ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記・マスターバイブル 最終更新日:2001/08/04

会話集/遭遇戦4

※未編集の仮公開版です。

このデータはぬお〜!さんから頂いたものに、雪風翔さんの追加分を合わせたものです。ありがとうございます。

category:ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記 chapter: title:遭遇戦4 マップタイトル 遭遇戦 封印の橋 (背景、フィールドマップ、全景一望) (編成画面→戦闘) (自軍ユニット配置) (フォーカス、ホームズ) [ホームズ](右) ここが封印の橋か……▼ あの吊り橋が直らない限り 先へ進むのは無理だな……▼ さっさと魔獣を倒して 引き上げるとするか▼ ■勝利条件クリア ■サリアの村へ到着したとき (フォーカス、サリアの村) (背景、神殿の一室) [クラリス](右) 外が騒がしいようですが 何かあったのですか▼ [長老](左) クラリス様、大変でございます▼ 行方がわからなかった王家の方々が このサリアの村においで下さいました▼ [クラリス] ま、まさか!?……▼ 長老、それは本当ですか!▼ [長老] はい、まもなくこちらに おいでになられます▼ (背景、屋敷の客室) [王](左) クラリス、久しぶりだな▼ 元気そうでなによりじゃ▼ [クラリス](右) 国王陛下……▼ [王] 驚くのも無理は無い▼ アハブの反乱により王城は奪われ 多くのものが殺された▼ わしらも本当ならば 地下牢で獄死するところだったが ザカリア将軍の助けにより かろうじて今日まで生き延びたのじゃ▼ [クラリス] 陛下▼ 私たち王家を尊ぶものにとって これほど嬉しい事はありません▼ 聞くところによれば 小マリア様も元気でおられるとか▼ [マリア](左) ええ、小マリアは私たちの元に 戻ってくれました▼ 今ではカトリという名ですが 育てていただいた司祭様には 心より感謝しております▼ [クラリス] そうでしたか……▼ 陛下、お願いがございます▼ 王妃様、小マリア様とともに、しばらく この村におとどまりくださいませんか▼ 陛下がご存命と知れば、全国に散らばった サリアの民も戻ってまいりましょう▼ どうか彼らとともにサリア王国の 再興を成し遂げてくださいませ▼ [王] むろんわしもそのつもりじゃ▼ そなたにも何かと苦労をかけるが よろしく頼むぞ▼ [クラリス] はい、サリア王国の再興は 戦死した良人の遺志でもあります▼ 私でお役に立てますなら どのような事でも お申し付けくださいませ▼ (背景、森と山を遠くに望む村) [ホームズ](左) よお、リュナン▼ こんなところにいたのか▼ 元気そうで安心したぜ▼ [リュナン](右) ホームズ!?▼ [ホームズ] そんなに驚くなよ▼ 近くに来たんで寄っただけだ▼ 約束どおり お前の為に新しい武器やアイテムを どっさり持ってきてやったぜ▼ [リュナン](喜びの表情) ホームズ!▼ 武器のことなんてどうでもいい!▼ 僕は君と再会できたことが嬉しいんだ!▼ [ホームズ] ふっ▼ まったくお前ってヤツは どうしてそう正直なんだ▼ まあいいか▼ 久しぶりに会ったんだ▼ 今夜は朝まで飲み明かそうぜ▼ ※ジークがいる場合 { (背景、深い森) [魔女](左) ……▼ ジーク、ここにいたのね▼ [ジーク](右) 姉上!?▼ 来ていたのか?……▼ [魔女] 連絡をよこさないから心配になって 来てみただけよ▼ ジーク、まさかとは思うけど 使命を忘れたのではないでしょうね▼ [ジーク] いや……▼ 水の巫女を見張れという教皇の命令を 忘れたわけではない▼ 任務はきちっとはたしているつもりだ▼ [魔女] それならいいんだけど……▼ ジーク、ここはもういいわ▼ 次の任務があるの▼ 私と一緒に戻ってちょうだい▼ [ジーク] わかった……▼ 姉上の言うとおりにしよう……▼ (背景、森と山を遠くに望む村) [リュナン](右) オイゲン、どうかしたのか?▼ [オイゲン](左) リュナン様、ジークの姿が見えぬのです!▼ まさか脱走したのでは……▼ [リュナン] ……▼ [オイゲン] 公子はあまり驚かれぬようですが 何かお気づきの点でもございましたか?▼ [リュナン] 嫌な予感はしていた▼ あの男、何か信用しきれなかった……▼ ※更にケイトがいる場合 (効果音、駆け寄る足音) [ケイト](左) リュナン様!▼ ジークがいなくなったと聞きましたが 本当なのですか!▼ [リュナン] ケイトか……▼ どうやらそのようだな▼ [ケイト] ま、まさか……▼ どうしてジークが……▼ [リュナン] ……▼ [ケイト] きっとガーゼルに捕らえられたのです▼ リュナン様、お願いです!▼ ジークを、彼を救出してください!▼ どうか、お願いいたします!▼ [リュナン] ケイト……▼ } ※リシュエルとメリエルがいる場合 { (画面暗転) [リシュエル](左) メーヴェ?……▼ [エンテ](右) えっ?……▼ あっ……▼リシュエルなの!▼ [リシュエル] やっぱり、そうだったのか……▼ 後ろ姿を見たときは まさかと思ったが……▼ [エンテ] リシュエル……▼ 無事だったのね……▼ よかった……▼ あの日以来行方知れずと聞いて とても心配していました▼ [リシュエル] あの日……▼ガーゼル魔道軍に追われて リーヴェ河を見下ろす崖に 追い詰められた私は▼ イビルワームの一撃を右足に受けて 崖から転落し、そのまま 気を失ってしまった▼ ……気が付いたとき 私はサリア古城近くの小さな民家で 傷の手当てを受けていた▼ うそのような話だが、リーヴェ河の流れが 私の身体をサリアに運んでくれたようだ▼ [エンテ] でもどうして連絡をくれなかったの?▼ みんな、あなたのことを心配していたのに▼ [リシュエル] 落ちたときに頭を打ったようで しばらく記憶が戻らなかった▼ 最近になって、ようやく思い出して ブラードにも使いを出したのだが……▼ [エンテ] メリエルはあなたを心配して 旅に出たのです▼ あっ、ちょっと待って▼ 彼女を呼んできますから……▼ (効果音、遠ざかる足音) [メリエル](右) リシュエルお兄様!?▼ もう……▼何をしていたのよ!▼ 私がどれほど心配したか、わかっているの▼ 少しは待つ方の身にもなってよ!▼ [リシュエル] メリエル……▼ [メリエル] もう……▼ 二度と無茶な事はしないで……▼ お願いだから……▼ [リシュエル] すまなかった……▼ お前を心配させるようなことはしない▼ メリエル、もう泣くな▼ 笑顔を見せてくれ▼ [メリエル] うん……▼ リシュエルお兄様……▼ [リシュエル] メーヴェ王女も無事でよかった▼ グエンカオスに囚われたのではと ずっと不安に思っていたから……▼ [エンテ] グエンには……▼ 囚われました……▼ [リシュエル] えっ?▼ ではどうして……▼ [メリエル] お兄様、そのお話は今はしないで……▼ それに、メーヴェ様ではなく エンテ様とお呼びしてほしいの▼ 理由は後で話しますから……▼ [リシュエル] わかった……▼ あの日からもう二年近くにもなる▼ きっと色々あったのだろうな……▼ } ※マーテルとリシュエルがいる場合 { (画面暗転) (背景、神殿の一室) [マーテル](左) リシュエル、身体の具合はどう?▼ あまり無理はしないでね▼ [リシュエル](右) マーテルか……▼ もうすっかりよくなった▼ 心配をかけてすまなかったな▼ [マーテル] 水の神殿が襲われたと聞いて オクトバス老師はとても心配されていたわ▼ あなたは火の神官家にとっても 大切な人だから……▼ [リシュエル] わかっている▼ 老師は火の神官家の後継者に私を選び このサンフレイムの魔道書を託された▼ そのお心はわかっているつもりだ▼ [マーテル] ええ、老師の4人の子供のうち 長男のアンドレ司祭は病で亡くなり その子はシスターレネただ一人▼ だけど彼女は 魔道士になりたくないと言っている▼ [リシュエル] 無理もない……▼ いくら正義のためだと言っても レネに人は殺せない……▼ [マーテル] となればあとは三人の娘だけど 長女であるロゼ様は水の神官家に嫁ぎ 光の魔道士であるナリス様との間に 二人の子供を授かったわ▼ [リシュエル] そうだ……▼私と妹のメリエル……▼ 母上はすでに亡くなられたが 炎の魔道士としての力は私が受け継いだ▼ [マーテル] そうね、▼そしてメリエルは、お父様から 光の魔道士としての力を授かったのよね▼ [リシュエル] 私は幼い頃から父上とそりが合わなかった▼ 父上がリーヴェ王国の宮廷魔道士として 国王の意のままに動くのが嫌だった▼ [マーテル] メーヴェ様のことを言っているの?……▼ [リシュエル] 父上は権力欲にとりつかれていた▼ マイオス老師の不在中に 自分の妹を国王の妃にして 生まれた子供に聖痕があると知るや 誰にも知らせず神殿内の一室に押し込めた▼ 我が子を奪われた王妃は病に倒れ 私の母も後を追うように亡くなった▼ 8年前にマイオス老師が帰国され 神殿内から王女が解放されるまで 私は何も知らなかった▼ メーヴェをはじめて見たとき 彼女はまだ十歳にもならない少女で 歩くのも辛いほど衰えていた▼ 私はまだ子供だったが 父の罪の大きさに身体が震えて ただあふれて出る涙を どうすることもできなかった▼ 彼女を抱き寄せて 一緒に泣きじゃくったよ……▼ [マーテル] あなたもメリエルも 同じ神殿内で暮らしながら 何も知らされなかったの?▼ [リシュエル] 私たち兄弟は リムネー市街の館で暮らしていた▼ 父上は私たち子供にさえ 神殿内に入る事を許されなかった▼ 老師はメーヴェを神殿から救い出し お前たちは従兄弟なのだから 仲良く一緒に暮らしなさいと 何名かのシスターもつけてくれた▼ それから私たちは 優しいシスターたちに見守られて リムネー市の館で本当の兄妹のように 暮らすことができたんだ▼ [マーテル] あなたのお父様……▼ ナリス神官長はどうされたの?▼ [リシュエル] 父はマイオス老師に破門され 水の神殿から追放された▼ その後は国王に仕えて ゾーア人狩りの陣頭に立ち ゾーアの魔剣士に殺されたと聞いている▼ [マーテル] まるで人事のように言うのね……▼ [リシュエル] 同じ事をメーヴェからも言われたよ▼ 父の死を告げたとき 彼女は目にいっぱいの涙をためて 私を慰めてくれた……▼ 私には信じられなかった▼ あんな男のために、なぜメーヴェが 悲しむのかと……▼ [マーテル] メリエルもあなたと同じように お父様を憎んでいるの?▼ [リシュエル] いや、メリエルはまだ幼かったから 父の本当の姿をよくわかっていないのだ▼ 父は正義のために戦い 民衆のために死んだ……▼ そんなふうに美化しているようだな……▼ [マーテル] ……▼ [リシュエル] 今すぐ事実を告げるべきなのか もう少し待った方がいいのか 正直なところ私にもよくわからない▼ [マーテル] そうね……▼ メリエルの年頃では確かに難しいわね……▼ [リシュエル] すまない、話の腰を折ってしまったな▼ 火の神官長の血筋の事だが 老師の次女クラリス様の子供たち……▼ つまり、君とヴェーヌとフラウだけど……▼ [マーテル] 私たちは論外ね……▼ お母様には申し訳ないけど私たち3姉妹は サリア天馬騎士隊長だったリーザ叔母様や 聖騎士だったお父様にあこがれて サリアの騎士になると誓ったの▼ お母様はやむをえず、おじいさまから 火の神官長の地位を継がれたけど 一時的なものだとおっしゃっていたわ▼ それに老師の三女である リーザ叔母様だって ロファール王の元に嫁がれ 子供はサーシャ一人▼ 彼女も騎士になりたいと言っていたから 神官家は継げないわ▼ だからリシュエル、私たちは早くあなたに 火の神官家を継いで欲しいの▼ 私たちのお母様を助けてほしいのよ▼ [リシュエル] 結局、マーテルは それがいいたかったのだろう▼ 君はあいかわらず、しっかりしてるな▼ [マーテル] ふふっ……▼もちろんリシュエル一人に 責任を押し付けるつもりはないわ▼ 私たちも頑張る▼ 特に私は、リシュエルを応援しているの▼ } (画面暗転) (背景、屋敷の客間 夜) [オイゲン](右) リュナン様▼ そろそろ出発の時間ですぞ▼ [ホームズ](左) なんだよオイゲン▼ 人がせっかく盛り上がってるのに 邪魔をしに来たのか▼ ジジイに用は無いんだよ▼ さっさと帰りな!▼ [オイゲン] なんだ、酔っ払っておるのか ホームズ!▼ リュナン公子は我らにとって 大切なお方なのだ▼ 悪の道に誘い込むのはやめてくれ▼ [ホームズ] なんだよ、そりゃ▼ 俺がいつ悪の道に誘い込んだよ▼ やい、じじい もう一度言ってみろ!▼ [オイゲン] おう、何度でも言ってやる!▼ [リュナン](右) ホームズもオイゲンも、もういいだろう▼ ホームズ、僕は行く▼ 君との時間は楽しかった▼ だけど今の僕には 立ち止まる事はできないんだ▼ だから……▼ ……▼ ホームズ?▼ [オイゲン] 気持ちよく寝ておりますな▼ まったくふざけた男です▼ [カトリ](左) あの……▼ 後は私が見ますから もう行って下さい▼ [リュナン] 君は確か……▼ [カトリ] カトリです▼ [リュナン] そうか……▼ ホームズを頼む▼ 見守ってやってくれ▼ [カトリ] はい、リュナン様!▼ (背景、屋敷、噴水のある中庭 夜) [オイゲン](右) リュナン様▼ ホームズ軍との「編成」を お忘れなきように……▼ (背景、ワールドマップ) ■バルト要塞へ到着したとき (フォーカス バルト要塞) (背景 深い森) { [リシュエル](左) メリエル、先ほど言い忘れたのだが お前にこれを渡そうと思っていた▼ これが何だかわかるか?▼ [メリエル](右) 魔道書なの?▼ えっ?……▼これはまさか……▼ リシュエル そうだ、水の神官家に伝わる 最高魔法、オーラレインだ▼ マイオス老師が亡くなる間際に 私に託された▼ 無論、お前に渡すようにとの お言葉だった……▼ メリエル オーラレイン……▼これが……▼ 光の雨……▼オーラレインなの……▼  リシュエル そうだ▼ 邪悪なるものを一瞬にして葬りさる ことができる至高の魔道書だ▼ その力の大きさゆえに、老師は 父上にもゆずられなかった……▼ それをお前に託すとの仰せだ▼ わかるなメリエル、老師のお心が……▼  メリエル はい……▼わかります▼ 私はマイオス老師のお心に従います▼ ありがとう、リシュエルお兄様!▼ メッセージ メリエルは  ☆オーラレインを手に入れた (フォーカス サリアの村) (背景 館の客室) [ホームズ] カトリ、俺たちはもう行くぜ▼ [カトリ] うん……▼ [ホームズ] お前は両親とここに残りたいんだろ▼ [カトリ] ごめんなさい……▼ [ホームズ] なぜ謝るんだ▼ 俺は何も怒っちゃいねえぜ▼ 夢にまで見た両親とやっと会えたんだ▼ 側にいたいと思うのは当然だろ▼ [カトリ] ホームズは私がいなくても平気なの▼ [ホームズ] 別に困りはしねえよ▼ お前なんかいなくったって▼ [カトリ] 本当に……▼ もしホームズがどうしてもって……▼ [シゲン](左) おいホームズ、何やってんだ▼ #死んで一旦離脱していても出てきます。そんなに会話に加わりたかったのか!? [ホームズ] ああ、すまねえ▼ じゃカトリ、俺たちは行くぜ▼ お前も元気でいろよ▼ [カトリ] ホームズ……▼ ※ここまででシゲンが離脱していた場合 { (背景、森と山を遠くに望む村) [シゲン](左) ホームズ、寂しそうだな▼ [ホームズ] シゲン!?……▼ お前……▼生きていたのか?▼ [シゲン] ふっ▼ この俺がそう簡単にくたばるかよ▼ [ホームズ] そ、そうか……▼ 突然いなくなったから やられたのかと思っていたが 悪運の強いヤロウだぜ……▼ それで俺に何か用なのか?▼ [シゲン] カトリもいなくなった事だし これからは俺が話し相手になってやるぜ▼ 寂しそうで見ていられねえからよ▼ [ホームズ] ふんっ、大きなお世話だ▼ 勝手にどうとでもしろ▼ 俺には関係ねえことだ!▼ [シゲン] ふっ、そう言うと思ったぜ▼ で、その代わりに一つ頼みがある▼ こいつを仲間にしてやってくれ▼ [シゲンを助けた魔女](左) ……▼ [ホームズ] ふーん……▼別にいいぜ▼ お前の好きにしな▼ [シゲン] こいつはシエラって言ってよ▼ 昔の仲間なんだが、俺の命を助けるために ガーゼル教団を裏切った▼ 俺のほかには頼れる奴もいねえし ま、やむなくよ……▼ [ホームズ] ふっ、何を弁解してんだよ▼ 魔女だろうがハーピィだろうが お前の女なら、俺に遠慮はいらねえぜ▼ だが他の女どもには注意しな▼ お前はツラの割にはよくもてるから 寝首をかかれるかもしれねえな▼ [シゲン] ふんっ、勝手にほざいていろ!▼ [ホームズ] はっはっはっ……▼ シエラ、俺たちはこういう仲だ▼ シゲンのダチなら遠慮はいらねえ▼ まあ気兼ねなくやってくれ▼ [シエラという名の魔女] ええ……▼ ありがとう、ホームズ……▼ [シゲン] で、これからどうするつもりなんだ▼ [ホームズ] 俺は一度グラナダに戻る▼ セネー海を東に押し渡ってやる▼ [シゲン] あの海域は今でも帝国海軍の支配下だが 奴らと戦って、勝てる見込みはあるのかよ▼ [ホームズ] そんなことは やってみねえとわからねえ▼ [シゲン] ふっ……▼ お前と付き合うヤツは 命がいくらあっても足りやしねえ▼ } ※まだシゲンが離脱していない場合 { [シゲン] ホームズ、寂しそうだな▼ [ホームズ] 笑わせるんじゃねえ、▼なんで俺が!▼ [シゲン] ふっ……▼無理をするな▼ [ホームズ] ぬかせ!▼ そんなことはどうでもいいが 俺に何か用なのか▼ [シゲン] カトリもいなくなった事だし これからは俺が話し相手になってやるぜ▼ 寂しそうで見ていられねえからよ▼ [ホームズ] ふんっ、大きなお世話だ▼ 勝手にどうとでもしろ▼ 俺には関係ねえことだ!▼ [シゲン] そう言うと思ったぜ▼ ところでホームズ▼ これからどうするつもりなんだ▼ [ホームズ] 俺は一度グラナダに戻る▼ セネー海を東に押し渡ってやる▼ [シゲン] あの海域は今でも帝国海軍の支配下だが 奴らと戦って、勝てる見込みはあるのかよ▼ [ホームズ] そんなことは やってみねえとわからねえ▼ [シゲン] ふっ……▼ お前と付き合うヤツは 命がいくらあっても足りやしねえ▼ } (サリアの村にホームズ隊が出現) (フォーカス、ゼムセリア) (背景、城の一室) [バルカ](左) ジュリアス▼ お前は一体どういうつもりだ?▼ [ジュリアス](右) は、なんのことですか 兄上▼ [バルカ] とぼけるな!▼ なぜ兵士を国に帰した▼ これではリーヴェラインを 守れぬではないか▼ [ジュリアス] 足りぬ兵は同盟軍より借り受けます▼ 何もご心配には及びませんよ▼ [バルカ] 同盟軍とは ゼムセリアのドルム大公のことか▼ お前は本当に奴を信用しているのか?▼ 聞けば奴が自ら差し出した 人質も帰したという▼ お前ほどの男が ドルムの裏を見抜けぬはずがない▼ [ジュリアス] まあいいではありませんか▼ 奴が裏切ろうが、裏切るまいが この戦争はいずれ負けるのです▼ どうせ負ける戦いなら 損害は少ないほうがいい▼ どうすれば損害を少なく出来るか▼ 簡単なことだ▼ 兵士を出さなければいい▼ 違いますか、バルカ兄上▼ [バルカ] ジュリアス……▼ お前は……▼ [ジュリアス] 兄上、王宮にお戻りください▼ エストファーネが寂しがっていましたよ▼ バルバロッサが戦死して 相当にショックを受けたようです▼ 目を真っ赤に泣きはらして 私に仇を取れと▼ リュナン公子を殺してくれと せがみました▼ [バルカ] まさか……▼エストが……▼ そんなことを……▼ [ジュリアス] 兄上……▼ この戦争はもう終わりにすべきです▼ でなければ エストのような優しい子まで 人を憎むようになってしまう▼ 私がアーレス兄上、バルカ兄上と これまで戦ってきたのは こんなバカげた世界を作るためではない▼ 一部の貴族たちだけが 快楽をむさぼる歪んだ社会を 法と正義が支配する平等な社会に 変えたかったからだ▼ ところがあの女が来てから 父上はすっかり変わってしまわれた▼ カナン連合は 忌まわしきゾーア帝国と名を変え▼ リーヴェと戦い、ついには悪しき ガーゼル教国と手を組んでしまわれた▼ カナン連合5カ国は 今やガーゼル教国の奴隷だ▼ 帝国の中枢は ガーゼルの神官どもに抑えられ 心有る将軍や貴族たちはみな粛清された▼ それもみな、アーレス兄上が 亡くなってからのことだ……▼ [バルカ] ジュリアスは私を責めているのか……▼ 私の不甲斐なさを……▼ [ジュリアス] いや、不甲斐ないのは私も同じです▼ 自分自身に腹を立てているのですよ バルカ兄上……▼ (背景、ワールドマップ) (ゼムセリアにドルム軍団が出現) (グラナダ沖の帝国海軍、セネー海東へ移動) ■ホームズ隊がサリア古城に到着したとき (フォーカス サリア古城) (背景 草原) [カトリ](左) ハァハァハァ……▼ ホームズ、待って!▼ [ホームズ](右) お前、何やってんだ▼ まさか一人で 追ってきたんじゃあるまいな▼ [カトリ] ……▼ [ホームズ] ばかやろ!▼ どうしていつもいつも そう勝手なことばかり!▼ 俺にブン殴られねえと わからないのか!!▼ [カトリ] きゃッ▼ [シゲン](左) よせよホームズ▼ 話くらい聞いてやれ▼ [ホームズ] ちっ……▼ で、何の用なんだ?▼ [カトリ] ホームズに……▼ これを……▼ [ホームズ] うん?……▼ おい、これはサリアの腕輪じゃねえか!▼ こんなものをどうしようってんだ▼ [カトリ] 私……▼ 本当はみんなと別れたくないの▼ だけど長い牢獄生活で お父様もお母様も ひどく弱っていらっしゃって▼ せめてお元気になられるまでは 私がお側にいてさしあげたいの……▼ [ホームズ] そんなことはわかっている▼ だけどその事と お前が大切にしてるその腕輪と どういう関係があるんだ▼ [カトリ] この腕輪は私の全てなの……▼ 小さいときから身に付けていた たった一つの宝物……▼ だからホームズ▼ 私の代わりにこの腕輪を 連れて行ってほしいの▼ あなたに持っていてほしいの▼ [ホームズ] (顔グラが怒っているのに変わる) おい……▼ 何をバカなことを……▼ [カトリ] お願いホームズ▼ そうでないと もう二度と会えないような気がして▼ 私、不安でたまらない……▼ [ホームズ] だけどこれを手放したら お前は自分を守れないんだぞ▼ もしお前に何かあったら どうするつもりだ!▼ [カトリ] 私はホームズを……▼ あなたが言ってくれた言葉を 信じています!▼ (効果音、遠ざかる足音) [ホームズ] あっ……▼ [シゲン] 泣いて走って行っちまったな▼ しゃーねえ▼ カトリは俺が村まで送ってやる▼ だがホームズよ▼ お前もつくづく面倒なヤロウだぜ……▼ 「メッセージ ホームズは  リングオブサリアを手に入れた」 ■ブラードの街へ到着したとき Now Loading... マップタイトル 祝賀会 (背景、街 橋のある風景) ※レオンハートがいる場合 { [ブラード長老](左) レオン大公様、よくぞお戻り下されました▼ サリア王国の復興と 両陛下、ならびに王女殿下のご無事を ブラード市民一同 心よりお祝い申し上げます▼ つきましては我が館で祝賀会を ご用意いたしております▼ 大したおもてなしはできませぬが ぜひ皆様とご一緒に お立ち寄りくださいませ▼ [レオンハート](右) それはありがたい▼ 皆も疲れているころだ▼ 長老のご好意を 喜んで受けさせていただこう▼ [ブラード長老] では、ご案内いたします▼ どうぞこちらへ……▼ } ※レオンハートがいない場合 { [ブラード長老](左) ホームズ殿、よくぞお戻り下されました▼ サリア王国の復興と 両陛下、ならびに王女殿下のご無事を ブラード市民一同 心よりお祝い申し上げます▼ つきましては我が館で祝賀会を ご用意いたしております▼ 大したおもてなしはできませぬが ぜひ皆様とご一緒に お立ち寄りくださいませ▼ [ホームズ](右) それはありがてえ▼ 俺たちもちょうど休んでいこうと 思っていたところだ▼ 長老、すまねえな▼ 遠慮なく寄らせてもらうぜ▼ [ブラード長老] では、ご案内いたします▼ どうぞこちらへ……▼ } (背景、館、吹き抜けのホール) [ホームズ](右) ほぉー、こりゃ豪華だな▼ 酒はうまいし食い物も上等だ▼ 後はもう少しいい女でもいりゃ 言う事はないんだが……▼ ※ジュリアがいる場合、セリフ追加 [ジュリア](左) あら、ご挨拶ね▼ 私たちじゃ不服なの?▼ [ホームズ] ああ、不満だな▼ お前たちは血なまぐさくていけねぇ▼ [ジュリア] !……▼ (効果音、平手打ち) [ホームズ] お、おい……▼ [シゲン](左) ホームズ、お前、知らなかったのか?▼ こいつは酒癖が悪いんだ▼ 今は逆らわないほうがいいと思うぜ▼ [ホームズ] げっ……▼ ※クリシーヌがいる場合、セリフ追加 [クリシーヌ](左) ホームズの「いい女」って カトリみたいなお子様を言うのよね▼ ふふっ……▼ホームズって 顔に似合わず、かわいいんだから……▼ ホームズぅ……▼ 大人のオンナもいいわよぉ……▼ 私がお相手をしてあげようか?▼ [ホームズ] ま、待てっ……▼ 酔っ払いオンナは好きじゃねぇ!▼ 俺に寄るなっつーの▼ [クリシーヌ] 何を赤くなってるのよ▼ ほんと、ホームズって 口ばっかりなんだから……▼ ※エリシャがいる場合、セリフ追加 [エリシャ](左) ホームズはバカなのよ▼ いつも突っ張って憎まれ口ばかり……▼ 女心なんて何一つわからない 大ばか者なのよ……▼ [ホームズ] おいおい、エリシャ▼ お前まで酔っ払っているのか?▼ [エリシャ] カトリを独りぼっちにして 可哀想だとは思わないの?▼ あの子は本当は……▼ ※サムソンがいる場合、セリフ追加 [サムソン](左) まあまあ、いじゃねえか▼ 今日は無礼講だ▼ 大いに飲んで大いに騒ごうぜ▼ わっはっはっ▼ [ホームズ] そう言えば、ゼノとユニの姿が見えねえな▼ [シゲン](左) まあ、あいつらにもいろいろあるんだろ▼ そっとしておいてやれ▼ ※ゼノとユニがいる場合 (背景、屋敷、噴水のある中庭 夜) [ユニ](左) ゼノ、ここにいたの?▼ 姿が見えないから心配しちゃった▼ みんなのところに戻ろうよ▼ [ゼノ](右) うん……▼ [ユニ] ゼノは……▼ [ゼノ] え?……▼ [ユニ] カトリがいないから寂しいんでしょ▼ [ゼノ] ……▼ [ユニ] だったらどうして 正直に言わなかったのよ▼ どうしてサリアに置いてきちゃったのよ▼ [ゼノ] だけどカトリは……▼ ボクには言えないよ……▼ [ユニ] ゼノのばかっ!▼ ばかっ、ばかっ、ばかっ!▼ (効果音、遠ざかる足音) [ゼノ] ユニ?……▼ (背景、草原 夜) [シゲン](右) シエラ、どうした▼ みんなのところで楽しまないのか?▼ [シエラ](左) なんか場違いのような気がして……▼ 私にはみんなの笑顔がまぶしすぎるわ▼ [シゲン] ふっ……▼確かにそうかもな▼ 俺もガーゼルの傭兵をしていた頃は まさかこんな日が来るとは夢にも 思わなかった▼ あの頃はゾーア人の未来を信じて ガーゼル神に祈る事しか 頭になかったからな……▼ [シエラ] ええ……▼ [シゲン] 俺は15歳になるまで ヨーダの元で育てられて ゾーア人の苦しみは何一つ知らなかった▼ 両親がガーゼル教国にいると思って イル島を飛び出したのは ほんの気まぐれからだった▼ だがガーゼルでゾーア人たちの 悲惨な現実を目の当たりにして 俺の考えは変わった▼ 各王国では何の罪もない人々が ただゾーア人だというだけで捕らえられ 処刑されていた▼ 俺はそんな人々を救い出したくて ゾーアの戦士になったんだ▼ [シエラ] 「ゾーアの魔剣士」は 私たち、囚われのゾーア人にとって 神にも等しい存在だったわ▼ あなたは私を火刑台から救ってくれた▼ だからあなたにすべてを捧げた▼ 家族を失った私にとって あなたはただ一つの希望だった▼ それなのに まさか教皇を裏切って逃亡するなんて 私には思いもよらないことだった……▼ [シゲン] そうだったな▼ 一緒に逃げてくれと迫ったが お前は裏切り者と罵るばかりで 俺の言う事に耳を貸さなかった……▼ [シエラ] あのときは ガーゼルの魔女として洗脳され 教皇の言葉に逆らうことはできなかった▼ でもあなたがいなくなって ずっと考えつづけた……▼ あなたは言ったでしょう▼ 今の世の中は間違っている……▼ だけど教皇のやり方はもっと間違っている▼ 俺は自分のやり方で ゾーア人を解放すると……▼ [シゲン] ああ、今でもそう思っている……▼ [シエラ] だから、もう一度 あなたに賭けてみようと思ったの▼ 私もあなたと一緒に 頑張ってみようと思ったの……▼ [シゲン] 俺の親父はグエンに利用された挙げ句に 殺されたそうだ▼ グエンの目的は ゾーア人の解放なんかじゃない▼ それがわかったから 俺はガーゼルを抜けてイル島に戻った▼ [シエラ] シゲン、もう二度とあなたを疑わない▼ どこまでも一緒に行くわ▼ だから、私を許して……▼ ※アトロムとリーリエがいる場合 (背景、館、吹き抜けのホール) [リーリエ](左) ゆうしゃの〜▼あつきむねに〜▼ しょうじょは〜▼かおをうずめて〜▼ とわのあいを〜▼ら〜ら〜ら〜▼ [アトロム](右) ……▼ [リーリエ] やくそくの〜▼おかにたつ〜▼ ゆうしゃのてには〜▼せいなるユトナの〜▼ ひかりのけん〜▼ら〜ら〜ら〜▼ [アトロム] ……▼ [リーリエ] ふぅ〜▼ ちょっとつかれちゃったな▼ アトロム、聞いていてくれたの?▼ [アトロム] うん……▼ [リーリエ] あれぇ▼ アトロム、泣いてるのぉ?▼ あたしの歌に感激しちゃった?▼ [アトロム] ば、ばかっ、泣いてなんかいるもんか!▼ そんなへたくそな歌で 泣くはずがないだろ!▼ (効果音、遠ざかる足音) [リーリエ] あたし、へたくそなのかなぁ……▼ でも、ちょっとむかつく……▼ ふーんだ……▼ もうアトロムなんかには絶対に 聞かせてやんないんだからっ……▼ ※プラムがいる場合 (画面暗転) [ホームズ](右) おい、プラム▼ 皆も退屈してきた頃だ▼ ここらで一つ踊ってくれないか▼ [プラム](左) えー、でも……▼ [ホームズ] いいじゃねえか、減るものじゃあるまいし▼ ほら、皆も待っているぜ▼ [プラム] うん……▼ それじゃ……▼ (背景同じ、踊りの画面へ) ※以下は各キャラがいる場合の感想セリフ [バーツ](左) ううっ……▼プラムよお、頼むから みんなの前で踊るのはやめてくれ!▼ [リーリエ](左) わぁー、プラムちゃん、すごいなぁ▼ あたしも頑張らなきゃ▼ [ガロ] ゴクッ……▼ [バド] いいなぁ……▼ おいらも教えてもらおうかなぁ……▼ [サムソン] ちぇ、まだ子供じゃねえかよ▼ ホームズの野郎 実はアブナイ奴なんじゃねえか?▼ [エリシャ] ……▼ [ジュリア] シゲンのばかっ!▼ なんでわかってくれないのよ!▼ おさけーっ、もっと持って来なさいよ!▼ [サーシャ] プラム、可愛い!▼ 踊り子もいいなぁ……▼ [メルヘン] げへへ……▼ [アーキス] よーよー、いいぜ▼ もっと踊れ▼ [フラウ] 男の人たち、やな感じね▼ あたし、外に出るわ!▼ [クリシーヌ] ふふっ……▼ 可愛いわねぇ……▼ [レオンハート] ……▼ [ホームズ] どうしたんだ、レオン大公▼ プラムの踊りに見とれていたようだが?▼ [レオンハート] ホームズ殿▼ あの娘はどこから来たのだ?▼ ウエルト島のトーラス村って言ったな▼ 俺も詳しい事は知らねえが……▼ [レオンハート] ……▼ (背景、屋敷、噴水のある中庭 夜) [レオンハート](左) 踊った後の夜風は気持ちがいいか?▼ [プラム](右) え?……▼ あっ……▼あなたは!?▼ [レオンハート] セルバの太守、レオンハートだ▼ 名前くらいは知っているだろう▼ [プラム] は、はい、それはもちろん!▼ でも、どうして私なんかに……▼ [レオンハート] お前の踊りだが、あれは誰に習ったのだ?▼ よければ聞かせてくれないか?▼ [プラム] はい、踊りは母さんに習いました▼ 母さんは昔、このブラードで 踊り子をしていたそうです▼ [レオンハート] この街で踊り子を?……▼ 母親の名を聞かせてくれるか?▼ [プラム] ランといいます▼ もう亡くなりましたが この手鏡が母さんの形見です▼ [レオンハート] やはり……▼ そうだったのか……▼ [プラム] えっ?……▼ [レオンハート] ランは俺の妻だ……▼ その手鏡は俺が彼女に贈った物だ▼ [プラム] え?……▼ え?……▼ [レオンハート] 15年前、俺はアハブ大公と戦うために サリア古城に出陣した▼ ランは召し使いと共に館に残した▼ 俺の子供を身ごもっていたからな▼ ところが、戦いから戻ってくると 館は賊に荒らされ、ランの姿も消えていた▼ 召し使いは、傭兵の男が 無理やり彼女を連れ去ったのだと言った▼ 俺は必死で探した▼ この十数年間、必死で探したのだ……▼ [プラム] ああっ……▼ [レオンハート] プラム、教えてくれ▼ ランはなぜ帰らなかった?▼ 生きていたのならなぜ 連絡をくれなかったのだ▼ ランは俺を裏切ったのか?▼ [プラム] 違います!▼ 母さんはずっとあなたのことを……▼ お父様を愛していました!▼ お願いです、母さんを信じて下さい!▼ [レオンハート] プラムは俺を父と思ってくれるのか?▼ [プラム] は、はい……▼ もちろんです!▼ [レオンハート] そうか……▼ その言葉で十分だ……▼ プラム、よく来てくれたな……▼ [プラム] レオン大公……▼おとうさま……▼ (背景、館、吹き抜けのホール) { [ホームズ](右) 腹もふくれたことだし ぼちぼち行くか……▼ おい、みんな 街の人たちに礼を忘れるなよ▼ [シゲン](左) それはお前だろうが▼ 長老に礼は言ったのかよ▼ [ホームズ] おっ、そうだった▼ 長老、世話になったな▼ ありがとよ▼ [ブラード長老](左) いや、何の何の▼ これしきの事はお安い御用▼ またいつでもお寄りくださいませ▼ [ホームズ] ああ、ブラードの人たちにも よろしく言っといてくれ▼ じゃあ、またな……▼ } Now Loading… ■オークスの街に到着したとき (フォーカス、オークス) (背景 小劇場) ※ユニとゼノ、アトロムとリーリエがいる場合 [ユニ] (右) あーあ……▼ もう何もかも嫌になっちゃった……▼ あれ?……▼ここはどこだろ▼ へんなところにきちゃった……▼ [人相の悪い男](左) おじょうちゃん、道に迷ったのかね……▼ [ユニ] わっ、びっくりした!▼ おじさん、誰なのよ!▼ [人相の悪い男] わしか?▼ わしはこのあたりに住むただの市民だよ▼ 怪しい者じゃないから安心しなさい▼ [ユニ] ふーん……▼ そうなの……▼ [人相の悪い男] ところでおじょうちゃん 喉は渇いてないかね?▼ ちょうどここにミルクがあるんだが よければ飲んで行かないかね?▼ 選択肢  ミルクはきらいです  ありがたくいただきます ※「ミルクはきらいです」を選んだ場合 [ユニ] あたし、ミルクはきらいなの▼ じゃね、おじさん▼ あたし、みんなのところに戻るから▼ (効果音、遠ざかる足音) [人相の悪い男] ちっ……▼ なかなか勘のいい小娘だ……▼ こりゃ別のカモを探すしかねえな……▼ (効果音、歩み寄る足音) ※アトロムとリーリエのみがいる場合 [リーリエ](右) らーらーらー▼ [人相の悪い男] おっ、言ってた尻から別な娘が 来やがったぜ▼ ふっ……▼ あいつはネジがゆるんでそうだ▼ 騙すのはわけねえな……▼ おじょうちゃん、おじょうちゃん▼ どうしたんだい? 道に迷ったのかね……▼ [リーリエ] えー、あたしのことぉ……▼ おじさんは誰ですかぁ?▼ [人相の悪い男] わしか?▼ わしはこのあたりに住むただの市民だよ▼ 怪しい者じゃないから安心しなさい▼ [リーリエ] よかったあ……▼ 道に迷って困ってたんですぅ▼ [人相の悪い男] ふんふん……▼そうだと思ったよ▼ ところでおじょうちゃん 歌が上手なんだね▼ おじさん、聞きほれてしまったよ▼ [リーリエ] えー、ほんとですかぁ▼ [人相の悪い男] うん、おじょうちゃんほど上手なら 大陸きっての 大スターになれるかもしれないね▼ よかったら、わしの劇場で 唄ってみないかね?▼ [リーリエ] 大スター?……▼ あたしが大スターに?……▼ [人相の悪い男] そうだよ、このきれいな服を着て 踊りながら唄うんだ▼ きっと大勢の観客が お嬢ちゃんの歌に聞きほれると思うよ……▼ [リーリエ] はいっ! ▼やります!▼ あたし、一生懸命頑張りますぅ!▼ (背景 屋敷の客室) [アトロム] (左) ホームズ、リーリエを知らないか?▼ 朝から姿が見えないんだ▼ [ホームズ] (右) 知らねえな、どうせどこかで らーらーらーとか言ってるんだろうよ▼ あいつはどこか一本抜けてるからよ▼ 側にいるだけでうっとうしいぜ▼ [アトロム] リーリエは素直でいい子だよ▼ ただ世間知らずなだけなんだ▼ [ホームズ] だったらちゃんと世話してやりな▼ そうでないと糸の切れた凧みたいに ふらふらと飛んで行っちまうぞ▼ [アトロム] そんなことはわかっている!▼ リーリエは僕が司祭から預かったんだ▼ ホームズの助けは借りないよ!▼ (効果音、遠ざかる足音) [ホームズ] アトロムの奴 何をマジになってるんだ?……▼ (背景 小劇場) [人相の悪い男](左) くくく……▼ ガキには違いねえが、悪くはねぇな▼ たっぷりと仕込んで 一人前の踊り子にしてやるぜ……▼ らーらーらー……▼ うん?……▼ (効果音、歩み寄る足音) [アトロム] (右) すまないが人を探しているんだ▼ 14歳くらいの少し変わった 女の子だけどここに来なかったか?▼ [人相の悪い男] うん?……▼ 知らないなぁ▼ そんな娘は来なかったぜ……▼ らーらーらー▼ [アトロム] あれ?……▼ その歌は……▼確かリーリエの……▼ [人相の悪い男] うん?……▼し、しまった……!▼ お、おいっ ここはガキの来るとこじゃねえんだ▼ さっさと帰りやがれ▼ さもないと、痛い目にあわすぜ!▼ [アトロム] おい、リーリエはどこにいる?▼ その歌を唄っていた女の子だ!▼ [人相の悪い男] し、しらねえ!▼(殴る音) ぼ、暴力はやめろっ▼(殴る音) だ、誰か、助けてくれ!▼(ちょっと重く、殴る音) ぐはぁ……▼(かなり重く、殴る音) (背景、薄暗い楽屋) [アトロム](右) リーリエ……▼ここにいたのか……▼ よかった……▼ [リーリエ(踊り子姿)](左)  あれぇ、アトロム、どうしたの?……▼ [アトロム] どうしたって?▼ 助けに来たんじゃないか!▼ [リーリエ] 助けるって、誰を?……▼ え?……▼ あたし?……▼ どうして?……▼ [アトロム] まだわからないのか?▼ リーリエはあの男に騙されたんだ▼ 自分の姿を見てみろよ▼ [リーリエ] だってこれ、大スターの服だって▼ ほら、すごくきれいでしょ▼ みてみて、ほら、こんなに……▼ [アトロム] うっ……▼ もういいから、自分の服に着替えろよ!▼ [リーリエ] えー、だめなの……▼ このドレスで唄えたら きっと素敵な歌手になれるのにぃ▼ どうしてだめなのよぉ……▼ [アトロム] 泣くなっ▼ いいから、とにかく帰るんだ!▼ 僕の言う事を聞かないと 教会に連れ戻すぞ!▼ [リーリエ] もう……▼横暴なんだから……▼ わかったわよ、着替えるから ちょっと待って▼ [アトロム] リーリエ!▼ 何をしてるんだよ!!▼ [リーリエ] え?……▼だから着替えてるの▼ アトロムが着替えろっていったのに▼ [アトロム] 僕が外に出てからにしろよ!▼ もう、何を考えてるんだよ!▼ [リーリエ] へんなの……▼アトロム……▼ 真っ赤になってる▼ まるでゆでたタコみたい……▼ (背景 屋敷の客室) [ホームズ] (右) おい、アトロム▼ リーリエと何かいいことがあったのか▼ あいつ、やたらと楽しそうだぜ▼ [アトロム] (左) えっ?……▼ そんなことは知らないよ!▼ リーリエが明るいのはいつものことだろ▼ [ホームズ] ふーん……▼なんか怪しいなぁ……▼ まあ、いいさ▼ 子供同士で楽しくやりな▼ [シゲン](左) ホームズ、ひがんでいるのか?▼ カトリがいなくて寂しいのはわかるが 若い者に八つ当たりはよくないぜ▼ [ホームズ] ば、ばかを言え!▼ 何で俺が……▼ 俺……▼ ひがんでいるのか?……▼ #多分シゲンの言うとおり(笑) ※「ありがたくいただきます」を選んだ場合 [ユニ] ホント!?▼ うん、ちょうど喉が渇いていたの!▼ ちょうだい、おじさん!▼ [人相の悪い男] ほれ、どうぞ▼ 遠慮なくどんどん飲んどくれ……▼ (背景 屋敷の客室) [ゼノ](左) ホームズ、ユニを知らない?▼ 朝から姿が見えないんだ▼ [ホームズ] (右) 知らねえな、どこかでゴミ箱でも あさっているんじゃねえか?▼ そんなに心配なら首に鈴でも付けときな▼ [ゼノ] ホームズは心配じゃないのか▼ ユニは女の子なんだぞ!▼ [ホームズ] へっ、そうだったか?▼ [ゼノ] もういいよ!▼ ホームズには頼まない▼ 僕一人で探してくるよ!▼ (効果音、遠ざかる足音) [ホームズ] ゼノの奴、何をマジになってるんだ?……▼ (背景 小劇場) [人相の悪い男] あの小娘、素人だが筋はよさそうだ……▼ たっぷりと仕込んで 一人前の踊り子にしてやろう……▼ (効果音、歩み寄る足音) [ゼノ](右) あの……▼ 少しお尋ねしたいんですが 14歳くらいの顔の黒い女の子 来ませんでしたか?▼ [人相の悪い男] うん?……▼ 知らないなぁ▼ そんな娘は来なかったぜ……▼ [ゼノ] あれ?……▼ その服は……▼確かユニの……▼ [人相の悪い男] おっと、勝手にジロジロ見るんじゃねえ!▼ ここはガキの来るとこじゃねえんだ▼ さっさと帰りやがれ▼ さもないと、痛い目にあわすぜ!▼ [ゼノ] ユニはどこにいる?▼ この服を着ていた女の子だ!▼ [人相の悪い男] し、しらねえ!▼(殴る音) ぼ、暴力はやめろっ▼(殴る音) だ、誰か、助けてくれ!▼(殴る音) ぐはぁ……▼(殴る音) (背景 薄暗い楽屋) [ゼノ](右) ユニ……▼ここにいたのか……▼ よかった……▼ [ユニ(踊り子姿)](左) ふぁ……▼あー、よく寝た……▼ あれ……▼ あたし、なんでこんなところにいるの?▼ ゼノ?……▼どうしたの……▼ [ゼノ] いや、何でもないよ▼ 帰ろう、ユニ……▼ これ……▼ [ユニ] うん……▼ え?……▼ あれ?……▼ あたし、何でこんな姿に!?▼ きゃーっ▼ 見ないでよ、ばかーっ▼ [ゼノ] あ……▼ だからこの服を……▼(効果音、張り手) あっ……▼ [ユニ] もういいから、あっち行ってて!▼ (背景 屋敷の客室) [ホームズ](右) おい、ゼノ、お前 ユニに何かしたのか?▼ [ゼノ](左) えっ?……▼ [ホームズ] あいつ、帰ってきてから ずっと泣いているぜ▼ ゼノなんか大嫌いだってな▼ [ゼノ] ……▼ [ホームズ] お前の気持ちもわからんでもないが 物には順序つーモンがある▼ ましてや、あいつはまだ子供だ▼ もう少し優しくだな……▼ [ゼノ] ばかな事を言うなよ!▼ 冗談でも言っていい事と 悪い事があるだろ!▼ (効果音、遠ざかる足音) [ホームズ] おい、ゼノ……▼ [シゲン](左) ホームズ、今のはお前が悪いぜ▼ [ホームズ] ああ……▼俺が悪かった▼ からかうつもりはなかったんだが つい、いつもの癖で……▼ ゼノには後で謝っておくよ▼ しかしあいつら いったい何があったんだ?▼ [シゲン] ああ、ユニとゼノから話は聞いたぜ▼ まあ、たわいもない行き違いだ▼ ユニにも説明しておいたから 何も心配はいらねえよ▼ [ホームズ] そうか……▼なら、いいんだけどよ……▼ (背景 屋敷、噴水のある中庭) [ゼノ](右) ユニ、ごめん……▼ ボクは……▼ [ユニ](左) あの……▼ゼノ……▼あたし▼ 一人で勘違いしてたみたい……▼ ゼノ……▼助けにきてくれたのよね▼ それなのにあたし……▼ごめんね……▼ [ゼノ] いいよ、そんなこと……▼ ユニが元気になってよかった……▼ [ユニ] うん……▼ あたし、恥ずかしい……▼ ホントに……▼ごめんなさい……▼ ■リュナン軍がゼムセリアに到着したとき Now Loading… →MAP24 リーヴェの大河(ゼムセリア)≠ヨ

このデータはゆきこさんから頂いたものに、ぬお〜さんの追加分をあわせたものの改訂版です。ありがとうございます。

■2回目編成後 (リュナン軍がバルト要塞に到着) (フォーカス リュナン) (背景 森)  リシュエル メリエル、先ほど言い忘れたのだが お前にこれを渡そうと思っていた▽  メリエル 魔道書なの?▽ えっ?……これはまさか……▽  リシュエル そうだ、水の神官家に伝わる 最高魔法、オーラレインだ▽ マイオス老師が亡くなる間際に 私に託された▼ 無論、お前に渡すようにとの お言葉だった……  メリエル オーラレイン……▽これが……▽ 光の雨……▽オーラレインなの……  リシュエル そうだ▽ 邪悪なるものを一瞬にして葬りさる ことができる至高の魔道書だ▼ その力の大きさゆえに、老師は 父上にもゆずられなかった……▽ それをお前に託すとの仰せだ▽ わかるなメリエル、老師のお心が……  メリエル はい……▽わかります▽ 私はマイオス老師のお心に従います▽ ありがとう、リシュエルお兄様! (フォーカス サリアの村) (背景 館)  ホームズ カトリ、俺たちはもう行くぜ  カトリ うん……  ホームズ お前は両親とここに残りたいんだろ  カトリ ごめんなさい……  ホームズ なぜ謝るんだ▽ 俺は何も怒っちゃいねえぜ▽ 夢にまで見た両親とやっと会えたんだ▽ 側にいたいと思うのは当然だろ  カトリ ホームズは私がいなくても平気なの  ホームズ 別に困りはしねえよ▽ お前なんかいなくったって  カトリ 本当に……▽ もしホームズがどうしてもって……  シゲン おいホームズ、何やってんだ  ホームズ ああ、すまねえ▽ じゃカトリ、俺たちは行くぜ▽ お前も元気でいろよ  カトリ ホームズ……  シゲン ホームズ、寂しそうだな  ホームズ シゲン!?……▽ お前……▽生きていたのか?  シゲン ふっ▽ この俺がそう簡単にくたばるかよ  ホームズ そ、そうか……▽ 突然いなくなったから やられたのかと思っていたが 悪運の強いヤロウだぜ……▽ それで俺に何か用なのか?  シゲン カトリもいなくなった事だし これからは俺が話し相手になってやるぜ▽ 寂しそうで見ていられねえからよ  ホームズ ふんっ、大きなお世話だ▽ 勝手にどうとでもしろ▽ 俺には関係ねえことだ!  シゲン ふっ、そう言うと思ったぜ▽ で、その代わりに一つ頼みがある▽ こいつを仲間にしてやってくれ  シエラ ……  ホームズ ふーん……▽別にいいぜ▽ お前の好きにしな  シゲン こいつはシエラって言ってよ▽ 昔の仲間なんだが、俺の命を助けるために ガーゼル教団を裏切った▼ 俺のほかには頼れる奴もいねえし ま、やむなくよ……  ホームズ ふっ、何を弁解してんだよ▽ 魔女だろうがハーピィだろうが お前の女なら、俺に遠慮はいらねえぜ▼ だが他の女どもには注意しな▽ お前はツラの割にはよくもてるから 寝首をかかれるかもしれねえな  シゲン ふんっ、勝手にほざいていろ!  ホームズ はっはっはっ……▽ シエラ、俺たちはこういう仲だ▽ シゲンのダチなら遠慮はいらねえ▽ まあ気兼ねなくやってくれ  シエラ ええ……▽ ありがとう、ホームズ……  シゲン で、これからどうするつもりなんだ  ホームズ 俺は一度グラナダに戻る▽ セネー海を東に押し渡ってやる  シゲン あの海域は今でも帝国海軍の支配下だが 奴らと戦って、勝てる見込みはあるのかよ  ホームズ そんなことは やってみねえとわからねえ  シゲン ふっ……▽ お前と付き合うヤツは 命がいくらあっても足りやしねえ (フォーカス ゼムセリア) (背景 城内)  バルカ (左) ジュリアス お前は一体どういうつもりだ?  ジュリアス (右) は、なんのことですか 兄上  バルカ とぼけるな! なぜ兵士を国に帰した これではリーヴェラインを 守れぬではないか  ジュリアス 足りぬ兵は同盟軍より借り受けます 何もご心配には及びませんよ  バルカ 同盟軍とは ゼムセリアのドルム大公のことか お前は本当に奴を信用しているのか? 聞けば奴が自ら差し出した 人質も帰したという お前ほどの男が ドルムの裏を見抜けぬはずがない  ジュリアス まあいいではありませんか 奴が裏切ろうが、裏切るまいが この戦争はいずれ負けるのです どうせ負ける戦いなら 損害は少ないほうがいい どうすれば損害を少なく出来るか 簡単なことだ 兵士を出さなければいい 違いますか、バルカ兄上  バルカ ジュリアス・・・・・・ お前は・・・・・・  ジュリアス 兄上、王宮にお戻りください エストファーネが寂しがっていましたよ バルバロッサが戦死して 相当にショックを受けたようです 目を真っ赤に泣きはらして 私に仇を取れと リュナン公子を殺してくれと せがみました  バルカ まさか・・・・・・エストが・・・・・・ そんなことを・・・・・・  ジュリアス 兄上・・・・・・ この戦争はもう終わりにすべきです でなければ エストのような優しい子まで 人を憎むようになってしまう 私がアーレス兄上、バルカ兄上と これまで戦ってきたのは こんなバカげた世界を作るためではない 一部の貴族たちだけが 快楽をむさぼる歪んだ社会を 法と正義が支配する平等な社会に 変えたかったからだ ところがあの女が来てから 父上はすっかり変わってしまわれた カナン連合は 忌まわしきゾーア帝国と名を変え リーヴェと戦い、ついには悪しき ガーゼル教国と手を組んでしまわれた カナン連合5か国は 今やガーゼル教国の奴隷だ 帝国の中枢は ガーゼルの神官どもに抑えられ 心有る将軍や貴族たちはみな粛清された それもみな、アーレス兄上が 亡くなってからのことだ・・・・・・  バルカ ジュリアスは私を責めているのか・・・・・・ 私の不甲斐なさを・・・・・・  ジュリアス いや、不甲斐ないのは私も同じです 自分自身に腹を立てているのですよ バルカ兄上・・・・・・ (ゼムセリアにドルム軍団登場) (セネー海東に帝国海軍登場) (ホームズ隊がサリア古城に到着) (フォーカス ホームズ) (背景 野原)  カトリ ハァハァハァ……▽ ホームズ、待って!  ホームズ お前、何やってんだ▽ まさか一人で 追ってきたんじゃあるまいな  カトリ ……  ホームズ ばかやろ!▽ どうしていつもいつも そう勝手なことばかり!▽ 俺にブン殴られねえと わからないのか!!  カトリ きゃッ  シゲン よせよホームズ▽ 話くらい聞いてやれ  ホームズ ちっ……▽ で、何の用なんだ?  カトリ ホームズに……▽ これを……  ホームズ うん?……▽ おい、これはサリアの腕輪じゃねえか!▽ こんなものをどうしようってんだ  カトリ 私……▽ 本当はみんなと別れたくないの▼ だけど長い牢獄生活で お父様もお母様も ひどく弱っていらっしゃって▽ せめてお元気になられるまでは 私がお側にいてさしあげたいの……  ホームズ そんなことはわかっている▽ だけどその事と お前が大切にしてるその腕輪と どういう関係があるんだ  カトリ この腕輪は私の全てなの……▽ 小さいときから身につけていた たった一つの宝物……▼ だからホームズ▽ 私の代わりにこの腕輪を 連れて行ってほしいの▽ あなたに持っていてほしいの  ホームズ (顔グラが怒っているのに変わる) おい……▽ 何をバカなことを……  カトリ お願いホームズ▽ そうでないと もう二度と会えない様な気がして▽ 私、不安でたまらない……  ホームズ だけどこれを手放したら お前は自分を守れないんだぞ▽ もしお前に何かあったら どうするつもりだ!  カトリ 私はホームズを……▽ あなたが言ってくれた言葉を 信じています! (走り去って行く)  ホームズ あっ……  シゲン 泣いて走って行っちまったな▽ しゃーねえ▽ カトリは俺が村まで送ってやる▼ だがホームズよ▽ お前もつくづく面倒なヤロウだぜ…… ■祝賀会後 (オークスの町に到着) (フォーカス ホームズ) (背景 舞台)  ユニ (右) あーあ・・・・・・ もう何もかも嫌になっちゃった・・・・・・ あれ?・・・・・・ここはどこだろ へんなところにきちゃった・・・・・・  親父 (左) おじょうちゃん、道に迷ったのかね・・・・・・  ユニ わっ、びっくりした! おじさん、誰なのよ!  親父 わしか? わしはこのあたりに住むただの市民だよ 怪しい者じゃないから安心しなさい  ユニ ふーん・・・・・・ そうなの・・・・・・  親父 ところでおじょうちゃん 喉は渇いてないかね? ちょうどここにミルクがあるんだが よければ飲んで行かないかね? (「ミルクはきらいです」「ありがたくいただきます」  選択肢が現れる) ※「ミルクはきらいです」を選んだ場合  ユニ あたし、ミルクはきらいなの じゃね、おじさん あたし、みんなのところに戻るから (足音 去って行く)  親父 ちっ・・・・・・ なかなか勘のいい小娘だ・・・・・・ こりゃ別のカモを探すしかねえな・・・・・・ (足音)  リーリエ (右) らーらーらー  親父 おっ、言ってた尻から別な娘が 来やがったぜ ふっ・・・・・・ あいつはネジがゆるんでそうだ 騙すのはわけねえな・・・・・・ おじょうちゃん、おじょうちゃん どうしたんだい? 道に迷ったのかね・・・・・・  リーリエ えー、あたしのことぉ・・・・・・ おじさんは誰ですかぁ?  親父 わしか? わしはこのあたりに住むただの市民だよ 怪しい者じゃないから安心しなさい  リーリエ よかったあ・・・・・・ 道に迷って困ってたんですぅ  親父 ふんふん・・・・・・そうだと思ったよ ところでおじょうちゃん 歌が上手なんだね おじさん、聞きほれてしまったよ  リーリエ えー、ほんとですかぁ  親父 うん、おじょうちゃんほど上手なら 大陸きっての 大スターになれるかもしれないね よかったら、わしの劇場で 唄ってみないかね?  リーリエ 大スター?・・・・・・ あたしが大スターに?・・・・・・  親父 そうだよ、このきれいな服を着て 踊りながら唄うんだ きっと大勢の観客が お嬢ちゃんの歌に聞きほれると思うよ・・・・・・  リーリエ はいっ!やります! あたし、一生懸命頑張りますぅ! (背景 館)  アトロム (左) ホームズ、リーリエを知らないか? 朝から姿が見えないんだ  ホームズ (右) 知らねえな、どうせどこかで らーらーらーとか言ってるんだろうよ あいつはどこか一本抜けてるからよ 側にいるだけでうっとうしいぜ  アトロム リーリエは素直でいい子だよ ただ世間知らずなだけなんだ  ホームズ だったらちゃんと世話してやりな そうでないと糸の切れた凧みたいに ふらふらと飛んで行っちまうぞ  アトロム そんなことはわかっている! リーリエは僕が司祭から預かったんだ ホームズの助けは借りないよ! (足音)  ホームズ アトロムの奴 何をマジになってるんだ?・・・・・・ (背景 舞台)  親父 (左) くくく・・・・・・ ガキには違いねえが、悪くはねぇな たっぷりと仕込んで 一人前の踊り子にしてやるぜ・・・・・・ らーらーらー・・・・・・ うん?・・・・・・ (足音)  アトロム (右) すまないが人を探しているんだ 14歳くらいの少し変わった 女の子だけどここに来なかったか?  親父 うん?・・・・・・ 知らないなあ そんな娘は来なかったぜ・・・・・・ らーらーらー  アトロム あれ?・・・・・・ その歌は・・・・・・確かリーリエの・・・・・・  親父 うん?・・・・・・し、しまった・・・・・・! お、おいっ ここはガキの来るとこじゃねえんだ さっさと帰りやがれ さもないと、痛い目にあわすぜ!  アトロム おい、リーリエはどこにいる? その歌を唄っていた女の子だ!  親父 し、しらねえ! (殴る音) ぼ、暴力はやめろっ (殴る音) だ、誰か、助けてくれ! (殴る音) ぐはぁ・・・・・・ (殴る音) (背景 酒場)  アトロム (右) リーリエ・・・・・・ここにいたのか・・・・・・ よかった・・・・・・  リーリエ (左) (踊り子姿) あれぇ、アトロム、どうしたの?・・・・・・  アトロム どうしたって? 助けに来たんじゃないか!  リーリエ 助けるって、誰を?・・・・・・ え?・・・・・・ あたし?・・・・・・ どうして?・・・・・・  アトロム まだわからないのか? リーリエはあの男に騙されたんだ 自分の姿を見てみろよ  リーリエ だってこれ、大スターの服だって ほら、すごくきれいでしょ みてみて、ほら、こんなに・・・・・・  アトロム うっ・・・・・・ もういいから、自分の服に着替えろよ!  リーリエ えー、だめなの・・・・・・ このドレスで唄えたら きっと素敵な歌手になれるのにぃ どうしてだめなのよぉ・・・・・・  アトロム 泣くなっ いいから、とにかく帰るんだ! 僕の言う事を聞かないと 教会に連れ戻すぞ!  リーリエ もう・・・・・・横暴なんだから・・・・・・ わかったわよ、着替えるから ちょっと待って  アトロム リーリエ! 何をしてるんだよ!!  リーリエ え?・・・・・・だから着替えてるの アトロムが着替えろっていったのに  アトロム 僕が外に出てからにしろよ! もう、何を考えてるんだよ!  リーリエ へんなの・・・・・・アトロム・・・・・・ 真っ赤になってる まるでゆでたタコみたい・・・・・・ (背景 館)  ホームズ (右) おい、アトロム リーリエと何かいいことがあったのか あいつ、やたらと楽しそうだぜ  アトロム (左) えっ?・・・・・・ そんなことは知らないよ! リーリエが明るいのはいつものことだろ  ホームズ ふーん・・・・・・なんか怪しいなぁ・・・・・・ まあ、いいさ 子供同士で楽しくやりな  シゲン (左) ホームズ、ひがんでいるのか? カトリがいなくて寂しいのはわかるが 若い者に八つ当たりはよくないぜ  ホームズ ば、ばかを言え! 何で俺が・・・・・・ 俺・・・・・・ ひがんでいるのか?・・・・・・ ※「ありがたくいただきます」を選んだ場合  ユニ ホント!? うん、ちょうど喉が渇いていたの! ちょうだい、おじさん!  親父 ほれ、どうぞ 遠慮なくどんどん飲んどくれ・・・・・・ (背景 館)  ゼノ (左) ホームズ、ユニを知らない? 朝から姿が見えないんだ  ホームズ (右) 知らねえな、どこかでゴミ箱でも あさっているんじゃねえか? そんなに心配なら首に鈴でも付けときな  ゼノ ホームズは心配じゃないのか ユニは女の子なんだぞ!  ホームズ へっ、そうだったか?  ゼノ もういいよ! ホームズには頼まない 僕一人で探してくるよ! (足音)  ホームズ ゼノの奴、何をマジになってるんだ?・・・・・・ (背景 舞台)  親父 あの小娘、素人だが筋はよさそうだ・・・・・・ たっぷりと仕込んで 一人前の踊り子にしてやろう・・・・・・ (足音)  ゼノ (右) あの・・・・・・ 少しお尋ねしたいんですが 14歳くらいの顔の黒い女の子 来ませんでしたか?  親父 うん?・・・・・・ 知らないなあ そんな娘は来なかったぜ・・・・・・  ゼノ あれ・・・・・・・ その服は・・・・・・確かユニの・・・・・・  親父 おっと、勝手にジロジロ見るんじゃねえ! ここはガキの来るとこじゃねえんだ さっさと帰りやがれ さもないと、痛い目にあわすぜ!  ゼノ ユニはどこにいる? この服を着ていた女の子だ!  親父 し、しらねえ! (殴る音) ぼ、暴力はやめろっ (殴る音) だ、誰か、助けてくれ! (殴る音) ぐはぁ・・・・・・ (殴る音) (背景 酒場)  ゼノ (右) ユニ・・・・・・ここにいたのか・・・・・・ よかった・・・・・・  ユニ (左) (踊り子姿) ふぁ・・・・・・あー、よく寝た・・・・・・ あれ・・・・・・ あたし、なんでこんなところにいるの? ゼノ?・・・・・・どうしたの・・・・・・  ゼノ いや、何でもないよ 帰ろう、ユニ・・・・・・ これ・・・・・・  ユニ うん・・・・・・ え?・・・・・・ あれ?・・・・・・ あたし、何でこんな姿に!? きゃーっ 見ないでよ、ばかーっ  ゼノ あ・・・・・・ だからこの服を・・・・・・ (ビンタの音) あっ・・・・・・  ユニ もういいから、あっち行ってて! (背景 館)  ホームズ (右) おい、ゼノ、お前 ユニに何かしたのか?  ゼノ (左) えっ?・・・・・・  ホームズ あいつ、帰ってきてから ずっと泣いているぜ ゼノなんか大嫌いだってな  ゼノ ・・・・・・  ホームズ お前の気持ちもわからんでもないが 物には順序つーモンがある ましてや、あいつはまだ子供だ もう少し優しくだな・・・・・・  ゼノ ばかな事を言うなよ! 冗談でも言っていい事と 悪い事があるだろ! (足音)  ホームズ おい、ゼノ・・・・・・  シゲン (左) ホームズ、今のはお前が悪いぜ  ホームズ ああ・・・・・・俺が悪かった からかうつもりはなかったんだが つい、いつもの癖で・・・・・・ ゼノには後で謝っておくよ しかしあいつら いったい何があったんだ?  シゲン ああ、ユニとゼノから話は聞いたぜ まあ、たわいもない行き違いだ ユニにも説明しておいたから 何も心配はいらねえよ  ホームズ そうか・・・・・・なら、いいんだけどよ・・・・・・ (背景 街)  ゼノ (右) ユニ、ごめん・・・・・・ ボクは・・・・・・  ユニ (左) あの・・・・・・ゼノ・・・・・・あたし 一人で勘違いしてたみたい・・・・・・ ゼノ・・・・・・助けにきてくれたのよね それなのにあたし・・・・・・ごめんね・・・・・・  ゼノ いいよ、そんなこと・・・・・・ ユニが元気になってよかった・・・・・・  ユニ うん・・・・・・ あたし、恥ずかしい・・・・・・ ホントに・・・・・・ごめんなさい・・・・・・

以下は、Lie-Reさんから頂いたデータです。ありがとうございます。

■オークスの街に到着したとき (フォーカス、オークスの街) (劇場) 【ユニ】 あーあ…… もう何もかも嫌になっちゃった…… あれ?…… ここはどこだろ へんなところにきちゃった…… 【男】 おじょうちゃん、道に迷ったのかね…… 【ユニ】 わっ、びっくりした! おじさん、誰なのよ! 【男】 わしか? わしはこのあたりに住むただの市民だよ 怪しい者じゃないから安心しなさい 【ユニ】 ふーん……そうなの…… 【男】 ところでおじょうちゃん 喉は渇いてないかね? ちょうどここにミルクがあるんだが よければ飲んでいかないかね? (選択肢→ミルクはきらいです) 【ユニ】 あたし、ミルクはきらいなの じゃね、おじさん あたし、みんなのところに戻るから (足音) 【男】 ちっ…… なかなか勘の鋭い小娘だ…… こりゃ別のカモを捜すしかねえな…… (足音) 【リーリエ】 らーらーらー 【男】 おっ、言ってた尻から別な娘が 来やがったぜ ふっ…… あいつはネジがゆるんでそうだ 騙すのはわけねえな…… おじょうちゃん、おじょうちゃん どうしたんだい? 道に迷ったのかね…… 【リーリエ】 えー、あたしのことぉ…… おじさんは誰ですかぁ? 【男】 わしか? わしはこのあたりに住むただの市民だよ 怪しい者じゃないから安心しなさい 【リーリエ】 よかったあ…… 道に迷って困ってたんですぅ 【男】 ふんふん……そうだと思ったよ ところでおじょうちゃん 歌が上手なんだね おじさん、聞きほれてしまったよ 【リーリエ】 えー、ほんとですかぁ 【男】 うん、お嬢ちゃんほど上手なら 大陸きっての 大スターになれるかも知れないね よかったらわしの劇場で 唄ってみないかね? 【リーリエ】 大スター?…… あたしが大スターに?…… 【男】 そうだよ、このきれいな服を着て 踊りながら唄うんだ きっと大勢の観客が おじょうちゃんの歌に聴き惚れると思うよ…… 【リーリエ】 はいっ! やります! あたし、一生懸命頑張りますぅ! (室内) 【アトロム】 ホームズ、リーリエを知らないか? 朝から姿が見えないんだ 【ホームズ】 知らねえな、どうせどこかで らーらーらーとか言ってるんだろうよ あいつはどこか一本抜けてるからよ 側にいるだけでうっとうしいぜ 【アトロム】 リーリエは素直でいい子だよ ただ世間知らずなだけなんだ 【ホームズ】 だったらちゃんと世話してやりな そうでないと糸の切れた凧みたいに ふらふらと飛んで行っちまうぞ 【アトロム】 そんなことはわかっている! リーリエは僕が司祭から預かったんだ ホームズの助けは借りないよ! (足音) 【ホームズ】 アトロムの奴 何をマジになってるんだ?…… (劇場) 【男】 くくく…… ガキには違いねえが、悪くはねぇな たっぷりと仕込んで 一人前の踊り子にしてやるぜ…… らーらーらー…… うん?…… (足音) 【アトロム】 すまないが人を探しているんだ 14歳くらいの少し変わった 女の子だけどここに来なかったか? 【男】 うん?…… 知らないなあ そんな娘は来なかったぜ…… らーらーらー 【アトロム】 あれ?…… その歌は……確かリーリエの…… 【男】 うん?…… し、しまった……! お、おいっ ここはガキの来るとこじゃねえんだ さっさと帰りやがれ さもないと、痛い目にあわすぜ! 【アトロム】 おい、リーリエはどこにいる! その歌を唄っていた女の子だ! 【男】 し、しらねえ! ぼ、暴力はやめろっ(殴打音) だ、誰か助けてくれ!(殴打音) ぐはぁ……(殴打音) (控え室) 【アトロム】 リーリエ……ここにいたのか…… よかった…… 【リーリエ(踊り子の衣装)】 あれぇ、アトロム、どうしたの?…… 【アトロム】 どうしたって? 助けに来たんじゃないか! 【リーリエ】 助けるって、誰を? え?…… あたし?…… どうして?…… 【アトロム】 まだわからないのか? リーリエはあの男に騙されたんだ 自分の姿を見てみろよ 【リーリエ】 だってこれ、大スターの服だって ほら、すごくきれいでしょ みてみて、ほら、こんなに…… 【アトロム】 うっ…… もういいから、自分の服に着替えろよ! 【リーリエ】 えー、だめなの…… このドレスで唄えたら きっと素敵な歌手になれるのにぃ どうしてだめなのよぉ…… 【アトロム】 泣くなっ いいから、とにかく帰るんだ! 僕の言うことを聞かないと 教会に連れ戻すぞ! 【リーリエ】 もう……横暴なんだから…… わかったわよ、着替えるから ちょっと待って 【アトロム】 リーリエ! 何をしてるんだよ!! 【リーリエ】 え?…… だから着替えてるの アトロムが着替えろっていったのに 【アトロム】 僕が外に出てからにしろよ! もう、何を考えてるんだよ! 【リーリエ】 へんなの……アトロム…… 真っ赤になってる まるでゆでたタコみたい…… (室内) 【ホームズ】 おい、アトロム リーリエと何かいいことがあったのか あいつ、やたらと楽しそうだぜ 【アトロム】 えっ?…… そんなことは知らないよ! リーリエが明るいのはいつものことだろ 【ホームズ】 ふーん……なんか怪しいなあ…… まあ、いいさ 子供同士で楽しくやりな 【シゲン】 ホームズ、ひがんでいるのか? カトリがいなくて寂しいのはわかるが 若い者に八つ当たりはよくないぜ 【ホームズ】 ば、ばかを言え! 何で俺が…… 俺…… ひがんでいるのか?…… (全体マップへ) (選択肢→ありがたくいただきます) 【ユニ】 ホント!? うん、ちょうど喉が渇いていたの! ちょうだい、おじさん! 【男】 ほれ、どうぞ 遠慮なくどんどん飲んどくれ…… (室内) 【ゼノ】 ホームズ、ユニを知らない? 朝から姿が見えないんだ 【ホームズ】 知らねえな、どこかでゴミ箱でも あさっているんじゃねえか? そんなに心配なら首に鈴でも付けときな 【ゼノ】 ホームズは心配じゃないのか ユニは女の子なんだぞ! 【ホームズ】 へっ、そうだったか? 【ゼノ】 もういいよ! ホームズには頼まない 僕一人で探してくるよ! (足音) 【ホームズ】 ゼノの奴、何をマジになってるんだ?…… (劇場) 【男】 あの小娘、素人だが筋はよさそうだ…… たっぷりと仕込んで 一人前の踊り子にしてやろう…… (足音) 【ゼノ】 あの…… 少しお尋ねしたいんですが 14歳くらいの顔の黒い女の子 来ませんでしたか? 【男】 うん?…… 知らないなぁ そんな娘は来なかったぜ…… 【ゼノ】 あれ?…… その服は……確かユニの…… 【男】 おっと、勝手にジロジロ見るんじゃねえ! ここはガキの来るとこじゃねえんだ さっさと帰りやがれ さもないと痛い目にあわすぜ! 【ゼノ】 ユニはどこにいる? この服を着ていた女の子だ! 【男】 し、しらねえ!(殴打音) ぼ、暴力はやめろっ(殴打音) だ、誰か、助けてくれ!(殴打音) ぐはぁ……(殴打音) (控え室) 【ゼノ】 ユニ……ここにいたのか…… よかった…… 【ユニ(踊り子の衣装)】 ふぁ……あー、よく寝た…… あれ…… あたし、なんでこんなところにいるの? ゼノ?…… どうしたの…… 【ゼノ】 いや、何でもないよ 帰ろう、ユニ…… これ…… 【ユニ】 うん…… え?…… あれ?…… あたし、何でこんな姿に!? きゃーっ 見ないでよ、ばかーっ 【ゼノ】 あ…… だからこの服を……(平手) 【ユニ】 もういいから、あっち行ってて! (室内) 【ホームズ】 おい、ゼノ、お前 ユニに何かしたのか? 【ゼノ】 えっ?…… 【ホームズ】 あいつ、帰ってきてから ずっと泣いているぜ ゼノなんか大嫌いだってな 【ゼノ】 …… 【ホームズ】 お前の気持ちもわからんでもないが 物には順序つーモンがある ましてや、あいつはまだ子供だ もう少し優しくだな…… 【ゼノ】 馬鹿なことを言うなよ! 冗談でも言っていい事と 悪い事があるだろ! (足音) 【ホームズ】 おい、ゼノ…… 【シゲン】 ホームズ、今のはお前が悪いぜ 【ホームズ】 ああ……俺が悪かった からかうつもりはなかったんだが つい、いつもの癖で…… ゼノには後で謝っておくよ しかしあいつら いったい何があったんだ? 【シゲン】 ああ、ユニとゼノから話は聞いたぜ まあ、たわいもない行き違いだ ユニにも説明しておいたから 何も心配はいらねえよ 【ホームズ】 そうか……なら、いいんだけどよ…… (街) 【ゼノ】 ユニ、ごめん…… 僕は…… 【ユニ】 あの……ゼノ……あたし 一人で勘違いしてたみたい…… ゼノ……助けに来てくれたのよね それなのにあたし……ごめんね…… 【ゼノ】 いいよ、そんなころ…… ユニが元気になってよかった…… 【ユニ】 うん…… あたし、恥ずかしい…… ホントに……ごめんなさい…… (全体マップへ) ■マール王宮に到着したとき (フォーカス、マール王宮) (背景、神殿、祭壇の間) 【ホームズ】(右) ロウ司祭、俺だ、ホームズだ▼ 【ロウ】(左) ホームズ殿!?▼ 来て下されたのか▼ して、カトリは……▼ 【ホームズ】 ああ、カトリのことだが……▼ 実は……▼ 【ロウ】 ……▼ ……▼ そうですか……▼ それはよかった……▼ 私も安心いたしました▼ 【ホームズ】 それでカトリから伝言を頼まれたんだ▼ あいつはロウ司祭にぜひ サリアに来て欲しいと言っていた▼ 国王夫妻もお礼が言いたいそうだ▼ 【ロウ】 そうですか……▼ いや、そのお気持ちだけで十分です▼ 【ホームズ】 行かねえつもりなのか?▼ カトリが悲しむぜ……▼ 【ロウ】 いずれご挨拶にも伺いますが 今すぐはやめておきましょう▼ カトリが両親に慣れて 名実共に真の親子になれるまで 私はいない方がよいのです……▼ 【ホームズ】 そうか……▼そうだよな……▼ あんたは偉いよ▼ 俺の親父なんかとは全然違う▼ 【ロウ】 ……▼ ホームズ殿、▼身体も癒えましたゆえ 私も旅にご一緒してよろしいかな▼ 戦う事はできませぬが 話し相手くらいにはなりましょう▼ 【ホームズ】 もちろんいいぜ▼ ロウ司祭は物知りだから助かる▼ いろいろと相談に乗ってくれ▼ 【ロウ】 心得ました▼ よろしくお願いいたします▼ (全体マップへ) ■マールの港に到着したとき (フォーカス、マールの港) (背景、港) 【ホームズ】(右) ロウ司祭▼ 俺にもまだわからない事が多いんだが この大陸の歴史について もう少し詳しく教えてくれねえか▼ 【ロウ】(左) そうですね▼ どこまでが神話でどこからが歴史なのかは 私にもよくわからないのですが▼ 一応事実だと思われることだけを お話いたしましょう▼ 今から一千年以上も昔 東方のユグド大陸から一握りの移民たちが この大陸に渡って来ました▼ 彼らはリーヴェ河川に沿って殖民を続け リベリア、ゼムセリア ノルゼリア、ラゼリアという 4つの有力な都市国家を作ったのです▼ さらにその百年後には これら4カ国が統合され リーヴェ河畔を領土とする リーヴェ共和国が成立いたしました▼ 【ホームズ】 ああ、今のリーヴェ王国の元だよな▼ 【ロウ】 ええ、▼そして、彼ら外来人の 勢力拡大に対して危機感を抱いたのが 北部山岳地方に住む先住民族ゾーア人です▼ 彼らはもともと素朴な放牧民でしたが ガーゼルという原始的な破壊神を 信仰していたため、異文化に対しては 極めて攻撃的でした▼ 彼らは事あるたびにユグド人の集落を襲い 略奪と破壊の限りを尽くしたそうです▼ 【ホームズ】 ふーん、ガーゼル教とは ゾーア人の土着宗教だったのか……▼ 【ロウ】 ガーゼル神は異教徒や臆病者を 煉獄の炎で焼き尽くし 選ばれた民「ゾーア人」のみに 生存を許すという選民思想の神です▼ 指導者として 大神官「デアボリスト」があり 部族の教育と生け贄の儀式を 行ったそうです▼ 【ホームズ】 げっ……▼ 生け贄の儀式だと……▼ 【ロウ】 リーヴェ共和国の執政官となった デノアスは、ゾーア人の討伐を開始し わずか5年余りでゾーアの諸部族を 制圧しました▼ 彼は反抗するものたちに容赦のない 殺戮を与え、ゾーア人から 悪魔の化身として恐れられたそうです▼ 【ホームズ】 ふむ……▼ 【ロウ】 北方の沼地に追いこめられた ゾーア人たちは、祖国奪回と復讐の念に 駆られました▼ 部族の若き長であったカルバザンは 古代ガーゼル神殿への侵入を試み 多くの犠牲を払いながらも 邪神の力を得ることに成功しました▼ そしてカルバザンは巨大な竜に姿を変え ユグド人への反撃を開始したのです▼ 【ホームズ】 巨大な竜?……▼ 邪神の本来の姿だと言われる 暗黒竜のことか……▼ 【ロウ】 ええ、▼邪神となったカルバザンは リーヴェ領内に進撃し わずか1年あまりで共和国は壊滅しました▼ 大陸を我が物としたカルバザンは 自らを神とする絶対的な専制国家を 作りあげ、その後100年の長きにわたり ゾーア帝国の邪神皇帝として君臨しました▼ 【ホームズ】 ああ……▼ 「リーベリアの暗黒時代」と呼ばれる 邪神帝国の時代だろ……▼ で、その帝国を滅ぼして 民衆を解放したのが 英雄カーリュオンと女神ユトナって訳だ▼ 【ロウ】 ええ……▼ 反乱奴隷の若きリーダーであった カーリュオンは民衆を救うために 苦しい戦いを続けていました▼ そのカーリュオンに恋をしたのが 大地母神ミラドナの娘といわれる ユトナです▼ 彼女は3年余の歳月を カーリュオンと共に戦い 邪神帝国を討ち滅ぼしました▼ ミュース、ラキス ネウロン、クラニオンの 4聖竜はともにユトナ神のしもべであり 人間を守るために生み出されたものです▼ また女神がカーリュオンに与えた聖剣は 絶大な力を誇り、不死といわれた 暗黒竜をも一撃の下に葬り去ったそうです▼ 【ホームズ】 世に言う「ユトナの聖剣」▼ 神剣カーリュオンだな……▼ で、4聖王国の誕生となるわけだが ちょっと疲れちまったな▼ 続きはまた後で聞かせてもらおうか……▼ (全体マップへ) ■セネー海西に到着したとき (フォーカス、セネー海西) (背景、船上) 【ホームズ】(右) それでロウ司祭▼ 暗黒帝国を滅ぼした後に カーリュオンとユトナは結婚したんだよな▼ 神話ではユトナは人間の女に 生まれ変わって、カーリュオンの 后となったと言われているが 実際の歴史ではどうなんだ?▼ 【ロウ】(左) ゾーア帝国が崩壊した後 リーヴェ共和国が再興され 元老院と民衆の支持により カーリュオンが皇帝となりました▼ ユトナが彼の后であったのは 歴史的な事実です▼ カーリュオン皇帝と ユトナ皇后の二人によって 後に神聖リーヴェ帝国、または リーヴェラントと呼ばれた▼ 大陸をあまねく支配する大帝国が 建国されたのです▼ カーリュオン皇帝はその在位 40年間の間、平等・博愛を掲げて 大陸全土に善政を施し 帝国は空前の繁栄を誇りました▼ そして皇帝は全てのことを為し終えた後に 60余年の生涯を閉じたのでした▼ ユトナ皇后は幼い4人の娘たちを 4神殿の巫女とし、自らもまた 俗世との関わりを絶ってシエロ山の 地下神殿に姿を隠しました▼ その後、元老たちは皇帝の遺言に従い 帝政を廃して共和国に戻しました▼ しかし、皇帝の死は、それまで 抑えられていた人間の邪心や欲望を 解き放つことになりました▼ 元老や貴族たちは政争にあけくれ 挙げ句の果てに4神殿に仕える 皇女たちを担ぎ上げて 4つの国家に分裂してしまったのです▼ 神話伝説とは裏腹に 4聖王国誕生の物語は、まことに人間臭く お粗末なものでありました▼ 【ホームズ】 ふふん まあ現実とは、そんなモンだろうよ……▼ 【ロウ】 リーヴェ、▼カナン、▼サリア、▼レダ……▼ 4人の皇女たちの名を冠した これらの国々は、古くは神殿王国 今では聖王国と呼ばれ▼ 神君カーリュオンと ユトナ女神の血を受け継ぐ事で 大陸の人々から崇拝されてきました▼ カトリがその直系の巫女であることは 言うまでもありません▼ 神殿王国の時代は、巫女の直系たる 神官家が俗世の統治者をかねる 神政国家だったのですが▼ 後には俗世を支配する王家と 祭事を行う神官家が分かれ 聖王国を唱えるようになりました▼ むろん両家の間で 婚姻を繰り返してきたことは 言うまでもありません▼ 初期の一時期を除き、4王国は協調して 大陸に君臨してきました▼ ところが百年ほど前から レダとサリアの間で領土を巡って 対立が起こるようになりました▼ 両国が全面戦争に入ったのは 今から47年前のこと▼ 泥沼の戦争は7年間続き 形勢不利と見たレダ王は 古の戒めを破ってレダの守護聖竜 クラニオンを呼び出したのです……▼ 【ホームズ】 レダ・サリアの7年戦争と 魔竜クラニオンか……▼ その話は長くなりそうだな▼ 今日は、これくらいにしておこうか……▼ (全体マップへ) ■イスラ島に到着したとき (フォーカス、イスラ島) (背景、海岸) 【ホームズ】 で、レダ王がクラニオンを呼び出して サリア王国を襲わせたのが 40年前のことか?▼ 【ロウ】 はい、▼絶大な力を持つ聖竜クラニオンは サリア王国を破壊した後も暴走を止めず 結局、レダ王国をも滅亡に追いやりました▼ 【ホームズ】 ……クラニオンはグエン教皇の意思に そって動いているとの噂もある▼ 本当のところはどうなんだ?▼ 【ロウ】 老師たちは教皇とクラニオンの間に 何らかの関係があると 考えておられるようでしたが 本当のところは何もわかりません▼ 【ホームズ】 クラニオンはレダの守護聖竜だろ▼ ならば土の神官家の娘か、あるいは レダ王家の王女が、聖竜の巫女として 生み出したドラゴンのはずだ▼ 【ロウ】 40年前に、レダ王家の王女が 行方知れずとなりました▼ 名をティータといい、当時15歳の 聡明で美しい王女だったそうです▼ 【ホームズ】 ふーん、ということはだ▼ そのティータ王女がクラニオンとなって 今も暴れ続けているわけか▼ そういえば、あの娘……▼ ティーエ王女もレダの末裔のはず……▼ ふーむ……▼ ますますわからねぇな……▼ 【ロウ】 これはかつてエーゼン老師から お聞きしたことですが、グエンカオスは 土の神官家の一族らしいのです▼ 十代の頃は大賢者モースに師事して エーゼン老師らとともに 大陸4賢者の一人にも数えられるほど 優秀な若者だったそうです▼ 【ホームズ】 それは意外な話だな……▼ その男がどうしてガーゼル教国の 教皇になったんだ?▼ 【ロウ】 レダが滅亡した後、ゾーアの谷で 大規模な反乱が起こりました▼ その首謀者がグエンカオスだったのです▼ 彼は抑圧されていたゾーア人たちを率いて 土の神殿を占拠し、レダの旧領北部に ガーゼル教国を打ち立てました▼ その後もレダの旧領やゾーア地方の 諸都市を次々と占領し、今日の ガーゼル教国が生まれたのです▼ 【ホームズ】 ゾーアの谷は ゾーア人の流刑地だったらしいが それは少しおかしいんじゃねえか▼ カナン王国の人間はゾーア人の子孫だし カーリュオンだってゾーア人だ▼ ゾーア人だからって差別されるのは 理屈があわねえんじゃないか▼ 【ロウ】 この大陸には 大きく分けて5種類の民族がいます▼ その1は ユグド人を祖先とするリーヴェ人▼ その2は 山岳ゾーア人を祖先とするカナン人▼ その3は 草原と森の民を祖先とするサリア人▼ その4は これら3民族の混血であるレダ人▼ ウエルトの民も人種的にはレダ人と 同じく混血種です▼ これら4民族は至高神ユトナを 信仰する点では同じであり また程度の差こそあれ、血は混ざり合って 民族的な違いは皆無です▼ 言語、文化に関してもほとんど 違いはありません▼ しかし5番目の民族……▼古ゾーア人は 紛れもなく純粋のゾーア人です▼ 彼らはゾーア帝国が滅亡し、邪神が 消滅した後も、頑なにガーゼル神を信奉し 他と交わる事を拒み、邪神降臨を 夢見ている人々なのです▼ 【ホームズ】 そう言えばシゲンの両親も 古ゾーア人だとか言っていたな……▼ ロウ司祭、彼らはなぜ邪神を 捨てられないんだ?▼ 【ロウ】 それは彼らの悲惨な歴史に原因があります▼ 彼ら古ゾーア人たちは、祖先が暗黒帝国の 臣民だったという理由だけで 何百年にも渡ってゾーアの谷とイル島の 流刑地に隔離され、抑圧されてきました▼ 彼らがガーゼル神に救いを求めるのも やむをえぬことだといえます▼ 【ホームズ】 うん?……▼ということはイル島も ゾーア人の流刑地だったってことか?▼ 【ロウ】 そうです……▼35年前 ゾーアの谷で蜂起が起きたとき イルの虜囚たちもヨーダという剣士を リーダーとして蜂起しました▼ これに対してリーヴェからは何度となく 討伐隊が送られたのですが ヨーダの剣士隊に敗北を重ね▼ ついにはラゼリアの名将グラムド将軍と グラナダの海賊提督ヴァルス殿が イル島に遠征したのです▼ さすがのヨーダも両将軍の前には 敗北を余儀なくされたのですが▼ 2将軍は ヨーダ以下のゾーア人たちを保護し 国王に彼らの解放を迫ったそうです▼ 【ホームズ】 なるほど……▼親父たちのやりそうな事だ▼ それで彼ら三人は 親友になったというわけか……▼ しかしもう一つわからねえことがある▼ 古の大賢者モースが住むという5層の塔が イル島の奧にあるというが、ゾーア人の 流刑地になぜそんなものがあるんだ?▼ 【ロウ】 モースの塔は、もともとは監獄でした▼ しかしあまりの悲惨さに 大賢者モースが救済のために訪れて そのまま居つくようになったそうです▼ リーヴェの役人もモース様には手出しが 出来ず、そのまま放置しているうちに▼ 各地から巡礼や修行僧が 訪れるようになり、モースの塔と 呼ばれるようになったとか……▼ 【ホームズ】 ふーん……▼なるほどなぁ……▼ だがモースとは何者なんだ▼ 神話の時代から生きているというが まさか真実ではないだろう?▼ 【ロウ】 それは私にもわかりません▼ 真実を確かめるためには モースの塔を訪れて、実際に お会いしてみるしかないでしょうね……▼ ■セネー海東に到着したとき (フォーカス、セネー海東) Now Loading… →MAP27 シーライオン(セネー海東)≠ヨ

Thanks!!

間違いを指摘してくださった、雪風翔さん


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