(背景、エレブ大陸地図)
(右にジャファル(右)とニノ(左)を表示)
【黒い牙】の命令を受けた、二人の暗殺者。▼
(ニノ、ジャファル消える)
(地図上、ニノとジャファルが離宮へ向かい消える)
放たれた二人は、すでに
ゼフィール王子暗殺へと動いている。▼
(右にエリウッドを表示)
(地図上、エリウッドがアジトから離宮へ)
彼らを止めるため
エリウッドは離宮へ急いだ。▼
「26章 夜明け前の攻防」
(背景、夜の離宮内)
(左にニノ、右にジャファルを表示)
[ニノ](左)
王子の部屋は・・・
あ、あの扉かな。▼
[ジャファル](右)
・・・・・・▼
[ニノ]
いつも王子を守ってる
マードックって将軍は、▼
国王の命令で
今、ここにはいないはずだし・・・▼
衛兵も・・・いない。
かんたんな仕事、だよね?▼
あたし、絶対に
うまくやってみせる!▼
そりゃ、は、初めての
仕事だから・・・▼
ちょっとばかし、
キンチョウとかしてる・・・けど。▼
絶対、絶対っ
失敗するわけにはいかないから・・・▼
[ジャファル]
・・・・・・▼
[ニノ]
ジャファル、
準備はいい?▼
[ジャファル]
・・・俺は、おまえのヘマに
付き合う気はない・・・▼
失敗した時は、迷わず
標的ごと、おまえを始末する・・・▼
[ニノ]
!▼
[ジャファル]
仲間だとか、助けてもらえるとか
甘い考えはもつな。▼
・・・覚えておけ。▼
(ニノ笑う)
[ニノ]
や、やだな・・・
そんなの、わかってるよ。▼
あたしだって【黒い牙】の
一員だもん・・・ はははは▼
(ニノ真顔に)
[ジャファル]
・・・・・・▼
(ジャファル消える)
[ニノ]
・・・負けない。▼
だって、あたし
一人前になるんだから・・・▼
母さんに自慢してもらえるような
そんな娘に、なるんだから・・・▼
(フィールドマップ)
(マップ上、ニノとジャファルが扉の前に移動)
(BGMなし)
[ニノ](右中央)
・・・見張りもいない。▼
約束どおりだけど
なんか・・・ へんな感じ。▼
[ジャファル](右端)
・・・・・・▼
[ニノ]
!? 声がっ!
部屋の中から聞こえる!▼
[ジャファル]
・・・祈りの声だ。▼
[ニノ]
本当だ・・・▼
王子の声・・・だよね?
なにを祈ってるんだろう?▼
(ジャファル、ニノ消える)
(ゼフィール、目を閉じ祈る)
[ゼフィール](左)
・・・神様、
明日は私の成人の儀式です。▼
これまで、ベルン王子として▼
父上の恥にならぬよう
ふるまってきたつもりです・・・▼
ですが、まだまだ
父上の期待には、そえていません。▼
努力が足りないのでしょう・・・
もっと頑張るようにします。▼
(ゼフィール消える)
[ニノ](左)
・・・!▼
(ニノ消える)
(ゼフィール、目を閉じ祈る)
[ゼフィール](左)
・・・・・・神様▼
・・・明日からは大人になる
愚かな子供の、最後の願いとして▼
毎晩お聞かせしている
この願いを叶えて下さい・・・▼
どうか父上と母上が
仲良くなりますように。▼
私と、妹のギネヴィア
そして妹の母も・・・ みんな▼
みんな仲良く王宮で暮らせる日が
いつか来ますように・・・▼
(ゼフィール消える)
[ニノ](左)
・・・・・・▼
[ジャファル](右)
・・・行くぞ・・・▼
(ジャファル消える)
(ニノ、一歩前へ)
[ニノ]
あ! ジャファッ・・・!▼
(マップ上、ジャファル扉を開け、ゼフィールに近づく)
(背景、夜の部屋の中)
(右にゼフィール(左)とジャファル(右)を表示)
[ジャファル](右端)
・・・▼
(ゼフィール、小さく上下に動く)
[ゼフィール](右中央)
!? な、
くせもの・・・!!▼
(ゼフィール気を失う)
・・・ ・・・
(フィールドマップ)
(どさり・・・という音と共にゼフィールが倒れる)
(ニノ、ゼフィールの元へ)
(背景、夜の部屋の中)
[ジャファル](右)
・・・これで
当分、眠っている。▼
・・・ここからは
おまえの仕事だ・・・▼
[ニノ](左)
・・・・・・▼
[ジャファル]
・・・早くしろ。▼
(ニノ、一歩前へ)
[ニノ]
・・・う、うん。▼
[ジャファル]
・・・・・・▼
(ニノ目を閉じる)
[ニノ]
できない・・・よ。▼
(ニノ目を開く)
[ジャファル]
!? なんだと?▼
(曲が流れ始める)
(ニノ、一歩下がる)
[ニノ]
・・・この人、あたしと
いっしょだもん・・・▼
親に・・・愛してもらいたいって・・・
ただ認めてもらいたいって▼
それだけなのに・・・・・・▼
でも・・・
どんなに努力しても、▼
母さんは、いつも
汚い物でも見るように・・・▼
がっかりした目で
あたしを見るんだ・・・▼
ただの一度も・・・
抱きしめてもらえない・・・・・・▼
[ジャファル]
ふざけるな!
・・・言ったはずだ、▼
おまえのヘマに
付き合う気はないと。▼
[ニノ]
わかってる・・・▼
(ニノ笑顔に)
ジャファルの
好きにすれば、いいよ。▼
あたし、抵抗しないから
ラクにやれるよ。▼
でも・・・この人だけは
助けてくれないかな・・・▼
・・・お願い・・・だから。▼
(ニノ、真顔に)
[ジャファル]
!!▼
[ニノ]
・・・・・・
さ、いいよ?▼
(ニノ目を閉じる)
[ジャファル]
・・・・・・▼
・・・来い。▼
(ニノ目を開く)
[ニノ]
え・・・?▼
(フィールドマップ)
(マップ上、ジャファルとニノが部屋から出る)
(曲が変わる)
(左にジャファル、右にニノを表示)
[ジャファル](左)
ここから脱出する。
急げ。▼
(ジャファル消える)
[ニノ](右)
ジャファル・・・?▼
(ニノ消える)
(マップ上、ジャファルとニノ左方へ移動)
(右にジャファル(左)とニノ(右)を表示)
[ジャファル](右中央)
・・・こっちだ、早く来い。▼
[ニノ](右端)
で、でも
こんなことしたら・・・▼
ジャファルまで・・・▼
[ジャファル]
いいから、早くしろ▼
・・・!▼
(ニノ、ジャファル消える)
(マップ左上からウルスラたちが現れる)
(左にウルスラ、右にジャファルを表示)
[ウルスラ](左)
あら、ジャファル
もう終わったの?▼
さすがは【死神】といったところかしら、
見事な手際だわ。▼
ソーニャ様から、あなたの動向が
おかしいと聞いたのだけど▼
余計な心配だったわね。▼
(ウルスラ、ジャファル消える)
(マップ上、ニノがジャファルの隣へ移動)
(左にウルスラ、右にニノ(右)とジャファル(左)を表示)
[ニノ](右端)
ごめんなさい!
ジャファルは悪くないのっ!!▼
あたしが
あたしが王子を・・・▼
[ジャファル](右中央)
ニノ!▼
(ウルスラ、一歩前へ)
[ウルスラ](左中央)
・・・どういうことかしら?▼
どうして、その子が
まだ生きているの?▼
[ニノ]
え・・・▼
[ジャファル]
・・・・・・▼
(ウルスラ笑う)
[ウルスラ]
ソーニャ様に命令を
受けているでしょう?▼
その役立たずは
ここで始末するよう・・・▼
[ニノ]
!!▼
[ジャファル]
だまれ。▼
それ以上、
その口を動かすな。▼
[ウルスラ]
・・・・・・
そう、そういうこと。▼
(ウルスラ真顔に)
ジャファル、あなた
ネルガル様を裏切るつもりね?▼
[ジャファル]
ニノは・・・死なせない。▼
邪魔をするなら、消す。▼
[ニノ]
ジャファル!▼
(ウルスラ笑う)
[ウルスラ]
フフ・・・ あなたにも
人間らしい感情あったのね。▼
あの気味の悪い【モルフ】どもと
変わりなかったのに。▼
(ウルスラ真顔に)
その様子じゃ、
王子もやってないんでしょ?▼
・・・・・・マクシム!▼
[マクシム](左端)
はいっ! ここに。▼
[ウルスラ]
連れてきた部下どもを使って
明かりをすべて消し▼
外へ出る通路をふさがせなさい。▼
標的は、王子ゼフィールと
裏切り者2名。▼
奥の者に気取られる前に
終わらせます。▼
かかれ!!▼
(暗転)
[ジャファル](右中央)
・・・早く行け
俺が時間をかせぐ。▼
[ニノ](右端)
や、やだよ!
ジャファルも一緒に・・・▼
[ジャファル]
ニノ・・・▼
お前は、生きろ。▼
お前には、その資格がある。▼
(ジャファル、ニノ消える)
(BGMなし)
(マップ上、ニノを残してジャファルがマップ下方へ去る)
[ニノ](右)
やだ! 待って!!
行かないで、ジャファル!!▼
[エリウッド](右)
ここが、ベルン離宮だ!
[リン](左中央)
明かりが・・・
ついていないわ。▼
それに、戦いの音。
なにが起きているの?▼
[ヘクトル](左端)
わかんねーけど、戦いが起こってんなら
まだ希望ありそうじゃねーか!▼
急ごうぜエリウッド!!▼
[エリウッド]
中へ入ろうっ!
王子を守るんだっ!!▼
[ニルス](右)
次の戦いについて占うよ。
はい いいえ
※「はい」を選択
[ニルス]
ちょっと待ってね・・・
・・・ ・・・ ・・・▼
・・・ベルンの王子さまを
助けたいんだよね?
・・・守ってくれる人はいるけど
早くしないと・・・
取り返しがつかないよ。▼
・・・新しい出会いもある。
・・・・・・魔法使いの女の子?
・・・悪い子じゃないから
話しかけられたら・・・
仲間になってくれそう・・・▼
・・・こんな感じ。▼
もう一回言おうか?
はい いいえ
※「はい」を選択
(同じ内容の繰り返し)
※「いいえ」を選択
[ニルス]
聞きたくなったら
いつでも来てね。▼
※「いいえ」を選択
[ニルス]
聞きたくなったら
いつでも来てね。▼
※ハーケン出撃時
[ハーケン](右)
あなたが
軍師マーク殿ですか。▼
はっ、ハーケンと申します。
以後お見知りおきを。▼
エリウッド様より、あなたの指揮下で
戦うよう指示を受けました。▼
どのような死地もいといません。
ご命令を。▼
[ゼフィール](右)
はっ ここは・・・
私の部屋か・・・▼
あの男は・・・いない。
いったい、何が・・・?▼
!
この気配、敵襲か・・・!▼
十・・・二十・・・
こちらに向かってくる・・・▼
とにかく、
ここから逃げ・・・▼
いや・・・違う。
そうじゃない。▼
逃げても追いつかれ、
敵に囲まれるだけ・・・▼
下手に動くより・・・
ここで迎え撃つんだ。▼
[ニノ](左)
!! ・・・もしかして
お城の人?▼
王子は部屋の中だよ!
早く助けてあげて!!▼
ここは、あたしが
なんとかするから!!!▼
[エリウッド](右)
待って!
君・・・ニノだね?▼
[ニノ]
!?
どうして・・・▼
[エリウッド]
実は・・・▼
(暗転)
[ニノ]
・・・そんな・・・
そんな・・・ウソ・・・▼
[エリウッド]
残念だけど・・・
本当の話なんだ。▼
【黒い牙】は、もう
君が思ってるような義賊団じゃない。▼
ネルガルに、いいように
使われているんだ!!▼
[ニノ]
母さんが・・・
・・・そんな・・・▼
[エリウッド]
・・・すぐに信じろとは言わない。
だけど・・・真実は一つだけだ。▼
僕たちと一緒に行こう!▼
王子の命を奪わなかった君なら
きっと、わかってくれると思う。▼
[ニノ]
・・・・・・▼
[ニノ](左)
!! ・・・もしかして
お城の人?▼
王子は部屋の中だよ!
早く助けてあげて!!▼
ここは、あたしが
なんとかするから!!!▼
[リン](右)
待って!
あなた・・・ニノでしょう?▼
[ニノ]
!?
どうして・・・▼
[リン]
実は・・・▼
(暗転)
[ニノ]
・・・そんな・・・
そんな・・・ウソ・・・▼
[リン]
残念だけど、
本当の話よ。▼
ニニアンと、ニルス・・・
何の罪もないあの子たちを、▼
【黒い牙】は無理やり
連れ去ろうと襲ってきた。▼
裏ですべてを操ってる
ネルガルのいいなりになって・・・▼
[ニノ]
・・・そんな・・・▼
[リン]
・・・信じたくない気持ちはわかるわ。
だけど・・・真実は一つよ。▼
ニノ、私たちと来て。▼
王子の心がわかるあなたなら
きっと、わかってくれると思う。▼
[ニノ]
・・・・・・▼
[ニノ](右)
ジャファル!▼
(ニノ真顔に)
[ジャファル](左)
ニノ・・・!?▼
・・・・・・
逃げろと言ったはずだ。▼
(ニノ、一歩前へ)
[ニノ]
あの人たちが
助けてくれたのっ!▼
ジャファルも早く!
いっしょに来て!!▼
[ジャファル]
・・・行け。▼
価値のない命を
救う必要はない。▼
[ニノ]
ジャファル・・・▼
[ジャファル]
俺は死体だ。▼
生まれた時から、
死んでいたも同然だ。▼
だから、俺のことは
もう放っておけ・・・▼
[ニノ]
やだ!▼
ジャファルが行かない
なら、あたしも残る!▼
ジャファルが死んじゃうなんて
ぜったいやだっ!▼
[ジャファル]
ニノ・・・▼
・・・・・・▼
[エリウッド](右)
ゼフィール王子ですか!?▼
[ゼフィール](左)
! 何者だっ!?▼
[エリウッド]
・・・あなたを救いに来た者です。▼
[ゼフィール]
・・・・・・▼
[エリウッド]
僕らがお守りします。
どうかお下がりください。▼
[ゼフィール]
・・・断る。▼
[エリウッド]
王子・・・?▼
[ゼフィール]
名を明かさぬ、素性も分からぬ者を
誰が信じられようか?▼
[エリウッド]
・・・・・・失礼しました。
ですが・・・お答えはできません。▼
[ゼフィール]
どうあっても?▼
[エリウッド]
・・・はい。▼
[ゼフィール]
・・・・・・わかった。▼
我が命、
そなたに預けよう。▼
[エリウッド]
王子!▼
[ゼフィール]
そなたが刺客ならば
すでに私の命はなかった。▼
・・・信じてよいのだな。▼
[エリウッド]
騎士としての
名誉にかけて!▼
[ヘクトル](右)
ゼフィール王子か!?▼
[ゼフィール](左)
! 何者だっ!?▼
[ヘクトル]
俺はリキ・・・おっと、
おまえを救いにきた者だ。▼
[ゼフィール]
・・・・・・▼
[ヘクトル]
俺たちが敵を追っ払う。
下がっててくれ!▼
[ゼフィール]
・・・断る。▼
[ヘクトル]
はぁ?▼
[ゼフィール]
名を明かさぬ、素性も分からぬ者を
誰が信じられようか?▼
[ヘクトル]
・・・いや、それはそうなんだけどな。▼
だが・・・こっちにも事情があって
名乗ることはできない。▼
[ゼフィール]
どうあっても?▼
[ヘクトル]
・・・ああ。▼
[ゼフィール]
・・・・・・わかった。▼
我が命、
そなたに預けよう。▼
[ヘクトル]
! いいのか?▼
[ゼフィール]
そなたが刺客ならば
すでに私の命はなかった。▼
・・・信じてよいのだな。▼
[ヘクトル]
俺という人間の
名誉にかけて!!▼
[リン](右)
ゼフィール王子!?▼
[ゼフィール](左)
! 何者だっ!?▼
[リン]
・・・あなたを救いに来た者。▼
[ゼフィール]
・・・・・・▼
[リン]
私たちが、敵を防ぐわ。
下がっててください。▼
[ゼフィール]
・・・断る。▼
[リン]
王子?▼
[ゼフィール]
名を明かさぬ、素性も分からぬ者を
誰が信じられようか?▼
[リン]
・・・・・・
答えることはできません。▼
[ゼフィール]
どうあっても?▼
[リン]
・・・ええ。▼
[ゼフィール]
・・・・・・わかった。▼
我が命、
そなたに預けよう。▼
[リン]
!▼
[ゼフィール]
そなたが刺客ならば
すでに私の命はなかった。▼
・・・信じてよいのだな。▼
[リン]
父なる空と
母なる大地に誓って!▼
[ニノ](右)
あたし・・・
死んじゃうのかな・・・▼
[ジャファル](左)
・・・終わりか。▼
[ゼフィール](左)
母上・・・・・・▼
「GAME OVER」
[ウルスラ](左)
ね、あなた・・・▼
死ぬのは、こわい?▼
※ニノで戦った場合
[ウルスラ](左)
どうしてソーニャ様の
思いどおり死なないの?▼
クズに生まれたあなたが▼
唯一、役に立てる
機会だったのに。▼
[ニノ](右)
母さんが・・・
・・・そんなこと言うわけない。▼
・・・あたし・・・信じない。▼
あなたの言うことなんか
信じないんだからっ!!
[ウルスラ]
ばかな子・・・ せめて
苦しまずにお眠りなさい。▼
※ジャファルで戦った場合
[ウルスラ](左)
・・・私には理解できない。▼
完璧な方々に仕えながら▼
その喜びを放棄する、
あなたが・・・▼
[ジャファル](右)
・・・・・・
俺は・・・ニノを生かす。▼
・・・それだけだ。▼
[ウルスラ](左)
・・・う・・・くっ
・・・・・・そんな・・・▼
・・・ソーニャさ・・・ま・・・▼
(BGMなし)
(背景、夜の部屋の中)
※ゼフィールに話し掛けた場合
[ゼフィール](左)
! 明かりがともった。
・・・私は、助かったのか?▼
あの者たちは・・・
どうなったのだ?▼
・・・母上がご無事か
確かめなくては・・・!▼
誰か! 誰かいないか!!▼
※ゼフィールに話し掛けなかった場合
[ゼフィール](左)
! 明かりがともった。▼
・・・賊は・・・
どうなったのだ?▼
・・・母上がご無事か
確かめなくては・・・!▼
誰か! 誰かいないか!!▼
※ニノでジャファルに話し掛け、かつニノ、ジャファル生存時
(左にジャファル、右にニノを表示)
(ニノ、一歩前へ)
[ニノ](右)
ジャファル!!▼
[ジャファル](左中央)
ニノ・・・▼
(ニノ笑顔に)
[ニノ]
よ・・・かった・・・▼
[ジャファル]
・・・・・・▼
(ニノ消える)
[エリウッド](右端)
・・・・・・▼
[ジャファル]
・・・どうして
俺をやらない?▼
[エリウッド]
そんなことをしたら、
ニノまで死んでしまう。▼
[リン](右中央)
あなたたちは
王子の命を奪わなかった。▼
だから、私たちも
あなたの命を奪わない・・・▼
それだけのことよ。▼
[ジャファル]
・・・甘いな。▼
俺が、おまえたちの仲間を
どれだけ手にかけたと思う?▼
(リン消える)
(ヘクトル険しい顔で小さく上下に動く)
[ヘクトル](右中央)
・・・こいつっ!▼
[エリウッド]
ヘクトル!!
落ち着くんだ!▼
[ヘクトル]
・・・チッ▼
(ヘクトル消える)
[エリウッド]
・・・許せないこともある。
だが、今は・・・▼
ネルガルを倒すためにも、
一つでも多くの強い力が必要だ。▼
[ジャファル]
・・・・・・▼
[エリウッド]
・・・ジャファル、
捨てるつもりの命なんだろう?▼
・・・これまでのことを
悔いる気持ちがあるのなら、▼
僕らと一緒に戦おう。▼
[ジャファル]
・・・悔いる・・・だと?
俺にはそんな感情など・・・▼
[ニノ](左端)
ジャファル・・・!▼
[ジャファル]
・・・・・・おまえが
それを望むのなら・・・▼
・・・俺は・・・従おう。▼
(ニノ、小さく上下に動き笑顔に)
[ニノ]
ジャファル!!▼
[リン](右中央)
・・・よかったわね、
ニノ。▼
[ニノ]
うん! ありがとう!!
ありがとう・・・!!▼
(リン消える)
[ヘクトル](右中央)
・・・▼
(ヘクトル消える)
[エリウッド]
!
ヘクトル・・・▼
(背景、山)
※ウルスラ生存時
[リムステラ](左)
・・・ウルスラよ。▼
[ウルスラ](右)
リムステラ・・・様。▼
・・・覚悟はできています。
失敗には死あるのみ。▼
ただ、その前にソーニャ様に
ご報告だけでもと・・・▼
[リムステラ]
その必要はない。▼
[ウルスラ]
!!▼
(背景が一瞬赤く染まる)
[ウルスラ]
・・・ぐうぅ・・・
・・・・・・・・・・・・▼
(ウルスラ目を閉じ、消える)
[リムステラ]
・・・これは
なかなか良い【エーギル】だ。▼
ネルガル様も
喜ばれるだろう。▼
※ウルスラを倒した場合
[リムステラ](左)
・・・ウルスラ。▼
もう聞こえぬか・・・▼
・・・・・・これは
なかなか良い【エーギル】だ。▼
ネルガル様も
喜ばれるだろう。▼
(BGMなし)
(背景、離宮)
[マードック](右)
・・・国王陛下は、いったい
何を考えておられるのか?▼
さしたる理由も無く、
私を引き止めるなど・・・▼
!! まさか・・・
王子の身に何か・・・!!▼
(左から兵士が現れる)
[兵士](左)
しょ、将軍!
マードック将軍っ!!▼
た、大変です・・・っ!!▼
[マードック]
どうした!?▼
※パント、ルイーズ生存時
(背景、部屋の中)
(右にパント、左に文官を表示)
[文官](左)
・・・お待たせしました。
王妃様がお会いになるそうです。▼
[パント](右)
わかりました。▼
(文官、パント消える)
[ルイーズ](左)
さ、参りましょう。▼
[ヘクトル](右中央)
・・・ベルン王妃か。▼
非公式つっても、格式ばった
謁見つーのは苦手なんだがな。▼
[リン](右端)
・・・同感。▼
(ルイーズ消える)
[エリウッド](左)
・・・・・・行こう。▼
(暗転)
(背景、離宮内)
(曲が変わる)
(左にヘレーネ、右にエリウッドを表示)
[ヘレーネ](左)
おお、そなたたち
よくやりました!▼
【ファイアーエムブレム】を
見事、取り戻したとか?▼
[エリウッド](右)
あの・・・ヘレーネ王妃。▼
まだご存知ないのですか?
昨夜、この離宮に・・・▼
[ヘレーネ]
ああ、なにやら
賊が忍び込んだとか。▼
まあ、そんな些事はどうでもよい。▼
さ、それより早く【エムブレム】を。▼
(エリウッド、一歩前へ)
[エリウッド]
・・・・・・▼
(ヘレーネ、一歩前へ)
[ヘレーネ]
おお、これぞまさしく
【ファイアーエムブレム】!▼
ホホ これで王位は
私のゼフィールのもの・・・▼
あの忌々しいギネヴィアなどに
渡してなるものか・・・ ホホホ▼
[エリウッド]
・・・ヘレーネ王妃。▼
[ヘレーネ]
ああ、そうでしたね。▼
約束の褒美はとらせましょう。
【封印の神殿】への道でしたね?▼
[エリウッド]
・・・それより
お尋ねしたいことがあります。▼
あなたにとって
ゼフィール殿下とは、何なのですか?▼
[ヘレーネ]
何・・・ですって?▼
[エリウッド]
ゼフィール殿下は、
あなたのご子息ですか?▼
それとも
その【エムブレム】と同じ・・・▼
王位を手に入れるための
道具なのですか?▼
(ヘレーネ、小さく上下に動く)
[ヘレーネ]
なっ・・・!?▼
ぶ、無礼者っ!
誰に向かってそのような口を!▼
[エリウッド]
あなたの身分など関係ない!▼
あなたが何を望もうと、
それはあなたの勝手です。▼
でも、罪のない我が子を・・・▼
殿下を傷つけるような事だけは、
どうかやめてください!▼
[ヘレーネ]
? 何のことです!
何を言って・・・?▼
[リン](右端)
ご存知ないのですか?
殿下は暗殺者に・・・▼
[エリウッド]
リンディス、もういい。
・・・失礼します。▼
(エリウッド、リン去る)
[ヘレーネ]
ま、待ちなさい!
まだ話は終わっておらぬ!▼
誰か! この無礼者を捕らえよ!
誰かっ!▼
[マードック](左)
・・・王妃様。▼
[ヘレーネ]
マードック!▼
おまえは、陛下のお召しで
城にいたはずでは・・・?▼
[マードック]
はっ。
先ほど帰還し、部下から▼
昨夜起きた事件の
詳しい報告を受けました。▼
・・・その件で、王妃様に
申し上げたいことが・・・▼
(BGMなし)
(背景、離宮)
(左にヘクトル、右にエリウッドを表示)
[ヘクトル](左)
・・・まいったな。▼
※パント、ルイーズ生存時
[エリウッド](右中央)
・・・・・・・▼
(ヘクトルが消え、左にルイーズ(右)とパント(左)を表示)
[エリウッド]
パント様、ルイーズ様▼
せっかくの機会を
台無しにしてしまい・・・▼
申し訳ありませんでした。▼
[パント](左端)
君が間違ったことを言ったとは
思わないよ。▼
気にしなくていい。▼
[ルイーズ](左中央)
・・・ヘレーネ様は、
変わってしまわれました。▼
お嫁入りされる前は・・・▼
良き妻、良き母になるのだと、
気持ちのお優しい方でしたのに・・・▼
[パント]
ベルンに来て、国王とそりが合わず
苦労したようだね。▼
王妃としてのプライドを保つため、
王位に執着するようになったんだろう。▼
・・・悲しい人だ。▼
(パント、ルイーズ消える)
[リン](右端)
・・・・・・
親がいるのに・・・▼
両親ともが、あんなだなんて
ゼフィール王子が・・・可哀想だわ。▼
[エリウッド]
たとえ・・・正しいことでも、
言うべきことではなかった。▼
王妃を怒らせ、手助けを得るどころか、
反対に追っ手を差し向けられるとは・・・▼
※パント、ルイーズ戦闘不能時
[エリウッド](右中央)
つい、感情的になった。
すまない。▼
[ヘクトル]
おまえのせいじゃねえって。▼
(ヘクトル消える)
[リン](左)
そうよ、みんな同じ気持ち。
親がいるのに・・・▼
両親ともが、あんなだなんて
ゼフィール王子が・・・可哀想だわ。▼
[エリウッド]
だが、王妃を怒らせてしまった。▼
・・・手助けを得るどころか、
反対に追っ手を差し向けられるとは・・・▼
せっかくの機会を、台無しにした。▼
(リン消える)
[ヘクトル](右端)
・・・過ぎたこと
悔やんでも仕方ねえだろ?▼
今は、先に進むことを
考えようぜ。▼
!! 誰だっ!?▼
[ヘレーネ](右)
お待ちなさい。▼
[ヘクトル]
へ、ヘレーネ王妃!?▼
[エリウッド]
こんな所に
お一人だけで・・・▼
[ヘレーネ]
・・・あなたは確か
エリウッド・・・でしたね?▼
この書と印を受け取りなさい。▼
私から
あなたへ授ける褒美です。▼
[エリウッド]
・・・王妃?▼
[ヘレーネ]
【封印の神殿】へ安全に進める道は、
この書に記されております。▼
印は、私がエトルリアより嫁ぐ際
リグレ公から贈られた祝いの品。▼
ゼフィールにと、とっておきましたが▼
これは今、あなたたちにこそ
必要ではないかと思います。▼
それから・・・ 今より3日間だけ、
人払いもしておきました。▼
その間に、何がおきようとも
ベルン兵が動くことはないでしょう。▼
・・・ただ、国王の私兵については、
約束のかぎりではないのですが・・・▼
[エリウッド]
いえ、それだけで充分です。▼
・・・お心遣い感謝します。▼
ですが、王妃・・・
なぜ僕たちにここまで?▼
[ヘレーネ]
・・・王妃ではなく、母として
そなたに礼を言います。▼
息子を救ってくれたこと
・・・心から感謝します。▼
さ、もうお行きなさい。▼
(ヘレーネ去る)
[エリウッド]
・・・ヘレーネ王妃。▼
(背景、部屋の中)
(左にゼフィール、右にヘレーネを表示)
[ヘレーネ](右)
・・・ゼフィール。▼
[ゼフィール](左)
母上、
どうかしましたか?▼
[ヘレーネ]
おまえには・・・今まで
つらい思いばかりさせていましたね。▼
・・・ごめんなさい。▼
[ゼフィール]
そ、そのような!▼
[ヘレーネ]
ゼフィール・・・私の大切な・・・
かけがえのない息子。▼
これからは、私も・・・▼
みなで仲良く暮らせるよう
努力しましょう。▼
父上と・・・そして
あなたの妹、ギネヴィアたちと。▼
[ゼフィール]
母上・・・▼
[ヘレーネ]
私は、これまでの自分の行いを
恥じています。▼
こんな私を、王は・・・
許して下さらないかもしれない。▼
・・・でも、どんなに時間がかかっても
つぐない、変えていきたい・・・▼
心をこめて話せば、いつかきっと
わかって下さるでしょう。▼
だって・・・
私たちは家族ですものね。▼
[ゼフィール]
はい!
いつか、きっと・・・!▼
(背景、森)
(左にヘクトル、右にエリウッドを表示)
[ヘクトル](左)
で、地図がわりの書はともかく
印ってのはなんだ?▼
[エリウッド](右中央)
これは・・・【天の刻印】だ。
こんな大切な物を下さるなんて・・・▼
[ヘクトル]
おまえの気持ちが通じたんだろ?
遠慮なくもらっとこうぜ!▼
[エリウッド]
・・・僕たちの気持ちだろ?▼
[リン](右端)
そうそう。
私たちみんなのよ!▼
[ヘクトル]
・・・まぁな。▼
[エリウッド]
【封印の神殿】へ行こう。
そこできっと、何かが起きるはずだ!!▼
「天の刻印を手に入れた」
データを投稿してくださった、いちいさん