(右にエリウッド表示、北へ移動するマップ上のエリウッド)
ウハイの残した言葉を手がかりに
樹海を抜けたエリウッドたち。▼
異様な光景が、そこにあった。▼
それは、明らかに人の手ではない・・・
何者かによって作られた建物。▼
数百年の永きに渡り、打ち捨てられ
主の帰りを待ち続けているようでもある。▼
圧倒的に巨大な、人ならざる者のための
古代遺跡・・・▼
エリウッドたちは、
ついに【竜の門】へたどり着いた。▼
(「19章 竜の門」)
(背景、遺跡)
[エリウッド](右)
・・・着いた
【竜の門】だ・・・▼
(エリウッドの左側にニニアン出現)
[ニニアン](右、エリウッドの左側)
・・・・・・▼
[エリウッド]
どうしたんだ、ニニアン?
震えている。▼
[ニニアン]
・・・ここ
とても、怖いです。▼
何か・・・ 大きな力が・・・▼
(左にリンが出現)
[リン](左)
“特別な力”ね。▼
(リンの左側にヘクトルが出現)
[ヘクトル](左、リンの左側)
なんだ、そりゃ?▼
[リン]
ニニアンが持っている、
危険を少し前に察知する力のことよ。▼
記憶を失っても、力は健在みたいね。▼
[エリウッド]
ニニアン、
何か感じるのか?▼
(一瞬暗転)
(背景、遺跡)
[ニニアン](右)
・・・ここに
来ては・・・いけなかった。▼
わたしが、ここにいると
大変なことが・・・ ああっ!!▼
(ニニアンの右側にエリウッド出現)
[エリウッド](右、ニニアンの右側)
ニニアン!?
しっかりするんだ!▼
[ニニアン]
ここは ダメ・・・
わたしは・・・ わたしは・・・!!▼
[エリウッド]
錯乱している!▼
とりあえず、ここから
離れた方がいい!!▼
(音楽が消える)
[??](左、黒いウィンドウに白文字)
・・・そうはいかない。▼
(フィールドマップ、エフィデルがワープでエリウッドの上に出現、音楽が鳴る)
(背景、遺跡)
[エフィデル](左)
2度、逃げ出した小鳥が
再び戻ってきた・・・▼
今度こそは、逃がしません。▼
(エリウッドとニニアンの位置が入れ替わる)
[エリウッド](右、ニニアンの左側)
!!
お前は、誰だっ!?▼
(エフィデル、少し右へ移動)
[エフィデル](左)
お初にお目にかかります。▼
私は、エフィデルというとるにたらぬ者。
どうか、お見知りおきを。▼
(ニニアンが消え、ヘクトル出現)
[ヘクトル](右、エリウッドの右側)
貴様がエフィデルかっ!!
会いたかったぜ!▼
[エフィデル]
・・・勇ましいことで。▼
貴方のことは、もちろん
存じておりますよ。▼
オスティア侯弟、ヘクトル殿。▼
(ウィンドウ一度閉じる。ヘクトルが消え、リン登場)
[エフィデル]
そしてそちらは
キアランの姫、リンディス様。▼
[リン](右、エリウッドの右側)
・・・・・・▼
[エフィデル]
そういえば、森に置いておいた
贈り物・・・ お気に召しましたか?▼
赤毛の薄汚い女狐の死体・・・▼
(エリウッド、リンが消え、ヘクトル出現)
[ヘクトル](右)
貴様っ! そこを動くなっ!!
俺の手で始末してやるっ!▼
[エフィデル]
なるほど、
オスティアの間者でしたか。▼
ご安心なさい、苦しまずに
逝きましたよ。 ・・・ただの一撃で。▼
[ヘクトル]
くらえっ!!▼
(武器を振る音と共にヘクトルが左へ、と同時にエフィデルが消える)
(エリウッドが右に出現)
[エリウッド](右)
消えた!?▼
(フィールドマップ、エフィデルがエリウッドの上からニニアンの横へワープ)
(背景、遺跡)
[ニニアン](右)
やっ!?▼
[エフィデル](右、ニニアンの右側)
この娘は、我が主の
儀式に必要なのです。▼
(左にエリウッドが出現)
[エリウッド](左)
ニニアン!!▼
[ニニアン]
エリウッドさまっ!▼
(小さく上下)
いや、離してっ▼
(フィールドマップ、エフィデルがニニアンをワープで連れ去り、その場所へリンが移動)
(背景、フィールドマップ)
[リン](左)
消えた・・・▼
(リンの左側にヘクトル出現)
[ヘクトル](左、リンの左側)
畜生っ!!▼
(フィールドマップ、画面が斜め右上にスクロールしエフィデルとニニアンがワープで出現)
(背景、遺跡)
[ダーレン](左)
エフィデル殿!
娘は、戻りましたかな!?▼
(エフィデルの右側に目を閉じたニニアンが出現)
[エフィデル](右)
このとおり・・・▼
[ダーレン]
おおっ! では
とうとう儀式が!!▼
[エフィデル]
ええ。 ただし、例のネズミどもが
そこまで来ています・・・▼
間もなく、この中に
進入してくるでしょう。▼
儀式までに、奴らの始末を・・・
お願いできますか?▼
(ダーレン、少し右に移動)
[ダーレン]
もちろんだ。
わしを誰だと思っておる!▼
ラウス侯ダーレンだ!
この世界を支配する者だ!!▼
[エフィデル]
では、おまかせします。▼
[ダーレン]
わしは世界の・・・ (小さく上下)
フハハハハハ▼
(ダーレンが消える)
[エフィデル]
・・・人とは
もろいものだな。▼
(フィールドマップ、エフィデルが遺跡の奥へ移動)
(遺跡深部、ネルガルとエルバートのところへエフィデルがやってくる。音楽が変わる)
(背景、竜の門)
[ネルガル](左)
ふっ よくやったぞ。
エフィデル。▼
では、儀式の用意にかかるか。▼
(エフィデルが消え、エルバート出現)
[エルバート](右)
ネルガル・・・!!▼
[ネルガル]
悔しいか? フェレ侯爵よ。▼
だが運命とは、あらかじめ
結末が定められたもの。▼
どれだけ悪あがきをしようとも、この娘は、
我が手に戻るよう定められておるのだよ。▼
[エルバート]
・・・息子は・・・
エリウッドはどうした!?▼
[ネルガル]
まだ生きている。▼
【黒い牙】の手にかかるのは
時間の問題だとしてもな。▼
(エルバートが少し左へ移動、ネルガルに近寄る)
[エルバート]
・・・ネルガル!
覚悟っ!!▼
[ネルガル]
!?▼
(エルバートの右側にジャファルが出現)
[ジャファル](右、エルバートの右側)
・・・▼
(刺す効果音)
[エルバート]
!!! グ・・・
グ・・・ハ・・・!!▼
[ネルガル]
・・・これは驚いたな。
いつの間に、いましめを?▼
くくく 人の忠告は素直に
聞いてはどうだ、フェレ侯よ。▼
運命に抗うことはできん。
無駄なことはやめておくがいい。▼
[エルバート]
・・・グ ・・・ググ▼
(エルバートが消える)
[ネルガル]
ジャファルよ、このまま
フェレ侯と娘を奥の間へ連れて行け。▼
私は儀式の支度に
取り掛かるとしよう。▼
[ジャファル]
・・・わかった。▼
(音楽が変わる)
(フィールドマップ、上からカムランがエリウッド達の方へ移動してくる)
(背景、遺跡)
[カムラン](左)
・・・待ちかねたぞ。
フェレ公子よ。▼
(エリウッドが右に出現)
[エリウッド](右)
父はどこだっ!?▼
[カムラン]
奥だ・・・この奥にいる。
だが、お前たちは会えないだろう・・・▼
たとえ、ここを突破できたとしても▼
奥の間への通路は、
ラウス侯によって守られている。▼
・・・あきらめないのか?▼
まぁ、たとえ、あきらめたとしても
今さら許してはやらぬがな。▼
(カムラン、左に移動し消える)
[カムラン](左、台詞のみ)
ふははははは▼
(フィールドマップ、カムランが守備位置に戻る)
※軍師がいる設定で、セインを出撃させている場合のみ
[セイン](右)
マーク殿!
いよいよ決戦の時だな。▼
ハウゼン様を害し、リンディス様を
泣かせた悪逆非道なラウス侯は・・・▼
このキアランの騎士
セインが倒してみせるぜ!▼
まかせてくれ!!▼
(フィールドマップ右上から盗賊が出現)
(背景、フィールドマップ)
[覆面の男](右)
おい、お前!
そこで何をしている!?▼
[盗賊?](左)
何してるとは
ごあいさつだなぁ?▼
オレのこと知らないなんて
お前、新入り?▼
[覆面の男]
え? あ・・・▼
ひと月まえから
【竜の門】の配属に・・・▼
[盗賊?]
だろうな。▼
オレはラガルト
聞いたことないかい?▼
[覆面の男]
ラガルト・・・?▼
!!▼
ま、まさか
【疾風】のラガルト!?▼
その実力は【四牙】に
次ぐとも言われる・・・?▼
[ラガルト]
そうそう
それだ。▼
[覆面の男]
し、失礼しました!!▼
[ラガルト]
いーよ、別に。▼
(覆面の男が消える)
[ラガルト]
・・・さてと。▼
持てるだけお宝とったら
【黒い牙】ともお別れだ。▼
沈む船に、いつまでも
乗ってる義理はないってね。▼
[ラガルト](左)
おやおや
これは珍客だ。▼
こんなところまで
わざわざご苦労さん。▼
[エリウッド](右)
!!
あなたは・・・?▼
[ラガルト]
んー・・・正しく言うなら、
元【黒い牙】かねえ?▼
[エリウッド]
【黒い牙】か!!▼
[ラガルト]
いや、だから“元”だって。
今はただのドロボウ。▼
[エリウッド]
? 敵ではないと言うのか?▼
[ラガルト]
そう、だからお互い
見なかったってことで。▼
(ラガルトが消える)
[エリウッド]
待ってくれ!▼
(ラガルト出現)
[ラガルト](左)
ん?▼
[エリウッド]
敵でないなら
力を貸してくれないか?▼
[ラガルト]
オレが?
お前に?▼
[エリウッド]
【黒い牙】のことを知りたいんだ▼
・・・頼みます。▼
[ラガルト]
驚いたな。
本気で【黒い牙】と戦う気か?▼
[エリウッド]
はい。▼
[ラガルト]
相手が義賊のブレンダンじゃなくて
ネルガルって気味の悪いヤツだとは・・・▼
[エリウッド]
分っています。▼
[ラガルト]
・・・いい度胸だ。気に入った!
だが、オレは▼
今の【黒い牙】のことは
ほとんど知らないがねぇ。▼
それでもいいってんなら。▼
[エリウッド]
ありがとう!
僕はエリウッドだ。▼
[ラガルト]
オレはラガルト。▼
ま、死なない程度に
協力させてもらうかな。▼
[ラガルト](左)
おやおや
これは珍客だ。▼
こんなところまで
わざわざご苦労さん。▼
[リン](右)
!!
あなたは・・・▼
【黒い牙】ね!▼
[ラガルト]
んー・・・▼
正しく言うなら、
元、【黒い牙】かねえ?▼
[リン]
元・・・?▼
[ラガルト]
そ。今はただの
ドロボウ。▼
[リン]
?▼
敵じゃないって言うの?▼
[ラガルト]
そう、だからお互い
見なかったってことで。▼
(ラガルトが消える)
[リン]
待って!▼
(ラガルトが出現)
[ラガルト](左)
ん?▼
[リン]
敵でないのなら、
力を貸して。▼
[ラガルト]
オレが?
あんたに?
[リン]
【黒い牙】にいるのは
悪い人ばかりじゃない。▼
戦う以上
敵に容赦はしないけど▼
あなたから詳しい話が聞ければ、
無用な戦いを避けられるかも。▼
[ラガルト]
驚いたな。▼
本気でそんなこと
考えてんのか?▼
[リン]
この島で最初に戦った
ウハイ・・・▼
彼は悪い人間には
見えなかった。▼
戦わずにすむ相手だって
いるはずよ。▼
[ラガルト]
ふーん・・・
奴ならオレも知ってるがね。▼
相手が義賊の
ブレンダンじゃなくて▼
ネルガルって
気味の悪いヤツだとは・・・?▼
[リン]
知ってるわ。▼
私たちはその男を
倒しにきたの。▼
[ラガルト]
・・・いい度胸だ。
気に入った!▼
ただし、オレは▼
今の【黒い牙】のことは
ほとんど知らないがねぇ。▼
それでもいいってんなら。▼
[リン]
ありがとう!▼
私はリンよ▼
[ラガルト]
オレはラガルト。▼
ま、死なない程度に
協力させてもらうかな。▼
[ラガルト](右)
あいつらにでも
会いに行くとするか・・・▼
[ダーレン](左)
フハ・・・フハハハ!▼
世界を統べる王・・・
このダーレンに逆らうか!▼
※エリウッドで戦った場合
[エリウッド](右)
ダーレン!
お前の野望もここまでだ!!▼
[ダーレン](左)
フハハハハハ▼
貴様ごときに
このわしは倒せん!!▼
※ヘクトルで戦った場合
[ダーレン](左)
ほう・・・お前は
オスティア侯の・・・▼
[ヘクトル](右)
オスティアのことが
気に入らねぇのは勝手だが・・・▼
あんたのやり方は
我慢ならねぇっ!!▼
[ダーレン]
クククク・・・▼
もはやオスティアなど
眼中にないわい。▼
リキアでもない・・・▼
わしにふさわしいのは
世界だっ!▼
※リンで戦った場合
[リン](右)
あなたがダーレン?
・・・よくも、おじい様を!▼
[ダーレン](左)
?誰だ
お前は!?▼
[リン]
キアラン侯ハウゼンの
孫娘、リンディス!▼
[ダーレン]
おお、あの
おいぼれの孫娘か。▼
・・・あのジジィめ
わしに意見などしおって・・・!▼
いなくなって
せいせいしたわい。▼
[リン]
・・・斬る!▼
[ダーレン](左)
血・・・?
これは・・・わしの血か?▼
エフィデル!
早く来ぬか!!▼
お前の主が・・・
・・・呼んでおるのだ!▼
わしは世界を・・・
統べる・・・王・・・ぞ・・・▼
(背景、遺跡)
[リン](左)
すでに・・・
正気じゃなかった。▼
(リンの左にヘクトルが出現)
[ヘクトル](左、リンの左側)
欲かいた奴の末路だ・・・
哀れなもんだな。▼
(右にエリウッドが出現)
[エリウッド](右)
・・・ダーレン殿。▼
[ヘクトル]
さあ! エリウッド、
感傷にひたってる場合じゃないぞ!▼
[リン]
おじさまが奥に!▼
[エリウッド]
・・・行こう!!▼
(フィールドマップ、遺跡の奥へ3人が移動、音楽が消える)
(背景、遺跡深部)
[エリウッド](右)
父上っ!▼
(エリウッド、少し左へ移動)
[エリウッド]
父上っっ!?
僕です! エリウッドですっ!!▼
(一度ウィンドウが閉じる)
[エリウッド]
父上ーーっ!!▼
(エリウッドの右にヘクトル出現)
[ヘクトル](右、エリウッドの右)
暗いな。
周りが見えねぇ・・・▼
[??](左)
・・・エ
エリウッド・・・▼
[エリウッド]
!!▼
(フィールドマップ、音楽が鳴り、エリウッド、ヘクトル、リンが階段中央へ移動)
(背景、遺跡深部)
(エリウッドが右側から左側へ移動)
[エリウッド](左、左向き)
父上っっ!
どちらにおられるのですかっ!?▼
(右にリンが出現)
[リン](右)
奥よ! エリウッド!!
奥の方から声がするわ!!▼
(フィールドマップ、階段の上へスクロール、エルバートが見える)
(背景、遺跡深部)
[エリウッド](右)
ああ! 父上っ!!▼
よくぞ・・・
よくぞご無事で・・・!!▼
[エルバート](左)
エリウッド・・・▼
(一度ウィンドウが閉じる)
[エルバート]
は! わ、わしのことはいい!
その娘を連れて・・・逃げろ!▼
(フィールドマップへ、曲が変わり、少し上にスクロール、門の前にニニアン)
(背景、遺跡深部)
[エリウッド](右)
ニニアン!?▼
[ニニアン](左、虚ろな目)
・・・・・・▼
(エリウッドの左にエルバートが出現)
[エルバート](右、エリウッドの左側)
その娘は・・・
【竜の門】を開くカギ・・・▼
ネルガルが気付く前に
・・・早く!▼
(エルバートが消え、エリウッドが少し左に移動)
[エリウッド]
ニニアン!
こっちへ! 逃げよう!▼
[ニニアン]
・・・・・・▼
(エリウッドの右にリンが出現)
[リン](右、エリウッドの右側)
様子がおかしいわ・・・
でも、ためらってる時間はない。▼
(リンが消え、ヘクトルがその場所に出現)
[ヘクトル](右、エリウッドの右側)
エリウッド!
親父さんは、俺が!!▼
お前は、ニニアンを!▼
[エリウッド]
わかった!▼
(フィールドマップ、ニニアンの方へエリウッドが移動、エルバートの横にヘクトルが移動)
(背景、遺跡深部)
[ヘクトル](左)
エルバート様!▼
ちょっと動かすけど、
我慢してください。▼
[エルバート](右)
ヘクトル・・・君も来てくれたのか。
・・・ありがとう。▼
[ヘクトル]
気にしないでください。
さっ、行きますよ!▼
(ヘクトル、エルバートが消え、右からリンが登場)
[リン](右)
エリウッド!
ヘクトル!!▼
(リン、少し左へ移動)
[リン]
早く! こっちへ!!▼
(一度ウィンドウが閉じる)
[リン]
!!▼
(フィールドマップ、階段途中にジャファルが出現、音楽が消える)
(背景、遺跡深部)
[ジャファル](左)
・・・・・・
ここは通さん。▼
(リン、少し右へ移動)
[リン](右)
いつの間に!?▼
[エルバート](右、リンの右から台詞のみ)
その男と戦っては
いかん!!▼
[リン]
えっ!?▼
(フィールドマップ、上にスクロール)
(背景、遺跡深部)
(右にエルバート、その右側にヘクトル)
[エルバート](右)
その男は・・・危険だ。
まともに戦っても勝ち目はない。▼
(エルバート、ヘクトルが消え、エリウッド出現)
[エリウッド](右)
父上、時間がないのです。
多少の危険は・・・▼
(右にエフィデル出現、音楽が鳴る)
[エフィデル](左)
・・・親の忠告には従うものですよ、
エリウッド殿。▼
[エリウッド]
エフィデル!!▼
[エフィデル]
この男は【黒い牙】でも
一流の使い手・・・▼
いまのあなたたちでは、たばになって
かかっても相手になりませんよ。▼
(エフィデルの左側にジャファル出現)
[エフィデル]
・・・ジャファル、よくやった。▼
ここはもういい。
ベルンに戻り、次の仕事に入れ。▼
[ジャファル](左、エフィデルの左)
・・・・・・▼
(ジャファルが消える)
(フィールドマップ、ジャファルが下の方へ走り去る)
(背景、遺跡深部)
[エフィデル](左)
さて、みなさん!
我が主からの招待です。▼
ここまであがいてきた
あなた方に敬意を表し、▼
今から、面白いものを
お見せするとのこと。▼
(エルバートが右側に出現)
[エルバート](右)
やめろ! 【竜】を呼び出しては
いかんのだっ!!▼
(エルバートの右側にエリウッドが出現)
[エリウッド](右、エルバートの右)
父上?
なんのことですか!?▼
[エフィデル]
・・・すぐに分かります。▼
あなたの父上の
命と引きかえにね!▼
(3人が消える)
(背景、赤黒い霧)
(画面が効果音と共に赤くフラッシュ)
[エルバート](右)
ぐわっ!
・・・がっ・・・がはっ・・・▼
(エルバートが目を閉じ、右側にエリウッド出現)
[エリウッド](右、エルバートの右)
父上っ! どうしたんです!?
父上っ!!!▼
(エリウッドが消え、ヘクトル出現)
[ヘクトル](右、エルバートの右)
エルバート様っ!
しっかりしてくれ!!▼
(左に虚ろな目のニニアン出現、ヘクトルが消え、エリウッド出現)
[エリウッド](右)
!?・・・ニニアン?▼
[ニニアン](左)
チ カ ラ▼
・・・チカラ・・・▼
(画面が効果音と共に赤くフラッシュ、音楽が消える)
[エルバート]
がはぁっ!!▼
(エルバートが消える)
[エリウッド]
父上っ!!▼
(赤黒い霧が薄く見えるフィールドマップ)
(上にスクロールしてネルガルにカーソル、音楽が鳴る)
(背景、中央にニニアンとネルガル、手前左にエリウッド、右に倒れこむエルバートとヘクトルの1枚絵)
[ネルガル]
さあ、ニニアン・・・
【竜の門】を開くのだ。▼
[ニニアン]
・・・モン
ヒラケ・・・イマ▼
(背景、フィールドマップ、竜の門が光り、地響きと共に画面が揺れ続ける)
[ネルガル](左)
いいぞ・・・ そのまま
【竜】をこちらへ・・・・・・▼
(ネルガルが消え、右にヘクトルが出現)
[ヘクトル](右)
うわっ! なんだ
この地響きはっ!!▼
(ヘクトルが消え、リンが出現)
[リン](右)
くっ! 立ってるのが
精一杯・・・!▼
(リンが消え、エリウッドが出現)
[エリウッド](右)
あの男がネルガル・・・?▼
いったい・・・
なにが起きるんだ!?▼
(背景、竜の門、竜の影が見える)
[ニニアン](左)
・・・オイデ
ヒノ・・・コ・・・タチ▼
ココニ・・・オイデ・・・▼
(画面がフラッシュ)
(背景、火竜の1枚絵、音楽が変わり、竜の咆哮)
[ヘクトル]
・・・嘘だろ?▼
[リン]
あ・・・
まさか・・・ そんな▼
[エリウッド]
あれは・・・ 本当に・・・・・・
太古の・・・【竜】なのか?▼
[ネルガル]
ハハハハハハ
いいぞ! 力を使い切れ!!▼
体中の力を出し尽くし
【竜】を呼び寄せるがいいっ!▼
[??]
・・・そんなこと!
絶対させないっ!!▼
(フィールドマップ、下からニルスが出現し、ニニアンの側へ移動)
(背景、竜の門)
[エフィデル](左)
何者っ!?▼
(一度ウィンドウが閉じ、右にニルスが出現)
[エフィデル]
・・・お前はっ!▼
(エフィデルが消え、リンが出現)
[リン](左)
ニルス!▼
(リンが消える)
[ニルス](右)
ニニアン!
目を覚ますんだ!!▼
あんな奴の
言いなりになっちゃダメだ!!▼
(左側にニニアンが出現)
[ニニアン](左)
・・・ニ・・・
・・・・・・ルス・・・▼
(ニニアンの左側にネルガルが出現)
[ネルガル](左、ニニアンの左)
・・・ニルスか、
今この時に・・・やっかいな!▼
くっ・・・ エフィデル!
やめさせろっ!!▼
(ネルガル、ニニアンが消え、エフィデル出現)
[エフィデル](左)
やめるんだ、ニルス!!
力が・・・暴走するぞっ!!!▼
(エフィデルが消える)
[ニルス]
ニニアンッ!!▼
(ニニアンが出現)
[ニニアン](左)
・・・・・・ (正気に戻る)
・・・ニルス?▼
[ニルス]
こっち! 早く!!▼
竜の実体が崩れるよっ
早くみんなも逃げて!!!▼
(背景、フィールドマップ、エリウッド達が下へ逃げ、音楽が消える)
[ネルガル](右)
・・・・・・▼
(ネルガル、ワープで消える)
(消えかけている火竜から炎が巻き起こる)
[エフィデル](左)
ヒッ・・・! やめろ・・・
くるんじゃない・・・っ!!▼
ネルガル様っ! ネルガル様っ!!
どうか・・・・・・!!!▼
ぐわぁぁぁぁぁあああっっっ!!!!!▼
(竜の咆哮と共にエフィデルと火竜が消える)
(地鳴りも収まり、竜の門が静まる)
(背景、遺跡深部)
[ヘクトル](右)
・・・なにが、起きたんだ?▼
(ヘクトルが消え、エリウッドが出現)
[エリウッド](右)
消え・・・た?▼
(フィールドマップ、ニルスの上にネルガルがワープで出現)
(背景、遺跡深部)
[ネルガル](左)
くっ・・・! 失敗か!!
おのれニルス!▼
お前さえ、
邪魔をしなければ・・・!▼
(ネルガル、少し右へ)
[ネルガル]
・・・来い!
お前たちっ!!▼
(ネルガルが消え、右にニニアン、ニルスが出現)
[ニニアン](右)
! いや!!▼
[ニルス](右、ニニアンの右)
いやだっ!
絶対に行かない!!▼
(ニニアン、ニルスが消え、エリウッドが出現)
[エリウッド](右)
ニニアン! ニルス!!▼
(フィールドマップ、右からエルバートがネルガルにぶつかり、効果音と共に赤く画面がフラッシュ)
(背景、遺跡深部)
[ネルガル](右)
!!▼
(ネルガルの右にエルバート出現)
[エルバート](右、ネルガルの右)
そうは・・・させんっ!▼
[ネルガル]
な・・・!?▼
(ネルガル、一度消え左から出現)
[ネルガル](左)
・・・ばかな・・・▼
この私が、貴様ごときに・・・・・・▼
[エルバート]
・・・言ったはずだ。▼
お前の・・・好きには
させんと・・・・・・▼
[ネルガル]
・・・こ・・・の
死にぞこない・・・め。▼
ぐっ・・・!!▼
(フィールドマップ、ネルガルが消え、エルバートをエリウッド達が囲む)
(背景、遺跡深部)
[エリウッド](右)
父上!!▼
(音楽が鳴る)
[エルバート](左)
・・・エリウッド
油断するな・・・▼
奴は
また現れるぞ・・・▼
[エリウッド]
はい、でも▼
今は・・・この島から脱出し・・・
リキアへ戻りましょう。▼
[エルバート]
わしは・・・もうだめだ。▼
・・・エリウッド
後のことは・・・ 頼む。▼
[エリウッド]
しっかりして下さい!▼
フェレで、母上が・・・
父上を待っているんです!▼
[エリウッド]
ふ・・・ エレノアか
また、怒られそうだ・・・▼
(目を閉じる)
エリウッド・・・▼
母さんに・・・
すまない・・・と・・・・・・
・・・ ・・・・▼
(エルバートが消え、エリウッドが小さく上下)
[エリウッド]
!! 父上っ!?▼
(背景、エルバートを抱きかかえて泣くエリウッドの1枚絵)
[エリウッド]
いやだ・・・
死なないでください・・・▼
(ウィンドウ一度閉じる)
[エリウッド]
父上・・・ どうか
・・・目をあけて・・・・・・▼
(ウィンドウ一度閉じる)
(背景、暗転)
[エリウッド]
父上ーーーーーっ!!!!▼
本文を提供してくださった、山井寿章さん