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章別会話/第3部 10章 クリミアの心
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#navi(ファイアーエムブレム 暁の女神/章別会話)
[[章別会話]]
#contents
~
* ノーマル [#j914a6db]
** オープニングシナリオ [#vbf3c2a4]
~
(地名テロップ:ガリア王城)~
:[ライ]|
偵察隊からの報告によると帝国は…~
エルツ山脈の東に留まり~
我が国を牽制している部隊と、▼~
クリミア王国領内を横切り、~
南下しようとする部隊の~
二つに軍勢をわけたようです。▼
:[ティバーン]|
北と東から~
ガリアを囲もうって算段か。▼
:[カイネギス]|
そうか…~
クリミア王国軍の動きは~
どうなっておる?▼
:[ライ]|
……残念ながら、~
静観している様子です。▼
:[スクリミル]|
クリミアはやすやすと~
ベグニオンを通過させたというのか!?~
ガリアとの同盟を何だと思っている!▼
:[ライ]|
…クリミアにしてみれば~
ベグニオンは宗主国だ。~
彼らの要求を拒むのは難しい。▼
:[スクリミル]|
宗主国!?~
なんだそれは!▼
:[ライ]|
んー…そうだな。▼~
ベグニオン帝国は~
自分とこから独立した国に対して、▼~
いまでも支配権をもってるって言えば~
わかりやすいか?▼
:[アイク]|
クリミアもデインも…~
元々はベグニオンだったからな。▼
:[スクリミル]|
…しかし、だからといって~
我々同盟国の不利となるような行ないを~
してもいいという理由にはならんだろう?▼
:[ライ]|
う……~
そりゃ、正論だけどな。▼
:[スクリミル]|
やはり、クリミアは~
ガリアを裏切ったのだ!!~
断じて許すわけにはいかんぞ!▼
:[???]|
よさぬか、スクリミル。▼
:[スクリミル]|
す、すみません王…~
しかし……▼
:[カイネギス]|
…わしは、クリミアが全面的に~
ベグニオンについたとは思っておらん。~
…エリンシア殿は聡明だ。▼~
抵抗を止め、帝国の通行を許したのは、~
無用の血が流れることを~
避けたためであろう。▼
:[ニケ]|
…ガリア王は、そこまで~
クリミアの女王を信頼しておいでか。~
どのような人物なのだ?▼
:[カイネギス]|
その治世も、その心根も、~
実に好ましい女性だ。▼~
彼女の亡き父王、ラモン殿とわしは…~
ラグズとベオクの親交を~
深めるために同盟を結んだ。▼~
その志を受け継ぎ、~
種族の区別なく、皆が平和に~
暮らしていける国を作ろうとしている。▼
:[ラフィエル]|
そんなベオクの王がいるなんて…~
…私がこちら側にいた頃とは、~
ずいぶん様子が変わったのですね…▼
:[リュシオン]|
そうなのです、兄上…~
徐々にではありますが…その変化の輪は、~
確実に広がってきているのです。▼~
事実、私やリアーネにも~
たくさんのベオクの友人がいます。~
クリミア女王は、その1人です。▼
:[スクリミル]|
なんだ、王もリュシオンも~
べた褒めではないか!~
そんなに特別な傑物だというのか?▼
:[アイク]|
特別かどうかは別として……~
1つだけ確実に言えることがある。~
エリンシアはガリアを裏切らん。▼
:[ライ]|
及ばずながら、オレも。~
あの人は信じていいと思います。▼
:[カイネギス]|
では、ひとまず…~
今後の戦において、クリミア勢力が~
帝国に与することはないと考えて……▼~
鷹王よ、まずは~
そなたの意見を聞かせてもらいたい。▼
:[ティバーン]|
クリミアが動かんのなら、~
このまま攻め込まれるのを~
待っている必要はないだろう。▼~
精鋭を北にやって~
一気に勝負をつけるのはどうだ?▼
:[カイネギス]|
アイクよ、~
そなたたちはどう考える?▼
:[セネリオ]|
…我々もフェニキス王の案を支持します。~
相手が部隊を分け、~
半数に減っているのも好都合です。▼~
もちろん…先方には~
ゼルギウス将軍がいるでしょうから、~
油断はできませんが。▼
:[カイネギス]|
では、鷹王よ。~
申し訳ないが、そなたの軍勢は~
東の守りに残してもらってよいか?▼~
その上で、そなた自身には~
我が軍の精鋭を率いて~
北へ向かってもらいたい。▼~
副将としてライをつけて……▼
:[スクリミル]|
俺に行かせてくれ!~
俺に…名誉挽回の機会を与えてくれ!~
頼む! このとおりだ!!▼
:[ライ]|
オレからもお願いします。~
…スクリミルが適任です。▼
:[スクリミル]|
ライ… おまえ……▼
:[カイネギス]|
……~
まかせてよいか、鷹王。▼
:[ティバーン]|
あぁ、俺は問題ない。~
獅子王、あんたとより~
よほどやりやすいと思うぜ。▼
:[カイネギス]|
ふっ~
では、頼むぞ。▼~
それでは、集いし者たちよ。~
夜明けと共に出陣してくれ。▼
~
(画面暗転後拠点画面へ)
** 進撃前 [#l8e44ef9]
:[ガリア兵]|
ベグニオン軍め!~
獣牙兵の底力、見せつけてやる!▼
:[フェニキス兵]|
卑劣な奇襲をかけ、~
俺たちの国を焼いたこと……~
大いに後悔させてやるぞ…!▼
:[帝国兵]|
半獣どもめ…~
いよいよこれで終わりだ。~
覚悟するがいい!▼
:[ガリア兵]|
左の丘に、ベオクの軍勢が……~
あの旗印は…クリミア軍だ!▼
:[ガリア兵]|
や、やはりクリミアは…~
帝国側につくつもりなのか!?▼
:[アイク]|
エリンシア?~
何をするつもりだ……▼
:[バルテロメ]|
くすくすくす~
ようやく心を入れ替え、~
帝国のために戦う気になった…と。▼~
まったく、遅すぎるのですよ。~
最初からおとなしく~
従っておけばよいものを……▼
:[エリンシア]|
私は、クリミア女王エリンシア。~
ベグニオン帝国軍、ラグズ連合、~
両司令官に申し上げます。▼~
私はクリミアの意志を示すために~
この場に参りました。▼~
クリミアは、先王ラモンの時代より、~
種族の隔てのない友好と平和を~
国の指針として掲げております。▼~
よって、この国の大地を~
血に染めるような戦いを見過ごすことは~
決してできません。▼~
ですから、ラグズ連合…▼~
帝国軍の両陣営に――~
この国より立ち去ることを~
希望いたします。▼
:[バルテロメ]|
……兵を退けですって!?~
ふん 馬鹿げたことを!~
誰が退くものですか。▼~
もうよろしい!~
戦う気がない臆病者は、~
城の奥に引っこんでいなさい。▼~
半獣どもを始末し終えたら、~
その足で王都メリオルへ攻めあがり、~
クリミアも滅ぼしてあげましょう!▼
:[エリンシア]|
ラグズ連合軍はいかがですか?▼
:[ティバーン]|
…単騎で、この殺気立った~
戦場の真っ只中に~
飛びこんできた意気は買おう。▼~
だがな、その理想論に付き合って~
一方的に国に攻め込まれるんじゃあ~
割りに合わんな。▼
:[エリンシア]|
………それが、~
両司令官の回答なのですね。~
ならば――▼~
これが、~
我がクリミアの回答です。~
私たちの決意は変わりません。▼~
我がクリミアは~
武力ではなく、生身の手を持って~
両軍の戦いを止めましょう。▼
:[バルテロメ]|
な な、な……▼
~
(ティバーンが飛んでくる)~
:[ティバーン]|
………▼
:[エリンシア]|
……………▼
:[ティバーン]|
…………ふ…~
ははははははははっ!▼~
アイクよ、予想のつかん行動は、~
おまえ個人の特性かと思ってたが~
そうでもないみたいだな?▼~
いい度胸してるじゃないか、~
クリミアの女王もよぉ。~
面白え。気に入ったぜ。▼~
スクリミル!~
この場は女王の顔を立てて~
退くとするか?▼
:[スクリミル]|
当然だ。~
無抵抗のものは手にかけられん。~
全軍、森へ帰るぞ!!▼
:[エリンシア]|
ありがとうございます。▼
:[ティバーン]|
あくまでも一時的なもんだ。~
ラグズ連合とベグニオンの諍いが~
収まったわけじゃねえ。▼
:[エリンシア]|
はい、わかっています。~
それでも…クリミアの意思を~
知っていただきたかったのです。▼
:[ティバーン]|
……あんたとは、~
一度ゆっくり話してみてえもんだ。~
またの機会を楽しみにしてるぜ。▼
(視点がベグニオン側に)~
:[ルベール]|
ゼ、ゼルギウス将軍、~
我々はいかがいたしましょうか。▼~
攻撃を……?▼
:[ゼルギウス]|
いや、我々も退く。▼
:[ルベール]|
よろしいのですか?▼
:[ゼルギウス]|
君は、このように武装した兵が~
居並ぶ中で、~
武器を手放すことができるか?▼
:[ルベール]|
――わかりま…~
いえ、おそらくできません。▼
:[ゼルギウス]|
私たちですら難しいことを、~
一国の王がやってみせたのだ。~
ここは、彼女に敬意を表そう。▼
:[バルテロメ]|
な、何を勝手に……~
待ちなさい!~
ラグズ軍を攻撃しなさいっ!▼
:[ゼルギウス]|
…僭越ながら、~
この場は退却を具申します。▼~
戦には呼吸というものがあります。~
流れに逆らうのは、得策ではありません。~
どうかご理解のほどを。▼
:[バルテロメ]|
ぐ……▼
~
(アイク側へ視点が移動)~
:[ミスト]|
私たちは、戻らないの?▼
:[ティアマト]|
久しぶりだものね。~
エリンシア女王に~
ご挨拶して帰りたいわ。▼
:[ライ]|
ま、オレも挨拶ぐらいはな。~
互いの立場があるから、~
長話はできないだろうけど……▼
~
(バルテロメ側へ視点が移る)~
:[バルテロメ]|
……おまえたち!~
クリミア女王を襲いなさい!~
あの小娘は、我が帝国への反逆者です!▼
:[ライ]|
…おい、やばいぞ!~
帝国軍の一部隊が怪しい動きを……~
狙いはエリンシア女王だ!▼
:[アイク]|
させるか…!~
エリンシアを守るぞ、急げ!▼
~
(丘のクリミア側の会話)~
:[ジョフレ]|
くっ やはり…~
クリミア王宮騎士団よ、続けっ!!~
女王陛下をお守りするぞ!!▼
~
(バルテロメ側に視点変更)~
:[バルテロメ]|
歯向かう者はすべて始末なさい!!~
この私に…帝国元老院に~
逆らった報いを受けさせるのです!!▼
:[セルゲイ]|
はっ!~
私、セルゲイに~
お任せ下さいませっ!▼
~
(進撃メニューへ)
** 進撃後 [#xe1d3ccf]
*** 2ターン目開始前 [#xe1d3h81]
:[ルベール]|
ゼルギウス将軍!~
バルテロメ総司令官がクリミア女王に対し~
攻撃を仕掛けようとしております!▼
:[ゼルギウス]|
どこまで愚かなのだ、あの方は……!~
集団で非武装の女性を襲う……~
それが帝国軍を統べる者の行動か!?▼
:[ルベール]|
それに対し、クリミア軍と~
ラグズ連合の一部が女王救出のため出撃。~
バルテロメ様たちと交戦中のようです。▼~
…バルテロメ様たちの…~
加勢に戻りますか?▼
:[ゼルギウス]|
我々は……~
このまま撤退する。▼
:[ルベール]|
し、しかし……~
このままでは、クルベア公爵軍を~
見捨てたということに……▼
:[ゼルギウス]|
…すべての咎は私が受ける。~
だが、これ以上の離反者が出ぬよう、▼~
全軍に命令を徹底させておけ。▼
~
(画面暗転後、再び戦闘へ)~
***敵残り5人 [#f6c967db]
:[帝国兵]|
閣下!~
も、もはや、~
我が軍の敗色は濃く……▼~
精鋭部隊を持ってしても、~
敵軍の勢いを止められません!~
お逃げください!!▼
:[バルテロメ]|
負けた……?~
こ、この私が……!?▼~
くぅっ ゼルギウス……~
私を助けに戻らないとは~
…見ていなさい!▼
~(バルテロメが戦場から去る)
** クリア後 [#cd92ecfe]
:[ライ]|
ふぅ~
やーっと引き上げてったな、~
ベグニオンの連中。▼
:[アイク]|
…今回の件で確信した。~
完全に割れているようだな、帝国軍は。▼~
ゼルギウス将軍がまともな奴で助かったな。~
ラグズ連合と帝国の両軍が激突すれば……~
エリンシアの行為が無駄になる。▼
:[ジョフレ]|
アイク! ライ殿!~
女王陛下救出への手助け、~
かたじけない。▼
:[アイク]|
ジョフレ。~
あんたたちも、ずいぶん~
思い切ったことをしたもんだな?▼
:[ジョフレ]|
ラグズ連合と帝国…どちらも裏切れん。~
国も守りたい………~
苦肉の策だった。▼
:[アイク]|
強くなったな、クリミアは。▼
:[ジョフレ]|
なにを他人事のように…~
グレイル傭兵団も~
同じクリミアの民じゃないか。▼
:[アイク]|
そうだな……~
誇るべき祖国だ。▼
:[ジョフレ]|
さ、女王陛下の元へ行こう。~
話をする時間はあるんだろう?▼
~
(画面暗転後、ベグニオン本陣の様子へ)~
:[バルテロメ]|
これより、命令違反を犯した~
重罪について処罰を申し渡す!▼~
ゼルギウス……!~
私になにか~
言うことがあるのでは?▼
:[ゼルギウス]|
…いかようにも処罰を。~
覚悟はできております。▼
:[バルテロメ]|
殊勝な態度ね。~
それが…もっと早くに~
見えるとよかったのに。▼~
………残念です。~
跪きなさい。~
この場で…おまえを処刑します。▼
:[ルベール]|
な……なんと!?~
なんと申されますか、~
バルテロメ様っ!!▼~
ゼルギウス将軍ほどの地位の方を~
正式な裁き無しに断罪するなど……~
あってはならぬことでは!?▼
:[バルテロメ]|
忘れたのですか!?~
元老院議員は、自己の判断において、~
罪人を処罰する資格を有することを!▼~
その上で、本国には~
――100ものラグズを仕留めたのち、~
名誉の戦死を遂げた――▼~
…とでも報告しておけば、~
こうるさい民衆どもに~
元老院が非難されることもない…▼
:[ルベール]|
真実を隠蔽されるおつもりか!?~
神使様が、そんな偽りの報告を~
信じると思われるのですか!?▼
:[バルテロメ]|
ご病気の神使様に、~
何をお知らせするというのです。▼~
……さあ、もういいかげん~
ゼルギウスも待ちくたびれたでしょう。~
始めなさい!▼~
さよならゼルギウス。▼
:[ゼルギウス]|
………▼
~
(処刑しようとする鎧将に衝撃が加えられる)~
:[バルテロメ]|
なっ!?▼
:[???]|
静まれっ!~
全軍、静止して待て!▼
~
(画面暗転後、タニスが登場)~
:[タニス]|
………▼
:[バルテロメ]|
おまえは……~
聖天馬騎士団の……▼
:[タニス]|
これより、神使様が~
この場に参られる!!▼~
武器を持つ者は全て下に置き、~
神使様のお出ましを平伏して待て!!▼
:[バルテロメ]|
な……!?~
そ、そんなはずは……!!▼
:[帝国兵]|
おぉ…間違いない!~
あのお姿は、まさしく……▼
:[帝国兵]|
神使様だ!~
神使様がお見えになられた!!▼
:[サナキ]|
………~
…………皆のもの。~
長く心配をかけたな。▼~
わたしが突然この場に現れたのは、~
他でもない……~
皆に真実を明かすためじゃ。▼~
皆のもの、聞くがよいぞ。~
此度の戦は、~
わたしが望んだものではない。▼~
わたしを亡き者とし、~
ベグニオンを支配しようと目論む~
不心得者たち……▼~
ガドゥス公ルカンを中心とする、~
元老院議員たちが画策したこと。▼
:[兵士]|
元老院が、神使様を……?▼
:[兵士]|
そんな馬鹿なことが…~
起こり得るものか……?▼
:[バルテロメ]|
……う…嘘だっ! 虚言だっ!~
皆のもの、騙されてはなりません!!~
これは神使様の名を騙る偽者だ!▼
:[シグルーン]|
…では我々、神使親衛隊も~
全てが偽者であると……~
そう仰られるのですか?▼
:[バルテロメ]|
お、お、おまえたち…!~
おまえたちの策謀だっ!!▼~
偽神使を擁して元老院を陥れ…~
ベグニオンを乗っ取ろうとする、~
そういう企みなのだっ!!▼~
首謀者はセフェラン!~
あの男が投獄されたことこそ、~
まぎれもない証拠……▼~
ぐっ!?▼
:[ゼルギウス]|
……貴様ごときが、~
我が主の名を汚すことは許さん。▼
:[バルテロメ]|
が…は……▼
:[ゼルギウス]|
神使様……~
お戻り、心より~
お待ち申し上げておりました。▼
:[サナキ]|
うむ。▼
~
(歓声に包まれる陣内。暗転、セーブ画面へ)
* ハード [#q8f7c5aa]
** オープニングシナリオ [#c10c564e]
(地名テロップ]|ガリア王城)~
:[カイネギス]|
…そうか。~
帝国軍がクリミア領に入ったか。▼
:[ライ]|
はい。~
エルツ山脈の東に留まり、~
我が国を牽制している帝国軍……▼~
報告によると、これが~
およそ半数に減ってるようです。▼~
残り半分はクリミア入りし、~
王国領内を横切り南下しています。▼
:[ティバーン]|
ガリアの東にあの山脈があるかぎり、~
まともに動かせるのは飛行兵のみ。▼~
そいつらは、俺たち鷹の民が~
徹底的に叩いている。▼~
攻めあぐねている地上の兵どもは~
その大半が死兵みたいなもんだ……▼~
そこで軍をわけ、~
北と東からガリアを囲もうって算段か。▼
:[カイネギス]|
クリミア王国軍の動きは~
どうなっておる?▼
:[ライ]|
……残念ながら、~
静観している様子です。▼
:[カイネギス]|
そうか。▼
:[スクリミル]|
くそっ!~
クリミアはやすやすと~
ベグニオンを通過させたのか!?▼~
ガリアとの同盟を何だと思っている!▼
:[ライ]|
…クリミアにしてみれば~
ベグニオンは宗主国だ。~
彼らの要求を拒むのは難しい。▼
:[スクリミル]|
宗主国!?~
なんだそれは!▼
:[ライ]|
んー…そうだな。▼~
ベグニオン帝国は~
自分とこから独立した国に対して、▼~
いまでも支配権をもってるって言えば~
わかりやすいか?▼
:[アイク]|
クリミアもデインも…~
元々はベグニオンだった。~
なるほど、そういうことか。▼
:[スクリミル]|
だが、ライよ。▼~
それをいうなら、~
ガリアも鳥翼の3国もそうだろう?~
全て元はベグニオンだった。▼
:[ライ]|
オレたちラグズはさ、~
国が成立した時点で帝国とは~
縁を切ってるような状態だからな。▼~
ベオク同士とは訳が違う。▼
:[スクリミル]|
クリミアと帝国の関係は分かった。~
…ような気がする。▼~
しかし、だからといって…▼~
同盟国の不利となるような行ないを~
公然ととってもいいという理由には~
ならんのではないか?▼
:[ライ]|
う……~
そりゃ、正論だけどな。▼
:[スクリミル]|
やはり、クリミアは~
ガリアを裏切ったのだ!!~
断じて許すわけにはいかんぞ!▼
:[???]|
よさぬか、スクリミル。▼
:[カイネギス]|
発言には気をつけるよう、~
常に言っておるだろう。▼
:[スクリミル]|
はっ……▼~
し、しかし……~
先の戦いで受けた恩も忘れ、~
ベグニオンに与するなど……▼~
こうなったからには、クリミアとの~
同盟は破棄するしかないのでは?▼
:[カイネギス]|
わしは、クリミアが全面的に~
ベグニオンについたとは思っておらん。▼~
王宮騎士団と帝国軍の間で、一度は~
衝突があったとの報告も入ってきておる。▼~
…エリンシア殿は聡明だ。~
抵抗を止めたのは、無用の血が~
流れることを避けたためであろう。▼
:[ニケ]|
…ガリア王は、そこまで~
クリミアの女王を信頼しておいでか。▼~
どのような人物なのだ?▼
:[カイネギス]|
その治世も、その心根も、~
実に好ましい女性だ。▼~
彼女の亡き父、~
先代の王ラモン殿とわしは…▼~
ラグズとベオクの親交を~
深めるために同盟を結んだ。▼~
その志を受け継ぎ、~
互いの民たちが自由に国を行き来し、~
種族の区別なく暮らしていけるような……▼~
そんな国を作っていきたいと、~
わしに語ってくれたこともある。▼
:[ラフィエル]|
……私がこちら側にいた頃とは、~
ずいぶん様子が変わったのですね?▼~
数ヶ月ほどデインに滞在していた時は…~
ほんの一握りの者たちを除いては、~
それほど変化はないように感じましたが……▼
:[???]|
兄上のおっしゃるとおり、~
まだ一部だけです。▼
:[リュシオン]|
しかし…確実に~
その輪は広がってきています。▼~
事実、私やリアーネにも~
たくさんのベオクの友人がいます。~
クリミア女王は、その1人です。▼
:[リアーネ]|
Rafielniisama,(ラフィエルニイサマ、)~
Watasi,elinsiasama sukinanoyo!(ワタシ、エリンシアサマ ス...
:[ラフィエル]|
素晴らしい…方なのですね。▼
:[スクリミル]|
なんだ、みんなして~
べた褒めではないか!~
そんなに傑物だというのか?▼
:[ティバーン]|
俺はまともに話したことはないが…~
そう特別には見えなかったがな?▼
:[アイク]|
特別かどうかは別として……~
1つだけ確実に言えることがある。▼~
エリンシアはガリアを裏切らん。~
それは俺が保証する。▼
:[ライ]|
及ばずながら、オレも。~
あの人は信じていいと思います。▼
:[ニケ]|
ふっ なるほど…~
得心がいった。▼
:[カイネギス]|
では、ひとまず…~
今後の戦において、クリミア勢力が~
帝国に与することはないと考えて……▼~
鷹王よ、まずは~
そなたの意見を聞かせてもらいたい。▼
:[ティバーン]|
クリミアが動かんのなら、~
このまま攻め込まれるのを~
待っている必要はないだろう。▼~
精鋭を北にやって~
一気に勝負をつけるのはどうだ?▼
:[カイネギス]|
アイクよ、~
そなたたちはどう考える?▼
:[アイク]|
セネリオ。▼
:[セネリオ]|
はい。▼~
……フェニキス王の案を支持します。~
相手が部隊を分け、~
半数に減っているのも好都合です。▼~
これまでは数で負けていましたが、~
現状はほぼ互角。▼~
ラグズの戦闘能力の高さを考えれば、~
戦いを優位に運ぶことも可能です。▼~
もちろん…先方には~
ゼルギウス将軍がいるでしょうから、~
油断はできませんが。▼
:[カイネギス]|
……長期遠征によって~
ガリア自体の兵力は落ちている。~
早々に決着をつけたいところではあるな。▼~
では、鷹王よ。~
申し訳ないが、そなたの軍勢は~
東の守りに残してもらってよいか?▼~
その上で、そなた自身には~
我が軍の精鋭を率いて~
北へ向かってもらいたい。▼
:[ティバーン]|
そりゃ構わねえが、~
俺だけで獣牙兵をまとめろってのは~
けっこう骨が折れるんだがな?▼
:[カイネギス]|
それは問題ない。~
副将としてライをつけて……▼
:[スクリミル]|
俺が行く!~
俺に…名誉挽回の機会を与えてくれ!~
頼む叔父貴! このとおりだ!!▼
:[カイネギス]|
叔父貴…?▼
:[スクリミル]|
い、いや、王っ!~
お願いしますっ!!▼
:[ライ]|
オレからもお願いします。~
…スクリミルが適任です。▼
:[スクリミル]|
ライ… おまえ……▼
:[カイネギス]|
……~
まかせてよいか、鷹王。▼
:[ティバーン]|
あぁ、俺は問題ない。~
獅子王、あんたとより~
よほどやりやすいと思うぜ。▼
:[カイネギス]|
ふっ~
では、頼むぞ。▼~
そしてアイクよ。~
グレイル傭兵団にも~
引き続き仕事を依頼したいのだが、▼~
請けてもらえるだろうか?▼
:[アイク]|
当然、そのつもりだ。▼
:[カイネギス]|
心強い限りだ。▼~
それでは、集いし者たちよ。~
本日のうちに準備万端整えた後……~
夜明けと共に出陣してくれ。▼
~
(画面暗転後拠点画面へ)
** 進撃前 [#s7766ede]
:[ガリア兵]|
ベグニオン兵め!~
獣牙兵の底力、見せつけてやる!▼
:[フェニキス兵]|
卑劣な奇襲をかけ、~
俺たちの国を焼いたこと……~
大いに後悔させてやるぞ…!▼
:[帝国兵]|
帝国側に~
ゼルギウス将軍がおられる限り、~
我らに敗北はない!▼
:[帝国兵]|
半獣どもめ…~
いよいよこれで終わりだ。~
覚悟するがいい!▼
:[ガリア兵]|
左の丘に、ベオクの軍勢が……~
あの旗印は…クリミア軍だ!▼
:[ガリア兵]|
や、やはりクリミアは…~
帝国側につくつもりなのか!?▼
:[スクリミル]|
ええい、うろたえるな!▼
:[アイク]|
エリンシア?~
何をするつもりだ……▼(自動送り)
:[バルテロメ]|
くすくすくす~
ようやく心を入れ替え、~
帝国のために戦う気になった…と。▼~
まったく、遅すぎるのですよ。~
最初からおとなしく~
従っておけばよいものを……▼~
半獣どもの討伐が終わったら、~
クリミアにも罰を科さねばなりませんね。~
賠償金か、それとも領土か……▼~
いっそあの生意気な女王を~
引き摺り下ろすのも――▼
:[スクリミル]|
む……~
いったい何のつもりだ……?▼
:[エリンシア]|
私は、クリミア女王エリンシア。~
ベグニオン帝国軍、ラグズ連合、~
両司令官に申し上げます。▼
:[ティバーン]|
………▼
:[ゼルギウス]|
……▼
:[エリンシア]|
私はクリミアの意志を示すために~
この場に参りました。▼~
クリミアは、先王ラモンの時代より、~
種族の隔てのない友好と平和を~
国の指針として掲げております。▼~
そのため、このたびの~
ベグニオン帝国と~
ラグズ連合の戦いにおいては、▼~
中立不可侵の立場を貫いてまいりました。▼~
それにも関わらず、刻下、~
両国が戦おうとされているこの場所は、~
我がクリミアの領土です。▼~
この国の大地を血に染めるような戦いを~
見過ごすことはできません。▼~
ですから、ラグズ連合…▼~
帝国軍の両陣営に――~
この国より立ち去ることを~
希望いたします。▼
:[バルテロメ]|
……兵を退けですって!?~
ふん 馬鹿げたことを!~
とんだ茶番ですよ、クリミア女王。▼~
種族の隔てのない世界などと…~
そんな幻想を追っているから、▼~
デインに侵略され、我が国に~
泣きつくような羽目に陥るのです。▼~
もうよろしい!~
戦う気がない臆病者は、~
城の奥に引っこんでいなさい。▼~
半獣どもを始末し終えたら、~
その足で王都メリオルへ攻めあがり、~
クリミアも滅ぼしてあげましょう!▼
:[エリンシア]|
……それでは、ベグニオン軍は~
兵を退く気はないと?▼
:[バルテロメ]|
当たり前です!~
小娘の戯言に付き合うのは~
もうたくさんです。▼
:[エリンシア]|
ラグズ連合軍はいかがですか?▼
:[ティバーン]|
…単騎で、この殺気立った~
戦場の真っ只中に~
飛びこんできた意気は買おう。▼~
だがな、その理想論に付き合って~
一方的に国に攻め込まれるんじゃあ~
割りに合わん。▼~
悪いが、ここに~
踏みとどまらせてもらうぜ。▼
:[エリンシア]|
………それが、~
両司令官の回答なのですね。~
ならば――▼~
これが、~
我がクリミアの回答です。~
私たちの決意は変わりません。▼~
我がクリミアは~
ベグニオン軍、ラグズ連合軍、~
どちらとも戦いません。▼~
ですから――~
武力ではなく、生身の手を持って~
両軍の戦いを止めましょう。▼
:[バルテロメ]|
な な、な……▼
:[ティバーン]|
………▼
:[エリンシア]|
……………▼
:[ティバーン]|
…………ふ…~
ははははははははっ!▼
:[エリンシア]|
!?▼
:[ティバーン]|
アイクよ、予測のつかん行動は、~
おまえ個人の特性かと思ってたが~
そうでもないみたいだな?▼~
いい度胸してるじゃないか、~
クリミアの女王もよぉ。~
面白え。気に入ったぜ。▼~
スクリミル!~
この場は女王の顔を立てて~
退くとするか?▼
:[スクリミル]|
当然だ。~
無抵抗のものを手にかけては、~
ガリアの名が地に落ちる。▼~
全軍、森へ帰るぞ!!▼
:[エリンシア]|
ありがとうございます。▼
:[ティバーン]|
あくまでも一時的なもんだ。~
ラグズ連合とベグニオンの諍いが~
収まったわけじゃねえ。▼
:[エリンシア]|
はい、わかっています。~
それでも…▼~
クリミアの意思を~
知っていただきたかったのです。▼
:[ティバーン]|
……あんたとは、~
一度ゆっくり話してみてえもんだ。~
またの機会を楽しみにしてるぜ。▼
:[ルベール]|
ゼ、ゼルギウス将軍、~
我々はいかがいたしましょうか。▼~
攻撃を……?▼
:[ゼルギウス]|
いや、我々も退く。▼
:[ルベール]|
よろしいのですか?▼
:[ゼルギウス]|
君は、このように武装した兵が~
居並ぶ中で、~
武器を手放すことができるか?▼
:[ルベール]|
――わかりま…~
いえ、おそらくできません。▼
:[ゼルギウス]|
私たちですら難しいことを、~
一国の王がやってみせたのだ。▼~
自国の兵に割って入らぬよう~
従わせるのは…~
並み大抵のことではない。▼~
それほどの信頼が……~
クリミアの主従にはあるのだ。~
ここは、彼らに敬意を表そう。▼
:[ルベール]|
はっ!▼~
総員! 退却開始っ!!▼
:[バルテロメ]|
な、何を勝手に……~
待ちなさい!▼~
クリミア女王など無視すれば~
よいのです。~
ラグズ軍を攻撃しなさいっ!▼
:[ゼルギウス]|
…僭越ながら、~
この場は退却を具申します。▼~
戦には呼吸というものがあります。~
流れに逆らって無理に攻め立てれば、▼~
圧倒的に有利な状況でも~
負けることもあり得るのです。▼~
どうかご理解のほどを。▼
:[バルテロメ]|
ぐ……▼
:[ミスト]|
おにいちゃん、戻らないの?▼
:[アイク]|
あぁ。▼
:[ティアマト]|
久しぶりだものね。~
エリンシア女王に~
ご挨拶して帰りたいわ。▼
:[ライ]|
ま、オレも挨拶ぐらいはな。~
互いの立場があるから、~
長話はできないだろうけど……▼
:[バルテロメ]|
……おまえたち!~
クリミア女王を襲いなさい!~
あの小娘がすべての元凶です!!▼~
我が帝国に平伏しない反逆者!▼~
相手は丸腰です!~
自分がどれほど愚かなまねをしているか~
思い知らせておやりなさい!!▼
:[ライ]|
…おい、やばいぞ!~
帝国軍の一部隊が怪しい動きを……~
狙いはエリンシア女王だ!▼
:[アイク]|
させるか…!~
エリンシアを守るぞ、急げ!▼
:[ルキノ]|
くっ やはり帝国軍に~
ものの道理は通じないようね……▼~
ジョフレ!▼
:[ジョフレ]|
女王陛下をお守りするぞ!!~
クリミア王宮騎士団!~
続けっ!!▼
:[セルゲイ]|
バルテロメ様っ!~
クリミア王宮騎士団が~
現れました…!▼~
ラグズ連合軍の残余部隊も~
女王を守ろうとして~
攻めかかってきております!▼
:[バルテロメ]|
歯向かう者は~
すべて始末なさい!!▼~
この私に…帝国元老院に~
逆らった報いを受けさせるのです!!▼
:[セルゲイ]|
はっ!~
私、セルゲイに~
お任せ下さいませっ!▼
~
(部隊編成画面へ)
**進撃後 [#pffae8cf]
*** 1ターン目終了後 [#he1d3h81]
:[ルベール]|
ゼルギウス将軍!▼~
バルテロメ総司令官の命により、~
クルベア公爵軍がクリミア女王に対し~
攻撃を仕掛けようとしております!▼
:[ゼルギウス]|
どこまで愚かなのだ、あの方は……!▼~
戦うべき相手を見誤り、~
集団で非武装の女性を襲う……~
それが帝国軍を統べる者のとるべき行動か!?▼
:[ルベール]|
いかがなさいますか!?▼
:[ゼルギウス]|
…クリミア軍はどうしている?▼
:[ルベール]|
丘から駆け下り、~
女王救出に向かっております。~
ラグズ連合の一部も協力しているようです。▼
:[ゼルギウス]|
ならば……~
我らのすべきことはない。~
このまま撤退する。▼
:[ルベール]|
し、しかし……~
このままでは、クルベア公爵軍を~
見捨てたということに……▼
:[ゼルギウス]|
…構わん。~
すべての咎は私が受ける。~
だが、これ以上の離反者が出ぬよう、▼~
全軍に命令を徹底させておけ。▼
:[ルベール]|
はっ!▼
~
(画面暗転後、再び戦闘へ)
*** 会話(アイク→エリンシア) [#i51a4b79]
:[アイク]|
エリンシア!▼
:[エリンシア]|
アイク様!!▼
:[アイク]|
無事なようだな。~
それにしても無茶をする……▼
:[エリンシア]|
無茶をしなければ、~
戦いを止めることはできないと……~
そう思いました。▼~
でも… 結局、戦いを~
避けることはできませんでしたが……▼
:[アイク]|
それでも、あんたの気持ちは~
ラグズ連合に届いてる。▼~
帝国軍にだって、~
分かってるやつはいるだろう。~
あんたは間違っちゃいない。▼
:[エリンシア]|
アイク様……~
ありがとうございます。▼
*** セルゲイ初戦 [#he1d349f]
:[セルゲイ]|
我が主、バルテロメ様に逆らう~
愚かなる者共め!~
我が手によって葬り去ってくれよう!!▼
*** アイクvsセルゲイ [#he1d3en3]
:[セルゲイ]|
我らクルベア軍は~
バルテロメ様の正式な命を受けている!~
元老院の代理にも等しい存在なのだ!▼~
傭兵よ!~
利に聡い貴様らなら分かるな?~
どちらにつくのが賢いか!▼~
分かったなら、我らに加勢し……▼
:[アイク]|
口上はいい。行くぞ。▼
:[セルゲイ]|
き、貴様っ!?▼
*** セルゲイ散り際の台詞 [#he1d3fke]
:[セルゲイ]|
バ…バルテロメ……様……▼
***敵が残り5人になったとき [#he1d3htw]
:[帝国兵]|
閣下!~
も、もはや、~
我が軍の敗色は濃く……▼~
精鋭部隊を持ってしても、~
敵軍の勢いを止められません!▼~
お逃げください!!▼
:[バルテロメ]|
負けた……?~
こ、この私が……!?▼~
くぅっ ゼルギウス……~
私を助けに戻らないとは~
増長して……!!!▼~
…見ていなさい!▼
~
(バルテロメが戦場から去る)
** クリア後 [#u5f173b4]
:[ライ]|
ふぅ~
やーっと引き上げてったな、~
ベグニオンの連中。▼
:[アイク]|
…今回の件で確信した。~
完全に割れているようだな、帝国軍は。▼
:[ライ]|
みたいだな。▼
:[アイク]|
ゼルギウス将軍がまともな奴で助かった。~
ラグズ連合と帝国の両軍が激突すれば……~
エリンシアの行為が無駄になる。▼
:[ライ]|
…………▼
:[ジョフレ]|
アイク! ライ殿!~
女王陛下救出への手助け、~
かたじけない。▼
:[アイク]|
ジョフレ。~
あんたたちも、ずいぶん~
思い切ったことをしたもんだな?▼
:[ジョフレ]|
…立たれたのは女王陛下お1人だが……~
あれこそが我がクリミアの総意だ。▼~
ラグズ連合と帝国…どちらも裏切れん。~
国も守りたい……… 苦肉の策だった。▼
:[アイク]|
強くなったな、クリミアは。▼
:[ジョフレ]|
なにを他人事のように…~
グレイル傭兵団も~
同じクリミアの民じゃないか。▼
:[アイク]|
そうだな……~
誇るべき祖国だ。▼
:[ジョフレ]|
さ、女王陛下の元へ行こう。~
話をする時間はあるんだろう?▼
:[アイク]|
あぁ、そのつもりだ。~
ライもいっしょに… ………ライ?▼
:[ライ]|
……………▼
:[アイク]|
おい、ぼさっとするな。▼
:[ライ]|
いっ!?~
なんだよ、いきなり?▼
:[アイク]|
エリンシアに挨拶しにいくぞ。▼
:[ライ]|
あ、あぁ! そうだった。▼~
ジョフレ殿、~
オレも同行していいですかね?▼
:[ジョフレ]|
もちろん大歓迎だ。~
では、こちらへ。▼
:[アイク]|
………▼
~
(画面暗転後、ベグニオン本陣の様子へ)~
:[バルテロメ]|
これより、命令違反を犯した~
重罪について処罰を申し渡す!▼~
ゼルギウス……!~
私になにか~
言うことがあるのでは?▼
:[ゼルギウス]|
………▼
:[バルテロメ]|
己の行動を悔いて、~
言葉もでない…というわけですか?▼~
くす くすくすくす~
そうですね、いままでの~
私だったら許したかもしれない。▼~
でも……!~
今回ばかりはもうお仕舞い……▼~
真っ向から元老院に逆らった~
おまえを許すわけにはいかない。▼
:[ゼルギウス]|
…いかようにも処罰を。~
覚悟はできております。▼
:[バルテロメ]|
殊勝な態度ね。▼~
それが…もっと早くに~
見えるとよかったのに。~
………残念です。▼~
跪きなさい。~
この場で…おまえを処刑します。▼
:[ルベール]|
な……なんと!?~
なんと申されますか、~
バルテロメ様っ!!▼~
ゼルギウス将軍ほどの地位の方を~
正式な裁き無しに断罪するなど……~
あってはならぬことでは!?▼
:[バルテロメ]|
うるさいっ!▼~
忘れたのですか!?~
元老院議員は、女神より~
与えられし使命を果たすもの。▼~
よって罪状明らかなる場合においては、~
自己の判断において、~
処罰する資格を有することを!▼
:[ルベール]|
し、しかし…!▼~
ゼルギウス将軍は~
我がベグニオン帝国に~
数々の誉れをもたらせし英雄!▼~
それをこのような場所で…~
女神の慈悲の杯も与えられぬまま~
処刑されたなどと……▼~
民が知れば、国は荒れます!~
元老院に対し非難が集中して……▼
:[バルテロメ]|
あぁ、それなら心配はいらない。~
英雄には英雄らしい末路を…~
民衆はそれを期待しているものね。▼~
――ゼルギウス将軍は~
100ものラグズを仕留めたのち、~
名誉の戦死を遂げた――▼~
そういうことにしておきましょう。▼~
本国にはそう報告します。▼
:[ルベール]|
そんな…!~
真実を隠蔽されるおつもりか!?▼~
神使様が、そんな偽りの報告を~
信じると思われるのですか!?▼
:[バルテロメ]|
ご病気の神使様に、~
何をお知らせするというのです。▼~
……さあ、もういいかげん~
ゼルギウスも待ちくたびれたでしょう。~
始めなさい!▼~
さよならゼルギウス。▼
:[ゼルギウス]|
………▼
:[ルベール]|
ゼルギウス将軍……っ!▼
~
(処刑を試みた鎧将に衝撃が加えられる)~
:[バルテロメ]|
なっ!?▼
:[???]|
静まれっ!~
全軍、静止して待て!▼
~
(画面暗転後、タニスが登場)~
:[タニス]|
………▼
:[バルテロメ]|
おまえは……~
聖天馬騎士団の……▼
:[タニス]|
これより、神使様が~
この場に参られる!!▼~
武器を持つ者は全て下に置き、~
神使様のお出ましを平伏して待て!!▼
:[バルテロメ]|
な……!?▼~
そ、そんなはずは……!!~
ご病気の神使様が~
この場に来られるはずはない!▼
:[帝国兵]|
おぉ…間違いない!~
あのお姿は、まさしく……▼
:[帝国兵]|
神使様だ!~
神使様がお見えになられた!!▼
:[サナキ]|
………~
…………皆のもの。~
長く心配をかけたな。▼~
わたしが突然この場に現れたのは、▼~
他でもない……~
女神の御意思に逆らい、~
罪を犯した者がおるからじゃ。▼~
皆のもの、聞くがよいぞ。~
此度の戦は、~
わたしが望んだものではない。▼~
わたしを亡き者とし、~
ベグニオンを支配しようと目論む~
不心得者たち……▼~
ガドゥス公ルカンを中心とする、~
元老院議員たちが画策したこと。▼
:[兵士]|
元老院が、神使様を……?▼
:[兵士]|
そんな馬鹿なことが…~
起こり得るものか……?▼
:[サナキ]|
すべて相違あるまいな?~
元老院議員…~
クルベア公バルテロメよ!▼
:[バルテロメ]|
……う…嘘だっ! 虚言だっ!~
皆のもの、騙されてはなりません!!▼~
これは神使様の名を騙る偽者!~
本物の神使様は、重いご病気で~
臥せっていらっしゃるのだ!!▼
:[シグルーン]|
これは、ずいぶん~
異なことを申されますこと。▼~
では我々、神使親衛隊も~
全てが偽者であると……~
そう仰られるのですか?▼
:[バルテロメ]|
お、お、おまえたち…!~
おまえたちの策謀だっ!!▼~
偽神使を擁して元老院を陥れ…~
ベグニオンを乗っ取ろうとする、~
そういう企みなのだっ!!▼~
首謀者はセフェラン!~
あの男が投獄されたことこそ、~
まぎれもない証拠……▼~
ぐっ!?▼
:[ゼルギウス]|
……貴様ごときが、~
我が主の名を汚すことは許さん。▼
:[バルテロメ]|
が…は……▼
:[ゼルギウス]|
………▼~
神使様……~
お戻り、心より~
お待ち申し上げておりました。▼
:[サナキ]|
うむ。▼
~
(歓声に包まれる陣内。暗転、セーブ画面へ)
* コメント欄 [#lc2aecd6]
#comment
終了行:
#navi(ファイアーエムブレム 暁の女神/章別会話)
[[章別会話]]
#contents
~
* ノーマル [#j914a6db]
** オープニングシナリオ [#vbf3c2a4]
~
(地名テロップ:ガリア王城)~
:[ライ]|
偵察隊からの報告によると帝国は…~
エルツ山脈の東に留まり~
我が国を牽制している部隊と、▼~
クリミア王国領内を横切り、~
南下しようとする部隊の~
二つに軍勢をわけたようです。▼
:[ティバーン]|
北と東から~
ガリアを囲もうって算段か。▼
:[カイネギス]|
そうか…~
クリミア王国軍の動きは~
どうなっておる?▼
:[ライ]|
……残念ながら、~
静観している様子です。▼
:[スクリミル]|
クリミアはやすやすと~
ベグニオンを通過させたというのか!?~
ガリアとの同盟を何だと思っている!▼
:[ライ]|
…クリミアにしてみれば~
ベグニオンは宗主国だ。~
彼らの要求を拒むのは難しい。▼
:[スクリミル]|
宗主国!?~
なんだそれは!▼
:[ライ]|
んー…そうだな。▼~
ベグニオン帝国は~
自分とこから独立した国に対して、▼~
いまでも支配権をもってるって言えば~
わかりやすいか?▼
:[アイク]|
クリミアもデインも…~
元々はベグニオンだったからな。▼
:[スクリミル]|
…しかし、だからといって~
我々同盟国の不利となるような行ないを~
してもいいという理由にはならんだろう?▼
:[ライ]|
う……~
そりゃ、正論だけどな。▼
:[スクリミル]|
やはり、クリミアは~
ガリアを裏切ったのだ!!~
断じて許すわけにはいかんぞ!▼
:[???]|
よさぬか、スクリミル。▼
:[スクリミル]|
す、すみません王…~
しかし……▼
:[カイネギス]|
…わしは、クリミアが全面的に~
ベグニオンについたとは思っておらん。~
…エリンシア殿は聡明だ。▼~
抵抗を止め、帝国の通行を許したのは、~
無用の血が流れることを~
避けたためであろう。▼
:[ニケ]|
…ガリア王は、そこまで~
クリミアの女王を信頼しておいでか。~
どのような人物なのだ?▼
:[カイネギス]|
その治世も、その心根も、~
実に好ましい女性だ。▼~
彼女の亡き父王、ラモン殿とわしは…~
ラグズとベオクの親交を~
深めるために同盟を結んだ。▼~
その志を受け継ぎ、~
種族の区別なく、皆が平和に~
暮らしていける国を作ろうとしている。▼
:[ラフィエル]|
そんなベオクの王がいるなんて…~
…私がこちら側にいた頃とは、~
ずいぶん様子が変わったのですね…▼
:[リュシオン]|
そうなのです、兄上…~
徐々にではありますが…その変化の輪は、~
確実に広がってきているのです。▼~
事実、私やリアーネにも~
たくさんのベオクの友人がいます。~
クリミア女王は、その1人です。▼
:[スクリミル]|
なんだ、王もリュシオンも~
べた褒めではないか!~
そんなに特別な傑物だというのか?▼
:[アイク]|
特別かどうかは別として……~
1つだけ確実に言えることがある。~
エリンシアはガリアを裏切らん。▼
:[ライ]|
及ばずながら、オレも。~
あの人は信じていいと思います。▼
:[カイネギス]|
では、ひとまず…~
今後の戦において、クリミア勢力が~
帝国に与することはないと考えて……▼~
鷹王よ、まずは~
そなたの意見を聞かせてもらいたい。▼
:[ティバーン]|
クリミアが動かんのなら、~
このまま攻め込まれるのを~
待っている必要はないだろう。▼~
精鋭を北にやって~
一気に勝負をつけるのはどうだ?▼
:[カイネギス]|
アイクよ、~
そなたたちはどう考える?▼
:[セネリオ]|
…我々もフェニキス王の案を支持します。~
相手が部隊を分け、~
半数に減っているのも好都合です。▼~
もちろん…先方には~
ゼルギウス将軍がいるでしょうから、~
油断はできませんが。▼
:[カイネギス]|
では、鷹王よ。~
申し訳ないが、そなたの軍勢は~
東の守りに残してもらってよいか?▼~
その上で、そなた自身には~
我が軍の精鋭を率いて~
北へ向かってもらいたい。▼~
副将としてライをつけて……▼
:[スクリミル]|
俺に行かせてくれ!~
俺に…名誉挽回の機会を与えてくれ!~
頼む! このとおりだ!!▼
:[ライ]|
オレからもお願いします。~
…スクリミルが適任です。▼
:[スクリミル]|
ライ… おまえ……▼
:[カイネギス]|
……~
まかせてよいか、鷹王。▼
:[ティバーン]|
あぁ、俺は問題ない。~
獅子王、あんたとより~
よほどやりやすいと思うぜ。▼
:[カイネギス]|
ふっ~
では、頼むぞ。▼~
それでは、集いし者たちよ。~
夜明けと共に出陣してくれ。▼
~
(画面暗転後拠点画面へ)
** 進撃前 [#l8e44ef9]
:[ガリア兵]|
ベグニオン軍め!~
獣牙兵の底力、見せつけてやる!▼
:[フェニキス兵]|
卑劣な奇襲をかけ、~
俺たちの国を焼いたこと……~
大いに後悔させてやるぞ…!▼
:[帝国兵]|
半獣どもめ…~
いよいよこれで終わりだ。~
覚悟するがいい!▼
:[ガリア兵]|
左の丘に、ベオクの軍勢が……~
あの旗印は…クリミア軍だ!▼
:[ガリア兵]|
や、やはりクリミアは…~
帝国側につくつもりなのか!?▼
:[アイク]|
エリンシア?~
何をするつもりだ……▼
:[バルテロメ]|
くすくすくす~
ようやく心を入れ替え、~
帝国のために戦う気になった…と。▼~
まったく、遅すぎるのですよ。~
最初からおとなしく~
従っておけばよいものを……▼
:[エリンシア]|
私は、クリミア女王エリンシア。~
ベグニオン帝国軍、ラグズ連合、~
両司令官に申し上げます。▼~
私はクリミアの意志を示すために~
この場に参りました。▼~
クリミアは、先王ラモンの時代より、~
種族の隔てのない友好と平和を~
国の指針として掲げております。▼~
よって、この国の大地を~
血に染めるような戦いを見過ごすことは~
決してできません。▼~
ですから、ラグズ連合…▼~
帝国軍の両陣営に――~
この国より立ち去ることを~
希望いたします。▼
:[バルテロメ]|
……兵を退けですって!?~
ふん 馬鹿げたことを!~
誰が退くものですか。▼~
もうよろしい!~
戦う気がない臆病者は、~
城の奥に引っこんでいなさい。▼~
半獣どもを始末し終えたら、~
その足で王都メリオルへ攻めあがり、~
クリミアも滅ぼしてあげましょう!▼
:[エリンシア]|
ラグズ連合軍はいかがですか?▼
:[ティバーン]|
…単騎で、この殺気立った~
戦場の真っ只中に~
飛びこんできた意気は買おう。▼~
だがな、その理想論に付き合って~
一方的に国に攻め込まれるんじゃあ~
割りに合わんな。▼
:[エリンシア]|
………それが、~
両司令官の回答なのですね。~
ならば――▼~
これが、~
我がクリミアの回答です。~
私たちの決意は変わりません。▼~
我がクリミアは~
武力ではなく、生身の手を持って~
両軍の戦いを止めましょう。▼
:[バルテロメ]|
な な、な……▼
~
(ティバーンが飛んでくる)~
:[ティバーン]|
………▼
:[エリンシア]|
……………▼
:[ティバーン]|
…………ふ…~
ははははははははっ!▼~
アイクよ、予想のつかん行動は、~
おまえ個人の特性かと思ってたが~
そうでもないみたいだな?▼~
いい度胸してるじゃないか、~
クリミアの女王もよぉ。~
面白え。気に入ったぜ。▼~
スクリミル!~
この場は女王の顔を立てて~
退くとするか?▼
:[スクリミル]|
当然だ。~
無抵抗のものは手にかけられん。~
全軍、森へ帰るぞ!!▼
:[エリンシア]|
ありがとうございます。▼
:[ティバーン]|
あくまでも一時的なもんだ。~
ラグズ連合とベグニオンの諍いが~
収まったわけじゃねえ。▼
:[エリンシア]|
はい、わかっています。~
それでも…クリミアの意思を~
知っていただきたかったのです。▼
:[ティバーン]|
……あんたとは、~
一度ゆっくり話してみてえもんだ。~
またの機会を楽しみにしてるぜ。▼
(視点がベグニオン側に)~
:[ルベール]|
ゼ、ゼルギウス将軍、~
我々はいかがいたしましょうか。▼~
攻撃を……?▼
:[ゼルギウス]|
いや、我々も退く。▼
:[ルベール]|
よろしいのですか?▼
:[ゼルギウス]|
君は、このように武装した兵が~
居並ぶ中で、~
武器を手放すことができるか?▼
:[ルベール]|
――わかりま…~
いえ、おそらくできません。▼
:[ゼルギウス]|
私たちですら難しいことを、~
一国の王がやってみせたのだ。~
ここは、彼女に敬意を表そう。▼
:[バルテロメ]|
な、何を勝手に……~
待ちなさい!~
ラグズ軍を攻撃しなさいっ!▼
:[ゼルギウス]|
…僭越ながら、~
この場は退却を具申します。▼~
戦には呼吸というものがあります。~
流れに逆らうのは、得策ではありません。~
どうかご理解のほどを。▼
:[バルテロメ]|
ぐ……▼
~
(アイク側へ視点が移動)~
:[ミスト]|
私たちは、戻らないの?▼
:[ティアマト]|
久しぶりだものね。~
エリンシア女王に~
ご挨拶して帰りたいわ。▼
:[ライ]|
ま、オレも挨拶ぐらいはな。~
互いの立場があるから、~
長話はできないだろうけど……▼
~
(バルテロメ側へ視点が移る)~
:[バルテロメ]|
……おまえたち!~
クリミア女王を襲いなさい!~
あの小娘は、我が帝国への反逆者です!▼
:[ライ]|
…おい、やばいぞ!~
帝国軍の一部隊が怪しい動きを……~
狙いはエリンシア女王だ!▼
:[アイク]|
させるか…!~
エリンシアを守るぞ、急げ!▼
~
(丘のクリミア側の会話)~
:[ジョフレ]|
くっ やはり…~
クリミア王宮騎士団よ、続けっ!!~
女王陛下をお守りするぞ!!▼
~
(バルテロメ側に視点変更)~
:[バルテロメ]|
歯向かう者はすべて始末なさい!!~
この私に…帝国元老院に~
逆らった報いを受けさせるのです!!▼
:[セルゲイ]|
はっ!~
私、セルゲイに~
お任せ下さいませっ!▼
~
(進撃メニューへ)
** 進撃後 [#xe1d3ccf]
*** 2ターン目開始前 [#xe1d3h81]
:[ルベール]|
ゼルギウス将軍!~
バルテロメ総司令官がクリミア女王に対し~
攻撃を仕掛けようとしております!▼
:[ゼルギウス]|
どこまで愚かなのだ、あの方は……!~
集団で非武装の女性を襲う……~
それが帝国軍を統べる者の行動か!?▼
:[ルベール]|
それに対し、クリミア軍と~
ラグズ連合の一部が女王救出のため出撃。~
バルテロメ様たちと交戦中のようです。▼~
…バルテロメ様たちの…~
加勢に戻りますか?▼
:[ゼルギウス]|
我々は……~
このまま撤退する。▼
:[ルベール]|
し、しかし……~
このままでは、クルベア公爵軍を~
見捨てたということに……▼
:[ゼルギウス]|
…すべての咎は私が受ける。~
だが、これ以上の離反者が出ぬよう、▼~
全軍に命令を徹底させておけ。▼
~
(画面暗転後、再び戦闘へ)~
***敵残り5人 [#f6c967db]
:[帝国兵]|
閣下!~
も、もはや、~
我が軍の敗色は濃く……▼~
精鋭部隊を持ってしても、~
敵軍の勢いを止められません!~
お逃げください!!▼
:[バルテロメ]|
負けた……?~
こ、この私が……!?▼~
くぅっ ゼルギウス……~
私を助けに戻らないとは~
…見ていなさい!▼
~(バルテロメが戦場から去る)
** クリア後 [#cd92ecfe]
:[ライ]|
ふぅ~
やーっと引き上げてったな、~
ベグニオンの連中。▼
:[アイク]|
…今回の件で確信した。~
完全に割れているようだな、帝国軍は。▼~
ゼルギウス将軍がまともな奴で助かったな。~
ラグズ連合と帝国の両軍が激突すれば……~
エリンシアの行為が無駄になる。▼
:[ジョフレ]|
アイク! ライ殿!~
女王陛下救出への手助け、~
かたじけない。▼
:[アイク]|
ジョフレ。~
あんたたちも、ずいぶん~
思い切ったことをしたもんだな?▼
:[ジョフレ]|
ラグズ連合と帝国…どちらも裏切れん。~
国も守りたい………~
苦肉の策だった。▼
:[アイク]|
強くなったな、クリミアは。▼
:[ジョフレ]|
なにを他人事のように…~
グレイル傭兵団も~
同じクリミアの民じゃないか。▼
:[アイク]|
そうだな……~
誇るべき祖国だ。▼
:[ジョフレ]|
さ、女王陛下の元へ行こう。~
話をする時間はあるんだろう?▼
~
(画面暗転後、ベグニオン本陣の様子へ)~
:[バルテロメ]|
これより、命令違反を犯した~
重罪について処罰を申し渡す!▼~
ゼルギウス……!~
私になにか~
言うことがあるのでは?▼
:[ゼルギウス]|
…いかようにも処罰を。~
覚悟はできております。▼
:[バルテロメ]|
殊勝な態度ね。~
それが…もっと早くに~
見えるとよかったのに。▼~
………残念です。~
跪きなさい。~
この場で…おまえを処刑します。▼
:[ルベール]|
な……なんと!?~
なんと申されますか、~
バルテロメ様っ!!▼~
ゼルギウス将軍ほどの地位の方を~
正式な裁き無しに断罪するなど……~
あってはならぬことでは!?▼
:[バルテロメ]|
忘れたのですか!?~
元老院議員は、自己の判断において、~
罪人を処罰する資格を有することを!▼~
その上で、本国には~
――100ものラグズを仕留めたのち、~
名誉の戦死を遂げた――▼~
…とでも報告しておけば、~
こうるさい民衆どもに~
元老院が非難されることもない…▼
:[ルベール]|
真実を隠蔽されるおつもりか!?~
神使様が、そんな偽りの報告を~
信じると思われるのですか!?▼
:[バルテロメ]|
ご病気の神使様に、~
何をお知らせするというのです。▼~
……さあ、もういいかげん~
ゼルギウスも待ちくたびれたでしょう。~
始めなさい!▼~
さよならゼルギウス。▼
:[ゼルギウス]|
………▼
~
(処刑しようとする鎧将に衝撃が加えられる)~
:[バルテロメ]|
なっ!?▼
:[???]|
静まれっ!~
全軍、静止して待て!▼
~
(画面暗転後、タニスが登場)~
:[タニス]|
………▼
:[バルテロメ]|
おまえは……~
聖天馬騎士団の……▼
:[タニス]|
これより、神使様が~
この場に参られる!!▼~
武器を持つ者は全て下に置き、~
神使様のお出ましを平伏して待て!!▼
:[バルテロメ]|
な……!?~
そ、そんなはずは……!!▼
:[帝国兵]|
おぉ…間違いない!~
あのお姿は、まさしく……▼
:[帝国兵]|
神使様だ!~
神使様がお見えになられた!!▼
:[サナキ]|
………~
…………皆のもの。~
長く心配をかけたな。▼~
わたしが突然この場に現れたのは、~
他でもない……~
皆に真実を明かすためじゃ。▼~
皆のもの、聞くがよいぞ。~
此度の戦は、~
わたしが望んだものではない。▼~
わたしを亡き者とし、~
ベグニオンを支配しようと目論む~
不心得者たち……▼~
ガドゥス公ルカンを中心とする、~
元老院議員たちが画策したこと。▼
:[兵士]|
元老院が、神使様を……?▼
:[兵士]|
そんな馬鹿なことが…~
起こり得るものか……?▼
:[バルテロメ]|
……う…嘘だっ! 虚言だっ!~
皆のもの、騙されてはなりません!!~
これは神使様の名を騙る偽者だ!▼
:[シグルーン]|
…では我々、神使親衛隊も~
全てが偽者であると……~
そう仰られるのですか?▼
:[バルテロメ]|
お、お、おまえたち…!~
おまえたちの策謀だっ!!▼~
偽神使を擁して元老院を陥れ…~
ベグニオンを乗っ取ろうとする、~
そういう企みなのだっ!!▼~
首謀者はセフェラン!~
あの男が投獄されたことこそ、~
まぎれもない証拠……▼~
ぐっ!?▼
:[ゼルギウス]|
……貴様ごときが、~
我が主の名を汚すことは許さん。▼
:[バルテロメ]|
が…は……▼
:[ゼルギウス]|
神使様……~
お戻り、心より~
お待ち申し上げておりました。▼
:[サナキ]|
うむ。▼
~
(歓声に包まれる陣内。暗転、セーブ画面へ)
* ハード [#q8f7c5aa]
** オープニングシナリオ [#c10c564e]
(地名テロップ]|ガリア王城)~
:[カイネギス]|
…そうか。~
帝国軍がクリミア領に入ったか。▼
:[ライ]|
はい。~
エルツ山脈の東に留まり、~
我が国を牽制している帝国軍……▼~
報告によると、これが~
およそ半数に減ってるようです。▼~
残り半分はクリミア入りし、~
王国領内を横切り南下しています。▼
:[ティバーン]|
ガリアの東にあの山脈があるかぎり、~
まともに動かせるのは飛行兵のみ。▼~
そいつらは、俺たち鷹の民が~
徹底的に叩いている。▼~
攻めあぐねている地上の兵どもは~
その大半が死兵みたいなもんだ……▼~
そこで軍をわけ、~
北と東からガリアを囲もうって算段か。▼
:[カイネギス]|
クリミア王国軍の動きは~
どうなっておる?▼
:[ライ]|
……残念ながら、~
静観している様子です。▼
:[カイネギス]|
そうか。▼
:[スクリミル]|
くそっ!~
クリミアはやすやすと~
ベグニオンを通過させたのか!?▼~
ガリアとの同盟を何だと思っている!▼
:[ライ]|
…クリミアにしてみれば~
ベグニオンは宗主国だ。~
彼らの要求を拒むのは難しい。▼
:[スクリミル]|
宗主国!?~
なんだそれは!▼
:[ライ]|
んー…そうだな。▼~
ベグニオン帝国は~
自分とこから独立した国に対して、▼~
いまでも支配権をもってるって言えば~
わかりやすいか?▼
:[アイク]|
クリミアもデインも…~
元々はベグニオンだった。~
なるほど、そういうことか。▼
:[スクリミル]|
だが、ライよ。▼~
それをいうなら、~
ガリアも鳥翼の3国もそうだろう?~
全て元はベグニオンだった。▼
:[ライ]|
オレたちラグズはさ、~
国が成立した時点で帝国とは~
縁を切ってるような状態だからな。▼~
ベオク同士とは訳が違う。▼
:[スクリミル]|
クリミアと帝国の関係は分かった。~
…ような気がする。▼~
しかし、だからといって…▼~
同盟国の不利となるような行ないを~
公然ととってもいいという理由には~
ならんのではないか?▼
:[ライ]|
う……~
そりゃ、正論だけどな。▼
:[スクリミル]|
やはり、クリミアは~
ガリアを裏切ったのだ!!~
断じて許すわけにはいかんぞ!▼
:[???]|
よさぬか、スクリミル。▼
:[カイネギス]|
発言には気をつけるよう、~
常に言っておるだろう。▼
:[スクリミル]|
はっ……▼~
し、しかし……~
先の戦いで受けた恩も忘れ、~
ベグニオンに与するなど……▼~
こうなったからには、クリミアとの~
同盟は破棄するしかないのでは?▼
:[カイネギス]|
わしは、クリミアが全面的に~
ベグニオンについたとは思っておらん。▼~
王宮騎士団と帝国軍の間で、一度は~
衝突があったとの報告も入ってきておる。▼~
…エリンシア殿は聡明だ。~
抵抗を止めたのは、無用の血が~
流れることを避けたためであろう。▼
:[ニケ]|
…ガリア王は、そこまで~
クリミアの女王を信頼しておいでか。▼~
どのような人物なのだ?▼
:[カイネギス]|
その治世も、その心根も、~
実に好ましい女性だ。▼~
彼女の亡き父、~
先代の王ラモン殿とわしは…▼~
ラグズとベオクの親交を~
深めるために同盟を結んだ。▼~
その志を受け継ぎ、~
互いの民たちが自由に国を行き来し、~
種族の区別なく暮らしていけるような……▼~
そんな国を作っていきたいと、~
わしに語ってくれたこともある。▼
:[ラフィエル]|
……私がこちら側にいた頃とは、~
ずいぶん様子が変わったのですね?▼~
数ヶ月ほどデインに滞在していた時は…~
ほんの一握りの者たちを除いては、~
それほど変化はないように感じましたが……▼
:[???]|
兄上のおっしゃるとおり、~
まだ一部だけです。▼
:[リュシオン]|
しかし…確実に~
その輪は広がってきています。▼~
事実、私やリアーネにも~
たくさんのベオクの友人がいます。~
クリミア女王は、その1人です。▼
:[リアーネ]|
Rafielniisama,(ラフィエルニイサマ、)~
Watasi,elinsiasama sukinanoyo!(ワタシ、エリンシアサマ ス...
:[ラフィエル]|
素晴らしい…方なのですね。▼
:[スクリミル]|
なんだ、みんなして~
べた褒めではないか!~
そんなに傑物だというのか?▼
:[ティバーン]|
俺はまともに話したことはないが…~
そう特別には見えなかったがな?▼
:[アイク]|
特別かどうかは別として……~
1つだけ確実に言えることがある。▼~
エリンシアはガリアを裏切らん。~
それは俺が保証する。▼
:[ライ]|
及ばずながら、オレも。~
あの人は信じていいと思います。▼
:[ニケ]|
ふっ なるほど…~
得心がいった。▼
:[カイネギス]|
では、ひとまず…~
今後の戦において、クリミア勢力が~
帝国に与することはないと考えて……▼~
鷹王よ、まずは~
そなたの意見を聞かせてもらいたい。▼
:[ティバーン]|
クリミアが動かんのなら、~
このまま攻め込まれるのを~
待っている必要はないだろう。▼~
精鋭を北にやって~
一気に勝負をつけるのはどうだ?▼
:[カイネギス]|
アイクよ、~
そなたたちはどう考える?▼
:[アイク]|
セネリオ。▼
:[セネリオ]|
はい。▼~
……フェニキス王の案を支持します。~
相手が部隊を分け、~
半数に減っているのも好都合です。▼~
これまでは数で負けていましたが、~
現状はほぼ互角。▼~
ラグズの戦闘能力の高さを考えれば、~
戦いを優位に運ぶことも可能です。▼~
もちろん…先方には~
ゼルギウス将軍がいるでしょうから、~
油断はできませんが。▼
:[カイネギス]|
……長期遠征によって~
ガリア自体の兵力は落ちている。~
早々に決着をつけたいところではあるな。▼~
では、鷹王よ。~
申し訳ないが、そなたの軍勢は~
東の守りに残してもらってよいか?▼~
その上で、そなた自身には~
我が軍の精鋭を率いて~
北へ向かってもらいたい。▼
:[ティバーン]|
そりゃ構わねえが、~
俺だけで獣牙兵をまとめろってのは~
けっこう骨が折れるんだがな?▼
:[カイネギス]|
それは問題ない。~
副将としてライをつけて……▼
:[スクリミル]|
俺が行く!~
俺に…名誉挽回の機会を与えてくれ!~
頼む叔父貴! このとおりだ!!▼
:[カイネギス]|
叔父貴…?▼
:[スクリミル]|
い、いや、王っ!~
お願いしますっ!!▼
:[ライ]|
オレからもお願いします。~
…スクリミルが適任です。▼
:[スクリミル]|
ライ… おまえ……▼
:[カイネギス]|
……~
まかせてよいか、鷹王。▼
:[ティバーン]|
あぁ、俺は問題ない。~
獅子王、あんたとより~
よほどやりやすいと思うぜ。▼
:[カイネギス]|
ふっ~
では、頼むぞ。▼~
そしてアイクよ。~
グレイル傭兵団にも~
引き続き仕事を依頼したいのだが、▼~
請けてもらえるだろうか?▼
:[アイク]|
当然、そのつもりだ。▼
:[カイネギス]|
心強い限りだ。▼~
それでは、集いし者たちよ。~
本日のうちに準備万端整えた後……~
夜明けと共に出陣してくれ。▼
~
(画面暗転後拠点画面へ)
** 進撃前 [#s7766ede]
:[ガリア兵]|
ベグニオン兵め!~
獣牙兵の底力、見せつけてやる!▼
:[フェニキス兵]|
卑劣な奇襲をかけ、~
俺たちの国を焼いたこと……~
大いに後悔させてやるぞ…!▼
:[帝国兵]|
帝国側に~
ゼルギウス将軍がおられる限り、~
我らに敗北はない!▼
:[帝国兵]|
半獣どもめ…~
いよいよこれで終わりだ。~
覚悟するがいい!▼
:[ガリア兵]|
左の丘に、ベオクの軍勢が……~
あの旗印は…クリミア軍だ!▼
:[ガリア兵]|
や、やはりクリミアは…~
帝国側につくつもりなのか!?▼
:[スクリミル]|
ええい、うろたえるな!▼
:[アイク]|
エリンシア?~
何をするつもりだ……▼(自動送り)
:[バルテロメ]|
くすくすくす~
ようやく心を入れ替え、~
帝国のために戦う気になった…と。▼~
まったく、遅すぎるのですよ。~
最初からおとなしく~
従っておけばよいものを……▼~
半獣どもの討伐が終わったら、~
クリミアにも罰を科さねばなりませんね。~
賠償金か、それとも領土か……▼~
いっそあの生意気な女王を~
引き摺り下ろすのも――▼
:[スクリミル]|
む……~
いったい何のつもりだ……?▼
:[エリンシア]|
私は、クリミア女王エリンシア。~
ベグニオン帝国軍、ラグズ連合、~
両司令官に申し上げます。▼
:[ティバーン]|
………▼
:[ゼルギウス]|
……▼
:[エリンシア]|
私はクリミアの意志を示すために~
この場に参りました。▼~
クリミアは、先王ラモンの時代より、~
種族の隔てのない友好と平和を~
国の指針として掲げております。▼~
そのため、このたびの~
ベグニオン帝国と~
ラグズ連合の戦いにおいては、▼~
中立不可侵の立場を貫いてまいりました。▼~
それにも関わらず、刻下、~
両国が戦おうとされているこの場所は、~
我がクリミアの領土です。▼~
この国の大地を血に染めるような戦いを~
見過ごすことはできません。▼~
ですから、ラグズ連合…▼~
帝国軍の両陣営に――~
この国より立ち去ることを~
希望いたします。▼
:[バルテロメ]|
……兵を退けですって!?~
ふん 馬鹿げたことを!~
とんだ茶番ですよ、クリミア女王。▼~
種族の隔てのない世界などと…~
そんな幻想を追っているから、▼~
デインに侵略され、我が国に~
泣きつくような羽目に陥るのです。▼~
もうよろしい!~
戦う気がない臆病者は、~
城の奥に引っこんでいなさい。▼~
半獣どもを始末し終えたら、~
その足で王都メリオルへ攻めあがり、~
クリミアも滅ぼしてあげましょう!▼
:[エリンシア]|
……それでは、ベグニオン軍は~
兵を退く気はないと?▼
:[バルテロメ]|
当たり前です!~
小娘の戯言に付き合うのは~
もうたくさんです。▼
:[エリンシア]|
ラグズ連合軍はいかがですか?▼
:[ティバーン]|
…単騎で、この殺気立った~
戦場の真っ只中に~
飛びこんできた意気は買おう。▼~
だがな、その理想論に付き合って~
一方的に国に攻め込まれるんじゃあ~
割りに合わん。▼~
悪いが、ここに~
踏みとどまらせてもらうぜ。▼
:[エリンシア]|
………それが、~
両司令官の回答なのですね。~
ならば――▼~
これが、~
我がクリミアの回答です。~
私たちの決意は変わりません。▼~
我がクリミアは~
ベグニオン軍、ラグズ連合軍、~
どちらとも戦いません。▼~
ですから――~
武力ではなく、生身の手を持って~
両軍の戦いを止めましょう。▼
:[バルテロメ]|
な な、な……▼
:[ティバーン]|
………▼
:[エリンシア]|
……………▼
:[ティバーン]|
…………ふ…~
ははははははははっ!▼
:[エリンシア]|
!?▼
:[ティバーン]|
アイクよ、予測のつかん行動は、~
おまえ個人の特性かと思ってたが~
そうでもないみたいだな?▼~
いい度胸してるじゃないか、~
クリミアの女王もよぉ。~
面白え。気に入ったぜ。▼~
スクリミル!~
この場は女王の顔を立てて~
退くとするか?▼
:[スクリミル]|
当然だ。~
無抵抗のものを手にかけては、~
ガリアの名が地に落ちる。▼~
全軍、森へ帰るぞ!!▼
:[エリンシア]|
ありがとうございます。▼
:[ティバーン]|
あくまでも一時的なもんだ。~
ラグズ連合とベグニオンの諍いが~
収まったわけじゃねえ。▼
:[エリンシア]|
はい、わかっています。~
それでも…▼~
クリミアの意思を~
知っていただきたかったのです。▼
:[ティバーン]|
……あんたとは、~
一度ゆっくり話してみてえもんだ。~
またの機会を楽しみにしてるぜ。▼
:[ルベール]|
ゼ、ゼルギウス将軍、~
我々はいかがいたしましょうか。▼~
攻撃を……?▼
:[ゼルギウス]|
いや、我々も退く。▼
:[ルベール]|
よろしいのですか?▼
:[ゼルギウス]|
君は、このように武装した兵が~
居並ぶ中で、~
武器を手放すことができるか?▼
:[ルベール]|
――わかりま…~
いえ、おそらくできません。▼
:[ゼルギウス]|
私たちですら難しいことを、~
一国の王がやってみせたのだ。▼~
自国の兵に割って入らぬよう~
従わせるのは…~
並み大抵のことではない。▼~
それほどの信頼が……~
クリミアの主従にはあるのだ。~
ここは、彼らに敬意を表そう。▼
:[ルベール]|
はっ!▼~
総員! 退却開始っ!!▼
:[バルテロメ]|
な、何を勝手に……~
待ちなさい!▼~
クリミア女王など無視すれば~
よいのです。~
ラグズ軍を攻撃しなさいっ!▼
:[ゼルギウス]|
…僭越ながら、~
この場は退却を具申します。▼~
戦には呼吸というものがあります。~
流れに逆らって無理に攻め立てれば、▼~
圧倒的に有利な状況でも~
負けることもあり得るのです。▼~
どうかご理解のほどを。▼
:[バルテロメ]|
ぐ……▼
:[ミスト]|
おにいちゃん、戻らないの?▼
:[アイク]|
あぁ。▼
:[ティアマト]|
久しぶりだものね。~
エリンシア女王に~
ご挨拶して帰りたいわ。▼
:[ライ]|
ま、オレも挨拶ぐらいはな。~
互いの立場があるから、~
長話はできないだろうけど……▼
:[バルテロメ]|
……おまえたち!~
クリミア女王を襲いなさい!~
あの小娘がすべての元凶です!!▼~
我が帝国に平伏しない反逆者!▼~
相手は丸腰です!~
自分がどれほど愚かなまねをしているか~
思い知らせておやりなさい!!▼
:[ライ]|
…おい、やばいぞ!~
帝国軍の一部隊が怪しい動きを……~
狙いはエリンシア女王だ!▼
:[アイク]|
させるか…!~
エリンシアを守るぞ、急げ!▼
:[ルキノ]|
くっ やはり帝国軍に~
ものの道理は通じないようね……▼~
ジョフレ!▼
:[ジョフレ]|
女王陛下をお守りするぞ!!~
クリミア王宮騎士団!~
続けっ!!▼
:[セルゲイ]|
バルテロメ様っ!~
クリミア王宮騎士団が~
現れました…!▼~
ラグズ連合軍の残余部隊も~
女王を守ろうとして~
攻めかかってきております!▼
:[バルテロメ]|
歯向かう者は~
すべて始末なさい!!▼~
この私に…帝国元老院に~
逆らった報いを受けさせるのです!!▼
:[セルゲイ]|
はっ!~
私、セルゲイに~
お任せ下さいませっ!▼
~
(部隊編成画面へ)
**進撃後 [#pffae8cf]
*** 1ターン目終了後 [#he1d3h81]
:[ルベール]|
ゼルギウス将軍!▼~
バルテロメ総司令官の命により、~
クルベア公爵軍がクリミア女王に対し~
攻撃を仕掛けようとしております!▼
:[ゼルギウス]|
どこまで愚かなのだ、あの方は……!▼~
戦うべき相手を見誤り、~
集団で非武装の女性を襲う……~
それが帝国軍を統べる者のとるべき行動か!?▼
:[ルベール]|
いかがなさいますか!?▼
:[ゼルギウス]|
…クリミア軍はどうしている?▼
:[ルベール]|
丘から駆け下り、~
女王救出に向かっております。~
ラグズ連合の一部も協力しているようです。▼
:[ゼルギウス]|
ならば……~
我らのすべきことはない。~
このまま撤退する。▼
:[ルベール]|
し、しかし……~
このままでは、クルベア公爵軍を~
見捨てたということに……▼
:[ゼルギウス]|
…構わん。~
すべての咎は私が受ける。~
だが、これ以上の離反者が出ぬよう、▼~
全軍に命令を徹底させておけ。▼
:[ルベール]|
はっ!▼
~
(画面暗転後、再び戦闘へ)
*** 会話(アイク→エリンシア) [#i51a4b79]
:[アイク]|
エリンシア!▼
:[エリンシア]|
アイク様!!▼
:[アイク]|
無事なようだな。~
それにしても無茶をする……▼
:[エリンシア]|
無茶をしなければ、~
戦いを止めることはできないと……~
そう思いました。▼~
でも… 結局、戦いを~
避けることはできませんでしたが……▼
:[アイク]|
それでも、あんたの気持ちは~
ラグズ連合に届いてる。▼~
帝国軍にだって、~
分かってるやつはいるだろう。~
あんたは間違っちゃいない。▼
:[エリンシア]|
アイク様……~
ありがとうございます。▼
*** セルゲイ初戦 [#he1d349f]
:[セルゲイ]|
我が主、バルテロメ様に逆らう~
愚かなる者共め!~
我が手によって葬り去ってくれよう!!▼
*** アイクvsセルゲイ [#he1d3en3]
:[セルゲイ]|
我らクルベア軍は~
バルテロメ様の正式な命を受けている!~
元老院の代理にも等しい存在なのだ!▼~
傭兵よ!~
利に聡い貴様らなら分かるな?~
どちらにつくのが賢いか!▼~
分かったなら、我らに加勢し……▼
:[アイク]|
口上はいい。行くぞ。▼
:[セルゲイ]|
き、貴様っ!?▼
*** セルゲイ散り際の台詞 [#he1d3fke]
:[セルゲイ]|
バ…バルテロメ……様……▼
***敵が残り5人になったとき [#he1d3htw]
:[帝国兵]|
閣下!~
も、もはや、~
我が軍の敗色は濃く……▼~
精鋭部隊を持ってしても、~
敵軍の勢いを止められません!▼~
お逃げください!!▼
:[バルテロメ]|
負けた……?~
こ、この私が……!?▼~
くぅっ ゼルギウス……~
私を助けに戻らないとは~
増長して……!!!▼~
…見ていなさい!▼
~
(バルテロメが戦場から去る)
** クリア後 [#u5f173b4]
:[ライ]|
ふぅ~
やーっと引き上げてったな、~
ベグニオンの連中。▼
:[アイク]|
…今回の件で確信した。~
完全に割れているようだな、帝国軍は。▼
:[ライ]|
みたいだな。▼
:[アイク]|
ゼルギウス将軍がまともな奴で助かった。~
ラグズ連合と帝国の両軍が激突すれば……~
エリンシアの行為が無駄になる。▼
:[ライ]|
…………▼
:[ジョフレ]|
アイク! ライ殿!~
女王陛下救出への手助け、~
かたじけない。▼
:[アイク]|
ジョフレ。~
あんたたちも、ずいぶん~
思い切ったことをしたもんだな?▼
:[ジョフレ]|
…立たれたのは女王陛下お1人だが……~
あれこそが我がクリミアの総意だ。▼~
ラグズ連合と帝国…どちらも裏切れん。~
国も守りたい……… 苦肉の策だった。▼
:[アイク]|
強くなったな、クリミアは。▼
:[ジョフレ]|
なにを他人事のように…~
グレイル傭兵団も~
同じクリミアの民じゃないか。▼
:[アイク]|
そうだな……~
誇るべき祖国だ。▼
:[ジョフレ]|
さ、女王陛下の元へ行こう。~
話をする時間はあるんだろう?▼
:[アイク]|
あぁ、そのつもりだ。~
ライもいっしょに… ………ライ?▼
:[ライ]|
……………▼
:[アイク]|
おい、ぼさっとするな。▼
:[ライ]|
いっ!?~
なんだよ、いきなり?▼
:[アイク]|
エリンシアに挨拶しにいくぞ。▼
:[ライ]|
あ、あぁ! そうだった。▼~
ジョフレ殿、~
オレも同行していいですかね?▼
:[ジョフレ]|
もちろん大歓迎だ。~
では、こちらへ。▼
:[アイク]|
………▼
~
(画面暗転後、ベグニオン本陣の様子へ)~
:[バルテロメ]|
これより、命令違反を犯した~
重罪について処罰を申し渡す!▼~
ゼルギウス……!~
私になにか~
言うことがあるのでは?▼
:[ゼルギウス]|
………▼
:[バルテロメ]|
己の行動を悔いて、~
言葉もでない…というわけですか?▼~
くす くすくすくす~
そうですね、いままでの~
私だったら許したかもしれない。▼~
でも……!~
今回ばかりはもうお仕舞い……▼~
真っ向から元老院に逆らった~
おまえを許すわけにはいかない。▼
:[ゼルギウス]|
…いかようにも処罰を。~
覚悟はできております。▼
:[バルテロメ]|
殊勝な態度ね。▼~
それが…もっと早くに~
見えるとよかったのに。~
………残念です。▼~
跪きなさい。~
この場で…おまえを処刑します。▼
:[ルベール]|
な……なんと!?~
なんと申されますか、~
バルテロメ様っ!!▼~
ゼルギウス将軍ほどの地位の方を~
正式な裁き無しに断罪するなど……~
あってはならぬことでは!?▼
:[バルテロメ]|
うるさいっ!▼~
忘れたのですか!?~
元老院議員は、女神より~
与えられし使命を果たすもの。▼~
よって罪状明らかなる場合においては、~
自己の判断において、~
処罰する資格を有することを!▼
:[ルベール]|
し、しかし…!▼~
ゼルギウス将軍は~
我がベグニオン帝国に~
数々の誉れをもたらせし英雄!▼~
それをこのような場所で…~
女神の慈悲の杯も与えられぬまま~
処刑されたなどと……▼~
民が知れば、国は荒れます!~
元老院に対し非難が集中して……▼
:[バルテロメ]|
あぁ、それなら心配はいらない。~
英雄には英雄らしい末路を…~
民衆はそれを期待しているものね。▼~
――ゼルギウス将軍は~
100ものラグズを仕留めたのち、~
名誉の戦死を遂げた――▼~
そういうことにしておきましょう。▼~
本国にはそう報告します。▼
:[ルベール]|
そんな…!~
真実を隠蔽されるおつもりか!?▼~
神使様が、そんな偽りの報告を~
信じると思われるのですか!?▼
:[バルテロメ]|
ご病気の神使様に、~
何をお知らせするというのです。▼~
……さあ、もういいかげん~
ゼルギウスも待ちくたびれたでしょう。~
始めなさい!▼~
さよならゼルギウス。▼
:[ゼルギウス]|
………▼
:[ルベール]|
ゼルギウス将軍……っ!▼
~
(処刑を試みた鎧将に衝撃が加えられる)~
:[バルテロメ]|
なっ!?▼
:[???]|
静まれっ!~
全軍、静止して待て!▼
~
(画面暗転後、タニスが登場)~
:[タニス]|
………▼
:[バルテロメ]|
おまえは……~
聖天馬騎士団の……▼
:[タニス]|
これより、神使様が~
この場に参られる!!▼~
武器を持つ者は全て下に置き、~
神使様のお出ましを平伏して待て!!▼
:[バルテロメ]|
な……!?▼~
そ、そんなはずは……!!~
ご病気の神使様が~
この場に来られるはずはない!▼
:[帝国兵]|
おぉ…間違いない!~
あのお姿は、まさしく……▼
:[帝国兵]|
神使様だ!~
神使様がお見えになられた!!▼
:[サナキ]|
………~
…………皆のもの。~
長く心配をかけたな。▼~
わたしが突然この場に現れたのは、▼~
他でもない……~
女神の御意思に逆らい、~
罪を犯した者がおるからじゃ。▼~
皆のもの、聞くがよいぞ。~
此度の戦は、~
わたしが望んだものではない。▼~
わたしを亡き者とし、~
ベグニオンを支配しようと目論む~
不心得者たち……▼~
ガドゥス公ルカンを中心とする、~
元老院議員たちが画策したこと。▼
:[兵士]|
元老院が、神使様を……?▼
:[兵士]|
そんな馬鹿なことが…~
起こり得るものか……?▼
:[サナキ]|
すべて相違あるまいな?~
元老院議員…~
クルベア公バルテロメよ!▼
:[バルテロメ]|
……う…嘘だっ! 虚言だっ!~
皆のもの、騙されてはなりません!!▼~
これは神使様の名を騙る偽者!~
本物の神使様は、重いご病気で~
臥せっていらっしゃるのだ!!▼
:[シグルーン]|
これは、ずいぶん~
異なことを申されますこと。▼~
では我々、神使親衛隊も~
全てが偽者であると……~
そう仰られるのですか?▼
:[バルテロメ]|
お、お、おまえたち…!~
おまえたちの策謀だっ!!▼~
偽神使を擁して元老院を陥れ…~
ベグニオンを乗っ取ろうとする、~
そういう企みなのだっ!!▼~
首謀者はセフェラン!~
あの男が投獄されたことこそ、~
まぎれもない証拠……▼~
ぐっ!?▼
:[ゼルギウス]|
……貴様ごときが、~
我が主の名を汚すことは許さん。▼
:[バルテロメ]|
が…は……▼
:[ゼルギウス]|
………▼~
神使様……~
お戻り、心より~
お待ち申し上げておりました。▼
:[サナキ]|
うむ。▼
~
(歓声に包まれる陣内。暗転、セーブ画面へ)
* コメント欄 [#lc2aecd6]
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