(背景 エレブ大陸地図)
(左にエルバート、右にエリウッド)
探し求めていた父との再会、▼
そして別離。▼
(フェレ候が消え、地図上のエリウッドがバドンへ移動する)
【魔の島】を脱出し、一行は
ファーガスの船で港町バドンに戻る。▼
船の中で
エリウッドは、一言も口をきかず▼
冷たくなった父の手を握りしめていた。
まるで、己のぬくもりを与えるかのように・・・▼
20章 新たなる決意
(背景 室内)
[リン](右)
・・・ニニアン、
落ち着いた?▼
[ニニアン](左端)
はい・・・▼
[リン]
そう・・・ よかった。▼
・・・久しぶりね、ニルス
少し大きくなった?▼
[ニルス](左)
・・・本当にリンさまなんだね。
なんだか、すごくなつかしいや。▼
[リン]
まだ、たった1年しか
経ってないのに?▼
[ニルス]
ぼくらがリンさまと別れてから
・・・いろんなことがあったんだ。▼
(ヘクトルが右端に現れる)
[ヘクトル](右端)
おい、こっちにも
わかるように話せよ。▼
[ニルス]
ムッ この人
誰?▼
[リン]
ヘクトルよ。オスティア候の弟なの。▼
口は悪いけど・・・意外といいヤツ。▼
[ヘクトル]
口が悪いってのと、
意外は余計だ!▼
(ヘクトルが消える)
[リン]
クスッ▼
それから、覚えてるかしら。
彼は・・・▼
(エリウッドが右端に現れる)
[ニルス]
うん、覚えてる。
ニニアンを助けてくれた人だ。▼
あなたが、エルバートおじさんの
息子さんだったんだね。▼
その赤い髪とか、優しい青い瞳とか
声も・・・そっくりだ。▼
[エリウッド]
・・・父とは、どこで?▼
[ニルス]
【竜の門】で・・・だよ。▼
捕まってたぼくらを
逃がしてくれたんだ・・・▼
小船で海にでたんだけど
ぼくだけ投げ出されちゃって▼
気がついたら・・・
ヴァロール島に逆戻りだった。▼
それから、ずっと一人で・・・
島の遺跡に隠れてたんだ。▼
そしたら・・・ 突然
大きなキケンを感じて、▼
【竜の門】に駆けつけたら・・・
・・・あんなことに。▼
[ニニアン]
・・・ニルス。▼
[リン]
私たちが船でニニアンを助けた時、
・・・記憶を失ってたの。▼
せっかく逃げてきたのに、
また連れ戻してしまうなんて・・・▼
私、とんでもないことをしてしまった
・・・・・・ごめんなさい。▼
[ニニアン]
・・・リンさま。リンさまは、
なにも悪くありません・・・・・・▼
・・・ニルスが海に落ちた時、▼
わたしは・・・どうしていいか分からず
・・・・・・心を閉ざしてしまった。▼
わたしがしっかりしていれば・・・▼
・・・・・・この事態は
避けられたはずなのに・・・▼
もうしわけ・・・ありませ・・・ん。▼
(ニニアン、目を閉じる)
[ニルス]
・・・ニニアンは、ぼくより
強い力の持ち主だけど▼
その分、心も体も弱いんだ。▼
・・・・・・ネルガルは、
そこにつけこんで・・・・・・▼
[リン]
・・・ニニアン
・・・ニルス・・・▼
[エリウッド]
・・・やつらが君たち姉弟を狙うのは
【竜】を・・・呼び出す力があるからか?▼
[ニルス]
・・・正確に言うなら、
【竜の門】を開く力を持つから・・・かな。▼
呼び出すだけなら、ネルガル一人でできるよ。▼
(ニニアンが消え、左端にヘクトルが現れる)
[ヘクトル]
マジかよ。▼
[ニルス]
・・・ただし、どちらの行為も
たくさんの【エーギル】が必要だけど。▼
[リン]
【エーギル】って?▼
[ニルス]
ネルガルは、そう呼んでいた。▼
人間の心の強さとか・・・
生きる力そのもののことで▼
・・・ネルガルは、その
【エーギル】を奪うんだ。▼
[ヘクトル]
・・・【エーギル】を奪われた人間は
どうなるんだ?▼
[ニルス]
・・・すぐに
死んでしまう・・・▼
[リン]
・・・・・・▼
[ニルス]
ニニアンも、ぼくも
そんなに力があるわけじゃない。▼
リンさまも知ってる、あの
“特別な力”だけだ・・・▼
だからネルガルは、かなりの量の
【エーギル】を手に入れる必要があった。▼
それで、まず腹心の部下である
エフィデルを▼
野心のあるラウス候に近づけて
リキアに争いの種をまいたんだ・・・▼
[エリウッド]
・・・なんのために?▼
[ニルス]
・・・【エーギル】は人によって
強さが全然違うんだって。▼
心と体が強い人なら、一人でも
普通の人の何百倍の力を持つらしいよ。▼
でも、そういう人の数は
本当にわずかで・・・▼
「さがしだすのが困難だ」って
いつもこぼしてた。▼
・・・手間はかかるけど、戦争を起こさせるのが
一番確実な方法なんだって・・・▼
(ヘクトルの表情が変わる)
[ヘクトル]
・・・つまり、質より量かせぐために
リキアに内乱起こす気だったのかよ!?▼
畜生! 俺たちの国を
なんだと思ってやがるっ!!▼
[ニルス]
・・・エフィデルが、エルバートおじさんを
【竜の門】に連れてきたんだ。▼
「理想的なエーギルの持ち主を
見つけました」って・・・▼
ネルガルは、戦いを起こす手間が
はぶけたって・・・上機嫌だった。▼
おじさんの連れてた騎士たちからも
【エーギル】がいっぱい取れたから▼
おじさんからなら
もっと強い【エーギル】が・・・▼
[リン]
ニルス!▼
[ニルス]
あ、ごめんなさい・・・
エリウッドさま。▼
(エリウッド、俯く)
[エリウッド]
いいんだ・・・▼
・・・【竜の門】で、父を見つけた時
部隊の者たちは・・・▼
もう、生きてないだろう・・・と
わかっていたんだ・・・▼
(ヘクトルの表情が戻る)
[ヘクトル]
エリウッド・・・▼
[ニルス]
・・・おじさん、言ってたよ。
息子が1人いるんだって。▼
せっかく剣術の才能があるのに
戦うことがキライで・・・▼
でも心の優しい、
人の痛みのわかる子だから▼
自分よりも、いい領主になる
はずだって・・・▼
[リン]
・・・・・・▼
[ニルス]
家族の暮らすリキアを
戦火に巻き込むくらいなら・・・▼
自分が犠牲になってでも、
なんとしても止めてみせるって・・・▼
[エリウッド]
・・・そんな・・・▼
[ニルス]
【竜の門】で生きる希望を
無くしてた、ぼくらに・・・▼
ずっと明るく話しかけてくれた。▼
・・・自慢の息子と
美人の奥さんの話ばかりだったけど▼
でも、ぼくもニニアンも・・・
おじさんが大好きだったよ。▼
おじさんの話す、家族の話に
・・・すごく力づけられたよ。▼
[エリウッド]
ち・・・ちうえ・・・▼
(エリウッド、目を閉じる)
・・・父上・・・
・・・・・・▼
[ヘクトル]
・・・・・・
(ヘクトルの台詞は一瞬表示され、自動で消える)
[リン]
・・・ヘクトル?▼
[ヘクトル]
今は、一人にして
やらねぇと・・・▼
(ヘクトルが消える)
[リン]
・・・そうね。いきましょう
ニニアン、ニルス。▼
(リンが消える)
[ニルス]
・・・・・・うん。▼
(ニルスが消える)
(一旦画面が消えた後、エリウッドの左にニニアンが現れる)
[ニニアン](左)
・・・エリウッド様・・・▼
(エリウッド、目を開けて顔を上げる)
[エリウッド]
! ニニアン・・・居たんだね。▼
すまない、みっともない所を見せた。▼
[ニニアン]
・・・▼
[エリウッド]
起きていて大丈夫か?
あんな目に遭って・・・▼
顔色が悪いようだけど、
休んでなくていいのかい?▼
[ニニアン]
・・・▼
(エリウッド、少し左に出る)
[エリウッド]
・・・よく見たら、あちこち
傷だらけじゃないか・・・▼
きちんと手当てしないと・・・
かわいそうに。▼
[ニニアン]
・・・どうして▼
[エリウッド]
え?▼
[ニニアン]
どうしてエルバート様も・・・
エリウッド様も・・・▼
こんなにやさしい・・・の・・・?▼
わ・・・わたしっ・・・
わたしのせいで・・・▼
こんな・・・
こんな酷いことに・・・!▼
[エリウッド]
ニニアン、
そんなに泣いたら体に障るよ。▼
僕はもう大丈夫だから・・・
泣かないでくれ・・・▼
[ニニアン]
ごめんなさい・・・
ごめん・・・なさ・・・▼
[エリウッド]
・・・これだけは言っておこう。▼
父のことは・・・
君の責任じゃない。▼
君だって辛い思いをしたんだ。
気に病む必要は無いんだよ。▼
[ニニアン]
・・・エリウッド様・・・
わたし・・・ わたしは・・・▼
!!▼
[エリウッド]
? どうしたんだ?▼
(ニニアン、目を閉じる)
[ニニアン]
・・・あ ・・・▼
[エリウッド]
ニニアン?▼
[ニニアン]
・・・敵・・・
・・・・・・来ます!!▼
(背景 夜の街)
[ヘクトル](右)
さぁ、これから
どうするか・・・だな。▼
(リンが右端に現れる)
[リン]
ネルガルは、どうしたかしら?▼
エルバート様に刺されて・・・
深手を負ったみたいだったけど。▼
(ニルスが左に現れる)
[ニルス]
・・・あいつは死なないよ。▼
[ヘクトル]
親父さんも、そう言ってたな。
なにか知ってるのか?▼
[ニルス]
・・・ネルガルは、自分の体にも
【エーギル】を使うんだ。▼
だから、傷もすぐに治る。
・・・老けることもない。▼
[リン]
人間じゃない・・・の?▼
[ニルス]
・・・少なくとも
今は・・・▼
(会話ウィンドウから文字が一旦消える)
[ニルス]
!!▼
[ヘクトル]
どうした?▼
[ニルス]
みんなを呼んで!
敵が来る!!▼
[ヘクトル]
ちっ、少しくらいエリウッドを
休ませてやれよ・・・!▼
[リン]
仕方がないわ、
私達だけで・・・▼
(マップ上の建物からエリウッドが出てくる)
(エリウッドが左端に現れる)
[エリウッド](左端)
みんな、ここに居たか!▼
[ヘクトル]
!▼
[リン]
エリウッド!▼
[エリウッド]
よし、
応戦態勢にはいるぞ!!▼
村の人々に迷惑がかからないよう
戦いを長引かせないようにしたい。▼
首領格の者を討って
敵を追い払うんだ!!▼
(エリウッドが消え、ニルスが左に現れる)
[ヘクトル]
おい、チビ!
おまえは村に隠れてろよ!▼
(ニルス、右に出る)
[ニルス](左)
やだよ、ぼくだって
役に立てるんだから!▼
[リン]
ニルス、あなたがいると
助かるけど・・・▼
でも、今はニニアンの近くに
いてあげたようがよくない?▼
[ニルス]
あ・・・ うん!▼
(ニルスが消え、エリウッドが左から現れる)
[エリウッド](左)
では、行こう!▼
(進撃準備画面へ)
(背景 室内)
[ニルス](右)
ニニアン!
ダメだよ、どこに行くんだ!?▼
(ニニアンが左に現れる)
[ニニアン](左)
わたし・・・ お手伝いするわ。▼
[ニルス]
無理だよ
まだフラフラしてるのに!▼
[ニニアン]
少しでも・・・▼
エリウッドさまを
助けてあげたいの。▼
おじさまの命・・・
わたしが奪ってしまったから・・・▼
・・・こんなことで
つぐなえるとは・・・思わないけど▼
ニルス! お願いよ・・・▼
[ニルス]
・・・わかったよ。▼
(ニルス、少し左に寄る)
[ニルス]
じゃあ、手を出して。▼
(ニニアン、右に寄る)
[ニニアン]
ニルス?▼
[ニルス]
ぼくの力をわけてあげる。▼
そんな動けない体じゃ
足手まといになるだけだろ?▼
[ニニアン]
ニルス、ごめんね。▼
(ニニアン、目を閉じる)
(左にニニアン、右にニルスで、二人が手を取り合った一枚絵。光を放つ)
(背景 室内)
[ニルス](右)
・・・フゥ▼
これでいい。
ぼくの分も、がんばって。▼
[ニニアン]
ありがとう。▼
(マップにニニアンが現れ、エリウッドの元へ)
[ニニアン](左)
エリウッド様!▼
[エリウッド](右)
ニニアン!?
出てきてはだめだ!!▼
[ニニアン]
・・・わたしも、
お手伝いさせてください。▼
[エリウッド]
手伝い?
君にまで戦わせる気は・・・▼
[ニニアン]
・・・わたしは、神の舞い手。▼
踊ることで・・・
エリウッド様たちをお助けできます。▼
(戦闘画面表示。左にエリウッド、右にニニアンで【ニニスの守護】の踊り)
(元の画面へ。マップのニニアンが灰色に、エリウッドの左上に♪が表示される)
[エリウッド]
・・・これは・・・・・・▼
体が・・・何かの力に
包まれて・・・?▼
[ニニアン]
【ニニスの守護】を使って
エリウッド様のために踊りました。▼
ほんのひと時ですが、体を守る力が
上がっているはずです・・・▼
・・・どうかお願いです・・・
わたしもお側に・・・!▼
[エリウッド]
わかった、
それで君の気が済むのなら・・・▼
さ、戦いを続けるぞ!
僕から離れないで!!▼
[ニニアン]
はい!▼
(マップ上のニニアンの色が戻り、カーソルが合わさる)
[ニニアン](左)
マーク様、わたしにも指示を
出してください。▼
戦うことはできませんが・・・
踊り手として皆さんをお助けします。▼
(一旦会話ウィンドウが消える)
[ニニアン]
はい・・・どうか
よろしくお願いします。▼
(背景 夜の街)
[村人](左)
このバドンが襲われるなんて・・・
ファーガスさんがいてくれりゃなあ。▼
あんたたち、こいつでなんとか
時間かせいでくれねえか?▼
この『光の結界』を仕掛けときゃ、
敵はしばらく入ってこれなくなるからな。▼
味方も入れねえのが難だが・・・
根性でがんばってくれ!▼
<光の結界を手に入れた>
(背景 夜の街)
[村人](左)
夜中だっていうのに・・・
騒がしいねえ。▼
なに? お前さんたちが、
なんとかしてくれるのかい?▼
なら・・・そうだね。
こいつをやろうかね。▼
これは、レストの杖といってね、
毒を治したり、眠りから覚ましたり、▼
おかしくなった状態を
正常に戻してくれるのさ。▼
わしはもう眠い・・・
続きは明日にしておくれ。▼
<レストを手に入れた>
(背景 民家)
[村人](左)
あぁ・・・ あの人に
また会いたいなぁ・・・▼
さらさらの青色の髪に、
うっとりするような瞳は緑色・・・▼
なんてキレイな人なんだ。▼
確かフェレの聖騎士で
主人を捜してるって言ってたけど▼
・・・どうして騎士なんて
やってるんだろう。▼
聖騎士とオレじゃ、
恋愛なんて夢のまた夢・・・▼
ハッ!! あ、あんた
今の独り言聞いて・・・▼
わーーーーーーっ!▼
誰にも言わないでくれ!!
頼むっ! このとおりだ!!▼
※エリウッドで訪問した場合
[村人]
え? あんた
フェレの公子・・・▼
え、ええぇっ!?
し、失礼しましたっ!!▼
あ、あの聖騎士さまの
ことですか?▼
はい、確かに
白い鎧のキレイな方で。▼
あ、また来るって
言ってましたよ。▼
すぐ会えるんじゃないですか?▼
(背景 民家)
[村人](左)
あんたら、どっかの傭兵団かい?▼
どいつもこいつも、
歴戦の強者ぞろいって感じだな。▼
これだけの軍にまとめ上げたのは、
いったいどんな軍師様なんだ?▼
※2回目以降の訪問時
(背景 民家)
[村人](左)
あんたら、どっかの傭兵団かい?▼
この町に闘技場があるのは
知ってるだろ。▼
ヒマそうにしてる奴がいたら
経験を積ませてみちゃどうだい?▼
(背景 夜の街)
[村人](左)
クラスチェンジをするにはな、
特別なアイテムを使うんじゃが・・・▼
兵種によって、必要な
アイテムは違ってくるんじゃ。▼
騎士やアーマーナイトならば
『騎士の勲章』、▼
魔法や杖を使う者は
『導きの指輪』といったふうにの。▼
そして、竜騎士やペガサスナイトが
使うのが、この『天空のムチ』じゃ。▼
持っていくがいい。
なに、遠慮はいらぬ。▼
どうせわしが持っておっても
しょうがないわい。▼
わしが可憐な乙女じゃったら
使うんじゃがのう。▼
<天空のムチを手に入れた>
(背景 夜の街)
[村人](左)
なあおい! さっき闇夜を飛んでった翼、
ありゃあ竜騎士じゃねえか?▼
冗談じゃねえぞ! ベルン王国の
竜騎士がなんでこんなところにいる?▼
この町が襲われてんのか!?
あんたたち、何とかしてくれよ!▼
奴ら竜騎士は動きが速いし、
おまけに力が強くて固いときてる。▼
弱点は弓に弱いこと、
ペガサスナイトと違って魔法に弱いこと・・・▼
それから・・・こいつだ。
この『ドラゴンキラー』に弱いってことさ。▼
頼んだぜ!▼
[オレグ](左)
ここまでだ。▼
お前たちの歩みは、
ここで永遠に止まる。▼
※エリウッドで戦った場合
[エリウッド](右)
・・・【黒い牙】か?▼
(エリウッドが消え、左にオレグが表示される)
[オレグ](左)
ネルガル殿からの
挨拶だ。▼
「子供は二人とも
近いうちに返してもらう。」▼
勿論、今▼
いただいて帰っても
いいんだがな!▼
(オレグが消え、右にエリウッドが表示される)
[エリウッド]
絶対に渡さない!▼
[オレグ]
失敗には・・・
・・・死・・・あるのみ。▼
グフッ▼
(背景 夜の街)
[ヘクトル](左)
よお、大丈夫か?▼
[エリウッド](右)
ああ。
2人とも心配をかけた。▼
[リン](左端)
無理はしなくていいのよ?▼
[エリウッド]
・・・悲しむのは
すべてが終わってからだ。▼
今は、父上のためにも・・・▼
ネルガルから、この大陸を守ることに
全力を尽くす!▼
[ヘクトル]
そうか。▼
それで、これからのことだが
何か考えがあるか?▼
[エリウッド]
・・・オスティア候に
お会いしよう。▼
[ヘクトル]
兄上に?▼
[エリウッド]
これまでのこと・・・▼
報告しないわけには
いかないだろう?▼
(BGMが変わる)
[ヘクトル]
あー・・・ まあな。▼
[リン]
ヘクトル?
どうしたの、ヘンな顔して。▼
[エリウッド]
ヘクトルは、ウーゼル様に
頭が上がらないんだよ。▼
今まで報告を怠(おこた)ってたから
顔を合わせにくいんだろう?▼
[ヘクトル]
おまえ! 誰のために
報告遅らせてたと・・・!!▼
[エリウッド]
ははは
きっと、怒られるぞ!▼
(エリウッド、消える)
[ヘクトル]
このっ!▼
(ヘクトルが消え、リンが少し右に動く)
[リン](左)
ふぅ
男どもは元気ね。▼
・・・元気ないより
よっぽどいいけど。▼
(一旦暗転)
[マーカス](右)
エリウッド様・・・
落ち着かれましたか。▼
[エリウッド](左)
マーカス・・・ 僕は大丈夫だ。
心配をかけたな。▼
[マーカス]
エルバート様のことですが・・・▼
私の独断で、早馬にて
エレノア様に伝令を送りました。▼
[エリウッド]
・・・そうか。▼
ありがとう、マーカス。
よく気が付いてくれた。▼
[マーカス]
・・・少しでも早く
お知らせすべきだと思いましたので。▼
侯爵の・・・ 最期は
ご立派であられたのだ・・・と・・・▼
[エリウッド]
・・・・・・▼
[兵士](右画面外)
エリウッド様っ!
マーカス将軍っ!!▼
[エリウッド]
!!▼
(マーカスが左端に移動し、右端にイサドラが現れる)
(BGMが変わる)
[マーカス](左端)
おお! おぬし
イサドラではないか!▼
(イサドラ、左に進み出る)
[イサドラ](右)
やっとお会いできました。
ご無事でよかった・・・▼
[エリウッド]
イサドラ、どうして
君がここに?▼
まさか!
母上の身に何か・・・▼
[イサドラ]
いえ、ご安心ください。
エレノア様はお元気です。▼
昨日、エルバート様の
訃報が届いた時も・・・▼
声ひとつ荒げず・・・▼
ただじっと・・・報告に
耳を傾けておられました。▼
(エリウッド、目を閉じる)
[エリウッド]
・・・母上。▼
[イサドラ]
そして、すぐ
私に命じられました。▼
エリウッド様に、この剣を届け
そのまま側近く仕えよと。▼
(エリウッド、目を開ける)
[エリウッド]
そんなことをすれば、
城の警護が手薄に・・・▼
[イサドラ]
エリウッド様・・・ どうか
母上様のお心をお察し下さい。▼
エルバート様が戻られない今、
エレノア様にとって▼
あなた様のご帰還だけが
心の支えなのです。▼
「父上の遺志を守り通しなさい」▼
そう伝えるよう申されました。▼
[マーカス]
・・・オスティア候に、▼
フェレ城を守るための兵を
お借りしてはどうでしょうか?▼
[エリウッド]
・・・そうだな。▼
僕よりも・・・母上のお心にかなうよう
・・・努めるべきだな。▼
[イサドラ]
それでこそ、
エリウッド様ですわ。▼
[エリウッド]
これからの僕たちの戦いは
予想もつかないものだ。▼
・・・覚悟はいいね、
イサドラ?▼
[イサドラ]
はっ。▼
この命尽きるまで
お守りいたします!▼
(一旦暗転)
(背景 夜の街)
[エリウッド](右)
マーク・・・?
どうかしたのかい?▼
ああ、心配してくれてたのか。▼
すまない。
迷惑をかけてしまったな。▼
でも、もう大丈夫だ。▼
僕には、共に歩む仲間がいる。▼
ヘクトル、リンディス、
それにマーク・・・▼
みんながいるから、
僕は強くなれる。▼
たとえ、どんなことがあっても、
きっと、乗り越えてみせる!▼
(背景 神殿)
[ネルガル](左)
ソーニャよ。▼
リムステラよ。▼
(右にソーニャが現れる)
[ソーニャ](右)
お呼びで?
ネルガルさま。▼
(右端にリムステラが現れる)
[リムステラ](右端)
・・・・・・▼
[ネルガル]
私の傷は
未だ癒(い)えない。▼
力を取り戻すには
時間がかかるだろう。▼
私の肉体に傷をつけた
フェレ候は死んだ。▼
代償は、息子の死で
つぐなってもらう。▼
ソーニャ。▼
(リムステラが消える)
おまえは、ブレンダンをうまく使って
【黒い牙】を動かすのだ。▼
今までのような雑魚ではない、▼
【四牙】を向かわせろ。▼
[ソーニャ]
ふふっ おまかせを。▼
奴らの首を、あなた様に
捧げてみせましょう。▼
(ソーニャが消え、リムステラが戻る)
[ネルガル]
リムステラ。▼
お前は、私のために
【エーギル】を集めよ。▼
この傷が癒えるには・・・
時間と【エーギル】が必要だ。▼
お前は私の作り出した中で
最も強い【モルフ】。▼
力ある者すべてに
死を与えよ。▼
[リムステラ]
御意・・・▼
データを投稿してくださった、salefさん