コラム

FE・TCG公認講習会レポート


FE・TCGについて

猛暑のさなかにある大阪で全国…、いや世界で最初に行なわれた、「FE・TCG」の公認(先行)講習会(2001年7月28日開催)へ行ってまいりましたので、その様子を皆さんにお伝えしたいと思います。

まず、「FE・TCG」とは、NTT出版から8月3日に発売される「ファイアーエムブレム・トレーディングカード」のことで、すでに公式サイトでは、カードの種類をはじめ、詳細なルールも掲載されています。

発売までの経緯

簡単に説明すると、最初に登場したのは1999年1月発行の「ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 TREASURE」(NTT出版)に添付されていたアンケートハガキで、葉書を送った人の中から抽選で100名に「ファイアーエムブレム・オリジナル・レア・トレーディングカード」が当たる!というものでした。ひょっとしてトレーディングカードの発売が密かに計画されているのかも?と期待したものです。

しばらく何の音沙汰もない日が続きましたが、2001年に入ってから公式サイトが本格的に更新され、カードゲームショップなどでチラシが配られはじめ、6月初めには「げーむぎゃざ7月号」(ホビージャパン)に広告が、そして7月発売の同誌8月号に簡単なルールの説明やカードの紹介が出ました。

そしていよいよ、7月28日、関西の講習会で初お目見え、29日には関東のJAFCONで、以降も各地でイベントが行なわれることが決定し、8月3日から全国のショップで発売される運びとなりました。

発売されるまでが長かっただけに、気になっている人も多いはず。ゆるりと読み進めてください。

開店、そして衝撃の発表が!

では早速、当日の模様をお伝えしたいと思います。

場所は大阪の有名カードゲームショップ、「パンゲア」さん。朝10時開場だったので、蝉の鳴くなか電車を乗り継いで急いでショップへ向かい、なんとかシャッターが開く直前に着きました(苦笑)

定員が64人まで、まして「ファイアーエムブレムのカードゲーム」なので、満員で入れないのではないかと不安だったのですが、実際に集まったのは20〜30人程度でした。イベント自体があまり知られてなかったか、明日の「先行発売」目当てでわざわざ関東まで行ったのかと思われます。

…『わざわざ』。そう、勘のいい人は分かると思います。なんと、会場でトレカの先行発売が行なわれました。予想外の発表に驚き、とりあえずはスターターキット(1,500円)ほかを購入。3000円以上購入した人には、プロモカードP001(絵柄は公式サイトを参照)がもれなくプレゼントされるとあって、ほとんどの方がスターターキットをいくつか買われていました。

しかし、買ったはいいものの、自分はこの手のゲームに関してまったくの初心者で、Magicの存在を日本で流行りだす前にちょっとだけ知っていた程度です。

肝心の講習会は昼1時からとのことで少し間が空いてしまったため、会場で質問を受け付けておられたスタッフの方に「初心者なんですけど…」と言って、いろいろと教えてもらいました。しかも、多少慣れておいたほうがいいかも知れないということで、お忙しい中、講習会の前に個人プレ講習会をやって頂きました。親切なスタッフの方のおかげで、まったくの初心者でもおおよそのルールは掴めました。

講習会

説明を受けてカードを眺めていたら、あっというまに時間が過ぎ、いつしか講習会が始まりました。声の大きい元気なお兄さん(笑)がカードを拡大したボードを使って、ルールを説明されたあと、実際にサンプルデッキを用いた対戦で、ゲームの流れを体験するといったこともしました。

会場に来ていた人は、見たところある程度カードゲームに通じた人ばかりだったようですが、自分を含めて少数の初心者の為に分かりやすく説明してもらえたので助かりました。ただやはり、ターンの移り変わりやカードの種類に関しては、あらかじめ公式サイトを見るなどして事前に調べておいたほうが良さそうです。

講習会が終わった後、スタッフの方にいくつか『FE的な質問』を投げかけてみました。問答の概略を掲載しますので、参考にどうぞ。

≪Q1.反撃の優位性≫

──こちらから攻撃を仕掛ける場合は自分の「気力」を消費しますが、反撃の際には減らないので、「反撃」のほうが有利じゃないですか?

『反撃がちょっと有利なのは、原作を忠実に反映した結果です(笑) その辺については、これからいろいろと追求されていくと思います。』

──なるほど一見そうみえるだけで、そこから生まれる奥深い戦略があるわけですか。

≪Q2.複数のダンサー≫

──ダンサー(踊り子)をたくさん出撃させたらヤバくないですか?親世代・子世代3人とも出撃させれば…。

『一応、アリです。ただ、ドッペルゲンガーみたいに同じ名前のユニットを複数出すことはできないので、たやすく出すことはできないと思います。また、3人も出撃させて体制を整えるまでにターンが掛かりすぎて大変です。』

──実演して頂いたら、最低でも6ターン掛かってしまうことが判明(苦笑) 確かにこれじゃあ…。聞けば聞くほど、ゲームバランスについても抜かりなく練られているんだなぁ…と痛感させられました。

ミニ大会

3時から始まった、ミニ大会。「サンプルデッキ」(実際に売られているものとは違い、結構弱い(苦笑))を貸し出してもらえるとのことで、デッキの作り方が分からない自分はそれを使って大会に参加することにしました。事前に公式サイトで告知されていましたが、この大会で上位入りするとプロモカードP004がもらえます。

大会は4つのテーブルに6人もしくは8人ずつ分かれて、勝敗数を競い、そのテーブルの中だけで上位半分以上に残れれば勝ちというルールで、合計3回、戦いました。点数は勝ちが3点、引き分けが1点、負けが0点です。また、人数の関係で「不戦勝」というのもまれにありました。

先ほども書きましたが、来ている人はさすがに詳しい人が多いようで、1勝2敗(しかもその1勝は不戦勝…)という散々な成績に終わり、8人中7位でした。あまりに早く決着がついてしまったため(苦笑)、対戦相手の人から「サンプルデッキ」に対する評価や弱点をたっぷり教わりました。有難うございます(^^;

確かにFEがもとにはなっているのですが、やはり細かな部分でルールが違っていたり、特にターンの概念がゲーム上のそれとは全く異なるため、どちらかというと他のカードゲームに関する知識の方が役に立つのかも知れません。でも、やっぱりプレイしている最中に『FEっぽいなぁ』と思えるところがうまいですね(笑)

余談ですが、「サンプルデッキ」に含まれる、「突撃」のカードは製品版と内容が異なります。また、ミデェールが女性扱いになっていたりしました(笑) 見る機会のある人は確かめてみてください。ただ、これは持って帰れません。ちゃんと回収されますんで、目に焼き付けて帰りましょう。

感想

まだあまりやりこんでいないので、どうこう批評するわけにもいかないのですが、とりあえず言えることは、「初心者でもルールブックに目を通せば、わりと仕組みを理解しやすい」、「初めは分かりにくいターンの進行表が、スターターキットに同梱されているのは嬉しい」、「ゲームをやりこんでいれば、3すくみの関係や弓→飛行系の特攻が反射的に分かるのでやや優位か(もし覚えていなくても、カードにきちんと書かれているので大丈夫)」という点です。これは評価できます。逆に残念だった点は、「スターターキットよ、もっとペガサスナイトを入れてくれ」…(泣)

とにかく物凄く面白かったです。スターターキット1つだけもそこそこ遊べるので、とりあえずこれを買ってみて、ルールを覚えながら実際にやってみるのが良いかも知れません。

ちょっとだけ

えーと今回、スタッフの方から、ほんのちょこっとだけご意見を賜ってまいりました。正式なインタビューではなく、会話をかいつまんでまとめたものなので、その辺をあらかじめご了解おきください。

──公式サイトはこれからも更新されるのですか?

『カードやイベントについての情報を公開していく予定です。』

──これは期待大です。毎日チェックして、見逃さないようにしましょう。

『FEには女性ファンも多いということなので、女性の方にも是非プレイして欲しいなと思います。』

──「FE・TCG」第一弾の「聖戦の系譜」は特にそうだと思います。会場にも女性の方がいらっしゃいましたし、この機会に初めての方も是非。

『そうなれば、女性だけの大会ってのも…』

──実現するかどうかは分かりませんけど、それくらい広まると良いですね。

あと、先行発売により、皆さんよりいち早くトレーディングカードを手にしたわけで、できることなら早速詳細なデータをここで大々的に公開、データベースを作って、皆さんと力を合わせて即完成!といきたいところなのですが、『できれば8月3日まで、カードのデータに関して公開するのは控えて欲しい』とスタッフの方に言われました。理由は、『今日手に入ったのは、あくまで一部の人だけだから』とのこと。ユーザ思いなんですねぇ(笑) ということで、スタッフの方々の心遣いを無にしないためにも、まだ公開はやめておきます。イベントに行かれる方も、発売日まで待たれる方も、カードの内容は自分の目で確かめてくださいね。


■ 最終更新日
2001/07/28
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