ファイアーエムブレム烈火の剣・マスターバイブル 最終更新日:2003/05/13

会話集/19章 竜の門



■ワールドマップ

(右にエリウッド表示、北へ移動するマップ上のエリウッド)

ウハイの残した言葉を手がかりに
樹海を抜けたエリウッドたち。

異様な光景が、そこにあった。
それは、明らかに人の手ではない・・・
何者かによって作られた建物。
数百年の永きに渡り、打ち捨てられ
主の帰りを待ち続けているようでもある。
圧倒的に巨大な、人ならざる者のための
古代遺跡・・・
エリウッドたちは、
ついに【竜の門】へたどり着いた。

(「19章 竜の門」)

■オープニング

(背景、遺跡)

[エリウッド](右)
・・・着いた
【竜の門】だ・・・

(エリウッドの左側にニニアン出現)

[ニニアン](右、エリウッドの左側)
・・・・・・

[エリウッド]
どうしたんだ、ニニアン?
震えている。

[ニニアン]
・・・ここ
とても、怖いです。
何か・・・ 大きな力が・・・

(左にリンが出現)

[リン](左)
“特別な力”ね。

(リンの左側にヘクトルが出現)

[ヘクトル](左、リンの左側)
なんだ、そりゃ?


[リン]
ニニアンが持っている、
危険を少し前に察知する力のことよ。

記憶を失っても、力は健在みたいね。

[エリウッド]
ニニアン、
何か感じるのか?

(一瞬暗転)

(背景、遺跡)

[ニニアン](右)
・・・ここに
来ては・・・いけなかった。
わたしが、ここにいると
大変なことが・・・ ああっ!!

(ニニアンの右側にエリウッド出現)

[エリウッド](右、ニニアンの右側)
ニニアン!?
しっかりするんだ!

[ニニアン]
ここは ダメ・・・
わたしは・・・ わたしは・・・!!

[エリウッド]
錯乱している!
とりあえず、ここから
離れた方がいい!!

(音楽が消える)

[??](左、黒いウィンドウに白文字)
・・・そうはいかない。

(フィールドマップ、エフィデルがワープでエリウッドの上に出現、音楽が鳴る)

(背景、遺跡)

[エフィデル](左)
2度、逃げ出した小鳥が
再び戻ってきた・・・
今度こそは、逃がしません。

(エリウッドとニニアンの位置が入れ替わる)

[エリウッド](右、ニニアンの左側)
!!
お前は、誰だっ!?

(エフィデル、少し右へ移動)

[エフィデル](左)
お初にお目にかかります。
私は、エフィデルというとるにたらぬ者。
どうか、お見知りおきを。

(ニニアンが消え、ヘクトル出現)

[ヘクトル](右、エリウッドの右側)
貴様がエフィデルかっ!!
会いたかったぜ!

[エフィデル]
・・・勇ましいことで。
貴方のことは、もちろん
存じておりますよ。
オスティア侯弟、ヘクトル殿。

(ウィンドウ一度閉じる。ヘクトルが消え、リン登場)

[エフィデル]
そしてそちらは
キアランの姫、リンディス様。

[リン](右、エリウッドの右側)
・・・・・・

[エフィデル]
そういえば、森に置いておいた
贈り物・・・ お気に召しましたか?
赤毛の薄汚い女狐の死体・・・

(エリウッド、リンが消え、ヘクトル出現)

[ヘクトル](右)
貴様っ! そこを動くなっ!!
俺の手で始末してやるっ!

[エフィデル]
なるほど、
オスティアの間者でしたか。
ご安心なさい、苦しまずに
逝きましたよ。 ・・・ただの一撃で。

[ヘクトル]
くらえっ!!

(武器を振る音と共にヘクトルが左へ、と同時にエフィデルが消える)

(エリウッドが右に出現)

[エリウッド](右)
消えた!?

(フィールドマップ、エフィデルがエリウッドの上からニニアンの横へワープ)

(背景、遺跡)

[ニニアン](右)
やっ!?

[エフィデル](右、ニニアンの右側)
この娘は、我が主の
儀式に必要なのです。

(左にエリウッドが出現)

[エリウッド](左)
ニニアン!!

[ニニアン]
エリウッドさまっ!

(小さく上下)

いや、離してっ

(フィールドマップ、エフィデルがニニアンをワープで連れ去り、その場所へリンが移動)

(背景、フィールドマップ)

[リン](左)
消えた・・・

(リンの左側にヘクトル出現)

[ヘクトル](左、リンの左側)
畜生っ!!

(フィールドマップ、画面が斜め右上にスクロールしエフィデルとニニアンがワープで出現)

(背景、遺跡)

[ダーレン](左)
エフィデル殿!
娘は、戻りましたかな!?

(エフィデルの右側に目を閉じたニニアンが出現)

[エフィデル](右)
このとおり・・・

[ダーレン]
おおっ! では
とうとう儀式が!!

[エフィデル]
ええ。 ただし、例のネズミどもが
そこまで来ています・・・
間もなく、この中に
進入してくるでしょう。

儀式までに、奴らの始末を・・・
お願いできますか?

(ダーレン、少し右に移動)

[ダーレン]
もちろんだ。
わしを誰だと思っておる!
ラウス侯ダーレンだ!
この世界を支配する者だ!!

[エフィデル]
では、おまかせします。

[ダーレン]
わしは世界の・・・ (小さく上下)
フハハハハハ

(ダーレンが消える)

[エフィデル]
・・・人とは
もろいものだな。

(フィールドマップ、エフィデルが遺跡の奥へ移動)

(遺跡深部、ネルガルとエルバートのところへエフィデルがやってくる。音楽が変わる)

(背景、竜の門)

[ネルガル](左)
ふっ よくやったぞ。
エフィデル。

では、儀式の用意にかかるか。

(エフィデルが消え、エルバート出現)

[エルバート](右)
ネルガル・・・!!

[ネルガル]
悔しいか? フェレ侯爵よ。

だが運命とは、あらかじめ
結末が定められたもの。
どれだけ悪あがきをしようとも、この娘は、
我が手に戻るよう定められておるのだよ。

[エルバート]
・・・息子は・・・
エリウッドはどうした!?

[ネルガル]
まだ生きている。
【黒い牙】の手にかかるのは
時間の問題だとしてもな。

(エルバートが少し左へ移動、ネルガルに近寄る)

[エルバート]
・・・ネルガル!
覚悟っ!!

[ネルガル]
!?

(エルバートの右側にジャファルが出現)

[ジャファル](右、エルバートの右側)
・・・

(刺す効果音)

[エルバート]
!!! グ・・・
グ・・・ハ・・・!!

[ネルガル]
・・・これは驚いたな。
いつの間に、いましめを?
くくく 人の忠告は素直に
聞いてはどうだ、フェレ侯よ。
運命に抗うことはできん。
無駄なことはやめておくがいい。

[エルバート]
・・・グ ・・・ググ

(エルバートが消える)

[ネルガル]
ジャファルよ、このまま
フェレ侯と娘を奥の間へ連れて行け。
私は儀式の支度に
取り掛かるとしよう。

[ジャファル]
・・・わかった。

(音楽が変わる)

(フィールドマップ、上からカムランがエリウッド達の方へ移動してくる)

(背景、遺跡)

[カムラン](左)
・・・待ちかねたぞ。
フェレ公子よ。

(エリウッドが右に出現)

[エリウッド](右)
父はどこだっ!?

[カムラン]
奥だ・・・この奥にいる。
だが、お前たちは会えないだろう・・・
たとえ、ここを突破できたとしても
奥の間への通路は、
ラウス侯によって守られている。

・・・あきらめないのか?
まぁ、たとえ、あきらめたとしても
今さら許してはやらぬがな。

(カムラン、左に移動し消える)

[カムラン](左、台詞のみ)
ふははははは

(フィールドマップ、カムランが守備位置に戻る)

■出撃準備完了後

※軍師がいる設定で、セインを出撃させている場合のみ

[セイン](右)
マーク殿!
いよいよ決戦の時だな。
ハウゼン様を害し、リンディス様を
泣かせた悪逆非道なラウス侯は・・・
このキアランの騎士
セインが倒してみせるぜ!

まかせてくれ!!

■敵軍1ターン目終了時

(フィールドマップ右上から盗賊が出現)

(背景、フィールドマップ)

[覆面の男](右)
おい、お前!
そこで何をしている!?

[盗賊?](左)
何してるとは
ごあいさつだなぁ?

オレのこと知らないなんて
お前、新入り?

[覆面の男]
え? あ・・・
ひと月まえから
【竜の門】の配属に・・・

[盗賊?]
だろうな。
オレはラガルト
聞いたことないかい?

[覆面の男]
ラガルト・・・?

!!
ま、まさか
【疾風】のラガルト!?
その実力は【四牙】に
次ぐとも言われる・・・?

[ラガルト]
そうそう
それだ。

[覆面の男]
し、失礼しました!!

[ラガルト]
いーよ、別に。

(覆面の男が消える)

[ラガルト]
・・・さてと。
持てるだけお宝とったら
【黒い牙】ともお別れだ。
沈む船に、いつまでも
乗ってる義理はないってね。

■会話(エリウッド→ラガルト(敵軍))

[ラガルト](左)
おやおや
これは珍客だ。
こんなところまで
わざわざご苦労さん。

[エリウッド](右)
!!
あなたは・・・?

[ラガルト]
んー・・・正しく言うなら、
元【黒い牙】かねえ?

[エリウッド]
【黒い牙】か!!

[ラガルト]
いや、だから“元”だって。
今はただのドロボウ。

[エリウッド]
? 敵ではないと言うのか?

[ラガルト]
そう、だからお互い
見なかったってことで。

(ラガルトが消える)

[エリウッド]
待ってくれ!

(ラガルト出現)

[ラガルト](左)
ん?

[エリウッド]
敵でないなら
力を貸してくれないか?

[ラガルト]
オレが?
お前に?

[エリウッド]
【黒い牙】のことを知りたいんだ

・・・頼みます。

[ラガルト]
驚いたな。
本気で【黒い牙】と戦う気か?

[エリウッド]
はい。

[ラガルト]
相手が義賊のブレンダンじゃなくて
ネルガルって気味の悪いヤツだとは・・・

[エリウッド]
分っています。

[ラガルト]
・・・いい度胸だ。気に入った!
だが、オレは
今の【黒い牙】のことは
ほとんど知らないがねぇ。
それでもいいってんなら。

[エリウッド]
ありがとう!
僕はエリウッドだ。

[ラガルト]
オレはラガルト。
ま、死なない程度に
協力させてもらうかな。

■会話(リン→ラガルト(敵軍))

[ラガルト](左)
おやおや
これは珍客だ。
こんなところまで
わざわざご苦労さん。

[リン](右)
!!
あなたは・・・
【黒い牙】ね!

[ラガルト]
んー・・・
正しく言うなら、
元、【黒い牙】かねえ?

[リン]
元・・・?

[ラガルト]
そ。今はただの
ドロボウ。

[リン]

敵じゃないって言うの?

[ラガルト]
そう、だからお互い
見なかったってことで。

(ラガルトが消える)

[リン]
待って!

(ラガルトが出現)

[ラガルト](左)
ん?

[リン]
敵でないのなら、
力を貸して。

[ラガルト]
オレが?
あんたに?

[リン]
【黒い牙】にいるのは
悪い人ばかりじゃない。
戦う以上
敵に容赦はしないけど
あなたから詳しい話が聞ければ、
無用な戦いを避けられるかも。

[ラガルト]
驚いたな。
本気でそんなこと
考えてんのか?

[リン]
この島で最初に戦った
ウハイ・・・
彼は悪い人間には
見えなかった。
戦わずにすむ相手だって
いるはずよ。

[ラガルト]
ふーん・・・
奴ならオレも知ってるがね。
相手が義賊の
ブレンダンじゃなくて
ネルガルって
気味の悪いヤツだとは・・・?

[リン]
知ってるわ。
私たちはその男を
倒しにきたの。

[ラガルト]
・・・いい度胸だ。
気に入った!
ただし、オレは
今の【黒い牙】のことは
ほとんど知らないがねぇ。
それでもいいってんなら。

[リン]
ありがとう!
私はリンよ

[ラガルト]
オレはラガルト。
ま、死なない程度に
協力させてもらうかな。

■ラガルト撃破時

[ラガルト](右)
あいつらにでも
会いに行くとするか・・・

■ダーレン初戦時

[ダーレン](左)
フハ・・・フハハハ!
世界を統べる王・・・
このダーレンに逆らうか!

※エリウッドで戦った場合

[エリウッド](右)
ダーレン!
お前の野望もここまでだ!!

[ダーレン](左)
フハハハハハ
貴様ごときに
このわしは倒せん!!

※ヘクトルで戦った場合

[ダーレン](左)
ほう・・・お前は
オスティア侯の・・・

[ヘクトル](右)
オスティアのことが
気に入らねぇのは勝手だが・・・
あんたのやり方は
我慢ならねぇっ!!

[ダーレン]
クククク・・・
もはやオスティアなど
眼中にないわい。
リキアでもない・・・
わしにふさわしいのは
世界だっ!

※リンで戦った場合

[リン](右)
あなたがダーレン?
・・・よくも、おじい様を!

[ダーレン](左)
?誰だ
お前は!?

[リン]
キアラン侯ハウゼンの
孫娘、リンディス!

[ダーレン]
おお、あの
おいぼれの孫娘か。
・・・あのジジィめ
わしに意見などしおって・・・!
いなくなって
せいせいしたわい。

[リン]
・・・斬る!

■ダーレン撃破時

[ダーレン](左)
血・・・?
これは・・・わしの血か?
エフィデル!
早く来ぬか!!
お前の主が・・・
・・・呼んでおるのだ!
わしは世界を・・・
統べる・・・王・・・ぞ・・・

■制圧後

(背景、遺跡)

[リン](左)
すでに・・・
正気じゃなかった。

(リンの左にヘクトルが出現)

[ヘクトル](左、リンの左側)
欲かいた奴の末路だ・・・
哀れなもんだな。

(右にエリウッドが出現)

[エリウッド](右)
・・・ダーレン殿。

[ヘクトル]
さあ! エリウッド、
感傷にひたってる場合じゃないぞ!

[リン]
おじさまが奥に!

[エリウッド]
・・・行こう!!

(フィールドマップ、遺跡の奥へ3人が移動、音楽が消える)

(背景、遺跡深部)

[エリウッド](右)
父上っ!

(エリウッド、少し左へ移動)

[エリウッド]
父上っっ!?
僕です! エリウッドですっ!!

(一度ウィンドウが閉じる)

[エリウッド]
父上ーーっ!!

(エリウッドの右にヘクトル出現)

[ヘクトル](右、エリウッドの右)
暗いな。
周りが見えねぇ・・・

[??](左)
・・・エ
エリウッド・・・

[エリウッド]
!!

(フィールドマップ、音楽が鳴り、エリウッド、ヘクトル、リンが階段中央へ移動)

(背景、遺跡深部)

(エリウッドが右側から左側へ移動)

[エリウッド](左、左向き)
父上っっ!
どちらにおられるのですかっ!?

(右にリンが出現)

[リン](右)
奥よ! エリウッド!!
奥の方から声がするわ!!

(フィールドマップ、階段の上へスクロール、エルバートが見える)

(背景、遺跡深部)

[エリウッド](右)
ああ! 父上っ!!

よくぞ・・・
よくぞご無事で・・・!!

[エルバート](左)
エリウッド・・・

(一度ウィンドウが閉じる)

[エルバート]
は! わ、わしのことはいい!
その娘を連れて・・・逃げろ!

(フィールドマップへ、曲が変わり、少し上にスクロール、門の前にニニアン)

(背景、遺跡深部)

[エリウッド](右)
ニニアン!?

[ニニアン](左、虚ろな目)
・・・・・・

(エリウッドの左にエルバートが出現)

[エルバート](右、エリウッドの左側)
その娘は・・・
【竜の門】を開くカギ・・・
ネルガルが気付く前に
・・・早く!

(エルバートが消え、エリウッドが少し左に移動)

[エリウッド]
ニニアン!
こっちへ! 逃げよう!

[ニニアン]
・・・・・・

(エリウッドの右にリンが出現)

[リン](右、エリウッドの右側)
様子がおかしいわ・・・
でも、ためらってる時間はない。

(リンが消え、ヘクトルがその場所に出現)

[ヘクトル](右、エリウッドの右側)
エリウッド!
親父さんは、俺が!!
お前は、ニニアンを!

[エリウッド]
わかった!

(フィールドマップ、ニニアンの方へエリウッドが移動、エルバートの横にヘクトルが移動)

(背景、遺跡深部)

[ヘクトル](左)
エルバート様!
ちょっと動かすけど、
我慢してください。

[エルバート](右)
ヘクトル・・・君も来てくれたのか。
・・・ありがとう。

[ヘクトル]
気にしないでください。
さっ、行きますよ!

(ヘクトル、エルバートが消え、右からリンが登場)

[リン](右)
エリウッド!
ヘクトル!!

(リン、少し左へ移動)

[リン]
早く! こっちへ!!

(一度ウィンドウが閉じる)

[リン]
!!

(フィールドマップ、階段途中にジャファルが出現、音楽が消える)

(背景、遺跡深部)

[ジャファル](左)
・・・・・・
ここは通さん。

(リン、少し右へ移動)

[リン](右)
いつの間に!?

[エルバート](右、リンの右から台詞のみ)
その男と戦っては
いかん!!

[リン]
えっ!?

(フィールドマップ、上にスクロール)

(背景、遺跡深部)

(右にエルバート、その右側にヘクトル)

[エルバート](右)
その男は・・・危険だ。
まともに戦っても勝ち目はない。

(エルバート、ヘクトルが消え、エリウッド出現)

[エリウッド](右)
父上、時間がないのです。
多少の危険は・・・

(右にエフィデル出現、音楽が鳴る)

[エフィデル](左)
・・・親の忠告には従うものですよ、
エリウッド殿。

[エリウッド]
エフィデル!!

[エフィデル]
この男は【黒い牙】でも
一流の使い手・・・
いまのあなたたちでは、たばになって
かかっても相手になりませんよ。

(エフィデルの左側にジャファル出現)

[エフィデル]
・・・ジャファル、よくやった。
ここはもういい。
ベルンに戻り、次の仕事に入れ。

[ジャファル](左、エフィデルの左)
・・・・・・

(ジャファルが消える)

(フィールドマップ、ジャファルが下の方へ走り去る)

(背景、遺跡深部)

[エフィデル](左)
さて、みなさん!
我が主からの招待です。
ここまであがいてきた
あなた方に敬意を表し、
今から、面白いものを
お見せするとのこと。

(エルバートが右側に出現)

[エルバート](右)
やめろ! 【竜】を呼び出しては
いかんのだっ!!

(エルバートの右側にエリウッドが出現)

[エリウッド](右、エルバートの右)
父上?
なんのことですか!?

[エフィデル]
・・・すぐに分かります。
あなたの父上の
命と引きかえにね!

(3人が消える)

(背景、赤黒い霧)

(画面が効果音と共に赤くフラッシュ)

[エルバート](右)
ぐわっ!
・・・がっ・・・がはっ・・・

(エルバートが目を閉じ、右側にエリウッド出現)

[エリウッド](右、エルバートの右)
父上っ! どうしたんです!?
父上っ!!!

(エリウッドが消え、ヘクトル出現)

[ヘクトル](右、エルバートの右)
エルバート様っ!
しっかりしてくれ!!

(左に虚ろな目のニニアン出現、ヘクトルが消え、エリウッド出現)

[エリウッド](右)
!?・・・ニニアン?

[ニニアン](左)
チ カ ラ
・・・チカラ・・・

(画面が効果音と共に赤くフラッシュ、音楽が消える)

[エルバート]
がはぁっ!!

(エルバートが消える)

[エリウッド]
父上っ!!

(赤黒い霧が薄く見えるフィールドマップ)

(上にスクロールしてネルガルにカーソル、音楽が鳴る)

(背景、中央にニニアンとネルガル、手前左にエリウッド、右に倒れこむエルバートとヘクトルの1枚絵)

[ネルガル]
さあ、ニニアン・・・
【竜の門】を開くのだ。

[ニニアン]
・・・モン
ヒラケ・・・イマ

(背景、フィールドマップ、竜の門が光り、地響きと共に画面が揺れ続ける)

[ネルガル](左)
いいぞ・・・ そのまま
【竜】をこちらへ・・・・・・

(ネルガルが消え、右にヘクトルが出現)

[ヘクトル](右)
うわっ! なんだ
この地響きはっ!!

(ヘクトルが消え、リンが出現)

[リン](右)
くっ! 立ってるのが
精一杯・・・!

(リンが消え、エリウッドが出現)

[エリウッド](右)
あの男がネルガル・・・?
いったい・・・
なにが起きるんだ!?

(背景、竜の門、竜の影が見える)

[ニニアン](左)
・・・オイデ
ヒノ・・・コ・・・タチ
ココニ・・・オイデ・・・

(画面がフラッシュ)

(背景、火竜の1枚絵、音楽が変わり、竜の咆哮)

[ヘクトル]
・・・嘘だろ?

[リン]
あ・・・
まさか・・・ そんな

[エリウッド]
あれは・・・ 本当に・・・・・・
太古の・・・【竜】なのか?

[ネルガル]
ハハハハハハ
いいぞ! 力を使い切れ!!
体中の力を出し尽くし
【竜】を呼び寄せるがいいっ!

[??]
・・・そんなこと!
絶対させないっ!!

(フィールドマップ、下からニルスが出現し、ニニアンの側へ移動)

(背景、竜の門)

[エフィデル](左)
何者っ!?

(一度ウィンドウが閉じ、右にニルスが出現)

[エフィデル]
・・・お前はっ!

(エフィデルが消え、リンが出現)

[リン](左)
ニルス!

(リンが消える)

[ニルス](右)
ニニアン!
目を覚ますんだ!!
あんな奴の
言いなりになっちゃダメだ!!

(左側にニニアンが出現)

[ニニアン](左)
・・・ニ・・・
・・・・・・ルス・・・

(ニニアンの左側にネルガルが出現)

[ネルガル](左、ニニアンの左)
・・・ニルスか、
今この時に・・・やっかいな!
くっ・・・ エフィデル!
やめさせろっ!!

(ネルガル、ニニアンが消え、エフィデル出現)

[エフィデル](左)
やめるんだ、ニルス!!
力が・・・暴走するぞっ!!!

(エフィデルが消える)

[ニルス]
ニニアンッ!!

(ニニアンが出現)

[ニニアン](左)
・・・・・・  (正気に戻る)
・・・ニルス?

[ニルス]
こっち! 早く!!

竜の実体が崩れるよっ
早くみんなも逃げて!!!

(背景、フィールドマップ、エリウッド達が下へ逃げ、音楽が消える)

[ネルガル](右)
・・・・・・

(ネルガル、ワープで消える)

(消えかけている火竜から炎が巻き起こる)

[エフィデル](左)
ヒッ・・・! やめろ・・・
くるんじゃない・・・っ!!
ネルガル様っ! ネルガル様っ!!
どうか・・・・・・!!!
ぐわぁぁぁぁぁあああっっっ!!!!!

(竜の咆哮と共にエフィデルと火竜が消える)

(地鳴りも収まり、竜の門が静まる)

(背景、遺跡深部)

[ヘクトル](右)
・・・なにが、起きたんだ?

(ヘクトルが消え、エリウッドが出現)

[エリウッド](右)
消え・・・た?

(フィールドマップ、ニルスの上にネルガルがワープで出現)

(背景、遺跡深部)

[ネルガル](左)
くっ・・・! 失敗か!!
おのれニルス!
お前さえ、
邪魔をしなければ・・・!

(ネルガル、少し右へ)

[ネルガル]
・・・来い!
お前たちっ!!

(ネルガルが消え、右にニニアン、ニルスが出現)

[ニニアン](右)
! いや!!

[ニルス](右、ニニアンの右)
いやだっ!
絶対に行かない!!

(ニニアン、ニルスが消え、エリウッドが出現)

[エリウッド](右)
ニニアン! ニルス!!

(フィールドマップ、右からエルバートがネルガルにぶつかり、効果音と共に赤く画面がフラッシュ)

(背景、遺跡深部)

[ネルガル](右)
!!

(ネルガルの右にエルバート出現)

[エルバート](右、ネルガルの右)
そうは・・・させんっ!

[ネルガル]
な・・・!?

(ネルガル、一度消え左から出現)

[ネルガル](左)
・・・ばかな・・・
この私が、貴様ごときに・・・・・・

[エルバート]
・・・言ったはずだ。
お前の・・・好きには
させんと・・・・・・

[ネルガル]
・・・こ・・・の
死にぞこない・・・め。
ぐっ・・・!!

(フィールドマップ、ネルガルが消え、エルバートをエリウッド達が囲む)

(背景、遺跡深部)

[エリウッド](右)
父上!!

(音楽が鳴る)

[エルバート](左)
・・・エリウッド
油断するな・・・
奴は
また現れるぞ・・・


[エリウッド]
はい、でも
今は・・・この島から脱出し・・・
リキアへ戻りましょう。

[エルバート]
わしは・・・もうだめだ。
・・・エリウッド
後のことは・・・ 頼む。

[エリウッド]
しっかりして下さい!
フェレで、母上が・・・
父上を待っているんです!

[エリウッド]
ふ・・・ エレノアか
また、怒られそうだ・・・

(目を閉じる)

エリウッド・・・
母さんに・・・
すまない・・・と・・・・・・
・・・ ・・・・

(エルバートが消え、エリウッドが小さく上下)

[エリウッド]
!! 父上っ!?

(背景、エルバートを抱きかかえて泣くエリウッドの1枚絵)

[エリウッド]
いやだ・・・
死なないでください・・・

(ウィンドウ一度閉じる)

[エリウッド]
父上・・・ どうか
・・・目をあけて・・・・・・

(ウィンドウ一度閉じる)

(背景、暗転)

[エリウッド]
父上ーーーーーっ!!!!

Thanks!!

本文を提供してくださった、山井寿章さん


目次へ