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章別会話/第1部 8章 望まぬ英名
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#navi(ファイアーエムブレム 暁の女神/章別会話)
#contents
----
* ノーマル [#ybb24989]
**オープニング [#off29e94]
''デイン王城''
'''(背景:城内)'''
: [ジェルド] |閣下、お呼びですか。▼
: [ヌミダ] |ジェルド、困ったことになったぞ。▼~
神使が視察団を組織し、~
このデインへ派遣するらしい。▼
: [ジェルド] |ほほぅ…▼
: [ヌミダ] |わしは元老院副議長の~
ガドゥス公に会ってくる。▼~
あの方を頼れば…~
裏から手を回して~
全てなんとかして下さるだろう。▼~
だからそれまでに、解放軍を…~
なんとしても潰しておくのだ!~
そうなれば何とでも申し開きはできる。▼
: [ジェルド] |御意。▼
'''(画面暗転、王城廊下にジェルドとアルダー)'''
: [アルダー] |今回のこと…元老院の力で、~
すべて揉み消せますかね?▼
: [ジェルド] |いや、視察団と解放軍が~
接触してしまったら…いくら元老院でも~
駐屯軍の所業をなかったことにはできん。▼~
…よし、シフ沼にあいつらをおびき出せ。~
捕虜を処刑するという情報を流せば、~
奴らは確実に出てくる。▼~
俺たちが生き残るためには、~
解放軍の奴らを潰す他、手段はない。▼
'''(画面暗転、解放軍テント内でミカヤが負傷者の手当て)'''
: [デイン兵] |すごい……~
あのひどい傷が消えている。▼
: [デイン兵] |ありがたい……~
【銀の髪の乙女】の奇跡の御業を~
間近で見られるなんて。▼
'''(テント内に捕虜が駆け込んでくる)'''
: [捕虜] |【銀の髪の乙女】!~
助けてください、助けて……!▼
: [ミカヤ] |どうしたの!?~
落ち着いて話して。▼
: [捕虜] |みんな殺されてしまいます!~
お願いです、助けてください!!▼
'''(画面暗転、テント内)'''
: [ペレアス] |ジョド収容所の捕虜が~
シフ沼に集められ処刑されている……?▼
: [タウロニオ] |ジョドだけではありません。~
この近辺の収容所の捕虜をすべて、~
沼に沈めるという計画のようです。▼
'''(イズカ登場)'''
: [イズカ] |そのような情報、私は聞いていない!~
虚報だ! でなければ敵の罠だ!!▼
'''(ミカヤ登場)'''
: [ミカヤ] |……罠かもしれません。~
でも、わたしたちが行かなければ、~
きっと彼らは殺されてしまいます…!▼
: [イズカ] |今ここで解放軍が敗れ去りでもすれば……▼~
デイン復興の夢はその刹那に~
あえなく断たれてしまう!!▼~
デインの未来のため、彼らには~
あきらめてもらうしかないのだ!▼
: [ミカヤ] |……わかりました。~
では、この軍の兵は連れていきません。~
わたしと…元の仲間だけで向かいます。▼
: [ペレアス] |ミ、ミカヤ……!▼
: [ミカヤ] |それが許されないのなら、~
わたしひとりでも行きます。▼
'''(ミカヤ、テントから去る)'''
: [イズカ] |待てっ! 待つんだ!!~
勝手なことは許さんぞ!▼
'''(庇うような位置にペレアス移動)'''
: [ペレアス] |イズカ……!~
彼女を行かせてやってくれ。~
頼む。このとおりだ。▼
: [イズカ] |王子…くっ……!▼
'''(画面暗転、拠点画面へ)'''
**進撃前 [#naa6dfc6]
: [ラドミム] |よし、始めよ!▼
: [ならず者] |さあ、~
とっとと入んねえか!!▼
'''(ならず者たちが捕虜を沼に突き落とす)'''
: [青年] |うわぁぁ!~
いやだ! いやだ!!~
助けてくれーーーっ!▼
: [ミカヤ] |やめなさい!▼
'''(ミカヤのライトとサザの攻撃でならず者一名が倒れる)'''
: [帝国兵] |き、貴様らは…!▼
: [ミカヤ] |私たちはデイン解放軍です!~
みなさん、すぐに助けますから~
気をしっかりもってください!!▼
: [青年1] |あの髪の色……~
もしや【銀の髪の乙女】っ!?~
我らが救い主が助けに来てくれたのか!?
: [青年2] |デインの救世主だ!▼
'''(カメラ位置が再びラドミムへ)'''
: [ラドミム] |これが罠だと知ってか知らずか…~
本当に現われおったわ。~
総員、戦闘配置につけ!▼
'''(戦闘兵が次々と出てくる)'''
: [ラドミム] |どうだ、乙女よ!?~
これではいかなおまえとて~
生きて逃げ延びることかなうまい!▼
'''(カメラ位置がミカヤへ)'''
: [ミカヤ] |く… やはり罠……▼
: [サザ] |だが、こちらも~
無策で来たわけじゃない!▼~
トパック! 頼む!!▼
'''(トパック、ムワリム、ビーゼが登場。ならず者二名を倒す...
: [ミカヤ] |ニケ様っ! オルグさん!!▼
'''(登場したニケとオルグが、帝国兵二名を倒す)'''
: [帝国兵] |はっ…半獣だっ!!~
こんなにも半獣が…~
ん…!?▼
'''(ラフィエルが現れる)'''
: [ミカヤ] |ラ、ラフィエルさんまで~
来てくれたんですか!?▼
'''(ラフィエルの呪歌により再動した二名が帝国兵を倒す)'''
: [ミカヤ] |なにが起こったの…?~
今の不思議な歌は一体…?▼
: [サザ] |あれが鷺の民の特技”呪歌”だ。~
直接攻撃はできないが、味方を助け、~
戦いを有利にしてくれる。▼~
さぁ、ぼんやりするな、ミカヤ!~
今のうちに陣を整えよう。▼
'''(部隊編成画面)'''
**クリア後 [#qab97526]
'''(場面:小高い丘の上)'''
: [ミカヤ] |もうすぐ解放軍の陣営ね。~
勝手なことをしてしまったけど……~
王子は許してくださるかしら。▼
: [サザ] |捕虜の無事な姿を見れば、~
きっと喜んでくれるさ。▼
: [ミカヤ] |……ねぇ、崖の下から~
なにか聞こえてこない?~
…人の騒いでいる声…?▼
(サザとミカヤが顔を見合わせて崖下を覗き込む。視点が陣内...
: [デイン兵1] |あ、あれを見ろ…!~
乙女が帰ってきたぞ!~
捕虜もいっしょだ!!▼
: [デイン兵2] |乙女がまた勝った!!~
敵の罠を打ち破ったんだ!▼
: [デイン兵1] |乙女は、まさに女神の祝福を受けている…~
暁に輝く、女神の巫女だ!~
【銀の髪の乙女】!! 我らが巫女!▼
: [デイン兵3] |暁の…巫女!~
ミカヤ様、ばんざいっ!!▼
'''(勝ち鬨をあげる陣内)'''
: [ミカヤ] |な、何を騒いでいるのかしら?▼
'''(サザとミカヤの二人にニケとラフィエルが近付く)'''
: [ニケ] |ミカヤの捕虜救出成功を~
兵たちが祝っておるようだな。▼~
手を振ってやるといい。~
皆が喜ぶだろう。~
それも将たる者の務めだ。▼
: [ミカヤ] |あ……は、はい。~
わかりました。▼
'''(ミカヤが手を振り、更に活気付く眼下の陣内)'''
: [デイン兵1] |おおおおおおおおーーーー!!▼
: [デイン兵3] |ミカヤ様!!~
【暁の巫女】ミカヤ様!!▼
'''(手を振るミカヤの姿が映ったまま暗転)'''
'''解放陣営内テント前'''
: [サザ] |ここにいたのか。▼
: [ミカヤ] |サザ……~
さっきのあの熱狂的な歓迎……~
私…何だか……▼
: [サザ] |………ミカヤ?▼
'''(トパックが駆けてくる)'''
: [トパック] |サザ…!~
た、大変だ!!~
ムワリムが…ムワリムがおかしいんだ。▼
'''(画面暗転、テント内)'''
: [ムワリム] |グ…グルルル…▼
: [トパック] |だめだ!~
ムワリム、しっかりしろ!~
おいらを見ろ!!▼
'''(ムワリムの化身が解ける)'''
: [ムワリム] |……ぐ……~
ぼ…坊ちゃ…ん……▼
: [トパック] |……さっきからこれの繰り返しなんだ……~
突然、化身したかと思うと…~
今にも正気を失いそうに唸ってるんだ。▼~
おいらが必死で…~
何度も声をかけてやると元に戻るけど……~
目覚めたらまた…▼~
しかも…しかも…~
唸ってるときのムワリムの目は~
まるで…まるで、あいつらみたいで……▼
: [ミカヤ] |あいつら?~
あいつらって…何なの?▼
: [サザ] |あいつらってまさか……~
!!▼
: [トパック] |も、もう…!?~
どうすればいいんだ……~
どんどん時間が短くなってってる…▼
: [ムワリム] |ガ… 体が……~
……いけない……~
坊ちゃ…離れて……▼
: [トパック] |だめだ!~
”なりそこない”になんか~
なっちゃだめだ!!▼~
ムワリム !~
おいらを見ろ!!▼
'''(再生の呪歌とともにラフィエルが登場)'''
: [サザ] |この歌は…▼
: [ミカヤ] |!!▼
'''(崩れ落ちるムワリム)'''
: [ムワリム] |…グ ……▼
: [トパック] |あ… ムワリム!~
ムワリムっ!!▼
'''(歩み寄るラフィエル)'''
: [ラフィエル] |……歪められた体は、【再生】の呪歌により~
正しい状態に戻りました。▼~
もう、大丈夫…▼
: [トパック] |あり…がと……~
………っ…~
………▼
: [ミカヤ] |今の歌は…なに?~
とても不思議な旋律……▼
: [サザ] |【再生】の呪歌だ。~
先の戦いで、一度聞いたことがある。~
……どうしたんだ、ミカヤ?▼
: [ミカヤ] |…なんだか、変なの。▼~
感動で…かな、~
身体が震えてしまって……。▼~
…でも本当によかった。~
ムワリムさんが元に戻って、本当に…▼
'''(画面暗転、本陣内)'''
: [ペレアス] |”なりそこない”…?▼
: [サザ] |3年前の戦いで…~
デイン軍によって造りだされた~
生物兵器――▼~
おぞましい生態実験によって~
姿を歪められたラグズのことだ。▼
: [イズカ] |おぞましいだと!?~
おまえたちは、この私のすばらしき~
研究成果を否定する気か!?▼
: [ミカヤ] |じゃあ、認めるんですね?▼~
ムワリムさんに”なりそこない”の薬を~
こっそり飲ませたことを。▼
: [イズカ] |それの何が悪いというのか!~
常に化身して高い戦闘能力を発揮できる…~
すばらしいではないか!▼
: [トパック] |…ふざけんなっ!!~
”なりそこない”は~
化身しっぱなしの代償に命を削る……▼~
自我が破壊され、狂ったまま~
死ぬまで戦い続けるんだ!~
おまえは、そんな薬をムワリムに……っ!▼
: [イズカ] |駒となって動く兵士に自我などはいらん!~
それに、戦に勝つためには、~
兵士の命など犠牲にして当然であろう!▼
: [ミカヤ] |あなたという人は――!▼
: [ペレアス] |待ってくれ!▼~
イズカが半じゅ…ラグズの彼に、~
ひどいことをしたのは分かった。~
悪かったと思う。▼~
トパック…本当にすまなかった。▼~
”なりそこない”の薬は~
2度と使わせない。▼~
だから…、~
どうか許してくれないか………~
このとおりだ。▼
: [ミカヤ] |ペレアス王子……▼
: [イズカ] |王子!?~
王族がこやつごときに~
頭を下げるなどあっては……!!▼
: [トパック] |…………もういい。▼
'''(走り去るトパック)'''
: [サザ] |トパック…!▼
: [ミカヤ] |……▼
'''(暗転)'''
***ベグニオン側 [#ud95a557]
''ベグニオン帝都 シエネ''
'''(背景:城内)'''
: [サナキ]|……それは真か?▼
: [ルカン] |はい、神使様。▼~
デインにて、我が国の駐屯軍が~
非道なる行いを行っていたのは~
まぎれもない真実にございます。▼~
そしてそれは、駐屯軍総督ヌミダ公の~
まったく預かり知らぬところで~
行なわれていたのです。▼
: [ヌミダ] |確かに…確かに~
監督不行き届きという意味では……~
このヌミダ、無罪とはいえぬでしょう。▼~
相応の処罰は覚悟しております…~
しかし、神使様。▼~
今はそれよりも苦難の中にいるデイン国民を~
駐屯軍の圧制から救い出す~
それこそが急務であるかと……▼
: [サナキ] |急務とな?▼~
そなたがそう考えているなら~
話は早い。▼~
即刻、視察団を組織し~
亡きアシュナード王の遺児が~
率いているという軍に会見を申し込ませ、▼~
ベグニオンの意向を伝えさせるのじゃ。~
そしてそのまま~
駐屯軍の鎮圧に当たらせよ。▼
: [ルカン] |おお!それでは、その視察団の長は、~
是非ともこのルカンにお任せくだされ。▼~
帝国の面汚したる駐屯軍は~
その地にて断罪!2度と~
故郷の土を踏ませぬとお約束しますぞ。▼
: [サナキ] |いや…それはならん。~
駐屯軍への処罰については、~
彼らの言い分も聞いた上で決める。▼~
それから、視察団の長には~
ペルシス公セフェランを任じる。~
よいな、セフェラン。▼
: [セフェラン] |かしこまりました。▼
: [ルカン] |なっ!~
し、しかし…!▼
: [サナキ] |私は事が重大であると見ておる。~
それ故、此度の役目には、~
副議長のそなたより、▼~
議長であるペルシス公が~
より適任であると判断する。~
……以上じゃ。▼
'''(サナキ、セフェラン退場)'''
: [ルカン] |ぐっ……▼
: [ヌミダ] |ル、ルカン殿…っ!~
わしはいったい~
どうすればよいのだ!?▼
: [ルカン] |ヌミダ公よ、こうなった以上……~
そなたがデインに残してきた軍勢、~
全て犠牲にしてもらうぞ。▼
: [ヌミダ] |な…っ!? そんな馬鹿な…!~
……くっ!~
…小娘が……~
小賢しい真似を……~
…………神使サナキめ……!▼
'''(暗転、セーブ画面へ)'''
* ハード・マニアック [#a46c223e]
** オープニング [#f26e4035]
デイン王城
'''(背景:城内)'''
:[ジェルド]|閣下、お呼びですか。▼
:[ヌミダ]|ジェルド、困ったことになったぞ。▼~
帝都では神使が視察団を組織し、~
このデインへ派遣するという~
動きがあるらしい。▼
:[ジェルド]|ほほぅ…~
……いつですか。▼
:[ヌミダ]|まだ決議はおりておらんが、~
このままにしておくわけにはいかん。~
……わしは1度、帝都へ戻る。▼~
元老院副議長ガドゥス公とは~
以前より懇意にしておる。▼~
あの方を頼れば……~
全てなんとかして下さるだろう。▼
:[ジェルド]|……その間、我々は何をしておけば?▼
:[ヌミダ]|解放軍を…なんとしても潰しておくのだ!~
あやつらさえいなくなれば、~
何とでも申し開きはできる。▼~
我らの進退がかかっておるのだ。~
どんな手段を使ってもいい。~
必ずや根絶やしにせよ!!▼
:[ジェルド]|御意。▼
'''(画面暗転。背景:王城廊下)'''
:[アルダー]|ヌミダ公がベグニオンへ……?▼
:[ジェルド]|ああ。普段は鈍いくせに、~
こんな時ばかり素早いものだ。▼
:[アルダー]|まさか、我々を切り捨てて~
1人で逃げたんじゃあ……▼
:[ジェルド]|わからん。~
その可能性も十二分にあるが、~
元来意気地のない方だからな。▼~
自分の軍隊全てを犠牲にするまでの~
覚悟はできていないだろう。~
…少なくとも、今はまだな。▼~
ガドゥス公に泣きつくつもりだと~
本人は言っていた。▼
:[アルダー]|元老院の力で、~
すべて捻じ伏せられますかね?▼
:[ジェルド]|いや、視察団の派遣が決まって~
調査が入れば……いくら元老院でも~
駐屯軍の所業をなかったことにはできん。▼~
真剣な話、解放軍の奴らと接触されれば~
一巻の終わりだ。▼~
逆に、解放軍さえいなければ……~
あのヌミダ公でも~
なんとかしてくれることだろうさ。▼~
俺たちが生き残るためには、~
あいつらを消す他、手段はない。▼
:[アルダー]|……どうします?▼
:[ジェルド]|シフ沼にあいつらをおびき出せ。~
捕虜を処刑するという情報を流せば、~
奴らは確実に出てくる。▼~
出てこないなら、出てくるまで~
捕虜を殺し続けろ。▼
:[アルダー]|はっ!!▼
'''(画面暗転。場面:解放軍テント内、ミカヤが負傷者を手当...
:[ミカヤ]|………~
もう大丈夫?▼
:[デイン兵]|はい!~
ありがとうございます!▼
:[デイン兵]|すごい……~
あのひどい傷が消えている。▼
:[デイン兵]|ありがたい……~
【銀の髪の乙女】の奇跡の御業を~
間近で見られるなんて。▼
'''(テント内に捕虜が駆け込んでくる)'''
:[捕虜]|【銀の髪の乙女】!~
助けてください、助けて……!▼
:[ミカヤ]|どうしたの!?~
落ち着いて話して。▼
:[捕虜]|みんな殺されてしまいます!~
お願いです、助けてください!!▼
'''(画面暗転、会議用テント内)'''
:[ペレアス]|ジョド収容所の捕虜が~
シフ沼に集められ処刑されている……?▼
:[タウロニオ]|ジョドだけではありません。▼~
ユフトル、マノなど、~
この近辺の収容所の捕虜をすべて、~
沼に沈めるという計画のようです。▼
:[イズカ]|そのような情報、私は聞いていない!~
いま捕虜を殺して~
ベグニオンに何の得がある?▼~
生かしておけば我々に対して、~
人質としての効果もあるというのに。~
虚報だ! でなければ敵の罠だ!!▼
:[サザ]|…少し探った感じでは、~
確かに捕虜収容所に~
おかしな動きがあるようだ。▼~
何か、捕虜を殺さないと~
まずい事情ができたんじゃないか?▼
:[イズカ]|その事情とはなんだ?▼
:[サザ]|……そこまでは掴めなかった。▼
:[イズカ]|愚か者か!~
そのようなあやふやな考えで~
軍を動かすことなどできるものか!!▼
:[ミカヤ]|……罠かもしれません。~
でも、実際に捕虜がシフ沼に~
集められているのは確かなんです。▼~
わたしたちが行かなければ、~
きっと彼らは殺されてしまいます…!▼
:[イズカ]|行く必要などない!~
罠とわかっていて飛び込むなど、~
みすみす殺されに行くようなものだ!!▼
:[ミカヤ]|……捕虜を見殺しにすると?▼
:[イズカ]|そうだ!▼
:[ペレアス]|イズカ! そ、それは……▼
:[イズカ]|王子、ご辛抱ください。~
王とは……慈悲深さと同時に~
冷酷さも求められるもの!▼~
大を生かすために~
小を捨てねばならぬこともあるのです。▼
:[ミカヤ]|…………▼
:[イズカ]|私とて苦渋の決断!!~
しかし、いまここで~
解放軍が敗れ去りでもすれば……▼~
デイン復興の夢はその刹那に~
あえなく断たれてしまう!!~
これはデインのための英断なのです!▼
:[ペレアス]|……わ、わかった。▼
:[ミカヤ]|ペレアス王子…っ!▼
:[ペレアス]|ごめん、ミカヤ……~
イズカの言うとおりにしてくれないか。▼
:[ミカヤ]|……わかりました。~
では、この軍の兵は連れていきません。▼~
わたしと…元の仲間だけで~
シフ沼へ向かいます。▼
:[ペレアス]|ミ、ミカヤ……!▼
:[イズカ]|必要ないと言って――▼
:[ミカヤ]|それが許されないのなら、~
わたしひとりでも行きます。▼
'''(ミカヤ、テントから去る)'''
:[イズカ]|待てっ! 待つんだ!!~
勝手なことは許さんぞ!▼
'''(ペレアス、イズカの行く手に立ちふさがる)'''
:[ペレアス]|イズカ……!~
彼女を行かせてやってくれ。~
頼む。このとおりだ。▼
:[イズカ]|王子…くっ……!▼
'''(画面暗転、拠点画面へ)'''
** 進撃前 [#fe1b122a]
:[ラドミム]|よし、始めよ!▼
:[帝国兵]|ラドミム将軍のご命令だ。~
捕虜を沼に沈めろ!▼
:[ならず者]|さあ、~
とっとと入んねえか!!▼
'''(ならず者たち、捕虜を沼に突き落とす)'''
:[青年]|うわぁぁ!~
いやだ! いやだ!!~
助けてくれーーーっ!▼
:[ミカヤ]|やめなさい!▼
'''(ミカヤのライトとサザの攻撃でならず者1名が倒れる)'''
:[帝国兵]|き、貴様らは…!▼
:[ミカヤ]|私たちはデイン解放軍です!~
みなさん、すぐに助けますから~
気をしっかりもってください!!▼
:[青年A]|解放軍っ!?~
王子の軍が~
助けにきてくれたのか!?▼
:[青年B]|あの髪の色……~
あの方が、もしや~
【銀の髪の乙女】っ!?▼
:[青年C]|デインの救世主だ!▼
'''(カメラ、再びラドミムへ)'''
:[ラドミム]|これが罠だと知ってか知らずか…~
本当に現われおったわ。~
総員、戦闘配備につけ!▼
'''(駐屯軍、マップに展開)'''
:[ラドミム]|どうだ、乙女よ!?~
これではいかなおまえとて~
生きて逃げ延びることかなうまい!▼
'''(カメラ位置がミカヤへ)'''
:[ミカヤ]|く… やはり罠……▼
:[サザ]|だが、こちらも~
無策で来たわけじゃない!▼
:[サザ]|トパック! 頼む!!▼
'''(トパック、ムワリム、ビーゼ登場。ならず者2名を倒す)'''
:[ミカヤ]|ニケ様っ! オルグさん!!▼
'''(ニケ、オルグ登場。帝国兵2名を倒す)'''
:[帝国兵]|はっ…半獣だっ!!~
こんなにも半獣が…~
ん…!?▼
'''(ラフィエル、ニケ・オルグの傍に登場)'''
:[ミカヤ]|え…ラフィエルさん!?▼
'''(ラフィエル、呪歌を謡う)'''~
'''(ニケ・オルグ、再動。帝国兵を倒す)'''
:[ミカヤ]|なにが起こったの…?▼
:[サザ]|ぼんやりするな、ミカヤ!~
いまのうちに陣を整えよう。▼
:[ミカヤ]|え…ぁ、ええ!▼
'''(進撃準備画面へ)'''
** 進撃後 [#l2198081]
**会話 [#r187b7da]
***ミカヤ⇔ニケ [#y7a0d659]
:[ミカヤ]|
あの…よかったんですか?~
ラフィエルさんまで……▼
:[ニケ]|
ラフィエルは飛ぶことが~
できぬゆえ、動きが鈍い。▼~
それでも…呪歌の効果は~
連れて行く価値のあるものだ。▼~
ただし、いつでも護れるよう、~
私の傍から離さぬよう~
気を配ってもらわんといかんが。▼
:[ミカヤ]|
わかりました。▼
***ミカヤ⇔ラフィエル [#db1a2ceb]
:[ミカヤ]|
ラフィエルさんまで…~
来られたんですか?▼
:[ラフィエル]|
女王のおられる場所が~
私の居るべき場所。▼~
私は [呪歌謡い]……~
戦うことはできなくとも、~
味方に力を与えることができます。▼
:[ミカヤ]|
…1つの時の間に~
2つのことが行える……~
さっきの不思議な力ですね?▼
:[ラフィエル]|
ええ、あれもそうです。▼~
[負] の気が蔓延する場所で~
謡える呪歌は…~
そう多くはないのですけれど。
:[ミカヤ]|
…助けてくださるんですね?▼
:[ラフィエル]|
あなたの助けとなること……~
それもまた、私の喜びです。▼
:[ミカヤ]|
ありがとうございます。▼
***ラドミム初戦時 [#me98321c]
:[ラドミム]|
我が軍が…押されている?~
その、尋常ならざる戦いぶり……~
“乙女”とやらの力によるものなのか?▼
***ラドミム⇔ミカヤ初戦時 [#r88007ba]
:[ラドミム]|
銀の髪の乙女とやら!~
必ず来ると思っていたぞ。▼~
ここで捕虜を見捨てれば、~
お前の名声に傷がつこうからな?~
いやでも来ざるを得まい。▼
:[ミカヤ]|
わたしをおびき出す…~
そんなことのために……▼~
抵抗できない人々を~
いったい何人死なせてきたの!?▼
:[ラドミム]|
ふん! くだらぬ芝居を…!▼~
デインを救う奇跡の乙女……~
戦意を失ったデインのために~
大した作り話を仕立て上げたものだ。▼~
だがそれもここで終わりよ!~
娘! その正体を見せるが良い!▼
***ラドミム⇔ラグズ初戦時 [#h2e11c93]
:[ラドミム]|
“乙女”とやらは~
半獣どもまで従えるか!~
だが半獣退治なら慣れたものよ!▼
***ラドミム⇔ニケ初戦時 [#j9f12a6a]
:[ラドミム]|
何者だ!?~
ガリアの半獣ども……~
いや、違う……?▼
***ラドミム⇔ラフィエル初戦時 [#v0ffe9a0]
:[ラドミム]|
絶滅したセリノスの鷺までが……!?~
銀の髪の乙女……~
いったい何者なのだ?▼
***ラドミム撃破時 [#kf93868d]
:[ラドミム]|
あの娘の……力……~
……危険すぎる……~
生かしておいては……ならぬ……▼
** クリア後 [#t35bdbca]
*** デイン側 [#l6c49df2]
'''(場面:丘の上)'''
:[ミカヤ]|もうすぐ陣営ね。~
勝手なことをしてしまったけど……~
王子は許してくださるかしら。▼
:[サザ]|捕虜の無事な姿を見れば、~
きっと喜んでくれるさ。▼~
……もっとも、あのイズカ殿は~
渋面つくってるだろうけど。▼
:[ミカヤ]|……ねぇ、崖の下から~
なにか聞こえてこない?▼
:[サザ]|人の騒いでる声だな。~
…崖下といえば、解放軍の陣営がある。~
何を騒いでるんだ?▼
'''(サザとミカヤが顔を見合わせて崖下を見下ろす。視点が陣...
:[デイン兵A]|あ、あれを見ろ…!~
乙女が帰ってきたぞ!~
捕虜もいっしょだ!!▼
:[デイン兵B]|乙女がまた勝った!!~
敵の罠を打ち破ったんだ!▼
:[デイン兵C]|暁の団の【銀の髪の乙女】がいる限り、~
俺たちは負けない!▼
:[デイン兵B]|見ろよ! あの神々しいお姿を!~
乙女の銀の髪に暁の光が輝いて…~
なんて…美しい姿なんだ……!▼
:[デイン兵A]|乙女は、まさに女神の祝福を受けている…~
女神の巫女だ!~
【銀の髪の乙女】!! 我らが巫女!▼
:[デイン兵C]|暁の…巫女!~
ミカヤ様、ばんざいっ!!▼
'''(歓声を上げる解放軍)'''
:[ミカヤ]|ど、どうしたのかしら?▼
:[サザ]|ここからじゃ、何を言ってるのか~
まったく聞き取れないな。▼
'''(ニケ・ラフィエルが来る)'''
:[ニケ]|ミカヤの捕虜救出成功を~
兵たちが祝っておるようだな。▼~
手を振ってやるといい。~
みなが喜ぶだろう。▼
:[ミカヤ]|私がですか?▼
:[ニケ]|それも将たる者の務め。~
無事生還したのだと、~
一刻も早く知らせてやることだ。▼
:[ミカヤ]|あ…… そうですね。~
わかりました。▼
'''(ミカヤが手を振り、更に沸き立つ解放軍)'''
:[デイン兵A]|おおおおおおおおーーーー!!▼
:[デイン兵B]|ミカヤ様!!▼
:[デイン兵C]|ミカヤ様!!~
【暁の巫女】ミカヤ様!!▼
'''(ミカヤが手を振り続けたまま画面暗転)'''
~
解放軍陣営内
'''(場面:テント前)'''
:[サザ]|ここにいたのか。▼
:[ミカヤ]|サザ……▼
:[サザ]|正直、驚いたな?~
あの熱狂的な歓迎ぶりにはさ。▼
:[ミカヤ]|驚いたっていうか……~
ううん、なんでもない。▼
:[サザ]|………ミカヤ?▼
'''(トパックが駆け寄ってくる)'''
:[トパック]|サザ…!~
ごめん、ちょっといいか!?▼
:[サザ]|…トパック!~
どうしたんだ? そんなに慌てて。▼
:[トパック]|ムワリムの様子が……~
おかしい。▼
:[サザ]|どういうことだ?▼
:[トパック]|頼む…~
いっしょに来てくれ!▼
:[サザ]|わかった。▼
:[ミカヤ]|わたしも行くわ。▼
'''(画面暗転、場面:テント内)'''
:[ムワリム]|グ…グルルル…▼
:[トパック]|だめだ!~
ムワリム、しっかりしろ!~
おいらを見ろ!!▼
'''(ムワリムの化身が解ける)'''
:[ムワリム]|……ぐ……~
ぼ…坊ちゃ…ん……▼
:[サザ]|…なにがあった……?▼
:[トパック]|わからない……▼~
突然、化身したかと思うと…~
そのまま毛を逆立てて~
苦しそうに唸ってるんだ。▼~
おいらが必死で…~
何度も声を掛けてやると~
そのまま気を失って元に戻るけど……▼~
目覚めたらまた…~
同じ状態になっちまうんだ。~
何回も何回もその繰り返しで……▼
:[サザ]|トパック……~
俺の思い違いじゃなければ…~
いまのムワリムさんの目は……▼
:[トパック]|あいつらと同じ色…してるだろ?~
わかってる…わかってるから……~
おいら……怖えよ。▼
:[ミカヤ]|なにと…同じなの?▼
:[サザ]|それは……▼~
!!▼
:[トパック]|また…!?~
どうすればいいんだ……~
どんどん時間が短くなってってる……▼
:[ムワリム]|グ…~
グァ…▼
:[トパック]|ムワリム!~
しっかりしろっ!~
おいらを見るんだ!▼~
ムワリムっ!!▼
:[ムワリム]|ガ… 体が……~
……いけない……~
坊ちゃ…離れて……▼
:[トパック]|だめだ!~
“なりそこない”になんか~
なっちゃだめだ!!▼~
ムワリム!~
おいらを見ろ!!▼
:[ムワリム]|ガ… ガ…ガ……▼
: [サザ] |この歌は…▼
'''(ラフィエル、【再生】の呪歌を謡いながら登場)'''
:[ミカヤ]|!!▼
'''(ムワリム、崩れ落ちる)'''
:[ムワリム]|…グ ……▼
:[トパック]|あ… ムワリム!~
ムワリムっ!!▼
'''(ラフィエル、歩み寄る)'''
:[ラフィエル]|……歪められた体は、~
【再生】の呪歌により~
正しい状態に戻りました。▼~
もう、大丈夫…▼
:[トパック]|あり…がと……~
………っがと…~
………▼
:[ミカヤ]|あの歌は…なに?~
とても不思議な旋律……▼
:[サザ]|【再生】の呪歌だ。~
先の戦いでも、~
白鷺の王子と王女が歌い――▼~
色を失った森に命を取り戻し…~
歪められたラグズの心を救った。▼
:[ミカヤ]|…………▼
:[サザ]|…?~
どうしたんだ、ミカヤ。▼
:[ミカヤ]|…ううん……~
なんだか、変なの。▼~
……体の内側から…~
熱いものが込みあげてくるような…~
そんな感じ。▼
:[サザ]|わかる。~
俺も初めて耳にした時は、~
体が震えるぐらい感動した。▼
:[ミカヤ]|………うん…▼
:[サザ]|さあ、それよりも…~
ムワリムさんが目覚めたら、~
事の真相を聞かないとな。▼~
このままにはしておけない。▼
'''(画面暗転、場面:会議用テント内)'''
:[ペレアス]|“なりそこない”…?▼
:[サザ]|3年前の戦いで…~
デイン軍によって造りだされた~
生物兵器――▼~
おぞましい生態実験によって~
姿を歪められたラグズのことだ。▼
:[イズカ]|おぞましいだと!?~
おまえたちは、この私のすばらしき~
研究成果を否定する気か!?▼
:[ミカヤ]|じゃあ、認めるんですね?▼~
ムワリムさんに渡した飲み物の中に…~
“なりそこない”の薬を~
混入していたことを。▼
:[イズカ]|それの何が悪いというのか!~
あの薬を飲めば、~
常に化身していられるのだぞ!?▼~
ラグズの高い戦闘能力を最大限に~
活かすことができるのだ。~
これほどよいことはないだろうが!▼
:[トパック]|…ふざけんなっ!!~
“なりそこない”は~
化身しっぱなしの代償に命を削る……▼~
自我が破壊され、狂ったまま~
死ぬまで戦い続けるんだ!~
おまえは、そんな薬をムワリムに…っ!▼
:[イズカ]|駒となって動く兵士に~
自我などはいらん!~
かえって邪魔になるだけだ。▼~
確かに…短命となるのは、~
あの薬の改良すべき点ではある。~
だからこそ、さらなる実験を……▼
:[ミカヤ]|ムワリムさんは…トパックにとって~
親代わりの大切な人で……~
わたしたち解放軍の仲間なんですよ?▼~
その命をいったい~
なんだと思っているんですか!?▼
:[イズカ]|…どうやったかは知らんが、~
結局、元に戻ってしまったのだろう?~
だったら何の問題もないではないか。▼~
なぜこのように大騒ぎするのだ。~
馬鹿馬鹿しい。▼
:[ミカヤ]|あなたという人は――!▼
:[ペレアス]|待ってくれ!▼~
イズカが半じゅ…ラグズの彼に、~
ひどいことをしたのは分かった。~
悪かったと思う。▼~
しかし、イズカも~
軍のためを思ってやったことなんだ。~
どうか許してくれないか。▼
:[ミカヤ]|ペレアス王子……▼
:[トパック]|………▼
:[ペレアス]|トパック……~
本当にすまなかった。▼~
“なりそこない”の薬は~
2度と使わせない。~
実験もさせないと約束する。▼~
………このとおりだ。▼
:[イズカ]|王子!?~
王子がこやつごときに~
頭を下げるなどあっては……!!▼
:[トパック]|…………………▼
:[ペレアス]|イズカは僕の大切な臣下だ。~
臣下の過ちは主の過ちも同然……~
だから……▼
:[トパック]|…………もういい。▼
'''(トパック、走り去る)'''
:[サザ]|トパック…!▼
:[ミカヤ]|……▼
'''(画面暗転)'''
*** ベグニオン側 [#iae5b78c]
ベグニオン帝都
'''(背景:神使玉座前)'''
:[サナキ]|……それは真か?▼
:[ルカン]|はい、神使様。▼~
デインにて、我が国の駐屯軍が~
非道なる行ないを行なっていたのは~
まぎれもない真実にございます。▼~
そしてそれは、駐屯軍総督ヌミダ公の~
まったく預かり知らぬところで~
行なわれていたのです。▼
:[サナキ]|………妙な話もあるものじゃ。~
デインではこの3年の間に~
無数の強制収容所が建設され、▼~
そこには帝国への~
逆心のあるなしを問わず、~
無数の若者が送られていたと聞く。▼~
その全てを……総督であった~
ヌミダが知らぬと申すのじゃから。▼
:[ヌミダ]|私をお疑いであるのは、~
もっともかと存じます。▼~
しかし…しかしですな……~
このヌミダは元老院議員にございます。▼~
それは女神に生涯を捧げ~
終生、嘘偽りのない政を行なうと~
誓った証にございます。▼~
どうか…どうかそれを~
お忘れなきよう……!▼
:[ルカン]|確かに…監督不行き届きという点では、~
ヌミダ公が無罪とは言えぬでしょうな。▼~
元老院と致しましても、~
決して軽くはない処罰を与えんとして…~
検討しております。▼~
しかし、神使様。▼~
いまこの時点においても、~
苦難のどん底に貶められているデイン国民を~
駐屯軍の圧制から救い出す……▼~
それこそが急務であると~
私は考えておりますが、いかがでしょうな?▼
:[サナキ]|無論じゃ。~
そなたも同じ考えであれば、~
話は早い。▼~
即刻、現状を~
正確に把握するための視察団を組織し~
デインへ送るのじゃ。▼~
聞けば、デインでは~
亡きアシュナード王の遺児が~
軍を起こして戦っているという。▼~
視察団にはまず~
彼らに会見を申し込ませ、~
ベグニオンの意向を伝えるのじゃ。▼~
そして理解を得た後、~
そのまま駐屯軍の鎮圧に当たらせよ。▼
:[ルカン]|ははっ!~
ただちにそのように手配致しまする。▼~
視察団の長は、是非とも~
このルカンめにお任せくだされ。▼~
帝国の面汚したる駐屯軍は~
その地にて断罪の後、2度と~
故郷の土を踏ませぬとお約束しますぞ。▼
:[サナキ]|いや…それはならん。▼
:[ルカン]|! …何ゆえでしょうかな?▼
:[サナキ]|駐屯軍への処罰については、~
彼らの言い分も聞いた上で決める。▼~
駐屯軍にはそれをきちんと~
申し渡した上、降伏するよう説得せよ。▼
:[ルカン]|…で、では~
そのように……▼
:[サナキ]|それから、視察団の長には~
ペルシス公を任じる。~
よいな、セフェラン。▼
'''(セフェラン登場)'''
:[セフェラン]|かしこまりました。▼
:[ルカン]|し、しかし…!▼
:[サナキ]|私は事が重大であると見ておる。~
それ故、此度の役目には、~
元老院副議長のそなたより…▼~
議長であるペルシス公が~
より適任であると判断する。▼~
……以上じゃ。~
すみやかに行動せよ。▼
'''(サナキ、セフェラン退場)'''
:[ルカン]|ぐっ……▼
:[ヌミダ]|ル、ルカン殿…っ!~
わしはいったい~
どうすればよいのだ!?▼
:[ルカン]|ヌミダ公よ、こうなった以上……~
そなたがデインに残してきた軍勢、~
全て犠牲にしてもらうぞ。▼
:[ヌミダ]|な…っ!? そんな馬鹿な…!~
将軍ジェルドと数名の命を差し出せば、~
丸く収めていただけると……▼
:[ルカン]|事情が変わったのだ。~
そなたも己の身が可愛ければ~
覚悟を決めるがいい。▼~
なに…ほとぼりが冷めれば~
わしのところから新たに~
兵を分け与えてやってもいい。▼
:[ヌミダ]|そ、そういうことでしたら…▼~
わかりましたぞ。~
デインのことは、悪い夢でも見たのだと~
思うことに致しましょう。では……▼
'''(ヌミダ退場)'''
:[ルカン]|
…………………小娘が…!~
よくも、小賢しい真似を……~
…………サナキめ……!▼
'''(暗転後、セーブ画面へ)'''
* コメント欄 [#jf5e4d67]
#comment
終了行:
#navi(ファイアーエムブレム 暁の女神/章別会話)
#contents
----
* ノーマル [#ybb24989]
**オープニング [#off29e94]
''デイン王城''
'''(背景:城内)'''
: [ジェルド] |閣下、お呼びですか。▼
: [ヌミダ] |ジェルド、困ったことになったぞ。▼~
神使が視察団を組織し、~
このデインへ派遣するらしい。▼
: [ジェルド] |ほほぅ…▼
: [ヌミダ] |わしは元老院副議長の~
ガドゥス公に会ってくる。▼~
あの方を頼れば…~
裏から手を回して~
全てなんとかして下さるだろう。▼~
だからそれまでに、解放軍を…~
なんとしても潰しておくのだ!~
そうなれば何とでも申し開きはできる。▼
: [ジェルド] |御意。▼
'''(画面暗転、王城廊下にジェルドとアルダー)'''
: [アルダー] |今回のこと…元老院の力で、~
すべて揉み消せますかね?▼
: [ジェルド] |いや、視察団と解放軍が~
接触してしまったら…いくら元老院でも~
駐屯軍の所業をなかったことにはできん。▼~
…よし、シフ沼にあいつらをおびき出せ。~
捕虜を処刑するという情報を流せば、~
奴らは確実に出てくる。▼~
俺たちが生き残るためには、~
解放軍の奴らを潰す他、手段はない。▼
'''(画面暗転、解放軍テント内でミカヤが負傷者の手当て)'''
: [デイン兵] |すごい……~
あのひどい傷が消えている。▼
: [デイン兵] |ありがたい……~
【銀の髪の乙女】の奇跡の御業を~
間近で見られるなんて。▼
'''(テント内に捕虜が駆け込んでくる)'''
: [捕虜] |【銀の髪の乙女】!~
助けてください、助けて……!▼
: [ミカヤ] |どうしたの!?~
落ち着いて話して。▼
: [捕虜] |みんな殺されてしまいます!~
お願いです、助けてください!!▼
'''(画面暗転、テント内)'''
: [ペレアス] |ジョド収容所の捕虜が~
シフ沼に集められ処刑されている……?▼
: [タウロニオ] |ジョドだけではありません。~
この近辺の収容所の捕虜をすべて、~
沼に沈めるという計画のようです。▼
'''(イズカ登場)'''
: [イズカ] |そのような情報、私は聞いていない!~
虚報だ! でなければ敵の罠だ!!▼
'''(ミカヤ登場)'''
: [ミカヤ] |……罠かもしれません。~
でも、わたしたちが行かなければ、~
きっと彼らは殺されてしまいます…!▼
: [イズカ] |今ここで解放軍が敗れ去りでもすれば……▼~
デイン復興の夢はその刹那に~
あえなく断たれてしまう!!▼~
デインの未来のため、彼らには~
あきらめてもらうしかないのだ!▼
: [ミカヤ] |……わかりました。~
では、この軍の兵は連れていきません。~
わたしと…元の仲間だけで向かいます。▼
: [ペレアス] |ミ、ミカヤ……!▼
: [ミカヤ] |それが許されないのなら、~
わたしひとりでも行きます。▼
'''(ミカヤ、テントから去る)'''
: [イズカ] |待てっ! 待つんだ!!~
勝手なことは許さんぞ!▼
'''(庇うような位置にペレアス移動)'''
: [ペレアス] |イズカ……!~
彼女を行かせてやってくれ。~
頼む。このとおりだ。▼
: [イズカ] |王子…くっ……!▼
'''(画面暗転、拠点画面へ)'''
**進撃前 [#naa6dfc6]
: [ラドミム] |よし、始めよ!▼
: [ならず者] |さあ、~
とっとと入んねえか!!▼
'''(ならず者たちが捕虜を沼に突き落とす)'''
: [青年] |うわぁぁ!~
いやだ! いやだ!!~
助けてくれーーーっ!▼
: [ミカヤ] |やめなさい!▼
'''(ミカヤのライトとサザの攻撃でならず者一名が倒れる)'''
: [帝国兵] |き、貴様らは…!▼
: [ミカヤ] |私たちはデイン解放軍です!~
みなさん、すぐに助けますから~
気をしっかりもってください!!▼
: [青年1] |あの髪の色……~
もしや【銀の髪の乙女】っ!?~
我らが救い主が助けに来てくれたのか!?
: [青年2] |デインの救世主だ!▼
'''(カメラ位置が再びラドミムへ)'''
: [ラドミム] |これが罠だと知ってか知らずか…~
本当に現われおったわ。~
総員、戦闘配置につけ!▼
'''(戦闘兵が次々と出てくる)'''
: [ラドミム] |どうだ、乙女よ!?~
これではいかなおまえとて~
生きて逃げ延びることかなうまい!▼
'''(カメラ位置がミカヤへ)'''
: [ミカヤ] |く… やはり罠……▼
: [サザ] |だが、こちらも~
無策で来たわけじゃない!▼~
トパック! 頼む!!▼
'''(トパック、ムワリム、ビーゼが登場。ならず者二名を倒す...
: [ミカヤ] |ニケ様っ! オルグさん!!▼
'''(登場したニケとオルグが、帝国兵二名を倒す)'''
: [帝国兵] |はっ…半獣だっ!!~
こんなにも半獣が…~
ん…!?▼
'''(ラフィエルが現れる)'''
: [ミカヤ] |ラ、ラフィエルさんまで~
来てくれたんですか!?▼
'''(ラフィエルの呪歌により再動した二名が帝国兵を倒す)'''
: [ミカヤ] |なにが起こったの…?~
今の不思議な歌は一体…?▼
: [サザ] |あれが鷺の民の特技”呪歌”だ。~
直接攻撃はできないが、味方を助け、~
戦いを有利にしてくれる。▼~
さぁ、ぼんやりするな、ミカヤ!~
今のうちに陣を整えよう。▼
'''(部隊編成画面)'''
**クリア後 [#qab97526]
'''(場面:小高い丘の上)'''
: [ミカヤ] |もうすぐ解放軍の陣営ね。~
勝手なことをしてしまったけど……~
王子は許してくださるかしら。▼
: [サザ] |捕虜の無事な姿を見れば、~
きっと喜んでくれるさ。▼
: [ミカヤ] |……ねぇ、崖の下から~
なにか聞こえてこない?~
…人の騒いでいる声…?▼
(サザとミカヤが顔を見合わせて崖下を覗き込む。視点が陣内...
: [デイン兵1] |あ、あれを見ろ…!~
乙女が帰ってきたぞ!~
捕虜もいっしょだ!!▼
: [デイン兵2] |乙女がまた勝った!!~
敵の罠を打ち破ったんだ!▼
: [デイン兵1] |乙女は、まさに女神の祝福を受けている…~
暁に輝く、女神の巫女だ!~
【銀の髪の乙女】!! 我らが巫女!▼
: [デイン兵3] |暁の…巫女!~
ミカヤ様、ばんざいっ!!▼
'''(勝ち鬨をあげる陣内)'''
: [ミカヤ] |な、何を騒いでいるのかしら?▼
'''(サザとミカヤの二人にニケとラフィエルが近付く)'''
: [ニケ] |ミカヤの捕虜救出成功を~
兵たちが祝っておるようだな。▼~
手を振ってやるといい。~
皆が喜ぶだろう。~
それも将たる者の務めだ。▼
: [ミカヤ] |あ……は、はい。~
わかりました。▼
'''(ミカヤが手を振り、更に活気付く眼下の陣内)'''
: [デイン兵1] |おおおおおおおおーーーー!!▼
: [デイン兵3] |ミカヤ様!!~
【暁の巫女】ミカヤ様!!▼
'''(手を振るミカヤの姿が映ったまま暗転)'''
'''解放陣営内テント前'''
: [サザ] |ここにいたのか。▼
: [ミカヤ] |サザ……~
さっきのあの熱狂的な歓迎……~
私…何だか……▼
: [サザ] |………ミカヤ?▼
'''(トパックが駆けてくる)'''
: [トパック] |サザ…!~
た、大変だ!!~
ムワリムが…ムワリムがおかしいんだ。▼
'''(画面暗転、テント内)'''
: [ムワリム] |グ…グルルル…▼
: [トパック] |だめだ!~
ムワリム、しっかりしろ!~
おいらを見ろ!!▼
'''(ムワリムの化身が解ける)'''
: [ムワリム] |……ぐ……~
ぼ…坊ちゃ…ん……▼
: [トパック] |……さっきからこれの繰り返しなんだ……~
突然、化身したかと思うと…~
今にも正気を失いそうに唸ってるんだ。▼~
おいらが必死で…~
何度も声をかけてやると元に戻るけど……~
目覚めたらまた…▼~
しかも…しかも…~
唸ってるときのムワリムの目は~
まるで…まるで、あいつらみたいで……▼
: [ミカヤ] |あいつら?~
あいつらって…何なの?▼
: [サザ] |あいつらってまさか……~
!!▼
: [トパック] |も、もう…!?~
どうすればいいんだ……~
どんどん時間が短くなってってる…▼
: [ムワリム] |ガ… 体が……~
……いけない……~
坊ちゃ…離れて……▼
: [トパック] |だめだ!~
”なりそこない”になんか~
なっちゃだめだ!!▼~
ムワリム !~
おいらを見ろ!!▼
'''(再生の呪歌とともにラフィエルが登場)'''
: [サザ] |この歌は…▼
: [ミカヤ] |!!▼
'''(崩れ落ちるムワリム)'''
: [ムワリム] |…グ ……▼
: [トパック] |あ… ムワリム!~
ムワリムっ!!▼
'''(歩み寄るラフィエル)'''
: [ラフィエル] |……歪められた体は、【再生】の呪歌により~
正しい状態に戻りました。▼~
もう、大丈夫…▼
: [トパック] |あり…がと……~
………っ…~
………▼
: [ミカヤ] |今の歌は…なに?~
とても不思議な旋律……▼
: [サザ] |【再生】の呪歌だ。~
先の戦いで、一度聞いたことがある。~
……どうしたんだ、ミカヤ?▼
: [ミカヤ] |…なんだか、変なの。▼~
感動で…かな、~
身体が震えてしまって……。▼~
…でも本当によかった。~
ムワリムさんが元に戻って、本当に…▼
'''(画面暗転、本陣内)'''
: [ペレアス] |”なりそこない”…?▼
: [サザ] |3年前の戦いで…~
デイン軍によって造りだされた~
生物兵器――▼~
おぞましい生態実験によって~
姿を歪められたラグズのことだ。▼
: [イズカ] |おぞましいだと!?~
おまえたちは、この私のすばらしき~
研究成果を否定する気か!?▼
: [ミカヤ] |じゃあ、認めるんですね?▼~
ムワリムさんに”なりそこない”の薬を~
こっそり飲ませたことを。▼
: [イズカ] |それの何が悪いというのか!~
常に化身して高い戦闘能力を発揮できる…~
すばらしいではないか!▼
: [トパック] |…ふざけんなっ!!~
”なりそこない”は~
化身しっぱなしの代償に命を削る……▼~
自我が破壊され、狂ったまま~
死ぬまで戦い続けるんだ!~
おまえは、そんな薬をムワリムに……っ!▼
: [イズカ] |駒となって動く兵士に自我などはいらん!~
それに、戦に勝つためには、~
兵士の命など犠牲にして当然であろう!▼
: [ミカヤ] |あなたという人は――!▼
: [ペレアス] |待ってくれ!▼~
イズカが半じゅ…ラグズの彼に、~
ひどいことをしたのは分かった。~
悪かったと思う。▼~
トパック…本当にすまなかった。▼~
”なりそこない”の薬は~
2度と使わせない。▼~
だから…、~
どうか許してくれないか………~
このとおりだ。▼
: [ミカヤ] |ペレアス王子……▼
: [イズカ] |王子!?~
王族がこやつごときに~
頭を下げるなどあっては……!!▼
: [トパック] |…………もういい。▼
'''(走り去るトパック)'''
: [サザ] |トパック…!▼
: [ミカヤ] |……▼
'''(暗転)'''
***ベグニオン側 [#ud95a557]
''ベグニオン帝都 シエネ''
'''(背景:城内)'''
: [サナキ]|……それは真か?▼
: [ルカン] |はい、神使様。▼~
デインにて、我が国の駐屯軍が~
非道なる行いを行っていたのは~
まぎれもない真実にございます。▼~
そしてそれは、駐屯軍総督ヌミダ公の~
まったく預かり知らぬところで~
行なわれていたのです。▼
: [ヌミダ] |確かに…確かに~
監督不行き届きという意味では……~
このヌミダ、無罪とはいえぬでしょう。▼~
相応の処罰は覚悟しております…~
しかし、神使様。▼~
今はそれよりも苦難の中にいるデイン国民を~
駐屯軍の圧制から救い出す~
それこそが急務であるかと……▼
: [サナキ] |急務とな?▼~
そなたがそう考えているなら~
話は早い。▼~
即刻、視察団を組織し~
亡きアシュナード王の遺児が~
率いているという軍に会見を申し込ませ、▼~
ベグニオンの意向を伝えさせるのじゃ。~
そしてそのまま~
駐屯軍の鎮圧に当たらせよ。▼
: [ルカン] |おお!それでは、その視察団の長は、~
是非ともこのルカンにお任せくだされ。▼~
帝国の面汚したる駐屯軍は~
その地にて断罪!2度と~
故郷の土を踏ませぬとお約束しますぞ。▼
: [サナキ] |いや…それはならん。~
駐屯軍への処罰については、~
彼らの言い分も聞いた上で決める。▼~
それから、視察団の長には~
ペルシス公セフェランを任じる。~
よいな、セフェラン。▼
: [セフェラン] |かしこまりました。▼
: [ルカン] |なっ!~
し、しかし…!▼
: [サナキ] |私は事が重大であると見ておる。~
それ故、此度の役目には、~
副議長のそなたより、▼~
議長であるペルシス公が~
より適任であると判断する。~
……以上じゃ。▼
'''(サナキ、セフェラン退場)'''
: [ルカン] |ぐっ……▼
: [ヌミダ] |ル、ルカン殿…っ!~
わしはいったい~
どうすればよいのだ!?▼
: [ルカン] |ヌミダ公よ、こうなった以上……~
そなたがデインに残してきた軍勢、~
全て犠牲にしてもらうぞ。▼
: [ヌミダ] |な…っ!? そんな馬鹿な…!~
……くっ!~
…小娘が……~
小賢しい真似を……~
…………神使サナキめ……!▼
'''(暗転、セーブ画面へ)'''
* ハード・マニアック [#a46c223e]
** オープニング [#f26e4035]
デイン王城
'''(背景:城内)'''
:[ジェルド]|閣下、お呼びですか。▼
:[ヌミダ]|ジェルド、困ったことになったぞ。▼~
帝都では神使が視察団を組織し、~
このデインへ派遣するという~
動きがあるらしい。▼
:[ジェルド]|ほほぅ…~
……いつですか。▼
:[ヌミダ]|まだ決議はおりておらんが、~
このままにしておくわけにはいかん。~
……わしは1度、帝都へ戻る。▼~
元老院副議長ガドゥス公とは~
以前より懇意にしておる。▼~
あの方を頼れば……~
全てなんとかして下さるだろう。▼
:[ジェルド]|……その間、我々は何をしておけば?▼
:[ヌミダ]|解放軍を…なんとしても潰しておくのだ!~
あやつらさえいなくなれば、~
何とでも申し開きはできる。▼~
我らの進退がかかっておるのだ。~
どんな手段を使ってもいい。~
必ずや根絶やしにせよ!!▼
:[ジェルド]|御意。▼
'''(画面暗転。背景:王城廊下)'''
:[アルダー]|ヌミダ公がベグニオンへ……?▼
:[ジェルド]|ああ。普段は鈍いくせに、~
こんな時ばかり素早いものだ。▼
:[アルダー]|まさか、我々を切り捨てて~
1人で逃げたんじゃあ……▼
:[ジェルド]|わからん。~
その可能性も十二分にあるが、~
元来意気地のない方だからな。▼~
自分の軍隊全てを犠牲にするまでの~
覚悟はできていないだろう。~
…少なくとも、今はまだな。▼~
ガドゥス公に泣きつくつもりだと~
本人は言っていた。▼
:[アルダー]|元老院の力で、~
すべて捻じ伏せられますかね?▼
:[ジェルド]|いや、視察団の派遣が決まって~
調査が入れば……いくら元老院でも~
駐屯軍の所業をなかったことにはできん。▼~
真剣な話、解放軍の奴らと接触されれば~
一巻の終わりだ。▼~
逆に、解放軍さえいなければ……~
あのヌミダ公でも~
なんとかしてくれることだろうさ。▼~
俺たちが生き残るためには、~
あいつらを消す他、手段はない。▼
:[アルダー]|……どうします?▼
:[ジェルド]|シフ沼にあいつらをおびき出せ。~
捕虜を処刑するという情報を流せば、~
奴らは確実に出てくる。▼~
出てこないなら、出てくるまで~
捕虜を殺し続けろ。▼
:[アルダー]|はっ!!▼
'''(画面暗転。場面:解放軍テント内、ミカヤが負傷者を手当...
:[ミカヤ]|………~
もう大丈夫?▼
:[デイン兵]|はい!~
ありがとうございます!▼
:[デイン兵]|すごい……~
あのひどい傷が消えている。▼
:[デイン兵]|ありがたい……~
【銀の髪の乙女】の奇跡の御業を~
間近で見られるなんて。▼
'''(テント内に捕虜が駆け込んでくる)'''
:[捕虜]|【銀の髪の乙女】!~
助けてください、助けて……!▼
:[ミカヤ]|どうしたの!?~
落ち着いて話して。▼
:[捕虜]|みんな殺されてしまいます!~
お願いです、助けてください!!▼
'''(画面暗転、会議用テント内)'''
:[ペレアス]|ジョド収容所の捕虜が~
シフ沼に集められ処刑されている……?▼
:[タウロニオ]|ジョドだけではありません。▼~
ユフトル、マノなど、~
この近辺の収容所の捕虜をすべて、~
沼に沈めるという計画のようです。▼
:[イズカ]|そのような情報、私は聞いていない!~
いま捕虜を殺して~
ベグニオンに何の得がある?▼~
生かしておけば我々に対して、~
人質としての効果もあるというのに。~
虚報だ! でなければ敵の罠だ!!▼
:[サザ]|…少し探った感じでは、~
確かに捕虜収容所に~
おかしな動きがあるようだ。▼~
何か、捕虜を殺さないと~
まずい事情ができたんじゃないか?▼
:[イズカ]|その事情とはなんだ?▼
:[サザ]|……そこまでは掴めなかった。▼
:[イズカ]|愚か者か!~
そのようなあやふやな考えで~
軍を動かすことなどできるものか!!▼
:[ミカヤ]|……罠かもしれません。~
でも、実際に捕虜がシフ沼に~
集められているのは確かなんです。▼~
わたしたちが行かなければ、~
きっと彼らは殺されてしまいます…!▼
:[イズカ]|行く必要などない!~
罠とわかっていて飛び込むなど、~
みすみす殺されに行くようなものだ!!▼
:[ミカヤ]|……捕虜を見殺しにすると?▼
:[イズカ]|そうだ!▼
:[ペレアス]|イズカ! そ、それは……▼
:[イズカ]|王子、ご辛抱ください。~
王とは……慈悲深さと同時に~
冷酷さも求められるもの!▼~
大を生かすために~
小を捨てねばならぬこともあるのです。▼
:[ミカヤ]|…………▼
:[イズカ]|私とて苦渋の決断!!~
しかし、いまここで~
解放軍が敗れ去りでもすれば……▼~
デイン復興の夢はその刹那に~
あえなく断たれてしまう!!~
これはデインのための英断なのです!▼
:[ペレアス]|……わ、わかった。▼
:[ミカヤ]|ペレアス王子…っ!▼
:[ペレアス]|ごめん、ミカヤ……~
イズカの言うとおりにしてくれないか。▼
:[ミカヤ]|……わかりました。~
では、この軍の兵は連れていきません。▼~
わたしと…元の仲間だけで~
シフ沼へ向かいます。▼
:[ペレアス]|ミ、ミカヤ……!▼
:[イズカ]|必要ないと言って――▼
:[ミカヤ]|それが許されないのなら、~
わたしひとりでも行きます。▼
'''(ミカヤ、テントから去る)'''
:[イズカ]|待てっ! 待つんだ!!~
勝手なことは許さんぞ!▼
'''(ペレアス、イズカの行く手に立ちふさがる)'''
:[ペレアス]|イズカ……!~
彼女を行かせてやってくれ。~
頼む。このとおりだ。▼
:[イズカ]|王子…くっ……!▼
'''(画面暗転、拠点画面へ)'''
** 進撃前 [#fe1b122a]
:[ラドミム]|よし、始めよ!▼
:[帝国兵]|ラドミム将軍のご命令だ。~
捕虜を沼に沈めろ!▼
:[ならず者]|さあ、~
とっとと入んねえか!!▼
'''(ならず者たち、捕虜を沼に突き落とす)'''
:[青年]|うわぁぁ!~
いやだ! いやだ!!~
助けてくれーーーっ!▼
:[ミカヤ]|やめなさい!▼
'''(ミカヤのライトとサザの攻撃でならず者1名が倒れる)'''
:[帝国兵]|き、貴様らは…!▼
:[ミカヤ]|私たちはデイン解放軍です!~
みなさん、すぐに助けますから~
気をしっかりもってください!!▼
:[青年A]|解放軍っ!?~
王子の軍が~
助けにきてくれたのか!?▼
:[青年B]|あの髪の色……~
あの方が、もしや~
【銀の髪の乙女】っ!?▼
:[青年C]|デインの救世主だ!▼
'''(カメラ、再びラドミムへ)'''
:[ラドミム]|これが罠だと知ってか知らずか…~
本当に現われおったわ。~
総員、戦闘配備につけ!▼
'''(駐屯軍、マップに展開)'''
:[ラドミム]|どうだ、乙女よ!?~
これではいかなおまえとて~
生きて逃げ延びることかなうまい!▼
'''(カメラ位置がミカヤへ)'''
:[ミカヤ]|く… やはり罠……▼
:[サザ]|だが、こちらも~
無策で来たわけじゃない!▼
:[サザ]|トパック! 頼む!!▼
'''(トパック、ムワリム、ビーゼ登場。ならず者2名を倒す)'''
:[ミカヤ]|ニケ様っ! オルグさん!!▼
'''(ニケ、オルグ登場。帝国兵2名を倒す)'''
:[帝国兵]|はっ…半獣だっ!!~
こんなにも半獣が…~
ん…!?▼
'''(ラフィエル、ニケ・オルグの傍に登場)'''
:[ミカヤ]|え…ラフィエルさん!?▼
'''(ラフィエル、呪歌を謡う)'''~
'''(ニケ・オルグ、再動。帝国兵を倒す)'''
:[ミカヤ]|なにが起こったの…?▼
:[サザ]|ぼんやりするな、ミカヤ!~
いまのうちに陣を整えよう。▼
:[ミカヤ]|え…ぁ、ええ!▼
'''(進撃準備画面へ)'''
** 進撃後 [#l2198081]
**会話 [#r187b7da]
***ミカヤ⇔ニケ [#y7a0d659]
:[ミカヤ]|
あの…よかったんですか?~
ラフィエルさんまで……▼
:[ニケ]|
ラフィエルは飛ぶことが~
できぬゆえ、動きが鈍い。▼~
それでも…呪歌の効果は~
連れて行く価値のあるものだ。▼~
ただし、いつでも護れるよう、~
私の傍から離さぬよう~
気を配ってもらわんといかんが。▼
:[ミカヤ]|
わかりました。▼
***ミカヤ⇔ラフィエル [#db1a2ceb]
:[ミカヤ]|
ラフィエルさんまで…~
来られたんですか?▼
:[ラフィエル]|
女王のおられる場所が~
私の居るべき場所。▼~
私は [呪歌謡い]……~
戦うことはできなくとも、~
味方に力を与えることができます。▼
:[ミカヤ]|
…1つの時の間に~
2つのことが行える……~
さっきの不思議な力ですね?▼
:[ラフィエル]|
ええ、あれもそうです。▼~
[負] の気が蔓延する場所で~
謡える呪歌は…~
そう多くはないのですけれど。
:[ミカヤ]|
…助けてくださるんですね?▼
:[ラフィエル]|
あなたの助けとなること……~
それもまた、私の喜びです。▼
:[ミカヤ]|
ありがとうございます。▼
***ラドミム初戦時 [#me98321c]
:[ラドミム]|
我が軍が…押されている?~
その、尋常ならざる戦いぶり……~
“乙女”とやらの力によるものなのか?▼
***ラドミム⇔ミカヤ初戦時 [#r88007ba]
:[ラドミム]|
銀の髪の乙女とやら!~
必ず来ると思っていたぞ。▼~
ここで捕虜を見捨てれば、~
お前の名声に傷がつこうからな?~
いやでも来ざるを得まい。▼
:[ミカヤ]|
わたしをおびき出す…~
そんなことのために……▼~
抵抗できない人々を~
いったい何人死なせてきたの!?▼
:[ラドミム]|
ふん! くだらぬ芝居を…!▼~
デインを救う奇跡の乙女……~
戦意を失ったデインのために~
大した作り話を仕立て上げたものだ。▼~
だがそれもここで終わりよ!~
娘! その正体を見せるが良い!▼
***ラドミム⇔ラグズ初戦時 [#h2e11c93]
:[ラドミム]|
“乙女”とやらは~
半獣どもまで従えるか!~
だが半獣退治なら慣れたものよ!▼
***ラドミム⇔ニケ初戦時 [#j9f12a6a]
:[ラドミム]|
何者だ!?~
ガリアの半獣ども……~
いや、違う……?▼
***ラドミム⇔ラフィエル初戦時 [#v0ffe9a0]
:[ラドミム]|
絶滅したセリノスの鷺までが……!?~
銀の髪の乙女……~
いったい何者なのだ?▼
***ラドミム撃破時 [#kf93868d]
:[ラドミム]|
あの娘の……力……~
……危険すぎる……~
生かしておいては……ならぬ……▼
** クリア後 [#t35bdbca]
*** デイン側 [#l6c49df2]
'''(場面:丘の上)'''
:[ミカヤ]|もうすぐ陣営ね。~
勝手なことをしてしまったけど……~
王子は許してくださるかしら。▼
:[サザ]|捕虜の無事な姿を見れば、~
きっと喜んでくれるさ。▼~
……もっとも、あのイズカ殿は~
渋面つくってるだろうけど。▼
:[ミカヤ]|……ねぇ、崖の下から~
なにか聞こえてこない?▼
:[サザ]|人の騒いでる声だな。~
…崖下といえば、解放軍の陣営がある。~
何を騒いでるんだ?▼
'''(サザとミカヤが顔を見合わせて崖下を見下ろす。視点が陣...
:[デイン兵A]|あ、あれを見ろ…!~
乙女が帰ってきたぞ!~
捕虜もいっしょだ!!▼
:[デイン兵B]|乙女がまた勝った!!~
敵の罠を打ち破ったんだ!▼
:[デイン兵C]|暁の団の【銀の髪の乙女】がいる限り、~
俺たちは負けない!▼
:[デイン兵B]|見ろよ! あの神々しいお姿を!~
乙女の銀の髪に暁の光が輝いて…~
なんて…美しい姿なんだ……!▼
:[デイン兵A]|乙女は、まさに女神の祝福を受けている…~
女神の巫女だ!~
【銀の髪の乙女】!! 我らが巫女!▼
:[デイン兵C]|暁の…巫女!~
ミカヤ様、ばんざいっ!!▼
'''(歓声を上げる解放軍)'''
:[ミカヤ]|ど、どうしたのかしら?▼
:[サザ]|ここからじゃ、何を言ってるのか~
まったく聞き取れないな。▼
'''(ニケ・ラフィエルが来る)'''
:[ニケ]|ミカヤの捕虜救出成功を~
兵たちが祝っておるようだな。▼~
手を振ってやるといい。~
みなが喜ぶだろう。▼
:[ミカヤ]|私がですか?▼
:[ニケ]|それも将たる者の務め。~
無事生還したのだと、~
一刻も早く知らせてやることだ。▼
:[ミカヤ]|あ…… そうですね。~
わかりました。▼
'''(ミカヤが手を振り、更に沸き立つ解放軍)'''
:[デイン兵A]|おおおおおおおおーーーー!!▼
:[デイン兵B]|ミカヤ様!!▼
:[デイン兵C]|ミカヤ様!!~
【暁の巫女】ミカヤ様!!▼
'''(ミカヤが手を振り続けたまま画面暗転)'''
~
解放軍陣営内
'''(場面:テント前)'''
:[サザ]|ここにいたのか。▼
:[ミカヤ]|サザ……▼
:[サザ]|正直、驚いたな?~
あの熱狂的な歓迎ぶりにはさ。▼
:[ミカヤ]|驚いたっていうか……~
ううん、なんでもない。▼
:[サザ]|………ミカヤ?▼
'''(トパックが駆け寄ってくる)'''
:[トパック]|サザ…!~
ごめん、ちょっといいか!?▼
:[サザ]|…トパック!~
どうしたんだ? そんなに慌てて。▼
:[トパック]|ムワリムの様子が……~
おかしい。▼
:[サザ]|どういうことだ?▼
:[トパック]|頼む…~
いっしょに来てくれ!▼
:[サザ]|わかった。▼
:[ミカヤ]|わたしも行くわ。▼
'''(画面暗転、場面:テント内)'''
:[ムワリム]|グ…グルルル…▼
:[トパック]|だめだ!~
ムワリム、しっかりしろ!~
おいらを見ろ!!▼
'''(ムワリムの化身が解ける)'''
:[ムワリム]|……ぐ……~
ぼ…坊ちゃ…ん……▼
:[サザ]|…なにがあった……?▼
:[トパック]|わからない……▼~
突然、化身したかと思うと…~
そのまま毛を逆立てて~
苦しそうに唸ってるんだ。▼~
おいらが必死で…~
何度も声を掛けてやると~
そのまま気を失って元に戻るけど……▼~
目覚めたらまた…~
同じ状態になっちまうんだ。~
何回も何回もその繰り返しで……▼
:[サザ]|トパック……~
俺の思い違いじゃなければ…~
いまのムワリムさんの目は……▼
:[トパック]|あいつらと同じ色…してるだろ?~
わかってる…わかってるから……~
おいら……怖えよ。▼
:[ミカヤ]|なにと…同じなの?▼
:[サザ]|それは……▼~
!!▼
:[トパック]|また…!?~
どうすればいいんだ……~
どんどん時間が短くなってってる……▼
:[ムワリム]|グ…~
グァ…▼
:[トパック]|ムワリム!~
しっかりしろっ!~
おいらを見るんだ!▼~
ムワリムっ!!▼
:[ムワリム]|ガ… 体が……~
……いけない……~
坊ちゃ…離れて……▼
:[トパック]|だめだ!~
“なりそこない”になんか~
なっちゃだめだ!!▼~
ムワリム!~
おいらを見ろ!!▼
:[ムワリム]|ガ… ガ…ガ……▼
: [サザ] |この歌は…▼
'''(ラフィエル、【再生】の呪歌を謡いながら登場)'''
:[ミカヤ]|!!▼
'''(ムワリム、崩れ落ちる)'''
:[ムワリム]|…グ ……▼
:[トパック]|あ… ムワリム!~
ムワリムっ!!▼
'''(ラフィエル、歩み寄る)'''
:[ラフィエル]|……歪められた体は、~
【再生】の呪歌により~
正しい状態に戻りました。▼~
もう、大丈夫…▼
:[トパック]|あり…がと……~
………っがと…~
………▼
:[ミカヤ]|あの歌は…なに?~
とても不思議な旋律……▼
:[サザ]|【再生】の呪歌だ。~
先の戦いでも、~
白鷺の王子と王女が歌い――▼~
色を失った森に命を取り戻し…~
歪められたラグズの心を救った。▼
:[ミカヤ]|…………▼
:[サザ]|…?~
どうしたんだ、ミカヤ。▼
:[ミカヤ]|…ううん……~
なんだか、変なの。▼~
……体の内側から…~
熱いものが込みあげてくるような…~
そんな感じ。▼
:[サザ]|わかる。~
俺も初めて耳にした時は、~
体が震えるぐらい感動した。▼
:[ミカヤ]|………うん…▼
:[サザ]|さあ、それよりも…~
ムワリムさんが目覚めたら、~
事の真相を聞かないとな。▼~
このままにはしておけない。▼
'''(画面暗転、場面:会議用テント内)'''
:[ペレアス]|“なりそこない”…?▼
:[サザ]|3年前の戦いで…~
デイン軍によって造りだされた~
生物兵器――▼~
おぞましい生態実験によって~
姿を歪められたラグズのことだ。▼
:[イズカ]|おぞましいだと!?~
おまえたちは、この私のすばらしき~
研究成果を否定する気か!?▼
:[ミカヤ]|じゃあ、認めるんですね?▼~
ムワリムさんに渡した飲み物の中に…~
“なりそこない”の薬を~
混入していたことを。▼
:[イズカ]|それの何が悪いというのか!~
あの薬を飲めば、~
常に化身していられるのだぞ!?▼~
ラグズの高い戦闘能力を最大限に~
活かすことができるのだ。~
これほどよいことはないだろうが!▼
:[トパック]|…ふざけんなっ!!~
“なりそこない”は~
化身しっぱなしの代償に命を削る……▼~
自我が破壊され、狂ったまま~
死ぬまで戦い続けるんだ!~
おまえは、そんな薬をムワリムに…っ!▼
:[イズカ]|駒となって動く兵士に~
自我などはいらん!~
かえって邪魔になるだけだ。▼~
確かに…短命となるのは、~
あの薬の改良すべき点ではある。~
だからこそ、さらなる実験を……▼
:[ミカヤ]|ムワリムさんは…トパックにとって~
親代わりの大切な人で……~
わたしたち解放軍の仲間なんですよ?▼~
その命をいったい~
なんだと思っているんですか!?▼
:[イズカ]|…どうやったかは知らんが、~
結局、元に戻ってしまったのだろう?~
だったら何の問題もないではないか。▼~
なぜこのように大騒ぎするのだ。~
馬鹿馬鹿しい。▼
:[ミカヤ]|あなたという人は――!▼
:[ペレアス]|待ってくれ!▼~
イズカが半じゅ…ラグズの彼に、~
ひどいことをしたのは分かった。~
悪かったと思う。▼~
しかし、イズカも~
軍のためを思ってやったことなんだ。~
どうか許してくれないか。▼
:[ミカヤ]|ペレアス王子……▼
:[トパック]|………▼
:[ペレアス]|トパック……~
本当にすまなかった。▼~
“なりそこない”の薬は~
2度と使わせない。~
実験もさせないと約束する。▼~
………このとおりだ。▼
:[イズカ]|王子!?~
王子がこやつごときに~
頭を下げるなどあっては……!!▼
:[トパック]|…………………▼
:[ペレアス]|イズカは僕の大切な臣下だ。~
臣下の過ちは主の過ちも同然……~
だから……▼
:[トパック]|…………もういい。▼
'''(トパック、走り去る)'''
:[サザ]|トパック…!▼
:[ミカヤ]|……▼
'''(画面暗転)'''
*** ベグニオン側 [#iae5b78c]
ベグニオン帝都
'''(背景:神使玉座前)'''
:[サナキ]|……それは真か?▼
:[ルカン]|はい、神使様。▼~
デインにて、我が国の駐屯軍が~
非道なる行ないを行なっていたのは~
まぎれもない真実にございます。▼~
そしてそれは、駐屯軍総督ヌミダ公の~
まったく預かり知らぬところで~
行なわれていたのです。▼
:[サナキ]|………妙な話もあるものじゃ。~
デインではこの3年の間に~
無数の強制収容所が建設され、▼~
そこには帝国への~
逆心のあるなしを問わず、~
無数の若者が送られていたと聞く。▼~
その全てを……総督であった~
ヌミダが知らぬと申すのじゃから。▼
:[ヌミダ]|私をお疑いであるのは、~
もっともかと存じます。▼~
しかし…しかしですな……~
このヌミダは元老院議員にございます。▼~
それは女神に生涯を捧げ~
終生、嘘偽りのない政を行なうと~
誓った証にございます。▼~
どうか…どうかそれを~
お忘れなきよう……!▼
:[ルカン]|確かに…監督不行き届きという点では、~
ヌミダ公が無罪とは言えぬでしょうな。▼~
元老院と致しましても、~
決して軽くはない処罰を与えんとして…~
検討しております。▼~
しかし、神使様。▼~
いまこの時点においても、~
苦難のどん底に貶められているデイン国民を~
駐屯軍の圧制から救い出す……▼~
それこそが急務であると~
私は考えておりますが、いかがでしょうな?▼
:[サナキ]|無論じゃ。~
そなたも同じ考えであれば、~
話は早い。▼~
即刻、現状を~
正確に把握するための視察団を組織し~
デインへ送るのじゃ。▼~
聞けば、デインでは~
亡きアシュナード王の遺児が~
軍を起こして戦っているという。▼~
視察団にはまず~
彼らに会見を申し込ませ、~
ベグニオンの意向を伝えるのじゃ。▼~
そして理解を得た後、~
そのまま駐屯軍の鎮圧に当たらせよ。▼
:[ルカン]|ははっ!~
ただちにそのように手配致しまする。▼~
視察団の長は、是非とも~
このルカンめにお任せくだされ。▼~
帝国の面汚したる駐屯軍は~
その地にて断罪の後、2度と~
故郷の土を踏ませぬとお約束しますぞ。▼
:[サナキ]|いや…それはならん。▼
:[ルカン]|! …何ゆえでしょうかな?▼
:[サナキ]|駐屯軍への処罰については、~
彼らの言い分も聞いた上で決める。▼~
駐屯軍にはそれをきちんと~
申し渡した上、降伏するよう説得せよ。▼
:[ルカン]|…で、では~
そのように……▼
:[サナキ]|それから、視察団の長には~
ペルシス公を任じる。~
よいな、セフェラン。▼
'''(セフェラン登場)'''
:[セフェラン]|かしこまりました。▼
:[ルカン]|し、しかし…!▼
:[サナキ]|私は事が重大であると見ておる。~
それ故、此度の役目には、~
元老院副議長のそなたより…▼~
議長であるペルシス公が~
より適任であると判断する。▼~
……以上じゃ。~
すみやかに行動せよ。▼
'''(サナキ、セフェラン退場)'''
:[ルカン]|ぐっ……▼
:[ヌミダ]|ル、ルカン殿…っ!~
わしはいったい~
どうすればよいのだ!?▼
:[ルカン]|ヌミダ公よ、こうなった以上……~
そなたがデインに残してきた軍勢、~
全て犠牲にしてもらうぞ。▼
:[ヌミダ]|な…っ!? そんな馬鹿な…!~
将軍ジェルドと数名の命を差し出せば、~
丸く収めていただけると……▼
:[ルカン]|事情が変わったのだ。~
そなたも己の身が可愛ければ~
覚悟を決めるがいい。▼~
なに…ほとぼりが冷めれば~
わしのところから新たに~
兵を分け与えてやってもいい。▼
:[ヌミダ]|そ、そういうことでしたら…▼~
わかりましたぞ。~
デインのことは、悪い夢でも見たのだと~
思うことに致しましょう。では……▼
'''(ヌミダ退場)'''
:[ルカン]|
…………………小娘が…!~
よくも、小賢しい真似を……~
…………サナキめ……!▼
'''(暗転後、セーブ画面へ)'''
* コメント欄 [#jf5e4d67]
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