ファイアーエムブレム 烈火の剣・マスターバイブル 最終更新日:2003/08/06

会話集/28章 勇者ローラン



■ワールドマップ

(マップ上にオスティア表示、BGM−04「更なる試練の道」)

オスティア郊外の山中にある洞窟。
そこに、封印を解かれた神将器は眠っている。

(マップ上、オスティアの上にエリウッド表示)

だが、それを手にするには
試練を乗り越えねばならない。
神将器へ至る、
一本の長く険しい道のり・・・

(右にエリウッド表示)

エリウッドはわずかな手勢のみで
この道を乗り越えねばならない。
彼の真の力が
試されようとしていた。

「28章 勇者ローラン」

■オープニング1

(マップ、竜の門の前にニニアンとネルガル)

(背景・竜の門、BGM−59「災いを招く者〜ネルガルのテーマ」)

[ネルガル](右)
さあ、ニニアンよ。
今度こそ、
門を開いてもらおう。

[ニニアン](左)
・・・・・・

[ネルガル]
あくまでも抵抗するか。

私についてきたのは
やつらの死を先延ばしにする・・・
そのためだけだったというのだな?

[ニニアン]
・・・・・・

(ネルガル、笑う)

[ネルガル]
・・・くくく・・・
おまえが望もうが
望むまいが同じことだ。
私は、竜を呼び出し
より強大な【エーギル】を得る。
そして、私は
より強大な存在となる・・・
それが私の望みだ。
ニニアン、お前は
そのための道具となるのだ。

(ネルガルの表情戻る)

[ニニアン]
・・・いやです。
わたしは・・・
いやです。

(ネルガル、笑う)

[ネルガル]
いやだと?
面白いことを言う。
私は、お前の同意など
求めていない。
弱者のお前は、
強者である私に屈するしかない。

(ニニアン一歩下がり、ネルガル表情戻る)

[ニニアン]
いや・・・

(ネルガル、笑う)

[ネルガル]
エリウッドの父親を
いけにえに使ったときと同じだ。
十分な【エーギル】さえあれば、
お前の意思などいらん。

(一瞬会話ウインドウ消える)

さあ、ニニアンよ
門を開け!

[ニニアン]
いや・・・イヤ・・・
イヤ・・・

(一瞬会話ウインドウ消える)

イヤーーーーーーッ!

(BGM消え、画面が真っ白に)

(背景・一枚絵、ネルガルが竜を見上げている)

[ネルガル]
これは・・・
本来の姿を・・・
解き放ったか・・・

(背景・一枚絵、前の絵から竜の影が消え、ネルガルが笑う)

[ネルガル]
フン 逃げて
どこへ行こうというのだ?
人になりきれぬ獣が、
なぜ人にすがりたがる?
みにくいお前の姿を見たら、
エリウッドは何と言うだろうな?
ニニアン
人ではないおまえに
帰る場所など、
どこにもありはしないのだ!

■オープニング2

(マップ上、洞窟にフォーカス)

(背景・洞窟、BGMなし、溶岩の音)

(右上に「封印されし溶岩洞窟」と表示)

[エリウッド](右)
・・・リキアに
こんな場所があったなんて。

(エリウッドの右にリン表示)

[リン]
すごい熱気・・・
息苦しいほどだわ。

(リン消え、同じ場所にヘクトル表示)

[ヘクトル]
下見てみろよ。
すごい溶岩だぜ。
げっ、通路のそこかしこで
火柱があがってんじゃねーか!

(ヘクトル消え、左にアトス表示)

[アトス]
この洞窟の奥には
はるか昔・・・
リキアが1つの国としてあった頃、
祭壇が作られた。

[エリウッド]
こんなところに?

[アトス]
・・・邪まな心を持つ者から
守るべき物があるからな。

[エリウッド]
それが、デュランダルですか?

[アトス]
そうだ。
かつて、我らが使った武器は
とてつもない力を持っていた。
あの竜どもを、なぎはらうほどの
恐ろしい力・・・
今残っている物には
昔ほどの威力はないが、
それでも、悪用されぬよう
それぞれが守ってきたのだ。

ここには、ローランの死後
誰も足を踏み入れていないはずだ。
この洞窟は、今なお
彼の気で満ちている。
ここに巣食うのは、剣を守る
かつての兵士たち・・・
・・・おまえの試練だ、エリウッド。
わずかな仲間の助けを借り
一人で祭壇を目指すのだ。
デュランダルを手にするに
ふさわしい力を見せるがいい!

■自軍1ターン目

※ヘクトルが出撃している場合のみ

(マップ上、ヘクトルにフォーカス)

[ヘクトル](右、こちら側向き)
なあ、マーク。
お前も知ってるとおり
エリウッドはあの性格だからな。
皆に迷惑をかけまいとして・・・
一人で重荷を背負いこんじまう。
俺たちで、
あいつを支えてやらねえとな。

行こうぜ、マーク!

■ゲオルク初戦時

[ゲオルク](左)
・・・ワレコソハ
ローランサマノ・・・
イチノセンシ・・・ゲオルク・・・
・・・フウインヲ・・・オカセシモノ
コノテニヨリ・・・サバク・・・

■ゲオルク打倒時

[ゲオルク](左)
・・・フウイン・・・
・・・・・・マモリキルコト
・・・カナワ・・・ズ・・・
ム・・・ネン・・・・・・

※ロードで倒した場合

[ゲオルク](左)
・・・・・・?
・・・ナンダ・・・オマエ・・・
・・・ナツカシイ・・・?
・・・オマエハ
ナニモノ・・・ダ?
・・・ローランサマト・・・
・・・オナジ・・・

■特定到達後1

(マップ上、アトスがエリウッドの近くにワープしてくる)

(エリウッドにフォーカス)

(背景・フィールドマップ、BGMなし、溶岩の音)

[エリウッド](左)
・・・ずっと、
守っていてくれたんだな。
すまない・・・

(マップ上、アトスがエリウッドに接近)

[アトス](エリウッドの左)
彼らの魂もこれで
眠ることができるんじゃ。
・・・これでやっとな・・・

[エリウッド]
・・・ええ。

[アトス]
さあ、なつかしき対面といこう。
エリウッド、下がりなさい。

(マップ上、エリウッドが右へ移動。アトスが祭壇の前に移動)

(背景・祭壇、BGM−54「八神将」)

[アトス](左)
・・・我が古き友、
小さき勇者
ローランよ。

(画面が小さくフラッシュ)

[アトス]
ローラン・・・
目覚めて、我の呼びかけに答えよ。

(画面フラッシュ)

(右にローラン表示)

[ローラン](背景が黒いウインドウで話す)
・・・友よ・・・
賢き者、全てを見る者
アトス・・・

[アトス]
久しいな、ローランよ。

[ローラン]
長い時が過ぎたように思う。
また、会えるとは・・・

【竜】たちとの戦い・・・
なつかしき仲間たち・・・
すべては、記憶のかなたに・・・

[アトス]
千年に近い年月だ・・・
だが、今また
【竜】の力を狙う者が、
世界をおびやかしている。

[ローラン]
・・・【竜】の力を
だと・・・?

[アトス]
ローランよ。
この子は
そなたの血をひく者だ。

どうか、その力を
貸してやってほしい。

[ローラン]
我は・・・ この世界に
うつし身をもたぬ。
だが・・・ そうか
これを、持ってゆくがよい。
この剣に、この地に残る
わが精神のすべてを宿らせよう。

[アトス]
・・・そんなことをすれば
この世界から
【おまえ】という存在の、全てが
消えてしまうことになるぞ?

[ローラン]
よいのだ。
わが子らの力となるならば
これ以上のことはない。

・・・後のことは
頼んだぞ、友よ・・・

[アトス]
うむ・・・

(画面フラッシュ、ローラン消える)

(マップ上、アトス左がへ移動)

(背景・フィールドマップ)

[エリウッド](右)
アトス様
今の方は・・・

[アトス](左)
おまえにも
姿は見えたか。
あれが、おまえたちの祖先
勇者ローランだ。

[エリウッド]
あの人が、ローラン・・・

(アトス、エリウッド消える)

(祭壇から光の粒が立ちのぼる)

[エリウッド](右)
!!
祭壇の上に
剣が・・・!

(左にアトス表示)

[アトス]
とりなさい
おまえの剣だ。

(マップ上、エリウッドが祭壇の前に移動)

(光の粒がエリウッドに収束する)

(背景・祭壇)

[エリウッド](右)
・・・不思議な剣だ。

(左にアトス表示)

[アトス]
デュランダル・・・
【烈火の剣】とも呼ばれておる。

■特定到達後2

(これ以降は全て強制スクロール)

(マップ上、洞窟からエリウッドとアトスが出てくる)

(エリウッドにフォーカス)

(背景・平地、BGMなし、鳥の鳴き声)

[ヘクトル](左)
へぇ、これが神将器か。

[リン](右)
【烈火の剣】デュランダル。

・・・不思議ね、
はじめて見るはずなのに
なんだか、なつかしい・・・

[エリウッド](リンの左)
・・・これでネルガルとも戦える。
さあ、【竜の門】へ・・・

(一瞬会話ウインドウ閉じる)

!?

(画面がフラッシュ)

剣が・・・光を・・・
みんな気をつけろ
何か来る・・・!

(BGM−64「驚愕の事実I」)

(背景・一枚絵、巨大な竜に相対するエリウッドとヘクトル)

[エリウッド](右)
なっ・・・!?

(エリウッドの右にリン表示)

[リン]
あれは・・・竜!

(左にヘクトル表示)

[ヘクトル]
ばかな!?
なんでこんな所に・・・!

[エリウッド]
みんな、下がれ!

(画面ブラックアウト、閃光が走る)

(一枚絵、竜を斬るエリウッド)

(マップ上、竜が倒れる)

(背景・平地)

[ヘクトル](左)
大丈夫か!
エリウッド

[エリウッド](右)
ああ・・・
身体が勝手に動いた。
まるで、この剣に
導かれるみたいに・・・

(ヘクトル消え、同じ場所にアトス表示)

[アトス]
【烈火の剣】は
竜を滅ぼすためのもの・・・
その力をもってすれば、
不可能なことではない。
しかし、この氷竜・・・
まさか・・・

[エリウッド]
どうかなさったのですか?
アトスさま。

[アトス]
いや・・・

(BGM消える、エリウッドの上に黒いウインドウ)

[ネルガル](顔は表示されず)
それは、
私が答えてやろう。

(マップ上、ネルガルがワープしてくる)

(背景・平地、BGM−59「災いを招く者〜ネルガルのテーマ」)

[エリウッド](左)
貴様っ!
ネルガルっ!

(ネルガル一歩前へ)

[ネルガル](右)
ニニアンは
使いものにならん。
だから、かわりを
もらいに来た。

(マップ上、ニルスがネルガルの右にワープ)

(一同、少し下に移動)

(背景・平地、目がうつろのニルスがネルガルの右に表示)

[エリウッド](左)
ニルスっ!

[ネルガル](右)
ムダだ。当分、
目を覚ますことはない。
このニルスに、
ニニアンの代わりを果たしてもらう。

(ニルス消える)

[エリウッド]
貴様っ!
ニニアンに何をした!?

[ネルガル]
私ではない。
お前がしたことだよ、
エリウッド。

[エリウッド]
何・・・?

[ネルガル]
エリウッド、お前は
疑問に思ったことはないか?
竜の門を開くために、なぜ
この姉弟が必要なのか・・・?
なぜ、ニニアンとニルスで
なければならないのか・・・?

[エリウッド]
・・・・・・

[ネルガル]
答えは簡単だ。
竜の門は、人間が
開くことはできないのだよ。
門を開く資格を持つのは、
人にあらざる者・・・
すなわち、竜のみだ。

[エリウッド]
・・・な・・・?

[ネルガル]
哀れだな、
ニニアンという娘は。
私の甘言にのせられ
【門】を通ってこちらに・・・
もとに戻ることもできず、
私に協力することも拒み
逃げさまよったあげく・・・
愛するものの手にかかって
死ぬことになるとは、な。

[エリウッド]
何を・・・
言っている・・・?

[ネルガル]
察しが悪いのか?
それとも認めたくないのか?
いいだろう。
教えてやるぞ、エリウッド。
そこにいる一匹の氷竜が・・・
お前がその手で倒した獣が・・・

(BGM−65「驚愕の事実II」)

※エリウッドとニニアンの支援がAの場合

[ネルガル]
それがニニアンだ。
お前を愛していた娘だ。
お前が守ると約束した娘だ。

※エリウッドとニニアンの支援がAでない場合

[ネルガル]
それが、ニニアンだ。
お前を慕っていた娘だ。

竜の姿に戻り、
人の記憶を失いながら・・・
それでも、お前のことを一心に思いつづけ、
ここまでたどりつき・・・
そして、お前の手にかかって
死にゆく娘だ。

(ネルガル笑う)

[エリウッド]
・・・あ・・・

(ネルガルの表情戻る)

[ネルガル]
ほら、見るがいい。
最後の力をふりしぼって
もう一度だけ、
人の姿に戻ろうとしているぞ。
今なら別れの言葉でも
かけてやれるのではないか?
もっとも、
もう助からんがな。

(エリウッド怒りの表情になり、一歩前へ)

[エリウッド]
ネルガルッ!!
貴様ぁっ!!

[ネルガル]
私ではない。
お前だよ、エリウッド
お前が死なせたのだ。
お前がな・・・

(ネルガル消える)

[エリウッド]
う・・・ああああっ!

(エリウッドの左にヘクトル表示)

[ヘクトル]
落ち着けっ!
しっかりしろエリウッド!

(エリウッド、悲しみの表情に)

[エリウッド]
僕は・・・!
僕は・・・・・・!

(BGM消える)

(マップ上、竜がニニアンの姿に)

(背景・平地)

※エリウッドとニニアンの支援がAの場合

(BGM−79「絶たれた命」)

[ニニアン](右画面外)
エリ・・・
ウッドさま・・・

[エリウッド](左)
・・・ニニアン!?

(マップ上、ロード3人がニニアンのそばへ)

[ニニアン](右、目を閉じている)
・・・ぁ・・・

(左エリウッド)

[エリウッド]
ニニアン! ニニアン!

(ニニアン目を開ける)

[ニニアン]
エリウッド・・・さま

[エリウッド]
ニニアン・・・
お願いだ・・・
死なないでくれ・・・
僕は・・・
僕はなんてことを・・・

[ニニアン]
良かった・・・

[エリウッド]
え・・・?

[ニニアン]
エリウッドさまが無事で・・・
良かった・・・

(ニニアン目を閉じる)

[エリウッド]
ニニアン・・・

[二ニアン]
・・・エリウッドさ・・・ま
どうか・・・ど・・・うか・・・
この・・・大地を・・・
まもっ・・・て・・・
・・・・・・・・・・・・

(ニニアン消える)

[エリウッド]
ニニ・・・アン
ニニアン?
うそだ・・・
返事をしてくれ・・・
・・・まだ言ってないことがあるんだ・・・
君に・・・どうして・・・

(背景・一枚絵、横たわるニニアンを抱きかかえるエリウッド)

[エリウッド]
ニニアンーーーーっ!!!!

※エリウッドとニニアンの支援がAでない場合

(BGM−78「REMINISCENCE」)

[ニニアン](右画面外)
エリ・・・
ウッドさま・・・

[エリウッド](左)
・・・ニニアン!?

(マップ上、ロード3人がニニアンのそばへ)

(背景・平地)

[ニニアン](右、目を閉じている)
・・・ぁ・・・

(左に、悲しみの表情のエリウッド表示)

[エリウッド]
ニニアン! ニニアン!

(ニニアン目を開ける)

[ニニアン]
エリウッド・・・さま

[エリウッド]
ニニアン・・・
死なないでくれ・・・
僕は・・・
僕はなんてことを・・・

[ニニアン]
良かった・・・

[エリウッド]
え・・・?

[ニニアン]
エリウッドさまが無事で・・・
良かった・・・

(ニニアン消える)

(全ての音が消える)

[エリウッド]
・・・ニニ・・・アン
ニニアン?

(台詞の音が戻る)

うそだ・・・
返事をしてくれ・・・

(背景・一枚絵、横たわるニニアンを抱きかかえるエリウッド)

[エリウッド]
ニニアンーーーーっ!!!!

(背景・一枚絵、前の絵にネルガルが登場。BGM−64「驚愕の事実I」)


[ネルガル]
さあ、これまでだ。
【竜】の影におびえながら、
この世の終わりを待つがいい!

[アトス]
そうはさせんぞ、
くらうがいい! 我が極意!!

(マップ上、アトスがネルガルのそばに移動)

(アトスとネルガルの戦闘、BGM−33「八神将の恵みあれI」)

(戦闘後、アトスが一歩左へ移動)

(背景・平地)

[ネルガル](右)
【業火の理】
フォルブレイズ・・・か。
さすがだな、
大賢者アトスよ。
しかし・・・ しかし

(ネルガル笑う)

もはや我が敵ではない。
見ろ! たとえ神将器であっても
私に傷一つを負わせるのが
やっとではないか!
ハハ・・・ ハハハハ
ハハハハハハハハ

[アトス](左)
・・・くぅ

[ネルガル]
惨めだな、アトスよ!
だが、過去の偉人に敬意を表し
ここは一度、ひくとしよう。
それに、500年前・・・一度は
同じ道を目指した友人としても・・・な。
ハハハハハハハハ

(マップ上、ネルガルがワープで離脱。BGM消える)

(マップ上、リンとヘクトルがアトスに近寄る)

(マップ上、ヘクトルにフォーカス)

(背景・平地)

[ヘクトル](左)
どうすんだよ・・・神将器でも
倒せねぇじゃねえか。

(ヘクトル消える)

[ニルス](左画面外)
・・・う・・・ ・・・

(右にリンとヘクトル表示、左に目がうつろなニルス表示)

[リン]
ニルス!
目が覚めたのね!
大丈夫?

(BGM−80「悲嘆」)

[ニルス](目に光が戻る)
・・・ニニアン!
・・・・・・ニニアン
・・・ニニアンは!?
どこ?

(リンとヘクトル、悲しみの表情に)

[リン]
・・・・・・

[ヘクトル]
・・・・・・・・・

(リンとヘクトル消え、右に悲しみの表情のエリウッド表示)

[エリウッド]
・・・ニル・・ス
・・・・・・・・・すま・・・ない・・・

[ニルス]
・・・うっ

(背景・一枚絵、ニニアンを抱きしめるエリウッドと悲嘆にくれる3人)

[ニルス]
うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

Thanks!!

データを投稿してくださった、つくもさん、いちいさん、フェレの使用人さん、信さん


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