ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記・マスターバイブル
最終更新日:2001/06/26
会話集/MAP5 伝説の彼方に
※未編集の仮公開版です。
このデータはBLI-ZARD改さんから頂いたものに、飛竜さんの追加・修正分を加えたものです。ありがとうございます。
category:ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記
chapter:5
title:伝説の彼方に
■オープニング
(フォーカス: エーゼンバッハ、グエンカオス)
(背景、神殿内)
[グエンカオス](左)
クックック……▼ほざきおるわ▼
白の導師モースの高弟にして
リーベリアの4賢者と呼ばれ
我らがうち、▼光の魔道士マイオスと
炎の魔道士オクトバスは
我が闇の呪文によってすでに果てた▼
残るは風の魔道士エーゼンバッハ
おぬしただ一人じゃ▼
それでもまだ
わしの力を知らぬと言うか?▼
[エーゼンバッハ](右)
……▼
その力は悪しき闇の魔道書
ザッハークゆえのこと▼
おぬし自身の力ではあるまい▼
おぬしは戒めを破り
闇の呪文を開いたことで破門となった▼
その過ちにいまだ気づかぬとは
愚かなことよ▼
[グエンカオス]
フッ……▼
ならば闇の呪法ザッハーク▼
おぬしの身体で味わうがよい!▼
(戦闘マップ画面、グエンがエーゼンに攻撃)
[エーゼンバッハ]
くぅっ……▼
か、身体が動かぬ……▼
[グエンカオス]
クックック……▼
大言を吐いておいてその様か……▼
まあ、よい▼
おぬしの顔も見飽きたわ▼
遊びは終わりじゃ▼
死ね!エーゼン!▼
(戦闘マップ画面、グエンがエーゼンに攻撃)
(エーゼン倒れる)
[グエンカオス](右)
ふん、老いぼれめ、果ておったか▼
ダゴンよ、後はお前に任せる▼
神官どもを皆殺しにするのだ▼
[ダゴン](左)
……はっ、お任せを▼
(グエン、ワープにてその場から消える)
(フォーカス:シルフィーゼ、マルジュ)
[マルジュ](右)
エーゼン老師!!……▼
[シルフィーゼ]
マルジュ
おじい様に言われたようになさい!▼
あなたはエンテ様をお守りするのです▼
ここは私たちだけで大丈夫▼
おじい様も、私が必ず……▼
さあ、あなたは早く行きなさい!!▼
[マルジュ]
母上……▼
(フォーカス:リュナン、エンテ)
[エンテ](右)
こ、この気配は!?……▼
ま、まさか……▼
エーゼン老師様が!!▼
[リュナン](左)
エンテ?▼……どうしたんだ?▼
(足音)
待て!
一人で行っては危険だ!!▼
(エンテ移動)
■TALE ME(リュナン⇔ジーク)
(背景、神殿)
[暗黒騎士(ジーク)](左)
君が指揮官か?▼
私は戦うつもりはない、剣を収めてくれ▼
[リュナン](右)
何者だ?……▼
[ジーク]
私はジーク▼
北の小国、バージェの騎士だったが
国は滅亡し、家族はガーゼルの
奴隷となった▼
私は家族の命と引き換えに
暗黒兵となったが
もう我慢ができない……▼
頼む、貴国に亡命させてくれ▼
私も貴公ら共に戦い
祖国を解放したいのだ!▼
[リュナン]
亡命者か……▼
オイゲンはどう思う?▼
[オイゲン](右)
いや……▼まことに気の毒な話……▼
ジーク殿、喜んでお迎えいたしますぞ▼
祖国解放のため
共に力を尽くしましょうぞ▼
[ジーク]
すまぬ……▼
聞き届けてくれたからには忠誠を誓う▼
何なりと命じてくれ▼
[リュナン]
……▼
■TAKE ME(エンテ⇔マルジュ)
(背景、神殿)
[エンテ](右)
マルジュ!?▼
これはいったい……▼
[マルジュ](左)
僕にもわからない……▼
あいつらは何者なんだ?▼
老師や母上は、僕にエンテを守れといった▼
一体どういうことなんだ!▼
[エンテ]
老師様はどこなの!▼
シルフィーゼ様はご無事なのですか!
[マルジュ]
そうだ、母上が……▼
エンテ、僕はみんなの元に戻る▼
君はここを動かないでくれ▼
[エンテ]
いえ……▼私も行きます▼
私はもう逃げない……▼
私の為に人が傷つくのは▼
もう嫌なのです!!▼
■ダゴン初戦時
[ダゴン]
おとなしくしておれば
苦しまぬように殺してやったものを……
■ダゴン撃破時
[ダゴン]
ぬかったわ……▼
覚えておれっ!▼
(ワープにてその場から消える)
(ダゴン撃破後、フォーカス、エンテ)
[エンテ](右)
老師様!!……▼
……どうしてこんな……▼
[エーゼンバッハ](左)
エンテか……▼
よく……▼もどったの……▼
[エンテ]
……老師様……▼
ごめんなさい……▼
わたしの為に……▼
[エーゼンバッハ]
よい……▼
わしはもう長く生きた▼
エンテ……▼
惑わされてはならぬ……▼
勇気をもって……▼生きるのじゃ……▼
[エンテ]
はい……▼もう……▼
もう二度と負けたりいたしません▼
老師様にいただいたこの命……▼
きっと大切にします▼
[エーゼンバッハ]
ほぉ……▼光が見えるの……▼
そうか……▼
やっと見つけたか……▼
[エンテ]
老師様?……▼
ああっ……▼老師様!!▼
※マルジュ、シルフィーゼ生存時
{
(背景、神殿廊下)
[マルジュ]
老師が亡くなられた!?▼
まさか、そんな……▼
[シルフィーゼ]
マルジュ、よくお聞きなさい▼
おじい様はあなたに
この魔道書を残されました▼
[マルジュ]
これは[奇跡の風」!?▼
でも、こんな高位の魔道書
僕には無理です▼
[シルフィーゼ]
マルジュ▼
あなたは風の大魔道士と呼ばれた
エーゼンバッハの孫なのですよ▼
そのあなたが風の魔道書を
使えないでどうするのです▼
[マルジュ]
でも、僕はまだ……▼
[シルフィーゼ]
魔道書はおじい様自ら
あなたが使えるようにと
封印をとかれました▼
おじい様がなぜそこまでされたか
マルジュ、あなたにそれがわかりますか?▼
[マルジュ]
エンテを守るため……▼ですか?▼
[シルフィーゼ]
ええ、そうです▼
これからはあなたが、マーテルと共に
エンテ様を見守るのです▼
おじい様の遺志を継げるのは
もうあなたしかいないのだから……▼
[マルジュ]
母上、理由を聞かせてください▼
僕はエンテのことを何一つ知りません▼
彼女はなぜ狙われるのです?▼
訳も知らされずに守れといわれても
僕にはどうしていいのかわかりません▼
[シルフィーゼ]
何の罪も無い少女が
邪神教団の恐怖に怯えているの▼
今は何も聞かずに
彼女の側にいてあげなさい▼
そうすれば、いずれあなたにも
真実が見えてくるはずです▼
[マルジュ]
真実が……▼
}
(背景、神殿庭)
※マルジュ生存時
{
[マルジュ](左)
エンテ、ここにいたのか▼
[エンテ]
マルジュ……▼
[マルジュ]
まだ自分を責めているのか?▼
老師が亡くなったのは君のせいじゃない▼
何度言ったらわかるんだ▼
[エンテ]
……▼
マルジュは老師様を襲った男が
何者か知っているの?▼
[マルジュ]
教皇グエンカオスだろう……▼
40年程前に突然現われて
邪神教団とガーゼル教国を作り上げた
恐ろしい魔道士だと聞いている▼
[エンテ]
ええ、恐ろしい男です▼
彼のために、すでに3人もの
大賢者が亡くなられた▼
マルジュが無事でいてくれて
本当によかったと思っているの▼
[マルジュ]
……僕は逃げた事を悔いている▼
かなわないまでも
正々堂々と戦うべきだった▼
大勢の仲間が命を失ったのに
僕だけが生き残るなんて……▼
[エンテ]
マルジュ、何を言っているの!▼
あなたがかなう相手じゃないわ▼
そんなことになれば、シルフィーゼ様が
どんなに悲しまれるか……▼
[マルジュ]
僕はもう子供じゃない!▼
[エンテ]
えっ?……
[マルジュ]
エンテはリュナン公子とともに
大陸に渡るつもりなんだろ?▼
[エンテ]
ええ、これ以上
ここには留まれないから……▼
[マルジュ]
僕も解放軍に参加する▼
でもエンテのためじゃない▼
こんな僕でも必要だと
言ってくれる人がいるからだ▼
[エンテ]
マルジュ!?▼
[マルジュ]
僕は君が何者かさえ知らない▼
神殿に来てもう一年にもなるけど
エンテは一度だって
心を開いてくれたことがなかった▼
[エンテ]
ううん、そんなことない▼
わたしはマルジュを……▼
[マルジュ]
弟のように思っているんだろ▼
母上から聞いたよ▼エンテは僕の事を
可愛い弟のように思っているって▼
[エンテ]
ええ……▼
私はマルジュが好きだから……▼
でもあなたが不愉快に思うのなら
謝ります……▼ごめんなさい……▼
[マルジュ]
エンテはいつだってそうだ!▼
もういい
エンテはリュナン公子を頼ればいい▼
僕は自分のためにグエンを倒す▼
君には関係ないことだ!▼
[エンテ]
マルジュ……▼
}
(Now loading...)
(フォーカス、ワールドマップのウエルト王宮)
(背景:城内玉座前)
※MAP4でロジャーもメルも倒していなかった場合
{
[コッダ](右)
あの難攻不落のグラム砦を
解放軍に奪われただと?▼
……それで貴様はおめおめと
逃げ帰ってきたというのか?▼
[ロジャー](左)
はっ……▼
申し訳ございません▼
[コッダ]
聖騎士ともあろう貴様が無様なことよの▼
はーん……▼そうか、あの娘か▼
あの娘がお前を腑抜けにしておるのだろう▼
聞けば貴様を追ってマルス神殿を出たとか▼
男に狂って神官の戒めを破るとは
大神官エーゼンバッハの孫ながら
恥知らずな娘よの▼
[ロジャー]
!……▼
[コッダ]
ロジャー、娘はわしが預かっておく▼
その方がお前も心置きなく戦えるだろう▼
[ロジャー]
メルとは婚礼を間近に控えた仲です▼
離れるわけにはまいりません!▼
[コッダ]
何だとっ▼
他の将兵は
妻子を人質に差し出しておるのだ▼
たかが女一人に何をうろたえておるか!▼
[ロジャー]
宰相!……▼
[コッダ]
なに、心配するな▼
むろん危害は加えぬし
反乱軍を掃討できれば返してやる▼
だがどうしても嫌だというなら
貴様に敗戦の責任を取ってもらうぞ▼
一族もろとも処刑となるが
それでもよいのか!▼
[ロジャー]
くっ……▼
[メル]
ロジャー
ここは宰相のいう通りにして▼
私なら大丈夫だから……▼
[ロジャー]
メル……▼
[コッダ]
まあ、案ずるな▼
その女はわしが大切にしてやるゆえ
安心せよ▼
悪いようにはせぬよ、ふっふっふ▼
[ロジャー]
……▼
[コッダ]
ロジャー
貴様はベロム将軍の指揮下に入れ▼
貴公ら二人で王宮の守りを固めるのだ▼
[ベロム]
御意!▼
[ロジャー]
……▼
[コッダ]
ドメスは配下の部隊を引き連れて
ウエルト大橋を守れ▼
王宮守備隊の中から
使えそうな奴を連れて行け▼
絶対に奴らを通すなッ!▼
[ドメス]
お任せを▼
このドメス、必ずや
敵を撃破してご覧に入れます!▼
}
※MAP4でロジャーかメルを倒した場合
{
[コッダ](左)
あの難攻不落のグラム砦を
解放軍に奪われただと?▼
……くうぅ、▼どいつもこいつも……▼
ドメス、もはや
任せられるのはお前しかおらぬ▼
ウエルト大橋を守り
絶対に奴らを通すなッ!▼
[ドメス](右)
お任せを▼
このドメス、必ずや
敵を撃破してご覧に入れます!▼
}
(マップ切り替え 全体マップ)
(ウエルト王宮にドメス率いるコッダ軍団が出現、ウエルト大橋に進軍する)
(マップ移動、グラムの森)
{
(背景、室内)
[マーロン](左)
よく戻られました、リュナン殿▼
エーゼン老師は……?▼
[リュナン](右)
残念ながら、亡くなられました……▼
神殿に攻め入った
ガーゼル魔道軍に襲われて……▼
[マーロン]
……信じられませぬ▼
まさかエーゼン老師ほどのお方が……▼
[リュナン]
ウエルト王宮の方では
何か変わった動きは?▼
[マーロン]
コッダは王宮の守りを固めると同時に
ウエルト大橋にも一軍を
差し向けたようです▼
あの要衝を奪われたのは
少々手抜かりでありましたな▼
[オイゲン](右)
心配には及びませぬ▼
私に秘策がございます▼
[マーロン]
ほう……▼秘策と申されますと?▼
[オイゲン]ふっふっふ
それは見てのお楽しみですな……▼
}
(画面切り替え 全体マップ)
(フォーカス、ウエルト王宮)
(背景、城内部屋)
※MAP4でロジャーもメルも倒していなかった場合
{
[ナルサス](右)
こんちわ▼
[リーザ]
!……▼
だ、誰なの!?▼
[ナルサス]
あ、オレ、味方▼
解放軍に頼まれて様子を見にきたんだ▼
心配はいらねえよ▼
[リーザ]
解放軍?……▼
[ナルサス]
ウエルト解放の軍隊だってさ▼
オレにはよくわからないけど
サーシャって小娘が
盟主だってんだから笑っちゃう▼
[リーザ]
ああっ……▼
マーロン伯爵がついに
立ってくれてのですね……▼
疑って申し訳ありません▼
私は元気でいると伝えてください▼
それとこの天馬の笛をサーシャ王女に……▼
[ナルサス]
お安い御用だけど
それだけでいいのか?▼
城から逃げたいなら手を貸してやるぜ▼
[リーザ]
いえ、私が城を出れば
宰相を迎えるものがいなくなります▼
私の代わりに
地下牢に囚われている人質を
助けてあげてください▼
[ナルサス]
おーけー▼
(足音、ナルサスが去る)
[リーザ]
ユトナ神よ、どうかサーシャを……▼
お守りください……▼
(背景:地下牢)
[コッダ(ナルサス)](右)
おい、人質を出せ▼
[牢番](左)
これはコッダ宰相
突然どうされたのですか?▼
[コッダ(ナルサス)]
どうもこうもない
人質に用があるのじゃ▼
早く連れてきやがれ!▼
[牢番]
は?……▼
[コッダ(ナルサス)]
いや……▼コホンッ▼
さっさと連れてこぬか▼
それとも何か不信なことでも
あると申すのか?▼
[牢番]
いえ、めっそうもございません▼
しばらくお待ちくださいませ▼
(足音、牢番がその場から去る)
[コッダ(ナルサス)]
……▼
とほほ……▼
なんでオレがこんな不細工な
オヤジに変装しなけりゃなんねえんだ?▼
(足音、牢番が戻る)
[牢番]
人質を連れてまいりました!▼
[コッダ(ナルサス)]
お、おお、そうか、ご苦労であった▼
お前はもうよい、とっとと失せろ!▼
[牢番]
はあ……▼
(足音、牢番がその場から去る)
[コッダ(ナルサス)]
ふーむ、美しいおなごじゃのぉ……▼
[メル](左)
!……▼
いやらしい目つきで見ないで!▼
それ以上寄ったら、ただではおかないわ!▼
[コッダ(ナルサス)]
おいおい、ちょっと待て▼
[ナルサス]
ふー、暑苦しかったぜ▼
どうだい、オレの変装は?▼
実物はこんな美男子なんで驚いたろ?▼
[メル]
あ……▼あなたは……▼何者なの?▼
[ナルサス]
説明は後だ▼
とりあえず城から脱出しようぜ▼
[メル]
ええ……▼
今はあなたを信用するしかないみたいね▼
[ナルサス]
ところでお前さ▼
[メル]
え?▼
[ナルサス]
男はいるのか?▼
[メル]
!……▼
(効果音)
[ナルサス]
ちぇ、顔の割には気の強い女だぜ……▼
いててて……▼
}
※MAP4でロジャーかメルを倒した場合
{
※ロジャーとメルを殺した場合
{
[ナルサス](右)
こんちわ▼
[リーザ](左)
!……▼
だ、誰なの!?▼
[ナルサス]
あ、オレ、味方▼
解放軍に頼まれて様子を見にきたんだ▼
心配はいらねえよ▼
[リーザ]
解放軍?……▼
[ナルサス]
ウエルト解放の軍隊だってさ▼
オレにはよくわからないけど
サーシャって小娘が
盟主だってんだから笑っちゃう▼
[リーザ]
ああっ……▼
マーロン伯爵がついに
立ってくれてのですね……▼
疑って申し訳ありません▼
私は元気でいると伝えてください▼
それとこの天馬の笛をサーシャ王女に……▼
[ナルサス]
お安い御用だけど
それだけでいいのか?▼
城から逃げたいなら手を貸してやるぜ▼
[リーザ]
いえ、私が城を出れば
宰相を抑えるものがいなくなります▼
私は市民たちとともに
最後まで王宮に残ります……▼
}
(画面切り替え、全体マップ)
(フォーカス、グラムの森)
※MAP5でジークを仲間にし、ケイトが生存している場合のみ
{
(背景、森)
[ジーク](左)
ウエルトに女騎士とは珍しいな……▼
[ケイト](右)
あなた……▼
バージェの騎士と聞いたけど本当なの?▼
ラフィンは見たことも無い奴だと
言ってたけど……▼
[ジーク]
私を疑っているのか?▼
ならば証拠を見せてやろう……▼
私の背中をよく見てみろ!▼
[ケイト]
!……▼
ひ……▼ひどい……▼
これは……▼鞭で打たれた傷痕?……▼
[ジーク]
そうだ、ガーゼルに捕らえられて
ゾーアの谷で奴隷として働かされた▼
そこは地獄だった▼
女や子供ですら鎖に繋がれ鞭で打たれて
まるで家畜のように働かされた▼
私は見るに見かねて
子供たちを守ろうとした▼
その結果がこの拷問だ▼
見ればわかるだろうが
茨の鞭で皮膚は破れ肉もそげた▼
生きているのが不思議なくらいだった▼
[ケイト]
ひどい……▼
なんというひどい事を……▼
[ジーク]
私一人なら我慢もできた▼
だが私のために幼い兄弟まで拷問を受け
泣き叫ぶ声が聞こえてきた……▼
もう我慢ができなかった▼
彼らを救うためにはガーゼルに許しを請い
暗黒兵になるしかなかったのだ……▼
私を愚かと思うなら笑え……▼
騎士としての誇りも何もかも……
あの時に捨ててしまったのだから……▼
[ケイト]
ごめんなさい……▼疑ったりして……▼
ガーゼルに征服された国々の悲惨さは
噂では聞いたことがあったけど
そこまでひどいとは知らなかったの……▼
私……▼恥ずかしいわ……▼
[ジーク]
いや、恥ずかしいのは私も同じだ▼
君はたしかケイトといったな▼
頼む、このことは黙っていてくれ▼
皆には知られたくないのだ▼
[ケイト]
ええ、わかったわ▼
ねえ、ジーク▼
困った事があれば私に言って▼
あなたの力になりたいの……▼
}
(移動後MAP6へ)
このデータは小泉八雲さんから頂いたものです。ありがとうございます。
1)リュナン⇔ジーク
ジーク「君が指揮官か?
私は戦うつもりはない、剣を収めてくれ」
リュナン「何者だ?……」
ジーク「私はジーク
北の小国、バージュの騎士だったが国は滅亡し、家族はガーゼルの
奴隷となった」
「私は家族の命と引き換えに
暗黒兵となったが
もう我慢ができない……
頼む、貴国に亡命させてくれ
私も貴公らと共に戦い
祖国を解放したいのだ!」
リュナン「亡命者か……
オイゲンはどう思う?」
オイゲン「いや……まことに気の毒な話……」
「ジーク殿、喜んでお迎えいたしますぞ
祖国解放のため
共に力を尽くしましょうぞ」
ジーク「すまぬ……
聞き届けてくれたからには忠誠を誓う
なんなりと命じてくれ」
リュナン「……」
2)エンテ⇔マルジュ
エンテ「マルジュ!?
これはいったい……」
マルジュ「僕にもわからない……
あいつらは何者なんだ?
老師や母上は、僕にエンテを守りと言った
一体どういうことなんだ!」
エンテ「老師様はどこなの!
シルフィーゼ様はご無事なのですか!」
マルジュ「そうだ、母上が……
エンテ、僕はみんなの元に戻る
君はここをうごかないでいてくれ」
エンテ「いえ……私も行きます
私はもう逃げない……
私の為に人が傷つくのは
もう嫌なのです!!」
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