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章別会話/第4部 5章 許されざる罪
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#contents
~
*ノーマル [#s0fac9ee]
**オープニングシナリオ [#af6ab9c9]
:[エリンシア]|アムリタ様は……大丈夫でしょうか。~
今は、どんなご様子ですか?▼
:[ティバーン]|リュシオンの呪歌を聞かせて、~
なんとか落ち着かせた。▼
:[エリンシア]|……そうですか。▼
>ペレアス生存時追加
:[ティバーン]|息子のほうはどうした?▼
~
:[エリンシア]|もう休まれています。~
…たび重なる戦いで……~
たいへんお疲れのご様子です。▼
~
:[ティバーン]|……息子のほうは、~
母親とは似つかぬほど軟弱だな。~
だが…あの母親…▼
:[ティバーン]|あの女が黒竜王の娘だってのは、~
意外に真実かも知れんぞ。▼~
なにしろこの俺が、~
女1人を押さえつけるのに~
あれだけてこずらされたんだからな。▼
:[エリンシア]|確かに、アムリタ様とクルトナーガ王子は~
面差しや雰囲気がとても~
よく似ておられると思います。▼
:[ティバーン]|そうか…ベオクは~
そうやって血縁関係を判断するのか。▼~
俺達ラグズは、主に匂いで判断するが…~
…あのアムリタという女は……~
どこかおかしい。▼~
あの女には特有の匂いがない。~
何にも属さん。▼
:[エリンシア]|そういえば…あの方は~
不思議なことを仰っていました。▼~
アムリタ様は、~
ペレアス様を身篭って…~
そのために力を失ったと……▼
:[ティバーン]|……じゃあ、あれか…~
言い伝えは本当だったってことか……▼
:[エリンシア]|言い伝え?▼
:[ティバーン]|ラグズとベオクが交わるのは、~
女神の禁忌とされている…▼~
もし、その禁忌を破り、子を成すと、~
その罰はラグズの親に現れる。~
親は、ラグズとしての力を失い…▼~
ラグズ…ベオク…~
そのどちらでもないものに~
なっちまうと…▼~
…!?▼
:[エリンシア]|ティバーン様?▼
:[???]|もし、その言い伝えが真ならば、~
勇猛なる鷹王と我が麗しき女王陛下の~
仲睦まじきこの場に立ち入るのは、▼~
むしろ親切な行為とも言えますな。▼
:[エリンシア]|あ…▼
:[ユリシーズ]|夕闇より、突如現われいでたる~
我が身の無礼……~
なにとぞご容赦いただきたい。▼
:[エリンシア]|ユリシーズ!▼
:[ユリシーズ]|長く御前を離れておりました~
不忠不義……このユリシーズ、~
海より深くお詫びいたします。▼
:[エリンシア]|無事だったのですね!?~
私、どんなに心配したか…▼
:[ティバーン]|感動の再会に水を差して悪いが…~
クリミアの道化文官よ、~
おまえどこから湧いて出たんだ?▼~
それに、今までどこで何をしていた。~
俺達には時間がないんだ。~
早く説明しろ。▼
:[ユリシーズ]|………ふむ。~
空の王者殿はことのほか~
気が急いておられるご様子。▼~
それでは……説明いたしますゆえ、~
ご足労ですが、~
陣の外までおいで願えますかな。▼~
……できれば、優美なる白翼の君にも~
足をお運び願えればありがたく……▼
:[ティバーン]|リュシオンも呼んでくればいいんだな?~
まったく…~
もっと簡潔には話せないもんかね…▼
:[ルキノ]|あなたの悪い癖ね。~
回りくどい説明は抜きにして、~
本題にたどり着くことはできないのかしら?▼
:[ユリシーズ]|我が心の主、ルキノよ!~
恋仲である我輩と離れ、~
愛しき君の寂寥の念は▼~
いかほどのものだったろうか!~
ささ、我輩の腕の中で~
感動の涙を流すがよろしかろう。▼
:[ルキノ]|…結構よ。▼
>(画面暗転後、フードの男を連れたジョフレが登場)
:[エリンシア]|……ジョ…フレ?▼
:[ジョフレ]|!▼
:[エリンシア]|ジョフレ!~
あぁ…あなたも無事で……!!▼
:[ジョフレ]|エリンシア様…~
二度と…御身のお傍を離れません。~
我が女王陛下……▼
:[エリンシア]|ジョフレ…よかった…▼
:[フォルカ]|………おい。▼
:[ジョフレ]|…脅かさないでくれ、フォルカ殿。▼~
エリンシア様、彼は、ユリシーズ様が~
雇っていらっしゃる、密偵です。~
通称…【火消し】のフォルカ。▼
:[フォルカ]|……半刻ほど前に~
捕らえていた例の男が姿を消した。~
…逃げたようだ。▼
:[ユリシーズ]|…あの男が逃げただと…?~
何ということ……▼~
では、追加で依頼するとしよう。~
即刻、あの男を探し出すのだ。▼
:[フォルカ]|…2000ゴールドだ。▼
:[ユリシーズ]|それで構わん。~
すみやかに頼むぞ。▼
:[フォルカ]|承知した。▼
(画面暗転後、ティバーンがリュシオンを連れてやってくる)
:[ユリシーズ]|すみませぬが、ご一同…~
予期せぬ事態が起きてしまいました。▼~
逃亡した男を捕らえた後で、~
またお集まりいただけませぬでしょうか。▼
:[リュシオン]|仕方ありません。~
こちらも、夜は得意ではありませんし…~
解散したほうがよさそうですね。▼
:[ユリシーズ]|ジョフレ、手を貸してくれたまえ。~
この方を馬車までお連れしたい。▼
:[エリンシア]|…ルキノ、~
あの黒いマントの方は……~
どなたなのですか?▼
:[ルキノ]|私も気になったので、~
聞いてみたのですけれど……▼~
ユリシーズだけではなく、~
弟もはぐらかしてばかりで。▼
:[エリンシア]|ジョフレまで?~
では、余程の秘密なのかしら……▼
:[ルキノ]|先程の逃げ出した男と言い、~
黒いマントの男と言い…~
秘密だらけで困った男達ですわね。▼
(画面暗転後、拠点画面へ)
**進撃前 [#h1d1a6fe]
:[ジョフレ]|……という訳なのです。▼~
そこで、大変あつかましいのですが…~
例の昨晩逃げた男を捕まえるために…~
ラグズの方々にご助勢いただきたいと……▼
:[ティバーン]|いいだろう。~
朝飯前の腹ごなしにはなる。▼
:[ジョフレ]|ありがとうございます!~
それでは、ご案内しますので~
私の後に……▼
:[ルキノ]|どうしたの?~
朝から騒がしい……▼
:[エリンシア]|【正の使徒】が現れたのですか?▼
:[ジョフレ]|いえ、それが…~
そちらとは別口で…その……~
申し訳ありません!▼~
急いでおりますので、説明は後ほど…!▼
:[ルキノ]|待ちなさい! ジョフレ!!~
…もう、いったい何のつもりなんでしょう。▼
:[エリンシア]|…後を追いかけましょう。▼
(画面暗転後、沼地)
:[エリンシア]|ユリシーズ!?~
これはいったい……▼
:[ジョフレ]|エリンシア様! 姉さん!~
あなたたちまで、どうして………▼
:[ルキノ]|そんなことより、説明して。~
どうしてこんな場所に~
”なりそこない”が居るのかを!▼
:[ユリシーズ]|中央にいる男――~
あの者が召喚の術によって▼~
”なりそこない”となった~
哀れなるラグズたちを呼び出し、~
操っているのです。▼~
彼こそ、昨晩我々の元から逃亡し、~
フォルカ殿に再び見つけてもらった~
問題の男…▼~
あの男の名はイズカ……~
”なりそこない”は、あの男の手によって~
造りだされしものなのです……▼
:[ティバーン]|!…………俺たちの同胞を、~
玩具同然に扱ったのは………~
あの野郎なんだな?▼~
……楽には死なせんぞ。▼
(イズカ、なりそこないを召喚)
:[イズカ]|許さん、許さんぞ……~
私を…この天才イズカをこけにし…▼~
この私が心血を注いだ研究をも~
否定した愚物どもめ……!~
私の実験の成果を身をもって味わえ!▼~
出でよ、どんどん出でよ!~
”なりそこない”どもよ!▼
:[エリンシア]|とにかく…~
このままにはしておけません。~
戦いましょう!▼
(部隊編成画面へ)
**進撃後 [#v75e6b70]
**エンドシナリオ [#ga4c6603]
:[ティバーン]|…屑が……!~
こんな奴の命1つ奪ったところで……~
何の慰めにもならん。▼
:[エリンシア]|……それでも…これでもう………~
ラグズの方々を悲しい呪縛に~
巻き込む者はいなくなりました。▼
:[リュシオン]|………▼
(リュシオンの呪歌が流れる)
:[ライ]|狂わされ…死んでいった仲間たち……~
この鎮魂歌で…魂だけでも~
救われましたかね……▼
:[???]|おーい!~
ユリシーズ殿!!▼
:[ジョージ]|あんたから預かった~
黒マントの御仁がたいへんだぜ!~
なんか苦しそうにもがき始めたんだ。▼
:[ユリシーズ]|なんと…!?~
…女王陛下、すぐに戻りましょう。~
何もかもお話ししますゆえ。▼
(画面暗転後、途中の小道でダニエルがやってくる)
:[ダニエル]|あぁ、よかった!~
私の力では、もう~
抑えてはいられなくて。▼~
さぁ、早くこちらへ!▼
:[謎の男]|ぐっ ぐわっあっ~
あ…あぁ ぐ うぅ▼
:[ユリシーズ]|どうか、しっかりなさって!~
お気を確かに…▼~
何卒、~
落ち着いてくださいませ!▼~
レニング様っ!▼
(フードが取れ、レニングの顔が見える)
:[エリンシア]|…っ!?▼~
……叔父様っ!~
レニング叔父様っ!!~
生きて…生きておられたのですね!?▼
:[レニング]|ぐっ… ぐわぁああ!~
ぐぐ…ぐ……▼
:[エリンシア]|どうしたのですか、叔父様っ!?~
しっかりしてください!~
私です! エリンシアです!▼
:[ユリシーズ]|無駄です、女王陛下……~
レニング様は精神を破壊されておられる。~
……”なりそこない”の薬によって▼
:[エリンシア]|そんな…!~
そんな馬鹿なことが…~
叔父様っ! 叔父様っ!!▼~
しっかりして……!~
叔父様ぁーーーーーーーーーーっ!!▼
(画面暗転後、テントの中横たわるレニングの姿が流れる)
:[エリンシア]|………▼
:[ティバーン]|さっきのは…一体なんだったんだ?~
あの男は一体……▼
:[ユリシーズ]|あれは…~
先のクリミア王の弟君…レニング様です。▼~
エリンシア様にとっては、~
叔父にあたるお方。▼~
本来ならば、次の王に~
なられるはずでしたが…▼~
3年前のデイン急襲の折、~
亡くなったとされていたのです。▼
:[ティバーン]|やはり、そうか。~
しかし、あの様子は一体…?▼
:[ルキノ]|ユリシーズ、~
いい加減、どういうことなのか……~
納得のいくように説明して。▼
:[ユリシーズ]|…3年前の戦いで亡くなったとされていた~
レニング様ですが…~
実は亡くなってはいなかったのです。▼
(ベウフォレスとレニングの一枚絵)
:[ユリシーズ]|レニング様は、デイン軍に~
殺されたのではなく…▼~
不意打ちによって深手を負わされ、~
連れ去られていたのです。~
その強さを利用するために…▼~
そして、狂王アシュナードによって、~
”なりそこない”の薬を与えられ…~
精神を破壊されて、狂王の【四駿】~
ベウフォレスとされていました。▼~
それ故、3年前に一旦は~
エリンシア様たちに倒されたと見せかけて~
密かにわが城に連れ帰り、~
懸命に治療を施していたのです。▼~
しかし……~
精神は混乱したまま、~
いっこうに回復する気配もない…▼~
そこで我輩はフォルカを密偵として使い、~
レニング様を元に戻す手立てを~
探らせていたのです。▼
(イズカの一枚絵に切り替わる)
:[ユリシーズ]|黒幕はすぐに判明しました。~
レニング様はイズカなる男の人体実験で、~
このような姿にされてしまった…▼~
そしてその男は…~
新しきデイン王の側近となり、~
我輩の目の前にいたのです……!▼~
我輩はすぐさま行動を起しました。~
イズカを拉致したのです。~
”なりそこない”を治療させるために。▼
(元の会話画面へ)
:[ユリシーズ]|フェール城に戻ると、~
イズカを責め、口を割らせました。▼~
ベオクの場合……~
そもそも薬の効きめそのものが~
ラグズのそれよりは軽いようです。▼~
あの狡猾なる男は、~
自分を解放するならば、~
治療薬を作ると取引を持ちかけてきました。▼
:[ジョフレ]|薬を作らせたのか!?▼
:[ユリシーズ]|いいや。~
即座に断りました。▼~
もっと…~
確実でよい方法があるので…▼
:[ルキノ]|【再生】…の呪歌…!▼
:[エリンシア]|リュシオン様っ!!~
どうかお願いします…~
叔父を…レニングをお救いくださいっ!▼
:[リュシオン]|…………わかった。~
やってみよう。▼
:[エリンシア]|感謝します!~
リュシオン様……!▼
:[リュシオン]|少し、時間がほしい。~
準備が必要なのだ。▼
:[ティバーン]|おい、安請け合いして大丈夫か?▼~
【再生】の呪歌ってのは、~
ひとりでは十分な効力を~
発揮しない代物だったろう。▼
:[リュシオン]|…そのとおりです。~
しかしラグズたちと違い……~
レニング殿は薬の効果が薄い。▼~
いまの世界は【正】の気に満ちていて、~
私の力は増しています。~
相乗効果があると思いませんか?▼
:[ティバーン]|……確かに。~
だが、やりすぎて……▼
:[リュシオン]|『ぶっ倒れるな』…でしょう?~
わかっています。~
どうか私を信じてください。▼
(画面暗転後、魔法陣にあおむけのレニング。リュシオンの呪...
:[レニング]|…グ……ガ………~
ガァ…ア………(自動送り)
:[エリンシア]|叔父様っ……!(自動送り)
:[レニング]|…………ぅ……(自動送り)
:[リュシオン]|……成功したようだ。~
目を覚ませば、~
元に戻っているだろう。▼
:[エリンシア]|あぁ……!!~
ありがとうございます!▼
(画面暗転後、林の中)
:[ライ]|…リュシオン王子、大丈夫ですか?▼
:[ティバーン]|満足そうに眠っている。~
心配いらんだろう。▼
:[ライ]|女神アスタルテに~
感謝すべきなんですかねえ?▼~
正の気によって~
リュシオン王子の力が増し、~
レニング殿を救ったんですから。▼
:[ティバーン]|ああいう光景を見せられると、~
そんな気分にもなるがな。▼~
…女神アスタルテ、か……~
いったいどんな女か、~
面を拝むまでは死ねんな。▼
(画面暗転後、セーブ画面へ)
*ハード [#s47beee4]
**オープニングシナリオ [#n87047c5]
:[ティバーン]|なんだ、まだ起きてたのか?▼
:[エリンシア]|アムリタ様のお加減が…気掛かりで、~
どんなご様子なのですか?▼
:[ティバーン]|リュシオンの呪歌を聞かせて、~
なんとか落ち着かせた。▼
:[エリンシア]|……そうですか。▼
>ペレアス生存時
:[ティバーン]|息子のほうはどうした?▼
~
:[エリンシア]|もう休まれています。~
…たび重なる戦いで……~
たいへんお疲れのご様子です。▼
~
:[ティバーン]|……▼
:[ティバーン]|あの女が黒竜王の娘だってのは、~
意外に真実かも知れんぞ。▼~
なにしろこの俺が、~
女1人を押さえつけるのに~
あれだけてこずらされたんだからな。▼
:[エリンシア]|私はゴルドア王に~
お会いしたことがありませんので…~
確かなことは申せませんが、▼~
アムリタ様とクルトナーガ王子は…~
面差しや雰囲気がとても~
よく似ておられると思います。▼
:[ティバーン]|そうか…ベオクは~
そうやって判断するのか。▼
:[エリンシア]|ラグズは、どうなさるんですか?▼
:[ティバーン]|主に匂いだな。▼~
ラグズとベオクは大きく違うし、~
ラグズの中でも種に応じて違う。~
…俺たちはそうやって個体を見分ける。▼~
が、あのアムリタという女は……~
どこかおかしい。▼
:[エリンシア]|え…?▼
:[ティバーン]|あの女には特有の匂いがない。~
何にも属さん。▼
:[エリンシア]|良くない言葉ですが……~
俗に”印付き”と~
呼ばれる方なのでしょうか?▼
:[ティバーン]|黒竜王がベオクと交わったとでも?~
それは、天地がひっくりかえっても~
ありえねえ話だろうぜ。▼~
”親無し”は、むしろ~
ベオクに近い匂いがするって話だ。~
それでもないから…分からん。▼
:[エリンシア]|そういえば…あの方は~
不思議なことを仰っていました。▼~
ペレアス様を身篭って…~
そのために力を失ったと……▼
:[ティバーン]|……じゃあ、あれか…~
言い伝えは本当だったってことに……▼~
!?▼~
:[エリンシア]|ティバーン様?▼
:[???]|…ラグズとベオクが交わらば~
女神の禁忌を犯すと申しますな。▼
:[ティバーン]|………▼
:[???]|子を成せば…その咎は~
ラグズの親に表れるとか……▼~
なれば、勇猛なる鷹王と~
我が麗しき女王陛下の~
仲睦まじきこの場に立ち入るのは、~
むしろ親切ともいえる行為。▼
:[エリンシア]|あ…▼
:[ユリシーズ]|夕闇より、突如現われいでたる~
我が身の無礼……~
なにとぞご容赦いただきたい。▼
:[ティバーン]|………呪文か?▼
:[エリンシア]|ユリシーズ!▼
:[ユリシーズ]|おぉ、エリンシア様っ!▼~
長く御前を離れておりました~
不忠不義……このユリシーズ、~
海より深くお詫びいたしますぞ。▼
:[エリンシア]|無事だったのですね!?~
私、どんなに心配したか…~
ユリシーズ…!▼~
……また会えてよかった…!▼
:[ティバーン]|感動の再会に水を差して悪いが…~
クリミアの道化文官よ、~
おまえどこから湧いて出たんだ?▼
:[ユリシーズ]|これは失礼を致しました。~
女王陛下とは数ヶ月による長き日々を~
離れておりましたゆえ、▼~
再会の感激は抑えがたきものでした。▼~
本来、陛下のもっとも近くに侍るべき~
この卑しき身が御前を離れていたのです。▼~
フェニキス王におかれては、~
ご不審はごもっともかと存じますが、~
これにはやむを得ぬ事由がございまして。▼~
どうかご寛恕いただきたく……▼
:[ティバーン]|”ご不審”には思ってねえが、~
御託はいいから、その事情とやらを~
さっさと説明してくれ。▼
:[ユリシーズ]|………ふむ。~
空の王者殿はことのほか~
気が急いておられるご様子。▼~
それでは……ご足労ですが、~
陣の外までおいで願えますかな。▼~
千もの言葉をつくすより、~
ひと目、ご覧あそばすほうが~
理解が勝るとも申します。▼~
……できれば、優美なる白翼の君にも~
お運び願えればありがたく……▼
:[ティバーン]|リュシオンにも声をかけるんだな?~
待ってろ、すぐに連れて来よう。▼
:[エリンシア]|ティバーン様、~
お迎えには私が……▼
:[ティバーン]|いや、あんたは~
そいつとの再会を堪能しているがいい。~
俺はもう満腹だ。▼
:[ユリシーズ]|ご深慮に感謝いたします。▼
:[エリンシア]|ユリシーズ、あなたは~
いままでどこにいたのです?▼~
突然、連絡を絶ってしまって…~
とても心配していたのですよ。▼
:[ユリシーズ]|デインにて……~
長く探っていた”鍵”にめぐり合いまして。▼~
それ故、表より姿を消し、~
策謀を巡らしておりました。~
全てはクリミアの未来のために……▼
:[エリンシア]|??▼
:[ルキノ]|まったく、あなたの悪い癖ね。▼~
回りくどい説明は抜きにして、~
本題にたどり着くことは~
できないのかしら、ユリシーズ?▼
:[ユリシーズ]|我が心の主、ルキノよ!▼~
恋仲である我輩と離れ、~
愛しき君の寂寥の念は~
いかほどのものだったろうか!▼~
ささ、我輩の腕の中で~
感動の涙を流すがよろしかろう。▼
:[ルキノ]|結構よ。それより答えて。~
あなたは今までどこにいて~
いったい何をしていたというの?▼
:[ユリシーズ]|それについては……~
追ってゆるりと語り聞かせよう。▼~
しかし今宵はまず、~
然るべき再会劇がまだ控えている。~
全てはその後のこととしようではないか。▼
(画面暗転後、フードの男を連れたジョフレが登場)
:[エリンシア]|……ジョ…フレ?▼
:[ジョフレ]|!▼
:[エリンシア]|ジョフレ!~
あぁ…あなたも無事で……!!▼
:[ジョフレ]|エリンシア様…っ!▼
:[エリンシア]|……っ………~
……… ………▼
:[ジョフレ]|……私は生きています。~
私が…貴女を残して~
死ぬようなことはありません。▼
:[エリンシア]|…… …… ………~
ごめんなさ…い…▼~
私…あなたがここにいると…~
思いもしなかったから………▼
:[ジョフレ]|二度と…御身のお傍を離れません。~
我が女王陛下……▼
:[エリンシア]|ジョフレ……▼
:[フォルカ]|………おい。▼
:[ジョフレ]|…脅かさないでくれ、【火消し】殿。▼
:[フォルカ]|……半刻ほど前に例の小男が姿を消した。~
一応、報告しておこう。▼
:[エリンシア]|あなたは、確か……~
盗賊のフォルカ…さん?▼
:[ユリシーズ]|…例の男がどうしたと?▼
:[フォルカ]|逃げたようだな。▼
:[ユリシーズ]|『逃げるのを黙って見ていた』~
……そうではないのか?▼
:[フォルカ]|生憎だが、あの男の見張りは~
契約に入っていなかったんでな。▼
:[ユリシーズ]|…………では、~
追加で依頼するとしよう。~
即刻、あの男を探し出すのだ。▼
:[フォルカ]|…2000だ。▼
:[ユリシーズ]|それで構わん。~
すみやかに頼むぞ。▼
:[フォルカ]|承知した。▼
:[ジョフレ]|……それで…~
これからどうするんだ、ユリシーズ?▼
:[ユリシーズ]|………………▼
(画面暗転後、ティバーンがリュシオンを連れてくる)
:[ユリシーズ]|すみませぬが、ご一同…~
予期せぬ事態が起きてしまいました。▼~
また後ほど、お集まり~
いただくこととなりますが、~
どうかお許しくださいますよう……▼~
お願い申し上げる所存で。▼
:[ティバーン]|ずいぶんと~
勿体つけるじゃねえか。▼
:[ユリシーズ]|ことは重大かつ、繊細に扱うべき~
問題でありますれば……~
仕方なきこととご理解を賜りたく………▼
:[ティバーン]|わかった、わかった。~
もういい。▼
:[リュシオン]|こちらも、夜は得意ではありませんし…~
解散したほうがよさそうですね。▼
:[ユリシーズ]|さて、それでは我々も~
夜闇に安息を得ると致しましょうぞ。▼~
ジョフレ、手を貸してくれたまえ。~
この方を馬車までお連れしたい。▼
:[エリンシア]|…ルキノ、~
あの黒いマントの方は……~
どなたなのですか?▼
:[ルキノ]|私も気になったので、~
聞いてみたのですけれど……▼~
ユリシーズだけではなく、~
弟もはぐらかしてばかりで。▼
:[エリンシア]|ジョフレまで?~
では、余程の秘密なのかしら……▼
:[ルキノ]|まったく…困った男たちですわね。▼
(画面暗転後拠点画面へ)
**進撃前 [#nadfa8ea]
:[ジョフレ]|……という訳なのです。~
そこで、大変あつかましいのですが…~
ラグズの方々にご助勢いただきたいと……▼
:[ティバーン]|いいだろう。~
朝飯前の腹ごなしにはなる。▼
:[ライ]|こっちも、問題ない。▼
:[ジョフレ]|ありがとうございます!~
それでは、ご案内しますので~
私の後に……▼
:[ルキノ]|どうしたの?~
朝から騒がしい……▼
:[ジョフレ]|姉さん…エリンシア様も。▼
:[エリンシア]|【正の使徒】が現れたのですか?▼
:[ジョフレ]|いえ、それが…~
そちらとは別口で…その……~
申し訳ありません!▼~
急いでおりますので、説明は後ほど…!▼
:[ルキノ]|待ちなさい! ジョフレ!!▼~
…もう、いったい何のつもりなんでしょう。▼
:[エリンシア]|後を追いかけましょう。▼
:[ルキノ]|エリンシア様?▼
:[エリンシア]|ティバーン様にご協力を願い、~
私たちには事情を隠そうとする……~
きっと危険なことに違いありません。▼
:[ルキノ]|ええ、おそらく……▼
:[エリンシア]|もう、離れ離れになるのは嫌です。~
私たちは同じ隊の仲間……~
死ぬのも生きるのも共に。▼
:[ルキノ]|そうですね。▼
(画面暗転後、沼地)
:[エリンシア]|ユリシーズ!?~
これはいったい……▼
:[ジョフレ]|エリンシア様! 姉さん!~
あなたたちまで、どうして………▼
:[ルキノ]|そんなことより、説明して。~
どうしてこんな場所に~
”なりそこない”が居るのかを!▼
:[ユリシーズ]|中央にいる男――▼~
あの者が召喚の術によって~
哀れなるラグズたちを呼び出し、~
操っているのです。▼
:[リュシオン]|そんなことができるのか?▼
:[ユリシーズ]|あの男の名はイズカ……~
かつて狂王アシュナードの庇護下で~
生物研究を行なっていた学者です。▼~
”なりそこない”は、あの男の手によって~
造りだされしものなのです……▼
:[リュシオン]|な……っ!?▼
:[ティバーン]|…………俺たちの同胞を、~
玩具同然に扱ったのは………~
あの野郎なんだな?▼
:[ユリシーズ]|まごうことなき、真実にございます。▼
:[ティバーン]|……楽には死なせんぞ。▼
:[ユリシーズ]|どうぞご存分に。~
主たるイズカを倒せば、~
召喚された者たちも消えるはずです。▼~
そして我が女王よ、~
クリミア王家の臣たちよ。▼~
イズカは、我らにとっても~
許すことができぬ大罪を犯せし者。▼~
どうか手心を加えることがなきよう、~
心していただきたい。▼
:[エリンシア]|ユリシーズ、~
それはどういう……▼
:[ジョフレ]|お気をつけください!~
敵に動きが……!▼
(イズカ、なりそこないを召喚)
:[イズカ]|許さん、許さんぞ……▼~
私を…この天才イズカをこけにし…~
この私が心血を注いだ研究をも~
否定した愚物どもめ……!▼~
私の実験の成果を!~
その素晴らしさを!!~
身をもって味わうがいい!▼~
出でよ、どんどん出でよ!~
”なりそこない”どもよ!▼
:[エリンシア]|とにかく…~
このままにはしておけません。~
戦いましょう!▼
(部隊編成画面へ)
**進撃後 [#qe43aa34]
***エリンシア→フォルカ(ユリシーズで話していない時)[#u03...
:[エリンシア]|あの…フォルカさん。
:[フォルカ]|……
:[エリンシア]|【火消し】…さん?
:[フォルカ]|…………なんだ?
:[エリンシア] |あなたはいま~
とてもお暇そうですが…~
私たちにお力添え願えませんか?
:[フォルカ] |3000だな。
:[エリンシア] |3000…?
:[フォルカ] |……3000ゴールドで請け負う、~
という意味だ。
>3000ゴールド持っている
:[エリンシア] |わかりました。~
その額をお支払いします。
~
:[フォルカ] |ならば、契約成立だ。~
あんたの指示通り動いてやろう。
~
:[エリンシア] |よろしくお願いします。▼ ~
それで、あの…
~
:[フォルカ] |なんだ?
~
:[エリンシア] |どうしてそんなに~
お金が必要なのですか?
~
:[フォルカ] |10万だ。
~
:[エリンシア] |え…?
~
:[フォルカ] |その質問に答える代金だ。~
10万ゴールド…払うのか?
~
:[エリンシア] |……いえ…
~
:[フォルカ] |仕事に移ろう。~
さぁ、何から始める?
>3000ゴールド持っていない
:[エリンシア] |お金ですか……~
いますぐそれだけの大金を~
ご用意することは……
~
:[フォルカ] |ならば、話は終わりだ。
~
:[エリンシア] |あ…! …………
***ユリシーズ→フォルカ(エリンシアで話していない時) [#d7...
:[ユリシーズ] |さて、我が親愛なる共犯者よ。~
呪いに縛られたかのごとく~
動かぬその足を前に出させるには…▼~
幾らほど用立てれば良いのだ?▼
:[フォルカ] |……3000だ。▼
:[ユリシーズ] |…どうしたというのだ。~
これまでの設定金額から察するに~
かなりの破格であるようだが。▼
:[フォルカ] |あいつは気に入らん。~
その分は割り引いておく。▼
>3000ゴールド持っている時
:[ユリシーズ] |なるほど。~
ならばこちらに異存はない。~
即刻、取り掛かってくれ。▼
~
: [フォルカ] |わかった。▼
~
: [ユリシーズ] |さて、我輩も~
イズカ退治と参ろうか。▼
>3000ゴールド持ってない時
: [ユリシーズ] |なるほど。~
ならばこちらに異存はない。~
即刻…… ん?
~
: [フォルカ] |どうした?
~
: [ユリシーズ] |生憎、手持ちのゴールドが足りぬようだ。~
後ほどというわけには……
~
: [フォルカ] |あんたらしくない失態だな、~
フェール伯。~
金が無いならこれまでだ。
~
: [ユリシーズ] |……やはり、無理か。~
我輩としたことが……~
とんだ手抜かりをしたものだ。
***イズカ初戦時 [#m1e4968e]
: [イズカ] |生きる知の宝である私を~
傷つけるつもりかこの愚者ども!~
愚者は死ね!~
私を認めぬ者はみな死ね!
***エリンシアVSイズカ [#n7a29dcb]
: [イズカ] |クリミア女王エリンシア……!~
復讐のため、おまえも姿を現したか。
: [エリンシア] |復讐……?~
いったい何を……~
何のことを言っているのです?
***ルキノVSイズカ [#i7b683a6]
: [ルキノ] |あなたがクリミアに~
どんな仇をなしたのかは知らない。~
けれど…~
ラグズへの仕打ちだけで十分、~
斬り捨てる理由に成り得る……!
: [イズカ] |後悔するぞっ!~
私を斬らば…クリミアにとって~
不利益となるぞ!!
: [ルキノ] |…あなたの声など……~
人を不快にする雑音にしか聞こえない。
***ジョフレVSイズカ [#z58a6b39]
: [イズカ] |な……”なりそこない”どもの~
数が足りぬ!~
もっと……もっと多くの……
: [ジョフレ] |……あの【狂王】にさえ、~
ここまでの憎悪を抱くことは無かった。~
我が怒り…受けるがいい!
***ユリシーズVSイズカ [#g4f57adb]
: [イズカ] |わ、私を手にかけて~
本当によいのか?~
私の頭脳がなくなれば、~
おまえの望みをかなえる手段は~
もう他に…
: [ユリシーズ] |そなたの知力…確かに~
むざと捨てるには惜しいものではある。
: [イズカ] |おぉ…伯爵様!~
なんとお情け深き……
: [ユリシーズ] |我輩も生物の体組織には~
いささか見識がある。~
そなたのその類まれなる~
知識の源を…直に暴いてみることも~
やぶさかではないな。
: [イズカ] |こ…この…~
人でなしがっ!
: [ユリシーズ] |さよう。~
そなたの実験こそ~
すなわち人でなしの行為。~
死して後、とくと考えてみるがよい。
***フォルカVSイズカ [#b964a752]
: [イズカ] |ひぃっ!~
き、貴様は……!▼
: [フォルカ] |……闇に堕ちろ。▼
: [イズカ] |な…”なりそこない”を……!~
もっと…!!▼
***ツイハークVSイズカ [#tc8b3412]
: [ツイハーク] |イズカ殿……~
これが……~
あなたの本性だったのか。~
なぜこんな…残酷なことを。ラグズたちを……~
一体なんだと思っているんだ?
: [イズカ] |半獣は最高の実験材料だっ!~
それの何が悪いというのだ!!
: [ツイハーク] |怒りや憎しみに身を任せては~
いけないと……そう戒めてきた。~
それが彼女の言葉だった。~
だが…いまだけは……
***ティバーンVSイズカ [#mb33bbe6]
: [イズカ] |ひいぃっ……!?~
き、きさ、貴様はまさか……~
まさかあの……鷹王……!?
: [ティバーン] |諦めろ、てめえはもう終わりだ。~
楽な死に方はさせんぞ。
***ライVSイズカ [#c7898e65]
: [ライ] |おまえが…グリトネア塔の~
地下でおこなっていた……~
おぞましいラグズ実験の後……~
あそこにあった残骸…~
あそこで嗅いだ腐臭……~
いまでもよく覚えてる。~
……忘れられるはずもない!
: [イズカ] |何を言う!
あれは私の愛する実験の成果!~
すべてなのだぞ!
: [ライ] |獣牙の兄弟たちよ……~
見ててくれ。~
おまえたちの無念は~
オレの牙ではらしてやる!
***リュシオンVSイズカ [#t802985a]
: [イズカ] |白鷺……~
私の実験には不向きだな。~
扱いが難しすぎる。~
材料にするべきは、~
毒をのませたくらいでは~
死なぬ強靭な肉体でなければ……
: [リュシオン] |生来の姿を歪め、狂わせる……~
吐き気がするような~
忌まわしい所業……~
決して許させるものではない!
***ペレアスVSイズカ [#j9b11ca9]
: [ペレアス] |イズカ……!▼
: [イズカ] |これはこれは我が王子!~
いや、ペレアス王!!~
まさかご無事だったとは……▼~
てっきり石化しているとばかり~
思っていましたが。~
いや、めでたい!▼~
しかし、悲しい!~
私は悲しいですぞ!▼~
愚者どもに混じって王までが~
私を! 貧民層からあなたを見出し、~
心を込めて仕えたこの私を!!▼~
あなたが攻撃するとは!▼
: [ペレアス] |……君は元老院の~
手先だったそうだね……
: [イズカ] |ふん!~
なんだ、ばれていたのか。~
ならば取り繕う必要もない。▼~
知ってしまった以上…~
どうせおまえは、~
私を救ってはくれんのだろうからな▼。
: [ペレアス] |ほとんどの人が石となったいま…~
【血の誓約】はもう脅威ではない。▼~
だけど……君が僕を陥れ~
デイン国民の命を脅かしたことには~
なんら変わりがないんだ。▼~
答えろ、イズカ!~
なぜ僕を裏切った!?~
デイン王に誓った忠誠は嘘だったのか!▼
: [イズカ] |うるさい!~
私の研究に理解を示さない愚か者よ!!~
覚えている。 覚えているぞ。▼~
おまえは、この私より、~
たかがラグズ一匹の命を重んじたのだ。▼~
おまえのおかげで、私は思うような~
研究ができなかった!▼~
気弱なおまえを王子に仕立てて、~
思う存分デインで研究が~
できると思ったのに…▼
: [ペレアス] |!?~
…いま……なんて………▼
: [イズカ] |いいか、小僧。~
おまえはアシュナード王の~
血など引いていない。▼~
王の子に似た特徴を持つ者を~
この私が探しただけのこと。▼
: [ペレアス] |……だが……母上は…~
私を見て…実の息子に…~
間違いない…と………▼
: [イズカ] |あの女は、王に我が子を~
取り上げられて以来~
ろくに正気を保っておらんからな。▼~
実の子かどうかの区別など~
ついてはいなかったのだろうさ。▼
: [ペレアス] |う…あ……ああああああああ!!~
言うなぁああ!▼
***イズカ、撃破時 [#a04f76d6]
:[イズカ]|ぎゃひぃぃっ……!▼
(なりそこないが残っていた場合、同時にすべて倒れる)
:[ティバーン]|…屑が……!~
こんな奴の命1つ奪ったところで……~
何の慰めにもならん。▼
:[エリンシア]|……それでも…これでもう………~
ラグズの方々を悲しい呪縛に~
巻き込む者はいなくなりました。▼
:[リュシオン]|………▼
**エンドシナリオ [#ga4c7503]
:[ティバーン]|どうした?▼
(リュシオンの呪歌が流れる)
:[ライ]|狂わされ…利用され……~
死んでいった仲間たち………▼~
この歌で…魂だけでも~
救われましたかね……▼
:[エリンシア]|…ラグズの鎮魂歌ですね?▼
:[ティバーン]|亡くした友のために~
流された涙を歌にして捧げる……~
そんなようなことを謡っている。▼
:[エリンシア]|………ベオクの言い伝えでは…▼~
死者は…その者のために~
流された涙の分だけ…~
女神から安らぎを与えられると……▼
:[ティバーン]|ラグズも同じだ。~
生者の涙は、死者の魂を清め慰め…~
女神の元へと還らせる。▼~
安らぎをくれるのは……~
どっちの女神なんだろうな?▼
:[エリンシア]|【正】の女神アスタルテ~
【負】の女神ユンヌ………▼~
この世に神が……~
2人もおられたなんて……▼
:[ティバーン]|………▼
:[???]|おーい!~
フェール伯!!▼
(画面切り替わり)
:[ジョージ]|あんたから預かった~
黒マントの御仁がたいへんだぜ!▼
:[ユリシーズ]|なんと…!?▼
:[ジョージ]|なんか苦しそうにもがき始めたんだ。~
ダニエルが診てるけど…~
何の発作かわからないってさ。▼
:[ユリシーズ]|あれは病気などではない。~
…女王陛下、すぐに戻りましょう。~
何もかもお話ししますゆえ。▼
:[エリンシア]|え、ええ……▼
(画面暗転後、途中の小道でダニエルがやってくる)
:[ダニエル]|あぁ、よかった!~
私の力では、もう~
抑えてはいられなくて。▼
:[ユリシーズ]|すまない、世話をかけた。▼
:[ダニエル]|さぁ、早くこちらへ!▼
:[謎の男]|ぐっ ぐわっあっ~
あ…あぁ ぐ うぅ▼
:[ユリシーズ]|どうか、しっかりなさって!~
お気を確かに…▼~
何卒、~
落ち着いてくださいませ!▼~
レニング様っ!▼
(フードが取られ、レニングの顔が見える)
:[エリンシア]|…っ!?▼
:[ルキノ]|そ…んな……▼
:[エリンシア]|……叔父様っ!~
レニング叔父様っ!!~
生きて…生きておられたのですね!?▼
:[レニング]|ぐっ… ぐわぁああ!~
ぐぐ…ぐ……▼
:[エリンシア]|どうしたのですか、叔父様っ!?~
しっかりしてください!~
私です! エリンシアです!▼
:[ユリシーズ]|無駄です、女王陛下……~
レニング様は精神を破壊されておられる。~
……”なりそこない”の薬によって▼
:[エリンシア]|そんな…!~
そんな馬鹿なことが…~
叔父様っ! 叔父様っ!!▼~
しっかりして……!~
叔父様ぁーーーーーーーーーーっ!!▼
(画面暗転後、テントの中)
:[エリンシア]|………▼
:[ルキノ]|いったい、どういうことなのか……~
納得のいくように説明して。▼
:[ユリシーズ]|我輩は、あの戦いの折…▼
(ベウフォレスとレニングの一枚絵)
:[ユリシーズ]|対峙してすぐに気づいたのだ。~
狂王の【四駿】ベウフォレスこそ……~
我が主君に間違いないと。▼~
それ故、一旦は死したと見せかけ~
我がフェールの城に連れ帰って、~
密かに治療を施していた。▼~
体の傷はほどなく癒えた…しかし……~
精神は混乱したまま、~
いっこうに回復する気配もなかった。▼~
そこで我輩は【火消し】を使い、~
レニング様を元に戻す手立てを~
探らせていたのだ。▼~
手がかりを得たのは、~
奇しくも我輩がデインへ~
足を踏み入れてすぐのことだった。▼
(イズカの一枚絵に切り替わる)
:[ユリシーズ]|レニング様はイズカなる男の~
人体実験により、このような姿にされた。~
そしてその男は…▼~
新しきデイン王の側近となり、~
我輩の目の前にいると……!▼~
我輩はすぐさま行動を起した。~
【火消し】と共に、イズカを拉致し…~
フェール城まで戻ったのだ。▼
(元の会話画面へ)
:[ルキノ]|あきれた人ね……~
他国の重鎮を攫ったあげく、~
クリミアに戻って来ていたですって?▼~
私たちには、何一つ、~
知らせもしないなんて……!▼
:[ジョフレ]|姉さん、ユリシーズは……~
レニング様を回復させる手段が~
見つからなかった場合を考え…▼~
隠しておくほうがいいと判断したんだ。~
それで……▼
:[ルキノ]|………………~
それで…どうなの?~
レニング様は…元に戻られる?▼
:[ユリシーズ]|イズカを責め、口を割らせた。▼~
ベオクの場合……~
そもそも薬の効きめそのものが~
ラグズのそれよりは軽いようだ。▼~
化身することがない分、~
体にかかる負担も減る……▼~
その分…長い期間、~
生きたまま苦しみ続ける。▼~
薬が切れると、想像できぬほどの~
激痛が全身を苛む……▼~
それ故に、レニング様は~
狂王に屈し…その配下と~
ならねばならなかったのだと……▼
:[エリンシア]|うっ… うぅ…っ!▼
:[ユリシーズ]|女王陛下……~
あの狡猾なる男は、▼~
自分を解放するならば、~
レニング様をお治しする薬を作ろうと~
取引を持ちかけて参りました。▼
:[ジョフレ]|薬を作らせたのか!?▼
:[ユリシーズ]|いいや。~
即座に断った。▼
:[ルキノ]|何故、そんなまねを…!▼
:[ユリシーズ]|……あの男は知らず、~
我らのみが知る方法がある。▼~
我輩の頭脳は、それを鮮明に~
思い出させてくれたのでね。▼
:[ルキノ]|【再生】の呪歌…!▼~
レニング様のいまの状態が~
”なりそこない”と同じ薬で~
引き起こされているなら……▼
:[ユリシーズ]|おぉ、流石はルキノ…!~
君はいつでも聡明だ。▼
:[エリンシア]|リュシオン様っ!!~
どうかお願いします…▼~
叔父を…レニングを~
リュシオン様の呪歌でお救いくださいっ!▼
:[リュシオン]|…………わかった。~
やってみよう。▼
:[エリンシア]|あ… 感謝します!~
リュシオン様……!▼
:[リュシオン]|少し、時間がほしい。~
準備が必要なのだ。▼
:[ティバーン]|おい、安請け合いして大丈夫か?▼~
【再生】の呪歌ってのは、~
ひとりでは十分な効力を~
発揮しない代物だったろう。▼
:[リュシオン]|…そのとおりです。~
しかしラグズたちと違い……~
レニング殿は薬の効果が薄い。▼~
いまの世界は【正】の気に満ちていて、~
私の力は増しています。~
相乗効果があると思いませんか?▼
:[ティバーン]|……確かに。~
だが、やりすぎて……▼
:[リュシオン]|『ぶっ倒れるな』…でしょう?~
わかっています。▼~
ティバーン……~
どうか私を信じてください。~
お願いします。▼
:[ティバーン]|わかった。~
俺は黙って見てることにする。▼
:[リュシオン]|ありがとうございます。▼
(画面暗転後、広場の魔法陣の上にあおむけのレニング。リュ...
(魔法陣が光に包まれる)
:[レニング]|…グ……ガ………~
ガァ…ア………(自動送り)
:[エリンシア]|叔父様っ……!(自動送り)
:[レニング]|…………ぅ……(自動送り)
:[リュシオン]|……成功したようだ。~
目を覚ませば、~
元に戻っているだろう。▼
:[エリンシア]|あぁ……!!~
ありがとうございます!▼
(画面暗転後、林の中)
:[ライ]|…王子、大丈夫ですか?▼
:[ティバーン]|満足そうに眠っている。~
心配いらんだろう。▼
:[ライ]|女神アスタルテに~
感謝すべきなんですかねえ?▼~
正の気によって~
リュシオン王子の力が増し、~
レニング殿を救ったんですから。▼
:[ティバーン]|ああいう光景を見せられると、~
そんな気分にもなるがな。~
だが…それはまた別の話だ。▼~
おまえ、また~
正の気に流されてねえだろうな?▼
:[ライ]|だいじょうぶですって。~
オレは…自分を見失いません。▼~
女神が敵だとしても……~
戦いますよ、最後まで。▼
:[ティバーン]|女神アスタルテ……~
いったいどんな女か、~
面を拝むまでは死ねんな。▼
:[ライ]|ですね。▼
'''(画面暗転後、セーブ画面へ)'''
*コメント(誤字・脱字報告) [#y107c0ce]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
~
#contents
~
*ノーマル [#s0fac9ee]
**オープニングシナリオ [#af6ab9c9]
:[エリンシア]|アムリタ様は……大丈夫でしょうか。~
今は、どんなご様子ですか?▼
:[ティバーン]|リュシオンの呪歌を聞かせて、~
なんとか落ち着かせた。▼
:[エリンシア]|……そうですか。▼
>ペレアス生存時追加
:[ティバーン]|息子のほうはどうした?▼
~
:[エリンシア]|もう休まれています。~
…たび重なる戦いで……~
たいへんお疲れのご様子です。▼
~
:[ティバーン]|……息子のほうは、~
母親とは似つかぬほど軟弱だな。~
だが…あの母親…▼
:[ティバーン]|あの女が黒竜王の娘だってのは、~
意外に真実かも知れんぞ。▼~
なにしろこの俺が、~
女1人を押さえつけるのに~
あれだけてこずらされたんだからな。▼
:[エリンシア]|確かに、アムリタ様とクルトナーガ王子は~
面差しや雰囲気がとても~
よく似ておられると思います。▼
:[ティバーン]|そうか…ベオクは~
そうやって血縁関係を判断するのか。▼~
俺達ラグズは、主に匂いで判断するが…~
…あのアムリタという女は……~
どこかおかしい。▼~
あの女には特有の匂いがない。~
何にも属さん。▼
:[エリンシア]|そういえば…あの方は~
不思議なことを仰っていました。▼~
アムリタ様は、~
ペレアス様を身篭って…~
そのために力を失ったと……▼
:[ティバーン]|……じゃあ、あれか…~
言い伝えは本当だったってことか……▼
:[エリンシア]|言い伝え?▼
:[ティバーン]|ラグズとベオクが交わるのは、~
女神の禁忌とされている…▼~
もし、その禁忌を破り、子を成すと、~
その罰はラグズの親に現れる。~
親は、ラグズとしての力を失い…▼~
ラグズ…ベオク…~
そのどちらでもないものに~
なっちまうと…▼~
…!?▼
:[エリンシア]|ティバーン様?▼
:[???]|もし、その言い伝えが真ならば、~
勇猛なる鷹王と我が麗しき女王陛下の~
仲睦まじきこの場に立ち入るのは、▼~
むしろ親切な行為とも言えますな。▼
:[エリンシア]|あ…▼
:[ユリシーズ]|夕闇より、突如現われいでたる~
我が身の無礼……~
なにとぞご容赦いただきたい。▼
:[エリンシア]|ユリシーズ!▼
:[ユリシーズ]|長く御前を離れておりました~
不忠不義……このユリシーズ、~
海より深くお詫びいたします。▼
:[エリンシア]|無事だったのですね!?~
私、どんなに心配したか…▼
:[ティバーン]|感動の再会に水を差して悪いが…~
クリミアの道化文官よ、~
おまえどこから湧いて出たんだ?▼~
それに、今までどこで何をしていた。~
俺達には時間がないんだ。~
早く説明しろ。▼
:[ユリシーズ]|………ふむ。~
空の王者殿はことのほか~
気が急いておられるご様子。▼~
それでは……説明いたしますゆえ、~
ご足労ですが、~
陣の外までおいで願えますかな。▼~
……できれば、優美なる白翼の君にも~
足をお運び願えればありがたく……▼
:[ティバーン]|リュシオンも呼んでくればいいんだな?~
まったく…~
もっと簡潔には話せないもんかね…▼
:[ルキノ]|あなたの悪い癖ね。~
回りくどい説明は抜きにして、~
本題にたどり着くことはできないのかしら?▼
:[ユリシーズ]|我が心の主、ルキノよ!~
恋仲である我輩と離れ、~
愛しき君の寂寥の念は▼~
いかほどのものだったろうか!~
ささ、我輩の腕の中で~
感動の涙を流すがよろしかろう。▼
:[ルキノ]|…結構よ。▼
>(画面暗転後、フードの男を連れたジョフレが登場)
:[エリンシア]|……ジョ…フレ?▼
:[ジョフレ]|!▼
:[エリンシア]|ジョフレ!~
あぁ…あなたも無事で……!!▼
:[ジョフレ]|エリンシア様…~
二度と…御身のお傍を離れません。~
我が女王陛下……▼
:[エリンシア]|ジョフレ…よかった…▼
:[フォルカ]|………おい。▼
:[ジョフレ]|…脅かさないでくれ、フォルカ殿。▼~
エリンシア様、彼は、ユリシーズ様が~
雇っていらっしゃる、密偵です。~
通称…【火消し】のフォルカ。▼
:[フォルカ]|……半刻ほど前に~
捕らえていた例の男が姿を消した。~
…逃げたようだ。▼
:[ユリシーズ]|…あの男が逃げただと…?~
何ということ……▼~
では、追加で依頼するとしよう。~
即刻、あの男を探し出すのだ。▼
:[フォルカ]|…2000ゴールドだ。▼
:[ユリシーズ]|それで構わん。~
すみやかに頼むぞ。▼
:[フォルカ]|承知した。▼
(画面暗転後、ティバーンがリュシオンを連れてやってくる)
:[ユリシーズ]|すみませぬが、ご一同…~
予期せぬ事態が起きてしまいました。▼~
逃亡した男を捕らえた後で、~
またお集まりいただけませぬでしょうか。▼
:[リュシオン]|仕方ありません。~
こちらも、夜は得意ではありませんし…~
解散したほうがよさそうですね。▼
:[ユリシーズ]|ジョフレ、手を貸してくれたまえ。~
この方を馬車までお連れしたい。▼
:[エリンシア]|…ルキノ、~
あの黒いマントの方は……~
どなたなのですか?▼
:[ルキノ]|私も気になったので、~
聞いてみたのですけれど……▼~
ユリシーズだけではなく、~
弟もはぐらかしてばかりで。▼
:[エリンシア]|ジョフレまで?~
では、余程の秘密なのかしら……▼
:[ルキノ]|先程の逃げ出した男と言い、~
黒いマントの男と言い…~
秘密だらけで困った男達ですわね。▼
(画面暗転後、拠点画面へ)
**進撃前 [#h1d1a6fe]
:[ジョフレ]|……という訳なのです。▼~
そこで、大変あつかましいのですが…~
例の昨晩逃げた男を捕まえるために…~
ラグズの方々にご助勢いただきたいと……▼
:[ティバーン]|いいだろう。~
朝飯前の腹ごなしにはなる。▼
:[ジョフレ]|ありがとうございます!~
それでは、ご案内しますので~
私の後に……▼
:[ルキノ]|どうしたの?~
朝から騒がしい……▼
:[エリンシア]|【正の使徒】が現れたのですか?▼
:[ジョフレ]|いえ、それが…~
そちらとは別口で…その……~
申し訳ありません!▼~
急いでおりますので、説明は後ほど…!▼
:[ルキノ]|待ちなさい! ジョフレ!!~
…もう、いったい何のつもりなんでしょう。▼
:[エリンシア]|…後を追いかけましょう。▼
(画面暗転後、沼地)
:[エリンシア]|ユリシーズ!?~
これはいったい……▼
:[ジョフレ]|エリンシア様! 姉さん!~
あなたたちまで、どうして………▼
:[ルキノ]|そんなことより、説明して。~
どうしてこんな場所に~
”なりそこない”が居るのかを!▼
:[ユリシーズ]|中央にいる男――~
あの者が召喚の術によって▼~
”なりそこない”となった~
哀れなるラグズたちを呼び出し、~
操っているのです。▼~
彼こそ、昨晩我々の元から逃亡し、~
フォルカ殿に再び見つけてもらった~
問題の男…▼~
あの男の名はイズカ……~
”なりそこない”は、あの男の手によって~
造りだされしものなのです……▼
:[ティバーン]|!…………俺たちの同胞を、~
玩具同然に扱ったのは………~
あの野郎なんだな?▼~
……楽には死なせんぞ。▼
(イズカ、なりそこないを召喚)
:[イズカ]|許さん、許さんぞ……~
私を…この天才イズカをこけにし…▼~
この私が心血を注いだ研究をも~
否定した愚物どもめ……!~
私の実験の成果を身をもって味わえ!▼~
出でよ、どんどん出でよ!~
”なりそこない”どもよ!▼
:[エリンシア]|とにかく…~
このままにはしておけません。~
戦いましょう!▼
(部隊編成画面へ)
**進撃後 [#v75e6b70]
**エンドシナリオ [#ga4c6603]
:[ティバーン]|…屑が……!~
こんな奴の命1つ奪ったところで……~
何の慰めにもならん。▼
:[エリンシア]|……それでも…これでもう………~
ラグズの方々を悲しい呪縛に~
巻き込む者はいなくなりました。▼
:[リュシオン]|………▼
(リュシオンの呪歌が流れる)
:[ライ]|狂わされ…死んでいった仲間たち……~
この鎮魂歌で…魂だけでも~
救われましたかね……▼
:[???]|おーい!~
ユリシーズ殿!!▼
:[ジョージ]|あんたから預かった~
黒マントの御仁がたいへんだぜ!~
なんか苦しそうにもがき始めたんだ。▼
:[ユリシーズ]|なんと…!?~
…女王陛下、すぐに戻りましょう。~
何もかもお話ししますゆえ。▼
(画面暗転後、途中の小道でダニエルがやってくる)
:[ダニエル]|あぁ、よかった!~
私の力では、もう~
抑えてはいられなくて。▼~
さぁ、早くこちらへ!▼
:[謎の男]|ぐっ ぐわっあっ~
あ…あぁ ぐ うぅ▼
:[ユリシーズ]|どうか、しっかりなさって!~
お気を確かに…▼~
何卒、~
落ち着いてくださいませ!▼~
レニング様っ!▼
(フードが取れ、レニングの顔が見える)
:[エリンシア]|…っ!?▼~
……叔父様っ!~
レニング叔父様っ!!~
生きて…生きておられたのですね!?▼
:[レニング]|ぐっ… ぐわぁああ!~
ぐぐ…ぐ……▼
:[エリンシア]|どうしたのですか、叔父様っ!?~
しっかりしてください!~
私です! エリンシアです!▼
:[ユリシーズ]|無駄です、女王陛下……~
レニング様は精神を破壊されておられる。~
……”なりそこない”の薬によって▼
:[エリンシア]|そんな…!~
そんな馬鹿なことが…~
叔父様っ! 叔父様っ!!▼~
しっかりして……!~
叔父様ぁーーーーーーーーーーっ!!▼
(画面暗転後、テントの中横たわるレニングの姿が流れる)
:[エリンシア]|………▼
:[ティバーン]|さっきのは…一体なんだったんだ?~
あの男は一体……▼
:[ユリシーズ]|あれは…~
先のクリミア王の弟君…レニング様です。▼~
エリンシア様にとっては、~
叔父にあたるお方。▼~
本来ならば、次の王に~
なられるはずでしたが…▼~
3年前のデイン急襲の折、~
亡くなったとされていたのです。▼
:[ティバーン]|やはり、そうか。~
しかし、あの様子は一体…?▼
:[ルキノ]|ユリシーズ、~
いい加減、どういうことなのか……~
納得のいくように説明して。▼
:[ユリシーズ]|…3年前の戦いで亡くなったとされていた~
レニング様ですが…~
実は亡くなってはいなかったのです。▼
(ベウフォレスとレニングの一枚絵)
:[ユリシーズ]|レニング様は、デイン軍に~
殺されたのではなく…▼~
不意打ちによって深手を負わされ、~
連れ去られていたのです。~
その強さを利用するために…▼~
そして、狂王アシュナードによって、~
”なりそこない”の薬を与えられ…~
精神を破壊されて、狂王の【四駿】~
ベウフォレスとされていました。▼~
それ故、3年前に一旦は~
エリンシア様たちに倒されたと見せかけて~
密かにわが城に連れ帰り、~
懸命に治療を施していたのです。▼~
しかし……~
精神は混乱したまま、~
いっこうに回復する気配もない…▼~
そこで我輩はフォルカを密偵として使い、~
レニング様を元に戻す手立てを~
探らせていたのです。▼
(イズカの一枚絵に切り替わる)
:[ユリシーズ]|黒幕はすぐに判明しました。~
レニング様はイズカなる男の人体実験で、~
このような姿にされてしまった…▼~
そしてその男は…~
新しきデイン王の側近となり、~
我輩の目の前にいたのです……!▼~
我輩はすぐさま行動を起しました。~
イズカを拉致したのです。~
”なりそこない”を治療させるために。▼
(元の会話画面へ)
:[ユリシーズ]|フェール城に戻ると、~
イズカを責め、口を割らせました。▼~
ベオクの場合……~
そもそも薬の効きめそのものが~
ラグズのそれよりは軽いようです。▼~
あの狡猾なる男は、~
自分を解放するならば、~
治療薬を作ると取引を持ちかけてきました。▼
:[ジョフレ]|薬を作らせたのか!?▼
:[ユリシーズ]|いいや。~
即座に断りました。▼~
もっと…~
確実でよい方法があるので…▼
:[ルキノ]|【再生】…の呪歌…!▼
:[エリンシア]|リュシオン様っ!!~
どうかお願いします…~
叔父を…レニングをお救いくださいっ!▼
:[リュシオン]|…………わかった。~
やってみよう。▼
:[エリンシア]|感謝します!~
リュシオン様……!▼
:[リュシオン]|少し、時間がほしい。~
準備が必要なのだ。▼
:[ティバーン]|おい、安請け合いして大丈夫か?▼~
【再生】の呪歌ってのは、~
ひとりでは十分な効力を~
発揮しない代物だったろう。▼
:[リュシオン]|…そのとおりです。~
しかしラグズたちと違い……~
レニング殿は薬の効果が薄い。▼~
いまの世界は【正】の気に満ちていて、~
私の力は増しています。~
相乗効果があると思いませんか?▼
:[ティバーン]|……確かに。~
だが、やりすぎて……▼
:[リュシオン]|『ぶっ倒れるな』…でしょう?~
わかっています。~
どうか私を信じてください。▼
(画面暗転後、魔法陣にあおむけのレニング。リュシオンの呪...
:[レニング]|…グ……ガ………~
ガァ…ア………(自動送り)
:[エリンシア]|叔父様っ……!(自動送り)
:[レニング]|…………ぅ……(自動送り)
:[リュシオン]|……成功したようだ。~
目を覚ませば、~
元に戻っているだろう。▼
:[エリンシア]|あぁ……!!~
ありがとうございます!▼
(画面暗転後、林の中)
:[ライ]|…リュシオン王子、大丈夫ですか?▼
:[ティバーン]|満足そうに眠っている。~
心配いらんだろう。▼
:[ライ]|女神アスタルテに~
感謝すべきなんですかねえ?▼~
正の気によって~
リュシオン王子の力が増し、~
レニング殿を救ったんですから。▼
:[ティバーン]|ああいう光景を見せられると、~
そんな気分にもなるがな。▼~
…女神アスタルテ、か……~
いったいどんな女か、~
面を拝むまでは死ねんな。▼
(画面暗転後、セーブ画面へ)
*ハード [#s47beee4]
**オープニングシナリオ [#n87047c5]
:[ティバーン]|なんだ、まだ起きてたのか?▼
:[エリンシア]|アムリタ様のお加減が…気掛かりで、~
どんなご様子なのですか?▼
:[ティバーン]|リュシオンの呪歌を聞かせて、~
なんとか落ち着かせた。▼
:[エリンシア]|……そうですか。▼
>ペレアス生存時
:[ティバーン]|息子のほうはどうした?▼
~
:[エリンシア]|もう休まれています。~
…たび重なる戦いで……~
たいへんお疲れのご様子です。▼
~
:[ティバーン]|……▼
:[ティバーン]|あの女が黒竜王の娘だってのは、~
意外に真実かも知れんぞ。▼~
なにしろこの俺が、~
女1人を押さえつけるのに~
あれだけてこずらされたんだからな。▼
:[エリンシア]|私はゴルドア王に~
お会いしたことがありませんので…~
確かなことは申せませんが、▼~
アムリタ様とクルトナーガ王子は…~
面差しや雰囲気がとても~
よく似ておられると思います。▼
:[ティバーン]|そうか…ベオクは~
そうやって判断するのか。▼
:[エリンシア]|ラグズは、どうなさるんですか?▼
:[ティバーン]|主に匂いだな。▼~
ラグズとベオクは大きく違うし、~
ラグズの中でも種に応じて違う。~
…俺たちはそうやって個体を見分ける。▼~
が、あのアムリタという女は……~
どこかおかしい。▼
:[エリンシア]|え…?▼
:[ティバーン]|あの女には特有の匂いがない。~
何にも属さん。▼
:[エリンシア]|良くない言葉ですが……~
俗に”印付き”と~
呼ばれる方なのでしょうか?▼
:[ティバーン]|黒竜王がベオクと交わったとでも?~
それは、天地がひっくりかえっても~
ありえねえ話だろうぜ。▼~
”親無し”は、むしろ~
ベオクに近い匂いがするって話だ。~
それでもないから…分からん。▼
:[エリンシア]|そういえば…あの方は~
不思議なことを仰っていました。▼~
ペレアス様を身篭って…~
そのために力を失ったと……▼
:[ティバーン]|……じゃあ、あれか…~
言い伝えは本当だったってことに……▼~
!?▼~
:[エリンシア]|ティバーン様?▼
:[???]|…ラグズとベオクが交わらば~
女神の禁忌を犯すと申しますな。▼
:[ティバーン]|………▼
:[???]|子を成せば…その咎は~
ラグズの親に表れるとか……▼~
なれば、勇猛なる鷹王と~
我が麗しき女王陛下の~
仲睦まじきこの場に立ち入るのは、~
むしろ親切ともいえる行為。▼
:[エリンシア]|あ…▼
:[ユリシーズ]|夕闇より、突如現われいでたる~
我が身の無礼……~
なにとぞご容赦いただきたい。▼
:[ティバーン]|………呪文か?▼
:[エリンシア]|ユリシーズ!▼
:[ユリシーズ]|おぉ、エリンシア様っ!▼~
長く御前を離れておりました~
不忠不義……このユリシーズ、~
海より深くお詫びいたしますぞ。▼
:[エリンシア]|無事だったのですね!?~
私、どんなに心配したか…~
ユリシーズ…!▼~
……また会えてよかった…!▼
:[ティバーン]|感動の再会に水を差して悪いが…~
クリミアの道化文官よ、~
おまえどこから湧いて出たんだ?▼
:[ユリシーズ]|これは失礼を致しました。~
女王陛下とは数ヶ月による長き日々を~
離れておりましたゆえ、▼~
再会の感激は抑えがたきものでした。▼~
本来、陛下のもっとも近くに侍るべき~
この卑しき身が御前を離れていたのです。▼~
フェニキス王におかれては、~
ご不審はごもっともかと存じますが、~
これにはやむを得ぬ事由がございまして。▼~
どうかご寛恕いただきたく……▼
:[ティバーン]|”ご不審”には思ってねえが、~
御託はいいから、その事情とやらを~
さっさと説明してくれ。▼
:[ユリシーズ]|………ふむ。~
空の王者殿はことのほか~
気が急いておられるご様子。▼~
それでは……ご足労ですが、~
陣の外までおいで願えますかな。▼~
千もの言葉をつくすより、~
ひと目、ご覧あそばすほうが~
理解が勝るとも申します。▼~
……できれば、優美なる白翼の君にも~
お運び願えればありがたく……▼
:[ティバーン]|リュシオンにも声をかけるんだな?~
待ってろ、すぐに連れて来よう。▼
:[エリンシア]|ティバーン様、~
お迎えには私が……▼
:[ティバーン]|いや、あんたは~
そいつとの再会を堪能しているがいい。~
俺はもう満腹だ。▼
:[ユリシーズ]|ご深慮に感謝いたします。▼
:[エリンシア]|ユリシーズ、あなたは~
いままでどこにいたのです?▼~
突然、連絡を絶ってしまって…~
とても心配していたのですよ。▼
:[ユリシーズ]|デインにて……~
長く探っていた”鍵”にめぐり合いまして。▼~
それ故、表より姿を消し、~
策謀を巡らしておりました。~
全てはクリミアの未来のために……▼
:[エリンシア]|??▼
:[ルキノ]|まったく、あなたの悪い癖ね。▼~
回りくどい説明は抜きにして、~
本題にたどり着くことは~
できないのかしら、ユリシーズ?▼
:[ユリシーズ]|我が心の主、ルキノよ!▼~
恋仲である我輩と離れ、~
愛しき君の寂寥の念は~
いかほどのものだったろうか!▼~
ささ、我輩の腕の中で~
感動の涙を流すがよろしかろう。▼
:[ルキノ]|結構よ。それより答えて。~
あなたは今までどこにいて~
いったい何をしていたというの?▼
:[ユリシーズ]|それについては……~
追ってゆるりと語り聞かせよう。▼~
しかし今宵はまず、~
然るべき再会劇がまだ控えている。~
全てはその後のこととしようではないか。▼
(画面暗転後、フードの男を連れたジョフレが登場)
:[エリンシア]|……ジョ…フレ?▼
:[ジョフレ]|!▼
:[エリンシア]|ジョフレ!~
あぁ…あなたも無事で……!!▼
:[ジョフレ]|エリンシア様…っ!▼
:[エリンシア]|……っ………~
……… ………▼
:[ジョフレ]|……私は生きています。~
私が…貴女を残して~
死ぬようなことはありません。▼
:[エリンシア]|…… …… ………~
ごめんなさ…い…▼~
私…あなたがここにいると…~
思いもしなかったから………▼
:[ジョフレ]|二度と…御身のお傍を離れません。~
我が女王陛下……▼
:[エリンシア]|ジョフレ……▼
:[フォルカ]|………おい。▼
:[ジョフレ]|…脅かさないでくれ、【火消し】殿。▼
:[フォルカ]|……半刻ほど前に例の小男が姿を消した。~
一応、報告しておこう。▼
:[エリンシア]|あなたは、確か……~
盗賊のフォルカ…さん?▼
:[ユリシーズ]|…例の男がどうしたと?▼
:[フォルカ]|逃げたようだな。▼
:[ユリシーズ]|『逃げるのを黙って見ていた』~
……そうではないのか?▼
:[フォルカ]|生憎だが、あの男の見張りは~
契約に入っていなかったんでな。▼
:[ユリシーズ]|…………では、~
追加で依頼するとしよう。~
即刻、あの男を探し出すのだ。▼
:[フォルカ]|…2000だ。▼
:[ユリシーズ]|それで構わん。~
すみやかに頼むぞ。▼
:[フォルカ]|承知した。▼
:[ジョフレ]|……それで…~
これからどうするんだ、ユリシーズ?▼
:[ユリシーズ]|………………▼
(画面暗転後、ティバーンがリュシオンを連れてくる)
:[ユリシーズ]|すみませぬが、ご一同…~
予期せぬ事態が起きてしまいました。▼~
また後ほど、お集まり~
いただくこととなりますが、~
どうかお許しくださいますよう……▼~
お願い申し上げる所存で。▼
:[ティバーン]|ずいぶんと~
勿体つけるじゃねえか。▼
:[ユリシーズ]|ことは重大かつ、繊細に扱うべき~
問題でありますれば……~
仕方なきこととご理解を賜りたく………▼
:[ティバーン]|わかった、わかった。~
もういい。▼
:[リュシオン]|こちらも、夜は得意ではありませんし…~
解散したほうがよさそうですね。▼
:[ユリシーズ]|さて、それでは我々も~
夜闇に安息を得ると致しましょうぞ。▼~
ジョフレ、手を貸してくれたまえ。~
この方を馬車までお連れしたい。▼
:[エリンシア]|…ルキノ、~
あの黒いマントの方は……~
どなたなのですか?▼
:[ルキノ]|私も気になったので、~
聞いてみたのですけれど……▼~
ユリシーズだけではなく、~
弟もはぐらかしてばかりで。▼
:[エリンシア]|ジョフレまで?~
では、余程の秘密なのかしら……▼
:[ルキノ]|まったく…困った男たちですわね。▼
(画面暗転後拠点画面へ)
**進撃前 [#nadfa8ea]
:[ジョフレ]|……という訳なのです。~
そこで、大変あつかましいのですが…~
ラグズの方々にご助勢いただきたいと……▼
:[ティバーン]|いいだろう。~
朝飯前の腹ごなしにはなる。▼
:[ライ]|こっちも、問題ない。▼
:[ジョフレ]|ありがとうございます!~
それでは、ご案内しますので~
私の後に……▼
:[ルキノ]|どうしたの?~
朝から騒がしい……▼
:[ジョフレ]|姉さん…エリンシア様も。▼
:[エリンシア]|【正の使徒】が現れたのですか?▼
:[ジョフレ]|いえ、それが…~
そちらとは別口で…その……~
申し訳ありません!▼~
急いでおりますので、説明は後ほど…!▼
:[ルキノ]|待ちなさい! ジョフレ!!▼~
…もう、いったい何のつもりなんでしょう。▼
:[エリンシア]|後を追いかけましょう。▼
:[ルキノ]|エリンシア様?▼
:[エリンシア]|ティバーン様にご協力を願い、~
私たちには事情を隠そうとする……~
きっと危険なことに違いありません。▼
:[ルキノ]|ええ、おそらく……▼
:[エリンシア]|もう、離れ離れになるのは嫌です。~
私たちは同じ隊の仲間……~
死ぬのも生きるのも共に。▼
:[ルキノ]|そうですね。▼
(画面暗転後、沼地)
:[エリンシア]|ユリシーズ!?~
これはいったい……▼
:[ジョフレ]|エリンシア様! 姉さん!~
あなたたちまで、どうして………▼
:[ルキノ]|そんなことより、説明して。~
どうしてこんな場所に~
”なりそこない”が居るのかを!▼
:[ユリシーズ]|中央にいる男――▼~
あの者が召喚の術によって~
哀れなるラグズたちを呼び出し、~
操っているのです。▼
:[リュシオン]|そんなことができるのか?▼
:[ユリシーズ]|あの男の名はイズカ……~
かつて狂王アシュナードの庇護下で~
生物研究を行なっていた学者です。▼~
”なりそこない”は、あの男の手によって~
造りだされしものなのです……▼
:[リュシオン]|な……っ!?▼
:[ティバーン]|…………俺たちの同胞を、~
玩具同然に扱ったのは………~
あの野郎なんだな?▼
:[ユリシーズ]|まごうことなき、真実にございます。▼
:[ティバーン]|……楽には死なせんぞ。▼
:[ユリシーズ]|どうぞご存分に。~
主たるイズカを倒せば、~
召喚された者たちも消えるはずです。▼~
そして我が女王よ、~
クリミア王家の臣たちよ。▼~
イズカは、我らにとっても~
許すことができぬ大罪を犯せし者。▼~
どうか手心を加えることがなきよう、~
心していただきたい。▼
:[エリンシア]|ユリシーズ、~
それはどういう……▼
:[ジョフレ]|お気をつけください!~
敵に動きが……!▼
(イズカ、なりそこないを召喚)
:[イズカ]|許さん、許さんぞ……▼~
私を…この天才イズカをこけにし…~
この私が心血を注いだ研究をも~
否定した愚物どもめ……!▼~
私の実験の成果を!~
その素晴らしさを!!~
身をもって味わうがいい!▼~
出でよ、どんどん出でよ!~
”なりそこない”どもよ!▼
:[エリンシア]|とにかく…~
このままにはしておけません。~
戦いましょう!▼
(部隊編成画面へ)
**進撃後 [#qe43aa34]
***エリンシア→フォルカ(ユリシーズで話していない時)[#u03...
:[エリンシア]|あの…フォルカさん。
:[フォルカ]|……
:[エリンシア]|【火消し】…さん?
:[フォルカ]|…………なんだ?
:[エリンシア] |あなたはいま~
とてもお暇そうですが…~
私たちにお力添え願えませんか?
:[フォルカ] |3000だな。
:[エリンシア] |3000…?
:[フォルカ] |……3000ゴールドで請け負う、~
という意味だ。
>3000ゴールド持っている
:[エリンシア] |わかりました。~
その額をお支払いします。
~
:[フォルカ] |ならば、契約成立だ。~
あんたの指示通り動いてやろう。
~
:[エリンシア] |よろしくお願いします。▼ ~
それで、あの…
~
:[フォルカ] |なんだ?
~
:[エリンシア] |どうしてそんなに~
お金が必要なのですか?
~
:[フォルカ] |10万だ。
~
:[エリンシア] |え…?
~
:[フォルカ] |その質問に答える代金だ。~
10万ゴールド…払うのか?
~
:[エリンシア] |……いえ…
~
:[フォルカ] |仕事に移ろう。~
さぁ、何から始める?
>3000ゴールド持っていない
:[エリンシア] |お金ですか……~
いますぐそれだけの大金を~
ご用意することは……
~
:[フォルカ] |ならば、話は終わりだ。
~
:[エリンシア] |あ…! …………
***ユリシーズ→フォルカ(エリンシアで話していない時) [#d7...
:[ユリシーズ] |さて、我が親愛なる共犯者よ。~
呪いに縛られたかのごとく~
動かぬその足を前に出させるには…▼~
幾らほど用立てれば良いのだ?▼
:[フォルカ] |……3000だ。▼
:[ユリシーズ] |…どうしたというのだ。~
これまでの設定金額から察するに~
かなりの破格であるようだが。▼
:[フォルカ] |あいつは気に入らん。~
その分は割り引いておく。▼
>3000ゴールド持っている時
:[ユリシーズ] |なるほど。~
ならばこちらに異存はない。~
即刻、取り掛かってくれ。▼
~
: [フォルカ] |わかった。▼
~
: [ユリシーズ] |さて、我輩も~
イズカ退治と参ろうか。▼
>3000ゴールド持ってない時
: [ユリシーズ] |なるほど。~
ならばこちらに異存はない。~
即刻…… ん?
~
: [フォルカ] |どうした?
~
: [ユリシーズ] |生憎、手持ちのゴールドが足りぬようだ。~
後ほどというわけには……
~
: [フォルカ] |あんたらしくない失態だな、~
フェール伯。~
金が無いならこれまでだ。
~
: [ユリシーズ] |……やはり、無理か。~
我輩としたことが……~
とんだ手抜かりをしたものだ。
***イズカ初戦時 [#m1e4968e]
: [イズカ] |生きる知の宝である私を~
傷つけるつもりかこの愚者ども!~
愚者は死ね!~
私を認めぬ者はみな死ね!
***エリンシアVSイズカ [#n7a29dcb]
: [イズカ] |クリミア女王エリンシア……!~
復讐のため、おまえも姿を現したか。
: [エリンシア] |復讐……?~
いったい何を……~
何のことを言っているのです?
***ルキノVSイズカ [#i7b683a6]
: [ルキノ] |あなたがクリミアに~
どんな仇をなしたのかは知らない。~
けれど…~
ラグズへの仕打ちだけで十分、~
斬り捨てる理由に成り得る……!
: [イズカ] |後悔するぞっ!~
私を斬らば…クリミアにとって~
不利益となるぞ!!
: [ルキノ] |…あなたの声など……~
人を不快にする雑音にしか聞こえない。
***ジョフレVSイズカ [#z58a6b39]
: [イズカ] |な……”なりそこない”どもの~
数が足りぬ!~
もっと……もっと多くの……
: [ジョフレ] |……あの【狂王】にさえ、~
ここまでの憎悪を抱くことは無かった。~
我が怒り…受けるがいい!
***ユリシーズVSイズカ [#g4f57adb]
: [イズカ] |わ、私を手にかけて~
本当によいのか?~
私の頭脳がなくなれば、~
おまえの望みをかなえる手段は~
もう他に…
: [ユリシーズ] |そなたの知力…確かに~
むざと捨てるには惜しいものではある。
: [イズカ] |おぉ…伯爵様!~
なんとお情け深き……
: [ユリシーズ] |我輩も生物の体組織には~
いささか見識がある。~
そなたのその類まれなる~
知識の源を…直に暴いてみることも~
やぶさかではないな。
: [イズカ] |こ…この…~
人でなしがっ!
: [ユリシーズ] |さよう。~
そなたの実験こそ~
すなわち人でなしの行為。~
死して後、とくと考えてみるがよい。
***フォルカVSイズカ [#b964a752]
: [イズカ] |ひぃっ!~
き、貴様は……!▼
: [フォルカ] |……闇に堕ちろ。▼
: [イズカ] |な…”なりそこない”を……!~
もっと…!!▼
***ツイハークVSイズカ [#tc8b3412]
: [ツイハーク] |イズカ殿……~
これが……~
あなたの本性だったのか。~
なぜこんな…残酷なことを。ラグズたちを……~
一体なんだと思っているんだ?
: [イズカ] |半獣は最高の実験材料だっ!~
それの何が悪いというのだ!!
: [ツイハーク] |怒りや憎しみに身を任せては~
いけないと……そう戒めてきた。~
それが彼女の言葉だった。~
だが…いまだけは……
***ティバーンVSイズカ [#mb33bbe6]
: [イズカ] |ひいぃっ……!?~
き、きさ、貴様はまさか……~
まさかあの……鷹王……!?
: [ティバーン] |諦めろ、てめえはもう終わりだ。~
楽な死に方はさせんぞ。
***ライVSイズカ [#c7898e65]
: [ライ] |おまえが…グリトネア塔の~
地下でおこなっていた……~
おぞましいラグズ実験の後……~
あそこにあった残骸…~
あそこで嗅いだ腐臭……~
いまでもよく覚えてる。~
……忘れられるはずもない!
: [イズカ] |何を言う!
あれは私の愛する実験の成果!~
すべてなのだぞ!
: [ライ] |獣牙の兄弟たちよ……~
見ててくれ。~
おまえたちの無念は~
オレの牙ではらしてやる!
***リュシオンVSイズカ [#t802985a]
: [イズカ] |白鷺……~
私の実験には不向きだな。~
扱いが難しすぎる。~
材料にするべきは、~
毒をのませたくらいでは~
死なぬ強靭な肉体でなければ……
: [リュシオン] |生来の姿を歪め、狂わせる……~
吐き気がするような~
忌まわしい所業……~
決して許させるものではない!
***ペレアスVSイズカ [#j9b11ca9]
: [ペレアス] |イズカ……!▼
: [イズカ] |これはこれは我が王子!~
いや、ペレアス王!!~
まさかご無事だったとは……▼~
てっきり石化しているとばかり~
思っていましたが。~
いや、めでたい!▼~
しかし、悲しい!~
私は悲しいですぞ!▼~
愚者どもに混じって王までが~
私を! 貧民層からあなたを見出し、~
心を込めて仕えたこの私を!!▼~
あなたが攻撃するとは!▼
: [ペレアス] |……君は元老院の~
手先だったそうだね……
: [イズカ] |ふん!~
なんだ、ばれていたのか。~
ならば取り繕う必要もない。▼~
知ってしまった以上…~
どうせおまえは、~
私を救ってはくれんのだろうからな▼。
: [ペレアス] |ほとんどの人が石となったいま…~
【血の誓約】はもう脅威ではない。▼~
だけど……君が僕を陥れ~
デイン国民の命を脅かしたことには~
なんら変わりがないんだ。▼~
答えろ、イズカ!~
なぜ僕を裏切った!?~
デイン王に誓った忠誠は嘘だったのか!▼
: [イズカ] |うるさい!~
私の研究に理解を示さない愚か者よ!!~
覚えている。 覚えているぞ。▼~
おまえは、この私より、~
たかがラグズ一匹の命を重んじたのだ。▼~
おまえのおかげで、私は思うような~
研究ができなかった!▼~
気弱なおまえを王子に仕立てて、~
思う存分デインで研究が~
できると思ったのに…▼
: [ペレアス] |!?~
…いま……なんて………▼
: [イズカ] |いいか、小僧。~
おまえはアシュナード王の~
血など引いていない。▼~
王の子に似た特徴を持つ者を~
この私が探しただけのこと。▼
: [ペレアス] |……だが……母上は…~
私を見て…実の息子に…~
間違いない…と………▼
: [イズカ] |あの女は、王に我が子を~
取り上げられて以来~
ろくに正気を保っておらんからな。▼~
実の子かどうかの区別など~
ついてはいなかったのだろうさ。▼
: [ペレアス] |う…あ……ああああああああ!!~
言うなぁああ!▼
***イズカ、撃破時 [#a04f76d6]
:[イズカ]|ぎゃひぃぃっ……!▼
(なりそこないが残っていた場合、同時にすべて倒れる)
:[ティバーン]|…屑が……!~
こんな奴の命1つ奪ったところで……~
何の慰めにもならん。▼
:[エリンシア]|……それでも…これでもう………~
ラグズの方々を悲しい呪縛に~
巻き込む者はいなくなりました。▼
:[リュシオン]|………▼
**エンドシナリオ [#ga4c7503]
:[ティバーン]|どうした?▼
(リュシオンの呪歌が流れる)
:[ライ]|狂わされ…利用され……~
死んでいった仲間たち………▼~
この歌で…魂だけでも~
救われましたかね……▼
:[エリンシア]|…ラグズの鎮魂歌ですね?▼
:[ティバーン]|亡くした友のために~
流された涙を歌にして捧げる……~
そんなようなことを謡っている。▼
:[エリンシア]|………ベオクの言い伝えでは…▼~
死者は…その者のために~
流された涙の分だけ…~
女神から安らぎを与えられると……▼
:[ティバーン]|ラグズも同じだ。~
生者の涙は、死者の魂を清め慰め…~
女神の元へと還らせる。▼~
安らぎをくれるのは……~
どっちの女神なんだろうな?▼
:[エリンシア]|【正】の女神アスタルテ~
【負】の女神ユンヌ………▼~
この世に神が……~
2人もおられたなんて……▼
:[ティバーン]|………▼
:[???]|おーい!~
フェール伯!!▼
(画面切り替わり)
:[ジョージ]|あんたから預かった~
黒マントの御仁がたいへんだぜ!▼
:[ユリシーズ]|なんと…!?▼
:[ジョージ]|なんか苦しそうにもがき始めたんだ。~
ダニエルが診てるけど…~
何の発作かわからないってさ。▼
:[ユリシーズ]|あれは病気などではない。~
…女王陛下、すぐに戻りましょう。~
何もかもお話ししますゆえ。▼
:[エリンシア]|え、ええ……▼
(画面暗転後、途中の小道でダニエルがやってくる)
:[ダニエル]|あぁ、よかった!~
私の力では、もう~
抑えてはいられなくて。▼
:[ユリシーズ]|すまない、世話をかけた。▼
:[ダニエル]|さぁ、早くこちらへ!▼
:[謎の男]|ぐっ ぐわっあっ~
あ…あぁ ぐ うぅ▼
:[ユリシーズ]|どうか、しっかりなさって!~
お気を確かに…▼~
何卒、~
落ち着いてくださいませ!▼~
レニング様っ!▼
(フードが取られ、レニングの顔が見える)
:[エリンシア]|…っ!?▼
:[ルキノ]|そ…んな……▼
:[エリンシア]|……叔父様っ!~
レニング叔父様っ!!~
生きて…生きておられたのですね!?▼
:[レニング]|ぐっ… ぐわぁああ!~
ぐぐ…ぐ……▼
:[エリンシア]|どうしたのですか、叔父様っ!?~
しっかりしてください!~
私です! エリンシアです!▼
:[ユリシーズ]|無駄です、女王陛下……~
レニング様は精神を破壊されておられる。~
……”なりそこない”の薬によって▼
:[エリンシア]|そんな…!~
そんな馬鹿なことが…~
叔父様っ! 叔父様っ!!▼~
しっかりして……!~
叔父様ぁーーーーーーーーーーっ!!▼
(画面暗転後、テントの中)
:[エリンシア]|………▼
:[ルキノ]|いったい、どういうことなのか……~
納得のいくように説明して。▼
:[ユリシーズ]|我輩は、あの戦いの折…▼
(ベウフォレスとレニングの一枚絵)
:[ユリシーズ]|対峙してすぐに気づいたのだ。~
狂王の【四駿】ベウフォレスこそ……~
我が主君に間違いないと。▼~
それ故、一旦は死したと見せかけ~
我がフェールの城に連れ帰って、~
密かに治療を施していた。▼~
体の傷はほどなく癒えた…しかし……~
精神は混乱したまま、~
いっこうに回復する気配もなかった。▼~
そこで我輩は【火消し】を使い、~
レニング様を元に戻す手立てを~
探らせていたのだ。▼~
手がかりを得たのは、~
奇しくも我輩がデインへ~
足を踏み入れてすぐのことだった。▼
(イズカの一枚絵に切り替わる)
:[ユリシーズ]|レニング様はイズカなる男の~
人体実験により、このような姿にされた。~
そしてその男は…▼~
新しきデイン王の側近となり、~
我輩の目の前にいると……!▼~
我輩はすぐさま行動を起した。~
【火消し】と共に、イズカを拉致し…~
フェール城まで戻ったのだ。▼
(元の会話画面へ)
:[ルキノ]|あきれた人ね……~
他国の重鎮を攫ったあげく、~
クリミアに戻って来ていたですって?▼~
私たちには、何一つ、~
知らせもしないなんて……!▼
:[ジョフレ]|姉さん、ユリシーズは……~
レニング様を回復させる手段が~
見つからなかった場合を考え…▼~
隠しておくほうがいいと判断したんだ。~
それで……▼
:[ルキノ]|………………~
それで…どうなの?~
レニング様は…元に戻られる?▼
:[ユリシーズ]|イズカを責め、口を割らせた。▼~
ベオクの場合……~
そもそも薬の効きめそのものが~
ラグズのそれよりは軽いようだ。▼~
化身することがない分、~
体にかかる負担も減る……▼~
その分…長い期間、~
生きたまま苦しみ続ける。▼~
薬が切れると、想像できぬほどの~
激痛が全身を苛む……▼~
それ故に、レニング様は~
狂王に屈し…その配下と~
ならねばならなかったのだと……▼
:[エリンシア]|うっ… うぅ…っ!▼
:[ユリシーズ]|女王陛下……~
あの狡猾なる男は、▼~
自分を解放するならば、~
レニング様をお治しする薬を作ろうと~
取引を持ちかけて参りました。▼
:[ジョフレ]|薬を作らせたのか!?▼
:[ユリシーズ]|いいや。~
即座に断った。▼
:[ルキノ]|何故、そんなまねを…!▼
:[ユリシーズ]|……あの男は知らず、~
我らのみが知る方法がある。▼~
我輩の頭脳は、それを鮮明に~
思い出させてくれたのでね。▼
:[ルキノ]|【再生】の呪歌…!▼~
レニング様のいまの状態が~
”なりそこない”と同じ薬で~
引き起こされているなら……▼
:[ユリシーズ]|おぉ、流石はルキノ…!~
君はいつでも聡明だ。▼
:[エリンシア]|リュシオン様っ!!~
どうかお願いします…▼~
叔父を…レニングを~
リュシオン様の呪歌でお救いくださいっ!▼
:[リュシオン]|…………わかった。~
やってみよう。▼
:[エリンシア]|あ… 感謝します!~
リュシオン様……!▼
:[リュシオン]|少し、時間がほしい。~
準備が必要なのだ。▼
:[ティバーン]|おい、安請け合いして大丈夫か?▼~
【再生】の呪歌ってのは、~
ひとりでは十分な効力を~
発揮しない代物だったろう。▼
:[リュシオン]|…そのとおりです。~
しかしラグズたちと違い……~
レニング殿は薬の効果が薄い。▼~
いまの世界は【正】の気に満ちていて、~
私の力は増しています。~
相乗効果があると思いませんか?▼
:[ティバーン]|……確かに。~
だが、やりすぎて……▼
:[リュシオン]|『ぶっ倒れるな』…でしょう?~
わかっています。▼~
ティバーン……~
どうか私を信じてください。~
お願いします。▼
:[ティバーン]|わかった。~
俺は黙って見てることにする。▼
:[リュシオン]|ありがとうございます。▼
(画面暗転後、広場の魔法陣の上にあおむけのレニング。リュ...
(魔法陣が光に包まれる)
:[レニング]|…グ……ガ………~
ガァ…ア………(自動送り)
:[エリンシア]|叔父様っ……!(自動送り)
:[レニング]|…………ぅ……(自動送り)
:[リュシオン]|……成功したようだ。~
目を覚ませば、~
元に戻っているだろう。▼
:[エリンシア]|あぁ……!!~
ありがとうございます!▼
(画面暗転後、林の中)
:[ライ]|…王子、大丈夫ですか?▼
:[ティバーン]|満足そうに眠っている。~
心配いらんだろう。▼
:[ライ]|女神アスタルテに~
感謝すべきなんですかねえ?▼~
正の気によって~
リュシオン王子の力が増し、~
レニング殿を救ったんですから。▼
:[ティバーン]|ああいう光景を見せられると、~
そんな気分にもなるがな。~
だが…それはまた別の話だ。▼~
おまえ、また~
正の気に流されてねえだろうな?▼
:[ライ]|だいじょうぶですって。~
オレは…自分を見失いません。▼~
女神が敵だとしても……~
戦いますよ、最後まで。▼
:[ティバーン]|女神アスタルテ……~
いったいどんな女か、~
面を拝むまでは死ねんな。▼
:[ライ]|ですね。▼
'''(画面暗転後、セーブ画面へ)'''
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