※エリウッド編の場合
(背景 エレブ大陸地図)
(敵兵士が南下するのを追うエリウッド)
(右にエリウッド)
【黒い牙】の後を追い、南へ向かう一行。▼
(エリウッドが消え、右にリンが表示される)
完全に消されたかに見える痕跡を、
リンは確かな足取りで追跡する。▼
その痕跡は、ベルンの
険しい山頂へと続いていた。▼
山の頂上付近には
季節を問わず雪が残っている。▼
まぶしい照り返しの中、▼
エリウッドたちの目の前に
古めかしい城が、姿を現した。▼
25章 闇の白い花
※ヘクトル編の場合
(背景 エレブ大陸地図)
(敵兵士が南下するのを追うヘクトル)
(右にヘクトル)
【黒い牙】の後を追い、南へ向かう一行。▼
(ヘクトルが消え、右にリンが表示される)
完全に消されたかに見える痕跡を、
リンは確かな足取りで追跡する。▼
その痕跡は、ベルンの
険しい山頂へと続いていた。▼
山の頂上付近には
季節を問わず雪が残っている。▼
まぶしい照り返しの中、▼
ヘクトルたちの目の前に
古めかしい城が、姿を現した。▼
27章 闇の白い花
※ヴァイダを倒していない場合
(背景 砦の中)
[ソーニャ](左)
そう・・・ それでは結局、
奴らを始末できなかったのね?▼
[ヴァイダ](右)
・・・・・・▼
[ソーニャ]
・・・元王宮付きだというから
ネルガル様に紹介したけれど・・・▼
見込み違いだったみたいね。▼
[ヴァイダ]
・・・次こそは大丈夫だ!
もう一度だけ機会をもらえれば・・・▼
[ソーニャ]
うふふ 「もう一度」?
なんの冗談かしら。▼
[ヴァイダ]
ネルガル殿の口添えなくば、
王宮付き竜騎士へ復帰の道は・・・▼
頼む! このとおりだ・・・!!▼
(ヴァイダが目を閉じ、画面から消える)
[ソーニャ]
・・・土下座なんて無様なこと
よくできるわね?▼
やめれば? なにをしても
2度目の機会なんてないんだから。▼
それよりも感謝してちょうだい。▼
あなたは、よそ者だから
【牙】の制裁は許してあげる。▼
(ヴァイダが元の位置に戻る)
[ヴァイダ]
・・・・・・▼
[ソーニャ]
さっさと、そのみじめな姿を消して。
負け犬の匂いがぷんぷんするわ。▼
[ヴァイダ]
・・・・・・くっ▼
(ヴァイダ、消える)
[ソーニャ]
・・・ウルスラ、そこにいる?▼
[ウルスラ](右端)
はい、ソーニャ様。▼
[ソーニャ]
・・・世の中には、
2種類の人間がいるわ。▼
“選ばれた統率者”と、
“それに奉仕するためだけのクズ”▼
この、2つだけしかいないの。▼
私は前者、ネルガル様に選ばれた
完璧な人間よ。▼
ウルスラ、おまえも
私のようになりたくはない?▼
[ウルスラ]
はい、もちろんです。▼
[ソーニャ]
だったら“クズ”を
上手く利用することね。▼
奴らを同じ人間だなんて思うと
足をひっぱられる。▼
さっきのヴァイダなんかは
いい例ね。▼
本人は前者でも
“クズ”を人間として扱うから▼
負け犬にしかなれない・・・
・・・本当にバカな女。▼
[ウルスラ]
・・・・・・▼
[ソーニャ]
おまえは、私のお気に入り・・・
負け犬にならぬよう▼
くれぐれも
お気をつけなさい。▼
[ウルスラ]
はい、わかりました。
お優しいソーニャ様。▼
(暗転)
(背景 砦)
[エリウッド](右)
・・・今、飛んでいったのは
あの時の竜騎士だ。▼
では、やはりこの山道を進んで
間違いなかったようだな。▼
[リン](右端)
ここまで来て、奴らも
油断したようね。▼
雪の上に、足跡が
くっきり残っているもの。▼
[エリウッド]
リンディスのおかげだな。
すごいよ。▼
[リン]
ふふっ
どう、ヘクトル?▼
[ヘクトル](左)
あーあー
見くびってた俺が悪かった。▼
[リン]
わかればいいのよ。▼
[エリウッド]
目の前にある砦が
多分、彼らのアジトだ。▼
[リン]
さっそく
忍び込んでみましょう!▼
[ヘクトル]
おう! まかせとけ!!▼
(ヘクトル、リンが消える)
[エリウッド]
・・・どうして、二人とも
あんなに楽しそうなんだ・・・?▼
(背景がマップに)
[ヘクトル](左端)
さて・・・ 忍び込んでは
みたものの・・・▼
なんか、複雑な砦だな?▼
[エリウッド](右)
かすかにだが
・・・人の声が聞こえる。▼
[リン](左)
あっち! 行ってみましょう!!▼
(ヘクトル、リンが消える)
[エリウッド]
マーカス! ニニアンたちと一緒に
ここで待っていてくれ。▼
いつでも脱出できるよう
見張りも頼む!▼
(左にマーカスが現れる)
[マーカス](左)
はっ、おまかせを!▼
(暗転後、エリウッドたちが砦に近づく)
(背景 砦の中)
[ニノ](右)
・・・ほんと!?▼
あたしに仕事くれるって・・・
ほんとなの!? 母さん!▼
[ソーニャ](左)
そうよ、とても
大きい仕事。▼
・・・ベルン国王の依頼よ。▼
(ニノ、動く)
[ニノ]
国王の!?▼
そんなすごい仕事を・・・
あたしにっ?▼
(ブレンダンが右端に現れる)
[ブレンダン](右端)
ソーニャ!?
わしは反対だぞっ!!▼
こんな小さい子に
そんな危険な仕事を・・・▼
[ニノ]
とうさん?▼
[ソーニャ]
・・・そうね、本当ならあなたの
息子たちがやるべき仕事よ。▼
だけど、先日の報告以来
どちらも姿を見せない。▼
[ニノ]
ロイドにいちゃん・・・
ライナスにいちゃん・・・・・・▼
[ブレンダン]
・・・・・・▼
[ソーニャ]
だから私の娘にやらせるの。▼
いくらあなたでも、
文句なんて言わせないわ。▼
(ブレンダン、目を閉じる)
[ブレンダン]
・・・・・・▼
(ブレンダン、消える)
[ニノ]
あ!
とうさん・・・・・・▼
[ソーニャ]
・・・好きにさせれば
いいわ!▼
[ニノ]
でも・・・▼
[ソーニャ]
それより、仕事の話よ。▼
ジャファル! 出てきなさい!▼
(マップにジャファルが現れる)
(背景 マップ)
(左にニノ、右端にジャファル)
[ニノ](左)
ジャファル!▼
(ニノ、ジャファルが消え、右にエリウッド、右端にリン)
[リン](右端)
!! あの男!
【竜の門】にいた・・・▼
(リンが消え、ヘクトルが右端に現れる)
[ヘクトル](右端)
ネルガルの手下だ。
間違いねえ・・・▼
[エリウッド](右)
・・・・・・▼
(エリウッドたちが消える)
(背景 砦の中)
(ニノが少し右に近づく)
[ニノ](左)
ジャファル!
起き上がって大丈夫?▼
傷は痛まない?▼
[ジャファル](右)
・・・・・・▼
(ニノが消え、ソーニャが左に現れる)
[ソーニャ](左)
愛想のない男・・・
まぁ、いいわ。▼
おまえ、国王からきた依頼の
内容は聞いたわよね?▼
[ジャファル]
・・・王子ゼフィールの
・・・暗殺・・・▼
(ニノが右に現れる)
[ニノ](右)
え!? 王子?▼
・・・国王は王子を
暗殺しようとしてるの?▼
どうして!
親子なんでしょ!?▼
[ソーニャ]
・・・ニノ!
うるさいわ。▼
[ニノ]
あ・・・ ごめんなさい。▼
[ソーニャ]
ジャファル、その仕事を
ニノとおまえに任せるわ。▼
[ジャファル]
・・・・・・
本気か?▼
[ソーニャ]
ええ、本気よ。▼
この子にも、私の娘として
早く一人前になってもらわないとね。▼
[ジャファル]
・・・やめておけ。
こんな子供には無理だ。▼
[ソーニャ]
おまえがついていれば
問題ないでしょう?▼
嫌だとは言わせないわ。
国王には恩を売っておけと、▼
ネルガル様からの
きついお達しなのよ。▼
[ジャファル]
・・・・・・▼
[ソーニャ]
ニノ! 失敗したら
・・・わかってるわね?▼
[ニノ]
あ・・・ うん。▼
[ソーニャ]
じゃあ、王子が暮らす離宮まで
下調べに行きましょう。▼
詳しい話は、道中
聞かせるわ。▼
(ソーニャ、ニノ、ジャファルが砦の外に。ケネスが現れる)
(背景 マップ)
[ソーニャ](左)
ケネス!▼
[ケネス](右)
はい、ソーニャ様。▼
[ソーニャ]
首領は? さっき
部屋を出て行ったけれど。▼
[ケネス]
そのままヤンを伴い、
外へと向かわれました。▼
[ソーニャ]
・・・・・・?
どういうつもりかしら・・・▼
・・・まあ、いいわ。▼
では、ケネス
おまえに留守を任せます。▼
例の物も、決して
奪われぬようにね。▼
[ケネス]
かしこまりました。▼
このケネス、
命に代えましても・・・▼
(ソーニャたちが消える)
[エリウッド](左)
・・・まさか本当に
王子を暗殺する気なのか?▼
(ヘクトルが左端に現れる)
[ヘクトル](左端)
よりによって、
実の親の依頼かよ・・・▼
信じらんねぇ・・・▼
(リンが右に現れる)
[リン](右)
・・・【エムブレム】は、王子が
王位を継ぐために必要なんでしょ?▼
【エムブレム】が戻っても
王子がいないんじゃ意味ないわ!▼
[エリウッド]
暗殺を・・・止めよう!▼
あのニノという子なら・・・
話をすればわかってくれそうだ!▼
[リン]
ジャファルって男は
やっかいそうだけど・・・▼
それしかないわね。▼
(エリウッドたちが元の場所へ戻る)
(ケネスがエリウッドたちの中央に現れる)
(背景 砦)
[ケネス](左)
こんにちは
侵入者の皆さん。▼
私たち暗殺者が、
アジトに忍び込まれるなんて▼
笑えない話ですよね。
うふふふふふ▼
(エリウッドが右に現れる)
[エリウッド](右)
!!▼
[ケネス]
・・・でも、外には出しません。▼
ソーニャ様から、留守を
任されてますからね。▼
[エリウッド]
あなたは・・・▼
聖職者の身でありながら
なぜ、こんなところに?▼
[ケネス]
神・・・ 神ですか▼
あなたたち、まだ
そんな者にすがってるんですね。▼
ネルガル様に会われたんでしょう?
だったら、分かったはずだ。▼
“神”なんて、人間の弱さが
作り出したニセモノだと!▼
・・・“神”がいるとすれば
それは、ネルガル様だけです。▼
[エリウッド]
ばかな・・・▼
(ヘクトルが右端に現れる)
[ヘクトル](右端)
エリウッド! こんな奴に
かまう必要ねぇ!!▼
さっさと出口を・・・▼
(エリウッドが消え、ニルスが現れる)
[ニルス](右)
ダメだ! 変な結界ができてて
外にでられないよ!!▼
(ニルスが消え、ニニアンが現れる)
[ニニアン](右)
・・・あの人です。▼
今、目の前にいるあの人から
邪悪な波動が・・・!▼
[ケネス]
人がもがき苦しむ様は・・・
なんとも美しいものです。▼
それを見るのが、
私にとっての至福の時・・・・・・▼
ゆっくり見物させてもらいますよ。▼
(マップからケネスがワープで消える)
(左端にエリウッド、右にリン、右端にヘクトル)
[エリウッド」(左端)
・・・消えた。▼
(ニニアンが左に現れる)
[ニニアン](左)
・・・大丈夫です。
まだ、近くにいます・・・▼
この建物の・・・ どこかに。▼
(ヘクトルが消え、ニルスが現れる)
[ニルス](右端)
あいつをやっつけて、
結界を解かないと!▼
このままじゃ、外には出れないよ!!▼
[エリウッド]
・・・マーク、今の男を捜しだし
ここを脱出しよう!▼
指示を頼む!!▼
(進撃準備画面へ)
[ニルス](右)
次の戦いについて占うよ。
はい いいえ
ちょっと待ってね・・・
・・・ ・・・ ・・・▼
雪が降ってる・・・
建物の中なら・・・
ふつうに動けるけど・・・
外はとても
・・・動きづらそう。▼
※エリウッド編の場合
空を飛ぶ者がいると
よさそうだね。
・・・なるべく
守備力が高い人を
連れていくといいみたい。▼
※ヘクトル編の場合
空を飛ぶ者がいると
よさそうだね。
・・・なるべく
魔法攻撃に強い者を
連れていくといいみたい。▼
・・・あと、遠くからでも
魔法で攻撃をしてくる者がいる。
気をつけてね。▼
・・・こんな感じ。▼
もう一回言おうか?
はい いいえ
聞きたくなったら
いつでも来てね。▼
※ガイツを出撃させた場合
[ガイツ](右)
おいおい、マーク
本当にオレが出るのかよ?▼
めんどくせえな。
寒いのはニガテなんだがな・・・▼
何? みんな
オレに期待してるって?▼
・・・しょうがねえな。▼
※ワレスを出撃させた場合
[ワレス](右)
ふふふふふふ。▼
このわしをここで出撃させるとは、
さすがはマーク! あなどれん奴よ!▼
やわな攻撃などわしには効かん!
雪をかきわけて突き進むぞ!▼
[ニルス](右端)
あ・・・
ちょっと待って。▼
もうすぐ雪が止む。
進むならその時だよ。▼
[ニルス](右端)
あ・・・
ちょっと待って。▼
また、雪になるよ。
気をつけて。▼
※魔法系上級職2人を倒していた場合
(マップ左端からカレルが現れる)
[カレル](左)
・・・ここか。▼
ふ・・・よい風だ。
これから始まる宴にふさわしい。▼
※魔法系上級職2人を倒していない場合
(マップ左端からハーケンが現れる)
[ハーケン](左)
・・・彼らが侵入者か。▼
許してくれ。
きみたちに恨みはないが、▼
私は【黒い牙】の信用を得、
あの男に近づかねばならない。▼
我が主君エルバート様の
仇を討つために・・・▼
[エリウッド](右)
あなたは?▼
[カレル](左)
カレル。▼
[エリウッド]
あなたも、【黒い牙】と
戦っているのですか?▼
[カレル]
・・・【黒い牙】とやらに
使い手が集まっていると聞いた。▼
その者たちと勝負する。▼
[エリウッド]
何か・・・わけが
あるのですか?▼
[カレル]
私は剣に生きる身。
・・・他に理由はいらぬ。▼
きみは・・・▼
[エリウッド]
え?▼
[カレル]
なかなか良いな。
だが・・・まだ伸びる。▼
良かろう、
私はきみに加勢しよう。▼
[エリウッド]
僕たちの仲間に
加わってくれるのですか?▼
でも、どうして・・・?▼
[カレル]
きみはいずれ、
名の知れた騎士となる。▼
こんな所で、その技
失うにはおしい。▼
もっと、
強くなってもらわねばな・・・▼
私は、その時を
楽しみに待とう。▼
[エリウッド]
・・・・・・▼
[カレル]
さて、続けようか。
このよき宴を・・・▼
[リン](右)
! あなたは?▼
[カレル](左)
カレル。▼
[リン]
あなた・・・サカの剣士ね。▼
あなたも【黒い牙】と
戦っているの?▼
[カレル]
・・・【黒い牙】とやらに
使い手が集まっていると聞いた。▼
その者たちを斬る。▼
[リン]
何か・・・
わけがあるの?▼
[カレル]
私は剣に生きる身。
・・・他に理由はいらぬ。▼
きみは・・・▼
美しい。▼
[リン]
え?▼
[カレル]
我らの剣とは異なるが・・・
実に見事だ。▼
良かろう、
私はきみに加勢しよう。▼
[リン]
私たちに力を貸してくれるの?▼
でも、どうして・・・?▼
[カレル]
きみはいずれ、
名の知れた剣士になる。▼
こんな所で、その剣
絶やすにはおしい。▼
もっと、
強くなってもらわねばな・・・▼
私は、その時を
楽しみに待とう。▼
[リン]
・・・・・・▼
[カレル]
さて、続けようか。
このよき宴を・・・▼
[ヘクトル](右)
あんたは?▼
[カレル](左)
カレル。▼
[ヘクトル]
カレル、あんたなんで
こんなとこにいる?▼
[カレル]
・・・【黒い牙】とやらに
使い手が集まっていると聞いた。▼
その者たちを斬る。▼
[ヘクトル]
何か・・・わけでも
あるのか?▼
[カレル]
私は剣に生きる身。
・・・他に理由はいらぬ。▼
きみは・・・▼
[ヘクトル]
?▼
[カレル]
荒削りだが・・・
力はある。▼
良かろう。
私はきみに加勢しよう。▼
[ヘクトル]
俺たちに手を
貸すってのか?▼
そりゃ、
ありがたい話だが・・・▼
なぜだ?▼
[カレル]
きみはいずれ、
世に聞こえた将になる。▼
こんな所で、その力
潰えるにはおしい。▼
もっと、
強くなってもらわねばな・・・▼
私はその時を
楽しみに待とう。▼
[ヘクトル]
・・・・・・▼
[カレル]
さて、続けようか。
このよき宴を・・・▼
[エリウッド](右)
きみは・・・▼
まさか、ハーケンなのか!?▼
[ハーケン](左)
・・・・・・!▼
(ハーケン、消える)
[エリウッド]
待ってくれ!▼
きみはフェレ騎士団の
ハーケンだろう!?▼
[ハーケン]
・・・エリウッド様。▼
[エリウッド]
部隊は全滅したと
聞いていたけど・・・▼
生きていたんだな、
無事で良かった。▼
でも、どうしてフェレに
戻って来てくれなかったんだい?▼
[ハーケン]
主君を守れなかった私に・・・▼
フェレ騎士を名乗る資格はありません。▼
[エリウッド]
ハーケン・・・▼
[ハーケン]
あの男の魔術によって・・・
我々フェレ騎士団は壊滅しました。▼
エルバート様が連れ去られるのを、
私は・・・どうすることもできず・・・・・・▼
[エリウッド]
ネルガルか・・・▼
[ハーケン]
あの男は、【黒い牙】と
つながりがあると聞きました。▼
【黒い牙】の影を追って
大陸をめぐり・・・▼
せめて奴らに
一矢報いようと、ここへ・・・▼
[エリウッド]
そうだったのか・・・▼
ならばハーケン、きみも
僕たちと来てくれないか?▼
[ハーケン]
お許しください、
エリウッド様・・・。▼
生き恥をさらすより、
私は騎士としての誇りを選びます。▼
我が命と引きかえに、
せめて一人でも多くの仇を・・・▼
[エリウッド]
待つんだ、ハーケン!▼
父上が、そんなことを
望んでおられると思うのか!▼
[ハーケン]
エリウッドさま・・・▼
[エリウッド]
僕と来てくれ、
ハーケン。▼
きみが無駄死にすることは
父上と僕が許さない。
共に、父上の望んでいた
平和を取り戻して欲しい。▼
[ハーケン]
・・・承知致しました。▼
この命は、亡き主君と
エリウッド様のために・・・▼
[イサドラ](右)
あなたは・・・!▼
まさか・・・
ハーケンなの!?▼
[ハーケン](左)
イサドラ・・・!?▼
(ハーケン、消える)
[イサドラ]
待って!▼
あなたはフェレ騎士団の
ハーケンでしょう!?▼
(ハーケンが戻る)
[ハーケン]
イサドラ・・・▼
[イサドラ]
生きて・・・いたのね。▼
あなたたちの部隊は、
全滅したと聞いていたけれど・・・▼
良かった・・・
本当に良かった・・・▼
でも、
それならどうして・・・▼
[ハーケン]
主君を守れなかった私に・・・▼
フェレに戻る資格はない。▼
[イサドラ]
ハーケン・・・▼
[ハーケン]
あの男の魔術によって・・・
我々フェレ騎士団は壊滅した。▼
エルバート様が連れ去られるのを
私は・・・どうすることもできなかった・・・▼
[イサドラ]
・・・・・・▼
[ハーケン]
エルバート様を連れ去った
あの男・・・ネルガルは、▼
【黒い牙】と
つながりがあると知った。▼
【黒い牙】の影を追って
大陸をめぐり・・・▼
せめて奴らに
一矢報いようと、ここへ・・・▼
[イサドラ]
・・・・・・▼
エリウッド様も・・・
ここにおられるわ。▼
ハーケン、今はとにかく
私たちの軍と合流して・・・▼
[ハーケン]
・・・すまない、イサドラ。▼
生き恥をさらすより、
私は騎士としての誇りを選ぶ。▼
我が命と引きかえに、
せめて一人でも多くの仇を・・・▼
[イサドラ]
待って!▼
お願い、ハーケン!
馬鹿なことはやめて!▼
[ハーケン]
イサドラ・・・▼
[イサドラ]
やっと、
あなたに会えたのに・・・▼
あなたはまた私の前から
いなくなってしまう・・・▼
ハーケン、お願いだから・・・
もっと自分を大切にして。▼
お願いだから・・・▼
[ハーケン]
・・・・・・
わかった。▼
イサドラ。
きみの言うとおりにしよう。▼
この命は、亡き主君と
エリウッド様のために・・・▼
[ヘクトル](右)
お前・・・▼
まさかお前・・・
ハーケンか!?▼
[ハーケン](左)
・・・・・・!▼
(ハーケン、消える)
[ヘクトル]
お、おい
ちょっと待て!▼
お前、フェレ騎士団の
ハーケンだろ!?▼
(ハーケンが戻る)
[ハーケン]
・・・ヘクトル様。▼
[ヘクトル]
親父さんの側近だったお前が
なんでこんなとこにいる?▼
部隊は全滅したって
聞いてたが・・・▼
なぜエリウッドに
報告に戻らなかった?▼
[ハーケン]
主君を守れなかった私に・・・▼
フェレ騎士を名乗る資格はありません。▼
[ヘクトル]
・・・・・・▼
[ハーケン]
あの男の魔術によって・・・
我々フェレ騎士団は壊滅しました。▼
エルバート様が連れ去られるのを、
私は・・・どうすることもできず・・・・・・▼
[ヘクトル]
ネルガルの奴か・・・▼
[ハーケン]
あの男は、【黒い牙】と
つながりがあると聞きました。▼
【黒い牙】の影を追って
大陸をめぐり・・・▼
せめて奴らに
一矢報いようと、ここへ・・・▼
[ヘクトル]
そうか・・・▼
とにかくハーケン、
お前も俺たちと来てくれ。▼
エリウッドも俺たちと
一緒にいる。▼
[ハーケン]
お許しを、
ヘクトル様・・・。▼
生き恥をさらすより、
私は騎士としての誇りを選びます。▼
我が命と引きかえに、
せめて一人でも多くの仇を・・・▼
[ヘクトル]
待て、ハーケン!▼
親父さんがそんなことを望んでると
本気で思ってるのか?▼
[ハーケン]
・・・・・・▼
[ヘクトル]
俺はフェレの人間じゃねえ。
余計な口出しかもしれねえが・・・▼
だがエリウッドたちは、
お前の帰りをずっと待ってたぜ。▼
[ハーケン]
・・・エリウッド様。▼
[ヘクトル]
エリウッドは今戦ってる。▼
お前もフェレ騎士なら、
あいつを支えてやってくれ。▼
[ハーケン]
・・・承知しました。▼
この命は、亡き主君と
エリウッド様のために・・・▼
[ロウエン](右)
あなたは・・・▼
まさか、
ハーケン様!?▼
[ハーケン](左)
・・・・・・!▼
(ハーケンが消える)
[ロウエン]
待ってください!▼
あなたはもしや・・・
フェレ騎士団のハーケン様では!?▼
(ハーケンが左に出現)
[ハーケン](左)
きみは・・・マーカス様の
従騎士をしていた・・・▼
[ロウエン]
はい!
ロウエンと申します!▼
この度、エリウッド様
護衛の任についております。▼
ハーケン様の部隊は全滅したと
聞いておりましたが・・・▼
生きておられたのですね、
エリウッド様も喜ばれます。▼
しかし、なぜ
このようなところに?▼
[ハーケン]
主君を守れなかった私に・・・▼
フェレ騎士を名乗る資格はない。▼
[ロウエン]
ハーケン様・・・▼
[ハーケン]
あの男の魔術によって・・・
我々フェレ騎士団は壊滅した。▼
エルバート様が連れ去られるのを、
私は・・・どうすることもできなかった・・・▼
[ロウエン]
・・・・・・▼
[ハーケン]
エルバート様を連れ去った
あの男・・・ネルガルは、▼
【黒い牙】と
つながりがあると知った。▼
【黒い牙】の影を追って
大陸をめぐり・・・▼
せめて奴らに
一矢報いようと、ここへ・・・▼
[ロウエン]
そうだったのですか・・・▼
とにかくハーケン様、
一度我々と合流して・・・▼
[ハーケン]
すまない、ロウエン。▼
生き恥をさらすより、
私は騎士としての誇りを選ぶ。▼
我が命と引きかえに、
せめて一人でも多くの仇を・・・▼
[ロウエン]
待ってください!▼
エルバート様はそのようなこと、
望んではおられないはずです!▼
[ハーケン]
ロウエン・・・▼
[ロウエン]
どうか、ご自重ください。▼
エリウッド様も、▼
マーカス様も、▼
イサドラ様も、▼
そのようなことは決して
望んではおられないはずです。▼
[ハーケン]
・・・・・・▼
そうだな。▼
ロウエン、
きみの言うとおりだ。▼
行こう、
エリウッド様のもとへ。▼
この命は、亡き主君と
エリウッド様のために・・・▼
[マーカス](右)
ハーケン・・・!?▼
お前は、我らフェレ騎士団の
ハーケンではないか!▼
[ハーケン](左)
・・・・・・!▼
マーカス様・・・▼
[マーカス]
精鋭部隊は全滅との
報を受けておったが・・・▼
生きておったのか。▼
しかし、なぜ
フェレへの報告を怠った?▼
[ハーケン]
主君を守れなかった私に・・・▼
フェレ騎士を
名乗る資格はありません。▼
[マーカス]
ハーケン・・・▼
[ハーケン]
あの男の魔術によって・・・
我々フェレ騎士団は壊滅しました。▼
エルバート様が連れ去られるのを、
私は・・・どうすることもできず・・・▼
[マーカス]
ネルガルか・・・▼
[ハーケン]
あの男は、【黒い牙】と
つながりがあると聞きました。▼
【黒い牙】の影を追って
大陸をめぐり・・・▼
せめて奴らに
一矢報いようと、ここへ・・・▼
[マーカス]
・・・・・・▼
ハーケンよ、
私と共に来るのだ。▼
我々は、エリウッド様の戦いを
お助けせねばならん。▼
[ハーケン]
ですが・・・私は・・・▼
[マーカス]
主君に忠誠を誓ったその命、
軽々しく捨ててはならん。▼
我々はフェレ騎士なのだ、
ハーケン。▼
死んではならん。▼
亡き主君のためにも・・・
生きるのだ。▼
[ハーケン]
・・・承知いたしました。▼
この命は、亡き主君と
エリウッド様のために・・・▼
[オズイン](右)
貴公は・・・!
ハーケン殿ではないか!?▼
[ハーケン](左)
・・・・・・!▼
(ハーケン去る)
[オズイン]
待たれよ!▼
貴公はフェレ騎士団近衛隊の
ハーケン殿では?▼
[ハーケン](左)
・・・オズイン殿。▼
[オズイン]
貴公らの隊は全滅したと
聞いてたが・・・▼
(オズイン笑う)
生きておられたか、
無事で何より。▼
(オズイン真顔に)
しかし、エリウッド殿は
このことを御承知なのか?▼
[ハーケン]
主君を守れなかった私に・・・▼
フェレ騎士に戻る資格はない。▼
[オズイン]
ハーケン殿・・・▼
[ハーケン]
あの男の魔術によって・・・
我々フェレ騎士団は壊滅した。▼
エルバート様が連れ去られるのを、
私は・・・どうすることもできず・・・・・・▼
[オズイン]
ネルガル・・・▼
[ハーケン]
あの男は、【黒い牙】と
つながりがあると聞きました。▼
【黒い牙】の影を追って
大陸をめぐり・・・▼
せめて奴らに
一矢報いようと、ここへ・・・▼
[オズイン]
そうでしたか・・・▼
とにかくハーケン殿、
私と共に来られよ。▼
エリウッド様も
我々と共におられる。▼
[ハーケン]
オズイン殿、どうか
わかっていただきたい・・・▼
生き恥をさらすより、
私は騎士としての誇りを選ぶ。▼
わが命と引きかえに、
せめて一人でも多くの仇を・・・▼
[オズイン]
ハーケン殿。▼
貴公は、その命をフェレに
捧げた身ではなかったか。▼
[ハーケン]
・・・・・・▼
[オズイン]
オスティア騎士である私が
差し出がましい事を言うが・・・▼
エリウッド様は、貴公の帰りを
待っておられたと聞く。▼
[ハーケン]
・・・エリウッド様。▼
[オズイン]
エリウッド様は今、
戦っておられる。▼
我らは騎士。▼
主君のために
なすべきことがあるはず。▼
[ハーケン]
・・・貴公の
言うとおりだ。▼
すまない、オズイン殿。▼
この命は、亡き主君と
エリウッド様のために・・・▼
[ケネス](左)
意外とがんばりますね、
みなさん。▼
でも、そろそろ
おしまいにしましょう。▼
[ケネス](左)
これは・・・まさか・・・
この私が・・・負ける・・・?▼
[エリウッド](右)
・・・みんな、ネルガルに
狂わされている・・・▼
(リンが左に現れる)
[リン](左)
・・・本当に恐ろしいのは
ネルガルの力に魅せられ▼
取り込まれてしまう
ことかもしれないわね・・・▼
・・・!▼
これ、何かしら?▼
[エリウッド](右)
まさか・・・
【ファイアーエムブレム】?▼
(ヘクトルが左端に現れる)
[ヘクトル](左端)
なんだよ、結局
こいつが持ってたのか。▼
ついでだ、もらって行こうぜ!▼
[リン]
せっかく取り戻したこれが・・・
無意味にならないよう、急がないと!▼
[ヘクトル]
エリウッド! これ以上の
長居は無用だ!▼
[エリウッド]
わかっている!
急いで離宮へ向かおう!▼
なんとしても暗殺を止める・・・!!▼
親が子の命を狙うなんて
そんなこと、あってはいけないんだ!▼
(背景 森と山)
(左端にジャファル、左にニノ、右にソーニャ)
[ソーニャ](右端)
・・・手はずはわかったわね?
決行は、今夜よ!▼
(ジャファルが消える)
[ニノ](左)
母さん・・・ あのね▼
・・・ちょっとだけ
手を・・・握ってもいいかな・・・?▼
[ソーニャ]
・・・私がそういうこと
嫌いなのは知ってるわね?▼
[ニノ]
う、うん。▼
・・・でも、最後かも
知れないでしょ?▼
だから・・・・・・▼
[ソーニャ]
・・・いいわ。▼
[ニノ]
えっ・・・?▼
[ソーニャ]
この仕事を成功させて
戻ってきたら▼
手ぐらい、いくらでも
握ってあげるわ。▼
・・・抱きしめて、頭を
なでてあげてもいい。▼
[ニノ]
ほんと!?
だったら、あたし頑張る!▼
ぜったいぜったい
成功させるよ!!▼
待っててね、母さん!▼
[ソーニャ]
ええ、じゃあ
気をつけて行きなさい。▼
[ニノ]
・・・! うん!!
行ってくるね!!▼
(ニノが消え、ソーニャが少し左に寄る)
[ソーニャ](右)
あ、ジャファルは
少しお待ちなさい。▼
(ジャファルが左に現れる)
[ジャファル](左)
・・・▼
[ソーニャ]
今回の仕事のこと
だけど・・・▼
[ジャファル]
・・・何だ?▼
[ソーニャ]
標的は王子と・・・
ニノよ。▼
[ジャファル]
!▼
[ソーニャ]
王子暗殺・・・▼
国王の依頼には、
その後始末も含まれているの。▼
王子を失った事実が知れると
国中が大騒ぎになる。▼
・・・暗殺者を捕らえて
吊るさなければ▼
騒ぎは収まらない・・・▼
だから「いけにえ」が
必要になるの。▼
わかるでしょう?▼
[ジャファル]
・・・ニノは
お前の娘ではないのか?▼
[ソーニャ]
ふふ あんなクズ
どうでもいいのよ!▼
・・・まぁ、あんなゴミでも
使いようはあったってことね。▼
「大好きな母さん」の役に立てるの
あの子も、大喜びだったじゃない。▼
[ジャファル]
・・・・・・▼
[ソーニャ]
・・・なによ?
何か言いたいことでも?▼
[ジャファル]
・・・・・・▼
俺には・・・
かかわりのないことだ。▼
[ソーニャ]
・・・ネルガル様が
孤児のおまえを拾ったのは、▼
その非常な精神と
剣の腕があってこそ・・・▼
失敗は2度と許さないわ。
覚えておくことね!▼
(ソーニャ、消える)
[ジャファル]
・・・▼
※ヘクトル編の場合
(背景 砦)
[ヘクトル](右)
・・・オズイン。▼
[オズイン](左)
はっ、ヘクトル様。▼
[ヘクトル]
おまえな、兄上から
なんか聞いてないか?▼
[オズイン]
何か・・・とは?▼
[ヘクトル]
・・・だから、その・・・
体調についてとか・・・▼
[オズイン]
・・・いえ、特に何も。▼
[ヘクトル]
そうか、ならいいんだ!▼
[オズイン]
どうしてそんなことを
お聞きになるのですか?▼
[ヘクトル]
いや、最近になって▼
兄上のことが
やたら気になってな。▼
・・・少し前、▼
オスティアで会った時に
なんか顔色悪かったし・・・▼
父上が病気で倒れた時も▼
・・・あんな顔色だったんじゃ
なかったかって・・・▼
・・・いや、俺の思い過ごしだろう。▼
兄上になんかあったら、
何も報告来ないわけねえしな。▼
[オズイン]
さようですね。▼
そういえば、うっかり
忘れるところでした。▼
伝令を通して、ヘクトル様に▼
ウーゼル様からのお言葉を
お預かりしております。▼
[ヘクトル]
お! 兄上
俺になんだって!?▼
[オズイン]
「あまり我を張って、エリウッド様を
困らせぬように」とのことです。▼
[ヘクトル]
ったく兄上のやつ、
いつもそれだ。▼
人をガキ扱いすんなって
言ってんのによ・・・▼
データを投稿してくださった、salefさん、山井さん、いちいさん、間違いを指摘してくださったつくもさん