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章別会話/第1部 終章 デイン復活
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#navi(ファイアーエムブレム 暁の女神/章別会話)
#contents
* ノーマル [#kebe582a]
**オープニング [#cd262e40]
''デイン王都 ネヴァサ''
'''(背景:城の遠景の一枚絵)'''
: [デイン兵1] |俺たちの街が…~
ネヴァサが壊されていく…!▼
: [デイン兵2] |やめろ! あそこには~
おれの年老いた両親がいるんだぞ!?▼
: [デイン兵1] |おれの子供もだ。~
ジェルドめ…最後の最後まで~
デインを苦しめぬくつもりか!▼
'''(画面暗転、テント内)'''
: [ミカヤ] |…ペレアス王子!~
このまま放ってはおけません。▼~
街に入って市民を助けましょう!▼
'''(イズカ登場)'''
: [イズカ] |何をまた馬鹿なことを言うのだ!~
じきに神使の視察団が到着するのだぞ!?~
わざわざ危険を冒す必要などない!▼
'''(サザが登場)'''
: [サザ] |だが、その間にも死んでいく民はいる。~
ネヴァサは破壊されていく。~
それを黙って見ていろというのか!?▼
: [ミカヤ] |…では……~
また、わたしたちだけでも…▼
: [イズカ] |待て!どこへ行く!?~
おまえはまたラグズたちを率いて~
出撃するつもりではあるまいな!▼
: [ミカヤ] |いけませんか?▼
: [イズカ] |いけない?~
いけないに決まっているだろう。▼~
おまえは以前にも~
王子の命に背き、勝手な行動をとった!~
その結果どうなった!?▼~
…おまえは自分の名を~
これでもかというほど上げた!~
……自分ひとりの名をな!▼~
兵たちを見てみろ!~
誰もがお前を救世主だと祭り上げ、~
もはや誰も王子を見ておらんではないか!!▼
: [ミカヤ] |あ……▼
'''(暗転後、一枚絵を背景にジェルドの台詞の回想)'''
: [ジェルド] |ははっ 王子か!~
あれはみずから光を放つことのない~
まがいものの石くれだ▼
'''(一枚絵が変更)'''
: [ジェルド] |民を惹きつけてやまぬ輝き、~
人を支配する力をもった宝石は~
おまえだ、【暁の巫女】。▼
'''(更に一枚絵が変更)'''
: [ジェルド] |だから俺はおまえを奪う。~
デインという国から~
希望の光を奪ってやるのさ!!▼
'''(回想が終わり元のテント内の場面へ)'''
: [イズカ] |このままでは王子が王となったとしても、~
全て【暁の巫女】の声を通さねば~
民衆は聞く耳を持たぬことだろう。▼~
いや、下手をすると~
【暁の巫女】を王位に据えろという~
不心得なやからまで現われるやもしれん。▼~
そんなことになれば、国はまた荒れる。▼~
いつまでたってもデインに~
安定など訪れはせんのだ!▼
: [ペレアス] |……▼
'''(ペレアスの姿が消える)'''
: [イズカ] |…ひょっとしておまえは、~
最初からそのつもりで~
行動していたのではないか?▼~
王子を助ける振りをして、~
実は王位簒奪を狙って……▼
: [サザ] |貴様っ…~
言わせておけば……!▼
: [???] |いい加減にしろっ!!▼
'''(暗転後、ペレアスが戻る)'''
: [ペレアス] |ミカヤは…そんな娘じゃない。~
僕がふがいないからといって……~
彼女を責めるのはやめてくれ。▼
: [イズカ] |なっ… いきなり~
どうされたのです王子!?▼
: [ペレアス] |これまで先頭に立って~
戦ってきたのはミカヤだ。~
…僕にはできなかった。▼~
みんながミカヤに注目し、~
ミカヤを慕うのは当然のことじゃないか。▼~
だけど、今のままではいけない。~
このままでは、僕が王位に就いても、~
誰も見向きもしてくれないだろう。▼~
だから……~
だから、僕は行動する。▼
'''(画面暗転、テント外ペレアスの演説)'''
: [ペレアス] |……………▼~
か、解放軍の兵士諸君っ!~
ぼ…いや、私は~
デイン王子…ペレアスだ!▼
: [デイン兵] |もちろん、知ってますよー!~
ペレアス王子さまぁっ!▼
: [ペレアス] |あ… ……~
………………▼
: [デイン兵] |どうしたんだ、あれ?~
大丈夫か?▼
'''(ペレアスに駆け寄ろうとするミカヤ)'''
: [ミカヤ] |…あ…あの…!
'''(ミカヤを遮るかの様に漆黒の騎士がペレアスへと歩む)'''
: [ミカヤ] |騎士様……?▼
'''(漆黒の騎士が剣を地面に突き立てる音に兵士が注目する)...
: [ペレアス] |…………~
…………?▼
: [ペレアス] |………~
親愛なる解放軍の諸君!▼~
君たちの尽力あって、~
我々はいま、王都を目前にしている。~
このまま何をしなくとも……▼~
帝国の視察団が到着すれば、~
我々は再び~
国を取り戻すことができるだろう。▼~
今ここで、駐屯軍に手を出せば……~
再び帝国との関係に~
わだかまりが生じるかもしれない。▼~
そうすれば…デインの復興は~
難しくなる可能性だってある。▼~
だけど、今この時間も、~
我々のネヴァサは蹂躙されている!~
同胞たちの命が奪われているんだ!▼
: [ペレアス] |ぼく…いや、わた…~
いや、もう僕でいい!▼~
やはり僕は、目の前の惨事を~
このまま見過ごせない!~
1人でも多く、デインの民を救いたい…!▼~
だから力を……~
みんなの力を貸してもらえないか!?▼
'''(兵士たちにカメラが移る)'''
: [デイン兵1] |……ばんざい…▼
: [デイン兵2] |ペレアス王子、ばんざい!▼
'''(歓声があがる)'''
: [デイン兵3] |デインばんざい!~
救おう!我々の仲間を!!~
我々自身の手で!▼
'''(再びカメラがペレアスへ)'''
: [ペレアス] |あ…▼
'''(漆黒の騎士が去り画面暗転、拠点画面へ)'''
**進撃前 [#q0e607ec]
'''(画面:陣営外)'''
: [ミカヤ] |では、王子…~
いってまいります。▼
: [ペレアス] |後方には~
僕の軍も控えている。~
くれぐれも無理はしないでくれ。▼
'''(兵士に向き直るミカヤ)'''
: [ミカヤ] |全軍整列!~
目標は市民の救出、及び王城奪還!~
いざ、出撃!!▼
'''(出撃する兵士達)'''
''デイン王城''
'''(背景:玉座)'''
: [帝国兵] |解放軍、動き始めました!▼
: [ジェルド] |ふん。そうこなくてはな。~
俺たちも死に甲斐ってもんが~
なくなっちまう。▼
'''(画面暗転、戦闘MAPのミカヤ側へ)'''
: [ミカヤ] |ジェルドは、~
どこにいるのかしら…?▼
'''(カメラがジェルド側へ)'''
: [ジェルド] |いいか、おまえたち。~
これは俺たちが帝国軍人のまま~
死ねる最後の機会だ。▼~
例え、ここを生き延びたところで、~
視察団によって拘束され、~
そのまま闇に葬られるだけだ。▼~
例え、ここを逃げたところで、~
待っているのは汚名と~
追っ手に脅える日々だけだ。▼~
ならばいっそ、デインの奴らに一泡吹かせ、~
華々しく散って~
己の終焉への手向けにしろ!▼~
俺たちは帝国軍人だ!~
その誇りを抱いて死ぬがいい!!~
行けーーーー!▼
'''(視点がミカヤ側へ)'''
: [ミカヤ] |今の声は…ジェルド……!~
デインのため、~
今度こそ決着をつけるわ。▼
'''(進撃準備画面へ)'''
*** 制圧時 [#w6cdbe6c]
:[ミカヤ]|勝った……~
私たちは…~
自らの力で国を取り戻したわ…!▼
'''(画面暗転)'''
**クリア後 [#de7950c6]
'''(背景:玉座前)'''
: [ペレアス] |ありがとう、ミカヤ…~
君のお陰でデイン王国は蘇った。▼
: [ミカヤ] |わたし1人の力ではありません。~
みんなで共に戦った成果です。▼
: [ペレアス] |いや、君なしでは~
デインの復興はありえなかっただろう。▼~
こんなことでしか~
感謝の気持ちを表せなくて~
申し訳ないけれど…▼~
正式に…ミカヤを~
デイン王国軍の総大将に任命したい。▼
: [ミカヤ] |………………~
……わかりました…~
大将の任、お受けいたします。▼~
戦いは終わりましたが、~
デインが本来の姿を取り戻すためには、~
まだまだ復興作業が必要でしょう。▼~
私の力でよければ、~
お役立てください。▼
: [ペレアス] |よかった。~
じゃあ、かんたんな儀式をするから…~
ひざまづいてくれる?▼~
『なんじ、ミカヤ――▼~
デイン王の名において~
魔道将としての地位と~
爵位を与えるものとする』▼
'''(ミカヤがクラスチェンジ)'''
: [ミカヤ] |……なんだか、変な感じです。▼
: [ペレアス] |よく似合ってるよ。~
…これからも、~
どうかずっと共にデインを支えてくれ。▼
: [ミカヤ] |……………▼
'''(画面暗転、デインの復興の様子、玉座の間にて即位式)'''~
~
'''(更に場面転換。場面:野営地)'''
: [ミカヤ] |…本当にもう行ってしまうの?~
せめて今夜、お祝いの間だけでも…▼~
…どうしても~
イズカ殿と同席するのは嫌?▼
: [トパック] |それもあるけど…~
なんていうのかな~……▼~
俺たちがうろちょろすると~
兵たちもやっぱ嫌な顔をするからさ。▼
: [ミカヤ] |え……?▼
: [トパック] |デインの反ラグズ思想は~
根深いものだからさ。~
簡単には打ち解けられないみたいだ。▼~
せっかくの祝いに水差したくないし、~
だから、ここでお別れだ。▼
: [ミカヤ] |そんな…わたし……~
何も気づかないで………~
……トパック……▼
: [トパック] |わ…! 泣くなよ?~
おれ、女の子に泣かれるとどうしていいか~
わからねえんだからな!▼
: [サザ] |……元気でな。~
…おまえたちが来てくれて……~
…その……助かった…ありがとう。▼
: [トパック] |うわっ!おれも感動で涙出そう。~
おまえの口から~
そんな言葉が聞けるなんて。▼
: [サザ] |あのなぁ……▼
'''(その二人から少し引いた場所)'''
: [ミカヤ] |ムワリムさん…~
あの……▼~
わたしの”印”のこと…~
黙っていてくださって~
ありがとうございました。▼
: [ムワリム] |いえ……失礼ですが、あなたは…~
ご自分がどういう生まれか、~
ご存知なのですか?▼
: [ミカヤ] |いいえ。~
わたしは自分を生んでくれた~
両親のことを知りません。▼~
だけど…育ててくれた~
おばあさんが、死の間際に~
”印”の意味を教えてくれました。▼
>'''(ミカヤの右手の甲の一枚絵)'''
: [ミカヤ] |これはベオクとラグズ…~
どちらもの血も受け継ぐ証。▼~
それゆえ、どちらからも~
忌み嫌われるもの。▼~
誰にも決して知られることのないよう~
くれぐれも気をつけなさいと……▼
: [ムワリム] |…………▼
: [ミカヤ] |ずっと人目を避けて暮らしてきました…~
”印”も、特殊な力も、~
知られることのないようにと…▼~
それでも、成長が極端に~
遅いことは隠しようがなくて……~
デイン中を転々としていました。▼~
だから、この軍にも……~
そう長居はできないでしょう。▼
: [ムワリム] |それでも……あなたの傍らに、~
サザくんがいるかぎり……~
どんな苦難にもあなたは耐えられる。▼
: [ミカヤ] |えぇ…~
ムワリムさんに~
トパックがいるように……▼
: [ムワリム] |はい。▼
>ビーゼが撤退していない場合
: [ビーゼ] |首領もムワリムさんも、~
いつまで別れを惜しんでるんですか?~
このままじゃ、夜が明けますよ。▼
'''(ビーゼに歩み寄るミカヤ)'''
: [ミカヤ] |ビーゼさん!~
あなたも、本当にありがとう。▼~
わたし、サザといっしょに~
砂漠に遊びに行きますから。▼
: [ビーゼ] |……期待しないで待ってます。~
期待して待ってて~
来なかったら…辛いから。▼
: [ミカヤ] |必ず行きます。~
だから、待っててください。▼
: [ビーゼ] |……うん……▼
'''(そこに歩み寄ってくるニケ、ラフィエル、オルグの三名)...
: [ニケ] |ミカヤ、サザ、私たちも~
彼らと共に行くことにした。▼
: [サザ] |?~
ガリアに行くんじゃなかったのか?▼
: [トパック] |うん、だからさ、~
おれたちが~
ガリアへ送ってくんだ。▼~
ミカヤもサザも、~
まだしばらくはデインを~
離れるわけにはいかないだろ?▼
: [ニケ] |戦いが終わった途端、~
気が急いてきたのでな。▼~
約束を違えて悪いが、~
トパックらに頼むことにした。▼
: [ミカヤ] |そんな……~
みんなが一度に~
いなくなってしまうなんて。▼
: [ラフィエル] |ミカヤ…~
あなたと私は……~
同じ声に導かれ巡り合いました。▼~
私たちのたどる運命は、~
きっとどこかで再び交わっている……~
私はそんな気がしてなりません。▼
'''(ラフィエルの胸で泣くミカヤ)'''
: [ミカヤ] |わたし…恥ずかしい……~
こんな……子供みたいに……~
泣くなんて…ばかみたい…▼
'''(画面暗転、トパック達が遠くで手を振る一枚絵。ビーゼは...
: [トパック] |じゃーな!~
ぜったい、また会おうなー!▼
(オルグの鳴き声)
: [ミカヤ] |…?▼
'''(ミカヤとサザに駆け寄ってくるオルグ)'''
: [ミカヤ] |オルグさん!?▼~
ニケ様が…~
わたしの護衛にって~
残してくださったみたい。▼
'''(オルグが返事をするかの様に咆える)'''
: [サザ] |本気か…~
それでなくてもミカヤには~
面倒な鳥までいるっていうのに…▼
'''(ユンヌがサザの周囲を飛び回る)'''
: [サザ] |痛っ!~
痛いって …悪かった!▼
: [ミカヤ] |…わたし達は…~
駐屯軍から自分たちの国を取り戻した。~
だけど…これで終わりじゃない。▼~
これからは、デインが元の美しい姿を取り戻すために~
がんばらなくちゃ。▼~
きっとまだまだ大変でしょうけど、~
サザもオルグさんも~
一緒にがんばりましょうね。▼
'''(画面暗転)'''~
''第一部 完''
'''(セーブ画面へ)'''
* ハード・マニアック [#u8e2156c]
** オープニング [#yf33d70b]
デイン王都 ネヴァサ
'''(背景:ネヴァサ遠景の一枚絵)'''
:[デイン兵A]|俺たちの街が…~
ネヴァサが壊されていく…!▼
:[デイン兵B]|やめろ! あそこには~
おれの年老いた両親がいるんだぞ!?▼
:[デイン兵A]|おれの子供もだ。~
駐屯軍め…最後の最後まで~
デインを苦しめぬくつもりか!▼
'''(画面暗転)'''~
'''(背景:会議用テント内)'''
:[ミカヤ]|…ペレアス王子!~
このまま放ってはおけません。▼~
街に入って市民を助け……~
王城にいる駐屯軍を倒しましょう。▼
:[ペレアス]|ミカヤ、それは………▼
'''(イズカ登場)'''
:[イズカ]|何をまた馬鹿なことを言うのだ!▼~
数日…いや、上手くすれば~
一両日中にもベグニオンの視察団が~
ここに到着するのだぞ!?▼~
わざわざ危険を冒す必要などない!▼
'''(サザが登場)'''
:[サザ]|だが、その間にも死んでいく民はいる。~
ネヴァサは破壊されていく。~
それを黙って見ていろというのか!?▼
:[イズカ]|最後の詰めの時なのだ!~
万全の上にも万全を期す!~
それが成功の秘訣だ!!▼
:[ミカヤ]|…では……▼
:[イズカ]|では? では、なんだ!?~
おまえはまたラグズたちを率いて~
出撃するとでも言うつもりか!▼~
そうだろう!?~
おまえの考えることなど~
とっくに見抜いておるわ!!▼
:[ミカヤ]|いけませんか?▼
:[イズカ]|いけない?~
いけないに決まっているだろう。▼~
おまえは以前にも~
王子の命に背き、勝手な行動をとった!~
その結果どうなった!?▼
:[サザ]|大勢の捕虜の命が助かった。~
…違うか?▼
:[イズカ]|ああ、助かったとも!~
それでその娘は自分の名を~
これでもかというほど上げた!▼~
【暁の巫女】!~
誰もが口々にそう言って~
この娘を救世主だと祭り上げている!▼
:[サザ]|それは元々、~
あんたがそう企んだから…▼
:[イズカ]|愚か者め! この娘1人がそうなるよう~
誰が企んだというのだ!~
見てみろ、軍の兵士たちを!▼~
もはや誰も王子を見ておらん!~
今後、この国を統治するのが~
誰であるのか完全に忘れておるのだ!!▼
:[ミカヤ]|あ……▼
'''(画面暗転、背景:ミカヤ対ジェルドの一枚絵)'''
:[ジェルド]|ははっ 王子か!~
いたな、そんな奴が。▼~
あんな小物が王になったところで~
何ができる!?▼~
せいぜい国が荒れる原因に~
なってくれるぐらいさ。▼
'''(背景変更)'''
:[ジェルド]|わかるさ。~
あれは自ら光を放つことのない~
まがい物の石くれだってな。▼~
民を惹きつけてやまぬ輝き、~
人を支配する力をもった宝石は……~
ここにある。▼
'''(更に背景変更)'''
:[ジェルド]|民が欲しているのは~
王子などではない~
おまえだ、【暁の巫女】。▼~
だから俺はおまえを奪う。~
デインという国から~
希望の光を奪ってやるのさ。▼
'''(回想終わり、画面元に戻る)'''
:[イズカ]|いまの有様で十分、~
この国の未来への憂いは消えん!▼~
それもそのはずだ。~
誰一人として、王子を統治者として~
認識しておらんのだからな。▼~
王子が王となったとしても~
全て【暁の巫女】の声を通さねば~
聞く耳を持たぬことだろう。▼~
いや、下手をすると~
【暁の巫女】を王位に据えろという~
不心得なやからまで現われるやもしれん。▼~
いいや、きっと現れる!~
そうすればまた国は荒れる。▼~
いつまでたっても~
デインに安寧など訪れはせんのだ!▼
:[ペレアス]|……▼
'''(ペレアス、消える)'''
:[ミカヤ]|王子……▼
:[イズカ]|さあ、わかっただろう。~
おまえの存在、おまえの一挙一動が~
王子の政権を危うくするのだ。▼~
国のことを思うなら、~
これ以上の人気取りは控えてくれ。▼
:[ミカヤ]|そんな言い方…▼
:[イズカ]|それともなにか、おまえは~
最初からそのつもりで~
行動していたのではないか?▼~
王子を助ける振りをして、~
実は王位簒奪を狙って……▼
:[サザ]|貴様っ…~
言わせておけば……!▼
:[???]|いい加減にしろっ!!▼
'''(ペレアス戻る)'''
:[ペレアス]|ミカヤは…そんな娘じゃない。~
僕がふがいないからといって……~
彼女を責めるのはやめてくれ。▼
:[イズカ]|なっ… いきなり~
どうされたのです王子!?▼
:[ミカヤ]|王子…?▼
:[ペレアス]|これまで先頭に立って~
戦ってきたのはミカヤだ。▼~
捕虜が処刑されそうな時、~
命懸けで救いにいったのもそうだ。▼~
僕だって本当はそうしたかった……~
だけど…できなかった。▼~
みんながミカヤに注目し、~
ミカヤを慕うのは当然のことじゃないか。▼
:[イズカ]|しかし、~
しかしですな、王子…!▼
:[ペレアス]|イズカ… 君が僕のために~
色々と画策し尽力してくれたこと……~
心からありがたいと思っている。▼~
君がいたから、僕は~
ここまで来られたんだと感謝している。▼
:[ミカヤ]|……▼
:[ペレアス]|だけど、君がさっき言ったように~
いまのままではいけない。▼~
このまま僕が王位に就いても、~
誰も見向きもしてくれないだろう。▼~
だから……~
だから、僕は行動する。▼
:[イズカ]|お、王子…っ!?▼
'''(画面暗転、場面:テント前)'''
:[ペレアス]|……………▼~
か、解放軍の兵士諸君っ!~
ぼ…いや、私は~
デイン王子…ペレアスだ!▼
:[デイン兵]|もちろん、知ってますよー!~
ペレアス王子さまぁっ!▼
:[ペレアス]|あ… ……~
………………▼
:[デイン兵A]|どうしたんだ、あれ?▼
:[デイン兵B]|だいじょうぶなのか…?▼
'''(ミカヤ、ペレアスに駆け寄ろうとする)'''
:[ミカヤ]|…あ…あの…!
:[漆黒の騎士]|………▼
'''(漆黒の騎士、ミカヤを遮りペレアスの後ろへ歩む)'''
:[ミカヤ]|騎士様……?▼
'''(漆黒の騎士が剣を地面に突き立て兵士らが注目)'''
:[ペレアス]|…………~
…………?▼
:[ペレアス]|親愛なる解放軍の諸君!▼~
3年以上にも及ぶ、~
苦しき時を乗り越え…~
僕たちはいま、王都を目前にしている。▼~
このまま何をしなくとも……~
帝国の視察団が到着すれば、▼~
我々は再び~
国を取り戻すことができるだろう。▼~
だけど、本当に…~
それでいいんだろうか!?▼~
駐屯軍の最後の抵抗によって~
いまこの瞬間も、~
我々のネヴァサは蹂躙されている!▼~
同胞たちの命が奪われている!▼~
しかし、ここで…~
駐屯軍に手を出せば……▼~
もしかすると……~
再び帝国との関係に~
わだかまりが生じるかもしれない。▼~
そうすれば…デインの復興は~
難しくなる可能性だってある。▼~
それでも、ぼ…いや、~
わた…いや、もう僕でいい!▼~
それでも僕は、目の前の惨事を~
このまま見過ごせない!~
1人でも多く、デインの民を救いたい…!▼~
だから力を……~
みんなの力を貸してもらえないか!?▼
'''(兵士にカメラが移る)'''
:[デイン兵A]|……ばんざい…▼
:[デイン兵B]|ペレアス王子、ばんざい!▼
:[デイン兵C]|救いましょう!~
我らの仲間を!!▼
:[デイン兵D]|デインばんざい!▼~
行こう! ネヴァサへ!!▼
:[デイン兵A]|帝国の助けなんて~
待っちゃいられないぜ!▼
'''(カメラ、再びペレアスへ)'''
:[ペレアス]|あ…▼
'''(漆黒の騎士が去り画面暗転、拠点画面へ)'''
** 進撃前 [#meb686ca]
'''(場面:テント前)'''
:[ミカヤ]|では、王子…~
いってまいります。▼
:[ペレアス]|後方には~
僕の軍も控えている。~
くれぐれも無理はしないでくれ。▼
:[ミカヤ]|はい。▼
'''(兵士に向き直るミカヤ)'''
:[ミカヤ]|全軍整列!▼~
目標は市民の救出、~
そして王城奪還!▼~
いざ、出撃!!▼
'''(解放軍、ミカヤに続き出陣)'''
~
デイン王城
'''(背景:玉座)'''
:[帝国兵]|解放軍、動き始めました!▼
:[ジェルド]|ふん きたか…… それでいい。▼~
そうでなくては、~
俺たちも死に甲斐ってもんが~
なくなるからな。▼
'''(画面暗転、戦闘マップ)'''
:[ミカヤ]|ジェルドは、~
どこにいるのかしら…?▼
:[サザ]|大将が控えるなら~
玉座の間…ってとこか。▼
:[漆黒の騎士]|ならば、この奥だ。~
案内しよう。▼
>'''(カメラがジェルド側へ)'''
:[ジェルド]|いいか、おまえたち。~
これは俺たちが帝国軍人のまま~
死ねる最後の機会だ。▼~
ここを生き延びたところで、~
数日後には視察団によって~
拘束され、そのまま闇に葬られる。▼~
ならば、ここで戦って~
己の終焉への手向けにしろ!▼~
1人で最低5人潰せ!~
勝利を確信した軍隊ほど~
脆いものはない。▼~
ベグニオン帝国軍の恐ろしさを~
デインの連中の脳裏に~
焼き付けてやれ!▼~
俺たちは帝国軍人だ!~
その誇りを抱いて死ぬがいい!!~
行けーーーー!▼
'''(カメラ、大きく引いて再びミカヤ側へ)'''
:[サザ]|いまの声は…▼
:[ミカヤ]|ジェルド……!~
デインのため、~
彼をこのままにはしておけない!▼~
今度こそ決着をつけるわ。▼
'''(進撃準備画面へ)'''
** 進撃後 [#rd4207df]
** 会話 [#zfd5c06a]
*** ミカヤ→漆黒の騎士 [#s9122495]
:[ミカヤ]|
あの、騎士様。
ありがとうございます。
共に戦ってくださって……▼
:[漆黒の騎士]|
…礼は無用だ。
私は己の役割を果たしている。
それだけなのだ。▼
:[ミカヤ]|
この戦いが終わった後も……
デインに
残ってくださいますか?▼
:[漆黒の騎士]|
…………▼
:[ミカヤ]|
……すみません。
変なことを聞いて……▼
ただ…騎士様が居てくだされば、
わたしも安心して………▼
:[漆黒の騎士]|
デインを去って行ける…か……▼
:[ミカヤ]|
! どうして……▼
:[漆黒の騎士]|
………………▼
***漆黒の騎士→ミカヤ [#p7ade506]
:[漆黒の騎士]|
乙女よ、無理をするな。
そなたは軍の旗印……
失われてはならない。▼
戦いは私に任せ、後方へ下がれ。▼
:[ミカヤ]|
騎士様……
お気遣いありがとうございます。
でも、私も戦います。▼
騎士様やみんなも戦っています。
だから、私も共に……▼
:[漆黒の騎士]|
……よく…似ている。▼
:[ミカヤ]|
え?▼
:[漆黒の騎士]|
……いや………▼
:[ミカヤ]|
…………▼
***サザ→漆黒の騎士 [#se7af9aa]
:[サザ]|
…………▼
:[漆黒の騎士]|
…………▼
:[サザ]|
……何が目的だ?▼
:[漆黒の騎士]|
…………▼
:[サザ]|
ミカヤに近づくのは、
いったい何のためなんだ?▼
:[漆黒の騎士]|
………守るためだ。▼
:[サザ]|
ミカヤは俺が守っている!▼
:[漆黒の騎士]|
…いまのままでは、任せられん。▼
:[サザ]|
あんた…ミカヤの何を知っている!?▼
:[漆黒の騎士]|
己が手で守りたくば、強くなれ。~
この私を凌駕するほどに……▼
:[サザ]|
…!~
………………▼
**戦闘会話 [#t685e041]
*** ジェルド初戦時 [#x536c9a3]
:[ジェルド]|調子に乗ってよくぞここまで来たな。~
だが俺はただでは死なんぞ?▼~
俺が死ぬのは、お前らを残らず道連れにしてからだ!▼~
*** ミカヤ⇔ジェルド初戦時 [#j12803d8]
:[ジェルド]|おまえか……小娘。▼
:[ミカヤ]|ジェルド将軍、
もう勝負はついたわ。▼
あなたが侮っていたデインの……
みんなの思いが~
あなたに勝ったのよ。▼
:[ジェルド]|それはどうだろうな……▼
言っただろう。
おまえさえ死ねば解放軍は終わる。▼
俺にとってはこいつは絶好の機会……
一撃で、俺に勝ちが
転がり込んでくる……▼
:[ミカヤ]|わたしはあなたに負けない。
デインのみんなも、~
あなたなんかに負けたりしない!▼
*** サザ⇔ジェルド初戦時 [#l0d5b879]
:[ジェルド]|貴様の顔……憶えているぞ。~
あの巫女と一緒にいた小僧だな。▼
:[サザ]|【暁の団】のサザ。▼
:[ジェルド]|【暁の団】……か。~
なあ、俺は貴様らのような連中が~
死ぬほど嫌いでな。▼~
ここで貴様の息の根を~
止めてやれるかと思うと……~
嬉しくてたまらん。▼
:[サザ]|同感だ。▼
*** 漆黒の騎士⇔ジェルド初戦時 [#gc8c2a6f]
:[ジェルド]|忌々しいデインの亡霊……~
おまえいったい何者だ?▼~
何の目的で~
この世に舞い戻った?▼
:[漆黒の騎士]|貴様が~
知るべきことではない。▼
:[ジェルド]|はっ!~
ならばその兜叩き割って~
顔を拝んでやるか。▼~
アルダーの仇は~
とってやらんとなあ!▼
:[漆黒の騎士]|……▼
*** ニケ、オルグ⇔ジェルド初戦時 [#jb126f70]
:[ジェルド]|貴様らだな。あの巫女が~
連れているという妙な半獣……~
その皮剥いで飾ってやるか!▼
***ムワリム、ビーゼ⇔ジェルド初戦時 [#u80695e6]
:[ジェルド]|奴隷が主に逆らうか、半獣!~
身の程わきまえさせてやろう!▼
***ラフィエル⇔ジェルド初戦時 [#b85f0a12]
: [ジェルド] |鷺だと? 生き残りか?~
惜しいな、本国に帰れば……~
生涯遊んで暮らせる金が手に入ったのに▼~
*** ジェルド撃破時 [#o7c6fa7f]
:[ジェルド]|ぐ……かっ……▼~
俺は……~
詫びる気などない……~
悔いる気もない……▼~
俺は俺のやりたいように~
やったのだからな……▼~
巫女よ、おまえの勝ちだ。~
俺を倒して満足だろう……?~
せいぜい浮かれておくが良い……▼~
だが……おまえも……いずれ……▼
*** 制圧時 [#taa9ddb5]
:[ミカヤ]|勝った…… 私たちは…~
自らの力で国を取り戻したわ…!▼
'''(画面暗転)'''
** クリア後 [#pe559e2f]
'''(背景:玉座前)'''
:[ペレアス]|ありがとう、ミカヤ…~
君のお陰でデイン王国は蘇った。▼
:[ミカヤ]|わたし1人の力ではありません。~
みんなで共に戦った成果です。▼
:[ペレアス]|……うん。~
これからも僕…いや、~
僕といっしょにデインを支えてくれるね?▼
:[ミカヤ]|………ペレアス様…それは……▼
'''(サザ登場)'''
:[サザ]|もちろん、そのつもりだ。▼
:[ミカヤ]|サザ…?▼
:[サザ]|これからしばらくは、~
デインの復興のために大忙しだ。~
俺たちも力を貸すんだろ?▼
:[ミカヤ]|あ… そうね。~
そうだったわね……▼~
ペレアス様、デインのため…~
わたしたちも力を尽くします。▼
:[ペレアス]|ありがとう!▼~
それじゃあ…さっそくだけど、~
正式にミカヤを~
デイン王国軍の総大将に任命したい。▼
:[ミカヤ]|え…と……▼
:[サザ]|…いいんじゃないか?~
とりあえず、受けとけば。▼
:[ミカヤ]|……じゃあ、はい。▼
:[ペレアス]|よかった。~
まず、ひざまづいてくれる?▼~
『なんじ、ミカヤ――▼~
デイン王の名におき~
魔道将としての地位と~
爵位を与えるものとする』▼
'''(ミカヤがクラスチェンジ)'''
:[ミカヤ]|…………▼
:[ペレアス]|これで終わりだ。▼
:[ミカヤ]|……なんだか、変な感じです。▼
:[ペレアス]|よく似合ってるよ。▼
'''(ミカヤ、サザに向き直る)'''
:[ミカヤ]|本当に?▼
:[サザ]|………まあな…▼
:[ミカヤ]|…なんなの その反応は?▼
:[ペレアス]|めずらしいね…~
サザが照れるなんて。▼
:[サザ]|俺は別に…っ!▼
:[ミカヤ]|照れてるの?▼
:[サザ]|違…っ!▼~
俺、もう行くからな!▼
:[ペレアス]|初めて見たよ、彼のあんな表情。▼
:[ミカヤ]|意外に子供っぽいんですよ。~
体は大きいですけど。▼
:[ペレアス]|………いいな。▼
:[ミカヤ]|なにがですか?▼
:[ペレアス]|僕には兄弟がいないから…~
しっかり者のお姉さんのいる~
サザがうらやましい。▼
:[ミカヤ]|……………▼
'''(画面暗転。デインの復興の様子とペレアスの即位式)'''
'''(場面:夜の野営地)'''
:[ミカヤ]|…本当にもう行ってしまうの?
:[トパック]|…ああ。明朝には~
視察団も到着するって言うし、~
おれたちの役目はこれでおしまいだからな。▼
:[ミカヤ]|せめて今夜…~
お祝いの間だけでも~
いてくれればいいのに。▼~
どうしても……~
イズカ殿と同席するのは嫌?▼
:[トパック]|それもあるけど…~
なんていうのかな~……▼~
他の兵たちも、~
俺たちがうろちょろすると~
やっぱ嫌な顔をするからさ。▼~
だからやめとく。▼
:[ミカヤ]|え……?▼
:[サザ]|ミカヤの前では、~
みんな態度に出してなかったけど…▼~
いない所では、結構、~
露骨に避けたりしていた。▼
:[ミカヤ]|そんな…わたし……~
何も気づかないで………▼
:[トパック]|そんな顔すんなよ。~
デインの反ラグズ思想は~
根深いものだからさ。▼~
何回かいっしょに戦ったぐらいじゃ…~
簡単に打ち解けられないみたいだ。▼~
せっかくの祝いに~
不愉快な思いをさせたくないし。▼~
そういうわけで、ここでお別れだ。▼
:[ミカヤ]|……トパック……▼
:[トパック]|わ…! 泣くなよ?▼~
おれ、女の子に泣かれると~
どうしていいか~
わからねえんだからな!▼
:[ミカヤ]|…ごめ…なさい……▼
:[サザ]|……元気でな。▼
:[トパック]|そっちもな。▼
:[サザ]|…おまえたちが来てくれて……~
………その……~
助かった…ありがとう。▼
:[トパック]|うわっ!▼
:[サザ]|なんだよ…?▼
:[トパック]|おれ、感動で涙でそう。~
おまえの口から~
そんな言葉が聞けるなんて。▼
:[サザ]|なにを大げさな……▼
:[トパック]|いや、本気で。~
く~… おまえもようやく~
大人になってきたんだなぁ。▼~
うんうん▼
:[サザ]|あのな。▼
'''(2人から少し離れた場所)'''
:[ミカヤ]|あの2人ったら……~
最後まで、同じ調子なんだから。▼
:[ムワリム]|うちの坊ちゃんと~
仲良くしていただいて…▼~
サザくんには、本当に感謝しています。▼
:[ミカヤ]|ムワリムさん…~
あの……▼
:[ムワリム]|はい、なんですか?▼
:[ミカヤ]|わたしの“印”のこと、~
黙っていてくださって……~
ありがとうございます。▼
:[ムワリム]|いえ……▼~
失礼ですが、あなたは…~
ご自分がどういう生まれか、~
ご存知なのですか?▼
:[ミカヤ]|いいえ。~
わたしは自分を生んでくれた~
両親のことを知りません。▼~
だけど…育ててくれた~
おばあさんが、死の間際に~
“印”の意味を教えてくれましたから。▼
:[ムワリム]|その方はなんと?▼
'''(一枚絵:右手の甲の「印」を見せるミカヤ)'''
:[ミカヤ]|これはベオクとラグズ…~
どちらもの血を受け継ぐ証。▼~
それゆえ、どちらからも~
忌み嫌われるもの。▼~
誰にも決して知られることのないよう~
くれぐれも気をつけなさいと……▼
:[ムワリム]|…………▼
:[ミカヤ]|…幼い頃に、自分の……~
人とは違う力のせいで~
迫害されたことがあって……▼~
きっとそれと~
関係のあることだろうと思いました。▼~
それで言いつけを守って、~
ずっと人目を避けるようにして~
暮らしていたんですけど……▼~
それでも、成長が~
極端に遅くなってしまったことは~
隠しようがなくて……▼~
デイン中を転々としていました。▼~
だから、この軍にも……~
そう長居できないんです。▼
:[ムワリム]|それでも…あなたは恵まれている。▼
:[ミカヤ]|え…?▼
:[ムワリム]|あなたの傍らに、~
サザくんがいるかぎり……~
あなたはどんな苦難にも耐えられる。▼
:[ミカヤ]|えぇ。~
ムワリムさんに~
トパックがいるように……▼
:[ムワリム]|はい。▼
>'''(ビーゼ生存時)'''
:[ビーゼ]|首領もムワリムさんも、~
いつまで別れを惜しんでるんですか?~
このままじゃ、夜が明けますよ。▼
:[ムワリム]|すまない、ビーゼ。~
では、そろそろ……▼
'''(ミカヤ、ビーゼに歩み寄る)'''
:[ミカヤ]|ビーゼさん!~
あなたにも、本当にありがとう。▼~
わたし、サザといっしょに~
砂漠に遊びに行きますから。▼~
その時は、ゆっくり~
お話ししてくださいね。▼
:[ビーゼ]|……そんなこと言って~
ベオクはどうせ~
口約束だけじゃないんですか?▼
:[ミカヤ]|わたし…~
そんなに信用ないですか?▼
:[ビーゼ]|…そういうわけじゃ~
ありませんけど……▼~
期待して待ってて~
来なかったら…辛いから。▼
:[ミカヤ]|必ず行きます。~
だから、待っててください。▼
:[ビーゼ]|……うん……▼
'''(ニケ・ラフィエル・オルグ、ミカヤに歩み寄る)'''
:[ニケ]|ミカヤ、私たちも~
彼らと共に行くことにした。▼
:[ミカヤ]|え!?▼
:[トパック]|あ、そうそう!~
そうなんだった。▼
:[サザ]|おまえな、そんな~
大事なことはもっと早く……▼
:[トパック]|早くっても、さっき~
突然決まったんだから~
仕方ないじゃんかよ!▼
:[ミカヤ]|でも、ニケ様たちは~
ガリアへ……▼
:[トパック]|うん、だからさ、~
おれたちが~
ガリアへ送ってくんだ。▼
:[ニケ]|ミカヤたちはまだ~
しばらくはデインを~
離れるわけにはいかぬだろう?▼~
戦いが終わった途端、~
気が急いてきたのでな。▼~
約束を違えて悪いが、~
トパックらに頼むことにした。▼
:[ミカヤ]|そんな……~
みんなが一度に~
いなくなってしまうなんて。▼
:[サザ]|仕方ないさ、ミカヤ。~
ラフィエルさんだって~
早く家族に会いたいだろうし。▼
:[ラフィエル]|ミカヤ…あなたと私は……~
同じ声に導かれ~
こうして巡り合いました。▼~
私たちのたどる運命は、~
これからも離れることなく~
きっとどこかで深く交わっている……▼~
私はそんな気がしてなりません。▼
:[ミカヤ]|ラフィエルさん……▼
:[ラフィエル]|泣かないで……~
ほんの僅かな別れかも~
しれないのですから……▼
:[ミカヤ]|ラフィエルさん……!▼
'''(ミカヤ、ラフィエルの胸で泣く)'''
:[ミカヤ]|わたし…恥ずかしい……~
こんな……子供みたいに……~
泣くなんて…ばかみたい…▼~
…… …… ………▼
'''(画面暗転、一枚絵:遠くで手を振るトパックたち。ビーゼ...
:[トパック]|じゃーな!~
ぜったい、また会おうなー!▼
'''(オルグの鳴き声)'''
:[ミカヤ]|…?▼
'''(オルグ、ミカヤとサザに駆け寄る)'''
:[ミカヤ]|オルグさん!?▼
:[サザ]|おい、どうして~
あんたがいるんだ!?▼
:[ミカヤ]|ニケ様が…~
わたしの護衛にって~
遣わしてくださったみたい。▼
:[サザ]|本気で…?▼
'''(オルグ、返事をするかの様に咆える)'''
:[サザ]|それでなくても~
ミカヤには面倒な鳥まで~
いるっていうのに…▼
'''(ユンヌ、サザの周囲を飛び回る)'''
:[サザ]|痛っ!~
痛いって …悪かった!▼
:[ミカヤ]|ありがとう、オルグさん。~
これからも~
よろしくお願いしますね。▼
>'''(画面暗転)'''
第一部 完
'''(セーブ画面へ)'''
* コメント欄 [#zb44510e]
#comment
終了行:
#navi(ファイアーエムブレム 暁の女神/章別会話)
#contents
* ノーマル [#kebe582a]
**オープニング [#cd262e40]
''デイン王都 ネヴァサ''
'''(背景:城の遠景の一枚絵)'''
: [デイン兵1] |俺たちの街が…~
ネヴァサが壊されていく…!▼
: [デイン兵2] |やめろ! あそこには~
おれの年老いた両親がいるんだぞ!?▼
: [デイン兵1] |おれの子供もだ。~
ジェルドめ…最後の最後まで~
デインを苦しめぬくつもりか!▼
'''(画面暗転、テント内)'''
: [ミカヤ] |…ペレアス王子!~
このまま放ってはおけません。▼~
街に入って市民を助けましょう!▼
'''(イズカ登場)'''
: [イズカ] |何をまた馬鹿なことを言うのだ!~
じきに神使の視察団が到着するのだぞ!?~
わざわざ危険を冒す必要などない!▼
'''(サザが登場)'''
: [サザ] |だが、その間にも死んでいく民はいる。~
ネヴァサは破壊されていく。~
それを黙って見ていろというのか!?▼
: [ミカヤ] |…では……~
また、わたしたちだけでも…▼
: [イズカ] |待て!どこへ行く!?~
おまえはまたラグズたちを率いて~
出撃するつもりではあるまいな!▼
: [ミカヤ] |いけませんか?▼
: [イズカ] |いけない?~
いけないに決まっているだろう。▼~
おまえは以前にも~
王子の命に背き、勝手な行動をとった!~
その結果どうなった!?▼~
…おまえは自分の名を~
これでもかというほど上げた!~
……自分ひとりの名をな!▼~
兵たちを見てみろ!~
誰もがお前を救世主だと祭り上げ、~
もはや誰も王子を見ておらんではないか!!▼
: [ミカヤ] |あ……▼
'''(暗転後、一枚絵を背景にジェルドの台詞の回想)'''
: [ジェルド] |ははっ 王子か!~
あれはみずから光を放つことのない~
まがいものの石くれだ▼
'''(一枚絵が変更)'''
: [ジェルド] |民を惹きつけてやまぬ輝き、~
人を支配する力をもった宝石は~
おまえだ、【暁の巫女】。▼
'''(更に一枚絵が変更)'''
: [ジェルド] |だから俺はおまえを奪う。~
デインという国から~
希望の光を奪ってやるのさ!!▼
'''(回想が終わり元のテント内の場面へ)'''
: [イズカ] |このままでは王子が王となったとしても、~
全て【暁の巫女】の声を通さねば~
民衆は聞く耳を持たぬことだろう。▼~
いや、下手をすると~
【暁の巫女】を王位に据えろという~
不心得なやからまで現われるやもしれん。▼~
そんなことになれば、国はまた荒れる。▼~
いつまでたってもデインに~
安定など訪れはせんのだ!▼
: [ペレアス] |……▼
'''(ペレアスの姿が消える)'''
: [イズカ] |…ひょっとしておまえは、~
最初からそのつもりで~
行動していたのではないか?▼~
王子を助ける振りをして、~
実は王位簒奪を狙って……▼
: [サザ] |貴様っ…~
言わせておけば……!▼
: [???] |いい加減にしろっ!!▼
'''(暗転後、ペレアスが戻る)'''
: [ペレアス] |ミカヤは…そんな娘じゃない。~
僕がふがいないからといって……~
彼女を責めるのはやめてくれ。▼
: [イズカ] |なっ… いきなり~
どうされたのです王子!?▼
: [ペレアス] |これまで先頭に立って~
戦ってきたのはミカヤだ。~
…僕にはできなかった。▼~
みんながミカヤに注目し、~
ミカヤを慕うのは当然のことじゃないか。▼~
だけど、今のままではいけない。~
このままでは、僕が王位に就いても、~
誰も見向きもしてくれないだろう。▼~
だから……~
だから、僕は行動する。▼
'''(画面暗転、テント外ペレアスの演説)'''
: [ペレアス] |……………▼~
か、解放軍の兵士諸君っ!~
ぼ…いや、私は~
デイン王子…ペレアスだ!▼
: [デイン兵] |もちろん、知ってますよー!~
ペレアス王子さまぁっ!▼
: [ペレアス] |あ… ……~
………………▼
: [デイン兵] |どうしたんだ、あれ?~
大丈夫か?▼
'''(ペレアスに駆け寄ろうとするミカヤ)'''
: [ミカヤ] |…あ…あの…!
'''(ミカヤを遮るかの様に漆黒の騎士がペレアスへと歩む)'''
: [ミカヤ] |騎士様……?▼
'''(漆黒の騎士が剣を地面に突き立てる音に兵士が注目する)...
: [ペレアス] |…………~
…………?▼
: [ペレアス] |………~
親愛なる解放軍の諸君!▼~
君たちの尽力あって、~
我々はいま、王都を目前にしている。~
このまま何をしなくとも……▼~
帝国の視察団が到着すれば、~
我々は再び~
国を取り戻すことができるだろう。▼~
今ここで、駐屯軍に手を出せば……~
再び帝国との関係に~
わだかまりが生じるかもしれない。▼~
そうすれば…デインの復興は~
難しくなる可能性だってある。▼~
だけど、今この時間も、~
我々のネヴァサは蹂躙されている!~
同胞たちの命が奪われているんだ!▼
: [ペレアス] |ぼく…いや、わた…~
いや、もう僕でいい!▼~
やはり僕は、目の前の惨事を~
このまま見過ごせない!~
1人でも多く、デインの民を救いたい…!▼~
だから力を……~
みんなの力を貸してもらえないか!?▼
'''(兵士たちにカメラが移る)'''
: [デイン兵1] |……ばんざい…▼
: [デイン兵2] |ペレアス王子、ばんざい!▼
'''(歓声があがる)'''
: [デイン兵3] |デインばんざい!~
救おう!我々の仲間を!!~
我々自身の手で!▼
'''(再びカメラがペレアスへ)'''
: [ペレアス] |あ…▼
'''(漆黒の騎士が去り画面暗転、拠点画面へ)'''
**進撃前 [#q0e607ec]
'''(画面:陣営外)'''
: [ミカヤ] |では、王子…~
いってまいります。▼
: [ペレアス] |後方には~
僕の軍も控えている。~
くれぐれも無理はしないでくれ。▼
'''(兵士に向き直るミカヤ)'''
: [ミカヤ] |全軍整列!~
目標は市民の救出、及び王城奪還!~
いざ、出撃!!▼
'''(出撃する兵士達)'''
''デイン王城''
'''(背景:玉座)'''
: [帝国兵] |解放軍、動き始めました!▼
: [ジェルド] |ふん。そうこなくてはな。~
俺たちも死に甲斐ってもんが~
なくなっちまう。▼
'''(画面暗転、戦闘MAPのミカヤ側へ)'''
: [ミカヤ] |ジェルドは、~
どこにいるのかしら…?▼
'''(カメラがジェルド側へ)'''
: [ジェルド] |いいか、おまえたち。~
これは俺たちが帝国軍人のまま~
死ねる最後の機会だ。▼~
例え、ここを生き延びたところで、~
視察団によって拘束され、~
そのまま闇に葬られるだけだ。▼~
例え、ここを逃げたところで、~
待っているのは汚名と~
追っ手に脅える日々だけだ。▼~
ならばいっそ、デインの奴らに一泡吹かせ、~
華々しく散って~
己の終焉への手向けにしろ!▼~
俺たちは帝国軍人だ!~
その誇りを抱いて死ぬがいい!!~
行けーーーー!▼
'''(視点がミカヤ側へ)'''
: [ミカヤ] |今の声は…ジェルド……!~
デインのため、~
今度こそ決着をつけるわ。▼
'''(進撃準備画面へ)'''
*** 制圧時 [#w6cdbe6c]
:[ミカヤ]|勝った……~
私たちは…~
自らの力で国を取り戻したわ…!▼
'''(画面暗転)'''
**クリア後 [#de7950c6]
'''(背景:玉座前)'''
: [ペレアス] |ありがとう、ミカヤ…~
君のお陰でデイン王国は蘇った。▼
: [ミカヤ] |わたし1人の力ではありません。~
みんなで共に戦った成果です。▼
: [ペレアス] |いや、君なしでは~
デインの復興はありえなかっただろう。▼~
こんなことでしか~
感謝の気持ちを表せなくて~
申し訳ないけれど…▼~
正式に…ミカヤを~
デイン王国軍の総大将に任命したい。▼
: [ミカヤ] |………………~
……わかりました…~
大将の任、お受けいたします。▼~
戦いは終わりましたが、~
デインが本来の姿を取り戻すためには、~
まだまだ復興作業が必要でしょう。▼~
私の力でよければ、~
お役立てください。▼
: [ペレアス] |よかった。~
じゃあ、かんたんな儀式をするから…~
ひざまづいてくれる?▼~
『なんじ、ミカヤ――▼~
デイン王の名において~
魔道将としての地位と~
爵位を与えるものとする』▼
'''(ミカヤがクラスチェンジ)'''
: [ミカヤ] |……なんだか、変な感じです。▼
: [ペレアス] |よく似合ってるよ。~
…これからも、~
どうかずっと共にデインを支えてくれ。▼
: [ミカヤ] |……………▼
'''(画面暗転、デインの復興の様子、玉座の間にて即位式)'''~
~
'''(更に場面転換。場面:野営地)'''
: [ミカヤ] |…本当にもう行ってしまうの?~
せめて今夜、お祝いの間だけでも…▼~
…どうしても~
イズカ殿と同席するのは嫌?▼
: [トパック] |それもあるけど…~
なんていうのかな~……▼~
俺たちがうろちょろすると~
兵たちもやっぱ嫌な顔をするからさ。▼
: [ミカヤ] |え……?▼
: [トパック] |デインの反ラグズ思想は~
根深いものだからさ。~
簡単には打ち解けられないみたいだ。▼~
せっかくの祝いに水差したくないし、~
だから、ここでお別れだ。▼
: [ミカヤ] |そんな…わたし……~
何も気づかないで………~
……トパック……▼
: [トパック] |わ…! 泣くなよ?~
おれ、女の子に泣かれるとどうしていいか~
わからねえんだからな!▼
: [サザ] |……元気でな。~
…おまえたちが来てくれて……~
…その……助かった…ありがとう。▼
: [トパック] |うわっ!おれも感動で涙出そう。~
おまえの口から~
そんな言葉が聞けるなんて。▼
: [サザ] |あのなぁ……▼
'''(その二人から少し引いた場所)'''
: [ミカヤ] |ムワリムさん…~
あの……▼~
わたしの”印”のこと…~
黙っていてくださって~
ありがとうございました。▼
: [ムワリム] |いえ……失礼ですが、あなたは…~
ご自分がどういう生まれか、~
ご存知なのですか?▼
: [ミカヤ] |いいえ。~
わたしは自分を生んでくれた~
両親のことを知りません。▼~
だけど…育ててくれた~
おばあさんが、死の間際に~
”印”の意味を教えてくれました。▼
>'''(ミカヤの右手の甲の一枚絵)'''
: [ミカヤ] |これはベオクとラグズ…~
どちらもの血も受け継ぐ証。▼~
それゆえ、どちらからも~
忌み嫌われるもの。▼~
誰にも決して知られることのないよう~
くれぐれも気をつけなさいと……▼
: [ムワリム] |…………▼
: [ミカヤ] |ずっと人目を避けて暮らしてきました…~
”印”も、特殊な力も、~
知られることのないようにと…▼~
それでも、成長が極端に~
遅いことは隠しようがなくて……~
デイン中を転々としていました。▼~
だから、この軍にも……~
そう長居はできないでしょう。▼
: [ムワリム] |それでも……あなたの傍らに、~
サザくんがいるかぎり……~
どんな苦難にもあなたは耐えられる。▼
: [ミカヤ] |えぇ…~
ムワリムさんに~
トパックがいるように……▼
: [ムワリム] |はい。▼
>ビーゼが撤退していない場合
: [ビーゼ] |首領もムワリムさんも、~
いつまで別れを惜しんでるんですか?~
このままじゃ、夜が明けますよ。▼
'''(ビーゼに歩み寄るミカヤ)'''
: [ミカヤ] |ビーゼさん!~
あなたも、本当にありがとう。▼~
わたし、サザといっしょに~
砂漠に遊びに行きますから。▼
: [ビーゼ] |……期待しないで待ってます。~
期待して待ってて~
来なかったら…辛いから。▼
: [ミカヤ] |必ず行きます。~
だから、待っててください。▼
: [ビーゼ] |……うん……▼
'''(そこに歩み寄ってくるニケ、ラフィエル、オルグの三名)...
: [ニケ] |ミカヤ、サザ、私たちも~
彼らと共に行くことにした。▼
: [サザ] |?~
ガリアに行くんじゃなかったのか?▼
: [トパック] |うん、だからさ、~
おれたちが~
ガリアへ送ってくんだ。▼~
ミカヤもサザも、~
まだしばらくはデインを~
離れるわけにはいかないだろ?▼
: [ニケ] |戦いが終わった途端、~
気が急いてきたのでな。▼~
約束を違えて悪いが、~
トパックらに頼むことにした。▼
: [ミカヤ] |そんな……~
みんなが一度に~
いなくなってしまうなんて。▼
: [ラフィエル] |ミカヤ…~
あなたと私は……~
同じ声に導かれ巡り合いました。▼~
私たちのたどる運命は、~
きっとどこかで再び交わっている……~
私はそんな気がしてなりません。▼
'''(ラフィエルの胸で泣くミカヤ)'''
: [ミカヤ] |わたし…恥ずかしい……~
こんな……子供みたいに……~
泣くなんて…ばかみたい…▼
'''(画面暗転、トパック達が遠くで手を振る一枚絵。ビーゼは...
: [トパック] |じゃーな!~
ぜったい、また会おうなー!▼
(オルグの鳴き声)
: [ミカヤ] |…?▼
'''(ミカヤとサザに駆け寄ってくるオルグ)'''
: [ミカヤ] |オルグさん!?▼~
ニケ様が…~
わたしの護衛にって~
残してくださったみたい。▼
'''(オルグが返事をするかの様に咆える)'''
: [サザ] |本気か…~
それでなくてもミカヤには~
面倒な鳥までいるっていうのに…▼
'''(ユンヌがサザの周囲を飛び回る)'''
: [サザ] |痛っ!~
痛いって …悪かった!▼
: [ミカヤ] |…わたし達は…~
駐屯軍から自分たちの国を取り戻した。~
だけど…これで終わりじゃない。▼~
これからは、デインが元の美しい姿を取り戻すために~
がんばらなくちゃ。▼~
きっとまだまだ大変でしょうけど、~
サザもオルグさんも~
一緒にがんばりましょうね。▼
'''(画面暗転)'''~
''第一部 完''
'''(セーブ画面へ)'''
* ハード・マニアック [#u8e2156c]
** オープニング [#yf33d70b]
デイン王都 ネヴァサ
'''(背景:ネヴァサ遠景の一枚絵)'''
:[デイン兵A]|俺たちの街が…~
ネヴァサが壊されていく…!▼
:[デイン兵B]|やめろ! あそこには~
おれの年老いた両親がいるんだぞ!?▼
:[デイン兵A]|おれの子供もだ。~
駐屯軍め…最後の最後まで~
デインを苦しめぬくつもりか!▼
'''(画面暗転)'''~
'''(背景:会議用テント内)'''
:[ミカヤ]|…ペレアス王子!~
このまま放ってはおけません。▼~
街に入って市民を助け……~
王城にいる駐屯軍を倒しましょう。▼
:[ペレアス]|ミカヤ、それは………▼
'''(イズカ登場)'''
:[イズカ]|何をまた馬鹿なことを言うのだ!▼~
数日…いや、上手くすれば~
一両日中にもベグニオンの視察団が~
ここに到着するのだぞ!?▼~
わざわざ危険を冒す必要などない!▼
'''(サザが登場)'''
:[サザ]|だが、その間にも死んでいく民はいる。~
ネヴァサは破壊されていく。~
それを黙って見ていろというのか!?▼
:[イズカ]|最後の詰めの時なのだ!~
万全の上にも万全を期す!~
それが成功の秘訣だ!!▼
:[ミカヤ]|…では……▼
:[イズカ]|では? では、なんだ!?~
おまえはまたラグズたちを率いて~
出撃するとでも言うつもりか!▼~
そうだろう!?~
おまえの考えることなど~
とっくに見抜いておるわ!!▼
:[ミカヤ]|いけませんか?▼
:[イズカ]|いけない?~
いけないに決まっているだろう。▼~
おまえは以前にも~
王子の命に背き、勝手な行動をとった!~
その結果どうなった!?▼
:[サザ]|大勢の捕虜の命が助かった。~
…違うか?▼
:[イズカ]|ああ、助かったとも!~
それでその娘は自分の名を~
これでもかというほど上げた!▼~
【暁の巫女】!~
誰もが口々にそう言って~
この娘を救世主だと祭り上げている!▼
:[サザ]|それは元々、~
あんたがそう企んだから…▼
:[イズカ]|愚か者め! この娘1人がそうなるよう~
誰が企んだというのだ!~
見てみろ、軍の兵士たちを!▼~
もはや誰も王子を見ておらん!~
今後、この国を統治するのが~
誰であるのか完全に忘れておるのだ!!▼
:[ミカヤ]|あ……▼
'''(画面暗転、背景:ミカヤ対ジェルドの一枚絵)'''
:[ジェルド]|ははっ 王子か!~
いたな、そんな奴が。▼~
あんな小物が王になったところで~
何ができる!?▼~
せいぜい国が荒れる原因に~
なってくれるぐらいさ。▼
'''(背景変更)'''
:[ジェルド]|わかるさ。~
あれは自ら光を放つことのない~
まがい物の石くれだってな。▼~
民を惹きつけてやまぬ輝き、~
人を支配する力をもった宝石は……~
ここにある。▼
'''(更に背景変更)'''
:[ジェルド]|民が欲しているのは~
王子などではない~
おまえだ、【暁の巫女】。▼~
だから俺はおまえを奪う。~
デインという国から~
希望の光を奪ってやるのさ。▼
'''(回想終わり、画面元に戻る)'''
:[イズカ]|いまの有様で十分、~
この国の未来への憂いは消えん!▼~
それもそのはずだ。~
誰一人として、王子を統治者として~
認識しておらんのだからな。▼~
王子が王となったとしても~
全て【暁の巫女】の声を通さねば~
聞く耳を持たぬことだろう。▼~
いや、下手をすると~
【暁の巫女】を王位に据えろという~
不心得なやからまで現われるやもしれん。▼~
いいや、きっと現れる!~
そうすればまた国は荒れる。▼~
いつまでたっても~
デインに安寧など訪れはせんのだ!▼
:[ペレアス]|……▼
'''(ペレアス、消える)'''
:[ミカヤ]|王子……▼
:[イズカ]|さあ、わかっただろう。~
おまえの存在、おまえの一挙一動が~
王子の政権を危うくするのだ。▼~
国のことを思うなら、~
これ以上の人気取りは控えてくれ。▼
:[ミカヤ]|そんな言い方…▼
:[イズカ]|それともなにか、おまえは~
最初からそのつもりで~
行動していたのではないか?▼~
王子を助ける振りをして、~
実は王位簒奪を狙って……▼
:[サザ]|貴様っ…~
言わせておけば……!▼
:[???]|いい加減にしろっ!!▼
'''(ペレアス戻る)'''
:[ペレアス]|ミカヤは…そんな娘じゃない。~
僕がふがいないからといって……~
彼女を責めるのはやめてくれ。▼
:[イズカ]|なっ… いきなり~
どうされたのです王子!?▼
:[ミカヤ]|王子…?▼
:[ペレアス]|これまで先頭に立って~
戦ってきたのはミカヤだ。▼~
捕虜が処刑されそうな時、~
命懸けで救いにいったのもそうだ。▼~
僕だって本当はそうしたかった……~
だけど…できなかった。▼~
みんながミカヤに注目し、~
ミカヤを慕うのは当然のことじゃないか。▼
:[イズカ]|しかし、~
しかしですな、王子…!▼
:[ペレアス]|イズカ… 君が僕のために~
色々と画策し尽力してくれたこと……~
心からありがたいと思っている。▼~
君がいたから、僕は~
ここまで来られたんだと感謝している。▼
:[ミカヤ]|……▼
:[ペレアス]|だけど、君がさっき言ったように~
いまのままではいけない。▼~
このまま僕が王位に就いても、~
誰も見向きもしてくれないだろう。▼~
だから……~
だから、僕は行動する。▼
:[イズカ]|お、王子…っ!?▼
'''(画面暗転、場面:テント前)'''
:[ペレアス]|……………▼~
か、解放軍の兵士諸君っ!~
ぼ…いや、私は~
デイン王子…ペレアスだ!▼
:[デイン兵]|もちろん、知ってますよー!~
ペレアス王子さまぁっ!▼
:[ペレアス]|あ… ……~
………………▼
:[デイン兵A]|どうしたんだ、あれ?▼
:[デイン兵B]|だいじょうぶなのか…?▼
'''(ミカヤ、ペレアスに駆け寄ろうとする)'''
:[ミカヤ]|…あ…あの…!
:[漆黒の騎士]|………▼
'''(漆黒の騎士、ミカヤを遮りペレアスの後ろへ歩む)'''
:[ミカヤ]|騎士様……?▼
'''(漆黒の騎士が剣を地面に突き立て兵士らが注目)'''
:[ペレアス]|…………~
…………?▼
:[ペレアス]|親愛なる解放軍の諸君!▼~
3年以上にも及ぶ、~
苦しき時を乗り越え…~
僕たちはいま、王都を目前にしている。▼~
このまま何をしなくとも……~
帝国の視察団が到着すれば、▼~
我々は再び~
国を取り戻すことができるだろう。▼~
だけど、本当に…~
それでいいんだろうか!?▼~
駐屯軍の最後の抵抗によって~
いまこの瞬間も、~
我々のネヴァサは蹂躙されている!▼~
同胞たちの命が奪われている!▼~
しかし、ここで…~
駐屯軍に手を出せば……▼~
もしかすると……~
再び帝国との関係に~
わだかまりが生じるかもしれない。▼~
そうすれば…デインの復興は~
難しくなる可能性だってある。▼~
それでも、ぼ…いや、~
わた…いや、もう僕でいい!▼~
それでも僕は、目の前の惨事を~
このまま見過ごせない!~
1人でも多く、デインの民を救いたい…!▼~
だから力を……~
みんなの力を貸してもらえないか!?▼
'''(兵士にカメラが移る)'''
:[デイン兵A]|……ばんざい…▼
:[デイン兵B]|ペレアス王子、ばんざい!▼
:[デイン兵C]|救いましょう!~
我らの仲間を!!▼
:[デイン兵D]|デインばんざい!▼~
行こう! ネヴァサへ!!▼
:[デイン兵A]|帝国の助けなんて~
待っちゃいられないぜ!▼
'''(カメラ、再びペレアスへ)'''
:[ペレアス]|あ…▼
'''(漆黒の騎士が去り画面暗転、拠点画面へ)'''
** 進撃前 [#meb686ca]
'''(場面:テント前)'''
:[ミカヤ]|では、王子…~
いってまいります。▼
:[ペレアス]|後方には~
僕の軍も控えている。~
くれぐれも無理はしないでくれ。▼
:[ミカヤ]|はい。▼
'''(兵士に向き直るミカヤ)'''
:[ミカヤ]|全軍整列!▼~
目標は市民の救出、~
そして王城奪還!▼~
いざ、出撃!!▼
'''(解放軍、ミカヤに続き出陣)'''
~
デイン王城
'''(背景:玉座)'''
:[帝国兵]|解放軍、動き始めました!▼
:[ジェルド]|ふん きたか…… それでいい。▼~
そうでなくては、~
俺たちも死に甲斐ってもんが~
なくなるからな。▼
'''(画面暗転、戦闘マップ)'''
:[ミカヤ]|ジェルドは、~
どこにいるのかしら…?▼
:[サザ]|大将が控えるなら~
玉座の間…ってとこか。▼
:[漆黒の騎士]|ならば、この奥だ。~
案内しよう。▼
>'''(カメラがジェルド側へ)'''
:[ジェルド]|いいか、おまえたち。~
これは俺たちが帝国軍人のまま~
死ねる最後の機会だ。▼~
ここを生き延びたところで、~
数日後には視察団によって~
拘束され、そのまま闇に葬られる。▼~
ならば、ここで戦って~
己の終焉への手向けにしろ!▼~
1人で最低5人潰せ!~
勝利を確信した軍隊ほど~
脆いものはない。▼~
ベグニオン帝国軍の恐ろしさを~
デインの連中の脳裏に~
焼き付けてやれ!▼~
俺たちは帝国軍人だ!~
その誇りを抱いて死ぬがいい!!~
行けーーーー!▼
'''(カメラ、大きく引いて再びミカヤ側へ)'''
:[サザ]|いまの声は…▼
:[ミカヤ]|ジェルド……!~
デインのため、~
彼をこのままにはしておけない!▼~
今度こそ決着をつけるわ。▼
'''(進撃準備画面へ)'''
** 進撃後 [#rd4207df]
** 会話 [#zfd5c06a]
*** ミカヤ→漆黒の騎士 [#s9122495]
:[ミカヤ]|
あの、騎士様。
ありがとうございます。
共に戦ってくださって……▼
:[漆黒の騎士]|
…礼は無用だ。
私は己の役割を果たしている。
それだけなのだ。▼
:[ミカヤ]|
この戦いが終わった後も……
デインに
残ってくださいますか?▼
:[漆黒の騎士]|
…………▼
:[ミカヤ]|
……すみません。
変なことを聞いて……▼
ただ…騎士様が居てくだされば、
わたしも安心して………▼
:[漆黒の騎士]|
デインを去って行ける…か……▼
:[ミカヤ]|
! どうして……▼
:[漆黒の騎士]|
………………▼
***漆黒の騎士→ミカヤ [#p7ade506]
:[漆黒の騎士]|
乙女よ、無理をするな。
そなたは軍の旗印……
失われてはならない。▼
戦いは私に任せ、後方へ下がれ。▼
:[ミカヤ]|
騎士様……
お気遣いありがとうございます。
でも、私も戦います。▼
騎士様やみんなも戦っています。
だから、私も共に……▼
:[漆黒の騎士]|
……よく…似ている。▼
:[ミカヤ]|
え?▼
:[漆黒の騎士]|
……いや………▼
:[ミカヤ]|
…………▼
***サザ→漆黒の騎士 [#se7af9aa]
:[サザ]|
…………▼
:[漆黒の騎士]|
…………▼
:[サザ]|
……何が目的だ?▼
:[漆黒の騎士]|
…………▼
:[サザ]|
ミカヤに近づくのは、
いったい何のためなんだ?▼
:[漆黒の騎士]|
………守るためだ。▼
:[サザ]|
ミカヤは俺が守っている!▼
:[漆黒の騎士]|
…いまのままでは、任せられん。▼
:[サザ]|
あんた…ミカヤの何を知っている!?▼
:[漆黒の騎士]|
己が手で守りたくば、強くなれ。~
この私を凌駕するほどに……▼
:[サザ]|
…!~
………………▼
**戦闘会話 [#t685e041]
*** ジェルド初戦時 [#x536c9a3]
:[ジェルド]|調子に乗ってよくぞここまで来たな。~
だが俺はただでは死なんぞ?▼~
俺が死ぬのは、お前らを残らず道連れにしてからだ!▼~
*** ミカヤ⇔ジェルド初戦時 [#j12803d8]
:[ジェルド]|おまえか……小娘。▼
:[ミカヤ]|ジェルド将軍、
もう勝負はついたわ。▼
あなたが侮っていたデインの……
みんなの思いが~
あなたに勝ったのよ。▼
:[ジェルド]|それはどうだろうな……▼
言っただろう。
おまえさえ死ねば解放軍は終わる。▼
俺にとってはこいつは絶好の機会……
一撃で、俺に勝ちが
転がり込んでくる……▼
:[ミカヤ]|わたしはあなたに負けない。
デインのみんなも、~
あなたなんかに負けたりしない!▼
*** サザ⇔ジェルド初戦時 [#l0d5b879]
:[ジェルド]|貴様の顔……憶えているぞ。~
あの巫女と一緒にいた小僧だな。▼
:[サザ]|【暁の団】のサザ。▼
:[ジェルド]|【暁の団】……か。~
なあ、俺は貴様らのような連中が~
死ぬほど嫌いでな。▼~
ここで貴様の息の根を~
止めてやれるかと思うと……~
嬉しくてたまらん。▼
:[サザ]|同感だ。▼
*** 漆黒の騎士⇔ジェルド初戦時 [#gc8c2a6f]
:[ジェルド]|忌々しいデインの亡霊……~
おまえいったい何者だ?▼~
何の目的で~
この世に舞い戻った?▼
:[漆黒の騎士]|貴様が~
知るべきことではない。▼
:[ジェルド]|はっ!~
ならばその兜叩き割って~
顔を拝んでやるか。▼~
アルダーの仇は~
とってやらんとなあ!▼
:[漆黒の騎士]|……▼
*** ニケ、オルグ⇔ジェルド初戦時 [#jb126f70]
:[ジェルド]|貴様らだな。あの巫女が~
連れているという妙な半獣……~
その皮剥いで飾ってやるか!▼
***ムワリム、ビーゼ⇔ジェルド初戦時 [#u80695e6]
:[ジェルド]|奴隷が主に逆らうか、半獣!~
身の程わきまえさせてやろう!▼
***ラフィエル⇔ジェルド初戦時 [#b85f0a12]
: [ジェルド] |鷺だと? 生き残りか?~
惜しいな、本国に帰れば……~
生涯遊んで暮らせる金が手に入ったのに▼~
*** ジェルド撃破時 [#o7c6fa7f]
:[ジェルド]|ぐ……かっ……▼~
俺は……~
詫びる気などない……~
悔いる気もない……▼~
俺は俺のやりたいように~
やったのだからな……▼~
巫女よ、おまえの勝ちだ。~
俺を倒して満足だろう……?~
せいぜい浮かれておくが良い……▼~
だが……おまえも……いずれ……▼
*** 制圧時 [#taa9ddb5]
:[ミカヤ]|勝った…… 私たちは…~
自らの力で国を取り戻したわ…!▼
'''(画面暗転)'''
** クリア後 [#pe559e2f]
'''(背景:玉座前)'''
:[ペレアス]|ありがとう、ミカヤ…~
君のお陰でデイン王国は蘇った。▼
:[ミカヤ]|わたし1人の力ではありません。~
みんなで共に戦った成果です。▼
:[ペレアス]|……うん。~
これからも僕…いや、~
僕といっしょにデインを支えてくれるね?▼
:[ミカヤ]|………ペレアス様…それは……▼
'''(サザ登場)'''
:[サザ]|もちろん、そのつもりだ。▼
:[ミカヤ]|サザ…?▼
:[サザ]|これからしばらくは、~
デインの復興のために大忙しだ。~
俺たちも力を貸すんだろ?▼
:[ミカヤ]|あ… そうね。~
そうだったわね……▼~
ペレアス様、デインのため…~
わたしたちも力を尽くします。▼
:[ペレアス]|ありがとう!▼~
それじゃあ…さっそくだけど、~
正式にミカヤを~
デイン王国軍の総大将に任命したい。▼
:[ミカヤ]|え…と……▼
:[サザ]|…いいんじゃないか?~
とりあえず、受けとけば。▼
:[ミカヤ]|……じゃあ、はい。▼
:[ペレアス]|よかった。~
まず、ひざまづいてくれる?▼~
『なんじ、ミカヤ――▼~
デイン王の名におき~
魔道将としての地位と~
爵位を与えるものとする』▼
'''(ミカヤがクラスチェンジ)'''
:[ミカヤ]|…………▼
:[ペレアス]|これで終わりだ。▼
:[ミカヤ]|……なんだか、変な感じです。▼
:[ペレアス]|よく似合ってるよ。▼
'''(ミカヤ、サザに向き直る)'''
:[ミカヤ]|本当に?▼
:[サザ]|………まあな…▼
:[ミカヤ]|…なんなの その反応は?▼
:[ペレアス]|めずらしいね…~
サザが照れるなんて。▼
:[サザ]|俺は別に…っ!▼
:[ミカヤ]|照れてるの?▼
:[サザ]|違…っ!▼~
俺、もう行くからな!▼
:[ペレアス]|初めて見たよ、彼のあんな表情。▼
:[ミカヤ]|意外に子供っぽいんですよ。~
体は大きいですけど。▼
:[ペレアス]|………いいな。▼
:[ミカヤ]|なにがですか?▼
:[ペレアス]|僕には兄弟がいないから…~
しっかり者のお姉さんのいる~
サザがうらやましい。▼
:[ミカヤ]|……………▼
'''(画面暗転。デインの復興の様子とペレアスの即位式)'''
'''(場面:夜の野営地)'''
:[ミカヤ]|…本当にもう行ってしまうの?
:[トパック]|…ああ。明朝には~
視察団も到着するって言うし、~
おれたちの役目はこれでおしまいだからな。▼
:[ミカヤ]|せめて今夜…~
お祝いの間だけでも~
いてくれればいいのに。▼~
どうしても……~
イズカ殿と同席するのは嫌?▼
:[トパック]|それもあるけど…~
なんていうのかな~……▼~
他の兵たちも、~
俺たちがうろちょろすると~
やっぱ嫌な顔をするからさ。▼~
だからやめとく。▼
:[ミカヤ]|え……?▼
:[サザ]|ミカヤの前では、~
みんな態度に出してなかったけど…▼~
いない所では、結構、~
露骨に避けたりしていた。▼
:[ミカヤ]|そんな…わたし……~
何も気づかないで………▼
:[トパック]|そんな顔すんなよ。~
デインの反ラグズ思想は~
根深いものだからさ。▼~
何回かいっしょに戦ったぐらいじゃ…~
簡単に打ち解けられないみたいだ。▼~
せっかくの祝いに~
不愉快な思いをさせたくないし。▼~
そういうわけで、ここでお別れだ。▼
:[ミカヤ]|……トパック……▼
:[トパック]|わ…! 泣くなよ?▼~
おれ、女の子に泣かれると~
どうしていいか~
わからねえんだからな!▼
:[ミカヤ]|…ごめ…なさい……▼
:[サザ]|……元気でな。▼
:[トパック]|そっちもな。▼
:[サザ]|…おまえたちが来てくれて……~
………その……~
助かった…ありがとう。▼
:[トパック]|うわっ!▼
:[サザ]|なんだよ…?▼
:[トパック]|おれ、感動で涙でそう。~
おまえの口から~
そんな言葉が聞けるなんて。▼
:[サザ]|なにを大げさな……▼
:[トパック]|いや、本気で。~
く~… おまえもようやく~
大人になってきたんだなぁ。▼~
うんうん▼
:[サザ]|あのな。▼
'''(2人から少し離れた場所)'''
:[ミカヤ]|あの2人ったら……~
最後まで、同じ調子なんだから。▼
:[ムワリム]|うちの坊ちゃんと~
仲良くしていただいて…▼~
サザくんには、本当に感謝しています。▼
:[ミカヤ]|ムワリムさん…~
あの……▼
:[ムワリム]|はい、なんですか?▼
:[ミカヤ]|わたしの“印”のこと、~
黙っていてくださって……~
ありがとうございます。▼
:[ムワリム]|いえ……▼~
失礼ですが、あなたは…~
ご自分がどういう生まれか、~
ご存知なのですか?▼
:[ミカヤ]|いいえ。~
わたしは自分を生んでくれた~
両親のことを知りません。▼~
だけど…育ててくれた~
おばあさんが、死の間際に~
“印”の意味を教えてくれましたから。▼
:[ムワリム]|その方はなんと?▼
'''(一枚絵:右手の甲の「印」を見せるミカヤ)'''
:[ミカヤ]|これはベオクとラグズ…~
どちらもの血を受け継ぐ証。▼~
それゆえ、どちらからも~
忌み嫌われるもの。▼~
誰にも決して知られることのないよう~
くれぐれも気をつけなさいと……▼
:[ムワリム]|…………▼
:[ミカヤ]|…幼い頃に、自分の……~
人とは違う力のせいで~
迫害されたことがあって……▼~
きっとそれと~
関係のあることだろうと思いました。▼~
それで言いつけを守って、~
ずっと人目を避けるようにして~
暮らしていたんですけど……▼~
それでも、成長が~
極端に遅くなってしまったことは~
隠しようがなくて……▼~
デイン中を転々としていました。▼~
だから、この軍にも……~
そう長居できないんです。▼
:[ムワリム]|それでも…あなたは恵まれている。▼
:[ミカヤ]|え…?▼
:[ムワリム]|あなたの傍らに、~
サザくんがいるかぎり……~
あなたはどんな苦難にも耐えられる。▼
:[ミカヤ]|えぇ。~
ムワリムさんに~
トパックがいるように……▼
:[ムワリム]|はい。▼
>'''(ビーゼ生存時)'''
:[ビーゼ]|首領もムワリムさんも、~
いつまで別れを惜しんでるんですか?~
このままじゃ、夜が明けますよ。▼
:[ムワリム]|すまない、ビーゼ。~
では、そろそろ……▼
'''(ミカヤ、ビーゼに歩み寄る)'''
:[ミカヤ]|ビーゼさん!~
あなたにも、本当にありがとう。▼~
わたし、サザといっしょに~
砂漠に遊びに行きますから。▼~
その時は、ゆっくり~
お話ししてくださいね。▼
:[ビーゼ]|……そんなこと言って~
ベオクはどうせ~
口約束だけじゃないんですか?▼
:[ミカヤ]|わたし…~
そんなに信用ないですか?▼
:[ビーゼ]|…そういうわけじゃ~
ありませんけど……▼~
期待して待ってて~
来なかったら…辛いから。▼
:[ミカヤ]|必ず行きます。~
だから、待っててください。▼
:[ビーゼ]|……うん……▼
'''(ニケ・ラフィエル・オルグ、ミカヤに歩み寄る)'''
:[ニケ]|ミカヤ、私たちも~
彼らと共に行くことにした。▼
:[ミカヤ]|え!?▼
:[トパック]|あ、そうそう!~
そうなんだった。▼
:[サザ]|おまえな、そんな~
大事なことはもっと早く……▼
:[トパック]|早くっても、さっき~
突然決まったんだから~
仕方ないじゃんかよ!▼
:[ミカヤ]|でも、ニケ様たちは~
ガリアへ……▼
:[トパック]|うん、だからさ、~
おれたちが~
ガリアへ送ってくんだ。▼
:[ニケ]|ミカヤたちはまだ~
しばらくはデインを~
離れるわけにはいかぬだろう?▼~
戦いが終わった途端、~
気が急いてきたのでな。▼~
約束を違えて悪いが、~
トパックらに頼むことにした。▼
:[ミカヤ]|そんな……~
みんなが一度に~
いなくなってしまうなんて。▼
:[サザ]|仕方ないさ、ミカヤ。~
ラフィエルさんだって~
早く家族に会いたいだろうし。▼
:[ラフィエル]|ミカヤ…あなたと私は……~
同じ声に導かれ~
こうして巡り合いました。▼~
私たちのたどる運命は、~
これからも離れることなく~
きっとどこかで深く交わっている……▼~
私はそんな気がしてなりません。▼
:[ミカヤ]|ラフィエルさん……▼
:[ラフィエル]|泣かないで……~
ほんの僅かな別れかも~
しれないのですから……▼
:[ミカヤ]|ラフィエルさん……!▼
'''(ミカヤ、ラフィエルの胸で泣く)'''
:[ミカヤ]|わたし…恥ずかしい……~
こんな……子供みたいに……~
泣くなんて…ばかみたい…▼~
…… …… ………▼
'''(画面暗転、一枚絵:遠くで手を振るトパックたち。ビーゼ...
:[トパック]|じゃーな!~
ぜったい、また会おうなー!▼
'''(オルグの鳴き声)'''
:[ミカヤ]|…?▼
'''(オルグ、ミカヤとサザに駆け寄る)'''
:[ミカヤ]|オルグさん!?▼
:[サザ]|おい、どうして~
あんたがいるんだ!?▼
:[ミカヤ]|ニケ様が…~
わたしの護衛にって~
遣わしてくださったみたい。▼
:[サザ]|本気で…?▼
'''(オルグ、返事をするかの様に咆える)'''
:[サザ]|それでなくても~
ミカヤには面倒な鳥まで~
いるっていうのに…▼
'''(ユンヌ、サザの周囲を飛び回る)'''
:[サザ]|痛っ!~
痛いって …悪かった!▼
:[ミカヤ]|ありがとう、オルグさん。~
これからも~
よろしくお願いしますね。▼
>'''(画面暗転)'''
第一部 完
'''(セーブ画面へ)'''
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