ファイアーエムブレム 烈火の剣・マスターバイブル 最終更新日:2003/10/17

会話集/27章 運命の歯車



■ワールドマップ上

(背景、ベルン王国)

(左、ヘレーネ表示)

ヘレーネ王妃の助力を受け、

(ヘレーネ消え、右にエリウッド表示)

エリウッドたちは、一路
封印の神殿へと急いだ。
王妃の書物に記されていたのは、
王族のみが知る秘密の道・・・
周囲を警備するベルン兵に
気づかれることなく、
一行は神殿のすぐ傍らまで近づいていた・・・

■オープニング

※26章外伝を経由していない場合

(背景、竜の門)

(左、ネルガル表示)

[ネルガル](左)
・・・ソーニャよ。
王子暗殺を失敗したな?

(右、ソーニャ表示)

[ソーニャ](右)
は・・・ その・・・

[ネルガル]
国王は、今回の件に
激しく気分を害されたようで
【黒い牙】との関係を
白紙に戻すとのお達しだ・・・

・・・あげく、エリウッドたちに
アジトを強襲され
【黒い牙】自体も壊滅同然・・・
・・・これは、どういうことだ?

(ソーニャ、ネルガルに詰め寄る)

[ソーニャ](右)
ネ・・・ネルガルさま。
おそれながら
【黒い牙】ごときが、なくなりましても
このソーニャが
新たなる組織を率いまして・・・

[ネルガル]
ほう・・・
“次”があると思うておるか?

[ソーニャ]
こ、これを!
これをご覧ください!!

[ネルガル]
これは・・・
素晴らしい【エーギル】だな。

[ソーニャ]
【黒い牙】首領
ブレンダン・リーダスのものです。
何やらこそこそ
かぎまわっていたので
始末しました。

[ネルガル]
そうか・・・ ブレンダンの・・・
くくくく

[ソーニャ]
お気に召しまして!?

[ネルガル]
ああ、気に入ったぞ。
これほどの【エーギル】の
持ち主をやれるとは
おまえもなかなか・・・

・・・・・・

[ソーニャ]
あ、あの・・・?
なにか?

[ネルガル]
その脇腹・・・
怪我をしたのか?

[ソーニャ]
あ、はい。
ブレンダンに抵抗され
その時に・・・

[ネルガル]
そうか・・・
傷がはいったか。

[ソーニャ]
ネ・・・
ネルガルさま・・・?

[ネルガル]
欠陥のある【人形】に
用はない。

[ソーニャ]
・・・え?
にんぎょ・・う・・・?

[ネルガル]
ソーニャ、おまえは
失敗作だ。
リムステラの足元にも
及ばん出来のな。

[ソーニャ]
!!

[ネルガル]
くずれ散れ。

(背景、封印の神殿入り口)

(左、ロイド表示)

[ロイド](右)
・・・待っていた。
簡単に仕留められる
この時をな・・・

【牙】は、
何者も逃がさない。

(フィールドマップにて、覆面の団員がロイドへと移動)

(右、覆面の団員表示)

[覆面の団員](右)
ロイド様、やつらが
近づいてきました。

(左、ロイド表示)

[ロイド](左)
・・・来たか。

奴らは強い。
少しでも命が惜しい奴は
今のうちに消えろ。

(覆面の団員左寄りに移動)

[覆面の団員](右)
我らは、リーダス兄弟の【牙】
死など恐れはしません。

(右、傷のある団員表示)

[傷のある団員](右)
みな、同じ気持ちです。
ロイド様、どうか最後まで
お供させてくださいっ!!

[ロイド]
・・・わかった。
【牙】の名にかけ
命を賭しても
やつらを討つ。

行け!

■オープニング3

(背景、フィールドマップ)

(右にヘクトル、エリウッドの順で表示)

[エリウッド](右)
見えてきた・・・
あれが【封印の神殿】だ。

[ヘクトル](右)
なんか、拍子抜けだな。
このまま誰にも会わずに済みそうだ。

(左、リン表示)

[リン](左)
・・・残念だけど
そうはいかないようよ。

[ヘクトル]
なんだと!?

[エリウッド]
なんて殺気だ・・・
彼らはいったい・・・?

(敵、エリウッドたちに近づく)

(左、覆面の団員表示)

[覆面の団員](左)
フェレ候公子エリウッドに
間違いないな?

(右、エリウッド表示)

[エリウッド](右)
・・・だとすれば?

[覆面の団員]
我らは【白狼】ロイド様の
“牙”・・・
おまえたちの犯した罪
その血で償ってもらうぞ!!

[エリウッド]
なに・・・!?

※仲間にニノ、ジャファルがいる場合

[ニノ](右)
【黒い牙】だ・・・
みんな、【牙】の仲間だよ。
生きてたんだ・・・!

(右、ジャファル表示)

[ジャファル](右)
待て!

(ニノ左に移動)

[ニノ](左)
? どうしたの?

[ジャファル]
奴らの殺気は・・・
尋常じゃない。
近寄ったら・・・やられるぞ。

[ニノ]
どうして?どうして
戦わなきゃいけないの!?
話し合えば
分かるかもしれない・・・!

[ジャファル]
俺たちはもう【牙】じゃない。

・・・いや、元から
ネルガルの側にいたんだ・・・
奴らにとって俺たちは
・・・仲間などではない。

[ニノ]
そんな・・・
やだ・・・ やだよぉ!

あの人、ロイドって言った!
ロイドにいちゃんが
ここにいるんだ!

にいちゃんだったら
きっとわかってくれる!
あたし、あきらめないっ!!

[ジャファル]
・・・・・・

■進撃準備

(攻略占いを選ぶ)

[ニルス](右)
次の戦いについて占うよ。

※はいを選択した場合

[ニルス](右)
ちょっと待ってね・・・
・・・ ・・・ ・・・

・・・すごく
強い人がいるよ・・・
手にしている武器は・・・

・・・呪われた剣・・・
人の生命を奪い、
自分のものにするみたい・・・

あと、他の敵も・・
すごく・・・たくさんいる・・・

魔法の強い人が
いたほうがいいみたい。
あまりばらばらにならずに
いっしょにうごいたほうが
いいんじゃないかな。

・・・こんな感じ。

※いいえを選択した場合

[ニルス](右)
聞きたくなったら
いつでも来てね。

■自軍1ターン目

※ニノが出撃している場合

[ニノ](右)
マークさんっ!
あたしに行かせて!
あたし、兄ちゃんと話してみる!
だめかもしれないけど・・・
でも・・・!!

■会話(パント⇔ルイーズ)

[パント](左)
ルイーズ、無事かい?

[ルイーズ](右)
はい、パント様。
ここが、
封印の神殿なのですね。

[パント]
ああ、そのようだ。
ベルンでも限られた者以外、
その位置すら謎だった場所・・・
エトルリア王宮は
大喜びだろうな。
本来ならば
一度エトルリアに帰還し、
この件の詳細を報告しなければ
ならないのだが・・・

[ルイーズ]
どうなさいます?

[パント]
ルイーズ、
きみはどうしたい?

[ルイーズ]
もちろん、パント様と
同じ気持ちですわ。

[パント]
そうか・・・
ではもう少し、
彼らの旅に同行しよう。
いつも、きみには
迷惑をかけてしまうな。

[ルイーズ]
そんなことありませんわ。
私、こうしているだけで
とっても幸せです。
だって、パント様が
いらっしゃるんですもの。

[パント]
ルイーズ・・・

[ルイーズ]
パント様・・・

■村(南西)

(背景、村)

(左にマードック、右に訪問者)

[マードック](左)
! お前は・・・

(訪問者、体を上下に移動させ強張る)

[訪問者](右)

[マードック]
行け。
私は何も見てはいない。
ここでは、誰とも会わなかった。

(訪問者去ろうとする)

[マードック]
待て。
この杖を持っていけ。
ゼフィール王子のこと・・・
私からも礼を言う。

「ワープを手に入れた」

■自軍、神殿にある程度接近した次の自ターン

(南東から竜騎士が登場)

※24章にて、ヴァイダを倒していない場合

(竜騎士と共にヴァイダ登場)

[ヴァイダ](左)
いやがったね、
リキア公子ども。
ここでやり合ったって
構やしないんだが・・・
ゼフィール王子をお助けしたのが
本当に奴らだってんなら・・・

フン・・・
どうしたもんかね。

■会話(エリウッド→ヴァイダ(敵軍))

[エリウッド](右)
お前は・・・!

[ヴァイダ]
よう坊や、
また会ったねぇ。
連れのガキどもは
元気にしてんのかい?

[エリウッド]
あの時の女竜騎士・・・
お前も彼らのように、
【黒い牙】のために・・・

[ヴァイダ]
勘違いすんじゃないよ。
あたしが仕えるのはベルン。
ここに来たのは
あたし個人のためさ。

なぁ、坊や。
ゼフィール王子暗殺を阻止したってのは
あんたたちかい?

[エリウッド]
・・・?
なぜ、それを・・・?

[ヴァイダ]
ふん、
やっぱり本当なのかい・・・
しょうがないねえ
なら、あたしは
あんたらについてやるよ。

[エリウッド]
え・・・?

[ヴァイダ]
あんたらは
ゼフィール王子を救った。
だからあたしは、
あんたらに借りがあんのさ。

[エリウッド]
どうして・・・?

[ヴァイダ]
言ったろう?
あたしはベルンに仕えている。
ゼフィール王子は
あたしの希望なんだ。
理由は、それだけさ。

[エリウッド]
・・・わかりました。
僕は、あなたの
その言葉を信じます。

[ヴァイダ]
そうかい、
ならちょっと待ってな。
連中は、あたしが
片付けてやるからねえ!

■会話(ニノ→ロイド(敵軍))

[ニノ](右)
ロイドにいちゃん!

[ロイド](左)
・・・ニノか。

[ニノ]
あたしの話を聞いて!
きっと誤解が・・・

[ロイド]
何も言うな。
今は敵同士・・・
手加減はなしだ。 

[ニノ]
エリウッドさまは
悪い人じゃないんだよ!?
それでも、戦うの!?

[ロイド]
・・・奴らは
ライナスの仇・・・
理由は、
それだけで充分だ。

[ニノ]
・・・ロイドにいちゃ・・・

[ロイド]
泣くな、ニノ。
おまえは前を向いて生きろ。
・・・俺を倒して
前に進むんだ。

(ロイド消える)

[ニノ]
・・・やだ!

(ニノ左寄りに移動)

[ニノ](右)
やだよ!
ロイド兄ちゃんっっ!!!!

■ロイド初戦時

[ロイド](左)
おまえらが何者かは、
今さらどうでもいい・・・
弟の仇は必ず仕留める。
一人ずつ、順番にな・・・

※ヘクトルが戦った場合

[ロイド](左)
・・・おまえ、誰だ?

[ヘクトル](右)
オスティア候弟ヘクトル!
てめぇは!?

[ロイド]
【黒い牙】首領
ブレンダンの息子
ロイド・リーダス・・・

・・・おまえ、俺の弟に似てるぜ。
雰囲気とか、なにかがな。

[ヘクトル]
!? なんの話だ?

[ロイド]
おまえたちにやられた弟、
ライナスの話さ。
・・・おまえには、
関係のない話だ・・・・・・

[ヘクトル]
・・・俺にも兄がいる。
兄上がやられたら、俺だって
相手を絶対許さねぇ・・・

[ロイド]
・・・・・・いい顔だ。

・・・兄貴を悲しませたくないなら
全力でかかってこい。
・・・・・・行くぞ。

[ヘクトル]
!!

※ラガルトが戦った場合

[ラガルト](右)
よう・・・ 久しぶりだな。

[ロイド](左)
【疾風】か・・・
・・・おまえが【牙】を
ぬけた話は聞いたが
奴らについたとは・・・

[ラガルト]
意外か?
そうでもないぜ。
ネルガルってたちの悪い
悪霊にとりつかれた時点で、
【牙】の終わりは
見えてたからな。

[ロイド]
・・・・・・

[ラガルト]
・・・で?
それがわからない
おまえさんじゃないよな?
ロイド、どうして
こんなことになってる?

[ロイド]
さぁな・・・
だが、弟はやられた。
おまえの新しい
仲間の手によって・・・

[ラガルト]
・・・ライナスをやったのは
オレたちじゃない。

[ロイド]
・・・俺が
それを信じるとでも?

[ラガルト]
・・・・・・いいや。
わかってるさ、
今さらどうにもなんないってな。
・・・わかってても
試さずにいられないのが、
オレの悪いくせでね。

[ロイド]
・・・さらばだ、ラガルト。
かつての友よ。

[ラガルト]
また会おうぜ、ロイド。
ライナスとウハイと・・・
たとえ、
この世でなくてもな。

※ジャファルが戦った場合

[ロイド](左)
【死神】、か。
おまえに会う度、
俺は考えてた。
おまえと本気でやったら、
どっちが勝つか・・・

[ジャファル](右)
・・・・・・

[ロイド]
ここで試してみるのも
悪くない・・・

※エリウッドが戦った場合

[ロイド](左)
やっと会えたな、エリウッド。

[エリウッド](右)
!!
待ってくれ!話し合おう。
僕たちは・・・!!

[ロイド]
【黒い牙】首領ブレンダンの
息子 ロイド・リーダス・・・
おまえたちにやられた弟の
ライナスが会いたがってんだ。
・・・・・・行くぜ。

[エリウッド]
待て・・・!

■ロイド撃破時

[ロイド](左)
・・・・・・待たせたな
今・・・やっと・・・・・・

■制圧後

※エリウッド編の場合

※エリウッドがライナス・ロイドを倒した場合

(背景、封印の神殿入り口)

(右、エリウッド表示)

[エリウッド](右)
・・・【黒い牙】首領の息子・・・
・・・・・・強者に敬意をこめ・・・
・・・どうか・・・やすらかに。

(右、アトス表示)

[アトス](右)
・・・手にかけた者に対し、
弔いの言葉をかけるのか?

[エリウッド]
アトス様。
・・・この者は、兄弟の
仇討ちだと言ってました。
・・・人が戦えば
敵味方に別れるのは当然・・・
・・・でも僕は・・・・・・
・・・・・・慣れることができない。

[アトス]
・・・それでいいのじゃよ。
己が行いの正の面しか見ぬものは
・・・道を踏み外しやすい。
迷いは持ち続けるがいい。
エリウッド、それが
おまえの生き方なのじゃから。

[エリウッド]
・・・僕の生き方・・・

※ヘクトル編の場合

※ヘクトルがライナス・ロイドを倒した場合

[ヘクトル]
……お前強かったぜ。
こんな形じゃなく会えば…
きっと……

(アトス、フェードイン)

[アトス]
…手にかけたことを
悔いておるのか?

[ヘクトル]
…じーさん。
…兄弟の仇討ちってのが
どーにもな……
…悔いか…
背負いながら生きてくさ。
俺の命が終わるその時は…
どんなこと思ってんだろうな?

[アトス]
…おぬしは、強い男じゃ。
その強さゆえ…進む道は
平穏無事とはいかんだろう。
だが、恐れずに進むがよい。
それこそが、おまえの
生き方なのだろうから。

[ヘクトル]
…俺の生き方…か。

※制圧後、ニノ、ジャファルが生存している場合

[ニノ](右)
・・・にいちゃ・・・
・・・ ・・・ ・・・

(右、ジャファル表示)

[ジャファル](右)
・・・・・・

[ニノ]
・・・どうして
どうしてこんなこと・・・に
なっちゃうの・・・・・・?
・・・あたし
わかんないよ・・・
・・・ ・・・
・・・・・・


(右にリン、左にアトス表示)

[リン](右)
アトス様!?
いつこちらに?

[アトス](左)
ついさっき
転移の魔法でな。

お前たちの様子は
水晶球で見ておった。
ここまでたどり着いたようで
なによりじゃ

(右、ヘクトル表示)

[ヘクトル](右)
なんだよ、だったら最初から
魔法で送ってくれりゃいいのに。

[アトス]
・・・それでは意味がない。
おまえたちが自分の力で動くこと
それが、なによりも大切なのだ。

さて
では、行くとするか。
地下へ・・・
ブラミモンドに会うとしよう。

(リンが消え、右にエリウッド表示)

[エリウッド](右)
ブラミモンド?
あなたと同じ八神将の・・・
あの【ブラミモンド】が、ここに?

[アトス]
そうじゃ。
八神将で生き残るは、
わしと、ブラミモンドの2人のみ。

おまえたちの力だけで、
ここを目指させたのは・・・
おまえたちが、
神将器を手にするに足る器か、
力を示す必要があったからじゃ。

[エリウッド]
神将器・・・ですか?

[アトス]
そうじゃ。
かつて我ら八神将が、
竜を倒すために用いた武器・・・
あれならば、ネルガルの【エーギル】、
その根本を断つこともできよう。

[エリウッド]
ネルガルを倒せる武器・・・

[アトス]
神将器は、この大陸の各地に
封印されている。
そして、その封印を解けるのは
ブラミモンドのみじゃ。
さて、力を
貸してくれれば良いが・・・

(転移の魔法にてエリウッドたち消える)

■制圧後2

(背景、封印の神殿内)

(右、エリウッド表示)

[エリウッド](右)
暗いな・・・

(右、ヘクトル表示)

[ヘクトル](右)
薄気味わりいな・・・
何も見えねえぜ。

(ヘクトルが消え、右にリン表示)

[リン](右)
しっ!
・・・誰かいるわ。

(左に???表示)

[エリウッド]
あなたが
ブラミモンド・・・

[???]
・・・
ああ、そうとも。
僕に何の用かな?
地上に生きる者たちよ。

[リン]
お願いがあります。
私たちはネルガルを
倒すために・・・

[ブラミモンド]
・・・残念だけど、
それは
かなえてあげられないわ。
封印を解くことは
人にとって良いことではないの。

(リンが消え、右にヘクトル表示)

[ヘクトル](右)
はぁ?
今は、世界が滅びるかっていう
瀬戸際なんだぜ!?

[ブラミモンド]
はっ! 世界だと?
だからなんだってんだ?
世界がどうなろうが
俺の知ったことじゃねーよ!

[ヘクトル]
な、なんだ!?
こいつ、声も、しゃべり方も・・・
いったい何人いやがる?

(ヘクトルが消え、右にアトス表示)

[アトス](右)
ブラミモンドは己を持たぬ。
他者に対しては
その者を映す鏡となり
みずからの人格は
決して表に出ることはない。
それゆえ、出会う人々の数だけ
ブラミモンドはいるのだ。

・・・ブラミモンドよ
わしを覚えているか?

[ブラミモンド]
・・・アトスか。
ふむ
ひさしぶりじゃの。

君が何故、この者たちを
連れてきたのか理解に苦しむよ。

あれが、なぜ封印されたか・・・
あなたは忘れてしまったの?

神将器は、人が
持っていい力じゃねーんだぜ。

[エリウッド]
だけど! このままでは
僕たちはネルガルの野望を
止めることができない!
この世を救うために
あなたの力が必要なんです!

[ブラミモンド]
・・・・・・

[アトス]
わしらも、人じゃよ
ブラミモンド。
この者たちは、過ぎた力に
心奪われるような者ではない。
この者たちは、わしの力を使わず
ここまでたどり着いた。
おぬしも、見ておったのだろう?

[ブラミモンド]
・・・
確かに・・・他の人間よりは
マシなようじゃ。

だけど、人は弱いわ。
その弱さに負けないと・・・

誰が保証してくれんだよ!?
アトス!

[エリウッド]
保証は・・・
何もありません。
ただ、僕たちを
信じてくださいとしか・・・

[ブラミモンド]
・・・・・・・・・

・・・かつて
君によく似た男を知っていた。
迷いのない、まっすぐに
先を見る瞳・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

(光が周りを包みだす)

[ブラミモンド]
・・・
これで
封印は解かれた。

後は、あなたたちの
好きにするといいわ。

俺は疲れた
少し眠らせてもらうぜ・・・

■制圧後3

(転移の魔法にてエリウッドたち地上に戻る)

(右にエリウッド、左にヘクトル表示)

[ヘクトル](左)
んー! やっぱり
地上の空気はうまいぜ!

(左、リン表示)

[リン](左)
・・・ブラミモンド様
不思議な人だったわね。

[エリウッド](右)
ああ・・・
結局、なぜあの人は
封印を解いてくれたんだろう?

(ヘクトル、リンが消え、左にアトス表示)

[アトス](左)
さて、な。
あれは、闇。
決して見通せぬ深き暗闇・・・
その本質は、もとより
常人に理解できるものではない。

それより、お前たちは
急がねばならぬ。
封印は解かれた。
ネルガルも、すでに
この事を察しておるはず・・・
一刻も早く
【烈火の剣】を手にせねば・・・

(アトスが消え、???姿無き声が響く)

[???](左)
・・・残念だな。

もう手遅れだ。

[エリウッド]

(転移の魔法にてネルガル登場)

[エリウッド]
ネルガル!

(エリウッドが消え、左にネルガル表示)

[ネルガル](左)
ようやく・・・
ようやく、力が満ちた。

(ネルガル、ニニアン、ニルスたちに詰め寄る)

[ネルガル]
さあ、ニニアン、
ニルス・・・こちらへ。
私のために
竜の門を開け。

(右にニルス、ニニアンの順で表示)

[ニルス](右)
・・・い、いやだ!

[ニニアン](右)
・・・・・・

(エリウッドたちネルガルに近づく)

(右、エリウッド表示)

[エリウッド](右)
行ってダメだ!
二人とも!!

(右にニルス、ニニアン表示、左にネルガル)

[ネルガル](左)
・・・ここで力を使っても
いいんだぞ?
選ぶがいい、ニニアン。
私に従うか、
それとも・・・

[ニニアン](右)
・・・わたしが行けば・・・弟は
・・・見逃してくれますか?

[ニルス](右)
ニニアン!?

[ネルガル]
・・・一人いれば
ことは足りる。
・・・・・・いいだろう。

(ネルガルが消え、ニニアン左に移動。ニルス左寄りに移動)

[ニルス](右)
いやだ! ニニアン!!
どうして・・・!?

[ニニアン](左)
・・・エリウッド様を
お願い・・・・・・

(一枚絵。手を合わせ祈る姉弟)

(ニニアン、ネルガルの場所に移動)

(背景、草原)

(右、ニルス表示)

[ニルス](右)
ニニアンっ!

(右、エリウッド表示)

[ニニアン](右)
ニニアン!
やめるんだっ!!

(左にニニアン、ネルガルの順で表示)

[ニニアン](左)
・・・・・・

[ネルガル](左)
門を開き、
私は無限の力を得る。

(ニニアン、ネルガル消える)

[ニルス]
ニニアンーーーっ!

[エリウッド]
待つんだ! ネルガルっ!!

(エリウッド、ニルスが消え、右にアトス表示)

[アトス](右)
いかん!
伏せるんじゃ、二人とも!!

(大地がゆれ、光に包まれる)

■制圧後4

(背景、屋内)

(右にヘクトル、エリウッドの順で表示)

[ヘクトル](右)
気づいたか?
エリウッド・・・

[エリウッド](右)
・・・ここは?

[ヘクトル]
宿だ。
おまえとニルスは、
ネルガルの置き土産に
やられたんだ。覚えてるか?

[エリウッド]
奴の力・・・
以前とは・・・けたが違う。

(ヘクトルが消え、右にリン表示)

[リン](右)
アトス様がとっさに
魔法の障壁を作って下さらなかったら
・・・私たちは、あなたとニルスを
失うところだった・・・・・・

(左、アトス表示)

[アトス](左)
あやつがその気なら
わしの力でも、みなを守りきれん・・・

[エリウッド]
ニニアンは・・・
僕らを守るために・・・

[アトス]
今追っても、お前たちに
勝ち目はない。
あの娘、ニニアンを
助けたいのならば・・・
ネルガルを倒す力を
最高の武器を手にせねばならぬ。

よいな、
エリウッド。

[エリウッド]
・・・はい
わかっています。

■制圧後5

(背景、草原)

(左、アトス表示)

[アトス](左)
・・・ローランの剣を得るため
オスティアへ行くぞ。
じゃがその前に・・・
エリウッド、おまえにこれを。

(右、エリウッド表示)

[エリウッド](右)
これは、確か・・・

[アトス]
さよう【天の刻印】じゃ。

[エリウッド]
アトス様、申し訳ありません。
僕は・・・【刻印】に
認められませんでした。

[アトス]
大丈夫じゃ。
恐れず、手にしてみるがいい。

[エリウッド]
はい、では・・・
・・・・・・ ・・・・・・!
・・・これは・・・・・・!!

(エリウッド、クラスチェンジ。ロードナイトへ)

[エリウッド](右)
アトス様・・・!

[アトス](左)
うむ。やはりこれが
おまえに合うものじゃったな。

[エリウッド]
・・・すごい。
体の底から力が湧いてくる。

(エリウッド左寄りに移動。右、ヘクトル表示)

[ヘクトル](右)
やったな! エリウッド!!

[エリウッド](右)
行こう、
神将器を取りに!
ネルガルを倒し、絶対に
ニニアンを助け出す!!


第27章終了

Thanks!!

データを投稿してくださった、Aeneisさん、間違いを指摘してくださった、林竜さん


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