ファイアーエムブレム 烈火の剣・マスターバイブル 最終更新日:2003/06/08

会話集/25章A 闇の白い花



■ワールドマップ上

※エリウッド編の場合

(背景 エレブ大陸地図)

(敵兵士が南下するのを追うエリウッド)

(右にエリウッド)

【黒い牙】の後を追い、南へ向かう一行。

(エリウッドが消え、右にリンが表示される)

完全に消されたかに見える痕跡を、
リンは確かな足取りで追跡する。

その痕跡は、ベルンの
険しい山頂へと続いていた。

山の頂上付近には
季節を問わず雪が残っている。
まぶしい照り返しの中、

エリウッドたちの目の前に
古めかしい城が、姿を現した。

25章 闇の白い花

※ヘクトル編の場合

(背景 エレブ大陸地図)

(敵兵士が南下するのを追うヘクトル)

(右にヘクトル)

【黒い牙】の後を追い、南へ向かう一行。

(ヘクトルが消え、右にリンが表示される)

完全に消されたかに見える痕跡を、
リンは確かな足取りで追跡する。
その痕跡は、ベルンの
険しい山頂へと続いていた。
山の頂上付近には
季節を問わず雪が残っている。
まぶしい照り返しの中、
ヘクトルたちの目の前に
古めかしい城が、姿を現した。

27章 闇の白い花

■オープニング

※ヴァイダを倒していない場合

(背景 砦の中)

[ソーニャ](左)
そう・・・ それでは結局、
奴らを始末できなかったのね?

[ヴァイダ](右)
・・・・・・

[ソーニャ]
・・・元王宮付きだというから
ネルガル様に紹介したけれど・・・
見込み違いだったみたいね。

[ヴァイダ]
・・・次こそは大丈夫だ!
もう一度だけ機会をもらえれば・・・

[ソーニャ]
うふふ 「もう一度」?
なんの冗談かしら。

[ヴァイダ]
ネルガル殿の口添えなくば、
王宮付き竜騎士へ復帰の道は・・・
頼む! このとおりだ・・・!!

(ヴァイダが目を閉じ、画面から消える)

[ソーニャ]
・・・土下座なんて無様なこと
よくできるわね?
やめれば? なにをしても
2度目の機会なんてないんだから。

それよりも感謝してちょうだい。
あなたは、よそ者だから
【牙】の制裁は許してあげる。

(ヴァイダが元の位置に戻る)

[ヴァイダ]
・・・・・・

[ソーニャ]
さっさと、そのみじめな姿を消して。
負け犬の匂いがぷんぷんするわ。

[ヴァイダ]
・・・・・・くっ

(ヴァイダ、消える)

[ソーニャ]
・・・ウルスラ、そこにいる?

[ウルスラ](右端)
はい、ソーニャ様。

[ソーニャ]
・・・世の中には、
2種類の人間がいるわ。
“選ばれた統率者”と、
“それに奉仕するためだけのクズ”
この、2つだけしかいないの。
私は前者、ネルガル様に選ばれた
完璧な人間よ。
ウルスラ、おまえも
私のようになりたくはない?

[ウルスラ]
はい、もちろんです。

[ソーニャ]
だったら“クズ”を
上手く利用することね。
奴らを同じ人間だなんて思うと
足をひっぱられる。

さっきのヴァイダなんかは
いい例ね。
本人は前者でも
“クズ”を人間として扱うから
負け犬にしかなれない・・・
・・・本当にバカな女。

[ウルスラ]
・・・・・・

[ソーニャ]
おまえは、私のお気に入り・・・
負け犬にならぬよう
くれぐれも
お気をつけなさい。

[ウルスラ]
はい、わかりました。
お優しいソーニャ様。

(暗転)

(背景 砦)

[エリウッド](右)
・・・今、飛んでいったのは
あの時の竜騎士だ。
では、やはりこの山道を進んで
間違いなかったようだな。

[リン](右端)
ここまで来て、奴らも
油断したようね。
雪の上に、足跡が
くっきり残っているもの。

[エリウッド]
リンディスのおかげだな。
すごいよ。

[リン]
ふふっ
どう、ヘクトル?

[ヘクトル](左)
あーあー
見くびってた俺が悪かった。

[リン]
わかればいいのよ。

[エリウッド]
目の前にある砦が
多分、彼らのアジトだ。

[リン]
さっそく
忍び込んでみましょう!

[ヘクトル]
おう! まかせとけ!!

(ヘクトル、リンが消える)

[エリウッド]
・・・どうして、二人とも
あんなに楽しそうなんだ・・・?

(背景がマップに)

[ヘクトル](左端)
さて・・・ 忍び込んでは
みたものの・・・
なんか、複雑な砦だな?

[エリウッド](右)
かすかにだが
・・・人の声が聞こえる。

[リン](左)
あっち! 行ってみましょう!!

(ヘクトル、リンが消える)

[エリウッド]
マーカス! ニニアンたちと一緒に
ここで待っていてくれ。

いつでも脱出できるよう
見張りも頼む!

(左にマーカスが現れる)

[マーカス](左)
はっ、おまかせを!

(暗転後、エリウッドたちが砦に近づく)

(背景 砦の中)

[ニノ](右)
・・・ほんと!?
あたしに仕事くれるって・・・
ほんとなの!? 母さん!

[ソーニャ](左)
そうよ、とても
大きい仕事。
・・・ベルン国王の依頼よ。

(ニノ、動く)

[ニノ]
国王の!?
そんなすごい仕事を・・・
あたしにっ?

(ブレンダンが右端に現れる)

[ブレンダン](右端)
ソーニャ!?
わしは反対だぞっ!!
こんな小さい子に
そんな危険な仕事を・・・

[ニノ]
とうさん?

[ソーニャ]
・・・そうね、本当ならあなたの
息子たちがやるべき仕事よ。

だけど、先日の報告以来
どちらも姿を見せない。

[ニノ]
ロイドにいちゃん・・・
ライナスにいちゃん・・・・・・

[ブレンダン]
・・・・・・

[ソーニャ]
だから私の娘にやらせるの。
いくらあなたでも、
文句なんて言わせないわ。

(ブレンダン、目を閉じる)

[ブレンダン]
・・・・・・

(ブレンダン、消える)

[ニノ]
あ!
とうさん・・・・・・

[ソーニャ]
・・・好きにさせれば
いいわ!

[ニノ]
でも・・・

[ソーニャ]
それより、仕事の話よ。
ジャファル! 出てきなさい!

(マップにジャファルが現れる)

(背景 マップ)

(左にニノ、右端にジャファル)

[ニノ](左)
ジャファル!

(ニノ、ジャファルが消え、右にエリウッド、右端にリン)

[リン](右端)
!! あの男!
【竜の門】にいた・・・

(リンが消え、ヘクトルが右端に現れる)

[ヘクトル](右端)
ネルガルの手下だ。
間違いねえ・・・

[エリウッド](右)
・・・・・・

(エリウッドたちが消える)

(背景 砦の中)

(ニノが少し右に近づく)

[ニノ](左)
ジャファル!
起き上がって大丈夫?
傷は痛まない?

[ジャファル](右)
・・・・・・

(ニノが消え、ソーニャが左に現れる)

[ソーニャ](左)
愛想のない男・・・
まぁ、いいわ。

おまえ、国王からきた依頼の
内容は聞いたわよね?

[ジャファル]
・・・王子ゼフィールの
・・・暗殺・・・

(ニノが右に現れる)

[ニノ](右)
え!? 王子?
・・・国王は王子を
暗殺しようとしてるの?

どうして!
親子なんでしょ!?

[ソーニャ]
・・・ニノ!
うるさいわ。

[ニノ]
あ・・・ ごめんなさい。

[ソーニャ]
ジャファル、その仕事を
ニノとおまえに任せるわ。

[ジャファル]
・・・・・・
本気か?

[ソーニャ]
ええ、本気よ。
この子にも、私の娘として
早く一人前になってもらわないとね。

[ジャファル]
・・・やめておけ。
こんな子供には無理だ。

[ソーニャ]
おまえがついていれば
問題ないでしょう?

嫌だとは言わせないわ。
国王には恩を売っておけと、
ネルガル様からの
きついお達しなのよ。

[ジャファル]
・・・・・・

[ソーニャ]
ニノ! 失敗したら
・・・わかってるわね?

[ニノ]
あ・・・ うん。

[ソーニャ]
じゃあ、王子が暮らす離宮まで
下調べに行きましょう。
詳しい話は、道中
聞かせるわ。

(ソーニャ、ニノ、ジャファルが砦の外に。ケネスが現れる)

(背景 マップ)

[ソーニャ](左)
ケネス!

[ケネス](右)
はい、ソーニャ様。

[ソーニャ]
首領は? さっき
部屋を出て行ったけれど。

[ケネス]
そのままヤンを伴い、
外へと向かわれました。

[ソーニャ]
・・・・・・?
どういうつもりかしら・・・
・・・まあ、いいわ。
では、ケネス
おまえに留守を任せます。
例の物も、決して
奪われぬようにね。

[ケネス]
かしこまりました。
このケネス、
命に代えましても・・・

(ソーニャたちが消える)

[エリウッド](左)
・・・まさか本当に
王子を暗殺する気なのか?

(ヘクトルが左端に現れる)

[ヘクトル](左端)
よりによって、
実の親の依頼かよ・・・
信じらんねぇ・・・

(リンが右に現れる)

[リン](右)
・・・【エムブレム】は、王子が
王位を継ぐために必要なんでしょ?
【エムブレム】が戻っても
王子がいないんじゃ意味ないわ!

[エリウッド]
暗殺を・・・止めよう!
あのニノという子なら・・・
話をすればわかってくれそうだ!

[リン]
ジャファルって男は
やっかいそうだけど・・・
それしかないわね。

(エリウッドたちが元の場所へ戻る)

(ケネスがエリウッドたちの中央に現れる)

(背景 砦)

[ケネス](左)
こんにちは
侵入者の皆さん。
私たち暗殺者が、
アジトに忍び込まれるなんて
笑えない話ですよね。
うふふふふふ

(エリウッドが右に現れる)

[エリウッド](右)
!!

[ケネス]
・・・でも、外には出しません。
ソーニャ様から、留守を
任されてますからね。

[エリウッド]
あなたは・・・
聖職者の身でありながら
なぜ、こんなところに?

[ケネス]
神・・・ 神ですか
あなたたち、まだ
そんな者にすがってるんですね。

ネルガル様に会われたんでしょう?
だったら、分かったはずだ。
“神”なんて、人間の弱さが
作り出したニセモノだと!
・・・“神”がいるとすれば
それは、ネルガル様だけです。

[エリウッド]
ばかな・・・

(ヘクトルが右端に現れる)

[ヘクトル](右端)
エリウッド! こんな奴に
かまう必要ねぇ!!
さっさと出口を・・・

(エリウッドが消え、ニルスが現れる)

[ニルス](右)
ダメだ! 変な結界ができてて
外にでられないよ!!

(ニルスが消え、ニニアンが現れる)

[ニニアン](右)
・・・あの人です。
今、目の前にいるあの人から
邪悪な波動が・・・!

[ケネス]
人がもがき苦しむ様は・・・
なんとも美しいものです。
それを見るのが、
私にとっての至福の時・・・・・・
ゆっくり見物させてもらいますよ。

(マップからケネスがワープで消える)

(左端にエリウッド、右にリン、右端にヘクトル)

[エリウッド」(左端)
・・・消えた。

(ニニアンが左に現れる)

[ニニアン](左)
・・・大丈夫です。
まだ、近くにいます・・・
この建物の・・・ どこかに。

(ヘクトルが消え、ニルスが現れる)

[ニルス](右端)
あいつをやっつけて、
結界を解かないと!
このままじゃ、外には出れないよ!!

[エリウッド]
・・・マーク、今の男を捜しだし
ここを脱出しよう!
指示を頼む!!

(進撃準備画面へ)

■攻略占い

[ニルス](右)
次の戦いについて占うよ。
はい  いいえ

ちょっと待ってね・・・
・・・ ・・・ ・・・

雪が降ってる・・・
建物の中なら・・・
ふつうに動けるけど・・・
外はとても
・・・動きづらそう。

※エリウッド編の場合

空を飛ぶ者がいると
よさそうだね。
・・・なるべく
守備力が高い人を
連れていくといいみたい。

※ヘクトル編の場合

空を飛ぶ者がいると
よさそうだね。
・・・なるべく
魔法攻撃に強い者を
連れていくといいみたい。

・・・あと、遠くからでも
魔法で攻撃をしてくる者がいる。
気をつけてね。

・・・こんな感じ。

もう一回言おうか?
はい いいえ

聞きたくなったら
いつでも来てね。

■自軍1ターン目

※ガイツを出撃させた場合

[ガイツ](右)
おいおい、マーク
本当にオレが出るのかよ?
めんどくせえな。
寒いのはニガテなんだがな・・・

何? みんな
オレに期待してるって?
・・・しょうがねえな。

※ワレスを出撃させた場合

[ワレス](右)
ふふふふふふ。
このわしをここで出撃させるとは、
さすがはマーク! あなどれん奴よ!
やわな攻撃などわしには効かん!
雪をかきわけて突き進むぞ!

■自軍4ターン目

[ニルス](右端)
あ・・・
ちょっと待って。
もうすぐ雪が止む。
進むならその時だよ。

■自軍9ターン目

[ニルス](右端)
あ・・・
ちょっと待って。
また、雪になるよ。
気をつけて。

■自軍10ターン目

※魔法系上級職2人を倒していた場合

(マップ左端からカレルが現れる)

[カレル](左)
・・・ここか。
ふ・・・よい風だ。
これから始まる宴にふさわしい。

※魔法系上級職2人を倒していない場合

(マップ左端からハーケンが現れる)

[ハーケン](左)
・・・彼らが侵入者か。
許してくれ。
きみたちに恨みはないが、
私は【黒い牙】の信用を得、
あの男に近づかねばならない。
我が主君エルバート様の
仇を討つために・・・

■会話(エリウッド→カレル:緑ユニット)

[エリウッド](右)
あなたは?

[カレル](左)
カレル。

[エリウッド]
あなたも、【黒い牙】と
戦っているのですか?

[カレル]
・・・【黒い牙】とやらに
使い手が集まっていると聞いた。

その者たちと勝負する。

[エリウッド]
何か・・・わけが
あるのですか?

[カレル]
私は剣に生きる身。
・・・他に理由はいらぬ。

きみは・・・

[エリウッド]
え?

[カレル]
なかなか良いな。
だが・・・まだ伸びる。
良かろう、
私はきみに加勢しよう。

[エリウッド]
僕たちの仲間に
加わってくれるのですか?
でも、どうして・・・?

[カレル]
きみはいずれ、
名の知れた騎士となる。
こんな所で、その技
失うにはおしい。
もっと、
強くなってもらわねばな・・・
私は、その時を
楽しみに待とう。

[エリウッド]
・・・・・・

[カレル]
さて、続けようか。
このよき宴を・・・

■会話(リン→カレル:緑ユニット)

[リン](右)
! あなたは?

[カレル](左)
カレル。

[リン]
あなた・・・サカの剣士ね。
あなたも【黒い牙】と
戦っているの?

[カレル]
・・・【黒い牙】とやらに
使い手が集まっていると聞いた。

その者たちを斬る。

[リン]
何か・・・
わけがあるの?

[カレル]
私は剣に生きる身。
・・・他に理由はいらぬ。

きみは・・・
美しい。

[リン]
え?

[カレル]
我らの剣とは異なるが・・・
実に見事だ。
良かろう、
私はきみに加勢しよう。

[リン]
私たちに力を貸してくれるの?
でも、どうして・・・?

[カレル]
きみはいずれ、
名の知れた剣士になる。
こんな所で、その剣
絶やすにはおしい。
もっと、
強くなってもらわねばな・・・
私は、その時を
楽しみに待とう。

[リン]
・・・・・・

[カレル]
さて、続けようか。
このよき宴を・・・

■会話(ヘクトル→カレル:緑ユニット)

[ヘクトル](右)
あんたは?

[カレル](左)
カレル。

[ヘクトル]
カレル、あんたなんで
こんなとこにいる?

[カレル]
・・・【黒い牙】とやらに
使い手が集まっていると聞いた。

その者たちを斬る。

[ヘクトル]
何か・・・わけでも
あるのか?

[カレル]
私は剣に生きる身。
・・・他に理由はいらぬ。

きみは・・・

[ヘクトル]

[カレル]
荒削りだが・・・
力はある。
良かろう。
私はきみに加勢しよう。

[ヘクトル]
俺たちに手を
貸すってのか?
そりゃ、
ありがたい話だが・・・
なぜだ?

[カレル]
きみはいずれ、
世に聞こえた将になる。
こんな所で、その力
潰えるにはおしい。
もっと、
強くなってもらわねばな・・・
私はその時を
楽しみに待とう。

[ヘクトル]
・・・・・・

[カレル]
さて、続けようか。
このよき宴を・・・


■会話(エリウッド→ハーケン:敵軍)

[エリウッド](右)
きみは・・・
まさか、ハーケンなのか!?

[ハーケン](左)
・・・・・・!

(ハーケン、消える)

[エリウッド]
待ってくれ!
きみはフェレ騎士団の
ハーケンだろう!?

[ハーケン]
・・・エリウッド様。

[エリウッド]
部隊は全滅したと
聞いていたけど・・・
生きていたんだな、
無事で良かった。

でも、どうしてフェレに
戻って来てくれなかったんだい?

[ハーケン]
主君を守れなかった私に・・・
フェレ騎士を名乗る資格はありません。

[エリウッド]
ハーケン・・・

[ハーケン]
あの男の魔術によって・・・
我々フェレ騎士団は壊滅しました。
エルバート様が連れ去られるのを、
私は・・・どうすることもできず・・・・・・

[エリウッド]
ネルガルか・・・

[ハーケン]
あの男は、【黒い牙】と
つながりがあると聞きました。

【黒い牙】の影を追って
大陸をめぐり・・・
せめて奴らに
一矢報いようと、ここへ・・・

[エリウッド]
そうだったのか・・・
ならばハーケン、きみも
僕たちと来てくれないか?

[ハーケン]
お許しください、
エリウッド様・・・。
生き恥をさらすより、
私は騎士としての誇りを選びます。
我が命と引きかえに、
せめて一人でも多くの仇を・・・

[エリウッド]
待つんだ、ハーケン!
父上が、そんなことを
望んでおられると思うのか!

[ハーケン]
エリウッドさま・・・

[エリウッド]
僕と来てくれ、
ハーケン。
きみが無駄死にすることは
父上と僕が許さない。
共に、父上の望んでいた
平和を取り戻して欲しい。

[ハーケン]
・・・承知致しました。
この命は、亡き主君と
エリウッド様のために・・・

■会話(イサドラ→ハーケン:敵軍)

[イサドラ](右)
あなたは・・・!
まさか・・・
ハーケンなの!?

[ハーケン](左)
イサドラ・・・!?

(ハーケン、消える)

[イサドラ]
待って!
あなたはフェレ騎士団の
ハーケンでしょう!?

(ハーケンが戻る)

[ハーケン]
イサドラ・・・

[イサドラ]
生きて・・・いたのね。
あなたたちの部隊は、
全滅したと聞いていたけれど・・・
良かった・・・
本当に良かった・・・
でも、
それならどうして・・・

[ハーケン]
主君を守れなかった私に・・・
フェレに戻る資格はない。

[イサドラ]
ハーケン・・・

[ハーケン]
あの男の魔術によって・・・
我々フェレ騎士団は壊滅した。
エルバート様が連れ去られるのを
私は・・・どうすることもできなかった・・・

[イサドラ]
・・・・・・

[ハーケン]
エルバート様を連れ去った
あの男・・・ネルガルは、
【黒い牙】と
つながりがあると知った。

【黒い牙】の影を追って
大陸をめぐり・・・
せめて奴らに
一矢報いようと、ここへ・・・

[イサドラ]
・・・・・・
エリウッド様も・・・
ここにおられるわ。
ハーケン、今はとにかく
私たちの軍と合流して・・・

[ハーケン]
・・・すまない、イサドラ。
生き恥をさらすより、
私は騎士としての誇りを選ぶ。
我が命と引きかえに、
せめて一人でも多くの仇を・・・

[イサドラ]
待って!
お願い、ハーケン!
馬鹿なことはやめて!

[ハーケン]
イサドラ・・・

[イサドラ]
やっと、
あなたに会えたのに・・・
あなたはまた私の前から
いなくなってしまう・・・
ハーケン、お願いだから・・・
もっと自分を大切にして。
お願いだから・・・

[ハーケン]
・・・・・・
わかった。
イサドラ。
きみの言うとおりにしよう。
この命は、亡き主君と
エリウッド様のために・・・

■会話(ヘクトル→ハーケン:敵軍)

[ヘクトル](右)
お前・・・
まさかお前・・・
ハーケンか!?

[ハーケン](左)
・・・・・・!

(ハーケン、消える)

[ヘクトル]
お、おい
ちょっと待て!
お前、フェレ騎士団の
ハーケンだろ!?

(ハーケンが戻る)

[ハーケン]
・・・ヘクトル様。

[ヘクトル]
親父さんの側近だったお前が
なんでこんなとこにいる?
部隊は全滅したって
聞いてたが・・・

なぜエリウッドに
報告に戻らなかった?

[ハーケン]
主君を守れなかった私に・・・
フェレ騎士を名乗る資格はありません。

[ヘクトル]
・・・・・・

[ハーケン]
あの男の魔術によって・・・
我々フェレ騎士団は壊滅しました。
エルバート様が連れ去られるのを、
私は・・・どうすることもできず・・・・・・

[ヘクトル]
ネルガルの奴か・・・

[ハーケン]
あの男は、【黒い牙】と
つながりがあると聞きました。

【黒い牙】の影を追って
大陸をめぐり・・・
せめて奴らに
一矢報いようと、ここへ・・・

[ヘクトル]
そうか・・・
とにかくハーケン、
お前も俺たちと来てくれ。
エリウッドも俺たちと
一緒にいる。

[ハーケン]
お許しを、
ヘクトル様・・・。
生き恥をさらすより、
私は騎士としての誇りを選びます。
我が命と引きかえに、
せめて一人でも多くの仇を・・・

[ヘクトル]
待て、ハーケン!
親父さんがそんなことを望んでると
本気で思ってるのか?

[ハーケン]
・・・・・・

[ヘクトル]
俺はフェレの人間じゃねえ。
余計な口出しかもしれねえが・・・
だがエリウッドたちは、
お前の帰りをずっと待ってたぜ。

[ハーケン]
・・・エリウッド様。

[ヘクトル]
エリウッドは今戦ってる。
お前もフェレ騎士なら、
あいつを支えてやってくれ。

[ハーケン]
・・・承知しました。
この命は、亡き主君と
エリウッド様のために・・・

■会話(ロウエン→ハーケン:敵軍)

[ロウエン](右)
あなたは・・・
まさか、
ハーケン様!?

[ハーケン](左)
・・・・・・!

(ハーケンが消える)

[ロウエン]
待ってください!
あなたはもしや・・・
フェレ騎士団のハーケン様では!?

(ハーケンが左に出現)

[ハーケン](左)
きみは・・・マーカス様の
従騎士をしていた・・・

[ロウエン]
はい!
ロウエンと申します!
この度、エリウッド様
護衛の任についております。

ハーケン様の部隊は全滅したと
聞いておりましたが・・・
生きておられたのですね、
エリウッド様も喜ばれます。

しかし、なぜ
このようなところに?

[ハーケン]
主君を守れなかった私に・・・
フェレ騎士を名乗る資格はない。

[ロウエン]
ハーケン様・・・

[ハーケン]
あの男の魔術によって・・・
我々フェレ騎士団は壊滅した。
エルバート様が連れ去られるのを、
私は・・・どうすることもできなかった・・・

[ロウエン]
・・・・・・

[ハーケン]
エルバート様を連れ去った
あの男・・・ネルガルは、
【黒い牙】と
つながりがあると知った。

【黒い牙】の影を追って
大陸をめぐり・・・
せめて奴らに
一矢報いようと、ここへ・・・

[ロウエン]
そうだったのですか・・・
とにかくハーケン様、
一度我々と合流して・・・

[ハーケン]
すまない、ロウエン。
生き恥をさらすより、
私は騎士としての誇りを選ぶ。
我が命と引きかえに、
せめて一人でも多くの仇を・・・

[ロウエン]
待ってください!
エルバート様はそのようなこと、
望んではおられないはずです!

[ハーケン]
ロウエン・・・

[ロウエン]
どうか、ご自重ください。
エリウッド様も、
マーカス様も、
イサドラ様も、
そのようなことは決して
望んではおられないはずです。

[ハーケン]
・・・・・・
そうだな。
ロウエン、
きみの言うとおりだ。
行こう、
エリウッド様のもとへ。
この命は、亡き主君と
エリウッド様のために・・・

■会話(マーカス→ハーケン:敵軍)

[マーカス](右)
ハーケン・・・!?
お前は、我らフェレ騎士団の
ハーケンではないか!

[ハーケン](左)
・・・・・・!
マーカス様・・・

[マーカス]
精鋭部隊は全滅との
報を受けておったが・・・
生きておったのか。

しかし、なぜ
フェレへの報告を怠った?

[ハーケン]
主君を守れなかった私に・・・
フェレ騎士を
名乗る資格はありません。

[マーカス]
ハーケン・・・

[ハーケン]
あの男の魔術によって・・・
我々フェレ騎士団は壊滅しました。
エルバート様が連れ去られるのを、
私は・・・どうすることもできず・・・

[マーカス]
ネルガルか・・・

[ハーケン]
あの男は、【黒い牙】と
つながりがあると聞きました。

【黒い牙】の影を追って
大陸をめぐり・・・
せめて奴らに
一矢報いようと、ここへ・・・

[マーカス]
・・・・・・
ハーケンよ、
私と共に来るのだ。
我々は、エリウッド様の戦いを
お助けせねばならん。

[ハーケン]
ですが・・・私は・・・

[マーカス]
主君に忠誠を誓ったその命、
軽々しく捨ててはならん。
我々はフェレ騎士なのだ、
ハーケン。
死んではならん。
亡き主君のためにも・・・
生きるのだ。

[ハーケン]
・・・承知いたしました。
この命は、亡き主君と
エリウッド様のために・・・

■会話(オズイン→ハーケン:敵軍)

[オズイン](右)
貴公は・・・!
ハーケン殿ではないか!?

[ハーケン](左)
・・・・・・!

(ハーケン去る)

[オズイン]
待たれよ!
貴公はフェレ騎士団近衛隊の
ハーケン殿では?

[ハーケン](左)
・・・オズイン殿。

[オズイン]
貴公らの隊は全滅したと
聞いてたが・・・

(オズイン笑う)

生きておられたか、
無事で何より。

(オズイン真顔に)

しかし、エリウッド殿は
このことを御承知なのか?

[ハーケン]
主君を守れなかった私に・・・
フェレ騎士に戻る資格はない。

[オズイン]
ハーケン殿・・・

[ハーケン]
あの男の魔術によって・・・
我々フェレ騎士団は壊滅した。
エルバート様が連れ去られるのを、
私は・・・どうすることもできず・・・・・・

[オズイン]
ネルガル・・・

[ハーケン]
あの男は、【黒い牙】と
つながりがあると聞きました。

【黒い牙】の影を追って
大陸をめぐり・・・
せめて奴らに
一矢報いようと、ここへ・・・

[オズイン]
そうでしたか・・・
とにかくハーケン殿、
私と共に来られよ。
エリウッド様も
我々と共におられる。

[ハーケン]
オズイン殿、どうか
わかっていただきたい・・・
生き恥をさらすより、
私は騎士としての誇りを選ぶ。
わが命と引きかえに、
せめて一人でも多くの仇を・・・

[オズイン]
ハーケン殿。
貴公は、その命をフェレに
捧げた身ではなかったか。

[ハーケン]
・・・・・・

[オズイン]
オスティア騎士である私が
差し出がましい事を言うが・・・
エリウッド様は、貴公の帰りを
待っておられたと聞く。

[ハーケン]
・・・エリウッド様。

[オズイン]
エリウッド様は今、
戦っておられる。
我らは騎士。
主君のために
なすべきことがあるはず。

[ハーケン]
・・・貴公の
言うとおりだ。
すまない、オズイン殿。
この命は、亡き主君と
エリウッド様のために・・・

■ケネス初戦時

[ケネス](左)
意外とがんばりますね、
みなさん。
でも、そろそろ
おしまいにしましょう。

■ケネス撃破時

[ケネス](左)
これは・・・まさか・・・
この私が・・・負ける・・・?


■制圧後

[エリウッド](右)
・・・みんな、ネルガルに
狂わされている・・・

(リンが左に現れる)

[リン](左)
・・・本当に恐ろしいのは
ネルガルの力に魅せられ
取り込まれてしまう
ことかもしれないわね・・・

・・・!
これ、何かしら?

[エリウッド](右)
まさか・・・
【ファイアーエムブレム】?

(ヘクトルが左端に現れる)

[ヘクトル](左端)
なんだよ、結局
こいつが持ってたのか。
ついでだ、もらって行こうぜ!

[リン]
せっかく取り戻したこれが・・・
無意味にならないよう、急がないと!

[ヘクトル]
エリウッド! これ以上の
長居は無用だ!

[エリウッド]
わかっている!
急いで離宮へ向かおう!
なんとしても暗殺を止める・・・!!
親が子の命を狙うなんて
そんなこと、あってはいけないんだ!

(背景 森と山)

(左端にジャファル、左にニノ、右にソーニャ)

[ソーニャ](右端)
・・・手はずはわかったわね?
決行は、今夜よ!

(ジャファルが消える)

[ニノ](左)
母さん・・・ あのね
・・・ちょっとだけ
手を・・・握ってもいいかな・・・?

[ソーニャ]
・・・私がそういうこと
嫌いなのは知ってるわね?

[ニノ]
う、うん。

・・・でも、最後かも
知れないでしょ?
だから・・・・・・

[ソーニャ]
・・・いいわ。

[ニノ]
えっ・・・?

[ソーニャ]
この仕事を成功させて
戻ってきたら
手ぐらい、いくらでも
握ってあげるわ。
・・・抱きしめて、頭を
なでてあげてもいい。

[ニノ]
ほんと!?
だったら、あたし頑張る!
ぜったいぜったい
成功させるよ!!
待っててね、母さん!

[ソーニャ]
ええ、じゃあ
気をつけて行きなさい。

[ニノ]
・・・! うん!!
行ってくるね!!

(ニノが消え、ソーニャが少し左に寄る)

[ソーニャ](右)
あ、ジャファルは
少しお待ちなさい。

(ジャファルが左に現れる)

[ジャファル](左)
・・・

[ソーニャ]
今回の仕事のこと
だけど・・・

[ジャファル]
・・・何だ?

[ソーニャ]
標的は王子と・・・
ニノよ。

[ジャファル]

[ソーニャ]
王子暗殺・・・
国王の依頼には、
その後始末も含まれているの。
王子を失った事実が知れると
国中が大騒ぎになる。
・・・暗殺者を捕らえて
吊るさなければ
騒ぎは収まらない・・・

だから「いけにえ」が
必要になるの。

わかるでしょう?

[ジャファル]
・・・ニノは
お前の娘ではないのか?

[ソーニャ]
ふふ あんなクズ
どうでもいいのよ!

・・・まぁ、あんなゴミでも
使いようはあったってことね。
「大好きな母さん」の役に立てるの
あの子も、大喜びだったじゃない。

[ジャファル]
・・・・・・

[ソーニャ]
・・・なによ?
何か言いたいことでも?

[ジャファル]
・・・・・・
俺には・・・
かかわりのないことだ。

[ソーニャ]
・・・ネルガル様が
孤児のおまえを拾ったのは、
その非常な精神と
剣の腕があってこそ・・・

失敗は2度と許さないわ。
覚えておくことね!

(ソーニャ、消える)

[ジャファル]
・・・

※ヘクトル編の場合

(背景 砦)

[ヘクトル](右)
・・・オズイン。

[オズイン](左)
はっ、ヘクトル様。

[ヘクトル]
おまえな、兄上から
なんか聞いてないか?

[オズイン]
何か・・・とは?

[ヘクトル]
・・・だから、その・・・
体調についてとか・・・

[オズイン]
・・・いえ、特に何も。

[ヘクトル]
そうか、ならいいんだ!

[オズイン]
どうしてそんなことを
お聞きになるのですか?

[ヘクトル]
いや、最近になって
兄上のことが
やたら気になってな。
・・・少し前、
オスティアで会った時に
なんか顔色悪かったし・・・
父上が病気で倒れた時も
・・・あんな顔色だったんじゃ
なかったかって・・・

・・・いや、俺の思い過ごしだろう。
兄上になんかあったら、
何も報告来ないわけねえしな。

[オズイン]
さようですね。

そういえば、うっかり
忘れるところでした。
伝令を通して、ヘクトル様に
ウーゼル様からのお言葉を
お預かりしております。

[ヘクトル]
お! 兄上
俺になんだって!?

[オズイン]
「あまり我を張って、エリウッド様を
困らせぬように」とのことです。

[ヘクトル]
ったく兄上のやつ、
いつもそれだ。
人をガキ扱いすんなって
言ってんのによ・・・

Thanks!!

データを投稿してくださった、salefさん、山井さん、いちいさん、間違いを指摘してくださったつくもさん


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