっと考えていました。▼~
武、礼節、忠誠…~
騎士たち一人一人に、~
皆それぞれの答えがある。▼~
聖騎士アラン殿は~
どのようにお考えか、~
教えていただきたいのです。▼~
:[アラン]|
騎士の道、か…▼~
だが、残念ながら~
私は道を教えるには…~
! ごほ…!▼~
…ぐ…!▼~
:[クリス]|
アラン殿、大丈夫ですか?▼~
:[アラン]|
…ああ、いつものことだ。~
心配には及ばない。▼~
クリスよ、私は~
マルス様のもとに仕える前…~
流浪の騎士だった身だ。▼~
二君に仕えたこの身では、~
騎士道を語る資格はあるまい。▼~
:[クリス]|
いえ、だからこそ~
アラン殿は騎士とは何かを~
お考えになっていたはず。▼~
おれは思うのです。~
騎士の道とは~
一つに定められるものではなく、▼~
己自身の心の中に、~
それぞれが持つべきもの。▼~
おれは騎士として未熟、~
だから、己の道を見つけるために~
アラン殿のお話を…▼~
:[アラン]|
…だが、私の道はまだ半ばだ。~
人に教えるほどのものはない。▼~
申し訳ないが、助けにはなれぬ。▼~
:[クリス]|
そうですか…残念です。▼~
:[アラン]|
すまんな…▼~
***アランと主人公2 [#Aran2]
:[アラン]|
ごほっ…!▼~
ぐ…!~
がはっ…は…!▼~
:[クリス]|
アラン殿!?~
お体が…!~
しっかりしてください!▼~
誰か!~
アラン殿が…!▼~
:[アラン]|
待て…▼~
頼む…~
皆には黙っていてくれ。▼~
:[クリス]|
しかし、そのご様子では…!▼~
:[アラン]|
私はこの戦いの間…~
病には負けぬ。~
騎士の名誉にかけて誓う。▼~
私にはこれが~
最後の戦争になるだろう。~
だからこそ、悔いは残したくないのだ。▼~
:[クリス]|
アラン殿…▼~
なぜ、そこまでして…?▼~
:[アラン]|
以前、君は問うたな。~
騎士の道とは何かと…▼~
私は、長い間、~
その道を求めて~
さまよっていた…▼~
この戦争こそが、~
私の道なのだ…▼~
:[クリス]|
アラン殿…▼~
:[アラン]|
己の道に殉じることこそ~
騎士の誉れ…▼~
クリス、頼む。~
そなたも騎士ならば~
わかるはずだ…▼~
:[クリス]|
……▼~
…わかりました。~
そこまでのご覚悟ならば…~
おれに止めることはできません。▼~
:[アラン]|
感謝する、クリス…▼~
***アランと主人公3 [#Aran3]
:[アラン]|
昔…~
私がアリティアとは異なる国に~
仕えていた時のことだ。▼~
領地で反乱が起き、~
私は主君の命を受けて~
鎮圧に向かった。▼~
だが、そこにいたのは~
反乱軍ではなく…▼~
不作で冬を越すことができぬ~
貧しい民たちだった。▼~
:[クリス]|
……▼~
:[アラン]|
彼らに戦う意思などなかった。~
ただ、生きるためには…~
訴えを起こすしかなかったのだ。▼~
主君はそれを知りながら、~
見せしめとして~
彼らを討てと命じた。▼~
そして、私は…~
その命に従った。▼~
:[クリス]|
…アラン殿…▼~
:[アラン]|
主君への忠誠こそ騎士の道、~
私はそう考えていた。▼~
だが、私は誤った。~
それから私は主君のもとを離れ…~
長い間放浪の日を送った…▼~
:[クリス]|
そんなことが…▼~
しかし、~
それはアラン殿の罪ではない。~
罪を問われるべきは…▼~
:[アラン]|
いや、私は…私を許せぬ。▼~
私は命令に従っただけ…~
私は悪くない…~
心中でそう言い訳した私を。▼~
誰より、私自身が許せぬのだ。▼~
:[クリス]|
アラン殿…▼~
:[アラン]|
心から忠誠を誓える主君…~
私はその方を探し、~
やっと出会えたのだ。▼~
マルス様こそ我が主君。~
あの方のために戦う限り、~
私は己の道を進める…▼~
:[クリス]|
だから…~
そこまでの無理をして~
この戦争に…▼~
:[アラン]|
私はもう長くはない。~
この戦いが終わるまでの命だろう。▼~
だが、それで悔いはない。▼~
騎士とは~
命令に従うだけの人形ではない。~
それは忠義ではない。▼~
己が信じる主のもとで、~
己が信じる正義を行う。~
それが私の騎士の道だ。▼~
:[クリス]|
アラン殿…▼~
アラン殿、よろしければ、~
あなたの道を~
おれに継がせてください。▼~
:[アラン]|
クリス…▼~
:[クリス]|
あなたのお話で、~
はっきりと見えた気がするのです。▼~
おれが進むべき、~
騎士の道が…▼~
**フレイと主人公 [#Frey]
***フレイと主人公1 [#Frey1]
:[クリス]|
フレイ殿、~
質問してもよろしいですか?▼~
:[フレイ]|
どうした、クリス?▼~
:[クリス]|
魔王ガーネフについて~
教えていただきたいのです。▼~
:[フレイ]|
そうだな。~
私の知っていることであれば…▼~
だが、何も私に聞かずとも~
他にもっと詳しい人々がいるだろう?▼~
:[クリス]|
おれたち新人騎士にとっては、~
フレイ殿は講義の先生ですから。▼~
:[フレイ]|
ああ、もともと教えることは~
不得手なのだが…▼~
あの時は成り行きで~
講義を務めることになったな。▼~
:[クリス]|
そうだったのですか?~
慣れたご様子でしたが…▼~
:[フレイ]|
いや。~
ただカイン殿は~
実技が最も力を発揮できるし、▼~
アベル殿は適任だが、~
すでに騎士団を去られてしまった。▼~
ドーガ殿、ゴードン殿も~
あまり教官役を好むような~
性格ではない。▼~
:[クリス]|
だから、フレイ殿が~
教官を務められたのですね。▼~
大変だったのではないですか?▼~
:[フレイ]|
ああ、そうだな。~
ものわかりの良い~
生徒ばかりではない。▼~
苦労する役割なのはわかっていたが、~
他の方が苦労するのは気の毒だ…~
それくらいなら自分が、とな。▼~
:[クリス]|
苦労を背負い込む性格ですね、~
フレイ殿は。▼~
:[フレイ]|
はは、そうかもしれんな。▼~
***フレイと主人公2 [#Frey2]
:[フレイ]|
…そして、マルス様は~
ガーネフが操るマフーの魔法を、~
スターライトの魔法で打ち破った。▼~
スターライトこそが、~
ガーネフを倒せる~
唯一の魔法だったのだ。▼~
:[クリス]|
なるほど…▼~
:[フレイ]|
そろそろ日暮れか。~
では、今日の講義は~
ここまでとしようか。▼~
:[クリス]|
ありがとうございます。▼~
:[フレイ]|
ああ。ではまた明日にでも…~
っ…▼~
:[クリス]|
フレイ殿!~
大丈夫ですか?▼~
:[フレイ]|
すまないな、足がもつれた。~
私ももう年らしい。▼~
:[クリス]|
…!?~
フレイ殿、その傷跡は…?▼~
:[フレイ]|
…古傷だ。~
時折痛むだけだ、大したことはない。▼~
:[クリス]|
しかし…~
とてもそうは見えません。~
あまりにもひどい…▼~
その傷はどこで~
負われたのですか?~
教えてください!▼~
:[フレイ]|
君は何でも~
私に質問するくせが~
ついてしまったようだな…▼~
そうだな、~
この傷は…~
ずいぶん昔のものだ。▼~
:[クリス]|
では、前の戦争で…?▼~
:[フレイ]|
いや、それよりも~
昔のことになる…▼~
これは、~
幼いマルス様を逃がす時に~
負った傷だ…▼~
***フレイと主人公3 [#Frey3]
:[クリス]|
フレイ殿!~
ジェイガン様から聞きました。~
その傷のこと…▼~
:[フレイ]|
……▼~
:[クリス]|
あなたがその傷を負ったのは~
まだ子供だったマルス様が~
アリティア城を脱出される時…▼~
敵に囲まれた死地で、~
幼いマルス様をかばうために、~
あなたは一人囮になられたと…▼~
そして…~
生きているのが不思議なほどの~
重傷を負われたと…▼~
:[フレイ]|
……▼~
敵は私を切り刻み、~
死んだものと思ったらしい。~
実際、命があったのは奇跡だ…▼~
何日も生死の境をさまよった私は~
記憶を失い、それから長い間~
別人として生きていた…▼~
記憶と、体の傷…~
すべてが元に戻り、~
マルス様のもとへ戻れたのは、▼~
それより後…~
もう何年も後のことだ…▼~
:[クリス]|
なぜ、フレイ殿が囮に?▼~
:[フレイ]|
私だけではない。~
あの場にいた者たちは皆、~
自ら囮になる覚悟を決めていた。▼~
ただ…そうだな、~
講師を引き受けた時と同じだ。▼~
私は他の者が~
犠牲になるのは心苦しかったのだ。~
それくらいなら自分が…▼~
:[クリス]|
そんな…!▼~
:[フレイ]|
クリス…?▼~
:[クリス]|
フレイ殿…~
フレイ殿の志は立派です。~
ですが…▼~
少しはご自身のことも~
大切になさってください。▼~
フレイ殿ご自身の~
幸せも考えてください。▼~
そうでなければ、~
フレイ殿があまりに…▼~
:[フレイ]|
クリス…▼~
すまないな、~
生徒である君に心配させるとは、~
講師失格だ。▼~
:[クリス]|
これからは~
フレイ殿の御苦労を~
おれが半分引き受けます。▼~
これからは、~
おれにも分けてください。▼~
どうか…~
フレイ殿お一人で~
背負い込まないでください…▼~
:[フレイ]|
クリス…▼~
わかった。そうしよう。▼~
:[クリス]|
約束ですよ。▼~
:[フレイ]|
ああ、約束だ。▼~
**ノルンと主人公 [#Norn]
***ノルンと主人公1 [#Norn1]
:[ノルン]|
きゃっ!▼~
:[クリス]|
大丈夫ですか?▼~
:[ノルン]|
ごめんなさい、クリスさん。~
あたしってドジだから…▼~
ああ、荷物落としちゃった。~
拾わなきゃ…▼~
:[クリス]|
あ、おれも手伝います。▼~
:[ノルン]|
あ、ありがとう。▼~
そうだ、クリスさん。~
あたしたち同じアリティア軍ですし、~
他人行儀はやめませんか?▼~
年も近いし、あなたが~
見習い騎士の仲間たちと~
話すように話せたら嬉しいなって。▼~
:[クリス]|
そう…そうだな。▼~
確かにその方がありがたい。~
これでいいか、ノルン?▼~
:[ノルン]|
そうそう、そんな感じ。▼~
じゃあ、クリス!~
これからもよろしく。▼~
:[クリス]|
ああ、こちらこそ。▼~
***ノルンと主人公2 [#Norn2]
:[ノルン]|
…でね、あたしは~
脱出される途中の~
マルス様とお会いして、▼~
弓兵として、~
マルス様たちと共に~
戦うことになったの。▼~
:[クリス]|
そうだったのか。~
その頃のおれは、~
村で修行に明け暮れていたな…▼~
:[ノルン]|
そういえば、~
クリスの故郷は~
どんなところ?▼~
:[クリス]|
セラ村という小さな村だ。▼~
:[ノルン]|
セラ村って、え?~
もしかして、うちの村から~
山一つこえた隣村の?▼~
:[クリス]|
そうだったのか?▼~
:[ノルン]|
あれ、ちょっと待って。▼~
ねえクリス、~
あなたもしかして…▼~
小さい頃、あたしたちの村に~
薪を運んできてくれたこと~
なかった?▼~
:[クリス]|
薪運び?~
ああ、それなら子供の頃、~
祖父の言いつけでやっていた。▼~
行軍訓練のかわりにと、~
山ほど担いでは~
あちこちの村まで運んでたな。▼~
:[ノルン]|
そう、そうよ。~
小さいのに凄い力持ちの男の子。~
村で評判になってたんだから。▼~
ああ、懐かしいな。~
こんなところで~
あなたとまた会えるなんて…▼~
小さい頃のあなたは、~
とてもまっすぐで~
強い目をしてた。▼~
そうなんだ。~
あなたがあの時の…▼~
***ノルンと主人公3 [#Norn3]
:[ノルン]|
ね、憶えてる?~
クリス。▼~
子供の頃、あたしたち一度だけ~
一緒に遊んだことがあるの。▼~
:[クリス]|
…いや、すまん。▼~
子供の頃は…~
祖父にしごかれた~
思い出ばかりだな。▼~
:[ノルン]|
そうなんだ、~
ちょっぴり残念かな…▼~
あたしが~
アリティア軍に志願したのは、~
あなたを見たからなのに。▼~
:[クリス]|
え? そうなのか?▼~
:[ノルン]|
あなたはもう~
憶えてないかもしれないけど、~
あたしは憶えてる。▼~
あたしが森でね、~
迷子になって泣いてた時…~
あなたが来てくれたの。▼~
あなたは困った様子だったけど、~
でも一生懸命~
あたしをなぐさめてくれた。▼~
「おれがついてるから大丈夫、~
帰り道はこっちだ」って。~
すごく頼もしかった。▼~
:[クリス]|
そんなこと言ってたのか?~
おれは重度の~
方向音痴なんだが…▼~
:[ノルン]|
そうなの、ふふ。~
結局あなたも道に迷って、~
二人で途方にくれてたんだけどね。▼~
でも、大人たちが来てくれるまで、~
あなたはずっと~
あたしの傍にいてくれた…▼~
:[クリス]|
ああ、思い出した気がする。~
あの女の子が、君か…▼~
:[ノルン]|
あなたはずっと~
アリティア騎士になるって~
言ってたでしょ?▼~
あなたの話を聞いて、~
あたしもアリティアのために~
何かしたいって思ったの。▼~
だから、今のあたしは~
あなたのおかげでもあるのよ。▼~
:[クリス]|
そうか。人生、何があるか~
わからないものだな…▼~
:[ノルン]|
それに…▼~
アリティア軍に入れば~
あなたにまた会えるかも…~
そう思ったから…▼~
:[クリス]|
え?▼~
:[ノルン]|
あっ…そ、その…~
い、今のはなしね。~
つい口がすべったというか…▼~
子供の頃の話だから…~
あんまり気にしないでね。▼~
:[クリス]|
わ、わかった。▼~
:[ノルン]|
あはは…▼~
クリス、戦いが終わったら、~
また村に遊びに来て。~
あたし、ご馳走するからね。▼~
**カインと主人公 [#Kain]
***カインと主人公1 [#Kain1]
:[カイン]|
はっ! せいっ!▼~
:[クリス]|
カイン殿!~
こちらで訓練でしたか。▼~
:[カイン]|
おお、クリス。~
どうしたのだ?▼~
:[クリス]|
実は、カイン殿に~
折り入ってお願いがあります。▼~
おれの訓練を、~
カイン殿にご指導~
いただけないでしょうか?▼~
:[カイン]|
おれに?▼~
:[クリス]|
はい。カイン殿は~
おれたち騎士見習いの~
教官でしたから。▼~
カイン殿に~
厳しく鍛えていただければ、~
訓練の励みになります。▼~
:[カイン]|
わかった。~
それがお前のためになるなら、~
おれは全力を尽くそう。▼~
だが、覚悟しておけ。~
見習い時代のように甘くはない。~
本気でいくぞ!▼~
:[クリス]|
はい! お願いします。▼~
***カインと主人公2 [#Kain2]
:[カイン]|
まだまだだ!~
もっと速く!▼~
:[クリス]|
はっ!▼~
くっ…▼~
:[カイン]|
どうしたクリス、~
もう終わりか!▼~
:[クリス]|
いえ、カイン殿!~
おれはまだやれます!▼~
:[カイン]|
ならば立て!▼~
:[クリス]|
はい!▼~
はっ! せいっ!▼~
はぁっ!▼~
:[カイン]|
…よし。~
ではここで小休止だ。▼~
:[クリス]|
いえ、カイン殿。~
おれはまだ…!▼~
:[カイン]|
だめだ。~
無理をして体を壊しては~
元も子もない。▼~
お前の身体を~
鍛えるのがおれの役目だ。~
おれを信じて全て任せろ。▼~
:[クリス]|
わかりました。~
では、休ませていただきます。▼~
…カイン殿といると、~
なんだか祖父のことを思い出します。▼~
:[カイン|
祖父?▼~
:[クリス]|
はい。おれの祖父もこうして、~
おれを指導してくれました。~
なんだか懐かしい…▼~
:[カイン]|
そ、そうか。▼~
ところでクリス…~
おれはそんなに~
老けて見えるのだろうか?▼~
:[クリス]|
え?▼~
:[カイン]|
一応これでもまだ二十代なのだが…~
そうか、祖父に似てるか…~
さすがに落ち込むな…▼~
:[クリス]|
あ、いえ!~
そういう意味ではなく…▼~
***カインと主人公3 [#Kain3]
:[クリス]|
はっ! はっ! はぁっ!▼~
:[カイン]|
よし、ここで小休止だ。▼~
良いぞ、クリス。~
お前はどんどん力をつけている。▼~
:[クリス]|
はい、カイン殿の~
ご指導のおかげです。▼~
:[カイン]|
だが、気は抜くな。~
これからも~
厳しい訓練を課していくぞ。▼~
そこで得た力で、~
マルス様をお守りするのだ。▼~
クリス、お前には…~
おれのような悔いを~
味わって欲しくない。▼~
:[クリス]|
カイン殿?~
悔いとは…▼~
:[カイン]|
お前には、~
話しておかねばならんな。▼~
かつておれは、~
マルス様のお父上を~
守れなかった…▼~
前の戦より数年前…~
暗黒竜メディウスが蘇り、~
世界に災いをもたらしていた頃、▼~
メディウスを討つべく~
先王コーネリアス様は出陣した。~
おれもその傍らにあった。▼~
だが、戦は敗北…~
コーネリアス様は戦死され…~
おれは王城へ敗走した…▼~
:[クリス]|
……▼~
:[カイン]|
守るべき主君を失って、~
おめおめと生き延びる…~
騎士としてあれ以上の屈辱はない。▼~
マルス様に~
お父上の最期を報告する時…~
おれは…▼~
:[クリス]|
カイン殿…▼~
:[カイン]|
…すまん。~
おれはお前には…~
同じ思いをしてほしくない。▼~
この先、マルス様やお前が~
倒れるようなことがあれば、~
それはおれの責任だ。▼~
だから、クリス。~
おれは全力でお前を鍛える。▼~
おれの無念、おれの思い…~
お前なら全て受け止めてくれる。~
そう信じている。▼~
:[クリス]|
はい…カイン殿!▼~
:[カイン]|
よし、では訓練を続けるぞ!▼~
**アベルと主人公 [#Abel]
***アベルと主人公1 [#Abel1]
:[アベル]|
君は…クリス、~
そんなに慌ててどうしたんだ?▼~
:[クリス]|
これはアベル殿!▼~
実は、~
火起こしをしていたのですが、~
なかなか火がつかず、▼~
倉庫から~
別の火打石を~
とって来ようかと…▼~
:[アベル]|
ああ、火打石ならここにある。~
ほら、使うと良い。▼~
:[クリス]|
これは、ありがとうございます。▼~
:[アベル]|
もし良ければ~
この火口箱も使ってくれ。~
木クズも多少ならあるし…▼~
:[クリス]|
よ、用意がいいのですね、~
アベル殿。▼~
:[アベル]|
おれはアリティアで~
小さな店をやっていたからね。~
こういう品々も取り扱っている。▼~
:[クリス]|
そうだったのですね。~
では、代金を~
お支払いしなければ…▼~
:[アベル]|
いや、お代はいらないよ。~
欲しい時は~
いつでも言って欲しい。▼~
:[クリス]|
それは~
ありがたいのですが…▼~
よろしいのですか?~
それでは商売として~
問題が出るのでは?▼~
:[アベル]|
うん、それを~
言われると弱いな…▼~
エストにもよく怒られたよ。~
あなたが優しすぎると~
お店が潰れちゃうって…▼~
***アベルと主人公2 [#Abel2]
:[クリス]|
アベル殿は、~
前の戦争ではアリティア騎士として~
戦われていたそうですね。▼~
:[アベル]|
ああ。~
特にカインとは親しくてね、~
互いを高めあう仲間だった。▼~
:[クリス]|
なぜ騎士団を~
辞めてしまわれたのか、~
聞いてもよろしいですか?▼~
:[アベル]|
不満があったわけではないんだ。~
ただ、おれにはアリティアで~
店をやりたいという夢があった。▼~
小さな店で~
妻と共に慎ましく暮らす…~
そんな生き方に憧れていた。▼~
もちろん一方で、~
アリティア騎士として~
尽くしたい思いもあった。▼~
:[クリス]|
はい。~
それはアベル殿の戦いを~
見ればわかります。▼~
:[アベル]|
騎士と、自分の店…~
両方ともおれにとっては~
大切なものだった。▼~
長い間悩んで、~
店を選んだけど、~
騎士団を離れるのは辛かったよ。▼~
大切なものが二つある時、~
両方はなかなか~
手に入らないものだね…▼~
***アベルと主人公3 [#Abel3]
:[アベル]|
…エストとは、~
前の戦争で知り合ったんだ。▼~
彼女は明るくて純粋で、~
共に戦ううちに~
お互いひかれていった。▼~
慎ましい暮らしだったけど、~
二人で店を持ってからは~
本当に幸せだったよ。▼~
:[クリス]|
お話を聞くだけで、~
幸せそうな光景が目に浮かびます。▼~
戦争が終われば、~
またそんな平和が~
戻ってくるはずです。▼~
:[アベル]|
…そうだね。▼~
そういえば君は、恋人は?▼~
:[クリス]|
いえ、おれは騎士ですから。▼~
:[アベル]|
騎士だって、~
人を好きになってはいけない~
決まりはないよ。▼~
もし君に恋人ができたら、~
きっとマルス様も~
嬉しいんじゃないかな?▼~
:[クリス]|
…ど、努力してみます。▼~
:[アベル]|
でも、そうだね…~
もし大切な人ができたら、~
気をつけるんだ。▼~
大切な人を二人もつことは、~
迷いを抱えることに~
なるかもしれない…▼~
:[クリス]|
アベル殿…▼~
:[アベル]|
アカネイア軍に~
エストを人質にとられた~
あの時…▼~
あの時も、~
おれは選ばなければならなかった。▼~
エストか、マルス様か。~
大切な二人のうち、~
どちらかを…▼~
:[クリス]|
……▼~
:[アベル]|
おれは結局…~
どちらも選べなかった。~
いくら考えても、出来ない。▼~
大切なものが二つある時、~
両方はなかなか~
手に入らない…▼~
結局、おれはあの時~
どうすべきだったのか…~
今もわからない。▼~
:[クリス]|
アベル殿は最善を尽くされた、~
おれはそう思います。▼~
それに、大切なのは~
過去よりもこれから…~
未来です。▼~
:[アベル]|
そうだな、~
君の言うとおりだ。▼~
ありがとう、クリス。▼~
この戦争が終わった後…~
いつか君にもおれの店に来て欲しい。~
安くさせてもらうよ。▼~
:[クリス]|
はい、アベル殿。▼~
**カタリナと主人公 [#Katarina]
***カタリナと主人公1 [#Katarina1]
:[カタリナ]|
あ、クリス。~
今日も訓練ですか?▼~
:[クリス]|
ああ。~
毎日続けてこそだからな。▼~
:[カタリナ]|
……▼~
:[クリス]|
?~
どうした?▼~
:[カタリナ]|
あ、いえ…~
クリスを見ていました。▼~
:[クリス]|
それはわかるが…▼~
何か用があったんじゃないのか?▼~
:[カタリナ]|
あ、えーと、その…▼~
クリス、何か~
私にして欲しいことは~
ありませんか?▼~
:[クリス]|
して欲しいこと?▼~
:[カタリナ]|
はい。~
私がこうしていられるのは~
クリスのおかげですから…▼~
そのお返しをしたいんです。~
私、クリスのためなら~
何でもします。▼~
:[クリス]|
な、何でも?▼~
:[カタリナ]|
は、はい…~
…何でも…します…▼~
:[クリス]|
…そ、そうだな。~
じゃあ一緒に訓練するか?▼~
:[カタリナ]|
え…そんなことで~
良いのですか?▼~
:[クリス]|
ああ、相手がいる方が~
訓練にも熱が入るからな。▼~
:[カタリナ]|
わかりました。~
じゃあご一緒しますね。▼~
***カタリナと主人公2 [#Katarina2]
:[カタリナ]|
…………▼~
:[クリス]|
カタリナ?▼~
:[カタリナ]|
あ、クリス。▼~
:[クリス]|
ん? それは?▼~
:[カタリナ]|
え、ええっと…▼~
:[クリス]|
ビーズの装飾品?~
ずいぶん古いもののようだな。▼~
:[カタリナ]|
はい、これは~
もう何年も前の…▼~
クライネからの贈り物なんです。▼~
:[クリス]|
クライネ…~
お前がいた組織の仲間だったな。▼~
:[カタリナ]|
はい。~
クライネは私と同じ孤児で…▼~
今日は~
クライネと私の誕生日なんです。▼~
:[クリス]|
……▼~
:[カタリナ]|
本当は~
捨てられた私たちに、~
誕生日なんてわかりません。▼~
でもある時、クライネは~
今日が自分の誕生日だって~
言い張って…▼~
誕生日の贈り物を~
よこしなさいって~
ダダをこねたんです。▼~
で、なんとか贈り物をあげたら、~
お返しにって~
これをくれたんです。▼~
あんたもあたしと~
同じ誕生日にしてあげる、って…▼~
…… ……▼~
:[クリス]|
カタリナ…▼~
気持ちはわかるが、~
あまり思いつめるな。▼~
:[カタリナ]|
はい…~
ありがとうございます。▼~
***カタリナと主人公3 [#Katarina3]
:[カタリナ]|
クリス、~
もうすぐこの戦いも終わりますね。▼~
:[クリス]|
ああ。~
おれたちは勝つ。▼~
マルス様が治める~
平和な世がやってくるんだ。▼~
:[カタリナ]|
はい……▼~
クリス、~
私、クリスと今まで~
一緒にいられて幸せでした。▼~
あなたと初めて~
会った時からずっと…▼~
あなたとの思い出は~
私の一生の宝物です。~
私、大切にとっておきます…▼~
:[クリス]|
そんな思い出、~
別にとっておかなくて良いぞ。▼~
カタリナはこれからも~
おれたちと一緒に…▼~
もっと幸せな思い出を、~
いくらでも~
たくさん作れるんだ。▼~
:[カタリナ]|
はい、クリス…▼~
:[クリス]|
そろそろ軍議の時間だな。~
行くか、カタリナ。▼~
:[カタリナ]|
あ、はい。~
ちょ、ちょっと用事が…~
後ですぐ行きますね。▼~
:[クリス]|
ああ、わかった。▼~
:(クリスが立ち去る)|
:[カタリナ]|
…………▼~
……クリス……▼~
好きです、クリス。▼~
そ、その…~
一番じゃなくても良いです。~
クリスが他の女性を好きでも…▼~
時々、私にも話しかけてくれるだけで…~
それだけで私、~
幸せな気持ちになれます。▼~
だから…クリス…▼~
:(クリスが戻ってくる)|
:[クリス]|
カタリナ?▼~
:[カタリナ]|
!~
あわわ…~
す、すすすみません!▼~
じ、じゃあクリスまたっ!▼~
:(カタリナが立ち去る)|
:[クリス]|
あ、おいカタリナ…?▼~
*コメント [#comment]
#comment
終了行:
[[章別会話/会話イベント(男主人公関連)]]
*アリティア編 [#Aritia]
#contents
**マルスと主人公 [#Marth]
***マルスと主人公1 [#Marth1]
:[クリス]|
マルス様、~
どこかへお出かけですか?▼~
:[マルス]|
やあ、クリス。~
ちょっと武器屋に~
行って来ようと思ってね。▼~
:[クリス]|
そのような雑用、マルス様の~
手をわずらわせるまでも~
ありません。▼~
おれにご命令いただければ~
鉄の剣を何本でも…▼~
:[マルス]|
ありがとう、でも大丈夫だよ。~
ぼくはこういうことも慣れてる。~
それに、自分の目で見てみたいしね。▼~
:[クリス]|
では、おれもお供致します。▼~
:[マルス]|
ありがとう、クリス。~
でも武器屋に行くだけだから、~
危険はないよ。▼~
:[クリス]|
はっ。しかし、マルス様に~
万一のことがあっては大変です。▼~
いついかなる時も~
マルス様をお守りするのが、~
近衛騎士の役割です。▼~
:[マルス]|
心配性だな、クリスは…~
でも、君の気持ちは嬉しいよ。▼~
わかった。一緒に行こう。▼~
:[クリス]|
はっ。▼~
***マルスと主人公2 [#Marth2]
:[マルス]|
やあ、クリス。~
どこかへ出かけるの?▼~
:[クリス]|
はっ!~
訓練場へ行って参ります。▼~
:[マルス]|
訓練場…~
戦いの経験を積める場所だったね。▼~
:[クリス]|
はい。~
ただ相手に勝つだけでなく、~
連勝を続けることも目標です。▼~
二連勝、三連勝と勝ちを重ねて…~
さらなる強敵と戦う…▼~
自分の力がどこまで通じるか、~
わくわくします。▼~
:[マルス]|
楽しみなんだね。~
君の顔を見ればわかるよ。▼~
:[クリス]|
はっ!~
ただ、しかし…▼~
:[マルス]|
どうしたの?▼~
:[クリス]|
マルス様には…~
正直に告白します。▼~
おれの力は本来…~
国と民を守るために~
使われるべきものです。▼~
おれはそのために~
訓練を重ね、戦いを重ねて、~
強くなろうとしてきました。▼~
:[マルス]|
うん。▼~
:[クリス]|
ただ…~
自分がより強い力をつけた時、~
自分より手強い敵と戦う時、▼~
おれはわくわくします。~
これからの戦いに血がたぎり、~
気持ちが高ぶる…▼~
それはまるで、~
強さそのもの、戦いそのものを~
求めているようです…▼~
:[マルス]|
クリス…▼~
:[クリス]|
強くなる喜び…~
それは力への喜びです。▼~
おれの心はどこかで…~
戦いを望んでいます。▼~
「道なき力は獣にも劣る」…~
祖父の言葉です。~
おれは自分をそう戒めています。▼~
しかし、いつか強さを求めるあまり~
おれが正しき騎士の道から~
外れることがあれば…▼~
:[マルス]|
大丈夫だよ、クリス。▼~
ぼくには君がいてくれるように、~
君にはぼくがいるんだ。▼~
君は道を間違えない。~
ぼくがそう導く。約束するよ。▼~
:[クリス]|
はい、マルス様…~
おれもそう信じています。▼~
あなたがいてくだされば、~
おれは自分の道を誤らずに進む。▼~
感謝致します、マルス様…▼~
***マルスと主人公3 [#Marth3]
:[マルス]|
クリス…▼~
君は何故そこまで~
ぼくに尽くしてくれるんだ?▼~
:[クリス]|
おれはマルス様の近衛騎士です。~
マルス様のために…▼~
:[マルス]|
いや、そうじゃないよ。~
僕は、君自身の心を~
聞きたいんだ。▼~
君のことをもっと知りたい。▼~
:[クリス]|
はっ。~
おれのこと、ですか…▼~
:[マルス]|
君がアリティア騎士に~
なりたいと思ったのはいつ頃?▼~
:[クリス]|
物心つくころからです。▼~
おれは幼い頃から、~
アリティアのために尽くすよう~
祖父に育てられました。▼~
祖父のことは好きでした。~
だからおれは、祖父の期待に~
応えたいと願っていました。▼~
騎士見習いに志願したのも~
それが理由です、▼~
:[マルス]|
そうか。おじい様の…▼~
:[クリス]|
ただ…~
今はそれだけではありません。▼~
アリティア城に来て、~
マルス様にお会いしたからです。▼~
:[マルス]|
ぼくに?▼~
:[クリス]|
はい。▼~
おれは今まで~
マルス様と共に戦ってきました。▼~
そしてマルス様のお人柄を知る度に、~
この方のためにありたいと~
思うようになりました。▼~
:[マルス]|
クリス…▼~
:[クリス]|
マルス様。~
おれがあなたに尽くすのは、~
あなただからです。▼~
おれが命をかける主君が~
あなたであったことは、~
おれの喜びです。▼~
:[マルス]|
ありがとう…~
君にそう言ってもらえるのは~
何より嬉しいよ。▼~
ぼくは強い人間じゃない。~
でも、君がいてくれれば~
きっと…そう思えるんだ。▼~
:[クリス]|
マルス様…▼~
:[マルス]|
クリス。~
この戦争を~
共に生きて終えよう。必ず。▼~
:[クリス]|
はっ!▼~
**ライアンと主人公 [#Ryan]
***ライアンと主人公1 [#Ryan1]
:[クリス]|
そういえば、ライアンは~
ゴードン殿の弟なんだな。▼~
:[ライアン]|
はい。ぼく、~
ゴードン兄さんみたいに~
なりたくて騎士に志願したんです。▼~
:[クリス]|
見習いの時も、~
時々会っていたな。~
仲が良さそうだった。▼~
:[ライアン]|
クリスさんは~
御兄弟はいないのですか?▼~
:[クリス]|
ああ、まあな…▼~
だから少し羨ましい。~
身近に年の近い人がいるのは~
どんな感じなんだ?▼~
:[ライアン]|
そうですね…▼~
それが当たり前になっているので~
言葉にするのは難しいです。▼~
あ、でも両親や友達と~
喧嘩になった時は、▼~
兄さんが味方に~
なってくれるので良いですね。▼~
:[クリス]|
いい家族だ。~
ライアンも喧嘩するんだな。▼~
:[ライアン]|
…い、今はしないですよ。▼~
***ライアンと主人公2 [#Ryan2]
:[ライアン]|
ぼくのお父さんお母さんは~
子供に一人女の子が~
欲しかったそうなんです。▼~
ぼくも時々、~
姉さんがいたらなあって~
思ったことがあります。▼~
:[クリス]|
その気持ちはよくわかる。~
もし自分に兄弟がいたら…~
って思うからな。▼~
おれも男兄弟が欲しかったな。~
弟とかな。▼~
:[ライアン]|
そうなんですか?▼~
:[クリス]|
ああ。おれは、弟がいたら~
可愛がってたと思うんだ。▼~
ライアンみたいな~
すなおな弟がいれば~
良かったんだけどな。▼~
あ、でもおれは男だから~
お前が欲しい姉さんには~
なれないわけだが…▼~
:[ライアン]|
あ、あの、姉さんでなくても…~
兄さんでも、うれしいですよ。▼~
クリスさんが兄さんで、~
ぼくたち三人兄弟だったら~
良かったのに、って思います…▼~
:[クリス]|
はは、そうだな。▼~
***ライアンと主人公3 [#Ryan3]
:[クリス]|
ライアン、何してるんだ?▼
:[ライアン]|
故郷の家族に手紙を書いてるんです。~
渡せるのは~
もっとずっと後でしょうけど。▼~
お父さん、お母さん、~
無事でいるかな…▼~
:[クリス]|
この戦争が終わったら、~
しばらく休暇をもらえばいい。▼~
たまには家に帰って、~
家族を安心させてあげないとな。▼~
:[ライアン]|
はい、そうします。▼~
クリスさんは家には~
帰らないのですか?▼~
:[クリス]|
ああ。~
祖父が亡くなった後、~
家にはもう誰もいないし…▼~
一人でいても、~
寂しくなるだけだから、な。▼~
:[ライアン]|
あの、だったら、~
ぼくの家に来ませんか?▼~
:[クリス]|
ライアンの家に?▼~
:[ライアン]|
はい、その、~
クリスさんさえ良ければ…。▼~
ぼく、クリスさんのこと~
もう一人の兄さんみたいに~
思ってますから。▼~
:[クリス]|
ありがとう、ライアン。~
その気持ちは嬉しい。▼~
**ルークと主人公 [#Ruke]
***ルークと主人公1 [#Ruke1]
:[クリス]|
はっ! はぁっ!▼~
:[ルーク]|
よ、○○クリス((○○にはクリスの容姿によって呼び名が変化する...
ん? 一人で訓練か?▼~
:[クリス]|
ああ、つい~
いつもの習慣になってる。▼~
:[ルーク]|
全く、~
お前は変わってるよな。▼~
お前くらい実力があれば~
ちょっとくらい~
息抜きしたって平気だろ?▼~
:[クリス]|
いや、~
そんなことはできない。▼~
おれの実力不足で~
マルス様を守れなかったら、~
悔やんでも悔やみきれないからな。▼~
:[ルーク]|
そっか…そうだよな。▼~
よし!~
なら○○クリス、~
オレと勝負だ!▼~
:[クリス]|
いきなり何だ?▼~
:[ルーク]|
オレもお前の訓練につきあうぜ!~
どっちが早く終わるか競争だ!▼~
:[クリス]|
どうしたんだ、~
訓練嫌いのお前が?▼~
:[ルーク]|
お前の様子見てたら、~
オレも負けてられないって気に~
なってきたんだよ。▼~
オレだってマルス様の騎士だ。~
マルス様のために~
もっと強くなるぜ!▼~
:[クリス]|
そうか…▼~
ルーク、ちょっとだけ~
お前のこと見直したぞ。▼~
:[ルーク]|
ふっ。~
○○クリス、~
オレに惚れるなよ?▼~
:[クリス]|
そういう趣味はない。▼~
***ルークと主人公2 [#Ruke2]
:[クリス]|
ルーク。▼~
:[ルーク]|
…ぜぇはぁ…▼~
…ぜぇはぁ…▼~
:[クリス]|
ルーク、聞いてるか?~
早く訓練を続けるぞ。▼~
:[ルーク]|
は、話しかけないでくれ…~
オレはもう駄目だ…▼~
今まで…~
世話になったな…~
楽しかった…ぜ……▼~
:[クリス]|
何言ってるんだ。~
まだ日課の半分も~
終わってないぞ。▼~
:[ルーク]|
う、嘘だろおい…!▼~
あれだけ~
走って担いで武器振って…~
普通倒れるぞこれ…▼~
お、お前、なんでそんな~
平気な顔なんだよ…▼~
:[クリス]|
おれは子供の頃から~
慣れてるからな。▼~
:[ルーク]|
こ、子供の頃から~
こんなバケモノみたいな~
訓練を…?▼~
に、人間とは思えねえ…▼~
:[クリス]|
失礼な奴だ。▼~
ほら、動かないなら~
引きずっていくぞ。▼~
:[ルーク]|
やーめーてー…▼~
***ルークと主人公3 [#Ruke3]
:[ルーク]|
はっ! はっ! はぁっ!▼~
よし、終わったぞ○○クリス!~
次は何だ?~
どんな訓練もかかって来い!▼~
:[クリス]|
これで日課は一通り終わりだ。▼~
:[ルーク]|
終わり?~
や、やった…▼~
どうだ○○クリス?~
オレだって、お前と同じ訓練に~
ついてけるようになったよな。▼~
:[クリス]|
ああ、凄いなルーク。~
ここまでついてきたのは~
お前が初めてだ。▼~
てっきりすぐに~
音をあげると思ったが…▼~
:[ルーク]|
いや、音はあげてただろ…~
音をあげても~
お前が引きずってっただけで…▼~
でもまあ、~
○○クリスのおかげだな。~
感謝してるぜ。▼~
:[クリス]|
こちらこそ。~
近頃のお前は~
戦いでも見違えるほどだし、▼~
これからは、おれが~
教えてもらいたいくらいだ。▼~
:[ルーク]|
ふっ。~
○○クリス、~
オレに嫉妬するなよ?▼~
:[クリス]|
それは大丈夫だ。▼~
:[ルーク]|
くー!~
○○クリス!~
次の戦場でのオレを見てろよ!▼~
オレの格好良いところを~
いやってほど見せつけてやるからな!▼~
:[クリス]|
ああ、楽しみにしてる。▼~
**ロディと主人公 [#Rody]
***ロディと主人公1 [#Rody1]
:[クリス]|
はぁ…▼~
:[ロディ]|
どうしたんだ、こんなところで。▼~
:[クリス]|
!~
い、いや、別に…▼~
:[ロディ]|
その紙は?▼~
:[クリス]|
……ここの見取り図だ。~
一回りしてみようと思って。▼~
:[ロディ]|
…そうしたら迷った、と。~
そういえば前のアリティアでの訓練でも~
道に迷ったな。▼~
:[クリス]|
う、すまない。~
あの時は迷惑かけたな…▼~
:[ロディ]|
方向音痴なのか?~
ほら、戻ろう。~
ジェイガン様が探していた。▼~
:[クリス]|
ロディ、すまない。~
この図だと、今おれたちは~
どこにいることになるだろう?▼~
:[ロディ]|
……これ~
ここの見取り図じゃない気がするぞ。▼~
:[クリス]|
……▼~
***ロディと主人公2 [#Rody2]
:[ロディ]|
クリス、何をしてるんだ?▼~
:[クリス]|
荷物整理だ。~
読み終わった本や道具は~
思い切って捨てようと思ってな。▼~
騎士志願に来た頃は~
かなり身軽にしてたつもり~
だったが…▼~
:[ロディ]|
結構な量だな。▼~
:[クリス]|
ああ、マルス様のお傍にいると~
いろんな物が手に入るから~
つい、な。▼~
:[ロディ]|
どれもこれも難しそうな本だな…~
全部読んだのか?▼~
:[クリス]|
ああ。~
兵法とか戦術とかが主になるな。▼~
:[ロディ]|
そうか。~
……その本~
全部もらっていいだろうか?▼~
:[クリス]|
?~
ああ、構わない。▼~
:[ロディ]|
感謝する。~
…ではまた後で。▼~
:[クリス]|
?~
じゃあまた、軍議でな。▼~
:(クリスが立ち去る)|
:[ロディ]|
……ただ才能に~
恵まれているだけではない。▼~
君は毎日、これだけの~
努力をしているのだな…▼~
***ロディと主人公3 [#Rody3]
:[ロディ]|
クリス、また~
こんなところでどうしたんだ?▼~
:[クリス]|
え?~
いやその、ちょっと気分転換…▼~
:[ロディ]|
道に迷ったなら、~
別に隠さなくてもいいぞ。▼~
:[クリス]|
う…すまない。~
そのとおりだ。▼~
どうしたら、~
道に迷わなくなるんだろうな…▼~
:[ロディ]|
そうだな…~
まず目印になるものを覚えるといい。▼~
そして頭の中に~
自分なりの地図を描くこと。▼~
:[クリス]|
…わかった。努力してみる。▼~
:[ロディ]|
それから、これが一番大事だ。~
迷ったら人に聞くこと。▼~
:[クリス]|
あ…▼~
:[ロディ]|
もっと色んなものに~
頼ることを考えるといい。~
そう、私たちにも。▼~
…今度行軍で道に不安だったら~
すぐに言ってほしい。~
みんなで迷子はいただけない。▼~
:[クリス]|
あーもう~
訓練のことは忘れてくれ…▼~
だが、ありがとう、ロディ。▼~
**セシルと主人公 [#Cecil]
***セシルと主人公1 [#Cecil1]
:[セシル]|
クリス、頼みがあるの。▼~
あなたがいつもやってる訓練、~
あたしも付き合わせて。▼~
:[クリス]|
ああ、構わない。▼~
結構体力を使うが、~
大丈夫か?▼~
:[セシル]|
もちろんよ。~
絶対弱音なんか吐かない。▼~
初めに言っとくけど、~
女だからって手加減はやめて。~
それはあたしへの侮辱だから。▼~
:[クリス]|
ああ、わかった。~
セシルはよくそう言うな。▼~
:[セシル]|
あたしもあなたと同じアリティア騎士。~
男の騎士と同じ権利を求めるし、~
男の騎士と同じ義務を負うわ。▼~
女だからって~
甘くされるのも~
優しくされるのも嫌い。▼~
:[クリス]|
強いんだな、セシルは。▼~
:[セシル]|
そんなことないわ。~
これくらい当然の…▼~
…え…?▼~
:[クリス]|
どうした?▼~
:[セシル]|
…ね、ねえクリス…~
今、何か音がしなかった?▼~
:[クリス]|
?~
いや、別に何も。▼~
:[セシル]|
でも、ヒュウウウって~
悲しげな声がしたような…▼~
:[クリス]|
ああ、~
ただ風が吹いただけだろう。▼~
どうしたセシル?~
顔色が悪いようだが…▼~
:[セシル]|
きょ、今日は~
これくらいにしておくわ。~
訓練もほどほどにしないと。▼~
:(セシルが立ち去る)|
:[クリス]|
セシル?~
まだ訓練を始めてないが…▼~
***セシルと主人公2 [#Cecil2]
:[セシル]|
ね、ねえクリス。▼~
:[クリス]|
どうした?▼~
:[セシル]|
その…~
例のうわさ、聞いた?▼~
あ、あたしは~
全然信じてないんだけど~
少しだけ気になって…▼~
:[クリス]|
うわさ?▼~
:[セシル]|
だ、だから…~
この軍の中で~
幽霊が出るってうわさ…▼~
:[クリス]|
ああ、なんだそんなことか。▼~
:[セシル]|
そんなことって!~
だって髪の長い女の人の~
幽霊が…▼~
:[クリス]|
あれは単なる~
枯れ木の見間違いだそうだ。▼~
今ではもう~
笑い話になってるぞ。▼~
:[セシル]|
そ、そうなんだ。ほっ。~
そうよね。~
幽霊なんているわけが…▼~
:[クリス]|
セシル、~
もしかして幽霊が怖いのか?▼~
:[セシル]|
ま、まさか! そんなこと~
あるはずないじゃない!~
子供じゃあるまいし…▼~
幽霊なんて馬鹿らしいけど、~
でも一応念のために…▼~
:[クリス]|
ん?▼~
:[セシル]|
何? どうしたの?▼~
:[クリス]|
いや、今、変な物音が…▼~
:[セシル]|
!!▼~
きゃああーーーっ!▼~
:[クリス]|
セ、セシル!?▼~
:[セシル]|
ど、どこどこ!?~
どこから聞こえたの!?~
どこにいるの?▼~
やだやだ…~
いやぁーっ!▼~
:[クリス]|
ま、待て…~
落ち着け、セシル。▼~
そんなに抱きつかれると~
身動きが取れない…▼~
:[セシル]|
だ、だってだって…!▼~
ゆゆゆ幽霊が…~
やだぁーーーーーっ!▼~
:[クリス]|
セシル…~
待て、人の話を…▼~
く、首を…~
首を絞めるな…~
息が…できな…▼~
:[セシル]|
だれかーーーー!~
だすけてーーーーーっ!▼~
:[クリス]|
こ…こっちのセリ…フだ…▼~
***セシルと主人公3 [#Cecil3]
:[セシル]|
あ…▼~
:[クリス]|
ああ、セシルか。~
この間は…▼~
:(セシルが立ち去る)|
:[クリス]|
って待て。待ってくれ。~
どうして逃げようとするんだ?
:(セシルが戻ってくる)|
:[セシル]|
こ、この間は…~
とんだ恥をさらしたわね。▼~
さんざん偉そうなこと言ったくせに…~
わ、笑いたければ~
笑うがいいわよ。▼~
:[クリス]|
セシルにも~
苦手なものがあるんだな。▼~
:[セシル]|
そ、そうよ悪い!?▼~
いくら頑張っても、~
怖いものが怖いの!~
怖がりで悪かったわね!▼~
:[クリス]|
悪くない。~
それがセシルなんだろう。▼~
:[セシル]|
え…?▼~
:[クリス]|
誰だって苦手なことはある。~
おれだってそうだ。▼~
戦いでも同じだろう。~
完全無欠の騎士などいない。~
だから仲間同士で助け合うんだ。▼~
だから、無理はしなくていい。▼~
:[セシル]|
…クリス。▼~
…そう、かもしれないわね。▼~
あたしは負けたくなかった。~
弱みを見せたくなかった。~
だからいつも意地を張ってた。▼~
でも、あんたに~
弱みを見られたせいで…~
ちょっと楽になれたのかも。▼~
:[クリス]|
そうか、なら良かった。▼~
けど、~
セシルも意外と可愛い~
ところがあるんだな。▼~
:[セシル]|
か、かか…可愛い!?▼~
:[クリス]|
ああ。~
こないだの悲鳴なんか~
まるで…▼~
:[セシル]|
こ、この…!~
忘れなさいそんなもの!~
このこのっ!▼~
:[クリス]|
ま、待て。落ち着け。~
おれはただ思ったことを…▼~
:[セシル]|
いいから忘れなさい、~
忘れてっ!~
このこのこのっ!▼~
**ゴードンと主人公 [#Gordon]
***ゴードンと主人公1 [#Gordon1]
:[ゴードン]|
うーん…▼~
:[クリス]|
ゴードン殿、~
どうしたのですか?▼~
:[ゴードン]|
あ、クリス。~
大したことじゃないんだけど…▼~
クリス、~
ぼくってどう見える?▼~
:[クリス]|
?~
どう見えるかと言われますと…▼~
:[ゴードン]|
昔から、~
ぼくって威厳がないなあ、~
と思って。▼~
:[クリス]|
威厳、ですか。~
ジェイガン様のような?▼~
:[ゴードン]|
うん、黙って立ってるだけで~
みんなが緊張して~
一目置くような威厳。▼~
ぼくは顔も子供っぽいし、~
先輩騎士らしくないよね。~
へたすると君より幼く見えるかも…▼~
:[クリス]|
確かに…▼~
:[ゴードン]|
こないだの~
新人騎士訓練の時もそうなんだよ。▼~
騎士見習いの少年たちが~
ぼくと城ですれ違うと、~
「お前も頑張れよ!」って。▼~
どう考えても、~
同じ見習いだと思われてるんだよ…▼~
:[クリス]|
そ、そんなことがあったのですね。▼~
:[ゴードン]|
そのうち~
買い物の使い走りでも~
させられそうな勢いで…▼~
そういうこともあって、~
ぼくは威厳が欲しいんだ。▼~
クリス、~
何か良い方法を思いついたら~
教えてくれないかな。▼~
***ゴードンと主人公2 [#Gordon2]
:[ゴードン]|
クリス!~
今日も訓練か!▼~
:[クリス]|
ゴ、ゴードン殿?▼~
:[ゴードン]|
いい心がけだ!~
それでこそアリティア騎士!▼~
このぼくも~
負けてはいられんな!▼~
:[クリス]|
……▼~
…どうされたのですか?~
もしや熱でも?▼~
:[ゴードン]|
あ、いや…ごめん。~
やっぱりへんかな?▼~
:[クリス]|
変かと言われれば…~
変です。▼~
:[ゴードン]|
や、やっぱり…▼~
威厳をつけるために~
普段の話し方を~
変えてみようと思って、▼~
試しに、ぼくの尊敬する~
先輩騎士の口調を~
真似してみたんだけど…▼~
:[クリス]|
なるほど…▼~
:[ゴードン]|
やっぱり慣れないことは駄目か。~
クリス、~
どうしたら良いと思う?▼~
:[クリス]|
力になれるかどうかわかりませんが…~
外見を変えてみるのは~
どうでしょうか?▼~
:[ゴードン]|
あ、それ良いね。~
威厳が出るような外見…▼~
ヒゲでも伸ばそうかな?~
クリス、ぼくが~
ヒゲを伸ばしたら威厳が出るかな?▼~
:[クリス]|
……▼~
…っ▼~
:[ゴードン]|
い、今笑った?~
想像して笑ったよね?▼~
:[クリス]|
す、すみません。思わず…▼~
:[ゴードン]|
いや、良いんだ。~
やっぱり似合わないか…~
どうしたら良いのかなあ。▼~
***ゴードンと主人公3 [#Gordon3]
:[ゴードン]|
やあ、クリス。~
君も訓練?▼~
:[クリス]|
はい、ゴードン殿も?▼~
:[ゴードン]|
うん。
ぼくも威厳はひとまず置いといて、~
訓練を頑張ることにしたよ。▼~
戦いでもっと役に立てば、~
ぼくみたいな性格でも~
自然と威厳が出てくるかなと思って。▼~
:[クリス]|
だから、なのですね。▼~
近頃のゴードン殿は、~
以前にも増して~
見事な戦いをなさっておられます。▼~
:[ゴードン]|
そ、そう?~
それなら嬉しいな。▼~
もしかして、~
こうしてるだけでも~
威厳が出てきたり?▼~
:[クリス]|
それはあまり。▼~
:[ゴードン]|
そ、そう…▼~
:[クリス]|
ですが、ゴードン殿は~
そのままで~
良いのではないでしょうか。▼~
:[ゴードン]|
え?▼~
:[クリス]|
ゴードン殿の親しみやすさは、~
他の方にはない長所だと思います。▼~
皆がゴードン殿に声をかけたのも、~
不安な新人騎士たちが、~
安心できる方だからだと思います。▼~
:[ゴードン]|
そ、そうかな?▼~
:[クリス]|
はい。~
それに人には言いにくい~
悩み事の相談も…▼~
ゴードン殿になら話したい、~
そんな気持ちになります。▼~
例えば、そう…~
誰かに恋愛の悩みを~
相談したいと思った時…▼~
うっかりジェイガン様に~
相談したりしたら…▼~
:[ゴードン]|
あはは、それは無理だね。~
騎士の本分を忘れておる!とか~
散々、雷落とされそう。▼~
あ! い、今のは~
ジェイガン様には内緒だからね。~
言っちゃダメだよ。▼~
ばれたらぼくが~
雷落とされちゃうから…▼~
:[クリス]|
はは。はい、ゴードン殿。▼~
**ドーガと主人公 [#Doga]
***ドーガと主人公1 [#Doga1]
:[ドーガ]|
クリス。~
どうだ、調子は?▼~
:[クリス]|
はっ、万全です!▼~
:[ドーガ]|
私相手にそんなに~
かしこまる必要はないぞ。▼~
見習いだった以前と違って、~
今はマルス様を守る仲間なのだからな。▼~
:[クリス]|
はっ、わかりました。▼~
ドーガ殿はやはり謙虚なお方だ。~
それほどの実力をお持ちなのに、~
まるで飾らない。▼~
:[ドーガ]|
なに、私の実力など~
大したものではない。▼~
:[クリス]|
いえ、ドーガ殿は英雄です。~
おれは今まで~
田舎出ゆえ無知でしたが、▼~
戦いで各地を回るうちに~
人々から前の戦争の伝説を聞き、~
感動してばかりです。▼~
ドーガ殿は前の戦争の英雄、~
鋼の守備で~
あらゆる敵をはじき返したと!▼~
:[ドーガ]|
まあ、うわさには~
尾ひれがつくものだからな。▼~
:[クリス]|
ドーガ殿、おれも~
あなたに追いつけるよう、~
日々精進します!▼~
:[ドーガ]|
まあ、熱心なのは良いことだ。~
頑張るのだぞ、クリス。▼~
***ドーガと主人公2 [#Doga2]
:[クリス]|
ドーガ殿、お願いがあります。▼~
おれにドーガ殿の~
伝説の技を~
教えていただきたいのです。▼~
:[ドーガ]|
伝説の技?~
そのように~
たいそうなものはないぞ。▼~
:[クリス]|
ドーガ殿はやはり謙虚なお方だ。~
伝説の英雄だというのに~
まるで飾らない…▼~
ドーガ殿、~
前の戦争の伝説、~
おれは聞いています。▼~
ドーガ殿は~
迫り来る数百の軍勢を~
仁王立ちで受け止めたと。▼~
:[ドーガ]|
あ、ああ。~
かなり表現が~
大げさな気がするが…▼~
:[クリス]|
そしてそこから~
槍の一振りで~
敵軍を空中へ巻き上げ、▼~
:[ドーガ]|
な、何?▼~
:[クリス]|
とどめに空中へ飛びあがり、~
槍の一撃で~
はるか彼方へ吹き飛ばしたと。▼~
:[ドーガ]|
いやいや、待て待て。~
その伝説はおかしいぞ。▼~
:[クリス]|
まさに、~
人間に出来ることとは思えません。~
ドーガ殿でなければ…▼~
:[ドーガ]|
いやいや、私でも無理だ。▼~
クリス、~
私を尊敬してくれるのは嬉しいが、~
その伝説には尾ひれがついているぞ。▼~
いや、尾ひれどころではない、~
翼がついて空を飛んでしまっている…▼~
:[クリス]|
ドーガ殿はやはり謙虚なお方だ。~
これほどの技をお持ちなのに~
まるで誇るご様子がない…▼~
ドーガ殿、~
どうすればその技が会得できるか、~
おれにお教えください!▼~
:[ドーガ]|
……。~
…どうやって~
誤解を解いたものかな。▼~
***ドーガと主人公3 [#Doga3]
:[クリス]|
ドーガ殿、~
伝説の技会得のために~
教えていただいた例の特訓ですが…▼~
:[ドーガ]|
ああ。たしか小指一本で~
十人を持ち上げる特訓だったな…▼~
どうだ?~
無理だとわかったろう?▼~
:[クリス]|
はっ、確かに~
今のおれでは無理でした。▼~
:[ドーガ]|
そうだろう。わかったか、クリス。~
やはり伝説と現実というものは~
違うのだから…▼~
:[クリス]|
はい。~
どれほど頑張っても、~
おれの力ではせいぜい三人しか…▼~
:[ドーガ]|
な、何…!?▼~
:[クリス]|
ドーガ殿にはまだまだ及びません…▼~
しかし、訓練を続ければ~
いつかドーガ殿に~
近づける日が来るはず。▼~
ドーガ殿、おれは頑張ります。~
伝説の英雄であるあなたと~
肩を並べられる日まで!▼~
:(クリスが立ち去る)|
:[ドーガ]|
……。~
伝説というのも考えものだな…。▼~
おーいクリス、待ってくれ。~
君の誤解をちゃんと解かなければ…▼~
**アランと主人公 [#Aran]
***アランと主人公1 [#Aran1]
:[クリス]|
アラン殿、~
折り入ってお願いがあります。▼~
おれに、騎士の道を~
教えていただきたいのです。▼~
:[アラン]|
騎士の道…?▼~
:[クリス]|
はっ。▼~
騎士とはいかにあるべきか?~
おれはずっと考えていました。▼~
武、礼節、忠誠…~
騎士たち一人一人に、~
皆それぞれの答えがある。▼~
聖騎士アラン殿は~
どのようにお考えか、~
教えていただきたいのです。▼~
:[アラン]|
騎士の道、か…▼~
だが、残念ながら~
私は道を教えるには…~
! ごほ…!▼~
…ぐ…!▼~
:[クリス]|
アラン殿、大丈夫ですか?▼~
:[アラン]|
…ああ、いつものことだ。~
心配には及ばない。▼~
クリスよ、私は~
マルス様のもとに仕える前…~
流浪の騎士だった身だ。▼~
二君に仕えたこの身では、~
騎士道を語る資格はあるまい。▼~
:[クリス]|
いえ、だからこそ~
アラン殿は騎士とは何かを~
お考えになっていたはず。▼~
おれは思うのです。~
騎士の道とは~
一つに定められるものではなく、▼~
己自身の心の中に、~
それぞれが持つべきもの。▼~
おれは騎士として未熟、~
だから、己の道を見つけるために~
アラン殿のお話を…▼~
:[アラン]|
…だが、私の道はまだ半ばだ。~
人に教えるほどのものはない。▼~
申し訳ないが、助けにはなれぬ。▼~
:[クリス]|
そうですか…残念です。▼~
:[アラン]|
すまんな…▼~
***アランと主人公2 [#Aran2]
:[アラン]|
ごほっ…!▼~
ぐ…!~
がはっ…は…!▼~
:[クリス]|
アラン殿!?~
お体が…!~
しっかりしてください!▼~
誰か!~
アラン殿が…!▼~
:[アラン]|
待て…▼~
頼む…~
皆には黙っていてくれ。▼~
:[クリス]|
しかし、そのご様子では…!▼~
:[アラン]|
私はこの戦いの間…~
病には負けぬ。~
騎士の名誉にかけて誓う。▼~
私にはこれが~
最後の戦争になるだろう。~
だからこそ、悔いは残したくないのだ。▼~
:[クリス]|
アラン殿…▼~
なぜ、そこまでして…?▼~
:[アラン]|
以前、君は問うたな。~
騎士の道とは何かと…▼~
私は、長い間、~
その道を求めて~
さまよっていた…▼~
この戦争こそが、~
私の道なのだ…▼~
:[クリス]|
アラン殿…▼~
:[アラン]|
己の道に殉じることこそ~
騎士の誉れ…▼~
クリス、頼む。~
そなたも騎士ならば~
わかるはずだ…▼~
:[クリス]|
……▼~
…わかりました。~
そこまでのご覚悟ならば…~
おれに止めることはできません。▼~
:[アラン]|
感謝する、クリス…▼~
***アランと主人公3 [#Aran3]
:[アラン]|
昔…~
私がアリティアとは異なる国に~
仕えていた時のことだ。▼~
領地で反乱が起き、~
私は主君の命を受けて~
鎮圧に向かった。▼~
だが、そこにいたのは~
反乱軍ではなく…▼~
不作で冬を越すことができぬ~
貧しい民たちだった。▼~
:[クリス]|
……▼~
:[アラン]|
彼らに戦う意思などなかった。~
ただ、生きるためには…~
訴えを起こすしかなかったのだ。▼~
主君はそれを知りながら、~
見せしめとして~
彼らを討てと命じた。▼~
そして、私は…~
その命に従った。▼~
:[クリス]|
…アラン殿…▼~
:[アラン]|
主君への忠誠こそ騎士の道、~
私はそう考えていた。▼~
だが、私は誤った。~
それから私は主君のもとを離れ…~
長い間放浪の日を送った…▼~
:[クリス]|
そんなことが…▼~
しかし、~
それはアラン殿の罪ではない。~
罪を問われるべきは…▼~
:[アラン]|
いや、私は…私を許せぬ。▼~
私は命令に従っただけ…~
私は悪くない…~
心中でそう言い訳した私を。▼~
誰より、私自身が許せぬのだ。▼~
:[クリス]|
アラン殿…▼~
:[アラン]|
心から忠誠を誓える主君…~
私はその方を探し、~
やっと出会えたのだ。▼~
マルス様こそ我が主君。~
あの方のために戦う限り、~
私は己の道を進める…▼~
:[クリス]|
だから…~
そこまでの無理をして~
この戦争に…▼~
:[アラン]|
私はもう長くはない。~
この戦いが終わるまでの命だろう。▼~
だが、それで悔いはない。▼~
騎士とは~
命令に従うだけの人形ではない。~
それは忠義ではない。▼~
己が信じる主のもとで、~
己が信じる正義を行う。~
それが私の騎士の道だ。▼~
:[クリス]|
アラン殿…▼~
アラン殿、よろしければ、~
あなたの道を~
おれに継がせてください。▼~
:[アラン]|
クリス…▼~
:[クリス]|
あなたのお話で、~
はっきりと見えた気がするのです。▼~
おれが進むべき、~
騎士の道が…▼~
**フレイと主人公 [#Frey]
***フレイと主人公1 [#Frey1]
:[クリス]|
フレイ殿、~
質問してもよろしいですか?▼~
:[フレイ]|
どうした、クリス?▼~
:[クリス]|
魔王ガーネフについて~
教えていただきたいのです。▼~
:[フレイ]|
そうだな。~
私の知っていることであれば…▼~
だが、何も私に聞かずとも~
他にもっと詳しい人々がいるだろう?▼~
:[クリス]|
おれたち新人騎士にとっては、~
フレイ殿は講義の先生ですから。▼~
:[フレイ]|
ああ、もともと教えることは~
不得手なのだが…▼~
あの時は成り行きで~
講義を務めることになったな。▼~
:[クリス]|
そうだったのですか?~
慣れたご様子でしたが…▼~
:[フレイ]|
いや。~
ただカイン殿は~
実技が最も力を発揮できるし、▼~
アベル殿は適任だが、~
すでに騎士団を去られてしまった。▼~
ドーガ殿、ゴードン殿も~
あまり教官役を好むような~
性格ではない。▼~
:[クリス]|
だから、フレイ殿が~
教官を務められたのですね。▼~
大変だったのではないですか?▼~
:[フレイ]|
ああ、そうだな。~
ものわかりの良い~
生徒ばかりではない。▼~
苦労する役割なのはわかっていたが、~
他の方が苦労するのは気の毒だ…~
それくらいなら自分が、とな。▼~
:[クリス]|
苦労を背負い込む性格ですね、~
フレイ殿は。▼~
:[フレイ]|
はは、そうかもしれんな。▼~
***フレイと主人公2 [#Frey2]
:[フレイ]|
…そして、マルス様は~
ガーネフが操るマフーの魔法を、~
スターライトの魔法で打ち破った。▼~
スターライトこそが、~
ガーネフを倒せる~
唯一の魔法だったのだ。▼~
:[クリス]|
なるほど…▼~
:[フレイ]|
そろそろ日暮れか。~
では、今日の講義は~
ここまでとしようか。▼~
:[クリス]|
ありがとうございます。▼~
:[フレイ]|
ああ。ではまた明日にでも…~
っ…▼~
:[クリス]|
フレイ殿!~
大丈夫ですか?▼~
:[フレイ]|
すまないな、足がもつれた。~
私ももう年らしい。▼~
:[クリス]|
…!?~
フレイ殿、その傷跡は…?▼~
:[フレイ]|
…古傷だ。~
時折痛むだけだ、大したことはない。▼~
:[クリス]|
しかし…~
とてもそうは見えません。~
あまりにもひどい…▼~
その傷はどこで~
負われたのですか?~
教えてください!▼~
:[フレイ]|
君は何でも~
私に質問するくせが~
ついてしまったようだな…▼~
そうだな、~
この傷は…~
ずいぶん昔のものだ。▼~
:[クリス]|
では、前の戦争で…?▼~
:[フレイ]|
いや、それよりも~
昔のことになる…▼~
これは、~
幼いマルス様を逃がす時に~
負った傷だ…▼~
***フレイと主人公3 [#Frey3]
:[クリス]|
フレイ殿!~
ジェイガン様から聞きました。~
その傷のこと…▼~
:[フレイ]|
……▼~
:[クリス]|
あなたがその傷を負ったのは~
まだ子供だったマルス様が~
アリティア城を脱出される時…▼~
敵に囲まれた死地で、~
幼いマルス様をかばうために、~
あなたは一人囮になられたと…▼~
そして…~
生きているのが不思議なほどの~
重傷を負われたと…▼~
:[フレイ]|
……▼~
敵は私を切り刻み、~
死んだものと思ったらしい。~
実際、命があったのは奇跡だ…▼~
何日も生死の境をさまよった私は~
記憶を失い、それから長い間~
別人として生きていた…▼~
記憶と、体の傷…~
すべてが元に戻り、~
マルス様のもとへ戻れたのは、▼~
それより後…~
もう何年も後のことだ…▼~
:[クリス]|
なぜ、フレイ殿が囮に?▼~
:[フレイ]|
私だけではない。~
あの場にいた者たちは皆、~
自ら囮になる覚悟を決めていた。▼~
ただ…そうだな、~
講師を引き受けた時と同じだ。▼~
私は他の者が~
犠牲になるのは心苦しかったのだ。~
それくらいなら自分が…▼~
:[クリス]|
そんな…!▼~
:[フレイ]|
クリス…?▼~
:[クリス]|
フレイ殿…~
フレイ殿の志は立派です。~
ですが…▼~
少しはご自身のことも~
大切になさってください。▼~
フレイ殿ご自身の~
幸せも考えてください。▼~
そうでなければ、~
フレイ殿があまりに…▼~
:[フレイ]|
クリス…▼~
すまないな、~
生徒である君に心配させるとは、~
講師失格だ。▼~
:[クリス]|
これからは~
フレイ殿の御苦労を~
おれが半分引き受けます。▼~
これからは、~
おれにも分けてください。▼~
どうか…~
フレイ殿お一人で~
背負い込まないでください…▼~
:[フレイ]|
クリス…▼~
わかった。そうしよう。▼~
:[クリス]|
約束ですよ。▼~
:[フレイ]|
ああ、約束だ。▼~
**ノルンと主人公 [#Norn]
***ノルンと主人公1 [#Norn1]
:[ノルン]|
きゃっ!▼~
:[クリス]|
大丈夫ですか?▼~
:[ノルン]|
ごめんなさい、クリスさん。~
あたしってドジだから…▼~
ああ、荷物落としちゃった。~
拾わなきゃ…▼~
:[クリス]|
あ、おれも手伝います。▼~
:[ノルン]|
あ、ありがとう。▼~
そうだ、クリスさん。~
あたしたち同じアリティア軍ですし、~
他人行儀はやめませんか?▼~
年も近いし、あなたが~
見習い騎士の仲間たちと~
話すように話せたら嬉しいなって。▼~
:[クリス]|
そう…そうだな。▼~
確かにその方がありがたい。~
これでいいか、ノルン?▼~
:[ノルン]|
そうそう、そんな感じ。▼~
じゃあ、クリス!~
これからもよろしく。▼~
:[クリス]|
ああ、こちらこそ。▼~
***ノルンと主人公2 [#Norn2]
:[ノルン]|
…でね、あたしは~
脱出される途中の~
マルス様とお会いして、▼~
弓兵として、~
マルス様たちと共に~
戦うことになったの。▼~
:[クリス]|
そうだったのか。~
その頃のおれは、~
村で修行に明け暮れていたな…▼~
:[ノルン]|
そういえば、~
クリスの故郷は~
どんなところ?▼~
:[クリス]|
セラ村という小さな村だ。▼~
:[ノルン]|
セラ村って、え?~
もしかして、うちの村から~
山一つこえた隣村の?▼~
:[クリス]|
そうだったのか?▼~
:[ノルン]|
あれ、ちょっと待って。▼~
ねえクリス、~
あなたもしかして…▼~
小さい頃、あたしたちの村に~
薪を運んできてくれたこと~
なかった?▼~
:[クリス]|
薪運び?~
ああ、それなら子供の頃、~
祖父の言いつけでやっていた。▼~
行軍訓練のかわりにと、~
山ほど担いでは~
あちこちの村まで運んでたな。▼~
:[ノルン]|
そう、そうよ。~
小さいのに凄い力持ちの男の子。~
村で評判になってたんだから。▼~
ああ、懐かしいな。~
こんなところで~
あなたとまた会えるなんて…▼~
小さい頃のあなたは、~
とてもまっすぐで~
強い目をしてた。▼~
そうなんだ。~
あなたがあの時の…▼~
***ノルンと主人公3 [#Norn3]
:[ノルン]|
ね、憶えてる?~
クリス。▼~
子供の頃、あたしたち一度だけ~
一緒に遊んだことがあるの。▼~
:[クリス]|
…いや、すまん。▼~
子供の頃は…~
祖父にしごかれた~
思い出ばかりだな。▼~
:[ノルン]|
そうなんだ、~
ちょっぴり残念かな…▼~
あたしが~
アリティア軍に志願したのは、~
あなたを見たからなのに。▼~
:[クリス]|
え? そうなのか?▼~
:[ノルン]|
あなたはもう~
憶えてないかもしれないけど、~
あたしは憶えてる。▼~
あたしが森でね、~
迷子になって泣いてた時…~
あなたが来てくれたの。▼~
あなたは困った様子だったけど、~
でも一生懸命~
あたしをなぐさめてくれた。▼~
「おれがついてるから大丈夫、~
帰り道はこっちだ」って。~
すごく頼もしかった。▼~
:[クリス]|
そんなこと言ってたのか?~
おれは重度の~
方向音痴なんだが…▼~
:[ノルン]|
そうなの、ふふ。~
結局あなたも道に迷って、~
二人で途方にくれてたんだけどね。▼~
でも、大人たちが来てくれるまで、~
あなたはずっと~
あたしの傍にいてくれた…▼~
:[クリス]|
ああ、思い出した気がする。~
あの女の子が、君か…▼~
:[ノルン]|
あなたはずっと~
アリティア騎士になるって~
言ってたでしょ?▼~
あなたの話を聞いて、~
あたしもアリティアのために~
何かしたいって思ったの。▼~
だから、今のあたしは~
あなたのおかげでもあるのよ。▼~
:[クリス]|
そうか。人生、何があるか~
わからないものだな…▼~
:[ノルン]|
それに…▼~
アリティア軍に入れば~
あなたにまた会えるかも…~
そう思ったから…▼~
:[クリス]|
え?▼~
:[ノルン]|
あっ…そ、その…~
い、今のはなしね。~
つい口がすべったというか…▼~
子供の頃の話だから…~
あんまり気にしないでね。▼~
:[クリス]|
わ、わかった。▼~
:[ノルン]|
あはは…▼~
クリス、戦いが終わったら、~
また村に遊びに来て。~
あたし、ご馳走するからね。▼~
**カインと主人公 [#Kain]
***カインと主人公1 [#Kain1]
:[カイン]|
はっ! せいっ!▼~
:[クリス]|
カイン殿!~
こちらで訓練でしたか。▼~
:[カイン]|
おお、クリス。~
どうしたのだ?▼~
:[クリス]|
実は、カイン殿に~
折り入ってお願いがあります。▼~
おれの訓練を、~
カイン殿にご指導~
いただけないでしょうか?▼~
:[カイン]|
おれに?▼~
:[クリス]|
はい。カイン殿は~
おれたち騎士見習いの~
教官でしたから。▼~
カイン殿に~
厳しく鍛えていただければ、~
訓練の励みになります。▼~
:[カイン]|
わかった。~
それがお前のためになるなら、~
おれは全力を尽くそう。▼~
だが、覚悟しておけ。~
見習い時代のように甘くはない。~
本気でいくぞ!▼~
:[クリス]|
はい! お願いします。▼~
***カインと主人公2 [#Kain2]
:[カイン]|
まだまだだ!~
もっと速く!▼~
:[クリス]|
はっ!▼~
くっ…▼~
:[カイン]|
どうしたクリス、~
もう終わりか!▼~
:[クリス]|
いえ、カイン殿!~
おれはまだやれます!▼~
:[カイン]|
ならば立て!▼~
:[クリス]|
はい!▼~
はっ! せいっ!▼~
はぁっ!▼~
:[カイン]|
…よし。~
ではここで小休止だ。▼~
:[クリス]|
いえ、カイン殿。~
おれはまだ…!▼~
:[カイン]|
だめだ。~
無理をして体を壊しては~
元も子もない。▼~
お前の身体を~
鍛えるのがおれの役目だ。~
おれを信じて全て任せろ。▼~
:[クリス]|
わかりました。~
では、休ませていただきます。▼~
…カイン殿といると、~
なんだか祖父のことを思い出します。▼~
:[カイン|
祖父?▼~
:[クリス]|
はい。おれの祖父もこうして、~
おれを指導してくれました。~
なんだか懐かしい…▼~
:[カイン]|
そ、そうか。▼~
ところでクリス…~
おれはそんなに~
老けて見えるのだろうか?▼~
:[クリス]|
え?▼~
:[カイン]|
一応これでもまだ二十代なのだが…~
そうか、祖父に似てるか…~
さすがに落ち込むな…▼~
:[クリス]|
あ、いえ!~
そういう意味ではなく…▼~
***カインと主人公3 [#Kain3]
:[クリス]|
はっ! はっ! はぁっ!▼~
:[カイン]|
よし、ここで小休止だ。▼~
良いぞ、クリス。~
お前はどんどん力をつけている。▼~
:[クリス]|
はい、カイン殿の~
ご指導のおかげです。▼~
:[カイン]|
だが、気は抜くな。~
これからも~
厳しい訓練を課していくぞ。▼~
そこで得た力で、~
マルス様をお守りするのだ。▼~
クリス、お前には…~
おれのような悔いを~
味わって欲しくない。▼~
:[クリス]|
カイン殿?~
悔いとは…▼~
:[カイン]|
お前には、~
話しておかねばならんな。▼~
かつておれは、~
マルス様のお父上を~
守れなかった…▼~
前の戦より数年前…~
暗黒竜メディウスが蘇り、~
世界に災いをもたらしていた頃、▼~
メディウスを討つべく~
先王コーネリアス様は出陣した。~
おれもその傍らにあった。▼~
だが、戦は敗北…~
コーネリアス様は戦死され…~
おれは王城へ敗走した…▼~
:[クリス]|
……▼~
:[カイン]|
守るべき主君を失って、~
おめおめと生き延びる…~
騎士としてあれ以上の屈辱はない。▼~
マルス様に~
お父上の最期を報告する時…~
おれは…▼~
:[クリス]|
カイン殿…▼~
:[カイン]|
…すまん。~
おれはお前には…~
同じ思いをしてほしくない。▼~
この先、マルス様やお前が~
倒れるようなことがあれば、~
それはおれの責任だ。▼~
だから、クリス。~
おれは全力でお前を鍛える。▼~
おれの無念、おれの思い…~
お前なら全て受け止めてくれる。~
そう信じている。▼~
:[クリス]|
はい…カイン殿!▼~
:[カイン]|
よし、では訓練を続けるぞ!▼~
**アベルと主人公 [#Abel]
***アベルと主人公1 [#Abel1]
:[アベル]|
君は…クリス、~
そんなに慌ててどうしたんだ?▼~
:[クリス]|
これはアベル殿!▼~
実は、~
火起こしをしていたのですが、~
なかなか火がつかず、▼~
倉庫から~
別の火打石を~
とって来ようかと…▼~
:[アベル]|
ああ、火打石ならここにある。~
ほら、使うと良い。▼~
:[クリス]|
これは、ありがとうございます。▼~
:[アベル]|
もし良ければ~
この火口箱も使ってくれ。~
木クズも多少ならあるし…▼~
:[クリス]|
よ、用意がいいのですね、~
アベル殿。▼~
:[アベル]|
おれはアリティアで~
小さな店をやっていたからね。~
こういう品々も取り扱っている。▼~
:[クリス]|
そうだったのですね。~
では、代金を~
お支払いしなければ…▼~
:[アベル]|
いや、お代はいらないよ。~
欲しい時は~
いつでも言って欲しい。▼~
:[クリス]|
それは~
ありがたいのですが…▼~
よろしいのですか?~
それでは商売として~
問題が出るのでは?▼~
:[アベル]|
うん、それを~
言われると弱いな…▼~
エストにもよく怒られたよ。~
あなたが優しすぎると~
お店が潰れちゃうって…▼~
***アベルと主人公2 [#Abel2]
:[クリス]|
アベル殿は、~
前の戦争ではアリティア騎士として~
戦われていたそうですね。▼~
:[アベル]|
ああ。~
特にカインとは親しくてね、~
互いを高めあう仲間だった。▼~
:[クリス]|
なぜ騎士団を~
辞めてしまわれたのか、~
聞いてもよろしいですか?▼~
:[アベル]|
不満があったわけではないんだ。~
ただ、おれにはアリティアで~
店をやりたいという夢があった。▼~
小さな店で~
妻と共に慎ましく暮らす…~
そんな生き方に憧れていた。▼~
もちろん一方で、~
アリティア騎士として~
尽くしたい思いもあった。▼~
:[クリス]|
はい。~
それはアベル殿の戦いを~
見ればわかります。▼~
:[アベル]|
騎士と、自分の店…~
両方ともおれにとっては~
大切なものだった。▼~
長い間悩んで、~
店を選んだけど、~
騎士団を離れるのは辛かったよ。▼~
大切なものが二つある時、~
両方はなかなか~
手に入らないものだね…▼~
***アベルと主人公3 [#Abel3]
:[アベル]|
…エストとは、~
前の戦争で知り合ったんだ。▼~
彼女は明るくて純粋で、~
共に戦ううちに~
お互いひかれていった。▼~
慎ましい暮らしだったけど、~
二人で店を持ってからは~
本当に幸せだったよ。▼~
:[クリス]|
お話を聞くだけで、~
幸せそうな光景が目に浮かびます。▼~
戦争が終われば、~
またそんな平和が~
戻ってくるはずです。▼~
:[アベル]|
…そうだね。▼~
そういえば君は、恋人は?▼~
:[クリス]|
いえ、おれは騎士ですから。▼~
:[アベル]|
騎士だって、~
人を好きになってはいけない~
決まりはないよ。▼~
もし君に恋人ができたら、~
きっとマルス様も~
嬉しいんじゃないかな?▼~
:[クリス]|
…ど、努力してみます。▼~
:[アベル]|
でも、そうだね…~
もし大切な人ができたら、~
気をつけるんだ。▼~
大切な人を二人もつことは、~
迷いを抱えることに~
なるかもしれない…▼~
:[クリス]|
アベル殿…▼~
:[アベル]|
アカネイア軍に~
エストを人質にとられた~
あの時…▼~
あの時も、~
おれは選ばなければならなかった。▼~
エストか、マルス様か。~
大切な二人のうち、~
どちらかを…▼~
:[クリス]|
……▼~
:[アベル]|
おれは結局…~
どちらも選べなかった。~
いくら考えても、出来ない。▼~
大切なものが二つある時、~
両方はなかなか~
手に入らない…▼~
結局、おれはあの時~
どうすべきだったのか…~
今もわからない。▼~
:[クリス]|
アベル殿は最善を尽くされた、~
おれはそう思います。▼~
それに、大切なのは~
過去よりもこれから…~
未来です。▼~
:[アベル]|
そうだな、~
君の言うとおりだ。▼~
ありがとう、クリス。▼~
この戦争が終わった後…~
いつか君にもおれの店に来て欲しい。~
安くさせてもらうよ。▼~
:[クリス]|
はい、アベル殿。▼~
**カタリナと主人公 [#Katarina]
***カタリナと主人公1 [#Katarina1]
:[カタリナ]|
あ、クリス。~
今日も訓練ですか?▼~
:[クリス]|
ああ。~
毎日続けてこそだからな。▼~
:[カタリナ]|
……▼~
:[クリス]|
?~
どうした?▼~
:[カタリナ]|
あ、いえ…~
クリスを見ていました。▼~
:[クリス]|
それはわかるが…▼~
何か用があったんじゃないのか?▼~
:[カタリナ]|
あ、えーと、その…▼~
クリス、何か~
私にして欲しいことは~
ありませんか?▼~
:[クリス]|
して欲しいこと?▼~
:[カタリナ]|
はい。~
私がこうしていられるのは~
クリスのおかげですから…▼~
そのお返しをしたいんです。~
私、クリスのためなら~
何でもします。▼~
:[クリス]|
な、何でも?▼~
:[カタリナ]|
は、はい…~
…何でも…します…▼~
:[クリス]|
…そ、そうだな。~
じゃあ一緒に訓練するか?▼~
:[カタリナ]|
え…そんなことで~
良いのですか?▼~
:[クリス]|
ああ、相手がいる方が~
訓練にも熱が入るからな。▼~
:[カタリナ]|
わかりました。~
じゃあご一緒しますね。▼~
***カタリナと主人公2 [#Katarina2]
:[カタリナ]|
…………▼~
:[クリス]|
カタリナ?▼~
:[カタリナ]|
あ、クリス。▼~
:[クリス]|
ん? それは?▼~
:[カタリナ]|
え、ええっと…▼~
:[クリス]|
ビーズの装飾品?~
ずいぶん古いもののようだな。▼~
:[カタリナ]|
はい、これは~
もう何年も前の…▼~
クライネからの贈り物なんです。▼~
:[クリス]|
クライネ…~
お前がいた組織の仲間だったな。▼~
:[カタリナ]|
はい。~
クライネは私と同じ孤児で…▼~
今日は~
クライネと私の誕生日なんです。▼~
:[クリス]|
……▼~
:[カタリナ]|
本当は~
捨てられた私たちに、~
誕生日なんてわかりません。▼~
でもある時、クライネは~
今日が自分の誕生日だって~
言い張って…▼~
誕生日の贈り物を~
よこしなさいって~
ダダをこねたんです。▼~
で、なんとか贈り物をあげたら、~
お返しにって~
これをくれたんです。▼~
あんたもあたしと~
同じ誕生日にしてあげる、って…▼~
…… ……▼~
:[クリス]|
カタリナ…▼~
気持ちはわかるが、~
あまり思いつめるな。▼~
:[カタリナ]|
はい…~
ありがとうございます。▼~
***カタリナと主人公3 [#Katarina3]
:[カタリナ]|
クリス、~
もうすぐこの戦いも終わりますね。▼~
:[クリス]|
ああ。~
おれたちは勝つ。▼~
マルス様が治める~
平和な世がやってくるんだ。▼~
:[カタリナ]|
はい……▼~
クリス、~
私、クリスと今まで~
一緒にいられて幸せでした。▼~
あなたと初めて~
会った時からずっと…▼~
あなたとの思い出は~
私の一生の宝物です。~
私、大切にとっておきます…▼~
:[クリス]|
そんな思い出、~
別にとっておかなくて良いぞ。▼~
カタリナはこれからも~
おれたちと一緒に…▼~
もっと幸せな思い出を、~
いくらでも~
たくさん作れるんだ。▼~
:[カタリナ]|
はい、クリス…▼~
:[クリス]|
そろそろ軍議の時間だな。~
行くか、カタリナ。▼~
:[カタリナ]|
あ、はい。~
ちょ、ちょっと用事が…~
後ですぐ行きますね。▼~
:[クリス]|
ああ、わかった。▼~
:(クリスが立ち去る)|
:[カタリナ]|
…………▼~
……クリス……▼~
好きです、クリス。▼~
そ、その…~
一番じゃなくても良いです。~
クリスが他の女性を好きでも…▼~
時々、私にも話しかけてくれるだけで…~
それだけで私、~
幸せな気持ちになれます。▼~
だから…クリス…▼~
:(クリスが戻ってくる)|
:[クリス]|
カタリナ?▼~
:[カタリナ]|
!~
あわわ…~
す、すすすみません!▼~
じ、じゃあクリスまたっ!▼~
:(カタリナが立ち去る)|
:[クリス]|
あ、おいカタリナ…?▼~
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