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章別会話/第2部 終章 女王エリンシア
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*ノーマル [#y99a5ffd]
**オープニングシナリオ [#z108306e]
'''(地名テロップ:アルピ砦)'''
***ハール加入かつ生存時 [#z50efddd]
:[ハール]|……と、言うわけだ。~
ジョフレ軍からの~
のろしが上がったところをみると、▼~
おそらくルドベックは、~
あんたを狙ってこの砦に~
向かってくるだろう…▼~
…もう、こうなったからには、~
俺もとことん付き合うことにした。~
何なりと言いつけてくれ。▼
:[エリンシア]|……は、はい。~
ありがとうございます。~
…それで、ハール様…あの……▼~
……ルキノは…?~
ルキノは無事なのでしょうか?▼
:[ハール]|!……町の隠れ家にあったのは、~
連絡員とおぼしき男の死体と………~
この髪だけだ。▼
:[エリンシア]|!!~
これは……ルキノ…の髪……~
……あぁ…そんな………▼
:[ハール]|恐らくそれは……~
彼女を預かっているという意味だろう。▼~
まだ、助ける機会はある。~
そのために…あんたのやるべきことを~
しっかり考えるんだ。▼
:[エリンシア]|……は…い………▼
'''(ハールが去り、クリミア兵が登場)'''
***以下共通 [#xfe5474d]
:[エリンシア]|…城にいる兵たちに戦闘の用意を……~
反乱軍の襲撃に備えます。~
指揮は……私がとります。▼
:[クリミア兵]|女王陛下御自らが指揮を!?~
そんな…危険です!~
どうか別の者に任命下さいっ!▼
:[エリンシア]|反乱軍をここまで増長させたのは…~
誰でもない、私の失態です。~
もうこれ以上逃げるわけにはいきません…▼
'''(ルキノの髪を手に取るエリンシアの一枚絵が表示)'''
:[エリンシア]|……………………▼~
………ルキノ……~
どうか…どうか……~
無事でいて………▼
'''(再び会議室の模様)'''
:[エリンシア]|…リアーネ姫…ニアルチ様…~
…この城に…~
まもなく敵が攻めて参ります……▼
:[ニアルチ]|な、なんと!?▼
:[エリンシア]|……私がここにいることが…~
敵に漏れてしまいました。~
お2人は一刻も早くここを脱出して……▼
:[リアーネ]|わたし…うたって……~
エリ、シアさま…を…~
…たす、けます!▼
:[エリンシア]|い、いけません!~
そんな危険な真似をさせるわけには~
まいりません!▼
:[リアーネ]|わたし…すき。~
エリ、シアさま…たすけ…ます。▼
:[ニアルチ]|やれやれ…~
お嬢様はこうと決められたら~
絶対に曲げられないお方。▼~
仕方ありません、この老骨も~
戦線にお加えいただけますかな?▼
:[エリンシア]|ニアルチ様まで…~
そんな……すみません。▼
:[ニアルチ]|なんのなんの。~
老いてもまだ、ベオクのひよっ子どもに~
遅れをとるものではありませんぞ。▼
:[エリンシア]|…そう…~
私ももう覚悟をしなければ……▼~
クリミア王家の宝剣アミーテ……~
もう二度と使うことがなければ良いと~
願ってきましたが…また………▼
'''(画面暗転、拠点モードへ)'''
**進撃前 [#d8319ff3]
'''(会議室、エリンシア、リアーネ、ニアルチの会話)'''
:[エリンシア]|……戦が始まります…~
お二人とも少しでも危ない時は…~
迷わず退いて下さい。約束ですよ?▼
:[ニアルチ]|それはもうおまかせくだされ。▼~
鴉の民といえば、退却速度については~
他の追随を許しませぬからな。▼
:[エリンシア]|ふふ… 頼もしいお言葉です。▼
'''(場面変わってルドベック側、草原をバックに会話)'''
:[クリミア反乱兵]|報告します!~
アルピ砦は城門を閉ざし、~
徹底抗戦の構えを見せております!▼
:[ルドベック]|なるほど…ルキノ殿は~
なんらかの方策を講じ、~
我らのことを知らせたようだ。▼~
だが、王宮騎士団が~
どのように急いだところで……~
ここに到着するのは明後日。▼~
その上、こちらには例の奥の手もある…~
どちらに転んでもこの戦……~
我々の負けはない。▼
'''(画面暗転後、エリンシア会議室側へ)'''
:[クリミア兵]|ほ、報告致しますっ!~
砦の裏門が開き、そこから~
反乱軍がなだれ込んで参りました!!▼
:[エリンシア]|な…!?~
どういうことですか!?▼
:[レテ]|…それは、この者に聞くと~
分かると思います。▼
>'''(召使いが登場)'''
:[エリンシア]|あなたは…庭番の…?▼
:[クリミア兵]|き、貴様っ!~
貴様が反乱軍を手引きしたのだな!?▼
:[召使い]|……あぁ、そうさ。~
この国の…クリミアの未来のため~
正しいことをやった。▼~
女王はデインに尻尾を振る裏切り者だ!~
おれはデインの奴らに家族を殺されたんだ!~
奴らと手を組むなんて、まっぴらだ!!▼
:[クリミア兵]|黙れっ! 裏切り者め!~
この場で処刑して……▼
:[エリンシア]|お待ちなさい!~
その者1人を殺めても……~
状況は変わりません。▼~
それより、砦に入り込んだ~
ルドベック殿の配下たちを~
なんとかしなくては……▼
>生存キャラが登場
:[レテ]|私もお手伝いします。▼
:[モゥディ]|オぉ、モゥディは~
女王のタめに戦うぞ!▼
:[チャップ]|およばずながら、~
わしもお使いください。▼
:[ネフェニー]|…クリミアの未来には、~
エリンシアさまが必要です。▼
:[ヘザー]|ルドベックなんてむさい男に~
祖国を支配されるなんて…~
ぜったいに御免だわ。▼
:[クリミア兵]|女王陛下!~
我々の命、陛下の御為……~
いかようにもお役立てください!▼
:[エリンシア]|ありがとう、みなさん。~
私はクリミアの女王…~
もう逃げ隠れはしません。▼~
…同じ国の民とはいえ、~
これ以上、和を乱すというのであれば…~
見過ごすことはできません。▼
'''(画面暗転後、戦闘MAPのルドベック側へ)'''
:[ルドベック]|なんと容易い、なんと脆い。▼~
この砦の有り様こそ、すなわち、~
女王エリンシアの治世そのものよ!▼~
ほう…女王自ら兵を指揮するか。~
兵を盾に、砦を見捨て~
逃げる手もあっただろうに……▼~
やはり、甘い。~
その甘さが命取りとなるのだと~
思い知らせてやらねばな。▼
'''(画面暗転後、出撃準備画面へ)'''
**進撃後 [#q8838d3d]
***戦闘開始時、マーシャ生存の場合 [#a58ab9b6]
:[???]|エリンシア様ー!~
お待たせしました!▼
:[エリンシア]|マーシャ!▼
:[マーシャ]|ジョフレ将軍の機転で、~
罠の仕掛けられた街道を避け、~
旧街道を通って戻ってまいりました。▼~
数刻後には、王宮騎士団が~
この砦に到着します!~
先触れのため、私だけ先行してきました。▼
:[エリンシア]|…ありがとう。~
よくぞここまで~
たどり着いてくれました。▼
:[マーシャ]|王宮騎士団が到着するまで、~
なんとしても持ちこたえましょう!▼
***8ターン目開始時、王宮騎士団登場 [#t3649f6e]
:[ジョフレ]|エリンシア様っ!~
クリミア王宮騎士団っ!~
ただ今、到着致しました!▼~
誇り高きクリミア騎士たちよ!~
我らがお守りすべき主君のため~
死力を賭して戦うのだ!▼
:[エリンシア]|ジョフレ…っ!~
ジョフレ、ジョフレ!▼
:[ジョフレ]|フェリーレ領公爵~
ルドベックを捕らえよ!~
決して逃がすな!!▼
:[ルドベック]|くそっ、思ったより早く到着したな。~
だが…私に敗北はない。~
あの甘い女王になど、敗れはしない。▼
***ルドベック撃破時(ノーマル) [#qb3b7f49]
:[ルドベック]|女王よ!~
私は降伏する。~
捕虜としての処遇を希望したい。▼~
優しい女王陛下のことだ、~
武器を捨てて降伏した者の命は~
奪えまい……?▼
**エンドシナリオ [#icdbd94d]
'''(戦闘終了後、砦内にてエリンシアとジョフレの会話)'''
:[ジョフレ]|エリンシア様っ!よくぞご無事で…~
救援が遅れてしまい、~
面目もございません…!▼
:[エリンシア]|そんなこと…~
ありがとう…ジョフレ……~
…それで、反乱軍はどうしましたか?▼
:[ジョフレ]|首謀者である~
ルドベック殿を失ったことで混乱し、~
逃げ惑っております。▼~
ご命令どおり、~
敗走兵の追撃はしておりません。~
また、当のルドベック殿は地下牢に…▼
'''(エリンシアが去る)'''
:[ジョフレ]|エリンシア様っ!?▼
:[エリンシア]|ルキノが捕らわれているの!~
彼と交渉して助け出さないと…!▼
:[クリミア兵]|女王陛下っ! 将軍っ!~
た、たいへんです!!~
ル、ルキノ殿が……!!!▼
'''(絞首台へと場面が切り替わる)'''
:[クリミア反乱兵]|女王に告ぐ!~
フェリーレ公爵を解放せよ!!~
さもなくば、この女を処刑する!!▼
'''(屋上からその様子を見るエリンシアとジョフレ)'''
:[エリンシア]|ルキノ……!▼
:[ジョフレ]|………姉さん…っ▼
:[クリミア反乱兵]|半刻待つ!!~
それまでに公を解放しなければ…~
女を殺す!!▼
:[ルキノ]|エリンシア様、なりません!!~
私のことなど…▼~
ぐっ!!(台詞自動送り)'''
:[クリミア反乱兵]|黙れ!!~
すぐに吊るしてやっても~
いいのだぞ!▼
:[ジョフレ]|………女王陛下、~
どうか私に~
反乱軍追討のご命令を。▼
:[エリンシア]|!!▼
:[ジョフレ]|姉の命は、すでにないものと~
お考えください。▼~
死して祖国の礎となることこそ、本望。~
もし立場が逆であれば、姉も同じことを~
陛下に申し上げたことでしょう。▼~
……姉を思ってくださるのならば、~
どうかご決断を。▼
'''(画面暗転、地下牢へ)'''
:[ルドベック]|おや、女王陛下…~
…そのご様子では、~
例の奥の手が成功したようですな。▼
:[エリンシア]|……あなたの望みは~
いったい何…?~
この国を混乱させることですか?▼
:[ルドベック]|この国を守ることですよ、女王陛下。▼
:[エリンシア]|な……!?▼
:[ルドベック]|女王…貴女は甘い…甘すぎる。~
国の王とは、時に非情であり、~
時に冷酷な決断をも下さねばなりません。▼~
…私はあなたを試したのです。~
貴女にこの内乱を~
食い止める力があるのかを……▼~
だが、貴女は民を傷つけることを~
恐れるあまり、決断を遅らせ……~
事態をこれほど大きくしてしまった!▼~
やはり貴女にはクリミアを任せられない。~
どうぞ、退位なさって~
私に後をお譲りください。▼~
まあ、ルキノ殿の命が懸かっている以上、~
貴女には、是という他に答えはない。▼~
では、まず私めを~
牢より解放していただきましょう。~
その上で細かい取り決めを……▼
:[エリンシア]|お断りします。▼
:[ルドベック]|な……! ルキノ殿が~
どうなってもよろしいのか!?▼
:[エリンシア]|……ルドベック殿、~
あなたが抱いていた私への危惧、~
不満は正しいものです。▼~
けれども、~
今回のことで、何人の民が~
犠牲になったと思っているのですか!?▼~
強さだけでは王とはいえません。~
まして、王位を望もうとするならば、~
それはあなたの欲望でしかない!▼
:[ルドベック]|くっ……いいのか、本当に!?~
私が命じなければ~
ルキノ殿は助からぬのだぞ!▼
:[エリンシア]|…あなたの叛意を育て、~
国を乱させるに至った私自身の罪……▼~
それを忘れることなく、~
我が一生をクリミアに捧げましょう。~
……ルキノの命を抱いて。▼
'''(エリンシアが去る)'''
:[ルドベック]|……ふ、はははははは!~
我が野望敗れたり…!▼~
ここまではお見事です、女王よ。~
しかし、あなたは本当に~
ルキノ殿を見殺しにできるのか……▼~
どうか…泣き濡れた顔で私の前に戻り、~
前言を翻したりなさらぬよう……~
女神に祈っておりますぞ、我が女王陛下。▼
'''(画面暗転後、屋上)'''
:[エリンシア]|反乱軍に告げます!~
フェリーレ公爵ルドベックは国を乱し、~
王位を簒奪せんとした重罪人。▼~
クリミアの女王の名において~
この国に害をなそうとする者と~
取引することはできません。▼
:[クリミア反乱兵]|な……~
この女が死んでもいいのか!?▼
:[ルキノ]|………… (台詞自動送り)
:[エリンシア]|………… (台詞自動送り)
:[クリミア反乱兵]|ちっ 泣き叫んで~
命乞いでもすればいいものを!~
かわいげのない女だ。▼
:[クリミア反乱兵]|女王よ!~
おまえの腹心が苦しんで死ぬ様を~
とくと目に焼き付けるがいい!!▼
:[ルキノ]|エリンシア様…良かった。~
どうか、クリミアを……!▼
**ムービー「処刑」挿入 [#j9b46499]
'''(屋上にてエリンシアとジョフレの会話)'''
:[ジョフレ]|グレイル傭兵団…っ!~
エリンシア様、アイクたちです!!~
アイクと傭兵団の皆が助けに…!▼~
ルキノさえ、こちらの手に戻れば~
何も恐れることはありません。~
王宮騎士団、ただちに出撃します。▼
'''(崩れ落ちるエリンシア)'''
:[エリンシア]|…っ……~
……ふ……ぅっ……▼
'''(建物内にてアイクとエリンシアの会話)'''
:[エリンシア]|アイク様……~
あなたが助けてくださらなければ、▼~
私はかけがえのない存在を~
失うところでした……………~
本当に…ありがとうございました。▼
:[アイク]|……礼はいい。~
俺たちはフェール伯爵の依頼で~
動いていただけだからな。▼
:[エリンシア]|ユリシーズの……?▼
:[アイク]|フェール伯爵ユリシーズは、~
ルドベックが反乱を企てていることを~
以前から知っていたんだ。▼~
ユリシーズが国を離れれば、~
謀反人は必ずや動き出すはず…~
そう考えてわざとデインに発ったんだ。▼~
さすがは女王の信頼厚い、~
クリミア一の策士と言うべきか…▼~
人を騙すのが好きな~
あのおっさんらしいと言うべきか…▼
:[エリンシア]|ユリシーズらしい…ですね…▼
:[アイク]|それで、俺たちも~
敵を欺くにはまず味方から…ということで、~
ギリギリまで姿を隠していたんだ。▼~
国を救うためとはいえ……~
ルキノ、あんたを~
ひどい目にあわせてすまなかった。▼
:[ルキノ]|いえ…こうして無事でしたから。~
どうかお気になさらず。▼
:[エリンシア]|ルキノ、ジョフレ…~
私の…命よりも大切なあなたたち。▼~
あなたたちを失ってでも~
私は国を守らなくてはいけない。~
それが分かっているからこそ…▼~
そうなる前に手を打たねばなりません。~
同じ過ちは…2度と繰り返さない。▼
:[アイク]|そうか……~
なら、逃亡した~
反乱軍の残党はどうする?▼
:[エリンシア]|…反乱軍は完全に掃討します。~
国に不和の種を残し、~
民を不安にさせるわけにはいきません。▼
:[アイク]|よく決断したな。~
…その役目、よかったら~
俺の傭兵団に依頼しないか?▼
:[エリンシア]|……いいえ、アイク様。~
それは王宮騎士団に任じます。▼~
王宮騎士団が動けば、後々~
国内に深い遺恨を残すことになるでしょう。~
王宮に恨みを持つ者も生んでしまう……▼~
ですが、それは~
私たちが受け入れるべき傷です。~
それが…女王としての責務ですから。▼
:[アイク]|エリンシア女王、~
あんたの意思を尊重する。~
もう俺の手は必要ないな?▼
:[エリンシア]|はい…!~
私は私の臣下たち民たちと共に~
歩んでいきます。▼
'''(暗転後、アイクを見送るエリンシアとの会話)'''
:[エリンシア]|アイク様…~
お帰りになる前に、どうしても~
お話ししておきたいことがあります。▼
:[アイク]|なんだ、改まって。▼
:[エリンシア]|ユリシーズから…~
デインのことで~
何か聞いておられますか?▼
:[アイク]|いや、特には。▼
:[エリンシア]|彼の言葉をそのまま伝えるのであれば、▼~
デイン王国の復活劇は…~
クリミアのそれと瓜二つであったとか…▼~
世間に公表されていなかった~
戦の旗印となる王族の出現。~
それを擁するカリスマ的英雄の存在――▼~
私とペレアス王、~
アイク様と【暁の巫女】……~
明らかに不自然すぎます。▼~
何者かが作為的に…デインという国を~
操作しているのではないか?~
ユリシーズは、そう疑っていたようです。▼
:[アイク]|それを調べるために~
ユリシーズはデインへ行ったんだな?▼
:[エリンシア]|はい。そしてそれ以外にも…~
どうしても見過ごせないことが~
デイン復興にはありました。▼~
……漆黒の騎士です…▼
:[アイク]|!?▼
'''(漆黒の騎士の一枚絵をバックに会話)'''
:[エリンシア]|今でも忘れることができません…~
我がクリミアを侵略した~
デイン先王アシュナードの腹心の1人…▼~
漆黒の鎧で全身を覆い、~
真紅のマントをなびかせるその姿…▼~
デイン解放軍が王都で決戦を行なった時――~
【暁の巫女】と呼ばれる少女の傍らには、~
あの漆黒の騎士がいたそうです。▼
:[アイク]|漆黒の騎士…親父の仇…~
だが、あいつは確かに~
おれが3年前に倒したはずだ…▼
'''(崩落するナドゥス城の一枚絵)'''
:[アイク]|もし止めを刺し損ねていたとしても…~
あの崩れるナドゥス城から~
逃げることなんてできなかったはず…▼
:[エリンシア]|城崩壊の翌日、~
ユリシーズは自ら兵を伴って…~
ナドゥス城跡を調べさせたそうです…▼~
しかし、あの者の屍…~
身につけていた鎧、剣の一片さえも~
発見することはできなかったと言います…▼
'''(再び会話現場のグラフィックに戻る)'''
:[エリンシア]|もし…デイン王国に現れた漆黒の騎士が~
かの者と同一人であるとすれば…~
それは我がクリミアにとっての脅威です。▼
:[アイク]|………あいつがまだ生きているならば…~
きっとどこかで~
再会することになるだろう…▼~
エリンシア。~
貴重な情報をくれたこと、~
感謝する。▼
:[エリンシア]|はい……▼
'''(画面暗転 第二部 完 表示後セーブ画面へ)'''
*ハード [#d99d9e4f]
**オープニングシナリオ [#yb5aa682]
'''(地名テロップ:アルピ砦)'''
>***ハール加入かつ生存時
:[ハール]|……と、言うわけだ。~
おそらくフェリーレ公は、この砦に~
女王がいることを既に知っている。▼~
王都の守りは強固だからな。~
むしろこっちのほうが陥落させやすいと~
向かってくるだろう。▼
:[エリンシア]|……わ、わかりました。~
報告をありがとうございます。▼
:[ハール]|こうなったからには、~
俺もとことん付き合うことにした。▼~
伝令でもなんでもいい。~
使いたければ声をかけてくれ。▼
:[エリンシア]|はい。▼~
…あの、ハール様!▼
:[ハール]|なんだ?▼
:[エリンシア]|ルキノは……?~
ルキノは無事なのでしょうか?▼
:[ハール]|……町の隠れ家には行ってみた。~
そこにあったのは、~
連絡員とおぼしき男の死体と………▼~
これだけだ。
:[エリンシア]|!!~
これは……ルキノ…の……~
……あぁ…そんな………▼
:[ハール]|まだ、あきらめるな。~
…死体はなかったんだ。▼~
恐らくそれは……~
彼女を預かっているという~
相手方からの伝言だろう。▼
:[エリンシア]|……は…い………▼
:[ハール]|生きてさえいれば、~
必ず助ける機会はある。▼~
そう信じて、~
あんたはあんたのやるべきことを~
しっかり考えることだ。▼
'''(ハールが去る)'''
>***ハール非加入または死亡時
:[クリミア兵]|
……以上です。~
おそらくフェリーレ公は、~
この砦に陛下がおられることを~
既に知っていると思われます。~
王都よりも~
こちらを陥落させやすいと見て~
向かってくる可能性も……
:[エリンシア]|
ルキノは……?
ルキノは無事なのでしょうか?
:[クリミア兵]|
その件ですが……~
例の隠れ家を捜索したところ、~
連絡員とおぼしき男の死体と………~
これが……
:[エリンシア]|
!!~
これは……ルキノ…の……~
……あぁ…そんな……
:[クリミア兵]|
………失礼致します。
***以下共通 [#x7c801d0]
:[エリンシア]|…………………~
誰かいますか。▼
:[クリミア兵]|はっ!
:[エリンシア]|城にいる兵たちに戦闘の用意を……~
反乱軍の襲撃に備えます。▼
>'''(ハール生存時)'''
:[クリミア兵]|かしこまりました!~
それで、指揮はどなたに?▼
>'''(ハール不在時)'''
:[クリミア兵]|はっ! かしこまりました!~
それで、指揮はどなたに?▼
:[エリンシア]|……私が。▼
:[クリミア兵]|女王陛下御自らが!?~
そんな…危険です!~
どうか別の者に任命下さいっ!▼
:[エリンシア]|反乱軍をここまで増長させたのは…~
誰でもない、私の失態です。▼~
国を守るべき者として……~
これ以上、決断から~
逃げるわけにはいきません。▼
:[クリミア兵]|はっ…!
:[エリンシア]|……………▼
'''(ルキノの髪を手に取るエリンシアの一枚絵が表示)'''
:[エリンシア]|……………………▼~
………ルキノ……~
どうか…どうか……~
無事でいて………▼
'''(画面戻る)'''
:[エリンシア]|……▼
:[リアーネ]|エリ…シアさま。~
かなし、い…かお……~
心…いたい……?▼
:[エリンシア]|リアーネ姫…▼
:[リアーネ]|…わたし…いっしょ。~
げんき…だして、ね…?▼
:[エリンシア]|ええ。~
ごめんなさい…~
あなたまで不安にさせて……▼
:[ニアルチ]|何事ですかな?~
さきほどから騒がしい様子ですが……~
もしや良くない知らせでは?▼
:[エリンシア]|…この城に…~
まもなく敵が攻めて参ります……▼
:[ニアルチ]|な、なんと!?▼
:[エリンシア]|……敵の狙いは~
王都であるとの読みは、~
はずれてしまったようです。▼~
あなたがたを~
危険に巻き込んでしまうこと…~
なんとお詫びすればよいのか……▼
:[ニアルチ]|なに、そうお気になされるな。~
リアーネお嬢様の御身は~
この爺めがお守りしますぞ。▼~
女王はご自身の心配をなさって~
おられればよい。▼
:[エリンシア]|すみません…~
そう言っていただけると~
助かります。▼
:[リアーネ]|わたし…うたって……~
エリ、シアさま…を…~
…たす、けます!▼
:[エリンシア]|いけません!~
そんな危険な真似をさせるわけには~
まいりません!▼
:[リアーネ]|わたし…すき。~
エリ、シアさま…たすけ…ます。▼
:[エリンシア]|リアーネ姫……▼
:[ニアルチ]|やれやれ…~
お嬢様はこうと決められたら~
絶対に曲げられないお方。▼~
仕方ありません、この老骨も~
戦線にお加えいただけますかな?▼
:[エリンシア]|ニアルチ様まで…~
そんな……すみません。▼
:[ニアルチ]|なんのなんの。~
老いてもまだ、ベオクのひよっ子どもに~
遅れをとるものではありませんぞ。▼
:[クリミア兵]|女王陛下!~
陛下の武具をお持ちいたしました!▼
:[エリンシア]|ええ……ありがとう。▼~
クリミア王家の宝剣アミーテ……▼~
あの戦いが終わって……~
もう二度と使うことがなければ良いと~
願ってきましたが…また………▼
'''(画面暗転、拠点モードへ)'''
**進撃前 [#d6828d58]
'''(会議室、エリンシアの会話)'''
:[クリミア兵]|第11小隊、準備完了しました!▼
:[クリミア兵]|第8小隊、準備完了し~
御前に控えております!▼
:[エリンシア]|……もう時間がありません。▼~
リアーネ姫、ニアルチ様…~
少しでも危ないと感じられた時には…~
迷わず退いて下さい。約束ですよ?▼
:[リアーネ]|はい…!▼
:[ニアルチ]|それはもうおまかせくだされ。▼~
キルヴァスの鴉の民といえば、~
退却速度については~
他の追随を許しませぬからな。▼~
もしもの場合には、~
リアーネお嬢様を連れ~
全力で逃げましょうとも。▼
:[エリンシア]|ふふ… 頼もしいお言葉です。▼
'''(草原をバックにルドベック側の会話)'''
:[クリミア反乱兵1]|報告します!~
アルピ砦は城門を閉ざし、~
徹底抗戦の構えを見せております!▼
:[ルドベック]|なるほど…ルキノ殿は~
なんらかの方策を講じ、~
我らのことを知らせたようだ。▼~
さすが、と評するべきかな。~
ふん… まあいい。▼~
王宮騎士団が~
どのように急いだところで……~
ここに到着するのは明後日。▼~
その頃には…全ての決着が~
ついていることだろう。▼~
王宮騎士団の主力を欠いた~
あの女王の抵抗など、~
たいしたものではあるまいからな。▼
:[クリミア反乱兵2]|全軍、停止!▼~
右翼左翼は砦を囲むよう~
軍を展開させろ!~
クリミアの未来を掴むための戦いだ!▼~
城門を突き崩し、~
なんとしても女王エリンシアを~
この場に引きずり出すのだ!▼~
決して殺してはならぬ!~
生かしたまま捕らえよ!!▼
:[クリミア反乱兵1]|しかし、女王を守っているのは~
数は少なくとも~
クリミアの精鋭部隊……▼~
大丈夫でしょうか。▼
:[ルドベック]|いかに優秀な軍を擁しようと~
率いる王が脆くては、な。▼~
我々の勝ちは動かん。~
すでに決まりきったことだ。▼~
ああ、そうそう……~
例の奥の手も……~
用意はできているな?▼
:[クリミア反乱兵1]|はっ!▼
:[ルドベック]|いずれにせよこの戦……~
我々の負けはない。▼~
この期に及んでも、~
あの弱い女王は争いをためらっている。▼~
そのどうしようもない心の甘さ……~
それこそが、あの女王の敗因となる。▼
'''(画面暗転後、エリンシア側へ)'''
:[クリミア兵]|ほ、報告致しますっ!~
砦の裏門が開き、そこから~
反乱軍がなだれ込んで参りました!!▼
:[エリンシア]|な…!?~
どういうことですか!?▼
:[レテ]|…それは、この者に聞くと~
分かると思います。▼
:[召使い]|……▼
:[エリンシア]|あなたは…庭番の…?▼
:[レテ]|砦内を巡回していたら、~
この男が外に向かって~
鳥を放ったのが見えたんです。▼~
何の意味があるのか聞こうと~
近寄ったら…いきなり~
襲いかかってきたんで捕らえました。▼
:[クリミア兵]|き、貴様っ!~
貴様が反乱軍を手引きしたのだな!?▼
:[召使い]|……あぁ、そうさ。~
この国の…クリミアの未来のため~
正しいことをやった。▼~
女王はデインに尻尾を振る裏切り者だ!~
おれはデインの奴らに家族を殺されたんだ!~
奴らと手を組むなんて、まっぴらだ!!▼
:[クリミア兵]|黙れっ! 裏切り者め!~
この場で処刑して……▼
:[エリンシア]|お待ちなさい!~
その者1人を殺めても……~
状況は変わりません。▼~
それより、砦に入り込んだ~
フェリーレ公の配下たちを~
なんとかしなくては……▼
>'''非加入・撤退・死亡以外のキャラが登場'''
:[レテ]|私もお手伝いします。▼
:[モゥディ]|オぉ、モゥディは~
女王のタめに戦うぞ!▼
:[チャップ]|およばずながら、~
わしもお使いください。▼
:[ネフェニー]|…クリミアの未来には、~
エリンシアさまが必要です。▼
:[ヘザー]|フェリーレ公なんてむさい男に~
故郷を支配されるなんて…~
ぜったいに御免だわ。▼
:[クリミア兵]|女王陛下!~
我々の命、陛下の御為……~
いかようにもお役立てください!▼
:[エリンシア]|ありがとう、みなさん。~
私はクリミアの女王…~
もう逃げ隠れしません。▼~
…同じ国の民とはいえ、~
これ以上、和を乱すというのであれば…~
見過ごすことはできません。▼
'''(画面暗転後戦闘MAPへ、ルドベック側)'''
:[ルドベック]|なんと容易い、なんと脆い。▼~
見よ、クリミアの兵たちよ!~
この砦の有り様こそ、すなわち、~
女王エリンシアの治世そのものよ!▼
:[エリンシア]|総員、戦闘配置についてください!~
砦内に侵入した反乱の兵たちを…~
迎撃します!▼
:[ルドベック]|ほう…女王自ら兵を指揮するか。~
兵を盾に、砦を見捨て~
逃げる手もあっただろうに……▼~
やはり、甘い。~
その甘さが命取りとなるのだと~
思い知らせてやらねばな。▼
'''(画面暗転後、出撃準備画面へ)'''
**進撃後 [#jf5e3ed0]
***マーシャ生存時 [#g7144ab5]
'''(戦闘開始と同時にマーシャが画面左から飛んでくる)'''
:[???]|エリンシア様ー!~
お待たせしました!▼
:[エリンシア]|マーシャ!▼
:[マーシャ]|フェリーレからの帰路、~
街道は土砂によって~
完全に塞がれていたんです。▼~
でも…あらかじめ旧街道のほうも~
視野に入れて行動してたので~
無駄にした時間はほとんどありません。▼~
数刻後には、王宮騎士団が~
この砦に到着します!▼
:[エリンシア]|ジョフレが…~
来てくれるのですね…!▼
:[マーシャ]|はい!▼~
とりあえずそのことを~
お知らせするため……~
私だけ先行してきました。▼
:[エリンシア]|…ありがとう。~
よくぞここまで~
たどり着いてくれました。▼
:[マーシャ]|王宮騎士団は~
全速力でこちらへ向かっています。▼~
彼らが到着するまで、~
なんとしても持ちこたえましょう!▼
:[エリンシア]|ええ……▼
***8ターン目開始時、王宮騎士団登場 [#l72de924]
:[ジョフレ]|エリンシア様っ!~
クリミア王宮騎士団っ!~
ただ今、到着致しました!▼~
誇り高きクリミア騎士たちよ!~
我らがお守りすべき主君のため~
死力を賭して戦うのだ!▼~
全軍突撃っ!!▼
:[エリンシア]|ジョフレ…っ!~
ジョフレ、ジョフレ!▼
:[ジョフレ]|フェリーレ公を捕らえよ!~
決して逃がすな!!▼
:[ルドベック]|くそっ、思ったより早く到着したな。~
王宮騎士団と正面からやりあったのでは~
さすがに勝ち目は薄い。~
だが…私に敗北はない。~
あの甘い女王になど、敗れはしない。▼
***エリンシア⇔ジョフレ [#m18a8314]
:[エリンシア]|ジョフレ……!▼
:[ジョフレ]|エリンシア様! よくぞご無事で……▼~
後は我々王宮騎士団にお任せください。~
どうかエリンシア様は安全な場所に……▼
:[エリンシア]|いいえ、私も戦います。▼~
私自身の手で、決着をつけます。▼
:[ジョフレ]|かしこまりました。~
すべて、女王陛下のご随意のままに……▼
***マーシャ⇔マカロフ [#g55d4424]
:[マーシャ]|兄さん!~
おそーいっ!~
エリンシア様の危機なのに!▼
:[マカロフ]|いや、~
こっちは空飛べないんだって……~
これでも全速で来たんだからさ。▼~
はあ……~
急ぎすぎて……疲れた……~
ちょっとだけ休憩……▼
:[マーシャ]|だめ! ほら早く!▼
:[マカロフ]|とほほ……▼
***ルドベック初戦時 [#ufaaf577]
:[ルドベック]|今日という日は、~
クリミアの歴史に残る一日と~
なるだろう。▼~
弱き女王が消え、~
新たな王が生まれるのだ!▼
***エリンシアvsルドベック [#m459c84d]
:[ルドベック]|これは、女王……▼
:[エリンシア]|……▼
:[ルドベック]|勇ましいお姿ですな。~
てっきり逃げ出すか~
命乞いでも始めるかと思いましたが……▼~
その無謀な覚悟だけは~
褒めて差し上げましょう。▼
:[エリンシア]|私はクリミアの王です。~
その役目から逃げはしません。▼~
:[ルドベック]|なるほど……自己犠牲ですかな。~
ご立派なことだ。▼~
ところで女王陛下、~
いつもお傍におられるルキノ殿は~
どちらへ?▼
:[エリンシア]|……!▼~
ルキノは……~
ルキノは無事なのですか?~
答えなさい!▼
:[ルドベック]|おや、顔色が変わりましたな。~
姉妹も同然に育った間柄……~
やはりご心配ですか?▼~
……だから~
あなたは弱いというのだ、女王。▼
***ジョフレvsルドベック [#n92e3f65]
:[ジョフレ]|そこまでだ、ルドベック殿!▼~
もはや貴殿に勝ち目はない。~
我々王宮騎士団が到着した以上、~
エリンシア様には指一本……▼
:[ルドベック]|おお、勇ましいなジョフレ将軍。▼~
……その様子では、~
ルキノ殿について~
まだ情報がいっていないのか。▼
:[ジョフレ]|姉が…どうしたと!?▼
:[ルドベック]|さて…教えてやってもいいが、~
ただでという訳には……▼~
おお、そうだ。女王を裏切り、~
私の元へひれ伏すというなら~
考えてみてもいい。▼
:[ジョフレ]|貴様……! ふざけるな!▼
***ラグズvsルドベック [#z31a30be]
:[ルドベック]|半獣混じりの無秩序な編成……~
いかにもあの女王らしいことだ。▼
***リアーネvsルドベック [#n3512c31]
:[ルドベック]|戦場に鷺とはな……~
あの女王と、この娘……~
弱いもの同士よく似ている。▼
***ルドベック撃破時 [#zf292b91]
:[ルドベック]|ふ…む……~
ここまでか……~
女王よ!~
私は降伏する。~
捕虜としての処遇を希望したい。▼~
優しい女王陛下のことだ、~
武器を捨てて降伏した者の命は~
奪えまい……?▼
**エンドシナリオ [#h45d26d7]
:[エリンシア]|ジョフレ…!▼
:[ジョフレ]|エリンシア様っ!~
ご無事でなによりです。▼~
救援が遅れて~
面目もございません…!▼
:[エリンシア]|そんなこと…~
無理をさせました……▼
:[ジョフレ]|いえ、そのような。▼~
エリンシア様がこうして~
お声をかけてくださるだけで…~
疲れ、傷の痛みすらも和らぐようです。▼
:[エリンシア]|ありがとう…ジョフレ……▼~
……それで、反乱軍は~
どうなりましたか?▼
:[ジョフレ]|首謀者である~
フェリーレ公を失ったことで混乱し、~
逃げ惑っております。▼~
かねてからのご命令どおり、~
抵抗をやめた者たちには~
追撃せぬよう申し渡しております。▼
:[エリンシア]|フェリーレ公は…どうしました?▼
:[ジョフレ]|捕らえております。~
いまは地下牢に……▼~
エリンシア様っ!?▼
:[エリンシア]|ルキノが捕らわれているの!~
彼と交渉して助け出さないと…!▼
:[ジョフレ]|……わかりました!~
ご案内致します!▼
:[クリミア兵]|女王陛下っ! 将軍っ!~
た、たいへんです!!~
門の…城門の外に……!!!▼
:[ジョフレ]|どうした!?▼
:[クリミア兵]|ルキノ殿が……~
こ、絞首台の上に!!▼
:[エリンシア]|!!▼
:[ジョフレ]|なっ……!▼
'''(絞首台へと場面が切り替わる)'''
:[クリミア反乱兵]|女王に告ぐ!~
フェリーレ公を解放せよ!!~
さもなくば、この女を処刑する!!▼
'''(屋上からその様子を見るエリンシアとジョフレ)'''
:[エリンシア]|ルキノ……!~
……っ…▼
:[ジョフレ]|………姉さん…っ▼
:[クリミア反乱兵]|半刻待つ!!~
それまでに公を解放しなければ…~
女を殺す!!▼
:[ルキノ]|エリンシア様、なりません!!~
私のことなど…▼~
ぐっ…!!▼
:[クリミア反乱兵]|黙れ!!~
すぐに吊るしてやっても~
いいのだぞ!▼
:[エリンシア]|ルキノ…っ!!▼
:[ジョフレ]|………女王陛下、~
どうか私に~
反乱軍追討のご命令を。▼
:[エリンシア]|!!▼
:[ジョフレ]|姉の命は、すでにないものと~
お考えください。▼
:[エリンシア]|…ジョフレ……▼
:[ジョフレ]|以前、私たちは宣誓致しました。~
いかなる苦難があろうとも、~
エリンシア様とともに生きると。▼~
姉も私も、それを胸に刻んでおります。~
しかし…国と引き換えにしてまで~
命を永らえたいとは思いません。▼~
死して祖国の礎となることこそ、本望。~
もし立場が逆であれば、姉も同じことを~
陛下に申し上げたことでしょう。▼~
……姉を思ってくださるのならば、~
どうかご決断を。▼
:[エリンシア]|…………▼
'''(画面暗転、地下牢へ)'''
:[エリンシア]|フェリーレ公ルドベック……~
あなたは…どこまで~
汚い手管を用いれば気が済むのですか…?▼
:[ルドベック]|…そのご様子では、~
例の策が成功したようですな。▼
:[エリンシア]|……あなたの望みは~
いったい何…?~
この国を混乱させることですか?▼
:[ルドベック]|この国を守るためですよ、女王陛下。▼
:[エリンシア]|な……!?▼
:[ルドベック]|女王…貴女には甘さがある。~
どうしようもない甘さがね。▼~
穏健な政策も慈悲深い対応も結構。~
ですが、それだけでは民を~
率いていくことはできないのです。▼~
私はずっと憂慮しておりました。~
国の王とは、時に非情であり、~
時に冷酷な決断をも下さねばならぬ者。▼~
血を流すことを嫌っても、~
血を流すことを恐れてはならない……▼~
だが、はたして我がクリミアの女王に~
その強さがあるのだろうか…と。▼
:[エリンシア]|私の強さ…それを確かめるために~
反乱を起こしたと……~
そう言いたいのですか?▼
:[ルドベック]|ええ、エリンシア女王。~
もしも、貴女にこの内乱を~
食い止める力があるのならば……▼~
それを確かめることができたとしたなら、~
逆臣として処刑されることになろうとも~
いっそ我が本懐と思っておりました。▼~
だが、貴女にはできなかった!▼~
民を傷つけることを恐れるあまり、~
決断を遅らせ……▼~
事態をこれほど大きくしてしまった。▼
:[エリンシア]|………▼
:[ルドベック]|ほう……~
ご自分でも薄々は~
気づいていらしたという顔ですな。▼~
しかし、それでもあなたは~
私を生かして捕らえた!~
敗走する兵を追おうとはしなかった!!▼~
追撃をかけていれば、~
あるいはルキノ殿を救うことも~
できたかもしれないというのに。▼
:[エリンシア]|……ルキノをどうするつもりなのです?▼
:[ルドベック]|何もしませんよ。~
貴女が、私の望みを~
叶えてくださるのであれば。▼~
どうぞ、退位なさって~
私に後をお譲りください。~
貴女にクリミアを任せてはおけない。▼
:[エリンシア]|私が王にふさわしくないと思うなら、~
なぜ私だけを狙わなかったのです?~
このように民を巻き込む必要は……▼
:[ルドベック]|貴女を殺めるのは実に容易い。~
我が女王は誰にでも簡単に気を許し、~
信じておしまいになる。▼~
刃を隠し、あるいは毒杯を用意して、~
耳に心地よい言葉を囁きながら、~
近づけばよい。▼~
貴女は息を引きとる間際まで…~
私を疑ったりはせず、~
微笑んでくださることでしょう。▼~
しかし、それでは~
クリミアはふたたび混乱する。▼~
諸外国は王位簒奪者である~
この私を倒すとの口実で、~
クリミアに攻め入ってくるでしょう。▼~
それを防ぐためには、現女王~
御自らのご意思によって退位していただき、~
私を時期国王にご指名いただくしかない。▼
:[エリンシア]|……▼
:[ルドベック]|ご理解いただけましたかな?▼~
ルキノ殿の命が懸かっている以上、~
貴女には、是という他に答えはない。▼~
では、まず私めを~
牢より解放していただきましょう。~
その上で細かい取り決めを……▼
:[エリンシア]|お断りします。▼
:[ルドベック]|な……! ルキノ殿が~
どうなってもよろしいのか!?▼~
姉妹同然にともに育ち、~
貴女を支え続けた忠臣を~
見捨てるというのか!?▼
:[エリンシア]|……フェリーレ公、~
あなたが抱いていた私の危惧、~
不満は正しいものです。▼~
けれども、私を糾すためのやり方を、~
あなたは間違えました。▼~
民を利用し、互いに戦わせたことは~
この国に後々まで残る~
大きな傷となるでしょう。▼
:[ルドベック]|だから甘いというのだ!~
王に求められるのは、目的のために~
非情になれる強さなのですよ!!▼
:[エリンシア]|公は、この国を守るために~
乱を起こしたと言いましたね。~
ですが、国とはなんですか?▼~
民のことではないのですか?~
今回のことで、何人の民が~
犠牲になったと思っているのですか!?▼
:[ルドベック]|ふん 青臭い理想論を。▼~
民を利用して何が悪い!?~
民など勝手に増えるもの。~
青人草とは、よく言ったものよ。▼~
そのような有象無象の生き死にが~
国に何の影響があるというのだ。▼~
しかし、王は違う。~
王がいなくては国は立ち行かぬ。~
国には王が必要なのだ。強き王がな。▼
:[エリンシア]|いいえ、~
強さだけでは王とはいえません。▼~
民を守ることこそ国を守ること。~
その心がないあなたには、~
国を守ることなどかないません。▼~
まして、王位を望もうとするならば、~
それはあなたの欲望でしかない!▼
:[ルドベック]|くっ……~
いいのか、本当に!?▼~
私が命じなければ~
ルキノ殿は助からぬのだぞ!▼~
王位を守るために臣を捨てる…~
貴女の主張など、結局はそのような~
薄っぺらいものだったのだな!!▼
:[エリンシア]|……私の弱さを暴いてくださったこと、~
あなたには感謝します。▼~
…あなたの叛意を育て、~
国を乱させるに至った私自身の罪……▼~
それを忘れることなく、~
我が一生をクリミアに捧げましょう。~
……ルキノの命を抱いて。▼
'''(エリンシアが去る)'''
:[ルドベック]|……ふ、はははははは!~
我が野望敗れたり…!~
ここまではお見事です、女王よ。▼~
しかし、あなたが本当に~
ルキノ殿を見殺しにできるのか……~
それは疑わしきこと。▼~
どうか…泣き濡れた顔で私の前に戻り、~
前言を翻したりなさらぬよう……~
女神に祈っておりますぞ、我が女王陛下。▼
'''(画面暗転後、屋上)'''
:[エリンシア]|反乱軍に告げます!~
私はクリミア女王エリンシア。▼
:[クリミア反乱兵]|どうした!!~
さっさとフェリーレ公を解き放て!!▼
:[エリンシア]|要求は呑めません。▼~
フェリーレ公ルドベックは国を乱し、~
王位を簒奪せんとした重罪人。~
決して赦すことはできません。▼
:[クリミア反乱兵]|な……~
女が死んでもいいのだな!?▼
:[エリンシア]|私はクリミアの女王。~
この国に害をなそうとする者と~
取引することはありません。▼~
反乱軍は即刻武器を捨て、~
降伏するよう命じます。▼~
さもなくば王宮騎士団と全軍をもって~
追討します。▼
:[クリミア反乱兵]|はっ! 弱腰の女王の犬どもなど~
恐るるに足らぬわ!!~
まったくお優しい女王様だ。▼~
自分の保身のため、これまでさんざん~
尽くしてきた臣を見殺しにするとは。~
この女もかわいそうになあ!▼
:[ルキノ]|…………▼
:[エリンシア]|……▼(自動送り)
:[クリミア反乱兵]|ちっ 泣き叫んで~
命乞いでもすればいいものを!~
かわいげのない女だ。▼
:[クリミア反乱兵]|女王よ!~
おまえの腹心が苦しんで死ぬ様を~
とくと目に焼き付けるがいい!!▼
:[クリミア反乱兵]|おい、女を吊るせ!▼
:[ルキノ]|エリンシア様…良かった。~
どうか、クリミアを……!▼
**ムービー「処刑」 [#l6ec3314]
'''(木の上にシノンと、弓を引いて狙いを定めるヨファ)'''
:[シノン]|ほら どうした~
さっさとしろ
:[シノン]|なにやってんだぁ?
:[ヨファ]|失敗したらって思うと…~
緊張して…
:[シノン]|なさけねえこと言ってんじゃねえよ~
早いとこやらねえと~
他の連中は動きが取れね…~
瞬きすんなよ?~
オレさまの達人技~
見せてやるからよぉ
'''(シノン、ルキノが吊るされている縄目掛けて矢を放つ)'''
'''(絞首台から落ちるルキノめがけてアイクが走りこみルキノ...
'''(周りで見守っていた一般市民、驚きの声を上げる)'''
'''(アイク、ルキノを抱えたまま抜刀、周りの兵士をなぎ倒す)...
:[兵士A]|貴様っ! 何者だっ!?~
:[兵士B]|女王の手先だっ!~
逃がすなっ!!
'''(セネリオがアイクの周りにいた兵士たちを魔法で吹き飛ば...
'''(セネリオに気がついた兵士が槍を構えるも、ワユに背後を...
:[ワユ]|よーっし! 絶好調の剣の冴え~
我ながら惚れ惚れしちゃうねぇ
:[兵士C]|集まれ! 隊列を崩さず 囲め!
敵は複数 1人足りとも逃がすな!!
'''(ティアマト突撃、オスカーの馬からボーレ飛び降り斧で暴...
'''(絞首台周辺で戦闘が続く中、離れた場所で気を失ったルキ...
:[ミスト]|しっかりして ルキノさん!~
だいじょうぶ もうだいじょうぶだからね!~
しっかり しっかりして!~
しっかり…!
**エンドシナリオ2 [#fe7ef509]
'''(屋上にてエリンシアとジョフレの会話)'''
:[ジョフレ]|グレイル傭兵団…っ!~
エリンシア様、アイクたちです!!▼
:[エリンシア]|……えぇ…▼
:[ジョフレ]|ルキノさえ、こちらの手に戻れば~
何も恐れることはありません。~
王宮騎士団、ただちに出撃します!▼
'''(崩れ落ちるエリンシア)'''
:[エリンシア]|…っ……~
……ふ……ぅっ……▼
'''(建物内にてアイクとエリンシアの会話)'''
:[エリンシア]|アイク様……~
ありがとうございました。▼~
あなたが助けてくださらなければ~
私はかけがえのない存在を~
失うところでした…………▼~
本当に…ありがとうございました。▼
:[アイク]|……礼はいい。~
俺たちはフェール伯の依頼で~
動いていただけだからな。▼
:[エリンシア]|ユリシーズの……?▼
:[アイク]|そうだ。▼~
フェール伯は、クリミア諸侯の一部が~
ひそかに反乱を企てていることを~
以前から知っていたんだ。▼~
だが、有力貴族のフェリーレ公を~
表立って糾弾するのは難しい。▼
:[エリンシア]|ええ、そのとおりです。▼~
そのために私は、~
反乱の動きを知った後でも……~
決定的な対策をとれずにいました。▼
:[アイク]|しかし、放置する期間が長いほど、~
反乱の触手はゆっくりと国内を這い回り、~
クリミアを蝕んでいったはずだ。▼~
だからフェール伯は~
早期に事を収束させたかった。~
あいつ、俺にはこう言ってたぞ。▼~
『我輩がクリミアを離れれば~
フェリーレ公らは必ずや動き出すはず。~
膿を引きずり出す絶好の機会だ』ってな。▼
:[エリンシア]|……▼
:[アイク]|あと、~
『敵を欺くにはまず味方から』だと~
強く念押しされててな。▼~
いままで姿を隠して時を待っていた。~
ルキノ、あんたを~
ひどい目にあわせてすまなかった。▼
:[ルキノ]|いえ…こうして無事でしたから。~
どうかお気になさらず。▼
:[エリンシア]|…………………~
………ルキノを奪われることは…~
自らの半身を奪われるのと同じことです。▼~
今こうして傍らにいてもらうと、~
どうして彼女を失うという決断ができたのか…~
不思議でなりません……▼
:[ルキノ]|エリンシア様……▼
:[エリンシア]|だけど…… もし再び~
同じ状況に陥ったとしても……~
私はまた同じ決断をするのでしょう。▼~
ルキノ1人の命と国を守るということを~
秤にかけることはできません。▼~
クリミアの女王である私は、~
その責任を全うせねばなりませんから。▼
:[ルキノ]|もちろんです。▼~
この度のエリンシア様のご決断、~
私は喜びこそすれ~
恨む気持ちは微塵もありませんでした。▼
:[ジョフレ]|私も同じ気持ちです。▼
:[エリンシア]|ルキノ、ジョフレ…~
私の…命よりも大切なあなたたち。▼~
あなたたちを失ってでも~
私は国を守らなくてはいけない。~
それが分かっているからこそ…▼~
そうなる前に手を打たねばなりません。~
同じ過ちは…2度と繰り返さない。▼
:[アイク]|そうか……~
なら、逃亡した~
反乱軍の残党はどうする?▼~
降伏に応じればいいが、~
抗戦の構えを見せた時は~
すべてを救うことはできない。▼
:[エリンシア]|反乱軍は完全に掃討します。~
国に不和の種を残し、~
民を不安にさせるわけにはいきません。▼
:[アイク]|よく決断したな。~
…その役目、よかったら~
俺の傭兵団に依頼しないか?▼~
今回ぎりぎりまで助けてやれなかった分、~
無償で請け負うが。▼
:[エリンシア]|……いいえ、アイク様。~
それは王宮騎士団に任じます。▼
:[アイク]|……いいんだな?▼
:[エリンシア]|アイク様のお心づかい、~
嬉しく思います。▼~
王宮騎士団がうごけば、後々~
国内に深い遺恨を残すことになるでしょう。▼~
今回の件でフェリーレを駆逐する~
クリミア王宮に対し、~
恨みを持つ者もでてくるはず……▼
:[アイク]|ああ。▼
:[エリンシア]|ですが、それは~
私たちが受け入れるべき傷です。▼~
アイク様のご好意にすがり、~
汚れ役を押し付けることはできません。▼~
私は甘んじて受け入れます。~
それが国を統べる者の~
責務であると思いますから。▼
:[アイク]|そうだな……~
エリンシア女王、~
あんたの意思を尊重する。▼~
もう俺の手は必要ないな?▼
:[エリンシア]|はい…!~
私は私の臣下たち民たちと共に~
歩んでいきます。▼
'''(暗転後、グレイル傭兵団の会話)'''
:[アイク]|じゃあ、久しぶりに~
砦に帰還するか。▼
:[ミスト]|ぜったい、また蜘蛛の巣だらけよ。~
帰ったらまず、全員で掃除だからね?▼
:[アイク]|掃除ぐらいしなくても~
死にはせんだろう。~
寝床は雨風防げれば充分だ。▼
:[ミスト]|お兄ちゃんは平気でも~
わたしは嫌なの!▼
:[ティアマト]|私もごめんだわ。▼
:[セネリオ]|…アイク、~
エリンシア女王がお見えです。▼
:[アイク]|どうしたんだ?~
わざわざ見送りに来るほど~
暇な立場じゃないだろう。▼
:[エリンシア]|アイク様にお話しして~
おきたいことがあったので、~
少しだけ抜け出して参りました。▼
:[アイク]|なんだ、改まって。▼
'''(BGM消える)'''
:[エリンシア]|ユリシーズから…~
デインのことで~
何か聞いておられますか?▼
:[アイク]|いや、特には。▼
'''(BGM切り替わる)'''
:[エリンシア]|彼の言葉をそのまま伝えるのであれば、▼~
デイン王国の復活劇は…~
まるでクリミアのそれを~
模したようなものであるとか。▼~
世間に公表されていない王族の存在。~
それを擁するカリスマ的~
英雄の出現――▼~
全てがつい先ごろの戦で~
成功した符号であるからこそ、~
ああも容易く国民が動いたのだと……▼
:[アイク]|……▼
:[エリンシア]|何者かが作為的に…~
デインという国を~
操作しているのではないか?▼~
ユリシーズは、~
そう疑っていたようです。▼
:[アイク]|それを調べるために~
フェール伯はデインへ行ったんだな?▼
:[エリンシア]|はい。それ以外にも~
どうしても見過ごせないことが~
デイン復興にはありましたから。▼
:[アイク]|なんだ、それは?▼
:[エリンシア]|漆黒の騎士です…▼
:[アイク]|!?▼
'''(漆黒の騎士の一枚絵をバックに会話)'''
:[エリンシア]|戦いが終わった今でも…~
忘れることができません。▼~
我がクリミアを侵略した~
デイン先王アシュナードの腹心の1人…▼~
漆黒の鎧で全身を覆い、~
真紅のマントをなびかせるその姿を。▼~
デイン解放軍が王都で決戦を行なった時――~
デインの英雄…【暁の巫女】と呼ばれる~
少女の傍らには、~
あの漆黒の騎士がいたそうです。▼
:[ミスト]|そんな…!~
あいつが生きているなんて~
そんなことあるわけない!▼~
だって、お兄ちゃんが倒したんだもの!!▼
:[ティアマト]|万が一、アイクが~
止めを刺し損ねていたとしても……▼~
崩れるナドゥス城から~
逃げる隙はなかったはず…▼
'''(崩落するナドゥス城の一枚絵)'''
:[エリンシア]|城崩壊の翌日、~
ユリシーズは自ら兵を伴って…▼~
漆黒の騎士の死体が埋もれているべき~
ナドゥス城跡を調べさせたそうです…▼~
しかし、あの者の屍…~
身につけていた鎧、剣の一片さえも~
発見することはできなかったと。▼
'''(再び会話現場のグラフィックに戻る)'''
:[ミスト]|そんな… そんな……~
お父さんの仇がまだ~
生きているって言うんですか……▼
:[エリンシア]|そうと決まったわけではありません。~
ですが…デイン王国に現れた漆黒の騎士が~
かの者と同一人であるとすれば…▼~
それは我がクリミアにとって~
脅威であることに違いありません。▼~
ですから、ユリシーズが~
デインへ向かうことを許可しました。▼~
『我が眼、我が耳をもって~
事の真相を突き止めたい…』~
……彼はそう言いましたので。▼
:[アイク]|……………▼
:[エリンシア]|アイク様…~
あなたはどうなさいますか?▼
:[アイク]|…俺もデインへ向かう。▼
:[エリンシア]|アイク様なら~
そう仰ると思っていました~
どうかお気をつけて。▼
:[アイク]|エリンシア。~
貴重な情報をくれたこと、~
感謝する。▼
:[エリンシア]|はい……▼
'''(画面暗転 第二部 完 表示後セーブ画面へ)'''
*コメント [#r0e13e14]
- 敵が防衛地点に待機したときの会話はありますか? -- [[ク...
#comment
終了行:
[[章別会話]]
#contents
*ノーマル [#y99a5ffd]
**オープニングシナリオ [#z108306e]
'''(地名テロップ:アルピ砦)'''
***ハール加入かつ生存時 [#z50efddd]
:[ハール]|……と、言うわけだ。~
ジョフレ軍からの~
のろしが上がったところをみると、▼~
おそらくルドベックは、~
あんたを狙ってこの砦に~
向かってくるだろう…▼~
…もう、こうなったからには、~
俺もとことん付き合うことにした。~
何なりと言いつけてくれ。▼
:[エリンシア]|……は、はい。~
ありがとうございます。~
…それで、ハール様…あの……▼~
……ルキノは…?~
ルキノは無事なのでしょうか?▼
:[ハール]|!……町の隠れ家にあったのは、~
連絡員とおぼしき男の死体と………~
この髪だけだ。▼
:[エリンシア]|!!~
これは……ルキノ…の髪……~
……あぁ…そんな………▼
:[ハール]|恐らくそれは……~
彼女を預かっているという意味だろう。▼~
まだ、助ける機会はある。~
そのために…あんたのやるべきことを~
しっかり考えるんだ。▼
:[エリンシア]|……は…い………▼
'''(ハールが去り、クリミア兵が登場)'''
***以下共通 [#xfe5474d]
:[エリンシア]|…城にいる兵たちに戦闘の用意を……~
反乱軍の襲撃に備えます。~
指揮は……私がとります。▼
:[クリミア兵]|女王陛下御自らが指揮を!?~
そんな…危険です!~
どうか別の者に任命下さいっ!▼
:[エリンシア]|反乱軍をここまで増長させたのは…~
誰でもない、私の失態です。~
もうこれ以上逃げるわけにはいきません…▼
'''(ルキノの髪を手に取るエリンシアの一枚絵が表示)'''
:[エリンシア]|……………………▼~
………ルキノ……~
どうか…どうか……~
無事でいて………▼
'''(再び会議室の模様)'''
:[エリンシア]|…リアーネ姫…ニアルチ様…~
…この城に…~
まもなく敵が攻めて参ります……▼
:[ニアルチ]|な、なんと!?▼
:[エリンシア]|……私がここにいることが…~
敵に漏れてしまいました。~
お2人は一刻も早くここを脱出して……▼
:[リアーネ]|わたし…うたって……~
エリ、シアさま…を…~
…たす、けます!▼
:[エリンシア]|い、いけません!~
そんな危険な真似をさせるわけには~
まいりません!▼
:[リアーネ]|わたし…すき。~
エリ、シアさま…たすけ…ます。▼
:[ニアルチ]|やれやれ…~
お嬢様はこうと決められたら~
絶対に曲げられないお方。▼~
仕方ありません、この老骨も~
戦線にお加えいただけますかな?▼
:[エリンシア]|ニアルチ様まで…~
そんな……すみません。▼
:[ニアルチ]|なんのなんの。~
老いてもまだ、ベオクのひよっ子どもに~
遅れをとるものではありませんぞ。▼
:[エリンシア]|…そう…~
私ももう覚悟をしなければ……▼~
クリミア王家の宝剣アミーテ……~
もう二度と使うことがなければ良いと~
願ってきましたが…また………▼
'''(画面暗転、拠点モードへ)'''
**進撃前 [#d8319ff3]
'''(会議室、エリンシア、リアーネ、ニアルチの会話)'''
:[エリンシア]|……戦が始まります…~
お二人とも少しでも危ない時は…~
迷わず退いて下さい。約束ですよ?▼
:[ニアルチ]|それはもうおまかせくだされ。▼~
鴉の民といえば、退却速度については~
他の追随を許しませぬからな。▼
:[エリンシア]|ふふ… 頼もしいお言葉です。▼
'''(場面変わってルドベック側、草原をバックに会話)'''
:[クリミア反乱兵]|報告します!~
アルピ砦は城門を閉ざし、~
徹底抗戦の構えを見せております!▼
:[ルドベック]|なるほど…ルキノ殿は~
なんらかの方策を講じ、~
我らのことを知らせたようだ。▼~
だが、王宮騎士団が~
どのように急いだところで……~
ここに到着するのは明後日。▼~
その上、こちらには例の奥の手もある…~
どちらに転んでもこの戦……~
我々の負けはない。▼
'''(画面暗転後、エリンシア会議室側へ)'''
:[クリミア兵]|ほ、報告致しますっ!~
砦の裏門が開き、そこから~
反乱軍がなだれ込んで参りました!!▼
:[エリンシア]|な…!?~
どういうことですか!?▼
:[レテ]|…それは、この者に聞くと~
分かると思います。▼
>'''(召使いが登場)'''
:[エリンシア]|あなたは…庭番の…?▼
:[クリミア兵]|き、貴様っ!~
貴様が反乱軍を手引きしたのだな!?▼
:[召使い]|……あぁ、そうさ。~
この国の…クリミアの未来のため~
正しいことをやった。▼~
女王はデインに尻尾を振る裏切り者だ!~
おれはデインの奴らに家族を殺されたんだ!~
奴らと手を組むなんて、まっぴらだ!!▼
:[クリミア兵]|黙れっ! 裏切り者め!~
この場で処刑して……▼
:[エリンシア]|お待ちなさい!~
その者1人を殺めても……~
状況は変わりません。▼~
それより、砦に入り込んだ~
ルドベック殿の配下たちを~
なんとかしなくては……▼
>生存キャラが登場
:[レテ]|私もお手伝いします。▼
:[モゥディ]|オぉ、モゥディは~
女王のタめに戦うぞ!▼
:[チャップ]|およばずながら、~
わしもお使いください。▼
:[ネフェニー]|…クリミアの未来には、~
エリンシアさまが必要です。▼
:[ヘザー]|ルドベックなんてむさい男に~
祖国を支配されるなんて…~
ぜったいに御免だわ。▼
:[クリミア兵]|女王陛下!~
我々の命、陛下の御為……~
いかようにもお役立てください!▼
:[エリンシア]|ありがとう、みなさん。~
私はクリミアの女王…~
もう逃げ隠れはしません。▼~
…同じ国の民とはいえ、~
これ以上、和を乱すというのであれば…~
見過ごすことはできません。▼
'''(画面暗転後、戦闘MAPのルドベック側へ)'''
:[ルドベック]|なんと容易い、なんと脆い。▼~
この砦の有り様こそ、すなわち、~
女王エリンシアの治世そのものよ!▼~
ほう…女王自ら兵を指揮するか。~
兵を盾に、砦を見捨て~
逃げる手もあっただろうに……▼~
やはり、甘い。~
その甘さが命取りとなるのだと~
思い知らせてやらねばな。▼
'''(画面暗転後、出撃準備画面へ)'''
**進撃後 [#q8838d3d]
***戦闘開始時、マーシャ生存の場合 [#a58ab9b6]
:[???]|エリンシア様ー!~
お待たせしました!▼
:[エリンシア]|マーシャ!▼
:[マーシャ]|ジョフレ将軍の機転で、~
罠の仕掛けられた街道を避け、~
旧街道を通って戻ってまいりました。▼~
数刻後には、王宮騎士団が~
この砦に到着します!~
先触れのため、私だけ先行してきました。▼
:[エリンシア]|…ありがとう。~
よくぞここまで~
たどり着いてくれました。▼
:[マーシャ]|王宮騎士団が到着するまで、~
なんとしても持ちこたえましょう!▼
***8ターン目開始時、王宮騎士団登場 [#t3649f6e]
:[ジョフレ]|エリンシア様っ!~
クリミア王宮騎士団っ!~
ただ今、到着致しました!▼~
誇り高きクリミア騎士たちよ!~
我らがお守りすべき主君のため~
死力を賭して戦うのだ!▼
:[エリンシア]|ジョフレ…っ!~
ジョフレ、ジョフレ!▼
:[ジョフレ]|フェリーレ領公爵~
ルドベックを捕らえよ!~
決して逃がすな!!▼
:[ルドベック]|くそっ、思ったより早く到着したな。~
だが…私に敗北はない。~
あの甘い女王になど、敗れはしない。▼
***ルドベック撃破時(ノーマル) [#qb3b7f49]
:[ルドベック]|女王よ!~
私は降伏する。~
捕虜としての処遇を希望したい。▼~
優しい女王陛下のことだ、~
武器を捨てて降伏した者の命は~
奪えまい……?▼
**エンドシナリオ [#icdbd94d]
'''(戦闘終了後、砦内にてエリンシアとジョフレの会話)'''
:[ジョフレ]|エリンシア様っ!よくぞご無事で…~
救援が遅れてしまい、~
面目もございません…!▼
:[エリンシア]|そんなこと…~
ありがとう…ジョフレ……~
…それで、反乱軍はどうしましたか?▼
:[ジョフレ]|首謀者である~
ルドベック殿を失ったことで混乱し、~
逃げ惑っております。▼~
ご命令どおり、~
敗走兵の追撃はしておりません。~
また、当のルドベック殿は地下牢に…▼
'''(エリンシアが去る)'''
:[ジョフレ]|エリンシア様っ!?▼
:[エリンシア]|ルキノが捕らわれているの!~
彼と交渉して助け出さないと…!▼
:[クリミア兵]|女王陛下っ! 将軍っ!~
た、たいへんです!!~
ル、ルキノ殿が……!!!▼
'''(絞首台へと場面が切り替わる)'''
:[クリミア反乱兵]|女王に告ぐ!~
フェリーレ公爵を解放せよ!!~
さもなくば、この女を処刑する!!▼
'''(屋上からその様子を見るエリンシアとジョフレ)'''
:[エリンシア]|ルキノ……!▼
:[ジョフレ]|………姉さん…っ▼
:[クリミア反乱兵]|半刻待つ!!~
それまでに公を解放しなければ…~
女を殺す!!▼
:[ルキノ]|エリンシア様、なりません!!~
私のことなど…▼~
ぐっ!!(台詞自動送り)'''
:[クリミア反乱兵]|黙れ!!~
すぐに吊るしてやっても~
いいのだぞ!▼
:[ジョフレ]|………女王陛下、~
どうか私に~
反乱軍追討のご命令を。▼
:[エリンシア]|!!▼
:[ジョフレ]|姉の命は、すでにないものと~
お考えください。▼~
死して祖国の礎となることこそ、本望。~
もし立場が逆であれば、姉も同じことを~
陛下に申し上げたことでしょう。▼~
……姉を思ってくださるのならば、~
どうかご決断を。▼
'''(画面暗転、地下牢へ)'''
:[ルドベック]|おや、女王陛下…~
…そのご様子では、~
例の奥の手が成功したようですな。▼
:[エリンシア]|……あなたの望みは~
いったい何…?~
この国を混乱させることですか?▼
:[ルドベック]|この国を守ることですよ、女王陛下。▼
:[エリンシア]|な……!?▼
:[ルドベック]|女王…貴女は甘い…甘すぎる。~
国の王とは、時に非情であり、~
時に冷酷な決断をも下さねばなりません。▼~
…私はあなたを試したのです。~
貴女にこの内乱を~
食い止める力があるのかを……▼~
だが、貴女は民を傷つけることを~
恐れるあまり、決断を遅らせ……~
事態をこれほど大きくしてしまった!▼~
やはり貴女にはクリミアを任せられない。~
どうぞ、退位なさって~
私に後をお譲りください。▼~
まあ、ルキノ殿の命が懸かっている以上、~
貴女には、是という他に答えはない。▼~
では、まず私めを~
牢より解放していただきましょう。~
その上で細かい取り決めを……▼
:[エリンシア]|お断りします。▼
:[ルドベック]|な……! ルキノ殿が~
どうなってもよろしいのか!?▼
:[エリンシア]|……ルドベック殿、~
あなたが抱いていた私への危惧、~
不満は正しいものです。▼~
けれども、~
今回のことで、何人の民が~
犠牲になったと思っているのですか!?▼~
強さだけでは王とはいえません。~
まして、王位を望もうとするならば、~
それはあなたの欲望でしかない!▼
:[ルドベック]|くっ……いいのか、本当に!?~
私が命じなければ~
ルキノ殿は助からぬのだぞ!▼
:[エリンシア]|…あなたの叛意を育て、~
国を乱させるに至った私自身の罪……▼~
それを忘れることなく、~
我が一生をクリミアに捧げましょう。~
……ルキノの命を抱いて。▼
'''(エリンシアが去る)'''
:[ルドベック]|……ふ、はははははは!~
我が野望敗れたり…!▼~
ここまではお見事です、女王よ。~
しかし、あなたは本当に~
ルキノ殿を見殺しにできるのか……▼~
どうか…泣き濡れた顔で私の前に戻り、~
前言を翻したりなさらぬよう……~
女神に祈っておりますぞ、我が女王陛下。▼
'''(画面暗転後、屋上)'''
:[エリンシア]|反乱軍に告げます!~
フェリーレ公爵ルドベックは国を乱し、~
王位を簒奪せんとした重罪人。▼~
クリミアの女王の名において~
この国に害をなそうとする者と~
取引することはできません。▼
:[クリミア反乱兵]|な……~
この女が死んでもいいのか!?▼
:[ルキノ]|………… (台詞自動送り)
:[エリンシア]|………… (台詞自動送り)
:[クリミア反乱兵]|ちっ 泣き叫んで~
命乞いでもすればいいものを!~
かわいげのない女だ。▼
:[クリミア反乱兵]|女王よ!~
おまえの腹心が苦しんで死ぬ様を~
とくと目に焼き付けるがいい!!▼
:[ルキノ]|エリンシア様…良かった。~
どうか、クリミアを……!▼
**ムービー「処刑」挿入 [#j9b46499]
'''(屋上にてエリンシアとジョフレの会話)'''
:[ジョフレ]|グレイル傭兵団…っ!~
エリンシア様、アイクたちです!!~
アイクと傭兵団の皆が助けに…!▼~
ルキノさえ、こちらの手に戻れば~
何も恐れることはありません。~
王宮騎士団、ただちに出撃します。▼
'''(崩れ落ちるエリンシア)'''
:[エリンシア]|…っ……~
……ふ……ぅっ……▼
'''(建物内にてアイクとエリンシアの会話)'''
:[エリンシア]|アイク様……~
あなたが助けてくださらなければ、▼~
私はかけがえのない存在を~
失うところでした……………~
本当に…ありがとうございました。▼
:[アイク]|……礼はいい。~
俺たちはフェール伯爵の依頼で~
動いていただけだからな。▼
:[エリンシア]|ユリシーズの……?▼
:[アイク]|フェール伯爵ユリシーズは、~
ルドベックが反乱を企てていることを~
以前から知っていたんだ。▼~
ユリシーズが国を離れれば、~
謀反人は必ずや動き出すはず…~
そう考えてわざとデインに発ったんだ。▼~
さすがは女王の信頼厚い、~
クリミア一の策士と言うべきか…▼~
人を騙すのが好きな~
あのおっさんらしいと言うべきか…▼
:[エリンシア]|ユリシーズらしい…ですね…▼
:[アイク]|それで、俺たちも~
敵を欺くにはまず味方から…ということで、~
ギリギリまで姿を隠していたんだ。▼~
国を救うためとはいえ……~
ルキノ、あんたを~
ひどい目にあわせてすまなかった。▼
:[ルキノ]|いえ…こうして無事でしたから。~
どうかお気になさらず。▼
:[エリンシア]|ルキノ、ジョフレ…~
私の…命よりも大切なあなたたち。▼~
あなたたちを失ってでも~
私は国を守らなくてはいけない。~
それが分かっているからこそ…▼~
そうなる前に手を打たねばなりません。~
同じ過ちは…2度と繰り返さない。▼
:[アイク]|そうか……~
なら、逃亡した~
反乱軍の残党はどうする?▼
:[エリンシア]|…反乱軍は完全に掃討します。~
国に不和の種を残し、~
民を不安にさせるわけにはいきません。▼
:[アイク]|よく決断したな。~
…その役目、よかったら~
俺の傭兵団に依頼しないか?▼
:[エリンシア]|……いいえ、アイク様。~
それは王宮騎士団に任じます。▼~
王宮騎士団が動けば、後々~
国内に深い遺恨を残すことになるでしょう。~
王宮に恨みを持つ者も生んでしまう……▼~
ですが、それは~
私たちが受け入れるべき傷です。~
それが…女王としての責務ですから。▼
:[アイク]|エリンシア女王、~
あんたの意思を尊重する。~
もう俺の手は必要ないな?▼
:[エリンシア]|はい…!~
私は私の臣下たち民たちと共に~
歩んでいきます。▼
'''(暗転後、アイクを見送るエリンシアとの会話)'''
:[エリンシア]|アイク様…~
お帰りになる前に、どうしても~
お話ししておきたいことがあります。▼
:[アイク]|なんだ、改まって。▼
:[エリンシア]|ユリシーズから…~
デインのことで~
何か聞いておられますか?▼
:[アイク]|いや、特には。▼
:[エリンシア]|彼の言葉をそのまま伝えるのであれば、▼~
デイン王国の復活劇は…~
クリミアのそれと瓜二つであったとか…▼~
世間に公表されていなかった~
戦の旗印となる王族の出現。~
それを擁するカリスマ的英雄の存在――▼~
私とペレアス王、~
アイク様と【暁の巫女】……~
明らかに不自然すぎます。▼~
何者かが作為的に…デインという国を~
操作しているのではないか?~
ユリシーズは、そう疑っていたようです。▼
:[アイク]|それを調べるために~
ユリシーズはデインへ行ったんだな?▼
:[エリンシア]|はい。そしてそれ以外にも…~
どうしても見過ごせないことが~
デイン復興にはありました。▼~
……漆黒の騎士です…▼
:[アイク]|!?▼
'''(漆黒の騎士の一枚絵をバックに会話)'''
:[エリンシア]|今でも忘れることができません…~
我がクリミアを侵略した~
デイン先王アシュナードの腹心の1人…▼~
漆黒の鎧で全身を覆い、~
真紅のマントをなびかせるその姿…▼~
デイン解放軍が王都で決戦を行なった時――~
【暁の巫女】と呼ばれる少女の傍らには、~
あの漆黒の騎士がいたそうです。▼
:[アイク]|漆黒の騎士…親父の仇…~
だが、あいつは確かに~
おれが3年前に倒したはずだ…▼
'''(崩落するナドゥス城の一枚絵)'''
:[アイク]|もし止めを刺し損ねていたとしても…~
あの崩れるナドゥス城から~
逃げることなんてできなかったはず…▼
:[エリンシア]|城崩壊の翌日、~
ユリシーズは自ら兵を伴って…~
ナドゥス城跡を調べさせたそうです…▼~
しかし、あの者の屍…~
身につけていた鎧、剣の一片さえも~
発見することはできなかったと言います…▼
'''(再び会話現場のグラフィックに戻る)'''
:[エリンシア]|もし…デイン王国に現れた漆黒の騎士が~
かの者と同一人であるとすれば…~
それは我がクリミアにとっての脅威です。▼
:[アイク]|………あいつがまだ生きているならば…~
きっとどこかで~
再会することになるだろう…▼~
エリンシア。~
貴重な情報をくれたこと、~
感謝する。▼
:[エリンシア]|はい……▼
'''(画面暗転 第二部 完 表示後セーブ画面へ)'''
*ハード [#d99d9e4f]
**オープニングシナリオ [#yb5aa682]
'''(地名テロップ:アルピ砦)'''
>***ハール加入かつ生存時
:[ハール]|……と、言うわけだ。~
おそらくフェリーレ公は、この砦に~
女王がいることを既に知っている。▼~
王都の守りは強固だからな。~
むしろこっちのほうが陥落させやすいと~
向かってくるだろう。▼
:[エリンシア]|……わ、わかりました。~
報告をありがとうございます。▼
:[ハール]|こうなったからには、~
俺もとことん付き合うことにした。▼~
伝令でもなんでもいい。~
使いたければ声をかけてくれ。▼
:[エリンシア]|はい。▼~
…あの、ハール様!▼
:[ハール]|なんだ?▼
:[エリンシア]|ルキノは……?~
ルキノは無事なのでしょうか?▼
:[ハール]|……町の隠れ家には行ってみた。~
そこにあったのは、~
連絡員とおぼしき男の死体と………▼~
これだけだ。
:[エリンシア]|!!~
これは……ルキノ…の……~
……あぁ…そんな………▼
:[ハール]|まだ、あきらめるな。~
…死体はなかったんだ。▼~
恐らくそれは……~
彼女を預かっているという~
相手方からの伝言だろう。▼
:[エリンシア]|……は…い………▼
:[ハール]|生きてさえいれば、~
必ず助ける機会はある。▼~
そう信じて、~
あんたはあんたのやるべきことを~
しっかり考えることだ。▼
'''(ハールが去る)'''
>***ハール非加入または死亡時
:[クリミア兵]|
……以上です。~
おそらくフェリーレ公は、~
この砦に陛下がおられることを~
既に知っていると思われます。~
王都よりも~
こちらを陥落させやすいと見て~
向かってくる可能性も……
:[エリンシア]|
ルキノは……?
ルキノは無事なのでしょうか?
:[クリミア兵]|
その件ですが……~
例の隠れ家を捜索したところ、~
連絡員とおぼしき男の死体と………~
これが……
:[エリンシア]|
!!~
これは……ルキノ…の……~
……あぁ…そんな……
:[クリミア兵]|
………失礼致します。
***以下共通 [#x7c801d0]
:[エリンシア]|…………………~
誰かいますか。▼
:[クリミア兵]|はっ!
:[エリンシア]|城にいる兵たちに戦闘の用意を……~
反乱軍の襲撃に備えます。▼
>'''(ハール生存時)'''
:[クリミア兵]|かしこまりました!~
それで、指揮はどなたに?▼
>'''(ハール不在時)'''
:[クリミア兵]|はっ! かしこまりました!~
それで、指揮はどなたに?▼
:[エリンシア]|……私が。▼
:[クリミア兵]|女王陛下御自らが!?~
そんな…危険です!~
どうか別の者に任命下さいっ!▼
:[エリンシア]|反乱軍をここまで増長させたのは…~
誰でもない、私の失態です。▼~
国を守るべき者として……~
これ以上、決断から~
逃げるわけにはいきません。▼
:[クリミア兵]|はっ…!
:[エリンシア]|……………▼
'''(ルキノの髪を手に取るエリンシアの一枚絵が表示)'''
:[エリンシア]|……………………▼~
………ルキノ……~
どうか…どうか……~
無事でいて………▼
'''(画面戻る)'''
:[エリンシア]|……▼
:[リアーネ]|エリ…シアさま。~
かなし、い…かお……~
心…いたい……?▼
:[エリンシア]|リアーネ姫…▼
:[リアーネ]|…わたし…いっしょ。~
げんき…だして、ね…?▼
:[エリンシア]|ええ。~
ごめんなさい…~
あなたまで不安にさせて……▼
:[ニアルチ]|何事ですかな?~
さきほどから騒がしい様子ですが……~
もしや良くない知らせでは?▼
:[エリンシア]|…この城に…~
まもなく敵が攻めて参ります……▼
:[ニアルチ]|な、なんと!?▼
:[エリンシア]|……敵の狙いは~
王都であるとの読みは、~
はずれてしまったようです。▼~
あなたがたを~
危険に巻き込んでしまうこと…~
なんとお詫びすればよいのか……▼
:[ニアルチ]|なに、そうお気になされるな。~
リアーネお嬢様の御身は~
この爺めがお守りしますぞ。▼~
女王はご自身の心配をなさって~
おられればよい。▼
:[エリンシア]|すみません…~
そう言っていただけると~
助かります。▼
:[リアーネ]|わたし…うたって……~
エリ、シアさま…を…~
…たす、けます!▼
:[エリンシア]|いけません!~
そんな危険な真似をさせるわけには~
まいりません!▼
:[リアーネ]|わたし…すき。~
エリ、シアさま…たすけ…ます。▼
:[エリンシア]|リアーネ姫……▼
:[ニアルチ]|やれやれ…~
お嬢様はこうと決められたら~
絶対に曲げられないお方。▼~
仕方ありません、この老骨も~
戦線にお加えいただけますかな?▼
:[エリンシア]|ニアルチ様まで…~
そんな……すみません。▼
:[ニアルチ]|なんのなんの。~
老いてもまだ、ベオクのひよっ子どもに~
遅れをとるものではありませんぞ。▼
:[クリミア兵]|女王陛下!~
陛下の武具をお持ちいたしました!▼
:[エリンシア]|ええ……ありがとう。▼~
クリミア王家の宝剣アミーテ……▼~
あの戦いが終わって……~
もう二度と使うことがなければ良いと~
願ってきましたが…また………▼
'''(画面暗転、拠点モードへ)'''
**進撃前 [#d6828d58]
'''(会議室、エリンシアの会話)'''
:[クリミア兵]|第11小隊、準備完了しました!▼
:[クリミア兵]|第8小隊、準備完了し~
御前に控えております!▼
:[エリンシア]|……もう時間がありません。▼~
リアーネ姫、ニアルチ様…~
少しでも危ないと感じられた時には…~
迷わず退いて下さい。約束ですよ?▼
:[リアーネ]|はい…!▼
:[ニアルチ]|それはもうおまかせくだされ。▼~
キルヴァスの鴉の民といえば、~
退却速度については~
他の追随を許しませぬからな。▼~
もしもの場合には、~
リアーネお嬢様を連れ~
全力で逃げましょうとも。▼
:[エリンシア]|ふふ… 頼もしいお言葉です。▼
'''(草原をバックにルドベック側の会話)'''
:[クリミア反乱兵1]|報告します!~
アルピ砦は城門を閉ざし、~
徹底抗戦の構えを見せております!▼
:[ルドベック]|なるほど…ルキノ殿は~
なんらかの方策を講じ、~
我らのことを知らせたようだ。▼~
さすが、と評するべきかな。~
ふん… まあいい。▼~
王宮騎士団が~
どのように急いだところで……~
ここに到着するのは明後日。▼~
その頃には…全ての決着が~
ついていることだろう。▼~
王宮騎士団の主力を欠いた~
あの女王の抵抗など、~
たいしたものではあるまいからな。▼
:[クリミア反乱兵2]|全軍、停止!▼~
右翼左翼は砦を囲むよう~
軍を展開させろ!~
クリミアの未来を掴むための戦いだ!▼~
城門を突き崩し、~
なんとしても女王エリンシアを~
この場に引きずり出すのだ!▼~
決して殺してはならぬ!~
生かしたまま捕らえよ!!▼
:[クリミア反乱兵1]|しかし、女王を守っているのは~
数は少なくとも~
クリミアの精鋭部隊……▼~
大丈夫でしょうか。▼
:[ルドベック]|いかに優秀な軍を擁しようと~
率いる王が脆くては、な。▼~
我々の勝ちは動かん。~
すでに決まりきったことだ。▼~
ああ、そうそう……~
例の奥の手も……~
用意はできているな?▼
:[クリミア反乱兵1]|はっ!▼
:[ルドベック]|いずれにせよこの戦……~
我々の負けはない。▼~
この期に及んでも、~
あの弱い女王は争いをためらっている。▼~
そのどうしようもない心の甘さ……~
それこそが、あの女王の敗因となる。▼
'''(画面暗転後、エリンシア側へ)'''
:[クリミア兵]|ほ、報告致しますっ!~
砦の裏門が開き、そこから~
反乱軍がなだれ込んで参りました!!▼
:[エリンシア]|な…!?~
どういうことですか!?▼
:[レテ]|…それは、この者に聞くと~
分かると思います。▼
:[召使い]|……▼
:[エリンシア]|あなたは…庭番の…?▼
:[レテ]|砦内を巡回していたら、~
この男が外に向かって~
鳥を放ったのが見えたんです。▼~
何の意味があるのか聞こうと~
近寄ったら…いきなり~
襲いかかってきたんで捕らえました。▼
:[クリミア兵]|き、貴様っ!~
貴様が反乱軍を手引きしたのだな!?▼
:[召使い]|……あぁ、そうさ。~
この国の…クリミアの未来のため~
正しいことをやった。▼~
女王はデインに尻尾を振る裏切り者だ!~
おれはデインの奴らに家族を殺されたんだ!~
奴らと手を組むなんて、まっぴらだ!!▼
:[クリミア兵]|黙れっ! 裏切り者め!~
この場で処刑して……▼
:[エリンシア]|お待ちなさい!~
その者1人を殺めても……~
状況は変わりません。▼~
それより、砦に入り込んだ~
フェリーレ公の配下たちを~
なんとかしなくては……▼
>'''非加入・撤退・死亡以外のキャラが登場'''
:[レテ]|私もお手伝いします。▼
:[モゥディ]|オぉ、モゥディは~
女王のタめに戦うぞ!▼
:[チャップ]|およばずながら、~
わしもお使いください。▼
:[ネフェニー]|…クリミアの未来には、~
エリンシアさまが必要です。▼
:[ヘザー]|フェリーレ公なんてむさい男に~
故郷を支配されるなんて…~
ぜったいに御免だわ。▼
:[クリミア兵]|女王陛下!~
我々の命、陛下の御為……~
いかようにもお役立てください!▼
:[エリンシア]|ありがとう、みなさん。~
私はクリミアの女王…~
もう逃げ隠れしません。▼~
…同じ国の民とはいえ、~
これ以上、和を乱すというのであれば…~
見過ごすことはできません。▼
'''(画面暗転後戦闘MAPへ、ルドベック側)'''
:[ルドベック]|なんと容易い、なんと脆い。▼~
見よ、クリミアの兵たちよ!~
この砦の有り様こそ、すなわち、~
女王エリンシアの治世そのものよ!▼
:[エリンシア]|総員、戦闘配置についてください!~
砦内に侵入した反乱の兵たちを…~
迎撃します!▼
:[ルドベック]|ほう…女王自ら兵を指揮するか。~
兵を盾に、砦を見捨て~
逃げる手もあっただろうに……▼~
やはり、甘い。~
その甘さが命取りとなるのだと~
思い知らせてやらねばな。▼
'''(画面暗転後、出撃準備画面へ)'''
**進撃後 [#jf5e3ed0]
***マーシャ生存時 [#g7144ab5]
'''(戦闘開始と同時にマーシャが画面左から飛んでくる)'''
:[???]|エリンシア様ー!~
お待たせしました!▼
:[エリンシア]|マーシャ!▼
:[マーシャ]|フェリーレからの帰路、~
街道は土砂によって~
完全に塞がれていたんです。▼~
でも…あらかじめ旧街道のほうも~
視野に入れて行動してたので~
無駄にした時間はほとんどありません。▼~
数刻後には、王宮騎士団が~
この砦に到着します!▼
:[エリンシア]|ジョフレが…~
来てくれるのですね…!▼
:[マーシャ]|はい!▼~
とりあえずそのことを~
お知らせするため……~
私だけ先行してきました。▼
:[エリンシア]|…ありがとう。~
よくぞここまで~
たどり着いてくれました。▼
:[マーシャ]|王宮騎士団は~
全速力でこちらへ向かっています。▼~
彼らが到着するまで、~
なんとしても持ちこたえましょう!▼
:[エリンシア]|ええ……▼
***8ターン目開始時、王宮騎士団登場 [#l72de924]
:[ジョフレ]|エリンシア様っ!~
クリミア王宮騎士団っ!~
ただ今、到着致しました!▼~
誇り高きクリミア騎士たちよ!~
我らがお守りすべき主君のため~
死力を賭して戦うのだ!▼~
全軍突撃っ!!▼
:[エリンシア]|ジョフレ…っ!~
ジョフレ、ジョフレ!▼
:[ジョフレ]|フェリーレ公を捕らえよ!~
決して逃がすな!!▼
:[ルドベック]|くそっ、思ったより早く到着したな。~
王宮騎士団と正面からやりあったのでは~
さすがに勝ち目は薄い。~
だが…私に敗北はない。~
あの甘い女王になど、敗れはしない。▼
***エリンシア⇔ジョフレ [#m18a8314]
:[エリンシア]|ジョフレ……!▼
:[ジョフレ]|エリンシア様! よくぞご無事で……▼~
後は我々王宮騎士団にお任せください。~
どうかエリンシア様は安全な場所に……▼
:[エリンシア]|いいえ、私も戦います。▼~
私自身の手で、決着をつけます。▼
:[ジョフレ]|かしこまりました。~
すべて、女王陛下のご随意のままに……▼
***マーシャ⇔マカロフ [#g55d4424]
:[マーシャ]|兄さん!~
おそーいっ!~
エリンシア様の危機なのに!▼
:[マカロフ]|いや、~
こっちは空飛べないんだって……~
これでも全速で来たんだからさ。▼~
はあ……~
急ぎすぎて……疲れた……~
ちょっとだけ休憩……▼
:[マーシャ]|だめ! ほら早く!▼
:[マカロフ]|とほほ……▼
***ルドベック初戦時 [#ufaaf577]
:[ルドベック]|今日という日は、~
クリミアの歴史に残る一日と~
なるだろう。▼~
弱き女王が消え、~
新たな王が生まれるのだ!▼
***エリンシアvsルドベック [#m459c84d]
:[ルドベック]|これは、女王……▼
:[エリンシア]|……▼
:[ルドベック]|勇ましいお姿ですな。~
てっきり逃げ出すか~
命乞いでも始めるかと思いましたが……▼~
その無謀な覚悟だけは~
褒めて差し上げましょう。▼
:[エリンシア]|私はクリミアの王です。~
その役目から逃げはしません。▼~
:[ルドベック]|なるほど……自己犠牲ですかな。~
ご立派なことだ。▼~
ところで女王陛下、~
いつもお傍におられるルキノ殿は~
どちらへ?▼
:[エリンシア]|……!▼~
ルキノは……~
ルキノは無事なのですか?~
答えなさい!▼
:[ルドベック]|おや、顔色が変わりましたな。~
姉妹も同然に育った間柄……~
やはりご心配ですか?▼~
……だから~
あなたは弱いというのだ、女王。▼
***ジョフレvsルドベック [#n92e3f65]
:[ジョフレ]|そこまでだ、ルドベック殿!▼~
もはや貴殿に勝ち目はない。~
我々王宮騎士団が到着した以上、~
エリンシア様には指一本……▼
:[ルドベック]|おお、勇ましいなジョフレ将軍。▼~
……その様子では、~
ルキノ殿について~
まだ情報がいっていないのか。▼
:[ジョフレ]|姉が…どうしたと!?▼
:[ルドベック]|さて…教えてやってもいいが、~
ただでという訳には……▼~
おお、そうだ。女王を裏切り、~
私の元へひれ伏すというなら~
考えてみてもいい。▼
:[ジョフレ]|貴様……! ふざけるな!▼
***ラグズvsルドベック [#z31a30be]
:[ルドベック]|半獣混じりの無秩序な編成……~
いかにもあの女王らしいことだ。▼
***リアーネvsルドベック [#n3512c31]
:[ルドベック]|戦場に鷺とはな……~
あの女王と、この娘……~
弱いもの同士よく似ている。▼
***ルドベック撃破時 [#zf292b91]
:[ルドベック]|ふ…む……~
ここまでか……~
女王よ!~
私は降伏する。~
捕虜としての処遇を希望したい。▼~
優しい女王陛下のことだ、~
武器を捨てて降伏した者の命は~
奪えまい……?▼
**エンドシナリオ [#h45d26d7]
:[エリンシア]|ジョフレ…!▼
:[ジョフレ]|エリンシア様っ!~
ご無事でなによりです。▼~
救援が遅れて~
面目もございません…!▼
:[エリンシア]|そんなこと…~
無理をさせました……▼
:[ジョフレ]|いえ、そのような。▼~
エリンシア様がこうして~
お声をかけてくださるだけで…~
疲れ、傷の痛みすらも和らぐようです。▼
:[エリンシア]|ありがとう…ジョフレ……▼~
……それで、反乱軍は~
どうなりましたか?▼
:[ジョフレ]|首謀者である~
フェリーレ公を失ったことで混乱し、~
逃げ惑っております。▼~
かねてからのご命令どおり、~
抵抗をやめた者たちには~
追撃せぬよう申し渡しております。▼
:[エリンシア]|フェリーレ公は…どうしました?▼
:[ジョフレ]|捕らえております。~
いまは地下牢に……▼~
エリンシア様っ!?▼
:[エリンシア]|ルキノが捕らわれているの!~
彼と交渉して助け出さないと…!▼
:[ジョフレ]|……わかりました!~
ご案内致します!▼
:[クリミア兵]|女王陛下っ! 将軍っ!~
た、たいへんです!!~
門の…城門の外に……!!!▼
:[ジョフレ]|どうした!?▼
:[クリミア兵]|ルキノ殿が……~
こ、絞首台の上に!!▼
:[エリンシア]|!!▼
:[ジョフレ]|なっ……!▼
'''(絞首台へと場面が切り替わる)'''
:[クリミア反乱兵]|女王に告ぐ!~
フェリーレ公を解放せよ!!~
さもなくば、この女を処刑する!!▼
'''(屋上からその様子を見るエリンシアとジョフレ)'''
:[エリンシア]|ルキノ……!~
……っ…▼
:[ジョフレ]|………姉さん…っ▼
:[クリミア反乱兵]|半刻待つ!!~
それまでに公を解放しなければ…~
女を殺す!!▼
:[ルキノ]|エリンシア様、なりません!!~
私のことなど…▼~
ぐっ…!!▼
:[クリミア反乱兵]|黙れ!!~
すぐに吊るしてやっても~
いいのだぞ!▼
:[エリンシア]|ルキノ…っ!!▼
:[ジョフレ]|………女王陛下、~
どうか私に~
反乱軍追討のご命令を。▼
:[エリンシア]|!!▼
:[ジョフレ]|姉の命は、すでにないものと~
お考えください。▼
:[エリンシア]|…ジョフレ……▼
:[ジョフレ]|以前、私たちは宣誓致しました。~
いかなる苦難があろうとも、~
エリンシア様とともに生きると。▼~
姉も私も、それを胸に刻んでおります。~
しかし…国と引き換えにしてまで~
命を永らえたいとは思いません。▼~
死して祖国の礎となることこそ、本望。~
もし立場が逆であれば、姉も同じことを~
陛下に申し上げたことでしょう。▼~
……姉を思ってくださるのならば、~
どうかご決断を。▼
:[エリンシア]|…………▼
'''(画面暗転、地下牢へ)'''
:[エリンシア]|フェリーレ公ルドベック……~
あなたは…どこまで~
汚い手管を用いれば気が済むのですか…?▼
:[ルドベック]|…そのご様子では、~
例の策が成功したようですな。▼
:[エリンシア]|……あなたの望みは~
いったい何…?~
この国を混乱させることですか?▼
:[ルドベック]|この国を守るためですよ、女王陛下。▼
:[エリンシア]|な……!?▼
:[ルドベック]|女王…貴女には甘さがある。~
どうしようもない甘さがね。▼~
穏健な政策も慈悲深い対応も結構。~
ですが、それだけでは民を~
率いていくことはできないのです。▼~
私はずっと憂慮しておりました。~
国の王とは、時に非情であり、~
時に冷酷な決断をも下さねばならぬ者。▼~
血を流すことを嫌っても、~
血を流すことを恐れてはならない……▼~
だが、はたして我がクリミアの女王に~
その強さがあるのだろうか…と。▼
:[エリンシア]|私の強さ…それを確かめるために~
反乱を起こしたと……~
そう言いたいのですか?▼
:[ルドベック]|ええ、エリンシア女王。~
もしも、貴女にこの内乱を~
食い止める力があるのならば……▼~
それを確かめることができたとしたなら、~
逆臣として処刑されることになろうとも~
いっそ我が本懐と思っておりました。▼~
だが、貴女にはできなかった!▼~
民を傷つけることを恐れるあまり、~
決断を遅らせ……▼~
事態をこれほど大きくしてしまった。▼
:[エリンシア]|………▼
:[ルドベック]|ほう……~
ご自分でも薄々は~
気づいていらしたという顔ですな。▼~
しかし、それでもあなたは~
私を生かして捕らえた!~
敗走する兵を追おうとはしなかった!!▼~
追撃をかけていれば、~
あるいはルキノ殿を救うことも~
できたかもしれないというのに。▼
:[エリンシア]|……ルキノをどうするつもりなのです?▼
:[ルドベック]|何もしませんよ。~
貴女が、私の望みを~
叶えてくださるのであれば。▼~
どうぞ、退位なさって~
私に後をお譲りください。~
貴女にクリミアを任せてはおけない。▼
:[エリンシア]|私が王にふさわしくないと思うなら、~
なぜ私だけを狙わなかったのです?~
このように民を巻き込む必要は……▼
:[ルドベック]|貴女を殺めるのは実に容易い。~
我が女王は誰にでも簡単に気を許し、~
信じておしまいになる。▼~
刃を隠し、あるいは毒杯を用意して、~
耳に心地よい言葉を囁きながら、~
近づけばよい。▼~
貴女は息を引きとる間際まで…~
私を疑ったりはせず、~
微笑んでくださることでしょう。▼~
しかし、それでは~
クリミアはふたたび混乱する。▼~
諸外国は王位簒奪者である~
この私を倒すとの口実で、~
クリミアに攻め入ってくるでしょう。▼~
それを防ぐためには、現女王~
御自らのご意思によって退位していただき、~
私を時期国王にご指名いただくしかない。▼
:[エリンシア]|……▼
:[ルドベック]|ご理解いただけましたかな?▼~
ルキノ殿の命が懸かっている以上、~
貴女には、是という他に答えはない。▼~
では、まず私めを~
牢より解放していただきましょう。~
その上で細かい取り決めを……▼
:[エリンシア]|お断りします。▼
:[ルドベック]|な……! ルキノ殿が~
どうなってもよろしいのか!?▼~
姉妹同然にともに育ち、~
貴女を支え続けた忠臣を~
見捨てるというのか!?▼
:[エリンシア]|……フェリーレ公、~
あなたが抱いていた私の危惧、~
不満は正しいものです。▼~
けれども、私を糾すためのやり方を、~
あなたは間違えました。▼~
民を利用し、互いに戦わせたことは~
この国に後々まで残る~
大きな傷となるでしょう。▼
:[ルドベック]|だから甘いというのだ!~
王に求められるのは、目的のために~
非情になれる強さなのですよ!!▼
:[エリンシア]|公は、この国を守るために~
乱を起こしたと言いましたね。~
ですが、国とはなんですか?▼~
民のことではないのですか?~
今回のことで、何人の民が~
犠牲になったと思っているのですか!?▼
:[ルドベック]|ふん 青臭い理想論を。▼~
民を利用して何が悪い!?~
民など勝手に増えるもの。~
青人草とは、よく言ったものよ。▼~
そのような有象無象の生き死にが~
国に何の影響があるというのだ。▼~
しかし、王は違う。~
王がいなくては国は立ち行かぬ。~
国には王が必要なのだ。強き王がな。▼
:[エリンシア]|いいえ、~
強さだけでは王とはいえません。▼~
民を守ることこそ国を守ること。~
その心がないあなたには、~
国を守ることなどかないません。▼~
まして、王位を望もうとするならば、~
それはあなたの欲望でしかない!▼
:[ルドベック]|くっ……~
いいのか、本当に!?▼~
私が命じなければ~
ルキノ殿は助からぬのだぞ!▼~
王位を守るために臣を捨てる…~
貴女の主張など、結局はそのような~
薄っぺらいものだったのだな!!▼
:[エリンシア]|……私の弱さを暴いてくださったこと、~
あなたには感謝します。▼~
…あなたの叛意を育て、~
国を乱させるに至った私自身の罪……▼~
それを忘れることなく、~
我が一生をクリミアに捧げましょう。~
……ルキノの命を抱いて。▼
'''(エリンシアが去る)'''
:[ルドベック]|……ふ、はははははは!~
我が野望敗れたり…!~
ここまではお見事です、女王よ。▼~
しかし、あなたが本当に~
ルキノ殿を見殺しにできるのか……~
それは疑わしきこと。▼~
どうか…泣き濡れた顔で私の前に戻り、~
前言を翻したりなさらぬよう……~
女神に祈っておりますぞ、我が女王陛下。▼
'''(画面暗転後、屋上)'''
:[エリンシア]|反乱軍に告げます!~
私はクリミア女王エリンシア。▼
:[クリミア反乱兵]|どうした!!~
さっさとフェリーレ公を解き放て!!▼
:[エリンシア]|要求は呑めません。▼~
フェリーレ公ルドベックは国を乱し、~
王位を簒奪せんとした重罪人。~
決して赦すことはできません。▼
:[クリミア反乱兵]|な……~
女が死んでもいいのだな!?▼
:[エリンシア]|私はクリミアの女王。~
この国に害をなそうとする者と~
取引することはありません。▼~
反乱軍は即刻武器を捨て、~
降伏するよう命じます。▼~
さもなくば王宮騎士団と全軍をもって~
追討します。▼
:[クリミア反乱兵]|はっ! 弱腰の女王の犬どもなど~
恐るるに足らぬわ!!~
まったくお優しい女王様だ。▼~
自分の保身のため、これまでさんざん~
尽くしてきた臣を見殺しにするとは。~
この女もかわいそうになあ!▼
:[ルキノ]|…………▼
:[エリンシア]|……▼(自動送り)
:[クリミア反乱兵]|ちっ 泣き叫んで~
命乞いでもすればいいものを!~
かわいげのない女だ。▼
:[クリミア反乱兵]|女王よ!~
おまえの腹心が苦しんで死ぬ様を~
とくと目に焼き付けるがいい!!▼
:[クリミア反乱兵]|おい、女を吊るせ!▼
:[ルキノ]|エリンシア様…良かった。~
どうか、クリミアを……!▼
**ムービー「処刑」 [#l6ec3314]
'''(木の上にシノンと、弓を引いて狙いを定めるヨファ)'''
:[シノン]|ほら どうした~
さっさとしろ
:[シノン]|なにやってんだぁ?
:[ヨファ]|失敗したらって思うと…~
緊張して…
:[シノン]|なさけねえこと言ってんじゃねえよ~
早いとこやらねえと~
他の連中は動きが取れね…~
瞬きすんなよ?~
オレさまの達人技~
見せてやるからよぉ
'''(シノン、ルキノが吊るされている縄目掛けて矢を放つ)'''
'''(絞首台から落ちるルキノめがけてアイクが走りこみルキノ...
'''(周りで見守っていた一般市民、驚きの声を上げる)'''
'''(アイク、ルキノを抱えたまま抜刀、周りの兵士をなぎ倒す)...
:[兵士A]|貴様っ! 何者だっ!?~
:[兵士B]|女王の手先だっ!~
逃がすなっ!!
'''(セネリオがアイクの周りにいた兵士たちを魔法で吹き飛ば...
'''(セネリオに気がついた兵士が槍を構えるも、ワユに背後を...
:[ワユ]|よーっし! 絶好調の剣の冴え~
我ながら惚れ惚れしちゃうねぇ
:[兵士C]|集まれ! 隊列を崩さず 囲め!
敵は複数 1人足りとも逃がすな!!
'''(ティアマト突撃、オスカーの馬からボーレ飛び降り斧で暴...
'''(絞首台周辺で戦闘が続く中、離れた場所で気を失ったルキ...
:[ミスト]|しっかりして ルキノさん!~
だいじょうぶ もうだいじょうぶだからね!~
しっかり しっかりして!~
しっかり…!
**エンドシナリオ2 [#fe7ef509]
'''(屋上にてエリンシアとジョフレの会話)'''
:[ジョフレ]|グレイル傭兵団…っ!~
エリンシア様、アイクたちです!!▼
:[エリンシア]|……えぇ…▼
:[ジョフレ]|ルキノさえ、こちらの手に戻れば~
何も恐れることはありません。~
王宮騎士団、ただちに出撃します!▼
'''(崩れ落ちるエリンシア)'''
:[エリンシア]|…っ……~
……ふ……ぅっ……▼
'''(建物内にてアイクとエリンシアの会話)'''
:[エリンシア]|アイク様……~
ありがとうございました。▼~
あなたが助けてくださらなければ~
私はかけがえのない存在を~
失うところでした…………▼~
本当に…ありがとうございました。▼
:[アイク]|……礼はいい。~
俺たちはフェール伯の依頼で~
動いていただけだからな。▼
:[エリンシア]|ユリシーズの……?▼
:[アイク]|そうだ。▼~
フェール伯は、クリミア諸侯の一部が~
ひそかに反乱を企てていることを~
以前から知っていたんだ。▼~
だが、有力貴族のフェリーレ公を~
表立って糾弾するのは難しい。▼
:[エリンシア]|ええ、そのとおりです。▼~
そのために私は、~
反乱の動きを知った後でも……~
決定的な対策をとれずにいました。▼
:[アイク]|しかし、放置する期間が長いほど、~
反乱の触手はゆっくりと国内を這い回り、~
クリミアを蝕んでいったはずだ。▼~
だからフェール伯は~
早期に事を収束させたかった。~
あいつ、俺にはこう言ってたぞ。▼~
『我輩がクリミアを離れれば~
フェリーレ公らは必ずや動き出すはず。~
膿を引きずり出す絶好の機会だ』ってな。▼
:[エリンシア]|……▼
:[アイク]|あと、~
『敵を欺くにはまず味方から』だと~
強く念押しされててな。▼~
いままで姿を隠して時を待っていた。~
ルキノ、あんたを~
ひどい目にあわせてすまなかった。▼
:[ルキノ]|いえ…こうして無事でしたから。~
どうかお気になさらず。▼
:[エリンシア]|…………………~
………ルキノを奪われることは…~
自らの半身を奪われるのと同じことです。▼~
今こうして傍らにいてもらうと、~
どうして彼女を失うという決断ができたのか…~
不思議でなりません……▼
:[ルキノ]|エリンシア様……▼
:[エリンシア]|だけど…… もし再び~
同じ状況に陥ったとしても……~
私はまた同じ決断をするのでしょう。▼~
ルキノ1人の命と国を守るということを~
秤にかけることはできません。▼~
クリミアの女王である私は、~
その責任を全うせねばなりませんから。▼
:[ルキノ]|もちろんです。▼~
この度のエリンシア様のご決断、~
私は喜びこそすれ~
恨む気持ちは微塵もありませんでした。▼
:[ジョフレ]|私も同じ気持ちです。▼
:[エリンシア]|ルキノ、ジョフレ…~
私の…命よりも大切なあなたたち。▼~
あなたたちを失ってでも~
私は国を守らなくてはいけない。~
それが分かっているからこそ…▼~
そうなる前に手を打たねばなりません。~
同じ過ちは…2度と繰り返さない。▼
:[アイク]|そうか……~
なら、逃亡した~
反乱軍の残党はどうする?▼~
降伏に応じればいいが、~
抗戦の構えを見せた時は~
すべてを救うことはできない。▼
:[エリンシア]|反乱軍は完全に掃討します。~
国に不和の種を残し、~
民を不安にさせるわけにはいきません。▼
:[アイク]|よく決断したな。~
…その役目、よかったら~
俺の傭兵団に依頼しないか?▼~
今回ぎりぎりまで助けてやれなかった分、~
無償で請け負うが。▼
:[エリンシア]|……いいえ、アイク様。~
それは王宮騎士団に任じます。▼
:[アイク]|……いいんだな?▼
:[エリンシア]|アイク様のお心づかい、~
嬉しく思います。▼~
王宮騎士団がうごけば、後々~
国内に深い遺恨を残すことになるでしょう。▼~
今回の件でフェリーレを駆逐する~
クリミア王宮に対し、~
恨みを持つ者もでてくるはず……▼
:[アイク]|ああ。▼
:[エリンシア]|ですが、それは~
私たちが受け入れるべき傷です。▼~
アイク様のご好意にすがり、~
汚れ役を押し付けることはできません。▼~
私は甘んじて受け入れます。~
それが国を統べる者の~
責務であると思いますから。▼
:[アイク]|そうだな……~
エリンシア女王、~
あんたの意思を尊重する。▼~
もう俺の手は必要ないな?▼
:[エリンシア]|はい…!~
私は私の臣下たち民たちと共に~
歩んでいきます。▼
'''(暗転後、グレイル傭兵団の会話)'''
:[アイク]|じゃあ、久しぶりに~
砦に帰還するか。▼
:[ミスト]|ぜったい、また蜘蛛の巣だらけよ。~
帰ったらまず、全員で掃除だからね?▼
:[アイク]|掃除ぐらいしなくても~
死にはせんだろう。~
寝床は雨風防げれば充分だ。▼
:[ミスト]|お兄ちゃんは平気でも~
わたしは嫌なの!▼
:[ティアマト]|私もごめんだわ。▼
:[セネリオ]|…アイク、~
エリンシア女王がお見えです。▼
:[アイク]|どうしたんだ?~
わざわざ見送りに来るほど~
暇な立場じゃないだろう。▼
:[エリンシア]|アイク様にお話しして~
おきたいことがあったので、~
少しだけ抜け出して参りました。▼
:[アイク]|なんだ、改まって。▼
'''(BGM消える)'''
:[エリンシア]|ユリシーズから…~
デインのことで~
何か聞いておられますか?▼
:[アイク]|いや、特には。▼
'''(BGM切り替わる)'''
:[エリンシア]|彼の言葉をそのまま伝えるのであれば、▼~
デイン王国の復活劇は…~
まるでクリミアのそれを~
模したようなものであるとか。▼~
世間に公表されていない王族の存在。~
それを擁するカリスマ的~
英雄の出現――▼~
全てがつい先ごろの戦で~
成功した符号であるからこそ、~
ああも容易く国民が動いたのだと……▼
:[アイク]|……▼
:[エリンシア]|何者かが作為的に…~
デインという国を~
操作しているのではないか?▼~
ユリシーズは、~
そう疑っていたようです。▼
:[アイク]|それを調べるために~
フェール伯はデインへ行ったんだな?▼
:[エリンシア]|はい。それ以外にも~
どうしても見過ごせないことが~
デイン復興にはありましたから。▼
:[アイク]|なんだ、それは?▼
:[エリンシア]|漆黒の騎士です…▼
:[アイク]|!?▼
'''(漆黒の騎士の一枚絵をバックに会話)'''
:[エリンシア]|戦いが終わった今でも…~
忘れることができません。▼~
我がクリミアを侵略した~
デイン先王アシュナードの腹心の1人…▼~
漆黒の鎧で全身を覆い、~
真紅のマントをなびかせるその姿を。▼~
デイン解放軍が王都で決戦を行なった時――~
デインの英雄…【暁の巫女】と呼ばれる~
少女の傍らには、~
あの漆黒の騎士がいたそうです。▼
:[ミスト]|そんな…!~
あいつが生きているなんて~
そんなことあるわけない!▼~
だって、お兄ちゃんが倒したんだもの!!▼
:[ティアマト]|万が一、アイクが~
止めを刺し損ねていたとしても……▼~
崩れるナドゥス城から~
逃げる隙はなかったはず…▼
'''(崩落するナドゥス城の一枚絵)'''
:[エリンシア]|城崩壊の翌日、~
ユリシーズは自ら兵を伴って…▼~
漆黒の騎士の死体が埋もれているべき~
ナドゥス城跡を調べさせたそうです…▼~
しかし、あの者の屍…~
身につけていた鎧、剣の一片さえも~
発見することはできなかったと。▼
'''(再び会話現場のグラフィックに戻る)'''
:[ミスト]|そんな… そんな……~
お父さんの仇がまだ~
生きているって言うんですか……▼
:[エリンシア]|そうと決まったわけではありません。~
ですが…デイン王国に現れた漆黒の騎士が~
かの者と同一人であるとすれば…▼~
それは我がクリミアにとって~
脅威であることに違いありません。▼~
ですから、ユリシーズが~
デインへ向かうことを許可しました。▼~
『我が眼、我が耳をもって~
事の真相を突き止めたい…』~
……彼はそう言いましたので。▼
:[アイク]|……………▼
:[エリンシア]|アイク様…~
あなたはどうなさいますか?▼
:[アイク]|…俺もデインへ向かう。▼
:[エリンシア]|アイク様なら~
そう仰ると思っていました~
どうかお気をつけて。▼
:[アイク]|エリンシア。~
貴重な情報をくれたこと、~
感謝する。▼
:[エリンシア]|はい……▼
'''(画面暗転 第二部 完 表示後セーブ画面へ)'''
*コメント [#r0e13e14]
- 敵が防衛地点に待機したときの会話はありますか? -- [[ク...
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