章別会話
5章 オレルアンの戦士たち†
ナレーション†
大陸北東の草原地帯を
領土とするオレルアン王国は▼
建国以来、アカネイア聖王国と
深い関わりを持つ北の大国である。▼
他の国々はすでに滅び▼
オレルアンも国土の大半を
マケドニアに占領されてしまったが▼
「草原の狼」の名を持つ
王弟ハーディンは▼
なおも屈せず
果敢な戦いを続けていた。▼
そんなハーディン公のもとに
アカネイアのニーナ王女が身をよせ▼
ドルーア帝国打倒の
檄を飛ばして、すでに数か月ーー▼
その悲痛な叫びに
応える者もなく▼
マケドニア軍の精鋭を前に
その命運は尽きようとしていた…▼
オープニング†
アリティア軍現る †
- [ハーディン]
- ニーナ様
アリティア軍が
対岸に現れました。▼
- [ニーナ]
- えっ、本当ですか?
では、マルス王子が
やっと来てくれたのですね。▼
- [ハーディン]
- そうです。
これでようやく
戦力が立て直せます。▼
これより
われらはアリティア軍に合流し
城を取り戻すため出撃します。▼
ニーナ様は
ここで良い知らせを
お待ちください。▼
戦闘開始†
- [村人]
- よぉー、少年。
なにキョロキョロしてんだい?▼
こんな田舎町が
そんなにめずらしいかい?▼
おお…そうだ!
めずらしいと言えば
この前、ペラティに行った時によ▼
はじめて
マムクートってヤツを見たぜ。▼
ありゃ、びっくりしたな…
なんせ、普通の親父がよ、急に
ばかでけえ竜に変身したんだ。▼
そりゃ、マムクートってよばれる
竜人族が少し残っているって
聞いてたけどよ。▼
まさか
あんなにスゲェなんて
思わなかったからな。▼
えっ?ああ…これかい?
この石も
そこで拾ったのさ。▼
なんの石かはわかんないけど
赤く光る石なんて珍しいだろう?▼
でも、最近なんか
気味が悪くなってきちまってよ……▼
ああ、いいよ。
欲しけりゃやるぜ。
持っていきな。▼
民家(中央右)†
- [村人]
- お城には
財宝が入った宝箱がある。▼
だが、盗賊でなければ
開けることはできぬぞよ。▼
民家(中央上)†
- [村人]
- 砦で、敵が大勢
出撃の準備をしているらしい。▼
出てこないうちに
早くおさえたほうがいいよ。▼
民家(右上)†
- [村人]
- ワーレンの港町には
めずらしいものが
たくさん売っているらしいよ。▼
もし行くんなら
それまでは
ムダづかいしないようにね。▼
あと、売っているものの中には
品切れになるものもあるから
気をつけた方がいいわよ。▼
会話(マルス→敵軍ウェンデル)†
- [ウェンデル]
- マルス王子
私は、カダインの司祭
ウェンデルと申します。▼
われらの平和への願いもむなしく
魔道の都カダインは
ガーネフに支配されてしまいました。▼
今や多くの魔道士たちが
ガーネフに率いられ
ドルーアに力を貸しております。▼
マルス王子
どうか、ガーネフの野望を
打ち砕くために力をお貸しください。▼
会話(マリク→敵軍ウェンデル)†
- [マリク]
- ああ! 先生。
ウェンデル先生ですね。▼
- [ウェンデル]
- おお! マリクではないか。
元気だったか?
無事でなによりだ。▼
- [マリク]
- はい。
ようやくマルス王子に
お会いすることができました。▼
今はアリティア軍に加わって
ドルーア帝国と戦っております。
先生こそ、どうしてこちらに?▼
- [ウェンデル]
- うむ……
カダインは、もう終わりじゃ。▼
今や魔王ガーネフに支配され
暗黒の都となっておる。▼
しかし、奴に力は貸せぬ……
ゆえに
一人、脱出してきたのだ。▼
- [マリク]
- そうですか……
では、先生
私たちに力をお貸しください。▼
ドルーアに力を貸すガーネフは
われらにとっても憎い敵。▼
いずれカダインも
取り返さなければなりません。▼
先生ほどの方に
お味方いただければ
王子も喜ばれるでしょう。▼
- [ウェンデル]
- うむ…そうじゃの。
戦いは好まぬが
もはや、それしかあるまいな……▼
わかったよ、マリク
私も共に戦おう。▼
どうか、マルス王子に
よろしく伝えてもらいたい。▼
会話(マルス⇔自軍ウェンデル)†
- [ウェンデル]
- マルス王子
私は、カダインの司祭
ウェンデルと申します。▼
われらの平和への願いもむなしく
魔道の都カダインは
ガーネフに支配されてしまいました。▼
今や多くの魔道士たちが
ガーネフに率いられ、ドルーアの
悪事に力を貸しております。▼
マルス王子
どうか、ガーネフの野望を
打ち砕くために力をお貸しください。▼
会話(マルス⇔自軍ハーディン)†
- [マルス]
- ハーディン殿
私はアリティアのマルスです。
加勢に参りました。▼
- [ハーディン]
- 救援、心より御礼申し上げる。▼
マルス殿と
アリティア騎士団の活躍は聞いていた。
千人の味方を得た思いだ。▼
- [マルス]
- こちらこそ
「草原の狼」ハーディン殿の
勇名は存じています。▼
- [ハーディン]
- ニーナ様はご無事だ
安全な場所におられる。▼
マルス殿
これよりの戦いの指揮だが……
貴公にお任せしたい。▼
- [マルス]
- 私が?
ですが、ハーディン殿は……▼
- [ハーディン]
- 私と貴公が功名を争うことを
ニーナ様が
よろこばれようはずがない。▼
ニーナ様のため
共に力を合わせるとしよう。▼
- [マルス]
- ハーディン殿……
本当によろしいのですか?▼
- [ハーディン]
- 安心されよ、マルス殿
私はこれでも
人を見る目はあるつもりだ。▼
貴公が野心や私欲のために
軍を動かすような男であれば
このような申し出はしない。▼
私は貴公を信じている。▼
- [マルス]
- ハーディン殿……光栄です。▼
私もハーディン殿と
こうしてお会いしてわかりました。▼
私もあなたも
同じ気持ちでいる。
私たちは仲間なのだと。▼
- [ハーディン]
- うむ。マルス殿。
我々は
良き友でありたいものだ。▼
ウェンデル撃破時†
- [ウェンデル]
- 争いは…好まぬに…▼
ムラク初戦時†
- [ムラク]
- この城は
ミネルバ様からのあずかりもの。
お前たちの自由にはさせぬ。▼
ムラク撃破時†
- [ムラク]
- 貴様ら…
これで勝ったと思うなよ。▼
クリア後†
城内戦への忠告 †
- [オレルアン王]
- おお、マルス殿
よくおいでくだされた。▼
砦におられるニーナ姫も
まもなく来られるでしょう。▼
しかし、城の中には
まだかなりの敵がおります。
どうかご用心ください。▼
コメント†